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山怖 あそこに人が立つの


1 :2010/09/11 〜 最終レス :2013/10/21
怪談は癒し
語れ

2 :
オメ
真夜中の笹藪に腕が落ちていた話なんかどうかな

3 :
いいね
山小屋の隅に人が立つのも良い

4 :
毎朝起きると俺の足の間で何か堅いものが立ってるんだよ。
すごく怖い。

5 :
こわい=固いなんだが…
オレの田舎の方言

6 :
>>4
元気だな

7 :
>>3
トイレに立ったら寝る場所が無くなって途方に暮れてる人ですね

8 :
NHKニュースでやってたヘリの回収作業
http://sylphys.ddo.jp/upld2nd/news2/src/1284198695175.jpg
一枚目に機体の左から1/3位のところからちょい上の茂みにムンクの叫びのような人の顔が・・・

9 :
>>8が言ってる場所と同じなのかどうか分からないけど
機体を吊るしてる2本のワイヤー間にふたつくらい顔らしいのが見える

10 :
>>9
http://sylphys.ddo.jp/upld2nd/news2/src/1284257468597.jpg

11 :
>>10
違う違うw
そんなでかくないw
解説してくれてる書き込みで
目 と くち って書いてあるちょうど中間点あたりに小さな顔があるだろw

12 :
眷属を率いた山のシシ神様に決まっておろうが
ttp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/news2/src/1284271639006.jpg

13 :
龍神様じゃね?

14 :
お前らの想像力ったらw

15 :
>>10
その図で右目になってるのが左目。その斜め左上の窪んでるのが右目。
口は影の部分じゃなくて、その上のちょっと色の変わってるとこ。

16 :
避難小屋で異様な気配に目が覚めると、山ガールのあそこに極太の奴が屹立してるのですね

17 :
そしてシュラフから引っ張り出されて、ズボン下ろされてうつぶせにされて
山ガールにアナルを犯される>>16

18 :
アッー

19 :
創作日記よりこえーなw
ホモガール

20 :
そして気が付くと、同じ名字になって同じ家にいる

21 :
でも数年経つと段々家に帰りたくなくなってくる

22 :
ポイントが三つあればなんでも顔に見えるっての

23 :
・・・←顔の例

24 :
¨′←顔の霊

25 :


26 :
・,・ ←顔の霊

27 :
∴∵∴・,・∵¨′∴∴∵¨′∵∴∵∴∵∴・,・∵¨′∴∴∵¨′∵∴∵∴∵∴・,・∵¨′∴∴∵¨′∵∴∵∴∵∴・,・∵¨′∴∴
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28 :
あの日、花束を手渡した時に、病院のベッドの上で彼女が言ったこと。
顔色の無い彼女が言う。
「もしかして私、もうすぐ死ぬのかなあ」
俺は大きな声で言う。
「なんでそんなこと言うんだよ(`´)アホかょお前」
その時、ゆっくりと腕を挙げた彼女が部屋の隅を指さして言う。
「あこそに人が立つの」
「黒い人なんだよ」

29 :
そんな体験談が投稿された中堅の怪談まとめサイトがある日、閉鎖された。
何の予告もなしに。
「お探しのページは存在しないか、アドレスが間違っています」
ブックマークから飛んだ先に表示されるプロバイダお決まりの表示を眺めながら、
常連投稿者だった俺は、何が起きたのかを調べようとした。
それが恐怖の扉を開ける行為だったことを、俺はまだ知らない。

30 :
まとめサイトの元スレは過去ログとなって電脳の海を漂っていた。
見覚えのある書き込みを探し出す。俺は違和感を覚えた。
覚えている内容と少しだけ、そう、少しだけ違うような気がした。
「あこそに人が立つの」
「白いわけじゃない人なんだよ」
俺は頭を振り、気分転換にスレ巡回をはじめた。
先日行った谷川岳周回の半実況にレスが沢山ついているのを見るのが楽しみだったのだ
沢山の乙だの繁茂フルボッコだのに混ざって、こんなレスがついていた。
>>692
日焼けした人が多かったんですか?」

31 :
何だこれ。>>692を見る。西黒尾根を駆け下った後の俺の半実況レスだ。
692 :底名無し沼さん:20**/0*/**(*) 17:02:51
バスぎりぎり
西白くない人大杉
…嫌な予感がした。適当に何か書き込んでみる。
「浅黒い人大好き」
書き込むを押す。深呼吸。1,2,3,4,5秒。

32 :
書きこみが終わりました。
画面を切り替えるまでしばらくお待ち下さい。
画面に続いて、見慣れた…ブラウザ謹製の404の画面表示。
それきり、俺の家からは2ちゃんねるに繋ぐことができなくなってしまった。
今俺は偽名で投宿したネカフェからこれを書いている。
すべてを書き終えたらすぐ引き払うつもりだが、どうなるかわからない。
そしてさっきから、ディスプレイ越しに誰かがこっちを見ている気がする。
部屋の隅に誰かがいる。顔色のない、白いわけじゃない…

33 :
つまんねーし、意味わかんねーし

34 :
>>32
>顔色のない
透明ってことでいい?

35 :
つまんね

36 :
岐阜のポルターガイスト団地事件は不思議だった。なんなんだろうね、あれ。
うちでもテレビが勝手についたりするけど。

37 :
ボロなんだよ

38 :
岐阜は高圧電線の磁場だろ
結論出てるじゃん
あんなとこに団地作るほうがおかしい
ポルターガイストが教えてくれなかったらみんな癌で死んでるわ

39 :
近所に無線使ってる奴がいるとそうなる場合がある

40 :
ウチのTVリモコンは頻繁に使うボタンの接触不良を自分で直したら、
チャンネルが勝手に替わったり電源がON・OFFを繰り返したりした。
修理は、ボタンの裏にアルミ箔を貼り付けるだけなんだけど、
接着剤が効いてなくてはがれたのが原因w
てっきり直ってると思い込んでたから原因がわかるまでは不気味だった。

41 :
ウチなんて、床に置いたビー玉が勝手に転がり出すんだ
すごく怖いよ

42 :
あんなにバラ色だったはずの俺の未来が

43 :
どうなったんだ?

44 :
鶯色になってた…

45 :
綺麗じゃないか

46 :
>>36
トラックの無線でもなる。まえにテレビで検証してた

47 :
>>36
つオンタイマー

48 :
夜中にテントの周りをぐるぐる何周も歩き続ける幽霊がいたんだぜ
(((;゚д゚)))かなりガクブルしたんだぜ

49 :
どうして幽霊だとわかるの?

50 :
トイレ行って帰ってきたものの自分のテントの場所がわからなくなった人だよ。
同型のテントを自分のか人のか慎重に見極めてるんだろう。

51 :
(´・ω・`)幽霊は、目で見るもんじゃないから、わかるんだよ
それに、歩き方とかが最初からおかしかったし

52 :
>>51
一度、脳の検査を受けた方がいいよ。
脳腫瘍なんかで幻覚症状起きたりするから。

53 :
(´・ω・`)頭のせいじゃないよ
俺、昔からあるからわかるんだよ。後ろから髪ひっぱられたりしてたから。

54 :
どうみても頭のせいですw

55 :
仮に幽霊が実在するとして、テントの周りをぐるぐるまわったり、髪を引っ張ったりして
何のメリットがあるんだ?

56 :
俺は山を下りるときにいつも後ろ髪引かれる思いをするなぁ

57 :
頭だな

58 :
頭のせいにしてる奴は、ものすごい怖がりってことだな

59 :
>>58
お前が一番脳がおかしいだろ。

60 :
そうそう、幽霊って意味ない行動好きだよね。
夜中にテントの周りウロウロしたり、部屋の隅に立ったり、便器から髪の毛出したりさあ。
しかもかなり気合い入れて一生懸命やってるんだよな。
冷静に考えると笑えるのも多々。ねぎらってやりたくなる。

61 :
富士山
砂走りを登っていくターボ山婆

62 :
後の砂かけばばあである

63 :
ターボ系はバリエーションが多いんだよな

64 :
実話だけに限定したらクソスレが良スレに変貌したなあ

65 :
てか、そんな80年代臭のする話・・・・

66 :
>>60
>便器から髪の毛出したりさあ。
これを実際にやるところを想像したら、相当イヤだなw

67 :
幽霊が気の毒に思えてきた

68 :
怖い、おれのあそこの先が小便するたび痛い

69 :
綿棒にはローションを塗れとあれほど

70 :
近所の婆さんがやばい。
死んだ姑が現れて付き纏うんだって。
家の中でこたつに入ってたり、庭の車の助手席に乗ってたり。
そのたびに近くの親戚の家まで行って「またお母さんが車に乗ってる。気持ち悪い、早く降ろしてくれ」

