エドガー・アラン・ポー PART1

1 ：2012/10/07 〜 最終レス ：2013/04/21

今年はポーの映画が2作も公開されたことだし立ててみました
っていうかなんでこの人のスレがない？
19世紀の作家だけど今読んでもなかなか刺激的
後世に与えた影響も多大だしね

2 ：

ポーがいなかったら
ボードレール
マラルメ
ヴァレリー
はいなかったかも知れない

3 ：

最近創元推理文庫の全集買って少しずつ読んでますお

4 ：

ウィリアム・ウイルソン

5 ：

ﾊﾟｰﾄｽﾚになる気満々ですね。

6 ：

アル中で早世したのも魅力的

7 ：

短編すべて読み終わったらユリイカ読む予定

8 ：

>>5
まぁゆっくりゆっくりです
2になるのは10年後くらいかな

9 ：

>>2
そいつらだけじゃなくナボコフまでポーを崇めてるの知って驚いた

10 ：

岩波や新潮、ちくまの新訳をいくつか買いましたがまだ読んでいません。
ほとんどは創元や河出で読みました。
ところで、ｴﾄﾞｶﾞｰ賞の話題はここでいいのかしら。

11 ：

いいよ
やろうやろう

12 ：

>>10
ちくまのは松井冬子の表紙画が異様な雰囲気出てて良かったな

13 ：

自分もユリイカ積読してるけど、あまり評判はよろしくないのかしらん

14 ：

何年か前に買ってほったらかしにしていたガストン・バシュラールの『火の精神分析』を
つい1週間前に読み始めたらポーについての言及があったよ

15 ：

ヴァルドマール氏の死の真相とかヤヴァイね

16 ：

ポーの一族

17 ：

ポーの映画が今年二本も上映されるなんて、ちーとも知らなかったわ〜
「推理作家ポー最後の五日間」と「ザ・レイヴン」か。

18 ：

>>17
コッポラ監督の『ヴァージニア』も

19 ：

tes

20 ：

乱歩好きの俺も来ましたよ

21 ：

>>18
え、それを含めれば三本じゃないか。　ちょっとしたポーブームだな。
ポーの生誕二百周年をむかえたのは、三年前の2009年だったようだが。

22 ：

『陥穽と振子』とか今読んでも凄ぇって思う

23 ：

18歳ごろに「黒猫」読んで衝撃受けて強く惹かれたけど
その頃はまだボードレールやランボーなどのフランス象徴派の詩人や
シュルレアリスムやバタイユにハマっていたのでそれ以上ポーはなんとなく読むことなく20年間ここまで来て
つい先頃ちくま文庫の松井冬子の表紙に惹かれて短篇集買って読んだらハマった
ポーに関する研究書や批評書なども買って少しずつ読んでる

24 ：

閉所恐怖症の俺は「早すぎた埋葬」に限らず、
ポーの小説を読んでるとだんだん息苦しくなってくる

25 ：

Amazonで検索してたら
鴉を肩に乗せたポーのフィギュアがあって思わずポチってしまったｗ

26 ：

一人で推理小説生み出して一人で暗号小説も生み出して詩も書いて
天才なんじゃないかと思う

27 ：

でもポーの推理系短編ははっきり言って稚拙

28 ：

でもアル中でしょ？

29 ：

ちなみに暗号のはかなり評価低い
暗号というほどの暗号でもないし

30 ：

まあエンターテイメント的作品がほとんどだな
全体的に完成度は低いけど、それなりには楽しめる

31 ：

>>27
おいおい
推理小説の始祖だぞ
発明の時点でものすごい複雑なもの作れるわけないじゃん

32 ：

「大鴉」は翻訳不可能と萩原朔太郎がいったそうだが、ネット時代では
その翻訳不可能性が簡単に確かめられる。いい時代になったもんだｗ

33 ：

こう言ったら元も子もなくなるけど
詩そのものが翻訳不可能なジャンルだしな

34 ：

>>31
まあ始祖といえば始祖だけどね
推理小説というジャンルをつくったのはポーに違いないけど、作中に推理的なものを
織り交ぜていた作品なんかはポー以前に他にいくらでもあった
推理を全面に押し出したのがポーってだけでね
その上でポーの作品内容自体を評価すると、ちょっと稚拙かなってこと

35 ：

>>33
だったら上田敏って超天才じゃね？

36 ：

メエルシュトレェムとか黄金虫の情景の浮かびっぷりに舌をまく
特に黄金虫は前半と後半の構成の妙も好きだな

37 ：

ハンスプファールの冒険とかよくあんなの書けたよなあ
俺もポーの多岐に渡る小説群の中で推理小説だけはあまり惹かれないんだよなー

38 ：

ジョジョの荒木飛呂彦はポーのネタかなり使ってるみたいね

39 ：

>>35
ヴェルレーヌだっけ？

40 ：

海潮音？

41 ：

　　　　　　　　　　　　　　 ,, -―-、　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　／　　　　 ヽ　　　
　　　　　　　／￣￣／　　／i⌒ヽ､|　　　　NEVERMORE　！！！！
　　　　　　/　　（゜）/　　 ／　/　　 　　　　　　　
　　　　　/　　　　 ト､.,../　,ー-､　　　　　 　
　　　　=彳　　　　　 ＼＼‘ﾟ。､｀ ヽ。、ｏ　 　
　　　　/ 　 　　　　　　　＼＼ﾟ。､。、ｏ
　　　/　　　　　　　　　/⌒ ヽ ヽU　　ｏ
　　 /　　　　　　　　　│　　　`ヽU　∴ｌ
　　│　　　　　　　　　│　　　　　U　：l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|：!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｕ

