2011年10月1期三国志・戦国三国志の時代の字(あざな)を考える
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【三国志】綱渡り的だった戦略戦術を語るスレ【戦国】
三国志の時代の字(あざな)を考える
- 1 :10/07/24 〜 最終レス :11/12/17
- 基本的に中国の人名は「名」と「字」が対応関係にあるので、
三国志の時代の人名がどう対応しているか考える。
もしくは「字」が伝わっていない人物(典韋や顔・文など)の「字」を「名」から勝手に推察してみる。
(黄承彦など「字」だけの人物の「名」を考えるのもあり。)
「名」と「字」の対応の法則の考察もぜひ。
- 2 :
- 関興‐安国の例があるので、演義の武安国は武興‐安国っていう裏設定があったのではと考察。
- 3 :
- 馬岱は伯山だったか伯瞻だったか。
- 4 :
- よくネットで張角の字が元穎ってあるけどソースないからウソくさいよなぁ
>>3
伯瞻ってのは見たことあるけど、伯山はどこ情報でしょう?
- 5 :
- 姓は兀、名は突骨、字は錐蛮。
なんちって じょうだん >>5ッドー
- 6 :
- 関平って正史では字が伝わってないけど民間伝承では坦之or定国ってことになってんのね
- 7 :
- 定国は安国の連想っぽいね。
- 8 :
- >>4
劉岱→公山から来ているんじゃなかったかな。
- 9 :
- >>7
じゃあ、坦之は関索の維之からの連想か
民間伝承のくせに割と整合性があるじゃないか。
- 10 :
- >>9
関索に絡められたら関平も浮かばれないだろうが、東晋以降の癖を投影しすぎているように見えるからな。
- 11 :
- 黄忠は「忠と言えば漢に対するもの」ってことか?升はどこから来たんだろう。
- 12 :
- 升はのぼるって意味がある。さしずめ「漢升」は漢王朝が繁栄していくって意味なのかも
そしてそれに「忠」を尽くすと。
- 13 :
- 朱子学とは逆だな。繁栄する国に忠義を尽くすなんて誰でもできることじゃん。
- 14 :
- 子竜ってカッコよすぎね?
- 15 :
- 「子」はよく使われる接頭(?)あざな。「子桓」等たくさんいる
竜は雲にかかっていて、何かの古典で「竜雲〜」的な使用例があったはず。
陸遜の孫の陸雲も士龍だったね。
- 16 :
- 王平は?
- 17 :
- 平 均
似た意味を並べる典型的なパターンじゃん
- 18 :
- 伊籍は?
- 19 :
- >>15
接頭というか、敬称とか装飾みたいなものだよね。孔子の子と似た理由で。
昔は字も一文字で、子をつける慣習から二文字になったという説を支持する。
孔門の冉求(字は子有と言われる)が冉有とも言われるように。
>>18
籍が竹を編んで敷物を作ること、機が布を織るもの、で敷物つながりかな。
伯はたぶん長男。
- 20 :
- 三国時代の字がまとめられてる↓
ttp://www4.tokai.or.jp/kensangokushi/azana.html
- 21 :
- おもしろいと思ったけど、何で頭文字だけなんだよ……
- 22 :
- 【珪】たま。瑞玉。諸侯が祭礼のときに持つ瓚(酒をもる玉器)にさす柄形の玉。
- 23 :
- 元直つながりで徐庶と周不疑の名と字の関連性でも愚考してみる。
徐庶(福) 元直 → 一文字目の「元」は長男によくつけるもの。
字は元服したくらいにつけるので、「庶」は気にせず「福」で考える。
だが、まっすぐな福…だと苦しい。
剣を捨てた時の決心として、心根や字を「直」すってぐらいしか思いつかん。
周不疑 元直 → どうせ長男の「元」。
二字目は、疑うと素直で対立系の命名方法。結構典型的かな。
不疑の「不」など名前につく「不」は鄭玄いわく特に意味を持たせた字じゃないらしい。
結論・・・字が同じでもあんま関係なかった。
字が同じな人ってほかに誰かいたっけ?
