2013年01月エロパロ684: ツバサのエロパロ (870) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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ツバサのエロパロ


1 :2006/09/12 〜 最終レス :2012/10/16
ツバサでエロ小説を書くスレッド。
カプ少ないかもしれんがネ申光臨期待。

2 :
2ゲト
ファイ×ちぃに期待

3 :
懐かしいじゃないか。
日向と岬のエロをきぼん

4 :
ファイ×ちぃはいいかもね。
ちぃかわいいよ。大好きだよ。
多分公式だろうけど、サクラと小狼は本誌の展開的にも思いつかない・・・。

5 :
黒鋼×知世姫 侑子×ファイ
桜×小狼 黒鋼×モコナ
など

6 :
そういえば、白いモコナは女の子で黒いモコナは男の子なんだね。
今週号見てはじめて知った。

7 :
目が〜目が〜

8 :
神威と昴流→吸血鬼
星史郎と封真→狩人で双子

ここは侑子×封真しかねえな。

9 :
黒鋼×モコナ(擬人化)
    て、どう?

10 :
小狼

11 :
×小狼

12 :
>侑子×ファイ
侑子のが攻めなのか。


13 :
対価は身体で…ってオヤジかよw

14 :
ファイが貴方の命を助ける代わりに体で払いなさいとか言われたら、その対価を払うのは
じゃぁいいやって放棄したファイを見かねた黒鋼なんだろうか。

15 :
まずは即回避

16 :
とりあえず、どんなカプが需要あるのか皆であげてみよう。
自分は>2で出てきたファイ×ちぃに一票と言ってみる

17 :
サクラ姫と小狼。
知世姫と黒鋼。
チィとファイ。
この三本は是非。

18 :
侑子×ファイ
今週の会話でなんか知り合いっぽかったからつい

19 :
侑子とファイ、神威、昴流、封真にむりやり(ry

20 :
ツバサ未登場のクランプキャラはどうなるの?

21 :
ツバサ未登場のキャラはなしだろ。
あくまでツバサに出てきたキャラクタってことで。
だからXの神威はダメだけど、ツバサの吸血鬼神威はおk、みたいな。

22 :
前スレ
ツバサ・クロニクルのエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127068237/

23 :
前スレあったんだ・・・。

24 :
とりあえず昴流タンを犯して下さい。

25 :
とりあえず昴流タンをいじめてください。

26 :
昴流タン可愛いよ昴流タン

27 :
昴流タン女の子だと思ってたよ
神威×昴流(♀)はどうだろう?

28 :
このスレ、女体化アリならいいんじゃね?

29 :
職人さん来るか分かんないし、女体だろうがなんだろうが書きやすいと思ったら
その人の書きやすいようにやってもらったらいいんじゃないだろうか。
そんな自分はモコナ萌え。

30 :
女体化アリなら、神威×昴流書かせてください

31 :
>>30
書いてくれ。
今まで女体化ssをあまり読んだことがない。エックスのスレは覗かないし。

32 :
>30 期待あげ

33 :
>30に物凄く期待。
一気にスレ進んでると思ったら職人さんのヨカーン

34 :
昴流タンは付いてても付いてなくても可愛いお(´д`;)ハアハア

35 :
出来たら、明日ぐらいに投下します(`・ω・´)
ツバサでの二人しか知らないから、多少性格が違うかもしれないけど…大目に見て下さい。

36 :
>35
怒らないからがんばれ!楽しみにしてるよ

37 :
>>35
むしろ変な先入観がなくていいとオモ
待ってますwktk

38 :
待機

39 :
たいき

40 :
まつ

41 :
と利家

42 :
ワロタw

43 :
ちょW姐さんメル欄ww 職人さん期待

44 :
>>43のID、NoUpって・・・・・orz

45 :
期待age

46 :
ごめん>>30を待ちきれなくて自分で書いてしまったのだが、あげて良い?

47 :
>>46
どうぞどうぞ!期待して待ってまつ(`・ω・´)

48 :
>>47
ありがとうございます
ここまで逃げれば奴だって追いつけないだろう。
神威はほっと息をついて繋いだ手の方を見た。手の主―昴流はひどく申し訳なさ
そうな顔をしていた。
「神威、ごめんね。僕のせいで…」
昴流は優しすぎるが故にしばしば余計な問題を抱え込んだ。今回もそうだ。
あんな奴に血を与えてやる必要なんて無かったのに。
神威は何も言わずに昴流を抱き寄せた。
奴との戦闘の傷はほとんど治りかけていたが、昴流からは芳醇な血の匂いが惜しげもなくしていた。
どこまでも純粋な昴流には似合わない、暗い欲望を掻き立てる香り。くらくらする。
耐えきれなくなってその白いうなじに牙を立てた。
「ッ…!」
昴流の顔が僅かに歪んだが、それさえも美しいと思う。血はどこまでも甘く、とろけるような味がした。
俺以外の人間にこの血を与えただって?カッと頭に血が上るのを感じた。
(渡さない…)
「昴流、」
神威は昴流のドレスシャツを勢いよく引っ張った。
先の戦闘でボロボロになっていたそれはビリビリと耳障りな音を立て簡単に破れた。
小振りだが形の良い胸が露わになる。
「神威…!?」
昴流は慌てて離れようとするが神威が手首を掴んでそれを許さない。体ごと引き寄せて耳元に囁いた。
「昴流、しよう。」
とりあえずここまで。


49 :
職人さんキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
嫉妬イイヨイイヨイイヨーwktk

50 :
期待age

51 :
喘いだサクラ萌え


52 :
期待age

53 :
期待

54 :
期待age

55 :
黒鋼をあえて女体化したらいいんじゃないか?

56 :
ざ、斬新だな・・・

57 :
ファイ×サクラ
何も知らないサクラにファイがイタズラ

58 :
ファイ×サクラ!
書いてください!楽しみに 待ってます。(^.^)b

59 :
小狼×桜

60 :
こんな時間に、こんな事言うのも、どうかと思いますが、ファイ×サクラを投下してくれる職人様・もとい神の降臨をマターリ待たせて頂きます

61 :
えー…と、人が居るかどうか分かりませんが、もし文才のない私の駄文を、投下したいと思うのですが、皆様、如何でしょうか?
(路線は、小狼×サクラにしたいのですが…)(@_@;)

62 :
どうぞ!!!

63 :
>>61
居ます。是非!

64 :
 どうも。何か書きたくなったので、小狼×サクラ書きます

 夜。小狼は、サクラの部屋に居た。別に、そういう事をしたわけではない。
只、また酒を飲んで、酔ってしまったサクラを部屋に連れ戻しにきたのだ。
「はぁ…やっと部屋に入れられた。」
 小狼は、眠り込んでいるサクラの顔を見つめて、軽く微笑むと、部屋をでようとした。と、その時。
 きゅっ、と何かが自分の体にまとわりつき、声が聞こえた。
 「…小にゃん君行っちゃいにゃ…」
 声をあげたのも、まとわりついたのも、サクラだったのだ。
 で、当の小狼はというと、…真っ赤になって、硬直していた。
まぁ、しょうがないと言えるだろう。それはさて置き、小狼が、ようやく口を開いて、第一声を発した。
 「!!ひ…姫!!!一体、どうなさったんですか!」 勘のいい皆様なら、お分り頂けるだろう。そう、お察しの通り、サクラはまだ、存分に酔っ払っていたのだ。
 「小にゃん君…熱いよぉ」…そう言って、サクラは、事もあろうに、服を、はだけさせ始めたのだ。
 「姫ーっ!や、やめっ」
小狼は、もうこれ以上無い程に、顔を真っ赤に染めて服を戻そうとした。が。
 「小にゃん君、にゃっこして〜…(抱っこして)」
と、逆に、抱きついてきたのだった…。
今回はココまで。
 次回到頭エロ投入

65 :
 えー、やっと続きです。暖かい目でこんな駄文を読んで下さる皆々様、後少しお待ちください
ホントニスイマセン。

 小狼は、必に考えていた。この事態を、どう切り抜けるか。
 え?服を脱いだサクラはどうなったか、ですって?
上だけ脱いだのですが、小狼が服を戻せなかったのでそのまんま。
 …つまり、今、サクラのこぶりで形のいい胸は、露になっている、と言うわけです。
お分り頂けましたか?では話を戻す。
 「小にゃん君、抱っこしてくれにゃいの…?」
サクラが言う。でも、既にサクラは、小狼の胸に顔を埋めていた。
上半身裸で、自分の好きな娘が自分の胸に顔を埋めている。誰だって理性くらい吹っ飛んでしまうだろう。
そして、小狼も、本能が勝ってしまったのか、サクラをベッドに押し倒していた。  「…サクラ…」
一言そう呟くと、サクラの胸に手を這わせはじめる。
 「んにゃうっ!?し、小にゃん君…?」
さすがに、びっくりしたのか、サクラが叫んだ。
 「痛くはありませんから。」
言うと、小狼は、サクラの胸をゆっくりだが、揉み始める。
 「や…やめっあ…っんんっ」
意外に感じ始めているのか、サクラの抵抗が弱くなっていく。
 小狼の方は、サクラが感じているらしい事に何を思ったのか、次はサクラの胸の頂点のつんと立ったピンクの物を摘み、いじり始めた。
 「…感じてるんですか?サクラ姫…いや、サクラ?」
「そ…そんにゃこと…」
まだ酔っている。だが、はじめとは攻守逆転だった。 今や、理性を失っている小狼は、ついにサクラのキスの初めてを奪う。
 「ひぅ…んむぐ!?」
軽いキスではない。大人の、深い、深いキス。小狼の舌が、サクラの唇を割って入り、サクラの舌に絡み付く。
 長い長い、抱き締めるようなキスの後、小狼が口を離すと、サクラは、息をついて言った。
 「小狼君…どうしちゃったの…?」
だが、その質問に答える事無く、小狼は、サクラの体を舐めた。
 「姫…もう大分濡れてきているんじゃないですか?」
そう言い、小狼は、指をサクラの太股へのばす。だが、触ったのは、太股ではなかった。
 「そっ…そこは、駄目ぇ…っ」
 声を上げるサクラ。小狼は、サクラの一番大事な所へ触れていたのだ。
 「ほら、やっぱり、姫、もう濡れてますよ。」
あからさまにいうと、その中に、指を入れた。
 「ひゃああ!」
悲鳴をあげるサクラ。それもそのはず、サクラはハジメテだったのだ。
 続く!

66 :
あのー、誰か居ませんか?いなければ、書いてても仕方無い気が…
今見てらっしゃる方、ノシにて、挙手求ム(´ゝ`)ノ

67 :


68 :
>>67
わざわざありがとうございます!こんな文でも読んでくださってるんですか?
あなたこそ神です!
頑張って書きますんで、どうぞ最後までお付き合い下さいませ (;-_-+

69 :


70 :
ノシ

71 :
 ココまで辛抱強く見て下さった皆々様、ありがとうございます! 投下ーっ!

くちゅ…くちゃ…卑猥な音が部屋に響く。
 「ぅん…っ!も、もぉいやぁ…ひぁうん!」
 サクラは、喘ぎながら言った。
 「おれは嫌じゃありません。大切なサクラ姫と、こうして居られるから」
 理性を失っている時でさえ、こういう事が言えるのは、きっと小狼の性格からだろう。
作者にはそんな勇気はな…いや、そんな事は置いといて、話を戻そう。
 「え…?今、何て…んっあっひあぅっ!?」
 重要なことを聞き返そうとして、突然サクラは悲鳴の様な喘ぎ声を上げる。
それはそうだろう。
何故なら、小狼が攻めた場所は、肉壁に囲まれた、充血した肉芽だったから。
 「姫、ココが一番感じるんですね…」
 噛んで含む様に小狼が言う。そして、執拗にソコを、舐め、時には摘んで攻め続けた。
 「ん…はぁっふぁう…んあっあぁぁぁっ!!!」
 サクラは、これ以上無い快感に襲われ続ける。
 「姫、おれ、もう我慢できない。姫のなかに…」
 そう呟いて、自らのものを出した。
サクラは、自分の処女は、ココまでだと思った。
そして同時に、小狼になら、処女を差し出してもいいとも思い始めていた。
 「小狼君、小狼君になら、私…」
 入れられても良いよ、と言おうとした。その瞬間。 「姫、いいんですか…?」小狼の方から聞いてきた。 サクラは、酔いが残っていたらしく、頭を押さえながら言った。
 「うん…。」
 小狼は、サクラを抱き起こすと、自分のものを、サクラの膣に合わせた。
 「い…いいですか?」
やっと少しづつ理性を取り戻してきたらしく、顔を朱に染めてサクラに問うた。何しろ、小狼も、初めてなのだ。
じゃあ何でそんな手慣れてんだ、と言われると、それは、理性を失っていたから、である。←ジツハ、カンガエテナカッタ
サクラは、初めての事に小々戸惑いながらも、頷いた。
ズッ、ズズッ、と、小狼のそれは、サクラのなかに入っていく。
 「サ…サクラ姫ッ大丈夫ですか…っ」
小狼がサクラに聞いた。
 サクラは、激しい苦痛に顔を歪める。
 「いっ…痛…っいよぉ、小狼君…」
小狼は、黙ってサクラの唇に、自分の唇をついばむ様に重ねた。
 「これなら…痛くないですよね?サクラ姫。」
 そして、二人は、やはり本能からか、腰をゆっくりと振りはじめた。
言い様の無い快感が、小狼とサクラ、両方を襲った。
小狼のものがサクラの肉壁をこすり、肉芽を刺激する。そしてとうとう奥を掻き回した。
 「ひっ姫、おれ…もう我慢できな…っ」
腰を振りながら、サクラが答える。
 「あっんぁっはぁう…ん 小狼…君わ…私もっあんっ限…界はぁうんっ」
 「…っ姫もう…だ…」
 「あっああっ…がっ我慢…できなイク…っ小狼君っイっちゃう…っあああああああーーっ!!!」
サクラと小狼は、同時に、達した。小狼の精液が、サクラの子宮に入っていった。

サクラは、イった後、意識を手放していた。
サクラの足の間から、ピンクに色付いた小狼の精液が出てきていた。
それを拭いながら、は、初めて我に返り、考える。
 (おれが、サクラの処女を貰ったのか…。明日、サクラとまともに話せるだろうか)でも、何故か後悔は無かった。
そして、小狼は、自分の服とサクラの服を整え、部屋を出た。
またする機会が来るかも知れない、そんな事を考えながら。
   〜END〜

72 :
GJGJです。サクラたん(*;´Д`)ハァハァ

73 :
〜後書きと言う名の弁解〜皆様御免なさい。
スレ汚しな駄文を、長い間を開けて書いちまった不届き者です。
こんな駄文に、最後までお付き合い下さった皆々様、誠にありがとうございます!
こんな作者の、図々しい願い(ノシにて、挙手を求めたアレです。)
アレに親切に答えて下さった方々、感謝感謝です。
それでは、一旦これまで。本当に、ありがとうございました!

74 :
>>72
誉めてくれる人、居ないと思てたら…
貴方に、無上の感謝を送ります。
P.S.皆様、お願いが有ります。
私のペンネームなるものを、考えて戴きたいのです。アイディアや、SS投下のついでに考えて下さってもおkです。ヨロシクです!m(__)m
注・今日の12時までにお願いします。
勝手ですいません。ホントニ。

75 :
>>64-65>>71-72
酔っ払ったサクラを犯すとは……小狼ならあるいは……小狼ならなんとかヤってくれる!
ともかくGJ!
>>74
ペンネーム → マロ

ファイ×サクラも最近アリかなって思い始めてきた。

76 :
誘い受けが多すぎるのはどうかと……2chはロムった事ある?
小狼サクラは萌えたのでまた来て欲しいけど、そこは気をつけて( ゚д゚)ホスィ…


77 :
>>75殿
サンクスです。(ペンネームも含めて。)
自分のSS読み返してみました。…恥ずかしいっ!

78 :
>>76
聞きにくいんですが、
誘い受けって何ですか…?ROMったんですが、分からない…御免なさい…

79 :
「突っ込む」のが攻め
「突っ込まれる」のが受け
「突っ込ませる」のが誘い受け……なんちて。
この場合は「一々リアクションを求めすぎ」ってことかな。
洩れみたいに数日おきにしかスレ見ない奴もいるんだから、
人がいるかどうかとか気にせず一気に投下しちゃう方がいい。
(ああ、良かったっすよ初々しくて)

80 :
読みたいです。

鬼畜化小狼×サクラの

無理やり緊縛プレイ・・。

81 :
無理やり羽根をサクラ姫の中に入れたように、
無理やりアレをサクラ姫の中に入れる小狼・・・読みたいです。

82 :
上にもあったけど
ファイサク期待

83 :
にょたファイ巨乳風味で一つ。侑子さんに毒牙一発されちゃうといい。

84 :
いいな、ファイサク。
書いてみたいけど、
ツバサまだ全然
読んだことないや…
邪道(・ω・`)

85 :
サクファイがいいな
ファイたんかわいいよファイたん(* ´Д`)ハァハァフィーバーーー!!

86 :
ここまでハァハァフィーバーーー!!がwwww

87 :
ずっと気になってたんだけど、「(* ´Д`)ハァハァフィーバーーー!!」
の発祥って何なの?

88 :
俺が初めて見たのは随分前だが、ホリックスレでコレ↓……
>>ひまわりちゃんかわいいよひまわりちゃん(* ´Д`)ハァハァフィーバーーー!!

89 :
過疎

90 :
かなりマイナーですけど・・・・(緊縛プレイ)

全身に深い傷を負った少女は、必に苦痛を堪えながらも大蛇の追尾から逃げ惑っていた。
傷の為に身体がふらつき、意識が飛びそうになる。
サクラは身も心も限界だった。
鉄骨が刺さった足が、倒れかけた拍子に酸性雨の水につかる。
ジュウ・・と嫌な音をたてて、足が焼ける。
「っあ!!」
全身から苦痛が漏れた。
足を抱え、その場に倒れる。
ままならない呼吸をしながら、サクラは銃をその手に取ろうとした。
しかし、視界がぼやけてしまう。
「うっ・・・」
刹那、大蛇がサクラの肩に噛み付こうとした。
するどい刃がサクラの華奢で幅の小さい肩を貫いた。
「あああッ!!」
肩を押さえ悶えるサクラ。
大蛇はその尾でサクラを吹き飛ばす。
勢いよく、その軽い身体は飛び壁に叩きつけられた。
「あうっ!!!」
そして、地面に崩れ落ちる。

大蛇の体はサクラを絡め、締め付けた。

91 :
ツバササイト回ってたら結構あるよ?
***1
不安だったんだ。
何時まで、この気持ちが抑えられるか。
例え記憶を失くしたサクラでも、
おれにとってはさくらで
いつも自分を抑える事で精一杯。


「小狼くん?」
サクラの声に、はっと我に返った。
サクラは不思議そうな顔で、おれを覗き見る。
「どうしたの・・・?」
白い手が、おれの腕にそっと触れる。
サクラにとっては何でもないような行動でも、おれにとっては一大事だ。
呼吸を止めるように、想いを押し込める。
「何でもないです。」
静かにそう言って、サクラの手をゆっくり掴み、自分から離れさせた。
笑えているだろうか・・・。
サクラから、笑みが漏れたのでほっとする。
ちゃんと笑えていたみたいだ。



サクラが俺の部屋に、チョコレートという甘い飲み物を持ってきたのは、数十分前。
サクラはあの日から、いつも持ってきてくれるようになった。
そう、対価の重さを改めて知ったあの日。
今も同じように、ベッドに二人並んで、
他愛も無い事を話して居る。
だけど凄く幸せな時間だ。


「あッ・・・」

92 :
俺の考えたあらすじ
ファイがイタズラで黒鋼を女の子に変えちゃう!
激怒し追い回す黒鋼。
それを笑いながら逃げるファイ。
ついに捕まり元に戻せと脅される。
さすがに身の危険を感じたファイは元に戻す、
かのように見せてエッチな気分になる魔法をかける!
黒い笑みを浮かべながら迫るファイ。
貞操の危機を感じ、逃げようとするが
体を襲う快感に力の抜け、うまく逃げられない黒鋼。
さて黒鋼の貞操と運命やいかに!


ってな感じです。
好きに使ってやってください。

93 :
女体化とかきめぇ

94 :
>>93
そうか?俺は好きだけどなぁ。
まぁ、俺の場合は最初から女のほうが好きだけどな。

95 :
最初から女だったら黒鋼が一番好きかも。
一斉性別転換で初期は知世姫の性奴隷、現在はサクラ姫とモコナのペットとかになればいけるかもわからん

96 :
やべぇ、もえるぜぇ!
(*´Д`)ハァハァ

97 :
もし…ファイが女体化したら…

98 :
想像してたらマジで鼻血でてきた!

99 :
>>97
アバズレファイの黒鋼童貞喰いしか浮かばなかった。
取り合えずイニシャルビスケットのKさんに丸齧りされてくるノシ

100 :
お久しぶりです。
やってきましたマロですよ。消えてしまって、すみませんでしたぁぁぁ
(/д`)何かリクエストがあったら書かせて戴きまする

101 :
サクラ姫と小狼以外。

102 :
途中送りすまぬ。
出来れば最も意外な組み合わせでお願いします。
純愛系ならなおよし、と言うことで。

103 :
意外な組み合わせっつったら白モコナ×カイル先生かなぁ・・・

104 :
定期age
ご利用は計画的に

105 :
ファイ×チィ

106 :
ファイ×チィかファイ×サクラ。

107 :
ファイ(女)×夜叉王

108 :
定期age(ぁ
チィxファイ希望(´・ω・`)

109 :
侑子さんに対価として
童貞を奪われる黒鋼(少年)を、俺は読みたい。

110 :
ここにカキコしたバカ者へ・・・ね

111 :
飛王×星火まだ?

112 :
このスレに再びROCO氏が降臨することを祈る。
前スレでは二作投下していた。
ついでage

113 :
初めまして。
ファイ×チィ書いてみました。
(途中までですが・・・)

明けない夜はない・・・・・
暗がりの部屋に、向かい合い身を寄せ合うように座り込む二人・・・・
「チィ、今日は楽しかったかい?」
いつもとは違う口調でチィに優しく問いかけながら、そっとチィの頭を撫でる。
「ファイ!!・・・チィ、ファイと一緒にいたい・・・
ずっとずっとファイと一緒・・・」
ファイの袖をギュッと掴み、うつむきながらファイに気持ちを訴える。
「チィ・・・」
少し困った顔をしてチィの顎に手をあて目を合わせる。
「俺は、ひとつの世界には留まっていられないんだ・・・」
そう言うと、寂しそうな表情をするチィの唇を軽く手でなぞり唇を重ねる。
「・・・・ファイ?」
キョトンとするチィの表情を見て、愛おしそうな表情を浮かべ更に激しいキスをする。
“んんッ・・・くちゅっ・・ちゅくぅッ・・・”
唾液の絡まる音が部屋に響き渡る。

114 :
d(´∀`;)
続き待ち。

115 :
>>113
gj!!
続き希望。
キスまでで終わったらショボン(´・ω・`)
最後までヨロ

116 :
>>114->>115ありがとうございます。
早速続きです。
“んんッ・・・ぅッ・・・・はぁぁッ・・・”
離れた2つの唇の間に、唾液の糸が名残惜しそうに繋がり、
それを見たチィの白い肌がほんのりと赤く熱り始める。
「ファイ?・・・今の何?」
小さく首を傾げながらファイの手を取り自分の頬へと誘導する。
そんなチィの行動にクスッっと小さく笑みを浮かべ、
覗き込むように少し前かがみになる。
「チィ・・・今のは寂しくならないおまじない。
今、全然寂しくないでしょ?」
チィの頬を優しく撫でながらチィの後ろに手を回し抱きしめる。
「ファイ・・・暖かい・・・チィ・・幸せ」
ファイの胸の中で目を閉じファイの鼓動に安心感を抱く。
「ファイ・・・おまじない・・・して」
ファイの唇に指を這わせ、うつむきながら小声で呟く。
チィの言葉にまたしても優しく微笑みながら、
自分の上にチィを跨がらせ向かい合わせに座る。
「・・・おまじない、そんなに良かったのかな?
ん〜・・・じゃあ、今度はもっと良いおまじないしようか・・・」
チィの目を見つめ、前髪を掻き分けるように撫でると
その手をチィの服へと持ってくる。

117 :
イイー!!
続きキボンヌage

118 :
ファイ×チィきたー!!!かなりイイ!!!

119 :
全部書きおわったら一気投下して。それまで待つ。

120 :
>>117->>119さん
ありがとうございます。
みなさんこの後ファイ×チィは
どこまでの展開が希望ですか?
やっぱり挿入ありの方が良いですか?

121 :
挿入アリで!!

122 :
ってゆーか中出しで!

123 :
期待age

124 :
やっぱりage

125 :
続きキボン

126 :
静かにボタンをはずしながら、優しく手を這わせていく。
「チィ、力抜いてて・・・じゃないとおまじないの効き目がないから・・・」
そう言いながら服の全てのボタンをはずし終え、チィ胸を優しく撫でながら首筋から胸にキスをしていく。
「ぁふぅ・・・んッ・・・!?」
自分の声に驚き口に手をあてる。
そんな行動を見たファイが胸から唇を離し、そっとチィの顔を撫でながら耳元で囁いた。
「クスクス・・・良いんだよ、チィ。自然に声が出るなら俺に聞かせてよ。」
口元にあるチィの手をそっと掴み手を上げるような格好で胸を露にさせ
意地悪そうな表情でチィの白く美しい体を眺めた。
「チィ・・・綺麗だよ。」
そう良いながら、チィの服をすべて脱がせていく。
「・・・ファイ?・・・・チィ恥ずかしい〃」
顔を赤く熱らせ、ファイにギュっと抱きつきファイの胸に顔をうずめた。
「ん〜じゃぁ、俺も脱ごうかな・・・」
顔を埋めるチィを少し離し、上半身だけ裸になりチィを抱きしめた。
「チィ、おまじないしようか。
・・・ん〜あのベッドに横になった方が良いかな。」
チィをお姫様抱っこでベッドの上に横にさせる。
「きゃぁッ・・・ファイ///」
チィを跨ぎ頭を撫でながら、激しいキスをする。
“ちゅッ・・・くちゅっちゅッ・・くちゅぅ・・・はぁぁッ”
唇を離し、そっと顔を手の甲で撫でる。
「チィ・・・綺麗だよ」
そう言いながらチィの首筋に舌を這わせ、その唇をだんだん胸の方に舌を這わせる

127 :
「んんッ・・・ぁはぁッ・・・ファイッ・・・?」
チィの身体が小さくピクンッと跳ねた。
ピクンと跳ねたチィの反応を見て、更に強く胸を吸ったり乳首を刺激したりを繰り返した。
“ペロペロ・・・くちゅぅ、、ちゅぅッ・・・ちゅぅくちゅぅっ・・・はぁはぁちゅックチュぅ”
「チィ・・・ハァハァ・・・どう?乳首、立ってきてるよ。」
乳首を指でコリコリと弄り、口に含み甘噛みをしたりしてチィの反応を楽しんだ。
「ぁぁッ〃ファイッ・・・んんっ・・はぁぅ・・・ぁぁッ///ッ・・・はぅぁぁっ///」
ビクビクっと身体を反応させながら、されるがままによがるチィを見てファイがズボンを脱ぎ始めた。
「チィ、俺の事も気持ちよくしてくれないかな?」
仰向けに寝転び、チィを自分に跨がせる。
「ぁッ・・・ファイ・・・」
ファイのモノを目の前にし、恥ずかしくなり目を閉じる。
「チィ、舐めてくれる・・・?俺もチィの舐めるから」
小さなお尻を掴み、顔をうずめ舐め始める。チィも髪をかきあげファイのモノを優しく咥え始める。
“んっクチュッ、、ちゅぅぅ・・ペロペロ・・クチュッ・・ちゅッ・んちゅッちゅぅ・・・んっ、、、クチュッじゅぶッ・・・じゅきゅぅちゅぅ・・・”
お互いの音が室内に響き渡る――――――――――――――――――
「ぁッ・・・はぁはぁはぁはぁ・・・」
「俺もう我慢できないよ・・・」
チィを四つん這いにして大きくなったモノをチィの陰部へとあてがう。
「ファイ・・・///」
自分を呼ぶ愛らしい声に耐え切れなくなり、チィの腰を掴み少しずつ挿入していく――――――

128 :
「くぅっ・・・キッ・・・」
チィの締め付けに眉をしかめるファイ。
しかし、徐々に徐々に奥へと挿入していく。
「あぁッ〃ファイッ・・・・んっ・・・はぁはぁ・・・ぁッ・・・」
奥まで突くと、今までより大きな甘い声を出すチィを見てファイはゆっくり腰を動かし始める。
「んっ・・・くぅッ・・・ハァハァ・・・チィ気持ち良いよ・・・」
息を荒くしながら、徐々にスピードを早めていく・・・
「あぁッ///ファイッ・・・・ぁぁあっんッ・・はぁぅっ・・・気持ち良い・・
チィも・・・・あんッ・・・チィも気持ち良い〃」
チィのその言葉を聞き少し激しく腰を動かす。
“ぐちゅぅっ・・・・ぴちゅっ・・・ぐちゅっ・・・・くちゅぅ・・・”
「はぁはぁ・・ッ・・・チィ、この音聞こえる?んはぁ、、俺とチィの音なんだよ。凄くエッチだね・・・」
腰を打ちつけながらチィの胸を揉み、指で乳首を弄ったりする。
「あぁっ〃ファイ、、、あッ、、、駄目ッ・・・・・はぁはぁ、、、んっ、、ぁあぁつ・・んんっ、、、」胸を刺激され、自然と腰をくねらせる。
「あぁぁぁっ〃あっぁぅぁっ///ファイ、、、駄目ッ、、、チィ、、あはっぅんっ・・・ぁッ、、」甘く激しい声で喘ぎよがるチィの頭を撫でてファイはチィに語りかけた。
「チィの中、凄く気持ち良いよ・・・俺の事離そうとしないんだもん。
チィ、向き変えようか・・・・」
そういうとチィの身体をクリッ・・・と向かい合うように回転させ目をあわせる。

129 :
ファイの顔を見るなり涙目で訴えた。
「・・・ファイ・・・チィ、もう駄目・・・・」
そういうと、腰をクネクネっと小さく動かし顔を更に赤らめた。
「チィ・・・・・」
クスっと優しく笑うのと同時に激しく腰を打ちつけ、奥を刺激し始める。
「ひゃあッ、、、ぁぁぁあぁぅあぁっ///ファイ・・・・駄目ッ・・・ぁあんッ・・
ファイぃッ・・・あんっ・・・あんッ、、、ファイぃファイ〃〃あっ、、駄目ッ」
膣の中がビクビクっと小刻みに痙攣しだし、ファイにも絶頂が訪れようとしていた。
「チィ・・・はぁはぁ・・・んんっ、、そういう時はイクって言うんだよ///」
髪を優しく掻き分け顔を撫で、チィの手を握る。
「あぁッ・・・はぅぅっ・・・ぁぁぁあッ、、、イクっ?、、、、あぁっ、、イク・・・
あぁぁぅあぁぁっ、、、ファイ・・・・・チィ・・・・・イク・・・・んっ、、イッちゃうっぅ」
ファイの手をギュっと握り、今までにない感覚に陥る。
「くぅ・・・チィ・・・俺もイキそう・・・」
チィの膣痙攣のような締め付けに我慢できず、激しく腰を突き上げる。
「はぁっ・・・・んっ・・・・んっぅん・・・・ぁぁ、、チィ、、、イクッ」
チィにしがみつくように抱きしめ、大きく腰を打ち付ける。

130 :
「ファイッ・・・ゃんっ・・・はぅっ・・・はぁ・・・あぁあんッ〃〃ぁぁぁぁぁぁッぁぁあッ///」
大きく背をそらし、ビクンと大きく痙攣しその場に力なく倒れ、ヒクヒクと小刻みに痙攣する。
「ぁはぁはぁ・・・チィ・・・」
そっと頭を撫でチィの中から自分のモノを抜くと、コポッゥっと音を立てドロッとしたチィとファイの白濁液が流れてくる。
「ファイ・・・チィ、、、凄く暖かい〃・・・んんっぅ・・・はぁぅ・・・」
ファイのモノが抜け、出てくるものの感覚と余韻で小さく声が漏れる。
「チィ・・・これできっと寂しくなんて無いよ。」
そういいながらチィに口付けし、ニコッと微笑む。
「うん・・・チィ・・・今凄く幸せ〃」
ファイにギュっと抱きつき満面の笑みを見せる。
「よし、一緒にシャワーでもかかろうか。行こうチィ・・・」

ここまで読んでくださった方々
ありがとうございました。
感想等かいていただけると嬉しいです〃
またリクがあれば遅くなるかもしれませんが書かせていただきたいです〃

131 :
とりあえず「///」はやめてくれ
厨房臭さが丸出しだ

132 :
MILKタソgj!!
>>131
何で?
“///”ってイイ!!
こうキュッとしてるんだな〜
って想像がリアルに出来る。

133 :
>>132
携帯小説とかでリアが多用してるからじゃないかな<"///"
エロス時に快感を感じてる度合いをスラッシュの数で表してる
ウェブ小説を見たことがある。ミ.シ.ュ.ラ.ンの格付けみたいな感じで。
ちょっと快感→///
かなり快感→////////
逝っちゃうー→/////////////////////

でもMILKさんのファイチィほのぼのしててテラカワイス。
ごっつぁんでした。

134 :
GJ!!!!
黒鋼×知世
小狼×サクラ キボン

135 :
MILKさんお疲れさまでした。ファイチィすごく良かったです。ありがとうございます。

136 :
乙です。
個人的に阿修羅と夜叉王が好きなんだが需要無し?

137 :
小狼×サクラ は飽きた

138 :
小狼×モコナ とか?

139 :
>>138
それィィ!

140 :
黒鋼×知世姫 希望

141 :
お久しぶりです。
投下します。希望のあった阿修羅×夜叉です。
ただ、稚拙な文章になる可能性大な上、超遅筆なのでそこら辺はご勘弁の程を。
では、始まり〜

 彼はもう居ない。刄を交えたあの感触も消えた。
 彼はもう居ない。あの、意志の強い瞳も今は亡い。
 彼はもう居ない。なのに彼は今日も月の城に現れたのだ。
決着を着けるべく、意を決し彼を刺し貫いた。
正に一瞬の出来事だった。彼に抱き締められた。
唐突に、だった。
その瞬間。
彼が――夜叉王が――んだ、そして私が初めて夜叉王と刄を持たず肌に触れた、蘇る筈の無い、あの日の夜が蘇ってきた―――。

 その日の夜。うっすら夜叉王の病の事を考えつつ、私は床に入る。
互角の筈の夜叉王に、傷を付けた日の事も考える。
そしてやはり、夜叉王自身の事。夜叉族の主、敵で有りながら、この上なく愛しい男(ひと)――。
 そんな想いを募らせながら、眼を閉じ―――ようとした。
 不意に、覚えの有る気配を感じ取り、私は窓の外を視た。彼は其処に居た。何時もと同じ瞳を湛えて。
 彼がそのがっしりした腕を私の方に延ばしてきた。私はその腕に手繰り寄せられるかの様に、その腕に躰を収めた。温かい、夜叉王の感じ。私は、彼の頬に手を添えた。でも、おかしかった。月の城でのみ合間見える筈の夜叉王が何故此処に居るのか。
そして気付く。彼は亡くなった。んだのだ。認めたくなかった。嘘だと、嘘だと言って欲しかった――
 だが彼は、悲しそうに首を振り、私を抱き締めた。魂のみの、幻となって。触れる事がままなったのは、強い魔力を秘めた、羽根の力だった。
 私は、夜叉王の唇に口付けを落とした。軽く、擦っただけの子供のような口付け――。そして私は、夜叉王に、躰を委ねる事にしたのだった。

 今回はここまで。続きはまた後程。ではでは〜

142 :
期待age

143 :
 第二回です。結構阿修羅×夜叉、難しいです。二人とも格好良いし…そんな事を言いつつ、投下。
注)エロく無いかも知れません。悪しからず。

 躰を委ねてしまった。
敵で有る彼に。
躰を委ねる事が出来た。この世で最も愛しい男に。
 悲しい葛藤。
愛してはいけないのに、愛しい男。
――この世は皮肉だ。どうして好きな者ほど失うのだろうか。――
 私の秘かな葛藤に気付いたのか、夜叉王は包み込む様にふわりと肩を抱いた。 彼が悲しそうに私をその瞳で視る。その瞳の美しさに、私は見惚れた。
その時、ぐら、と躰が傾いた―と、気が付けば、私は押し倒されていた。紛れもない、彼、夜叉王――の魂に。
 魂は、夜叉王そのもの。だが、私は少し虚しかった。嬉しい。筈なのに。でもその虚しさも、瞬時に掻き消えた。
 夜叉王からの、温かい口付け。
 私の虚しさは、彼に全てを委ねる、決意と甘えに為ったのだった。

 唯事ではない、淫美な喘ぎ声。それを発しているのは、私だった。
夜叉王によっての愛撫で、間違いなく絶頂に導かれている。
 「…………っ!」
突然の刺激。腰ががくがく揺れる。夜叉王が触れた、――いや、摘み上げた、と言った方がいい。――場所は、恥部の奥にある肉芽。恥ずかしながら、私が最も感じてしまう場所だった。 「…あっ…はぁ…ぅ…や……夜叉王…っ!ああぁ!」
舌を入れてくる。ねっとりとした感触が、さらなる快感を生み出していく。
自分で、もう大分湿っているのがわかる。
いい…そう感じていた時、彼が舌と手の動きを止め、口を開いた。
何事かと、話を聞く。
…本当は内心不満だった。このまま続けて絶頂を迎えさせてくれればいいのに――。
 「…阿修羅、済まなかった。先に、先にんでしまって」
深い悲しみを湛えた彼の声。
静寂。
そして、私の中に沸き上がる、悲しみ。
彼から、この言葉を聞いた時、流す筈の無かった涙が一筋、線を描いて
    落ちた。
 嗚咽して上下する私の背中を、申し訳なさそうにゆっくり擦ってくれる。
 申し訳ないのは、私の方なのに――。
その、逞しい身体に寄り添っていたら、唐突に彼が愛撫を再開した。
 「ちっ…ちょっと…まっ…て…ん、…はぁ…ん…!」 彼に慰められて、涙は乾いた。今の私にあるのは、愛する者に抱かれる悦び。

 今回も、ここまで。長くなっちまった。次が、ラストです。お間違えの無いように。

144 :
 唐突な再開の仕方に、私は喘ぐしかなかった。
只、愛しい男に抱かれる悦びに溺れていった。
つん、と何かが恥部に触れる。恐る恐る見ると、夜叉王のソレだった。
初めて夜叉王のソレを目の当たりにし、改めて赤くなる。夜叉王も、顔を朱に染めていた。
いつもとあまりに違う、子供のような彼の顔。
私は心から彼を堪らなく愛しいと思った。
意を決し、彼の上にまたがる。そして、腰を落とし、彼のソレを私の中に挿入ていく。
強烈な快感の波。無意識に私は腰を振っていた。
すると、夜叉王も合わせる様に腰を振り始めた。
頭がぐらぐらする。あまりの気持ち良さに、失神しそうにもなる。いつしか、息は両方共に荒くなり、表情も恍惚とした物になっていた。
 「…や……叉…王……んぅっ!……ああぁん!……ひぁっ…ん…もう…だめぇっっ!」
 「あ…修羅…お…俺も……もう………っ…」
高みに昇っていく感覚。それは、ずんとのしかかってくる。
もう、だめ。喘ぎながら思う。
そして私は、いや、私達は同時に、快感に溺れた。


―――朝。
私は、乱れた床の上で目を開けた。陽の光が眼に眩しい。
私は慌てて夜叉王の姿を探す。誰よりも大切な、夜叉王の姿を。
―――だが、彼は居なかった。居るはずが無かった。解っていた筈なのに。
私は、弱い。夜叉王を想うと、枯れた筈の涙が、また溢れてくる。
 やっぱり、貴男が居ないと私は――
とても弱い、と弱音を吐こうとした。そしたら、それを遮るように、声が聞こえた。
「阿修羅、お前は充分に強い。辛いときは、俺が居ると思え。お前はその強さで自分の配下の者達を護れ。」
確かに、聞こえた。私は彼が居るであろう、空に向かい、涙で潤んだ瞳で、笑いかけていた。

―――それなのに、私は今此処に居る夜叉王を刺し貫いている。
そして、夜叉王の幻に抱き締められている。
もう永遠に感じる事の無い夜叉王の包容を、彼が消えるまでの僅かな時間、精一杯、感じていた――

終)

145 :
お疲れ様でした。
こんな文、読んで下さって、誠に感謝の気持ちで一杯です。(⊃Д`)・.・*・.・ いや、本当に。
私、マロの超遅筆SSを待って居て下さった方、並びに読んで下さった方、本当に本当に有難う御座居ました。それでは、又会う日まで。
See you next time…

146 :
お疲れさまです〜
よかったですよ!
黒鋼×知世姫キボン

147 :
黒鋼と知世は同じ城で生活していただけにそういう機会があってもいいだろうなあ…

148 :
知世姫なら笑顔で服剥きそうな…
俺だけか?Sという印象が…
でもちょっと女の子みたいに照れるのもみたいな
「黒鋼…」

149 :
クロウ(サクラとトーヤの父)×侑子さんの遠距離不倫希望
王妃が誰かは知らん

150 :
age

151 :
age

152 :
mage

153 :
薄暗闇の中、一組の男女が身を絡ませあっている…
…こんくらいしか思い付かねー

154 :


155 :
再放送を見て阿修羅にハァハァしたので来てみれば、なんと阿修羅のSSがあるじゃないか!!
なんというミラクル!!

