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2012年07月ニュー速VIP+303: 男「私たち…」 女「入れ替わった…?」 (215) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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男「私たち…」 女「入れ替わった…?」


1 :2012/10/29 〜 最終レス :2012/11/08
おちてたからやり直し(´・ω・`)
少女漫画的展開のラブコメ目指してます
前見ててくれた人ありがとうでした
また付き合ってくれるとありがたいです
ちなみに15〜20話くらいで終わる予定

2 :
―第1話―
私、女!中学3年生の普通の女の子!
そんな私にあんな悲劇が起こるなんて夢にも思わなかった…
いつもと変わらない放課後…
私はクラス1のイケメンのイケメン君を遠巻きに見つめていた
女(はあ…イケメン君かっこいい…)
そんな私に気づくわけもなくイケメン君は友達と帰っていった
女(今日もかっこよかったなぁ…)
男「おい!なにぼーっとつったってんだよ!てめぇさっさと帰るぞ!」
女「うるさいなあ!わかってるっつーの!」

3 :
こいつは近所に住んでる腐れ縁の男
仕方ないからずっと一緒に登下校してる
イケメン「あれ?男、まだ帰ってなかったの?」
男「おうイケメン、お前こそ帰ったんじゃなかったのかよ?」
イケメン「忘れ物取りに来たんだよ」
女(イケメン君…!きゃあああ!うわああああ!近い!)
イケメン「男さぁ、いつも女さんと一緒に帰ってるよね。仲良いの?」
女「えぁ!?」

4 :
男「はぁ〜?お前マジ脳天狂ってねぇ?んなわけないっつーの。こいつとはただの腐れ縁ってやつ」
イケメン「そうなんだ。あ、お前明日の朝練ちゃんと来いよ!じゃあな」
男「おう、まかせろ」
そしてさわやかに去っていくイケメン君
女「男のバカアアアア!!なにイケメン君に対して『脳天狂ってねぇ?』とか言ってんの!?狂ってんのは男の方でしょ!」
男「はぁ?なにいきなりキレてんだよ」
女(イケメン君に私たちが付き合ってるとか勘違いされたらどうするの…)

5 :
男「ま、いいけど。早く帰るぞ。見たい番組あんだよ」
女(…よし、決めた!明日からはもう男と一緒に登下校しない!)
男「おい、聞いてんのか?」
女「え?なに?」
男「…別に」
学校を出た。ほら早く言わなきゃ…!
女「あのさ、男…」
男「あ?」
ぐしょっ!!
男がなにかを踏んづけて転びかけたダサい

6 :
女「…?」
男「なんじゃこりゃ!」
ねこのぬいぐるみだった
どうやらねこ踏んづけちゃってたみたい
にしてもやけに本物みたいなぬいぐるみ…
女「落とし物かな?交番に届ける?」
男「バカか!良い子すぎるだろおま!こんなのほっときゃいいんだよ」
女「うーん…まあいっか…」
男「!?今これ動かなかったか!?」
女「え?そんなわけないでしょ。気のせいじゃない?」
男「そうだな…きっと毎日の朝練で俺、疲れてるんだ」
女「なに言ってんの。朝練ずっとサボってるじゃん」
男「言うなよ…まあとにかく捨てとこう」

7 :
ねこ「ちょっと待つ@」
女「え?」
男「ん?」
女「いや、今なんか言った?」
男「え?なんも?」
女「あれ…?だって…」
ねこ「我が輩ここ@!」
男「うわあ!!!ねこだ、さっきのねこ!」
女「ええええ…!?しゃべってない…!?」

8 :
ねこ「我が輩ねこ違う@」
女「おおお…最近のぬいぐるみはすごいね…」
ねこ「我が輩ぬいぐるみ違う@そこの♂我が輩拾い上げれ@」
男「お、おう…」
ねこの首ねっこをつかんでのぞき込んでみたりしても
やっぱりぬいぐるみはぬいぐるみ
でもスイッチが見当たらない
ねこ「我が輩魔法使い@」
男「ちょwなに言ってんのwえ、なんのキャラ?」
女「QBのパチモン的なやつ?見たことないけどなぁ…」

9 :
ねこ「耐え難い屈辱@!しかし我が輩おぬし達頼みある@」
男「金なら貸さねーぞ。小遣い前だし」
女「私も〜!」
ねこ「この星のもの興味皆無@頼みとは…@」
男・女「た、頼みとは…?」
ねこ「おぬし達のどちらかに我が輩取り憑かせれ@」
女「男決定」
男「は!?やだよ!俺朝練あるじゃんよ!」
女「行ってないじゃん!こっちだって、お母さんペット苦手だし!」
ねこ「我が輩ペット違う@!」

