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2011年10月1期なりきりネタオカルトSFスペースオペラTRPGなりきり。
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なりきりネタ板NGトリップ共有スレ2
◆死人が蠢く島から脱出!【ゾンビアイランド】
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オカルトSFスペースオペラTRPGなりきり。
- 1 :11/07/01 〜 最終レス :11/12/08
- スペースオペラを演じるよねー!?♪。
- 2 :
- 神凪いつき
- 3 :
- 漆黒の虚空を走る巨大な円盤
宇宙客船「エデン」は縮退炉の謎の故障により、慣性航行を余儀なくされていた
宇宙嵐で通信も不可能
このままではブラックホールに飲み込まれてしまう
ナントカシナケレバ!
広大な大宇宙。故障した宇宙客船のなか、乗客達のサバイバルゲームが始まった!
【こんなのはどうでしょう?】
- 4 :
- これってオリジナル?。
- 5 :
- 名前:
性別:
所属:
身長;
体重:
体格:
容姿:
性格:
備考
- 6 :
- 名前:夢想外道丸
性別:男
所属:惑星調査員
身長;178
体重:58
体格:引き締まった
容姿:丁髷の美男子
性格:無機質
備考 招待はガンヴァーラ星人。知能だけの存在
超常無量存在グルメゲオの加速度を停止する方法を探し地球に降り立った
天下無双の剣客、夢想外道丸の身体に取り付いている
- 7 :
- 炎天下。旅の僧侶が農民の娘を犯す
汗泥にまみれ体液が流れる
「わしのこだねじゃ。賢いこが生まれよう」
濡れ落ちた女体から離れ僧侶は旅だつとした
畦道に蛙の干からびた死体が無数。竹林は狂い咲くは江戸時代
「竹に花が咲くとは外道の前触れか」
僧侶の名は、毒餓坊満海。醜い顔をしている。左右の眼はギョロリと突き出しまるでガマガエル、
だが人間であるが男は不可思議な力を持っていた。所謂、サイキック能力であった
風に乗るかの如し人の内心を読めれば縮地と呼ばれるほど誰よりも速く駆ける足を持つ
今日も満海は徳川の隠しもつ何かを調べるため土をける
- 8 :
- 「若っ!」
晴天の街道に息も絶え絶えのしゃがれ声。年寄りの武士が呼び止めるは隻眼の武士
「どうした爺?化け物でも現れたか」
振り返る男に笑顔の花が咲く。
隻眼の男の名は柳生三厳。
徳川幕府転覆を狙う外法の者達を打ち倒すために諸国を旅していた
−遥か時空の奥深く。意志を持った時が自我に目覚めた
その名も『偶婁滅外王』
意志を持つ虚空は星を喰らい膨脹していく
- 9 :
- 藩主、島村成勝が騎乗し通れば農民は作業を止め道に平伏す
身重の女さえ腹を隠し身を丸くすれば島村成勝はその女に目を止める
「腹の中のやや子が男か女か気になるわ。割って引きずり出せい」
「はっ」
身重の女はその場で武士達に取り押さえられ小刀で腹を引き裂かれた
人とは思えぬほどの絶叫が天に響けばカラスが笑ったように騒ぐ
取り出された赤ん坊は未熟児。小さな口を開き四肢をうねらせている
「ぶら下がっておる。男か」
成勝の言葉に土下座していた女の旦那、吾作は拳を握りしめ震えた
その拳からは血が滴り落ちていた
しばらくして島村成勝が去り、吾作は腹を裂かれた妻に生きてくれと懇願したが女も子も数分後には絶命
いっぽう古寺。ひとり夜を明かした満海は悲痛の思念を感じ村へ
そこには二つの死体と首の傷口からひゅーひゅーと息を吐く吾作の姿
男は鎌で自らの首を切り自害を決行していたのだ
「これはこれは…地獄へ行きなさる途中か」
「ひゅーひゅ…とどめを…して…くだせぇ…お坊さま…この世は地獄でさぁ」
血の海でのたうちまわる吾作を見つめ満海は無言。そこへ吾作の妹が悲鳴をあげ現れる。満海は舌なめずりをして妹を羽交い締め。
「安心して地獄へけい。あとはわしにまかせろ」
そして満海が絶頂に達した頃、吾作はやっと絶命できたのであった
- 10 :
- 巨大な青い球体はすべてを内包し虚空を回転していた
そこへ稲妻の如し堕つるは純知的生命体ガンヴァーラ星人。
彼等は宇宙全体の知的生命体と接触し偶婁滅外王の停止を模索していたのだ
「この星は…」
一言発し夢想外道丸は目覚めた。
数分前、柳生三厳に返り討ちにあい、骸と化したのは夢だったのか
空から稲妻の如く落ちて来た意識と体内に異物が侵入したと言う意識が混濁している
「あれ、俺は…三厳に斬られたはず」
混じり混乱する二つの意識。衣は胴部分がばっさりと斬られていたが中の逞しい腹筋や臓物は修復されていた。
生まれ変わったかのように爽快な気分の外道丸は身を起こし街道を力いっぱい駆ける。
「おーい三厳!待ってくれ!俺はおまえに斬られたはずじゃなかったのか!?」
年老いた武士は迫る外道丸に腰を抜かし柳生三厳に幽霊が現れたと声をかける
振り返れば確かに先程斬ったばかりの外道丸が駆けてくる。驚愕した三厳は冷静を装いそのまま街道を歩いた
- 11 :
- え
- 12 :
- 柳生三厳と別れた夢想外道丸は放浪した
この星の何もかもが珍しい
借り物の体は空腹を感じる
そう空腹
この星の生き物は他の存在を喰らうことで己を維持しているらしい
外道丸の体内に潜む者は宿主の脳から知識を読み取りそれを理解した
この星の知はまだまだ未発達だということも…
しばらく…少しのあいだ…待つ必要がある
そう感じた外道丸は星の知が発達するまで待つことにした
〜〜廃村
近くに湖。それに小高い山。山のてっぺんには遺跡があった。
外道丸は野草や山芋を食べ、そこでしばらく生きた
- 13 :
- 僕は素晴らしい人生を発見したよねー。
- 14 :
- 今、キミの目の前に一冊の本がある。これより暗黒の神話を刻む、禁断の本。
その本のタイトルは、コントの共演……ではなく、混沌の饗宴《ウタゲ》。
表紙をめくると、こう書いてある。
―――
この本の中では、キミは何にだってなれる。何だってできる。
どんな世界だって描ける。どんな物語も紡げる。キミを縛るものは何もない。
でも、覚えていてほしい。それは他の誰にもあてはまる。
世界は刻一刻と改変され、物語は混迷を極めるだろう。
幻想的なファンタジーか、謎と神秘のオカルトか、テクノでポップなSFか、はたまた宇宙規模のスペースオペラか。
この物語がどのような経緯を辿り、どのような結末を迎えるのか、まだ誰にも分からない。
―――
これを見てドン引きしたキミは、本を閉じて日常に戻り、この事はすぐに忘れるだろう。
少し興味を持ったキミは、次のページをめくる。
―― 誓約
・FOは厳禁/ただし不定期参加は許可/間が空いても戻って来るべし
・煽り叩きはスルーを徹底
ジャンル:暗黒神話
コンセプト: 混沌極めるバカ騒ぎ
期間(目安): 参加者次第
GM:必要ない
決定リール:推奨、各自後手キャンを駆使し応戦すべし
○日ルール: 必要ない
版権・越境:言うまでもなく許可
敵役参加:どのような勢力だろうと自由だ
名も無き者達によるネタ投下は言うまでもなく推奨
ネタの形になっていないリクエストも受け付ける
底知れない宇宙的恐怖を感じたキミは、今ならまだ間に合う、本を閉じて日常の世界に戻るといい。
それでも先に進まずにはいられないキミは、さらにページをめくる。
そこにはこう書いてある。
―― 契約成立
――汝は、選ばれた。物語の世界に身を投じ、その魂をもってこれより語られし神話を紡げ!
かくして、暗黒神話の扉は開かれた――
- 15 :
-
―――― 【暗黒神話】混沌の饗宴【TRPG】 ―――――
- 16 :
- 遥か古の時代に封印されし混沌の邪神が、1億年と2、3年の永き眠りから目覚める所から物語は始まる。
「お目覚めになりましたか、カオス様……!」
「私はどれ位眠っていた?」
「ざっと1億年と2,3年と言う所でしょうか」
名前:名も知られぬ混沌の神『カオス』
外見:銀の長髪、超絶美形
私は名も知られぬ混沌の神。
が、さすがに不便なので便宜上”カオス”と呼ぶがいい。
暗黒波動を自在に操り、混沌の異名を持つ高貴なる神である。
「それ程眠っていたのか……。おのれ、小賢しい人間どもめ……許さん!!
即刻進軍を開始する……! 今度こそ全世界を手中に収めるのだ! 手始めはあの街だ!」
私は城の窓から見えるハジマリの街に向かって、暗黒波動を放った。
そして拡声器を使い、全世界に我が覚醒を知らしめた。
「ただの人間には興味は無い。
この世界に神魔王勇者様(笑)宇宙人邪気眼持ち最強厨万能厨設定厨ただの厨
バカアホ小二病厨二病基地外KYポエマー呪文使いがいたら私のところへ来い! 以上!」
この宣言には二つの意味がある。
一つは我が軍勢に入り共に世界を混沌に陥れる仲間の募集。
もう一つは、我が侵略を食い止めようとする者に対する宣戦布告だ。
「世界征服に何の障害もなくてはつまらないからな。
滑稽走り回った挙句に無様に散る英雄(笑)共を見るのは最高に笑えるわあ!
せいぜい私を楽しませるがいい! ククク……ハハハハハハハハ!!
これは自己紹介用の紙だ。項目を増やしても構わないし面倒なら書かなくても構わない」
名前:
外見:
- 17 :
- 私はふと思った。
「はて、今放った暗黒波動の効果はなんであったか……。
いかん! 長く寝過ぎて忘れてしまった……
仕方がない、ヴィッペルの秘術……安価指定《レスターゲット》!」
暗黒波動の効果……>>18
- 18 :
- 二度寝してそのまま永眠
- 19 :
- 「ゴーレム発進!!」
俺様をマシーンに入れる
俺様は怒りながら操作する
準備完了。
出発進行。
俺様はマシーンの中で
怒り狂いながら咆哮する
情緒は完全否定
嫉妬するからだッ!
不思議も絶対否定
思惑するからだッ!
10分後、俺様は鬼となる
愚民ども
パニック起こすな
舌巻いて逃げるな
俺様と戦え
俺様は渇いた笑みを浮かべ操縦桿に手をかけた
そしてゴーレムの手で、一人の少女を握り潰さんとするッ!
名前;シェンパイル
外見;美少年
- 20 :
- >18
仲間募集兼宣戦布告から一日がたった。玉座の間には、未だ誰も現れない。
「遅い! なぜ誰も来ない!? もう一度寝よう。おやすみ」
私はベッドにもぐりこんだ。
「へいらっしゃーい!! 寝たら死にますよ!」
手下がベッドをひっくり返す。
「カオス様、短気はいけません。大物なら気長にどっしり構えて待つものです」
思い返せば1億年前、世界は重厚感溢れる正統派神話ファンタジー世界だった。
私はこの城の最奥で律儀に英雄達を待ち構え、毎回同じセリフで出迎えては迎え撃っていたのだった。
そしてある日ついに封印された。
勇者側はさぞ素晴らしい英雄譚を繰り広げた事だろうが、私はその話に最後の一瞬出てきて倒されただけ。
実にけしからん。
「ええい、もうあんなつまらない展開はまっぴらだ!
玉座に座って何もせずに待っているなど正気の沙汰だ! 私自ら街に繰り出すぞ!