- 24 :
- 衛権伯輿
王基伯輿
- 25 :
- 衛権って誰だよって思ったら衛茲の曾孫か。なんとマイナーな
- 26 :
- 教養のある人ならできるだけ昔の偉人の字も同時代の著名人の字も避けるんじゃないの
そしたら被るような人は自然とマイナーになると思う
- 27 :
- 気になったから調べた
任峻(伯達)司馬朗(伯達) きっといちばん有名どころ。それでも知名度は二流
鮑出(文才)胡軫(文才) 鮑出って誰だよ
劉岱(公山)劉岱(公山) 東莱郡のやつと沛国出身のやつ 同姓同名
もっといると思ったのにあんま見つからなかった
- 28 :
- 呂蒙(子明)と孫亮(子明)を思い出した
結構メジャー同士でしかも同じ勢力内だね
こういうのは逆にあやかってつけたのだろうか
- 29 :
- 話は変わるんだけど
周「瑜」って男の名前ってわけではないんだね
最近よくTVに出てくる中国の報道官の女が
姜瑜って名前でひときわ目を引くw
- 30 :
- 「瑜」《意味》@{名}玉石の中からぬきとった最も美しい部分。上質の玉。
A{名}玉の光
美しい名前なので女性か美男子以外が付けると恥ずかしいってことかな。
- 31 :
- >>27-28
徐晃と管輅も字が公明で共通だった様な
- 32 :
- あ、そいやそうだな。
ただ、管輅が成人したときには徐晃は魏の名将として名高かったのに、字がかぶってる。
管輅ってば知らなかったのかなぁ?
- 33 :
- 知ってたとしたら子明、公明ってオーソドックスな字だから気にしない、って心境だったのかね
正史に名前が残らなかった役人や部隊長レベルの人にも子明、公明は何人かいそうなイメージだ
- 34 :
- >>29
美しい玉系の名前は昔は普通に男子に使われていたよ
現代だと女性に多くなっただけ
- 35 :
- 崔琰と蔡琰 曹節(宦官)と曹節(曹丕妹)みたく、
この時代は漢字の男女の住み分けがまだはっきりしてなかったんだろう。
- 36 :
- 女っぽい名前が無かったわけじゃないよ。春華とか古い例では麗華とかもいる
が、いかにも女という名前ではなく男と同じような名前を付けた方が良いという考え方があったらしい
名家であるほどその傾向が強い
- 37 :
- >>29だけどいろいろありがとう!
要は女の子にも男の名前をつける習わしから
今は女性にしかつけなくなった名前も
当時は男女問わずつけてたってことかな?
勉強になりました
- 38 :
- というか美男子の容姿を「美玉の如し(演義の陸遜)」とか表現する文化だからね
日本の古典でも「容顔まことに美麗(敦盛)」とか表現してたけど、
現代では男に対して「美しい」とはあまり言わなくなった
西洋文化の影響なのかねえ
- 39 :
- 西洋でもギリシャ文化は男色オッケーだったり
女性と同じように男性の美を表現した芸術があったりするんだけど
どっから来たのか謎だね
日本でも近代まで紅顔の美少年とか言ってたしなあ
「美人」ってのももともとは男性に対する形容だし(女性は「美女」)
二つの大戦でマチョイズムがもてはやされた結果・・・だったりするんかねえ
- 40 :
- 西洋というより米国文化なのかな
なんにせよ「美≠男性」という感覚は中国や日本にとっては歴史が浅そうだ
ちゃんと調べたら論文一本書けそうなテーマだね
いや、もう書いてる人がいるかも
- 41 :
- アメリカ的マチョイズムってやつか
向こうだとティーンエイジャーの頃からジョックの階層があるらしいからなあ
http://ja.wikipedia.org/wiki/ジョック
- 42 :
- よく偉い人と名がダブると変名したりするよね。
そういった場合、字もついでに変えたりしたのかな?
- 43 :
- はて、変名した例は李厳→李平、徐福→徐庶、
ケ範(士則)→ケ艾(士載)、孟達(子敬)→(子度)くらいしか知らないが、
ケ艾以外は両方変えた例ってあんま聞かんな。
- 44 :
- 関羽の変名は偽史の世界?
- 45 :
- 意味がわからん
関羽のは字を変えたんだろ
- 46 :
- 陸遜は初名が陸議だっけ。
「遜」にはへりくだるだの、一歩引くだのちょっとマイナスな漢字だけど
孫権に仕えた際に名前を変えたのだったら、孫策に族長された過去はあるけど、
「陸家は孫家と争う気はありませんよ」っていう意思表示だったのかな?
- 47 :
- 晋書に司馬遜というのもいる。
司馬懿の弟の子か?
- 48 :
- 司馬遜(子悌)って「遜」でへりくだって、「悌」でおとなしいとかww
儒教的に万歳なのだろうけど、控えめすぎだろ
- 49 :
- >>46
陸遜の改名は晩年(最悪死後)の可能性を示すものがいくつかあるから
孫家がどうこうとかまず関係ないだろう
- 50 :
- >>39
あれ、物徂徠は「美人」は女に用ふ、と書いてるけど違うの?
