2012年09月刃物58: 【真っ二つ】あのナイフとの別れ【紛失】 (320) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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【真っ二つ】あのナイフとの別れ【紛失】


1 :2005/07/30 〜 最終レス :2012/10/21
そんな、ちょっと切ない話を聞かせてください・・・

2 :
2げっと
無職だと2がよくとれます・・・orz

3 :
中学1年の時、夏休みの工作に作ったナイフ
建築用の鉄材を斬って、グラインだーで刃を付けただけの、全く斬れない物だったけど、思えばあれからナイフが好きになった。
そして、今はなくした。どこ行ったんだろう?

4 :
大きめのアーミーナイフ。キャンプや探検(といってもキャンプ場の林程度)でかなりお世話になった。釣りに行ったときテトラポットで魚を捌いてる途中、置き場所が悪く刺身と共に海へ…。
高校から六年間使ってた思いでのナイフだった。

5 :
私のナイフたちとの別れ
贈与:3割
貸与の後消失:2割
盗難:2割
破損して廃棄:1割
使い切り:1割
没収:1割
正確ではないが大体こういったところ

6 :
>>3
3の心の中にあるよ。
>>4
あるあるww
落ちていく瞬間、スローモーションになるんだよな。
>>5
一体何本もってるのよ?

7 :
俺はやっぱり紛失がおおいな。
案外ナイフってなくなるんだよな。
安いもんだけど、大事なオピネルの鉄刃のナイフが引越し中になくなったときは
悲しかったな。

8 :
管理能力の無い奴がよく言うセリフ。
> 案外ナイフってなくなるんだよな。
ナイフのせいにするんじゃねぇ。話を一般化するな。
道具を壊す奴もどうかと思うが、漫然と紛失する奴は最低。

9 :
二年前・・スパイダルコのマイケルウォーカー
ハーフセレーションで開閉の練習をしてて よく指を切ってた。
でも新品ってあんまり切れ味が良く無くて 
で 刃を付けようとしていた矢先
 とられてしまった  
あの切れ味がスパイダルコと誤解されたら  悔しい・・・

10 :
30本以上買った。スイスアーミー約10本。肥後の守と切り出し各5、6本。
残り10本くらいがいわゆるモダンナイフ。手元に残っているナイフは8本。
紛失は意外にもほとんど無い。他の物は大いに紛失したり、置き忘れたりするのに。

11 :
>>8
それもそうだが、君だって勝手に「漫然と」ってつけてるじゃん。
壊さない・なくさないのをよしとするなら、金庫にしまっておくのが理想
という「曲解」もあるわけだ。
大事にする。それでもなくす/壊すのがナイフってもんじゃないか。
だから、人の失敗をなじったりせずに語ろう、と1に代わって言ってみる。

12 :
厨房の時墓参りに行った。その日、墓の敷地内で刃がついてない小型のナイフを拾った。普通なら拾わないだろうがなぜか持ち帰り、次の日にホームセンターへ行き砥石とヤスリをキメの細かさ別に三種類買った。
刃物初心者ながら頑張ってなんとか紙程度なら切れるようにし、それからは大事にお守りの中に入れて持ち歩いていたが、大学を卒業して社会に出るとそのナイフはいつの間にか消えていた。
今でも御先祖様が俺を守るために社会に出るまでそのナイフを御守り代わりに持たせてくれたと勝手に思ってる。実際に厨房から健康を害した覚えもないし、これといって苦労した事もなかった。あのナイフに感謝してます。
長文書くと自分に文才がないのを呪いたくなるorz
失礼しました

13 :
>>9
盗まれたの?やだねえ。
>>10
8本・・いっすね〜。
まあ俺は本当に気に入ったのが一本ありゃいいんだけど。
今手元にあるのは3、4本。まだこれというのに出会えてないってことですなw
>>11
上司にしたいタイプ。
>>12
普通墓場に落ちてるもんは拾わんわなw
なんとなく気味悪いし、だれかの形見で持ち主が必死にさがしてたらやだし。
でも12を守ってくれたってことはナイフも持ち主を求めてたのかもね。

14 :
全部にレスつけるのか?
VIPあたりと勘違いしてないか>1

15 :
どうでもいいレスはスルーします。

16 :
全部にレスつける奴もどうかと思うが、漫然とレスつける奴は最低。

17 :
>>14
お前もそんなにつっかかるなよ。>>1の好きにさせればいいじゃないか。
という俺は、4月にビクトリのソルジャーとトラベラーを買ったばかりの新米ナイフ好きで、このスレに書けるネタがない。
無くさないように大事に使います。

18 :
最近、銘入りの肥後守をかったかなりいい感じの切れ味だ
他に脇差しと短刀をもっているが、肥後守の方がお気に入り。
よい刀が欲しいが、金がないため新しいのを買えないのでナイフに走る
これが結構面白い
刃物好きはきっかけは厨房の時の修学旅行で買ったバタフライナイフ
安物ながら気に入っていたのだが、投げナイフの練習してたら
親父の逆鱗に触れ真っ二つにされた…酷いことに万力に柄を挟んでハンマーをフルスイング…あれは泣いた
いつか新しいの買ってやる!

19 :
>>17
これから思い出を増やしてくださいね。
いいナイフライフを送れることを祈ってます。
>>18=DQN。逝ってよし。

20 :
17 = 1
くだらねー自演すんな、クソガキが!
泣かすぞ?

21 :
ヒント:IDが違う

22 :
時々いるんだ、こういう奴、情報提供する能力無いんで、消防の読書感想文以下の
カスコメント付けまくって自己満足してる奴。
スレ囲い込んで親分になりたいんだろうな。で、たたかれると粘着君に進化する。
そろそろコテハン付けたら>1

23 :
>>20
>泣かすぞ?
禿藁!!!

24 :
こんな時は刃板の親分が....

25 :
ハッ!来るのか?!
あの御方が

26 :
デビルおやびんー!!お呼びですよ
>>1
続けていくなら、コテを考えようや
コテを付けたら、気に入らない人はローカルアボーンしやすいからね。
まぁ、スレを育てたいという君の気持ちは分かる。
たて逃げの輩より100倍もマシだと。
昔は自分も一生懸命レスしてた物だ。
ただ、途中でほうり投げず、1000まで頑張ろうな。
ただし、安直なレスやVIPの乗りはやめといた方が良い。
思いつかない物や、分からない物にはレスしない。
平均年齢高いからね。この板。
>>all
若さを見守ろうや
粘着になるか良コテになるかは自分たち次第だとも居えるしね。
行きすぎな時、誤っている時の苦言はドンドンしてあげるべきだと思うが。

と、書いて居て、>>1を想像する。
定年で、初めてネットを覚えた初老の紳士とか・・・


27 :
紛失したナイフは結構有るなぁ。
中2のころ、ボーイスカウトで、#112を無くす。中学進学祝いの親父からのプレゼントだから、ショックと恐怖でw
数ヶ月後同じ所で野営、天幕の側溝を掘っていたら、#112発見!!ヽ(^◇^)ノ
やや錆びていたがね
が、結局それから8年後、紛失(多分盗難)営内は殺伐としてね・・・w
服部(当時テクナ)のダガー
ダイビング中にバディの機材に絡まったテグスを切っていて、落下、紛失(と言うか、岩の隙間に入ってしまって、どうやっても取れなかった)
殺し屋みたいで気に入っていたのに。今もあの隙間から岩を支えてるのだろうか・・・
二歳の頃から、肥後守を与えられているのだが、何回も買ってもらった記憶が有る。無くしてたのだろうな。
今もって居る一番古いので、小学校一年の時の奴だ
雨の日の整備で、パルスレーダーの電源を落としてなかった為、てこに使ったレザーマンが612Vで機材に溶接されてしまった。まあ、はね飛ばされたから良かったが、ひっついていたら感電死だったな。

貸与の後消失は多数
贈与多数
没収3本(高校で一本、北京空港で一本、LA空港で一本・・・学習しろよ自分)

28 :
俺が悪かったよ。
そんなに叩かないでくれ。泣いてやるから。
俺は23の若僧だよ。
でも田舎育ちで子供の頃から祖父に刃物の扱い習ってたので
ナイフ歴は13年くらいか。
>>27
どこで何本なくしたとかじゃなくて、そのナイフにどういった思い入れが
あって、なくしたときどう思ったのかという話を求めてるのよ。
若輩者に上から物言うくらいならスレの趣旨は理解しようぜ。

29 :
>>27
思い入れがあって、どう思ったのか
>ショックと恐怖でw
>発見!!ヽ(^◇^)ノ
>殺伐としてね
>殺し屋みたいで気に入っていたのに
>支えてるのだろうか
>感電死だったな。
感情には湾曲表現という物も。

30 :
さて>>1は良コテになれるか。陰ながら見守る。

31 :
>地獄氏
まぁ、上から書いた様な文面は、気に障ったら謝る。<(_ _)>
まぁ半分以上ネタとしてわざとそうしたのだが。
場の雰囲気でね。

32 :
ゆ、夢野久作かぁ!

33 :
>>32
ここは何処?私はだれ?
マニアックだな。

34 :
チャカポコチャカポコ・・・

35 :
頑丈さを売り物にするナイフで、こんな風に酷使したら
流石に壊れたって話は無い?

36 :
すーなやーまのー・・・

37 :
「上司にしたいタイプ」と言われた11だが、1をかばったのをちょっと
後悔し始めてるところだ(^^;。
まだまだ人の書き込みに文句言えるレベルじゃないぞ、きちがい地獄君。
君のセンスの良さが発揮されたのはただ一度、このスレの主旨そのものだ。
あとは駄レスばっかりだから、まあここはあれだ、皆を信じて好きに語らせて、
ときどき軌道修正するくらいの距離感でいくのがいいと思うぞ。

38 :
俺が偉そうに言うのはアレだが、結論は(距離を少しとるのは)>>37に賛成かな。実際全部にレスするのは>>1にとって負担だと思うし、疲れてにスレ放置されるのは困る。
>>1は真面目にやってるし俺はやっぱ見守りたい。

39 :
今のところナイフをなくした経験がない・・・幸せ者?

40 :
18 改め四季です
どこかに、
ちょびっっっっとだけ
この名で現れてますが…はぃ。誰もしりませぬか
きちがい地獄氏、ちょいとこのスレ気に入った(悲しさが)んで
ちょくちょく来ます(迷惑度大)なんつったって18ですから←大した意味なし
ここ年齢層高いんですか…うかつに下手な発言できぬ(;´_`)
この年で刃物大好きで月に一本バイト代でなにか買ってまふ
先々月は短刀、先月は馬針、今月は肥後守…果てしないな…貯金しろよオレ
そしてスレタイに沿う話がない…スマソ
なら来るな…っと?…はい。自重しまふ

41 :
携帯からなんで改行メチャクチャです…ご容赦を

42 :
>>39
幸せでもあるしある意味不幸でもある。
長いことナイフを使ってれば破損、紛失は起こる。
まあ思いは人それぞれですけどね。

43 :
というか、気になってるんだが俺ほど幼い時からナイフ買ってる奴って
いるのかな?
この板全体でもナイフの本数÷年齢=Xが大きい奴って多分いないと思う。
最初は近所の文房具屋で小刀>肥後の守>近所のホームセンター&釣具屋で数本>通販でシースナイフ・・
を小学校3,4年までで終わらせてた。
日本刀の本場育ちとはいえ今思うとちょっとやばいな。
この板でさえこんな奴いるのか???

44 :
いや、それ以前にお前の存在がやばい。

45 :
そのハンドル名もやめたほうがいいんじゃないか?、1よ。
呼ぶ側の身にもなってくれ。

46 :
>>43 地獄氏
ナイフの本数÷年齢=X
X=4ぐらいかな。
と言うか、そんな小さな頃から、自由に使えるお金が有ったとはね。
自分は必要な物は親になぜ必要か、そして、その必要な物の候補を比較対照させて、それ故これを買って欲しい、と説得しなくては成らなかったな。
高校生まで、小遣いという物が無かった故。
おかげで、カタログデータを比較対照する癖が付いた。
シースナイフは小学校5年生ぐらいだったかな。

47 :
頭のヤバイ奴がナイフを買うのがヤバイのであって、
ナイフを買ったからヤバイってわけじゃない。>>1は前者。買わなくてもヤバイ。

48 :
キチガイって呼ぶの煽ってる気分になるなw

49 :
そういやキチガイって差別用語では?どーでもいいことかもしれないけど。

50 :
そのうち「キチ○イ」ってなりそうな予感

51 :
>>49
yes

52 :
ヒャア!付き合ってられねえ!
ttp://page.freett.com/storyland/kikaku/kinshi/

53 :
日本刀の本場!もしかしたら地元かも。

54 :
>>52
床屋もだめなのかよ・・・・

55 :
放送禁止用語ってのは法的にアウトなんじゃなくて、変な団体を刺激する
言葉をマスコミが自主的に使わなくしてるだけだよ。
話がそれちゃいましたね。皆様のほろ苦いエピソードをお待ちしております。

56 :
>>55
そうそう。
けど時々話してると「あっ、○○は放送禁止用語だよ」みたいな事を
得意気に言う勘違い野郎もいるよな。
え〜と、ほろ苦い話。
小学校の頃に初めて買った電工ナイフはどこ行っちゃったんだろうなあ。
スプリングが固くてバチン!と容赦なく閉じるからちょっと恐かった記憶がある。

57 :
では早速私めが。
安物だけどバタフライナイフを買った。俺が買った店は小さい雑貨屋(?)で商品はZippoやナイフ、皮ベルト、皮財布など古くても困らないものばっか売ってる店だった。
俺が買ったナイフは展示してあったもので、箱が無い代わりに安かった。粗末な半透明ビニール袋に入れて持ち帰ってたらお巡りさんが来て
お巡「その袋の中身は何ですか?」
俺「バタフライナイフですが?」
お巡「ちょっと交番まで来ていただけますか?」
と。
結局店に連絡いれて買って帰る途中なだけで装備してたわけじゃないのがわかりすぐ帰された。しかしナイフは没収されたまま…。FUCK!田舎警察24時!

