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泉鏡花part3


1 :2010/09/12 〜 最終レス :2012/10/23
前スレ
泉鏡花 http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/979885948/
泉鏡花part2 http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/book/1117608604/

2 :
関連リンク
青空文庫・鏡花作品(e-text)ttp://www.aozora.gr.jp/index_pages/
person50.html#sakuhin_list_1
泉鏡花文庫「鏡花花鏡」(鏡花作品e-text)ttp://www.geocities.co.jp/Bookend/7025/
泉鏡花作品館「両頭蛇」(鏡花作品e-text)ttp://homepage2.nifty.com/Schutz/
The Saint of
Mt.Koya(英訳『高野聖』)ttp://www.intangible.org/Features/koya/koyahome.html
泉鏡花を読む(鏡花リンクあり)ttp://www2s.biglobe.ne.jp/~ant/
市川祥子研究室(泉鏡花作品上演リスト・泉鏡花研究会)ttp://www.gpwu.ac.jp/~ichikawa/
論集 泉鏡花・総目次(和泉書院)ttp://www.izumipb.co.jp/kyoka-cont.html
ほかにも有益なサイトの情報をお持ちの方、
書き込みをお願いします。

3 :
2ちゃんねる過去ログ倉庫より
http://mentai.2ch.net/book/kako/960/960051907.html 泉鏡花(旧版)
http://mentai.2ch.net/book/kako/1016/10163/1016340925.html 「高野聖」からなにを得た?(不完全版)
http://tokyo.cool.ne.jp/nerval/kako/1016340925.html 「高野聖」からなにを得た?(完全版?)

4 :
>>1
乙です
いきなり質問、というのもアレですが・・・
鈴木清順の「陽炎座」で引用された鏡花の作品、どれくらいあるんでしょうか?
自分がわかったのは、
ドッペルゲンガー、○□△→「春昼」
子供芝居→そのまま「陽炎座」
老婆の手で乱された髪を神社の御手洗で清める→「星の歌舞伎」
ほおずきを飲む→「酸漿」
主の知れない文、墓場で拾った花→「艶書」
です。あと、不動明王?の絵の描かれた仕掛けが回転するシーンもどこかで読んだような気がします。
詳しい方、お願いします。

5 :
小説の大半は、なんの関連性もない描写に費やされている。
鏡花の達者な詩的言い回しを見せ付けるという言い訳以外に、なんの目的もない。
400字詰原稿用紙で10ページ分も読めば、絶対にこう自問するだろう。
なにが言いたいんだ?常に、展開を暗示する文章がまた並んでいるだけの話。

6 :
>>5
で・・・
おまえは何が言いたいんだ?

7 :
詩的言い回しを堪能すればいいじゃない。
小説を読むのに「作者の意図」や「作品でいいたいこと」なんてのを重視する人に鏡花は向かない。
おれなんか、頭でっかちで野暮ったいやねって思っちゃう、そういうこと言う人。
5みたいな人は、どういう小説を好んで読むのかね。

8 :
>>7
村上春樹か村上龍だべw

9 :
>>5>>7
別段、鏡花の叙述はまったく詩的じゃないんだが。
まあ渡部直己の鏡花論の成立する余地が、確かに>>7のいわんとするところにはあるけど。

10 :
当然ことでは(笑)武陽が衒学ぶる余地はない(笑)

11 :
鏡花ではないが、童話集の序にこう書く日本の随筆家もいるんだがな。
「この本のお話には、教訓はなんにも含まれて居りませんから、皆さんは安心して読んでください。
どのお話も、ただ読んだ通りに受け取つて下さればよろしいのです。
それがまた文章の正しい読み方なのです。」
・・・おっと、これは論破されそうになった時の逃げ口上になりかねないなわな、
以上、鉄ヲタの詭弁をお届けしましたsage

12 :
>>10
おやはや(笑)さて果て(笑)

13 :
なんか怒られそうな雰囲気だけども一回読んでみたいなと思っているのですが入門編はどの本がオススメですか?

