2013年01月エロパロ102: 【みなみけ】桜場コハル Part 13【今日の5の2】 (424) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【みなみけ】桜場コハル Part 13【今日の5の2】


1 :2010/12/07 〜 最終レス :2013/01/01
桜場コハルの作品のエロパロを書いてみたり
ワクテカしたりしてマッタリするスレです。
前スレ
【みなみけ】桜場コハル Part 12【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1260253222/
過去スレ
【みなみけ】桜場コハル Part 11【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1248593676/
【みなみけ】桜場コハル Part 10【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1242631281/
【みなみけ】桜場コハル Part 9【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1235674288/
桜場コハル Part8.1
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1217734530/
【みなみけ】桜場コハル Part8【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1215616801/
【みなみけ】桜場コハル Part7【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1210977594/
【みなみけ】桜場コハル Part6【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1207142971/
【みなみけ】桜場コハル Part5【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203956860/
【みなみけ】桜場コハル Part4【今日の5の2】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1200581137/
【みなみけ】桜場コハル Part3【今日の5の2】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196425709/
[みなみけ][今日の5の2]桜場コハル作品でエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166541408/
みなみけでエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1119754346/

新保管庫 Wiki
http://www37.atwiki.jp/coharu/
(過去スレのURLも貼ってあります)
旧保管庫 wiki (更新停止中?)
http://www40.atwiki.jp/sakuraba/

2 :
なにこれ?

3 :
春香 ? 夏奈 藤岡 千秋 まこちゃん

4 :
ふじかなもの誰かお願い

5 :
>>1

6 :
誰も投稿せずに終わる予感しかしないw

7 :
前も投下はあったけど反応が乏しかったからなぁ
最近は本編で男が絡んでこないから妄想が難しいぜ

8 :
男が出てこないなら女同士で書けばいいじゃない!
ってパンが駄目ならケーキ食えの人なら言うはず

9 :
単行本でたらまたちょっと盛り上がるんでない?
当分先の話だがw

10 :
藤岡×千秋が好きなので
そのうち書きたい

11 :
ここでは藤岡人気あるなー
人気投票だとナツキの一つ上で保坂、マコちゃんより下の
登場回数の割りにちょい微妙な感じなんだが。

12 :
人気投票あったんか
藤岡はマコちゃんと保坂と比べるとアクが弱いからか

13 :
エロ書ける展開はめっちゃ作りやすいんだが二次創作が驚くほど少ないよな、みなみけ。
特に同人誌では保坂も藤岡もナツキも男連中が全くでない。
あっても内田がお金に釣られておっさん達とHしまくったりとかそんなのばかり。

14 :
読む同人偏りすぎろww
一応藤岡とエッチする奴もそれなりにあるぞ

15 :
つ『サザンクロス』

16 :
甘えん坊ロリカナ可愛ぇぇぇぇぇぇ

17 :
最後のコマの作画がなんか変だったのを除いては良い回だった。
藤岡と千秋も見れたし

18 :
後ろからだっこしたままみかんを食べさせるってのはなんかエロいな
千秋の薄桃色の唇に藤岡の男っぽい骨ばった指が入っちゃうのか

19 :
このスレ、藤岡千秋の人と俺の二人しかいないような気がしてきた!

20 :
ここにいるぞ!

21 :
ノシ

22 :
保守

23 :
ミツキちゃんのえっちな画像ください

24 :
そーいうスレじゃねーから、これ!

25 :
千秋「それが欲しければ私にこのみかんを食べさせるのだ!」

千秋「でも今はおなかいっぱいだからいらない」
藤岡「(持ってるけどあげないって事か…)」

26 :
保守保坂

27 :
秋マコ熱望

28 :
ミツキちゃんペロペロ
ぺろぺろ

29 :
ナツキと内田のひと夏のアバンチュールを途中まで書いてたけど
完全にタイミングはずした

30 :
希少種であるナツキをSSにするとか凄いなw
キャラが難しすぎて俺には書けない

31 :
じゃあ俺はナツキ×ハルカをここで細々と支援してみたり

32 :
イメージ的にはハルカ×ナツキでハルカに主導権がありそうだな

33 :
春香って処女だけど床上手そう

34 :
藤岡は幸運キャラ?不運キャラ?

35 :
今の所親族以外で一番想い人に近い男だから少なくとも不幸ではない
ただし全く振り向いて貰えてないから幸福ともいえない
傍から見たらハーレムで周りから見たら羨ましいけど
肝心の本命には振り向いて貰えず本人的には不幸、に近い

36 :
プレーンヨーグルト分が足りない

37 :
裸見てしまったり、何気にチョコ貰えたり客観的に見ればかなりの幸福キャラ

38 :
てかカナを諦めたらよりどりみどりだしな。

39 :
しかしカナを諦める藤岡は藤岡ではない

40 :
デレたら一番破壊力高いのはカナ。
間違いない。
藤岡頑張れ。

41 :
デレたらデレたでテンパって果てしない方向へ空回りしそうではあるな
あぁ、何故かこの二人は本人達ががんばれば頑張るほどラブラブから遠ざかる気がする

42 :
あえてカナまこちゃんとか推して見る。
地味にこの組み合わせの同人とかもあるし。
つか人気投票一位だけど陵辱系同人の出番はメインヒロインで
一番少ない性的なものをほとんど感じさせないヒロインって珍しいな。

43 :
>>42
でもおいしいよ?

44 :
なんかこのスレ終わってるな

45 :
まだ始まってもいねぇよ

46 :
投下されりゃ始まりか

47 :
エロパロってエロのみだっけ?

48 :
保管庫にもあるように
エロ無しは過去でも色々投下されてるからいんでない
>>1の様にワクテカまったり出来れば良しなんでない

49 :
wktk

50 :
うにゃ

51 :
あ、書けたw
今更だけど>>1乙です。
保管庫の更新が滞ってますが、取り敢えず俺は生きてます
年明けには更新再開しようと努力しますので、もうしばしご辛抱下さい。
避難所も一応用意してありますので、適当に使って下さい。

藤岡×夏奈のストレートなラブコメ書きたい。
夏奈が超デレッデレになるレベルのw

52 :
生存報告がw
やっぱふじかなは人気あるなー
公式にもほぼ確定とされてる唯一のカップリングのせいかな

53 :
藤岡「今日もサンタさんの格好して
  千秋ちゃんの部屋に忍び込む仕事が始まる…」

54 :
中学生を夜中に呼びつけて行き帰りで事故にでも遭われたらハルカは責任取れるのかな

55 :
夜中って千秋寝るの10時ぐらいだろw
アニメで11時に完全に寝入ってたんだから。
んでプレゼント渡したら即帰ってるんだから帰るのも早い。

56 :
>>51
真剣にんだのかと思った時期がありました
待ってるから更新がんばって
未保管の俺の作品もあるしね…

57 :
原作の最有力候補同士を結びつけると千秋と結ばれる相手は
保坂と藤岡の義兄付きになるのか。
藤岡はともかく保坂はきっついなw

58 :
保坂よりもナツキの方が目ありそうだけど…
マコトが弟はわりと想像しやすい

59 :
吉野「内田は私のもの。だから誰にもあげないよ☆」

60 :
カナ「吉野のものは私のものだな!」

61 :
どっかのスレで皆が内田をペロペロしたくなるSSがあったっけなそういや

62 :
内田ペロペロでぐぐっても出てこないな・・・

63 :
SS投下無しに年明けだな!

64 :
1/1カキコ

65 :
そういや冬コミでみなみけの同人とか出てたんだろうか。
昨日用事ついでにちょっとショップを見た限りでは一冊もなかったが・・・

66 :
カナが空気読めてなさ過ぎてクラスメイトから苛められてレイプされるSS読みたい

67 :
あぁん?挿入ったやろ?

68 :
ここまで来て投下一切無し

69 :
投下→冬佳→冬樹

70 :
冬木が出てくるSSを投下する強者なんているわけがない

71 :
「千秋ちゃんのここ、全然濡れんねぇ」
「な、当然だろバカ野郎!」
「まあ、いいね。無理矢理入れたら感じてくるきに」
「お前やめろ!あが、ひぎぃぃい!」
みたいな感じか?

72 :
「チアキちゃんのここ、全然毛生えないよね」
「なっ、なにをイヤらしい事言うんだふじおか」
「でも、俺はつるつるのチアキちゃんのお○んこも大好きだよ」
「そ、そんなこっ、あ、ばかっ、急に舐めるなあぁっ」
というような感じなら大好物だ

73 :
>>72
「うちの妹がお前があげたぬいぐるみに襲われてるんだが」
「!?」

74 :
ハルカ「私の妹は素直でいい子達よ」
カナ「あたしの妹が生意気すぎて困る!」
ナツキ「俺の妹は最近男っぽい」
ハルオ「うちの妹は嫁に出さん!」

75 :
みなみけのファンブックだと千秋への藤岡への思いは恋だ、みたいなこと書いてあったのが懐かしい
なんつーか薄味なんだよ全てがよお もうちょい誰かを明確にデレさせろ
「こいつって○○のこと好きなのか?」みたいな描写ちょこっとしといて後は完全放置、みたいなことばっかするのはやめてくれ
ちょっとぐらいテンプレ通りのデレ描写を見せろ

76 :
今、「さっさとふじかなSS書きやがれ」って言われた様な希ガス

77 :
>>62
内田「 SS
でぐぐったら出たぞ まとめサイトが

78 :
かなとまきの百合SS読みたいっす

79 :
>>75
お前は分かっていない
好意が明確でないからこそ妄想が100倍に膨らむと言うものだ

80 :
終わりを決めてないから恋愛描写も書けないんだろ。
終わり決まっても書かない可能性メチャ高いけど。

81 :
保管庫が更新されたみたい…管理人さんに感謝だな

82 :
>>78
分かった。
しかし人名はカタカナで書け。

83 :
けっこうです

84 :
保守坂

85 :
11-636です。書こうと思ったらインフルをやってしまいました。
とても書ける状態じゃありませんでした、すいません。
なのに変なタイミングでレスをしてしまい、体調も悪かったので
やたらと荒い口調で>>78さんに絡んでしまいました。申し訳ございません。
ということで、百合マキカナ途中までです。
・書けるもんなら人名を漢字で書きたいので、漢字で書いています。
 気になる方は適宜テキストエディタで置換してください。
・エロまでが長いです。感情描写が薄いです。
今から3レス使います。なんかアレだったらやめますよ。

86 :
「それじゃあ、カナ。私は買い物に行ってくるから。
 チアキはまだ帰ってこないみたいだけど、図書館にいるって言うから大丈夫だと思うわ」
買い物鞄を手にして春香が夏奈の方を振り向かず言う。
「分かったよぅ」
夏奈もこたつで、手に持ったマンガから視線を外さずに答える。
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃーい」
気の抜けた声で返事をする。
南向きのベランダから日が燦々と差している。陽が沈む前、いっそう陽の光が強くなる時間だ。
この頃は少し暖かくなったかもしれない。朝はともかく、一日中この気温ならいいのに。
去年と同じく、またコタツの収納時期でもめるのだろうな、と夏奈はマンガを読みながら考えていた。
「あんな我がままを言うハルカは初めてだったからなぁ……」
手にしているマンガ中では去年から新キャラが頻繁に出始め、不穏な空気が漂い始めている。
そんな事とは何の脈略もなく夏奈が呟く。
「それ、去年のこたつの話?」
「そうだよぅ……」
来客が来てもあるがままの南家に、コタツに突っ込んでケータイを弄んでいるマキの姿はすっかり馴染んでいる。
「やー、3回は聞いたよそれ。どんだけ嫌がってたんだよって」
「だってさぁ、間髪入れず『やだ!』だよ?ハルカらしさが崩れるほどの寒さなんだよ」
「でもすぐコタツ出しちゃったんでしょ」
「いやいや、あの感覚が来年にならないと味わえないって分かると、一旦離れると寂しくなっちゃうみたいなとこがあって」
「なにそれっ、ハルカが言ってた『どっしりしたとこ』とかと一緒じゃん」
「コタツさんは本当、憎い男だよぉ」
「なんっだそりゃ」
似ていないモノマネを入れつつ二人で笑う。
「夏奈ちゃん、今日って」
「んー。ハルカが買い物のついでにアツコを呼んでくるらしいよ」
「アツコも馴染んだねぇ」
マキが笑う。
「馴染んだねぇ……」
南家に初めて来た時の引っ込み思案だったアツコを思い返す。
元々連れてきたのはそもそも誰だったか。マキか、ハルカか。
とはいえ、割とどうでもいいな、と気付いたので考えるのをやめ、舌上のサラダせんべいの薄い塩味と油分を享受する。
前歯で荒く砕かれた煎餅が唾液で頼りなくふやけていく。美味しい。
「チアキもいろいろ連れてくるらしいから、今日は前みたく男の扱いのプロのマキ先生とアツコ先生に終業式の正しい過ごし方でも──」
「カナちゃん……」
マキの声のトーンが下がった。
「え?」
マキがケータイを置く音に夏奈も様子を察する。
「私って男の扱いうまいと思う?」
ほぼ無感情での呟き。夏奈から見ると、下を向いていてマキの表情が窺えない。
サラダせんべいの味のなくなった成れの果てが口の中にいて気持ち悪い。

87 :
「えー……う、うん」
とりあえず、頷いておけ。
「それは、どう……か……なぁ……」
震える声だ。こちらを覗いたマキの頬にはなにか水のようなものが。
マキの目が潤んでいる。
「マ、マキちゃん、どーしたのさ」
「振られたよぉ……。うぐっ、きのー、学外の……先輩に告ってぇ……うぅ……そんで……うわぁぁあ」
泣きながら言葉にならないながらも答えるマキに夏奈は狼狽している。
「えっと……そうだ!」
夏奈はマキの横に座り、マキの頭を撫で始める。
「うぅ〜……」
「よーしよーし」
「カナちゃぁん……」
年上を撫でた経験は無いが、マキはなんとなく撫でやすい。
撫でていると、マキが夏奈の胸に顔を預け始めた。
「カナちゃーん……うへぇーっ」
「おうおう、そうやって女友達の胸で泣けばいいよ。女同士なんだから。今は存分に泣けばいいんだよ」
肩を抱くように首に手を回し、頭と背中を撫でる。腕の中に頭がすっぽり収まっているような感覚がある。
抱きやすい。そして、以前にも感じたが掴みやすい。単に顔が丸いのかもしれない。
「カナちゃん……」
「!? お……ぉう」
マキが急に夏奈の方を向いた。顔が近くて思わずどきりとした。
目が潤んでいる。自分より少し大人の、自分に少し似た顔の、自分より少し綺麗な女の子が。
一瞬こちらの目をしっかり見据えたかと思うと、体勢を変え、マキが黙って抱きついてくる。
「ひっぐ、うぅ……」
「お、……おーよしよーし……深呼吸しよう……深呼吸」
さきほどのマキの表情ですっかり驚いてしまったが、そういえばこちらが慰めていたのだった。
「カナちゃん」
「マキちゃん、なに?」
「カナちゃんの髪はいい匂いがするよ」
「あ……ありがとう」
友達にこれほど素直に褒められた事はない。
深呼吸するついでという感じで、ツインテールの根元あたりでも嗅いでいるのだろうか。
「……ひっ!?」
首筋にぬめっとした不思議な感覚が走る。
その後、ちゅっ、ちゅっという音。
「マキちゃん!?」
「カナちゃん……」
甘い声で囁かれる。と思いきや、先ほどのキスの雨が口まで近づいてくる。
これはなんだかまずい。慰めているというのではなくなってきたのではないか。
いざ唇にされる直前、マキは尋ねた。
「カナちゃん、いいよね?」

88 :
「い……いいよ」
と頷く。
「よかっ」
た、と言わずに夏奈にぎゅっと抱きついて、唇を合わせる。
「んー」
女同士でもキスぐらいするよ。千秋にもしようとしたんだからこのくらいは。
それにしても、マキの唇は柔らかい。モノを食べたりするのとは違う感覚だ。
「んふぅ」
そりゃあ、唇が合わさっているんだから、自分の唇が舐められたりすることもあるのかもしれない。
1回、2回、3回。
「ん! ……んあ、う」
待てよ。これ知らないやつだ。舌が自分の口にまで、入って、
「ぇ、じゅる、じゅぷ、あ、あう、えう、」
これは自分が全然知らないやつだ。大人の、大人の?
「るぷ、じゅぷ、じゅる、ちゅぱ、ちゅっ、ちゅっ」
何だろう。キスってこんなに……おかしな感じになるものだったのか。
夏奈の顔が上気している。
「カナちゃん、大丈夫?」
「……え、えー……大丈夫じゃなくなるかもしれない……」
「息が荒いよ?そうだ、人工呼吸、しようか」
「ちょ、マキちゃ……んむー……ちゅ、れろ」
夏奈の口への蹂躙がもう一度、先ほどより濃厚に繰り返される。
思わず脳内で千秋が「それはチューじゃないかよべらぼうめ」と突っ込んでいる映像が浮かんでは消える。
「はぁ……はぁ……」
「カナちゃん、続きしていい?」
「続き?」

89 :
また書いてないので取りあえずここまでですよ?

90 :
GJ
続きに激しく機体

91 :
キャラクター紹介の3姉妹の絵柄って未だに1巻と同じだよな
アツコのキャラ紹介の説明でガタイがいいって書いてあるけど女子にガタイって合ってるのか・・・?

92 :
オウ、初投下オッスオッス

93 :
おぉ、しばらく見ない間に投下きてたか
とりあえず完結期待

94 :
GJ!
いやぁ…一時はどうなるかと思ってた
前スレ落ちた時は正直このままシャナスレみたいに落ちっぱなんじゃないかと
>>1の功績で復活し、管理人さんも復帰。
そしてついに、SSの投下が…
もう感無量だよ!長レスになって申し訳ないが、これだけは言わせて頂きたい
みんな、ありがとう

95 :
カナマキいいね〜
続きが気になる

96 :
チョコレートボンボンに酔っ払ったチアキが藤岡に迫るSSマダー?