71 :
ボケてるだけだよ
ツッコミ入れてあげて

72 :
312 名前:底名無し沼さん[] 投稿日:2010/10/31(日) 02:55:11
 ソロでテント張ってて、夜中に嫌な夢で起されるのって嫌いだ。
 先日は、僕のテント、フライシートのジッパーを上げたり下げたり誰かしている。
 なんだ?って目を覚まして入り口のほうを見たら、だれもいない。
 当然、フライシートは閉まってる・・・。
 夢なのか・・・、夢って思っていいのか・・・。正直、怖かったが、
 入り口を見た時に、何も見えなくて良かったなと思って、そのまま寝た。

73 :
ズボンのジッパーが開いてたことには気がつかなかったんだな

74 :
深く暗い森の中、不自然に丸く開かれた場所が現れる。
クリアリング。
空から降り注ぐ陽の光は、私の影に強い力を与える。
突然、影が動き始める。
「影である」霊魂は、天上に向かい上昇するのだ。
首を吊ったD○の様に

75 :
大学を卒業した後、俺は企業に就職し必死に仕事を覚えようと頑張っていた頃なんだが
同僚がプレッシャーに負け自殺を図ってしまった
同期でともに頑張ろうなと励まし合って休みも返上し必死に仕事を覚える日々を送っていただけに突然の訃報はショックだった
仕事ばかりでは精神的に追い詰められてしまうという事を感じた俺は何か趣味をもってストレスを発散しなければならないと思い始めていた
だが、俺は体育会系でもないし、自分に何か出来る趣味が有るわけでもない
そんなときに、じゃあ誰にでも出来る登山でもしてみるかと、登山用品店で一式買え揃えた
意外に費用がかかり大変だったが、何か新しい事に挑戦するようで誇らしげな感じもあった
最初は日帰りばかりだったが次第にテント泊も行うようになった
とは言っても素人の山行。遭難なんてすれば山を舐めてると言われるような程度
続く

76 :
就職して一年目の春。
同期の男が自殺した。
葬儀で見た、何か不自然な遺体を今でも覚えている。
その頃から、俺は山登りをするようになった。
そして確信した事がある。
山奥には今でも彼が居る。
とりわけ、暗い森の木々の間に

77 :
身の回りで不可解な事が起こり始めたのは、丸山の死から二月ほどたった頃だった。
ある日、PCのスクリーンセーバーの画像が、葬儀の時の写真に変わっていた。
次々に現れる参列者。確かに俺が頼まれて撮影した画像だが、何故設定が変わってしまったのだろう。

78 :
丸山とは新人研修でペアになったこともあり親しくしていたが、トラブルもあった。
俺達は、柳川という受付の女の子を好きになったのだが、結局彼女は俺を選んだ。
それからなんだか気まずくなって彼とはあまり話さなくなっていた。
その後、丸山は山間にある大きなアーチ橋から身を躍らせた。
これは、俺と丸山しか知らない話だ。

79 :
自殺の知らせを聞いたとき、俺は恐ろしくなった。原因は俺だと思うと吐き気がした。
しかし、丸山が同僚から陰湿な虐めを受けていた事実が発覚し、俺の話は何も出てこなかった。
俺は正直、ほっとした。それどころか虐めに心底感謝した。
そんな黒い俺に、何も知らない柳川は抱かれている。

80 :
独りで抱えこんだ罪の意識は、夜間に強く俺を責める。眠りの浅い日々が続いた。
そしてスクリーンセーバーがおかしくなり、俺自身もおかしくなっていった。人と関わるのが嫌になった。
休みのたびに、人の居なそうな山奥に逃げる俺。
山はいい。空気も良いし、誰も居ない。息が上がれば悩みも消えた。
しかし、どうもおかしな事が続く。
山に泊まると、決まって丸山の夢を見るのだ。

81 :
場所は会社の会議室だと思う。
沢山の社員が席についている。俺は部屋の真ん中あたりに座っている。
丸山はグレーのスーツを着て、少し離れた所にこちらを向いて立っている。
手には細長い銀色のレーザーポインターを持っている。
司会らしき人が何かを言い、照明が落とされ、丸山によるプレゼンが始まる。
スクリーンに映されたスライドのタイトルは「死後のケア」

82 :
大きなアーチ橋が映る。
丸山は、自分の自殺時の様子について皆に説明しているようだ。
というのも、この夢の中では音が全く聴こえない。
丸山の口が忙しく動いている。
葬儀の様子も映る。
ポインターや手振りも交えてスライドは進行していく。
突然、一面暗い画像が映る。
ざらざらした黒い画像の中央に何かがある。
黄色いテント。
俺のだ。
その時、丸山は座っている俺に目を合わせ大声で何かを叫ぶ。
そして俺に向かってグリーンのレーザーを浴びせる。酷く眩しい。
皆が俺の方を見ている。

83 :
その後で、暗いテント映像の中に人影が現れる。
テントに近づき、手をかけてテントを揺さ振る。
最初はゆっくりだが、段々と速く強く、病的な様子で激しく揺さ振る。
テントの強い揺れを感じながら、俺は暗闇の中で跳ね起きる。同時に叫ぶこともある。

84 :
冷え込みも厳しくなってきた朝
丸山が
前方を歩いてたんだ
自転車で追い越そうとしたときに気付いた
丸山は耳当て付けてたんだよ
ヘッドホンみたいなやつね
それってふつうヘッドホンみたいに両耳に付けるよね?
だけど丸山、横じゃなくて縦に付けてた
具体的に言うとモフモフが鼻と後頭部に来るようにしてた
んでもって唐突に
「はなあったか〜い」
って言ったwwwwwwwwwwwwwwww
ちょwwwwwおまえwwwww天才かwwwwwwwww危うく吹くとこだったwwwwwwwwと思った次の瞬間
「みみさむ〜い」
こんどこそ吹いたwwwwwwwwww

85 :
すげえ怖い
これ書いてる人の事がすんげえ怖い

86 :
>>84
吹いたwwwストーリー変えんなよwwwww

87 :
>>84は別人
>>83
続きを頼むわ

88 :
先日、久しぶりに柳川と会った。彼女は相変わらず魅力的だったが、おかしな事を俺に言う。
「男の人にこんな話はしたくないんだけどね」
「最近、オリモノっていうかね、そういうのわかる?」
「朝起きると、下着に凄いいっぱいついてるの」
「それがね、何故かセーエキの匂いがするの。間違いないんだよ。私、なんだか怖くって」
「まさか私、ニンシン、しないよね?大丈夫だよね?」
彼女も狂いつつある、そう感じた。
俺達は丸山から逃れることは出来ないのだろう。

89 :
アーチ橋のずっと下、脚が折れ曲がって死んでいた丸山は、葬儀で灰になった。
でも、あいつはまだ、あそこに居るんだと思う。
山に泊まれば確実に会えるんだよ。
丸山はまた、深夜、俺のテントを揺さ振りに来る。
ゆっくり、速く、激しく

90 :
丸山の黒光りした熱いモノが俺のアナルの奥を刺激する。
俺らのテントは振動でポールが折れるくらいに揺れている。
ゆっくり、速く、激しく

91 :
72と75が元ネタです。
75さん有り難う、そしてごめんなさい。
丸山くんが成仏しますように。

92 :
ん?・・・なに?! これで終わり?

93 :
 

94 :
何回読んでも噴けるってすごい展開だな

95 :
「でもブライトさん、このスピードで迫れる登山者なんてありはしません。.
 一人の登山者は通常の三倍のスピードで接近します!」
「ま・・・丸山だ… 新人研修でペアになった丸山だ!」
「ルウム戦役で5隻の戦艦が丸山一人の為に撃破された…に、逃げろーッ!」


つづく・・・

96 :
私は大鴉の様に、天高くから全てを見ている。
赤いストームクルーザーの上下に地下足袋を履いた丸山は、紅葉した黄色い薮の斜面をするすると移動してゆく。
背面に見える青い60リットルのザックは、丸山が大柄なため必要以上に小さく感じられる。
谷間にある避難小屋では、20代の男女が楽しそうに昼食を食べている。6人。

97 :
髪の長い男が言う。
「優ちゃん、山って楽しいでしょ」
「うん、でもこんな山奥まで来るとは思わなかったよ」
長い髪を左側にまとめて、食事をしている柳川優子が見える。
「私達の他、誰も居ないんだね」
「11月にもなれば、山はシーズンオフさ。天気が荒れればこの辺も雪が降るよ」
「帰りもずいぶん時間がかかりそうだけど、私達、大丈夫だよね?お酒も少し飲んじゃったし」
丸山は移動を止めない。

98 :
遠くでドラムの様な雷鳴が響く。
若い6人には聞こえない。丸山には聞こえる。
「優ちゃん、もっと飲もうぜ」赤い顔の男が柳川の肩に触る。
「えー、もう駄目だよー」
「お前どれだけビール持ってきてんだよ」
既に午後の二時を回っていた。

