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2012年2月ぴんく難民152: お菓子ど真ん中20 (319)
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お菓子ど真ん中20
- 1 :11/10/21 〜 最終レス :12/02/06
- このスレ内で語られる内容は完全なフィクションです。
実在の個人及び団体とは一切関係ありません。
- 2 :
- ありがとう!
- 3 :
- ありがとうございました
- 4 :
- >いいいいちおつ
ミ;`_ゝ´彡キュウにベルトいらないって言われちゃった…
- 5 :
- 友介犯し隊 (実質part1)
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1129357067/
すっとこのエロいスレ (実質part2)
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1132899911/
お菓子ど真ん中 part3 (実質part3)
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1133450489/
- 6 :
- どうした
- 7 :
- あ、そ、そう…ミ`_ゝ´彡つIヽ(・ω・`)ベルトあるからいいや
- 8 :
- 即回避保守
ケンジくんにもハルキにもやんわりとお揃いを嫌がられるスットコ萌えw
- 9 :
- のーやんは?
洋服は着てるの見たけど
- 10 :
- ほ
- 11 :
- キュウの分がのーやんか誰かに回ったと予想w
- 12 :
- フジケンだけでなくメンバー全員とお揃いにするつもりだったとは…
真ん中的にはアレだが思考が女子すぎるよストコ
- 13 :
- 和む
- 14 :
- 全員のサイズ把握してんのか?w
- 15 :
- 隅々まで知り尽くしてます
- 16 :
- えろす
- 17 :
- 発注する時、両手で輪っか作って「ハルキはこんぐらい」「ケンジくんはこれくらいだったと思う」
とか掴まった時の事を思い出しながら注文してたら、たまんないw
- 18 :
- ストコさすがだなw
- 19 :
- わんこそば16杯の衝撃もさることながら、ストコがちゃんとそばのフタを閉められた事に感心w
誰かにタイミング教えてもらってたら萌え
- 20 :
- 16杯ってどこの生娘w
もういい!もういい!とか言いながらフタ閉めてそうだなあ
- 21 :
- さすがに16杯で終わるなんてお給仕さんも思ってなかっただろうから
他の人のを入れてる間に簡単にフタ閉めて、あとはみんなのをニコニコ見てそうw
- 22 :
- お給仕さんに混ざって裏声で「がんばれー」とか言いながらニコニコ
とかだったら可愛いオッサンすぎる
- 23 :
- 食べ終わったあと、お給仕さんと一緒に「 ハイ!どんどん〜、ハイ!もう一つ〜」とか
一緒になって言ってたら、可愛すぎw
- 24 :
- ハルキーもっと食えーそんなんだからお前はもやしっ子なんだぞー なチバとか
あなたにだけは言われたくないです…なハルキとか
想像すると和むw
- 25 :
- 今度のスレは真中じゃないのかw
- 26 :
- >>21-23 はガチでありそうだな
お菓子どんなかな でもこの際いい
- 27 :
- スレタイ、19だけ「真中」だったけど、それまではずっと
「真ん中」だったよ?
- 28 :
- >>27
なんていうか、君はユーモアのセンスがないというか、まじめな人なんだろうな
- 29 :
- 私もユーモアのセンスないかもwww
上の流れとか意味不だし、スレ立った途端乱立良くない統一スレにしようって
言ってたのが完璧なかったことになってるし、
他スレの人の「寄生」って指摘が身に染みるわwww
- 30 :
- え、真ん中は真ん中でやれって言われて、結果他スレ住人にこのスレ立てられたんじゃん
マターリの流れ見てた?
- 31 :
- それとも真ん中で他スレ統合の話をしろってこと?
それこそ他スレ住人からしたらうざったいんじゃないかな
- 32 :
- >>29の言い分がおかしいだけだからもういいよ
- 33 :
- 今ツアーの日替わり柄シャツは萌えますかみなさん
- 34 :
- ミ*`_ゝ´彡み、みんな、仲良くお、お菓子てよ…
- 35 :
- うるせー消えろ!
- 36 :
- >>33初日の黒っぽいのは正直あんまりw
青とか黄色とかピンクとか入った不思議柄のシャツは可愛かった!
