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【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その158


1 :2013/07/31 〜 最終レス :2013/10/17
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の超ヒロインにしてSOS団団長! あたし涼宮ハルヒについて語りあうスレよ!
じゃんじゃん語りなさい! 過疎になんかさせたら許さないんだからねっ!
ただし【荒し】【荒しに反応する人】はダメ! もし見かけたら生暖かく見守るとよいでしょう。
SS、あたしとキョンのカップリングネタは、名前欄に「SS」「ハルキョン」と書くように…。
あたしが恥ずかし……くは別にないけど、部室のPCのNGワードに入れといてあげるから。
次スレは>>970が立てること。スレの進み具合によってはスレ立てが早まることもありうるから、臨機応変に対応しなさいよ!
ハルヒスレSSまとめ Wiki
http://wikiwiki.jp/haruhi/
※前スレ
【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その157
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1366385999/

2 :
やれやれ……皆聞いてくれ、団長命令だ。
最近、荒らしのような発言をする奴が目立つが、そういうのはまず下記リンク先に目を通せとのことらしい。
それが出来ない奴は王様で団長なハルヒのスルー対象にされちまうので、気をつけるように。
【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ【避難所】
http://jbbs.livedoor.jp/comic/3935/ (PC用)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/comic/3935/ (携帯用)

/.:.:.:.:.:.;i.:.:.:.:.:.::;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.::,:,:,.:.:.:.:.:.;:;:;.:.:.:.:;:;::.:.:;:;:;::.:.:.:.::、;:.ヽ
.:.:.:.:.:.;:;l:.:.:.:.:.:.:;:;:;:l:.:.:.:.:.:.:.:/!:.:.:.:.:.:;:;:;i;:;:.:.:.:;:;:;:.:.:|、;:;:;:.:.:.:i;:;.:.:i
.:.:.:.:;:;:;l:.:.:.:.:.:;:;:;:;:l;:;:;:.:.:.:./ |;:;:;:.:.:.:.;:/|;:;:.:.:.ト;:,:,.:.l ヽ;:;:;.:.:.|;:;.:.l
:.:.:.:;:;:;l:.:.:.:.:.:;:;:;:;:|;:;:;:.:.:./ |,:,:,:.:.:.:;/ .l;:;:.:.:.l |;:;.:l/};:;:;:;:;.:.トr+-‐‐、
:.:.:;.;:;:|:.:.:.:.:.:;:;:;:;:|;:;:;:.:./\l,:,:.:.:./  j;:;:.:./ l:::/  .l;:;:;:;:;:.| i::|   }
:.:.:;:;:;:|:.:.:.:.:.:;:;:;:;:l;:;:.:./_.|,:`:x'    /;:;:./ //./゙ {:;:;:;:;:;:| l::!   |
:.:.:;:;:;:l:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;l;:.:;イ::;:::j/(つTヾ /;:./ / 〃   |i:;:;:;:;:;l//  / l
.:.:.;:;:;/`>、:;:;:;:;:|;:/i l:::::illii;:::::リ //  '  "   l.|;:;:;:;:;!/f=‐'゙ /
:.:./ /,/lヽ;:;:;:;レト{ ヽっ::ノ:::{      ゝ   ノ.|:;:;:;/ .|   /       いい?
:.;:.ヽ'. >  >ヽ;:;:ヽ   ヽ;;;;=''"    _,,ィ  /_=!:;:;/  .l  /        優雅に、そして華麗にスルーしなさい
\;:;:,\へ!  ヽ;:;.`、、      l ̄ ヽj ,イ.!='' /;/ヽ、 /  〈_/i        じゃないとあたしを語らせてあげない
  ヽ;:;:;.,\   ヽ;::;:ヽミ'''ー- ,,,._`ー_'',/.//  /:'   )^''、  `ヾf゙〉     あたしが王様なんだから
   ヽ;:;:,<¨ヽ、  ヽー-≧ニェェ‐-=,,_ //   '  // i  `''、ー-'       王様の言うことは絶対っっなんだからねっ♪

