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2012年2月レズ・百合萌え271: 【読子さん】R.O.Dで百合萌え【百合ですよ】 (622)
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【読子さん】R.O.Dで百合萌え【百合ですよ】
- 1 :10/02/18 〜 最終レス :12/01/10
- 紙アニメR.O.Dで百合談義
シリアス考察からエロSS、読子萌えから
ねねね萌え、三姉妹、そしてナンシー、ウエンディと
キャラの愛を叫ぶだけでもおk
ねねねと読子の再会にグッときた貴方はぜひ何か書き込むべし
さあ、みんなで百合ん百合んしようぜ
- 2 :
- スレ立てた自分から
アニタ視点でねねね→読子SSです。
二次創作総合スレに投下したのを加筆・修正。
ただ傍にいてくれたら
「お〜い、ねね姉!忘れてるよ」
「お、すまんすまん」
勢いよくマンションのドアから飛び出そうとしたねねねの背に、
元気よく声を掛けたのは赤毛の少女・・・アニタだった。
その右手には黒ぶち眼鏡が握られていて、ねねねは少しもどかしそうにそれを受け取った。
「・・・最近、よく忘れるよね・・それ」
「・・・うん、・・・そうだね」
ねねねはごまかすように笑みを浮かべながら眼鏡をかける。
「大切な人」が失踪してからかけはじめた眼鏡なのだが、
5年後、 その当の本人と再会し、異国の地への旅から帰ってきてからやたらとかけ忘れるようになった。
ふと、アニタの脳裏に本を山のように抱えて無邪気に笑う30歳無職のメガネ女が浮かび上がる。
…同じ眼鏡だよなあやっぱり
「ねね姉「あの人」のとこいくんでしょ?」
「うん、今日は遅くなる・・・いや今日もかな?」
「最近・・・毎日行くんだね」
「あ〜、あいつアタシがいないとなっっんにもできないからな」
ほれ、とやや自慢げに弁当をみせ、ねねねは自分がいないとメシも食わん、掃除もせん、
ドアの鍵もかけん、はたまた貯金もせん・・・等々・・等々・・・
まるで親か保護者のように愚痴をこぼしていく。
不思議なことに言葉とは裏腹にその表情は生き生きとしていて
「ふうん、でもなんだかねね姉嬉しそ・・って、いてて、痛い!何するんだよ!」
そんな少女の頭をねねねは右手でぐりぐりとこねくり回す。
「『読子・リードマン』、あの人じゃなくそろそろ名前で呼んであげなよ?」
「な、なんだよねね姉だって、名前で呼ばないじゃん!」
- 3 :
- 確かにねねねも彼女の名前をきちんと呼ぶことは稀にしかない。
だいたいは「センセイ」か「あんた」か「メガネ」
・・・少しは敬意?を払って名前で呼んでみようか?ねねねはそう思った。
「アニタ・・あんたまだセンセイのこと嫌いなの?」
あえて聞きにくいことをストレートに聞いてみる。
これくらいなら大丈夫だろう、そういう信頼がお互いの中でできていた。
「ち、違う!嫌いじゃないよ・・・ただ・・」
「ただ?ただ何よ?」
「う〜・・・うっ、うまく言えない!・・けど嫌いとかそんなんじゃないよ・・」
「ふうん・・まっいいけど」
それ以上ねねねは追求しない。そんなねねねにアニタは聞き返す。
「ね、ねね姉こそ、どう思ってんだよ?」
「へ?」
「よ、読子センセーのこと」
「・・・・・・・」
「前、香港にいた時に、話してたじゃんほんとはどうなの?」
ずっとアニタが気になっていたことだった
『好きだったの?』
香港で雨の中アニタはそうねねねに聞いた。てっきり
ねねねの探し人が男だと思ってたから。
でもねねねは
『女のひとだよ…』
そう言って寂しそうに微笑んだ。その笑みにアニタは頬を赤くした。
女のひとっていいながら、あの時のねね姉の表情はまるで…
「バ〜カ、変なこと聞くなセンセイは女だ、アタシはそんな趣味はねー」
「いって!痛いなあもう」
アニタの頭を軽く小突き、背中を向けたままねねねは答えた。表情は見えない。
「アタシはセンセイが傍にいてくれるだけで、・・・ただそれだけでいい」
「・・・・」
「じゃ、いってくる、たまにはマギーと料理当番代ってやれよ」
「うん、いってらっしゃい」
ねねねの後ろ姿を見送りながら、アニタはふとねねねがあの時の表情を浮かべているんじゃないか、
そう思った。
『女のひとだよ…』
