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2012年2月ニー速(pink)244: に致る病 -Last Vippered- (121) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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に致る病 -Last Vippered-


1 :07/12/28 〜 最終レス :12/01/13
                クラヤミ
ソレは始まりの序曲――悲し身と暗夜巳が交差する中、降り注いだ夢――ソレは雨の様に――今始まる――淡き夢の如し
        ウゴメ
――中二病患者、蠢きます

2 :
うむ――携帯からだと空白が小怪しくなるのか。しょうが無いのぉ

3 :
てす

4 :
んじゃそろそろ書くかな

5 :
ココは普通の学校――そして俺は、教師。
本来鍛冶場で働くフリーターだったが、友人のツテを頼りにこの現場までやってきた
子供を育てるのも、刀を鍛えるのも、同じだろ?
7月初夏――体調を崩した担任教師の補助として、俺は教職についた。
ガヤガヤと賑わう教室。初のHRを終えた俺は、生徒が立ち歩き出した教室を出ようとしていた――
                     イスク
――が、出口の前で強烈なオーラに射竦められる。 見ると、タダの女生徒が、進行方向に介入しようとしていた。
誰だったっけ? 頭の中で急速に先程読み上げた生徒たちの名前を探し出す。 出てきた答えは――
“岸 芽衣子” 当校於いての凡才…何か芸が出来るでも無し、能力が高いワケでもない――云わばフツーの生徒
そんな彼女が、今、俺とスレ違おうとしていた
タダ、スレ違うだけなのに、俺は生来の勘で、瞬時に異様な雰囲気を読み取っていた。 ――何か、起こると

6 :
――と、俺はそんな凡才女生徒である岸の左腕に、包帯が巻かれているのを見つけた
俺「なぁ岸――それって何で……ry」
声を掛けようとすると、岸は突然息を荒げて呻き声を捻り出した
岸「…ぐわっ! …くそ!! …また――また、暴れ出しやがったぁ……ッ」
その声は、ケモノが打ち震えるようで、怖かった。真に迫った演技だった
いや、真に迫り過ぎていた。俺は、その場で歩みを止めるホカ無かった
俺(なんて――霊力だ。この俺が――射竦められるとわ――――ッ!!)
女生徒はなおも苦しげに左手を押さえて呻いている
俺は咄嗟に閃いた。(これって、事故か何かの後遺症なんじゃね? じゃ、この娘、交通事故か何かにあって……可哀想に)
俺は、教師として、どんな言葉を掛けるべきか戸惑った。
単純な慰めなど、この女生徒には利かないだろう。
女性として、身体にキズを負うコトは、耐え難い恥辱のハズ。
ならば、男として、彼女を褒めるようなコトバを掛けるべきだろうか?

7 :
岸「ヤツラが近付いてきたみたいだな」
岸の呻き声と共に、女生徒が近付いてきた。
女生徒「何してんの?」
女生徒は、俺と、俺の前にいる岸を見詰めて言った。
ソレはそうだろう。赴任して間もない新任教師と、クラスメイトが対面していたら、気にもなるに違いない
色恋沙汰と思って見に来たんだろう
俺(しかし、岸のヤツ、近付いてくる娘のコトをヤツと呼んだな…
  この可愛い娘に何かできるとは思えないが…まさか虐められてるのか? 女は陰湿と聞くしな)
俺「いやあのコレは…」
岸「ふっ…邪気眼を持たぬモノには分からんだろう……」
岸はそう呟くと、教室を出て行った。トイレだろうか? 一時間目も始まるから、すぐ排便して欲しいものだ

8 :
初めて授業というのをして回ったが、結構楽しいものだ
授業と云っても、俺は国語や理化などの授業ができるワケじゃない
タダ只管(ひたすら)、ホカの人の授業を手伝うタメに呼ばれただけだった
そもそも、担任補佐の仕事だしな

9 :
しかし、昼になるまで気になるコトがあった
朝、HRの後に岸が漏らした一言「焼ガニをモたれぬモツ煮は…どうたらこうたら」
俺(アイツ、昨日焼ガニをモツ煮込みに入れて食いすぎたらしいな
  正直想像もできないが、所謂ゲテモノ食いだろうか。大食漢とも云うかな!)

10 :
昼休み 女生徒に囲まれてメシを食う姿は、ま さ に 外 道!!
俺はパンにむしゃ付きながら辺りを見回す。
いたって普通の生徒たちだ。賑やかで、とても楽しい空間だ
失ったモノを感じて、少しジンと来る
俺にも、こんな時期があったんだなぁ……

11 :
しかし…さっきからギターのケースがうざい。
デコによく当るんだよね
俺「え〜と、カナ。お前、コレちょっと退けてくれないか? 反対側にするとか」
カナ「あ〜ゴメンゴメン」
カナと呼ばれた少女は 『北上奏』 朝のHRから彼女のギターケースは目立っていた
少し背は高めで、ませた感じはするが、まだまだ歳相応に小柄な少女だ
性格は、ちょっと男っぽい所があるが、アテ付けのような感じはしない。生まれつきカッコイイ系なのだろう
俺「部活で使うのか? ソレ」
カナ「いや…違うけど……ぶつぶつ」
俺「んじゃ何で使うの?」
カナ「あぁ…ちょっとな……」
俺「?」
カナ「(……いつかあんたを越えてみせるよ…………)」
俺「なんか言った?」
カナ「…ふっ」

12 :
ふぅ…とりあえず今日の授業は終わった。後は帰るだけだな
双葉「あ、どうも」
俺「お、んじゃ帰るか」
双葉「えぇ」
双葉と呼ばれた女性は、俺が補佐する担任であり、現2−Eを担当している
元から体が弱く、今年春から体調を崩していたが、いよいよ補佐をつけるコトになったらしい
その補佐が俺だったというワケだ
本来なら「双葉」なんて呼び捨てにしてはいけないのだが、コイツは俺の幼馴染であり、
いわば性奴隷だったので、上下関係など気にしないコトにしている。その方がコイツも気が楽だろう
俺「んじゃ、いくか」
双葉「はい」

13 :
俺が言うのも何だが、コイツの体はエロい。
おっぱいなんかは、メロンのように膨らんで憚(はばか)らない
……まぁ、俺が揉みに揉み、虐めに虐めたせいだろうとは思うが。コレが地獄で仏ってヤツか? 苛境で女性ホルモン
ま、そんなワケで、今でも俺にはブリーダーとして揉む資格があるワケ何だ。
揉まんけど。虐めてたといっても、小中学生の話。高校からは別居状態だったしな
今じゃ別人……揉んだら逮捕されるかも知れん。だから揉まない

14 :
靴を履き、校舎を出る
双葉「あの、のってきますか?」
俺「え? 車なの?」
双葉「えぇ。バイクですけど」
俺「そっか…う〜ん、まぁ今日は疲れたしな。乗せて貰おうかな」
双葉「それじゃぁ決まりですね」
駐車場まで歩いてくると、女生徒が数人集まって屯(たむろ)していた
俺「な〜にやってるんだアイツら?」
双葉「!!」
俺「どした? 双葉ー」
双葉「あれ、私のバイクです!」
見ると、数人の女生徒に囲まれたバイク、そして、ソレに跨(またが)る女生徒が見える
俺「ほぉ…教師になっても虐められてんのか。お前のマゾ体質には恐れ入った」
双葉「冗談言ってる暇じゃないですよぉ! 止めないと!」

15 :
俺「幾らだ?」
双葉「へ?」
俺「いくら出す?」
双葉「ふぇぇ…な、何いって……」
俺「揉む」
双葉「ひ…ぁ……っ」
俺「揉むぞ……」
双葉は泣きそうな顔でこちらを伺ってる
俺「いいのか?」
双葉「い…ゃ……ぁ…………」
俺「よっし。んじゃ始めだし5万な。今金欠で金ないんだわw」
双葉「ふぇぇ」
俺は双葉のサイフを強引に掴んで懐にいれると、女生徒たちの方へ向かっていった
女どもを追い払うだけで5万。俺の懐は、思わぬ収入に暖かくなってきた。

16 :
ニヤ付きながら女生徒の方へ向かうと、女生徒たちが気付き、蜂の子を散らすように逃げていった
残ったのは一人、うちのクラスの……
 ヤ ソ ギ
『八十木せえら』
所謂お嬢様キャラで、実際にもお嬢様っぽい。どれ位資産があるのか分からないが、一流芸能人位にはあるんじゃないかと思われる
ま、俺には関係ないがな
なんでバイクに乗ってるのか、虐められて乗せられたのか、自分が主犯で乗ったのかは分からない
タダ分かるのは、そのバイクが走り出しているコトだった
せえら「――!!」
せえらは壮絶な表情のまま駐車場を走り抜けていく――といっても時速30キロも出てないだろうが。
しかし、段々と速度があがっているように見受けられる
アイツ、何が目的だ?