10 :
男「とにかく、俺ら無理だから他の人に頼んで」
女「ごめんね〜」
ねこ「耐え難い屈辱@!考え直ししれ@!」
最近のぬいぐるみホント高性能すぎてよくわからん
名残惜しいけどもとの場所に置いて歩き出した
その時…!
ねこ「我が輩激怒@!おいおぬし達こっち見れ@!!」

11 :
まわりが
男・女「え……?」
光に包まれて真っ白に…
女「きゃあああああああああ!!」
男「うわあああああああああ!!」

12 :
とっさに目を閉じて、すぐに開いて、異変に気づいた
さっきいた場所と同じなのに違和感があって
目の前にいたのは
男「うそ、私…!?」
女「俺がいる…!!!」
男「私たち…」
女「入れ替わった…?」

13 :
待ってた

14 :
1話分けっこう短かったw

―第2話―
ねこ「成功した@!おぬし達悪い@!」
女(中身男)「な、なんで…!?え!?」
男(中身女)「ねこちゃんがやったの!?どういうこと!?」
ねこ「入れ替わった@この星単位でいうと24時間で元通り@」
女「入れ替わった@じゃねーだろ!!てめぇRぞ!」
ねこ「我が輩R、二度と戻れなくなる@」
女「のわああああマジかんべんっ!!」

15 :
男「ってことは24時間も男の身体って事…!?やだきもい無理やだああああ!!」
女「俺だってこんなドラム缶やだね」
男「ちょっと!ドラム缶ってなに!?男はガリッガリすぎなんだよこの一反木綿野郎!」
女「おい!気にしてんだぞ!俺は筋肉がほしいの!」
男「朝練サボってるからでしょーが!」
女「くっ!ど正論を…!」

16 :
ねこ「我が輩無視しるな@!とりあえず見た目♂に取り憑く@」
男「見た目♂ってことは…私!?やだよ!」
ねこ「もう取り憑いた@」
男「きゃああああああああああ!!」
女「俺の身体で『きゃー』とか言うな!きしょくわりィ!」
男「じゃあそっちだって私の身体で『俺』って言うな−!」
女「女が男言葉でもかっこいい!で終わるけど男が女言葉使ったらキモイだけだろうがよ!」
男「そうだね!!!ざまぁ!」

17 :
女「なんて言い争ってる間に5時のチャイム鳴ってんじゃねえか!」
男「なに?なんかあるの?」
女「5時からのニュース見ないと1日が終わらねーんだよ」
男「なにその日課!?変なとこで真面目なんですけど…!」
女「おい!大事なことだろーがよ!」
ねこ「我が輩無視しるな@!」
女「うっせーな、なんだよねこ」

18 :
ねこ「我が輩刺客から逃げ延び@おぬし達にかくまってもらう@」
男「え?」
女「刺客?」
ねこ「我が輩星から逃げてここ来た@奴ら追ってくる助けれ@」
女「はあ…?つまりお前は宇宙人ってことか?」
男「なんか悪いことしたの?」
ねこ「この星で言う免許更新しなかった@世間の目冷たい@しかも罪@」
男「それで逃げてきたの?けっこうやるねぇ」
女「お前の星にも免許とかあんの?地球と変わんねーじゃん。何免許?」
ねこ「この星の免許とわけ違う@」

19 :
女「ていうかお前なんなの?俺らが入れ替わったのって魔法なのかよ?」
男「魔法!?ねこちゃんすごい!!!ねえねえ他になにか出来る?」
女「のんきだなお前…」
ねこ「我が輩魔法使用@魔法かけられし人のみ我が輩認識出来る@刺客から逃げるのに都合良し@」
女「…と、いうことは…つまり…どゆこと?」
男「え、わかんないの?つまり、ねこちゃんの姿は私たちにしか見えてないんだよね?」
ねこ「見た目♂その通し@見た目♀馬鹿@」

20 :
女「おい!!!うるせえよ自己中クズ野郎!!」
ねこ「耐え難い屈辱@!我が輩♀@!」
女「じゃあなんで自分のこと我が輩って呼んでんだよ!?」
男「ねこだからだよねー」
ねこ「ねー@」
女「我が輩ねこ違う@言ってただろ!なんなんだよ!」

