2013年01月エロパロ262: ニコニコMUGENでエロパロ12 (825) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

【仮面】素顔・正体を隠している美少女【変身】 (460)
【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ24 (123)
あそびにいくヨ!でエロパロ (142)
女にだいしゅきホールドされて強制中出しさせられる (133)
岩井恭平 消閑の挑戦者・ムシウタエロパロ 07. (156)
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】8話目 (258)
ハケン【ドラマ】黄金の豚でエロパロ【とっくり】 (497)
【怪力】スーパーガールでエロパロ part5 (693)

ニコニコMUGENでエロパロ12


1 :2011/11/10 〜 最終レス :2013/01/05
ここはフリーの2D格闘ゲームのツール、『MUGEN』の
大会ネタ、ストーリー動画ネタ、タッグやチームの妄想ネタなどを用いたエロパロスレです。
・クロスオーバーが嫌い
・MUGEN?何ソレ?美味しいの?
・18さいみまんはすれをとじるんだな おまえにもかぞくがいるだろう・・・
・ただし荒らし、テメーは駄目だ!
この条件を満たす方は戻るをクリックするかウィンドウを閉じてください。
前スレ
ニコニコMUGENでエロパロ11
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1301568810/l50

2 :
このスレのお約束
・格ゲー総合の方には迷惑掛けない
・なるべく元ネタやカップリング等の注釈も書き込む
(陵辱、SM、スカ、ふたなり等の好き嫌いのあるプレイ描写がある場合も出来る限り注釈をお願いします)
・リョナ系キャラ(●やスライム)は申し訳ありませんがNGです。
(リョナ系キャラは格ゲー総合スレの管轄らしいですので)
・他スレに話題持ち込み禁止。うp主や絵師、動画にも迷惑掛けない。
ヲチや個人サイトの話、晒しも禁止です。動画のURLを貼るのもおやめ下さい
・MUGEN入りしていないキャラの話はスレ違いです。MUGEN入りしてからどうぞ
・キャラクターのクレクレ厨や荒らしはスルー、誘いうけは不要です
・○○のカプが好き、○○は○○だろ等の議論で盛り上がるのは歓迎ですが
熱くなり過ぎて喧嘩したり、自分の好みを他人に執拗なまでに押し付けるのは止めましょう。
・エロパロを含まない普通のMUGENの話はそれぞれ適当なスレが他にあるのでそちらでどうぞ
 801や非エロSSも下記のスレへ
・原則sage進行でお願いします。ageるとは感心しませんな
・次スレは基本的に>>980

3 :
過去スレ
ニコニコMUGENストーリー動画でエロパロ
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1235348540/
ニコニコMUGENストーリー動画でエロパロ2
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1245675598/
【博冷】ニコニコMUGENでエロパロ3【中間中国】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1250506301/
【異性×】ニコニコMUGENでエロパロ4【さっちん】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1253628378/
【黒髪】ニコニコMUGENでエロパロ5【銀髪】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1255527514/
【火影】ニコニコMUGENでエロパロ5【学生クローン】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1259065565/
【妹思い】ニコニコMUGENでエロパロ6【おしおき】(本当は7スレ目)
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1261197513/
ニコニコMUGENでエロパロ8
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267373663/l50
ニコニコMUGENでエロパロ9
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1276100655/
【MUGEN】ニコニコMUGENでエロパロ10【妄想】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1288876062/

関連スレ
保管庫
ttp://wiki.livedoor.jp/mugero_hokan/d/
ニコニコMUGEN男女カプ萌えスレ7(非エロ全般はこちらで)
ttp://kilauea.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1295530236/

避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/13351/
格ゲ派生もので801雑談(801全般はこちらで)
流れが速いのでぴんく難民板をスレタイで検索して下さい

4 :
スレたて乙!

5 :
スレ立ておつ
ゆとさと教育は俺のジャスティスハリケーン

6 :
スレを立てる>>1が相手なら覇王翔吼乙を使わざるを得ない

博冷・見張り・ハートtoはぁと・ビーム脳は俺達のアマルガム
アメコミペア(*´ω`*)流行れ

7 :
スレ立て乙!
黒髪・和銀・アルカナ番長・オト○は我らのバイブル

8 :
>>1はスレをたてるために 生を受け たて終えたとき乙される

9 :
>>1
神様家族、核融合、大炎上、中間中国こそが私のジャスティス!

10 :
>>1乙ー!
ドラファイ・見張り・中間中国・ゴジ空が俺のジャスティス!!

11 :
>>1乙ー
甘味処「六文銭」は俺のジャスティス

12 :
>>1乙!
今回の主役が俺のジャスティス

13 :
>>1
異性は苦手、月下の剣士は俺のジャスティス。

14 :
相変わらずバラバラである

15 :
大番長見てて思ったけど
無頼さん普通に良い人だよな・・・
香里でも翡翠ちゃんでも大切にしてくれそうな人だよな

16 :
>>14
人の数だけ愛があり、エロスもある。

17 :
まさにMUGEN大だぜ?

18 :
山田君、>>17に座布団全部あげなさい。

19 :
アオバさん「え?」

20 :
十平衛「ん?」

21 :
>>17
誰が上手い事言えと。

22 :
>>18
映姫「はい?」

23 :
ヤマザナドゥは呼んでない、座ってろ
映姫さまみたいなマジメなタイプのエロっていいよね……

24 :
カイ子とか真面目なだけに堕ちると凄いだろうなあ。
興奮というエネルギーをもたらすのは落差のギャップなのですよ、とQBや汁奴隷風に力説してみる。

25 :
カイ子は最近経産婦属性も追加されたからな
ネタの幅広すぎw

26 :
ボテ腹カイ子と妊婦プレイとな……

27 :
じゃあhybridが上海人形とケーブルの間に生まれたなら上海人形もボテ(ry

28 :
ギース「ロッ君と都古の間に生まれたなら都古もボテ(ry」カタカタ
ロック「もう一度ぬかクソ親父」

29 :
>>28
よくレスされる展開だが、実際にその手のSSは少ないとな。
やはりロックがマジメなせいか………こうなったら都古の逆レイプしかないのかー

30 :
>>28
ミランダ「うちのレイミとロックの間にも生まれたらレイミもボテ(ry」カタカタ

31 :
>>29
ノマカプ板で
ロックが腕抑えて苦しんでる勝利ポーズが
パートナーに襲いかかりたいのを必に抑えている様に見えるというレスがあったの思い出した
楓の青龍の力を受け継いでいる設定もあるし
覚醒してスーパー楓人になって手を出しちゃうのもいいじゃない

32 :
>>31
ロックが青龍の力ってそんな設定ほんとにあるの?

33 :
>>32
悪い、とある動画と公式をごっちゃにしてしまった
だが公式のゲームでロックは楓の衣装で戦えた筈だぜ

34 :
ロックと楓、ほんとややこしいなーww

35 :
>>33
衣装って、それ言うと庵は刹那の力を持つことにならないかw
DoMで地獄門絡みのシナリオあったらしいけど、あれロックは絡んだっけ?
やってないからしらんけど。
まあDoMは芋屋のゲームだけどあれの設定が公式設定とはさすがにいえないけどなw

36 :
いっそ二人とパートナー達を一つの部屋にいれてクスリでも撒けばいいんじゃね

37 :
>>36
ロックを逆レイプする扇奈とキ古をレイプする覚醒楓とな。

それと、保管庫の人まとめ乙。

38 :
黄龍「ここまでの流れを踏まえると…楓がbtbrになるのだな」カタカタ
楓「養父さん…すっかり常世に汚染されて…」
嘉神「やはりもう一度っておくか」

なんでMUGEN界の親・保護者キャラはすぐ脱線してしまうん?

39 :
MUGENに住まう父親・母親一同に集まって子どもの事で話し合いしたらどうなるの?

40 :
>>39
基本的に因縁持ちが多いので喧嘩になります
中にはイベントで和解したやつもあるし、逆に中睦まじかったのがイベントで親子仲崩壊とかあるから
呼び出す作品の時系列しだいではあるな
とマジレス

41 :
原作仕様だと子供の事を歯牙にもかけない奴もいるからな
だが「MUGEN」仕様なら間違いなく
「うちの息子(娘)が一番だ」トーナメントが開催される事は確定的に明らか

42 :
※もちろん味方しルールです

43 :
>>42
てっきりシングルだと思ってた
タッグ組む相手は当の息子・娘?
だとしたら嬉々として親を狙いそうだw

44 :
味方のギースをボッコボコにしてるロックを想像して吹いた

45 :
MUGEN入りしている親はラスボスが少なくないな。

46 :
神オロチ「我のみずかこそ最k(えいえんは、あるよ」
イグのん「自重しようねオロチ君」

47 :
思いつく限りのMUGENの親キャラ達
ギース(ロック
ルガール(アデル
黄龍(楓
ミランダ・謝華(レイミ
秋子さん(名雪
アル・アジフ(アナブラ
ジャスティス(ディズィー
永遠のアセリア(ユーフォリア
ケーブル&上海人形(ネイシャン
MUGENで誕生したのは一組だけだが、結構いるねえ。

48 :
確か東方のアリスにもいるんじゃなかったか>親

49 :
神綺様のことか
東方世界の魔界の創造神であり、東方怪綺談という魔界が舞台の作品が初登場のアリスにとって親と呼べるであろう存在だけど、旧作のキャラだから細かい設定が無くそれ以上は不明
しかし白蓮の封印されてた魔界と同じだったり新曲作られたりしたりして存在が忘れられてるわけでは無さそう

50 :
>>47
真上にいる神様家族を忘れないであげてください

51 :
GG原作勢だとソル(ディズィーの親)、クリフ(テスタメントの実父)なんかもいるな。

52 :
ケーブルの親父…
あとマグニートーの馬鹿息子もちゃんとMUGENにいる

53 :
>>51
クリフは養父だよ。
MUGENな親子ネタって言うと
侍親子(斬紅郎、妖夢)、カラス親子(ネロ・カオス、観鈴)もかな。
あとあがった親勢で男女タッグネタは
ギース:ミランダ、かりん
ルガール:紫、佐祐理さん
ミランダ:ギース
ジャスティス:ドラクロ
辺りが割と知られてるところか。
あんまり知られてないけど黄龍と神楽マキとか、秋子さんとカインとか好きだったりするんだけど。
黄龍は神綺とか真鏡名ミナとかも組んだことあったっけ。
で、親連中のタッグが、「お前が頑張らないならこっちが頑張って妹か弟を」とか張り切るとか言うのもありかもなーw

54 :
アルは片腕チェーンソーのアッシュとだな。

55 :
勇次郎「俺だけ仲間外れか…」チッ

56 :
息子っぽい人はSNKから公式でいるけど
MUGENに本人はいないからねぇ

57 :
悪魔城勢の皆様は…親子どころか先祖子孫のレベルだから話題的に違うかw
一応ドラキュラ伯爵とアルカードが二親等だが

58 :
先祖子孫まで入れたら凄いことなるから止めたほうが良いと思う

59 :
キム一家が上がらないとか……まぁ親父息子ともどもあんまり有名な相手いないが

60 :
ジェイフンはジャム、ドンファンは沙姫がいるな

61 :
そして丸一日経っても思い出してもらえない柴舟とタクマ
……キムさん家と同じ理由かな、やっぱ

62 :
だから名前上げてたらキリがないと……

63 :
普段悪役な親のデレこそ至宝(キリッ

某アニメで「メフィスト」という名を見る度に吹きそうになるありさまだ
クロちゃんのパパンもあんな親バカだったら大騒ぎになりそうw

64 :
ギースにしてもルガールにしても、ベガとかイグニスにしても元々の悪役としての顔がしっかりしてるからこそ
MUGENでの崩壊っぷりが愛されるんだよなw
(二次創作のギースとかルガールがはっちゃけてることがあるのはMUGENに限らずだが)

65 :
草薙家は母親が割とまともで紫舟がダメ親父なイメージしか無い
おのれ嬉野氏

66 :
そういや母親が暴走するパターンって意外に少なくね? 一次二次問わず

67 :
ストーリー動画で母親役をやってるゆかりんはよく暴走してるような気がするがw

68 :
>>66
たしかに母親は暴走してるの見ないが、母親役

69 :
のキャラは大暴走しやすいな

70 :
リアルでカーチャンなのは秋子さん、正義、ミランダ、ちんき様あといたっけ

71 :
ジョジョキャラ涙目

72 :
お前ら全員の名前上げないと気がすまないのか?

73 :
いちいち突っかかる必要も無いかと。

74 :
最近寒いから布団から出られないカップルが見られると思うんだ

75 :
こたつとかも

76 :
こたつがかりだっけ?
そんなよーな48手あった気がする

77 :
ロック「コレが炬燵かー。
   話には聞いていたがこりゃ確かに出たくなくなるな」
都古「でしょ? これに冷えたみかんとお茶とお菓子があれば
   完璧な冬の日本スタイルなの!」
ロック「……所で、なんでわざわざ膝の上に来るんだ?」
都古「だってこっちの側じゃないとテレビみれないもん。
   それにこうした方が背中もあったかいしー♪」
ロック「………まぁ、いいけどな別に」

ギース「あれ絶対入ってるよね?入ってるよね?」
テリー「下劣な発想しか出来ないのかテメーは」

78 :
>>77
ギースwww

79 :
さてさてもうすぐクリスマスか……

80 :
間に合うかなぁ……

81 :
アダツボミ「ちょっとクリスマス破壊してくる」

82 :
暴君「よーしサンタさんの苦労を減らすために
  お姉さんの分はオレ様が請け負うとしようか」

83 :
ワルク「そこ行く半裸のサンタさーん、貴方の童貞くださいな♪」

84 :
1126で良い風呂の日とか聞いたが無理矢理臭漂うなぁ……
各カプは混浴でイチャイチャしてれば良いよ

85 :
では投下します。
前スレ>>992-936の続きです。ではっノシ

86 :
◆前回のあらすじ
※恋ドラ「楽しい、夏休みでしたね。」
※2012年――――MUGENはうにゅほで包まれた。
※男性陣「何なのだ、これは!どうすればいいのだ?!」
※ん? ハロウィンはもう終わっただと? 気にするなッ!
※前スレ>>1000……星に願いを。

  ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

 想像してみてください……
 貴方には愛する女性がいます、その女性が突如として二等身のまん丸可愛らしい姿に変わってしまったら……?
「…………うにゅぅ?」 ウニュウニュ… ウニュウニュ…
 ――――――貴方ならどうします?
 男キャラの驚愕と少女達の鳴き声に包まれる秋のMUGEN街。
 あっちでうにゅうにゅ、こっちでうにゅうにゅ、と鳴き声が止まず、耳がゲシュタルト崩壊を起こしそうになる。
 どうしてこうなったのか? それが判る者は誰もおらず、誰もが愛する者の変わり果てた姿に……
「うにゅー」
「……か、可愛い…」 ※←かがみん。
 ………萌えてしまうのも無理はない。
 うん、うにゅほ体型の黄金比率はマジすげえ。
 だが―――――突如として、急展開を迎える事に。

87 :

 ブツッ!! ザァァァァァァァァ――――…
 街頭に取り付けられたありとあらゆるモニター等の映像媒体が突如として切り替わっていく。
 ラジオなどの電波も遮断されてどちらも荒い砂嵐状態になり灰色と雑音が広がる。
 続く異常事態に誰もが困惑していると、砂嵐が徐々に映像が鮮明になってゆき画面に誰かの顔が映り出ていく。
「―――――…あーあーあー……これちゃんと映ってるか?」
 映り出るはマイクを持って喋る鉄仮面の大男だった。
「ああ、バッチシ貴様の暑苦しそうな顔がちゃんと映っているぞ」
「そうみてぇだな電光馬鹿」
「誰が馬鹿隊長だこの変態仮面が!!」イーヤ!
「あー何だとオラァ!?」ドゴォ!
「おいお前らやめんか!!」
「オーイエーイ♪」シャカシャカッ!!
 男が画面から外れると画面の外から複数の声がわいわいと言い争いが聞こえてくる。
 画面を見ていた者達は、その状況に呆気にとられ暫く言葉を失っていた。

「―――――…落ち付いたか」
「ぜぇ…ぜぇ…」
「……ああっ…そうだな」
「ではそろそろ始めるとするか、同志諸君」
「「「「おー!」」」」
 再び画面に鉄仮面の男が現れると、マイクに口を近づけて声を張り上げて画面の向こう側に語りかけてきた。
「えーMUGENに住まうカップル共へ―――――俺はデスアダー様だぁー!!!
 暫くの間、映像媒体・ラジオ放送などの全ては我々“ 嫉妬団 ”がジャックさせてもらった!!!」

88 :

 新生(ネオ)MUGEN嫉妬団―――――
 今年のバレンタイン、MUGEN街のカップルを恐怖のどん底に……とまではいかないが迷惑を被った組織である。
 詳しくは保管庫の【暴君とドラゴンのバレンタインII】参照。主要メンバーは5人。
 【暴君の嫁探し】デス=アダー(以下、嫁探しアダーと表記)
 【ウドン13番外編】アドラー隊長
 【東映版クモ男】スパイ・ダーマッ
 【某爆発しろ大会司会】ディージェイ
 【チャージマン研】ジュラル星人(の魔王)
 それぞれが地味に性能が良く強いのでタチが悪い。
「コラー! いい加減降ろすデスー!!」
「んんっ?」
 すると嫁探しアダーの背後から声が聞こえてくる。
 木の枝に何やら黒くて丸い物体がロープに結ばれてぶら下がっていた。
 それは、嫁探しアダーのお目付役である『魔界大帝フェルナンデス』だった。
 ぶんぶんと小さくなった身体を揺らして拘束を解こうとするも、虚しく振り子運動をし続けるだけである。
「少し黙ってろ黒豆」
「悔しいデス……なーんか企んでると思ってこっそり尾行してたんデスに……」
「確かにどこでもゴンザレスは脅威ではある、だがなぁ! 背後からの不意打ちには対応できまい!!」ドヤァ
 ドヤ顔でフェルナンデスに誇るバカ隊長アドラー。かなりウザイ。
 確かに背後からの攻撃、さらにそれに伴う前後の挟撃、MUGENタッグバトルにおいて最も危険な場面。
 そんな攻撃を受ければただでは済むまい。

89 :

「そして今回新たに加わったメンバーを紹介してやろうッ!!」
 嫁探しアダーはマイクを高々と上げながらそのメンバーを紹介する。
 今週のゲスト登場と表わさんばかりのオーバーアクションで差し出されたマイクを、その新メンバーが手に取る。




「君達の知っている親愛なる隣人はもういない!!」

 その男は赤と青を基調としたスーツを着た―――――どう見てもスパイダーマンにしか見えない男が現れた。

「何やってんデスかスパイディー!!?」
 それは【スパイダーマン】に登場する『スパイダーマン』ご本人だった。
 ややこしいが、ダーマではなく本家スパイダーマンの『ピーター・パーカー』である。
 『正義の味方』『親愛なる隣人』まさにヒーローであるはずの彼が嫉妬団に入団していたのだ!

90 :

「どうしてこんな奴らと一緒にいるんデスか!?」
 フェルナンデスが驚愕するのも無理はない。むしろ悪たる嫉妬団を倒すのが彼の仕事の筈。
 スパイダーマンは少しの沈黙の後、その口を開いた。
「今年のバレンタインデーの時に……彼女に振られた」
「いきなり重いデスよ」
「そんな時、東映版と一緒に居酒屋で一杯飲みにいってさ……色々と愚痴を聞いてもらったよ。
 映画第3弾が駄作認定されたり、新作映画から降ろされたり、実写版アベンジャーズには出れそうにない。
 もう自棄になりかけてた僕の心を救ってくれたのが東映版だった。それで――――僕は決めたんだ!」
 ピーターは言葉を溜めるとその思いの丈を言い放つ。

「人助けはするけどカップルは助けない、絶対にだ!!」キリッ!!
「初音さん早くヨリ戻したげてぇ!!! ヒーローがぁぁぁぁぁぁ悪の手先にいいぃぃぃぃぃッ!!」
 フェルナンデスの絶叫が広場に広がり反響する。
「もういいだろう。では今から我々の立てた崇高なる侵略作戦を説明してやろう」
 スパイディが決め台詞を言い終わるとジュラルの魔王がマイクを取り上げて作戦内容について語りだした。
「事の発端は約半年前………私が見た夢だ。その夢とは……このMUGEN世界の破滅だった。
 高層ビルをも超える巨躯がMUGEN街を蹂躙し破壊しつくすその光景に私はなすすべなく茫然自失としていたよ。
 夢で助かったのだがそんな時ふと思ったのだ。これを利用すればMUGEN世界を支配できるのではないかと。
 そして―――――同志達にその計画の全容を、自信を持って伝えたのだ!!!」

「そう―――――――――“ 超巨大サイズの十得制御棒うにゅほ建造計画 ”をなっ!!」ババーン!!
「何考えてんデスかこの魔王は!!?」

91 :
「だが……その計画はすぐに却下された」ションボリ…
「当たり前デス!!」
「もしも巨大兵器が可愛らしかったら攻撃しにくいと思ったのだが…」

【そんな作戦、赤○健がとっくにやってるわ!!】by.嫁探し

「何言ってんデスかあの馬鹿は!?」
「既に使用されてる作戦なら模倣しても仕方ないとこの案は諦めた。故に代案を聞く事にしたのだ…」

【だったらその兵器を大量に製造して数で攻めれば?】by.隊長

「………到ってまともな意見デス、馬鹿のクセに」
「何だと貴様!!」
「だがその程度の作戦では強者が集うMUGENを支配は出来ないと却下になった。そして次は…」

【地獄から来た、野性の、少年の、ケツを、粉砕する男!】スパイ・ダーマッ!!

「MAD自重しやがれデス!!」
「だが、色々考えてその案も却下する事になった…」
「今のどの辺りが作戦だったんデスか!?」
「そして最後の提案だが……」

【リア充、爆発しろ!】by.音楽担当

「あんた他に言う事ねえんデスか!!!」
「その時、私の500年進んだ頭脳にビビビッと来て閃いたのだ!!?」
「それデ!?」
「そして、立てた計画をありとあらゆる側面から見直してゆき――――そして完成させた作戦がこれだぁっ!!!」
 と言うと何処からともなくテロップを取り出して画面に映す。
 お茶の間にいる人にもわかりやすい親切設計で作戦が解説された。

92 :

 【 〜良い子でもわかる『全MUGENカップル女性陣うにゅほ化計画』について〜 】

 1.まず『うにゅほ化ウィルス』を製造します。
 2-1.うにゅほ化ウィルスとは、現在怪獣島にいる霊烏路空の細胞から造り出した特殊なウィルスである。
 2-2.ジュラル星人の500年進んだ科学力で半年かけてこれを開発・培養・増殖に成功。
 2-3.このウィルスの潜伏期間は短く感染後、すぐに症状が発症する。
 2-4.発症後の症状は…【十得制御棒うにゅほのような姿に変化する】【若干の知能低下】【言語がうにゅ口調になる】…etc
 3.うにゅほ化した女性キャラは可愛らしくなり、それを穢す事はできなくなるはずッ!!
 4.故にセックス行為が行えなくなり、将来的に出生率が下がる。
 5.その結果、MUGEN世界の全体人口が大幅に減少。
 6.そして、誰もいなくなった。
 7. 侵 ☆ 略 ☆ 完 ☆ 了 !

「――――――という計画的な作戦だ!!」デェェェン!!
「回りくでええええええええええええええええデスぅぅぅうぅうううううううううううううううう!!!!!」
 フェルナンデスの至極当然な突っ込みが入る、だが振り子運動。臆することなくジュラルの魔王の言葉は続く。
「この半年、ほんとに大変だった。怪獣島に忍び込み落とし穴で霊烏路空が落ちるのを待つこと五カ月…」
「長ぇええええええええええええ!!! てか半年前の五カ月後ってつい最近じゃねーデスか!!!」
「だが落ちたのは霊烏路空と一緒に散歩していたゴジレンだった!」
「ゴジレンちゃぁん!!!」

93 :
「慌てふためく霊烏路空に対して、紳士に対応してゴジレンを救出後、お礼と称して霊烏路空の髪の毛をゲットしたのだ!」
「普通に奪って逃げればいいじゃないデスか! 何で毎回回りくどいやり方しかできないんデスか?!」
「こうして開発に着手して数日前に“ うにゅほ化ウィルス ”は完成して現在に至るという訳だ」ドヤァ
 魔王様安定のドヤ顔で説明を〆る。
「……つーかよく怪獣島のゴジラさんや怪獣達に見つからなかったデスねぇ……」
「そういえば怪獣王が“ 空とゴジレンを見て豚のような鳴き声上げてくる奴らをどう絞めようか… ”と呟いているのを聞いたな」
「あー嫁と娘(養子)に纏わりつく害獣退治に勤しんでいたんデスね、わかったデス。
 つーかこんな作戦、成功してもアダーや他の奴らの得になるとは、とても思えないんデスけど……」
「全く…そんなんだから貴様は何時までたってもただの黒豆なんだよ。
 この作戦は俺にとっても重要だ。それを俺が今からわかりやすく説明してやろう!!」
 と次に嫁探しアダーがテロップを取り出して解説を始めた。

 【 〜誰にでもわかる俺様の壮大なる嫁探し計画〜 】

 1.うにゅほ化した女に性的に手を出せば、可愛い子を汚す鬼畜外道のゲス扱いされる。
 2.男達はセックス出来ず、性的欲求が高まっていく。
 3.我慢できずに男同士で、アッー! …となる。
 4.彼氏のいない女共はそんな男を見て幻滅する。
 5.そんな女性を俺が優しくエスコート。
 6.我が世の春が来たァァァァ!!!
 7. 婚 ☆ 姻 ☆ 会 ☆ 見 ♪

「――――という訳だ!!」ドヤァ
「おめーも大馬鹿デスゥッッッ!!! あとお前らムカツクからドヤ顔やめれ!!」

94 :
「何を言う、周りのリア充共は消え去り、俺様の嫁は見つかる…どこからどう見ても立派な作戦だろ」
「どっちにしろ無関係の人たちにいい迷惑デスよ!!」
 その後、残る幹部3人+新入りによるテロップ付きわかりやすい解説があるが…割愛、省略。(カットカットカットカットォ
「私はMUGENに存在するカップルが全て潰れて“ アド畢竟 ”こそ至高のカップルだと思いしらしめたい」
「嫁なき男達の為に涙を流す男、スパイ・ダーマッ!!」
「この嫉妬から熱せられる思いが新しい音楽性を開発できるだろう」
「この世にカップルが居なくなれば……僕は全てを守れるんだ!」
 嫉妬団幹部全員それぞれ思い思いの理由で今回の作戦に納得していた。
「MUGENに住む全てのリア充共に忠告する!!」
「貴様らの愛する者達を元に戻してほしくば我らを止めてみるがいい!! まぁ無理だろうがな!!」
「リア充児キラー、スパイ・ダーマッ!!」
「我々嫉妬団は逃げも隠れもしない!! この広場で全力で待ちかまえてやるわ!!」
「イエーイ〜〜♪」シャッカシャッカ
「リア充共、もうエロい事出来なくなってザマァ見ろぉ!!wwww」
 ―――――――――――ブツッ!! 

 嫁探しアダーのムカつく一言で電波ジャックは終了し、MUGEN街全ての映像媒体は元に戻った。





 MUGEN街を中心とした各地では『うにゅほ化ウィルス』の影響が現れ始めていた。
 相方がうにゅほ化した男性陣達は、嫉妬団を倒すべく我先にMUGEN街の中心部にある広場へと動き出していた。
 そんな各方面の様子でも、少し窺ってみよう。

95 :

■ドラゴン被害者の会の面々
 もう少しで映画館に着きそうだった被害者の会一同だったが、彼女達にもうにゅほ化の症状が出てしまい右往左往。
 電波ジャックの映像を見て真相を知り、まずは一息入れて状況の整理をしていた。
「ヴァニラさん…こんなに丸っこい姿になってしまって……」
「……うにゅ…」ハムハム
「ヴァニラさん私を食べないで下さい、食べ物じゃありませんから」
「うにゅにゅにゅにゅにゅにゅにゅっ!!!」グイグイグイ
「ちょっ、シシーさん、そんなに強く引っ張らないで! 破けちゃいます!!」
「ちゃーはーん!!」ザクッザクッ
「ジャスティスさん、尻尾で刺さないで!!」
 うにゅほ化した女性陣のオモチャにされてノーマッドはボロボロになっていた。
 女性に囲まれているこの状況、ある意味ハーレムと言えなくもないが……
「これは早急に嫉妬団を潰すべきですね」
「Foooooo当然だ!」
「― ― ――! ―! ―!」※気合が入っています。
「やれやれ、やるしかないみたいだね」
「ではさっさと終わらせて皆で映画に行きましょう!!!」
「「「お―――――ッ!!!」」」
 女性陣の突然の変化と電波ジャックの映像を見た男性陣の心は一つになっていた。



「う…ぐが………ゴハァッ!!」
「うにゅぅ!(汗」
 ただ一人……サンデー毛利を除いて。

96 :

 周りを空の変わった姿であるうにゅほ達に囲まれてサンデー毛利の寿命がストレスでマッハ。
 それを心配するうにゅほ化した小町は毛利の上に乗って顔を覗き込んでいる。
「う…空が……いっぴき……空…が…にひき………ガハッ!!」ピクッピクピクッ
「うにゅ! うにゅ!!(汗」
 サンデー毛利大ピンチ。
「それではノーマッドさん、皆さんの事お願いします」
「出来れば私の身体がバラバラになる前に済ませて下さ…(グイ!ビリ!ザクッ!)うわぁぁぁぁぁぁ―――」
 こうして被害者の会メンバーはノーマッドと毛利、女性陣を残して広場へと向かった。


 そして、そんな彼らが向かう所を見つめる視線が一つ。
「くっくっく……行きましたわね」
 曲がり角から様子を窺っているのは『北条沙都子』。
 毛利のストーカーである彼女、つまり相手のいない彼女がうにゅほ化する事はなかった。
「今の内に毛利様を誘拐…もとい連れてって看病をしてあわよくば既成事実を……おっほほほほほほほほほ〜〜!!」
 彼女はこの状況に託けて毛利と強引に結ばれようとしていたのだ!
 周りにいるのはボロボロのノーマッドと、うにゅほ化して遊んでいる女性陣のみ。
 サンデー毛利、さらに大ピンチ―――――だがその時沙都子に、電流が疾走る(はしる)。
 仰向けに倒れている毛利と、その上に乗って心配するうにゅ小町
 ノーマッドに噛みついてるうにゅヴァニラと、それを切りつけてるうにゅシシー

「…………あれ? おかしいですわ…誰か足りないような……?」
 そして―――――沙都子の耳に、鳴き声が聞こえる。
「ちゃー」
「はっ!!?」バッ

97 :

 可愛らしい声に反応した沙都子は冷や汗をかきながら周囲を確認。
 背後―――――いない。
 左右―――――いない。
 上空―――――いない。
 下方―――――! そこにいたのは……
「あ、ああ……」

「ちゃーうーにゅー!」
 うにゅほ化したジャスティス、うにゅティスだった。
 彼女とジャスティスの関係は保管庫wikiの過去作参照。
 いつもなら、L5が発症したかのように狂乱する沙都子であったが……
「………プープッククー! そんな状態のジャスティスさんなんて怖くはありませんわよ♪」
 まん丸二等身で体型も小さくなったジャスティスを前に彼女は笑って見せる。
 SDガン●ムと間違われそうなそれは、恐怖を呼び起こすには到らなかった。
「今回ばかりは邪魔は出来ませんわよねーおほほほほほー」キック
「うにゅっ!」コロン
 軽く蹴られただけでゴロンとボールのように転がり倒れるうにゅティス。
 狂キャラと言えど、こうなってしまってはどうしようもないのか?
 だが……
 カパッ ウィィィィィィィ……

98 :

 何かが開く、音がした。
 何かが唸る、音がする。
 勝ち誇り笑い声を上げる彼女はそれに気付かない。
 そのまま毛利の元へと移動しようと足を動かした―――――その時。
「ちゃ〜〜〜〜〜〜!」カッ
「ひょ?」
 画面半分を覆うほどの光が北条沙都子の身体を飲み込んだ。
 背後からの突然の攻撃に、彼女は反応する事が出来ず、何の抵抗も出来ずに光に包まれた。
「ぬわわぁ―――――――――――――――!!!!」
 K.O. ジャスティス WIN
「ちゃーーはーーん!」
 ジャスティスのガンマレイ―――――肩が展開しエネルギーを充填、そして開放。
 知能が低下しても体格が変わろうとも、その威力に変わりなし。
 そして、その状態でも沙都子の腹黒い考えが、彼女にはわかったのだろう。
「」←沙都子だった黒い物体。
「ちゃーうにゅー!」テクテクテク…
 あっさりと沙都子を倒して勝ち名乗りを上げたうにゅティスは、再びノーマッド弄りに戻っていった。
「皆さん早く戻ってきて下さうわああああああぁぁぁぁ―――――」
 ………頑張れ、ノーマッド。


99 :
■終戦管理局のとある支部
「メカヒスイがこんなにプニプニで可愛らしくなってしまったのは、こいつらのせいか!!」プニプニプニ
「ウニュニュゥ…」
 テレビの画像を見ながらロボカイ2号は憤慨していた。
 機械とは思えない柔軟さと丸みを帯びた、うにゅほ化したメカヒスイを腕に抱きつつ頬を指で突きながら…
「2号様、嫌がっています」
「ん? おぉ、すまないメカヒスイ。ついつい尽きやすくてのう」
「ウニュウニュゥ!」
「それにしても凄い科学力だな。生物だけじゃなくてロボットをも、しかも特定条件の対象のみを変化させるなんて…」
「おい駄目博士、冷静に分析している場合じゃないだろ」
「…………いっそ分解して構造を解析してみるのも一つの手段だけど」
「デストローイするぞ、駄目博士」
「す、するわけないだろ…」ドキ
 そうこうしているとロボカイ初号機のオールドもこの場にやってきた。
「博士、さっきの電波ジャックを見てもしかしてと思って来てみれば……」
「オールド、君の思っている通りさ」
「ウニュゥ」
「なんと……」
「オールド貴様、メカヒスイが可愛くなったからって色目使ったら吹っ飛ばすぞ」
「落ち付け2号…って1号は?」
「“ ヒャッハー! 今なら相手のいない嫁が探し放題だぜー♪ ”……てさっさと出て行ったぞ」
「ブレないねぇ…1号は…」
 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
 クロウ博士が呆れていると、局内から轟音が聞こえてくる。
「……んん、何だ?」
 徐々に近づいてくるその音源の正体は―――――


「待たせたな!」※CV.大塚明夫
 過剰な重武装を全身に施したロボカイ3号がだった。

100 :

「待ってねーよ、このゲーム脳が」
「何やってるんだ3号!? その装備は一体!?」
「オールド、2号! 何をぼさっとしているんだ!! さっさとSHIT団なぞブチ潰しにいくぞ!!」
「おい3号、その呼び方は不適切だろ」
「いいんだよ、エロパロ板なんだから!」
「メタタァッ! …ってそれはいいとしてどうしたんだ3号? 君そんなに正義感に溢れてたっけ?」
「? 何を言っているんだ駄目博士、正義感? そんなもの充電の足しにもならんわ!!」
「じゃあ何で?」
「奴らの電波ジャックのせいで徹夜でクリア寸前のゲームがパァになったからだ!!」
「……こまめにセーブしてないお前が悪い」
「何だとオールド!!」
「………よし、今日の局内もいつも通りだ(遠い目」
「博士、胃薬です」
「ありがとうルージュ……」
 因みにロボジャム・ロボソル・メカレンはメンテナンス中で機能停止しています。
「ではルージュ、駄目博士とメカヒスイの事は任せたぞ」
「わかりました2号様」
「それでは博士、行ってきます」
「うん、あんまり無茶はしないでよ」
「うぉおおおおおおお!!! 待っていろゲームの敵ぃぃぃいい!!!!」
 こうして3体のロボカイはMUGEN街の広場へと向かった。
 暫くするとクロウ博士は動き出す。
「――――――…さてと…」
「クロウ博士、何処かへお出かけになさるのですか?」
「この騒ぎを解決出来そうな人物に心当たりがあるから行ってみるよ。今の騒ぎで電話使えないし」
「では私も…」
「ウニュゥ」
「ルージュはここにいてくれ、とりあえず外よりは安全だろうから」
「おひとりで大丈夫ですか?」
「戦いが始まるのは広場だろうし、そこから離れた場所だから大丈夫だって」
「……そうですか、気を付けて下さい」
「ウニュ、ウニュ」ノシ
「ああ、行ってくるよ」


101 :
■ロールシャッハ記
 【相変わらず馬鹿が騒ぎを起こして騒がしくなってきた】
 【俺の豆缶を勝手に使って料理を作りやがる。俺が何度注意してもこの女は料理をやめようとはしない】
 【今回も無駄とわかりつつも注意したが、それどころではなくなっていた】
 【朝倉涼子が“ 十得制御棒うにゅほ ”なるふざけた生物に似た姿になっていた】
「うにゅ?」
 【机の上で尻もち付いて座るその姿は普段からは想像もつかないほどに間抜けに見える】
 【何時ぞや見た“ あちゃくらりょーこ ”とはどうやら違うらしい。言葉も碌に話せず動きも鈍い】
 【先程の宣戦布告を真実とするならば、どうやら俺のせいでこうなったようだ】
 【俺と涼子が淫らな関係を結んだ事はない。交際していると宣言した記憶も無い】
 【突き放すなら情が移る前にするべきだった。今更後悔してもどうしようもない】 コロンッ
「…………う、うにゅぅぅぅぅぅうにゅぅぅぅぅぅ」ポロポロポロ
 【涼子が転んで泣きだした。普段なら転ぶ程度で泣く事はなかっただろう】
「………………」
「……うにゅぅ…うにゅぅぅ…」ポロポロ
「…………」スー
「………?」
 ロールシャッハは日記を書く手を止めると泣き続ける涼子の頭を撫でて涙を拭う。
「お前が不安で怯えている姿など……似合わない…」ボソ
「うにゅぅ…?」
 彼は精いっぱいの優しさを見せると出された豆料理を黙々と食べる。
 マスクを装着すると戦場へと向かう彼を、心配そうに見つめる涼子に声をかける。

 【―――――少しだけ、昔を思い出した。俺も結局甘いままか…】
 【いいだろう、ハロウィンも近いしな。この悪夢、甘っちょろいヒーローが解決してやろう】

「すぐ戻ってくる。静かに待っていろ。犬には気をつけろよ」
 彼――――ロールシャッハは―――――少しだけ昔に――――――『コバックス』に戻っていた。


102 :
■はぁと親衛隊の面々
 各々が広場へと向かう中、ここだけは未だ向かう様子はなかった。
 『はぁと親衛隊』とは、『愛乃はぁと』とタッグを組んだ事がある男性メンバーで構成された集まりである。
 彼らはこの日、ドラゴン被害者の会同様に映画を見に行こうとしていた。
 そして、嫉妬団のうにゅほ化作戦に巻き込まれて、はぁとはうにゅほ化したのだった。
「うにゅぅ…」
「はーい、はぁとさん、ちょっとこっちにきましょうね」
「うにゅっうにゅっ♪」
 スペランカー先生に引っ張られて一緒にその場から離れるうにゅはぁと。
 その場に残った男達が互いに睨みを利かせていた。
「「「「「「「「…………」」」」」」」」
 この場にいるメンバーは…
 ケンシロウ・シン(サラダバー)・ハート様・溝口誠
 斬馬狼牙・前田慶次・ブラックハート・ストライダー飛竜……etc ※他にも数名いるよ。
 今回の騒ぎで彼女がうにゅほ化した事で、彼らの心に疑心暗鬼を生み出していた。
 誰もが彼女を、想い、慕い、惹かれている。
 互いが互いを監視しあうことで抜け駆けを許さず、誰も彼女を穢すことはない。
 だが『彼氏のいる男女タッグの女性がうにゅほの姿に変わる』
 つまり、はぁとがうにゅほ化した―――――その事実から判明する事実。
 『一体誰がはぁとの彼氏なのか!?』『誰が抜け駆けをしたんだ?!』…と。
 こうなってしまっては嫉妬団など関係ないとばかりに彼らは戦闘態勢に入る。
 こんな事をしている場合では無かろうに…全員が牽制しあって誰も動けずにいた。
 一触即発、刹那の見切り…このまま千日手になりそうな状況だが、その状況は一瞬にして打破された。

「この愚か者共めぇぇぇえ!! 台車アタッ―――――クッ!!!!」プップー
 ドガッ!!!
「「「ぐあああああああああああああ!!」」」

103 :

 それは、彼らと同じ親衛隊のメンバー『サウザー』の世紀末台車。
 豪快に轟音を鳴らしながら親衛隊同志を一気に轢き潰した。大半は台車に轢かれてその場に倒れた。台車パネェ。
「全く何をしておるのだ貴様達は!?」
 台車から降りた聖帝は青筋を額に浮かべながら近づいていく。
「我々のはぁとがあんな奴らの下種な所行によってこんな姿に変えられてしまったのだぞ!!
 確かに可愛らしい姿である事は認めよう。だが、我々が真に愛し想うべきは普段の彼女であろうが!!
 我らが一刻も早くせねばならぬ事は、彼奴らを倒してはぁとを元の姿に戻すことではないか!
 誰がはぁとの男と認められたかだと?! そんな事はあいつ等が決める事じゃないだろ!!
 はぁと自身に決めてもらうべきではないのか!? そうであろうが貴様達!!!」
「「「「――――――!」」」」
 聖帝の至極正論な説教で彼らのヒートアップしていた頭もすっかり冷えて治まった。
 落ち着きを取り戻した親衛隊一同は再び一つに纏まり一致団結。
 全員で聖帝の台車に乗り込み出発と相成った。どう見ても重量オーバーなのは気にするな。
「では行くぞ者共! はぁとを救うために!!」
『『『おおー!!!!』』』
「先生、はぁとの事は頼む」
「皆さん頑張ってください。はぁとさんの事は私がしっかり見て…」
「うにゅっ!」ペチン
「あっ」
 テンテロッテロッテロッテレーテンテン! ※うにゅほはぁとに軽く叩かれて亡
『『『せ、先生――――――!!!』』』


 こうして―――――MUGEN街の広場へ続々とMUGENの戦士達が集っていった。
 誘蛾灯に誘われる蛾のように、落ちたケーキに群がる蟻のように、花火を見物しに集まる群衆のように……

 それこそが―――――嫉妬団の真の狙いであるとも気付かずに……

104 :

■MUGEN街:中心部広場
 電波ジャックが終了してから十数分が経過……
「ハッハッハッハーッ! ジェントルマンがこんなに集まるとは……壮観だな」
 アドラーは眼前に広がる風景を見て一言。
 その光景は正に圧倒、MUGEN街に存在する男女タッグの男性陣&正義感に駆られた者達が一斉に広場に集合していた。
 あれだけ挑発されれば大規模の集合はある種必然。
 だがそんな状況でも嫉妬団の面々は恐れる事無く悠々と状況を見定める。
 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
 MUGEN男キャラ勢 VS 嫉妬団 ―――――約百数十人 VS 6人。
 某スーパー戦隊199ヒーロー大決戦や、某ストロングワールドもびっくりな人数比率である。
 普通なら悪人の方が多いのだが、これは逆。数の暴力というレベルを超えている。
 傍から見れば嫉妬団の圧倒的不利は確実。
 だが、彼らは決して諦めてはいない、それどころか士気をあげていく。
「うぅぉおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!! 行くぞ野郎共ォォォッ!!!!」
 嫁探しアダーの咆哮が広場に広がる。
「「「「「おおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!」」」」」
 こうして――――――開戦の合図となりMUGEN史に残る一大決戦が開始されたのである。







 開戦が行われる少し前、電波ジャックが終わった直後まで時を遡る。
 一方その頃、このSSの主役である『ドラゴンファイヤーペア』はと言うと……

105 :

「うぅ……ひっぐ……うぅぅぅぅ………」
「泣くなよ」
「ひぐっ………だって……だってぇ……」
「泣くなって…」
 電波ジャックが終わってから、終始こんな状態。泣く、泣く、ドラゴンは泣く。
 その可愛らしい竜の瞳からボロボロと涙を流しながら嘆き声をあげる。
 彼女はなぜ泣いているのか? それは上の会話と今の状況を考えれば自ずと理解できるはず。
 ぼろぼろと泣きじゃくるドラゴンをデス=アダーが慰めるも効果なく……。
「何でだぉ……何でだよ……」
「…………なぁ、良い子だから泣くなよ」ギュッ
「子供扱いするなよ! …う、うわぁぁぁぁぁん!!!
「だったら泣きやめ」ヨシヨシ
「うわぁーん!!!」

 ……ええ、ドラゴンの姿は、そのままです。
 そのままの姿です。うにゅほ化してません。
 デス=アダーと付き合っているのに、同棲しているのに、キスもしているのに、愛し合っているのに……。
 なのに……

「何で己の姿は変わってないんだよぉ!!!!!」
 ドラゴンの嘆きの慟哭が街に響く。
「どうなってんだこりゃぁ……」

 【暴君とドラゴンのうにゅほ】後編に続く!! エ?


106 :
※後書き…と言う名の謝罪
Q「前スレで、次は一気に投下して後編で終わらすと言ったな?」
A「あ、ああ言っt「あれは嘘だ」ウワァー!

……………嘘じゃないけど、スマヌ!!!
マジでリアルの忙しさがマッハで、とりあえず仕上がった部分を投下しました!
エロ分? 後半に期待しない程度に期待してくだしあ;;
ではっノシ

107 :
http://live.nicovideo.jp/watch/lv72388483

108 :
>>85乙〜 もう沙都子も入団していいんじゃないかな(棒
しかしやはり新顔は彼だったか…彼を止めるのはベノムかアイスマン辺りか?
トーチは…某大会で鼓音姉さんが相方になってたなw

109 :
>>86-105
乙ー!! もうやめて、毛利のライフはゼロよー!www
そして、うにゅほ化しなかった恋ドラは一体どうなるやら。

110 :
長編乙、そしてエロに期待。
もうすぐ12月かー。
クリスマスに除夜の鐘…年末……

111 :
メリークルシミマスまであと24日……dkdk

112 :
ぱるぱる

113 :
ちょっと翡翠ちゃん嗾けて無頼さんとデートさせてくる

114 :
ギース「うーむ…みやみやとロッ君のクリスマスプレゼント…
   ロッ君にみやみやをプレゼントするべきかそれともみやみやにロッ君をプレゼントするべきか!?
  
  ハッ!!そうか!!サンタさんにみやみやとロッ君との子供をリクエストするば」
テリー「よい子じゃねーだろテメ―は」

115 :
毎年枕元にプレゼントを置いてくれていたサンタさんが実は親だった
と知る日が誰にでも来るものさ(棒

まぁMUGEN界のサンタっつったら某隊長の赤カラーだが

116 :
悪い子には内臓をぶっかけるブラックサンタが来ると聞くが……

117 :
ドゥーム閣下か

118 :
クリスマスには
性夜を送るカップル・仲間を集めて騒ぐ奴ら・家族で楽しむ一家・そしてボッチ…
……この4パターンくらいかな?

119 :
ヒステリック・ドゥーン

120 :
>>118
しっと団vs支援団体、盗撮搬に製塩会社…
昨今のMUGEN界隈は様々な勢力の思惑が渦巻いております

121 :
気が付いたら月読のきなこさんもMUGEN世界来たのな
山本無頼親衛隊がまた増えるのか

122 :
改めて考えてみるとBBBの人選ってどんな判断なんだろうな
ハニーは兎も角まんぼうとか誰得だよ

123 :
狼牙のライバルや他ヒロインや東方不敗や兄貴やラスボス(はBBBRで来たけど)など色々と格ゲーに使えそうなキャラいるのにな

124 :
てすてす

125 :
マントでわかりづらかったけど、きなこも剣道や弓道と同じく、きちんと制服だったのか。脱がしたい。

126 :
俺は扇奈の制服脱がしたい
ついでにさーたんの制服脱がしたい

あれ、誰だろうこんな時間に

127 :
>>126
さーたーん!さーたーん!

128 :
なんか>>126が黒焦げになってるんだが

129 :
全部脱がせるよりはさーこうなんていうかさー
情欲のままに捲ってひん剥きかけたぐしゃぐしゃの着衣が
身体にまとわりついてるようなのが興奮すると思うんですよねー

130 :
着エロいいよね
普段の衣装が崩れた、日常と非日常の落差がとてもそそる
しかし互いに裸の、肌と肌が直に触れ合うシチュもよいものだ

131 :
サンタコスでイチャイチャ…

132 :
年末だと忙しいのか投下ないなー(´・ω・`) ボーン

133 :
はぁと「ろーがん先輩こんばんは! どっかーん! と、愛情特盛り、届けに来ました!」
狼牙「へぇ、サンタ衣装も似合うじゃねえか。その綺麗に飾った箱は……
(リボン解きつつ)
クリスマスケーキか、こいつは美味そうだ」
はぁと「えっへへー。ケーキも衣装も、お店でも評判なんだ♪」
狼牙「そりゃあこれだけ可愛けりゃ当然だ。けど……
(はぁとの両手をリボンで縛りつつ)
今夜は俺が、独り占めにしちまってもいいんだろ?」
はぁと「あ、あれ? ええええええぇっと……」

サンタコスとかやりそうなノリのいい女の子が案外思い当たらなかった

134 :
ピンク頭は淫乱!
……って、ピンク頭ってそんなにいたっけか。ゆゆ様とはぁとはわかる。

135 :
>>134
まどマギのまどかとかFFXのレナとか、あとうろ覚えだがQOHのあかりもピンク髪だったかと

136 :
アナブラとドラゴンもピンクヘア。実証されているな。

137 :
AKOFに誰かいた気がする
あとあかりは赤毛勢だと言わざるを得ない(迫真

そして全身桃色な球体がこっち見てるので朝飯でもご一緒させてもらおう

138 :
紫やオレンジはピンクに見えるカラーもあるよなーってことでさとり様もピンク頭と主張する!
……いや、エロいかは個人の主観が入るけど。ついでに言うなら小五ロリとか言われるけど。
家族いると性夜できないから大変ですねさとり様。

139 :
最近は新グラの京をオカズに自慰してそうだなさとり様

140 :
さとりを開く(意味深)

141 :
>>140
ほう……

さとり「あら、そういうことを想像するのですか? こんな私に? ……この、スキもの」
   「ずっと想像してたんですよね。こうやって、私と繋がる時のこと」
   「私も……ずっとこうしたかったんです。こうやって、貴方と―――」
こいし「お姉ちゃん、ずーっと鏡に向けてあぁいうこと言ってるの。もう、可愛いよねぇ」
お空「ねえお燐、あれさとり様は何やってるの?」
お燐「んーとね……フュージョンの練習、みたいな?」
こいし「あーもう京来ないかなー。早く来ないかなー。あのお姉ちゃん見せてあげたいなー。襲いたくなる可愛さなんだけどなー」
***
少女ガチ緊張中……
さとり(だ、大丈夫。練習したのよ、あれだけ練習したの。大丈夫。絶対なんとか―――)
京「さとり?」
さとり「ふぇあっ!?」
京「……大丈夫か? 顔真っ赤だぞ」
さとり「あ、あの、あの、ですね……京さん、今夜はお帰りに?」
京「ん。何か用でもあるのか?」
さとり「え、えぇっとですね。その、お願いが……」
京「なんだよ、聞くぜ?」
さとり「その、あの、一緒に、ですね……?」
   (『一緒に、ねぇ。何すりゃいいんだ?』って、ですから京さんそうやって急かされると鼓動が、拍動が、止まらなく……っ!)
京「―――待った」
さとり「ひゃっ……は、はいっ!?」
京「お前の話聞くのはいいんだがな。
  向こうで隠れたつもりで息ひそめて成り行き見守ってる連中は放っといて続けていい話なのか?」
こいし・お空・お燐(バレてるぅぅぅ―――!?)

