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2012年2月エロパロ586: ニューハーフ・シーメールでエロパロ4 (356) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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ニューハーフ・シーメールでエロパロ4


1 :11/01/26 〜 最終レス :12/02/02
見た目女、心も女、
なのにその股間には・・・
そんなニューハーフさんを対象にしたSS書いてください。
ふたなり、両性具有はスレ違いです。おっぱいはあるのが普通です。
ニューハーフ・シーメールでエロパロ3
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1235988834/

2 :
途中で前スレが容量オーバーしてしまいました。><
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「愛しているわ。だって、もうこの世にたった一人の家族だもの」
 間髪入れず返ってくる答え。それを聞いただけで――涙が溢れ出してきた。
「ど、どうしたの!?」
 巫女イスタラが慌てた様子で駆け寄ってくる。僕の肩を掴むと、顔を覗き込んできた。その顔には
驚きと焦りの表情が浮かんでいる。
「ごめんなさい、兄上、ごめんなさい……」
 僕は泣きながら、ひたすら巫女イスタラに謝り続けた。その僕を、巫女イスタラは先ほどの
姫巫女のように胸に抱く。母親にすがる子供のように、僕はその胸にすがりついた。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ふたたびエチ無し回でごめんなさい。次回はエチシーン大増量の予定です。
>>前スレ431
ドモー
>>前スレ432-433
特にひねりもなく和解でした。こじらせると和解不能になりそうだったので……。
>>前スレ434
いやー、ハッピーじゃないエンドに挑戦しようと思ってプリンセスを書き始めたんですけど、
筆が詰まる詰まる……。なんとかあれも完結させたいんですが。
>>前スレ435
なんという大長編歴史スペクタクル。アキとリカの過去夢ネタに使えそうですw
壁|ノシ デハマタ

3 :
あら、こんなとこにあったのか
gj&wktkしつつ、エンドとかあんま気にしすぎないでblueさんが書きやすいように書いてくれることを望みます
あとついでに日本勝利バンジャーイ

4 :
もうFalse Princesseの続きは無いんでしょうか?

5 :
ホシュ

6 :
そういえばネタとして宦官の解釈をちんこ切りとるんじゃなくて
女性化させるという新解釈で似非中華風のお話とかどうだろう

7 :
>>3
ドモー & バンジャーイ
>>4
書きたいなあ、とは思っているんですが。
一応前回投下分の次の書きかけまではありまして、
そこで登場人物が出揃ってはいるんですけど、
その先がどうにもうまく……。
少し違うのを書けばこっちの筆も進むかと思って
Maidenを(最初は一話だけのつもりで)書いたんですけど、
そうそううまくはいきませんでした。(^^;
>>5
ホシュオツー
(・▽・ 乙 「これは乙じゃなくてポニテ(略)」
壁|ノシ

8 :
>>6
偽娘々ですね、わかります。
例の薬が東に広がっていったらありかもw
その場合キャラはどちらかというと宦官よりも後宮の寵姫ですかね。
そういえばハーレムネタは書いてなかったなあ。
壁|ノシ ソレデハ

9 :
保守

10 :
保守

11 :
落ちないか?

12 :
避難所から転載します
90 名前:ROSE ◆ROSE/4VERo[sage] 投稿日:2011/01/30(日) 14:06:24 ID:6P4CKdLA0 [3/5]
>>89
お願いします。
壁|・_・)つ[感謝の気持ち]
――――――――――――――――――――
「それじゃいきましょう、イナンナ」
「はい、姉上」
 夕餐の後、着替えを用意して姉上と一緒に浴場に向かう。夜の入浴は、一日の勤めを終えて
疲れた巫女たちの大切な癒しの時間だ。
 この神殿の神官・巫女用の浴場には大きな浴槽がある。その浴槽にたっぷりと張られたお湯に
身を浸すのが、姉上のお気に入りだった。
 浴場につくと、僕たちのほかに三人の巫女と二人の付き人が居た。付き人たちは着替えと布を
持って、浴室の壁際に立っている。
 同じように控えていようとする僕を、姉上がいささか強引に一緒に入浴させる。付き人だから、
と言って遠慮するのだが、『あなたは私の付き人だけど、巫女見習でもあるのよ』と言われて結局
言うとおりにさせられてしまう。このあたりは、キシュに居た頃の兄上と同じだった。
 浴槽に身を沈めると、姉上のたわわな乳房がお湯にぷかりと浮かんだ。一緒に入っているほかの
三人(三人とも本物の女性だ)と比べても、姉上の乳房は豊かだった。
「……どうしたの、私の胸をじっと見て」
「え、あっ、いえ、何でもありません!」
「うふふ、もしかして触ってみたい?」
 思わずその胸を凝視してしまった僕を、姉上がからかう。慌てて視線をそらすのだが、その視線を
追いかけるように姉上が移動してくる。視線が再び胸に吸い寄せられそうになり、急いで反対を向く。
 僕のすぐ後ろに来た姉上が、今度は僕に寄りかかるようにして体重をかけてきた。背中に感じる
乳房の質感に、頭に血が上るのを感じる。
「あ、姉上、あたってます……」
「あら、何がかしら?」
 そう言いながら姉上はさらに胸を押し付けてくる。同時に水面下では、姉上の手が僕の男根に
伸びてきていた。
 姉上の柔らかい手が、僕の男根をやわらかくしごく。しごくと言うより撫でているだけに近いかも
しれない、そんな微妙な触り方だった。
 もどかしい、しかし確固とした快感に、僕の男根はたちまち固くなってしまった。
「あ、姉上……」
「んー、どうしたのかしら?」
 僕の困り声と、姉上のくすくす笑いが重なる。このままされたらお湯の中に出ちゃう――と慌てて
いた僕を助けてくれたのは、同じお湯に浸かっている巫女様たちだった。
「こらこらイスタラ、イナンナが困っているわよ」
「そうそう、あんまりそんなことばっかりしてると嫌われるわよ」
「はあい」
 先輩たちに窘められ、姉上は僕から離れた。僕はほっとすると同時に、ちょっとだけ残念に
感じていた。
 その後は特にこれと言ったことはなく、巫女様たちとおしゃべりをしながらゆっくり入浴した。
 十分に体が温まったら部屋に戻り、寝る支度をする。

13 :
91 名前:ROSE ◆ROSE/4VERo[sage] 投稿日:2011/01/30(日) 14:08:06 ID:6P4CKdLA0 [4/5]
 僕と姉上の寝台は一応別にあるのだけど、最近はほとんど姉上の寝台で一緒に寝ていた。
それ自体に不満は無いのだけれど、朝起きるとしっかりと抱きつかれていて、身動きが取れなく
なっていることが多いのだけはどうにかして欲しいところだった。
 灯明の火を消すと、部屋の中が真っ暗になる。だけど同じ毛布に包まる姉上の気配が、僕に
安心感を与えてくれる。それはきっと姉上も同じだろう。
 僕と姉上は、この世で二人きりの親族だ。父上も母上も、そして他の血のつながった者達も
もうこの世には居ない。この神殿の神官や巫女たちは僕たちに親切にしてくれるけれど、彼らが
僕たちの故国を滅ぼしたアッカドの人間なのには変わりが無い。僕たちが本当に心の底から
安らげるのは、二人きりで居るときだけだった。
 ……と、そんなことを考えている僕の股間を撫でてくる手がある。言うまでもなく、姉上だ。
「……姉上?」
「な、何かしら」
「したいんですね?」
「……うん」
 昼間の姉上は僕を困らせるぐらい元気で積極的なのに、夜の寝床の中ではなぜかしおらしいと
言うか、かわいらしい態度だった。以前はこうではなかったような気がするのだが、一度喧嘩をして
仲直りをして以来、どういう訳かこうなってしまったのだ。
 昼間の勤めで客人の相手をしなかった晩は、たいていこうして姉上の方から求めてくる。最初は
姉上がすっかり男好きの色情狂にでもなってしまったのかとおもっていたのだが、少し話をしてみた
ところそういうわけではないようだった。
 本当は毎晩でも僕と体を重ねたいのだけれど、他の男に抱かれた後だとなんだか僕に悪いような
気がするので、そういう日は遠慮をしているのだと言う。そんなことを気にしなくても、とは思ったの
だけれど、それをいうのも悪い気がして僕は姉上のするに任せていた。
「どうぞ、姉上のお好きに……」
「ありがとう」
 姉上の足が僕の足に絡みつき、その腰が僕の腰に押し付けられる。僕の男根と姉上の男根が
擦れ合い、その部分から湧き起こった甘やかな刺激が背筋を駆け上る。二人の男根がたちまち
固くなり、槍を打ち合わせるようにぶつかり合う。
 同時に擦れ合う胸からも同じような刺激が起こり、僕と姉上の胸の頂がつんと尖る。だけど
こちらでは僕の方が優勢だ。姉上の胸は大きいくせに僕の胸よりずっと敏感で、同じようにこすり
合わせていれば姉上のほうがずっと早く登りつめる。なんだか一方的に負けているような気が
しないでもないのだけれど……。
 姉上の息が荒くなり、僕を抱く腕の力が強くなる。僕も姉上を抱き返すと、胸と腰を強くこすりつけた。
「ああ、イナンナ、私、もう……」
 姉上が切羽詰った声を出す。言葉は切れ切れで、息は砂漠の風のように熱かった。
「姉上、今日は、どちらに、します?」
 僕も荒い息の下で問い返す。
「私が、あなたに……」
「はい」
 僕は寝返りをうって姉上に背を向けると、軽くお尻を突き出した。部屋は真っ暗だったけど、
姉上にも今僕がどんな格好か良く分かっているはずだ。

14 :
92 名前:ROSE ◆ROSE/4VERo[sage] 投稿日:2011/01/30(日) 14:11:19 ID:6P4CKdLA0 [5/5]
 もぞもぞと動く気配がしたかと思うと、僕の後ろの入り口にぴたりと熱いものが押し当てられた。
それはじりじりと押し進むと、肉の扉をこじ開けて僕の中に押し入ってきた。
 一気に貫き通されるのではなく、こうやって少しずつ入ってこられるのが最近の僕のお気に入り
だった。姉上の高ぶりがじっくり感じられ、その熱さと固さをじっくり味わえるからだ。
「はあっ……」
 根元までが収まると、姉上が熱い吐息を吐いた。そのまましばらくじっとして、姉上は僕の中の
具合を、僕は姉上の固さと押し広げられる感覚を愉しむ。
 そうしてしばらくお互いの感触を愉しんだ後、姉上の腰が動き始め、石の様に固くなった男根が
僕の中を往復し始めた。
 同時に姉上の手が僕の男根をつかんでしごき始め、僕を前後両方から攻めたてた。先ほどの
浴場の時とは違い、男根をしっかりと掴んでの責めに、僕はあっさりと防戦一方に追いやられる。
 姉上の男根が引き下がると、はらわたを引きずり出されるような感覚が襲い掛かる。逆に奥を
突かれる時には、今度ははらわた全体を突き上げられているような錯覚を覚える。からだの中を
上下に揺さぶられるような感覚に、僕は強烈な快感を得ていた。
 同時に責められる男根はただ扱かれるだけではなく、親指での腹で先端をこじられたり、人差し
指で敏感な筋をこすられたりする。
「んっ、あうっ、姉上っ、あんっ……」
「どう、イナンナ、気持ちいい、かしらっ……?」
「はいっ、姉上のおちんちん、おちんちん、きもちいいですっ!」
「んっ、よかったっ、もっと、もっと感じてちょうだい!」
 こうして言葉を交わしていると、肉体だけではなく魂までも交わっているような気がする。魂の
中まで姉上に犯されている錯覚にひたって、僕は快楽に悶えた。
 やがて僕たちは高ぶりの限界に至り、共に絶頂を迎えた。姉上の子種が僕の中に注ぎ込まれ、
その熱さに僕も姉上の手の中に果てる。
「姉上、今晩はこのまま……」
「うん、おやすみ、イナンナ……」
「おやすみなさい、あね、うえ……」
 絶頂の陶酔感にひたったまま、体内に姉上の存在感を感じたまま、僕の意識は暖かい暗闇に
吸い込まれていった。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――
ここまで。次回最終回の予定です。
>>89
よろしくお願いしますー。面倒だったら >>90 のリンクだけでも…。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/6119/1198908048/90
壁|ノシ ソレデハ

15 :
つC
そして>>12

16 :
体内に姉上の存在感を感じたまま
ってエロ過ぎる
あと>>12も乙

17 :
保守

18 :
気が付いたらブルーさんのHPに載っているではないか!

19 :
僭越ながら転載をば
93 :ROSE ◆ROSE/4VERo:2011/02/05(土) 21:25:20 ID:6P4CKdLA0
壁|・_・)ノ カイジョコナーイ!
というわけでこっちに続き。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 年に一度の大祭が迫り、女神の神殿は慌しさに覆われていた。さまざまな準備のために、神官も
巫女も奴隷たちも忙しく立ち働く。それは姉上も一緒だった。そんな中、僕だけはその労働を
免除されていた。
 もちろん理由はある。
 今年の大祭の儀式では、僕が贄役をすることになったためだ。
 今僕はその用意として、お尻に奇妙な道具を入れられて、拘束されて一日のほとんどを放置
されている。他にも、食事のたびに塗りこまれる軟膏によって僕の胸はとんでもなく敏感にされている。
 僕は胸とお尻からの快感に喘ぎながら、寝台の上で身をよじることしか出来なかった。
 一日に二回、姉上と手伝いの巫女様が僕の面倒を見にきてくれる。手足の拘束は解かれぬまま、
赤ん坊のように世話をされ、それが終わると、匂いの強い軟膏を胸とお尻に塗りこまれ、姉上が
『指』と呼ぶ器具を入れなおされる。
 それが数日続き、いいかげん時間の感覚も曖昧になってきた頃、やっと拘束を解かれて地下室
から出してもらえた。
 そのまま浴場に連れて行かれ、まずは全身を洗い清められる。数日のうちに大きく育っていた
胸が、姉上に触れられるだけでしびれるような快感をもたらした。
 肉体がきれいになると、今度は沐浴場の水泉で沐浴をする。それも終わると、僕は儀式用の
薄衣と大量の装身具を身につけさせられた。身動きをするたびに腕輪(ブレスレット)や足輪
(アンクレット)がぶつかり合い、楽器のような音を立てる。
 やがて日も落ち、大祭の最終段、姫巫女と贄役の聖なる交合の儀式の時間が来た。
 姉上に付き添われながら祭殿に赴くと、広場を群集が埋め尽くしていた。思わず足が止まり、
震える僕の手を、姉上がそっと握ってくれる。その暖かさに励まされ、僕は再び足を進めた。
 姉上に手伝われて服を脱ぎ、装身具だけを身につけた裸身を群集に晒す。すぐ傍の姫巫女の
裸身を見ると、紅潮した頬と固くとがった乳首、大きく立ち上がって蜜をたらす男根が目に付いた。
 これからあの男根でお尻を貫かれるのかと思うと、少しの戸惑いと、快楽への欲求が僕の中に
渦巻いた。数日間焦らされ続け、しかし絶頂を与えられなかった体は、逞しい男のものに貫かれた
がっている。そんな自分の体に僕の心は戸惑うのだけれど、姉上との幾度もの交合で知った
貫かれる悦びが思い出され、そんな戸惑いを打ち消していく。
 やがて、生贄の子羊のように台上に押さえられた僕のお尻を、姫巫女の男根が容赦なく貫いた。
姉上との時のようにゆっくりとではなく、槍で突き刺すように一気に貫かれる。
 こじ開けられる感覚、中をこすりあげられる感覚、そして奥を叩かれる感覚が一気に襲ってきて、
僕はたった一撃で絶頂してしまった。大理石の上に僕の精が叩きつけられる音がはっきりと聞こえる。
絶頂して痙攣するお尻を容赦なく姫巫女の抽送が襲い、その一往復毎に僕は絶頂を繰り返した。
 やがて姫巫女も僕の中で果て、熱い液体を僕の中に注ぎ込んだ。
 姫巫女が僕の体から離れると、姉上を含む介添の巫女たちが僕を抱き上げ、股間からお尻の
部分を群集に晒した。僕の男根と、ぽっかりと開いた尻穴の両方からたれる精を見て、群集が
歓声をあげる。これでまた一年、女神の庇護が保証された事になるからだ。
 僕の方はと言えば、群集に恥ずかしい姿を晒しながら、自分の中で何かが変わっていくのを
感じていた。それが何なのかは、僕自身にも良く分からなかった。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
今度こそ次回で終わる……、はずです。
壁|ノシ ソレデハ

