2013年01月エロパロ306: 【朝ドラ】梅ちゃん先生でエロパロ2 (249) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【朝ドラ】梅ちゃん先生でエロパロ2


1 :2012/10/16 〜 最終レス :2013/01/05
前スレの容量、超えてしまったみたいです、申し訳ありません。
立てていいものかわかりませんが、立てておきます。

2 :
広×梅の続き張っておきます。
ほんと申し訳ないです。

3 :
と、思ったんですがこっちでも書き込めないようなので、
ちょっと様子見ます。
前スレのdat落ちを回避出来ないかちょっと調べます。
よくわからないのに、長い物を落としてしまって本当申し訳ありません。


4 :
ちょっとの間離れます。

5 :
えっ!!??
えらいとこでおあずけwww
>>1
超乙

6 :
>>5
戻ってきました。
スレを見つけて下さってありがとうございます。

他の方がここに来られるかどうか少し心配しています。
本来なら前スレの最後で誘導すべきだったのでしょうが…
不手際申し訳ありません。
dat落ちについてですが、板によって異なり、
大体512kを超えて24時間程度で起こるようなのですが、
回避の方法があるのかどうかはわかりませんでした。
保管庫的なものを作れればとも思ったのですが、
寡聞にしてわかりません。
その方法もこれからちょっと調べてみます。
とりあえず、書き込みは出来るようなので、
続き置いときます。

7 :
広志は後ろから両手を回し、梅子のブラウスを脱がせブラジャーを上にずらした。
 乳首をつまみ上げ捻るようにすると、梅子はぬるぬるしたそこをひくひくと蠢かせ、すすり泣いた。
 その纏わり付く秘肉の感触を味わいながら、広志は小さく鋭く何度も突いた。
 
 「梅子さん……」
 
 梅子が限界が近い事を知らせるように顎を上に向け、身体を伸ばす。
 これが最後とばかりに上も下も捏ねてやる。
 「もう…だめ……いい……いいの……いい…ああ……あ……んんっ…………はあんっ!」
 ビクンと身体全体を震わせたあと、何度も肩を上下させて梅子は絶頂を示す。
 すぐには去らない快感の残滓が、まだ小さな声を出させる。 
 「ああ…はっ…はっ…あ…」
 その梅子の美しさと淫らさにすっかり魅入られながら、広志はどくどくと精を吐いた。
 
 *
 
 「梅子さんも、人間なんですね」
 「え?」
 「今日、邪なことを考えてるのは僕だけだと思いました。だから、自分を抑えないと思ったんです。
  でも、梅子さんが僕を求めてくれて……本当は嬉しかった」
 
 去り際にした会話を思い出しながら、梅子は一人、残った仕事を片付ける。
 自分を顧みて、顔から火が出る。
 自分は広志以上に、邪で、貪婪な人間だ。
 この間と同じ事を考える。これは褒美なのか、罰なのか。 

 <おわり>

8 :
たった1レスで、何だか間抜けなことですが…
一応これで終わりです。
失礼しました。
出来るだけ後片付けしたら、また半年ROMります。

9 :
えーそんな、ROMらないで下さい!
広×梅、背徳感あふれるシチュエーションが超好みで萌えます・・・
よかったらまた書いて下さい!

10 :
>>1 スレ立て乙です
広梅GJ!
濃厚なの大好きw
この梅子の乱れ具合は最高の御馳走っすw
夕暮れ、隣に住む家族、20m先にいる旦那…
いつ誰が来るかわからない診療所‥
隣にノブが眠る室内での自慰‥
もう最高っす
書き上がったらどんどん投下してください
スレが別れようとも無問題!
前スレの梅子から見たノブもGJ!新鮮でした
ここにきて職人さんたちが大量に落としてくださるので激嬉しいです!

11 :
>>9
>>10
ありがとうございます。
すごく、励みになります。

乗りかかった船なので、保管庫のことをちょっと考えてみます。
専用ブラウザなら前スレがdat落ちしても暫く見られるようですが…
折角の皆さんの作品を埋もれさせるのは、惜しい気がして…
もし、出来なかったらすいません。
また明日、ちょっとやってみます。


12 :
前スレ
【朝ドラ】梅ちゃん先生でエロパロ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1339855322/


13 :
迷子たんたちが、たどり着きますように

14 :
11です。
前スレ、まだdat落ちにはなっていないようです。
他の板と比べて新しいスレが立ちにくいからかもしれません。
保管庫は何とかなりそうです。
数日中には形に出来ると思います。
その時にはまだこちらに書き込みます。

15 :
ありがとう!
保管庫できるのは嬉しいなぁ!
何から何まで本当にありがとう
甘えついでに落ち着いたら、また新作読ませて下さーい

16 :
助かるわー
スマホでログ保存しようとしたらフリーズしやがって
PCで作業するタイミングがどうしようか悩み中だったんで

17 :
>>1 =11さん
本当に有難うございます!!
全部お任せみたいになってしまって、申し訳ないです。
宜しくお願いします。
広梅も、またまたgjでした!
背徳行為って、凄く萌えるwww
自分はノブ梅書きですが、広梅を読むと転げまわりたくなるほど萌えるw
どうか、また思いついたら投下して下さい。

ついでといっては何ですが、短いやつを投下します。
婚前のノブ梅、エッチ無し(キスあり)です。

18 :
「はぁっ」
梅子は自分の机に向かい、新しい論文を見つめながら深いため息をついた。
左肘をついて手のひらに顎をのせ、右手を論文の上においているが、いっこうにページをめくる気配はなかった。
『俺の、嫁なんだからよ』
頭の中では、昼間に信郎が何気なく言った一言がグルグルと渦を巻いている。
本当に私、ノブのお嫁さんになるのよね。
二人の交際は結婚を前提に始まったのだから嫁になるのは当然なのに、改めてそう言われるとどうにも落ち着かない。
部屋の中の空気が重たくなって自分を縛り付けているような、息苦しい、それでいて嫌な気持ちではない不思議な感覚、
梅子は立ち上がると窓を開けて顔を出し、火照った頬に冷たい夜風を当てる。
向かいに建つ安岡家を見ると、二階にある信郎の部屋の電気もまだついていた。
こんな風に確認するのは、今日何度目だろう。
「会いたいな……」
そこに信郎はいるのに、二人を分かつこの僅かな距離さえも、梅子にはもどかしく思えた。
ジュリエットだったら、窓から愛の告白をしている時にロミオが下で聞いているのよね。
ふと医専時代にやった芝居を思い出し、愛しい人の名前を呟く。
「ノブ……」
「おっ、梅子か。ちょうどよかった」
「えっ?」
突然近くで信郎の声が聞こえたかと思うと、一階の庇にあたる屋根の上を忍び足で歩いてくる信郎の姿が見えた。
「ちょっと、何やってるの!?」
梅子は驚いて、しかし家人に気づかれないように小さな声で問いかける。
「何って、梅子が何度もこっち見るから、会いたくなって来ちまった」
信郎は梅子がいる窓の下まで歩いてくると、窓を挟んで同じくらいの高さで向かい合い、満面の笑みで答えた。
下村家の一階にある厠の辺りから屋根伝いに歩いてきたという話を聞いて、呆れながらも梅子は笑う。
「私のロミオは、大胆な行動派ね」
梅子は、何だそれ? と言ってポカンとしている信郎の首筋に抱きついた。
「会いたかった。ありがと、来てくれて」
信郎の腕が梅子の背中に回される。自然と重なり合う二人の唇に、もう初めての頃のようなたどたどしさはない。
息を継ぎながら何度も何度もキスをして、互いの気持ちを確認するように舌先を絡めあった、
離れたくない。このまま、ずっと……。
さっきから感じていた息苦しさの正体は、嬉いという気持ちなのかもしれない。
梅子は信郎の胸に頬を寄せると、来たる日を思い描いて、湧き上がるその気持ちを胸いっぱいに感じていた。
――終――

19 :
>>18
うわーGJGJです!リアルロミオとジュリエット!

20 :
おぉ!なんとロマンチックなノブ
GJ!
情景浮かびますぞ!
毎度すばらしい!

21 :
職人さん達乙です
ロミジュリ…壁のシミだった頃を思うとなんか泣けてくるw
だれかノブ梅の長いエロ買いて下さいw
まだまだお互い知らない事いっぱいあるんじゃないかとw
ところでこれはどっちのスレを使うんですか?

22 :
>>21
前スレが容量超えてるようなので、ここかな

23 :
>>18 いいいい!GJ なんつーアイディア!隣同士をこういう使い方するなんてすごい!
>>21 ぴんくは容量でも達するエロいとこw
ノブ梅の長エロ、シチュ思いついたから書いてみる
ちょ〜っと時間ちょーだい

他の職人さんのもどんどん読ませてー
本編終って萌えが足りないorz

24 :
そういう仕組なのか知らなかった
エロいなこの板w
>>23
待ってますw

25 :
>>23
おお、長編とは嬉しい!待ってます!

26 :
14です。
保管庫が、何とか形になりました。
いろいろと至らない点はあると思いますが、よろしくお願いします。
何か問題あったら、ここでもいいし、
保管庫の掲示板もスレ立てたので、言って下さい。
http://w.livedoor.jp/umeeroparo/
18>>
GJです。
付き合い出した時の甘い気持ちが満ち満ちてて、いいですね。

27 :
あ、直リンしてしまった…ごめんなさい。

28 :
>>26
乙ですー!

29 :
>>26 
乙っした!
これで安心 ホッ
職人様、正座してお待ち致しております!

30 :
>>26
保管庫を夢中で読んでしまう…
本当にお疲れ様でした!!

31 :
>>26
どうも有難うございました!
私も保管庫を読み漁り中(お礼が後回しになってしまって済みません)ですが
どの話も作品に対する愛に満ちていて、萌えながらもホッコリしてしまうw
超お疲れ様でした!!

32 :
「診療を終えて玄関を出たらね、『梅子』って声がしたの。
驚いて振りかえったら、ノブが迎えに来てくれてて、また帰りにお汁粉食べたのよ。
やっぱりこれからは真っ直ぐ帰るわ。
弥生さんから見ても太って見えるなんて…。
往診先を知ってるの旦那と言うのも困りものだと思わない?」
(ハイハイ…
幼なじみバカップルの愚痴は今日もノロケ。
当直前に診療所の様子を見に寄った私がバカだったわ。)
弥生は毎度聞かされる愚痴と言う名のノロケに、呆れながら大学病院への道を急いだ。
資料室には、弥生専用サンドバッグが嬉々として待っている。
おわり

33 :
新作の梅ちゃん先生がついに終わりですね。
記念に新婚時代のノブ梅短編を置いておきます。

34 :
自分は明日以降しか見れないがSP後編評判良いみたいで楽しみ
>>32
SPへのワクワク感をさらに高めてもらいました
ノブ梅のほのぼのさと山倉弥生のムズムズさがギュッと詰まっててGJです!

35 :
SP後編めっちゃ良かった
ノブ梅の喧嘩〜抱擁がリアルな感じでお互い本当に幸せそうな感じで見てるこっちが照れたw
欲をいえばキスしてほしかったけど、朝ドラ昭和モノで梅ちゃんの世界観じゃなくても仕方ないかな
民放だったら確実にキスしてる良い雰囲気だった
実況でもノブ梅は今日確実にヤるとか3人目できるなってレス多くて吹いた

36 :
後編盛り上がったね…w
なんか萌えの宝庫だった
ただせっかくきのやん記者可愛いと言ってたんだからフラグ立ててあげてと思ったw

37 :
実に萌えだくさんなSPだった!
あれをオカズにパロ10本軽く書けそうな今の気分w
仕事が忙しくなけりゃもっと進むのになぁ
梅子がノブの首に飛びついた時ノブが梅子の腰を掴んで抱き上げるとか、もう鼻血でそうだ
山弥もすごく良かったし、松神も面白くなりそうだし、まさかの陽珠w
キノヤンは確かに心残りだけど、光千は親公認だし、パロ的に考えて
ラストで一気に組み合わせが増えるって実にありがたいw
もう一度見て書くぞー
おりゃー!

38 :
>>3
おおお!頼もしい!!
自分は後編の威力に創作意欲がむしろしぼんでしまった
弥生さんの涙に張り合えるパロが思いつかん…
保管庫にもまだない山倉弥生の本番は切実に読みたいんだけどなぁ

39 :
>>38
張り合わなくとも
そのまま婚前旅行に行かせてくれたら御の字っす

40 :
梅ノブの未だ恋人同士みたいなやりとり可愛いw
本当に子供2人いるのかよっていう
見てるこっちが照れたw
あの後はさぞかし燃えたんだろうな…


41 :
>>40
近所の人達に見られてパッと離れてたけど夫婦なんだから別にいいのにねw
一気に双子が出来るかもしれない…w

42 :
ノブの作業着の裾をぎゅっ、と握ってる梅ちゃんとその手を握るノブも可愛かった。

43 :
「・・あ、そういえばあの2人どうなったかな。。。」
・・・もう、人の心配してやがる。
「ふたりって、山倉さんと弥生さんか?」
「そうなの。お互い、意識し合ってるはずなんだけど。」
「そんなのは、うまくいくときゃ、心配しなくてもうまくいくもんだ。
 俺らだってそうだったろ。」
「そうよね。・・・そうだったわ。」
梅子の顔がほころぶ。
こいつのこんな顔、久しぶりに見た気がする。
「まだ仕事?」
「おう。もうすぐ、一区切りつく。」
「わかった。じゃぁ、お風呂わかしておくわね。」
工場を離れようとする、背中に
「おい、梅子。・・・今晩、、覚悟しとけよ。」
ぽかんとする顔が、どんどん赤くなって
「・・・・・・・・ばか。」
へへ。。早く仕事おわらせなきゃな。

44 :
きゃーっ!
萌え〜萌え〜
キュンキュンキュン〜〜っ!
覚悟しとけよ・・
覚悟しとけよ・・
どんなことするつもりなのー?
ノブーーーーーっ!
覗き見したい〜〜〜〜っ!
ウルトラGJでしたーー!!
御馳走さまです!!


45 :
SPの仲直りシーンで何度も萌えんでいる43です。
おもわずの初投稿をおいしく召し上がっていただけてなによりです。
その夜の詳しくは、他の職人のみなさま何卒よろしくお願いします。
正座して待ってます。

46 :
>>43
ひゃー!照れる照れる!も〜なんて可愛い夫婦なんだ!GJです!

47 :
>>43
GJ!
喧嘩した後のあのいちゃいちゃぶりからするとあの日の夜は相当燃えたと思うよw
梅子に抱きつかれた時のノブの反応見ると、
梅子が抱きついたのもノブが抱き上げたのもアドリブっぽかった気が
それにしても2人は普段どこでエッチしてるんだろうね
さすがに太郎と新の真横ではできないだろうし一階にはおばあちゃんいるし
やっぱり一時期陽三が寝泊りしてたあの部屋かな?

48 :
>>43
のた打ち回るほど萌えまくった!感動した!!gj!!!
44さんみたいに「覚悟しとけよ」が頭の中をグルグル回ってるwww
本当にいいSPだった。
ノブ梅にも山弥にも、泣かされながら何度も見返したわwww
いいドラマに巡り合えて幸せw

49 :
>>26
リンクがおんなじアドレスみたいっすよ

50 :
「美味そうな匂いだな」
台所の梅子に声をかけると菜箸を握ったまま梅子が振り返る。
「でしょう?今日はポテトサラダも作ったのよ。味見する?」
「ああ、一口もらおうかな。」
ボウルの中から菜箸でひょいっとつまみ上げたポテトサラダを、俺はパクリと口にした。
「うん、ウマい。梅子また腕上げたな。」
「お褒めに預かり光栄です、旦那さま」
嬉しそうに言う梅子の口元には何口味見をしたのかマヨネーズがついている。
「梅子じっとしてろ」
俺は声をかけると梅子の口元をペロリと舐めた。
「今日は少し遅くなるから先に飯食ってろー」
俺は後ろ手にひらひらと手を振り、ポテトサラダよりずっと美味しい味に勢いを貰い作業服の袖を捲りあげた。
「よしっ!さっさと仕上げて早く帰ろう!」
<おわり>


51 :
ノブ梅は、信郎が梅子を美味しく調理するところが絶妙に萌える
書いていても萌えるw
SPは梅子が信郎を調理していたところが萌えた
叱られてハイハイ従うしかない信郎とか、診療所での怒涛の言葉責めとかw
何よそれ開き直る気?と追いかけ飛び付く梅子の運動神経とか、幼い頃の梅子ならあり得んw
嫉妬は偉大だw

52 :
「じゃあ弥生さん、よろしくお願いします!」
いきなりどさり、と背中に何か―――というか自分の夫、山倉真一がのしかかってきた。
瞬間的に、押し倒される、と思った。
「ち、ちょっと待って!―――っていうか一端離れて!!」
「えっ!?まさかここまできて心変わりとか言わないよね!?」
「はいはいそんなこと言わないから!とにかく離れて!そこに座って!!」
いきなり背後から抱き着いてきた男をどうにか振り払い、向かい合う。
今日はいわゆる『初夜』というやつで、まあ当然、そういうこともするんだろうなとは思っていたけど。
「…いきなりすぎない?」
「ん?何か言った?」
「…別に!」
そういうことについて、自分には、映画や小説や、それこそ医学書の知識しかない。
あれが普通、なのかも。
そして―――こんなことを考える自分は、おかしいのかもしれないが。
はっきりさせないと、多分、これから行うあれやこれやに間違いなく影響が出る。
「…山倉さん、」
「真一、ね。」
「あ…そう、ね。じゃあ―――真一、さん」
「うん、何かな」
「えっと…」
妙に神妙な空気に包まれつつ、絞り出す。
「―――…初めてなの。」
「え?」
耳に手をあて、『聞こえない』のジェスチャーをする姿が何故か腹立たしく感じ、思わず声を荒げた。
「だからっ…こういうこと、初めてなの、私!!」
「ああ、そんなことなら…」
「真一さんは!!?」
「はっ!?」
「したことあるの?ないの?どっちよ!?」
ポカン、とこちらを見ている真一を見て、しまった、と後悔した。
だが、もう遅い。
「だ、だって、男の人なら仕方ないって言うけど、やっぱり気になるじゃない!私だけ初めてっていうのも不公平だし、それに、」
「ぶっ…は、あはははは!!」
一気にまくし立てようてしたところを笑われて、頬がかあっと熱くなるのを感じる。
「!!な、何!?何がおかしいの!」
「いやー…弥生さんってかわいいなあって」
「………はっ?」
「安心して、でいいのかな、僕も初めてだ!」
「ぎゃっ」
言いながらこちらに飛びついてきた真一に、今度こそ押し倒された。
電灯の明かりが真一の身体で遮られて、視界が薄暗い。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ごめんこれ以上は無理だ…
色気のあるやり取りとは無縁な方向に…
誰か続き書いてくれー

53 :
>>52
すごいww
脳内再生余裕www
GJ!

54 :
>>52 リアルな映像が再生ww
中の人たちがこれから先、別のドラマで共演したとしても
こんなに萌え散らかさんだろうなと思うと・・・寂しい。

55 :
>>51
「はい…」と従ってたのツボw
あれが>>43の後逆転するんですねw

56 :
中の人にはあまり思わないけど、ノブは性欲強そうだな
職業的にも体力あるだろうし
そりゃあれだけ可愛い嫁さんいたら抱きたくもなるな
梅ちゃん先生は旦那衆が全員嫁の尻に敷かれてるのがツボ
ノブ梅はノブのが年上なのにw

57 :
>>49
本当だ。トップページですよね。 
ありがとうございます。修正しました。


58 :
ノブ梅の長編です
あの家で長編書けるほど濃いのはできないもんで
出産から逆算してこのころかな?と、旅行に行かせました
口淫あり、69あり

59 :
俺たちが結婚して1年が過ぎた。
ひとつのことさえ失敗する不器用な梅子にとって、仕事と家事の両立は修行の日々だったし、成長に付き合う俺も、ある意味修行の日々‥。
お互い助け合っていけば何とかなると思っていたけど‥実際はお袋とお義母さんたちがかなり助けてくれていて、俺たちは甘えっぱなしで一年が過ぎたと言うべきだろう。
とは言っても梅子は梅子なりに精いっぱいがんばってくれていることは、あいつを見ていればよーくわかる。
「始めての結婚記念日に旅行、いかないか?」
俺がそう提案したのは、がんばっている梅子にご褒美をあげたいと思ったから。
梅子は文字通り飛び上がって喜び、俺たちは診療所が二日続けて休みになる5月の上旬‥箱根に来ている。
明日は芦ノ湖までバスで行って関所跡を見るんだ!と、梅子が子供みたいにはしゃいでいる。
こういう所、ガキの頃からちっとも変わらない梅子でホッとするというか、呆れるというか、惚れ直すというか‥。
「ノブー!見て見て!すごく景色が良いわよ!」
梅子は部屋に案内されると、窓際まで飛んで行って大声で手を振っている。
「おぉ!本当だ。窓の下にすぐ川が流れてるんだな。流石は老舗旅館だけのことはある。うん!」
「ねぇノブ、私たちだけこんな贅沢してなんか申し訳ないわ‥。来年はみんなで旅行に行きましょう?」
まぁそう思うのは当然。
甘えっぱなしの俺たちが骨休めしてどうする?って俺も流石に思う‥
でもなぁ梅子…お前はわかっちゃいねぇ。
新婚夫婦が本当の意味で2人っきりになれるのは、旅先しかないってことを‥。

60 :
「お茶入ったわよ」
俺が川を見ながらため息をついた時、梅子がそう声をかけてきた。
「おう、ありがとよ。梅子、今日はこれからどうする?」
梅子が入れてくれたお茶を飲みながら、俺は梅子の顔を覗き込む。
「うーんそうねぇ♪お散歩行かない?」
俺は立ちあがりノシノシと座卓の反対側まで歩み寄ると、梅子の前にドッカとしゃがみこんだ。
「‥そうだよな。お前は絶対そう言うと思った。」
「え?ダメ?じゃどう‥」
俺は梅子の両頬を両手で包み込むとムギュっと真ん中に寄せた。
「おい梅子。ふたりっきりなんだぞ?わかってるか?」
つぶれた饅頭みたいな顔をしながら、梅子が呆れ顔でコクコク頷いている。
「ふぁいふぁい。わふぁったから手をふぁなして。」
梅子は俺の手を自分の顔から引き剥がすと、そのままぐいっと引っ張った。
「はーいノブ、お膝いらっしゃいねー」
俺は態勢を崩して前のめりに梅子の膝に飛び込む形で転ばされ、梅子は飛び込んできた俺を抱えてケラケラ笑っている。
こいつのこう言う所、いつまでたってもガキの頃からかわらねぇなぁ‥

61 :
「で。これからどうするんだ‥?」
俺は梅子の膝を枕にして顔を見上げながら、もう一度聞いた。
「お風呂ってもう入れる時間?夕食の後でお布団敷きに来てくれるって仲居さん言ってたわよね。その前にこっちで敷いちゃうのはなんか恥ずかしいわ。」
梅子は髪を撫でたり、鼻筋を撫でたり、小鼻をつまんだり、豚みたいにもち上げたりと俺の顔で遊んでいる‥。
「いや、布団はこっちで敷くと断っておいた。夕食はこの部屋だから、ふすま閉めときゃ向こうの部屋の布団はわからないだろ‥」
梅子は診療する時みたいに俺の下瞼をひっぱって今度はアッカンベーさせてクッククック笑っている。
「なんかこういうこと明るいうちから話すって、何ていうか‥夫婦なんだなぁって思うわ。」
今度は俺の顔のホクロをひとつずつ指で押しながら梅子は笑っていた。
‥俺はうつ伏せになり、梅子の腰を抱えると下腹に顔をうずめた。
「じゃ、夫婦なことしよう。」
俺は正座していた梅子の足の間に手を入れ、奥にある俺だけの場所を探った。
「ノブ‥ちょっと!お風呂入ってから‥っ」
花芯をツルリと押上げるだけで、梅子は反応を返す。
「そうか?じゃ、30分後に集合!」
俺はガバッと立ちあがり、旅行鞄の中から手ぬぐいと下着を取りだした。
「…ところでお前‥いったい何枚パンツ持って来たんだ?」
一泊二日だと言うのに俺と梅子、合わせて6枚が並んでいる。
「だって、お風呂入る度に替えた方が気分良くない?」
「…おまえ‥そんなに風呂に入りたくなるコトするつもりだったのか。わかった。よーくわかった。」
きっと単純に“温泉に”何度も入るつもりだった“だけ”の梅子をからかうと、真っ赤な顔して「そんなことない!何でもそっちに持って行こうとしないで!私はノブとは違うんだから!」とオロオロしている。
焦る姿もまたかわいい‥あぁぁ〜〜俺の嫁!
家じゃこんな話しはなかなかできない。
俺は思わず鼻の下を伸ばし、カバンの一番底に下着を押しこんでいる嫁の焦っている姿に見とれちまう。
ハッ!梅子。
だから早く風呂!!