99 :
「なんか暗くない」
ニット帽の女が言った。
「まだ二時過ぎなのにね」
全員が腕時計や携帯を見る。機種によっては圏外だ。
小屋の入り口のドアを開けて、髪の長い男が言う。
「まずいな。雨が降りそうだ」
直後、遠くで雷鳴が響いた。小さな音だが、今度は6人にもはっきりと聞こえた。
それがどのくらいの力を持っているのかが瞬時にわかる程の破壊的な音だった。
赤いストームクルーザーのフードが見える。

100 :
脛に刺青のある男は寝転んだまま、長髪の男に言う。
「オマエ、雨降るなんて俺に言わんかったよナァ。カッパなんて持ってきてネエゾ」
「雨が降るのは誰のせいでもない」
「ハァ?喧嘩売ってんノカオマエ」
長髪は黙って空を見ている。
「オイ、コラ、いつでもかかってコイヨ」
「やめてよあんたたち」
小太りの女が止めに入る。
長髪にとってこんな小競り合いはどうでもよかった。それは、雨が降ることによって大きな問題が立ち上がるからだった。
沢沿いの渡渉点。石の上を歩けたあそこが、数時間後にはミルクコーヒー色の激流になる事を、長髪は知っていた。
それは丸山も知っていた。

101 :
大きな雷鳴が鳴った後、雨が小屋を横に殴り始めた。硬い音がするのは、みぞれ混じりだからだろう。
急いで帰り仕度をする5人に向かって、長髪が驚くべき発言をした。
「俺達は、今日、この小屋に泊まる」
5人は一瞬固まった後で、口々に何かを言ったようだが、それは雷鳴に掻き消されてしまった。
「皆の命に関わる大事な話なんだ、聞いてくれ」
長髪が説明を始める。
濡れた丸山の赤いフードはきつく閉じられ、顔は暗く見えない。

102 :
気違いが住みついちゃった

103 :
確認
@長髪男 山の知識があり冷静沈着。
A顔赤男 ビールと女の子が好き。
B刺青男 典型的なDQN。
C柳川優子 ヒロイン的存在。美しい。
Dニット帽女 貧乳。色白。
E小太り女 巨乳。気が強い。
F丸山 既に自殺した大柄な男。赤い雨具を着ている。

104 :
F丸山 既に自殺した大柄な男。赤い雨具を着てイヤーマフラーを鼻に当てている。

105 :
長髪の話
@雷の危険
A低体温症の危険
B渡渉点の増水
反論はもちろんあったが、暴風雨の中、外に出ようとするものは誰も居なかった。
「明日の早朝、天候を見て下山する。小屋の中にいる限り危険はない。夜明けまでの辛抱だ」
午後4時を過ぎ、本格的に暗くなってくると、皆も腹を決めたようだった。
丸山が登山道へ出た。

106 :
午後7時。
雨は止んだようだ。
優子が長髪に言う。
「山って本当に暗いんだね。もしそのヘッドライトがなかったらと考えると、ゾッとするよ」
長髪は、電池の消費をおさえたかったが、パニックを避ける為につけっぱなしにしておいた。
「サミーし腹へったナア。何か食いもんネーノ?」
「おいおい!ジャックダニエルが未開封!」
「お菓子ならまだいっぱいあるよ」
「最高ー」
「仕方ないからそれ飲んで寝ちゃおうよ」
赤い雨具は闇にまぎれて見えない。

107 :
時間が過ぎてゆく。
「オレ達、はっきりいって遭難してるんだヨナ」
「パンパカって言うらしいぜ」
「なによそれ」
「救助要請とかしたほうがいいのかな」
「民間が動くと、500万円位かかるらしい」
「絶対無理。やめてー」
「テレビに出て、会社クビになったりして」
「何も言わなきゃいいんだよ。明日の朝、無事に帰れば何も問題無い」
「そういえば、さあ。あ、なんか変な事思い出しちゃった」

108 :
「なになに?」
「いや、でも」
「ソコまで言ったのなら話セヨ」
「そうだよー」
ニット帽の女の指が少し震えている。
「あのね。去年の夏にさあ、うちの社員が自殺したの覚えてる?あれってこの山の麓の辺りだったよね」
「おいおい、こんな時に変な事言うなよ」
「マジ?」
「確か、丸山って言ったっけ」

109 :
その時カスカニだが風の流れとともに、かすかな声が聞こえてきた






ミミサムーイ

110 :
そうそう、丸山だったよな。
赤顔は思い出す。
居酒屋の個室。
とても短いチャイナドレスを着た女の子達。白い太もも。ほとんどが学生のバイト。
日本酒を無理矢理飲ませて、胸を触っていた丸山の姿。
触られていた薄いピンクのドレスの娘。
今思えば、柳川に似ている。
柳川を見てしまう赤顔。
チャイナドレスを着た柳川を思う赤顔。
柳川に触りたい赤顔。

111 :
そしてまた赤顔は思いだす。
ジャイアント馬場が騎乗した馬が丸顔に見えたことを。
朝顔と昼顔と夕顔を区別する方法を。
柳川が佐賀の郷土料理だと信じていて笑われたこと。
好きな女子のスカートに悪戯して縦に破いてしまい、
「チャイナドレス」と強弁して停学処分を食らった高校時代。
知恩院に行こうとして必至で丸山公園を探していた修学旅行。

112 :
知恩院といえば
私的信仰、浄土宗のサンクチュアリじゃないか!
あなた、最高だよ

113 :
昔は本当に「こなきじじい」とか「追い越しさん」とかいう妖怪がいたとか。
僕のおじいさんは昔、小さい頃には倒れている木をあえてくぐって通った時、
急に体が重くなりその場にお腹をついて倒れたけど、不思議と恐怖感はなかった
と言ってました。
中学の時の国語の先生は登山が好きで、家も山の中で、その先生も幼い頃に、
「追い越しさん」という妖怪にはよく会ったけど、恐怖した憶えはないそうです。
追い越しさんっていうのは、山道を一人歩いていると歩く音に微妙にズレて歩く音
をさせる妖怪でなにも害をあたえない妖怪らしいとか言ってました。
追い越しさんっていう名前は追い越しさんに会ったときに「追い越しさん追い越して
下さい」というと音がしなくなるからだそうです。

114 :
そりゃ角の生えた幼女だろ。
怖い筈がない。

115 :
俺も山歩く時にそういう音するよ

116 :
砂かけ婆はいるって言うよ

117 :
小さい頃「たまがったバアサン」てのがいたなあ
空き缶とかそのお婆さんに投げると(足元に)
「あたしゃ、たまがったよっ!」って言ってくれるノリのいいお婆さんだった。


118 :
それから「またがったバアサン」てのもいてな
ふざけて寝そべると上に騎乗してくれるという…

119 :
山であそこが立つの

120 :
1224

121 :
デパートの地下、賑わう食品売り場の片隅で、がっくりと肩を落とした老人を見かけた。
色褪せた黒いコートを着た後ろ姿。男性だろう。薄い髪は海藻の様に撫で付けられている。
後ろから見ているだけで、その落胆ぶりがわかるほど、頭部は下をむいている。
私は横に回って、そのお爺さんの顔を見た。
お爺さんは、泣いていた。睫毛が黒々と濡れていた。ひっそりと、とても静かに。
誰にも気付かれないように。
お爺さんの涙は、コートの肩口に黒く染み込んでいた。
お爺さんは、本当にそこに居たのだ。

122 :
いみふ

123 :
こなきじじいは、本当に居たそうです。
デパ地下に。

124 :
丸山はどうなったんだよ

125 :
稜線上の山小屋の中には、若い男女六人が居る。
明かりは小さなヘッドライト一つだけ。
小屋の外は塗り潰したように暗い。
誰かが歩いて来る。

126 :
赤顔は酔っていた。
そして性的に興奮していた(チャイナドレス)。
ついに背後から柳川に手を伸ばす赤顔。
「ゆうちゃん、寒くないか?」
柳川の肩に手をかけると、その柔らかな身体が震えているのが伝わってきた。
柳川に異変が起きていた。
「ゆうちゃん、どうしたの?大丈夫?」

127 :
赤顔が大きな声を出した為、皆が柳川を見た。
体育座りの格好をした柳川。額を膝につけて顔を伏せている。
皆が近づいて声をかけても顔を上げない柳川。
柳川は、泣いていた。

128 :
暫くして、柳川が顔を上げた。瞼と頬を赤く染めたその顔は、幼子のように見える。
柳川が口を開く。
「ごめんね。私、おかしいの。夜寝てるとね、その丸山って人が来るの。私のベッドに入ってくるの。それは夢だよ。夢なんだけどね、あ、あ…」
柳川の眼から大量の涙が溢れた。温かく透明な雫が、膝に落ちていく。赤顔は綺麗だと思って見ていた。
皆が沈黙している。