20 :
壁|・∀・) カイジョキター!
>>19
ありがとうございます。

21 :
続き街

22 :
ちょっとテスト

23 :
壁|・_・)ノ カケタ!
なんとか書けるようにする方法教えてもらいました。
そんなわけでこっちにも投下しなおします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ううっ、巫女様っ!」
「来てっ、私の中に、あなたのっ……!」
 男性の放ったものが僕の中に注がれる。お尻の奥で感じた熱い衝撃に僕も登りつめ、自らの
男根から放ったもので自分の腹を汚した。
「はあっ、はあ……。あなたに女神のご加護がありますように――」
「ありがとうございます、巫女様。女神に栄光あれ――」
 聖なる娼婦である僕らと交わることで女神の加護を得る。そのための、神と人をつなぐための
媒体(ミーディアム)としての勤め――大祭の後、僕は二、三日に一度の割合でその勤め、すなわち
娼婦巫女として来訪者に抱かれるということをしていた。
 正直に言って、僕を抱いたからといってその人に女神の加護が与えられるとはとても思えない。
僕は女神の敬虔な信者でもなんでもなく、成り行きでこの神殿の巫女をやっているだけだからだ。
 けれどもこの務めを果たすことが僕に望まれている事――そして姉上と一緒にここに居るために、
僕がやらなければならないことだ。それは姉上も同じこと。ここでこの勤めを果たし続けることだけが、
僕と姉上がこの先も一緒に居られる唯一の方法だ。
 それに、僕はこの勤めに苦痛も嫌悪も感じていない。むしろ男のものでお尻を貫かれて絶頂に
誘われるのは、甘美な陶酔感さえ感じさせられることだった。
 姉上と幾度も交わり、大祭の儀式のために器具や薬で調教を施され、姫巫女に大衆の面前で
犯された。それらの行為の結果僕のお尻はすっかり男根の味を覚え、もはや性器として男を迎え
入れるための穴になっていた。姉上のように大きくなった胸も敏感で、固くなった頂を吸われると
それだけで絶頂しそうになる。
 そして、汚れて男の匂いのついた体を姉上に洗ってもらうと、気恥ずかしく申し訳ないと同時に
心の底から安心させられる。姉上が僕に体を洗わせたがった気持ちも、今なら良く分かった。
 夜になると、僕は姉上と同じ寝台で一緒の毛布に包まって眠る。今僕たちの部屋には、ひとつ
だけの、その代わり二人で眠るのに十分な大きさの寝台が置かれている。以前僕が付き人だった
ときには、姉上用の寝台と、僕用の小さくて低い寝台の二つが置かれていたのだけれど、姉上の
要望で入れ替えられたものだ。姉上から求めてくる時も有れば僕が求める時もあり――毎晩
僕たちはその寝台の上で愛を交わす。
 僕の男根に貫かれて悶える姉上は、とても年上と思えないほど可愛らしい喘ぎをあげる。だけど
その男根で僕を貫くときの姉上は、僕を突きそうとしているんじゃないかと思えるぐらい激しい。
多分姉上から見れば、僕もそういう風に見えているんだと思う。
 お尻に姉上の精を注がれると、自分が征服されてしまったような、ぞくぞくした陶酔感を感じる。
逆に姉上に注ぎ込んだときは、姉上を自分が征服したような、そんな絶頂感を感じる。僕が姉上の
ものになったのか、姉上が僕のものになったのか――多分その両方なのだろう。
 愛を交わした心地よい疲れを感じながら姉上と抱き合って眠りにつくのが、僕の一日の終わり
だった。
                         ● ● ●
 都市国家アッカドの町外れには、市街を見下ろす小高い丘がありました。その丘には、神々の
女王と崇拝される愛と戦争の女神の神殿が建っています。女神はまたアッカドの守護神でもあり、
神殿の巫女の長である姫巫女は、アッカドでもっとも神聖にして高貴と言える女性でした。
 ある年、女神の神殿の姫巫女が代替わりをしました。異例なことに、新しい姫巫女は一人では
有りませんでした。高貴で優雅な雰囲気に満ちた姉と、凛とした気高い雰囲気の妹の二人。
すなわち、新たな姫巫女は姉妹なのでした。
 アッカドの人々は驚き戸惑いましたが、しばらくするとそれも落ち着きました。二人の美しさ、
気品と優雅さに満ちた立居振舞等々、いずれをとってもこれ以上姫巫女に相応しい人物はいないと
思われるものだったからです。

24 :
 人々は噂しました。あの二人はどこから来たのだろうかと。不思議なことに二人の出身は神殿と
王室の秘密とされ、町にはそれを知る人間は一人も居ませんでした。
 いずこかの貴族の家の出なのではないか。
 赤子の頃から神殿で育てられた秘蔵子かもしれない。
 いやいやきっと何代か前の姫巫女のお子なのだろう。
 さまざまな噂が流れ、中には、あの気品はどこぞの王族の出に違いない、などという途方も無い
ものまでありました。
 そんな下々の喧騒をよそに神殿では日々祈りが捧げられ、祭事が催され、人々に祝福が与えられ、
あるいは巫女が愛を分け与えます。
 姫巫女が代替わりした次の年、遠征に出る将軍が姫巫女姉妹二人から祝福と加護を賜りました。
その将軍の率いた遠征軍はまれに見る戦果をあげ、一度の遠征で三つの都市を占領するという
手柄を立てます。人々は姫巫女姉妹は女神が遣わした御使い違いないと噂し、王侯貴族や高位
顕官が競ってその祝福を求めるようになりました。
 それら全てに分け隔てなく愛と祝福を与えながら、忙しいなかにも仲睦まじくすごす姫巫女姉妹の
姿に、人々は女神の加護があることを確信するのでした。
                                                      ―了―
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
おしまい。次はマグナハウスの予定です。
>>21
なんとか無事終わりました。
今回も途中で規制が挟まりましたが…。
壁|ノシ ソレデハ

25 :
GJ!

26 :
完結乙
BLUEさんの小説は、女性化してゆく過程とそれを受け入れてゆく描写がたまらん
姉編の、おっぱいができるとことか、女性としてみられて欲情されることを望んでゆくとことか
続編も待ってますよー

27 :
続編っつか新作やね

28 :
壁|・_・)ノ ハーイ
さっそくいっちゃったり。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
* 実演販売? *
 某地方都市の繁華街の片隅、小さな商業ビルの地階にその店はある。
 マグナハウス。
 いわゆるホステスが全員ニューハーフの、いわゆるニューハーフ・パブである。店内の一角に
ショーステージがある、ショーパブと呼ばれるタイプの店だ。
 この店のステージで毎晩行われる過激なショーは、常連を惹きつけて離さない、そしてその手の
趣味を持たない人間をも惹きつける魅力を持っている。
 そのステージで、今宵演じられるのは……。
                              ●
 ステージの中央に、分娩台が据えられている。産科の医院で出産時に妊婦が横たわる、両足を
開いた形で固定する特殊なベッドだ。すぐ傍には術具台も置かれ、それだけを見れば分娩室の
ように見えなくも無い。
 しかし、今分娩台の上に居るのは臨月を迎えた妊婦ではなく、術具台上に並べられているのも
救急用の止血器具や臍帯処理用の道具ではなかった。
 分娩台の両脇に立つのは、看護婦の衣装をまとった二人の女性――に見える人物――だ。
ただしそのナース服は一般的なデザインの物ではなく、剥き出しの肩や太ももの付け根ぎりぎりの
ミニスカート、おまけに色は派手なピンクという代物だった。顔立ちや体格はそっくりで、少し目を
離すともうどちらがどちらだったか分からなくなるほどだった。
 彼女たちの名前はマキとミキ。マグナハウスに勤務する、双子のホステス――もちろんニューハーフである。
 分娩台の上の人物も、一見したところは女性だった。長い髪と若干垂れ気味の目元が、どこか
気弱げな雰囲気をかもし出している。顔立ちの印象に反して診療着の胸元を押し上げる乳房は
豊満で、見る物の目を惹きつける。身長は170を超える長身なので、最終的な印象は『背が高くて
胸も大きいのに性格は気弱』という、いじめの格好の標的になりそうな物だった。
 こちらの名前は榊エミコ。マキとミキと同じく、マグナハウスで働くニューハーフホステスだ。
 この三人が、今夜のステージの出演者だった。
 さて一見すると産科医院の分娩室を模したように見えるステージだが、明らかな、そして異様な
違いがいくつかある。
 最初に目に付くのは分娩台の上である。
 分娩台上のエミコは、開脚台上の両足だけではなく、両手をも拘束されていた。産婦が力むときに
つかまる為の握りに、両手が粘着テープでぐるぐる巻きに固定されている。さらにその口はボール
ギャグでふさがれ、唾液がこぼれるに任されている。
 無力なその姿はさながら俎上の鯉、はたまた生体解剖を待つ実験動物といったところだ。
 もうひとつ普通の医院と違う点は、傍らの術具台――正確には術具台の上に並べられた道具
類にあった。
 そこにあるのは止血器具やその他の医療器具ではなく、ゴムで出来た模造男根やモーターで
動く玩具、あるいは女性器を模したシリコーンゴム製の自慰道具と言った、いわゆるアダルト
グッズの類だった。
 異様な道具立てにフロアの興奮が高まり、客の視線が分娩台上のエミコに集中した。その視線に
興奮したのか、エミコの男根は屹立し、診療着に外からも分かるふくらみを作っている。
 兎の被り物をした司会がステージの開幕を告げた。

29 :
                              ●
「さてお集まりの皆様、やってまいりました、夜の実演販売の時間でーす」
「マキさんマキさん、今夜の商品はなんですか?」
「今夜の商品は、大人のおもちゃ屋さん『ショップ○○』から提供されたこちらのおもちゃ類です!」
「まあ、たくさんありますねー」
「最近恋人との夜がマンネリなあなた、はたまた一人が寂しいあなた! そんなあなたにお勧めの
おもちゃ紹介! 最後には当店とのスペシャルコラボレーショングッズも紹介しちゃいます!」
「あらあらこれは見逃せませんねー。それでは早速最初の商品をお願いします」
 二人のピンクナースの掛け合いで舞台は始まった。露天商か、はたまた深夜の通販番組か
――軽快なトークが客をひきつける。
「さてさてミキさん、これは何だと思います?」
「これは、うーん、洗濯バサミでしょうか?」
 マキが最初に取り上げたのは、金属製のクリップのような道具だった。歯の部分にはゴム製の
滑り止めがつき、確かに全体的には洗濯バサミに見える。
「ざーんねん、これはニップルクリップっていって、こうして使うんですよお」
 マキは無造作に、分娩台上のエミコの服の胸元を引き裂いた。薄い診療着はあっさりと裂け、
エミコの乳房が剥き出しになる。剥き出しになったその乳房の先端、既に固くとがっていた乳首に
マキは無造作にクリップをかませた。
「〜〜〜!」
 エミコが悲鳴を上げようとするが、それは口に噛まされたギャグに妨害され、くぐもった呻き声に
しかならなかった。手足に入った力に、分娩台がぎしぎしと音を立てる。
「あらあら、実験動物さんが痛がってるみたいですよ? 大丈夫なんでしょうか?」
「大丈夫大丈夫。このニップルクリップのスプリングはとっても軽いんです。それに歯の部分には
ゴムもついてますから、体に傷がつく心配もありません!」
「それなら安心ですね。じゃあこちらの実験動物さんはどうしたんでしょうか?」
「これは喜びの表現ですよお。この実験動物さんは性格マゾヒストですからねえ。ほら」
 マキが今度は診療着の裾をめくりあげた。エミコの股間からアヌスまでがむき出しになり、
屹立したペニスとその先端からにじみ出る蜜が衆目に晒される。
「あらまあおちんちんが濡れてますねえ。これなら心配ないですね。ところで、おっぱい用の
おもちゃはこれだけですか?」
「ニップルクリップ以外だと、こんなものもありますよお」
 ミキに促されたマキが次に取りあげたのは、小さなゴムスポイト状の道具だった。スポイトと
違うのはその先端で、ラッパの口のように広がっている。全体は透明なプラスチック製で、
ゴム球以外の部分はすべて透き通っている。
「こちらは?」
「これはこうやって使うんですよお」
 先ほどクリップをかませたのとは逆の胸に先端を押し付け、ゴム球を二、三度握る。するとマキが
手を離しても器具は離れず、エミコの胸にぴったりと吸い付いていた。
「おやおや、しっかりくっついてますねえ」
「はい、この通り」
 マキがスポイトを掴んで上下に動かすと、それにつれてエミコの豊満な胸が上下にゆれた。
乳首をつまんで胸を振り回される感覚に、エミコが再び苦鳴をあげる。
「見てください、乳首が吸引されて吸い出されているのが分かりますかあ」
「まあ本当、すっごく尖ってますねえ」
「男の人の口で吸われるのとはまた違う、先っぽだけをきゅっと吸われる感じがきもいいいんですよお」
「それはとっても気持ちよさそうですね」
 分娩台の上のエミコは早くも息絶え絶えといった風情だった。それをよそに、マキとミキの軽快な
トークは続く。なんといっても、術具台上にびっしりと並べられた道具のうち、まだたった二つを
紹介したに過ぎないのだ。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
以下続きます。番組の最後まで、チャンネルはそのまま!

30 :
>>25
ドモー
>>26
エロパロなので、女性化の過程=淫乱化の過程になりますが(^^;
肉体と一緒に心も変わっちゃうのが自分的にツボです。
壁|ノシ ソレデハ

31 :
壁|・_・)ノ ツヅキ-
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「さて、お次はこちらっ!」
「アイマスク? 安眠グッズでしょうか?」
「いえいえ、使い方しだいでこういうものも立派な大人のおもちゃになるんですよ」
「ほうほう」
 トークをしつつ、マキは手早くエミコにアイマスクを装着する。エミコは首を振ってマスクを外そうと
するが、徒労に終わる。
「さてさて、これで実験動物さんは視力を奪われました」
「そうですね」
「ご存知ですか? 人間って、視界を奪われるとそのほかの感覚がとっても敏感になるんですよ」
「ほほう、それは知りませんでした!」
「そこで今度はこれの――」
 そう言ってマキが次に取り上げたのは、何の変哲も無い筆だった。
「出番です!」
「今度は筆ですか?」
「はい、筆です。ちなみに100円ショップでも買えるんですよお」
「それは経済的ですね。それで、その筆で何をするんでしょうか?」
「こうします!」
 マキは手にした筆の先をエミコのわき腹に当てた。先がほんのわずかに触れる程度のごくごく
軽いタッチだったが、エミコは何か熱い物でも当てられたようにびくりとする。再び分娩台のきしむ
音がフロアに響き渡った。
「おやおや、なんだかすごくびっくりしてますよ?」
「はい、何しろどこに触られるか分かりませんから、まったく気構えが出来ないんですね」
 筆先がエミコのわき腹から離れ、今度は臍をくすぐる。くぐもった呻き声を無視してそのまま腹から
胸をさかのぼり、乳房の間を通って喉元に向かう――と思うと、いきなり向きを変えて横に移動し、
鎖骨をなぞって肩口に抜けた。筆が動くたびにエミコの体は緊張し、荒い息が吐き出された。
 肩から離れた筆は今度はまったく違うところ、太腿の内側をくすぐり始める。その後マキは、首筋、
最初とは反対のわき腹、足の裏、乳房の周辺、耳という具合に、エミコの全身を筆で撫で回していった。
 新しい部分をくすぐられるたびに、エミコは体をびくびくと震わせる。露出したペニスもそのたびに
震え、先端から溢れた蜜が周囲に垂れ落ちた。
 最後にマキは、そのペニスの先端に筆を当てた。敏感な亀頭を撫でるようにくすぐり、透明な液を
塗り広げるように愛撫する。
 デリケートな刺激に性感を高ぶらされ、しかしそのデリケートさゆえに絶頂には至れない――焦らし
責めを受けるエミコの全身からはいつのまにかぐったりと力が抜け、筆の動きにつれてわずかに
痙攣するだけになっていた。
「おやあ、実験動物さんの具合が変ですよ?」
「むむっ、ちょっと焦らしすぎちゃいましたかねえ。それでは次のアイテムにいってみましょうか」
 エミコの蜜を滴らせる筆を置きながらマキは言った。その言葉が聞こえているのかいないのか、
エミコはただ荒い息をつくだけだった。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
エッチなシーンだけしか無い物の方がすらすら書けるのはどうしたものやら。
壁|ノシ ソレデハ