- 37 :
- 汗での透け具合がいやらしすぎてぶっ飛びました
まるでシャツ着たままシャワー浴びたんじゃないかってくらいの濡れっぷり
- 38 :
- 透けた乳首に噛み付かれるんですね、わかります
- 39 :
- ってかハンドマイクエロすぎなんだあれたまらん
歳とともに増してるんじゃないか…
フジケンのほうむいて煽ったりにこにこしたり可愛かった
- 40 :
- 内心ムラムラなフジケン
- 41 :
- 引いたり攻めたりの音の駆け引きが、そのまま夜の生活を想像させてエロスw
フジケンもスットコの背後でハルキをつまみ食いしてたりしてさ
- 42 :
- 対フジケンだと襲い受けとか誘い受けがピッタリ
戸惑うフジケンを半裸で誘うストコが思い浮かぶ
- 43 :
- 長らく封印していたアベ本をついに読んだ
泣きそうになったけどスットコのインタビュー見て思わず深読みしてしまったよ
- 44 :
- 泣きたい時は泣けばいいと思う
深読みしちゃうよね
- 45 :
- 限りなくアベ+チバのようなアベチバ。色気もエロもないです。お菓子なのにすいません。
普段小説書かないので中学生みたいな文章力ですが…
────
ゆらゆら、ゆらゆら、
「起きろよ」
ああ、アベくんか。どうせまだ夜中だろ。もうちょっと寝かせろってば。
「チバ、おい」
俺はあんたと違って寝汚ねえの、知ってんだろ。なんだよ。寝かせろって。
抗議するように身を捩ると、気管に水が入ってきた。
一気に目が覚める。
「ガボッ、ゲホッ、ゴホッ……おぉ…てか寒っ、風呂かあ?ここ」
「んでるかと思った」
アベくんが珍しく焦ったような顔をしてる。ああ、酔っ払ったまんま風呂入ったんだっけ。よく覚えてねーや。
「なねーよ。お湯」
アベくんがコックを捻ると風呂が暖かくなってくる。俺は暖まるまでじっとする。アベくんもだるそうに浴槽の横に腰を下ろした。だいぶ酔っているらしい。
「にかけてただろ。服」
「んあー。なんか脱ぐのもだりい」
「呑みすぎだろ。いつか溺れてぬぞ、風呂かゲロで」
「そうなる前にアベくんが見つけてくれんだろ」
「なんだそれ。まあゲロまみれのチバの体は拝みたくないけど」
- 46 :
-
酔っ払った時のアベくんはいつもよりよく喋るし笑う。
チェシャ猫みたいに歯を出して笑うこの顔は嫌いじゃない。
「つーかいつまでいんの。俺頭洗うよ」
「洗ってやろうか」
「んだよそれ。そういうアベくん気持ちわりぃな」
「なんか気分いいんだよ。俺うまいよ」
アベくんも俺もアルコールのせいでニコニコしてる。男二人で風呂場で笑ってるって、なんか気味わりぃな。どうでもいいけど。
「酔っ払いはアテになんねーからな」
「お前も酔っ払いだろうが。ほら。頭。」
言われるまま浴槽から頭だけアベくんのほうに向けると、勢いよくシャワーをかけられる。
間を置いて、ひんやりした感触とアベくんの大きな手。
少し乱暴に髪を掻き回される。
「お…おおー、」
「な」
「うん…悪くねえわ」
「だろ」
- 47 :
-
シャンプーが目に入らないように、上目でちらりとアベくんを見るとやたらニコニコしながら俺の髪を洗ってる。俺は犬かっつーの。
「なんか犬洗ってるみてえ。痩せたでけえやつ。」
「俺も思ったけどな。アベくん犬洗ってるみてえって」
「かわいげねーだろーな、チバみたいな犬!」
「『水より酒出せ』とか言うんだろ」
「絶対飼いたくねえ」
終わり、と言われてまた勢いよくシャワーをかけられる。
頭を振ると本当に犬になった気分だ。
「あーあ、アベくんもビショビショじゃん」
「俺、風呂いいわ、せめて出よう」