62 :
俺はさっさと風呂から上がり、20分で部屋に戻って川に面した奥の部屋に布団を一つ敷くと、俺はゴロリと寝転んで梅子を待っていた。
梅子はまだ戻ってきていない。
…来ねぇ。
どこをどう洗えばそんなに長風呂なのかといつも思うが、梅子の風呂はとにかく長い。
「別に普通よ〜」
そんなに長い時間何してるんだと聞くたびに梅子の頭上には???が舞い踊る。
30分後に集合と言ったはずなのに、すでに1時間は過ぎてる‥
…もしかしてのぼせて倒れたとか?!
流石に心配になって立ちあがろうとした時、部屋の入口からガラリと音がした。
「…ノブ」
慌てて飛んでいくと案の定真っ赤な顔をした梅子がへなへなと座り込んでいる。
「のぼせたのか?」
「うん、そうみたい。昨日、夜中に往診があったでしょ?眠いなぁとは思ってたんだけど、ついうっかりお風呂の中でうとうとしちゃったの。」
そう話す梅子を抱え俺は布団の上にゆっくり寝かせた。
「団扇借りてくるか?窓開けば風が入ってきて涼しいけど、そんなんで追いつくか?」
「ええ、少し寝てれば落ち付くわ。医者なのにお恥ずかしい‥ごめんなさいね‥あの、その、ほら‥」
「あぁ、いい。寝ろ寝ろ。」
俺は手ぬぐいを水で濡らし、梅子の額に乗せてやった。
帳場に頼んで氷水を貰って戻ると、梅子はスースー寝息を立てて眠っている。
俺は腹ばいに寝転びながら梅子の寝顔をマジマジと見入った。
デコ、広いよな。
顔なんか握りこぶしみたいに小さい。
開いてると大きい目は瞑っていると普通なんだよな。
怒るとこの鼻のホクロはすごく怖ぇんだよなぁ。
小さいこの口‥俺がこう舌を動かすと、梅子はこう答えて‥
…早く起きねぇかなぁ‥うーめーこー

63 :
「失礼いたします」
入口からの声に俺はハッと目を覚ました。
梅子の顔を見ている間に俺まで寝入っていたらしい。
「お食事の支度をさせていただきたいのですが、お連れ様の体調はいかがでしょうか?」
「あ、眠ってますので大丈夫です。食事の支度、お願いします。もう起きると思います。」
仲居さん達が膳を運び入れてくれている間に、俺は眠っている梅子の様子を見に行った。
「梅子、食事が来たぞ。起きられるか?」
「ええ‥。もうそんな時間?大丈夫。ぐっすり眠ったつもりなのに、まだ明るいのね。」
目を覚ました梅子は窓際の化粧台に髪をまとめながら身繕いの為に歩いて行った。
隣の部屋には豪華な食事が並んでいる。
俺たちは満腹になるまで、贅沢な膳を味わった。
「いやぁ〜 あの煮ものは旨かったなぁ。」
「いつもが美味しくないって聞こえるんですけど?」
「梅子の料理がマズイなんて俺、言ったこと無いぞ?味はそこそこちゃんとしてる。」
「そこそこって何!」
いつもの夫婦漫才のような掛け合いを繰り広げながら、俺は折った座布団を枕に箱根の案内を見ていた。
「関所は朝一番で行く?私、寄木細工も見たいわ。」
梅子が俺の隣に寝転んで俺の持つ案内書を覗きこんできた。
俺は腕枕で梅子を抱え込む。
「あぁ。関所に行ける程度にしておく予定。」
腕の中で梅子がクルリとこっちを向く。
「行ける程度?」
「あぁ。行けなくなる程がいいか?」
抱き寄せる浴衣ごしの梅子のぬくもりを感じて、オレが勢いづく。
俺は梅子の柔らかく温かい唇をそうっと塞ぐ。
探るように唇を舐め、差しこむように舌を割り入れる。
温かい梅子の舌を俺の下でチョンとつつくと、梅子の下がチョンと返事をする。
クルリと舌を回すと、梅子もクルリと俺の下を回す。
結婚して何度も触れて来た唇。
飽きることのない小さく柔らかく甘い梅子の唇。

64 :
甘く吸われ半開きになった口から切なく溜息のような声が漏れる。
口腔内で繰り返されるのは、幼い頃から繰り返してきた追いかけっこ。
追いかけ、追い詰める。
梅子が逃げるのは“もっと追いかけて”の合図。
俺は梅子の頭を抱え込んで下唇吸いながら、下着の中の湿った裂け目に指を侵入させていく。
そこはいつものように熱い泉が湧き出ていた。
肩を震わせて吐息を吐きだす為に唇を離そうとするのを、俺は逃さないように追いかける。
指先は十分蕩けている場所を梅子が一番喜ぶように掻きまわす。
「はぁっ……」
梅子は慣れた刺激に足を強張らせ加速して自ら高まっていく。
蜜を溢れかえらせる柔らかい襞は俺の指の動きにあわせてひくついて絡みついたり離れたり、素直に快感がどれほどなのかを俺に伝える。
「梅子‥ほら、すごい」
俺は濡れた指を引き抜いて目の前にかざす。
テラテラと光り糸を引く蜜に梅子は耳まで真っ赤になった。
俺は真っ赤に染まった耳たぶを軽く噛む。
「あんっ‥ノブ、耳はダメだってば‥」
「噛んだらダメか?それじゃあ舐めてやる。」
カタツムリみたいな耳の表面を俺は舌先でぐるぐるなぞっていく。
辿りついた耳の中に舌先を捻り込み舐め上げる。
「んんっ……ふぅ……」
梅子は甘い声を漏らして俺の腰に手を回す。
梅子の小さい手は慣れた手つきで俺の膝から太腿にかけてを撫で上げる。
「耳はダメよ、ノブ‥」
梅子の『ダメ』は『いいわ』、『バカ』は『大好き』。
いつものようにトロン溶けた大きな瞳が俺を映し出している。
俺を求め近づいてきた唇を強く吸い、俺は梅子の腿に俺のいきり立っているものを押しあてた。
「布団、行くぞ。」

65 :
布団の上に横座になった梅子の肩に手をかけ、俺は着ていた浴衣の帯をゆっくり解いた。
常夜灯の灯りに映し出される梅子の白い首筋は透き通るように美しい。
肩から浴衣を落とすと、小ぶりの掌にすっぽり収まる乳房が露になる。
普段は丸い柔らかく小さな乳房。
それと同じく小さな乳首は、俺が舐めただけで固くなり、噛みやすいように、捻りやすいように尖ってくれる。
梅子に言わせると「乳首は子宮に繋がっている」らしい。
乳首を刺激した時の濡れ方がすごいけどそんなにイイのかと聞いた時、「それだけでどうにかなりそうなの」と可愛いことを言っていた。
確かに舐めるだけで吐息が出始め、甘噛みすると何度も跳ね上がる。
強く捻れば泣き声が上がり乳首だけで十分なほどに蜜がとめどなく溢れる。
「ぁんっ」
尖りきった乳首の先を舌先でそっと掠めると、梅子は背中を仰け反らせて喜んだ。
薄明かりに浮かぶ白い背中に手を回し梅子の体重を感じながら、乳首をレロレロと舌で舐めながら俺はそっと梅子を布団に横たえた。
自分の着ているものを手早く脱ぐと、梅子の上に跨り横たわる梅子の固く尖った蕾みに赤ん坊のように吸いついた。
「ぁっ‥」
梅子が悲鳴にも似た吐息を上げた。
吸いついても口に含で吸うだだけで、今度は尖った蕾みには触れないままでいた。
含んでいないほうの胸はやわやわと‥そっと揉みしだく。
反対の手で焦らすように‥脇腹から腿にかけて‥手の平でゆっくりゆっくり撫でていく。
俺はそのまま梅子の下着を片足ずつ剥ぎ取り枕元に置いた。
そして茂みの奥にある割れ目に指を滑らせる。
「はぁんっ……」
内股に力を入れ腰を捻りながら、梅子が両手で俺の頭を抱えこんだ。
切なく高ぶっていく梅子の欲情が俺に伝わる。
声にしない梅子の声が聞こえる。
<ノブ、もっと‥>
梅子の切ない身体を宥めるように、俺は固く滾る尖った蕾の周りに舌先を這わせちろちろと円を描く。
止むことなく続くことを知っている梅子の肩が小刻みに震える。
俺は口から蕾みをそっと離し、唾液に濡れる蕾を指の関節で軽く挟む。
そのまま引っ張り上げると小さな蕾はコロンと指の間から抜けおちる。
抜けおちる度に梅子の顎が天を仰ぐ。
唇から溢れる吐息は深さを増し、もっと強い刺激を求め梅子の手が俺の顔を胸に押しつける。

66 :
「んぁ……はぁっ」
俺は上半身を梅子の身体から離し、快感に身を捩る妻の姿を眺めた。
ゆるやかに流れる肩から小さな胸への線。
腰から太腿にかけての曲線、薄い繁みのある下腹部のなだらかな膨らみ。
俺しか知らない俺だけの身体。
幼い頃からこの先の未来、全てが俺のものだ。
「ノブったら‥いつまで見てるの?」
梅子が視線に耐え切れずに呟く。
「見飽きないんだから仕方ねぇだろ‥」
「バカねぇ…」
梅子の顔が恥ずかしそうに俺の視線から逃れるように横を向いた。
‥乳首は尖ったまま‥だな。
俺は梅子の横に寝転ぶと、掌でそっと梅子の唇を撫でた。
そのまま首筋‥肩‥乳房‥臍‥下腹‥茂みを、そうっと愛しむ。
横を向いた梅子は、俺を見上げると俺の掌から伝わる感触に切なそうに目を閉じた。
脚の間の閉じた割れ目に分け入る指をおびただしいぬめりが出迎えた。
「‥ぁあ…」
指先で花芯を弄びながら、チュッと唇を吸い、チュポッと乳首を吸い、薄い茂みを舐め、俺は梅子の両脚を開いた。
「今日は閉じるなよ‥」
「ん。あぁあ…」
梅子の指先はシーツを引き掴み、快感のうねりを必で耐えている。
俺は唇で挟んだ花びらを離すと、鼻先で熟れている花芯を舌先でペロリと舐め上げる。
梅子は即座に反応し脚を閉じるように強張らせた。
「足、閉じるなって言ってる‥」
「はんぁっ……」
俺は左手で梅子の腿を押さえながら、声を出すことに慣れない梅子を導くよう話しかけた。
「梅子、今日は声を出しても大丈夫。誰にも聞こえない端の部屋にしてあるんだ‥」
俺はもっと声を聞きたい。
もっと俺を求めて欲しい。
幸せでいて欲しい。
だから、俺が幸せにしてやりたい。

67 :
俺は花芯に吸い付き、舌で転がし押し潰し、歯に引っ掛け、吸いながら口の中で転がし、濡れたそこに息を吹きかける。
「ここがイイのか?」「うん。」
「うん、じゃわからねぇよ‥梅子。もうやめるか?もっとするか?」「うん‥」
「もっとするのか?」「うん‥」
俺は指先で溢れかえるぬめりを花芯に擦り付ける。
人差し指と中指で挟もうとしても、ぬめった花芯が滑って掴めない。
「んくっ!」
ツルリと滑った花芯の刺激が、梅子の身体を跳ね上げた。
ならば‥と何度も俺は滑る花芯をわざと掴みそこなった。
「もっ…やっああ!!くっ‥ぁああアあ!!!」
悲鳴のように梅子が声を上げる。
「そうだ‥梅子。もっと声を聞かせろ」
「っ‥もっダメ、んあぁ!ああ‥あぁアア!!」
俺の頭を締め付けようと梅子の両足がさらに強ばる。
俺はそれでも舌先を押しつけ花芯をそっと剥き上げる。
乱れ泣くような喘ぎ声と共に、梅子の腰がワナワナと震え始める。
唾液にまみれ小さかった芽は充血しぷっくり膨れ上がっている。
「梅子、もっと声を出せ!思うように感じるんだ」
俺は梅子の両手を梅子の胸に与えた。
花芯を舌先で何度も転がし、舌で押し潰しペロンと舐め上げる。
梅子の細い腰は更なる高みを求めて俺の舌先の行方を自ら追い求めている
見上げると梅子は自分の細い指先で乳房を掴み夢中で乳首を捻っていた。
「はっ、はぁっ……ぁあっはぁっぁあっはぁっ!!!」
悲鳴のような喘ぎ声を上げ、梅子が自ら達しようとしている。
俺はビクンビクンと脈打つ花芯をぬめる中指で転がしながら、梅子の悲鳴を唇で飲み込んだ。
「んぐぐぐぅぅ!!!」
くぐもる様な悲鳴をあげ、梅子の体が俺の手を挟んだまま硬直した。
俺は中指の力を抜き、花芯を包み込むようにそっと3本の指で押さえてやった。
1‥2‥3‥4‥5‥6‥7‥8‥ ゆっくり数えながらしばしの休息時間‥
梅子は何度も襲う快感に震えながら夢中で俺の身体に絡みついている。
15を過ぎた頃、押さえたままの指でそっと皮ごと押上げると、緩み始めた身体がもう一度強張り震える。
俺は少し身体をずらすと子宮と繋がっていると教えてくれた乳首を舌先で押しつぶし吸い上げる。
花芯を撫でるようにさする右手、乳首を嬲る左手の指と俺の舌‥
「あ!あ!あ!だめぇ‥もうやっ‥ダメ!それ以上はあああんっ!!」
熱い液をジュンジュンと垂らし、梅子の体はわななくように震え、強張った全身が数十秒で力を失った。
快感に貫かれ放心している梅子の横に寄り添い、俺は汗で額に貼りついた髪をかきあげた。
正体を失い天井を見上げていた瞳はやっとのことで焦点が戻ってくる。
「ノブ…ずるい。もうダメだって言ったのに‥」
梅子が恥ずかしそうに身体を丸め小さな声で呟く。

68 :
俺は腕の中に梅子を抱えこみながら耳元に呟いた。
「梅子があんなに喜んでくれると、俺は嬉しいんだぞ?ホラ‥」
梅子の腿に当たる俺の固くなったもの。
さっきまで梅子の反応に猛り狂って熱い襞に埋めたいと欲していたものは少し落ち着きを取り戻している。
ハッとこちらを向いた梅子と目があった。
梅子はニヤニヤとしながら俺の屹立したものを小さな暖かい手の平で包みこむ。
「ノブ‥仕返しするわよ?」
「あ?ああ、喜んで仕返しされてやるよ」
たかがこんな会話で俺の下腹は重さを増し、ドグンドグンと脈打ってしまう。
精がみなぎる袋と竿を同時に握られる心地よさに、俺はうっとりされるがままになる。
「ノブ‥すごい、固くて……もうぬるぬるしてる」
チュッチュッチュッ‥
梅子は俺の上に乗るとそぼ濡れた先端にキスの雨を降らせる。
敏感な鈴口で舌先が遊び、透明な液はちゅるちゅると飲み込まれていく。
俺は肘を突き首を上げ、梅子がどう動くのかを見ている。
もうこのまま柔らかい唇に包まれ、喉奥で果てたい衝動にかられるほどの光景。
足の間に顔をうずめ、無邪気そうに仕返しをする梅子を見ていると、幼い頃と同じ悪戯心がむくむくと湧き起こってくる。
無防備な腰を掴み、俺は自分の方に引き寄せた。
「!?何?」
驚く梅子の腰を問答無用で俺の顔の上に跨らせた。
「梅子も続けて‥」「‥うん」
ジュプ‥ジュルル はうっ‥くっ
部屋の中に、お互いを吸う音と喘ぐ声が交互に響く。
「気持ちいいか?」
「う‥んっ」
俺は尻を抱えながら舌先で蜜壺の熱を楽しんでいる。
腰の窪みや腿の裏あたりに触れると体がびくんびくん反る。
その度に梅子の口は強くすぼまったり、俺の鈴先に熱い吐息を吐きかける。
梅子は夢中でオレを舌で扱く。
手を伸ばして顔を撫でると、口の中に目いっぱい俺を受け止めている頬は凹み汗でしっとりと濡れている。

69 :
まるで子供が飴を舐める時のように、梅子はゆっくりと舌で包み、舌先で弄ぶ。
それに反応するように俺はより一層充血し脈打ち大きく張りつめる。
俺は一気に昇り詰めないように目の前の梅子の蜜壺に意識を集中させるしかない。
咥えきれなくなったのか、俺の刺激が強すぎるのか、梅子が口を離し喘ぐように深呼吸をしている。
それでも両手は挟むように竿を持ち、袋の中身を転がしている。
呼吸を整えた梅子が上下に頭を動かしている。
ジュブジュブと音が聞こえる‥
「うぅっ‥」
俺ももうそろそろ‥
溢れかえる蜜壺は呼吸をするかのように俺の指を2本咥えパクパクと蠢いている。
梅子は背を丸め腰をぶるぶる震わせ俺の竿を握りながら喘いでいる。
「や、はぁ……ダメ‥今度は‥んんっ…私のあぁあんっ」
俺の顔を跨ぎ、自分から押しつけ、快感を求め愛撫を受ける俺の梅子。
梅子の蜜壺は俺の指を咥えこんだまま丸い臀部は自ら小刻みに揺れている。
震える襞に舌先を捻りこむとそこは吸いつくように俺を迎え入れた。
「梅子‥いいか?」
「うん‥ノブ…き‥て。」
俺は昂ぶる気持ちのまま梅子を顔の上から降ろすと、布団の上に仰向けに寝かせた。
ひざ裏を掴み、花芯を撫で、十分潤っていることを確認し最奥までぬるりと突き入れた。
根元までズブリと飲み込んだら腰を揺らし互いを擦りあわせる。
俺たちは深く繋がったままチュプックプッと音を立て互いを貪りあう。
「ノブ‥すごい…奥に…あぁっ!」
俺は腰を捻りグリグリと奥に向かって押し当てる。
「ううっあうっ‥」
苦しそうに呻いていた梅子の喘ぎが、吠えるような声に変わり始めた。
下腹は波打ち、俺を咥えた襞は逃がすまいと締めつける。
「梅子、熱い。すごく締まってイイ」
「うん‥ノブも…イイ‥あぁあ…すご‥く‥」
ふたりの荒い息遣いとぴたぴたと肌のぶつかり合う音が部屋に響いている。
ぬるぬるして滑り落ちそうになるほどの蜜が溢れ、泡立っている。
俺は肉襞をえぐり沈めた肉茎を入り口まで引き戻しては、また進んで鞘におさめることを繰り返している。
グンッと貫き、グリッと捻る。
奥にある小高い丘を俺の先で
「ノブ‥もうダメ‥壊れちゃう……あぁあ……」
俺は腰を振る度ににちゃぬちゃと水音を立てるそこに更に激しく腰を打ちつけた。
「梅子‥聞こえるか?」
「うん…き…こえっあぁん!」
俺は乳首を摘み上げる。
舌は首筋に流れる汗のしずくを掬いとる。
「ふぁあっ!んーっ!んーーーっ!くっ‥あぁあっ!!!」
俺が握っている汗ばむ梅子の膝は、手から逃れたくて震えている。
俺は膝を解放してやり、もう好きなようにさせてやった。

70 :
「くぅうっ!!ぁふっ……ぐうっ……はぁあっんっうぅぅ‥」
俺の手から逃れた梅子の両足が俺の腰を挟み、俺の動きに合わせて締め上げる。
灼けるような熱い襞に俺の全身の神経は飲み込まれていく‥。
身を震わせすすり泣くほど本能の赴くままのめり込む、梅子のこんな姿は俺しか見られない。
俺を包みこんだ梅子の襞は圧力を増し、俺はこれ以上無く膨れあがり解きはなつ時を迎えようとしている。
俺はもう片方の指先で溢れかえるぬめりを掬い、膨れた突起を擦り上げ更に追い込む。
「あっあっあっあっあっだめぇぇぇえええっっああ、あああんんっ!!」
「梅子っ……くっ」
俺は梅子の口を唇で塞ぎ、がくがく震えるその身体の一番奥深くに全てを解き放った。

「はぁっはあっ‥んんっふうっ‥」
俺たちは汗にまみれ、荒い息づかいで口もきけず抜くこともせずに重なりあっている。

結婚し梅子と俺はお互い始めての相手として、2人でお互いを満たす為に求めあってきた。
どうしたら嬉しいのか、どうしたら良いのか、どういうのは嫌なのか、俺はそういうこともできるだけ言葉にして話し合いたい。
これはきっと梅子も同じだと思う。
「良かったか?」
「……うん」
頬を染めた梅子が穏やかに微笑む。
俺は柔らかい頬にそっと触れた。
吸いつくような肌を頬から顎‥首筋から鎖骨と撫でまわす。
感じたままの余韻を残しツンと立っている小さな乳首を口に含みながら丸い膨らみをそっと揺らす。
くすぐったそうに笑っていた梅子が気持ちよさそうに深く息を吸うとそっと目を閉じた。

梅子の中からそっと俺を引き抜くと、混ざり合った白い液がたっぷりと溢れだしてきた。
俺は自分のものを拭きとると、力なく横たわる梅子の足の間も拭きとってやった。
梅子は手洗いに行くと立ちあがって行った。
俺は下着と浴衣を身につけると、枕元の水を飲み干した。
‥今日、梅子の口から漏れた長く途切れることのない極まった喘ぎを、この先俺はずっと忘れないだろう。
浴衣を着て戻ってきた梅子が俺の腕の中に潜り込んできた。
「明日、関所行けるか?」
「行けるわよ。バカねぇ。お手洗いに歩いて行けてたでしょ」
梅子がニコニコ笑っている。
俺は梅子の足を挟み、右手で左の頬を包みこんだ。
親指の腹で瞼と眉間をそっとそうっと撫でてやる。
瞼を閉じた梅子の意識がゆるるりと落ちていき、くぅくぅと寝息を立てるのを確認すると、俺はそっと灯りを消した。
月明かりが障子に川辺の影を映しだす。
「子供、今度こそ出来てるといいな‥梅子。」
<おわり>
途中、規制にかかったため諸々失敬…

71 :
山倉弥生の続きが読みたい…!!
職人さん、どうかお願いします!

72 :
ああああリロってなかったらすごいの来てた!
ノブ梅の良さが凝縮されてますね
積極的なノブと翻弄される梅子がたまらん…GJです!

73 :
>>70
良かったっす
いちゃいちゃバカップルぷり

74 :
感想ありがと
忙しくなるので当分書けなくなるのが残念というかw
その割になんだか書いたことあるようないつものパターンに落ち付いてスマソorz
年末ぐらいには落ち付くかもしれないのでその頃までに山倉弥生ペアの濃いのがあると嬉しいなぁ
スレ立ってから数作書いたけど、いつも感想いただけて嬉しかった
作品同様にほのぼのしたスレ、楽しかったっす
ぢゃノシ

75 :
初めて書いたのでおかしな箇所があるかもしれませんがご容赦下さい
勝手に冷やかされた後の続き書きました
ノブ梅です
パロって書いてみたら面白いですね

76 :
「覚悟しとけよ」
その言葉がずっと頭の中を支配していた
別に初めてじゃないのに…
まるで初夜を迎えた時のような、気恥ずかしいような待ち遠しいような不思議な感覚に包まれていた
そっと指輪に目を落とし愛おしい者にそうするように頬ずりをする
太郎と新はすやすやと穏やかな寝顔で眠っている
「2人共寝たのか」
お風呂から出た信郎が襖を開け室内に入り声を掛ける
「ええ」
2人の寝顔を見ながら微笑んで梅子は返事をした
ニヤニヤと信郎が梅子を見てくる
「な…何?」
「いやー梅子も楽しみにしてくれてたんだなって」
いたずらっ子の様な顔と上目遣いでそんな事を言ってくる信郎に慌てて
「ノブのばかっ いつも寝かしつけてるでしょ」
と少し拗ねてプイッと後ろを向いてしまう
もう…そりゃドキドキしてたのは本当だけど
指輪を触りながら、嬉しさといじっぱりな気持ちが入り乱れる
何しろ誤解とはいえ色々と錯綜してしまったのだから

77 :
そんな梅子を信郎は後ろから軽く抱きしめながら、優しく髪を掻き上げ指で梳きその毛先に口づけを落とす
髪を辿るように口づけは移動し梅子の耳に吐息がかかる
「梅子…」
愛おしい器官のように舌は這い回り、耳たぶは軽く噛まれ、その穴の中までしゃぶり尽くされる
「あぁ……」
それだけで梅子の身体の芯にジンとした疼きが生まれてくる
恥ずかしいからと意地を張っていた気持ちが氷解していく
身体を軽く抱きしめていた腕は解かれ、大きい手が梅子の身体を撫で回していた
やがて右手は浴衣の狭間から進入し鎖骨を経由しその下の膨らみを包み込む
既に敏感に尖った乳首には指が微かにだけ触れるように、わざとポイントを外しながらまわす様に揉まれる
「あ…いじわる…」
信郎はそんな梅子の言葉にフッと笑いながら、白い太ももを撫で回していた左手をそのまま下半身の中心へと移す
既にそこは蜜に溢れヒクヒクと収縮を繰り返しながら信郎の長い指を待っていた
一指し指と薬指でクリトリスを挟みながら中指で芽を擦られる
「あんっ…やっ…はぁ……」
と同時に今まで直接の刺激を避けられていた乳首を捻り上げられてしまう
「きゃっ…あん…い…い…ノブ…」
左手の三本の指は梅子の奥深くをまるで信郎自身のそれであるかのようにピストン運動を繰り返し壁を擦り上げだす
背中が弓なりになってしまうのを信郎の両手が愛撫と共に引き止める
「ノブ…まっ…はぅ…む」
このままではイってしまうと言葉を発しようとした梅子の唇を信郎の唇が塞ぎ息を奪ってしまう
「ん…」
お互いの味を知り尽くした舌が絡み合う
グチュグチュと厭らしい音が響く中梅子はこのままイってしまうのを耐えていた
「…ノブ…いや…あ…」
深いキスの合間に息も絶え絶えな梅子が必で言葉を紡ぐ
「何が嫌なんだ?」
信郎が唇をくっつけたままそっと問い返す
「…指じゃなくて…あ…わかってるくせに…」
縋るような目で見つめてくる梅子が愛おしくてどうしても言わせたくなってしまう

78 :
頬は上気し目が少し潤んでいる
「指じゃなくて何だ?」
熱い梅子の中を激しく出入りしていた指がわざと緩慢な動きに変わってゆく
梅子は快感の中、ノブのいじわる…ばか…と心の中で繰り返す
堪らず斜め後ろに手をまわし信郎の中心を弄る
それに触れるとグンと勢い良く上に向いて飛び出しドクドクと脈を打っている
ノブもこんなに感じてる…そう思うといっそう梅子の体の芯が熱くなり信郎が欲しくなってゆく
我慢も限界に達し、必でイクのを耐えていた梅子の身体がガクガクと震え出す
その様子を見ながら、早く梅子の中に入りたいと逸る気持ちを抑えながら信郎は梅子が降参するのを待っていた
「お願い…」
「ん?」
優しくいじわるな問いに梅子が叫ぶ
「…ノブのでいかせて…ノブが欲しいの!」
その言葉と同時に梅子の上半身が前に倒され、信郎の今まで梅子の中に入りたくて堪らなかった硬く太いモノが突き刺さる
「あぅっ!…はぁ……きゃあぁっ!」
衝撃に思わず梅子の口から甲高い悲鳴が上がる
そのまま信郎は梅子の腰を持ち一心不乱にパンパンと自身の腰を打ち続ける
「梅子……気持ちいいか?梅子の中は…相変わらず熱いな…」
ハアハアと息を吐きながら信郎が梅子に問う
疼きの中心をやっと満たされ、奥を擦り激しく突いてくる信郎の快感に酔いながら梅子は嬌声を上げ続ける
「いい…いい…」
うわ言の様にいいと啼きながら、支えていた腕はその役目を果たさなくなり、顔を布団に預けてしまっていた
そんな梅子に覆いかぶさり両手で乳房を揉みしだき、ツンと膨れた乳首摘み上げながら信郎は腰をグルリと回す
「はぁ……んっ」
奔放な動きに翻弄されるように梅子も腰を動かす
「もう駄目…いっちゃう……いっちゃう…あん」
信郎を伝い梅子の愛液が滴り落ちる
梅子の中は激しく収縮し信郎のモノを締め付け、繋がった箇所からは泡が見える
「う…イクぞ…梅子」
腰を限界まで引き思い切り蜜の溢れる中心へいきり立つモノをぶつける
「あぁんっ!いくぅっ!」
その瞬間梅子の頭の中は真っ白となり身体が硬直した
「うっ……はあっ」
少しでも奥へ、と願いながら信郎は梅子の中へと愛情を解き放った
ああ…入ってくる…
信郎の熱い放流にうっとりし快感の余韻に浸りながら梅子は身体の力が抜けていくのを感じた

79 :
梅子と信郎は繋がったまま重なるように布団に横になった
息が整うのを待たずに信郎は梅子の白い首筋、肩、背中へと刻印を落としていく
その度クチュ…という音がやけに大きく梅子の耳に届く
「ノブ…」
「ん〜?」
熱心に梅子の肌へと舌を這わしながら答える
「太郎と新、起きてないわよね?」
どうやら大声を出してしまい2人を起こしたのではないかと心配してるらしい
「起きてねーよ。流石俺達の子供だな」
妙に得意気な顔をした信郎に梅子もおかしくなってしまいクスリと笑い声が漏れる
「梅子…余裕だな。まだまだいけそうだな」
スルリと身体に手が伸びてきて梅子は少し慌てる
「さっきイッたばかりなのに…もう?」
「覚悟しとけって言っただろ」
その言葉通り梅子の中におさまっているノブの分身が段々重量を増していくのが伝わってくる
すぐに口を塞がれ舌が歯の裏を探る
それを追うように梅子も信郎の咥内を舌で愛撫する
お互いの唾液が混ざり合い唇の端を伝っていく
それに構わず角度を変え舌だけで結びつく
まるでキスだけでセックスしているような感覚…
あまりの気持ちよさに梅子の脳裏にぼんやりとそんな事が浮かぶ
信郎は繋がったまま梅子の身体の向きを変え乳首を転がすように舐める
「あんっ!」
痛いくらいに刺激に敏感になっているそこを口に含まれ舐められ軽く噛まれ、胸を突き出すように身体をくねらせる
そんな梅子の痴態に信郎の腰の疼きも強くなり腰を突き動かす

80 :
「梅子…綺麗だな…」
己の愛撫に感じてる様を隠そうともせず、喘ぎ声を上げる姿に思わずいつも思っている本音が零れ落ちる
思えば頑なに本当の事を言わない自分のせいで無駄に梅子を苦しめた
頭から信用しようとしない梅子にカチンと来たのは本当だ
でもこれが逆の立場なら自分も信じたいが激しく動揺してしまうのは間違いないだろう
俺もかっこつけて男のプライドってやつを梅子より優先させちまったんだよな…
そんなもの愛する者の前では何の役にも立たないというのに
……でも本気で怒って嫉妬してくれた梅子は俺を愛してるって事だよな
ヘヘッとそんな呑気な事を考えながらしっとりとした梅子の肌を味わいクリトリスに手を伸ばす
「あ…ダメ…」
もうすっかりぷっくりと膨れているクリトリスを信郎の指がギュッと摘んだり押し潰したりする度声が止められない
中を掻き回され胸の飾りをいたずらされながら信郎の頭を掴み髪を乱す
「ん……おかしくなっちゃう…」
もう自分が何の言葉を発しているかわからなくなってくる
気にしない振りをしていた
あの2人の姿に最初から嫉妬していた自分に
何もなくてもただ女性といるノブにさえこんなに心乱されるなんて…
子供を2人持ち、弥生の相談を受けながら羨ましがられている自分がどれだけ幸せ者なのか本当にはわかってなかった
わかり過ぎていると思っていたのは幻でやっぱりどんなに幼い頃から居ようとと2人は別の人間だ
別の人間なんだけど…こうやって繋がって抱きしめられていると本当に一つになっていると思える
そう思うと梅子の胸は一杯になり、自分を穿つ信郎を意識して締め付け腰を揺らし更に貪欲に信郎を求める

81 :
信郎は梅子の両足を更に開かせながら肩に持ち上げた
これ以上隙間が無い程ピッタリと繋がり合う
なかなか動こうとしない信郎を朦朧としながらも伺う
「ノ…ブ?」
少し間があった後、耳元に顔が寄せられる
「梅子、愛してる」
「!」
その言葉と同時に信郎の動きが激しくなる
先程のお互いの名残が混じり合い、梅子の中を出入りする度ゴボゴボと厭らしい音を立てる
愛してる…
初めて言われた訳じゃない
でも…でも…
「私も…私も…」
縋り付きながら全身で愛を伝える
吐息を奪い合い腰を互いに打ちつけながら絶頂へと向かっていく
「出すぞ…!」
そう呻いた信郎の声を遠くに聞きながら梅子はうわ言のように声に出していた
「ノブ愛してる」

82 :
時間がどれくらい経ったのか
夢中で愛を確かめ合った2人は放心しながらも目を瞑り顔を寄せ合っていた
「ノブ…あのね」
梅子がつぶやくように言う
「指輪ありがとう」
また御礼を言う梅子に信郎は目を開く
返事が返って来ない事を不思議に思い、梅子は目を開き信郎の方を見た
すると真っ直ぐにこちらを見ていた信郎と間近で目が合う
その目の色が真摯でいつも冗談を言う明るい信郎の目の色とは違っていた
『プロポーズの時の目のよう』
あの時の事を思い出し、家庭を築いた今を感慨深く思う
「やっぱり口に出さなきゃいけないな」
梅子の指輪が嵌まった左手を取りながら視線を外さないまま信郎がつぶやく
「形なんてなくても気持ちさえあればいいと思ってた」
優しく手を握り締めてくる
「俺も新幹線を見に行きたいって言って欲しいって思ってたくせにな」
穏やかに微笑みながら語る信郎を梅子は凝視する
上手く言葉が出てこない
そんな梅子の様子をわかっているかのようにポンと両手を重ねる
そしていたずらっ子の目になり「怒った梅子はほんとに怖かったぞ」と笑う
その笑顔を見ていると何故だか頬に温かいものが流れる
「梅子、俺はずっと梅子しか見てないし愛してるんだぞ」
慌てながら
「勿論太郎や新や家族みんなや蒲田の町を大事に思ってるぞ」
と少し赤くなりながら早口で言う
ちょっと目を逸らしながら「梅子もそうだといいんだけどな」と少し小さめの声が届く
 
とめどなく流れる涙で視界がぼやける
「私だって同じよ…」 
不器用な愛し方じゃない
ノブはちゃんと私に必要な言葉をくれる
頬を流れる涙を拭う信郎の指に手を重ね、少し微笑みながら梅子が言う
「ノブを愛してる…………ノブのバカ」
「なんだよソレ」
テレ隠しにちょっと拗ねた振りをしながら、意趣返しとばかりに信郎も笑う
「まあ確かに俺は梅子馬鹿だけどな」
クスクスと笑いあいながら軽い口づけを交わす
「え?ノブ?!」
そういえば繋がったままだった
梅子は中で存在を主張する信郎に気付き驚く
「覚悟しとけって言ったしな」
「もう…明日仕事なんだからね!ほんとにノブのばか」
2人は笑い合いながら強く抱きしめ合った


83 :
タイトル「愛情」で番号つけたのに失敗しちゃいました
失礼しました
>>76から愛情1です


84 :
まさかの抜かず3…?ゴクリ

85 :
ひゃー濃厚だわー!ノブ…絶倫!