17 :
俺は腰を低く落としながらじっくり考えた
概してお嬢様キャラというのは智謀策謀のキャラ。何か計画があるに違いない
速度を上げる…という所からすれば、何か曲芸のようなコトをしようとしてると思われる
そう思った俺は、咄嗟に校舎を振り返る
思ったとおり――! ソコには、先程ココから逃げた連中がこちらを伺っていた!
となると、コイツは中学生のクセに、今から曲芸を魅せてくれるっていうのか!
こいつぁー楽しみだぜ!
俺は駆け寄ってもムダだろうと思い、じっくり観察を続ける
せえらの乗ったバイクは段々とSpeedを上げて行き……やがて…………
「「ズッガーーンンン!!!!」」
と激しい音を立てて木立に激突した

18 :
俺(……なんだ、コレは…………)
俺は黒煙を上げて惨状曝け出すバイクを見ていた
俺「なぁ双葉これって金くれるのか?」
俺が隣に突っ立っている双葉に話を振る
しかし、双葉は無反応だ。呆然とバイクの方を見詰めている
そりゃそうだろう。自分のバイクがあんなになりゃぁ誰だって……
俺と双葉は、とりあえず揃って歩みを進め、バイクの方へと辿り着いた。
俺「こりゃ……酷いコトになったな。搭乗者は、生きてはいまい」
双葉「あ…ぁあ……ぁぁああ」
オーバーに頭を抱える双葉を余所目に、バイクが派手な音を立てて爆発・炎上する
煌々と照らされる俺の顔。
俺「こりゃ修理が大変だな」

19 :
パチパチと燃える炎を見詰める
双葉「……へへ、久し振りに外に出られた。この小娘は意思が強すぎて困るぜ(笑」
俺「!!?」
温厚だった双葉の顔が、何時の間にか悪魔のような表情に変わっている
まるでレイプされた後のようだが、ソレをいうと叩かれそうなので止めておく。
俺「あの…双葉……さん?」
双葉「よぉ久し振り。あんときゃお世話になったな(笑」
俺「……あの、すんません」
双葉「いいってコトよ(笑
    あの枯れ枝のように燃えたくなかったらな」
俺(やっべぇww双葉さんまじパネェwww)

20 :
丁度雨が降り出し、バイクの火は消えた
俺「さ、帰るか」
双葉「…へへ」
俺「いや、ついてくんなよ。お前バイクの修理とかあんだろ」
俺は双葉の頭にゲンコツを落とした
双葉は涙目になって泣くのを耐えていた。かわいい><

21 :
うむ

22 :
仕方ないから一人で帰るか…
おっとあそこにいるのはマイ生徒じゃないか。ご相伴預かろふ

23 :
しっかし、赴任そうそうに雨かよ…こりゃ先が思いやられるな……
別段気にはしていないが、制服が濡れるのがちょっとね
先程声を掛けようとした生徒は、どこかへ行ってしまった。どこだろう、と探そうとすると、
「――――封絶ッ!!」
唐突に、張りのある声が辺り一帯に響いた。俺は振り返り素早く誰何する
「だ、誰だ?」
振り向いた先にいたのは――少女だった
「あ、え〜っと…リオン君……だっけ?」 俺はすぐさま朝のHRの名簿を思い出す
「先生…貴方動けるの? 凄い……この空間の中で動けるだなんて…………まさかミステス?」
俺(ミステスって……なんだ?)
謎の言葉の羅列に半分も理解がついて行かず、俺は戸惑った。
傘を振り払い、少女は構えを解いた
「ふぅ……どうやら去ったようね。もういいわ。動けるでしょ?」
俺はその時、身動きしていなかったコトに気付いた。ひょっとするとその間、少女に時を止められていたのかも知れない
――恐ろしい少女だ。俺は恐ろしい少女に会ってしまったのかも、知れない――――

24 :
『寺井莉恩』 やや窓際に座る少女
彼女と一緒に帰ろうとしたが、軽く声を掛けるのも憚られた
彼女のオーラは尋常ではない。魔物と戦っているかのような気迫と決意が感じられた
俺「あの……いい辛いんだけど……一緒に帰らないか?」
リオン「……?」
リオンは不思議な顔をし、胸元のペンダントを手繰り寄せて話しかける
リオン「アルクゾーレ…大丈夫? 行ってもいい?」
アルク〔今日は行ってもいいだろう……ソルティバイトどもの気配はしない……〕
リオン「……そう。なら自己判断と言った所ね。行くわ」
リオン「先生、一緒に帰りましょう」
俺「あ、あぁ……」
  (一体…一体彼女は何物なんだ……まるでアクセサリと話をしてるように見受けられたが)
――俺は、尋常ではない世界に、外れた世界に、一歩踏み出してしまったのかも知れなかった――

25 :
俺「あの、さっきの・・」
リオン「ちょっと待って。何かイルわ・・・」
俺「――!」
リオンが傘を差す方向に、確かにソレはいた。俺にははっきりとは見えないが、リオンには見えるのだろう
リオンは勇ましくソレに向かって飛び掛っていった
ザギーン!!
リオンの振り下ろした傘と地面がぶつかり、刺々しい音を立てる。
俺はその光景に見とれていた
俺「マジかよ・・これが・・これが現実なのかよ・・・ッ!!」
が、ハっと悟り、リオンの後に続く。
俺「な、何か俺にも出来るコトはッ?!」
リオン「――邪魔!!」
リオンは意気込むと一度に何回も四方八方に傘が振り下ろす。恐らく、彼女の必技なのだろうソレを叫ぶ
「――トライデントレトリバー!!!」
両手でしっかりと持った傘を、天高く掲げ、魔力を解きを放つ
その技名を叫ぶと一瞬ビクンとしたまま動かなくなった――と思った瞬間、奇跡は――起きた
パチパチと、雷電が傘のフリルから地面へと数条起こり、
                         イカヅチ
「「ズガーン!!!!」」と、全地を裂くような天彼鎚が彼女を中心に打ち広がる!!

26 :
俺「くっ!! なんつー光の量だ」
俺は腕で顔をcoverする。光が収まった時、リオンはその中心に倒れていた
俺「リオン! リオン!! 大丈夫か?」
リオン「げほっげほっっ!」
リオンは、通常の人間なら出さない、煙っぽい咳を吐き出した
肺臓が焦げているのかも知れない
俺「悪霊は、倒したんだな!」
リオンはソレに答えず、ただゆっくりと瞳を閉じた
ただ、ソノ表情は幸せそうで――
俺「寺井ぃ!!!」
俺はに逝くリオンを抱き寄せながら雨に打たれて天に咆哮した――

27 :
翌日、俺は病院に見舞いに来ていた
俺「リオン…」
リオンは口聞かぬ人形になり果てていた
コレからどれだけ係って恢復するかも分からなかった
点滴を見る。まだまだ量がありそうだ。
俺は教師として、リオンの手をぎゅっと握る
いつか回復するように。人間に戻れるように
時は短かったけど、一緒に戦った一瞬を思い出しながら――

