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笠原和夫


1 :04/05/06 〜 最終レス :2013/08/29
この名脚本家を語ろう

2 :
おお笠原スレ、俺も立てようと思ってたヨ。。。
「【破滅の美学】脚本家・笠原和夫の世界【昭和の劇】」なんて。
>>1さん!もっと書きたくなるように煽ってくれい!

3 :
笠原氏は映画ももちろん凄いけど「映画はやくざなり」(新潮社)などの
著作も物凄く面白いです、必見!

4 :
「昭和の劇」と「骨法十ヶ条」はクリエーター必読の出来だろう。
骨太な構成と情念に満ちた登場人物が繰り広げるドラマがたまらない。
戦争娯楽映画と見せかけて実は反天皇、反戦思想を織り込んでいる「ニ百三高地」
「大日本帝国」の二枚腰のしたたかさもさることながら、暴力団を舞台にしながら、ある種の
青春群像と戦後史を描いた「仁義なき戦い」も勿論必見だ。
>>2
こんなとこでいいかな?

5 :
役を降りるという文太に、
「なんやと!役者できん顔にしたろか」って言ったのは本当なんですかね。
これじゃあ「笠原はやくざなり」ですよ。

6 :
待ちかねたスレですね。1さんアリガト。
映画はシナリオ、ということを証明してみせた人。
しかもさまざまな制限のあるプログラムピクチャーで。
いつぞやテレビの深夜枠で流れた「県警対組織暴力」には参った。
邦画嫌いな友人に教えてやったら「あれ凄いね」と絶句していた。

7 :
最近、「ニ百三高地」 「大日本帝国」見たんだけど、舛田の演出はいまいち、笠原の脚本には
合ってないと思うな。
笠原の情念をうまく映像にしてないと思う。表面的というか妙にこぎれいな画面にするというか。
山下耕作の映画が見たいんだが、近所のレンタル屋に置いてない……

8 :
笠原は実際起こった抗争事件の記録を調べたり、当時を知る生き残りの老体方に専
門用語とかを教わって時代背景に即したシナリオづくりをしてたそうだが、願わく
ば「ラストサムライ」の脚本をやって欲しかった。

9 :
笠原和夫と言えば「宇宙……( イエ何も。

10 :
そりゃもちろん笠原作品とて、全部いいわけはないですよ。

11 :
こないだ紀伊国屋で「昭和の劇」探したけど、品切れ中だった。
店員「売れてるんですよね〜」
しかたないので、Amazonで買おうかな。

12 :
>>9
宇宙からのメッセージは笠原脚本じゃないよ。

13 :
宇宙戦艦ヤマト 完結編 といいたかったんだよ、きっと。

14 :
宇宙戦艦ヤマトで笠原を代表させるなよ!
誰も知らないぜ!
アニメじゃないか!!!!!

15 :
>>13
ありがとう。

16 :
土建屋893の息子で若い頃は雑誌記者やってた「キツネ目の男」宮崎学が
笠原のことを高く評価してたのが印象的だった。取材の徹底振りとかが
気に入ったのかな?

17 :
小川薫と一緒に株主総会まで見学しちゃう人だからね。
シナリオに迫力があるはずだ。


18 :
先生、てっぺんにいてつかわさい。

19 :
age

20 :
「愛・旅立ち」が観たい

21 :
>>20
東映チャンネルでやってます。
「愛・旅立ち」
特記事項ワイド版
制作年度1985
放送日時04年5月1日(土)9:45-12:00 11日(火)13:45-16:00 16日(日)14:15-16:30 26日(水)12:00-14:15
監督舛田利雄
脚本笠原和夫/舛田利雄
出演近藤真彦/中森明菜/丹波哲郎/勝野洋/萩尾みどり/レオナルド熊/北林谷栄/高樹沙耶/吉行和子
内容 近藤真彦と中森明菜の初共演で話題になった青春メロドラマ。
劇中砂浜で歌うふたりの姿が印象的である。
交通事故で友を死なせてしまい、生きていくことに望みを失った青年・誠。
不治の病におかされ、死の恐怖におびえる薄幸の美少女・ユキ。
運命の糸に引き寄せられた二人は、たちまち恋に落ちる。
燃え上がる愛の力は奇跡を呼び起こし、一度は力尽きたユキを死の世界から救い出すのだが…。
上映時間
(分)127

22 :
しかし丹波は何にでも出ますな

23 :
「愛旅立ち」見に行ったなあ、
というより「うる星やつら3」の同時上映だったんだよ

24 :
巻物は残ってるのかね?

25 :
>>22
あの人は「貴方が必要なんです!」と言われたら大抵の仕事は断らないらしい。
香港映画の「力王」に出てたのには心底驚いたw

26 :
>>22
丹波さんは助監督から監督に昇進する人の作品には出演してあげる
そうですね。助監督時代に世話になったお礼ということで。
だから、どうしようもない映画にも名を連ねる事があるみたいです。
スレ違いですね

27 :
舛田利雄と組んでから、変な(っていうのもなんだが)作品を手がけるようになった。

28 :
ラストサムライのシナリオを笠原が書いてたらどんなもんだろうか?

29 :
とりあえず
捕まったトムが牢屋でKENにアンコ掘られるな。
福本は「なんじゃああああ」とか言いながら画面の隅で即死。
もちろん原田眞人とソリが合わないので、降板させる。代わりに新吾チョメチョメ。
天皇は設定無視で文太がやる。

30 :
陛下、お先に参ります、とトムが御前で切腹せねば。

31 :
「映画はやくざなり」買ったよー。非常に面白かった。
深作監督とあの世でも映画を撮っているのだろうか……

32 :
リリカルなのがほんとの作風だっていってたから、深作とはやってないんじゃないの?
なくなった監督でリリカルな作風で、笠原と逢いそうな監督……だれかいるかな?

33 :
そりゃ、マキノ正博でしょ。
ところで澤井信一郎との仲はどうだったんだろうね。
「福沢諭吉」一緒にやってるけれども

34 :
>>33
あんまりよくなかった
「ドラマはいらない」って澤井が言って、笠原が怒った

35 :
熱望してたけど、実際に大島と組んだらどうなってたかな?

36 :
最終作は三国志なんだね。アニメだけど。
オーディーンとかじゃなくてよかったw

37 :
最終作は福沢諭吉

38 :
公開時期が違うのかな?
でも実際に最後に書いて、映画になったのは福沢

39 :
深作欣二も山下耕作も笠原と別れてからは傑作無し。
笠原和夫、偉大なり!

40 :
まあその逆もやや言える気もするけどね

41 :
個人的に組んでほしかった監督は、増村保造・岡本喜八・今村昌平・神代辰巳

42 :
悪口言いながらも山本薩夫にはシンパシーを感じていたみたいね。
加藤泰とも組めたのだから、共産党ものとかで組んでもらいたかったなあ。
深作との「実録・日本共産党」の準備の同時期、山本もスパイMの映画化を企画していたんだよね。

43 :
>>42
「実録・共産党」はシナリオとか公開されてるのでしょうか?
すんごく読んでみたいなぁ・・・

44 :
「実録・共産党」がどこをどうすれば「いつかギラギラする日」
になったんだかわからんよ。

45 :
「実録・共産党」て御大の作品の中でも一番過激な作品だよね。
「昭和の劇」でも語ってたけど、かなり力入れて作った作品だし
ヤバくて書けなかった事もいっぱいあるとか。
題材が共産党だけにメチャクチャ読んでみたいな。

46 :
映画芸術2003年春号 第403号
特集 笠原和夫と深作欣二 残侠の譜
これに載ってるよ

47 :
角川映画で大森一樹と組む企画があったらしいんだけど、知ってる人いない?
(ちょうとその頃、月刊シナリオで大森と対談している)
矢野徹・原作で、無人島に生きる(?)ロボットを描くSFだったという話で、脚本は完成していたらしい。
矢野徹の小説は読んだことないんで、原作が何なのかも分からない。
>>42
>深作との「実録・日本共産党」の準備の同時期、山本もスパイMの映画化を企画していたんだよね。
ちょうどいま、↓を呼んでるところなんだけど、原作はこれじゃなかったっけ?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167459027/250-8317622-8579461

48 :
立花隆の「日本共産党の研究」を読んで勝手に期待していたのだけど
ホンの方には大森ギャング事件も、スパイMも、ましてリンチ殺人事件も出てこない。
共産党員にチケット買ってもらいたい思惑からかメロドラマっぽい構成になっている。
当時真っ先に脚本を読んだ笠原シンパの竹中労でさえ不満を述べたのも
「仁義なき戦い」ほどの高度な政治映画としての過激さを感じなかったからかも。
もっとも山本薩夫の「スパイM」が実現していたとしても
歴史を歪曲した共産党讃歌になっていたのはあきらか。
まあ共産党が滅ばないかぎり、これら面白い題材は映画化できないだろうね。

49 :
>>47
未読だけど、小林峻一って人は立花の「日本共産党の研究」執筆の
協力者のひとりではなかったかと。
だとすると山本とは立場を異とするので違うのでは?断言はできないけど。
脚本は井手雅人が執筆していた記憶があります。これも不確かだけど。

50 :
>>44
実録・共産党→角川に企画が移る時点でタイトルがギラギラする日になる→ぽしゃる
→深作、アクション映画の企画を松竹で立てる→奥山が角川にタイトルだけもらいにいく

51 :
>>46
情報ありがとうございます!

52 :
>>47
多分86年に角川から文庫で出た「ロボット」というタイトルの小説だと思います。
内容は・・・20年近く前に読んだきりなので覚えてません、スマソ

53 :
>47
SF板矢野徹スレにその質問をコピペしてみた所、
ttp://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1003889466/120
という事です、>52さんと同じ回答みたいですね。

54 :
>>47
(スレ違い気味だが)松本清張の「スパイMの謀略」が原作らしい。
当時、山本は同じ清張の「白の謀略」の映画化も企画していて
こちらは占領下の米軍の暗躍を描くものらしく、まぎらわしい。

55 :
>>48
自殺した渡辺政之輔を、官憲に射殺されたように描けと
代々木から強要され嫌気がさして頓挫したように語っていたけど
脚本を読んだ菅原文太が、「こんなATGみたいな映画に出られるか!」と言って
出演を蹴ったこともダメージとしては大きかったみたいだ。

56 :
55
吉永小百合主演は決まっていたみたいだね。
去年の『ザ・ワイド』の深作欣二追悼特集で、市川森一が言ってたけど、作さん、
2002年頃にも『実録・共産党』への意欲を燃やしていたらしいね。
見たかったなあ。


57 :
今話題の「世界の中心で、愛をさけぶ」を観たがシナリオ骨法十か条が
完全に行使されていたよ。勉強してるんだなー

58 :
『福沢諭吉』、爽やかで、哀感があって、良かった。
笠原師が最後に書いた世界が、教育と青春の清々しいドラマであった事に、師の
青春への熱い思いを感じた。

59 :
>>58
『福沢諭吉』のクライマックスには驚いた。上野の山で戦争をしているのに、背を向けて
自分たちは学問をしましょう、と素読に励む諭吉たち! これって脚本もそうなの?
皮肉なのかマジなのか悩んだ・・・戦中派の笠原さんと桂千穂は、戦うよりも勉強
でもしている方がまだマシだ、と本気で思っていたんでしょうか?
悪名高い経済界の佐藤正忠が財界から集めたカネで、見事な非戦映画を作った、と
いうことなんでしょうね。

60 :
笠原は途中でなげて桂が尻ぬぐいした仕事でしょ。
骨法なんて関係ないよ。

61 :
>>59
それ本当の話だよ。
上野の方で大砲がドンドンなっているのに塾の授業続けたのは。
非戦じゃなくて、攘夷のためにいま内乱をするべきじゃないという考え。
今で言うところの右の人たちに連なるような考え方だから。
朝鮮初の新聞のスポンサーは福沢諭吉。これは共栄圏的な思想。
けど、朝鮮の宮廷が近代化の妨げになっていることから、
征韓論を唱え始めた。当然笠原大先生も知っていただろう。

62 :
>>59
それ本当の話だよ。
上野の方で大砲がドンドンなっているのに塾の授業続けたのは。
非戦じゃなくて、攘夷のためにいま内乱をするべきじゃないという考え。
今で言うところの右の人たちに連なるような考え方だから。
朝鮮初の新聞のスポンサーは福沢諭吉。これは共栄圏的な思想。
けど、朝鮮の宮廷が近代化の妨げになっていることから、
征韓論を唱え始めた。当然笠原大先生も知っていただろう。

63 :
>>59
それ本当の話だよ。
上野の方で大砲がドンドンなっているのに塾の授業続けたのは。
非戦じゃなくて、攘夷のためにいま内乱をするべきじゃないという考え。
今で言うところの右の人たちに連なるような考え方だから。
朝鮮初の新聞のスポンサーは福沢諭吉。これは共栄圏的な思想。
けど、朝鮮の宮廷が近代化の妨げになっていることから、
征韓論を唱え始めた。当然笠原大先生も知っていただろう。

64 :
ごめん、三つも送っちゃった。
2chクライアント反応なかったけど送れてたんだね…

65 :
>>61
ご教示有り難うございます。たしかに、非戦とは少し違うかもしれませんね。あの
時点では、学問に励むことこそが富国強兵だった、ということでしょうから。
その後の朝鮮云々まで含めると、話がまた微妙になってきますね。相当に日本の近代
史の評価については悩まれたでしょうね。
でも、非戦にも見えるように書いた、と思いたい。そう解釈しないと、時代に取り残され、
覚悟を決めて自害した榎木孝明と対照的に、後年の慶應で希望に満ちて講演をする諭吉、
それを目が見えなくなった仲村トオルと、寄り添う南野陽子がじっと聴き入るエンデ
ィングの感動につながりませんから・・・。

66 :
>>59
それは笠原よりも澤井がやりたかったシーン

67 :
>>65
> エンディングの感動につながりませんから・・・。
これも笠原と揉めた理由なんじゃなかったかな。

68 :
ただこのエピソードは諭吉ネタでは超有名だから外したらかなり不自然になると思うが。

69 :
「昭和の天皇」のホンって読めないでしょうかね?

70 :
『人生劇場』のシナリオ、公開・出版希望!『昭和の劇』に少しだけ台詞が引用さ
れてるけど、読んでると、主演予定だった、勝新太郎さん・鶴田浩二さんの声が聞
こえてくるよう気がした。勝さんの飛車角、鶴田さんの吉良常、見たかったなあ。
今日6月16日は、鶴田さんの命日だね。合掌

71 :
>>61
その話、出典は何?
司馬遼太郎の「花神」に同じ話が記されているが、
その(「花神」の)エピソードは史実ではないという話を何かで読んだ記憶がある。
(まあ、司馬が書いたことは素晴らしくデタラメだらけなんだけれど)
『福沢諭吉』でそのまんまの場面があったんで、見た時はちょっと驚いた。

72 :
図書館に「昭和の劇」があったので借りてきて少しずつ読んでますが、
コレは単なる映画の内幕本としてよりも笠原さんなりの戦後の思想書と
いうようにも読めて非常に面白い。宮崎学氏が評価したのはこれ読んだからなんだろうか・・・

73 :
>71
出典はズバリ福沢諭吉『福翁自伝』では?
ちなみに同じシーンが斎藤光正監督・杉山義法脚本の
「五稜郭」にもある。

74 :
「昭和の劇」は買う価値あり

75 :
妖しの民と生まれきて
文庫版買ってきた。

76 :
『総長賭博』『いのち札』や『仁義なき戦い』『県警対組織暴力』
を熱く語る人たちは大作戦争映画になって離れたんだろうか?
舛田利雄、五社英雄との後期の作品は語られないね。
笠原さんもプログラムピクチャアから一本立て大作への
製作体制の変更で魅力を失った作家に入るのかな。

77 :
離れたというよりも、
そもそも東映任侠、実録が好きな人たちなんでしょ。
そういう人が多くて不思議はないよね。
俺も一番好きなのは「女渡世人 おたの申します」だけど、
どっちも好きだよ。

78 :
203高地とかを好きな人は軍板含めよそのスレで語ってるから。
たぶん人数的には実録より多い。

79 :
75
自分も『「妖しの民」と生まれてきて」文庫版買いました。単行本は買う機会を逃し
たので、嬉しいです。
76
『あゝ決戦航空隊』、重厚で迫力がありました。鶴田さんの熱演、強烈でした。

80 :
笠原和夫は笠原良三と兄弟かなにかですか?
同じ脚本家なんですが よく知らないので教えてください。

81 :
血縁では無いらしいよ

82 :
>>80
血縁ではないが、一時期、和夫氏が良三さんのもとに弟子のように出入りしていた
のは事実。自伝やエッセイにその頃のことは少し出てくるよ。
戦後、娯楽映画を職人として書き飛ばした良三さんの内面の屈折も興味深いね。社長や
クレイジーはシナリオからしてデタラメでどうしようも無かったらしい。
あのアバウトな面白さは、もともとがいい加減なシナリオを監督やキャストがなんとか
形にしようと苦心した末に生まれたものだったのか?