ハッハァ。開くとこまで話進まねえぜ

142 :
>>141
京も京で庵と違ってそっち方面は奥手なイメージがある
原作で相変わらず子供っぽいからかなw

143 :
普通にユキと付き合ってるし奥手ってことはないっしょ。
奥手ならそもそも彼女いないってw

144 :
奥手なんじゃなくて、純情?っぽい言動はチラホラ
ナンパが出来ない硬派な昔の(といったら怒られそうだが)不良だからな

145 :
いおりんや楓みたいに暴走とか覚醒とか人格が変わる要素がないと素の性格のままだからな
けどま、アニメの絵コンテに「逃げるタイプの主人公じゃない」って書かれるくらいだし
腹くくればちゃんとリードしてくれるんじゃないかね
さとり様から誘わない限りは我慢しそうな気はするから、さとり様が頑張って誘えばいいんだよ!
……心読めてるって知っててそう仕向けるってのは割と鬼畜な気がしなくもないが

146 :
>>145
>心読める
シオンとアレックスはこんな感じか

アレックス「シオン、このあと暇か?」
シオン「……(エーテライト接続)」
 アレックスの思考:シオン、このあと暇か?
シオン「(ばか……少しは考えなさいよ……)暇です。そうそう、どこか良い喫茶店でお茶とか飲みたいですね」
アレックス「ん?それもそうだな……じゃあ行くか」

147 :
忍者みたいな隠密は心を読まれない為の対策も知ってそうだから
初めて心が読めなくなった時の反応も見てみたいな
しかしよく考えたら忍者のタッグでそういうのってあんまりいなかった

148 :
そこで颯爽とテレパスへの対抗ばっちりなサイクロップスの登場ですよ。
まあサイクはおいといて、読めて当たり前の相手の心が読めずパニクった相手を思うがままにとかは陵辱ネタとしてはおいしいね。
陵辱ってのが過激なら、S気味の攻めがネスツ辺りのびっくりどっきりメカで心を読めなくして
それに戸惑う相手を翻弄しつつ快楽に落とし込むとかなー

149 :
ナイア「読心……そう言えばされた事がないですね」
 ナイアの思考:(********************)
沙耶「どうしてかな?ちょっと読んでもすぐに止められちゃう。あんまり私の考えって面白くないのかな?」
 沙耶の思考(■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■)

さとり(無理無理無理、妖怪でもその辺りまでいくと無理ですから!?)
こいし「うん わたしも あのひとたちは さいごまで よまないほうが いいと おもう よ」

150 :
ぶっちゃけ身近にこいしいるから読めないやつ現れてもそこまで慌てないだろうけどな

151 :
深淵の連中の心は読めなかないけど
理解したが最後、こちら側に戻ってこれなくなる感じ?
だから途中で強引に止めざるを得ない

152 :
>>150
こいしが読めないのは当たり前だからもう慣れているだろうが
今まで読めてた奴が読めなくなるのは気持ちが悪いと思うぞ。
普通の人でも視覚的に最初から見えない、見えなくなって久しい人のことは気にしないだろうけど
さっきまで見えてた人がそこにいるのに見えなくなったら動揺するだろ。
心読めなくしてエロするって、人でいうところの目隠しプレイみたいなものだろうなぁ。

153 :
こいしだって最初から閉ざしてたわけでないから

154 :
>>153
いやだから、こいしが読めなくなってから長いだろ?
それはもう慣れただろうしこいしは同種だから防げるのもまあ受け入れられるだろう。
でもそうでない者が読めなくなったら動揺もするんじゃねっていう。
あと自分の力には無力なはずの者に通じなくなるということ自体、
妖怪としては自分のアイデンティティに関わる恐るべき事態だろうし。
ってか、そんなにさとりが相手の心を読めずパニックしながら抱かれるネタが嫌なのか?w

155 :
クリスマスか
クリスマスといえばトナカイ、トナカイといえばキョン。
キョンのタッグって何があったっけ

156 :
ぬえと組んでるのは見た事あるな
しかし未来人宇宙人など既に日常の光景、今や怪獣やロボット、AAにテコンドーまで跋扈するMUGEN界じゃ
キョンのツッコミも追いつかず本が川上作品並の厚さになる事だろう

157 :
>>145
草薙流の洒落た詩を武器に心の方もリードするんだなw

158 :
沙耶の方は読めてもそこまで深淵勢っぽくないんじゃないかなぁ、末端らしいし
本読んで感情や恋に恋するぐらいだから
コミニュケーションは取れそう

159 :
ワラキアの心を読んで絶望したりとか、もいいなあ
>>155
公式クリスマスネタでアドラーが電光戦車に乗って
おもちゃの入ったプレゼントを持ってくるんですね!

大人向けオモチャを!!


160 :
では投下します。
>>86-105の続きです。ではっノシ

161 :

 ■前回までのあらすじ
 ※嫉妬団が本気を出したようです。
 ※うにゅほがいっぱいコレクション。みーんなうにゅほになればいいのに。
 ※でもドラゴンだけうにゅほ化しませんでした。
 ※クリスマスまでアトワズカ…なのにハロウィーンの話です。キニスンナー

  ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

「……しろ」
「ん?」
「己にキスしろ!」
 零れそうな涙を堪えながらデス=アダーに懇願するドラゴン。
 よっぽど恋人判定を受けなかった事でかなり傷付いたようである。
「…………わかった、ちょっと目を瞑ってまってろ」
「んー…////」
 ドキドキと期待に胸を膨らませて目を瞑るドラゴン。

 パチン  バリバリバー!
 グアアアアアア!!  ウニュー!

o0(………今何か聞こえたような…ま、いっか………まだかなー?)
「それじゃ行くぞ」
「んー………////」

162 :

 ポスッ! ポフッ ギュムッ―――――プースゥー…
 ドラゴンの唇に……否、顔全体に何か柔らかくふっくらして温かい感覚が覆う。
o0(……………………何だこれ?)パチリ
 キスではないと確信すると、確かめるべく目を開ける。
 その視線に飛び込んできたは――――――――真っ白だった。
「やっぱり駄目か…」グイグイ
「うにゅ〜〜〜! だぜぇ〜〜〜っ!」プンプンプリプリ
 そんな状態の中、デス=アダーの声が聞こえているのだが……明らかにうにゅほな声も聞こえている。
「………………#」イラッ
 大まかに状況を把握したドラゴンは顔を覆う何かをガシっと掴む。
 ふわっと柔らかいものに手が触れるも、構わず力を込めてそれを顔から引っぺがす。
 それは……


「うにゅにゅぅ〜だぜぇ〜〜」
 デス=アダーの手に握られているそれは、うにゅほ化した『霧雨魔理沙』だった。
「…………おい」
「……ん? どうした?」
「何をしている……」
「あーあれだ、思い付いてな」
「うにゅにゅー! だぜぇー!」プンスカ
 デス=アダーはうにゅ魔理沙の顔面を掴みドラゴンの顔にあろうことか、パンモロな部分を押しつけていたのだ。
 つまりドラゴンの視線の先が白かったのは、うにゅ魔理沙のおぱんちゅ。
「…………それ、どこで拾ってきた?」
「少し借りた」

163 :
「借りたって……ん?」
 ドラゴンはデス=アダーの背後から臭気を感じ、そちらに視線をずらしてみると……






 『ジョンス・リー』は頭を悩ませていた。タッグパートナーである霧雨魔理沙との友達以上恋人未満な関係に。
 共に大会を渡り歩いた、一緒に食事もした、手を繋いだ事もある、だが……自分に対する想いはまだ聞いていない。
 聞くべきか聞かざるべきか……今一歩を踏み出せない関係をどう打開すべきか、彼は頭を悩ませていた。
 買物の福引きで手に入れた映画のチケット二つ。
 勿体ないからと理由を付けて魔理沙を誘い、煮え切らない関係に一歩を踏み出そう。
 そう思っていた矢先――――――嫉妬団によるテロ行為、それにより、『霧雨魔理沙』は『うにゅほ化』した。

 『MUGENタッグの恋人関係の女性がうにゅほ化する』
 その事実にジョンスは唖然とし暫くその場から動かなかった。
 我に変えるとうにゅ魔理沙が心配そうな顔をしながらジョンスを見る。
「うにゅぅ……?」
「……………」
 心配そうな視線で見つめるうにゅ魔理沙。
 そんな姿を見ていると、ジョンスの心から不安が消えていく。
「……ふっ、そうだな、考え込んでる場合じゃないな魔理沙」
「うにゅっ♪ だぜっ♪」
 そう思い到り、広場へ向かおうとジョンスは立ち上がった――――――――その時。

 パチンッ!  バリバリバー!!!

164 :

「ぐああああああああああ――――――――」バタン
「う、うにゅぅ〜〜〜〜!!」
 突如、ジョンスの身体を雷が貫く。
 突然の出来事で何が起きたか理解出来ぬまま、ジョンスは黒焦げになりその場に倒れる。
 倒れたジョンスを必に起こそうとするうにゅ魔理沙の頭を何者かがガシッと掴み取る。





 ドラゴンがうにゅほ化しない原因は『うにゅほ化ウィルス』に感染していないと考えたデス=アダーは、
 手っ取り早く感染させる為に、うにゅほ化した女性キャラを見つけて接触させればいいと結論付ける。
 早速探そうとしていたその時、知り合いとその彼女を発見したので素早く行動に移した。
 不意打ちで雷を落してジョンスを倒すと驚いて泣き喚くうにゅ魔理沙をゲット。
 パンモロ状態となりオムツのようにも見えるお尻部分を目を瞑っているドラゴンの顔にぎゅっと押し付けた。
 傍から見ると『幼女のお尻を少女の顔面に押しつけている大男』という奇妙極まりない光景。
 ……だがドラゴンの姿は変わらなかった。ドラゴン状況は理解はした。
 理解はしたが、キスして欲しかったその気持ちを無下に扱われて余計に悲しくなる。
 ドラゴンはより一層涙を流して悲しみを露わにした。そして……
「う゛うぅぅ……………ガオー!!」カッ!!
 悲しさ通り越して怒りが込み上がり、そのままドラゴンファイヤーを放射!
「おっと」
 サッ ボボボォォォ!!!
「うにゅううぅあ゛うぅあぁぁぁああ―――――――」
 デス=アダーはうにゅ魔理沙を盾にして回避。一方うにゅ魔理沙は青白い焔に焼かれて悶絶。
 火を吐いたドラゴンは呼吸を整えると再び泣きだした。

165 :

「うっ……う、うわぁああああああああああああん! うわぁあああああああああああああん!」
「すまない、もしかしたらと思ってな……」
「うわぁあああああああああああああん! わぁぁあああああああああああああああん!」
「てかお前風邪引いた時からメンタル弱くなってないか?」
「う゛わ゛ぁっぁぁああああああぁぁん!! う゛ぅ゛ぁぁぁあああああああああ――――――」
「聞いてねえな……しょうがねえ、さっさと解決するか」
 デス=アダーはドラゴンを抱きかかえ買物の荷物を担ぎあげると急いでこの場を去っていった。
「―――――」
「………う…にゅ……ぅ……」ガクッ
 うにゅ魔理沙は倒れたジョンスの傍までにじり寄るとその場で力尽きて倒れた。二人仲良くお休みなさい。

■MUGEN街:広場
 デス=アダーがドラゴンを抱えて走り続けるその頃、広場では激戦が繰り広げられていた。
 戦闘の火蓋が切って落とされて十数分が経過……当初は圧倒的に男性陣ペアの有利と捉えられていたこの戦闘。
 しかし、当初の予想を大幅に裏切り現在―――――ネオMUGEN嫉妬団が優勢に立っている。

「ユニバースディストーション!!」ワキガジャナイゾッ!!
「ワキガなんぞ当たるか!」
 ※スタイリッシュ暴君アクション中…
「ワキガじゃねえよ!! くそっ相変わらず無茶苦茶な…(ザシュッ!!)んにゃぉぉおおおおおおおおおおおおお!!」
「おっしゃあぁ、次こいやぁ!!」
「帝王に逃走はないのだ!」「南斗雷震掌!」「天破活!」
「同時に来たか、だが甘いッ! おらッ!!」パカッ
 ※盾の口が開いてゲージ吸収&拘束中
「「「ぐあああああああああああああああ!!!!」」」

「 神 風 !!」
「ふんっ!!」カァンッ!!
「なっ、これは質量のある残像!?」
「あの時のままだと思うなアカツキ、喰らえッ!! ブリッツガイスト!!!」バリバリー!!
「ぐわぁあああああああああああああ!!!」

166 :


「……………私一人でどうしろと?」
「ジュラルの魔王が一人だぞー!!」「フライあがr」
「あっ、さっきフェルナンデスから奪ったスイッチがあったな…ポチッとな」
 ラストワン カチッ! ※違います
『大竜巻落とし!!』『大車輪投げ!!』
「「ぐあああああああああああああああああ」」
「くっ、卑怯だぞ!!」
「他人のアイテム勝手に使用していいのかだと? 気にするなっ!! 魔王とて一人では何もできんからなッ!!」

「やめるんだピーター!!」
「ロバート……」
「こんな事をしたって初音ちゃんは戻ってこないんだ!!」
「うるさいっ! レイムちゃんとイチゃついてる君に僕の気持ちがわかってたまるか!!」
「ピーター……」アンマリイチャツケテナインダガ…
「ブラックスパイダースーツ装着!!」
「くっ、やるしかないのか……」
「「うぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」」

「レオパルドン、ソードビッカー!!」
 ズガガガガガガガガ!!!!!
「「「「ぎゃああああああああああああああああ」」」」

「ジャックナイフマキシマム!!」
「ぐわぁあああああああああああ―――――…ってアンタ戦えたのかよ…ガクリッ」

 現在、広場で戦闘しているMUGENタッグ男性キャラ達は既に3割ほど倒されてしまっている。
 このまま嫉妬団の優勢で決戦は終わってしまうのか? MUGENからカップルはこの世から消滅してしまうのか!?







167 :

 まぁそんな戦闘とは縁遠い、MUGEN街の住宅街の一画。
 デス=アダーが向かった場所はアナザーブラッドの一室があるアパートである。
 兎にも角にも、泣き続けているドラゴンが傍にいる状態では満足に戦う事は出来ない。
 とりあえずドラゴンをアナザーブラッドに匿ってもらいそれから広場へと向かう算段を付けていた。
 アパートの階段を上がる最中、遠方から爆音が大気を揺らし耳に響く。当に戦闘は始まっている。
 急がなければ―――――例え間違われても、それでもこの事態を解決させなければ彼女の悲しみは癒されない。
「おーいエロ本野郎、居るかー?」ドーン! ドカドカドカ…
 部屋の扉を吹き飛ばして堂々と室内を進むデス=アダーは、寝室の光景を見て――――――唖然とした。

 その光景―――――二人の少女が産まれたままの姿で絡み合っている。
 そう、アナザーブラッドともう一人、ブラックライヤが、セックスの最中であった。
 少女達の荒くか細い厭らしい吐息が聞こえる。
 部屋に充満する熱気と湿気が厭らしく絡みつくように熱くなる。
 既に風邪は完治したらしいアナザーブラッドは辛さを忘れるかのように悦楽を求める。
 互いの秘所を重ね合わせゆっくりとだが激しく動かし情欲を発っして蕩け合う。
 そして少女二人は同時に絶頂を迎え―――――果てた。


 そんな情事の現場を目撃したデス=アダーは……
「###########」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
 眉間に青筋を浮かべ怒り震える。何故かって? それは……



「「――――――う、うにゅぅぅうううううううううう!!!」」ブシャアアアア
 二人ともうにゅほ化してるからだよッ!!

168 :
 どうやら『女×女』の百合カップルにもウィルスは反応するようだ。
 わかりやすく二人の絡みを別の表現で表するならば――――――『ののワさん同士の絡み』
 ああっそうだ。ヌけるもんならヌいてみやがれッ!!!

「うにゅうにゅ♪」チューッ
「うにゅー♪」チューッ
 絶頂に達した余韻を残しながら二人はハートマークを飛ばしあうようにチュッチュする。
 部屋に侵入したデス=アダー達には全く気付いていないようである……
 そんなシーンを目撃したドラゴンはというと……。
「………………うぅぅ」(´;ω;`) ブワァ
 治まり掛けてきた悲しみがぶり返して目に涙が溜まる。
 そして青筋浮かべたデス=アダーは―――――静かに切れた。

 『何故ドラゴンは姿が変わらないで泣いているんだ』と―――――
 『何故お前らは変わっていてイチャついているんだ』と―――――
 プチッ
 ―――――デス=アダーの怒りが有頂天。
 そのまま部屋に入るとくっ付き合う二人に近づき力を込めて蹴り飛ばした。
「オラァッ!!!」
 ドッグォォォンッッ!!
「「うにゅぶっっ!!!」」
 蹴り飛ばされた二人はゴム毬のように壁・床・天井などに激しくバウンドしてボトリと床に落ちた。
 幾らなんでもやりすぎに思えてならないが……心配することなかれ。
 うにゅブラッドが自身の血液操作で弾力のある血液で2人分の身を包みこみガードしていた。
 いきなり情事を邪魔された二人は敵意を剥き出しにしてデス=アダーを睨みつける。

169 :

「うにゅにゅぅぅ!!」プンスカ!
「うにゅうにゅにゅぅ!!!」プンプン!
 どうやら怒っているのだろうとても不機嫌顔を浮かべている。
 だが正直なところ、その姿形では恐いどころか可愛らしいだけなのだが。
 二人は目にも止まらぬ速さで着替えるとビシッと構えて何かを始めようとしていた。
「うにゅ!」
「うにゅにゅ!」
 うにゅブラッドが床にうつ伏せに寝転がり、うにゅライヤがその上に跨る―――――
「「うにゅ、うにゅにゅーーっ!!!」」 デデーン!
「…………」
 『『完成、アブライダー!』』と言っている気がする……とデス=アダーは判断しておいた。
 うにゅほ状態で合体し、うにゅライダーと化した二人はそのまま突撃した。
「うにゅー!」ユラユラ
「うにゅうにゅー!」プカプカ
「………………」イラッ
 だがその速度は、お世辞にも速いとは言えず、等身大のアブライダーとは比べ程にならない程に、遅かった。
「………………おらッ!」
 しかし、デス=アダーはそんな事はお構いなしに大きな腕を振り下ろす。
 その容赦ない一撃にうにゅライダーは床へと叩き落とされ合体解除。
「「うにゅうぅぅぅぅぅぅぅ!!!」」ビターン!!
 悲痛な泣き声をあげる二人にデス=アダーは近づくと……
「おい貴様ら…」
「うにゅぅ…?」
「少しの間ドラゴンをここに預けておく慰めておけ」
「うにゅっ!?」
「うにゅうにゅ!!」

170 :

 二人はうにゅうにゅと鳴き声を上げて抗議をしているようだ。
 二人っきりの時間をこれ以上邪魔されたくないのだろう。
「ああん? ―――――わかったな?」ギロリ
「う、うにゅぅ……」
「うにゅにゅぅ…」
 だが抗議もむなしく、怒りの表情を見せながらドスを利かせて同意を求められると、
 二人はプルプルと恐怖に震えながら同意。しょんぼりとしたうにゅほ化した姿が可愛らしいらしい。
 こうしてデス=アダーは荷物とドラゴンを部屋に残すと急いで広場へと向っていった。

「う、うぅうぅぅぅ……」
 部屋に残されたドラゴンは今にも泣きそうで哀しみは治まる様子を見せない。
「…………うにゅうにゅ♪」フリフリッ
「ぅぅぅ……?」
「うっにゅうっにゅうにゅっ♪」クルクルーン
「うっにゅにゅ♪ うっにゅにゅ♪」ピョンピョン
 ドラゴンを慰めようと二人は小さくなった体をめいいっぱいに動かして奮闘中。
「……………うっ…う゛ぁ゛ぁあああああああああああん!!!!!」;;
「「うにゅぅっ!?(汗」」
 だが逆効果だった。
 うにゅほ化した二人が楽しそうに踊っているように見えたのかドラゴンの悲しみは加速していった。
 ……頑張れ、うにゅライダーペア。

171 :






 デス=アダーは全速力で走り続けていた。
「あいつ等が堂々と構える時点で本気でかかってくるのは確実だ、急がないとな……」ドゴーン!バゴーン!!
 急いで広場に向かって騒ぎを納めなければ、彼女の、ドラゴンの涙は止まらない。
 その思いを胸に秘めてデス=アダーは走り続ける。
 空立ち昇る煙、その場所こそ目的地である広場の目印。
 デス=アダーは戦斧を取り出すと建物を乗り越え塀を破壊しながらドンドン前へ突き進む。
 まさに究極のショートカット、最短のルート、デス=アダーは目的地へ真っ直ぐに進み続けた。
「畜生…まだ遠いぜ――――――――――…何だあれ?」
 だがその刹那、彼の視線の端に一瞬だが奇妙な光景が映る。
 気に掛けるほどでもないはずだが、何かしらの直感が過ぎりデス=アダーは足を止める。
 空をじっと見上げると、視線に捕えた奇妙な光景の確認をする。
 広場がある場所には煙が立ち昇っている。炎や風、あらゆる能力がぶつかりあい戦闘が行われているのだから当然だ。
 そして視線をその場からほぼ真後ろに近い約160度ほど左に振り向きじっと見据えた。
 すると―――――…その方角からも煙が立ち昇っているのだ。
 遠方で立ち昇る煙を目にしたデス=アダーの脳裏に疑問が浮かび上がる。

o0(何故奴らは電波ジャックをしてまで自分達が元凶だと知らせたのか?)
o0(何故ワザワザ挑発までして広場に集めたんだ? わざわざ身を危険に晒すようなまねを…)
o0(もしも………電波ジャックをせずに放置していたらどうなって―――――――…あ! まさか……)

172 :

 岡目八目――――第三者目線であれば当事者以上に状況をより判断できる。
 ドラゴンを匿う為、直ぐに広場に向かわなかった事が幸いし、物事を考える余裕が出来ていた。
 デス=アダーの直感が導く―――――彼奴等の、嫉妬団の、本当の狙いに。
「――――――――そうか、それが狙いか!!!」
 デス=アダーは自分の直感を信じて広場へ向うのをやめると、全速力でもう一方の煙が立ち昇る場所へと向かった。
 その途中で、とある相手を呼び出しながら……

■MUGEN街:某所
 広場から程遠い場所にあるとある建物。現在その周辺は―――――――


「北斗有情破顔拳!! はああああぁっ!!」クソルビーム
 アーイ!
「ん? 間違ったかな…? ねぇっ!」ビーム
 イィーヤッ!
「はっずれ〜☆」ブスリッ!!
 ギャァァァーッ!!
「財前教授の総攻撃です」バババババー
 ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ーイ!!
「ポチョムキンバスター!!!」ドゴォォンン!!
 グワァー!!
 ――――――最激戦区だった。

 その場所の名は――――――――『永遠亭』

173 :
 MUGEN広しと言えど右に出る者はいないと称される天才薬剤師兼医師『八意永琳』が監理・経営する診療所である。
 彼女の腕は並大抵の病院にいる医師も形無しであるが、何分小さな診療所入院出来る人数も限られている。
 そんなわけで医師・医療関係者との軋轢もなく互いに持ちつ持たれつで機能している。
 最も彼女の腕だけではなく彼女自身の人当たりの良さもその秘訣だろう……たまーに弟子関係で黒くなるが。
 ……とまあ診療所の立場は今は置いといて、現在周囲の状況は最悪に近い。
 嫉妬団の配下であるエレクトロゾルダーテン軍団とジュラル星人の大群に攻められていたのだ。
 診療所の内と外には八意永琳と面識ある医療関係者達と、いち早く彼女を頼り診療所にやってきた患者達がいる。
 その中で外で猛攻を食い止めるは『トキ』『アミバ』『ファウスト』『財前教授』『ポチョムキン』
 これが北斗無双ならまだ勝機はあっただろう、しかしここはMUGEN界、最大でも4対4が限度。
 既に全員が疲労困憊・満身創痍。あまりの状況に絶望が見え隠れする。

「もうやだ帰りたい」
 一方、永遠亭の中で避難しているクロウ博士は運動座りしながら今の状況を嘆くばかり。
「いい年した大人が何べそかいてるのよ。そんな暇があるなら貴方も戦いなさい」
「無茶言わないでくれ、僕には技術はあっても戦う力は無いんだから!」
「じゃあ何で貴方ここに来たの?」
「君なら治せるんじゃないかと思って来たんだよ。だけどここが襲撃されるだなんて思ってもみなかったよ!」
 『あらゆる薬を作る程度の能力』永琳の能力にして最大の強み。
 うにゅほ化の原因がジュラル星人の製造したウィルスならば、その抗体を生み出す薬も永琳ならば製造可能。
 確かにそれは可能である。現在永琳は知り合いの医師数名が間にその薬を製造している最中だ。
 因みに永琳本人は不老不なのでうにゅほ化ウィルスの影響を受けません。
「……うにゅぅ…」
「うにゅ! うにゅ! うにゅ!」ペチンペチンペチン
「う、うにゅー! うにゅー!!(泣」
 喧嘩? いいえ、スキンシップです。クロウ博士と一緒に避難しているのは……
 トキのパートナー『朱鷺宮神依』、アミバのパートナー『大道寺きら』、ポチョムキンのパートナー『キャサリン京橋』
 ……ロリコン? いいえ、紳士です。アルカナでやれ? キニスルナー
「しかし、不味いわね……」

174 :

 渋い顔をする永琳はそっと小窓から外の光景を覗き見る。
 その光景はまさに圧巻。外で果敢に戦い続けている5人も気がかりだがこの場を離れる訳にはいかない。
「私がワクチンを作っても彼らが散布を邪魔をするのは確実、けれど完成する前にここが落とされる確率が高いわねぇ……」
「誰か助けを呼ぶ事は…」
「無理よ、先の電波ジャックで情報網は絶賛混乱中で使用できない上、主戦力の大半は広場に集って戦闘中。
 今から助けが来ても間に合わない……仮に数人来た程度でこの戦力差を覆せるほどの人材は限られているわ」
「打つ手は……」
「……医者が諦めを口にする訳にはいかないけれど…」
 永琳も半ば諦めてしまっている。
 そんな彼女の気持ちを察しても今の状況が変わる事もないのでクロウ博士は再びふさぎ込む。

 ―――――これこそが嫉妬団の本当の狙いであった。
 どれだけ強力な毒薬・劇薬・細菌兵器を製造しようとも、八意永琳が存在する限り全ては水泡に帰す。
 故に嫉妬団幹部は考えた、どうすれば計画の中で永琳を無力化できるのかを……。
 そう―――――嫉妬団の企てた『うにゅほ化計画』の裏に『真の計画』が潜んでいたのだ。
 ・女性キャラのうにゅほ化は戦力の半減させる為。
 ・カップルの女性に限定したのは男性ペアの感情を煽る為。
 ・犯行声明と共に宣戦布告を行ったのは原因をはっきりさせて診療所への足を止めさせる為。
 ・挑発したのは手早く広場に向かわせて戦力を診療所から遠ざける為。
 全ては、八意永琳一人を捕えてうにゅほ化による支配を確実に成功させる為に仕組まれた壮大な計画だったのだ!!!

175 :

「ここまでか…」ゼェゼェ…
「トキ! 貴様…ここで諦めると言うのか!」ハァハァ…
「流石に数が多すぎですねえ……」ナニモデナイ…
「財前教授―――――…弾切れです」カチッカチッ
「くっ……」
 5人の体力も残り僅か。
「よーし、このまま一気に攻め落とすぞ!!」 オー!! アーイ!!
 この隙を逃さんと先陣を切って指示するエレクトロゾルダートが軍団の士気を上げる。
 戦いは終局を迎えようとしていた。その時!

 ウォォォォォォォォォォォォォ
「ん? 何だ?」
 何かの音……否、声がする。幻聴ではなく全員に等しく聞こえる声。
 キョロキョロと辺りを見回すも誰もおらず、リーダー格のゾルダートがふと真上を見上げてみると……
「なんだ―――――ウボア」グシャッ!!! ドゴォォォォッォオッォオン!!!!
 頭上から落ちてきた何かに勢いよく踏まれて地面にめり込んでしまった。当然戦闘不能に。
「敵か……味方か……」

 突如空から落ちてきた金髪赤眼の大男にその場にいる全員が釘付けになる。
「誰だお前はッ!?」
 至極当然の疑問を口にして


「通りすがりの……タイ焼き屋さんよっ!!!」
 そうだろ、松ッ!
o0(((((( 嘘だ―――――ッッッ!!! ))))))

176 :

 うん、タイ焼き屋さんは嘘だが、デス=アダー降臨―――てか着地成功。
 地面に埋まったゾルダートの上から退くとゆっくりと嫉妬団の前に立ちはだかる。
「……お、おい!! お前はは何者なんだ!?」
「俺の事はどうでもいい。少し休んで体力を回復させておけ」
「何をぅ!?」 
「よせアミバ!」
「トキどけぇ、そいつ秘孔突けない!!」
「止さぬか、奴が敵であるなら我々は既に倒されている!」
「―――――ぐっ」
 トキアミバのやりとりを無視してデス=アダーはゆっくりと語りながら前進していく。
「お前等の作戦は中々のものだ。まさかあの馬鹿全員が囮だとは誰も気付かないだろうしな」
「貴様が何者かは知らないが、我らの計画を邪魔しに来たのなら消えてもらおうか!」
「邪魔しに来た? ぷっ、くっはっはっはっはっはー!」
「くっ、何が可笑しい!?」
「我ら総勢100を越える圧倒的兵力を前に怖れをなしたか!!?」
 突然笑い出して相手を挑発するデス=アダー。
「いやいやすまない……馬鹿にした訳じゃあねえ。利に適った見事な作戦だと感心したまでだ」
「???」
「だから――――――俺も使わせてもらった」
「!?」
 驚く嫉妬団に対してデス=アダーは人差し指・中指を伸ばして自分のこめかみに突き付けふざける様に返す。
「貴様達は――――――――もう終わってるぞ。ばーん!」
「何だと!?」
「一体何が……―――――――!」クルリッ!

 気付いた時には―――――――遅かった。
 嫉妬団が陣取る位置の背後には――――――すでに何かがいた。


177 :

「グルルルルルルル……」ドドドドドドドドド

 それは―――――巨大な真紅の竜だった。
「馬鹿な……いつの間に……」
 嫉妬団幹部が自らを囮にして広場へと集めたのと同様に、
 デス=アダーも意表を付いた豪快な登場によって全員の視線を自分に集めた。
 故に彼らは気付くのにワンテンポ遅れてしまった、これから起きる危機的状況に対する防御行動に。

「グォォォォアアァァァァァアァアァアアアアアアアアアアアア」
 その刹那、竜は辺り一面へ轟々と燃え盛る業火を吐きだして包み込んだ。

「「「「「「「グアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!」」」」」」」
「「「「「「「アアアアアアアアアアアアアアアアイッッ!!!」」」」」」」
 デス=アダーが召喚した赤き竜『シン』から放たれた業火の吐息が嫉妬団配下達を一気に包み込む。
 MUGEN画面的に見て『全画面即判定』版の炎の吐息。早く岩陰に隠れるんだ―――――あぁ、間に合わない。
 業火に身を焼かれるゾルダーテンとジュラル星人の絶叫と業火が周りに広がっていく。
 辛うじて全滅は免れた嫉妬団配下達だが、半数以上が戦闘不能に陥り永遠亭の守護者との戦力比は一気に縮まった。
 戦局は一転して嫉妬団ピンチに陥る。先程までもトキィやアミバなど格上な相手とも戦えていた。
 しかしそれは質より量の物量戦法を用いたからであり、人数比率が少なくなればなるほど自ずと戦局は逆転する。
「これは酷い」
「財前教授……汗を」フキフキ
「俺でもここまではやらんぞ…」ヤルナラデクニカギル
「だが、助けられた事実に変わりない」
 突然の攻撃によるパニックで浮足立つ嫉妬団勢と、目の前で起きた状況にただただ唖然とするトキら5人。
 対照的な反応を前にしてもデス=アダーは我関せずと言わんばかりに足を永遠亭へと向ける。

178 :

「少し残ってが…後はお前らだけでも充分だろ」テクテクテク
「……………」
「ふんっ、貴様が何ものかは知らんが我々だけでも倒せたんだからな!! 感謝なんてしてやらないからなッ!!」
「彼から敵意は感じられません。あるのは純粋な怒り……彼もまた大切な人の為に行動したのでしょう」
「後は我々の仕事だな……では、ユクゾッ!!」
 5人は永遠亭に向かうデス=アダーを見送ると、最後の力を振り絞り残存兵力の掃討に全力を注いだ。

 デス=アダーは永遠亭に入ると、うにゅほ化した3人が襲ってくるも軽く蹴り転がして一蹴。
「…………キミ誰?」
「…………」テクテク
「えー無視かよ……(´・ω・`) 」
 クロウ博士を華麗にスルーして診療室へ入ると永琳と対峙する。
「助けれくれてありがとう、と言っておくべきかしら?」
「別に、外がうるさいと話も碌に出来ないからな」
「そう……では何の用かしら? 毒蛇の暴君様?」
「……てめぇ、俺の素顔を知っていたか」
「MUGENですもの、存在の同一別個体がいる事は周知の事実よ。貴方の素顔を知っているのは企業秘密って事で」
「まぁいい。あんたに一つ頼みがある……」
「何かしら? 一応助けてくれたお礼でタダで叶えてあげるわ」






■MUGEN街:広場
 一方、広場での決選も終盤へと近づいていた。嫉妬団幹部は全員が無事、男性陣は残り3割ほど。

179 :
「あれ? おかしい…」
「ん? どうした馬鹿隊長?」
「馬鹿って言うな、永遠亭へ向かった奴らからの定期連絡が途絶えた…」
「おいおい、まさか負けたって事はねぇーだろうなー?」
「気にするな! ゾルダートとて必だ、連絡忘れぐらいはやるだろう!」
「気に掛けておいたのさッ!」デーン!
「イーエーイ♪」シャッカシャッカ
「…………………ロバート…」
「おいおい新入りよぉ…済んじまった事は気にするなって…」
 既に勝利を確信して軽く談笑している余裕がある嫉妬団幹部勢。もはやこれまで――――――そう思われた、その時。

 ※某代表的BGM推奨

 ズゥゥゥゥゥン!

 ズゥゥゥゥゥゥォォン!

 ズゥゥゥゥxォォォォォォォオン!

「んん? 何の音だ?」
 遠くから大地を揺るがす重低音が響いてくる。
 徐々に、徐々に、徐々に……大地を揺らしながらその音は巨大になっていく。
 誰もが戦いの手を止めその音源を探ろうとしたが、その必要はなくその正体はすぐに判明した。

 ビルをも超える巨体を覗かせ、全てを破壊せんとする凶暴な顔つきが浮かび上がる。
 背中いっぱいに長くて太い尻尾を振るい、発光する背びれがその圧倒的な存在感を表していた。
「な……なん……だと……」

 それは間違いなく『怪獣王』と呼ばれる最強の怪獣――――――『ゴジラ』だった。


180 :
 往年の怪獣映画のように街を、ビルを、建物を、あらゆるものをなぎ倒しながらゴジラは進む。
 傍若無人にも見えるその行動・風貌は正に『王』と呼ばれる存在に相応しい。
「うにゅうにゅ♪」
「うーママ可愛いぜー♪」
 ゴジラの頭の上にちょこんと乗っているは『霊烏路空』がうにゅほ化した本家『十得制御棒うにゅほ』と養子の『ゴジレン』。
 うにゅほはゴジレンに抱きしめられながら、とても喜びうにゅうにゅと鳴き声を上げている。
 嫁と娘の微笑ましいやり取りとは逆に、ゴジラの機嫌は最低最悪だった。
「まさかゴジラも来やがるとは流石に予想してなかったぞ……」
「ゆ……許せ…ん……」デェーン…
「オーイエーイ。これはあれだ、ピンチってやつだな♪」
「笑ってる場合かー!!!」
 ゴジラは大きな声でその怒りを叫んだ!!!

「貴様ら………よくもゴジレンを危ない目に合わせたなッッッ!!!」 ※中編参照。
 カッ!!!! 容赦なく放たれる赤い熱線。回避する間もなくあっという間に飲み込まれてしまった。

「「「「「ぐあぁぁぁぁぁあああぁぁぁああああああああああああ」」」」」
 魔王様の安定感を出しつつ幹部勢は嫁探しアダーを除いて一瞬にして敗北。
 残った嫁探しアダーを標的に捉えてゴジラは前進を続けていく。
「うわぁ!! ゴジラさんマジ切れしてるデスよ!!」ガクブル
「くそっ、こうなったら……“ フェルナンデスバリアー ”!!!」ササッ!!
 嫁探しアダーは一時的にフェルナンデスの呪いを解除して巨大化、それで怯んだ隙に逃げようとしていた。
「ちょおまっ!?」

181 :

「ならば… バリアー ごと ぶ っ 潰 す ッ ッ ! ! ! 」

 だが、その程度で本気の熱線放射を止める事は出来ず……。
「ぐああああああああああああああああああああああ!!!」
「デスぅぅぅぅぅうううううううううううううううう!!!」
 ………………… 大 ☆ 惨 ☆ 事 ♪
 因みにゴジラさんに嫉妬団幹部だけを狙って熱線を吐くなんて精密射撃ができるわけもなく…

「「「「「ぎゃあああああああああああああああああああああ」」」」」
「「「「「うわぁぁぁあぁぁあああああああああああああああ」」」」」
「「「「「何でこっちまで――――あああああああああぁぁぁ」」」」」

 ……当然男性陣も巻き込まれてました。広場周辺は一瞬にして見るも無残なありさまと化した。

「―――――――――――――ふぅ、気が済んだ。じゃあ帰ろう」
「うにゅぅ♪」
「そうだねー♪」
 ゴジ空家族は廃墟と化した広場を後にゆっくりと怪獣島へと戻っていった。
 背景に映る夕焼けが映画のエンドロールを思わして『完』の文字が見えそうだ。
 ――――――こうして、嫉妬団の野望は潰えたが!
 この世でカップルがイチャつく限り、嫉妬団は何度でも復活するのである!!
 ああ、次はクリスマスだ……マニアウカナー?






182 :

■アパート:アナザーブラッドの一室
「おーい、ドラゴン無事かー?」
 永遠亭でとあるブツを手に入れたデス=アダーは颯爽と舞い戻って来た。
 部屋の扉を開けて中に入ると………ドラゴンは泣きやんではいるが、ふて寝していた。
「……………グスッ」
「うにゅぅ…」
「にゅにゅぅ…」
 うにゅライダーも頑張ったらしいが、無駄に終わったようで汗まみれで倒れていた。
 やれやれと思いながらもデス=アダーはドラゴンに近づき懐から小瓶を取り出すと、
 その栓を抜き中身をドラゴンの頭に振りかけた。粒子状できめ細やかなその中身がドラゴンに被り包む。
「!!――――――けほっけほっ! 何をするんだアd」
 ボボンッ!!
 その直後、と大きな爆発音と共にドラゴンは煙に包まれた。
 暫くして煙が晴れてドラゴンの姿が現れていく。すると、その姿は……



「………うにゅう?」
 ドラゴンは十得制御棒うにゅほのようになりました。

183 :

「どうだ、変わっただろ?」
「………………」プニプニ
 うにゅほ化したドラゴンはその場で自身の手をじっと見る。
 それから自分の頬を突いてみて触感を確かめ、部屋の鏡で全身を眺めて自身の変化をじっくりと観察し、理解した。
「……………うにゅー♪ がおー♪ うにゅー♪」ピョンピョンピョン
 うにゅほ化出来たよ、やったねドラゴン♪ オイバカヤメロ
「そうか、良かったな。じゃあ帰るぞ」
「うにゅにゅーがーおー♪」ガシッ!ヨジヨジ…
 二等身ボディがよじよじとデス=アダーの身体を昇っていく。
 ズボンを昇り、ベルトを掴み、服をよじ登り、そして頭の上まで登りきった。
「がおー!」ガシッ!!
 デス=アダーの頭の上でものすごく嬉しい顔をしながら二人はシンの背中に乗りながら戦斧世界へと帰っていった。
「うにゅ〜〜♪」





 デス=アダーが永琳から得たもの……それは『誰にでも効くようにしたうにゅほ化ウィルス』だった。
 因みにドラゴンがうにゅほ化しなかった理由、それは嫁探しアダーにあった。

184 :

 【カップルの女性がうにゅほになる=嫁探しアダーが嫁を見つけたら嫁もうにゅほ化する】
 この矛盾を解消する為に名前判定を使用して……
 【『デス=アダー』の名前を持つキャラの女性相方はうにゅほ化しない】
 …等といったプログラムを追加していたのだ。
 故にデス=アダーと付き合っていた恋するドラゴンは、うにゅほ化しなかった。
 だから永琳は採取したウィルスからそのプログラムを排除したものを少量だけ渡したのだった。
 その後、襲撃を回避してワクチンを完成させた永琳はうにゅほ化ウィルスのワクチンを大量生散布。
 こうして、MUGEN世界の女性達は元の姿に戻っていった。

■デス=アダー城:ハロウィーンの日の夜
 寝室で寝転がるデス=アダーの上に妖艶なポーズをとりながらドラゴンは跨る。
 服を脱ぎ、女豹のポーズをとりながらドラゴンはゆっくりとデス=アダーに迫ってくる。
 ……迫ってきているん、だが…



「うにゅっにゅうにゅにゅにゅーにゅ♪」※トリック・オア・トリートと言っています。
 うん、当然まだうにゅほ化している状態です。

185 :

「うーにゅーうー♪」テチテチテチ…
「………」
 短い手足で四つん這いになりゆっくりと身体の上を歩く姿……ぶっちゃけると女豹というより子豚である。
 そしてデス=アダーの男のモノに近づくと、そっと皮部分を食みながら身体全体を使ってまだ硬くなっていないモノを擦り始めた。
 この手のシチュが好きな人なら興奮もできるのだろう。だがデス=アダーにそんな趣味はない。
 さらに二等身でその上うにゅほ状態、萎えて硬くなる事はなかった……てか硬くなったら人としてヤバい。
「にゅにゅにゅ〜」シコシコハミハミ
「………………………はぁ…」
 この日、デス=アダーのモノは勃たなかった。……当然だ。

■翌日:永遠亭
「……………こいつを元に戻してくれ」
「うにゅっがおー!」
「……………」
 そこには、頭を垂れ沈んでいるデス=アダーと対照的に元気いっぱいなうにゅドラゴンがいた。
 永琳は同情交じりの生温かい視線をデス=アダーに送りながらも、うにゅドラゴンにワクチンを処方しました。
 こうして、ドラゴンは数日ぶりに元の姿に戻りましたとさ。
「元に戻ったぞー!! ガオー!!」
「うん、よかったよかった」
「でもうにゅほ化も面白かった気がする。またなってやってもいいんだが?」
「断る」
「えーいいじゃないかー!」
「俺が耐えられねぇんだよ!!」

 ……めでたしめでたし……かな?    【暴君とドラゴンのうにゅほ〜FIN〜】

186 :
投下終了。ようやく終わったー!!
うん、メッチャクチャ遅くなった事をお詫びします、もうクリスマスだってのになー(´・ω・`) ゴメンネ
エロもちょいちょいだし……ほんと師走は忙しい。
来年はドラゴンの年だー! ガオー! ではっノシ

187 :
さすがイヴだ!
一人っきりでも>>186のおかげでなんともないぜ!

188 :
乙ー!
聖夜なんて忘れて正月の事考えようぜ!!

189 :
>>160-186 乙ー!
長編を書ききったのは普通に感心。

190 :

年末だから過疎ってるー('・ω・`)
来年も期待。

191 :
博麗やら春日やら色々神社ありますから大晦日も初詣もネタは作れそう

192 :
さて明日で新年か……

193 :
ふう、いよいよ「ひめはじめ」であるか

194 :
みすちーアキトは便乗商売で年越し蕎麦を作って忙しそうで、ヤる暇がなさそう…とふと思った。

195 :
明けおめー

196 :
みんな今頃、姫始め中で忙しいはず……

197 :
カプによっては筆下ろしでも忙しいだろう。2重の意味で。

198 :
>>197 こんなか?

【書き初め、もしくは筆始め、もしくは筆おr】

けーね先生「みんなはどんな書き初め書いたかなー?」

チルノ「あたい『さいきょー』って書いた」
H「私は『最強』だ」
ネイキャン「私は『家族旅行』って書きました」
グリゼラ「『昇竜』今年は竜の年だからなんだか嬉しいぜ♪」
リムルル「私は『姉様』って書きました」
雷「俺は『冒険』って書いたぜ」
ゼノン「わたくしは『世界征服』って書きましたわ」
たぬき「僕は『狸』……うん、思い浮かびませんでした」

けーね「ふむふむ、みんな思い思いで元気よく書いてくれて先生は嬉しいぞ……ん? 白紙じゃないか、どうしたんだ?」

傘「先代さんに……無理やり……」プルプル
けーね「?」

※特にオチもないので終っとく。

199 :
ニヤリとしたw

200 :
あけおめーそろそろみんな動き出す頃かなー?

201 :
電車ごっこ終わってしまったな
たまにあるマローネの日記が大好きだった
そのうち陵辱されて泣いているマローネの日記とかでそうで楽しみだったんだが

202 :
凶悪系だと禍しか思いつかねぇ…

203 :
あのストーリーのことか
紫レンが大暴れしてるな

204 :
神キャラ同士のエロスか……ピカピカまぶしそうだな。

205 :
子作りを通り越して天地創造ですね、わかりません(画面真っ白で)

206 :
久しぶりに来たんだけど、格ゲー総合スレって無くなっちゃったの?

207 :
さて、そろそろエロいのを期待したいなー(チラ

208 :
いつものMUGENなお正月
アカツキと白蓮さんの場合
アカツキ「炬燵の中で年越し蕎麦を食べていると暖かくて眠くなるな、年越しを白蓮と共に迎えたいというに。」
白蓮「あらあら、アカツキさんったら・・・」
霊夢とアイスマンの場合
霊夢「ぐー・・・すかー・・・」
ロバート「君といると、辛いことなんか無かったように思えるよ。霊夢。だから・・・」
    「少しは優しくなってくれないかな」
ロッ・・・楓と文の場合
楓「今年も僕はどれほど苦労して、来年を迎えるのだろうか。」
文「新年早々ネガティブですか少年、そんなだからロックとかフラグブレイカーとか言われる不幸体質になるんですよお馬鹿さんが」
楓「僕の苦労はほとんど人災によるものなんですがねえ!?少しはこっちの身にもなってくださいよ!」
かがみんと黒レンの場合
レン(スッ)
かがみん「・・・下着?」
レン(コクコク)
かがみん「では、淫夢を見せたのは」
レン「・・・バッチコイ」
かがみん「断固拒否だ馬鹿者」
ソルとフィオナの場合
フィオナ「今年の抱負は、皆さんの迷惑にならないようにすることです!」
ソル「・・・そりゃあ立派な事だ、で?具体的にはどうするんだ」
フィオナ「そうですねえ・・・失敗しないことです!」
ソル(・・・今年もいつも通り、か)
カイとさーたんの場合
カイ「・・・」
沙姫「・・・」
初詣中のようだ
カイ「沙姫さんは何をお願いしましたか?」
沙姫「無病息災です。カイさんは?」
カイ「無病息災と、平和と安全ですね」
神オロチ「お互いの無病息災願うとかマジ健気」

209 :
>>208
朝っぱらから口の中が甘いッ!!

210 :
なんかカイって聖霊庁のヒロイン勢全員に惚れられてそう
アルカナとクロスさせたら
「聖霊庁聖騎士団」の団長とか……
カイ爆発しろ

211 :
なに大丈夫、カイ子にして百合ってれば何も問題ない

212 :
>>211
沙姫「あんな華奢な体つきからは想像もできない大きさだわ・・・」
カイ子「さ、沙姫さん、あまり触られてはくすぐったいです・・・」
こんな感じかな?

213 :
>>212
いい感じだw
冴姫ちゃんは原作では異性に興味がないとあったが……
生真面目な性格ゆえ
もし一度でも惚れてしまったらあとは一直線な感じだ


214 :
イィィィィィィィィヤッホオオオオオオウウウウウウ!!!!haaaaaaaappynewwwwwyearrrrrrrr!!!!
PC前で更新マダカマダカと表現上少しと書かざるを得ないwktk感を
はち切れんばかりに抑えてる大きいお友達に分類される君ィィィィ!!
残念だったな☆MUGEN新たな出オチ&主人公担当デップーちゃんでした!
・・・ん?どうしたぃ、そんな誰も寄り付かないような形相しやがって。
安心しなって、誰もお前らの楽しみを邪魔しに来たわけじゃねえ、俺の特技を忘れたわけじゃないだろ?
・・・えっ?その前にお前誰?オィィィィ!?そっちかよぉぉぉ!?最近MVC3出れて顔売れたと思ったのによぉぉぉ!?
いいか、俺様は・・・(脚色混ざって長くなるので省略)
て、な、わ、け、で、この俺様が  
生で
カップルが
ネチョってるのを
実況という名の覗き見しちゃおうって寸法よぉ!
亡フラグなんざこの俺様なら回避余裕だしぃ〜♪
あ?バカ隊長?ああ、あいつなら誘ったんだが。
「カップルの諸事見て何の特になるんだ!シャイセェェェェ!!」
なんて言って引きこもっちまったよw 嫉妬団とか結成する割にはメンタル弱えよなww
さーて、おしゃべりしてる間に第一カップル発見〜って訳だ・・・ありゃ?まだ準備中のようだな
●RECでお届けしちゃうから楽しみにしとけよ〜?

