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2012年3月演劇・舞台役者238: 東北の高校演劇 (363) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
ファントマってどう?3 (602)
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裸の女性が登場する演劇 3 (810)

東北の高校演劇


1 :
東北の高校演劇の各大会の報告や、過去の作品、最近の事情などについて。

2 :
2やんか

3 :
東北大会観てきた人いますか?
3校しか観れんなかったのでみなさんの感想が聞きたいです

4 :
過疎ってんな。東北出てきたけど玉砕して帰ってきた。青森中央は流石でした。俺は二日目しか見てない。

5 :
うん、青森中央は役者の能力が桁違いだった
会場全体を巻き込んでたもんね、遊戯王のシーンなんか特にw
3年のキャストって何人くらいいたんだろ?
全国ではキャスト変わるらしいけど…

6 :
山形の置玉農業はどんな感じだった?

7 :
>>5 メインの8人は殆ど3年だと思う。靴の色見ただけだけど。ホント演技力半端ない。

8 :
>>7
味のある役者が多くて良いよね。
ただあのメンバーが抜けてどうなるか…ある意味役者の空気で成り立ってる芝居だと思うので。
全国でもあれをさらに超えた仕上がりになってほしいな。
>>6
俺も観れなかったから気になる!誰か教えてくれませんか??

9 :
置玉は個人的に一番好き。
演技力うんぬんじゃたしかに青森中央には適わなかったけど
伐とした劇が多い中でオチは別として、心あたたまるストーリーでよかった。
ミュージカルだったんだけど、キーパーソンのおばあちゃん役の歌がはんぱなく上手い。
大人数で歌ったときと抽象的なシーンは若干gdgdしてたのが否めないけど、
もっと叩けばもっといい舞台になりそうな感じ。
ただキャストの力量の差?が色々大きかったかな…
若者二人・おばあちゃんが抜群に上手かった。
初めての東北大会ではじめての全国大会だってさ。がんばってほしい!
あ、ストーリーも書いたほうよかった…か?必要だったら言ってくれ

10 :
>>9 おお、なんかワクワクする報告!ストーリーも頼む!!

11 :
宮城の迫桜高校ってたった3人の部員で東北出たらしいね。
観た人いたらどんな感じだったか教えてくれん?

12 :
迫桜見られなかった。評判いいみたいだけど。

13 :
>>10
あらすじ、遅くなってすまない
・過疎化が進んである村が廃村が舞台
・そこの元住人の老婆が市の仮設住宅から逃亡
・役所の新米役人(男)とジャーナリスト(女)が探しに村へ
・そこでは老婆だけでなく、廃村になったはずが村人まで以前のように暮していた。
・気が付くと役人は老婆の失踪した息子と記憶を共有していく
過剰書きにするとホラーっぽいがw
全体的にほのぼのとした仕上がり。ギャグも交えて笑えたし。
例えるなら某三丁目の夕日みたいな…
過疎化をテーマに家族愛とか、故郷とか、主題はそんなかんじ。
全編通してミュージカルで、見てて飽きなかった。伴奏の楽器も生演奏ぽかった
オチは老婆の妄想?と座敷童?だったかな
記憶があやふやだからアバウトでスマソ
>>11
迫桜はいかにも高校演劇ー!なさわやかな話だった
創作特有のありがち・荒が目立ってたけど好感度は高い。
二人芝居だけどどっちも上手かった。
迫桜は県ではわりと強豪だったような…
今は部員三人しかいないのか(´A`)
携帯から長文スマソ

14 :
>>13
遅くなったがあらすじ感謝。
青森中央のも教えてくれると助かるんだが頼めるだろうか

15 :
>>14
あらすじまかせろ!w
青森中央も箇条書きで
・クラスの人気者?の女の子がある日突然河童になってしまう
・理由は特になし(不条理劇っていうのかな)
・今まで通りに普通に接しようとするクラスメイト
・気味悪がってなるべくかかわりたくないクラスメイト
・↑二組がなんとなくギクシャクしてくる
・一番河童を擁護してた子がさわられて絶叫したため、一気に友情崩壊
・手を握った子の手が河童になる→終わり
日本語力がないんで上手く箇条書きでも説明できないんだけど、
要するに不条理劇。でも暗くはなくギャグ多くて会場巻き込んで楽しかった。
楽しいぶんじわじわとくる「普通じゃないもの」に対する態度の変化が怖い。
河童になっちゃったこが可愛くて(劇のなかでも可愛い設定?)
以前は恋人がいたり、天狗になって地味なこをいじめてたり、
ベタぼれしてるイタタ系の男子がいたり(結果的に彼が「救い」の要素になるわけだが)
いろいろ絡んでてうまく言えないけど、すごかった!

16 :
続き
セットは学校でつかう椅子を人数分のみ。
ホリもたいてなかったよう…?な…?すまん覚えてないw
とにかく舞台自体はシンプル。
役者の演技力はダントツだね。声量が半端ない。
ベタボレ男子と擁護派女子の子の演技がよかった。
今回の東北大会、本当に勉強になったよ。
全部の学校の感想かきたいけど特定されそうだからやめとくw
貧乏弱小演劇部で、あと2ヶ月で引退だけど参考にしてがんばってみる。
県大会落ちだったけど自県の代表見て素直に感動したから悔いはない。
来年度うちの演劇部の人数が2ケタいきますように。
チラ裏すまんね。

17 :
あらすじ感謝。ってか仕事早いよ>>15>>16www
やっぱ中央すげーんだな。

18 :
まあこのスレ毎日見てるからw
もっと盛り上がらないかなーと思ってる。
やっぱ2見てる人は少ないのかな

19 :
じゃぁとりあえず東北大会の話題で。
盛岡市立のビューティフル・ガールズで疑問に思ったこと。
後ろにあった2本の柱みたいなセットって何を表現してたんだと思う?
てか県大会の時は普通な教室のセットだったから、東北での抽象舞台化にビビったw

20 :
うちの県では教室っぽくパネルをガッチリ組んだところが指摘されてた。
東北大会の会場みたいなホールだと全く映えないんだよね
地区で台本かぶったところが同じようにパネル組んでたのには正直ウヘア('A`)
しっかしあの柱は何だったんだろう…w
全体的に薄暗くて、ぱっと見学校の教室にはみえなかったな。

21 :
>>20
うん、それも狙いだったのかもしれないけど薄暗かった。
表情とかはっきり見えにくいなぁて思ったな。後ろの席に座ってたから余計に。
で、結局あの真っ赤な2本の柱だけに目が行っちゃったw
しかも最後には傘で折られて「うえぇぇっ?」って…
個人的には県大会のほうが好きだったな。かなり変わった。
東北に向けて作りこみすぎてかなり難しい作品になったっぽい。
―と、少し思い入れがある岩手県民でした。