21 :
ねこ「この星の言葉昔教わった@その時ねこは我が輩という決まりある教わり@」
男「教わったって?誰に?」
ねこ「忘却の彼方@」
女「なんじゃそりゃ」
男「ていうか私もうお嫁にいけないんだけど!!こんな身体でお風呂とかトイレどうすんの!?」
女「ちょwお嫁てw心配しなくてももとから行けねーから安心しろよw」
男「うっさい!!」

22 :
女「いや、でもまあ…確かに、風呂とか、どうしような?……」
男「ちょっと!今にやけたでしょ!?最低!R!」
女「は!?なに言ってんだよ!だ、誰も、お、お前の、は、裸なんか想像してないし…!」
男「そこまで言ってないでしょうがあああ!うわああああんもうやだ!」
男「とにかく!男は今日はお風呂入らないで!トイレも行くな!着替えもするなあああ!」
女「は!?いや、俺は別にいいけど、お前の身体がくさくなるぞ。いいのかよ?」
男「男に見られるくらいなら、くさくなった方がマシに決まってるでしょ!!1日くらい大丈夫だよ!」
女「じゃあお前も風呂入るなよ。トイレとか着替えもするなよ!」
男「あったりまえでしょ!?するわけないじゃんそんなキモいこと!」
女「キモ…!?キモくねえよ!」

23 :
ねこ「とりあえず落ち着く@我が輩眠りたい@とっとと家向かえ@」
女「何様だよ!?」
ねこ「見た目♀には言ってない@我が輩見た目♂に言った@」
女「うわうぜえ!ていうかいちいち見た目♀とか♂とか言ってんじゃねえよ!」
男「そうそう、私、女っていうの」
女「俺は男だ」
ねこ「見た目♀オトコ、見た目♂オンナ@…?」

24 :
女「あーもーとりあえず帰るぞ。帰るっていうかお前の家に行くんだけど」
男「家着いたら余計なことしないですぐに寝てよ!?」
女「わーってるよ!」
男「明日どうする?ふたりとも休んだら怪しまれるかな…」
女「んなこたないだろ…休もうぜ…」
男「………いや、だめだめ…それじゃだめだ…!見張ってないと男がなにするかわかんないもん…!」
女「はあ?なんもしねぇよ…」

25 :
男「とりあえず、夜ふたりで一晩中いるのもおかしいから帰ったら速攻寝る!んで明日学校がんばる!」
女「めんどくせええええ」
男「じゃあそういうことで。明日迎えに行くから!」
女「はいはい…じゃあな!」
男「うん…」
ねこ「やっと睡眠とれる@」
男(結局またあいつと登下校することになっちゃってる…仕方ないか…無事明日が終わったら言おう…)

26 :
>>13
おおおありがとう!

27 :
―第3話―
男「…うーん…男っていつもどんな感じで家に入ってるんだろ…?まあいっか普通にただいまで」
男「た、ただいま〜…」
ちょうど男の母親が近くにいたヤバイ!
何度か見たことあるけど男によく似ている
男母「男!!!い、いま…なんて…!?」
男「(え!?)あ、えぇと…ただいま〜…なんちゃ…って〜(うっ不自然!?)」
男母「…男が、ただいまなんて言うの…何年ぶりかしら…」
男(ええー!?)

28 :
男母「おかえり…!おかえりなさい男!!」
男「は、はあ…(ただいまくらい言えよ男…)」
男母「そうだ、今日は赤飯にしましょう!あと、男の大好きな納豆オクラとろろめかぶモロヘイヤ丼も作っちゃうぞ!」
男「あ、ちょ、ええ…!?(なにあいつどういう好み…!?)」
男姉「ちょっと!お母さんまたそんな気持ち悪いもの作るつもり?」
男(あ、男のお姉さんだ)

29 :
男母「なに言ってるの!あんたに食べろって言ってるわけじゃないんだから!」
男姉「視界に入れたくないの!」
男「あ、あの…お姉さん…」
男姉「はあ!?なにその呼び方!悪いもんでも食べた!?それとも転んで頭のネジ3本くらい落としてきたの!?」
男「(ああああこれ以上ここにいたらやばい!)えっと、えっと、俺、体調悪いからもう寝るんだぜ!!」
昔家にお邪魔したときの記憶を頼りに男の部屋のある2階に駆け上がった
あ、あぶない…
男母「あの子…」
男姉「まあ男が変なのはいつもの事だし」
男母「そーね!!」