156 :
あげ

157 :
age

158 :
ほしゅ

159 :
チィをまもってやりたい
知世の着物を乱してみたい
あれ?

160 :
>>159
知世あるあるwww
黒鋼(黒鋼父でも可)に乱してもらいたい

161 :
>>160
賛同ありがと!!
着物ってそそるし知世を乱すのはは必見だろうな〜普段みれないし。
でも見掛けによらずかもしれんけど黒鋼父生きてた時かなり幼かったじゃん知世…出来るだろうか
っていうか見掛けだけしたら父にしろ黒鋼にしろロリコンだな


162 :
大分前に途中まで読んだんだけど、おおざっぱにしか覚えてない
サクラ→ファイ…ファイさん、敬語
ファイ→サクラ…サクラ、タメ語
だっけ?誰かおせーて
つかこんな状態じゃまともな作品に仕上がるか分からんが

163 :
>>162
ファイ→サクラ…サクラちゃん、タメ語
期待してる

164 :
>>163
サクラちゃんか、ありがとう
とりあえず書いてみるわ

165 :
>>164の前座に
【note】
・黒鋼×ファイ(女)
・原作とは無関係のパラレル。女教師ファイと高校生黒鋼
・恋愛要素あり
【caution】
・カップリングが受け付けない
・女体化は嗜好に合わない
・恋愛要素とかいらない
・原作に沿わない話は興味ない
上記に当てはまる場合NGワードの設定をお願いします。
そして一緒に神の降臨を祈るべし。
【NGワード】SILENCE
>>97-99を見たから書いた。
そして読みにくい上に正直ごめんなさいと思っている

166 :
逃げないでね、と彼女は言った。顔を見たくないがために授業をサボり続けた
ツケが、ここにきて回ってきた。教室前の廊下で背を向けていた自分は相手の
接近に気付かなかったのだ。単位不足で卒業できなかったら困るのは君だよ、
と肘を掴んで化学の担当教師は念を押した。
そうして、今の状況に至る。
黒板に文字を書き付ける硬質の音が響く。時計の針は六時半を指していた。
最後の化学式を書き終えたところで教師は振り返り、黒鋼がノートすらとって
いないのを見ると、困った顔をした。
「うわぁ、ホント困ったさんだねー。そんなに化学が嫌い?」
「煩ぇ。一応こうやって補講受けてんだろうが。見たくねぇのはてめぇの面だ」
「そう言われましてもー。授業をサボるならサボるで、せめてテストで赤点を
とらないようにしてくれなきゃ。折角部活の功績に免じて補講とレポートで何とか
することになったんだから、最後の一時間くらい真面目に聞いて欲しかったよぅ。
どうせこの先は受験対策しかしないんだからさー…」
聞きようによっては辛辣な嫌味を苦笑混じりに呟き、彼女は教卓を離れて、
黒鋼の席へと近付いてきた。目の前の椅子を引いて腰掛け、身を乗り出すように
黒鋼を見上げる。タイトスカートから伸びた脚が音もなく組まれるのが、
嫌でも視界の端に入った。咄嗟に目を逸らすと、覗き込む青い目とぶつかる。
薄く色付いた唇に艶やかな笑みが浮かんでいる。
「嫌われて残念」
「…自覚があるなら寄んな」
「半年前、助けてくれたよね」
「知るか。人違いだ」
「憶えてるよ。君は剣道の部活の帰りで、人通りのなくなった駐車場を
通りかかった。車の陰でレイプされる寸前の教師を助けてくれた」
「適当なこと言うんじゃねぇ。だいたい見分けつくわけねぇだろ、あんな…」
「…陽も落ちて暗いなかで?」

167 :
いつの間にか、響いていた部活の声も消え、校舎全体を静寂が包んでいた。
最後の残照が僅かに雲を染め、窓から見える別棟に疎らに灯りが点っている。
時計の秒針がやけに耳に付いた。
ファイは静かに席を立ち、黒鋼が言葉もなく見守る中照明のスイッチに指を伸ばして、
パチン、パチンと照明を落とした。
瞬く間に教室は宵闇に呑まれ、窓の外の覚束ない余光だけが光源になった。
「あれからずっと避けられてるのはどうして…?」
静まりかえった木の床が細いヒールの音を跳ね返す。
音を立てて椅子から立ち上がった黒鋼は、戻ってきたファイと向かい合った。
見上げるファイの身長は黒鋼の肩の辺りまでしかない。
黒鋼の頬をひやりとした指先が撫で、軽く肩を押し戻された。
柔らかな吐息が耳元を擽り、椅子にだらしなく掛けた学生服の脚に華奢な膝頭が触れた。
そのままファイは黒鋼の片脚を跨ぐように椅子に黒いストッキングの片膝を突き、
ゆっくりと首に両腕を巻き付け、顔を伏せた。
柔らかな膨らみが押しつけられ、二つの身体の間で重たげに形を変えた。
仄かな甘い香りが鼻孔をかすめた。
「ねえ…、黒鋼?」
黒鋼は歯を食いしばった。強張った顎の輪郭を指が辿る。
緩やかに何度か往復した後、暖かく湿った吐息が首筋に触れ、息を詰めた。
耳朶を軽く啄まれ、揶揄うように舐められて、背筋がぞくりと粟立つ。
首に絡みついた片手が宥めるように後頭部の髪を梳く。
黒鋼の意思に反して、身体の一点に血液が集中し始めた。じりじりと理性が
灼き焦がされていく感覚に、噛み締めた奥歯がギリ、と音を立てた。
「てめぇ、いい加減にしろ…!」
「お静かにー…」
ファイが窘めるように黒鋼の顔を覗き込む。濡れたような艶の唇が声もなく
笑っているのが薄闇を透かして見えた。動揺すれば負けだ。髪を梳いていた指が
窘めるように唇を押さえてから、爪が食い込むほど握りしめた拳を軽く撫で、
膝頭に手を置いた。
「動かないでね」

168 :
重ねられた薄い掌が時間をかけて筋肉を辿り、太腿の付け根まできて、そのまま
内腿を膝まで戻っていく。執拗に何度も繰り返される内に、じわじわと堪え
ようのない熱が蓄積していく。思わず漏れた呼気に黒鋼は失敗を悟った。
からかい混じりの囁きが頬を擽る。
「もしかして、もう勃ってるー…?」
不自然に生地を押し上げた強張りを、白い指が柔らかい動きで揉みしだく。
一度荒くなった呼吸はもう隠せなかった。強いかと思えば弱い、もどかしい
刺激が苦痛だ。甘い香りと押しつけられた肢体の重みを意識した。
ねぇ、とファイが耳元で囁いた。
「好きな人いるの? こういうこと、してくれるー…?」
一瞬頭の中が空白になる。ファイは黒鋼の首に絡めていた腕を解き、絡ませた
腕を離して硬い床に膝を突いた。ベルトの金具を外し、顔を熱の籠もる股間に
埋めた。
「…ッ、やめろ…」
直接的な刺激と歯でジッパーを下ろす音が生々しく、黒鋼の制止は上擦った
呻き声となって空気に溶ける。下着ごとズボンを中途半端に引き下ろされ、
引っ張り出されたグロテスクな屹立はひやりとした外気に震え、内に籠もる熱量を
否が応にも自覚した。黒鋼の表情を上目遣いに見上げたファイは微かに笑い、
ちらりと覗かせた舌で先端を舐めた。生暖かく濡れた感触の擽るような動きに
息が詰まる。ファイは強張った太腿を哀れむように撫で、張りつめた先端を銜えて
そのままぬめる口内に呑み込んでいく。ぐちゅ、と唾液の音を立てて吸い上げる
刺激に腹筋がビクリと緊張した。思わず上下する金髪を掴むと、ファイは顔を
上げた。離した唇から唾液が糸を引く。
「出していいよー…。飲んであげる…」
やめろ。
声を上げる前にファイは再び股間に顔を伏せた。目を背けたいと思いながら、
息を詰め凝視する矛盾は何なのか。舌先が鈴口を割る。荒い息が食いしばった
歯から零れ、包み込む柔らかく熱い粘膜とぬめる舌、太く浮いた血管に沿わせた指、
下腹を擽る髪の感触が全てになる。チュウ、と音を立ててひときわ強く吸われた
瞬間、堪えきれず黒鋼は吐精した。

169 :
「…ッ……ゲホッ………………ん……」
蹲っていたファイがゆっくりと身を起こした。唇を軽く舐め、未だ犬のように
息の収まらない黒鋼の頭を抱き寄せて、あやすように髪を梳く。
細身のジャケットの生地を窮屈そうに押し上げる膨らみが、目の前で秘やかに息づいている。
身を寄せなければ分からない程の仄かな香りに酩酊した心地で、黒鋼は女の身体を
ぐいと引き寄せた。バランスを崩す形で腕の中に倒れ込んだファイは黒鋼を見上げ、
何を考えているか分からない表情でただ微笑んだ。
これは禁忌だ。
脳裏で冷静に指弾する声を黒鋼は無視した。
罪というなら、疾うに手遅れだ。
黄昏に沈む駐車場で四肢を拘束されレイプされる寸前の女教師を助けた夜、
黒鋼は夢の中で彼女を犯した。その後も彼女は姿を変え、設定を変えて夢に、
時には自慰の妄想に忍び込んでは眼差しと指先で黒鋼を翻弄し続け、
黒鋼もまた最後には見栄も屈辱もかなぐり捨てて細い肢体を組み敷いた。
現実のファイの姿を目にする度に覚えた後ろめたさすら興奮と裏表でしかなく、
目覚めた後狼狽えるほどに生々しい夢を何度も見た。
これは、黒鋼が妄想の中で様々に玩び続けた姿が単に実体を伴ったに過ぎなかったし、
ファイの挑発は黒鋼の青い情欲に感応した結果だということも、からかうような
底意地の悪い笑みを見ればわかることだった。
黒鋼は中途半端に凭れた身体を抱き直し、腰を跨いで座らせた。タイトスカートが
太腿の上まで捲れ上がり、太腿を締め付けるストッキングのレースとその上に
続く細いストラップが覗き、グラビアで男を挑発するモデルを連想させる。
ファイの顎を掴んで顔を寄せるが、触れる寸前で体温の低い指先に阻まれた。
「…キスはだめー…」
「なんでだ」
「君の味がするけどいいの?」
嫌な顔が気配で伝わったのか、ファイは可笑しそうに肩を揺らした。
真面目に答える気がないのが見て取れて舌打ちが漏れる。ファイの片腕が首に回り、
空いた片手が黒鋼の手をとった。微熱を帯びた声が黒鋼の脳髄を浸食する。
「ねえ…、ちょっとでいいから触って」

170 :
導かれた手は薄手のジャケットの上から胸に触れた。掌に鼓動が伝わる。
重なる指の強請るまま緩やかに手を動かすと、ファイは目を閉じ吐息を漏らした。
それにしても、これだけ細身のスーツで身体を締め付けて苦しくないものか。
強調されたメリハリこそが目の毒だと思いながらジャケットの釦を外し、シャツの
釦を上から一つずつ外していく。
肌とレースを半端に隠すシャツが目障りで脱がせたかったが、
相手の腕が黒鋼の首に絡みつき、全く協力的でないので諦める。
女物の下着というのは見た目の割に手触りが硬かった。
揉み上げる無骨な手の動きに、大きく開けられて露出した肩から胸にかけての曲線が
緩やかに喘ぐ。
膝立ちさせて目の前に来た胸の頂点をレースの上から舌先で押すと、
初めて甘えるような声が漏れた。首に縋る手に力が籠もる。
下着の肩紐をずらし、無理矢理引きずり下ろすと、白い乳房が零れ出た。
ツンと上を向く乳首を口に含み舌で嬲ると、腕の中の身体がビクリと仰け反る。
すかさず白い喉元に吸い付き、舌を這わせた。
乳房を玩ぶ掌と肌をなぞる舌に、ファイが擽ったそうに髪を揺らす。
「あ、ちょっと…痕は残さないでよ」
「うるせぇ。服か何かで隠せ」
薄い皮膚の下で脈打つ血管を鎖骨まで辿ると、細い鎖に行き当たる。
トップに小さな飾りが付いていた。雑誌で似たものを見たことがある。
イニシャルを彫り込む類のやつだ。黒鋼の視線に気付いたファイが、苦笑した。
「これねー、似合わない? …綺麗だから捨てるに捨てられなくて」
「………」
もうお終い? とファイが小さく呟いた。黒鋼は黙って手の動きを再開する。
ファイは黒鋼の肩に顔を伏せ、時折漏れる掠れた声と震える肢体、肩から胸の
筋肉を這いシャツの上から乳首に悪戯を仕掛ける指が、黒鋼の一度は収まった
熱を腹の底からジワジワと煽り続けた。
撫でさすり、舌を這わせ、時には歯を立てる肌がしっとりと掌に吸い付くように
汗ばんできた頃、ファイが荒い息を吐きながら半勃ちの雄に指を絡ませた。
「お願い………、触って…」

171 :
どこを、と訊くほどの余裕もいつしか失われ、黒鋼の手は扇情的な太腿から
スカートの中へそろりと這う。明らかに濡れた薄い布地は肌に張り付き、
指先で触れた瞬間、細い腰が大きく揺れた。二度、三度と指がぬめる下着の上から
そこを擦るたびにファイの身体が震え、濡れた音が聴覚を犯した。
「あ…ァ……、ッ………も……」
焦れたように頭が揺れ、汗で湿った金髪が項を叩く。黒鋼の股間を煽る指先の
動きが止まり、思い出したように彷徨い出す。腰骨にかかる下着のサイドに
指をかけ引き下ろし、片脚を浮かせて抜き取た。ヒールに続く足首の片方にだけ
下着を絡みつかせた姿は情欲をどこまでもかき立てはしたが、縋り付く腕の震えに
ほんの一瞬庇護欲めいた感情をそそられて、黒鋼は歯を食いしばった。
(…キスはだめー…)
(…綺麗だから捨てるに捨てられなくて)
「あ! …あァ、ハ………ん…ッ………ぁ……」
濡れた陰毛をかき分け、初めて触れる女の其処は溢れ出した体液でぬめり、
柔らかく、熱いとすら感じた。探る指を導くようにファイの腰が揺れる。
言葉にならなくとも、どこに触れて欲しいと望んでいるかは分かった。
強請られるまま小さな突起に触れ、指の腹で転がすのに合わせて細い身体が震える。
宛った指を呑み込ませていくと、捕らえた異物の形を確かめるように内壁がうねり、
熱い体液が伝い落ちた。爪で傷付けることを危惧しつつも、かき立てられるように
中を弄るたび、耳元で啜り泣きに似た声が漏れる。
「も、やめ……」
乱れた前髪の下からファイの視線が黒鋼を射た。互いに限界は直ぐそこだった。
掻き乱す指を抜き、震える身体を抱え直して先端を熱く潤む中心に押し当てる。
眼差しを絡め合ったまま、女は緩やかに腰を揺らめかせて自分の体内に黒鋼の
雄を呑み込んでゆく。ファイが時折きつく眉根を寄せて動きを止めるたびに
突き上げたい衝動を、黒鋼は奥歯を噛んで堪えた。自分と同じだけ、相手も
きっと苦しい。震える息を零し、噛んだ唇を何度も湿す仕草に視線が止まる。
(…キスはだめー…)
鎖骨にかかる細い鎖が鈍い光を弾く。胸の奥が不愉快にざらつき、
輪郭のぶれきった思考が少しだけクリアになる。

172 :
「ん……」
時間をかけて屹立を奥まで呑み込んだファイが肩に頭を預けて喘ぐ。その背を
軽く撫で、そのまま下ろした手が華奢な尻を鷲掴んだ。ファイが息を呑んで
顔を上げた。
「…っあァ! …ッ、ん、…、ハ、あぁ、あァア……!」
ネイルが生地の上から背に食い込んで痛みを覚えた。腰を引きつけ打ち付ける
たびに、貫いた肢体がガクガクと震えた。
尻の肉を揉み、乳首に唇を寄せ、下腹を撫でれば締め付けが強まり、
混ざり合った体液が止めどなく押し出される。
淡い香水と青臭い性の匂いに嗅覚が麻痺しそうな気分で、それでもなお熱く
狭く柔らかい肉を穿ち、擦り上げずにいられない。大きく捲れ上がったタイト
スカートの影、繋がった部分から溶け合った一つの生き物のように沈み、うねり、
突き上げ、押し付ける。
「ぁ…黒鋼、くろがね………」
焦点の暈けた瞳が至近距離で呼ぶ。
もう少しで届く、と思ったとき、ファイが瞼を閉じた。薄い皮膚の滑らかさに
抑えの効かない震えが腰を貫き、あっけなく黒鋼は弾けた。同時に腕の中の
肢体が大きく震え、注ぎ込まれる熱を待ちかねたように絞り上げ、ヒクヒクと
蠢いた。


173 :
荒い二つの呼吸が静止した部屋の空気に溶け、拡散していく。肩に預けられた
頭の重みを感じていた。クシャクシャに皺の寄った衣服から半ばさらけ出した
背を撫で、湿った金髪を梳いてやると、ファイは小さく身震いして顔を上げた。
「調子に乗りすぎたー…ごめんね」
「………」
それは、どういう意味だ。
無言で凝視する黒鋼にへらりと笑いかけて、ファイは億劫そうに身を起こす。
繋がっていた部分が濡れた音をたてて離れ、精液がとろりと溢れた。
陰茎を汚す体液を取り出したハンカチで丁寧に拭い、自分の下腹部も拭いて、
濡れて使い物にならなくなった下着を足首から抜いてその中に包む。
「さすがに職員室に戻るのは無理ー…。君も、もう着ていいよ」
白い太腿もガーターベルトのストラップも、裾を下ろしたスカートに隠れて
もう見えない。つい先刻まで自分の手の中に収まっていた乳房もレースの下着に
包まれ、皺になったシャツが肌を覆い隠していく。
黒鋼の目の前で、初めから、何もなかったように。
のろのろと乱れた服を整えながら、視線でその姿を追う。
ファイはジャケットまできちんと着込み、黒鋼を待つように机に軽く凭れて立っていた。
身繕いが終わったと見ると、彼女は照明を付けた。暗がりに慣れた目に、
明るい電灯の光が突き刺さる。
濃密な残り香と服の皺、僅かな肌の上気以外に、情事の名残を示すものはない。
その残り香も、ファイが次々と開け放った窓から吹き込む夜気に希釈され、
押し流されていく。
「補講はとりあえず今日でお終い。レポートの課題は後日渡すから、真面目に
書いて提出すること」
帰ろっか、と微かな笑みを浮かべ仰ぎ見る女を前に黒鋼は立ち尽くす。
「黒鋼……?」

174 :
ごめんね、とファイはもう一度目を伏せて囁いた。
後悔が滲んだ声音に、瞬間的に頭に血が上った。二の腕を掴み、乱暴に引く。
ファイは抵抗せず、されるがままに蹌踉めいて、それが余計に黒鋼の激情を煽った。
謝ってどうする気だ。素知らぬ振りで被害者の顔をしろと言うつもりか。
それとも、忘れろとでも言いたいのか。ただの気まぐれだから、と。
だったら、なぜこんな真似をした。
喉元の細い鎖が視界の端に映る。どうしようもなく目障りだった。
顔を寄せ、後退ろうとする身体を逃がさず項に鼻先を押し付ける。
やはり甘い肌の香りを嗅ぎ、舌先を滑らせ、触れた金属を一気に歯で引き千切った。
「ッ! ……何を」
あっけにとられた表情が怒りに変わるのを見ながら鎖を吐き捨て、無理矢理
唇を奪う。くぐもった苦鳴が漏れる中、捻り込んだ舌を尖った歯が掠め、
鋭い痛みと共に金臭い血の味が広がって、全身で藻掻いていたファイは怯えた
ように目を見開いた。強張った身体から力が抜け、唇がゆっくりと離れる。
薄い唇を濡らす唾液には朱が混じっていて、もう後戻りできないと囁く本能を
黒鋼は受け入れた。
後悔したいなら望むだけさせてやる。
余裕の笑みをかなぐり捨てて、怒り、怯え、忘れようにも忘れられなくなればいい。
手首を掴む指を振り払い、ファイは身を翻して教室から出て行った。
後には補講の痕跡の残る黒板と黒鋼、それに千切れた細い鎖が残された。
床からそれを拾い上げ、夜風の吹き込む窓から思い切り外へ投げる。
物音もしなかったし、落ちた先も見えない。
明日は喉元を隠してくるだろうか。黒鋼を見て、顔色の一つも変えるだろうか。
丁寧に黒板を消し、開け放たれた窓を一つずつ閉めていく。
疼く舌先を上顎に擦り付ければ、濃い血の味が滲む。
最後の一つを閉める時、冷えきった夜風に乗って、静まりかえった校内のどこかで
自動車のエンジン音が遠く響いた。
<了>

175 :
GJ!
モコナ=モドキもドッキドキ!

176 :
すげえ

177 :
>>165-174
GJ!
前座とか言わんでよ、こんなレベルの高いSS書いといて…
書き上がるかも微妙なのに_no

178 :
や・・・やべえ・・・すげえGJですorz
女教師(*´Д`)

179 :
>>166-174
心の底からGJ!!!sugeeeeeeeeeeeeeeeeeee
なんか続きがありそうな引きにwktk!

180 :
>>165です。読んでくれた皆様有難うございました。
グレイゾーンなカップリングで申し訳なかったです
続きは脳ミソの中なので、あってないようなもの
皆のお話も読ませて欲しいお
>>177
でも待ってる。ゆっくりで良いから楽しみにしてる

181 :
>>180
もし良かったら続き書いてほしい。読みたい

182 :
>>165=180
GJ!
もし頭の中の続きがカタチになりそうなら
気が向いた時で良いので是非また投下してください。

183 :
>>166-174
すげGJ
続き書けるようなら是非読みたい

184 :
神の愛娘であるサクラは、その呼び名の通り人々から愛されていた。
今は亡き母と父は彼女を存分に愛し慈しんでいたし、普段妹を揶揄する兄とて、
可愛さゆえのちょっかいであり当然彼女を心の底から愛していた。
妹と幼い頃から共にいた少年との仲をありとあらゆる手で妨害を目論む程には。
それで妹が気を害することがあったとしても、それは兄の知るところではない。
そんなわけでクロウ国の愛されし姫君であるサクラは、家族と町の人々から愛し守られ、
大事に大事に育てられた。
そんな回りの甲斐があってか、素直で明るく、そして純粋に育ったサクラ姫が、
その問いの答えを知らずとしても、まぁそんな不思議なことではないのだろう。
が。
「ファイさん…あの、聞きたいことがあるんです…」
サクラはその成長期特有の丸みの帯びた頬をほんのり赤く染めながら、
上目で見つめながら聞いてみせた。
「赤ちゃんて、どうやってできるんですか?」
ファイは笑顔で押し黙った。
妙に躊躇いがちに聞きたいことがあるのだと言うサクラに、ファイは
優しく微笑んで先を促してみせたのだが、早まったか。
黒鋼ならなんと答えただろうか。
(知らなかったりしてー。なんて、まさかねぇ。はは…)
サクラは答えを待ってじっとその翡翠の瞳を真っ直ぐファイに注ぐ。
ファイの一人部屋をサクラが先ほど一人で尋ねてきたので、今彼らは二人きりである。
黒鋼と小狼は自室に篭っているだろう。黒鋼は一人酒でも勤しんでいるだろうか。
(モコナはもう寝てるかな?)
「…ファイさん?」
無意識に軽い逃避に走っていたファイは、呼びかけに「あぁ、うん」とサクラを改めて見返した。
一人部屋のシングルベッドの上にちょこんと座っているサクラ。
答えを期待する彼女の目は、どこまでも純粋にきらきらと澄んでいた。
加えて隣り合わせで座る成人男性一人。時は夜分。
ふむ、とファイは頷いてみせた。
「…知りたい?」
今の本誌の展開じゃサクラ×ファイだよなー

185 :
途中までwktkしながら読んでたのに最後の一行で噴いた
>>184、そのまま続き書いてみないー?

186 :
>>184
続き希望!あなたは>>177
手取り腰取り教えてあげて(*´Д`)'`ァ'`ァ

187 :
こくりとサクラは頷いた。
それにファイはにっこりとお兄さん然とした面持ちで微笑む。すっ、
と既に近い距離がさらに近くに詰め寄られたが、サクラは回答を待つばかりで、
それを気にする様子は見せなかった。
「まず、愛し合う男女が二人揃わなきゃいけない。それは、なんとなく分かるね?」
サクラが赤みがかった頬をさらに赤く染め、こくこくと頷く。
ファイがにこりとさらに笑みを深める。
「愛し合う男女が愛し合う為にする行為があるんだけど、それをすると赤ちゃんが
できるんだ。どうするか分かる?」
今度は首が横に振られた。
ファイは優しげに眦を細め、どこまでも安心するような笑みを浮かべる。
ぎしり、と僅かに音を立てて、サクラの横に左手をついた。
体を寄せて顔を相手のに近づければ、さすがのサクラも戸惑いの色をその表情に乗せた。
「ファ、ファイさん…?」
吐息を感じられる程に近づけられた互いの容貌。呼びかけに、ファイはうんと
微笑みながら頷いた。
「教えてあげるよ」
右手がそっと柔らかな頬を包む。それがすっと下へ、顔から首筋へ、首筋から胸元へと
滑っていく。胸へと到達した時点で、ようやくサクラが声をあげた。
「えっ!ファ、ファイさん…!?」
右手は小ぶりながらも確かにそこにある膨らみを優しく撫でた。僅かに揉むように
押されれば、サクラの戸惑いは増すばかりだ。
「ファイさ…!」
「大丈夫。教えてあげるだけだから。知りたいでしょ?どうやって赤ちゃんができるか」
耳元で囁かれたどこまでも甘く低い声に、混乱するサクラは火照った顔を
こくこくと縦に振って頷いてしまう。
あわふためくサクラの様子に、ファイは純粋に可愛いなぁ、と思う。
可愛いなぁ苛めたいなぁ。
思うままに、胸を彷徨っていた手が腹部を撫で、さらに下へと降りていく。
「あっ!」
「ここを使うんだよ」
撫で上げられた下肢に、サクラは堪らず声をあげた。寝間着の上から
指で押されて、サクラはびくりと震える。
「っや、やっ、ファイさんっ!」
「赤ちゃんをつくるには、ここを使うんだ」
「やっ、ぁっ、う、そぉ…っ!」
ほんとだよ。そう言って、中指でぐりぐりと秘部を布の上から押し上げた。
「やぁぁぁっ…!」
や、>>177じゃないっす。
ふざけながら書いてたのを何となく書き込んでしまった。

188 :
>>187
うわっごめんなさい_| ̄|◯
どうか続きをお願いします
 
>>177さんもお待ちしてます
 
 
ずっと過疎だったのにいっきに賑わってて嬉しいなあ

189 :
>>187
いい感じ 続きに期待

190 :
>187
GJ!


191 :
>>187 続き待ってます!
時間があったらでいいのでお願いします

192 :
続きまち保守

193 :
続き待ちます。

194 :
単行本派で昨日読み返したんだけどやっぱ小狼×さくらだなー
ちなみに18巻っていつ頃出るかわかりますか?

195 :
眼前に広がった光景に、サクラは呆然とした。
積み重なった幾多ものそれは、人であったはずの者達。今はただの肉塊と
成り果て、辺りにの匂いを充満させる。視界の端に写る肉と血の残滓は、
吐き気を催すには充分な光景で、サクラは思わず口元を抑えた。あまりに
無残な映像への嫌悪や不快感ではなく、胸を切り裂くどうしようもない痛みに。
決して広域ではない辺境の小さな村で、けれど活気に賑わせる元気で気さく
で人達の様子に、焦心なサクラも幾許か心を洗われていたのに。
焼かれた家々。物言わなくなってしまった、優しく接してくれた村人達。
サクラの胸に絶望と後悔の念が過ぎる。それは以前にも味わった。
こんな、こんなことを、これをすべて、小狼君が―。
じゃりっ、と砂石を踏む音に、サクラははっと背後を振り返った。目の当たりに
した事柄に、今度こそ呼吸をするのも忘れる。
「…っ」
ずっと捜し求めていた者。もはや何を犠牲にしてでもその元に辿りついて
みせると、仲間の元からも離れサクラの胸に痛諫な決心を抱かせた、痛切な
までに焦がれていた相手。
「小…狼、君…!」
血に塗れた少年は、あげられた声に、惰気な様子で首を廻らせてみせた。
その右手には、持ち主から引きちぎられた、人のものであったはずの、腕。
あまりに壮絶なその姿が、このすべての惨状が目の前の少年の所業なのだと
物語る。
サクラはさらに息を呑んだが、ここで怯むわけにはいかなかった。諦める
わけにはいかなかった。優しかったはずの少年。己の為にすべてを賭けて
くれた少年。
このすべてが己を起因としているならば、止めなくてはならない、もうこんな
惨劇、これ以上―。
「小狼君」
ぴくりと、目の前に人物が反応した気がした。
「小狼君」
ぴくりと、また。その瞳には何一つ感情を宿していなかったが、確かに
身体の方が、僅かながら揺れる。
「小狼君」
一歩、前へと踏み出す。さらに一歩。
以前、共に旅をしていた、可愛らしい仲間が教えてくれた。心の記憶が
なくとも、時には躯の記憶が覚えていることもあると。
ならば己は、それに賭けるしかない。
「小狼君…!」
黙れとばかりに、精一杯に呼びかける少女の細い肩を掴んで、『小狼』と
呼ばれた少年がその身体を所々ひび割れた硬い壁に押し付ける。
「小狼君、お願い小狼君…!思い出して…!あなたはちゃんと心を持って
いた!小狼君だけの心を、とても優しくて強い心を!お願い思い出して、
小狼君!しゃおら…んんっ!」
それ以上の言葉は、乱暴に合わせられた唇によって呑まれてしまった。
サクラは咄嗟に目前の身体を引き離そうとするが、それより前に掴まれた
両腕を壁にだんっ!と押し縫われてしまう。足掻くも腕は容赦なく捕縛されており、サクラの力ではびくともしない。
「んん…ふ…!」
唇の隙間から舌が進入してきて、サクラはびくりと身を竦ませた。

今のコピ小狼とサクラじゃレイープしかないじゃないか…

196 :
>>195
なら やるしかないじゃないか!
続いてほしいなあ、お願いします

197 :
保守

198 :
hosyu

199 :








200 :







201 :
( ゚д゚)ポカーン

202 :


203 :
 
 
「???」
背中を這う手の温もりを感じてサクラは目を開け手の主を探した。
「……ファイさん??」
「ん? 起こしちゃった?」
ファイはいつものヘラヘラした笑顔のままサクラの顔を覗き込み、
しかしそれでも手の動きを止めようとはしない。
「えっと、あ、あの…この手は……?」
背中から腰をゆったりと行き来する手の意味するところを掴めず、サクラは困惑した。
「あ、これ? サクラちゃん最近疲れてるみたいだからね。
マッサージしてあげようと思って」
「ほぇ? ……マッサージ?」
「うん。俺の国のマッサージなんだけどね、すごい効くよー。
効きすぎて全身の力が抜けちゃうかも」
「そんなにすごいの、いいんですか? ありがとうございます」
寝ている人間に突然マッサージをするなんて誰であっても怪しい。
けれど余程疲れが溜まっているのか、それとも単に世間知らずなのか……。
ともかくサクラは疑問を抱いた様子もなく素直に礼を言い再び目を瞑った。
「どういたしまして。あ、ちょっと下だけ脱いでくれるかな?
生地と擦れて肌を傷つけちゃうと困るから」
何でもないことのようにサラッと言うと、サクラは素直に従う。


204 :
 
 
(…やっぱり世間知らずの方か)
異世界とはいえ一国の姫らしい純粋さを考えると、
有り得ないような世間知らずも妙に納得できる。
薄暗がりの中、月明かりに照らされたサクラの透き通るような肌が浮かんだ。
「最初はちょっとくすぐったいかもしれないけど我慢してね」
飄々と言いながらも背中からヒップにかけて、柔らかなその体を味わうかのように色っぽく撫であげる。
サクラは気持ち良さそうな表情を浮かべ、大人しくされるがままになっていた。
慎重に様子を伺いながらもファイは徐々にその動きを広げていく。
ヒップから太もも、そして内ももへ。
直接触れた肌は驚くほど滑らかで、しっとりと掌に吸い付いてくる。
きめ細やかなその肌をやわやわと揉みさすりながら手応えを待った。
指先で内もものラインを触れるか触れないかの微妙なタッチでなぞると、ふとサクラが小さく反応する。
「っん…」
先ほどまでの心地よさとは違う、今まで味わったことのない不思議な感覚に
サクラは目を瞑ったまま小さく息を吐いた。
ファイは逸る気持ちを抑え、サクラの反応が確かなものになるまで
辛抱強く何度も指を往復させる。


205 :
 
掌全体を使って、無駄な肉のついていないスラッとした腿をほぐすように揉みしだく。
張りのあるその感触や素肌の滑らかさを堪能しながらも、注意深くタイミングを探った。
次第にサクラの呼吸が荒くなっていく。
すべすべとした素肌から伝わる温もりも熱を帯びてきたようだ。
(……もう平気かな?)
ファイは内ももからヒップにかけてのギリギリの位置から少しずつ手を動かし、
サクラの秘部へと指先を這わせた。
「ひゃあ!?」
思いもよらない場所を触れられて、流石にサクラは声をあげた。
「っそ、そんなところも、マッサー…っん、するんですか……?」
あくまでもマッサージだと信じて疑っていないようである。
「うん、俺のいた世界のマッサージの仕方だからね。
サクラちゃんの国ではしないんだね」
指先での侵入を止めずにニコッと微笑みながら言うファイに、
サクラは途切れ途切れながらも言葉を続ける。
「ふぁ……あ、あの、なんか、恥ずかっ…ぁ…」
行為の意味は分からなくとも、恥ずかしいことだとは本能的に感じるらしい。
羞恥の為だろうか、月明かりでも分かるほど顔を赤らめている。


206 :
 
「大丈夫、恥ずかしくないよ。嫌?」
「……っいやじゃ…なぃ、です…」
下着の上から包むように手を動かしながら尋ねると、サクラは意外にも素直に答えた。
「よかった。もっとしてあげる、仰向けになって?」
コクンと小さな子供のように頷くとサクラは体を捻り体勢を変えた。
再び脚の間に手を伸ばす。やりとりの最中も触れ続けていたせいか、
下着の上からも分かるくらいに湿り気を帯びている。
「擦れちゃうと可哀想だからこっちも脱ごうね」
下着に手をかけると、サクラは潤んだ瞳を向けながら腰を浮かせファイの作業を手伝った。
(知らないってすごいなぁ…)
サクラのあまりの素直さに半ば感心しながらもファイは行為を続ける。
「んっ…」
下着が取り払われ、ひんやりとした空気を直接そこに感じサクラは小さく体を捩った。
ファイの目の前に現れたサクラの秘部はわずかに毛が生えてはいるものの、
まだ少女のみずみずしい幼さが残っている。
そっと腕を伸ばすと、まだ誰も触れたことがないであろう花園を優しく撫であげた。
「……あっ」
下着の上からとは全く違う、甘く痺れるような感覚にサクラは声を漏らす。


207 :
 
「ふゎ、ぁ……んっ」
普段は自分でも触れることのない場所への刺激にサクラの声は止まらない。
ファイの指は休むことなく動き続け、徐々にその扉を開いていく。
 ――クチュ――
完全に開かれた扉から現れた泉は十分と言っていいほど濡れそぼっていた。
「ぅん……あっ…」
くすぐったいような、むずがゆいような気持ちよさは
いつしかはっきりとした快感へと変わっていた。
静かな部屋に水音に合わせるかのようにサクラの喘ぎ声が甘く響く。
しばらく泉で遊んでいた指が、ちょこんと顔を出している蕾を不意に掠めた。
「っ!…あぁ!!」
電気が走ったような急激な快感がサクラの身体を襲う。
鋭い感覚に戸惑い、快感をやり過ごそうと逃げるようにサクラの腰が動いた。
ファイは指先の動きを緩めることもせず、容赦なく蕾をさすり続けている。
「ぁっ……やっ、…っん!」
下から上へ。上から下へ。
泉で濡れた指はなめらかに一定の動きだけを繰り返した。
安定した変わらない刺激は、ともすれば不規則な動きを凌駕する快感をもたらす。
ファイは指の腹を使って、押し当てる強さのみを変えながら器用に蕾を擦りあげていく。


208 :
 
「…っふぁ、あぁ…やっ……あっ」
指が行き来する度にじわじわと、だが確実に高まっていく快感。

声の間隔は狭まり、瞳はキュッと閉じられ、拳は耐えるかのようにシーツを握り締めている。
そのどれもがサクラの限界がすぐそこであることをファイに教えていた。
「もうちょっとだね…」
ファイは誰に言うでもなく呟くと、指の動きを少しずつ速めた。
 ――クチュクチュ…――
「あっ!? …だめっ、なにっ? はぁ、ぁ……こゎい!」
急速に高まり押し寄せてくる波を怖れサクラは大きく身体を捩った。
「大丈夫、怖くないよ」
ファイは今までの一定の動きに加え、あいてる手を添え指先で蕾を摘みあげる。
堅く主張するそれは泉から溢れた蜜でヌルヌルと滑り、
不規則な刺激がサクラを追いつめる。
「あっ…ゃあ…なんっ…き、ちゃっ……」
摘んだ指で根元を刺激しながら、滑らせていた指に力を込める。
逃げ場を失った蕾をグリグリと押し潰した瞬間。
「っや………あああぁぁ!!!」
ギリギリまで高まっていた快感の波が砕け、サクラの全身を取り込んだ。
サクラの身体はしなやかな弧を描き、数秒の後にシーツに崩れ落ちた。



209 :
 
 
 
 
 
 
気を失ったサクラをそのまま放っておくわけにもいかず、
ファイは丁寧にサクラの身体を拭い風邪をひかないようにと毛布をかけた。
下着と服も着せようかと考えたが、気持ちよさそうな寝顔を見ると
起こすのも悪い気がしたのでやめておいた。
(ま、起きたら自分で着るでしょ)
ファイは朝になって慌てふためくサクラを想像して小さく微笑み、部屋をあとにした。


  《おわり》

210 :
以上です。
流暢な文章の後に申し訳なくなるような駄文ですが投下させて頂きました。
読んで下さった方、ありがとうございました。

211 :
GJ!!
世間知らずのサクラかわいい

212 :
ある日の玖楼国
コンコン
しーん
「?」
コンコンコン
しーん
「?」
コンコンコンコン
しーん
「小狼いないのかなー?」
時間帯は夕方
玖楼国の姫君、さくらは遺跡から帰ってきてるだろう小狼に会いに来たのだ
しかし返事が無い
「開けちゃうよー?」
ガチャ
「あっ」
「スー、スー、スー、」
小狼は眠っていた
「そっか…疲れてるんだね
毎日大変だもんね…」
さくらは眠っている小狼の頭を撫でるように手を添えた
小狼が眠っているので帰ろうかなと思ったさくらだったがせっかく来たのに何もしないで帰るのももったいないと思い
「ご飯作ってあげよっかなぁ?」
作り終わる頃には起きるだろう、とさくらは思った
が、ある事に気付いた
「えへへー小狼、寝顔かわいいなぁ」
思わず顔がにやけた
「よく寝てるみたいだし…
ちょっといたずらしちゃお♪」



楽しみは後にとっときましょうか
ではまた後日ノシ

213 :
>>212
続きをなるべく早くお願いします。続き読みてー

214 :
age

215 :
>>213
同意。何されるのかすごく気になる。

216 :
>>212
続き読みたいです〜

217 :
>>187 氏を待ってる俺ガイル・・・
時間かかってもいいから続き書いてほしいです。

218 :
そう言うとさくらはある物を探し始めた
「マジックどこかなー?」
そう、さくらの思いついたいたずらというのは小狼の寝顔に落書きすることだ
「う〜ん、無いなー?」ガサガサ
「ここかなぁ?」ガッチャンガチャガチャ
小狼なら多少部屋をちらかしても怒らない、と高をくくっているのか、さくらは部屋をどんどんちらかしていく
「あれー?無いのかなぁ?」
しかし、それでも見つからない
「小狼、まだ寝てるよね?」
小狼の方を向いてみる
「スー、スー、スー、」
まだ寝ている
「よかった、まだ寝てるみたい」
さくらは再び探し始める
「スー、スー、スー…」
ピクッ
小狼は目覚めた
しかし
「……………………」
目覚めたのはさくらの知らない小狼だった…
「あった!」
さくらはマジック(油性)を見つけた
「さ〜て何書こっかなぁ?」
小狼の元へ行くさくら
「よ〜し」
と、書こうとした瞬間
ガシッ
「え?」
腕を掴まれるさくら
「小狼起きてたの?
え、え〜とね、これはね〜…」
「………………」
小狼は何も答えない
「(どうしよ〜小狼怒ってるのかなぁ?
部屋もちらかしちゃったし…)」
さくらが困っていたそのとき
グイッ
「きゃっ!」

ではまた後日ノシ

219 :
寸止め効いた。続き楽しみにしてます。

220 :
てか玖楼国(←あってる?)にマジックってあるの?