そう言うねね姉の顔はまるで…
恋をしてる女の子みたいだよ
END
- 4 :
- ↑
テレビの第1話のねねねの読子語り
第9話冒頭のねねねと友人の会話が自分にとっては最高の百合なもので。
- 5 :
- 漫画版のマギーはガチ百合だったな。
- 6 :
- 懐かしい…
んじゃヨコハマ買い出し紀行スレでも立てるか
- 7 :
- >>1
スレ立てGJ!だが一番のガチキャラであるひさちゃんが抜けてるぞ
このダメ人間め
- 8 :
- 読子はねねねよりナンシーとの組み合わせのが好きだ
- 9 :
- >>7
はっ、俺としたことが…!最大級のガチキャラをw
ダメ人間って言われるとなんか嬉しい俺は末期
>>8
OVAでのナンシーと読子の絡みは最高、大人の豊潤な百合の香りが
ねねねとの場合なんか凸凹発展途上百合で微笑ましい
結論どっちも最強
- 10 :
- OVAのラスト「手を離さないでくださいね」のくだりが泣けた。
あの時流れた音楽と読子とナンシーそれぞれの表情が・・・
- 11 :
- 支援あげ
- 12 :
- RODとは懐かしい。小説版って未完のままだっけ。
・小説
・アニメ(OVA→TV)
・コミック(READ OR DREAM)
とパラレル設定だよね確か。
あと山田版コミックもあった気がしたが、アレは百合的には微妙だったかな。
久美×アニタについてはコミック版も結構良かったと思う。
- 13 :
- 小説版は未完
山田版コミックは確かに微妙だった気が…
読子と偽ドニーの絡みを見て呆然とするねねねが可哀相だった。
コミック版はほんわか百合でよかったな。
百合的には微妙だが、エロパロのふたなり板で読子×ねねねSS
投下されてるんで置いてきますよ
つ「読子さん、ついてますよ」
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257677690/l50
- 14 :
- 読子は声がいいよな
三浦理恵子だっけか
- 15 :
- あの声は神だな
- 16 :
- OVAのナンシーが読子の髪を結うシーンが何気ないけど好き
読子のキャラクターと三浦さんの声の親和性の高さは異常
- 17 :
- 小説7巻のねねねと読子の絡みが好き
- 18 :
- ノベル版1巻しか読んでないわ
- 19 :
- 小説1・2巻と7巻は読子×ねねね好きにはたまらない
- 20 :
- >>16
俺も好き
正体バレた後、読子の首筋にキス(あれなんか理由あったっけ?)
して髪を結った紐を引きちぎるシーンが髪を結うシーンと対照的でゾクゾクした。
読子の声に関してはまさに禿同あの奇跡がキャラを立たせてると思う。
- 21 :
- なんかこのスレ見てたらブルーレイBOX欲しくなってきたわ…ちくしょう
- 22 :
- >>20
>首筋にキス
アレは口紅に浸透性の睡眠薬(?)が含まれてて、
任意のタイミングで対象を眠らせる事が出来る。
ちなみに引きちぎったのは妹で、結ったのは姉な。
姉妹の入れ替わりの詳細は本スレのテンプレを読んでくり
- 23 :
- なぜ今までRODスレがなかったのか!>>1GJ
「おんなのひとだよ」は何度思い出しても萌え転がる
- 24 :
- >>22
サンクス!
恥ずかしながら、ナンシー姉妹が入れ替わってたのも初めて知ったわ
本スレテンプレ読んで、もう一度OVA観る気満々になった。
だから結う(姉、読子に好意的)引きちぎる(妹、読子に対して好戦的)
って対照的だったのか。首筋にキスされてる時、読子さん何気に歯を
くいしばってたのにドキッとした。いつものほんわかキャラが時折
みせるリアルな仕草は萌えるな。
- 25 :
- 読子さんはアレでもトップクラスのエージェントだからな
カマトトぶってても読んだ本の内容全部記憶してるし
OVA1話で貿易センタービルに不時着から 紙ヒコーキで追跡までの切り替えの早さといったらね・・・
だから同人の読子さんの描写の書き切れてなさを見ると、ホント倉田の凄さを感じるわいな
- 26 :
- 確かにそうだな、ほわんほわんしてても時折見せる
エージェントの顔からは底知れないすごさを感じる。
OVAのOPのシルエットだけの読子さんってめちゃ迫力あるし
ドレイク並みの場数(戦場とか)踏んでるんじゃあ…
- 27 :
- >>23
あざっす!
