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2012年3月ニュー速VIP507: 俺「ストライクウィッチーズですなぁ」 (155)
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俺「ストライクウィッチーズですなぁ」
- 1 :12/04/01
- ストパン世界に俺を入れてイチャイチャしようずwwwwwwっていうスレ
|ヽ , -- . .. _ /∧
|//ヽ ノ:=笊=: : : : ヽ , ',//ハ
|///∧ 「:_:Y(o)Y: : : : : : :l//////|
|/////∨: : :`Y´: : : : :>く//////|
|///>'" `ヽ: 〉:>' ´ \'///|
人/ . -―‐ァ \/|
/ >' ´ 二二フi } i ノヘ
′ / . -‐¬'´ ' ,' ,' ,' ハ 妄想を垂れ流すのもよし
.へ |i / / .ィ´ // // / | 初SSに挑戦してみるのもよし
/. : : :|> / / i| / // // ト、 そこの貴方も書いてみたらいかがですか?
/. : : i: : | ∠ ..イ≧ミト、 / | xァ=テ7,' / ' 个 ヽ
/ . : : : :|: : | .ィi{ 从ァ=ミヽ |/ ノィ=ミ厶イ |
/. : : : : : : ヽ:.:∨:人 V{{ r'.:::;} r'.::::;ハ/ ノ | 新生活シーズン到来であります!
/. : : : : : : : : : : >个 人 ゝ-' , ゝ-' 厶イ |
. : : : : : : : . ´ 厶イ iヽ:::::.:.: :::.:.::: イ |
. : : : : : ノく,___ | 八 , − 、 /ノ / |
ー=≠. : : : :`ヽ \__ |{ { Niト . { } .ィ /i |
: : : : : : : : : : : : : : :マミト、 `ト . _ .. < 厶イ | |
\ : : : : : : : : : : : : : : :.\:`7777イ{:、 , }ト、 l | |
< : : : : : : : : : : :\:.∨//: : : : ≫=≪: : : \ー‐=ミ、 |
まとめwiki:ttp://www16.atwiki.jp/vip_witches/pages/1.html
避難所全般:ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/14336/
- 2 :12/04/01
- 全員死ぬんだよな
- 3 :12/04/01
- 3 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2012/04/01(日) 19:52:35.80 ID:Qdcg0c9w0
前スレ
俺「ストライクウィッチーズは……第三期決定?」
ttp://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333099612/
避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/14336/1326991116/
雑スレ
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/14336/1332731495/
まとめwiki運営スレ
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/14336/1316961776/
避難所運営スレ
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/14336/1314193112/
強さ議論スレ
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/14336/1299158886/
- 4 :12/04/01
- ※俺スレのお約束※
1、他の人が投下してるなら割り込まないでね
2、投下予約できるならしてね
3、長時間にわたるようなら分割するか、一旦切り上げて再度予約しよう
4、予約のすっぽかしは迷惑がかかるからやめよう 予約キャンセルの時は一声かけてね
5、>>1の一行目を第一に考えてほしいな
(クロス・パロディについて)
書き手は、読み手のことをよく考えて設定を練っていこう
過剰なクロス・パロ要素は、読者を置いてけぼりにしてしまうかも
また、読む側にも「気に入らないなら読まない」という選択肢がある事を忘れないで
・批判、スルーされても泣かないで!
・ストパン愛を忘れない ←重要
/ヽ {\
i:::::::, i:::::ヽ
. !:::::「┬ ̄i:::::::::,
i::::::! ─ -!::::::::i
/' , i i 、 ヾ!
/ i-+!ゞ、_!>!-! i !
/イ! > < !≠-_ト..、 ここには紳士しかいないでありますwwwwwwピィwwwwww
/ !⊂つir-ヽ⊂/::/:::::::::>
i! > 、 ー ´イヘ-:::::/
i ! !i/!></ヽ:::::/!
- 5 :12/04/01
- (´・ω・`) n
⌒`γ´⌒`ヽ( E)
( .人 .人γ / ご覧のスレは
=(こ/こ/ `^´ 人と人との心の壁も破壊します
)に/こ( 壁殴り代行鰍ニ
l:::::::l .置 ss
け 置 ss ,ゝ::ノ .い
! ! .い (::::::::`ヽ て
て (::::::::::::::::l け
/::r=≠、、 ) ! !
⌒ヽ (:::::::::ヾ)___)从 ̄`ヽ 貴方の可能性を信じたい
___ノ (´ ̄`:::::::::::\´´ __∨,/´ 妖怪ss置いてけ(おとよひさ)
な >\!\:厂 ̄ /⌒ゞi!
あ ( /L...:::_ _//ィ⌒/' !