14 :
春昼・春昼後刻

15 :
>>14
早速レスありがとうございます
通販サイトのレビューを見ると鏡花作品どれも高評価なので迷ってました
探しにいってきまーす

16 :
>>13
おれは「歌行燈」。
あと「眉かくしの霊」かな。

17 :
>>13
入門用には戯曲がいいと思う。
小説は文体で挫折する人が多いから、まだ戯曲のほうが読みやすいよ。
代表作で今でも上演される「天守物語」「夜叉ヶ池」「海神別荘」は押さえといたほうがイイ。

18 :
>>17
うん。『天守物語』はいいね。
玉三郎演出のは傑作だった。

19 :
古本屋で、【草迷宮】と【夜叉ヶ池、天守物語】を買いました!今日の夜、寝る前に読みます

20 :
>>17
13ですがあらすじを見ると好きそうな内容が多いんですが自分も文体で挫折したらどうしようか
とちょっと心配だったので戯曲で探してみます
ありがとうございました

21 :
青空からtxt落として、縦書き表示のテキストビューアでみれ

22 :
相変わらず読みづらいな
意気込まなきゃ読めない
お茶とお茶菓子とソファ必須

23 :
鏡花さんの芥川を悼んだ文章は名文だと思った、衷心が感じられた
鏡花さんを鷹揚に受け止められないひとは損してるかもしれない
その一方で読むとやっぱり雰囲気に誤魔化されてるような気がしてくる
そういう怪しさ、胡散臭さも魅力のひとつだな、とは思う、知らんが

24 :
age

25 :
泉鏡花ってなんかブランド力あるよね

26 :
泉鏡花文学賞の歴代の受賞者の顔ぶれを見てたら、げんなり。
「何でお前が?」と、首を傾げてばかりだよ。
リア充の作家が怪異なものを描くというのは、板に付かない気が
するんだがなw
年中いろんな女をとっかえ、ひっかえ、オRして、うまい酒を飲んで、
それで何で幻想文学なんだよw
鏡花といえば、やはり貧しい人や下層の人への共感をまず感じるんだが、
その上での幻想文学だと思うんだな。それでいけば、つげ義春なんかが
漫画だけど、鏡花に最も近いという気がして、彼にこそ、泉鏡花文学賞を
やって欲しいという気がするが。
現代の書き手からすれば、明治の作家の中では鏡花は一番の
人気者だろうが、大体、現在の幻想文学の書き手は多過ぎるよ。

27 :
うむ。それでも前期まではアウトサイダー作家もたまに食い込んできた感じがあるが。
最近はもう功労賞化しているな。よく分からないがたまに新人作家の作品が受賞することがある。
それから受賞者でもすでに忘れられた作家も数多いな。

28 :

【ご注意】
マグナさんは真正の引きこもりです
脳に障害があるので、リアルでは人間関係が営めません
パパとママ以外に会話する相手もいない、とてもかわいそうな中年男性です
みなさんが優しくかまってあげればきっと喜ぶことでしょう

29 :
>>27
引きこもりの幻想とリアルって、どんな感じ?あと脳障害があるとその分幻想プラスされるとかすんのか?


30 :
age

31 :
176 名前:この名無しがすごい![sage] 投稿日:2010/09/28(火) 22:17:58 ID:H3pLZ8Ck
>>114
西尾維新と泉鏡花は通ずるものがある
そのようなルビ振りや幻想的な世界、そして鏡花も言葉のリズムや音を重視した
まさに平成の泉鏡花といっていいが、これから『鏡花ごときと比べることが失礼』
となる可能性が高い、将来がある作家

32 :
こんなデカイ釣針初めて見た

33 :
でか過ぎて口に入らない。

34 :
>>31
どっから拾ってきたんだ、この書き込み?

35 :
>>26
確かに。
現代作家で幻想小説の名作って何があるんだろう。

36 :
>>35
>現代作家で幻想小説の名作って何があるんだろう。
まさかの一月物語?

37 :
有名な作品じゃないけど『黒髪』が怖い・・・。
大正2年2月20日に神田で起きた大火から着想を得た作品なんだが、
今自分が図書館から借りている、作中に登場する当時の新聞に載った
「焼跡を示す地図」の形が気味が悪くて仕方がない。
もっとも、新聞に載った記事が先で作品が後なんだろうけれど。

38 :
西尾維新〈爆笑^^;〉>31

39 :
>>37
「鏡花と怪異」についての論文本にも載ってたのを思い出してしまった
…コワイヨー;;

40 :
>>39
そうです、自分が今借りているのはズバリその本です。
鏡花の話題とはズレますが、自分が昔からこわいと感じているのはお化けよりも
「人の姿や顔の形をしている影や染み」です。古い座敷の天井の木目が人の顔に
見えたり、コンクリートの壁に浮かんだ染みが人の姿に似ていたりなんかしたら
いても立ってもいられませんね。
幸い返却期限はまだ先ですし、よかったらその地図をスキャンしてコッソリ
うpろだにでもアップしますけど・・・見たい人いますかね?