129 :
「朝起きるとね、精液が」
「大丈夫だよ」
突然、長髪が彼女を抱きしめた。長髪の肩に顔を埋めて泣く柳川。
皆が固まっている。
丸山も固まっている。

130 :
その時である。
「トン、トン」
音が聞こえた。皆が入り口のドアを見る。
数秒後、
「トッ、トン、トン」
皆がはっきりと聴いた。
ドアの向こうに何かが居る。

131 :
「今、音がしたヨナ?」
「ノック?」
「誰か来たの?」
「こんな時間に?」
「何時だよ?」
「もうすぐ10時」
「オレが見てきてヤルヨ」
「止めろ!」長髪が刺青を制した。
「ナンだよオメー」
「よく考えてみろ、普通こんな事するか?山小屋のドアをノックだけして、入って来ない。変だと思わないのか」
「トン、トン」三度目のノック。
「ジャアいったいこれはなんなんダヨ!」

132 :
「丸山の幽霊なのか?」
「やめてよ」
「ヤバくない」
「無視するんだ」長髪が言った。
「何も問題ない。幽霊なんて具体的には何もできやしないのさ」
「無視するんだ。優ちゃん、心配ないよ。俺達には恨まれる理由もない」
「恨まれているかも知れない。私ね」
「もういい、とにかく、考えるのを止めるんだ。静かにしてくれ」

133 :
誰も話さない。
ライトの光は弱々しく、六人の顔を暗闇に浮かび上がらせていた。
ノックはもう聞こえない。
しかし、頭上から、屋根の上を人が歩くような音が聞こえてくる。
誰も話さない。
濃密な時間はなかなか進んでくれない。
小太り女は、尿意が限界に達していた。

134 :
小太り女は無言のままゆっくりと立ち上がり、入り口のドアに向かう。
「何処に行くんだ?」長髪が尋ねる。
「ごめん、どうしてもトイレに行きたい」
「屋根からの音、聞こえるだろ。もう少し我慢できないか?」
「ずっと我慢してたんだよ。怖いけどもう駄目なの」
小太り女は泣きだしそうな声を出した。

135 :
「わかった。ただし、単独行動は駄目だ。女の子三人で外に行ってくれ。何かあったらすぐ大声を出すこと」
長髪は、一つしかないヘッドライトをニット帽女に手渡した。
「私も一緒に行かなきゃ駄目?」柳川の声は小さい。
「頼むよ、優ちゃん。三人のほうがより安全なんだ。男がついていく訳にもいかないだろう」
「用が済んだらすぐ帰ってくること。できるだけ何も見ないように」
渋々ついていく柳川。
ニット帽女がドアを開けると、真っ暗な空間に霧の様な雨が見えた。
「すぐ帰ってくるように」
ドアが閉じられると、小屋の中は何も見えなくなった。
「俺達は動かないようにしよう。この暗さでは危険だ」
聴覚と触覚が頼りの世界で、男三人は座っている。
屋根の上から音はしない。
その時、赤顔が静かに立ち上がった。

136 :
「実は私も我慢してたの。助かった」
「じゃあ私も…」
三人は小屋の後ろ側に回り、それぞれがしゃがみこんだ。
誰かが三人を見ている。

137 :
「もういい?」
「うん」
「はあい」
女の子達は立ち上がった。
「幽霊だとか言っても、生理現象にはかなわないってわけね」
「その通り。なんだか強くなった気分」
「早く戻ろうよ」
柳川が二人を急かす。


138 :
「このライトって、明日までもつのかなあ。ずっとつけてるけど」
「それが消えたらなんにも見えなくなっちゃうね」
「あ、今、小屋の中は真っ暗なんだね。早く戻ろう」ニット帽を先頭に、歩き出す三人。角を曲がり、小屋の正面に近づく。
「男達、暗いからけっこう怖がってんじゃないの?ドア、ノックしてみようか」 にやけた顔の小太り女。
「トン、トン」
笑いをこらえる女の子達。「トン、トン」
「もう、怒られちゃうよ。さあ、入ろう」
柳川が重い扉を開ける。
「ただいま」
「えっ」
「どういうこと」
小屋の中に、男達の姿はなかった。

139 :
「私たちがノックなんかしてからかったから、隠れてるんだよ」
「もう、こんな時に。出てきてよ」
隠れる場所といえば、梯子を上がった二階しかない。
「ねえ、降りてきて。私、まだ怖いの」柳川が言った。
「しょうがない奴ら。ライト貸して」小太り女は頭にライトをつけ、梯子を登る。
しかし、二階にも、彼らの姿は無かった。
小太り女の呼吸が浅く、速くなってゆく。
「どうしたのー」
階下から声が聞こえる。

140 :
(; ・`д・´)…ゴクリ…(´・∀・`)

141 :
小太りが梯子を降りてきた。顔がこわばっている。
「男達居ないよ。何なの、ねえ。いったい何なのよ。ライトも無いのに、あいつら何処に行ったっていうのよ」
ニット帽と柳川は棒立ちのまま、言葉が見つからない。
沈黙に我慢ができず、小太りが言う。「私たちが外に行ってたのは長くて10分位だよね。その間に、ここで何かが起きたのよ」
小太りは、二人を励ますよう気丈に振る舞う。「居ないものはしょうがないよ。私たちは朝までここから動かないほうがよさそうね。今の時間を記録しておきましょう。書くものある?」
首を横に振る二人。
しかし、小屋に備え付けの登山日誌を見つけた。

142 :
小太りがリードする。
「私たちに何が起こったのか整理しましょう。あなたはライトで日誌を照らしてて。優子は今から私が言うことをそこに書いていって」
日にち、メンバー、時系列の行動を書き連ねていく柳川。
「あと一時間待とう。男達が戻らなければ、警察か消防に連絡するよ。いいね」頷く二人。

143 :
「小屋の入口でノックが聞こえたのは10時前だったわよね。それで優子、あの話は何なの?丸山とか精液とか?」
柳川の瞳が泳ぐ。
「うん、なんていうか…説明が難しいんだけど」
「去年の秋ぐらいから、変な夢を見るの。簡単にいうと男に犯されちゃう夢なんだけどね」
「その夢を見て、朝起きるじゃない。そうするとね、あそこから、精液が漏れてくるの」
絶句する小太りとニット帽。
「精神科に行ったんだ。薬を出されたけど、おかしいよね。精液って…なんで…」
泣いてしまう柳川。
「それでね、ある日、会社で組合の会報を見てた時に気がついたの。夢の男って、丸山って人に似てるの。というか間違いないの」
「しかもその丸山さんって、その夏に自殺してるんだよ」

144 :
小太りが優しく尋ねる。「その話と、今回の事、関係あると思う?」
「よくわからない。でも、丸山って聞くと、私、変になるの。ああ、長髪くん、丸山くんと親しかったみたい」
ニット帽が口を開いた。「優子、恨みが何とか言ってたよね?」
「うん。なんかねえ、丸山くんって私のこと好きだったみたい。噂なんだけどね」
「私に振られて死んだなんて話もあるんだよ。酷いよね。私、何も知らないよ」

145 :
「私、何も知らないよ」
柳川がそう言ったすぐ後、二階から大きな音が聞こえた。
重い何かが落ちたような音だった。

小太りが無言のまま、ライトを取り梯子を登る。
小太りはヘッドライトを額につけ、鬼のような形相をしている。自分を奮い立たせているのだろう。
二階に頭を出し、音がした辺りを照らすと、何かが見える。

それは、雨具だった。
大きいサイズの、赤い色の雨具が床に投げ出されている。
なめらかな表面には、水玉が沢山ついていて光を反射している。
先程は無かったものだ。
たった今、外から来たように濡れている。
そしてまた、そこには誰もいない。

気丈な小太りにも遂に限界が訪れたようだ。
大きな声を上げ、わめき散らす小太り。
「丸山って、丸山って、何なんだよ、何なん」
暗闇の階下で、下を向いて震える二人。

146 :
「ホントに真っ暗だとさ、眼を開けても閉じても同じなんだナ。光る雲みたいなのが見えるゼ」
沈黙。
「アイツラ、どこまで行ったんだよ。馬鹿だよな。もうさ、20分位経ってネ?」
沈黙。
「ナンか、あったんじゃネ?よう、長髪?」
長髪は、苛々していた。遅すぎる。刺青の言うように何かあったのか。
あったのだろう。帰りが遅すぎる。しかし、暗闇では動くに動けない。
長髪が言う。
「刺青、この暗闇で動けるか?動けるなら、外に行こうと思う。赤顔はどうだ?」
赤顔の返事が無い。
「赤顔、何か言ったらどうなんだ。非常事態だぞ」