42 ：

>>17
「推理作家ポー最後の五日間」と「ザ・レイヴン」は同一映画じゃないのか。仰々しい邦題をつけてるだけで。
http://www.imdb.com/title/tt1486192/
大分前の映画だが、コーエンの「レディ・キラーズ」もポーオマージュはやってるな。

43 ：

ポーの死については謎に包まれてるんだよね

44 ：

ももひき選挙の影武者役として使われたというのが通説ですかね。

45 ：

>>42
あ、そうなんだ。タイトルが全然違うから、別の映画だろうって
うっかり早とちりしたわ。　さんきゅｗ

46 ：

>>22『陥穽と振子』はいいね！意識の分析は凄い。
個人的には八木敏雄訳（岩波文庫）の文体はお薦め。「アッシャー家の崩壊」冒頭なんて感動的名訳！

47 ：

>>スレ昔はあったよ
1は命日にたてたのか、たまたまか

48 ：

>>47
マジだ・・・いやまったく意識せずに立てた
つうか命日なんて覚えてないし・・・
なんか因縁めいたものを感じてしまうなあw
まるでポーのゴシック小説みたいなちょっとした戦慄を味わったわw
これはバカげたことだけど俺もポーと同じく40くらいで死んでもいいかな・・・って常々思ってたりするので
ちなみに俺の誕生日は10/14で今好きな女の子の誕生日は10/21だ（これは関係ないか）

49 ：

ホーソンやメルヴィルと共に、初期アメリカ文学に深みを与えた功労者。

50 ：

今日仕事行き帰りの電車で『眼鏡』読んだ
1/3あたりでオチはだいたい読めたが電車内で笑いを抑えきれなかったw

51 ：

ｱｯｼｬｰ家は、ｼｭﾜﾝｸﾏｲｴﾙの短編ｱﾆﾒもお奨めです。

52 ：

ポーの短編を読んでいると時々
ボードレールがいかにポーから強い影響を受けたか如実にわかる

53 ：

アッシャー家は読んでるときはそうでもないけど
読んでしばらく経ってからジワジワくる

54 ：

アッシャー家が好きなら、
ロバート・Ｒ・マキャモン『アッシャー家の弔鐘』も面白く読めるはず。
原作の短い記述を、よくぞここまでふくらましたもんだと感心すること必至。

55 ：

レイ・ブラッドベリもアッシャー家の崩壊のパロディを書いてたよね。

56 ：

ポー自身がパロディストでもあったからな

57 ：

「ウィリアム・ウィルソン」のイカサマがバレる瞬間の描写がたまらない

58 ：

ボードレールの仏訳って、ネットで読める？

59 ：

何だよ？ボードレールの仏訳って

60 ：

ボードレールによるポーの仏訳って意味でしょう。

61 ：

芦屋家の崩壊ってのも有るぞ。
津原泰三だから、おもしろいかもしれん。

62 ：

同じタイトルで永井豪のマンガがあったな

63 ：

創元推理文庫の全集1と3読み終わった
次は4行く

64 ：

2は飛ばすわけですね。

65 ：

ゴードンピムがあるからね
長いのは最後に行く
最後の最後はユリイカも入ってる「詩と詩論」だけど

66 ：

「詩と詩論」よりも長篇小説の方を優先させる、と。

67 ：

小林秀雄がポオのこと書いてたがあれはなんだ？
常識ということをテーマにしておったが・・・

68 ：

考えるヒント１、メルツェルの将棋差しについてだね
機械に将棋が指せる訳ないだろ、の結論は今や過去の話

69 ：

>>1
誕生日おめでとー

70 ：

>>69
（＾ω＾ ；）

71 ：

メルツェルの将棋差しをメルツェルのチェスプレイヤーと訳したら、
機械人形の不気味さが出ない。
　
いくつも翻訳がある中から、読者が選べるところが古典のアドバンテージだな。

72 ：

メルツェルのチェスプレイヤーだとスタイリッシュでクールなヒゲのイケメンなイメージ

73 ：

この詩は、なんかいでもよみたくなる。
Edgar Allan Poe "Alone"
http://poetry.hix05.com/Poe/poe03.alone.html

74 ：

俺は散文詩のような Silence - A Fable がお気に入り
http://classiclit.about.com/library/bl-etexts/eapoe/bl-eapoe-silence.htm

75 ：

>>74
ほう、いい散文詩だね。これから、じっくり味読させてもらいます。
それにしても、こういう味わい深い文章を、たとえば朗読してもらって、
よこから一回聞いただけで感動できるくらいの英語力が欲しいもんだ。

