2013年01月エロパロ307: TIGER & BUNNYでエロパロ2 (171) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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TIGER & BUNNYでエロパロ2


1 :2012/10/01 〜 最終レス :2013/01/05
前スレ
TIGER & BUNNYでエロパロ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1303224044/

2 :
相談無しで立てたけどテンプレとかいるかな
今までの雰囲気からすれば
※カップリング明記
※特殊属性、シチュエーションは要注意書き
※BLは該当スレへ
ぐらいかな

3 :
ファイヤー>>1乙よぉん

4 :
即回避保守

5 :
7日以内に20レス?

6 :
協力ヨロ

7 :
>>1
迅速なスレ立て感謝する、そして感謝する

8 :
保守

9 :
もうすぐ前スレ埋まるかな?

10 :
前スレ>>1000に期待

11 :
>>1
前スレこのまま埋もれさすのはもったいないと思ったので保管庫作ってみた
http://www58.atwiki.jp/no-name/pages/1.html
コピペッただけの手抜きですまぬ
管理が全くなっとらん!っと思ったら、編集可にしてあるので、編集してくれてもいいのよ…///
内容説明とか注意書きとか、ぼちぼち付け加える予定だがいつになることやら…

12 :
>>11
おつおつ!ありがたや〜!

13 :
そうそう、トップに一応18禁アピールしておいたが20禁とかのほうが良いのか否か…
意見求む

14 :
やあ

15 :
>>13
20禁との違いがよく分からんのよなぁ…
18禁でいいんじゃないかな?

16 :
>>11乙そしてありがとう
18禁板発生だから18禁表示で良いのではないでしょうか

17 :
同意

18 :
>>15
俺もよくわかんなくて、他作品の保管庫で20禁21禁のものがあったんでさ
>>16
なるほど納得>18禁板
じゃこのままにしときます

19 :
保守保守

20 :
俺も保守
虎徹と友恵のラブラブエッチがあってもいいと思うんだ
チラッ

21 :
即回避?
the LIVEや劇場版でキャッキャしていた牛龍が気になっている今日この頃

22 :
HAのパンフだっけ体操服のモブ子が巨乳で萌えたんだが
HERO-TVのアフロヘアに食われるとか
折紙に迫るのとか見てみたいぞ

23 :
黄色いトラックスーツを脱がしたとき、イワンはそのポケットの中の物に気付いた。
なんのことはない、ただのケータイだが、イワンはあることを思いついて言った。
「ねえパオリン、僕に電話かけてよ」
「え、電話?」
「うん、君のケータイから、僕のケータイに」
「なんで?こんなに近くにいるのに」
近くにいるどころか、服を脱がして抱きしめている。
「かけてくれたら分かるよ」
パオリンは怪訝そうな顔をしていたが、言われるままトラックスーツのポケットからケータイを取り出した。
そしてイワンの番号を呼び出し、発信する。
わずかなタイムラグの後、マナーモードに設定されたイワンのケータイが、彼のポケットの中でかすかな振動音をたて始めた。
パオリンは自分のケータイを耳に当てて、イワンが電話を取るのを待っている。
しかしイワンはケータイを取り出すと、それを自分の耳ではなく、パオリンの胸に押しつけた。

24 :
「ひゃっ!?」
「おとなしくしてて。気持ちよくしてあげるから」
「い、嫌だよイワン。くすぐったい!」
パオリンはイワンの手を押さえようとするが、逆に手首を掴まれて押さえつけられてしまう。
抵抗を封じておいて、パオリンのブラを上にずらし、ケータイで小さな乳首をつんつんと突く。
「あっ!やだ!やだってば!」
「大丈夫。すぐ気持ち良くなる」
イワンはパオリンの足を開かせる。
そして振動するケータイで、彼女の割れ目を下着越しになぞり始めた。
「ひゃあん!ねえイワン、ほんとにダメだからぁ・・・」
必に身を捩って逃れようとするパオリンを見て、イワンはくすりと笑う。
「そんなに嫌なら、発信を止めればいいんだよ」
言われてようやく気付いたらしく、パオリンはケータイの発信を止めた。
同時に、イワンのケータイの振動も止まる。

25 :
パオリンは頬を赤くし、潤んだ目でイワンを睨み、そして怒ったように言う。
「こんなことするなんて、イワン変態だよ」
「そんな顔で言われても、可愛いだけだよ」
「ボクがどんな顔してるっていうのさ。だいたい可愛いなんて言われても、ボク嬉しくないんだよね」
「すごく可愛くて、でもちょっといやらしい顔してる」
言いながらイワンは、パオリンの手から彼女のケータイを奪い取った。
そして勝手にリダイヤルしてから、彼女の手の届かないところに放る。
「もっといやらしくなってよ」
イワンが何をしようとしているか気付いたパオリンは、慌てて逃げようとするが、組み敷かれていて逃げられない。
再び振動し始めたイワンのケータイが、パオリンの秘部に押し当てられる。
「やだ、やだってばイワン!あっ、ああ〜」
「気持ちいいでしょ?濡れてきたよ」
「イワンの馬鹿!変態!」
「素直じゃないなあ。気持ちいいって言えばいいのに」
「嫌だって、言ってるのにぃ!」
「そろそろイカせてほしい?」
イワンは薄布の下に隠れた小さな突起を狙って攻めた。
「ひゃあ!そこダメ!お願いだから!もうダメ、イッちゃう!ん、ん〜」
パオリンの足がぴくぴくと痙攣し始める。そして全身を強張らせて果てた後、まるで糸が切れたようにぐったりと動かなくなった。

26 :
「パオリン?」
そんな気絶するほど気持ち良かったのかな、などと考えながら、イワンはパオリンの顔を覗き込む。
すると突然、パオリンの目がカッと見開かれた。緑がかった瞳でイワンを睨み上げている。
マズイ。これはかなり本気で怒っている。
「イワン」
「・・・はい」
「ボク嫌だって何度も言ったよね。なのにどうして無理矢理するのさ」
「ごめん。でもパオリンが気持ち良さそうだったから、つい・・・」
「そりゃ、あんなことされたら嫌でも気持ち良くなっちゃうよ。でもボクは、ちゃんとイワンのでして欲しいんだ。ケータイなんかじゃなくてさ」
「え・・・」
そして数秒の間、見つめあう。
「あ・・・」
自分が口にした言葉の恥ずかしさに気付き、真っ赤になるパオリン。
一方、歓喜のあまり理性が吹っ飛び、なぜか折紙サイクロン口調になるイワン。
「拙者ので!合点承知でござる!」
ズボンと下着をずらし、すでに戦闘状態のモノを取り出してパオリンに迫る。
パオリンは慌てて、腕を突っ張ってイワンを押し返そうとする。
「まだダメだよ!ボク、イッたばっかりだもん。ちょっと休んでからでないと!」
「そんな生な。拙者はもう待てないでござる!」
「待って!本当に無理だから!」
「待てない」
「待って」
「待てない」

27 :
「待ってって、言ってるでしょ!」
ドスッ
パオリンの蹴りが、イワンの鳩尾に入る。
「うぐっ」
呻き声を上げ、鳩尾を押さえてうずくまるイワンに、パオリンは冷ややかに言う。
「そんなに待てないならさ、ケータイでしてあげようか?さっきイワンがボクにしたみたいに」
「いや、それは勘弁でござる!」
この後イワンがどうなったかは、誰も知らない。
おしまい

28 :
おお! 折龍だ!
しまらないなぁ折紙は まあそこがいいところというか面白いところだけど

29 :
保管庫の件でちょっと質問してみるけど 項目とかならともかく
当時の証跡的な意味合いにおいても 本文そのものはいじっちゃだめだよね…?
壮絶な誤字脱字を発見して恥ずかしくてたまらないんだけども

30 :
書いた本人が修正するなら別にいいんじゃないかなと個人的には思う。
誤字の修正ぐらいなら内容が変わるわけでもないし。
ところで、
・普段はヘタレだけどベッドでは肉食系または変態になる折紙
・男前なキッドちゃんにリードされる最後までヘタレな折紙
どっちのほうが需要あるかな?

31 :
拙者は前者のほうが好みでござるよシュッシュ

32 :
折龍gj!
折龍はなごむねぇ
>>29
本人が誤字脱字の修正するのはありだと思われ
一応、編集可にしてあるはずだけれどももし出来なかったらここで教えてくださいな

33 :
>>30
男前なキッドちゃんとへたれ折紙も見てみたいでござるシュッシュ

34 :
>>27
折龍良いねえ!
「イワンの馬鹿!」吹いたw

35 :
>>30
どちらもおいしくいただきます

36 :
>>30
どちらも美味しくいただけるけど、途中までは後者で理性がプッツンして前者に移行するのが
個人的に一番美味しいかなー
強気だった漢前キッドちゃんがふにゃふにゃに可愛くなるのみたいな
そして豹変折紙先輩は、事後ヘタレに戻るっとw

ジェイク戦のことあれこれ考えてたら、順番弄ってジェイ薔薇凌辱物とかもいいかもと思った
タイガーがモニター越しに見てる状況で処女を散らされるローズたんハアハア
そしてクリームたんは嫉妬しつつ自慰を初め
こんなの放送できない!とアニエスが中継をやめ
ウォォォッ!何故LIVEを中断したぁぁぁっ!となるテレビの前のモブ男達

37 :
途中で理性がプッツンな展開なら、一粒で二度おいしくいただけます。
ジェイク戦は、きっとスタッフもローズやキッドがやられるところは描きたくなかったんだろうなって思う。
ところでさ、ランキングって犯人逮捕や人命救助で与えられる点数で決まるんだよね?
だとしたらブルーローズが上位なのおかしくね?
よくエスケープしてるのに。
あのランキングにはヒーローとしての活躍よりも人気が反映されてるような気がするんだが。

38 :
>>37
ヒーローTVに「映ってる」時にポイント付く行動とるのが肝心
だから視聴率の伸びやすい(人気ある・派手な)ヒーローはカメラの方が追いかけてくれて有利
逆に視聴率考えないタイガーや、存在が地味なバイソンは必然的にポイントを稼ぐ機会が減る
あとブルーローズは能力的にも攻撃・防御・救助・消火活動など応用が利く分ポイントに繋がりやすいと思うぞ

39 :
犯人逮捕や人命救助ポイントは下一桁が0か5なのに合計ポイントは端数が出てることからして、
他の要因(人気投票とかアイテム売り上げとか)も加算されてるんじゃないのかな。

40 :
折紙さんに押し倒される瞬間が好きだ。
ボクは彼よりもランキングが上位だし、ボクの能力は彼と違って戦闘に向いている。
でもこうやって押し倒されてしまえば、ボクはもう抵抗できない。
やっぱり折紙さんは男の人で、ボクよりも身体が大きくて、力も強い。
押し返そうとしても、びくともしない。
ああボク女の子なんだなって、実感させられる。
それにこれから折紙さんにされることを考えると、ゾクゾクするんだ。
でも、押し倒されて抵抗できなくてそれが嬉しいなんて、
ボクはもしかしたら、すごくエッチな女の子なのかもしれない。

41 :
>>39
コミックだとアニエスが「ポイント減らすわよ」と脅してるから番組側でボーナスやマイナスつけることはあるかも
あと考えられるのは人命救助などで協力して助けた場合、ポイントをヒーローの頭数で割るかもしれないくらいか
(火災現場でバディ+牛角が鉄骨を持ち上げてる間にスカイハイが引っ張り出す所とか、スカイハイだけポイント付くのは不公平だし)

42 :
小ネタおいしいGJ!
ボーイッシュなキッドちゃんが特定の相手だけに女を受け入れるってのがイイ。
その相手が折紙というのが2倍で美味しい!

43 :
折紙さんはボクのアソコを舐めるのが好きだ。
汚いし恥ずかしいからやめてって、いつも言ってるんだけど、
折紙さんは「汚くない、おいしい」って言って、
セックスのたびに犬みたいにペロペロしたり、わざと音をたてて吸ったりする。
ボクは足を開かされて、恥ずかしいところを全部見られて、
それは本当に、頭がどうにかなっちゃいそうなほど恥ずかしい。
でもだんだん気持ちよくなってきて、
頭がどうにかなっちゃいそうなほど気持ちよくて、
気がつくと夢中で彼の髪を掴んで、自分から腰を突き出して彼の顔に押し付けている。
汚いし恥ずかしいからやめてって、いつも言うんだけど、
でもやっぱり気持ちいいからやめてほしくないなって思っちゃうんだ。

44 :
いいねえいいねえ!
どんどん読みたい!

45 :
お言葉に甘えまして まとめサイトの誤字等ちょっと編集させていただきました
深夜に書くのはいかんね…

46 :
>>44
読み手からリアクションあると嬉しいよ。サンキュ。
だが最も嬉しいのは、「もっと読みたい」と言ってもらうことよりも、「俺も書きたくなった」と思ってもらえることだ。
こっちも書くだけじゃなく、人が書いたものも読みたいからさ。
というわけで、よろしく頼む。

47 :
小ネタいいねぇ!
俺もムラムラしてちょっと書き始めたが、すぐに行き詰ってしまった
情景描写がムヅイw

48 :
タイバニ書くの難しいよなぁ
外国っぽさもあるしヒーロー物には馴染みないしで
自分では上手く書けんのよね…

49 :
タイバニは女性キャラが少ないうえに、年齢的にもカップリングが難しいから余計に書きにくいんだよね。
虎←薔薇は公式だけど虎が薔薇に手を出したら犯罪になっちゃうし。
折龍も年齢的にキッドの相手できるのが折紙しかいないだけで、公式じゃないし。

50 :
みんなヒーローにまっすぐ過ぎてエロに持って行きづらいw

51 :
そこでジェイク様ですよ!
あとはマベがアニエスとか女子社員を食っちゃ記憶消し食っちゃ記憶消しとか
若マベがエミリー食って記憶消してたとかも考えたけどイマイチ萌えねーな

52 :
書き手に愛があれば大丈夫!
…そう信じてああでなしこうでなしと足掻いている

53 :
エロパロなんだし犯罪だの公式じゃないだの考える必要ねーよ
…とは思うものの、実際に書こうとするとなかなか
結局シスとかに落ち着く

54 :
兎薔薇なら想像できる

55 :
エロを楽しむだけなら強姦でもロリコンでも何でもありだけど、
キャラクターや作品そのものを含めて楽しみたいと思うと、難しくなるんだよな。
俺は折龍なら想像できる。
公式じゃないとはいえ、性格が正反対だから自分に無いものを相手に求めてくっつきそう。

56 :
しばらく動きがないようなので 投下
【注意】虎薔薇 虎徹が病んでいる 友恵さんの話題あり 誰も幸せじゃない
こんなの流してなんだけどほわほわあったかいのが読みたいんだ…
胸糞悪いぜやっぱこうだろ!と色んな話が読みたい…