147 :
その時、二階から重くて大きな音が聞こえた。
「ドムンッ」というような音だった。
跳ね起きる長髪と刺青。
暗闇の中で、ファイティングポーズをとる二人。
その時、赤顔は二階に居た。



148 :
赤顔は、小窓から女の子達の姿を見ようとしていたのだ。
窓からは、ヘッドライトの光の中、しゃがみ込む女の子達が見える。
「優ちゃん…」赤顔の口から言葉が洩れる。
ふと振り向くと、そこには赤いレインウエアを着た人間が立っていた。暗闇の中、何故かそれが見える。
取り乱した赤顔は、そこから逃げようとして壁に身体を強打する。

149 :
外から、物音が聞こえたように思えた。
「刺青、今の聴いたか?女の子達に何かあったらしい。いいか、行くぞ!」
「俺の音についてこい!」
やかましく外に出る二人。
登山道を勢い駆け下りる。

残された真っ暗な山小屋の二階には、赤顔と丸山が対峙している。


150 :
(; ・`д・´)…ドムンッ…(^ω^;)

151 :
二人を無視して山小屋に入り
そろそろ寝る時に寒くなってきたので全員の分の毛布を押入れから出してたんだが…
「これお父さんの」
「お母さんの」
「姉ちゃんの」
「私の…と」(出して押入れ閉める)
振り返ると
  ∧_∧
  (・∀・ ) ←丸山
 ヽ/   |
 (__∪∪)
⊂ ̄ ̄ ̄⊃ ←刺青の
⊂ ̄ ̄ ̄⊃ ←優ちゃんの
⊂ ̄ ̄ ̄⊃ ←ドムンッの
⊂ ̄ ̄ ̄⊃ ←赤顔の
誰も丸山を動かせる者はいない

152 :
ドムンッ
ドムンッツッ
その音は、重く響く。
「お前、丸山か」
「そうだろ、お前、チャイナドレスコンパニオンの乳を揉んでた丸山だろ、へへ」
黒い空間に、赤顔の声がこだまする。
ドムンッッツッ
その小屋には、もはや誰も居ないのだ。

153 :
それは一瞬の出来事だった。
赤顔の身体が宙に舞った。
暗闇の中、丸山から逃げようとした赤顔は、二階の冬期出入口を開けてしまい、部屋に入るかのように勢いよく空中に飛び出してしまったのだ。
ドムンッッ

154 :
「優ちゃん!居るのか!」
扉の方から長髪の声がした。
長髪と刺青が戻ったのだ。
「怖かったよう」長髪に抱きつく優子。優子を強く抱く長髪。髪からいい匂いがする。
「オマエらいったい何処に居たノヨ?」
「あんた達こそ…」刺青に同じ問いを返すニット帽。
騒ぎを聞いて、小太りが降りてきた。
「もう、何が何だかわからないよ。けど、良かった」 ヘッドライト姿で座り込む小太り。
「二階に何かあるのか?」
長髪が声をかけた。

155 :
小太りはポツリと言った。
「濡れた雨具があったよ」


156 :
柳川優子の手記
平成00年11月14日(土)
長髪、赤顔、刺青、小太り、ニット帽、柳川
0930 足の鞍登山口出発
1000 多面川渡渉
1100 花魁の峰 休憩
1300 嘉牟木小屋 到着
1330 昼食

157 :
1430 天候悪化 雷
1500 雹 暴風雨
1600 停滞決定
1900 天候回復傾向
夕食(つまみ、菓子、ウイスキー)
2145 丸山の話題(柳川が取り乱す)
2200 ノック音
2220 屋根上からの音
2230 女性三名が外出
2240 女性三名が戻る
男性三名が行方不明になる
2250 この日誌を書き始める
2300 二階から物音
二階には濡れた雨具
2305 男性二名が戻る
一名は依然行方不明
2330 ヘッドライトの電池が切れる
以後、ケータイの明かりのみ
ほとんど身動きできない
夜半から明け方にかけて、何かが落ちるような音が、何度も聞こえる

158 :
(; ・`д・´)…ポツリ…(‘д‘ )y-~~

159 :
0500 小屋のすぐ脇で、赤顔の遺体発見
ケータイにて通報

160 :
その人数でライト一つか。

161 :
あけましてまるやま

162 :
うぉぉぉ

163 :
あけまるやま
また書くぞ

164 :
暗くなった山の中で、サダは歩くのを止めた。
「駄目だ。今日は下山出来ないな」
麓の車までは、三時間はかかる。この暗さではもっとかかるだろう。
強い雨が降ってきた。

165 :
登り返し、登山道を少し外れた場所にテントを張るサダ。
急激に身体が冷えていく。十一月の山はとても寒い。

166 :
狭いテントの中で、お湯を沸かす。
フリーズドライのご飯と味噌汁の夕食を済ませると、特にする事は無くなった。
シュラフに入り、ラジオのスイッチを入れたが、うまく聞こえない。
重い銀色のフラスコを出す。
ウイスキーを少しずつ飲むサダ。

167 :
眠くなったサダは、ライトを消した。
聴覚が敏感になる。
虫の声、枯葉の地面に何かが落ちる音が聞こえてくる。
どのくらい経ったのか。
サダが右向きに寝返りをうったとき。
そのとき、テントの生地越しに光が横切った。

168 :
(; ・`д・´)…サダ…(´ー`)

169 :
ありがとう
明日ね

170 :
幻覚かと思うサダ。
しかし、もう一度光が見えた。
光は、揺れながら強くなっていく。
足音が聞こえる。
テントをライトで照らしながら、誰かが近づいてくるのだろう。

171 :

足音は、テントの前で止まった。
息を潜めるサダ。
「すいません」女性の声だった。
「あの、すいませんが」
シュラフから這い出し、ヘッドライトをつけるサダ。
テントの入り口のファスナーを開けると、白いキャップをかぶった女性が立っていた。

172 :
「あの、大変申し訳ないのですが、装備が濡れてしまってとても寒いのです。予備のタオルなどお持ちではないでしょうか」
髪が頬に張りつき、薄いウインドブレーカーは濡れて透けている。黒いタイツにランニングシューズ。
この時期の山の格好ではない。
「タオルを出そう。肌着の予備もある。サイズが合うかわからないけど、よかったら使えばいいよ」

173 :
「ありがとうございます。本当に申し訳ありません。」
彼女は小さなザックを担いでいる。問いかけるサダ。
「荷物、それだけ?」
頷く彼女。
「これからどうするの?」
「ツェルトで明け方まで過ごそうかと…」
無慈悲な雨が降りだす。
彼女の指先が震えている。
「とりあえず、テントに入れば」
恐縮しながら、安堵したようにも見える彼女。

174 :
テントの中の荷物を整理すると、なんとか二人分のスペースができた。
「早く着替えたほうがいいよ。見ないからどうぞ」
うつ伏せになるサダ。
テントの中に、ビニール袋のガサガサという音が響く。
サダはつい、ちらりと彼女の方を見た。
白い背中がある。
斜めからなので、乳房の輪郭まで見えた。

175 :

しばらくして声が聞こえた。
「もういいです」
サダが起き上がると、黒い肌着を着た彼女が座っていた。
タオルで髪を乾かしている。
よく見ると、かなり若い。二十歳位ではないだろうか。
「こんなことになってしまって、本当にすみません。私、こんなつもりじゃ…」
唇が歪み、泣き出しそうな彼女に慌てて声をかける。
「気にしなくていいよ。その装備じゃ大変だからな。この辺りの山って人が少ないだろ。話相手がほしかったところだ。俺はサダユキ。君は?」
「ありがとう。ミヤビです」

176 :
(; ・`д・´)…チラリ…(´・ω・`)

177 :
うやらまs

178 :

お湯をたっぷりと沸かし、ミヤビの為にお気に入りのヨギティーを作るサダ。
「君はトレイルランナー?」
「マラソンが好きで。山はホント最近からです」
マグを大事そうに両手で包むミヤビ。
「暗くなって、寒いし大変だったろう」
「もう山は嫌」
眉を寄せるミヤビ。
頬がピンク色になっている。良かった。もう大丈夫だろう。
「サダユキさんはどうして、こんなところに泊まってるんですか?」
「俺さ、早起きが苦手なんだよね。だからいつも出発が遅れるんだよ。今朝も寝過ごしたけど、山に来てしまったんだ。案の定、日が暮れてタイムオーバー」
「私とおんなじだ」
口角が上がったミヤビの顔。誰かに似ている。
ああ、学生の頃の、あの子に似ているんだなあと、昔を思い出すサダ。

179 :