「うん、俺も眠ぃわ。ありがと」
脱衣場で二人して濡れた服に苦戦して、適当なもんを着てベッドに倒れ込む。
「アベくんベッドあっちだろ。狭ぇって」
「動きたくねえ」
「いい加減にしろっ…て、」
急激な睡魔が襲ってきて、うとうとしているとアベくんがあのデカい手で俺のビショビショの髪を撫でてきた。
なにそれ。まだ犬と間違えてんの。気持ちわりぃよ。
まあ毎日ああやって頭洗ってくれるんなら、犬になっても悪くないかもしんねーけど。
それを言葉に出したかは覚えてない。
- 48 :
-
────────
「お前ら、なにそれ…そういう、アレなの?」
目を開けるとコウジくんとキュウがまるでかわいそうなものを見るような目でこっちを見ている。
んだよ。そういうアレってどういうアレだっつーの、と体を起こす。クソ。頭がガンガンする。
右を見るとアベくんが俺のベッドに腰掛けて煙草を吸っている。裸にバスローブ引っ掛けただけのみっともない姿で。
…みっともないのは俺も同じだった。
「ち、違ぇーよ!なんもしてねぇって!変な勘違いすんじゃねぇ!アベくんに頭洗ってもらっただけだっつーの!!」
「なんだその浮気の言い訳みたいなの!キスはしたけどヤってはない、みたいな…」
二人とも半笑いだ。クソ。からかいやがって。
アベくんに助けを求めたくて、横目で睨むと今まで静かに煙草を吸っていたアベくんがこっちを向いてニヤリと笑った。
「チバ、すげえいい声で鳴くんだわ」
コウジくんとキュウが煙草を落とした。引きつった顔で俺とアベくんを見てる。視線がいてえ。すごく。
「…なんか、ごめん…」
バタン。無情にも扉が閉まる。
アベくんが近くでニヤニヤしてるのがわかる。クソ、なんか涙出てきた。殴りてえ。
「…慰めてやろうか、俺、うまいよ」
「いらねーよ!!」
─────
すいません、お粗末様でした。
- 49 :
- あいむじゃすたどっぐ
- 50 :
- しっぽ半分しかないの?
かわいそ
- 51 :
- デキてなかったのか!
でもリアルにこの二人はこんな感じで行為になだれ込んでそうな気もするw
- 52 :
- できてそうできてない
ちょっとできてるあべちば
- 53 :
- 流れでいつの間にかエロい関係になってるけど、あくまでドライな雰囲気
…に見えて実はお互い執着しまくりの依存しまくりでもう離れられない
そんなアベチバがたまらん
- 54 :
- できてそうでできてないっていいよなぁ
アベはビンビンなんだけど無自覚で鈍いチバとか
なんかいい年こいてぐるぐるしてるとか
- 55 :
- アベ→あー今日もチバやべえなーやりてえなー
チバ→アベ君かっけえなー今日もやっぱかっけえなー
こんな単純さもアベチバには似合う
- 56 :
- >>45-48
これはいいアベチバ
- 57 :
- すみませんアベチバに浮かれすぎてageてしまった
- 58 :
- アベの家でギター借りて弾くチバ
後ろからアベが覆い被さってににんばおり
この光景が見れたらフェンスの上ぶらさがってヨダレたらす
- 59 :
- 鈍いチバに必なアベとか見れたら泣く
- 60 :
- まあ潜在的に最初からストコはアベにデレデレだから難しい展開と言えるw
- 61 :
- 好きなんだけどベクトルがいまいち分かってないチバならありかと
- 62 :
- アベにどうでもいい質問攻めをするストコが見たい
なんなんだよwと言いつつ答えてあげるアベ
- 63 :
- やっぱストコは甘やかされてなんぼだなあ
- 64 :
- ミ*`_ゝ´彡あさかさ…
間違えちゃった
- 65 :
- ミ*`_ゝ´彡びわきょ!!
