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2012年07月文学333: 珠玉の新人発掘スレ (207)
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珠玉の新人発掘スレ
- 1 :11/05 〜 最終レス :12/05
- 文學界、新潮、群像、文藝、すばるの各新人賞に加え太宰治賞などのローカル賞を受賞した作品の中には、
芥川賞作品を超える作品が散見されるのでそうした期待の大型新人を取り上げみんなで情報共有し、批評するスレ。
- 2 :
- 最近話題になったのは第53回群像新人文学賞『朝が止まる』淺川継太だろう。
これは一つ一つの表現がコピーライティング並に練られている上、幻想的且つ写実的な雰囲気、ユニークなアイデアは新人離れしている。
安部公房を意識してるようだが、スタイリッシュさと感性の豊かさは村上春樹風でもある。
もっと話題になっていいと思うが、純文学ならこんなものか。
- 3 :
- 第41回新潮新人賞『神キチ』にも笑った。
ブラックユーモアな短編集が続いていく感じはあるが、
サービス精神に溢れ、前衛的な試みに溢れた秀作だと思う。
- 4 :
- 今回(第112回)の文學界新人賞受賞2作について。
前者は『甘露』、後者は『癌だましい』。
591 名無し物書き@推敲中? sage 2011/05/11(水) 20:37:17.51
>>590
学生のは姉に魅力が無いのが致命的だったなー
中上健次的な〜とかどこかに書かれてた気がしたけど、どこがだろって思った
しいて言えばともだちの居ない「眠りの日々」、「十九歳、海へ」ってとこかな。雰囲気は。
にしても鬱屈度がだいぶ違うけども
癌のは、あれ悲惨だったなー
今期のカイジの第1話、ビールとポテチと焼き鳥を狂ったように食うじゃん。カイジが。
その時感じたのに近い感じが何故か蘇ったな
書かれてることは結構キツい感じなんだが反対に何故か無性にもの喰いたくなったの
595 名無し物書き@推敲中? sage 2011/05/11(水) 23:37:15.94
個人的にはのののよりは甘露のが好きかも
のののは選者の誰かの白い本の山の解釈が面白かった記憶はあるけど、ののとりとか分身とかになるとちょっと…
599 名無し物書き@推敲中? sage 2011/05/12(木) 11:34:47.77
今回はじめて文學界の作品読んだんだけど、
水原くんの作品のように、描写がうざいくらいあるのが文學界の特徴なの?
文章が巧いのは理解できるけど、いい作品かどうか聞かれたらそうでもないような気がして
小説書き始めたばかりの人が、描写を付けろと言われて、なんでもかんでも描写つけたような
感じだし……
それでいいの?
- 5 :
- どこへ逃げたいんだ、文壇ジジイは。
- 6 :
- 老人ホームでやってほしい。迷惑な上、かねをかき集めてくるから手に負えない。団塊病は救いようがない
- 7 :
- 第42回新潮新人賞について。
○『工場』小山田浩子
専業主婦の作者の写真がなかなか可愛い。
世間的に可愛いかどうかは別にして、俺のタイプw
作品は完成された文章、無駄がない、でもそれだけ。
それ以上の、面白いとか引き込まれるという感情は湧かなかった。
○『ののの』太田靖久
凄く面白かった。作者の写真や受賞の言葉からも分かる通り、彼は筋金入りのロッカーだよw
作品も反骨精神の気概に溢れていて好感が持て、最後まで面白く読めた。
白い本の山は作者自身が自作に対する対処の仕方を模索してるのだと思う、個人的には。
自我が分裂するのは映画「ファイトクラブ」にもある古典的な手腕だけど、
それ以上にサービス精神の行き届いた会話文や比喩が秀逸で全く無駄な部分がない。
停滞した文壇サークルにマシンガンを打ち込む風雲児になってほしい。
- 8 :
- おーい、だれか延命装置を外してやってくれないか。
- 9 :
- ○第26回太宰治賞受賞作 『こちらあみ子』 今村夏子
新宿紀伊国屋では3つのコーナーでPOPが作られるほどの猛ュ。
実はそれだけ面白いんです、この作品は!