22 :
>>5
詳しくいえばメイン8人のうち6人が3年で2人が2年みたいだよ

23 :
ほとんどじゃんかww
ってことはもしかして河童の子も声低い子もR太さんも変わっちゃう!?
個人的にあの3人が抜けるのは大きいと思う… 代役なれる人いないよw

24 :
ビューティフル・ガールズだけじゃないけど、
今回やけに小難しい話多かったと思う。高校演劇だから仕方ないけどさ
伐とした話続くとちょっときついと思うのは私だけかな。
そのぶん主題はどうであれ、ほのぼのしてたとこに和んだ。梅干と五つ星とか。
ただ単に重くて悲しい話より、ハッピーエンド?にもってってすごい、と

25 :
>>23
声低い子は2年だったよ。
しかしほんとに3年多かったから全国キツそうだな

26 :
>>24
確かに観てる側からすると重い話の連続はキツイなぁ。
主題とかメッセージ性よりも観終わった後のすっきり感がほしい。
ちなみに「梅干と五つ星」の県大の時の題名は
「GirlMeetsWorld」だったんだよ。地区大会は「vivo」←音楽用語の何か
はじめて梅干〜の題名を見たとき一瞬演目変えたかと思ったww
>>25
そか、ちょっとだけ安心。
中央といえどもやっぱり1年はまだ力不足だと思った。
全国までにより良くなった新しい河童をつくってきてほしいね。

27 :
他校見れなかったから嬉しいな。ホントもっと盛り上がってくれないかな。どこ校かは言えないけど、評価してくれてありがとうございます。

28 :
>>26
へー!そんなにタイトルかわってるんだ…!
語感的に「GirlMeetsWorld」がすきだなw
個人的に県の感想聞きたいな
身バレ怖くてどことは言えないけどw

29 :
>>28
ん?岩手の県大全体の感想ってこと?
俺でよかったら発表させてもらうけど…

30 :
>>28
すまん、自分岩手ではないw
が、聞きたい
いろんな学校の感想書けば盛り上がらないかなーと

31 :
>>30
じゃあ書こうかと思ったら俺のパソコンなぜか規制かかったorz
今携帯から書いてる。
復活するまで待っててくれ…

32 :
じゃぁ小生意気にも講評させてもらいます。
とりあえず1日1個書こうかと思う。駄文だけど勘弁…
上演1 盛岡市立「ビューティフル・ガールズ」(顧問創作)
<内容>
修学旅行目前のある高校の放課後、職員室前の落し物入れが壊され、iPodが盗まれる。
犯人が見つかるまで帰れない5人の女子。外は雨。教室で醜い犯人捜しが始まる。
いじめる側といじめられる側、その間に入る正義感の強いタイプという構図。
犯人はいじめの主犯格、前川か。前川たちにiPodを壊されていた波多野か。それとも他の誰かなのか。
美雪は、前川たちを疑っているのに結局波多野をかばいきれず、最後までうやむやな態度を続けた。
正義感が強いがゆえに、証拠なしに先入観だけで犯人を決めつけることができなかったのだ。
でもそんな美雪の表面だけ良く振る舞う正義は前川・波多野どちらからも支持されず、
最後に一人になったのは美雪だった…
<個人的感想>
審査員の言葉を拝借すると「とても繊細な舞台」だった。
台詞の一つ一つにたっぷり間をとっていて、女子だけの気まずい空気が良く表現されてた。
ただ、演出なんだろうけど、劇全体の会話のテンポがゆっくりすぎて多少見る側はしんどかった。
早く話すようなシーンがあっても良かったかな。
それにしてもあの観客を巻き込む張りつめた空気つくれたのはすごいなあと思った。
最後の雨の中で美雪の左右に前川と波多野が立っている抽象的なシーンは印象的。
波多野が美雪に傘をさしだすしぐさをするんだけど、渡さずゴミ箱に捨てるんだよね。
そして前川も波多野もいなくなって美雪は独りに…っていう。
ただ、これが最優秀って聞いたとき正直微妙な心境ですた。好みかなぁ。

33 :
(↑東北大会観た人向け補足)
東北とは結構内容が違ってる。東北は中条が中心悪だったけど県は前川が中心。
東北では波多野がiPod盗んでた(よね??)けど、県では前川が中条にやらせている。
美雪が開いた中条の傘が穴だらけだったって言う演出があった。
それからなんかアミ役と波多野役は入れ替わっている。
装置、県では立派な教室のセットだったけど東北では黒い骨組みだけの抽象舞台。
東北は台詞まわしが割とポンポン進んだけど、県はもっとくどい位にじーっくり進めてた。
個人的には県のほうが好きだったかも知れない…

34 :
どれほど需要あるか分からないけどとりあえず2校目…
上演2 黒沢尻北「トシドンの放課後」(既成)
<内容>
わけあって別室登校をしていた少年平野と、問題を起こした不良少女あかねの2人が、生徒相談室で出会う。
全く対照的な2人が数日間の互いの交流を通して成長していく物語。
トシドンとは、鹿児島甑島(こしきじま)で大晦日の夜に現れる鬼。
トシドンは海を渡って子供を叱りにきて、いい子になるよう約束させる子供におそれられた存在。
イメージとしては「なまはげ」のようなもの。
この作品のなかでのトシドンの役割は、子供を怒ってあげられる存在であり、
あかねにとってはそこに父親の姿を重ね、父との思い出を呼び起こさせるものだったといえる。
(一部 全国大会’05生徒講評文より)
<内容を知ってる人向けになっちゃってる感想>
全国の講評でも指摘されていた通り、この脚本は時間の流れの表現に改善の余地がある。
そこで潤色の工夫や演出力が求められるんだろうけど、黒北はもっと“挑戦”するべきだったかも。
でも脚本を理解した素直な表現で好感が持てたし、最後のトシドンのお面をつけた
あかねのシーンの盛り上げ方は好評。観客の感動を誘った。
装置について。長机1つだけを真横に置いて、2人を客席正面を向くように並べて座らせてたのはどうだろう。
あれだと始めから2人の距離が近すぎるから、だんだん心の距離が縮まっていく過程を表しづらいと思う。
ここは平野役を女子がやってたけど、頑張ってたと思う。でも男子にやってほしかったなぁ。
やっぱり女子の声の高さでやるとかわいらしすぎて中学生みたいに見えてしまう。
声の高さと言えば、3人とも声を張り上げると同じように聞こえてしまったし、
聞き取りにくくなってしまった。残念。
こういうわりとシンプルな構造の話は、1つ1つの動作や台詞の間が大事になってくると思う。
もっともっと丁寧に2人の心の変化をみせていくと、もっと良くなると感じた。
結果は優良賞。観た後になんだかすっきりする作品だった。