3 :
SSやAAを投下する前に注意!
投下が複数レスにまたがる事が確実な場合は別のテキストファイルに纏めておいた方が無難かしら。
その場合、分割数が予め解っている場合は、名前欄に書いたタイトルの後に分数表記しておくとみんなも安心だと思うわ。
1行の最大文字数は全角で125文字、1レスの最大行数は60行ってことになってるから気をつけなさいよ。
また、1レスの最大書き込み容量は4096バイト、つまり全角換算にして2048文字分ってわけなの。
でも改行コードがただのテキストファイル場合の2バイトと違って6バイトってことには要注意なんだからね。
専用ブラウザの中には書き込み容量計算をしてくれるものもあるから、それを利用するのもアリかもね。
まあ、別に1レス/1行ににギリギリまで詰め込むような必要は全然ないとあたしは思うんだけど。
でも一応レス数を無駄にしないって意味では頭のどこかで意識してくれた方が嬉しいわね。
ちなみに1行全角60文字ぐらいに収めるようにしてる職人さんもいるみたいだし、要は読み手のことを考えてあげてよね。
あと、スレの容量には一応気を配っておいた方がなにかと角が立つことはないと思うけど、あまり神経質になって萎縮する必要なんかは全然ないからそこのところよろしくね。
まだなにかあったかしら?
え、なによキョン、大事なことを忘れてるって?
このスレではメール欄に半角で「sage」と入れる事、良いわね?
うっかりageちゃったりしたら、暇を持て余した荒らしやアンチが来るって言うから気を付けなさいっ!
…………。ねえ、キョン。何でこんなこと言わないといけないのよ。あたりまえじゃないの。

4 :
>>1乙だっぜ!

5 :
実は俺、>>1乙萌えなんだ

6 :
             ___
          ,.. ‐ : : : : : : : : : `丶、
    r‐ 、 /: : :/-――――‐-\:\ _ィァ┐
    } - 7:/: :.:/ _.. -――、┬--ヽ: ∨  }
    フ¨ヒl.:l: : :/7´ .:{: : : : : : :.:!:}:.ヽ:.:ヽ :|‐<
   〈 / ,イ:{: : :!.:|: :.:∧: : : : : .:,|∧: :}: : ! ト、  〉
    V>ー|:.ヽ: |:A .:L_ ヽ: : : :/リ.斗:什:リ ト、}/
    く  ハ: : ト{ ,z≧ミヽ\/イz≦、ノイ: :ト、 >
     「: : l: : l 《 トィ::.:}`    ´トィ::.:} 》l: : |:.:「|
    | :l:ヽ:ハ  辷.ソ   、   辷:ソ .リ: : ! !: !
      ! .:|「`i:.ヽ    r --┐    /:/ /:ハリ   >>1
      ヽrヘ jー、:\.. _ `ー‐ '_ _..ィ7イイ/ ′
        ドニ{_フ iドヽ: : ト ̄ イ: :ト、_  ′
      `弋__ム__j|: : :l´ ̄| : |_ j
           j  !: : ヽmj : [`/
            /  \: : V∠{='
          〉、    >ヒj二!
         /: `:`ニ〈.イFへ`7
        く : : : : : / : : :|_ト、: :`}
         ` ┬<!_:_ : イ´
              |`:ー/   |‐:´:|
              |:::::/    !::::::|
          ト-j      ビニ>
           ̄

7 :
>>1

8 :
スレ立て&梅乙。
月一さんもおめでとう!後でゆっくり読むぜ!

9 :
         ィi〔:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.\
        /:.∠二二二二二二 \:.:.:.:.:.:ヽ
       ,:':.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ l:.:.:.:.、ハ
    __. イ:.:.:./:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:「 ̄ i
    \/:.:. /:.:.:.┼‐ミ.!:.:.:.:.:.:.:ハ:.l:.l:.: |:.:.:.:.:i  _!
    .イ:.:.:.:l:.:.:.:.:ハ:.l __`l:.ト :.:.:.厶斗匕:|:.:.:.:.:|  \
    く.l:l:.:.:.:.:.:.:.:l ,ィ笊卞l{ \:.:.l Vヽ:|:.:.:.:.:ト、 /
    |ハ:.:.:.:ヽ:.:| トt刈     z=≠ミ:.:.:.:.:|:.:.Y
    li |:.:.:.:.:.:N Vzツ  、        |:.:.:.:.:|):.:.:.|    >>1
     |:.:.:/:.:.:.|/i/i/        /i/i/|:.:.:.:.从:.: |
     ト:.:':.:.:.八    ー 一     ,|:.:.:/:.:i:.:./
     |:.:.:.:ト:.:.父ト   ___   .イ:l:.イ:.:/l/⌒i
      、:.:| V:/>=彳   y===/イ_レ'.ノ r ┴ミ
      ヽ:! /   l廴__/   ′ .〃 に !
        _/  ,             {l  {__ ノ
       / ` l!         ヽ    乂__.ゝィ