30 :
男「はあ…あぶなかったぁ…」
ねこ「我が輩肝冷え@」
男「あ、そういえば誰もねこちゃんのこと気にしてなかったね。本当に私たち以外には見えてないんだ」
男の部屋はまあまあ散らかっていた
あとくさい!汗くさい!ファブリーズどこ!?
ねこ「この部屋臭うよ@!」
男「や…!ぬぎっぱなしのトラパンある!無香空間からっぽ…!」
ねこ「我が輩眠い@もう寝る@ばいばい@」

31 :
男「うん…(私も寝なきゃ…着替えないってことは制服のまま寝ろってこと?しわになりそうだけどまあいっか)」
ベッドに転がってふとんをかぶって目を閉じた
な、なんか…
男(まさか男のベッドで寝ることになろうとは…変なの…)
ねこはすぐそこのクッションの上で既に眠っていた
男(はあ…明日大丈夫かな…)
なんて思ってたらいつの間にか寝てた

32 :
あんまりすがすがしくない朝、ベッドから起き上がる
男(朝だ………あー……元に戻ったらファブリーズかけに来よう…)
ねこ「我が輩起床@」
男「おはようねこちゃん」
男「うわ!寝癖!!制服くしゃくしゃ!ていうかくしどこ!ないし!だからいつもぼさぼさなのか!」
制汗スプレーを探していると母親の声がした
男母「男〜!起きてる〜!?気分どう〜!?」
男「あ、ああ!うん!」

33 :
男母「女ちゃん迎えに来てるよ!早くしなさい!」
男「え!?あ、わ、わかった…!」
急いで部屋の窓を開けてみると女が立っていた。
ちょっと待って!!髪が!!爆発してる!!
男「ちょっと!!なにその髪!!」
女「え?なにって…イメチェンw」
男「アホ!整えるのが面倒だっただけでしょ!?やだもう!直すから!待ってて!」
女「はあ?いいって別に」
男「あんたが良くても私がだめなの!」
女「はいはい」

34 :
待ってるよー

35 :
遅いよぉワクワク

36 :
>>34-35
ありがとおおお!
ご飯食べてたw

37 :
うろうろしてるねこちゃんをつかんで急いで階段を下りた
男母「あれ?ごはんは?」
男「い、いらない!」
女「てめーにゃ関係ねぇだろR!」
男母「え?女ちゃん…?」
女「!!(しまった!いつものくせでつい…!)」

38 :
男「な、なんでもない!いってきます!!」
男母「お、男がいってきますなんて言うの何年ぶりかしら…!!」
男「(うわあああんめんどくさい!)行こ…!」
女「お、おう…」
公園で髪をなんとか許容範囲までおさめた
ほんとありえない…イケメン君に見られたらどうなっていたことか…

39 :
男「もう、私の姿で男言葉使わないでよ!」
女「…わかったけど、そっちも女言葉使うなよ!」
男「わかってるって!よし、練習する!」
女「じゃあ俺も女言葉練習するわ」
男「…『俺、眠いぜ』…『俺、朝練行くぜ』…完璧!」
女「俺いつも『ぜ』とか言ってなくね!?」
男「じゃあそっちはどうなの!?」

40 :
女「…『私、眠いわ』…『私、朝練行かないわ』…完璧!」
男「どこが!私『わ』とか使わないし!」
女「じゃあ、どうすりゃお前らしくなるんだよ!」
男「そんなの、なんでいつも私と一緒にいるあんたがわかんないの!?」
女「………ごめん」
男「?(やけに素直…)」

41 :
ねこ「我が輩空腹@食べ物よこせ@」
男「あ!ごめんごめん!ていうかねこちゃんなにか食べれるの?」
ねこ「我が輩雑食@なんでも食べる@」
女「地球の食べ物口に合うのか?」
ねこ「案外いける@」
女「無駄に偉そうだなオイ…あ、そうだ、俺のポケットにチロルが…」

42 :
そう言いながら私のズボンのポケットに手をつっこんできて慌てて振り払った
男「ふああ!!なにすんの…!!」
女「あっ…わり…」
なにこの状況意味不明ー!
女「あのー、ポケットにチロルあるからねこにやれよ」
男「あ、うん…ってこれハイチュウ(1個)じゃん…」
女「あ、そっか…記憶違い…」

43 :
男(はあ…びっくりした…入れ替わってなかったらぶん殴るとこだった…)
男「はい、ねこちゃん」
ねこ「我が輩歓喜@!」
男「おいしい?」
ねこ「案外いける@」
そうこうしてるうちに学校に着いた

