終点が玉座の間とは上出来じゃないかここへ来い
エルフの女騎士「き、ききき貴様が『お前を報酬に差し出せば極秘の護衛任務を受ける』と言ったから準備したのだッ！」
傭兵「あんなの真に受けるなよ、真面目な奴だな」
エルフの女騎士「貴様が居なければ姫様を守りきる事は出来なかった」
エルフの女騎士「例えどんな物であれ約束は守る！」
傭兵「そうかい。でもな、もう十分宝石や金貨を貰った。戯れの言葉なんざ気にするな」
エルフの女騎士「だが……それでは私の気が済まない」
傭兵「でもな……」
エルフの女騎士「この格好は恥ずかしいのだ、早く私を貰え！」
エルフの女騎士「それとも……私には、お前が求める様な魅力は無いのか……？」
という感じでどうか一つ
ほ
>>10
ほ
よーし貴様にはこのスレでSSを書く権利をやろう
もうちょっと詳しく
はよ
出来る奴が現れたと聞いて
傭兵「そういう訳ではない」
エルフの女騎士「なら！」
傭兵「お前がエルフで、約束は絶対守るっていう高貴な意志を持ってるのは素直に尊敬してるよ」
エルフの女騎士「……」
傭兵「でも、俺は傭兵だ。貰える報酬が気に入れば、誰の味方にもなる。俺はエルフの味方ではない」
続けて
>>19で言ったことは気にせずつづけてくれ頼むから
いやお願いしますすみませんでした
傭兵「お前は混乱してるだけだ。それでもし俺がダークエルフやらの依頼を請け負ったらお前はどうするつもりなんだ？」
エルフの女騎士「……そのときはお前に従う」
傭兵「今度はお前の姫様に刃を向けるかもしれない」
エルフの女騎士「……そんなの」
傭兵「矛盾している。俺との約束は騎士の誓いより重いのか？」
エルフの女騎士「……」
エルフの女騎士「い、色気の無いってお前なあ！」
傭兵「そしたら飲みに行くぞ。今晩で最後なんだ。付き合ってくれ」
エルフの女騎士「……うん」
傭兵「うんってなんだ。頼り無い」
エルフの女騎士「……」
傭兵「……」ぽん
エルフの女騎士「……？」
傭兵「お前はいい女だ。一瞬だが一生エルフに仕えても良いって思っちまった」なでなで
エルフの女騎士「……」
傭兵「悪いな。ほんと」
エルフの女騎士「……っ、着替えてくる！ 待ってろ」
傭兵「ほれ、ビール持ってきたぞ」
エルフの女騎士「ああ」
傭兵「よし、乾杯」
エルフの女騎士「かんぱ……っと
獣人「おっとっと、失礼。ぶつかっちまって」
エルフの女騎士「いや、気にしないでくれ」
ドワーフ「おーい、何やってるんだ？」
獣人「悪い、今行く！」
エルフの女騎士「……改めて乾杯」
傭兵「乾杯」
傭兵「俺みたいな傭兵の溜まり場だからな。入り乱れてる。」
エルフの女騎士「だが、良いところだ。種族関係無く、みな仲良さそうにしている」
傭兵「……変わったな、お前」
エルフの女騎士「何だ？」
傭兵「『何故、人間の傭兵など使うのですか！？ いつ裏切るか知れたものでは無い』とかなんとか宣って無かったか？」
エルフの女騎士「あ、あのときはだな」
傭兵「直前まで人間の傭兵団に苦しめられていたんだろ？ 一応聞いていた」
傭兵「そうなのか」
エルフの女騎士「……誇りとプライドを履き違えていたのだ」
傭兵「今は？」
エルフの女騎士「今は……さっきも言った通りだ。種族間の争いなど、無ければいいと思っている」
傭兵「……」
エルフの女騎士「聞いているか？」
傭兵「あ、ああ。悪い」
最後はハッピーエンドで
傭兵「ああ、なんだ？」
エルフの女騎士「お前は何のために傭兵をしている？」
傭兵「金のため……って言わなかったか？」
エルフの女騎士「いや、それは聞いたが。……姫様からお聴きしたのだ。正式にお前を騎士として迎え入れようとしたが、断られたと」
傭兵「ああ、知ってたのか」
エルフの女騎士「傭兵がいくら頑張っても手に入らないような富と名誉が与えられるはずだ」
傭兵「そうかもな」
エルフの女騎士「なら、どうしてなんだ」
女騎士「……」
傭兵「いや、それが悪いって言ってるわけじゃないんだ」
女騎士「ふふ、私に気を使わなくてもいい」
傭兵「すまん。……それとな」
女騎士「なんだ」
傭兵「笑うなよ？」
女騎士「保障は出来かねるな」
傭兵「……」
女騎士「冗談だ。お前が真剣なのに、笑うわけがない」
エルフの女騎士「え？」
傭兵「昔、俺がまだガキだった頃、傭兵団の団長だった親父に着いて世界中いろんなところ飛び回ってな」
エルフの女騎士「……」
傭兵「もう、どこの国で会ったかなんて覚えてないが、仲良くなった奴がいたんだ」
エルフの女騎士「ほう」
傭兵「まあ、色々あって別れる時な、大きくなったらそいつのこと守るって約束したんだ」
エルフの女騎士「……女か？」
傭兵「そうだな。良いとこのお嬢様って感じだった。で、なもんで俺はいろんなところ行って情報集めてる訳よ」
エルフの女騎士「……見つかるのか？」
傭兵「無理かもなあ。なんせ、情報が少なすぎる」