- 66 :
- >>64
可愛すぎて悶えたw
しばらくハニカミ笑いしてたよ、フジケンにも笑われてた、堪らん
- 67 :
- あさかさww
ストコのハニカミかわいいよなあ
- 68 :
- あさかさの方が言いづらいw
あのハニカミはたまらん
- 69 :
- ちょっと趣旨ずれてるかもだけど、ストコと五十嵐の会話?がかわいくて何度見てもニヤニヤしてしまう
- 70 :
- 音楽雑誌とか全然買わない派だから今更知ったんだけど、タナソウがスットコ好きすぎて笑った
- 71 :
- 世界一チャーミングな男だか何だか書いたのってタナソウ?
- 72 :
- タナソウ言ってたねw
ジャパンの山崎も昔から腐男子だなぁと思う。最近のブログでの
「あと一歩フジイが踏み込んでチバが本気で〜...」のくだりは
自分が腐ってるからかもしれんがハラハラした。
Red Eyeの掛け合いとかすごいかっこいい二人だけど、
音楽以外ではスットコドッコイなおっさん二人だよね。会話が想像つかん。
- 73 :
- フジイとスットコでは天然の方向が違うんだろな
チバがカゴメのトマトジュース持って、
デルモンテがローソンから撤退するって残念そうに言ったってのを
フジイが微妙に呆れた感じで書いてたのはワロタ
- 74 :
- 天然スットコ同士で周りが入り込めない独特な雰囲気で会話してたらいいなw
ス「…でさあ、○○がさあ」
フ「うん、うん」
ス「なんか○○でさあ…あっけどやっぱさあ…」
フ「…○○とか?」
ス「うん、そうそう。」
フ「あー、うんうん。」
ス「うんうん。」
フ「うん。」
ス「うん。」
なんか不思議な空気が…∬;´ー`∬(・ω・`)ネー
- 75 :
- ボケふたりツッコミふたり
- 76 :
- >>74
その流れでお互いに相手の話微妙に理解してないとかなら更に萌える
実はわかり合えないけど仲良しw
- 77 :
- >>76あーいいねそれ
- 78 :
- メルマガ動画のキュチバのやりとりが微笑ましかったw
- 79 :
- ストコの疑問符に萌える
- 80 :
- 昔から出回っている都道府県別喘ぎ声、広島県民は焦らされ好きだそうなのでそんな県の男はきっと焦らし好きなのではと二塔で想像したら二塔に焦らされまくりのストコが浮かんでごはんがうまい
- 81 :
- すいません、>>45の者ですが懲りずにやらためったら長いヤってるだけのアベチバ文投下しても宜しいでしょうか…
- 82 :
- お待ちしております
- 83 :
- 寒い夜を暖めて下さるネタを全裸で待ってます
- 84 :
- こんな文章力で投下することをお許しください…
アベチバ 多分甘い部類です
------
「俺、チバのこと好きみたいなんだけど」
「…は、」
アベくんがギターの弦を替えながら、まるで「腹減ったなあ」みたいな調子で言うから、俺は一瞬意味を掴み損ねた。
今更、メンバーとして、友人として好き、なんて言うような仲じゃないし、つまりはそういうことなんだろうっていうのは、俺でもわかった。
いやいやいや、そもそも好き「みたい」ってなんだよ。俺にどうしろって言うの。
俺が何かを口に出そうと、口をぱくぱくさせている間に、アベくんは何も言わなかったみたいにてきぱきと調整を終えて、そして俺に向き直る。
「好きみたいなんだけど」
「…訳わかんねえ」
「ヤらせろよ。なあ、」
「や、あのさあ…」
- 85 :
- ゴトン。アベくんがギターを脇に置いて俺のほうに近寄ってくる。
うわ、アベくん目ェ据わってるよ。どうしよう。どうしたらいい。俺は後退りする。
後ろ手で触れたビールをひっつかんで、一気に飲み干しても口はカラカラで、汗ばかり出る。首筋に張り付いた髪の毛が気になってしょうがない。
アベくんは俺の前に立つと、子供にするみたいにしゃがんで、俺に目線を合わせた。