44 :
ねこ「ここ何処@」
女「おい、ちゃんと男言葉使えよ」
男「そっちもちゃんとやってね」
女「まかせろ!」
そして教室へ向かった

45 :
―第4話―
緊張しながら教室のドアを開けた
いつも通り騒がしい
男(えーっと、私は男なんだから男の席に座らなきゃ)
席に座って女の方をチラッと見てみるとあちらも無事席に座れたみたいだった
男(今日はあまりしゃべらない方がよさそう…)
男(っていうか男、私の友達と普通に話せるかな…!うわあああ心配!ていうか私もか!無理…!)
女友1「見たよ〜女!」
男「!!!」
女「(うわっ!はなしかけんな!)へ?な、なにお…?」

46 :
女友2「今日も男君と一緒に学校来てたね〜」
女「ま、まあ…」
女友1「ねえ本当に付き合ったりとかしてないの〜?」
女「いや、ただの腐れ縁…」
女友2「あやし〜」

47 :
女友1「っていうか、好きな人いるって言ってたじゃん!誰なの〜?そろそろ教えなってば〜」
女友2「誰にも言わないからさ〜っていうか協力するから〜」
女「はぁ!?誰だよ!」
女友1・2「え?」
女「…!あ、いや…」
男(あのバカ…!)

48 :
男「女、ちょっと、いい?」
女「あ…う…うん…」
慌てて女を教室の外に連れ出した
女友1「うひょー!ついに…!告白か…!?」
女友2「男君がんばれ…!!」

49 :
男「バカ…なんでいきなり男言葉に…!絶対変に思われたじゃん!」
女「…なんでって…」
男「なに?」
女「いや、お前…好きな人とかいるんだと思って…」
男「は?なに急に」
女「…俺、前から気になってたんだけど…」
男「あ…(な、なにこいついきなり真剣になって…!)」
女「誰?」
男「…い…言えるわけ…ないでしょバカ!教室戻る!」
女を突き飛ばして教室に戻った
女「いってー!自分の身体だって忘れてるだろあいつ…!」

50 :
男(あーびっくりした…なんなの…)
男友1「おい男〜!お前今女ちゃん連れてどこ行ったんだよ〜!」
男友2「告った!?あ!フラれたんだろ!ざまぁ!」
男「え…え!?あ!ちがう!(わああああ!)」
男友1「なんだよ〜お前らいつも仲良さそうだからてっきりお前女ちゃんのこと好きなのかと」
男友2「そうそう!ケンカをするほど仲が良いってな!」
男「そ、そんなわけないじゃん…!!」

51 :
男友1「おおお!慌てるところがあやし〜!」
男友2「どうなんだよ実際!どこまで進んでるんだよ!言っちゃえよ楽になるからさ!」
男友1「お前女ちゃんと幼なじみなんだろ?」
男「そうだけど…」
男友2「そういうのってさ〜いつの間にか好きになってたりするんだろ〜?」
男友1「い〜な〜!俺幼なじみいねーから!」
男友2「なに言ってんだよお前彼女いるだろ!」
男友1「ふふふ…負け惜しみはやめたまえ男友2君」
男友2「なんだと!?負け惜しみじゃねーよ!」

52 :
男(だって…そんな…ええ…!?男が私のことどう思ってるかなんて考えたことなかった…)
男友1「あ!男顔赤くなってやんの!わっかりやす!」
男「え!?いや!そ、そんなことない!」
男友2「あ、女戻ってきた」
男「あ…」
難しい顔をして女が席に座ったのが見えた

53 :
女友1「告られた!?」
女友2「ついに!?」
女「ち、ちがうって…」
女友1「なんだ〜つまらん」
女友2「本当だろーな?」
女「ほんとだって…」

54 :
その時、担任が教室に入ってきた
騒がしかったクラスのみんなが一斉に自分の席に移動する
担任「はいはーい、静かに−!出席とりまーす。青木〜、井上〜、梅田〜…」
男(はああああ今日1日やってく自信ない〜う〜…)
担任「女〜」
男・女「はい〜」
担任「え?」

55 :
クラスの人たちが男の方を向いた
男「…あ!?まちがえた…っっ!」
女(バカ…!)
男友1「ぎゃははは!!なんで返事してんだよ!」
男友2「女のことばっか考えてっからだろ〜!」
男「え!?いや…!」

56 :
担任「はいはい静かに〜男君は自分の名前呼ばれたら返事するように〜。じゃあ続けます」
男(私のバカー!!こんなんじゃイケメン君に誤解されるー!ってあれ?イケメン君いない…)
担任「イケメン〜……ん?イケメン君今日休み?誰か事情知ってる人いない?」
クラスの人「あ!たぶん朝練の片付けじゃないすか!?」
担任「あーそうか。じゃ、続けまーす」
男(あ、そっか朝練!…男め!またサボってイケメン君を困らせ…って男は私じゃん!あー!しまった行けばよかった!)