32 :
でも時にはストーリーが必要だぜ

33 :
じゃぱねっとwwwwww

34 :
壁|_・)ノシ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「それでは今度はこれを使ってみましょう!」
「これはローションですね?」
 マキの取り上げた透明なボトルを覗き込み、ミキが確認の質問をする。
「ただのローションじゃありませんよ? この温感ローション『○×』は、温湿布と同じ理屈で触れた
部分をホカホカさせてくれるんです」
「なるほど、普通のローションがひんやりした感じがするのと逆なんですね?」
「その通りです。さて、これを――」
 説明しながらマキはエミコの両胸からクリップとスポイトを取り外した。続いてボトルのキャップを
回し、外れると同時にエミコの胸の間にローションをたっぷり振りまいた。
「!」
 びくりとするエミコを無視して、マキはローションを塗り広げてゆく。単に塗り広げるだけではなく、
円を描く動きで筋肉を揉み解しながらだ。
「ほほう、マッサージですか?」
「はい、その通り。こうやって緊張した体を揉み解してあげるのに、この温感ローションは最適
なんですよお」
「なるほど、これは恋人同士のスキンシップにももってこいですね」
「これをやってあげれば、好感度アップ間違い無しです!」
 解説トークの間もマキの両手はエミコの全身をまさぐり続け、全身にローションマッサージを
加えてゆく。エミコは力の抜けた様子で分娩台に体重を預け、緊張がすっかりほぐれているのが
傍目にも分かる。
「あ、もちろんこんなことも出来るんですよ」
 不意をうってマキの右手がエミコのペニスをつかみ、ローションにまみれた手のひらで
いきおいよくそれをしごく。
「!? 〜〜〜っ!」
「おお、なんだか効果は抜群ですよ?」
「粘膜に触れると温感も一段とアップするんです」
「なるほど、おちんちんが熱くてたまらなくなるわけですね?」
「はい。そしてローションですからこんなところにも」
 ペニスを離したマキの右手が、人差し指だけを伸ばして握られる。その向かう先は、屹立した
ペニスの下、ココア色のすぼまりの中心だった。
 ずぶり、と指が肉の洞窟を穿つ。
「!!」
「挿入するのに役に立っちゃうんですよお」
 抜き差しを繰り返し、肛門粘膜を責めながらマキが言う。その指が一往復するたびに、エミコは
声にならない悲鳴を上げて痙攣した。
「敏感なところが熱くてたまらないわけですね。これは効きそうですねえ」
「これで前戯をしてあげれば、本番がいっそう激しくなること間違い無しです!」
 マキの指が引き抜かれ、エミコの痙攣が治まる。その呼吸は、先ほどまでを上回る激しさだった。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
>>32
エッチなストーリーを目指して頑張っています。
>>33
是非お買い求めくださいなのですw
壁|ノシ ソレデハ

35 :
つC

36 :
壁|・_・) マダマダイクヨー
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「さてさて、お次のアイテムはこちら!」
 次にマキが取り上げたのは、男根を模した太長い筒状の器具――ディルドーではなく電源と
モーターを内蔵したバイブレーターだった。
 その形状は単純な男根の模倣ではなく、竿の部分にはびっしりとパールが並び、大きく膨らんだ
亀頭部にもいくつもの突起がついた、性器を責めるためにいささかグロテスクに改造された形状だ。
全体を覆うシリコーンゴムは全て透明で、金属製の内部軸や先端部に内蔵された小型モーター、
こちらも金属製のパール部や狭間のギアが垣間見える。凶悪な外形に加えて金属製の内部機構を
むき出しにしたそのデザインは、いささか拷問道具じみた印象を与える物だった。
 マキはエミコの視界を奪っていたアイマスクを外すと、その凶悪なバイブレーターをかざしながら
解説を続ける。
「こちらのバイブにはアメリカ航空宇宙局・NASAの開発した超強力モーターと、スペースシャトル
にも使われている燃料電池の技術を応用した電源回路、そして宇宙用に開発された新合金製の
内部構造が使われているんですよお!」
「おお、これはすごいハイテクの塊です。って、電源に燃料電池ですか?」
「……いえ、『燃料電池の技術を応用した電源回路』です。電源は単一電池3本を使います」
「……えー、超強力モーターというのは」
「人工衛星などにも使われる、強力なトルクを持つモーターの設計を応用したモーターを二機
内蔵しています。大きいほうは竿のスイング・伸縮とパールの回転、小さいほうははヘッドの内蔵
ローターに使用されています。設計上、人体が発生可能なあらゆる締め付けを無視して体内を
掻き回せる出力を確保しています!」
「それはすごそうですね」
「それでは実際の動きをみてもらいましょう」
 マキはそう言ってバイブの底部についた主電源スイッチをオンにすると、二つついたダイヤルの
片方を回した。低い振動音と共に先端が震えだし、そこから生えた柔軟な突起がそれにつれて
複雑にゆれる。
「この先端部分には独立したローターが内蔵されています。そしてこの柔軟な突起がその振動を
余さず伝えてくれるんですよお」
「これは気持ちよさそうですね」
「子宮口に、はたまた直腸行き止まり結腸部に、お腹の奥底にダイレクトヒットです!」
 マキはそこでいったん先端のローターを止めた。もうひとつのダイヤルを回し、今度は別の
モーターを動かす。先端と胴の継ぎ目部分で回転と伸縮を伴う動きが起こり、それと共に無数の
パールが回転をはじめる。
「今度はこちら。スイングとピストンの同時動作、そしてこのパールの回転が、全体への完璧な
刺激をお約束します!」
「こ、これは強烈そうです。しかしパワーのほうは大丈夫なんでしょうか?」
「それではミキさん、ちょっとこれをぎゅっと握ってみてください」
「こうですか――これはすごい、想いっきり握っているのに動きがぜんぜん変わりません!」
「このバイブは理論上人間の括約筋が出しうる限界筋力で締め付けられても動作可能な設計に
なっています。これはNASAが研究した最新の人体工学理論に基づいた設計なんですよお」
「それは完璧ですね! でもお高いんでしょう?」
「この超強力ハイテクバイブ、今回はなんと8,900円、8,900円でのご奉仕です。入荷数量は限定
百個、急がないと売り切れちゃいますよお」
「これは見逃せませんね!」
「さてそれでは、これを実際に人体に使うとどうなるか、実験してみましょう」

37 :
 マキとミキに視線を向けられて、分娩台上のエミコがびくりと身を震わせた。その視線はマキの
持つバイブレーターに釘付けで、全身が小刻みに震えている。
「おや、実験動物さんはなにやら怖がっているようですよ?」
「うーん、このバイブは大きいですからねえ。いきなり入れたら体を傷つけちゃうかもしれません。
そんなときはこれ――」
 マキはバイブレーターを術具台に戻すと、もっと細い棒状の器具を取り上げた。
「アナル拡張スティックの出番です!」
 マキが取り上げたのは、プラスチック製の棒の軸上に螺旋が刻まれた器具だった。先端から
根元にかけて緩やかに太くなっていく構造が、掘削用のドリルを連想させる。
 マキが取り上げたのは一本だけではなく、小指程度の細い物から先ほどのバイブより多少太い
程度の物まで、大小合計5本があった。
「これを使ってあらかじめ拡張しておけば、初めての方でもこのバイブを楽しめます!」
「ほほう、これは至れり尽せりですね」
 マキとミキは――獲物を前にした肉食獣のような――笑顔を浮かべながらエミコを見た。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
アイテム紹介だけで終わってしまいました。(^^;
あやしい通販グッズの定番、NASAの技術登場です。
>>35
ドモー
壁|ノシ デハマタ

38 :
ええぞもっとやれー(笑
つC

39 :
壁|・_・) モットイクヨー
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 滑らかなプラスチックの螺旋が、回転しながら肉の洞に潜り込んでゆく。ローションにまみれた
それは肉の環の締め付けを無視し、逆に自らの太さでそれをこじ開けてゆく。
「はいっ、一番太いところまで入りました」
「あらあら、こんなに拡がって。客席の皆様、よーくご覧になってくださーい」
 マキの手によって回転しながら押し込まれてゆく拡張スティックが、エミコの肛門を容赦なく
押し広げてゆく。スティックはすでに三本目で、大人の親指よりも一回り太いぐらいの太さに
なっている。
 押し広げられて震える肛門と、容赦なく肉穴の中に食い込んでいるプラスチックを、ミキの
構えたハンディカムが捉えている。カメラから伸びたコードはステージ上に運び込まれたハイ
ビジョンテレビにつながれ、エミコの肉穴が器具に犯され拡張される様子を鮮明に映し出していた。
「はあーい、それじゃ次にいきましょうねえ」
 ずぼずぼと淫靡な響きをさせながら、スティックが引き抜かれてゆく。押し込むときとは違い
回転を与えられずにまっすぐ引き抜かれたスティックが、その螺旋の凹凸でエミコの肛門を嬲る。
ねじれの山が肛門を一つ通り過ぎるたびに、エミコは苦痛とも快楽ともつかないうめき声をあげた。
「はいっ、じゃあ次は4番ですねえ」
 次のスティックにローションをたらしながらマキが言う。マキの手にしているスティックは、一番
細い先端部でも大人の親指並、根元付近では成人男性のペニスに匹敵する太さだった。
 温感ローションをたっぷりまぶされててらてらと光るスティックがの先端が、エミコのアヌスに
押し当てられる。やっと閉じることが出来たばかりのアヌスを再び押し開かれ、エミコは息を飲んだ。
 ぐるり、とスティックが回転し、アヌスが一回り押し広げられる。抵抗するように震えるのを
無視して、もう一回転。さらに一回転。そしてまた一回転。
 プラスチックのドリルが回転するたびに、エミコのアヌスは押し広げられてゆく。スティックが
潜り込んでゆくにつれて細かい襞になっていた肛門はぴっちりと広がり、やがては張り詰めた
ようになってゆく。
 エミコのアヌスが無慈悲に押し開かれ拡張されてゆく拷問じみた様は、カメラに余すところ無く
捉えられモニターに映し出されている。それだけではなく、固く怒張して、既に股間まで蜜を
滴らせている男根も――全てが衆目に晒されていた。
 再びスティックが根元付近までアヌスに埋まる。ほぼペニスと同じ太さの棒をくわえ込んだ
アヌスは、おそらく男に犯されているときと同じような状態だろう。普通ならばなかなか目に
出来ないその状態が、今は数十人の目線に晒されていた。
「はーい、それじゃ抜きますねえ」
 再び濡れた肉がこすれる音がし、スティックが肛門粘膜を嬲りながら引き抜かれる。エミコの
痙攣と共に、分娩台が軽く軋んだ。
「じゃあ最後、今度はちょっと太いですよお」
 マキの手にした最後――五本目のスティックは、先端こそさほどでもなかったが、付け根近くの
一番太い部分では一般的な男性のペニスを明らかに上回っていた。男の物より一回りは太い
それを、マキはエミコの目の前にかざす。
「これが終わったらさっきのバイブを入れてあげますからねえ。楽しみですねえ」
 ボールギャグを噛まされたままのエミコはもちろん何も答えることは出来ない。スティックに
釘付けの視線が意味しているのは、恐怖感か、それとも快楽への期待か。
 衆人環視の中、最後のスティックがアヌスに押し当てられた。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
みんなにアップで見られながら、ぐりぐり拡げられちゃいます。
>>38
ドモー
壁|ノシ ソレデハ

40 :
つC

41 :
壁|・_・)ψ カキカキ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 粘液でぬめった音をさせながら、最後の拡張スティックが引き抜かれた。エミコのぽっかりと
開いたアヌスは、一拍おいてから名残惜しげに閉じていった。
「はあい、それでは準備も整いましたので、本番にいってみましょうかあ」
「おおっ、いよいよハイテクバイブの威力が露になるんですね!」
「ミキさん、カメラをしっかりお願いしますね。お客様にはバッチリ見てもらわないといけませんから」
「はい、お任せを!」
 マキがバイブにローションをふりかけ、ミキの手にしたカメラがそれを映す。バイブの先端が
エミコのアヌスに押し当てられると、モニターにはその光景が大写しで映し出された。
「ではいきます」
 無数の突起に覆われた先端が、肉穴を押し広げながら食い込んでゆく。エミコの背が反り返り
分娩台が軋むが、太ももから足首までをマジックテープで固定され、手首もしっかり固定された
状態では、足を閉じることも手で拒むことも出来なかった。
 やがてバイブの先端部――人体で言えば亀頭にあたる部分――がすっかり隠れ、一段細く
なっている部分を肛門がしっかりと加える形になった。
「はいっ、これで先端のローターがお尻に入りました。まずはこれから動かしてみましょう」
 マキの指がダイヤルを回すと、エミコの体内からくぐもったモーターの音が響いた。エミコの
尻が震え、肛門が収縮してバイブを噛み締める。その様子は余さずカメラに捉えられ、モニターに
映し出されてゆく。
「今、先端の突起が入り口の敏感な部分をくすぐってるんですよお」
「これは気持ちよさそうですね」
「おちんちんや指では出来ない、このバイブならではの刺激なんですよお」
 マキが軽くバイブを前後させる。抜き差しをする、というほどではなく、わずかに当たり所を
変える程度の動きだ。
「!? 〜〜〜っ!」
「おおっと? なんだかすごい反応ですよ?」
「このようにちょっと角度を変えてやることで、気持ち良い部分を満遍なく刺激してあげることが
出来るんですよお。先端から前方向に生えた突起が、どんな角度でも刺激を完璧に伝えて
くれるんです」
「なるほど、一番感じる部分がどこにあっても大丈夫というわけですね?」
「はい、そのとおりです」
 そこでマキはいったんローターを止めた。エミコは再びぐったりと分娩台にもたれ、ボール
ギャグの隙間からふうふうと激しい息をしている。
「さてお次は、スイング&先端ピストンのダブルアクションと、多重逆回転パールの威力を見て
みましょう!」
「おお、これもなんだか凄そうです!」
「強力モーターの威力をとくとご覧ください!」
 マキの指が、ローターの振動調節ダイヤルの下にあるダイヤルにかかった。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
冒険の書のレベルがあがんな〜い TT
>>40
ドモー
壁|ノシ

42 :
モニターに局所を映され晒される
いいねぇ〜

43 :
壁|・_・)ノ ハーイ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 マキはまず、ダイヤルを一目盛りぶんだけ回した。
 バイブの先端がゆっくりと回転しながら伸縮をはじめ、同時にその下のパールの列が回転しだす。
パールは全部で四段になっており、その一段毎に逆方向に回転している。
「〜〜〜っ!」
 エミコの咥えたボールギャグの隙間からうめき声が漏れる。あるいはギャグを咥えてさせられて
いなかったら、絶叫があがっていたかもしれない。
 回転と伸縮をするバイブが肉穴を責める様が、モニターに大写しになる。先端の回転に従って
肉穴はゆがみ、伸縮にしたがってめり込み、捲くり返る。透明な被覆の下に銀色のメカニズムを
光らせたバイブが充血した粘膜を蹂躙する様は、エミコを拘束する分娩台ともあいまって、手術か
何かのようにも見えた。
「いかがです、この括約筋の締め付けをものともしないパワー!」
「うーん、まさに力こそパワー、といったところですか。しかしまだパールが入っていませんね?」
「はい、それではもっと奥まで挿入してみましょう」
 バイブが数センチ前進し、エミコの中に潜り込む。先端の回転部と伸縮部は全て体内に消え、
パールの一列目がちょうど肛門にかかる位置に来た。
「〜〜っ、〜〜っ!」
 再びエミコの背筋が反り返り、分娩台を軋ませる。モニターには肉の環が回転するパールに
嬲られる様が映し出され、スピーカーからはモーターの駆動音と濡れた肉の掻き分けられる
しめった音が響いている。
「おお、これまた凄い反応です」
「パールを入り口にちょうどあてているので、凄い刺激になるんですよお。そして外からは
見えませんがヘッドの動きは先ほどのままですから、なかのほうも強烈に掻き回されています」
「これは気持ちよさそうです。今までのバイブでは満足できなかった方も、これなら大満足ですね!」
「はい。それでは最後に、このバイブの全力全開をお目にかけます!」
「これでまだ全力じゃ無いんですか?」
「はい。まずは一番奥まで挿入します」
 マキはそういうと、バイブを一気に根元までエミコの中に押し込んだ。外に出ている分は、
コントローラーのほかはパールの四列目だけがわずかに外から覗ける程度で、残りは全てが
エミコのアヌスの中におさまる。
「次にヘッドのローターも動かします」
 マキの指がダイヤルに触れ、先端部の内蔵ローターを起動する。エミコは再び震え、のけぞり
ながら体を捩じらせた。
「お次に両方を最大出力にして」
 二つのダイヤルが『MAX』の目盛りまで回され、カメラのマイクが拾うモーター音が大きくなった。
振動音と回転するギアの噛み合う音がスピーカーから響き渡る。
「こうやってピストンしてあげます」
 マキは最大出力で動作するバイブをエミコのアヌスから出し入れし始めた。
 エミコのアヌスはえぐられ、拡げられ、こねくり回され、パールにこすりあげられる。その動きの
一つ一つに、エミコは言葉にならない声をあげてのたうった。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
>>42
実は元ネタが(^^;
プレイは ttp://www.elog-ch.com/news/archives/2010/09/25133830.html を膨らませ、
バイブは ttp://www.e-nls.com/pict1-4013-10000013 と
ttp://www.e-nls.com/pict1-26471-9999 を合体・魔改造しています。
壁|ノシ マタジカイ