58 :
>>57
「運搬」は刃物携帯の正当な理由になるから銃刀法の適用外だな。
でも、箱無しでビニール袋か…違法かどうか微妙だな。
紙袋だったら良かったのにな。
…もし合法だったのなら、お巡りさんは窃盗で罪に問われ…ないよな。

59 :
いくらバタフライナイフでも買って帰る途中だったら問題ないと思うけどなあ・・・
そんなので没収されたら誰もナイフ買えないしね。

60 :
ほかのスレに「き○がい地獄」ってのがいたが、まさかここのスレ主でないよな!?
そぅだったらオレが言ったままじゃん!
せめてアレンジして「キ%$*地獄」とかにすればええのに…違ったらスマソ
そして悲しいエピソード
犬を鎖に繋ごうとしたらうっかり持っていた短刀を落とし切先が折れた‥
はぁ…切先研ぎ直そ

61 :
>>58>>59ですよね普通。お巡りさんの言うことにゃ
「半透明で中身が明らかに刃物と分かるいじょう安全を考えてそのままにしておけない。かと言ってポケットなどに入れて持ち帰られたら装備してたと疑わざるをえない(実際もっと難しい事言われたけど覚えてない)」
だそうで。なんでもカッターでも持ち歩くのは銃刀法違反で捕まることがあるとか説明受けた…。
雑談申し訳sage

62 :
警官のおもちゃになったんだろうな。

63 :
>>60
うむ、俺だw
とりあえず隠してみたよ。
警官な。
銃刀法の陰に隠れて今結構やりたい放題やってるな。
>>57のバタフライナイフひょっとして、つうか多分報告書にも書かずにポリスメンの
私物にされてるかもね。子供だからどうせわからんだろうと。
原付の30キロ規制と銃刀法は今最もグレーな法律だと思う。

64 :
>>63
>子供だからどうせわからんだろうと
小学生並の文で申し訳ない。でも成人してから何年も経ってる一応社会人なのですよ。それに今は18歳未満には親の同意書か同伴が無いと刃物は売ってはいけないと思う。もしかして叩きでしたか?

65 :
>>61
まあ没収ってのはやり過ぎだとおもうなぁ、注意くらいはされそうですが・・・

66 :
>>64
なんで君をたたかないかんのよw
スマンなぜか未成年だと勝手に勘違いしてた。
どっちにしろひどい話だな。

67 :
>>66俺も嫌味っぽい書き方してスマン。俺は文才が無いから(てか下手したら文盲レベルw)それで子供扱いされたと思ったのだよ。それに最近
「ハア?(゚д゚)意味ワカンねぇRよ厨房」とありがたいレスいただいたばかりで気にしてたからさ。

68 :
>>57
その半透明ビニール袋ってのが、いまいち分からん。

69 :
>>68
普通分かる。

70 :
4:主観で決め付ける

71 :
>>67
ごめんよ・・

・・みんなにとってはどうでもいいけど
最近、ナイフじゃなくて彼女と別れそうです。・゚・(ノ∀`)・゚・。

72 :
>>71
おい、しっかりしろ。ガンガレ!
刃物は昔から贈り物に縁起がいい、切るものだから逆に縁結びに成る
んだっていうから、何か便利なナイフでも買ってやれ!!!

73 :
>>71頑張れ!彼女も刃物好きなら>>72の通り刃物を送るなら包丁プレゼントして「これで俺の飯を生涯作ってくれ」とかならすぐ仲直りできそうだぞ。

74 :
>>71
ちょっと質問ですが、去年の初め頃までTACスレやらガーバースレに
常駐してた、きちがい氏と同じ人ですか?
きちがい氏と文章パターンも良く似てるんだけど・・・

75 :
>>74
だったら嬉しいな!おなつかしや
アハハの先生は今何処?
いかん、スレ違いだ。ポケットから脱走したやつらは
ソッといなくなる。劇的な状況でいなくなったやつらは
少ない。ポケットに手を突っ込んでみたら、いつもの
感触が無い!・・・で、パニックに陥る。

76 :
>>75
アハハ氏は去年の5月の終わり頃に軍板に居たけど
それからは不明です。

77 :
72.73 扇子悪杉 胆織田 一直線。

78 :
>>72ありがとう。ヴィクトリノクスでもプレゼントしようかな?
>>73「これで俺の飯を生涯作ってくれ」ワロタ
>>74>>75
自分はこの板発見して二週間くらいですが・・別人かと
今まで刃物板があることしらずに見つけたときは興奮しましたw

79 :
>>72
兄貴が結婚して、ナイフマニアの漏れとしてはお祝いに洒落たナイフでも贈りたかったんだが
縁起が悪いような気がしてあきらめていた所だったので「縁起がいいってマジ!?」とばかりに
ググってみたらやっぱ微妙・・・。

80 :
婚礼祝いに
嫁入り短刀・重代刀を送るのは昔からの風習
もっとも、嫁入り短刀は親からだけどね。

81 :
>>80
けどそれって元はヤバくなったら操を守る為に自害しる!って意味だよな。
縁起物はそれが正しい風習であっても相手が知らなかったら逆効果になるので
特に刃物の様に解釈が分かれる物は慎重に・・・。

82 :
スレ違いの話引っ張って悪い。
確かに>>81の言う通り刃物は解釈が違うよね。特に刃物に興味のない、しかも女性だと引かれるかも。一般的に刃物コレクター=危ない人、犯罪予備群とか思われてそう。
実際俺は家に友人呼んだとき机にナイフ2、3本置いたままにしといたら
「何に使うんだよwお前危ない奴だなw」とか言われたよ。

83 :
>>82
おまい、アピールするつもりでナイフ置いてただろw
俺もやったことが…
ていうかデスクナイフとしてクラシックと蜘蛛のドラゴンフライ置いてる。
ベッドサイドには災害用にソルジャー吊ってるし。
まぁ、使わんナイフを仕舞っておくのがイヤだからなんだが…

84 :
>>81
>操を守る為に自害しる
そういう意味もない分けではないが、実はそれが云われ出したのは最近の事。
刃物に対する悪意が感じられるw
元々、鍛えた刃物には邪を払うと云う意味があるので、魔よけの意味が強い。
自分は新婚の友人に包丁を送ったのだが、
まな板を贈り、その付属品として・・・と云う名目にしといた。

85 :
>>84
>鍛えた刃物には
ストック&リムーバルじゃだめぽなのか…
刃物ならなんでも魔除けだと思ってたorz

86 :
>>83興味のある人が来たなら話題作らせるためにやるかもしれないけどけど違うよwデスクのある部屋に友人が来るとは予想もしてなかったから片づけてないの見られただけw
言い訳だけだとアレなんで。俺も霊は刃物を怖がるから魔除けに良いって聞いたことある。こんな事信じる俺はオカ板住人でもある。

87 :
あ、刃物に興味のある人ね。

88 :
>>85
その「ストック」には,現代の鉄鋼技術の粋をこらした
「鍛え」が入っているのだと思え!
たしかにトンカチで叩くわけじゃないが,圧延成形成分調整
残留応力抜き等,「鍛え」の要素はすべて入っている!
・・・と,冷鉄のとんぷそん社長は言っていた.
まあ言葉の定義の話だから信じるも良し,信じぬもまた良し.

89 :
しかし、機械で鍛造とか、工業的にダマスカス鋼作ったり、
現代の製鋼は何か大切なものを忘れているような気がする。
そんな俺もS&R

90 :
ナイフに限らずとも
昔遊んだものは何処に消えて行くのだろうか。
学生時代に解剖に使っていたメスが、気付いた時には消えていた。
最後に見た記憶はペンケースの中だったのだが、何時の間にか行方不明。
昔はカエルとか魚とか良く解剖したんだけど、
ふっと、メスの事を思い出して探した時には何処にも。

91 :
>>83オレも寝床の傍、いつでもすぐ手の届くところに複数あるぞσ(゚ε゜;)

92 :
ブラ○クジャク気取り発見

93 :
俺も、居室寝室、玄関、手の届くところに色んな刃物をさりげに置いてある。
最近治安悪いから、明確に防犯目的。
本のしおりも、ごつい真鍮のペーパーナイフへ、金鑢で軽く刃をつけたものだし。

94 :
>>93
侵入者に利用されてザックリやられるだけだぞ。
警察の取り調べでも不利になるし。
催涙スプレーでも身につけてろ。

95 :
家での防犯目的でナイフをいたる所に置いとくってw
普通にゴルフクラブやバットの方が遥かに役に立つだろ。

96 :
役に立つか立たないかじゃないんだ。そこにナイフがあればいい。

97 :
96に一票!

98 :
俺も>>96に一票

99 :
アルマーの「シークレットサービスナイフ」どこ行った?毎日持ち歩いていたから親父に処分されたんだろうな?
ところで今でも「ボーダーパトロール」売ってる?

100 :
100

101 :
>>96
いや、その理論はお(ry

102 :
>>101理論でもなんでもないだろ。心意気の事を書いてるだけだ。防犯対策なら凶器よりセコムの方が良いだろ。

103 :
心意気で警察にパクられても困る。

104 :
>>96
言える。
安心感とでも言うのか…。
漏れの場合は警棒やエアガンも随所に。w

105 :
安心感は分からんでもないが
それは単なる危険な人。

106 :
うちの亡くなった祖父が戦争の話をするときによく『スプリング刀』と言う名前が出てきた。
支給されてくる銃剣よりも性能が良かったため戦場で何度か命を救われたようで
かなり大事にしていたそうだ。
終戦で大陸から引き揚げるとき、祖父はそのスプリング刀を置いて来なければならなくなって
油紙に何十にも包んで地面に埋めてきたそうだ。
あまり懐かしく話すから「旅費出してあげるから探しにいって来たら」と話すと
「あそこでは大勢の仲間が死んだ。そんなところに今さら一人のこのこと行けない」
と話してた。
そんな祖父も14年前に亡くなった。
今も祖父のスプリング刀は大陸の大地に眠っている。

107 :
刃物=「縁が切れる」ってことで、結婚式などでは包丁やナイフは贈らない方が良いって聞いたことがある
ただし、欧米では逆に「あなた自身の人生をその手で切り開いて行ける様に」って意味を込めて
めでたいことがあったときや、大切な人との別れの時にナイフを贈る習慣があるらしい
結局、贈る当人の心意気しだいだと思われ

108 :
本日シースナイフが一本縦折れしました。もうフルタングしか愛せない。

109 :
半月前の>>107にいまさらだが・・・
受け取る人、まわりの人全員の共通認識ではなかろうか。
せっかくのブツで一人でも不快になる(かも知れない)んなら
そんなものわざわざ選ぶべきではないな。

110 :
A.G.RUSSELLのネックナイフ(?)
首からかけられる小さいナイフを愛用していたんですけど、野営時のキャンプファイヤーで燃えました。

111 :
将校用ククリを同じく刃物好きの知人に譲った

112 :
スパイダルコのナイフタイピン雪かきしてるうちに無くしましたorz

113 :
>>112
春になれば出てくる。

114 :
昨年、釣の最中にレザーマン・ウェーブを海にポチャン。
先週レザーマンPSTが消えた。多分天井裏に置き忘れた。
レザーマンの呪いがかかってるようです。

115 :
ティム!

116 :
age

117 :
過疎ってるので小学校のときの話をひとつ…。
俺が小三のときに図工の授業でクラス全員に小刀を支給されたんだ、
初めて扱う刃物で鞘を抜く瞬間はドキドキしたもんだ。
それから毎日鉛筆削りや、図工の授業でまわりの数倍も使うもんだから、
白木の持ち手は味が出て飴色に変色し、
刃も親父に教わってピカピカに磨きギンギンに研いでかなり切れる小刀になった。
周りの男の子からはその小刀を羨ましがられ自分の中でステータスに感じていたが、
ある日ドキュンな奴に大事な小刀をパクられ、
友達の密告からパクられた子刀を取り戻しに行くと刃はボロボロになり錆びて、白木の鞘も試し切りに使ったのかササクレて見るも無残な子刀があった。
そいつは友達数人で袋にしたが、
欠けた刃はどうにも戻らずすごく残念だったよ…。

落ち込むおれに親父がそっと差し出したのが
「拓植アタックサバイバル」
このナイフを貰った私は特別な存在なのだとおもいました。

118 :
親父さんから貰ったナイフの名前だけ意図的に間違えてないか?

え? これ釣り?

119 :
>>117
今ではおれが親父、
もちろん、息子にあげたのも『ブラックニンジャソード』
なぜなら、彼もまた特別な存在だからです。

120 :
キャンディーのCMかよっ!(笑)
ドイツのミルクとバターを混ぜた何とか飴

121 :
はじめまから全部呼んだけど、折れた人あんまりいないね。

122 :
はじめまくりすてぃー

123 :
刃が折れるなんてことはあんまり無いと思うが
フォルダーだとピボットピンのあたりから壊れそうな気がする
おいらのエンデューラも刃の厚さに比べてピンは細いし、ワッシャーが
はまってる分だけその部分が薄いから強度的に不安で、あんまり乱暴には使わないようにしてる

124 :
当たり前ですがピンの材質も大切ですぞ。真鍮のピンは意外と曲がる(狂う?)
ステンピンは丈夫です。あ、まれにピンじゃなくてネジでブレードが留まってる
ものがありますがその時は注意。ちょうど真ん中でくっつけてるすごいのがある
らしいです。

125 :
>>121
折れた程度なら、研ぎなおしたり、改造して別の刃物にして使い倒す。
この板の住人なら殆どそんな感じだよな。そもそも折れるような使い方はしないか。


126 :
ビクトリクラシックがいくら探しても無い OTL

127 :
>>125
折れる、ってこのスレ的には根元からポッキリ、という状態を意味しているのでは?
スレタイに「真っ二つ」とあるし。

128 :
>126 見つかったか?