読み始めるとまたメンヘラ女の話かぁ、と思いますが、他の作品とは一線を画す。
周りから見るとアスペっぽいあみ子の行動はとても痛々しいけど、本人の視点は極めて楽観的で悲壮感を感じさせない。
社会的弱者の視点に立って、健常者がどう接するべきかという問題を提起する社会派の作品!
これほどうつ病はメンヘラが蔓延する現在だからこそ是非お勧めしたい。
- 10 :
- 事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!
古い死んだ人の作品を語るのも文学かもしれないが、
今現在進行形で生きた文学は作られているんだ。
みんなもっと新しい作品を読もうよ。そこには新しい文学の形とこれからの方向性が示されている。
もしかしてこの板のコテは、最新の文学を押さえないで文学を語っているかい?
- 11 :
- 老いたひと己れの雑誌をゆびさして下品をほめて最新とゐえり
- 12 :
- >>11
あなたの短歌は素晴らしいよ!
その感性で新人賞に作品を送ってみてくれ!
- 13 :
- われおもふ審査するものいやしくしてわがたましひのおきばもなきとぞ
- 14 :
- >>13
相変わらず秀逸だな。趣味は文学じゃなくて短歌?
- 15 :
- マイルドセブン
- 16 :
- 第五十四回群像新人文学賞受賞作『美しい私の顔』中納直子
について
※群像新人文学賞47から転載
受賞作誰か読んだ?
>>286
いきなり冒頭でら抜き言葉だから読む気失くしてる最中。
「梅田に買い物に来れただけで」ってなんすか。
頑張って読み進めているが、
顔のヘルペスでここまで悩める自意識にちょっと疑問。
三叉神経痛とか群発頭痛とかのほうが痛いしつらいと思うのだが、
痛すぎる病気は、本当に言葉になりにくいのだろうな。
その意味でも顔のヘルペスは、文章にできる痛みなのだろう、と思う。
なんで私がこんな目に、と右目からだけ涙をだらだら流す女。
幸せそうな周囲の人としか自分を比較しない想像力の狭隘さ。
小説の消費者としては主人公に不快感がつのるばかり。
どこを読んでも「ばーか」としか思えない。
ぼろかす書いてるが、もっともっと文句が出る。
俳句のやつは面白かった。本当に面白かった。
長嶋有の選評も面白かった。
伊藤たかみのつまらん選評は不快だった。
糸糸山秋子の選評はまっとうだった。
田中和生はよくわからんかったが、若いのにおっさんくさいと思った。
松浦寿輝の選評は文學界の選評と違ってずいぶんどよーんとしていた。
みんなの感想も聞きたいな。
>>287顔のヘルペスは本当に辛いよ。死にたくなるもん。
皮膚を剥がして洗い流したい衝動に駆られる。
痛痒いし、精神的にも辛くなる。薬のバルトレックスは高いし。
- 17 :
- 文学界新人賞を立ち読み。姉と父がするのを覗くやつは、描写がいい。
食道がんのは、どうなんだか。
- 18 :
- >>17
前者は北大生のやつですね。設定がリアリティがないと言われていますね。
後者は闘病記で暗い話ですね。クレーム回避のために中年を受賞させたと言われてますね。
- 19 :
- あげ
- 20 :
- せっかくageて頂いたので少し前になりますが『舞い落ちる村』谷崎由依の感想でも。
審査員は神話の典型的な構造を用いて完全武装した緻密な作品云々…
仰ってますが、なんか主人公がメンヘラ女になった村上春樹風という印象です。
故郷の村は冒頭では幻想的だけど、夜這いの歴史が残って親族でスワップするエロゲ設定ですからね。
でも面白かったです。それなりに綺麗な作者が書いた、どこまでが実体験か想像するキャラクター小説というカテゴリーでは金原と一緒かもしれません。
- 21 :
- このスレ、面白い。もっと盛り上がってほしいなあ。貴重な情報で参考になります。
- 22 :
- >>21
ありがとう。ほとんど僕の自作ジエーンですがそう言って頂けて嬉しいです。
- 23 :
- >>22
そう聞くとますます好感が。谷崎由衣のは読みたいと思ってたのですが、村上春樹風とは意外で、とても参考になりました。陰ながら応援してます。