不在時に英雄どもが訪ねてきたら適当に追い返せ!」
部下にそう言い渡して城を出た。
さて、この世界の説明を簡単にしておこう。
この世界は、神々の大地《ユビキタス》と呼ばれている、神の遍在する神話の世界。
どこまでも広がる草原、艶樹生い茂る森、精霊のざわめき、荒野に聳え立つ塔。
そんな世界……だったはずなのだが。
――― ハジマリの街
ハジマリの街。一億年前の勇者共の最終拠点になったであろう街だが、なぜかハジマリの街。
1億年ぶりに見る世界は様変わりしていた。
古代の神話幻想世界そのままの町並みを透明なパイプが横切り、その中を鉄の塊が猛スピードで走っていく。
「なんじゃこれ、面妖な!」
なぜか通りすがりの街人が解説した。
「高度に発達した科学技術が古代からの魔法文明と融合し独特の文化が出来上がったのです。
とにかくこれでオカルトとSFをクリアーしましたね。
3つのうち2つジャンルが被れば許してもらえるでしょう」
>19
さすが1億年経っただけあって、スタイリッシュに洗練されたデザインのゴーレムが迫ってくる。
「フフ、盗んだゴーレムで走り出した不良少年というところか……面白い! 受けて立とう!」
次の瞬間、私はゴーレムの手で掴まれた。
握り潰される直前、ゴーレムの手の中からするりと抜けて着地する。
後から豪奢な衣がパサリと落ちてくる。つまり瞬間的に脱衣する事で脱出したのである。
ゴーレムを見上げ、両腕を広げて不敵な笑みを浮かべる。長い銀髪が絶妙に放送禁止部位を隠す。
「良く見抜いたな……カオスとは女神なのだよ! つまり私は超絶美少女神だったのだ!
そしてその秘密を知った者は……死、あるのみ!!」
「ダーククラッシャアアアアアア!!」
ゴーレムのフロントガラス部分に暗黒波動の力を乗せた渾身の拳を叩き込む。全裸で。
首尾よく割れたら内部に侵入するぞ! 全裸で。
- 21 :
- そのころ、王立劇場では
古代の英雄物語を元にした《Wizardry IV》のゲネプロが行われていました。
天才作曲家「スペースオペラと総合舞台芸術はちょっと違うんじゃないかな」
劇場支配人「いいから黙ってピアノ弾きやがれ」
- 22 :
- 観客「演目は4か、確か悪の魔道士が主人公だったな」
観客「7以降なら完全なスペースオペラだったんですどね。ファンタジーなのに宇宙船出るし」
- 23 :
- 因果の日は来たり――世界に混沌の神『カオス』の魔の手が迫る時、機械仕掛けの神々が覚醒する。
再び繰り返される黙示録。
測り知れざる過去より続く闘いの行方は如何に。
果たして、戦いを止められるのは薙払う剣か、それとも守護する盾か…。
「ククク…空回る気迫、と言うより俺は愛知らずなのかね?
人生は儚い。俺に墓はない。
も履かない。そう。自由人なのだよ」
シェンパイルはゴーレムで握り締めた少女を見つめる。
「神の人形の手を少女の血で汚す。最高ではないか」
冷たい双眸。操縦桿に力を込めればゴーレムの両眼に火が灯る。
グオオン…。大気を震わす悲しげな咆哮。
ギギギとゴーレムの拳が少女を締め付け、握り潰さんとした刹那、ぽとりと地に落ちるは混沌の神カオス。
「!!?」
>「ダーククラッシャアアアアアア!!」
闇の波動とでも形容すべきエネルギーの奔流が外部装甲板を洗い、ゴーレムを強烈に煽る。
激しく揺れるゴーレムの中でシェンパイルは驚愕した。これが混沌の力かと。
「ぐえ!!」
破壊されるフロントガラス。破片が雪のように街へと舞い落ち散る。
「くそ!カオスめ。銀髪美少女だからって調子にのるなああ!」
シェンパイルの語尾が上擦った。胸郭が剥ぎ取られ操縦者が剥き出しになる。
ゴーレムの中にいる少年の姿を見て、カオスは何と思うだろう。
「…フン。勇者じゃなくて悪かったな。そうさ俺はただの盗っ人さ。
何の取り柄もねぇ、ただの人間さ。
…だけどよ。だからさ。だからだよ。
選ばれた勇者だけが操れるっていう、このゴーレムがしゃくにさわったんだ!
だがどうだ?俺にも操れた。伝説なんて特権階級が市民を縛り付けるために作りあげた幻だった!ざまあみろってんだ!
まあ、神にはわからねぇだろうがな。ゴミみてぇな人間の気持ちなんてよ」
深い厭世観に胸を締め付けられながらもシェンパイルは失笑する。
- 24 :
- 名前:アベル=エルロンド
外見:眼鏡をかけた美形中年男性
遥か古代――世界はたったひとりの神の手にあった。
だが、やがて神々の大地《ユビキタス》には他の神々が産まれ、「原初の神」はその地位を追い落とされる。
しかし、その「原初の神」に対する信仰は現在においても存在し続けていた。
――他の一切の神を認めぬ、狂信者の集団として。
と言っても俺……その狂信者の集団、「原初教会異端審問局」に属する、アベル=エルロンドにとってはそんなことはどうでもいい。
教義だの能書きだのゴタクだのなんてどうでもいい。
俺に必要なのはただひとつ、戦場――。
それもただの戦場じゃあない。
神さえ撃ち抜けるような、ワクワク、ゾクゾクするような戦場だ。
そして、そんな戦場で戦えるように俺は自らの体をサイボーグ化している。
幻想金属オリハルコンでできた体と、その体の中を血の代わりに流れる聖水。
もっとも表面は人間の皮膚のように擬態してあるが。
そしてそんな俺の扱う武器は、超電導ライフル「ライトニングボルト」。
常人じゃあ扱えない程の反動を持っている。
おまけにご苦労なことに弾丸ひとつひとつに教会の付与魔術師《エンチャンター》が祈りを捧げてくれている。
この一撃は本当に、神だって撃ち抜いてみせるさ。
さて、今俺はビルの一室に身を隠し、ライフルを調整しながら、外の様子を見ている。
銀髪の美少女神とゴーレムがやりあっている。
どっちも異端認定された代物――要するに俺の獲物だ。
クク、どっちから始末するか――。
- 25 :
- test
- 26 :
- 相変わらず男装女とか中性キャラ好きだよな
- 27 :
- >23
我が一撃の前にフロントガラスは脆くも砕け散る。
>「くそ!カオスめ。銀髪美少女だからって調子にのるなああ!」
「ククク、貴様、なかなか綺麗な顔をしているな……だがっ!」
とどめの一撃を叩き込もうと腕を振り上げる。
>「選ばれた勇者だけが操れるっていう、このゴーレムがしゃくにさわったんだ!
だがどうだ?俺にも操れた。伝説なんて特権階級が市民を縛り付けるために作りあげた幻だった!ざまあみろってんだ! 」
はた、と手を止めた。
>「まあ、神にはわからねぇだろうがな。ゴミみてぇな人間の気持ちなんてよ」
「……」
勇者の伝説には出る事すら許されない一般人。
勇者の伝説では最後に一瞬出て倒される存在でしかなかった自分。
「そうだ、この私が人間に共感などするものか!
だが貴様のような人間がいるとはな……まさしく伝説は幻想なのだよ!
神話も伝説も歴史も……法律も経済すらも人間が作る形無きものは全て、どれもこれも夢物語だ。
だがそれは多くの人が信じれば、比類なき力を持つ」
中でも最も強力なものは、勇者の英雄譚。揺らがない絶対の正義が、疑うべくもない悪を打ち砕く物語。
最も美しく輝かしい物語にして、私が最も恐れるもの。
「物語は人々を縛り付ける支配の装置。秩序とは虚構の幻想の中で約束される安寧。
皆が共有する幻想を心から信じ何の疑問も持たなければ幸せに生きられる。
だがひとたびそこからはみ出した者は犯罪者基地外……悪のレッテルをはり容赦なく排斥する……
脆く儚い幻想が壊されるのを恐れるばかりに。まさしく正気の沙汰だ!」
何が悲しゅうてこんな長台詞を言っているのか。もちろん勧誘のためである。
「無駄話が過ぎてしまったな。
をはかない貴様は人間にしておくには勿体ない。幻想し《イマジンブレイカー》よ、私と共に来い!」
少年に手を差し出す。
- 28 :
- かーくんが目をさましちゃったようです。
あたしは、かーくんと戦う手勢を集める事にしました。
>>16
>この世界に神魔王勇者様(笑)宇宙人邪気眼持ち最強厨万能厨設定厨ただの厨
>バカアホ小二病厨二病基地外KYポエマー呪文使い
はスカウトされてしまったので、あたしは残ってる中から
無能と地蔵と遅筆を選んで軍団を編成する事にしました。
- 29 :
- >>27
…私と共にこい!
手を差し延べるカーさん(カオス)
シェンパイル改めイマブレルは顔を赤らめ背ける。
だってカーさんのカーさんが目の前にあって恥ずかしかったから…
「……おカーさん」
ラスボスも脇役も同じ引き立て役。
大勇者様のニーズに応えて燃え展開を演出しなくてはならないまるでショウフのようなもの。
自分と同じだ。
「わかったぜ。オレは貴女のマスオさんになる。
つまりはホールマイハンド。
この手をはなさないでくれってことさ。
さあ!今すぐ結婚しよう。カーさん!」
カオスの手をひき体を引き寄せる。
重なる視線。
今まさにカオスとイマブレルの新婚生活が幕を開ける!
とんとんとんとんとん
ぐつぐつ
カオスの城でイマブレルは料理を始めた
「今日は残業かな?カーさん遅いなぁ」
- 30 :
- >>28
ルェルル=ルュル ルルゥは、ハジマリの街の中を逃げていました。
短い足で大通りを走り、入り組んだ小路を転がるようにして。
彼女は人間の子どもに似た外見の種族……3年で成人して10才で寿命を迎える族。
いつの時代でも族の需要は一定数あり、どこの街の娼館や奴隷市でも常に数人はいます。
ルェルル(以下略)も攫われて奴隷市に連れられて来ましたが、街でゴーレムが暴れた隙に逃げだせたのです。
「はぁはぁ……ここどこだろぉ?」
ルェルルは、走ってるうちに建物と建物の間の路地裏の広場のような所に辿りつきました。
足を引っ掛けたのか、背後では通路に置かれた木箱の山が崩れます。
出来あがるのは、どこにも繋がっていない完全な行き止まり。
まるで、ルェルルの未来を暗示しているようです。
そして……この袋小路には、名も知られぬ整頓の神がいそうな感じがしました。
この神に選ばれるなら、ルェルルは無能か地蔵か遅筆のいずれかなのでしょう。
名前:ルェルル=ルュル ルルゥ
異名/肩書:無能
年齢:4
身長:121
体重:24
スリーサイズ:57/49/58
ブラのカップ:必要無し
種族:族
職業:逃亡奴隷
属性:無能
性別:女
性格:ふんわり
利き手:右
魔法:おまじない
特技:耳かき
得意な技:聞き流し
長所:簡潔
短所:遅筆
戦法:逃亡
装備品右手:普通の棒切れ
装備品左手:無し
装備品鎧:布の少ない布の服
装備品兜:普通のカチューシャ
装備品アクセサリー:鈴のついた首枷
所持品:木製スプーン
瞳の色:緑
髪の毛の色、長さ:ゆるいウェーブのかかったボブ系で金髪
容姿の特徴・風貌:ょぅι゛ょ
その他特徴:脛に傷がある
趣味:お腹いっぱい食べて寝ること
恋人の有無:無し
好きな異性のタイプ:乱暴じゃない人
自分の恋愛観:ぼんやりしてたら、美味しい物は他人に取られる
好きなもの:甘いもの
嫌いなもの:規制
好きな食べ物:ひよっ子
最近気になること:たまに変な声が聞こえる
一番苦手なもの:自由じゃなくなること
人生のモットー:後は野となれ山となーれ
一番の決めゼリフ:そんなものないよ
将来の夢(目標):じょうぶな子供を産むこと
生息スレの住人として一言:期待したら痛い目見るよ
生息スレの仲間達へ一言:いなくなるまでよろしくね
生息スレの名無し達へ一言:お手やらわかに
簡単なキャラ解説:どんな種族とも交われ、自分そっくりの個体を残す族。現在逃亡中
- 31 :
- 僕の未来は希望の光に満ち溢れているよねー!?♪。
- 32 :
- >29
>「わかったぜ。オレは貴女のマスオさんになる。
つまりはホールマイハンド。
この手をはなさないでくれってことさ。
さあ!今すぐ結婚しよう。カーさん!」
「貴様……自分が何を言っているのか分かっているのか!?
だが面白い……受けて立とう!」
さりげなくフェードアウトする画面。
こうして新婚生活編が始まった!