97 :
普段からしてマコちゃんにあんなベタベタなのに
アルコールが加わったらどうなっちゃうんだ>千秋

98 :
千秋「うお〜マコちゃんはあったかいなぁ〜」ギュー
マコ「うわああああ、ち、チアキそんなくっういちゃ…うあああ」
藤岡「あはははは、千秋ちゃんは甘えんぼだなぁ〜」フニャフニャ
マコ「藤岡さんまで酔ってるし!」
千秋「ホラホラ〜マコちゃんもいっしょに藤岡椅子に来るんだ
  マコちゃんなら藤岡椅子もゆるすぞ〜」
マコ「いや、別にオレはいい…」
千秋「ほれほれ〜みんなで摩擦すればあったかいぞぉ〜」ムギュー
藤岡「あはははは、ほらあったかあったかぁ〜」ムギュー
マコ「うあぁぁぁぁぁぁ」

カナ「なにこれ」

99 :
藤岡が某未来への水先案内人に似てるんだが・・・
それを踏まえたSSが読みたい・・・

100 :
藤岡「南!俺は…君という存在に心奪われた男だ!この気持ち…まさしく愛だ!」
夏奈「……」

101 :
カナ「おーい、ブシ岡」

102 :
千秋「わたしがふじおかマイスターだ!」
千秋「藤岡、みかんをわたしに食べさせろ」
藤岡「あ、うん」
ムシャムシャ

103 :
ホサカナ

104 :
ヒトミが可愛すぎる件

105 :
知ってる

106 :
age

107 :
チアキが可愛すぎる件

108 :
ナツキのブラチラ目撃がうらやましすぎる
でもハルカの守備範囲にナツキが入ってることがわかった

109 :
ナツキは何気にマコちゃんの次に役得が多い
ハルカのブラチラ2回目撃、パンツも見たし
アニメでは胸に顔をうずめてた
藤岡はカナの裸見た事ぐらいで意外と少ない

110 :
>>109
オイ、バカヤロー。 じゃ、なにか。
いつもかわいい女の子がチンチンの上に座ってやってるのは、役得ではないと?
と、フジオカが言っている


111 :
無防備な女の子が目の前にいて
手出し出来ないというのは人によっては拷問なんだぜ

とフジオカが言ってみる

112 :
内マコがありそうで無い件

113 :
でもチアキちゃんが夏物のワンピース着てたときは襟の中に可愛らしい薄桃色の先端とか見えちゃったしなあ
いつもすごくいい匂いするしちいちゃなお尻の感触だって気持ちいいし!
ああもう食べちゃいたい

とか悶々としてる藤岡なのだった

114 :
154話白いなー

115 :
もういっそマコト×マコちゃんで・・・

116 :
自分で抜くとは正にオナニーだなぁ

117 :
>>115
男女の双子に分離・・・
は流石にダメかぁ

118 :
ええい、どうしてそうなったの理屈はどうでもいい!!
あるなら書いてみてくださいお願いします

119 :
ピクッ
×:エッチな事何て興味無いし、オナニーなんかしないわよ!
〇:本当は凄くエッチに興味あるの、オナニー何て毎日よ!
ああ、人間ってめんどくさい。

120 :
>>113
悪魔フジオカ「もう襲っちゃえよ」

121 :
マコちゃん「おいマコト!私のカッコして南んち行くのやめろよ!」
マコト「何だよ、ちょっとぐらいいいじゃんケチ!」
って感じかな?

122 :
双子萌え
並べて犯したい

123 :
マコちゃんの拒絶のポーズで涙浮かべる千秋可愛いよ千秋、みんなに慰められて仲良くなりかけるが、マコちゃんのうっかりで泣いちゃう千秋可愛いよ。
つか、8巻は歳相応な千秋が見れて満足じゃ、「ぺぺろんちーの」と保坂の話聞いてる千秋も可愛い

124 :
>>121
マコトの姉がマコちゃんにそっくりだったりしたら笑う

125 :
>>124
古着とは言ってないし案外歳近いんだろうなぁ

126 :
マコちゃんとは逆に男らしすぎる漢女なのかもしれない

127 :
>>126
男装したら男らしいマコトに・・・
ってあれ?

128 :
男装してマコちゃんが女装したマコトをレイプ?

129 :
>>126
まあ、母親が男気的な面を持ってるらしいから。
そういう家系なんだろう、と思う

130 :
サービス精神が旺盛な父
漢気のある母か、サイズピッタリな服を持ってる謎の姉(双子疑惑)、つまりマコトの家は面白いって事か。

131 :
やっぱり
チアキは
かわいい


132 :
保坂「レイプは犯罪だ!ストーカーは愛だ!」

133 :
保坂はストーカーとは言えないから何とも

134 :
今週の洗脳ネタは何かしらエロネタに使えそうな感じだな
思いつかないけど

135 :
誰かわたひにハルカ分をくらさい…

136 :
>>135
「セクハラしてきた数学教師が、顔面に液をかけた」
「カ、カナー?」
「数学教師が、かけるってのがオシャレだねー。何桁の精子に何のー?」
「カナ、ちょっと話し合いましょう。さあ、こっちへ」

137 :
「たー! あんたのせいでアソコがグチョグチョになっちゃたじゃなーい! どーしてくれんのよ!」 
「今、イッたか?」
「イッたが、どーした?」

138 :
ミツキがかわいい

139 :
本編の最後のコマは何気に全世代キャラ集合してたな
一瞬最終回かと思ったぜ

140 :
俺もドキッとした

141 :
ttp://up3.viploader.net/jiko/src/vljiko045592.jpg
生まれる順番逆だったら・・・

142 :
夏奈はあれで結構しっかりお姉ちゃんしてると思うよ

143 :
春香が三女で千秋が長女だったら・・・

144 :
春香ねえ様ボディの千秋が藤岡にのっかるわけだ
すると藤岡の番長が隆起するわけだ
そして保坂がロリコンになってしまうわけだ

145 :
>>143
ちょっといいかもと思っちゃったじゃねーかコノヤロー

146 :
愛のためなら人はロリコンにもなれるって偉い人が言ってた

147 :
それ偉い人じゃなくてエロイ人じゃね?

148 :
いいえ、ペドい人です

149 :
しかし、やりたい盛りの中学生が、たとえ小学生とはいえおにゃのこのお尻を股間に押し付けられたら
多少なりと藤岡はもよおしてしまうのではないかと思うのだ。

150 :
藤岡「うなじフェチだから首が見えなかったら大丈夫さ!!」

151 :
丸見えじゃないか

152 :
とゆうことは藤岡イスに夏奈が座ったらフルおっきですね

153 :
好きな子と妹みたいな年頃の子に座られるとじゃそら違うでしょw

154 :
夏奈が藤岡イスに座る時は、背面座位をする時だ

155 :
>>154
千秋「どけバカヤロ―
  そこは私の席だ」

156 :
でもカナはまるっきり藤岡の想いには気づかないし
チアキがこのまま成長したらいつか藤岡は揺らいじゃうな

157 :
まあ、何かがきっかけで、裏返るんじゃないかな

158 :
つまりいつかはカナが藤岡を好きになるが
藤岡がそれに気づかない、という逆の構図も有り得るということか

159 :
藤岡は藤岡で鈍感そうだからな

160 :
カナのアプローチもわけわかんないことになりそうだしなw

161 :
そしてどっちもストレートな表現になって、告白の次がベッドシーンとかになるタイプ

162 :
ベッドシーンの後で告白になったら笑う

163 :
同人誌によくあるパターンだね

164 :
ふし゛おか は と゛うてい て゛す

165 :
ハルカもカナもチアキも処女だから問題ない

166 :
そこは問題ないじゃなくて、どうっていうことないだろ

167 :
トウマもどうてい

168 :
まこちゃんも処女だから問題ない
速水先輩はどうだろうか

169 :
わっはっはっは

170 :
藤岡×千秋が可愛すぎるので思わず書いた
後悔はしていない

―――――――――――――――――――――――――――――
 南に、デートに誘われた。

 いや、デートと言っていいのかな。
 とにかく、映画に一緒に行こうと誘われた。
 金曜の放課後。
 南が、オレの席にやって来て言った。
「コレ新聞屋が持ってきたんだけどさー。試写会の券。
 ケイコもリコも都合悪いって言うし、藤岡ぁー、お前土曜ヒマか?」
 そんなことを言われたら、オレには
「も、もちろんヒマだよ」
という答えしかない。
「よーし、じゃあ明日、駅前に十一時なっ」
 そう言うとスカートを翻しながら廊下を駆けていく南。


 うわあ。
 なんだかドキドキする。
 南の私服。
 いや、いつも南の家に入り浸ってるから部屋着がどんなのかは知ってるけど。
 でも、お出かけするときの服装ってどんななんだろ。
 その晩はドキドキしてなかなか眠れなかった。
 目覚まし時計を六つも仕掛けて、絶対寝坊しないようにして。
 ドキドキしつつも、いつしか寝てしまってたようだ。
 次の朝、一つ目の目覚ましで飛び起きて。
――デート。南と、デート。
 歯を磨いて。髪も洗って。鏡の前で入念にチェックして。
――デート。南と、デート。
 そんなことを考えてると、一時間も前に駅前に来てしまった。
 ドキドキしながら南を待つ。
 そわそわしながら。

「ふじおかーー」
 呼ばれた声に振り向く。
 ふわふわの明るい色の髪。
 真っ白な、ひらひらなワンピース。
 スカートがふとももの途中で終わってて、そこから伸びる白い肌が白いニーソックスに包まれてるのも
なんていうか可愛くて。
 斜めに小さなポシェットを掛けてるのも可愛い。

171 :
 斜めに小さなポシェットを掛けてるのも可愛い。
……あれ?
 そこでオレの名前を呼んでたのは、眠たそうな目の小学生。南の妹の千秋ちゃんであり。
「チアキちゃん?」
「あのバカヤローはな、タケル叔父さんのケーキバイキング食べ放題券に釣られていっちゃったよ」
 千秋ちゃんが言うには、今朝突然やってきたイトコのお兄さんのケーキバイキングタダ券に釣られて
南はそっちに行ってしまったとのこと。
「だから私が代わりに来たんだ」
 そう言うチアキちゃんは白のノースリーブのワンピースを着てる。フリルとレースが結構可愛い。
 オレの視線に気づいたのか、チアキちゃんはミニなスカートをひらりと翻してくるっと廻ってみせる。
 ニーソックスとミニなワンピースの隙間の絶対領域がなんだかドキドキする。
「ハルカ姉さまのお下がりなんだ」
 と、嬉しそうに言う。
「み、南はそれ着てないの?」
 と、つい訊いてしまったら、チアキちゃんはそれに答えてくれる。
「あのバカヤローはいっぺんだけ着たそうだよ。あのバカは小学生の頃は大股で全力疾走してたから、
パンツが見えちゃうっていうんでそれ以降禁止になったんだそうだ」
「そうなんだ」
 南がこのワンピースを着てる絵を想像してしまいつい
「可愛いよ」
と言ってしまった。
 そしたら、嬉しそうにチアキちゃんは微笑んだ。
 いつも無表情なチアキちゃんだけど、オレには判った。
 口角がほんのすこしだけ緩んで、目つきがちょっとだけ優しくなる。少しだけ嬉しそうな笑み。
 ほんのかすかな笑みを浮かべたまま、
「ホラ。券、ちゃんと預かってきたんだ」
 とチアキちゃんはオレに券を一枚差し出す。
「あ、でも、チアキちゃん、大丈夫? これって結構怖い映画だって評判だけど」
「私もこの映画が見たかったから丁度いいよ」
 そうなのか。
「結構混んでるね」
 と、行列に並びながらチアキちゃんに言うとチアキちゃんはオレの手につかまってきた。
「チアキちゃん、楽しみ?」
「うん」
 なんだか周囲の目が微笑ましいものをみるような雰囲気なのはなんなんだろう。
 なにもヘンなことしてないのに。
 ロビーも結構混んでる。映画の試写会ってみんなこんな感じなのかな?
「チアキちゃん、なんか飲む? 炭酸でいい?」
「250円もするからいらないよ」
「じゃあポップコーンは?」
「400円もするだろ。もったいないよ」
 南だったら一も二もなく「オレンジジュース! ポップコーンはLでな! バター味だぞ! 間違うなよ!」
とか言うところなんだろうけど。
「でもさ、オレ映画おごってもらうわけでしょ? チアキちゃんになにかお返しがしたいんだけど」
そういうとチアキちゃんはしばし考えた後
「じゃあ、ポップコーンをいっしょに食べよう」
やっぱりいい子だなあ。
 歳相応の女の子っぽい笑顔を見せてくれて、なんだか俺も嬉しくなった。

172 :
 人気の映画の試写会だけあって、館内は混雑してる。
 オレとチアキちゃんは、なんとか中央後ろよりのいい席を確保できたけど、上映間際になって
オレとチアキちゃんの前の席に大男が座ってしまった。
 っていうか、なんでこんな映画の試写会に男二人連れで来るんだよ?
 というツッコミを胸に、これじゃオレはともかくチアキちゃんはスクリーン見えないんじゃ?
「見える?」
「ん…」
 予告編が始まったのに、チアキちゃんは前の席の大男のせいでうまく見えないみたいだ。
「ふじおか、ちょっといいか?」
 といってチアキちゃんは俺のひざの上に移ってきた。
 あ、これはこれでいいかも。
 チアキちゃんはこれでちゃんと見えるし。
 オレはオレで、なんだか南んちにいるみたいでリラックスできるし。
 ホイップをぴこぴこ言わせてるチアキちゃんもなんだか、機嫌がいいみたいだ。
 映画はアメリカのどっかの田舎町のショッピングモールで普通にゾンビが大暴れしてるところから始まった。
――うわあ。
 オレは主人公とヒロインにゾンビが襲い掛かってくるシーンでちょっとビビってしまった。
 やっと逃げ切った、と思った展開からゾンビが窓を突き破って出てきた瞬間、チアキちゃんがびくん、と大きく跳ねて
オレの膝からずり落ちかけた。
 ずり落ちないように、チアキちゃんの腰に手を回す。
 しっかり支えてあげなきゃ。
 そんなことを思いながら、映画を見る。
――あれ。
 フリルのひらひらの下に、チアキちゃんの肌を感じてしまう。
――チアキちゃんは細いなあ。
――女の子ってみんなこんなに細いのかな?
  その肌の柔らかさと、暖かさを感じながら俺はスクリーンを見てる。
 ヒロインの女の子が、ゾンビから逃げるのに必になってる姿。
 やたら薄着でおっぱいの大きなヒロインが、ゾンビがうろついているショッピングセンターで、息をして隠れている。
 そのヒロインの表情が、なんだかチアキちゃんにちょっと似てるなと思った。
――チアキちゃんも、将来こんな風になるのかな?
 潤んだ瞳で主人公を見上げているヒロインの顔が、なんだかチアキちゃんに見えてきて。
 俺は、ポップコーンを摘んだ手を途中で止めてしまっていた。
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173 :
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――内田や吉野が言ってた。カレシってのをつくるとキスされたりもっといろんなことされるって。
――カナのバカヤローや、ハルカ姉さまも、なんだかそれを楽しくていいモノみたいに言ってたことがある。
――でも、そうなのかな。
 千秋はそんな風に考える。
 自分もいつか誰かとそんなことをするのだろうか、と。
 自分も、あんな風に男と唇を触れ合わせたり、男の腕に抱かれたりする日が来るのだろうか?
 千秋にはそんな姿は全然想像できない。
 千秋はすこしだけ悲しくなる。
――あんなふうな楽しそうなことが、私には起こらない。
――あんなふうな幸せそうな、能天気な幸福は私の上には降ってこない。
 突然、千秋は一人きりになってしまったような寂しさに襲われてしまう。
 なんて呼んだらいいのかわからない。
 胸の奥が痛くなるような。
 大人びている割に、千秋にはわからない。
 それが「悲しい」という気持ちだということを。
 千秋の目に映る映画の中で、ゾンビから逃げ切ったヒロインは主人公に抱きついて喜んでる。
 千秋はそれを羨ましく思った。
――幸せそうで、嬉しそうで、でも私には起こらない、いいこと。
――私にはきっと、そんなことは起きない。

 なぜだか涙が出そうになる千秋の腰を、ぎゅ、っと藤岡の腕が強く抱いた。
――……あれ?
 ヒーローの顔が、藤岡に変わる。
 すると抱きしめられているヒロインの顔が、千秋のものに変わっていく。
――ふじおかと。
――ふじおかとだったら…
 どういうわけか、スクリーンの中の二人の姿が千秋には自分と藤岡の姿に見えてきてしまう。
 どくん。
――あれ。
 どくん。どくん。
――どうしたんだろ
 千秋は自分の胸の内側が急に暴れだしたのに気付く。


 そんななか、藤岡が目の前にポップコーンを摘んだ手を差し出してくれている。
…ん。
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174 :
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 スクリーンの中で濃厚なラブシーンが展開されてる。
 うわあ。
 こ、これって、チアキちゃんにはちょっと目の毒っていうか、教育上よくないっていうか……

 そんなことを考えて固まってた俺の指に、なんだか柔らかくて暖かい、湿ったものが触れた。
 それはチアキちゃんの唇。
 チアキちゃんが、俺のつまんだポップコーンを食べてる。
 チアキちゃんの唇に触れた、その部分がなんだか熱くて甘くて痒くなる。
 なんだろう。指の骨の芯が甘く溶けてしまいそうな感覚。
 腕に抱いてるチアキちゃんの肌が熱く心地よく感じてしまう。

 もう一度ポップコーンを摘み、チアキちゃんのお口に運んであげると、その薄桜色の可愛い唇を開けてぱくっと食べてくれる。
 そして、その唇と舌でもって俺の指を舐めてくる。
 指に付いたバターと塩分を舐め取ってくれてるのだが、その薄くてちっちゃな舌が俺の指先を舐め、拭き取っていく感触は
とても気持ちがよかった。
 その唇が俺の指を咥えるに至ってはオレの胸の中の動悸が激しくなってしまう。

 どこか甘い、柑橘系なチアキちゃんの汗の匂い。
――どうしよう。なんだか胸がドキドキしてくる。
――チアキちゃんの腰に廻した手が、離せない。
――チアキちゃんの腰を抱く腕に力が入ってしまう。

 主人公とヒロインが、キスをしている。
 キスしたまま、藁の山の上でいろいろし始めちゃってる。
 明るい色の髪のヒロインのうっとりとした顔が、なぜだかチアキちゃんの顔に見えてきてしまって。
 俺がチアキちゃんを押し倒している絵にしか見えてこない。
 俺の膝の上に座ってるチアキちゃんを、この主人公がしてるみたいに押し倒して、エッチなことをしてる情景が
つい脳裏に浮かんでしまう。
――だ、ダメだ、そんな妄想してちゃ!
――チアキちゃんはこんなに俺のことを信頼してくれてるんだから、その信頼に応えないと!
 と内心に喝を入れてると、チアキちゃんが俺の目の前にポップコーンを差し出してくれてる。

 細い指。
 それでつままれたポップコーンが俺の口元に押し付けられる。
 口を開いてそれを受け入れる。
 チアキちゃんの、白魚みたいなキレイで可愛い指が俺の口の中に入ってくる。
 その指はポップコーンを食べた後でも俺の唇の間でうろうろしてる。
 だから俺は、その指についた塩とバターを舐め取ってあげる。
 そしてお返しに、今度は俺がポップコーンをつまんでチアキちゃんの口元に持っていく。

175 :
 チアキちゃんはどことなく嬉しそうに俺にポップコーンを何度も何度も差し出す。
 そのポップコーンを食べると、次は俺がチアキちゃんにポップコーンを食べさせる番で。
 指を舐めあい。指をしゃぶりあい。
 ドキドキする。
 画面の中で主人公とヒロインがナニをやってるのか、だんだんわからなくなってくる。
 そんなものよりも、俺の膝の上の女の子の反応のほうが全然大切なことだったから。
 気がついたら、映画は終わっていた。


 帰りの道すがらも、なんだかチアキちゃんは上気した頬で。
 手を握ってるちっちゃい手も、なんだかとても心地いい。
 なんでだろう。
 チアキちゃんの手が気持ちいい。
 柔らかくて、温かいチアキちゃんの手が。
 細くて、なめらかで、しっとりしてるチアキちゃんの指が。
 俺の手をしっかりと握ってきてくれてる。
 それはとてもとても、幸せなことだと思った。