- 24 :
- 第110回文學界新人賞『自由高さH』穂田川洋山
作者はフリーの校閲者だけあり、小説を開くといきなり取説のような文章が始まり、
おそらく没個性が逆に作者の隠れた自己主張なのだろう。
ストーリーはある男が廃れたばねの製造工場を賃借りし改装するだけの話でだが、
この小説の焦点は物語の面白さではないのかもしれない。
描写ではなく説明、人間ではなく属性、フィクションではなくドキュメンタリー、
そうした緻密な文の積み重ねが古いような新しいスタイルを提示する。
それでいて男なら誰でも血が騒ぐ秘密基地への憧憬を誘ったりしてそれなりに見せ所もある。
正確で丁寧な日本語のサンプル集のような小説。
個人的には西村や朝吹よりも文学っぽいし芥川賞にふさわしいと思った。
- 25 :
- 本気でカスだな。こういうキチガイガラパが発酵すると狂人を産み国の足を引っ張る。石原毎埋めてしまえ
- 26 :
- 出来の悪い連中は本当は埋めた方がいいだろうよ。これはもう人間業ではない。狂人生活だ
- 27 :
- >>25
>>26
誤爆すんな。
- 28 :
- 誤爆に見せかけたageは歓迎です^^
- 29 :
- 遠慮なく書くときあげちゃってください。
マグナもageとかやってないで書けやボケ。
作家志望の方なんですかね。年度も入れてくださると助かります。
- 30 :
- 最近だと、2009年にすばる文学賞受賞の木村友祐「海猫ツリーハウス」が良かったけど、
賞レースからは外れたんだよな。候補くらいなるかと思ったけど。
青森の八戸弁? がいいのと、田舎の人間関係のどうしようもなさがうまく書かれてると思ったけど、
後味が悪いのが難点か。
それと、ネタ的にこの人はこれ一作で終わるだろうって感じもあった。
斎藤美奈子が2010年今年のベスト3みたいなのに挙げていて、気が合うと思ってしまった。
田舎出身者にはウケる作品かな。
- 31 :
- 新人賞作品は芥川賞でも獲らないとなかなか読む機会がないからなあ。
- 32 :
- >>29
僕は作家志望というか作家挫折組で、新しい才能を掘り起こすことに今は喜びを感じてます。
>>30
貴重な感想ありがとうございます。
木村友祐「海猫ツリーハウス」是非呼んでみます^^
斎藤美奈子の石原慎太郎「再生」評は的確過ぎてワロタ。
>「創作」と呼べる部分があるとしたら、語り手の恋愛体験や性体験だろうが
>(それがまたいかにも石原慎太郎好みの「創作」でゾッとしないのだが)、
>出典との関係を無視しても「再生」には小説としての広がりも深みもなく「さよか」というだけ。
個人的には面白く「再生」読みましたがね。まあ二次創作としてのあのしんちゃんのネームバリューと、
作品そのものが面白ければいいんじゃないかと個人的には思いました。
- 33 :
- 斎藤美奈子って頭いいよねw自分の立ち居地をいつも測ってて突き抜けたところが足りないのがたまに傷だけど
- 34 :
- >>32
プロの批評家にもそういうことしてる人はいないと思います。素晴らしいです。
- 35 :
- こういう雑魚連中の滓溜まりつくっとく>>1=石原慎太郎、は、豚やも生み出した魔物だが、
何れ心底後悔するよ。おまえ…何度言ってもわからねえし。7年以上説教してるだろうがこっちは
- 36 :
- 豚も乱ミニマリズム滓しか出せねえ分際で3億以上もうけてんだよ。てめえの責任だろうが石原。
お前地獄だよ、必ず。なんにもできねえ勘違い譏世書で都知事四選じゃねえよ? お前。石原。最低の部類だお前は
- 37 :
- 鍵、ここはやめて。今は文学研究者たちのスレが雑談。
- 38 :
- 畜生だな、お前も。他人の実名で犯罪してるやつにのっかってここはやめてじゃねえよ。
神よ。この連中へ裁きをお与え下さい。足を引っ張るしかできない地獄の餓鬼ども。犯罪を少しも反省せぬ畜生ども
- 39 :
- 乱殺害ミニマリズム譏世書稼業を延命させたいばっかりに、こんなところまで現れて糞関西人よびこむな?