129 :
駄目だ、無い。大掃除したけど…
外でチェーンが切れて落としたっぽい
便利だったのに OTL

130 :
>126 そうか気の毒に。いすの背もたれと座面の隙間にたまに落ちてたりするが無いか?
おれはミニマグが一週間の行方不明後発見となったが。

131 :
SOGのPigeonチタニウム紛失。orz...
仕事から帰って、気が付いたら無いっ。
拾ったヤツは大切にしろよ〜。
そこらのノンブランドや安物ナイフと一緒に扱われるかと思うと、涙が止まらない。

132 :
普通に海の藻屑となりました

133 :
MODのディター(スプリング入)は鞄に入れてたら鞄ごと紛失。
MAD DOGのSWAMP THING及びSTRIDERのMANTRACK2は持ち歩いてタイーホされて没収。
自分のマヌケさに乾杯。

134 :
初めて持ったナイフは小学生のとき飼い犬の散歩中に拾ったものだった。
刃物で指を切ったのも、鉛筆削ったのも、研ぎをおぼえたのもそのナイフ・・・。
大事にしてたつもりが、高校入ってしばらくしたら行方不明。落としたのかとられたのか。
メーカーも鋼材もわからんヤツだったが、俺を刃物好きにしたかけがえの無い1本でした。

135 :
中学時代オヤジから貰ったナイフがなくなり
数年後先輩がブレードだけ持ってるの発見
出所聞くと俺の同級生から貰ったとの事…
手癖の悪いので有名な奴を家に入れたのが間違いだった…
ハンドル部分に付いてた金の飾りを剥がすのに分解された模様
そいつはバイト先の金庫破ってタイーホされる位の馬鹿!
他にも先輩の必殺技
「貸してくれ」
で二本程貸りパクされる

このパターンが一番多いんじゃないか?

136 :
http://upup.s13.dxbeat.com/up/up2544.jpg

137 :
15年以上前の話
うろ覚えだが芦屋なんとかという、包丁屋が作ったLOGというナイフ、確かフラットグラインドでドロップポイントのシースナイフ。
8A?あたりの、包丁と同様のいい鋼材を使っており、袋状皮製シースとウッドハンドル(木の枝そのまんまだったけど)の風合いもなかなか良く、
バブリーな価格が常であった当時のナイフ相場に比して破格の安さのナイフがあった。
ナイフマガジンの広告を見てすぐに御徒町で入手、釣りに使っていた。
使い勝手は良かったが、如何せんソングホールがヤワだった。三ヵ月後にはブレードとハンドルが突然、ボロッ分かれた。
従前より多少のぐらつきが出てきたことは承知していたものの、釣り上げた大型のイナダを〆ている最中に突然分離。
暴れているイナダの体表で自由になったブレードは、イナダの動きに合わせて突如として向きを変え、俺の手の甲を
さっと切り裂き、激痛のためイナダから手を離した俺は、結局なすすべも無くボートデッキから暴れて転がり落ちるイナダを
見ているしかなかった。
イナダはもはや生きてはいまいが、鰓の脇にLOGのブレードを刺したまま、海中で反転した。日中の日の光を浴びて、
海中でイナダと共にキラリと輝いたブレードが、俺の見たLOGの最後の姿となった。
もちろん、利き手には単なる「スリットの入っただけの、まんま木の枝」だけが残された。
イナダに対して、またLOGに対して申し訳ないような気持ちが一杯になりながら、左手の甲を押さえてしばらくデッキに立ち竦んだ。
長文スマン。

138 :
ゴメン用語間違え
ソングホール→ファスナーボルトに、置き換えてください
何やってんだ俺orz

139 :
LOGって聞いたこと有るけど堺だった様な。

140 :
高いナイフに理由はないが、安いナイフにゃ理由がある。

141 :
137の呆然とした様子が伝わってくる。
大事な物って突然壊れるんだよな。しかも壊れるどころか海の中に消えていってるしw
文学的で印象に残った

142 :
>>141 安いとはいえ、ショックだったのね。焼きつくような光景が。
さて、目に見えぬままこの手を離れた刃物について、ひとつ。
今から約10年ほど前。
秋田の西根氏が作るフクロナガサ7寸を携えて、東北の山に1月下旬に、鹿を撃ちに行った。
当時はハンターの間では、「おす、してきた、あな」という、なんとも卑猥な言い回しが狩猟鳥獣の
ルールとして語られていた。今では他の狩猟鳥獣と同様に通常11月15日から2月15日まで捕獲
可能な「オスイタチ」「鹿」「テン」「狐」「狸」「アナグマ」は、当時12月1日から1月31日までと、猟期が
別に定められていたのだ。
ただでさえ獣類の猟期が短かったこの頃、特にこの年は鹿が不猟で、一月末の最後のチャンスに
何とか一頭くらいはモノにしたいと、力んでの山入りだった。
早朝から獲物のR無く、シャーベット状に凍ったおにぎりを頬張りながら迎えた西に傾きかけた
太陽を感じる時間、そろそろ引き返さないと仮に獲物が獲れても捕獲、回収、解体、運搬の工程を
日が暮れるまでに行うことが不可能な時間になってきたせいもあり、イラついた気持ちになってしまっていた。
(続く)



143 :
(続き)
そういえば、先週から降り積もっていた雪は、すでに一週間近く、全く降らない。むしろ山の中を歩くと服を脱ぎたくなる
位に、暖かい日差しが続いているような陽気だった。東北の1月下旬とはいえ、すでに真冬の終わりを迎えているように
感じたことも、あせりに拍車をかけていたのかもしれない。
いつしか、山の尾根筋を歩いていた。木が生えておらず、歩きやすいところを選んでしまったのだろう。今考えれば、
愚かしい選択だった。
とうとう見つけた。単に、運がよかったのだろうが、尾根筋のような目立つところを歩いておればまずは鹿のほうが
先にハンターの姿を見つけてしまい、逃げてしまうのだろうが、当方がたまたま岩陰に入って死角になっている所を
登ってきた為、当方が先に鹿を見つけるにいたった。大きな、三段角を持った、雄鹿だった。
あせりの中にやっと見つけた幸運、絶対逃すものかと、迂闊にも自分が「どのような場所に立っているか」も考えずに
鹿に狙いを付けた。
スワロフスキーのレンズ越しに捉えた鹿は、無心に春の予感を早くも感じたであろう若木の新芽を、無心に啄ばんでいる。
いまだ!
引き金を絞った。
山に響く轟音。跳ね上がる銃身とスコープの視界。しばらくして、跳ね上がったライフルをスーッと下ろして、先ほど狙いを
つけた場所に、着弾を確かめる。
そのとき、不意に足元を掬われた。
(続く)

144 :
迂闊だった。
先週まで降り続いた雪、その後何日も暖かかった陽気、木の生えていない尾根筋、そこで鳴らした轟音・・・・
表層雪崩の原因を起こすに充分な要因であり、その原因の発端となった自分の足元が、今まさにその悪夢の
滑走を巻き起こした刹那だった。
あっという間も無く、体のあちこちに途方も無いような圧力を感じる。ただ、バタバタととてつもない様な力に転がされ、
背中に雪が入ったと思った瞬間、そんな事どころではないという恐怖に揉みしだかれて、頭はパニック寸前だった。
ただ、雪崩に飲み込まれないように、雪の下に入らないように、がむしゃらにもがきながら斜面を流され続けた。
気がついたときには、日もだいぶ西に傾いていた。ただ、めっぽう寒かった。気絶していたようだった。
斜面を見上げると、100メートルほど先に、細い銀色の棒が、かろうじて確認できた。よかった。銃は見つかった。
だが、身の回りを見回してみると、ベストの中身は殆ど失われ、西根氏の鍛えたフクロナガサは、鞘を残すのみに
なり紛失していた。長靴も片方無かった。
鹿のことが気になったが、この際確認する気力が起きようも無かった。
5月下旬の雪が完全になくなった頃、同じ山に入った。生い茂る雑草からかろうじて探し出したライフルの弾倉と
フクロナガサは、酷い有様になっていた。フクロナガサは、鋼と地金の接合部に深い亀裂が入り、真っ赤に錆びていた。
西根氏が亡くなったと知らせを受けたのは、その頃だった。そう、だからこそ、野に朽ち果てるフクロナガサを承知の上
放置することだけはできなかったのに・・変わり果てた業物を手に、涙が落ちた。
さて、今年も狩猟解禁まであと一週間。今日は西根氏の甥っ子が鍛えたと言う「フクロナガサ」を久しぶりに砥いだので、
この出来事を思い出した。「地金との接合部に支障があった場合には、何年たっても取り替えます」と言われたけれども、
真っ赤なフクロナガサはいま、分厚いアクリル樹脂の中で、空中を漂うように封じ込められ、書斎の棚に飾られている。


145 :
あぁっ!
よく考えたら、探し出したんだからスレ違いだったのかorz.
でも、もう使えないから、一応刃物としての別れだと解釈してください。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

146 :
>>137
いやいや懐かしくなった
そのナイフ11年前に俺も持ってましたわw
貧乏な俺には当時そのナイフが精一杯だったなー

147 :
使えなくなってしまうのも「別れ」の内なので全く問題ないかと・・
ナガサは残念だったと思いますが、興味深く読ませてもらいました。
他にもエピソードがあったらまた聞かせて下さい。

148 :
お願い、猟の話してぇ♥

149 :
10年前の鹿撃ちで、俺が撃ち損じて半矢にしてしまった鹿が
60m下の河原まで転げ落ちるように逃げて、やっと絶命した様子。
頭の指示で近づいたら、まだ生きていて足をバタバタし始めたので
心臓を突いて止めなきゃと思い、慌てて抜いたガーバー・マーク2。
離れろ!と叫ばれて、我に返った時によろけてナイフを落としてしまったが
鹿が暴れながら転げて来たため、ナイフを放って仲間の所に退避した。
頭が鹿に止めを射してからナイフを探してみると、鹿の下の石に挟まって真っ二つに折れていた。
お前の骨が折られるより良かったろと言われて頷いたけど、2回しか使ってないナイフだったので悲しかった。

150 :
ダメナイフだな

151 :
ナイフじゃないがククリのオマケを落としちゃった。研ぎ棒の方なので悪用
される恐れはなかろうと思うが、この手のものを紛失したときは悪用されな
いかと不安になるな。

152 :
珍しいモデルだったりシリアルナンバー入りだったら購入者=落とし主の身元が判明するからな
万が一それが殺人現場に残されたら参考人として犯人扱いされるのは必至だし、
犯人が逮捕後に
「ナイフを拾ったら人を殺したくなった。悪いのはナイフを落とした奴だ」
とでも言おうものなら……

153 :
>>148
では、大した話ではないのだけど。
個人的に、ヤマドリ猟が好き。山鳥とは、雉のような外観に更に貫禄を持たせたような、正直「日本の国鳥は、こっちだろ!」と、
その姿と生き様に畏敬の念を抱かずにはおれない様な、鳥の王者と個人的に思っている。
その尾羽は堂々たる長さを持ち、羽ばたく様は鋭く強く、木の実と地虫を主食とするその肉は香りが高く、「体温が温かいう
ちに内臓を取り去り血抜きをすれば」最高の食味をもたらしてくれる。
さて、ヤマドリの着き場(生活の本拠)は、朝夕の餌場となる落葉樹と、隠れ家となる針葉樹の交錯した、沢の流れる標高
1000メートル未満の山の、北側の斜面に生息していることが多いと、経験値的に感じている。
だから、ヤマドリ猟は必然的に、そのような斜面を闊歩することになる。ただし、このような斜面は往々にして険しく、倒木や
蔓草の類が多く、歩き難いことこの上ない。
鳥猟には大きなナイフは必要ない。自分も、かつて猟を始めた20歳の頃はドリーム全開で、鳥猟にも刃渡り28センチの
大型ナイフなどを腰に装備したものだが、2年目には止めてしまった。戦う猛獣がいるわけでもなく、蔓草を薙ぎ払えば
散弾銃の射程距離からはるか先に鳥を追いやるに、充分な大きさの音を発する。要するに使えないアイテムだったから。
現在はオピネルNo6を愛用しているけど、猟の仕方もある程度把握して、偶に獲物を手にすることもできるようになった
歳の頃は、ガーバーのFSUを愛用していた。菊秀のGCとクラウン砥石で入念に仕上げたミラー仕上げのフラットエッジが
自慢だった。
続く

154 :
続き
今でもそうだが、基本的にハンターの大部分は、そんなに刃物にこだわらない。山で会い、会話が弾んだついでに愛用の一本を
見せてもらうと、大抵が銃砲店でついでに買ったか、ホームセンターの冒険倶楽部グレードの、低価格ナイフが箱出しコンディ
ションで登場する。もちろんノーメンテ。鳥の腹を捌くのも、鋸よろしくゴシゴシ押し当てる。内臓が傷つくことも厭わず、
その時点で肉の香りを半ば台無しにしていると見受けられるケースも、多く見た。
表面上は口に出すことは無かったが、こういう人に出会うと、ナイフの研ぎに一言意見したくて、口がもごもごしたものだった。
さて、ある年の12月下旬。息子が小学校に入学して初めてのクリスマスが、近づいていた。この日の山入りは、特別だった。
幼い頃から野鳥を口にする機会が多かった息子が、クリスマスディナーに名指ししたのが、「丸ごと一羽のヤマドリのロースト」
だった。捕獲の保障も無い、ハードルの高い要求に、かなり気合を入れて、日の出直後からだいぶ歩いた。急斜面を登り、
蔓草をくぐり、倒木を超え沢を飛び越えた。先述のような付き場を、既に三つも廻っていた。
ここから車までは既に最短距離で2時間はかかる。日は高くなり、ヤマドリは休憩時間になり、餌場から撃ち難い針葉樹林に
戻ってしまう。早く、何とかしなければ・・気ばかりが焦る。
そのとき、カランカランと、小型のカウベルの音を聞いた。万事休す、山にせわしなく響く小型のカウベルの音は、ライバル、
つまりは自分以外にヤマドリを撃ちに来たハンターが連れた、ポインターかセッターの首輪に付けられた、そのカウベルの
音だ。長年、犬を持たずに猟をする、条件的には不利な自分にとっては、その音色は決して心地のよいものではない。
続く