10 :
>>1乙でしょでしょ♪

11 :
>>1
スレ立て乙!
昨日に引き続き、第1話投下します
よく見てみたら短くて1レスしかないのですが、
2話がちょっと長いので今日はこれだけで
昨日、全4話と言いましたが、実際は全3話+エピローグでした
お詫びして訂正いたします
では、どうぞ

>>8
あざす!よろっす!

12 :
「詳細なご説明、ありがとうございます。それで、僕はこれから何
をすればいいのでしょうか?」
 あまり広くはない俺の店の片隅で、イツキ・オールドポンドは屈
託のない顔で微笑んだ。
「とりあえず、そうだな。王様の城で適当にやって、ハル……謎の
女王Hを攻める許可をもらって来い。ついでに貰えるだけ金を貰っ
て、俺の店で必要な道具をしっかり揃えて行けよ。そのあとは、ミ
クル姫を救うなりなんなりすりゃあいい」
「了解しました。……しかし、伝え聞くところによると、王は武術の
達人であるとのこと。僕は剣士という設定ですので、剣術の心得
はありますが、素手での戦いとなるとあまり得意ではないのです。
何より、女性に手をあげるというのは、僕の立場上の主義に反し
ますし」
 何をイケメンくさいこと言ってやがる。確かに王様は女性だが、
そこらのチンピラよりよっぽど強いぜ。かつてひどい目にあわされ
た俺が言うんだから、間違いない。
「王様のことに関しては、なかなかお詳しいようですね。よろしけ
れば、一緒に来ていただけませんか?」
 俺がか? 役に立つとも思えないが……
「ええ。ですが、あなたに来ていただかないと、状況説明をする人
がいなくなってしまいますので」
 ……役に立たないって言ったところは否定しないんだな。まあい
いだろう。夜の仕事にまでは影響なさそうだしな。やむなく俺は妹
に店番を任せ、イツキについて行くことにした。

 ところ変わって王の間。王様はイツキを見るなり、
「うん、採用っ!」
「ありがとうございます」
 おいおいおいおいちょっと待て! 鶴屋さん、じゃなかった、王様、
こいつ何もしてないのに、決めるのが早すぎでしょう!
「えー、でもイツキくんに行ってもらわないと、お話が進まないから
ねー。いいじゃん、見た目いい男だし、衣装とか、なんかそれっぽ
いし」
 いやいやいや、世の中には厳格な手続きってものがあってです
よ。それをきちんと履行しないと他の人と不公平になるっていうか。
「キョンくーん、ただの道具屋なのに役人みたいなこというにょろ?
うーん、それじゃねー、あ、そうだっ! 町外れに魔法使いの女の
子がいるから、彼女を仲間に入れてきてよ! そしたら、イツキくん
は十分強いってことで、あたしを倒さなくてもみんな文句言わない
んじゃないかなっ?」
 来たぞ、RPG特有のお使いイベント。イエスノーの選択肢でノー
を選ぶと無限ループするアレだ。
「承知しました。では行きましょう」
「あ、キョンくん、地図とか用意するのめんどっちーから、有希っこ
のところまで案内してあげておくれよっ!」
 鶴屋さん。じゃない王様。ここではまだ魔法使いの名前は出てい
ません。っていうか役名で呼んでくださいよ。
「うむ。じゃあ魔法少女ユキのところへ案内するっさ。王様命令だ
よっ!」
「では、参りましょう、よろず屋さん」
 ……へいへい。そんなわけで、この話は第2話へと続くのだった。
 そこ。笑っていいぞ。
  (つづく)

13 :

やっぱり鶴屋さんはいいな
イツキもいい感じだね

14 :
乙乙だよ
ハルヒもふもふ

15 :
>>1
スレ立て乙です!
>>11
月イチさんGJです!
毎回楽しみに読ませて頂いてます。続きまってます

16 :
 ニャー! 変な所に来たニャ!
 この景色……あの絵の中に取り込まれたのニャ!
 もしかしたら大ピンチかも知れないニャ!

ttp://up8628.s361.xrea.com/upload/img/up597.png

17 :
ぬこ乙!
月イチさんも乙!