おまえがぜんぶつれてきてるんだよ魔物を。石原。おまえと大江だ、すべてのはじまりは。馬鹿が
- 40 :
- 豚はさっさと処分しろ! 勘違いした馬鹿教員が学校に呼んでるんだ、あんなクズ以下のエタ犯罪人を。
お前の責任だ糞石原。おまえ。おまえの一族が全員首ちょんぱされて晒されても少しもとりかえせねえよ、馬鹿野郎。
- 41 :
- 新人発掘ってことだと、「講談社Birth」という無茶なプロジェクトがあったのだけど、
今月で終了してしまった。
なかなか面白い人は出てこないんだよな。
- 42 :
- >>41
講談社Birthってラノベかエンタメですよね?
何となくそんなイメージが……
- 43 :
- >>42
その辺のジャンル意識が明確でないのが失敗の原因だったのだろうけど、
経歴を見ると、群像とかすばるで最終落ちした人が案外多い。
だから、出来の悪い純文学というか、エンターテイメント性の低いエンタメというか、
中途半端な作品が多かったという。
まあ、何冊か図書館で借りて読んだくらいなのだけど。
- 44 :
- >>43
すげぇ!めっちゃちゃんとチェックされてますね。
>群像とかすばるで最終落ちした人
の作品が読みたいです。
差し支えなければ作品名などのご教示を……(__)
- 45 :
- >>44
寒竹泉美「月野さんのギター」がそうだけど、あとは誰だったか。
一時期、創作文芸板に入り浸っていたけど、どうでもいい情報ばっかりだったな。
新人っていうよりデビュー作が好きなんだけどね。
あとは10代デビューの女性作家。綿矢、金原みたいに出世したのはいいけど、
黒田晶とか、佐藤智加、飯塚朝美、三並夏とか消えきってない人は気になる。
悪趣味だけど、島本理生なんかは歳とって作風が変わるのを(というか、
についてあけすけになるのを)、かなり楽しませてもらったよ。
- 46 :
- 黒田晶懐かしい。メイド・イン・ジャパンは衝撃的だったけど。今はアメリカ?
佐藤智加も読んだなー。綿矢たちと同い年だったはず。すっかり差がついてしまった。
- 47 :
- >>45
情報トンクス。
創作文芸板はラノベ書きと厨房ばっかのイメージがあります。
女性作家かなり詳しいですね。
僕はなんか感情移入できなくて敬遠しがちです。
三並は話題になってたんで読んだけど
あのポエム風の作風では伸び悩むというか
引出しの限界がありますよね。
これは女性作家の多くに言えることですが。
金原みたいな特殊な人生歩んでる人間の作品は面白いですね。
あくまで僕の好みですが。
- 48 :
- ちなみに俺も綿矢と金原世代だわ。加えると皆籐愛子も。
輝いてる女性が多かった。一方俺はすっかり糞だわ。
- 49 :
- 実際のところ、新人賞を獲ってもそれっきりって言う人が大半ですよね。
- 50 :
- >>47
三並は去年文藝に書いてたけど、ハタチくらいの会社員(デパガ?)が主人公で、
あんまり内容は覚えてないや。青春群像的な感じだったかな。年取って凡庸になったって印象。
出版化されてないってことは、あんまり評判になってないのだろう。
今月号のすばるで、去年すばる文学賞を取った米田夕歌里の受賞一作目が載ってるけど、
これが話題になれば、というか芥川・三島・野間文芸新人賞のどれか候補でもなれば、
延命できるというか。静かな狂気って感じの一人称小説で、個人的には好きだけど、世間の評価はわからん。
で、それっきりというか、デビュー作だけ本になって、その後は文芸誌に数作発表して消える、
ってパターンが多いと思うよ。個人的に注目してた十文字実香とかそのパターン。米田はどうなる?