- 51 :
- >>50
美人は男女関係無しに使う
そもそも美女って言い方自体の方が後から生まれたような
- 52 :
- 特に支持しない語は無条件に男で、女をあらわすには「女」と言うしかない例は多いな。
- 53 :
- 女官の官位の「美人」も有るね
虞美人の美人
上から、后→夫人→世婦→…→美人
- 54 :
- 流れ変えて申し訳ないけど字に関してちょっと気になることがあるので…
張昭の長男の張承は何で「仲嗣」って次男みたいな字なんでしょう?
字の一文字めの「伯・仲・叔・季…」は順に長男・次男・三男・四男を示していると聞いたので
長男の張承なら「伯嗣」になるはずでは?
- 55 :
- なにごとも慣例道理にはいかないのが現実でして
おそらく、長男がいたが早世したか、従兄あたりに年の上のやつがいると
「仲」の字を使う可能性は高いかな。
てなわけで、従兄弟に張奮は生年不明だけど、
張承より早く生まれてたら字は伯嗣になってもおかしくないかと。
曹仁とか曹丕とかの例があるけど子の世代は字の一字を共有することが多いとか。
- 56 :
- レスありがとうございます。
なるほど本当の長男とか、従兄弟かぁ!!
色々説があるものですね!!
>>なにごとも慣例道理にはいかないのが現実でして
そのとおりなんですけど、法則を破っているのが張昭の息子さんって辺り意外です
余談ですが、今日「文和(ふみかず)」という名前を偶然目にして
(賈詡だ!!!)
という思考が巡りました…
- 57 :
- この手のスレってもんの凄い前にもあったね
興味あったらぐぐってみてくれ
この流れもソックリw
- 58 :
- 蒼穹の昴で知ったんだけど、兄弟とか従弟とか
同世代で字を共有するのは「排行」とか言うらしい。
そっから見ると馬岱の伯瞻って字はちょっとあやしいな。
馬岱の方が従兄とか仲瞻とかでない限り。
- 59 :
- 諸葛「元」遜の弟が「仲」慎で諸葛亮の養子になって「伯」松って改字してたし
「排行」がすべてのケースに適応されるとは思えないんだがどうか。
- 60 :
- 今のDQNネームみたいなノリかも知れんが、
世の中には名と字が同じとか、字が「女王」とか、どう考えてもテンプレ通りじゃない奴も多い。
それとは別に、大族だと続柄や世代が紛らわしくならないように兄弟で一字を共通にするとかあるんだろう。
あんまり勢力のない家の出ほど「長生」「益徳」とか、個性的な字の奴が多い印象がある。
- 61 :
- 現代日本でもいいとこの子は○子とかやや古風な名前で
まりん、かのん、ないと、みたいな名前はつけないのと似たようなものかもね
- 62 :
- 「元」「長」が長男、「公」が次男の字に使われると
なにかで聞いたことがあるのだけど、ソース不明だしデマ?
「元」や「長」は漢字の雰囲気から勝手に納得しかけてるけど(エェー)
- 63 :
- 漢代〜魏にかけて元仲、叔長、孟公という字の人がおりますな。
- 64 :
- 「元」はそれっぽい例が色々あるが、「長」は例が少ないし
「公」に至っては違和感の方が大きいな
次男だとしたら、長男の影も形もなく活躍してる人数が多すぎる
「公」の漢字そのものには二とか次とかって意味はないから
「公」で次男の人もいれば次男じゃない人もいるんじゃないか
- 65 :
- 衛臻・公振 袁術・公路 王匡・公節 王昌・公伯 郭図・公則 賈充・公閭 賀斉・公苗
韓曁・公至 管輅・公明 橋玄・公祖 黄権・公衡 孔伷・公緒 史渙・公劉 周瑜・公瑾
朱儁・公偉 朱績・公緒 荀勗・公曾 荀攸・公達 蒋琬・公琰 蒋欽・公奕 諸葛誕・公休
徐晃・公明 仲長統・公理 張衛・公則 張承・公先 張範・公儀 張魯・公祺 陳宮・公台
鄭泰・公業 董昭・公仁 費詩・公挙 傅巽・公梯 駱統・公緒 陸績・公紀 李勝・公昭
劉禅・公嗣 劉岱・公山 凌統・公績 廖立・公淵 令狐浚・公治
・・・資料の制限もあるが、次男の方が少ないんじゃね?
- 66 :
- >「公」が次男の字に使われると なにかで聞いたことがあるのだけど、ソース不明だしデマ?