城のモブ手下達はイマブレルを歓迎し、彼はすぐに人気者になりました。
日によって文体、もとい雰囲気が著しく変わるのなんて気になりません。
イマブレルの作る料理はとても美味しいのです。
普通ならとてもとても引き立て役が手に入れる事はできない、それはそれは幸せな日々でした。
私はある日、一大決心をしました。
「皆、今までありがとう。世界征服をやめようと思う……。
私は世界以上のものを手に入れたんだ……!」
当然、モブ手下達は大騒ぎを始めます。
「考え直して下さい!」
「そんな事をしたらスレが終わってしまいますよ!」
私は手下達の制止を振り切って城に帰ります。
>「今日は残業かな?カーさん遅いなぁ」
「ただいま! 明日からはずっと一緒だ!」
イマブレルに駆け寄り、抱きしめようとして……さっと身構えた。
「気……!」
>24
「何者かが私達を狙っている! 何者だ……!?」
記憶の糸を手繰る。
「そうか……そうだったのか、おかしいと思っていたんだ、引き立て役にこんな幸せが手に入るなんて!」
新婚生活が始まった時の画面がフェードアウトした演出。あれは伏線だったのだ!
「イマブレル! よく聞け!
私達は時の牢獄《イソノ界》に捕らわれていたんだ! 目を覚ませ、寝たら死ぬぞ!!」
私はイマブレルを抱えて城の窓から飛び降りた。
―――――
私ははっと目を開けた。飛び起きて一瞬で服を着る。
「どこからでもかかってくるがいい!! いでよ、黒刃《ブラックエッジ》!!」
腕を一閃し、巨大な漆黒の剣を形作る!!
- 33 :
- >>32
「ち……破られたか……!」
固有結界・「イソノ界」から脱出するカオスの姿を見て、俺は舌打ちせざるをえなかった。
「だが、それくらいやってくれなきゃあ神じゃねぇよなぁ……!」
全身に鳥肌が立つ。恐怖からじゃあない。愉悦からだ。
人間というのは愉しい時にも鳥肌が立つものなのだ。
まぁ俺はサイボーグなんだが、鳥肌が立つくらい高性能なのだ。
さて、相手は剣を構えているが、そんなモンで俺の「ライトニングボルト」の一撃を防げるか――!
「試してやろうじゃねぇか!」
そう叫んで俺は自分を奮い立たせ、超電導ライフルでカオスを狙い撃つ!
- 34 :
- >「ただいま!明日からはずっと一緒だ!」
「おかえりなさい!」
光の向こうにあの人(神さま)はいました。
銀髪素っぱの憎いやつ)`ε′(
イマブレルは走ります。力いっぱい走ります。
名付けて、裸エプロン乙女走り。
だけどね
抱き合う二人は窓の外。
砕けて散ってしまった新婚生活。
悲しみでイマブレルは目が覚めました
「ひぐぅ!マスオはフグタじゃねぇのかよ!?」
そんなのしりません。
ドスーン!
「ひぃ!!」
その時です。タイミングよくゴーレムがカオスを踏み潰しました。
もちろん乗っているのは選ばれた勇者です。
そこへ間髪入れずにアベル=エルロンドのライトニングボルトが炸裂。
ボコーン!ゴーレムは片足を破壊され倒れます。
「うぁあああああああああああっ!!!」
まさに泣きっ面に蜂。ぺっちゃんこ?にライトニングボルトを受けたカオスに
イマブレルは腰が抜けてしまいました。
「お、俺が盗んだゴーレム!勇者の奴が乗ってんのか?
それにライトニングボルトじゃねぇか!?
ま、まさか原初教会異端審問局に属するアベル=エルロンドが…。
い、いや、今はそんなことはどうでもいい!
カオス!カオスー!
カオスが死んじまったら俺は生きていけねぇよーっ!!」
イマブレルは泣き叫びます。そこへゴーレムの拳が振り下ろされます。
「混沌の神は死にました。
原初教会異端審問局の要らぬ邪魔が入りましたがね。
盗っ人君。君も死になさい」
勇者は冷たく言い放ちました。
- 35 :
- >33-34
>「ひぃ!!」
「あっ」
私はよくギャグアニメであるようなペラペラの皮状態になった。
でも大丈夫、これは物質界に顕現しているガワにすぎない。
単なる物理攻撃で神を仕留めるなど到底不可能!
>「お、俺が盗んだゴーレム!勇者の奴が乗ってんのか?」
勇者め、現れおったか……! だがこの勇者は恐れるに足りない。なぜなら……
前口上もなくいきなり巨大ゴーレムで踏み潰す行為は様式に則っていないからだ!
勇者【ゆうしゃ】
古来からの様式に則る事で、英雄物語の力を味方につけた、冷酷無比な武闘派集団のリーダー。
《英雄》という名の強大なる物語の前では、彼らがやる事は全てが正義である。
徒党を組んでの集団暴行は友情ぱぅわー、政治的な取引が通じないのは揺らがぬ信念や正々堂々。
人の家に勝手に入ってタンスを開けるのは民による自主的協力と置き換えられる。
>「混沌の神は死にました。
原初教会異端審問局の要らぬ邪魔が入りましたがね。
盗っ人君。君も死になさい」
勇者の背後に実体を再構成する。
漆黒の刃を勇者の首筋に後ろから当て、私は冷酷な笑みを浮かべた。
「だぁれが死んだだってぇ? 感謝するぞ、勇者アニャキンスカイウォーカー!
よくぞ神しの魔弾を受けてくれた! これは礼だ、フォースの暗黒面に堕ちよ!」
「は、ははははは……」
素敵な笑みを浮かべる勇者をずんばらりと袈裟切りにする。
「安心しろ、死にはしない。ただ常識と言う名の枷から解き放たれるだけだ」
>26
勇者は黒マントにつなぎという服装と化した。
「我が名はダース阿部ーダー。
私が好きなのは男装女でも中性キャラでもなく正真正銘の漢だけだ!
そこにイイ男が隠れている! 潔く出てこい、スぺオペシウム光線!」
ダース阿部ーダーはとあるビルの一室に向かって正体不明のビームを放った!
- 36 :
- 銀の降る降るまわりに
金の降る振るまわりに
という歌を歌いながらあたしは流れに沿って下り、
袋小路の上を通りながら下を眺めると、
>>30の背後で通路に置かれた木箱の山が崩れてるみたいです。
そのテンプレをよく見ると、無能とか遅筆とか書いてあります。
それであたしは手を差しのべてそのの手を取りました。
「聞きなさい、ルルルルルルル。
あたしと共に来るならば、無能を完全自動回避特性に、遅筆を起死回生反撃機会に書き換えて
かーくんと戦う《ツヴェルフレギオンエンゲル》のひとりと為しましょう」
説明になってない――決め台詞だから字面優先です。詳細は後日8ポイントの印刷物を交付(ry
なんだその軍団名――本棚から適当に取って適当に開いて付けました。
- 37 :
- >>35
「カオスーーっ!!!」
イマブレルは泣きながら実体化したカオスに抱き着きます
そして気がつきます
胸がぺっちゃんこなことに!
「カオスっ!?胸は!?胸はどうしたー!?」
カオスの胸は体のどこを探してもありません。
「そんなバカな!?いや、まさか!」
そうです。カオスの胸はゴーレムに潰された瞬間に虚数空間へと反転し
再構成時の空間軸の歪みで在らぬ場所へと復元されてしまったのでした
イマブレルは気がつきます
「ひあ!ぱいぱいが勇者の頭にミッキーマウスの耳みたいにくっついてる!!!」
ぽよんぽよんと丸いのが二つ、アニャキンの頭で揺れていました
「う、羨ましい!○っぱい独り占めしやがってェ!!」
決して羨ましくはないでしょう
しかしイマブレルはハンマーを持ってダーク阿部ーダーに背後から近づきました
そうです。彼は胸をハンマーでブッ叩き、虚数空間に押し返し、カオスの胸に戻すつもりなのでした!
- 38 :
- >>36
ルェルルの頭上から、形容しがたい物が降りて来ます。
それは長い金髪を持つ人物のようにも、落ち物パズルゲームの凸棒にも見えました。
これといった描写が無かったので、ルェルルには名も知られぬ整頓の神の姿を上手く認識できなかったのです。
突然現れた神様は困惑する族の手を取ると、このように言いました。
>「聞きなさい、ルルルルルルル。
>あたしと共に来るならば、無能を完全自動回避特性に、遅筆を起死回生反撃機会に書き換えて
>かーくんと戦う《ツヴェルフレギオンエンゲル》のひとりと為しましょう」
「えっとぉ……るるるるるるるって、わたしのことだよねー?
ルェルルがわたしの名前だよ。
わたしねー、いま悪い人に追いかけられてるの。
狭い所に閉じ込めたり、酷いことしたりする人たち。
だから、はやく遠くに逃げなくちゃ。
それにねー、わたしねー、だから戦う力なんて持ってない……」
ルェルルは、あたふたしながら答えました。
かーくんと戦うという部分で、何やら大変なことに巻き込まれそうな気がしたからです。
名も知られぬ整頓の神の言っている自体は、半分も理解できていませんでしたが。
「うーんと、でもー、ご飯が食べられて、痛く無くて、結婚できるならいいよぉ!」
意志が薄弱なのか、割と流されるままにルェルルはイエスと答えてしまいました。
ニッコリとヒマワリのような笑顔を浮かべ、そのまま名も知られぬ整頓の神の胸に飛び込みます。
- 39 :
- >37
>「カオスっ!?胸は!?胸はどうしたー!?」
「貴様……もしや胸目当てで忠誠を誓ったのか?
人間の浅はかさよ、外見などガワに過ぎんと言っておるだろう」
>「ひあ!ぱいぱいが勇者の頭にミッキーマウスの耳みたいにくっついてる!!!」
「ハハハハハ! 胸なんて飾りです、とはよく言ったものだ!!」
>「う、羨ましい!○っぱい独り占めしやがってェ!!」
ぺしゃっ。ダース阿部―ダーは頭をハンマーでぶっ叩かれて、プリンまみれになって昏倒した!
○っぱいプリンだった。
「でかしたぞ、イマブレル。危うくこちらが阿部さんに襲われるところだった。
実は外見映像を再構成する時に手違いで男になってしまったようだ。
元々男のつもりだったのだが>>19のレスに突撃するために思いつきでやっただけだからな。
忠誠は魂に誓うもの……どちらでも問題なかろう!
ん、何だ? どうしても不満なら宇宙的恐怖なイソギンチャクの姿になってやっても良いのだぞ?」
- 40 :
- 「ルルルルルルル、愛しい子よ」
あたしは飛び込んできた(発音が難しいのです)を受け止めました。
凸棒の身体で痛い思いをしないように、とびっきりふかふかの胸で。
そのまま、あたしは長い金髪をなびかせて路地裏から飛び立ちました。
「かーくんは放っておくと何もかもごちゃごちゃにしてしまうのです。
そうしたら、コンビニのおにぎり棚にはが並び、
炊飯器のふたを開けたら核弾頭がつややかに立っている、
そんなご飯の食べられない世界になってしまいます」
飛びながらかーくんの脅威をやさしく話して聞かせ、
星船に着く頃には、はあたしの胸で深い眠りに落ちていました。
窒息したんじゃ――大丈夫、むしろ好都gゲフンゲフン
あたしは、BCFを取り出してのテンプレを書き換えました。
「この完全自動回避特性《ネタフリニキヅカナイ》があれば、
どんな攻撃をされても痛い事はありません。
さあ、行って混沌からご飯を守りなさい」
- 41 :
- ダークサイドにおちた元勇者、アニャキンことダース阿部ーダーは
イマブレルのハンマー攻撃によって、プリンまみれになって倒れました。
カラメルの甘い匂いが虚しく辺りに漂います。でもそれで良かったのでしょう。
「ガワ」
力無くイマブレルはうなだれます。
カオスの言った『ガワ』の本当の意味とは?しばらく考えました。
「魂に、中性を誓う…。
そうか!わかったぜカオス!!」
イマブレルは性にこだわらないと言うことを学びます。
その時です!