57 :
HRが終わって担任が教室から出て行った
クラスがまた騒がしくなる
男(次数学か〜黙ってれば終わるな…)
その時、イケメンが朝練の片付けから戻ってきた
男(あ、イケメン君…!え、こっち来る!なんで!?)
イケメン「また朝練サボったろ!」
男「あ、え、あ…!(イケメン君…!わああああ!!そっか私今男なんだ…!)ご、めんなさ…次からは行きます…」
イケメン「む…男が珍しく反省してる…ま、次からは気をつけてよ」
男「う、うん…」

58 :
男(きゃあ!イケメン君としゃべっちゃった!久しぶりに!あーイケメン君優しいな〜この身体も悪くないね…!)
女の方を見てみると、誰とも話さなくてもいいように机に伏せて寝たフリをしているみたいだった
男「………」
妙な違和感を覚えた。見たくなくても自然と女の方を見てしまう。
男(なにこの感じ…目が離せない…え、私ナルシストなの?うーん…)
イケメン「女さん」
女「!」
男(え?イケメン君!?え、うそ!?なに!?)

59 :
イケメン「どうしたの?気分悪い?」
女「あ、いや…」
男(イケメン君…!や、優しい…!男めー!あんたいつもイケメン君としゃべってるんだから替わってよね!)
女「な、んでも…ない」
イケメン「…ホントに?顔、赤いよ?」
イケメンが女の顔をのぞき込みながら言った
女「え!?」

60 :
女(あれ?なんか…鼓動やばいなんだこれ?)
イケメン「熱とか、あるんじゃない?」
女「あ!だ、だいじょうぶ…(顔あっつ…え?なんで?)」
イケメン「そう?具合悪くなったらすぐ言った方がいいよ」
女「あ、ありがと…」
男(はあああイケメン君やばい優しい…!ていうか男私の身体で風邪でもひいたの!?昨日ふとんかぶらず寝たんじゃ…!)
女(まさか……)
チャイムが鳴ってクラスの人たちが席に座った
そして数学の授業が始まった

61 :
前スレの内容ここまで〜
こっから5話

62 :
―5話―
数学の先生「へい!今日は!2次方程式やる予定だったが!気が変わって!小テストをすることにしたぜ!」
クラスの人たち「はああああ!?」
数学の先生「まとめの小テストだから!成績にも!関係あるぞ☆まあ!がんば!」
クラスの人たち「ぶーぶー!!」
ものすごいブーイングの中、先生は無理矢理小テストを配った
数学の先生「じゃ!はじめ!」
男(…ハッ!男めっちゃバカだった!どうしようあいつ絶対0点とる!どうしよう!)

63 :
とりあえず名前を書いてみたところで異変に気づいた
あれ?この字…
男(男の字だ…そうか、今私男の身体なんだから字は男なのかな?)
しばらくして更なる異変に気づいた
男(え…うそ…全然わかんない…あれ…!?なんで…!?…まあ男のテストだからいいけど…)
男(うわ!時間やばい終わっちゃう!2問しか書けてないよー!)
時は無情に過ぎて時間が来てしまった
数学の先生「はい☆しゅうりょ☆」
クラスの人たち「ざわ…ざわ…」

64 :
つまり性欲も男のソレなのだな…

65 :
男(うわ、どうしよ…いや、別にいいんだけど…)
とりあえず答え合わせに教科書を見て愕然とした
男(ま、まちがえた…え、0点…!?)
女「男ー!」
男「(ビクッ!)あ、な、なに…?」
女「テストどうだった?」
男「…あ、いや…」

66 :
女「おr……わ、わたしさあーあんなに回答欄埋まったの生まれて初めてかも!」
男「え?」
女「マジマジ!男は!?」
男「…あのー…ごめん!0点!」
女「…はい!?せっかく中身が女だから良い点とれるかもって思ったのに…」
男「ごめんー!」
女「いいって!どうせ、お…わたしがやったとしても0点だったんだし」

67 :
女友1「女ー!次理科室だよ〜」
女友2「男君と仲良いのはいいけど、理科の先生遅れると怖いから早く行こ〜!」
女「仲良くないっつーの!」
男「あ…(怒られると思ったのに…それに、なんか今…)」
男友1「おーい男!理科室行くぞ〜」
男「…あ、ああ!うん!」
男友2「おい、お前また女と仲良さそうに話してたな!」
男「仲良くないって!」