ねねねの読子を想う気持ちが「おんなのひとだよ」に凝縮
されていると思う。「おんなのひとだよ…(でも好きなんだ)」みたいな。
で、そんな百合分を察知したアニ坊が赤くなったのかなと。
禿同俺も萌え転がりまくり
- 28 :
- アニ坊…、バカボン知らないのか
- 29 :
- >>27
TVシリーズ再放送でちらほら見てたにわかなんだが、そのシーンはやっぱりすごい印象に残ってる
演技も表情もいいと思った
- 30 :
- >>21
俺も欲しくなってきた…きしょう金欠なのに…
>>29
確かに演技、表情ともすごかった。百合絡みだとすごい生き生きする
アニメだよな
- 31 :
- 流れとかガン無視して灯子×千穂を2レスばかり。非エロです。
ドラマCD聞いてないとわかりにくいかもしれない話です。すいません。
『男なんて、もう信じない……!』
たしかにそう言った。その時けっこう泣きべそになってた。
なにせ男子と交換日記なんて人生初のことだし、あたしってば完全に舞いあがっておかしくなってた。
しかも相手は、隣のクラスのヨシユキくん。
サッカー部で、1年生なのにもうレギュラーで、しかも勉強だってできるという人気者。
それなのに――
二股だった。
しかもその股のもう一方というのが、なんと灯子ときやがった。
痛い。いだい。いだだだだだっ。
『ヨシユキくんのこと好きだったの?』
灯子はそう訊いた。ガラにもなくマジっぽく。
『別に、そんなんじゃない』
それはけして強がりではなく、あたしのわりと素直な本心だった。
それよりずっとあったのは、あっ、これってみんなに自慢できるなって、そういうのだ。
灯子はうらやましがるだろうなとか思って、はしゃいでた。
いつ話そうって胸に溜めこんで溜めこんで、そしてついに言ってやったのに。
なのに――
ヨシユキくんは、灯子に、手紙を?
ハァ?
なんのこっちゃ、わけわかんない。
ああっ、そうだった。思い出すんだ、岩田千穂。
あたし、小学校の頃はアホでガキな男子のことなんて、ぬほどキライだったじゃんか。
それがついこないだ中学にあがったばかりで、一体なにが変わると言うのか。
金輪際、あの人だけは違うなんてこと、考えるのはやめよう。
もう男子なんて信じない。
いや、それだけじゃない。
あたしはもう、なにも信じない。
- 32 :
- それで灯子の方はといえば、別に普段と変わったふうもなく、要するにノーテンキなものだった。
女子ネットワーク(つまり噂話)によると、結局ヨシユキくんと付き合うとか、そんなことはなかったらしい。
けどそれってもしかしたら、あたしに気を使ってるのかもしれない。
いや、アイツのことだ、やっぱそれはないよな。
クラスメイトで、腐れ縁の、食い意地の張った(なんか「く」が多いな)そういうヤツ。
特に人のメロンが好きですなんてこと、いけしゃあしゃあと言ってのける、けどどこか憎めない子。
そういうのがあたしの知ってる重乃灯子で、それをあたしは実は結構気に入ってたりする。
友達というより親友、親友というより悪友、悪友というより相方、それがあたしたち2人だ。
きっとあたし自身の成分の何割かを占めるのは灯子で、だから灯子なしだとチョーシがおかしくなる。
そういえば、せっかくはじめた交換日記も、書いたことってほとんど灯子の、主に文句ばっかだったな。
なんかチグハグ、ギクシャクする。顔あわせてもまともに会話できない。
ああっ、こんなことなら交換日記なんて始めなきゃよかったのに。
こうして机を合わせて給食を食べていても、ちゃんとおいしいと思えない。
あー、せっかく今日はデザートにメロンなのになー。
……ん? メロン?