155 :
続き
音はだんだん近づいてくる。見ると、付き場付近にチラッとセッターの尻尾が見える。が、ハンターはいない。どうやら、この
犬は足が速いようで、主人よりもだいぶ先行してしまっているようだった。
ふと、カウベルの音が止まった。見上げると、先ほど尻尾が見えた場所からやや下ったところで、セッターの体が硬直している。
セッターの体の前には倒木とちょっとしたボサ。どうやら、鳥を見つけてポイント (飼い主が声をかけるまで、鳥が逃げないように
睨みを利かせること。飼い主が声をかけると、鳥に飛び掛り、鳥を飛び立たせる。ハンターはそれを撃つ、と言う仕組みになる
様に、犬を躾けている) したらしい。
困った、お前の主はまだ来る気配が無いのに! と思って見守っていると、どうやら鳥が単独でいないらしく、ずるずると犬が引きず
られて (鳥を抑え切れずに、鳥が動くままに共に場所移動してしまう。こうなると、鳥の都合のよい場所まで引っ張られ、結果逃がし
てしまう) しまっているようだ。
セッターと言う犬は、比較的人懐こく、飼い主以外の赤の他人にもよく懐く。昔、自分の車のドアを開けたら、当然のように知らない
セッターに飛び乗られて、肝を抜かれたことがある。このような例は、今まで多く見てきた。もちろん、他人の命令も、ある程度は聴く。
一か八か、セッターから20メートルまで近づいていた自分は、足場を固めてセッターに鋭く声をかけた。「ヨシ!」 すると小刻みに尾を
振りながらずるずると動いていたセッターが、意を決したように前方に飛び出した。
その刹那、ドッドッドドドドドと、重低音を響かせて山鳥が飛び出した。しだり尾長いそのシルエットに雄である事を確認して、撃つ。
すぐに、もう一羽が、今度は音も無く物凄い勢いでグライダーよろしく向かってきた。いわゆる「ヤマドリの沢下り」だ。
すぐに次の弾を、頭上に被さるシルエットに向けて銃を投げ上げるように放つ。
尾羽12節と11節のヤマドリを拾い上げたとき、人の気配に気付いて顔を上げた。どうやら飼い主登場らしい。
続く

156 :
続き
一般的に、また古の慣習でも、猟は「一足、二犬、三鉄砲」と言われ、射撃よりも犬が優先される。仮に人の犬が飛び立たせた獲物を
その飼い主が撃ち損じても、他にその獲物を撃ち落した人がいれば、犬の猟技を褒め称えつつ、撃ち落した獲物を飼い主に進呈するこ
とが、ハンターのマナーとなっている。つまりこのケースでは、この二羽のヤマドリは、セッターの飼い主のものとなる。
60代と思しきそのハンター(以後飼い主氏)に、事の顛末を伝え、ヤマドリを差し出した自分の顔は、若干引きつっていたかもしれない。
飼い主氏は、話を聞いてたいそう喜んだ。なんでも、この犬は先代の子の三年目で、ラウンドばかり広く猟技が未熟で、未だ収穫に
恵まれなかったとの事、これが記念すべき初ヤマドリなのだそうだ。
その飼い主の口から、信じられない提案を受けた。12節の立派なほうを、もらってくれと言うのだ。犬の初猟果であり、ご祝儀とお礼を
兼ねたいと言う。願っても無いことであり、満面の笑みを浮かべそうになる自分を抑えつつ、それでもありがたく受けることとした。
飼い主氏は、ポケットから「中国製スイスアーミーモドキ」を、取り出した。内臓がさめないうちに腹を割いて内臓を抜く、当然の事だ。
やはり、ゴシゴシ鋸状態で腹を割いた。
自分は使い慣れたFSUを颯爽と・・・無い。無い!確かに入れたはずのあの慣れた感触が、無い!
ハードな山歩きと焦りが災いした。歩いてきた道のりに、思い当たる節が幾らでもあった。当時14000円、真鍮のハンドル、綺麗なカーブ。
いや、惜しいよりも何よりも、今は目の前で少しずつ、体温を山の冷気に奪われつつあるこのヤマドリを、何とかしなければならない。
しかし、肝心なFSUは、どこかの斜面に美しく輝いている。車までは2時間・・・
「あ、あのぅ・・申し訳ないんですが、ナイフをちょっと貸していただけますか?」
いつもの軽く滑らせるだけでスッと食い込む感触とは程遠いエッジを 「ゴシゴシゴシ・・・」 こ、これが自分のヤマドリに対して、しか
も自分が行う所業とは、信じられないような気分で、腹割きを行った。
息子との約束は果たした。親切な飼い主氏と出会えて良かった。しかし、何か釈然としない猟の思い出。
FSUは、見つからなかった。

相変わらず長文スマン。

157 :
改めて、自己の行動を文章に起こすと、今回と前回の行動パターンに共通点が見られた。
 何かで焦る、または調子に乗る→不注意がもたらす失敗→orz
のび太かよ。
これからも無事故、無違反、気をつけねば、山も海も。また何か思い出したら書き込みます。

158 :
只今、農家では白菜の収穫真っ最中。
形の良いマガモの雌が獲れたので、上機嫌で帰宅途中、ふと、川沿いの白菜畑で土の中にキラリと光るものを発見。
収穫包丁の、柄から付け根が折れた、ブレードのみが放置されていた。
刃物ヲタとしては見過ごせず、再利用方法をあれこれ考えながら拾ったが、裏返して「ギャー」。
半ば埋まったブレードの裏側には、ナメクジがびっしり付いていた。
反射的に放り出したブレードは、流れる川の中に落下し、見えなくなった。
生き物の血には耐性があるものの、昆虫(特に芋虫とか)やナメクジ、ゴキブリには慣れることができない。
つい先週の、出会ってすぐに別れとなった、銘もよく分からない刃物の話でした。
今思い出しても、オゾマシイ。

159 :
137氏の猟体験紀はおもしろいっす。猪なんかはやらないんでしょうか?

160 :
137氏は死後、殺生を繰り返した罪により地獄で無数のナメクジに吸い付かれる責め苦を受けるだろう…

161 :
ならお前も生きているだけで間接的に動物の殺生に関わっている
訳だから地獄行きだなw

162 :
この瞬間も唾液だの白血球だのでウイルスやバクテリアを殺しまくってるからな

163 :
>>161 悔し紛れにwつけんなよ低能

164 :
>>162生きてるだけで大量殺戮している訳か
なんて罪深い生き物だろう

165 :
クソでも喰ってろ
もしゃもしゃ

166 :
コンニャクをクソから摘出して何度も喰う男の話、小峯隆夫がラジオでやってたのな。
最後はコンニャクがR味になって吐いたそうですよ。

167 :
>>166
どうやって造るの?ウン子からコンニャクなんて

168 :
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169 :
>>167
R弄ってるとコンニャクとかトウモロコシの種とか姉貴の陰毛とかハケンできるらしいよ。
やってみれ。

170 :
>>166
>>169
感染が恐ろしい

171 :
一気に流れが糞になったな

172 :
137サンの狩猟記、面白かったです。
文章力、構成力すごいっすね・・。
学歴と年収高そう・・。

173 :
>>172
うん、そうだね。
ただひとつ問題なのは、LOGナイフにはソングホールは無かったこと。

174 :
 

175 :
R!!!!!!!!!!!!!ボーン!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!
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176 :
>>173
>>138

177 :
昔々、
このやろう逮捕だ
__[警]
 (  ) ('A`)
 (ノ )Vノ )
  |т|  |т|
逮捕はらめえぇっ!

178 :
あげ

179 :
先日ストライダーを貰った。
タクティカル系に興味は無かったのだが、
車のボディが切れるとか評判だったので知りたくはあった。
そのストライダーは既にマニア氏に試し切りされており、
その際に先端が折れたらしく、再刃付けされていたが、
評判程の強さが無かったので要らなくなったそうです。
しかし流石に12ミリの鉄板は無理だろ。

180 :
>>160
うぁぁ・・それだけは勘弁して下さい。
>>159
猪、お誘い受ければやりますよ。
そういえば、猪猟にまつわる話。
基本的に犬無し、一人ころばし(単独で猟を行う人のこと)の自分は、有害鳥獣駆除など、自治体から特別な要請を
経て猟友会から協力を依頼されない限りは、あまり多くの人と鉄砲を持って山に入る行為自体、好きではなかった。
「何か動いたから撃った」などという言語道断な言い訳の誤射事件が相次いだことも、主たる原因だったと思う。
N氏という、ちょっと変ったハンターがいた。とうにライフルを背負ってしかるべきキャリア (ライフルは装薬銃、所謂
散弾銃を実際に猟に用いて丸10年経たないと、所持申請すら行えない) を持ちながら、散弾銃は時代遅れの中折れ
式単発銃、しかも弾丸を装てんして携行する姿を殆ど見ない、一見すると、丸腰で猟をするハンターに見えた。
しかし、彼は常に研ぎ澄ました、スローイングナイフを、まるで忍者のクナイよろしく、常に数本、持ち歩いていた。
思うに、テクナよりもかなり分厚く殺傷力のある、ブラックジャックの既製品だったように思う。彼の腰には、出所不明の
細長い猟刀が、常に木の鞘に納まっていた。一度猪解体中に垣間見たところでは、板鑢を削って自作した刃物の様
だった。

ごめんなさい、明日早いんで寝ます。

181 :
続き
猟期も終わり、ふきのとうが湖畔の土手に自生する候、自治体より、有害鳥獣駆除の依頼が、猟友会にあったそうだ。
猪が早くも集落に現れ、街道沿いのゴミ捨て場にまで出没するようになった、早急に何とかして欲しいとの由。
平日に依頼された急務に、集まることのできる人数は、多くは無かった。猟友会会長の頼みとあり、割と自由に休みが
取れる職業にいた自分は、気が進まないし役には立たないだろうが一応、義理立てて参加することとなった。
指定時間にちらほらと集まり始めるメンバーたち。その中に、N氏の姿があった。
相変わらず出所不明の24インチ程の中折れ式単身銃を肩に担いでいたが、今日見るその銃には、以前とはちょっと
違った雰囲気が垣間見えた。銃口付近に何か、金具が追加されている、そんな感じだった。そのときにはさほど、
気にも留めない程度の変化だった。なにせ、N氏はその立ち居振る舞いからも、通常のハンターとは一線を異にしていた
ので、気軽に話しかけたり、じろじろと視線を投げかけるような真似は、できない雰囲気があった。
簡単な打ち合わせで「見切り」をつけ(見当を付けた山の周りを、偵察役がぐるっと見て、猪がその山に入った足跡がある
のに、出て行った足跡が無いことを、確認すること)、この山に件の猪がいるであろうとの推察から、各自犬を入れたり
射手をやったりの分担と配置を決めて、山入りを開始した。
同方面の隣同士の付き場に配置された自分と寡黙なN氏は、会話も無く黙って斜面を登り続けた。猟場で声高らかに
話すハンターなど言語道断だが、N氏の「 話 し か け る な ! 」オーラ満載の雰囲気にすっかり呑まれてしまった
自分は、これほど移動時間が苦痛に感じたことは無いな、と思いながら啓蟄後の斜面をひたすら静かに歩くことに
心を砕いていた。

  今日はちょっと寒中水泳する羽目になってしまいました。もうちょっと続きますが、後日書きます。

182 :
面白いな、楽しみにしてます

183 :
猪と言う生き物は、とても利発な生き物で、自分で考えて予定を立てて、それに従って行動し、結果を反芻する能力を
持った、優れた獣だと思う。
以前、親戚のカボチャ畑が、一晩にして猪の餌食となり半壊滅したことがあった。猪の荒々しい足跡と畑半分ほどの
カボチャが綺麗に残されていた。その手口に、目を疑った。獣は通常、畑を荒らすにしても大抵は畑の中で、勝手気まま
に食い荒らす。しかし、このケースでは、まるで人間の窃盗団がトラックで持ち去ったかのように、食べかすひとつ
見つからなかったのだ。田舎の山中での段々畑での出来事、カボチャの捜索に当たると、段々畑を二段上がった、
針葉樹林との境目に当たる窪地に、おびただしいカボチャの食べかすが散乱していた。
カボチャは、猪が咥えるには大きく、鼻で転がすにしても畑を二段も登るなんて、到底考えられない。それこそ、まるで
人間のように「両手で持って、二本足で歩いて」せっせと一晩のうちに数十個のカボチャを運搬したとしか、考えられない
所業だった。
「どうやって?」の手段は、未だ分からずじまいだが、「何故そんなことを?」の疑問は、すぐに思い当たる節があった。
その前の年、このカボチャ畑で明け方に、大量の違法捕獲事件があったのだ。
ご存知の方も多いと思うが、猟での銃の発砲は、危険防止上日の出から日没まで、と厳格に定められている。しかも、
その地域気象台が発表する、暦の上での日の出時間は毎日変化するので、ハンターは常に前夜にチェックし、違反の
無いように努める。日の出時間一分前に発砲したハンターが、逮捕されたこともある。
だが、どこの世にも不心得者は居るもので、人家からはるか離れたこの畑に待ち伏せしたハンター達が、深夜から明け
方にかけて畑を荒らしている夜行性の猪の群れに向かって、一斉発砲を行ったのだ。結果、群れの大半の猪は被弾し、
捕獲されたり山に逃げ戻ったりしたことが、当時の現場の様子から明らかだった。警察も介入したが、犯人検挙の話は
聞いていない。
カボチャの誘惑を断ち切れない猪は、しかし昨年の経験から、群れで畑に姿を現す危険を充分に感じたのだろう。代表
者を決め、仲間の集合場所である窪地まで、何らかの方法で大量のカボチャを運搬し、宴を行ったのだ。その知恵に
舌を巻いた。
だが、そんな賢い彼らも、何故か自分たちの通る「道」については、首を傾げたくなるくらいに間抜けな通り方をする。
続く