83 :
良三「『仁義なき戦い』は俺のが一番客が入ったよ」と
まあ連作の客の入りはその作品だけの評価じゃないわけだが…

84 :
「映画はやくざなり」読んだよ。
「顔役」で作さんがファビョって倒れたところに
登場する石井輝夫が胡散臭くてワラタ。

85 :
ラストには和夫も苦笑。

86 :
>81さん、82さんどうもです。
たしか良三氏の名は東宝の社長シリーズ、成瀬監督の「秋立ちぬ」、「女の
歴史」で拝見したもんだから東映で活躍された和夫氏と姓は同じなのに会社
が違ってるし疑問に感じてました。

87 :
>>82
シナリオはかなり練って作っても現場であれこれ口出す人間がいて
それにあわせていじった結果、どんどん駄作になってしまった。
だから脚本を遵守しましょう、という戒めになった作品。
もちろん口だしたのは、馬鹿丸出しの「ハナ肇」。

88 :
>>70
でも(あの時代の)勝新だったら現場であれこれ口出しするんじゃないかなぁ
笠原は勝新を「小芝居が過ぎる」なんて言ってたけど
たけしの映画を批判してたけど、勝新の監督した映画と似てるね
二人とも台本を殆ど重視せず現場のライブ感を重視する、って所が

89 :
>>88
全くその通りで、たけし映画とカツシン映画はそういう意味で似た点がある。編集の
リズムもね(現に「3−4X10月」の編集者はカツシン映画の常連)
ttp://www.jmdb.ne.jp/person/p0264180.htm

批評家はこういう点もきっちり語るべきだろう(もちろんすでに誰かが語っているかもしれないが)

90 :
>>88
同じタイプに黒木和雄がいる
監督は程度の差こそあれ台本をいじりたがる(多少ルーズなほうが発想が広がる)
笠原もそれぐらいはわかっているだろうが、勝新やたけしは「台本無視」だからなぁ
たけしの『座頭市』はその弱点がモロに出た印象
あのやり方では分厚い娯楽作は作れないと思う

91 :
『浪人街』は、笠原・黒木・勝の三者が組んだ作品だね。クライマック
スの勝演ずる赤牛が、自身と中尾彬演ずる木幡を串刺しにするシーンも、
勝の発案らしいね。



92 :
連投ごめん。『総長賭博』で鶴田浩二さんの中井が、若山富三郎さんの
松田を襲撃に行くシーンで、鶴さんは「マキノ雅弘監督は子役、使うん
上手いなあ」と小声で言った。山下耕作監督が「小父さん、お父さんは
?」と言わせると、鶴田さんは涙ぐんでたらしい。山下監督は「若山兄
弟(富三郎・新太郎)ってのは四六時中映画のこと、考えてるねえ」と、
二人のアイデアマンとしての才能・直観も讃えてるね。

93 :
>>91
あれ、つまんないね。
黒木じゃ押さえられないんだね。

94 :
>>93
カツシン版「浪人街」は、当初、マキノ雅弘監督と発表されていたが、やはり高齢で
ムリだったようだ。マキノは「総監修」として名前が残っている。
黒木を連れてきたのは誰だろう? 昔からの知り合いであるカツシンかな? 当時の映画評も、
作りは丁寧だが・・・という歯切れの悪いものだった。実際、マジメなだけで決して面
白くはない。水島道太郎が出てきたことだけは嬉しかった。恐らく最後の仕事だな。

95 :
それ以前に、黒木が鳴門組を題材にした映画を撮るという企画があったらしい。
その取材の過程でマキノと交流が出来たんじゃないかな?と思ったんだけど…。

96 :
>>95
黒木は以前から山中貞雄を撮りたい、と言っていたので、そのセンも有り得るでしょうね。
未見だが以前、NHKのドキュメンタリーで、黒木が山中貞雄の中国戦線従軍の足跡をたどる
企画も放送されたようだ。黒木さんはいまだに撮りたい言うてるね。

97 :
>>88
東映製作で俊藤プロ、鶴田浩二出演となると勝新が現場で主導権を取るのは難しい。
勝と鶴田は相容れない。若山の恩人の俊藤プロの顔を立てて勝が大人しくしているのでは。

98 :
『ダイナマイトどんどん』とか『戦場のメリークリスマス』なんかは笠原和夫氏に書いて欲しかった
小林信彦の『天才伝説 横山やすし』にも出てくるよね、笠原氏

99 :
俺は『新幹線大爆破』や『ラストエンペラー』を書いて欲しかった
70年代末ごろからやくざ映画を書かなくなったよね
『暴力金脈』や『沖縄進撃作戦』が流れたり不満足な出来だったりで
そういえば、『竜二』をけっこうシツコク批判してたよなぁ(「昭和の劇」にも出てきたし)
なかなかの秀作だと思うんだが

100 :
竜二の何がいけないって? 俺も好きな作品なんだけど。

101 :
>>99
> 70年代末ごろからやくざ映画を書かなくなったよね
任侠は「女渡世人 おたの申します」で、
実録は「県警対組織暴力」で、それぞれやり尽くした気がして、
その後二、三本書いたけど駄目だったらしい。

102 :
小林信彦は『唐獅子株式会社』映画化の際に、どうしょうもなくひどい初稿脚本を読まされて焦って、
旧知の笠原にそれとなく書き直しをお願いしてみたんだけど、
「コメディであっても、もうヤクザ映画の脚本は書かない」と断られたんだとか。

103 :
>>102
のちに「ギャラで折り合わなかったから」と自ら訂正。

104 :
>>102
「甘いよ、あれじゃあ」と言ってた
俺は五社と組んだ作品に不満が残るなぁ
そもそも五社は「現実的」と「露悪的」をはき違えている気がある
なんでも汚く作れば「リアリズム」ってものでも無いと思うんだが・・・

105 :
『2・26』は、奥山和由プロデューサーから、物語や設定の変更を、沢
山要求されたらしいね。松竹では難しかったのかなあ。東映製作で見た
かった。

106 :
映画ですよ映画

107 :
>>104
笠原氏が唐獅子〜を評してそう言ったの?

108 :
>>107
たぶん『竜二』を評した言葉だと思う
「竜二が何をして食っているのか、そういう部分をもっと書き込まないと」とも言ってた

109 :
>>108
サンクス!!

110 :
>>33
マキノは師匠だし才能に脱帽もしているが、根本で合わないと思う
「マキノさんの『長屋民主主義』はイヤでしょうがない」と言ってるし
加藤泰とも合わないと言ってるし
山下耕作は「彼は非リアリズム派だから俺の書く現代劇はムリ」と言ってるし
中島貞夫は「栗田艦隊」でしょ(w
結局、深作じゃないのかなぁ
『広島死闘編』みたいに興味を持つ人物が異なっても、一番齟齬が少ないと思う
笠原氏は工藤栄一と組んでみたかったそうだが(ただ「集団抗争時代劇」は嫌いだったらしい)
個人的には内田吐夢と組んでほしかった

111 :
山下耕作演出の『あゝ決戦航空隊』に感激したけど、笠原氏が当初監督に想定
していたという大島渚の演出も見たかった気もする。ただ、鶴田さんは、「将
軍」こと山下氏の演出の時、一番輝いてるんだよね。

112 :
大西中将はともかく、児玉誉士夫を美化している作品を
大島渚が監督する事はありえない。
鶴田浩二とも衝突するような気がする。

113 :
>>112
実現しなかったから安心しなさい。
それはともかく,昔,大島渚の「仁義なき戦い」論を読んで感動した。
大島も笠原を高く評価していたことは確かだと思う。

114 :
大島が決戦航空隊の鶴田がなぐり込みかけるあの超現実的御前会議場面を演出したら
面白かったなあ。昭和天皇が小松方正だたりして。

115 :
大西瀧二郎って「赤目四十八瀧心中未遂」の主役俳優と同じ名前だったっけ

116 :
>>115
鶴田さんは=大西滝治郎 

117 :
大島となるとスレ違いだが絞死刑鶴田版がみたい。
鶴田を死刑にしようとするんだが、なかなか死なない。
最後に陛下がきて、死刑はついに無事執行されるんだな。

118 :
笠原氏が『蒲田行進曲』にノンクレジットで関わっているって本当?
深作がつかの脚本が気に入らなくて、笠原に書き直してもらった、と聞いた

119 :
荒井晴彦は笠原の影響で、「おっきいのがやりたい」と言っていた
『この空の下』や『神聖喜劇』を脚本化を進めているそうだ
大河ドラマでやる予定の『坂の上の雲』もやればいいのに
荒井版『二百三高地』としてね

120 :
笠原の最高傑作はなんといっても、東映 菅原文太主演 県警対組織暴力でしよう。
田舎警察の暴力的暴力団取調べ、暴力団との癒着 梅宮辰夫本部警部補との対立
外勤警察にとばされ雨の隧道で巡査部長の制服で1人で検問中、トラックに故意に
轢き殺されるラストシーンが哀れを誘った。

121 :
>>120
あの映画は893の取材をやってたら警察と893が一緒にバスに乗って
ピクニックに行くというネタから始まったそうですね。
あのトラックって梅宮側の人間が乗ってたと思ってるけど実際笠原さんは
どう思ってたのでしょうか?

122 :
>>121
俺は、松方の手下たちが、文太を逆恨みして殺したんだとばっかり
思ってたけど。笠原さん自身はどう考えてたのかは気になるな。
誰か知ってたら教えてください。

123 :
今日十二月十二日は、笠原和夫氏の三回忌の御命日ですね。
合掌

124 :
合掌

125 :
>>122
供養と思って昭和の劇を買って読んでくれ。
知りたいことは全部書いてある。

126 :
>>125
「昭和の劇」は発売と同時に買い読みました。
スッゲー本で、実に面白い本でした。
特に二・二六事件を扱った件は歴史の教科書以上!

127 :
>>126
同意。戦争映画を撮るために綿密な取材を行った訳ですがあの辺は
中学・高校生ぐらいの子に読んで欲しいと本気で思ったほど。笠原氏の
史観は物凄い。

128 :
東映という会社は凄い
笠原 和夫氏なんていちシナリオライターの域を遥かに超えている。
「昭和の劇」の本を読めば一目瞭然・・
岡田 茂・中島 貞夫・山下 耕作・深作 欣二・高田 宏治・俊藤 浩滋
等、スター俳優の本は出て当たり前だが元社長・監督・脚本家・製作者で
上梓するのは凄い事。しかも内容がこれまた凄い・・
その中でも笠原 和夫氏のようなライターは今後二度と出ないだろうと思う。

129 :
「昭和の劇」
おもろいが、高い。

130 :
>>128
今はカスしかいないけどね。

131 :
>>129
でも買う価値あり。
笠原氏の遺作といっていい。

132 :
最晩年の深作欣二が入院中に熱心に読んで、お棺に納められたとか。

133 :
昭和2年(1927)5月8日生まれとなってるけど正式ではないらしいね。

134 :
ホントは大正?

135 :
ここの雑誌が笠原を大きく取り上げるらしい
ttp://www.toneunderground.com/

136 :
「tone」読んだ。
笠原特集、重厚な論考でいいね。
手書き資料の写真が凄い。

137 :
笠原和夫みたいなシナリオライターが今いないのも事実だが、
演じる俳優も監督もプロデューサーもいないのも事実だ。

138 :
一番不在なのは製作者では?

139 :
野犬食う奴なんか今時いないからな。

140 :
俺の行ってた専門学校に息子がいた。お茶の水まで自転車で通ってた。

141 :
ものすごく落ちていたのであげちゃいますね
シナリオライター志望とか思ってたけど
「昭和の劇」のシナリオ修行のくだり読んで
とても言えなくなりました
この本に向かって土下座したい気分

142 :
「仁義なき戦い」調査・取材録集成
新刊が出てたのね。
早速注文した。
もうお読みになった方は居られますか?

143 :
買って、ちょっと読んだ。
生資料なので「仁義なき」の研究やってるとか
シナリオ取材や構築に興味があるとか
笠原氏のコアなファンとか、そういう人向け。
「昭和の劇」みたいに、厚さで引かなければ、誰でも楽しめるタイプの本ではないよ。
ヤクザの小ネタは面白かったけどね。

144 :
シナリオ付録
実録・共産党、日本暗殺秘録
http://www.fusosha.co.jp/en-taxi/

145 :
>>144
それ面白いと思っていた山城新伍が、
岡田に「どうしてやらないことに?」と聞いたら、
「共産党があんまりチケットを買ってくれへんのや」って言ったらしい。
もちろんそれだけが原因じゃないだろうけど、
R開放同盟の映画も「もっと買ってくれる約束やろ!」と幹部を呼んで怒ったらしい。

146 :
>>144
情報サンクス!

147 :
>>145
凄まじいほどの実利志向ですね、こういう話大好きですw

148 :
笠原が晩年「北京原人」とか東映のトホホ路線をどう思ってたのか知りたいw

149 :
>>14
通りすがりの者です。
笠原先生の映画(特に二百三高地や226など)が好きですが、実は宇宙戦艦ヤマトも好きなのです。
笠原先生がヤマト完結編に参加して下さったことを、本当に感謝してます。
設定や話の流れの矛盾や御都合主義から、いい作品とは言えないのでしょうが(これは笠原先生の責任ではありません)、
笠原先生が脚本に関わって下さったことで、個々の場面のセリフの緊迫感が凄かった。それまでのヤマトや、他のアニメ作品にはない、迫力の脚本になっていたと感じました。
これだけはこのスレの皆さんにお話させていただきたかったのです。お邪魔しました。

150 :
角川春樹が映画界殴り込む直前のインタビューで、
計画している作品は、「犬神家の一族」「人間の証明」
「いつかギラギラする日(実録・共産党)」「オイディプスの刃」とあったな。

151 :
県警対組織暴力のオープニングシークエンスの完成度は異常。
警官が殴りこみに行くチンピラをけしかける、という展開自体の
面白さもさることながら、あの短い時間で、悪党ばかりの世界観、
対立する二つの組という基本設定、主人公のキャラクター性を一気に
説明してしまう。
さらに、このオープニングで文太がチンピラのライターを取りあげる
さりげない展開が、のちのち山場で文太が梅宮相手にぶち切れる
展開につながっていく。
つくづく笠原和夫のシナリオテクニックには感嘆するしかない。

152 :
久能「ダンヒルか、ええの、持っとるのう」

153 :
「仁義なき戦い、調査取材録集成」読みました。
詳細な人物の相関図や主要人物の経歴、広島やくざの隠語、当時の中国新聞の記事、
笠原さんの自筆のメモ等が掲載されています。
143氏の指摘のようにかなりマニアや専門家向けの内容でいちファンとしては読みどころを掴むのが難しい。
巻末の日誌は執筆当時の笠原さんの心境、行動が綴られていて一番面白く読めました。
森達也さんの解説は自分に引き寄せすぎたエッセイでやや疑問。
3200円という値段は昭和の劇に比べるとやや割高か?
一部に製本の具合の悪いものが店頭に出ているようです。

154 :
「仁義なき戦い」四部作をまとめて見返したんだが、オウム返し台詞が非常に多いのが気になった。
---------------------------------------------
「兄貴っ、山中ン人が訪ねて来とりんます」
「山中がっ?!」
---------------------------------------------
「武田の兄貴から電話が入っちょります」
「武田から?!」
---------------------------------------------
一作ごと、こういう台詞が3〜4回づつもある。
あと、物語の転換点となるエピソードの事件の原因がほとんど「貧困」であって、
そのエピソードの前に貧しさを強調する別のエピソードを必ず入れているというパターンも気になった。
たとえば…。
「広島死闘編」
肉を買う金がなく、野良犬の肉で焼肉宴会→広能が呆れて、仕方なく金目当てで山守の依頼(時森の護衛)を引き受ける。
「代理戦争」
川谷演じるチンピラが情婦と一緒に東京に逃げようとするが金がない→武田一派に買収されて密告行為
「頂上作戦」
小倉一郎演じるチンピラの家(原爆スラム)の貧しさを強調するエピソード→親分にそそのかされて鉄砲玉になる
残念ながら、自分の中では笠原和夫への評価が一挙に下がった。

155 :
二・二六事件七十年 age

156 :
シナリオ集の帯が大島渚の『仁義なき戦い』論からの一節
だったのは意外でした。抵抗ある人もいるかも。

157 :
>>154
時系列的には違うんだろうが犬肉云々は美能氏の手記にも出てくるし、
野村博氏のエピソードは実話だと聞いてるんだが。
共政会執行部にはまだ現役の方もいっぱいいるんだから、誰か笠原みたいに突撃取材してくれないかな。

158 :
犬食うのはそんな珍しいことじゃない。
水泳の古橋も合宿中に村に犬がいなくなるくらい食ったと。
それにヤクザには在日多いし。(大陸の方では喰う文化がある)

159 :
昭和ヒトケタ生まれの食うことへの執着心は現代人の我々には想像もできません

160 :
「理解」と「共感」。
この2つが自分の中できちんと消化、整理できない人だと、
>>154みたいな感想になっちゃうのはしょうがないんだろうな。
だからかな、年々つまらない映画が多くなっていく。

161 :
>「仁義なき戦い」四部作をまとめて見返したんだが、オウム返し台詞が非常に多いのが気になった。
普通の状況ならともかく、抗争の黒幕を匿っているところにヒットマンが訪ねて来たり、
激しく戦争している相手側の実質的指導者から電話があれば驚くだろ。

162 :
テレビドラマ板「ドラマは脚本が一番大事」で
笠原脚本の偉大さが話題になっている。

163 :
それにメインの客層だって>>154みたいなエセインテリのおりこうさんだけとは限らないんだから
わかりやすくするのも重要じゃないの?