新たなゴーレムが現れました。
なんと便器型のゴーレム。
便座の中心には隻眼長髪の筋肉質な男が座っていました。
「いたたた…お腹いたい…アニャキンくーん。死んじゃだめー。
勇者は死んじゃダメなんだよー。
勇者はカオスを絶対に倒す。これが私たちの正しいシナリオ。
そんなヘタレな薄っぺらい攻撃に負けないでー」
男の名前はアショーカ・ニャノ
選ばれし勇者の一人。
「最大回復呪文!オロナミン、スィー!!」
詠唱とともに便器から黄金の輝きが放たれアニャキンに注がれます。
「ぬひひ…ファイトいっぱつ感謝いたしますよ」
アニャキンは回復しました。
カオスの洗脳からも解き放たれています。
するとアショーカが便器から飛び降りて予言の書を取り出しカオスに見せつけます。
「この予言の書を読みなさいカオス」
それは今後のシナリオでした。まさに八百長ならぬ八百帳。
そして、それを読んだイマブレルは怒りました。
「こんなのインチキじゃねぇかーばっきゃろう!」
今後のシナリオでは勇者たちは絶対に負けないのでした。
これはきっと、無敵バリアよりも強力でたちの悪いことでしょう。
勇者アニャキンたちはカッコイイセリフを吐きながらカオスに攻撃を仕掛けます!
- 42 :
- >>40
名も知られぬ整頓の神は、ルェルルにかーくんの恐ろしさを噛んで含めるように聞かせます。
ルェルルは話を聞くうちに、だんだん眠たくなってしまいましたが。
すやすや眠るルェルルの横で、名も知られぬ整頓の神は禁断の魔筆を用いてテンプレを書き換えてしまいました。
属性:無能→完全自動回避特性
短所:遅筆→起死回生反撃機会
しばらく経ち、ゆさゆさと起こされる感じがしたので、ルェルルがあくびをしながら起きました。
テンプレが書き換えられた事には、ぜんぜん気付きません。
寝ぼけまなこのルェルルには、名も知られぬ整頓の神が無情な言葉を投げかけます。
>「この完全自動回避特性《ネタフリニキヅカナイ》があれば、
>どんな攻撃をされても痛い事はありません。
>さあ、行って混沌からご飯を守りなさい」
「……ぅん」
ご飯を守りなさいと言われたので、ルェルルはうんと即答しました。
分かったのは何かしないとご飯が食べられないということだけ。
ご飯も混沌も、どこにあるのか全く分かりません。
「行ってきまーす……」
ルェルルは星船を降りると、やや不安そうに森の中を歩きはじめました。
星船は知らない場所に着陸してしまったので、現在位置が分かりません。
ルェルルは時折振り返って、名も知られぬ整頓の神が付いて来てくれないかな……と期待するかのように見つめます。
歩みはのろのろ。すぐに一休み。なかなか前に進みません。
それでも、しばらく歩き続けるとやがて看板を見つけます。
駆け寄ると、看板には『←ツギの街 ソイレン島→』と書かれていました。
どっちも良くない感じがしたので、ルェルルは真ん中を進みます。
すると大きな岩肌に口が開ける、サイショのダンジョンに辿りついてしまいました。
もしかしたら中に混沌がいるかも知れません。
「こんとんー、いるー?」
思い立ったルェルルが声をかけましたが、中から返事はありません。
なのでルェルルは、恐る恐るダンジョンに入っていきます。
- 43 :
- >41
「ピンチに都合よく仲間が現れるとはまさしく勇者……だがっ!」
>「この予言の書を読みなさいカオス」
>「こんなのインチキじゃねぇかーばっきゃろう!」
下品な勇者が大活躍して世界を救う、小学生向けのギャグ漫画のような内容だった。
「お下劣すぎるわあああああああ!!」
叫びながら予言の書をバラバラに破り捨てた。
「案ずるな、予言の書は破り捨てた! もはやこの者達は伝説の勇者ではない!」
「黙れ邪神……、僕達はっ! 貴様なんかに! 負けない!!!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「ぎええええええええええええええええ!?」
普通にボコられた。
勝利を確信したアニャキンは語り始めた。
「冥土の土産に教えてやろう……。この予言の書は無数にある写本のうちの一つに過ぎない
唯一絶対たるオリジナルの《物語》のなあ!」
「なん……だと……!?」
「この世界は今や文字通り、とある《物語》が支配しているのだ。
そうである限り、邪神が勇者に勝つ事は絶対出来ない!!
遥か昔……数万年前になるだろうか、人類は高度な情報技術を操る術を持っていた。
全世界を覆うネットワーク、人間を遥かに超える脅威の人工知能……。
そしてついに自らの手で新たなる《神》を作り出したのだよ!
その神の名は聖典《カノン》。神聖なる聖書にして絶対不可侵の法典。
全世界のデータベースを蓄積し、自動でアップデートされる究極の事典。
その神に全世界を管理させ、全て委ねる事で、永遠の平和が約束された。
今やその技術は忘れ去られ、聖典《カノン》を解析できるものはいない。
否、解析する必要も無い。我々が何もせずとも神は永遠に世界を維持し続けるのだ。
これで分かったか、聖典《カノン》こそが唯一絶対の神……! 有象無象の神など不要だ!
言っておくが聖典を破壊しようったって無駄だからな、聖典は世界各地に散らばった何重もの封印によって……」
「ダークスラッシャー!!」
夢中で演説している隙を突いてさくっと切り捨てた。
勇者の瞳が驚愕に染まる。
「ぐはっ!? ……なぜだ!? なぜ勇者たる私が……貴様などに……!」
勇者達は不可思議な文字の羅列となって虚空に消えていった。
「なるほど、奴らは聖典《カノン》が作り出した単なる情報の集合体に過ぎなかったのか。
だが真の勇者が選ばれし時、旧き神々は全て皆しになる……!!
急ぐぞ、イマブレル!! 各地の封印を解きつつ旧き神々の勢力を一つにまとめあげるのだ!
聖典の勇者が現れる前に!」
>42
やってきましたサイショのダンジョン。
「並々ならぬオーラだ。おそらくここに聖典の第一の封印があるだろう……!」
が先に入っていくのが見えた。
「あの、只者ではない……気付かれぬよう後を付けるぞ」
- 44 :
- >43
カオスはラスボスなので普通に大オチ的なことを言いました。
倒された勇者は文字に化けて溶けました
「情報…」
そういえばイマブレルは幼稚園で先生に聞いたことがあります
人や物を細かくしていくと分解出来なくなるほど小さいものになる
それを賢人たちは「情報」と呼んだと。
太陽のひかりは、あたたかい情報。
うねる海は情報の渦。
そうです。イマブレルが今見ている世界はカノンが生み出した情報の世界だったのです。
(真の勇者っつうトリガーが現れる前にカノンの封印を解くだと?
まあ、旧世界の神が皆しになろうがなるまいがどっちでもいいが
カノンっつう聖典は利用できそうだぜ)
イマブレルは悪い顔です。
もともとは時代の捩れが産んだ虫のような男。
恋人の命を病気で奪った神に怨みもあります。
「俺は盗っ人だが、神こそ大泥棒じゃねぇか。
恋人のロゼーヌの命を奪った奴を俺は絶対に許さねぇ。
俺が神なら…こんな世界は絶対に造らねぇ…」
>42
ダンジョンにはがいました
カオスは様子をみようと言い出します
「わかったぜ。にしても小便臭そうな女だな。
女はぼんぼんきゅっぼんじゃねぇとな」
影から見つめます
- 45 :
- 「おいカオス。もっと腰をひっこめろよ。隠れてるのバレちゃうだろ」
岩の影でイマブレルとカオスは体を寄せていました
ぐうぅとお腹が鳴ります
「ちっ…腹減ったな。
そうだ。おまえ磯巾着に変身出来るんなら
味噌煮込み饂飩にも変身出来るよな?
変身してくれよ」
ぺろりとカオスの首筋を舐めるイマブレル。
ハチミツのような甘い匂いがするのにカオスの汗はしょっぱいのでした。
「なあカオス…」
長い睫毛の下で瞳が揺らぎます。
カオスの広い背中へ手を回しイマブレルは強く彼を抱きしめるのでした。
- 46 :
- 「もぉ、真っ暗でなんにも見えないよー」
ルェルルはすぐに洞窟から出てきました。
松明もランプも無く、暗視などの能力も無いので、真っ暗な洞窟の中では何も見えないのです。
これでは何かを探すことなんて出来ません。
「あっ、ぶどう!」
突然ルェルルが駆け出しました。
隠れている誰かさんの気配に気付いたわけではありません。
ご飯の気配を感じ取ったのです。
ルェルルは木に垂れ下った葡萄の房を見つけて、手を伸ばし、届かないのでジャンプを始めます。
「ご飯は、わたしが守るー!」
つやつやと紫の光を放つ葡萄は、とても美味しそうでした。
ルェルルは、それを取ろうとぴょんぴょん飛びますが葡萄には手が届きません。
激しい動きをするたびに、布の少ない布の服も、だんだんずれていきます。
やがて疲れてしまったのか、はあはあと息が切らしたルェルルは座り込んでしまいました。
「……あれはきっと酸っぱくて食べられないから、ご飯じゃないもん」
今夜はご飯無しで、夜を過ごさなくてはいけないかも知れない……。
悲しい気持ちになったルェルルは、薄っすらと涙を滲ませながら、体育座りでしくしくと泣き始めます。
- 47 :
- >44
>「情報…」
「そうだ。
おそらくこの世界は元からの実体とカノンが作り出した情報の幻影が混然一体となっているのだろう。
幻影とは言っても5感を全て支配する故実体と区別は付かないがな」
>「俺は盗っ人だが、神こそ大泥棒じゃねぇか。
恋人のロゼーヌの命を奪った奴を俺は絶対に許さねぇ。
俺が神なら…こんな世界は絶対に造らねぇ…」
「ああ、唯一絶対の神など実にけしからん!有象無象の神々が蠢いてこそ世界は混沌となるのだ。
所詮は人間が作りし神。おそらく何千年も放置されたために崩壊を始めているのであろう。
それにしても貴様は多重人格か? あれ程○っぱいで騒いで今更真面目になるでない!
だがそれでいい、その掴みどころの無さ、我が配下としては実にふさわしい!」
>45
一瞬シリアスになったイマブレルは、今度はモーホー展開に突入した。全く、忙しい奴だ。
>「なあカオス…」
「確かに何にでも変身できるぞ、神とは概念そのもの、今風に言うなら情報そのものだ。
古の神は全て、絶対神カノンの理の外にある情報……。
カノンにとっては存在してはいけない手違いとして認識されるだろうな」
私は虚空から味噌煮込み饂飩を出して見せた。
「食べられるし味もするだろう、だが食べた気になるだけだ。
貴様が実体を持つ人間ならば、な。
実は貴様も情報の集合体ならば……本当に食べたことになるが、果たしてどっちかな?」
このような世界で、自分が実体を持つ人間であると確信が持てるのだろうか?
さて、モーホー展開の間にを見失ってしまった。大変だ。
「好き嫌いをしていては人生楽しめないぞ。貴様にの素晴らしさを教えてやろう。
まずは形からだ。私の真似をするが良い。
ヒャッハー! 最高! ハァハァハァハァハァ!」
ハァハァ言っていると、上に赤いランプの付いた白黒の車が走ってきた。
車は私たちの目の前で止まった。
「ヘイ、お待ちー!」
車に乗り込んだ。
「のところまで頼む!」
「よし来た! 飛ばすよー!」
>46
体育座りで泣いているを発見した。我が軍勢に引き入れるチャンスである。
泣いている所に優しくして仲間を増やすのは定石だ。
キキーッと急ブレーキで止まった車から降りる。
「料金つけといてくれ」
「あいよ!」
泣いているに声をかける。
「どうしたんだいお嬢ちゃん、私は怪しいものではないぞこれはいいハァハァハァハァ」
- 48 :
- イマブレルは味噌煮込み饂飩をはふはふしながら一口食べました
「おいしい」
味噌煮込み饂飩の情報がイマブレルに流れこみます。
そして車から降りての所についた時でした。
「に、にげろ…カオ…ス…」
顔を真っ青にしてイマブレルはお腹を押さえています。
お腹からうどんが触手のように生えててカオスを掴みかかります。
「カオスーっ!!」
どっかーん!!