215 :
〜〜〜〜〜デッドプールの賢☆者☆タ☆イ☆ムドッキリ〜〜〜〜〜
ちゅーことだよwwww俺がなぜこんなことするのか疑問だった君、おk?納得したか?
幸い男女タッグが行われてるから撮影には持って来いだぜ☆それじゃあ行ってみよー!!
レッツ!ルック!HIMEHAZIME−!!!!!
とあるホテル、ここは現在男女タッグに出場するメンバー達の宿舎として活用されている。そのとある一室にデップーは張り付いた。
一組目 白黒フレイザード
レンは悩んでいた。
手を当てるは己の胸、そう、胸。
絶壁、ぺったんこ、真っ平、平原。
そう、胸がない、それが悩みの種である。
そんな悩みを察した相方の一言と言えば
「テメェに胸があったらキメエだけだ」
と一刀両断。散々胸がないことを言っておきながらそれはないだろうと内心憤慨していた。
「はぁ・・・」
若干熱めのシャワーを浴びながらパートナーへの愚痴を絡ませながら嘆くレン。
「私が他の女に劣ってるのは確かに認めるわ、だからってあんなこと言わなくてもいいじゃない・・・」
「誰も劣ってるとは言ってねえだろ」
「言ってるような物じゃ・・・ええっ!?」
振り返ってみれば彼女のパートナーであるK´が立っていた。無論、全裸である。
「あ、あ、あ、あんたななななな何入って来てるのよ!?何考えてるの変態!バカ!スケベ!」
「ゴチャゴチャうるせぇ、テメェが下らねえ事で凹んでるから、外野が俺が何かしたろって五月蝿えんだよ」
歩みながら近づくK´ 思わず壁まで後ずさりするレン はたから見れば変態と被害者である。
「それとこれとがどう関係するのよ!?」
「だから」
目の前まで近づいた彼は、レンの後ろに手を回し
「!!!」
「俺が手伝ってやるって言ってんだよ」
『お?来たな、それじゃ、お楽しみタイムと行こうか!』
「はぁ・・・はぁ・・・」
レンはK´に風呂場で胸を触られ続け、さらにシャワーのお湯の熱気で完全に体が高揚していた。
「ったく、胸だけでイっちまうほど敏感だったか?お前」
レンをベッドに優しく降ろしながらK´は問う。
「あんたが・・・こうしたんでしょ・・・だから」
「・・・」
「責任、取ってよ」

216 :

「もう完全に濡れてやがるな」
レンの産毛一つない花園を触れながら秘所に指を出し入れする。
クチュクチュという粘着音が部屋にはこだましていた
「ん、んんっ、あっ、あっ、ああっ、やっ、、んん」
胸を揉まれ、撫でられ、吸われ、弄られた結果、レンの体はかなり感じやすくなっていた。
「いひゃあ!!?」
K´はレンに伝えることなく、いきなり自分を化身であるそれを挿入させた、その突然の快感と衝撃により大きくレンの体が傾く
「あっ!そんな、激しっ・・・、んああ!」
「いつも通りだ、テメェがいつもより感じてるだけだろ」
「そんな・・・っ、ことっ、」
「あーあー分かった分かった、分かったから背中に爪立てんな」
「んっ!んあ!あっ、あっ、ああっ!ああん!」
「ふぁっ!んん、あっ、はっんんあ!」
だんだん律動が早くなる、そしてお互いの絶頂が近づいてきた
「んっ、K´・・・もう、私、イっちゃう・・・!」
「・・・中で出していいか?」
「え!?」
「中だ、中でいいか?」
「う、うん、ひゃあ!?」
返事を聞くと同時に腰を大きく入れ、激しく動かすK´
「あ、そんな、壊れちゃう、ああっ!やぁ、はぁあ!」
「ダメぇ!イく!イっちゃうぅぅ!!」
「・・・!」
K´のそれはレンの奥深くに入り込むと、大量の精を放った。花園からあふれんばかりに。
それを横目に、レンは力尽き、眠りについた。
「ふう・・・」
レンが寝息を立てるのを確認し、毛布を掛け、己は煙草を吸おうと箱に手を伸ばした時だった。窓に、カメラを持った赤いスーツの人影、見覚えのある奴だ、それも記憶によれば
よっぽど性質の悪いらしい、奴だ。
「・・・」
『b』
「・・・・・」
『(キュッキュッ)』
「・・・・・・・・」
『バッチリ録画しました♪←ホワイトボード』
「ブッす!!!!!!!!!」
『言われなくても、スタコラサッサだぜ!』

217 :
>>214
投下乙
だが、残念ながらお前さんの書いたタッグは
白黒ツンデレッタだッ!!
フレイザードでもスタイリッシュでもないッ!!!

218 :
何たる不覚
首吊ってくるorz

219 :
>>214
乙ー
レンかわいいよK'何気に優しいけど獣だよ!w
ツンデレッタがフレイザードになったのは俺達をからかうためにデップーが干渉した結果なんだよ!
「フレイザードかと思ったか!? ツンデレッタだよ!」
デップーフレイザードマダー?(チンチン

220 :
ヒィーヒヒヒヒハハハハハwwwwwヒャーッハハハハァwwwwww
あーwおっかしいぜーwwwまさかアイツ、俺様がタッグ名すり替えた事も知らずに投稿しやがったぜーwwww
・・・だからってよォ、いきなり呼び寄せて神キャラ二体と戦わせるこたぁねえだろ!ミスした自分のせいなのにヨォ!
マジでぬかと思ったじゃねえか!なねえけど!
て、な訳で、俺様今黒コゲのままホテルの中をうろつくのはマズイし、庭ら辺でブラブーラしながらあのヤンキーあんちゃんから逃げてるわけ。
いーやー、あのあんちゃんの顔傑作だったなぁ〜www今思い出しても・・・ダメだ、腹がwww
あ・・・?なんか茂みの奥からこの俺様の気配センサーが反応してやがる。
こりゃ、二人、か?それとなーんかビミョーな空気流れてるっぽい感じがしやがる。
・・・よしゃ、行ってみるか、思わねえ収穫かもしれねえ!
二組目 白黒フレイサード(今度は間違えないもん!(´;ω;`))
「・・・・」
男女タッグ大会の宿舎として使われているとあるホテル。
そこの庭には噴水や、さまざまな花々が生い茂り、小鳥があちこちで囀り、MUGENらしい植物まで生えてる。
そこを興味深そうに探検する少女が一人、いや、正確には一匹だろうか。
黒いリボンに黒い服、少し濃いめの水色の髪に、赤い瞳。
彼女の名前はレンである。
遠目に見ても小柄ながら、目を引く容姿をしている彼女には一つの大きな特徴があった。
無口である。
簡単な意思表示はするものの、会話をすることはおろか、言葉さえ発すること自体がめずらしいのが彼女なのだ。
一見無愛想に見えそうだが、彼女の場合は親しくない人でもなぜか喜怒哀楽が分かりやすいので、問題ない。
「ここにいたのか」
「・・・」

221 :
遠くから声を掛けたのは、白いコートに身を包んだ若い男。
彼こそ彼女のパートナーである、嘉神慎之介。
「ここには危険な食人植物がいるらしいではないか、止められなかったのか?」
(係りの人が私に気づかなかっただけ)
「それで納得しろと?」
(・・・伝言も残さず出て行ったのはあやまる)
「・・・、まったく・・・先ほど不審者が出たとの通達が出てな」
(それで私を探しに?)
「そういうことだ」
(・・・何も夢見せたり、してないよ?)
「違う、誰もお前を疑いに来たわけじゃない。」
(分かってる)
「・・・・・」
(特徴はどんな人だったの?)
「・・・赤と黒の全身スーツの男だそうだ、各部分に銃や刀を携えているらしい」
(面白い見た目になりそう)
「現実は面白くても、近づきたくはあるまい」
(・・・近づいて、欲しくないから?)
「当たり前だ、何をされるか分かったもんじゃない。」
(・・・ナニを?)
「人前じゃなくともそういう事を言うんじゃない!」
(したい)
「・・・は?」
(ここで、したい)
「・・・・・・・」
(えい)
「・・・!」
呆気に囚われてる隙を狙われ、押し倒されるかがみん。
レンのような小柄の体でも、不意を突いて飛び込めれば、棒立ちの状態なかがみんを押し倒すことは容易だった。
「おい!流石にここでは」
(平気、ここならだれも来ない)
「何故そう言い切れる!?」
(あれ)
「・・・?」
レンが指差した先には、うねうねと不気味に動く触手。その上には・・・。
レンにそっくりな体が、佇んでいた。
「・・・なんだあれは」
(ビオレンテ)
「知り合いか?」
(さっき会話してて仲良くなった)
「会話できるのか!?」
まあ、MUGENですからな
(空気を読んであの子がギャラリーしないように止めてくれるから大丈夫)
「お、お前」
(いただきます)
慎之介のズボンのチャックを馴れた手つきで下ろし、一物を取り出す。
そして迷うことなく口に含んだ。
「・・うぉお!?」
突然の快感に呻く慎之介。それにより、反撃の力が一気に奪われた。
(・・・ん)
「ぐ・・・!ぅ・・・」
吸いつきながら含んだり出したりの繰り返しで快感を与えるレン。
「・・・っ・・・うぁ・・・!」
顔を歪めながら悶える慎之介の反応を見つめる。一物が口の中で反応したことから、レンは射精が近いことを悟った。
そして一気にスピードを上げ、促す。
「・・・・くっ!」
一物ですでにいっぱいなレンの小さな口内に、精子が放り込まれた。

222 :
(・・・濃い)
幾多も、体を重ねあった仲だが最近はご無沙汰だったことに気づく。
(慎之介も、溜まってたのね)
「・・・否定はせん、私も男だ」
(うれしい)
「?」
(私もそうだったから)
「何故、部屋で誘わなかった」
(忙しそうだったし、そんなこと聞いてくれる雰囲気じゃなかったから)
「・・・・・・」
嘉神慎之介、彼は地獄門と言われるこの世とあの世を繋ぐ場所を守護する四神の一人、朱雀である。
だが、ある時、地獄門の瘴気に触れてしまい、同じく四神である青龍、慨世を抹。白虎の志源を封印した。
慨世の養子、楓に敗れ、地獄門へと身投げをするが、彼は奇跡的に生きていた。
彼を蝕んでいた瘴気は消えたが、その時の彼は己の行いを深く、深く、思い知ることになっていたのだ。
月日が流れ、レンというパートナーに出会い、不可思議な毎日に巻き込まれる慎之介だった。
そして今に至る男女タッグ大会の日。彼は思いもよらぬ再開を果たす。
現青龍である楓が、いたのだ、選手達の中に。
蘇るはあの忌まわしき記憶。己が墜ち、過ちを犯したあの時。
レンはそんな彼を心配していた。出会ったあの時から彼の気持ちを救いたかったのだ。
だが、過去を戻すことなど誰にもできはしない。だからこそ、彼女は慎之介を笑わせたかった。

223 :
「レン」
(・・・?)
「ありがとう」
(・・・楽になった?)
「ああ、だが」
(?)
「もう少し、マシな他の行いはできなかったのか」
(これが、私だから)
「・・・そうか」
(軽蔑した?)
「いいや」
「・・・ありがとう」
彼は優しくレンを抱き寄せた。
(っ・・・!ん!っく・・!)
前戯を終え、彼の一物がレンの膣内に入り込む。
「辛いか?」
(・・・大丈夫、驚いただけ)
「そうか・・・動くぞ」
ゆっくりと腰を動かし始める。なるべく負担を掛けまいとしている。
徐々に速度を速めていく、やがて激しく音を立てるほどに腰を打ち合った。
(あっ・・!はっ、はぁっ・・・!)
耳元で囁かれるレンのか細い嬌声に、慎之介の体は反応していた。
やがて、終わりを迎えようとしていた。
(うくぁっ。はあぁ・・・んっ!ああっ!)
(はぁ、やっ・・・!んぁ!)
(あっあっ!イクっ・・・・!イッちゃう・・・!)
「ぐっ・・・!」
奥に深く突き入れ、思いっきり己を解き放った。
お互いの息を整えるの如く、二人は体を寄せ合い、お互いに自分の鼓動を聞かせた。

(・・・不審者さん)
『・・・ありゃ?俺様に気づくとはやるじゃんお嬢ちゃん。』
(カメラ、いくらで売ってくれる?)
『いくらだなんてそんなヤボなことは言わねえよ、俺を見つけたご褒美だ、受け取りな』
(・・・ありがとう)
『いいってことよ、お幸せにな、お嬢ちゃん』
(・・・どうして)
『ん?』
(どうして、黒焦げ?)
『天罰さb』

224 :
>>220
乙!エロい上にいい話だった……
デップーちょっとかっこいいw

225 :

 新年明けましておめでとうございます。
 辰年なので彼女がMUGENで更に活躍しますように……
 てなわけで毎度のように投下します。

  ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

 新年―――――
 今年は辰年―――――
 そう、竜・龍・ドラゴン――――――つまるところ…

「ガオー!」
 彼女『恋するドラゴン』の年である。異論は認める。

「叫んでないでさっさと行くぞ」テクテクテク
「あっ、アダー待ってくれ」テクテクテク

226 :

■MUGEN世界:春日神社
 デス=アダーとドラゴンの二人がやって来たのは『春日神社』。
 MUGEN界を代表する大きな神社である。二人はここへ初詣にやって来たのだった。
 さぞや賑わっているであろう神社の光景は………

   ヒュー

         ガラーン


   ポツーン…

「誰もいねえし!!」
「空いてていいだろ」
 博麗神社と間違えた訳ではない。ただ単純に……

227 :

「元旦から時間経ち過ぎてるからなー…」
「うぅー……」
 現在1月1X日―――――ええ、完全に出遅れただけです。

■戦斧世界――――デス=アダー城
◆1月1日:深夜0時
【 テレビ 】< ジョイヤー! ジョイヤー!
「新年! 明けまして! おめでとー!!」
「おめでとう」
「今年は己の年だー!! 今年は絶好調であーる!!」
「さてと、城の警備している奴らに労いを掛けてくるからちょっと待ってろ」
「わかったー! 先に呑んで待ってるからなー」グビグビー

※数十分後……

「ZZZzzz……/////」
「寝てやがる、呑み過ぎて寝るのは普通はヘビだがなぁ……」
 デス=アダーは眠っているドラゴンを担いで寝室へと運んでそのまま眠りについた。


228 :

◆日が昇り昼前
 チュパチュパ……ハムハム……ペロチュパクチュチュパ……
「――――――…ん?」
「おーおふぁふぉふぉ」ジュルジュル
「…………人のモノ咥えながら喋るな」
「んー…ジュポッヌチャ―――…ぷはぁっ、…おはよう過ぎてるけどおはようアダー」
「……おはよう……で、全裸でナニ咥えてナニしてんだ?」
「だって昨日…てまだ今日か。呑み過ぎてそのまま眠ったから今から姫始めでもしたいぜぇ…と」ニギニギ
「………」
「姫始めっぽいことしようぜぇ〜♪」ペロペロ
「……………」ムクムク
 ガバッ! キャンッ♪
 ズキューン!! イチャイチャ♪
 ムクムクムク! チュパクチャクチュチュパ
 ドピュッビュゥゥゥーー! ングッ――…ゴックンッ
 クチャピチャクチャ…ペロリ… クパァッ(ハート) トロトロトロ……

 ズブリッ!! ―――――ヒギィッッ!!


229 :

◆昼過ぎ
「………今年も一つになれなかった…」
「俺はお前の全身を余すとこなく弄れて気持ち良かったがな」
「うぅぅ……////」
「気にするな、そのうちちゃんと胎内(なか)まで俺が染めてやるよ」ペロリ
「ひゃあぁぁん!/// いっ…いきなり逆鱗舐めるなよぅ……/////」
「しかし流石に腹が減ったな。確かおせち料理作ってたよな?」
「ここに持ってきてるぞ、はい♪」
 つ ■□■□■ ←おせち五段重箱
「なぁ、女体盛りでいかがなか?」
「……?」
「こうおっぱいで挟んで(ムギュムギュ)…数の子どうだ?」
「…………」グー
「それとも食前酒に甘酒がいいか、わかめ酒で?」
「……………」グー グルルー

 パクパク♪ イチャイチャ♪ パクパク♪ イチャイチャ♪

 ……こうして、元日は殆ど全裸で過ごした二人でした。


230 :

◆1月2日
「年賀状が届いたー!」
「MUGEN界からこっちへ届くには一日かかるからな」
「ゲーニッツの所からも来てるなー。天草にオクラ、アナブラにドラクロ…」
「アステカに花山組……ブロントからもきたか…」
 年賀状がわんさか届きました。
「それじゃドラゴン……年賀状出してくれた奴らに書くか」
「おー!」
 ※年末が忙しかったので年賀状送らなかった二人

 カキカキ……カキカキ……

 ツカレルゼー ガンバレー

 ……こうして、年賀状を書き終えて2日は終わった。


231 :

◆1月3日
「よーし、今日は一緒に初詣に行こうぜぇ」
「それは無理だ」
「え…?」
「そろそろ故郷に帰省した奴ら(兵士達)が帰ってくるからな。やらなきゃいけない仕事もある」
「じゃあ初詣は?」
「時間的に元旦に行くべきだったな……触れ合いならいつでも出来たし」
「………( ´・ω・`) 」
「そんな顔するな。一人で行くのは嫌だろ、暇が出来たら一緒に行こう」
「うん………今度から年賀状は年末に送ることにする」
「あぁ、それがいいな」







232 :

 そんなこんなで現在―――――二人は正月が過ぎてから初詣にやって来たのであった。
「えー明けましておめでとうございまーす」
 二人の前に金髪巫女少年が現れた。
「………確か……鮪だったか?」
「違うぞアダー、こいつは鯵だ」
「うちマグロでもアジでもありませんし! ブリジットです!」
「お前何で巫女服着てるんだ?」
「正月中はここで巫女さんのバイトをしていますので」
「そういや貴様ここの人間弾幕と付き合ってるんだったよな」
「舞織さんです」
「ところで…元旦に何かしらイベント的なものはあったのか?」
「えっとですねーまず聖霊の皆さんが集まって新年を祝ってくれました。
 草薙の剣と拳ペアさんとツンギレペアさんが神楽舞をしてくれて大盛り上がりで……
 それで八神さんが神楽舞の衣装に着替えさせられてましたけど、思いの他似合ってました」
「……よし、来年はちゃんと元旦に行こうぜ」
「ああ、……他には何かないか?」
「新年のMUGENカップルの祈願を願って“ ラブラブカップル絵馬 ”を販売していました」
「おー己達にそれ売ってくれ!」
「お陰さまで完売しましたー♪」ニコニコ
「ドラゴンファイ」
「おい馬鹿やめろ」ガッ

233 :

「うー……他には何かないのかよ!!」
「カップル限定おみくじならまだ残っていますよ」
「残り物にはなんとやらってか? それでいいかドラゴン?」
「……あぁ、じゃあそれでいいや」ブスー
「はーい、女性用と男性用二つで500円になりまーす」

「さてさて何が出るかなー?」ペラ
「……不貞腐れてた割には嬉しそうだな」
 つ【 大 吉 】
「おー! 大吉でたー♪」
「良かったな」
 【大吉が出た貴女、今年はとってもいい事が起きます♪】
 【貴女の長年の夢が実現するかもしれません♪】
 【ラッキーカラーは赤♪ ラッキーアイテムは生肉♪】
「……朝のテレビの占いかよ!」
「でも嬉しいことが書いてるじゃないか♪」
「こんなのでも商売だからな、悪い事は書かないだろ普通は」

234 :
「アダーも見てみろよー♪」
「しゃあねえなぁ……」ペラ



 つ【 大 凶 】

「……………」
「………………気にするなよ、アダー」
「何を言っている。これはこれで運が良いぞ」
「えっ?」
「この手のものは縁起を担ぐ為にも吉が出る確率が多い。その中で大凶はかなり少ないはず」
「そう捉えるか」
「何事も前向きに捉えるべきだろう、まぁそうでなくてもこんなのを信じる気はないが」

235 :
「そうだよな、気にすることないよな。じゃあどんな内容か見ようぜ早く!」
「おいおいあんまり急かすなよ…」ペラ





 つ【 貴方は にます 】

「ドストレート!?」
「……………」

236 :
「何だよこれ…新年早々何だこれ!? この神社め、燃やしてやr」
「落ち付け馬鹿」ベシッ!
「痛っっ!?」
「今更ぬのがどうしたってんだ。既に2度ほどんでるしな」※原作的な意味で
「……………」
「それに生き物は大抵全員がぬ。だから一々気にしてられるか」
「…………だ…」
「あ?」
「……いや…だ……己を置いて逝くな!!」
 ポロポロ… ポロポロ…

 ―――――ギュッ!!
「お前を残して一人でぬかよ」ポンポン
「アダー……」
「そんなシケたツラするな。お前には笑顔の方が似合うんだからな」
「………ぐすっ………うん…」






237 :

「そうだ、神社に来たらあのガラガラ鳴らさないと」
「あの太縄ついた鈴か」
「ああっ、ガラガラ鳴らした後には今年の抱負を念じるんだぞ」
「………そうだな」

 チャリンチャリン!

 ガラガラガラ

 パン! パン! パンッ!

o0(今年もドラゴンと無事過ごせるように頼むぜ)
o0(今年もデスアダーと恋っぽい事できますように)
 【暴君とドラゴンの初詣 Fin 】

238 :

投下終了。
改めまして、新年、明けましておめでとうございます。
【デス=アダー×恋するドラゴン】のSSを投下し続けて、はや1年以上……(ナゲェ
見てくれた方のちょいちょいとした評価でも嬉しい限りです。
それとデス=アダーはちゃんとぬ予定なので。ではっノシ

239 :
乙乙
なんかぬまでに数百年かかりそうだw

240 :
GJ
毎回楽しみにしてるぜ

241 :
乙ー!
ちゃんとぬって誰かにさせる気かよ!?w

242 :
まさかの冥界編フラグかこれw 乙です

243 :
さてさて2月になったら節分とバレンゲシュタインかー…今から胸が熱くなる(胸焼け的に

244 :
pink鯖はそんなに心配しなくてもいいとは思うのですが
2chが落ちてたりするので念の為ここまでのスレログを保管しておきました。
あと事後報告ですが先日保管庫に荒らしが来ていたので
現在編集権限をLivedoorIDを持っている人のみに限定しております。
今のところなさそうではありますが、不都合があればご連絡ください。

245 :
>>244
いつもまとめ乙華麗。
そういや最近2chの繋がり悪くなるの多いなー

246 :
>>243
すいか「」ガタッ
サキエル「」ガタッ
>>244
まとめ乙ー

247 :
おお、マトメさん乙乙っす

248 :
学級崩壊2の1組ブリ&ほむつるぺた体育委員コンビが良い感じだね
夜の保険体育とかって言葉が頭に浮かんだ

ろーがん「もげろ」
ダンテ「MOGERO」
ブリ「えっ」

249 :
恋ドラもいいけど、グリゼラやチキも可愛い。

250 :
MUGENエロパロの下書きを書いていた
そしてふと思った
「このカップルって原作で恋人どうしだった」、と orz

251 :
>>250
!? おい、原作スレでやれよww
でもMUGEN要素があるなら別にいいんじゃね?

252 :
ふと思いついたんだが、
システム上、ストライカーって
(基本的には)攻撃食らってる時には出せないから
例えば、舞織が目の前で嬲られてるのに
黙ってみてることしかできない鼓音さん
とかそういうシチュエーションもアリじゃね?
と思うのだが、どうかな?

253 :
>>252
ごめん、sage忘れた

254 :
気付いたらミストさんがいてクソワロタw

255 :
>>252
いいんじゃぁ…ないかな……
むしろ鼓音さんのエロスが見たい。

256 :
ストライカーか…そういえば勝手に呼ばれてくる特殊ルール大会が前にあったなww

「「…………」」
キャプコマ「うむっ、我々の事は気にせず続けてくれ」
センチネル「●REC」
ケーブル「帰れ。っつーか、何をだ」
上海「バカジャネーノ!!!」

257 :
ネタ出そうかと思ったがよく考えたら好きなタッグの中にストライカーあるのがいなかった……

258 :
ビーム脳の情事とか想像つかんなw

259 :
サイズが違いすぎるわww……しかしそれはそれで(ゴクリ

260 :
>>257
無頼さんと香里栞の高校生ボクサー姉妹丼でもいいんじゃないかと思ったがこれまた人を選びそうだ

261 :
でもビーム脳って娘いるんだよな……w

262 :
黒髪剣士で一つ書こうと思ったが、扇奈さんがとんでもないビッ●になっちまったため、断念。
まぁ、この質問するにはスレ(もしくは板)違いだとは重々承知の上だが、扇奈って原作だとどんな感じだった?(性的な(ry

263 :
相変わらず扇奈はそんな扱いか……はぁ
正直お前みたいなのには教えたくもない
エロシーン無しでいいならニコ動に大番長のストーリー最初から最後まであるから自分で見てこい

264 :
教えたくもないwwwwww
随分とエライ立場の方がいらっしゃってますね
まあろくに知りもしないキャラでエロパロ書こうとする>262も大概だが
自分の知ってるキャラで書いておけば?

265 :
おうおう、おりもどっくーんときたよ!

266 :
>>262
分からない時はとにかく調べまくるのもなかなか楽しいもんだよ
割とメジャーな作品なら取り上げてるファンサイトも幾らかあるだろうし

しかしビッグな扇奈とは…素晴らしいな 

267 :
この流れなら言える!
エロパロ二次創作を読んでから原作を始めても何も問題はないぞ!
妹紅と紅摩のSSを読んでからメルブラとかはじめて見事にハマった俺が証拠
それぞれの原作Wikiをみるだけで一日が終わっちまったよ……

268 :
他にはない珍しい組み合わせでのカップリングでもいいじゃまいか。
それにしても、昼間の間、エロパロへの繋がらなかったなー。
その内ほんとに消えるんじゃねーのか?

269 :
2ちゃん全体が逝ってた可能性
どの板も機能してなかったっぽいよ

270 :
うわああ上げちゃったごめんなさい

271 :
大丈夫だ、問題ない。
このスレ発祥のMUGENストーリー動画なんて妄想に時々駆ら(ry

272 :
職人残ってるなら許可もらってやってみたら?

273 :
>>271
面白そうだが、18禁部分はキングクリムゾンの出番か。

274 :
見せられないよ君(正式名知らんw)に任せればええねん
もちろんBGMは某三匹のアレな!

275 :
……寸止めッ
まるで拷問!!

276 :
>>274
間違って三匹が斬るじゃなくて暴れん坊将軍のデーンデーンデーンが再生された

277 :
>>276
エロシーンに突入する瞬間に
鷲塚さんが現れて風紀を乱すことを最終狼牙でたしなめるのか

278 :
>>277
鷲塚さんより強いキャラもいるけどなー
たまーに返り討ちにあってションボリする鷲塚さんも見てみたいw

279 :
フレンドと五条さんの異次元サッカーな動画見て新たな可能性を見出だした

280 :
>>279
怪しげな超MUGENサッカーでも始めそうだなw

281 :
バスケ……世紀末バスケ、空を飛ぶ不思議なダンカー
テニス……テニヌ、シューZO
野球……亜空間プロ野球、普通の高校生のバット
サッカー……超MUGENサッカー ←New!

282 :
じゃあみんなでバトルドームしようか

283 :
>>281
なんだこれカオス過ぎるwww

忘れてたけど今日節分だった。
恵方巻を頬張る女性にハァハァする日になりつつあるなー
すいか「このまま炒り豆を投げる文化が消えればいいのに」
てっぺい「いや流石にそれは……」

284 :
いやまて、女子の豆を拾って食う日でもあるワケでな?

285 :
もちろん歳の数だけですnあっ、こら待てジェダ君逃げるな

286 :
何気なく恵方巻きについてググったら出てきたネタ。
「やあやあこんばんは! 清く正しい射命丸、休日前なのであそびにきまし……
 あやややどうなさいましたか楓さん。そんなに驚くようなことしてませんよ、まだ」
「まだって何さ。突然うちにくるのは十分心臓に悪いよ」
「そーんなこと言っちゃって。見せられないような事でもしていたんじゃないですかぁ?」
「違うって。単に今日の準備をしていただけだよ」
「ふむふむ、豆と太巻きですか」
「恵方巻きを頬張って喋れないところを急襲されたらたまらないからね」
「惜しい事をしましたねぇ」
「おっと大変だ、急に豆まきをしたくなってきた。
 そーれ鬼はそとー! 文さんの分も鬼はそとー! 鬼はこの寒空の下に出て行けー!」
「ちょ、待っ、私の名前出さないでよ明日以降鬼に会うのが怖いから! ほんとにやめてええええ!」
どたばた
「うう、無駄に疲れました……」
「……原因は誰だったっけ……? まあいいや、そろそろ恵方巻きを食べよう。
 恵方を向いて、目をつぶって、黙って食べる、と……」
「……時に楓さん。このイベントの由来はご存知です? 
 例えば、旦那衆が遊女に太巻きを口にくわえさせる、わいせつなお大尽遊びを始まりとする説、とか……」
「……!?」
「ふふ。つまりね。この太巻きの意味するところは……」
\アッー/

287 :
>>283
ちゃんと鬼神様を奉るヴァージョンがあるからいいじゃないかw
鬼も内ってな

288 :
こたつの同じ辺に座って黙々と頬ばってるアネルと軋摩が思い浮かんだ

289 :
そういや軋間も鬼みたいなものだったな

290 :
MAXの年齢はオリジナルの物に倣うのか、実体化した時点からのカウントなのか

291 :
実体化ならアネルはクローンだから同年齢くらいになるか?

292 :
つまり二人はロリショタ夫婦だったのか


なんか焦げ臭いな、お隣りさんの晩飯は焼き魚かな?

293 :
ここってレズネタ投下も可ですか?

294 :
投下前に警告出したら大丈夫かと
百合は好きです

295 :
いいんじゃないかな 294も好きだって言ってくれてるしね

296 :
いかん、ここ見れるのワクテカして待ってたのに
投下するネタを準備してなかった。
ぬぐぐ・・・!書きたいカポーは多いのにぃ・・・!

297 :
>>296
もうすぐバレンタインなんだが?(チラッ

298 :
サキエルさんとまおりんがアップを始めたようです
取り敢えず定番のチョコ口移しは確定だろうか

299 :
鰤の見た目なら相互チョコやっても問題なさげだな

300 :
バレンタインデーには嫉妬団が再び動き出すのかー

301 :
???「仕込んだ工場廃液で(ry」
???「ハッハッハッ、すり替え(ry」

302 :
??「チョコレートに恋の魔法を込めればきっと想いは伝わるさ!
   だから僕と契約して(ry」

303 :
???「バレンタイン〜??いぃ日だよなぁ〜?
    恋人がいないってことに目を瞑ればよォォォ!!!」

304 :
??「チョコになっちゃえ〜!」

305 :
はぁと「>>301-304もみーんな愛だよね」
ひりゅりゅん「なるほど、これが愛か」
ろーがん「……もうどこから突っ込めば良いのやら」
さーたん「はぁとに突っ込む!?んんんんん許るさーん!」

306 :
さて明日か……SS投下されたらいいなー♪

307 :
ついにこの日が来たか。各カプの2重の意味で甘くエロい光景と、
その光景に血涙を流し、妨害せんとする嫉妬団の無益な策動が
真っ先に目に浮かんだ。

308 :
「02/14はフンドシの日だ!!」とか言いながらフンドシ一丁で街を練り歩くマスク共だと!?
やべえ勝てる気がしない

309 :
以下、SUMOUのテーマをイメージしながらご照覧ください。

とある大都会にひっそりと建っている廃ビルに、一見珍妙だが見慣れた格好の集団が集会を開いていた
リーダーらしき人物「諸君・・・第二次性なる日となるこの日がついに来た!」
変態編隊「ウォオオオオオオオ!!」
リーダー「クソッタレが・・・まだ製菓企業による陰謀だと気付かんのかあの浮かれたアベック共は!」
変態「そうだそうだ!」 「つーかチョコごと女も食う日だと思ってるだけだろ!」 「ぬがああああああ!怒りが!怒りが!」
リーダー「諸君!これは単なる嫉妬による戦ではない!社会に踊らされている者達を救うための戦でもある!」
変態「おお!」
リーダー「だがアベックは皆しじゃあああああああ!!!」
変態「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
いつも通りだった。

以下ク○ナドの日常BGMをイメージしながらご照覧ください
鷲塚「諸君、ついにあの変態どもが集結し、無用なテロを起こす日が前日に来たが・・・」
ケビン「来たが・・・?」 カイ「どういう事ですか?」 ジル「嫌な予感はしないけど」
鷲塚「諸君らには臨時休暇を言い渡す」
一同「えええええええええええええええええええええええええええ!?」
鷲塚「まぁ聞け、実はだな・・・」

はぁと「さーたん!さーたん!カイさんが臨時休暇ってほんと!?」
沙姫「え、ええ、そうだけど・・・(どこから聞いてきたの・・・?)」
はぁと「よかったね!きっとさーたんの愛が神様に届いたんだよ!」
沙姫「い、家だからってあんまり大声で言わないではぁと!」
カイ「・・・・あっ、お邪魔でしたか?」
沙姫「!!!?!?!????!?(←声にならない)」

紅摩「解せんな、この時期は私利私欲の念がいっそう強まるはずだが・・・
    いや、私利はあるが、私欲がない・・・か不思議な事もあるものだ。」
アネル「どういう事だ?」
紅摩「すぐに分かる」


310 :
以下SUMOUの(ry
リーダー「全軍んんんんんんん!とぉぉぉぉつげきぃぃぃぃ!!」
変態共「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
変態たちがマスクを被り、パンツ一丁となるこのスタイル。
言わばしっとマスク達である。
彼らは全員がリア充を何かと目の敵にする非リア充。
意外と個人個人の実力は馬鹿にはできず、一個師団が軍隊に匹敵するほどである。
だがMUGENの警察機構に敵うほどではないため、瞬く間に弾圧されるのが一種の様式美となってしまっている。
リーダー「ぬ!?」
街に入った瞬間、異変に気付くリーダー。ざわざわとその様子を見て騒ぐしっとマスク達。
リーダー「人が・・・いない!?」
???「やれやれ、性懲りもなく来たようだな、最近の若者はやんちゃで困る」
リーダー「何者だ!?」
鷲塚「まあ聞け、実はだな、あのチームが来ることになっている」
ケビン「あのチーム?」
鷲塚「チームジェネラルだ」
一同「えっ」

ジェネラル「さて、皆さん、準備はよろしいですかな?」
オニワルド「ええ、整っております」
バルバトス「実にくだらん・・・が、退屈しのぎにはなるか」
グスタフ「地元住民の方々は事前に避難してもらっています。」
デスアダー「・・・・・」
リーダー「貴様ぁ!?デスアダー!!我らを裏切るのか!?」
デスアダー「うるせぇ!目ぇ覚めたらこいつらが俺の四方を囲んで簀巻きでぐるぐるにされて脅迫してくるんだぞ!?
       アベック共は確かにムカツクが、デッドオアアライブに突っ込むよりは言うこと聞くしかねぇだろうが!」
リーダー「どうせ貴様、街守ったらカワイコちゃんが来てくれるとでも思ってるのだろう!?」
デスアダー「うん」
リーダー「だから貴様はモテないのだ!」
デスアダー「てめえらに言われる筋合いはねぇわああああああああ!!!」
開★戦
勝敗は言うまでもない。

311 :
サキエル「バリバリムシャムシャモグモグベキバキ」
さつき「サキエルさん、もう少し落ち着いて食べてくださいよ〜」
サキエル「いやぁ〜ハハハ、この日だといつも以上においしく感じてしまってね
       気を悪くしてしまったかな?」
さつき「そんな訳ないじゃないですか、ただ・・・」
サキエル「ただ?」
さつき「あんまり嬉しそうな顔するから、もったいないなと思って」
サキエル「それを言うなら僕の方がさつき君みたいな女の子がガールフレンドなのが勿体ないと思うよ」
さつき「そんなことないです!私、何やってもダメだし、引っ込み思案だし・・・」
サキエル「大丈夫だ、さつき君は自信を持っていい。僕が保証する。」
さつき「サキエルさん・・・」
サキエル「まあ、例え僕より素晴らしい人がさつき君を狙ったとしても、手放す気はさらさらないがね」

白蓮「はいどうぞ、アカツキさん♪」
アカツキ「む・・・?一見大福のようだが、これは?」
白蓮「チョコ大福です、うまくできたか分かりませんが・・・」
アカツキ「・・・なるほど、餡子がチョコになっていて、表面はココアパウダーで色づけしたのか
       おいしいよ、白蓮。」
白蓮「うふふ♪よかったです♪」

ジェダ君「・・・」
幽々子「・・・」
ジェダ君「・・・・・」
幽々子「・・・・・」
ジェダ君「何ですかこの色」
幽々子「び☆や☆く」
ジェダ君「そんなことだろうと思いましたよ」

紅摩「美味かった」
アネル「そ、そうか!よかった・・・」
紅摩「誰かに教わったのか?」
アネル「うむ、妹紅と慧音と一緒に練習したんだ!」
紅摩「よかったな」
アネル「うむ!」


312 :
力尽きた、あとは頼む

313 :
 ハッピー バレンタイーン♪ おっさ、間に合ったぜ!?
 毎度ドラゴンファイヤーペアでバレンタインSSです。
 彼是もう3度目かー……ではっノシ

  ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

■デス=アダー城:数日前……
 城主のデス=アダーが一仕事終えて通路を歩いていると、食堂の付近で兵士たちが人だかりが目に入る。
「ん?お前らどうした?」
 人だかりに近づき何が起きているのを確認すると兵士達が答える。
「あっ、デスアダー様。実は…」
「ドラゴン様が食堂でデスアダー様への贈り物を作っていまして…」
「食堂に入れないんですよ」
「しかも中から完全に閉めきって中の様子がわからないんです…」
「……そうか、もうすぐは“ バレンタインデー ”か。もうそんな時期か」
 そう、数日経てば、2月14日『バレンタインデー』である。
 かれこれデス=アダーとドラゴンが一緒になって3回目のバレンタインデーである。
 毎年、色々起こってる割りに相変わらず重要な日を覚えないデス=アダー。
「正直お腹がすいて堪りませんですよ……」グー
「ん? 一体どれくらいかかってんだ?」
「5時間くらいですかね?」キュルルーン

※現在午後3時過ぎ…オヤツ刻

314 :

「……お前ら昼飯は?」
「食べてません」グーグー
「と言うより食べれません」ググー
「街へ出るにしても、警備の都合長時間持ち場を離れる訳にもいかず……」キュルルー
「…………中にはドラゴンだけか?」
「いいえ、アマゾネスが何人かと一緒です」
「一緒に手伝ってるみたいで、中は女だらけですよ。シーフすら入れません」
「ツマミグイデキネェ」
 彼らとて生きている。さらに屈強で大柄なので食欲も一般人より遥かに多い。
 しっかり食べないと力が出ない。昼食を食べれず空腹で倒れそうになる者も出ている。
「……毎年この日には臨時の食堂でも作るかぁ?」
 デス=アダーは半ば呆れながら食堂の入口を叩いて中の様子を窺う。
「おいドラゴン、俺だ。作ってくれるのは嬉しいが時間がかかり過ぎだろうが!!
 兵士たちが飯食えなくてぐったりしてるんだ。いい加減終わらせてさっさと開放しやがれ!!」ドンドン
 すると…食堂の扉が開き中から桃色髪の少女が飛び出てきた。

「おー悪い悪い。もう出来たから食堂は開放するぞ」
 ヒャッハーーー!! メシガクエルゾォーーー!!
 少女の一声に、兵士たちは我先に食堂へと入っていった。
 中はむせそうな程のチョコレートの甘い香りに包まれていたが、食欲が不快感を上回る。
 やれやれと呆れながらデス=アダーは元凶である少女、通称『恋するドラゴン』をじっと見つめる。

315 :

「……で、そんなに時間かかるほど大量に作ってたのか?」
「えーとな…………それは当日まで内緒だ♪」
「そうか……なら楽しみにしておこう」
 少々気になりはするものの、ならば余裕をもってその日を待つのが『王』と言うものである。
 と、考えたデス=アダーは静かに座してその日まで待つことにした。
 その様子を見てドラゴンはニコっとほほ笑むと部屋へと戻っていった。

o0(今年はちゃんとバレンタインデーが迎えれますように)
 そんなささやかな思いを祈りながら……

 そして―――――バレンタインデー当日







316 :

◆2月14日:朝
『―――――では次のニュースです。昨日MUGEN街にあるチョコレート工場が嫉妬団に占拠された事件ですが、』
『チョコ大好き天使の“ サキエル ”氏がものすごい勢いで突っ込み鬼畜蹴りを連発して嫉妬団を撃退しました。』
『しかし、鬼畜蹴りを連発し過ぎてチョコレートの入ったタンクを蹴り倒してチョコの海に沈んで意識不明の重体に陥ったようです。』
『MUGEN警察は病院に搬送されたサキエル氏が意識を取り戻すと同時に事情を聞く予定です』
『サキエルは犠牲になったのだ……バレンタインの平和を守る……その犠牲に……』
『今年のバレンタインデーは健やかに行えるようで何よりです』
『それでは今朝はここまで、テレビの前の視聴者の皆様、チョコは上げる側ですか? それとも受け取る側ですか?』
『因みに私は義理チョコレベル以下のチョコをセルさんに渡して三百倍返しを要求する気分で送るつもりです(笑)』
『ちょと待てぇいっっっ!! 何故私が貴様から無理矢理渡されて返さなければならんのだ!!』
『では射命丸文がお送りしました。あっやや〜い♪』 チクショー!!!

 願いが叶ったよ。やったね恋ドラちゃん♪ オイ、バカヤメロ!!

  ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

317 :
あ、すんません。時間ないので続きは明日の夜に。
スマヌッ!!ドゴォッ!! ではっノシ

318 :
うーむ……こっちでやる意味ある?

319 :
>>313-316の続き

■MUGEN街:とある高級ホテルの最上階レストラン
 レストランの一画で楽しく談笑しながら食事をする一組のカップル。
 それは、ドレスを着こなしているドラゴンと、仮面を外してスーツを決めているデス=アダーである。
 ドラゴンは普段の帽子を付けていないのでまだ判別しやすいが、デス=アダーは『お前誰だよ!?』…と言われそうである。
 ……まぁだからこそ、他の客に『デス=アダー』だと騒がれることなく食事を楽しめる訳だが。
「――――と言う訳で、己の祈りが届いたか今日は邪魔者なしで楽しめるぞアダー」
「そうだな………ふむ、このスープはいけるな」
「肉うめー。はい、あーん」
「………………」パクッ モグモグモグ
「ふふんっ♪」

 二人で綺麗な夜空を見上げながらの食事を楽しんだ。
 そして食事も終わり…いよいよメインイベント、バレンタインチョコを渡す時となった。
「それじゃあアダー、受け取ってくれ。己が丹精と愛情込めて作ったチョコを♪」
「ありがとうなドラゴン、喜んで受け取ろう」
 デス=アダーが受け取ったそれは、丁寧にラッピングされたチョコ。
 包装を破り中身を取り出してみると―――――思ってたよりも小さく…と言うか、普通のハート型のチョコだった。
 小さな疑問はともかくデス=アダーは丹精愛情を込めて作られた手作りチョコを口に含む。
 パクッ
「どうだ?」ワクワク
 ドラゴンが味の感想をドキドキしながら待っている。それに答えるべくデス=アダーはじっくりと味わう。

320 :

「…………」モグモグ
 チョコを口に含み舌に絡める。
 食べてみるとその種類もはっきりわかる、これはミルクチョコレートだ。
 優しい甘さが口内で程良く溶けて甘さが口全体へと広がっていく。
 噛むごとに芳醇な香りが鼻腔を通り気持ちを穏やかにしてくれる。
 チョコは外側が固めで内側が少し柔らかい、二層構造となっている。
 二層に分かれたチョコが、適度な噛み応えを作り出す。
「……………」
 ドラゴンのデス=アダーは正直に気持ちを伝えた。
「ああ、美味しいぞ」
「! ……よかったぁ♪」
 ドラゴンの顔に満面の笑顔が浮かびあがる。
 それを見てデス=アダーも嬉しくなるも、逆にそれが小さな疑問を浮かばせている。
o0(………これだけ作るのにどうしてあんなに時間がかかったんだ?)
 どう見ても製作時間5時間近くかけて作ったとは到底思えないような代物である、美味しいのだが。
 ドラゴンは見た目やそのイメージに反して料理が上手である。
 仮に失敗しても、次に同じ失敗をする事はない。
 義理チョコの製作時間分の含めたとしても、やはり時間がかかり過ぎである。
「………おい」
「〜〜〜♪ んー?」
 喜ぶ彼女に水を差すようで悪いと思いながらも、意を決してドラゴンに疑問を口にする。

321 :

「これ作るのにそんなに時間かかるとは思えないが……」
「〜〜♪ ……ん? ああそのこと。ブッチャけると製作時間は30分くらいで済んだ」
「じゃあ何で5時間もかかったんだよ、兵士たちが迷惑してたんだぞ」
 デス=アダーは静かに返答を待つ、彼女の返答は……
「…………なぁー部屋、行こうぜ……」
「何故だ?」
「ここでは言いにくいし、教えてやるから……なっ?」
「? まぁ、別にいいがな…」
 二人はレストランを出ると予約したホテルの一室へと向かった。

■同所:レストラン上階のスイートルームの一室
 ドラゴンはベットの上へ上がると、いそいそとドレスを肌蹴させる。
「おいおい、何でいきなり脱ぐ?」
「ちょっと待て、チョコの秘密を聞かれると思って既に準備はしてたんだからな」
「脱ぐこととどんな関係があるんだ?」
 ドレスを脱ぎ始めたドラゴンは、上半身だけ脱いで豊満な胸を露わにした。
 そして、自分の胸をギュっと優しく掴むとそっと力を込める。
「んんっ………/////」
 ここまで来るとデス=アダーにも何を始めようとしているのか、理解したが、
 とりあえず様子を見ていることにした。恋人が自分で自分の胸を揉む姿をじっくりと……
 ……暫くすると―――――――
「んぁっ! ////」

 ピュッ!
「ん?」
「………んぁぁ……ほら…出た……///」

322 :

 ドラゴンの胸から、汁っぽいのが、飛び出た。
 乳首の先から白濁として薄黄色かかった液体がポタポタと零れ、ドレスを濡らす。

 それは――――――間違いなく、母乳だった。

「これが……チョコに入れた……ミルクだ♪ …//////」 
「………!」
 デス=アダー瞬間固まる。
 だが、デス=アダーは考える。
 何故ドラゴンの胸から母乳が出ているのか?