44 :
つC

45 :
壁|・_・) チョウ ミジカメ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ずぼっ、と濡れた音がした。マキがエミコのアヌスからバイブを一気に引き抜いたのだ。
暴れ回るバイブを乱暴に引き抜かれ、エミコはまたしてものけぞった。
 性器――といってもいい敏感な尻穴――を責めていた強烈な刺激がいきなり途絶え、
エミコはぐったりと横たわりながらはあはあと荒い息を吐く。
「さてここで、実験動物さんに感想を聞いて見ましょう」
 ミキはカメラを術具台に置くと、エミコの声を封じていたボールギャグを取り外した。
「実験動物さん実験動物さん、超強力バイブの感想はいかがです?」
「はっ、はあっ、はあっ……、ふあい、とっても、きもひ、よかっられふ……」
 エミコが回らぬ呂律で何とか答える。その顔は涙と涎にまみれ、ギャグから解放された
口元からもいまだに涎が垂れていた。
「はいっ、ありがとうございます。以上、体験者の声でしたー」
「それでは最後の商品の紹介に――」
「ああんっ、まだっ、わたし、いってないのおっ、もっと、もっと、わたしのおしり、けつまんこ、
ごりごりしてっ、おねがい、いかせてえっ!」
 紹介を〆ようとしたマキの台詞をさえぎり、エミコが絶叫する。
「おやあマキさん、どうやら実験動物さんが壊れちゃったようですよ?」
「そうですねえ。ちょっとこのバイブが強力すぎたようです。それでは最後の商品で――」
 マキは術具台の上から二つの道具を取り上げた。
 一つは男根を模したゴム製の道具、いわゆるディルドーだ。モーターなどを内蔵していない、
純粋な張形である。
 もうひとつは柔らかいシリコーンゴム製の筒――男性器に使用するためのオナホールと
呼ばれる物だ。
「楽にしてあげましょうか」
 にやりと笑い、エミコを見る。エミコは焦点の合わない目でマキの手の中のものを見ながら、
『もっとお、いかせてえ……』とつぶやいていた。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
もうちょい冒険の書レベルが上がればっ……複数レスを使った投下もっ……可能にっ……!
いやまあ、今でものんびり待ちながら書き込めばいいんですが……。
>>44
ドモー
壁|ノシ ソレデハ

46 :
壁|・_・) ツヅーキ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「さてさて、最後商品はなんでしょうか?」
「はい、こちらの二点です」
「これはディルドーと、もうひとつはオナホールですね?」
「本日の限定スペシャル商品です!」
「うーん、見たところ、ごく普通のディルドーとオナホールのようですが……」
「そうですね。機能的には一般的な市販の物と同じです」
「そうすると、どの辺がスペシャルなんでしょうか?」
「実はこの二つ、こちらの実験動物さんのおちんちんとお尻から作られた、再現商品なんですよお」
 マキの言葉に、客席の一部からどよめきが上がった。
 エミコはマグナハウスのホステスの中でも売れっ子で、固定客も少なからずついている。
おそらくはそのような客があげた声だろう。
「ほうほう、『AV女優だれそれのオマンコを忠実に再現したなんとかホール』とかそういうのと
同じなんですね?」
「はい。まず、こちらのディルドーは――」
 マキはディルドーをエミコのペニスに並べて見せた。ミキが再び手にしていたカメラがそれを
アップで写す。片方は生身、片方はゴム製の二つのペニスは、確かに寸分違わぬ形、大きさ
だった。
「この実験動物さんのおちんちんを勃起させてから、医療用シリコンで型取りしたものです」
「なるほど、それはそっくり同じ形になりますね」
「外見だけじゃ有りませんよお。固めのハードラバーを芯に、外側を柔軟なシリコーンゴムで
覆った二層構造によって、硬さや手触りも完全再現です!」
「なるほどなるほど。おや、よく見るとこのディルドー、先端に小さな穴があいているようですが?」
「実はこのディルドー、射精機能も再現しているんです!」
「射精機能ですか!?」
「はい、中心を細いゴムのチューブが貫通していて、底の部分はこのようにアタッチメントに
なっています」
 マキはディルドーをひっくり返すと、その底辺を指差した。ディルドーの底辺には金属製の
差込口と、何かの固定用金具があった。
「こちらのプラグにこのポンプつきチューブを差し込んで――」
 マキは術具台から、細いチューブの途中にゴム球型ポンプがついた物を取り上げた。
チューブの先端のねじ込み式接続金具をディルドーに繋いで見せる。
「こっちから液体を吸い込ませてやります」
 次に取り出したのは液体の入ったボトルだった。マキがそれを軽く振ると、白濁し、粘性を
帯びた液体がボトルの中でとろりとゆれる。
「これは? 精液ですか?」
「こちらは商品名『ザーメンローション』といいまして、見掛けも触った感じも精液そっくり
なんですよお。で、これを……」
 ボトルのキャップを外し、チューブの吸い込み口を入れる。マキがポンプを何度か握ると、
白いローションが吸い上げられていった。
「こうやってポンプで吸い込んであげます」
 マキはディルドーの先端をエミコの顔の前に持っていく。目の前に突き出された擬似男根の
先端を、エミコはぼんやりと見つめた。
「はいっ、ご覧ください!」
 マキがぐっとポンプを握ると、ディルドーの先端からローションが噴き出した。擬似射精が
エミコの顔を射ち、白く染める。
「おおっと、これは面白いですねえ」
「さらにこのディルドー、この固定金具でストラップに固定することも出来るんです。女性の
お客様にもご活用いただけるんですよ」
 ミキの手にしたカメラが、ディルドーの先端と、白いローションに汚れたエミコの顔をアップで
捉えた。喘ぎながらディルドーを見つめるエミコの表情は、快楽だけを求めるとろけきった物だった。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
壁|ノシ デハマタ

47 :
で、その二点セットは如何すれば手に入るのか教えては戴けまいか?
さぁさぁハリーハリーハリー!(*´д`)ハァハァ

48 :
壁|・_・)ノ ラストー
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 すぼっ、という音がした。エミコの固く勃起しきったペニスが、シリコーンゴムの筒に飲み込まれた音だ。
「こちらのオナホールは、××社のアナルホールを原型に、この実験動物さんのお尻を忠実に
再現した商品なんですよ」
「ほほう、お尻を忠実に再現ですか」
「はい。直腸部の直径、奥行き、結腸までの長さ、肛門括約筋の締め付けなどを、膣圧計と内視鏡を
使って実測しています。また、入り口部分の形状もシリコンで型取りしてあるんですよ」
「なるほど、完全再現ですね!」
「はい。この実験動物さんのお尻に挿入した時と寸分違わぬ感触を、おちんちんに与えてくれるんです!」
 マキはそういうと、エミコのペニスを飲み込んだオナホールを上下に動かした。ローションが
ぐちゅぐちゅと派手な音をたて、シリコーンゴムの内側に形作られた襞がエミコのペニスを
こすり上げた。
「あっ、ふあっ、ひいんっ、ああっ、ひいっ!」
 ホールが上下するたびに、エミコの嬌声が上がる。ローションで扱かれて以来ずっと
放置されていたペニスに強烈な刺激を受け、エミコは脳が焼けるような快楽を味わっていた。
「さてそれでは、お尻の方も責めてあげるとしましょう。ミキさん、このオナホールをお願いします」
「はい」
 ミキはカメラを置き、マキに代わってオナホールを両手でつかんだ。エミコの巨根を飲み込んで
いびつに膨れたホールは、片手では指が回りきらない太さになっていた。
 一方マキは再びディルドーを手にすると、ミキが立っているのと反対の側に立ち、エミコの
アヌスにディルドーの先端を押し当てた。
 温感ローションを塗りこまれて拡張スティックとバイブレーターに犯されたエミコの肛門粘膜は、
さながら火傷をした肌のように敏感な状態になっていた。その敏感な場所に触れられ、エミコの
アヌスがぎゅっと収縮する。
 すぶり、とディルドーがエミコのアヌスに食い込む。マキはぐりぐりとこじるようにして、エミコの
体内にディルドーを押し込んでいった。肛門の締め付けを力ずくで突破し、傘の張った亀頭が
肉の筒を押し広げながら奥を目指す。一方の入り口は、太い竿をくわえ込むためにみっしりと
押し広げられている。
 自らの尻穴を犯しながら、自らの男根に犯される。エミコは今、そんなありえない感触をペニスと
アヌスで味わっていた。
「さてそれでは、かわいそうな実験動物さんを安楽させてあげましょうか。ミキさん、オナホールで
思いっきり扱いてあげちゃってください」
「はいはい」
 マキの手にしたディルドーが激しく抽送され、ローションを撒き散らしながらエミコのアヌスを
犯し始める。同時にミキの手にしたホールも激しく上下し、こちらもローションをこぼしながら
エミコのペニスを扱き上げる。
「ひぎっ、いやあっ、うああっ、だめっ、しぬっ、しんじゃうっ、しんじゃううっ!」
 エミコの悲鳴を無視し、マキとミキは手にした道具を使い続けた。幾度も絶頂寸前で寸止め
されていたエミコに、その刺激を耐える事など出来はしない。あっさりと絶頂に追いやられた
エミコの体が再びのけぞると、拘束されたままびくんびくんと痙攣した。
「お、いっちゃったようですねえ。ホールの中に熱いのが出てるのが分かりますよお」
「あ、ミキさんミキさん、中身をこぼさないようにホールを外してください」
「? はい、こうでしょうか」
 ミキはホールを引き抜くとすばやくひっくり返し、挿入部――肛門にあたる部分――を上にした。
その挿入部にマキはポンプの吸入口を差し込む。

49 :
「このホールとディルドーがあれば、こういう使い方もできるんですよ」
 マキはポンプを使い、ホールの中に溜まったエミコの精液を吸い込んでいった。精液はチューブを
経由し、いまだエミコの体内にあるディルドーの先端から吐き出される。
「あっ、ふあっ、お尻の中、熱いの、出てるうっ!」
 エミコが再び体を震わせる。絶頂直後の敏感な体内に熱い刺激を受け、再び軽い絶頂に達したようだ。
「ほうほう、自分に中出しとは無駄がありませんねえ」
「はい、完璧なリサイクルで、とってもエコなんです!」
「……それはなんだか違う気もしますが。さて商品はこれでおしまいですね」
「はい。本日ご紹介した商品は全て、駅前裏道商店街の『ショップ○○』さんで扱っています! 
特に最後にご紹介したディルドーとオナホールは、各30個の限定生産商品です! 
皆様ぜひお買い求めくださーい!」
「それでは、本日の実演販売はこの辺で!」
「「またのおこしをおまちしていまーす!」」
 フロアに向かって大股開きのエミコの両脇で、マキとミキが一礼する。ステージの照明が
落ちると、フロアから盛大な拍手が上がった。
                                                    ―了―
* User's voice *
川 ^∀^) 「さて、お客様のご感想です」
川 ^∀^) 「まずは大学生Aさんと、ブティック勤務Rさんの声です」
A 『温感ローションを購入しました。
  これをボクの体に塗ってRちゃんの体にこすりつけると、
  ぽかぽかしてすごく気持ちいです。
  お風呂に入る時の楽しみが一つ増えました』
R 『温感ローションでAちゃんにマッサージしてもらうと、
  お仕事の疲れが溶けるみたいに消えてしまいます。
  今では私たちのバスタイムに欠かせなくなりました。
  素敵な商品をありがとうございます』
川 ^∀^) 「恋人同士のお二人に、無くてはならないアイテムになったようです」
川 ^∀^) 「Aさん、Rさん、お幸せに。さてお次は、高校生Y君です」
Y 『強力バイブ買いました。
  私はお尻の一番奥が一番気持ち良いところなので、
  先端内蔵ローターと伸縮機能のおかげで今まで使った
  中で一番気持ちよくなれました。
  パールで入り口をゴリゴリしながら奥を突かれると、
  何回もいっちゃいそうになります。
  このバイブはマイベストになりました!』
川 ^∀^) 「最後は女子大生のYさんです」
Y 『射精機能つきディルドーと温感ローションを購入しました。
  弟のお尻をディルドーでたっぷり犯してあげた後、
  ポンプで温感ローションを注ぎ込んであげると悶絶して喜んでくれます。
  今ではプレイにすっかり欠かせない一品になりました』
川;^∀^) 「えー、Yさん、過激なプレイはほどほどにしてくださいね?
      以上、お客様の声でした」
川 ^∀^) 「それでは皆様、ごきげんよう〜」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

50 :
おしまい。
19Cイギリスや古代バビロニアでは使えなかったアイテムを一挙大放出でした。
ついでにキャラがオルガさんとかぶりまくりが(作者の)悩みの種のエミコさんに
ちょっとテコ入れ。
長身巨乳巨根気弱Mというキャラがかぶってしまっていたので、おねだりに
躊躇しない雌犬属性追加とかしてみました〜。
あ、エミコさんはただいま恋人とかいないので、そこいら辺もいじるかもです。
>>47
.()_().
( ・x・) 「申し訳ありませんが、当店のお客様のみに御知らせしています」
壁|ノシ ソレデハ

51 :
GJ!

52 :
gjですよ

53 :
一瞬「ニュータイプ・シーメールでエロパロ」に見えてしまった……
あとBLUE氏乙

54 :
>>53
過去の次は未来把握(違
・・・未来のシーメールってどんなふうになってるんでしょうね?

55 :
次はぜひ年下男が年上をシーメール化調教するようなやつをお願いします!

56 :
>54
着脱式。色々と。

57 :
「未来のニュータイプが年下に調教されて色々と着脱式」把握。
・・・書けそうな気がしてきましたw
一発ネタで行くかも。

58 :
来てくれ〜

59 :
壁|・_・)ノ ハーイ
「未来のニュータイプが年下に調教されて色々と着脱式」開始〜。
今回はイントロだけなのでエチシーンは無しです。興味無い人は読み飛ばしてください。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
* PROJECT ANGEL *
 一条の光が暗い宇宙を貫いた。
 光に貫かれた金属塊が醜く膨張し、次の瞬間閃光を撒き散らして消滅する。光条が交錯し、
再び閃光が生まれる。
 いくつもの閃光が生まれた後、光条の応酬は途絶えた。
『アルファ・ワンよりコントロールへ。戦闘終了。周辺に残存敵影無し。被害ゼロ。オーヴァ』
『コントロールよりアルファ・スコードロン。敵戦力の消滅を確認。作戦を終了。帰投されたし。
オーヴァ』
『アルファ了解。オーヴァ――アルファ全機、帰投する』
『アルファ・ツー、ラジャー』
『アルファ・スリー、ラジャー』
『アルファ・フォー、ラジャー』
 電波の声を交わしながら、四つの巨大な人型がフォーメーションを組む。暗い灰色の宇宙用
低視認性塗装に塗られたそれは、連合宇宙軍の制宙用アサルトアーマー・ハウンドドッグだ。
 四機のハウンドドッグが向かう先は大型の攻撃空母だった。護衛艦と防空機の間を抜けた
四機のハウンドドッグが、次々に着艦用デッキに舞い降りていった。
                              ●
 ――二十二世紀。
 人類同士の三度目のし合いを乗り越えて太陽系に広がった人類は、新たな繁栄を手に
しようとしていた。
 彼ら――後にバーサーカー、すなわち狂戦士の名で呼ばれるようになった自動戦闘機械群が
現れるまでは。
 最初にそれが金星に落下したとき、注目したのは一部の天文学者だけだった。金星の大気に
広がる美しい衝撃波の動画が公開されると大衆の興味が一時それに集まったが、それもすぐに
忘れ去られた。その後もそれについて論じるのは、天文学者とスペースガードのほかには一部の
暇人だけだった。
 しかし分厚い大気と太陽系最高の反射率の雲の底で――彼らは美と愛の女神(ヴィーナス)の
肉体を食らって増殖していた。
 金星への隕石――と思われていた物――落下の半年後、それは唐突に人類の前に姿をあらわした。
 分厚い雲の下から浮上してきた全長1,000メートル弱の細長い金属の塊が、金星周回軌道上に
あった観測ステーションをビーム砲撃で蒸発させた。金属塊の正体が宇宙戦闘艦だと判明する
までに三隻の貨物船と客船が犠牲になり、者は三桁のオーダーに達した。
 月面にモスボールされていた戦闘艦と退役して久しい元軍人からなる寄せ集めの艦隊が
何とかそれを破壊するまでに、さらに三隻の船が宇宙の藻屑となる。
 残骸の調査の結果、それは人類とは明らかに異なる系統の技術の産物だった。たとえば、
艦体中心部にあった巨大なプラチナ・イリジウム製のスポンジ状物体が動力機関なのか、
情報処理機構なのか、それともそれ以外の何かなのか――それすら当初は不明だった。
 その後、あらゆる手段を用いた呼びかけに応答も無く、金星に投下された探査体がすべて
地上からの砲撃で破壊されるに及んで、太陽系連合中央政府は金星に巣食うそれを人類への
敵対存在と認定。いつしかその戦闘機械群は『バーサーカー』と呼ばれるようになる。
 やがて、廃棄が決定され解体を待つばかりだった兵器が再生され、宇宙戦力が整備される。
軌道上からの核攻撃が金星地表からの迎撃によって失敗した為、連合政府は超大型ビーム砲に
よる対地掃射を決定。ビーム衛星砲『イシュタル』建造に要する時間は三年――この時間を
稼ぐのが、連合宇宙軍に与えられた使命だった。
 『イシュタル』の完成まであと十八ヵ月。落としても落としても現れるバーサーカーと、徐々に
疲弊していく宇宙軍の戦力。果たしてあと一年半を持ちこたえることが出来るのか――人類の
命運はこの綱渡りにかかっていた。