「あたしのメロン――――――ッ!!!?」
時すでに遅しだった。
あたしが声をあげた時には、もうメロン(あたしの)は灯子の手のひらに。
一生の不覚。
そうだった、これがいつものヤツの手口だ。虎視眈々と、神出鬼没で、大胆不敵に。
灯子は手にしたあたしのメロン、その一口目をしゃくっとかじる。
「なんであんたはいっつもあたしのメロン盗るんだっ!?」
「だって、食べてもらいたそうにしてたもん」
「なんでだよ。してねーよ」
「してたよ」
灯子はあたしの目をじっと見据えて、そう言ってくる。
あたしはなんと答えていいかわからず、黙りこんでしまった。
そうしてるうちに、灯子はメロンにかぶりついた。
もぐもぐもぐもぐ。
本当に灯子は、メロン(あたしのだ)をおいしそうに食べる。
満面の笑みを浮かべて頬張る灯子を見ていると、なんかもう、いろいろ思い悩んでたのが全部バカらしくなった。
男子のことであーだこーだ考えこむより、コイツとバカやってる方が、あたしにはずっとずっと楽しい。
それってなんだかなって思うけど。
あー、でも、うん、まぁ、もうそれでいいや。
コイツはあたしのメロンを食べて、あたしはそれにツッコミを入れる。
うん、いたってシンプル。わかりやすい。
他のなにができなくても、それだけはたしかに信じられる。
「このこのこのっ、返せっ!」
あたしは右腕を灯子の首に巻きつけると、もう一方の手でぷにぷに頬っぺたを引っぱった。
「ふぉお、ふぇむふたふぇふぁっふぁほ」
「なに言ってるかわからん! いいから返せっ!」
「ふぁあ、ふぁふぇふほ」
数秒のできごとだった。
灯子は腕をほどき、あたしに向くと、ほんのちょっと背伸びして、顔をこっちへと近づけてきた。
そして、ぶっかって。
噛み砕かれた甘い甘い果肉が、灯子の口からあたしの口へ。
教室中が一瞬にして騒然となった。
アニタちゃんはあっけにとられて完全に固まってる。
菱石さんは顔を真っ赤にしてあたしたちをじっと凝視する。
「ほーら、返した」
灯子はようやく唇をあたしから離すと、はにかみながらそう言った。
「あっ、あっ、あ、あだっ――」
「んー? どうかしたの?」
「あたしのファーストキス――――――ッ!!!?」
おわり
- 33 :
- >>32
GJ!
最初誰だ?と思ったCDにわか聴きの俺だが、それでも萌え転んだ。
キャラ知らなくても萌える素晴らしス この勢いでねね読も頼んます神さま
>>27
あの台詞をどういう思いで読んだのか雪野さんに聞いてみたいw
- 34 :
- ナンシーさんの声がエロ可愛かった…
ナンシー×読子萌えって俺だけか俺だけなのか?
- 35 :
- >>33
あざっす。ちょいキャラだけど千穂灯子って結構アリだと思うんだ。
ねね読かはわからんけど、時間とテンション次第でまたなんか書くよ。
ただ俺の中だとねねねは読子限定で受けなんだよな(んで読子も受け)。
>>34
ノシ
大人な雰囲気のナンシー姉の攻めも、甘えんぼさんのナンシー妹の攻めもイケる。
- 36 :
- >>35
>ねねねは読子限定受け 禿同w
TVの15話で再会した時見せたねねねの顔は女の子してたなー
普段強気だったからあの表情はドキッとした。読子にしか
見せないんだろうなと思ったら、コメンタリでもねねねに
とって「読子は恋人」「三姉妹は家族」って言ってて納得した。
…しかし読子逃走wらしいといえばらしいけど
- 37 :
- 連投スマヌ>>35氏のテンションあがるの待って読子×ぬぬぬ待ってます
- 38 :
- >>34
んなわけないだろw
結構王道カプだと思ってるんだが
- 39 :
- >>36
読子さんに関するねねねの可愛さは異常
好きな人の写真入れたロケットを常に身につけてるとか何あの乙女っぷり
男前な普段とのギャップがいいんだよなー
- 40 :
- ねねねのデレには固有名詞があってもいいレベル。
ガイアの夜明けとか。
- 41 :
- >>39
たしかにwめちゃくちゃ漢らしいのにあんな乙女っぷり
見せられたら萌え転ぶ。しかもおひとり様(読子)限定
読子さん幸せ者だよなー
やっぱ最初の出会いで心惹かれたんだろうか?ねねねが読子
に対する自分の感情を理解しているか気になるところ。
- 42 :
- >>40
ソレイイ!ウケたwww
- 43 :
- >>41
いやいや、形は違うけどさよならにっぽんの回でも三姉妹にデレただろ。あの赤さは異常。
惚れたのはあれだ。小説1巻で助けられたのと、あと普段のギャップ。
ねねねは自分の気持ちを自覚はしてるけど向き合わないようにしてるとかだったら俺的に萌え転がる。
- 44 :
- >>43