28 :
朝、病院に寄った後、俺は学校に入った
しかし、何か雰囲気が違う。時間は2時間目辺りだろうか ざわついている
ふと見ると、体育館から生徒達が出てきた
あの様子――どうやら緊急の全校集会があったようだ
俺「何かあったんですか?」
俺は教室へと向かう3年生の女生徒に声を掛けた
女生徒「あ、先生――ですか? 見ない顔ですね」
俺「いやぁ、すいません。先日キタばっかりで……今から慣らしてく感じで、ハイ」
女生徒「あ、そうですか。それで――何か御用でしょうか?」
俺「あ、すみません。あの、何かあったんですか? 今来たばっかりなので状況がよく飲み込めなくて……」
女生徒「あぁ、コレですね。さっき、集会があったんですよ。えー、あの、ですね、///ちょっとした事件があって……」
俺「……?」
女生徒はもじもじと恥ずかしそうにしている。
俺は男の勘として直感した。(セクハラとか女体とか若気の至りとか、そんなトコだな……)
ソコで、ソレ以上聞くのは失礼に値すると思い、話をソコで切り上げて去る
俺「あ、ありがとう御座いました」
女生徒「い、いぇ……」
俺「そ、それでは///」
女生徒「……ポ///」

29 :
職員室に入った俺は双葉と会話する
俺「で、なんなんだこの騒ぎは」
双葉「えと……わ、私の口からは……いい辛い、かな?」
俺「へ〜」
双葉の顔が引きつる
俺「は な せ」
双葉「あ、あのですね…」
なぜだか双葉は俺に密着してきた。そして口を耳に寄せて小声で話す
双葉「(実は、さっきまたトイレで事件がありましてね、その、ね…)」
俺「うんこ……事件?」
双葉「そ、そうソレです! ソレで誰が犯人か問い詰めるタメ全校集会になったんです」
俺「どんな事件なんだ? 詳しく聞きたい」
双葉「ふぇぇ」

30 :
校長「その話は私からしよう」
俺「校長……」
校長「うむうむ」
俺(何がうむうむなんだろ……)
ガチャ
俺は校長室に通された。校長と二人っきりになる
俺「ソレで、なんなんです? 今回の事件ってのは」
校長「ソレなんだが、私の口からずばり言おう……うんこだ」
俺(また……うんこか……一体なんなんだ?)
校長「うんこが、この学校を脅かしておる」
俺「マジで? 超やべぇじゃん」
校長「コレが、大マジなんじゃよ…まぁゆっくり聞いてくれ」

31 :
校長「伝説の龍の話…は知っとるかね?」
俺「あ、はい。聞き及んでおります
  なんでもこの学校が出来た場所は、昔天龍族の末裔が保守してきましたが、
  時代が下ると地龍族に滅ぼされたという……」
校長「その通りじゃ。今回の事件はソレと深く関係がある…むぅ、部外者にこのような話、言って良いものか……」
俺「言って下さい校長! ボクもこの村の生まれです!」
校長「そうか…なら言おう。ごほん――ド ラ ゴ ン の 糞 の 伝 説ッッ !!!」
俺「な!!?
  ……まさか、まさかそんな」
校長「そのまさかじゃ。今、この地に再び地龍族が蘇らんとしている
    知ってのとおり、我らは天龍族の末裔じゃ。その意味はわかるな?」
俺「ごくり」
校長「それでじゃ、どうやらこの学校にもスパイが紛れ込んで居るらしい……
    キミには怪しい生徒を監視して貰いたいのじゃ」
俺「ごくり
  わ、わかりました……逐一報告しましょう」
校長「頼んだぞ、勇者よ……いや、天龍族の希望よ…………」

32 :
俺は校長室を後にした
俺(しかし…天龍族というのは初耳だな。なんだろう?
  正直隣町の生まれなんでよく分からんのだが……校長すまん)
ガラ
教室に入る。ざわめく生徒どもが目に入る。着席する
俺「あ〜なんだ。話は校長から聞いた。お前らを――処刑する」
生徒たち「!!?」
俺はじっと生徒を睨み渡す
俺「……くく、冗談だよ」
女生徒たち「な〜んだ」「ほっ」
俺「今からキミ達には、し合いをして貰います」
生徒たち「!!?」

33 :
俺「だったら、イイよな・・・」
生徒たち「この教師ダメだ……早くなんとかしないと…………」
俺「と、いうコトで次ぎの時間割まで自習だ。わかったな!?」
生徒たち「はぁ〜い」
俺は生徒たちが立ち上がり、そわそわと話などをし出すのを見守る
イイ生徒たちじゃないか。イキがイイ中学生。
コレから薄汚れて何十年も仕事して暮らすとは思うまいて。ひひ
俺がそう生徒たちを観察していた時、一人の生徒が教室から出て行こうとしているのが見えた
俺(メンドイな…教室から出るなと……)
俺はその女生徒に接近していった

34 :
廊下に出る
俺「おいおい、待てって。
  …ちょ、待てよ……!」
女生徒「なんですか?」
女生徒は振り返った。特に怪しいトコロは見られない。何のタメに教室を出る必要があったのだろうか?
俺「なぁ、今出ちゃいけないんだけど」
女生徒「そんな規則はありましたですか?」
俺「いや、内けど…いや、あるかもだけど、すぐ校則だせとか言われてもな……特殊なcaseだし」
女生徒「全く、しょうがありませんね」
俺「?」
女生徒「私は科学の先生に頼まれて準備室の掃除、点検などをしているのですよ」
俺「あぁ、そうだったのか」
女生徒「ソレで、今から時間が空いたので、何もするでもなし、行って来ようと思いました」
俺「いや、なら俺に言えよ。教室出ますとか」
女生徒「は? 何で言う必要があるのですか?」
俺「いや、え〜と、校則を一々調べるのはメンドイが…常識として」
女生徒「話はソレで終りですか? ソレでは」
俺「ちょ、待てって!!」

35 :
二人で廊下を歩く その歩みはキビキビとしている
俺「あのな、ちょっとは先生の話も聞いてくれよ」
女生徒「あのですね、このサイだから言いますが、私は貴方がちゃんとした教師だと思えません」
俺「・・・」
女生徒「結局、補助でしょう? ソレも音川先生が元気になる間だけの
     そんな人をいきなり教師として認識しろという方がどうかしてます」
俺「まぁ…そう言われちゃそうなんだが……もっと、こう」
女生徒「あ〜ほら、準備室にもう付きますよ〜 はいはいさようなら
     教室、戻らなくてイイんですか? 今頃生徒たち、騒いでますよ。他のクラスに迷惑じゃないんですか?」
俺「いや、そりゃそうなんだが…」
女生徒はカギを取り出し、チャラチャラと準備室の扉を開ける

36 :
扉が開き、かび臭いような理科室の匂いが鼻を付く
俺「くっせーな……」
女生徒「? そうでもありませんよ?」
俺「そうか」
女生徒「ココに来るのも頻繁ですからね」
俺「ふ〜ん。大変だな教師に足としてコキ使われて」
女生徒「あ な た と違ってチャンとした教師に、ですから。次元が違いますよ」
俺「へ〜へ〜」
女生徒「正直、貴方を始めて見たとき、通報してやろうかと思いましたもの」
俺「マジで? 超やべぇじゃん」
女生徒「#ピキピキ えぇ、超やばいですね。」
俺「そう怒るなよw俺が悪いみたいじゃないか」
女生徒「悪い み た い じゃなくて悪いん で す」
俺「マジで? 超やべぇじゃんw」
女生徒「そのムカツク口調を止めて戴けますか ヘドが出そうです」
俺「マジでw? 超やべぇじゃんww」
女生徒「……はっ」(吐息)
俺を見向きもしなくなると、女生徒は手馴れたように棚を開け、掃除し始めた