57 :
 狡い、とは思う。
 俺が今も愛している女は友恵ただ一人だ。
 喧嘩だってしたけれど、それでも今も友恵はかけがえのない、俺にとって
ただ一人の女だ。
 では――
「たい、っ、が……あ」
 コイツは何なのだろう。
「んー?どうした?どうして欲しい?」
 涙をにじませた顔をふいとそらそうとするから、その顎をつかんで
こちらへ向かせ、深く舌を絡ませるキスを落とす。
「……ほら、言えよ。俺のお願いきいてくれたんだから、お前もして欲しい
事言えばいいんだぞ?」
「ばか……!」
 制服姿のカリーナを蹂躙している。
 俺に惚れているのをいい事に、こんな子供を組み伏して、俺のはけ口に
してしまっている。
 別に嫌いなわけじゃない。こういう事をしたいと思うぐらいには、コイツ
の事を気に入っている。惚れている弱みに付け込んで、ちょっと甘い言葉を
囁いたり、拗ねてみせたりすればすぐに俺の言うとおりになるしな。今日
みたいに、学校帰りのコイツとたまたま出会ったのをいいことに、路地裏で
こういう事を強要できるぐらいに、従順だし。
「……俺、どうかしちまってるのかも」
 普通に考えれば、会社勤めのいい年した中年男が、学生服姿の女子高生を
路地裏に引き込んで、ガンガンやりまくってるとか、正気の沙汰じゃない。
「お前の事が好きすぎて」
「……」
 俺の空々しい言葉に、カリーナが眉根を寄せる。
 コイツは俺の事が好きだから。俺の事をわかっているから、だから。
 ――だから、俺が、本当はカリーナの事を愛していない事なんてわかって
いる。
 俺が好きだとか、愛しているだとか、そう言えば言うほどに、コイツは
寂しそうな、辛そうな顔をする。コイツのそんな顔を見るたびに、ああ、
俺はまだ、友恵の事を愛しているんだなとほっとする。
 俺がカリーナの事を抱くのは、性欲が有り余っているだけで、これは
決して愛情からのものではないのだと。トレーニングルームで、コイツが
来ていないだろうかと視線をさまよわせるのも、出動時、コイツが犯人と
相対するときに、心臓が凍り付きそうなほど緊張するのも。
 これは愛情じゃない。
 愛情であっては、ならない。
「タイガー……!」
「んー?なんだよ。抱きついてくるなんて、お前、甘えんぼだなぁ?」
「何も言わなくて、いいから。私、その……ちょっと大人の男の人と付き
合ってみたかったって、だけだから。別に、違うから……!」
「……そう、言うなよ……」
 重荷だなんて思わねーから。面倒なんて思わねーから。そんな風に気を
回さなくっていいから。
「好きって言ってくれよ……」
 俺がお前の事好きなわけがないんだから、お前が俺の事、好きでいて
くれよ……
 優しく頭を撫でるなよ。俺を苦しめるなよ。――俺が好きなのは、友恵
だけでないといけないんだから。お前の事、好きになっちゃいけないんだから。

58 :

――以上!
短いのにどろどろしていて自分でもびっくりだ! さわやかな話待ってる! 

59 :
ドロドロしたのも好物です!
ありがとう!

60 :
おおっ虎薔薇来てた!
ドロドロしつつも切ないというか逆にピュアな感じもあって好きだ〜

61 :
DTを卒業したばかりのイワンが、パオリンの性感帯を開発しようと頑張る話。
パオリンの小柄な身体を後ろから抱え込む。
そして左手で胸を揉み、右手の指は膣の内部をほぐしながら、彼女が気持ち良くなれるポイントを探していく。
「はぁ…、はぁ…。んっ」
中を探りながら、ときどき手のひらでクリトリスを揉み潰すように圧迫してやる。
すると彼女の身体がピクンと震えて、僕の指を締め付けながら、可愛い声をもらす。
でもパオリンはまだ、中ではあまり気持ち良くなれないらしい。
僕が中に入っている間、彼女はいつも耐えるような表情を浮かべている。
僕はすごく気持ち良くて、いつも夢中になって腰を動かしてしまうんだけど、
終わってから罪悪感に襲われることになる。
僕だけ気持ち良くて彼女は辛いなんて、申し訳なさすぎてにたくなる。
パオリンにも気持ち良くなって欲しいし、それにできれば一緒にイキたい。
だからパオリンが中で気持ち良くなれるように、こうして指でほぐしながら性感帯を探しているんだけど・・・。

62 :
女王様みたいなブルーローズorカリーナになじられたい! と思って書いてみたが
よく考えずともただのおっさんの自慰になっていた …ちょっとお邪魔します

63 :
 ……いやいやいやー?
 おいおい、鏑木虎徹。それはマズイ。っつーか、それはやっちゃいけないだろ。
性欲処理の材料に同僚使うのは。まして、ソイツは。
『ねえ、タイガー……』
 マズイマズイマズイ!
 耳を塞いだところで、俺の頭が妄想してるだけなのだから、その声がやむ事は
ない。あの大きな瞳が、俺だけを見つめて、熱を帯びた声で呼んでくるのだ。
『タイガー。……欲しいの……』
 馬鹿か俺は!アイツがそんな事言うわけないだろ!アイツだったらこんな台詞
言う前に、真っ赤な顔で勝手に逆切れして飛んで出て行っちまうっての!
『ねえ、タイガーのおっきいの、頂戴……?』
 どこのAVだよ!現実にそんな台詞言う奴いるかっ!
 ……などとは思うものの、妄想は限りなく広がっていってしまっている。そして、
駄目だ駄目だと思うほど、俺の理性をあざ笑うかのように本能がむくむくと
もたげてくる。
「……」
 ああ、本当に。ダメだ、俺。
 ためらいながらも、そこへ手を伸ばす。
 触れた指は俺自身の武骨な手だが、脳は、バーで鍵盤を弾くあの白い指先に勝手に
置換してしまう。わー、便利……
『ね。これ、どうして欲しいの?』
 今日のアイツは、どちらかというと女王様気質のようだ。くすくすと、TVカメラの
前で演じるように妖艶に笑う。……そうなんだよ。アイツ、キャラ付けに関して不満
たらたら言っている割に、このところノリを掴んできたんだか、そういう芝居が上手く
なってるんだよ。
 ……といって実際こんな事を口走れるとは思えないが。
『もっと大きくなるわよね?まさかこんなものじゃないでしょ?』
 妄想の声が欲するままに扱くと、それはみるみる硬さを増していく。
『ふふ……』
 準備の出来上がったものを満足気に見下ろすような感覚がある。
「っは……っ……」
 俺は浅くなっていた呼吸を意識的に元に戻そうと呼吸を整える。

64 :
『入れたい?ねえ、タイガー。……入れたいの?』
「……」
『タイガー? ……こんな小娘に、いい歳した大人が、入れたいのよね?子どもだ
子どもだ、って笑っているくせに、ホントは入れたくて仕方ないのよね?
笑っちゃう。タイガーって変態?子どもとこんな事したいの?』
「違っ……」
 思わず声が漏れる。
『したいなら、すればいいのに。タイガーが言ってくれれば、すぐに叶う事なのに』
 駄目だ。
 それは駄目だ。
『……臆病者』
 そう言いながら、カリーナが俺に沈み込んでくる。
『ふぁ……』
 うっとりとしたような表情を浮かべ、さらにずぶずぶと。
『タイガー、気持ちいい? ……気持ちいい?』
 ……気持ちいい。たまらねえ。最高だ。
『嘘でしょ?本当は、妄想なんかじゃ全然物足りないくせに。本当は、自分の手なんか
じゃもう満足できないくせに。』
 ――
 満足……?
 できないならなんだっていうんだ。そんな事考えるな。
 妖艶に笑うカリーナは、俺にまたがり、秘部を隠す事もせず、大きく腰を動かして
いる――事にして俺は自分の手を動かす。
『自分の手なら、楽だものね。相手の事とか考える必要ないもの。女が欲しいんでしょ?
誰でもいいんでしょ?』
 ――違う。
『何が違うの?ねえ、何が。誰でもいいわけじゃないの? ……欲しいの?私が。
――カリーナ・ライルが。可愛い可愛い、後輩が。同僚が。子どもが』
 ……違う。違う。
 そう思うが、妄想の産物であるカリーナは。あざ笑うかのように、時に卑猥な
ポーズをとりながら、俺を包み込む。柔らかな唇が、何度も何度も俺に触れる。
 俺の唇が、咥内をさまよう。
 絡める舌がないのが惜しい。じかに触れたい。貫きたい。
『ねえ、タイガー。私の事、欲しいんでしょう?』
「――違う!」
 絞るような声を上げ、アイツに搾り取られる様を想像し――やっと欲を開放する。
 ……荒い息を抑えようとすると、息が詰まりそうになる。してはならないと思う
ほど、この行いの頻度は、回数は、増していく。
『素直になればいいのに。こんなにたくさん出しちゃって――馬鹿な男』
 そう言って、アイツの顔をした俺の浅ましい欲望は笑った

65 :
「ねえイワン、もういいよ」
そう言って、彼女が僕の手を掴む。
やっぱり中はあまり気持ち良くないらしく、少し焦れてきたのかもしれない。
「でも、パオリンだって気持ち良くなりたいでしょ?」
単調な指の出し入れに彼女が飽きてしまわないようにと、外に出ている親指でクリトリスを優しく撫でてみる。
すると途端に、甘い声があがった。
膣の中は全然感じないのに、クリトリスはすごく敏感なのだ。
「中はもういいから、もっとそこ触ってよぉ・・・」
僕の手に、自分から腰を押し付けてくる。
そんなパオリンはすごく可愛いし、このままクリトリスでイカせてあげるのは簡単だ。
でもそれじゃ、挿入で一緒にイケるようにはなれない。
「ごめんパオリン、もう少し我慢してね」
体勢を変えて彼女と向き合う。
そして体重をかけないように気を付けながら、ゆっくり挿入した。
「ん・・・」
十分濡れているし、初めてのときのような痛みはもうないはずだけど、
彼女は何かに耐えるように眉をひそめていた。

66 :
「……」
 後片付けほど空しい事はない。まして、材料に使ったのが、アイツだなんて。
 アイツの顔を見るたび、罪悪感で一杯になる。お前を嬲ったりお前に嬲られたり
する事を想像して、俺が連日連夜、どんな浅ましい事をしているのか、アイツは
知らないのだ。
 どれだけ洗ったとしても、さんざアイツの事を考えながら扱いたこの手で、
その、アイツの頭を撫でたりしてしまうと、もう。しかも、それをさらなる材料
として、一人作業にいそしんだりするのだ。
 駄目だと思えば思うほど、アイツの声や眼差しが脳裏に焼き付いてしまう。
 この間は、泣き叫ぶカリーナを無理やり犯すシチュエーションだった。流石に
あれは後味が悪い。
 白い肌。乱れた制服。懇願するカリーナ。柔らかな肌。……って、やべ。また
勃ってきた。
「――サルの方が、まだ救いようがあるだろうよ……」
 そう呟きながら、先ほどの仕返しとばかり、アイツを弄ぶ事とした。――想像の中で。

67 :
彼女の中は暖かく濡れてすごく気持ち良くて、僕はすぐにでも動きたくなる。
でも根元近くまで入ったところで、一旦腰を止める。
そして少しの間彼女の髪を撫でて落ち着かせた後、
つながっている部分の少し上の辺りに手を持っていって、そこにある突起に触れた。
「ひゃあっ」
驚いたような声と同時に、中に入っている僕自身がきつく締め付けられた。
危うくそれだけでイってしまいそうになったけど、なんとか耐える。
そして腰は動かさずに、小さな快楽の芽だけを、指でつまんだり押しつぶしたりして、優しくいじめてやる。
「どうパオリン?これなら一緒に気持ち良くなれるでしょ?」
「あう!はあっ!そんなにされたら、ボクもうっ・・・」
よっぽど感じているらしく、パオリンが切羽詰った声をあげる。
締め付けられて、僕も一気に射精感がこみ上げてくる。
でも、あんまり早く終わっちゃったらもったいない。
もう少し楽しみたくて、彼女がまだイケないように、クリトリスを弄る愛撫の手を緩める。
「え、あ・・・?なんで・・・」
もう少しでイキそうというところでお預けをくらった彼女が、もどかしげな声をもらす。
「大丈夫。一緒に気持ち良くなろうね?」
僕はそう言って、彼女にキスをする。呼吸が苦しいけど、お互いの息を感じて、興奮する。

68 :
そろそろ我慢できなくなってきたので、僕も少し腰を使うことにする。
出し入れするというよりは、軽く振動を与えるような感じで、小刻みに腰を動かす。
「どう?これ気持ち良い?」
「わ、かんないっ。でもなんか変な感じ」
「変って、どんな?」
「お腹の奥のほうが、痺れたみたいにじんじんする」
それって、気持ち良いってことなのかな?
「このままイケそう?」
「そんなの、わかんないよぉ・・・」
僕にしがみついてくるパオリン。可愛いなあ。
僕に余裕があれば、もう少しこのまま中を開発してあげたいんだけど。
彼女の中が気持ち良過ぎて、僕のほうがもうもたない。
一緒にイクために、クリトリスへの愛撫を再開する。
愛液で濡れた指の腹で、くるくると円を描くように撫でてやる。
すると彼女の中がひくひくと蠢いて、僕をいっそう締め付ける。
その気持ちの良さについに我慢できなくなって、僕は彼女の中に射精した。
彼女もほぼ同時にイったみたいだった。
本当は事後のピロートークまで書きたかったけど、
うまく書けないからこの辺で終わる。
投下のタイミング重なっちゃったみたいですまん。

69 :
うわ!まずい! ごめん!折龍の方、本当にすみませんっ!
リロードちゃんとしてないまま貼り付け始めたうえ、タイトルもないし!
色々ぐちゃぐちゃだ! うわー すみませんでした!

70 :
どっちも乙、ドンマイー!

71 :
色々来てて嬉しいぞ!どっちも乙乙

72 :
嬉しい二本立て!どちらもGJ!