76 ：

「不条理の天使」もある種の小説ジャンルの原型のような気がする

77 ：

1809年生まれで、島津斉彬や横井小楠などと同い年！
死んだのが1849年。ぺーリーの来航が1853年かぁ

78 ：

どうりで、彼の書く英文が古めかしいはずだ。
現代の小説を読むような速度で読むと、
ちんぷんかんぷんになる。

79 ：

創元の翻訳って、読みやすい？

80 ：

The Raven (大鴉) を読んだり、Youtube で朗読を聞いたりして、
俺は今日、ふと思った。
ここに出てくるカラスは、おそらくポーが考える神の姿じゃないか？
人間がいくら問いを発しても、神は Nevermore に似たような、
意味不明の言葉を繰り返すばかり。
そして神は、神々しくなんかなく、
むしろカラスのように不気味。

81 ：

英詩についてのスレが見つからない。誰か、そのスレを立ててくれないかな。

82 ：

>>79
訳者は何人もいるから一概には言えないけど
特に読みにくいってことはないと思う
>>80
なかなか興味深い説ですな

83 ：

短編すべて読み終わったら
ポー傑作ベスト10を書き出したいと思う

84 ：

「アッシャー」「メエルストロム〜」は佐々木直次郎訳が好き。

85 ：

ポーは「The Raven」で、その大鴉を「凶兆の存在」、「悪魔の囁き」として、あえて明らかに暗喩している。
冒頭の「太古の神話」「大昔の物語」という表現などからも、旧約聖書やギリシャ神話やローマ神話などに出てくる「大鴉」を暗示しているものと言える。
又、その神話中の大鴉を、当時、結核を患って今にも息を引き取ろうとしてたポーの若妻ヴァージニアの貞操の喪失に関連付けていることも明らかに読み取れる。
ポーはその若妻の結核の症状の重篤さ、大罪を、オウィディウスの「変身物語」に出てくる「黒く塗り替えられた白い大鴉」の存在に投影している。
そうして、ポーがその「大鴉」を書いたおよそ二年後にヴァージニアは息を引き取ることになる。

86 ：

「寒々しい12月」などという表現にも「北欧神話」のそれを暗示していることが明らかに窺える。

87 ：

ポーの世界観や人生観のことをよく知ってるわけじゃないけど、
悪魔と神とを同一視しているいうに僕には思える。
少なくとも、僕にとっては神と悪魔は同一人物なんだ。
だから、僕にはこの大鴉が悪魔であり神でもあるんだ。

88 ：

英詩を鑑賞するスレ
http://toro.2ch.net/book/index.html#1

89 ：

ポーの生きていた時代にウィリアム･ウィルソンみたいなドッペルゲンガーもの書いてた小説家っているの？

90 ：

いやあれを「ドッペルゲンガー」ものと規定してしまうのは
あの小説のある種の豊かさをむやみに縮減させてしまってよくないんだけどさ

91 ：

ウィリアムウィルソンはどう読んでもポーの中のポー自身
肉体と精神の葛藤、善悪の問答、良いポー悪いポー
冒頭のチェインバリンの引用だけでもわかりそうなもんだがな
＞「それをなんと言うのだ？　わが道に立つかの妖怪、恐ろしき良心とは？」ーー佐々木長次郎訳

92 ：

もちろん「ドッペルゲンガー」と言ったのはそういった意味も含めてのことです

93 ：

ドッペルゲンガーなんかとは全然異なる
ドッペルゲンガーというのは外界世界での容姿の完全一致のことをそう呼んでるだけだし
「ウィリアムウィルソン」の自分の内なる良心などはまったく関係がない

94 ：

ドッペルゲンガーって内なるもう一人の自分の外化の幻視という説もあるから関係なくもないよ全然

95 ：

ドッペルゲンガーにそんな説はないぞ
あるならその説のソースを出せよ
つか、こじつけにだいぶ無理があるぞw
誤りは誤りとしてはっきりと認めることができないと、なにも成長できないぞおまえは

96 ：

「アッシャー」とかの怪奇物や、「モルグ街」のミステリばかり言われるけど
「実業家」とかのバカ小説が凄い好きで一流だと思うんだけど

97 ：

>>95
なにかで読んだ記憶はあるけど思い出せないから
安易だけど、はい、とりあえずこれ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%83%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC
つかなんでそんなにいきり立ってるの(ﾟдﾟ )？

98 ：

いや、こじつけ具合があまりにバカげていてアレだったからさ、つい激昂しちゃったよ
わざわざウィリアムウィルソンの存在をドッペルゲンガーなんかに当て嵌めて、まったく見当違いなつまらない解釈をする必要性自体がないんだからさ
どう読んでも作品内容的にドッペルゲンガーなんかには当て嵌まりようがないし、一体こいつはなにを言ってるんだって話になるだろ

99 ：

いま流し読みしてきたけど、どこにもそんな説のことなんか書いてないようだが、。
その説のとこをコピペしてくれ

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