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176 :
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――藤岡の手が、気持ちいい。
――触ってると、なんだか胸の中が温かくなる。
――骨が甘くなって溶けてしまいそうな気持ちになる。
――おっきくて、温かくて、優しい手。
 千秋は腰に回された腕の太さと逞しさを思い出していた。
 その感覚を脳裏に蘇らせるたびに、千秋の胸の一番奥がなんだかぽかぽかと暖かくなっていく。
「お茶ぐらい出すから上がっていけばいいよ」
 千秋がそんなことを言ってしまったのは、つないだ手を離したくなかったから。
 エレベーターに乗るときも、千秋はその手を離さなかった。
 チャイムを押しても誰も出てこないので千秋は藤岡と繋いだ反対の手で鍵を開け、そのまま靴を脱ぐ。
 藤岡が靴を脱いでいる間もその手は離さない。
 そして居間のテーブルの上に書置きを発見した。
「チアキへ
 ケーキバイキングは美味かったぞー!
 冷蔵庫にお土産のショートケーキがあるから食べていいぞ!感謝しろよ!
 で私はちょっとケイコんちに行ってくる
 六時頃には帰る
 ハルカもそのくらいだってさ
                   カナ」
「ここに座ってればいいよ」
 千秋はそう言うと、名残惜しそうに藤岡と繋いだ手を離すとキッチンに向かう。
 二人分のお茶を入れ、冷蔵庫からケーキを取り出してテーブルに置く。
 でもケーキは一つしかない。
「半分こしよう」
「あ、いや、いいよチアキちゃん」
「ダメだよ」
 そう言いつつ藤岡の膝の上に座る千秋。
 一瞬の逡巡ののち、千秋は指先でそのショートニングのクリームを掬い取ると、後の藤岡の前にその指を突きつけた。
 千秋の胸の中では心臓が暴れている。
 小さな心臓がトクトク、と激しいビートを刻んでいる。
――こ、これって、さっきのアレみたいなもんだよな
 なるべく軽い気持ちで藤岡はその指に口を付ける。
 映画館のときとは違って、しっとりとした指の感触が藤岡の胸に何かを生む。
 藤岡にはそれは不快ではない。
 女の子の、柔らかくて細い指。
 それが口の中をまさぐって
 甘いクリームを舐め取ってしまってもまだどこか甘い、女の子の指。
 自分の膝の上にいる、小さな女の子。
 その子の指が、まるい指先が、折れそうなほど細い関節が、藤岡の唇を割り、舌の上で跳ね回る。

177 :

 そしてその指が藤岡の口から引き抜かれると、いつもは眠たい目をした小さくて可愛い女の子が藤岡の膝の上で
舌をちょっとだけ出して、顔を上に向けて瞳を閉じ、おねだりをしている。

 藤岡はケーキのクリームを指で掬い取ると、千秋の唇に差し入れる。
 その薄桃色の唇の柔らかさを指で確かめるように存分に触り、そしてゆっくりとその柔らかな唇をこじ開けて
その内側の濡れた粘膜に触れる。
 人差し指が千秋の歯茎に触れ、その滑らかな感触にゾクゾクとするような感動を覚える。
 小さくて白い歯列の感触。
 その歯列の間から、さらに人差し指を押し入れるとその口内の粘膜の感触に藤岡は再び感動してしまう。
 熱い。
――チアキちゃんは体温が高いのかな
 藤岡はそう思いながら、人差し指だけでなく、中指も千秋のその唇に差し入れる。
 人差し指と中指で、千秋の舌を挟む。
 その柔らかさを
 千秋の熱い吐息が藤岡の手の甲に吹きかかる。
 ふう、ともくう、とも聞こえる吐息。
 その中に含まれている熱い感情に藤岡は胸の奥がじわりと熱くなるのを感じる。
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178 :
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
「チアキちゃん、ごめん」
 その気持ちよさに思わず千秋の舌を指で思いっきり弄ってしまっていた藤岡は千秋に謝罪する。
 でも生まれてはじめての経験の高揚感と興奮でとろんとした目をしている千秋は、
目の前の藤岡の顔をぼんやりと見つめているだけで。
 千秋はその藤岡の唇の端に生クリームがついているのに気づく。
 無造作に、千秋はそのクリームを舐め取る。
 舌で。
 それは甘かった。千秋が今まで味わったことのあるどんなものよりも、甘くて、切なくて、甘美だった。
 もっと舐めたい、と思った瞬間、千秋の唇を大きくて柔らかいものが覆った。
 藤岡の唇が千秋のそれを覆っていた。
 小さい薄桜色の千秋の唇は、藤岡に蹂躙されている。
 キスされている、と千秋が気づいたのは藤岡が一瞬唇を離し、何度か小さく小刻みにキスをしてきたとき。
 千秋は藤岡に、背中に腕を回されながらキスをされている。
「はっ…ふぅっ…」
 唇を離した途端に漏れるのはそんな千秋の吐息。
「あっ…そ、その、ご、ゴメン!」
 千秋には理解できない。
 藤岡がなぜ謝っているのかが。

 だから千秋は焦ってる藤岡の瞳を見つめると、再びキスをした。
――――――――――――――――――――――――――――――――
前編はここまでー
後編もなるはやで書くよ

179 :
全力で乙

180 :
乙!!

181 :
指ペロ最高GJ

182 :
これで前半……だと!?
全力で乙するしかないよ

183 :
夏奈が藤岡に汚されちゃったよ
これはもう責任取るしか無いね

184 :
牛乳>白い液体>精子

185 :
たまに冬馬と吉野が被って見える

186 :
夏奈の脇をペロペロする創作はまだか!

187 :
ほさか

188 :
ふじおか

189 :
藤岡

190 :
千秋

191 :
今週号の吉野の可愛さが異常

192 :
いいなあマコト
選り取り見取りじゃん

193 :
でもまあマコト的には千秋一択なんだろうな

194 :
マコトは吉野に嬲られるのが似合う

195 :
基本的にみなみけの男連中は割とモテるが
本命にだけは振り向いてもらえない感じだな

196 :
そういえば、いつから藤岡はカナをカナと呼べるようになったんだ?

197 :
温泉行く前くらいに、なんで私だけ苗字なんだ!ってエピソードが。

198 :
おお、そうだった! ありがとう!

199 :
南率高いんだからな!ってやつか

200 :
春香×藤岡、夏奈×マコ、千秋×保坂という1個ずつズレたカップルって案外上手くいきそうな気がする

201 :
逆にずらすと夏奈のみ地獄を見るな

202 :
夏奈と保坂か…
お互いなんだかわけのわからん事態になりそうだなwww

203 :
いつも人を振り回すカナが逆に振り回されて「もしや……こ、これが恋なのかー!?」ってなるかも知れん
っていうか保坂はハルカ姉さま以外なら誰とでもよいコンビに慣れるんじゃないか?

204 :
マキとは無理だろ

205 :
速水だな

206 :
カナと藤岡って一番破局の危険性が高いと思う

207 :
どうだろうか
もし、くっ付いたら、表面では変わらずとも、内面では保坂以上にねっとりとした惚れ方をするのがカナではないだろうか
藤岡は、さっぱりしてるけど深く惚れてる感じだし
喧嘩した場合、藤岡が殆どの場合引いて、カナは怒りが治まったと同時に藤岡に謝って、仲直りの云々をしそうな
藤岡はそれさえも『幸せ』の要素としてそうな そんな感じ

208 :
千秋とマコトは何回喧嘩してもマコトが泣いて謝りそう
仲直り後の夜はすごいことになりそう

209 :
>>208
マコトが謝った後チアキが「わ…私も悪かったな」って謝る感じだろうね
でも夜の力関係は逆になりそう

210 :
マコトは本人はまったくの無自覚にガツンガツン攻めそう

211 :
翌朝「バカヤロウ!」と殴られそう

212 :
無論、二人と同居していおり、安眠を妨害されたカナに

213 :
もう藤岡が変態になりつつある

214 :
いや、結構な扱いをカナから受けて、惚れ続けてるんだから、すでに変態だろ

215 :
女子小学生を膝の上で何度もイかせてる藤岡すごい

216 :
裸になって女子小学生の胸を後ろから揉みしだく藤岡パない

217 :
でもチアキは嫌がってないんだな

218 :
内田とナツキって面識あったっけ?
南家で一緒になったことある?

219 :
たぶんないよ

220 :
バーベキューで会ってるんじゃない?
バーベキューに内田いたはず

221 :
カナアゲ

222 :
ここって以前みたいにまだ気軽に投下っていける・・・?

223 :
聞かなくていい。どんどん来い

224 :
今は人が少ないだけさ
投下はいつだってウェルカム

225 :
今日は夜勤明けなので家に帰って余力があれば書いて投下したいとおもいます
やっぱり冬馬×千秋は最高だぜ

226 :
百合…だと…?

227 :

>>222>>225です
春、桜が舞い散る季節
そして新しい恋の始まりでもある
少年、もとい少女 南冬馬は恋をしていた
そして少女 南千秋も恋をしていた
この物語はそんな二人の恋を描いた物語
こんな出だしで大丈夫かなぁ・・・
あとコテハンかぶってないかしら?

228 :
>>227
とりあえず前後編でも無い限りは
一旦メモ帳に終わりまで書いてからまとめて投下する事をオススメするぜー
あとコテハンは別に義務でも無いから気にするなし

229 :
>>228
どうもです
とりあえずメモ帳にまとめてるけど久しぶりすぎてなかなかまとまらん・・・
どうでもいい話だけど、あのころはここまでスレが伸びるとは思わなかったぜ

230 :
>>229
アニメ化とか色々あっての事だから
まぁ何はともあれガンバレ
ところで単行本も出たし「そんな未来はウソである」ネタも
そろそろ出ていい頃だとは思うんだがなぁ

231 :
>>230
名前を忘れたけど、奴とエッチしてやってください的な?

232 :
みなみけビックプロジェクトOADなんかの小さい話じゃない
607 :ななし製作委員会:2011/07/16(土) 13:27:06.43 ID:i0czcHzV
小さい話じゃない
ttp://mar.2chan.net/may/b/src/1310785477053.jpg

233 :
夏だし内田に悪戯する話を書きたいと思ったけどアツコも捨てがたいしマキも捨てがたい

234 :
>>233 全部書いてよ

235 :
アニメ第一期の冬馬が突き飛ばした男子が千秋にぶつかったときの千秋の顔
今でもなんであの顔だったのか謎である、そんなところから冬馬×千秋を想像する

236 :
>>170の続きを俺は今も待っている

237 :
>>236
頑張って書いてる
もうちょっとだけ待って

238 :
ほし

239 :
水着

240 :
今みなみけに行ったら幼女スク水の天国か
よし行け藤岡かマコちゃん

241 :
マコちゃんのスク水姿…ゴクリ…

242 :
保坂の滴る汗

243 :
コハ公の漫画にゴムの話が出てくるとは思わなかった

244 :
ゴムはちゃんとしないとな

245 :
千秋「春香姉様、カナの部屋のゴミ箱から変な物が入った水風船がありました」

246 :
千秋「あれ?春香姉様、春香姉様の部屋のゴミ箱にも薄ピンク色の水風船がありますが……」

247 :
男が殆どいない
藤岡ハーレム

248 :
マコt・・・おっとバレー部の部長から呼び出しだ

249 :
藤岡と夏奈は是非ともイチャラブになってほしい

250 :
>>245
>>246
そんな感じのお願いします

251 :
僕からも

252 :
つまりふじかなハルナツあたりの行為中の音なり姿なりを見聞きして変な気分になるチアキマコト、と…

253 :
それにしても
チアキは
かわいい


254 :
今週のトウマやばすぎる
トウマはぜったい藤岡でオナニーしてる

255 :
そんな未来でゴム描くとかやるじゃんコハル。是非ゴムであそぶ夏奈と千秋も見てみたい

256 :
カナ

257 :
藤岡とヒトミのエロ誰か書いて

258 :
同じタイミングでお互いを触って
同じタイミングで同じ性感帯で感じ
同じタイミングでお互いイッて
やり終わったら「やるな!」「そっちこそ!」
エロくねぇ

259 :
ほしゅ

260 :
アツコちゃんが不良にやられちゃうとかいいと思います、はい

261 :
アツコはされるがままだね

262 :
アツコちゃんは痴漢とか変態オジサンからの変態プレイも似合うと思います

263 :
今日の5の2のパロはないんすか

264 :
小学生はさすがに・・・

・・・あれ?公式が一番(ry

265 :
昔は5の2パロあったよ

266 :
ヒトミとリコの声がちょっとおかしくなってた

267 :
ほしゅ

268 :
カナ可愛い

269 :
定期ほしゅ

270 :
age

271 :
藤岡は童貞

272 :
ちあきかわいい

273 :
マコ秋かわいい

274 :
藤岡のおひざの上で可愛がられる千秋かわいい超かわいい

275 :
みなみけ同人まとめ
http://doujinlist.info/minamike

276 :
千秋が家に帰りつくと春香とタケルの靴が玄関にあった
「春香姉様帰っていらしたのか、でタケルはなんの用でうちに来てるんだろ」
春香の部屋のほうから物音が流れてくる
千秋は何となく足音を忍ばせて部屋に近づき、そっと小さくドアを開けた
床に春香の制服とタケルの物と思われるビジネススーツが散乱していた
そして姉のベッドの上には素っ裸の男女がいた
仰向けに寝そべるタケルの顔の上に春香の尻が座り込んでいたのだ
「は、春香姉様… これは…一体…」
驚愕する千秋をよそにタケルの口と鼻が春香の生の尻や股の奥を弄っていた
…は…ふぅ…
舐め回され、べちゃべちゃ鳴る音に春香の荒くなったため息が混じる
背中側からでも大きく両脇からはみ出して覗く豊かな胸の膨らみが時折震える
やがて、二人が体を入れ替える
今度は春香が仰向けに寝そべり、タケルがその上に覆い被さった
二人の会話が聞こえる
「春香ちゃん、今日はほんとにつけなくてもいいんだね」
「ええ、今日は安全の日だから… このままで、最後まで…どうぞ」
何のことやら千秋にはさっぱり意味不明、
その次の瞬間、驚くべきことが彼女の目の中に飛び込んできた
「な?! ななな!! タケルのやけに太さが気にかかるオシッコ棒を
 は、は、春香姉様のオシッコ出るところに!」
千秋は一度目をゴシゴシと擦り、そして滅多にすることのない瞼を完全に見開いた
そして嘘や幻影でないことを改めて認識する
…な、なんだこれは… なんでこんなこと… 大体汚いじゃないか…
 オシッコするところをそんなふうに… ぎっしりとのめり込むほどくっつけたら…
 もしかして… これが以前聞いた、男と女がするおかしなことなのか……
…す、すごい… あんな太くて長いやつがずぶずぶと…
 まさか全部入っちゃうのか? 今、姉様とタケル…確かにおかしなことしてる…… 
驚く千秋の耳にまた二人の会話が聞こえる
「ふぅ… 奥まで入ったよ どう?平気かな」
「は… あぁ… 平…気…です…」
その直後、ゆっくりと二人のくっついた腰が揉み合うように蠢き始める
千秋は凝視する、そしてあることに気がつく
…あの、のめり込んでる股の部分を中心に二人の尻が可動している…
 姉様達の目的は、深々とくっつけたオシッコの出る部分同士を盛んに
 出し入れさせるところにあるんだ それにしても、グロテスクな光景だ…
 タケルと春香姉様の尻の穴が…腰の動きに合わせてふごふごと…
 それに…姉様のこれまでで聞き覚えのない種類の声が……
「あ… あ… ん… ん…」二つの腰が深くめり込む度、滲みでる姉の声
二人の行為を真後ろで見ている千秋には、あたかも剥き出しになった姉の
尻の穴から彼女の声が流れ出ているかのような錯覚を覚えていた

277 :
千秋が観察し始めてから時が幾分か経ち、ベッド上の二人は合体した当初より
かなり動きが活発化、春香の声も甲高さを増していた
「あ!あ!あ!あぁ!! ん!ん!ん!んん!!……」
二人は当初の整然とした体勢で抜き挿す動作から、手足を不規則に互いの体に
巻きつけて、今やベッドからずり落ちそうなほどの威勢で尻を振り立て合っていた
ぐちゃぐちゃに捩れたシーツの上で時に真横になり、時に春香が上になりしながら、
それでもぐっさりと嵌め込まれた部分だけは相も変わらず集中的に摩擦を
繰り返し続けている
「あっ!! ああぁ!!!」春香がまた大声張り上げて一層強くタケルにしがみつく
…まただ…これで三回目…春香姉様の股の奥から…白く透き通った液が…
「くぅ!… また!…いったんだね 春香ちゃん 締め付けがすご!」
タケルはワナワナぴくぴく肌を震わす春香に猛然と腰を叩きつけていた
ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!…ベッドの軋みをかき消すほどの肌を打ち合う音
春香の尻の肉も豊満な胸の膨らみも派手に弾み跳んでいた
「ぼくも! いかせてもらう! 春香ちゃんの! 中で!」
そう聞こえた瞬間、タケルの動作はこれまでで最も激したかと思うや
春香に強く押し入り、動きを停め、彼にしがみつく彼女を強く抱き締めた
シーツ上の固くめり込んだ男女が一緒にワナワナぴくぴく下半身を戦慄かせる
ぐりぐりと執拗に腰を押し付け、必に何やら春香の中へ押し出してるような
タケルの動き
…まさかタケルのやつ…春香姉様の股の奥でシッコをしてやがるんじゃ…
激しかった部屋の空気が沈静化していく、ものすごいにおいと吐息の充満する中で
ようやく春香とタケルの体がぐったりと崩れ落ちるように分離する
ずるりとタケルが抜け出た瞬間、どろりと春香の異様に赤くおっ開いた股の奥から
滴れ溢れた
…な!なんだあれ! 春香姉様が白く濁った妙に濃ゆいオシッコを漏らしてる!
タケルのやつの先端にもべったりついてて、姉様から抜くとき糸を引いてた!
間違いなくタケルのやつが姉様の中で出しやがったんだ!
タケルめ! 姉様にあんな汚くて臭そうなのを!
それにしても、これはなんだ! 姉様達の一連の行為は一体全体なんなんだよ!!
千秋は二人にばれないように足音を忍ばせながらその場を後にし、
家からも飛び出した

278 :
とぼとぼとマンションの外をうろつく千秋、駐車場にタケルの車が停まっていた
見上げると自宅の風呂場の窓から湯気が立ち昇っていた
二人が行っていた異様な光景、今まで聞いたことのない種類の姉の声
家の外に出て始めて気づいたあの場の濃いにおい、
眼に耳に鼻にこびりついて離れず、ふと傍らでまた起きてるような錯覚を
何度も覚える
…裸になった男女が互いの泌尿器を深くくっつけて揉み合わせる
 結果、最後に白くて濃いオシッコをお漏らしする
…すごいいやらしくて… すごいグロテスクで…
 見てはいけないものを見てしまったとしか思えない…
 そもそも、あれはいとこ同士でしていいことなのか…
…春香姉様…何やら、すごい気持ちよさそうでした…
 あの濃い液は本当にオシッコだったのでしょうか…
…それにしても何時まで経っても風呂場の窓から立ち昇る湯気が
 止まらないな…………
千秋はマンション近辺から離れ、街中を一通り回って時間を潰し、
日が暮れてきたので家路へと向かう
空腹の音が夕焼け空にこぼれでる、考えてみたら昼食も摂っていない
腹は減っていても、何か食べる気になれない
マンションに戻るとタケルの車はいなくなっていた
部屋のドアを開けた途端居間から夏奈が顔を出す
「おお!千秋、遅かったじゃないか 珍しいなー こんな時間まで」
夏奈のいつもの声を聞いて、ほっとする千秋 急いで居間へと向かう
「あら千秋、おかえりなさい 遅かったじゃない、何処に行ってたのかしら」
春香の顔を見て一瞬回復しかけた食欲がいっぺんに失せる
姉の顔を見上げることすら出来ない千秋であった
おわり

279 :
とりあえず、お疲れ

280 :
クリスマスが過ぎてしまいましたがクリスマスネタができたので投下します。
藤岡×カナで非エロの恥ずかしい話です。
長くなりすぎましたのでお時間のあるときにでもお読みいただければと思います。

281 :