221 :
>>220
「小狼は童貞なの?」とか
「サクラ姫は赤ちゃんはどうしたらできるか知らないの?」とか
「飛王は生まれたときから割れてたの?」
とか聞かれてもわからないとしか言えないでしょ?
要は明確な答えを得られそうにない質問は控えた方がいいかと

222 :
続きが気になる(´д`)
そういえば、どっかのサイトで神威×サクラ言うものを見た

223 :
ファイ×チィ途中で挫折した記念保守(Φω▼)
連載途中の書き手さんたち待ってるお

224 :
ベットに引き込まれるさくら
「小狼?」
恐る恐る小狼の顔を覗いてみる
ゾク‥
小狼の顔を見たさくらは背筋が凍りつく
「!?(何?あの目
なんか氷みたいに冷たい目してる
小狼そうとう怒ってるみたい…
でも…
小狼、部屋ちらかしたくらいであんな怖い目して怒るかなぁ?)」
いつもの小狼ならこのくらいのこと、ちょっと微笑んで許してくれるはず
しかし今日の小狼は何か様子がおかしい
さくらは小狼の様子がおかしい理由を自分なりに考え、一つの結論を出す
「(ひょっとして小狼って…)」
が、
「(寝起き…機嫌悪い?)」
出した結論は正解とは掛け離れていた
「(きっとそうかも…
どうしよぉ、ぶったりしないよね…)」
そんなことを考えていると小狼は起き上がりさくらの上に乗りベットに押し付けるような体勢をとる
身動きのとれないさくらはぶたれるのではないかという恐怖で泣きそうになってきた
「あ、あのね小狼!
部屋散らかしたこと本当にごめんね!
だからあの、あの…」
それでも小狼の表情に変化はない
さくらの目には涙が溜まる一方
「あの…だから、だから許し…」
小狼の手が動く
「(ぶたれる!)」
と思ったさくらは目をつぶる
目から涙が零れる
しかし…

ではまた後日ノシ

225 :
過疎だからって酷過ぎ
まともな職人さん来ないかな

226 :
>>301
続き書いてるのか!
色っぽい引きだっただけに、続編期待してたけど一応断りあったから半ば諦めてたwww
あんなの気にせず投下して欲しい。
っつーか、読みたいっす。

227 :
うはっwスレ間違えたorz
でも、分かるだろうしいいかw

228 :
続きキタ━(゚∀゚)━
と思って来たらこれか…

229 :
頃図祖

230 :
>>225
進展が遅くてムカつかれたんですね
わたし携帯なんでそんなに長い文が書けないんですよ
今回もたいしてすすんでませんが続き書くんで許して下さい

小狼は予想外の行動にでる
ぐいっ
「?」
ビリリ、ビリィ
「えっ!?なに?」
目を開けて見ると上半身が下着だけになっていた
「あの…小狼?」
何故こんなことをしたのかと尋ねようとすると小狼は下着をどかしさくらの胸を揉み始める
形を確かめるようにゆっくり、ゆっくりと
ピクン
「あっ…しゃ、小狼やめ…」
「…………………………無いな(ボソッ)」
「なんか聞こえた#」
そう言うとさくらは頬を膨らませ顔はそっぽを向く
小狼は小声だったがさくらの耳にはしっかり届いていた
だが小狼の行動にさくらは素直に反応せざるを選なかった
「ふ…あん!んあ、あっ…やめ、ぁあん」
しばらく揉むと小狼は手を放した
「はぁ、はぁ…」
このときさくらは体の異変を感じていた
「(アソコがなんか変…
なんか湿ってる気がするけど…
気のせい?)」
その疑問は気のせいではないことを小狼の手によって後に知らされることになる
小狼は下も破こうとさくらの服を掴む
ぐいっ
「あっ!だめぇ!」


ではまた後日ノシ

231 :
>>230さん
いつも投下ありがとうございます。
サクラが可愛いな、と思いながら読んでいます。
投下の際にお願いがあるんですけど、聞いて頂けますか。
・地の文には、できれば句点が欲しいです。
・半角カタカナより、全角の方が読みやすくて有り難いです。
・「!」「?」の後に文章が続く時は、一マス空けて頂けると、
 より読みやすいです。
あと、大変失礼なことをお尋ねするようですが、
18歳以上でいらっしゃいますよね?
気分を害されることも書いたと思います。申し訳ありません。
不愉快に思われたら、このレスは無視して下さい。
連載が無事完結することをお祈りしています。
住民の皆さんにも、失礼しました。

232 :
>>230
(*^ー゚)b グッジョブ!!次回も楽しみに待てます。

233 :
ファイ白チィ黒チィ3P期待

234 :


235 :
黒鋼関係のがないのって黒鋼では書きにくいから?

236 :
黒鋼がエロいとなんか俗っぽいから

237 :
黒鋼×侑子が見たい。
黒鋼に炉利は似合わない

238 :
侑子は受けってより侑子×黒鋼な感じがするおれ…

239 :
カラン、カラン。
ドアの呼び鈴が甘く乾いた音を立てた。風と共に雑踏のざわめきが吹き込み、
一瞬息づいたホールをすぐにもとの静寂が満たす。
外界と中を隔てる扉の前に立つ人影は両脇に大きな袋を抱え、いったいこの男は
このなりでどうやって入ってきたんだろうと、少し可笑しくなった。
「せっかちなお客さんだこと。定休日の札が見えなかったの」
「客じゃねぇ。この間の話で、聞きたいことがある」
ステンドグラスの窓から射し込む夕陽を背に浴びた男の顔には、見覚えがあった。
つい二日ばかり前、情報屋の紹介を受けて鬼児の話を聞きに来た、奇妙な
二人連れの一人だ。
「お連れさんの怪我の具合はいかが」
「もとから心配する程の怪我じゃねぇ」
「つれないお友達ね。……その荷物、下ろしたらどう」
男はカウンターの端とスツールに、抱えた荷物を下ろした。小麦なんて、自分で
料理をするようにはとても見えないけれど。お使い帰りの寄り道、というところか。
それとも、此処にも彼に言われて来たのだろうか。
「聞きたいことは一つだ。この国で鬼児は人の姿をしていないんだろう。なぜ、
そいつが鬼児だと言える」
夕闇に呑まれつつある静かな部屋で、しどけないドレスを纏い上目遣いで見上げる
歌姫を前に、淡々と男は聞きたいことだけを突き付ける。
途端に興味が失せた。頬杖を付いたピアノの蓋に、血の色の光が照り映える。
マニキュアの甘い赤と同じ、艶めいて誘うよう。
今夜は晴れそうだ。金と名誉のために敵と遭遇する僥倖を求め、暗がりに息をす
獲物の姿がよく見えるだろう。
「……おい、聞いてんのか」
苛立たしげな声が耳を打った。甘い夢想に罅が入り、仏頂面の男の面白くもない
顔が目に入る。そういえば、この男も鬼児狩りだと言ったか。

240 :
「客でもないのに相手をする義理はないわ。帰って下さらない」
ピアノから離れ、カウンタの中に入ってボトルを空けながら告げた。食器棚の
グラスはどれも曇りひとつなく、綺麗に磨かれている。その中からひとつを選び、
カウンタに置いた。
礼を失した態度に今更ながら気付いたのか、男は反駁もせず、かといって
立ち去る様子も見せなかった。胸の前で腕を組み、眉間に皺を寄せて、こちらが
口を開くのを待っている。スツールに腰掛け、酒を注いだグラスをひとつ、
男に向かって差し出した。
「質問に答えて欲しければ、お飲みなさい」
男は胡散臭そうに眉間の皺を深め、それでもグラスを一気に呷った。
「……飲んだぞ。質問に答えろ」
「飲めば答えるなんて、誰か言ったかしら」
「ッ、てめぇ」
男は血相を変えた。なんて直情径行。これじゃあ、会話のし甲斐もない。
「その子は鬼児を従えていた。鬼児に命じて人を襲わせたの――貴方のような
鬼児狩りをね。命じる声が聞こえた訳じゃないけれど、私にはそう見えた。
少なくとも、鬼児はその子を襲わなかったわ。これで答えになって?」
呆気に取られたように男は頷いた。
「ああ――酒の代金は」
「お酒は奢りよ」
男は眉をひそめた。警戒の色が浮かぶ――良い心掛けだ。
「でも、大事な情報の代価が要るわ」
組んでいた脚を解き、爪先を差し伸べる。足の甲に袴の裾が触れた。そろり、
そろりと脚を上げてゆく。太腿を半ば覆っていたドレスの生地が滑り、ヒールを
履いた片脚が剥き出しになった。男は獣の目でこちらを睨む。人気のない夜道で
狩ってやりたい。その時を想像すると、堪らなく興奮する。
「ねぇ……」
辿り着いた其処を、爪先で緩く押し遣った。衣服の奥に感じる確かな肉の感触。
爪先でまさぐりながら舌打ちが漏れる。靴を履いていなければ良かったのに。

241 :
男が低く呻いた。
「具合が良さそうね、鬼児狩りさん。お友達が見たら、何て言うかしら」
ギリ、と奥歯を噛む音が心地よい。布越しに嬲り続ける間にそこは徐々に硬さを
増し、やがてそっと爪先を退いた後にも、内部から袴の前を僅かに押し上げる
膨らみが残った。
――ああ、あの奥に夕陽と同じ赤い血潮が。
椅子から降りて、男の首に腕を回す。唇を寄せると、男は顔を背けて拒んだ。
興醒めな仕草が腹立たしく、耳の下に唇を押し当てて吸った。夕陽に劣らぬ紅の色に
満足の溜息が零れた。
「ッてめぇ、やめろ……!」
「キスは嫌いだったかしら。それとも服に紅を付けて帰るのがお好み?」
男は険しい表情を変えず、けれど内心たじろいだように見えた。
押し付けた下腹に弾力のある肉が当たる。引き締まった体躯も好み。何より、
この獰猛な獣の目が良い。騙されたとでも言いたげな赫怒の色。
「貴方は欲しいと言って受け取ったの。次は私の番よ」
「この、魔女が……」
視界の端で握った拳が震えたかと思うと、手荒く抱き寄せられた。手が片脚を
抱え、スリットから差し込まれた硬い掌が尻を掴む。皮膚を通して男の怒りが
直に伝わってくる。それと同時に、誤魔化せない劣情の気配が。
指の腹が下着の濡れた部分に当たるように腰をひねった。一度そこに触れた指は
躊躇無く肌に張り付いた下着の溝を擦り立てた。性急な動きは、早く終われとでも
思っているのか、お生憎様。男の指が前後するたびに水音が聴覚を犯し、
内側で体液が糸を引き泡立つ様が容易に想像されて、脳がひどく興奮した。
「でも、これでは全然足りないのよ……」
呻くと同時に、指は布地を引き剥がし中へと滑り込み、潤んだ其処の入り口を
確かめて一息に犯した。体液が溢れる。皮膚は硬い。骨が太くて節くれ立っている。
鬼児狩りの剣を握るための指が愛液に塗れ、ぬめる女陰の中を追い立てるように蠢く。

242 :
興奮と愉悦に、ひっきりなしに喘ぎ声が漏れる。けれどまだ、まだ足りない。
袴を押し上げる昂りに体を擦り付ける。
こんなになっている癖に、指で済ませるつもりじゃないでしょう。
ゆっくりと焦らすように押し付けた腰を揺らす。苦しげに顔を顰めた男の額に
うっすらと汗が滲んでいるのを見て、嗤いが零れそうになった。
「女は初めて? それとも誰かに操立てでもしているの? あまり可愛い真似ばかり
していると、うっかり羽織に紅が付いてしまうかもしれないわね……」
口にした途端、噛みつくように唇を塞がれた。肉厚の舌が侵入し、絡みつく。
息が吸い尽くされるよう。酸素の行き渡らない脳に快楽の電流が突き上げて、
芯から溶けてしまう。
これでいい、と思った途端に噛み合った口が離れ、抗う間もなく体の向きを
返された。軽くバランスを崩し、カウンタに手を突く。後ろから無骨な手が
ドレスの裾をたくし上げ、下着を乱暴に引きずり下ろした。
軽く脚を開き、腰をくねらせて誘うように突き出す。息を吐く暇もなく、背後から
熱い塊が肉襞を割り広げて押し入ってきた。
「……ッァア、悦い……!」
想像した以上の圧迫と貫かれる快楽に呻き声が迸る。カウンタに突き立てた爪が
パシリと欠けた。いつしか突っ張った腕から力が抜け、カウンタに上半身を
伏せる格好になっていた。
滑らかな石の表面が吐息で曇る。映る影は滲み出る涙でぼやけ、容赦ない突き上げの
衝撃に激しく揺れた。
「其処よ、――ぁ、アァ、……ッ、いい、もっと……!」
体と体がぶつかり合う。ドレスの前をはだけ、零れ出た乳房を掴んでこね回す。
熱した肌に触れる石が冷たくて気持ちいい。後ろから手を伸ばして、こんな風に
触って欲しいのに。
男の荒い息を背中で聞く。女の腰を押さえ付けて、まるで獣だ。尻を突き出し
嬌声をあげ、足りぬ刺激に自らを煽り続ける自分もまた、本能のままの獣。
「…まだ駄目、もっと強くして、あぁ……、だめ、アァ、…ぁ、早く……!」
銜え込んだ男が中で膨らみ、勢いよく爆ぜた。体の奥で温かい精液が迸る。
同時に、固く閉じた瞼の裏で閃光が弾けた。男を銜えた其処は一滴も逃すまい
というように、達したあともゆるゆると蠕動し続けた。

243 :

「もう行ってしまうの……?」
乱れた呼吸も整えられぬまま、気怠い上体を起こす。恨みがましく見詰めた先、
男は衣服を整えながら、こちらを見向きもしなかった。
「残念だわ。……こんなに楽しんだ癖に」
スツールの端に腰掛け、片膝を折ってその奥を見せつける。つい先刻まで男に
蹂躙されていた場所を指で押し広げると、白濁した体液がとろりと流れ出た。
こんな刺激でさえ、すぐにでも次の熱に繋がるというのに。
「ねぇ、次は夜に来て欲しいわ。お店が終わる頃に、もちろん一人で……」
男の視線がちらりと指の蠢く先を彷徨い、逸れる。わざと気を引くように、
指で濡れた音を立ててかき回し、大仰に喘いだ。男のこめかみがひくりと痙攣し、
小さな歯軋りが漏れた。……あらあら。
「二度と来ねぇ」
その、あからさまな嫌悪の表情も悪くない。
荷物を拾い上げ、扉を乱暴に蹴り付けるようにして男は出て行った。服に
香水の香りが移っていなければ良いけれど。
一瞬かいま見えた空の色は透き通る藍だ。じきに完全な夜が桜の都を覆う。
爪と牙を持つ異形が腹を空かし、獲物を求めて跋扈する夜が。
余韻を味わいつつ引き抜いた指先から、生温い水が糸を引いて滴った。
「ねえ、夜道にはくれぐれも気を付けてね……」
灯りひとつ点けない黄昏時の空虚なホール。濃度を増した物陰のそこかしこから、
人ならぬものの気配が沸々と目を覚まし始めていた。
<了>

244 :
某所に誤爆で迷惑かけてしまった( ´;ω;`)恥さらしageマジごめん…

245 :
>239

意外なカプだが結構似合うね

246 :
>>231
>>地の文には、できれば句点が欲しいです。
地の文ってなんですか?
セリフ以外の文ってことですか?
>>「!」「?」の後に文章が続く時は、一マス空けて頂けると、
より読みやすいです。
それは「〜〜〜?〜〜〜」よりも「〜〜〜? 〜〜〜」のがいいってことですか?(それとも「〜〜〜? 〜〜〜」?)
後、年齢は18なんでセーフです

駄目ですか?

247 :
>>246
この板21歳以上からなわけだが…
板の注意も読めないお子様はお帰り下さい

248 :
>>246
正直に言うと18歳にも見えません
友人に送るメールのような文章はSSではないのでもう少し推敲した方が良いのではないでしょうか
あとageるのは止めてください
書き込む際にはメール欄にsageと入れてください

249 :
>>247
今は18以上だよ
まぁどっちにしても18以上には思えないけど

250 :
>>246さん
>>231で失礼なことを申し上げたにも関わらず、
真面目に受け止めて下さり、有難うございます。
地の文は、セリフを除く部分です。
また、PCの画面で見たときに、「!」「?」のあとに
隙間無く文章が続くと文字が詰まって見えるので、
できれば2つめか3つめのように空けて頂きたいのです。
一度、他の方のSSや小説の書き方を解説しているサイトなどを
参考にされてはいかがでしょうか。
今後の246さんにとって、一見の価値があるかと思います。
年齢に関しては、真偽の確かめようもないことですし、
私は246さんの自己申告を信じるしかありません。
誤魔化しの申告をしてまで出入りする方がいるとは思えませんし、
宣言された年齢に相応しい振る舞いをお願いするばかりです。
重ね重ね失礼を申し上げました。これで消えます。
住民の皆さんにも、スレ汚し深くお詫び申し上げます。

251 :
わたしって結構幼稚な駄文を書いてたんですね
>>231さんに年齢を聞かれたとき
「18以上に見られない内容を書いてたのか」
と思ったんですけど
18以上に見られてなかったのは書き方の方だったんですね
みなさんのレスのおかげでわかりました
これからはみなさんの小説を参考に書いていこうと思います

ここで一つ相談があるんですが誰でもいいので聞いていただけませんか?

252 :
>>251の誘い受けがウザ杉る
巣に(・∀・)カエレ!!

253 :
>>251
取りあえず聞いてみる

254 :
「続き書こうと思うんですが需要ありますか」か?

255 :
そんなにいじめなくてもいいじゃんか。
エロなんて萌えさえあれば気にしないよ。

256 :
では言いますが
相談というのは今書いてる話は今までの18才以上に見られてない書き方で書かせていただけないか
ということです
途中から変えるのは気が進まないんです
そのかわり句点と空白は加えますから

257 :
いや、もうあの駄文自体(゚听)イラネ
久し振りのうpと思って開いたらあれで萎える
虐める云々じゃなく、今まで自分が書いた物の後のレス見たりした?
色々言われてるのわかってるのか?

258 :
>256はコテハン名乗って書けばいいよ。
嫌な人はその名前をNGワード登録すれば読まなくて済むし

259 :
皆、そんなにレベルの高い書き手さん待ってるのか?
エロけりゃなんでもいい俺は少数派か?

260 :
正直エロいと言うよりは、ただ台詞を書いているだけのように思える
だから年齢が低く見られるんじゃないか?

261 :
向上心のある人間なら修行して出直しますとか言うものかと
句点と空白入れるとかの問題じゃないだろ
ここはお前の日記帳じゃ(ry
18歳以下のリアはお呼びじゃねえ

262 :
>>250
はいはい消えろ、消えろ。
もう二度と来るなカス!
>>251
頭大丈夫?www
参考になるような小説なんかねえよww
打切りの相談ならのってやるぞw
はよ切れ無能w
>>252
てめえの顔文字のがウゼーよ。
お前こそ巣に(・∀・)カエレ!!w
>>255
>>259
お前らみたいのはエロパロ来んな。
自分の部屋でエロ本でも見てひたすらシコってろw
>>257
あの駄文ってどの駄文?www
このスレ駄文しか置いてないんですけどww
今までよく耐えられたじゃんw
君はエライよw
だから早く巣に(・∀・)カエレ!!w

263 :
   _,._ んもー
  ( ・ω・)
  ○={=}〇,
  |:::\,',´
wwしw`(@)wwww

264 :
草刈りごくろうさまです。
これまで上がってた希望と投下されたレスを突き合わせてみた。
分類は適当です。アンカーは投下中のレスも一部含んでいるがあしからず。
<カップル指定あり>(1/2)
・小狼×サクラ、サクラ×小狼
  →前者>>64-71(完結★)、>>91(未完)、>>195(未完)
  →前者>>212-230(連載中)
・ファイ×サクラ →>>184-187(未完)、>>203-209(完結★)
・大蛇×サクラ →>>90(未完)
・黒鋼×知世姫
・ファイ×チィ、チィ×ファイ →前者>>113-130(完結★)
・小狼×モコナ
・黒鋼×モコナ(白まんじゅう or 擬人化)
・モコナ×カイル先生
・黒鋼×侑子、侑子×黒鋼(少年 or 大人)
・侑子×ファイ(男女 or 女体化で巨乳風味)
・クロウ(サクラ父)×侑子
・侑子×封真
・飛王×星火

265 :
<カップル指定あり>(2/2)
・ファイ(♀)×黒鋼 →>>166-174(完結★ 続編?)
・ファイ(♀)×夜叉王
・阿修羅×夜叉王 →>>141-144(完結★)
・神威×昴流(♀) →>>48(未完)
・黒鋼×織葉 →>>239-243(完結★)
<カップル指定なし>
・?×小狼
・?×モコナ
・?×黒鋼(♀)
・?×ファイ(♀)
・?×昴流
<シチュ系>
・侑子とファイ、神威、昴流、封真にむりやり(ry
・意外な組み合わせで純愛系
・小狼×サクラの無理矢理
・鬼畜化小狼×サクラの緊縛
・黒鋼(黒鋼父でも可)で、知世の着物を乱す
・知世姫×黒鋼(♀)黒鋼が性奴隷
・サクラ+モコナ×黒鋼(♀)黒鋼がペット
・ファイ×黒鋼(♀ 魔法で媚薬)

数はカウントしてないが、主人公カップルは流石に人気もあり、
投下数も多い(比例して未完も多い)。
人気が高いのに投下がないのが日本国主従とモコナ。今後に期待。
ゆうこりんは攻めがデフォルトのよう。
そしてどうやら、黒鋼の女体化が隠れた人気らしい・・・

266 :
>>260
喘ぎ声満載なら言うこと無しなんだけどな

267 :
誕生日ネタ期待

268 :
>>258
コテハンですか…
>>260
台詞多いと子供っぽいですか
書きやすいんですけどね台詞
>>266
台詞多くても喘ぎ声満載ならOKなんですか?

269 :
まだわかってない('A`)

270 :
流れを読まずにすいません
【note】
・サクラ&小狼
・誕生日ネタですお
【caution】
・ほとんどコメディ
・ほとんど非エロ
上記に当てはまる場合NGワードの設定をお願いします。
【NGワード】What do you want?
>>267見てから書いた
間に合った?

271 :
サクラちゃんの誕生日は、今日らしい。
らしい、というのはこの国の暦を見て、小狼君がそう言ったからだ。
「王が毎年、姫の好きな料理をたくさん作らせて、皆でお祝いを
したんです」
それから小狼君は、おれも小さい頃姫に誕生日を貰ったんです、と
小さな声で呟き、姫は勿論覚えていないことですけど、と苦笑して
付け足した。
二人で一緒に歳月を重ねる約束をしたという。
大事な鍵を握り締めている間に開けるべき扉が喪われてしまって、
それが役目を果たす日は永遠に訪れない。
昼食の席で、「今日は子供たちの誕生日だから、夕飯は腕によりを
かけて作りまーす」と宣言した。
自分の誕生日の記憶は戻っていたらしいサクラちゃんは、小狼君も
一緒の誕生日なんだね、と嬉しそうに笑った。
おめでとう小狼君、いえ姫の方こそ、と互いに耳を赤くする二人は
まるで幼い恋人同士で、オレなんかからすれば少しむず痒いような、
それでいてなにかひどく羨ましいようなワンシーンだった。
モコナが「今夜はパーティなの!」と声をあげて飛び回る。
少し呆れた顔でテーブルに頬杖を付く黒い人は、何が面白いんだと
言いたげに顔を顰めた。
「俺は甘いモンは要らねぇぞ」
それだけが、『お父さん』の付けた注文だった。


272 :
「ファイさん、小狼君に何かプレゼントしたいんですけど、なにか
良いアイディアはありませんか?」
サクラちゃんがこっそり耳打ちしたのは、夕飯の買い物のために
外出し、雑踏の中を歩いているときだった。
「お金が掛かるものじゃなくて、喜んで貰えそうなもの……」
「サクラちゃんが小狼君を思ってすることなら、何でも喜んで
くれそうだけどねぇ」
そう返すと、サクラちゃんは少し困った顔をした。それはそうか。
「じゃあ、デザートを一緒に作ってくれる?」
「はい!」
「あとはやっぱり、サクラちゃん自身――かな」
路線バスがオレのセリフに重ねるように警笛を鳴らして通り過ぎた。
振り返ったサクラちゃんは、ぽかんと口を開け、なんだか微妙な表情で
オレを見詰めていた。
「あ、よく聞こえなかったー? 言い直そうか?」
「いえっ、結構です!」
サクラちゃんはほっぺを真っ赤にして、勢いよく頭を振った。栗色の
髪が空気を孕んで少しクシャクシャになった。
なんだろう。サクラちゃん自身の笑顔、がそんなに赤くなること?
「ファイさん、私……やっぱりちょっと不安です」
蚊が鳴くような声で、俯いたサクラちゃんは呟いた。
「そりゃ大丈夫だよー。心配しなくても相手があの小狼君だもの、
サクラちゃんの気持ちはちゃんと解ってくれるよ」
サクラちゃんは、またまた不可解な表情でオレを見た。
「ファイさんって……やっぱり大人なんですね」
「オレだってね、何もできない子供時代はあったんだよ」


273 :
誕生日パーティ、と銘打った夕飯の席は、クラッカーを鳴らすでもなく
大袈裟な贈り物の交換があるでもなく、しごく穏やかに、けれど朗らかな
空気で始まった。
色々な食材を使って作った料理の大皿は見る見るうちに空になり、
誰かが話すたびに明るい笑い声が弾けた。
「おい、ガキどもの飲み物に酒は入れてねぇだろうな」
「心配しなくても、そんなことしないよー。モコナにもちゃんと、
釘刺しておいたし」
そうは言いながら、サクラちゃんの様子だけが、オレは少し
気掛かりだった。
小狼君と目が合えば、頬を染めて黙り込む。心ここに在らずの風情で
グラスを持つ手をとめ、思い付いたように話し出す。
「おまえ……姫に何か吹き込んだんじゃねぇのか」
「……心当たりはないんだけどねぇ……」
その後、ケーキを切り分ける段になって「俺は食わねぇ」とそっぽを
向く人が一人いたのだけれど、可愛い娘が苦労して切り分けた小さな
一切れはどうしても無視できなかったらしく、少し崩れたラム酒
たっぷりのケーキも全員で綺麗に片付けて、パーティは終わった。
心配も杞憂だったかと胸を撫で下ろし、片付けも終えて、子供達は
寝室に引き取りソファーでモコナも眠ってしまった頃、カタリと
階上で何かが鳴った。
続いて、言い争うような、押しした声。
――喧嘩? 小狼君とサクラちゃんが、まさか。
先を争うように階段を駆け上がり、声の漏れる部屋のドアを開いた
途端、オレたちはそろって硬直した。
灯りを落とした部屋のベッド、その足下には小狼君がこちらに背を
向け、尻餅を付いたとしか表現しようのない格好で座り込んでいた。
ベッドの上には、一糸纏わぬ姿でぺたりと座り込むサクラちゃんが。
露わになった未発達の膨らみの頂には小さな乳首が影を落とし、細い
腰のラインは幼いなりに、なかなか艶めかしくはあった。

274 :
「小僧!」
『お父さん』の大喝に、サクラちゃんは首を傾げ、「にゃあ?」と
それはそれは愛らしく鳴いた。
――酔っ払ってる。何故だか知らないけど。知りたくも、ないけど。
「ち、違いますおれ、何もしてません……!」
後退る小狼君に向かい、サクラちゃんが猫科の身軽さで飛びついた。
「小狼君、逃げちゃイヤにゃん! サクラのプレゼントは、サクラにゃん!」
――ああ。くらりと眩暈がした。何となく、全容が掴めた気がした。
思わず戸口に寄りかかったオレを、鬼のような形相が振り返った。
「おい……」
「あー、そんなつもりはなかったんだけど、発言が誤解を招くような
状況はあったかも……ね?」
漆黒の大魔神はオレの目をじっと見て、静かな静かな口調で言った。
「いいな、てめぇが自分で始末つけろ」
「はーい……」
『お父さん』が荒い音を立てて閉めていったドアを振り返り、オレは
二人と同じように床に座り込んで溜息を吐いた。
このままサクラちゃんの願いを叶えてやれ――って、そういう意味
じゃないよね? やっぱり。
小狼君がすがるような目でこちらを見ている。
ベッドサイドには、小さなラム酒の瓶。
とんでもない勘違いの結果必に悩んで、酒精の力を借りなければと
思い詰めただろうその過程がなんだか馬鹿馬鹿しくも愛おしく、もう
腹の底からの笑いしか出てこなかった。
「ファイさん……」
「おでこにチュー。それだけ許しまーす」
小狼君の服にしがみついたまま、うとうとと舟を漕ぎ始めた少女を
見遣ってオレは投げ遣りに手を振った。
「でも……」
「サクラちゃんはね、自分にしかあげられない特別なものを
あげたかったんじゃないかな、多分ね」
小狼君は何とも言えない顔になって、腕の中のサクラちゃんを
見下ろした。ひそりと呟く声が耳に届いた。
「――おれは、気遣ってくれる姫の気持ちだけで十分なのに」
「終わったら声をかけてね。服着せて、寝かさなきゃ」
それだけ言い置いて、部屋を出た。
廊下で膝を抱えて漆黒の闇に目を閉じ、扉が再び開く時を待った。
(End)

275 :
3つめタイトル抜けてました、ごめんなさい
NGの意味なし

276 :
>>268
半年ROMれ

277 :
>>225 >>252 >>257 >>261 >>269 >>276
同じ人?

>>270-275
GJb
責めなサクラ姫もいいなぁ

278 :
>>270-275
GJ!良かったぜ、萌えたww
本番ありもいつか書いてくれー

279 :
>>270-275
GJ!!かなり萌えた
次回作で本番あり期待

280 :
>>270です。
前回といい、断りもなしに連載途中に割り込んでしまってすみませんでした。>>230氏、スレの皆様
以後気を付けます。
読んでくれた皆様、有難うございました。
小サク本番、いつかリベンジさせて貰いたいと思います

281 :
GJ!未遂なのにコメディSSとして楽しめた。
ところで>>270=黒×ファイ(♀)作家さんか!?
小サク本番凄そうだ!wktkしながら待ってる。

282 :
ご想像にお任せします が
普段は他の職人さんの投下を心待ちにしている
名無しさん@ピンキーなのです

283 :
>>280
いえ
お気になさらずに
それより続編頑張って下さい

284 :
375 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2007/04/06(金) 01:33:40 ID:4W8rYXXf
>>374
日報氏お疲れ様です。
圧縮は来週半ばくらいかな?
378 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2007/04/06(金) 01:44:36 ID:anq3PpAL
>>375
再来週だとおもいますお

285 :
ファイ×黒鋼(♀)を書いてもいいですか?

286 :
下げ忘れた

287 :
己が書きたいと思ったら、誘うな! ただ書け! パトスの赴くがままに!!
苦手な人の為に注意書きを最初に書いてストーリーの間はコテ付ければ
許可とか取らずにさくさく書いていいんじゃないかな。

288 :
>>230氏は書く気あるのだろうか…

289 :
>287
女体化なので、ダメな人が多いなら他のを書こうかと思いまして。
「…ぅぅん……」
桜都国の中の小さなカフェの奥で黒鋼は目を覚ました。体がだるい。そして、頭がぼぅっとする。水でも飲もうと、黒鋼は体を起こした。
ハラリ…
着慣れたはずの着物が黒鋼の肩から落ちた。黒鋼は着物の襟をなおそうと手を伸ばし、そのとき、自分にはあってはならないものに気付いた。
…胸がある。どう見ても男のそれではない。
「ぁ、黒たん、起きた〜??」
いつの間に現れたのか。部屋の入口にはいつものようににっこり微笑んだファイが立っていた。
「おはよう黒たん、女の子になった気分はどぅ??」

290 :
>>289(285)
ちょwwwwwww
レス読んでくれたのにコテと注意書きはどうした285、キテレツ大百科OPのキャベツかよwwwwwwww

291 :
「お前がやったのか!?」
黒鋼が吠える。
「ぅん♪黒りん絶対かわいくなると思って〜」
ファイはその抗議をへにゃんとかわし、黒鋼の体をまじまじと見つめた。
「ねぇ…黒たん、誘ってる??」
「じ、冗談じゃねぇ!」
しかしその時の黒鋼は、まだ肩を露出したままで、更に体がいつもより一回り小さいので、着物は着崩れており胸は谷間まで見えている状態だった。その状態に気付き、黒鋼は思わず顔を赤らめ前を隠す。
「黒りん、可愛い〜♪」
そういうとファイはガチャリと部屋の鍵をかけ、黒鋼のベッドに近付いていった。
そして黒鋼の目の前に腰掛け、うつ向いた黒鋼の顎を持ち上げ目を合わせて言った。
「もっと可愛い黒たんがみたいな…」
ファイは黒鋼の両手を片手で拘束すると、黒鋼の唇を奪い、ゆっくりと押し倒していった。

292 :
しまった…最後に書き足すつもりがそのまま送信してしまった。

293 :
またお前かよ('A`)
NG指定したいからコテ付けろ

294 :
>>293は自分は書かないのに書き手さんを叩いてる痛い子。
だから気にしないで書くんだ>>285氏。

295 :
叩く叩かない以前に人の話を聞かない>>285は18歳未満としか思えないよ

296 :
いちいちムキになって噛み付くのもお子様っぽいよ。
285をNG登録してスルーすればよろしい。

297 :
てか
人の話を聞かない=18歳未満としか思えない
ってどういう思考してんだよ
そうとう痛い子だな>>295

298 :
言いたいこともわかるけどな。
コテ付けてくれりゃNGもサクサク指定出来るし。
ってことでファイ×チィ濡れ場有り落としたいんだがオケ?

299 :
おけおけ、カモーン!