73 :
おお、どちらも乙乙!
1本かと思ったら2本でちょっと得した気分になった
一瞬混乱したけどw
女王様ローズも初々しいパオリンもおいしくいただきます

74 :
……大丈夫 今度はリロードもしっかりした
自慰ものでもう一本お邪魔します 女の子目線って難しいね

75 :
 トレーニングルームに、タオルが残っていた。
 ランニングマシーンのへりにひっかけられた、気の抜けたヘビ……だと思う、の
絵が描かれたタオル。
 あれは、タイガーのものだ。
 なぜなら、同じもう一本のタオルは私が持っているから。私は肩にかけた、同じ
デザインのタオルをきゅっと握った。お詫びに、と貰ったタオル。タイガーのお兄さん
の店の粗品だったらしい。家にもまだいくつか持っているらしく、使っていた
タオルがぼろぼろになったからおろしてきた、と、数日前タイガーが見せびら
かしていたのを思い出す。
 お揃いだなー、なんてへらへら笑っていた。
 馬鹿じゃない!?気持ち悪いんですけど!?そう、その場では言ってしまった
けど、嬉しくて仕方がなかった。
「まったく、仕方ないわねっ!」
 そう言いながら、忘れられたタオルを取る。ほんのわずか、タイガーのつけている
香水の香りがする。
「タイガー……」
 好奇心に負けて、すん、と匂いを嗅ぐ。今度ははっきりタイガーの香水の香りがした。
香水、じゃない。タイガーの汗だとか、そういうものと混ざって、なんというか、
複雑な――タイガーの匂い、だ。頭を撫でられたり、思いがけず身近に寄ったりした
時に香る、あの。
「……っ……」
 どきどきと、胸が高鳴る。
 これを、タイガーは使っていたんだ。これに触れて、これで汗を拭ったりして――
と、頭がぼんやりしてくる。
 ……今日、トレーニングルームの使用予定は、私で最後だったはずだ。
 もう、誰も来ない。……誰も。
「タイガー……」
 私は大きく深呼吸をした。
 それでも胸の鼓動は収まらない。タオルに頬擦りする。あんまり洗濯に気を使って
いないんだろう。おろして間がないはずなのに、もうごわごわしている。それでも
心地よい。
 タイガーのタオルも、自分の首にかけてみる。もともと自分がかけていたタオルも
あるから、ずいぶん首がもこもこする。
「……ちゅ。なーんちゃって」
 タイガーのタオルのヘビと、私のタオルのヘビの口元をくっつけてみる。……何を
やっているんだろう、私。

76 :
 ……
「ちゅ」
 タイガーのタオルのヘビに、キスをする。
「――ば、ばっかみたい!」
 そんな声が空しく室内に響いた。
「……ん……」
 ささやかなもののはずなのに、タイガーの匂いに囲まれているようでくらくら
してくる。タイガーに抱きしめられているみたいだ。
「……ばか、だ。私……タイガー……」
 タイガーのタオルの匂いを嗅ぎながら、手が、胸元へ伸びる。
 ちっさな胸。寄せてあげなきゃならないような、ささやかな胸。タイガー達、前に
飲み会で、やっぱり女は胸だとか言ってたよね。……大きけりゃいいってもんじゃ
ないけど、やっぱ、もう少しあった方がいいんだろうな。そう思いながら、自分の胸を、
ゆるゆると揉む。
 でも、タイガーは、でかさより感度が大事だ、お前らわかってねーなー、と演説を
ぶっていたっけ。感度……私って、どうなのかなあ?
 タイガーの事を思うだけで、こんな風になっちゃうんだけど、これって感度、
いいのかな?私はずるずるとトレーニングウェアの裾を持ち上げていく。ストレッチ
用のマットの方へふらふらと向かい、ぺたりとそこへ座り込むと、じかに胸を触る。
 タイガーだったら、どんなふうに触ってくれるんだろう。
 馬鹿みたいにぐいぐい触るのかな。優しくしてほしいけど……でも、ちょっと
だったら、乱暴にされてもいい、タイガーにだったら、我慢できる。
「あ、だめ……」
 どんどんドキドキが体全体に広がっていく。
「……っ」
 緊張しながら、下も、少しずらしていく。
「タイガーは、お尻がいいんだよね……?」
 胸は残念な事になってるけど、ヒップラインはちょっと自慢できる。せめてこっちは、
って気を払ってトレーニングをしているから。だから、それを見てくれているのは
嬉しい。
 そんなちゃらちゃらした格好でヒーローってどうなんだよ、なんて言ったり、あー
はいはい、ご自慢の尻でもアピールしたらどうだ?などと馬鹿にしたり、茶化した
ものの言い方をタイガーはするけど――見られている方は、わかるんだから。
 ちらちら、人のお尻見てるって事。
「……」
 入れても、いいんだよ?
 ――そんな事言った日には、私は痴女だ。おかしくなったとタイガーは呆れて
しまうだろう。
 ……でも。
「タイガーに、して欲しいんだもん……」

77 :
 胸を揉んでいた手を、おずおずと下へ移動させていく。すう、と息を大きく吸い込む。
タイガーの匂いで一杯になる。
 タイガーの、って、どんなのなんだろう。……お、大きいのかな。それが、こ、
ここに――入っちゃうのかな。は、入るものなんだよね。
 私のそこはもうドロドロで。なんだか情けなくなった。
 タイガーなんて全然いないのに。勝手に一人で盛り上がって。ありもしないものを
欲しがっているのだ。ただの馬鹿だ。
「こんな馬鹿、タイガーが相手してくれるわけない……」
 涙がにじんできた。
 もっと綺麗で可愛くって。そういう女の人がタイガーは好きなんだ。
 こんな、いやらしい子ども、タイガーだったら、気持ち悪がるにきまってる。
 ……だから、自分で何とかするしかないんだ。私は指をそこに差し入れる。くちゅ
くちゅと、わざと音を立ててみた。
「ばーか、ばぁーか。」
 一人で盛り上がって馬鹿みたい!
「……でも、好きなんだもん……」
 タイガーの事、好きだよ。好きなの。好きで好きで仕方ないの。馬鹿だって
わかっていても、こんな事しちゃうの。タイガーに好きだよ、って言って
もらえたらどうしようって、そんな事ばっか考えて。
「タイガー、好き、好きなの……」
 タイガーに言えたら、どんなに楽になれるだろう。でも、返ってくる答えが
わかっているから、言えない。答えが出るまでは、私はまだ好きでいられる。答えが
返ってきても、きっと私はタイガーの事を好きなままなんだろうけれど。でも。
「タイガー、もっと、して……」
 想像の中のタイガーは私に優しい。
 私の事だけを見てくれて、私に好きだよ、愛してる、って囁いてくれる。そして、
私にキスしてくれたり……触ってくれたり……色々、してくれる。
「……こ、こてつ」
 ぽそりと、呟く。
 タイガーの本名。
 こてつ、と、口に出せるのは一人の時だけだ。タイミングを見計らって、何でも
無いように本人へ言えれば、っていつも思っているけれど、言えない。
「……虎徹――虎徹、こてつ……すき、虎徹。虎徹が、好き。虎徹の事――
欲しいの。虎徹ぅ」
 もう何も考えたくない、考えられない。ぐちゅぐちゅと、だらだらと、だらしの
ないものが中から溢れ出てくる。こんなものでは足りないと、抗議の涙を流し
ながら。私の指は――ううん、もう手も、それで濡れてしまっている。
「虎徹、こてつ、こてつ……!」
 息を荒げながら、タイガーの名を呼ぶ。想像のタイガーは、一心に私の事を愛して
くれている。私と同じように、高みを目指して――

78 :
「――ブルー、ローズ……?」
「――っ!?」
 愛おしい――でも、今この状態で聞こえるはずのない、聞きたくない声が――
鼓膜を響かせた。
「あ……あ……」
 間抜けな恰好のまま、私は声のした方に視線を向けた。
 思ったより近い。っていうか、こんなに近くに人が――タイガーが来るまで、
私――!?
「いや、その。俺タオル置きっぱなしにしてたもんだから、取りに……」
 タイガーがそのような事を言っているが、とても視線を合わせられる勇気はなかった。
「……っ」
 慌てて、指を抜き取り、まくり上げていた服を直すが――さすがのタイガーでも、
この異様な事態はわかるだろう。
「……何やってんの、お前」
 その距離にいれば、私が何をしていたかだなんて聞かなくてもわかるだろう。って
いうか、私がおかしな事しているってわかったら、見ないふりしてくれてもよかった
じゃない!何で、声なんてかけるのよ!
 そういう勝手な怒りを覚えるけれど、私は歯の根は合わぬとばかり、カタカタと
音を立てていた。
 タイガーがしゃがみこんだ。私を覗き込もうとしているが、私は視線をそらす。
「なに。俺のタオル使って、ヌいてんの……?」
 それ以外他に、何があるというのか。タイガーお得意の鈍感や勘違いは、ここでは
発揮されなかった。非情なほど的確に、言い当ててくる。でも、それを認めるわけ
にはいかなかった。
「ちが……」
「俺の事、考えて、オナニーしてたんだろ?」
 タイガーの声がひどく、冷たい。怒るでもなく、笑うでもなく。普段あんなに
べらべら表情豊かに、顔なんて見なくてもその表情が読み取れるようなしゃべり方を
しているのに。
「……違、違う……」
「虎徹って、呼んでたじゃねーか」
「――」
 言い逃れなんて、できるわけがない。でも、何と白状すれば?
「なあ、ブルーローズ」
「ひゃう……!」
 タイガーが、必に隠していた私の右手を取る。とっさの事に隠すのが精一杯で、
てらてらと濡れたままの私の指があらわになる。
 もう、にたい。
「――カリーナ。お前、すっげぇ、ヘンタイじゃん」
「……ち、が――」
 ぽろぽろと涙がこぼれてくる。
 タイガーの顔を窺い見る。……笑っていた。ただ、なんというか――今まで見た
こともないような笑い方だ。怒っているとか、悲しんでいるとか、蔑んでいるとか
そういうのではなく――
「違わねーよ。変態だ。こんな人の目の届くところで、よくできるよ。」
「――ぁ、っ!?」
 じゅるっ。音を立てて、タイガーが私の右手に吸い付く。私の、どろどろと
した物を舐めとると、ぺろりと唇を舐めた。そして、あの――初めて見る笑顔を
また見せる。――下卑た、笑み。
「変態娘には、ちょっとオシオキが必要だな。――ちょっとばかり、キツめの」
「……え?」
「あー、でも、ご褒美になっちまうか?お前みたいな変態には」
 視界が暗くなる。タイガーが、私に、のしかかってきたから、だ。……え?え?
お仕置きって、なに?ご褒美って、なに?
「知らねぇような顔するなよ。――欲しがってるもの、くれてやるよ」
 夢なのではないだろうか。……悪夢になるのかもしれないけれど。

79 :
無事貼り付けできたことに まずホッとした
お邪魔しましたー!

80 :
ちょ!続きを……

81 :
GJ!
しかし、全裸待機はそろそろつらい時期なんだが…

82 :
女の子目線ムズかしいし 虎徹がゲスなことになりそうなのであれで続けるのは…
全裸待機してたら 甘々なあれこれがみれるかな?

83 :
79が続きを書かないなら、書かせてもらって良いだろうか?
頑張って、お仕置き版とご褒美版書こうかと思うが。

84 :
うおお!
しかも2本とな!? ――待ってます!

85 :
わお!楽しみに待ってます!!

86 :
職人さん乙。続きをお待ちしとります。

87 :
職人さんがお越しになる間の場つなぎでお邪魔します
本当は昨日のうちに貼り付けたかった……
【虎薔薇】【ポッキーの日ネタ】です

88 :
 虎徹が騒がしい休憩スペースでポッキーの箱を開け、ポリポリと口にしている。
「たまに食べるとこれも美味いもんだよな……お、ブルーローズもこれからか?」
「おはよ、タイガー……って、みんな、何やってるの?」
 トレーニングルームにやってきたカリーナが、騒がしくしている連中の様子を
眺めて虎徹に尋ねた。
 虎徹の方も、さて、どこから説明したものか、などとうなりながら考え――そして。
「まあ、いつも通り?」
「……確かに、いつも通りね……」
 ネイサンがポッキー片手にアントニオを追い掛け回し、イワンがポッキー薀蓄を
披露するのをキースがニコニコしながら相槌を打ち、パオリンは相槌を打つ事も無く
ポッキーの箱を一心不乱に平らげ、そしてバーナビーは我関せずと黙々とトレーニング
をこなしている。
 理由や発端はともかく、何かしら騒がしいのだけはいつもの事だった。事の仔細を
聞いたところでどうせくだらない事なのだろうと、カリーナもそれ以上尋ねることは
ない。
「ブルーローズも食うか?」
「……私、トレーニングに来たんだけど」
「食べた分体動かしゃいいだろ。ほれ」
 開けた箱をカリーナへ差し出す。
 文句を言いつつもカリーナがそれに手を伸ばしかけ――そこで、あ、ちょっとタンマ。
などと虎徹が制した。
 口をそのまま菓子箱へよせると菓子箱を振り、一本だけそれを咥え――すっと抜き
取った。
「ん」
「……ん、って、何よ」
 カリーナが意図を読みかねると眉根を寄せた。虎徹が咥えていたポッキーをポリポリ
と食べ、口を開く。
「ポッキーゲーム。アイツらもそれで盛り上がってるんだよ」
「ポッキーゲーム?」
 カリーナが周りを見渡す。
 一様に騒がしいが、あのメンバーの中で、ポッキーゲームを行っているものは
一人もいないように思うのだが。ネイサンあたりはポッキーゲームを試みようとして
いるのかもしれない。実現の可能性は低そうだが。

89 :
「……ポッキーゲーム?」
 再度その言葉を繰り返す。
「……一応、それで盛り上がってるんだよ」
 そう言って、また虎徹がシャカシャカと箱を振り、一本引き出す。
「お前女の子だから、チョコの方な?」
 そうして、先ほどと同じように咥え、ん、とカリーナにもう片側を差し出した。
「なっ……!」
 にっと虎徹が笑った。
「んー?お嬢さんにはこういうのは無理か?」
 馬鹿にされていると思ったカリーナは虎徹の隣に腰掛けると、少し震えながら口を
開き――ぱくっ、と、その先端を加えた。虎徹が少し意外そうな顔をする。まさか
乗ってくるとは思っていなかったようだ。
 ぽり。
 虎徹がまず一口、その距離を詰める。
 びくっとカリーナが肩を震わせ、おずおずと、目を伏せたまま同じようにもそもそ
と食べ進める。虎徹も、それほど急いだ様子もなく――でも確実に食べ進めている
様子だった。
 ぽりぽり。
 少しずつ、でも確実にその距離が詰まる。
 早々にポッキーを折って逃げてしまうのは、いかにもそういう事に慣れていない
子供だと笑われそうでカリーナは嫌だった。だが流石にこれ以上距離を詰めるのは
まずい。主に自分の心臓が。もう限界だと伏せていた目線を上げた時、思った以上に
虎徹の顔が近かったことに驚いた。
「――」
 歯に力をかけようとしたところで、虎徹が口の端を上げた。――瞳が妖しく煌めいて
いる。
 がっと虎徹がカリーナの後頭部に手を回し、逃れられないようにして、一気に飲み
込むような勢いでポッキーを噛み砕いた。
「ん、んー!?」
 そうするとどうなるか。
 考えるまでもない。
 だが、事はそれだけではすまなかった。カリーナの咥内に、ポッキーではないもの
が押し入ってくる。
 不要なものを掻き出すように虎徹の舌が這い回り、それを嚥下すると、カリーナの
舌を、咥内をむさぼった。
 動転しているカリーナは、最初のうちこそ目を白黒させ、体を強張らせていたが、
次第に抵抗する力も薄れ、虎徹の腕の中でおとなしくなっていく。
 それに気を良くした虎徹がにたりと笑い、ますます調子に乗る。そのまま、
カリーナにのしかかろうとしたところで――