86 :
ノブ…恐ろしい子っっ
私の用意した覚悟程度じゃ足りなかった。
すごいの有難うございます。

87 :
こんなテンポで長編を2つも読ませてもらえるなんて贅沢すぎる!
>>74
“いつものパターン”って前もノブ梅を読ませていただいてたんだろうか?
ドラマにここまでハマったのは確実にこのスレのおかげ
ノブ梅書く人は正統派の人が多い印象でどの作品も安心して読ませてもらってた
ドラマ同様確実にいつも美味しいなんて凄いことだよ
また時間が出来たらノブ梅でも山倉弥生でもいいからぜひ読ませて欲しいです
丁寧なのにテンポもよく何よりノブ梅の空気があったかい長編にあらためてGJ!
>>75
初めてでこの完成度って…エロ部以上に事後の純情部にキュンとしてしまった
なのにその後も盛り上がりがw ノブどんだけww

88 :
「ただいま。」
「今日はどうだった?」
「まったく…今日も一日研究熱心な松岡夫妻に振り回されっぱなしよ!」
「アハハ!そりゃ大変だったね…こっちは変わったことは無かったよ。お義父さんと、次は八方尾根行こうってことになったからね、やぁちゃん♪」
「また、そんな約束したの?私、スキーは嫌だし寒い所は行きたくないって言ってるじゃない、真ちゃん!」
「ハイハイ、機嫌直してよ♪チュッ☆」
「あなた、いつもそうやって誤魔化すんだから…」

…弥生お嬢様はご結婚なさって優しいお顔の日が増えられましたよ。
いつも御二人本当に仲良くしておられます。
弥生お嬢様はお小さい頃に大奥様となさったお約束を覚えていらしたのでしょうねえ…
「弥生さん、貴方は貴方が一日中お小言を言いたくなる殿方と結婚なさいね。貴方の可愛い笑顔を引き出してくださるのはそう言う方よ。覚えていてね…。お婆様との御約束よ?げんまん。」


89 :
感想ありがとうです
>>86
設定を作って貰ったので書き易かったです
どういう方向で覚悟しとけを表現しようかと悩んだけど、まあ普通な方向にしましたw
色々なプレイさせてみようかとも思ったんですがw
処女作でそれじゃ節操なさすぎなのでw
職人さん達は凄いですね
いざ書いてみて改めて思いました
山倉と弥生は仲良くやってるみたいですね
松岡夫妻?…という事はw

90 :
山倉と弥生の新しいの来てたね
GJ
↑さん、ゼヒ普通じゃ無いのも頼みますw

91 :
>>90
ノブ梅は夫婦だけになんていうか背徳感が無いんですよ 
まあだからこそラブラブHな方向になりがちというか
それはそれで大好きなんですがまあエロパロ板なので…
そこを夜は変貌してエロエロになるっていう方向も有りじゃないかと
時間あったら挑戦してみます

92 :
いつも職人さんありがとうございます。触発されて、初めて投下させて頂きます。
山倉×弥生。エロはなしです。ごめんなさい。

93 :
医局の中は窓から差し込む夜半の月明かりに照らされ、ひどく静かだった。
一人掛けの椅子に背を預け、山倉は目を閉じている。弥生はその横顔をぼんやりと眺めていた。
濃い顔立ちではあるが整った顔立ち通った鼻筋や、淡く影を作る長い睫毛。。黙って瞑目している
横顔はきれいだと思う。緊急で運び込まれた患者を必に手当てた疲れが滲んでいたとしても。
常は横に流されている前髪も、額を隠す様に乱れている。
こうしているとまるであの初めて気持ちが通じ合った夜に巻き戻ったみたいだった。
けれど、違う。
弥生はそっと立ち上がると、足音を忍ばせて山倉の傍へと歩み寄った。
普段やかましい男は、半分眠っているみたいに大人しい。否、本当に眠っているのかも知れない。
懸命に処置をしていた患者の容態は峠を越えた。山倉は前日も夜勤を引き受けており疲労が
蓄積されていたのだろう。医局に戻って緊張の糸が切れたらしく、椅子の背もたれに身体を預けたまま
ぐったりとしている。
山倉さん、と呼びかけ様とした唇は、声を発さないまま閉じられた。その代り、そぅっと伸ばした指先で頬に触
れる。山倉の瞼はぴくりともしなかった。
今の二人は所謂「結婚を前提としたお付き合い」を始めたばかりではあったが、これまでの長い友達以上恋人未
満だった時期が邪魔をして、弥生は今一つ素直に山倉に甘え・甘やかされる関係に慣れない。
空気を読まないというか順応性の高い山倉は、独り楽しげに弥生さん弥生さんと何かとちょっかいを
出してはすげなくされる事すら楽しんでいる様だったが。
すきだと言われて、すきよと返した。多分が付いてはいたけれど、それが弥生にとっても偽らざる気持ちだ。
指を頬からそっと滑らせ、今度は意外と柔らかい唇に触れる。キスをしたのは、まだ片手で数えられる
だけの回数だ。山倉とキスをするのは照れくさい。勿論嫌じゃないし、本音を言うとしたいと思う。
けれど自分からねだるなんて出来やしないし、女の気持ちが分からない事に定評のある山倉はわざわざ
「弥生さん、キスしてもいい?」と尋ねてくるから頷くことも出来ずに素っ気ない態度を取ってしまうのも
ままあった。
本当はちゃんと好きなのだ。多分なんて曖昧な単語はもう必要がない程に。
好意がだだ漏れな山倉が相手だけに、一緒になってデレデレと甘くはなれない。それが弥生の性格だ。
素直になれたのはあの夜限定の魔法だったんじゃないか、なんて馬鹿げた妄想が浮かんで、
弥生は小さく溜息を落とした。
――私だって、……ちゃんと好きなのに。
肘掛に手をついて、弥生は山倉の寝顔を覗き込んだ。相手が眠っている時ですら感情は舌に乗らず、
声になって口から外に出はしなかった。

94 :
いい加減で、調子が良くて。けれど医療に対して誠実な山倉が好きだ。
小心者で、けれど優しくて。全身で弥生への愛を現してくれる山倉が好きだ。
弥生さんと名前を呼んでくれる声も、常のおおざっぱさとは打って変わった慎重さで触れてくる唇も。
「……すき」
微かな囁きと共に、弥生は惹かれるがままに唇で山倉に触れた。
ほんの数秒の短い口づけ。はっと我に返った弥生が慌てて身体を起こそうとしたけれど――
「やよーいさん」
「た、狸寝入りしてたの?!」
朗らかな声が弥生を呼んで、反射的に言い返した。
きつい眼差しを向けられても柳に風な山倉は、ふにゃっと解けるみたいに笑って見せる。
「ううん。今、起きた。ほらお姫様を起こすのは王子様のキスだって」
「その理論だとあなたがお姫様で私が王子様になるんだけど」
「あ、そうか。逆だね」
言いながら山倉は弥生を自分の膝に乗せるみたいに抱き上げる。悔しいかな体格差がものを言って、
弥生は逃げる事が出来なかった。山倉の太腿の上に座わらされ、見下ろす形で向き合う。
「逆だけど、嬉しいな」
「……何が」
「弥生さんからキスしてくれて。初めてでしょ?」
「は、じめて、よ」
見ている方が恥ずかしくなる様な柔和な笑みを浮かべる山倉に、弥生は己の頬が熱くなっているのが
分かった。夜目にも赤さが分かったらしく、山倉はざくっと指摘してくる。
「顔、赤いよ」
「誰の所為よ」
「僕だよね。赤くなってる弥生さんも可愛いなぁ」
「……莫迦」
引き寄せられかけて、弥生は山倉の肩に強く手をついて突っ張った。無理強いはされず腕の長さ分の
距離が保たれる。
このストレートさが憎らしいのだ。弥生が肩肘を張ってしまう自分を持て余しているのに、山倉は持前のおおら
かさそのままに接してくる。いっそ腹が立つのは、しおらしくなれない自分でいいのかと、
負い目に思う気持ちがあるからだ。そんな拗ねた気持ちが口を突く。
「私、可愛くないわよ」
「可愛いよ?」

95 :
きょとんと眼を丸くして山倉が言い返してきた。心底理解出来ない言葉を聞いた表情だ。
むっと眉を寄せて弥生は切り返す。
「可愛くない。私が自分でそう思っているんだもの」
「んー、その辺は個人の受け取り方の相違なんだろうなぁ。松岡君ならまず『可愛さ』の定義を求める所
なんだろうけど」
一旦言葉を切って山倉はじっと弥生を見上げた。嘘のない眼差しから視線が逸らせなくなる。
「そういうまどろっこしいのは置いておいて。弥生さんが自分で自分を可愛くないと思うのは弥生さんの
勝手だけど、僕が弥生さんを可愛いと思うのは僕の勝手なんじゃないかな」
「なによそれ。私が自分で可愛くないって認めてるのに!」
「受け取り方は僕の自由だろ。弥生さんがどう思っていようと、僕にとって君は可愛い人なんだから」
「じゃぁどこがそう思うのは言ってみなさいよ」
「そういう意地っ張りな所」
迷わず言った山倉に弥生は二の句が告げなかった。
つっと伸びた指が頬を掠め、髪に触れた。二度、三度。あやす優しさで撫でられる。そうされる度に
心の中にある頑なさがコーヒーの中に沈めた角砂糖みたいにほろほろと溶け出す気がした。
本当は好きなのだと、また思う。つっかかるのは自信がないからなのも弥生は自覚していた。
もう一度、山倉は弥生を安心させるみたいに微笑んだ。
「真っ直ぐ甘えるのが下手な所も可愛い。弥生さんが突っかかってみせるのって、甘えてくれてるからだよね」
「――っ」
「って、梅子さんが言ってたんだけどね」
「ちょっと!」
一瞬感動しかけたのが吹っ飛んで、弥生は思わず山倉の白衣の襟首を掴みあげるだった。自制出来たのは
奇跡に近い。
「分かってるのも本当だよー。好きな人の事だからね」
反則だ、と弥生は思う。緩急をつけられてしまえば太刀打ちできなくなるのだ。これを天然でやるのだから
山倉は恐ろしい。
「だからいいよ。弥生さんが自分を可愛くないって言っても、僕はそう思わない。これだけは弥生さんが
どう言おうと変わらないからね」
珍しく患者の前で使えと言いたくなる真剣な顔で念押しをされて、弥生は張り合うのも馬鹿らしくなって
あからさまに嘆息した。

96 :
息を吐くと力も抜ける。そのままぐったりと山倉にもたれ掛りそうになりながら――やられるが一方でなるもの
かと弥生の負けず嫌いさが火を噴いた。
キッと強く山倉を睨む。そしてそのままもう一度。
「……んっ」
山倉が喉の奥で声を上げた。口が塞がれていれば喋れない。
押し付けるだけの口づけに山倉が虚を突かれたのは数秒だけ。弥生に振り払われない程度にそっと背中に腕を回
して細い身体を抱き寄せる。ここが医局であるとか、一応は当直の最中であるとか、そんな状況は完全に吹っ飛
んでしまっていた。
触れ合う唇が同じ温度の体温を分け合う。暖められて、心の奥になる気持ちがゆるやかに溶けて流れ出した。
僅かに離れた唇の隙間。弥生は目を伏せて囁く。
「私、可愛くはないけれど……」
山倉さんが、ちゃんと好きだわ。
微かな声はいとしい恋人にだけ聴こえればいい。そうしてそのままぎゅっと抱き着いた弥生は頬の火照りが
冷めるまでの間、山倉の腕の中に素直に収まる事にした。

<終わり>

97 :
メモ帳からコピーしたのですが、改行おかしくなってる箇所が
いくつかあってすみません。脳内でくっつけてやってください。

98 :
自分なんかが言うのはおこがましいけど、的確な描写の流れるような日本語にびっくりした
SPの雰囲気そのままの2人にしんみりしたりほっこりしたり
梅ちゃん先生スレの奥深さを感じました GJです!

99 :
山倉弥生きてた
会話が凄くらしいですね
本編から繋がってても全然おかしくない
いや〜GJです

100 :
山倉弥生に2828が止まらない…!!
細やかな描写が素晴らしいです
本当にGJ!!!

101 :
本編→SPと見たけど、やっぱりノブ梅子大好きだ
最初は2人共子供っぽいやりとりばかりだった幼馴染2人が結婚して子供2人できてもラブラブって凄く良い
ルックスも身長差もお似合いだし是非他でも恋仲として共演してほしい位だ
あと設定ではノブのが年上なんだよなぁ
それも萌える

102 :
本スレとの誤爆?
パロ的には「中野人が他の作品でも」とか関係無いんだけど…

103 :
>>102

104 :
SP後の話を書くのに手間取っていたら、怒涛の投下祭りがあったようでwワショーイwww
山弥もノブ梅も、それぞれに可愛いなぁw
52さんの書くように、初夜の弥生は、きっとあんなだろうと余裕で想像できました。
70さん エッチの仕込みのために、布団こっちで敷くと言っておくとか、端の部屋取るとか何かと気の利く信郎さんエロ杉ワロスw
自分も幼馴染夫婦ってところが萌えポイントなので、共同作業で高ぶる様に転がりましたw
75さん 大型新人現るw いやー、このスレ本当に凄いね。色々な書き手さんが書いてくれて、読んでて凄く楽しい!
覚悟しておけの信郎さん、超信郎さんwww たーーすーーけーーてーーwww
まじめな話、気持ちのいいセックスと深い愛情でした。普通じゃない方も、ぜひお願いしますw
88さん やぁちゃん・真ちゃん……www うっかり萌えぬところだったわw 山倉なら舅とも姑とも上手くやれそうだよね。
92さんの山弥は、本当に自然で、映像化ヨユーでした! 本当にこの二人には幸せになってもらいたい!
たくさんあったので、まとめて感想を書いてしまい申し訳ないです。
どれもこれもじっくり堪能させていただきました! ご馳走様でした!!

私も投下。ノブ梅 エッチ・口淫ありです。
いっとき陽造が使っていた現空き部屋について、幸を書くときに、寝室の手前にあると書いてしまいましたが
嬉を書くときによくよく検証したら、階段を上がってすぐが梅子の部屋で、空き部屋は奥でした。
今回も出てきますが、本当は奥です。お恥ずかしい……。

105 :
縁側に掛けられた風鈴が、チリンと涼やかな音を一つ立て、梅子の胸へ静かに染みる。
ほんの少し前のイライラや不安が嘘のように、夜は静かな姿を梅子に見せた。
正枝にも話をして安心してもらい、子供たちも良く寝ている。
浴衣姿で髪を横に結った梅子は、団扇をゆったりと動かしながら、仕事を終えて風呂に入っている信郎を居間で待っていた。
そんな梅子の脳裏には、さっき信郎から貰った指輪が浮かんでは消えたりしている。
きれいだったなと思う一方で、気になることも一つあった。
いったいどんな顔をして、信郎はあの指輪を買ったのだろう。
本音を言えば、横にいて、その姿を見る事ができなかったのは残念だ。
けれど、自分だけだったら、きっとそんな日は来なかっただろうとも思う。
朝起きて、仕事をして家事をして、夜になったら寝るだけの繰り返しの中に、きっとあの指輪はなかった。
指輪の裏側に英語で刻まれた、信郎の気持ちを見る事も。
美しい宝石はもちろん嬉しいけれど、その気持ちこそが、信郎から貰った大切な宝物。
いいや、気持ちは多分、常に信郎にはあったのだろう。しかし……。
「私、何にも見ていなかった……」
自分の気づかぬ信郎の気持ちを形にしてくれた山川へ感謝をしつつ、梅子は穏やかな顔で目を閉じた。
信郎が風呂から上がったら、どんな話をしようか。テレビもつけずに思いを巡らせていると、遠くから列車の音が聞こえてくる。
本当に、静かな夜だった。
しばらくして、首に引っ掛けた手ぬぐいで頭を拭きながら、信郎が風呂から出てきた。
「お茶、飲まない?」
居間に座っていた梅子から声をかけられた信郎が、おっ、と軽く驚いたような返事をする。
「寝てなかったのか?」
家長の席に座った信郎がニヤリと笑い、テーブルの上に置いてあったジャグを手にした梅子が、少し照れたように笑った。
「たまには、二人で話をするのもいいかな、って思って」
麦茶で満たされていく二つのコップを見つめる梅子に、そうだな、と信郎は頷いた。
コポコポと音を立てて麦茶の注がれたコップを一つ手渡し、風鈴がまた一つチリンと鳴った。
「あれ、どうした?」
「しまったわ。タンスの中の、子どもたちの臍の緒が入っている所」
梅子は微笑んで答え、何だよ、と信郎も笑った。
「せっかく買ったのに、使わねぇのかよ」
うん、と梅子は恥ずかしそうに下を向いた後、目を細めて信郎に自分の気持ちを伝える。
「だって、大切な宝物だから」
そっか、と信郎が答えると、二人はポツポツと話を始めた。

106 :
久し振りに面と向かってする二人の会話は想像以上に手探りで、梅子を驚かせた。
いったいどれだけの気持ちと言葉を、過ぎた日々の中に置いてきてしまったのだろう。
「あーあ。ずっと一緒にいるから、ノブの事は何でも知ってる気になっていたけど、そんな事ないわね」
左手で頬杖をつきながら、本気でガッカリした様子の梅子がため息をつく。
コップの横に置かれていた梅子の右手を、信郎の大きな手が包み込んだ。
「だったらこうやって、お互いにまた知りあっていけばいいじゃねぇか」
梅子は信郎の手を握り返すと、うん、と嬉しそうに頷いた。
手を握り合ったまま、またしばらく話をしていたが、どちらともなく指をモゾモゾと動かし始めた。
梅子がフフと笑うと、そろそろ行くか、と信郎が言う。
二人して立ち上がり、信郎が戸締りをしている間に、梅子はコップとジャグを台所へ片付けた。
それから待ち合わせでもしたかのように揃って階段を上り、上りきったところで先へ行った梅子が振り返る。
後に続いた信郎が一つ頷いて、梅子の両肩に手を添えると、軽く押して寝室の先にある空き部屋へと向かっていった。
傍からは、子供っぽく遊んでいるような姿に見えるだろう自分たちの格好を想像して、梅子がクスリと笑う。
「今日は特別に、運転手の役ゆずってやるよ」
背中を押す、子供の頃は決して運転手役をゆずってくれなかった信郎が冗談めかして言うと、二人して声を忍ばせて笑った。
信郎が梅子を押し込むように空き部屋へ入り、後ろ手で襖を閉めると、振り返る隙も与えずに梅子を背後から抱きしめる。
痛いほど強く、梅子の全てを丸ごと抱きしめるような信郎の腕に、梅子もしっかりと摑まった。
梅子の頭へ押し付けられた信郎の鼻が髪の匂いを嗅ぐように息を吸い込むと、梅子の中で僅かに残っていたモヤモヤが
吸い取られるように気持ちがスッと晴れていく。
「ノブ……」
透明になった梅子の心が、信郎で満たされていく。また、満たされる事によって、今まで乾いて固くなっていた事に気づいた。
……寂しかった。梅子は、鼻の奥がツンとするのを感じて目を伏せた。
「離さないでね……」
梅子がポツリと言うと、ああ、と信郎が応える。
「当たり前だろ。梅子は、俺のもんだ」
信郎の腕が締めなおされ、梅子はコクリと頷いた。
「ノブも、私のものなんだから」
梅子もそう言うと、頭の上で笑ったような信郎の息遣いを感じ、満足そうな信郎の声が頭に響く。
「ああ。それでいい」
二人は向き直ると、さっき工場で邪魔をされた口づけの続きを始めた。

107 :
信郎が布団を敷いている間も、梅子は信郎の袂を掴んで後ろにくっついていた。
医者なんかになって、昔からは想像もできないくらいしっかりしたかと思えば、全く変わらない部分もある。
ガキの頃も、心細くなると、梅子のやつはこうやってくっついていたな。
信郎は、お下げ髪をした小さな梅子を思い出しながら、仕上げの枕をポンと放ると梅子のほうへ振り返った。
「ほら、敷けたぞ」
「ん、ありがと」
上目遣いで礼を言う顔は子供の頃の面影を残すが、くいっと上がった顎から首にかけてのラインは艶かしく、信郎は生唾を飲み込んだ。
ちらりと覗いた鎖骨が女の色香で信郎を誘い、腹の奥から湧き上がる興奮が信郎の中で駆け上がった。
たまらず信郎は梅子の口を貪ると、華奢な体を抱きかかえて、布団の上へと横たえる。
「好き……」
自分の瞳を覗き込んで気持ちを伝えてきた梅子に、信郎は激しい口づけで応えた。
腰紐を解き、浴衣の前を開いてくと、形の良い胸と子供を二人も産んだとは思えない細い腰がスルリと現れる。
「やだ…。恥ずかしい……」
梅子は頬を染めて目を潤ませ、電気を消して、と小さな声で言った。
何でだよ、と信郎が聞くと、若い体でもないし恥ずかしいわと答える。
「いいじゃねぇか。もっとよく見せろ」
信郎はわざと上半身を起こしたまま、仰向けに横たわった梅子の体をなぞっていく。
首筋から鎖骨、丸い胸を巡って頂点をくすぐり、腹部の谷へ滑り落ちる。
信郎の長くしなやかな指が各所を通るたびに、梅子は声を漏らして体をよじった。
昔は少し骨ばった部分があった体も、ほどよく肉がつき女らしい丸みが増した。
若くて弾力のあった肌は、しっとりと手に吸い付くように滑らかだ。
梅子に声をあげさせながら、そんな梅子の全てを味わえる事に、信郎は優越感のような物を感じる。
さんざん焦らした後で、両方の乳首を擦りながら唇へ吸い付くと、梅子は信郎の頭をギュッと抱え込んだ。
「あ…っ、いい…!ノブ……っ!」
口を解放してやると、素直な反応を言葉で伝えてくる。
恥らうばかりだった初めの頃も可愛らしかったが、直接手ごたえを感じさせてくれる今の反応は、よけいに信郎を燃えさせた。
梅子がもっと喜ぶよう、信郎は乳房を鷲掴みにすると、強く吸い上げて軽く歯を立ててやる。
「んっ、ん…――っ!!」
すると梅子は爪を噛んで声をし、それだけで気を遣りそうなくらい腰をはねさせる。
信郎は構わずにもう片方の乳首に噛み付くと、梅子は枕の端を掴んで顔を埋め、泣く様な声を上げて全身を振るわせた。

108 :
信郎の手が下着に掛けられ、梅子は閉じていた目を薄っすら開けると、高い位置から自分を見下ろす信郎の姿が目に入った。
真剣な眼差しで、瞳に興奮の色を宿す。そんな目で見られるだけで、梅子の胎内にはぞぞぞと快感の波が押し寄せる。
信郎の手によって下着もすっかり剥ぎ取られ、自分を食べてしまいそうな目で見る信郎の前に、梅子は一糸まとわぬ姿を晒した。
一方の信郎は浴衣を着たままであり、梅子は羞恥に耐えかねて体を隠そうとしたが、信郎の手によって遮られる。
肘を曲げバンザイをしたような姿で布団に繋ぎ止められた梅子は、まるで標本箱の中の蝶のようだった。
「ノブ……」
黙って自分を観察している信郎の名を、梅子が不安そうな声で呼ぶと、信郎は倒れこむように梅子の耳へ口づけた。
「きれいだ」
熱い吐息混じりの言葉を耳に吹きかけられ、あ、と小さな声を上げて梅子は背中を弓なりに反らせる。
そのままベロリと首筋を舐められると、顎を仰け反らせて湿った息を吐き出した。
そうして無防備に開かれた胸の先に尖る物が、信郎の次の標的となる。
下から上へ舐め上げたり、グルグルと舌を絡ませたり、思い切り吸い込まれたり、少し痛いくらいに歯を立てられたり。
手の動きを封じられたまま次々と快楽を与えられ、梅子は腰を捻ってよがった。
「もう……、ノブ…っ!」
腰を揺らして懇願する梅子の胸元で、何だ、と応える信郎の声が楽しそうに聞こえる。
ああ、と梅子は固く目を閉じ、観念して信郎が待っているだろう言葉を口にした。
「お願い…ノブ。もう……っ、下も……っ、下も触って…っ」
胸元から目の前までぬっと顔を近づけてきた信郎がニヤリと笑い、なみだ目で口を尖らせる梅子の唇を奪った。
「んっ!ンんーーっ!……っ!」
出口を閉じられた梅子の嬌声が、突然鼻から響く。
前触れもなしに梅子の体の中へ入ってきた信郎の一番長い指が、無遠慮に梅子のぬかるみをかき回し始めたのだ。
梅子は自由になった両手を信郎の頭の後ろに回し、自分の方からも信郎の口へ吸い付いた。
「ああっ、ノブっ……!そこ…気持ち……いいっ…」
中を擦る指が2本に増やされ、親指でも肉芽をいじられると、それだけで梅子は達してしまう。
信郎は、梅子の中が流動している間も指を抜かずにいて、収まってくると再び擦りあげる行為を繰り返した。
「あ…そんなにしたら……。だめ…、ノブ……!だめ…やっ…!」
待って、と梅子は自分を責め立てている信郎の腕にすがりつくが、信郎の指は梅子の中で水音を立て続けている。
それどころか、内側にある梅子の敏感な部分をゾロリとなで上げながら、当の信郎は笑っているような気さえした。
これほど執拗に責められるのは初めてで、自分がどうにかなってしまいそうだ。
「お願い…、ノブ……!聞いて…!」
このままだと、今日も……。信郎の下で必に梅子が訴え、ようやく信郎の指が動きを止めた。
「ノブの事も…、喜…ばせ……たいの…」
荒い息の中でどうにか梅子が言葉をつなぐと、信郎は梅子に差し込んだ指を今まで以上の速さで抜き差しし
ああ、といって梅子が気を遣るとようやく中から引き抜いた。

109 :
「もう…、ノブの意地悪……」
梅子はグッタリと横になりながら、力なく頬を膨らませて信郎に文句を言った。
「何でだよ」
梅子の横へ座っている信郎が、自分の腰紐の結び目を解きながら、おそらく訴えを分かった上で笑って応えた。
「いいじゃねぇか。梅子を喜ばせるのが、俺の楽しみなんだからよ」
「私もそうしたい…。ノブにも、気持ちよくなって欲しいの……」
いつもしてもらうばかりだから、と梅子は放り出した腕の先にある信郎の膝を、細く伸びた人差し指の先でくすぐった。
「じゃあ、梅子もやってくれよ」
目を細めて笑う信郎の顔を見て、梅子の下の口からドロリと涎がたれる。
梅子はノロノロと上体を持ち上げると、信郎の下まで這っていった。
信郎の腰紐を外して浴衣を脱がせていくと、中から引き締まった体が現れる。
脱いで初めて分かる厚い胸板も、目で見て分かるほどの腹筋も、思ったよりも太い上腕も、逞しい前腕も、
全てが自分の体と違い、男らしく、また美しいと梅子は思った。
梅子は浴衣を脱がせながら信郎の肌に手を滑らせ、うっとりと見つめてため息をついた。
誰も知らない、私だけのもの……。
梅子は膝で立ち上がり信郎に口づけると、その口を下へ向かって這わせていく。
首筋や胸元を舌の先でチロチロと舐めたら、信郎の体がピクリと反応した。
へそにも口をつけて、いよいよ目指していた部分へと到達すると、そこは下着をピンと張って梅子に存在を主張している。
下着の上から一度キスをして、下着を外すと、収まっていたものが頭をもたげて顔を出した。
頭の先からぬらぬらと滴る透明な汁を、小さな舌先で舐めあげる。
苦くて少ししょっぱい味が口腔に広がるが、梅子はそれが堪らなく欲しいと感じ、両手で根元を押さえてパクリと口で咥えこんだ。
梅子、と大きな手で自分の頭を撫でる信郎の、気持ちがよさそうな声を聞く。
梅子は嬉しくなって、口に入りきらないそれを思い切り頬張ると、歯で傷つけないよう慎重に唇でしごきだした。
信郎の口からは、湿った吐息が漏らされるようになった。
梅子は目を閉じ、信郎の反応を感じながら、信郎に快楽を与えている満足感と興奮が頭の中で交錯している。
もっと、もっとノブを喜ばせたい。
口をすぼめて、舌も使い、信郎を更に高ぶらせようと一心不乱に舐め上げていたら、突然口が弾き飛ばされる。
一段と強度を増した信郎のものが、一回り大きくなったようで、雄雄しく天を向いていた。
「欲しい……」
梅子は握り締めた信郎自身を濡れた瞳で見つめながら、思わず熱いため息混じりに呟いた。