300 :
期待ageよいしょっと

301 :
ここって愉快な頭の持ち主が結構来るよな

302 :
愉快なあ・・・愉快かなあ
>>301もせっかく来たんだからカプやシチュの好みを語って行ってよ

303 :
すまん、書いてるのがワチャのせいでばりばりどーんした_| ̄|○
書き直して朝うpしに来る

304 :
うp遅れてもいいからちゃんと寝ろよ!
悪いけどばりばりどーんでワロタ、303の言語センスに超期待

305 :
「……この国にも桜があるのか」
どこまでも続く薄紅色の光景に、いつもの渋面をほんの少し和らげたのは
黒鋼さんだった。
「黒鋼、ホームシックなの!」
「ほーむし……?」
「黒様、寂しがりやさんだー」
「誰がだ!」
「あのー……」
放っておくといつまでも続きそうなやりとりを遮って、おれは指さした。
「あれはお祭りでしょうか?」
桜並木の続く街道の両脇に、小さな店が立ち並ぶ。
まだ火の入っていない提灯が満開の花の前で揺れ、大勢の人が笑いさざめき
ながら店の前で立ち止まり、また通り過ぎてゆく。
テントの屋根、人の肩にはらはらと花弁が舞い落ちる。
「ありゃ露店だな。俺のいた日本国では桜の時期にあちこちで見た」
桜祭りー、とモコナが弾んだ声を上げ、さくらが「楽しそうですね」と
羨ましそうにそちらを見遣った。
揚げ物、甘味のいい匂いが風にのって運ばれてくる。
「お腹も空いたし、行ってみようよー。ね?」
「箸巻きー、たこ焼きー、ポテトフーライ!」
モコナが妙な節を付けて、呪文のような言葉を唱えた。
「買ってもらっちゃった!」
さくらが頬を染め、弾んだ足取りで戻ってきた。手には何か黒い棒のような
ものを握っている。
旅に出た頃の抜け殻のような姿をふと思い浮かべ、今の明るい表情とまったく
重ならないことを確認して、おれはとても嬉しくなった。
――ここは平和で、気候も爽やかだし、今日は良い日だ。
「姫、それは何ですか?」
「チョコバナナっていうの、露店が出る時はどこでも売ってるんだって」
さくらは両手でスティックを握り、チョコのかかったバナナを上からそっと
銜えた。伏せた睫毛が淡い影を落とす。上気した頬が膨らみ、赤い舌が
ちらりと覗いて黒い表面を撫で、すぐに見えなくなった。
――う……。
「小狼君、お腹が痛いの?」
急にそわそわと前屈みになったおれを、さくらは心配そうに覗き込んだ。
「いえ、何でもありません。――姫、それ早く食べないと溶けますよ」
姫は心配そうな顔をしながらも、水滴の汗をかいているチョコの表面を
ペロリと舐めた。赤い舌の通った跡に、てらてらと濡れて光る筋が残った。
「……!」
「どうしたのー、小狼君」
救いを求めて振り返ったおれは、後ろから覗き込むファイさんの目に
からかうような光が宿るのを見た。
「――ああ、人混みでのぼせちゃったー? ちょっとその辺に座ろうか」
「は、はい……あの」
「お父さーん、かき氷買ってきてよぅー」
「なんで俺が」
顔を顰めた黒鋼さんは、不審そうにおれの様子を眺め、次いでバナナを頬張る
さくらに目を遣った。――にやり、とその顔に理解の表情が浮かんだ。
「――わかった、かき氷だな」
「いえ、おれ要りませんから……」
「小僧が食わねぇでも、姫が片付けるだろ」
「やっぱり練乳だよねー?」
「当然だ」
妙に息の合った二人の会話に、おれはぎょっと息を呑んだ。
屋台にすたすたと向かっていく黒鋼さんの背中に、モコナが叫んだ。
「なるべく白くて濃いのをたっぷりかけてー!」
――大人なんて……!
(End)

306 :
age

307 :
連携プレー吹いたwww

308 :
>>305
GJ!吹いたwwナイス連帯プレー 
まさか黒鋼まで乗るとはw

309 :
だぁ〜っはっはっはっは(>∇<)
ナイス!(^ー')=b

310 :
>>260
いっぺんに聞かなくてすいません
台詞多いとなんで歳低くみられるんでしょうか?
>>305
GJですb
いいですね思春期って

311 :
>>310
いい加減失せろカス

312 :
>311
せっかくNG指定したのにアンカー付けるなよ

313 :
>>310-311
まだいたのか

314 :
もうエロけりゃなんでもいいよ…

315 :
「いやらしければなんでもいいわ!」

316 :
おまんこぷにぷにされたままのサクラたんとか
上半身裸でおまんこぐっちょりのサクラたんとか
女体化されっぱなしの黒たんとか
これからってところで止めてる書き手さんが多いお。
みなさん待ってるお。
もちろん新手の書き手さんも待ってるお。

317 :
圧縮回避

318 :
ひ、避妊薬





え?しりとりじゃない?
失礼シマシタ!(・∀・)

319 :
>>316 同意

320 :
未完作品まとめてみた
未完
・小狼×サクラ
>>91(小狼苦悩)
>>195(記憶無しサクラでコピー小狼鬼畜化レイプ)
>>212-(記憶有りサクラでコピー小狼鬼畜化レイプ)
・神威×昴流
>>48(昴流女体化)
・大蛇×サクラ
>>90(獣姦)
・ファイ×サクラ
>>184-(愛の授業みたいな)
・ファイ×黒鋼
>>285-(黒鋼女体化)
続編有り?
・ファイ×黒鋼
>>166-174(ファイ女体化)
・小狼×サクラ(サクラ×小狼?)
>>270-275(誕生日プレゼントにわたしをもらって!みたいな)
予告のみ
・ファイ×チィ
>>298(濡れ場有りらしい)
()内は一応内容を書いたものだけど逆に萎えたって人いたらスマソ

321 :
ちなみに>>316が言ってるのは上から
>>184-
>>212-
>>285-
かな?
今日から長期休暇入ってる人多いだろうから続き期待
もちろん新作も期待

322 :
うわ、途中アンカー失敗してるorz

323 :
>>320 まとめ乙!ですお
圧縮も回避されてなにより
>・小狼×サクラ(サクラ×小狼?)
270の誕生日プレゼントネタは単発で続かないのです
せっかく挙げてくれたのにごめん

324 :
>>320-322
ご苦労様です
ところで>>212ですが
休み中暇なので続き書こうと思うのですが読みたい人まだいますか?

325 :
エロけりゃなんでもいいと何度言えば…
しかしGWなのに過疎なのな
という俺もこんな時間まで遊んでたわけだが

326 :
>>316 >>319 >>325
同意同意
特に「上半身裸でおまんこぐっちょりのサクラたん」の人はいつもこれからってとこで止めてる気がするお
>>324


327 :
ageっちゃったお(´・ω・`)

328 :
>>324 近日中の投下予告と見た でおk?
待ちます待ちます(`・ω・´)ガンガレ!
タイミングを見て>>165女体化の続き持ってお邪魔するお
注意書きつけさせて貰うので、すみませんが苦手な人はNGスルーでお願いします。

329 :
wktkwktk

330 :
>>328
正座して待ってる

331 :
>>325-328
レスありがとうございます。
コテハン:◆xEOwIIhC
注意
コピー小狼×さくらが嫌いな人。
レイプ系嫌いな人。
今までの小説から判断して駄文は読みたくない人。(わたしの小説読んだことのない人は一度>>212>>218>>224>>230に目を通して判断して下さい)
最後にわたしのことが嫌いな人。
以上の人はNGワード登録お願いします。
今回も1レス(もしかしたら2レス)のみですが投稿させていただきます。
投稿は明日の夜(予定)。
ではノシ

332 :
◆xEOwIIhCさんガンガレ! 進展楽しみです
328は連休明け以降にお邪魔します。待ってくれてる人に深く感謝。

333 :
>>332
レスありがとうございます
連載の方頑張って下さい。
わたしのほうの進展はあまり期待しないで下さい
今回も大したことないですから
では>>230の続きです

今度はさくらに阻まれる。
「なんで破くの? 下まで破かれたらわたしお城に帰れなくなっちゃう…(それはそれでいいんだけど)
まだ怒ってるの?」
「………」
小狼は答えない。
「う〜…
わかった、自分で脱ぐから許して
ね?」
そう言うとさくらはいそいそと脱ぎ始めた。

「これでいい…?」
さくらは下着一枚だけになりベットの上に座っている。 羞恥心からか見られて恥ずかしい部分は両手で隠して。
そんなさくらを小狼はじっと見つめている。
「そんなに見ちゃいや…」
顔を赤く染める。 自分からなった姿とはいえ、見られるのはやはり恥ずかしい。
さくらが小狼から目を逸らしたそのとき小狼は動いた。
「きゃっ!」
さくらは再び小狼に押し倒されてしまった。 ついでに両手を退かされ隠していた胸も晒し出されてしまう。
「(もういやぁ…)」
と目を閉じた瞬間何かで口を塞がれる。
「ふっ、んんっ!?」
目を開けてみると目の前に小狼の顔があり、自分の唇には小狼の唇がある。

334 :
「ちょっ、しゃおら…んんっ…」と言いたいのに口を塞がれている為うまく喋れない。
そうこうしているうちに小狼の舌が侵入してくる。 絡み合う舌、混ざり合う唾液、そして口の中に響くいやらしい音。
どれにしてもさくらにとって初めての経験。
口が解放されると少しの間だけ二人の唇を繋ぐ糸のようなものが見えた。
濡れた唇を手で拭う小狼。
一方のさくらは
「(しゃ、小狼とキスしちゃったよぉ…)」
と、頬を赤く染め頭をぽわんとさせながら喜びに浸っている。 無理矢理とはいえ愛しい者との口付けなら嫌な気はしないのだろうか。 心なしか小狼への恐怖心が薄れていた
そんなとき…
くちゃ‥
びくんとさくらの体が今日一番の反応を見せる。 「ひゃあ!何するの!?小狼」
胸から離れた小狼は今度はさくらの秘部を下着の上から触る。
くちゃ‥くちゅ‥
さくらの感じていた異変は気のせいではなかった。 下着の上からとはいえよく濡れているのがわかる。 純粋な女の子でもこれほどエッチな気分にされては自然と濡れてしまうものなのだろう。
「やっ…あぁ…やめてぇ…そんなとこぉ…」
嫌がるさくらに構わず小狼は最後の下着さえもするりと脱がす。 ついにさくらは全裸にされてしまった。

335 :
今日はここまでです。
書けたら明日また来ます。
ではノシ

336 :
なぜか◆が◇になってましたね。
すいません
昨日の続きです



さくらを全裸にしたところで小狼はさくらの後ろに回り指を二本、さくらの中に挿れる。
ずぷっ‥
「やぁ…! 小狼…あ、あぁ…」
さくらの足を無理矢理開かせより奥を刺激する。
くちゅくちゅ‥
指が動きさくらの中を掻き回す。 触れたことも触れられたこともない場所への刺激、そしてその刺激によって感じる快感。 決して声には出さなかったがさくらはしっかり感じていた。
「やっ…ひゃあぁ…(何…これ…気持ちいい…)」
よほど感度がいいのか、掻き回されればされるほど液が溢れてくる。
「ああっ!」
体がビクッと跳ねると同時にさくらはイッてしまった。
それを見計らって小狼はさくらの中から指を抜く。
「は…ぁはぁ…」
指を抜くと小狼はくったりとしているさくらをベットに寝かしズボンを脱ぎ始める。 さくらは「はぁ…はぁ‥」と呼吸を整えるのがやっとで気付いていない。
脱ぎ終えると小狼はさくらの体を起こす。
「ふぇっ…小狼?」
まだぼんやりしている頭のまま体を起こされたさくらだったが目の前に突き出された小狼のモノを見て驚き
「!?」
そして一気に顔が紅潮する。

337 :
「ちょっ、小狼…そんなの見せないで…」
さくらは顔を真っ赤にさせながら目を逸らし拒むがそれでもなお突き出してくる。
それを何度か繰り返したときさくらは
なぜソレを自分の顔の前に出してくるのか? と
今日自分がされてきたことを考えたとき小狼が次に何をしてくるかに気付いた。
「……それは…いや…」
と言い目を逸らす。
が、小狼はさくらの顎を掴み口を開かせると無理矢理自分のモノを口にねじ込んできた。
「あうっ! いや…んっ…」
出そうと試みるが小狼に押さえつけられてるため、出すことができない。
観念したさくらは渋々小狼のソレを先端から舐め始める。
ペロ‥
「うっ…」
さくらに舐められて顔を歪めながらピクンと反応を見せる小狼。
今日始めて見せた弱気な表情に
「(…ちょっとかわいいかも)」
と思いながら本格的に舐め始める。
ちゅっ‥くちゅ
「んんっ…んくっ…」
でも慣れていないためさすがに息苦しい。



ここまでです。
平日は忙しいのでまたしばらく間が空きます
ではノシ

338 :
>>333-337
GJ!
いいよ!サクラ可愛いよ!レイープっぽくなってきたよ!
ところで◆が白くなってるのはわざとか?
まぁ俺には関係ないけど
時間見つけて早く続き書いてくれよ

339 :
>>165の続き、2話目でお邪魔します
途中で相手が変わるので、2分割したうちの前半
後半は1日おいて投下予定です。
【note】
・原作とは無関係のパラレル。女教師ファイと高校生黒鋼 +学校関係者
・恋愛要素あり
・女体化・NTR?(後半)・百合?(後半)
[前半]
・黒鋼×ファイ
[後半]
・ジェイド国自警団の兄ちゃん(同僚)×ファイ ※直接のエロ描写なし
・侑子(理事長)×ファイ
【caution】
・カップリングが受け付けない
・女体化・百合?・女の二股要素 は嗜好に合わない
・恋愛要素とかいらない
・原作に沿わない話は興味ない
上記に当てはまる場合NGワードの設定をお願いします。
そして一緒に神の降臨を祈るべし。
【NGワード前半】GUILTY・前
【NGワード後半】GUILTY・後
後半投下時にも上記の警告付けさせて貰います、邪魔っけでもスルーお願いします

340 :
空調が静かに暖かい空気を吐き出し続ける中、キータイプの軽い音が断続的に響く。
14インチのディスプレイに白いエディタを映しながら、ファイは脇に置いた
金属製のカップに手を伸ばした。冷めてしまったティーバッグの紅茶を飲み干し、
ちらりと腕時計に目を遣る。
ノートの提出期限を今日の18時にしたのは1年生の3クラス。ひと組は、気の付く
生徒が終わりのHRで呼びかけ、早々に全員分を取り纏めて持ってきた。
もうひと組は、HR後から数人ずつ職員室を訪れては、ここがよく解らないの、
居眠りした頁は字が汚いから見ないで欲しいのと喋っている間に次の生徒が現れる
といった調子で、人の訪れがやっと途切れたのは30分ほど前だった。
生徒との会話はいつでも楽しいものの、これでは作業が捗らないと、ノート型
パソコンを抱えて教科の準備室に移動してきた。
後で職員室を訪れる生徒は、「席外し中」の札を開いた卓上カレンダーと
手書きのメモに迎えられるはずだ。
時計の針はそろそろ期限の18時を指そうとしている。
曇り硝子の窓越しに、灯りの点いていない廊下の仄暗さが際立つ。
そろそろ様子を見に戻る時間かと見切りを付け、カップをシンクに置いたとき、
人気のない廊下で足音がした。硝子に人影が映り、ノックもなく無遠慮な音を
立てて引き戸が開いた。
ファイは一瞬顔を上げ、直ぐに視線を手元に戻した。
「……君だったんだ」
「俺じゃ悪いみてぇな口振りだな」
「――別に、意外だと思っただけー……。3年生はもう、登校日しか来なくて
良いんでしょう」
蛇口を捻ると、手を切るように冷たい水がカップを満たし、乾いたシンクを
濡らして排水溝に流れていく。カップひとつ洗い終わる間に指先が軽く痺れた。
水を止めてハンカチで手を拭く。指先は仄かに血の色が差していた。
溜息を押しし、振り返る。
少年は、長身を閉め直した扉に軽く凭せ掛けるようにして立っていた。

341 :
「こんな時間に何か用?」
黒鋼は無言でファイを見返した。
精悍さと剣呑さの入り交じった体育会系の長身から見下ろされる無愛想な視線には、
若いからと一笑に付すことのできない威圧感がある。
不快を覚えながらも、圧されて俯いたのはファイの方だった。
私物のカップを引き出しに片付け、端末の電源を落とす。
「……これから職員室に戻るから、質問なら向こうで聞くけど」
沈黙に耐えかねて押し出した言葉は、自分の耳にさえ上滑りに聞こえた。
黒鋼はこちらの不実などお見通しだ、とでも言いたげに皮肉な眼差しを投げたが、
口から出たのは別の言葉だった。
「だったらここで待つ」
「ここはもう、閉めるから」
黒鋼は制服のポケットから、皺だらけの紙を引っ張り出し、机の上に放った。
鉛筆であらかた書き込まれ、朱書きの付いたそのプリントは、随分前に授業で
与えた課題の一部だった。
「それはもう、とっくに採点して返した筈だけどー……?」
「解らねぇから教えろよ」
質の悪い藁半紙の空欄には何度も書いて消した跡が残り、欄外には公式に則った
計算式が斜めに走り書きされていた。最後の定期考査で、学年前半の化学の低迷が
冗談だったかのような得点をあげた彼は、もともと機械弄りが好きで、
理工系の学部を視野に入れているのだと担任から聞いた。
受験対策の課外授業の後に、日々書き込みの増える参考書ひとつ小脇に抱えて
教科準備室に姿を現す少年を突っぱねることはファイにはできなかったし、
その度にひとつずつ、決して人に明かせない秘密が積み重ねられてきたのだった。
それも、2月に入り3年生が登校しなくなってから互いに顔を合わせる機会も
なくなり、密かに安堵していたというのに、登校日でもない夕刻遅くにふらりと
姿を見せて「教えろ」などと。
「試験日は」
「明後日」
ファイは唇を噛んだ。
「……座って」

342 :
腕時計の秒針が単調に時を刻む。
教科書を開き、プリントの余白に計算過程を書きながらの説明を黒鋼は黙って
聞いていた。説明の間中、ファイは一度も黒鋼を見なかった。それでも時折、
相手の視線が手元の紙から離れ、自分の横顔に当てられているのを感じた。
「……解った?」
少年は短く肯定した。他には、と尋ねれば「今更やっても間に合わねぇだろ」
などと冷めた口をきく。
ならばこのプリントはどうなのかと言いかけて、ファイは口を噤んだ。
生意気な口や態度がどうであれ、一度提出して返ってきた課題にわざわざ手を入れ、
解けなかった問題を残らず潰そうとする努力は、出題した側へのまぎれもない
誠意の表れだった。
その年相応の素直さがひどく好ましいと思った。同時に、胸の奥にわだかまり
続ける悔恨の念が疼く。
「……もう遅いから帰りなさい」
ペンの蓋を閉めながらファイは促した。紙を折りポケットに突っ込んだ少年は
無言のまま、腰を上げる様子もない。
顔を上げたファイは、黒鋼がじっと机の表面を見つめているのに気付いた。
「――俺が卒業して、大学にも受かっていたら」
黒鋼はそこで、言い澱むように言葉を切った。
上げられた眼差しに、ファイは体が竦むのを感じた。
思慕と欲情と期待の中に鬱屈と鋭い不信が入り交じり、それらが隠しもせず
真っ直ぐ突き付けられる先に自分が居る。
――彼を見誤っていた。あんな真似をするべきではなかった。
幾つも年上の女、しかも一歩学校を出てしまえば関わりなどない教師相手に、
こんな目を向けるなどと思ってもみなかった。

343 :
常にどこか剣呑な空気や自分を避けるあからさまな態度は、むしろ更に距離の
開くイメージを抱かせた。だからこそファイもただ一度の交情と思いこそすれ、
その先が続くことなど考えもしなかったのだった。
危ないところを助けられたことへの好意や、人と馴れ合わない背中への
少女めいた憧れなど、思い返せばどれほどのものでもない。
こちらを避ける素振りへの意地の悪い好奇心だって。
好きな人いるの、とあの日自分は笑って訊いた。
教師と生徒のあるべき姿を歪め、同年代の友人や恋人と年相応に過ごしていた
筈の時間を奪って今がある。それを思うと、罪の意識で胸の奥が震えた。
「何を言いたいか解らないよー……。何にしても、合格してからの話だよね」
「……そうかよ」
黒鋼は低く吐き捨てた。パイプ椅子が板張りの床を擦って音を立てた。
密かにファイが体の力を抜いた瞬間、大きな手に手首をぐいと掴まれた。
「――離して。そんなことしてる場合じゃないでしょー……」
「鎖の奴に惚れてるからか」
「あの人は関係ない。ねぇ、痛いよー……それに今アレだから汚すと困る……」
黒鋼は「前にもそう言ってたな」と目を眇めた。スカートの裾から中へ這い、
布地の上から乱暴に其処を弄る手の動きにファイの体が強張った。下着の脇から
硬い指が入り込み、乾いた奥を荒々しく撫でて出て行った。
屈辱に頬がカッと熱くなった。
「……血なんざ付いてるようにゃ見えねぇがな」
突き付けられた指から目を逸らし、ファイは俯いた。
頭上で押しした呟きが漏れた。
「てめぇの言葉は嘘ばっかりで、何が本当か判らねぇ。教師が聞いて呆れるぜ」

344 :
シャツの釦がひとつずつ外されていく。アイボリーのジャケットは椅子の背に
放り出してあった。
パソコンや教科書を押し遣った後の机に浅く腰掛けさせられたまま、ファイは
自分の肌を少しずつ露わにしていく指を眺めていた。
臍の上まで釦を外したコットンのシャツがぐいと左右にはだけられる。
柔らかく突き出した乳房が外気に晒され、レースの下着越しに少年の無遠慮な
視線に撫でられるのを感じ、居たたまれなさに顔を背けた。
乾いて温かい掌が重い膨らみを包み、円を描くようにそっと撫でる。
快感と隣り合わせのもどかしい擽ったさに身動いだ。
喉元から鎖骨、胸の谷間へと執拗なキスが辿り、脇腹から背中に回った手が
ホックを外すのを感じながら、黒鋼が腹の底に抱えている筈の怒りや苛立ちを
ぼんやりと思った。
力で抑え付け性欲を満たすことも、或いは暴力で鬱屈を晴らすことも容易いのに、
そうしないのは、壊れるものがあることに気付いているからだろう。
あっさり教師と生徒の関係を壊してしまった自分と比べて理性的だと思う一方、
まだ惜しむほど価値のある何かが残っているのかと不思議にも思った。
熱い息が乳首に触れ、大きく食むように銜えた。温かく濡れた舌が輪郭をなぞり、
硬くなった突起を押し潰す傍ら、大きな手がもう片方の乳房を掴み上げる。
じわりと体の奥で熱いものが沁みだした。気付かれないよう吐息を零した
つもりなのに、責め苛むような刺激は強くなった。
喉が鳴ったのがいけなかったのかもしれない。
或いは、机の端を握り締めて白くなった指か。
太腿をゆっくりと撫でさする手がスカートの奥に伸び、下着の湿り気を触って
確かめた。顔を上げた黒鋼の食い入るような視線を感じた。
「……脱げよ」
「ねぇ、このくらいにしようよー……。後は口でしてあげる」
「俺が厭ならはっきりそう言やいいだろう。――言わねぇんなら」
ぐい、と布地越しに押され、呻き声が漏れた。下着の上からあやすような動きで
指が上下する。

345 :
彼に退く気はさらさらないのだと悟った。のろのろと腰を浮かすようにすると、
骨の太い指がするりと下着を抜き取った。下腹を直に擦るスカートの生地と外気に、
羞恥と心許なさが込み上げて、目を瞑り俯いた。
黒鋼の手が膝を押し開く。
「お願い、今日は避妊してー……」
返事はない。何かが奥に当たった。あ、と思った瞬間、熱い息とともに生温い
肉が体液の溢れ出す合わせ目を擦り、こじ開けて自身をねじ込んだ。
「ぁ、や……! 離して、お願いだからそんなことしないで……!」
咄嗟に見開いた視界の正面、太腿の上まで捲れ上がったスカート越しに、
黒髪が見えた。脚を閉じようと身を捩る。それより早く大きな手が逃げる腰を
押さえ付けた。大きく開いた脚の間の赤い瞳と目があった。
「声出すな。……目逸らすんじゃねえぞ」
「――やめ……!」
硬い髪が内腿を擽る感触に体が震えた。肉厚の舌が襞をかき分け、探るように
ゆっくりと進む。頭の重くなるような情欲の匂いが立ち上る。濡れた入り口の周りを
舌はゆるゆると強弱を付けて行き来した。
這い上がってきた舌先が肉の突起を突き、鋭い衝撃で腰が震えた。目を背けると
内腿を軽く噛まれ、無理に注意を引き戻される。
片方の腕に腰を抱かれ、もう片方の手に尻や太腿を撫でられながら、好き勝手に
這い回る舌に追い詰められていく。水音を立てて吸い付かれる感触に、知らず
睫毛が濡れた。
体中がうだるように熱く、体の芯から脳まで溶かされるよう。
禁忌の行き着く先が見えない。溺れている自分が怖い。
泣きたい気持ちで目を瞑った瞬間、とろけて溢れ出す奥を舌が深くかき回し、
耳を覆いたくなるような声が漏れた。
「……アァ……ッ……!」

346 :
体が跳ねたのに合わせて乳房が揺れた。じくじくと滴る疼きが止まらない。
蹲っていた黒鋼が身を起こす気配がした。火照った頬に、学生服の硬い肩が触れる。
まともに顔など見られない。大きく開いた脚の間に伸し掛かるように腰が
押し付けられた。押し入ってくる予感に背筋が強張る。
指が陰毛を手荒く撫でつけた後に、熱い塊が襞をかき分けて密着し、ぬるりと動いた。
「……ぁ……や、何……ァ、あ!」
硬く勃起した陰茎はそれ自身で女陰を外から擦り上げ、充血した小さな突起を突く。
時折雄の先端が潤む入り口を抉るように滑ったが、それ以上押し入ることはなかった。
擦り合わされる性器の間で、とろとろと流れ出し続けるぬめりが絶え間なく
水音を立てる。
胸元を痛いほど強く吸われ、獣のような荒い息が煩いほど聴覚を犯す中、
脳裏から離れないのは先刻の自分自身の言葉だった。
(――避妊して、って言ったから)
そうとしか考えられなかった。黒鋼は挿入の代わりに、疑似セックスで自身を
宥めようとしている。避妊具を持ち合わせていないのは、ここに来る時にその
つもりがなかったからだ。
卒業して大学に合格したら、と彼は言った。その答えを聞けば、きっと帰る
筈だったのだ。
求められているものに気付きながら、自分は答えを躱した。
誘っておいて今更逃げる女に苛立ち、不信を露わにしながら、それでも歯を
食いしばって暴力を堪え、「もういい」と放り出さないのはどうしてだろう……。
「……ッ! ……あァ、ッ……ん、……、ハ……」
堪えきれなくなる喘ぎ声に合わせて、抉るような圧迫が一層強くなった。
射精のタイミングによっては妊娠するかもしれないと思ったが、そうなったら
その時だと思った。
快楽でも何でも、望まれるものに近い形で与えたい。
脈打つ男性器に片手を添え、指を這わせた。掌の中は濡れてじっとりと熱く、
擽ると耳のすぐ横で微かな呻き声がした。
ひやりとした空気が薄く汗ばんだ肩を撫でた。

347 :
何気なく視線を上げ、滲む視界に瞬いた時、ファイは背筋がぞくりと凍りつくのを
感じた。
いつの間にか引き戸に細い隙間が空き、その向こうに黒々とした闇が口を開けていた。
冷えた空気はその奥から流れ込み、扉一枚の向こうに息をして立ち竦む誰かの
心音が聞こえる気がした。
目の前に見えていた絶頂感は跡形もなく消し飛んだ。諦めにも似た絶望感が、
虚ろに空いた胸郭をひたひたと満たした。今はもう、互いを求めあうその行為すら
苦痛だった。
黒鋼がふと顔を上げこちらを覗き込んだ。様子が変わったのを訝しんだのだろうか。
そんなふうに、眉間に皺を寄せる必要なんか何もないというのに。
「声出すなって、君が言ったじゃないー……」
精一杯の笑みを浮かべ、後ろ手に体を支えていた腕を少年の首に絡めて引き寄せた。
絶対に振り向かないで、と念じながら、汗の玉の浮いた額に口接ける。
背をかき抱く腕の力が強くなり、押し付けられた腰の動きが速くなる。
感じ続けている振りをするのは、言葉で嘘を吐くより容易い。
黒鋼が低い呻き声と共に下腹部に精をぶちまけ、忙しない息が耳元で次第に
緩くなっていくのを聞きながら、ファイは汚れた手を机に突いて体重を支え、
肩に抱き寄せた後頭部の硬い髪をゆっくりと梳いていた。
そうして再び戸口に目を遣ったとき、引き戸はぴったりと隙間なく閉まり、蟠
る闇の気配はどこにもなかった。

前半ここまで。ありがとうございました。

348 :
待ってました! 多少じれったさがあるのもいいね
後半も楽しみにしてます

349 :
ageるつもりはなかったんだが・・・超スマソ

350 :
続きキター!!!

351 :
>>333-337
続き来てたのか
でもまたいいところで止まってるお(´・ω・`)
うるさいのがいないうちに早く書いた方がいいお
>>339-347
せっかく書いてくれたのに女体化苦手だお
うう(´;ω;`)
漏れは弱ぇ…

352 :
>>339-347
GJ!GJ!GJ!!!
後半も楽しみ!待ってるよ!

353 :
>>351
>>339

354 :
age

355 :
2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/
職人の皆様方、このスレに投下されたSSを当方の保管庫に収蔵させて貰っても宜しいでしょうか?

356 :
>>353
ごめんお(´・ω・`)
おれ携帯なんでNGワード登録できなくて
遅レスとはいえ一応読みたいってレスしたから◆xEOwIIhC氏にレスしなきゃ失礼かなって思っちゃって
でも>>339-347氏の小説をパーフェクトスルーして◆xEOwIIhC氏の小説にレスしたら>>339-347氏に失礼かなとか思っちゃって
だから>>351みたいなレスしたんだけどよくよく考えたら余計なことでした
今日はちゃんとパーフェクトスルーするお
本当すいませんでした(´;ω;`)ブワッ
ところで>>355に前スレの小説って保管されてる?
おれ前スレの小説読んだことない

357 :
>>355
おいらは入れて欲しいなあ
できれば前スレも一緒に。

358 :
>>355
お願いします。

359 :
339です。
>>351 苦手なのに気を遣ってくれて有難う(´;ω;`)
ノーマルで投下する時にちゃんと読んで貰えるよう頑張るお

>>355
お疲れ様です。自分の投下分は置いて頂けるならよろしくお願いします。
>>165-174>>239-243>>270-274>>305>>339-347(165の続き)、この後の投下分

360 :
>>165の続き、2話目の後半。前半は>>339以下
【note】
・原作とは無関係のパラレル。女教師ファイと高校生黒鋼 +学校関係者
・恋愛要素あり
・女体化・NTR?・百合?
[前半]
・黒鋼×ファイ
[後半]
・ジェイド国自警団の兄ちゃん(同僚)×ファイ ※直接のエロ描写なし
・侑子(理事長)×ファイ
【caution】
・カップリングが受け付けない
・女体化・百合?・女の二股要素 は嗜好に合わない
・恋愛要素とかいらない
・原作に沿わない話は興味ない
上記に当てはまる場合NGワードの設定をお願いします。
そして一緒に神の降臨を祈るべし。
【NGワード前半】GUILTY・前
【NGワード後半】GUILTY・後

361 :
遠くから室内履きの足音が近付いてくる。
音はどこか陰鬱に廊下を這い、教科準備室の前で止まった。板一枚の向こうで
幾らか躊躇う気配がした後、ガラガラと音を立てて引き戸が開いた。
「先生……」
引き戸を開けた同僚の男性教師は後ろ手に扉を閉め、忙しなく室内を見回した。
ファイ一人が普段と変わらない様子で椅子に掛けているのを見てとると、一瞬
安堵の表情が浮かび、それもすぐに困惑と猜疑に取って代わられた。
熱血漢の好青年が、耳に入った同僚の不祥事を信じかねて、とにかく事の次第を
問い質しにきたのか。ひとまず声を掛けたものの、何を言えばよいのかと
言いたげな顔色に、ふと憐憫の感情が沸き起こった。
「そんなに急いで、どうかされたんですかー?」
「いや、あの……先生は、ここで何を」
血の気の多い彼らしくない、まずは慎重な一言だった。
そんな当たり障りのない質問では、逃げ道を与えているとしか思えない。尤も、
この人の善さが生徒からとても好かれているのも知っている。
そんな状況ではないのに、思わず笑みが零れた。相手の表情が僅かに歪んだ。
「黙ってないで、答えて下さい」
「見たとおりですよー。授業の準備のために来たとしかー」
「どうして職員室じゃ駄目なんです」
「机の上はノートが山積みで、パソコンを置く場所がなくってー」
嘯いてから、そういえばノートを提出するクラスの中には、彼が担任のクラスも
入っていたのを思い出した。まだ提出に来ていなかった最後のひと組だ。
彼は絶対に情報の出所を言わないだろうが、職員室に不在なのを見てこちらに
質問に来た彼のクラスの生徒が居たのかと思えば、概ね腑に落ちた。
相手は暫く俯いた後、口に出すのも躊躇われるといった様子で口を開いた。
「この部屋で、……先生が男子生徒と、その……」

362 :
「ひょっとしてー、生徒と淫らな行為に及んでいました、って?」
「見たと言うんです。見間違いだ、冗談にしてもそんなこと言う奴があるかと
叱ったんですが……絶対に間違いないと言い張るので」
「……いったい誰を相手にー?」
「顔は判らないが3年生の上履きだったと……登校日でもないのに、やっぱり
あいつの勘違いなんだ。そうですよね、先生?」
ファイは無言で同僚を見返した。正義感に溢れ、仕事仲間を信じて疑わない
善良な男を裏切るのは、黒鋼相手にあからさまな嘘を吐くより遙かに苦痛だった。
けれど、露見したことを今更取り繕ってもどうしようもない。
沈黙に、男の顔をふと不安の色が過ぎった。
「……登校日じゃなくても、生徒が訪ねてくることってありますよねー……。
合格の報告だったり、自主学習のためだったり……」
「先生? ――まさか」
信じられないという表情で、相手は一歩ファイに詰め寄った。
「本当なんですか? あんたって人は――相手は誰なんです」
ファイはゆっくりと首を振った。
「誤魔化さずに答えて下さい! 教師が子供相手に何考えてるんだ」
「名前は言えません。相手が誰かなんて、大した問題じゃない。だって、こっちは
誰でも良かったんですからー……」
男は、友人の正体が実は化け物だったことに気付いた顔でファイを見た。
「たまたま目に付いた生徒を誘惑したんです。向こうにしてみたら、通り魔に
遭ったようなものかもー」
「ふざけるな! ――なんでそんな馬鹿げた事を……!」
ファイは椅子から立ち上がり、ゆっくりと男の前に進み出た。硬い足音が板張りの床に
反響する。憤りを露わにした相手は、僅かにたじろぎ、一歩後退った。
「ずっと寂しかったんですー……。誰かに一緒に居て欲しくて」

363 :
相手は無言だった。体の脇に握り締めた拳が僅かに震えていた。
もう一歩踏み出した。相手の背が引き戸にぶつかり、ガタンと鳴った。
彼自身が閉ざした扉だ。もう、下がれない。
男の肩に頭を凭せ掛けるようにそっと体重を預けた。頭上で息を呑む音がした。
「ッ、よせ……」
慌てたように彼の腕が泳いだ。空いた体に両腕を回した。男の体が強張った。
――ねぇ、浮いた手をどうしますか、先生。
心の中で呟いた声は、我ながら酷く意地が悪いと思った。
「……ひとつだけお願いがあります。生徒のことは明かさないで……」
ギリ、と歯噛みする音が聞こえた。押しした声が、できない、と言った。
「お願いします。生徒は悪くない……」
「そんなことを言うくらいなら、最初から手を出したりしなきゃ良かったんだ」
両肩を掴んで揺さぶる手に、ファイは顔を上げた。相手の言う通りだ。そして、
いくら悔やんでも、もう取り返しは付かない。
縋り付く腕にそっと力を込めた。押し付けた胸が撓む。
胸元に顔を伏せ、息苦しさそのままに呟いた。
「貴方しか、頼れる人がいないんですー……。助けて下さい。お願い……」
肩に食い込む指の力が緩んだ。苦しげに彼は呻いた。
「話だけは聞く。でも、俺の気を変えられると思わないで下さい」
黙って頷いた。ふと、黒鋼の言葉が脳裏に蘇る。
(てめぇの言葉は嘘ばっかりで、何が本当か判らねぇ)
自嘲の笑みが零れる。ファイ自身にもよく判らないのだから当然だ。
肩を掴んだ手が扱いに困ったように、おずおずと背に回るのを感じた。
「ねぇ、話はここじゃなくて、……誰も居ない場所で、二人きりでー……」


364 :
底冷えのする朝だった。
招き入れられた理事長室は、革張りの豪華な応接セットを備え、静かな明るさに満ち、
適度に空調が効いていた。ブラインドの隙間から漏れる陽の光が、観葉植物の葉の上で
ちろちろと踊っていて、その目まぐるしさに眩暈がした。
大きな窓を背に中央のデスクに着いた女は、蝶の透かし彫りの扇子を片手に、
前に立つファイと同僚の男性教師を無言で眺めていた。
「――話にならないわ」
パシリと扇子が乾いた音を立てて閉じられた。
「教師が学園内で生徒を誘惑して淫行を働きました、でも相手は明かせません、
とはね。一体何の報告をしているつもりなの」
ファイはただ言葉もなく、女の視線を避けて目を伏せた。日本人形を思わせる
前髪の陰から、光らない瞳が探るようにじっと見ている。どれほど経ったか、
女はファイに向けていた視線を、おもむろに隣に移した。
「もう一度訊くわ。貴方が現場を見たと言ったわね。本当に誰だか判らないの」
「……後ろ姿で、顔は見えませんでした」
「どうしてその場で確かめなかったの」
「動転していたので、その……」
「顔を上げなさいな。貴方、本当に自分で見たの?」
「――……そうです」
女はファイと同僚の男性教師を見比べた。白い頬を侮蔑の色が過ぎったように
見えた。男に向けて、淡々と冷ややかな声がかかった。
「もう貴方に訊くことはないわ。仕事に戻って結構よ」
苦悩の表情を隠せずにいた男ははっと顔を上げ、何か言いたげに女とファイに
視線を走らせたが、言うべき言葉が見つからないというように項垂れ、黙って
部屋を出て行った。
後には二人の女が残された。
「彼と寝たの? そうやって口裏を合わせるよう頼んだのかしら」
「……いえ」
「彼が自発的に吐いた嘘だと?」

365 :
違う、と口を突いて出かけた否定をファイは呑み込む。
女は長い黒髪を僅かに揺らして首を傾げた。
「言えないなら、それでも良いわ。――ねぇ、貴女」
女は冷厳な眼差しをひたとファイに向けた。
「きちんと調べれば、本当の目撃者はすぐに判る。貴女の相手だって、調べが
付くでしょう。貴女が意地を張って名前を言わないことに何の意味があるの」
「こちらが誘惑したんですー……生徒に罪はありません」
「――誘惑、ね」
女は片眉を上げて、長い睫毛の下からファイを見上げた。革張りの椅子が僅かに軋む。
磨かれた床に、硬いヒールの音が反響した。
モデルめいた立ち姿で、女の細い指先が胸の頂をそっと突く。
「では、どうやって誘惑したの?」
ファイは眉を顰めた。女は右手をファイの心臓の上に当てたまま、扇子の先端で
腰骨から太腿の半ばまでをゆっくりと撫で下ろした。薄い木片がスカートの
裾を軽く浮かす。太腿を締め付ける黒のレースが覗き、女は苦笑を漏らした。
「あらあら、若い子に見せるには少し刺激的じゃない?」
扇子はそろそろと頭をもたげ、タイトスカートの陰を暴いていく。ガーターベルトの
ストラップが露わになり、肌が見え、最後に下着が視線の前に晒された。
レースを配した布地の頼りなさに奥歯を噛む。
硬い扇子の端は少しの間、からかうように股間の周りを彷徨った。緩い刺激に、
くすぐったさに似た快感がじわりと沸き起こり、ファイは羞恥に顔を背けた。
胸に触れていた手が離れ、顎を捕らえて正面を向かせた。見た目の通り、ひどく
体温の低い指先だった。
「佳い顔」
「……ぁ……」
女の手が肩を軽く押した。後退ったふくらはぎに、革張りのソファーの肘掛けが
当たる。崩れるように腰を下ろしたファイの前に、女は身を屈めた。
「貴女が何も話さないからよ。――早く気が変わってくれると嬉しいわ」
ファイは息を詰めた。