164 :
>>160
まあ>>154は貧困ゆえに人が犯罪を犯すとかは全然理解できないんでしょう。
>>161
俺はそういう状況でぬけぬけと電話してくる辺りがあの映画の面白さだと思う。

165 :
「太陽」観てきました。
笠原氏のコメントが聞きたかったなぁ。
「昭和の天皇」のホンは上がってるのかな?
映画化は無理でも読んでみたいよな。

166 :
仁義なき戦いのレンタルやらセルの印税ってすごいらしいね

167 :
二〇三高地が名作なのは
笠原の力なのか?

168 :
舛田の演出力です

169 :
たんば大先生の演技力です

170 :
森繁の涙力です

171 :
二百三高地は名作ではない!
なぜか?
夏目雅子がR見せてないからである!!

172 :
文句があるなら笠原和夫にいってくれ

173 :
age

174 :
『昭和の劇』は無類に面白いんだが、太田出版らしく明らかな間違いにもフォローが入っていないのはいただけない
『竜二』を「家庭に戻ったチンピラがガンで死ぬ」といってるのは俳優と役をごっちゃにしてますがな

175 :
『昭和の劇』、荒井の付き添いのスガ秀実とか言う人が所々はなしの腰を折っててイラつく

176 :
『「妖しの民」と生まれてきて』読みました。素直に笑えて泣けて、せつなくなって…
今現在、悩んでる20代の人にはぜひ読んでもらいたい一冊だと思いました。

177 :
仁義なき戦いの第四作の病院でのやりとり、不自然じゃないですか?
病気で入院中のやくざの女(渚まゆみ)とそのやくざの弟分(夏八木勲)の場面です。
夜になって夜食を買いに外出する渚、そこで昔の男(長谷川明夫)と出会う。
渚は車中で長谷川とのSexの後、病院に戻る。
仔細な言葉のやり取りから夏八木が渚を裸にして、詰問。張り倒すという展開。
兄貴分の女を病床のすぐ傍で裸にして殴るという行為は異常だと思うんですが…。

178 :
異常な人たちの話ですからw
みんな礼儀正しかったら「仁義ある戦い」になってしまいます。

179 :
夏八木はフォモだからw

180 :
>>176
『妖しの民』いいよね。
エピソードの数々が面白いし、仲良かった女の子と別れるラストが
映画的に美しくまとまっていて。
自伝だけど、あの情報量と構成力と哀感は、笠原和夫作品そのもの。
個人的には笠原和夫の最高傑作のひとつだと思ってる。

181 :
>>174
まあ秩父宮の反乱計画だってヨタ話の一種だし、爺さんの酔っぱらい話ってことでいいんでね?

182 :
ガンで死んだのは金子正次であって、竜二じゃないものな

183 :
「お前みたいなのがいるから日本映画はだめなんだ。R!」
そんな匿名の手紙を送られた「骨法十箇条」騒ぎも今は昔。

184 :
>>178
センスを感じる書き込みですね

185 :
たけしも笠原さんの反論は真摯に受けとめていた。

186 :
>>185
kwsk

187 :
真摯?に受け止めたなら、TAKESIHS’なんて作らないでしょう。

188 :
>>181
秩父宮が太平洋戦争が終わるまで幽閉されてたのは事実だから
アリかも?と思ってる。

189 :
本人以外に計画立てている人たくさんいたし、
本人も「なにかあれば」とその気があったというのが事実でしょう。

190 :
結論からすると、奥山はヘタレのカスということですな

191 :
岡田名誉会長が当時、東映のP連中に
「お前ら、なんで笠原に松竹で226やらせてんだ」って
叱ったのっていうのはなんかカッコいいですね

192 :
『日本侠客伝 血斗神田祭』(1966、監督マキノ雅弘)。
呉服屋「沢せい」の未亡人花恵(藤純子)はやくざ大貫(天津敏)の
執拗な嫌がらせと圧迫に苦しめられる。
花恵の亡き夫伸夫(小林勝彦)の親友であった火消しの新三(高倉健)は
何とか大貫の魔の手から「沢せい」を守ろうとするが、火消しの頭取衆
(内田朝雄・阿部九州男他)から、
「『沢せい』から手を引いたほうがいいんじゃねえのかい?」、
「世間じゃ、おまはんは『沢せい』の若後家に気があってそれで無理な
 意地を張ってるっていう噂だが、どうなんだい?」と厳しく問われる。
新三「あっしゃ、そんなやましい気持ちは毛程も持ったことはねえ!
   あっしゃただこの神田内々で筋の通らねえことがあるのが我慢出来
   ねえんで。『どうしても』と仰るんなら、今日限り暇頂いてあっし
   一人ででも『沢せい』守っていきます。
   あっしが『沢せい』の若奥さんとけじめはキッチリ付けてるって
   ことは、あっしのこれから先、見てておくんない」
新三の男気に感動したやくざの長次(鶴田浩二)が別室で彼に問う。
長次「差し出がましいようでっけど、あんなふうな啖呵切ってしもても
   ええんのんだっか?
   あんな風に言うてしもたら・・・・
   もう、二度と添えんようになりまっせ。
   (新三の肩に手を添えて)
   惚れてまんのやろ」
笠原脚本における会話の傑作。高倉・鶴田の台詞回しも素晴らしい。

193 :
沢井さんが自身のインタビュー本で
「昭和の劇」について、語っていますね。

194 :
>>193
「映画の呼吸」ね。冷静に反論していたのは好もしかった。
やはりあの本の中で揶揄されていた中島貞夫が「遊撃の美学」で
適当に流していたのと対称的だった。

195 :
本日五回忌命日
合掌

196 :
CSのTBSチャンネルで、年末から一月にかけて、
日曜劇場「栄光の旗」前後篇 やるって。
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d1142.html
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d0547.html
脚本: 笠原和夫
出演: 鶴田浩二、岸田今日子、関口銀三、野口泉、南宏、千葉真一、菅原装男、山崎直衛、新村礼子、滝島孝二、村瀬正彦、佐野タダエ、蓑和田良太

197 :
「映画の呼吸」は笠原ファンが読むときっと面白いよ。
福沢諭吉の第一稿について
「ドラマを作りすぎ」とか「安っぽい」とか「現実の人間はこんな台詞言わない」とか
大体そんな感じのことを言いたい放題。
でも、澤井が指摘してる欠点って、それこそが笠原脚本の魅力なんだよね。
普通に生きてたら味わえないほどの、濃厚なドラマと劇的な台詞。
「自然なリアリティの澤井」と「劇的なリアリズムの笠原」の違いが浮き彫りになっていて興味深い。

198 :
すごいのは「大日本帝国」で篠田三郎が死ぬ場面。
「先に逝ってお待ちしています。天皇陛下万歳」
これは戦死ではなく戦犯として処刑されるとき。
つまり、昭和天皇は戦争責任をとってRと言っている。

199 :
「天皇陛下、お先に参ります。天皇陛下、万歳」ね。
台詞の引用は正しく。

200 :
どうなんだろうか。
「天皇陛下」が連続しているけれど、おなじ言葉を繰り返すのはうまい表現ではないといわれるが、
わざと繰り返して強調しているのかな。
戦争映画で天皇を連発するのは笠原脚本の特徴だけど、エッセイでも天皇制が戦争の原因だというようなこと書いてたな。

201 :
A「〇×なんだって!」
B「えっ、〇×?」
でしょ。繰り返しが不味いってのは。
>>199は、一つ目は付けないと誰に言っているのか分かりにくくなるし、
二つ目は常套句みたいなもんだから、問題ないよ。


202 :
日本暗殺秘録クライマックスの「天皇陛下、万才ッ!」八連発を思い出した
(秩父宮殿下万才ッとかも入れるともっと多い)
あれは凄まじかったなぁ

203 :
「大日本帝国」は、公開当時は戦争美化と批判されたけど、それは東条英機を可哀想な人にしていたからで、
ところが、その東条は拘置所に面会に来た家族に、このような立場に追い込まれて仏教のありがたさがわかったと言い、
そして「仏様の偉大さに比べたら、この世の帝王なんて実に小さい」と言う。
この世の帝王って明らかに天皇でしょう。
東条を擁護しているようでいて、天皇をこきおろしているんだからね。

204 :
しかし、笠原の近代史映画の登場人物というのは、東條にしても、「日本暗殺秘録」の井上日召にしても、
飽くまでも笠原の脳内設定キャラなんだよな。
東條に関しては、「プライド」の方がずっと実像に近い。実像に近い方が良いというわけではないのは勿論だが。
>>154を書いたのは自分なんだけど、>>201には同意。

205 :
笠原の脳内設定キャラや、天皇批判に付いては、
澤井信一郎のインタビュー本で少し言及されているから読んでみて。
脳内設定キャラ: ドラマを作るために捏造することは問題ないが、安易なことがある。
天皇批判: 案が却下されたらしい。
とこんな感じ。
>>203
首相のこととも解釈できる文言にしての天皇性批判でしょうね。
基準を現世の帝王に置くから勝ち目のない戦争が起こしてしまうのだと。

206 :
「大日本帝国」で偉いのは、野村萬次郎の昭和天皇でなく、丹波哲郎の東条首相でもなく、
三浦友和の良心的上官でもなく、篠田三郎のクリスチャン学生でもなく、関根恵子の妻。
明日出征する夫のために今のうちに結婚式をし、身重で戦地の夫を心配しながら
天皇は戦争へ行かないのかと疑問を呈し、負傷して帰った夫が戦死した仲間うしろめたい
というのを一喝し、子供を抱えて大空襲を逃げ延び、夫が戦死したと思い子供をおぶって入水自殺
しようとするが、子供が泣いたので、死んだ気になって生きてやろうと決意し、横柄な警官に出刃包丁
を突きつけ、闇物資が駄目というなら刺し違えてやると言う迫力に警官が越し抜かす。
そして夫は生還して感動のラストシーン「あなたは誰と契りますかー」
「二百三高知」でも、夏目雅子ふんする可憐なお嬢様では、どんなに想っても恋人を救えなかった。
これは笠原の女性観の表れ?

207 :
誤変換失礼 腰ぬかす 二百三高地

208 :
まあ、あの世代はどんな事情があれ、
小津が「風の中の牝鶏」で描いた留守の間に不貞を働いた妻ってのは、
どうしても描きにくく、女性を描くとあRでしょうね。
特に笠原は、下ッ端は必死でただ生きているだけで悪くないって人だから。
大日本帝国スレでは関根の濡れ場に批判的なレスが幾つかあるのに驚いた。

209 :
夏目雅子がやった役は下っ端なのかな。
庶民ではあるけどやや中の上くらいではないか。

210 :
「二百三高地」は笠原の最高傑作。それに比べて「226」は・・・。

211 :
最初に結婚した女優って誰なの?

212 :
「二百三高地」は「大日本帝国」に比して冗長な感じもしたが、脚本とは無関係だろう。
三部作というべき同監督「海ゆかば日本海大海戦」はちよっと手抜きだったんじゃないか。
野心が足りないというか。

213 :
「宇宙戦艦ヤマト 完結編」のどのあたりが
笠原のアイデアなのか、いまだにわかりまへん。

214 :
笠原先生渾身の傑作『あゝ決戦航空隊』で鈴木貫太郎を好演された
村上冬樹さんが4月5日死去。
合掌

215 :
「日本暗殺秘録」見たけど、明らかに色物だな。それはそれで面白いんだけど。
笠原もインタビューとかで「珍品」って言ってるんだけど。

216 :
>>213
徹底調査して書く人だから、過去の作品を全部観て、藤川圭介の脚本を全読んですべて自分で書いたのでは。
他の人のアイディアがあったとすればハイパー放射ミサイルくらいかと。
西崎プロデューサーも共同脚本ということになっているが、これは名義だけでしょう。
藤川さんが著書でぼやいていたけど、西崎さんはたった一行のセリフを考えただけで脚本に自分の名をクレジットしろと言う。
たまりかねて前作で降りた。それでおそらく舛田利雄監督が戦争映画の縁で笠原さんを紹介したのではないかな。

217 :
夏だ
お盆だ
戦争映画だ
笠原和夫だ

218 :
阿久悠特集で契りが流れてたな

219 :
やくざ映画に、最後まで関われば良かったのに。

220 :
小林信彦のエッセイの中に、笠原氏が「もう二度とヤクザ映画はやらない」と語っていたという記述がある。
「唐獅子株式会社」の場合は、元の脚本がグダグダで使い物にならなくて小林が怒っていたんで、
友人だった笠原氏が見かねて手伝うことにしたらしい。

221 :
確かに酷い出来だった
笠原さんと小林はやすしに坂田三吉を演らせたら面白い
と考えたそうだが残念ながらその考えはズレてる
要するに遅咲きのアイドル映画なんだから割り切って
撮れば善かったのに小林信彦が吹き込み過ぎた結果がアレ
その後の曽根監督やすし主演のビッグマグナム黒岩先生は
狂い咲きサンダーロードと並ぶ和製マッドマックスな突き抜けた
モンドアイドル映画として永遠のキラキラ感が全開
そもそもヤクザ映画のパロディー作るのに本物の笠原和夫
ひっぱり出してどうする?…だがギャラ分だけ仕事するプロ意識カッケー

222 :
「唐獅子株式会社」の打ち合わせで、笠原と日下部Pが
やすしと吉永小百合で王将やったら面白いかもって、小林とは何の関係もない
話で盛り上がっただけ。

223 :
やくざ映画の脚本家として人気を博した笠原さんが
そのパロディに関与するというのは、不愉快に思うファンも多い筈。
小林さんは、芸能、映画批評で鋭い事を書いているけれど
自分の事になると、鈍い面を見せますね。

224 :
笠原和夫は『ゆきゆきて、神軍』についてなんか書いてたっけ?「昭和の劇」にも出てこなかったんで
まったく興味なし、って事はないと思うんでどういう感想だったか興味ある

225 :
>>223
笠原和夫の方から、小林信彦に「そんなにお困りなら、よろしければ私がお手伝いしましょうか」
と申し出たんだって。

226 :
補足しておくと、「唐獅子株式会社」では、
原作者に過ぎないはずの小林氏がプロデューサー的役割も担わされていた。
そのあたりの経緯は「天才伝説 横山やすし」に詳しい。
(笠原との付き合いについてのエピソードも何度も登場する)

227 :
一時、内田裕也がセルフプロデュースしていたような作品なら、
やすしは光っただろうね。笠原さんのジャンルじゃ全くないけども。

228 :


229 :


230 :
>>221
亀レスだが、『ビッグマグナム黒岩先生』の監督は山口和彦だ

231 :
二百三高地は長編のTV版が在った様な記憶があるけど
その場合はやっぱり笠原脚本の完全版なのか?
だとしたら観たい!