! ! ヽ..__/| `ー,、ヽニ《_/
(´厂| | / `T´/i
/⌒ヽ(⌒| l ヽ < < _.У .!
rfi \ \/// |
/| !! ` ー/ .// !
,. -‐==、、
,. ===、、 . i :::ト、
_,/ `ヾ´´`ヽ、 ゚ .l ウォトカ:::ト、\ 新ss ウラーーーー!
// COLA ::::/ :::::!===l :::|ス. ',
/./ .::::/トカ ::::l | __ ..... _::::|} ヽ l-、 万人の幸福を求める
. ,ィク ,'..__ .::::/ ::::l ウォl '´ `)'`ヽ ヾ;\ 同志達の提供でお送りします
/::{゙ ヽ、 ``丶、;/‐‐- 、::::l `'::┬‐--<_ } ./;:::::\
/::::::::! ,>---‐'゙ー- ...__)イ ,. -‐‐-、ト、 |l::ヽ /;';'★:::\
. /|:::★;';'\/} (ヽ、 _/| (´ _,.ィ!::ヽ. ヾー'´;';';';';';';';';:: /ヽ、
/ ,ノ:::;';';';';';';';';'/ /ヽ、二ニ-イ ヾT ¨´ ,/;';';::`、. \';';';';';';';';';';〈::...
- 6 :12/04/01
- \\ \: :\ |: !ハ
\\ \: :\ {: |:∧
\\ \: > -──‐-}: !: : .
\>'´-‐====-<ヘ }: : :! 、
/::::::::::::/::::::::::::::::::::\\:_|:::::ヽ
//::::/:::::/::/:::::::/:::::::{:::::::::\、}:::::::::._
//::::/_:::/::/::::::::::i::::::::::!:ハ:::::::::V〉:::/)⌒ヽ
〃::::/:::::`ト::{:::___{::::::::::|::::}::::::::::V</!::::::::::
jイ::::ハ斗ミj从:::::::::::ト、::::::{::::!:::::::::::/::/:::}:::::::::::! 保守目安ですよ
. /:{:::::::{!r':} ⌒r≠=ミ、ー^リ:::::::::/::/::::リ:::::::::::}
/::::|::/}ヒソ r':::ノ}〉 ./::::::::/::/イ/::::::::::::; 保守も大事ですけど、体は壊さないようにしてくださいね
. /::::::j/:::/! r 弋:ソ /:::::/j/V:/::::::::::::::;
/::/::::::::::八 厶イr'^ ノ:/::::::::::::::/ 平日
. /::/::::::::::/ ヽ (ヽ , rー<::::7:::::::::::::::/ 17:00〜1:00 10分以内
. {:/{:::::::::/ _>、__,.. .< .{:/^⌒/:/:::::::::::/ 1:00〜2:00 15分以内
. j:八:::::::{,. <´ / <Yア´三ニト. /:/:::::::::::/{ 2:00〜4:00 25分以内
r‐-、>'´ V r'^7>'´⌒ヽ }/:/:::::::::::/::;' 9:00〜17:00 20分以内
r'ア'´⌒ヾr‐; / /^〃 V {:人::::::::/::/ 17:00〜19:00 15分以内
r┴'、 ⌒ヾ :{ .!//:::/^{ } } :|' ヽ:/jノ
_,.(二>'、__,ノ 厶-‐'´ ! |八:! ' 休日
(_r'^/∧ー' 〃. ∧ | :リ 19:00〜1:00 5分以内
(__ノヒ,人/.{. / } | / 1:00〜2:00 10分以内
// 八 :/ .| |:/ 2:00〜4:00 20分以内
. /´ } :{ | |i 4:00〜9:00 45分以内
\ <> /{ ミト、 | |! 17:00〜19:00 10分以内
\/. | :{ヾ、 | !
| `| .i
ト、 / |
- 7 :12/04/01
- >>1乙!
あと劇場版ネタは控えるようにしよう!
- 8 :12/04/01
- >>1
乙華麗
- 9 :12/04/01
- . '´ `ヽ
! ill i! i! i! i!||i !
リ!|( ゚)ー(゚ )|!ル
(( (八" ),ω.。" ノ/!)) )) バリッ
イ`ノ ゜ <リハ ボリッ
/::::::::='|::::::::::::`ヽ
(  ̄ ̄ ̄ヽ:::::::::::::ヽ
`ーイ ̄|'`'`'`'`'`'`7|
|::::::| ポテト |、|
|::::::| チップス( ̄ )
|::::::| T´
|::::ム========ゝ
- 10 :12/04/01
- >>1乙
- 11 :12/04/01
- ほ
- 12 :12/04/01
- 予約どうなってる?