90 :
「お馬鹿!」
「!」
 ぼかっとネイサンの拳が飛んできた。
「場所を考えなさい、場所を!あと、何より相手の事を考えなさい、アンタは!」
 つい調子に乗ってしまった。
 虎徹はカリーナの咥内から舌を抜き取る。てらりと薄く糸が引かれた。
「悪い悪い。……じゃあ、ちょっと楽しんでくるから。その間、他の奴らの足止め、
頼むなー?」
 事の展開についていけないカリーナが、オーバーヒート気味に体をふらつかせた
ので、虎徹が抱きかかえる。
「おい、どうして俺達が――」
 アントニオが虎徹に抗議の声を上げる。
「ドラゴンキッド達には目の毒だろ?アイツらの目の前で最後までやっちまっても、
俺は別にかまわないけど――流石にそれは、なあ?」
「当たり前だ!」
「じゃあ、頼むな?親友」
 ひょいとカリーナをお姫様抱っこすると、意地の悪い笑顔をたたえた虎徹が
トレーニングルームを後にした。
「お前、おい!――ああ、モウっ!どうしてオレが!」
「……やっぱりいいわよねえ。ポッキーゲーム」
「俺は絶対やらないからな!?」
「アタシだって、体は好みだけど、顔はちょっと……ねえ。こんなむさくるしい顔に迫ってこられても
困っちゃうわぁ?」
 もっと整った、線の細い子がアタシは好きなのよねえとネイサンは笑った。たちの
悪すぎるからかいだとは十分わかっているが、だったらポッキーを抱えて鬼神のごとく
人を追い掛け回すなと、アントニオはため息をついた。
 そして、どうせなら俺もそういう色気のある――虎徹のように、女の!女の色気の
ある話に乗りたかった。などと、自分の不遇っぷりに涙した。

91 :
お邪魔しましたー
時事物は当日中に投下しないと 色々もったいないね…

92 :
GJ!
さてお待たせしました。まずは虎薔薇お仕置き編から。
だいぶ、虎徹がゲスで鬼畜なんで注意。

93 :
 タイガーが私に覆いかぶさってその重みがぐっと全身で感じられた。
視界が暗いだけでなくタイガーの汗やら香水やら、その他諸々が入り混じった匂いが、
タイガーの冷たい声に反して熱い鼻息が、いつになく強く感じられる。
それだけで胸の裡が高鳴るだけでなくて、もうすでにドロドロになっているあそこが、
じゅわりとさらにぐちゅぐちゅになっていく――。
 今からどうなるか、なんてうすうす感じられてすぐそこに危機が迫ってるはずなのに……。
どうしてしまったの。私ってば――!
「何だ、俺の匂いだけでまた濡れるのか…。やっぱりお前変態だな。変態娘にはキッツーイお仕置きが必要だな」
「そういうのじゃ……ってきゃっ」
 今度は右手だけでなく両手を掴まれた。タイガーの片手だけでトレーニングウェアの裾をたくし上げられて、
両手ごと頭上でトレーニングウェアで縛り上げられてしまう。ぎゅっと締め付けられる手首がじわじわと痛い――……。
「――やぁっ。こんなの――っ!」
 目の端から涙がじわりと零れた。そんな私の顎を片手で持ち上げてタイガーの下卑た笑みがにやりとさらに増し、
冷たい声が突き刺さる――。
「これでいけないお手手は封印っ!何言ってんだ。お仕置きなんだからキツイのは当然だろ?」
 半分ずれかかったブラジャーからはみ出た乳房がタイガーの視線の元に晒されている――。
私がそのことに気づく間もなくタイガーの手がブラジャーに掛かり、あっという間に取り外されて。
未だ、成長が遅いことを気にしている――ささやかな胸が、すでに勃ちあがった乳首が、――空気だけでなく、
いや、タイガーの熱い鼻息に曝された。

94 :
「――…んっ」
 それだけで私の口元から甘やかな溜息が零れてしまった。
「ふん、だいぶ、感度は良好なようじゃねぇか。カリーナ。おまえ、やっぱりヘンタイじゃねー?」
「…ち、がぅ…のぉ…」
涙声と甘い吐息が自分でも入り混じってるのが分かる。多分顔も真っ赤になって涙でぐちゃぐちゃでみっともなくなってる。
ふるふると首を振って否定しようとしてもその拍子にタイガーの髭が唇が胸に当たって――…
「…やぁ…っ…」
「感じちゃったかー?それじゃ本当にお仕置きにならねぇな。それじゃ、これならどうだ?」
がっちりと頭と体で私を押さえ込みながら、足を絡めながら、ぴぃ―んとタイガーの指先が私の乳首を爪弾く。
「……ぃっ…あっ…」
 もう、痛みなのか悦楽なのか分からない刺激で私の体がいやおうなく震えてしまう。タイガーの手はとどまる事を知らず、
私の乳房を乱暴に揉みしだいている。それだけでなくてタイガーの唇が私の乳首を含んで、歯がかりっと音を立てた。
そこから体に走る痺れか痛みかもう分からなくて口からはもう悲鳴が嬌声にしかならなくて――。
「…いやぁ――――っ…んっ」
「あー。もうこっちじゃほんと、お仕置きにならねーな。変態娘が――」
「…ぇっ?」
 タイガーの指先が私の背中をつーっと撫でて、それだけでも触れられた場所から震えが伝わっていくのに――。
タイガーの体温が、重みがすっと離れて――それが名残惜しいとか、寂しいとか、感じてしまったのに――、
「――あぁっ…だめぇっ…っ…」
 いつの間にかタイガーの手に私のお尻を執拗に、既にずれかかったトレーニングウェアの下越しに撫でまわされた、
だけでなくて両足を持ち上げられている。

95 :
「ふふん、いよいよご開帳〜♪」
 タイガーの荒い鼻息が、私のあそこを微かに隠しているだけの下着に、吹きかかってぴくぴくと私のお尻が震えた。
タイガーにいよいよ私の一番大事な場所が見られてしまうと思うと、体がかぁっと熱くなってしまう。
布と肌が擦れる音。思わず目を閉じてしまった。ぱしゃりと機械音がしてあれ?と目を見開くと――。
「やっとこっちをみたな。貴重なカリーナちゃんのご開帳姿でーす♪」
 そうやって目前に見せ付けられたのは私のあられもない姿がばっちりと写っている携帯画面って――…!!
その後ろではタイガーが相変わらず、下卑た笑みを浮かべている。
 あまりのことに口をパクパクとさせて唖然呆然としている私に、タイガーってば隙を見せないとばかりに、
あれよあれよと言う間に、わずかに両足首に引っかかっているだけだったトレーニングウェアを、
下着ごとあっさりと外しただけでなくてすばやく私の両手を縛っていたそれを結びなおして、
私の両手で両足を抱え込ませた状態でもう一度縛り上げていたわけで――。
――つまり私は相変わらずあそこを広げてタイガーに見せ付けたまま完全に身動き取れない状態――。
「…たぁ…いがー。こんなの…いやぁ。いやなのぉ……」
「何言ってんだ。最初からお仕置きだっていっただろうが。この変態娘。」
 タイガーは片方の指でぐちゅぐちゅと私のあそこをかき回しながら、私の足にもう一方の手を滑らせ
その感触を楽しんでいる。
「ん〜。やっぱりいいんだよなー。この肌。この張り付く様な感じがさわり心地がよくて。
ずっと前からこうやって触りたかったんだよな。俺ってば」
「…んんーっ――」
むにむにとお尻や腿を揉まれて我慢しようとしても知らず知らず私の口端から嬌声が漏れる。

96 :
「やあっ…たいがー。もう、だめぇ――…っ…」
 指先で抉られる様に弄られた場所から、ついに今までになく激しい刺激が全身を駆け巡り
びくんびくんと私の体が揺れてしまった。
「おーっ。イったかー?これぐらいじゃ、まだまだなんだがー。」
 タイガーの笑った顔が、冷たい声が、紅潮した私の顔を見下ろしている。
「変態娘のカリーナちゃん。自分だけでなくおじさんも気持ちよくしてもらおうかな〜♪」
 タイガーってば、まだイったばかりの痙攣がおさまりきらない私の顔前に、いきり立ったそれを見せ付けたと思えば、
私の口をそれでなぞり、こじ開けて無理やり押し込む――。
そして私の後頭部をつかんでぐいぐいとそれを出し入れさせるように揺さぶり始めた。
(やだ――……。タイガー。タイガーってば……)
 ……ファーストキスすらまだなのにこんなのってない――。
…せめてこちらから縋り付ければまだ幸せを感じられたのに――…。
身動きもとれず、息するのも苦しいくらい大きなそれで喉を抉られて声が出せるはずもなく、零れた涙が私の頬を濡らした。
「けほっ…けほっ…――」
 口の中に苦いものがわずかに出されて息苦しいのもあって思わず咳き込むと――。
タイガーがそれを外に出してくれて少しだけ頭を撫でてくれた。思わずほっとしてタイガーの顔を見上げると
にたりとタイガーが笑っていた。なのに視線だけは冷たい―――…。
「さて、準備OKの様だし、いよいよお待ちかねの欲しがってるもの、くれてやるよ――」

97 :
「…あっ。い、いやぁぁ…――」
 つい先ほどまで私の咥内を犯していたそれがくいくいとあそこに押し付けられる。
ぬるぬると先端で入り口を掠めていたと思えば、ぐぃと力が入ってきて。
圧倒的な質感で、熱量で、押し広げられる感覚――。
「い、痛い――…っ」
「うーむ、やっぱり初めてかー。そうだよなぁ。こんなにキツイもんなー。でもお仕置きだからなー」
 タイガーってば私のことはお構いなしにぐいぐいとねじ込んでくる。
思わず何とか逃れたくて私が体を左右に揺らし動こうとすると、タイガーに耳元で息吹きかけるように囁かれた。
「ばか、もっとお仕置きしてやろうか――?」
「…っ。えっ?」
 タイガーが、転がっていたタオル―先ほどまで私が自慰につかっていたタイガーのだ―を私の口に押し込み
首の後ろで外せないように縛り上げた――。
「ん、ん――っ」
「匂いだけで興奮しちゃう変態娘にはお似合いだよなー」
 声が出せない、それが体の裡から伝わってくるじわじわとした痛みより辛い――……。
(タイガー…タイガー…。虎徹――――……!!)
 それでも激しく出し入れされる熱い楔に最奥を穿たれて、時折、痛みと違う刺激が混じり、
痛みで絶たれていた、内側に滴りが戻ってきて、ぐちゅぐちゅと私の水音と体が絡み合う音だけが、
――二人のほかには誰もいないトレーニングルームに響いている――。
タオルでくぐもった声はもう、喘ぎ混じりでしかない――。
こんなの、いやなのに、好きな人の名前も呼べないのも、縋りつけないのも、いやなのに
体だけは私の女の部分がしっかりと反応してしまっている――……。
「ふぁぁっんんーっ……。ほぉへぇつ――…!!」
「きゅうきゅうと締め付けやがって。もう、おかげでイきそうじゃねーか」
「ひぃやぁぁぁ――…っ」
どくどくと波打つものが、内壁にぶち撒かれる直前に引き抜かれ、私の顔に虎徹の熱い精が浴びせられた――…。

98 :
 ぱしゃりと機械音がして私は我にかえる。いつの間にか口元のタオルは外されていた。
「よし処女喪失後のカリーナちゃん。さてさっきの写真と合わせてばら撒かれたくなかったら分かってるよなー?」
「え、えっ?た、タイガー?」
 携帯を持ちながらタイガーが私の頭をにやりと嬉しそうに笑いながら撫でている。
何故だか私はこくりと頷くことだけしかできなかった。
 
 ……ああ、まだ悪夢はおわりそうもない――。

99 :
パラレルなご褒美編はまた今度。
伏線がちらほら見えますが気にしないでください。
お邪魔しましたー。

100 :
2人ともイイヨイイヨー!

101 :
おおー!来てる来てる!
待ってたー! いいですなー お仕置き!

102 :
おお!乙乙!
女の子がかわいそうなのはどうもなーなんて思っていた俺が馬鹿だった
おいしくいただきました

103 :
久々に来たら幾つか投下されてた!どれも美味しく頂きました
黒いタイガーさんいいよいいよ…もっとやって下さい

104 :
>>87
乙です!
不憫な牛がらしくて好きだw
でも、同時にいつか幸せになれる日もくるといいなと思う
>>92
乙〜
虎徹に変態はお前だろwと言ってやりたいw
この二人は今後順調に似合いの変態紳士変態淑女カップルになるに違いないwww

105 :
ほしゅ

106 :
いい夫婦の日に虎薔薇ご褒美編投下しようと思ったけど
間に合わなかった…。
何故か。パラレルじゃなくて>>98の続きになってますが。
甘くなって鬼畜度減った分、虎徹の変態度上がってます。
多少小ネタ注意。

107 :
 どれだけ時間が過ぎたか分からない――……。ひょっとしたらそんなに時間は経っていないかもしれない――…
いつのまにか体を拘束していたものは全て外されて。身に纏うものは何もない――。
それだけに顔に秘所に貼り付いた行為の残渣がすこしだけ気持ち悪かったりして――。
「シャワー浴びたい…」
 上目遣いでタイガーの顔を見上げる。視線が少しだけ柔らかく見えた気がしたけど。
それも一瞬、すっかり今日見慣れてしまったにやついたタイガーの顔だ。
「いいけどなー、カリーナ。お前、立ち上がれるか?」
…って。えっ?うそでしょ。立ち上がろうとしたけど。腰が、やだ、立ち上がれない、ふらつくの。
「ほら、言わんこっちゃない――」
「って。きゃっ」
 ……またしてものしかかられて続き、なんて、思ってしまった――。なに期待してるの、私ったら。
 あ、タイガーの顔がものすごく近い。と思ったら抱き上げられてしまった。
――お姫様抱っこで。
「離してってば。だ、大丈夫だから。」
「なに言ってんだ。お前立ち上がれなかっただろ。安心しなさい。おじさんが連れて行ってやるから。」
 これはいつものタイガーの声だ。あくまで人のいいお節介な――。
何故か、今は逆にそれが切なかった。やだ、私ってば。何考えているんだろ。
さっきだって顔がものすごく近くて、キスされるんじゃないかと思ってしまったの――。
 ――ううん、違う。キスして欲しいの――。