35 :
上演3 大船渡高校「人魚姫」(既成) 大船渡高校演劇部(潤色)
<内容>
小さな自然食品店を営む宮本家は複雑な家族。
両親は再婚同士。亮太(高校生)は母の、美香(中学生)は父の連れ子。
でもそんな過去があるとは思えないほど仲が良い4人家族。
ある日父が複雑骨折で入院したため、店番のアルバイトを雇うことにする。
知人の紹介でやってきたのは亮太と同い年くらいの茜という物静かで暗い少女。
のちに彼女は児童相談所出身の“ワケあり”の人だということが分かる。
亮太は虐待を受けていた過去の自分と茜を重ね合わせ、なんとか彼女を救おうと一人で暴走する。
しかし心を閉ざし続ける茜。彼女が手にしているのはいつも人魚姫の本だった。
「私はあなたとは違う…もう普通の女の子にはなれないの…さようなら…」
虐待の被害者ではなく、弟への加害者だった真実を告げた彼女は、父の退院とともに去って行った。
<個人的感想>
なんだか重くて救いようのない話。観終わった後のすっきりしない感も含めて演出っぽい。
全面的に虐待がテーマになっているんだけど、話の流れ・台詞がややストレートすぎる感じがした。
場面の構成とか台詞を吟味すればもっと良くなるなぁと観客ながら思った。
店にウロコが落ちてるっていう茜=人魚?を思わせるようなシーンもあって、
少しワクワクした。その辺もっと生かせばよかったのに。
役者は自然に良く声出てたし、キャスティングも成功してたと思う。
お母さんの老け具合と美香の幼さが特にはまってた。美香ちっちゃくて可愛かったな。←
転換が多い芝居だけど明転(不完全暗転)で流れをとぎらせないようにしてたのは上手い。
転換と緞帳下りる時に流れてた水雫の音(←水琴窟って言うらしい)が印象的。
この芝居の雰囲気をつくってた効果音だと思う。
ちなみにここの高校、演劇同好会創設1年目で県大会出場なそうな。
結果は優良賞だったけど、予算も知識も無い中十分頑張ったと思う。来年期待。

36 :
>>33>>34>>35 乙
とりあえず需要はここに一人いるw
宮城の感想とか書いてみていいかな?

37 :
>>36 需要さんくす。しかしスレ人口2人の予感がw
宮城もぜひお願いしたい!

38 :
内容:
まさかの二人 笑 ただ場所が場所だから人呼ぶのもできないな…
恐れ多くも宮城県大会の感想講評?書きます。
飛び飛びなのは自校の上演と実行委員の仕事でいなかったとことか。
抜けてるとこフォローしてくれる方いませんかねw
上演1 宮城第二女子高校「LOST」作・坂井綾花(創作)
<内容>
舞台は高速道路の建設のせいで廃村となる、過疎の進む田舎町。
反対運動も鎮まり始め、最後の夏祭り(?)に向けて村の子供達は沸き立っていた。
村長の娘であるアスカは、突然村の守り神「スズ」に出会う。
みどり以外にはスズを見ることはできなくて、最初はおびえながらも徐々に仲良くなる二人。
実はアスカの祖母である村長のみどりも、彼女と同じようにスズと出会っていたことがわかる。
しかし夏祭りの晩、祖母が事故に巻き込まれ祭は中止となる…そのまま廃村へ。
季節は流れて真冬、工事現場に向かう子供達。そしてアスカはそこで変わり果てたスズと再開する。
<個人的感想>
脚本はどこか物寂しいなつかしさを押し出していたのですが、 不思議なパネルがファンタジー作品のようでどこかちぐはぐでした。
物語の冒頭も抽象的で、どんな話かつかむのが難しかったような…
役者さんはみなさん基礎がしっかりできていて、演劇に不向きなホールでしたがしっかり発声されてました。
特にスズ役の方がかわいい!!!!w
「すごくうれしい、すごくすごくうれしい、すごくすごくすごくうれしい!」
基本上のような話し方をしている役で、未だに私の周りで流行ってますw
ただそのぶん物語の本筋に絡む役はアスカ・みどり・スズしかいなくもったいない気がしました。
一昨年の二女さんも拝見したのですが、台本の「色」が似ててにっこりと見させていただきました。
少し独りよがり感・某蜩の影響の否めない舞台でしたが、 見ていてほっとできる、それでいてふるさとの大切さを思い出させる話でした。
蛇足ですが今宮城を騒がせてる「共学化による母校の喪失」をテーマにして書いたらしいです。
あらすじ・役名間違っていたらすみません。なんせ去年の記憶なものでw
とりあえず私も低スペックの乱文ながら一日一校目指して書いていきます。

39 :
>>38 乙。お互いがんばろ。2人でもw
守り神とか妖精とかが出るファンタジー要素のある話は
上手く見せるのが難しいよね。
「共学化による母校の喪失」がテーマだったら
実際ストレートに共学化の話やってもいいと思うけどな。
共学化前の女子高のワイワイ&心配とか、共学化後の混乱とか。
まぁ俺がここでそんなこと言ってもしょうがないんだけどねw
とりあえず二女に対する感想ですた。

40 :
規制されたorz
2女の感想、適当に文けずったら日本語崩壊してるorz
次からはちゃんとメモ帳つかいますw
共学の話はなあ……
幕裏劇でもアイタタが多いから、だいぶチャレンジなんじゃないかな。

41 :
敢えて言おう。2人ではない、と。
しかし練習でほとんど他校見てなくて書けない俺なんだ。そんな俺を許しておくれ(・ω・`)