37 :
俺が黙ってその様子を見ていると、女生徒が吼えた。
「あのですね。さっきからじっと見ないで下さりませんか。キモいです」
俺「あ、いや俺他に何するコトもないし…あ、んじゃ手伝うか?」
女生徒「ダメです! いくら先生といっても、他の人には触らせないようにキツク言われてますので
      あなたの専門は何ですか?」
俺「あ、一応体育だな。というか双葉……いや、音川がにそうになるような科目全部、とも言えるが」
女生徒「なんですかソレ。分かりました。体育教師であれば触る資格はありません。触らないで下さい」
俺「なんだよ〜ちょっと貸してみろ!」
俺は女生徒の手から強引にビーカーをもぎとろうとした
女生徒は取らせないとビーカーを守り、俺の手が女生徒の手に触れた
瞬間、女生徒は弾かれたように後ずさり、崩れ落ちた。
俺「あ、ごめん
  …てか、ちょっと大袈裟じゃない?」
俺が倒れた女生徒を見ると、女生徒は真っ赤になって、こちらをキっと睨みつけている
起そうとして近寄ると、こちらを睨んだまま――震えだした。なんだ一体?
俺「あの、ほら、この手に掴まって。起すから」
女生徒は震える口から、なんとか言葉を紡ぐ
女生徒「(い、いい、いらないですから。イイですから)」
俺「え?」
女生徒「(だからいらないって言ってるでしょ!)」
俺「あ、あぁ……ごめん」
見てると、ゆっくりと女生徒は緑の台によっかかるようにして立ち上がった。

38 :
俺「なんか、ごめん。よくわかんないけど」
女生徒「べ、別に謝られるようなコトはしてませんっ///」
俺「そういやあんた名簿に載ってたっけ? 名前が新任過ぎて思い浮かばん」
女生徒「私のコトは寮長と呼んで下さい。あなたに名前覚えられるとか最悪ですから。わかりましたね?」
女生徒――寮長は学生服を払いながらぷんぷんと応えた
俺「そうか。んじゃ寮長やってるのか。ますますすげーな。メンドイコトを良くもまぁ……
  俺には一生わからん概念だな。 や〜いクソマジメー〜〜www!!」
寮長「#ぴきぴき」
俺「あーすまんすまん。今のは悪かった。多分」
寮長「さっきから全部悪いです! 全部!!」
俺「ははwまぁそう怒るなよww」
寮長「はぁ……」

39 :
寮長は掃除を再開した
カチャ
寮長「へぇ、佐藤先生もなかなか良い物を仕入れて来るですね」
俺「ほぉ、分かるのか」
寮長はなにやら薬品が入ったビンを傾けている
寮長「ははっ。ちょっと調合の割合がおかしいかな。ま、授業用には十分か」
俺「ほぉ、分かるのか」
寮長「!! これは! 佐藤先生は一体……! なんてモノを! 何をしようとしているんだ!!」
俺「!?」
寮長は青褪めている。俺は声を掛け辛かったが、なんとか聞いてみる
俺「ソレ、そんなにヤバイのか?」
寮長「えぇ…こんなの……『黒の教科書』でしか見たことないのです
    !! それなら、もしかしてこっちのビンは?!」
寮長は興奮気味に近くにあったビンを開けていそいで嗅いだ
俺「どうだった?」
寮長「ェンッ!!!」 ごびゅしゅーーーーー!!!
寮長から勢い良く鼻血が噴出した。真っ赤な、黒い、真っ赤な、血が――
俺「お、おい! だ、大丈夫か!!」
膝から力が抜けたかのように崩れ竦む寮長を抱きかかえると、更に寮長は目を見開いてゲロを吐いた。ソレも盛大に
寮長「はげぶ」
なんかもーすんげー涙とか垂れててヤバイ状態なのが一目でわかる。いわゆるレイプ目ってヤツだ

40 :
俺「お〜い寮長、大丈夫かぁ〜?」
俺はホッペタをペチペチと叩く。こうしてる間にも、寮長は刻一刻と容態が悪くなっていくのが分かる
俺(早く…誰か早く救急車を呼んで〜!!)
俺「ぴぽぱぽ、と。ホントににそうだしさっさと呼ぶか」
ガラ。俺は準備室を後にした。
俺(しかし……。最近すげー運勢だな。周りでどんどん人がんでくとかコナンかよ 子供の難で子難!)
俺は教室に戻った

41 :
俺(しかし、『黒の教科書』とは一体……天龍族といい、この学校にはわからんコトだらけだな)
俺「あ〜みんな、先程の救急車だが、アレは寮長さんが運ばれた音だ。心配しないで欲しい」
生徒たち「さわ・・ざわ・・・」
俺「――誰にも言わないで欲しいが、『黒の教科書』というのに乗っている薬物に感染したらしい
  鼻血を勢い良く噴出しながら息耐えた。恐らく即だろう。みんなも気を付けて欲しい」
生徒たち「・・・ごくり」
<校長室にて>
ガラ。入りますよ校長
校長「何かね」
俺「先程、ボクのクラスstudentが救急車で運ばれました――恐らく校長の言っていた、地の龍族の引き金かと思われます」
校長「くっ……ヤツラめ、こんなに早く行動にでるとわ…………っ」
俺「それと、言い辛いコトですが、……以前から彼らの行動は活発になっていたようです。
  ボクのクラスstudent、寺井リオン君も、 ボクには見えない何物かとの戦いに敗れて戦して居ります
  最早一刻の猶予もありません。校長、ご決断を」
校長「そうだな。時は来たようだ。世界最終決断:Aを発動する」
俺「い、いきなり、ですか」
校長「今さら何をやった所で遅いじゃろう。地龍族のヤツラはもうこの学校を包囲しておるようじゃし…」
俺「しかし、世界最終決断:Aとは……」
校長「そうじゃな……最悪の場合、この町全体を包み込んで滅ぼしかねん
    じゃが、ヤツラとの抗争に勝つには必要不可欠なのじゃ……」
俺「わかりました。――生徒には?」
校長「当然、隠しておいてくれ。伝えたら町がpanicになりかねん。いや、必ずpanicになり、混乱・暴徒が生まれるじゃろう」
俺「・・・御意」

42 :
俺(そういえば…生徒たちは調理実習だったな。近いし覗くか。また誰かなれちゃ敵わんし)
ガララ
俺「お邪魔する〜」軽く家庭科教師に礼をする
俺が扉を開けると、近くに委員長がいた。
俺「委員長。何作ってるんだ?」
委員長「え? えっと、ゴマ炒め風まーぼーライスです」
俺「そ〜か〜〜比叡野は料理が上手いな〜」
委員長「そ、そうでも無いですよ! あ、食べてみますか?」
俺「いいのか?」
委員長「えぇ。沢山作ってますし…
     あ、座って下さい」
委員長は俺のタメに椅子を分けてくれた。実にイイ子だ。――表向きは

43 :
俺は鉄パイプ脚の簡素なイスに腰掛けた。そして目の前の料理を眺める
美味しそうだ。トロトロのソースが実にイイ。作りたてなのもpointだ。冷めない内にご馳走になろう
――と、俺が料理にハシをつけようとしたその時、
その料理にドロっと、ソースとは違うなにかが掛けられた
その色は、黒く、また、金色で、見た目には何かよく分からないものだった
俺はソレを掛けた手の持ち主を見上げる。――と、委員長が微笑んでいた
委員長「コレ、最近myブームなんですよ。私特製のソースなんです」
俺「そうか。んじゃ召し上がるか」
俺は期待して口に運んだ。が、なんとも微妙な――コレは
俺「コレは――コーラ? そして、蜂蜜だね」
委員長「あ、わかっちゃいます?」
俺「コレは分かるよ……」
委員長「とっても美味しいでしょ」
俺「え、と」
俺が困って周りを見渡すと、この席に腰掛けた彼女のgroupは、皆美味しそうに食べてる。
その料理を見ると、やはりこのソースが掛けてあるらしかった
俺「を、をいちぃー」
委員長「w なんですかソレ。ふふ」
俺「を、をいっしーよ」

44 :
俺「ゲロゲロバァ〜」
俺は職員室に駆け込み、備え付けのsinkに先程食したナマモノをぶちまけた
俺「腐ったモン食わせんじゃねーよあのアマ……#」
俺は怒り頂点に達していた。折角見守りにきたのに、毒物を食わされるとは思っても見なかった
酷い。ってか、委員長――コイツも地龍の者なんじゃ……
俺の中でその疑いは首を持たげてきた
俺(さっそく調査を始めた俺を――agentの俺を、亡き者にしようと……しやがった!
  チクショウチクショウ!! 俺は鍛冶屋だ! 鍛冶屋の教師だ!! こんなちっぽけな策略に負けるワケにはいかねぇ!)