232 :
>>231
昔録画したビデオを確認したら、1話から3話・7話8話の脚本は「かさだとしお」、
4話から6話が「橋本 綾」になってる。


233 :
ご存知の事と思うが、「かさだとしお」は笠原と舛田利雄の共同ペンネーム。

234 :
ちょっと長さが足りないから、橋本綾が挿話を書いたという感じかな。

235 :
橋本忍のことはどう評価してたのかな?

236 :
>>232
ビデオ持ってるなんてうらやまs
映画版で撮られ無かったリアル諜報戦争描写は在るのですか?
全八話? TV会社は何処?
教えて君でごめんなさい。

237 :
>>236
TV版は戦地に行った者と残された者のドラマを掘り下げており、キャスト違いの部分以外は
映画版の流用です。
政治外交面で加えられてるシーンは、高橋是清がロンドンで資金調達に苦慮する部分、
金子堅太郎とルーズベルトの部分くらいで、明石元二郎らの活躍は描かれてはいません。
全八話。制作はTBSと東映となっています。
CSで時々放送されてるから、これを待ってみては如何?

238 :
>>237
ありがとうございます
東映チャンネルとTBSチャンネル入ってるから
気長に待ちます。
でも日本暗殺秘録ず〜と待ってんのにやらないんだよな〜。

239 :
三島由紀夫の鋭い批評眼は文学のみならず、映画批評にも影響を与えたようですが、
三島は、公開当初批評家たちから完全無視されていた「総長賭博」(脚本:笠原和夫)を映画芸術の誌面上で絶賛し、当時やくざ物映画を冷遇視していた映画評論家たちの認識を一変させました。
三島は、戦後やくざ映画の「型」の頂点を究め、そのことによって逆に型を越えた人間の裸の感情を露出させたといえる脚本家の笠原和夫の感性をいち早く見抜いた訳です。
笠原はその後、ヒット作「仁義なき戦い」の脚本も書いた訳ですが、この作品の影響を受けた海外映画監督には、マーティン・スコセッジやタランティーノ等がいます。
三島の「総長賭博」の批評がなければ、「タクシードライバー」も「キルビル」も生まれなかったかもしれません。

240 :
>>239
タランティーノが東映映画ファンなのは疑いのないところだけど、
あなたは本当に笠原和夫ファン、東映ファンなんだろうか?
「総長賭博」が公開当時に批評家から完全無視されていたなんてことはなかったよ。当時から評価は高かった。
当時の「映画芸術」では毎号必ずのようにヤクザ映画批評が載っていたし、
三島の「総長賭博」評はそういったレギュラー企画の流れの中で三島に依頼され、執筆されたものだった。
(編集長の小川徹は三島の友人だった。また、三島の死の前の最後の対談は、小川とのものだった。
ただし、これは同席した編集者がアホで、テープレコーダーの録音ボタンを押し忘れていて、活字化されなかった)
当時、ああいった長文のヤクザ映画論は珍しいものではなかった。
三島が書いたものは、三島が書いたものだから現在でも読み継がれているというだけのこと。
他にもすぐれたヤクザ映画批評はたくさんある。図書館で評論書で探してみなさい。
でも、それより前に、映画館の暗闇の中でスルメイカでもかじってワンカップ酒を飲みながら、
あるいはアンパンでもかじりながらヤクザ映画を見ることの楽しみを知るべきだね。
コレばっかりは、図書館では学べない。

241 :
>>240
すみませんでした。
おっしゃるとおり私は三島由紀夫が好きなだけで、やくざ映画ファンではないです(女なので)
笠原和夫さんを過小評価したつもりはありませんが、お気を悪くされたら失礼しました。
伝聞で書いたのと、私はその当時のことも知らないので細かいことはわかりませんでした。
お酒は下戸で飲めませんが、今度やくざ映画も見てみますね。

242 :
>>241
とっても素直なんで感心。
ぜひ、ヤクザ映画をちゃんと見てください。できれば、映画館で。
「仁義なき戦い」は女性にはオススメできないけど、「総長賭博」は良いですよ。
きっと感動します。日本人が忘れた日本的美学と無常感が横溢しています。泣けます。
学生時代に、ガールフレンドを強引に名画座に引っ張って行って、
鈴木清順監督のヤクザ映画「刺青一代」(これは東映ではなくて日活作品ですが)を見せたことがありました。
最初は退屈そうにしていた彼女でしたが、途中から「凄い、凄いね」とつぶやき始め、
クライマックスの殴り込みの場面では「こんな映画があるなんて!」と一目もはばからず声を出していました。
これ又、タランティーノに影響を与えた作品です。御記憶ください。

243 :
>やくざ映画ファンではないです(女なので)
自ら女を貶める馬鹿女を見つけた。
無自覚にこう云うレスをする女は、笠原脚本に登場する素晴らしい女たちをどう見るんだろうか。

244 :
笠原のやくざ映画と女ということだと、
「女渡世人 おたの申します」で、
三益の母物風に仕上げていたのが忘れられない。

245 :
>>239>>241は、女を貶めるどころか、三島も貶めてるの分ってないよ。
別にこうゆう女には仁侠映画を見てほしいとは思わない。

246 :
>>185
たけしは著作「場外乱闘」で『あの夏いちばん静かな海』を貶した田山力哉と笠原について書いてるよ。
田山には「バカだと思うので何も言わない。『大誘拐』を褒めた時点で大馬鹿か大嘘つきかどっちかと思った」
笠原には「反論しようと思ったが笠原氏の最近の仕事を見て考え直した。死体を蹴飛ばすようなものだから
人間としてそれはやっちゃいけないことだと思うもん」なんて書いていてとても真摯に受け止めてるとは思えん。

247 :
>>242
丁寧なお返事ありがとうございました。是非見てみますね。日本美と無情感というところに惹かれます。
刺青一代もよさそうですね。教えてくださり、どうもありがとうございました。

248 :
>>246
「大誘拐」は少なくとも、北野の映画よりも、はるかに面白いと思うが...

249 :
>>246
確かに、たけしの言ってることは無茶苦茶だし、失礼だが
あの件は、映画芸術の荒井が、わざわざたけしを座談会に呼んでヨイショした後、
別に座談会を組んでボロクソに叩いた(笠原氏の批判も、多分その流れ)
という、「後ろから鈍器で」みたいなアレがあるから…

250 :
>>248
タイプが全然違うから好き嫌いの問題だよね。
俺は喜八の映画はことごとく駄目。

251 :
そもそも「場外乱闘」なんて本はまともに受け取ったら駄目だろ半分ネタで書いてるし
本人が書いているかどうかも定かじゃない

252 :
たけしの映画論については文春文庫「仁義なき映画論」を読むのがよかろう。
週刊誌に口述筆記で連載してた映画評をまとめたもの。
テキトーなこともたくさん言ってるけど、たまにいいことも書いている。
金をかけるシーンはスパッと搾らないと駄目。そのほうが画にハリが出るとか。

253 :
>金をかけるシーンはスパッと搾らないと駄目。そのほうが画にハリが出る
仁義なき映画論を読んでないので呑み込めないのですが、どういう意味なのでしょうか?
搾る、とは何を搾るのでしょう?
釣りでもアオリでもありません。仁義なき映画論を読めば分りますか?

254 :
たとえば、最近の日本映画にありがちだがw、金と手間をかけたシーンを
「どうです金かかってるでしょう」と言わんばかりに長回ししたりじっくり見せる演出すると
かえって貧乏くさく見えると言うこと。

255 :
タケシで思い出したが浅草キッドの話で
浅ヤンのロケでミニドラマを撮りにロケに行ったら
監督のおじいちゃんが舛田利雄で若造のADにボロカスに
扱われてて浅草キッドがADにキレたって話だった。
曰くお前は二百三高地観た事無いのか?
曰くお前は笠原和夫を知らんのか?
曰くお前は勉強が足りない!
正直良い話しだと思った。

256 :
今日「任侠列伝・男」見たけど あんまりおもろくないな。
予定調和で。すまん。

257 :
>255
日本語で頼む。
誰が誰に何をしたのか。

258 :
浅草キッドの番組 テレビ東京「浅ヤン」の番組内の
ミニドラマの監督として舛田利雄が呼ばれた。
しかし、舛田利雄の事を知らないADが監督を
ボロクソ扱いしたのを見て浅草キッドが
ADにぶちギレ。ADに「てめー二百三高地観た事無いのか? 
 お前は笠原和夫を知らんのか?映像の仕事に従事する
人間としてお前は勉強が足りない。この人をどなたと
思ってる?」 補足 これで良いかな?

259 :
yes

260 :
珍滓ワールドのTVの世界なら有りそうな話ですな。


261 :
それより、「浅ヤン」のミニドラマ監督が舛田って事の方が衝撃的。
ADは>>260なんだからどんなに馬鹿でも驚かないけど。

262 :
これまたワケワカラン
ADが>>260とはコレイカニ

263 :
TVスタッフなんて映画見ないからな。
特にADなんて、自局製作の映画すら見ないよ。

264 :
浅草キッドがキレなくても
舛田に半殺しにされてたと思うよ、そのAD

265 :
実績云々以前に、自分の親父くらいまたはそれより年上の人間を
ボロクソ扱いする時点で人間として間違ってる。

266 :
舛田利雄は既にヨボヨボのおじいちゃんだった
舛田が呼ばれた理由は往年の青春映画風のミニドラマ
を再現したくて呼ばれたそうだ
ミニドラマと言っても所詮ミニコントが狙いなのだが
舛田利雄は監督出来るのが嬉しいのかあくまで丁寧に
きっちり撮ろうとしてロケ時間に追われるADがキレ始めた
若造にボロカスに扱われてもビビる訳でも無く飄々としているので
浅草キッドがこのじいちゃんは何者?と思いそこで名前を初めて
聴いたら舛田利雄だと名乗ったので仰天したそうだ


267 :
つくづくTV関係ってカタワ揃いなんだなw
珍滓くらいかと思ってたら、珍滓に失礼だたよ。

268 :
それにしても自分の番組なんだから、舛田利雄が出る事くらい知らなかったのか?>浅草キッド
構成台本か香盤表に名前なかったのか?

269 :
妄想だが舛田が隠居で「水戸黄門ごっこ」してたのかもなあ。
倅はCXでドラマのDだった筈。
そういえば「浅ヤン」自体に中華シェフでそういう企画もあったなあ。

270 :
浅草キッドは師匠が笠原を小馬鹿にした発言(>>246)をどう思っているんだろ?
笠原は正面切った批判でたけしを小馬鹿にしていた訳ではないのに。

271 :
どうというほどの感想は無いよ。
たけしの発言なら何でも支持だろう。
アサヤンの件は全部やらせで
水道橋が一人目立とうとしていると推測。
この話、舛田スレですれば?

272 :
舛田が「死ぬときは脚本家・笠原和夫ではなく、元帝国海軍二等兵曹・笠原和夫だ」と笠原が言っていたと回想してた。
恐らく笠原の本音だったと思われるが、この感覚はちょっと自分にはわからないな。

273 :
軍隊にいってない舛田の対して優越感を示したかったような気も。

274 :
同じようなことは舛田に対してじゃなくても著書の中とかで
書いてるじゃん

275 :
伊丹十三の映画を批判していたね>笠原
「ディティールばかり凝ってドラマがない」と言っていた

276 :
そういう映画があっても良いじゃないか。

277 :
実録路線は仁義シリーズ以外だと
『県警』と『やくざの墓場』の2本だけなんだよね。
もっとやって欲しかったけれど
共産党の企画や浪人街リメイク等、実現しなかったものに
エネルギーを割いていた事は、ファンとしては残念だ。

278 :
笠原&舛田コンビの「元寇」が観たかったな

279 :
>実現しなかったものに
エネルギーを割いていた事は、ファンとしては残念だ。
は?
結果として実現しなかっただけだろ。
誰だって映画化するために企画するんだから。
実録共産党はシナリオだって残ってる。

280 :
実録共産党は狙ってる奴が絶対居るべ

281 :
いまさら「実録共産党」を映画化することに意味があるとは思えないし、客も集まらないだろう。
大森ギャング事件とリンチ事件を中心に暴力活劇としてやるなら、面白くなるかもしれないが、共産党の名は外さないとな。

282 :
外しても、ありとあらゆる妨害があって、
東映以外では製作は無理だろう。

283 :
今の東映なら、なおさら無理だ。
今度の土曜からは渋谷で、笠原脚本作品だけ見てくる。

284 :
今月のヒストリーチャンネルで海ゆかば放映

285 :
hosyuage

286 :
先日テレ東で放送されていた肉体の門を見た
脚本は悪くないと思うけどやっぱり五社監督は駄目だわ
全体的に出来の悪いコントみたいだった

287 :
「肉体の門」は題材が監督にあってないよ。
役者はかなりマッチした人を揃えてるんだけど。
極妻、吉原炎上と日下部、五社のコンビ、
かたせや名取で当ててきたから、
スタンダードをやってみたいってのも分かるけど。
笠原とやるなら、極道者でやって欲しかった。

288 :
極道者→極道もの

289 :
今チャンネルネコでオーディーンやっとるが
いきなり人類の海軍さんの歴史から始まって
笠原節全開なんだな
しかしラウドネスの主題歌がカッコよすぎww

290 :
保守しとかんといけんね


291 :
>>157-158
三上真一郎の演じた組長は、本当に在日ヤクザだったのかな?
笠原氏の指摘だけど
貧乏の問題、ゼニカネが犯罪の動機なのは、戦争直後から高度経済成長期まで
愉快犯や異常者の犯罪でなく、ヤクザという職業的犯罪者を描く以上、
当然ではないかと

292 :
今更ながら、>154が指摘してることの、何がまずいのか一切分からない。
>154は映研の子かなんか?

293 :
かまって欲しいんだろうけど、釣られません。

294 :
>>293
いや、まじなんだが。
繰り返しが駄目なの?
原因の一端に貧困が見えるところがマンネリでショボイって事?

295 :
>>293
繰り返しじゃなく、オウム返しだったね。
そのオウム返しが多いことと、原因の一端に貧困が見えるところの何が悪いの?

296 :
>>295
たぶん、
娯楽作品として、もうちっと目新しい展開やアイディア出せ
とか言いたいんじゃね?
そんなこと言われても、戦後の高度成長期までの時代背景、しかも現役金持ちの息子が、ヤクザやるわけないじゃん
それに、この映画はヤクザ映画であって、サイコ映画じゃないから、快楽殺人鬼なぞ登場されるわけがないだろ

297 :
何言ってるのか分かりません

298 :
要するに、ワンパターンで、動機が万事金ばかり、というのは、
笠原氏の想像力の貧困が原因と>>293 は考えテルっぽい

299 :
二年位前にスカパーで「黒い雨にうたれて」なるアニメを観たが
はだしのゲンの原作者が笠原仁義にインスパイアされたんだな
主人公の名前が「ショウゾウ」で「西条」秀樹が声優出演
もちろんヤクザ「笠原組!」に使いされにされる原爆遺児話が満載
思えばはだしのゲン自体が仁義をトレースしてたりもするな

300 :
仁義なき戦いは、ヤクザ映画こえた普遍性もってるから

301 :
>>298
>>293>>154のこと?

302 :
>仁義なき戦いは、ヤクザ映画こえた普遍性もってるから
ジャンルが違うだろう
実録(リアリズム派)と美学(ロマン派)
俺は、「美学」の方が好きだけどね

303 :
>>299
それ以前に中沢啓治は(現実の)広島ヤクザ抗争の間近に居たわけでしょ。
チンピラヤクザとの喧嘩もしょっちゅうで、当時住んでたアパートの近くに
あったキャバレー“パレス”でのダイナマイト爆発事件なども目にしていた
らしいし。(「はだしのゲン自伝」より)

304 :
>>303
中沢は原爆症の殺し屋の漫画も書いてるよ。

305 :
調べてみると、連載開始と映画公開が同じ年(1973)だね。
飯干の原作連載が前の年。美能の手記が1965だ。

306 :
誰かラストゲーム観た人は居ないの?