42 :
需要は此処にもあるんだぜ!
毎日スレ見るの楽しみにしてる

43 :
上演4 盛岡スコーレ「モレテマス」(顧問創作)
<内容>
とある孤島に存在する太平洋高校。
普通科なのに授業のほとんどは漁の実習。
国数英社理…座学はいつも船の上で。勉強を教えてくれるのは地元の漁師さん。
そんなめちゃくちゃな高校に本土から赴任してきた越智只朗校長は気づく。
「これって…履修漏れじゃ?」
報道の正義のもとに履修漏れを公表する女性新聞記者小池。
それに対して疑問を投げかける島民。
「太平洋高校は島民のための最良の教育をしているのに…誰も困っている人はいないのに何が悪いの?」
厳しく責任を問われるであろうこの高校の結末は意外なものだった。
個性を大切にする地域密着型の教育内容を世間が評価したのだ。
「ははは…漏れることは、良いことなんだ♪」by校長
<個人的感想>
教育のあり方や報道の役割といった複雑な問題をコミカルなタッチで描いた作品。
冒頭で白い恋人や赤福の箱を持ってる人、更にはミートホープの社長が出てきて
クラシック調の音楽の中無言で製品を押し付け合ったり仲良くしたりするシーンがあった。
そこが一番センスと感じたところ。なにしろ内容がタイムリー。赤福なんか1週間前ぐらいだったと思う。
あと、「ハレルヤ」の演奏にのせた「モレルヤ」の合唱もなかなか素敵で(笑)
脚本としては良くできているなぁと思った。風刺性が強くて実は深い。
照明も遊び心満載できれいだった。紗幕をうまく使ってた。
ただ、常に正面向いてに静止気味でセリフ言ってたのはどうだろう。
なんか不自然で流れをとぎらせてしまってたかな。
全体的に役者の技量にバラつきがあったと思う。少々荒い作りになっていた印象。
最終的この作品は優秀賞。物語の発想だけならもっと上位だと個人的に思う。
構成、演技を改良すればもっと良くなる余地があっただけにもったいない。

44 :
>>41 >>42 勇気が出たぜぃ。頑張るわ!

45 :
宮城県大会@名取さんもまた宜しくお願いします。レポ応援します。
おもしろかったです〜♪愉快で深い「モレテマス」盛岡スコーレ高。
上演後ボード前で、スコーレ部員さん達に尋ねました。「白箱も赤箱もよく用意できたね〜!!どうやって現物を入手したの??」
「(笑々)宿泊先でニュースで視て、相談してその晩材料持ち寄って作りました」
「北上の宿で〜?!3列目で視てたのに!!そっくりだったョ!みんな☆エライッ!!」
盛岡での地区大会とはキャストが総入替されていて。地区大はより3年生寄りシフトの配役で、
もう演じっぷりが容赦が無く弾けてた印象で。最高でした。

46 :
スコーレの評価が意外に高いなぁ…

47 :
賑わってるw 頑張るぞ!!今から書いてきます。
スコーレ、あらすじだけですごく気になるんだが…!

48 :
上演2の亘理高は見たはずなのに記憶がない…!
というわけで思い出したら書きます。
上演3 仙台三高「停学の名人」作・石原哲也(既成)
<内容>
停学5回の前科持ちの達也は人呼んで「停学の名人」。
6回目は無いと言われていたが、二人の教員がバイクに乗った達也を見るという。
「乗ってない」と言い張る達也。彼を信じようとする担任。
最後に達也が差し出したのは同日同時刻に目撃場所とは別の場所で切られた違反チケット。
「教員の見たバイクに乗った生徒」は達也ではなかったのだ…
<個人的感想>
宮城で少ない男子校の演劇部、塩釜高校とあわせて今年は二校出演でした。
舞台装置はパネルを組んで指導室を再現。すこし歪みが気になったかな?
淡々と台本の通りに進み、特に変わった演出はありませんでした。
決してつまらない舞台ではなく、男子校独特のノリ?が所々に見えました。
達也と担任役の方の演技が目を引きました。いい味だしてる。
正統派に「高校演劇」だなあ というのが感想。
有名な本のぶん、もうちょっと台本の中で遊んでもよかったんじゃないだろうかと思いました。
迫桜高・石巻西高・宮一女高・白石女子高の四校が見ることができなかったので、
どなたか教えてくださると嬉しいです。

49 :
>>48
県大会の審査員の一人石原さんだったよねww
はは、作者の前で演じた三高はどんな気分だったんだろう。

50 :
石原さんすごい絶賛してたよー
単独公演も観たんだけど、三高さんは普通に上手い。
顧問の方が結構有名な先生だったような。
ただ審査員としての石原さんは個人的に…な感じだった。
評価が個人的すぎて、他の審査員の方とちぐはぐすぎて笑ったw
2年連続講評聞いたんだけど、なんだかなあって感じ。

51 :
独立・卒業公園の時期じゃね?スコレは七人の部長って聞いたけど他どうなんだ?

52 :
ああいった個人的評群が、他県ではスタンダードですねー。宮城のエモーショナルな評はススんでいるのでは。
宮城の皆さんは比較的たっぷり講評いただけています。いいですね。終電時間他の為、他県ではなかなかままなりません。
「よほど稽古を積まないとあんなに気合いの入った笑える芝居にはなれない」との
石原先生の高い評価に再考させられた上演がありました。
J塩釜高校「漢たちのヤマト」
顧問のきむまゆ先生に見守られ、やんちゃな男子五人がのびのび演った爆発オチ40分コント。
ドリフ世代の私には、ユルすぎでしたから―。
私はBや、A亘理高「台詞」が好き。演劇部室での四季。
既成扱いですが前年卒OGによる部への書き下ろし。羨ましいですね。
キャスト5人のだぶらぬ声質が様々に素敵で印象的。「偽ったり/本音を打ち明ける際は、トーンを揚げたり/落ちつかせた方が自然」との評でしたり、
1年女子がスマートな男子役をシックに演じていましたが「見つめ合っててもこちらまでソワソワドキドキさせうる域まで至らないのでソンしてた」との評でした。
暗転はSE先行の方がと感じましたが、♪もってけ!〜/ハルヒ/瞳・元気(オルゴール曲)…等
全曲がキャラにフィット。毎年亘理高の劇伴は独創的で、すばらしいです。

53 :
上演5 杜陵「モモタロサン」(生徒創作)
<内容>
桃太郎ならぬ百太郎の話。←主人公は自分が桃太郎じゃないことにショックを受ける。
主人公オーラゼロのモモタロウをはじめ、武器はタオルのサルタニ、ハリセンで戦うイヌヤマ、
金属バットを片手にほわんとしているキジガワラという豪華メンバーが繰り広げるなんだかやる気のない物語。
4人は休憩ばっかり入れてごたごたな感じで、
そのつど語りべさんが入ってきて「お前らちゃんとやれ!」的な突っ込みを入れる。
そんなこんなでどうにか最終的に鬼退治を終えた4人だったが、
そこにどっかの村人がやってきて「うちの村が襲われそうだから助けてくれ」と頼んでくる。
一応正義の味方の4人は期待にこたえるべくその村に行って悪人を退治する。
そしたらその後も次々と依頼が舞い込んできてもう大変。東奔西走のモモタロウ御一行はヘトヘトに。
そんな時、おじいさん&おばあさんの村を他の村の連中が襲いに来るという噂を耳にする。
爺&婆に他の村の連中の退治を頼まれるモモタロウだったが、彼は行こうとしない。彼は気づいたのだ。
「今までの噂って…本当のことだったのかな。本当は奇襲なんて無かったんじゃないのか?
俺たち、根拠のない噂に振り回されて、いつの間にか自分たちが悪人になってたんじゃないのか?」
その時、サイレンの音が近づいてきた。太陽にほえろor名探偵コナンの逮捕BGNが流れる中、4人は逮捕される…