184 :
猪は、自分たちの通り道については、頑固なほどに同じ道を通り続ける。先祖から受け継いだ獣道を、ひたすらそこだけ
歩き続ける。危険があって逃げるときでも、道から逸れる事はめったに無い。これは、猪の世界ではその生活様式上
非常に重要な事だからなのだろうが、考えようによってはとても危険なことでもある。
そう、鉄砲を持った人間が、昼間に寝ている猪を犬に追わせ、その「道」に待ち構えている場合だ。事実、銃による猪猟の
殆どは、この方法で行われる。射手は各自、割り当てられた一本ないし射程距離内の数本の道を監視する。あとは
犬の吼え声を頼りに、自分の持ち場に猪が現れるタイミングを予想しながら、ひたすら音と臭いを出さずに、目を凝らして
居ればよい。
なれたハンターや上手い射手は、一番通る確率のよい道をあてがわれ、そうでもない連中はそれなりの場所を、というの
はどんな仕事にも当てはまる法則だ。自分とN氏は、あまり猪にめぐり合えるとはいえない道を、それぞれ任された。
N氏と自分は、持ち場の付近で二手に別れた。誤射や流れ弾を防ぐ為、互いにオレンジ色の帽子を振り回し、位置を確
認しあってから隠れた。N氏は大木の陰へ。自分は、潅木の根元に伏せた。
程なくして、無線を通じて「犬を放した」との連絡が届いた。臨戦態勢だ。
しかし、この場所に猪が現れるなんて、あまり考えられない。こうしているうちに、犬の鳴き声も、下手をすれば銃声も聞
こえないような遠方で勇ましいドラマがあり、無線から「終わったよー」とむなしく呼び戻されるのだろうと考えながら、
時間は過ぎた。
しかし、そう簡単にはいかなかった。
続く

185 :
20分も経過しただろうか。だいぶ遠くで、「パーン」と、一発だけ銃声が響いた。一発だけ響いたと言うことは、N氏を除いて
皆連発銃のご時勢、少なくとも獲物が一頭おり、それを確実にしとめた、と言うことになる。弾を外したり、手負いで逃げら
れる場合は、それはもう花火大会のごとく「バン、バン、バンバンバン」と、銃声が立て続けに鳴り響くものだ。
それ以降、無線連絡が途絶えて、更に15分ほど連絡を待つ。よくある事だが、獲物が獲れたり、更に深追いする場合など
は、銃声を鳴らした以上、持ち場で待つ人間にも現場のことを逐一報告すべきなのだが、ついついそういうことはなおざり
になりがちだ。
やれやれ、待ちぼうけはゴメンと、こちらから連絡を取るためにトランシーバーの入ったポケットに手を突っ込もうとした。
そのとき、割合近くで犬が集団で吼える声が、聞こえた。どうやら、先ほどの銃声は先発の猪を射獲したものらしく、
本隊はそれに警戒して、こちらのほうに逃げてきたものらしかった。遠くなったり近くなったりしながら、次第に声の集団は
近づいてくる。持ち場から獣道を見渡す。こうなったら、何時猪たちが姿を現すか、分からない。このようなときに、素人は
銃を持ち直したり、射撃に有利な姿勢に座りなおしたりと落ち着きを失う。これは、広大な風景の中わずかな動きすら
見落とすことの無い野生生物には、大雪原で黒いもじもじ君がヒップホップダンスをしているくらいに目立つ行為となる。
N氏の動静が気になり、そちらを向きたくなるが堪える。何か動いたように見えた。N氏の担当する道に、一頭、二頭、三頭、
それとまだ背中に縞のある子供が数頭、連なって小走りに走ってきた。
N氏はまだ撃たない。充分引き付けてから撃つつもりらしい。こちらからも射程距離内の猪に狙いを定めながらも、
余計な手出しはできない。
N氏の方向から、鋭い銃声が響いた。よし、こちらも、弾が当たりそうな猪を撃つ。スライド式散弾銃の先台をしゃくり、
すぐに次弾を後続の固体に放つ。もう、潜んでいる必要は無い。立ち上がって、スラッグ弾を込めながら、N氏の付き場ま
で走り寄る。そのとき、犬の集団が、弾を受けた猪たちに追いついた。すぐに手負いの猪を囲み、阿鼻叫喚の吼え声に
現場が包まれた。犬が押さえてくれれば、後は近づいて止めを刺すのみとなるが、手負いの獣は危険ゆえ、この場こそ
慎重にならなければならない。犬と猪の動静に気を配りながら、N氏のほうをちらりと見る。
N氏は、猪とではなく、銃と格闘していた。
続く

186 :
めったに発砲しないN氏の銃がいけないのか、弾がいけないのか、撃った薬きょうが銃身後部に貼り付いてしまい、
銃を半ば折った状態から、二進も三進も行かなくなってしまったようだ。そのN氏の銃身先端に、見慣れない物体が
付いていた。銃剣だ。
猪は、2頭被弾していた。もう一頭と子供は無傷のようで、犬に囲まれながらも果敢に牙を突き出し、応戦していた。
あまりのんびりとしていると、元気なやつに囲みを破られる。元気な一頭に狙いを定め、耳の穴に向かって射撃する。
元気なやつが崩れ落ちる。勇んだ犬が、いっせいにその一頭に飛び掛る。まずい、手負いと子供らが手薄になった。
N氏が動いた。
空気を切り裂くようにスローイングナイフが飛び、子の一頭に次々とめり込んだ、N氏はそうしておいてから子猪には
目もくれず、まだ元気な大人の猪に走りより、そのうちの一頭に着剣したままの銃剣を突き刺した。自分は、残った大
人の一頭に、とどめの一弾を放った。子の残りは、刺された子を除いて、散り散りに逃げ去ってしまった。
N氏の銃剣は、根元付近まで猪の足の付け根から少し後ろに刺さりこんでいた。心臓を狙った、見事な一突きだった。
しかし、猪はまだやられていなかった。N氏に小さくも敵意に満ちた眼を向け、肩で呼吸していた。
N氏の様子がおかしい。銃剣を抜きたいのに、猪の肩付近の筋肉で固着してしまい、抜けないらしい。N氏が、小さな
金属加工業を営んでいることを思い出した。恐らく、銃剣も着剣装置も、自作のものだろう。銃剣と銃身は、かなり頑丈に
装着されているようだった。
ところで、軍隊では銃剣が相手の体から抜けなくなった場合の対策として、そのまま銃を発砲すれば容易に抜けると
教育している。N氏も自力で抜くことが不可と思われたようで、猪に眼を据えながら、銃を折って空薬きょうを出そうと
していた。N氏の銃は単発だから、いま突っかかっている弾を抜かないと、次弾装填はできない。
「Nさん、一度離れてください!」と声をかける。N氏が離れてくれれば、止めがさせる。だが、N氏は聞こえているのか
居ないのか、微動だにしない。N氏は銃の先台に手をかけ、銃床に膝をかけ、力づくで銃を折った。
そのとき、信じられない光景が展開した。
N氏の銃が分解した。
続く

187 :
二連でも単身でも、中折れ式の銃というものは、機関部、銃身、先台の三大部品で構成されている。機関部と銃身は、
英国伝統工法などの特殊構造を除き、ただ組み合わさっているだけで、銃を一定角度以上の深い角度に折ってゆくと、
噛み合わせがはずれ、銃身と機関部に分離することができる。そして、突如の分離を防ぐ為、先台が銃身の突起と噛
み合いながら、先台が付いている以上、銃身を弾丸の装填以上の角度には折れないように、ストッパーとしての役割を
果たしている。何れも必要不可欠な関係を持ちながら、相互に機能する仕組みだ。
先台を銃身から外せば、銃が深く折れて銃身が機関部から外れる。手入れや携帯にはとても便利な機能だ。先台を
外すには、先台に付いている小さなボタンを押す(押す、引く、などメーカーにより異なる)と銃身の突起から外れる。
基本的には銃を中途半端に折った状態で先台を外すことは、できないようになっていることが多い。だが、何の不具合
からか、N氏の銃は先台が外れ、銃身が機関部から外れてしまったらしい。
タイミングの悪いことに、猪の死体に噛み付き飽きた犬たちが、N氏の相手に飛び掛ってきた。猪は、事態の急変に
驚き、踵を返して逃げ出した。手負いなので走りが遅く、犬たちが団子状に猪に襲い掛かる。猪の驚くべきパワーで
走っているが、猪と言うよりも犬団子が蠢いている。これでは銃が撃てない。
N氏は、倒れている子猪よりスローイングナイフを引き抜き、銃の機関部を投げ出してから走り出した。そういえば、
N氏の銃身は、銃剣と共に、蠢いているあの塊と共にあるのだった。
犬が吠え出してからここまで、文にするとだらだら長くて申し訳ないが、実際は5分あったかなかったか、位の事。
N氏は驚くべき行動に出た。壮年間際の中年とは思えないパワーで、蠢く犬団子に追いすがって、驚異のダイブを
行った。猪に噛み付きながら追いすがる犬たちと同様に、手にしたスローイングナイフを、左脇に猪の背骨を挟み、
右腕全体を使って狂信者のように刺しまくった。
元々の銃創か、犬の攻撃か、N氏の攻撃か。とにかく猪はやっとのことで崩れ落ちた。
この人すげぇ!銃による手負いと言え結局、刃物で猪を屠ってしまった!そう思いながら、N氏の健闘を称えようと
N氏に近づいた。N氏が振り向き、目が合った。ぎょっとするような、恐ろしい目だった。だが、妙な恍惚感が、その
瞳の奥に垣間見えた、様な気がした・・同時に、N氏が何故人と距離を置かれているか、何故自らが人と距離を
置いているかが、分かったような気がした。
N氏の銃剣は、自作のものだった。かつて見た猟刀同様、鑢から起こした猟場のダガーだった。猪が斜面で一回転
転がった所為で、銃身は曲がり、銃剣は根元付近から折れていた。後から解体、精肉になってから、N氏が仕留めた
猪の精肉に、非常な困難を要したと、仲間から連絡があった。ロース、バラ肉共に、食べられるように状態だったのは
左半身だけだったと言う。右半身はスローイングナイフによるメッタ刺しで、雑菌混入の可能性から精肉を見送ったと言う。
N氏は、あの時にスローイングナイフを2本亡くしたらしい。今でも彼と顔を合わせることは滅多にないが、あの時の
彼のスローイングナイフの腕、猪を滅多刺しにするさま、あの瞳、着剣装置と銃剣・・・彼は実際にかなりコアな、
刃物ヲタと言うにふさわしい素地を積み重ねながら、更にディープな分野にまで踏み入れてしまった、「禁断の果実を
口にしてしまった人」なのかもしれないと思った。
彼は今、ベネリという欧州の連発銃で、相変わらず猟を続けている。銃剣の話は、とりあえず聞いていない。だが、もしや
彼ならば・・と、つい考えてしまう。
凄い長文になってしまった。申し訳ない。

188 :
スローイングナイフの腕は百発百中だったんですね

189 :
>>187
とても面白かったです。

190 :
>>187
最初、長文野郎かよwwwと思いましたが、読んでるうちに引きこまれました。
文章うまいですね。とても読み応えがありました。
またネタがあったらカキコお願いします。

191 :
>>190 何が長文野郎だよ。舐めた口きいてるんじゃねぇぞ池沼

192 :
>>190
消えろ雑魚め

193 :
>>188
いや、そんな事は無いです。読み返すとそのように読み取れてしまっている事が分かります。申し訳ない。
N氏がスローイングナイフを無くしたのは、投げている時です。子猪の死体の回りを捜索しても、見つからなかった、と。
彼は当初の予想よりも沢山のスローイングナイフを携行していました。傍から見ていると、命中、失中、命中、命中、失中
みたいな感じを「次々にめり込む」と表現してしまいました。
ウリンボ(子犬くらいのサイズの猪。背中に瓜のような子猪特有の模様があるので、そう呼ばれている)なので、仕留める
事ができたと思います。大人の猪は脂肪が硬く、胸板などは木の棒で叩くと、カンカンと音がするくらいです。ナイフを
投げたくらいでは、大したダメージを与えられないことは、N氏も承知していたと思います。
>>189-190長文お付き合いいただき、ありがとうございました。
>>190-191ちょww何故に殺伐w 過疎っているようですし、住人同士まったり行きましょう。


194 :
レス番間違えました。
誤 >>190-191
正 >>191-192
詰めが甘いのはわが人生そのもの。反省します。

195 :
>>193 あやまらんでください、謙虚なお人だ・・
銃剣ってのが凄いですね

196 :
銃剣と言うと、まるでマタギのトドメの槍そのものですね。

197 :
>>196
マタギは白神神地が世界遺産登録のために鳥獣保護区になったがために、絶滅した。
彼らのかつて携行していた刃物が、ナガサという、片刃の剣鉈だった。
137は、フクロナガサを携行しているらしいよ。

198 :
あれ?、末裔の方は今でも普通の山で、
ナガサを持って猟を行っているのではなかったでしたっけ?

199 :
>>198
そりゅあ、そういうこともあるでしょう。だが、彼らを一般のハンターと言うべきか、古来のシカリを中心としたプロの
狩猟集団であるマタギと言うべきか、そういう意味ではいわゆるマタギは絶滅と捉えるべきと考えられるのでは?
ナガサを持っているのは、137みたいに単に狩猟刀として有用だからなんじゃないかな。
スレチなのでこの話題はやめましょう。

200 :
仕来りを守って、猟をしている方たちがいると聞いていたもので。
いろいろ教えて頂きありがとうございました。

201 :
>>137
いやあ、面白く読ませてもらいました
モジモジ君には笑ったw

202 :
たしかに、厳かな文章の中にひときわ浮き立つ、もじもじ君のくだりにツボッたW

203 :
もぅさぁ。目が滑るんだょねぇ。
もぅ長文禁止にしなぁい?
マジウザイんですけどww

204 :
>>203 なぁ?ここお前の掲示板じゃねーからwwwww
文句あんなら消えろよクソバエ
Rよカス

205 :
>>204
カスはぉ前だぁ、長文野郎本人乙。
400文字でまとめる能力ぉ身に着けてからぁ、またいらっちゃいねぇ〜w

206 :
>>205
かわいそう・・・

207 :
>>205
うわぁ・・・泣いてるんじゃねーか?オイwww

208 :
>>206
そぅ思ぅんだったら、素敵なぉ話、短くまとめて聞かせてよ。
ぉ前が長文野郎か?
俺?長文野郎の話まとめるから見てろよ??
@イナダ
 釣ったが管理の悪いログナイフ壊れて怪我
 ナイフとイナダ海の藻屑orz
A鹿撃った
 自業自得の雪崩で死にそう
 フクロナガサ無くした、後日錆だらけorz
B鳥撃った
 でも馬鹿だからガーバーナイフ無くした
 オサーンナイフ借りたが切れなかったorz
C変なオサーンが猪とダンス、
 暇人だから傍観、後はよく分からね。
馬鹿は長文垂れ流しぃ〜www
もう、137禁止な。決定!!