307 :
映画共産党、是非実現して欲しかった....
丹波哲郎が宮本顕二でもやっていたのだろうか

308 :
宮本がまだ青年だった時代の共産党の話だよ。丹波は有り得ない。

309 :
戦後だったら金子信雄がぴったりだったな>宮本顕二

310 :
弟子とかいないんですかね?

311 :
笠原さんは若い頃背は高いし男前なんだよな
東映ニューフェースに受かって会社に潜り込んだってのも凄い話だ
普通逆だろ三船みたいにさあ

312 :
高倉健と並んでる写真見たら、以上とは言わないが高倉並に格好いいからな。

313 :
櫻の園のPに「この映画は山谷の労働者は観ないね」といったら観てもらおうと
思ってないと言われてショック受けたと書いてたけど、あの時代に山谷の労働者
を持ち出すんだがらズレてる人だよね。

314 :
ヤクザ映画のPが「この映画は田園調布の有閑マダムは観ないね」と言われたら
観てもらおうと思ってないと答えるんじゃないか?

315 :
たけしの映画への批判なんかも相当ズレてると思ったよ。

316 :
あれは、最近はたけしの映画みたいなのも流行ってるけど、
俺はこう脚本を書いているんだっていうだけの内容なのに、
どういうわけだかたけし映画批判として出してる。
かなり直情的な人なんだろう。ワイズ本読んでもそれが分かる。
なんかある人じゃないとあれほど脚本を書き続けられないんじゃないかな。

317 :
深作の仁義監督に反対したんだから、もうその頃からズレてると言えばズレてる。
でも、劇場で大ウケしているのを見て、自分の考えが間違っていたのを素直に認めているのが凄いと思う。
それ以後は笠原、深作、お互いが刺激しあって、日本映画史に残る傑作シリーズが生まれた。

318 :
自分でも80年代後半ぐらいから受けなくなってきてるのを認めてるじゃん。
半分はプロデューサーのせいにしてるけどw

319 :
>>313
つか、原作が少女漫画の映画に、山谷の労働者は観ないよねってw
本当に>>314の言ってる例と同じ事だよな。
が、老いたりとはいえ、いくらなんでもそこまで理解力が無いとも思えんし、
「俺はこんなブルーカラーが理解できないような映画は好かん」って、
Pに嫌味を言いたかっただけじゃないの?ショックを受けたってのは嘘だよ嘘。
最初から向こうが、そんな客層を求めてないって分かった上で、ワザと言ってるって。

320 :
自分とはまるで縁のない映画だったのに、
それなりにいい映画だと思ったから悔しかったんじゃないだろうか。

321 :
つい最近、総長賭博をDVDで観た若僧だけど、やっぱコレ、凄いっすね。
ドラマってやっぱり人間関係だけと思うけど、ヤクザ映画の場合、それが剥き出しで、
特にこれは、人と人の間に発生する喜怒哀楽のみで話が進行してくから、
1秒たりとも目が離せなかった。
笠原さんはテンポが遅いって不満だったみたいだけど、話に余計な贅肉がなくて、
凄く早いと思ったけどなあ。
同じくこないだ観た植木等の無責任シリーズと同じでw

322 :
あと、この親子だの兄弟だので、情念ドロドロの愛憎劇と殺し合いが展開していって、
結局みんな死んでゆく宿命っていう展開、ガキの頃どっかで見て熱狂した覚えがあるぞ・・・と、
考えていたら「そうだ!これは北斗の拳だ!」と思ったw 
男たちだけでなく、女性像もなんか似てる。
要するに原作者の武論尊は、ヤクザ映画好きなんだろうな。

323 :
>>321
笠原+山下だと「女渡世人おたの申します」が一番だと思う。
笠原の言う山下のちょっとテンポ遅いところが、女主人公に良く合う。

324 :
「あの夏いちばんしずかな海」に対する笠原の批判は、
つげ義春の漫画に、友情努力勝利が無いじゃないかって批判するようなもの。
まあ、映画はやくざなりを読むと、頭が冷えた後は、的外れだったって
気がついたみたいだけど。

325 :
個人的に北野映画は全く面白いと思わないので、こんなの絵葉書
じゃないかという笠原さんの批判はよくわかる。

326 :
そういうのとは違って笠原さんのは半ば嫉妬だと思う。
桑田や村上龍の映画には何も言わなかったが、
たけしの映画にはわざわざ筆を握った。
映画として成立しているからこそ書く必要があると思ったのだろう。
自分のことはまったく必要としてない映画が成立している。
それが許せなかった。自分の仕事に否定にも近い映画だった。

327 :
>>322
武論尊は現在池上遼一と組んで書いてる三国志マンガ「LORD」でも極道モノのノリで
三国志を書いてますからかなーりヤクザ映画も好きなんじゃないかと。

328 :
「女渡世人・おたの申します」を観てみたいんだけど、DVDになってない?
まあビデオでも別にいいんだけど、レンタル店に置いてありますか?

329 :
>>328
東映+biglobeが、ビデオ配信してます。
http://broadband.biglobe.ne.jp/vstore/contents_single.do?SC_ContentsID=43324

330 :
晩年のコメントを読むと、ちょっと被害妄想気味になってたなって思う。
確かに北野映画みたいなものも出てきたが、この人のように、万人に向けたエンターティメントの
骨法を踏まえた作品もたくさんあったし、それを支持する人もたくさんいたのに、
「若い人は狭い部屋でゴチョゴチョやってるような作品ばかりしか創れない」
「自分はもう古臭い、観客もそういうのを求めてるんだろう」
とか言ってたけど、悲観的に過ぎるなと。
ただ後継者は、映画界よりも、漫画やテレビドラマの世界に多いかも、とは思う。
(といっても、映画界にだって皆無というわけじゃないと思う)
笠原さんは、黄金期の少年ジャンプか漫画ゴラクを読めば良かったんだよw
さすれば日本はまだ安心だ!自分はまだ不要な存在では無いと思ったに違いない。

331 :
笠原「今の若い人は、そういうアヤというものをほとんど考えないでしょ。
   ひとつの筋書きの中で、逆転だとか、人間的な意外性を出すという
   職人的なうまさがね……」
この手のコメントも、そりゃ笠原氏ほど上手いアヤ作りの名人は滅多にいないだろうが、
このやり方が主流から外れていたとは、どうしても思えないんだよな。

332 :
昭和の劇がなぜかamazonで品切れ....

333 :
オタキング岡田が、岡崎京子の漫画を評して、
「カッコいい男女が出てきて、その人たちが性倒錯者で、お洒落なファッションや
 生活していて、こんなのが現代のリアルとかやられたら、
 俺たちオタクの出る幕がないじゃんと憎しみを覚えた」
など言ってたのを思い出した。
>>330の言ってるとおり、櫻の園やあの夏〜が、映画界の主流とは
思わんし、笠原さんの最近の若いもんは〜は、杞憂だったと
思うけどね。

334 :
出てから大分経つからなァそろそろ本屋の店頭からも消えるころ

335 :
自著で、海軍の兵士であったことをしきりにアピールしてるけど、
正式任官したのは、戦争が終わった9月で、実際は国内で3ヶ月
見習いとして訓練受けただけなのな。
他にも自分が無頼であったかのような、カッコつけたような発言が
多々あるけど、これって、よくいる「昔は俺も悪かった」
って言うのが大好きなオッサンだよねw
この人の場合、才能があったから、それを脚本に活かしたって点は
凄いとは思うが。

336 :
あ、別に笠原さんが嫌いなわけじゃないよ。もちろん作品も凄く好き。
いや、愛すべきオッサンだなーって思ってw
そういうホラ吹きでナルシーな所もないと、創作者としては
ダメなのかもって思うし。

337 :
>他にも自分が無頼であったかのような、カッコつけたような発言
思い当たるところが無いんだけど、例えば?

338 :
>>337さん
俺は笠原氏は右にも左にも囚われなかった真の無頼だったと思います
結果三ヶ月訓練して終っただけにせよ
確実に死を意識したろうし当然それは後の作品に昇華されてる
戦中戦後に青春時代を生きた故の無頼は本物だろう
それは「昔は俺も悪かった」などと云う単純な「カッコつけ」では無い
であればあの作品群など描けんし今日まで残らない
>>335-336手前ぇは実にクダラネエな
カッコ悪い事をカッコつけさせてくれってポーズが笠原節だって事がワカランお前みたいな奴はダサ杉

339 :
>>332
映画の脚本家の本で長い間版を重ねてる本ってのはないのでは?

340 :
>>339
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/kogun/kogun70UK.htm
これとか、
http://page18.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w21412912
これは、長い間、ベストセラーだった。
いまでは、両方とも絶版だけど。

341 :
脚本家が書いた小説なら他にもあるけれど、
>>332みたいな脚本家自身が対象となった本のつもりだった。
出版物全般なら新藤兼人が圧倒的でしょ。
本の印税だけで個人事務所構えられるレベル。

342 :
そう? 「小説・田中絹代」「ある映画監督の記録」しか知らないけど、そんなに本を出してたっけ?

343 :
>>337
そーね、いろいろあるが、「女渡世人・おたの申します」の時、山下将軍に、
最後の藤純子の立ち回りは俺に撮らせてくれって申し出たことがあるらしいが、
「お前のような大学出よりも、俺みたく風来坊のような奴が撮った方が(凄みが出る)」
とか言ったらしいが(映画はやくざなり)、人の出自と自分のとを比較して、
「自分はエリート様とは違う人種」的なことを言いたがるのも、その手のオヤジには
よくあるわな。
>>338
まあまあ、そう怒るな。お互い同じ笠原ファンじゃないか。
他の戦争体験者、実際に戦地に行った人、戦後のドサクサの中でいろんな職を転々とした人の
エッセイなんかもたくさんあるが、笠原さんはやっぱり自意識過剰だよ。
たとえば同じ創作者で、笠原さん以上の過酷な体験を、戦中戦後くぐり抜けてきた
水木しげるあたりの自伝と比較してみればよくわかる。
カッコ悪いことをカッコつけさせてくれってのが笠原節だってのは同意。
もちろん俺もその笠原節は好きだ。
でもそれは「昔は俺も悪かったって」言いたがるオヤジ像と、別に矛盾してないよ。

344 :
>>342
横レスだが、横浜市の図書館の”新藤兼人”の検索結果。俺も知らなかったが凄い量だな。
ttp://www.lib.city.yokohama.jp/cgi-bin/Swissken.sh?0+991+0

345 :
戦地に行った人より、笠原みたいに国内にいた人の方が
軍の対しての思い入れが強いような気はする。

346 :
>>344
リンク、違ってるよ。
短いエッセイが収録されているだけの本、解説だけ書いた本なども入っているから、それほどの量ではない。
http://www.lib.city.yokohama.jp/cgi-bin/Swwwssrt.sh?0+1485+192+2+0+1
そういや、新藤がお姉さんのことを書いた本(「地平線」の元になった)や新藤兼人シナリオ集は、
そこで借りて読んだんだった。

347 :
わしゃあ妹さんとのエピソードが涙無しには読めんよ....
まあ脚本家なので文章がうまいとか
多少脚色もあるかもしれないが....
昭和の劇に、一言も書かれていないけど
写真だけ出ているのが泣ける

348 :
>>335
笠原氏は日本軍全般を「言われているほど大したもんでも立派なもん
でもない」と言うよね。等身大に見ようとしてると言うか。
そう言ってる人つかまえて、軍歴振りかざして悪ぶってるというのは勘違い
だと思うよ。
笠原氏は著書を読む限りかっこつけ、虚勢を嫌う人でしょう。
正直だし、美化されてるけど本当はこうだぜ、って揶揄するような発言多い
しね

349 :
>>322
池上遼一と組んだ「サンクチュアリ」の、ヤクザと警察官のコンビのヒントは、
県警対組織暴力かなと。

350 :
じゃあ「やくざの墓場くちなしの花」が「ドーベルマン刑事」ですか?

351 :
>>348
でも、軍隊にいってない深作(三つ下)には優越感みたいなものを感じるんだよな。

352 :
仁義〜広島死闘編の山中(山上)を、「戦争に間に合わなかった軍国少年」って
キャラにして(深作には別のとらえ方をされたって愚痴ってたが)、
自分の想いを託したってのが、笠原さんの心情を現してる気がする。

353 :
戦地に行った人達と軍に入らなかった人達に挟まれた、
不安定な立場だったのかもしれない。

354 :
徴兵されたかどうかってのも大きな境界ではあるけど、
・戦場を体験したかどうか、
・軍国主義時代に少年時代を過ごしたか、(思春期に敗戦を体験したか)
ってのが二つの大きな境界でしょうね。
小津くらいの世代だと、戦場は体験しているけど、
既に大人になって価値観が定まってから日中戦争が始まってる。
笠原(1927)、深作(1930)は軍国主義日本で少年時代を過ごしてる。
大島(1932)もそう。この辺りの人は
大きな矛盾を抱えて生きていたんじゃないかな。
だからどこか過剰なところがあるんだと思う。

355 :
>>330
映画界は確かに衰退したかもしれないけど、その代わりに新しい表現者が向かう
媒体として、漫画界といった別のジャンルもあったわけで、そちらは
どの程度意識していたのかな?とは思いますね。笠原さん自身が
出涸らしのヤマトとか、創価学会向けのアニメとかで
完結していたのは勿体無かったかなぁ。
「昭和の天皇」への入れ込みが大きかった分、失った
ものも大きかったのでしょうけれども。

356 :
ストーリー軽視の映像派や
内向的な青春群像に焦点を当てるような作品が嫌なんだろうな。
ヤクザや戦争等、剛毅な映画を作っていた人の反応としては、当然だろう。

357 :
日露戦争調査のストレスで胃を切ったと言ってるけど
力の配分間違えてるとしか思えない
学者じゃあるまいし、リアリズムにこだわる映画でもないのに
キャラやエピソードの磨き上げにエネルギー割いて欲しかった

358 :
そこに至る為には必然的な調査なんだよ。

359 :
>>356
いや、自分では絶対書かないような作品、違う価値観を持つ作品を、
観る側としては好きな人っているよ。
でもこの人はそうじゃないね。受け手としても、とにかく自分の作風に近いものが
好きな感じ。
黒澤明作品も、七人の侍はあまり好きじゃなくて、一番好きなのは「素晴らしき日曜日」
ってのが、そのまんまやんけ!って感じだし。
「生きる」も、自分がガンなった経験から、あれはリアルじゃないと思ったから
好きじゃないって言ってた(じゃあガンになる前は好きだったのか?)