 母乳が出る理由として一般的に『妊娠』があげられるが……それはない。
 理由としてはドラゴンの胸が普段通り綺麗だからである。
 通常女性が妊娠した場合、女性の胸にうっすらと妊娠線が浮かび上がるものである。
 だが、ドラゴンの胸に妊娠線は浮かび上がっていない。その乳房は綺麗なものだ。
 よって妊娠ではない。……デス=アダーとしては、少し悲くもあり、少し嬉しくもあるが。
 竜は卵生じゃないのか? という疑問はこの際置いておく。きっとカモノハシのようなものだろう。
 では他に考えられる理由は? ………発情期?
 だが、ドラゴンが発情期で母乳が出るだなんて聞いたことが無い。
 それ以前に発情期ならチョコレート作る前に襲いかかるし誘惑してくるだろう。だから違う。
 ならば考えられるのは、何かしらの要因でドラゴンの胸から母乳が出るようになったと。
 ドラゴンはその名の通り『ドラゴン』で、さらに英雄以外からは傷つけられない特殊な体質。風邪すら引かない。
 そんなドラゴンの体質が、何かによって変化したと考えるのが自然。

 ではそんな事が可能なのは―――――――……

323 :

「――――――!」
 思考時間、僅か数秒。デス=アダーが導いた結論は……
「…………ろ…」
「ん?」
「…………高かっただろ、八意永琳から買った薬は?」
「ああ。けど新薬だから実験を兼ねて少し安くしてくれた」
 そうである、ドラゴンの体質をも変化させる技量の持ち主はMUGEN広しと言えど『八意永琳』しか居ない。
 彼女は永琳が製造した『母乳が出る薬』を買って服用し、搾乳してチョコレートに混ぜたのだった。
「つかそれでも時間かかり過ぎるだろうが。母乳出すのにどんだけ時間かかってんだ」
「しょうがないだろ、出来立てほやほやの新薬だから。
 服用してどれくらいで母乳が出るか不明だから時間に余裕を持たせたんだ。
 だからアマゾネス達連れて食堂占拠してどれくらいで効果が出るか待っていたんだ。
 最初の内は義理チョコ作ってて、それから昼飯食べて女性同士の会話したりで待ってて、4時頃にようやく母乳でた」
「それ以前に何故チョコに母乳を混ぜようと?」
「正直最初は唾液でも愛液でも混ぜようかと思ってたんだがな」
「おい」
「でもそれは既にアダーも味わってるだろうから別のにしようと考えた。
 考えに考えた末………己は一つの結論に達した―――――“ そうだ、母乳にしよう♪ ”……と」
「ああ、その発想はなかった」
「だから八意永琳に頼みこんで先日完成したのを買って試した訳だ」
 こうして母乳の謎は解明された。
 因みに話している間も母乳は出続けている。

「………………」ゴクリ
「ふふんっ、己のおっぱい吸うか?」プルルンプルン
 胸を揺らして挑発するドラゴン、このまま自分のペースに持ち込みたいのだろう。

324 :
 だが、デス=アダーはそうはいかないとばかりに行動に出た。
「………だが断る」
「えっ?」
 グルリッ!! ガッシッ!!
「きゃっ!!」ギュウギュウ…
 デス=アダーはドラゴンの後ろに素早く回り込むと、そのまま共にベッドに腰かける。
 後ろから抱え込むようにドラゴンの動きを封じつつ、右胸を鷲掴み揉み始める。
「赤ん坊プレイなんざしねえよ。どうせなら限界まで揉ませてもらおうか」ギュッギュッ!
「あぁ〜〜〜う〜〜〜結構恥ずかしいぞ…/////」
「我慢しろ……」
 デス=アダーは、その手でしっかりとドラゴンの乳首を抓みながら胸を揉みしだいていく。
 ギュッギュッギュと、力強く丁寧に揉まれ続け、張りの良い弾力を手全体で堪能しながらデス=アダーは休まず揉み続ける。
 乳首が抓まれているせいで母乳は出ない。出そうで出ないもどかしさが徐々にに溜まっていく。
「……………」ギュッギュグググ…
「うぅうぁぁあああああああ―――――//////」


 十数分後経過……
「ぁぁぁ…お願い…出させて、おっぱい出させてぇ……/////」
「…………」ギュッギュッギュ…
 涙目になりながら懇願するドラゴンを見て、デス=アダーはめいいっぱい力を込めて胸を搾り乳首を開放した。

325 :

 すると――――――弾けた。

 ビュッビュッビュゥ〜〜〜〜〜〜ッ!!!
 勢いよく噴出した母乳が噴水のように溢れ出た。
 飛び出た母乳はデス=アダーがいつの間にか左手で持っていたワイングラスへと注がれていく。
 ジャバジャバゴポッゴプッコポコポコポコポポポ……
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……ぁ…はあぁぁぁぁ…いっぱい…でたぁ…///////」
「だな、グラスから零れそうだな」
「………イキすぎて……下着もビチャビチャだぜぇ……/////////」
「自分で揉む時よりいっぱい出たな」
「じ、自分で搾りだすのと……アダーに搾ってもらうのとじゃ……全然違うからぁ……////」
「そうか……じゃあ次は左の胸を搾るか♪」
「ちょ…ちょっと待って……少し休ませろぉ……/////」
「駄目だ、薬の効果が切れるまえに絞っておかないと」 ニヤリ
「う゛ううぅぅ〜〜〜滅茶苦茶悪そうな顔してるぞぉ……(涙目」

 その後、左胸も搾り上げてデス=アダーは搾乳プレイを堪能した。
 一方、ドラゴンは何度も胸を弄られイカされて、気絶した。
 満足し終えた後の搾りたての無調整ミルクの味は格別だったと、デス=アダーは後に語る。






326 :

 翌朝――――部屋で朝食を食べながら、二人は色々と話合う事に。
「――――――…じゃあもうその薬は止めると?」
「ああ、やっぱり悦楽の為に薬とか飲み続けるのは身体に悪いだろうしさ」
「そうだな。普通に愛していたいからな」
「ふふんっ♪ ……そう言ってくれると思って昨日飲んだ分以外は既に混ぜて送っといたから」
「そうか…………………ん? 送った?」
「ああ、義理チョコに混ぜてといた」
 因みに義理チョコは『ドラゴン被害者の会』の面々へと送られています。
「オイマテコラ」
「大丈夫大丈夫、男には効果ないから。それに女が飲んでも条件に合えば母乳出るだけだし。
 因みに条件はえーっと…“ 男には効果が無い ”に…“ おっぱいがある程度大きい ”事と…“ 服用は20歳以上 ”…だな」
「…………………条件に合わなかったらどうなるんだ?」
「胸が裂けるかのような激痛が発生するらしい」
 悪意も何もない屈託無い表情でさらりと答えるドラゴン。
「……………………お前が自分勝手なのは今に始まった事じゃないしな」
「んー? どうした?」
「いや、何でもない……(後で謝っておくか…問題起きてたら」ムシャmシャ

【暴君とドラゴンのバレンタインV Fin】


327 :
投下終了。
昨日のうちに投下できてたらなー……まぁいいか。
ではっノシ

328 :
おっと、忘れてた。
保管の際は分かれたのを纏めて一つに保存しててください。お願いします。ノシ

329 :
乙ー!!
アナブラがにそうに悶える姿が目に浮かぶww

330 :
>>309-312
>>313-328
乙です! 嫁探し暴君寝返り吹いたww

亀ながら拙も投下したいが、非エロは向こうの方がいいのかねぇ

331 :
>>330
こっちだと保管してくれるって利点があるけど、エロ要素が少しでもあるならこちらでもいいんじゃね?
保管されてるSS全部がR-18ってわけじゃないからねえ。

332 :
ギュンター×リューゲン×ガロンの3P思い浮かべてた。
ハウザー×ギュンター、ハウザー×リューゲン、ハウザー×ガロンの竜姦ネタ
も。

333 :
BLっていっていいのかわからんがBLは今はこのスレの管轄外だぞ。
BLスレが受け入れてくれるネタでない気もするが。

334 :
>>332
うん、それはBLスレでしたほうがいいわ。

335 :
申し訳ないがケモホモはNG

336 :
リューゲンは人間の女キャラと組んでほしいなぁ、美女と野獣カプは燃える

337 :
>>332
人修羅「三身合体か何か?(獣の眼光)」

338 :
型月の青子先生は昔、男に首輪付けて飼っていた剛の者。
ということは
「先生!! その首輪つけて飼ってた男ってどんな人なんですか!!」
「ん? あいつだ。」
「もふ?」
というふうに首輪つきけものと絡む事も可能なわけだ。
そしてみんなほんわかしつつ、ああ飼いたくなるわけだと納得。
橙子さんよりスミカさんとし合いになりそうだがw

339 :
>>309-311
>>313-316>>319-326
乙ー!!
人によってアダーの扱いの違いに吹いたww

340 :
>>327
乙乙!
>>338
なん……だと……

341 :
>>332-335
色んな意味で突っ込むべきか悩むネタだが。
カプジャムにてハウザー様は「メス」と紹介されてるから、ハウザー×ガロンはケモホモじゃない。

342 :
それを言うなら>>332の二行目全部ハウザー×◯◯や!
美女と野獣つったらマシタッグだかでレオとミリアがタッグだったけど何か良かったなー
獣人と大人の女性はいい…。ガロンとかも結構相手いそうだけどギュンターとリューゲンはあまり有名なタッグないな…

343 :
ガロンはけーねとのタッグが好きだ。
元々好きだったけどこの二人メインのシリアスストーリー動画ではまった。
ギュンターは某見張り発祥大会の最新シリーズでフェリルと組んでるね。
あの大会のうp主さんのキャラの見せ方は素晴らしすぎる。

344 :
慧音にうどんげに永琳師匠と、ガロンの相方は永夜抄勢が多いなww

345 :
師弟丼か…

346 :
> ガロンの相方
月に関係するキャラを東方から選べば、そりゃ高確率で永夜抄になるべ。
けーねとうどんげに至っては、更に動物属性まで共通する訳だし。

・・・イヌ科動物のナニは、出す時に根元が更に膨らんで抜けなくなって、繋がったまま出し続けるらしいな。

347 :
最近、白黒操剣士に目覚めた。
何か、いい…

348 :
また白黒増えたのか

349 :
しかし白黒と聞くと
竜しの大剣と暴食の魔剣コンビが出てきてしまって困る
>ガロンの相方
捕食するものと捕食されるものというかんじて
ガロン(狼)とウドンゲ(兎)だな。

350 :
「ビーストキャノン」でググったら「ゴールデンアックス・ザ・デュエル」のジャムがヒットしたぜ?

351 :
操剣士は名前も白黒だから名前に意味がある気がする。だから個人的にアリかなーと思う

352 :
>>341
ローズのvsハウザー勝利台詞で「本質は紳士」っていってたから♂じゃないのか
ギュンターはグリゼラとのパワータイプ爬虫類系獣人タッグもよさそうだ

353 :
>>351
名前っつーと、もしかしてネロ坊とヴァイス?

354 :
>>353
俺の知ってる白黒操剣士はそいつらだけど
……あれ、なんかミスったか?

355 :
ヴァイス14歳でネロ16歳
年齢が近いのは個人的にいい
あと名前の意味が対なのも王道だけどいいよねやっぱり

356 :
ハードが次世代機に移行した作品の新主人公同士でもあるな
…余計な記号が付かないといいんだがw
そしてニーロゥはラグナロクの顔面をユーダーイ!するのか

357 :
>>356
そういえば似たような神様の顔面握り潰してたもんな、デビルブリンガーで
神様とか大っ嫌いだし

358 :
最近の男女タッグにゃ疎いから、ネロと聞いて教授の方かと思って
16歳と聞いて教授ってそんなにも若かったっけ?とかすっとぼけた事を考えてしまったよ。DMCの方かw

359 :
あー……まあ、名前だけなら教授と間違えるわな。教授のは確か教会がつけた識別名で本名はフォアブロ・ロワなんとかさんだが
教授は格ゲーキャラでネロ坊やは手書きだから何回かうまく意志疎通がいかない例も見たなー
しかしネロ坊やはネロ以外に呼び方ないから困ったもんだ。基本教授はネロとは呼ばれないけど紛らわしいのは変わらん

360 :
>>356
むしろストーリー的に見ればヴァイスは前主人公より目立ってるような

361 :
ネロ×ネロ坊や、略してネロネロッ! ……すいまえんでした(土下座
しかしヴァイスとネロのコンビは良いな
片方は人工的な力に対し、もう片方は親から受け継いだ力っていう見方ができて面白い

362 :
ネロと聞いたら教授とパトラッシュ!が思い浮かんだ。
パトラッシュ!のネロはMUGEN入りしてないよね……

363 :
>>361
更に片や保護されて社会復帰目指すも堅苦しい言葉遣い
一方坊やは協調性なし+皮肉屋でスラングどんどん使って「オナニーしてな!」とか言う

364 :
人工聖女と悪魔とのクオーターとかね。もうね。
どっちも裏切り者扱いだったり、表向き宗教系団体に育てられてたり、とまた面白い

365 :
>>363
ネロのオナニーしてな発言で
すっかりオナニーにはまってしまったヴァイスちゃん……だと……!?
んんんん、許せる!!

366 :
むしろヴァイスはオナニーの意味知らなくて、ペトラ辺りに聞く
ペトラは困る
ネロは呼び出されてどやしあげられる

367 :
そういえばエルザの技名にクレドやらキリエやらあったな

368 :
エルザの技名とDMC4の登場人物の名前はミサ曲から取り入れてるんだっけ

369 :
>>356
それだと撃破後に5つの聖霊石がネロの右腕に入るムービーがですね…
またかよって表情のネロが思い浮かぶ

370 :
ふと思ったけどさ……

ナイアさんって着エロが一番だよね?

371 :
ナイアさんはなんでもイケルで!
しかし
さいきんガロンと鈴仙の仔づくりという電波を受信した

372 :
ナイアさんは作者の薄い本でいろんなお世話になりました

373 :
>>369
一方ヴァイスの学生寮にはネオン煌めく喫茶あいのの看板が(ry

374 :
>>371
でもナイアさん、シスター服の印象が強過ぎて全裸の印象が薄い希ガス。

375 :
ネロとヴァイスで「悪魔は泣かない」な話とかいいよね…

376 :
>>375
ネロ坊やは悪魔の右腕って言う異形な身体を一部持ってるからそういうのやり易いよね
ヴァイスが右腕握ったりしてさー

377 :
ナイアさんの何がいいって
生やしてもまったく問題ない(むしろイメージ通り)なあたり

378 :
男でも女でも性的な意味でも食事的な意味でも食ってしまいそうだ

379 :
MUGENで暗躍して女性をフタナリにしていくナイアさん……

380 :
ふたな○異変か、絶対誰か既に薄い本にしてるだろ?

ところで、ふたな○と聞いて真っ先に思い出すのはハイエナなんだが

381 :
ふた異変か…
とりあえずブリジットとカイ子の貞操が危険でマッハ
生えたモノからの肉欲にあらがえず苦しげにしてる春日姉妹やほむらや光や某副部長をその身体を使って慰めるブリジット…あるいは全員入り交えての乱交になるかもしれん
なんにせよ人を選ぶネタではあるなー

382 :
>>381
それは古代からウス異本に多く見られた恐るべき禁断の(書き込みはここで途絶えている)
>>376
ネロ坊の悪魔化した股間の魔剣を、
聖女属性全開でやさしく握るヴァイスとな!?

383 :
>>381
わかってるとは思うがブリは男だぞ

……某部長ならそれでもやりかねないが

384 :
ふた異変を解決するキャラで、暴君の嫁探しのデスアダーが思い浮かんだ。
「俺のお嫁さん候補達にナニ生やしてんだ、このエロシスターめ!!!」
うん、嫁探しのストーリーとしても違和感無い展開だw

385 :
ヴァイスちゃんは普段の調子で初対面のネロを悪魔か何かと勘違いしたりするんだよ
で「この悪魔め」とか言っちゃって後々で悩むのが似合う

386 :
ヴァイスって、「フア〜ッ、面白い、ヤろうか」「痛いよぉ〜?」のBBA(ボインボイン姐貴)の人?

うどんげ辺りをベース(セーラー服+頭に動物耳)に、ダライアスバーストのTi2とかデッチ上げる勇者は居ないべか

387 :
それはバイス
ヴァイスって言ったらホラあれだろ?ロボットなのにやたら投げまくる奴の事だろ?

388 :
もうすぐ雛祭りか……


師範「」ダッ!!
雛子「師範さんどこいくんですかー?」
師範「!?」


ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ―――――ァァァァァァァァァ……

389 :
雛祭り、か


SUMOUの子、えんがちょ女神、他には誰がいたっけ?

390 :
ローゼンの雛苺もかな?

391 :
厄神様もか

392 :
3月3日は耳の日だから相方女性の耳を攻める日ですね、そういや耳が敏感そうな女性誰だろ?

393 :
>>392
美鈴がなんか弱そうw

394 :
エルフ耳やら獣耳の子とかも敏感そう。

395 :
うどんげは実は付け耳説

396 :
>>395
説じゃなくて本当につけ耳だぞ?
正確にいえば通信装置

397 :
耳攻め言うたらやっぱねーちんだろうな

398 :
>>394-396
ガロンがうどんげの兎耳を弱点と思ってクチュクチュする音がダイレクトに月に送信されるのか
しかし、そもそも自分の身体じゃないから別に気持ち良くない上にネチョの様子を聴かれるプレイとか、
うどんげのストレスがマッハに達するのは時間の問題な特殊プレイだな。

いや待て、別にガロンが耳責めされても、何の問題も無いのではなかろうか?

399 :
>396
どこの確定情報だよそれ初耳だぞ

400 :
>>398
それだ!!

401 :
確か耳の付け根にボタンみたいなものが見えるってネタがあったからそれじゃん?

402 :
ただのネタじゃねえかw
早とちりかよっ

403 :
他の月兎(レイセンとか)と比べても明らかに形が違うんだよな
わざわざ帰還命令が出る辺り、幻視能力も含めて突然変異の産物だったりするのかしら

話は変わるが盲目キャラの耳は敏感なんだろうか
みさき先輩とかザトー様とか

404 :
ザトー様は盲目になる代わりに影による感覚器官を得てるようなもんだから
聴覚は(素の状態では)それほどでもないんじゃね?

405 :
体のどこかが不自由になると、それ以外の何かが不自由な分を補うため激しくなると聞く……
つまり盲目キャラや病弱キャラは性欲が強いと…

406 :
>>405
SMプレイですね(不自由)、わかります。

407 :
エーテライトで全身金縛りにされてI can't escapeなアレクと申したか

やろうと思えば感覚神経遮断まで出来るんだよなあれw

408 :
???「その気になれば痛みなんて完全に消しちゃえるんだ……」

409 :
壬生灰児「痛てぇか?うらやましいぜ 」
痛覚遮断タッグか、悪くない…

410 :
>>407
それはむしろ逆に利用した方がおいしいのでは

411 :
美樹さやかってMUGENにいたっけ?
いや、いるんだろうな俺が知らないだけで
いない方がありえん

412 :
5人全員いなかったっけ。杏子は制作途中だった気がするが
ついでに魔女も3体くらいいる

でも現状MUGEN界隈でまどマギっつーと拳法少女くびは☆ブジカが真っ先に浮かぶのがもうねw
挽回のチャンスがある分プリキュアよりはマシかも知れん

413 :
ほむら→手描き
マミ→某黄昏ゲームドットのちびキャラ、神キャラ、ゴルゴ改変の3つ
まどか→某黄昏ゲームドットのちびキャラ、神キャラの2つ
杏子→神キャラ
さやか→ドゥェリスト改変
世紀末パッチを抜かしてもいっるっちゃーいるが、普通に出せるのはほむらぐらいだけどな
特にさやかは……うん、アレもいい出来だけど、さやか扱いで男女タッグは
色々無理があると思う

414 :
さやか手書きで作ってる人は絵板にいるけどな。あれは出来上がりが楽しみな愛情っぷり

415 :
ほむらとさやかもGSのドットの神キャラがいるぞ
ほむらは眼鏡でさやかは……その……血の涙流してる怖い状態だけど……

416 :
あ、まどかは手描きのやつとその改変でもう2キャラいるな

417 :
>>413
まどかは手描きでもいるぞー
さやかはカイザ作った人も作ってたよね。制作動画もあったはず。

418 :
さやキングが愛溢れるはぁとを陵辱―――――……うん、ないわ。

419 :
>>414-417
そーなのかー
さやか&杏子が難しくてほむら&まどかが現状出せるかも?って感じかー

420 :
??「どうして2キャラも作られてる僕のことをスルーするんだい?わけがわからないよ」

421 :
>>420
???「ふふふ、私と組んで少女達に禁断の魔導書を与えて最終的には破滅させ、
     モニターの向こうの殿方のSAN値を削りましょう?
     宇宙の彼方、地球が生まれる超古代の窮極無窮の名前の無いが真の名を呼べば来る存在や、
     ポナペ島沖の海底都市でお昼寝中の旧支配者について記された書物とか、
     私のもう千の貌の一つがやっている古本屋にはごまんとありますわ?」

422 :
デモンベインの冒頭が「妾と契約して魔術師になるのだ!」だったのを思い出したw
あっちは虚淵じゃなくて鋼屋だが

アナブラ「その結果産まれた身としては色々と複雑だわぁ……」

423 :
デップー「モニターの向こうと聞いて」
デプんげ「黙っちゃいられねえ!!」

424 :
>>422
星生まれのドラゴンに焼かれたり、堕天使に跨られたり、義父が片腕チェーンソーのスーパー店員だったり……頑張れエロ本

425 :
>>422-424
魔法少女を苦しめようとする虚淵に対し
血反吐を吐きながら気合と根性と知恵で問答無用でハッピーエンドにする鋼屋の
終る事のない戦いとか妄想が浮かんで幸せだった
>耳が弱い
原作ネタで耳がエルフ耳になった文の耳を触ったら
「やんっ」と可愛く恥ずかしがり
顔を真っ赤にする楓とか

426 :
カイ子の製作者さん達はクローンカイ子の妊娠で盛り上がってるが
本物のカイ子(カイからTSしたオリジナル)が
密かに作られていたカイ(男)のクローンに犯されて孕まされる
なんて展開が俺は好みだったりする
元男の方が妊娠発覚の時に当人的に取り返しのつかない感が凄くなるしなー

427 :
白黒操剣士もっと増えないかなー

428 :
>>426
TSなブリスキャラが元の性別のクローンに強姦妊娠は面白いな
ただパッと浮かんだのが黒ゼロ子だったもんだから
クローンはクローンでもチョビ髭の方が出てきた…
見た目混ぜ物キャラでも似たようなシチュはできるかなと思ったが
返り討ちに遭う図しか想像できなかったのはきっと凶悪系アレンジが多いせい

429 :
腹ボテでの妊娠エッチは萌える。

430 :
妊婦姿が似合う女性キャラは誰だろ?
やっぱりカーチャン系かな?

431 :
パチェ辺りは普段の格好がそれっぽいから余り違和感がないな
制服勢は相当な幻視力を要する気がするw

432 :
わずかに膨らんできた辺りがいちばんギリギリ感漂うと思うのだが如何だろうか。
その状態で既に母乳が出る態勢になってると尚良し。

433 :
>>432
同意。膨らみすぎじゃない中間くらいが萌える。

434 :
>>431
ふっくらビクトリア朝パジャマの魔力さすがやでぇ

435 :
妊娠初期のツワリがある時期にアレコレするのは、母子共にダメージがデカそうなので特に駄目だと思う。イキモノとして。
まあ、安定期に入るのはある程度胎児が大きくなった頃だから、やや腹が膨らんでいる訳で条件に合致するな。

ところで、犬はお産が軽いのにあやかり、安産祈願は戌の日にやるらしいのだが。
MUGENにいる犬系の女性キャラつーと、このはとアマ公各種と椛といぬさくやと、他は誰がいたっけ?

436 :
ねーちんとなずな

437 :
レン改変シリーズのルゥ

438 :
そういやもうすぐホワイトデーだったか、ヤベェ

439 :
暴君「もうすぐホワイトデーか〜…あ〜幸せだなぁ〜……
  バレンタインのお返しに金を使わなくてすんで幸せだなぁぁぁぁ!!!!」

440 :
>>439
( ´;ω;`)

441 :
そういやガルフォードの本体もメス犬だったな

442 :
春だってのにまだ肌寒いぜ……恋人同士が肌を合わせるには丁度いいが

443 :
メスケモでも良いが、まずはガロンをもふもふしたい

444 :
>>428
KOF2002のオメガルガールステージの首無しゲニの話を聞いたシュリセルが仇を打ちにルガールに挑戦を挑むがアッサリ敗北

ルガールの屋敷の地下で無数のゲーニッツ&ルガールのクローン達に凌辱され、10ヶ月ほど後に新しいゲニ子改変キャラが誕生・・・とか妄想した

445 :
間違えた、KOF98だった

446 :
ゲーニッツのクローンはいなかったがYOUTUBEにそういう動画あったな

447 :
こうも寒い春だと花見エロを妄想しにくいなー

448 :
???「もっと!暑くなれよ!」

449 :
>>448
あんたは夏のイメージだ、少し早いわw

450 :
肌寒い時に夜桜を見て、冷えた体を温め合うんじゃないか。
あるいは寒さを和らげようと酒を飲んでいい感じに酔ったところでなし崩しに……とか

451 :
>>449
マイナス10度のところをシジミがトゥルルて頑張ってるから冬でもイメージでき……あ、今春だ

452 :
何処ぞのゴジラさんvs修造はクソワロタわw

アンギ藍(または藍ギラス)はオレの懐刀、だがイマイチ濡れ場が想起困難

453 :
濡れ場とは関係ないが、核融合計画でお燐と悪巧みしてる内にフラグ成立
→まさかの三角関係突入、という流れが浮かんでしまった

454 :
エロが想像できないはチラ裏でやれよー

455 :
>>452
そりゃあ半分脱がせて仰向けになった藍の上にアンギラスがぁ(カット
そういや亀ってペニスマジでかいと聞くが…(エッ?アンギラスハ カメナジャイ?

456 :
アンギ:背中トゲトゲ、全身ウロコでゴツゴツ、ちんちんでかい
藍  :尻尾もふもふ、狐の妖獣、おっぱいおっぱい

とりあえず、藍は着衣or妖獣の正体に近い姿で全身もふもふ化とかしないと、お肌がウロコで紅葉おろしの悪寒。
そして、背中の棘や九尾しっぽが邪魔でどっち仰向けにするのも割と難しそう。
ふむ、つまり道士服の下だけ脱いで、藍の腕をアンギの首に回して、対面座位or駅弁でファイナルアンサー

457 :
>>452
???「どうしてそこで諦めるんだよそこで!」

458 :
>>455
亀と言えばガメラはまだお相手がいないな
名前つながりでアサギは考えたことあるけど

459 :
空を飛ぶ不思議なカメェーは強すぎるからなー
高ランク系のタッグ大会か、ストーリーを待つしかないか

460 :
普通の強さのガメラいるぞ?
何故か声の一部にギャオスの声混ざってること以外は素晴らしい出来

461 :
ピクシブかどっかで
クラリーチェとゲーニッツがキスしてる絵をみた記憶があるんだが
あらためて捜してみると見つからない……orz
>>459
エロなしなら地球を守る怪獣タッグでモスラと組ませる案なら……

462 :
シブの全一ゲニ描きだな、確かw
あの特徴的な塗りは好きだわ


俺が神の御加護タッグ派なのはこの際どうでもいいんだ、重要な(ry

463 :
神のご加護いいよね。
ノーマッドが小姑みたいにぐちぐちとゲニの悪口言ってそうw

464 :
>>460
あれドット微妙じゃね?

465 :
ああ、もうすぐ4月1日……エイプリルか……

466 :
「出来ちゃったみたい」

467 :
>>466
「出来ちゃったみたい」
食事中、そう白蓮から言われたアカツキは食事を終え、
お茶を一服してから白蓮たち命蓮寺の食器家を片付け後電話を掛けた。
『はい、こちらルガール運輸&ボーダー商事』
「一番良い子育ての教書と子育て道具のカタログを頼む」
アレックスを通じて事務のバイトをやっていたシオンは、なにが起きたのか分析できず、やがて……考えるのを止めた……(別の電話が掛かってくるまで)
軍人であるアカツキは誤解が広まらぬよう手を打つ。
『はいこちら文々。新聞の清く正しい射命丸でーす!』
「そんな記事で大丈夫か?」
『大丈夫だ、問題ない。事実しか書きませんよ』
「ハワード商事で扱っている婚約指輪を買いたい」
『HAHAHAHA!』
そして知り合いや職場関係各所に連絡を済ませた。
勿論、アカツキは今日が4月1日であるのは把握していたから、白蓮の元に帰ったアカツキが、
白蓮が涙を浮かべて顔真っ赤にしているのを観ても動じなかった。
動じずにそのまま寝室に連れていって『有言実行』したのであった。
――終る

468 :
珍しく立派なアカツキを見たGJ

469 :
>>467
嘘を真に変えると名。

470 :
>>467
GJ
このアカツキ漢過ぎる

471 :
今日の暴風警報で桜が散るんじゃないかと不安になった。
スカートめくれてラッキースケベを見れた人はどれくらいいるだろうか?

472 :
ロック「いや、見えた!とか言われてるけどあれ短パンだから!」
K'   「あ?ガキの尻なんか興味無ぇよ」
楓  「一方は別に風無くても見えますし、もう一方は風操って見えませんからどうでもいいです」

473 :
ついにオシリスの砂がmugen入りか……ここか向こうか忘れたがアレックスが戦う話はよかったなぁ
翌日にオクタヴィア出たから戦わせてるが画面が狭い狭い

474 :
オシリスってスタイル自体はシオンより上なんだっけ?

475 :
そだな。
MUGEN的にはあのオシリスを乗せている巨大なのがアレックスのなれの果て…(マテコラ

476 :
>オシリスの胸
「あうぅ……だめぇ……胸をそんなにイジらないで……」
 夜の逢瀬で、最近アレックスがなにかと私の胸を揉んでくる。
 勿論……悪くない。
 私のアレックスに貫かれながら受ける胸の刺激はなかなか良い。
 おかげですっかり背面座位の虜だ。
 我が祖にして『怨敵』ワラキアを気合と根性という概念だけで投げ飛ばしたその屈強な腕は、私の胸ごと身体をゆする。
「あぅ! はあう! あッ! だめ……うああッ!? もうだめぇ……アレックス……」
 にちゃにちゃじゅぽじゅぽと、私と彼の接続する部位から音が立つ。
 恥ずかしい音律。とてもリズには聞かせられない……。恥ずかしいけど……嬉しい……。
「シオン……!シオンッ!」
「うああッ!? あ、アレックスのがおっきくなってきた?」
「グゥッ!」
 彼が呻くと、血管を浮かせた……その、お、オチンポから……ドクンドクンと精液が吐き出されるのを感じて私は再び気をやる。
 左手をそっとお臍の下にやり子宮に注がれてくるアレックスの精液を確かめた。
 そして残ったもう片方の手で、私の胸をモミモミする彼の手をギリッと抓ってやった。
 ……いいかげん『オシリス』の胸を意識して欲しくはないのだ。
 アレックスは私の髪に埋め、私の「におい」を吸い込んで「悪い」と小さくつぶやいたので許してやった。

477 :
久しぶりにエチィの来たひゃっほう
GJです

478 :
おー久々に来てた。乙

479 :
女性キャラはやたら多いがエロする相手が決まらない

480 :
アカ白で一本書いてる(だいたい七割)
いま投稿規制(一レスにどれだけ書き込めるか)ってどうなってるのかさっぱりわかんねえので避難所投稿にしようか?
>>479
エロマンガとエロライトノベルで鍛えたおかげでモーマンタイ

481 :
txtファイルを斧とか各種ロダにうpしてURL貼り付け
タイトル含めて3行くらいでどんな長いSSも投稿できる

482 :
>>481
おk

483 :
美鈴「はぁ……クリザリッドさん好きぃ……」
クリザ「美鈴、愛してる」
ちゅ、ちゅ、はむはむ……
対面座位で繋がる二人は愛おしそうにキスをする。
僅かな身じろぎでクチュクチュと繋がっている部分から粘着質のイヤラシイ音が……
フラン「美鈴とクリザ兄さんなにやってんの?」
美鈴「ひゃっ、妹さま!? やあ、やああッッ!」
クリザ「ふ、フランちゃん!? ああう、美鈴、締め付け……ウッ!!」
 ドックン、ドクぅン、
フラン「ふわわぁ。すっごい♪ びゅくびゅく音してる……」
 さわさわ、となでて美鈴の尾へのその下を撫でてあげたフラン。
 そのたびに美鈴は顔を真っ赤にしてビクンビクンと痙攣する。
 ……それから数時間後、フランは美鈴のおっぱいを吸いながらつぶやいていた。
フラン「ママぁ……ままぁ……!大好き〜!」
美鈴「うふふ、かわいいフラン……。『ママ』のおなかの中にはねフランの『妹』だからね」
クリザ「フランはもうすぐお姉ちゃんになるんだから、たくさん勉強してやさしくなるんだよ……」
フラン「うんわかった!『クリザぱぱ』、『美鈴ママ』!」
 
 にっこりと太陽のように微笑むフラドール・スカーレットの金色の軟らかい髪を優しく撫でる二人。
 フランの咲夜に黙っていることを条件に始まった遊び。
 『フランのパパとママごっご』遊びは、ひょっとしたら本当になりそうだった。

484 :
元ネタとか注意書きより先に載せちゃった
すまない
・一レス妄想
「中間中国の営みの最中に妹様が見つけてしまいました」

485 :
>>483
おつ!
ほのぼのだなぁ

486 :
乙ー!久々の中間中国だった。

487 :
五条さんが更新されてフレンドをサポートできるようになったみたいで色々と使えそうになって嬉しい
問題はにころだ閉鎖で新規の方はフレンドが手に入らないことだが……

488 :
>>480
期待したい。

489 :
妄想カップル【範馬勇次郎×風見幽香】
「クククッ美味そうな匂いにつられて来て見れば……最強の名を持つ妖怪風見幽香!その圧倒的な『妖気』……そそられる!!」
「あら、これはすごい匂いの殿方ですわねぇ……美味しそう……」
 赤と緑。二人の間の空間が歪む。二人が笑いながら本性のまま言葉を発した。
 出会ってならない強者と強者……衝突は必須!
 花びらが散り、肉体から血しぶきが舞って数分後……。
「あっ、あっ、はあっ!すっごい!おっきぃー!勇次郎のおちんぽわたしの奥を突き刺そうとしてるー!あ、あ、はあぁ〜〜……」
「ハハハッ!この締め付け!肉襞!愛液のぬめり!そしてなによりッッ!!」
「ん、はむ、ん、ちゅっ……んっ、んっ……」
 唇を唇で塞がれた幽香が、とろんとした顔で「ん、ん」と可愛く呻いた。
 勇次郎が舌を容赦なく少女の口内に侵略すれば、幽香の美しく軟らかい舌が迎撃する!
 大地が揺らぐ凄まじい激闘の果てに衣服は全て破けて無くなり、血と汗と泥にまみれた全裸の二人は野獣の如きセックスをする。
 風見幽香のふくよかな胸が範馬勇次郎の胸にもまれた。
 駅弁状態だが、幽香は進んで腰を動かす。
 大妖怪『フラワーマスター』がメスの本能に突き動かされている、訳ではないッッ!!断じてッッッ!!!
「グオオオ、おッ!!き、貴様!」
「あッははははぁ〜〜いま、わたし排卵するわ。あなたの赤ちゃん孕んであげちゃう、はぁ、はぁ、ああッ」
 体がピクンピクンと震え、膣の快感で可愛らしく、やさしく、色っぽくあえいだ。勇次郎の赤い頭髪を撫でる。
 いくら気持ちよくなろうが、いくらメスとして快感に沈もうが、絶対に一方的にならないッッッ!!
 それが風見幽香。そしてそれを秒間3回の腰のグラインドで攻めることで応える範馬勇次郎。
 幽香の膣から透明で粘着質な『蜜』が、勇次郎のチンポをぬらす。
 にゅぽにゅぽにゅぽ〜〜。じゅぶじゅぶじゅぶ……
「風見幽香、面白いッッ!!俺よりも、俺の子を愛するか!!」
「ふふふ、ええその通りよ。あ、あうう……でも、でも、イッちゃうー姓を『花園』にするぞ!ハハハハハッッ!!」
「ふぇ? い、いやああッ!そんなのやだああ!だめえええええッッ!!」
 幽香は涙を流し、顔を真っ赤にしてホンキで嫌がった。
 
「姓を『花園』なんてしちゃったら、わたし『花園ユウカ』になっちゃう!浦安市在住に、な、なっちゃうーーーッッ!」
 ビュグゥウ どっくん どっくん
 幽香は嫌がりながら達し、勇次郎は嫌がる風見幽香の愛らしい態度で同時に達して最奥で射精する。
 この日、幽香の卵子と勇次郎の精子は、受精卵内で遺伝子の占有率を巡り激しく争い、結果男子が生まれた。
 
 ……ちなみに、その男子は成長したら親離れと称して苗字も名前も変えて『天童凱』と名乗り、父親越え、母親越えを目指したという!

490 :
すみません、誤字です。
下から八行目
×「ふふふ、ええその通りよ。あ、あうう……でも、でも、イッちゃうー姓を『花園』にするぞ!ハハハハハッッ!!」
○「ふふふ、ええその通りよ。あ、あうう……でも、でも、イッちゃうー!」
  「させるか!姓を『花園』にするぞ!ハハハハハッッ!!」
幽香と勇次郎の台詞がくっついちまった……orz
稚拙で申し訳ありません。

491 :
ネロヒロいいなー

492 :
>>489
乙ー
豪快だw

493 :
エロパロなら、乱交ぽいのもアリではないだろうか?
こう、美鈴クリザカップルなんだけど
美鈴は騎乗位状態だけど、レミリアとフランに胸やツルツル腋を舐められて
絶頂に達したり、イっても身体を無理矢理動かされて連続絶頂になったり、
プレイが終わってベッドに寝るときは、美鈴とクリザに挟まれて姉妹仲良く寝るとか。

494 :
つまり>>483におぜうも追加したやつということか
咲夜「後始末が大変だわ……」
パチュリー?「アダくーん」
デスアダー「えぇい!寄るな触るな近寄るな!」

495 :
?をつけるなwwwww

496 :
お前ら急げ!!水着姿でゲームしてるぞ!
http://live.nicovideo.jp/watch/lv90441292

497 :
いくら夏日でも水着シチュはまだ早いな

498 :
>>497
ギース「HAHAHA! こんなこともあろうかとハワードコネクションは室内温水プールを造ったのだ!ギースタワーに!」
かりん「内装は古今の美を学びつくしたわたくしが意匠を凝らしましたわ」
都古(スク水)「すっご〜い!ロック君、みてみて!壁全体で富士山の絵〜!」
ロック「銭湯かぁっっ!? あー、あと都古、そのあまりくっつくな……」
ギース「ほう、さすがは我が愚息……」
かりん「ふふ、都古ちゃんも成長期ですわね。前見たときより3センチ増しね」
ゲニ「波の出るプールと聞いて、ウィンドサーフィンのボードを持ってきたのですが、はて想像していたより……」
クラリーチェ「も〜、できるわけないでしょ」
ゲニ「そんなことを言うシスターは口は塞いでしましょう」
クラリーチェ「え……むぐ、ん〜〜〜!」

499 :
>>498
毎度のようだがギース自重しろww
そしてやっと500いくのかー

500 :
きら様やセフレンやスク水ゆうかりんが大手を振って活躍できる季節が待ち遠しい
>>487
近頃は高野レンとのチームでサムネホイホイの名を欲しいままにしとるね
レン改変と五条さん意外に縁があるなw

501 :
なんかもう一気に暑くなったな天気。
汗だくの下着姿っていいよね。

502 :
獣姦(?)注意、小ネタ。カップルは伏せてみるので、想像して下さい。

「えーと、ふむ。“ウシの発情周期は21日間隔”か」
ゴスッ
「看護士の勉強かと思ったら、何を調べてるんだ何を!?」
「いきなり本のカドで殴るか!?
 ・・・その。いや、オレは血の臭いに敏感だから、その。
 お前の、あの、間隔が短い気がしたから、何らかの病気を疑って調べてたんだ」
「私の心配をしてくれるのは嬉しいが、獣医学書を開いてるのは気に入らん!」
「しっ仕方ないだろ、普通の人間では周期が短くなる症状は稀だし、一見して体調は良さそうだし」
「あーもう!せめて月経周期とか、キチンと医学用語で喋れ!回りくどい!」
「げ、月経周期が・・・」
「声が小さい!そんなに恥ずかしそうに応対されたら、逆に患者さんも恥ずかしくなるだろ!」
「というか、その妙に高いテンションは、まさか」
「 発 情 し た ! 」
「やっぱりかぁぁァ!?」
「ふむ、“イヌのオスはメスの発情に反応して発情できる状態を持続する”か。
 それがワーウルフ、ダークストーカーにも適応されるのか、学術的に興味深いな!」
「ちょっと待て、まだ準備がゴニョゴニョ」
「私は!一向に!構わんッ!!」
アッー

503 :
>>500
なんか五条さんの周りにいるマネージャーハーレムをレン改変キャラ達に代えてみたくなった
実際やったり動画公開したりしたら大荒れになりそうだから妄想だけに留めておくけど

504 :
五条さんによるNTRシリーズですか

505 :
あのマネージャー達は利用するだけして負けると裏切るが、
レン改変達とはもっとピュアな関係なんだよきっと
www
笑いをこらえきれなくなった

506 :
とりあえず三馬鹿(ネロ塩カレン)は固定として、残りをどうするかだなw

507 :
カンフーメン的にレン改変キャラの集合体なキャラがいたら面白いのにな。6年レン組とか
どのキャラでも組めば学園レンハーレム状態
てゆうか俺が色んなレンに囲まれたい

508 :
かがみん「なに?暑くなったから衣替えだと?」
レン「……(コクン)」
かがみん「なぜ女学生の学業体育用の水着なのだ……」

509 :
※ レンは嘉神にスク水を着てほしいようです

510 :
>>509
おいやめれwwww

511 :
もうみんな水着姿になろうや、な?

きら様「やはりマント+鉄仮面という珍ファッションは暑苦しいと思うぞ。水着を着ろ水着を」
ドゥーム閣下「おまえはなにをいっているんだ」

512 :
せめてブリス勢に総動員をかけてくれ

513 :
サイキ「暑いのなら全裸になればいいのに」

514 :
・フェルナンデスとレミリアで一コマ妄想
咲夜「フェル様。お嬢様はどちらに?」
フェル「あわわわ……そ、それが……」
カパとフェルナンデスがお口を開けると、中に粘液まみれになった裸体の少女が……。
レミリアはフェルの人外『舌』を身体に巻きつかせて、一心不乱に堪能している。
美少女吸血鬼は達した証拠で、スジのような穢れなき秘部から透明な愛液をトロリとながしている。
レミリア「ん、チュ、フェルの舌やわらかくて大好きィ〜。はぁ もっとわたしをペロペロしてぇ……」
少女の外見とは思えない蕩けた表情で、フェルの舌先をはむはむ噛み噛みして愛撫する。
とたんに魔界大帝フェルナンデスが「ああ、レミリアちゃん吸っちゃだめデス〜!」と快感に震えた。
咲夜「あらら……これは困りましたわ」
フェル「さ、咲夜さんごめんデス〜!レミリアちゃん可愛すぎてもう我慢できなく……」
咲夜「ふふ、いいですわ。お風呂のご用意をいたします。それとフェル様は歯磨きですね」
困り顔で、それでも喜ばしいような笑みを浮かべる完璧で瀟洒なメイドだった。
咲夜「……今度は私も一緒でいいかしら?」ボソ
フェル「え?」
咲夜「なんでもございません。あ、式会場のことを博麗の巫女に相談しなくてはなりませんわね」

515 :
白い子が黒いのに染められる話いいなー
ヴァイスが色々と自覚し始めるのにゴロンゴロンする

516 :
えーと……外部サイトの話ってアリだっけ?ここ
>>2を見る限りビミョーなラインっぽいんだけど……

517 :
あまりやらないほうが良いだろう
無駄に争いの火種を蒔く必要はない

>>515
ショボンがヘイちゃんに染められるとな?

518 :
ばっかおめー、レンが嘉神を調教する流れに決まっt(潜在

ゴジレン「要は相手を無理矢理押し倒して…」
アストラナレン「デッドエンドシュートしてしまえば良いのだろう?」
ネロレン「シュートされるべきは我輩達だと思うが…そういうプレイもアリか」
ハクレン「有って堪るか、この黒い三連星どもめ!!」

519 :
チャージマンレン!「そうか、スク水の中に爆弾が!」

520 :
尻尾のあるキャラのスク水って尻尾はどこから飛びてるんだろうか?
尻尾用に穴があいてるのか?お尻の部分から飛び出ているのか?それとも尻尾出さないのか?

521 :
尻尾用の社会の窓がある
ファスナー式とマジックテープ式とボタン式がある

522 :
慎ましい暮らしをしてる何処ぞの狼さんは、拳法着のズボンを「後ろ前」に履いて尻尾を通してる説
満月の夜だけ牛っぽい何処ぞの先生は、能力発現のついでに服に細工をして尻尾を通す穴を作ってる説
でも尻尾付き獣人キャラって、特にモフモフタイプは全裸が多いような。
フェリシアなんか、最小限の体毛だけでガードしてるけど露骨に全裸だし。

523 :
じゃあもう水着着ないで全裸でいいか(マテコラ

524 :
オロチ&ミズチ「流石に」
アンジェ「全裸は」
マガキ「ないわー」
イグのん「…」
ジャギ&ミルド「「…」」
パチュリー「…」

神みずか「神奈、お母さんの服もワンピースいちm」
女神神奈「姉上、人のことを言えるのか?」

525 :
ほらマガキさんは同僚上司にムカイさん(穿いてない疑惑)とサイキ(全裸確定)がいるから…
通常時はジャケット羽織ってるマガキさんは紳士的な方だと思うよ

526 :
?・???「ゴッドモザイクの出番と聞いて」

527 :
>>525
つまり西洋意思の面々は全裸がデフォか
ブリ「そうなんですか?」
シオン「いや、俺は断じて違うぞ」

528 :
よく考えたら神奈さん、あんたも人のこと言えないような……
女神ならイントロで脱いでるし

529 :
着衣エロか、脱衣エロか…

530 :
>脱衣エロ
アレックス「脱衣なら任せな!」
シオン「え?」
ガシッとシオンの愛らしし服をアレックスの逞しい手が掴み……
アレックス「ウオラッ!」
ビリビリ!
シオンの胸を中心に、左右に見事に破れる。魔術協会において天才と名高い美少女の白く美しい胴体が外気に晒され……
少女の豊かなオッパイがブルンと揺れて左右に広がった!
シオン「い、いやあぁ!!なにするのよ〜〜バカー!脳筋!!」

531 :
せめて喋り方ぐらいは把握しとけよ

532 :
「そういえば、なぜ慧音はハクタク化に合わせて服の色が変わるんだ?
 オレの知っている魔物には、魔力でピチピチタイツを造る奴やコウモリを繋ぎ合わせて
 レオタードを造る奴がいるが、奴らのように魔力で服を形成してるのか?」
「いや、単に歴史を創る程度の能力を応用してちょっとオシャレしてるだけだ。
 ところで、ガロンも魔力で服を形成できるか、ちょっと試しても良いか?」
「待て!オレのズボンは普通の拳法着だから!燃えた時は必に再生させてるだけだから!」
「よし、燃やしても再生するなら直接破いてみよう」
「な、何だtt

CAVED!!!

533 :
なんかのコピペネタ?

534 :
>>532
さて脱がしたあとどうするのか興味があります。

535 :
あまりの暑さに水着や脱衣ネタが振られ盛り上がったのに、なんだよこの急激な寒さは……
雹や竜巻なんかも起こってるし、異常気象にも程があるぞ

536 :
板と関係ないけどあの竜巻は怖かった。
日本でもあんなの起きるとわな……

ああ、風使いの皆さんは気まずいので試合出禁でお願いします。
「えっ?」

537 :
とりあえず神奈子様やソー辺りに酒でもお供えすれば晴れるかねぇ
調子乗って烈日酷暑とかにならなきゃ良いがw
今年の夏も暑いらしいしなー

538 :
どっかで時を駆ける魔法少女が舞台装置の魔女と戦ってたり、脇巫女が不良天人をボコりに行ってたり、三神器が吹き荒れぶ風と戦ってたりするのだろう

539 :
「“吹き荒ぶ風”の戦いだそうだ。風を二つ名に据える身としての意見は無いか?」
「“疾風の人狼”というのは速さの比喩で、別にオレが風を操ったりしないのは知ってるだろ」
「ふむ、確かにそうだな。君は実にハヤい。回復も早いから良いものの、やはりもっと耐久力を鍛えるべきだ」
「いきなり下ネタに飛ぶな!子供に教育を施す立場なら、もっと自分の言動には注意しろ」
「せっかく二人きりなんだ、少しはハメを外しても良いだろう?もっとも、今はむしろハメたい気分だ」
「まったくコイツは・・・んっ」チュッ

書いてて気付いたが、(理知的で男口調の女キャラ)×(朴訥で奥手気味の男キャラ)という組み合わせが好きらしい。
今回は慧音×ガロンだが、某蒼のココノエ×テイガーも口調とやり取りがだいたい一致しそうな希ガス

540 :
言うべきか言わないべきか迷ったが言おう
流石に無理矢理すぎる

541 :
どうやら二次創作である程度キャラ付けが崩れた/弄られたキャラクターを基に妄想したんかな。
ひょっとして俺が知らんだけで元々そういうキャラなのかもしれないけど、でも、感心するより違和感の方がどうも強くていかん。
ギース親バカとか人見知りしない都古とか赤面症ロックとかも明らかに二次創作で、でもこっちは普通に受け入れられてかつ気に入ってるんだよな。
つまり何が言いたいかっていうと、下ネタはマイナス特徴でもあるから元々そういう描写が無いキャラクターに付加すると元キャラ好きには反感を与えかねんので多少気を遣ってほしい。
エロゲ出身だからって痴女キャラ押しつけられる扇奈とか、ここの過去ログで否定の槍玉に挙げられてたこともあったと思うし。

542 :
ガロンに限らず、獣人やらケモノ属性の皆様はバックで致す場合が多いんだろうか
そしてマンネリ打破のため正常位や座位で交わっていると
普段は見えない相手の表情とか見えちゃったりするんだろうか

543 :
ガロンは獣人になる前にそういう経験してればまず正常位だと思う少数派。
でも羽持ちとかは背中こすると大変だから立位か上になる系でないと厳しいかな、男女問わず

544 :
金環日食は流石にネタには使えないよな

545 :
なんだっていい!鈴仙×ガロンを妄想するチャンスだ!!
満月の夜の幻想郷。
永遠亭という人と同じ姿をした人ならざる月人が住まう優雅な屋敷から幾許か離れた草原。
周囲を竹林に囲まれた場所は、今宵も幻想郷の満月の狂気に毒されたガロンが獣の本性をむき出しに鈴仙を襲う。
「はぅ、あ、ガロン……んあ!もっと、もっと!」
「ぐうううっ、鈴仙!鈴仙!!」
ブレザーの胸元ははだかれ、愛らしい胸をわしづかみにされながら後ろから容赦なく犯される。
「う、ぐうぅ……ああう……乳首、コリコリしちゃ、やぁアア」
鈴仙は普段はつっけんどんにガロンと接し、ガロンの方もあまり鈴仙と接しようとしない。
だがある日、主人の輝夜が面白半分に酒に『特殊な薬』を混ぜて飲ませて……。
ガロンの獣毛からそそり立つペニスが、鈴仙の可愛い膣口にぬぷぷ、と入り込む。
「んああああァ〜! さ、さっきよりもわたしの奥にきたああ!!」
真っ赤で美しく狂う瞳を潤ませる鈴仙の表情は、困ったように、そして「とろん」と蕩けている。
唇のはじから涎がたれた、凄まじく色っぽい顔である。
「ハァ!ハァ!鈴仙!!グウウッ!」
ガロンの腰の動きがどんどん早くなる。
前後にすばやく動き、鈴仙の最奥の子宮のお口を「くちゅくちゅ♪」とペニスの先端がノック。
「はあう!あう!あう!好きィ!ぽ、ポルチオ感覚器官ッ感じすぎても、もうだめえぇ〜〜!」
柔らかい、とろけるような甘い声で鈴仙は啼く。気持ちよく、もっとしてほしいと。
少女の体が揺さぶられるたびに、彼女の美しく長い薄紫色の髪がサラサラと動く。ガロンはそれが大好きだった……。
たまらずガロンは鈴仙の耳のあたりの豊かな髪へ鼻先をもぐりこませ、すう〜〜と少女の香りをかぐ。
「ハアァ、匂いかいじゃだめえッ!うあ!あん、ああん!わたしの匂いかぎながら、やあん、子宮キスいやぁぁぁぁ!!」
「グウウウ!ウオオオオオオオオオォンッッ!!!」
ビュグ ドプッ  どくん どくん…… 
少女の子宮口に密着した鈴口から、濃厚な精液が勢いよく注入される。
「うあ、熱ッ はああぁ〜〜〜……」
鈴仙は眉根を八文字にして、ビュルビュル注がれる精液の感触で深く深く達した……。
<オワリ>


546 :
>>544
甘いな、太陽の化身が食われる話書けるじゃないか……!
太陽関係ってどんなキャラいたっけ
アマ公と空と毛利と……他には?

547 :
>>546
毛利の名前が真っ先に目に入って
日輪がほんの数分でも欠けることに本気で落ち込む→相方に可哀想な目で見られる風景が…勝手に…
羽持ちは対面座位だと相方に気を遣ってる感じがしてほのぼのする
…はずなのになぜか最初に浮かんだのがカラス親子だった
色々な意味で違うそうじゃない

548 :
>>547
そうだね、体面座位で相手を翼で包み込む感じがいい。
そしてカラス親子は確かに違うww名前はそれっぽいがww

549 :
日輪背負ってる人がいたなぁ、と思って
こいしちゃんの謀略により気がついたら椅子に縛り付けられてなぜか目の前に顔赤らめてるさとり様が立っているっていう状況をうっかり想定し。
「食べちゃっても、いいですよね……?」
なんて潤んだ目で(こいしちゃんの罠で地獄製のそういうお薬を飲んでると思いねえ)ぼそぼそ言いながら迫ってくる……
ってとこまで考えたけど、別にそこまでヘタレでもないからそうなるってなったらちゃんとしてやるよなぁ。つまりそれ太陽が食われることになんないよなと思ったのでボッシュート

550 :
色々と新機軸なカップルのエロスが見れる事を……
それと、保管庫の人まとめ乙。

551 :
>>545
エロイけど、もうちょっとこう……肉付けをお願いしたいです。
うん

552 :
まとめの人乙!この頃はSS少ないけど期待したい。

553 :
お、保管庫が充実していた!
補完の方乙です!

554 :
今年もまた、夏が来るな
梅雨から始まりホタルに七夕に海に山に川にプールに夏祭り
……学生キャラなら補修もか

555 :
差し当たって蚊対策は必要だな、行為中にプ〜プ〜飛ばれては欝陶しい事この上ない

556 :
その必要は無いわ

……4月上旬から既に刺されてるから虫除けは色々対策済みだったりする
いくらなんでも早すぎるぜちくしょうorz

557 :
蚊に刺され、首筋に、跡がついて、ひと悶着……
シオン「その首にある跡はなんですか?」ゴゴゴゴゴ
アレックス「えっ!?」

558 :
ああ、漫画版メルブラ1巻67ページみたいなシオンが見られるのか

559 :
なんだっていい! 自分では手が届かない場所の虫刺されにウナを塗り塗りしてあげるチャンスだ!!