まとわりつく、マルボロの香りがいっそう濃くなる。
「逃げんな」
「だ、だ、だって、アベくんなにすん、の…」
一応、確認してみる。だって聞き間違いとかかもしんねえしさ。俺もアベくんも、少し酔ってる。
でも、俺の期待を裏切るように、いっそ清々しいくらい意地の悪そうな笑顔で、アベくんははっきりと言った。
「だーからさ、俺は、好きだからセックスしてみたいっつったの」
「……。いや、待ってアベくんほんと、ほんとに訳わかんないんだけど、酔ってんの?ふざけてんだろ?」
- 86 :
- アベくんがそんな、俺とヤりたいとかありえない。絶対酔ってんだろ。酔って誰それ構わずにキスしまくるような奴だけど、ここまで来ると、ほんとタチわりいよ。
「俺、本気なんだけど」
「あ、あー、アベくん飲み過ぎじゃねえ。もういいから早く寝ろって」
瞬間、軽い衝撃と共に一瞬頭ん中が白くなって、歯に硬いものが当たる。
アベくんがいきなりキスを仕掛けてきて、そのせいで壁に頭を打ったのだと気付いたのは数秒遅れてからだった。
いつも酔っ払ってしてくるような、すぐ終わる勢いだけのやつとは違って、噛み付くみたいに乱暴で、いやらしくてしつこい、口の中全部舐め回すみたいな深いキス。
鼻に抜ける唾液の味は甘くて、マルボロの味がする。
- 87 :
- 「はっ…ん、う」
なんだかアベくんをまともに見れなくて、思わずきつく閉じた目の代わりに、
敏感になった聴覚が口の中の下品な音とか、お互いの獣みたいな息継ぎとか、
布のこすれる音なんかをいちいち丁寧に拾うもんだから、俺はもう、あのアベくんとこんなことしてる事のおかしさなんか、だんだんどうでもよくなってきてしまう。
やっと唇が離れた頃には、飲みきれなかった唾液で顎とか首とか、そこら中ダラダラになっていて、なんで他人の唾液って甘いんだろ、とかそんなどうでもいい切れ切れな思考だけしか浮かばないくらいに、ぼんやりしてしまっていた。
「っ…は、…アベくん、も、ほんと、勘弁…」
「なんで」
「なんで、って、ほんと、これ以上はマズい、って…」
押し返す手には全然力が入らなくて、俺とそんなに体重が変わらないはずのアベくんの薄い体でさえ、ぴくりとも動かない。
どうしよう。このまま来られたらまじでヤっちゃうかもしんない。
俺の心を読んだかのように、アベくんがニヤリと笑う。
- 88 :
- 「流されそう?なら流されちゃえば」
「…んな事、いうなって」
「俺、チバだったら大事にするけど」
「信用なんねーよ。遊んでばっかのくせに…」
意図せず拗ねてるような口調になったのに気づいて、思わず顔が熱くなる。
なんだよこれ。完全にアベくんのペースじゃん。俺も、アベくんのこと好きみたいじゃん、これじゃ。
なんだかいたたまれなくなって、すぐそこにあったビールをあおるとアベくんと視線がかち合った。
「好きなんだよ」
ふいに低いトーンで囁かれて、肩が震えた。
だから、俺はあんたのことなんか、好きじゃねーんだって。
違うんだってば。
アベくんが熱のこもった、獣みたいな鋭い目で俺を見ている。
俺は胃だか肺だか、その辺りがきゅっと痛くなってきた。
そんな声とか、目とか、知らねーよ。そんな目で、見んな。なに必になってんの。だめだって。好きになりそうじゃん。どうすんの。好きになって、いいの。ほんとに。
- 89 :
- ぐるぐる考えてると、欲が滲んだ声で駄目押しみたいにもう一度、好きだと言われて俺はもう完全に、アベくんから目が離せなくなってしまった。
多分、俺の負けだ。
大きく息を吸い込んでから、降参の言葉を口にする。
悔しいから、ギリギリ聞こえるくらいの小さな声で。
「…もう…勝手にしろよ…」
「何それ。覚悟決めたわけ?」
くくっ、と笑ってアベくんが覆いかぶさって来る。