360 :
「七人の侍」は好きなんじゃないの?
「昭和の劇」を読んでないんで、そこでどう言ってるのかは知らないけど。
キネ旬の「七人の侍」リバイバル特集号では絶賛してたよ。
黒澤の場合は、タルコフスキーや北野武の映画が好きだったというのが、やはり不思議。
黒澤自身が撮る映画とはあまりに違い過ぎ。

361 :
昭和の劇では、映画としての見せ方は上手いと思うが、
侍たちが全員正義の味方で誰も裏切らず、、野武士が全部悪って
単純な構図が好きになれないって言ってた。
笠原さんらしい意見というか。でもそりゃ作品の是非じゃなくて、
個人の趣味だよな。本人も承知の上でそう言ってると思うけど。
まあ笠原さんなら、侍、野武士、農民の関係は、もっともっと
カオスにするわな。

362 :
>>360
「乱」で一段落した黒澤が「夢」をやる気になったのは、
タルコフスキーの「ノスタルジア」の影響じゃないかと思っているんだけど。
黒澤は、深作、笠原のグループより、あっちの方に近いと思うし。
主演の三船さん一人は、深作、笠原のグループだと思うけれど。
黒澤の映画は黒澤と三船のあのバランスがいいね。
深作&笠原もうまい補完になっていると思う。
深作は現場の勢いで変りすぎるから、外すことも結構あるから。

363 :
夢、幻覚は元々、黒澤映画の重要なモチーフのひとつだから、「ノスタルジア」の影響ってことはないんじゃない?
むしろ、「ノスタルジア」の方が、黒澤映画からの影響があるようにも思える。

364 :
モチーフじゃなくて、ドラマ主体じゃない映画ね。
ドラマやパッションが演出術と古典的な二人三脚をしてない映画。
「どですかでん」はまだちょっと遠慮があるもんね。
深作や笠原さんはああいうのはまるでやる気ないんじゃない?
やっぱタルコフスキーには、ここの組よりはずっと近いと思うけどね。
「夢」観たのかね、笠原さんは。

365 :
>>361
で、最後は、岡田イズムに則ってハッピー・エンドにしてね。
>>360
宮口精二の殺陣は得心がいった、と書いてあったね。
出展は「破滅の美学」から。

366 :
やっと映画はやくざなりの、沖縄進撃作戦の脚本を読んだ。
いや凄い。これまで脚本のみを読んだ中では、一番、頭の中で映像がクッキリ浮かんだし、
勢いが凄くて一気に読んでしまった。
ただ正直、仁義シリーズや県警対組織暴力の後に、この映画が公開されたとしても、
二番煎じ、三番煎じって言われたんじゃないかなあ・・・もう、まんま、あのノリだし。
舞台が沖縄で、沖縄と本土の関係を扱った部分がキモなのは分かるけど、
登場人物たちがあまりに、いつもの笠原的過ぎるというか・・・だからこそ頭の中で
映像が浮かびやすいんだけど。

367 :
監督を変えればいいw

368 :
じゃあ石井輝男で

369 :
キネ旬の「七人の侍」評は素晴らしかったな。

370 :
中期の任侠モノで、「総長賭博」と「女渡世人おたの申します」以外に、
なにかオススメ作品ありますか?
レンタル屋に置いてあるものがいいんですが。

371 :
「日本侠客伝」シリーズでいいじゃん。
俺はこれと「網走番外地」シリーズが好きなんだよね。(こっちは笠原さんじゃない)
あと笠原さんがこれでももうこれで書ききったと
任侠ものは打ち止めにした「おたの申します」
# まあ実際は藤純子作品まで数本書いているんだけどw
「昭和残侠伝」シリーズも何本か書いてるよね。
俺はこのシリーズはあまり好きじゃない。
やくざのしがらみにちょっと歩み寄りすぎな気がして。
「新・網走番外地」シリーズの脚本は頼まれなかったのだろうか、
それとも断ったのだろうか。

372 :
マキノ師匠と組んだ作品で、最高傑作はどれだろうか。
間違っても藤純子の引退作じゃないと思うが・・・

373 :
そりゃ「日本侠客伝」シリーズでしょ。
俺は関東篇と決斗神田祭りが好き。

374 :
港祭りに来た男

375 :
マキノ師匠がかじっていた、白い錠剤って、R?

376 :
健さんの映画は、網走番外地はほとんどのレンタル店にある。
昭和残侠伝は小さいところにはないが、ある所には結構ある。
でも、笠原さんが一番関わってる日本侠客伝はあまり置いて無い。
未だにビデオで3作くらいしか観てない。
1作目と関東編を観たいんだがなあ。

377 :
DVDになったんだけどね。これ置くレンタル屋は少ないか。
http://www.toei-video.co.jp/DVD/sp21/kyokakuden.html

378 :
俺はマキノさんのベストシリーズも「日本侠客伝」だと思ってんだよね。
こっちは一応健さんがカタギだから、(人足や興行に絡む仕事だけど)
娘さんもみんな堅気なんだよね。次郎長ものは堅気の娘出しにくいから。
それになにより脚本がいい。

379 :
>>377
それ、セルだけで、レンタルはないんじゃなかったかなあ。
少なくとも店ではビデオしか見たことない。

380 :
笠原さんって、監督やりたいって思ったことなかったのかな?
マキノ、小沢、山下、深作、舛田、五社と、歴代の監督たちを、褒める所は褒めつつも、
自分とティストが違うっていう不満もたくさん言ってたから、
映像イメージもしっかりしてたんだろうし、自分から監督に進出しようと
働きかけなかったのかね?

381 :
>>380
つ「幻の湖」

382 :
>>380
もともと監督志望で映画界へ入ったらしい
脚本家になってから監督になろうと積極的に動いた形跡は
不思議だけどないんじゃないか

383 :
>>381
橋本監督作品の前二本は普通だし。

384 :
実を言うと俺
マッチと明菜の大霊界だけは観てないんだ

385 :
>>381
意味わからん。
>>384
その他のは見てるとでも言うのかね。
初期のひばりモノなど、評価は高くともなかなか上映の機会がない作品は多いのだが。

386 :
ひばりモノはコンスタントに東映チャンネルで放映してるぞ

387 :
ひばりモノは今のうちに観ておいた方がいいですよ。
ひばりファンが既に結構高齢だから、そのうち観る機会が少なくなる。
求められなければ、スカパーでも放映されないし、DVDも出ない。
オンデマンドがいつ頃になるか不透明だから。

388 :
決斗神田祭のビデオがあったので借りて観てみた。
ん〜〜面白かったけど、普通の娯楽映画って感じ?
この頃の笠原さん、まだ若いっつーか、個性も他の任侠映画や時代劇と比べて、そんなに無いし。
あと、健さん、鶴田、寛美の、3つのパートの話があまり上手くかみ合ってない気がしたなあ。
総長賭博以降だと、その辺の構成にスキがないんだが。
それから、最後の殴りこみで、健さんが先に殴りこんで、前のシーンで殺された
鶴田の死体を発見するんだが、死体は見せないようにしてるのな。
ああいうのって、鶴田が死体を演じるのは嫌だと断ったのか、監督が見せない方がいいと
判断したのかどっちなんだろ。

389 :
笠原作品って、一度目より二度目に観る時の方が面白くね?
一回目でもストーリーが分からないってほどじゃないんだが、
二回目の、人間関係のアヤ(マキノ語)が、全部最初から
分かった上で観ると、より深みを感じとれるっていうか。
なによりも、そんなに間を空けなくても、じゅうぶん再見に
耐えられるんだよな。

390 :
ドラマ版の二百三高地も、笠原さんが脚本書いたの?
クレジットが脚本・かさだとしお、になってるが、本当にわざわざ
舛田監督と2人で一緒に、ドラマ版の脚本を一緒に書いたとは
思えないんだよなー。
昭和の劇でもまったく触れてないし・・・

391 :
「昭和の劇」で扱ったTVドラマは、「吉田茂」だけでしたっけ。
笠原さん、他にも結構TVドラマの脚本書いていますよ。
「昭和の劇」は、映画脚本中心ということで、あえて
取り上げなかったんじゃないでしょうか。

392 :
「昭和の劇」と「映画監督深作欣二」を読み比べると、
同じ状況や映画を、両方の視点から見れて面白いな。
ちょっと言い分が食い違ってるのも面白いw

393 :
深作の言い分に対する返答だからね。
深作死んでからなのが残念だけど。

394 :
昭和の劇を深作は読んでるよ。亡くなる直前の愛読書だったとか。

395 :
病室でそればっか読んでたそうね

396 :
「昭和の劇」だと、仁義〜広島死闘篇で、文太が降板するって言い出したとき、
笠原と文太があわや掴み合いになるエピソードで、
「おまえアホか、俺がちょっと顔に傷つけたら役者なんてやっとれんぞ!」
って、笠原が強烈なタンカを切ったら、深作が「まあまあ」って止めに入ったと。
「監督深作〜」だと、そんな笠原のタンカは話に出ず、
「ケンカ別れか、それもいいだろう。でもまだケンカ別れには早すぎやしないか」
なーんて、深作がカッコいいセリフを吐いて止めたとある。
これ、どっちかがウソっていうんじゃなくて、両方とも本当かもしれないが、
笠原も深作も、自分だけカッコ良く話そうとしてるのは分かる。
もしくは相手のカッコいいセリフは完全忘却してるw
いや、これはなんか微笑ましい話だと思うけどw

397 :
あと、「顔役」で両者が揉めた時、笠原は「共同で書くことにしたが、
深作が女とチチクリあって、脚本書きやがらないからブチ切れて帰った」
って言ってるが、深作は単に笠原と意見が合わなかったとしか言ってない。
まあおそらくこれは笠原の言ってることが本当で、深作は言いたくなかったって
気持ちは分かるが。

398 :
まぁ、自分の延命より、荻野目慶子にRし続ける事を優先した男だからな。

399 :
「バカ政ホラ政トッパ政」のビデオを、何故かよくあちこちのレンタルで見かけるんだが、
これは地雷ですかね?
あと「玄海つれづれ節」のDVDも発見。
(なんでこれらがあって、日本侠客伝のDVDはレンタルがないか不思議)
どっちも「昭和の劇」では、触れないでくれ状態だったから、不安なんだけど、
観た方、感想ぷりーず。

400 :
普通にまむしの兄弟みたいな映画と
普通に狂ったサユリモノの典型映画

401 :
>>361
笠原さんは黒澤信者で、
デビュー前に黒澤に脚本送ったこともあるんだぜ

402 :
http://kizurizm.blog43.fc2.com/blog-entry-3409.html

● ここで本論前提となるカッパとアンコについて書いておくと、要するに
刑務所内で掘るほうがカッパ、掘られるほうがアンコです。
 刑務所に入って、鉄砲玉が欲しい人はカッパになってアンコをキープする。
これは性的嗜好という問題ではなく、便利だからです。というのも、アンコに
なると人格が歪むというか、男のプライドが潰されてしまい、あんまり詳しくは
書きませんけれど「捨て鉢」になる。こういうアンコをカッパは、外に出てからも
囲っておくそうです。で、何かあったらアンコに電話して、「殺れ」と。
 アンコはそうなると喜びいさんで殺りにいく。誰かを殺して刑務所に入っても、
今度は殺人犯だから少なくとも掘られずにすむ。つまり、男として喪失した
アイデンティティが復活するわけです。
 『仁義なき戦い 広島死闘編』でヒットマンと化す山中を描く時、笠原氏は
彼の特異な性質をえがくため当初アンコにしようとしたそうです。モデルの方が
到底そんなタイプじゃなかったということで、ポシャってますが。

403 :
>>401
橋本忍を見出したことの再現はなかったか。

404 :
笠原さんにバイアグラをプレゼントしたかったな
深作にはあげない
つーか使ってたろうな

405 :
>病室でそればっか読んでたそうね
非常に興味深い話だなあ。

406 :
「昭和の劇」ってタイトルが、笠原さんの本として、これしかない!ってくらい秀逸だな。
荒井氏のどの脚本の仕事よりもこの題決めがGJ。


407 :
天山を越えての笠原稿て、あるの?

408 :
天山を越えて とは?

409 :
正味の話、高倉、鶴田、純子主演の任侠シリーズ群は、総長賭博、いのち札、
おたの申しますの三本を除くと、笠原脚本作品が、他のライターの作品と比べて、
飛びぬけた面白さや独自性があるわけでもないね。
やっぱり笠原さんの本領発揮というか、ワンアンドオンリーな存在になったのは、
実録路線〜戦記モノ以降なのかな。

410 :
俺は「日本侠客伝」シリーズも好き。
独自性の方はそもそも飛び抜ける必要のないシリーズなんでないけど。

411 :
吉田茂の家が焼けて、笠原先生の取材した昭和が
また一つ、消えていった・・・

412 :
俺もあのニュースで笠原さんのことを思い出したw
生きていたら、なんてコメントしたか。

413 :
東映チャンネルで二百三高地テレビ版やってるじゃん
一話二話見逃した残念

414 :
>>411-412
笠原なら「妾の怨霊」をテーマに金閣寺風シナリオを一本書くな

415 :
本スレは会話スレになってるのでこっちで書くけど、仁義シリーズを
初めて観ている若造です。
笠原叔父貴の作品は、その前に総長賭博、県警対組織暴力と観ていって、
すげーって思って、次に仁義の1作目を観たんですが、総長賭博と県警〜の、
両方の要素が混ざってる感じで一番良かったですね。
で、2作目の広島死闘篇は、笠原さんが一番好きだって言ってたので、期待してたんですが、
はっきり言って1作目より面白くなかった・・・なんか猥雑なだけで、話が単調というか・・・
欣也・サニー・名和が、文太・松方・金子(梅宮)、もしくは鶴田・若山・名和みたく、
面白いトライアングルになっておらず、ただ殺しあってるだけで単調な感じがしました。
でも梶芽衣子は美しかった・・・はだしのゲンのお母ちゃんそっくりw
これから代理戦争と頂上作戦にとりかかろうと思うちょります。

416 :
んなアホな
二作目が一番笠原節効いてるっちゅうに

417 :
でも確かに山中と大友の関係には、笠原さん得意の「アヤ」がない。

418 :
笠原さんが広島死闘篇が好きな理由は
「戦争でRなかった世代」としての思い入れだろ
若い世代には通じなくても仕方がないトコはあるだろうな

419 :
正直、俺も二作目はあまり面白くない。

420 :
山中のキャラは良かったけど、俺は大友は劣化版哲ちゃんって感じで、
ウザいだけだったな。
最後もヘタレだったし。山中はヘタレなのが魅力なんだが、
大友はお前あんだけイキがってこれかよって。

421 :
二作目から東映っぽい役者暴れの作品になってる。

422 :
「人とシナリオ 笠原和夫」を読んだら、テレビの仕事も載ってたんだが、
こっちも30代から50代まで、膨大な仕事をこなしてたのに驚いた。
新藤兼人もそうだが、よくテレビの仕事まであんなにやる余裕があったなと思う。
映画こそある程度ソフトで残ってるけど、笠原さんのテレビの仕事が埋もれてゆくのは
すごく勿体無いな・・・。
マジで、「昭和のテレビドラマ〜ドラマ脚本家笠原和夫」なんて本も
作れるくらいの仕事量なのに。

423 :
最晩年に深作とのツーショット写真があったが、
70代前半なのに、まるで90くらいのような老け込み方だった。
65歳くらいの時の写真だと、歳相応だったんだが・・・
最後の方は闘病生活もキツかったんだろうねえ・・・
あの体でインタビューに答えて、「昭和の劇」を遺してくれて、
映画界の財産になったよ。

424 :
「showはの劇は無理!あっちもこっちもいいね!HeyーSayはいいね!」
って映画界から突きつけられて笠原さん引退。

425 :
>>370未ソフト化ですが敢えて、[博奕打ち・いのち札](1971)を、御薦め致します。山下耕作の情感豊かな演出、鶴田浩二と安田道代(大映)の初共演、天本英世の怪演、若手時代の渡瀬恒彦の姿、トメを務める若山富三郎の安定感、そして、
笠原和夫の濃密な脚本!俊藤浩滋が「ええシャシン、情感溢れるメロドラマ」と絶賛してました。東映チャンネルで御見逃し無く→何卒DVD化希望!

426 :
いのち札は観てみたいが、ビデオにもなってないのか。

427 :
県警対組織暴力、今月東映チャンネルでやってるね。
何回観てもすごい映画だわ…

428 :
深作・笠原コンビが事実上、これが最後になったのも分かる気がする。
次のやくざの墓場は笠原さんは途中で降りちゃったし。
ちょっとこれは超えられないっしょ。仁義シリーズの面白い部分を
いいところ取りして全部一本にぶち込んだような作品だし。

429 :
やくざの墓場に出演されているみたいなんですが
どの役なのか分かりますか?