366 :
扇子を置いた女の指が、ぷつりと軽い音を立ててファイのジャケットの釦を外す。
爪を桜色に染めた指先はシャツの釦も外し、喉元から鎖骨を辿って、乳房の
膨らみをそっと撫でた。
「痕が付いてるわ。随分情熱的だこと。付けたのはどっち? さっきの彼?」
「先生は関係ありませ――……ッ!」
ビリ、と乳首に鋭い痛みが走り、声が途切れた。女は下着越しに抓り上げた指を離し、
「あら、ごめんなさいね」と肩をすくめた。
「痛くする気はなかったのよ。余程その子は優しかったのね」
抓んだ跡を円を描いて行き来する指先に、熱を持ち痛みを訴える乳首がじんと疼く。
女の指は執拗で、羽毛のように優しかった。時折爪が尖りを引っ掻き、
そのたびに呼吸が少し乱れた。
「苦しいんじゃない? そんな風に締め付けて」
白い指がぐいと下着のフロントを引っかけて引き上げ、肌を擦る痛みと共に、
包み隠されていた乳房が女の前で露わになった。胸元を抑えられた息苦しさが
募る。女はさほど関心のない様子で、不規則に上下する胸に視線を落とした。
抓られて充血した部分に触れる指の冷たさに、肌が粟立った。
「ねぇ、あたしは貴女を虐めたい訳じゃないの。そろそろ話す気にならない?」
「……そう言われてもー……」
思わず苦笑気味に返した声は、語尾が微かに震えていた。女はくすりとも笑わず、
「そう。残念ね」と呟いた。
乳首を執拗に弄っていた指が離れ、ストッキングの膝頭に触れた。両膝を割り
奥に這い進む手の体温の低さに、本当にこの女は生きているのかと疑いたくなる。
それとも、こちらの体が熱い所為でそう思うのか。それにしても、と思った途端、
強い刺激に腰が跳ね、一瞬思考が途切れた。
「……あァ……! ッ……ハ」
生理的な涙で視界が滲む。近頃こんなことばかり。自ら掘った穴に足をすくわれ、
嘘を隠すために人を騙して、更に自分を追い詰めている。
「あ……、や……ッ、ク……、…………!」

367 :
すべての発端が自分なのだから、すがるべき相手はいない。絵に描いたような
悪循環を笑い飛ばすこともできず、いっそ、何もかもを切り捨ててしまえたらと
思いながら、それもできない自分が居る。
薄い布地越しの刺激に腰が揺れ続ける。女の冷徹な視線が突き刺さる。
「ッ……、もうやめて……、……っぁ、や、アァ!」
濡れた目の縁が沁みてひりひりと痛んだ。脇から滑り込んだ指が突起を押し潰し、
潤む中心を押し広げる。
細い硝子の棒に犯されているようだった。熱い体内で、濡れた音を立てて蠢く
指の異質な冷たさだけが、ファイの意識を繋ぎ止める。
黒鋼に抱かれているときに感じる、底の見えない苦痛はここにはなかった。
畏れや悔恨と一体の、泣きたくなるような幸福感も。
あるのは、美しい女の姿をした破滅を目の前に、絶頂を求めて一人身を捩る
虚無感ばかり。
「貴女の言うことが事実なら、生徒は被害者よ。なおさら秘匿は許されない」
熱さで聴覚さえ茫洋とするなか、女の声は暗闇に射す薄明かりめいて響いた。
「なんなら彼を呼び戻して、もう一度尋ねましょうか?」
「あの人は何も知らない……、騙して……、……嘘を吐かせたんです……」
「そう。では、別の目撃者がいるという訳ね」
「……ッ、あ、や……!」
「早く楽になりなさいな。どうせすぐ判るのに、どうして隠す必要があるの?」
「彼は悪くな……、ッ、ァ、これ以上巻き込むのは嫌……」
「生徒には何も訊かないし、処分もないわ。事実を把握するだけ。それでどう」
言葉もなくファイはただ頭を振った。
女の慈悲がたとえ真実でも、名を明かすことが少年の内面と将来に及ぼすかも
しれない影響を思うと、どうしようもなく怖かった。逃げ道など初めからなく、
犯した過ちの正しく結実する先はそこしかないと解っていても。

368 :
「困ったヒトね」
乱れて頬に張り付いた髪をそっと払う手の冷たさが、ひどく心地よかった。
脚の間では同じ女の指が今もファイを犯し、絶頂の寸前で嬲り続けている。
「非論理的だし、道理もない。まるで盲目だわ。――そんなに好きになったの」
憐れむように付け加えられた言葉に、体の芯が震えた。
「違……っ、ぁ、寂しくて誰でも良かったから……、ッ!」
「その子は貴女が初めて? 貴女のことをどう思っているのかしら」
「……きっと何とも……! ッ、や、……、ア」
「貴女の胸をお気に入りなのは判ったけれど。それだけで我慢できたの?」
「痛ッ、あ、……! …………ん……、…ッ、ふ……」
「こんなふうに指だけじゃ物足りないでしょう。その子のモノが欲しい?」
「ッ、やめ……! っ、ちが、あッ、……」
「それとも、……この指がその子だったら、って思わない?」
「……ぁ、あァ、ハ、や、……ッ! ……くろが……、ァ、っあぁ!」
自分の声が頭の中で残響し、つかの間、ファイは呼吸も忘れて呆然とした。
血管が脈打ち、こめかみがズキズキと鳴っている。溢れた体液が窪みをとろり
とろりと伝い落ちる感覚に身震いした。
急速に体温が下がっていく。暖かいはずの空調が汗を冷やし、不快さに
吐き気が込み上げる。
指をファイの中に埋めたまま、女の乾いた片手が優しく髪を梳いた。
「生徒に悪いようにはしないと言ったでしょう。約束は守るわ。泣かないで」
立ち込める官能の匂いに、花のように甘い女の香水が混じり込む。
見開いた目から、止めようと思う間もなく生温い水がこぼれ落ちた。
<GUILTY・了>

369 :
前半共々、おつきあい下さった皆様ありがとうございました。
心よりお礼を申し上げます。

370 :
>>360
貴方が神か……?
GJ、蝶GJ!
今回も美麗な文章でお腹一杯です(*´д`)
女体で百合とは新境地。

371 :
>>360-369
超乙
またまた続編が待ち遠しい也

372 :
>>360-369
GJ!理事長がエロス!
ところで名職人>>360にお願い。
もうここまできたら黒鋼君とファイ先生がくっつくとこまで書いてみませんか?

373 :
>>360-369GJ

しかしこれでまた当分過疎りそうな悪寒
◆xEOwIIhCとかもいつ来るかわからんし
というわけでageとく

374 :
2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/
CLAMP作品の部屋に収蔵させて貰いました。

375 :
360です。読んでくれた皆様有難うございました。
乗りかかった舟なので決着はつけさせてもらうお(`・ω・´)

>>374
ありがとうございました。
前スレの作品も読めてうれしい!

普段ほかの書き手さんの作品を読みたくて通ってるので
職人さん増えて欲シス・・・
投下途中の続きも気になる

376 :
360さんワクテカして続き待ってます!
確かに・・。最近完成したのって360さんくらいか?

377 :
>>337です
あのどうしても◆が◇になるみたいなんですけど
NGワード登録に支障ないですか?
>>338
わざとじゃないです

378 :
>>377
名前欄に「#最初に決めたパスワード」を入力すると◆で表示されるお

379 :
>>378
こうですか?
テスト

380 :
◆YbI2Y2yD3Y…?
誰ですかこれ?

381 :
変わらないみたいなんでこれでいいです。
次からは◆YbI2Y2yD3YをNGワードにして下さい。
お願いします。
>>378
ありがとうございました

382 :
>>381
とりあえず、根本的にトリップというものを理解してないようですね。
トリップは本人証明の為のもので、名前欄に#(適当な文字列)と入力すると、
(適当な文字列)が暗号変換されてトリップとなって表示されるのです。
ちなみに名前欄に直接◆を入力しても◇と表示され、他人による成り済ましが防げるのです。

383 :
でもって、あなたのトリップはあまりにバレバレなので、別のものに変えた方が良いですよ。
 ↑こんな風にw

384 :
他人に騙られても構わないならいいんじゃね?

385 :
>>380
>>◆YbI2Y2yD3Y…?誰ですかこれ?
なんかウケたww
冗談はさておき
別にコテハン変えなくてもよくね?
もうかなりの人がNG登録してると思うし
現に二人しか読んでないし
保管庫のも◇xEOwIIhCで保管されてるし
今頃なりすます奴もいないだろうし
そんなに黒にこだわらなくてもいいだろ

ところで>>374さんや
HOLiCどこ行った?

386 :
>>385
HOLiCは独自に保管庫を持ってるね。

387 :
>>386
行ってみた
HOLiCのほう行ったことなかったから知らんかった
確かにあったね
後HOLiCスレの>>1に注意事項があって思ったんだけど
次スレからこっちも注意事項書かないか?

388 :
>>387がいかしたテンプレを提供してくれるそうです

389 :
>>387
次スレか・・・先は長いお
HOLiCスレ見にいったけど参考になりそうだね
このスレらしい味付けもできるかな

390 :
>>388
いかしたってw
・書き手さん叩きは厳禁
・文句をいうなら自分で書く
・書き手さんは注意書きを忘れずに
とか?
って、これは一般常識だな
全然大したことないや
期待に応えられなくてスマソ

391 :
・書き手さんは名前欄にタイトルを忘れずに
を付け加えた方が良いだろ。しっかりNG指定できるように。
書き手が名前欄さえ入力しとけば、叩きも減るだろうし
保管庫にも纏めやすくなる。

392 :
>>382
すいません無知で
>>385
そおですよね
あまり手間かけさせるべきではありませんよね
じゃあこれからも◇xEOwIIhCでお願いします
もしくはさくらを「さくら」って書いてるのはわたしだけみたいなんで
さくらをNGワードにして下さい

393 :
セレス突入という事でチィのSSが読みたい…

394 :
>>381からリアのにおいがプンプンするぜ!
何回も言われているようにここは 1 8 歳 未 満 は出入り禁止なんだよ。

395 :
>>394
よし、帰れ
しかし普通にレスしても18以下って言われるってことは>>392は普通にレスするときもコテハンつけるべきだな
ただそうなると誰も答えてくれなそうだな…
どのくらいいるんだろNGしてない人
あ、二人か

396 :
自分もいるお
ふたり以外で

397 :
自分で危険回避できない人の方が子供だよー
というか、>381は何かするたびいちいち周囲に伺いたてなくていい。
他人の言うことにいちいちレスしなくていい。
ここはエロ小説さえあればそれでいいんだ。作者が誰かなんて興味ない。

398 :
作者が誰かなんてことには興味無いけど
>381も他の書き手さんも、名前欄はしっかり入力お願いします。
どれだけ上手くても好みに合わないのは目に入るだけで不快だし……

399 :
>>380
吹きまくったwwwwwwwwwwwwwwやべぇ苦しいwwwwww
いや、んな気にせずどんどん書いていきゃあいいんだよ
そして>>360-369超GJ すばらしー

400 :
18じゃなくて21だべ

401 :
>>400
現在は18歳未満禁止になってる。
たまにはTOPページも見ろ。

402 :
ぶっちゃけ過疎だし年齢制限が18未満だろうが21未満だろうが書いてくれるなら誰でもいい
という自分がいる
ていうか自分の年齢を言わないだけで普通にこのスレに来てる18未満の奴なんている気がするんだが
>>394みたいに規則に忠実な奴のが少ない気がする

403 :
思っててもそれを言っちゃあおしまいよ(´ー`)ノ

>>394は「空気嫁」「半年ROMれ」と同じ意味合いだと思うんだぜ。

404 :
>>402
>>394は規則に忠実とかじゃなくて
規則を利用して>>381を追い出そうとしてるだけだと思うけど
>>394
お前もいい加減しつこい

405 :
ヒマだなあ・・。
女教師ファイの人また光臨してくれんかのお・・。

406 :
普通のカップリングみたい…

407 :
>>406
You書いちゃいなよ!

408 :
>>397-399
もっと早くそう言ってあげればよかったのに
そうすりゃ>>392だってあんな欝陶しい質問レスしてないでさくさく書いたでしょうに

自分何もしてないのに偉そうなこと言ってごめん…

409 :
>>408
ちょwwwww一週間越しのレスwwwwwwwwww

基本楽しむ為にきとるんやけん細かいこと気にせんで萌え職人の作品に出会えたら(゚∀゚)ムッハーでええやん。
ところでエロ書こうとしたはずなのに黒鋼が先行者になってビーム出してる。誰か助けて。

410 :
>>409 先行者www どんな展開かすげー気になるんですけどそれ・・・

411 :
注意、NGワードについては>>331>>392参照
NGワード登録是非お願いします
>>381はスルーで
投稿は明日(予定)

412 :
>>337
マーダー(AA略

413 :
昨日のうちに投稿できなくてすいません。
ちょっと事情がありましてこんな時間になりました。
いつになく微妙な文ですが>>337の続きです。

それでも小狼のモノを大きくするには充分で
「(段々大きくなってぐ…?)」
と、さくらは口の中にあるモノの異変に気付いた。
もういいよね…
そう思って小狼のモノを再び口から出そうとする。
しかし小狼はさくらの頭を掴み口から離すことを許さない。 さらには腰を前後に揺すりだした。
「んぐっ…ん、んっ…」
さくらはうめき声をあげた。 ただでさえ息苦しかったところに小狼の動きまで加わり苦しさは増すばかりだ。
そして小狼の動きが止まったとき
どぷ‥
さくらの口の中にそれは放出された。
「ぷ…ひゃっ…!」
喉元に放出された異物に驚きさくらは口の中から小狼のモノを出す。 口の中に出しきれなかったものがさくらの顔に放出される。
「うっ…けほっ、けほっ」
喉元に放出された為にさくらはむせ、口からぽたぽたと小狼の精液が垂れてくる。
「(なぁに…? この白いの…変な味)」
自分の顔、身体に付着し、そして口から零れ落ちる初めて見る液体に興味を示す。

414 :
小狼はそんなさくらの足を引っ張り、不意をつかれたさくらはベットに倒れ込む。
「!?」
と思ったときにはすでに遅く、さくらはまたベットに背を着けていた。
「お願い…もう、やめて…」
さくらは目に涙を浮かべながら懇願するがそれも虚しく小狼の指が再びさくらの中に入っていく。
「やぁん…」
くちゅ‥くちゅ‥
二、三回掻き回すと小狼は片方の手はさくらの秘部を広げ、もう片方の手で自分のモノをさくらの中に挿れようとする。
「いや…ソレで何するの…?」
ぐちゃ‥
という音と共にさくらの中にソレは入ってゆく。 それと同時にさくらを激痛が襲う。
「あっ! 痛い! やめ…抜いて!」
余りの痛みにさくらは涙を流しながら叫ぶ。 さくらの中からは血が出てくるが小狼は構わずさらに奥へと挿入していく。 入りきったところでゆっくりと腰を動かし始める。
ぐちゃ、くちゅ‥
といやらしい水音が部屋に響く。
「はっ、やだぁ…あっ…! はぁ…痛いよぉ…」
さくらは気付いていない。 抵抗するために力を入れているため、小狼のモノを締め付け、より快感を与えていることに…。
小狼は腰の動きを加速させ容赦なくさくらの中を攻め、奥を突く。
ぐちゃ、くちゅくちゅ
「はう…はぁ、あっ」

415 :
どくん‥! どくどくっ
「あああ!」
小狼が中に出すと同時にさくらは絶頂を迎えた。
小狼が自身を引き抜くとさくらの中から二人の液が混ざった濃いものが溢れてくる。 さくらはベットの上で力無く横たわり、そして泣いている。
「…くすん…ぐす…小狼のバカ…ぐすっ」
そんなさくらにおかまいなく小狼はさくらの尻に触れる。 さくらの尻はさくらの秘部から溢れ出した液で濡れている。 小狼は指でその液を肛門の周辺、そして肛門へと塗っていく。
と、次の瞬間
すぶ‥
「ひゃっ!」
肛門に小狼の指が入ってきた。
くちゃ、くちと水音を起てながら小狼の指はさくらの肛門を攻める。 そしてさくらが仰向けのままだと弄りにくいのか、さくらの体を反転させ仰向けから俯せに変える。
「あうぅ…はあ…はぁ…」
さくらは力が入らずただ声をあげるだけ。 さくらはもちろんこちらの穴にも触れたことなどない。 ましてや指が入るなどもってのほか。
ずぽ‥とようやく解放されるが小狼は今度は自身を肛門に当ててくる。 さくらにはもう次のことはわかっている。
「いや…やめて…そんなとこまで…」
力の入らない中涙声で抵抗するが小狼には届かなかった。
ずぷっ‥
「ああああっ!」

416 :
液でならしたとはいえ、さくらを激痛が襲う。 小狼はこちらも同じように全てが入るまで挿入していき、入りきったところでゆっくりと腰を動かし始める。
「はっ…! やだ…動かないで…あっ!…はぁ」
激痛に表情を歪ませながらかすかな声で抵抗するも効果なく、それどころかさくらの秘部には指を挿入してきた。
ちゃぷ‥くちゅ‥
「あっ! そんな…はぁ…せめて…どっちかに…」
前からは先程の行為によって混ざりあった二人の液が大量に溢れてくる。 そして後ろからは響いてくる卑猥な音。
ぐちゅ、ぐちゅ
「はぁ…はぁ…」
前から後ろから攻められさくら、そして小狼も再び絶頂を迎えようとしていた。
――なんでだろ…
アソコに入れられたときもそうだったけど…
すごい痛いのに…
「はぁ…あぁっ…」
痛いのと同じくらい…
「あぁっ…! あぅっ」
気持ちいい…
どぷっ、ぐぴゅっ! どくどく‥
「ふぁ…はああああ!」
さくらの腸内に放出すると小狼は自身を肛門から引抜いた。 さくらの前と後ろから白い液体が溢れてくる。
「あ…あはぁっ…」

さくらはそのまま意識を手放した。

ここまでです。
次で終わりにする予定。
ではノシ

417 :
>>413-416 乙
レイプというか鬼畜って感じだな
予想を超えたよ

418 :
GJ!!

419 :
>>417
そうですか…
やり過ぎましたかね
コピー君好きな人、ごめんなさい…

420 :
>>419 いや、べつに責めてないし気にしなくていい
自分は別に不愉快でもなかった、ちょっとびっくりしただけ

421 :
>>413-416
鬼畜コピーktkr!
GJ!
こんなの書けるなら最初から書いてくれよ
>>420
確かにびっくりだw
最初の方とのギャップがありすぎる
「えへへ」とか言ってたサクラどこ行ったw

422 :
ほしゅ

423 :
疲れを知らないアシュラ王(SM好き)の相手をするのに限界を感じたファイ(女)が、
自分の代わりとしてチィを造りる
しかし、チィと共に生活をしていくにつれ
ファイはチィに対して抱いていた母性愛というようなものが同性愛に変わる
アシュラ王にチィを渡すのは嫌、しかし自分が相手をするのは嫌…
王の倒錯した嗜好のせいでファイの精神と身体はズタボロになっていく…


という夢を見た

424 :
阿修羅王×チィがすごく読みたくなったじゃないか
>>423は責任とれ

425 :
ゆうこりんにお願いして
>>423がそのまま続きを書きたくなる呪いをかけてもらおう

426 :
なんでファイが女…
夢だからか

427 :
ファイがチィ造った理由はやっぱダッチワイフ的な目的じゃないと
男なんだし
ていうかなんか久しぶりだね
こうやってみんなでエロトークするの

428 :
先行者どうなったんだ?

429 :
そんなこと言ったら>>298は…?

430 :
ちぃ、まってる

431 :
双子のショタ小説が読みたい

432 :
BLは勘弁

433 :
もこなもどきもどっきどき!

434 :
age

435 :
>>432
降ってきた女の罪人で自慰とか姦とか


……鬱になってきた

436 :
>>435
ショタだったらヤられる方では

437 :
流れ切るようで悪いけど
そろそろ誰か『小狼』出さないかな

438 :
>>437
おれは今週の表紙見てコピーが恋しくなった…

439 :
同じく恋しくなった…
景気づけにどなたかコピーのSSヨロ!

440 :
SGGK森崎君は出ますか?

441 :
>>440
????????????????????

442 :
>>440
ごめんね、ここはC翼スレではないのだよ。

443 :
保守

444 :
保守

445 :
やっぱ原作の今の展開ではエロは思いつかないのかな(´・ω・`)

446 :
双子はかわいいけど、二人とも男だし板違いになるしな(´・ω・`)

447 :
現在出番のない
サクラちゃんと小狼君のことも思い出してあげてください

448 :
忘れさせないためにもサクラちゃんと小狼君がどんだけエロかったか
こここで語って聴かせてください

449 :
ルヴァル城でファイが美人な家庭教師に
いろいろ教えられる話が読みたい
子黒鋼でも可

450 :
>>448
語って聞かせる必要もないほど小サク小説いっぱいあるんだから読んでください
しかしその分未完成小説も小サクが多いな…

451 :
ageちゃったorz

452 :
>>445
東京以降の展開でエロが思いついた人は充分神だと思ったけどなぁ。
なぜ叩くやつがいるのか謎だった。
でも今現在女キャラ(モコナ除く)登場0だし
今の展開が一番難しいか。

453 :
|ω・`)夏ですね…

454 :
書き手さんが来るの、待ってるお(´-ω-`)
まだ書かれていない黒サクも読んでみたい‥

455 :
書かれてないと言えばリクエストはあるけど作品はない黒知も

456 :
>>454
原作があんな展開じゃなかったとしても難題だなそれ
黒鋼はファイと違ってサクラにキスとかしないからすごく難しいと思うぞ
>>455
前スレになかったっけ
おれは書いてさえいただければカップリングはなんでもいい
新作でも続編でもなんでもカモーン
てゆうか途中の書き手さんは続きマダー?

457 :
455だけど
>>456
あれあったっけ…おれ見逃したみたいだ

458 :
マダー>456
面目ない(´・ω・`)ガンガル

459 :
今日は0721の日…
いや、なんでもないです…

460 :
よし、誰か記念に強制0721恥辱プレイ小説よろしく
よろしく

461 :
もっと早く言えばよかったかな

462 :
駄文で良いなら書いてみようと思うんだが、カプのリクとかあるー?(・ω・`)

463 :
>>462
>>264-265にいろいろ挙がってる
個人的には良ければ黒鋼×侑子をお願いします
でもどのカプでも待ってる!
>>460-461
お題からはズレるけど、書いてみたのであげておくお
プリメーラちゃんが苦手orほとんど非エロに興味ないひとはスルーでお願いします。
【NGワード】ストロボ

464 :
フラッシュ。
「プリメーラちゃん、良いねえ。もっと視線をこっちに頂戴。笑って」
あたしはカメラに向けて笑いかけた。閃光。カメラマンはひっきりなしに
喋り続ける。注文通り、ホットパンツの脚を軽く開き、腰に手を置いて振り返る。
また光。
焦がすような海辺の陽射しより眩しく、あたしは段々目が回りそうになる。
「休憩です」
クーラーを効かせたロケ車の中で、携帯のメールをチェックする。友達から
メールが2件。笙悟君からはなし。
送信者を見ただけでパネルを閉じた。薄暗い中でランプが明滅している。
メイクさんが浮きかけた化粧を直してくれる。遠くであたしのマネージャと
カメラマン、スタイリストさんが話をしている。
――『プリメーラ、大人への扉を開ける夏』。
聞かされた写真集のテーマが脳裏に蘇る。このままじゃ、扉を見つけられずに
立ち竦む夏、になりそうでみんな困ってる。もう公式サイトでとっくに告知済み
だから。
笙悟君に写真集のテーマを聞かせた時の反応といえば、「お前にゃ無理だ」と
呆れ顔の簡潔な一言だった。何よぅ、できるもん、と言い返したら、憎らしい
彼は肩越しに手を振って「今からでも普通のにしてもらえ」と言った。
普通のって何よ。どうせ、あたしのは買いも見もしないって言ってるくせに。
ロケに出発する二日前のことだった。あれから一度も連絡はない。
――ああ、笙悟君に逢いたい。
話がまとまったらしく、マネージャとスタイリストさんが足早に戻ってきた。
ヘアも衣装もメイクも変えて、撮影は再開した。
「良いよ、プリメーラちゃん。ぐっと気分が乗ってるね。……もう一枚」
ビキニ姿で白のテトラポットに馬乗りになって、あたしは大きく空を仰いだ。
スプレーの霧なんて必要ない。汗の粒が胸の谷間を伝い落ちていく。
テトラポットに触れている部分が火傷しそう。お腹の底にじわりと熱が溜まる。
降りたら、あたしの座っていた形に水の痕が残っているかもしれない。特に熱い
部分には、一層くっきりと色濃く。
「はい、ポーズ変えて。良いね、さっきまでと全然違うよ」
お尻の後ろに手を突いて体を支え、大きく開いた片脚を胸に付くほど折った。
太腿の奥に隠れていた薄い生地にも陽が当たる。
カメラマンの後ろでレフ板を持っていた若いアシスタントの男が息を呑んだ。
だらしなく開いたその口元を眺めながら片方の肩紐をずらし、軽く腰を突き出す
ように浮かせてレンズを見返した。胸の頂で、小さな突起が影を作っている。
誰もが無言のまま、シャッター音が数度響いた。
海の中で何枚か撮影した後、撮影場所を移動した。庭に木漏れ日が射す薄暗い
小屋で、シルクのシーツ一枚を身に纏い、木の床に寝そべる。
カメラマンの声に、時折蝉の鳴き声が混じる。
「今度は俯せになって、頬杖を付いて。……はい、OK。次はこれね。赤い色
好き? 好きなようにポーズしてみて」
レンズが一瞬光を弾いた。みんながあたしを見ている。
あたしはフローリングに仰向けになった。ひんやりとした床にすぐに体温が
馴染む。胸の前で乳首が隠れるギリギリにシーツを掴み、布地の影で脚を
そろそろと開いた。シーツが滑り落ち、軽く立てた両膝が露わになる。
裸の太腿の間にシーツを挟み、下腹に渡された真っ赤な林檎を置いて、爪先で
ピンと軽く布地を引いた。シーツから零れた片方のおっぱいを手で包み隠し、
そっと脚を擦り合わせる。
――この奥は、駄目。彼だけに見られたい。
静寂の中の閃光。満ち足り溢れ出す蜜を感じ、あたしは火照った息を吐いた。
(END)

465 :
>>464
小話( ゚д゚)ウマー
ええもん拝ませてもらいました、乙です!

466 :
>>456
あと少し…
来週中…遅くても今月中には終わりにします

玖楼国時代の小狼の口調が難しい…

467 :
個人的には小狼×さくら よりも 真の小狼(?)×さくらのほうが好き
「姫が求めているのはあいつの心だけだ〜」云々の台詞にぐっときた
どっちの小狼もさくらのことが好きなんだな

468 :
黒鋼の両親で妄想
巫女さんはもと神の嫁、諏訪大社の神の使いは蛇
まえに大蛇×サクラを書いてたひともいたけど
女にからみつく蛇ってちょっとエロス

469 :
ほしゅ

470 :
完結する気配の無い作品を完結させてくれる神はいないだろうか

471 :
予告するの忘れてました。
今月中に投稿できないのは不本意ですが投稿は明日の夜(予定)で。
注意は>>411参照
ただし前回ヤりすぎたのでラストはエロくないです。エロ以外読みたくない人はNGワードしといてください。
お願いします。

472 :
また遅くなってしまった…
ラストです。無駄に長くてすいません




「……」
意識を手放したさくらを見た小狼は何かが抜けたかのようにベットに崩れ落ちた。

ゴーン リーンゴーン
城の鐘の音、小狼はそれに反応して目を覚ました。
「ん……」
もうそんな時間か…と寝返りをうつ。
すると目の前で何やら寝息が聞こえてくる。
「(ん…誰かいるのか?)」
目を開けてみると目の前にさくらの顔があった。
「うわっ!」
小狼は飛び起き、その拍子にベッドから落ちてしまった。
「痛…なぜ姫がここに…?」
ひとまずさくらを起こそうと立ち上がる。
「まさか…また城を抜け出して来たの…か?」
ベットの上のさくらの姿を見ておもわず固まった。
「ひっ、姫! なんで裸!?」
しかも仰向け…
小狼は目を逸らし、その顔はみるみるうちに赤くなった。 とにかくこのままじゃ起こせない…体だけでも隠せる物はないか、と辺りを見回す。 すると自分の足元のズボンに気付く。
「これは…ズボン?」
おれのか!?
さくらのことで頭がいっぱいだったせいなのか自分が下半身裸であることに今更気付く。
「なんでおれまで裸…」と言いつつ顔を赤くしながらズボンを履く。
「とりあえずはこれで…」

473 :
さくらには近くに落ちてた自分のマントを被せた。 小狼の方が背丈が大きいのでさくらの体を隠すには充分だ。
ようやくさくらを起こすことにする。 だが
「これは…血?」
シーツに血のようなシミを見つける。
「まさか姫の? どこか怪我してるのか…?」
はっ、と振り向くと部屋が散らかっている。
「まさか泥棒が入って、それで姫を…」
不安が頭をよぎるが怪我をしてるなら尚更早く起こさなければ、と再びさくらを起こすことにする。
「姫、起きて下さい! 姫!」
「ん……」
「姫!」
わたし……どうしたんだっけ…?
小狼にエッチなことされて…でも、それがすごく気持ちよくて…それで…
「姫!」
寝ちゃったの…?
「姫!」
心配そうな顔をしている小狼を見て、さくらは手を伸ばし小狼の頬に触れ
「敬語…ヤだって言った」
と毎度のセリフを言った。 いつもの元気は無いが小狼はそれを聞いて少し安心した。
「姫…」
しかしその発言に反応してさくらは膨れっ面になり、触れていた手には力が入り小狼の頬を抓る。
「さくらって呼んでって言った#」
「あ いや、ごめん。 痛いよさくら…」
「さくら」と呼ばれるとさくらは微笑み、小狼から手を放してあげた。
小狼から手を放したさくらはあることに気付く。

474 :
「小狼、ズボン履いちゃったの?」
小狼は頬を撫でながら
「うん…」
やっぱ見られたんだ…
「……ねぇ小狼」
「なんだ?」
「あの あのね…」
次の瞬間、さくらの口から出たのは予想外の言葉。
「さっきの続き…もっとやろぅ…」
「え?」
そう言うとさくらは顔を赤くさせながら顔の半分をマントで隠してしまった。
「あの…さっきの続きって…?」
「アソコ? それともお尻?」
と言いながら起きあがる。
「お尻って…一体何の話だ?」
「覚えてないの?」
「えっ と…」
さくらはきょとんとした表情でこちらを見ている。 そんな顔で見られても心辺りの無いものに応えることなどできず、小狼はただ謝るしかなかった。
「ごめん…」
「……小狼」
「なん…」
返事すると同時に小狼はさくらの両手に顔を挟まれた。
「あの…」
「(…違う。さっきまでと目が全然違う。 さっきは氷みたいに冷たい目してたのに…
今はいつもの優しい目…)」
「さくら…あの」
「(じゃあさっきと違う小狼なの? だから覚えてないの?)」
「さくら?」
はっ、と我に返る。
「ごめんなさい! 痛いよね!」
ぱっ、と小狼の顔から手を放す。
「いや、そうじゃなくて…その………
服…着てくれ」

475 :
ふと自分の体に目を向けるといつのまにかマントがずり落ち、裸をさらけ出していた。
「きゃ! ごめんなさい!」
さくらは慌ててマントで体を隠し、小狼はさくらに背を向けてベッドから降りた。
「小狼…服取って。 そこにたたんであるから」
「あ、ああ…」
後ろを向きながらさくらに服を手渡す。
「あと下着…その辺にない?」
「下着は一緒にないのか?」
「う…、自分で捜す…。小狼、目閉じてて」
「うん…」
小狼は両手で目を隠し、さくらはベッドから降りて下着を捜した。
「あった…」
一つは本棚のところに、もう一つはテーブルの下に投げ捨てられていた。
さくらはベッドの上に戻るとすぐに着始めた。
下着を着けて、下まで履くと後ろを向いた。 そこには両手で目を隠し、丸まっている小狼がいた。
それを見て、安心したような残念な気持ちになる。
…やっぱいつもの小狼だ
「う〜…恥ずかしいけど頑張って言ったのに…寝なきゃよかった…」
「え?」
口に出ちゃった…
「ううん、なんでもない。」
上も着ようと思うのだが、破けている。 なので着るだけ着てマントで隠し、ごまかすことにした。
「もう、こっち向いていいよ」
小狼と顔をあわせた。
「これ、小狼が被せてくれたの?」

476 :

「うん…その格好じゃ恥ずかしいと思って」
「(小狼が脱がしたんだけどな…)」
ぁぅ…と困った顔をする。 小狼はそんなさくらにいくつか質問をした。
「さくら、どこか怪我してないか?」
「? どうして?」
「いや、シーツに血がついてるから」
「ん〜…わかんない…けど……アソコから出たのかな…すごく痛かったから」
「え? どこから?」
「だから…あの…
もうっ! 恥ずかしいからあんまり言わせないで!」
顔を赤くさせて怒るさくら。
「? ごめん…じゃあどこか変なとこは?」
「変なとこ?」
少し考えてからさくらは答えた。
「う〜ん……お腹が変…あとお尻が痛い…」
「お尻…」
小狼はまた顔が赤くなった。
大丈夫そうだ…。
ここで一番気になっていることを聞いてみることにした。
「じゃあ…何があったんだ? 部屋は散らかってるし、さくらは…裸だったし…」
「え、えとね…」
「(困ってる…)」
「(どうしよぅ…ほんとのこと言った方がいいかな…)」
「誰かに襲われた…とか…?」
「それは…」
答えようとしたときさくらはあることに気付いた。
「小狼今何時!?」
「何時…あ、城の鐘もう鳴った…」
「もう帰らなくちゃ! 兄様来ちゃう!」
「送ってく…「いいの! 小狼疲れてるみたいだし、じゃあね!!」

477 :
「じゃあ…」
小狼のを自分のマントに代えて、ぶんぶん手を振り回し、さくらは去って行った。
逃げられた気がするが、小狼はとりあえず部屋の片付けから始めることにした。

帰宅後さくらの部屋
着替えを終えてさくらはベットに飛び込んだ。 兄にこってりしぼられたが、今日あったことを思い出すと自然と顔がにやけてきた。
「小狼にキスされちゃった」
嬉しそうに顔を赤くしながら枕に顔を埋める。
「また今日みたいに小狼とキスして、それから…」

―――今度は痛くしないでねって頼もう

―終―

ここまで読んでくれた方ありがとうございました。
続きがあるとしたら
さくら×小狼
ではノシ

478 :
>>477
乙です!
現場の状況を見て気付かない小狼の天然具合にワロタw
次回もお願いします

479 :
>>477

2人ともかわいい。和んだ。

480 :
sage忘れたorz

481 :
小狼の口調あれでよかったんですね
安心しました
ところで>>374さんいませんか
ちょっとお話が

482 :
直接保管庫に行った方がいいんじゃないかな>>481

483 :
>>482
行ってきました
ありがとうございました

484 :
何気にサクラ攻めの小説ってないんだな
サクラ様スレとかあるのに
というわけで>>477
鬼畜サクラキボン

485 :
黒鋼×女体ファイの需要ある?(´・ω・)

486 :
ありますとも
つかこのスレの黒×♀ファイ小説最高だ

487 :
>>486反応ありがとう
近日中に投下するよ

488 :
>>487
全裸で待機してる

489 :
>>487
wktkして待ってます!