18 :
8月だってのに涼しいよ
ハルヒもふもふ

19 :
まとめの人やめちゃった?

20 :
スレも埋まったし、土日でやるんじゃない?

21 :
ハルヒに似合うかき氷は何味だろう。
王道のいちごかな?どこらへんがハワイなのか謎なブルーハワイかもしれない。
シロップをいくつもかけて汚くしてしまわないようキョンがストップをかけないとな。

22 :
何となく奇をてらわずに王道なかき氷を選びそう
イチゴとか

23 :
いろんなもの物を入れたメチャクチャなカレーをつくるだろうといってるからなー

24 :
宇治金時食べたいよ
ハルヒもふもふ

25 :
 こうなったらトコトンやってやるニャ! 云わば『逆襲のニャア』なのニャ!
 今こそ火事場のねこ力を見せる時が来たニャ!

ttp://up8628.s361.xrea.com/upload/img/up598.png

26 :
ぬこ乙!

27 :
ぬこ乙!

28 :
ぬこハルヒは伊達じゃない!

29 :
夏は祭りの季節だな
ハルヒと太鼓叩きたい

30 :
>>9
なんか汚いw

31 :
太鼓を叩く時、袖を捲り上げた際に見える二の腕について熱く語るキョン

32 :
浴衣着る時はポニテにすべき

33 :
髪が短いのに無理してポニテにしなくていいだろ
特別な理由があれば別だけど

34 :
 ニャ? お化けたちの姿が急に無くなったニャ。
 あたしに恐れをなして降参したニャ?
 それにしても寂れた墓地ニャ。ボロボロで雑草も生え放題ニャ。

ttp://up8628.s361.xrea.com/upload/img/up599.png

35 :
ぬこ乙!

36 :
ぬこ乙!

37 :
またお化けがいそうなところへ

38 :
スカートめくれたら黒いレースのパンツが見えて鼻血出たキョン

39 :
昨日は野郎だけで祭りに行ってきたぜ
嗚呼、ハルヒと祭りに行きたい…

40 :
ハルヒに脳内変換するんだ!

41 :
「ギャース!」
 ニャー! 魔獣が現れたニャ!
 ヤバいニャ! このままだとガブリと噛みつかれるニャ!

ttp://up8628.s361.xrea.com/upload/img/up600.png

42 :
ぬこ乙!

43 :
そろそろエンドレスエイトの準備か

44 :
ハルヒはキョンに会えなくて寂しくなってる頃だな

45 :
夏休みは毎日あってるかも?
団活や家庭教師とか

46 :
1〜16日まではキョンが田舎に帰ってるから会えなかったんだよな
17日にハルヒが会える喜びを隠していかに平静を装ってたのか考えると悶える

47 :
 ニャー! まだ有希のお守りには頼らないニャ!
 ただのねこじゃらしで応戦ニャ! ニャニャニャー!

ttp://up8628.s361.xrea.com/upload/img/up601.png

48 :
ぬこ乙!

49 :
ぬこ乙

50 :
雲行きが怪しいよ
ハルヒもふもふ

51 :
ハルヒ「ちょっと川の様子を見てくるわ」

52 :
キョン「じゃあ俺は芝刈りに」

53 :
みくる 木刀もって珍走団刈ってきます。

54 :
そして川上からは長門入りのももがどんぶらこどんぶらこと

55 :
鬼は谷口で決まりだな
…古泉は?

56 :
甘い白桃食べたいよ
ハルヒもふもふ

57 :
 勝ったニャー! ついに墓場の魔獣を退治したニャ!
 どうやって勝ったのか全然解んないけど、まあ結果オーライなのニャ!
 ただのねこじゃらしも捨てたモノじゃないのニャ!

ttp://up8628.s361.xrea.com/upload/img/up602.png

58 :
ぬこ乙!