209 :
>>208 いいから涙ふけよブタww

210 :
>>204=207=209=長文野郎本人とぅ、特定できまちたwwww
やぱーり馬鹿なんだ??どぅりで短くまとめられませんでちたね〜ww
オツムの足りない子はぁ小学校の作文からぁ、やりなぉせYOwwww

211 :
俺のナイフとの別れ
小さぃ頃ヵら爺さんが大事にぃしてた、ゾーリンなんたらってぃうやつ、
友達と焼き芋やることになって、焚き火した。そんで、そのナイフで切って食ぉぅって話になったさw
俺、焚き火の熱さにナイフ落としてそのままアボンwwww
今爺さん芯だからいぇるwマジウケルけどちとゴメンなwww

212 :
なぜ見つからない。
絶対!部屋のどこかに!!ある筈なんだ!!!   orz

213 :
>>205
長い文章でも面白ければイイ。
それを読めないヤツは知障。

214 :
>>210
あー悪い
お前みたいな雑魚のこと忘れてたわwwwwww

215 :
>>208
お花畑に帰りなさい。
黄色い救急車に乗せられて、然るべき所に、逝きなさい。

216 :
今日は7本も刃を折ったぞ
オルファカッターで、キタノコンプ用の耐水ペーパー切り分けていたからw

217 :
>>208 嫌われまくってやがんの
実生活でも嫌われて
2ちゃんでも嫌われて
大変ですね

218 :
餌取り共が繰り出して>>208を叩いてるのか。ヒドいもんだ。
山で暮らしてる動物を集団で追い回す連中だ。
動くものなら婆さんでも射Rるからな。

219 :
むーざん むーざん ハンターのとなりのいえのまーしろな いぬ
ハンターにほえたら あたまに鹿撃ち弾くらって あかいはな咲いた
むーざん むーざん やまいも掘りの婆さん りょうきちゅうにやまのなか
ハンターにうたれて こんやははうずのばばあぢる

220 :
>>219
この人、頭おかしいね。

221 :
137は禁止だそうですので、187でお邪魔します。
血なまぐさい話がお嫌いの方が増えたようですね。あと長文も、やはりダメですね。失礼しました。
では、生き物が死なない話で。長文が嫌いな人は、187をNGワード登録願います。
洋楽ブーム絶頂期の、1980年代中ごろ、ヨーロッパというバンドの「ファイナル・カウント・ダウン」が全英大ヒットしている
頃、自分はカワサキの750ccで、シュラフと簡易なキャンプ道具を荷台に各地をツーリングする、暇な人生を送っていた。
当時は今ほど街中に大型バイクは溢れておらず、まして外車の二輪を転がすなど、贅沢な道楽であった。
当時オートバイは、自分の乗っているような旧型モデルは振動が多く、「朝は(ナットやボルトの)増し締めから始まる」と
言われる程、連泊のキャンプツーリングには、大小工具類が不可欠だった。
旅とはいえ、キャンプツーリングなどしていると、行く先々でのその日の宿は、自然と決まってくる。ユースかキャンプか、
その程度の選択肢から、天気と財布と行き先で、夕食と寝る場所を決めるのだから、自由気ままと言えば聞こえは良い
が、要するに、行き当たりばったりだった。その場所で知り合い、すぐに十年来の知友となった人や、そうなれなかった人、
そんなRが、楽しかった。
調理道具は、シンプル一筋だった。バイクの燃料タンクから直接燃料供給可能なガソリンストーブと、アルミのコッヘル、l
流行りつつあったシェラカップ、それで何でも調理した。ランタンなど持たずにマグライトをヘッドバンドで固定しての調理と
就寝、日が暮れてからは実にシンプルだった。
清流のほとりのキャンプ場にその日の宿を決めて、偽コンビーフとボキボキに折ってから茹でたスパゲッティでシンプル
に夕食を済ませたあと、一人酒を燗にかけているときに、キャンプ場に入ってくる大型空冷二気筒のエキゾーストとヘッド
ライトの明かりに顔を起こした。
愛用ストーブのホエーブス725が照らすほのかな明かりの中、ただ一人の先客である自分に、挨拶代わりにぬっと顔を
出した男。その人懐っこくも貫禄のある、年上の男性の笑顔に、自分は一目で好感を持った。それが、W氏だった。
続く、というか長文すみません。嫌いな人はスルーしてください。

その日我が

222 :
W氏とのホモ関係を延々と書くつもりですね?www

223 :
>>221
いえいえ、楽しいですよ。
222などのオツムの足りない人はスルーして、ぜひ続きをお願いします。

224 :
そのころのカワサキの750ってゆうたらTかFか・・
自分も毎年北海道ツーリング行くクチなので続編楽しみだ

225 :
続き

W氏は、こちらを気遣っていたのだろう。挨拶もそこそこに、すぐに一人用テントを張って、就寝してしまった。
うる覚えだが、テントは当時最先端の、モンベルのムーンライトではなかったか・・と、記憶している。
W氏のバイク、キャンプスタイルに興味を持った自分は、明日の朝に詳しくW氏の素性を尋ねてみようと、早速
晩酌を取りやめ、床に就いた。
だが、当時からの酒好き、悲しいかな月や星を眺めながらシュラフの中でちびちびやる酒もまた格別で、何時もの
事ながら、「明日は彼と何を話そうか」なんて考えるうちに、ついつい夜更かしをしてしまった。
翌朝、地響きのようなエキゾーストで、ようやく目を覚ました。時既に遅し、W氏はキャンプ場を立ち去るところだった。
”ドゥカティ900MHR”・・・・
当時珍しいフルカウル、しかも赤と緑のロケットカウル。それは強烈な印象として、目に焼きついた。
W氏は、あっという間も無く、キャンプ場から消え去った。
今でもそうだろうが、キャンプツーリングにおいては、「あとで、そのうち」と言う単語は、無粋になることが多い。
話がしたかったら、相手がむさいオッサンだろうと若くて綺麗な女の子だろうと、とりあえず話しかけてみる。さもないと、
結局後日あれこれ思い悩むことになる。もちろん、この理屈は相手の迷惑にいたっては考えの及ばない、自分勝手な
理屈だが、とりあえず話しかけてみれば・・と言う後悔は、いつまでも付き纏う。だが、話してみて相手の雰囲気や態度
から玉砕したとしても、それはそれでいい思い出となると、少ない経験からは学習した。
そして、この日は早速、キャンプ場を出発してからの最初の信号待ちから、思い悩むことになる。
だが、しばらくするとそれも徒労に終わった。今思い返せば、それが良かったのかどうかは分からないが。
走って一時間もしない頃、大衆食堂の砂利敷きの駐車場に、赤と緑の目立つマシンと、そこに屈み込む一人の男を発見
した。
嬉しさのあまりすぐにバイクを寄せて、今度こそ声を掛けようとした。だが、彼のマシンの周囲がおかしい。
彼は、まるで整備士のごとくマシン周辺にあらゆるパーツをばら撒き、その中央に鎮座していた。
その彼の手に、当時では珍しいツールナイフが握られていた。それは、ラジオペンチのようであり、だがグリップからは
様々なツールが格納されている様がうかがえる、始めてみるナイフだった。
レザーマン、ポケットサバイバル。
その名前を知るのは、後のこととなる。
続く

226 :
長文はいんだがageないでやっとくれよ。
オヂサンらの長文は濃すぎるから。

227 :
相変わらず長文ですみません。
不快な方がいらっしゃれば、「長文野郎R」などのレス入れてくだされば、すぐに止めてROMに戻ります。


228 :
「R」と言われて止めるような覚悟のない奴は語るな

229 :
朝早いから続きを早く!
気になって寝れません!

230 :
長文野郎逝きろ!!
つか、酒でも飲みながらまったり書いてくださいな。
あとsageたほうがいいかも。メール欄に半角でsageといれればいいお。

231 :
つか、昔持ってたSR400を思い出すなぁ。
話に出てくるバイクはもうひとつふたつ前の世代のバイクなんだろうけどね。

232 :
恐怖ケッチン・・・
あーあ、もう寝なきゃ(´・ω・`)

233 :
>>222 品性下劣。つっこみはセンスもない、いいトコなしだな、お前。

234 :







       ( 'A`) 
       (_ ゚T゚
       ゚ ゚̄
  キーコキーコ


235 :
続き
二輪に詳しい人には口幅ったい説明になるが、ドゥカティというバイクはイタリア製で、主にL型空冷二気筒エンジンの
スポーツバイクを生産することを得意とする。日本の4大バイクメーカーのように、スクーターから大型バイクまで
造るのではなく、同じエンジン使い回しで各モデルを製作するのが、海外二輪製造業のスタンダードと言ってもよいと
思う。要するに、資本からしてさほど大きい会社と言うのは、あまり無い。
今はだいぶ信頼性も向上したらしいドゥカティも、当時は「納車された新車を、自宅に乗って帰る間に故障する」などと
揶揄されるくらい、何かとトラブルの多いマシンだった。
「エンジンが急に不等間燃焼を起こしてね、やっとここまで乗ったけど、とうとう止まっちゃったよ」
挨拶もそこそこに、彼はあっけらかんとそんな台詞を言った。トラブル慣れでもしていないと、この手のマシンとは付き
合えない。
彼は器用に、レザーマン一丁で外装部品を外してゆく。丸見えになってゆくエンジン関係の簡素な構造は、日本車に見慣れた
目には新鮮だった。プラグを外し、圧縮、混合気は出ていることを確認、プラグに火花が飛んだり飛ばなかったりで、
点火系のトラブルと判断、だがそこからがよく分からず、あれでもないこれでもないと食堂駐車場に二人で座り込み、
結局ディストリビューターからの接続器具に濃い緑青が発生していることを発見、「鑢で磨けば直るでしょう」と自分が言うや
否や、彼はレザーマンから板鑢を引き出して、すぐに器具を磨いた。念のため器具から一度コードを切断し、レザーマンの
ワイヤーストリッパーで被覆を脱がし、ペンチ部分で金具を装着しなおした。
ようやく力強いエンジン音が目覚めたので、外したカウルの装着にかかる。しかし、これが上手くいかない。
「脱がすのは楽なのに、着せるのは難儀だね。女の子も、こうならいいのにね。」
軽い冗談を飛ばしながら、彼は楽しそうに作業をした。
「お陰で助かったよ。もう昼だし、駐車場を借り逃げするのもなんだから、食堂で食べてゆこう。奢るよ。」
すっかり組みあがったマシンを背に、食堂に入り、親子丼を奢ってもらった。
続く

236 :
続き
その日は行き先が同方向ということもあって、キャンプ場を決め、そこまでワインディングを楽しんだ。彼はかなりの
腕があるようで、限定解除から日が浅い自分は、見る見る引き離されていった。その日は、焚き火と酒で、日がとっぷり
暮れるまでいろいろな話で盛り上がった。
彼は、関東の県内に事業を持ち、自宅兼会社には奥さんと長男、長女がいるらしい。長男は中学生だが、全くバイクに
興味が無いとの事で、「まったく、つまんないよね。かみさんも、バイクなんて危ない、危ないって。でも、こうして
一人旅を許してくれるんだから、まだ俺なんか、恵まれているほうだよ。」そんな事をひとしきり話した後、何れ長男が
バイクに興味を持ってくれた時、共にツーリングしたいんだ、などと夢を語った。ご長男にこのドゥカティを譲るんですか?
と聞くと、「いや、それだけは嫌だよ。これは、俺が事業で苦しんだ時期からようやく開放されたときに、記念として買った
マシンだからね。」などとうそぶいた。
翌朝、朝食をご一緒してから分かれましょう、と言うことになり、互いにテントにもぐりこんだ。
キャンプツーリングで、食パンを潰さずに持ち歩くのは、結構難しい。だが、飯を焦がさずに炊き上げるのも、また難しい。
幸いこの両方に心得があった自分は、翌朝彼の淹れてくれた美味いコーヒーと引き換えに、トーストとハムエッグを渡し、
楽しい朝食タイムとなった。
これからは、互いに方向が違うので、彼とはこれで別れとなる。
「また、どこかできっと遭うことになるだろうね。ご馳走さん!美味しかったよ!」
コーヒーポットを洗った彼は、愛車に荷物をくくりつけながら、こう言った。連泊ツーリングでは、こんな挨拶の一つや
二つは、珍しくない。自分は、こういうRが好きだ。で、こんな別れの挨拶の30分後、見晴らしの良い展望台で
ばったりと出くわしてしまったときの気まずさも・・
かれは、気難しい愛車のエンジンをとりあえず温めておいてから、手回り品や装備を整えようとしたらしい。ライディング
ブーツを突っ掛けると、愛車のステップに跨り、チョコチョコとキックペダルを踏んで圧縮上死点を探し、そこから一気に
キックペダルに全体重を乗せた・・かに見えた。
彼の短い叫び声に顔を上げると、彼のブーツが、キャンプ場の木の梢ほどの高さまで、跳ね上がるのが見えた。
そのまま彼はバイクから転げ落ち、マシンもゆっくり、彼の落ちたほうに倒れていった。全てが、スローモーションの
様だった。
続く

237 :
続きまだー?