430 :
事件から10数年経った今こそ、深作・笠原コンビに、
オウム事件実録「警視庁対教団暴力」を作ってほしかった。
(「教義なき戦い」でも可)
むろん幹部が逮捕されるごとに、あのBGMが流れる。
笠原さんなら徹底的に取材して、凄いものが出来たんじゃないだろうか。

431 :
笠原さんがオウム書くなら、むしろ日本暗殺秘録路線になりそう
井上日召→麻原 で

432 :
シンパシー感じなくて書けないんじゃないかな。
戦争体験やどうしようもない貧乏とか、オウムには無いでしょ。

433 :
竹熊健太郎とか、オタク系ライターは、オウム幹部と同世代だけあって、
熱く語ってたけどね。
やっぱあの世代(1960年生前後)の脚本家が頑張らなきゃだめか・・・もう、
年代的には中堅かそれ以上に差し掛かってるんだしねえ。
笠原さんの言葉を聞くと、きちんと丹念に取材して、リアリズムを書けるライターや
撮れる監督が、あの世代にいるか怪しいが。

434 :
坂の上の雲が大河になるそうだが
ブーム便乗で結構だから
二百三高地のオリジナルシナリオ本出版しねえかな〜
笠原さんの書いたオリジナル脚本読みて〜

435 :
>>433
その辺の世代がリアルで笠原脚本作品に触れていたとしたら、
「愛・旅立ち」あたりか。ちょっと近いな(w
似たような題材だと、自分は
「人間革命」の第三部を世に出してほしかった。
池田大作をアル・カポネと称しつつも、シンパシーは
感じていたと思うんだよね。戦中派同士ということで。
「昭和の劇」ではサラッと流していたけど、完成すれば
面白かったんじゃないかな。

436 :
>>435
> 池田大作をアル・カポネと称しつつも、シンパシーは
> 感じていたと思うんだよね。戦中派同士ということで。
それは違うと思う。
単純な同世代共感だけでは書いてないでしょ。
例えば実録ものでも下っ端か、敗北した人ばかり。
笠原さん自身特別な才能があった人だけど、
国や組織に翻弄される末端の人間ばかり描いている。
池田大作は振り回す側でしょ。

437 :
「映画はやくざなり」の後に、橋本忍の「複眼の映像」を読んだんだが、
笠原さんと橋本さん、ほぼ同じ創作過程で脚本を書いているね。
まずテーマを決め、徹底的に取材をし、キャラクターをしっかり設定して、
それからプロットに取り掛かる。
このやり方こそが、ライターのお手本なんだろうな。

438 :
しかし二人とも偶にやらかす事も在ったな

439 :
たけしと大ゲンカだな。

440 :
笠原さん、色んな戦争ものやテロリストものをやったけど、8・15宮城事件は扱ってないよね?
笠原版「日本のいちばん長い日」を観てみたかったな。
橋本版も傑作だったけど、それとはまた一味違う傑作が生まれてたと思う。

441 :
「あゝ決戦航空隊」と「日本のいちばん長い日」を見ると
大西中将の扱いの差に吹く

442 :
橋本忍はプロットを作ったあと、キャラクターを作ってるが、
笠原さんは、キャラクターを作った後に、プロットを作ってる。
両者の作風は、ここの違いが結構あると思う。

443 :
橋本の言う「牛はいらない、一撃で牛を殺して汲み取った血だけあればいい」
っていうのが一番の違いかもね。

444 :
笠原さんカットバック連発ってやったことある?

445 :
パッと思いつくのでは、県警対組織暴力の、拓ボンの取り調べの時にやってたな。
組側は弁護士雇ったり、高い弁当差し入れたりしてるのに、それを文太が全部握りつぶして
「組はお前のこと見捨てたようじゃのう・・・」って繰り返すところ。
橋本忍の使い方とは大分違うが。

446 :
握り金玉ってどういう意味ですか?
これはヤクザの隠語?あるいは広島地方のスラング?

447 :
ビビって腰が引けてるチキン野朗みたいな意味だよ
って、んな事説明せんでも解かれよゆとり

448 :
出た!ゆとり!ブハッ

449 :
「日本女侠伝 激斗ひめゆり岬」
小沢茂弘との齟齬はあったみたいだけど、それにしても
シナリオ骨法の定石を行く、泣かせるセリフが
多くていいシャシンでした。
でも、ラストは、一つ前で切ったほうが良かったかな・・・

450 :
笠原作品は、レンタルが意外と少ない・・・

451 :
確かに
あと古い時代の映画になると全然DVD化もされていないな
東映チャンネル入るしかないか

452 :
>>449
自分も最近浅草名画座で見ましたが面白かったなあ
本当に泣かせてくれましたね

453 :
面白いか?
藤純子、喋らせすぎだろ、台詞弱いのに。

454 :
昭和の劇で、笠原さんが「竜二」に批判的だったので、
初めてDVDで観てみたが、確かにこりゃ笠原さんは認めないわと思った。
たけしの映画ほどじゃなくても、自分のセオリーを全部無視して、なおかつ時代の
空気をちゃんと切り取ってたし。
話が四畳半の世界に回帰するのは後退だとか、竜二がどうやってヤクザで食ってるか
ちゃんと描いてないとか言ってたけど、正直、負け惜しみっぽいというか・・・
笠原さんだってプロの眼を持ってるから、それでもちゃんとドラマが成立するって
分かってたと思うんだが、それは意地でも認めたくなかったんだろうなと。

455 :
あんな映画ばっかりになったら喰えなくなるしな。
自分の腕を発揮するところないんだもの。

456 :
しかしのりP事件、笠原和夫が聞いていたら
どう思っていたんだろうな
やっぱり、とか思っていたんだろうな...
芸能界とヤクザを正面から描いた映画は
さすがに無かったけど、
(仁義なき戦いでプロレスラーが出てくるくらい)
総会屋を取材しすぎて実録物から手を引いたんだよね。
芸能界なんて本当にヤクザと一心同体なんだろうな....

457 :
最近は笠原和夫みたいな脚本家はいないんですかね
笠原和夫は人生も面白いような

458 :
『映画はやくざなり』って死後、
新潮社の編集部がつけたタイトルみたいだね。
生前、やくざ映画の巨匠と呼ばれる事を嫌っていたエピソードと
矛盾するから変だなと思っていた。

459 :
その点、『昭和の劇』は秀逸だな
笠原和夫の特徴と魅力を凝縮したタイトルだ

460 :
ほんと、この題名のおかげで、昔の日本映画を指す時、「古い邦画」とかじゃなくて、
「昭和の劇」って、カッコつけて言いたくなるw

461 :
>>454
亀だが、竜二がどうやってヤクザで食ってるかは、ちゃんと出てるんだけどな。
自宅でカジノやったり、シマ内まわって花代貰ってるのを見せたりしてる。
笠原さん、新しいことをやられた悔しさで目に入らなかったのか、
俺ほどヤーさんの収入源に関して徹底的に取材はしてないと、
ケチをつけたかったのか・・・(竜二はそこに力点置く作品じゃないんだが)
笠原さんも、本音ではああいう商売っ気抜きな、私小説に近いような脚本を
書きたかったんじゃないのかねえ。
昭和の劇の最後の方を読むとそう思う。

462 :
文春新書
「ユリ・ゲラーがやってきた 40年代の昭和」
鴨下信一著
で、笠原さんのことを触れています。
「昭和の劇」からの引用が中心ですが。

463 :
>>434
亀レスだが
神保町の映画専門古書店・矢口書房なら中古で置いてるかも
ただし「シナリオ」1980.10月号だから他の作品と抱き合わせになるが・・・

464 :
>>463
亀亀ですがありがとうございます

465 :
笠原さんが美能氏から直接、取材して書いているのに
原作 飯干晃一となっているところは、分かり難いですね。
東映のオリジナルではなく、あくまでも飯干氏の原作の翻案と言う事で、
広島ヤクザ側からの圧力を逸らそうとしたと言う事なのかな。
笠原さんは飯干さんについて語っている記録は無いですよね。

466 :
独自に取材しようが、原作は原作。

467 :
笠原の取材第一主義・資料中心主義は尋常じゃ無いからねえ。
取材ソースが生きていれば直接取材するのは当たり前くらいに
思っているから、原作の有る無しは関係なく行動してしまうん
じゃないのかな。


468 :
飯干の手による原作を読むと、時代が前後したり、重要と思えない話があったりしてそのままでは映画にしにくい。
再取材してまとめあげた笠原は凄い!

469 :
NHKの「坂の上の雲」のスタッフは、日本海海戦にせよ、旅順攻略戦にせよ、
笠原和夫という巨人に挑まなきゃいけないのが大変だな。

470 :
「坂の上の雲」の原作は笠原&舛田の戦争映画路線よりもずっと前に書かれたものだし、
今回のドラマの脚本を書いた野沢尚は撮影開始以前に自殺している。
挑むも何もない。まったく無関係。

471 :
>>470
でも笠原さんは確実に意識してたと思うな
あれだけ膨大なインタビューや著のなかで絶対司馬遼の名前が出てこないとこが逆にあやしい
まあ自分が書いたものの方が遥かにリアルなんだぜって思ってるからだと思うけどね
二百三高地で脚本変えられたって憤慨した部分の話
乃木が最後明治帝に報告して泣き崩れても児玉に冷たい目で見られたって話は
そのまま司馬が坂の上と殉職で書いたのと一緒だし
映画化されなかった天狗党の話があるでしょ
司馬遼太郎の峠への越後長岡出身故の逆アンサーだと思う
そんなにカッコいい話じゃねえぞって言う

472 :
>>470
いやいや、野沢は一稿のみ担当だし、このさい原作のあるなしは関係ない。
日露戦争を扱った脚本って点だけで言ってる。
>>471
読んでたのかもしれないが、どうだろうね。
昭和の劇でも、小説の影響については、他作品でもあまり言及してなかったような・・・
特定の好きな小説家なんかも、挙げてなかったし。
荒井が聞かなかっただけかもしれないけど。

473 :
>>472
うんパクったとかの話じゃなくて
俺の方が膨大な量調べた上でリアルなドラマを構築してんだぜって云う
笠原さん一流の気概故の無視みたいな
本の話は繰り返し人間喜劇しか言わないもんね

474 :
『昭和の劇』は各方面に遠慮なく発言しているけれど
阿川弘之へは遠慮が感じられた。
あの変な息子の発言も好意的に引用していたし。

475 :
>>472
岩田富雄の名前が上がっていたよ。

476 :
「獅子文六」じゃなくて?

477 :
獅子文六です。

478 :
だったら岩田豊雄ではないか?と。

479 :
どうでもいいことだけど、作家「獅子文六」について言及してる。

480 :
斬ろうと思った作家と座右の書って言及の仕方じゃない?

481 :
http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m67931592

482 :
>>481
凄いな活字残ってるんだね

483 :
「昭和の天皇」「実録共産党」「真珠湾」のシナリオを、一冊にまとめて出版してほしいですね

484 :
やくざ映画の人と見られているから
実績の割に評価が低いように思う。

485 :
確かに橋本忍とかに比べるとね・・・
ヤクザ、任侠映画以外だと、作品のジャンルは結構、橋本と被るんだけど。
・・・時代劇、セミドキュメンタリー、軍隊・戦争、トンデモSFw

486 :
>>484
つうか、笠原作品は演出や役者の方に注目が集まってしまうから。
それだけ良い脚本だということなんだけど。

487 :
貼っときます。
http://osan6.cocolog-nifty.com/palpunte/2005/06/post_e926.html

488 :
>>487
GJ!感動した

489 :
「妖しの民と生まれきて」を今さらながら読んだ。
軍の上官について、「笑ゥせえるすまんの笑い顔のようだった」とか、
千葉泰樹監督の家にいきなりシナリオを見せに行ったのを
「電波少年的突撃を試みた」とか表現してたのにワロタ。
晩年の笠原さん、そんなものも知っていたのね。
25までRだったのも意外。

490 :
まじめだったんでしょ。
「浮雲」的世界を目の当たりにしただろうし。

491 :
池部良なんて26歳のときで相手は中国人だったとエッセイに

492 :
今日は東映チャンネルで日本暗殺秘録やるぜ
遂に観れるバンザイ

493 :
やくざのしきたりとかは凄く勉強してたな
遺された膨大な書物や文献ノートなんかはどうなったんだろ

494 :
>>493
>遺された膨大な書物や文献ノートなんかはどうなったんだろ
NHK教育で放送された仁義なき戦い特集ではまだ奥さんが持ってたよ。
娘さんがいるらしいから適当に何とかするでしょ?
>やくざのしきたりとかは凄く勉強してたな
任侠映画はフィクションとしつつ、一応は全て調べてやってるんだよね。「博徒」を
撮った小沢茂弘もその辺のリアリズムには自信があったらしい。東映には俊藤さんが
居たことも大きいだろうけど。
映画における考証とは何か? を考えさせられるよ。

495 :
俊藤さんとは、「仁義なき戦い」で訣別してから
やくざ映画で二度と交わる事は無かった。
笠原さんのやくざ観が、俊藤さんの任侠の世界の範疇を越えてしまったんだろう。
この別れは、俊藤さんに痛かったと思う。
「仁義なき戦い」を否定したその後の俊藤作品は、衰退してしまった。
別れの厳しさを物語っているエピソードだと思う。

496 :
俊藤氏も、功罪合半ばって言葉がぴったりの人だな。
仁侠映画の隆盛と、自分の娘のゴリ押しとはいえ、
お竜さんというスーパーヒロインを誕生させた功績は大きい。
でも、「昭和の劇」での笠原さんの言い分を聞く分には、
関東緋桜一家の、「高倉健もヤクザにしろ」の一件や、
文太を、広島死闘篇に出演させないよう圧力かけたりと、
ワガママで嫌なオヤジだなと。

497 :
まあ、プロデューサーってのはそういう仕事でもあるけどね。
有能であれば、必ず現場の誰かからは恨まれる。
笠原さんはプロ意識の高いひとだし、世知にも長けた人だから、感情とは別に
理解はしてたと思うけどね。
正解は一つでないのが世の中だから。

498 :
>>494
俊藤は考証なんてやってないよ。
東映が養っているやくざがいて、その人たちに教えて貰っていたらしい。

499 :
>>498
だから俊藤さんが必ずしも直接に考証をやったわけではないにせよ、ああいう
ヤクザとカタギの境界で生きていたような人だけに任侠社会の風習などの
描き方にはうるさかったろう、ということ。
>東映が養っているやくざがいて、その人たちに教えて貰っていたらしい。
任侠映画時代はそういう人が賭場の場面の指導をしたり、自らエキストラ
として出ていたのは有名だね。

500 :
風習の忠実性よりも、カッコ良く撮ることに拘っていたみたいだけどね。

501 :
笠原さんが「やくざ映画の笠原」と言われるのが嫌で
晩年はやくざ映画を避けたというのも
分かるようで分かり難い話だと思います。
やくざ映画には膨大な監督、脚本家、俳優等が関わっていたけれど、
このような事を言った人はいないし、ベテランの脚本家にしては
ナイーヴ過ぎる発言のように思います。

502 :
>>500-ID:EbneB9In
どんな人間の断面を切り取っても「カッコ良い」部分や「カッコ悪い」部分がありますよね?


503 :
だってヤクザになりたかった人だもん俊藤さん
笠原さんみたいに突き放した立ち位置で観てないでしょ

504 :
>>502
だから何?

505 :
>>501
ホメ言葉でもレッテルを貼られるのを嫌う役者はたくさんいたし
特に昔のヒット作のイメージで語られるのは、たいていの有名俳優は
代表作がある喜びと同時に複雑な心境を抱いてるでしょう。
監督や脚本家でもそういう人はいたと思うし。

506 :
何も語らず死んでいったけど
女優とやりまくり
白坂なんてもんじゃない

507 :
>>506
うらやましいのはわかるが、こんなとこでぐだぐだ言っても仕方ないぞ。
まあ、ここはぐだぐだ言うところだけどw

508 :
そおなんだ

509 :
( ´,_ゝ`)

510 :
○l ̄L 

511 :
(n‘∀‘)η

512 :
いやん

513 :
('A`)

514 :
( ´З`)

515 :
(´・ω・)

516 :
しょぼーん

517 :
ようやく日本侠客伝のDVDがレンタルされるようになりましたなage

518 :
もし笠原のオッサン存命してて サマーウォーズ 観たら
理解出来ただろうか?

519 :
>>518
「愛・旅立ち」を理解出来ますか?

520 :
愛が旅立つ話だろ。簡単じゃん。

521 :
エンタクシーという雑誌に
「昭和の天皇」の脚本が掲載されているらしいよ。
この雑誌は前に「共産党」や「日本暗殺秘録」の脚本も
別冊付録で出していた。

522 :
>>518
奥寺とか大して興味も持たないだろ

523 :
今回のレンタル化で、初めて日本侠客伝・関東篇を観たけど、
健さんって、この頃はこんなヤンチャなキャラだったのか・・・
まるで後年の、傷だらけの天使やマカロニ刑事を
やってたころのショーケンのようだった。
こういうキャラの方が、笠原さんは得意なんじゃないか。

524 :
脚本家には、なかなか光が当たらないが。age

525 :
>>523
そのキャラはマキノさんの意向が強く入っていて、
笠原さんは背景の描き込みの方に独自性を出していたんじゃないかな。
マキノさん離れると、固くて暗いの多いからね。

526 :
ttp://otaking-ex.jp/wp/?p=11013
>西崎さんの友達の邦画で有名な人が脚本を書いたことになる。
これ笠原のことかな?