490 :
>>487です。
黒鋼×女体ファイを投下します。
遅刻魔の黒鋼と、風紀委員のファイの、高校生パラレル。
女体化・プチ鬼畜が嫌いな方は、読むのをお避け下さい。
しかも半端に終わります…。
NGワードは『遅刻魔と風紀委員』です。
それでは、大丈夫な方のみ、お読み頂けると嬉しいです。

491 :
聞き慣れたチャイムが、すぐ近くで鳴っている。
朝食を買ったコンビニから出ると同時に、黒鋼はそれを聴いた。
その音は紛れも無く、黒鋼がこれから向かおうとしている、学校の始業の合図だった。
チャイムが響く中、黒鋼は特に焦りもせず、買ったばかりの朝食に手を付ける。
黒鋼にとっては、遅刻は日常茶飯事。
むしろ今日は早く学校に着ける位だ。
『…面倒くせぇ』
毎日そう思うが、授業に参加しなければならない。
以前まではサボリ放題だったため、そろそろ単位が危ないのだ。
留年などすれば、さらに面倒な事になる。
黒鋼は軽く舌打ちすると、食べ終えた朝食のゴミを捨てた。
そしてゆっくりと、学校への一本道を歩き出した。
黒鋼が校門の前に立った時、既に門はぴったりと閉められていた。
生徒はみな教室でHRを終える頃だろう、校舎や門の周辺には誰も居ない。
これも毎日の事で、黒鋼は別段動じなかった。
黒鋼は門に手を掛けると、そのがっしりとした体型からは想像も付かない程、軽々と門を乗り越えた。
難なく着地し、昇降口に向かおうとした、その時。
「くー、ろー、りんっ」
語尾にハートマークが付きそうな程に明るい声を、黒鋼は背後に聴いた。

492 :
振り向きたくは無いが、見逃してくれる程甘い相手では無い。
それは重々承知の上だった。
仕方なく振り向くと、そこにはやはり、風紀委員長であるファイが、にっこりと微笑んでいた。
「今回で20回連続遅刻の黒様、おはよー」
笑顔を崩さずに嫌味を言うファイが怖い。
黒鋼は眉間に皺を寄せ、ファイを見る。
「……何で居んだ」
「風紀委員の仕事ですからー。遅刻者を見逃す訳ないよー」
ファイは見下ろす黒鋼の視線に動じもせず、やはり笑って答えた。
黒鋼が門を飛び越えた時、誰の気配も感じなかった。
ファイは黒鋼の遅刻を押さえるため、黒鋼に気付かれないよう潜んでいたという訳だ。
ファイとのやり取り――これも日常茶飯事に含まれている。
遅刻を取り締まるファイから、黒鋼は何とか上手く逃げようとするのだが、結局失敗に終わってしまう。
ファイがいつも一枚上手なのだ。

493 :
「てな訳で、黒たーん。20回連続遅刻の罰は、放課後のトイレ掃除ー」
「あぁ?んな事する訳ねぇだろ」
「あれー、そんな事言って良いのー?」
ファイはそう何かを含んだように言って、何時の間に持っていたのか、後ろ手から“ある物”を、黒鋼の前に差し出す。
それを見た瞬間、黒鋼は目を見開いて言葉にならなかった。
ファイが持っていたもの、それは、黒鋼にとって二つとない大事な物――黒鋼が部活で使用している竹刀だった。
「何でてめぇが持ってんだ!」
「いつも遅刻して朝練に来ない剣道部部長さんに困った部員さんが、“コレで部長の遅刻を直して下さい”って貸してくれたんだよー。」
「あいつら…ッ返せ!」
「おっとー」
竹刀を奪おうと勢い良く腕を伸ばした黒鋼を、ファイはひらりと交わす。
そしてファイは黒鋼に見せ付けるかの様に、竹刀を振る。
「さぁ、コレは人質ならぬモノジチ♪返して欲しかたらトイレ掃除頑張ってね、くーろぽん♪」
「…ックソ…!」
まんまとファイ(と剣道部員)の策に嵌った黒鋼。
そして、まずは遅刻届を書かせようと、ファイは黒鋼を職員室へと引っ張って行く。
「反省の一つとして、今日も書いて貰うよー、黒リーヌ」
「あだ名増やすんじゃねぇ!黒鋼だ!」

494 :
「…ったく」
そう苛立ちの独り言を洩らすと、黒鋼はデッキブラシを用具室に放り込んだ。
何で俺が、と思うと腹が立つが、大事な竹刀がかかっているため、ぐっと堪える。
しかし、黒鋼はたった今トイレ掃除を終えた。
竹刀を返して貰ったら、部員をビシバシ扱くつもりでいる。
『ただじゃおかねぇぞ、あいつら…』
まずは部員が嫌いな特訓メニューを10セットだ、と、黒鋼は部長らしい扱きを考えていた。
用具室のドアを乱暴に閉めると、ふと、ファイの事を思い出す。
“掃除ちゃんと真面目にしたか、チェックするからー。”
あの後そう言って、また放課後ー、とファイは教室に入って行った。
考えてみれば、いくら遅刻の罰だとしても、トイレ掃除などサボってしまえば良いのだ。
そもそも遅刻にしても、流石にファイが門に居ない、昼時などに登校すれば、ファイと会う事は無い。
しかし黒鋼は一時間目が始まる前、ファイが居るだろう時間のぎりぎりに登校する。
もしかすると、自分は――
冷静になってみた所で、黒鋼は我に返る。
『何訳わかんねぇ事考えてんだ俺』
黒鋼は一瞬浮かんだ考えを掻き消した。

495 :
掃除を終えてから、10分が経過した。
また放課後ー、と言った肝心のファイが、なかなか来ない。
トイレで人を待つというのも、何か嫌な気もする。
「…ちっ‥…人に掃除させといて何やってんだ」
黒鋼は凭れていた壁から体を起こし、ファイの教室まで行ってみる事にした。
黒鋼とファイ達の学年は、3階に教室がある。
最上階まで続く螺旋階段を上っていく途中、黒鋼は何処からか聴こえる話し声を耳にした。
「わーかったって、ファイ!」
男子生徒らしき声が、はっきりと届いた。
ファイ?あいつと話してんのか?
黒鋼は階段を上がりきると、はっとその場に立ち尽くした。
黒鋼の視界に飛び込んで来たのは、男子生徒と楽しそうに話すファイの姿だった。
「今日で19回目、今度遅刻したらトイレ掃除だよー」
「ハイハイ、風紀委員長サマー」
「しかもチェックするからー」
「マジかよ、勘弁」
笑っている。ファイが。
黒鋼には、そのファイの笑顔が、心からのものに見えた。
あんな笑顔、自分に向けられた事は無い。
いつも“風紀委員”の顔だ。
そして、今の会話は、風紀委員としての忠告だった様だ。
それも癪に触った。
ファイが遅刻を取り締まるのは自分だけではないと思い知らされてしまった。
何だ、これは。
酷く腹が立つ――!
黒鋼は拳をギリ、と握り締めた。

496 :
ファイがトイレに姿を現すと、そこに黒鋼は居なかった。
しかし、床は水を撒いたと示すかの様に濡れていて、綺麗になっていた。確かに掃除した様だ。
「黒様、帰ったのかなー…」
一目見ただけで、掃除を真面目にやったと分かったファイ。
ファイがチェックする前に黒鋼が帰ってしまったとしても、咎める理由が無い。
まぁ良いか、と思い、踵を返したその時。
「わっ」
ファイの目の前には、黒鋼が立っていた。
「い、居たんだー。びっくりしたー…」
黒鋼は何も言わない。
様子がおかしいと、ファイはすぐに気付いた。
「あ、遅くなってごめんねー…。遅刻する生徒は他にも居るから、注意してたんだー」
ファイのその言葉に、黒鋼は赤い目でファイを見詰めた。
何だかファイは怖くなる。
「黒様…?」
恐る恐る、黒鋼の顔を覗き込んだ。
その瞬間。
黒鋼はファイの腕をぐいっと引き、ずんずんと歩き出した。
「ねぇ、何処行くの?どうしたの?!」
それでも黒鋼は、歩き続けるだけだった。

497 :
黒鋼がファイを連れて来たのは、武道館だった。
剣道部部長である黒鋼はポケットから合鍵を出すと、武道館の扉をこじ開けた。
そしてまたファイの腕を強く引くと、ファイはよろける様に武道館の中へ引きずり込まれた。
ズ…ンと鈍い音を立て、重い扉は再び閉じられる。
黒鋼が中から鍵を掛けた時、カチャリという音がやけに耳に付いた。
それと同時に、ファイは流石にこの状況は不味いと思った。
しかし、もう遅かった――。
黒鋼がファイを連れ込んだのは、武道館内の部室だった。
黒鋼は安全マットの上に、ファイを突き飛ばす。
「…っ!」
掴まれ続けていた腕がやっと解かれたと思った矢先、すぐに黒鋼が覆い被さって来る。
驚きと戸惑いに、ファイの体は強張る。
黒鋼はファイの顔に近付き、ファイを見詰めた。
「…く、黒様…なに…?」
語尾が震える。
ファイが見た黒鋼の瞳は、狂気で赤く濡れている様に見えた。
くい、と顎を持ち上げたと同時に、黒鋼はファイの唇を奪った。
「ンっ?!」
突然の黒鋼の行動に、ファイは蒼い瞳を見開く。
キスをされている、と理解すると、押し退けようと黒鋼の胸板を叩く。
しかし黒鋼は気にも留めず、ファイの柔らかいそれに口付け続けた。

498 :
触れるだけのキスは僅かの間だけで、黒鋼はすぐにファイの唇を割り、舌をねじ込んだ。
「ん―ッ?!んぅ…っ」
舌の侵入に、ファイは驚く事しか出来ない。
黒鋼の舌はファイのものを捕らえ、温度を感じさせる。
激しいキスに、ファイの頭の奥はぼやけ始める。
「く、ろッ…‥ハ、…んッ!」
小さく息を吐くや否や、すぐに黒鋼に塞がれる。
角度を変え、巻き付く様な舌の動きは、ファイを軽い酸欠にさせるだけでは無かった。
体に沸き起こった感覚に、抵抗は目に見えて弱くなり、握る手にも力が入らない。
溢れる唾液はファイの口端を伝う。
それがどちらのものなのか分からない程に、二人は深く深く口付けていた。
唾液が立てる音さえも、ファイの熱を煽るだけだった。
長く深い口付けは段々と収まり、黒鋼がファイの唇から離れた時、二人の間には銀糸が弧を描いた。
肩で息をするファイは、潤んだ瞳で黒鋼を見詰めた。
「なんで…‥くろさま…‥」
力無いファイの問いに、黒鋼は漸く固い口を開いた。

499 :
「誰にでも同じなのかよ」
「え…?」
低い声で呟いた黒鋼に、思わずファイは尋ね返す。
「遅刻した奴全員に同じ事してんのかって聞いてんだ」
ファイは益々訳が分からない。
しかし黒鋼の機嫌が悪い様に思えるのは、自分の所為なのかも知れないと気付いた。
きちんと本当の言葉で言わなければ、とファイは心の中で思う。
「そうだけどー…それが仕事だし…」
至極当然の答えに、黒鋼は眉をしかめる。
「の割には、へらへら笑ってたな」
「…もしかして、先刻話してたとこ見てたのー…?」
鋭いファイは、段々黒鋼が言いたい事に気付き始めた。
しかしファイにとっては、黒鋼と他の遅刻する生徒を差別して接しているつもりは全く無い。
黒鋼の思い過ごしだ。
「黒様、何か勘違いしてるよ。別に――」
「気に入らねぇんだよ」
誤解を解こうとしたファイの言葉を、黒鋼は遮った。
「てめぇが取り締まんのは俺だけで良いんだよ」
不機嫌そうな声色だが、黒鋼の目は真剣で。
――それって、とファイが纏まらない思考で思った時、黒鋼は自分のネクタイを外した。
そしてファイの手首を掴むと、ファイの頭の上で纏め、ネクタイでぎっちりと縛り付けてしまった。
「ちょっ、黒様何して…!」
目にも止まらぬ早さに、ファイは為す術も無かった。
ファイの顔の両脇に、黒鋼は手を付く。
そして吐息が触れ合う程に顔を寄せると、黒鋼は低く囁いた。
「俺だけ見るようにしてやる」

500 :
ビリ、と服が裂ける音がした。
ファイのブラウスは黒鋼によって左右に引き裂かれ、ファイは驚く。
「や、黒様…ッ!」
下着が露わになり、ファイは羞恥に顔を赤らめた。
すぐに黒鋼はファイの白い首筋に唇を寄せる。
舌を這わされ、体はビクリと反応した。
「ぃやっ…やめ…!」
もがいてみたものの、手は拘束されている。
脚をばたつかせても、黒鋼の体に覆われているため無意味だった。
黒鋼にとっては小さな抵抗でしかない。
ゆっくりと舌は進み、ファイの首筋や鎖骨の辺りを舐め上げる。
その度にファイは反応してしまっていた。
数ヶ所を強く吸うと、ファイの白い首には赤い華が散らばる。
制服では隠しきれない様な場所に、黒鋼はわざと痕を付ける。
まるで自分のモノだという証のように。
黒鋼はふと、ファイの胸を覆う下着に手を掛ける。
それに瞬時に気付いたファイ。
「やだ、黒様ッ!」
ファイの制止も聞かず、黒鋼は下着をずり上げた。
形の良い白い乳房が現れ、その頂点では薄桃色の乳首が、上を向いて主張していた。
「…感じてんじゃねぇか」
「ッ!」

501 :
黒鋼の言葉に、ファイはかぁっと顔を益々赤らめる。
黒鋼は乳房に手を添えると、下から揉み上げた。
黒鋼の手でも包み込みきれない程、ファイのそれは大きい。
感触は柔らかく、手に吸い付いて来るかの様だ。
強く揉まれ、ファイは段々と息が上がる。
「くろ、さまっ…やめて、ゃ…ッ」
しかしまだ抗議の声は続く。
黒鋼は心の中で舌打ちした。
思い立った様に、黒鋼は乳首に舌を這わせる。
「ッあ!」
ファイは体を大きく震わせた。
黒鋼は乳首を啄む様にくわえ、強弱を付けて吸う。
左手はファイの右胸を掴み続ける。
「黒さ、ゃっ…ぁ、は…」
耐えない愛撫に、ファイの思考は溶け出していた。
ファイの体は敏感で、些細な事でも反応してしまう。
黒鋼が触れる度に、声を上げてしまっていた。
乳首は固さを増し、ファイも吐息を隠せなくなっていた。
ファイの乳房を弄びつつも、黒鋼は、ファイのすらりとした脚に手を伸ばす。
スカートは捲れ上がり、ファイの腿は半分も見えていた。
内腿に触れられ、ファイは脚を震わせる。
ゆっくりとスカートの中へと進む手に、ファイは息絶え絶えに言う。
「…ゃ、く…ろさまっ、ダメ…!」
細く、無駄な肉の付いていない太腿を撫で進み、辿り着いたそこ。
黒鋼はファイの脚を開かせると、その秘所を見詰めた。
視線を感じ、羞恥が一層増したファイは、途早に顔を背ける。
ファイの下着は、既に染みを作っていた。
ファイが快感を感じていたと分かると、黒鋼は僅かに口角を上げた。
「…濡れてんな」

502 :
そう言いながら、下着の上から指を這わせてみた。
「ァっ…!」
触れられただけで、ファイは高い声を上げる。
擦る様に撫で上げると、ファイは先刻よりも更に喘ぐ。
「ぁ、ん…!ッあぁ、は…っ」
黒鋼の指はぬめりを帯び始めた。
指を動かすとファイは喘ぎ、体を小刻みに震わせる。
乳房への愛撫よりも強い刺激に、ファイの腰は揺れる。
黒鋼は焦れると、下着のサイドに手を掛けた。
「脚上げろ」
「や、待っ――!」
下着を下げられると、ファイは声にもならず、息を詰めた。
黒鋼はファイの脚を折り、下着を半端に下ろす。
ファイの右足に引っ掛かった下着は酷く淫らに見え、黒鋼の欲を煽った。
黒鋼の目の前に晒されたファイの秘所は、充分な程に潤っていた。
愛液は溢れ、マットへと伝い落ちる。
ファイは恥ずかしさの余り、目を潤ませた。
黒鋼は、今度は直接秘所へ触れる。
「ッふ…!」
一際大きく震え、ファイは声をして快感を受け止めた。
下着の上からとは比べ物にならない程、そこは熱く、濡れていた。
肉壁は桃色をしていて、愛液で光っている。
黒鋼はすぐにでも掻き回してやりたいと思ったが、理性で堪えた。
そして柔らかな肉壁を掻き分け、指を中へ滑り込ませてみた。
――クチュ…
「ァあぁッ…!」
小さな水音と共に、ファイは体を反らす。
ファイの秘所は難なく黒鋼の指をくわえ込み、押し戻そうとする事なく受け入れた。
肉壁は黒鋼の指に絡み付き、擦られる度に蠢く。
指を引いたかと思うと、思いきり中へ入れられる。

503 :
そんな焦れったくも確実な愛撫に、ファイは快楽にのまれて行った。
いつの間にかファイから“嫌だ”とか“止めて欲しい”といった声が無くなっている事に、黒鋼は気付いた。
「イイのか?」
そう言いながら、黒鋼は指を増やす。
「はァっ、ぅンっ…、ぃ…ぃ…!」
途切れ途切れだが、確かにファイは肯定した。
黒鋼は初めて気を良くすると、更に指を増やし、中で動かした。
「ぁあぁ!くろさ…ッ」
既にファイの中には黒鋼の指が三本入っている。
指を捕らえる様に、ファイの肉壁は締め付ける。
黒鋼が指を動かす度に、クチュクチュと厭らしい音が鳴った。
指は不規則に動き、中のあらゆる箇所を犯す。
不意に、黒鋼の指が秘所の上を掠める。
「っひァッ…!」
それまでの快感を吹き飛ばしてしまうような感覚がファイを襲った。
ほんの一瞬だったが、何もかもを越える感じがした。
黒鋼はそのファイの反応を見逃さない。
「…ココか?」
確かにファイが大きく震えた部分を、黒鋼は集中的に責める。
「ぁあッ!ダメ、くろさまッ!!ァ、ゃッ…ぁああ!!」
下腹の辺りから沸き上がる感覚に、背筋をぞくぞくと何かが駆け上る。
ファイは大きく息を吐き、唾液を伝わせて喘ぐ。
限界が近い。
ファイの絶頂がそこまで来た時、黒鋼はピタリと指の動きを止めた。
目前だった絶頂は消えてしまう。
――もう少しで、イけたはずなのに。

504 :
ファイはぜぇぜぇと呼吸しながら、黒鋼を見た。
「…は、はァっ…‥くろ、さまッ…?なんで…‥」
黒鋼は片手で器用に、ファイの手を縛っていたネクタイを外す。
そしてファイの中に指を入れたまま、こう言った。
「イかせて欲しいか?」
その言葉に、ファイは息を呑む。
「このままじゃ強姦だからな」
ファイははっとした。
確かに、ファイは最初こそ嫌がっていた。
腕を無理矢理引かれ、武道館に連れ込まれた。
同意の上の行為ではない。
だからこそ、黒鋼は聞いているのだ。
「嫌なら俺を突き飛ばして出てけ。だが…‥」
「ンっ!」
クチュリ、とほんの僅か指を動かす。
絶頂寸前だったファイの体は、過敏に反応する。
「イきたいなら言え。…俺を求めろ」
低く、しかし甘く囁かれ、ファイの体はゾクリと痺れる。
答えは決まっているのに――。
ファイは自由になった手を、黒鋼の首に回した。
「ィきたぃ…っ、イかせて、くろさま…ッ!」
潤んだ目で、甘い声で懇願する。
ファイには、理性は残っていなかった。
あるのは、先の見えない快楽だけ。
既にファイは、黒鋼の手に墜ちていた。
黒鋼は少し驚いたように目を見開くと、「覚悟しろよ」と告げた。

505 :
黒鋼は中から指を引き抜くと、指に絡み付いた愛液を舐めとる。
体を動かし、黒鋼は体制を変える。
秘所に顔を寄せられ、ファイはまさか、と思った。
「くろさ…‥!」
「望み通りイかせてやる」
そう呟くや否や、黒鋼はファイの脚の間に顔を埋めた。
未だ濡れそぼる秘所に、黒鋼は舌を這わせた。
「ンぁあ!」
ファイはビクリと背を反らせる。
ファイは手で黒鋼の頭を押し退け様としたが、腰を掴まれていて無駄だった。
「ゃ、くろさま…!そんな、ッこと…!」
黒鋼はお構いなしに、秘所を舐め続ける。
その愛撫は、指がもたらす快感を遥かに越えていた。
さらに舌は中へ進み、ゆるゆると掻き回す。
信じられない程の快感に、またあの感覚が蘇る。
「ハっ、ぁ、アぁ、くろ、っさまァ…!」
黒鋼の舌の動きに合わせ、ファイは喘ぐ。
その声は矯声に近かった。
行き場の無い手は、マットを彷徨う。
尚も舌はファイの中を這うと、小さな突起が主張しているのを見付けた。
黒鋼はすかさず舌でつつく。
「ッあァ!」
一番敏感な肉芽に触れられ、ファイは目を見開く。
黒鋼は肉芽を突いたり、くわえたりと強弱をつけて責める。
ファイは頭を振って喘いだ。
「ンぁあ、ァ、ゃ、…だ、めッ、ぉかしッく…なる!」
「なっちまえ」
綺麗な金髪が乱れる。
紅潮した顔色と、絶え間ない矯声。
どれもが、その愛撫が余りに強い快感をもたらしていると示していた。
再度沸いた、あの感覚。
最早我慢の限界だ。
そして、ファイにとてつもなく大きな快感が襲う。
「ッも、だめ、ィく、イっちゃう、くろさまッ…!」
「イけよ」
一際大きく肉芽を吸い上げると、ファイは体を今まで以上に反らせた。
「ッぁあァァあア!!」
高く鳴くと、ファイの頭は真っ白になった。

506 :
ビクビクと体を震わせ、快感の余韻を残らせる。
溢れ出た愛液は、黒鋼の口元を濡らす。
それを舐めとると、黒鋼は口角を上げた。
「…イったな」
「ッふ、はっ…ハァ…」
整わない呼吸をしながら、ファイはくたりと力を抜いた。
目にはうっすらと涙が浮かび、青い目を潤ませていた。
黒鋼はファイの涙を指で拭うと、ファイの顔に近付いた。
「悦かったみてぇだな」
ファイは羞恥に口を小さく結ぶと、照れて顔を背ける。
「こっち見ろ」
「ッん…」
顎を掴み強引に顔を向けさせると、黒鋼は労る様なキスをファイに送った。
「!…くろさま…」
その優しいキスに驚き、ファイは黒鋼を見詰める。
しかし。
「悪かった」
黒鋼の口から発された言葉は、予想外だった。
ズキン、とファイの胸が痛む。
「何で、謝るのー…?」
謝罪の言葉なんて欲しくない。
何故こんな行為に至ったのかは分からないが、ファイだって自分から黒鋼を求めた。
それなのに。
今の優しいキスは、いたたまれなさにした事なのだろうか?
ファイが黒鋼を見詰めると、黒鋼は体を起こして立ち上がった。
そして自分のワイシャツを脱ぐと、ファイに被せる。
「それ着て帰れ。サイズ違ぇが…あとはブレザーか何かで誤魔化せ」
そう言って、黒鋼は背を向けた。

507 :
「黒様は?…辛いんじゃ…」
ここまで行為が進んだのだ、黒鋼は我慢の限界の筈。
それを口に出すのは恥ずかしいものがあったが、ファイは途早に尋ねた。
「最後までやっちまったら、それこそ強姦だろうが。…お前が、好きな奴としろ」
黒鋼の声は、消えそうな程小さかった。
ファイは、胸が押し潰されそうな感覚を覚えた。
「鍵、開けとくからな」
「黒様…!」
言い残して、黒鋼は部室を去った。
しんと静まった部室で、ファイは呆然とした。
そして、一筋の涙を流した。
――好きな奴と、だなんて。
黒鋼のワイシャツを握り締め、顔を埋めて泣いた。
「…黒様のバカ―…」
きっと、お互い抱く想いは同じなのに。
部室には、ファイの嗚咽が小さく響いていた。
――明日、彼はまた、遅刻して来るだろうか。

508 :
以上です。
エロまで前置きが長い上に、挿入がなくて申し訳ない…。
読んで下さった方、有難うございました。

509 :
GJ!GJ!
降臨有難う!これからも待ってるよ!

510 :
「んっ・・ああっ・・」
朦朧とした意識の中、サクラは絡み付くトグロにもがいた。
トグロはサクラの身体を緊縛し、彼女の頬をぴちゃぴちゃとなめ回す。
傷ついた自由な足が空を切り、痛々しくも血を滴らせた。
「うっ・・うううっ」
(小狼くん・・)
ハアハアと荒い呼吸を繰り返し、サクラは彼を心の中で呼び続けた。
(苦しい・・小狼くん・・)
「しゃお・・らん・・く・・ん」
その時、呟きを聞いていた大蛇がサクラの身体を強く締め付けた

511 :
>>487
GJ!
ここまで書いたら最後まで読みたい!黒鋼を男にしてやってくれ
>>510
そうきたか!GJ!
もっと!もっと!

512 :
おおっ!二つも秀作が…!
もっとやれ

513 :
>>510
注意書きは?

514 :
>>513
すいません!急いでいたもので・・
では大蛇×サクラ続きます(緊縛プレイです)

「あんんッ!!」
ギリギリとそのか細い身体を、強く強く締め付けた。
サクラは苦しい呼吸の中、薄く目を開く。
大蛇は剥き出しの刃を曝け出し、怒り狂い、その尾は卵のある岩さえ砕いた。
(駄目・・あれが無いとファイさんが・・都庁の人達が・・)
サクラの目線が卵の方へと向かう。
すると大蛇は、甲高い声で鳴くと締め付けを強めた。
「んああッ!!」
限界近くまで締め付けられ、サクラは気を失いかける。
だが大蛇はそれを許さず、徐々に徐々に締め付けを強めていく。
「くあ・・んっ・・あぅ・・っ」
辺りはトグロが締め付ける音と囚われた姫君の喘ぎ声だけが響く。
「しゃ・・おらん・・く・・うあ・・」
酸素を求め、其の度呼気に紛れ「彼」の名を呼ぶたび、大蛇はサクラをいたぶり続けた。
意識を失っても、尾で傷ついた足を叩かれ、厭でも痛みで目が覚める。
だが何故か大蛇は、サクラを痛めつけるだけでさなかった。
「う・・・ううっ・・」
しかし、彼女は人間。
「少女」であって姫でもある彼女の身体はもう限界だった。


515 :
けしからん!もっとやれ!!

516 :
連載中に割り込みスマソ
【note】
・チィ×ファイ +アシュラ王でセレス時代
・ファイが精神的に重め
・チィ設定は最近の本誌展開に沿ってない
【caution】
・どんより暗めの話は興味ない
・アシュラ王とファイの関係を示唆しているかのように読める箇所あり
(誤解ネタですが、苦手な人はレス1/8、2/8を飛ばして下さい)
上記に当てはまる場合NGワードの設定をお願いします。
そして一緒に神の降臨を祈るべし。
【NGワード】DOLL

517 :
いつの間にか雪は止み、濃い灰色のインクを垂らしたような空の裂け目から、
細い銀の光が覗いていた。少女を寝かしつけようと、寝台の脇に腰掛けて亜麻色の
髪を撫でていたファイは、手を止めて窓を仰ぎ、久方振りに見る鋭い光に
目を細めた。
「ファイ」
視線を戻すと、切り揃えた前髪の陰から琥珀の瞳がこちらを見詰めていた。
「駄目だよチィ……目を閉じて、眠らないと」
あやすようにファイは、小作りな顔を覗き込んだ。いつもは聞き分けの良い少女は
僅かも視線をずらさないまま、小さくかぶりを振った。
「眠ったら、ファイが行ってしまうの」
続いて唇から漏れた言葉に、思わず苦笑が零れる。どこまでも幼い子供だ。
この広い世界を知らないが故に向けられる無上の信頼は心地よく、同時にファイの
心に一滴の染みを落とす。
……オレに生み出されたのでなければ、この子にはもっと違う幸せが約束されて
いたかもしれないのに。
無垢な眼差しを向けられるたび、その思いは僅かずつ澱のように胸の奥に沈殿していく。
偶にチィが魔力から練り上げた人工生命でなかったなら耐えられないと思うことすら
あって、その後には酷い自己嫌悪が胃を灼くのが常だった。
生み出したのも自分なら、生まれた幸福を感じさせる自信すら持てないのも自分。
人に似た姿を与えながら、人として生かす覚悟もない、臆病な創造主。
「チィが居てほしいなら、朝まででもここに居るよ」
だからおやすみ、と精一杯の笑みを浮かべたファイを見詰めたまま、チィは頬に
触れているファイの手をそっと握った。
「眠ったら、ファイ、いなくなる」
「チィ……?」
細い指先に力が籠もる。桜色の爪から色が抜けるほど固く握りしめて、チィは
小さな声で呟いた。
「ファイ、チィを置いて、行っちゃう。……王様のところに」
「……チィ」
愕然として息を呑んだファイは、上手く言葉を紡げずに凍りつく。

518 :
「……チィ、独りぼっち」
たぶんチィは何かを誤解している、そう思ったが口にはできなかった。眠れない
夜を王の傍で過ごし、魔術や国の出来事について語らう。少女は部屋に一人で眠る。
チィの誤解とどれほどの違いがあるかと問われれば、返す言葉はない。
身動きも儘ならず、どのくらいの時間が過ぎたか、手を握る力がふと緩んだ。
それでも指先を離さないまま、少女は衣擦れの音と共に身を起こし、サイド
テーブルに灯した魔力の炎を吹き消した。窓から射し込む月影が闇に沈んだ部屋を
青く照らし、絹糸のようなほつれ毛を白く縁取った。
「ファイ」
耳の奥で何かが轟々と騒ぐ。自分の血流の音だろうか。少女の唇がゆっくりと
動くのを、ファイは断罪を受ける気分で見詰めた。
「行かないで、……チィと一緒にいて。チィに触って」
「……チィ」
細く冷たい指が、同じく体温の低い手を引く。
「チィ、駄目だ」
「どうして?」
少女は瞬いた。硝子玉めいた質感の瞳は変わらずファイを映す。その奥には、
言葉にしたほどの寂寥も悲哀も見当たらない。それがチィの空虚そのものである
気がして、ファイはただ俯き、呻くように言葉を絞り出すのが精一杯だった。
「それはできない。赦して……」
「ファイ」
「……チィ、お願いだから……」
重ねられたままの手とは逆の手が、肩を落としたファイの頬に優しく触れる。
「ファイ、独りにしないで」
稚拙な言葉に込められた切実さと裏腹の声音の柔らかさに、魔術師は強く瞑目した。
髪を梳く指の慰めるような動きに、鼻の奥が酷く痛む。のろのろと顔を上げれば、
長い睫毛の陰、大きな瞳が見詰めていた。磨かれた石のような球面に映る影は、
笑みすら浮かべられない自分の姿だけで、ファイは見返し続けることに耐えかねて
目を伏せた。音もなく唇が触れ合う。羽根のような柔らかさと今まさに踏み込もうと
する罪の重さに、ファイの背筋を震えが貫いた。

519 :

全てがに絶えたような静寂の中、少女の白い肩を月光が縁取っていた。細い
肩紐が鎖骨に影を落とし、滑らかな肌をリボンとレースで飾り立てた夜着が
覆い隠している。光沢を放つ薄い生地を通して、身体の線が透けていた。華奢な
指先が広がった裾を抓み、するりと脱ぎ捨てる。続いて少女は下着の紐に手を
かけ、ゆっくりと引き下ろした。ファイの前で、股間の淡い下草が露わになり、
月明かりを浴びた丸い乳房がくっきりと陰影を落としていた。一糸纏わぬ姿で
チィは、無言のファイを見上げた。
「……ファイも」
一体彼女は、これから何をしようとしているか理解しているのか。居たたまれなさに
ファイは唇を噛む。生み出した側に重大な欠落があるからか。それとも、自分が
何か酷い勘違いをしているだけなのか。
彼女は大人しく待っている。
胃の底に鉛を呑んだ気分でローブから腕を抜く。床に落ちる衣擦れの音すら
煩わしい。シャツは一気に脱ぎ捨てた。フロントの釦に手をかけた時は、流石に
指が震え、着慣れたはずの服でさえなかなか上手く脱げなかった。
違うよって、言って。オレが何をしてるか分からないって。
チィの視線はファイの動きをじっと追っている。ついに制止されることなく、
ファイは身に纏うもの全てを脱ぎ捨て、ベッドの上で少女と向き合った。
「……チィ……」
やっぱり、と呟くファイの首にするりと腕が巻き付き、素肌が密着する。
乳房の尖りが柔らかく胸板に押し付けられる。そこに響く鼓動は一つだけ。
続く言葉は音になる前に喉の奥で拡散し、永遠に喪われた。
少女を抱きしめ、そっと寝台に身体を沈める。わざと乱暴に腰を押し付け素足を
絡めても、チィは嫌がる様子を見せず、幼子のようにファイを見上げた。
目を閉じ、唇に触れる。初めは吐息が擽る程度に。それから珊瑚色の下唇を
軽く吸う。チィが動きを真似る。次第に軽い音が漏れ始める。薄く開いた口内に
侵入し舌先を追えば、少女は猫のように応じた。唾液が混じり合い、舌の絡む
濡れた音が次第に大きくなって、ファイの脳髄を痺れさせた。唇を離したとき、
僅かに息が上がっていたのはファイの方だった。

520 :
緩やかに上下する胸の膨らみも、体温の低い白磁の肌も、何も変わりない。
できないと言った舌の根も乾かぬうちに、欲望の兆しを体で自覚するのは自分だけ。
ファイはチィを寝台に横たえたまま身を起こした。チィの瞳がファイを追う。
「ファイ、続き」
「……続きはないよ、チィ。これでお終い」
少女は怪訝そうに首を傾げた。
「ファイ、続き」
「続きなんて無いんだ、チィ……」
琥珀の瞳が月明かりの下、二度瞬いた。項垂れたファイを眼差しが見詰める。
視界の端で亜麻色の長い髪が滑り、スプリングが軽く軋んで、少女もまた身を
起こしたのが分かった。冷たい指が膝の上で握り締めた拳に優しく重なった。
「嘘吐き」
微かな吐息がファイの頬を擽り、柔らかく濡れた舌が唇をそっと舐めた。拒もうと
開きかけた唇の隙間から舌が滑り込む。先刻とは立場を逆にして、チィの舌が
反応を引き出そうとするように執拗に歯列をなぞり舌を絡めて、ファイを追いつめる。
虚ろな意識を淫靡な水音だけが満たした。息苦しさに生理的な涙が滲む。
溺れるように喘げば、チィはファイに視線を当てたまま唇を離した。
唾液がツ、と糸を引き、ちらりと覗いた舌先がそれを舐め取った。
そのまま少女はそっと身を屈め、一瞬後、ファイの首筋に濡れた感触が
押し当てられた。チュ、と軽い音を立てながら柔らかい唇が男の肌を啄む。
胸板を擽る髪から甘い香りが立ち上る。指先がファイの乳首を羽毛のように掠めた後、
唇が甘えるように音を立てて吸った。ビリ、と痛いほどの電流が乳首を中心に走り、
疼くような痺れが余韻を残した。
「ク……」
「痛い、ファイ?」
項垂れたまま首を振った。隠すもののない男性器はゆるく勃起し、男の意思に
背いて快楽の続きを浅ましく望んでいる。チィが身を屈めた。細い指先が熱を
帯びたそれに触れ、そっと撫でた。手の中で血管がビクリと脈打った。

521 :
「……ぁ、駄目だ、チィ……!」
少女は躊躇いなくファイのペニスを口に含んだ。絹糸のような髪が内腿を擽る。
形を確かめるように喉の奥まで呑み込み、唇を離して甘いものを舐めるように
浮き出た血管を舌先で辿った。上下する頭に合わせて、剥き出しの小さな白い
尻が揺れた。
「……ッ、……チィ、離して……!」
「ん……」
柔らかい口の中で次第に質量と硬度を増していくペニスに、チィの喉から
くぐもった声が漏れた。行為の意味すら解っていないだろう少女相手に、
ファイは瞬間誤魔化しようのない劣情を覚え、同時に自分を心の底から呪った。
「チィ……、離して」
柔らかい舌は滲み出る体液を舐め取り、それ以上の唾液でそそり立つ肉茎を
汚していく。濡れた指先が張りつめた筋肉をなぞって、敏感な裏をそっと擽り、
そのまま下へ降りて陰嚢を優しく撫でる。
ファイの苦痛と快楽が分かるとでもいうように、少女は男の下腹に顔を埋め、
《嘘吐き》と言った唇を丸く窄めて、執拗な舌使いでファイを追い詰めていく。
「……離して……」
押しした声音に、チィはようやく唇を離し、顔を上げた。月明かりが滑らかな
頬を縁取り、美しく表情に乏しい貌を際立たせる。人でなく獣でも生命ですらなく、
けれど「寂しい」と空気を震わせ主の気配を追う、哀れなチィ。
――オレのチィ。
「……おいで」
喉の奥から絞り出すと同時に、少女は飛びつくようにファイの首に腕を投げかけ、
華奢な肢体を擦り寄せてスプリングを軋ませた。背を滑る長い髪ごとかき抱く
ように押し倒し、組み敷く。
琥珀の瞳に自分が映っている。額に、目尻に唇で触れ、獣の耳をそっと噛んだ。
痛覚を持たないチィには軽い圧迫でしかないだろう。それでも、自分から触れて
与えたかった。チィはゆっくりと瞬いた。

522 :
首筋へ、胸元へ、唇で触れる。片手で乳房を掴み上げ、柔らかく揉みながら、
もう片方の乳首を口に含んで吸う。仮初めの体温は低く、伝わる鼓動はない。
ただ、人並みの反応など返すはずもない乳首が舌の上で硬くなったように感じ、
ファイは咄嗟に少女の胸に埋めていた顔を上げていた。
唾液にまみれた乳首は、見間違いでなくくっきりと尖り、影を落としていた。
少女の顔を見る。表情の乏しい貌に変化はない。硝子玉のような瞳は違った。
確かに潤んで、濡れた光を帯びていた。
「ファイ」
少女の手が、乳房を掴んだまま動きを止めた手に重なった。
「ファイの感触、わかる。《キモチいい》の、わかるよ」
「……チィ、どうして……」
少女は怪訝そうな微笑を湛えて創造主たる自分を見た。
「ファイともっと一緒がいいから。ファイの手、好き。舌の、ぺろぺろも」
だから、続き。
言葉を失ったファイの首に少女の腕が絡みつき、柔らかく力を込めて引き寄せた。
目の前に、ぷっくりと膨らんだ色の薄い乳首。信じ難い、という思いのまま
舌先を這わせる。華奢な肢体がびくりと震え、頭上で微かな溜息が漏れた。
「ファイ、あったかい……。もっと触って。ファイでいっぱいにして」
現実感の失せた中、チィの声が導くように脳裏でこだまする。
舌先で転がし、ゆっくりと撫でるたびに、鈴を振るようにあえかな声が零れる。
白い肌に熱が籠もっているように感じるのは、自分の体温が移っている所為だと
信じたかった。
閉じた脚を開かせる。いつしか下草の陰からは、蜜が溢れ出し月影を映していた。
指でなぞると、とろりと糸を引いた。白い喉が緩やかに仰け反った。
「……ぁ……ファイ、キモチいい……」
指がゆるやかに滑る間に、ぴったりと閉じていた肉襞は綻び始めた。華奢な腰は
僅かに浮いて、時折刺激を堪えるように大きく揺れる。しどけなく濡れて開いた
入り口は、ぬるぬると何の抵抗もなくファイの指を迎え入れた。
一本、二本と男の指を呑み込み蠢く柔肉に、ファイはきつく瞑目した。
――誰か、誰か、今すぐオレに罰を。

523 :
「……んッ……、ァ、は……ファイ、もっと……」
抜き差しする指をアメーバのような滴が伝う。ぐるりとかき回すように押し込めば、
短い叫び声とともにチィの腰が跳ねた。華奢な指が皺になるほどきつくシーツを
握り締めている。膨らんだ小さな突起に唇を当て、強く吸った。青白い太腿が
強張り、目の前で、新たな蜜がたらりと糸を引いて零れ落ちた。
「ファイ、ファイ……っ、んんッ……、ぁ、キモチいい……ファイ、あァ……」
付け根まで濡れた指をずるりと引き抜く。ぐちゅりと、耳を覆いたくなる音が
した。泡立った体液が割れ目から小さな尻へと伝う。少女が小さく喘いで身を
竦める。細い脚を抱え上げ、勃起したペニスをあてがった。蜜に濡れた入り口は、
初めての質量を呑み込もうとするようにヒクヒクと蠢き、刺激にファイの体は
ぶるりと震えた。
「――……あ、あぁ、ぁああっ、ん……ッ、あったかい、ファイ、ファイ……」
「……ッ、チィ……」
仰け反った少女の唇からは、ひっきりなしに柔らかい喘ぎ声が零れる。ゆっくりと
腰を前後に動かし深く突き上げる。チィの腕が首に巻き付く。包み込む内壁が
柔らかくうねり、男を銜え込んだ少女の腰は波に浮かされたように揺れる。
締め付けに引きずられそうになって、ファイは唇を噛んだ。繋がった場所から
漏れる卑猥な音も、荒い息も、額から鼻梁を伝う汗も全てが厭わしかった。
(……ファイともっと一緒がいいから)
宝石のように、疵も汚れの一つすら付けず、ただ大切にしたいのに。
「ファイ、悲しいの? どうして?」
少女の腕にやんわりと力が籠もった。
「チィ、ファイが一緒なら寂しくない。ファイ、好き。チィはファイと一緒」
少女の膣が断続的に痙攣し始め、咄嗟に引き抜こうと息を詰めた途端、何かが
ファイの腰を抱え込んだ。開かせたチィの脚だと気付いた途端、ぎりぎり堪えて
いたものが弾け飛んだ。
「ファイ、好き。好き。好き……! ァ……、ああ、あ、ッ、ファイ、ファイ……!」
――声もなく呻きながらファイは少女の中で果て、数秒の解放に続く虚脱感の中、
なおもビクビクと絡みつく少女の柔らかさに呆然と凍りついた。

524 :
セレスの朝は宵闇と大差ない。一時の晴れ間はあったとしても、後から後から
湧き出した雪雲が上空に吹き溜まるからだ。
ファイは壁の薄暗い灯りだけを頼りに、露台へと続く階段を上った。今頃、自室の
暖炉の薪はとうに燃え尽きて白い灰になっているだろう。
余計なことを考えていないと、動けなくなりそうだった。誰にも顔を見られたく
ない。けれど、穏やかな静寂に満ちた自室にも戻りたくない。
露台への扉は白く凍りついていて、開けるには僅かな魔力を使った。体重を乗せて
押し開けた隙間から、積もったさらさらの粉雪が舞い込んでくる。
重い扉が固い音を立てて閉まるのを背後に聞きながら、ファイは顔を上げ、
そのまま息を呑んで立ち竦んだ。
雪が止んだ露台には人が居た。手すりに肘を突き、次々と流れてくる雪雲を
見上げていた。
「……王……」
「やあ、ファイ。本を読み耽っている間に、夜が明けてしまったよ」
アシュラ王はこちらを振り返り、目を細めた。
「眠っていないようだね。昨夜はもしかして、あの子のところにいたのかな」
……はい、と頭を深く垂れてファイは肯定した。自分は罪を犯し、信頼を裏切った。
これで王の魔術師を見る目は変わる。それでも、この人に対して吐く嘘は持って
いなかった。同時に僅かな安堵感が胸に兆したのも事実だった。
少なくとも、罪は暴かれた。断罪を待つのみなら、何も思い悩むことはない。
そうか、と王の声が頭上から降ってきた。僅かに苦笑の響きが混じっていた。
「あまり淋しい思いをさせてはいけないな。あの子には君しかいないのだから」
アシュラ王の手が伸びて、幼い子供を諭すようにファイの頭を軽く撫でた。
優しい眼差しをファイは呆然と見つめた。
「もっと一緒の時間を増やしてやりなさい」
穏やかな声が虚ろな意識を滑り落ちていく。犯した罪は罪として糾弾されず、
償う機会は永遠に与えられない。
この場に膝を突き誰かに赦しを請いたかった。
上空で風がうなり、灰色の一片が舞い降りてきた。
<了>

525 :
GJ!
アシュラ王がかなり原作どおりな気がするw

526 :
ものすごいのキター!!!111
GJです!