「まあ、お互い、ちょっとした遭難状態な訳だ。家族に連絡はしてあるかい?捜索とかされると大変だよ」サダが問う。
「私、今は一人暮らしなんです。今日、私が山に来てること誰も知らないから平気です。サダさんは?」
「俺も一人だから、誰も心配しないよ。でも、俺はそのうち山で死ぬと思うんだ」
「どうして?」心配そうなミヤビ。
「勿論、寝坊が原因で、さ」
ミヤビが笑った。暖かいその微笑みは、サダを別の世界へ連れて行った。
サダが長い間忘れていた、何か特別な感情が甦ってきたようだった。
彼女に会えて良かった、サダはこの場所、この時間に感謝していた。

180 :

まだ寒そうなミヤビにサダが言う。
「俺のシュラフを使えばいいよ。俺、寒いの平気だから。ダウンも着てるし」
「でも…」
「いいからいいから」
ミヤビを無理やりシュラフに入れた。
横になった彼女は眼を閉じて言った。
「私、サダさんに会うまでものすごく怖かったの。夜の山に一人で居るのがこんなに怖いことだとは思わなかった。暗闇の中に何かが居るようで、後ろから何かが追いかけてくるような感じが消えないの」
「夜の山は怖いよ。原始の頃からの生物としての記憶なのかもしれないな」

181 :

気が付くと、随分遅い時間になっていた。
サダとミヤビは並んで背を向けて横になっている。サダの胸の辺りでライトが弱く光っている。
シュラフに頭まですっぽり入ったミヤビ。
ミヤビの呼吸が規則的に聞こえてくる。どうやら彼女は眠ったようだ。

しかし、サダは眠れなかった。足先が冷たい。
でもそれだけではない。
ミヤビのことを意識しているのだ。
間違いなく、ミヤビは魅力的だった。
眼を閉じても白い背中と笑顔が何度も浮かんできた。
勿論、あの柔らかそうな乳房も。


182 :
さあ、北北!

183 :
(; ・`д・´)…ゴクリ…(*´д`*)

184 :
さあ、どうした? しろいおぱいは刺身にして食っちまったかい?

185 :
ほしゅ

186 :
エロ小説の続きマダー

187 :
サダは考える。
もし、今、ミヤビに触れる事が出来たなら。
手を伸ばせば、そこに彼女は居る。
深夜の山奥では、大声を出したところで誰も来ない。
邪魔は入らないのだ。
無理矢理に服を脱がせ、裸の身体を堪能することも出来るだろう。

188 :
(; ・`д・´)…胆嚢…(゜∀゜)

189 :
>>187
>裸の身体
といった時点でちょっとがくり

190 :

ミヤビの匂いがする。
彼女の甘い香りを吸い込む。それは肺から血液を介して全身を巡る。背中から胸に震えが走る。
強く思う。
ミヤビを抱きたい。
サダの陰茎は人参の様に硬くなっていた。

191 :

「許されない」
静かに上体を起こすサダ。胸がやかましい。
ザックの中の冷たいフラスコを掴む。
「そんなことは許されない」
無言で繰り返し、ウイスキーを飲み干す。
「獣とは違う」
目を閉じミヤビに背を向ける。
そしてサダは夢を見た。

192 :
ーーーーー
森の中をミヤビが走っている。
白いキャップの後ろでは、束ねた髪が何かの尻尾の様に揺れている。
やがて道が二つに分かれる。
ミヤビはどちらに進むか迷っているようだ。

その時、藪の中から馬が現れる。

193 :

テレビの競馬中継で見たような大きい栗色の馬だ。
驚いたミヤビは左側の道を走って逃げる。
振り向くと、馬が追いかけてきている。
全力で逃げるミヤビ。
もう一度振り向いた時、馬はすぐそこまで来ている。
何故か馬の頭部が無い。
首無し馬は、そのまま勢いをつけてミヤビを跳ね飛ばした。
ーーーーー

194 :
(; ・`д・´)…オグリキャップ…(゚∀゚≡゚∀゚)

195 :
もっとエロくしろ!

196 :
地面に顔から叩き着けられたミヤビ。
馬はその背に文字通り馬乗りになった。成人男性の二の腕ほどもあるイチモツがニュッと突き出し、もうもうと白い湯気を立てている。
ミヤビはどうやら気を失ってしまったようだ。はね飛ばされたいきおいでカッターシャツの裾がめくれ上がり、豊満な胸が丸見えになっている(ブラを付けていない訳は分からない)白い肌に、さくらんぼうのような乳首が


197 :
続編乙。
俺の中では以下で話は終了してた。
ーーーーー
「ミヤビっ」
早朝、薄暗く青い光の中でサダが目覚めたとき、彼女はもう居なくなっていた。

198 :
登山というほどの傾斜は無かった。
ひたすら、人里を離れていくような感じ。
緑色に光る川を右手に見ながら上流へ進む。
小さな沢をいくつも越えていく。
水の心配はない。ここなら快適な野宿が出来そうだ。
目的の山はまだ視界にすら入ってこない。

199 :
この辺りは古代、縄文人が暮らしていたそうだ。
歴史館で土偶を見たが、その女性をイメージしたと思われる造形はとても官能的なものだった。
その縄文ほど昔からではないだろうが、古くから神が住むといわれる山がある。
昭和の初期まで立ち入り禁止、山の姿が見えただけでも笠をとって頭を下げたという。
俺は今そこを目指している。

200 :
車から二時間は歩いたか。
前方に密藪の斜面が現れ、それまでも怪しげだった道が完全に途絶えた。
ここからがやっと本番となる。この先は地形図とコンパス・高度計が頼りに進む。展望は良くない。
一番藪の薄い所を狙ってとりついていく。
テグスのような蜘蛛の巣が顔にまとわりつき、鋭いイバラ系の植物がズボンを引っ張る。
虻や蚋よりマシだろうと自分に言い聞かせて、ゆっくり枝葉をかきわけて進む。

201 :
保守

202 :
ラングドシャー

203 :
aho

204 :
作文下手な人が長編に挑戦しちゃうとこうなっちゃうよね

205 :
どんな話だっけ
避難小屋でみやびの乳首舐めてなんだっけ

206 :
tes

207 :
誰もなんも書かんのか〜い
はっはっは

208 :
サダは辛抱たまらず、ミヤビの服を剥ぐと豊満な胸が丸見えになった。
さらに強引にさくらんぼうのような乳首に食いつくと、
何か酸っぱい・・
残念、梅干だったようだ。
それは、紀州南高の高級梅干。1個300円はする逸品だ!

209 :
逸品に食らいついておいて残念がるんじゃない

210 :
>>208
誰がしょうもないこと書いて滑れっていったんじゃ〜い
はっはっは

211 :
ここって創作スレだったっけ?

212 :
オカルト話なんぞ勘違いと創作しかないんやからええねん

213 :
>>208
これは怖ろしい!
今年読んだいちばん怖ろしい話だ!

214 :
ボクは梅干しは道の駅で買う派です

215 :
例年より雪が多い。
岩に腰掛け自作のトレイルミックスを食べながら、青と白の世界を眺める。
聖域と呼ばれるこの山塊も、少なからず汚染されたのだろうか。

216 :
>>214
おれも出来るだけそうする
紀州風の甘い梅はどうも物足りない
真っ赤でちょっと硬くて超すっぱ&しょっぱいのがいい

217 :
水場を使う事を躊躇うようになっている自分がいる。
弦巻は軽く息を吐き出した。
お気に入りの白いシャツがピンクに染まってしまった時の事を思い出していた。

218 :
日々人混みの中で、つい彼女を探してしまっている自分が居る。
ミヤビ。
あの朝、何故突然消えてしまったのか。
あの夜、テントの中で覗き見た白い背中が甦る。
あいたいんだ。それだけなんだ。
彼女を忘れられないサダ。

219 :
彼女を忘れる事が出来ない理由は、恋愛感情だけではない。
もしかしたらあの朝、小用に出かけた際に誤って滑落した可能性もあるのだ。
兎に角、ミヤビが無事だったらそれでいい。
それだけなんだ。

220 :
次の患者さんドゾー

221 :
電車の中で、見た。
まさかとは思った。
気付かれないように近づいた。
彼女だ。ミヤビだ。

222 :
特徴のある唇の形で確定した。

223 :
あの夜、テントの中で覗き見た白い背中が見えた。
こんな電車の中で、彼女は一糸まとわない姿でいた。
ミヤビは静かにこちらを振り向いた。

224 :
サダは気がついた。
自分自身も、いつの間にか一糸まとわぬ裸になっていることを。
ミヤビはこちらを指差し、静かな声で言った。
あそこに・・・人・・・が・・立つの・・・
どこかで聞いたような言葉だと思っていると、彼女ははっきりした声で
「あそこにいる人、あそこが、立つの!」
サダの下半身は勃起した・・・。