新潮新人賞だと、一冊も本を出さないまま消えるとか。
でもまあ、創作文学板にはデビューまで行かないまま10年とか居座ってる人もいるわけで。
現実は残酷ですな。
- 51 :
- >静かな狂気って感じの一人称小説
これ好きなタイプだから、ブッコフですばる探してみます。
芥川賞はコネや話題性がないと厳しいですよねー><
新人賞で芥川賞よりも素晴らしい作品たくさんあるのに。
>新潮新人賞だと、一冊も本を出さないまま消えるとか。
これは酷すぎますよね。『神キチ』早く出版しろ。
あれは短いから作者が次作を書きあぐねているのか…
- 52 :
- まだブッコフにはないと思うけど…
- 53 :
- そもそもブッコフって言うの?
- 54 :
- 昔、セブンイレブンをブレブンって略すひとがいたなぁ。
新潮は何なんだか。佐藤弘みたいに新潮から本出ないまま、エンタメに流れて、
エンタメでも消えるみたいな。高橋文樹の破滅派もつまんないし。
- 55 :
- 詳しいなあ。高橋文樹はじつは幻冬舎からデビューしてたよね。何とか列車。兄妹の恋愛を描いてた。けっこう面白かった。
- 56 :
- アウレリャーノは面白いのかい?
- 57 :
- うん、あれは結構おもしろかった。合コンの場面とかあったり。
東大文学部つながりで、佐藤亜有子とかいたけど、最近復活して文藝に書いてたりしてたな。
チルドレンで有名な精神科医・斎藤学の関係で本出してたり。まあ新人なのかわからんが。
- 58 :
- そうだ。東大なんだもんな…
- 59 :
- 実は今の新人賞は新人を潰すために存在してるようなもんなんだな。
今日の管の不信任決議と同じで、揚げといて、梯子を外すの繰り返し
なんだなW
谷垣は管と小沢と鳩山の連携にやられたんだよ。
管も小沢も、鳩山も自民党を貶めて、民主を相対的に浮上させる
ことでは一致していて、小沢が汚れ役を買って出たんだろう。
三人の芝居だ。
先の見通しも全く分からなくて、作品も読めない癖に新人賞なんか
主催してる出版社しか無いとこも、ビジョンの無い自民党と似てるW
- 60 :
- 俺も東大生が書いた創作はレベル高いかと思って駒場祭で文芸サークルの冊子を買ったが糞過ぎて唖然とした。
おそらく創作能力と学歴は関係ないが、売り出すには高学歴に越したことはないな。
>先の見通しも全く分からなくて、作品も読めない癖に新人賞なんか
>主催してる出版社しか無いとこも、ビジョンの無い自民党と似てるW
まさにその通り。あなたはとても賢いですね。
- 61 :
- >>56
57の1行目は55に対してです。
アウレリャーノは、わりと面白いよ。コミカルな作風で、ミシェル・ウェルベックを引用したり
適度に衒学趣味で、「文学」に憧れるけど近づけない切実さみたいなのがあって。
手元に新潮あるけど、選評で浅田彰は誉めてる。
「粗雑なところもあるとはいえ、この作品が小説に不可欠な多様性をはらんでいることは確かだ」って。
でも、町田康は「ぬるくて凡庸な小説であると思った」みたい。
- 62 :
- まあ、小説の好き好きは人それぞれですからね。
浅田彰が褒めてるってことは俺好みということかw
町田康のセンスはイマイチよくわからん。
- 63 :
- >>61さん、面白い。
- 64 :
- 狭い趣味のサークルでやるならわかるが、
文学とは近代小説でしかない、といった文春独裁権力とつながっているから非難される。
いつまであなた方はそれにきづけないのか?
結局その悪業で綿矢金原の様なわいせつ物陳列罪による金銭悪の富者までうみだし、
一体どこまで社会を馬鹿にすれば気が済むのか。どうしてあなた方はそこまで理解力が足りないままなのか。
- 65 :
- 石原慎太郎の様な、出版独裁の権限をもつ人物までうみだした魔物の巣。
これが文春独裁権力の本質だ、と何度も指摘されてきたろう。どうしてそれに理解が及ばない?
なぜやめろといわれたときにそれが理解できない? >>25-26 >>36 >>38-40
現にわいせつ物陳列罪人は数億も、善良な民から金を奪ってのさばっているのだぞ。
なぜ何度も何度もおなじ内容で注意勧告しなければならず、それでもわからぬのか。悪をなしているのに自覚しろ
- 66 :
- もう7年以上、わたしは同じ注意と警告をくりかえしてきた。
それでも一向に改善される余地がないばかりか、
こういう「隠れた悪徳発掘」迄堂々とやってのける無神経ぶりだ。一体どこまで低い民族なのか。
自然主義の系譜を引いた一切の小説は間違った商売なのだ。どうしてそれに悟れない?