ﾊﾞﾝ ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾞﾝ ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
ﾊﾞﾝ（∩`･ω･） ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾞﾝ
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ﾊﾞﾝ はよ
ﾊﾞﾝ（∩`･д･） ﾊﾞﾝ はよ
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ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ﾎﾟﾁ ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ﾎﾟﾁ（∩`･ω･） ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
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女騎士「……見つかったらどうするんだ」
傭兵「約束を守る。あいつが傭兵をやめて欲しいと言えば辞めるし、誰の敵にだってなるさ」
女騎士「……」
傭兵「まあ、そんなだから、悪いな」
女騎士「……お前が謝る必要がどこにある」
傭兵「いや……まあ、そうなんだが」
女騎士「その者、見つかると良いな。」
傭兵「ありがとよ」
ホーリーエルフみたいな感じかと
エルフの女騎士「私もだ」
傭兵「辛気くさい話して悪かったな」
エルフの女騎士「いや、聞かせてくれて嬉しかった」
傭兵「……お前さ、あまり思い詰めるの辞めろよ。今日みたいなこと、いちいちやってたらそのうち後悔するぞ」
エルフの女騎士「……余計なお世話だ」
傭兵「……確かに。じゃあな、機会があればまた会うこともあろうわな」
エルフの女騎士「ああ」
傭兵「気をつけて帰れよ」
エルフの女騎士「私を誰だと思っている？」
傭兵「全くだ。じゃ」すたすた
エルフの女騎士「……馬鹿者。私が入る隙間など、これっぽっちも無かったではないか……」
傭兵「何が約束だよ。バカじゃねーの！？ あそこは貰っとくところだろ！ 何やってんだ俺、！」
傭兵「ったく、格好付けんのもいい加減にしろアホ」
傭兵「……はあ。明日からまた流浪の日々だな」
……
ﾊﾞﾝ（∩`･д･） ﾊﾞﾝ はよ
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ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ﾎﾟﾁ はよ ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ﾎﾟﾁ（∩`･ω･） ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
＿/_ﾐつ/￣/＿
/＿/
が、これはこれで
ごめん
数カ月後
傭兵「さーて、何かいい仕事ないかねー」
傭兵「……」
仲介人「ありゃ、兄ちゃん。こんな小さい仕事にするなんて珍しいね。」
傭兵「いや」
仲介人「報酬の割に期間長いし、こりゃお人好しようの依頼だよ。山賊討伐なんて」
傭兵「……山賊は俺らにとっても迷惑だからな、早めに討っとくべきだ」
仲介人「……兄ちゃんがそんなお人好しだなんて知らなかったよ」
傭兵「だろ？」
傭兵「……」
エルフ傭兵「おいそこの兄さん」
傭兵「なんだ？」
エルフ傭兵「お前、新米か？」
傭兵「……いや、どうしてだ？」
エルフ傭兵「こんな楽だが面倒な仕事、請け負う奴なんざあんまりいないだろ？」
傭兵「お前は何なんだ？」
エルフ傭兵「そりゃ、俺は普段はエルフの誇りなんざ捨ててゴロツキみたいなことやってるが、エルフの騎士様からのご依頼だからな」
傭兵「立派だな」
エルフ傭兵「お前さんこそ、そんな縁も無いのに、お人好しみたいな仕事やってるじゃないか」
エルフ傭兵「他に、なんか理由があるのか？」
傭兵「まあ、……下心だな」
エルフ傭兵「へぇー！ まさか騎士様？」
傭兵「……」
エルフ傭兵「確かに美人だが、ありゃ相当なカタブツだぞ？」
傭兵「……そうだな」
エルフ傭兵「俺は騎士様より、ほら、あそこの」
新米女魔法兵「……」そわそわ
エルフ傭兵「ああいうか弱そうな女の子って感じのが好みだな」
傭兵「……確かに、ああいうのも良いな」
エルフの女騎士「そこ！ 話を聞いているのか！？」
新米傭兵「はい！」
エルフ傭兵「元気のいいことで」
傭兵「お前もああいう時代があったんじゃないか？」
エルフ傭兵「そっちこそ」
傭兵「あったかね」
エルフ傭兵「どうだったか」