45 :
俺(問題は、俺がこの魔の学校に足を踏み入れてるってコトなんだ。どうやって脱出するか
  そう。今や俺の身すら危険であるのだ。生徒に構ってられない。が)
俺「やはり昼飯は食ってこう。給食旨いしな。もう昼だし
  ってか、第一命がそうそう奪われるわきゃない。無い無い」
昼ご飯の音楽が流れる
俺「そういや奏は軽音なのか? いつもGuitar持ち歩いてるけど」
俺は昨日から机を固めるgroupの一員であった北上奏に聞いてみた。前から疑問だったんだよな
カナ「え? う、うん。そうだよ」
委員長「アレ? 軽音楽部なんてウチにあった?」
司「……無い」
“人形司”…無口でちょっとやり辛そうな女生徒が小声で呟いた。
俺「そっかー……んじゃイツ弾くんだよw」
司「見たコト無いです」
委員長「だよね〜」
カナ「学校じゃ弾く場所ないから……コレでも苦労してるんです……折角の、アイツから貰ったGuitarなのに」
俺(苦労して貰ったguitarか……いわくがありそうだな)
 「そうだな……教員として、何とかしてみよう。なに、夏祭りと絡ませればイイんだし、案外なんとか成るモンだよ」
司「期待」
委員長「へぇ〜ナヨナヨしてると思ったのに……コレは意外と」
俺「はは、そうだろ? もっと褒めろw」
カナ「う、うん…そうだよね……」
   robotのようにギコチ無さそふになってしまった

46 :
ガスン! と後頭部に衝撃が走る
俺「痛た…なんだよ……」
  振り向くと、厳(イカ)つい顔を聳(ソビ)やかして女生徒が立っていた
  どうやら彼女の肘が当たったらしかった
俺「え〜と、和か。気をつけろよ」
和「あんたバカじゃないの? 女生徒に囲まれてヘラヘラしちゃってさ。あたし等男子のコトも考えてよね」
俺「え、あ……」
  気付いて辺りを見回すと、確かにちょくちょく男子がこちらを睨んでいた
そうだった。俺は女子5人に囲まれて、非常にハーレムを体験させて戴いてるのだった。
男子が教師権力の横暴に憤怒しても小怪しくない。
俺「……ご、ごめん」
和「わかったらさっさと囲いを解く」
俺「…でも、出来ないよ……<ガタン>
  俺はコイツ等のコトが――大好きだからぁ!!
  だから…だからぁ……うぅ」
和「先生……そんなに女が好き何だ……この――変態、変態ッ変態ッ!! どぉ変態っ!!!」
俺「俺、は――俺、わ――――」

47 :
カナ「ん? ここは5連符か…いや、ここは……むむ! そうきたか――はぁはぁ、ん! な、なるほどな…………」
どうやらカナは、今流れている放送の音楽を聴いているようだ
向かい合わせの少女「ねぇ奏ちゃん、引いてみてよ」
俺「そうだな。俺も一度もカナの演奏聞いたことがないし。ちょっと引いてくれよ」
カナ「え…? あ…でも他の人の邪魔になるから……」
俺「ベースなぞる位なら大丈夫だって。な? ソレにそっちのが重低音でこう……消化がよくなるとか」
一瞬の間を置いて、カナが笑い出す。
カナ「やだなぁ先生、ベースなんて持ってないよ
   そういえば昔コンサートしたアメリカのダチがベーサーだったな…」
周りの少女「・・・・・・」
どうやら、ベースラインも知らないらしい。俺はコレをネタにカナを虐めるコトにした。
俺「ふふ、どうした? ベースラインも弾けないのか? ってか知らなかった? ごめ〜んw」
カナは赤面して椅子を蹴飛ばすようにして教室を出て行った
俺「・・・感度良すぎだろ常考」

48 :
俺は仕方なく追いかける
教室を出て、カナの走っていった方向を探す
だが、なかなかいない――どこだ。
そして、4階階段へ辿り着いた。ここは屋上へは通じていない、ようするに開かずの扉があって、
かつ行き止まりの、よくわからない空間だ。
ハァハァと息を荒げ、俺が見上げた先には、座ってるカナ――そして、
smartだがすべすべとして触り心地良さ気なふともも。
        一瞬でfull勃起
泣いているカナ。俺はこのままずっと見ていようかと思ったが、仕方ないので階段を上る
俺「ごめんごめん、お前見てるとどうしても弄りたくなるんだ」
教師として、どういう対応をすればいいのか。こういう時どう謝ったらイイのか、新任すぎる俺には判らなかった
とりあえず頭をなでる。
コレでいいのかなという気はしたが、まぁ良しとしよう

49 :
HAZUKASHIII

50 :
ニートだし文章の練習しようと思いました…初レス有難う
エロ展開はまだまだ先の予定です

51 :
というか…やっぱりいくら何でも描写が少なすぎましたかね?
自分自身描写が多い小説の部分は読み飛ばす派なんですが、
ちょっとソレでも酷すぎる感じしますね。。。要反省ですねコレは

52 :
<体育の授業中>
女生徒「きゃあ!」
生徒たち「わぁ!」
俺「マジかよ…」
bike「ぶひひーん」
俺「最悪の事態が訪れたな」
校庭にbikeが乱入してきた。この学校を卒業した町の不良たちだろう。
だが、そんな恐ろしい状況にあって、一人の女生徒が堂々としていた。
その少女は、一人考え込み、呟き、一人で頷いていた。
せえら「こいつぁ、イエローゼブラ族の部下だな……しかし抗争があったハズでは……あ、ソレだわ。合点が行きましたし」
耳に入ってきた話からするに、どうやらせえらはこの町の族に詳しいらしい
俺は声を掛けた。
俺「せえら。お前、ひょっとして詳しいのか?」
せえら「え、いやそんなコトありませんし
    でも小怪しいですわね。私がいるのに引かないなんて。ドコの犬どもでしょう」
俺「……ほぉ、ひょっとしてbossと知り合いなのか?」
せえら「そうじゃ無いですけど…まぁ……こんなヤツラ内の組では犬も同然ですし」
俺が睨んだ通り、せえらは暴走族の事情に詳しいらしい。しかも、このチームより高い地位のチームと知り合いらしい

53 :
俺「……せえら、お前行ってくれ」
俺はせえらの肩に両手を乗せる。せえらは小さな身体をビクンと震わせた
そのまま、何も考えれなくなったかのように棒立ちになるせえらに、精一杯の気持ちを伝える
 俺 「俺たちは逃げるから、何とか暴れないよう説得してくれ」
俺は生徒たちを下がらせる。
せえらは無言で運動場に取り残される。度々こちらを振り返っては哀愁を漂わせた瞳で見詰めてくる
が、コレは彼女なりの決心なのだろう。部外者が立ち入るべき領域ではない
俺は生徒に語りかける「コレでもー安心だ」
やがて暴走していたガラの悪い着飾ったbikeの一団がせえらに気付き、徐行して近付いてゆく
まるで珍獣でも見るかのような目だ。しかし、せえらが格上と知って驚くのだろう
族とニ、三言葉を交わすと、せえらはなかば族に引きずられるようにしてバイクの後に跨がった
そして、そのまま発進したバイクに乗せられ、校門を出て行ってしまった
その顔は、恐怖に硬直して、涙が滲んでいた。あ、結構かわいいな。
俺「族どもを黙らせるだけでよかったのに……ま、いいや。授業を再開しよう!」
生徒たち「は〜い」

54 :
翌朝せえらは、ズタボロになって校門に棄てられていた。
発見した生徒も一発やってしまったらしく、せえらの証言で逮捕された。
飛んだとばっちりだろう、監督責任者不行き届きで俺も3日間の謹慎を食らった
何でケツも使ってないのに――それが正直な感想だった。俺もまんこに出したかった。
この事件を境に、俺の周囲では異変が起き始めた――復讐に燃える女子高生『Sailor妊婦』が、跳躍し始めた――