- 13 :12/04/01
- 予約、そんな先のことは分からない
- 14 :12/04/01
- >>1おつ
予約表
24:30~
- 15 :12/04/01
- 保守
- 16 :12/04/01
- >>1乙
明日の22:00から予約しましょう
- 17 :12/04/01
- >>1乙
22:30から予約
- 18 :12/04/01
- これ予約表ってもしかして>>1が作るの?
- 19 :12/04/01
- ヨヤクハイリマシター
- 20 :12/04/01
- 予約表
22:30-
24:30-
2日
22:00-
- 21 :12/04/01
- >>1乙!
それじゃあ景気づけに投下させてもらおうかな
- 22 :12/04/01
- 支援
- 23 :12/04/01
- ktkr
- 24 :12/04/01
- さて、私です。エクスキャリバーです。ファンブック手に入らなかったけど頑張りたいと思います。
まあ後日談っていうか蛇足っていうか自己満足なんですけどね。甘甘とかかけねえよ畜生……。
- 25 :12/04/01
- 映画のファンブックは発売前だし、
一期二期のは尼でも取り扱い中……
応援画集のことかな? 支援
- 26 :12/04/01
- 「こりゃあ運ぶのにも一苦労だな」
「これをどければ交通も良くなるんだが……」
「どけるったって……これだけの量だぞ? こんなのどこに運べば良いってんだよ」
ノルマンディの市街地で、そのような問答が繰り返される。筋骨隆々の男達の前には、高さ数メートルはあろうかと言う瓦礫の山が聳え立っていた。
「いっそのこと発破しちまうか?」
「バカ、周りに散らばるだけだ」
「だからってこのままってわけにも行かないだろ」
気軽に手を出せないその瓦礫の山を眺めて言葉を交わす男達を尻目に、カールスラント軍アフリカ熱帯仕様のロングコートに身を包み、
アフリカ戦線用の規格帽で頭をすっぽりと覆っている長身の男は軽々と瓦礫の山へと登る。すると男達は見る見る険しい顔をほころばせ、男に声援を送る。
「おお! 大尉殿!」
「俺さん!」
「人狼大尉!」
「エクスキャリバー殿!!」
終に瓦礫の天辺へと到着した男、俺大尉は太陽を背負いながら大声で指示を下した。
「これよりこの瓦礫を『蒸発』させる! 調整を誤ると被害が出るから退避してくれ!」
その言葉が早いか、男達は俺に手を振りながら下がる。十分に安全が確認できたのか、俺は瓦礫の山の天辺にしゃがみこむと手を置いた。
- 27 :12/04/01
- ほっ
- 28 :12/04/01
- 一瞬だけまばゆい光が迸り、ジュッという小気味良い音と共にそれまでそこにあった瓦礫はすっかりと消失した。空中に放り出された俺はうろたえる事は無く、身体をわずかにひねると膝で衝撃を吸収して着地した。
「いや、助かりました。本当に大尉殿は心強い」
「何、私は私ができる事をしているだけです」
ぎこちない敬礼を行う男に、俺も背筋を伸ばして「右腕」で返礼を行う。風に翻ったコートの下、左腰にはサーベルが、右腰には長銃身のモーゼル・シュネルフォイヤーが覗いている。
年齢の序列を考えているのか、俺は敬語のまま、公的な発言をするときの堅いイメージで全身を覆っていた。
「はは、ご謙遜なさる! とはいえ、ノルマンディの主要交通網はこれでほぼ復元できました。内陸部への物資輸送も格段に効率が良くなるでしょう」
「他の沿岸部――ブルターニュやペイ・ド・ラ・ロワール、それと、パ・ド・カレーの復興状況はご存知ですか?」
「ブルターニュは被害が少なかったおかげで順調に建築が進行中です。ペイ・ド・ラ・ロワールも復興計画が順調に進んでいるみたいですね。ただ……パ・ド・カレーは交通網の確保は終えたようですが再建築のための人手が足りないようです」
その言葉に、俺は大きく息を吸う。ガリアのネウロイの巣が消えたというのに、まだまだ元のガリアを取り戻すのは時間が掛かるようだ。
「……立ち止まっている時間はありません。昨日よりも少しでも良い今日をガリアに、今日よりも少しでも良い明日をガリアに表さねば空で戦っているウィッチに示しが付きませんから」
帽子を被りなおし、俺は足早に集まってきた人の群れから抜け出す。何人かの女性は熱を秘めた視線で俺の事を見つめていたが、生憎その気持ちに答えてやる事は出来ない。
「(待っててくれよ、ペリーヌ)」
俺はまっすぐに前を見つめ、自分の住居へ向かう。パ・ド・カレーに向かうための車を取りに。
- 29 :12/04/01
- 支援
- 30 :12/04/01
- ――――パ・ド・カレー地方、クロステルマン邸――――
軍用のジープを路傍へと停め、俺は背筋を伸ばしたまま門へと歩み寄る。口元を立てた襟で隠した長身の男が近づいてきたのならば、誰でも警戒するだろう。
「突然の訪問申し訳ない。ペリーヌ・クロステルマン中尉はご在宅か?」
門の前に立つ女性の守衛に視線を合わせるためにかがみこむと、守衛は目を泳がせながら冷や汗を浮かべる。彼女からしたら、目の前の大男が恐ろしくてたまらないのだろう。
「お、お、お名前をお伺いします!!」
上ずった声でそう叫ぶ守衛が面白かったのか、俺は口元をゆっくりと吊り上げる。俺からしたら至極普通の笑みなのだが、守衛には肉食獣に捕捉されたように思えたのだろうか。短く奇妙な悲鳴を上げると小刻みに震えだしてしまった。
さすがに、俺もショックであるのか、帽子の鍔で目元を隠すと自らの素性を説明する。
「……元501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズ、俺大尉だ」
その言葉を聞いた瞬間、守衛は震えを止めるとあっという間に笑顔を浮かべて敬礼を行う。
「し、失礼しましたっ! 俺大尉のご活躍は伺っております! ええ! カールスラントの撤退戦をはじめとしていくつもの戦場を飛びぬけたガリアンエース! まさかこの目で見れるとは思ってもいませんでした!