傭兵「じゃ、俺は宿舎に行く」
エルフ傭兵「おいおい、明日から忙しいってのに、遊びにいかないのか？」
傭兵「悪いな」
エルフ傭兵「いいって、先輩面して女の子引っかけるから」
傭兵「明日に響かせるなよ」
エルフ傭兵「余計なお世話だ」
傭兵「……俺も飲みに行けばよかったかな」
エルフの女騎士「いるのか？ 入るぞ」
傭兵「！」
エルフの女騎士「……久しぶりだな」
傭兵「あ、ああ。そうだな」
エルフの女騎士「お前がこの仕事を引き受けてくるとは思わなかった。調子が悪いのか？」
傭兵「……俺が山賊討伐するのはそんなに可笑しいか」
エルフの女騎士「い、いや。そんなことは……」
ﾊﾞﾝ ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾞﾝ ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
ﾊﾞﾝ（∩`･ω･） ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾞﾝ
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ﾊﾞﾝ はよ
ﾊﾞﾝ（∩`･д･） ﾊﾞﾝ はよ
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ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ﾎﾟﾁ ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ﾎﾟﾁ（∩`･ω･） ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
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/＿/
エルフの女騎士「なっ……」
傭兵「目論見どおりだったな」
エルフの女騎士「な、なにを言ってるかこの……ど、どうせそれも冗談なんだろう？」
傭兵「……」
エルフの女騎士「な、なんとかいえ！」
傭兵「冗談だ」
エルフの女騎士「ふえ？」
傭兵「ふえ？ じゃねーよしっかりしろ」
エルフの女騎士「そ、そうだな。そんなことは……解ってた」
傭兵「……ま、お前と会えて嬉しいのは事実だ」
エルフの女騎士「……」
傭兵「友人と会えてうれしくない奴なんかいないだろう」
エルフの女騎士「……そうだな」
あれはディードが可愛すぎた
傭兵「いや、無いな」
エルフの女騎士「そ、そうか」
傭兵「ま、すぐにどうこうって訳じゃないんだ。気長にやるよ」
エルフの女騎士「そうだな」
傭兵「……それより、いいのか？」
エルフの女騎士「ん？」
傭兵「騎士様が、こんな傭兵の宿舎に入り込んで喋ってて」
エルフの女騎士「問題ない。今は私も休憩をいただいている」
傭兵「……そういうことじゃなくてだな」
エルフの女騎士「は？」
傭兵「どんなゴシップが蔓延するか解らんぞ」
エルフの女騎士「言っている意味が解らん」
傭兵「つまりだ。『乱騎士様、夜な夜な傭兵に夜這いを仕掛ける！』みたいな」
エルフの女騎士「なっ……なな、何を！ 言ってるんだ！」
傭兵「顔赤いぞ」
エルフの女騎士「赤くない！」
傭兵「まあ、そんなことにならないように気をつけろよ」
エルフの女騎士「全く……明日から頼むぞ。騎士団からの人員も含めても最も実力があるだろうからな」
傭兵「一傭兵を買いかぶりすぎ」
エルフ傭兵「よう」
傭兵「おう、昨日はどうだった？」
エルフ傭兵「ふっふっふ、成果０だ」
傭兵「そうか」
エルフ傭兵「また終わったら飲みに行くことになっただけだ」
傭兵「それは良かったな」
エルフ傭兵「お前も来いよ」
傭兵「考えておこう」
数日後……
傭兵「終わったか」
エルフ傭兵「いやしかし、恐れ入ったよ」
傭兵「なんだ？」
エルフ傭兵「これ、大体生け捕りにした山賊の七割くらいお前が捕まえてきただろ？」
傭兵「さすがに言い過ぎだ。お前もそれなりだろう？」
エルフ傭兵「おれは二割、その他が一割ってところだろ」
傭兵「大した仕事じゃなかった」
エルフ傭兵「まあな。別に俺たちの力なしでもいけただろうな」
傭兵「……さっさと終わらせたかったんだ」
エルフ傭兵「騎士様に会えないからかい」
傭兵「……」
傭兵「約束なんかしたか？」
エルフ傭兵「何言ってやがんだ。こんだけの功労者だ。お前も騎士様じゃなくて誰か気に入った子連れて来いよ」
傭兵「……そうだな、そうしよう」
エルフ傭兵「お！ お前も意外と話が解る奴だな」
傭兵「だが買い物もしたいしやることもある。あとで集合しよう」
エルフ傭兵「よしきた」
ほ
>>71
ほ
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