イマブレルは粉々に砕け散りました。
クレーターが出来るほどに爆発しました
そうです。すべてはカノンが仕掛けた罠だったのです
- 49 :
- 名前:インディー・アヌス・ジョーンズジュニア
異名/肩書:冒険家
年齢:29
身長:176
体重:76
種族:人間
職業:無職
属性:糞
性別:男
性格:江戸っ子
利き手:夜は左手
魔法:そんなもんあるわけねぇだろ
特技:小さい頃は「お前はやれば出来る子なんだよ」と言われた
得意な技:鞭さばき、擬似ロデオ、早撃ち
長所:どんなところでも野糞が出来る
短所:急に便意を催す
戦法:陰湿、卑怯、姑息
装備品右手:44マグナム
装備品左手:鞭
装備品鎧:安物の皮ジャン
装備品兜:やたらでかい帽子
装備品アクセサリー:ミサンガ
所持品:コッペパン
瞳の色:茶色
髪の毛の色、長さ:とっちゃん坊や風
容姿の特徴・風貌:顎が長い
- 50 :
- 銀の降る降るまわりに
金の降る振るまわりに
という歌を歌いながらあたしはの頭上を高く飛び、
がかーくんをおびき寄せているのを見ました。
流石はあたしの《ツヴェルフレギオンエンゲル》です。
あたしはにカンペを出しました。
『サイショのダンジョンの一番奥に調理場があります。
調理場までその人に連れて行ってもらって
そこで好きなご飯を作ってお食べなさい』
- 51 :
- >>50
何かが書かれてる紙が、ルェルルの前に現れます。
「このどーくつの奥に調理場があるの?
んーと……連れてってくれる人ってだーれ?」
ルェルルが辺りを見回すと、近く(>>49)に人の気配がしました。
何か怪しい雰囲気もしますが、いかにも冒険者という出で立ち。
さらに余り切迫してたり、忙しかったりしてなさそうな感じです。
「この人でいーのかなー……?
おじさん、洞窟に連れてってー」
ぐいっと、インディーの手を引いてルェルルは洞窟の中に消えていきます。
好きなご飯は、はなまるハンバーグ。
頭は、ご飯のことでいっぱい。
なので何か恐ろしいことが後ろで起きていても、きっと気付きません。
間違った人を連れて行ったのかも気にしません。
たったった……と、が洞窟の奥へ奥へと進みます。
やがて、洞窟は右と左の分かれ道になりました。
「どっちにいけばいいのかなー?」
地面を見ると右の道は足跡がいっぱい。左の道は一つだけ。
ルェルルは、いっぱい足跡がある方が賑やかに違いないと右の方に進みます。
- 52 :
- >50
見知ったオーラを感じた。
我が永遠のライバル、名も知られぬ整頓の神。
長いので私はモッコスと呼んでいたな。
>『サイショのダンジョンの一番奥に調理場があります。
調理場までその人に連れて行ってもらって
そこで好きなご飯を作ってお食べなさい』
モッコスめ、何を企んでいる!?
とはいえ、ここで戦うのは得策ではない。あえて乗るとしよう。
>48
>「に、にげろ…カオ…ス…」
「ぎゃーーー! エイリアンか!?」
なんという宇宙的恐怖。
>「カオスーっ!!」
「イマブレルーっ!」
どっかーん!!
吹っ飛ばされて葡萄の木に突っ込んだ。
「これは……1000年に一回だけ実をつけるという伝説の葡萄……!
イマブレル、お前の死は無駄にはしない!」
葡萄を数房もぎ取る。
>49
「なんだ、貴様は……。下品すぎるぞ!」
が!!
>年齢:29
>魔法:そんなもんあるわけねぇだろ
>特技:小さい頃は「お前はやれば出来る子なんだよ」と言われた
これを見てある確信に至った。
「間違いない、そなたは齢30を迎えると同時に稀代の大魔法使いとして覚醒する!
是非我が軍勢に……」
>51
「あっ」
は小汚いおっさんを連れ去っていった。
「誘拐事件だ……」
がおっさんを誘拐する事件という意味で。
どうしよう、取り残されてしまった。
そこで、いつもモッコスが歌っている不思議な歌を思い出した。
>銀の降る降るまわりに
>金の降る振るまわりに
「銀の……そうか! に変身すればきっと何かが起こる!」
私は銀髪のに変身し、金髪のを追いかける。
「おーい、金の―、ぶどう食べるかー?」
ここに逢い見える金のと銀の。
- 53 :
- 「ほいな、孝美の見物といくべか」
遥か虚空。宇宙船地球号から孝美こと斎藤孝美を見物する謎の情報体。
天に昇るイマブレルの情報を口をすぼめてつるんと吸いつくす。
「まぎゃらそん!ぶりんそん!ばーまらーやーな!だべさ!」
太陽よりも大きな機械の顔が宇宙を耕していく
- 54 :
- 「粗末にされたので私は岩戸に引き蘢ります」
世界から味噌煮込み饂飩が消えた。
- 55 :
- >>54
どろどろどろ
コンクリートを岩戸にかける
「また来世〜(^O^)/」
ヘルメットおじさんたちが大拍手して紅白のリボンをハサミで切る
「害虫が…」
高層ビルのてっぺんで赤ワインを片手に開墾の神がにやにやしていた
- 56 :
- 近藤「とりあえず生2つ」
野上「うん俺もそれ」
運ばれてくる生4つ
- 57 :
- >>52
ルェルルが暗い洞窟の中をてくてく歩いていると、後ろから声が聞こえてきます
ひんやりした静かな空気は叫び声で破られ、パラパラと天井から砂が落ちてきました。
ルェルルが振り返ると、手に葡萄を持った銀髪の女の子が、こちらに向かって走って来るではありませんか。
>「おーい、金の―、ぶどう食べるかー?」
ルェルルは族なので、すぐに自分のことだと思いました。
立ち止まって追い付いた女の子から、何の疑問も無く葡萄の房を受け取ります。
「うん、食べるー」
さっきから何も食べてないので、喉はカラカラ、お腹もペコペコ。
ぺたっと地べたに座ったルェルルは、つるんと皮を剥いて葡萄を口に運びます。
甘くて瑞々しい葡萄はピンクの舌に乗って転がり、小さな歯で押し潰されると甘い汁を吹き出します。
「あまぁーい!」
ルェルルもにっこり。
口の端からよだれが糸を引きます。
葡萄でお腹はいっぱいにはなりませんでしたが、悲しい気持ちは少し晴れました。
ご飯のことでいっぱいだった頭の中にも、何かを考える余地も生まれてきます。
この銀髪の子はいったい何者なのでしょう?
「あなただーれ? どーしてこんなところにいるの?」
- 58 :
- 「くそっ、なんていう超展開だ……サイボーグ化しているとは言え俺は人間……神の力には着いていけないというのか……」
俺はひとつ舌打ちをすると、その場から逃げるように立ち去る。
というか逃げる。
このままでは俺の寿命がストレスでマッハだ……。
(というわけで、悪いが撤退させてもらう。マジですまん!)
- 59 :
- >>55
世界から味噌煮込み饂飩が消えたのでNAGOYA人が暴動を起こした!
味噌煮込み饂飩にとどめを刺された事で逆上した無数のNAGOYA人達が、
名も知れぬ開墾の神戦に特化したキャラ設定を引っ提げて高層ビルを上っていくぞ!
- 60 :
- >>57
>「あなただーれ? どーしてこんなところにいるの?」
「私は名も知られぬこんとの神」
化した影響で噛んでしまったがまあ大勢に影響はないだろう。
- 61 :
- ウチは言葉を続けた。
「アンタをスカウトしに来たんや!
突然やけどお笑いユニットを結成しようや。
アンタとウチならM1グランプリ優勝間違いなしやで〜!
芸名はカー君、よろしくなあ! アンタはルーちゃんなんてどうやろ」
>56
話している間にキッチンらしき所に付いた。
近藤さんと野上さんがビールを飲みながら駄弁っている。
「ユニット結成祝いに味噌煮込みうどんでも食べへんか?
なあおっちゃん達、味噌煮込みうどんあるー?」
近藤「味噌煮込みうどんなら今さっき消えてしまったよ」
「な、なんやてー!?」
>58
(いいんだ、皆まで言わずとも分かっている!
短い間だったけどありがとうございました!)
- 62 :
- >>56
「ちょいちょ〜い。こっちに来るっぺさ、お二人さん。
おらのながまさなったら、茨城産豊揉み放題だっぺよ」
開墾の神は両脇に胸筋ムキムキのナイスガイを侍らせていました。
みんな熱気むんむん、フェロモン全開の美青年たちです。
>>57
ついに二人のはました。
開墾の神は見守ることにしました。
>>58
「逃げるっぺか?意気地無し!」
開墾の神は下唇をきゅっと噛むとワイングラスを絨毯に投げ付けます。
ごんっと鈍い音をたててごろごろと転がるワイングラス。
零れたワインが絨毯の赤を深く染め上げると開墾の神は寂しそうに独りごちました
(ふん。とんだブリキのキコリだったわね。
でも、彼のあの大きな胸板…。鋼鉄のようにひんやり冷たかったのかしら?
それとも燃えたぎるエンジンのように熱かったの…)
>>59
味噌煮込み饂飩を失った名古屋人たちは怒り狂いながら変身を始めました。
額から触角が生え皮膚が緑色に変色、硬質化していきます
そうです。ナゴヤ人はイナゴヤ人に変身したのでした!
「マギマギー!」
「ぎゃあ!!イナゴの大量発生だっぺー!!」
高層ビルのガラス窓に額をぺったりつけ、ビルの下に集まる名古屋人を見ながら開墾の神は叫びました。
でも、これくらいのことは想定内の出来事。この時のために名古屋人の習性は調査済みなのでした。
「みゃあみゃあ五月蝿いっぺ、名古屋大好き名古屋人どもめ。
ブランド品型爆弾投下だっぺさ!」
上空からブランド品型の爆弾が大量に投下されてブランド品が大好きな名古屋女はそれに飛び付き全滅。
残った名古屋男たちは「名古屋走り(赤信号突撃。ウィンカーなしの車線変更。交通死亡事故は輝ける全国No.1)」などで自滅。
「ぎゃはは!おわりだっちゃ!おわりなごやだぎゃあ!」
>>60
「山田くん。座布団無量大数だっぺ!」
カオスは増える座布団に座らされ大気圏を超えていく。
- 63 :
- >>60-61
銀髪の女の子がルェルルの誰何に答えました。
>「私は名も知られぬこんとの神」
銀髪の女の子がこんとの神を名乗り、ルェルルはハテナを顔に浮かべます。
なので、思わず疑問が口を突いて出てしまいました。
「神様? なんで神様がこんな所にいるのー?」
こんとの神様はルェルルに答えます。
>「アンタをスカウトしに来たんや!
>突然やけどお笑いユニットを結成しようや。
>アンタとウチならM1グランプリ優勝間違いなしやで〜!