ああ、なるほどあのデレか!モーゼの十戒とかもうそんなレベルな感じ
確かに小説で助けられてたな、トップクラスのエージェントとは思えない
ギャップに心かき乱されてしまってついには…みたいな感じか。
ねねねの気持ちに関しては俺も同意wすんげえ萌える
1話の「おんなのひとだよ」って自嘲気味に言うとこと9話の「あたしはそんな趣味はない」
って言うとこでなんかすんげえ無理してる感じがした。ねねねが自分の気持ちに向き合った時
の話とかやって欲しいな。
- 45 :
- 二人の追いかけっこは良かった
「なんで逃げるんだ!」のねねねの台詞に萌えた
- 46 :
- やっぱ何故かひらがなに聞こえるよね
>おんなのひとだよ
ねねね切ないよねねね
- 47 :
- 泣けてきた…(とても想ってるのに)「おんなのひとだよ」
ね、ねねね〜〜〜
- 48 :
- 「女の人だよ」
うん、違うな
- 49 :
- 上でも言われてたがあの台詞の言い方と表情がなんともいえない
そりゃアニタも赤面するよなという感じ
普段がさつなねね姉なのに色気すら漂ってる
- 50 :
- 流れ関係なしに絶対需要ないだろうけど、西園姉妹(はるひとなつめ)を4レスほど。
ねね読じゃなくてすいません。
「できたわっ!」
とうとう、とうとう書きあげてしまったわ。
既にデビューした、同じクラスの菱石さんになんて負けてられない。
そう一念発起した私は夜なべすること1週間、栄養ドリンク片手についに処女作を脱稿したのだった。
タイトルは『空、見上げてますか』。
400字詰め原稿用紙で1500枚に及ぶ一大巨編。
平成の失われた時を求めての名を欲しいままにする、エンターテイメントと文学のキメラと言うべき出来映え。
これならっ、ベストセラーリストを驀進すること間違いなしだわ。
――でも。
一抹の不安がないわけでもない。
だってついさっき書きあげた処女作、まだ誰にも見せていないのだから。
たしかに我ながら完璧な、100%中の120%な手ごたえはある。
けれど、それが他の人の目から見てもそうであるとは限らないのかもしれない。
夜に手紙を書くなと言うことだし、なので投稿する前に誰かに読んでもらうことにしよう。
とはいえ、あきえは辛口評論だし、万が一にもそんなものを浴びせられてしまったら、とても立ち直れないし。
かといってふゆひこは、この作品の素晴らしさを理解する年齢に達しているとはまだ言えない。
となると、残るは1人だけね。
「コンコン……。はるひ姉さん、ちょっといーい」
お仕事中お邪魔しちゃ悪いと思いつつ、はるひ姉さんの書斎へとおもむいた私。
「なにかしら、なつめ」
と、姉さんは原稿に向かうの手を止め、私にうかがいをたてる。
「なにも言わずこれを読んで欲しいの」
私はぺこりと頭を下げながら、処女作のしたためられた原稿用紙の束を、姉さんへ差し出した。
すると姉さんは頬を赤らめ、困惑しだしたのだった。
「ごめんなさい、受け取れないわ。だって私となつめは実の姉妹――」
「ラヴレターじゃないわ。小説よ、しょ・う・せ・つ」
「小説? どうしてそんなものを?」
「私、はるひ姉さんのような小説家になりたいの」
そう告げると姉さんの顔つきは一転、きりりとしたものに変わった。
「――いいわ。読みましょう」
姉さんは差し出した原稿を受け取ると、軽いフットワーク、すぐさまそれを読み始めた。
ごくり……。
私は固唾を呑んでそれを見守っていた。
姉さんの顔色はどうにも読み取れない。ただ黙々と目は文字を追い、原稿をめくっていく。
目の前で自分の作品を読まれるということがこんなに気まずいものだなんて、私は予想だにしていなかった。
夏の日差しに放置されたアイスクリームのよう、このままではなつめは溶けてしまう。
原稿をめくる音が途絶えた頃には、時計の針はもう丑三つ時を回っていた。
- 51 :
- 「なつめ」
姉さんは原稿から顔をあげ、私に視線をやった。
「なぁに、はるひ姉さん」
「処女作にしてはたしかによくできているわ。特に、太古から復活した宇宙オオクジラとの戦闘シーンなんて、
さながらメルヴィルの『白鯨』を彷彿とさせるよう」
「やっぱりわかる? 他にもラストの銀河鉄道での告白シーンはトルストイの――」
「でも、この小説には肝心なものが抜け落ちているわ」
「肝心なもの? バイオレンスなアクションも、ラヴコメディもある。エンタメの基準は満たしてるわ」
そう反論するも、姉さんはやれやれと肩をすくめるばかり。
「なつめ、あなたまだ気づいていないの?」
「うー。なんだって言うのよ」
口を尖らせて私がむくれていると、突然はるひ姉さんは立ちあがった。
そして、ずびしっと人差し指で私を指し示した!