108 :
シャワールームでぺたんと床に降ろされた。
「顔ぐらい洗えるよな。少し待ってろ」だなんて言って。
 うん。水栓捻って洗面器にお湯汲んでべたついた顔を洗って――。えっ?『待ってろ』?
 私がその言葉の意味に首をかしげたときはもう遅かった。ちょ、ちょっと、なんでタイガーまで裸になってるの!
 ああそういえば、ふふ〜んという鼻歌とともに服を脱ぐ音が聞こえた気もする――。
「な、なんで裸なの――!!」
「なんで、ってなぁ。カリーナ、お前。自分じゃ洗えないだろ?洗ってやるよ――」
「あ、洗えるってば、…んんっ」
 顔がいつの間にか、そこにあって。視線がいつになく真剣で。あっという間に唇が、重ねられて――。
優しく忍び寄るように舌が口唇を割って入り込み、絡められて。咥内を掻き回されて。喉がごくんと飲み込む音がした。
 ファーストキスとロストバージンが順番逆だけど、すっかり裏切られた“初めて”が戻ってきた気がする。
「た、タイガー……あっ…」
「何?カリーナ」
「いやぁっ…そ、そんなとこ…舐めないでぇ……」
 タイガーの唇に、舌に、目元を、耳朶を、なぞられる。なぞられるだけでなくて耳朶をかまれて息を吹きかけられて
全身に燃え上がりそうな熱が走る――。
「んんっ。たぁいがぁ……ん――っ」
 抗議しようと思えばとたんに唇で塞がれて。ずるい――……。こんな風にされたら我慢できなくなっちゃう……。
「何だ。手を突っ張らせて。素直になっていいんだぜ?」
 ああ、いつの間にか私、床に手が突っ張ってたんだ。お言葉に甘えて、それでもおずおずとタイガーの背中に腕を回し抱きついた。
「よしよし。いいこいいこ。」
 いつものように頭を撫でられて嬉しいのにいやいやと首を振ってしまう。
「ば、馬鹿にしないでよっ …んんっ」
 また、これだ。忍び寄るキスが甘くて抵抗なんてできやしない。ついーっと唇が顔から今度はうなじへと首を滑って――……。
「――んっ!」
 思わずタイガーの背中に回していた腕が突っ張る方向に力が入る。
首の付け根を強く吸い上げられてのけぞりそうになってタイガーに引寄せられた。
口付けられたそこからかーっと熱が全身に回りそう――。
「馬鹿、俺に任せておけって」
 ああ、もうだめ。私、タイガーの腕の中で溶けてしまいそう。あんなに無理強いされてもう、嫌いになるかと思ったのに。
こんなに甘やかされたら、ますます、好きになっちゃう――……。

109 :
「…んあっ――ふぁんっ」
「洗ってるだけなのになー。これだけ感度よければオジサン毎日揉んであげるからすぐに大きくなれるぞー?」
「な、何言ってるのっ!馬鹿――あぁんんっ……」
 狭いシャワールームに響く喘ぎ声は余計にはっきりと耳に聞こえてしまう。
ゆるゆると胸に触れるあくまでタイガーの手つきは優しくて柔らかいもので……。
先ほどの荒々しいタイガーは消えてすっかりお姫様扱いされてる気がする。
「…っんんーっ――!!」
 少し物足りないような気がして、油断したところに乳首を吸い上げられて悲鳴とも嬌声ともつかない声があがってしまう。
撥ねよけるどころか、タイガーに縋りつくことしかできなくて。お互いの息が荒いのがはっきり分かる距離だ。
「た、たぁいがー。……んんんっ」
 ぷるぷると腰が床から浮いて震えて。タイガーってば絶対分かってるはずなのに、わざと焦らすようにそこには触れてこない。
早急だった先ほどのタイガーとはまったく別人じゃないのって思うくらいに。
「何だ、カリーナちゃん。どうして欲しいのかなー?」
 顎を片手で持ち上げられてキスされる。舌を絡められて口腔を執拗に犯されて。体中に走る甘い痺れがもう止まらない。
「た、たぁいがー。……」
 タイガーを見上げる。少しだけ口の端が上がってるけど、あの冷たい視線でなく。いつもの。にこやかなタイガーだ。
それだけにもじもじと身を捩じらせるだけしかできないくらい口にするのが恥ずかしい。
 ――なのに。
「どうしたのかなー?いわなきゃわかんないぞー」
 顔がにやついてる。ああ。これは――。間違いなく言わせる気なんだ。私に――。
ぷるぷると身体が震えるのは怒りとかじゃなくて、羞恥と――。
もう、我慢できるはずがない……――。た、タイガーの馬鹿っ!!
 思いとは裏腹におずおずと私は口にするしかなかった――。
「た、たぁいがーが、欲しいのぉ……っ」

110 :
「よしよし、素直に言えましたっと」
 頭を撫でられて、きゅんと胸が高鳴る。いよいよ待ち望んでいたものがくると思って目を瞑った。
閉じていた両足をゆっくりと開かされて。タイガーの手がじわじわと足首から腿へと滑る。
先ほどまでさんざんあられもないことされていたのに――。まだ羞恥心が募って顔を背けた。
「ん〜♪ まだ血がのこってるなー」
「……っ。やぁっ。そんなとこ、な、舐め、ない、でぇ――」
 ぺろと、その。入り口付近に残ってる破瓜の後の鮮血をじゅるじゅると粘液ごと掬い取るように舐めまわされた。
それだけでなくてその上のクリトリスをぺろぺろと舐め始めて――。
 自分でする時だってそこは直接さわらないのにっ……――。
「……んんーっ。ひやぁぁぁ……っ。そんなに。だめぇ……っ」
 タイガーの顔を思わず身体に押し付けちゃう。ものすごく恥ずかしい。
クリトリスを舐めるだけでなくて指を、その、中に入れられて、くるくると既にどろどろになってる内側の感じる場所を、
探るように抉られて――。
「何が、だめなのかなー。こんなに濡れて、気持ちいいんだろ?」
 にやにやとタイガーが見上げてくる。私のどろどろした愛液が濡らした指先を見せ付けるように目の前に差し出して――。
 顔を背けられないじゃない。
 てらてらと光る指先が私の唇を撫でる。しゃぶるように促されて、私はそれを受け入れた。
「…んんーっ」
「なんだ、うまそうに舌なめずりしやがって。そんなに自分のがおいしいかぁ?」
「そ、そうじゃなくて。タイガーのっ…んんっ!」
 また、執拗に舐められる感覚と弄られる感覚が同時に襲ってくる――……。
タイガーの頭を抱え込むように縋り付いて、私はいやいやと身体をよじるけどそれが余計に快楽を呼び込む。
「……やあぁぁっ―――!」

111 :
 全身を覆い尽くす、震えの波――…。それだけじゃなくてちょろちょろと染み出る感覚……
や、やだ。私感じすぎて――……!
「おー。お漏らししちまうほど気持ちよかったかー」
「ば、馬鹿……っ!!」
 ずばり指摘されてぽかぽかとタイガーを叩く。本当にデリカシーがないんだからっ!
顔は真っ赤になってて、もうタイガーの方を見ることができないしっ!
 なのにぺろりと舐められて――。
「…んっ。や、やだ汚いし……っ」
 もう、恥ずかしすぎてタイガーの頭を両腕で抱え込む。絶対こんな真っ赤すぎる顔見られたくない――。
「そうかー。だったら洗わないといけないよなー。」
 私が抱え込んでた腕を力ずくで撥ね退けられて、タイガーが立ち上がってシャワーに手を伸ばした。
シャワーの栓を捻ってお湯を出して。イったばかりで、まだ震えが止まってないそこに――って。
しかも勢い強い方だし――!
「やっ…ま、まだっ!また…っイっちゃうってばぁぁ――っ…」
 足を閉じようとしたけど。寧ろシャワーヘッドを挟み込むことになって。もう、これじゃ私が望んでいるみたいじゃないの――!
「違うだろ?自分で抱え込むくらいイイくせに。」
「ちっ…違うのっ――ん…ぁぁんんっ……」
 あっという間にまた上り詰めた身体は震えが止まらないのに――。
タイガーの視線がじっと私を、全身を、舐め回すように見つめている。
「た、たぁいがー……っ」
「どうした。カリーナ?」
 名前を甘く呼ぶ声すら、刺激を呼び起こす――。もう。だめ。耐えられそうもない。
「こんなのじゃなくて……たぁいがーのが、欲しいの…。入れて…欲しいのぉ……」

112 :
「よしよし、よく言えました。ご褒美あげようなー。」
 タイガーに抱えられ上げて膝の上に座らせされて。タイガーがじわじわと入ってくる。
乱暴だったさっきまでとは本当に別人みたいで。もしかしてご褒美だからなのかもしれない。
タイガーに堪らず抱きつくと、唇をついばむようなキスから舌を絡める濃厚なキスへと移り変わる。
「…ふぁぁん…っ。たぁいがーっ……」
 キスと同時に緩急をつけられて裡を揺さぶられて貫かれて端々から嬌声が漏れる。
唇はそれだけでなく瞼に、耳に、首筋に、鎖骨に、落とされる度に。
ときどき強く吸い上げられると一緒に深く突き上げられて――…
「…こ、虎徹…っ虎徹――!!虎徹が全部欲しいのっ…んんんっ」
 愛しい人の本名を、抱かれながら呼べる、幸せをすごく感じる……。
「馬鹿……。もう、あんなはしたないこと、俺の前以外でするなよ…俺の前だけにしろ」
「えっ…んんっ」
 ぼそっと耳元でささやかれた言葉に、聞き返そうとしたけど。唇を塞がれて何もできない――…。
 やがて繰り返される動きに追い詰められて二人で高みに達して、中に広がる熱いものを感じながら私は意識を手放した――…。
「もう、俺のもんだからな、カリーナ…」
 頭を撫でられたのはなんとなく夢かうつつかで感じた気がする――…。

113 :
 鏡の前で私はぷるぷると震えていた。これは羞恥と――…
「タイガーの馬鹿――――……!!帰れないじゃないの―――っ!!」
「嘘つけ。帰れないじゃなくて、帰りたくないだろ?」
 タイガーが私の後ろでにやついた顔をしている。もう調子にのらせるとこうなんだから。
「何、言ってるのよ!!こんな目立つところにキスマークなんて…それに……」
 恥ずかしくて言えない私にタイガーが追い討ちを掛けてくる――…。
「俺のもんなんだから、キスマークくらい当然だろ…って。それに…って。どうした?」
 ううん。足腰立たなくて。シャワーを浴びてから着替えするのも殆どタイガーにやってもらった状態で。
今も背中は、タイガーに寄りかかっているほど身体がふわふわしてる。
 こんな状態で、しかもはっきりと見えるところに薔薇の痣かと思うくらいのキスの痕。
このままでは絶対、親に見られたらなんて言われるか、追求されるかもしくは――。
 ああ、もう合わせる顔がないじゃないのぉ―――……
「私が帰りたくない、じゃなくて、タイガーが帰したくないんでしょっ!!タイガー――っ!」
「ああ、やっと分かったー?」
 振り返ってぽかぽかとタイガーを叩いても気にも留めてもいないんだから、もう。
「馬鹿――!!責任とってよ――っ」
「もちろん。責任をとりますとも。だから、俺の家に行こうなー、俺のカリーナ…って痛っ」
 タイガーのネクタイを引っ張って詰め寄ると顔が近くて自分でも思わず紅く染まった顔を背けてしまう。
「…どうしたのかな。カリーナちゃんは何がしたいのかなー?」
「何がっ…ってんんっ」
 全てを見透かされたように重ねられた唇――。
 観念するしかなそさう……。幸いというか不幸というか明日は休日だし――…。
 ――多分、今夜は眠れそうもない――

114 :
多分。虎徹のカリーナコレクションは今後増えていくんだろうなー。
実は全話見れてないのでカリーナの性格はっきりと掴めてないのだが
大丈夫かな……
それではお邪魔しましたー。

115 :
きゃーーーー!!
GJ!GJ!です!

116 :
ご褒美キタ――(゚∀゚)――!!
カリーナかわいいよカリーナ!!
GJ!!

117 :
ご褒美来てたー!極甘なご褒美GJです!
鬼畜な虎徹も、甘くて変態な虎徹も
どちらもイイですねー!!
カリーナの性格設定、大丈夫と思いますよ〜

118 :
ご褒美キタ━━━(゜∀゜)━━━!!
今日はいい夫妻の日だからセーフだと思うよ!
お仕置きもいいけど、やっぱらぶいちゃエロはたまらんなあ

119 :
ほしゅ

120 :
保守ついでに虎薔薇
連投規制って何レス目からだっけ? 7レス使うよー
●虎薔薇 ●都合のいいNEXT能力あり 

121 :
「……バーの人気者になるのも考え物だな、ブルーローズ」
 そう言って路肩に停めた車内で、俺は引きつりながら笑った。
 なぜ俺が半分ひん剥かれているかというと、バーでブルー
ローズに駆け寄った泥酔客がNEXT能力者で、遅まきながら
その効力がブルーローズに作用しているからだ。
「ちがっ……違う、の……やだ!私、どうして……」
 そう言うブルーローズは当惑しているが、その目は熱っぽく、
妖しげな色をたたえていた。
「いいから落ち着け、ブルーローズ。まず深呼吸――っ、ん!?」
 柔らかい。
 ずいぶん久しぶりの感触だ。――って、おいおい!?あまりの
事に思わず固まってしまった。ブルーローズは座席から身を乗り
出し、俺にぶちゅっと、あっついキスをしている。
「……っあ、おい、お前――」
「――ふえっ……」
「えー!?お前からしてきといて何で泣くの!?」
「ごめん、タイガー!わ、私こんな事するつもり……ごめん、
ごめんなさい!」
 そう言って服の袖でごしごしと俺の唇を拭った。
「痛ってえ!」
 あまりの力技に、唇がこそげ落とされるのかと目を白黒させ
抗議する。ブルーローズもそれにはっとしたようだった。だが。
「ごめんなさ――」
 目が合うと、我慢できないとばかりまた唇を重ねてくる。首に
腕を回し、狭い車内でぐぐっと体を寄せてくる。俺が身を引こう
とお構いなしだ。後頭部がガツンと窓ガラスにぶち当たる。
「くそ、いって――っ、う……」
「は、ふ……ぅん」
 痛みに対して恨み言を言おうとしたところで、舌が入ってきた。
 唾液に塗れたそれが俺の舌に絡まり、思わず息をのんだ。甘い
女の香りが鼻腔をつく。ブルーローズが、行き場を失った俺に
さらに身を寄せてくる。残念ながら胸の感触はあまり感じられ
ないが、のしかかってくる太ももの柔らかい感触に背筋を何かが
走った。悪寒――では、ない。これは――
「――」
 ブルーローズに応えるように舌を絡め、味わう。ホールド
アップでもするように固まっていた手を腰に回し――そのまま
撫で回すように、尻へと手のひらを滑らせていく。
「んんっ……!?」
 舌を絡めたままのブルーローズが怯えたように身をくねらせた。
 ――って!おい、これは流石にマズい!
 一瞬ためらって――それでも強引にブルーローズを引きはがす。
 ……おいおい、何をしようとしたよ、俺。