お前達に悪影響を受けるのは我々、一般文化人だ。お前達はどうして反省し、罪悪を悔い改める能力が欠けている。
- 67 :
- もし自分の様に強い意志をもって文芸の独裁権を批判する者がいなくなってみろ。
それは国家と共に民族まで滅ぶときだ。なぜそれにいつまでもいつまでも気づけない?
悪は消え去りはしないのだぞ。それは善とおなじく、永久に宇宙と世界に記録されていく。
お前達は悔い改めてあしき内容の、同じ手法に沿った、ろくでもない商売を続けたくてたまらないらしい。
しかしその悪風をこうむるのはお前達だけではない。全人類が迷惑と損害をうけとるのだ。はやく気づけ
- 68 :
- みえもしない世界で、みえもしない様に営まれる蟲類の悪辣。そういうものは知らない方がいい。
厳然と人前で、この様に、議論をすべきものではない。悪風をつくりだす以外に何の効用もない
- 69 :
- >>62
町田のおっさんはこうゆうセンス
わからないというのが正解かも
「『四十日と四十夜のメルヘン』は思わせぶりばかりが目立つ意味不明の悪戯書きで、
こんなものは駄目だ、と思いっきり×をつけた」(第35回新潮新人賞選評より)2003.11
↓
「ただの雑音がなぜか壮大なシンフォニーに成り変わっていくさまを聴くような、
感動的かつ快楽的な読書体験だった」(第27回野間文芸新人賞選評より)2005.1
↓
「青木淳悟さんの『四十日と四十夜のメルヘン』も、訳の分からない話なんですけれど、先が気になって、ずっと読んでいましたね」(作家の読書道 第52回)2006.2
- 70 :
- >>61
>>手元に新潮あるけど、選評で浅田彰は誉めてる。
「粗雑なところもあるとはいえ、この作品が小説に不可欠な多様性をはらんでいることは確かだ」って。
それは誉めてるというより、渋々、合格点を与えた印象じゃないかw
- 71 :
- 浅田彰にしては、それは最上級の褒め言葉
- 72 :
- 『四十日と四十夜のメルヘン』は単行本化でかなり書き直したみたいだよね。
確か、川上弘美も新潮新人賞ではあまり評価してなかったけど、
野間文芸新人賞では誉める側に回ってたし。
- 73 :
- 青木だっけ? 新人の中では才能があるほうなんだろうけど、徐々に消えつつあるなー。
- 74 :
- 浅田は酷評しそうなキャラだけど、他の審査員よりは甘口だよな。
創作ができなかった自分への戒めもあるのかもしれない。
- 75 :
- 山田詠美もなかなかだったが、金井美恵子はさらにすごかったらしいね。
- 76 :
- 文藝賞って軽く見られてるけど、近年ではその後も活躍してる作家が一番多いんじゃないか。
- 77 :
- 江戸の低俗品種にひっつきまわって金漁りの下人界、今日も噂に余念がありません
- 78 :
- 木村紅美とか今どうなってんだろ。
- 79 :
- 暇なので抜き書き。08年の群像新人文学賞より。
「そんな鬱屈した気持ちや葛藤と、たとえそれがただ一時であろうと、
決別できる何かを与えてくれるのが、男の子だと思った。
自分とはまったく異なる身体と心の構造を持つ彼らは未知の生き物ではあったが、
その不可解さがより深みに入り始めた時が、私が彼らに女として触れることのできるように
なった時と同時なのだからおもしろい。私がそのことを手を叩いて喜んでいた時、
彼らもまた私を必要としていたのだ。私自身ではなく、妙齢に達した私の女としての性を、
と言った方が正しいかも知れないが、その一面も私自身の一部であることに変わりはないので、
そのことを拗ねる気などなかった。私は彼らと、彼らと渡り合える自分とに夢中になった。
目に見える変化はなくても、自分がしてゆくような愉快で心強い気持ちは、
私を私が望む別世界に連れて行ってくれるような気がした。」
- 80 :
- 女版太宰みたいですね。太宰はあまりよく知りませんが。
なんか文学的な比ゆというよりも、断定的な語彙とロジックで書かれてますね。
>>79さんはなぜその箇所を引用されたのですか?