110 :
「来いよ、梅子」
信郎に言われるまま、梅子は信郎の肩に手をかけて、胡坐の真ん中にそそり立つ信郎の上をまたいだ。
梅子の腰に信郎の手があてがわれ、そこへ座るように促される。
欲しいんだろ、という信郎の問いに、梅子は黙って頷いた。
ゆっくりと腰を下ろす梅子の入り口に信郎自身が当たったかと思うと、入り口が押し開かれ肉壁を擦りあげながら信郎自身が侵入してきた。
梅子は歓喜と安堵の入り混じったような息を漏らして、ズブズブと信郎を受け入れていく。
「気持ちいいか?」
「うん。気持ちいい……」
向かい合って繋がる二人は、お互いの額と鼻の頭を突き合わせながら、軽くキスをして囁きあった。
ときおり信郎が動くと、深く入り込んでいる信郎自身が子宮を突き上げ、梅子の体の奥底へ快楽が重たく響く。
「あ…」
何か変、と梅子は眉を寄せ、信郎の肩に爪を立てて顔を埋めたかと思えば、膣中をヤワヤワと震わせて果ててしまった。
「梅子…。もしかして、気を遣ったのか?」
力の抜けた梅子の体を支えながら、信郎が驚いて尋ねる。
動くと言っても、特に激しく突き上げたりはしていない。
信郎が不思議がっていると、力が抜けたはずだった梅子の手が、再び信郎の体に食い込んだ。
「おかしいの…私。……ノブ…ああっ!」
梅子のほうも戸惑いを覚えていた。
生殖器官が自分とは別の意思を持ちはじめたかのように、勝手に収縮して痙攣し、達してしまう。
それが自然の波のように、なんども引いては押し寄せてきた。
自分の体のことなのに、もう自分ではどうにも抑えきれず、梅子は快楽の渦に飲み込まれていく。
「ノブ…、ノブ……」
うわ言のように自分の名前を呼ぶ梅子の両脇から腕をまわし、信郎は不安定な梅子の体を抱き寄せた。
固い筋肉で覆われている信郎の腕でしっかりと支えられ、梅子は安心したように再び気を遣る。
「も…だめ……」
ノブも来て、と梅子が囁くと、信郎は支えていた梅子の体を布団へ寝かし、梅子の膝を抱え角度をつけて梅子を突き上げた。
「いくぞ」
信郎は具合のいい角度を見つけたようで、梅子にいやらしい音を立てさせながら、激しく何度も自身を叩き込んだ。
声をしつつ、梅子は甲高い声で鳴くと、信郎の腕をギュッと掴んで下腹に力を込める。
「欲しい……っ!ノブっ…!たくさん…頂戴……!あぁっ…、あっ…」
「梅子っ…、梅子……っ!」
二人はしっかりと抱き合ったまま揃って絶頂を向かえ、信郎の精を飲み込みながら震える梅子へ、信郎は愛しそうに口づけた。

111 :
信郎は手馴れた様子で梅子の始末をしてやると、汗で張り付いた髪をすいてやり、フッと笑った。
物言いたげな顔をしている信郎に、なぁに、と梅子は問いかける。
「いや。梅子も、俺の事を自分のものだって思ってたんだな」
そんなに想ってるのは俺の方だけかと思っていた、と信郎がニヤニヤしながら梅子を見る。
だって、と言って、梅子はここ数日の嫌だった気持ちを思い出した。
「ノブは……仕事はできるし、たまには優しいし、まぁまぁ格好がいいし……、もしかしてコロッと好きになっちゃう人がいるかも
 って考えたら、誰にも…取られたくないって思っちゃって……」
信郎は自分の後始末をしつつ、時々おいおいと突っ込んだりして、申し訳なさそうに話す梅子を見て微笑んだ。
「ねぇ。ノブも、私の事……自分のものだと思ってるの?」
梅子は体を横向きに倒すと、頭をもたげて信郎の顔を覗きこんだ。
「それくらい思ったっていいだろ。夫婦なんだから」
悪い事でも聞くように、躊躇いがちに尋ねてくる梅子に対し、信郎は自信満々で答える。
「だいたい梅子は誰にでも優しいし、料理は今ひとつだけど、愛嬌があってそこそこ美人だし、
間違って惚れちまう男がいるかもしれねぇだろ。でもこいつは俺のもんだ、って。 誰にも渡さねぇ、って思ってる」
やはり梅子も途中で突っ込みをいれたが、最終的には目を三日月の形にして、フーンと笑った。
「良かったね、私たち。結婚できて」
梅子がニッコリ笑い、そうだな、と信郎も笑った。
音を立てずに空き部屋を抜け出し、寝室の襖をそっと開けると、二人の子供たちがすやすやと寝息を立てている。
梅子と信郎は子供たちに慈しみの目を向けた後、梅子がポツリと言った。
「次は、女の子がいいな……」
「えっ!」
梅子の後ろに立つ信郎が、思わず驚いた声を出す。
「梅子、まさか……」
金魚のように口をパクつかせる信郎を見て、梅子はプッと噴出した。
「出来たら、の話よ」
信郎は胸を押さえて大量の息を吐き出し、何だ、と言って複雑な表情の笑顔を見せる。
梅子は自分の布団の上へ腰を下ろし、欲しいとは思っているのよ、と信郎に言った。
そうか、と信郎もその場に座り、梅子の布団の橋にゴロリと寝転ぶ。
ここで寝るの? と梅子が聞くと、もう動けねぇと信郎が言うので、仕方ないわねと梅子も横になった。
「次は、女の子……」
眠たそうな声でそう言いながら伸びてきて、梅子の下腹部を撫でてくる信郎の手を、梅子が軽くペンペンと叩く。
「何やってるのよ」
「さっきの、俺の子種に言い聞かせてるんだよ……」
「ばかっ」
寝ぼけたような声で答える信郎に呆れて言うと、風邪ひかないでねと声をかけ、梅子は重たくなってきた目を閉じる。
そうしてお腹にあてがわれた信郎の手へ自分も手を重ね、ぼんやりとした予感を感じながら、深い眠りへと落ちていった。
――終――

112 :
「…っ…」
みしっ…
「っ…ッ…」
みしっ…
きしっ…
きっ…ぎっ…きっ…

…若いんですからそりゃそうでしょう…。
でもこの年寄りが目を覚ますほどですからねぇ…。
あの二人と一緒に千葉に行けば良かったかしら…。
もっと静かにと頼むのもおかしなもんだし、あれでも控え目なんでしょうし…。
梅子に頼んでぐっすり眠れるお薬お願いすれば伝わるかしら…。
下村家の睡眠を蝕んできたとは知るよしも無い二階の二人の甘い夜は今宵も更けて行く。


113 :
>>111さんのを読んでいたら倍賞ばあさん大変そうだなぁ書いてみました。
始めて書きましたが楽しいものですね。
お目汚し失礼しました。

114 :
>>111
いいねぇ!GJ
跨る梅子とかすごい妄想でハフハフするw
ノブ梅は、お互いをがっつり求めるからこそ、な、深く濃いのが読めるからありがたいキャラw
これからもよろしく〜
>>112
濃厚ノブ梅を下で聞かされてたから建造夫妻は千葉へ、ってかw
新しい切り口で面白かった

115 :
職人さんのノブ梅きてる〜!
やっぱり表現力というか文章力が凄い
エロイんだけどエロの中にも情緒があってほんわか幸せな気持ちになりますね
梅子も積極的でいいw
正枝さん気になってましたw
絶対煩くて寝れない日があるだろうと
でもちゃんと理解をしてくれそうなキャラだから面白い
正枝さんもそろそろ3人目かしら…とか思ってそうw

116 :
111です。
感想を有難うございます!
あの爽やかエロ夫婦を見れなくなって寂しい日々です。
今思えば、毎日贅沢だったなー。
また思いついたら書きますので、宜しくお願いします。
それから……、
ごめんなさい!おばあさまwww
あれでも一応声を抑えているんですよw
でも、木造だから確かに軋むかな、家がw
余談ですが、104で書いた空き部屋の位置(他)を保管庫の方で訂正しました。恥の上塗り;

117 :
80話の頑張って松岡の肩に寄りかかって精一杯甘えてみた梅子に
甘えられてる事に全然気付かない松岡を見て思った
もしあれが松岡じゃなくノブだったらノブはニヤニヤでれでれしながらも不器用に抱きしめるんだろうね
SP後編で自分の服を掴んで甘えてきた梅子に照れながらぶっきらぼうに答えて手握ってたし

118 :
「では、よろしく。」
「はい。よろしくお願い致します。」



「あの、こういった場合はもう少し弱い方が良いみたいです。」
「ああ?そうなのか?失敬。先日はもう少し強くと言ったから…。」
「はい、先日は強くで今日は弱くお願いします。」
研究熱心なあの二人はきっとこんな夜だろうねw

119 :
「この位がいいんだろうか?」
「はい…気持ちいいです」
「なるほど。では、ここは」
「そこは…もっと強く…」
外からドアにピッタリ耳をつけ、盗み聞きしていた山倉と弥生は、中の2人が交わす会話に思わず興奮する。
「な、何してるんだろう、あの2人は…」
「ナニしてるんでしょうね」
「…弥生さん、それは親父ギャグというやつかな?」
「さあね。でも、神聖な病院でこんな行為に耽るなんて、許せないわ」
「でも、僕達2人も…」
「あんたの根性がないから、結局あそこ止まりだったでしょ!さ、行くわよっ」
突然弥生が、ドアをバタンと開いた。
「病院内で私達より先に進むなんて、そんなこと許されるとっ……え?」
目の前に繰り広げられていたのは…研究への協力の礼として、神田の肩をせっせと揉んでいる松岡の姿だった。

ちゃんちゃん

つい乗っかりたくなって
ありきたりでスマン

120 :
「いい?」
「んっ」
「じゃここは?」
「…んっ…そこもっ…と」
「あああっ…んっ…ひくっ…ゃん…っぅん…」
「辛いか?」
「はぁっ…ちがっ…ああっ」
「クッ…イキそうだ」
「ダメまだっ…あぁっ」
山倉と弥生が松岡と神田の声に聞き耳をたてている頃、薄明かりの中で信郎と梅子のクライマックスが近付いていた。
信郎は梅子が同時にイケるよう、グラインドする腰の動きに合わせ背後から回した手を割れめに潜りこませ、ぬめる肉芽をこすり上げていた。
「はあっ…んっ…ダメッああっ…イヤッ…あああんっノブっ…それ以上…ダッ…メっ…あああイッちゃう…きゃうっんん」
梅子の白い背中が震えながら仰け反り、信郎は熱い中に精を解き放ち、深く息を吐いた。
♂♀♂♀♂♀
それぞれの夜だぁねw
リレーに乗らせていただいたけど面白かったw

121 :
連作面白いね

122 :
SP終わってから山倉に本懐とげさせたくて頑張ってるけど結構難しいです
どなたか2人の本番読ませていただけないかなぁ…
連作もどんどん続けて言って欲しいw新作まだまだ読みたいよー

123 :
「弥生さん、お風呂空いたよ!」
論文の資料を見ていた私に、髪を拭きながらニコニコと夫が声をかける。
「はいはい。窓は開けておいてくれた?」
立ちあがった私の身体を、慣れた手が引き寄せそのまま抱きすくめられた。
「仰せのままに。遅くならないでよね。」
囁きながら真一さんがそっとくちづけ、ブラウスの上から胸を揉みしだかれる。
「んもう!何してるのよ‥ お風呂の時間位は待てるでしょ!」
「うーん‥待てない。うちの奥さんは最高にセクシーで可愛いからすぐに襲いたくなっちゃうんだよ。」 
「それでも!お風呂入ってくるから‥待ってて…」
私は全力で私に愛情を示してくれる真一さんに、まだ照れてしまう。
‥結婚してからと言うもの真一さんの“人に対する優しさ”100%は私に向かう愛情となり、うれしいやら鬱陶しいやら…
マメというか、甲斐甲斐しいと言うか、食事を作っている時間に帰宅できれば手伝ってくれるし、食器を洗う時も手伝ってくれる。
「2人でした方が時間がかからないでしょ?」と当たり前のように手伝ってくれるのは、梅子から「山倉さんが羨ましいわ。ノブは子育てには協力的で優しいけど家事はしないもの。」と言う言葉を考えても贅沢な悩みなんだと思う。
梅子には言えないけど、一緒にお風呂に入ろうとか、手をつないで買い物に行こうとか、テレビを見る時は僕の腕の中が指定席だから‥とか…あれこれ言うのをなんとかやり過ごす毎日と言うのもため息が出ることもあるわ…
特に夜のアレときたら…
今日もあんなことになるのよね‥
私は真一さんの手や唇の感触を思い出し、湯船の中の自分の乳房にそっと触れてみる。
私がそっと触れただけで固く尖る乳首‥
思いだすだけでジンジンしてくる下半身‥
後で彼が丹念に口にする場所を丁寧に洗い、私は寝室に入った。
静かな部屋の中にかすかな寝息が聞こえている。
(寝息?)
大きなベッドに近寄ると大の字をかいて真一さんが…眠ってる?
「真一さん‥」
耳許で囁く。
真一さんはちょっと眉をしかめただけで目を開ける様子が無い。
(昼間、急患でバタバタしたと言っていたから疲れていたのね。…そんな日もあるわ。身体、丁寧に洗ってきたのにな‥)
私は真一さんの隣に寝転がると、目を瞑り浴衣の合わせから手を滑らせて彼が口に含むはずだった片方の乳房にそっと触れてみる。
(…軽く歯を立てた時、スゴイのよね。)
真一さんの歯が噛むように乳首を強く摘むと、似たように背中を稲妻が走る。
(でも本当はこんなんじゃないのよね‥。片方を噛みながら片方を捻って‥そのまま下に…)
私は真一さんがするように、掌を這わせ下着の中の割れ目に手を滑らせた。
きちんと洗って拭いたはずなのにもうヌルヌルしている。
クリトリスをやんわりと撫でると拡がる、じわじわとした快感。
(は……ぁ……そう、こんな…)

124 :
ふっと視線を感じ、私は目を開くと同時に手を下着からあわてて出した。
頬が上気するのが自分でもわかる。
「…そんなに僕が欲しかった?」
真一さんが意地悪く訊ねる。
「そ‥そんなわけじゃ!」
「じゃあなんで?」
「…だって…そうなんだと思ってたから‥」
「ウトウトしただけだから、次からは起こしてよ?自分でするのを見せてもらうのも良いけど、僕が喜ばせてあげたいんだからね?わかったかい?」
嬉しそうにニヤニヤしながら夫が私の唇にそっとキスをした。
あっと言う間に着ているものはベットの下に放りだされ、一瞬でわたしは裸にされた。
「は……ぅくっ」
乳首が柔らかく温かい唇に包まれる。強く吸い、甘く噛む。私は快感に全身が震えた。
唇が左の乳首を、右手の乳首を燃えるように愛撫する。
左手が脚を擦る。
胸の突起を強く吸った後で彼の舌が乳房全体をチロチロと舐め回す。
乳首を交互に甘噛みし、優しく溶けるように撫で、擦る。
執拗な繰り返し‥それだけで私の身体は蕩けそうになる。
「最近、ちょっと痩せたでしょ?」
言いながら手は腹部に伸び、脇腹や骨盤を軽く撫でて指が下半身へと向かっていく。
これから襲う甘い衝撃と、辛いほどの痺れる快感を知っている身体から吐息が洩れた。
(あぁ‥これ…これよ…)
彼の右手が焦らすように繁みの上で円を描いている。
唇が繰り返す胸への愛撫も続いていたけれど、私はジンジンとしたあの快感欲しくてたまらなかった。
私は真一さんの頭を抱きながら、もじもじと閉じ合わせた脚を動かす。
意地悪な手がわざとソコを避けるように太腿を這っていく。
唇が乳房から脇腹へ舐めながら辿っていく。
くすぐったい大きな快感の波がわたしの全身を貫く。
脇腹を過ぎ、繁みの横を舐めながらついに腿まで辿りつく。
「……っ!」
彼の両手が私の膝を掴み両脚を曲げるように押し広げる。
「やめて。こんなの恥ずかしいわ‥」
「大丈夫だよ。いつもと少し変わるだけだ。それにほら、身体は嫌がってない‥」
彼の手が触れたソコは彼の手を通してでも、どれだけ濡れて溢れているのか十分伝わる。
「…や……っ」
恥ずかしさで私は頬が熱くなる。快感で目を開いていられない。
「どうして欲しい?弥生さん、言って…」
「‥言‥言えないわよ」
「そう?言わないならしないよ?」
(もう!何なの?今夜はいつもにも増してすごいわ…)
「……って」
「聞こえないよ」
「……サワッテ……」
「ここかい?」
大きな手の長い指が患者に触る時とは違う強さで濡れた割れ目を撫で上げた。

125 :
「……んッ!」
軽く触れられただけで悲鳴をあげたくなる程に感じてしまう。
「じゃ、これは?」
今度はクリトリスをぎゆぅっと押された。
「ぁんっ……!!」
押されただけなのに頭の奥が痺れる。
つるりと滑りこんだ長い指が、私の内部をゆっくりと掻き回す。
同時に親指がクリトリスをも掻き回し同時に刺激を与えていた。
全身を血液が駆け巡る‥身体全体がほんの少しの刺激にわななく。
「んふぅ…」
彼の指の動きはいつも巧みで、研究対象の私に質問しては臨床を繰り返す。
彼が導き出した答え…小刻みな振動、それを強弱をつけて繰り返す。
「あ、あぁ、あぁー」
押さえることのできない快感にどうしても声が上がり、呼吸は乱れ全身が震えだす。
(指…だけなのにっ‥あぁっ‥まだ指だけっ‥なのに…)
「は……ぅう……んん……ッ!!」
クリトリスを強く挟まれた瞬間、私は達してしまった。
「今日はすごい敏感だね」ぐったり放心する身体を抱きしめられるのは心地よいと伝えた時から、夫は必ず達した私をぎゅうっと抱きしめてくれる。
「……ん……」
荒い呼吸のままやっと頷く。
「イッてからの弥生は、もっとセクシーになるんだけど、今日は最初からすごくセクシーだ。」
浴衣を着たままの夫が、ニコニコとそう告げる。
(そう言えば、私だけが裸!)
「あ、ごめんなさい。私だけ‥。あなた浴衣もまだ…」
「あぁそうだね。」
着ていたものを脱ぎ捨てた夫のペニスが隆々と立っている。
「えっと…どうして欲しい?」
「あぁ、すぐ挿れさせて。」
真一さんが仰向けの私に覆い被り、愛液を掬い亀頭をクリトリスにぐりぐり擦り付ける。
「あぁぁ…」
ぬめる彼のペニスの太い先が、指先とは違う快感を伝える。
彼のペニスがツルリと滑りこみ、じわじわと押し広げながら侵入してくる。
いつもの圧迫感と満たされて行く感触。
「あっ……はぁっ……」
根元まで入って止まった彼の侵入に、わたしは大きく息を吐く。
男性を知ったのは夫が初めてだったけれど、相性を問われたらきっと間違いなくピッタリなのだと思う。
だってこんなに‥気持ち良い。
浅く深く真一さんがゆっくりと動きはじめた。
肉壁を擦りながらゆっくり引き、子宮めがけて突き刺すように挿し入れ円を描くように捻る。
「あ、あ、あっはっ、は、はぁぁぁ……っ」
何度も何度も同じように突き上げられ、さっきとは違う大地を這うように全身を満たして昇って行く快感に私は気が遠くなりかけた。
「ぁぁぁ……っ……。や、やぁん……っっ!」
動きを止め、身体を折り曲げた彼が私にキスをする。
舌を絡めてわたしも応える。
挿入したままのペニスがドクンドクンと脈打つのを感じる。
乳房を優しく揉み再び堅くなった胸の尖りにキスをしチュポンと離れる。
「あんっ‥」
一度イッた私は、前よりずっと我慢ができない。

126 :
「弥生‥今日は本当にすごい。キツイ位だよ。」
名前を呼ばれただけで胸が高鳴るのに、そんなことを言われると恥ずかしさと彼を喜ばせているという実感で胸が一杯になる。
そして…こういう時、夫は私を呼び捨てにする‥
「……やよい」
「ぅ……んっ」
私たちは抱き合い、お互いの腰を擦り付け夢中で動いていた。
動くたびに真一さんが押さえているだけの指に、クリトリスが刺激され言葉にできないくらいの快感が身体の表面を駆け巡る。
「くふぅ……ん……。あ、あぁっ」
身体の中の彼のペニスがもたらす地響きのような快感と、クリトリスからの光のような二つの快感が絶え間なく襲ってくる。
(もうだめ‥おかしく…なり…そ、う)
「ハァッハァ…やよいっ」
「うんっ…あぁあ……あっあっあっ」
真一さんの動きが容赦なく激しさを増した。
彼がもっと気持ち良くなれるよう、私は自分の中をきゅっと締めつけながら腰を振った。
その方が私も彼をもっと感じるから…。
…欲望のままに。
夢中で…。
「……っ!! 」
「あぁ……あっ……!!!」
高い声と低い声が同時に洩れ、私の全身が震えると同時に、しがみついていた彼の身体もブルッと震えた。
真一さんが私の上にどっさりと覆いかぶさってきた。
「すごかったよ、弥生さん。僕、すんごい疲れた。けど、このまま居させて…」
私の頭を自分の腕の中に抱き入れると繋がったままで居られるように、私の足を自分の足の上にそっと乗せてポンポンと押さえた。
「これでいい?それとも上に乗っかっちゃう?」
「これでいいわ。上になんて重いわよっ!」
うっすら汗の匂いのする夫の鼓動が聞こえる胸に抱かれているうちに、私はうとうとまどろみ始めた。
真一さんは私の良い所も悪い所も全て知って、いつも愛してくれる。
常に私に声をかけ、足りない私の言葉を彼の言葉が補ってくれる。
私も彼の全てを愛して行く。
真一さんのように言葉にするのは面映ゆいけど、私の気持ちは彼が代弁してくれるから。
2人でいれば大丈夫。
「弥生さん、眠っちゃうの?疲れ切っちゃうほど良かったんだね。僕もだよ、弥生さん。ずっとこうして愛してあげるからね。眠るといいよ。後のことは僕に任せて…」
――終――

127 :
山倉乙!
新作GJ

128 :
お疲れさまです(*´∀`*)

129 :
保管庫の管理人さん乙です
山倉弥生本番キタw
良かったね
是非女性陣の男性陣に対する下半身事情の愚痴と惚気が聞きたいw
でも松岡さんが参加できないか…
勉強の為に参加とかどうだろう?

130 :
とてつもなく萌えたGJ!
普段強がってる分、こういう時にしおらしくなっちゃう弥生さん可愛い

131 :
やっと書き込める
めちゃ濃くて甘かった…待ってて本当に良かったです・涙
ありがとうございました!
そして、どうかこれからも職人さんの投下が続きますように…
やっぱり梅ちゃん先生大好きだー

132 :
超gj!!!
良かったな、山倉!そして、123さん有難う!!!
エチも勿論よかったけど、その前の普段から気が利いて優しい夫な山倉も萌える!
山倉を好きになってしまいそうだwww
弥生が幸せになれたのも、本当に嬉しい!
リレーも面白かったね。
三組三様で、それぞれが「らしい」
無節操だけど、どのカプも好きだし萌える。
何度も美味しいドラマだったよ。
自分もまだまだ梅ちゃん先生が大好きだーーー!!!

133 :
>>129
梅「もう、ノブったら酷いのよ。この前なんて、1回の挿入で3回も射精して」
弥「(ゴクリ)それって、……抜かずの3発ってやつ…?」
梅「そうなの。もう、私ビックリしちゃって」
弥「ちょっと梅子!信郎さんに何食べさせてるんだか教えなさいよ!!」
こうですか、分かりません><

134 :
「ねぇ梅子…普通はひと晩に何回するのかしら?」
「普通がどうだかわからないけど…うちは最高で3回。と言うか1回で3回‥が、最高。」
「1回で3回って??…もしかして入れっぱなしで3回ってこと?はぁ…そうなのね。それじゃうちが多いとか、山倉が性欲強いという訳ではないのね。」
「山倉さんはどうなの?」
「ひと晩に2回が最高だけど、1回が長いと言うか、とことん許してくれないと言うか…私ったら何言ってるんだろう…」
「山倉さんもなのね。ノブもそこは同じよ‥」
「ありがたいんだけど、疲れが翌日に残るのよ。」
「うん。すごく良くわかるわ‥」
「はぁ…」「ふぅ‥」
オツカレサマ
「今日もがんばろ!」と言ってた通り、今日もがんばってネ♪
外の人達は、ワクワクテカテカしながら“ガンバル”みなさまを応援しているよ!

135 :
>>133
>>134
GJ!
そうそう!
そんな話ししてそうだ!