238 :
続き
4気筒以上の多気筒車や、小排気量車にはあまり縁のない話だが、シリンダー径の大きな、または圧縮比の高いマシンに
はそのキック始動時に常に付き纏う、恐怖の単語「ケッチン」。恐らくキック動作中最後のところで、ライディングブーツを
いいかげんに履いていたツケが廻ってしまったのだろう。大排気量で、かつ圧縮比の高いドゥカティが、彼に手痛い仕打ち
を放ったのは、明らかだった。
「大丈夫ですか!!」あわてて駆け寄り、彼に圧し掛かるマシンを起こす。彼はマシンの下敷きになっていたように見えたが、
幸いにも荷物が挟まって、マシンの全重量を受けなくても済むような形で、地面との間に挟まれていた。「だ、大丈夫、
大丈夫・・・」彼は青白い顔をして起きようとしたが、すぐにギクッと驚いたように肩を震わせて、すぐに右脛を両手で
押さえながら、横になった。見る見る脂汗が額に滲み、ただ事ではない。
時はそういうわけで、当然携帯電話など遠い未来の話し。落ち着くんだ・・こんな時こそ、どこかに知らせる前に自分が事故
してしまえば、元も子もない・・気ばかり焦るが、救助を呼ぶ為に自分のバイクのキックペダルを踏み込む・・なんだ、
エンジンがかからない!そうだ、キーを挿さなきゃ!慌てるな、慌てちゃいけない。
W氏の容態から、骨折なり大怪我をしていることは、明らかだった。結局、テントもそのままにバイクに跨り20分、ピンクの
公衆電話を見つけるが、そういえば現場の詳細な住所を示す地図を、現場に放置したままだった。そんなこんなで、W氏の
元に救急車が到着したのは、事が起こってより実に1時間以上が経過していた。救急隊員到着まで、ひたすら川の水を汲
んだビニール袋で患部を冷やし(あとで救命士の友人に聞いたが、幹部を冷やすか暖めるかは、素人判断では無謀と聞
いた。)、救急車の後をバイクで追った。
W氏は、脛の骨を綺麗に折っていた。粉砕骨折で無いだけ、マシだと後で聞いた。とりあえず、W氏の口から、家族の連絡
先を聞き出し、事の顛末と入院先、保険証を持参する旨伝え、気が付いたらとっぷり日が暮れていることを実感した。
氏のバイクが気になり、明日また来ることを伝え、家族とすれ違う形でキャンプ場に戻る。
W氏の、「スマンね、情けない。迷惑掛けて、スマンね」と語る口調に、なんだか自分のほうが悲しさを覚えた。
その晩はとにかく何か食べ物を口に運び、主のいなくなった高級外車と自分のバイクを並べ、ひたすら酔えもしない杯を
口に運んだ。チェックしたところ、バイクにはダメージらしいものが窺えなかった。
続く
とりあえず落ちます。

239 :
続編待ってます。

240 :
ちょっと時間があったので、続きいれます。長文嫌いな人は、NGワード登録願います。
続き
二日酔いっぽい頭が、ぼんやりと赤と緑の車体を認める。最近有名な本ではないが、「そうか、彼はもう、
ここには居ないのだ」と、実感する。昨日彼に焼いたトースト、ベーコンエッグは品切れだったので、
ご飯を炊いてボーっと不味いコーヒーと共に胃に流し込む。魚肉ソーセージを口にして、とりあえず病院に
行かねばならないことを思い出す。眠れない夜と寝坊した朝が、結果午前11時を廻っていた。
面会時間は確か午後1時から。またここに戻ってくるであろうから、とりあえず彼のテントをドゥカティに
被せて、目立たないようにしたり今晩の焚き木を調達したりと、ちっともツーリングをすることなく、正に
現場に張り付いて警護に当たった。
面会時間に彼の病室に、見舞いに行った。しかし、病室には身内の特権で、既に家族が長いこと入り浸って
いる様であった。ここには初対面の自分が、入っては行けないような雰囲気が、場の空気から醸し出されて
いた。それは、自分が初めてバイクの免許を取りたいと家族に相談したときと同様の空気であった為、自分
にも敏感に感じ取ることのできるものだった。誰かが、彼を、責めている。命と、遊びと、どちらが大切か
という、男にとっては一生の命題である根本を、彼に問いただし、結論を迫っている。しかも、今すぐ―。
―でも、こうして一人旅を許してくれるんだから、まだ俺なんか、恵まれているほうだよ。―
彼の一昨晩の言葉が、不意にフラッシュバックする。わなわなと、肩が震える。いつの間にか、彼が置き
去りにした、レザーマンを両手に握りしめていた。そうだ、これを彼に、届けなければ。今、自由の翼を
もぎ取られつつある彼に、これを届けなければ。
家族か親族か、医師の説明を聞くために、とりあえず席を立つ機会があった。それまで廊下のソファーに
座っていた自分は、たまらず彼の病室に入った。
「やぁ。この度は迷惑を掛けちゃって、申し訳ない。今来たのかい?さっきまで家族が居たんだ。後で紹介
するよ。」彼は、相変わらずあっけらかんとそう言った。いや、悪いけど、さっきの話し、廊下で聞いち
まったよ・・・今となっては、あの時にそう言えば良かったのだと思う。だが、若造の自分は、どうにも
言葉が出なかった。
「やっぱり家族が色々言い出したよ。分かるだろ、なぁ、君。俺みたいにバイクで怪我しちゃぁ、やっぱり
いけないんだねぇ。どうやら、バイクを降りることになってしまったよ。」
しばらく当たり障りのない会話の後、何の脈絡もなく、彼は重大発表を行った。
その台詞に、背筋が凍りついた。そんな!貴方の楽しみは?貴方の将来、息子さんと走る夢は??
「弱気にならずに行きましょうよ。とりあえずキャンプ場に残した愛車は、無傷でしたよ。どこかに預かって
もらえる心当たりがあったら、連絡しときますよ。あ、あとコレ」
胸の奥につっかえた何かを吐き出すように、自分は早口でそんな事を言った。そして、レザーマンを
ベッドのサイドテーブルに置いた。
続く。

241 :
続き
「その道具、便利だろ?俺も、取引先のアメリカの友人から、貰ったんだ。彼の仕事が行き詰まっている
ときにね、事業に協力したら、彼の事業がたまたま上向いてね。俺は結果として何もしていないのに、彼は
いたく感謝してくれてさ。帰国の際に彼が最新のツールだってね。俺がバイク乗りだって知っていたから。
…そうだ、それを君にやるよ。こんな物で悪いけど、たぶん俺にはもう縁のないものになっちまった。」
ついに聞いてしまった。彼からの引退宣言。涙が、ぶわっと出た。何故だろう。つい三日前までは顔も
知らない、無関係な人だったのに。
何を言ったか、良く覚えていないが、ありきたりの慰めを言って、とりあえず彼の懇意にしているモーター
サイクルショップを教えてもらった。そこに電話し、経由でレッカー業者がキャンプ場に訪れた。
主の居ないドゥカティが、白いトラックの荷台に乗せられてゆく。手回り品も一緒に。残されたのは、
自分と、自分のマシンと、自分の手荷物だけ。折りしも、夜は土砂降りになった。
あの夜、結局彼に押し切られるような形で、レザーマンは自分のものになった。自分もその後、職を得、
伴侶を得、子に恵まれた。その間、レザーマンはとても活躍した。あれから15年以上、自分のバイクは変った
が、レザーマンは研ぎなおされ、ドライバー、ニードル、プライヤー、あらゆる工具が自分のマシンの調整に
役立った。
W氏とは、あれから年賀状と電話程度のやり取りは行っていたので、彼の住所は知っていた。昨年、偶然にも
仕事の都合で彼の自宅兼会社の付近を、通りがかることとなった。この際、サプライズで彼に顔を見せようと、
企みつつ彼の自宅を訪れた。相変わらずカワサキの、1500に跨った自分が見た彼の家は、その地域では
比較的大きな敷地だった。そして、ヘルメットのシールド越しに、開け放した門扉の中から、真っ赤な大型バイ
クを認めた。
「えっ!!ウッソー!!」
自分の顔がどんどんほころぶのを感じたが、もはやそれを止める事はできなかった。なんだよ、結局また
バイクに乗って居るじゃんか。しかも、相変わらずドゥカティだよ。
断りもなく、門からどんどん、赤いマシンに向かって歩を進めた。マシンに近づくにつれ、かつての感慨が
蘇る。ああ、紛れもないドゥカティ、しかも、このぶっ飛んだデザインは、1098S!!最新モデルだ!
Wさん、何がバイクから降りるだよ。こんな若者チックなマシンに跨って、腰大丈夫か?一言連絡くれよな…
そのとき、全く気が付かなかった。不意に、横から声を掛けられた。
「あの、どちらさまですか?」
一人の中年の女性が、不審そうな表情を向け、そこに立っていた。
続く。

242 :
>>241
気になる〜。
続きを〜!

243 :
続き
それはそうだ。自宅敷地内に、ニヤニヤしながら進入してくる男なんて、不審者そのものだ。
W氏の身内であることを直感して、しかし、上手に言葉が出てこない。あのときの、病室での重苦しいやり取
りを思い出してしまった。「Wさんに―あの、以前お世話になりまして…今日は偶々通りがかったもので―」
何を言ってるんだ、自分は。だが、下手な説明に、彼女はようやく警戒心を解いてくれたらしい。とりあえず
事務所に通してもらえた。
ソファに腰を掛けて、ドリップの美味いコーヒーをいただく。この豆の香り、なんだか懐かしい。もしかして―
事務所のドアが開き、男性が入ってきた。W氏よりも随分若いが、顔立ちから、氏のご長男だとすぐ分かった。
そのご長男の口から、驚くべき言葉が、発せられた。
「どうも、お待たせしました。父が、生前お世話になったそうで。」
自分の表情が凍りつくのが分かった。あれ?年賀状、新車のドゥカティ?そんな馬鹿な。しかし、よくよく話を
進めてゆくうち、W氏は、昨年の年明けに、二年に亘る闘病生活を経て、ついに帰らぬ人となったのだそうだ。
事業はご長男が継ぎ、先ほどの女性は母、つまりはW氏の奥さんだった。そして、W氏の闘病生活中に、どういう
風の吹き回しか、ご長男は急にバイクの免許に挑戦し、あの真っ赤なマシンのオーナーになったのは、昨春の事
だと言う。
「そうですか…。」やっとの事で事態が飲み込めた。「Wさん、いや、お父さんとは走ったことはあるのですか?
いや、私は、お父さんとツーリング先で知り合ったので。それと、ご家族がよく、バイクを許してくれましたね。」
ただ頭に浮かんだ疑問を発しただけの、脈絡のない、無粋な質問だ。だが、ご長男は気にする風でもなく、
答えてくれた。結局、闘病中の父とツーリングには行けなかった事。しかし、闘病中の父が、バイクと風を切る
楽しさを病床で語り、母は「あの時」に父に強く言った所為で父がバイクを降りたことを、後悔している様子
だったこと、結果、家族の反対はなかったこと、だが、乗ってみてから父の気持ちが分かったこと。そして、
できれば父と走りたかったと、最近思うようになったこと、など。
夕方、事務所を辞すことになった。そうだ、今日はバイクで来ているのだった。
「そうだ、Wさんから、貴方にコレを―」彼の手に、傷だらけのレザーマンを握らせた。きょとんとしている彼に、
「ずっと預かっていたんですよ。四半世紀ほど。」良かったじゃないか、Wさん、これで、ご長男と一緒に
ツーリングする夢が、かなえられるじゃないか。
最初の交差点まで来たとき、ヘルメットの外の景色が、涙でぼやけて見えた。

以上です。長文お付き合いくださり、ありがとうございました。

244 :
おおおおおおおお
魅せられました!   山田深夜より面白いかも

245 :
良い話だ

246 :
ナイフマガジンに連載したら、面白そうですな。

247 :
Rでは、最初の信号待ちで思い悩み、別れでは最初の交差点で涙に暮れる。
韻を踏みつつスレタイ通りか。凄いな。

248 :
>>243
242です。
とても良い話しを、ありがとうございました。
また何か話題がありましたら心待ちにしております。
文章のアップ、ご苦労さまでした。

249 :
誰かナイフマガジン編集部に、このスレの存在を


いや、やめた方がいいか。
良スレの予感。

250 :
長文野郎アリガト(´;ω;`)
次回も期待してます

251 :
>>179
亀レスだがストライダーって最近のは鋼材変更されてたんじゃなかった?
アメ車切り裂いてたのは初期型だった気がする

252 :
バイク板からちょっとだけお邪魔。
物を受け継いでいくっていいことだね

253 :
>>247
>そして、この日は早速、キャンプ場を出発してからの最初の信号待ちから、思い悩むことになる。
>だが、しばらくするとそれも徒労に終わった。今思い返せば、そ れ が 良 か っ た の か ど う か は 分 か ら な い が。

なるほど、合点。

254 :
誰だよこのスレVIPに張った奴ww
あいつらにこのスレの良さが分かるのか?