あちこち丁寧にキスを降らせてくるのがなんだか気恥ずかしくて、むず痒くて、俺はたまらず声を上げた。
「それいいから…とっととしろよ…こっちは恥ずかしいんだっつの」
「俺、好きな子には優しくしたいタイプだから」
なにが優しくしたいタイプだよ。いじめたいの間違いじゃねえの。
そう言いたかったのに、開きかけた唇に舌が潜り込んできて黙らざるを得なくなる。
- 90 :
- 「んぁ……っ、ん、」
髪をかき回され、何度も向きを変えて舌をさし込まれて、絡めとられて、俺はまた頭がぼやけた。
そのままぼんやりとアベくんのされるがままになっていると、髪をかき乱していた手が俺の唇にかかる。
「ふ……ぁ?」
いきなり冷たい指が入り込んできて、思わず舌が引っ込む。
それを捕らえられ、引っ張り出された俺は舌を出しただらしない顔になって、アベくんはそれをニヤニヤ見つめている。
なんなんだよ、これ、どうにかしろよ。
自由にならない口のかわりに目だけで
訴えると、伝わってるのかいないのか、俺の舌先を弄ぶように指を動かしはじめた。
「ん」
顎を遣られて、舐めろ、と言われる。
おずおずと舌を動かすと、ふいにライブ中、横目でちらりと見たアベくんの姿が脳裏に浮かんだ。
- 91 :
- いつも俺の隣で、ギターをかき鳴らしてる、その指。
それを汚しているんだ、と思うとなんともいえない気持ちが腹の奥からせり上がってきて、俺は必で舌を絡めた。
骨ばっていて長い、その指の感触を全部味わうように、一本一本丁寧に舌を這わせて、口に含む。
上目で見遣ると、ニヤニヤ笑いはそのまま、目だけが熱っぽく俺を見ていて、その視線で更に興奮した。
「チバ、」
アベくんの喉がごくりと鳴った。
それを合図にしてどちらともなく舌先を絡める。
お互いバカみたいになって舌だけ出しているのが、蛇みたいに擦れ合って、混ざり合った唾液をポタポタ落とす。空気に触れた舌が、ピリピリ痛い。
「ぁ……」
乱暴にシャツをたくしあげられて、アベくんの指がそこら中を這い回ると、背筋から爪先までゾクゾクと皮膚が粟立つ。
- 92 :
- アベくんが触るとどこもかしこも気持ち良くって、体が勝手に波打つのを止められない。
「はぁ、は…あ、あ、アベ、…くん、」
腰が疼いて仕方ない。
いつまでもしつこく上半身だけを愛撫してるアベくんにも早くその気になって欲しくて、俺は必で舌を絡めた。
熱い舌を甘噛みで捉えて軽く吸うと、じわりと唾液が溢れた。それを出来るだけいやらしく舐めとって、アベくんの体をまさぐる。
理性なんてほとんど欲望に屈服してしまっていて、俺はひたすらこの状況に酔っていた。
「あ、あべくん、…はっ…はあ、」
熱に浮かされて、うまく動かない指先をもどかしく感じながらアベくんのベルトに手をかけると、いきなり手首を掴まれ、視界が反転した。余裕の無さそうなアベくんの顔にゾクリとする。
----
続きます。
続きをもうちょっと手直ししてから再開します。中途半端ですみません。
- 93 :
- な、生しw 待ってます
- 94 :
- (;´皿`)寸止め…ハァハァ…
- 95 :
- (*`皿´)は、早く…挿入れたい…
- 96 :
- 「っは……どこで覚えたんだよ、そんなの」
「まどろっこし…んだよ、するなら早くしろ、って」
アベくんが耳元で笑う。それがくすぐったくて身をよじると、あっという間にシャツだけを残した情けない姿にされてしまった。
無遠慮な手が、いきなり俺のものに触る。
「うぁ…ちょ、」
「見て。べっとべと。」
見せつけるみたいにゆっくりと動かされると、くちゅりとやらしい音が響いて俺はもう、にたくなってきた。
信じらんねー。ほんとなにしてくれてんの。
恥ずかしくてたまらなくて、顔を逸らしたいのにアベくんはそれを許してくれない。
もうやだ。マジでどこが優しいんだよ。絶対ドSだ、アベくん。