「それはっ! オリジナリティよっ!!!!」
「オリジナリティですって――っ!?」
「そう、これは私、西園はるひにインスパイアされたフォロワーによるエピゴーネンでしかないのよ!」
「それは当然よ。敬愛いえもはや崇拝といっていいほど慕っている実の姉、影響を受けるなという方がムリだわ」
「たしかに創作行為というのはまず模倣から入るもの。私だって昔はよく、菫川先生の文体模写をしたわ。
でも、いつまでもそこから脱却しないようなら、あなたには私を越える未来はないわ」
「姉さんを越えろですって? そんなおこがましいこと……」
「なんてことっ! そんな低い志でどうするっていうの!」
「はるひ姉さんっ……」
「いいわ。特別になつめを私の弟子にしてあげる。ちなみに、弟子という字に木をくっつけると梯子になるの」
「はしご? それが今、どうしたっていうの?」
「梯子とは高みに登ったあとは投げ捨てられるもの。ならば、私はあなたの梯子になるわ!」
なんと美しい姉妹愛!
この西園なつめ、どんどん目頭が熱くなってくるわ……!
そこまで言われちゃ黙っておけないじゃないの。
「やってやるわ! やってやろうじゃないの!」
「いい返事ね。ただし私という壁は、チョモランマより高くけわしくてよ」
「そんなこと承知の上よ! それで、オリジナリティを出すって具体的にどうすればいいの?」
「たくさんの経験を積むのよ。それはやがて、あなた自身を育み――」
「うーっ。作家先生お決まりのセリフだわー」
「いいえ、これは大切なことなのよ」
「そうは言っても、私は今すぐ作家になりたいのよー」
「しょうがない子ね。それに、これは恋愛小説よね。
そもそもあなたもしかして、今まで恋をしたことがないんじゃない?」
「ええ、ないわ」
「じゃあどうやってこの超大作を書きあげたっていうの?」
「実在の人物・団体に関係ないフィクションだもの。ノルアドレナリンの暴走で」
「なつめ、おそろしい子っ……!」
姉さんは口に手をあて、白目になってしまったのだった。
- 52 :
- まあそれはともかく。
「あの、それよりも一つ聞きたいのだけれど」
「なにかしら、なつめ」
「恋愛小説家である姉さんは、やっぱり豊富な恋愛経験を持っていたりするの?」
「ええ、もちろん」
「そんなことっ……処女で処女作を書き上げた姉さんは、今現在も処女のはず!」
「それとこれとは話が別よ」
なんて辛辣な言葉っ……!
現実は時としてあまりにもレ・ミゼラブル。
でも、私のこの気持ちはなんなのだろう?
はるひ姉さんを独占できないというジェラシー? むしろエンヴィー?
「いいからなつめも恋をしてみなさい。学校に誰かいい人いないの?」
哀しみに打ちひしがれる私なんてお構いなしに、姉さんはそう問いかけてきた。
学校ですって……?
1人1人の顔を思い浮かべ、熟考してみること数秒。
「いないわ」
全然。一切。これっぽっちも。
男子はろくなのがいないし、発音のおかしな先生も私のタイプだなんてちゃんちゃらおかしい。
とても私のお眼鏡にかなうような、白馬の王子様系の素敵な殿方なんて、見つけられるわけがない。
そのことを伝えると、姉さんは言った。
「だったら最後の手段ね。私がなつめの相手になってア・ゲ・ル♪」
「ねっ、姉さんがですって!?」
「そうよ。それとも私じゃ役不足かしら?」
姉さん、役不足を誤用しているわ!
訂正を入れたかったものの、そうすることはかなわなかった。
姉さんが近くのベッドへと私の背中を押し倒し、それに馬乗りになってきたのだ。
「ねっ、姉さん……!?」
「私の愛しい妹の夢のためとあっては、一肌脱がないわけにはいかないじゃない」
「そんなっ、私まだ心の準備が……」
「あら? 今すぐ小説家になりたいと言ったのは誰だったかしら?」
「そうだった! はるひ姉さん、ぜひにお願いするわ!」
「いい子ね」
私たちは誓いのように口づけをかわした。
どろりと熱いものが喉を鳴らし、私のお腹へと落ちていくよう。
興奮した姉さんは私の服のボタンに手をかけると、強引に脱がしにかかったのだった。
いつものあの優しい姉さんではない。ただ小説を書くだけの美しい獣の姉さんでもない。
そこにいるのは、姉妹でも師匠でもなく、なにも持たぬただひとりの女性。
そう、私たちはただの女と女。
「姉さんっ!」
「なつめっ!」
「姉さんっ!」
「なつめっ!」
触れあう肌と肌、ささやきあうむつごと。
私の初雪の大地に、はるひ姉さんはじらすように1枚1枚、情熱的な花びらを落としていく。
ああっ、これ以上はチャタレー婦人の恋人。
でも、姉さん。初めてで指3本はどうかと思うの。
けれど、たしかにわかるわ。
私、いま――
コ・イ・シ・テ・ル。
- 53 :
- そうして1週間の時が流れた。
もう今までの私じゃない。
このジェネシック西園なつめを止められるものなど、なんびたりともいなかった。
栄養ドリンク片手に夜なべして、私は第2作目の原稿を完成させるにいたったのだ。
時代を先どる姉妹百合の超大作、『歌、届いてるでござるか』。
400字詰め原稿用紙で2000枚を超える、愛と笑いと涙の感動巨編だ。
あとは表紙に略歴と梗概をつけて、封筒に詰めこみ、ポストに投函するだけ――
あああああああああああああ――――っ!!!?