527 :
笠原は、西崎から次々に人が離れて言った後に舛田が連れてきた感じだし、違うと思う。
ヤマトの脚本家といえば藤川桂介と山本英明だろう。
前者は有名だが邦画の人じゃないし、後者は邦画の人だが有名じゃないけど。

528 :
舛田さんが総監督で、笠原さんが脚本で辻褄あってると思うが。> 連れてきた

529 :
>>527は取り消し

530 :
でも笠原さんも師匠の笠原さんに同じ事されたんだろ?
全然擁護になってないがw

531 :
完結編はいつものヤマトで、あんまり笠原イズムを感じないな。
一度撤退したと思わせた敵が、負傷者収容中に騙まし討ちするあたりが笠原のアイデアかな。

532 :
宇宙戦艦ヤマトの巻物を作ったかどうかが気になるw

533 :
昭和の劇で、SFの勉強をしようと思ったがあまり出来なかった、
みたいなことを書いてて、この人がもっとSFの仕事をやる機会があって、
いつもの取材の鬼ぶりを発揮して、SFの素養を身に付けてたら・・・って、
思わんでもないが、結局「真田幸村の謀略」みたいな話ばかりを、
書くようになっちゃったかもな。
SFの才能がない人がSFをやろうとすると、橋本忍の「幻の湖」みたいな
ものを作りがちで、笠原さんの数少ないSF作品も、ここまで酷くなくても、
そんな匂いがするし。

534 :
>>531
お手伝いの立場だし。

535 :
岡田も笠原に名前取られようと仕事引き受けてれば貴重な体験になったのに

536 :
なんと いつの間にか日本暗殺秘録のDVD化が決まってたのね

537 :
笠原さんが大島渚の「太陽の墓場」を評して、ドロドロしたリアリズムを描ける人と、
高く評価していたのが意外だったんだが、今村の「豚と軍艦」はどう思ってたんだろう。
これも笠原さん好みだと思うし、何気に後年の仁義シリーズに影響を与えてるような
気がするんだが。
どんどんスピーディに話が転がっていって、ヤーさんのシリアスな抗争劇なのに、
どこか一点だけ間が抜けていて、ブラックな笑いになっていたり、
野心あふれる若いチンピラが、のし上がろうとしてゴミのように死んでいったりとか。

538 :
笠原さんは今村さんのような徘徊趣味は好きではないだろう。
大島の作品の登場人物のように一本筋が通った人間の話が好きなのでは。

539 :
共産党だけじゃなく書いたけど作品にならなかった脚本いっぱいあんのね
ギャラの取りっぱぐれは一つもないと回想してるから問題ないか
角川の天と地とか眉村卓のロボットとか書くだけ書いたんんだろうに勿体ない
元寇も書いたんなら読みたいなあ

540 :
この人、50過ぎてからは、小説家で食ってけばよかったのに。
一本書く時には、綿密な取材と、膨大な資料にあたる人なんだから、
未映画化の脚本に、どれだけの情報量が込められてたかと思うと、
実にもったいない。
脚本一本につき、小説一冊分は軽く書けるぐらいのネタを仕込んでたと
思うんだよな。
(脚本に直接書いてない、取材のメモ書きや、構想ノートの中身なども含む)
ひょっとしたら、第二の池田一朗→隆慶一郎になれたかもしれんのに。

541 :
50過ぎてからが儲け時だったろう

542 :
戦争もので柳の下のどぜう狙ってた頃だね。

543 :
昭和の劇を読むと、向こうからどんどん二匹目のドジョウな
企画を持ってきたって言ってるけどね。
日露戦争は当たったけど、太平洋戦争は負け戦だから
盛り上がらないって反対したとも。

544 :
坂井三郎が水木しげるに「戦記ものは勝たなきゃダメなんです」とアドバイスしたというアレだね。
伊藤俊也の『プライド』を「普段から投げていないのにいきなりマウンドに立って豪速球を投げようとしても投げることができない」と評していたね。
それはそれで当たっていると思うんだが、この人も『仁義なき戦い』で息切れしてそのまま終わってしまった観がある。
80年代の東映作品の看板脚本家といえば高田宏治だろうな。
次は神波史男かな。
この人の戦争ものは実録時代の作品と比べると綺麗事すぎる。
広島死闘篇みたいな終わりかたの戦争ものがあったらおもしろかっただろうに。
いまは『仁義なき戦い』の「神話」と内幕暴露のエッセイで過大評価されている時期じゃないかな?

545 :
>>544
安い事言ってんね
乙かれ

546 :
「80年代の東映作品の看板脚本家」などと言ってしまった時点で、
付け焼刃の知識だけで武装してるのがバレるのを覚悟しないと。
東映には、80年代に既に、「看板」なんてものはなくなっていた。

547 :
544じゃないけれど、宮尾登美子の文芸シリーズは、
80年代の東映の看板だったぞ。
ビーバップシリーズや極妻シリーズもあった。

548 :
自分が好きなものだけが「看板」の資格あり!という映画評論界の海原雄山なんじゃないの?

549 :
笠原さんは時代劇が得意ではないみたいだから
小説家は難しいかも知れませんよ。
やくざ小説は、読者層が狭いし
面白い作品を作るのは難しいように感じます。
池田さん、池上さん、星川さん等
大衆小説家に転進した人は、時代物で成功している。

550 :
飯星原作を笠原さんが映画にして大ヒット
後に県警対組織暴力vs悪魔のキューピーみたいな話を飯星が書いた
悔しかったんだろうな

551 :
飯星さんは原作があるから、
笠原さんより儲かってるでしょ。
印税入ったもの。

552 :
「真田幸村の謀略」と「2/26」は自分で小説化してるな。
確かに「真田幸村…」は読んだけどあんまり大したことなかった。

553 :
「真田幸村の謀略」っておもしろいかな?(映画のほうね)
どうして「柳生一族の陰謀」の次に「赤穂城断絶」がこないのか不思議。
切腹の場面で血が流れることなく浪士が段々いなくなっていくのは笠原的な冷酷さだと思うんだが。
笠原は任侠引きずってるから色々と限界があったのかもね。

554 :
>>553
清海入道が女で佐助が火の玉エイリアンって面白アイディアが笠原さんで手伝っただけ
3作ともラストが時に権力者たちの肝胆を寒しからめたで終わるのも一緒だし
飛びぬけて出来が悪い訳でもないが謀略の後なのでより弾けてる
太秦縮小で映画村オープンJACで時代劇復興ム―ブに一番沿ってたし客も入った
悪かったのは赤穂城

555 :
>>553
> 笠原は任侠引きずってるから色々と限界があったのかもね。
どちらかというと、嫌々とまではいかなくても、
東映のお仕事としてやってたんではないかい?
マキノ調の人情任侠は。その後の作風考えると。
末期の「女渡世人 おたの申します」なんて、
任侠ものの枠組みを壊して、ちゃぶ台ひっくり返したような作品だし。
岩田豊雄の「海軍」を死ぬまで側に置いていたような人でしょ。

556 :
実録に移行したあとでも、笠原には痩せ我慢任侠みたいなものを感じるよ。
高田宏治に賭けで負けて貧すれば鈍すといわれて怒り、無理してアシを詰めたという話を高田宏治が書いてるが
「人間飯を食って生きるより、死ぬことの方がずっとたやすい」
という「赤穂城断絶」の台詞は笠原なら出てこないと思う。
登場人物を殺してロマンを全うさせるというか。

557 :
痩せ我慢は好きなんでしょ。軍隊好きなんだから。
人情ものは体質に合ってないんじゃないかと。

558 :
>>556
高田にファンなんかいたのか

559 :
軍隊が好きだといっても笠原は本当にマネゴト、オママゴトしかしてないよ。
ポツダム少尉だった阿川弘之のさらに下。
美能幸三と意気投合したなんて言ってるが、どこまで本当やら。

560 :
戦地にいってないから痩せ我慢が好きなんでしょ?

561 :
昭和の劇とか読むと、結構、二律背反な感じがあるな。
海軍に入ったことを誇りに思ってるが、実際に戦地にいかないで戦争が終わったことを
コンプレックスに感じてるところもある。
でも深作ら、下の世代に対して「俺は軍隊経験あるから、お前らにはわからん世界を知ってるし、
戦争が終わった時に、お前らにはわからん気分があったんだ」
って、ひけらかしたい気持ちも明らかにある。
坂井三郎や水木しげるあたりにしてみれば、
「入り口で引き返せて、戦地の現実を体験しなくて幸福だったね坊や」
ってな感じだろうけど。

562 :
>>561
深作の世代からしたら、「あんた戦地に行ってないし」で終わりなんだろうけど。

563 :
深作も水戸で学徒動員していた頃、
艦砲射撃でバラバラになった友人の死体集めたことを、
「バトル・ロワイヤル」の時に話してますねえ。
死ぬ間際に上手い題材を得たもんですなあ。
自分の体験と完全にパラレルだし。
笠原さんはそういう僥倖はなかったね、残念ながら。
「昭和の劇」があってまだよかったか。

564 :
大竹海兵団で、城山三郎と同期だったみたいだな。
昭和2年生まれだと、戦争に行っていない人のほうが
多いんじゃないかな。
日活の西河監督は、過酷な戦場体験をしているようですよ。

565 :
山中正治の自殺の話とか、三国連太郎なんかか読んだらどう思ったかな?
鼻で笑ったかもしれないね。
戦争では死ぬ死なない言う間もなく死が訪れるからな。

566 :
>>564
西河さんは、白骨街道インパールで、
部隊全滅したけど一人だけ生き残って歩いて帰ってきたんだよね。
いカラス―生き残った兵士の記録
http://www.amazon.co.jp/dp/4769807880/
↑これ面白いよ。
http://manriki.sanpal.co.jp/hokutoh/comic_cinema/nishikawa.html

567 :
西河さんのは映画修行の方しか読んでないが、
憧れだった小津とシンガポールで会った話や
吉村公三郎に金の無心しに行った話はすごくおもしろかった
その本、そういったエピソードがより詳しくのってそうだね
今度みてみるよ

568 :
新藤兼人も愛憎どころか、軍隊には憎しみしかない。
30過ぎて徴兵されたんで、ハタチ前の小僧の「上官」に、ことあるごとに
ブン殴られたのを、ずっと根に持ってるって書いてた。
笠原さんも海兵団時代に、何度もブン殴られたことはあるだろうけど、
自分で望んで入隊したのと、まだ自分が新入りでしかないって分かってたから、
プライドもそれほど傷つかなかったのかな。
殴られた相手もほとんどみんな年上だったろうし。

569 :
>>567
いや、映画の話は皆無。
>>566のURLのページに書いてあるけど、
映画の話は映画修行の方に載せたので、
残った戦争の話も本にした。

570 :
笠原さんの弟子?だった高田純さんが
お亡くなりになられたようです。

571 :
ずっと水木しげる引き合いに笠原さんdisってる奴居るな
馬鹿かお前?

572 :
>>571
”水木しげる”でスレ検索してみたが、3回しか出ておらず、
うち1回は明らかに誰かをdisる内容ではない。
たった2回で”(しかも同一人物だという確証もない)
”ずっと”って考えるあんたが神経過敏。神経過敏は馬鹿よりウザい。

573 :
高田さんはもっと笠原さんに喰らいついていけば良かったと思う。
戦争路線は合わなかったんだろうけれど、
笠原さん的なアウトロー路線で花を咲かせて欲しかった。
笠原さんと後輩の脚本家の繋がりって、高田さんぐらいしか聞かないから
貴重な存在だったと思う。

574 :
女の描き方が下手でヒロインがお飾りなのが多いよね。
スケベだったんだろうな。

575 :
ageじゃ

576 :
>>691
「仁義なき戦い」の脚本家の笠原和夫は膨大なヤクザの取材を重ねたが、
いわくヤクザはケンカは強くないんだと。
若い頃はケンカが強いからその筋に引っ張られるのだが、
もともと怠け者の遊び人だし、酒、女、博打、クスリに明け暮れる毎日で、
30手前にはすっかり体力が衰えるんだと。
だから、毎日身体を動かして働くテキヤより弱い。
そのテキヤも、ドサ回りで漁師なんかと揉めたら一目散で逃げると。
戦後は、大学の体育会の学生の方、
がヤクザより盛り場で幅を利かせていたとか。

577 :
愚連隊の始まりは、
日露戦争意義景気が良くなった頃に、
上京してきた学生たちのお国対抗の喧嘩があって、
そこから軟派(違法行為、卑劣な行為を厭わない奴ら)の学生たちが
出てきたのが最初だという人もいます。

578 :
坂の上の雲とか山本五十六とか
笠原さんに近い作品が話題になっている。

579 :
いつか「昭和の天皇」のシナリオが公開される日が来るのだろうか?

580 :
>>578
あれは笠原が司馬遼太郎に歩み寄ったんじゃないの?
高田宏治は「代理戦争」の広能の「とるんならいまここでとりないや!」がよっぽど気にいったみたいだな。
大阪電撃作戦では二回も同じような台詞が出てくる。

581 :
「暴力金脈」を観たんだが、笠原さんのキャリアでは
目立たないし話題にならない作品だが、実はこれ、
かなりの良作なんじゃないのか?
なんか、成長してのしあがってゆく松方が面白くて、
ずっと目が話せなかった。
もし監督を深作がやってたら失敗したかもしれないが、
中島だと手堅くて、このストーリーと合っていたと思う。
本人はあまり満足してないようだが、こっちの企業・経済路線も
もっとやってほしかったな。
「ウォール街」「ナニワ金誘道」「銀と金」も真っ青の名作が
たくさん輩出されてたかもしれない。

582 :
おいおい「女渡世人おたの申します」が、いつの間にかDVD化してるじゃねえか!
ビデオにもなってなかったんだよな、これ

583 :
★港祭りに来た男
9日(土)
新文芸座

584 :
『博徒七人』
6月24日(日)〜30日(土)
ラピュタ阿佐ヶ谷モーニングショー
桜町弘子特集で

585 :
【博奕打ち 総長賭博】
7月1日(日)〜7日(土)
ラピュタ阿佐ヶ谷にて

586 :
何んで総長賭博ばっかりやるんだ。
いのち札やれ!

587 :
890 名無し三等兵 sage New! 2012/08/05(日) 15:33:26.61 ID:???
東宝映画「零戦燃ゆ」にて、三菱のエピソードで違和感を覚えた点。
三菱重工名古屋工場の近くに開店した食堂を、
曽根技師がエンジンネームから「さかえ」と名付けてる。
また、前線の整備兵が曽根技師に、部品の規格統一を訴え、
例として栄エンジンのピストンリングを見せている。
栄エンジンは中島製ということを、
脚本家は承知していなかったのだろうか?
まるで、トヨタで、日産エンジンを讃えたり、
クレームを付けているようでヘン。。。。

588 :
・・・いいか

これだけは
言っとく!
余計な仕掛けは
必要ねえ
このスレはオレの色に
染めるんだ
オレのやりたい
ようになッ!

589 :
>>581
総会屋とか日本の大手企業を取材してたら余りにクズすぎてシャレにならんので経済路線は辞めたとどっかにあった気がする

590 :
言ってた言ってた。銀行がとんでもなく腐敗しているって。
東映をはじめ、映画会社だって銀行と繋がりがあるんだから、これ以上はもう無理だって。

591 :
うーむ、たった27秒後にレスしてしまったw

592 :
ヤマト完結編の、沖田が艦が沈むときは艦長が艦と運命をともにするというのは海軍流の責任のつけ方なんだろうと思うけど、
それでも一度死んだ人間をご都合的に生き返らせた上でそれじゃ感慨に浸りようもないな。

593 :
仁義なき戦いの第三作で
遠藤辰雄が自分の親分を明石さんと呼ぶのは
少しおかしくないですか?

594 :
笠原さんじゃないけど、総会モノなら「黒い画集第二話 寒流」もナカナカ。

595 :2013/08/29
先日『昭和の劇』を図書館で借りて読んだ
その中で笠原さんが晩年に書いたシナリオ「仰げば尊し」に興味を惹かれた
でも未映画化だから読めないんだよ
笠原さんの関係者で未公開シナリオを纏めて出版しようという動きはないのだろうか
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