255 :
>>253
どういうこと?
ごめんね僕馬鹿で

256 :
>>253じゃないけど。
>>255
Rの時点で声を掛けられなかっただろ、一度。
そして、信号待ちであれこれ悩む(声を掛ければよかったとか)。
でも、その思い悩みも徒労に終わる(駐車場で、Wさんと出会う)
今思い返せば
それが良かったのかどうかは分からない(Wさんとの悲しい別れにつながる)
つまり、Wさんと会わないほうが、悲しい思いはしないで済んだのかも、という
意味だと思う。
この時点で、既にWさんには死亡フラグが立っていた。俺も>>247の指摘が
なければ気づかんかったわw

257 :
追記
で、結局Wさんは死んでるわけでしょ。
R→Wさんに声を掛けられなかった後の最初の信号待ちで思い悩む
別れ→Wさんの死を知り、長男にレザーマン渡して帰るが、最初の交差点で涙が出る
どっちも、バイクという交通機関と信号あるいは交差点という、停止を求められるところで
最 初 に 停まったときに感情が込み上げてくるあたりで、韻を踏んでいるといっている
のが>>247。ああ、そういえば、Rのときから死亡フラグか、と合点がいったのが
>>253
こんなところでいいのかな。もし、違うんだったら誰か訂正して。おれ、近いうちに
作文のテストがあるんだが、長文野郎みたいな話が書けるようにするにはどうすりゃいいんだ。
とりあえず長文野郎、乙。

258 :
「それが良かったのかどうかは分からないが。」の部分は
再会しなければ夜更かししなかった

翌朝気が緩んでケッチン食らう事は無かった

W氏がバイクを降りる事は無かった
自分と出会ったせいかも・・・そういうふうに悩んでいるように解釈してた

259 :
>>258
ああ、そういう読み方のほうが自然だわ。スマン。
えらそうに解説してしまったが、>>258に一票。

260 :
>>257
>作文のテストがあるんだが、長文野郎みたいな話が書けるようにするにはどうすりゃいいんだ。
思い込みと憶測MAXでテンパると書ける。
戦後〜団塊世代の髭生やしたオジさんたちの小説作法だね。

261 :
あとね、はじめから同世代の共感を得られるオチを仕込んでおくこと。
死。誕生。子供や孫。世代交代。犬猫。ルサンチマン。ラストに明かされる秘密。

262 :
>>255 正直でよろしい

263 :
>>260=261
おお!187ご本人光臨ですか!ありがとうございます!
でも、イマイチよく分かりませんので、もう少しかいつまんでご高説
いただけると、嬉しいです。よろしくお願いします。

264 :
甘ったれんな低学歴

265 :
そもそも高学歴の奴が刃物板に居ることなんてあり得ないだろ。刃物なんて所詮社会的底辺の趣味だぜ。

266 :
( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ…そんなに褒められてもww

267 :
バイク板から出張でした。
感動を(TдT)アリガトウ

268 :
>>265
つ 厚労相

269 :
225 名前: 187 投稿日: 2009/02/07(土) 00:00:52 ID:Kow+X7Sf
続き

W氏は、こちらを気遣っていたのだろう。挨拶もそこそこに、すぐに一人用テントを張って、就寝してしまった。
うる覚えだが、テントは当時最先端の、モンベルのムーンライトではなかったか・・と、記憶している。
W氏のバイク、キャンプスタイルに興味を持った自分は、明日の朝に詳しくW氏の素性を尋ねてみようと、早速
晩酌を取りやめ、床に就いた。
だが、当時からの酒好き、悲しいかな月や星を眺めながらシュラフの中でちびちびやる酒もまた格別で、何時もの
事ながら、「明日は彼と何を話そうか」なんて考えるうちに、ついつい夜更かしをしてしまった。
翌朝、地響きのようなエキゾーストで、ようやく目を覚ました。時既に遅し、W氏はキャンプ場を立ち去るところだった。
”ドゥカティ900MHR”・・・・
当時珍しいフルカウル、しかも赤と緑のロケットカウル。それは強烈な印象として、目に焼きついた。
W氏は、あっという間も無く、キャンプ場から消え去った。
今でもそうだろうが、キャンプツーリングにおいては、「あとで、そのうち」と言う単語は、無粋になることが多い。
話がしたかったら、相手がむさいオッサンだろうと若くて綺麗な女の子だろうと、とりあえず話しかけてみる。さもないと、
結局後日あれこれ思い悩むことになる。もちろん、この理屈は相手の迷惑にいたっては考えの及ばない、自分勝手な
理屈だが、とりあえず話しかけてみれば・・と言う後悔は、いつまでも付き纏う。だが、話してみて相手の雰囲気や態度
から玉砕したとしても、それはそれでいい思い出となると、少ない経験からは学習した。
そして、この日は早速、キャンプ場を出発してからの最初の信号待ちから、思い悩むことになる。
だが、しばらくするとそれも徒労に終わった。今思い返せば、それが良かったのかどうかは分からないが。
走って一時間もしない頃、大衆食堂の砂利敷きの駐車場に、赤と緑の目立つマシンと、そこに屈み込む一人の男を発見
した。
嬉しさのあまりすぐにバイクを寄せて、今度こそ声を掛けようとした。だが、彼のマシンの周囲がおかしい。
彼は、まるで整備士のごとくマシン周辺にあらゆるパーツをばら撒き、その中央に鎮座していた。
その彼の手に、当時では珍しいツールナイフが握られていた。それは、ラジオペンチのようであり、だがグリップからは
様々なツールが格納されている様がうかがえる、始めてみるナイフだった。
レザーマン、ポケットサバイバル。
その名前を知るのは、後のこととなる。
続く


270 :
あつ、間違えちゃった、バイク板にコピペ中でした。スルーしてください

271 :
バイク版からきますた。
あまりにもよい話だったので・・・
感動をありがとう。

272 :
可愛い

273 :
>>271 また遊びにおいで。あんたは何かナイフに絡む冒険譚ないかね?

274 :
ぬるぽ

275 :
ガッ

276 :
ガッ

277 :
何か無い?

278 :
知らない間に海外旅行に行っていた彼女がビク買ってきてくれて
ありきたりなナイフだけど、喜んでいたら
実は男と旅行に行っていてさよならと気づいた事とか。
ずいぶん昔の話だ。もうそのビクも何処かに逝ってしまった。
探せばあるんだろうけど、あれは無くなったままでいい。

279 :
>>278
哀愁を感じます

280 :
>>278
涙無しではいられないお話し。
ビク見ると、辛くなってしまうかな?
でも、それを乗り越えて今の君がある。
ビクは良いナイフだ。
ビクも愛してやって欲しい。

281 :
>278
ギャーハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
だっせーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

彼女WWWwwwwwwwwwwwwwwwwwwナイフwwwwwwwwww

ぴぎゃああああああああああああwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

282 :
>278
その女にパンチはしたんだろうな?

283 :
ID:oNXdGLgv
君がもう少し大人になって
本当に人を好きにることがあったら
自ずと答えは出るだろうさ。

284 :


285 :
>>283 うるせえよキモオタ

286 :
まだまだ青いな。尻が。

287 :
>>243
すっごい面白かったです。
本職の文筆業の方でしょうか。。。
次回作も期待しております。

288 :
おまえら長文氏の四つあるエピソードの中で、何が一番お気に入り?
俺はイノシンの話。

289 :


290 :
ガーバーFS2が出てくる話が委員で内科医。
今度はお話に若いねーちゃんが出てくるストーリーを希望。

291 :
あつあげ

292 :
せっかく上がってるし俺の刃物紛失・崩壊歴を。
その1
厨房の頃、中二病まっ盛りで無駄にナイフを持ち歩いてた。
この頃は半ば「ナイフ=武器」的なヤバい発想でナイフを扱ってた。
夏休みに川遊びをしてて、親が訪問販売に押し売りまがいで500円で買わされたナイフセットの波刃ナイフを持って行った。
刃渡り12pくらいのハンドルもブレードもペラペラな、フィレナイフを波刃にしたようなちゃっちいやつだったけど細かい波刃は切れ味が良く、シンプルなデザインが好きだった。
んで、何を思ったのか調子に乗ってそのナイフをくわえて高いところから飛び込み、着水の衝撃で紛失。
結構深いところに沈んだらしく探しても出てこない、探してたら日が暮れ帰りが遅くなり親からメタクソ怒られたw
この頃は今では違法な刃渡り15cmのダガー形状のナイフを1mmステン板で作って振り回したりしてた、今考えればとんだキチガチ小僧だ。
その2
色々あってナイフをちゃんと道具として見るようになった頃。
高校の修学旅行でニュージーランドに行ったとき町のホームセンターで売ってたマルチプライヤーとフォールディングナイフのセットを買って帰った。
日本円にして1500円くらいだったと思う。
フォールディングナイフは全然使わずに今も持ってるけど、マルチプライヤーは便利だったから普段持ち歩いて主にプライヤーだけ使ってた。
んで、どういう使い方したのかは覚えてないけどあるときプライヤーを使ってて力を思いっきりいれたらバキン!
接合部からプライヤーが真っ二つになった・・・。
made in chinaの安物だったけど修学旅行の土産だったから、ちと後悔してる。

293 :
紛失が粉末に見えた。
やっぱ粉末鋼は折れやすいのかなあとか思ったよ

294 :
消防の時、近所の文房具屋で買った肥後守を大事にしてたがどこかに行ってしまった。
数年後、厨房の頃に洗濯機の裏から錆びた肥後守が出てきた。
真っ赤になった肥後守をみてたら消防の頃の自分がちっぽけに思えて、なんだか可笑しかった。

295 :
静岡県富士市から三重県鈴鹿市まで わざわざ引越しの手伝いに来た友人に レザーマンのウェーブと菊水ランボー2のWノコ刃をプレゼントしました
奴とは10年以上の付き合いになります
彼にジャイアントククリをプレゼントしようと思いましたが 奴は受け取りを拒否しました

296 :
なぜか、半年以上、書き込みできない状態。携帯からなら出来るのね。

297 :
>>296
最近は書き込み規制が頻発・長期化しているからな。
2ch運営に言わせると
「書き込みたいなら●を買え」
ということらしい。

298 :
Rおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

299 :
昨晩、蜘蛛の直刃Naitiveを落としたです....
他に注文したナイフ(蝶930 Kulgera)が届くかなって時に入れ違いになるみたいに失くしてしまった。
カヤックでキャンプに行った、といっても湖も川も凍ってるので
舟に道具一式を積んで氷上を延々歩いてたんだけど、何度もスッ転ぶうちに
紛失したかも。
ゴッツいツナギを着てたんだけど、ポケットの生地が厚すぎてクリップが
上手く掴んでなかったのかな。
 ここんとこ一番気に入ってたナイフなので喪失感はデカイ。思い入れもあるので同じの買えば済むってもんじゃないのがツライです。

300 :
長文の人言葉の誤用が多い

301 :
いつもウェンガーのソルジャーがポケットに入っていた。
スタジオ勤務のときも、日本一周のバイク旅の時も。
沖縄でマグロ船乗ったときも持って行ったっけな。
最近始めた狩猟で、半矢の鳥を締める時にも使ってた。
手負いの状態で暴れている鳥を早く楽にするために、後頭部にリーマーを刺していたんだ。
ある時、鳥を締めたあとにポケットにしまったつもりで落としてしまった。
猟場を1時間以上うろうろ探し回ったけど、結局見つからず。
あのときの喪失感といったらなかったなぁ。
10年近く使っていたので、愛着というか執着心がついていたのかも。
なくした事はつらかったが、ソルジャーとの呪縛も解けて気が楽になったような気がしたな。
10年も毎日持ち歩いてるものってないだろ?
20代から30代にかけての濃密な時間を共に過ごした相棒のようなものだったから。
なくした翌日に、新しいソルジャーを買った。
このナイフと一緒にどんな人生を送れるだろう?


302 :
やっと規制解除になったようです。
>>300さん
>長文の人言葉の誤用が多い
お久しぶりです。多分、私の事ですね。仰るとおり、文法的に、また慣用句的に、突っ込みどころ満載の駄文です。
不快にさせてしまい、申し訳ありませんでした。

303 :
>>302
それでも、書き込んでもらえるだけでありがたいデス。
ご苦労さま。

304 :
あげ

305 :
>>300
くたばっちまえ。水差し小僧

306 :
>>301
無益な殺生するなボケ

307 :
殺生の結果、その意義を活かす事(例えばきちんと食べる)で、命の連鎖がある。
貴方自身も、貴方の周りにも、きっと営まれている事。
なのかも、知れないよ。

308 :
離島のハナレ磯に置いてきてしまった。
拾われる事無く海に帰ってくれ。

309 :
厨房のとき親に見つかって捨てられた

310 :
カヌーで川下りしながら、野宿と釣りを楽しんでいた時期があった。
相棒は、ガーバーのM475だった。M2ハイスピードスチールは、よく切れ、研ぎやすく、実用的なナイフだった。
カナダのある川で出合った珍しくも同じ日本人同士。その彼は、ガーバーを見たとたん、「フン」と軽蔑した。
彼が言うには、携行するナイフは、北欧製でなければお洒落ではない、とのことだった。

311 :
さて、多少不躾な印象を受けた彼だが、数ヶ月遭っていなかった日本人ということもあり、彼と数日だけ川での生活を共にすることにした。
自分はドライフライやストリーマーという毛鉤で鱒を釣った。彼は、スプーンやプラグといったルアーを駆使して、同じように川から
鱒を引きずり出した。もちろん、その日の糧の為だった。
自分よりもかなり大型の鱒を捕らえた彼は、やはり「フン」と大きく鼻で笑って、魚の〆にかかった。
あっという小さな声が、彼の口元から発せられるのに気がつき振り向くと、彼の親指から鮮血がほとばしっていた。
彼の自慢のナイフが、鱒の急激な動きに捉えられ、却って彼の手を傷つけてしまったのだ。
彼の顔が赤黒く変色し、口元が歪んだ。
「こんちくしょう!!」
彼はそう日本語で叫ぶと、自慢のナイフを逆手に持ち、鱒の鰓蓋にポイントを叩きつけた。
キーン…
夏空の水田を通る風が、軒先に吹いて鳴らす風鈴の涼しげな音、を連想させるような響きが、異国の渓流に響いた。
彼の自慢の北欧ナイフ、ハックマンのタピオは、垂直に振り下ろされた挙句鱒の鰓を容易く貫通、結果鱒の体重を
支えていた岩にポイントから強打、中ほどから折損してしまった。
鱒は、確かに事切れていたが、彼はそれ以上の作業が出来なくなっていた。
どうしよう。見て見ぬ振りをすべきかここで我がナイフを供するべきか…
目を合わせないまま気まずい時間が続く。しかし、彼のほうから、新たな音が聞こえた。
「カチカチカチ・・・」
彼は、何食わぬ顔で、オルファカッターで続きを再開した。異国の川原では、ガーバーもハックマンも、故岡田社長には
かなわなかったという事なのか。
過去に魚を〆る際に切り裂いてしまった手の古傷を眺めながら、彼の変わり身の速さと、相変わらず日本の工業製品の
素晴らしさに、何だか変な感情がむくむくと沸きあがった一幕だった。

312 :
モラナイフ 買って一年もたってないのに失くした 家の中を探したが見つからなかった

313 :
モラナイフはさっき発見しました

314 :
ハックマンのタピオとはまた珍しい 8,90年代かなあ?
ステン刃でそう硬くないけど2つに折れるんだねえ

315 :
http://vippers.jp/archives/6055677.html
このスレがコピペされてたw

316 :
半年か1年に一回のレスでよくこのスレ続いているな。

317 :
150年以上前からあるのか?

318 :
このスレは150光年の彼方からやって来たのだ
2chよりも古くからあるよ

319 :
あげ

320 :2012/10/21
何この過疎地
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【DJ-G7が】1200MHzスレッド 其の2【最後の砦】
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