作品のクライマックスなのでしょうか。
- 81 :
- クライマックスではないけど、内省的なのが好きなのよ。
太宰っていうより三島っぽいんじゃない?
- 82 :
- そういう意味では(内省≒心の中の葛藤と捉えるならば)金原のアミービックなんかもそうですかね?
- 83 :
- 規制で書き込めなかったよ。金原はノリ&ツッコミの文体とか面白いけど、ちょっと違うかも。
群像4月号で「新税11人短編競作」というのをやってるが、簡単に。
1.文学プロパー(公募新人賞デビュー)
シリン・デザマフィ(文学界)、丹下健太(文藝)、飛鳥井千砂(小説すばる)、淺川継太(群像)
の4人で、飛鳥井はエンタメだけど、皆文章力はある感じ。シリンが意外と良い。「意識の流れ」系か。
丹下はミニマリズム、淺川は妄想小説って感じ。飛鳥井は普通の良いお話。
2.演劇関係
前川知大(劇作家)、松田青子(役者)、山下澄人(劇作家)
アイディア勝負な感じ。前川は春樹っぽい。松田は不条理劇。山下はお笑い風味。
3.別ジャンルから
古谷利裕(画家)、今橋愛(歌人)、佐藤良成(ミュージシャン)、中島さなえ(エッセイスト、中島らもの娘)
古谷は幻想小説風の二人称小説、今橋は関西弁&女性で一人称が「ぼく」、佐藤は夢の利用があざとい、
中島はわりとオーソドックス。
とはいえ、11作とも大した作品ではないね。木下古栗「本屋大将」が爆笑なので、
あまぞんで中古購入で、まあ満足でした。
- 84 :
- 淺川さんの「水を預かる」だけ読みました。
初稿は編集さんに現実味がないと言われたらしいけど、
完成作はその点が改善されてのあの作品なのね。
もういっそ、妄想小説路線を突っ走ってほしいです。
他の若手とはあまり作風が被ってないと思うし。
- 85 :
- 初期の阿部和重に似てるかも。二重目覚まし。
- 86 :
- >>83
それ全部読んでるってすごいなあ
- 87 :
- >>85
何?メタフィクションと言う名の夢落ち?
- 88 :
- >>86
いや、芥川賞みたいに100枚以上あるような「短編」じゃなくて、リアルに30枚くらいの短編だし。
1枚400字で、日本人の平均は600字/分くらいだから、一篇20分くらい? 本屋大将最高!
「SEX特集号を回転させる人なんて初めて見たわ…」
- 89 :
- >>87
二重目覚ましは夢オチ的な部分はある。
しかし夢オチを匂わせながら現実オチという新しいスタイル。
- 90 :
- インセプションつまんなかったなあ
- 91 :
- 新人賞の一次選考、二次選考通過の常連たちが頑張ってます。
掲示板での意見交換も活発です。
ttp://www18.big.or.jp/~novels/
以下の掌編で石原慎太郎のことを書いてます。本当?
ttp://osaka.cool.ne.jp/aisei0888/akasi.pdf
↑
どういうこと?
- 92 :
- すげー
新人賞の常連が何人もいるんだなあ
- 93 :
- じゃあ、こういうのもあるので貼っとこう
【ジャンル不問】売れないプロ作家のための愚痴スレ38
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1306059434/l50
- 94 :
- 新人賞くらい取っておかないとな
小説書きとして先がないよ
せめて最終選考くらい残らないと
- 95 :
- >>91
猛者揃いのサイトだな
- 96 :
- 純文作家は才能なし
津原さんこそ世界一
- 97 :
- 純文系が分からない奴が何を
- 98 :
- いろんなサイトがあるなあ
- 99 :
- また賞シーズンがきました
第145回・芥川賞候補作発表:
円城塔「これはペンです」新潮1月号/
石田千「あめりかむら」新潮2月号/
本谷有希子「ぬるい毒」新潮3月号/
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