さっきの変な気分なんかとっくにどこかに飛んでしまって、今はただひたすらに恥ずかしかった。
感じているのを見せるのが、弱みを握られたみたいで悔しくて必で歯を食いしばる。
「なあに。さっきまであんなに乗り気だったのに」
「っく……ふ、…ん、んっ」
「口、閉じんな。」
- 97 :
- 無理やり口をこじ開けられて、指を噛まされる。アベくんの指を傷つけるのは気が引けて、口を弛緩させると喉から勝手に女みたいな声が出てきた。
とどめとばかりにアベくんの舌が耳に入り込んできて、ダイレクトに聴覚を刺激する。
吐息と水音が直接脳に響くのに自分でもありえない位感じてしまって、俺はバカになったみたいに大きな声を上げた。
「あっ、アベく、…あ、あ、みみ、耳やめ…あー、もっ、ほんと、ゾクゾクすんだって、頼むから…!」
「ダメとかいやとかさあ、言われると、燃えちゃうんだよね。」
耳にかじり付くようにされて、一気に追い立てられる。
時折、普段とは違う低いトーンの掠れた声で名前を呼ばれて、俺の体はその度に大きく跳ねた。
快感のせいで浅ましく開いた足が宙を舞う。
アベくんの左手は俺のものをぐちゃぐちゃに扱いていて、あちこちから齎される快感がめちゃくちゃに全身を駆け巡る。勝手に腰が動いて、止まらなかった。
「ん、あ、あ、…あ…!アベく、アベくん…っ、いっ、イく、イく、いっちゃうから、も…離、せって、」
「いいから、いけよ。」
- 98 :
- 「も…、だめだ、って、だめ、だめだめだめ、あっあっ、あ、っ………いくぅ、っ」
いやいやをするように必で首を振っても、アベくんは解放してくれない。
一瞬息が詰まって頭ん中真っ白になったかと思うと、すぐに腰からじわりとした緩い快感が広がった。
「っ…はぁ…は、あ………も、最悪。」
俺の吐き出したものがおそらくアベくんの手を汚しているんだろうけど情けないやら、恥ずかしいやらでとても確認できる気分じゃない。
突っ張っていた足からどんどん疲れが浸食してきて、体に力が入らなくなってきた。
気力だけでぬるくなったビールを口に含んで、煙草に手を伸ばす。
「なあに、終わった気になってんの。」
後ろの穴にひやりと濡れた感触がして、悪寒が走った。思わず起き上がる。
そこ、すんの。俺、もうこれで限界だって。
「アベくん…俺、もう無理。」
さっき散々喘いだお陰で声が掠れていて、思ったよりも情けない声が出た。
「俺のこんなんなってんだけど。」
- 99 :
- ジッポを持つ手を無理やり引き寄せられて、アベくんのジーンズに導かれる。そこは既に硬くなって厚い生地を押し返していて、俺は思わず手を引っ込めそうになった。
「た、煙草吸ってから…」
「そんなんしてたらいつまで我慢すりゃいいんだよ。あとで。」
くわえていた煙草を取り上げられて、そこらへんに放り投げられる。
ああ、あれ、最後の一本だったのに。
名残惜しく煙草の投げられた先を見つめていると、アベくんが俺の手を使ってベルトを外しているのに気が付いて意識が引き戻された。
「あ…アベくん、」
「気持ちよくしてよ。俺のも。」
出来るよな?ほら早く。
急かされて、アベくんはまたあの目をするもんだから、何故だか俺は抵抗出来なくなってしまう。
ああ、俺、アベくんとヤっちゃうんだ。
考えると、緊張してきて指がうまく動かない。
ベルトを引き抜いて、ボタンを外し、ようやくジッパーを下ろした頃にはもう、何時間もそうしていたような心地になっていて、あちこちの筋肉がガチガチだった。
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一旦区切ります。なんだか色々とまどろっこしくてすみません
また二三日で再開する予定です
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