>芸名はカー君、よろしくなあ! アンタはルーちゃんなんてどうやろ」
「やーよ。わたし、ここの奥にある調理場で、ご飯食べるんだもん!」
ルェルルは、ご飯のことしか頭にありません。
そうでした……そのご飯をメチャクチャにしてしまう者の名前を、ルェルルは整頓の神から聞いています。
銀髪の女の子の名前と同じく、かーくんです。
「かーくん! わたしのご飯をごちゃごちゃにしちゃダメー!」
突然、ルェルルは洞窟の奥の調理場に向かって走り始めました。
もちろん、かーくんにご飯をごちゃごちゃにさせないためです。
ルェルルが走ると、途中でピンッと糸が切れる音がしたり、ズズっと石のタイルが沈んだりしました。
ひょっとすると洞窟の中で何かのトラップが、発動するかもしれません。
- 64 :
- >>57
銀の降る降るまわりに
金の降る振るまわりに
という歌を歌いながらあたしはゆっくりと大空に輪をえがいて飛び、
がかーくんを捕獲したのを見ました。
流石はあたしの《ツヴェルフレギオンエンゲル》です。
あたしはダンジョンの奥のキッチンに
はなまるハンバーグとカレーの材料をそっと並べました。
ふたりがこのダンジョンでいつまでも幸せに暮らしてくれれば、
この世はそれほどひどくごちゃごちゃにならずに済むでしょう。
だのに。
>>58
>このままでは俺の寿命がストレスでマッハだ……。
ああ、かーくんの犠牲者が出てしまいました。
もう少し早くあたしが見つけていれば、
テンプレを地蔵に書き換えて
あたしの《ツヴェルフレギオンエンゲル》に加えたものを。
あたしは彼からこぼれ落ちた寿命を掬うと御幣で美しく飾って空へ還しました。
- 65 :
- はかーくんを順調にキッチンに誘導しているように見えました。
けれどそれはかーくんの罠だったみたいです。
かーくんはダンジョンを進みながら自分の名前をごちゃごちゃにしてしまい、
すると大量の座布団が射られたので
その座布団をあたしは上を通したり下を通したりしました。
>>62
>カオスは増える座布団に座らされ大気圏を超えていく。
見るとかーくんが座布団に乗って大気圏外へ逃げていきます。
今度は宇宙をごちゃごちゃにするつもりなのでしょう。
がダンジョンのトラップを作動させたので、
かーくんの身体は座布団に乗ってダンジョンから出た時には
あちこち串刺になったり刃物で両断されたりしています。
流石はあたしの《ツヴェルフレギオンエンゲル》です。
あたしはキッチンで走って来たを迎えました。
「聞きなさい、ルルルルルルル。
かーくんは邪法を用いて大気圏外に去りました。
後を追うためにカレーを作りなさい。
でもその前に、はなまるハンバーグを作ってご飯にしましょうね」
- 66 :
- >>65
どうやって先回りしたのでしょうか。
いつの間にか、ダンジョンの先のキッチンには名も知られぬ整頓の神がいました。
>「聞きなさい、ルルルルルルル。
>かーくんは邪法を用いて大気圏外に去りました。
>後を追うためにカレーを作りなさい。
>でもその前に、はなまるハンバーグを作ってご飯にしましょうね」
「うん。はなまるハンバーグ! 食べるー!」
ルェルルはかーくんや邪法の部分を聞き飛ばして、ハンバーグを作ることにしました
ボールの中のお肉を捏ねて混ぜてかき混ぜて。後はフライパンで焼きあげます。
テーブルの上に置いたハンバーグに、ケチャップではなまるを描いたら出来あがり。
「いただきまぁす……はむっ!」
口の周りはケチャップでべっとり。
布の少ない布の服の上にも、ぽとぽと垂らしてしまいます。
ハンバーグでお腹いっぱいになり、ルェルルも大満足。
「ごちそうさまー。もーお腹いっぱい。
だからカレーは食べられないよ」
お腹がいっぱいになったので、ルェルルは眠くなりました。
手で目を擦って眠気を払っていますが、トロンとした目付きは隠せません。
それでもカレーを作らなきゃいけない気持ちにはなっていたので、キッチンの前に立ちます。
うつらうつらしながら、お鍋に具を入れて火を付けて……そこまでがルェルルの限界でした。
火を付けたままのお鍋の前で、ルェルルは椅子に座ったまま寝息を立ててしまいます。
- 67 :
- >>62
>「ぎゃはは!おわりだっちゃ!おわりなごやだぎゃあ!」
「とーしのはーじめーのーためしーとてー♪」
iNAGOYA女はブランド品をつかんで歌う
「尾張名古屋の大地震♪」
iNAGOYA男も車線変更で接触事故を起こしながら答えて歌う
「「松竹でんぐり返って大騒ぎー」」
iNAGOYA男女は唱和した
「「後の始末は誰がするー」」
《これらのことがあったので、こののち
開墾した土地には蝗が現れ地震が起きるようになった
―――――創世記 第三章四十二節》
- 68 :
- >62-63
>「やーよ。わたし、ここの奥にある調理場で、ご飯食べるんだもん!」
「なんやねん、アンタご飯の事しか考えてないんかい。
その揺らがぬ信念、ますます気に入ったわ!」
キッチンには、名も知らぬ開墾の神、略してカイさんもいた。
「おお、カイさん久しぶりやなあ! 元気にしとったか?」
>「山田くん。座布団無量大数だっぺ!」
>「かーくん! わたしのご飯をごちゃごちゃにしちゃダメー!」
足元から湧いてくる無限に増える座布団によって、ウチは大気圏外に出た!
上半身と下半身に両断されてしまったので、プラナリアのようにそれぞれを再構成する。
二人になってもうたけどまあええわ! ボケ役とツッコミ役にしよ!
無限に広がる大宇宙。漆黒の宙(そら)に輝く星々は、万象の神々が統べる星々。
宇宙を耕す巨大機械。
「素敵やわあ……ここが冒険の舞台なんやな!」
「そうやで! ただの神話やあらへん、オカルトでSFでスペースオペラやからな、
宇宙規模のとびっきり壮大な神話や!」
「ずっとここにおりたいわあ……」
「あかんて。はよう唯一絶対神カノンを倒さんと森羅万象の神々は皆しやで!」
「そうやな。帰ろう、物語の本筋へ!」
ウチらは手を取り合って飛び出して来たダンジョンに舞い降りる。
>66
>「ごちそうさまー。もーお腹いっぱい。
だからカレーは食べられないよ」
火がついた鍋がぐらぐらと煮立っていた。
「ルーちゃん! あかん!!」
火を消そうと駆け寄った時……
どっかーん!!
大爆発が起こった! 辺りに煙が立ち込める。
- 69 :
- 煙の中から、一人の人物が現れる。
レオタードを着て、頭にはを被り、手にはご飯の茶碗を持った男である。
「ハンバーグだけ食べてご飯を食べないとはどういう事だ?
貴様にお米の素晴らしさを教えてやろう! ディナータイムの始まりだ!!」
ゴゴゴゴゴ……凄まじい魔力が渦巻き、男の背後にご飯が山盛りになった巨大な茶碗の幻影が現れる!
凄まじい威圧感を放ちながら男は名乗りを上げた!
「我が名はライス! お米の消費率を上げたい農林水産省の手先にして第一の封印の守護者《ガーディアン》なり!!
カノン様の封印は解かさん!!」
――序章のボスのお出ましだ!!
【BOSS DATA】
名前:ライス
外見:
技:お米真拳
「お米真拳奥義! モリモリポックン!!」
背後の巨大茶碗から大量のご飯が飛び出し、その場にいる全員に襲い掛かる!
捕まると茶碗の中に取り込まれるぞ!
- 70 :
- エターナルフォースブリザード!?♪。
- 71 :
- 鼻ちょうちんが大きく膨らみ、しぼんで、また膨らんで、またしぼみます。
すやすや眠るルェルルは、夢の中でカレーを作っていました。
緑のカレー、スープカレー、シーフードカレー、カレーうどん。
そんな幸せな夢もパチンと鼻ちょうちんが割れれば、お終いです。
「Σあっ、カレー!」
目覚めたルェルルが慌ててお鍋に駆け寄りました。
背を伸ばして中を見ると、待ち受けるのは厳しい現実です。
「ごちゃごちゃになってる……これじゃ、もう食べられないね……」
カレーを作るのに失敗したルェルルは、しょんぼり顔。
肩を落として、とぼとぼキッチンを出て行きます。
- 72 :
- >71
無視されたライスは怒り狂った。
こういうボスは押しなべて構ってちゃんと相場が決まっている。
「ご飯が食べたいなら好きなだけ食わせてやるわあああああああ!!」
ご飯の激流がルェルルに襲い掛かる!
しかしご飯はルェルルを素通りしていく。
「はぁ、はぁ……
これが完全自動回避特性《ネタフリニキヅカナイ》……!
まさかここまでとはっ! かくなる上は……」
「お米真拳奥義! 潜伏忍者盤外戦術《エターナルフォースブリザード》!!」
説明しよう!
潜伏忍者盤外戦術《エターナルフォースブリザード》とは、反則技を用い超越的因果律に働きかける事によって
対象を世界から消し去るという禁断禁忌の恐るべき技である!!
ライスはケータイを開いて某匿名掲示板を起動させた。
136 :名無神話:2011/09/06(火) 22:06:43.49
スーパーに味噌煮込みうどんが無いんだけど
137 :名無神話:2011/09/06(火) 22:18:02.42
マジかよ、買占めかな
138 :名無神話:2011/09/06(火) 22:18:29.82
こちら名古屋、暴動の真っ最中だぜ
139 :ライス:2011/09/06(火) 22:33:42.00
何なのあの無能、マジ士ねや
- 73 :
- 「ぐわああああああ!! しまったあああああああ!!
名前を消し忘れてしまったあああああああああああ!!」
ライスは禁断の技に手を出し、失敗して自滅した!
光の文字列となって消えていく。その様子を指を指してゲラゲラ笑う。
「ざまあwww卑怯な技に走ったアンタの負けや!!」
そして、ルェルルの方をちらりと見る。
「これが完全自動回避特性《ネタフリニキヅカナイ》か……。
恐ろしい奴や。こいつは……使える!」
ウチはニヤリと笑った。
―― 序章 完! 第二章へ続く!
- 74 :
- 【プルプルンの街】
洞窟をとぼとぼ出てから、三日後。
メタるスライムを頭に乗せたルェルルは、メタなことを考えていました。
個人行動の経験が少なそうな混沌の神がスムーズに進行するためには、相方っぽい仲間キャラが必要なんだろうな、と。
しかし敵対する整頓の神と、SURIKOMI現象で混沌の神を悪者と思ってるはパーティーメンバーになりません。
シェンパイルはイマブレルを経て、開墾の神に転生している……ような気がします。吹き渡る自由な風です。
見渡せば、全体的に敵対勢力ばかりで戦闘以外だと一人にもなりがち。
とりあえず神には万能だったり壮大だったりするイメージが拭えませんので、混沌の神の仲間集めは色々と困難かもしれません。
唯一神と旧き神の対立というテーマで、メガテニスト辺りを引っ張ってこれると良いのですが。
『ピキー!』
……そんなメタな考えも、メタるスライムがぽろっと頭から落ちると雲散霧消してしまいます。
ちなみにルェルルの頭に乗っていたメタるスライムは、愛玩用のスライムが突然変異して捨てられたもの。
もちろんバブリーな液体スライムじゃなくて、ティアドロップ型のスライム。
ゆるいファンタジー世界では、だいたいスライムはこんな形です。
このプルプルンの街の周辺は、バブリースライムや三倍速のレッドスライムみたいに野生化したスライム族でいっぱい。
プルプルンではペット用スライムが大量に養殖されているのですが、何せ単純な作りのスライムは突然変異を起こしやすい生き物。
市場価格の低い種に変異してしまったものは、悪徳業者や無責任な飼い主に捨てられて野良化してしまうのです。
「あんたもたいへんだねー」
ルェルルは野良メタるスライムに、ちぎった三日月草を与えます。
メタるスライムは、パクパク美味しそうに草を食べるとどこかへ消えて行きました。
それを見送ると、ルェルルは街の中へ入っていきます。
できれば、プルプルンの街では、職か良い人を探したい所。
ツヴェルフなんとかの使命に関しては、三日も経ったのですっかり忘れ去っているようでした。
- 75 :
- 銀の降る降るまわりに
金の降る振るまわりに
という歌を歌いながらあたしはダンジョンの勝手口から外に出て空高く飛び、
カレーに入れるために霊樹の実を摘んで戻り、勝手口からキッチンに再び入ると
かーくんがカレーをごちゃごちゃにしてしまっていました。
>>73
>ライスは禁断の技に手を出し、失敗して自滅した!
>光の文字列となって消えていく。
ああ、またかーくんの犠牲者が出てしまいました。
もう少し早くあたしが見つけていれば、
テンプレを遅筆に書き換えて
あたしの《ツヴェルフレギオンエンゲル》に加えたものを。
一方、は淡々とかーくんを追っています。
流石はあたしの《ツヴェルフレギオンエンゲル》です。
これならかーくんが物事をひどくごちゃごちゃにしないかもしれません。
- 76 :
- >67
めでたし
「だっぺ!」
>68>69
>「おお、カイさん久しぶりやなあ! 元気にしとったか?」
「しとったっぺさ…
どかーん!何かが爆発した。
もくもく
「夢?」
あったかいご飯のなかで眠るカイ。
>70
「うん、そーだべ」
>71
少女がいる
「夢?」
>72>73
そのすきに山田が封印をとくため封印されているところに走っていった
山田は文字の塊になり情報の海に情報を混入させている
苦しそうな顔。苦し過ぎて犬みたいな顔してる
そう。山田はロックを解除をしているのだ
「隙間あイた!はヤく!アけロ!」
片言の山田。失禁し体を痙攣させている。
彼は銀河一の天才なのに阿保になるほど頭を回転させていた
それだけカノンはすごいのだ。
ブイーン
なんか回ってる。
幻が現れた
「やめてあなた」
死んだ妻が現れる。カノンの情報の世界から最構成された存在
「ぼく、やめあい。世界を本当の姿にかえすかあ」
なみだとよだれがおちる
ぼわーん!?