54 :
<個人的感想>
モモタロウが物語として成立してないところにこの話の味があると思う。
進行役の語りべさんと4人とのやりとりがおもしろすぎ。やばい。間のとり方とか発生の仕方がうまい。
客席に話しかけるような場面が散りばめられていて、観客と時間を共有してる演劇の良さが十分に生かされた演出だった。
ゼィゼィいいながら舞台中をひたすら走り回ってた戦闘シーンとか腹痛かったw
裸舞台の後ろに高足で上げた平台4枚(ケコミなし)と階段のみの思い切ったセットが有効になってた。
途中で何の前触れもなくいきなりダンス始めたりして、観客を飽きさせない工夫も。
語りべ役の人のひきつったような笑顔と超自然体(?)な演技、自由奔放な発言には笑うしかない。
しゃべり疲れて「あぁそれより誰か水くれっ!」って言った時は会場沸いた沸いたw
ちなみにその語りべ兼作者の彼とは昼休みにちょっと会話できた。本番では恐ろしい数のアドリブが入ってたらしい。
「東北行けると思いますよ!」的なこと言ったら
「いやもぅ東北大会とかいいからはやくバイトさせてくれって話ですよw」って言われた。素敵すぎるw
単位&通信制高校杜陵…その個性あふれる人材と豊かな感性、おそるべし…
それにしてもおばあさんの着てたジャージにちゃっかり「キティ派」って書いてあったのがツボったw
で、ただの面白い話じゃないのがこの脚本のすごいところ。
この脚本の裏には「正義の名のもとにアフガン攻撃やイラク戦争をしている自由の国ア○リカ」
に対する風刺が隠されてる。(核保有の噂だけでイラク戦争始めちゃったし…)
個人的には今大会で一番好きな舞台だったなぁと思う。ほんと絶賛。
結果は優秀賞2席。でも東北の生徒講評は辞退した。…バイトかw
高校演劇の枠には収まりきらないような異彩を放つ作品だった。
コントって言えばそれまでなのかもしれないけど、こういうのをもっと評価しても良いかと思う。
県大会で終わるにはもったいない、もっと多くの人に見て欲しかった舞台だったな。

55 :
>>50
実は俺も石原さんに講評されたことある。あの人の講評は俺のトラウマw
ちなみに本名が石原じゃないことを最近ようやく知りますた…
>>51
あ、俺以外にも岩手がいた。いぇぃ。
公演情報は時期が近くなれば小部屋で更新されると思うけどな。
でも例年演目まではあまり手が回ってないけどね。
んー忙しいんだろうけど去年に比べて番頭さんの仕事が鈍い...(汗
ttp://i-stage.asablo.jp/blog/

56 :
賛同します。
作者が本当に描きたかったものが、大きなモチベーションになっていた「モモタロサン」。
「グッときました―」等々、審査講評であます所なく讃えられていた事で、報われたのでしょうか。
私は『斗いの後(革命)軍が自己解体しかけながらも、それでも自分達の道を見つけていく』物語を構想中で斬新さを求めてたのですが―
モモタロサン観たら『「トゥーマッチ」ばかりが魅力じゃないなァ』と唸らされました。
実際序盤中盤をあんなにシンプルな内容にできたのも、終盤のオチが後にありましたから、ある意味ユルい記号的な展開でイケてたのでしょう。
先の展開がわかってしまっても、誰しももう一回観られたら、きっとハッと気づき、グッとくる劇だと思います。

57 :
いやおもんないで

58 :
上演6 平舘「七人の部長」(既成)
<内容>
私立ヤツシマ高校の「部活動予算会議」に集まった七人の部長たち。
例年通りすんなりと終わるかに思われた会議だったが、会議は脱線また脱線。(以下有名作品につき割愛...)
<個人的感想>
今回の県大では平舘,水沢の2校がこの演目。両校お互いにかなり意識してたっぽい。
平舘のほうは審査員が「人物のアンサンブルが良くてバランスの取れた舞台」と講評してた。
確かに、生徒会長や剣道部が突出しがちなこの脚本で、うまく7人全員に同じ量のスポットを当ててたと思う。
台詞の言い方も誇張しないで自然体に言ってて、素直に高校生を演じてた。
元々女子だけの設定に男子2人(ソフト→野球部、文芸部)を投入したことで舞台がより締まってた。
野球部がやや他の女子と親しそうに振る舞いすぎた気もするけどね。気のせいかな。
装置は机をこんな感じに置いて→??? 左右対称で奥行きを感じるつくりになってた。
ただ、この配置のせいで舞台前面中央が使えなくてアクティングエリアが狭くなってたのが残念。
大抵の学校は雨の音は陸上部が「雨でも降ってるならだけど」っていう時以外は流してないと思うけど、
この劇ではずーっとさりげなく小さな音で流れ続けててよかった。     (↑よく知らないが…)
生徒会長の清潔感漂う演技は特に好感持てたな。5月なのにストッキングはいてたのが気になったけど…
演劇部はなんか力の抜けたような投げやりっぽいキャラ(に見えた)で、俺のイメージと違う演出だったかも。
剣道部は役柄をしっかり理解してて、なんだか憎めない騒がしいキャラをしっかり演じてた。
陸上部は変人部長の中で唯一まともな落ち着いた人っていう役柄で、魅力的だった。
野球部(ソフト部)は男にして正解。「いるなぁこんな男子」って感じで、いいアクセントになってた。
文芸部はやや大人しすぎた印象。もうちょっとクセのある強烈なキャラでも良かったと思う。
アニメ部はなぜか覚えていない…なんでだろ…印象薄いな…
笑いどころで一応笑ってもらえてたけど、もっといけるはずなんだろうなぁと思う場面多数。惜しい。
全体的にすっきりしたつくりになっていて好印象。優良賞でした。

59 :
>>58 あ、反映されてないw
装置の配置は簡単に言うと八の字型。中央に会長、左運動部、右文化部。

60 :
盛り上がってきてる。嬉しいですね。私も岩手です。楽しみにしてます

61 :
>>58
毎日乙!
さてあと少しでうちの学校の番なわけだが…
どきどきwktkしながら待ってるよ

62 :
このスレは岩手県民人口が高いのか…!
た、立ち上がれ宮城県民!w
>>52
亘理高さんってもってけ!のところでしたか。思い出した。
顧問役の方の演技が抜群に上手かった記憶があります。
今年の宮城は「オタク化」が激しかったような気が。どこもそうだったんでようか?
亘理高さんはそれ系のネタをキャラ立て・暗転のつなぎに上手く使えてて面白かったけど
見てて恥ずかしい学校が地区だと多かった…個人的にですけどね。
創作脚本も既存作品の焼き増しーみたいのが多くてがっかりしてしまうことが多いですorz