560 :
流石にそれは新しすぎる

561 :
二人は火影姿。藤原妹紅×KUSANAGI。
性格、口調、設定に自信無し。

「その炎!」
「……」
「それに傷が無くなる、その再生能力!」
「……」(さて、どう言い訳するか)
「お前も俺と同じ、ネスツのクローン人間だな!」
「え?」
「それに襲われているところを見ると、俺と同じ逃亡中だろ!?」
「……うん、そう、それ」

 夏の波止場。
「あー、もうあついぃ」
 私は袖まくり、長い髪も後ろでまとめあげていた。
 うだるような暑さで全身に汗をかきながら、私は釣竿を手に、海に糸を垂らしていた。
「髪切りたいなー、切っても治るけど」
 釣り糸を手繰り、なんの獲物も付いていない事を確認して、また釣り針を遠くに飛ばす。
「よう」
 私が汗だくで釣りをしていた所、背後から黒肌の学生服の男が歩いてきた。
「クサナギ」
 こっちに来てからの知り合い、くさなぎという名前らしい。どこぞの三種の神器の様な名前である。
 なんでもねすつのくろぉん人間だそうだ。よくわからないけど。
 暑さに不機嫌になっていた私は、顔だけを後ろに向ける。すると透明な袋に包まれたおにぎりを私に投げつけた。私はそれを慌てて受け取った。

 事の起こりは半年前。
 幻想郷の夜の竹林をうろついていたところ、気がつくと外の世界に迷い出ていた。
 夜なのに明るい建物が連なる町。夜空を見ても星が見えない。
 戻り方もわからず途方に暮れ、私の恰好は目立つだろうと裏街路に逃げる。もちろん、空を飛ぶわけにもいかない。
 腹を鳴らしながら歩いていると、無人と思われる大きな壊れた建物を見つけ、そこに忍びこむ。
 埃だらけの鉄の塊が並ぶ、ほこりの積もった場所。何かを作る機械なのだろう。
 腹は減ったが仕様もない、とにかく今日はここで眠ることにした。
(明日、海に行って魚でもとるか) 
 眠るために床の上に座りこんだ。

562 :
(……誰か入って来た)
 気配に私は目を覚ます。
 数人の足音。この建物を取り囲むように動いている。
(まさか、私を狙って? いや、そんなわけは)
 立ち上がって謎の襲撃者達を迎え撃とうとする。
 そのとき銃弾が私の肩を打ち抜いた。
「つっ!?」
 衝撃に床に倒れ込む私。
「とらえたぞ!」
 銃を持った男たちが部屋になだれ込む。
 そして私を取り囲み銃を突きつけた。
「……おい、別人じゃねえか」
「まさかこんな廃工場に他に人がいるとは」
「ともかく、ここに例の逃亡者が入っていたはずだ。探せ」
「この妙な格好の女は、どうします?」
 隊長と思われる男は、倒れた私を一瞥すると質問した男に言った。
「始末しろ。体は燃やしておけ」
 銃口が私の頭に向けられた。
(このぉっ!)
 爆炎が周囲を吹き飛ばす。
「なんだ!? 何が起こった!?」
 銃を持った男達が床に転び、炎にくるまれのた打ち回る。
 突然の事にどよめく襲撃者。その中央で、私は炎を纏いながら立ち上がった。
「何の話だが分からないけど……そうとしたって事は、やりかえしてもいいね!?」
 私の手から炎が放たれ、それが数人の男たちを吹き飛ばす。
「く、うてぇええ!」
 残った何人かが私に対して、銃を向けた。
「ぐぼぁ!」
 突然、天井からそいつは降って来た。そして襲撃者の一人の上に着地した。
「なっ!?」
 そのまま一人を潰し、そしてその隣に居たもう一人の顔面を蹴り飛ばす。
「キサマっ!?」
 現れたそいつに銃を向け直すが、それより先にそいつは飛びかかり。
「うぉらぁあ!」
 炎が敵を吹き飛ばした。
 その後、私とそいつは次々と襲撃者たちを炎で倒していく。
 そして、揃って二人で逃げだした。
(私じゃなくて、こいつが狙いってわけ)
 それが私とKUSANAGIの最初の出会いだった。
「腹減ってんだろ、あいつらから取って来た財布があるから、なんか食べようぜ」

 その後の私は海沿いに日本を歩いた。くさなぎはそんな私の後を付いてきた。
 そして半年以上の月日が流れ、未だに幻想郷に帰る当て無し。そのうえ、ねすつの追手とやらが何度か交戦する羽目になっている。
 クサナギだけではなく、どうやら私も標的になっているらしい。

563 :
 夏場のクソ熱い中、今日も釣竿で魚を狙っていた。 
「また不良から、かつ上げしたのか」
「喧嘩はあっちが先に売って来た」
 私は焼き魚とおにぎりを食べながら、相槌を打つ。
「なんだっけ、ゲンソウキョウだっけ、お前が探している所?」
「そう」
「お前、なんでそんな所に行こうとしてんだ?」
「行きたいと言うか帰りたい」
「?」
(いまだに私もねすつのくろぉんって事になってるんだが、本当の事を言った方がいいかな?)
 人工的に作られた、クサナギの能力とは違うという事を教えるべきか、私は悩む。
 だが、それを言ってしまえば不の化け物扱いされる可能性がある。
 それに二人で歩く理由が無くなる。
 幻想郷に来る以前のように孤独に旅をするのは嫌だった。
「……そこに行けばさ、今みたいにねすつの追手もこれなくなるんだよ」
「へえ」
「クサナギも嫌だろ、いまみたいに追い回されるのは、だから一緒に行かないか」
 私の問いに、クサナギは不敵に笑った。
「俺はどっちかというと、復讐したいんだがな」
 黒い肌の男は、おにぎりを食べる。
「そっか」
 私は気にせず、自分で釣った魚を食べた。

 港にあった現在は使われていないだろう、物置。
 そこにあった空のドラム缶に水道から水を汲み、下から火を付ける。
 下から火を付けて、ドラム缶風呂。
 私は裸になってそれに身を沈めた。
 すでに夜、今日も幻想郷に帰るための手段など見つからず。
(あいつも心配しているだろうな)
 私は幻想郷に居た、友人の教師の事を思い出していた。
 私は風呂から出て、体を拭いて、服を着る。
 しかしそれでもまだ暑い。むしむしして不愉快だった。
 白い服の胸元を広げ、赤いもんぺもずらしていた。
 それが間違いだったのだろう。クサナギが後ろから襲いかかって来た。
「あ、こら離せ!」
 クサナギの右手が襟から入り込み、私の胸を掴む。さらに左手がもんぺをずらして、お尻に触れてきた。
「なに盛ってんだ、離せって……うあっ!」
 首筋に後ろから甘噛みされる。ぞぞりと、背筋に寒気が走る。
「もうだめだ」
 尻に堅い物を押しつけながら、クサナギはささやく。
「お前が何か可愛く見える」
「はぁ!?」
「頼む、少しでいいから相手してくれよ、な」
「嫌に決まって……んっ!」
 唇を奪われ、そのまま床にうつ伏せに倒される。
 そして服を半脱ぎの状態でパンツもずらされ、後ろから膣に男根を摺りつけられる。
「あ、くぅあ」

564 :
炎でふっ飛ばしてやろうかと思ったが、何度も秘裂に擦りつけられるたびに、私の気もおかしくなってしまう。
「……やめ、ろ」
 またも唇を奪われる。
 そしてそのまま挿入され……ると思ったら、射精された。
 もんぺや下着を精子で汚される。
「服、汚さないでよ」
「……いや、俺、初めてだったからよ。ずっと研究所に入れられていたし」
 何が恥ずかしいのかしどろもどろで言い訳するクサナギ。
 私はため息をついた。
「一回だけだから、な」
 服を全部ぬいで、素っ裸になる。
 仰向けになった白い素肌の私に、黒い肌の男は重なってくる。
 そのまま挿入した。
「んあっ」
 そして腰を進め子宮孔へとぶつける。
「ん!」
「おお、すげぇ、気持ちいい」
「あ、……あ、……ぁ、やっ……は…あ!」
 遠慮ない前後運動、何度も叩きつけられる。
 そのたびに私の口から、小さな喘ぎ声が漏れた。
(性交、自体、どれぐらいぶりだっけ?)
 目の前の黒い男に抱きつく。腰に足を絡め抱きついた。
 クサナギは私を抱え上げて、下から突き上げる。
 私は口を開けて、互いの舌を伸ばし絡め合う。
 男根が膣内を抉る度に、私の意識を揺らがせる。
 白い長髪が振りまわされた。
「うっあ、……は、だめぇ、いっちゃう!」
「俺も、もう、出る!」
 クサナギが言うなり、私を折れるんじゃ中というぐらい、力強く抱きしめる。
 そしてそのまま中に射精した。
 熱い物が体内を満たす。
(あつい)
 そのままお互いを強く抱きしめあった。
「あっ、……もうだめだって!?」
 その後も、クサナギは私の言葉を無視して何度も私を犯し、私を精液で汚していった。
 
 私は汚れた体を洗うため、ドラム缶風呂に入り直している。
「はぁ、いつになったら戻れるのか……」
 ゆっくりとお湯に体を沈めながら、星の少ない夜空を見上げる。
 近くで焦げたクサナギがぷすぷす言っていた。
 終わり。

エロが薄くなってしまった。あと妹紅の口調が男・女で迷って中途半端に。

565 :
>>564
某吸血鬼「構わん。やれ」

566 :
>>561
乙です!
KUSANAGIのがっつきっぷりがなんからしいなぁ。

567 :
学級崩壊のほたるが2学期に入ってから絶倫過ぎるな
夏休みの間に何があったんだか…

568 :
ちん子にタワーな薄い本でも押し付けられたんだろ

569 :
テステス、規制が長くて困るわ

570 :
保守

571 :
スぺランカー先生「ぬるぽ」

572 :
飛竜・はぁと「ガッ」

573 :
>>572
やめたげてよぉ!

574 :
先代巫女×アカツキという誰得なブツを書いていたのだがエロシーンが書けずに投げ出した。
エロってほんとうに難しいね

575 :
>>574
DIO「構わん、載せろ」

576 :
「エロ書けない」
こういう報告はもう飽きました

577 :
>574書いてもいいんじゃよ チラッチラッ

578 :
ぶっちゃけ「書けないなー(チラッ でも応援してくれたら書けるかもしれないなー(チラッチラッ」って風にしか見えない
有り体に言うと、ウザい
…が、こういう対応をいつまでも続けていくとその内真っ当なSS書きすら寄り付かなくなって過疎る諸刃の剣
いや、つーか現在進行形で終焉に向かいつつあるんですがねこのスレ
最後にSS書き込まれたのいつで、その時感想がどれだけついたよ、っていう…
惰性以外で見に来てる人っているのか、ここ?

579 :
今はどっちかってーとしぶ界隈が元気だね

580 :
このスレに限らず、ニコニコMUGEN自体がピーク時(2008年〜2009年ごろ)に比べると
盛り上がりが落ちているしな。

581 :
ニコニコというかMUGEN全体だな。
1.0があんまり普及してないから先細る一方で……。

582 :
先走りが何だって?
絶倫つーか…ほたるが産むのか?

583 :
そういう改変キャラいなくもないけどやめておけ

584 :
途中まで投下してアンケート取った後に
続き書いて投下するのってあり?

585 :
アンケートに応じる人数自体いなさそうなので最初からラストまで好みで突っ走った方がいいと思う。

586 :
規制に巻き込まれてパソコンの書きためが投下出来ない;
せっかくタイミング良かったのに……

587 :
適当なろだ(ここだと斧が多いかな)にうpして、そのURLを携帯から張るのが
いいんじゃないのかな。
URLはPCから携帯に送ればコピペできるっしょ。

588 :
なんか簡単に解決できる愚痴が妙に多い気がする

589 :
>>585
ありがとー!
数日前にここ見つけたばっかりなんだけど、確かに今は人口が少ないみたいですね
取り敢えずラストまで書いてみました
初投下。規制されない事を祈る。
20レスくらいかな
※大炎上
※性格や口調に捏造が見られます
※MAXはこんな誘惑に負けない
※げろ甘
※アネルはこんな事言わない
※ぬるいR-18
※げろ甘

590 :
二日間続けての晴れ間に油断した。
そう痛感せざるを得ない気温、湿った空気、何より真夏を思わせる程の薄着。
改造人間も肌寒さは感じるらしく、露わになった肩は時折ぶるりと震えては鳥肌を立たせていた。
濡れそぼった衣服が否応無しに体温を奪う。
この程度で風邪をひくような柔な身体ではない“つもり”だが、寒いものは寒い。
アネルは紐から解いた髪の水気を握って絞りながら、空を見上げた。
小さな祠の申し訳程度の屋根から覗く空は曇天。
分厚く太陽を覆い隠す灰色の雲は真昼間だというのに暗い色をしている。
降り止みそうにないどしゃ降りの雨に、彼女はこれからどうすべきか考えた。
目的地までは舗装など成されていない山道を進まねばならない。
山の中での傘も合羽も無い雨中行軍は経験が無いが、通い慣れた道だ。
辿り着けない訳でも無い。
低い石段に腰掛けた少女のライトブルーのジーンズの膝は雨に晒されたままで重くなるばかり。
冷たい雨水に打たれて身体は冷え切っているが、さして問題無いだろう。
昨夜からやや熱いのどから、ひゅう、と息を吐く。
アネルは雨宿りを終える事を決めると速やかに立ち上がる。
祠を振り返って会釈して、それから、泥が跳ねるのも気に留めず、駆け出した。
約束の場所である山中の廃寺目掛けて真っ直ぐに。
がたがたと木造建造物の壁が揺れる。
硝子の張られていない木枠の窓を開けるまでもない。
外は相当の雨風だ。
昨日までとは打って変わっての豪雨は少しばかり早い台風の到来故かも知れない。
そう考えた所で、男は閉じていた目蓋を開いた。
鋼の様に頑なな筋肉に覆われた肩には木綿の上着が被さっている。
衣装持ちとは言い難い軋間紅摩の数少ない持ち物の一つだ。
物が少なくがらんとした板張りの空間は天気も相まって益々寒々しい。
この空間において温度のあるものといえば紅摩の身体ただ一つだが、彼には何ら不都合は無い。
屋内に集めた薪を燃やせば火はあるし、湯もいくらでも沸かせる。
それよりも彼にとって少々気掛かりなのは、一つの約束事についてだった。
というより、それを交わした少女の事だ。
ネスツなる組織が生み出した改造人間・アネル。
炎を操り徒手空拳で闘う少女。
戦闘中の鋭利な雰囲気に似合わず組織育ち故か世間知らずな彼女は、外見年齢相応の多種多様な娯楽にさして興味を持つ事も無い。

591 :
2
何の楽しみを見出しているのか、武骨な男(紅摩の事である)との手合わせに興じるばかりで、着飾る事も無い。
無論他にも交友関係は持っているようだったが、年頃の少女にしてはあまりに無味簡素な生活ぶりである。
―――それはいいとして、アネル=ロランジュは今日も今日とて軋間紅摩に手合わせの約束を取り付けてある。
しかしこの激しい風雨だ。
果たして彼女が来るかどうか。
紅摩は来ない事を願った。
山道を進むにはあまりの天気だ。
終いには雷鳴さえ響き渡りかねない豪雨の中をしかし、アネルが強行する姿は想像するに容易い。
子供のように素直だが一途な頑固者の彼女の事だ。
確実に来る。
この雨風にぬかるむ山道に足を取られどれほど時間が掛かろうと、きっと来る。
万が一来ないとしてもこちらに向かっている場合を考えるに、傘を手に迎えに行く位はすべきかと、紅摩が冷たい床に下ろしていた尻を持ち上げたときだった。
ガタン、と寺の真正面の戸板が揺れたのだ。
(やはり来たのか)
思ったよりも早い到着に苦笑混じりの溜め息を漏らしながら出迎えに向かう。
「アネルか」
「ああ」
ややあってからの返事。
紅摩は戸板に手を掛けると、いつもよりも重い手応えに気付く。
何かがこちらへ戸板を押しているような重さ。
ガタゴトと建て付けの悪い引き戸を開くと、ぐっしょりと濡れた白銀の髪が眩く現れる。
俯いてずりずりと戸口にもたれ掛かりながら何とか立っている少女はいつになく弱々しい雰囲気で、ようやく、といった体で顔を上げた。
どこか虚ろな瞳。
「遅れて、すまない」
「構わんが」
笑みを含んではいるが覇気の薄れた声色。
アネルが謝罪の言葉を言い終えるより先に紅摩は彼女の左脇に無造作に手を添え、支えた。
明らかに熱い。
走ってきた直後だからだとか、それ所の体温には感じられない。
「…熱が出ている」
「えぇ…?」
紅摩の顔を見て彼に支えられたからか力の抜けた返事を曖昧にして、アネルは膝をゆるゆる落とす。
もう片方の脇を支えると力無くだらりとしなだれかかってきた彼女の身体はやはり熱く、紅摩の眉間が益々歪んだ。
この発熱の中、傘も差さずにこの廃寺まで来たのか。
そういえば寒いなどとのたまう少女のあまりの無鉄砲さに怒りが込み上げてくる。

592 :
3
「馬鹿者が!体調が優れんのなら休んでおくべきだろう」
「…約束、した、から」
「…反故にしてでも休むべきだった」
荒い息遣いでのアネルの言葉に一瞬言葉が詰まるが、説教する口は止まらない。
兎に角今からでも休ませるべきだとアネルの身体を抱き上げる。
彼女の手は紅摩の服に弱々しくすがりついて、幾つか皺を作った。
布団は煎餅布団の名に相応しい薄さのものが一組のみ。
強靭な腕力でアネルを抱えたまま折り畳まれていたそれを乱雑に敷く。
が、よく考えるまでもなく行き着く答えが一つ。
濡れた服を脱がせ身体を拭かねばならない。
紅摩はアネルを床に座らせ、念の為問い掛ける。
「アネル。脱げ」
「…うん」
紅摩の服もアネルの服程ではないがびしょ濡れになっている。
上の服を脱いで屋内に張ったロープに投げ遣る。
「………こう、ま」
戸惑った声に不承不承振り向くと、アネルの上半身はシンプルな女物の下着で覆われているのみだった。
背中に回った手がもぞもぞと動いているが、一向に外れる様子が
無い。
実用的だとして女性の友人の助言を得て購入したものらしいが、まだ着脱に慣れていないようだった。
彼らは言うなれば共闘者、戦友のようなものであり、男女の仲ではない。
しかし事態が事態だけに致し方が無い。
目を瞑りながら彼女の求めに応じて歩み寄り、背後に回り、おおよそ初めて目にするブラジャーの湿り切った薄い布に手を掛け、ホックを外す。
「何で、だろう…すまない」
「構わん」
一応は羞恥心があるのかアネルは胸元を手で覆い隠していた。
それでは下が脱げないからと紅摩は再度アネルから離れ、干しっぱなしだった大判の手拭いをロープから引き剥がすと、彼女に投げて寄越した。
「…身体を拭ったら布団に入れ」
そう言い聞かせて薪を取りに寺の奥へ向かう彼の耳朶を衣擦れの音が打った。

593 :
4
ざあざあと降る雨の音。ごうごうと吹く風の音。
板張りの大部屋の隅に作った囲炉裏の灰の上に薪を入れる。
雨に晒されていたわけではないとはいえ湿っているのか、中々焚き火は燃え上がらない。
薄い布団に横たわり掛け布団にくるまったアネルがその様子を見て言う。
「私が点けようか…?」
「いいから寝ていろ」
紅摩が竹の筒を通して丁寧に息を吹き込んでいる内に、火はいい具合に落ち着いて、日の光の差し込まない暗い室内を暖かく照らし始めた。
ヤカンを吊して湯を沸かす。
温かい飲み物も飲ませた方がいいと判断しての事だ。
外から響く風雨の音に加えてぱちぱちと薪が燃える音がする。
やがてぐらぐらと沸いたお湯を固形茶を放り込んでおいた湯呑みに注ぐ。
熱すぎるそれを暫く置いてからアネルに差し出す。
少女は布団にくるまったまま身体を起こしてそれに口をつける。
「あったかい」
ほう、と零れる溜め息。
囲炉裏の火に照らされた顔色は先程よりは幾分かマシだった。
息遣いなどまだ辛そうではあるが安堵した表情に、紅摩も胸を撫で下ろした。
「お前でも病にはかかるんだな」
「…改造人間なんだかな」
もっと頑丈に作っておいてほしかった、と口先を尖らせる少女に口角が緩む。
が、その直後に彼女はまたふらふらと布団に横たわる。
紅摩は自分の湯呑みを置いてアネルの顔を覗き込んだ。
「大丈夫か」
「頭が、重い。まだ…動けそうにない」
「今日はここで大人しくしていろ」
「すまない」
彼女は手合わせの件を謝っているのだろう。
その身体状態で尚身体を動かそうという考えに呆れる。
病気にかかった事など今までただの一度もなかったのだろう。
「俺は構わん。今は兎に角休め」
「うん…」
素直に返事をした後はまた瞳を閉じて天井を向いた。
紅摩の許しを得たからか隠すことなくほうっと溜め息を吐く。
(…“看病”か)
そういえばこれが初めての経験だ、と紅摩はまだ暖かい湯呑みにまた口をつけた。
この廃寺に時計は無い。紅摩が察する所、二、三時間は過ぎただろうか。
薪を足していると、安らかな寝息を立てていたアネルが身じろいだ。
掛け布団から覗く白い肩。爪先。少し暑いのかも知れない。
だが上がった熱を引かせる為には汗をかかせた方がいい。
紅摩は布団を掛け直そうとアネルの枕元で膝を突く。

594 :
5
すると、逆さまなアネルの目蓋がゆっくり開いて、それから白い腕が伸びて来た。
紅摩の胸板にぺたりと触れてきた手の平は冷たい。
女人の手足の末端は冷えているものとは言うが、それにしても冷たいその手に目を遣りながら問う。
「寝ぼけているのか?」
アネルはふるふると頭を振った。
「…まだ、寝ていろ」
そう促すが、彼女はまた俯いて、首を振った。
見れば唇を噛みしめている。どこかしら痛むのだろうか。
紅摩が更に身を屈めて覗き込むと、冷たい手はつつ、と鎖骨から首を伝い、頬に伸びる。
少女の両手が青年の両頬を包み込む。男は訝しげに女の目を見据える。
翠の瞳は熱のせいなのか潤んで煌めいていた。
「―――」
(…?)
アネルが、何事か呟いた。消え入るような声は聞き取れない。
紅摩はアネルの言葉を聞き取ろうと、顔を寄せる。
その太い首に、彼女の冷たい腕がしゅるりと蛇の様に巻き付く。
「おい」
咎めるように声を掛ける。程良く筋肉の付いたしなやかな腕はしっかりと紅摩を捕まえて離さない。
彼から借りた上っ張りの他一糸纏わぬ少女の豊満な乳房が、布団から半ばまろび落ちそうに見えた。
熱に浮かされたような翠の大きな瞳も、彼を真正面から捉えて離さない。
アネルの乾いた唇が動く。
「さむい」
「それなら熱い茶を煎れる。粥も作ってやる。だから離せ」
「嫌だ」
「…馬鹿を言うな。これでは薪を足す事も」
「要らない」
「アネル。大概に」
「紅摩が欲しい」
少女が矢継ぎ早に言葉短く紡いでいく要求の最後の一つに耳を疑った。
「何?」
間抜けにもオウム返しに聞き返した。彼女は今、一体、何と言ったのか。
自身の耳がおかしくなったのではないか。
そう願いたかったが、アネルは語気を強め、紅摩を見据えて繰り返した。
「紅摩が、ほしい」
潤んでとろりととろけそうな瞳をして彼女はそう言う。
寒さに堪え切れず人肌の温もりを求めているという意味合いであろう、と、彼は希望的観測を試みた。
しかし彼女の目の色はいつになく奇妙に歪んでいる。
「…添い寝をしろと?」
「ああ。…寒い」
希望通りであれと問い掛ければ少女は頷いた。
紛らわしい言い方をするな、と心の中で独りごちながら、紅摩は嘆息する。

595 :
6
囲炉裏の火は十分に燃えており暖かい。
そのすぐそばで布団にくるまっていて尚寒さを訴えるアネルに更なる温もりを今すぐ与えるには、成る程、筋肉達磨の自分自身が寄り添うのが一等よろしく思えない事も無い。
「駄目か…?」
答えを待ちきれず、アネルが再度聞く。
彼女は世間知らずで、彼にとっては戦友であり妹のような存在でもある。
精神的に成熟しておらず、物を知らず、即ち、真裸に近い男女が寄り添う事の重大さを知らぬ子供なのだろうと思えた。
そう願った。
「…分かった」
それだから彼は渋々ながら頷いた。
駄目だと断じれば素直に諦めるのであろうが、他ならぬアネルの苦痛を減じてやれるのならばと、その要求に応じた。
漸く得た男の答えに少女は微笑んで、巻き付けた腕を解くと布団の片端に寄る。
掛け布団を持ち上げて男を招く姿は子供のようで、しかしそれ以上に婀娜っぽくて、紅摩は頭がくらくらするのを感じた。
何が解脱だ。
アネルという女体の色香に、自分は立派に惑わされているではないか。
自身を律する心持ちを固めながら、紅摩は、薄い掛け布団の下にその身をゆるゆる滑り込ませた。
アネルの体温で暖まった煎餅布団ははじめから温もりきっていた。
それよりも熱いアネルの柔らかな素肌が右腕に添っている。
肩に寄せられた頬もやはり熱いのに、手先や足先は冷たいままだ。
右腕がアネルのどこからどこまでに触れているのかは考えないようにした。
「紅摩、あったかい」
「そうか」
「紅摩は…あったかい、なあ」
アネルはうっとりと同じ言葉を繰り返した。
紅摩はまた同じように、そうか、とだけ返す。
筋肉質な紅摩の体温はさぞアネルに至福をもたらしている事だろう。
本当に、戦闘時とは大違いだった。
彼女のこんな、とろけてしまいそうな声も瞳も姿も、知る者は、自分の他に居ないだろう。
(何を考えている、俺は)
それは火を見るより明らかな優越感だ。
病人相手に何という事を、と顔をしかめる紅摩の手に、あの冷たい指が、恐る恐る触れてきた。
「…怒ったのか?」
「違う」
「迷惑、だったか?」
「いや。…気にするな」
よかった。
笑みを含んだ声でそう零したアネルの冷たい手を、紅摩はやんわりと握ってやる。
応えるように、きゅう、と握り返してくる少女は健気でいじらしく、知らず、愛しさを覚えた。

596 :
7
降りしきる雨の音、吹き荒ぶ風の音、普段以上の熱を帯びたアネルの温もりと手の平の冷たさは心地良く、紅摩にも睡魔が押し寄せてきた。
彼女もこのまままた眠ってしまえばいい。
自分は先に起き出して夕餉の支度などを整えればいい。
微睡み始めた意識でそう考えていた紅摩だったが、傍らで身じろぐ体温に、重い目蓋を何とか持ち上げた。
焚き火の暖色の光に照らされた少女の白銀の髪が見える。
いつの間にか乾いたそれがさらさらと紅摩の肩を撫でる。
離れる。
頑強な腕をもそもそとくぐり抜ける。
一等柔らかい何かが彼の脇に触れる。
また柔らかい何かが下履き越しに彼の足に乗ってくる。
抱きつかれているようだと頭の隅で思いながら目を閉じる。
抱き枕のようなものなのだろうと。
湯たんぽのような扱いなのだろうと。
「紅摩」
しかし少女は抱き枕兼湯たんぽに話し掛けて来た。
「…何だ。眠れないのか…?」
「眠れない」
「それでも目を閉じて休め。回復する」
「あつい」
「暑いのか」
十二分に暖まったのならば自分は出て行こう、と眠気をどうにか追いやりながら自分の側だけ掛け布団を剥ぎ上体を起こす。
と、アネルが、するりとその裸体を火の光に晒し出して、あろうことか―――紅摩に跨がった。
これには流石に紅摩の睡魔も吹き飛ぶ。
見開いた目がアネルの裸身に釘付けになる。
肩を掴み引きずり下ろそうとしたが、アネルは馬腹を締めるように紅摩に縋り付いて離れない。
「おいっ」
「あつい…紅摩、熱いんだ。あつい、のに、さむい。
 …私は、おかしいのか?」
「ああ、どう考えても異様だ、だがそれは病のせいで」
「紅摩のせいだ」
「何?」
先程と似たような展開に頭が痛くなるが、それ以前に、自分のせいだとは聞き捨てならない。
病の要因が自分にあるとは思えない。
即時連絡の取りにくい場所に居を構えているせいで今回のような事態を招いたのは確かかも知れないが、と反論しようとした所に、彼女はとんでもない言葉を投げ掛けてくる。
「私が、紅摩の事を、好きなせい、だ。
 だから、紅摩のせいだ」
「何を無茶苦茶な事を」

597 :
8
「好きなんだ、紅摩。
 分からなかったけど、知らなかったけど、こんな風になるのは、紅摩にだけなんだ。
 紅摩の事を考えるのが楽しい。紅摩を馬鹿にするような奴は燃やし尽くしてしまいたい。
 紅摩、の、そばにいると、嬉しい。こう、ま、と、一緒に、居たいっ…」
押し寄せる感情の激流に抗う事無く滾々と語り続けるアネルの目尻にいつしか大粒の涙が溜まり、頬を伝う。
止め処ない涙に嗚咽が零れる。
紅摩は心底困惑した。困り果てた。
それは男女の愛情ではなく単なる親しみの愛情だと断じてしまいたいのにそれが出来ない。
「アネル、泣くな」
「…これも、おかしい、のか?
 紅摩を好きな私は、変、なのか?」
物好きには違いないという言葉を飲み込んで、
「おかしくない」
認めざるを得ない。男はそう痛感した。
彼女が吐露した想いを、自分は、嬉しく思っている事。
自身から彼女へ向けられた愛しさの“種類”を誤魔化し続けて来た事。
「いつからだろうか、私、紅摩の事考えたら、あつくなって」
「アネル、もういい」
「だが」
「俺も、お前を愛している」
アネルが目を真ん丸く見開いている。ぽろぽろ零れていく涙を拭ってやる。
認めざるを得ない。この愛しさは、男から女に向けられるものでしかなかったのだと。
自身の愛情がそうであるから、彼女の告白を切り捨ててしまう事など出来はしなかったのだ。
「こう、んっ」
声を遮り、アネルの乾いた、しかし柔らかい唇に口付ける。少女がまた目を見開いている。
数秒触れるだけで顔を離すと、彼女の表情には驚きしか浮かんでおらず、紅摩は苦笑いした。
「…キス?」
アネルが鳩が豆鉄砲を食らったような顔のまま首を傾げてそう聞いたので、肯んずる。
「そうだ」
「さつきが…アレックスも。みんなが。キスは、好いている者同士でするものだと」
「…だから。そう言った。二度言わせるな」
「あいしてる?」
「…言わせるなと」
「いつから?」
「知らん。お前こそ、いつからだ」
「………分からない」
「それ、見ろ」
「最初から?」
「くっ」
叩き合う軽口。紅摩は途端に噴き出しそうになるのを抑えて、アネルの顎を鷲掴んだ。
顔の形が変わるほどの力強さだが彼女は抵抗しない。
「恥ずかしい事を言うな」
「ふははい」

598 :
9
咎める男の顔は真っ赤で、本当に恥ずかしかったらしいと理解したアネルは、具体的に何が恥ずかしかったのかは追求せずに謝った。
だが解放された口でまた、
「あいしてる?」
などと聞いてくる少女に、紅摩は頭を抱えたくなった。
単刀直入に言うんじゃなかったと僅かに後悔した。
何が嬉しくてか楽しくてか尚も何か言おうとするアネルの頸に手を添えて、再度口付ける。
驚きながらも二度目はうっとりと目蓋を閉じて受け入れる少女の口唇に、にゅるりと舌を割り入れた。
「ふ…ん」
彼女は一瞬驚いたようだったが、抗わなかった。
こちらの方も耳年増な事に知識を得ていたのかも知れない、などと思いながら舌先で歯列をなぞり、更に奥でひくつく生温い舌に触れる。
戸惑いながらも紅摩を真似て舌で舌に触れてくるアネルもまたいじらしい。
水音を幾つか響かせた後、混じり合った唾液の糸を引いて、互いの唇が距離を取る。やや上がった息でアネルがまた首を傾げた。
「ディープキス?」
「耳年増め」
「紅摩が子供扱いするからこうなった」
「そうなのか?」
「そうだ!」
考え付きもしなかった。
ちょっと怒ったように主張する彼女が可笑しくて、雨の音が聞こえなくなるくらいに声を上げて大笑いする。
「そうか、それも俺のせいか!」
「そ、そうだっ!紅摩のせいだ!」
「ああ、ああ。子供扱いしたのは悪かった」
「うむ、だからこれからは」
「そんなに俺が好きか」
「はっ?」
柄にも無く虐めたくなるのも好ましく思っている故か。
難儀なものだと自分自身に呆れるが、見る見るうちに頬を真っ赤に染め上げていくアネルは可愛らしく、やめる気になれない。
ずい、と、鼻先同士が触れる程顔を寄せて顎を(先程よりは)やんわりと掴む。ぱちくりと瞬く翠の瞳は熱っぽいままだ。
「俺が好きで、子供扱いが嫌で、それで、この有り様か?」
空いた片手を乳房の下から脇腹にかけてなぞらせれば、少女はくすぐったそうに身震いして身体を縮こまらせた。
「いや、これは」
「なんだ?」
「紅摩が逃げるから」
「捕まえたのか」
「うむ」
「では」
俺もそれに倣うとしよう。
耳元に唇を寄せて囁く。
両脇を抱えてアネルをふわりと持ち上げる。
その白い裸体を乱れた布団の上に落ちた自分の上着に横たわらせた。

599 :
10
股には紅摩の身体が挟まったままで開かれている。白銀の髪が広がる。
その前髪を緩く鷲掴んで、身体を折り曲げ、きょとんとしたアネルの耳朶にかぶりつく。
震えて逃げる。銀糸が滑り落ち項が露わになった。
「ひゃあっ」
耳の穴に舌先が触れれば、案の定くすぐったそうな声を上げる。しかしアネルは逃げ出さない。
ぱちぱちと燃える囲炉裏の火が照らし出す項に噛み付く。
自身の歯牙が少女の柔肌に食い込む。
汗ばんだ身体はほんの少し塩辛いが、それ以上に甘美だ。咬み千切ってしまいたい。
あんまりにもあんまりな“鬼”らしい欲求を沈めて離れれば、アネルの首の付け根には歯の痕がくっきりと残っていた。
何とも言えない複雑に絡み合った感情が押し寄せる。
それに押し流されるように彼女の首もとを捉えて顎に口付ければ、
「私を食べるのか」
などと真摯な声でアネルが聞いてきた。
身を起こして彼女の顔を見るが、涙の痕は先程の問答の際のものだけだった。
「…怖かったか。すまん」
「構わない」
アネルは何でもない事だといった風に頭を降った。
「紅摩に食べられるのなら、私は構わない」
正真正銘“食べる”という意味で言っているのだろうが、この生娘は何という事を口走るのかと、紅摩は手で顔を覆った。
真っ直ぐにこちらを見上げてくる彼女の顔は至極真剣だ。
「他の奴には嫌だ」
「分かった」
紅摩が息を吐いて離れようとするのを見留めると、アネルがまた先程の再現のように彼の腹を締めてくる。
「お終いか?」
「ここまでやっておいてなんだが、お前は病人だ。続きはまた」
「嫌だ!」
がばっと起き上がったアネルは脇目も振らずに紅摩の身体に抱き付いた。
力強いそれはしがみつくという形に近いホールドの仕方で、まるで幼子かコアラのようだな、と彼は頭の片隅で暢気な感想を漏らした。
「もっとしたい。
 もっと紅摩に食べられていたい、今!」
(滅多にしない我が侭を何もこんなときに発揮せずとも)
「私も紅摩を食べてみたい」
紅摩は眩暈と頭痛を感じた。この生娘はまさか―――“食べる”の意味を、他意を含んで口走っていると言うのか。
男女が手足を絡ませ合い“食む”事の意味を分かっているのか。
思った以上に耳年増だったらしい。柄にもなく翻弄されてくらくらする頭。嘆息。

600 :
11
「なら、食うぞ」
「うむ」
「今、食うぞ」
「うむ」
「いいんだな、本当に」
「構わない。
 全部食べてくれ。
 私は早く紅摩とひとつになりたい」
無邪気で真っ直ぐな言葉に煽動されるのも我慢の限界だ。
紅摩はアネルの両肩を掴んで引き剥がすと乱暴に組み倒し、噛み付くように唇を食らった。
先刻までとは比べようのない激しさに少女は身体を強ばらせたが、やはり逃げ出そうとはしない。
それどころか自ら頭を持ち上げ、口内を侵す鬼の舌に自身の舌を絡ませて、合い食む。
紅赤朱である軋間の一族の祖の鬼が男か女かは知らないが、生粋の鬼は、どういう気持ちでヒトと交わったのだろうか。
やはり食らうつもりだったのか。
それともこうして互いを食らったのか。
好ましいと、愛しいと、そういう想いから、食らったのか。
途切れない雨の音に混ざる二人の間から響く水音はいかにも淫靡で、これまでの関係を忘れさせる。
親子のような、兄妹のような、相弟子のような、戦友。今この瞬間は、男と女でしかない。
「キスは、ぬるぬるして、気持ちがいい」
接吻の合間に漏れる率直な感想。
上がった息を塞いでまた噛み付く。互いの境目が分からなくなるくらいに舌も唾液も交じり合わせる。
紅摩は自分にしがみついたままだったアネルの腿をやんわり下ろしてやった。
繋がってこそいないものの、片足だけを男に縋るように絡みつかせる姿は、一層淫らに感じられた。
その片足も横たわらせようとしたが、彼女はそれに抗う。
仕方なく、口づけたままでもう片足に馬乗りになる。
上体を起こせば、先程までよりアネルの全身がよく見えた。
闘いに明け暮れる日々がその身に刻んだ擦り傷、切り傷、火傷は彼女らしい。
つい先日参加した大会でつけられた刀による創傷は既に塞がっている。
動きを止めて自分を眺めている紅摩にアネルが呼び掛ける。
「ごちそう、さま?」
「まだ食い足りん」
「ああっ…」
返事とも嬌声ともつかない上擦った声。我ながら柄にも無い正直さで告げたものだと思う。
汗の滲むアネルの右乳房を下から拾い上げ、緩く掴み弾力を確かめながら、やはり噛み付く。
一等女人らしい柔らかさと豊かさを持つそこを甘噛みする。
横乳を幾らか楽しんだ後、熱のせいか、寒さの為か、それとも状況や行為に興奮しているせいか固くなった乳首を指で挟み弄ぶ。

601 :
12
水気を含んだ果実のような柔らかさを併せ持った固さ。
「はっ、あ…」
強めに摘むと、女は切なげな息を吐いた。
その気になれば人一人窒息させる事も可能なのではないか、とさえ思わせる胸から一旦口を離した。
そろそろとその頂きに丸ごとかぶりつき、吸い上げる。
「あぁあっ」
一層感じる場所なのだろう、アネルはたまらず紅摩の後頭部の髪を掴んで、びくびくと震え声を出す。
片胸を掴み揉み上げながら乳を吸い、舌先で転がし、悪戯に歯をあてがい、また吸う。
赤子のようだな、と思った。自分とて木の股から生まれたわけではない。
こうして母親の乳で遊んでいた事がいつの日かあった筈だった。
「あぁっ、んやあっ、い、やぁっ」
ちゅっ、ちゅっ、と音を立てて強く吸い上げるとアネルは高く鳴く。
慈しむように舌を這わせればむず痒そうに身体をくねらせる。
初めて見る相棒の姿に自身も昂ぶっていくのが分かる。
ゆったりとした下履きを突く、尖っていく自分のものを感じる。
こういう風になる事は滅多に無い。
アネルの女性としての部分から如何に目をそらしてきたか。
それが今はこの有り様だ。
悪くはない。
今度はもう片側の乳に吸い付きながら、ぼんやりと、そんな事を考えた。
足を開かせる手間はとっくの昔に省けている。
少し後ろに退いて、アネルの内腿を食み、そこよりもう少しだけ上にある女性器に目を遣る。
初めて目にするそれは仄暗い中でも火の揺れる光に応じるように煌めいていて、ああ、濡れているのだな、とすぐに分かった。
女の穴は男の物を受け入れるために自ら潤滑性を高めるものだと自分は一体どこで知ったのか。
「紅摩…?どうした?何かおかしいか…?」
「いや。…ここに触るぞ。いいか」
薄い陰毛にぎりぎり届かない下腹部に手のひらを置く。
どこを指し示しているのか察したのだろう、アネルはきゅっと唇を噛み締めて、こくんと頷く。
紅摩は彼女の了解の意を見届けると、宣言通りに、そこにゆっくり手を伸ばす。
奥まった場所にあるのだろう“穴”は暗さも相まって見え辛い。
ふくふくと盛り上がった肉を片手で広げると、それだけでアネルは震えた。緊張か、恐怖か、どちらともつかない。
広げたそこから、にちゃあ、と粘った水音が聞こえた。

602 :
13
森の木肌に生えた茸のような襞の上に小指の先ほども無い小さな丸い何かが一つと、下部最奥に、ひくひくと生き物の様に蠢く縦に長細い穴が一つ。
「紅摩、そこ…おかしくないか」
「俺は女を知らん。アネルが初めてなのでな。知らんが、おかしいとは思わん」
「それ、なら…良かった」
少女は心の底から安堵したらしく、大きく息を吐いた。
出生が一般の人間と違う改造人間であるが故に、主観的には自身の身体的特徴からその性別を重々理解しているが、客観的には果たしてどうなのかという不安を抱えていたのだ。
彼女は結局の所市井の女と何ら変わりない、至って正常な女体の持ち主だった。
嬉しそうに目を閉じて胸元に手を手繰り寄せるアネルの額に口付ける。
「まだ触るぞ」
「…うん。ああ、あの」
「なんだ」
「私も…紅摩に、触りたい」
正直な欲求。
興味の色が多分に含まれた瞳は爛々と輝いて見える。
それは。
紅摩の、所謂“紅摩自身”に触れたいという意味なのか。
仮にそうであっても、拒否する意義を感じず、彼は頷いた。
白い下履きを脱ぎ捨てると、彼には似合っているような似合っていないような黒鉛色のボクサーパンツが彼自身を覆っていた。
何を隠そうこの彼らしからぬ洋風の下着はアネルのチョイスである。
彼女は下を覗き込んだ。
屹立した紅摩の男性器の頂きがこちらを向いているのを見て、それに手を伸ばす。
柔らかくて薄い布越しに指先が触れた場所はぷにぷにと柔らかい。
二つに分かれているような感触。
手の平を広げて更に下へ腕を伸ばすと、円い棒のような固いものを捉えるに至る。
自分のものとは何から何まで違うそれにますます興味が募る。
「これ、脱がせていいか?」
「自分で出来る」
「いや、脱がせてやる」
彼女は悪戯っぽく歯を見せて笑う。ボクサーパンツの履き口に両手を添え、尻側からするする脱がせていく。
紅摩は呆れて瞠目したがされるがままにしていた。立ち上がって片足ずつ抜いてやる。
ぼろり、と男の象徴が零れ出たのを見て、アネルがちょっとぎょっとする。
身体を起こし直して、布団に胡座をかいた紅摩の顔とそれとを見比べる。
知識は(半端にだが)ある。あれが、自分の中に入るのか。
あんなものが果たして自分の中に収まりきるのか、少々不安に駆られながらそれをつつくと、更にぎょっとした。
自ら動くのだ。

603 :
14
「こんな、鉄棍のような、いや、紅摩なんだが…。
 紅摩、これが、入るのか?私に?」
「入るような造りになっている」
「そ、そうか」
「心配するな。お前が壊れるような事にはならん」
壊さないためにもここを解す必要がある、と、紅摩は座ったままアネルの中心に腕を伸ばす。
武骨な太い指が彼女の入り口をゆっくりと侵していく。
「あ、あっ、うっ」
ずぷずぷと吸い込まれるように埋まっていく紅摩の指。
その暖かい異物感を堪えようとアネルは紅摩にすがりついた。
アネルの中は熱い。
既に潤いきっているように思えるが、狭い。
やはり十分に解すべきかとその長い中指を軽く折り曲げたり伸ばしたりする度に、少女の肩は小刻みに震え、跳ねる。
まだ指一本しか挿入していないのにきゅうきゅうと締め付けてくるアネルが可愛く思えて、その動きをゆっくりと繰り返す。
「はぁっ…んん…あああ…」
「どんな気分だ」
「熱い…紅摩の、んっ、指、気持ち、あんっ、いいっ」
「そうか。俺も、気持ちが良い」
それは征服感か、満たされていく独占欲か、自分の行為を気持ちよさそうに受け入れる少女への喜悦か。
緩やかな抽送を混ぜ合わせてやると、動きに幾らか慣れ始めていたアネルの身体がまた跳ねる。
膝立ちになった彼女の股ぐらからちゅぷちゅぷと漏れ始める淫猥な水音。
もう構わないかと、更に薬指を挿し込む。
「あぁっ、やっ、もう、うっ…無理っ、むりだっ」
「そうか?」
自分に抱きついたまま無理だといやいやと首を振る彼女の言葉をよそに、彼は二本目の指を埋め込んでいく。
先刻のように易々とはいかないが、想像以上にスムーズに、薬指は彼女の中へと入り込んでいく。
それだけで息を荒くするアネルは如何にも生娘じみている。
だというのに、彼女の冷たい手は、さらけ出された紅摩の男性器に恐る恐る触れてきた。
「無理はするな」
「私も…紅摩に、触りたい」
「…なら、好きにしろ」
「あああっ、ひいうっ」
二本の指が至極緩やかな出し入れを始める。
それに応じるように、アネルの手が紅摩自身を握り締め、ゆっくりとだが、上下に擦っていく。
闘う者らしからぬ柔らかい手のぎこちない動きはしかし、彼に言い知れぬ甘美をもたらした。
恥も外聞も無く弄る手に応えて抽送を早めたり内壁を擦ったりしていたのだが、アネルが不意に身体を離した。

604 :
15
そのままどうするのかと見守っていたのだが、あろう事か自身の股座に顔を寄せてきたので、今度は紅摩がぎょっとする番だった。
両手で直に触れるペニスは熱い。
退こうとしないアネルの頭をがっしと鷲掴んで上を向かせた。
「何を仕出かすつもりだ」
「内緒なんだが。シオンがアレックスにこうしていた。
 紅摩にもアレが気持ち良いのか確かめたいし、私もやってみたい」
真正面から臆面無く言い切るアネル。
今日何度目の眩暈だろうか。
あの色恋路地裏同盟どもめが。
「馬鹿を言うな、お前はそんな真似はしなくていい」
アネルは咎め立てる紅摩を無視して頭の手を振り払うと、かぷりと紅摩の竿を一気に奥まで口に含んだ。
「おいっ…!」
紅摩は焦る。
少女の口内は手の平を遥かに勝る熱さと快楽をもたらす。
四つん這いになってじゅぽじゅぽと迷いなく紅摩自身にフェラチオを施す彼女の姿も目の毒だ。
稚拙な舌使いは要領良く急速に技巧的となり、カリ首をなぞるわ鈴口を突っつくわ唾液でぬるぬるになった亀頭を手の平がぐるぐる刺激してみせるわ。
あっという間にアネルのペースとなってしまった。
「くっ…」
射精したい。
快楽の波に押し流されるままに思う様ぶちまけてしまいたい。
そんな欲求を堪えて目蓋を閉じて顔をしかめる紅摩を見上げ、アネルは手淫を続行しながら呼び掛ける。
「紅摩、苦しいのか」
「ちが、うっ」
「なら、気持ち良いのか」
これが快楽でなくてなんだというのか。
しかし正直に頷く気に今はなれない。
沈黙。それを是と受け取って、アネルは口角を緩ませ、淫靡に笑った。
「気持ち良さそうな紅摩を見られて、嬉しい」
そう言ってまたフェラチオを再開する。
吸い上げられる。舐め上げられる。甘噛みされる。
限界が近い事を察した紅摩はアネルの身体を引き剥がし、再び押し倒した。
勢い余って背中が床板に落ちる。
それにも構わず、今度は彼の方が彼女の下半身に顔を寄せた。
「あっ?こ、紅摩、いやだ」
「俺の制止を無視したのはどこの誰だ」
戸惑うアネルをすぱんと一刀両断、腿を持ち上げ足を開かせ、女の匂いが充満するその場所をべろりと舐め上げた。
「にゃああっ」
頭上で、猫のような嬌声が上がる。知った事か。

605 :
16
仕返さねば気が済まないというように紅摩は舌全体で女性器を舐め上げた。
襞を舌で広げ指を挿し込み、女性器上部でぷくりと腫れ上がったクリトリスを舌先で弄ぶ。
「やぁああっ、嫌、いやっ、紅摩、そこ、舐めるの、だめだっ」
「俺もやめるよう言ったぞ。お前に倣っているだけだ」
「だってっ、あああっ、はあ、はあ、あんっ」
アネルの蜜壺は先程よりも益々潤いきっていて、抽送する指はかなりスムーズに動かす事が出来る。
小豆よりも小さなクリトリスを指の腹でこねくり回せば、彼女はこれまでにない程乱れた。
彼女も達しかけているのかも知れない。
頃合いだろうかと、床に落ちたアネルの身体を抱き上げ、ゆっくりと布団に寝かせる。
責め立てられた彼女は息も絶え絶えで、これからの“本番”に堪えられるのか心配になった。
アネルの息が整うまで待つ間に白湯を二杯注いだ。
のどが渇き切っている。
落ち着いてきたのかこちらに視線を投げてきたアネルに湯呑みを差し出すと、半身を起こして受け取った。
沸騰した湯を冷ましただけの水だが、渇いたのどには微かに甘い。
アネルも紅摩と同じ様に、湯呑みの中身を一気に飲み干した。
「ありがとう」
空になった湯呑みを受け取る。
それらを無造作に囲炉裏のそばに置いて、紅摩はアネルに詰め寄った。
対して、詰め寄られたアネルは俯いてしまった。
「どうした」
「変な声、出したから」
「あんなものだろう、女は」
「そうか?」
「耳に心地良かった」
「そ、そうか?」
「お前らしくもなく可愛らしかった」
前半は明らかに余分だった。
すかさず飛んできた拳(流石に炎を纏ってはいない)の手首を絡め取って肩口に顎を乗せれば、アネルはそれだけで硬直した。
程良い疲労感。相手の体温。この温かい気持ちは何だろう。
「では、食うぞ。お前も、腹一杯食え」
囁き、やんわりと押し倒し、優しく口付ける。汗で張り付いた美しい髪を上げて整えてやり、また口付ける。
アネルも紅摩の暗い色の髪をそのようにしてみせ、口付けてくる。
「入れるのか」
「今更聞くな」
「入れるんだな」
「ああ」
「…あ、んっ」
紅摩は自身をアネルの女性器に擦り付ける。
入り口を探るように音を立ててそうしてから、探り当てた膣穴に亀頭をあてがった。