60 :
「ケイ、今日はこれからどうするんだ?」
 シャワーの音に混じって、ジョーの声が聞こえる。
「いや、特に予定は無いよ」
「よし、じゃあ飲みに行こうぜ」
「いいね、どこにする? トーマスの店?」
 僕はシャワーを止めると、ドライヤーのスイッチを入れた。四方から吹きだす乾いた温風が
僕の体を乾かしてゆく。
「このあいだトーマスの店からも女の子がいなくなっちまったんだよなあ」
「ああ、なんか女性人権団体から抗議があったらしいね」
 ジョーが愚痴る。僕は落ち着いて飲めればバーメイドやホステスが居ようと居なかろうと
どうでもいいのだけど、女の子好きのジョーには活問題のようだ。
「山崎敬介少尉、居るか!」
 シャワールームに僕を呼ぶ声が響き渡った。僕は急いでシャワーカプセルから出る。
「はっ!」
 僕を呼んでいたのは、小隊長の有坂中尉だった。
「出頭命令だ。1300(ヒトサンマルマル)に大隊長執務室に出頭。以上だ」
「Yes,sir!」
 敬礼しながら壁の時刻表示に目をやる。指示された時間まで30分ほどしかない。有坂中尉が
姿を消すと、ジョーが声をかけてきた。
「出頭命令って、なにやらかしたんだよ、ケイ」
「さあ?」
 褒められる心当たりは無いが、叱責されるような心当たりも無い。
「どっちにしろ今日は付き合えないな、ごめんよ」
「いいって。また今度な」
「ああ、また今度」
 『今度』などがありえなかったことは――もちろんこの時の僕は知る由も無かった。
                              ●
 コンコンとドアを叩き、大きな声で告げる。
「山崎敬介少尉、ただいま出頭しました!」
「入りたまえ、少尉」
「失礼します!」
 大隊長のオフィスに足を踏み入れた僕は、そこに意外な人物を見た。
 オスカー中将――僕が所属するアルファ小隊の所属する第102戦闘大隊の所属する攻撃空母
《インヴィンシブル》の所属する連合宇宙軍第二航空艦隊の艦隊司令官――つまり僕にとって
上官の上官の上官のそのまた上官にあたる人物だった。
 応接セットのソファに座った中将の視線を感じながら、大隊長に敬礼する。
「楽にしたまえ、少尉。実をいうと君に話があるのは私ではなく司令官殿でね」
 大隊長がソファのほうを示しながら言う。
「まあかけたまえ、少尉」
 改めて中将に敬礼した僕は、促されてソファに腰をおろした。緊張からギクシャクした動きに
なっていたのが、自分でもわかった。
「ケイスケ・ヤマザキ、21才、アサルトアーマー搭乗員、少尉、志願任官……」
 中将が手元のペーパーに目を通しながら、確認するように言った。
「さて少尉。今日私が君に会いに来たのは、君に転属の通知をするためだ」
「は、自分の転属、でありますか?」
 このとき僕は、いささか間抜けな声を出していたと自分でも思う。艦隊司令官に呼び出されて
告げられるには、およそふさわしくない内容だったからだ。
「はは、得心がいかんと言う顔をしておるな。もちろん、普通の転属ではないぞ」
「は……」
「君の転属先は、私の直轄下にある第901実験戦闘団だ」
「……マーモット部隊!」

61 :
 第901実験戦闘団――通称マーモット部隊。第二航空艦隊旗艦《グラーフ・ツェッペリン》に
所属する、兵器開発データを収集するための実験部隊だ。
「そうだ。あらかじめ言っておくと、君にはこの転属命令を拒否する権利がある。もしそうしても
一切ペナルティは無い。ただし受け入れた場合は機密保持義務が発生する。その場合は今後
ぬまで901に関する情報を第三者に漏らすことは許されん」
「一つ聞いてもよろしいでしょうか、閣下?」
「一つと言わずなんでも聞きたまえ。そのために足を運んだのだからな」
「は、それでは。何故、自分なのでしょうか? 自分は正直に言って、それほど優秀な部類の
パイロットとは思えないのでありますが……」
「謙遜する必要は無い。データによれば君のパイロット適正は高いほうだ。最も経験不足は
否めないがな……」
「はあ。それでは何故……?」
「開始予定の新規プロジェクトにおける適正値が高かったとだけ言っておこう」
「それは新型兵器の開発と言うことでしょうか?」
「詳細は話せん。君が901の所属にならなければな。しかし上手くいけばバーサーカーに対して
強力な武器になると言っておこう」
 この時点で、僕の気持ちは決まっていた。バーサーカーに対する強力な武器――そのためなら、
人員を使い捨てにすると悪名高いマーモット部隊への転属もためらいは無かった。
 熟年旅行に出かけた両親の乗った客船がバーサーカーに沈められて以来、僕の人生の
目標はバーサーカーへの復讐だけだった。そのために宇宙軍に志願し、幸いにも適性を
認められてAAパイロットにもなった。もし文字通りマーモット(モルモット)として使い捨てられたと
しても――バーサーカーどもを滅ぼす一助になるのなら何も悔いは無い。
「転属命令、謹んで拝命します、閣下」
 ソファから立ち上がり敬礼をする。オスカー中将も答礼をし、『そうか』とつぶやいた。その声に
痛ましげな響きがあったのを、しかしその時僕は気にも留めていなかった。
                         ● ● ●
「901へようこそ、山崎少尉」
 《グラーフ・ツェッペリン》の連絡艇ハンガーで僕を出迎えたのは、どうみても十四〜五歳にしか
見えない白衣姿の少年だった。
「あ、ああ? すまないが君は……?」
「これは失礼。僕は901の技術主任、平原昂(ヒラハラ コウ)です」
 そう言って少年がポケットから取り出して見せたIDカードには技術大尉待遇の階級が記載されていた。
「失礼しました、大尉殿!」
 慌てて敬礼をする。
「ああ、そんなに堅苦しくしなくていいですよ。大尉って言っても軍属ですし」
 確かにIDカードによれば平原昂の正式な階級は技術大尉相当官、つまり「技術大尉と同等の
権限を与えられた民間人」だ。これは彼が徴用、あるいは出向の民間人であり、正規の軍人では
ないことを示している。制服ではなくセーターとスラックスにクラシックな白衣と言う格好もそのためだろう。
 とはいえ軍では階級は絶対である。この少年が大尉待遇であるのならば、少尉である僕は
彼を上官として対応しなくてはならない。
「さて山崎少尉、こちらへどうぞ。901の専用区画に案内します」
 平原大尉に案内された先は、《グラーフ・ツェッペリン》のハンガーデッキの一つだった。
「901で使用する機材は全てこのハンガーに格納されています。居住区画とラボは隣接する
倉庫ブロックを改造して使用しています」
 ハンガーデッキには四機のAAが並んでいた。形状は僕も昨日まで乗っていたハウンドドッグに
近いが、胸周りや背中のメインスラスターの形状が異なっている。塗装は通常よりも明るい
ライトグレーで、それぞれ色違いのラインが胸と肩、足に入っていた。
「あれはハウンドドッグの改修機です。四機それぞれ改装内容が違うので、識別のために
色分けしてあるんですよ――ああ、グレッグ少佐!」
 平原大尉の声に、赤いラインの入った機体の足元で整備員と話しこんでいた人物が振り返った。
大柄な白人男性で、全身の筋肉が盛り上がっている。

62 :
「少佐、彼が今回の『新人』です。よろしく頼みますよ」
「本日付で第901実験戦闘団に配属になりました、ケイスケ・ヤマザキ少尉であります」
「グレッグだ。ケイ、ケイスゥ……ケイでいいか?」
「はっ!」
「まあそう固くなるな。ここはそう大所帯じゃない」
「はあ……」
 名前をきちんと覚えてもらえないのは毎度のこととして――どうも僕の名前は日本人以外には
覚えにくいらしい――、グレッグ少佐の態度にはいささか引っかかる物があった。あまり軍人
らしくないと言うか……。佐官級以上の上級士官教育を受けた軍人にあるはずの、なんというか
堅苦しさが感じられなかった。
「ケニー! マーク!」
 少佐が上を向いて怒鳴ると、青と緑の縁取りの機体のコクピットから二つの顔がのぞいた。
「新入りだ!」
 上を向いて敬礼する。青い機体から顔を覗かせた白人男性が「よろしくっす〜」と気の抜けた
挨拶をし、緑の機体から顔を出した黒人男性が無言で手を振った。これが僕と、マーモット部隊の
メンバーとの初顔合わせだった。
「さて、それじゃラボのほうを案内しましょうか」
 平原大尉に促され、僕はハンガーデッキを後にした。
                              ●
 プシュッという軽い音と共に、無針注射器から薬液が僕の血管に送り込まれる。一分おいて
からもう一本。そしてさらに一本。合計で600ミリリットルだ。
「体調はどうですか、ケイ?」
 平原大尉の問診に僕は答える。
「異常はありません、大尉」
 自分より七つも下の相手に敬語でしゃべるのにもずいぶん慣れた。はじめは何でこんな子供が
技術主任なのかと思った物だが、平原昂がDNAを改造されて生まれたデザインチャイルドだと
知ってからはそれも納得した。
 DNAを弄られた、という点では今の僕も同じだ。僕の場合はDNA書き換え(リライト)による
後天的なものだが。
 901に着任したその日、僕は実験の詳細と、僕がその被験体として選ばれた理由を告げられた。
 宇宙生活に適応した新人類――ニュータイプ。なんでも予知能力者並の短期未来予測の
ようなことが出来る、超能力者まがいの存在らしい。そして僕にはその素質があり、それを
最大限に引き出すためにDNA改変による肉体の最適化を行うということだった。
 反射神経強化、脳および内臓の対G性強化、筋肉の持久力・疲労回復性強化……。
 先読み能力をアサルトアーマーの操縦に生かすために、肉体をパイロットとして最適化する。
そのための被験体が僕というわけだった。
 半月かけてナノマシンで全身の細胞を書き換えられ、カプセルから出たのが一月前。それから
様々な基礎データを収集された。

63 :
 カプセルから出され、覚醒させられた直後には以前と変わったように見えなかった僕の体は、
この一月の間に徐々に変質していた。
 まず目立つ変化は、体毛の希薄化だった。
 シャワーを浴びるたびに手足の毛や陰毛が抜け落ち、髭はまったく生えてこなくなった。眉も
薄くなり、幅が細くなった。頭髪が抜け落ちたりはしなかったものの、最初は放射線障害の
類似症状かとおもって大いに焦ったものだった。
 検査の結果代謝に異常は無く、DNA書き換えの結果『体毛が薄い』という体質になっただけと
わかったが、結果が出るまでの間まったく気が気ではなかった。テスト中の事故ぐらいは
覚悟していたが、さすがに試験機に登場もせずに亡は願い下げだ。
 もうひとつの変化は筋肉、というか、筋肉と皮下脂肪だった。
 全身の筋肉が少し落ち、代わりに皮下脂肪が均等に厚くなった。筋肉が落ちてはパイロットと
しての能力が低下するのではないかと聞いてみたが、これはむしろ逆らしい。
 アサルトアーマーの操縦に余分な筋肉は不要。筋力は操縦桿やフットペダルを操作できる
だけあればよいのであって、無駄な筋肉は酸素と血糖値を浪費するだけ、というのがその
説明だった。
 一月して体の変化が安定したのが確認されると、やっとアサルトアーマーへ搭乗しての
実機試験が行われることになった。僕に割り当てられたのはハウンドドッグ改四号機。
白いラインで縁取りされた機体だった。
                              ●
 出撃前の問診と安定剤投与が終わり、パイロットスーツを着込んでハンガーに向かう。
コクピットに潜り込むと、見慣れたコンソールが僕を出迎えた。
「四号機、出ます!」
 リニアカタパルトがハウンドドッグ改を押し出す。以前にも何度も経験しているはずのGが、
このときはずっとマイルドに感じられた。これがDNA書き換えの効果なのだろうか?
 訓練宙域に入ると同時に、前方からビームが飛んできた。光速の一〇%近くまで加速された
高エネルギー粒子が僕の機体めがけて突き進んでくる。しかし僕はそれを、知覚する前に
避けていた。
 訓練宙域に入ると同時に感じた嫌な気配――それは実戦でバーサーカーに背後を取られた
ときに感じた物と似ていた。反射的に機体を右に滑らせると、直後に僕の機体が居た場所を
ビームが貫いていったのだ。
 はるか彼方の空域から驚愕の気配が感じられる。そちらに向かって加速しながら、機体を
上下左右に滑らせてビームをかわす。やがてレーダーが相手を捕らえ、モニターに三つの
目標コンテナが表示された。
 三つの輝点が僕を取り囲むように散開する。包囲されればおしまい――いくら先読みできても
かわしようが無くなる。しかし相手も三機では完全な空間包囲は出来ない。この包囲を食い破る
には――。
 僕は向かって右に居る目標に向けてビームを放った。必中の一撃――しかしその相手も
またビームをかわして見せた。僕のように発砲前に回避動作に入っているわけではなく、
ビームが射出されてから回避にはいって、だ。
 僕は焦った。このままでは包囲の中心にもろに突っ込むことになる。
 向かって左相手に目標を変え発砲――しようとするが、上手くいかない。相手はまるで
こちらの照準を読んでいるかのように上下左右に動き回り、僕の機体の照準レティクルは
一向に安定せず、いつまでたってもロックオンのトーンが聞こえてこない。
 上からの一撃。とっさにシールドをかざす。シールド表面の耐ビームコーティングにビームが
弾ける。
 右と左からの同時射撃。横には避けられない。加速して前に抜ければ背中から撃たれ放題。
上下に避ければ上に居る相手のいい的――僕は全力逆噴射で機体を後ろ向きに加速した。
 すぐ目の前を左右から交差したビームが通過する。ほっとした次の瞬間――ビームサーベルが
僕の機体を唐竹割にした。

64 :
                              ●
 演習用プログラムが『撃破』のメッセージを表示する。続けて表示されている推定ダメージは
『センサー全損・機能停止』『メインスラスター爆発・機能停止』『メインジェネレーター誘爆・機能
停止』『コクピット破壊・搭乗者亡』と惨憺たるものだ。実戦だったら脱出のまもなく即して
いただろう。
『ようし、演習終わり。ほれ、帰るぞ』
『ういっす』
『……』
 僕以外の三機が綺麗なトライアングルフォーメーションを組み、《グラーフ・ツェッペリン》に
向かって加速する。僕も慌ててそれを追いかけた。
 着艦デッキに降りると機体を901専用ハンガーに運び込み、整備ベッドに固定してコクピット
ハッチを開放する。機体を整備員に預けてデッキに降りると、そこには既にほかの三人が
待っていた。
「おう、三対一で良く粘ったじゃないか」
 グレッグ少佐の台詞にマーカス大尉が続ける。
「いやあ、ほんとほんと。少佐のサーベルまで使わせたのは久しぶりだよ?」
「……」
 ケネス大尉も無言で頷き、同意を示している。
「はあ、でも結局あっさり落とされちゃいましたし……」
「馬鹿お前、いくらなんでも新人に三対一で、早々簡単にやられてたまるか」
「そうそう。それに普通ならあそこまで接近する前に落ちてるよ?」
「……」
「ほれ、いいからシャワー浴びてラボにいくぞ」
「ういっす」
「……」
 三人がシャワールームに向かう、僕もそれの後に続きながら、少しは仲間として認めて
くれているのかな、と考えていた。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ここまで。
次回からは、人類の危機そっちのけで色々とSFガジェットなエッチシーンの予定です。
>>58
キタヨー
壁|ノシ ソレデハ

65 :
新作ktkr!
つC

66 :
自分で言っといてなんだが、どんな風に着脱式なんだろう?