63 :
先日記した通り4校見れなかったので飛ばして2日目突入。細くよろしくお願いしますー
上演8 古川工高「ある作家の話のお話」作・鈴木大武(創作)
<内容>
ある一人の作家が、迫る〆切に悩まされていました。
電話口では調子のいいことを言っているけれど、肝心の小説は全く仕上がっていません。
悩んでいても仕方がないので、とりあえず書き始めてみることに。
行き当たりばったりの物語はラブストーリー・サスペンス・ホラーなど二転三転もいいところ。
そして作家は呟きます、彼自身も誰かに書かれた物語だからなんとかなる。
彼を書く「誰か」も、また他の誰かに書かれているんだろう と。
<個人的感想>
舞台はシンプルに中央のベンチのみ。袖から見ていたのであまり詳しくは書けないのですが…
〆切間際の作家サイド・物語サイドの内容が交互に進む台本だったのですが、
そのせいで少しテンポが悪いかなーと感じました。
気になったのが演技の荒さ。ゲイ役・作家役以外の方が声さえ聞こえないときが少々あり…
ゲイ役の方の演技の上手さ・ノリのよさでなんとか舞台を引っ張っているような印象を受けました。
それともう一つ感動したのが演出の上手さでしょうか。小ネタが満載で会場が常時沸き立ってました。
というか私自身笑いを堪えてましたw
いい意味で会場に合ってないのが残念だと思います…もう少し小さいハコで観てみたかった、というのが素直な感想です。
舞台としての完成度は少々顔をしかめますが、コントのような脚本をいかした
「観客を魅せる楽しさ」は県大会中ダントツだったんじゃないでしょうか。

64 :
必ず誤字脱字があるw
一行目「細く」→「補足」で。落ち着け自分wwwww

65 :
古川高06「お花畑でつかまえて」が入賞できなかった、H18宮城県名取大会の際は閉口したが、おおむね宮城県の高校演劇は面白い。
意欲作が地区大の段階で『…で、なにが云いたいの?/ソレはそれでいいけど、ならなぜそうなの?』
/『調子に乗った手前勝手なお喋りが過ぎる』等と評され、選外にされたりしない県のよう。敬意も感じられる。
そうして近年「蛇口」「高架下」が創作され入賞した北部地区代表のCとF。各大会の講評でそれぞれ、支持する審査員から二様の好評が、激戦区の2校に寄せられた。
Fにご満悦の石原先生。
Cは「互いの関係が信じられた爽やかな作品」等々若手演劇人から讃えられた。
演劇人は自分の中に絶対領域の劇世界とも呼べるものを持っている―と感じる事ができた。生理的なレベルの。
選者の絶対劇世界と、上演作の距離。許容されるものか。許容されるには何が必要か―。
実作者側が上演作を選ぶ際には、こうしたある種の妥協が、無意識であれ、行われるのだろう―と講評で感じた。
上演作毎に基準は変わる高校演劇。許容する領域は、選者の力量と性格に関わってくる。
そんな中で北部地区は、毎秋納得の審査結果。
創作脚本賞C「未来」は笑えて泣けた。主演の彼女

66 :
創作脚本賞C「未来」は笑えて泣けた。主演の彼女の前作に見られた作劇エネルギーの持続性を証明。独り芝居パートでは、心身の実像を描いた。
愉快で伸びしろの広いF「ある作家の話のお話」は好評。音響と衣装もほめたたえたい。

67 :
↑間違えてすみません。×F → G古川工業
ハイセンスなCとGは審査員どなたにも好評。
『およそ報われまい恋』と
『なんとなくの意』とで描く、いっそシリアス劇にもなりうるGに対しての、
「二人語りの場面ばかりが連なったが、もう一人が居る3人の場面にできると劇は膨らむ」との講評が印象的。

68 :
57って関西系?
いやおもろなかったで。つーいみ?

69 :
昨日はサボってスマソ...
上演7 北上翔南「パズルクラブ」(生徒創作)
<内容>
放課後、第2校舎3階の美術準備室に集まった3人。
小説家志望の普通な男シュー、会話が苦手なオタク少女ユッケ、ロリータファッションを愛する乙女ロリ。
3人はネットの掲示板に書き込まれたあるクラブの誘いの書き込みを見て集まった。
クラブのルールは3つ。@本名は明かさない,A学校のことは極力無視,B4日間限りの特別クラブ
美術準備室で3人を出迎えたクラブの主催者オセロは、このクラブの正体を発表する。
「告白クラブ」…4日間のうちに徐々に自分のことをさらけ出していくという目的。
4人は美術室にあったジグソーパズルを解きながら、ほんの少しずつだけど徐々に打ち解けあっていく。
そしてあっという間にやってきた最終日、オセロがおかしくなる。「え…みんな、誰?」
正気に戻ったオセロは本当の告白を始める。
彼女には時々短期的な記憶障害が起こっていて、このままでは記憶が無くなる危険があること。
手術を決心したものの、失敗すれば記憶は戻らない。だから思い出作りのためにこのクラブをつくったこと。
衝撃の告白を聞いた3人は、本当の自分について語り始める…
流産の過去を持ち自分の表現の方法が分からなくなっていたロリ、普通すぎて奇抜な小説を書けずに悩んでいたシュー、
生まれてこのかた人とうまくコミュニケーションを取れなかったユッケ。
最終日に自分をすべてさらけ出して、心が一つになった4人。ジグソーパズルの四隅と自分たちを重ね合わせる。
わずかな期間のうちにみんなは大きく成長した。
そして、オセロは手術台に向かった…