59 :
ぬこ乙
はしょりすぎーw

60 :
もう汗だくだよ
ハルヒもふもふ

61 :
なんかエンドレスエイトの8の数字のせいで8月8日からエンドレス始まるイメージある

62 :
帰ったらアイス食べるよ
ハルヒもふもふ

63 :
ハルヒが大事にしていたアイスを食べてしまったキョン

64 :
多少あいてしまいましたが、「古泉イツキの冒険」第2話を投下させていただきます
5レスほどお借りします

65 :
古泉イツキの冒険2
 長門……じゃない、村のハズレに住む魔法使いのユキの家までは、
歩きで半日ほどかかる。今日のうちに帰れるかは微妙なところだ。
この後の仕事に間に合うか気にしつつ、俺はイケメンスマイルを崩さ
ないイツキの数歩前を歩き続け、日もだいぶ傾いたところで、ようやく
ユキの家に到着した。
「魔法使いさん、ご在宅ですか?」
 イツキは丁寧に扉をたたく。音もなく扉が開き、中にはいつか見た黒
い帽子に黒マントの、ちっこいショートカットがつっ立っていた。
「私は、ユキ・ロングゲート。村はずれに住む、いい魔法使い」
 唇以外の顔のパーツを一切動かさずに、魔法使いはそう自己紹介
した。部屋の中では、いかにもな巨大鍋がぐつぐつ煮えたぎっている。
 イツキはにこやかに微笑むと、事の次第を説明して、協力を要請した。

「つまりそういった事情で、謎の女王Hさんを討伐するのに、お力を貸
していただけませんでしょうか?」
 長門はじっと俺の方を見つめている。今回は俺に決定権はないはず
なんだがな。俺が一応首を縦に振ると、長門は一言「いい」とつぶやい
た。「私は、いい魔法使いだから」と付け加えるのを忘れずに。
「よし、これで話は決まりだ。早速戻って、王様に報告するぞ」
「待って」
 帰る方向へ身体を向けようとした俺たちを、ユキが制止する。
「何でしょうか?」
「あなたたちはまだ、力不足。このままでは、謎の女王Hに勝つことは
できない。彼女の実力は想像以上」
 まるで会ったことがあるみたいな言い方だな。
「彼女に対抗する力をつけるため、あなたたちには特別メニューに挑戦
してもらう」
 特別メニューってなんだ。特訓とか、修行っていうやつのことか? 絵
的に地味だし、俺は早く帰りたいんだが。
「問題ない。20分から30分程度」
 俺とイツキは顔を見合わせた。そこで安易に了解しちまったのが、大
きな間違いだった。

66 :
「これ」
 ユキが皿に載せて俺たちに差し出したのは、部屋の中でぐつぐつ
煮込まれていたアレである。いかにもなその外見は、トカゲの尻尾
やらイモリの黒焼きやら入っているのかと思ったが、皿を覗いてみる
と、なんてことはない。そいつはただのカレーだった。
「…こいつを食えばいいのか?」
「そう」
「これを食べるだけで、謎の女王Hさんに対抗する力がつく、というの
ですか?」
 黒ずくめの魔法少女は表情を変えず、
「てきめん」
「うーむ」
 どうにも胡散臭いが、ユキはこちらを見つめたままじっと動かない。
俺たちは顔を見合わせ、やむなく、ひとさじすくって口に運んだ。
 もぐもぐ……ん?……んんっ…!?
 まあ普通のカレーか、と思ったのは一瞬だった。ワンテンポ遅れで
舌を覆い包む強烈な刺激。辛い。なんだこれは…! とんでもなく辛い
ぞ、このカレー!
 全身が総毛立ち、体中の毛穴が開いていくのを感じた。隣に視線を
やると、古泉の野郎も涙目になって口を抑えている。それでもイケメン
スマイルは徹底して崩していないんだから見上げたものだ。
 長門はグラスいっぱいの冷えた水のような目で、わずかに首をかし
げる。
「美味しい?」
「こ、これは……なかなかのものですね……その、水は……」
 俺もテーブルの上を探すが、見つからない。
「ない」
「あんだと!?」
「貴方達には火のエレメントが不足している。この秘薬にはそれを補う
効果がある。水によって薄めた場合、火の属性は本来の威力の半分
程度にしか身につかない。それでは無意味」
 そして、長門は俺たちを氷のような目で見つめた挙句、
「おかわりもある。もっと食べて」
 背筋が寒くなるようなことを言い放った。
 世界の外側で、悪の総元締めが腹を抱えて笑うのが見えた。当然、
これもお前の差し金なんだろうな。覚えてやがれ。