55 :
うむ。はやり一レスでもあると文が多少まともになる。俺の病気の根は深いな。

56 :
帰りのHRで、俺はリオンに声をかけた
俺「あ〜リオンはちょっと残ってくれ。話がある」
リオンは昨日雷に打たれていたが、5時間目の体育の時間に学校についていたらしい
リオン「ソレで話とは何ですか?」
俺「あ〜、ソレ何だが、お前にしかできない相談なんだ……実は、“地龍族”を退治して欲しい」
リオンは顔を顰めて呻いた 「なん・・だと・・・?」
俺「地龍族…やつらは遥か昔地上を支配していた一族らしい。我等の先祖、天龍族が彼らを駆逐したが、
  今、再びその勢力を盛り返してきてると云うのだ」
リオン「くっ・・・!」
リオンは松葉杖の持ち手を強く握り締めて悔しがった。
俺「実は…すでに俺は何回も狙われている」
リオン「!? なんで先生が!? ヤツラの狙いは一体……?」
俺「……。 こ の “学 校 全 体”   “全 生 徒”   “天 龍 族 の 滅 亡” 」
リオン「――ッ!!!」
俺「コレは事実なのだリオン君――戦いはもう、始まっているのだよ」

57 :
リオン「それでは、屋上にいきましょう」
俺「あ、あぁ」
――俺は口にこそ出さなかったが、彼女が何かを秘めたような雰囲気をかもし出していたので、期待してついていった
屋上の扉を開けると、湿った小夏の空気がぶわっとくる
俺「――ここで、こんなトコで何をするっていうのさ!」
リオン「黙ってて」
リオンは呼吸を整えると貞子が這い回るようなpauseをして蠢いた
肩が上下して気味悪いコトこの上ない
俺はたまらずリオンに声をかけた 「り、リオン――?」
怖い、不気味ともいえるその形相で髪を振り乱し、叫ぶ「ゆあっしゃーー!!!」
俺「!!?」
その瞬間、リオンは駆け出した。昨日雷に打たれたばかりだと言うのに、この体力。凄まじいばかりだ
そしてjumpする。 再びjumpする。
俺「なんだ―― 一体リオン君は何を見せようというのだ!」
何回も屋上を周回した後、リオンは肩でハァハァと息をしながら、俺の前でくたびれていた

58 :
俺「りお・・ん・・・?」
リオン「はぁはぁ。小怪しいわね…まさか……飛べなく、なってる?」
俺は哀れみの眼でリオンを見詰めた。恐らく、昨日の雷で能力がまだ完全には使えるようになってはいないのだろう
俺のせいも、あるかも知れない
だから俺は、謝る。 「ごめん」
リオン「…なんで先生が謝るのよ」
俺「いいんだ。ごめん。飛べ無くったっていいじゃないか。普通の人は飛べないんだし…」
リオン「適当な慰めなんていらないッ!!」
俺「あ!」
リオンは駆け出して行った。そして端っこで止まる
俺の方を振り返り、言う。 「今から飛ぶ。今なら飛べる。やってみせる」
俺「よ、よせ!」 まだ――君の力は回復していなんだ!
リオンは剥き出しのコンクリートの垣をよじ登り、その上に立つ。
彼女の眼下には 今、町の風景と地上のアスファルトが見えているのだろう。ソレを、見下ろす
リオン「先生、見ててね。信じててね。私飛ぶから。飛べるんだから!」
俺「き、君は!!」
まだ回復してないんだから! と言おうとした矢先、リオンのつま先が垣から離れる
一瞬、浮き上がり、そして、俺の眼前から姿を消した。 一瞬で。
一瞬で屋上は俺一人になってしまった。
そしてほんの数秒後、「「 ぐ し ゃ 」」という耐えられない響きが、聞こえてきた

59 :
俺(えっと……やばいな)
俺は一瞬、この世のあらゆる物事を否定した
しかし、すぐに正気に戻ってしまった
仕方ない…俺は見たくもなかったが、垣に近づく。
そして身を乗り出し、下を見下ろした
俺(!!!)
内蔵が、出てた。内臓なんて出るワケがないのに、中腹から破れてた
赤黒くモツ煮に使うようなモツが、臓物が見える。制服は真っ赤に染まり、
曲がった脚は、鶏の手羽先を連想させた
――即だろう
俺はすぐさま携帯を取り出し猛pushする。救急車を呼ぶためだ。
と、同時に階下から女性の絶叫が上がる。耳を劈(つんざ)くような悲鳴
彼女の体を見てしまったのだろう。俺は急いで学校名を伝えた

60 :
救急車を呼んだあと、駆け下りて彼女の近くまで来る
すでに数人の教師と部活らしき生徒が、彼女の周りを囲んでいる
俺は近寄ってみてみた
頭を強く打ち、左足が骨折。飛び出てるのは大腸だろうと結論付けた
なかなか早く訪れた救急車に同乗し、彼女に付きそう
大きな病院に着くと、緊急オペが始まった
俺は祈るしかなかった
手術が5時間で終り、俺は駆けつけてきた彼女の両親(泣き崩れてた)にムチャを言い、
彼女と一緒の病室で寝かせてもらった。
夜中に起きて痛みに顔を顰めないように。起きた時に話し相手になるように
そして朝が訪れ、俺は健やかな寝息を立てて横たわる彼女を置いて、そのまま出勤した

61 :
2時間目、国語の授業をしている双葉の補助をしていると、うんこの香りがした
俺(あ、ヤベ。そういや俺うんこしてなかったわ今日。いろいろ在ったからなぁ…忘れてた)
しかし、漏れてないよな? 俺は自分のケツを叩いて確認する。 大丈夫、漏れてない
というか、漏れる気配もない。恐らく、ストレスでカチカチに締まっているのだろう
だが、うんこの臭いはどんどん強くなる。やがて、疑い切れない一線を越えた時、
俺は呟いた。 「双葉・・お前漏らしたろ・・・」
ぎょっとして黒板に向かおうとしていた双葉が小声で反論してくる
双葉「そんなワケないじゃないですか! 訴えますよ!」
俺「お前も気付いてるだろ。この臭い・・・」
双葉「あ、そういえば・・・」
俺達がもめていると生徒たちもざわめき出した
生徒たち「くせぇ! こりゃ便所の臭いじゃないか」
生徒たち「マジくせぇ」
生徒たち「誰か漏らしたんじゃね?」

62 :
俺はこの騒ぎを司るべく声を張り上げた
「うんこが出ちゃった人は、静かに手を上げなさい」
双葉「そ、ソレじゃ失礼ですよ! みんな〜? 目を瞑ってくれるかなぁ?」
生徒たち(主にチャラ男)「はぁ〜い」
双葉「コレで良し」
俺「ち、余計な真似を・・・」
双葉「何が余計ですか!」
俺「ち、今夜のお仕置きはキツイぜ、双葉」
すぐにガチガチと震え出す双葉がかわいい><
俺「ほ〜れ、手を上げろ〜〜」
教室「シーン」
俺「ほ〜れ、ほ〜れ」
教室「シーン」
俺「仕方ないな。授業続けないと。テスト前だしな。双葉」
双葉「は、はい」
俺「というコトで授業を続けます」

63 :
と、何事か悲鳴が上がった
女生徒「ひっ! 人形さん!?」
司「・・・」
俺「どした〜」
近づくにつれ、うんこの香りが段々強くなっていく
俺「うっ!」
俺はその惨状に息を止めた
俺「うんこを・・食ってる・・・」
司は、人形の中から覗いているうんこを食べていた。なぜ食べているのは分からないが
口元にもうんこがついていた
どんな顔をしてうんこを食べていたのかと司の顔をマジマジと観察すると、至って平板で硬直したいつもの顔をしている
後ろから近づいてきた双葉も覗き込んで絶句する
双葉「ひ、人形さん、ほ、保健室に いやトイレかも あ〜あ〜」
委員長「あ、あの! 私が付き添います!」
俺「んじゃ頼んだ」
双葉「えとこの場合はドコに〜 えぇと〜〜」
俺「くせぇ学校だぜ」