「姉さんっ。大変なことになってしまったわ!」
「ど、どうしたっていうの!?」
「新人賞の規定枚数(原稿用紙200枚〜350枚)を大幅にオーバーしてしまったの!」
おわり
- 54 :
- >>49
ドキっとするよな、あの瞬間このアニメただもんじゃないとビビった。
しかしねねねのあんな色気を引き出した原因が読子さんだよね、人間の化学
反応って神秘だな。年も違うし、住む世界も違う、ましてや同性だから普通
どう頭ひねっても恋愛関係にならなそうだが、(小説版でウエンディも二人
の関係に頭ひねってたし)二人の間にはそんな気配のモノが確実に流れてい
ますねひゃっほう
- 55 :
- 連レス失礼>>53GJ!
ねね読じゃなくて残念ですが、めちゃ笑ったス
ネタとか文章読んでかなり懐深いなあと感服 引き出し多いすね
梯子は素直に感動、しかしラスト…おいおいw
- 56 :
- >>38
おお、よかった俺だけかとあせった
海外のファンフィクションだとナンシーと読子って結構あるのな
しかも正統派恋愛小説なっとるわ たまにねねねと三角関係な話
とかあって恋愛どろどろ系外国ってすげえ
- 57 :
- >>53GJGJ
テンポもいいし萌えもあって最高でした
新人賞への投稿をおすすめする
- 58 :
- 泣いた冬も笑いあう夏も心を預けられた♪
まんま読子さんとねねね
- 59 :
- あの歌どう見てもねねね→読子でFAだと思っていた
(歌ってるのは読子さんの中の人だけどwww)
二人が離れてるときの歌っぽいし、再会できて本当に
よかったねとしか言いようがない
- 60 :
- ねねねの歌と思いながら聴いてたら泣けてきたええ詞や
ところでFAって何?頭悪くてスマソ
- 61 :
- >>60
ファイナルアンサー
- 62 :
- >>61
なるほどサンクス
会えなかった空白の5年を埋めようとするねねね見てみたいな
読子ビル入り浸ってそう
- 63 :
- 読子さんの紙アクション
ねねねと読子の掛け合い
これだけでOVA作ってくれたら俺は倉田氏とケコーンしていい
- 64 :
- このスレでも読子は人気あるなぁ。
三姉妹、特にマー姉スキーは俺だけか。
- 65 :
- >>64
俺も好き。
ねねねとの絡みが特に
- 66 :
- >>64
安心しろ俺も三姉妹の中ではマー姉が好きだぞ
一番はねねねだが
>>65
そういや、何話かで絡んでたな抱っことか、あれ寝ぼけてたの?
読子と間違えてたとか?
- 67 :
- >>66
寝起き+階段から落ちた事でねねねのものぐさが出ての行動だと思うが
あの一連のシーンのマギーちゃんはかわいい
- 68 :
- >>67
サンクスもう一度見直してみるわ
マー姉はなんか単体で萌えるな
ねねね高校時代読子に甘えまくってたりしたら禿萌
- 69 :
- THECD読子出ないな〜と思ったら最後の最後で「メガネ」扱い
なんかウケタ
- 70 :
- だっこ とか、ちゅーしちゃうぞー とか
適当な言い方なのに可愛いよねねね
マギーちゃんの反応もかわいいよ
三姉妹はどのエピソードもいい
前半のダメダメほのぼのもいい
さんしまいーかいぎー!もいい
後半のすれ違い→仲直りもいい
- 71 :
- マー姉のすごいとこはあんだけ身長高くて髪も短いのに、ちゃんと女の子に見えるとこだと思うんだ。
>>70
よくわかってるな。
一番ダメダメなのに「私が守るわ」ってたまに妹たちにすごくカッコイイとこ見せるミー姉。
「姉さんに比べたら全然ダメ」とか言うけどとにかくアニタ大好きなマー姉。
「こんなダメ姉たちの妹、あたししかできないよ」ってアニタ。
もうどれも全部大好物です。
- 72 :
- 読子×ねねねな俺が萌え狂った読子の台詞(小説版)
「だから、私は、ずうっと菫川先生が大好きなんです」(1巻)
「……私は、あなた(ねねね)の話のそういうところが好きなんです」(2巻)
「先生(ねねね)のそういう意地っぱりなとこ、私は好きです」→「やめてよ、うっとーしー
(不意をつかれてねねねの頬が赤くなる描写あり)」(3巻)
(;`Д´)ハァハァハァハァ!