夏奈の戦争がはじまって、一週間あまりが過ぎた。
ここ最近の夏奈は学校から帰るなり部屋に閉じこもり、夕飯と風呂と寝るときくらいしか
出てこなかった。ようやく出てきたと思ったら髪の毛はボサボサで、指はバンソーコばかりで、
目の下には大きなクマがあった。
クマがあっても食欲は旺盛で、明らかにダルそうなのにお茶碗のごはんは山盛りだ。
大好物のからあげをごはんと一緒に猛烈な勢いでかきこんでいるが、無表情でしかも
無言だったから、尋常じゃなく不気味である。
「き、今日はちょっといいお肉使ってみたんだけど……どう?おいしい?」
と、春香。
「うん」
夏奈が即答。
「パーティーにはトウマとマコちゃんと……ほかのみんなも呼ぼうと思ってるけど、いいか?」
これは千秋。
「うん」
即答。
春香と千秋が一瞬、目を合わせる。
「……カナ。鎌倉幕府ができたのはいつだ?」
「うん」
二人して、小さくため息をついた。
ここしばらく、夏奈が部屋で一人で何かやっているのは、春香も千秋も知っている。
そして、バカが一人で何かやるときは大体がバカな動機によって始まるので、
そのオチがロクなものにならないということも、もちろん知っている。
が、ほかの家と同じで、南家にも独自の決まりがある。
ごはんを食べているときは、ケンカをしてはいけない。
ないしょにしていることがあるときは、むやみに詮索してはいけない。
そして、夏奈の部屋のドアに『アケルナ』の札がかかっているときは、絶対に開けてはならない。
恐れ知らずのバカものがこれを破ったりすれば、三日間お風呂掃除に買い物係の上、チャンネル権を
剥奪されるという過酷な罰ゲームを受けなければならない。
けれど、
「ちょっとカナ。最近どうしたの?何か悩みでもあるの?私でよければ聞くから……」
「ハルカ姉さまに心配かけるようなことするな。何かあるならさっさと言え」
疲れた顔をして、一人で抱えきれないものを抱え込んでいるように見える姉妹を心配してはいけない、
という決まりはないのだった。
前にこうなったのは一ヶ月甘いもの禁止令が出たとき以来で、そのときでさえ最低限の人間的
受け答えはしていたはずだ。そういえば、そのときも、鎌倉幕府はわからなかった気はするけれど。
「ごちそうさま」
無視したのか、そもそも二人の声など聞こえていなかったのか。
席を立とうとして、そのままばたーんと横倒しに倒れた。
「だ、大丈夫!?カナ、カナったら!」
しばらくぴくぴくしていたが、そのうちぬるりと生気の感じられない動きで体を起こし、
「うん」
どう見ても大丈夫ではないが、全身から出る異様なオーラに気圧されて、春香も千秋も何も言わなかった。
ふらふらした足取りで居間を出て行った。柱に頭をぶつけた。
夏奈がきれいに平らげたお皿を見て、春香と千秋はどんな顔をしたらいいのか、困っているようだった。
夏奈の部屋は、一時休戦までの様相をそのままにして残っていた。
あちこちマーカーが引かれた本、食べかけのスナック菓子、とっ散らかった裁縫セット、
それから、机の真ん中で所在なさげにしている、ピンク色の布切れ。
エネルギーはたっぷりとった。
さあ。この戦いにも、そろそろケリをつけよう。
机に置かれた布切れを手にとって、深呼吸する。腕まくりをする。
私ならやれる。
絶対にできる。
明後日。クリスマス当日までに、このマフラーを完成させるのだ。なんとしても。

282 :


できもしないことを言えば後悔すると、わかってはいた。
わかってはいたのだが、女の子には見栄を張らなければならないときというのがある。
たとえば、好きな男に女の子らしいところを見せたいときとかは。
来週はクリスマスだ。ケーキを食べて、チキンを食べて、サンタクロースが
大忙しな、一年で一番盛り上がるお祭りさわぎ。
もちろん夜更かしもオーケーだ。
藤岡と付き合い始めてからはじめてのクリスマスで、夏奈は一ヶ月も前から上機嫌だった。
「うひ」
夏奈は、うれしいときにヘンな笑い方をするクセがある。
放課後の帰り道の、ちょっとわき道にそれた公園。
使い込まれて茶色が濃くなっているベンチに座っているのは、もちろん夏奈と藤岡だ。
手のひらの中で湯気をあげている肉まんがおいしいのはもちろんだが、それ以上に藤岡の腕に
頭を預けていることがうれしくてたまらず、夏奈はバカっぽいニヘラ笑いを隠そうともしない。
「ふっじおか〜。あーんしてくれ、あーん」
「はいはい」
藤岡はすごい、と夏奈は思っている。
あの夏奈を……『あの』南夏奈をここまで惚れさせるやつなんて、世界中探したって、
ほかにいないに違いない。よーく考えると、この地球上で、たまたま自分が藤岡に
出会ったのは、神様のめぐりあわせとしか思えない、すごいレベルの偶然だ。
だから、自分に出会ってくれた藤岡はすごいのだ。
夏奈特有の謎のリクツだが、本人がそう思うならすごいのである。
そして、そのすごい藤岡は、いつものようににこにこして、夏奈にされるがままになっている。
「なあなあ、藤岡」
「ん?なに?」
「私のこと好きか?」
以前の夏奈を知っている身からすれば、非常に気持ちが悪い。
急にはじまる夏奈の遠まわしなわがままに、藤岡はぼっと顔を赤くして、
「……言わなきゃだめ?」
「言わなきゃ許さん」
頬をぽりぽり掻いていたが、そのうち観念したように小さく言った。
「好きだよ」
こういう会話をするのをバカップルというらしいが、こんな幸せがあふれそうな気分になれるなら、
バカでもぜんぜんかまわないと、夏奈は思う。
「うひひ」
すごく上機嫌になって肉まんにかぶりついた。思ったより熱くてむせた。
藤岡があわてて缶コーヒーを飲ませてくれたが、間接キスなのに気づいてますます嬉しくなった。
手についた残りかすをぺちゃぺちゃ舐めていると、
「カナ。オレが言ったんだし、カナにも言ってほしいな」
「う」
もちろん言わなければならないところだろう。
夏奈は目を泳がせて、指をからめてもじもじして、なんだかもにょもにょ言っていたが、
「お、女の子にそんなこと言わせようなんて、サイテーだな!」
「え、ええー!?」
夏奈は声に出して『好きだ』というのがすごく苦手である。
『だって、何か損した気分になるじゃないか』と言うのだが、いったい何で損をするのかは
わからない。単純に恥ずかしいだけなのかもしれない。
なので、藤岡は夏奈に『好きだ』と言っても、言ってもらえる回数は非常に少ないのだった。かわいそうである。
しかしそんな哀れな藤岡の気持ちなど知らず、夏奈はこの場を乗り切るべく、足りない頭を全力でぶん回す。
「そ、そんなことよりだな!アレだよアレ!あの、……ま、ま、……マフラー!」
沈黙。しばらくして、ようやく藤岡が口を開き、
「……あの、マフラーがどうかしたの?」
正直、よく考えてしゃべったかといわれれば、明らかにノーである。
恥ずかしいのをごまかせればなんでもよかったが、しかしなぜマフラーなのか。

283 :
「ああ、えっとだな、……そうだ、クリスマス!クリスマスには、このカナ様お手製のマフラー、
 プレゼントしてやる!」
藤岡が目を丸くしている。当たり前の話。
まったく自慢にならないが、夏奈は家庭科もとてもとても苦手である。それは『かつてない一皿』を
食わされたことのある藤岡ならよく知っているし、春香が夕飯の手伝いに千秋を優先することからもわかる。
が、カナはバカなので、思いつきで言っただけなのにだんだんその気になってきた。
「そうだな、ピンク色のやつがいいよな。恋人が贈るやつっていったらピンクが相場だろ。
 で、真ん中にハートを入れよう。イニシャルはF&Kでいいよな?フジオカ、アンド、カナだぞ。
 うひひひ、楽しみにしとけよ、藤岡ぁ。絶対惚れ直すぞ!」
一人でエキサイトしてきたところを、藤岡がぽかんとした目で見ている。
「あー。お前、私にマフラーなんか作れっこないって思ってるだろ?」
ほっぺたをつねってやると困った顔をした。
「いてて……お、思ってないよ」
「いーや思ってる!いいか、私はやるっていったらやるんだ!」
ベンチを立つ。藤岡の前で両手をいっぱいに広げる。
くるくるとバレリーナのようなきれいなターンを描いて、
「こーんなに長いやつだぞ!二人で一枚のマフラーであったまるんだぞ!それで二人でテレビ見て、
 ケーキを食べて、一晩中楽しい話をするんだ!」
「で、でもカナってやっぱり……あんまりムリはしないほうがいいんじゃないかな」
そういって止めてくれる藤岡はやはりいい男なのだろう。が、
「私にできないことなんて、な――――い!!」
夏奈は自信過剰でもあるのだ。藤岡の声など、完全に無視した。
うはははははははという笑い声と一緒に、独楽のように回り続けた。

そしてその夏奈は、いまや完膚なきまでに打ちのめされている。
だから言わんこっちゃない。できもしないことをできるなんて言えば、必ず後悔する。
改めてイヤというほど思い知らされた。裁縫を甘く見ていた。
「うえぇ……」
机につっぷして、言葉にならないうめき声をあげた。
体が思うように動かず、頭の中はいつもの何倍もボケっとして、何もする気力が起こらない。
時計に目をやる。ちょうど午前0時。クリスマスはもう明日。
が、肝心のマフラーは、まだぜんぜんできていない。がんばれば一人分になるくらいの長さはあるかも
しれないけど、それじゃ意味がない。二人で、一枚のマフラー。そういう約束をしたのは、私じゃないか。
春香に教えてもらえばよかったと後悔する。ムキになって一人で全部やろうとするからこうなる。
こんなことなら、せめて『ケーキ作ってやる』くらいにしておけばよかった。
そのケーキも、やっぱり一人では作れっこなかったけど。
そもそも、どうして私はこんなにがんばってるんだっけ?
休憩しよう。
ほんのちょっとだけ。
そう思ったら、もう悪魔の思うツボだ。
直立姿勢のままベッドに倒れこみ、その場でいもむしみたいにモジモジと動いてみる。
ふかふかのベッドの感触が気持ちいい。自分の体温が移って暖かい。
ああ……もう、あきらめようかな。
気持ちが萎えると、諦めが混じったやけっぱちな気分になる。
言うまでもなく夏奈はバカだが、ずると言い訳は大の得意だ。途中で投げ出す理由なんてすぐ出てくる。

284 :
私はがんばった。生まれてからこれまで、こんなにがんばったことはない。と思う。たぶん。
結果より、過程が大事なことだってきっとあるよね。
藤岡には頭を下げて謝って、私のケーキを少しやろう。プレゼントには、どこかの店の
マフラーを買って渡してやればいいと思う。
大丈夫。藤岡はやさしいから、また笑って許してくれる。
女の子相手に怒ったりとか、そういうことはできないやつだから。まあトウマは別だけど。
それがいい。そうしよう。
「うひひひ」
すべてを投げ出してしまうと、何もかもが楽になった気がした。
おおざっぱな寝返りを打って天井を見ると、電灯の明かりがまぶしかった。
藤岡と話がしたいと思った。この一週間、あまりしゃべっていなかった。
電話くらいはしてやればよかったかな……悪いことしちゃったかな。
そういえば最近、藤岡からの電話が、
「……あれ?」
いまさら気づいた。
藤岡からの電話がない。この一週間、一度も。
こんなことは、これまでなかった。何日か空いたら、藤岡から電話があった。
遅くまでだらだら話し込んで、春香ににらまれて、声を小さくして笑ったりしていたのに。
それだけじゃない。そういえば最近、藤岡の動きがちょっとヘンだった気がする。
チアキを足の間に座らせるとき、抱きかかえる手が前より優しくなってた。
ハルカの夕飯作るの手伝ってるとき、すごく楽しそうに話をしてた。
ほかの女の子にやさしくするのはいつものことだったし、藤岡のいいところだと思うけど、
今はそれが夏奈の心にひっかかる。
それに、一緒に帰ろうと誘っても、このごろは『ちょっと用があるんだ』と断られてもいた。
今まで気にもしていなかったが、考えてみればおかしい。
藤岡が夏奈の誘いを理由も言わずに断ったことなんて、これまで一度もなかったのに。
どうして。
疲れきっていると、いつもは考えないことを考える。
心の奥深くの、どこかに隠れているものが、幽霊のようにあらわれる。
もしかして、ひょっとしたら、そんなことないとは思うんだけど、
頭の片隅で考えて、そんなわけあるかと忘れていたことがはっきりと浮かんだ。
おい、カナ。お前、藤岡に嫌われたんじゃないか?
頭をバットで殴られたような感じがした。
よぉく考えろよ。このバカ。
ふだんは強がって、えらそうにしてばっかりいるくせに、結局お前はいつも藤岡に甘えてるだけじゃないか。
藤岡のやさしさにつけこんで、自分だけ楽しくなって舞い上がって、さんざんあっちこっち振り回したあげく、
恥ずかしげもなく『私が好きか』だって?よくそんなことが言えたもんだな。
自分は恥ずかしいからって言わないくせに、不公平にもほどがあるだろ。
おまけに、あれだけ大口たたいて約束したことをできそうもないからって、また甘えて許してもらおうなんて思ってる。
ああ、そうだな。藤岡はやさしいから、笑って許してくれるかもな。
自分のわがままばっかり押し付けて、相手の好意はあたりまえだって思うわけだ。
は。そうかそうか。お前はそんな女だったのか。
都合のいいように男を扱うイヤなヤツだよ。サイテーだな。
周りを見てみろ。お前より藤岡にお似合いの女の子がいっぱいいるじゃないか。
自慢できるものなんて何もないくせに、彼女ヅラだけ一人前か?
『用事がある』ってのも、お前を避ける口実じゃないのか?
お前みたいな女にいつまでも付き合ってくれるほどいい男が、都合よくいると思ってるのか?
怖くなった。
夏奈はこのとき、はじめて自分がバカであることを本気で呪った。
幽霊の声は、いつだって正しい。
そうだ。藤岡が私を好きでいてくれる理由なんて、なにもない。本当に、なにも。
藤岡は自分にいろんなものをくれる。特別な人と一緒にいるだけでこんなにも楽しくなれるものなんだと、
夏奈は藤岡に教わった。
それなのに、自分が藤岡にあげたものなんて、せいぜい安物のチョコくらいしかない。
藤岡に嫌われたら、どうしよう。お前なんてもう知らん、とか言われたらどうしよう。
私は大バカ野郎だ。藤岡の気持ちなんて、ぜんぜん考えてなかった。
一度走り出した悪い考えは、加速して夏奈の息の根を止めようとする。

285 :
藤岡は、もう私に会いたくないのかもしれない。
やさしいやつだから私に気を使って、一緒にいてくれてるだけなのかもしれない。
でも、それにも限界がきて、もう我慢できない、付き合いきれないなんて言われたら、私はどうするんだ?
すさまじい頭痛がして、後悔の思いで胸がつぶれそうになった。
心臓をわしづかみにされたというのは、こういう気分をいうのだ。
自分でも気づかないうちに、夏奈は泣いていた。机の上に水滴が落ちていた。
こらえきれなくなって、ベッドから跳ね起きて廊下に飛び出そうとした。
が、また頭を殴られたようなひどい痛みが起こって、足をすべらせ床に顔から落ちた。
体が動かない。指一本だって動かせない。めまいがする。目の前にあるはずのドアがひどく遠い。
いまさらいい子ぶって電話しようってのか。もう遅いかもしれないぞ。
そんなんじゃない。いい子でなんかなくたっていい。
藤岡に嫌われたくない。
嫌われてしまうくらいだったら、消えてなくなってしまったほうがいい。
最初からなかったことになってしまったほうがいい。
お互いがお互いのことを忘れてしまって、二度と出会わないようになってしまったほうがいい。
「ひ、ぐ……えぐ」
意識が沈んでいく。
そして、その夏奈の泣く声を聞く者は誰もいない。
『どうしてこんなにがんばってるのか』だって?
藤岡のことが好きだったからじゃないのかよ。

おでこにひやりとした感触がある。
手を伸ばすと、指先が濡れる。濡れタオル。
「カナ」
春香の心配そうな顔が自分をのぞきこむ。遅れて、千秋の眠そうな顔がひょこっとあらわれた。
「バカだとは思ってたけど。熱出して気を失うとは、本当のバカだな」
「こら、チアキ。……カナ、大丈夫……じゃないわよね。すごい熱だもの。
 少し前からヘンだったし、心配してたのよ」
熱。
言われてみれば、さっきから頭痛とだるさがひどかった。
気がついたら、ベッドの上に戻っていたみたいだった。しあわせな気持ちになるフカフカした感じ。
「……札、かけてあっただろ。二人とも明日から罰ゲームだからな」
悪態をつくくらいには、元気が出ていた。
「それじゃあ、新しい決まり追加ね。カナを心配したときは、部屋に入ってもいいってことで」
むう、とむくれても、春香は笑って夏奈の頭を撫でるばかりである。
悔しいが、この包容力というか、問答無用で場を丸く収める説得力には、まだ自分は勝てないと思う。
「……悪かったよ。ありがと」
「お礼ならチアキに言いなさい。眠いのに、ベッドに上げるの手伝ってくれたのよ」
「別に、心配だったわけじゃないけどな」
少しだけ顔を赤くして、千秋は微妙に目をそらすのだった。かわいいやつだ。
さっきより、少しは落ち着いて考えられるようになっている。電灯のまわりを小さな虫が飛んでいる。
怖い夢を見たときは、夏奈でも泣きたくなる。本当に泣くこともある。
さっきのことを思い出すと頭がずきずきして顔が赤くなり、ほんの少しだけの塩水がぽろっと流れた。
春香が湯気の立つマグカップをくれた。できたての甘いココアだった。
目もとを袖でごしごし乱暴に拭いて、しゃくりあげそうになる声をおさえる。
春香の優しい手が頭に乗せられた。
「言ってみなさい。家族でしょ」
誰かに聞いてもらいたかったのだと思う。
藤岡は、本当は私のことなんかとっくに好きじゃなくなってて、いつ別れようって言おうか考えてるのかもしれない。
もし私が男で、私みたいな女の子と付き合うことになったら、とっくに愛想つかしてるに決まってる。
藤岡に好きになってもらえるところなんか、私にはなにもないんだ。
そういう話をした。