41 :
>>40
ぜひ見たいです
お願いします


42 :
まず未読の方のために『黒髪』の全文を。
ttp://www.k5.dion.ne.jp/~schutz/96kami/96kami_r_00.html
そして、問題の「婦の黒い影」は・・・。
ttp://www.death-note.biz/up/m/11383.jpg

43 :
>>37>>42
  ((((゜д゜;))))

44 :
ありがたいけど、今夜みたいな風の強い寒い夜に見るもんじゃない〜((((TДT;))))

45 :
>>42
ありがとうございます
すぐに載せてくださったというのに、その事に気付かず、お礼が遅れて申し訳ありません
写真、想像以上に怖かったです
他の方も書かれてましたが、今の季節に見るものでありませんね
更に寒くなってしまいました


46 :
>>41
いえいえ何の、図書館資料の無断転載ですから、ナイショにしておいてくださいねw
鏡花の”怪談”の代表作は知っての通り『眉かくしの霊』ですが、『黒髪』だってもっと
評価されていいんじゃないかと個人的には思います。
『眉かくしの霊』の妙味は中途半端な所で話が途切れる点にあると考えてますけど、
『黒髪』は現実と虚構が重なる所がこわいんですからね・・・。
自分一人が感じたこわさは皆で共有して克服されるものですし、こわいと思ってくれる
人が他にもいて何よりです。
あー、今夜は怯えずに眠れそう(笑)

47 :
連投失礼します。
ググってみるとこの火災の火元は神田にあった救世軍の教会らしいのですが、
今ある神田教会と場所は同じでしょうか?
自分は東京にはちっとも詳しくないので、現在の地図で言うとどこなのか、
ご存知の方がいたら一寸示してもらえませんか。

48 :
怪談系の話(!注意!)


ちくま文庫の「鏡花百物語集」
人が集まり過ぎて怖いどころか愉しい怪談会(w)が中心だが
その間に挿まれるしっとりした鏡花の作品がよい。
あと「海異記」の元ネタと思われる話とその挿絵が怖い;

49 :
怪談系といえば「吉原新話」も好き

50 :
ゴダールの昔の映画にも
手帳に○△□をかくシーンがあった。
タイトル忘れたけど。

51 :
>>50
それ、激しく気になる・・・。どの映画だろう?

52 :
>>51
1963年公開の「小さな兵隊」でした。

53 :
>>51
dクス
DVDを借りてみます。

54 :
アンカーミスりました
>>50さん、ありがとうございます

55 :
37です、何度もスンマセン
本日図書館に行って当時の新聞の縮刷版とマイクロフィルムを閲覧してきました。
作中には「當日其の號外の燒跡の圖は府下の大小新聞どの姿も殆ど同一」とありますが、
実際各社見比べると新聞によって焼跡の形は少しずつ異なり、お世辞にも人の形には
見えないものだってあります。
自分のうpした写真は「時事日報」に載ったものらしいのですが、残念ながら自分の地元の
図書館に所蔵なし。
自己満足レポになのでsageるけれど、もし旧家の蔵から大正2年2月21日の
茶色く燻った「時事日報」が掘り返されそうものなら・・・((((;゜Д゜)))

56 :
http://blogs.yahoo.co.jp/osan6/8519919.html

57 :
星女郎、どの辺がタイトルにある「星」なのさ

58 :
>>57
参考までに、岩波の全集別巻の「星女郎」作品解題から
「題名は倶利伽羅峠を越える途中、金沢高等学校の学生境が宿泊した孤家で、
星月夜に浮かぶ妖しき貴婦人に遭遇し、奇怪な一夜を過すところから名づけられている。」

59 :
星女郎、スプラッターな展開にびっくりした。

60 :
先日見たポルノ映画が『歌行燈』をベースにしていて、笑った

61 :
草迷宮を何回読んでも途中で意味が分からなくなって挫折してしまうのですが、
どなたか読了した方はいますか?
ネタバレして構わないので、
感想を述べて頂けないでしょうか?

62 :
>>61
亡き母の歌ってくれた手毬唄を葉越明が自身が一字一句全てわかってしまうと
「私たち(=魔の者)と同一ような身の上になりますもの・・・。」
最後に一応手毬唄を歌ってはくれるものの、途中で途切れてしまって
そこから先は解らず、葉越明青年は死ぬまで手毬唄を追わなければならない。
かく言う自分もあの小説は手に取るようには解らないけれど、とりあえず『草迷宮』は
「言の葉の迷宮」であると思っています。
国は変わって、迷宮を描いた小説である『鏡の国のアリス』では好奇心が旺盛すぎて
悪者に食べられてしまった牡蠣の例、さらに時代を遡ってフロイトが分析したE・T・Aホフマンの
『砂男』では、何だかわけの解らないものは「詩」であり「芸術」であり「真実の愛」であると
信じたために身を滅ぼしたナタナエル青年の例もありますから、迷宮を描いた幻想文学はいつまでも
謎であってもいいのではないか・・・
というのが、『草迷宮』を未だに完全に理解できない自分の感想です。
流石にこれだけじゃヒントになりませんから、寺山修司の監督した寺山流の解釈による
『草迷宮』をご覧になってもいいでしょう(DVDが出ています)。
以上、参考になれば幸いです。