225 :
ミヤビ。
今、彼女がそこに立って居る。
外の景色を眺めている。
短いベージュのスカートから伸びているのは、よく冷やされたアイスクリームの様な質感の脚だ。
あの夜に盗み見た背中と乳房がフラッシュバックして赤面してしまうサダ。

226 :
彼女との距離は数メートル。
何も出来ないまま、一つ駅が過ぎる。
次の駅で彼女が降りた。人に紛れ、後ろ姿はすぐに見えなくなった。
これでいいのか?
発車の合図に急かされるように、サダは電車から飛び降りた。

227 :
「首の無い馬が走る夢?その女の子も夢なんじゃないのか?」
職場の先輩に言われた言葉がずっと引っ掛かっていた。
しかし、現実の世界にミヤビは居た。
会って聞きたい。何故消えたのか。
走って出口へ向かうと改札を通るミヤビが見えた。

228 :
降りた駅は水道橋だった。東口を出ると、すぐ右の建物に向かって歩くミヤビが見えた。
後を追って建物の中に入る。
そこは病院だった。診察日では無いらしく、館内は暗かった。ミヤビはエレベーターを使ったようだ。

229 :
前に止まった階まで上がると、病棟に出た。
ナースステーションを足早に通り過ぎ、ミヤビの姿を探す。
病室を一通り覗き見るが、ミヤビは居ない。
どうしたものか考えていると、階の中央、コインランドリーの置いてある部屋にミヤビの姿を見つけた。

230 :
何て話しかけたら良いのだろう?
鼓動が速くなっているのがわかる。顔は赤いかもしれない。
ミヤビはすぐそこに居る。
口の中がやけに乾いている。
見えない鎖を引きちぎる様に、両足に力を込めて彼女へと踏み出すサダ。
ウウ、ウワッ、ウウ、ウワッ洗濯機は回っている。
「あのー」
 反応は無い。
「すいません!!」
 大声に振り向く彼女。目があった。
「貴方は、貴方はミヤビさん?」

231 :
驚く女の子。
彼女の大きな眼が、更に開かれ俺だけにに向けられる。
「あ …え! サダ、さん?」
その時、サダの中に大量の水が流れ込む。
乾きに乾いた身体を、目の前のミヤビがその姿と声で潤していく。
彼女をどれだけ欲していたのかが分かる。
彼女の中には、俺に必要なものがぱんぱんにつまっているんだ。

232 :
「うん、サダユキだよ」
彼女は一瞬だけ微笑んで、直ぐに俺から目をそらした。
その一瞬の間に天国と地獄を往復したサダ。
数秒後、彼女は再び正面から俺を見てくれた。
「あの… 山では、ありがとう、ございました」
彼女の頬がみるみる紅くなっていく。
その顔が可愛い過ぎて、見ていられない。俺の目が泳いでしまう。
「あの時は、とっても寒かったんです」
「うん、寒そうだったよね」
「今、時間大丈夫?」
「姉が入院してて、洗濯してるんです」

233 :
ミヤビは目の前に存在していて、みずみずしい生命力に満ちている。
肌や髪の艶、その生々しさは、幻では決して有り得ない。
かすかにいい匂いがする。その声をはっきりと聞くことが出来る。
ミヤビはここに居る。
もうそれだけで十分だった。幸せとはこういう事かと思った。
「君と話がしたかったんだ」
「サダさん。ああそうだ。あのね、この近くに登山用品店があるんだけど」
「水道橋か。ああ、さかいやね。行ったことあるよ。」
「そこで待っててもらえないかな。洗濯が終わったら行ってもいい?」



234 :
三十分経って、彼女が現れた。
洗濯をしていた時とは少しだけ変わった気がする。いや間違いない。更に綺麗になっている。
その気遣いが嬉しくて、つい頬が緩んでしまう。
「忙しそうなのに、ありがとう。お姉さん、早く退院できるといいね」
「たいした病気って訳でもないんです、大丈夫。ありがとうございます」
「ねえ、腹減ってない?」
「実はちょっと(笑)」
二人で近くの蕎麦屋に入った。

235 :
彼女は薬味を使わなかった。
「ネギとか嫌いなの?」
「いえ、好き嫌いは特に無いんですけど、蕎麦の香りが消されちゃうような気がして」
「分かる気がする。蕎麦が好きなんだね。俺も大好物だよ」
彼女は美味しそうに蕎麦を食べた。
派手に啜るのは下品かなと思い、静かに食べた。
彼女も静かに食べていた。口元を何度か見てしまった。

236 :
足を踏み入れるサダ。
「それで、なんだけど。あの山の夜の事、聞いてもいいかな?」
「ん… あ、はい」
「夜中、いや明け方か、何も言わずに君が居なくなってしまって随分探したんだよ」
「… ごめんなさい。私、なんだか酷いことしちゃって、ホント申し訳ありません」
「何かあったの?」
「… いや、でも」
「あったんだね」
「… 」
「もし良ければ、教えてくれないかな。強制はしないけど」
俺の顔を見つめる彼女。目尻が下がり、泣き出しそうな顔をしている。
「ごめんごめん。君が無事ならそれでいいんだ。なんでもいい。ミヤビに会えて本当に嬉しいよ」
言ってしまった後、告白してしまったようで赤くなるサダ。

237 :

彼女の唇が動いた。
「私、やばいかもって」
彼女が続ける。
「知らない男の人のテントに泊まっちゃうのって、ちょっとおかしいよね」
早口になる彼女。
「もしサダさんに襲われたとしても、私も半分悪いような気がしたんだよ」


238 :
「あの時ミヤビは雨で大変な状況だったし、俺はそんな、変な事なんかしないよ」
サダの後、時間をおいてミヤビが言う。
「あの夜、夜中に目覚めた時、お酒の匂いがしたんだよね」
「あ、私、いつの間にか寝てたっていうのと、サダさんはその後お酒飲んだんだなってね」
「アルコールがどれほど人を変えるか、私にはよく分かるんだ。そういう親をずっと見てきたから」
「で、怖くなったんだよね」
「そんなに悪い奴に見えた?感じた?」
「そうではないけど…」
「俺はそんなことしないよ」
「じゃあ、変なことは一切考えなかった?」
「そんなこと聞くの?正直にいえば、ミヤビはとても魅力的だったよ。性的に。でもそれは頑張って自制出来たよ」
赤くなる二人。

239 :
沈黙の後。
「私は怖くなったの」
「それで、逃げ出したの?」
「そういうことになるかも」
なんとも言えないサダ。
「俺はミヤビの幸せを願っているよ。これまでもこれからも。信じてほしい」
「ホントに?サダさんあの夜、その、ズボンがその…」
「うわっ!やめてよねー。見んなよー」

240 :
「それは冗談かも」
「おいおい頼むぜ」
ミヤビが言えない話がある。
酔って寝ているサダの顔が、何故か馬だったこと。
似ているとかそういう話じゃない。
間違いなく「馬」だった。
更に、ショートパンツの股間が、尋常で無い程に盛り上がっていた事を。

241 :
馬が、一緒のテントで寝ている。
ヘッドライトで照らし出される馬の首をもつ人間。
更に驚くべき事に、馬男は喋った。
「ミヤビさん、私はもう、我慢が出来ません。もうなんとも、仕方が無いですよね」
馬男がミヤビに馬乗りになった。

242 :
言葉にならない悲鳴をあげるミヤビ。
視界の下方に、黒い馬の陰茎が揺れていた。
それを確認し、声を高めるミヤビ。
馬男はゆっくりと、その切先をミヤビの両大腿の中央に近づける。
全身で嫌がるミヤビが、逆に馬男を興奮させる。

243 :
馬男は、抑え込んだミヤビの性器に、自らの硬いそれを先から押し込もうとする。
長いそれは、先からミヤビの複雑な部分に入り込んでいく。
しかし、ミヤビは反撃する。
長く刃を出したカッターで、硬い悪の肉棒を一刀両断するのだ。

244 :
ミヤビは馬から逃れると、夢中で走って逃げた。
ミヤビは切り取った肉棒にそっと口づけしてつぶやいた。
「サダさん・・・・・。これってアベサダやん!」

245 :
ミヤビの右手には歯の長いカッター、左手には半分に折られた木刀の様な陰茎が握られている。
何故か出血はない。
馬の顔をしたサダは横向きに倒れて悶絶している。
ミヤビは素早く荷物をまとめると、テントを飛び出した。

246 :
「ミヤビ、大丈夫?顔色が悪いけど」サダが声をかける。
「大丈夫。ちょっと疲れてるみたい」目の前にはサダが居る。馬の顔をしたサダ、あれは夢だったのだろうか。

247 :

「俺、あの夜に変な夢を見たんだ」
「夢?」
「ミヤビの夢なんだ。ミヤビが山道を走ってて、馬に襲われる夢だった。変だよな、山に馬なんかいないよね」
「え…馬って…」
ミヤビの表情が険しくなった。

248 :
「最後に馬がミヤビを突き飛ばしちゃうんだけどさ、その時には馬の首がないんだ。ホントに変な…おい!ミヤビ!」
突然、テーブルに突っ伏すミヤビ。
弱い光の中で、サダの声が小さくなっていく。
肩を揺すられた気がしたのを覚えている。

249 :
もっとエロくしろ!