136 :
ノブは職業柄体力あるだろうから連続3回とか余裕そうだな
梅子は華奢だから体力的にきついだろうけどw
SPも終わってもうこれで二度と続きないか暫くはないと思うと寂しいなー・・
凄い久しぶりにカプ的な意味で萌えたドラマだった

137 :
朝ドラあんまり見たことなかったけど、
SPで山倉弥生にすんごく萌えたーツンデレ好物!
職人さん、山倉に本懐を遂げさせてくれてありがとんw

138 :
松岡を押し倒して男としての松岡を研究する神田を書こうとしたけど、ちっともエッチな方向に行かないんだよ…
数々の松岡作品の素晴らしさ、マジ神だと痛感
松岡職人さんはまだいるかなぁ
松岡の新作読みたいっす
弥生への講義は本当に秀逸だった

139 :
SP後編ラストで幸吉に「お前はいいな、順風満帆で」って言われたノブが
テンション高く「いいだろ〜(ニヤニヤ)」って答えてるの見てどれだけ幸吉の目の前で梅子といちゃついたんだと萌えたw
あれは3人目もできたな
>>133>>134を見て今度は男組で嫁の夜の様子で盛り上がってるのが見たくなった
ドラマでも何度か男達でみかみに集まって各自嫁の愚痴大会してるようなw

140 :
>>133>>134を読んだらこの会話の続きでのろけまくってるのが浮かんでしまったので投下したいと思います。
御二人から勝手に御借りして申し訳ないです。

「あ、でも」
「何?」
「次の日になって、無理させたかなって気にしてるノブは何か…可愛いのよ」「え、そうなの?」
「うん、やたらと気を遣ってくれてね。この前は久しぶりにお互い時間が有ったから買い物に付き合ってくれて、帰りに家族分のケーキまで買ってくれたの」
「へぇ…あ、でもちょっと分かるかも」
「弥生さんも?」
「医局で他の先生に気付かれないように然り気無くサポートしてくれて…助かってるのよね」
「そう…良かったわ、幸せそうで」
「そうね…梅子が新婚時代にあんなに浮かれてたのが今なら納得できるかも」「え?私そんなに浮かれてた!?」
「相当なものだったわよ。幸せですって顔中に書いてあったわ」
「…そうかも」
「まぁ、今も十分幸せそうな顔ね」
「あんな風に求められると、私はこの人に必要とされてるんだって思えるし…いつも以上に甘やかされると、あぁ、愛されてるなぁって実感しちゃうのよね…自惚れかもしれないけど」
「山倉さんなんて普段があぁじゃない?夜の男らしい部分は私しか知らないと思うと…嬉しいのよね、やっぱり」
「ふふ、改めておめでとう弥生さん」
「ありがとう、梅子も仲直り出来て良かったね」
「うん。あ、そろそろ時間よね。じゃあ、またいつでも来てね」
「えぇ、落ち着いたら家にも遊びに来てね。それじゃあ」
ー終わりー

141 :
>>140
エロっぽい内容なのに、2人は幸せなんだなと思ったら泣きそうになった
梅ちゃん先生はこの雰囲気がいいんだよなぁ…
>>138
どうも自分の作品を褒めてもらえたようなんだが…恐縮してしまうなぁ
エッチな神田さん
、いいじゃないですか!是非読みたい
エロイ事だと解らずにエロイことしちゃってる神田さんはかなり可愛いと思う 頑張って!
自分は山倉弥生が一向に終わらず…世界を半分忘れてるのかも 復習せねば

142 :
おおお〜〜!GJGJ
いいねいいねぇ〜〜!
ぶっちゃけ、ここのお陰で梅子、ノブ、松岡の三人への思い入れというか
自分の中のキャラ補完が進んだのは間違いない
ドラマのパロって初めて見たけど
昼間はぶっきらぼうでも、夜はねぇ〜ppだったり、松岡ったら〜kkって相乗効果があったのは
職人さんの手腕もあったんだよなぁと感謝しきりっす

143 :
二人は傘の中に気恥ずかしい空気を纏いながら帰路についていた。
「ずっと‥ずっと一緒に居て…」「あぁ。」
『あれはOKってことだよな?結婚…結婚してくれるって言ってたんだよなぁ?一緒に居てって言ってたしあれはOKなんだよなぁ…いいんだよな?なんだか夢の中に居るみたいで信じられないって言うか…』
信郎は歩きながらグルグルグルグル一人考え込んでいた。
「ノブ‥ちょっと診療所で待っててくれない?」
「あ‥あぁ、そうだな。うん、ちょっと寄って行こうかな。」
途中で小雨になった雨に包まれながら二人が下村家の前に着いた時、梅子が信郎にそう告げた。
梅子は面会が許されたことを建造に知らせ、信郎が悶々としながら待つ部屋に戻ってきた。
「お待たせ。ねぇノブ、私たち結婚するってことで良いのよね?」
梅子が子猫のような丸い瞳で信郎の目を覗きこんだ。
「あぁ。付きあうかどうかを飛び越して結婚だなんて言うから驚かせちまったか?
俺は‥俺と同じで色々ダメな梅子ががんばって勉強して医専に合格して医者になって‥同じ医者の松岡さんと付き合った時…ああ梅子はもう俺とは違う世界に行っちまったんだと、どこかでそんな風に思ってたんだ‥」
診療所のベッドに腰かけながら、信郎は俯いてそう呟いた。
「そう…だったんだ‥」
「あぁ。‥医専に行って俺の知らない所で楽しそうな梅子が遠くなったって言うか。俺の知らないことがどんどん増えてるって感じてた。
勝手だよな。お前がここで診療所を開くことを決めた時、俺が知ってる梅子が戻ってきたみたいで嬉しかったんだ。見合いの日のことも…梅子は梅子のままだなぁって…。」
大きな背中を丸めながら、信郎は思いのたけを素直に言葉にしていた。
「バカねぇ…ノブ。」
「悪かったな、バカでよっ!」
信郎は梅子の居ない方にぷいっと顔をそむけた。
「ねぇノブ…私はノブもすごく成長したと思ってるわ。今は諦めず懸命に取り組んでる。自分にしかできない仕事がしたい‥ノブはそう言っていたでしょう?
私も同じよ。だからノブの気持ちが良く分かるわ。内容が違うだけ‥医者も工場の仕事もやりたいことは同じよ。そうでしょ?」
梅子は改めて言葉にしてこなかっただけの思いを優しい声で信郎に告げた。
「…ありがとな、梅子。お前にそう言ってもらえると嬉しいよ。すごく嬉しい。」
「…ねぇノブ。今までは改めて言葉にしなくてもって思ってたけど、これからは嬉しいことも嫌だと思うこともノブのことをもっと知りたい。私も知って欲しい。そんな夫婦に…私はノブとそんな夫婦になりたいな‥」
梅子は足をブラブラさせながら、隣の信郎にそっと肘を押しつけた。
「あぁ…そうだな。………あのな…梅子、俺たち‥まだ他にも知らないことがあるんだ。わかるか?」
「え?そんなのある?」
梅子は大きな目をきょろきょろしながら真剣に考えている。
「あぁ。俺たちはまだ、なんだその、男と女としてはお互いをまるっきり何も知らねぇ…」
「あ‥そ、そうね。確かにそういう面は…し‥知らないわね‥。」
信郎の言いたいことにピンときた梅子は耳まで真っ赤にしながらコクコク頷いていた。

「その、なんだ。えっと‥」
信郎は隣に座る梅子に顔を向けながら声をかけた。
微笑みながら梅子が信郎の首筋にスルリと飛び込んできた。
「ノブ、これからもよろしく!」
信郎はそんな梅子の細く温かい身体をぎゅっと抱きしめた。
「あぁ。ずっとこうして二人で年をとって行こう。」
信郎の瞳には梅子が映り、梅子の瞳には信郎が映っていた。
信郎は梅子の唇にゆっくり丁寧にくちづけをした。
幼馴染みのふたりが、結婚を前提に男と女として一歩ずつ近づいた、はじまりの夜だった。

144 :
「雨のプロポーズ」の後から両親達に結婚すると告げるまでの時間のどこかを、いつか書きたいなぁと思ってました
>>141 さんが“二人が幸せ”と梅子と弥生のことを書いていたのがヒントで書けました ありがとう
あの夜、二人がこんな風に始まって「家族」になる絆を作っていたら嬉しいなってことで
ノブ、梅ちゃん末永くお幸せに〜〜

145 :
>>143
わ〜、こういうの読みたかった!ありがとう!
手も握らずにいきなりプロポーズだからどう進んだのかすごく気になってました
その日のうちにキスとか良いですね〜
ノブ初夜が雑魚寝でだめになっても平気だし
次の日の二人っきりの初夜でもリラックスしているし
結婚前に色々すんでるのかなと思っていた
あと梅子と弥生は医学書を片手に夫の体を探検するんじゃないかと思う

146 :
>>143
GJ!やっぱノブ梅好きだ
理想の夫婦
>>145
結婚して初めて2人でノブの部屋にいる時、ノブが
「やっと2人になれたな」って言ってたからあの時まではまだ何もしてない気がした
あの時ノブも梅子も明らかに意識し合ってぎくしゃくしてたし
頭ごつんの後キスと初H済ましたんだろうなと思った

147 :
>>143
GJ!!!!!
工場の前で旦那、嫁っていちゃついてたのはこう言うシーンが合ったからなんだと思える
ありがとうございます!

148 :
>>138
神田さんはきっと山倉あたりに適当にノセられるんだろうなw
松岡はうろたえながらも「研究のため」とか言われてしまって
先輩研究者として協力すべきなのだろうけれども、いやしかし……
とかなんとか頭がぐるぐるになって硬直しているんだねw
スレが盛り上がっているから自分の出番は無いと思ってたけど
また松岡書きたくなっちゃうなあw
どうせSS書くならキャラの名前を置きかえれば何の二次創作にも使えるようなのじゃなくて
「そのキャラ達ならではの話」が良いなあとか思っているんだけど、難しいんだよなw

149 :
帝都大学内廊下
山倉「中谷くーん」
広志「山倉先生。お久し振りです」
山倉「前にもらった試供品、役に立ってるよぉ」
広志「試供品……」
山倉「ほら、アレだよー。……ヒポクラッシュZ」
広志「ああ。お役に立てて、光栄です」
山倉「ここだけの話……、妻も喜んでるみたいだよ」
広志「それは、よかったです。また、お持ちします」
廊下を歩いて近寄ってくる松岡
山倉「あ、適任の人が来たよ。こないだ言ってた薬の話、してみたら?」
広志「こんにちは、松岡先生」
松岡「やあ。こんにちは」
山倉「松岡君に、勧めたい薬があるんだ」
松岡「治験の話なら、まず狭山教授に言ってから……」
山倉「いいんだよ。君に、治験者になってもらいたいんだって」
自分の鞄から薬の箱を取り出す広志
広志「こちらなんですけれど……」
松岡「…ヒポクラマックスβ?」
広志「はい。『倒木も起こす』をスローガンに研究開発してまいりました。多くの男性の役に、必ず立てると思います」
松岡「それを、なぜ僕に?」
山倉「お年寄りに突然試したら、刺激が強すぎて危ないかも知れないでしょ。
   だから、健康な成人男性で枯れてる人っていうのを探してたんだって」
広志「品質には、自信があります」
松岡「なるほど。僕はどちらかと言うと性欲が無い。セックスをしたいかと言えば、特にしたくない。
   セックスの良さが分からないからしたいと思わないが、してみないと良さが分からない。
   ……この堂々巡り。ドーナッツの穴に通じるな」
山倉「ほらね。その答えが、身をもって体感できるんだよ。楽しいと思わない?」
松岡「確かに」
ひょっこり顔を出す神田
神田「何をしているんですか?」
山倉「新しい研究の話だよ」
松岡「一つの命題の答えが、僕自身をもって分かるかも知れないんだ」
神田「それは、興味があります」
――終――

150 :
>>149
GJGJ!!
倒木松岡、ちょーワロタ
海苔噴いた
ここから山倉、広志、松岡、梅子まで広がって書けそうなお題で「膝枕」クラスの展開力ありそう!
職人のみなさま、治験使ったエロ待ってます

151 :
>>149
山倉ヒドイ!
>健康な成人男性で枯れてる人
・・・ってwww

152 :
是非ノブ竹夫加藤の義兄弟夫婦の夜事情談話が見たい
普通は実の姉と妹の性生活なんか聞きたくないだろうけど
周りの痴話喧嘩や恋愛が大好きな竹夫は嬉しそうに聞きそうw

153 :
梅子と弥生の色疲れの話いいですねw
ノロケてるんだが愚痴ってんだかw両方かw
ノブ梅は恋人期間はしっかりあったと思うけど本編であまり描かれてないので
逆に妄想しやすいかもですね
LIKEからLOVEになる過程っていうか
確かに義兄弟の下半身事情談義も知りたいw
竹夫が乗り気で(姉妹なのにw)初めは臆してた2人も最後には乗って相談や惚気話しそうw
そして最終的に3人とも怒られそうw

154 :
ノブと梅子はプロポーズから結婚まで半年あったとナレで言ってたから
その半年で色々済ましてるんじゃないかな
Hは結婚してからじゃないとダメ!って時代だったかは分からないけど
昭和モノの朝ドラだから恋愛パートは全体的に純粋すぎるのが残念
抱き合ったり手握るのが限度だからなぁ

155 :
僕は風に揺れる木の葉のようにゆらりゆらりと揺れている。
それでいて温かく包まれ幸福感に満たされているような…胎児は母体の中でいつもこんな感じなのだろうか。
「ご自宅に戻られた方が良いと思います。」
弥生さん→山倉君を経て、今は僕が指導を担当している神田さんの声に引き戻され僕は目を開いた。
「松岡先生、論文が完成するまで忙しかったですし今夜は無理をせず帰られた方が良いと思います。」
「あぁ‥ありがとう。眠ってしまうとは情けない。今日はこれで帰るとしよう。」
「当然です。医師が不健康な状態で正確な診断はできません。」
まっすぐ僕を見て、少し怒ったように神田さんが早口でまくしたてた。
「松岡さん、当直なら私が代わるわよ。もう少しまとめたいことあるし。」
弥生さんがそう声をかけてくれた。
確かに院内でうたた寝をするなど、普段の僕には考えられない。
論文の仕上げで忙しかったことは確かだが、原因は昨夜のアレにあることは明白…
僕は当直を弥生さんに頼み、早々に病院を出て駅に向かう道を歩き出した。
「…松岡先生。待って下さい。」
神田さんが後から走って僕の隣に並んで歩きだした。
「資料集めはもう終ったのかい?」
「いえ、今日は別の研究テーマについて資料を集めるつもりです。」
「そうか。…ところで別のものとは初めて聞くが、テーマは何だい?」
「松岡先生です。」
…「え?」
僕は思わず立ち止った。
「私は今、松岡敏夫と言う人物についても研究をしています。」
「え‥あぁ。指導を担当している助教授である僕を研究していたのか‥面白い。
客観的に見た僕について、そのうち是非聞かせて欲しい。」
僕は再び駅に向かって歩き出しながら、研究者として他者の姿勢について学ぼうとする神田さんの熱心さに感心していた。
「お話するにはまだ資料が足りません。そこでなのですが、今日少々お時間を頂けますか?」
「今日かい?あぁ、そういうことなら相談に乗ろう。では喫茶店で…」
「いえ、その段階はすでに病院内の観察で資料が揃っています。今日はご自宅を見学させて下さい。」
「自宅?僕の?」
「はい。生活環境を見れば多くのことがわかります。」
「…ふむ研究者の生活環境か…一理ある。では一緒にくると良い。」
「ありがとうございます。」
僕たちは特に話すことも無いまま並んで無言で電車に乗りアパートに辿りついた。
「ここだ。どうぞ入りなさい。」
「お邪魔致します。」
片付いていると言うより部屋の中を埋め尽くす本の山以外はおよそ何もないと言うべき、風景な部屋だがこれらの資料は自慢できるボリュームだ。
神田さんは「部屋の中を見させていただいても?」と聞くが早いか、熱心に僕の部屋を眺めて回りながら、いつもの手帳にあれこれ書きとめている。
実に感心できる姿勢だ。
「では、これまでの経過を聞かせてもらおうか。僕という医師は指導を受けている君からどう見えているのだろうか。」
僕はいつもの僕の座布団に腰を降ろした。
「はい。研究者として尊敬すべき点が多く見受けられます。ドーナツの穴など斬新なテーマは私には無かった視点でした。
研究者の一部には他者の意見に耳を傾けないケースもありますが、先生は必要だと思えば柔軟に受け入れることができ、特に第一内科の先生方には松岡先生を見習っていただく点があるように思います。
ただ患者さんとの対話については山倉先生のようにもう少し暮らしぶりについて聞きとりを行い、生活習慣についてもっと積極的にデータを集める必要を感じます。」

156 :
「なるほど。山倉君が患者さんの話を熱心に聞いているのは、生活習慣を聞きとっているという訳か…ふむ。参考にしよう。」
「やはりそうお答えになりますね。」
神田さんはそれまでずっと見ていた手帳から目を外すと僕をぐいっと見上げてきた。
「僭越ながら、先生は常にそうやって思考錯誤を繰り返し成長を続けていらっしゃいます。研究対象として終りが無いらしいと言うことを確信したと同時に、そういう松岡先生だから私は好きなんだと言うことも今日はっきり確認できました。」
「は?」
「先生、それでですが‥」
神田さんがジリジリと僕ににじり寄ってくる。
「神田さん、近い。」
「松岡敏夫さん、あなたの男性としての機能を調べさせてください。」
「え?あ?何を突然…いや、急にそう言われても、僕としては‥むっ」
畳から腰を浮かせにじり寄ってきた神田さんが、僕の首筋に飛びつき唇を合わせて来た。
僕は急な出来事に固まったまま、この展開はこの先どうすることが正解なのかを思案した。
「先生は何もしなくて結構です。私が調べますのでじっとしていて下さい‥」
神田さんは僕の耳元でそう囁く。
「いや、神田さん‥そういうことでは無いと…おわっ!」
細い身体のどこにそんな力があるのか、僕は神田さんに押し倒された。
「いや、ダメだって。こういうことは愛するもの同士が‥することで…神田さん?」
神田さんは何も言わず僕のズボンに手をかけ股間に滑りこんでしまった。
「神田さん…だからダメだと言っている…」
僕は神田さんの手を押さえたが神田さんの手はすでに求めているものに到達している。
「さっき申し上げたように私には愛情がありますしこれは研究です。遠慮はご無用です。」
こともあろうに僕のズボンを脱がそうとしている神田さんを見た時、中谷君から貰った治験薬を飲んだ昨夜の感覚が蘇り…不覚にも僕のモノはドキンと脈打ってしまった。
僕は慌てて目を逸らし、神田さんを急いで制止した。
「遠慮しているのではない。こういうことはお互いの了承の上に行われるべき行為であって…」
「先生…先生の身体は違う反応を示しています。」
「…いや、まず手を…。男性としてそういう刺激に反応してしまう当然のことで…」
細い指に刺激され、脈が早くなりつつある自分の股間から意識を遠のけようと、かろうじて搾り出した言葉に神田さんの瞳がさらに輝いた。
「反応するのが“当然”なのですね。良かったです。」
そう言うと、神田さんはおもむろに立ちあがってスカートのホックに手をかけた。
「待つんだ神田さん。」
はっきり制止する声に、神田さんが手を止め僕を見降ろして呟いた。
「先生が先日話して下さったドーナツの穴についての考察の答えが私にも出たんです。
ですから先生がなぜ私にあの課題を与えて下さったのかについても理解しました。私の誤解でないなら先生が拒まれる理由は無いと思うのですか?」
「あのテーマを与えた理由については素直に認めよう。君に好意を抱いていることは間違いない。
ただものごとには順序と言うものがあると思っている。」
「ですから私はこうして男女として長くお付き合いをできる相手なのか、身体的相性について予め調べたいとお願いしているのです。」
「全く、君と言う人は…」
有無を言わせない口調。
この頑固さ。
僕は彼女の中に自分の中にある一面を見た気がした…同胞と出会ったような感覚とでも言えば良いのだろうか。
もしかしたら結婚というのはこう言う相手とするものなのかもしれない。
そう言えば信郎君が梅子さんのことを“似た者同士”と言っていたか‥。

157 :
「…神田さんわかった。僕は経験上、どちらも幸せになることが男女が付き合う上で重要だという結論に至っている。
君が僕との相性を研究した上で答えを出したいと言うのならば、僕もその研究に協力しよう。
ただ、その前に少し話しを聞いてくれ。」
僕は彼女と二人で治験薬を試そうと決意した。
「実は先日、ヒポクラテス製薬の中谷君から治験の依頼を受けた。それがこの薬だ。」
僕はこの間受け取ったヒポクラマックスβを神田君に差し出した。
「これは『倒木も起こす』をスローガンに研究開発した男性向けの薬だそうだ。」
「倒木?男性向け?」
「あぁそうだ。この際だからはっきりと言おう。僕は研究が第一でどちらかと言うと性欲が無い。
セックスをしたいかと言えば、特にしたくない、と言うか、セックスの良さが分からないからしたいと思わない。
が、してみないと良さが分からない。ドーナッツの穴の研究と同じだ。」
「あぁ!それであの時!」
「そうだ。あの時はこういった内容だから詳細を話さなかった。職場で交際前の女性に話すことではないと思ったからだ。だが、この状況になれば話しは別だ。神田さん、君…この治験薬の実験をしようと誘う僕に協力するかい?」
「あの…先生、それは私だから治験の協力を頼むと思ってよろしいでしょうか?」
「あぁそうだ。君だからドーナツの穴についても話したし、この治験についても誘っている。」
「はい、喜んで協力します。」
神田さんの目が輝いている。
「よし、では有益な研究結果が出るようお互い最善を尽くそう。」
「はい。」
「ところで、実は昨夜この薬を一人の時に飲んだデータがある。」
僕は昨夜の結果を記したメモを神田さんに渡すと、中谷君から受け取ったヒポクラマックスβをゴクリと飲んだ。
神田さんは時計を見ながら脈診をしたまま、薬を飲んだ時間、体温、脈拍数を今日の日付と共に記入している。
「平常時は記入しましたので、体内に変化を感じたら教えてください。先日の数字と比較します。」
神田さんはいつの間にか鞄から聴診器までとりだしている。
僕は目を閉じて自分に起こる変化を待っていた。
先日一人で飲んでみた時は、脈拍の上昇まで15分だったはずだが…
「いかがですか?」
「あぁ、少し高揚感が出てきたように感じるが脈は速くなってきただろうか?」
「そうですね、少し早くなってきたように感じます。昨夜と条件を整えたデータで比較する必要があるのなら…あの…私は居ない方が良いのでは?」
ドグン!
「いや、良く考えてみたら条件を整えることは最初から不可能だった。君がここに居て、僕たちの関係が変わった時点で昨夜とは全く条件が違う。」
「はっ!そうでした。私の存在が研究の邪魔に…。では今日は失礼致しま っ!」
僕は帰ろうとする神田さんの手をがっちり掴んだ。
「いや、今日を初日として協力してもらおう。記入を頼む、薬効があらわれ始めた。」
「では倒木が…」
神田さんが僕の足元に視線を移した…そこにはズボン越しにもわかる半立ちしたモノがあった。
僕は部屋の奥に行き、押し入れから布団を取り出した。
「神田さん、こっちへ。」
「はい。」
神田さんはメモと鉛筆を片手に布団の脇に立っている。
僕は神田さんのブラウスのボタンを一つずつ外し始めた。
「自分でできます。」
「いや、ボタンを外したいと言う欲求が浮かんでいる。」
「そうですか、ではお願いします。先生の服はどうしますか?」
「僕の服は君に頼もう。」
「わかりました。」

158 :
ドグンッ!
「身体が熱くなってきた。記入は後でにしてくれ。」
「はい。鼓動が早くなっています。」
神田さんが僕の心臓の上に手を重ねて鼓動を触診した。
ドグンッ!!!
僕は身体の底から込み上がってくる熱い欲望のまま、堰を切ったように神田さんの着ていた残りの服を脱がしショーツ一枚になった彼女の唇を貪った。
唇が欲しい。
身体に触れたい。
一人の時とは確実に違う。
相手が居る時の性欲と言うのはこう言うものなのか…
両手で小さな頬を挟んで唇の中に這い進む。
神田さんの細い身体を抱きかかえ占有したい欲求が沸き上がってくる。
「んっ、んっ、はふぅ」
呼吸が続かなくなった神田さんが離した唇から唾液が細い糸を引いたのを感じる。
僕は頬を包んでいた手で細い肩を撫でた。
神田さんの肌は赤ん坊のようにしっとりしている。
小さな乳房…この小さな膨らみが愛しい。
そこに触れたい…ツンと尖った乳首に僕はそっと触れた。
「んっ」
裸電球に照らされ目を瞑ったまま立っている神田さんの身体がビクリとする。
そんな神田さんを見ただけで僕の血流がますます上がるのを実感する。
僕は神田さんの身体を抱きしめ、そっと布団に横たえた。
女性の身体と言うのはこんなに柔らかく、こんなに小さく、肌のぬくもりはこんなに甘美なものだったのか。
これは薬の影響で感じているのことなのだろうか。
薬が無くても同じなのだろうか。
僕は横たわる神田さんの小さな膨らみを掌でそっと包みこんだ。
もう一方の手が彼女の性に触れたくなる。
僕はショーツの中に指を滑り込ませた。
柔らかい下腹のその先にある割れ目をなぞると神田さんから甘い声が上がった。
彼女のそこはしっとりと潤っている。
この割れ目に指を入れると良いのだろう。
僕が人差し指を動かすとグチュリと水音がした。
とても温かい、いや、熱いと言うべきだろうか、この滑らかな指触り、指にまとわりつく液体がとても甘い味がする、そんな気がする。
「んっくっ」
「痛いかい?」
「んはぁ‥いえ…初めてではないので‥」
「以前にも試したことが?」
「はい。」
「そうか。」
僕は彼女が試したいと頑なな態度だった理由が以前に交際したのであろう人間との失敗からくる経験なのだと悟った。
僕は自分の中を駆け上がってくる黒い感情に従い、指をズブリと捻りながら奥まで挿し入れた。
指をくるくると円を描く様に回す。
時折、中にある丘のようなものに指先が当たる。
そのたびに神田さんが声を上げる。

159 :
「あっ、…う、んんっ…」
「良いのだろうか?」
「ううっ‥はい…」
内側をあらゆる角度で擦りあげているうち、水音が一層大きくなる。
丘を突くと声が大きくなるので僕は一点を集中して擦る。
強く弱く、早く遅く。
「うう、んっ、あ、あっ、ああああ…」
「挿れても良いだろうか?」
「はっ‥っい‥」
僕は彼女の足の間に膝を入れると、両脚を掴み僕の脈打つペニスを握りしめた。
昨夜は自分の手の感覚だけで十分官能的な夜だった。
女性の身体の中で…それを想像するだけで血流が増す。
グチュッ‥
僕はメリメリと彼女の中を押し広げて進んで行った。
神田さんは小さなうめき声を上げながら、シーツを強く掴み胸を仰け反らせている。
あぁ…凄い。
自分の掌に包むのとは全く違う感触を味わいながら僕は彼女の一番奥まで辿りついた。
自分一人でする時ならどんどん扱きあげるが、女性器の中は一刻も早く射精したいと言うのとは違う長く留まりたいと思う感情も一方で沸くことを知った。
ゆっくりこすりながら腰を引き、次の瞬間腰を大きく繰り出した。
ドンッ!と行き止まりの扉を押すような感覚‥
「あぁぁぁぁぁ〜〜〜っっっ!!!」
神田さんが叫び声にも似た声を上げた。
僕は腰の動きを止めて神田さんに問いかけた。
「すまない。大丈夫だろうか?」
「いえ。‥先生の大きくて。全部入れようとしないでください。」
「痛いかい?」
「痛いと言うより、苦しくて辛いです。」
「そうか。ならば手加減をするように努力する。」
「お願いします。ただ、苦しいだけではなく、心地よさもありますので誤解しないでください。」
「ではこういうのはどうだろう。」
僕はそう言うと一旦引き抜き、神田さんの身体を僕の上に跨らせた。
「君が苦しくないように加減すると良い。」
「はい。」
神田さんは僕の胸に手を置きながらゆっくりと腰を落として行く。
チュクッとお互いの粘膜が触れた。
滴るほどに濡れていた膣口に僕の亀頭が音を立てて沈む。
神田さんは眉間を寄せ固く目を閉じながら腰を落としきった。
「今度は大丈夫かい?」
僕が聞くと神田さんが目を開いた。
そして楽しそうに切なそうに微笑む…それは病院の中では見たことも無い、始めてみる子供のような無防備な笑顔だった。
きっと自分も今、こんな風に笑っているのだろう。
僕は泣きたくなるようなこみ上げてくる嬉しさを感じていた。
こみ上げてくるこの感情もヒポクラマックスβの影響なのだろうか…
神田さんの膣が僕を抱きしめるように柔らかに絡み付いてくる。
僕は神田さんの腰を掴むとくいくいと前後に動かした。

160 :
「ううっ……」
神田さんがそのわずかな動きに声を上げた。
「先生、動いてもいいですか?」
「あぁ好きなようにするといい。遠慮は要らない。」
「はい…」
答えると同時に神田さんがゆっくりと僕の目の前で上下運動を始めた。
緩やかでリズミカルな動きがペニス全体を擦り上げてくる。
せがむように吸い付いてくる膣壁の感触に僕はは目のくらむような快感を感じる。
「くっ‥あぁ…はっ、あああっ」
神田さんは腰を振る速度をどんどん増して行く。
僕は彼女の小さな乳房の先に尖って揺れている淡い乳首をそっと摘んだ。
「あぁ…!」
神田さんが悲鳴のような声を上げた。
僕はその声に押され胸を鷲掴みにしながらコリコリとした可愛い乳首を指先で捏ね回す。
そして胸を掴んだまま、グンと腰を突き上げた。
「あぁうっ!」
最奥の感触と共に響く嬌声。
目の前にある神田さんが訴えるような切なげな目で僕を見ている。
僕は答えるように更にもう一度腰を突き上げた。
「ぁひゃっ!」
細い首を仰け反らせ、神田さんが僕の上で踊っている。
僕は本能のままにグイグイッと何度も子宮口を目掛けて突き上げる。
「せ‥んせっ、あんっ!」
そう言いながら神田さんも腰を持ち上げては落とす動きを繰り返す。
僕たちは同調した。
ぶちゅっぐちゅと鳴る音が部屋を満たし、僕の腿を温かい液体が濡らして行く。
僕はやはりもっと動きたくなって、彼女の腰抱き動きを静止するよう手で告げた。
そして胸に体重をかけ背中を支えもう一度彼女を横たえた。
僕はツルリと抜けたペニスを彼女の温かい膣にもう一度挿入した。
温かくキツク吸いついて僕を歓迎してくれる。
「っ、せんせい…!」
僕はゆっくり腰を捻りながら捻じ込んで行った。
ゆっくり離れようとすると、行かないでとキツく吸い付いてくる。
奥まで突きあげるのが苦しいと言っていたが、今は彼女自身が飲み込むように僕を求めてくる。
膣内の蠕動がどんどんと小刻みになって来ている。
僕も精巣から射精管へと精子が込み上げてくる。
そしてそれが尿道へと運ばれペニス全体が痙攣し始める。
射精が近そうだ…
「っ、くうっ…!!」

161 :
突然のこととはいえ、避妊具さえ無い状態で膣内に射精する意味を医師の僕は十分知っている。
最後の瞬間、僕は膣からペニスを引き抜き彼女の恥丘の上に射精した。
僕らは二人、折り重なりながら貪るように口を吸い合った。
なんだかんだと言いながら跳ね除けることも抵抗しなかったのも、結局は自分もこの時間を堪能したからだ。
快楽に溺れてしまっただけとしてもしても、お互いの身体が融け合うような心が満たされるようなこの感覚は、一人で排泄行為として自慰をする時とは全く別のものだ。
折り重なり舌を絡ませあいながら僕はそっと身体を抱く手に力を込めた。
鼻を鳴らしながら神田さんも唇と舌を押し付けてくる。
「先生、私と交際して下さい。」
神田さんはそう言うと勢いよく僕の唇に飛びついて来た。
「はい。こちらこそ。よろしくおねがいします。」
僕はパーセンテージを考えることなく笑顔になり、遺伝子を残すための営みだけではない行為をし、神田さんとのこの夜をあっと言う間に過ごした。
理論より実践か…一理ある。
中谷君にはもう少し資料を集めてから結果を報告しよう。
_おわり

松岡のキャラを松岡に近づけるのがとても難しく…
至らない点多くてすみません<(_ _)>

162 :
おお、投下来てるじゃないか!
前にこのカプで苦労してるって言われてた方かな?
しかも他の作品ともコラボしてる?w
神田さんぐいぐい押してるのに松岡受け入れすぎwww
あの2人だから会話にはムードがなかったりするけど、中身はすごく色っぽくてそのギャップが良かった
神田さんのポーっとした顔可愛いよね
それをお父さんみたいに見守る松岡が浮かんでこの2人もなかなかいいなと思えたよ GJです!