《第一章。応急戦士山田。完》
- 77 :
- 銀の降る降るまわりに
金の降る振るまわりに
という歌を歌いながらあたしはの上を高く飛び、
がプルプルンの街に入って行くのを見ました。
街の内外に棲息するスライムたちをかーくんがごちゃごちゃにしてしまわないよう、
あたしはそっと整頓しながら見守る事にしました。
整頓し過ぎて消えちゃったスライムの魂を掬って御幣で美しく飾って空へ還します。
- 78 :
- 近藤「こないだ電車乗ったんだよ、んで隣に座ってたカップルの会話聞いてたんだけど」
野上「うん」
近藤「『バームクーヘンってドイツ語で"木のお菓子"って言うんだぜー』って男が言ってて」
野上「うん」
近藤「女も『へーすごーい』とか言ってたんだけど」
野上「うん」
近藤「バームクーヘンはドイツ語でもバームクーヘンだよな」
野上「うん」
運ばれてくる生4つ
- 79 :
- >76
「ガーディアン倒したら自動的に封印解除されると思ったけどちがうんかい!
山田さんおおきに!」
―― そして3日の時が流れた。
- 80 :
- >78
―― プルプルンの街
私は冒険者の店”ルイージの酒場”でgdっていた。
「マスター! バームクーヘンと牛たのむ!」
「へいお待ちー!」
運ばれてきたバームクーヘンの皮をぺりぺりと剥がして弄ぶ。
「兄ちゃん、さてはボッチかい?」
チョビヒゲのマスターがいらん事を聞いてくる
「ボ、ボボボボッチ便所飯ちゃうわ!何て言うんだっけ、そう、孤高!」
「要するにボッチじゃん。
その胡散臭い長髪を切って趣味が悪い服装も変えた方がいいと思うよ!ヒャッハー!」
「貴様ア……私を怒らせたのが運の尽き!」
マスターを切り捨てようとした時、マスターは素早くメタるスライムを私の頭に乗せた。
メタな発言が垂れ流される。
「今回悪役に挑戦してみようと思いましてー
銀の長髪美形に趣味が悪い服装は悪役の基本な訳っすよー。
当初は流れによってはラスボスをやろうかな〜とも思ってました。
でもやっぱりこの調子じゃそうなりそうにありませんね〜」
「てゆーかアンタ悪役だったの?」
「唯一神が治める世界をぶっ壊す破壊者なんだから悪役っしょ」
「でもこの場合、失われた古の世界を取り戻す奪還者とも解釈できるよね」
「ええーっ、救世主とかマジ勘弁ッスよー!」
メタるスライムが頭からずり落ちた。
マスターのボッチ解消お悩み相談は続いていた。
「とりあえずさ、仲間が寄ってきやすそうなキャラデザに変えてみないかい?
こんなのはどうだろう」
マスターが手渡してきた雑誌を見る。
「どいつもこいつも私が大っ嫌いな勇者みたいではないか……! ん?」
―― 普通のヒーローじゃ物足りないアナタに……。
―― ダーク☆ヒーロー特集! この秋来ちゃうかも!
何だこれは! ふざけているのか!?
でも、ちょっと、悪く……ないかも……。私は早速テンプレを書き換えた。
- 81 :
- 名も知られぬとか言うと大袈裟なので、名前欄も親しみやすくするとしよう。
とりあえず第二章はこれで。
名前:カオス
外見:銀の短髪 ダークヒーロー路線
>78
まずは近くの席のお兄さん達に話しかけてみる。
「あっ、あの……あの……僕の仲間に……な、仲間ゆきえさんって美人ですよね!」
ああ、人に話しかけるのって緊張するなあ、だって孤高のダークヒーローなんだもん!
- 82 :
- ≪つべふえんげる(なんでも せいとんします)≫
こんな看板を持って、ルェルルは街の中を歩きます。
需要があるかは分かりませんが、整頓屋さんを始めたのでした。
天から啓示を受けたような気がして、急に思い立ったのです。
てくてくとルェルルが怪しげな裏通りを歩いていると、誰かに声をかけられました。
きょろきょろすると、酒場の勝手口でチョビ髭のマスターが手招きしていきます。
『おや、お嬢ちゃん。仕事が欲しいのかい?』
「うん。ご飯と旦那さんも欲しい」
『それはちょうど良い。実は初心者には格好の仕事があるんだ。
この街のスライムまんは絶品と評判なんだが、放牧してた材料たちが消えてしまってね。
おそらく逃げ出してしまったんだろうが、そいつを捕まえて欲しいんだ。
クエストレベルは3。駆け出しの冒険者にはピッタリだろ』
クエストレベルとは冒険者が使う言葉で、仕事の困難度のこと。
目安として1レベルの冒険者が4人集まれば、クエストレベル4をクリアできそうな感じです。
そんな知識の無いルェルルには、簡単なお仕事らしいと言ったことしか分かりません。
「んーと、わかった。やってみるっ」
『おお、良い返事だ。じゃあまずは入んな』
>>81
ルェルルがチョビ髭のマスターに連れられて酒場の中に入ると、カオスが客に殴られていました。
『僕の仲間にな、仲間ゆきえさんが美人ってどういうことだ!ええっ!
“仲間にな”も“仲間ゆきえ”も、おまえのもんじゃねえだろうが!』
ルェルルは、奥のテーブルに吹っ飛ばされたカオスを見て駆け寄ります。
テーブルの角の所に頭をぶつけて、とっても痛そうだったから。
そして、あんまり痛く無くなるおまじないを始めました。
「だいじょーぶ? いたいのいたいの飛んでけー!」
頭をさすさすしながら、おまじないを唱えます。
髪型が違うので、もうルェルルにはかーくんであることが分かりません。
- 83 :
- >82
殴り飛ばされてテーブルの角に頭をぶつけてしまった。
「ぐすっ……なんて乱暴な奴なんだ……」
そこに駆け寄ってくる一人の。
早速キャラデザを変えた効果が表れたようだ。
>「だいじょーぶ? いたいのいたいの飛んでけー!」
「ええ子や〜、まだまだ世の中捨てたもんじゃない」
と、これはいつぞやの完全自動回避特性《ネタフリニキヅカナイ》のラッキーガールじゃないか!
幸い相手は僕の正体に気付いていない。運命は僕を見捨ててはいなかった!
いくらすごい能力を持っていても1レベルのままではいささか不安だ。
そこでパワーレべリングによるレベル上げを行うのだ!
ぱわーれべりんぐ【パワーレベリング】
高レベル冒険者が低レベル冒険者に同行して補助する事によって
効率的にレベル上げを行う手法
と言っても、最強で万能の神の力を隠さなければ正体を怪しまれてしまう。
駆け出し冒険者になりきれ!
「ここにいるって事は……クエストを受けたのかな? 君一人じゃあ危ないだろう」
何て言えばいいんだ。
高貴なる孤高の悪役たる僕が仲間になってくださいなんていえるものか!
「クエストの間僕の味噌汁を食べてくれたら嬉しいな〜なんて……」
だって味噌煮込みうどんは世界から消滅したんだもん。
- 84 :
- >82
どんっしゃあああ
ごぼんっ(を飲み込む便器)
「はあ快便快便♪つるりんこー!」
ガチャ
トイレからおさげめがねのブス女が現れる
「お!おまえ可愛いな」
ルェルルの頭をなでなでしてから手を洗えば
カオスの隣にぴったりと座り…
「おらー!ハムとまごころもってこーい!」
テーブルをだんだん叩いて暴れ狂う
>83
「おめーなんなんだよ!?近すぎんだよ!あっちいけ!ここはあたしの席だ!」
ブスメガネはカオスのおでこをスプーンで叩く
そして歌いだす
「満月にむかって〜ノラネコたち♪
狼を気取って〜フニャロフニャロ〜♪」
名前:ベンクミ
外見:裸にマント
- 85 :
- >>83
さすさすさすさす……。
おまじないが終わると、お礼のつもりなのかカオスは味噌汁を勧めてきました。
>「クエストの間僕の味噌汁を食べてくれたら嬉しいな〜なんて……」
「今食べるっ!今食べるーっ!」
元気に言うと、ルェルルはテーブルに座ってお味噌汁が出てくるのを待ちます。
世間一般では味噌汁を食べて欲しいには、色んな意味があるでしょう。
しかしながら迂遠な表現では、の理解が追い付きません。
>>84
ストレートにお味噌汁をご馳走してくれると理解したルェルルは、おとなしくお味噌汁を待っています。
すると、眼鏡の女が現れてルェルルの頭をなでなでしました。
>「お!おまえ可愛いな」
「ふふーっ」
褒められたので、思わず笑いを零します。
女の人はハムと真心をオーダーして、カオスをスプーンで叩き、終いには歌い出してしまいました。
ルェルルも楽しい気持ちになって歌い始めます。
「みーは、おみそのみー♪ そーはおみそのそー♪」
- 86 :
- 「やれやれ、これだから1億年と2、3年前世代は……」
黒髪ストレートのクールビューティーを象った「影」が
カウンター席でグラスを傾けながらカオス達のテーブルを眺めていた。
空いた手でメタるスライムを適当に構いながら「影」は語る。
「本能の赴くままにそこらを駆け回っていても悪役にはならないぞ。知ってるだろう?」
メタるスライムから離した手が打楽器の構えを取る。
軽快な音と共に、虚空から《善玉の特徴/悪玉の特徴》という文書が現れた。
「……意訳すると、善玉は受動的で悪玉は能動的、という訳さ。そして能動的である為には
最低限ぶれない目的とやり抜く決意、それなりの計画とそれを実行する組織が必要になってくる」
「影」は指を弾いて、今度はメタるスライムの半透明の体に>>20を映し出した。
「だが1億年と2、3年前、混沌の邪神は『城の最奥で』『玉座に座って何もせずに待っている』だけで、
受動的な存在である英雄達が何故か準備万端整えて次から次へと訪ねて来た……
不思議だと思わないか?
まるで他の『誰か』が英雄達を駆り立て導く綿密な計画とそれを実行する組織を持っていたかのようだ、とは。
……なあ?」
「影」の手がメタるスライムの頭上を軽く圧し、こくりと頷かせる。
「その『誰か』なら確かに悪役と言えるし、流れによってはラスボスの資格もあるだろうな。
だが、オープニングからフル出場、英雄を立ち上がらせる被害者を生むどころか、
立ち上がらざるを得ない障害に出会ってしまった被害者の側に座を占める。そういう奴は……」
メタるスライムに>>43を映し出して「影」はわざとらしく表情を引き締めた。
「……PC1というのだよ」
返って来た冷たい沈黙を取り繕うように「影」は殊更に明るい口調に改める。
「おっと、懐かしくてついやってしまった。長々と済まなかったな。
君達の行く末を楽しみにしているよ。そうだな……」
快音と共にカオス達のテーブルに味噌汁が並んだ。
「これは詫びだ。別に毒ではないし……人肉とかも入ってないぞ」
- 87 :
- >84-85
>「今食べるっ!今食べるーっ!」
「今食べてどーすんですかァーッ!? さっさとクエストに行かにゃあならんでしょアンタ!」
全く、これだから知力が低いキャラは! 話が進まないではないか!
>「お!おまえ可愛いな」
ヤンクミのパチモンが現れた!
「謝れ! 仲間ゆきえさんに謝れ!! その前に手え洗ってこーい!」
斬新過ぎる服装についてはあえてスルーで!
>「おめーなんなんだよ!?近すぎんだよ!あっちいけ!ここはあたしの席だ!」
「うぇええええ!? そりゃあないよ……あいたっ!」
>「満月にむかって〜ノラネコたち♪
狼を気取って〜フニャロフニャロ〜♪」
>「みーは、おみそのみー♪ そーはおみそのそー♪」
歌い始めたアホ二人の横で頭を抱える。
「ああ……世界征服の夢が遠ざかっていく……」
>86
>「やれやれ、これだから1億年と2、3年前世代は……」
「うわぁい! みんな大好き大先輩だ!」
大先輩は背後で糸を引いていたKUROMAKUの存在を示唆した。
「そんなの全然気付かなかったぞ! そんなバナナ!」
「ここに1億年と2,3年前の混沌の邪神戦を録画した映像があるんだけど見てみるかい?」
マスターがブルーレイディスクをデッキに入れて再生を始めた。
ラスボス戦の映像が再生が始まる。
「げーっ、背景に黒い幕がある!」
黒い幕の間から、全身タイツの黒子が忙しく出たり入ったりしていた。
『よくぞここまで辿りついたな……勇者!』
勇者『えっ、何アレ……』
魔法使い『しーっ! 突っ込んじゃ駄目!』
僧侶『何も見えないふり見えないふり……』
「うおおおおおおおおおおおお!