64 :
授業は双葉に任せて、俺は司の元へ向かった
保健室に司はいた
俺「司、大丈夫か?」
司「・・・」
司は無言で座っている
隣に委員長が付き添っていた
俺「なぁ委員長、コイツ、どうなんだ?」
委員長「! コイツ呼ばわりは酷いと思いますけど」
俺「そ、そうか…だってクソもらして食っただなんて……そうとしか思えないよププw」
委員長はムスっとしてしまった。
俺「ば〜かば〜か。くっせーんだよwねww」
委員長はとうとう怒り出した「出てって下さい」
なんか顔とか本気で切れてる。俺は司をなんとか泣かそうと頑張ってたが、その形相にはちょっと引いた
俺「な、なんだよ」
委員長はマジ顔で見詰めてくる。こういうフツーなコが怒ると怖いんだぁ…
俺「……わ、わかったよ」
俺はすごすごと出口に向かう。ちぇ。せっかくのネタを……なんで女ってのはこう詰まらんのだ
ガラ
振り返ってみてみたが、司は泣く兆候すら見せていなかった。
なんか悔しくなったので、去り際に一言いってやる
俺「あ〜ソレとみんなに司が便秘ヤローだってコト伝えたら大爆笑してたぞw早くケツ拭いて授業出ろよな」
ガララ

65 :
<翌日>
今日から中学校はテストだ。俺は体力の落ちた双葉の代わりに監督官を代って出ている。
ふと気付くと、生徒の一人がガッ! と片腕を握り締めている
岸「うっ…こんな時にまで……しつこい奴等だ」
静まり返った教室に、岸の声だけがはっきりと通り渡った。
そして岸は、悟ったかのように蒼然となる
岸「――くッ!!」
ガタン! と席を立ち、教室から出て行く岸。なんだろうアレは。ノロか。
俺は委員長の方を見て声を上げる
「委員長、お前はテストはイイ。みんなを監視しててくれ!」
俺も後を追って教室を出た。
岸がドコに行ったかは見当がついていた――Toiletだろう。男っぽいが、彼女も一端の熟女だ
「Toilet行きます!」等とテスト中に声を出すのは不快だったのだろう。
だから自然と、探す場所は決まっていた
まぁ万が一のコトがあるから追跡するワケで。最近この学校は人がに過ぎてるしな
俺がToiletを覗くと、やはり場違いな凄まじい音がした。
昨日肉でも大量に喰ったのか、辺り一面に大量の下痢便の臭いが立ち籠める。
間違い無く彼女はゲリだった
全てが凍りついた。一瞬で、全てが壊し尽くされた――俺の、「女性への“幻想”」
ソレは波となって脳幹に押し寄せ、堪え切れなくなった俺は膝を屈した
ごめん――ごめんと、頭の中で岸に謝る。
俺「くっせぇぇぇええええーーーーー!!!!!!」

66 :
??「…キミはこんな所で何をしているのかね」
見上げると校長がソコに居た。
俺「校長…校長〜!」 俺は校長に泣きつく
校長「な、何かね…?」
と見せかけて必技を食らわす。この間合いなら避けれんだろう。
俺「ぶぁ〜ずェストバイフェニーーックス!!」
  片手で狐の形を作って校長の眼前に突き出す
校長「ぐはァっ!!」
校長が大袈裟に吹き飛ぶ。
俺「・・・やったか?!」
校長「さっさと退け、下郎が」
俺「!!?」
ゆらりと、校長が立ち上がる。そしてその口を開く。
校長「女子Toiletの匂いを――俺は嗅ぐっ!!」
俺「!!!」
俺は、その言葉に衝撃を受けた。
あの臭さ、ソレをこの男、老年ながら“嗅ぐ”というのか? 信じられない。なんという趣向――変態か
俺が先程嗚咽したというのに――コイツ、只者じゃない。流石は“校長”と云った所か……。
校長の無為の構えに対抗して立つ。
俺「そふ言うコトなら通せませんな――生徒が入ってるんでね!」
校長「なら――力付くでも押し通らせて貰う!!」
なんと力強い男か! しかし、負けるワケには行かない!
俺「通せねェーー! アンタにだけは秘密の花園は潜らせねェー!!」
校長「ふん――若造が」
俺「!!?」

67 :
俺「――なッ――バカな――――!」
校長は奇妙な構えを見せた。コレは、蟷螂拳!?
校長「キミは通信教育と謂うモノを少々、甘く見ているんじゃないかね?」
俺「まさか――その名は――――?」 幾度と無く何処からか聞こえてきた名前
校長「 Y o u ―― C a n 」
俺「破れ――たり――――ぐはっ」
俺は悔しさの余り、床に拳をたたきつけた。
校長「ふん。では早速、永遠への門を潜らせて貰うか――むんっ!?――こ、コレは――――!」
俺はダメージが無かったかのように、背後にゆらりと立つ。
俺「――あんたが見たかったのは、そんなんじゃないハズだ」
校長は顔全体を覆うように、鼻を押さえている。
校長「だか確かに臭うッ! 臭うぞぉ!!」
俺「だから! ゲリだと言ってる!!」
校長「なん――だと」
俺「全ての楽園尽きる時ゲリが現れ、大地の果てを覆ふだろう――オヤジが最期に遺した言葉さ」
校長「生まれ故郷へ――帰る――約束の―― ア ナ ル !」
校長は真っ白になったかのように激白した
俺「……校長」
校長「我の――負けだ」
俺「こう……ちょう…………」

68 :
俺は校長とソコで別れ、教室へと向かった。
ガラ
俺「すまんすまん。委員長、6時間目が終わったら再テスト受けて貰うからな。覚えといてくれ」
委員長「はい。わかりました」
そんなこんなで昼休み。幾人か女子が少なくなってるようだ
俺「カナのギターみせてよ」
カナ「これは気安く見せられるものじゃないんだ
   …「それにある一定のレベルに達してないと音が出ないんだ」
俺「まさか12弦guitarとかそういうのか。俺が齧ったのもフツーのguitarだったしな」
女生徒A「あ、私も前からカナさんのguitar見たかったんだ〜」
女生徒B「私も私も。」
いつものmemberと違って、抜けた箇所には違う女子が入り込んでいる。
賑やかで、コレもいいだろう。思うに、いつものmemberは思慮深くはあるが、元気さが足りない
女生徒A「じゃああの娘呼ぼ〜」
その発言を聞いた時、カナの頬がぴくっと引き攣った。
女生徒B「隣のクラスあの娘ね〜。なんかいわゆる“超絶ギタリスト(笑)”ってヤツで、大会で入賞していたりする」
女生徒A「うんうん。あのコ。い〜よね? 私呼んでくる」
俺「wktk」

69 :
女生徒Aが教室を出て行き、もう食べ終わっていた俺は吉報を期待する
俺「カナとその超絶ギタリストとの勝負も見ものかもなw」
カナ「・・・」
カナは顔面蒼白になっている。武者震いの変形だろうか? 初めて会えるrivalとの邂逅で胸が一杯なのだろう
1分くらいして、女生徒Aと、ギタリストの彼女が戻ってきた
結構可愛い部類に入る。というか、好みかも知れない。
そっと手を盗み見ると、繊細で、いかにも“超絶”を奏でそうな気がした
俺はつい気になって聞いてみた。こういうプロに会うと、何かしら質問したくなるのが俺の性格だった
俺「あの…guitarは何歳のコロから?」
彼女「えっと、3歳くらいから持ってたんじゃないでしょうか。小学生になるまでには多少触れましたね
    もちろん子供用のですけど」
俺「へぇ。凄いな。俺はguitarとか指が痛いだけなんじゃないかと思ってるんだけど」
彼女「まぁフツーの人はソレで諦めてしまいますよね」
俺「指とか、触ってもいいか?」
彼女「え、ぇぇ、どうぞ・・・」
俺が触ると、指先の腹が硬くなっているのがわかる。余程練習を積み重ねてきたのだろう。弦の匂いまで指を通して伝わってくるようだ
俺「んじゃ、早速だがこのよくわからんguitarを弾いてみてくれ」