250 :
病院へ向かう救急車の中で、ミヤビの意識が戻った。
頭のCT検査が終わり、救急外来のベッドで点滴を受けているミヤビ。
ベッド脇の椅子にサダが腰掛けている。
「つるまきみやびっていうんだね。救急隊員に聞かれて焦ったよ。姓は知らないって言ったら、ご関係は?なんて凄まれてさ」
ミヤビが少し笑う。
「サダさん、迷惑かけてごめんなさい。そしてありがとうね。救急車なんて乗ったのはじめて」
「気分、大丈夫?」
「少しぼーっとするけど、もう大丈夫みたい」

251 :
アナルプラグを取り付け逆さ吊りにされたミヤビの前には
リモコンバイブのボタンが置かれてる。
舌を伸ばしてスイッチを押した瞬間・・・

252 :
何このスレ・・・
AA略

253 :
>>252
エロ小説を書きたい人が各自勝手にエロ小説を書くスレ

254 :
しかも面白くもエロくもない件

255 :
で、結局どうなったんだよ!

256 :
サダの背後から、白衣を着た髪の短い男が現れた。
首には「医療用」と書かれた赤い携帯ストラップを下げている。
「加藤と言います。検査結果を見ましたが、今のところ大きな問題は無いようです。点滴が終わったら、今日は帰って貰って結構ですよ」

257 :
続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

258 :
夜間入口の前でミヤビをタクシーに乗せた。
もう会えないと思うと上手く話せない。
「またいつか、どこかで会おう。無理せず身体を大切に。じゃあ」
違うだろう。連絡先を聞くんだ。
「また助けられちゃった。駄目だね私。サダさん、本当にありがとうね」
握手をした後、タクシーのドアが閉まった。
車のガラス越しに、ミヤビが運転手に行き先を告げているのが見える。
彼女がこちらに手を振る。
さっき触れたあの柔らかい手だ。
タクシーは音を立てずに動き出した。

259 :
タクシーが門を曲がった。
ミヤビを思い出す。表情や声を細かく記憶する。時間が経ってしまうとそれは難しくなる。今、しっかりとやっておかなくてはならない。
壁にもたれ、目を閉じて再現するミヤビの姿。目を細めた彼女の笑顔。
これからどうしようか。気持ちが落ち着かない。酒が飲みたくなった。
音がして目を開けると、ヘッドライトが眩しい。タクシーだ。

260 :
ヘッドライトが眩しい。
緩やかに止まったタクシー。
降りてきたのは、あれはミヤビだ。何も言えないサダ。
「良かった。私、サダさんに山で借りた服を返さないと。もし時間があったら今から一緒に来てくれる?」
タクシーに乗り込む二人。
すぐ隣にはミヤビがいる。早過ぎる再会に頭が追い付かず、何か現実から少しズレているような、不思議な感じがする。

261 :
後部座席の二人。
繁華街の明かりが過ぎていく。暗がりにも人影が見える。
ミヤビは外を見ている。
その姿をサダが見ている。
黒い瞳に光が反射してつややかに輝く。
唇が動いた。

262 :
「…ミヤビペルセウス…」
彼女は小さな声でそう言った。
「え?」
「ううん、なんでもない」
「大丈夫?」
「サダさん、私、苦手というか怖いものがあるの」

263 :
へたくそな作文じじいも死んだ事なのではりきって怖い経験を語ってください

264 :
お前が語れや

265 :
栃木と茨城の県境にある奈良駄峠に放置されてる白いインプレッサ。
現在、下から自走してくるのは到底無理な場所だからハイカーには不気味に映るな。

266 :
怖 あそこが勃つの

267 :
よかったね、ジーさんw

268 :
祝ってやる

269 :
しかし
普通に考えれば山よりも下界のほうが毎日バカスカ死んでいるわけで
日本人の8割は病院で死ぬし〜〜〜
でも夜の山歩きは確かに怖いw

270 :
>あそこに人が立つの
東日本大震災の被災者の談話を思い出してしまった
海の上を人が歩いていた
川の上を人が歩いている
ブルトーザーでガレキ撤去していたら
いきなり目の前に女性が現れて
「あたし今生きてるの、死んでるの?」と問われた

271 :
海の上や川の上を歩いていたのは通りすがりのナザレの大工の息子さん

272 :
そんなありがちの話よりテントの中の光る蜘蛛の目の方がよっぽど怖いw

273 :
俺も目が光るから特に気にはならないな

274 :
ビバークしたら夜中にテントの回りをグルグル歩き回る足音がしたが、どうせ動物なのでキニシナイ

275 :
いや、それ俺

276 :
大抵かもしかタソ

277 :
>>275はカモシカたん
かわいい

278 :
ごめん、俺クマー

279 :
>>273
猫目小僧乙

280 :
江戸屋猫八Z

281 :
>>271
俺の家の前に甲子園よりもでかい池があるのだが
たまに夜中に強烈な悲鳴が聞こえてくる
鳥なんだろうけど、寝ていて飛び起きることがある

282 :
いや、それ俺

283 :
>>281
俺の女房かも
ベットで絶叫するの好きだから

284 :
最近の空気嫁は高性能なんだな

285 :
空気バルブに笛でも付いてんだろ

286 :
その昔絶頂に至った際笛を吹くAVが有った様なあった様な

287 :
つまりあった訳やな

288 :
1858年南フランス、ピレネー山脈の麓にあるルルド村の少女ベルナデッタが、
近くのマサビエル洞窟で白い貴婦人の幻影を見た

289 :
>>288
150年前の話というだけで歴史の重みに圧倒され、
それだけで何となく怖いような気もする。

290 :
もうすぐ五月だというのに残雪がやたらと多い。
毎年、同じ時期に登っている山なのだが、ここまで雪が残っていた記憶はない。
ただでさえ時間ぎりぎりのロングルート。
ザクザクの急斜面に阻まれ、時間が早回しで過ぎていく。
腕時計に何度も目を運び、登頂は無理かも知れないと感じ始めた。
せめて誰かのラッセル跡でもあれば少しは楽なのだろうが、最近登られた形跡はない。
見上げると、曇り空とくすんだ雪の斜面が繋がって、遥か天上まで続いているように思えた。

291 :
保全

292 :
黒い粒が混ざるザラメの斜面に、透明な汗が落ちては吸い込まれていった。
別に。
ここで止めてもいい。
そろそろ帰ろう。
何度もそう思ったのだが、身体は違ったのかもしれない。
軽いのだ。
背に乗っている、60リットルのザックが不自然に軽い。
何かが狂っていた。
そして私は、あれを聞いたのだ。
忘れれることが出来ないあの声を。
それは女性の悲鳴だった。

293 :
保全

294 :
>>286
絶頂に至った際 ではなく
「キモチイイ」と云う代わりに笛を吹かせてた
村西とおる全盛時代のクリスタル映像。
俺も貴方も歳が判るな・・・

295 :
裏・北アルプス 山の霊異記
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/junpei_s/kaidan-hyousi.htm

296 :
安曇潤平はつまらん

297 :
忘れないうちに書いておこう。
あの時、悲鳴は近い場所から聞こえた。少し登った上だ。左上方向だ。
「ああーっ!ああーっ!」
二回続いたその後
「ごぶっ、ごぶっ」
何かを喉に詰まらせたような音
人間だと思ったのはその後
「やめてぇ」
と聞こえたからだ

298 :
ここにでも貼っておくか
何かイヤラシイ(ような気がする)画像
http://farm4.staticflickr.com/3647/3506673107_14e863995e_o.jpg
http://i.dailymail.co.uk/i/pix/2012/06/18/article-2160975-13AA2AD7000005DC-740_468x312.jpg
Rapa River Delta in Sarek National Park

299 :
>>68
膿が出てきたら治りかけだな

300 :
サダは悲鳴を聞いて我に返った。ミヤビがこちらを見つめている。「あれは何だ!」長髪の男は言った。「何デモナイデス、風ノオトデス」黒い色をした人は答えた。柳川は黙って首を振った。
小屋の外は雪。「丸山」は匍匐前進をしながら坂を登っている……。

301 :
ストーリーとかどうでもいいから、エロ書けや!

302 :2013/10/21
保守しておくか
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