68 :
男友1「またまた〜そんなこと言って〜!」
男友2「あ、そうだ!女に抱きついてこれば!?」
男「は!?なんで!?」
男友2「バーカどんな反応するか見てみるんだよ、ほら、あそこに女がいる」
男友1「あ!わかった!お前もう抱きついたことあるんだな!?」
男「そ、そんなこと!!ないって!!」

69 :
男友1「あわてるところがあやし〜」
男友2「どっちにしても、ほら、早く行け!」
男「そんなこと出来るわけないって!」
男友1「あ〜も〜!じれったいな!」
男友2「男友1!こうなったら男を女の方にぶんなげるぞ!」
男友1「おう!せーの!」
男「え!?ちょ…!」

70 :
男友は男をおもいっきり突き飛ばした。
男「わー!?」
男友1「おー!ナイスコントロール男友2!」
男友2「お前もな!」
女友1「なんかあっち騒がしくない?」
女友2「あれ?なんか男君がこっちに…」
女「…?」

71 :
やばいマジで!自分にぶつかるやばい!
と思ったら直前でこけた
男「ひゃあ!」
女「うわ…!?」
それでも、結果的に受け止められる形になってしまった
男「ご、ごめん…あの、あ、あいつらが…」
女「あー…うん」

72 :
お、うおお…自分のなけなしのおぱいが顔に当たって…
や、やばい、なんか…ずっとこのままでいたいかも…
女「いつまで抱きついてんの…」
男「!!あ!いや、ごめん!!(私なに考えて…!?)」
慌てて飛び退いた
今、自分、顔赤い気がする
女友1「男君なにしてんのもう!」
女友2「R!セクハラ!相手が女じゃなかったら訴えられてるよ!」
女「ちょっと…」
男(ええー!?)

73 :
男友1「だっせ!おめーがこけてどーすんだよ!」
男友2「女に嫌われたな」
男「あんたらのせいだろ!」
男友1「軽く失敗だな…よし!こうなったら!ちゅーしてこい!」
男「はあ!?無理無理!絶対無理!!(っていうかやだ!)」
男友1「つべこべ言うな!」

74 :
ざわざわ‥ ざわざわ‥

75 :
男友2「おい!つーか俺らこんなことしてる間に理科に遅れてるぞ!」
男「うそ!?」
男友2「男友1のせいだ!」
男友1「と、とにかく急ぐぞ!」
慌てて理科室に入ると案の定理科の先生は激怒していた。
理科の先生「あーたたち、なにしてたザマス?」
男友2「えーっと、トイレ行ってたザマス…」
男友1「そうそう、俺と男友2はすぐすんだんだけど、男が大で…」
男「は!?なんで!?」
女(男友1のヤロー…)

76 :
理科の先生「あーたたち!わたくしの目の前で汚らわしい話はおやめなさいザマス!キィイ〜〜!」
男友1(うわーババァきもっ)
男友2(まあ適当に受け流せばそのうち終わるだろ)
男(っていうかこの状況、私が悪いってことになってんの!?)
1時間にも渡る長い説教の末ようやく解放され、3人で疲れ切って教室に向ったのだった…

77 :
とりあえずここまで〜
また来るです
>>64
いやーそうなんだけど
あんま下のネタは出てこないのであります
>>74
ぬかざわざわ…させてごめんw

78 :
ラスト戦ったりするのか?

79 :
はよ

80 :
うわぁあ気になる

81 :
気になる!
まったりがんばれ!
ほしゅ

82 :
気になるー
頑張ってください!

83 :
ほしゅ

84 :
更新遅くね?

85 :
また来ました〜
>>78
ラスト近くになるとSF超大作になって悪の組織に立ち向 かわないよ!
普通の話です〜
>>79-83
ありがとうござますー!
ありがとうござますー!(2回言った
>>84
1日に1回来れるか来れないかな感じなのです…
すんません…あざーすです…

86 :
中2の時に書いてた小説(未完)を手直ししながら投下してるんす
11話まであるのでそこまではスムーズに行くはずだけど
それ以降はゆくーりになっちゃうかも…すんまそん…

87 :
―第6話―
男(もおおおおあの先生…男友1が変なこと言うから集中攻撃してきたし…返事に苦労した…)
ぐったりと席に座っていると、男友2に呼ばれた
男友2「おい男ー!」
男「…なにー?」
男友2「2組のー…えっと、名前なに?」
男「?」
廊下にいる女の子に話しかけてるみたいだった