286 :
ひととおり話し終わって、夏奈が二杯目のココアに口をつけはじめたころ、
「本当にお前は、救いがたいバカだな」
「な」
千秋の容赦ない罵声で沈黙は終わった。
「そうね……チアキの言うとおりかもね」
「ハルカまで!?」
神妙に頷く春香に夏奈はほとんど絶望的な気分になった。
千秋が心底呆れた顔のまま、ふわあああという大きなあくびをして座布団を立つ。
「ノロケに付き合った私もバカだったよ。もう遅いし、寝る」
ちらりと振り返る。いつも以上に眠そうなぽややんとした目をしている。
「藤岡はそんな男じゃないと思うぞ。……おやすみなさい、ハルカ姉さま」
「うん、おやすみ」
「ちょ、ちょっと待てよ!二人だけわかったようなカンジになってるんじゃないよ!
 どういうことか説明してくれよ!人がマジメに悩んでるのにー!」
「はいはい、いいからカナは寝てなさい」
半ば無理やりベッドに寝かされる。千秋のぺたぺたという足音が聞こえなくなり、
夏奈の部屋はココアの薄いにおいだけが残っている。
「……ハルカ、」
ちゃんと説明してくれ、と言おうとするのを遮って、夏奈の頭に手を添えたまま春香が言う。
「カナは、藤岡くんの嫌いなところってある?」
「は?」
いきなり何を言うんだろう。というか、そんなことは考えたことがなかった。
毛布の下で指折り数えて、
「……嫌いっていうんじゃないけどさ。部活に行くって言って私をほったらかしにするところとか、
 私がいるのにチアキを足の間に座らせたりとか、……あ、そういえばあいつ、この間ふたりで
 部屋にいるとき、いきなり寝ちゃったんだよ。部活で疲れてたのに押しかけた私も悪かったけどさ。
 彼女といるときくらい、」
「それで藤岡くんのこと、本当に嫌いになっちゃいそうだって思ったことは、ある?」
「ない」
即答だった。答えに迷ったりなんかしなかった。
何を当たり前のことを言ってるんだ?と思って春香を見ると、少し呆れたような、でもどこか
楽しそうな笑いを浮かべていた。
「藤岡くんも、たぶん同じだと思うわよ」
それしか言わなかった。
そしてもちろん、夏奈はバカなので、その意味を理解して顔を赤くするといったこともなかった。
「…………どういうこと?」
「だーめ。もうヒントはあげません」
意地悪そうに笑う春香を見ていると、頭に『?』がいくつも浮かぶ。
ぽん、と夏奈のおでこに手を置く。やさしい撫で方は、昔から変わらない。
「でも、そうね。藤岡くんのこと、もう少し信じてあげなさい。大丈夫よ。
 カナが思っているようなことにはならない。私が保証する。……私より先に彼氏つくるなんて、
 ちょっと悔しいけど」
ほっぺたをつねられた。
「いひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
「この、この」
じゃれあいにしては力が入っている気がする。痛い。けっこう痛い。
ひとしきり痛がるとようやく離してくれたが、ほっぺたがひりひりした。
「……まったく、ひっどいやつだな、ハルカは」
「あら、愛情表現よ」
臆面もなくにこにこしている。やっぱり、まだまだこの姉には勝てそうもない。
でも、春香に撫でてもらっていると、不思議といやな気持ちが消え去っていくのだった。
小さいときから、泣いているときはいつも春香に撫でてもらっていた気がする。
春香が大丈夫だと言って、大丈夫じゃなかったことはない。だから今度も、きっと大丈夫。
根拠なんてなにもないけど、そう思えるのだ。
「ありがとな……しんどいけど、藤岡に謝るよ。マフラーのことも、今までのことも」
「うん」

287 :
そうだな。そうだよな。
約束が守れなかったら、きちんと謝らなければならない。うちの決まりに、ちゃんとある。
藤岡、ごめんな。
私はまだぜんぜんいい彼女じゃないけど、もっとがんばって、お前が自慢できるような女の子になるよ。
春香の手がおでこのあたりを撫でている。ぽかぽかして安心する。
体じゅうから力が抜けてしまうと、またねむたくなってきた。
「……ハルカ。私、藤岡のこと好きなんだ」
とろとろしてきた意識の中でぽつりと言う。
「うん。知ってる」
「藤岡も私のこと、まだ好きでいてくれてるかな」
春香はそれにはこたえず、子供をあやすように夏奈のおでこを撫で続けていた。
藤岡が好きだ。
やさしいところが好き。笑った顔が好き。手をつないだとき自分が歩くのにあわせてくれるのが好き。
肩に頭を預けたときやさしく撫でてくれるのが好き。彼女がいるのにほかの女の子と仲良くするのも、
みんなにやさしいってことだから好き。
どうしようもないくらい、どうしようもなく好きだ。
クリスマスには、いっぱい好きだって伝えよう。今まで言えなかった分、まとめて言ってやろう。
でも、それだけじゃ足りない気もする。
藤岡にはいろいろなものをいっぱいもらったから、お返しがしたい。
嫌われたくないとか、そういうのじゃなくて……単純に、お礼がしたかった。
何か藤岡にあげられるものはないだろうか。
クリスマスらしくて、藤岡がよろこんでくれる、すてきなプレゼント。
ふわふわした頭で、考えて考えて――気がついたころには、夏奈はまたすやすやと眠ってしまっていた。
夢の中で、藤岡が笑っていた気がした。

288 :


「ごめん!!」
ぱん!と両手を合わせて頭を下げた。
クリスマス当日、午後三時。南家のいつもの居間は、クリスマスツリーにモールにたくさんの
お菓子が勢ぞろいして、大騒ぎの準備がもうできている。
が、風邪がなおりきっていない夏奈の格好は猫柄のどてらである。口にマスクをして、冷えピタを貼っている。
顔をあげた目の前に、藤岡が座っていた。
夏奈の顔と、手にあるあの布切れを交互に見て、ぽかんとした顔をしている。
さんざんどう言おうか考えて、結局真正面から謝ることにしたのだ。
あんな悪い考えはもうなくなっていたけれど、それでも藤岡に申し訳なくて、それをはっきり伝えるには、
こういう方法しか思いつかなかった。
「カナ」
覚悟していた。形だけの、苦笑した『ありがとう』を言われたら、たぶんすごく辛い。
でもそれはしょうがないことだと思う。ぜんぶ、私が悪いんだから。
もう一度『ごめん』を言おうと思い、深呼吸して、口を開いて、
「ありがとう!!」
体にすごい力がぶつかるのを感じた。
夏奈は抱きしめられていた。あんまりいきなりだったから、すごくびっくりした。
一瞬で目の前と頭がぐるぐるして、何がなんだかわからない。ぎゅうぎゅうという抱きしめる力は、
いつもしてくれてるより、ずっと強かった。
「ふ、ふじおか、いたいんだけど……」
あ、と言って体を離した。少しだけ名残惜しい気もした。
「ご、ごめん」
藤岡はこぼれる微笑みを隠そうともせず、胸に布切れを押し付けていた。
思っていたのとまるで違う反応を返されて、わけがわからなくなった。
「でも、本当にありがとう。すっごくうれしい。……あはは、ごめ、笑うの止められない」
「な……なんじゃそりゃ――――!!」
思わず立ち上がっていた。
「違うだろ!それ何か違うだろ!こんなものもらったら、普通はもっと微妙そうな顔するだろ!!
 なんでそんなに簡単にうれしくなっちゃうんだよ!!」
藤岡が驚いた顔をしている。ムリもない。どうしてこんな大声を出しているのか、自分でもわからない。
「わ、私、すごく怖かった。お前に、きらわれちゃったら、どうしようって……わっ、たしっ、バカだし、
 わがままっ、ばっかりだし、ふじおかに、きらわれ、……」
緊張の糸が切れた。
安心したのと、わけのわからない怒りが湧き起こり、膝をついて、とうとう泣き出してしまった。
しゃくりあげる夏奈を呆然と見ていた藤岡は、
「嫌うわけないだろ」
頭に手を載せてくれた。優しい声だった。
ハンカチくらいのその布切れを胸元に押し込んで、得意げに胸を張った。
「ね。ちゃんとしたマフラーだよ。カナがそう言うんだから、間違いないよ」
ピンク色で、端っこにでっかいハートマークで、その中にF&Kのイニシャルが縫ってある、
そんなマフラー、には見えない布切れ。
「カナが作ってくれたのに、うれしくないわけないじゃない。その……好きな子がくれたんだから」
「そんなの……藤岡は私にいっぱいくれるのに、私だけそんなのじゃ」
「え?」
ぽかんと、本当にわからないという顔をした。
「オレ、カナに何かあげたっけ?」
今度は夏奈がわからない。藤岡は、すてきな気持ちをたくさんくれるのに。
何を言ってるんだろうと思い、目元をごしごししながら、
「私……藤岡と一緒にいると楽しいし、うれしいぞ」
「……そういうことか。そんなの、オレだって一緒だよ」
顔をあげると、藤岡は照れているようだった。

289 :
「カナと話すのは楽しい。笑ってくれるとうれしい。たまに元気すぎて心配したりとか、
 ほかの男子と仲良くしててつらかったりはあるけど……あはは、男がやきもちってかっこ悪いよね。
 でも、一緒にいるだけで、オレはすごく幸せだよ。あ、あとこれ、クリスマスのプレゼントなんだけど」
ごまかすように頭を掻きながら紙袋から手袋……のようなものを取り出した。
「カナにいいとこ見せたくてがんばったんだけど、ダメだった」
藤岡らしいさわやかなブルーの、指の長さがばらばらで、あちこちほつれている手袋だった。
「遅くまでやってもこれくらいしか作れなかった。びっくりさせようと思って、早く帰ってたんだけど……
 ちゃんとしたの作れなくて、ごめん」
遅すぎるくらいだった。
夏奈は、やっと理解した。
春香の言ったことの意味と、藤岡がこんな自分を好きだといってくれる理由。
夏奈は意地悪で、約束を守らなくて、ずるばっかりする。千秋のほうがよっぽどいい子だ。
でもこいつは、そんないい子じゃなくても、いいところも悪いところも、ぜんぶひっくるめて、
まるごと抱きとめてくれる。
自分勝手でわがままばっかりなところもある、そんな南夏奈のぜんぶ。
藤岡の嫌いなところを見つけても、本当に嫌いにならないのと同じように。
夏奈はバカだったから、そのときになって、本当にようやくわかったのだ。
藤岡は、夏奈と同じことを考えていたんだと。
夏奈も藤岡も、ずっと同じ気持ちだったんだと。
「……それ、つけてみていいか」
「もちろん。こんなのでよければ」
おそるおそる手袋を手にとって、そっと手を入れてみる。
親指と小指が短すぎて、ぴったりはまらなかった。
あったかかった。
「うひ」
涙をこぼしながら笑うので、顔がくしゃくしゃだった。
私も、藤岡を抱きとめてやれる女の子になりたい。
一緒にいるときはずっと笑っていられる、そういう女の子になりたい。
「ありがとな。私もうれしい」
今度は夏奈から、そっと藤岡の体を抱きしめた。
驚いて、びくっとしていた。いつもしてくれるのに、されるのには慣れてないみたいだった。
「好きだ」
ぽかぽかしている藤岡の体が、また小さく震えた。
「大好き。世界でいちばん好きだ」
「ちょ、カナ……いきなり言われると照れるんだけど……」
「うひひひ。今まで言ってやらなかったぶん、ぜんぶ言ってやるぞ。好き好きー」
腕の中に顔をうずめる。サッカー部らしいたくましい胸板に頬をこすりつける。
そのまま、二人とも動かなかった。話さなかった時間を埋めるように、ずっとくっついて、じっとしていた。

290 :

しばらく時間が経った。
さて。
勢いでここまでやってしまったので、夏奈はいまさら恥ずかしくなってきた。
胸に頬を押し付けたままちらりと藤岡の顔を見ると、落ち着いたのか赤い顔で夏奈の頭を撫でてくれている。
むっとした。私がこんな恥ずかしい思いをしてるのに、お前だけそんなに余裕なんてずるくないか?
頭の中で閃いた。藤岡がびっくりする、クリスマスらしいプレゼント。
やるのか?やっちゃうのか?一瞬迷う。
今やらずにいつやるんだ。お前は、やるといったらやるんだろ。
そうだ。それが私らしさってやつだろう。腹が決まった。やってやるとも。
深呼吸する。吸いすぎてむせそうになる。おなかの中にパワーをためて、
「藤岡!」
ぱん、と音がする勢いで右手を藤岡の両目に押し付けた。マスクをずり下げて深呼吸した。
「え!?な、何!?」
「いいか、ぜったい、ぜったい目ぇ開けるなよ!ぜったいだぞ!」
「これじゃ開けられないけど……」
もっともなことを言われるが、ええい関係ない、左手でその頭をがっちりホールドし、
ぐきりと音がしそうな勢いでこっちを向かせた。
「ちょ、ちょっとカナ、なにして」
唇を押し付けた。
藤岡の動きが止まった。
藤岡の唇は少し硬くて、ミントのにおいがした。
どれくらい時間がたったのかよくわからない。ゆっくり顔を離して、左手を下げ、最後に
右手をどけた。藤岡の顔は、トマトみたいに真っ赤になっていた。
「あの」
「あ――――!!言うな言うな!!私だって恥ずかしいんだから!!」
キスのあと一番困るのは、終わってすぐのこの時間だと夏奈は思う。
こっちはリンゴみたいに赤くなった顔を藤岡に向け指を突きつけ、
「ぷ、ぷ、プレゼント!!マフラーできなかったから特別!!それからいっぱい迷惑かけた
 からそのお返し!!」
特別なときしかしないという約束だった。
キスなんて告白したとき以来だったから、ものすごく恥ずかしい。
ダメージは藤岡より深刻で、まともに顔を見られそうもない。このまま布団に包まって、
出てきたくないような気分。
沈黙。
どうしよう、なんて言おうと思って、適当なことを口にしようと、
「カナ、あの……キス、もう一回いいかな」
意外な追撃だった。
ふぇ、と間抜けな声が出た。次いで、ぼんっという勢いで顔が真っ赤になった。
あんなに恥ずかしかったのに、もう一回?え?
「あ、あの!!今の、カナの顔ちゃんと見られなかったから。こういうのって
 ちゃんと心の準備してから、きっちりやりたいし……だ、だめかな」
藤岡からこんなことを言ってきたのは初めてだった。
「よ」
いつも自分だけわがまま言ってるからか。それもある。
でも、自分はさっき決めたばっかりだ。藤岡のぜんぶを、まるごと受け止めてやるのだ。
頭の中でめちゃめちゃに走りまわる恥ずかしさを無理やりぜんぶ放り投げて、
「よぉーしいい度胸だぁーっ!!」
気合一発。藤岡の頭を両手でがっちりつかんで、今度は真正面から藤岡の顔を見た。
きれいな瞳に自分が映っている。自分だけが映っている。
藤岡のてのひらが、夏奈の頬を撫でた。
「いちおう言っておくけど……風邪がうつるぞ」
「カナの風邪ならいいよ」
よく言うよ。お前もバカだなあ。
「好きだ」
小さくつぶやき、二人の影が再びひとつに、

291 :
「こんにちはー!!クリスマスだー!!イェイイェイ!!めでたいめでた」
ばーんというすさまじい勢いでドアを開けて、内田が硬直した。
「内田、あんまりうるさいとハルカが……お、おう」
冬馬が後ずさる。千秋が買い物袋を下げたまま感心した声をあげ、マコちゃん(というかマコト)が
やたらおおげさなポーズでのけぞる。吉野は相変わらず、何を考えているのかわからないにこにこ顔だ。
視線の集まる先で、夏奈と藤岡は顔を赤くしたまま完全に固まり、ともすれば唇が触れそうな
距離のまま身動きひとつしない。
「オウオウ、アツイアツイ。冬なのにアッツイねえ、若者たちよ。ささ、続きをどうぞ」
「マキ……よくないよ、そういうの」
アツコが突っ込みを入れてもマキはへらへら笑ってばかりいる。先輩の余裕というヤツだ。
「ああああああの!!昼間っからそういうのどうかと思うな!!ふふふふ二人で、ち、ちゅーとか!!
 夜にしたほうがいいと思うな!!」
顔を手で隠しているが、指の間からチラチラ見ているのがわかる。
それでバレないと思っているのが、内田がスペシャルバカといわれる所以なのだが。
「マコちゃんもああいうステキな彼女ができるといいねー」
「え、あ……あ!お、オレは女だぞ!」
「あー、そうだったー」
吉野はやっぱりぜんぶわかっているのではないだろうか。
「な」
そしてようやく、夏奈はスローな動きで腕を上げて、
「なんなんだよ、なんなんだよお前ら!!人の家に来るときはピンポンくらいしろよ!!
 タイミング最悪だよ!!空気読めよ!!」
「パーティーにはみんな呼ぶって言っただろ、バカ野郎」
いつもどおりの呆れ口調で千秋が言う。
「カ〜ナ〜」
そしてその後ろから、昨日の聖母のような声とは打って変わって、地獄の使者に違いないと思える
春香の声がした。にこにことしたその顔の裏に、夏奈は修羅を見た。
その後なにがあったかは、筆舌に尽くしがたい。
尽くしがたいので、書くことができない。
だが、そこにいた者は後に語る。風邪で手加減してもらえてよかったね、と。
この日、南家に新しい決まりができた。春香の言葉は絶対なので、誰も異議をとなえなかった。
家の中で彼氏とイチャついてはいけない。
そして、恐れ知らずのバカものがこれを破ったりすれば、
「さっそく、明日から罰ゲームだからね」
こうなるのだ。
ぐったり横たわって、まるで動かない夏奈の横で、藤岡が申し訳なさそうにしていた。

292 :
「あー、つっかれたあ」
パーティーが始まって少し経ち、まだまだ終わらない夜にみんなのテンションが上がるころ、
夏奈はグラスを持ってこたつに戻った。藤岡の隣だ。
マコちゃんがシャンパンのコルクを思い切りふっとばし、マキの頭にきれいにぶつかり、
怒り狂って追いかけっこをはじめると内田はクラッカーをぱんぱん鳴らしながら大笑いして、
驚いた冬馬が千秋の頭にジュースをぶっかけ、アツコが騒ぎを止めようとあわあわして、
春香が怒って追いかけっこに加わって……バカ丸出しの、そんな大騒ぎを見ながら、
夏奈はオレンジジュースを一口、飲んだ。
「まったく、あいつら。人のこと好き勝手にからかうんだもんなあ」
「あはは。みんなカナのこと、好きなんだよ」
「テキトーなこと言うんじゃないよ。っていうかお前、彼女がピンチなら助けに入れよな。
 遠くから笑って見てるだけかよ」
「大丈夫だよ。カナは強いから」
藤岡はたまに明らかにウソだろうと思うことを言う。でも、藤岡のまっすぐな視線を
見ていると、きっと本当にそう思っているんだろうと、夏奈は思う。
そういえば、こいつが私にウソをついたことって、なかったな。
「なあ、藤岡」
「ん?」
みかんの皮をむき、藤岡の口に押し込んだ。
「お正月は、二人で初詣行こう。春香たちとも一緒に行くけど……別の日にでも、二人だけで」
「うん。カナの振袖、楽しみだな」
「スケベなヤツ」
くっくと笑って、
「そしたら、そのときはな」
ふたつめのみかんを押し込んだ藤岡の顔に、いたずらっぽく笑いかけた。
「今度こそ、ちゃんとキスしてくれよな。楽しみにしてるぞ」
ぼっと顔を赤くした。油が切れた機械みたいな動きで首をぶんぶん振った。
「う、うん。がんばるよ」
「したかったら、おかしなこともしていいからな」
「うえぇ!?」
自分にそっくりなバカっぽい顔で、藤岡は今日いちばんびっくりした声を出した。
「冗談だよ。信じるなよ、ばかばかばーか」
「あ、そうか……そうだよね。ああー……びっくりした」
こたつにあごを乗せて、
「冗談じゃないかもな」
今度こそ完全に硬直した藤岡を見て、意地悪でうそつきな夏奈は、
「うひひひ」
満足げにへらへらと笑うのだった。
大騒ぎは、まだまだ終わりそうにない。
並んで入るこたつの中で、夏奈は、藤岡の手をしっかりと握っている。

293 :
ありがとうございました。
年末寒いですね。皆様お体に気をつけてください。

294 :
ハラショー

295 :
おぉ…
このカナ可愛いのう乙!

296 :
三姉妹は初詣とか行くのかな
振袖とか着ちゃってる美人三姉妹をエスコートする藤岡爆発しろ

297 :
人ごみでごった返した中で藤岡がカナの手を握るチャンスだと思って
手を握ったら千秋ちゃんだった。
な、シチュのSSが確か保管庫にあったっけ

298 :
>>293
GoodJob! こーゆーの読みたかった。

299 :
藤カナとかたまんないね

300 :
藤アキもいいぞ

301 :
ヒトミ

302 :
アツコ!