606 :
17
自分で自分の膝を抱え足を広げたアネルが尚聞く。
「入り…そうか?」
「分からん。分からんが、無理の無いように入れる」
「出来るのか?」
「努力するが、痛みは伴うものだ」
不安にさせたくはないが事実だ。
両手で少女の股の襞を開き広げ、出来るだけゆっくりと腰を押し込む。
つぷ、と挿入されていく男性器。ずぶずぶと埋もれていく亀頭。やはり狭い。
アネルを見る。顔を斜めに俯かせて、堪えている。
痛みをか。快楽をか。
完全に分かってやる事は出来ない。
男と女である以前に、互いが独立した一個のヒトなのだ。
それでも不安を取り除いてやりたい。安心させてやりたい。
俯く頬に、額に、涙ぐんだ目尻に唇を押し当てる。
切なげに見上げてきた少女に応えて、キスをする。ゆっくりと、ゆっくりと、彼女の中を侵していく。
「全部…はいっ、た?」
「まだだ」
亀頭の先が捉えているものは、膜だろう。
処女の証であるそれを貫く事に今や躊躇など無い。
「かなり痛むかも知れんが、耐えてくれ」
我ながら身勝手な事を言う。こればかりは善処しようのない部分なのだ。
ずい、と、腰を更に押し込む。膜が、破れた。
「いっ…う……!!」
アネルは紅摩の言う通りに、ただひたすらに、耐えた。
落ち着くまで、と動かずに居ると、竿を伝い、破瓜の鮮血が流れ落ちた。
血は、見慣れている。だがこの血はアネルのものだ。
彼女の純潔だ。浴びるほど見て来た血とは全く訳が違う。
強ばったままだった膝を抱えるアネルの手が滑り落ちる。
その手首を拾い上げ、閉じきったままの目蓋を指の腹で撫で、声を掛けた。
「…まだ、痛むか」
アネルはその問い掛けに、ふるふると頭を振った。
「だ、いじょう、ぶ」
「嘘は吐くなよ」
「本当…本当だ。段々、楽になってきた、から。だから」
実際、彼女の呼吸は少しずつ落ち着いてきているようだった。
紅摩は胸を撫で下ろす。彼にも経験が無い事であるから、不安だった。
「だから、紅摩の好きに、して」
潤んだ瞳に見詰められ、痛みに耐えながら笑みを向けてくる健気な少女。
その真っ直ぐな心に応えないわけにはいかず、男は再び、じわじわと、腰を押し進めていった。
「あ、あああ、うっ」
上擦った声。痛みも見え隠れするが、快楽の方が勝っているように聞こえる。

607 :
18
普段凛々しく端的な言葉を放つアネルの喘ぎ声は紅摩の興奮をより高める。
十数分かけての貫通。
収まりきった自身を締め付けてくる女の膣はそれだけで気持ちが良く、今にも達してしまいそうだった。
「アネル」
「ん…う?」
「入ったぞ」
「…全部?本当にか?」
「疑うのならその目で確かめろ」
促せば、アネルは肘を布団に突き上体を半ばまで起こして、自分の下半身を見遣る。
紅摩とアネルとの接合部には隙間一つ無い。
事実を見届けると、彼女ははああっと大きく息を吐きながらまた、布団に倒れ込んだ。
「入ってしまうものなんだな」
「痛くないのか?」
「実を言うと、張り裂けそうだ。入り口は特に」
あっけらかんと笑って暴露するアネルに嘆息する。
張り裂けそうな位痛い思いをさせているこちらの身にもなれ、と思ったが、それはあまりに横暴だとすぐに考え直す。
確かにアネルの膣は狭くきつく熱いが、痛みなどかけらも存在せず、窮屈ながら極上の快楽しか与えて来ないのだ。
「悪いが少しばかり裂いてしまうかも知れん」
「構わん。確かに痛みもあるが、何と言うか…それよりもずっと…嬉しい、だ」
「…それならば、俺も嬉しい」
湧き上がる愛しさに任せて両手で頬を包み、幾つも幾つも口付けを落とす。
気持ち良さそうに頬を赤らめるアネルを、しかし彼は、もっと侵したいと、そう強く感じていた。
好きにしていいと彼女は言う。そうしよう、と思った。
但し彼女の苦しみが極力少なくなるよう努めたいとも。
「…動くぞ」
「ああ」
折り曲げていた半身を伸ばし、アネルの両足を持ち上げ、膝を自分の肩に掛けさせた。
先程までより深く突き入られ一体感が増す。
こつり、と子宮口であろうか、壁に突き当たるのが分かった。これより最奥へは進めない。
腰を引く。腰を押し出す。緩やかにそれを繰り返していく。
血と愛液が混じり合った。狭い膣の中を行き来する自身が擦れる。
たまらなく気持ちが良い。
「ああっ…はあっ…紅摩…こう、まっ…」
「アネル」
名を呼び返してやる。
意味は無い。
分からない。
ただ呼びたいと、呼び続けたいと、そう思った。
鼻にかかった声。敷布を握り締める白い手。
あの、冷たい手。
「ああっ、あうっ、紅摩っ、紅摩っ、こおまっ」「アネル…アネルっ…」
紅摩は知らず、抽送を速めていた。

608 :
19
無意味に相手の名を呼ばわり合う。不意に気付く。求めているのだ。
身体が繋がり、一つになって尚、まだ、もっと、一つになりたいと願って、愛しい相手の名を呼ぶのだ。
紅摩はアネルの事だけを考え、アネルは紅摩の事だけを考えている。
まぐわう、とは、こういう事なのか。
一つに繋がって尚、一つになろうと希う、そんな行為だったのか。
入り口を小刻みに責めてやるよりも奥での抽送を繰り返した方がアネルには“好い”らしい。
紅摩はそう気付けば速やかにアネルの膣奥へ自身を押し進め、引き、また突き上げ、を繰り返す。
「あぁあああっ!」
一際大きくアネルが鳴く。
たまらなくなって、繋がったまま半身を起こし、紅摩に抱き付く。
いつの間にか左肩側にまとめられた足を開き、男の腰に絡み付かせる。
離すまいと。離れるまいと。一つのままでいよう、と。
紅摩もアネルの柔肌を抱き締め、抱え上げた。
彼の上に彼女が跨がっているような形になる。
隙間なく抱きしめあったまま、突き上げた。
「あぁっ、あああっ、紅摩、こーまっ、こおまぁっ…!あっ、あんっ、あああっ」
がくがくと揺さぶるように突き上げ続ける。
アネルの眦からまた涙がぼろぼろと零れ落ちていく。
間隔が短くなっていく嬌声。
熱いばかりで、動く事以外に何ら考えられなくなってきている自分。
限界が押し寄せる。
「くっ…う…アネル!…出すぞっ!」
そう叫ぶように告げて、アネルの中心を、貫く様な思いで突き上げた。
「こおま、あっ、あぁああああっ!」
そのまま最奥目掛け、精を吐き出す。
アネルが応えるように身体を反らせ、叫んだ。
どくどくと続く射精はなかなか止まらない。
俗世から離れての禁欲の生活の中、どれほどの量が睾丸に溜まっていたのか。
気を遣ったアネルは膣奥に精を注ぎ込む紅摩自身をぎゅううと締め上げ、その全てを搾り取るように蠢いた。
絶頂を期に力の限り抱き締め合っていた二人だったが、ややあってから、揃って横倒れになった。
ぜえはあと荒く息をする紅摩を全身の力が抜けきってしまったアネルが引き倒してしまったのだ。
かくて二人の側頭部は容赦なく床板に打ちつけられ、小気味良い硬い音を廃寺の中に響き渡らせた。
その後に、雨の音が、二人の意識の中に戻ってくる。
雨の事も風の事も忘れていた。

609 :
20
互いの声や息遣い、身体の熱、感触しか、二人の記憶には残っていない。
二人揃って間抜けに頭を打ち付けた事が可笑しくて、どちらともなく笑い出す。
一つに繋がったままの二人の大きな笑い声が寺の中を木霊する。
雨の音など掻き消える程大きな声音。
暫時、息を整えねばならないほど笑い合った後、抱き合って布団に戻った。
心地良い静寂に身を任せていたが、アネルがこんな事を言い出す。
「紅摩、聞き忘れていたんだが」
「なんだ?」
「今のような“食べ合いこ”を、何と呼べばいい?」
―――嗚呼。
眩暈と頭痛がスキップでこちらへ戻って来たような気がする。
紅摩は弛緩しきった顔をしかめた。
「…まさか…知らんのか」
「うむ。みんないつも、そこだけは決まって明言せずに濁すんだ」
羞恥心があるのかないのかはっきりしろ、と彼女の知人友人である女性達に内心で悪態を吐いた。セックス。
性行為。
まぐわい。
契り。
呼び方はいくらでもあるが、今はこの疲労感と幸福感に埋もれて眠ってしまいたい。
紅摩はどうでもよさげにこう答えた。
「…お前を耳年増にした連中に改めて聞いてみればいい」
「分かった」
素直に頷くアネルの頭をぐい、と抱き寄せる。
降り止まない雨の音をBGMに、彼らは一時の安らぎの時間を過ごした。
後に軋間紅摩は心の底から後悔する。
その夜からアネルともども発熱でダウンした事を―――ではなく。
アネルに「連中に聞け」と言ってしまったせいで、
彼女と交友関係を持つ無限界の名だたる女性格闘家や剣術家、正義の吸血鬼に天使に錬金術師にハイパーボッ、
加えて“嫉妬団”“ラブブレイカー”を名乗る謎の男女らからなる軍勢が山に押し寄せた為に、彼が住まう廃寺を崩壊へ追いやった事を―――…

610 :
投下完了
なんか問題あったらごめん
>>586のうpに乞うご期待!

611 :
あンマアーい!!
>>584!!賞賛の言葉を贈ろう!
GJだ!!

612 :
これは素晴らしい物を読ませてもらった
GJ!

613 :
>>610
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
あまあまGJ!
体格差もあるから大型犬な紅摩にじゃれあう子猫アネルという感じで可愛いw

あとちょっと妄想を語らせてくれ。
シオンとアレックス
方や眉目秀麗、方や巨漢筋肉
んで子この二人は「背面座位」が良く似合う感じがする。
なぜかというと、主にエロゲー方面で才女な女性ほど『組み伏せられる』のが好きだと耳にしたからだ
異論は認める
しかし一部門のトップを務めるだけあってプライドも高いし正常位や獣のように求める後背位はシオンは恥ずかしいだろう。
騎乗位は自分がアレックスより求めているとか思ってシオンは更に恥ずかしいかもしれない。
その妥協として、アレックスの上になり、しかもアレックスから求められる背面座位。
背面座位ならシオンの豊満なオッパイも弄れるしアレックスには良い
んでエーテライトで裏表の無いアレックスの思考なんて読んだ日には顔真っ赤にするのは容易に妄想できる
……寝よう

614 :
>>584
GJ! 甘々はイイ・・・・・

615 :
>>611-614
GJあったけえ…最後の最後にするつもりはないけどあったけえ…
所で二個∞エロパロ住民の諸兄諸姉、
アネルのあの私服にチョーカー(首輪的なアレ)を加えるなら
どんなデザインが似合うのか、よろしければお聞かせ願えませんでしょうか
特にないようだったらレスは無くておk

616 :
あの私服に?
ない方がよさそうだがあえて付けるなら……あんまり派手にせずシンプルなのが良いのでは?色は白いのを

617 :
あー、そういえばハイネックだったのかな…
ドット絵の首元よく見てなかったかも。
では、あの私服に近い形の衣装でチョーカーが似合う襟元
(黒地に白のパイピングが入ったかっちりめなシャツ襟とか)
で想像して頂けたら幸いです。
白は確かにシンプルで合うなあ…

618 :
もうじき七夕……
イチャイチャしすぎで仕事放置してたバカップルが1年ぶりにイチャイチャできる日だったよな。


619 :
朝っぱらから投下ー 23レスくらい
途中でぶった切れませんよーに
※大炎上(もう飽きた?ごめん)
※相変わらずげろ甘 ※MAXがなんか脆い ※生活感丸出し

620 :
雲一つない快晴とはいかないまでも、太陽が燦々と輝く日中。
屋根付きのアーケード街で営まれるペットショップ。
ガラス越しに展示された広いケージの中でぬいぐるみに噛みつく子犬。
もう一つのケージの中にはごろごろと寛ぎ手鞠で遊ぶ子猫。
男は店の前に設置された安っぽいベンチに腰掛け、それらを眺めているようだった。
左手側には清酒の瓶と、同様に中身は酒であろう赤く大きめな紙パックが詰め込まれた紙袋。
右手側にはきれいさっぱり何も無い。
子犬も子猫も、戯れながらも、どこか退屈そうにしているのが見て取れた。
遊び盛りの子供達にはさぞ窮屈な空間であろう。
この子供らのように――――即ち獣の如く、人の言葉など知らなかった時期が
自分にあった事を思い出しかけたとき、誰かが彼の視界の端に写る。
顔をそちらへ向けると、見慣れた顔がそこにあった。
子犬をか、子猫をか、まじまじと見つめている。
そんな彼女を見つめてみる。
「……もんぺか」
「サルエルパンツだ」
即、間違いを指摘される。
言われてみれば彼女の履いているそれは彼が思い描く“もんぺ”に似てはいるのだが、
股下の部分が極端に長くゆったりとしており、何だか動き辛そうな印象を受けた。
成る程、“もんぺ”と“サルエルパンツ”なるものは似て非なるものであるらしい。
アネルは紅摩を振り返って頭を下げる。
「待たせたようですまない」
「いや、俺も物を購って来た所だ」
「酒か?」
うむ、と頷き紙袋の取っ手を掴む。
やや重量のある中身に反して、男は軽々とそれを持ち上げて見せた。
紙袋の底面の歪みが酒の重さを物語る。
これまでは紅摩の住まう山寺にアネルが訪ねていく事しかなかったのだが、今日はその逆だ。
紅摩の方がアネルの住処に招かれているのだ。

621 :
何故このような展開になったのか。
つい先日、紅摩の寝ぐらであった廃寺は、
この世界・“無限界”のごく一部の者達の理不尽極まりない急襲により、全壊の憂き目に遭った。
屋根は落ち、床板は砕け、柱は木っ端微塵という有り様だ。
補修しようにもしようが無い。
紅摩は仕方無く、一度は追放された“本家”である、遠野の屋敷の門戸を叩いた。
三咲町に決して訪れないという約束を反故にしたわけだが、
そこは本来の遠野屋敷ではなく、無限界の遠野屋敷だ。
現当主で紅摩を放逐した張本人である遠野秋葉や彼を今も“坊ちゃん”と呼ぶ琥珀、
その妹の翡翠ら女性陣は兎も角、問題は、その義兄である遠野志貴が本家に帰還していた事にある。
それだけならばどうにかなったかも知れないのだが、
更には無限界の恩恵に因ってか肉体を得て現在は遠野志貴とは別の一個人として生活している七夜志貴が、
一体どこから嗅ぎ付けたのか、(本体であった遠野志貴と何かしら繋がっているのかも知れない)
分割(斬)する気満々で遠野屋敷に現れたのだ。
そこへ何故か乱入するはどこぞのナイフ使いメイド長、
巻き込まれただけの美形ツンギレ訪問者、エンジョイ&エキサイティングしに来た空賊の頭、
お前は一体全体何をしに来た真祖的猫的何か。
それ以降の顛末を紅摩は知らない。
大乱闘スマッシュブラザーズだかGGイスカだか状態と化した遠野屋敷をそそくさと後にしたからである。
金髪赤目のマフィアの若頭とすれ違った気もするが、彼もやはりあの騒ぎに巻き込まれたのであろうか。
神のみぞ知る事だと彼は気にしない事に決めた。
結局その日は山に戻り野宿した。
次の日も、また次の日も。
明け切らぬ梅雨の降雨を避けるため、山林に倒れた丸太などで極々簡素な雨風を凌ぐ仮の寝ぐらを作った。
山寺崩壊から一週間が経過した頃。
紅摩の行方を探していたアネルが漸くそれを見つけ、自宅に招くに至った―――という訳だ。
「あれはあれでよく出来ていたな」
右隣に腰掛けたアネルが言う。
「もし身一つで無人島に行っても、紅摩が居れば寝床の心配はせずに済みそうだ」
「……そうか」
自身の両腕を“壊すだけのもの”と称する紅摩だったが、実際には、モノを作る事は嫌いではない。
アネルの誉め言葉は冗談っぽかったが、彼には純粋に嬉しく思えた。
自分だけで作り上げた秘密基地を賞賛された少年のように。

622 :
「それだけでいいのか?」
紅摩の荷物は中ぐらいの紙袋一つだけだ。
崩落した寺の残骸から掘り起こした彼の持ち物のほとんどは
当然と言うべきか駄目になってしまっていたとはいえ、あまりに少な過ぎる。
大会などで得た金銭類は彼女に預けていたため無傷であった。
今までは、必要なときに必要な分だけを、しょっちゅう山にやって来るアネルから受け取っていた。
アネルは賞金の半分を紅摩の取り分であるとして大切にしまっておいたらしく、
紅摩が使った分以外は手付かずのままだった。
今携えている酒も、その金で買ったものだ。
着替えすら駄目にされてしまった紅摩は今まさしく着の身着のままという状態である。
まさかアネルの服を借りる訳にはいかない。
「……服くらいは買っておくか」
「私が一から作れたらいいんだがな」
裁縫は性に合わない、と付け加えながら少女は立ち上がる。
すたすた。
りんりん。
はて、りんりん、とは何の音かと、立ち上がった自分の前を横切っていった彼女を目で追い掛ける。
鈴を付けた首輪を巻いた猫がいるでもなし。
魔除けの鈴を携えた神職の者がいるでもなし。
「紅摩?」
突っ立ったまま付いて来ない相棒を不思議に思ったのだろう、アネルが踵を返して紅摩を見る。
しゃん。
彼女の動きに合わせて響く小さな鈴の音。
音の出所を察して見下ろすと、少女の左足首に、見慣れない革紐が二重に三重に巻かれている。
革紐にいくつか吊り下がった透かし彫りの金細工。
鈍い黄金色をした2mm大の小さな球。
そして、鈴。
「ああ。これか?」
彼の視線の向かう先に気付いたアネルが、左足首を軽く上げてみせる。
しゃらん、と涼やかな音がした。
「この間、京子と買った」
そう教えて来る少女の顔はどこか嬉しそうで、楽しそうだ。
着飾る事などないと思っていた彼女の新たな一面に紅摩は少しばかり驚いたが、喜ばしい事だとも感じていた。
聞けば今日履いてきているもんぺならぬサルエルパンツとやらも昨今の流行の品らしく、
そちらはくのいち・いぶきと一緒に購入したものらしい。
「タイとかインドとかの暑い国の服を真似た、えすにっく、とかいう格好らしい」
「気に入っているようだな」
「うむ!」
彼女にしては抑揚に富んだ返答に、紅摩の頬も緩む。
動きやすそうな格好は、快活なアネルによく似合っていた。
いつになく饒舌な相棒の話の聞き手に回る。
二人揃って、一路、服屋を目指した。

623 :
二人がアーケード街の近くに建つアネルが住まうマンションの部屋に着く頃には、午後四時を回っていた。
紅摩の着替えに一部の日用品に食糧にと買い歩いている内に慮外の荷物となってしまった。
アネルは重い荷物を引っ提げて両手が塞がった紅摩を先に部屋の中へ押し込んだ。
後から狭い玄関に滑り込み、扉を閉める。
二人が突っ立っているだけでぎゅうぎゅう詰めのそこから草履と靴を脱いで抜け出す。
部屋は簡素な作りだった。
一見、廊下とリビングとベランダだけしか無いように見える。
フローリングの床。
入ってすぐの小さなキッチン。
水場と廊下とを仕切る引き戸。
キッチン兼廊下を抜けた先の部屋。
折り畳み式のパイプベッドにパイプハンガー。
広さの割に物が少なく、何となく風景な雰囲気が漂っている。
ベランダへ続くガラス戸。
洗濯物が揺れている。
「紅摩、冷蔵庫の方は頼む」
「分かった」
アネルは言いながら廊下の壁と紅摩との隙間をすり抜けて、ガラス戸を開いてベランダに出て行く。
しゃらしゃらと鈴が鳴るが、耳に慣れてしまって、もう気にならない。
梅雨の晴れ間にまとめて洗ってしまっておいた洗濯物を取り込むのだろう。
廃寺には無かった冷蔵庫を開く。
飲料用のヨーグルト、烏龍茶、使いかけの野菜、その他諸々。
スーパーマーケット“ベジータ”で見繕ったものを、取り合えず全て詰め込む。
米袋は流石に入らないし、常温保存でいい筈だ。
冷蔵庫の戸を閉めてアネルを見ると、彼女は取り込み終えた洗濯物をやたら速いスピードで畳んでいた。
何となくまだあちらに近付かない方がいい気がして、キッチンから呼び掛ける。
「米は研いでおくか」
「頼むっ」
一人分の洗濯物だ。
すぐ仕舞い終えるだろうとあたりをつけ、米を研ごうとした。
何に米を入れて研ぐべきか迷った。
開き戸を勝手に開いてボウルを取り出した所にアネルが口を挟んできた。
「右上、水切り口がついた透明なやつ」
「ああ」
成る程、膝を突いたままキッチンの奥の収納棚右上を見やれば、
白っぽい半透明の大きなボウルが目に入った。
取り合えず精米を二合、蛇口を捻って少量水を入れ、ひと混ぜしてすぐ水を切る。
ボウルを傾ければ、手を添え慎重に水を流していく必要も無く、研ぎ汁は水切り口から易々と零れ落ちていく。
「……便利だな」
軋間家当主、ちょっと感動。

624 :
アジの塩焼き、かぼちゃのそぼろ煮、ワカメの味噌汁、炊き立てご飯。
和で統一された二人分の食卓のほとんどは、驚くなかれ、アネルがこさえたものである。
彼女の手料理などついぞ拝んだ事の無かった紅摩は感嘆する。
急拵えのかぼちゃの煮物はほんの少し固かったが、濃すぎない味付けで彼の口に合っていた。
少女が料理についての話題を挙げた事は無い。
クローン人間であり改造人間である彼女が一体どうしてこのような技量を身に付けたのか。
「雪に教わった。槍使いが居ただろう。金髪に着物の」
「ああ、父親も兄も弟も剣士の、あの女か」
金髪碧眼で異人然とした女性・雪。
着物を着た白人という外見のちぐはぐさを余所に、彼女の内面は大和撫子と言えるものである。
凛とした立ち振る舞いは洗練されており、アネルとは違った魅力を持った女性だ。
アネルと共に対峙した覚えは無かったが、成る程、家事に秀でていても違和感の無い人物だった。
「随分交友が広まったな」
と至極芳しい気持ちを感じながら呟けば、アネルは少し妙な持ち方をしていた箸を止め、
「すまない」
としょぼくれた。
自分の知人友人が紅摩の住まい崩壊に少なからず関与している為だ。
彼女が俯いた理由に気付いた紅摩も箸を止め、
「お前が謝る事ではない」
「紅摩の持っていた物を何もかも駄目にしてしまった」
彼女もあの崩壊時現場に居た。
居たが、彼女は紅摩と共に、終始事態の収束に努めていたのだ。
暴走する友人達を蹴り飛ばし、理不尽な怒りをぶつけてくる有象無象共を殴りつけ。
相手があまりに多勢過ぎた。
結局止められなかった。
板や柱や梁に潰され無残な姿を晒した物達。
年季が入って馴染み深い物ばかりだった筈だ。
責任の一端を感じているのだろう。
紅摩は箸を置くと、小さなテーブルの向かいで自責の念に駆られるアネルの頭に手を置いた。
そのままくしゃりと髪を乱して撫でてやる。
「物はいずれ壊れる」
人がいずれぬように、物はいずれ壊れる。
「それが少しばかり早まっただけだ」
「……うん」
ありがとう。
そう小さく呟いたアネルの髪を、今度は整えるように撫でつけてやった。

625 :
慎ましやかな夕餉の片付けを終える。
食器乾燥棚に並べられた多種多様で形も模様もほぼ揃っていない食器は、
アネルが複数の知人から譲り受けたものらしい。
最低限のそれらで彩られた食卓は、思い出してみれば、
乗せられた料理こそ同じもののばらついた印象と、ある意味家庭的なイメージとをもたらしていた。
かぼちゃのそぼろ煮も味噌汁もいつもなら余ってしまう。
これもまた様々な模様の密閉容器に詰められたりして冷蔵庫へ向かうのが常だったのだが、
紅摩という食い扶持が増えた事で今夜はその作業が無かった。
アネルは食器洗いを引き受けた紅摩に代わってテーブルを片付けながら、
もう一人分の寝床をどの辺りに据えるべきか思案した。
ベランダに近い壁のそばで折り畳まれたベッドのすぐ真横か、
真正面か、同じ辺に面した片隅か、対角線上の部屋の隅か。
相棒・軋間紅摩とはいえ客人であるし、ベッドで寝てもらおうという気も強くある。
ソファーなどないこの部屋だが、座布団に夏布団の寝床で眠る事に抵抗は無い。
(新たな布団を購入する必要は無いと買い物道中で両人ともが判断していた)
「俺は床で寝るぞ」
部屋の真ん中で考え中だったアネルの背後から飛んできた声。
彼女が何を考えているのかなどお見通しで、
その両手は予め押し入れから取り出されていた座布団やクッションでいっぱいだ。
「そういう訳にはいかない。いくら紅摩でも野宿で疲れている筈だ」
彼の提案をやはり受け入れられないアネルは、
敷き布団の代わりになるであろう座布団を明け渡すよう手を広げてみせた。
すい、と手荷物を横に避けさせ拒否する紅摩。
「お前こそ明後日には試合があるだろう。万全の状態で臨むべきだ」
明後日から大会が始まるのは事実である。
出場者も少ない小規模なものだが、大きかろうと小さかろうと闘いに臨む姿勢は変えるべきではない。
「野宿よりマシだ、座布団で寝たくらいで調子を落とすわけがない」
「病み上がりだろう」
「それを言うなら紅摩もだ」
平行線を辿る会話に先に痺れを切らしたのはアネルの方だった。
紅摩が抱えた座布団の山を横から奪うようにがっしと掴む。
「紅摩はベッドで寝るんだ!」
「出来るか!」
「なんでだ!」
男心を理解出来ないアネルが力を込めて座布団を引っ張る。
負けじと紅摩も引っ張る。

626 :
単純な引っ張り合いこは腕力の差を考えればアネルの敗北により終結する筈であったが、
どこでどう、一体どちらが力加減を間違ったのか。
舞い飛ぶ座布団。
仰向けに倒れながらきょとんとした顔の少女。
風景なこの部屋の床はクッションフロアなどにはなっておらず、ひたすら硬い。
「アネルっ」
慌てて手を伸ばす紅摩だったが、落ちてきた座布団に視界を遮られ、彼女を引き上げる事は出来なかった。
それ所か、やはり彼女の言う通り疲れていたのか、自分まで床に倒れ込んでしまう。
ばさばさぼたぼた、その背中に落下してくる座布団。
目を開けると目の前にも座布団。
それを投げ捨てると、アネルの顔があった。
紅摩と視線がかち合った途端ぎょっとして、顔を真っ赤にする。
「どうした。頭を打ったのか」
「打ってない」
本当に何がどうなったのか分からないが、彼女の頭は幸いにも先に落下していたクッションに守られていたらしい。
それならその異常な様子はどうしたのかと一層心配になる。
本当に打ち付けていないか確かめようと床に広がる銀髪の前髪に手を伸ばすが、
アネルはふいっと顔を横に逸らした。
「本当に平気なのか」
顔を真っ赤にしたまま黙りこくるアネルを変に思って聞く。
不意に、ちりり、と小さく高い音がした。
アネルのアンクレットの鈴の音だ。
見下ろす。
紅摩は自身の置かれた状況を漸く理解した。
少女の股を割るように突いたままの片膝。
広がった髪、頭の両横に置かれた肘と拳。
僅差の鼻先同士。
傍から見れば紅摩がアネルにのしかかり、無理矢理組み伏せているような格好である。
一度は情を交わらせた戦友兼男女の仲にある二人なのだが、
今更ながら、紅摩の浅黒い頬に朱が差す。
何より先にその身を逸し、気まずさから彼女に背を向ける。
修験者じみて達観しているように見える彼も所詮は若い男なのだった。
アネルもぎこちない動きで身体を起こす。
「すまん」
「すまない」
両者共に相手から思い切り目をそらして謝り合う姿は滑稽だ。
結局公平を期すためにとアネルが提案したじゃんけんで寝床を決定する事となり、
結果、今夜は紅摩が座布団、アネルがベッドで就寝する事が決まった。
(ここは、アネルの匂いしか、しない)
真四角の部屋に佇んで、男は無意識に、そんな事実を感じ取っていた。
豪雨の中熱を出した少女が山寺にやって来たあの日。
あれから、一月も経っていなかった。

627 :
マンションからそう離れていない場所を、電車が走っている。
何本目かすら数えてもいない。
ガタン、ゴトン。
それに紛れた水音。
ぴしゃ、ぱしゃ。
部屋の主は今、ここにはいない。
水音は風呂場から漏れ聞こえてくる湯の音で、家主は今、身を清めている最中だ。
一番風呂をもらった紅摩は胡座を掻いて髪の水気を拭っていた。
病み上がりに数日間の野宿の後に浸かる湯は心地が良く、かなりさっぱりした。
生乾きなまま、不幸中の幸いにも紅摩がすぐ側に置いていたために
あの事故から生き残っていたぐい飲みと徳利を紙袋から取り出す。
酒屋で買った清酒を注ぐ。
鍋には水。
雨が降っていなくてもじめじめとしている梅雨。
午後から風に流され増えてきたどんよりとした雲が不快な湿気を更に助長しているようだった。
一度目の燗は、人肌か、日向燗か、それより冷えたもので十分だろう。
脱衣所の扉が開く音。
相棒の風呂上がりに対面するのはこれが初めてではないのだが、
今はどうしてか、やたらと、露骨に、意識してしまっている。
コンロの火に掛けた鍋(紅摩はすぐ順応した)を見て、
濡れた髪をわしゃわしゃとタオルで拭いていたアネルがキッチンに下りてくる。
鈴の音はしない。
「酒か」
「飲むか?」
「そうだな」
紅摩と違い、アネルは普段からは酒を嗜まない。
相棒の晩酌にお猪口一杯ご相伴する程度だ。
思案している様子の少女を振り返る。
が、すぐにまた目線を鍋へ戻す。
どうしてかやたらと露骨に意識しまっている。
裸でないにしろ、裸に近い格好のアネルに、目を向ける気になれない。
そしてこの違和感は、気まずさは、彼女も抱いているものなのかも知れない。
「今夜はやめておく」
アネルは普段通りの端的な口調で、そう言った。
紅摩の髪とアネルの髪から漂う同じシャンプーの香りが、部屋中を満たしていた。

628 :
次の日は近所の運動公園の広場で大会に向けての手合わせをして過ごした。
曇った空の下、本当に一日中。
その間だけは、相手の一挙手一投足から目を離さないでいられた。
真っ直ぐに伸びてくる拳に。
角を突く蹴りに。
次の挙動を示す息遣いに。
こちらを見据えてくる瞳に。
大会は三日間程度で終わるもので、アネルはというと、三日目までは勝ち進んだものの、優勝には至らなかった。
相手が悪かったわけではない。
自身の不調による敗退を、少女は潔く認めた。
いつになく不穏な空気を纏ったアネル=ロランジュ選手にみんな首を傾げたが、
不調にせよ素晴らしい彼女の闘い振りに、賞賛の拍手と賞金が贈られた。
一時的な同棲生活。
四日間、紅摩がベッドで横になった日は結局一度も無い。
毎日の食事のほとんどはアネルが支度した。
部屋での紅摩の仕事は米を研ぎ、炊く事くらいのもので、
薪を割ったり集める必要もない部屋での生活は、幾らか手持ち無沙汰だった。
アネルが不在の部屋で大人しくしている道理もなく、散策にと出歩く。
都市の中心部と郊外とで言えば後者にあたるこの町は
都心にしてはのどかで、穏やかで、静かで、彼には居心地が良かった。
初日に待ち合わせた商店街のペットショップの子猫は相変わらず退屈そうに玩具と戯れていた。
ポップアップを見るに雌であるらしいその猫の首には、鈴の付いたリボンが巻かれている。
鈴、という物象に、アネルを想起する。
彼女は例のアンクレットを気に入っているらしいが、流石に大会にまで着けていく事は無かった。
ベッドのサイドテーブルに置かれたトレイに仕舞われたそれを着けている彼女を、紅摩も何となく気に入っていた。
彼女らしいと感じている。
短毛で滑らかな光沢を持った毛並みの子猫を眺めていても、思い出す。
二人の間には、妙な気まずさが未だに漂っているままだった。
アネルの方が特に顕著で、手合わせ以外の場で肩や手が触れ合うだけで動揺する。
表向きは普段の彼女と変わりないが、戦闘に支障を来す程の不調の原因はつまり、この現状にある。
喧嘩をしているわけでもないが、今の状況が好ましくない事は明らかだ。
(……鈴、か)
誰かに贈り物などした事も無い男だったが、それをしてみる価値があるのではないかと、そう思い立った。
居候の恩に僅かでも報いようという気持ちも含めて、
愛しい―――そう。愛しく、憎からず思っている少女へ。

629 :
五日目の夜の事。
昨晩からやんだり降ったり激しくなったりと落ち着かない天気は今も続いている。
そんな中を朝から出掛けていた相棒が、日が落ちてから漸く帰ってきた。
「戻って来ないのかと思った」
やはりアネルが用意した夕食(この日も焼き魚である)の最中。
久し振りにこうした近い距離で真っ直ぐこちらを見て
話し掛けて来た彼女の翠の瞳をやんわり見つめ返す。逸らされる。嘆息。
年相応の少女らしい態度と言えばその通りだが、紅摩はこの状況を今夜中に脱するつもりでいた。
「探していた物が中々見付からなかったんでな」
「物?」
紅摩は頷くと、茶碗に視線を落とした。
わざわざ自分に言うまでもない“物”なのだろうと、アネルも食卓へ意識を向け直す。
取るに足らない事であると、すぐに忘れてしまった。
食後の片付けを二人でやり終えると、紅摩は部屋のどこからか、
小さな正方形をしたクラフト紙の紙袋を取り出して来た。
包装紙の中身が何なのかは分からない。
手の平の上に軽く収まりそうなサイズではある。
「あちらを向いてくれないか」
彼は、その何かを自分とは関係のない物と思い込んでいたアネルにそう促す。
一体どういう事なのか見当もつかない彼女だったが、素直に従う。
ミニスカートを軽く翻す。紅摩が視界から消える。
視界に写るのは四角い部屋の片隅、カーテン、就寝時までは沢山ある必要が無いので
その片隅にきちんと積まれた座布団の山。
紅摩の視界に写るのは結い上げた髪に、露になったうなじ。
以前から彼女が好んでよく身に着けている黒いミニスカート。
(相変わらぬ露出度の高さにはもう慣れてしまった)
袋の中から取り出したそれを片手でつまみ、アネルの肩から向こうへ自らの腕を伸ばす。
肩口から伸びてきた紅摩の腕に目を遣るアネルだったが、
彼の手にあるものが何なのかは、至近距離過ぎてはっきりとは見えない。
もう一本紅摩の硬そうな腕がぬっと出て来た。
その“物”をつまんだ両手がまた背後へ戻っていき、次に彼女が感じたのは、首元に当たるその“何か”。
「いいぞ」
ソレはどうやらネックレスかチョーカーか、首飾りの類の物の様だった。
少し戸惑って紅摩を振り返る。
彼はいつもと変わらない、しかし、“相棒”として過ごしてきた彼女には分かる程度の
穏やかな表情を浮かべていた。
振り返ったそのときに、アネルの首元のソレから、音が鳴る。ちりりん。
男の眼から視線をそちらへ落とすが、やはりソレを見る事はかなわない。
手を遣ると、まあるい鈴が、彼女の首から下がっているのが分かった。
「……私にか?」
「でなければ誰にだ」
「……遠野の当主とか」
「あれにこんな物を贈る義理は無い」
それ所か贈って即座に燃やされ(奪われ)るに違いない。
首に巻かれたそれが自分への贈り物だと分かったアネルはしかし、まだ戸惑っていた。
とたとたと下駄箱横に備え付けられた姿見を見に走れば、ちりちりと鈴が鳴る。
鏡に写る彼女の首には、雪原のような白色のチョーカーが飾られていた。
「何故だ?」
「……まあ、なんだ。この部屋での礼というのも勿論だが」
駆け寄り戻って来たアネルの真っ直ぐな視線から逃れるように一度は顔を逸らした紅摩だったが、
照れ臭そうなその表情のまま、隻眼を彼女へ真っ直ぐ向け直した。
「そろそろお前のその、孔雀石の様な眼に見つめられる時間が、懐かしくなった」
孔雀の尾羽根のような鮮やかな緑。
貴石の輝きを持った瞳を真正面から捉えている今を、男は至福に思った。

630 :
口説き文句と呼ぶに相応しい台詞に頬を赤らめるアネルだったが、俯かない。
目も顔も逸らさない。
翠の瞳が揺れている。
「……そうだな。やはり、余りに、露骨だったな」
「俺は落ち込んだ」
「そっちこそ、私の眼を見ようとしなかっただろう」
「落ち込んだのか?」
「……うるさい」
少女は怒りと恥ずかしさとから先程よりも顔を真っ赤にして、腕を組みぷいっとそっぽを向いてしまった。
否定しない彼女は事実、彼との間に流れる違和感に気分を落としていたのだ。
可笑しくてたまらないが、からかうのはここまでにしておこう。
これ以上ひねくれられてはたまらない。
「人に何かを贈った事など俺には無い。
 ソレがお前に相応しいかどうかは分からんが、俺には似つかわしく思えた。
 お前は猫のようだからな」
「猫?」
それで、首輪に鈴か。
独りごちるように呟きやや心外そうに首の鈴をいじくるアネルだったが、
「ありがとう」
と、何とか男の方を向いて言ってのけた。
「礼を言うのは俺の方だ。一宿一飯とは言わず、美味い飯に何度もありついている」
「……紅摩の口に合うのならこれからも作ってやる」
照れ臭そうに、しかし嬉しそうに彼女はそう言ってくれる。
その高い声で名を呼ばわれるのも久方振りな気がする。
―――さて。困った事になった。
やはり自分は解脱などとは程遠い鬼であるらしい。
このまま目出度し目出度しと事を終えられればそれで良いつもりだったのだが。
「紅摩?」
少女の声が自分の名を呼び、その眼が自分を見る。
純朴な意識がこちらへ向けられている。
それだけの事で昂ぶるとは、年甲斐も無い。
その愚を抑える気にならない辺りかなりの重症である事は自覚している。直す心算は今の所皆無だ。
男は、とっくの昔に少女を小脇に抱えるようにして寝台へ向かっている。

631 :
彼の歩みに合わせてとことこと後ろ歩きをしていたアネルだったが、妙な空気を感じたのか、
「……紅摩、おい、何を」
「仲直りついでだ。欲が深い俺に付き合え」
言い終えるや否や片腕を伸ばし力任せにベッドを広げた。
怪しい音が響いたのを聞きつけ少女がそれを咎める。
「壊さないでくれ」
「それは、寝床をか。それともお前をか」
ベッドの直線に対して彼女を斜めに腰掛けさせる。
流石に相手がどういうつもりで動いているのか気付いたのであろう。
少女は狭いベッドの上を後ずさる。
しかし後門は壁、前門には鬼。逃げ場など無い。
元より本気で逃げ出す気など彼女には無い。
スカートの上でもじもじと寄せ合わせた拳を握る。
観念したように唇を噛み締めた後に上目遣いでこう告げる。
「……どちらも、壊すな」
「承知した」
「んっ」
顎を上げさせ、瑞々しい唇に吸い付く。
あの時やけに積極的だったのは、発熱の助けがあったのだろうか。
恥ずかしがり屋の少女は抗いはしないものの、柔らかいはずの唇を頑なにしてしまっている。
それを和らげてやろうと紅摩が起こした行動は、露出した彼女の内腿を撫でる事であった。
くすぐったさから身を捩り腿を擦り合わせるアネルの仕草は扇情的で、尚昂ぶる自己が居る。
太腿に挟まれた大きな手は、腿の冷たさも相まって益々熱く感じられる。
「……頼むから、くすぐるな。笑ってしまう」
「さて、笑うだけで済むのならいいが」
閉じられた両足の境目を辿り行き着くのはミニスカートの下。
どうやら笑わせようとしているわけではないとやっとの事で感付いたアネルがその手を掴む。
下着にまでは到らなかった。
「風呂に入ってない!」
「どうせ汗を掻くのだから後でいいだろう」
手首を掴まれたまま強行。
スカートのひらひらした布地の下から覗けたアネルの下着の色は暗い色ながら艶やかな藍色で、
紅摩にあの子猫を思い出させた。
勢いで彼女をやんわりとベッドに押し倒し下着を乗り越え腰を越え脇腹をなぞる。

632 :
「だ、だからやめろ、とっ」
くすぐったさから眉間に皺を寄せ微かに口角を上げたアネルに再度口付ける。
わずかな動きにも鈴の音がついて回る。
キスという行為から意識を霧散されていた唇は先程より格段に柔和で、触れるだけで終えるには惜しい。
歯牙には掛けないように甘く噛む。
あれ以来触れたことのなかった少女の唇はやはり何より甘い。早くこの柔肌に噛み付きたい。
二度目の今回も、そんな欲求を覚えてしまった。
一度スカートから手を引き抜く。
鬼らしからぬ優しい手付きで彼女の服の下へ潜り込む。
日本の不快な湿気と気温にほんの少し汗ばんだ肌に、前回のアネルを思い出す。
「……先日のお前は今より遥かに従順だったが、今日はどうした」
「状況が違う!」
互いに減らず口を叩き合い、そして今度はどちらからともなく口付け合った。
噛み付き合う様に唇を合わせ、角度を変え、舌先を突き合わせ、また口付け直し、舌を絡ませ合う。
先日とは違うと言いつつも、その先日の自分に嫉妬でもしたのか、急に積極性を増したアネルに頬が緩む。気まぐれな猫のようだ。
深く口付け合っている間に紅摩の手は下着越しに彼女の豊満な胸に辿り着いた。
すべすべとした手触りのそれに触れてまた思い出す。
「こちらも前とは違うんだな」
「……よく覚えているな、そんな事」
「俺も初めての事だったからな。……ああ」
からかうのはやめにしようと決めたというのに、どうもこの少女は紅摩自身の年齢を忘れさせる。
「全て覚えているとも。アネルの言葉もその身体の味も、無論、声も」
「忘れろ」
即答。
「そういう訳にもいかん。
 お前のあんな姿は滅多に見られるものではないだろうからな、忘れようにも忘れられん。
 お前も覚えているのではないか?」
「……忘れた」
どう見ても嘘だった。苦虫を噛み潰したような顔になって俯くアネル。
これはどう見ても覚えている。紅摩は笑いを噛みしながら彼女の耳元で囁く。
「そうか。ならば思い出させてやるまでだな」
「なっ」
彼女の胸を覆うブラジャーは紅摩にとって何とも好都合な事にフロントホック。
どういった機構なのかは知らないが手探りで難なく留め愚を外し、下着だけを服の下から抜き取った。
服の上から両方の乳房を揉み上げる。
頂点の小粒を摘むと、アネルは先日のように震えてくれた。
「これを口に含んでやるとお前は大層悦んだ」
耳朶に直接唇を触れさせ囁いた。否定しようの無い事実だが彼女はふるふると頭を振る。
ちり、ちりと鈴が鳴る。アネルの意思に反し乳頭は尖っているのが分かる。
「敵方に対峙しているときのお前からは想像もつかなかったがな。俺に食え食えと言い募っていた」
「や、めっ」
言いながら、自分ですら焦れるのだが、衣服の上からその頂きを強く摘む。
素肌に触れたい。舌で味わい、大口で噛み付き、痕を残してやりたい。
この身にアネルの声が、感触が、味が、想いが刻み付けられたように。
何度でも刻み付けてやりたい。
胸を揉み上げながら首筋を掴むとまた響く鈴の音。
それもまた耳に心地良いが、それよりも聞きたいのは、“贈り物”である首輪を嵌めた女の声だ。

633 :
お疲れ様でです。
連投規制かと思われるので応援レス。
続き楽しみにしています。

634 :
電灯がついたままの明るい部屋。乱れていくベッドシーツ。
素肌に触れたいのは彼女も同じだ。焦らすような紅摩の作為にはあはあと息を上げながら眼を遣る。
物足りなさそうな、切なげな、艶っぽい色に染まり始めたその目線。
「お前が俺に食べて欲しいと言い、お前も俺を食いたいとまで言ってのけたのには流石に驚いた」
「もう……言うな」
「許さん。あれだけ求めておいて忘却の彼方とは許し難い」
「……意地悪だな」
くすん、と潤んだ瞳でそう悪態を吐く少女は、あまりに可愛らしくてならない。
もっと激しく触れ合いたいが、いつしか紅摩の悪戯心にとある目標が生じていた。
目標。この、普段通りの頑なさを保ったアネルを“堕”とし、また自分を求めさせる事。
本当に欲が深いものだと自身に呆れ返るが、困った事に今この男にはこれが楽しくてたまらない。
腕で顔を隠して断続的な弱い刺激の波に耐えている少女が婀娜っぽく乱れる様を早く見たい。
焦れる自分自身を律して脇腹をなぞり上げたり胸を揉んだりしながら鼻先同士を掠めさせる。
「アネルが否と言うのならば無理強いはせん」
卑怯な言い方だ。
既にその肌から色香を放ちその気になっているに違いない少女には十分な戸惑いを与える言葉。
「嫌だ、とは、言ってない」
「そうか。では続きだ。……先日お前が事の始めに口走った言葉は何だったか」
彼女は間違いなくそれを覚えている。
ぶるぶる頭を振って拒否する。りんりんと首の鈴が鳴る。
アネルの肌は雪のようだが、肌のように赤くなったりはしない真っ白いチョーカーと対比すると、
首まで赤くなっているのが見て取れた。
頭を抑え耳にむしゃぶり付く。
びくびくと震える彼女に合わせて、鈴は鳴り続ける。
「ひっ!?うぅっ、んんっ」
「俺が欲しい、と。確かにそう言ったな」
「やっ、やだっ、ひああっ」
「困惑はしたが、今思えば、俺は嬉しかったのだろうな」
艶めいた声を抑え切れずに上げ始めた彼女から身を逸する。
シーツも衣服も乱れている。
熱い息を吐きながらこちらへ目線を泳がせる。
「もう一度言ってくれないか」
「……なん、で」
「欲深い俺に付き合えと言っただろう。
 ただ、俺が、喜ぶからだ。それだけだ」

635 :
―――紅摩が喜ぶ。
その言葉にアネルは突き動かされてしまったらしい。ゆっくりと身を起こす。
結い上げられたポニーテールがぼさぼさになっていた。ごくりと咽喉を鳴らす。
逡巡していたようだったが、意を決した様に俯いていた顔を上げて、紅摩の隻眼を見つめて言った。
「……紅摩が……欲しい」
結局かなり強引に直接的に言わせる事になってしまったが、
少女が心から男を求めている事は火を見るより明らかだ。
「うわっ!」
鬼の悦び様と言ったらない。
身体に火がついたように素早く少女の顎を掴み、寝台に押し倒し、噛み付く。
日数を経てもう見えなくなっていた歯型がまた彼女の肌に刻まれる。
首筋を舐め上げ、また噛み、痕を残す。
「紅摩っ」
引き千切れてしまいそうな勢いでアネルの服を剥がし、豊満な胸を鷲掴み強く揉み上げる。
手の平に吸い付いてくるその柔肌。
食らい付いて歯を立てると、彼女は悲鳴を上げた。
「こ、紅摩、待て!待ってっ、あぁあっ」
甘味と涎を拭う様に自身の唇をべろりと舐め、
その僅かな一息の後は先日の様に舌を乳に這わせる。
焦らした分だけ反動を受けたように激しく素肌を合わせる。
焦らされていたアネルも同様だ。
身体を這い回る紅摩の生暖かい舌に震え、高い声を上げ、鈴を揺らす。
乳頭に口付けられただけで唇を噛み締める。
吸い付かれると顎を上げて鳴く。
「お前の、その声が、聞きたかった。もっと……聞かせてくれ」
「ひうっ、んんっ、こ、うまっ……」
女の乳房の先の赤い芽を捻り弄びながら男が吐き出した欲求は至極単純だった。
高い鳴き声を上げる口唇に食いつき、チョーカーを引っ張りながら顎と耳の間を舐める。
アネルの隅から隅まで味わおうと舌を手を滑らせる。

636 :
不意に目線を落とせば、少女は腿を擦り合わせていた。
ああ、そこはまだだったな、と。満たされ切らない食欲が刺激される。
スカートをまくり上げ、滑らかな手触りの下着の上から股を撫でる。
以前と薄い陰毛に、ふにふにと柔らかい肉の感触に、湿り気を帯びた布地。
薄い下着の上から指を双丘の谷に沈める。
「あ、うっ」
「待ち兼ねていたようだな」
「やっ、い、あぁっ」
あの小さな豆にも触れられるように上下に擦る。
アネルが感度良く腰を逸らせて鳴く。
胸元で握り締めていた手をたまらず開き、自らの口を塞ぐ。
それでも漏れ出る高い声。僅かに開く膝。
紅摩はそれを二度と閉じさせまいとそこに割り入る。
布地越しでも濡れているのが分かる。
二度目だというのに濡れやすいらしい彼女と胸を合わせてスカートを履かせたまま下着の下に手を滑らせる。
何の抵抗も無いなだらかな丘に導かれるまま下りていく手。
ぴたりと閉じていた双丘が招くように開かれている。
中指を軽く埋めただけで水音が響く。
「あああっ」
「……淫らだな」
豊潤となった秘部は何より有言で、紅摩の言葉通り対となるものを待ち兼ねていた。
拒むものなど何も無い。太く長い中指は易々とその侵入を許された。
じゅぷじゅぷと音を立てて出し入れする。縋り付いて来たアネルに囁く。
「そうして乱れるお前もまた愛おしい」
「はあぁ、うあああっ、やだっ、いや、だっ」
否を継ぐ口に相反し、その言葉にすら感じるのか。
ひくりひくりと蠢く膣は、指をきつく締め上げる。
そこは十分に潤い切っているが、紅摩はまだアネルを味わい切っていない。
この欲求は生の実感。
この先の、一つに繋がり、尚融け合おうという欲求もまた、人としての彼の命の手応え。
それらを紅摩に与えるアネルは事実上彼にとり唯一無二の相棒であり半身に他ならないのであろう。
「あっ、やっ、あんっ、あぁあっ、うああああっ!」
蜜壺と花芯の二点を同時に攻め立てられた少女はとうとう耐え切れず、
しがみついた男の背中に爪を立て、達した。
白んだ意識で尚抱き付いてくる少女を抱き締め返す。
やり過ぎたとは思わない。まだ終わっていない。
鬼に限りなく近しい人である男が自身を必要とした女を食らい尽くすまでは終わらない。