67 :
 大盛り激辛の秘薬に散々な思いをさせられた俺たちは、ラスボスと
戦うどころか旅立つ前にしてすでにかなりの手負い(口の中に)だった。
「おい、こんあんで本当(ほんほう)に炎の力(ひから)が宿(ひゃど)っ
はのか」
 長門は舌を出している俺を見て、こくりと頷く。そこで俺は大変なこと
に気づいた。
「そういえば、俺はこいつを案内するために来ただけだ。冒険者でも
ないのにあんなもの食わされる必要はなかったじゃないか」
「いえ、貴方にも謎の女王Hさんのお城までついてきていただきます
から、全くの無駄というわけでもないと思いますよ」
 古泉が代わりに答える。
「何だって? 何で俺が?」
「一番の理由は今までと同じです。もっとも、表向きには、……戦力
は少しでも多い方がいい、とでも言っておきましょうか」
 俺が戦力になるとは思えない。俺はあくまで普通の人間っていう
設定だからな。ここでも。
「いえ、あなたのアイテムに関する知識や、地理に明るい点は我々
の旅にとって、必要不可欠なものと言えるでしょう。今後ともよろしく
お願いしますね」
 俺が古泉とそんなやり取りをしている間、長門はさっさとカレー皿
を片づけていた。
「出立のご準備はよろしいですか?」
「いい」
「では、王様のところへ戻りましょう」
「了解した。では、ワープの呪文を使う」
 長門は俺たちに手を伸ばしてきた。そいつをつかもうとすると、
「あんたはこっち!」
 見えない外的作用によって、立ち位置を移動させられ……
「どうぞ」
 にっこり笑った古泉の手を握らされる羽目になった。
 そんな目を向けるな、気持ち悪い。
「ワープ」
 長門がその辺の石ころにでも話しかけるような声でつぶやいた。
少しして、周りが真っ暗になった。

68 :
 気がつくと、俺たちは見覚えのある部屋に立っていた。
「やあやあ、おかえりキョンくんたちっ! ちゃんとユキっこも連れて来
たみたいだねっ!」
 王様がニコニコしながらこちらに向かって∨サインを出す。ええ、俺
たちの苦労(主に口で)の甲斐あって、こうして連れてくることができ
たわけですよ。
「では王様、予定通り魔王討伐の許可をいただけますでしょうか?」
 ところで古泉、もういいだろう。いい加減に手を離せ。
「もちろんOKさっ! イツキくんにはこれっ、我が王家に代々伝わる伝
説の剣をあげるよ。ユキっこには、ええっと、これこれ……すたー、り
んぐいん、ふぇるのうのプロトタイプさっ!」
 鶴屋さんはちっぽけな紙切れを見ながらなんとか名前を言い当てる
と、これまたチャチな小道具を、重々しく手渡した。
「拝領いたします」
「了解した」
 ……あれ? 資金援助は? 俺の店にたんまり金を落としてくれる予
定じゃなかったのか?
「あー、うちの国って貧乏だからさー。代わりと言っちゃ―なんだけど、
キョンくんにはこっちのご褒美をあげるっさ! はいこれっ!」
 鶴屋さんが手渡してくれたのは、小さなプラスチック製のボールだっ
た。俺の小道具だけ、その辺の百均で買ってきたような適当さだ。
「あたしにもよくわかんないんだけど、古くからの言い伝えによれば、
この玉には不思議な力があってさ、世界が闇に覆われんとするとき、
その闇ってーのをとっ払って、光をとりもどすんだって!」
 ベタっすね。
「いやいやキョンくん、ベタが使いまわされるのは何でだか知ってるか
いっ? ベタはね、やっぱり面白いからなんだよっ!」
 鶴屋さんは明るく言い放つと、「それでは、いってらっしゃーい!」と
俺たちに手を振り、袖に引っ込んだ。