ずっと前を向いてたから全っ然気付かなかったぁあああああああああああ!!」
>「……PC1というのだよ」
「ハハハ、ソウデスネ」
>「これは詫びだ。別に毒ではないし……人肉とかも入ってないぞ」
「ゴチになりまーす、先輩!」
味噌汁を食べていると、マスターが意外な提案をしてきた。
「長年マスターを務めた私の目に狂いは無い。君達、パーティーを組んでみなさい!
3人寄ればもんじゅの知恵という諺を知ってるかい?
普通の頭の人が3人集まっても1+1+1=3にしかならない。
だがな、アホが3人集まると3000にも30000にもなる。
魔導炉がポポポポーンと爆発するがごとくどこまでも飛んで行けるんだ!」
- 88 :
- >>86
>快音と共にカオス達のテーブルに味噌汁が並んだ。
>「これは詫びだ。別に毒ではないし……人肉とかも入ってないぞ」
お椀を持ったルェルルは、チュルチュルとお味噌汁をすすります。
ぷくぷくと息を吹きかけて遊びながら飲み干します。
とっても、おいしいお味噌汁でした。
「ごちそーさまー!」
>>87
酒場では映像観賞が始まります。
それが終わると、チョビ髭のマスターが何やら提案してきました。
>「長年マスターを務めた私の目に狂いは無い。君達、パーティーを組んでみなさい!
後に諺が続きますが、ルェルルが聞き流したのでカットします。
分かったのは、パーティーを組んでみなさいの部分だけ。
「パーティーするー!パーティー!パーティー!」
何やらパーティーに別の意味を感じ取ったようですが、ルェルルはパーティーを組むことに同意しました。
むしろ、やる気いっぱいの顔をカオスたちに向けたくらいです。
「みんな頼りないから、わたしがリーダーするね」
そんなことを言うと、ルェルルはスキップしながら酒場を出て行きました。
スライム捕獲の依頼が頭に残っているのかは怪しい感じです。
- 89 :
- >85>86>87
タン!
テーブルに空になったお碗を打ち付ける音。
見れば唇からワカメを垂らしたベンクミが鬼の形相。
「てめーは何様のつもりだ!?
口さきだけならなんでも言えるのさ!
とっとこ失せろかわかむり!」
たんかをきりメタるスライムを睨みつけるベンクミ。
威圧感がハンパない大先輩とは1_も視線を合わせず、そのまま横移動。そしてカウンターのマスターに絡む
「1+1+1が3000とか、お前がアホだろ!」
ベンクミは裸マント姿でマスターを睨みつけカオスに向き直ると…
「あたしは見てのとおりの極道だ。あんたたちとは仲間になれないんだよ!」
訴えて、どむっ!
カオスのお腹にひざげりしルェルルを見る
「だがさ、絡みたくないからってスルーされたって、あたしはあたしだ!
小さいこが修羅の道を歩もうってしてんのに
自分だけケツまいて逃げるわけにはいかないのさ!」
カオスに手をのばす
「あんたとあたしは極友だ!道は違えど行く場所は一つ!よろしくな!」
- 90 :
- >88
「おい!待てよ!上田!」
あ、上田って言っちゃった!
「いくときはいっしょだよルェルル!えへへへ」
スキップをしながらルェルルに続く
- 91 :
- >>87
カノンの刺客が影からみていた。
こっそりと…。ちっちゃい、みそ汁のなかに罠をまじらせて…
その名もミソスープ。
ミソスープは洗脳ワカメを味噌汁に入れていた。それは消化されるとカオスの栄養となり、髪の毛と化す
カオスの脳天から鰻のように生えている太くて長い髪の毛が変化した洗脳ワカメだ。
…むりむりとカオスの額に無数の筋が走りひくりひくりと脈打つ
強烈な毛根が張り巡らされ神経と一体化しつつあるのだ
【BOSS DATA】
名前:ミソスープ
外見:
技:洗脳みそ汁拳
「みそしる拳奥義!ふーふーごっくん!!」
どこかで声。
物影からミソスープの頭の毛がビビビと逆立つのが見えると
洗脳電波を受信したカオスの口が勝手に動き、自滅の魔法を唱え始めた!
- 92 :
- >88
>「パーティーするー!パーティー!パーティー!」
「そうか!」
妙にやる気満々すぎる気がするけど……やる気があるに越したことはないよな!
>89
>「あたしは見てのとおりの極道だ。あんたたちとは仲間になれないんだよ!」
「ぐえっ!?」
なんでいちいち暴力を振るう必要ガ!?
>「あんたとあたしは極友だ!道は違えど行く場所は一つ!よろしくな!」
「極友!? なんかかっこいいね!よろしく!」
何やかんや言いつつ仲間になったようだ! 元ネタが仲間ゆきえだけに。
>90
「上田!? それはトリックの方じゃないですかァ―!」
>「いくときはいっしょだよルェルル!えへへへ」
もしやこいつロリコンか!? ロリコンなのか!?
>91
>「みそしる拳奥義!ふーふーごっくん!!」
髪が一筋アンテナのように立つ。
「あーれー? 妖怪アンテナ?」
電波の伝わってくる方に引き寄せられる。
物陰にがいたので道連れにするべく抱き着く。
「メガテン!!」
呪文をちょっと噛んだ気がするが大爆発が巻き起こった。
煙が晴れるとそこには……
- 93 :
- >>90
ベンクミがルェルルの後ろに付いてきます。
上田との声がしましたが、上田じゃないのでルェルルは振り返りません。
>「いくときはいっしょだよルェルル!えへへへ」
「うん、行こっ。
ところでお姉さん、どうしてそんな裸みたいな格好なの?
私みたいに悪い人に取られたの?」
スキップしてるベンクミは、裸にマントという格好を露わにしています。
振り返ったルェルルは、ベンクミに疑問をぶつけました。
>>92
カオスは爆発していました。
煙が晴れると残る場所には“外道”が佇んでいます。
メガテンに実在するモンスターですが、爆発の影響で誕生してしまったのかは不明です。
はカオスの胸ぐらを掴むと、いきりたって因縁を付けてきました。
『ワレ、何しとんじゃい!慰謝料払ってもらおか!おう!』
ルェルルはベンクミとお話してて、その様子には気付かないようです。
- 94 :
- >92>93
>「うん、行こっ。
ところでお姉さん、どうしてそんな裸みたいな格好なの?
私みたいに悪い人に取られたの?」
ルェルルの子供らしい純粋な質問に、ベンクミは真剣な眼差しでこう答えた。
「人ってのは長い人生のなかで自ずから裸にならなきゃいけないことがあるんだ。
ルェルルも大人になったらわかるよ。
あたしはただ、こころまで裸の王様にはなりたくない。
だからいかなる時も全裸(本気)でいたいんだよ
自分を戒めるためさ」
>「メガテン!!」
気がついたらカオスが爆発していた
「おまえ、爆発なんてしてんじゃねぇよ!
」
煙りが晴れるとカオスが外道に胸倉を掴まれていた
「おまえ!○○組のもんだな?あたしの極友をはなせ!」
「なんじゃワレ?慰謝料払えっちゅうねん。
ワシらの組は金欠やねん。この世から味噌煮込み饂飩がなくなうてしもうたからの〜。
饂飩屋の売り上げがなくなうともうて資金源がないねんな。
まさかあんたら味噌煮込み饂飩以上の極上メニューを考えてくれまっしゃろか?
できひんやろ?なあ?
ほんなら味噌風呂に沈んでもろうだけや。覚悟しいや!」
外道は嫌がるローゼンをリムジンに押し込もうとした
「おまえ誰やねん!」
外道はローゼンをつまみ出す
- 95 :
- 銀の降る降るまわりに
金の降る振るまわりに
という歌を歌いながらあたしはゆっくりと大空に輪をえがいて飛び、
時空がごちゃごちゃになったのを見ました。
かーくんなんかがいる世界なのでこっちは別にいいけれど、
あっちがかわいそうです。
あたしは落ち物パズルゲームの凸棒の姿でつまみ出されたローゼンの元に舞い降り
BCFで名前をローゼソに書き換えました。
「ローゼソよ。望むならついでに地蔵に書き換えて
あたしの《ツヴェルフレギオンエンゲル》に加えましょう」
BCFでキャラに突っ込んで倒れた、というか轢いた後から肩書きとかを強奪する――ええまあ。
- 96 :
- >>94
ルェルルの疑問にベンクミが真剣に応えてくれました。
>「人ってのは長い人生のなかで自ずから裸にならなきゃいけないことがあるんだ。
>ルェルルも大人になったらわかるよ。
>あたしはただ、こころまで裸の王様にはなりたくない。
>だからいかなる時も全裸(本気)でいたいんだよ
>自分を戒めるためさ」
「私もう大人だけど、よく分からないよぉ。
うーん……お風呂に入る時とかかなー?」
とりあえずルェルルにも真剣な気持ちだけは伝わったようで、小首をかしげつつ納得の様子です。
ベンクミは近くの爆発に気づいたようでの元に駆けて行きました。
はで、味噌煮込みウドン以上の極上メニューを考えてほしいと無理難題を押しつけます。
「スライムうどん!」
ルェルルはすぐさまメニューを思い付いて元気よく叫びました。
極上のメニューな気がしたのです。
そして、スライム捕獲の仕事の最中だったことも思い出しました。
「いっぱいのスライムでおうどん作れば、いいんじゃないかなー?」
>>95
にベンツの中に押し込まれそうになったローゼンは、すぐさまつまみ出されました。
いつの間にやら整頓の神の力で、名前もローゼソに変わっています。
ローゼソは言いました。
『うん……地蔵でもいいなら、僕もツヴェルフレギオンエンゲルに入れてよ!
なんだか、とっても楽しそうだしね!』
「私も、つふべふえんげる入るぅー!」
凸棒姿の整頓の神の、出っ張りの部分にルェルルが抱きつきます。
スライム捕獲の仕事は、再び忘れたようでした。
どうやら新しいことが起きると、前のことは忘れてしまうようです。
- 97 :
- >「いっぱいのスライムでおうどん作れば、いいんじゃないかなー?」
あたしはを優しく撫でました。
「それならいっぱいのスライムもあたしの《ツヴェルフレギオンエンゲル》に加えましょうね」
>『うん……地蔵でもいいなら、僕もツヴェルフレギオンエンゲルに入れてよ!
> なんだか、とっても楽しそうだしね!』
あたしはローゼソも優しく撫でて、
テンプレを地蔵《タオレナイカベヤク》に書き換えました。
それからあたしの《ツヴェルフレギオンエンゲル》に加わった
とローゼソの前に立って、いっぱいのスライムがいる草原に向かいました。
外道とお姉さんは?――拳で何かを熱く語り合っているようです。
- 98 :
- >>97
抱きついたルェルルを撫でながら、整頓の神は言いました。
>「それならいっぱいのスライムもあたしの《ツヴェルフレギオンエンゲル》に加えましょうね」
「うん。わたしいっぱいスライムつかまえるのっ!」
元よく応えたルェルルは整頓の神に連れられ、フニフニ草原に辿り着きました。
草原には紫のヒースが一面に生い茂り、小さな緑の木々が生えて、枝に止まる小鳥たちが歌っています。
神々の争いとは無縁の穏やかな光景でした。
ルェルルは駆け出すと、ヒースの花々の下を覗き込んでスライムたちが隠れてないかを探し始めます。
しばらく探すと、クッション程の大きさのスライムたちがワラワラと出てきました。
「すーらーいーむ、見ーつけっ!」
捕まえたスライムを閉じ込めて街に運べば良いのですが、たちまち運搬方法に困ってしまいます。
スライムは絶えずルェルルの腕から逃げようとして、これを街まで運ぶのはとても大変でしょう。
「うーん……このままじゃスライムが逃げちゃうよぉ。
仕舞える箱とか、どこかに落ちてないかなー?」
- 99 :
- >カオスさん。整頓の神さん。ルェルルさん
すみません。階段から落ちて両手首を折ってしまって
レスが打ち辛いので引退します
ありがとうございました。頑張って下さい
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