70 :
<個人的感想>
作者の世界観をちゃんと部員たちで共有し合い、理解し、丁寧に作りこまれた印象。
小説の世界を抜き出したような物語。スマートでカッコ良かった。
ただ、脚本についてはまだまだいろんな可能性が広がっていると思う。(俺なんかが偉そうなこと言えないけど…)
審査員が「『告白クラブ』じゃなくて『告白 しない クラブ』にするべきだった」って言ってたのは納得。
オタクキャラやロリ服っていう生徒創作にありがちな要素は少し「う〜ん…」と思ったかな。
あと、シューとユッケに比べてロリの学生妊娠+親の暴力+流産の過去だけ重いと思う。
もうちょっと3人のバランスが取れてたら良かったかも。
告白クラブっていう設定のおかげで最後のみんなの独白が不自然じゃなくなってたものの、
4人の抱える問題を打ち明ける過程はやっぱり少し説明的に感じたかな。
まぁ色々言ったけど、こんな脚本書けた作者はすごいなぁーと思う。生徒たちの間で評判が良かった。
主要キャストの4人の演技が上手い。演技が気にならなかったから物語に集中できた。
舞台は中割幕を半開きにして、後ろに細い縦長のホリゾントが見える状態。
そこから差し込む光がきれいで、斬新だった。有効な照明効果だったと思う。
でもその幕の具合のせいで、後ろは壁なはずなのに舞台奥にも空間があるように見えて多少混乱してしまった…
演劇よりは小説とか映画向きの話だったかもしれないけど、なんだかすごく作者の思いが伝わってきた印象。
こういうのが高校演劇の不思議な魅力なのかな。優良賞、創作脚本賞受賞でした。

71 :
自分宮城です。
見れなかったので感想楽しみにしてます!

72 :
上演8 水沢「七人の部長」(既成)
<内容>
省略。>>58をそこそこ参考に。
<個人的感想>
自然さと調和を重視した平舘に対して、水沢はコメディに特化させた演出で勝負。
それぞれのキャラに強い個性を持たせて、キレのある動きをさせた。
この脚本が持ってる面白さを十分に生かしていたと思う。
どうすればより良くなるのかを何度も研究したんだろうなぁと感じさせる舞台だった。
生徒会長は素敵なツンデレ。地区大で審査員に声の良さを絶賛されてたらしい。
確かに特徴的で、聞きやすく、耳をくすぐってくるような(?)声だった。
剣道部が発言すればまず盛り上がる。彼女は表情・声のトーン・動作の全てが洗練されてた。
そのハイテンションで劇の進行の中核を担い、みんなを引っ張っていた。
文芸部はきっついキャラを見事に表現してた。顔をぎょっとしかめた表情は印象的。
演劇部は役柄をよく理解した演技で好感が持てた。なんかぬけてる感じが応援したくなっちゃう所。
アニメ部のツインテールとケロロ軍曹のぬいぐるみはいかにもなかんじで逆にgood。
かすれたような低めの声は、他の役と区別できて有効だったのと同時に声量不足で聞こえなくなってたかな。
陸上部とソフトボール部は正直他のキャラに消されちゃってた。
どんな役作りをすれば良いのか定まりきらないで無難にそのまま演技したようにみえた。
大野が途中で何気なく鼻をかんでたのは「素晴らしい演出」と審査員がほめてた。
この学校では装置に机を使わず、部長たちは椅子だけに座る形をとっていた。
そのおかげで役者の動きが細部まで見えたし、アクティングエリアを広く使えたので大成功だと思う。
( 続 く ↓ )

73 :
( 続 き ↓ )
さて、脚本選びについてだけど、やっぱり全国優勝作品を大会に使用するのは限界があると思う。
水沢くらい実力がある高校なら、創作に取り組んでみても良かったのでは…と勝手な感想を。
あるいは大胆な脚色の可能性もあったと思う。
地区大の審査員は水沢が新しいここだけの七人の部長を作り上げることを結構本気で期待してたらしい。
あと、講評で審査員が言ってたのは剣道部とアニメ部のオタク会話のところ。
鬼太郎やルパンの声優(水沢はドラえもんに変えてた)の話題なんかよりエヴァとかガンダムみたいな
“いかにも”なジャンルのだれも付いていけなさそうな内容を話してもっとみんなを置いてって欲しいそうな。納得。
あと時代的にレンタルするのってビデオからDVDに変わってるんじゃないかなぁ…と俺の意見。
まぁレンタルビデオじゃないとゴロ悪くなっちゃうんだろうけどね。
ここは優秀賞を獲得。(杜陵高校の辞退によって東北大会生徒講評委員に推薦)
2校も七人の部長が行われたことで、台本選択の大切さを考えさせられた。

74 :
おー、水沢。頑張ってるんだなあ、演劇部の後輩たち。

75 :
>>72
乙!茶でも飲んでくれ
つ旦

76 :
>>75 おう、おいしくいただいたよ。ありがと。

77 :
上演9 盛岡第一「Girl Meets World」(生徒創作)
<内容>
私立北斗高校2年D組8班の5人の少女たちは、総合学習の発表会に向けて居残り中。
この班のテーマは「中国残留孤児」。しかし作業は順調に進んでいない様子。
やらずに勉強する人がいたり、転校してきたばかりの子の扱いでごたごたしたり…
終盤になり、この発表の準備の中心人物京子は、自分が残留孤児3世だということを告白する。
気まずい空気になる中、京子と転校生の玲奈は発表会用の残留孤児の寸劇の練習。
練習もままならないまま発表会本番を迎えた5人。みんなうつむいたまま発表が始まる。
すると、寸劇の途中から京子は台本に無い事を話し始める。それは、中国残留孤児についての心からの思いだった。
京子の熱い心のこもった言葉は、会場の感動を誘ったのだった。
<個人的感想>
社会的な問題をまじめな姿勢で取り上げた作品。とにかくストレートに中国残留孤児。
で、この感想すごく俺の主観入っちゃってごめんだけど、個人的には微妙な印象。
「中国残留孤児」って言葉が出た瞬間に結末まで展開が読めちゃった。
前半のシーンの間延びは見てる側にとって辛かった。役者の力量だろうか、脚本だろうか。
場面転換、音楽の使い方、演出の仕方に不満を感じる部分が多かったかな。
やりたいことはなんとなく分かるけど、表現の方法が…技術不足?
じゃあなんで優秀賞1席=東北大会出場になったかというと、それは後半の発表会の追い上げの凄さだと思う。
作者の思い・京子の思いを込めた真っすぐなメッセージが観客に感動を与えたんだろうなぁ。
舞台正面に向かって小細工一切なしでストレートに強い思いを伝えることって実はなかなかできないこと。
この舞台ではそんな“心のメッセージ”が不思議な魅力を生み出したんだと思う。
荒削りなつくりで予定調和な展開だけど、こういうすっきりする正統派の話って…いいかもね。
県でも東北でも創作脚本賞。それでも東北出場にはあまり納得できてない俺ですが。
なんかいかにも教育的で…「あぁ、これって高校の部活の大会なんだよなぁ…」って現実に戻されちゃった。
東北大会は観れなかったんだけど、観た人いたら感想聞きたいな。どこまで改良したのか気になる。