527 :
おぉぉもう>>490>>514>>516も皆GJ!!

528 :
神様アリガトウ
……GJ

529 :
516です。読んでくれた皆さん有難うございました。
次はもうちょっと読んでて楽しい話にしたいなあと、しみじみ思いました
最近投下がちょくちょくあってウレシス
職人さん続き待ってるお!

530 :


531 :


532 :
遠いあの日の青空
追憶する。
少年はまだ不器用な笑顔を作りながら
少女へと歩み寄った。
『サクラ』
笑う少年。
彼の名は・・・



「くぅぅぅっ!!っんん!!」
苦しみ喘ぐ姫君の口に、蛇の尾が侵入した。
生臭い・・鉄錆びにようなそれは
サクラの幼い口内を犯す。
只でさえ儘ならない呼吸を塞き止めら、もどかしげに身を捩じらす。
「んっ・・んううう・・」
「ん・・はうっ・・・」
そのせいか。
朦朧といた意識が昏睡の海に沈むまで、そう時間はかからなかった。
尾が口を離れ、酸欠となりグッタリとしたサクラを
大蛇が・・・
酸の水に入れなければ

「あっ・・くああああああああああああッ!!」

全身を、熱した針に刺されるような激痛が襲う。
途端、痛々しい苦痛の叫びが喉を飛び出した。
逃れようとしても大蛇にその身を拘束されているため
逃げ出すことは出来ない。
以前にサクラの体力は限界だった為、
かすかに身動きする位しか出来ないのだが。



533 :
縛られて動けないって萌える

534 :
「あうっ!はっ・・あぅぅぅッ!!」
酸の水が跳ね、頬へと当たる。
傷を負った足に染みこむその痛みに耐えられず、
かぶりを振った。
依然として拘束は解けず、
締め付けながらも
サクラを離すまいとする蛇。
(以下続きます)

535 :
わっふるわっふる

536 :
連載中に割り込みスマソ。
マイナーですが、神威×サクラを投下します。神威×サクラが受け付けられない方は閲覧をお避け下さい。
【設定】
東京編。小狼が居なくなった後、サクラが対価を取りに行く前の間の話。
【NGワード】
beloved
非似かもしれませんが、読んで下さると嬉しいです。では、大丈夫だと言う方のみどうぞ。

537 :

『行かないで』
その切なる願いさえも叶う事無く、誰よりも大切な貴方は私を置いて旅立ってしまった。

私が水の対価を取りに行くと決めてから数十分後。着替える為に与えられた部屋で、今までの旅の出来事、楽しかった思い出、取り戻した記憶の数を思い返していた。旅の記憶の中に必ず現れる貴方は、私にいつも優しい笑顔を向けてくれていた。

「小狼君‥」

どうして、私を置いて行ってしまったの?
漸く気付けたのに。貴方が何よりも大切だと。
与えられた運命は、とても残酷で。私は知らない間に涙を流していた。



「‥泣いているのか」
「‥っ!」

聞き慣れぬ声に驚き部屋の扉へ視線を移す。音を立てて閉じられた扉の前には、ファイと同じ蒼の瞳を持った神威の姿があった。



538 :
サクラ受けばっかでつまんないな

539 :
まあまあ…確かにちょっと偏ってるけど…
俺は書けないからどんなのでも嬉しい

540 :
だからといって女体化とかいう801もどきばっか書かれてもつまら(ry

541 :
女体化は受けいいけどね
じゃなくてサクラがつるぺったんなのが受けないのかな?
チィや侑子さんなら受け良かったけど

542 :
そりゃあ受けいいだろ
腐女子多いんだから黒×ファイは受ける

543 :
受けの良し悪しの話するなら
サクラとか女体化以外の反応が良ければそっちを書いてくれる職人も増えるんでは?
このスレ隠れた書き手さん多そうだと常々思うんだ
「これ読みたくない」より「こういうのが読みたい」で投下祈願

544 :
神威とか昴流が攻めるのってすんごい違和感

545 :
>>536です
話の流れを見ていて、確かにサクラ受けばかり&マイナーが苦手な方が多そうな気がするので、止めさせて貰います(・ω・`)
投下途中ですみません

546 :
基本的に書き手さんが好きなカプ、書きやすいカプ、書いてみたいカプでいいと思います
つまんないとかマンネリだとおもう奴はNGワード登録しとけよ

547 :
あーあ
せっかく糞コテが消えて人増えてきたのに文句いうなよ
また過疎るだろ
それにサクラ多いのは仕方ないだろ
メインの女がサクラしかいないんだから

548 :
流れをぶった切って黒鋼×知世姫を投下します。
510さん、連載中に割込ごめん。
苦手な方はNGワード「新月」で。

549 :
今夜は新月だというのに、少女の髪は何を反射してこうも照り輝いているのだろう。
艶めくそれを一束すくいあげ、黒鋼はふと疑問を持った。
少女自身の内なる光を受けているのか、それとも新月ゆえによく見える、遠い星々の明かりを
受けているのか。
唇を押し当てると、それはひんやりと冷たかった。神経など通っていないのに、少女は唇が髪に
触れた瞬間、ぎくりと肩をこわばらせる。
その途方に暮れたように揺れる瞳が、どうしようもなく愛しかった。欲しかった。
「黒鋼、貴方、怖い顔をしていますわ」
「元々だ」
「護衛はどうしたのです」
「人をめちゃいけねぇんじゃなかったのか?」
「そういう意味ではなくて」
「知世姫」
呼びかけると、平生は余裕綽々といった風に微笑んでいる知世の顔が、ほんの少しだけ歪む。
これから起こることへの羞恥に、期待に、ほんのりと赤らむ顔を抑えられないのだ。
普段ならまず拝むことのできないその表情を見ることができるのは確実に黒鋼一人だけで、
それだから彼はこの行為をたいそう気に入っている。
頬に手をかけると、知世はいよいよ困ったように眉を下げた。
嫌なら抵抗すればいいのだ。彼は彼女の本気の命令には決して逆らえないし、彼女には力がある。
抵抗できる力があるのにそれを行使しないのは、行為を肯定してしまっているからに他ならない。
「……知世姫」
唇が合わさる刹那、知世は目を閉じた。

550 :
「……ふっ、はあ……んん」
少女の口内にある快楽のスイッチとでもいうものを、黒鋼はすでに熟知していた。
舌先に頬の裏、上顎。それらを熱い舌で舐っていくと、知世の息は次第に上がってくる。閉じた
まぶたはふるふると震え、黒鋼の腕を掴むてのひらの力は強くなる。
息苦しいのだろう、時折小さな拳で黒鋼の胸板を叩くが、彼は口付けを止めてやらない。
舌を擦り合わせ、口内すべてを嬲り、ようやく離す。
くた、と力の抜けきった知世は、黒鋼が床に彼女を押し倒しても、もはや潤んだ目を向けるだけだ。
その唇の端から、飲み込みきれなかった唾液がツ、と零れ落ちる。舌先で舐め取ると、知世は
そっと熱いため息を吐き出した。
「感じたか?」
言いながら黒鋼の指は着物を左右に開く。するりと入り込んできた冷気に肌が粟立つ。と同時に
いきなり太腿に添えられた指の感触に、知世の体はビクンと震えた。
「く、黒鋼、やめ、やめなさ……」
すべてを言い切る前に声は吐息に変わった。黒鋼の指が、敏感な肉芽を掠めたのだ。
「っふぁあ……!」
「どうした、随分濡れてるな」
「あ、ちが、違います……ああっ!」
体を知世の足の間に割り込ませ、黒鋼はひくひくと蠢くそこにふっと息をかけた。
そのまま顔を柔らかな腿に寄せる。闇の中でもほのかに浮かび上がる白い腿は美しく、しかし
嗜虐心を妙にそそった。甘噛みするように犬歯でなぞり、そこに舌を這わせていく。
舌はだんだん上にのぼっていくというのに、それは決して知世の溶けきった部分、先程から蜜を
たらし黒鋼を呼んでいる場所に触れない。
「ふぅ、うう……く、ろ……黒鋼ぇ……」
「何だ」
触れてもいないのに蜜は溢れてくる。足の付け根にちゅうと吸い付きながら、黒鋼は唇を歪めた。
「やめなさい、と命令したじゃねぇか」
そうして、指先で円を描くように秘所のまわりをくるりと撫ぜる。
顔を持ち上げて知世を見下ろせば、彼女は泣き出しそうな顔をいやいやと振って黒鋼に
縋りついた。
「黒鋼、もう、私はっ……!」
それでも最後の言葉を口にしない知世をからかうように、秘所のまわりを掠める指はそのままで、
空いた手が敏感になった乳房の先端をピンと弾いた。
「ひゃぅっ!」
弓なりに体をしならせて知世が喘ぐ。とうとう瞳からは涙が零れ、こめかみを伝って落ちていく。
水分を過剰に含んだ瞳はそれ以上に欲情に濡れており、荒い息の下、とうとう黒鋼の望むままに、
自らの欲望を口にした。
「黒鋼、触って、ください……くろがねぇ……!」

551 :
すべて言い終わらないうちに、黒鋼の指は秘所に差し込まれていた。ぐちゅぐちゅと激しい
水音をたてながら抜き差しされる指はたちまち本数を増やし、自由に知世の膣内をかき回す。
「あっ、あん! んっ!」
望んだ快感を与えられ、知世はびくびくと震えながら声を上げた。無意識であろう、高々と
上がった足は反り返り、爪先が小刻みに揺れている。
顔を再び沈め、黒鋼は舌でつんと尖った肉芽を思う存分いじめた。強く押しつぶし、また
くすぐり、舌全体でじっとりと舐める。
最後にきゅっと肉芽を吸い、知世の甘い嬌声をひとしきり聞いてから顔を上げた。
熱く浅い呼吸を繰り返す知世の体は桜色に染まり、それが汗で淫靡に輝いている。涙と汗で
額に貼りついた知世の前髪を指先で撫ぜつけると、彼女は切なそうに鼻をくすんと鳴らした。
「黒鋼……」
「欲しい」と唇が形作る。音はない。黒鋼の心臓が疼いた。欲情に、少女への確かな想いに、
ズクズクと音を立てた。


鈍く霞みがかる頭のうちで、知世の顔が緩やかに掻き消えた。
窓の外は未だ、すべてを飲み込まんとするかのような漆黒の闇が広がっている。
起き上がればベッドがギシ、と軋んだ音をたてた。彼の国にはなかった寝具。夢の終わりを
告げる現実に、知らず息が漏れる。
闇のなか、常ならば白々と部屋を照らす月明かりが今日はない。
あの夜と同じ、すべてが黒にまどろむことのできる新月の夜だから、こんな夢を見たのだろうか。
もう一眠りしようかと一瞬思い、しかし結局黒鋼は起き上がった。眠れば今度はきっと違う夢を
見るのだろう。知世との思い出の上に、夢の上書きをしたくなかった。
月の巡りは、やはり国々で異なってしまうだろうか。日本国でも今は月が隠れていればいいと
思い、そんなことを考えた自分に、黒鋼はそっと自嘲の笑いをこぼした。
焦がれる姫の髪色を髣髴とさせるしっとりした闇の中、思い出を枕に夜が明けるのを待っている。

(終わり)

552 :
以上です。
キャラに違和感だらけだったら申し訳ない。
保守代わりとして軽く流し読みしてくれ。
神様方の投下お待ちしてます!

553 :
GJ!
しかしサクラだとそんな気はしないのに
知世姫相手だと犯罪な気がするのは何故だろう……

554 :
GJ!!
知世姫色っぽいなあ〜良いものを見せて貰った

555 :
GJ!
>553
ほんとだ。何故なんだぜ?

556 :
サクラは集団レイプを想像しても悪いことされてるように思えんなあ
仮にもお姫様なのに

557 :
今更だけど大蛇とサクラの話って>90からの続きものですよね?

558 :
サクラ様はヤる方が似合ってます

559 :
知世姫相手なら受けかもよ?

560 :
>>548
GJです
このCPが来るのをまってたw
>>553>>555
確かに!

561 :
>>559
百合!百合!百合!

562 :
そうまが一番エロいだろ!
サクラだの友世だのこのロリコンどもが

563 :
>>562んじゃ蘇摩と天照で 百合!百合!百合!

564 :
同性愛って板的にどうなのか

565 :
需要があるなら無問題

566 :
百合ってなぜかあんまり叩かれないしね
薔薇はかなり反発くるのに(女体化除く)

567 :
>>566
ヒント:可愛ければ許す

百合は目に優しいからじゃね?
少なくともこいつら抱き合ったら胸毛絡まるんじゃねえのかとか心配しなくていい。

568 :
確かに阿部さんはカンベンwwwww
しかしそれだと美男同士ならいいってことになるしもっと別に要因があるんだろうなぁ
やっぱ薔薇は根っこからの古臭く生臭いものだからかね?
江戸時代からあった風潮らしいし
百合はイイ匂いしそうだ

569 :
薔薇は飛鳥・平安からあったろうに

570 :
聖書にもあるし日本の文化ができる前からあったんじゃね>薔薇

571 :
いつのまに薔薇を語るスレに…

572 :
薔薇の奥深さを語ってるのねww

573 :
いつのまにかお花畑になっとる・・・
そういえばサクラも花か、早いとこ帰ってこいヒロイン
新旧職人さんも待ってます

574 :
なぜだかさくらが攻めなネタが3つくらいある
相手は本物だったりコピーだったり
しかし書く暇がない…

575 :
ほしゅ

576 :
保守
…因みに携帯からの投稿は可?

577 :
>>576
いいんじゃない?
◆xEOwIIhCは携帯だったはず
因みにカプは?

578 :
>>577
遅くなってすみません。
ナチュラルに小×桜でいこうと思った。希望があればそれも参考にしてみようと思う。

579 :
アシュラ来い

580 :
小狼×桜で描かせて頂きます
・舞台は小狼達がまだ旅に出る前の玖楼国
・原作を捩った部分があり、多少違和感を感じるかも知れません
初投下で拙い文章になると思いますが、宥恕して下さると助かります
後、投下が不定期更新で屡々遅れる事かと思いますが、その点はお許し下さい
こんな稚拙な文章は読みたくない、等々ございましたらNG wordの設定をお願いします
【NG word】
reminiscence
それでは、一人でも多くの方に楽しんで頂けますよう謹んで投下させて頂きます

581 :
――日の沈み掛かった夕暮れ時。同じような形状の家宅が並ぶ中、少年は迷う事なく一つの家屋の前に立った。
扉に付いた取っ手に手を掛け押し開くとキィ、と軋んだ聞き慣れた音を立てる。
「只今、父さん」
家に帰ると少年は先ず机の上に載せてある父の写真に向かって遺跡での発掘作業やその日あった出来事などを話す。最早それは彼の日課になっていた。
「遺跡の発掘作業も大分進んで…発掘が終わったら父さんも一緒に見に行こう。あぁ、それから……」
仕事の疲れも忘れたかのように写真の父に向かい穏やかな表情で語り掛けていた。
その時トントン、と小さく戸を叩く音が聞こえた。
誰だろう、発掘隊の仲間だろうか…等と考えを巡らせながら戸口に向かってはい、と返事をし扉を開けた。

582 :
「姫!」
其処に居たのは仕事仲間ではなく顔を俯けジッとその場に立ち尽くしたさくらだった。
俯いて垂れ下がった髪の隙間から垣間見た頬は何処かほんのりと紅く染まっているように思えた。
「よく分かりましたね。おれが帰ってきたって…」
その場に立ち尽くすさくらを促すように家内へと招き入れる。久しぶりに逢った相手に少年は自然と口元が綻ぶのを感じた。
「…ねぇ、小狼」
さくらは顔を俯けたまま言い淀むように小さな声で呟いた。
「前、次に会った時に言いたかった事言うからっていったの…覚えてる…?」
「えぇ、勿論。覚えてますよ」
彼はその問い掛けに微笑み、頷いて見せた。
前に会った時にさくらが言い掛けていた言葉…何だろうか、と少年は考えを巡らせたが結局分からず仕舞いだったあの言葉…。

583 :
「あの…あのね、わたし…」
さくらは微かに顔を上げたが決して此方を見る事はなく、何処を見るとでもなく空中で双眼を泳がせた。そしてやはり頬はほんのりと紅潮させていた。
「…小狼の事が……好き…なの…」
そう言ったと同時にさくらは小狼に抱き付いた。きっと紅く染まった顔を覗き見られないように相手の胸元に埋めて。
「ひ、姫!?」
「敬語も姫って呼び方も嫌だって言った」
少年の驚いたような少し上擦った声にさくらは頬を膨らませ先程から不満に思っていた事に注意を施す。
「あっ、はい、いや…う、うん。あの…でも、その…」
少年は頬を赤らめ、しかし少し困ったように眉尻を下げた。
「…いや、だった?」
その表情にさくらは自分は言ってはいけない事を言ったのではないだろうか…という念に駆られ不安そうに訊ねた。

584 :
「まさか、嫌な訳ないよ。でも…さくらは王族で俺は民間人なんだから…」
そう、嫌な訳がなかった。寧ろさくらの口からそんな言葉が聞けて心の底から嬉しかった。だけど…
「そんなの、関係ないよ!」
さくらはムッとした顔を此方に向け微かに怒気の含んだ声で小狼に言い放った。まるでその後に続く言葉を遮るように。
「王族とかそういうのは関係ない。わたしが聞きたいのは小狼の気持ちだもん。小狼は?どう…思ってる?」
ズイズイと頬の紅潮を増しながら言ってくるさくらに小狼はどうしようもなくいとおしさを感じた。
「おれも…さくらが好きだよ」
抱き付いてきた相手の華奢な背に手を回し大切な物を扱うように緩く抱き締めた。
その言葉を聞いたさくらは嬉しそうに、そして少し恥ずかしそうに口元を綻ばせた。
暫く相手の赤らんだ顔を眺めていたさくらは不意に小狼の唇に自分の其れを重ねた。

585 :
今日は此処で切らせて頂きます。次の投下は何時出来るか分かりませんが御了承下さいませ。

586 :
age

587 :
GJ
押しモードなサクラいいですねー
その後の小狼とサクラに期待です

588 :
>>541
けむくじゃらでボインだったらそれはサクラじゃない
変な髪型したひまわりちゃんだ

589 :
ほしゅ

590 :
http://upup.s13.dxbeat.com/up/cstm/0051023.jpg

591 :
DVDのED、ドレス姿のサクラはちゃんと胸があるように見えました

592 :
遅くなりましたが続きを投下させて頂きます。
このような駄文を読んで下さっていた皆様、長々と待たせてしまってすみません。
今回の投下で一応最後となります。
NGワードは前回同様です。
【NG word】
reminiscence

593 :
「…っ!?」
ふわりとマシュマロのように柔らかなものが少年の唇に触れる。気付くと彼女の顔は目前にあった。
何時にないさくらの積極的な行動に小狼は驚きを隠せなかった。
「…いやだった?」
触れるだけの口付けの後にさくらは不安げに小狼に尋ねた。未だ顔は近いまま。
小狼は首をブンブンと横に振りさくらの言葉を否定した。
そして、今度は自分から相手の唇に己の其れを重ねた。
唇の端を割って小狼は少し戸惑いながらもさくらの口内へと舌を忍び込ませた。
微かな水音を立てながら暫くさくらの口内を堪能し名残惜しそうに唇を離す。
さくらとの初めてのキス。それはほんのりと甘く、蕩けるような甘美な味わいだった。
口付けを終えた小狼は再びさくらを抱き締める。長い間、心の奥底に押さえ付けていた気持ち…一度口に出してしまえばもう隠せない。
いけない事だと頭では分かっていながらも、募る気持ちはもう抑えられなかった。
さくらを横抱きで抱え上げそっとベッドに下ろす。
「小狼…?」
「さくらが好きだ。ずっと好きだった。だから…その…」
勢いに任せ気持ちを全部伝えてしまおうと思った。しかし、小狼には其は出来なかった。
気持ちを全て伝えてしまえばその先に壊れてしまうものがある…少年は其を知っていたから。

594 :
言葉に詰まっているとさくらは小狼の気持ちを察したかのように徐に口を開いた。
「わたしも…小狼が好き…だから、ね…わたしは、小狼に任せるよ…?」
「さくら…」
さくらの其の言葉を聞いて小狼は決意した。
もう覚悟は出来ていた。身分違いの恋…それが罪だというのならば自分はどんな罰でも受けようと。
小狼はさくらをベッドに押し倒すと相手の唇を奪った。そっと、しかし先刻よりも深い口付けへと変えてゆく。
唇を離すと酸素不足で荒くなった相手の呼気が頬を弄り擽ったさを覚えた。
そのまま幾つかの淡い花弁を付けながら首筋、鎖骨、胸元へと口付けを落としていった。
さくらの服を脱がせ胸を隠していた下着も一緒に取り除くと手に納まる程度の柔らかな膨らみに手を添えた。
そのまま円を描くようにゆっくりと揉みしだき、舌で胸の突起を刺激した。
「…っ…ふ…ぁっ!」
執拗に何度も繰り返される何ともいえない初めての感覚にさくらは必に紡いでいた唇から甘い声を洩らす。
小狼は何度か布地の上から太股を弛く撫で回すと下着と共にさくらのズボンをずり下ろした。
指の腹で彼女の其処を擦るともう充分過ぎる程に濡れていた。
触れた瞬間さくらの腰がビクンと跳ねる。

595 :
自分も下に纏う物を全て取り払うといきり立った其をさくらの濡れた其処に宛がう。
「…嫌だったら、止めて?」
尋ねてはみたものの少年は疾うに理性など失っていたし、此処まできて退く気などほとほとなかった。
そういったのは気持ちを確めようとする虚栄心や彼女の羞恥を掻き立てようとする悪戯心から…。
さくらの気持ちなど訊かずとも分かっていた。
「嫌、じゃないよ…言ったでしょう?小狼が好きなの…お願い、来て…?」
潤んだ瞳で震えるような声だった。少年は其の表情に欲望をゾクリと掻き立てられた。
その言葉に応えるかのように小狼は弛く口角を上げ、大きく頷いた。
さくらの其処に小狼はゆっくりと身を沈めていく。
「…っ……んぅ…」
それでもやはり痛むのかさくらはシーツを硬く握り締め、眉を寄せては苦しげに表情を歪ませた。
時折動きを止めては労るようにさくらの手の甲を擦る。
時間をかけてゆっくりと呑み込ませた其処にふと目を向けると体液に混じりうっすらと赤い血を帯びていた。
小狼は眉を顰める彼女を気遣いつつ緩慢に動き始める。
「やっ……は…ぁ……小…狼っ!」
暫く律動な動きを続けるとさくらの甘えるような声と結合部から聞こえてくる絶え間ない水音が小狼の聴覚を犯した。
狂おしい程の性感の渦に呑まれていく。

596 :
「く…ぁっ!」
互いに限界は近かった。
絶頂を求めるかのように一旦己の其を引き抜いては一気に打ち付ける。
「ッ……ぁぁぁあッ!」
幾度かそれを繰り返すとさくらは甲高い声と共に一際鋭く跳ねて小狼の其を締め付けた。
それが引き金となり小狼もさくらの中に性欲を吐き出した。
『小狼……』
彼女がそんな風におれを呼ぶ声が聞こえたが、身体に感じる妙な疲労感に促されおれはそのまま夢の中に吸い込まれていった。
――………小…狼……小狼…小狼君…
聞き慣れた彼女の声が聞こえてきて目が醒めた。
「小狼君、お早う。ファイさんがもうご飯だからって。今日は少しだけど私もお手伝いしたの」
可愛らしい笑みを浮かべて話すさくらに自分は夢を見ていたのかと否が応にも現実に引き戻される。
「すぐに行きます。先に食べていて貰えませんか?」
「うん、じゃあ先に食べて待ってるね」
微笑んで言う小狼の言葉を聞いてさくらは部屋を出ていった。
まだ聴覚に残る自分を呼ぶ彼女の声。
『小狼…小狼…』
さくらはもう自分の事を“小狼”とは呼ばない。
現実に引き戻された少年は自分の気持ちを紛らわすかのように少し哀しげに微笑んだ。

597 :
以上です。
終始拙い文章ですみませんでした。
もっと修行してきます。
読んで下さった方、感想下さった方、本当にありがとうございました。

598 :
GJGJ!乙です
最後の一行はHOLiCの「どこか痛いような笑顔」が浮かびました
またぜひお願いします

599 :
神威×昴流(女体化)で書かせていただきます。
普通に昴流は女の子だと思っていました…
NGワードは
嫉妬
で、苦手な方はスルーして下さい。

600 :
「ねえ…、神…っあん」
神威によって視界を塞がれていた昴流は、いきなり一番敏感な部分をまさぐられる快感に 縛られた身体を震わせて甘い声を上げた。
神威の良く動く指は昴流の一番弱い豆を指先で優しく擽り、愛液でヌルヌルになっている壁を押し開いてはクチュクチュと掻き回す。
「あうっ……んん…」
昴流が身体を揺する度に、小さいながらも形の良い胸がプルプルと揺れる。
「気持ちいい?」
そういいながら神威は、敏感な秘部を指先で掻き回しつつ 既に尖っている乳首をしゃぶり始めた。
「だ…、だめっ!!」
敏感な乳首をしゃぶられながら、ヌルヌルの秘部を掻き回される快感に 昴流はたちまち絶頂に押し上げられていた。
縛られた柔らかな身体を小さくピクピクと震わせて、昴流は絶頂を迎える為に身体を固くし始めた。
その途端、神威は残酷にも愛撫の手を止めてしまったのである。
「簡単にはイかせてあげない…これはお仕置きだから。」

601 :
「……あ…、い…ゃ」
絶頂寸前で愛撫を止められた昴流は、大きく開かれた柔らかい太股を もどかしそうに震わせて呟いた。
「何?どうかした?」
「……それは…」
昴流は言葉を濁した。
まさか、身体を縛られ 乳首をしゃぶられながら秘部をいたぶられてイキそうだったなんて、恥ずかしくて神威に癒えるはずがなかった。
「仰向けになって」
神威は昴流の両足を拘束していた紐を解くと、彼女の身体を軽々と抱え上げ 地べたに仰向けに寝かせた。
両足は自由だが、両手は頭の後ろで縛られたままである。
「…足開いて」
「入れてあげるから」

602 :
神威はズボンを脱ぐと、いきなり昴流の開かれた秘部へ そそり立った男根を奥まで挿入した。
「ひ、あぁ…あああーっ!!」
目隠しのために何も見えず、いきなり男根を挿入された昴流は 大きく開かれた太股を小さく痙攣させて その快感に酔いしれた。
「もっと」
「もっと、俺だけを感じて…」
「ああああ……もう…ぃ…ゃぁ…」
「もっと!!」
言いながら神威は、昴流の柔らかい乳房を揉みつつ 尖った左右の乳首を音を立ててしゃぶり始めたのである。
勿論、その間も彼の男根は 昴流の秘部をクチュクチュと責め続けている。
「ああ……星史郎さん…」
その男の名前を聞いた途端に、神威は乱暴に目隠しを外した。
昴流の視界が開けた。
目の前には、唯一の家族である神威の姿が。

603 :
お仕置きGJ

604 :
いちお回避しとく

605 :
>>602
GJ

東京のDVD、最後らへんでサクラにのしかかる黒鋼にアッと思った

606 :
>605 黒サクもアリかも、って思った。あれ見て

607 :
サクラ×黒鋼 希望

608 :
黒鋼が相手だとマンコ裂けそうだな

609 :
ああ見えて実は粗チン包茎インポだったりするんだよ

610 :
何か書こうかな…

611 :
>>610 是非よろしく

612 :
ファイ先生♀の続き、遅れていてすいません。
まだしばらくペースダウン期間が続くので、
ひとまず3話目のキリのいいところまで投下します。
【note】
・黒鋼×ファイ(女)
・原作とは無関係のパラレル。女教師ファイと高校生黒鋼
・恋愛要素あり、今回エロほとんどなし
【caution】
・カップリングが受け付けない
・女体化は嗜好に合わない
・恋愛要素とかいらない
・原作に沿わない話は興味ない
上記に当てはまる場合NGワードの設定をお願いします。いつもごめんなさい。
【NGワード】LOST
かなり早いけど皆さんよいお年を。

613 :
桜の蕾はまだ色濃く硬く、ほころぶ兆しを見せないでいた。
上空で風が鳴っている。薄鼠色の雲が駆け、時折割れ目から青い色が覗いては、
また流れてきた雲に埋められ、押し流されていく。
3月の終わりはまだ風が冷たい。
人気のない中庭ですれ違った在校生は、マフラーを何重にも巻き、吹き下ろす
風に首をすくめながら歩いていた。こいつはどうして制服じゃないのだろう、
と不思議そうにこちらを見遣るのが解ったが、一瞬後にはマフラーに顎を埋め、
視線を投げたことも忘れたように足早に通り過ぎていく。
長袖のシャツに黒のジーンズの上着を羽織った黒鋼は、足を止め、今し方出てきた
ばかりの部室の方角を振り返った。
ずっと前に後輩に貸した漫画本を取りに来たが、いつの間にか部室の共有物のように
なっているのを見ると、持ち帰るのも何故か憚られて、そのまま置いてきた。
部室などいつでも来られると思っていたが、これからはそうもいかない。
来たとしても、じきに知った顔はなくなる。これで最後だ、と思えば、
多少の感傷が湧いて、すぐには立ち去れそうになかった。
足を留めるものはもうひとつある。
校舎を振り仰ぐ。風雨に晒されやや黒ずんだ白壁に、窓硝子が列をなしている。
自分の教室があった棟は、別の棟に隠れて見えない。手前の2階が職員室。
3階に理科室と、併設された化学の教科準備室。
鍵の掛かる棚が並んだその小部屋を使っていた女教師はもういない。
入試後の登校日はおろか卒業式にも姿を見せず、彼女はひっそりと退職した。
黒鋼がそれを知ったのは、入試結果の報告に学校を訪れた時だった。
彼女の席はすでに、産休明けの女教師が埋めていた。
退職の理由は、一身上の都合としか聞かされなかった。
彼女とさほど年の変わらないもと担任は、黙り込んだ黒鋼を、伊達だという噂の
眼鏡の奥から憐れむように眺めた。
穏やかな笑顔を絶やさないまま、全ての事情を察しているかのような視線に、
黒鋼はもともと虫の好かなかった義眼の男をますます嫌いになった。
卒業して出て行くのは自分ばかりだと思っていた。彼女の気持ちがどうであれ、
これまでのように自分が足を向ければ、そこにいるものだと。
今もまだ、現実感がない。

614 :
3階の窓に小さな人影が現れ、目は自然とそれを追った。人影は理科室の辺り
で歩みを止め、部屋の奥に姿を消した。
どこか懐かしい感覚が既視感だと気付いた瞬間、黒鋼の体は意識するより早く
動いた。一番近くに見えた入り口から校舎に飛び込み、3段飛ばしで階段を
駆け上がる。修了式も過ぎ、人気のない廊下に、土足のまま足音を響かせて走る
黒鋼を見咎める者はなかった。
教科準備室の扉に手を掛け、一瞬躊躇ってから勢いよく引いた。窓際の後ろ姿が
振り返った。
「あれー? そんなに急いで、どうしたの?」
黒鋼は言葉も出ず、女を睨んだ。荒々しい自分の呼気が耳につく。なぜ突然
学校を辞めた。どうして自分に何も言わなかった。
そして、この晴れやかな笑顔は何だ。
ファイの表情が僅かに翳った。
コツ、コツ、と足音が響き、ゆっくりと目の前に立った女は、黒鋼を見上げて
「ごめんね」と言った。何に対しての謝罪か解らないまま、黒鋼は黙って相手を
見返した。照明を点けない部屋の中は外の薄曇りと相まって薄暗く、青い目の
色濃い影にも底が見えなかった。
「謝るくらいなら、辞めた理由を言え」
精一杯刺を込めた科白に、ファイは困った表情を浮かべた。本当のことを
言う気はないと、それを見た途端直感した。
「もともと産休の代替教員だからねー。初めからそんなに長く勤める予定は
なかったんだよ」
何が『初めから』だ。いつもいつも、嘘を嘘だと知っていて聞かされることは
ひどく不快だ。都合の悪いことは巧く誤魔化してやり過ごすのも気に食わない。
一体どうしてそんな真似ができるのだ。向こうが大人の女で、こちらが図体ばかり
でかい青二才だと舐めてかかっているからか。
「すごく怖い顔してるよー」
何が楽しいのか、ファイはこちらを見つめてふと目を細めた。
「……私服を見るのは初めてだね。遅くなったけど、卒業おめでとー……」


615 :
職員室に寄って鍵を返すから、と言った女を、黒鋼は裏門で待っていた。
残った私物を取りに来ただけなのだと明かした彼女は、黒鋼が学校に来た理由を
聞いて「偶然だねぇ」と笑った。
その偶然がなければ、ファイは黙って学校を去り、黒鋼も進学のために実家を
離れて、二度と顔を合わせる機会もなかったはずだ。
雲は厚みを増し、途切れ途切れに見えていた青色も今は見えない。
自分はなぜ、この冷たくざらついた石の壁に背を預けて立っているのか。
柔らかい女の体に未練があるのは間違いないにしても、単純にヤれる相手なら
それでいいのかと自分自身に問えば、答えはノーだった。
性欲を解消するだけなら、女の不誠実などどうでもいい。
苛立つのは体だけでは飽き足らないからで、しかも嘘や誤魔化しさえなければ
それで気が済むわけでもなく、いったい何がどうなれば満たされるのか、黒鋼には
ひどく曖昧にしか掴めないのだった。
静かな空気に、タイヤが格子状の溝蓋を踏む金属音が響いた。速度を落とした
車が目の前で止まった。
「お待たせ。乗って」
促されるまま助手席に乗り込むと、彼女は慣れた手つきでギアを入れ替え、
車は滑るように走り出した。
「どこへ行くんだ」
「行くところがあるなら送ってあげるよ。どこでも」
唐突な言葉に困惑する。そもそも、これから先のことなど考えていない。
ただ時間が欲しかった。車から降りればこれまでの全てが何もなかったことになる、
そんな終わり方でない区切りを掴むための時間が。
車内を沈黙が満たす。彼女がカーステレオの電源を入れ、絞ったボリュームで
どこかのFM局の音楽番組が流れ出した。
ややあって、ファイが口を開いた。
「……もし、後の予定がないなら少しだけ付き合ってくれる?」
黒鋼に異論はなかった。むしろ女の方からの誘いに少し驚いた。
どこへ、と問うと、ファイは「行けば分かるよー」と口元を弛めた。
「あ、でもあんまり怒らないで欲しいなぁー……」

616 :
「なんだそりゃ」
思わず漏れた声にも彼女はただ楽しそうに笑みを零したので、黒鋼の追求する
気は失せてしまった。顔を背け、窓枠に肘を突いて外を眺める。そういえば、
黒鋼の前でこんな風に笑ったことがあっただろうか。何気ない動作や呼吸から、
いつにない機嫌の良さが感じ取れる。
彼女の何かが変わったのだろうか。学校を辞めたからか、自分がもう生徒では
ないからか。その両方か。
そんなことを漠然と思う自分はサイドミラーの中で、何が気に食わないのかというような、
相変わらずの顰め面だ。
ギアチェンジの音に思考を遮られる。
彼女の運転はスムースで、走り出す時の圧迫感も停止時の揺れもない。
ウィンカーの音、サイドブレーキとギアの操作音だけが、時折音楽に混じる
唯一の物音だった。
「もうすぐ着きまーす」
ハンドルを切りながらファイが沈黙を破った。濃い灰色の空を背景に、巨大な
鉄の建造物が見えた。ひょっとして、と思っているうちにファイはがら空きの
駐車場の端に車を止めた。これから帰っていくのだろう、駐車場には数組の
親子連れの姿があった。
「……遊園地かよ」
ファイは軽く笑って、閉園に間に合ったよ、と言った。女に続き車を降りる。
チケット売り場で黒鋼が尻ポケットから財布を出している間に、彼女が入場券を
2枚買った。先に立って歩き出した彼女に追いつき「幾らだ」と言うと、
ファイは「無理に付き合って貰ったんだから、これくらいさせてよぅ」と
困った顔をした。渋面になったのが自分でも分かる。手の甲にそっと指が触れた。
「……ね、早く行こうよ」
緩く絡んだ指先に引かれるようにして歩いた。大時計を見れば閉園30分前で、
園内の人影も疎らだった。彼女は時折顔を上げて方向を確認しながら、まっすぐ
ひとつの影を目指しているように見えた。やがて全体を表したその遊具は、
卵形のゴンドラを鉄筋で組んだ輪の縁にぶら下げ、太い支柱に支えられて
一定の速度でのろのろと回転を続けていた。
ファイはさっさと係員に二人分の料金を払い、黒鋼を振り返った。
「なんで観覧車なんだ」