637 :
「紅摩、お前、前は手を抜いていたのか」
「やはり覚えているではないか」
「忘れたくても忘れられるか、あんなもの」
アネルは達した直後の荒れた息を整えつつ、先程の紅摩と同じ言葉を吐き捨てた。
呼吸する間待っただけでも賞賛してほしい所だが紅摩は何も言わない。
「……やっぱり入れるのか」
「何故聞く。やはり痛みには堪え難いか」
「違う。何と言えばいいのか……怖い、と言うのか」
「何を恐れる事がある。俺の欲深さがか。お前が痛み傷付く事がか」
「こう、まぐわっていると、自分が自分でなくならないか?」
自分を見失うという意味ではアネルの恐怖は正しい。
快楽の波に呑まれ、溺れる者も多い。溺れた者が這い上がる事は何に置いても困難だ。
しかし、交情の際、アネルがアネルでなくなっているわけではない。
紅摩もまた紅摩である事を保っている。普段の自分が見えにくくなるだけだ。
そして普段は表に出ていない自分が顕現するという、ただそれだけの事。
「……お前を求めているときも、俺は俺のままだ。これは疑いようの無い事実だ」
「……いつもと全く違うようにも見えるが」
「それもまた俺だ。お前を欲している時にだけ、普段とは異なる俺が表面化する。
 つまり、同じ事だろう。俺を欲している時にだけ、お前は普段のお前でなくなる。
 表裏一体。ただそれだけの事だ」
「そう、か。……実を言うと、そのときの紅摩も、少し怖い」
「道理だな。自分自身を抑えられんと感じる事が多々ある。俺は、お前をいつか壊しそうなのが怖い」
この恐怖は彼がこの世に生まれ出た時から抱いてきたものだ。
野生の森に生き、血族からの軟禁に逆らわなかったのは、この理性的恐怖故だ。
結局の所彼は自身に連なる血族全てを“壊して”しまったわけだが、
その過去がまた、アネルを壊しはしないかという恐怖を駆り立てるのだろう。
だからこそ彼は彼女を壊さないで居られる。鬼ではなく、人のままで居られる。
この恐怖が消え失せたそのとき、軋間紅摩という人間は消え去り、アネル=ロランジュの血肉は食い尽くされ、
そこに残るのは眼に写るもの全てを燃やし付くし圧壊する一人の鬼だけとなるだろう。
紅摩も怖かったのかと意外そうに眼を瞬かせたアネルだったが、
彼の感情をしっかりと感じ取り、その顔に慈愛の表情を浮かべた。
遊ばせていた手を伸ばし、彼の手指に絡ませる。
何を考えているのか瞠目している厳しい形相には、触れるだけのフレンチキスを。
「壊すなよ」
私を。そして何より、お前を。
「私だって、こうしてくれるお前が、愛しいのだから」
紅摩が唇にほんの少しだけ触れた感触と声に目蓋を開く。
翠の瞳に写る自分の顔はどこかしょぼくれて見えた。滑稽だ。
「……承知した」
壊さねばいい。護ればいい。ただそれだけだ。
壊してたまるものか。
この温かい柔肌を噛み千切り血肉にする事などあってなるものか。
愛しい少女の小さな手を強く握り返し、口付け返した。

638 :
互いをいとおしげに握り締めた手はそのままに、深い口付けを交わしていた。
口を離すと、とろりと潤んだ瞳がこちらを見上げて来る。
そんなアネルの身体を前置き無くくるりと半回転させる。
りりん、と鈴が鳴る。下着を下ろす。
何だろうと振り向くアネルの頭を鷲掴んで四つんばいにさせた。
「……?なんだこれは」
「猫のようなお前を今宵は猫のように愛でようかと」
先刻まで角砂糖何十個という甘さで語らっていたというのにこの体たらく。
ここは普通の流れでいけば正常位や座位で向かい合ってちゅっちゅしながらギシアンの
LOVE LOVE BIG-BANGルートが妥当であろうに、しかし紅摩ははじめからこうするつもりであったらしい。
歪みねぇな。
「猫……?よく分からない、って、おいっ、あのっ、んっ」
「獣の様にまぐわうも一興かと言った」
「こっ……このまま入れるのか?」
「そうだ」
軋間家当主、やる気満々やめる気ゼロ。
やはり鬼である。
アネルとの会話をきちんと締めるより先に履物から逸物を取り出し、付き出た彼女の尻に擦り付ける。
相手の顔が見えないのはやはり多少不安であるらしく
ちらちらちりちり鈴を揺らしつつ背中側を振り返るアネルだが、このときもやはり逃げ出さない。
「ではせめて聞いておこう。優しくか。それとも激しくか?」
「…………やさしく」
耳まで真っ赤にしたアネルがぼそりと呟く。
「努力する」
「……うっく、んっ、ああ、あああっ」
つぷ、といきり立った怒張の先端が膣穴に埋まる。
相手の希望通りにと、挿入は牛歩の速さで進んだ。
互いが互いの器官の熱さにうめく。
りりん、と鈴が鳴く。
アネルは少し力が抜けたのか、ベッドに突いていた手の平を握り、
代わりに体重をかけた両腕に顔を埋めるような体勢になった。
真っ黒いスカートは履いたまま。
雪のような白さの尻を突き上げたような格好は一層扇情的で、一気に最奥へと突き入れたくなってしまう。
筋肉質でしなやかな彼女の背中のラインもまた猫のようだ。
狭く窮屈なアネルの中をじわじわと突き進み、漸く全てが収まりきる。
前置き無く奥での抽送を試してみれば、鼻にかかった声で彼女が鳴く。
出来るだけ長い間繋がっていたいとも思うのに、反面、思う様動き突き上げたいという欲求もまた強い。

639 :
優しくするよう彼女は言った。
その事実を糧に、ゆっくりとした抽送を繰り返すに留める。
「ふ、あぁあ……こう、まぁ……にぁっ、あ、あ…」
盛りのついた猫のような高い声。
大分解れてきたのか、少女の嬌声は悦びでいっぱいになった。
緩やかな出し入れに伴う水音、肌と肌がぶつかる音、アネルの首の鈴の音、全て二人を高める材料となる。
貪り食いたい衝動を解き放ちたくても出来ない。
我慢強く堪えて来た紅摩だったが。
「紅摩……もっとぉ……」
腰を掴んでいた手を釣鐘のように重力に従い垂れた乳房に伸ばした所に彼女がそんな言葉を口走ったので。
ぷつん、と理性の糸が一本や二本切れたとしても何らおかしくはなかった。
「……後悔するな」
紅摩の屈強な腕が豊満な胸を掴み上げる。
「ひえっ?」
緩やかで穏やか。
そのまま眠りに落ちてしまえばどんなにいいかという快楽から引き上げられる。
後背位で繋がったままぐいんと身体を起こされたアネルは何が何だか分からない。
絞り芙蓉か乱れ牡丹か。腰を動かし突き上げる。
「あぁあっ、こう、まっ、紅摩っ、優しくっ、って、やああっ」
「これでも、加減は、しているっ」
本当に激しくするのならばバックのまま突き崩してしまいたかった所だ。
数本理性の糸が切れた紅摩にしては最大の譲歩であるが、
前回とは違って向かい合わず、縋り付く事も出来ないこの体勢が、アネルにはやはり不安だった。
それでも紅摩の律動は激しさを増し、快楽の波はその動きに合わせ押し寄せてくる。
紅摩のもので奥を突かれる度にアネルの声はあられもないものになっていく。
それもやはり怖い。こんな声を出している自分は自分でないようにしか思えず、怖い。
克服し切れていない恐怖から生じた嬌声の合間の嗚咽に気付いた紅摩がぴたりと動きを止める。
―――やはり、猛る自分を抑えきれなかった。

640 :
アネルを横たわらせ、仰向けに向き直らせる。
不安から涙ぐむ彼女の姿に自身の愚かしさを痛感する。
「……泣かせる心算は無かった。……すまない」
「……優しく……って……言った、のに」
「すまない」
平謝りするしかない。
動けずに脱力している彼女の目じりの涙を拭う。
今回はもうやめた方がいいかと逸物を引き抜き視線を横に投げた紅摩だったが、
その両頬をアネルが思い切りつねる。
痛いと言うまでもない。
痛いことは彼女も重々承知の上だ。
自責の念からかうめき声一つ上げない紅摩の真一文字の唇にまたアネルが口付ける。
「私は……こっちの方が、いい。落ち着く」
そう言って抱き締めて来る少女は笑っている。
さっき泣いたカラスがもう笑っている。
やはり泣き顔よりは、こういう、笑顔の方を見ていたい。
笑顔にさせてやりたい。
酒に煙草に博打もやるがユーモアに欠ける紅摩はそう思った。
「…………つづき、は?」
数に限りのある理性の糸に何べん鋏を掛けたら気が済むこの小娘。
「したいか?」
「……したい」
「好し」
行為が進んだためか。言葉を多く交わしたためか。
素直に欲して来た少女に男は報いる。

641 :
仕切り直しだ。
白銀の髪を掻き上げる。暗い色の髪を掻き上げる。
どちらからともなく、互いが望んで口付けて、そうしながら、ゆっくりと繋がる。
「ふ……うっ……あ……」
腕だけで抱き付いてくるアネルの声には快楽の色しか見当たらない。
ならば遠慮は要らないかと、慣らしの抽送を数回繰り返した後に、紅摩はずん、と彼女の最奥を突く。
「ああああっ」
彼女の髪が、肩が胸が、首の鈴が揺れる。突き上げる度に音が鳴る。
ちりん。ちりん。ちりん。ちりん。
規則的に繰り返す。肌と肌とがぶつかり合う音がする。
男のものを受け入れきった女から水音が響く。
ちりん。ちりん。ちりん。ちりん。
「こおまっ、紅摩、こー、まっ、ああっ、紅摩っ」
「くっ……うっ…アネルっ……」
二人で息を荒げて、互いの名を呼ばわり合って、ひたすら腰を動かして、相手を抱き締めて、口付けて。
どれくらいそれらを繰り返していたか分からないが、やがて、段々と、鈴鳴りが速まる。
ちりんちりん、ちりんちりん。
揺れるアネルの頭を紅摩が抱えた。また口付けて、抱き締めあって、腰を揺らめかせて。
「こーま、すき……好きィっ、あぁっ、ああっ、ああああ、あぁっ!」
「アネルっ……くぅっ!」
ほんの僅かな差をもって、二人は絶頂に達した。
搾り上げるように窮屈さを増すアネルの膣奥にまた、精を放つ。
びくびくと蠢き続けるアネルの中は心地が良い。
射精後のやや気だるげな身体を彼女に預ける。
ややしてから、力無く抱き付いて来ていたアネルの手が動き出す。
背中をゆるゆる伝って、辿り着いた頭を撫でる。
幾らか波打った紅摩の癖っ毛を、愛おしそうに掻き上げては撫で付ける。
「……壊さないでくれた、な?」
少女は笑う。にっこりと、滅多に見せぬ笑い顔を、自分にだけ手向けてくれる。
「……壊してたまるか」
汗ばんだ微笑みを浮かべた少女の唇を優しく奪う。
レースのカーテンとガラス戸越しの外の雨は、いつの間にかやんでいた。

642 :
六月も下旬に差し掛かり、無限界の地球、北半球は温帯・日本の気温は上がるばかり。
梅雨の重い空気は未だ留まり続けている。
だというのに、フェイクを混ぜ込むように、晴れと見せかけて太陽を拝ませてくれたりする。
まだ正午にもなっていないというのに、朝の快晴など無かったかのようなどしゃ降りだ。
分厚い灰色の雲を見上げ、紅摩はさてどうしたものかと瞠目する。
この商店街からアネルのマンションへはそんなに距離も無い。
しかしその線分上には雨宿りが出来るように道の上に伸びた廂、即ち点が少ない。
雨天曇天が続く昨今、濡れ鼠になりながらの帰宅はごめん被りたい。
室内に干された自分の服が乾くかどうかも怪しいのだ。
だからと言ってわざわざ傘を購う気にもなれない。
雨足が弱まるのを期待して待つか、と、雨の中の強行案を却下。
それから程無くして。
商店街を横切るように伸びた、黒いコンクリートと石畳が混ざった半端な舗装路の向こうから、
見覚えのある模様の傘が来るのが見えた。
骨に張られているビニール傘のような透明な下地のある一面にだけ施された、黒い水玉模様。
少女は稀にある大小の水溜まりを避ける事無く飛び跳ね歩く。
幼子のように楽しんでやっているわけではないため変わらない表情がミスマッチで少し可笑しい。
目の前までやって来た少女―――彼の掛け替えの無い相棒であるアネルは、
普段通りに真一文字に結んだ口を開く事無く、
「ん」
と、その傘を突き出し傾けて来た。
入れと促しているのだろう。
素直に従い傘の下に入る。
下駄が道の溝から溢れた水をぴちゃんと跳ねた。
この無限界においては上背がそんなにあるわけではないが彼女よりも背の高い紅摩が傘の持ち手を受け取る。
「助かった」
「紅摩の事だから、この雨の中を走って来る事は無いと思った」
よく分かっているな、と紅摩は僅かな驚きを含めながら言う。
何年も連れ添っているわけではないのだが、これもまた、彼女が自身の半身足り得る由縁の一つだろうか。

643 :
「明日も雨ならコインランドリーに行こう。いい加減部屋が洗濯物まみれだ」
「洗濯屋か」
「セルフサービスのな」
行くぞ、と示し合わせるまでもなく、二人同時に足を踏み出す。
からころ、ぴしゃぱしゃ。
ざあざあざあざあ。
けたたましい雨の音に混ざる二人の足音。
「梅雨って、どれくらいで終わるのかな」
「その内終わるさ」
紅摩は指摘しないでおいたが、気付いていた、
降り続ける雨と四方から響く水音とたゆみなく進められる歩みの音との合間に漏れ聞こえる、
くぐもりながらも凛とした音色に。
アネルの首を覆う薄いハイネックに浮かぶ、不自然で小さな丸い膨らみに。
ぴしゃぱしゃ、ざあざあ、からころ、ざあざあ、りんりんりん。
一つの傘の下肩を寄せ合う二人の姿はやがて、ざんざん降りの雨の中に消えていった。

644 :
投下完了ー
>>613のアネル子猫発言にビビッときてやった、後悔はしていない!ネタをありがとう!
>>616
書き加えてみたら白が私的にかなりしっくり来ました、ありがとう!
>>633
投下支援ありがとう!本当に助かりました!夜にまた来ようかどうか迷ってました。
大炎上は俺の心のこたつ!!
他のタッグも書いてはみたいんだけど思いつかない。
長ったらしくて読みにくいかも知れないけど良かったらまた書かせてねノシ

645 :
まさかの続編だと……大炎上好きだからこいつは嬉しい
甘い物GJです
しかし何気なく白と言ったら採用されるとはw

646 :
>>644
寝る前にこんな甘いもの読んだら虫歯になっちゃうじゃないかw
GJっす

647 :
ああ…今日はビキニスタイルの日だ…
>>645>>646
みんなで虫歯になろうb
赤にするつもりだったんだけど聞いてみてホント良かった
白いーよ白。下着も白にしちゃえばよかったかな
ぐぐって気付いたんだけど、一部が>>590-609に似てる
大炎上小ネタが二年前にネット上に投稿されてたみたい
パクったわけじゃないんだ…(´・ω・`)その文章にあった下戸アネルも捨て難い…

648 :
GJ!!
好きこそものの上手なれ。気の済むままに書き続ければいいじゃないか。

以下愚痴
自分>>586だけど未だに規制が続いて嫌になる。
流石に職場のパソから投下するわけにもいかんしなぁ…でもめげない、投下タイミング2ヶ月ぐらいずれても投下した事もあるし。
因みに>>597などの返答を試してみようとも思ったが……今の僕には理解できない アンニンドーフ orz
やっぱり30行1レス程度で何度も投下しているほうが自分の生に合うみたいです。

649 :
>>648
つ避難所 ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/13351/

650 :
あげすまんorz

651 :
避難所の存在を今の今まで忘れてたわ……

652 :
笹の枝に吊す短冊にみんななんて書くんだろーな

653 :
スぺ先生「ジャンプ力が高くなりたい」

654 :
シャア「今年の夏は」
狼牙「海でおにゃのこと」
ダンテ「ベイビーイェア」

655 :
オリジナルゼロ「ふむ、クリザリッドのためにも紅魔館の美鈴君と休日をあわせるようにしよう」
・ゼロ電話中
オリジナルゼロ『……というわけなんだが』
咲夜「あら、それなら問題ありません」
オリジナルゼロ『む?』

クリザ「美鈴……美鈴……グゥ!」 
 びゅくっん
美鈴「はぐぅッ!あ、熱ッ……うあああああッ!」
 どくん どくん
クリザ「美鈴、愛してる」
美鈴「も、も〜〜!クリザリッドさんたら……こんな、【門の前の茂み】で……はぁ、人が着たらどうするんですか?」
クリザ「燃えたろ?」
美鈴「燃えちゃいましたよ……もっとしよ?」

オリジナルゼロ『夏休みナシだな』
咲夜『夏休み取り消しですね』


656 :
これはひどいバカップルwww

657 :
路地裏の彼女達
S・Yさんの場合
どういうふうにするのが好きか、ですか?
う〜ん、やっぱり普通が一番かなあ。
わたしが下で、ぎゅ〜ってしてもらって……えへへ。
彼も色々試してくれてますけど、どんなのでも、
最後は何が何だかわかんなくなっちゃってるから……
普通でいいかなーって。
あ、でも! ふぇ……っととと、
わたしから、口でしてあげるのも好きですよ。
頭を撫でてもらったりとか、
あんまり口調とか表情は変わらないんだけど、
気持ちよくなってくれてるのがわかるのとかって嬉しいし。
それに、あれって――その、せーえきって――
おいしくないですか?
まずいってよく聞くけど、全然そんなことなくて。
なんか、飲むとすっごくドキドキするの。
体が熱くなって、ふわふわして、もっともっと欲しくなって――
え、わたしだけ? あぅ、やっぱりそうなのかなぁ……

S・Eさんの場合
やはり体格差がありますからね。
私が上になったほうがやりやすいのは確かです。
責めるのが好きかって? えぇ、好きですよ。
もう、データは十分に揃っています。
どこが弱いのか、
どうして欲しいのかなんてお見通しなんですから。
データを元に推測し、仮説を立て、実践し、
結果を元に修正を加えていく。ふふ、愉快ですよ。
確かに彼は無愛想で無口で無表情ですが、
体温や心拍数を偽証する訳ではありません。
悦んでもらえていることは、ちゃんとわかります。
は? 胸? ええ、まあ、使うこともありますが……
どちらかと言うと、使われる事のほうが多いでしょうか。
そうです、組み敷かれた状態で。胸を。
自身が、まるで玩具のようになっているようなあの状況は……
そうですね、不快ではありますが……
私の身体に価値を見出してくれているのかと思うと、その、
快感を覚えないわけでは……ない、ですね。

658 :
幻想郷の彼女達
C、もといH・Mさんの場合
だぁーから、私は中国じゃないと何度も――!
え、もう始まってる? ……こほん。
夜ですか。
ふっふっふ、そりゃあもうこの四千年の歴史を誇る房中術で、
彼のことをメロメロにですね……(指ワキワキ)
や、してないです。
どうも彼って、あんまり主導権を取られたくないみたいで。
私が受け身になってる事のが多いですね。
趣向はまあいろいろと。硬軟取り揃えてますよ、彼は。
ただまあ、総じてちょーっといぢわるかなぁ……。
あ、いや、大丈夫ですよ。
私もそこそこタフですから、ちょっとやそっとじゃ壊れませんし。
ちょ、捌け口って。
まあ悪い言い方すればそうかもですけど……。
終わったあとにですね。すっごく申し訳無さそうな、
寂しそうな顔をする時があるんですよ。
しっかり抱きしめて一緒に寝ちゃえば、
そのうち険は取れるんですけども。
ああいう顔をされると、どうにも弱いんですよねー……

A・Sさんの場合
うーん、取材される側ってのはどうにも……
ああいえいえ、こっちの話ですとも。
ほほう、私の年下の恋人との逢瀬の様子を
赤裸々に語れと仰いますか。
おお卑猥卑猥。
そりゃあもう、この磨き抜かれた肢体が優雅に、
艶やかに舞い踊るのを、彼は必に受け止めるのみ……
と言ったところでしょうか。
は? 嘘だろって?
なぁーにをおっしゃいますか、この清く正しい(ピー)、
誓って嘘など申しません。本当の事ですとも、ええ。
……。
……嘘じゃないのよ。半分は本当よ?
あの性格だもの、イニシアチブを取るのは難しくないもの。
ただ、体力がね……。
彼、ほんとに人間なんですかね。
それとも、青龍の力の恩恵なんですかね。
体力とか寿命とか、私の方が数段上のはずなんですけども、
どういう訳だか、何度もやってるうちに、
いつの間にか立場が逆転してるってことが少なくない訳でして。
あーそーですよ、好き放題鳴かされた挙句、
生まれたてのヒナみたいに
弱々しく許しを乞うたのはこの私ですよ!
何とでも言えチクショー!
……馬っ鹿みたい。なんであんな、ずーっと年下の人間に、
こんなに本気になってるんだろう……
……あやややや今のナシ! ナシです! ちょっとぉ!


659 :
M・Fさんの場合
え、夜のあいつ?
……ふふ、ねえ、想像できる?
あのガサツなあいつがさ、そういう時だけ、
これ以上ないってくらいに優しいの。
おっかしいよねえ、だって私の体だよ?
アザだろうが傷だろうが、どうせ残りやしないってのに。
何も壊れ物を扱うみたいにしなくったってねえ。
それなりに生きてるけどさ、
そんなふうに触ってきた奴は何人もいないよ。
どっかのハクタクの先生じゃあるまいに、
くすぐったくなるくらいに褒めちゃってさ。
でもまあ、嫌なわけじゃないんだよね……
は? 百合?
違う違う、以前に怪我の手当を、
いいっつってんのにしてきた事があって、その時に……
……あ〜そうか、そういう解釈もできるのか……。
あっちゃあ、あいつ、誤解したな。
それで機嫌悪かったのか、しまったなこれは……
うん、まあ、あいつもやきもち焼きだからさ。
困るっちゃ困るんだけど……
悪い気がしないあたり、私も大概重症かもしれないね。

続かない。

660 :
揃いも揃って末永く爆発してくださいw

661 :
面白かった!続かないのが悔やまれる

662 :
S・Eさんが可愛すぎる……
知的美少女が組み伏せられて、オッパイをモミクチャにされて、
ピクンピクンと可愛らしくけいれんするとか妄想できてイロイロヤバイ

663 :
カンフーガールとか可愛いと思う

664 :
たしかに可愛いが相方がいない
あえて挙げればKFMだが、設定がほとんど無いし実は恋人いたり……

665 :
>>664
ザ・カンフーマンと組んでたぞ

666 :
>>657-659乙でした! 続かないなら勝手に後を追うのみ
H・Aさんの場合
うーん、腰掛けてもらった彼に、抱っこされる形が多いかなー。
体おっきいから、横になると布団からはみ出しちゃうし。
それでね、頭や背中を撫でてくれたり、ぎゅーって抱きしめてくれるんだ。
尻尾や髪の毛を使ってくる事も多いよ。最初はおっかなかったけど、なんだか彼の全部に包まれてるみたいで、すごくあったかい気持ちになれるんだよ。
強さ――は、その日によって違う、かな。
私が疲れてたり、明日早かったりする時は軽めだし、逆に休み前とかは……その、力一杯で来られて……
頭の中真っ白なまま終わって……うー、恥ずかしいよー……
それに、途中で色々訊いてくるのも、ちょっと困るなー。
最初は「痛くないか」とか「体勢を変えよう」とか、私を気遣って言ってくれるんだけど……
だんだん「息が荒くなってる」とか、「汗ばんできた」とか、
……「熱くなってきた」とか……変な内容になってきて……
色々変わった事もするけど、私が「嫌だ」って言うと素直に止めてくれるし、
終わった後は「お前を愛している」って、言ってくれるんだ。すごく優しい声で。
……私も、だよ。これからも、ずーっと。

……でも、使い魔さん達を呼ぶのだけは本気で止めてもらいたいなー……それは流石に屈折してるよ……
K・I……もといY・Iさんの場合
うむ、ここは『私』も本名の方が良いだろう。軍人ではなく一人の女として『彼』を語るのだからな。
正直、このような事を人前で話すのも抵抗はあるが……
一言で表せば、彼は私を優しく扱ってくれている。紳士的、と言えば聞こえは良いのだろうが……今更気遣う間柄でもあるまいに。
何しろ昔は、お互いの命を奪わんとしていたのだからな。
あの逞しい胸板に、軍刀を突き立てる事をどれだけ望んだか……それが今では、その胸に抱かれる事に悦びを感じている。
かつて冷たい骸へと変えてやろうとした男の体温が、堪らなく愛しいのだ。
そういえば……あれはどの戦場だったか、彼に組み敷かれた事があったな。
互いに盾も刀も手放しての、泥塗れの取っ組み合いだった。
あの時の彼は、全力だったよ。加減も容赦も捨てて、己の全てを私に叩きつけてくれた。私も全力で応え――よくあれで決しなかったものだ。
……なに、これでは唯の昔語りだと? それは済まなんだ。
まぁ、何だ、その……要するに彼は、私に遠慮し過ぎているという事だ。
それが彼の性分なのだろうが、私はもっと激しk……って違う! あれだ……昔の気概を取り戻して貰いたいのだ!
……え、えすえむ? 磁石、か? ……何だか解らんが、酷い勘違いをされている気がする。
ふーむ……あるいは、私がいつまでも受け身でいる事も、彼に気を遣わせる一因やも知れん。
そうだな。今度は私が、彼を床に組み敷いてやろう。その上で『昔語り』の一つもしてやれば、彼も少しはその気になるだろうよ。
その時は、全てを受け止めてやろう。幸いにも、多少の無理は利く身なのでな。

667 :
ごめん、両方誰かわからん

668 :
後ろは戒厳ちゃんだと思う。しばらく悩んだけど
戒厳ちゃんのお相手も絞りきれないなあ……
キャラをキャラらしく書くって難しいんだなーと改めて思った

669 :
前ははぁとじゃね。相手はブラハっしょ。
戒厳ちゃんの方は盾と言ってるからたぶんキャプテンアメリカ。

670 :
>>669と同意見
如何にキャラクターの特徴や口調を文面に活かして誰が誰について語っているかを読者に正確に伝えるかが鍵か…
楽しそうだけど難しそうだ。

671 :
好きなタッグじゃないとすぐ浮かばないのは当然じゃないかい。
すぐ浮かんだ者ですがどっちも俺得カプですごちそうさま!

672 :
Lさんの場合
……………………………………………………
……………………………………………………
……………………………………………………
……………………………………………………
……………………………………………………
……………………………………………(ニコッ
W・Lさんの場合
なななな、何聞いてるの!?ばっかっじゃない!?
だ、だいたい、あいつが色々試せるほど器用なわけないでしょ!?
あいつのせいじゃなくて私が小さいから!?うるさいわね!
それでもあいつは良いって……って、何言わせるのよ!
あいつはね、いつだって自分の好きなようにばっかりして、私からは何もさせてくれなくって……
何よ、私だってできることあるのにその体で無理すんなとかえらそうに……上に乗ると潰れそうだとかいって後ろからが多いし……
後ろからじゃ顔が見えないって言うのに……
ちょっと、何ニヤニヤしてるのよ!ごちそうさま?ばっかじゃないの!?

673 :
>>672
これは美味!ごちそうさま

674 :
できれば最初に書いた人の『〇〇の彼女達』みたいにどこの人かくらいはわかるようにしてほしい

675 :
>>674
確かに
だいたいアタリをつけたけど、ほんとうにこの人かな、と疑問に思ってしまう。

676 :
>>672
上wwその発想はなかったwwww

677 :
フェルナンデス×レミリア様が読みたいぜ

678 :
自分で書くんだぜ

679 :
MUGENって異種間だらけなんだぜ

680 :
>>679
むしろ人間×人間の方がマイノリティなくらいだw
だいたい東方勢が原因かね、数少ない人間枠の霊夢すら相方がミュータントだし
七夜も人外枠に入れるとパワー主義とげんじんしんしか残らないww

681 :
アルカナハート組はだいたい人間では?

682 :
団長、トキ、筆頭、煉君、悪魔博士、ユキムルァ…確かに人間多いね
ジャギ様も人間だがそっちはアンジェが引っ掛かるか

ってリリカやねーちんは人間カウントで良かったっけ

683 :
よく考えたら人外多かったわ……

684 :
都古「私達は人間だから問題ないね!」
ロック「法的にアウトだっつーの!!」

685 :
X-MENのミュータントたちは人間でいいんだよね?

686 :
>>684
人間だったはず
ミュータントと普通人が結婚して子供をもうけたとか、あやふやな記憶だけど
博冷コンビは才能が一般人を超えて人外みたいなもんだからヤバイけどなw
だがそんなことより一昨日や3日前くらいのメチャクチャ暑い日には霊夢はほどよく冷えたボビーに
対面座位で涼みながらギシギシして気持ちよくなってるんだろう
体格差ギャップも対面座位だからキスしやすいしたまんねえ

687 :
人間の基準がそれなら上に出たの全員人間だな

688 :
>>686
ナカに凍った一物を(ry と聞いて漫画版ゼオライマーを思い出したありさまだ

689 :
カップリングとかタッグがないキャラはあんまり人気ないんかねえ

690 :
ポッといきなりこのスレで自分が思ってるカップリングSS投下しても反発強そうだし

691 :
>ここはフリーの2D格闘ゲームのツール、『MUGEN』の
>大会ネタ、ストーリー動画ネタ、タッグやチームの妄想ネタなどを用いたエロパロスレです。
投下しても一応良いのでは?
どんな反応されるかは知らんがな

692 :
過去スレ見りゃわかるが、大会・ストーリーに出たことがないタッグとかカプでも
別に拒絶や反発はないよ。
保管庫収録分にも大会・ストーリーに出たことがない組み合わせの話もあったはず。
拒絶・反発されるのは他カプやキャラをディスってると取られたとき。
あとはMUGENとはいえあまりひどく原作から性格を歪めると嫌われるかな。

693 :
その二人の組み合わせである意味とか必然性とか、
あるいは組み合わせのどこがいいのかとかを表現できるかどうかって話かねえ
説得力とか表現力?

694 :
ネタ、妄想全開です
『博冷のアイスマンに霊夢のどこか好きなのかインタビューしてみた』

記者「ロバート=ドレイク氏ことボビーさんにズバリ単刀直入にお聞きしまーす!霊夢さんどこにホレましたか?」
ボビー「全て!」
記者「あややや。みごとなアメリカンな回答でした〜ってこれではインタビューになりませんので、具体的に」
ボビー「ん〜、サッパリしたところかな?エキゾチックでシャーマン的で、センシティブだけど的確。あと会計をしっかりやって几帳面なところが好きだ」
記者「ほほう。そういえばボビーさんは会計の資格をもってましたね。して、付き合いだしてのことは」
ボビー「まあなんとなくかな?暇が出来たから、彼女の仕事の手伝いとか続けてたらね」
記者「あやや〜これ以上はさすがに詮索できませんね〜……そういえばお二人の距離がなくなったのは夏の暑い日でしたね(チラッ」
ボビー「俺の『身体』を冷たすぎず、かといって汗をかかない程度に冷やすのにはちょっとコツがいった。それからだね。霊夢を妹みたいな子から、女性として見えたのは」
記者「おおっ!そして?そして?」
霊夢「ちょっと、なに話してんのよ!!」
ボビー「あたたた、耳を引っ張るなよ霊夢」
記者「おっと〜おっかない奥さんが出てきたんでインタビューはこれまで。邪魔者もとい邪魔天狗は即座に退散して今日の夕刊にしま〜す!」
おしまい

695 :
便乗してみる
Y・Yさんの場合
え、エッチの話?しなきゃ駄目ですか?うぅ、恥ずかしいなぁ…
その、Rくんあんなですけど意外と優しいと思います。いつも途中でよくわからなくなっちゃうけど
でも…はじめての時、誘ってると誤解されて、ええと…無理矢理、したときはもっと怖い感じで
多分ああいうのが本当はしたいんだろうけど、最初の時怯えちゃったから遠慮させちゃってるんじゃないかなって
今なら、もう少し乱暴にしてもいいんだけどな
L・Fさんの場合
はぁ?アイツとの?ん〜まぁいっか♪ちょっと面白そうだし
そうだなぁ…あいつ見た目結構細身のイケメンっぽいっしょ?
でもあんな無茶な武器の持ち方してるから指とかすっごいごついのね
んで最中にあの腕でガシって捕まれてるとき「うっわー男の人だ」と思って結構ドキドキする
うっわ、こういうこと改めてしゃべるの恥ずかしいカモ
あ、恥ずかしいといえばKは世継ぎがどうとか気ぃはやいカラ。アタシまだ○学生だから

696 :
Y・Yさんがスキマ妖怪のほうかと思った
え、違う?

697 :
ヤンメガ・爪とカカトかな?

698 :
だね。あと竜の右目マジ自重しろw

699 :
>>696
どう嗅いでも少女臭です。本当にありがとうございました。

700 :
>>699
R&Yのほうの妖怪の賢者だったかw
ときどき
MUGEN世界の博麗大結界の意味あるのかと思ったが
文明の進歩とともに格闘技も進歩する

素手で妖怪を屠る人間が増え始める

試し割りならぬ試し妖怪退治

妖怪が恐れなくなる、というか弱い妖怪(精霊)が絶滅危惧に
やっぱり博麗大結界と幻想郷は必須だったのでこの問題は解決した
ついでにMUGEN世界の幻想郷にはブロントさんを初めとするMUGEN入りしたFF11キャラがいるんじゃないかと妄想した
師範いるし
夏休み入ったしMUGENエロパロは増えて欲しいぜ
1on1のカップルだけじゃなく、複数のカップルが一つ屋根の下で繰り広げられる肉と肉のぶつかり合いでも読みたい
ようするに互いの合意の上での乱交
こう、アカツキさんと白蓮さんが混浴温泉にひたって、顔を真っ赤にしながら肩を寄せ合って、
それでも浴室でするのはどうかと逡巡している時に
美鈴「はぁっ、あ……や、だめ……クリザリッドさん……こんな急に『狼さん』にならないで〜〜」
クリザ「美鈴……お風呂に入るためにマトメた美鈴のヘアスタイルが悪いんだ……!」
美鈴「そ、そんぁ〜あっ!ん……首とか肩だめぇ……キスしないで……」
クリザ「美鈴……温泉でつやつやになった美鈴の皮膚が悪いんだ!」
白蓮(岩陰)「あわわわ、美鈴さんとクリザリッドさんが(汗」
アカツキ(岩陰)「なッ!ここは貸切だったはずでは!?」
白蓮「え!気にするのはそっちですか!?……あ、アカツキさんのが硬くなって」
アカツキ「そ、その……彼らが来る前からです……」
美鈴「あぐ!ああう!……え?だ、だめえぇ、ま、まって!クリザリッドさん、他の人の『気配』が!」
クリザリッド「調度良い!俺たちの仲をを見せ付けよう!」
アカツキ「ふむ、挑戦を受けたからには応じなければなるまい」
白蓮「えええ!?(顔真っ赤)」

701 :
この馬鹿男どもww
夏休みとか関係なく増えて欲しいわー
あ、所でここって獣耳ネタとかはあり?

702 :
>>701
問題ない、大丈夫だ
一番良いエロかわいいのを頼む

703 :
頼子にしか見えなかったんだが紫なん?

704 :
タイトルが暴走族だし頼子だろ

705 :
>>702
thx:)
真っ昼間投下いきまーす、19レスくらい
※大炎上(次にお前はまたお前かと言う)
※本番無し、おフェラとか ※猫耳ネタ ※ギャグだかシリアスだか

706 :
穏やかな気候が麗らかそのものな、春。
河辺を山を桜が彩る。ひらひら舞い落ちる花びらと踊る蝶。
多種多様の生命により色付く日本の春。
―――から、明らかに浮いている、濃ゆ〜い色物が一点。
桜舞い散る真っ昼間の往来にうつ伏せ倒れ込んだナニか。
花見客などが通りすがるも、彼らはソレを気に留める事もない。
賑やかな周囲に反してそこだけがやけに静かだが固有結界などではない。
んだように動かない猫耳のソレがいつからそうしているのかは分からない。
さて。
商店街での買い物帰りの少女は不幸にも滅多に起こさない気まぐれから桜並木に足を向け、そして今、ソレに興味を示してしまった。
オフホワイトのタートルネックの首元を背中側からむんずと掴み持ち上げる。
土にまみれた丸い顔が俯いている。
(……。)
そのに顔に憐れみを感じたのかどうか。
少女はベンチまでソレを抱えて連れて行き、横たわらせ、水道水で濡らした手拭いで顔を綺麗に拭いてやった。
最後に目元の土をすう、と拭った瞬間。
「感動したッ!!」
ソレが、カカッと大きな目を開き、そう叫んだ。
(体じゃなかったのか)
少女は呆気に取られたようにぱちくりと瞬きする。
「肌に食い込む礫の痛みに耐えてよく頑張った私っ!それはさて置きYou?」
「私の事か」
「君以外いないよねー。ワテクシは感動したっ!
 行き倒れの萌えキャラに対し見て見ぬ振り見ざる言わざる聞かざるを貫き通す、
 荒み切ったジャップな異国の土地に咲く一輪の華!そう、You!あーショック!そりゃもう愛で空も落ちてくるって話よね?」

707 :
よく喋る猫だな、と少女は思ったが口には出さなかった。
そもそもこれは本当に猫なのか。
猫のような耳は生えているが二足で直立しているし、ぬいぐるみのようでもある。
桜には妖怪が付き物であると相棒が言っていたのを思い出す。
ではこれは妖怪・怪猫の類なのか。
「ネコへの慈愛に満ちた君に私は是非ともお礼がしたぁいっ!」
本人が自らを猫だと言っているので多分猫の類ではあるのだろう。
「礼を受ける謂われは無い。私は何もしていない」
「謙遜なさらず!さささ、コレを。ぱかりとお開けになって下さいまし」
猫っぽいソレは断られても何のその、真っ黒い箱をどこからか取り出し銀髪の少女に差し出した。
箱には紅梅色をした紐が掛けられている。
御伽噺の玉手箱のようだが、生憎少女は“浦島太郎”などの御伽噺を全く知らない。
よく分からないがこの箱を開ければいいのか、と、研究所での来る者拒む警戒心はどこへやら。
少女は深く考えもせず、箱に掛けられた赤い紐の結び目を解き、両手で上蓋を持ち上げた。
「!?」
開け放たれた箱から勢い良く噴出する煙が少女の顔に直撃する。
もくもくと箱から出続ける白煙の向こうに掻き消えていく怪猫は笑う、笑う。
そして高らかにこう呼ばわるのだった。
「お前もネコミミになれ!!」
ニャーッハッハッハッハッハのハ。
桜舞い散る並木道。
煙が風に流されて消えると、猫っぽいソレの姿も銀髪の少女の姿も、跡形もなくなっていた。

708 :
おお大炎上の人か
そしてやっぱりネコアルクかww
支援

709 :
無限界はとあるマンションの一室。
表札には律儀にもこの国に合わせた片仮名で“ロランジュ”の文字。
留守を守る男の名は軋間紅摩。
彼が昨晩の深酒から普段より深く長く寝入っている内に部屋の主は出掛けてしまっていた。
書き置きには『買い物に行ってくる。すぐ戻る』とだけ。
部屋の主であるアネル=ロランジュが午前何時に出掛けたのかは分からないが、彼が目覚めてから既に一時間。
正午も近い。
そろそろ戻って来てもいい頃合いだ。
最近贖った本を読みながら相棒の帰りを待つ彼の耳に、扉越しに、何かの音が届く。
アネルが帰ったかと顔を上げるが、ドアが開く事は無い。
再度文字に視線を落とす。
また、音がする。がさがさと、レジ袋が擦れるような音。
次いでドアの方から聞こえてきたカリカリと何かが壁を引っ掻くような音に、紅摩がまた顔を上げる。
アネルだとは思えないが、犬だか猫だかが訪ねてきているのは確からしい。
無限界には獣の形を取って生活する者も多い。
アネルを訪ねてきた誰かかも知れない、と、念の為応対に立つ。
廊下を抜け狭い玄関に向かい扉を開く。
紅摩の視界に映るものはない。
目線を下げると、先程の音の出所であろう、スーパーベジータの見慣れたレジ袋。
それに、白銀の短い体毛が眩い、猫の姿があった。
数百年を生き実体を為した夢魔であり猫の形を好んで取る“怪猫”レンや白レンに類するものかとも思ったが、どうやらそうではない。
彼女らを象徴する大きなリボンは巻かれていない。
ダークストーカー・フェリシアでもない。
「……わざわざ悪いが、今この部屋の主は出掛けている」
身を屈めて一応そう声を掛けてやると、銀の猫はにゃあと一つ鳴いて、レジ袋を咥えて紅摩の前に置いた。
引き摺って運んで来たのだろう、所々破けてはいるが、中身は無事らしい。
がさりと広げて内容を見分する。
頭が落とされた真鯖にほうれん草、合わせ味噌、麦茶のパック。
何かと符合する気がしたが、それよりも、銀の猫が扉に隠れた向こう側から引っ張ってきたモノに紅摩はぎょっとする。

710 :
ネコ耳を生やしたナニか。
GCVに巣食う色物代表“ネコ”・ネコアルクがそこに居た。
引っ掻き傷と焦げ痕にまみれて。
「どういう事だ」
関わり合いたくない類の化生だが致し方なしと問い掛けると、ネコアルクは横たわったまま傷痕まみれの顔を紅摩に向けた。
「説明させて頂きます……」
ネコアルクの説明を要約するとこうだ。
花見客が集う並木道に行き倒れの自分達が居れば十人に一人くらいは助け起こしてくれるのではないか。
そしてそんな心優しい性根を持つ人間にこそネコ耳は相応しいのではないか。
GCVの面々はあるときそう思い付いた。
というわけで罠を設置するように朝から道に倒れていたのだが、一向に手を差し伸べられる事は無い。
昼近くになりようやく助け起こされた。
感動した。
それは兎も角当初の予定通り封を開け煙を浴びた者をネコ耳にするGCV秘蔵の量産可能マジックアイテム・タマテバコを贈呈。
かくして少女は猫になりけり。
どっとはらい。
「……では、この猫は」
「はいにゃ。ロランジュさんちのアネルさんでござんす、旦那様」
男の足元で自身を睨むように見据えている銀の猫を指し示し、ネコアルクは告げた。
「ちょーっと効き過ぎちゃったみたい?で、ネコ耳通り越して猫になっちまいやして」
その猫の短毛は、アネル=ロランジュの変色した髪と同じ雪のような白銀だ。
双眸は鮮やかなのに透き通った翠。
細くしなやかな体つき。
成る程、猫とはいえ、相棒の少女を想起させる容貌だ。

711 :
「では、私はこれにてー」
「待て」
背を向け立ち去ろうとする怪猫の首根っこをむんずと鷲掴む。
「アネルを元に戻してから行け」
「いやー、それが、お嬢様には既に説明申し上げたんだけどにゃー。
 タマテバコの効き目は四日から一週間!身体から煙が抜け切れば自然に元通りってスンポー。ユアンダスタン?」
「……今すぐ治す方法は無いと?」
うんうんうん、と宙ぶらりんに持ち上げられたまま力強く頷くネコアルク。
溜め息。
銀の猫も頭を垂れる。
「……分かった。だが、万が一戻らなくては困る。
 一週間後に必ずまた此処に来い」
襤褸切れになりかけのレジ袋を拾い上げ、銀の猫を扉の内側へ招き入れる。
「アイアイ、サー!良いネコライフを!」
「失せろ」
いっそそのまま階下へ投げ捨ててしまえばいいものを。
紅摩は敬礼するネコアルクを玄関の外に下ろしてそう吐き捨てるとドアを閉ざした。
外で何やら挨拶口上を並べ立てているようだが無視に限る。
一つ息を吐きアネルであるという猫を見下ろすと、そちらも紅摩を見上げていた。
孔雀石のような鮮やかな緑色をした目は、相棒の少女の持つものと全く同じ色だ。
腕を伸ばし、抱き上げてやる。
軽い。温かい。
「……アネル」
呼び慣れたその名を呼びかけてやれば、猫は高い声で、みゃあ、と返事をしてみせた。
「奴の話した通りだというのなら心配は要らん。
 俺も居る。気を落とすな」
すべすべと滑らかな体毛を撫でつけてやると、猫はエメラルドの瞳を気持ちよさそうに細めた。
差し当たって昼食だが、普段口にしているようなものでいいのだろうか、と。
レジ袋から零れ落ちた真鯖を目の端で捉えながら紅摩は考えていた。

712 :
慣れない舌使いで水を飲む。
小さな舌が口の周りの脂を舐め取る。
アネルは鯖の塩焼きをほぐしたもののみで満足したらしい。
皿などを片付けようにも片付けられない猫の身体。
食卓の周りをうろうろ。
紅摩はそんな彼女を尻目にさくさくと後片付けを終えてしまった。
きゅ、とカランを締めて水を止める。
皿洗いの間も足元やら後ろやらでうろついていた彼女の小さな小さな頭に、ぽんと手を置いてやる。
「その身体では諸事手を付けられまい。気にするな」
そう声を掛ける男。
アネルは彼を見上げていた。
(紅摩、すまな、…………)
が、不意に、その視線が、ぶら下がったままになっている彼の服の留め具の紐に釘付けになる。
男の胸の上下に合わせてほんの僅かにゆらゆら、ゆらゆら。
むずむずむずむず。
抑え切れない衝動がアネルの内側から湧き上がる。
むずむずむずむず。
ばしっ。
「ん?」
胸板を叩いた猫の手。
紐をきちんと捉えてからハッとしたように手を離す。
誤魔化すようにそっぽを向いて毛繕いを始めるアネルの所作ははじめから猫であったかのように自然だ。
であるから、紅摩は気にしない事にした。
内面的にも猫化している部分があるかも知れない事は容易く予想出来る。
ただ、誤魔化すようなその仕草をアネルがやっているのかと思えば、つい口角が緩んでしまうのだった。

713 :
二日目。
不幸中の幸いにも、アネルに大会出場予定はなかった。
紅摩の方は既にトーナメントに参加して何度か勝ち進み、幾日か経った大会がある。
迷った末大会会場に相変わらず猫のままな彼女を連れて行く事にした。
念の為大会スタッフには断りを入れて、控え室である大部屋に二人(一人と一匹)で入る。
「へえ。MAX君に飼い猫が居るなんてなぁ」
紅摩と相部屋である出場選手の一人・響鬼―――“音撃戦士”である異色の仮面ライダー・響鬼がそれを見留め声を掛けてきた。
変身は解いた姿で、伸ばした人差し指と中指をシュッと振ってみせる特徴的な挨拶。
紅摩には白い上着の肩に乗せたその猫がアネルである事実を説明する心算はなく、
「ああ」
とだけ答えるに留めた。
人好きする中年ライダーはしかし、相席する鬼人に寄り添う猫に興味が尽きないらしい。
前を横切り靴を脱いで寛げる畳敷きのスペースに座り込んだ紅摩の方から視線を外さず、ゆったりと歩み寄ってくる。
「名前は?聞いてもいいかな」
「……。ビルチャナだ」
全くのでっち上げである。
アネルである事を隠す必要は特に無いのだが、懇切丁寧に説く手間も不要であろうと瞬時に判断した。
“ムイ”という響きとほんの一瞬だけ迷ったというような心の動きは、当然ながら周囲に伝わらない。
「ビルチャナ……毘盧遮那か。すごい名前だなあ。でも名前通りの、すごく綺麗な猫だ」
滑らかな体躯、静やかに煌めく銀の毛。
おいでおいで、と促すように、膝を腰を折りチッチッと指を振り目線を合わせて来る。
畳に降り立ったアネルはそれに目を凝らしはするものの、飛びついたりはしない。
「ご主人に似てつれないなぁ」
ならこれはどうかな、と。
響鬼がにこにこしてジャケットの懐から取り出したる光沢放つ赤い円盤はディスクアニマル・アカネタカ。
室内を飛び回るそれに、ビルチャナと仮名を与えられたアネルが狩りへの欲求をクリーンヒットで刺激され見事に釣られた事は言うまでもない。

714 :
「気にするな」
アカネタカを追い大部屋を暫し縦横無尽に駆け回った後で我に返り猛省するアネルに紅摩が声を駆ける。
出番のタイミングが迫っていた。
「少し頼めるか」
「ああ!勿論」
猫の事をであろうと瞬時に理解し、家電品メーカーの最新カタログから顔を上げた響鬼は強く頷く。
「部屋から出るのはいいが、遠くへは行き過ぎるなよ」
(分かった)
アネルは紅摩を見上げ、小さな頭で頷き、にゃあ、と一つ鳴いた。
首を、のどを、顎を頬を、額を滑るように撫でる武骨な手。
銀の猫はくすぐったそうに、笑うように目を細める。
「君に懐いてるんだなあ」
大部屋を出て行く紅摩に響鬼がにこやかに言う。
一瞥。
「……さて」
独り言のように呟きながら、扉を閉めた。
咄嗟に思い付き与えた仮初めの徒名。
ヴァイローチャナ。
輝くもの。太陽。昼夜を問わず、照らすもの。
意味するものは理知か、慈悲か。
そして無為。
作為の無い自然。
苦笑を禁じ得ない。
掛け替えの無い相棒に抱くイメージを具体化させられたようだった。
アネル=ロランジュと軋間紅摩。
一等懐いているのは一体全体どちらの方なのか。