67 :
BLUEさん…どんだけ守備範囲が広いんだ…

68 :
壁|・_・)ノ ツヅキツヅキー
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ビームライフルから迸った閃光がターゲットドローンの中心を貫く。一瞬の間をおいて、最後の
ドローンが木っ端微塵になった。
『ターゲット破壊――データ収集完了です。皆さん戻ってください』
 通信機から聞こえる平原大尉の声に、僚機が答える声が聞こえる。
『エクス・ワン、ラジャー』
『エクス・ツー、ラジャっす』
『……』
「エクス・フォー、ラジャー」
 最後の僕の声を合図に、第901実験戦闘団試験小隊、エクス・スコードロンは帰投方位を取った。
フィンガーチップフォーメーションを組んだ四機のハウンドドッグ改が、《グラーフ・ツェッペリン》に
向かって加速する。
 帰投するハウンドドッグ改のコクピットの中、モニターのベクトルマーカーに重なる母艦シンボルを
見つめながら、僕は体の熱さに悩まされていた。
 機体をハンガーに戻してデッキに降りたとき、僕は眩暈を感じた。五分の一Gの低重力にも
かかわらず足元がふらつき、ラッタルの手すりにつかまって体を支えなければならなくなる。
シャワーも浴びないままラボに担ぎ込まれた僕は、全裸にされて医療用スキャナーに放り込まれた。
 スキャンデータとパイロットスーツからのテレメトリデータを突き合わせた結果は、どうやら神経の
興奮状態が異常に長続きしているらしいということだった。神経が昂ぶり続けているために肉体の
緊張が解けず、結果としてオーバーヒートしたということらしい。
 出撃のたびにこれでは戦闘することも困難である。鎮静剤の類は使えないのかと聞いた僕に、
平原大尉はとんでもない答えを返してきた。
「あなたには薬物はもう出来るだけ使用したくありません。今は経過観察時期ですから。その種の
内分泌系に影響を与える薬物を使うと、あなたに起きている変化がDNAリライトの結果なのか薬の
影響なのか分からなくなってしまうんですよ」
「しかし大尉、いちいちこれでは任務に支障が出ます。どうにかなりませんか?」
「マスターベーションをしてください」
「……は?」
「マスターベーションというのはですね、自分で性器などを刺激して――」
「いえ、あの、自慰行為の定義については理解していますが――それとこの件にどういう関係が……?」
「要するに、発散させて神経系の興奮を除去すればいいのです。あれですよ、えーと『むらむらして
いるなら一発抜いてやろう』でしたっけ?」
 平原大尉の口から出てきたのは、先週から艦内ネットワークの娯楽用チャンネルで配信されて
いるポルノビデオの女優の台詞だった。
「大尉、あのビデオはR18(十八歳未満視聴禁止指定)だった筈ですが……」
「え? でも特に視聴制限は無かったですよ?」
 艦内ネットワークの設計者も、まさか軍用艦に乗員として未成年者が乗艦しているとは思わな
かったらしい。民間ネットワークなら当然ある視聴制限がまったく行われていないようだ。

69 :
「……まあ、いいです。で、要するに――」
「つまり一回絶頂してしまえばクールダウンするってことですよ」
「はあ……」
 半信半疑ながらも話が終わってラボを辞する僕の背に、平原大尉は声をかけてきた。
「ああ、少尉」
「はい、大尉」
「あなたの個人当てにデータを送っておきます。後で確認してください」
「? 了解しました」
 ここで渡さないということは、何かプライベートな物なのだろうか。僕は若干の疑問を残しつつ、
平原大尉のラボを後にした。
                              ●
 901のパイロット用個人区画は全て個室だ。個室を割り当てられるのは佐官級
(カンパニー・グレード)以上で、尉官級(フィールド・グレード)は大部屋というのが宇宙軍では
普通なのだが、901の場合搭乗員が4人しか居ないのと、階級がばらばらなのがあってこうして
いるらしい。
 壁面収納式のベッドと折りたたみデスク、小型のユニット型レプリケーター、通信用から娯楽用
まで使えるAV端末と、狭いながらも一通りの設備は整っている。
 珍しいのが全感覚型のVRリンカーだ。
 個室にあるのは、単純なヘッドセットで視聴覚情報だけを受動的に体験できる物では無く、
完全にVRに没入できる上にVR内で(プログラムの範囲内でだが)自由に行動できる高級品だ。
娯楽用として市販されている物と性能に差は無いが、個人持ち込み品以外で兵員室にこんな物が
あるのは珍しい。
 僕はその自室に戻り、ベッドに倒れこんだ。冷えた枕が熱くなった頬に心地よい。このまま
眠ろうか、とも思ったがしかし、火照った体がそれを許してくれそうに無かった。
 そういえば、と先ほどの平原大尉の言葉を思い出す。
 携帯端末からメールボックスを覗いてみると、平原大尉からのメールが一通入っていた。
     FROM : ks19845-kou-hirahara@evfc901.sf202.efsf.mil
       TO : xj19370-keisuke-yamazaki@evfc901.sf202.efsf.mil
  SUBJECT : <件名無し>
  MESSAGE : <本文無し>
   ATTACH : file1.vrl file2.rep file3.rep ...
 表題なし、本文無し、添付ファイルのみのひたすら素っ気無いメールだ。添付ファイルもfile1や
file2などという、それだけみても中身がさっぱり分からないファイル名になっている。
 添付されているのはVRリンカー用ソフトが一本とレプリケーター用のオブジェクトデータがいくつか。
レプリケーター用データは大して大きくない、無機物の小間物サイズだった。それに対してVR
ソフトの方はサイズがかなり大きく、ビデオなら四〜五時間分ぐらいになるサイズだ。
 とりあえずVRソフトのほうをVRリンカーに読み込ませ、プレビューをAV端末に表示させてみて、
僕はあっけにとられることになった。
 中身はポルノソフト、それも全身感覚データや行動プログラムまで入った、VRとしては最も手の
込んだタイプの物だった。
 さっさと止めてファイルも消去してしまおうと思ったのだが――僕の目はプレビュー動画に
釘付けになり、指一本動かせなくなっていた。見せ場を繋ぎ合わせたプレビュー動画が終了して
再び冒頭に戻ったところで、僕はやっとそれを停止させることが出来た。
 やっぱりこのまま眠ってしまおうと考えたが、目を閉じると体の火照りとともに、今見たばかりの
動画がまぶたの裏にちらつく。しばらく無駄な抵抗をした後、僕は諦めてVRリンカーのヘッドセットを
手に取った。
 ヘッドフォンとゴーグルと脳波ピックアップを足して二で割ったようなごついヘッドセットをかぶり、
ベッドに横になってスタートスイッチを押す。起動したら、表示されるメニューから再生オプションを
選択していく。
    視点モード : 主観視点
  視点同調対象 : 男優
  全身感覚同調 : オン
  ストーリー介入 : オフ

70 :
 再生を開始すると、主演男優の視点でストーリーが進み始めた。ストーリーといっても、
ポルノソフトにそんな物はあってないようなものだ。開始三分後には既にベッドの上で、女優の
服を脱がせていた。
 感覚データは非常にリアルで、ばらばらの感覚データを継ぎ接ぎしたものではなく、男優から
リアルタイムサンプリングされたものだということが分かる。しかしそのデータで女優の肉体を
味わいながら、僕は次第にフラストレーションがたまってくるのを感じていた。
 僕はいったんソフトを停止すると、再生オプションをもう一度見直した。
 視点のモード、同調対象、視聴覚以外の感覚の設定、単純再生かプログラム分岐を使うか……。
 そこで僕は一つ気がついた。同調対象に女優が選択出来るようになっている。
 通常この手のソフトでは、視聴者に悪影響を与えるのを防ぐために、視聴者本人と極端に
異なる人物とは同調できないようになっている。戦争物や犯罪物で亡する人間や快楽人者
などになれないようになっているのと同じで、ポルノソフトの場合は視聴者と違う性別は選択
出来ないようになっているのだ。ところがこのソフトは、そのプロテクトが解除されている。
 それに気付いた瞬間、僕の心臓が大きく跳ねた。自分の心臓の音がはっきり聞こえ、
いつのまにか呼吸も速くなっている。
 僕はもう一度オプションを選択しなおすと、ベッドに横になって全身の力を抜いた。
                              ●
 男の手が僕――私の乳房を愛撫する。充血した乳首を転がされ、私は呻き声とともに
熱い息を吐いた。
 男の手はわたしの下半身にも及び、ショーツの上からマッサージするように股間を愛撫している。
下半身が溶けそうな刺激に、私の腰がいやらしくうねる。
 やがて男は私をベッドに横たえると、ショーツを剥いで下半身を剥き出しにさせた。
 私はうつ伏せの姿勢になると、尻を高く上げて男を誘った。
 男のペニスが私のヴァギナを貫き――。
 異様な吐き気に僕はVRからリジェクトされた。存在しない器官に受けた刺激情報が内臓を
掻き回されるような刺激に変換されたのだ。異常を検知したVRリンカーは緊急停止し、ソフトは
女優が挿入された直後の時点で停止している。
 僕は少し考えてソフトを巻き戻すと、直前の選択肢の部分から再生を再開した。
 ――男のペニスが私のアヌスを貫き、私は肉を貫かれる熱い刺激に酔った。
 ペニスが押し進んでくるたびに私の尻穴が押し広げられ、直腸がどんどん男に占領されていく。
背徳的な快感に、私の頭は焼き付きそうだった。
 男が抽送をはじめ、腰をがつがつと私の尻にぶつけてくる。ペニスに貫かれ続けるアヌスからの
刺激は、私を焼き尽くそうとしているようだ。
 やがて男は限界に達し、ひときわ深く打ち込まれたペニスが私の尻穴にスペルマを注ぎ込む。
腹の底に熱湯を注がれたような刺激に、頭の中で火花が散った。
                              ●
 ソフトの再生が終わり、体の感覚が戻ってくる。VRリンカーのヘッドセットを外し、デスクの上におく。
全身を濡らす汗を拭こうと身を起こし――股間を濡らす感覚に気がついた。
 僕は一つ溜息をつくと衣服を全て脱ぎ、スペルマに汚れた下着をレプリケーターの分解投入口に
放り込んだ。ウェットタオルで全身を拭い、これもディスポーズする。
 新しい下着に着替えてベッドに横になる。いつのまにか、体と神経の興奮はすっかり治まっていた。
代わりに襲ってきた疲れに身を任せ、僕は目を閉じた。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
じわじわ続きます。
>>66
色々とw
>>67
超雑食性です。
壁|ノシ ソレデハ

71 :
つC

72 :
なんかとんでもなくエロいことになってるな

73 :
その機械はどこで買えますか?

74 :
壁|・_・)ノ ハーイ
地震にもめげず投下。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 あの日以来、僕がミッション後に倒れることは無くなった。一度出撃するたびにあのVRポルノ
ソフトで発散することで、蓄積した興奮による神経・肉体への過負荷は解消できるようになった為だ。
 一つ困るのは、どういう訳か女優のほうに同調しないと快感を得ることが出来ない、ということだ。
 自分でも一つソフトを購入してみたのだが、普通に販売されているような男性視点、それも
視聴覚のみの物ではまったく満足ができなかった。仕方なく平原大尉から貰ったソフトを何度も
使っているのだが、女優視点でアナルセックス、という以外の選択肢が無いのでその他の
プログラム分岐――体位、服装、どこに射精されるか等――はすぐに体験し尽くしてしまった。
 だからといって新しいソフトをくれなどと大尉に言うわけにもいかないしどうした物か、と考えて、
メールで送られてきたのがVRソフトだけではなかったことを思い出した。メールを開いて添付
ファイルを取り出し、レプリケーター用オブジェクトデータのビューアに通す。
 ビューアのプレビューウィンドウに表示されたのは――アヌス用の細長いバイブレーター、
女性用の胸パッドみたいな物、通常の男性器サイズのバイブレーターにローションといった、
アダルトグッズの類だった。
 VRソフトの内容から多分こんなことだろうと思ってはいたけれど、実際に目にするとやはり
インパクトがある。大体彼はまだ未成年のはずなのだが、一体どこからこんな物を入手して
きたのだろうか。まあ娯楽チャンネルのポルノビデオの例もあるから、PX(購買部)が大尉の
年齢を確認もせずに注文された物を売ってしまっただけなのかもしれないが……。
 それにしても、どうして女性用の自慰グッズばかりなのだろうか、という疑問が起こる。
アナルバイブレーターはともかく通常サイズのバイブレーターなど僕が貰っても――と考えて、
VRの中で男優に幾度も尻穴を許したことを思い出す。
 いやいや僕、何を考えているんだ、あれは所詮VR、それもポルノソフトの中の事と自分に
言い聞かせるが――僕の目線はそれらのグッズに釘付けだった。
 はやる心臓を押さえつつ、オブジェクトのプレビューの下に表示されている各アイテムの
説明に目を通す。
 バイブレーター二種類は特に何の変哲も無い普通の物だったが、胸パッドみたいに見えた
ものはただのパッドではなかった。胸に貼り付けると神経に接続し、本物の胸のように感じる
ことができるという女装用グッズだった。パッド自体の表面センサーや内蔵圧力センサーの
感度を調節することもでき、そのためのリモートコントローラーも付属している。
 僕はいささか迷った末に――それらのアイテムを全部レプリケーターで生成した。
 最初に試したのは付け胸だった。
 女性の胸から切り落とされたようなそれを自分の胸に重ね、コントローラーを軽く接触させて
『吸着』の信号を送る。続けて感覚信号を有効にすると、乳房を支える自分の手の感触が
感じられた。
 そっと乳房を揉んでみると、現実では初めてなのだが、VRでは幾度も感じた感触が感じられる。
 VRの中で男優にされたことを思い出しながら、胸を軽く揉み、乳首をつまんでみる。胸の
先端から走った刺激に僕はびくりと震えた。
 指の力を抜き乳首を優しく転がすようにしてみると、そこから感じられるのは穏やかな快感
だけになる。ふと気がつくと、僕は自分の胸を――実際には付け胸だが――いじるのに夢中に
なっていた。
 慌てて胸から手を離し、視線を泳がせる。目にとまったのは、デスクの上のバイブレーターと
ローションだった。
 ローションの容器も手にとり、僕はそのキャップを開けた。ローションを左手に出し、右手の指で
すくう。ローションにまみれた中指をアヌスに潜り込ませると、VRの中で幾度も経験した感触が
感じられた。
 軽く息を吐いてから指を何回か出し入れしてみるが、それはあまりに細く感じられ、満足感よりも
むしろ欲求不満をあおる結果になった。僕はデスクの上に再び目をやり、細身のアナルバイブと
男性器型の普通のバイブを見比べた。VRの中では幾度も経験しているとはいえ、さすがに現実で
いきなり普通サイズは無理があるだろうと思い、僕は大小の球体が繋ぎ合わされたような形状の
アナルバイブを手に取った。

75 :
 ローションをしっかりとまとわせたバイブをアヌスに差し込むと、先ほどの自分の指とは比較に
ならない満足感が感じられる。バイブの球体が一つ潜り込んでくるたびに段差が僕の肛門を刺激し、
同時に押し広げてくる。VRで感じる微妙な違和感は無く、その感触と快感は間違いなく僕自身の
体が感じている物だった。
 バイブのスイッチを入れる。振動が僕の肛門を責め、その快感に僕の腰から力が抜けた。
 僕はベッドに横たわると体を丸め、左手で乳房を揉みながら右手でアナルバイブを抽送した。
VRで感じるのと同種の、しかしはるかにリアルな快感が僕を襲う。敏感な胸を弄りながら機械に
体内を犯される感覚は、VRとはまったく違う快感を僕に与えてくれた。
 ふと気がつくと、僕のペニスの先端から白いものがこぼれている。いきおいよく撃ち出されるの
ではなく、とろとろと溢れるようにだ。改めてよくみてみると、ペニス自体があまり固くなっておらず、
いわゆる半勃起程度の状態だった。よく考えればいささか異常な状態なのだが、僕はその時、
胸と肛門からの快楽に支配されてまともな思考能力を失っていた。
 胸を揉みながらバイブを抽送し、背筋のぞくぞくする感覚に絶頂が近いことを感じる。やがて
限界に達した僕は、乳首をぎゅっとつまみながらバイブで一際深く尻穴をえぐり、声をしながら
絶頂した。
 絶頂が去って全身が弛緩すると、バイブが自重で肛門から抜け落ちた。僕はそれを何とか
デスクの上に置くと、耐G訓練の直後もかくやという脱力感に負けて目を閉じた。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
>>71
ドモー
>>72
22世紀の技術の粋を尽くしたエロスの予定です。
>>73
もう一世紀半ほど待てばどこでも買えるようになります。
壁|ノシ ソデデハ