122 :
 ブルーローズがこんな事するはずがない。この厄介なNEXT
能力は――『誰彼構わず欲情させる』ってところだろうか。
でなければ、俺相手にこんな恍惚とした表情ですり寄ってくる
などありえないだろう。
「……タイタンインダストリーに電話しろ。このNEXT能力を
解く何かがあるかも――」
「駄目っ!」
「じゃあ親御さんに――」
「もっと駄目っ!」
 体が欲情してたまらなくって、周りの男なら、俺みたいな中年
男相手でも構わずヤりたくなってます。――NEXT能力のせい
とはいえ、年頃の女の子が言えるわけないか、うん。
 俺だって楓にそんな事を言われたら、一大事ではあるが医者に
連れて行っていいものかどうかとか、正直どうしてやればいいか
困るなと頬を掻いた。
「心配するな。そんなに強力なら、その分すぐおさまるって、
多分」
「ほん、と……?」
 ブルーローズが涙をたたえて俺を見上げる。不覚にもちょっと
ドキッときてしまう。
「お、おお」
 そう言って乱れた服を直す。ネクタイはブルーローズが握り
しめたままだ。皺になってしまうだろうが、まあ、それだけで
すむのならばよしとすべきか。
「どこにもいかないで。……何もしないから、そばにいて……?」
 ……それって、男が言うセリフだよな?
 しかし。相手はブルーローズだが、綺麗で可愛い女の子に
そんな風に縋り付かれると、男として悪い気はしない。そんな
やましい事を考えていたのだが、ブルーローズは何を勘違いした
のか、意を決した様子で、俺に向かって手を突き出した。
「……タイガー、縛って」
「は!?」
 その手には俺から奪ったネクタイがあった。
「私、このままだとまたタイガーに何をするかわかんないから。
私がタイガーに変な事しないように縛って」
 いや、俺お前に力技で何とかされるほど弱っちくねーしと茶化
そうとしたが、真剣な様子のブルーローズに気圧される。
「……」
 ネクタイを取り――言われるままにそれをブルーローズの手に
巻き付ける。痕にならないように――それでも、自由は奪える
ように。
「……ありがと、タイガー」
 ブルーローズがいくらか安心したように笑った。
 ――っつーか、絵面的にヤバくねーか、これ。
 あくまでブルーローズから俺を守るための方法で取ってる事
だけど、これ、はたから見たら、俺がコイツにナニかするために
やってるようにしか見えねーよな?
「……車、動かすぞ。」
 ここはマズい。このへんは警察が巡回してるコースのはずだ。
職質されたら、俺が終わる。
「あと、そのままでも電話はできるよな?言いにくい事まで
言わなくてもいいから、親に連絡しとけ。」
「ん……メール、する……」
 色気づいた声を出し始めたブルーローズは、とても何事もなく
話しきる自信はないのか、ケータイを操作し始めた。

123 :
「――な、どうだ?落ち着いたか?」
 公園わきの一角、少し人の目からも離れた暗がりの位置に車を
止める。ここならおかしな輩にも、一般人の目にもそう触れずに
すむだろう。
「……」
 腕をネクタイにより拘束されたカリーナは、荒く息をつき俺を
見た。頬は紅潮し、太ももを摺り寄せ――その様は、なんと
いうか、見ているこっちの方がやばい。
 最初の頃よりひどくなってるんじゃないか?コレ。
「な。俺、やっぱ外に出てた方がいいよな!?な?」
 外で過ごすには少し厳しい季節になってきたが、このままここ
にいる方がマズい。
 それに、変に押さえつけるより、いっそ一人になってさっさと
ヌいた方が楽になるんじゃないか?
「一人にしないでぇ……」
 いやだから。
 その顔はマズいって。お前一人で何とかしてくれよ。俺、女の
オナニーの仕方とか知らねーぞ?俺にできる事なんて――
「――」
 ……俺にできる事っつったら。
「な、ブルーローズ」
「やだ、タイガー来ないで。一人は嫌だけど、そばに来られたら、
私本当に何するか――」
 紅潮した顔を伏せ必で俺を見ないようにしている。そうで
ないと先ほどみたいな事に――いや、それ以上の事になりかね
ないからと。
 俺はぐっと身を寄せ、ブルーローズのリクライニングを倒す。
「……ちょっと発散させた方が、早く元に戻れるかもしれない
からな」
 ブルーローズが目を見開いて俺を見た。こうした方がコイツも
ましになるだろうと、それだけだ。罪悪感が胸を支配していく
なんて、そんな事あるわけがない。だってもしそうなら、ブルー
ローズの不幸を利用して、俺の欲望を満たそうとしているだけ
みたいじゃねーか。
「タイガー……」
「あー、その。俺で悪いけど、まあ、なんだ。分別はつくつもり
だから。この事誰にも言わないし、その――な?」
「……」
「ご、ごめんね、タイガー……」
 なんでお前が謝るんだよ。
 ひどい迷惑被ってんのはお前の方だろうに。まともな思考して
たら、俺にこんな事されるとか、許すはずないだろうに。
 どこから手を付けたものか。少しためらい、まず頬に触れて
みた。ブルーローズが大きく身を跳ね上げる。そっと頬を撫でる
と、わずかに身を震わせた。感度の方も上がっているらしい。
「な、嫌だったら言えよ?NEXT能力のせいでろくに頭回って
ないだろうけど、本当に嫌な事なら、わかるよな?」
「うん。わかる。でもっ!……で、でも。タイガーだったら、
何されても、いい……」
「――っ!?」
 わかってねえ!
 コイツわかってねえぞ!?何されてもいいわけないだろ!?
ああ、でも――
「だったら――色々、しちまうからな?」

124 :
 頬や首筋に触れ、そのまま首筋にキスをしてみる。触れるたび
びくりびくりとブルーローズが大きな反応を返してくる。その
反応を見るたびに、俺の感情も昂ぶってくる。どこを責めれば、
コイツはもっと淫らな顔を見せるのだろうか、そんな事を考える。
「タイガー……」
 何か言いたげな、切なげな表情をしている。ああ、コイツ、
こんな顔できるんだな。
「……言えよ。どうして欲しい?言ってくれたら、俺ももっと色々
してやれる」
 そう言いながら、ブルーローズの体へ布越しに触れ――そして、
ワンピースの裾から手を滑り込ませる。
「でも……そんな事、恥ずかしくて――」
 口はかろうじてそうしゃべっているが、己の身を這いまわる
俺のかさついた皮膚の感触に歓喜の表情を浮かべている。ずるり
と服を引き上げる。ヒーロー活動で、ところどころ擦り傷や痣が
できてしまっているが、それでも白くきめ細かい肌がまぶしい。
 敏感になっている個所に触れるたびに、悩ましげに体を
くねらせており――可愛らしい下着にできているシミに思わず
唾をのんだ。
「お前はさ。今NEXT能力でおかしくなってるんだから、
おかしな事言っちまっても、それは全然おかしくねーんだよ。
むしろおかしな事言うのが普通なんだよ」
「……?」
「言えって」
 下着もずらし、胸を直接揉む。力を込めて揉んでも、文句の
声はない。
「はぁん!いい……すごく、気持ち、いいよぉっ!」
 固さを持ち、固くとがった乳首にざり、と舌を這わせる。
ちゅう、と吸い付くとびくびくとブルーローズが背を引き
つらせた。
 別に軽自動車みたいな小さな車なわけじゃないんだが、こう
いう事をしようとするには、どうやったって車内は狭い。俺
だって、こんな事たびたびやっているわけじゃないから勝手が
わからない。少々不恰好にだが、どうにかブルーローズの側に
体を映し、ブルーローズに覆いかぶさるように位置を取る。
「っ、はあ、はあ――私……その……」
「気持ちよくなりたいだろ?お前は今、おかしくなってるん
だから。単純にそれだけ考えてりゃいいんだよ。恥ずかし
がってるって事はどーなんだ?ホントはあの酔っぱらいの
NEXT能力は不発で、かかってるフリだけしてるって事か?」
「――ち、違うっ!」
「……だったら言えよ」

125 :
 片手で胸を揉みながら、右手はゆるゆると、じらすように腹の
あたりを撫で回している。
「もっと、し、下に。――手だけじゃいや。た、タイガーの……
タイガーの、その……っ」
 真っ赤な顔で、涙ぐんでいる。
 まるっきり理性をなくしているのなら、本人も気が楽なの
だろうが、同じNEXT能力者同士耐性があるのか、そもそも
このNEXTがそこまで支配力がないのか。体の方は完全に欲望
に対してすべてを開放しているというのに、頭の方はギリギリの
ところで本人の理性を飛ばし切れていなかった。
 真っ赤な顔で涙ぐみながらも体の熱に抗いきれない様は、
可哀想だとは思うが、とてつもなく男の部分を刺激してくる。
 濡れてべっしゃべしゃになっている下着のままにブルーローズ
が俺の足に自身を擦り付けてくるため、俺のズボンもしっとりと
濡れてきている。ググッと膝をそこへ押し込むよう近づけると
荒い息で俺を見つめてきた。
 縛られたうえ服をまくり上げられ狭い座席に寝ころばされた
まま、艶めいた唇が、男を求めて動く。
「ちょうだぁい……お願い、たいがぁ……!」
「――ああ、もう我慢できねえ!」
 薄っぺらい下着を引き摺り下ろし、ぐしゃぐしゃでろくな用を
なしそうもないそれを後部座席へ放り捨てる。俺の方もざっと
服をずらすと、一気にぶち込んだ。
「――っっ!?」
 ブルーローズが大きく体を跳ね上げた。
 大きく痙攣し、多分これまでも小さくイっていたんだと思うが、
ようやく求めていたものが得られたと絶頂を迎えたらしい。
 ……でも、俺はこれからなもんで、な?
「ひゃ、ああ!タイガー、駄目、私――動かないで!」
 その言葉を無視し、縛りつけた手首に片手を重ね、ガシガシと
腰を動かす。場所が場所で思ったほど動く事ができない。ブルー
ローズを座席に押し込めるようにしているためか、そっちも少し
苦しそうだ。
「ひぅっ!ふあ……!やあぁ!だめえ!んんっ……あぁっ――」
 元からなのかどうなのか、ずいぶんコイツは敏感なようだ。
今イったばかりなのに、腰を動かすたびに、と言っていいぐらい
何度も何度もイっているようだ。収縮が加わって俺の方もかなり
いい。
 色っぽい半開きの口の端から垂れている涎を舐めあげたあと、
ブルーローズの舌に吸い付く。

126 :
「……だ、何アレ――」
「!?」
 外から聞こえる声に心臓を凍らせる。
「信じらんない、あの車の中――」
「うっそ、マジで――?」
 ケバケバしい化粧をしてはいるものの、こんな時間にうろうろ
していていいような年とは思えないお嬢さん方が車の横を通り
かかっている。
 まあ、こんなところに車が停まっていたら何事かとは思うわな。
……人目につかないと思っていたのに。ただ、今更止められる
わけもない。見せびらかすつもりもないが。
「――」
 ちらりと視線を向けると、好奇の目を向けていた二人組は
びくりと身を硬直させた。再び動き出した俺に、物怖じしたのか、
ちょっと、行こ!?などと慌てて走り去ってしまった。
 ちょっとした賭けではあったが、行ってくれてよかった。ここ
で写メ大会とか、通報でもされたらどえらい事になっていた。
あの位置ならば、ブルーローズの顔は影になっていてよく見えて
いないだろうし、と、胸を撫で下ろす。
「ど、したの……?タイガー……」
「な、何でもない」
「もっと、ゆっくり動いて。痛い……」
「あー、悪い――」
 痛い?なんだ?痛いって。そこまで無理はしちゃいないと思う
んだが。
「でも、もっとしたい……」
 そう言って、俺を離すまいと足を絡めてくる。
 そんなことされたら、ただでさえ動きづらいってのにますます
動きづらくなって仕方なくなる。……そんな事する必要ねえよ。
俺の方が、お前を離すつもりないんだから。
「ああ、お前が落ち着くまで付き合ってやるからな?」
 何度も絶頂を迎えているはずなのに、コイツの様子はまだまだ
変わらない。男を、俺を咥えこんで離そうともしやがらない。
俺の方もとりあえずの限界を迎えそうだが――一回程度で収まる
ものか。
 ――俺の気もおさまるまで、付き合ってもらうからな?

127 :
「……ん」
「これは――なんでこんな事に……」
 なんでも何もないとは思うが。
 それにしても、まさかあのNEXT能力が朝まで続くだなんて。
――っつーか、俺も朝まで持つなんて。いやー、俺ってまだまだ
若いやねー、なんて笑ってられるかよ!
 狭い車内は、先ほどまで続いていた男と女の情交の匂いで
むせ返りそうだ。これ、後片付けとかどうしたもんかねえ……
「よく寝ちゃってまあ。」
 ブルーローズの頬を撫で、唇に親指を這わせる。口紅なんて、
何度もキスを繰り返したからとっくに落ちてるし、ファンデー
ションも汗だ何だで落ちてしまっていて、年相応の幼さが昇り
はじめた朝日のもとに晒されている。
「――」
 ……マズい。そうは思っていても、引き込まれる。
「ん……んぅ……」
 寝入っているブルーローズにキスをする。無理矢理に舌を
捻じ込み、小一時間前まで交わしていたのと同じように、舌を
絡めたキスを。息苦しそうに眉根を寄せたので、俺は体を離し、
互いの服をもそもそと整えた。
「……」
 どうしたもんかね、本当に。
 さんざんヤりつくして、冷静になってしまうと色々、熱に
浮かされるまま自分がやらかした事に、頭が痛くなってきた。
 考えがないとか、さんざん周りに言われてきた事が、今更
ながら身に染みる。
「後悔するぐらいなら、ヤるな、って話だよな……」
 後悔の理由は何なのか。
 いい年した大人が、ヒーローが、未成年に手を出して罪を
犯した事?タイタンインダストリーにばれたときの損害賠償
だか何だかの事?
 ――コイツに嫌われる、って事?
「馬鹿らしい……」
 ――本当に、馬鹿らしい!それが一番怖いだなんて!そのことを一番後悔してるだなんて!
「……」
 本当に、ばっかじゃねー……?

128 :
保守完了! オチがおかしな事になっているが気にしなーい
虎薔薇書いてみたけど どんなのが皆見たいんだろうか
…いや 書けはしないんだけども もっと色んな話をして
盛り上がりたいなー とか…

129 :
乙乙!
個人的には虎薔薇以外のカップリングが読みたい
別に虎薔薇が嫌というわけではないけど
最近そればっかなのでさすがに別の話も見たいと思う
でもこの作品ってエロパロの対象にするような女の子少ないからなあ
ヒーローアニメであることを考えれば女キャラ自体は決して少なくはないんだけど
保管庫は色んな話が見れる小ネタが一番おもしろかった

130 :
虎薔薇ktkr!GJ!
恥ずかしがりつつもエロいカリーナって、良いねぇ
今、俺得すぎるカップリングを書きかけているんだが…
話がすすまねー…エロくならねー…落ちも思いつかねー…
出来上がる日は来るのだろうか…

131 :
君の俺得が僕の俺得になるかもしれない!頑張れ!待ってる!
エロパロ板ではあるけどガチエロじゃないギャグ風味の強いほんのりエロとかほんわかエロでもいいと思うよ

132 :
>>129
そんなに読みたきゃ自分で書け
それか金出して同人誌買え

133 :
妄想を文字とか絵にするのも なかなか大変だけど
個々の求めるエロが新たな扉を開くかもしれないし ぜひチャレンジしてほしいなー
リンリンコンビの話も結構数が出てるけど お邪魔するね
エロなしだよ

134 :
「もう、サイテーだよ!」
 そう言ってパオリンがプリプリと怒っている。
「タイガーさんとロックバイソンさんが楽しそうに話してるから、
ボクも混ぜてもらおうと思ったんだよ。で、何話してるかと
思って近づいてみたら――」
 女性の胸について、熱い論議を交わしていたというのだ。
やれあの映画の濡れ場がよかった、この女優の胸は整形に違い
ない。果てはアニエスの胸はいずれ垂れてくるの、ブルーローズ
の胸はありゃなんだなどと身内に関しても下卑た話題をし始めて
いるのを耳にしたため、二人に電撃を食らわせたというのだ。
「……それを、どうして僕に?」
 男の人ってどうしてああなんだろうねと怒りをあらわにして
いるパオリンの話相手は、イワンだった。イワンは背を丸めた
まま、ぼそぼそとしゃべる。
 僕も男なんだけど、そう喉まで出かかった言葉を飲み込んで。
「だって、今ここにいるの折紙さんだけだもん」
「……そうだね」
「それに」
 パオリンがきょろんと大きな目で、前髪に隠れがちなイワンの
目を上目づかいに見つめている。
「折紙さんはそんな話、しないでしょ?」
「――」
 そんなわけない。
 僕だって男だ、するにきまっている。流石に率先してではない
にせよ、だ。きっとその場にいたなら、虎徹やアントニオに話題
を振られ、あいまいにではあるものの話題に加わっていただろう。
 それに何より――
 昨晩の自分の行いをイワンは思い返した。
 僕が君に対してどんな感情を抱いていて、妄想の中で、何度
君を穢しているか、知らないからそんな目で僕を見ることが
できるんだろうな。イワンはすっとパオリンの肩に手を伸ばし
かけ――その手をゆっくりと戻した。
「……うん。しないよ。」
 そう答えると、パオリンは、だよねっ!と、嬉しそうに笑った。
 そんな風に信用してもらえるのは嬉しい。だけど、僕だって
男なんだよ?イワンは少し憤る。
 いつか、君も身をもって思い知るのだろうか。
 ――君が女で、僕が男だという事を。

135 :
エロパロ板でエロ無しというのも
正直どうかと思うけど にぎやかしにでもなれば
そして 開け! 誰かのエロの扉!
そして読ませてくれ!