70 :
ガタン
と、唐突にカナが席を立った。
俺「あ、れ・・・? どした?」
カナは走って教室を出て行った
guitarケースの中は空だった。
俺「あいつ、guitar忘れてきたのか……」
彼女「これじゃ弾けませんね。それじゃ」
俺「あ、あぁ。すまんな・・・」
女生徒A「ごめんね〜」
女生徒B「バイバ〜イ♪」
俺「仕方ない。追いかけるか」

71 :
前も御々脚getできしな。前同じ場所にいるといいが――いた
カナは前も逃げ込んできた、この行き止まりの階段で蹲っていた。今度は泣いてはいなかった
俺「よぉカナ」
俺は問答無用でカナの隣に座る
俺「なんで顔真っ赤なんだ?」
カナはふるふると余計塞ぎこむ
俺は隙間から覗くほっぺたをつんつんしてやる
カナは耐えている。
俺は無防備な、真っ赤な耳をコリコリしてやる
カナは耐えている
カナ「先生やめてよ・・・」
俺「あぁすまんすまん。つい、な。なんかまんじゅうみたいで可愛かった」
カナ「うん。――私ね、ホントはguitarなんて弾けないのよ。」
俺「!!?」
カナ「だけど、弾きたくて、つい見得はっちゃって・・・凄く恥ずかしい。もう顔見せできない」
俺「あぁ、すんげぇネタじゃん。面白いし。後はどうやって生かすかだな」
カナ「何を言っているの? せんせ・・・」
俺「でもまぁ間を外し過ぎたし、ちょっと難しいよな。ま、恥ずかしく教室に戻るのもアリってコトで。その感情を楽しみなよ」
カナ「・・・できるかな?」
俺「やる必要は無いし、本気で恥ずかしがってくれた方が、俺としては可愛いかなって思うよ」
カナ「ふ〜ん・・?」
俺「まぁ、男はそういう女の子が恥ずかしがってるトコが、大好物の変な生物だと思えばいい
  勿論、女子だって照れてる女の子は可愛いと思ってくれるだろう。前より人気者になれるかもね」
カナ「そんなモノかなぁ?」
俺「そんなモノさ!」
カナ「分かった。恥ずかしがってきてみる。うん。なんか先生の話聞いててやる気がでてきたかも」
俺「そうか? そりゃよかった」
カナ「変な人がいるな、ってw」
俺「……そういうコトか。まぁいい、からかわれて来い」
カナ「うん」

72 :
俺は委員長の埋め合わせテストを監督している
俺「すまんな」
委員長「いえ、コレも仕事ですから」
委員長は筆を置いた。
俺「どうした? もう終わったのか? まだやってけばイイのに……」
委員長「でももう時間ですし」
どこまでも律儀な委員長だった。俺はそんな身持ちのイイ委員長が好きになり、襲いたいと思った。
俺「身体を売れば、今ココで採点して上げてもイイんだぞ?」
俺が声を掛けた直後、委員長の身体がガクガクと震えた。
俺は委員長の肩に手を掛ける――と、撥ねるように委員長は部屋を出て行った
俺「はぁ……コレだから女子は困る。ちょっとRapeしようとしただけなのに
  ま、清純派で知られてる委員長を落とすのは不味かったかな?
  次からは和辺りを落としてみよう。きっと簡単に落ちるぞ。ぐぎゃっ! ぐぎゃっ!」
と、委員長は間を置いて帰ってきた。どうやらカバンを取りに来たようだ。
俺「はは、冗談冗談」
委員長「冗談なのはわかりました。ソコを離れてください。」
俺「おぉっと怖い怖い・・・」
こういう顔されると余計襲いたくなるんだよね〜いっちょやっちゃいますか?

73 :
委員長のカバンを手に取り、弄ぶ
俺「ほ〜れほ〜れ、ココだよ〜〜取れるもんなら取ってみなっw」
委員長はムスっとして躊躇するが、やがて近づいてくる。
俺「ほ〜れほ〜れw取れるかな〜? ww」
そして窓際まで後退した時、誰かと目が会った。
   “司”だ。
まっさかさまに落ちてった。
俺「・・・」
委員長「・・・」
それから一間置いて、どん! しゃ! という音が聞こえる
俺「・・・あの、見たか?」
委員長「・・・今の、今のって人形さん?」
俺「多分。俺、眼が合った。」
委員長「あ、私も、そうよ、見たの」
俺「ちっ。また救急車か」
俺は慣れた手つきで救急車を呼んだ

74 :
委員長と一緒に一階に駆けつけると、司がソコにいた
司「あっく・・うがぁ・・・」
俺「生きてる・・・」
委員長が、そのキレイな手を振りかざして俺の頭を叩く。
俺「いてて。お前そういうキャラじゃなかったろ」
委員長「先生がそうさせたんでしょ」
委員長が司に駆け寄り、何か介護している。
俺も近寄って見てみたが、落ちた衝撃で全身骨折し、園芸のシチューが突き刺さり、凄まじい状況になっている
片目も潰れていた。頭から落ちて、シチューが刺さったのだろう
そう考えて近くを探すと、やはり片目が落ちていた。
俺「司、どうしてこんなコトを・・・」
司「わたひ、んで・・げふ・・・ないの?」
俺「あぁ、絶対助かる。もうすぐ救急車が来るからな。頑張るんだぞ」
司「うそ、うそぉ・・・くひっ! ぐぎゃ! ぐぎゃ!! ・・・して・・してぇ!!!」
そう叫んで司はコト切れた。恐らくもう助からないだろう
俺と委員長は静かに黙祷した

75 :
終りです。落とします
なんか包括的なストーリー考えた方がいいんだなってわかった。

76 :


77 :
(`・ω・´)!

78 :
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 チェリー!チェリー!
  ⊂彡

79 :
落としてくれればよかったのに。。
ゲームにしちゃった!
ttp://maniax.dlsite.com/work/=/product_id/RJ037640
作者HP。各種設定など
ttp://3pex.web.fc2.com/menu/gameC2_LastVippered/gameC2.html

80 :
(゚听)

81 :
( ^ω^)

82 :
言っとくけど俺をあまりナメないほうがいいよ
vipでコテハンやってるしこのスレ潰すくらいの影響力は持ってるから
くだらないことで刺激して後悔しないようにね
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/neet4pink/1208022668/487

83 :
.

84 :
真・スルー 何もレスせず本当にスルーする。簡単なようで一番難しい
偽・スルー みんなにスルーを呼びかける。実はスルーできてない
予告スルー レスしないと予告してからスルーする
完全スルー スレに参加すること自体を放棄する
失敗スルー 我慢できずにレスしてしまう。後から「暇だから遊んでやった」などと負け惜しみ
願いスルー 失敗したレスに対してスルーをお願いする。ある意味3匹目
激突スルー 話題自体がスルーの話に移行してまう。泥沼状態
疎開スルー 本スレではスルーできたが、他スレでその話題を出してしまう。見つかると滑稽
乞食スルー 情報だけもらって雑談はスルーする
質問スルー 質問をスルーして雑談を続ける
思い出スルー 攻撃中はスルーして、後日その思い出を語る
真・自演スルー 議論に負けそうな時、ファビョった後に自演でスルーを呼びかける
偽・自演スルー 誰も釣られないので、願いスルーのふりをする。狙うは4匹目
3匹目のスルー 直接的にはスルーしてるが、反応した人に反応してしまう
4匹目のスルー 3匹目に反応する。以降5匹6匹と続き、激突スルーへ

85 :
夏いな

86 :
眠くね

87 :
保守すんなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

88 :
>>87
するよ俺は(´ω`)

89 :
保守

90 :


91 :


92 :


93 :


94 :


95 :
テスト
http://n.upup.be/?mode=disp&k=6WePTnnfZs
http://n.upup.be/?mode=disp&k=FZBTVwGIRh

96 :
ν

97 :
ぬぞい

98 :
過疎age

99 :
頑張れ

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