76 :
これは・・・続きが楽しみな展開だ。
次回が待ち遠しい。

77 :
今後の展開wktk&やっぱり女性化描写がうまいな〜
と思いつつこのスレの住人は大丈夫だろうか……

78 :
壁|・) チラッ
うちでは地震の被害はお皿が一枚とCDケースが割れただけだったので、
前ふりで地震にもめげずとか書いてしまいましたが、投下後に地震情報を
見てみたらめげるとかそんなレベルじゃなかった。><
余震も頻繁に起きていることですし、皆さんも気を付けてくださいです。

79 :
BLUEさんもご無事で何よりです。
地震と津波は凄すぎましたね。
早く社会復旧と回復がされればよいのですが。
続きの方もお待ちしています。

80 :
壁|・_・)ノ ハーイ
今晩停電あるかもしれないんで今のうちに投下。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 グレッグ少佐のハウンドドッグ改が、最後の敵ハウンドドッグをビームライフルで撃墜した。
 もちろん実際にハウンドドッグを撃墜したわけではなく、演習用の低出力モードのビームが
接触したのを検知した演習プログラムが撃墜判定を下しただけだ。彼我撃墜数は4対0。
僕たちの完勝だ。
 アグレッサー演習が終わり、攻撃空母《グラーフ・ツェッペリン》所属101小隊
《アルファ・スコードロン》と、同901実験戦闘団試験小隊《エクス・スコードロン》は母艦に帰投する。
 母艦への方位を取り終わり、しばらくは巡航するだけになったところで通信機の呼び出し音が
聞こえた。
『よう、ケイ、久しぶり。元気にしてたか?』
 しばらくぶりの声に僕は答える。
『うん、僕は元気さ、ジョー。そっちはどんな感じだい?』
『いやあ、お前の抜けた代わりに入ってきた新人がヒヨッコもいいところでさあ、一番最初に
お前に落とされた、あれに乗ってた奴なんだけど――』
 僕はかっての同僚と他愛の無い軽口を叩き合う。やがて《グラーフ・ツェッペリン》が見えてくると、
僕らは通信を打ち切って着艦シーケンスに入った。
                              ●
 シャワーを浴びて艦内服に着替え、平原大尉のラボに出頭する。僕の姿を認めた大尉が
口を開いた。
「お帰りなさい、山崎少尉。演習は完勝だったようですね」
「はっ! まあ、機体性能が違いましたし、グレッグ少佐もマークスマン大尉もケネス大尉も
腕利きでありますから、当然の結果ではないかと」
「それはあなたもでしょう。ログは見ましたが、最初の撃墜はあなたじゃないですか」
「はっ、ありがとうございます」
「さて、あなたの例の問題ですが、テレメトリーのバイタルデータを見る限り蓄積興奮は許容
範囲内に収まっているようですが、僕の言ったとおりの方法で発散していますか?」
「え、あー、はい。大尉のメールに有ったデータのおかげで、その、上手く発散できています」
「そうですか。それでは参考記録をとりますので、どのようにしたのかを最初の一回から
口述して下さい」
 ……自慰行為をどのようにしているのかを十四歳の少年に口で詳しく説明しろとか、これは
何の羞恥プレイなのだろうか。罰が当たるような事をした記憶は無いのだがと、僕は無言で
天を呪った。
                              ●
 平原大尉が音声レコーダーを停止した。羞恥責めにも等しい時間が終わってくれたことを、
僕は現金にも天に感謝した。
「さてそれでは少尉、トータルサンプリングもしますので、今日の自慰行為はここで行ってください」
「……は?」
「ですから、このサンプラーを装着した状態で、そこのベッドで自慰行為を行ってください。
念のためにいっておきますが、これは命令です」
「……了解しました。あの、普段使っている道具類は……」
「もちろん使って下さい。普段と完全に同じでないと意味がありません」
 大尉はそう言うと、レプリケーターのコンソールに手をかけた。そういえば普段使っているあれは
大尉からメールで送られてきた物なのだから、当然同じデータを持っている事になるわけだ。
 どうやら天に感謝したのはちょっと早計だったらしい。僕は改めて天を呪うと、艦内服の
ジッパーに手をかけた。ブーツ一体型のオーバーオール――艦内服は緊急時に簡易
気密服として使える構造になっている――を脱ぎ、ついで下着も脱いで診察用ベッドにあがる。

81 :
「少尉、これを装着してください」
 平原大尉が手渡してきたのは、VRリンカーのピックアップインターフェイス部分だけを
取り出したようなヘッドバンドだった。ピックアップ部を前頭部に当てる形でバンドを止めると、
平原大尉がモニターを覗き込み、いくつかのキーを叩いた。
 データ採取の準備が終わると、まず手渡された付け胸を装着し、感度を50%に設定する。
自分の手が一Gの重力に逆らって乳房を持ち上げている感覚に、僕は早速快感を感じ
戦闘とは違う興奮を覚えた。ここまで来ると、もはや条件反射と言えるかもしれない。
 大尉の視線が気になるが、僕は『これも任務、これも任務』と繰り返し自分に言い聞かせた。
 何度も繰り返してきたように乳房を揉み、乳首を指ではさんで転がす。付け胸の圧力
センサーが検知した圧力が人工神経接続を通じて伝えられ、そこから発した熱が全身に
広がってゆく。なんだか、今日はその拡がり方がいつもより早いような気がした。
 やがて体が熱くなると同時にお尻の奥にむずむずした感覚が感じられ、無性にそこに
刺激がほしくなってくる。
 僕はベッドの上に置かれていたローションを手に取ると、いつもと同じ手順でそれを
アヌスに塗りこんだ。次にアナルバイブレーターを手に取り、そちらにもしっかりと
ローションをまぶす。
 バイブレーターの先端をお尻にあてがうと、僕はゆっくりとそれを体内に沈めていった。
「あくっ、うんっ、はあっ……」
 球体が一つアヌスをくぐるたびに、僕の口から喘ぎが漏れる。その声はとても自分が
出している物とは思えない淫靡さだ。
 バイブレーターが根元まで埋まったところでスイッチを入れる。振動が直腸に響き、
それが骨盤に共鳴するようにして腰全体から快感が湧き起こる。
「あっ、あっ、うあっ、くうっ」
 片手でバイブレーターを抽送し、もう片手で乳房を弄る。僕は慣れた刺激に一気に登りつめ、
全身を痙攣させて絶頂した。
「……ふむ……なるほど……」
 絶頂の余韻が去り、ベッドの上で体を起こした僕は、平原大尉のほうを見た。大尉は
モニターに表示されるデータを見ながら小声で呟いている。僕はそれを横目にしながら
自分の腹を汚している精液をペーパータオルで拭き取った。
 続けて付け胸を外そうとコントローラーを手に取った僕に、大尉の声がかけられた。
「ああ、少尉、ちょっと待ってください」
「はい?」
「もう少しサンプリングしたいので、もう一度お願いしたいのですが」
「……は?」
「ええとですね、このデータだと、先ほどのあなたの絶頂のレベルは論理的な限界数値の
半分強程度なんですよ」
「……はあ」
「それでですね、一度限界レベルのデータを取っておきたいのです」
「いえ、しかし、限界データといわれても、どうすればいいのか……」
「それはこちらに任せてください。今のデータから、あなたの性感の傾向は把握できましたから、
僕に任せておいてくれれば大丈夫です」
「う……、了解しました」
「では、もう一度横になってリラックスしてください」
「はい」
 診療用ベッドに仰向けになった僕の、重力に負けずに盛り上がった胸――付け胸だが
――に大尉の手が伸びてくる。それを見ながら、なぜか僕は怪しい昂ぶりを覚えていた。

82 :
                              ●
 大尉の手が僕の胸をゆっくりと揉む。自分でのそれよりもゆっくりとした愛撫に、再び腰の
奥に熱い物が感じられてきた。
 作り物の乳房を愛撫されているだけだというのに、そもそも僕は男だというのに、相手は
七歳も下の同性の未成年だというのに――。
 モニターに目をやった大尉がわずかに眉をしかめる。
「……ふむ。少尉、ちょっと胸の感度を上げますよ」
 大尉は僕の返答を待たずに付け胸のコントローラーを手にとった。操作パネルに何度か
指を滑らせると、先端を付け胸に押し当ててパネルを叩く。ピピッという動作確認音とともに、
僕の胸の感度が変化した。
「うくっ!」
 胸から感じられる大尉の手の感触がいきなり大きくなる。
 力の入り具合は変わっていないはずなのだが、乳房を揉みつぶされたようなショックと、
乳首にやすりでもかけられたような刺激を感じる。
「ああ、すみません」
 大尉の手の力が緩み、胸から感じる刺激が小さくなる。しかしその穏やかな刺激を、僕の
胸は先ほどよりも繊細に感じ取っていた。
 乳房が指の形に合わせて変形しているのが分かる。乳首を軽くはさんでいる指の感触が分かる。
 そしてその刺激は全てが快感に変換され、僕の腰の奥、もっとはっきり言えば尻の方に
流れ込んでいった。
 尻穴の奥にじれったい快感がよどみ、その部分をえぐって欲しくて仕方が無くなる。
しかし大尉の手は胸からはなれず、乳房と乳首のみを執拗に責め続ける。
「うっ、くっ、はぁ、んんっ……」
「ふむ、そろそろですかね――少尉、うつ伏せになってください」
「うっ、はい……」
 大尉の指示に従って寝返りを打ち、診療用ベッドに上にうつ伏せになる。胸への責めが
途絶え、僕ははあはあと荒い息をついた。
「ではいきますね」
 アヌスの周りに冷たい感触を感じる。見るまでも無く、ローションがたらされているのだと
分かる。続いてアヌスにゴムの塊が押し当てられる感触がし――僕はその形がいつも
使っているアナルバイブとは違うことに気がついた。
「大尉っ、ちょっと待って――!」
 ずぶり、という感じで僕のアヌスが貫かれた。いつもより太い感触。先細りの構造になって
いるアナルバイブとは違い、先端が一番太くてその後に太さがほぼ一定の軸が続いて
いるのが分かる。
 それが僕の直腸を埋め尽くし、先端が突き当たりを打った。アナルバイブとは違う
みっしりとした充満感が僕の尻を埋め尽くし、肛門は無理やり押し広げられる感覚に
悲鳴を上げている。
「たっ、大尉っ、これっ、ちがっ――」
「ええ、言ったでしょう? 限界レベルのデータが欲しいって。あなたのアヌスは既に、アナル
バイブレーターでは目いっぱいの快感を得ることは出来なくなっています。ですから成人
男性サイズの方を使います」
 大尉の言葉とともに、アヌスを貫くバイブが軽く回すように動かされた。肛門が押し広げ
られるようにこじられ、先端が直腸内を小突き回す。その刺激に、僕の腰がかってにうねった。
「うあっ!」
 ずるりという音を立ててバイブが半分ほど引き抜かれると、直腸内をこすられる感覚が
内臓ごと引き抜かれているような錯覚を感じさせた。再びバイブが押し込まれると、
一番奥を突かれる感覚に内臓を押しつぶされているような錯覚を感じる。
 バイブが引き抜かれ、押し込まれるたびに、僕は横隔膜から下全体を揺すぶられて
いるように感じた。アサルトアーマーの格闘戦機動もかくやという具合に内臓を揺すぶられ
ながら、しかし僕はそれにすさまじい快感を覚えていた。
 アナルバイブよりも太いバイブに責められるアヌスと直腸も、普段よりずっと強烈な快感を
得ている。どうやら先ほど大尉の言った言葉は間違いではなかったらしい。

83 :
「んっ、ふあっ」
「それにしても少尉、あなたが実はこんなに淫乱な人間だとは予想外でした」
 ずぶずぶ、ずるり。
「あっくっ、大尉、なにを……」
「だってそうでしょう? 男の癖に、僕みたいな子供にお尻をバイブで犯されて、そんなに
よがって。恥ずかしくないんですか?」
 ずぶ、ぐちゅっ。
「いやっ、これはっ、データ収集の、んっ、ためっ」
「だからって、普通は羞恥心のほうが勝る物でしょう。それをそんなに自分からお尻を振って……」
 カチリ。ブィンブィンブィン……。
「ふああっ! にっ、任務、なら、これぐらい、んっ!」
「ああ、なるほど。こんな痴態を晒すことにも耐えられるなんて、少尉は軍務に忠実ですね」
 ずぶっ、ごりっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ……。
「ば、バーサーカーを、くうっ、殲滅、できるなら、自分はっ、あんっ、どんなことでもっ……!」
「良い心がけです、少尉。それでは今後もデータ収集のためにご協力願いますね」
 そうだ、これは任務のため、バーサーカーに人類が対抗するため――そのためのデータ
集めなんだ。尻穴からの快感に溺れながら、バイブに一突きされるたびに絶頂への高みを
登りながら、僕は自分に必に言い聞かせた。
 やがてとうとう限界に達した僕は、ペニスから盛大に精液を撒き散らしながら絶頂した。
アヌスとペニス、両方からのエクスタシーに、僕の意識は真っ白に塗りつぶされた――。
                              ●
 目を開くと真っ白な発光パネルの天井が目に入った。体を起こしてあたりを見回すと、
平原大尉のラボだった。僕は相変わらず診療用ベッドの上だった。既に付け胸は外されて
いるが、体のほうは素っ裸のままシーツが一枚かけられているだった。
「ああ、少尉、目がさめましたか?」
 大尉の声にそちらに目をやる。大尉はデータ端末から目を離し、僕のほうに首だけを
向けていた。
「はい、大、尉……」
 台詞を全て言い終わらないうちに、先ほどの自分の痴態を思い出した。言葉が途切れ、
思わず顔が熱くなるのを感じる。
「本日のデータ取りはこれで終了です。もう自室にひきあげていただいて結構です」
「はっ……」
 僕は大尉に向かって敬礼すると、先ほど脱ぎ捨てていた艦内服を身につけた。
「それでは失礼します」
 ドアの前で敬礼する僕に、大尉は答礼をせず片手をひらひらと振るだけで挨拶を
返してきた。その素っ気無い態度は、やはり先ほどの事は大尉にとっては単なるデータ
集めに過ぎないからなのだろう。
 ラボから退出して自室に向かって艦内通路を歩きながら、次の出撃の後はアナル
バイブじゃないほうを使おうかな、と僕は考えていた。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
>>76,77,79
ドモー
壁|ノシ デハマタ

84 :
GJです。
どんどん開発されていってるなぁw
いずれ生身で胸も大きくなるのかと期待。
分かっていても、停電になるとやっぱり混乱するなぁ。

85 :
今回もさすがです。
小尉は、年下の大尉にもっと屈辱的な検査やらを受けるべきだと思います。
ってゆーか普通に次の展開が楽しみ。
一寸先は闇ですが。でも楽しめる所は楽しみたい……

86 :
投下乙!
まずは羞恥攻め?

87 :
けっこうくるわ、これ
徐々に大尉に惚れていって最終的には人目を気にせず求めるくらいまで落ちてほしい

88 :
スーパーGjです
あと女性化に伴う羞恥心の描写も欲しいなー
大尉に性器を観察されて、「女として」恥ずかしがるとか
なんか注文ばっかりで申し訳ないです、できたらでいいです

89 :
それはそれとして、ハウンドドッグ……下半身に上半身が収まっちゃうアレの事?