303 :
そういやカナマコってあんまねーなw

304 :
>>293
久々にスレに来たら暖かい作品が来てた
凍る夜中に悪寒で目が覚めてよかった
ありがとう

305 :
http://up2.pandoravote.net/img/pan2ji00079249.jpg

306 :
マコちゃんならカナマコよりチアマコが読みたい

307 :
最近原作でのマコちゃんの出番少ないんだよな

308 :
そろそろそんみらの作品がきてもいい頃だと思うの
マドカとかめちゃ好みだし

309 :
>>307
出てきたぞ
とうとう女の子座りをマスターしてしまったか・・・

310 :
アツコとマキの保坂をめぐる微妙な心理戦とか見たい

311 :
アツコの圧勝

312 :
ほしゅ

313 :
藤岡×チアキができましたので投下します。
非エロです

314 :

冬休みのある日。
今年の冬は例年になく寒いというニュースを毎日やっていて、特にその日はめちゃくちゃ寒かった。
鍋パーティーをするから、遊びにこないかとカナに呼ばれて、喜んで出かけたんだけど……
「んじゃあ、頼むわ」
軽いノリで手を振り、カナが言う。
「ごめんね、藤岡くん……チアキ、いい子にしてるのよ」
「はい、ハルカ姉さま。藤岡がいるから大丈夫です。な」
「は、はい。大丈夫です。きっと」
オレの足の間で、チアキちゃんはなんだか機嫌がよさそうだった。
午後七時。鍋パーティーの材料がからっきし無いというのに気づいたのは、オレが来てすぐだった。
カナが買ってくるって話だったんだけど、(まあいつもどおり)すっかり忘れていたらしく、
せっかくオレが来たんだから今からでも行って来い、というのがハルカさんとチアキちゃんの意見。
「あの、そこまでしていただかなくても」
「いいのいいの。ほら、寒いときは鍋が一番おいしいんだから。私も食べたいしね」
もう遅いから、ハルカさんも一緒に行くという。
まあ、もう夜だし、中学生が一人は確かに心配だ。
そんなこんなで、オレとチアキちゃんがお留守番である。よそのうちの、しかも男を留守番させるなんて、
信用してもらえてるってことなのかな。
もこもこしたコートを羽織りながら、カナがいたずらっぽく笑う。
「藤岡ァ、チアキに手ぇ出すなよな。さすがに小学生は犯罪だからな」
「お前はもっと反省しろよバカ野郎」
投げつけたペットボトルがカナの頭に命中した。スコーンといういい音がした。

「藤岡、もう一個くれ」
「はいはい」
オレの足の間にでんと構え、チアキちゃんはまくまくとみかんを食べる。
歌番組を流していたけど二人ともあまり見ておらず、BGMがわりにして長々とおしゃべりしていた。
「このあいだな、学校で雪合戦やったんだ。あんまりやったことなかったけど、楽しかったよ」
「そういえばオレは今年はまだやってないなあ。どうだった?勝てた?」
「ああ。トウマとチーム組んで、マコトの頭に2発もぶつけてやった。あのコントロール、藤岡にも
 見せてやりたかったぞ」
「あはは。最強タッグだね」
そう言うと自慢げに胸を張って、楽しそうに笑うのだった。
ふだんは大人びているけれど、オレと話すときのチアキちゃんは本当に子供っぽくて、
笑った顔はすごくかわいいと思う。
いつかオレの足の間を卒業するときも来るんだろうなあと思うと、すこしさびしい気もする。
時計を見ると、カナとハルカさんが出かけてから結構経っていることに気がついた。
隣の駅の大型スーパーまで行ったのかもしれない。
念のため携帯に連絡しようかと思うと、ぷつ――――っという音がして、
「あ」
テレビと電灯と、家の中がいっせいに真っ暗になった。
チアキちゃんが珍しく、『おお』っと驚いた声を出した。
「な、なんだなんだ?日本沈没か?」
「停電だよ。ほら、外。遠くまで真っ暗だよ」
窓から二人で顔を出すと、街全体が眠ったように黒一色になっていた。通りを歩いている人が
あわてた様子で走り出すのが見える。幸い今日はいい天気の夜で、いつもは見えない星が
空いっぱいにたくさん見え、きれいだなあとかオレはそんなことを思った。
チアキちゃんはといえば、リスみたいにくりくりした目をいっぱいに見開いて、
『はあ』とか『ほぅ』とか、なんだか感動したような声を出している。
「もしかしてチアキちゃん、停電ってはじめて?」
「べ、別にはじめてじゃないぞ。私がもっと小さいときに停電したって、ハルカ姉さまから聞いたぞ。
 それくらい知ってるんだ、バカにするな」
覚えてないなら、それははじめてなのと一緒じゃないのかなあ。と、そんなことを思ったけど、
チアキちゃんの拗ねたような顔がなんだかかわいらしくて、笑ってしまった。

315 :
それにしても、こんな大規模な停電はオレも初めてだ。携帯でニュースを見ると、街のまわりまで
いっせいに電気が落ちたみたいだった。ハルカさんにかけてみたけど、電波が混雑しているのか
さっぱりつながらない。こいつは……ちょっと困ったな。
少し心配だったけど、チアキちゃんを置いてはいけないし、しばらくこのままここにいたほうがよさそうだ。
ぴゅう、と冷たい風が吹いた。ぶるっと身震いして、窓を閉めた。
「……すこし寒いな」
「チアキちゃん、オレのコート着なよ。ほら」
真っ暗になった部屋の中で、チアキちゃんが身体を縮こませる動きをした。
ダッフルコートを渡そうとすると、
「藤岡が寒いだろう。お客に寒い思いをさせるなんてできないぞ」
「こういうときは男が損するもんだよ。そんな薄着してちゃ、風邪ひくよ」
女の子の前で格好つけたいっていうのもあったけど、チアキちゃんは身体が細いし、大人びていて
ムリをするから心配になる。
ちょっとうつむき、考えるそぶりをして、
「ありがとう」
小さくそういって、オレのコートに袖を通した。
やっぱりぶかぶかで、丈が膝まで届いていた。
「やっぱり大きいな。……へっくし」
かわいいくしゃみをする。
「まだ寒い?」
「うん……暖房切れちゃったからかな。でも我慢できるくらいだし、大丈夫だ」
そうは言われても、声も体も震えている。でも、こんな時に使える暖房器具なんて……
どうしたものか、と考えて閃いた。
こたつの天板をひっぺがして、毛布を取った。思ったとおり、じゅうぶん大きい。
思いきり広げて、ちょいちょいと手招きした。
「チアキちゃんチアキちゃん。こっち来て」
「ん?」
ハテナ顔のチアキちゃんを足の間に座らせて、二人そろって毛布に包まった。
「わ」
空いてるところがあるといけないから、おなかに手を回してしっかり抱きしめた。
二人羽織というより、頭が二つあるてるてる坊主みたいだ。
携帯のライトをつけると、なんとかお互いの顔が見えるくらいには明るくなった。
「これならあったかい?」
口をぱくぱくさせて、チアキちゃんがびっくりした顔をする。
「あ……の、わ、わわ」
「ど、どうしたの?」
すう、はあと深呼吸して、ごくりと唾を飲み込んだチアキちゃんは、
「……あったかいけど、……は、恥ずかしいな」
そう言われてやっと気づいたんだけど、これはどう考えても密着しすぎだ。
いつもより近くに感じられるチアキちゃんの動き。寒がってるけど、身体はあったかい。
しまった。あんまり意識することがなかったけど、チアキちゃんだって女の子なのだ。
いきなり男にこんなことをされれば、驚くに決まってる。
「ご、ごめん。イヤだった?」
「別に、イヤじゃないけどさ……」
「あはは。ありがと……」
そこで会話が途切れてしまった。なんだか重苦しい沈黙。
もしかしたらチアキちゃんはオレに気を使ってるんだろうか。オレのほうこそ寒がってると思ってて、
あったまるから仕方なく、くっついてやってるとか、そんな感じなんじゃないか?
チアキちゃんは黙ったままだ……うう、どうしよう。
言葉もトゲトゲしてるわけじゃないし、怒ってるわけじゃないと思うんだけど……
「そ、そうだ藤岡。おなかすかないか?」
空気を切り替えるようにチアキちゃんが切り出した。
微妙な空気に耐え切れなかったし、正直ありがたい。
「そうだね、ちょっとすいたかも」
「実は私もなんだ。こっちに食べるものあったと思うから一緒に来てくれ」
一安心。立とうとして、チアキちゃんに袖を引っ張られた。
「こら、そのままだと寒いだろ。一緒に行くぞ」
「え?」
二人の肩に毛布をかけて、チアキちゃんは器用に立ち上がった。
え?ふたりで?このまま?え?

316 :
「何ぼさっとしてるんだ。おなかすいたんだろ。ほら」
言われるまま二人して立ち上がり、毛布でくるまったまま寄り添って歩いた。
横から見たら何やってるんだと言われそうな感じだ。チアキちゃんはオレの腕につかまって、
足元を見ながら歩いている。恥ずかしいって言ってたのに、一人で歩くの怖いのかな?
なめくじみたいな速度でやっとキッチンに着くと、さっきハルカさんがコーヒーに使っていたポットがあった。
ふたを開けた。ふわっとした湯気がのぼった。
「ラッキーだな。お湯が残ってる。藤岡、下の棚にカップ麺があるからとってくれ」
チアキちゃんが言うとおりに棚を開けると、小さいカップ麺がひとつだけちょこんと置いてあった。
こぽこぽという音を立ててお湯を入れる。
こぼさないようにライトで照らし、そっと運んで、二人でこたつにかけた。
「ふだんは夕飯をちゃんと作ってるから、あんまり食べないんだけどな。こういうときの
 準備も怠らない、さすがハルカ姉さまだ」
オレの足の間で、上機嫌そうに言う。
きっちり三分待ってふたをあけると、おいしそうなにおいがいっぱいに広がった。
「ほら、最初に食べていいぞ」
「あ、ありがと」
フォークを取ろうとしたら、チアキちゃんに先を越された。ぴったりくっついた体を上半身だけ
器用に後ろに向けて、麺をからめたフォークをにゅっと突き出してきた。
「ん」
「え。ええー?」
「なんだよ。お客をもてなすのは、あたりまえだろ」
そうは言われても、こう、『あーん』というのはさすがに恥ずかしい。したこともされたこともない。
どうやって断ろうかとぐるぐる頭を回して、それでもチアキちゃんの顔は真剣で、ますます言うことがなくなり……
「あ、あーん……」
「ん」
ちゅるちゅると麺をすする。フォークの先から、チアキちゃんの微妙な力が伝わってきて、
妙に緊張する。スープがはねて、ちょっと熱い。
「次は私だな」
期待した目。恥ずかしいけど、やってもらったからには。
「……あーん」
「あー。……ちゅる。たまに食べるとおいしいもんだな」
口のまわりをぺろりとして、しきりにうんうんと頷いている。
次はまたチアキちゃんの番で、さっきよりちょっと多く麺をとってくれた。
恥ずかしくて、こそばゆくて、必要以上に体があったまるような気がした。

「……二人とも、遅いな」
「そうだね」
九時をまわっても、まだカナたちは帰ってこなかった。
携帯のバッテリーがなくなりそうなところに、運よく懐中電灯が見つかった。
こたつの上に乗せると、なんとかお互いの顔くらいは見える。
それにしても長い停電だ。ニュースによればそろそろ復旧するらしいけど、
カナもハルカさんも心配だし、はやくしてほしいと思う。
「チアキちゃん、怖くない?」
「大丈夫。藤岡がいてくれるからな」
本当は、やっぱり怖いに違いない。チアキちゃんの声は心細げで、オレにできそうなのは、
後ろからぎゅっと抱きしめてあげることだけだった。
びくっと体を震わせて、オレの顔に視線を投げかけた。
まずい。今度こそ怒ったかもしれない。あわてて謝ろうとすると、
「藤岡は、誰にでもこういうことするのか?」
「え?」
チアキちゃんが、小さい声で言う。
「こう、後ろから抱きしめたりとか。私じゃなくて、トウマでも同じことするか?」

317 :
ヘンなことを聞くなあ。頭にハテナが浮かんだけれど、思ったまま答える。
「んー。たぶん、しないかなあ」
「そうか。……じゃあ、私は特別ってことか?」
「特別……そうだね、チアキちゃんは特別だよ」
「……」
チアキちゃんの口が、『へ』の字に曲がった。
機嫌が悪くなるとするクセで、それを見るとオレはいつも焦ってしまう。
「ご、ごめん。オレ何かしちゃった?」
「……特別なのにドキドキしないんだな」
一瞬、言っている意味がよくわからなかった。
「藤岡の心臓、さっきからちっとも、ドキドキしないんだよ。こんなにくっついて、
 『あーん』までして……恋人みたいなことしてるのに」
やっとわかった。
チアキちゃんは、ちゃんと女の子らしい扱いをしてほしいって言っているのだ。
確かにこんなことハルカさんとかにはできそうもない。ドキドキしないのは失礼だと……
女の子として扱ってないからだと、そう言っているんだと思った。
「そ、そうだよね。ごめんね……でも、チアキちゃんは妹みたいなもんだし」
けれど、そういうとチアキちゃんはますます不機嫌な顔になってしまった。
そんな顔をされるとますます焦ってしまう。しまったと思う。
妹みたいだなんて、子ども扱いしてるのと同じじゃないか。
謝ろうと口を開くと、
「藤岡、カナのこと好きなんだろ」
唐突なチアキちゃんの言葉。空気が凍った。間違いなくそんな感じだ。
一瞬で世界が停止したような感覚、ついで頭がぐらぐらする。
落ち着こうとしてもそんなことはできるわけがなく、すぐに胸がドキドキしてしまった。
「ほら、やっぱり」
「なな……そんなこと……」
くるんと振り返ったチアキちゃんは、なんだか怒ったような声で、
「気づいてないと思ったのか?いっつもカナを目で追っかけてるし、ちょっとしたことでも
 話を振ろうとしてるし、バレバレだぞ。私でドキドキしないのは、カナしか目に入ってないからだろ」
バレバレだったのか。
いままでのオレの考えが筒抜けだったと思うと、恥ずかしいとかより気まずい。いややっぱり恥ずかしい。
チアキちゃんと目が合ってしまって、あきらめたような気になった。
「……うん。オレ、カナのことが好きだよ」
「……」
「チアキちゃんは、オレがカナを好きなの、いや?」
「イヤだな」
あっさり言った。
「別に、カナが幸せになるのがイヤだっていうんじゃないぞ。藤岡は、……その、いい男なんだから、
 もっとちゃんとした女の子と付き合ったほうがいい。知ってるか?カナのやつ、お客がいないと
 食っちゃ寝ばっかりで、ぜんぜん家事とかできないんだぞ」
「そ、そうなの?」
「ああ。やっぱり藤岡にはこう、おりこうさんで、影でしっかり支えてくれるような女の子がいいと思う」
チアキちゃんは、オレの心配をしてくれてるみたいだった。
確かにカナは家事は苦手そうだ。ぐうたらなところもあるし、ちょっと元気すぎるところもあるし、
すごくおかしな考えをすることもある。
それでも、
「うん……ありがとう。でも、オレやっぱりカナが好きだ」
「どうして」
チアキちゃんが振り向いた。
「あいつはバカだから、いつまで経ってもお前の気持ちに気づかないかもしれないぞ。
 お前、それでいいのか?ちゃんとお前のことをわかってくれる、ほかの子じゃダメなのか?」
ぱぱっと部屋の中に光が走った。
電灯に明かりが戻り、家電がブゥーンという音を鳴らし始めた。やっと復旧したみたいだ。
まぶしくて目をごしごしした。オレの顔を真正面から見つめているチアキちゃんの顔が、
さっきよりずっとはっきり見える。

318 :
見間違いだったのかもしれなかったけど、その顔には何か必なものが見えて、オレは悩んだ。
どう答えれば、チアキちゃんは納得してくれるだろうか……
適当に流してしまえばいいかとも思ったけど、こんなにまっすぐ、正面から見つめてくる目に、
オレは応えなきゃいけないと思った。いちばんいけないのは、ウソをつくことだ。
「うん。ダメ……だな。カナじゃないとダメなんだよ」
そのときのチアキちゃんの顔を言い表せる言葉は、オレにはわからなかった。
悔しかったり、悲しかったり、そういうときにする顔だったかもしれない。
「……あいつのどこがいいんだ?ダメなとこばっかりじゃないか」
「うん。……いいところも、ダメなところもいっぱいあるよ。でも、雰囲気っていうか、カナを
 作ってるもの全部っていうか……わからないな。わからないけど、好きなんだ。本当だよ」
チアキちゃんももちろん特別だけど、カナはまた違う特別だ。
うまく言葉にできないのは、きっとオレもバカだからなんだろうなと、そう思った。
でもそれがオレの本当の気持ちだ。何を言われても、これだけはゆずれない。
チアキちゃんは深く深くためいきをついた。両手で顔をくしゃくしゃにして、
ぽすんとオレに頭を預けた。
「あーあ。こんなに言ってもダメか。藤岡、苦労するぞ」
両足を投げ出して、呆れた声で言った。
「うん。覚悟してる」
「あきらめないからな」
「え?」
小さい声で、よく聞き取れなかった。
「なんでもないよ、バカ野郎」
ハテナ顔のオレにそう言って、楽しそうに笑うのだった。

「たっだいまー。いや寒い寒い」
十時を少しまわったころ、玄関を開けてカナの声がした。
出迎えるとカナもハルカさんも、つかれきった顔でへろへろだった。両手の袋には野菜とか
肉とかお菓子がぎゅうぎゅう詰めで、明らかに食べきれない量が入っている。
……いや、もしかしたらカナなら食べきるかもしれないけど。
「おかえり。大丈夫だった?」
「もー、サイアクだよサイサク!いっきなり停電とかないだろ!電車もバスも動いてないし、
 歩いて帰ってくるのすごく大変だったんだぞ!おなかすいたー!」
「静かにしなさい」
ぺちりと頭を叩かれて、カナは不満そうだ。
「ごめんね、藤岡くん。私たちは大丈夫。そっちはケガとかしなかった?」
「はい。あ、荷物持ちますよ」
「おーいチアキー!駅前のあの店のプリン買ってきたぞー!さっさとしないと私が」
「しっ!」
カナの声に、思わず口に指をあてた。
二人ともぽかんとして、
「……なんだよ」
戸を開けた。
リビングで、あったかい毛布にくるまって、チアキちゃんはすうすうと寝息を立てて眠っている。
「停電で、疲れちゃったみたい。あのままにしといてあげようよ」
「……しょうがないヤツ。ハルカ、鍋は今度だな」
「そうね。おにぎりとサンドイッチもあるから、それにしましょうか。藤岡くん、どれがいい?」

319 :

遅い夕食の前に、チアキちゃんを寝室に運ぶことにした。
起こさないようにそうっと抱き上げて、廊下をそろそろ歩く。
整った顔を見て、さっきのことを思い出す。
きっと将来は、オレだけじゃなくていろんな男がドキドキするような、すごい美人になると思う。
付き合う男はしあわせなヤツだなあと思って、ふと気づいた。
さっきチアキちゃんが言ってたことって、考えようによっては、いやそんなことはないと思うんだけど、
もしかしたら、オレのことを、
「んにゅ」
……そんなこと、あるわけないか。
いくらなんでも、チアキちゃんに失礼だ。
むにゃむにゃ寝言を言っている。どんな夢を見てるのかな。
「ふじおかぁ」
どうやらオレが出てきてるらしい。
楽しい夢だといいな。単純にそう思う。
毛布にくるまって、少しよだれをたらしながら、チアキちゃんはにひひと笑った。

320 :
ありがとうございました。新アニメ楽しみだな……!