136 :
>>133
いいね、GJ
>ブルーローズの胸はありゃなんだ
ワロタw

137 :
>>133
GJ!
アニエスに関して言ったのは虎徹で
ブルーローズに関して言ったのはアントニオだろうなぁw

138 :
上のローズ自慰に触発されて書いてみた。
えろくないのは勘弁してくだっせ。
やっぱ難しいわー
一応折龍両片思いというやつです。
女の子は男の子よりおませなんです。

139 :
ぼんやりしていたパオリンにとっては、いきなり落ちてきたタオルだった。
急に視界に入った白でパオリンを引き戻し、そのままぱさ、と軽い音を立てて足元に落ちた。
つい拾い上げたそのタオルには、人を小ばかにしたような蛇が描かれている。これは確か。
(タイガーの…かな?ブルーローズ?)
薄地のタオルは軽くて、肌触りが悪い。風ともいえないわずかな空気の流れで、パオリンの手首をくすぐってくる。
こんな正真正銘の粗品で詫びられたのに、あのときのローズの顔ったら。
嬉しいような、怒ったような。気付かないのは男だけだ。
自分もあんな顔をするようになるのだろうか。薄いタオルをさらりと撫でる。
「…折紙さん?」
呼んでみる。タオルが返事するはずもなく、さわさわとパオリンの腕に触れていく。
「自分の能力の限界に挑戦」と、折紙はまずメモ帳に化けて見せた。
メモ帳としてはどんどん薄くなり小さくなり、ついにはパオリンの手のひらに乗るくらいの大きさの「メモ紙」となった。
「これでどんな現場に落ちててもバレないでゴザルな!」と嬉しそうな折紙に、ついつい「現場でまっさらな紙とかヘンじゃない?」と突っ込んでしまった。
「む、どんな紙なら現場にあってもおかしくないでござろうか?」
「うーん?連絡先とか書いたメモ帳ならいくらなんでも始末するだろうし…チラシとか?」
「ほう…サスガでゴザル、キッドどの。では」
音もなくするりと、折紙はくしゃくしゃに丸められたチラシに化けて転がった。パオリンはそっと拾って、慎重に広げてみる。
「…今日び、片面一色刷りのチラシとかあるの?」
「…やはり、両面多色刷りが主流でござろうか?」
難しそうでござるな、イメージを強く持たねばとつぶやきながら、パオリンの手から離れたチラシは折紙になった。
「自分で言っといて何だけどさ、紙媒体のそのものが珍しいことない?てか何でメモ帳とかなの?」
パオリンの言葉に、口の中でぶつぶつと何事かつぶやいていた折紙が顔を上げる。たまにしか見せない、スミレ色の瞳がパオリンを映した。
「メモ紙なら、キッドどののポケットに入って、どこでもついて行けるかと。一番に助けに行けるでござろう?」
そう言って笑った。
さっきから何度も思い返していた、今日の折紙。
馬鹿だ。あまりにも馬鹿だ。そして変態的ですらある。
少し前の自分ならまず「誰にも守られたりしない」と怒っていただろう。そして折紙をキモがったはずだ。
それなのにあの時の自分ときたら、「あ、そう…」と呆れたように呟いただけだった。
そして今になって、恥ずかしいまでの折紙の言葉をしつこく反芻している。
「ねぇ、折紙さんじゃないの?」
重ねてタオルに問う、自分が滑稽だ。鏑木酒店のロゴはごく自然に垂れ下がっている。
「ちょっとこっちおいで」
返事のないタオルを引いて(借りる、と言い訳して)シャワーに向かう。

140 :
本当に折紙さんじゃないの…?」
シャワーを捻ってタオルと一緒に濡れながら、再三問う。しとどに濡れて腕に張り付いてくるタオルは普通すぎて、
疑えばきりがないほどに不自然さも感じる。
どこでもついて行く、一番そばにいると言っていた折紙。ならこのタオルだって折紙のはずだ。
自分で妙な理屈をこねていることは解っていたが、今はどうでも良かった。ちゅ、と角に口付ける。
舌先で探るとざらりとしていて、吸えば素直にパオリンに水を与えてくれた。
折紙さんは、どんな風にキスするのかな…
噛み付いても舐めてみても抵抗がないのがまさに折紙っぽくて、なんだか不快になる。
パオリンを好きだという態度も言葉もはっきりしているのに、妙な距離を開けて見守るような態度はパオリンには理解できない。
キス、して欲しいのに。
フロントのジッパーを下ろして、露わにした肌にタオルを張り付かせた。その上からそっと、小さなふくらみを包んでみる。
湿ってごわついた感触が、自分の手の感覚を誤魔化してくれる。折紙越しに触れているのだと思うと、おしりの方からぞわぞわと何かが上がってくる。
この手が折紙の手だったら。このタオルが折紙だったら。
桜色に色づいた胸の先端に、張り付いてるのが舌だったら。
「…っあ、」
くり、と強く先端を押し込んでしまって、思わず声が出た。加えていたタオルの端をぎゅっと噛み込む。
まだ小さな胸は、ゆるく揉んでみたところでまだ痛みしか感じない。
きゅ、と軽く抓るのは、吸われていること。
強く弾くのは、向こうも興奮してるってこと。
乱れた折紙も、情欲に塗れた折紙も想像がつかない。思い浮かぶのは、いつもうろたえたような態度だ。
なら、この折紙のはずのタオルは、今のパオリンをどう感じているのだろうか?
「ひゃ、あ、ん、」
きゅうっとタオルごと先端を握り込む。切なさが下半身に溜まっていく。
とがった胸は敏感になりすぎて、タオルに擦れただけで感じてしまう。
震える膝に耐えかねて、背中を壁に預けた。
ごわついた布越しに、そっと下に触れた。そこはもうとろとろとよだれを垂らして、誰かの指を待っていた。
(折紙さん)
このタオルが折紙なら………「こんな子だと思わなかった」って、軽蔑する?
「触って、いいよ…」
折紙を思ってこんなになってる自分に喜んで、むしゃぶりついてくる?
想像の折紙は、たまに見せる鋭い目でパオリンを壁に縫いとめる。
噛み付くようなキス。好きなようにパオリンの体に触れ、痛みも快感もパオリンに与えたあと、あそこに指を押し込んで…
(食べられちゃう、みたい、な…)
筋を撫で、肉芽を包皮ごと弾く。中に指を入れるのは、まだ怖い。
もしそこを折紙に舐められたりしたら、自分はどうなってしまうんだろう?想像だけでこんなに気持ちいいのに。
ひたすら折紙越しにそこを擦って、自分を高めていく。
「折紙、さ…」
(パオリンどの)
………!!
「う、ううっ」
声が漏れそうになって、パオリンは口の端に残っていたタオルを噛みこんだ。
指を入れてなくても、ナカがびくびくと達しているのが解る。指を止めても、体のふるえと快感は止まらなかった。
「ふぁ…」
だらりと口から外れたタオルを体からも放して、乱れたままに息をつく。
空耳で、イッてしまった。
そんなに折紙がいいのか自分、とセルフ突っ込みでため息をついても、増すのはむなしさばかりだ。
(…空耳、だよね?)
しげしげとタオルを眺める。試しに絞ってみたがぼたぼたと湯が落ちるばっかりで、当たり前だが悲鳴などおきるはずもない。
(なーんだ…)
残念、なのかほっとしたのか。

141 :
(ていうかコレ、ほんとにダレの?)
タイガーのなら、あのオッサンをおかずにしたみたいでイヤだし。
ローズのなら、申し訳なさで顔を合わせられなくなりそうだ。
なんと言ってもこのタオルは、パオリンのアソコの汁をたっぷりと吸ってしまったのだから。誰かに渡すなんて、とてもじゃないができない。
(洗ったらいいってもんじゃないよね?)
できることはひとつしかない。証拠隠滅。つまりは持って帰ることにしたのだった。
結局タオルはタイガーのもので、それはそれでうんざりしたのだけれど。

142 :
メモ帳と違って読みにくくなってます。本当にすみません。
折紙はぽるちおについてggr先生に相談してるといい。

143 :
GJ!
パオリンエロ可愛い!
タオルが折紙だったら絞られたら
痛いのかなとか想像してしまったw

144 :
ほす!

145 :
エロパロ版って何日書き込みなかったら落ちるんだっけ?
何もないのもさみしいのでちょっと邪魔するよー
アニ虎・アントニオがちょっと可哀想・キスのみエロなし・つまるところみんな馬鹿

146 :
「どこの馬鹿が馬鹿騒ぎをしているのかと思ったら、うちの馬鹿達じゃない」
 バーの個室――といってもフロアが分けてあるだけで実質には同じ空間を共有しているのだが、そこでヒーロー男性陣が酒盛りをしているところにアニエスがやってきた。
 どうやら、テンションを上げて騒いでいたので、文句を言いに来たらしい。相手が誰だかもわかっていなかった様なのに、店員に任せず自ら乗り込んでくるとは勇ましい事だ。
 ……酒に酔っているからかもしれない。若干目が座っている。
「大体誰が上手いのなんので騒ぐだなんて、男はいつまでたっても子どもね」
 ずかずかやってくるとソファーの真ん中にどんとアニエスが腰掛ける。あら、いいお酒飲んでるじゃないのと、イワンが持っていたグラスを取り上げ、くいとあおった。
「あ、いや、その……」
「なーんだよ、さっきまで『夜は俺のNEXT能力で無双だー!』とか何とか偉そうに言ってたのはどいつだよ?」
 アニエスが来た途端大人しくなったアントニオに、肩を組むようにもたれかかって虎徹が絡む。
「うるさいぞ虎徹!アニエスさんの前でそんな事言うな!」
「あーあー、牛の癖に猫かぶっちゃって、やだねー?」
「で?結論は出たの?」
 アニエスがくすりと笑いながらあたりを見渡す。
「KOHは夜もKOHなのかしら?それともここはスーパールーキーに譲るの?」
 キースは挑発的なアニエスに対してはははと笑って返すだけだった。
 アニエスがぐいと身を乗り出す。
「比べて結果を出してあげましょうか?」
 ぞくりとするほどの色香を放っており、そばのイワンなどは、その色香にあてられた様に真っ赤な顔で身を縮こませてしまっている。
 艶めいた唇がくすくすと笑っているが、キースはすっと自分とアニエスの間に自分の手を差し挟んで穏やかに笑って断った。
「いや、遠慮しておこう。そもそも私はそういうキスはした事がないから、きっと下手だと思うよ?」
「――アラ」
「……それって……」
「スカイハイさん……」
 キースの発言に、バーナビーとイワンが言葉を無くす。
 つまり、いや、まさか。いやいや、そういうキス、というのがどういう意味を持つかにもよるではないか。だが、マジ天使、などと揶揄されるスカイハイだ。本当に童貞――どころかキスひとつした事がない、なんて冗談みたいな事態になっているのかもしれない。
 それを何も肩肘張らずに言ってのけられるだなんて、流石KOHは違う、と、変なところで尊敬の眼差しを一身に受けている。
「……あれ?どうしたんだい?」
 キースはその眼差しの意味がわからず、眩しそうに眼を眇めたようないつもの笑顔で小首をかしげた。

147 :
「情けねーなあ、ついさっきまでどいつもこいつも俺が一番だって騒いでたくせに」
 キース以外は、であるが。イワンすら一番とは言わないものの、それなりに見栄を張った物言いをしていた。いざ女が出しゃばってくると大人しくなっちまって、まー情けない。バーナビーの奢りだと決めつけてガンガン酒をあおっていた虎徹がそう言って仁王立ちしていた。
「俺が見本を見せてやるよ」
 ガチャリと虎徹がテーブルの上のグラスや酒瓶を掻きわけスペースを作ると、マナーなどお構いなしとばかりテーブルに腰掛けた。
 ソファーに腰掛けていたアニエスの腰に手を伸ばすと、ぐいと一気に抱き寄せる。
「よおく見とけよー?」
 アニエスの方は、特に慌てた様子もなく、虎徹の首に手を回し、髪を梳くように頭を撫でた。
「へえ?貴方できるの?他の女に」
「……男だからな?」
 そりゃイイ女はほっとけねーわ、と虎徹が笑った。
「ちょっ、こて――」
 アントニオが酔いも醒め、虎徹を止めようとするが、出来上がってしまっている虎徹はそれに気づかない。そのままアニエスに口づけてしまう。
 軽く唇を重ね、互いに視線を交わした後、求めあうように、舌を絡める。
 時につつくように舌を刺激したり、吸い付いたり、吸い付かせたり。そこへ吐息が混じる。次第に熱を帯びていくのが周りにいる者にもわかった。
 言葉もないアントニオに視線を流し、くすりと笑いながらアニエスは虎徹と深いキスを交わ続けている。なんと意地の悪い人だろうかとバーナビーは思った。
 だが、そういうところも含めてアントニオは虜になってしまっているのだろう。アントニオでなくともその妖艶さにどきりとしてしまうのだから仕方もないのだろうか。……ますますアントニオに同情する。
 それにしても、いくら酒に酔っているとはいえ自分の相棒の馬鹿さ加減はどうにかできないものか。貴方は親友なのではないのかと頭を振った。