90 :
レコーダーが上層部に流れて、慰安婦化とか楽しそう。

91 :
壁|・_・)ノ コンバンワー
エチ無しインターミッションです。
興味無い人はパスでドゾー。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「少尉、あなたの遺伝子再調整が決定しました」
「はい、大尉殿。再調整というと、具体的にはどのような処置が行われるのでしょうか?」
「再調整箇所は多岐にわたりますが、要点だけいいますと、例の異常興奮に対処するための
内分泌系および脳の情動野の修正、運動および反射神経の強化、それと知覚野の強化の
三点です」
「はい……」
「それからこれはあなた自身の事ではありませんが、あなたのハウンドドッグ改にも改造を施します。
主要な項目は新型兵器の試作品の追加搭載と、それに伴うコクピット周りの入れ替えです」
「新型兵器、ですか?」
「はい。サイコ・コミュニケーション・システムを利用した遠隔制御式小型無人攻撃機です。これを
四機格納するコンテナの増設と、コントロールシステムを搭載したコクピットへの換装を行います」
「大掛かりですね」
「ええ、ですからあなたのDNA書き換え処置と平行して四号機の改造を行います」
「了解しました」
                              ●
 時間の感覚を失っていた意識がゆっくりと覚醒する。寝起き直後のようにぼんやりと視線を
さまよわせると、自分が暖かい液体の中に浸っているのに気付く。
「少尉、山崎少尉、聞こえますか?」
 聞き覚えのある声に視線を動かすと、液体の向こう側から少年の顔が僕をのぞきこんでいる。
少しずつ正常な頭の働きを取り戻してきた僕は、自分が人工羊水で満たされたメディカルタンクの
中に浮かんでいることを理解した。タンクに入る前日に平原大尉とした会話が思い出され――僕は
二回目のDNA書き換え処理が完了したことを理解した。
 タンク内でのメディカルチェックが完了して外に出たのは覚醒から八時間後、ラボでの精密検査が
終わったのはさらにその二十四時間後だった。一週間を軽いトレーニングと一日三回の検査で
過ごした後、やっと新型兵器のレクチャーを受けることになった。
「さて少尉、この新型兵装のコントロールは従来の物とはまったく違っています。簡単に言うと、
あなたが頭で考えたとおりに動くということです」
「VRの中における行動と同じようなものという事でしょうか」
「そうですね、原理はあれと同じです。各攻撃端末からのフィードバックも同じようにもたらされます。
大きく違う点は、あなたの脳への入出力がそれだけに限定されないということです」
「といいますと?」
「分かりやすく言えば、目や耳以外からの情報を受け取りながら、手足以外のものを動かさなければ
ならないということです。本日からしばらくは、そのための訓練を受けてもらいます。そのデータから
四号機のサイコミュをあなたに合わせて調整します」
「了解しました」
 トレーニングの内容は奇妙な物だった。
 まずAA搭乗用ヘルメットにVRリンカーが組み込まれたような代物をかぶり、外部から流し込まれる
シミュレーションデータを、視覚や聴覚を維持したまま受ける。オーバーラップして入ってくる情報に、
最初は眩暈を感じた。
 慣れてくると、それが簡単な映像を抽象化したものだということが分かってくる。真っ白な背景に
黒い円という、これ以上ないぐらいにシンプルな映像だ。黒円が視界の中で上下左右に動き、
それに連れて僕が受ける情報も変化する。

92 :
 一週間後に入力訓練がいったん打ち切られ、今度は出力訓練に切り替わった。
 こちらの訓練は、障害者用の義手・義足のトレーニングに良く似た物だった。
 最初はモニターに映し出された光点を『掴む』ところから始まる。それを手足とは別の部分を
動かす要領で制御し、モニター上で自由自在に動かす。慣れて来ると光点の数が増やされ、
それぞれを別々に動かすトレーニングを行う。
 次の段階は、入力と出力を同時に行う物だった。
 シミュレーションプログラムが開始されると、一セットぶんの『視野』の情報が送り込まれてくる。
視界の真正面に一つだけ球体が浮かび、それ以外は上下左右何も無いという空間のイメージだった。
最初はその球体に向かって『進む』『戻る』という『運動』。次に『右を向く』『上を向く』、そして
『前進しながら旋回』『後退しながら横に移動』といった少しずつ複雑な動作を行う。
 二週間ほどかけてこれらのトレーニングが終わり、僕は四号機に乗って再び宇宙にでることになった。
                              ●
 《グラーフ・ツェッペリン》のカタパルトが僕のハウンドドッグ改を虚空に向かって放り出した。
やがて訓練宙域に到達すると、僕は逆噴射をかけて機体を相対停止させる。
『では少尉、サイコミュシステムを起動してください』
「了解」
 僕は両手をコントロールスティックとスロットルレバーから離して一つ深呼吸をすると、センター
コンソールの目立つ赤ボタンを押して目を閉じた。
 一瞬後、僕は宇宙空間に放り出されたような錯覚を覚え、危うくパニックを起こしそうになった。
四号機のセンサーが捕らえた空間情報が僕に直接入力され、僕は生身で宇宙を感じるに等しい
感覚を得ていたのだ。
 レーダーのエコーにはるか後方の第二航空艦隊の艦影を、電磁波センサーに太陽風の流れを、
リングレーザージャイロが検出するわずかな加速度に重力場の存在を感じ、機体各部の光学
センサーから360度全方位の視界を得る。シミュレーターとは違う圧倒的な情報量を、僕は必に
なって受け入れていった。
『……少尉、山崎少尉、聞こえていますか?』
「……聞こえています、大尉」
『異常はありませんか?』
「はい、大丈夫です」
『結構です。では最初は通常加速から、ごくゆっくりと加速してください』
「了解」
 単純直線加速から始まり、四号機に様々なマニューバーを行わせてみる。宇宙空間や周辺の
物体の状況が手にとるようにわかり、機体は自分の手足のように、いや、それ以上にスムーズに
反応する。目で計器を追いながら手足を使って操縦するのとはまったく違う感覚に、僕は戸惑いと
爽快感を同時に感じていた。
                                           <TO BE CONTINUED>
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ここまで。次回急展開の予感。
>>84-90
ドモー。展開はヒ・ミ・ツなのですよ。
>>89
それはバウンド・ドックですw
Hound Dogの意味は『猟犬』ですね。
今回四号機に搭載されたシステムは名前は「サイコミュ」ですけど物としてはYF-21の
あれに近いBDIコントロールシステムです。設定的にミノフスキー粒子は無いので……。
そんなわけなので名前に関する突っ込みは勘弁なのです。
壁|ノシ デハマタ

93 :
まさに一騎当千のNT仕様な機体になりそうですね。
情報量の増大への対処にもナノマシンは活躍していそうな気が。

94 :
遺伝子再調整されて胸がでてきそうな予感

95 :
サイコミュ来たな

96 :
GJ!
展開先読みは書き手のやる気をそぐ事があるからやめておこうぜ

97 :
壁|・_・)ノ ハーイ
三時から停電なので今から投下〜。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「んっ、あっ、うんっ……」
 片手で付け胸の乳首を転がしながら、反対側の手でアヌスに差し込んだバイブレーターを
ピストンする。
 今の僕の格好は、バイブレーターの振動に直腸を揺さぶられながらペニスからは精液を
だらだらとこぼすという、とても他人には見せられない姿だ。
「あっ、あっ、ふあっ!」
 腰から昇ってきた電撃が頭の中で爆発し、僕は全身を痙攣させて絶頂した。
                              ●
 二回目のDNA書き換え後、僕は神経の興奮の異常蓄積に悩まされることはなくなった。しかし
僕は、既に用済みになったと思った付け胸やバイブレーターを廃棄することが出来なかった。
理由は簡単で、僕の体は今度はそれ無しでは性欲を発散出来なくなっていたからだ。
 メディカルタンクから出て数日後、僕は再び体の熱っぽさを感じた。最初は前回と同じ興奮の
異常蓄積かとおもい、平原大尉にそれを報告して、問題が解消されていないのではないかと
質問した。
 ところが、ラボでの検査の結果全てのパルスレベルは正常値の範囲内で、唯一性的ストレスの
レベルを示す数値が若干高いだけだった。
「これはあれですね、単に『溜まって』いるだけです。マスターベーションを行うか慰安施設で解消
してください」
 顔を赤くしながらラボから退出したところを通りがかったグレッグ少佐に見られ、また異常かと
心配された。言葉を濁そうとしてかえって心配されてしまった僕は、少佐がラボに怒鳴り込まない
うちに事実を告げる羽目になり、その結果艦内通路に響き渡る大爆笑を誘発する事になってしまった。
「少佐殿! いいかげんに勘弁してくださいよ」
「クッ、ククッ、す、すまん。いや、久しぶりに笑わせてもらったぞ」
「まったく……」
「すまんすまん。そうだ、今度アトランティックステーションに帰港した時に、いい店に連れて行って
やる。それで許してしてくれ」
 アトランティックステーションは、その名の通り大西洋上の静止軌道に位置する、第二航空艦隊の
母港でもある軍民共用の宇宙港だ。宇宙港設備や通関・検疫施設だけではなく、民間運営の
宿泊施設や歓楽街まで内包する巨大ステーションである。
「結構です! それでは失礼します」
 僕は一つ敬礼すると回れ右をして自室に向かった。
                              ●
 艦内にあるのがせいぜい小さなバーやパブに過ぎない以上、慰安施設のある場所まで艦隊が
移動しない限り、性欲の発散といっても出来ることはたかが知れている。大部屋で寝起きする
身分ではそれすら憚られ、どこかに寄港するか母港に帰るまで我慢することになるわけだが、
幸い僕は狭いながらも個室を与えられているので、非番の時間であれば誰はばかることもなかった。
 部屋に戻った僕は、個人用のストレージを開いてVRソフトの一覧を表示させた。VRポルノの
一覧は、『シーメール物』と呼ばれるカテゴリーのソフトばかりだった。
 どういう訳か挿入される側でないと興奮できなくなってしまった僕は、オンラインソフトショップで、
最初はゲイやホモセクシュアルカテゴリーのソフトのプレビュー版を試してみた。しかしそれらの
ソフトは気に入らない、というか、はっきり言って嫌悪感を感じてしまう物だった。とはいえ普通に
販売しているソフトでは女性側にリンクすることができないので、アナルセックス物であってもあまり
役には立たない。やはり駄目かと諦めかけたところで、ゲイポルノの関連商品として目にとまった
のがシーメールカテゴリのポルノソフトだった。

98 :
 はじめは Shemale や Tranny の意味が良く分からずに適当に覗いてみただけだったが、すぐに
これが自分の欲していたソフトだと気がついた。
 このカテゴリのソフトであれば『女優』であるシーメールは実際には男性であるので、ソフトの
プロテクト外しやVRリンカーの違法改造なしに僕でもそのままリンクすることが出来る。その上で
その感覚情報は男性のパターンではなく、『男に抱かれる女』を体験させてくれる物だった。
 二回目のDNA書き換え以来はじめて、僕はその個人的なソフトライブラリを開いた。ソフトを
適当に選び、VRリンカーにロードする。内容はちょっとしたストーリー仕立てで、ヴィクトリア時代の
イギリスを舞台にしたメイドと貴族の御曹司の恋愛物語だった。そのメイドが――というか屋敷の
メイド全員が――シーメールというのが普通と違うところだったが。
 久しぶりにVRの中で男に抱かれて、最後は相手と結婚というハッピーエンドを迎え――しかし
僕は満足をすることが出来なかった。
 VRからリターンした後も体の熱さは収まらず、それどころか尻の疼きが余計に酷くなったように感じる。
 僕は一つ溜息をつくと、ベッドの脇の引き出し型の私物入れを開いた。そこにしまってあるのは
女装用の付け胸にバイブレーターが二つ、それとローションのボトルだった。
 僕は久しぶりに付け胸を装着し、感度を100%に設定した。乳首を軽くつまむとそれだけでその
部分から甘い刺激が拡がり、背筋がぞくりと震える。
 ベッドに横たわると、胸を弄って自分を慰める。やがて体の熱さに耐えられなくなると、僕は今度は
バイブレーターを手に取った。
 最初にアナルバイブレーターを挿入して肛門をじっくりとほぐす。そこから生じる快感を愉しみながら
筋肉を十分にほぐしたら、今度は男性器型のバイブレーターの出番だ。
 男の物を模した機械に尻穴を犯されながら、同時に乳房をもてあそぶ。その行動自体が妖しい
刺激になって、僕を高みに押し上げていく。
 ペニスで自慰行為をするときの快感曲線がひとつのピークを持った山型のグラフを描くとすると、
胸と尻で感じるそれは緩やかな斜面から続く高台のような形だ。時間をかけてゆっくりと登りつめ、
射精する瞬間に匹敵する快感を何分間も味わい続ける。ついに絶頂するときには、ペニスでは
味わえない気を失うほどのエクスタシーにさらされて――。
 数分間の失神の後、僕はベッドの上で意識を取り戻した。体を起こそうとすると、アヌスに突き
刺さったままだったバイブがごろりと転げ落ちる。バイブが抜け落ちると、何かしら空虚な喪失感が
感じられた。
                              ●
 それ以来僕はほぼ毎日、アヌスを使って自慰行為をしている。最低48時間に一回はそれを
しないと、そわそわとして落ち着きがなくなってしまうのが自覚できるのだ。
 そんな状態でテストに出て変なデータを出してしまっては、901実験戦闘団全体に迷惑をかける。
 これは軍務をきちんとこなすため、任務上必要な行為なんだと、自分にそう言い聞かせながら
――僕は付け胸の乳首をつねりあげ、アヌスの奥にバイブレーターをぐっと押し込んだ。
                           ● ● ●
 遠隔操作攻撃端末《ビット》のはなったビームがマークスマン大尉のハウンドドッグ改二号機を
直撃した。演習プログラムの判定は『コクピット破壊・搭乗者亡』。完璧な撃墜判定だった。
『いやー、こりゃまいったっす。ケイ君凄いっすよ』
 ビットを回収しながら、僕は大尉からの通信に答えた。
「ありがとうございます、大尉」
 ビットの操作、機体側の回収操作、通信の操作。全ての操作に僕は手足を使っていない。
僕はサイコ・コミュニケーターを経由して、自機とそれに連動するあらゆるシステムを操れるように
なっていた。
『やれやれ、これで今回のスコアはケイの一人勝ちだな』
「でも少佐、それはこの機体の性能のおかげですから……」
『それを使いこなせているって事だろう。謙遜するな』
『そうっすよ、ケイ君』
『……』
 グレッグ少佐の無骨な笑顔にマークスマン大尉のちょっとにやけた笑い顔、それにケネス大尉が
うんうんと頷いているのが同時に見える。普通ならば機体を操りながらいちいち通信ウィンドウに
目をやる余裕などないのだが、あらゆる入出力をサイコミュで行っている状態ではそれも簡単だ。

99 :
『演習終了です。エクス・スコードロン帰投して下さい』
『エクス・ワン、ラジャー』
『エクス・ツー、ラジャっす』
『……』
「エクス・フォー、ラジャー」
 平原大尉の演習終了を告げる声に、僕たちは母艦への方位を取った。
 爆発の閃光が見えたのは、そろそろ着艦シーケンスの準備に入ろうかという時だった。直後に、
母艦のフライトコントロールとの通信ラインから怒声とパニックに陥った声が流れ込んでくる。
「少佐!」
『……エクス全機、戦闘準備だ――グラーフ・ツェッペリン! こちらエクス・スコードロン、状況の
説明を!』
『現在本艦は正体不明機(アンノウン)に攻撃を受けている。敵正体不明、繰り返す、敵正体不明!』
 少佐の声を聞きながらサイコミュを起動し、火器管制を戦闘モードに切り替える。僕は再び機体と
一体化し、同時に全センサーと外部からの入力にリンクした。
『正体不明だと! バーサーカーに決まっているだろうが!』
 少佐が吐き捨てる。確かに、人類の保有する全ての戦力が宇宙軍に集約されている以上、
それに対して攻撃をかけてくるのはバーサーカー以外にはありえない。しかし、現在第二航空
艦隊が居る宙域は金星からはかなり離れている。襲撃機を正体不明とする管制官の気持ちも
わからないではなかった。
 センサーを総動員して《グラーフ・ツェッペリン》の近傍を観測する。時折閃光が走り、そのたびに
《グラーフ・ツェッペリン》の艦体から爆発が起きているのが見える。致命傷はなさそうだが、飛行
甲板にかなりの被害が出ているようだ。
『こいつはやばいぞ……。マーク、ケニー、前衛。ケイは後ろから援護だ』
『ラジャっす』
『……』
「了解」
 グレッグ少佐の一番機を中心に置く形でYの字型のフォーメーションを取る。ビットコンテナの
増設で一番機動力の落ちている僕の機体を一段後ろに置いた、変形トライアングルフォーメーションだ。
 フォーメーションを組みなおし終わった僕たちが艦隊に到達したときには、既に上空哨戒中だった
小隊は全滅していた。もっとも襲撃側にも相当の被害が出ている様で、あたりには無数のデブリが
浮いている。
 緊急発艦した小隊が残存する敵機体を落としていくのが見える。これならば大丈夫かと思った
矢先、ハウンドドッグの一機が爆発した。
 ハウンドドッグを落としたのは、襲撃者の中に一機だけ居る黒塗りの機体だった。
 他の敵機体が典型的なバーサーカーの宇宙攻撃機――エンジンとセンサーとビーム砲をごちゃ
ごちゃの配管とフレームでつなぎ合わせたような代物――なのに対して、その機体はまったく
違った雰囲気をもっていた。
 まず第一に、内部機構が剥き出しではなく、全体が滑らかな外装に覆われている。曲線的な
それが装甲なのかフェアリングのような物に過ぎないのかは分からないが……。
 もっと大きな違いは全体のシルエットだった。四本腕の人型、とでもいうべきか。どうやら足に
あたる部分が推進器、腕のうち二本はビーム砲、残り二本はビームサーベルユニットになって
いるらしい。頭部にあたる部分には赤く発光するセンサーらしい一つ目が有った。
 その敵機体はすさまじい機動性を見せていた。ハウンドドッグの放つビームを軽々とかわし、
ビーム砲とサーベルで次々と屠っていく。スクランブル発進した二個小隊八機が、あっという間に
全滅した。
『……マーク、ケニー、全力で行け。ケイ、ビット射出』
『ラジャっす……』
『……』
「了解……」
 両肩のコンテナから四機のビットをすべて射出する。ビットのセンサーからの入力が統合され、
僕の知覚はさらに増大した。

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