321 :
くそっ
切ないじゃねえか
やっぱチアキは可愛いな

322 :
久々の藤秋乙!
チアキ可愛いなぁ
そしていじましい…
新アニメで前みたいにとはいかなくとも
このスレも賑わってくれるといいなぁ

323 :
http://up2.pandoravote.net/img/pan2ji00086207.jpg
どぎついエロが読みてー
カナも千秋もぐちゃぐちゃに犯すやつ

324 :
どうみてもキョン

325 :
みなみけのエロ画像って少ないよね

326 :
カナ!

327 :
カナのマンコの生えかけてるやつを剃って、小学生時代に戻してやって
その後わいのちんぽを生で挿入してやりたいの

328 :
あげ

329 :
コケー

330 :
4期をやればこのスレも活気がつくかな

331 :
冬木再登場、三姉妹総受

332 :
ほしゅ

333 :
はるか

334 :
貼りなさいよ

335 :
カナ
「大変だ! 試しにセックスというのをやったら生理が来ない!
 どうしよう春香…」
春香
「藤岡君! あなたなんてことしてくれたの? 見損なうわよ!」
藤岡
「ちょっ!ちょっと待ってください! 俺やってませんよ
 ていうか、み、南! 一体誰としたんだあ!!」
春香
「カナっ! 相手は誰?!」
カナ
「いやその… それはその… 誰だったんだろ、あいつ…」
千秋
「おろせ この大バカヤロー」

336 :
ワロタ

337 :
いいね

338 :
相手、保坂だったりして

339 :
案外カナは快感を知るとハマリやすそうな気がするな

340 :
藤岡、今日もウチ来ないか?
的な感じですね、わかります

341 :
そして中学生で妊娠

342 :
カナ、中二の冬休みに藤岡と勢いで初セックス
(姉の先輩が持ち込んだ変なジュースが原因と思われる)
その後、お猿のように隙を見ては、暇を見つけてはハメハメ
誰もいない教室で… 図書館で… 体育小屋で… 公園のベンチで…
公衆トイレでも…
誰もいない自宅の居間で… さらに風呂場で形跡を洗い流しつつまた…
春香は調理場、千秋がうたた寝してる間、こたつの中で下半身だけ露出させて…
計、牛乳パック数本分の藤岡精液を注入されたカナのお腹は当然の結果を迎える
時に中三の春、カナ妊娠
さすがの春香も鬼の面、藤岡&カナ平身低頭なれど、中絶には断固として抵抗
夏休み頃からカナのお腹が目立ち出したため、やむなく体調不良ということで休学
藤岡と初めていたしたのと同じ日に出産、カナ若干15才にして母親となる
藤岡はどこぞの職人に弟子入り、カナは育児しつつ揃って定時制高校へ
カナは髪を短く切り、相変わらず騒々しいが、エロい体つきとなり、
時として春香より大人っぽい表情を浮かべることがある

343 :
そして夫婦生活を千秋が偶然目撃しちゃうパターンだなわかるぜ

344 :
南家に一挙に覚書はり出しが増えた
居間には
「居間は皆でまったりくつろぐ場所也!男女の接触行為厳禁!」
厨房には
「台所は食事をする場所也!男女の接触行為行為厳禁!」
トイレと浴室には
「男女で一度に入室することを固く禁ずる!」
カナの自室には
「入籍!養育費自力確保!これらがクリアされないうちは二人目は厳禁だ!大バカヤロー!!」

345 :
「居間はだめ、厨房はダメ、トイレと風呂場もダメと来たか…
逆に言えばそれ以外ならやっていいということだ!
よし、ベランダに行くぞ!」
「いや、そこは普通に部屋でいいんじゃ…」

346 :
カナの自室では避妊必須条件で許可されてるべ
「あっ! こら… 母乳吸いながら突くのは! 反則だぞ! おうっ! んあっ!」
 あっ! あっ! ああああ!!」

347 :
「おいカナ! 赤ん坊が泣いてるぞ! 乳やらないでいいのか?」
「う〜ん… 眠くてダメ 千秋代わりにお願い…」
「バカヤロー! 私が乳なんて…」
「う〜ん… 春香が買ってきてくれたミルクがあるはずだ… むにゃむにゃ…」
「そうか しかしおまえは世話の焼ける母親だな」
数時間後
「千秋! 千秋、大変だ! 母乳が滲み出しまくって止まらん!」
「それは乳が有り余ってるくせに我が子にやらないおまえの所為…
 わあ! 何しやがる気だ!! いきなりそんなものさらけ出すなあ!!」
「千秋! すまんが子供の代わりに飲んでくれ このままでは破裂する!」
「ど、どこまでロクでもない母親なんだ、おまえは! や、やめろぉ! むぐ! むぐぐぅ!
 んぐうっ?! ふ…ぷ…」
ごくっ ごくっ ごくぅ……

348 :
「あ、あなた達、何してるの…」

349 :
そのうち子供の脳内ヒエラルキーが
千秋>越えられない壁>夏奈
になったりして。
実の母をバカ野郎と呼び、叔母を母さまと呼ぶ子供。

350 :
そして夏奈・千秋同様に藤岡に性的に迫る娘

351 :
娘と買い物中の藤岡が学校帰りの千秋一行と鉢合わせ、
娘がうっかり千秋を母様と呼んで内田が勘違いしちゃう展開だな

352 :
産まれたのが息子のパターン
「彼にそっくりだけどカナの面影もある 将来イケメンになるわね」
「その通りだ春香 そして何といっても、こいつが中学になる頃私はいまだ二十代!
 三十代四十代のひしめく中、目立ちまくること必至! 今から楽しみだぜ」
「何、うかれてんだバカヤロー 小学生でおばさんにされた私の身にもなれ
 この子が中学入学時点で私は二十五か
 この期に及んでまだおばさん呼ばわりされるのはキツい歳だな」
「千秋よ 叔母特権を駆使してこの子の初体験相手を勝手に務めるのはよせよ」
「おまえといっしょにするな!この大バカヤロー!!」

353 :
>>350
おいちょっとまて
さり気に千秋が混ざってるのはどういう事だバカヤロー

354 :
千秋は五年後、高校で新任として赴任してきた保坂と劇的な出遭いだろう
もちろんその頃の千秋はあの悪魔千秋と同じスタイルになってる

355 :
グラマラスな千秋はクラスで注目の的だろうね

356 :
しかしそんな千秋はいまだに藤岡に座るというクセは直ってなかったりする

357 :
千秋が高校生になる頃には、もう夏奈は家を出て藤岡と事実婚状態になってる
つうか、藤岡に見てるのは父親の幻影だから中学になれば座らなくなるんじゃね
しょせん小学生以下ならではの行動だよ

358 :
ってかその前に藤岡とカナが結ばれる光景が想像できない。
カナに女心ってもんがあるのかねぇ。
だからカナが追いかける感じのss希望。カナでキュンキュンしてみたい!!

359 :
乙女心じゃなくて、自然とくっ付いてるタイプだと思う

360 :
家でごろごろしながら
「んー…なぁ藤岡、そろそろ私達けっこんするか?」
と何気なしにポロっと言う感じか

361 :
すぐ上で出来ちゃった婚パターンがあるだろ
なんで夏奈に乙女チックやらせなければならんのだよ
みなみけはラブコメや少女漫画じゃないぞ

362 :
なんでここにいんの?本編だけ見てれば?

363 :
ここはエロパロスレだ 凌辱、寝取られ、とにかくごっつエロいのが見たいからいるだけだが?

364 :
まぁ落ち着こうぜ
内田との面接時の美少女を見るにカナもその気になれば乙女チックは出来ると思うんだ
ただ本人にやる気が無いだけで

365 :
原作ではありえないエロを妄想して書いても良し。
原作ではありえないキャラのイチャイチャを妄想して書いても良し。
基本フリーダムでしょ。何でカナが乙女ちっくなSSだけ否定されんだよ

366 :
藤岡が来る度に座位でご奉仕千秋

367 :
椅子にさせてるあたり奉仕してるのは藤岡っぽいな

368 :
夏奈は誰とでもセクスる女だ
好奇心の赴くまま見知らぬ男性相手に処女喪失したあとは
藤岡とも寝る、マコトとも寝る、冬馬の兄貴達とも寝る、タケルおじさんとも寝る
奔放なかわいいやつだ

369 :
セックス中の夏奈と藤岡
「うっ ううぅ なんで… なんで南… おまえは…初めてじゃないんだ…」
ずっちゅ ずっちゅ
「ん… ん… 気にするな… 小さい…ことだ…
ずっちゅ ずっちゅ
「ち… どうせ… 小さいさ… うっ ううっ…」
ずっちゅ ずっちゅ
「く… く… 確かに… 小さい… おまえは…あの時の奴にくらべて……」
「言うな! それ以上言うなああ!!」
ずぢゅっ!ずぢゅっ!ずぷっ!ずぷっ!ずぢゅっ!ずぢゅっ!
「んぁ! く!…は! い!いきおいは… お!おまえの…勝ちだ!
 はっ! あっ! すご!… こ!こうやって… お!おたがい、け!経験値を
 じょっ!上昇… さ!せてゆこおぉ!
「うぅ!! み!みなみぃ!……」
ずずっ!…ん!! どくっ どぴゅっ びゅるるぅ
「か… はぁ… ふじおか…だしてるのか? だしちまってるんだな
 い、言っとくぞ… ナマ膣内射精は… ルール違反だ…」

370 :
セックス中の夏奈とマコト
「うわっ! うわわ… きもちいい! ちんちん気持ちいいぞカナぁ!」
ぬっ!ぷ ぬっ!ぷ
「ふっ… そうだ、きもちいいだろ? セックスというんだぞマコト」
ぬっ!ぷ ぬっ!ぷ
「うっ! うっ! ふ、不思議だなあ! なんで…小便するとこ同士が、はまっちゃうんだあ!
 う、内田や吉野や冬馬や千秋も! これ出きるんかなあ?!」
ぬっ!ぷ ぬっ!ぷ
「ち、千秋はやめとけ は、春香と私にこ、される
 と、冬馬もやめといた…ほうがいい あ、あいつの兄貴にこ、される
 ほ、ほかのやつらは… す、好きにしろ」
ぬっ!ぷ ぬっ!ぷ
「そ!そうかあ! でも、カナでいいやあ! 内田たちより、おっぱいあるからあ!」
ぬっ!ぷ ぬっ!ぷ
「ふっ… ふふん、そうかおまえも… おっ、おっぱい星人のく、くちか
 そ、そうだな は、春香が好み… だ、だものな」
「んおー!! は、はるかさあああん!!」
ぬぶっ!ぬぶっ!ぬぶっ!ぬぶぅう!! どびゅっ! ぴゅぷぷぅ
「ご!五秒で発奮から射精まで済ませやがったなあ!
 ちっ、所詮小学生… 外に出す制御技を教える暇すらなかったか 不覚」

371 :
マコちゃんになってプレイしたほうがいいよ

372 :
「だけど俺には父親譲りの溢れ出るダンディズムがあるから!」

373 :
http://fsm.vip2ch.com/-/sukima/sukima038021.jpg
この絵、見かける度に高校生になった千秋と吉野が思い浮かぶ

374 :
冬馬じゃないのか・・・?

375 :
においを嗅ぎたくなる絵だな

376 :
俺の頭の中では、高校生冬馬は脱がしたらこんなもんじゃない
階段降りるのに足元が見えないくらいの代物になってる

377 :
見るからに巨乳になったら
男だと思って色々やってた藤岡の罪悪感がパないな

378 :
>>373
このスレでこの画像を見るとは
3年位前はここで書いたこともあったな懐かしい

379 :
受験を控えた夏の勉強合宿での千秋と吉野とマコトの一時
内田は涼しいホテルで割のいいバイト

380 :
他人の…異性の固くいきりたった体温が私の体を下からぶちぶち、内側へえぐり入ってくる。
「あ… んぁ…」
声を出すなというほうが無理な瞬間。
お尻がめくりあがる。体の奥までのめり込まれ、先端が子宮の線を越え、
侵入ヤロー自身の根元まで収まるまで進行は続き、内臓が突き上げられて圧迫される。
自身の粘膜が別の生き物のように、侵入してきた他人の粘膜と噛み合う。
独特の触感が脳細胞まで伝わって自然と肩や腰が震えてしまう。
全部収まり切ると、少し休憩。
交合の達成とこの状態を実感してゆく時間。
荒くなった息を吐く私の伸びきった舌と奴の伸ばした舌が接触、
先ほど散々行ったにも関わらず、また性懲りもない唾液の交換。
さらにこいつときたら、やはり性懲りもなく、私の早まった心拍の鼓動で戦慄く両胸に
掌を埋め、揉み上げた。
貼り付いた唇が離れると同時に、我が体内を貫いた栓が杭打ち器と変じる。
髪が… 肌全体が… 波打ち出す。
汗が吹き出し、ずんずん波動が大きくなる。
自分の髪に自分の顔をぴたぴた鞭打ちされ、 
前より大きくなった胸がぼむぼむ… 千切れそうでちょっと痛い。
声が… 絶え間なく絞り出される声が、
体の中のある点を通過される度、より甲高くなる。
隣で吉野がぐったり、脚を広げたまま虚ろな視線でいまだに肩で息が弾んでいる。
股間から溢れる、行為の残滓ががとろとろ尻の割れ目を伝い、
畳に泡立った模様を染み付けている。
数分か、十数分後の私の姿がそこにある
私は両脚を肩まで持ち上げられた姿勢で固められ、
真上から容赦の無い打刻を受ける。
あっ! あっ! あひっ!! あっ! あっ! あふっ!! あっ! あっ! くひぁ!!……
…ごめん、春香…ねえさま 夏奈…
あんなに怒られて、反省したはずなのに…私は…
また、してしまいやがってます……

381 :
なんか知らんがしばらく来ない内にすごいのが来てたのね

382 :
四期楽しみだなあ
このスレにも活気が戻ると嬉しい。

383 :
誰か書いてー

384 :
「どうした保坂? ぼうとしちゃってさ」
「なんだ、速水か どうも最近思うのだがな…
 南春香に一度も俺の心の篭もった料理を食べさせたことがないということに
 気づいてな これは一体どういうことなのかという」
速水はこれはかなり重傷だと感じた。
こいつはかなり危険な行動に出る前触れであり、決して放置できない状況。
速水は保坂の顔を覗き込む
「あのさ、久しぶりに私の家に来るか? それとも私がおまえの家に行こうか」
保坂はどちらも却下という顔をした。腰に手をやりやれやれという顔をする速水。
「それじゃお昼休みだ、いいな保坂」
速水は一方的にそう告げると自分の席に戻って行った。
昼休み、バレー部の部室。カチンと内側から鍵がかけられる。
「よし、それじゃまず腹ごしらえだ で、今日のメニューはなんだ?保坂」
「速水、俺はおまえの為に作ってきているわけではないぞ
 大体、なんだおまえは 最近全然自分で昼食を用意しておらんではないか」
「まあまあ、堅いことは言いっこなし それじゃいただきまーす」
二人して同じ弁当をパクつく。
「ふう美味かった…
 相変わらず玄人はだしだねえ、おまえ本当に将来いい主夫になれるぞ」
「おまえに言われても嬉しくない 何時になったら、我が手塩にかけた料理を
 南春香の口に入れられるのであろう…」
「さて、それじゃ保坂」
愚痴を遮るように速水が、すっ…と保坂の脇に身を寄せる。
「速水、気持ちは有難いがな…」
「ここまでのこのこついてきたくせに、今更何をかっこつけてんの
 あんたはね、溜めすぎると暴走する癖があるの
 例えば力づくで春香ちゃんを…とかね」
「ふざけるな! 俺はそんな男ではない!」
「自分で自分を制し切れてると思ってるところが甘いね
 この二年間の私らの関係こそが全てを物語っているのよ」
「勘違いするんじゃない速水 俺はおまえのお節介に付き合ってるにすぎん」
その時、速水の指が保坂の口を摘みあげた。
「どの口がそれを言うのかな?保坂 あんたはいつもそう
 私に向けられる視線のパターン、無言のメッセージ、全部お見通しよ
 さあ素直になりなさい」
そう言って摘んだ指を緩め、保坂の口を解放した。
「…速水、俺はどうしたらいい」
「簡単なことよ 心を白紙にして空気を読むだけ
 さあこの場、この状況ですべきことは何?」

385 :
軽く、ちゅっちゅっと湿った音を鳴らす保坂と速水の唇。
ロッカーの立ち並ぶ二人だけの狭い空間、もはや言葉は発しない。
数回軽い接吻が続いたあと、二人の顔がそれぞれ別方向に傾いて重なる。
深く唇を咥え合う保坂と速水、ねちねち舌と舌が絡んで唾液を雑ぜ合う音が流れる。
ふっ…と息継ぎ、互いの息が顔に吹きかかる、そしてすぐにまた吸い付く。
口内粘膜を強烈に吸引しながら保坂は速水を、速水は保坂を脱衣させてゆく。
二人はパンツだけの姿となってようやく唇が光る糸を引いた。
「ふぅふぅ… 速水よ また、胸が大きくなっていないか?」
「はぁはぁ… うん、まあね…
 春香ちゃんと頭の中で比較してるな?保坂 彼女はまだ私よりワンサイズ下だよ」
「そうか」
保坂が当然のことのように速水の巨乳に手を伸ばした。
「ん… こら、あんまり玩具にするなって…」
保坂は真剣な表情で速水の胸の膨らみを鷲掴みにして粘土のように様々な造型にして楽しむ
「あまりにも大きすぎて、我が手ですら一度に揉みきれない
 今度は下から掴んで揉み上げてみよう」
保坂は速水の下乳に手を突っ込むと、思い切り上へめくるようにもちあげた。
その結果、彼女の乳首が彼女の顎の線にまで達してしまった。
「見ろ速水、お前の先端部分がお前自身の口に入りそうだ」
「ばか!やめろったら」
「速水、ぜひ見てみたい 自分で自分の先端を舐める様を」
速水はしょうがないなとばかりちろりと自身の乳首に舌を伸ばした。
…う、何やってんだ私… これが自分自身の乳首の味…
自分で自分の乳首を吸う速水の肩がぴくりと震える。
すると保坂の舌も伸びてきて、彼女の乳首を反対側から撫ぜた。
アベックが一つのソフトクリームを同時に舐めるような様が展開し始めた。
速水の胸先を挟んだ二人の顔、二本の舌が両側からぺろりぺろり、舐め漁る。
「ん… んぅ…」
感じやすい乳の先を自分と保坂の舌で舐め擽られ、速水の顔が赤みを帯びてくる。
やがて、保坂の舌が速水の舌に触れて動きを押しとどめる
ここから先は、俺一人でしゃぶらせてもらうと彼の態度が告げていた。
むぐ… じゅぷぅ… 速水は目の前で、保坂の口が彼女の乳房の赤らんだ部分を
丸ごと口に含んで舐めしゃぶる。
目前の卑猥な光景に速水の細い目尻に汗が滲む。
「ほ… 保坂… い、いつまでも胸イジりばかりじゃ… じ、時間がないよ」
保坂の口は乳首から離れ、舌先が長い下乳の稜線に唾液の筋をトレースしながら
柔軟な女の腹筋を撫ぜ、綺麗なヘソをくすぐった。
速水の長い脚から最後の一枚が抜き取られてゆく
一糸纏わぬ姿となった彼女が部室のベンチに横たえられた。
同様の姿となった保坂が白い肌に取り付く。
…私も十八か… 高一の頃から二年間、この体の成長はこいつと共にあったんだな…
 ずっとこいつに見られてきた 私もこいつを見てきた……
長いふとももからツンと上向いた豊かな尻を指と舌でねちっこく愛撫されながら
その同級生の男の頭を細い目が何やら感慨深げに見やり、そっと手を伸ばして髪を撫ぜた。
「うっ!…」 その保坂の口がいよいよ股間に辿り着いて、速水の口から鋭い小声が漏れる。
彼一人しか知らない女の口にいつもの舌が潜り込んで来て粘膜を突かれる。
「んんんぅ……」眉間に皺がより、結んだ口の脇から嗚咽が漏れ出す。
刺激を受けて、自分の奥からこんこんと湧き出るのが自覚出来る。
そして、股間からじゅるじゅる啜り上げる音が鳴り始める。
速水は脚をもぞもぞさせるが、捕まえてる保坂の腕力はびくともしない。
彼女は彼に気の済むまで体奥から沁み出るジュースを賞味されるのみであった。