163 :
おお〜!!!!
新作だ!
ヒロシの薬使った松岡神田GJ
エライエロいw
ガタイ良い松岡に抱かれる神田は体格差も萌え要素ある!
新作はやっぱりいいねえ
投下ありがとう
気づくの遅れてスマソ

164 :
長編乙乙!
以前松岡が難しいと書いていた職人さんっぽいけど
あれから話しを手直ししてくれたってことなのかな?
GJです!
まさかのヒポクラマックスβ登場でびっくりした
コラボ作品面白い
また投下待ってます

165 :
>>155
なかなか気づかなくて済みません。149です。
続きを書いてくださって、有難うございます!!
凄く嬉しいです!
倒木がいよいよ立ち上がりましたねwww
ガタイが良くて巨根の松岡とチワワのような神田のエチは、萌えますなw

166 :
女性がオリキャラです
オリキャラ気に入らない方はスルーしてください
エロは軽いです

167 :
ソファーで経済論を読む僕のもう一つの手のひらを、女中のまなみが丁寧にマッサージしている。
「坊ちゃま、本日もお疲れのようですね。」
「あぁ、今日も忙しかったからね。」
 
指先を使う小さな作業で凝った筋肉を親指を器用に使って揉みほぐしているまなみは、僕が用意した彼女専用の椅子に浅く腰かけている。  
やはりこの椅子はまなみに似合っている。
「今日は客が多かったようだね。」
「はい、今日はとても盛大なお茶会でいらっしゃいました。」
「そうか。次は出ないと母のご機嫌が悪くなりそうだな。まなみにとばっちりは行かなかったか?」
「心配いただきありがとうございます。奥様はとても楽しそうになさっていらっしゃいました。」
「そうか、ならば良い。仕事が長引いて帰宅時間が遅くなってすまないな。納品が済めば少し落ち付く。少し休みをもらい別荘に行こうと思うのでそのつもりでいなさい。」
「はい。楽しみでござます。」
まなみは口元をほころばせている。
「…まなみ」
 
僕はまなみの目を見ながら膝頭にそっと触れた。
まなみは目を伏せ、それでも僕の左手をマッサージしている。
 
ゆっくりそっと親指で撫でる。
 
スウッと息を吸い、まつげを震わせまなみが僕を見上げ、困ったように首をかしげてほほ笑む。

168 :
そう、これは合図。
 
体をずらし、椅子に浅く腰かけ直した僕は、すっと腕を伸ばし、スカートの中の柔らかい内腿をしっとりと撫で上げる。  
マッサージしていた僕の手のひらを、まなみは目を瞑り肩を強張らせながら両手で握りしめている。
彼女は女中でありながら、僕に妙な虫がつかない為の相手として与えられた<役割>も務めている。
僕の過ごす世界は未だに古い古い時代を継承していることが多い。
仕方のないこともあるが、一方で実に不愉快極まりない。
「坊ちゃま‥」

僕は奥にある暖かく湿った布に辿りついた。
 
「あっ…」  
まなみは視線を下げ眉根を寄せている。
「ベッドへ行こう、今日はこれで休む。」
「はい。」
僕の声にまなみが従う。
表向きは僕付きの女中と主としてこの家の中で過ごしている。
長子に対する彼女の務めについては、代々踏襲されている公然の秘密だ。
この家に務めるものは、起こるすべてのことについて絶対の口外無用を求められる。
僕は幼い頃から乳母に育てられ、幾多の家庭教師についてありとあらゆることを学んできた。
…現在行っている、社会勉強「町工場での修行」が明けたら本格的に経営に加わって行く予定だ。
そして、あの大きな組織を引き継ぎ誰も僕に異論を唱えられなくなった時、僕はまなみを正式に妻として迎える。
「世界のキノシタ」 
そう、僕は木下財閥唯一の跡取り。
明日も蒲田の工場にオールバックと作業着で<キノヤン>として修行に行く。
僕の素姓を知っているのは、安岡家の実に気の良いおかみさんだけだ。

169 :
すみません 終りのサイン入れ忘れました。
キノヤンが書きたくて妄想してみましたw
髪を降ろしたキノヤンは御曹司でもまるっきり違和感ないですw

170 :
確かにキノヤン、素性が全く分からないもんねw
こう言うのもアリだね!gjでした。
それにしても、おかみさんだけ知ってるのに突っ込むべきか、全く知らされていない父子に突っ込むべきか迷うwww
つい触発されて、自分も書いてしまいました。
しかし、キノ梅ですが、寧ろキノ梅の方はお気をつけ下さいと言うか、済みませんというか……。
どうか笑って許してやってくださいw

171 :
「もうっ、今月これで2回目ですよ」
クリクリした目をこっちに向けて、梅子が言う。
「軽いからすぐに治るとは思いますけど、気をつけて下さいね」
「はぁい」
小さい子供に諭すような口調が、ぼんやりした頭の中に入ってきて、俺は間の抜けた返事をした。
かわいいなぁ。
白くてスラッとした指で、節ばった俺の指に包帯を巻いてくれる。
触れるたびに、何だかひんやり感じる白い指。白魚ってのは、こういうのを言うんだろうなぁ。
こちとら、蒸し暑くてベタベタしてる上に、ただでさえ機械の油やらで真っ黒に汚れていて、まるで別の生き物みてぇだ。
なのに、あの男ときたら……。
「ちょっと、聞いてますか?木下さん」
名前を呼ばれて、ハッとする。
木下さん、だって。
まだ女学生みたいな顔をした梅子が、ジッと目線を合わせたまま自分の名前を呼んだ。
俺はデレッと伸びてしまった鼻の下を慌てて引き戻し、真顔を作って冷たい手を握り返した。
「梅子先生。いや、……梅子さん」
「はい」
キョトンとまん丸な目をした顔へ、出来る限り格好つけた顔を近づけて言う。
「以前から、お慕い申し上げておりました」
俺が更に顔を近づけると、梅子はパッと横を向く。
「だめよ。いけないわ、木下さん。私には……」
「いいじゃないっすか、梅子さん」
いける。俺は、真っ白な顔に挿した朱の色を見逃さなかった。
強引に口をつけると、思ったとおり梅子は拒まなかった。
冷たい唇を、夢中で吸った。
白粉とか、つけてんのかな。消毒液の匂いの奥に女の香りを感じて、頭がクラクラする。
キンヨクテキに結ばれた髪の横にある、細い首筋にも口を這わせた。
あ、なんて漏らす声までかわいらしい。
あー、畜生!俺だって、俺だって……!
真っ白な白衣を無理やり脱がせると、中から真っ白く透き通る肌が出てくる。
俺はまぶしく光る梅子の体を、真っ黒な診察台へ押し倒し、好きだとか何とか言ってみる。
「…優しくして。……初めてなの…」
なんていう梅子の口を自分の唇でふさぎ、雄雄しく起つ倅をブスリと突き刺すと、真っ赤な鮮血がパッと散った。
固く閉じた梅子の目からポロポロと真珠のような涙が零れ落ちるのも構わず、興奮が勝ってしまい、抜き差しを続けた俺は、
ついに夢にまで見た梅子の中へ欲望をぶちまけてやった。

172 :
「……あぁーあ。またやっちまった」
俺は自分で汚してしまった右手の包帯を、寝転がり、天井を向こうに見ながら眺めた。
どうしようもねぇな、俺。
抱えていた蕎麦殻の枕を、忌々しく放り投げる。
反動をつけて上半身を起こすと、苦虫を噛み潰したような顔で汚した包帯を取っていき、無造作にゴミ箱へ放り込んだ。
ゴミ箱から少しばかりはみ出た包帯が、こっちを見ているようで舌打ちをする。
だいたい、俺とあの人とは、住む世界が違う。世界どころか、まるで別の生き物みてぇだ。
それなのに、あの男は。幼馴染だかなんだか知らねぇけど、あっさり結婚するだなんて言い出しやがって。
俺は立ち上がると、冷蔵庫からとっておきのビールを取り出し、栓を抜いて瓶のまま口をつけた。
苦い泡が胃の中で広がって、遠慮のないゲップが一人暮らしの部屋の中へ響く。
窓の外は、やたらと濃いオレンジ色で、まだまだ夏の空からはべた付く風がノロノロと入ってくる。
頭に浮かぶのは、梅子の顔か、信郎の顔か。俺はヤケクソのように、ビールをもう一口飲み込んだ。
別の生き物と思っていたから、何も考えずにいたのによ。
あいつでよければ、俺でもいいじぇねぇか。なんて、思っちまう。
昼間にいちゃついていた二人の姿が胃の辺りでムカついているので、さっきよりも大きなゲップで吐き出してやると、
表の喧騒を覗き込むように窓のサッシへ腰を下ろす。
階下の通りには子供の集団やら家族連れやらが、何が楽しいんだか笑いながら歩いてやがって、俺はそれを横目で見つつ再びビールを飲み込んだ。
そう言えば、あの二人は、どういう顔をして子作りするんだろうな。
何日かまえに信郎のヤツが結婚するなんて言い出すから、ついからかって女の抱き方をレクチャーしてやったのを思い出す。
いつもの仏頂面で知ってるなんて言ってたけど、ありゃまだ女を知らねぇな。
玄人相手とは言え、自分の方が信郎よりも先を行っている事に、僅かな優越感を覚える。
しかし、それも最後のビールの泡と共にはじけて消えた。
……むなしい。
俺は空になったビール瓶を抱えたまま湿気た畳の上へゴロリと転がり、瓶に口をつけて一息ボーッと吹いた。
――終――

済まん、木下www
幸せにしてやるどころか、とてつもなく虚しい事になってしまったw
途中からの梅子は、木下の妄想の中の梅子なので、本当の梅子とは少し感じが違います。念の為。

173 :
>>167>>171
両者乙!面白かった
個人的にキノヤンが梅子に惚れる設定でノブの目の前でちょっかいかけて
ノブ激怒みたいな流れを放送で見たかった
あんな可愛い女医がいたら女好きのキノやんは手出しそうだけど
さすがにノブの幼馴染→嫁には手だせなかったのかな

174 :
きのやんの新作がふたつも来てる!
職人さんありがとうありがとう!
きのやんが御曹司とかすごい発想力だし、ノブに嫉妬するきのやんは、スピンオフにありそうな展開でどちらもGJ
もう一度ドラマ見直してきのやんのシーンをチェックしたくなったw

175 :
怒涛のきのやんラッシュ!
お話がコンスタントに投下されてた頃思い出してすごく嬉しい
御曹司きのやんは、中の人の何かのドラマをみての発想かな?
自分にとってきのやんはリーゼントで女に振られ続けるイメージしかなかったので斬新だった
梅子に横恋慕きのやん リアルにありそうww
無理やりシーンに地味に欲情してしまったよ GJ!

176 :
感想ありがとうございます
御曹司にしようと思ったのは、名字しかないからw
誰かと恋愛関係持つには木下さんで通すか、坊ちゃまかなぁとww
キノ梅GJです!>>171
キノヤンはあのイチャイチャ夫婦の被害者ですなw

177 :
171です。
感想有難うございます。
実は、今まで一度もキノ梅について想像した事がなかったのですが
168さんのお陰で、新しい扉が開けましたwww感謝します!
梅子にちょっかいを出す木下と怒るノブも、確かに楽しそうだねw
さて、お次はノブ梅です。
エッチ成分軽めですが、宜しくお願いします。

178 :
「行ってきます!!」
太郎の元気な声が響き、幸吉の手がその小さな頭をグシャグシャとなで回す。
「それじゃ親父、お袋、留守中頼むな」
ある秋晴れの土曜日、下村家の玄関前には、よそ行きの服装に身を包んだ梅子たち一家4人と、それを見送る幸吉達の姿があった。
「おうっ、行ってこい」
「気をつけてね」
幸吉と和子が信郎夫婦へそう言うと、梅子がよろしくお願いしますと頭を下げ、傍らに立つ正枝へ心配そうに声をかけた。
「おばあ様……」
「私の事はご心配なく。夜は幸吉さんたちも来てくれるし、明日は久し振りにお友達たちと銀座へ行くの」
正枝は鼻でフフンと笑い、何でもないわという顔をする。
気をつけて行ってらっしゃいと言う正枝と、大きく手を振る幸吉、和子を振り返りながら、4人は家を後にした。
「あれは、傑作だったな」
「もう、そんなに笑わないで」
座敷の上座に腰を下ろして笑う信郎に、象の物まねをしながら走り回る太郎。そして、太郎を見ながら手を叩いて笑う新。
賑やかな3人に囲まれて、梅子は頬をプッと膨らませる。
信郎に催促されて入れたお茶を出し、自分の分を一口含んでから、梅子はお茶請けに用意されていた菓子へ手をつけた。
「あ、これも梅」
パクリと一口食べた後、口に広がる爽やかな梅の味を確かめるように断面を覗き込む。
かじった後の菓子を見ると、やはり元々は梅の形をしていたようだった。
残りの分も口に入れて、熱いお茶で流し込み、ハァッと一つ大きな息をつく。
「まさか、自分が象と同じ名前だとは思わなかったわ」
4人は今、新幹線を見るために小田原の旅館へ来ていた。
初めは日曜日に日帰りで見に行くつもりだったのだが、子供もいるからゆっくりして来いと正枝や幸吉からも勧められ、
先に小田原で一泊する事にした。
土曜日の診療後に簡単な昼食を取ってから出発して、特急こだまで小田原まで着くと旅館へ直行するには少し早く、
小田原城に隣接する動物園へ行き、ウメ子と言う名の象と出会ったのだった。
そして、目が似てるとか、よく食べる所が似てるなどと言って、旅館についてもなおからかわれていた。
「お父さん、象さん大きかったね」
「おお。それにしても、お城に象がいるなんてな」
走り寄ってきた太郎を抱きかかえた信郎が、大げさに驚いた顔をして太郎と同じ目線で話をしている。
梅子は、はいはいで寄ってきた新を抱きかかえると、そんな自分の家族を見回した。
旅館の一室という限られた空間が、いつも以上に家族を一つの固まりのように感じさせる。
その家族が共に笑いあっていられる幸せをひしひしと感じ、梅子は顔をほころばせた。

179 :
「ふふ。よく寝てる」
「昼間に大騒ぎしたから、疲れたんだろ」
8畳の客室の真ん中に、端から端までみっちりと敷き詰められた4組の布団の上を、子供たちが転げ回るようにして眠っている。
子供たちが起きていた時の賑やかさが嘘のように、客室には静かな時間が訪れた。
梅子と信郎は、窓際にある板張りのスペースに2つ置かれた1人掛けのソファへ、それぞれ座っていた。
「お疲れ様でした」
冷蔵庫から出したビールの栓を抜き、部屋に置かれていた質素なコップへ2人分注ぐと、梅子と信郎は向き合ってそれを傾ける。
「いよいよ明日ね」
梅子はビールを一口飲んだ後、上唇をペロリと舐めて目を細めた。
「ノブの大仕事を見るの、本当に楽しみ」
信郎はコップに口をつけながら上目遣いで梅子を見ていたが、コップを持つ方の腕で口を拭うと、こう言った。
「俺の、じゃねぇ。俺たちの、だ」
え、と言って一瞬キョトンとした梅子へ笑いかけ、ほら、と言うように信郎が視線を向けた先には、太郎と新が寝ている。
「俺一人で手に入れたもんなんか、何もねぇよ」
子供たちが寝ている向こうの壁には、鴨居にハンガーでつるされた信郎の上着と梅子のワンピースが誇らしげに並んでいた。
長いような、短いような、二人で歩いてきた時間が一続きの路のように思い起こされ、思わず目頭が熱くなる。
「自分の手柄だと思って、大威張りで見てやりゃいいんだ」
シンミリとしてしまった梅子へ、信郎がクシャッと笑ってみせるので、梅子も「そお?」と言いながらフフフと笑った。
「あ、そうだ」
突然何かを思い出したように梅子が声を出すと、コップを口へ運ぼうとしていた信郎が驚いて中のビールをこぼしそうになる。
「何だよ」
「ね、ちょっとビール飲むの待ってくれる?」
「そんなに風呂に入りたきゃ、箱根まで足を伸ばしゃよかったな」
「そんな贅沢言えないわよ」
梅子と信郎は、二人で立つのがやっとというくらいの狭い洗面台の前でいそいそと浴衣を脱いでいた。
すぐ横にある風呂場からは、ジャージャーと水の出る音が聞こえてくる。
反対側にある襖の向こうはシンと静まり返っていて、子供たちが起きてくる気配はない。
体をぶつけ合いながらどうにか全部脱ぎ終えて信郎が風呂場の戸を開けると、風呂場全体が湯気で満たされており、
カランから流れ出る湯は浴槽の半分以上まで溜まっていた。
「小せぇな。これ、本当に二人で入れんのか?」
「は…、入ってみなきゃ、分からないわ」
一瞬、あ、と言う顔をした梅子は、すぐに強がって見せると、信郎の背中を押して
客室に備え付けられたおそらく一人用の浴室へと二人で入っていった。

180 :
「こういう事がやりたかったのよ」
狭い洗い場に大きな信郎を座らせて、残りの更に狭い場所へ膝をついた梅子が、得意げな顔で信郎の背中をこすっていた。
大人しく背中を洗われている信郎も、悪くねぇな、などと言いながら笑い、子供の頃は兄弟3人で背中の流しっこをしていたとかいう
梅子の話に耳を傾けていた。
「さっきだって、男湯と女湯で別れちゃったでしょ。ノブと一緒にお風呂へ入った事がなかったから、二人で入ってみたかったの」
それに、と話の途切れない梅子が桶で湯をすくうと、続く言葉は背中を流す湯の音と同時に聞こえてきた。
「気持ちって、たまには言葉や形にすることも大切だなって思ったの」
信郎一人が入っただけで、湯船から大量の湯が流れ出た。
「これじゃ、二人は無理かしら?」
現実を見て梅子はガッカリしたが、信郎は何でもないと言った風に、平気だろ、と梅子へ手を伸ばす。
「ほら、来いよ。二人で風呂、入りてぇんだろ?」
梅子は信郎の手を取り、信郎の膝へ座るような格好で湯船に身を沈めた。
しかし、やはり狭い風呂のこと。
梅子の胸より上はすっかり湯の上へ出てしまっており、後ろから信郎が露出した肩口へ湯を掛けてやっていた。
信郎の親切を嬉しく感じる一方、求める気持ちも湧き上がってきてしまい、梅子は赤らんだ頬を信郎から逸らす。
そんな気持ちを知ってか知らずか、髪を上に結わき上げ、露になっている梅子のうなじへ信郎が口をつけた。
あ、と声を漏らした梅子が潤んだ瞳で振り返ると、信郎は当然のような顔をして言い放つ。
「普通は、こうなるだろ」
「普通は、こうなるのかしら……」
二人は、風呂場の蒸気で湿り、熱く火照る唇を重ね合わせて、舌と舌とを絡ませる。
梅子の肩へ湯を掛けていた信郎の手が、梅子の腕から体を弄りだし、乳房を揉みしだくと、硬くなった部分が梅子の尻に当たる。
「じゃ…じゃあ、お布団の方に行く?」
慌てて立ち上がる梅子の腰を、座ったままの信郎の手がガシリと掴んだ。
「もう、もたねぇよ」
「ちょ…っと、ノブ……!」
体を支えようと湯船の縁に手をついた梅子は、自然と信郎へ尻を突き出すような格好になってしまい、そこへも信郎は口をつける。
「大きい声出すと、向こうに聞こえちまうぞ」
きっといたずらっ子のような顔をして笑っている信郎の声に釘を刺され、梅子の抗議の声は行き場を失った。
「ばか……っ」
信郎は梅子の中に長い指を差し込むと、反応を見ながら調整でもするように、角度を変えつつ抜き差しを始める。
声が漏れないよう梅子は必に耐えていたが、信郎に弱点を探り当てられると一気に攻め立てられ、あっと言う間に限界まで追い詰められた。
「お願い…、ノブ…っ!もう……堪忍して…」
朦朧とする意識の中であれこれ姿勢を変えさせられたらしく、信郎の顔にまたがるような格好で、とうとう梅子は気を遣ってしまった。

181 :
ザバリと立ち上がった信郎が、梅子の尻を自分へ引き寄せるようにして、蕩けきった梅子の中へ背後から自身を突き立てる。
「あぁ…。ノブ……、熱い……!」
熱を持った信郎の中心が、梅子の中を侵食していく。
信郎がもっと自分の奥まで入っていけるよう、梅子は体を差し出すように、信郎へ尻を突き出した。
グラグラと上手く力が入らない梅子の体を支えつつ、信郎は梅子を突き上げながら、揺れる二つの膨らみに手を伸ばす。
後ろから伸びる信郎の手がツンと尖った乳首へ刺激を与えるたびに、子宮がキュッと縮こまる。
締め上げる内部は、自分の中に納まる信郎の形をはっきりと捉える。
体をよじって信郎の方へ顔を向けると、信郎も熱い口付けで応えた。
足元で波を立てる湯の音と、繋がる上下の口からこぼれる水音が狭い浴室内に充満し、耳を犯す。
このまま二人で溶け合って、一つの固まりになってしまいそう。
「梅子……っ」
耳元で、信郎が自分の名前を呼ぶ声を聞く。
真剣に、心の底から発したその言葉からは、口下手な夫の想いが伝わってくる。
「ノブ…ノブ……っ!」
梅子も頂点を目指して信郎の全てを受け入れていると、耳元へ熱い息を漏らしていた信郎の口が思いもよらない言葉を呟いた。
「……愛してる」
「……!!」
突然の、初めて聞く言葉に、梅子の体を電気のような快感が走る。
梅子は自分を支える信郎の腕にしがみつき、信郎からの最後の一突きに後押しされるよう、真っ白に広がる絶頂へ向かって飛び立った。
同じ布団の中へ入ってきて、ニコニコと何時までも笑ったままの梅子に、何だよ、と信郎が言う。
「だって……」
梅子がモジモジとしながら、たまにでも言ってもらえると嬉しいものよ、と応える。
「たまにはな」
もういいだろ、と信郎はぶっきら棒に言って、ゴロリと背中を向けてしまった。
きっと照れている信郎の顔が目に浮かび、梅子はクスリと笑う。
梅子は信郎の広い背中に顔を寄せて後ろから手を回すと、信郎の背中の厚い筋肉が鼻に当たり、幅の広い体は手が回りきらない。
小さい頃に電車ごっこで追った背中は、いつの間にかこんなに広く、頼りがいのある背中になっていた。
きっといつも、私や子供たちのことを守ってくれている背中。
腰の辺りの生地をキュッと掴んだ梅子の手を、信郎は振り向かずに優しく包み込んだ。
どこまでも、この背中について行こう。
そう思って目を伏せる梅子の顔は幸せに満ちていて、連なって横になる家族の姿は、まるで一つの列車のようだった。
――終――

182 :
ノブ梅新作キター!
バックからの描写がなんともエロい
自分から求めざるを得ないほど高めてくれるノブGJ
萌えたー!
投下乙華麗!

183 :
ノブ梅新作キテタ!
やっぱ王道だよなぁ…
旅館にお泊り・一緒に入浴の非日常エピで、良い意味でドラマの年代感が薄れてエロが際立った気がするw
いまだに新作生み出してくれる職人さんには本当に感謝してます GJでした!

184 :
乙です!
お風呂一緒に入るってエピは旅行とか行かないと無理ですね
新鮮でした
Hするだけなら自分もなんとか描写出来るんだけどw
そこに至るまでの描写を細かく描けるのが職人さんならでは
新幹線観に行く設定で終わりをそれに繋げてるのも流石です
SPの流れを思い浮かべて読むとジーンときますね
ありがとうございました

185 :
すみません
癒しのぶ梅の後ですが、キワモノです 
このキャラは初登場じゃないかな?
合意の上での拘束あり 
嫌いな方はスルーして下さい

186 :
ギッ 
「くっ…」
ギッ
「…あっ」
ギッ
「‥ぅんっ」
私の動きに合わせロープが擦れる音がする。
彼の持つ紅い色をした蜘蛛の糸が私の体を絡めてゆく。
「雪子の白い肌は紅が本当に映えるね‥」
滑るようにしなやかに、身体には太く紅い蜘蛛の糸がめぐらされ、私はベッドの上に“大”という文字になるよう両手首と両脚首を捕えられていた。
体が震える。
いえ、記憶が蘇り全身が痺れる。
空気が冷たい。
なのに身体が熱い。
「痛くは無いかい?」
私の頬をそっと撫でそう問いかける彼の声は、いつものように優しい。
お互いの良さを求めて行くうち、私たちはここに辿りついた。
「縛られるだけで感じるのは相変わらずだね。雪子」
甘い吐息がかかる鼻先で囁かけられ、私の奥がキュンと締まる。
いつもよりずっと優しく、まるでガラス細工に触れるよう、そっと寝かされているだけなのに眩暈がするほど胸が高鳴る。
一言が一神経を研ぎ澄まし、彼の指先が這った場所はどこも火傷をしたように熱く蕁麻疹のようにむず痒い。
快感と言うのはある程度の速度で昇るから良いのだと、こうして縛られて初めて知った。
長い時間少しずつ与えられる快感は、もどかしくじれったい。
だからこそ、余計に高まり、だからこそ。
目を開いている時では得られない喜び、刺激にだけ集中することで得られる相乗効果。
そっと閉じた目の上に乗せられるスカーフは、シルクの滑らかさと冷たさで私の快感を更に高める。
「シーツにまで垂れてきているよ。雪子は本当にエッチだね。」
自分でもわかっている状態を言葉に出され、心臓がビクンと反応する。
同時に乳首が痛いほど固くなってしまった。
早くここにも触れて欲しい。
痛いほど強く噛んで欲しい。
「ほら…」
彼がピチャピチャと聞こえるように音を立て、触れて欲しい場所をかき混ぜる。
「あっ、ああぁ!んっっ!!」
ギシッ
腕に力を込めても、足を閉じようとしても紅く太い糸が捕えて離さない。
紅い蜘蛛の巣の中で、私は彼によってじっくり捕食されてゆく。
自分でもわかるほど溢れている蜜を、彼の指が掬い取る。
それをたっぷり塗られ、奥に閉じ込めてある一番敏感な粒を皮ごとヌルヌルと捏ねる。
日本の指でゆっくりと撫で上げ、指先でキュッと摘まれる。
「んあぁ!んっ!!はふっ…」
片手で広げられ、指先で更に奥にある真珠の粒を露にされる。
空気が冷たい‥
グチュッヌチャックチュクチュッ
「ああんっ!ああぁー!んっっ!!」
グチュッヌチャックチュクチュッ
ギッギッギッ
「ダメ!ああっ!ダメッ!んんんんっ!!」
手を閉じたくても、脚を閉じたくても許されないもどかしさ。
脚を閉じればこの駆け巡る嵐のような快感から解放されるのに‥私には自由が無い。
この永遠の快感‥これがイイ。
グチッヌチッピチャピチャッ
「あんっ!ああぁんっ!んーーーーっ!!」

187 :
グチュッヌチャックチュクチュッ‥
私は自分の心が求めるまま、腰を左右にひねり、彼にモットを要求する。
彼は敏感な粒から手を離すと、紅く太い蜘蛛の糸から両脚だけを解放した。
私は脚を閉じるといつでもイキそうな程に痺れている粒が、勝手にイかないようそっと脚を恥じらうような幅まで合わせて行く。
「っ!?」
足の拘束を解いた彼は私の両足を肩に担ぎ、顔を深く埋めると真珠の小さな粒を吸い上げた。
「っーーーー!!!!」
ペロリと舐められ、ジュルリと吸われ、フッと息を吹きかけられただけで、彼の頭を両脚で挟み腰を上げて私は達してしまった。
「今日もいい声だ」
全身を震わせ荒い息で喘ぐ私に休む暇もくれず、彼の舌は深い所を目指し更に侵入してくる。
一度達した後の、舌がかき回す爆発的な感覚から逃れようと、腰を動かし足をばたつかせても彼は腰を掴んでびくともせず、私のことを捕えて決して離さない。
…もうそれ以上はダメ‥おかしくなる‥望んでいることだけど‥うぅうううう゛
鼻先で擦られ舌で舐められ4度目の時に意識が飛んだ。
「雪子、大丈夫?明日は一日眠ると良い。子ども達の世話も家事も僕がするから安心をし。」
優しく頬を撫でられ呼び戻されて目を開いた。
「だからね、今夜は何度でもイッて良いよ…」
私は親同士の話し合いで政略結婚のように夫と結婚した。
でも彼は私を気に入り、とても大切にいつでも優しく愛してくれる。
私も彼を愛している。
運命の紅い糸が結ぶ縁があるなら、こういうことを言うのだろうと思う。
それほど彼との暮らしは全てがマッチしているのだから‥
「…ね。もう入れて‥中であなたを感じたいの‥」
彼に頼んだ。
両手を繋がれたまま、まだ下半身は心臓が移動したように熱く脈打っている。
…待ち望んでいた夫のいきり立つ熱いものが入ってくる。
「はうっ!あぁぁっ!!」
ギッ
身体を反らせた反動で腕のロープが更に食い込む。
「俺のものだ…この白い肌もこの跡も。愛してる雪子、愛してる。」
「あぁ、あぁ、はぁっ…くっ、んん…っ」
彼の刻むリズムは熱を帯び一層激しくなる。
ギッギッギッギッ
ロープが軋む音がその動きを追う。
「はぁぁーーーっふぅうううーーっ」
私は全身が震え痙攣しているように昇り詰めて行く。
彼の動きが激しさを増す。
あ、あ、もう……
「…………!」
全身を貫く痺れるような感覚。
私は声にならない絶頂を迎え、同時に私は体内にドグンドグンと脈打つ温かい夫の体温を感じた。
夫が私から蜘蛛の糸を取り去り、私は小さな子供のように彼の腕の中に抱えられた。
「綺麗だ」
「あなたがそうしてくれるの。」
「そう言ってくれると嬉しいよ、雪子。ゆっくり眠るといい。」
「ええあなたも。おやすみなさい。」
--おわり--