715 :
六日目の夜。
「ビルちゃん、はぁい!……わ!」
「おお、かなり跳んだな」
「猫じゃらしへのこの過敏な反応。ええ、勿論計算通りです」
「取られてしまったね。さつき君、もう一本あるよ」
ご町内の平和を守らんと主に夜中奮闘する正義の吸血鬼。
アトラシアの名を冠する半吸血鬼。
そしてその伴侶ども―――もとい、チョコにまっしぐらな天使とストリートファイトに魅せられたレスラー。
軋間紅摩の愛猫“ビルチャナ”、“ビルちゃん”などと呼ばれ定着し始めたアネル。
所用で数日間家を空けているという彼女と入れ替わりに部屋に住まい始めた銀の猫。
その猫を訪ねてぞろぞろとやって来たのは路地裏同盟の面々。
中でも彼らにビルチャナの存在を広めたサキエルがこの猫に会うのは既に三度目。
一度目は“鬼つながり!怪力乱神トーナメント”会場観客席にて。
二度目は弓塚さつきと共にスーパーベジータにて。
不在ということになっている部屋の主に代わって四人に茶を煎れる紅摩には、今朝から一つ心配事が増えていた。
今日のアネルの様子がこの五日間と少し違って見えるのだ。
ネコアルクはタマテバコの効き目は四日間から一週間であると説明していた。
元に戻る兆候とも思えるが確証は無い。
なあお、なあお。
今日のビルチャナはよく鳴く。
「あれれ、今日のビルちゃんは人懐っこいねえ」
シオンの膝、さつきの膝、アレックスの頭、サキエルの腕にと飛び跳ね回る。
キッチンに立つ紅摩に駆け寄り暫し足に身体を擦り付けまた戻って来る。
「と言うより、落ち着きがありませんね」
「春だからね」
「ああ」
「ああー…」
「成る程。理解に容易い」

716 :
ごとん、ことん。
彼らの背後に広げられたら小さな折り畳み式テーブルに湯呑みが四つ。
「春だと何故落ち着きが無くなる?」
「あ、軋間さん、お茶のおかわりありがとーございます!」
「Thank you,コーマ。……春だからとしか言い様がなくないか?」
要領を得ないアレックスの返答。
湯呑みの中を覗き込んでいたシオンが顔を上げ、呆れた風も見せずきっぱりと言った。
「発情期でしょう」
「し、シオン、そんなハッキリ言わなくても」
「獣の繁殖期の話ですよ?何故ですか、さつき」
少し顔を赤らめるさつき。
可笑しそうに笑うサキエル。
きょとんとしたシオン、苦笑するアレックス。
取り残されたように硬直して、かっ開いた目を瞬きする紅摩。
そう、春。
恵み多い春。
生命の香りが溢れ始める春。
春画、青春、売春、思春期。
ひさぐ春、光のどけき春。
そう、春―――……ケモノ達がまぐわう、発情期。
それで、昨晩寝床に就く辺りから、こちらの言葉が聞こえていないような、知性を放り出してしまったような。
感情の読み取りにくい獣そのものな目をしていたというのか。

717 :
「ビルちゃん、しばらく外に出さない方がいいかも……特に夜中は。野良猫も多いし」
「そうですね。繁殖を望まないのであれば動物病院で避妊手術を受けるのも一つの手ですが。
 どうなのですか?紅摩」
「……事情がある。手術は無理だ。ひとりでは外出させないように努める」
「それが賢明だね」
「だがまあ、これだけ綺麗な猫なんだ。
 子供を欲しがる里親は大勢居そう、ん……コーマ?」
もんの凄い眼をしている鬼が約一名。
アレックスも思わず言葉を止める。
子供こどもコドモ。
生殖行為の末の実り。
一年通して発情可能な変態動物・ニンゲン曰わく愛の結晶だとか何だとか。
「……な、なんか、軋間さん、ものすっごく、怖いよね?怒ってるのかなぁ……?」
「グッ……!うわさ以上の怖さだ……」
「ふむ。そういえばもう午後10時になる。
 巡回に戻った方がいいんじゃないかな」
「そっ、そーですね!」
「サキエルの言う通りですね。少々長居が過ぎました。
 紅摩、暖かいお茶をごちそうさまでした。私達はこれでお暇します。
 アネルが戻ったらよろしく伝えて下さい」
「……承知した」
まさしく鬼の如く厳しい形相のままだが辛うじて返事をしてくれた紅摩にさつきがほっとする。
シオンが挨拶をきちんとやってくれた事にも胸を撫で下ろす。
鬼に相対せずに済んだ。
「お邪魔しました〜!」
「Good nignt,コーマ」
「それじゃあ軋間君、アネル君、また」
四人組の最後尾、サキエルがそう別れの挨拶を告げても、紅摩は身動ぎ一つしないままだった。

718 :
なあお、なあお。
ビルチャナが、鳴く。
微動だにせず瞬きも忘れているようなニンゲンに擦り寄る。
発情期の猫にありがちな間延びしたその鳴き声。
気付けば、行為に浸り切り気を遣る寸前のアネルを彷彿とさせられてしまっていた。
そんな声を外で出させてたまるかと。
紅摩はすっと立ち上がるとずかずかとベランダへのガラス戸に歩いていき、開け放たれたままだった鍵をきちんと閉めた。
鍵の安全装置も機能させて、部屋の明かりが漏れぬように、カーテンを隙間なく丁寧に閉じる。
その足元にも擦り寄ってくるビルチャナ。
否、アネル。
置いていかれた猫じゃらし。
沢山遊んでやれば、恐らくは発し続けているであろう性的欲求を鎮めてやれまいか。
若草色の猫じゃらしを拾い上げると、銀の猫は途端に飛び付く。
終いには勢い余って男の顔に腹打ちする。
ごろごろ鳴いて、尻尾を揺らして、高く鳴いて、擦り寄って。
明日でアネルが猫になってから一週間だ。
ネコアルクも約束に従うならばやって来る。
明日になり、猫化が解け、人間のアネルに戻れば、心配事は綺麗さっぱりなくなる。
その筈だから、それまでの辛抱だと自身に言い聞かせている内に夜は更けていった。
紅摩は遊び疲れたのかごろごろとし始めたアネルを確りと抱き留める。
すっぽりと両腕の中に収まってしまう小さな身体。
銀の毛をゆっくりと撫で付けてやりながら、寝かしつける。
一人と一匹は、そんな風に部屋に一つだけしかないベッドで眠りに就いた。

719 :
そうして、七日目の朝がやってきた。
閉め切られたカーテンから差し込む朝の光はか細く、微弱だ。
心地良い微睡み。腕の中から消えている温もり。
衣擦れの音は布団のもの。下半身に違和感。
「……んんっ!?」
紅摩は飛び起きた。布団を剥ぐ。
銀の髪。白雪のような肌。
人間、アネル=ロランジュ。
「おい!」
慌てて声を上げる。
少女は事も有ろうに相棒の下履きを勝手に脱がせ、相棒自身に朝っぱらから口淫を施している。
厳密には真人間ではない。
その頭には人の耳の代わりに、暗く青っぽい銀の毛色をした猫耳が生えているのだ。
声が聞こえていないのか、アネルは半身を起こした紅摩に目もくれない。
頭を鷲掴み無理矢理引き離した。
ちゅぽん、と音を立てて逸物から離れる唇。
「こー、ま?」
びっくりしたようにアネルが言う。
涎にまみれた唇を親指で拭ってやりながら、
「何だ、ソレは。いや……それよりお前、一体何、をっ、している?」
「軋間紅摩と“まぐわって”いる。」
―――……目眩。
まさかのまさか。
発情期絶賛続行中だとでもいうのだろうか。
与えられる快感にとても素直に硬さを増してしまっている自分自身に腹が立つ。
手が離れていないままなのだ。
しかも止まりもしない。
竿を扱く手は、緩やかに動き続けている。

720 :
「アネル、今日で一週間目だ。あの怪猫がいつ来るやも分からん。やめておけ」
「ん」
「っ」
目をとろりとさせて見つめてきていたと思ったら、ゆっくりと口付けてきた。
一度目は触れるだけ。
名残惜しそうに離れ、二度目。三度目。
唇から段々離れていく口付けの位置。
顎と耳と首の境目を舐め上げる。
ざらざらとした猫の舌。
普段のアネルならこんな風にはしない。
形はほとんどヒトなのに、中身は獣じみたままのようだ。
その間にも紅摩の男性器を撫でさする手は止まらない。
唾液で濡れたままで潤滑性が増した手淫は、摩擦による痛みが少ない分、気持ちが良すぎる。
「おいっ……アネル!」
起き抜けで気が抜けていた分、高まるのも早いのだろうか。
射精(だ)したい欲求が湧き上がって来る。
「ん、ふ……何の、問題がある?」
「ありありだ!昼日中以前に……朝、なんだぞ」
「ここには私とお前しかいないのにか?」
鎖骨の窪みに舌を差し込んで来る。
視線を少し向こうへ投げれば、長い尻尾までもが生えたままなのが見て取れた。
嬉しげに揺らめく白い尻に合わせて揺れる銀の尾。
熱い吐息が脇腹に届く。
根元から先端まで余すこと無く撫でさする柔らかい手の動きが速まる。
カリ首から先端までを撫でる掌。
根元から中程まで、竿を扱くもう片手。
「く……うっ!」
たまらず、少女の掌に精を吐き出す。
全力で抗えばいいものを、情けない。

721 :
左手の平を受け皿に注がれた白濁液。
アネルはそれを、ぴちゃり、と舐めてみせた。
「苦い」
「……何という、真似、を」
「苦い。でも、美味しい……紅摩の“せいえき”だ」
荒れた息遣いで咎め立てるも、彼女はやめようとしない。
ぴちゃり、ぴちゃり、猫か犬かが皿の水を飲むように、掌の白いものを舐め取る。
零れ落ちかけたものも一滴も残さず、ぺろり。
これ以上はいけない。
もう日は昇っている。
街は動き始めている。
あの色物が来る。
それはアネルにも分かっている筈なのに、しかし彼女は、口の周りに付いた精液を綺麗に舐め取り、また紅摩の股座に顔を埋める。
空いた片手が彼女自身の下半身へ伸びていくのを男は見た。
痴態。
どう見ても発情期です本当にありがとうございます。
ちろちろ、舌先でくすぐるように舐められる。
吐息が直に当たる。
硬度を取り戻すまでにさほど時間はかからなかった。
そんな相棒にアネルは至極満足げだ。
「お前のここは、まだ、したがっているぞ」
「お前が、そんな風にっ……弄くるから、だっ!」
「ん……」
くちゅり、と静かな部屋に水音が小さく響く。
男根を弄びながらの自慰など、通常のアネルならば絶対にやりそうもない事だ。

722 :
「ふ…うんっ…猫になって、いる間、三日間かな、あ……我慢……したんだ。
 あの身体では、お前を、受け入れられない、からっ……」
自慰などした事も無いのだろう。
男の前で恥ずかしげも無く水音を隠すこともなく女性器をまさぐる手指の動きは稚拙だ。
しかし悦を得られる部分を見付ければ、正直に、単純に、そこを弄くり回し始める。
硬い胸板に押し当てられる豊満な胸。
紅摩の肩口に顎を乗せ、もう片手すら、自身の更なる快楽を求めさまよい始める。
「に、やあっ、ああっ……はあっ……」
なあお、なあお、と。
完全な猫の姿のときに上げていた盛りのついた鳴き声とそっくりな嬌声。
にゃあにゃあと艶めいた高音で鳴きながら、目に映った耳朶に甘く噛み付いた。
その耳朶を打つ音。
ピーン、ポーン。
インターホンのチャイムの音。
「……!!奴だ!アネル!おいっ!よせ!」
依然舌を突き出すアネルの顔面を手で押し遣る。
間髪入れずガチャリ、キィイ、にゃっにゃにゃーん。
「軋間の旦那様ー、入りま、す、にゃ……」
よおーく見えるぜ。
約束通りに訪問してきたネコアルクの視界に映るもの。
真裸の少女が、真ん丸い目でこちらを凝視している筋骨隆々とした青年にしなだれかかり、公開オナニー真っ最中。

723 :
「ニャッハッハッハー!もっしかしなくてもぉー、お邪魔でしたかにゃー?」
悪びれず大笑いし出す色物に軋間家当主爆発寸前。
「怪猫、貴様!こいつを止めろ!今すぐ元に戻せ!」
「桜舞い散る季節ですものにゃー、ラヴ期故致し方なし」
こんな会話の合間にもにゃあにゃあ鳴き続けるアネルの口を紅摩は手をずらし塞いだ。
「止・め・ろ!」
「そいつは叶わぬご相談。あっしは世に遍くネコミミのみ・か・た☆でっすもーん」
ぶっちーん。
当然ながら堪忍袋の緒が切れた音。
「堕獄必定ー―――ッ!!」
「ほんろにいれえー―――ッ!?」
言ってる事は夜魔判決だがやってる事は少年漫画頁見開き大ゴマ的アッパーカットな軋間家当主。
ノリ良く同じく少年漫画的に吹っ飛ぶネコアルク。
玄関のドアがぶつかった反動で大音量で閉まり、何故か錐揉み回転が加わりつつ空の彼方の星になる。
グッバイ色物。
次はエロパロ的にまあまあお似合いなネコアルク・ディスティニーとしておいしく再会しよう。
若しくは酒も煙草も博打も大好きなカオスで。

724 :
荒げた息のままベッドを振り返ると、相も変わらず猫耳に尻尾を生やしたままのアネルが呆然としていた。
今の騒ぎで我に返ったのかと喜色を露わにするも束の間、くにゃりと悲しそうな顔に変貌していく。
「……どうした」
「……紅摩。そんなに、私とまぐわうのが嫌なのか?」
全然元通りになっていない事が丸分かりな発言に脱力せざるを得ない。
床に膝を突いて頭を垂れるorzな紅摩の元へ布切れ一枚纏わぬままアネルがやって来る。
「……お前とそうした行為に及ぶのが嫌なわけではない」
「それなら」
「だが、今のお前を手込めにするのは気が引ける。
 猫であろうと獣じみた耳やら尾やらを生やそうとお前はお前だが、しかし」
「……“発情期”だからか?」
昨日から青年の頭から離れない、現実味を帯びた生々しい言葉を、少女が口にした。
「……アネル」
「それは、そうだ。今の私はいつもとは全然違うと自覚はしている。
 でもな。そんなもの無くても、私は……いつでも、お前としたいと、そう思っているんだぞ。……多分」
「……流石に、“いつでも”はないだろう」17
「……うん。まあ、そうだな。でも、そうかも知れないと思えるくらい、今、私は……欲しいんだ。
 紅摩が。紅摩だけが。他には、何も要らない」
それも流石に言い過ぎだとは思ったが、突っ込むのは野暮というものだろう。
一つ、嘆息。
「……そうか」
弱い。
自分は本当に、この小娘に、果てしなく弱い。
これだけ素直に一途に想いをぶつけられて漸く折れるのだとしても、弱い。
「……俺も、もう、お前が欲しい」
冷たい床に座り込む少女に囁いた。
後は、薄暗い部屋の中の二つの影が、どちらからともなく重なり合うだけだった。

725 :
七日目昼間。
外に易々とは出られないため、この時間帯に休息を取るのが路地裏同盟盟友の基本的スケジュールである。
安物のベッドのシーツを身体に巻き付けた、茶髪にツーサイドアップの少女。
胸元のシーツを引っ張り中を覗き込む。
赤く痕を残すキスマークに照れ照れ。
隣で横になっている銀髪と黒髪のツーブロックヘアーの男性の言葉に振り返る。
「えっ?じゃあ、ビルチャナちゃんって、アネルさんだったの?」
「そうだろうなあ、と私は感じたよ。さつき君はそうではなかったようだね」
「うん、全然気が付かなかったよー。そういえば、身体の色とか、似てたかも……」
うううん、と両こめかみに人差し指を当て回想する少女。
「まさか私と同じ目に遭ってるなんて思わなかったよぉ」
「君の場合は犬だったね。とてもキュートだった」
「い、いいいいやだっ、サキエルさんったら……。」
顔を背ける少女のサイドテールが、垂れた犬耳のように揺れる。
彼女の纏う雰囲気は猫3犬7といったところであろうか。
「サキエルがビルちゃんに最初に会ったのが大会会場で、五日前だったからー……今頃、元に戻ってるかなあ?」
「さて、どうだろう。
 確かなのは、またあのネコ達が良くない動きを見せている、という事くらいかな」
「うん。そうみたいだね。また巡回ルートにGCV出入り口を加えた方がいいかも」
「シオン君とも相談して決めるといい」
「勿論っ!」
少女は主人の呼び掛けに応える犬のように、にっこり笑って答えてみせた。
その日最終日を迎えた“鬼つながり!怪力乱神トーナメント”。
準決勝をすっぽかした軋間紅摩選手が何故会場に現れなかったかは
―――…神のみぞ知る。
どっとはらい。

726 :
念の為携帯とPCの二段構えだったけどバイさる食らわなかった!やった!第一部完!
獣耳ネタとか今までちっとも興味無かったけどアネルなら美味い美味い。
本番入れると冗長的かなーと思ってやめときました
猫飼った事無いから飼った経験がある人が書いたらまた違うんだろうなあ…
>>708
こんな真昼間なのに支援してくれてありがとう!

727 :
乙ー
ありがちなネタだけどやはり良い物だなぁ
GJです

728 :
あっまあああ〜〜い!!
甘い、甘すぎる、例えて言うならブラックのアイスティーだったけど中身はミルクシェイクつう感じだGJ!

729 :
アネルかわいいぜGJ!
脇役も響鬼はじめいい味出てた
さっちん達の様子が想像できてしまって美味しい

730 :
俺は保守を兼ねて書き込むが
あ、ありのまま起きた事を言うぜ
新タッグとしてギルガメッシュとイシュタルを試しに組み合わせたら数秒間画面がひどい事になった
格闘なんてちゃちなもんじゃねえ
弾幕ごっこの真の恐ろしさを味わったぜ……

731 :
イシュタルとギルか……
ギルの制作者がイシュタルの出来が良すぎて制作止めてしまったのを知ってるから複雑な気分だ

732 :
紫改変のイシュタルの戦闘力が知りたい、
エロパロ的な意味で
東方勢の多くがそうであるように少女体型であろうか?
大地母神のごとく豊満でもいいなぁw

733 :
>少女体型
むしろ紫は豊満なことが多いような……?

734 :
>>733
R&Yや八雲一家などならほぼ豊満ナイスボディなイメージだな
あとエロイ(ここ重要)

735 :
咲夜とか天子とかでも、改変版になると戦闘力が増してる気がするなw

736 :
改変なら犬咲夜とうにゅほ
戦闘力は下がったが可愛さ的な戦闘力がたいへん上がっていてすばらしい

クリザリッド「さくやちゃんは寝ちゃったかな?」
美鈴「はい。ふふ、抱っこされて寝ちゃいましたよ」
ソファーに座ったクリザリッドと美鈴。
美鈴の腕のなかで「いぬさくや」が丸まって寝ている。
優しそうに微笑む美鈴の横顔を眺めるクリザリッドはちょっとイタズラをしたくなってしまった。
褐色の端正な顔を、紅の髪の方へ近づける。
美鈴「あっ……、だ、だめですよぉ〜。そんな私のうなじ犬さんみたいにクンクン嗅がないでください」
クリザリッド「美鈴……良いニオイだ……さくやちゃんの『お母さん』みたいな、良いにおいだ」
美鈴「やん。もう……クリザリッドさんたら……」

737 :
K'の社会復帰 Kill×スーラ・クリスタル
口調・性格自信無し、短め

 ウチはネスツの改造人間。
 白の長髪の美少女、失敗作で炎も氷も使えない。
 でもビーム吐けるし、パンチングマシンで100とか普通に出すし強い。ネスツのイチローとか呼ばれてて、世界滅ぼせるし。
 色々あって脱走して、追手を出されて、撃退しながら逃げて、白い炎に襲われて、撃退できずに逃げてた時に、KILLニーサンに会いました。
 夜の橋下。 
「ニーサン、ニーサン」
 人気のない怪しい路地裏に、いたいけなウチを閉じ込めていた鬼畜なにーやんに、声をかけた。
「地の文で失礼な事を言うな」
「ウチの服装ってさ、よく尻丸出しのTバックって言われてるじゃん」
「股間の部分が肌の色と同じだからな」
「で、ニーサンが金稼ぎに行っている間、あまりに暇だからパンツを作りなおして尻丸出しにしました」
「なにやってんだお前は」
「ヒマ」
 地面に転がり、だだをこねるウチにニーサンはため息をついている。馬鹿にしてるみたいでムカつく。
「暴れたい! 階段したい! 自由でありたい! 町行く人にイタズラしたいぃいい!」
「馬鹿か」
「言ったな!」
 ウチはKILLニーサンを押し倒した。地面に仰向けのニーサンに馬乗りになった。
「というわけで遊べェ、遊んでる暇が無くても遊べェ」
 ニーサンはまたもやため息をついて、黒い手袋を外した。
 ウチの丸出しになったお尻を揉みしだく。
「……っん、……ぁ、や」
 ぐにぐにとウチの尻肉を、指の間からはみ出している。
「お前これから、この服装で歩くつもりか?」 
「世の中にはもっと痴女っぷりな人々がいるのに、この程度で恥ずかしがってたらキャラがつかない」
「意味がわからん」
 お尻をニーサンの股間に押し付け、ぐりぐりし返す。するとわかりやすいほどに堅くなっていった。
「へっへっへ、顔は無表情でも身体は正直だな」 
 立たされると壁に手を突かされた。
 Tバックを横にずらされる。
「お前、本当にこんな恰好で出歩くつもりか?」
 女の子の穴に指を出し入れするにーやん、じゅぷじゅぷと水音が響く。
 やられっぱなしがいやで、ウチは舌出して後ろ向いて挑発。
「それ、どくせんよく? …っあ!?」
 答えも言わずに突っ込んできた。

738 :
 立ちバックで何度も突き入れしてくる鬼畜にい。
 全身汗かき、白髪ふりまわし、壁に頭付けてウチは快楽に耐えた。
 服の前開きのジッパーを下ろされて、胸が出る。
「あいかわらず」
「違う、小さく、ぅあ…ない! ……着やせす、っるんだ!」
 むにむにと掌の中に収められた脂肪を、力まかせに揉みまわす、痛いって。
 ニーサンが撃ちの片足を持ち上げて、くるりと体を反転させた。
 向かい合う、ニーサンの黒い顔が間近に見える。
「酷い顔だな」
「うっせ」
 汗まみれで白髪が顔にひっつき、息を荒げ、涎まで出てる。
 前から押し込んでくる男の物に、快感を引き立たせられる。
 振り落とされないように、足を絡ませ抱きつく。
「も、……もう、ダメ」
 登りつめ、そしてウチは逝く。
「ぅああっ!?」
 膣がぎゅうとニーサンのものを締め付ける。
 ニーサンはウチを突き離し、地面に精子をぶちまけた。
 下に液体の跡が残り、二人は肩を抱き合ったまま余韻に浸っていた。
 荒い呼吸が互いに聞こえる。
「……この服装だと、セックスしやすいね」
「ズボン買ってくるから待ってろ」
「ついでにスポーツ飲料とかよろしく」
 さっさと去るニーサンを見送り、ウチは堅い地面に座り込んだ。

「あー、やべ、これ、やべ、まじでやべ」
「なにを慌ててるんだ?」
「いやさ、これ言ったらニーサンの頭がおかしくなってぬ可能性が確定的に明らかなんだが」
「なんだ、いいから話せ」
「生理が来ない」
「!?」

 終わり。

 だめだー、エロちょっと書いたら満足して短くなる

739 :
>>736
中間中国は安定した頻度でちょくちょくここに顔出すなあw
GJ
>>737ー738
スーラは奔放エロい!
乙です!
短くても私は一向に構わんッ!!
…けど、確かにフィニッシュ辺りまで書いたらなんか満足しちゃう感は分かる。

740 :
短編もまた良い物だGJ

741 :
社会復帰とは懐かしい。そういや白黒ツンデレッタ発祥の地だったなあそこは。ぬこー!
でもあそこに限ってはツンデレッタよりもK'霊夢の社会不適合者1号2号の方が好きだったんだ。まぁ何にせよGJ!

742 :
>>739
中間中国って美鈴がエロ過ぎると最近思った
気を操る程度の能力→気をやる程度の能力、と充分エロい
キスしただけでトロ顔になって軽く達しそうで。
紅いロングヘアも情熱的で火属性のクリザリッドさんも昂ぶること請け合いw

743 :
脳内設定では紅クリザが子供

744 :
>>743
少年少女どうしだと!?
んんんんん、許せーーる!!

745 :
いや
『紅クリザリッド』が二人の子供て意味だったのだが
紛らわしくてすまん

746 :
そういや今夏で紅魔郷10周年だっけ?

747 :
フランちゃん505歳か

748 :
幻想卿はサザエさん時空なので年齢経過はわからないw

749 :
つまり二十〇才になったアダルティックな霊夢や魔理沙、咲夜さんに早苗とその相方による睦事とな

750 :
同じ理屈で相方も(原作時点の年齢から)歳取ってたら困るw
七夜やムラクモはともかくボビーなんてデビューいつだよ、確かXメンの最古参だろw

751 :
>>750
MMR「先生!これはいったいどういうことですか!?」
先生「第3の力だよ」
まあ冗談はおいといて本スレのゲニ×クラの牧師シスターがやばい。
「おわかれです」とクラリーチェの服を吹き飛ばして豊満な肉体をさらけ出さすゲニとか
「ここですか?ここですか?」とクラリーチェのびんかんな子宮口をクチュクチュ大蛇のようなペニスで小突きあげるゲニとか

752 :
フサギコMUGEN入りでつーと組ませて房津できるなと思ったがMUGENでやる必要がなかった

753 :
>>750
年老いてもなお股間は現役のアイスマンか…
話は変わるが、ソウルジェムの穢れがHすることでも無くせると、騙された魔法少女が相方とHするという妄想が来た。
まどかの為なら…とディケイドと交わるほむほむ でまどかの為と言いつつ快楽に堕ちてくほむほむ…ありじゃね?
駄文失礼した

754 :
ディケイドは悪の大首領だからエゲツない調教しそう…まぁJC相手だから加減するだろうけど

755 :
でも、もし士のバリズンソードがもやしサイズだったら…?

756 :
秋……松茸狩りとか

757 :
>>756
秋と言えば月見
『獣と人の合わせ技』タッグだな。
外界よりも充実した満月パワーと鈴仙の狂気の瞳パワーに毒されて、華奢なウサミミ少女に押しかかり食べてしまうガロン(性的に)
狼人に組み敷かれ、鋭い爪で服が破かれ鈴仙の豊かなおっぱいが露になる。
鈴仙「いやああ!やめてえぇッ!!ガロンごめんなさい謝るから〜〜!ッんぐ!?」
ガロンは鈴仙の唇を塞いで容赦のないディープキス。
ちゅぱちゅぱ、じゅるじゅる、とガロンの熱い獣舌が鈴仙の整った口内を蹂躙。うぐ、んぐと鈴仙は声にならない呻き声を出して抵抗した。
鈴仙「……んっ。ん……ちゅッ……ん」
秋の満月がススキが生える草原を照らす。ガロンが用意した高価な日本酒と鈴仙の手作り月見団子が用意されている。
なお、たまには二人でお月見でもしなさいという主のありがたい『命令』もあったのを付け加えておく。
そのお供え物の前で鈴仙はガロンの首の肩に手を回し、「ん、ん」と蕩けるような吐息を出しながら対面騎乗位の快感にふけってしまった。
鈴仙「ぷはぁ……ハァ……」
汗を浮かべた優しい表情で、熱く狂おしい吐息を出す少女。
鈴仙の唇が、ガロンの唇から離れると二人の間を透明で、月光に反射してキラキラ光るねばねばした唾液の橋がとろりとかかる。
その間も鈴仙の体はゆっさゆっさと上下に揺らされ、月兎の少女の膣内を人狼の長大なペニスが抉る。
鈴仙は子宮の入り口をトントンとノックされるたび短い喘ぎ声をあげて、ピクンピクンと可愛らしく反応。
ガロンはペニスからの快感だけでなく、その鈴仙の仕草だけでもう射精したくなる。
少女の動きに合わせ、長く美しい薄紫のさらさらロングヘアが揺れた。
鈴仙「はあう!あ……ガロンの、はぁう、毛がチクチクする。……あっ……あんっ……ふふ、くすぐったい……」
少女は頬をそめて恥ずかしく微笑んでそういうと、狼男は恥ずかしそうに顔をプイと横に向けた。その仕草は彼が本当に恥ずかしがってるのを少女は知っている。
そして彼がさっきよりも強く荒く息をし、人狼陰茎がムクリムクリと太くなっているのを実感した瞬間、昂ぶっていた鈴仙は心と体双方でイッた。
ギュッと鈴仙の膣内が収縮し、その締め付けで限界だったガロンも達した。
ガロン「ウオオオオオォン!」
鈴仙「あっ、ふぁあああああぁ!!」
ビュクン、ビュクンと鈴仙の赤ちゃんのお部屋にガロンの粘ついた精液が注がれる。
鈴仙とガロンはぎゅううと抱き合い、絶頂の余韻を深く味わった。
秋の満月は、そんな愛し合う二人を祝福するように照らした。

758 :
トリック オア トリート

759 :
もう10月かー

760 :
>>751
大蛇の様なペニスで貫いた結果ゲニ子が産まれ、十数年後に性的な意味でオロチの血が暴走して親子丼を楽しむゲニまで妄想した。

761 :
ハロウィンにふさわしい魔女がMUGEN入りしたな
誰かマミさんを守ってあげてー

762 :
ゆゆ様「ガタッ」
ジェダ「座っていたまえ」

763 :
>>761
テッカマンランス「呼んだ?」

764 :
食欲の秋ネタよりもモうすぐハロウィーンか……はええなー

765 :
保守ー!

766 :
・結局続いた。しかし誰おま状態。

学園の彼女達
K・Tさんの場合
あの方とのこと、か。
みだりに語るのもどうかと思うのだが……
そう、だな。嬉しい。とても、嬉しいんだ。
……だめだな、言葉では言い表せそうにない。
理を外れ、刀を振るうばかりの私ではな。
あの方と過ごす時のことは、思い出すだけでも体が震える……
あまりに、怖くて。
しあわせすぎるんだ。こんな気持ちを私などが享受していいのか、わからない。
それに、私は何も返すことができない。
普段もそうだし、ましてやあの時は……
ふふ、人体に関することで、あの方に敵うはずもないしな。
病身に負担をかけたくないと言っているのに、
ちっとも聞いてくれない。いつも私が甘やかされる側だ。
肌を重ねて、これ以上ないほどに近づいて……
……そして、感じてしまう。
あの方の心のどこかには、私の知らぬ誰かが住んでいるのだと。
考えすぎだとは思う。踏み込むべきではないと思う。
けれど、この考えは、名状しがたき息苦しさとともに、
どうしても消えてくれない……
……嫉妬? これが? 私が?
…………、…………。
み、みとめたくない……!

A・Iさんの場合
彼とイイ雰囲気になった時のこと、か。
うん、確かにあの時イイ雰囲気だった!
偶然だったけども抱き合う形、
珍しく暴走もしない、倒れもしない彼の腕の中。
いっつも通りにはだけてる、裸の胸板に押し付けられて、私は……
ねーちんは……
……逃げ出しました、ゴメンナサイ……。はぅ。
うううん違う違う、イヤなんじゃないって、ホントだって!
あの時、ぎゅーってなった時、よ〜くわかった。
彼もやっぱり、男の人なんだって。
槍を片手で振るう腕とか、鍛えられてるのがすぐにわかる体とか。
そういうのを感じたとたん、
ああ、私と違う形の生き物なんだって、するっと理解できた。
……で、いざ自分の体を思い出したら、
彼と全然違う形してるこの……耳とかしっぽとかが、
彼のすぐそばだったのに耐え切れなくって……
うぅ、カッコよくないなぁ……。
こんなの誰かに知られた日には……
……え? みんなもっと進んでる?
それぞれの問題で、それどころじゃない? う、嘘ぉ!?
――これはうだうだやってる場合じゃない!
うん、まずはフォロー入れてこよう。
そうでなくっちゃ、私じゃないよね!

767 :
再び、幻想郷の彼女達
T・Hさんの場合
は? 夜の生活? 普通に上手くやってるわ、それが何?
……あによその顔。人をどんな目で見てたのよ。
体格差? そんなの工夫次第じゃない。
それに、あの包まれてるって感覚。
あれは身長差の醍醐味じゃないかと思うわ。
アブノーマルなこと、ねぇ。今はあんまり興味ないかな。
そんなのより、アイツのおっきな手で撫でられるほうがいいもの。
……人肌だとかぬくもりだとか、
そういうのっていいなって実感してる。
理屈じゃないわね、こればっかりは。
まあ、体温あんのかって見た目だけどね。黒いし石みたいだし。
でもあれほとんど筋肉じゃない。
脂肪と違って、筋肉は熱を作るでしょ? あったかいのよ、アイツ。
……何か言いたそうねぇ。
当てましょうか? 私に脂肪が足りないってんでしょ。
わからいでかその視線!
そりゃあ私は胸ないかもしんないけども。
でもね、そのことの良し悪しを決めるのは貴方でも私でもないの。
とやかく言う資格があるのは、アイツだけなんだから。わかる?
ん、よし。
でもまあ、それはそれこれはこれ。
そこになおれ、バラバラに引き裂いてやるぅぅぅぅぅ!!!!!

R・Hさんの場合
嫌い。
……な、なによ。
するのが好きかって聞くから正直に答えただけじゃない。
だってそうでしょ。疲れるししんどいし、
しばらくあいつは調子に乗るしでいい事なんてありゃしない。
え、調子に乗るどころか元気ない? 何か言ったろって?
冷え込んでくる時期に押しかけてくるほうが悪い。
何が悲しくてこんな季節にあいつの相手しなきゃなんないのよ。
知ってるわ、本人が冷たいわけじゃないくらい。
気分の問題よ気分の。
まあ、ね。
今なら、なんであいつがあんなにひっつきたがるのか
その理由がわかる気がするわ、ちょっとカンにさわるけど。
くっついてるのって、悪い気しない。
二人でぼんやりするのとかね。
そうしてるのは……ん、まあ、好きかな。
え、あいつのこと?
――嫌いだなんて言った覚えないわよ。

768 :
K・Kさんの場合
よ、夜のことについてって……。破廉恥なっ!
……別に、嫌な思いをしているわけじゃない。
それどころか、あいつはひどく優しいぞ。
舐めるのは得意だ、なんて嘯いて……
そ、それだけで気を失いそうになるし……あうう。
噛まれたりはしないな。
むしろそうしないようにと強く自分を戒めているのがわかる。
あいつはいつもいつも……閨事に限らず、自分を抑えすぎなんだ。
他人を優先して、自分の欲求は隠して……。
その分、私が抱きしめてやりたい。受け止めてやりたい。
そう思っているのに……。
だいたい、我慢してるのを私が知らないとでも思ってるのか。
この間、戯れに私の手を縛った時、随分興奮してたじゃないか。
同じように興奮してた私に、それがわからないわけが――
(机に頭突き)
……違うからな。
満月付近だったのは確かだが!
あいつはともかく、私までケダモノになってたわけじゃないからな!
勘違いするなよ!?
うう、そんな目で見るなぁぁぁ!

どっとはらい。

769 :
乙ー!! 誰が誰だかわかりにくいがワロタww

770 :
>>766-769
生きていたのか! 乙です
もう幻想郷と御苑女学院は安定のツートップだなw このロリコンどもめ早く結婚しろ

771 :
ふぅやっと解読できた

772 :
だ、だめだこの乙女……はやくなんとかしないとwww

773 :
>>768のおかげで良い妄想パワーを得られた
感謝ッ
月光に照らされる中、慧音の薄緑の長く美しい髪に、鼻を押し付けてクンカクンカするガロン……イイネ!

774 :
初体験の場所も聞いてみたいな
大体どっちかの自室だろうけど

775 :
半人半獣は、たぶん青姦

776 :
青姦を覗き見てしまったとかで

777 :
S・Tさん「…私の部屋だったわね。話しているうちに、そういう…雰囲気になって」
L・Fさん「んー、ラブホ。アタシんちはパパが居るし、アイツの屋敷じゃKに何か言われそうだし」
M・Kさん「彼の宿泊先です。
 私の住居で、その…そういった事をする訳にはいきませんし、以前姉さんに盗み聞きされかけた事もありますので」
Y・Yさん「…………………その、外、で……」
M氏「あの小僧め、いきなり襲い掛かって来おったわ。発情期の野犬じゃあるまいsモギュ」
H・Aさん「私も自分の部屋だったな。
 一度『閉店後の店内でしたい』って言われたけど断ったよ。いくら広いからって、食事する場所だよ?」

778 :
アルカナ勢か
リリカと頼子以外は誰が相手かわからんなー

779 :
上から順に雷バル、爪カカト、芸人一座、ヤンメガ、六文銭かな

780 :
最後のは>>666の片割れのつもりで書いたが、読み直すとサッパリですな特に相手orz
いや野郎的には霊力補給≒食事で(性的な意味も含め)正解なのかも知れんが

781 :
ああ、ブラックハートか!
言われてみれば確かにそうだな、っていうかねーちんだとイニシャルあわねーしorz

782 :
ちょっと妄想が湧き上がってきた
アカツキさんが幻想郷に流れていてから幾許かの歳月が過ぎた。
命蓮寺の数少ない男手で純粋な人間という立ち位置だったが、根がマジメだから人里からは強い信頼を受けている。
白蓮と共にいるが、周囲からは清い関係で微笑ましいと評判。
二人のような関係になれると寺に参拝客が来るまでになってしまった。
そんな、もうすぐ年が変わるある日のこと。年越しのために買い物と挨拶を含めての帰りのことだった。
白蓮さんとアカツキさんは顔を真っ赤にして立ち止まっている。
二人の耳には、愛欲と性欲にまみれた喘ぎ声が……大量に……。
そこの大木の陰からは、美鈴とクリザリッドが。
あそこの茂みからは、リューサンと衣玖さんが。
向こうの開けたところでは、慧音とガロンが。
反対側の川のほとりでは、妹紅とアネルがKUSANAGIと紅摩に。
正面の路上では、比那名居天子とブロントさんが。
背後の路上では、八雲紫とルガールが。
ある女性は蕩けるような声を漏らし。
ある男性は腰をせわしなく動かしながら愛する女性の名を囁く。
白蓮にとって刺激が強すぎる光景が目に入ってしまう。
顔を真っ赤にし、そしてとろんとした表情ですぐとなりのアカツキに身体を寄せた……..。

783 :
2828乙

784 :
初見やたらカオスだなと思ったがMUGENならしょうがないな

785 :
破廉恥極まりない
だがそれがGJ

786 :
MUGENでエロパロゆえ致し方なし

787 :
っつーか路上ですんな後半www

788 :
一番下はR&Yだな。
うん問題ない

789 :
もう今年も1ヶ月切ったか…

790 :
>年末
1レスネタ『美鈴とクリザリッドの年末セックス』
幻想郷。
今年最後の日の紅摩館の一部屋で、今年度の締めを取るために紅美鈴とクリザリッドは一糸まとわぬ姿で熱くまぐわう……。
クリザリッドは優しい愛の言葉を囁くより、ただただ恋人の名を放つ。
「美鈴!美鈴!!」
「あううぅ……だめえ!だめぇ……っ!クリザリッドさん、はう、激しい……んっ……」
ぬぷっぬぷっぬぷっ
除夜の鐘の如く、紅い髪が美しい美少女を容赦なくバックから攻める褐色肌の青年。
浅黒くガチガチになったチンコは、美鈴のおまんこを入り口から最奥まで蹂躙しながら堪能する。
忙しなく出し入れされるチンポは美鈴の愛液によってテカテカにトッピングされていて卑猥。
「美鈴ッ美鈴ッ美鈴ッ美鈴ッ美鈴ーーーッッ!!」
「やんっあんっ子宮口がっあうっあうっ、あうっ!」
蕩けた表情の美鈴が熱いあえぎをしながら振るえると、バサリバサリと美鈴の紅い髪が揺れる。
細い三つ編みにある可愛らしいリボンは、美鈴の眉根を寄せた表情のおかげでえもいえぬエロティズム。
美鈴の豊満なおっぱいは褐色肌の手でもみくちゃにされ、マンコの刺激と合わせ美鈴は「あうっ、あうっ」と切なげに喘いだ。
ごーん、と遠くから人の『煩悩』を飛ばす除夜の最後の鐘の音が。
それに合わせる様にクリザリッドと美鈴は両人仲睦まじくイッた。
「あっ、ぐううううッ!!」
「あつっ、やあああああっ!ふああああああぁっっ!?」
美鈴の子宮口をグリグリ押し付けながらクリザリッドのチンコからビュクンビュクンと熱いゲル状のこってり精液が吐き出される。
除夜の鐘の効果であろう。煩悩を発散したおかげで二人は純粋無垢に愛し合い、そして互いを身を寄せ合いベッドで眠りに付く。
<終わり>

791 :
乙ー!
やっぱり中間中国はいいよね

792 :
>790
乙。

793 :
なんで中間中国はこんなにエロスなのか
めーりんのチャイナドレスは充分エロスだが、クリザの戦闘服も相当だと思うんだ


という訳で姫始めは着衣プレイな

794 :
激しく同意!
着衣プレイ、カップルのうち何人かは鎧装備だからやりにくいと思ったw

795 :
好きカプ上位5組のうち2組が野郎全裸だったよ! 逆に何か着せるしかないかwww

796 :
全裸てか半裸なのが心当たり多すぎで困るww

797 :
野郎が全裸に半裸……
逆に考えるんだ。
脱ぐ手間が省けると(英国紳士)

798 :
ジェネラル「最近の若い男は露出が多くて困る」
ジャギ様「全くだぜ」
ほぼ全裸or半裸男一同『あんたらは相方に服を着せろ』

ジェネラル「………(´・ω・`)」←バスタオル褐色エルフ耳
ジャギ様「………(´・ω・`)」←裸ワイシャツ幼女

799 :
mugen世界で服売ってる御方とか居ましたっけ

800 :
>>798
ジェネ×パラセか
このカップルのストーリー動画ありましたけ?
しかしエロイなパラセ。
医学の心得もあるからジェネラルの強さの秘密に近づくために、いつも一緒にいそう。
そして毎晩ジェネラルに迫って精液サンプル採取を……
しかしジェネラルのテクニックで気をやりすぎて、何度も達して気づいたら褐色美女は朝までグッスリ。
もちろん逞しいジェネラルの腕枕で。
「やれやれ……最近の錬金術師はやんちゃで困る……」

801 :
>>799
アリス辺りなら普通に作れそうだな
あと三大主夫

シャッハさん元服飾工だっけ?

802 :
>>801
三大主夫の一角が手編みの狼毛セーターを嫁にプレゼントする情景が浮かんだが、
冷静になると挿話ポイントが無い情景のため泣く泣くネタ帳から削除。

803 :
>>801
シャッハさん作れるだろうけどトラウマだから作らないだろうなー

804 :
>>799
『服』を売ってくれる人ならいるぞ
「あなたって、とってもHなのね」

805 :
>>802
つ 採寸
あとはわかるな?

そういえば三大主夫の嫁達は巨・美・微と見事にサイズが分かれtぅゎ何だこのナイフは

806 :
「美」という寸法は無い。強いて言えば、「大きい」という意味になる。

807 :
鈴仙の真のエロスポイントは乳じゃなくて
兎の跳躍力を生み出す健脚だと思うんDA
っつーか東方勢は基本空飛ぶ事が多いから足腰弱いかも知れない

808 :
>>807
鈴仙のエロスなら俺も語らせてくれ。
やっぱあのサラサラな、足にも届きそうな薄紫色ロングヘアだな
風の抵抗になりそうなすばらしい長髪を気にしない脚力を秘めた足!
それら全てひっくるめて美味しそう(性的に)
だから野獣なガロン君は存分に鈴仙を堪能しちゃってください(性的に)
あと鈴仙の長い髪も安心な後背位、騎乗位が合いそう。
服といえば、
路地裏生活なのに彼氏が毎回シャツを破って頭を抱えるシオンとかだな

809 :
佐祐理「うちの人は勝利ポーズでしか破りませんけど、そちらはイントロですからねー」
シオン「誰か対神衣服とか作ってくれないものか…いっそエーテライトで編んでみるのも手ですか」


どうでもいいけど対神衣服って書くと何だか星矢っぽい

810 :
神の攻撃受けても破れないこの世界の服って凄いと思うんだ

811 :
漫画やアニメだとわりと当たり前なことだろ

812 :
ばっかおめー、アレはmugenをどんな年齢層が使うかわからん故の配慮でフィルターかけてくれてるだけだよ!
つまり負けたら実際はボロボロなんだよ!モロだよ!つまり負け側は即傷のなめあいができるんだよ!脱衣KOについては知らん!

813 :
エロくない脱衣KOに意味はあるのだろうか……

814 :
脱衣KOは男の浪漫
しかし美鈴×クリザってほんとエロい関係だよな。
クリザリッドは宅配で紅魔館に行けば美鈴に会うとこうなる妄想とか平気で湧き上がる。

クリザ「ルガール運送です。レミリア様あての荷物お届けにあがりました」
美鈴「いつもありがとうございます。あ……入館のサインしてくれませんか?」
頬を赤くしながら、自分の下腹部、子宮のあるあたりにそっと左手をあてて
そして右手をクリザリッドの勃起したペニスをさすり。
美鈴「わたしの……ここに……クリザリッドさんのこの硬いペンで……」
クリザ「フッ。ついでにオレの白いインクで美鈴の卵子に書き込んじゃおうかな?オレの遺伝子情報を」
美鈴「もうクリザリッドさんたら〜!……わたしをこんなエッチな女の子にした責任……とってくださいよ?」
クリザ「ふふ。いやらしくて可愛いな美鈴は。今日もたくさんイカせまくっちゃうかな」
美鈴「あ、だめェ……そんなギュっと抱きしめないで……」
クリザ「すーはぁー。いい匂いだよ美鈴の髪。。色もツヤツヤして紅くて、美しい炎だ……」
美鈴「やあああっ、だめクンクン嗅がないでェ、あん、舐めちゃだめえ!」
すぐそばに居る咲夜さん「……(#^ω^)ピキピキ」

815 :
咲夜さんwww

816 :
その後
めーりんの頭にナイフ刺しつつルガ運にチクって
少し落ち着いた所でパチュリー様と客のマガキさんに茶を出して
瀟洒モードに戻ったと思ったらお嬢様とDIO様がキャッキャウフフしてたので
憂さ晴らしに七夜を搾り上げる(性的な意味で)

以上、紅魔館の日常をお送りしました by小悪魔特派員

817 :
乙ー!
七夜ぇ……

818 :
あけおめことよろ保守

819 :
>>816
いいぞ、ぞんぶんに搾り取ってしまえw
・あけおめことよろネタ
クリザリッド&美鈴「あけましておめでとうございます♪」
咲夜「あけましておめでとうございます」
フラン「あけおめことよろ〜♪」
レミリア「こほん。フラン。私の妹たる者そのような言葉遣いはゆるしません。ちゃんと全部言いなさい」
フラン「うん、わかった」
フラン「あけましておめでとうございます。今年も仔づくりがんばってはやくわたしをお姉ちゃんにしてねよろしくおねがいします」
美鈴「よく言えましたって?えええ〜〜!?」
クリザリッド「い、い、い、いきなり何を言い出すんだーーッ!」
レミリア「フフ、良く言えました。私の妹だけあるわね」
咲夜「流石です妹様。恐ろしい悪魔の性分が滲み出ています」
レミリア「クスクス……悪魔の妹の姉として私も新年の挨拶をしなくては……」
レミリア「新年おめでとうございます。
      美鈴とクリザリットに命じる今この場で『姫はじめ』をして二人の遺伝子が混じった受精卵という『お年玉』をもうけ今年もよろしくお願いします」
美鈴「ええええ!?」(顔真っ赤)
クリザリッド「あ、悪魔だ……赤い悪魔だ……」(顔真っ赤)
この後、恥ずかしがりながらも紅魔館の住人の目の前でしっかりラブラブセックスする美鈴とクリザリッド。
繋がっている所がとっても良く見える仰向けM字開脚後背位で、フランちゃんの眼前でビュクビュク中出し。
紅魔館の新年の宴会は、おせち料理を食しながらカップルがセックスするという実に吸血鬼の館らしく、背徳的なサバトになったという……。
今年も美鈴とクリザリッドがラブラブでちゅっちゅっでエロエロでありますように。

820 :
姫はじめって元日にやったらあかんのよ?おぜう

821 :
>>820
言われて姫はじめを詳しく調べたら確かに違っていたスマンorz

822 :
幽々子「な〜にやってるのかしらね、あのスットコ集団は」
妖夢「全くです、破廉恥にも程がありm」
幽「そこは主自ら率先して事に及び、臣下を導くところでしょうに。ねぇジェダ?」
ジェダ「ぶっ! 新年早々何言ってんですか!?」
妖「……そういえば今年は随分と酒を多く用意していたようだが…
  まさか貴様、幽々子様を酔い潰す気か!」チャキ
ジ「誤解ですって!」
幽「妖夢も沢山呑んでおいた方が良いわよ〜? 酔った女は色っぽさ十八割増し、
  どんな堅物でも即ダウンなんだから」
小十郎「いや、何で俺の方見て言うんだアンタは」
斬紅郎「案ずるな、すぐに何も見えなくなるわ!!(怒りMAX」
小「そっちも何気の短い事言ってやがるこの親バカ!」

ダメだ、こいつらだと漫才にしかならんww

823 :
乙乙
ベロベロに酔った妖夢が迫ってくるのが妄想できた
新年ネタ『一方命連寺では』
皆で造った御節を並べ新年を祝う宴会。
アカツキさんが来て以来、幻想郷には多くの外来人が来るようになり、寺の関係者と縁を結んだ者も呼ばれた。
上座では互いに酌し合う。
ナズーリン「あのお二人方かなりお酒が回っているようですな」
塞「ずっと酌しあってますねぇ。無言で」
ナズーリン「そろそろ頃合か」
塞「頃合ですねえ……」
アカツキさんと白蓮を部屋に残し、そそくさと寺から離れる皆の気遣いであった。
ちゃんと「明日まで寺にいませんから」と置手紙を残すのも忘れない。

824 :
そういえばジェダ様ってアレ生えてるのかなw
いやその気になれば生やせるのかも知れんし、
悪魔と人間の混血も可能っちゃ可能なんだよな

むしろ幽霊が御懐妊できるかの方が問題かww

825 :2013/01/05
新年あけおめ乙ー!!
>>824
人形とミュータント(半機械化)のカップルから生まれた子供(MUGEN入り)がいるから無問題だw
TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

素直クールでエロパロPART15 (344)
To LOVEるでエロパロ part16 (440)
【教えて】エロ〜な小説・捜索願9【ください】 (905)
女の子にいたずらするスレ 【2回目】 (227)
《半分の月》橋本紡作品でエロパロ6《リバエン?》 (658)
エロパロでエロネタ書いて叩かれた 原稿用紙5枚目 (369)
( ∴)攻殻機動隊でエロ 6thGIG(∴ ) (128)
そらのおとしものでエロパロ2【水無月すう総合】 (251)


















さらに見る