386 :
保坂がのっそりとのしかかってくる。その顔に速水の陰毛が二本、貼り付いていた。
今までざらついた感触に這いずられた所に今度は硬くて熱い感触がピタリと押し当てられる。
この瞬間はどうしても体が強張る。
大きく広げられた速水の脚が、胸が、肩が、尻がぴくりと一瞬波打つ。
保坂の先端が彼女の入り口をこじ開けた証拠。
彼の形を感じる、一番太いカリの部分が通るまではゆっくり
亀頭全体が入った後は、一気に攻めるように奥まで、根元まで潜り込んで来る。
「は… はやみ…」「ほ… ほさかぁ…」
二人は繋がり、十八歳同士の男女の陰毛がぬちっと縺れ合っていた
早くも汗ばんだ肌が一様に脱力し、保坂は速水の上にどっと身を預ける。
速水はその大きな体を下から抱きとめ、広い背中に腕を回すのだった。
特別な好意も感情もない、だけどセックスをする。
二人のこんな関係を知る者はおそらく誰もいない。
「ほ…さか… じかん…ないから… おひる…やすみ… おわっちゃう…から
 はや…く……」
速水の中で保坂が動き出した。
…始めて二人がセックスしたのは高校一年の時。
部活の合宿初日、速水は足を怪我して、一人ぼんやり部屋で留守番してる時
男子バレー部と女子バレー部の合宿場所を間違った保坂がのこのこやってきた。
退屈だった速水は当時の部長が持ってきた変なジュースを保坂と飲み明かす
気がつくと二人揃って全裸で汗だく、速水にとって、ファーストキスも初体験も
既済となっていた…
部室のベンチがミシミシ、二人の近くのロッカーもカタカタと、
重なって蠢く生物の動きに合わせて震動する。
ずー…はぁー… ずー…はぁー…… 二人の呼気が狭い空間を染める。
絡み合う長い脚、その付け根で篭もった水音と共にしきりに漏れる白い露。
みっちりと貼り付いた保坂の胸板と速水の乳房が互いの汗を塗りつけ合う。
身体能力の高い二人のセックスは次第に激し、獣じみてゆく、
ことに速水から雌のフェロモン臭が匂い立ってゆく。
…すごい… きもちいぃ… これいじょうは… 声がでてしまぅ…
速水は唇を尖らせ、接吻をねだる。すぐさま保坂の唇も尖って、それに応えた。

387 :
二人の自宅や自室など、周囲を気にすることのない環境下でなら
思う存分大声を張り上げるところだが、ここではそうはいかない。
へばりつくタコのような口、しかし舌は絡ませない。
代わりに速水の嬌声が保坂の口の中にセミの声のように沁み渡る。
…あぁ…ん あぁ…ん あは…ん あふぁ…ん あ!…ぁぁ……
保坂の腕の中で軽く二回、絶頂を垣間見てふるふると小刻みに戦慄く速水の肌。
いよいよ、濃厚な♀の芳香と体熱を発して粘りつく速水の体内粘膜、
彼女との行為の中でますます硬く大きく、そそり立った保坂の熱芯が
その甘美な誘いに乗るように彼女の半分開花した奥底へ抉り込む。
「ほさか ほさ…かあ! もっと、奥のほう…突いて!
 もっと、わ!わたしに速く!強く!行き来… 摩擦して!
 もっと! もっと、きつく… 力一杯!抱いてぇ…」
乱れまくる速水、保坂に抜き挿される数が増すにつけ、
速水の精神は性的な高みへと押し上がる。
…あっ!ふぁああぁぁ!!……… 速水は女の極みを遂にさらけだす。
背中から腰、つま先まで撓り、保坂の腰を潮塗れにする。
肛門がきゅっと締まり、発情しきった♀器官がぎゅぅと搾り上げる動きをみせ、
入り込んで発奮する♂器官に己れのヒダ模様を捺し刻むが如く粘膜同士が
びっちりと食い合った
「ぐ!うぅ! は、はや…みぃ……」
保坂の腰から内股がぎくぎくと戦慄き、睾丸の奥から遡る脈打ちが
最も深く繋がった状態の速水の中へあっという間に伝わっていった。
保坂の腰の奥から、速水の腰の奥へ生殖の快感が流れ込む。
保坂の腕はしっかりと速水を抱きすくめていた
速水の脚はしっかりと保坂の腰に巻きつき、しがみ付いていた
二人の密着した肌が一様に戦慄いていた
保坂は腰をぐりぐり押し付けて速水の体内で射精感を執拗に味わう
速水もまた尻をきゅんきゅん引き締め、彼の放出を子宮一杯受け止めた。

388 :
結合が解かれ、速水の上から崩れ落ちた保坂が床の上で大の字になっている。
「…冷たくて気持ちいいぞ 速水、おまえも寝転がったらどうだ」
「…やばい ベンチに思いっきり滴らしちゃったよ
 くんくん… うへえ、私とあんたの液の匂いが全開漂ってる」
まったりとおっぴろげたままの脚の付け根からじぃんと伝わる残留感、逆流感を愉しんでいて
うっかり大量にベンチにシミを作ってしまい焦る速水
「保坂、おまえ出しすぎだよ 何時まで経っても溢れてくるじゃん どうしようこのベンチ」
「他所の部のベンチとこっそり交換しておくか 匂いなどいつまでも残るものではない
 昼休みももう終わる、そろそろ行かんと」
立ち上がろうとする保坂の上にベンチから速水がこぼれ落ちてきた。
保坂の目の前に速水の尻が度アップになった。
さらに、不意に速水の手が伸びてきて、二本の指が自身の陰唇を広げて見せる
今しがた熱烈に絡み合っていた粘膜穴の奥、子宮口付近に留まっていた、
二人の混合汁の塊がどろりと保坂の顔に滴れ落ちた。
高一のあの日以来、今まで、”発散”、”気分解消”、”暇つぶし”、などなど
色々な理由つけて、校内で、それぞれの自宅で、公園の隅や、トイレや、橋の下で
こいつと何度も”不純交遊”を重ねてきた。
行為ではっきり快感を認知するまで頑張ろう、そう思っていたら
いざ快感を覚えると、余計やめられなくなっていた。
…あんたにだけ… あんたとだけ、許可してきた遊戯なんだぞ…
速水は保坂の眼にセックス跡生々しい自身の性器を見せつける。
「次の授業さぼっちゃおう 保坂、おまえはまだ完全に発散しきれていない
 残さず抜いてしまわないとね」
「…無茶を言うな速水 俺はもう真っ白だ…」
「だめだめ そんなだから自分が見えていないというの
 今しがた私の中に放出した濃度と量でわかる、あんたはまだまだ放散が充分でない」
速水はそういうとやはり二人の混合汁ででろでろになって萎れてる保坂の器官を手で摘み上げ、
舌を伸ばして先端をぺろりと一舐め、そして口の中にもぐもぐと含んでいった。
(おわり)

389 :
gj

390 :
気持ちわるい…

391 :
な、なんて破廉恥な……でも、なんか凄い。もしかしたら、春香姉さまも好きな人がいてこんなことを……(#・・#)ポッ

392 :
保守
「トウマアノ日」の続きはもう無いのか・・・
>「そうよ。トウマが今なっているのは生理っていう現象なのよ」
>「せいり?」
この続きがいまだに気になる

393 :
>>384-388


394 :
>>392 まさかオレが中途半端に投下した「トウマアノ日」が気になっている人がいたとは!
あの続きの展開が思いつかなくてね〜気が向いたら書くかも

395 :
保坂×アツコ
誰かよろ

396 :
セックスマシーン保坂

397 :
>>394
おお!お疲れの出ないようによろしくおねがいしまっす!
保管庫の更新が止まっちゃってなんだかなぁ

398 :
千秋のエロいのをお願いしたい

399 :
だれかミユキちゃんで書いて

400 :
過疎ってるなww

401 :
藤岡「南!…結婚しよう」
夏奈「血痕?!私に何かする気か?!」

402 :
>>401ww

403 :
藤岡「南!俺と付き合ってくれ!!」
夏奈「突き合う!?決闘の申し入れか!?」

404 :
藤岡「オレと一緒の墓に入ってください!」
夏奈「し、心中する気かきさまー!」

405 :
藤岡「オレ、夏奈の作った味噌汁を飲みたい!」
夏奈「そんなんでいいのか?」
千秋「やめておけ。おなかを壊すのがオチだ。しょうがないな。
藤岡が味噌汁を飲みたいって言うのならわたしが作ってやるよ」

406 :
風俗もデフレ
○1000円〜
「新宿 アイアイ 」
○1500円〜
「西川口 マーガレット 」
○2000円〜
「新宿・錦糸町 あんぷり亭 」
「新宿 ダブルエロチカ 」

407 :
またアニメが始まるようだな
なんかエロネタの燃料が拾えるかな

408 :
最近は保坂や藤岡との絡みもそれほど無いからどうかな
百合は個人的に食指が動かんし

409 :
また冬木みたいな奴が出てくれば恰好のネタになる
NTRさせまくってやるぜ

410 :
藤岡は南家の隣室から聞き覚えのある声が漏れているのに気づいて
思わず覗き見する。
玄関に脱ぎ捨てられた見覚えのある靴、そしてその先の廊下で繰り広げられる光景、
脱ぎ捨てられ散乱する女子中学生の制服と小学生男児の服とランドセル、
そして素っ裸のそれぞれの服の中身が折り重なって蠢く。
廊下で仰向けになっている全裸娘、その上に全裸野郎ガキが乗っている。
抱きしめ合い、互いの腰を密着させて、廊下をミシミシ軋ませていた。
何が為されているのか、一目瞭然であった。
体の上に乗っかられ、この部屋に住む今年越してきた小学生男児の
へこへこ動かす腰を受け止めている者は紛れもない夏奈であった。
…み、みなみが… は、は、はだかのみなみが! みなみが、はだかで…
セックスしているぅ!! ……あ、あんな… あんなガキと……
ほんの数メートル先でハメ合わさってしまっている女子中学生と小学男児の
未熟な性器から目が離せない。
パンパンに充血した毛一本も生えてないガキのチンコが
愛する彼女の、ナマで拝むのすら初めての、薄い毛をたたえたオマンコを
割り広げて、ずっぷん、ずっぷん、抜き挿す。
肌を打ち合う音と異様に荒い鼻息が覗き見君の耳を染める。
嵌め繰り合う動きに合わせて揺れる、これまた藤岡が夢にまで見ていた
夏奈の胸の膨らみ。
小学ガキが顔をへばりつかせて口一杯に頬張る。
「カナはおっぱいチュウチュウしよると、奥がきゅんと締まりますば〜い」
「うぉ! このやろー! いいぞ、もっとやれぇ! うあっ! く!はぁ…」
藤岡がかつて聞いたことのない種類の夏奈の声。
夏奈は脱力して顔は真っ赤、完全に年下のガキ相手に身を任せ
覚えたての好奇心と性欲を貪り立てていた。
汗や汁に塗れて動物的に蠢く初々しい二つの肉体の余りの卑猥な光景に
涙を浮かべながらも思わずオナニーしてしまう藤岡。
「はぁ! はぁ! カ!カナ そろ…! そろ、出そう! ですばい」
「あっ! あぁ?! いぃ! いぃぞ、何でも! ゆ…許す! いけ! いっ!けぇ…」
夏奈のおっ開いた脚の付け根を彼女より二回りも小さいガキンチョの腰が
壊れて暴走したおもちゃのような動きで、いよいよ激しく杭打つ。
ばちゅっ!ばちゅん!ばちゅん!ばちゅぅ!……
…あっ! あっ! あっ! あわっ! あっ! あっ! あっ! あはっ!……
豪快に唾を飛ばしながら、奮闘する年下ガキの小さな体を下から抱きとめる夏奈、
いつも藤岡を蹴飛ばす脚は、彼女を貫き苛むガキの下半身に巻きついて
至高の瞬間に備える。
やがて、二人はめり込むほど密着し、揃ってぶるぶる戦慄いた。
ガキンチョが夏奈の子宮にぐりぐりとねちっこく射精を続ける間、
藤岡の精液はマンションの壁をどろどろに汚していた。

411 :
>>410


412 :
そういえば、第4期開始までもう一ヶ月切ったな

413 :
保坂「南春k完璧という訳だ…」

414 :
pv見た
なんか、おさげ髪の新キャラがいるじゃないか

415 :
>>13
>内田がお金に釣られておっさん達とHしまくったり
内田はビッチっぽいけど、なんでビッチだと感じるんだろ

416 :
「私の家で課題やらない?」
明日から冬休み、楽しい長期休暇のはず・・・なのだが生徒たちがだらけるのを阻止するために教師たちはかなりの量の課題をだした。
勉強がもともとそれほど得意でないミユキはそれをどう消化しようかと悩んでいたところへケイコが声をかけてきた。
「ケイコちゃん、ありがとう!」
「私も一人でやるより二人でやった方がはかどるかなって思って」
「それなら他にもだれか誘おうよ。たとえば夏奈ちゃんとか」
「夏奈は、今日、妹の友達と遊ぶんだって。残念だけど」
「それと今日、私の家、親が二人ともいないし良かったら泊まらない?」
いいの?ケイコちゃんサンキュー、と天真爛漫な笑顔を浮かべながら言いミユキは自分の教室へと戻っていった。優しいな、ケイコちゃん。
その後ろ姿をみるケイコの口元に一瞬、緩んだがすぐにそれは消え去り、いつもの知的な表情に戻った。

417 :
「あれ、もうこんな時間?」ミユキが6時を指している腕時計をみて驚いたような声を上げた。それと同時に腹の虫が鳴き、ミユキは顔を赤らめた。
3時頃にケイコの家へきてから彼女の自室ずっと勉強を続けてきた。(といってももっぱら、ミユキがケイコに勉強を教えることが中心だった。)
外はすっかり日がくれ寒風が吹きすさび、粉雪がちらちらと舞っていた。
「ミユキちゃん、ちょっとご飯用意してくるね。」ケイコがそう言い、部屋を出ていった。しばらくすると湯気を立てているシチューとご飯を二人分、もってきた。
「わ!おいしそう」
「ごめんね。レトルトで。」
「いいよいいよ。頂きます。」よほど空腹だったのかミユキはあっという間に食事を平らげてしまった。
「ミユキちゃん、よく食べるわね。」
「だってずっと勉強してたせいでお腹減ったんだもん。」
もうすっかり空腹は収まった。外は寒いが部屋の中は電気ストーブのおかげで暖かい。少し眠くなってきた。
「そういえば、ケイコちゃん、この間藤岡くんがね、○○デパートにいてね、何しているのってきいたら赤い顔して逃げ出し・・・」(あれ、すっごく眠くなって)
そう思った、瞬間、ミユキはどさりと仰向けに倒れた。ケイコが近づくとすっかり寝息を立てていた。
ケイコはミユキに顔を近づけるとニヤリ、軽い笑みを浮かべ自分の机の方へ行き、引き出しを開けた。中には、プラスティック製の手錠が二つ入っていた。

418 :
床で大の字になって寝ているミユキの腕をまず、後ろ手にして手錠で拘束した。それからさらに足にも手錠をかける。
スースーと寝息をたてているミユキの顔に思い切り自分の顔を近づけた。その安らかな寝顔をみてケイコは一瞬、ひるんだような表情を浮かべた。
しかしすぐにその表情を打ち消し彼女の唇へ口づけをした。舌を口の中へ滑り込ませからませた。互いの生温かい唾液が口腔内で混ざり合う。
さらに右手をミユキの服の滑りこませる。しばし迷った後、ブラジャーによって覆われたかすかな膨らみを探り当てた。ブラジャーの下に手を差し込み、その膨らみを懸命に揉み出した。
しばらく、口づけを楽しんでからケイコは口をミユキから離した。そして左手でズボンを自らのズボンと下着をおろした。陰毛に覆われた恥部があらわになる。すっかりしめっていた。
そこにある小さな陰核を己の左手でこねくり回し右手で相変わらずミユキの乳房を弄んだ。そして今度はミユキの頬へゆっくりと舌を這わせた。何度も顔をなぞるように。
ケイコの顔からはもはやいつもの知的な表情はすっかり消え去っていた。
貪るがごとくミユキの顔をなめ回し、唾液まみれにしている彼女は冬だというのに汗を額から垂らし必な表情を浮かべている。そして彼女の目からは涙がしたたり落ちていた。

419 :
(ごめんね、ミユキちゃん。睡眠薬シチューに混ぜて眠らせて、手足縛ってこんな酷いことして。ごめん、ごめん、本当にごめん。許して。どうしても抑えきれなかったの。)
(女の人が好きって気がついたのは、幼稚園の頃。ある優しい保母さんを好きになったの。そして「大人になったら結婚したい」ってその人に向かっていったの。)
(最初は冗談だと思ったみたい。ただ、私が同じことを何度も言っているうちにどうも本気だって気がついたみたい。)
(それから、表面上は優しく接していたけど私を見る目は冷たかった。おかしな子って他の保母さんと話しているのも聞いた。幼心ながら、女の人を好きになるのはいけないことなんだなって思うようになったの。)
(それから今までそのことをずっと隠してきた。気をそらすために勉強にのめり込んだ。
でもミユキちゃん、あなたにあった時から今まで抑えてきたものが吹き出しそうになった。
あなたが愛おしくてたまらなかった。だから、勉強も教えてあげたし一緒に遊んだりもした。そして今日、こんなことをしているのもミユキちゃんが愛おしいから)

420 :
絶頂を迎えいじくり回している性器から白い液体が飛び、床を汚した。ケイコは顔をなめ回すことも胸を揉みしだくこともやめた。
何やっているんだろう、わたし。そうケイコは呟いた。
ミユキは相変わらず無邪気そうな寝顔を浮かべていた。
家の外ではさっきまでちらつく程度だった雪がいつの間にか家や木を覆うほどに降っていた。微かに風が吹く。どこかで車の音が時々聞こえる以外、あたりはすっかり静まりかえっていた。
天からはひたすら冷たい雪が降り続けていた。

421 :
ケイコxミユキってかなり珍しい組み合わせだな

422 :
二人とも個人的にけっこう好きなんですけどあまりネタにされないので思いきって自分で書いてみました     
ケイコのキャラ改変しまくりですけどそこは気にないでください(汗)

423 :
あけましておめでとう!
そしていよいよ第4期開始まで1週間きったな
これを機会にもっとエロパロ作者が増えて欲しいな

424 :2013/01/01
四期楽しみばい
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