78 :
>>77
乙! つ旦
観客側からの意見は本当為になるよ

79 :
最後の上演になりました。ここまで見てくれてた方々、どうもです。
今後は何回か+α的な内容を投稿したいと思います。
上演10 不来方「トランス」(既成)
<内容>
精神科医を開業している紅谷礼子、精神病だと言うフリーライター立原雅人、オカマとなって飲み屋で働く後藤参三。
高校の同級生だった三人が偶然再開したところから物語は始まる。
離人症らしき症状で自分を天皇と思いこむ雅人に振り回される2人。
何が現実で何が妄想か分からなくなる終盤の展開。本当の患者は雅人?礼子?参三?
「真実は存在しない、ただ解釈のみが存在する」
性や夢や愛、天皇制や宗教などの問題が散りばめられている作品。
(ニコ動)ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm288637

80 :
<内容分かる人向けでごめんな個人的感想>
高校演劇の全国大会の審査員を務めることもある劇作家:鴻上尚史氏の有名戯曲。
台詞一つ一つが巧妙で奥深く、最後には観客を混乱させる内容になっている。
不来方は2時間のこの戯曲を顧問が1時間物にし、キャストは3人とも女子でやった。
英語の不思議な雰囲気の曲の中行われるブルーの転換はクールで、作品の世界観に合ってたと思う。
クライマックスの「それはあなたの妄想です」の連続の見せ方がうまくて、見事に混乱した。
女子3人であそこまでトランスを表現できたのはすごいけど、やっぱりおかまを女子がやるのはきつい。
しかも小柄な子だったのでターミネーターのシュワ子っていうあだ名がピンとこなかった。残念。
ちなみに審査員の一人が昔、自分の劇団で参三役やったらしいw
長身でがっちりしてたので「おぉ、まさに参三!」って感動してた俺。
礼子役は原作の演出よりもクールビューティー路線に徹していた印象。
それはそれでありなんだけど、もっと礼子のおてんばな面を見せてほしかった気もする。
雅人役は結構はまってたんじゃないかな。なんかね、顔も天皇らしかったし。←
装置は3個の箱と2客の椅子。審査員が何度も「本当にそれでよかったのか考えてみてください」って
言ってたけど、じゃあどうすればよかったんだろ。俺には分からない…
よく場面の間々に一人語りがあるんだけど、音響が大きすぎて前の席でも台詞が聞こえなかった。
早口すぎて何を言ってるか分からなかったことも。あれはもったいなくて致命的だった。
時間の都合上笑いのシーンをほぼなくして、原作の舞台よりもミステリアスでクールな仕上がりに。
なんか戯曲の解釈の仕方が高校生っぽいというか、“難しいものをカッコ良く”といったかんじで、
終始観客が置いてかれ気味だったことも否定できないけど、女子だけであの完成度はすごく評価できる。
結果は優良賞。部員が3年しかいなくて最近どうにか2年を数人引きぬいたそうだけど、来年大丈夫か…?

81 :
>>79-80
乙! つ旦

82 :
>>81 さんきゅ。いつも茶悪いね。

83 :
最近さぼっててすみませんorz
岩手県大会講評乙です!
上演9 仙台南高校「夏芙蓉」作・越智優(既成)
<内容>
夜、卒業式を終えた静かな校舎に千鶴はいた。
彼女は友人達を待っているというが…(有名な脚本のため割愛)
<個人的感想>
他校さんも含めて、今年私が見た3回目の「夏芙蓉」でした。
少し気になるのが演出がどことも似たりよったりであること。
せっかくの県大会なのだから、もう少し南高「らしさ」が欲しかったです。
同じ脚本を使っているのだから仕方のないことなのかもしれませんけどね。
南高さんはキャストの基礎力で有名脚本に負けることなく、しっかりと高校演劇をされていました。
地区の話になるですが、どこの高校も同じキャラ立て・演出の中で
クライマックスの死に気付くシーンで一気にホリを赤くしてた学校がおおっと思いました。
ただ唐突すぎてびっくりしたのもあるんですけど…奇抜な「夏芙蓉」を観てみたいと思うのは私だけでしょうか…

84 :
>>83 待ってました!
今年の宮城は夏芙蓉多かったね。
越智さんの脚本って世界観やキャラ設定がしっかりしてるから
それを超えるのって難しいんだと思う。
下手にいじるとかえってバランスが悪くなったりしてね。
だからもしやるなら全くの別物にしないといけないんだろうなぁ。
既に知られてる物語を使ってどこまで観客を満足させるか…

85 :
age

86 :
>>83
乙! つ旦

87 :
規制食らった…orz
とけるまで86茶飲んでるー!

88 :
楽しみにしてる。
まぁまったり行こうぜー
しかし少し寂しいから上げるぜ?(・ω・`)

89 :
規制長すぎ…orz
時間かかるけど携帯から書いてみるよノシ

90 :
>>89 がんばれ!
あとヒント つ 壷

91 :
んーなんか過疎ってきちゃったなー
ちなみにいまさら白状するけど、俺自身もこの県大会出場してました(ぇ
日程的に全部の上演観れたんで…(1校はモニター+脳内補充だけど)
上演校のみなさん、いろいろ生意気で個人的な感想書いてしまってサーセンw
実際のところうちの上演が一番ひどかったです(つДT)
さて新学期。どこも部員集め頑張るんだろうなぁ。
みんな秘策とかあるのかな?

92 :
うちの高校は私立で二つ校舎があるんですけど、
とりあえず両校舎に部員募集のポスター張りまくろうかと。
廊下以外にも先生に頼めばクラスごとにポスター貼ってくれたりするんで楽っすよ。

93 :
めでたく春休みに引退してきたよ〜
でも部活なくて死にそう…演技したい…
それ関連で潜ってたから感想かけませんでしたスマソ(´・ω・)
そして自分も実は県大会でてた組www
>新歓
うちの部現在二人しかいない\(^o^)/
必死こいて宣伝しかないっていう…
秘策というとビラ配りと新歓公演かな。どこも一緒?

94 :
ぶった切り。
全国大会の順番が出たぞお前様方。
これ見るには整理券必要なんだよな?どこに問い合わせればいいか分かる?
中央は人気と聞いたから確保したいんだ

95 :
例年通りだと6月頃に開催県(今年なら群馬)の高校か事務局に整理券申し込みのはず
その内、全国高校演劇協会のHPに情報出るはず

96 :
サンクス。
助かったー。

97 :
オープンキャンパス行くとかごまかして全国大会観に行こうかと思ってる今日この頃 by高3

98 :
高校のとき演劇部に入ってりゃ良かったなあ

99 :
部員欲しいなぁ…
現在、3年1人・2年3人・1年(新入部員)2人…しかも全員女子…
部員の入り具合、どうですか?

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