188 :
投下来てる!
雪子の本格エロパロって初めてだよね 
おっとりした外見と反する気の強さが魅力だったけどM女化に最適な人材だったとは!
赤い糸が鮮やかにイメージされていやらしくかつ美しかったです 
意外な人物のエロパロもいいなぁ〜
途中まで相手がわからずハラハラしながら勝手に妄想を広げたのでそれも書かせてもらうと
実は相手は伊藤で離婚も雪子とのことがバレたのが原因
帝都大病院に現れた伊藤はさらに弥生をロックオンし、全てわかってる読者が「逃げてー逃げてー」状態になるのも楽しいかもw

189 :
GJ!
実は自分も最初、相手は伊藤さんだと思ってたw
なんかあの人「夜はすごいんです」という印象を勝手に持っている
性癖が合わず離婚とかありそうw

190 :
すっすみません
確かに伊藤にすれば面白かったですねー!
北極の滝に打たれてきます
雪の白と紅い縄ってとこが浮かんでもう一気にががーっとw
お詫びにノブ梅を一つ投下しておきます。

191 :
あ。やってもーたw

192 :
ぐちゅ…ぴちゃっ‥じゅるる…
いつもこの音を聞くたび恥ずかしい‥
私の立てる音、ノブが立てる音‥
うっとりと私の乳首を頬張るノブが与えてくれる喜びに息を上げるしかない私を見上げ
ノブはいつも優しく鎖骨辺りをトントンとイイコイイコしてくれる‥
恥ずかしい・・・いつまで経っても慣れないこの音‥でも辞めないでねノブ…
胸を離れたノブが優しく熱い目で真上から私を見下ろしているわ‥
私の旦那さんはなんてかっこいいんだろう‥
隣の部屋の子ども達に聞こえないように、またノブが小さな声で呟いているわ‥
「梅子‥我慢しないでもっと聞かせて」
恥ずかしくて手のひらで顔を覆った私を見下ろしたノブがひとつ溜息をついた‥
「ふぅ。これだからなぁ‥」
呆れたような声色は優しいけれど、そう言った時のノブがどうなるのか
長い付き合いの私は知っているわ‥
「そうやってる時の梅子がどんだけ可愛いかお前気付いてないよな。」
ノブはそう言うと大きな手で私の身体のラインをこうして撫で
いつものように濡れたソコにたどり着いて‥
ヌチュ‥クチュッ
「んっ・・・!」
ほら‥私の身体はビクンビクンと跳ねてしまうの‥
「ほらどんどん溢れてくるよ梅子…」
ピチャ‥グチュッ‥グチュッ‥
「んっ、はぁぁっ‥っぅはあぁ‥」
入り口で弄んでいたノブの長い指先が、中に向かって絡みながら‥まるでネジのように入って来るわ‥
どこをどうすれば私が声を上げるのか、ノブは知り尽くしている‥
いつものように知りつくした手が、私の背中を何度も跳ね上げる
「はぁん、んんんっ、ふぅぅっぅん・・・っ、あっ!」
くちゅっ ぐちゅ・・ぐちゅ、くちゅくちゅ
3本の長い指は自在に動いてそこかしこをかき混ぜる‥
私は自分を見失いそうで怖くなるのよノブ‥
「梅子、凄い。締まって指が食いちぎられそうだ。」
背の高いノブは私の身体の上を自在に動き回り、一番敏感な所を舐めていたかと思うと、一瞬で耳元へ囁きに訪れる‥こんな風に‥
「いつでもお前が欲しい。お前は?お前はいつも俺が欲しいか?」
頬や耳にキスを降らせながらノブが今日も甘えているわ‥
痛いほど勃っている乳首を摘まれて甘い痛みと強い快感が全身を貫く‥
「あんっ、はうん!っ‥わからないの?」
手足の力が抜ける代わりに全ての神経がノブから伝わる快感に集中しているって言うのに…
これほどなのに‥ノブに伝わって無いのかな…
「わからねぇよ。はっきり言わなきゃわからねぇ‥」
「ぅうっん‥」
親指一本で私の乳首を左右に弾き続けるノブ‥

193 :
「はっきりなんて…んんっ‥恥ずか‥し‥っいわ‥」
「聞きてぇんだ、どうなのかをさ。」
胸から伝わる電流で痺れて私は金縛りにあったように指一本さえ動かすことができないと言うのに‥
これ以上どんな言葉が言えると言うんだろう‥
「ぁあぁぁん」
ヌチュッ
私が立てる水音とノブが出させる私の吐息が、静まり返った部屋にずっと響く‥
ノブの嬉しそうな笑む吐息が耳許でくすぐったい‥
「あっ…ぅんっはあっ、あっ‥」
首筋を唇でくすぐられ、左手で乳首を摘まれ、右手は水音を立てる秘所を弄んでいる‥
太股には固いモノがノブの熱を伝えてくる‥
「聞いてくれたら‥答えるから…だから‥んっ!はぁ‥」
私はやっとそれだけを伝えたけど‥
ノブがいつもあんなに…あんな風に言うなんてできっこないわ‥
だって…ノブの手は、唇は、固いモノは、私から言葉を奪って声にならない声しか上げさせてくれないじゃない‥
「どこがイイ?」
耳もとで囁き首筋にキスの雨を降らし続けるノブ‥
左手が胸や脇腹、お臍の辺りを優しく這っているわ。
内腿を撫で上げた指先は入り口で遊びさっきからもっと激しく水音を立てている‥
ノブ‥ノブ‥スゴクキモチイイ‥ソコ…ソコガイイ…オカシクナリソウナホド‥
「ふぅぅんんっはぁぁっんんんっうぅぅぅっ」
「梅子?ん?」
子供に聞くような優しい声が聞こえる‥
「んんっああんっ」
胸が‥胸がドキドキする‥
「そこ。今のトコ。ノブ‥ノブ‥すごく‥んんっ‥気持ちいいよ。あんっ‥おかしくなりそうな程‥」
「ここか?こういうのはどうだ?」
ノブは入れた指を私の中で折るように、今度は広げるように中をかき回している
「ぁぁっ!んんんっ!」
まるで新幹線の部品を作っている時みたいに、ノブは私のことも思考錯誤を繰り返す‥
ヤメナイデ‥モット‥
「梅子‥今ちょっと面白いもんを作ってるんだ。今度出来上がったら試させてもらうから協力してくれよな。」
ノブッタラ‥ナニヲイッテイルノ?
「あああんっ!!」
――終――

194 :
ノブったら一体何を作ってるんでしょうww

195 :
す、すごいテンポで新作が…嬉しいです!
翻弄される梅子に翻弄するノブ、いいですねぇ
ここのスレのおかげですっかりノブはテクニシャンで絶倫なイメージになってるw
(やらしい問いつめももちろんセットでw)
試作品を試され身悶える梅子と完成に向けて改良を重ね続けるノブをまたよろしくお願いしますww
それと雪子ssですが伊藤案はネタとして書いたつもりでした汗
物語としては雪子の相手が結婚相手で正解だったと思います
伊藤なら雪子は日陰の身決定で苦い後味になったはず
退廃的なのに幸せも感じられる絶妙なさじ加減にあらためてGJ!

196 :
感想ありがとうございます!
ノブは手先器用だし、職人気質でのめり込んだらあれこれ工夫して常に最高を目指すだろうしw
続き書けたらまた落としますノシ

197 :
久しぶりに来れたら新作来てた〜!ありがとう!
ノブ梅は太郎と新と一緒だとちゃんと夫婦に見えるのに二人きりだと途端に付き合ったばかりの初々しいカップルに見えるのが萌えるw
SPの後半を観てそう思った

198 :
ずっと迷子でした
今から全部読ませてもらいます!職人さんありがとう!

199 :
>>198
おかえりなさい!
到着祝いにひとつ投下
オリキャラ登場で、パラレルな世界だと思って下さい
作品設定から離れるのを嫌な方はスルーして下さいな
エロはありません
幸せにしてあげたかったので書いてみました

200 :
コトン… 僕はポストに1通の封筒を投函した。
「ヒロ君、待った?」
「いや大丈夫だよ。行こうか。」
僕らは待ち合わせて仲人の家に向かおうとしていた。
「梅子さん、仕事はちゃんと休める?」
「ええ、大丈夫よ。友達が私の休む間は引き受けてくれるそうよ。お土産催促されたけど。ふふ‥ヒロ君、梅ちゃん先生にはお手紙書いたの?」
「あぁ、さっき投函したよ。」
「会ってみたいなぁ〜。私と同じ名前の梅ちゃん先生に!
あの時、私を呼ぶ声にヒロ君が振り返っていなかったら、私たち出会ってなかったのよね。梅ちゃん先生に私も感謝しなくちゃ!でしょ!?」
「あぁ、そうだね。着いたよ、ここだ。」
『拝啓 梅ちゃん先生
桜の花も散り、新緑がまぶしい季節が訪れております。御無沙汰致しております。お元気でいらっしゃいますでしょうか。
御挨拶もしないまま、私は転勤で大阪に来てから2年もの時が過ぎました。
過日は美味しいおはぎを本当にありがとうございました。
おはぎの味が嬉しかったのは、甘いだけではなく、梅ちゃん先生が私を思ってくださった気持が多く込められているからだと感謝いたしております。
お母さまにもよろしくお伝えください。
あの頃の私は本当に未熟でした。
私を救ってくれた医療で私も誰かを救いたいと思いながらも、上手くいかないことに焦りを感じ必でした。
私は梅ちゃん先生が話してくださった<生きていればきっと良いことがある>と言う言葉に支えられここまで懸命に生きてきました。
良いことなんて無いじゃないかと、どこかで世の中を恨み先生に感謝しながらも生きていることを苦しく思って居ました。
倒れた時、生にいただいたおはぎは優しい味でした。
子どもの頃、お世話になった先生の家の味を思い出しました。
だからこそ私は子どもの頃のような気持で一から出直そうと、新天地大阪への異動を願い出ました。
新しい土地で私は生きていること、健康に食事ができることの幸せに満たされながら仕事を続けています。
突然ですが、この度大阪で出会った女性と結婚することになりました。
偶然ですが相手の名前は梅子さんと言います。
空襲で家族を失った私に家族ができます。
生きてきて良かったと心からそう思います。
梅ちゃん先生のお陰です。
本当にありがとうございました。
9月、東京出張に参る予定がありますので必ず御挨拶に伺います。
敬具
中谷広志』
--おわり--

201 :
保守age

202 :
しばらく来てなかったけど新作にすごくテンション上がった!
気になってた広志のその後が映画のラストシーンみたいに描かれててジーンとしたよ
細々とでもいいからこんな風に梅ちゃん先生の世界がssによって続いていくといいなぁ…

203 :
CMの梅子と光男がまるでノブに内緒で不倫してるかのようでドキドキしたw
遠くから撮ってるシーンとかキスしてるようにしか見えなかったw

204 :
広志は色々な意味で一番スペシャルに出て欲しかったなぁ
ここで幸せな結末を観れた気がするよ、ありがとう
そして、自分は信梅の投下を。
ひさしぶりなので御手柔らかに願いますw
スペシャル後編の仲直りの後です

205 :
すっかり眠りに就いた太郎と新を見つめながら、梅子は穏やかに微笑んだ。
新と並んで夢の世界の住人となっている太郎が、ここ数日妙に聞き分けが良かったことを思い出して、梅子は一人溜め息を吐いた。
きっと、子供なりに感じることが有ったのだろう。
可哀想なことをしてしまった。
「ごめんね…」
きっと、明日起きたら安心して笑ってくれるだろう。
「二人とも寝たのか」
風呂から上がってきた信郎は、二人の息子を見ると目を細めた。
「うん」
起こさないように二人の息子の小さな頭を撫でる信郎の表情はこの上なく穏やかで、梅子は気付かれないように笑みを深める。
こんなに良い父親になるなんて、想像出来なかった。
大体にして、自分達が母となり父となる等、想像さえしたこともなかったから、それも当たり前なのかも知れない。
昔から、ぶっきらぼうでも面倒見は良かったから。
そんな信郎にくっついているのが、幼い梅子には楽しかった。
「ノブ」
お父さん、と子供達の前で呼ぶのも慣れたのに、未だに子供の頃からの呼び名の方が自然な気がするのは、きっとノブも同じなのだろう。
「なんだ?」
子供達から梅子へと視線を向けた信郎を見つめ返す。
あんなに悩んでいたのが嘘のように、自然に言葉を交わせることが嬉しかった。
「ありがとう」
伝えたいことが沢山ありすぎて、結局はそれしか出てこなかった。
信郎に不器用だと言った自分も、相当に不器用な人間らしい。
「おう」
それでも、嬉しそうに笑ってくれた信郎には、伝わったのだろう。

206 :
見つめあう二人の距離が自然と縮まって、信郎の手が梅子の頬に触れた。
その手に導かれるように目を閉じると、信郎の唇がそっと重なる。
ただ重ねただけで、どんどん鼓動が早まり、信郎が触れる唇と頬が熱を持ったように熱い。
唇を離した二人は、堪らずに笑いあった。
「…何だろうな」
「…何なのかしらね」
数え切れない程交わしてきた口付けも、まるで初めてのような恥じらいと緊張が二人を包む。
まるで、何もかも全てが初めてで、手探りだったあの頃に戻ったようだった。
「初めての時みたい…」
ただ唇同士を重ね合わせただけの、信郎との初めてのキス。
それだけで、梅子は蕩けてしまいそうな気持ちになって。
キスという行為自体にも、そんな自分のことも恥ずかしくて、暫くはまともに信郎と話すことも出来なかった。
そんな自分の姿を思い出して、梅子は小さく笑う。
「なんだよ」
「何でもない」
そんな梅子を見て不思議そうに首を傾げる信郎を、梅子は穏やかな表情で見つめる。
そうやって初めてを積み重ねて、私たちは今ここに向き合っていられる。
「ノブ…」
「ん?」
鼻の奥がツンとするのを感じた梅子は、信郎の胸に顔を埋めた。
「好きよ…」
声が震えるのは、泣きそうだからじゃない。緊張しているからだ。

207 :
「梅子」
ノブはきっと気付いている。
それでも、何も聞かずにただ抱き締めてくれる。
温かい体温と、微かな工業用油の匂い。
前に、信郎が梅子は消毒液の匂いがすると言っていたのを思い出した。
「俺も…愛してる」
多分、私の想いを全て分かっている訳では無いのだろう。
それでも、一番欲しい言葉を、必要な時に必ずくれる彼が好きだ。
「ノブが側に居てくれると…嬉しい」
まだ、信郎への気持ちを意識し始めた頃、姉兄にそう言ったことが有った。
あの時の自分とは、きっと違う。
嫉妬したり、ちょっとしたことで不安になったり。
こんなにも、この人を愛してるー…
信郎の浴衣の袖を引っ張ると、それに気付いた信郎が梅子の顔を覗き込む。
近くなった距離に、今度は梅子からキスをすると、それを合図に何度も繰り返される行為に、やっと距離感が元に戻ったように梅子は感じた。
長い口付けが終わると、梅子は満たされた気分で信郎の胸に頬を寄せた。

208 :
以上です。お付き合い頂きありがとうございました。

209 :
光梅CMはこんなもの全国区で流していいのかと思いながら身悶えてたよ〜
そして久々のノブ梅!
「好きよ…」の言葉が胸にしみじみ来た
しっとりしたキスも抱擁もホントあの2人には似合うんだよなぁ…
やっぱりノブ梅はいいなぁと再確認させてもらいました GJ!
最近梅ちゃん先生が懐かしくなってアレコレ漁ってたら前に書いたお話が出てきたので自分も投下していきます
きのやんssに触発されて作ったもののちょっと悪ノリかもと投下を見送ってた
賑やかしになればいいけど

210 :
夜遅くに往診に呼び出された梅子は、所々点る街灯に照らされた道を足早に、帰宅の徒についていた。
ふと…人の気配を感じる。
「ねぇ…もう帰っちゃうの?」
「悪いな、明日は朝が早いんだ」
少し先の電柱の影に隠れて、親しげな男女が何やらイチャつき合っていた。
『こんな時間に往来なんかでベタベタするなんて…日本人として恥ずべきことだわ!』
男女の付き合いに関してはそれなりに古風な考えを持つ梅子は、今時の若者の行動に眉を寄せる。
「もうちょっとだけでいいから、一緒に居てよぉ…」
すがる女に、男が慣れた仕草でキスをした。
梅子がその光景から目を離せずにいると、
触れるだけかと思ったその口づけはやがて深くなり、遠目にも舌を絡ませあっているのがわかってしまった。
真っ赤になって、梅子は足を早める。そ知らぬ顔をして、さっさと通り過ぎねば!
「いい子だ…」
女の頬に手を当て、甘く囁く男の声に、梅子は違和感を感じた。
あの声、どこかで…。
2人の真横を駆け抜けようとして、梅子は思わず隣の様子をうかがってしまった。
うつむく女にぴったり体を密着させ、耳元で「また、イイコトしような?」などと艶っぽく囁いている男の顔を見て、
梅子は思わずその者の名を呟いてしまう。
「き…のした、さん…」
その瞬間ぱっと顔を上げた木下と、梅子の視線が合う。
一瞬ぎょっとした顔になりながらも、しかしすぐ諦めたように、伊達男めいた歪んだ笑顔を木下は梅子に向けた。
「じゃ、な」
抱き寄せていた女の頭をぽんぽんと撫で、梅子とは逆側にくるりと女の体を向け背を押すと、
女は照れくさそうに笑いながら「またね」と木下に告げ、そのまま駆けていった。

211 :
しばらく気まずい沈黙が流れる。
「往診?」
少し間を空けてから、梅子は自分が問いかけられていることに気付く。
「えっ?…ええ」
まだ事態がつかめず、ドキドキする心臓を抱えながら、梅子が肯定する。
「まいったなぁ…こんな時間に、知り合いが外をうろついてるなんて思いもしなかった」
そう言いながら、木下が歩き出す。
帰り道が同じ方向のため、梅子も共に進むしかない。
「…か、彼女ができたんですか?」
あまり個人的なことに立ち入ってはいけないかもしれないと思いつつも、梅子は聞かずにいられなかった。
「彼女って言うか…大人の割り切った付き合いって言うか…」
いつもの開けっぴろげな物言いとは違う、色気さえ感じさせる低い声音で木下が答える。
「大人の…」
意味が今一つつかめないながらも、梅子はそれ以上そこに突っ込んではいけないような気がした。
「きっ、木下さんったら、もてないみたいなこと言ってて、案外いい人いるんじゃないですか。
 言ってくれればいいのに…」
いつもの木下との会話に戻そうと、努めて明るく言う梅子だが、男の方に顔を向けることがなぜかができない。
今日の木下は、自分の知っている木下とはどこか違う
ちょっと気が短くて、情けないところもあって、でも、安岡のお父さんや信郎への恩義も忘れない、本当は律儀で熱い男。
それが梅子の知る木下だった。
しかし、今隣にいる男は、世にすれ、簡単に女性のことも捨ててしまいそうな、どこか危うい雰囲気を醸し出している。
「言っただろ、大人の付き合いで、紹介できるような間柄じゃないって」
いつもよりずっと距離の近い木下の口調にとまどい、梅子はそれ以上言葉を続けることができない。
ふいに、木下の体が近づいたかと思うと、あまりに自然に肩を抱かれた。
「こんな遅くに呼び出されるなんて、医者って仕事も大変だよな…」
肩の手が移動し、くすぐるように首筋を撫でられて、一瞬梅子の体に電流が走る。
密着している木下の体からは、外国の酒の匂いと、若い男特有のフェロモンのような、頭の奥をしびれさせる独特の香りがした。
「…あんまり、無理すんなよ?」
ぐっと顔を近づけられ、片側だけ口の端を吊り上げたニヒルな笑顔を見せられて、梅子の胸がドキンッとはねる。
顔を寄せたまま、木下は秘め事を囁くように声を落とす。
「…なぁ…ちゃんと信郎さんに可愛がってもらってんのか?なんなら俺が…」
いつの間にか首の後ろに回されていた手に、さらに顔を引き寄せられる。
すぐ目の前に木下の顔があった。
…木下はなかなかに甘いマスクをしていたのだ…と、今頃になって梅子は気付く。
男の唇から艶っぽく漏れる息が、梅子の唇にかかる。そして、その唇がさらに近づいて…。
信郎以外の男性からの、梅子にとっては初めての口づけを、今まさに受けようとしていた、その時。

212 :
「おーい、梅子かぁ〜?」
急に遠くから自分の名を呼ばれて、梅子はハッと後ろを振り返った。
少し先の街灯に照らされて、ポケットに手を突っ込んでプラプラとこちらへ歩いてくる夫の姿が見えた。
「ん?きのやんじゃねぇか」
信郎の言及に梅子はドキッとするが、
回されていた手はすでにやんわりと下ろされ、木下との間には適度な距離が保たれていた。
「なんだ、きのやんが付いててくれたんなら、俺が来る必要なかったなー」
夫ののん気な言葉に、今頃梅子の胸に申し訳なさが湧き上がってくる。
恐々と隣の木下を見上げると、表面上はにこやかな笑顔を浮かべてはいるが、目の底に怪しい光を宿している気がして、思わず体がすくんでしまった。
「旦那さんが来たんなら、俺はお役ゴメンかな。じゃ」
立ち去ろうとする木下に梅子がホッとしたのもつかの間、悪戯めいた手にするりと腰の裏を撫ぜられる。
「んんっ」
梅子の咽喉から色っぽく漏れてしまう息。
「どした?どっか痛ぇのか?」
何も知らない夫の言葉に、ただひたすらに自分を恥じ、赤くなった顔でうつむくしかない梅子だった。

213 :
<後日談>
「お〜い、ちょっと診てやってくれよ」
昼休みに、珍しく夫が医院に顔を出した。
肩を押されて一緒に入ってきたのは…。
「すんません、ただの二日酔いなんっすけど…」
あの、木下だった。
「珍しいよな、きのやんがここまで前の日の酒をひきずるの」
「俺、外国の酒に弱いみたいなんすよ。飲んだ日の記憶もいつもなくなっちまうし…」
「高い酒は体に合わないってか?」
「ははは、安上がりな体で良かったんすかねぇ」
「…昨日、私に会ったのは?」
思わず梅子が尋ねると、
「え?梅子さんと…??」
「ああ、きのやん、往診に行った梅子を送ってくれたよな」
「そうでしたっけ?」
「俺とも会っただろ?」
「??」
木下は本当に覚えていないらしい。
「けど、俺、結構遅くまで飲んでたはずですよ?
 仕事とはいえ、女性がそんな時間に出歩くのって、危なくないんっすか」
昨日の言動を忘れ去り、真顔でそう問う木下に、
「ええ、夜はどんなオオカミに出会うか解らないって身にしみてわかったから、今後は気をつけるつもりです!!」
梅子の突然の大声に、信郎と木下はポカンと口を開ける。

214 :
「えっと…そだ、二日酔いの薬」
「あ、いや、もういいっすから」
場を取り繕おうとする信郎の袖を、木下が懸命に引っ張る。
梅子の不穏な空気を察し、木下は完全に及び腰になっていた。
そんな木下を梅子がジロリと睨む。
更に身を縮める木下。
気休め程度にしかならない薬を渡して、梅子は2人を診察室から追い出した。
工場へ戻る道すがら、木下が情けない声を出す。
「俺、梅子さんになんか悪いことしたのかなぁ…?」
「いやいや、昨日遅かったから寝不足で機嫌が悪いだけだって。
 それより、きのやん、洋酒なんて、昨日どこで飲んだんだよ?」
「あ、ちょっと通りを外れたとこに安く出す店見つけたんですよ。
 信郎さんも、今度行きますか?」
「おお〜、行く行く!」
一方、男共のそんな会話も露知らずの梅子は…。
「…あの時はちょっとカッコイイな、なんて思ったのに…あんなにビクビクしちゃって!
 でも、よかったのよね、木下さんにドキドキするなんて、私がどうかしてたんだわ。
 やっぱり、私にはノブが一番!
 一瞬とはいえ、他の男性に揺れたりして、ごめんね、ノブ…」
今日(の夜)はとことん信郎に優しくし、要求があるならなんでも聞いてやろう、と、
浮気をした男そのままの罪滅ぼしを考えてしまう梅子であった。

215 :
<そのまた後日談>
やっと診察が終わり医院を出たところで、弥生は声をかけられた。
「…今帰りですか?」
「あら、信郎さん。ええ、今日は患者さんが多くて、こんな時間に…」
「いつも梅子のためにすいません」
軽く頭を下げてから弥生に顔を向けた信郎の口元で、白い歯がキラリと光った。
映画俳優のような堂にいったその笑顔に、弥生は戸惑う。
「もう遅いし、送っていきますよ」
自然な仕草で信郎に背中を押された。
普段男性との接触などほとんどない弥生は、その手の温もりにドキリとする。
「あ、あの…」
距離の近さに身を硬くしながら、弥生は信郎の体から微かに酒の香りが漂よってくることに気付いた。
「信郎さん、酔ってます?」
「ウチの木下と少し飲みに行った帰りなんです。
 ……いつか弥生さんとも行けたらいいな」
背中にあったはずの手がいつの間にやら伸びて、弥生は信郎の腕に包むように抱き寄せられていた。
甘い言葉をささやき、女を金づるにしてしまう男が世の中にはいると言うが、
今日の信郎はまるで…。
「もちろん…梅子には内緒で」
そう耳元に囁かれ、弥生はゴクリと咽喉を鳴らす。
強烈な魅力を放つ悪魔の誘惑に、弥生はこくりと頷くしかなかった。

もちろんさらなる後日談で信郎の記憶がなくなっていることが判明。
やっぱり自分には山倉しかいないと弥生も再確認し、その後ほんのちょっぴりだけ山倉に優しくなりましたとさ。
めでたし、めでたし…?

216 :
今頃気付いたけどカップリング注意の前置きし忘れた…
木下×梅子(未遂)
信郎×弥生(未遂)
ってなるのかな?
どちらもあくまで未遂ってことで気分を悪くされる方が居ないことを祈ります

217 :
ありがたや、ありがたや。
神様が2作品、後日談まで投下してくださった…
嬉しくて泣けてくる…
SPノブ梅は安心して展開をワクワクほぅほぅニヤニヤ楽しめる。
やっぱりあの二人は年月が過ぎても子どもが何人になっても夜は新婚生活の初々しさを感じる。
良い作品をありがとう!
キノヤンの話しは、そう来たかーっ!と身悶えしたw
翻弄される梅子目線でオオカミを楽しんだ!
酔ったノブに弥生がクラクラするのも最高に可愛かった!
やっぱりこの作品は面白いし、ここの職人さんの作風が自分好みで読むのが楽しいし嬉しい。
暇があったらまた是非投下お願いします。
重ね重ね本当にありがとう!!

218 :
ノブ梅感想感謝です!
あの夫婦は可愛いイチャイチャもしっとりした雰囲気も夜のエロもどれも似合うと思いますw
書いた身で言うのは恥ずかしいんですが、梅子の「好きよ…」は自分でも気に入っているので、触れて貰えて嬉しかったです。ありがとうございます。

219 :
お礼遅くなりましたが、きのやんssへの感想も感謝
遊びを許してもらえるスレで良かった…
再放送もあるしさらなるssの投下を期待したくなるところだけど終わったドラマスレが賑わうのはなかなか難しいよね
自分自身もずっと山倉弥生のSP後を書き進めてるんだけどなかなか完成させられない
他にも密かに書いてる職人さん居られるのかなぁ?