マガジンに連載されていた塀内夏子の「覇王の剣」って三国志漫画にそんなことが書いてあった
と聞いたことがあるが未確認。
- 67 :
- 次男がたまたま数人いるだけで他には目をつぶって「公は次男が多い(名前の出ていない長男がいるんだろう)」
とか言ってるだけなんじゃ…
子○と同じように具体的な意味はなさそう
- 68 :
- >「瑜」《意味》@{名}玉石の中からぬきとった最も美しい部分。上質の玉。
A{名}玉の光
だとしら、周瑜は、みごとな美しく輝くキンタマもってたかもしれない。
- 69 :
- >>64-67
遅くなりましたが、ありがとうございます
すごく参考になりましたv
「元」は断定はできないけど可能性はある、
「長」は検証のしようが無い、という感じですね。
「公」は「子」と同じような感覚で具体的な意味はないっぽいです。
>>64と>>67の言ってることと殆ど同じになってますがw
- 70 :
- うわぁっ、アンカーに>>63が入ってなかった! すみません…
- 71 :
- 絶望した!アンカーミスに絶望した!
- 72 :
- >>60
郭氏の字には麦茶吹いたw
- 73 :
- >>72
郭女王は何というかだよなw
昔から変わった名前付ける親は居るんだなあと
周瑜(公瑾)諸葛瑾(子瑜)は近い意味の語を名と字に降った例だな
- 74 :
- 変な字というと
王凌の子供たちの字は飛梟・金虎・明山と若干DQN臭がする
竹林のケイ康-叔夜、胡烈-玄武、曹彪-朱虎とかは厨二臭が
倉慈-孝仁、呂強-漢盛、裴頠(ハイギ)-逸民とかはやり過ぎ感があるな
- 75 :
- 夏候覇って名も字もすごいよなw
天下取るつもりだったのかと
- 76 :
- >>72
そして本人は本当に『女(の中の)王』になってしまった…
孫権と歩夫人の間に生まれた姉妹の字は「大虎」と「小虎」も割とぶっ飛んだ名前だよね。
虎狩大好きだった親父の趣味だろうか…
あと、字ではないが…
陸績の娘さんもやっぱDQN的な要素があったから名前も残ったのだろうか。
孫権に嫌われ、鬱林太守に左遷され、それから生まれた娘に「鬱生」…
状況からしてヤケクソで名付けてる気がした。
- 77 :
- あれ、安価が…
>>76は>>73宛てのはずが…
まあどちらもも郭女王の話だけど
- 78 :
- 地名が元ネタと言えば董卓の「仲穎」とか董旻の「叔潁」の「穎」は
親父が潁川で働いてた時に生まれた子だからとかなんとか
よく見ると微妙に穎と潁で違うけど…誤差だな!
- 79 :
- >>76
鬱ってふさぐって意味もあるが(所謂憂鬱、鬱病の鬱ね)、他に茂る・盛んって意味もあるから別にやけくそな感じはしないが…
鬱林なんて地名はまさに後者の意味じゃないか。
- 80 :
- >>79
へえぇ『鬱』ってそんな意味があったんだー。勉強になります。
彼女の名前がヤケクソだとか孫権への当て付けだとか感じたのは
私個人の感想だから気にしちゃダメだw
字って「何で名前が二つあるのややこしい」って印象があったけど、
由来や法則を知ると調べるのが楽しくなってくる
- 81 :
- 周魴の字の適当さはどうなんだろう「子魚」って
若い頃から勉強熱心だったんだろ もっとひねれよ!
- 82 :
- >>80
鬱蒼と茂る草木
とか言うだろ
- 83 :
- 最近見つけたが、朱治の字が君理で、息子の朱才の字が君業
「伯」が親子で使われる例はあるが、これは長男用の一般的な字だからかぶるのはアリだと思う
けど「君」はメジャーな字じゃいし、しかも父親と被るとかありえん
避諱はどうしたんだ…?
- 84 :
- 字っていつ滅んだの
- 85 :
- 今でも中国人で字つけてるおっさんはいるよ。
若い人は知らん。
- 86 :
- 台湾人の野球選手が字使って登録名にしてる
- 87 :
- そういや本を出版するときに字を執筆者としてのせてる方も。
ということで、つけたい人は自由につけてるし、興味ない人はない。
- 88 :
- 司馬兄弟の字が合理主義全開で大好きだ
荀ケ、郭嘉も糞真面目な儒者っぷり丸出しで宜しい
超雲は厨2
- 89 :
- >>81
周魴の子供も字が原因でグレた
- 90 :
- 趙雲が字までイケメンで嫉妬
- 91 :11/12/17
- >>90
趙雲子 龍
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