- 73 :
- 俺のあらぬ妄想を掻き立てる小説3巻P166
「ふはぁっ……はぁっ……」
ねねねの荒い息づかいに、
「センセッ!はぁっ、はぁっ……!」
読子の息が重なった。(以下略)
(;`Д´)ぅァァァァ!ハァハァハァハァ!
- 74 :
- >>72
THE TVだとねねねの片想いっぽい面が強調されるけど
こうして見ると特に出会ってからの初期は読子→ねねねっぽいな
つまり両想いということですね
- 75 :
- 読子さんのイケイケアプローチが効いてねねねが心を許すわけですが
それから読子が急にいなくなってしまうからあんな未練が服着たような
ねねねになるんですね。
そうです相思相愛ということです
- 76 :
- 未練が服着たようなwwwww
- 77 :
- >>75
体も許しまくってた希ガス
- 78 :
- 読子って教員免許以外なんか資格持ってんのかな
- 79 :
- 俺はナンシー萌え
単体でもいいし、読子をおちょくってるときのナンシーもタマラン
- 80 :
- 読子とねねねがよろしくやってるビデオを三姉妹が見て
三姉妹がねねねを襲うという同人誌を読んだ。
イク時に「先生」と叫ぶねねね可愛いよねねね
- 81 :
- 普段はボケてるがいざというときは一番冷静でいつも母性溢れるみー姉と
一番戦闘能力は高いが気弱で姉と妹にべったりなまー姉がいいです
- 82 :
- >>77
kwsk
- 83 :
- みー姉は人間が出来ている
同人だと三姉妹とねねねはよく見るが、ねねねと読子で百合んな同人って
あんの?教えてえらい人
- 84 :
- >同人だと三姉妹とねねねはよく見る
まじか
というかこの作品の同人自体多くないと感じるんだが
- 85 :
- 他のアニメとかと比べると同人少ないな
なぜだろう
- 86 :
- 読子も三姉妹も好きだけど、ねねね抜きでこの面子が揃うと
なんだか違う世界のキャラみたいで常に違和感を覚えるんだ
- 87 :
- >>82
つtp://s6.artemisweb.jp/doujing38/rod1/008.html
- 88 :
- >>87
wktkしながら覗いたら、本で既に持っていた件
- 89 :
- どんまいwww
ファンサイトとかもっとあってもいいと思う
もちろんネタがある人はここに投下してもいいと思う
- 90 :
- すまん読ねねなふたなりSS(未完)をエロパロ板に投下したのだが
百合板に投下しなおしていいだろうか意見求む
- 91 :
- ふたなりは百合じゃないって思ってる人も多いし、荒れる元なんだよな。
他に該当のスレがあるならそっちでやった方がいいと思う。
- 92 :
- >>91
そうかそこまで考え回らなかったサンクス!
かなり参考になったわ
以降もR.O.Dのエロパロ板に投下するわ
R.O.Dでくくれないのが難点で悪いが…
つ◆<エロパロ>
【読子さん】E.O.D-ero or die-【エロですよ】
://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267876097/
ふたなりじゃないネタ浮かんだらこっちで書くわ
- 93 :
- 読子さんがねねねのことを呼び捨てにする日を待ち続ける
- 94 :
- 小説版のウエンディとカレンも結構良いな
- 95 :
- 読子さん×ねねね
アニタ×久ちゃん
ナンシー×読子
は王道って感じがするが、あと何かある?
- 96 :
- >>95
あと女キャラって言ったらミー姉、マー姉、ウエンディ、千穂、灯子、なつめ、はるひくらいか。
ねねね×マー姉
ねねね×ウエンディ
マー姉×アニタ
くらいかな、アニメや小説でそういう描写が多いのは。
- 97 :
- >>93
小説でもあったな「ねねね、でいいって」って本人が言ってるのに
読子が苦悩するんで「菫川さん」に妥協したっての
結局「先生」になったが実際「おい、ねねね」ぐらい言ってやりゃ
面白いのにw
- 98 :
- 読子「おい、ねねね。……すいません!ごめんなさい!もう二度と言いませーん;;」
- 99 :
- いきなり呼び捨てできょとんとしてるねね姉とひたすら土下座する読子さんが浮かんだわww
このコンビえーなー
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