220 :
書いてますが、萌えが足りずに光男千恵子の将来を書いては消しての繰り返しです‥
携帯のCFで萌えためて書きあげたいなぁとw
試作品を作っているノブもいつか描こうと思ってますが、まずは光男かな
いつになるか‥
待っててね〜

221 :
職人さん達乙です
アイデアが豊富ですね
自分もノブ梅の濃厚エロ(やってるだけw)でも書こうかと思いながら忙しく…
年明けSP観てから書こうかな

222 :
>>219
山弥のその後、待ってます!
がんばってください
>>221
濃厚やってるだけエロ!!
いいですねぇ〜〜
お待ち致しております
光男はエロが書けなくて手が止まったので
CFの光男のオトナっぷりに、CF制作スタッフに感謝したい程デス♪

223 :
219ですが一人でタラタラ書くのはヤバいと今さら思い知った
不満足な出来ながら分割してみたら29個に分かれちゃったよ…確かに間延びしてるとは思ってたんだ
総合のSP放送までには落とすけど話を引き締める道のりは長そうです
しかし濃厚ノブ梅も初の光男千恵子もこれから読めるかと思うとワクワクする 
聞いて良かったよ ありがとー

224 :
>>218
やっぱり、信梅はいいですねぇ。gjです!
子供が二人もいるのに、読んでてソワソワしちゃうほど初々しくて、それが嫌味じゃないんだもんね。
理想の夫婦だなぁ。
>>219
精力的に書かれてますね!山弥も好物です!楽しみにしてます!!
それにしても、ジゴロチックな木下ウケルwww
つーか、何て酒を出す店なんだ。恐ろしいw
>>221
やってるだけの信梅、メチャメチャ読みたいwww
何時までも正座待機しておりますw
光千も楽しみにしてますね!
気長に待ってますので、書けたらぜひ!!
自分もまだまだ梅ちゃん大好きで、一人でシコシコ書き続けておりますた。
――が、……ホノボノお好きな方、どうも済みません。
何やら無性に陵辱物が書きたくなって、広梅で挑戦してみました。
一部痛みを伴う描写もありますので、何れも苦手な方は超ご注意下さい。

225 :
「気をつけてな」
ボンヤリとした信郎の声を聞きながら、梅子は黙って頷き床を出た。
カーデガンも羽織らずに寝巻きのままで部屋を出ると、冷え切った冷気が襲ってくる。
梅子は身震いをしながらも階下へ向かい、誰もいない居間で鳴る電話の受話器を取った。
「はい。安岡です」
人が寝静まったような時間にかかってくる電話は、ほぼ夜間往診の依頼で間違いない。
受話器を耳に当てたまま、ちらりと隣の部屋の隅にあるものを確認する。
新が生まれた後くらいから、寝ている子供たちを起こさないようにと、夜間往診用の着替えを一揃え下の階に用意しているのだ。
梅子が患者の様子を聞こうと受話器の向こうへ耳をそばだてると、一言だけ助けを求める小さな声が聞こえ、プツリと電話が切れてしまった。
相手は名乗らなかったが、聞き間違えようのない声だ。
確か病歴はなかったはずだけれど、いったいどうしたというのだろう。
話も出来ないほど、悪い状態にあるのだろうか。
嫌な予感を振り払うように、梅子は急いで服に着替え、勝手口と診療所の鍵を手に一人家を出た。
まだ冬よりも前だというのに、夜の空気は凛と冴え渡り、吹く風が頬をこわばらせる。
明るい満月の夜だった。
白衣を着込み、重たい往診鞄を提げた梅子は、辻に立つと月明かりを頼りに小さな紙に書かれた字を確かめた。
目の前で二手に分かれた道を見ながら、診療所を出る前に確認した地図を思い出し、左の道を選んで進む。
こうしている間にも、電話の相手は苦しい思いをして自分を待っているのではないかと思うと、梅子の足は自然と速度を速めていた。
梅子がたどり着いたのは、一軒の小さなアパートだった。
名刺の裏に書かれた住所のアパート名と、看板に書かれている名前を交互に見比べる。
近所へ越してきたという話を聞き、名詞の裏へ住所を書いてもらったものの、実際に来るのはこれが初めてだ。
共用玄関の戸を開け建物の中へ入ると、そこはまるで誰も住んでいないのかと思うほど、真っ暗でしんと静まり返っていた。
ふと、下駄箱の上へ置いてある一台のピンク電話が目に入った。この電話で、彼は自分に助けを求めたのだろうか。
梅子は逸る気持ちを抑えて靴を脱ぎ、軋む廊下を、なるべく音を立てないように歩いた。
部屋の番号から察して、階段を上らずに、闇に目を慣らしながら一階の廊下を進む。
手前の部屋から順にドアの脇へ掛けられた表札を見ていき、一番奥にあった104号室の表札を確認してノックをした。
返事はないが、ドアの上部にある窓からうっすらと光が見え、中には電気がついているように思われる。
ドアのノブに手を掛けると鍵は掛かっておらず、ドアはすっと部屋の内側へと開かれた。

226 :
「広志くん?」
梅子が、殆ど闇に覆われている部屋の中を恐る恐る覗き込みながら、部屋の主に声をかける。
すると、部屋の奥にある机へ向かっていた広志の驚いた顔が、唯一の明かりである卓上ライトに照らし出された。
「梅子さん……。何で…」
「何で、じゃないわ。あんな電話をかけてきて」
一瞬呆れた顔をした梅子は、身じろぎも出来ない様子で目を見開く広志を見て、すぐに顔を緩めると部屋の中へと入ってきた。
「何か、あったの?」
梅子は静かに鞄を置くと、ライトの明かりが届くくらいの位置まで来て座り、出来るだけ優しい声で問いかける。
寝込むような病気ではなさそうだが、広志の様子に少し気になるところがあった。
「何でもないです」
机へ向かったまま肘をつき、梅子とは逆側に顔を向けてしまった広志の姿を見て、梅子は広志の心に残る傷へ思いを寄せた。
元気を取り戻して働いているように見えたが、やはりまだどこかで無理をしているのかも知れない。
梅子は、広志が話をしてくれるまで待とうと考えた。
顔もあわせないまま二人の間に長い沈黙が訪れ、梅子は初めて入る広志の部屋の中を見回す。
元々普通の家だった物を改築したのか、ドアを開けて僅かにある板間と畳の間で左右のちょうど真ん中に不自然な柱が1本ある。
3畳ばかりの部屋の中はウナギの寝床のように縦長で、梅子から見て右手側の壁に向かい机が置かれ、机に向かう広志の椅子と
左側の壁に挟まれるようにして薄い布団が折りたたまれていた。
押入れもないようで、30センチ幅程度の板間へ置かれた小さな箪笥の引き出しから衣類の端が見えているところや、
その脇に洗濯物が放置されているところなどが、いかにも独身の男性らしい。
ドアにすりガラスのはめし窓がある他は、左手側の壁の天井近くにお義理ばかりの明り取りがあるくらい。
もしかすると元は納戸だったのかもしれないこの部屋には、昼でも光が届かないのではないだろうか。
広志の普段の暮らしぶりを想像しながら、鴨居に吊るされた見覚えのあるスーツや、机の横に幾山にも積まれた医学書などを見ていたとき
ようやく沈黙が破られる事となった。
「……どうして、来たんですか」
重たい口を開いた広志の声は、はっきりと苛立ちを孕んでいた。
どうしてって……、梅子は広志の意図するところを考えようとしたが分からず、姿勢を正して自分の当然だと思う答えを伝える。
「医者の、仕事だから」

227 :
「仕事なら…!」
勢いよく立ち上がった広志は思わず声を荒げそうになり、慌てて口をつぐむと苦い顔で舌打ちをした。
「呼び出されれば、こんな夜更けに、男の家でもノコノコ行くんですか」
「勿論よ。患者さんから呼ばれたら、行かないわけにはいかないわ」
立ちはだかるように梅子を見下ろし、ごく小さな声ではあるが叱責する口調の広志に対し、梅子も毅然とした態度で応える。
「梅子さんは、馬鹿です……」
梅子の視界が一瞬暗くなり、次に見えたのは天井だった。
覆い被さるようにして見えるのは、広志の顔。真っ暗な、底の知れない瞳の色だった。
気づくと左右の手首をきつく掴まれ、畳の上に押し倒されていた。
「黙って無視してくれれば、諦めもついたのに……!」
「お願い、広志くん。この紐を解いて」
紐のようなものは、洗濯物の山にあったネクタイか何かだろうか。
広志に押し倒された梅子は、頭の上へ上げさせられた両腕の手首を、不自然な柱の向こうで括られてしまった。
自由のきかなくなった梅子の腹の上へ跨った広志は、悪い夢の中にいるような顔で梅子を見ている。
梅子は早鐘のように鳴る心臓を深呼吸で何とか落ち着かせつつ、興奮しきった様子の広志を刺激しないように、
なるべくゆっくりと静かな口調で語りかけた。
「お願いよ……」
広志は辛そうに目を瞑ると、肺に溜まっていた悪い気を吐き出すように、ため息を一つついた。
「そうですね。……では、治験に協力してください」
「え……?」
一瞬、その言葉は今の状況に馴染まないような気がして問い返す。
「我が社で、アメリカの薬を改良したものです。一次審査は下りて、いよいよ治験の段階に……」
逃げ出したくとも逃げられない状況にあって、医者として普段耳にするようなこの話は、
まるで梅子を元いた日常へ導いてくれる明るい道筋のようにも感じられる。
梅子の頭の中で、治験と言う言葉だけに焦点が当てられ、それがするすると腑に落ちていった。
「……分かったわ。約束する」
だから、と梅子が再び紐を解くように訴えようとした声は、「それでは」と言う広志の声にかき消された。
「さっそく始めましょう。それが終わったら、帰って頂いて結構です」

228 :
広志は突然立ち上がると、板間の方へ歩いていった。
身動きの取れない梅子は暗い天井を凝視しながら、音を頼りに広志の行動を探った。
板の上で何か重たい物を引きずるような音がする。
音の方向からして、恐らく箪笥を横にずらし、ドアを塞いだのだろう。
梅子と広志のいる部屋は、完全に外部から遮断された密室となってしまった。
梅子の緊張は極限まで達し、今にも切れてしまいそうな糸のように張り詰めていた。
再び梅子の視界へ入ってきた広志の手に、白い物が握られている。
広志は一旦梅子の横を通り過ぎ、卓上ライトを机の端ギリギリに据えて梅子を照らすような位置に調節すると、
白い物と薬方を一包み持って戻ってきた。
ライトの光を遮るように梅子の目の前へしゃがみ込んだ広志の顔は、翳っていてよく見えないが、薄っすらと笑っている気がする。
下の方から顎をつかまれ悲鳴を上げようと開いた梅子の口へ、そうするよりも先に異物が飛び込んできた。
広志によって捻り込まれた、恐らく手にしていた白い物。綿で出来ている。これも洗濯物だろうか。
「あまり声を出さない方がいいですよ」
それでも喉の奥から声を出そうとする梅子の耳へ、広志が口を近づけて囁く。
「安岡先生は、夜の回診と称して間男の家へ通っている、なんて噂を立てられたくは無いでしょう?」
梅子の背中や脇から、冷たい汗が流れ落ちた。
そんな事は、絶対にない。でも、世間はどう思うだろうか。
「ご家族のためを思うなら、静かにしていた方がいいです」
駄目押しをされた気がした。梅子の脳裏に、信郎たち家族の顔が浮かぶ。
狭い町のことだ、そんな噂が立ったら、あっと言う間に家族の耳へも入るだろう。それだけは……。
すっかり大人しくなった梅子へ、下卑た笑いをたたえながら、広志が薬方を見せつけた。
「治験をしたいのは、この薬です」
広志は、普通に商品の説明をするような調子で話し始めた。
「この固形の薬剤を女性器の内部へ挿入し、膣液で発泡させて使います。
いわゆる精子剤と呼ばれるもので、避妊の目的で使用します」
梅子の経験上、馴染みのない薬だったが、広志の言いたいことは分かった。
やはり、自分と性的な関係を持ちたいと思っているのだ。

229 :
「膣液は……、かなり湿っていますね」
スカートをたくし上げ、下着を取り払ってしまうと、広志は梅子の中を確認するために指を突っ込んできた。
そうはさせまいと必に膝を閉じて抵抗を試みたが、かえって広志の興奮を高めてしまったらしい。
広志は左手と右足を使い梅子の膝を割らせると、抵抗は無意味だと言わんばかりに、見せしめのように大きく開脚させられてしまった。
普段隠れているヒダの奥まで冷気が入り込み、陰部が全て開かれてしまった事を感じる。
信郎にすら見せた事のない姿で、女の部分を覗きこまれている。広志の視線が、胸を潰しそうなほど、梅子の心拍数を上げさせた。
広志は梅子に突き刺した指の角度をあれこれ変えながら、梅子の様子を観察するように、指の腹で膣の中をゆるゆるとなぞる。
感じてはいけない。そう思い、梅子は体を硬くして反応を抑えているが、指を抜き差しされている膣から勝手に濡れた音が溢れてしまう。
息苦しさの中で感じるものは恐怖なのか、それとも興奮なのか。それすらも、朦朧とした意識の中で区別がつかなくなっていた。
「……僕からの電話の前に、信郎さんとされていたんですか?」
わざと大きな音を立てながら、広志が聞く。
その通りだった。だが、覗かれたくない部分を覗かれたような気がして、梅子は首を横に振る。
「じゃあ、少しは喜んでもらえているんでしょうか」
案外、梅子さんはいやらしいんですねと言って、広志は濡れている梅子の膣内を嬉しそうに指でかき回した。
梅子の胎内で滴る、自分と信郎の混ざり合った愛液が、他人である広志に弄られてクチュクチュと音を立てる。
たまらない羞恥心と背徳感で、中からどんどんと蜜が溢れてしまい、梅子は目の前が暗くなっていくのを感じた。
不意に膣をかき回していた広志の指が抜かれたかと思うと、今度は無機質な固形物を挿入される。
これが治験薬……。
梅子は体の奥で薬が発泡するのを、緊張と恐れで混乱している頭の中とはどこか別の、フワフワとした場所で感じていた。
再び梅子の腹へ馬乗りになった広志の手が、梅子の白衣のボタンへかけられる。
白衣の前をすっかり開いて着込んでいた赤いセーターを捲りあげると、ブラウスのボタンを上から3つ4つ外した。
前をはだけてブラジャーを下ろされ、ポロリと顔を出した梅子の乳房が、肌寒い部屋の空気に触れて粟立った。
服の隙間から引っ張り出した梅子の両乳房をしばらく眺めていた広志は、中央へ顔を埋めると、自分の顔を挟むように両脇の乳房を寄せる。
ずっとこうしたかった、という広志の声が耳に入り、梅子の子宮がズキリと疼いた。
もしかすると、広志は子供の頃に失ってしまった母親の影を自分に求めているのではないか。
パクリと口に含んだ乳首をチュウチュウと音を立てて吸い上げるのは、子供の頃の時間を取り戻したいからなのではないか。
そんな風に思い広志を見ていた梅子に気づき、広志はギロリと睨みつけるように梅子の目を見ると、空いている方の胸へ手を這わせてきた。
広志は手のひらで乳房全体を撫でるようにしながら、乳首の先端を何度も掠める。
そんな広志の手の動きに子供の陰はなく、性的な快感を与えようとする雄を感じて、梅子は思わず目を伏せた。

230 :
自分の全てを知っている慣れた信郎の指使いとは異なり、広志の手は、梅子の感じる部分一つ一つを手探りで探しているようだ。
そのいつもと違う感じが刺激となって、脳へ新しい快楽として伝わってくる。
やがて広志は、吸い上げられて充血しコロコロと膨れた乳首から口を離すと、手で触れていた方の乳首に噛み付いた。
「ん…、ふ……っ…!」
同時に膨れた乳首を抓られて、梅子の喉から辛そうな声が漏れる。
広志は噛み付いた乳首をベロリと一舐めしてから、座ったまま上体だけを起こすと、支配者のような顔をして梅子へ微笑みかけた。
泣き出しそうな顔をしている梅子の両方の乳首を抓って引っ張り、乳房の形が変わるまで引っ張りあげたところで、両手を離す。
引っ張りあげては離すという行為を繰り返しながら、梅子を高ぶらせようとしているようで、広志はあの手この手を打ってくる。
摘み上げる前の乳首の先を爪で掻いたり、爪で弾いたり、舌で舐めあげたり、優しく擦ったり。
梅子も次にどんな刺激を与えられるのか全く予測が出来ず、気持ちを逸らしたいのに、意識してしまってどうしても逸らせなくなっていた。
「んっ、んんっ……っ!」
「気持ちいいですか? 梅子さん」
そう広志に言われ、よがってしまった自分に気づき、梅子は驚いた。
いやらしく腰をくねらせてしまっていた気もして、あまりの恥ずかしさに冷や汗がドッと出る。
「乳首が敏感なんですね。それとも、そういう体に仕込まれたんですか?」
ニヤニヤといやらしく広志に問いかけられ、梅子は頬に熱を感じた。
信郎との性交は、あくまでも愛情の確認が目的だ。愛し合って、信頼しあう者同士が行う行為だ。
仕込まれる、という言葉は不適切だと梅子は思った。
けれど、どれ程大層な言葉を揃えても、自分の晒している醜態を取り繕う事は出来そうにもない。
現に、こうして信郎以外の人間に弄られても、快感に身をよじってしまうのだから。
浅ましい自分の姿を想像して、梅子の顔が更に赤みを増す。
『こんな事、いけない』
そうは思うものの、軌道に乗って走り出してしまった欲望を止めるのは、既に困難なことのようにも思えていた。
しかし、閉じてしまっていた瞼を開けた梅子の目に、ズボンを下げて天を向く広志の陰茎が映ってハッとする。
『だめ! それだけは、絶対にやめて!』
梅子は鼻を鳴らして訴えるが、広志は無慈悲にも、約束ですからとだけ言って梅子の中へ陰茎を沈めていく。
梅子の中の肉壁が、男の形で押し広げられていく。
『嫌っ!』 梅子は心の中で叫び、これは悪い夢だとばかり、現実を拒むように再び目を閉じて顔を横に背けるが、
すっかり濡らされてしまった梅子の膣は、そんな気持ちとは裏腹にあっさりと広志を受け入れてしまった。

231 :
「梅子さん……っ!ずっと、こうしたかった…。こうやって、あなたを……」
グチュグチュと大きな水音を立て、むき出しの広志が何度も何度も梅子の体に突き立てられると、
馴染みのない陰茎に膣壁を擦りあげられている快楽が電気信号のようになって、梅子の脳へビリビリと伝わる。
「んんっ!!……ん、んーーっっ!!」
梅子は眉間に深い皺をよせ、顎を大きく仰け反らせた。
「本当は…、声だけ聞ければよかったんです。それなのに、わざわざ……」
あなたが悪いんだ、あなたの所為だ。そんな風に言って、広志は梅子の体を責め続けた。
広志の若くて固い陰茎は、梅子を激しく追い立て、乱れさせる。
それでも梅子は、額に脂汗を光らせながら、口の中へ詰められた異物をかみ締め、果ててしまわないように気をしっかり持とうとした。
……ああ、でもなぜ、よりによってこんな日に……。
今日は、梅子へ月に一度訪れる『たまらなく欲しくなってしまう日』だった。
まだ家を出る前、信郎にまたがり腰を振っていた自分の事を思い出す。
前戯の時には指で、事に至ってからは信郎の物で、何度も何度も頂点までいかされたはずなのに。
自分の中にある女の部分が、新しい快感を掴もうと、あっさり手を伸ばしてしまう。
突き上げられて、感じてしまう。こんな事、本当はしたくないのに。
自分をこんな酷い目に合わせて、いったい広志にどんな目的があるというのだろう。
そんな梅子の心の声が聞こえたのか、広志の口からその答えが漏れた。
「……好きです。…どうしようもなく。…梅子さん、助けて……」
『広志くんが、私を……。でも、それならどうしてこんな酷い事を……?』
自分の上でがむしゃらに腰を振り続ける広志に対し、気づくと梅子は疑問の眼差しを向けていた。
「……そんな目で見ないで下さい」
再びいらだった声を出した広志が舌打ちをして視線を泳がせると、一箇所に焦点を集め、いい物があると呟いた。
広志は梅子の両膝を裏から押し上げて、膝小僧が顔の両脇へつく程に梅子の体を丸めさせると、陰茎を突き刺したまま
梅子の体にのしかかるようにして、板間の方にある何かを取ろうと手を伸ばす。
広志がゴソゴソと何かを探っている間、息苦しいのと、深々と刺さった陰茎が子宮口を圧迫するのとで膣が痙攣しかける。
広志が体を戻したので果てる事はなかったが、手にした物がチラリと見え、梅子は助けを請うように鼻から悲鳴を漏らして体を硬直させた。
「隣に聞こえるほどの声は、出さないで下さいよ」
梅子は目を見開き、何とか逃れようと身をよじろうとするが、両手も腰も捕らえられてはどうしようもない。
広志に狙われているその部分は、完全に無防備な状態で孤立する、獣の前の餌同然だった。
次の瞬間、梅子の喉奥から悲鳴があがり、両目は固く閉じられた。

232 :
アルミの冷たい洗濯バサミが、梅子の左右の乳首をきつく締め上げている。
逃れられるはずもないのに、それでも逃げようとバタつく梅子の腰を両手で掴んだ広志が、乱暴に腰を打ち付ける。
「ああ…っ、凄い。梅子さん、……凄く…締め付けられる」
それは、梅子にも分かっていた。
痛みと恐怖で全身に広がる硬直は体の内部まで達し、締まる膣が梅子の中で暴れる広志を捉え、濁流のように快感が押し寄せる。
いけないと頭では分かっていても、女の部分が男の精を搾り取ろうと、喉を鳴らすように流動を始めてしまう。
ああ、もう出そうだという広志の声を聞き、それだけは、と懇願する目で訴えながら梅子は必で首を横に振った。
「中で、……出しますよ。梅子さんの中に射精しないと、治験に…ならない」
絶望に染まった梅子の瞳を見ると、広志は満足そうに口の端を上げ、あっ、あっ、と声を上げながら
脈打つ陰茎を梅子の膣奥へ念入りに何度も押し込んだ。
梅子も逃げるためではなく、ビクンビクンと腰を跳ねさせて、とうとう気を遣ってしまった。
その後どうなったのか記憶が定かではないが、梅子は服を着て鞄を抱え、息をするのも忘れるような勢いで家路を急いだ。
走っても、走っても、すぐ後ろで広志の声が聞こえる気がする。
「喜んでもらえたようで、嬉しいです」
違う、違う、違う! そんなんじゃないわ!
頭の中では何度も繰り返しそう思ったが、感じてしまった事実は否定しようがなかった。
夫以外の人間に犯され、他人の精液で膣が汚されるのを、恍惚として受け入れてしまった。
それが揺るぎない罪の証拠のように、梅子の心をベッタリと黒く塗りつぶす。
罪人を照らし出すサーチライトの如く、どこまでも自分を追いかけてくる丸い月から逃れるように、梅子は夜道を一目散に走っていた。
家の前までたどり着いた梅子は、自宅ではなく診療所の方へ飛び込んだ。
鞄を落として冷たい床の上にガクリと膝をつくと、広志の精液と溶けた薬がドロリと膣から流れ落ちる。
やっぱり、悪い夢なんかじゃない。
「…………どうして…」
呆然として呟く梅子の、頭のずっと奥の方で、広志の声が響いていた。
梅子さんは、僕にとって女神なんです。
だけど、僕は飛べないから。
――終――

233 :
スゴい!
GJなんて軽い言葉は嫌な位GJ!
自分、陵辱も拘束も洗濯バサミも大好物なので楽しませてもらいました!
ゾクゾクするよ。
しかもアルミの冷ややかさがイイw
ヒロシはあの暗いひねた表情がこういうストーリーを連想させるよね。
個人的に可愛がりたいキャラw
2のパロじゃなかったら反発必至な作品だろうから、書いてくれたことに感謝します。
投下ありがとう

234 :
224です。感想有難うございます。
オールスルーも覚悟しつつ落としたので、感想をいただけて正直ホッとしていますw
どうも有り難うございました!

235 :
陵辱モノ書いてる人がいたとは!
なんか最後の文でほろ苦くなってていいね
壱ってことは続いたりするのかな?

236 :
文章力高いですね!
職人さんは表現力が豊かだなと
洗濯バサミとかもいいの?w
どこまでエロ表現オケなのかわからないから躊躇しちゃうんですが…
過激なエロも大丈夫なのかな?
変態っぽいノブでもいいかな?w
人によってどこまで大丈夫かわからないから…

237 :
私は、趣味はそれぞれだと思うので、存在するだけでありがたい職人さまはお好きなように書いていただき、落とすときに予めポイント予告していただけたらありがたいです。
子どもじゃないんだからあとは読み手の自己責任かな?と。
と、いうわけで。
あんなノブ、こんなノブ希望!

238 :
変態っぽいノブwww 何それ、新しいw
せっかくエロい板なので、過激なエロも読みたいな。ぜひ、よろしく!!
ホノボノもいいんだけど、過激も読みたい。色々あると嬉しい。贅沢病スマソ
>>235
一応こういう場なので、拒否反応が多かったら無理かなと思いつつ続きもちょっとづつ書いてます。
様子を見ながら、たまに落とさせて貰えればと思っております。

239 :
もしかして梅ちゃん先生でらめえぇぇぇとか来るんだろうか?w楽しみww
>>238
陵辱の後、梅子・広志の悲しみがどう転がっていくのか気になってるんだ
ここからのエロもあるのかな?とか
続き気長にお待ちしております!

240 :
ひんぬー梅子でパイズリするにはどんな手段があるんだろw
この作品の女優陣では難しいなパイズリorz

241 :
「あれ?うまくできない…」
「おい梅子、何してるんだ?」
「男の人はこういうことを喜ぶって、お義母さんが…」
「…悪いが、お前じゃ無理だと思うぞ?」
「どうして?」
「そりゃ、お前…」
沈黙
「いや、頑張りゃできるかもしれねぇ。おい、もっと寄せてみろ」
「う、うん…こうかな?…ねぇ、ノブも上下に動かしてみて」
「お、おうっ(肉が足りねぇ…)。な、先っぽとか舐められるか?」
「う、うん、ちょっと動かないでね…(寄せたままチロチロ)ろう?」
「…ああ…たまんねぇ…(視覚的に)」
こうでしょうか?

242 :
うわわわ!!
スゴいのキター!
回数重ねた夫婦だからこその会話が実にそれっぽくてGJ!
ノブと梅子の声が聞こえてくるw

243 :
太郎妊娠中
「おい梅子…ちょっと試したいんだけどよ」
「ん…何?」
「俺を喜ばす為ってやってくれた事あっただろ」
「ああ、あれね…ちょっと待って」
「ああ(これは良いかもしんねえぞ…)」
「(挟んで上下に動かす)気持ちいい?」
「ああ…たまんねえ…(想像以上に気持ちいいなコレは)」
「あ…ん…ノブそんな…乳首こすらないで…」
「(梅子の乳房を寄せて揉むように乳首を己のペニスに擦りつける)この方が梅子も気持ちいいだろ?」
「あぁ…そうだけど…ん…」
「もっと動かすぞ(顔に出したい…)」
「ノブ…顔に出して!」
「!!」
「ああん」
「(うっ我慢できねえ)……出すぞっ!」
「きゃぁっ………あ…ん…」
「ふ…ぅ…」

「梅子…なんで顔に出すとか知ってたんだ?」
「だって、お義母さんが男は顔に出したいものだって」
「まあそうだけどな…(おふくろ何梅子に吹き込んでんだ…嬉しいけどよ)」
「ふふ、お腹の子も喜んでるかな」

244 :
梅ちゃん先生で顔射なんてハマるわけな……有りだったw
ちゃんとしたお話形式のよりヤらしい感じがするのは自分だけ?
続いてどんどん別バージョン考えてみたいと思ったのに思いつかないのが悔しい!
今年もこのスレが賑わって沢山のssを読ませていただけますように…

245 :
新作乙 GJでした!
弥生のパイズリはダンナが相当悦びそうw

246 :
>>244
Hしてるとこだけ描写してるからねw

247 :
おおー、年越し前にエロいの来てたんだねー!
遅くなっちゃったけどgjでした!
それにしても……
和子www嫁になんて教育をしてるんだw
どれ、和子の乳は…なんて録画を見返してしまった自分が嫌いになりそうだw
ノブ梅で顔射とか考えた事なかったけど、想像してみたら結構いけるー!
やっぱり、美しいものが穢されるのっていうのがいいのかな。

248 :
弥生の顔射も気になる
パイズリからでもフェラからでも美味しくいただける予感
職人さま、ぜひ…

249 :
ノブ梅大好きなので新作増えてて嬉しい
どれも萌える
ノブ梅にはまったのが2人が結婚する前後あたりからだから
改めて初回から見ると
梅子が男から手紙貰ったと言うとムッとした顔したり
建造芳子が松岡を松子の婿にって話を梅子の婿と勘違いして機嫌悪くなったり
その後も松岡と梅子見て嫉妬でイライラしてるノブに萌える
途中で違う子と付き合っても梅子の事ばかり気にしてるし
ノブ梅が夫婦になって2人がいちゃついてるシーン見ると
初回から梅子ラブなノブが報われて本当によかったと思う

250 :2013/01/05
そーなんですよ!
ノブは、町工場な自分ちと大学病院の医者な梅子んちと、男として引け目を感じて一歩を踏み出せない感じを受けてたから、自分にしかできない仕事と言う誇りを持てたのは嬉しかった。
そんなノブを小さい頃から見てきた梅子が支えて新しい家族として幸せなのが嬉しい。
だからノブが梅子の身体にのめり込むのも嬉しいw
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