617 :
「子供っぽい?」
薄化粧をしてパンツスーツに細身のトレンチコートを羽織り、踵の高い靴を履いた
彼女は少しはにかんだように見えた。引っ張られ通しだった指を握り返すと、
ファイは曖昧な表情で黒鋼を見返した。
係員がゴンドラの扉を開け、「足下に気を付けて」と言った。
眼下の視界が広がっていく中、向かい合わせに座った女は一度照れ臭そうに
肩をすくめた。それきり黙って硝子窓の外を眺める先には、見覚えのある街並みが
薄闇に沈みかけていた。薄汚れたコンクリートの校舎も通い続けた通学路も、
あの中にある。女の表情を盗み見たが、眼差しはゆるく跳ねた髪の陰になって
どこに焦点を定めているか判らず、そういえばなんで観覧車なんだという
疑問への答えもないままだった。女がこちらの視線に振り向く様子はなく、
黒鋼は彼女が眺めているのと逆の窓から暗い外を見下ろした。
窓硝子に自分の影が映っている。眼下の風景がゆっくりと移ろう。
なんで俺はここにいるんだ、と、校門に立っていた時にも自問したことを繰り返した。
学校を離れた今、自分とこの女の間に何の関係がある。なんのために。
いつの間にか頂上も過ぎ、徐々に地上が近付いていた。金属の軋みを聞きながら、
この小さな空間を出た後のことを考えた。
彼女はおそらく、もう帰りなさい、また今度ね、と言うだろう。見え透いた嘘はもううんざりだ。
曖昧さや誤魔化しのきかないものだけあればいい。例えば――携帯電話の番号のような。
視界の端に人影が差した。向かいの席から大きく身を乗り出したファイが、
黒鋼の膝に手を掛けて顔を覗き込んだ。地表がもう近い。
「キスしていい?」
「……駄目なのはそっちだろう」
「意地悪言うねぇー……」
ファイは薄く笑って目を伏せた。近付いた髪が額と頬を擽り、暖かく湿った吐息が
唇を撫でた。膝にかかる掌の重みが、初めての時のことを思い出させる。
焦らしているつもりか、と薄目を開けて見れば、固く閉じた白い瞼の先で
金の睫毛が微かに震えていた。
ずきりと下腹で血管が脈打った。ここがどこかも忘れて掴み寄せようとした時、
ファイは素早く身を退いた。

618 :
「残念、時間切れだよぅー……」
――てめえ、ふざけるのもいい加減にしやがれ。
鍵を外す音に続き、係員が開けた扉から外に出た。続いて降りてきた女の腕を掴む。
イルミネーションの灯りがぼんやりと届く薄闇で、女が笑う気配がした。
係の人に見えちゃったかなぁ、という囁きが耳元を擽った。
彼女が自分の腕に軽く寄りかかるようにしてゲートを潜り、人気のない駐車場に戻った。
乗り込んだ車で照明が点くと、外界から隔絶されたような心地になった。
「今日は付き合ってくれてありがと」
エンジンをかけながらファイが言った。声の端にはまだ弾むような調子が残っている。
何気ない単語が耳に残り、自意識の無様な過剰さに内心舌打ちした。
それでも――ゲートを潜ったときの二人の姿はまるで≪付き合っている≫ようだ。
そう思った途端、心臓の辺りをふわりと得体の知れない熱が過ぎった。
「結構暗くなっちゃったねぇ。家の近くまで送るよ」
「いらねぇ」
「そう言わないでー……」
「それよりお前の部屋がいい」
空気が止まった。女はハンドルを握る手に視線を落としたまま息をし、
こちらを見なかった。
無限にも思われる沈黙が続いた後、彼女は呻くように呟いた。
「……帰りが遅くなってもいいのー……?」
自分から言っておいて、悪いもクソもあるか。
なだめるか、誤魔化すか。そう思って見つめる先、ファイは顔を上げた。
青い目に迷いの色はなく、見返された自分が息を詰める番だった。
僅かに微笑んだ唇が言葉を紡いだ。
「いいよ。行こう」
ぱらぱらと雨が降り出した。車は途中で一度、ショッピングセンターに寄り道をした。
黒鋼を車内に残して建物に駆け込んだ彼女は、野菜や小さな紙包みの入った
ビニール袋を下げて戻ってきた。
「食べ物の好き嫌いはある?」

619 :
言うか言うまいか迷った挙げ句、「牛乳」と答えるとファイは一瞬キョトンとして、
それから軽く吹き出した。
「うわぁ意外……、じゃあ一体どうやってそんなに大きくなったの」
「うるせぇ。関係ねぇだろ」
マンションの駐車場に車を止め、入り口のオートロックを解除する間も、
他愛ない遣り取りが続いた。彼女は生魚が食べられず、甘い物が好きだという。
こんなところまで相容れない。
エレベータで階上に上がり部屋の鍵を開けると、彼女は「ちょっとだけ待っててねぇ」と
黒鋼をドアの前に残して一旦中へ引っ込み、数分後顔を出した時にはスーツを脱いで、
ラフなシャツとジーンズに着替えていた。
ボタンをいい加減に留めたらしい薄手の白シャツの奥には下着の色が透けて見え、
ジーンズのフロントホックの上には乳白色の肌が覗いていた。部屋の灯りが目を射す。
「どうぞ、上がって。狭いけどー」
彼女が扉を開き、自分を招く。実際に招き入れられるのは初めてのことだが、
何度も繰り返してきたような懐かしさを覚えて、黒鋼は黙って従った。
ワンルームの床に黒鋼を座らせ、ファイは「何か作るから待ってて」と言い置いて
キッチンに引っ込んだ。正直、飯なんかどうでもいい、という気はしたが、
あまりがっついていると見られるのも格好悪い。
手持ち無沙汰に眺め回した部屋の中は、「一人暮らしの女の部屋」という言葉の
イメージからは意外なほどに物が無かった。ベッドと背の低い棚、折りたたみの
テーブル、アルミのハンガーラックに観葉植物に小型のノートパソコン。
棚の3段ある空間のうち、2つを化学の教科書や参考書、紙ファイルに辞書が
占めている。ベッドの方は整えられ、窪みや膨らみの一つも見当たらないが、
寝具のなめらかな光沢は、女の寝起きする姿や夜半の衣擦れ、秘やかな溜息を
否応なく想像させて、黒鋼は妙に落ち着かなくなった。
女の居るキッチンに向かう。
狭いコンロの脇に皿を並べながら、背を向けたままファイは「もうすぐだよー」と言った。
バターと香草の香りが漂ってきた。
こんな情景は想像すらしたことがなかった。モノクロの無声映画だと思いこんで
いたものが、実はカラーで音声付きなのだと突然知らされたみたいだ。

620 :
「お待たせー。お気に召すかどうかは分からないけど」
二人分のパスタとサラダをテーブルに並べ、女は黒鋼の向かいに座った。
窓の外の暗がりに中の明るさが漏れ出している。パスタは美味かった。
素材の味がよくわかる作りは黒鋼の好みに合っていた。黙々とフォークを動かす黒鋼を、
ファイは途中からテーブルに頬杖を付いて、笑みを浮かべながら眺めていた。
「作った奴がちゃんと食え」
「何だか君が食べるのを見てて、お腹が一杯になっちゃったよー」
黒鋼は空になった皿にフォークを置いた。
「お代わりはいい? じゃあ、珈琲かお茶でも淹れてくるね」
空の皿を手に、ファイが立ち上がろうとした。黒鋼は手を伸ばして、女の肘を掴んだ。
女の動きが止まった。
電灯がジジ、と小さく鳴いた。
女は皿を静かにテーブルに戻した。掴んだ腕を引く。彼女は逆らわなかった。
ゆっくりと引き倒すように力を込めた。床に金色の髪が広がる。
青い目が瞬きもせず黒鋼を見上げた。
「……ベッドに行かないのー……?」
「ここでいい」
相手は良くないだろうという思いが脳裏を掠めたが、それも一瞬だった。
我慢はもう十分した。一度は誘惑した相手を部屋に上げたのはそっちだ。
獲物にのし掛かるように体を屈める。彼女は小さく笑みを浮かべた。
薄く色付いた下唇に吸い付く。温かい。ひどく柔らかい。
――キスは駄目だと拒んだくせに、なぜ、今日は。
そんなことも、彼女の口から細い喘ぎ声が零れ、かすかにほころんだ唇から
覗いた舌先が黒鋼の口の端をそろりと舐めた瞬間、突き上げる欲情の波に呑まれ
どうでもよくなった。
唇の隙間から舌を割り込ませる。挑発しては逃げる舌先を絡め取ろうとして
捉えきれず、もどかしさに苛立ちが募る。舌を伸ばして上顎の表面をゆっくりと
なぞった。ファイが苦しげに呻き、弾力のある舌が黒鋼の舌を押し遣る。
荒い呼吸が空間に熱を撒いていた。
「……手を、放して」

621 :
いつの間にか腕を掴む手にひどく力がこもっていた。強張った指から力を抜くと、
彼女は一瞬痛みを堪えるような顔をしてから、黒鋼の首に両腕を回した。
引き寄せる力のまま再び身を屈める。
唇よりも、濡れた舌先同士が触れあう方が早かった。もつれるように抱き合い、
息を荒げ体を擦り付け合って、何度も角度を変え温かい口腔を蹂躙した。
「……っ、……」
飲み下しきれず溢れた唾液が顎を伝い落ちるのを、ファイの袖が拭った。
もう一度、誘われるままに唇を重ねながら、手探りで這わせた指先に
シャツのボタンが触る。引きちぎるように一つ、二つと外した隙間から片手を突っ込み、
レースの下着ごと乳房を掴み上げた。
女が小さく呻く。金の睫毛が微かに震えた。
柔らかく丸い脂肪の塊が、黒鋼の掌の中で撓み、なすがままに弾む。
――突然、軽快な電子音が静かな部屋に鳴り響いた。
ファイの体がびくりと震えた。恍惚とした表情が消え、視線が一瞬虚空をさまよう。
黒鋼の首に縋り付く腕は離れないが、鳴り続けるメロディに、明らかに
気を散じているのが分かった。
10コール分ほど鳴り続けた挙げ句、着信音は止んだ。動きを止めた掌の下で、
ファイの鼓動が鳴っている。
彼女は黒鋼の胸に手を突き、押し退けるようにゆっくりと身を起こした。
「どこへ行く」
女は無言で部屋の隅のバッグを取り上げ、携帯電話を出した。青い光が明滅している。
カチリとパネルを開く音の数秒後に、再び硬い音が響き、彼女はすべてのライトが消えた
携帯電話をバッグの中に放り出した。
「……ごめんねー……」
また、それか。眉間の皺を抑えられない黒鋼を、女は宥めるように見上げた。
「そんな顔しないでー。今更止めようなんて言わないよ。……食器も片付けて
ないし、続きはシャワーを浴びてからでもいいでしょー……?」
「……後で何を言おうが、これで終わると思うなよ」
意外にも、ファイの目元が和んだ。続く言葉は悪戯っぽい響きを帯びていた。
「覚悟して待ってるよー。早く戻ってきて、ベッドの中で君の好きにして」
<LOST-1・了>

622 :
待ってました!!ヽ(゚∀゚)ノ
君 の 好 き に し て
(*´Д`)ハアハア

623 :
待ち望んでいたものがあああ!!!
過疎スレにこんな神がいていいのか…
感謝しています。GJです
文章力すげぇ
まだキスしかしてないのに濃厚だ

624 :
おおおおおおお!GJ!
ありがとうございます!!1111!

625 :
G・J!!!1!

626 :
GJ!GJ!GJ!GJ!
生徒黒鋼×女教師ファイの話はすでに自分の中では名作入りしてます!
こちらこそいい作品を読ませてもらって感謝です

627 :
おお、しばらく来ないうちにネ申が…

628 :
>>609
前本スレかどこかで格付けやってたな

629 :
保守

630 :
クリスマスネタキボン

631 :
ほしゅ

632 :
女ファイ書いたやつ
氏ね
もう来るな

633 :
>>632
NGワードあぼんしとけよ

634 :
hosyu

635 :
とりあえず保守

636 :
>>632
文才ない奴の嫉妬乙wwwwww

637 :
>>632
まあ、何があったのかおじさんに話してみなさい

638 :
まあ女体化は好き嫌いが別れるだろうが…

639 :
ならNG指定すればいいんだ

640 :
デカい口を叩くのはノマカプで神文を投下してからにしてほしいものだ

641 :
神文じゃなくてもエロ文であればおk!
初小説初投稿でもおk!
NGワード入れてくれてる神の作品が気になってスルーできない仔羊が悪い

642 :
正月休み入ったしちょっと頑張ってくる

643 :
わっふるわっふる

644 :
お年玉はエロパロでおk!
楽しみにしています

645 :
わっふるわっふる

646 :
>>628
女の子版(ホリキャラ含む)
侑子さん>ひまわりちゃん>超えられない壁>座敷>小羽>雨>白モコナ>マル・モロ>>サクラ姫

647 :
・・・サクラ姫はマルモロモコナにも負けてるのか・・・

648 :
LOST続きこいこい

649 :
>>646
サクラ姫応援スレが立ったのにはそんな裏事情があったなんて…(つД`)

650 :
>>647
マルモロ…作中で乳首が確認されてる
モコナ…見るからに柔らかそう
サクラ…板
これじゃあ勝てません

651 :
>>642
暖房器具壊れた部屋で寒さに震えつつ
正座して待ってます

652 :
サクラんじゃった
まだ童貞なのに…

653 :
>>652
童貞ちゃうわ、叙々苑や!!

654 :
義手で知世姫と濃厚プレイな黒鋼×知世姫とか読みたい

655 :
lostシリーズ待ってます

656 :
CLAMP 22〜セレブが身障者漫画でボロ儲け〜
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/gcomic/1201002347/

657 :
解除記念ほしゅ

658 :
今週の扉絵みたら真サクラ×コピーサクラで読みたくなった
真サクラがコピー小狼にいいことも悪いことも教えてきたみたいに
真サクラがコピーサクラにいいこともエロいことも(ry

659 :
>>658
それイイ!
でも今は黒知キボン

660 :
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com

661 :
誰か何でも良いから書くんだ(´・ω・`)

662 :
小狼×さくら希望

663 :
保守しとけ
夜叉*阿修羅こないかな

664 :
かなり駄文ですが、暇潰しに書かせて頂きます。
【note】
真小狼×コピーサクラ
【caution】
・インフィニティの設定です。
・真小狼×サクラが苦手な方はNG指定をお願いします
・サクラの右足の傷がちょっと痛かったりします
【NGワード】
エーデルワイス

エーデルワイスの長めの花言葉が『雪によく似た銀色の花』なので、『雪によく似たー』を『貴方によく似たー』とコピー小狼と掛けました。
では、つまらないかもしれないですが良ければ読んで下さい。

665 :
ついにエロパロに真が…!
期待してる

666 :
昨日投下出来なかったので、とりあえず一部を。



堅く閉ざされた扉。
その中に居るのは姫君だけ。
おれは扉に拳を着かせると、続けて二度叩いた。

「入っても良いか?」

中に届く様に少し声を張って問う。すぐに返事は無かったが代わりにゆっくりと扉が開き、姫が姿を現した。

「‥どうぞ」
「ありがとう」

柄に合わないかもしれないが、おれは口端を少し上げて礼を告げた。それでも姫は目を合わせようとしない。
おれが中に入ると姫は扉を閉め、動かぬ右足を重そうに引き摺りながらベッドへと向かう。少しふらつく体を支えると姫は何も言わずに何処か悲しげな表情をした。

「どうして、優しくするの?」
「さ‥姫」
「わたしは 貴方が求めている様な人じゃない‥」
「違う‥‥おれは‥!」

「優しくしないで」

己の服をきゅっと握り締め、唇を強く噛む姫。何を思っているのか。何を考えているのか。何を抱え込んでいるのか。
小狼は眉を僅かに寄せると徐に姫の体をベッドへと押し倒した──。


667 :
わっふるわっふる

668 :
今年はまだ完成作品は投下されてないんだなあ保守

669 :
ベッドに押し付ける力の強さに姫は顔を歪める。覆い被さる者を退かそうと必に身動きを取ろうとするが、それも敵わなかった。

「離して‥」
「いやだ。」

真っ直ぐに向けられる眼差しから顔を逸らす姫。さら、と流れる栗色の髪を片手で押さえると共に小狼は姫の顔を己の方へ向かせ唇に其れを重ねた。
大きく見開かれる翡翠の瞳。歯列をなぞるように口内へと舌を侵入させ、相手の其れに押し込むように絡ませては姫が苦しそうに瞼を強くつむる。

「んん‥っふ、ぁ‥!」

僅かな隙間から声が漏れる。頬を押さえる事によって自由になった姫の右手は小狼の胸板を押し返そうとしている。
時間が経つに連れて姫の抵抗も弱まり、その瞼は苦しさによって溢れ出た涙で濡れていた。漸く唇が離れると二人の間を銀色のような細い糸が伝い、ゆっくりと消えていった。
「あ‥‥しゃお、ら‥」
「‥さくら」

人差し指を曲げ目尻の涙を拭った後、額に唇を落としては色白い肌をした首筋に顔を埋める。唇を押し付け強く吸うようにして離すとそこには赤い痕がうっすらと残った。

670 :


671 :
ハヤテ

672 :
ものすごくエッチィの読みたいお

673 :
>>672
例えば誰×誰?
何か書きたい…けど、うまく書けるどうか

674 :
黒鋼×知世
イッた(イかされた)瞬間だけ「鷹王」呼びしてしまう知世姫…とかなー

675 :
>>674
それ良いね〜
参考にしてみます

676 :
23巻の表紙がサクラ姫の手を掴んで着物を脱がそうとしてる小狼にしか見えません><

677 :
サクラたんでも知世たんでも調教キボンヌ

678 :
誕生日ですね明日は

679 :
誕生日か…
私の処女でよかったら貰って下さい・・・サクラ様

680 :
他のキャラと一緒にサクラ様に調教されたい

681 :
>>679
処…え?(゚Д゚ )ポカーン

682 :
サクラ様はノンケでも構わないで食べちゃうお方ですから

683 :
サクラ様じゃなくてもいいから女の子が攻めなの読みたいな
1番イイのはサクラ様だけど

684 :
サクラ「小狼の童貞!」

685 :
ほす

686 :
するめ

687 :
めじろ

688 :
ろまんす

689 :
すいか

690 :
関係ないけどキャラの性転換が見たい
サク男様の足下にはべるコピー(巨乳)と本体(貧乳)とか
とも男様命のマゾ奴隷黒子がみたい

691 :
先週のことです。
モコちゃんが眠りにつくと、突然みんながわたしを囲みました。
一人が優しく声をかけた後、二人がかりでわたしのボディを撫で回してくるのです。
なすがままのわたしに小狼君が両手に、手に余る程の物を突っ込んできました!
何も出来ないわたしはただ終わるのを待ちました。
そして小狼君はわたしの穴の中に、たっぷり注ぎ込み穴の周りを拭きながら言いました・・・




「さくら・・・」

そのあとのことは覚えていません・・・

692 :
やっぱりコピペ改変しただけじゃウケないかw

693 :
真達可愛い
誰か書かないかな

694 :
LOSTの続きを期待しながら覗きに来る日々…
早く投下されないかな?

695 :
BLよりノマカプキボン

696 :


CLAMPは人真似をする。(パクリ?)
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1210189723/



697 :
 

698 :


699 :
ほしゅ

700 :
さくらとかはパロないんだな
なんか萌えるパロを頼むよ

701 :
さくらとは真さくらのことか
真とかコピーとかどっちがどっちやら

702 :
コピーのほうがぺったんこらしいよ
真は寝てた分おっぱいが育ってるらしい
さくらがコピーされたときに孕んでたらやっぱりお腹の子も増えちゃうのかな

703 :
ほ!

704 :
知世×♀黒鋼書いたよー(^O^)/
自分電気あんま好きなので趣向の違いには気をつけて
NGワードは【ほ!し!ゅ!】

705 :

今夜の月は明るい。
丸々と肥えた満月の光は、開け放たれた窓を通してその部屋に射し込んでいる。

日本国・白鷺城の一室。
月が懸命に照らしても、その少女には届かない。
目隠しをされ、暗闇の中で少女は耐えていた。
漆黒の布地の外側が、朝なのか夜なのかも分からない。
しかしそんなことは その少女の主である姫には関係の無いことだ。
この行為は、夜が明けようがが昼になろうが、黒鋼の精神が折れるまで続くのだ。

半刻ほど前に投与された媚薬は、確実に少女の精神を蝕んでいた。
目隠しに猿轡、四肢は拘束されて、
自分で慰めることも、ねだることもできない。
気が狂いそうな熱。音と触覚だけの世界では、嫌が応でもその熱に意識が集中してしまう。
膣が収縮を繰り返し、そのたびに蜜が滲んだ。
「ん゛ーーー!ん゛ーー!!」
呻きは主に向けて発せられたものであるが、姫はそ知らぬふりで無視を続けている。
紅潮した肌と荒くなる吐息は、少女の限界が近いことを示していた。
抗い難い官能はその健康的な身体の中を暴れ回り、遂に限界を迎えた。
もじもじと内股を擦り合わせていた少女が、そのうちうつ伏せになり、畳に腰を擦りつけだしたのだ。

706 :

主はコロコロと笑い出す。
「まぁ!堪え性の無い。
ここまで淫らな女子は初めて見ましたわよ、黒鋼?」
姫が近寄りながら声をかけると、少女は理不尽な羞恥に歯を食い縛った。
悔しがる顔が見たくなり、目隠しと轡を外してやった。
腫れた目は涙で潤み、頬は真っ赤に紅潮している。
溢れるままに垂れ流された唾液は轡と顎をぐっしょりと濡らしており、その姿は酷く官能的だった。
姫はうつ伏せの少女の背に人差し指を添えると、背骨にそってツー…と滑らせた。
「ーーーッ!」
ビクンッ、と反る背中。一つに結んである黒髪が揺れる。
追い込まれた少女の身体は、そんな些細な刺激でさえ激しい反応を見せた。

「イかせ……知世……」
朦朧とする意識に視点が定まらない。主のいる方向に顔を向けながら、少女は懸命に懇願した。

「酷い顔ですわね。いいですよ。膝を立てなさい」

ようやくこの苦しみから解放されることに安堵しながら、黒鋼は主の命令に従った。

…手は後ろ手に縛られているので、必然的に肩と頭で身体を支えることになる。
その様子を見て、姫はまた笑い出した。
「まるで土下座しているようですわよ!
そのまま、もう一度おねだりしてみなさいな。」
少女の顔がまた歪んだ。
彼女の中に僅かに残っていた理性が、涙となって畳に零れた。
「…イかせて……」


707 :

「それが人に頼む態度ですか?頭を擦りつけて、」

「イかせて、ください…お願い…します……」

鼻をすすりながら、黒鋼はやっと言い切った。
姫が動いた気配がして顔を上げると、黒鋼の前に足が差し出されていた。
「舐めなさい」
あまりに酷い要求に、黒鋼は目を見開いて主の顔を仰ぎ見るが、彼女の顔は変わらず微笑んだままだった。

黒鋼の奉仕は、足袋の止め金を外すことから始まった。
まるで獣のように口で足袋を引っ張り 外す。
もう何も考えないようにしながから、カプ と親指を甘噛みした。
「まるで犬みたいですわよ、黒鋼」
指の間に舌を這わせれば、くすぐったそうに脚が震える。
この体勢からだとチラと垣間見える主の股に、黒鋼は背徳的な興奮を感じていた。
隅々まで舐め終わり、口を離せば唾液の糸。
仰向けになりなさい、という声に従うと、主は唾液で湿った足先を秘部に押し当ててきた。

708 :

「あっ、ああーーっ!!」
膣の上の粒を、親指で押し潰される。
グリ、とこねくり回すと、少女の身体が仰け反る。
細かい振動を与えてやれば、我慢を強いられていた身体は呆気なく果てた。
「あ、や、あぁーーーー!!!

ーーーッ、は、…」

数秒の硬直のあと、弛緩した黒鋼に、知世はさらに追い討ちをかけた。
足首を持ち、かかとで秘部を強く刺激したのだ。

「あぁぁあーーーッ!!ひ、やぁぁあああーーッ!!」
イッたばかりの身体に、強烈な快感が襲いかかる。
痛みとも似た感覚が、脳天を突き刺した。
「ああーーーッ!!ああぁーーーーッ!!」
「城下の子供らがよくこうやって遊んでますわね?」
いくらわめこうが、暴れようが、知世はいっさい止める気配が無い。
この拷問に、黒鋼は拒絶の言葉も口にできずただ叫ぶばかりだった。


…何分たっただろうか。
ついに黒鋼が失神してしまい、反応を示さなくなった。
それを醒めた目で一瞥すると、知世は自分の身だしなみだけを整え、隣の間に控えていた女中に声をかける。
「あれを片付けて下さる?」
優雅な手つきで障子が閉められると、そこには少女一人だけが残された。
END

709 :


710 :
うおお予想以上に萌える
個人的には知世姫にもエロシーン欲しかったw

711 :
さくらにブチ込みたい

712 :
知世姫Sだ・・・ごくり

713 :
今日は0721の日ヽ(´ー`)ノ

714 :


715 :


716 :


CLAMPは人真似をする。(パクリ?)
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1210189723/
.

717 :
過疎ってんな

718 :
ネタも無いしな

719 :
 

720 :
ファイを女体化させるくらいならモコナを女体化させてほしいものである

721 :
常に全裸のモコナを女体化…ゴクリ

722 :
>>720
需要が多いんだからしゃーない

723 :
モコナを女体化しても姿形をしっかりイメージさせらるほどの文才が無いと厳しいとオモ
それより誰かさくら姫で書いてくださいっ
正真正銘の人間の女の子

724 :
白が女の子で黒が男の子じゃなかったっけ?

725 :
>>723-724
一瞬、183の扉絵かと思った。
黒いサクラが男で、白いサクラが女…。

726 :
黒いサクラに白いサクラが汚されちゃうんですね
わかります、読みたいです

727 :


728 :
最近ネタないよな

729 :
最近ネタなんてその気になればいくらでも作れる
問題は書く暇がないことだ

730 :
ぜひ頑張って書いてくれ

731 :
保守

732 :
ほす

733 :
>>728
つい最近まで真の過去やってたのに・・・

734 :
>>733
10月って過去じゃなくね?

735 :

【他人の労力で】 CLAMPアンチスレ4 【自己讃美】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/iga/1221278965/
.

736 :
あけおめ

737 :
誰か見てますか?

738 :
ノシ

739 :
最近 ネタがありませんね

740 :
投下しようと思うのだが  シチュエーション希望あれば求ム 

741 :


742 :
真の両親のえろ見たい

743 :
鬼畜化小狼×サクラ 

744 :
今週の本誌みたいな状態になった写身と、写身姫のエロなら見たい
意思はあるけど、痛みも何も感じてない様子がいいと思う

745 :
残る全ての力を、愛する人達に捧げ、彼は消えた。            右目に宿した魔力の結晶を残して・・

746 :
今週の表紙のサクラ姫の後ろにある物の形がすごく・・・卑猥に見えます・・・
なんですか、あれ?

747 :
まさかの・・・・・・

748 :
>>740
今でも投下を期待してる

749 :
私もです 凄く楽しみです

750 :
俺だって楽しみにしてるぜ

751 :
幼女サクラを服ごと成長させてしまうなんて、クランプは空気が読めないな

752 :
躯だけ成長すれば良かったのに・・・  もうすぐ26巻!!  ノシ  

753 :
竹下結子など美形アイドル・女子中高生の盗撮画像や動画が無料でダウンロードできたよ。
ゆっくり見ると掘り出し物が結構ありました。
http://1pg.in/~adweb/

754 :
>>751-752
少年誌だからそれはないなw
エロ漫画とかならありえるが

755 :
飛王と侑子ってどうゆう関係?   敵同士でもなさそう・・  気になる

756 :
飛王(主人)×サクラ(メイド)みたいなシチュ考えた

757 :
サクラを放置プレイにして、飛王はお得意の独り言モード 

758 :
過疎化してんな・・                          誰もいないのか・・

759 :
俺ならいるよ

760 :
俺もいるよ!

761 :
ボクハココニイル

762 :
OREMOIRUYO

763 :
俺だっているぜ

764 :
私だっているわ!

765 :
圧縮まであと9
こんなに人が残ってたとは

766 :
ツバサの同人が読めるサイトってないの?

767 :
落ちるかと思った

768 :
どのくらいで落ちるの?

769 :
賑わってる時でも イキナリ落ちることも あったりなかったり。

770 :
モコナ×黒鋼のエロが読みたいのですよ。

771 :
誰もいないうちに。
・・・ジェイドではジャレてたしね。
黒「・・・服ン中で這い回るなっつってんだこの白まんじゅう!!」
モ「イヤ〜ン黒鋼ったら、気持ちイイなら怒ることないのに〜♪」
黒「誰がいつ気持ちイイなんて言ったんだ!」
モ「だぁって〜、モコナが動くたびに黒鋼のおなか、ピクピクしてるんだも〜ん♪」
黒「気色悪くて強張ってんのがわかんねぇのかよ!」
モ「黒ぽん、テ・レ・て・るv」
黒「・・・テメェ・・・」
モ「えいv」
黒「うわっ! 入ってくんなっ このっ、やめろってぇのが・・・」
モ「ココかな?」
黒「・・ば、っかやろ・・・妙な、動き・・かた、すんな・・・って・・」
モ「ココかなココかな〜?」
黒「テメ・・・・い、かげ、に・・・」
・・・エロくならないようだよ (゚◇゚;)

772 :


773 :
>>771
どうやらモコナが全部ギャグにしてしまうようだな
黒鋼一人だけ盛り上がってかわいそうだwwww
ツバサのエロ同人読んでみたいんだけど
黒鋼とファイ以外の組み合わせが見つからないのは俺の探し方が悪いのか

774 :
キーワードかサーチで探すのが、手っ取り早く儲かりますv
ここに投下されたものなら↓
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/
あんまり目新しい組み合わせはないけど。

775 :
ほほ

776 :
wktkでLostの続き待ち。

777 :
>>751-752
だったら日本国では服と下着だけ残して消えるべきだったな

778 :
ツバサ連載休みすぎ…

779 :
子ども作っちゃったな

780 :
ベッドシーンは単行本特典ですか

781 :
あああああ
おいらもさくらたんのまんまんやおしりやお顔にぴゅっぴゅっしたーいおっ(*´ω`)

782 :
ベッドシーンのSSでも誰か書かないかな

783 :
27巻で子供の姿で戦いの場に現れたコピー夫妻だけど
母親さくらがあの容姿で処女喪失してると思うと、なんか興奮する

784 :
それどころか子持ちだが

785 :
(姿だけ)14才の母ですね、わかります

786 :
SSまだー?

787 :
連載、終わったんだっけ?

788 :
いや、まだ

789 :
そっか、良かった

790 :
良かった良かった

791 :
さくらはもう一人の自分のあんなとこやこんなとこやそんなとこが犯されてるところをリアルタイムで見てたのか…。
つまりあの服の下は夢精でべっとり
いや、もう乾いたか?

792 :
エロすぎ

793 :
HENTAI

794 :
股に触れたくても時を止められてるから動けないなんて
かなり高度な放置プレイですね

795 :
常人には真似できない

796 :
ひっそり3周忌・・

797 :
>>791
素朴な疑問ですいません…。
幼女のお股って濡れるんですか…?

798 :
>>797
幼女になってみればわかるよ!

799 :
なりたぁい!

800 :
800get!

801 :
次週で終わりなんだってね

802 :
      ,一-、
     / ̄ l |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ■■-っ < んなーこたーない
    ´∀`/    \__________
   __/|Y/\.
 Ё|__ | /  |
     | У..  |

803 :
123456789101112131415161718192021222324252627282930313233343536373839404142434445464748495051525354555657585960616263646566676869707172737475767778708081828384858687888990919293949596979899100

804 :
なんだこの最終回
性欲湧かねえ

805 :
原作でさくら二人の絡みがもっとあれば百合百合書いたのに

でも名前同じだからな〜..

806 :
1号2号でお願いします

807 :
本当に終わってたんだ…

808 :
今度はさくらを主人公にした狼桜モノが始まるのかな

809 :
>>805
サクラとツバサだって

810 :
サクラ

811 :
706:名無しさんの次レスにご期待下さい 2009/11/03(火) 06:35:27 ID:uq2zGVPoO[sage]
なんか28巻出る時クランブ公式サイトであるみたいだね
壁紙とかかな
んで28巻大幅加筆だってな流石に読者わからねぇってきがついたんか?
>大幅加筆
まさかの>>780

812 :
 

813 :
ほす

814 :
今年の何月までもつかね?保守

815 :
保守

816 :
保守

817 :
補修

818 :
保守

819 :

【パクリ臭い】 CLAMPアンチスレ5 【NHK贔屓臭い】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/iga/1266204091/

820 :
久し振りにテレビでツバサクロニクルを見た、阿修羅が可愛かった。
結婚したい。

821 :
作品も終わってるし、ホリックの方で接点がでないかぎり落ちるだけだか

822 :
保守!

823 :
保守なんだZE☆

824 :
保守

825 :
保守

826 :
ageてみた

827 :
保守

828 :
マル保

829 :
保守

830 :
保守

831 :
需要あるか分からんけど、投下(そんなに激しい描写はなし。ニヤニヤ系)
時間は、阿修羅王を倒した後、日本国に戻った時

‐‐‐‐
黒鋼の左手の傷は、皆が思っていたよりももっと思いものであった。
本人もその痛みの強さからそのことを自覚していた。
だからその夜、天照や知世、蘇摩が一人の新たな老医者を連れて黒鋼の寝室にやってきても、黒鋼は対した驚きを感じなかった。
「おうおう、どうしたんだ?こんな夜中に人の寝室にぞろぞろと」
「黒鋼、その傷はお前が考えているより重いものだ」
天照の言葉をその医者が引き継ぐ、
「左様。その腕が切られたのは普通の空間においてではない。故に傷の癒えが遅く、このままでは傷が化膿してお前さんの命が危なくなりますのじゃ。」
「ほう。」
何ともないふうに装う黒鋼だが、その黒鋼を見つめる皆の視線の真剣さに思わずたじろいだ。
だがそんな中、いつもなら誰よりも真っすぐに彼を見つめる知世は、彼と目を合わせようとはしなかった。
(妙だな…)
そう思いつつも、黒鋼は尋ねた。
「それで?俺はこのままぬのか?」
「いや、一つだけ治す薬があるのじゃ。」
「だったら話ははええ。さっさとそれを飲ませろ。」

832 :

「それがその薬はちと厄介な代物でな、普通に飲用したのでは効かんのじゃ。」
「?」
「唯一の飲用方法は“口うつし”、それも神官またはそれになる資格を持つ女子の、な。」
「はぁ?」
黒鋼は自分の耳を疑った。今この国でその条件を満たす者は二人しかいない。一人はサクラ、もう一人は…知世だ。しかしサクラがあのような状態にある中では、当然一人に絞られてくる。
「知世しかいないであろう。」
天照が淡々とした口調で言った。
「な、何ぃ!?」
思わず知世を見つめると、顔を赤らめてうつむいている知世の姿があった。
「ば、ばか野郎!!そんなことできるか!と、知世と口づけだと?ふざけるじゃ…」
「知世様はもうご承知して下さったのだぞ!!」
蘇摩のその一言で黒鋼の罵りが止んだ。
「なん…だと」
「それをお前は、知世様の心を踏みにじるようなことを!!」
「う、いや…それは」
「とにかく今は急を要するのじゃ。知世姫様、お願い致しますぞ。」
「…はい。」
一呼吸おいて知世が返事をした。
黒鋼が信じられないというように知世を見つめるが、知世はその目を見ようとはしない。
そして、医者から薬の液体を受け取った。
平静を装っているようだが、その手が震えていることに黒鋼は気づいた。
知世は液体を口にふくんだ。
「知世…」
黒鋼が小さくつぶやいた時、初めて二人の視線が絡みあった。


833 :

その一瞬の後、知世は目を閉じると、今だ驚きを隠せない黒鋼の唇に、自らの唇を近づけていく。
……っ
軽い音をたてて、二人の唇が重なった。知世の口から、彼女の体温で少し温かくなった薬が、ゆっくりと注がれていく…。
…やがて二人の唇は離れた。
「はぁっ…」
知世はふらついてその場にへたり込みそうになったが、なんとか柱に手をついてこらえ、走って部屋を出ていった。

「…コホン。ふむ、終わったようじゃの。」
それまで夢を見ているかのような表情をしていた黒鋼が、この言葉でやっと我に返った。
「あ、ああ。ふぅ、これで治るんだな。」
照れ隠しに髪の毛をかいて、必に平静を装おうとする。
「ばかもの。誰がそのようなことを言った!」
「何!?」
「少なくとも一週間は続けねばならぬ。それも一日三回、の。」
「な、なんだとぉ〜っ!?」

黒鋼の蜜のような毎日が、これから始まろうとしていた。
【終わり】

834 :
小説を書き込んだのは初めてなので、誤字などあると思いますm(_ _)m
最近賑わってないこのスレですが、見た方々が少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。
読んでくださった方、ありがとうございました。

835 :
>>834
ともよちゃん初々しくてかわいい
黒鋼役得

836 :
いつのまにか投下があったんだな乙

837 :
定期保守

838 :
           rー―-- 、l し J レ--―‐- 、
           ヽ、 <こ>-ゝー '‐-くこフ /
       、----===彳:::::::::::::::::::::::::::::ヽ===----ァ
        `ーll´    /::::::::::::l:::,:::::::::::::::::::l    `ll'´
         ll     .|:::::::i::|l;|:::|::|:::|_|::i::::::!     ll
         ll    |::,::::|┘'ー'ー'ー'└|:::::|     ll
         {}    .|::トキ ー'   'ー lキノ:|     {}
         任ト  l:::::::キヽ  、ァ  /キ::::|     任ト
         {}   .l::::::::キ::::`ト  ィ´::キ:::::|    {}
          ll   _|:::::::::キィ´ヽ ./ハ.キ::::::|_   ll
           ll  | `\くキ ヽヽ,__/ /.キ<´  |  ll
            ll  |   `キ、 ヽ_/ キ/   |  ll
         ll  /!    キ \__,/キ    .、| .ll
         ll //っ     キ /  ヽキ     .ト、ll
        ,/ /      キ    キ      .| \
      /´  / ゝ   ,/ヽキゝ-- ''キー-、_ ∠|__ }
     __)  >ニニニ⊥___キ__キ, --ァ,_, -、 `ー-、
    く_, -''´   _,....,___ キヽ /キ   `\  `ーァ-、`ヽ
    Y´ , - '´    /   キ/ | キ     `ー─ '´ ̄ ̄l

839 :


840 :


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848 :


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850 :
ゅしほ

851 :
ほしゅ

852 :
 

853 :


854 :


855 :


856 :


857 :


858 :


859 :
黒鋼の女の子期待!

860 :
まだ終わらんよ!

861 :
 

862 :


863 :
サクラ誕生日おめでとう!

864 :
まだまだ消えない あげ

865 :
小サク期待します!

866 :
小サクって、CCさくらタソ?

867 :
ファイ犯したい

868 :
クランプキャラの手書きエロパロも
書いてユーチューブに投稿してほしいのです。

869 :
翼君

870 :2012/10/16
小狼
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