69 :
「ところで、俺がこんな重要なもの持ってていいのか?」
 俺が受け取った小さな玉。見た目こそ相当に安っぽいが、話の流
れからいって、ボス戦専用の重要アイテムなんだろ?
「あなたにも来ていただくわけですし、問題はないでしょう。僕たちの
持てる荷物にも限界がありますからね」
「魔法使いは体力がないため、持てる道具は一つが限界」
 長門が星付きの棒をくるくる回しながら言う。世の中には箸より重
いものは持ったことがないなんてやつもいるらしいが、こいつもそう
なのか。ずいぶん虚弱体質なんだな。しかし、それだけ大きいマント
を着ていれば、中にナイフでもたくさん仕込めそうだ。
 長門は小首をかしげて、
「ナイフは私の獲物ではない。しかし、貴方にナイフ属性があるなら
そうする」
 ……ナイフ属性って何だ。
「戯言。忘れて」
「会話が弾んでいるところ失礼しますが、僕は打撃担当、彼女は攻
撃・支援呪文担当というわけで、このパーティには回復役が不足し
ているのです。そういった面から、あなたにもお手伝いいただきたい
と思いまして」
 この話の登場人物でもっとも僧侶の衣装が似合いそうなお方は、
すでに囚われの身になってるわけだしな。残りの人物で味方になりそ
うなのは妹くらいのものだが、あの妹を連れて行っても役に立つわけ
がない。
「わかったよ」
 できればあの魔王との戦闘は避けたかった。しかしやむを得ん。俺
は自宅へ戻り、手近な袋にありったけの回復アイテムと、一応いつも
の荷物を詰め込んで、店番を引き続き妹に任せ、もうすっかり見飽き
たあの城へと足を向けた。

70 :
今日は以上です
第3話はまた一週間ほど開いてしまうと思います
おそくなりましたが、まとめサイトの方、ありがとうございました!

71 :
 ニャ〜〜ニャ〜ニャニャ〜♪
 ニャニャニャニャ〜〜ニャ〜ニャニャ〜〜♪
 この調子だったら案外楽勝なのニャ。
 さっさとこの絵の世界から脱出する方法を探しに行くニャ!

ttp://up8628.s361.xrea.com/upload/img/up603.png

72 :
ぬこ乙!

73 :
ダブル乙!

74 :
大遅刻だよ
ハルヒもふもふ

75 :
出陣だな!

76 :
仕事中に携帯の地震速報が鳴って驚いたわ

77 :
アイス買って帰ろう
ハルヒもふもふ

78 :
団長なら多少の地震にも落ち着いて行動できるだろう

79 :
 ニャー! また落とされるニャ!
 すっかりボッシュートのこと忘れてたニャ!
 やっぱり油断大敵ニャ! でも後悔先に立たずニャ!

ttp://up8628.s361.xrea.com/upload/img/up604.png

80 :
ぬこ乙
どこに落ちるのだ

81 :
地震なんてあったのか…
全然知らんかった。誤報?だったみたいでよかったぜ
しかし今日はまた暑い

82 :
本当に地震があったのかもしれない
無かった事になっただけ

83 :
天候不順だよ
ハルヒもふもふ

84 :
 ここは……砂漠のど真ん中ニャ! どうしてこんなとこに落ちてきたニャ?
 まあ、考えても始まらないニャ。オアシスを求めて移動するニャ。

ttp://up8628.s361.xrea.com/upload/img/up605.png

85 :
ぬこ乙!

86 :
ちょっと外歩いただけで死にそうになるほど暑いけど、ハルヒは大丈夫だろうか

87 :
暑くて干からびそうだよ
ハルヒもふもふ

88 :
 オアシスは見つからなかったけどピラミッドを見つけたニャ。
 とりあえず日陰を求めてあそこまで行ってみるニャ。

ttp://up8628.s361.xrea.com/upload/img/up606.png

89 :
ぬこ乙!

90 :
昼間に砂漠歩くと死ぬぞ
ガンダムUC見んかったんか

91 :
薄いショートパンツで下着が透けてるハルヒ

92 :
クーラードリンク飲めばOK

93 :
凄く喉渇いたよ
ハルヒもふもふ

94 :
ハルヒと水浴びしたい

95 :
ハルヒ「バカキョン!パンツ買いに行くから付き合いなさい」

96 :
 ピラミッドの中は案外涼しいニャ。
 それに中も結構広いニャ。ちょっと探検してみるニャ。

ttp://up8628.s361.xrea.com/upload/img/up607.png

97 :
ぬこ乙!

98 :
熱すぎてミイラになりそうだ

99 :
ぬこ乙
ポクロさんとこのぬこも終わっちゃったよ・・・

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