88 :
2組の子「2組の子ですぅ…」
男友2「あ、ごめんね、2組の子さんが呼んでるー!」
男「おー!(誰?知らないなぁ…男の知り合い?なんだろ…)」
男「なに?」
2組の子「あ、あのぉっ!」
男「うん(かわいい子だな…)」

89 :
2組の子「えっとぉ、2組の子ぉ、男君のことが好きなのっ!ずっと前から見てたのぉ!」
男「………ぅえ!!?」
2組の子「もしよかったらぁ、2組の子と付き合ってくださいっ!」
男「え…ええ!!!?(うそおおおおお告られたああああ!!)」
男友1「ごめんね〜2組の子ちゃん!こいつ彼女いるからさ!」
男友2「お前が答えんなよ!」
2組の子「か、かの…かのじょぉ…???」

90 :
男(ハッ…!!)
男「か、彼女じゃ…彼女じゃないって…!」
男友2「でもさ〜お前好きなんだろ〜?」
男「ち、ちが…」
2組の子「あ、あのぉ…誰ですかぁ?その人ぉ…」
男友2「こいつの幼なじみの女さん」
2組の子「幼なじみがいたんですかぁ!?」
男友1「そう!めっちゃ仲良いの!」

91 :
2組の子「………」
男・男友「!!!」
な、な…泣いて…泣いてる!!2組の子さんが泣いてる!!
2組の子「…ぅ…ふぇ…っ…うぅ…」
男「あ、あの…っ」
男友2「男友1がめっちゃ仲良いとか余計なこと言うから…!」
男友1「な、お前だって幼なじみとか言うから…!」

92 :
男友2「でもそんなん幼なじみってだけで彼女とは限らんし!」
男友1「じゃあこっちだって仲良いってだけで彼女とは限らんし!」
2組の子「……っく……す、好きじゃ…な、ないのぉ……?」
男友1「ど、どうなんだよ男!」
男友2「はっきりしろ!!お前それでも男かよ!?」
男「え、えええっと…ええええー!?(中身女なんですけど…!?)」
男友1「はよ!」

93 :
男(そ、そんなの本人に聞かなきゃわからないよー!っていうかこの子誰!?どういう関係なの!?)
2組の子「……」
男「…ちょ、ちょっと…時間!時間ちょうだい!もうちょっと待って!明日くらいまで!(これでなんとか…!)」
2組の子「やだぁ!今じゃないとやだぁ!!今言ってよ男君!!ねぇ〜〜!!」
男(げっ!なんじゃそりゃ!)

94 :
その時、3時間目の授業のチャイムが鳴った
男(ホッ…天のお助け…)
男友2「2組の子さん、ほら泣きやんで…教室戻らなくていいの?」
男友1「そうそう!今日2組3時間目体育だろ?急がなきゃ!」
2組の子「やだぁ!こんな顔じゃ戻れない!サボるぅ〜!」
男友1「あ!じゃ、じゃあさ!男も一緒にサボれよ!」
男「な!なんで…!」

95 :
2組の子「え?男君も一緒にサボってくれるのぉ!?」
男友2「そうだよ!お前!責任とれよな!あと返事しろよ!」
男友1「先生にはうまく言っておくからさ!」
2組の子「わぁ〜いっ!行こぉ!男君!」
男「えええ〜〜!!?(こんな子と1時間も一緒にいる自信ないー!)」
男友1「いってらっしゃーい…(ふぅ…)」
男友2「おい、いいのかよあれ…女は…?」
男友1「一応報告しとくか…(どんな反応するか見たいし)」
男友2「そうだな…」

96 :
腹黒そうだな・・・

97 :
女はチャイムにも一連の騒動にも気づかずに机で熟睡していた
男友1「女ちゃん、起きて!」
男友2「大変なんだ!」
女「……?え、授業…?先生来た…?」
男友1「ちがうちがう」
女「なに?なにか用?(こいつらが女になんの用だよ…ひやかしか?まったくこりない奴らだな…)」

98 :
おーー!

99 :
男友2「それが、男友1のせいで男が他の女と一緒にサボることになったんだ!」
男友1「なんだよ、俺のせい!?」
女「……他の女…とは…?」
男友2「2組の子さん!」
女「……え!?」
男友1「あ、知ってるの?」
男友2「なんと!男がその子に告白されたんだよ!」

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