63 :
>>63
どうもありがとうございます。
大変参考になりました。
私は、どうしても、最初の海岸近くの店のシーンでわけが分からなくなり、
読むのを中断してしまいます。
今度また挑戦します。

64 :
落ちない前のage

65 :
「尼ケ紅」
なんだこのドリフな展開はww

66 :
二年前に亡くなった今日泊亜蘭というSF作家が「鏡花の文章は主述が明確で論理的だ」と言っていた。
ものは言いようである。
ちなみに今日泊氏は鏡花の熱烈な崇拝者で鏡花風の作品もいくつか残している。

67 :
芥川賞獲った朝吹が鏡花の再来だといわれているが、どうよ。
それらしい文章を書いているだけだと思うが。

68 :
潮吹きの時間を自由に操る記述はプルーストのそれとは阿呆島田の便ですけれどもねぇ〜(笑) ここまで逝っておけば慶応大学教授もほぼ決定で症ね〜(笑) 藁貸し増すねぇ〜(笑)

69 :
>>66
「根岸物語」シリーズや「漂渺譚」などがそう

70 :
>>67
読んだけど全然違うような

71 :
草迷宮とか夜叉ヶ池、買ったはいいけど積読だわ

72 :
英訳で鏡花を読んだら、意外なことに、面白かった。

73 :
>>72
英訳された鏡花作品の文体、どうなってた?

74 :
>>73
ここで「高野聖」の英訳が読めるね。
http://www.intangible.org/Features/koya/koyahome.html


75 :
>>74
dクス
やっぱりあの文体は中々翻訳では表現しづらいね。

76 :
戯曲はそれほど良くないよな
やはり小説

77 :
長編はいいね
日本橋を読み返してみよう

78 :
日本橋が書店にも青空文庫にもない

79 :
日本橋は長編ではない

80 :
>>78
去年に岩波の復刊されなかった?
手許にあるのは95年のだし、
また絶版かな

81 :
>>80
> また絶版かな
( ゚Д゚)ハァ?

82 :
じゃあ重版未定で

83 :
( ^ω^)

84 :
今岩波のHPを見たら、日本橋も歌行燈も海神別荘も重版未定になってた・・・。
歌行燈なら新潮文庫で読めるから恕すべしとして、日本橋や海神別荘が
文庫で読めるのはちくまの集成を除けば岩波だけなんだから、
岩波サン早いトコ重版再開プリーズ

85 :
次回は2年後

86 :
泉鏡花の本って、どれも意味が分からなくて読むの止めてしまう…
高野聖と外科室が何とか読めたくらい
歌行灯、草迷宮は、序盤でわけが分からなくなり放棄した
まともに読める人が凄い

87 :
ちょっとしたコツ、見たいなものが必要なのかもしれない

88 :
一文ずつの意味を受けとろうと
わからない箇所は調べて 、
着物の精緻な描写をも何とかとらえる
とらえたい

89 :
岩波文庫の短編集を読みました。
正直本当にさっぱりまるっきり話の筋が分からず、
言葉の豊かな面はなんとなく分かるものの、自分には合わないかな、と思いました。
草迷宮もあるんですが、数年以内に読めたらいいな、という感じです。

90 :
鏡花は読めない
文体の難易度が高すぎる
何が言いたいのかさっぱり分からん

91 :
落語や講談の速記本だと思えば

92 :
そういう方々は
高野聖をお読みになるのがよろしいかと思われ

93 :
鏡花は読書体験が浅いうちは凄いと思うが慣れればそれ程でもなくなるな。
寧ろ露伴の方がその表向きの親しみやすさとは裏腹に難解な作家という感じが強まってくる。

94 :
日本橋が岩波文庫で復刊

95 :
何か津波の現場見ると「甲乙」の宿屋女将を思い出してしまう

96 :
鏡花の文体が難しいと感じる人って凄く若いのかな?
この板に居るような読書家で
高校の古典の授業をちゃんと受けていたら
特に難しい事はないと思うのだが。
内容が難解かどうかは別の話ね。

97 :
鏡花の文章について、読んでるうちに何を言ってるのかわからなくなると三島由紀夫も澁澤龍彦も言っている。

98 :
若いもんだけど、日本橋の冒頭は当初何を言っているかわからなかった。

99 :
音読してみよう

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