148 :
「……」
「どうだ。ひっさしぶりに女になれたろ」
 ゆっくりと唇を離した後、虎徹はにたりと笑っていた。
 艶やかな口紅が、虎徹の唇に移ってしまっている。バーナビーが呆れた様子で虎徹に紙ナプキンを手渡した。
「――」
 満足そうな虎徹と違い、アニエスの様子は少し違った。ふう、と大きくため息をつくと虎徹の膝から降り、ソファーにかけ直した。
「何調子に乗ってるの?ヘタクソ」
「――」
 虎徹が大きく目を見開き、大きく息を吸い込み――そして。
「うっそだろ!?」
 咆えた。
「私も嘘でしょうって聞き返したいぐらいよ」
 あんな大見得切っといて、期待した私が馬鹿みたいとアニエスがつまらなそうに唇をとがらせている。だが、虎徹の方はそれどころではない。何とかその前言を撤回させようと躍起だ。
「だったら、キスだけじゃなくって――」
「ちょっと虎徹さん!?服脱いでここで何するつもりですか!?」
「そりゃあ――」
「うわあ、タイガーさん言わないでください!流石にここではマズいです!ここでなくてもマズいですー!」
 バーナビーとイワンが必で虎徹を止めようと押さえつけている。
「――大体どんなものか想像つくわよ。これ以上貴方にがっがりしたくないから結構だわ」
「っなっ!?おっ前アニエス、変な意地張ってんじゃないぞ!ぜってー良かったはず、ぐえ!?」
「いい加減諦めろ虎徹」
 NEXT能力を発動させたアントニオが虎徹を引き倒し、つぶれた蛙のように床に大の字となっている虎徹の上にどかりと乗っかった。虎徹が首を捻ってアントニオに離せと懇願する。
「さっさとどけろ!これは俺の沽券にかかわる事だ、ここで引くととんでもない事に――」
 そう言っていると、地べたに押さえつけられている虎徹のそばにキースがべたりと床に座り込み、虎徹と目線を合わせるため、床に頬を擦り付けるような体勢を取った。その目はキラキラしている。
「ワイルド君。ヘタクソでも結婚はできるし、子どもも持てるんだね!勇気がわいてきたよ。ありがとう、そして――」
「ほーらな!?こういう馬鹿が出てくるんだよ!」
 俺違うから、ヘタクソと違うからー!
 虎徹が悲痛な声を上げたが、騒がしいバーでは、聞き取るものも他にはなかった。……あえて聞き逃されたといった方が正しいか。

149 :
以上! ――だが、アニ虎じゃねえ 虎アニだ! いや、アニ虎でもおかしくはない…のか?
これに続けて虎薔薇貼り付けようかと思ったが エロくもないし虎薔薇じゃあなあという事で
保守必要そうなら次の機会に貼り付けてみる

150 :
牛さん…(´;ω;`)ブワッ
でもなんか新鮮でよかったGJ!!

151 :
乙!乙!
たまには牛にもいいめをみさせてあげたい気はするんだが
やっぱ牛は可哀相だからこそ輝くんだよな!と思ってしまったw
虎の二重のダメっぷりもよいな!
そして、ひょっとしたら夜はKOHになれない空だけでなく兎と折紙もDT…?

152 :
感想ありがとう!
ヒーローTVでは振るわないロックバイソンも夜はKOHなはずだ!

153 :
でも牛さん素人DTく…
いやなんでもないよん♪

154 :
乙&GJ!

155 :
年末年始だし 面白いイベント事で書いてみたかったけど
この間のアニ虎に続いての虎薔薇投下するよー
ほかの組み合わせも読んでみたいけど 書き手はあんまいないのかな?
小話投下するより 皆でまったり話できる場にした方がいいのかなー

156 :
「きっ、聞いたわよ、タイガー」
 あれから数日。
 トレーニングルームにやってくると、頬を染めたカリーナが、わざわざ虎徹に話しかけてきた。したり顔で。若干うんざりしながらも、尋ねてみる。
「へーえ、何を?」
「タイガーって、その――キス、ヘタクソなんだって?」
 ……やっぱりな。
 この調子だとヒーローズは皆知っているだろう。そして、ヒーローTVスタッフの耳にも入り、一週間の後にはゴシップ誌にでかでかとワイルドタイガーはノーテクだのなんだのという文字が躍るのだろう。虎徹は頭を抱えてしゃがみこんだ。
「あっ、そ、そんなに気落ちする事ないわよ!?ヘタクソだって、愛情があれば――」
「お前にまで慰められるとか、もう俺泣きそう……」
 情けなさ過ぎてこのまま消え去ってしまいたいと虎徹は思った。あれは絶対にアニエスが意地を張っただけだ。絶対そうだ。
 そんな虎徹の傍に、おずおずと、カリーナが同じようにしゃがみこんだ。
「……あの。本当にヘタ、なの?」
「んなわけあるか!周りが言ってる事は全っ部嘘だから!ありえねーから!」
 断じて、絶対に!
 虎徹が大きな声で、身振り手振りも含めて弁明をする。
「必すぎてかえってアンタの言ってる事の方が嘘っぽいんだけど」
 顔も触れんばかりの距離で虎徹ががなり立てているため、カリーナが両耳に手をやり眉間にしわを寄せている。
「嘘を嘘だっつって何がおかしいんだよ!」
 じゃあ、ハイそうです俺ヘタクソなんだよって言ったら、お前らは、ですよねー、って納得するんだろ?いったいどうしろっていうんだよ!?
 虎徹はカリーナの肩をがっしり掴み、がくがくと揺さぶっているため、カリーナがあわあわと間抜けな声を上げている。いくらか虎徹が落ち着いたところで目を回しているカリーナに気づき、あ、悪いとその手をやっと放した。
 まったく、とカリーナが虎徹を睨んだ。だが、しばらくして恥ずかしげに視線をそらし、ぼそぼそとしゃべり始めた。
「ホントかウソか――た、確かめてあげよっか?」
「……は?」
 きゅっと唇を引き結び、意を決すると、虎徹を見た。
 キスして、確かめてあげる。
 真っ赤な顔だった。
「ホントだったらタイガーは上手だ、って言ってあげる。」
「……」
「ヘタだったら、上手になるまで練習台になってあげる」
「ヘタなわけねーだろ」
 虎徹が真っ赤な顔のカリーナからほんのわずか視線を下に移す。カリーナの手は小刻みに震えていた。
 あーあー。無理しちゃってまあ。
 一生懸命考えたんだろうなあ、などとぼんやり思う。これで男を誘ってるつもりなんだろうな、と。震えている事にも気づかず、本人としては精一杯妖艶に策を弄したのか。
 こんなたどたどしい誘いに乗るのはさすがに気が引ける。諌めようと口を開く。
「……あのな、ブルーローズ」

157 :
「――ヘタクソ」
「ぐ!?」
 虎徹がカリーナをひきつった顔で見る。
 カリーナは虎徹をキッと見つめた。相変わらず顔は耳まで真っ赤で手は緊張から来るものか恐れから来るものか震えていたが。
「タイガーは、口ばっかで女をろくに満足させる事もできない、ドヘタクソのノーテク男」
「ブルーローズ。大人を馬鹿にするんじゃないぞ……」
「……」
「お前ねえ……」
 必になるあまりだろうか、その挑発的を通り越して失礼極まりない物言いにムッとくる。――が、それだけでもない。
 ……ああ、マズいマズい。マズいよなあ。そうは思うが、こんなに頑張ってる子どもの努力に報いてやるのも大人の務めだよな。などと無理に理屈を捏ねてみる。
 俺、ロリコンのケはないんだけど。でもこの歳ならもうロリじゃねーよな。あ、でもコイツいくつ下だっけ?やっぱ俺ロリコンか?
 ――もうどっちでもいいや。大人でも子どもでも、やっぱイイ女はほっとけないもんな。
 震えるカリーナの手を掴むと、ぐっと引き寄せた。バランスを崩してカリーナがへたり込みながら虎徹の腕の中におさまった。
「――っ!?」
「お前が言い出した事なんだからな?」
 囁く声が近すぎて、甘すぎてカリーナが緊張する。ばちりと虎徹と視線が合ってしまい、慌ててギュッと目を閉じた。
 それでも緊張のため顔はどんどんうつむいていってしまう。それでどうやってキスしろっていうんだと虎徹がカリーナの頭を撫で――額へキスをした。
「――」
 カリーナが顔を上げる。
「いきなり口からいくと思ったか?お嬢さん?」
 子ども扱いしたような物言いに、カリーナがカッと頭に血を登らせる。
「こ、子ども扱いしないでよ!私は――っ、ん、んん――」
 怒りのために上げた顔と、文句を言うため開いた口にむしゃぶりつき、そして舌を滑り込ませる。
「……っは、あ……」
 急な事に、反射的に逃れようと虎徹の胸に手をつき、必に押しやろうとする。思っていた以上の力に虎徹が顔をしかめ、唇を離す。
 息継ぎをするようにカリーナが大きく息をつき、身をよじる。
「馬鹿、逃げるな。まだに決まってんだろ」
 男をその気にさせといて、これだけで済むと思うな。だからお前はお子様なんだよ。
 カリーナが逃れぬよう、強い力で掻き抱いた。

158 :
「んんっ、ん、ぅ」
 カリーナの甘い声が、虎徹の鼓膜を震わせる。
 たっぷりと、しつこいぐらい念入りに、カリーナの咥内を犯す。
 これっぽっちで満足できるわけもない。下の方などはち切れんばかりだ。いっそ押し倒してしまおうかと悪魔が囁きかけるが、そこは思いとどまる。
 入れなくっても、骨抜きにしてやる。ヘタクソなんて言わせねえ。
 虎徹から逃れようとしていた手はもはや虎徹にすがるように、その服を掴んでいた。だが、快楽のため力が入っていない。結果カリーナは虎徹の腕の中でなすがままとなっている。
 わざと音を立てるようにキスを繰り返していたが、カリーナが荒く息をつき、首を振るようなしぐさをした。
「……あー、もう嫌か?」
 足りねえ。
 そう思いながらも、唇を離す。
「ちが……っ、息……」
 息が続かない。窒息してしまうと、カリーナが過呼吸気味に短く息を繰り返す。
 浅く上下する胸に唾を飲んだ。手をさしのばして、柔らかいだろうその胸を乱暴に掴み、かぶりつき、歯を立て、痕を残してしまいたいと考え、首を振った。
 駄目だ。これはキスだけだ。俺が下手じゃないって証明するだけなのだから。そう、キスだけ。
 ――キスは必ずしも唇にしなければならないってもんじゃないよな。さっき額にしたみたいに。
「ひゃ……!」
 のけぞるようにそらしていたカリーナの首筋にキスをする。少し位置を変えてもう一度。今度もカリーナが短く声を発したが、先ほどの驚きのみの声ではない、艶めいたものだった。
「だ、め……」
 虎徹を見上げ、目尻に涙をたたえて懇願している。その表情で、男がやめると本当に思っているのだろうか?ただ興奮させるだけなのに。
「耳がいいか?」
 囁きかけ、耳朶を食むようにキスをした。
「ふぅっ――だ、め、ぇ……!」
 本当にそう思ってるのかよと虎徹は薄く笑った。
「じゃー、やっぱこっち」
 そう言って、再び唇へと舞い戻る。

159 :
「……ちょっと調子に乗りすぎたな、こりゃ」
 キスだけでこんなになるなら、コイツはヤるたびぬんじゃないだろうかなどと意識を手放しているカリーナの髪を梳く。
 白い肌は、先ほどまでの行為の名残でまだ桜色に染まったままだ。それでももうしばらくすれば、いつものみずみずしい白い肌となるだろう。
「やっぱ痕、つけちまおーかな……」
 くだらない独占欲で縛ってしまおうか。
 どこに痕をつけてやろう。
 少女カリーナを縛りつける――あるいは氷の女王ブルーローズを?湧き出でてきた支配欲にぞっとするとともに、ぞくりとする。
 首筋に舌を這わせ、吸い付く場所を吟味していたところでカリーナが目覚めたようだった。
「何、してるのよぉ……」
「あ、気ぃついたか?」
「別に、気なんて失ってない……もん」
「あっそお。ふーん?」
 にやにやと笑う虎徹に、カリーナが居心地悪そうに視線をそらした。
「何よ……」
「で?いかがでした?俺のちゅーは」
 アニエス達の言っている事の方が嘘だとこれでよくわかっただろうと得意気だ。
 カリーナはうっと言葉を詰まらせ、虎徹の腕の中で恥ずかしげにもぞもぞ動いた後で、ぼそりと――でも虎徹の耳には恐ろしいほどはっきりと聞き取れた。
「ヘタクソ」
「はあ!?」
 何言ってんだこのガキは!
 虎徹がどういうつもりか問いただそうとしたところでカリーナが先に口を開いた。
「だって。……一回だけとか、ヤだもん……」
 上目づかいに虎徹を見ている。
「……っ!?」
 虎徹が降参だと言わんばかりに大きく息を吐いた。
「……あー。お前に比べりゃ、俺なんてぜんっぜんヘタクソだわ。そんな相手を蕩かせるような目、俺にはできねー」
「ううん。さっきのタイガーの目、すごかったよ?怖いぐらい。――あの目に見つめられたら、もう何も考えられなかったもん」
 ぞくりと来る男の目。獣の目。あの目に射止められたら、小娘などただの獲物と成り果てるほかない。
「今は?」
 つい興味に駆られて聞いてみた。
「今の目は、優しくて――どっちも好き」
「……ふーん。そっか」
 どこか嬉しげなその様子に、カリーナが自分の発した言葉を思い返し、慌てた。
「! 目!目だけだから!別にアンタの事とか別に――」
 バタバタと暴れるカリーナに、虎徹はやれやれとうんざりしたようにため息をついた。
「可愛くねー奴だなあ、お前は。」
「……」
 その言葉に、カリーナがバタつくのをやめ、しゅんと肩を落とし小さくなってしまった。
 わかりやすい奴だな。本当に。そんな事じゃ世知辛い世の中、渡っていけねーぞと虎徹が心配する。底意地の悪い、キスのヘタクソな中年男にいいようにされちまうぞ、と。
「ちゃあんと可愛気の出るように――俺の言う事ちゃんと聞くように躾とかねえとな?」
 虎徹が笑い、カリーナにキスをした。

160 :
ではでは お邪魔しましたー!

161 :
カリーナかわいいのう
こりゃ虎徹じゃなくてもいじめたくなるってもんだ
GJでござる

162 :
GJでござる!GJでござる!
生意気な口が可愛いけど小憎らしいのでもっと塞ぐとよいと思うのでござる!

163 :
初心なおじさん転がしのカリーナかわいいですw
GJ!

164 :
>>162
折紙さん自重してくださいwww
あからさまに経験の少ない子に上手い下手もないぞタイガー
ずるいぞタイガーうらやまけしからん

165 :
GJ!
けしからんもっとやれ!

166 :
おお みんないたー!
GJの一言が何より嬉しい!

167 :
あ sageてなかった ごめん

168 :
来年もよろしく!
オレ、がんばって書くよ…、いつになるかわかんねけど

169 :
あけおめことよろ
昨日は元旦からジェイクリエロ妄想してたんだけど
今朝になって熟女物っぽいのはどうなんだと正気に返った

170 :
>>169
何の問題が

171 :2013/01/05
ウェルカムだぜ>>169
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