先ほどの無礼は謝罪いたします! 申し訳ございませんでした!!」
矢継ぎ早に言葉を繰り出し、ころころと表情を変える守衛に面食らったのか、俺はたまらず一歩下がると曖昧な相槌を打つ。
「はっ! そういえばペリーヌお嬢様に御用でしたね! ただいま開門いたします!」
会話を挟み込む隙のない怒涛のトークに付いてゆけなかった俺は、開いた門の中へ足早に歩き出す。後ろでは守衛がサインをくださいと叫んでいるが、帰りに渡すことにしようと自己完結するとすぐに思考を切り替える。
門の中の邸宅は、未だに生々しい傷跡が残っている。とはいえ、庭は青々としているためそこまで深刻に考える必要は無いのかもしれない。
- 31 :12/04/01
- 支援
- 32 :12/04/01
- 支援
- 33 :12/04/01
- 庭で作業をしている人々の中には、「月刊、世界の航空歩兵」で見かけたウィッチが何人か混ざっているようだ。
「一体何の騒ぎですの守衛さん? 報告は簡潔かつ正確に、と常日頃からおっしゃって……って、あら?」
邸宅の中から歩み出たペリーヌと俺の視線が交わる。俺は規格帽を脱ぐと髪をかき上げ、右手で敬礼を作る。
「久しぶりだな、ペリーヌ。何ヶ月ぶりだろうか」
「俺……大尉?」
小走りに俺の元へ駆け寄るペリーヌに、たまらず俺は目を細めて笑う。そして俺を見上げるペリーヌの髪の毛をくしゃくしゃとかき混ぜると、ペリーヌはくすぐったそうに肩をすくめた。
「大尉はやめてくれ、もう空からはなれてずいぶんと経つんだ。ノルマンディの復興が一段落したからこちらの助力に来た」
「事前に連絡くらいくださいまし! もし私が遠出していたらどうするつもりでしたの!?」
頭を撫でる手を跳ね除け、ペリーヌは叫ぶ。手を跳ね返された俺は脱いだ規格帽を叫び続けるペリーヌの頭に乗せる。少しサイズが大きいのか、ペリーヌは規格帽の鍔を押し上げながらも叫び続ける。規格帽を脱ごうとはしないようだ。
「まあ、少しなら時間がありますから、お話も出来ますけど」
突然小声でそう囁くペリーヌに多少肩透かしを食らったようだが、俺は満足そうに頷くとペリーヌの歩幅に合わせて横にならび、邸宅の内部へ向かう。
「積もる話はありますけれど、私が話に時間を取られていては示しが付きませんわ」
「その分俺が頑張れば良い。右腕もだいぶ感覚は戻りつつあるから」
ぎこちなく右腕を握ったり開いたりしながら、俺は言う。右腕が千切れて空を離れたとはいえ、リハビリは欠かさずに行ってきたのだから。
「貴方と言う人は、本当に良く分かりませんわね」
- 34 :12/04/01
- 支援
- 35 :12/04/01
- 数人の使用人とすれ違い、廊下を歩いて扉を閉める。おそらく応接室だと思われる一室に、2人だけがいた。ペリーヌは名残惜しげに規格帽を脱ぐと静かにソファに腰掛けるが俺はまだ立ったままだ。
「俺は俺だ。基地で皆に繕っていた俺も、今こうしている俺も、俺だ。」
「回りくどい表現は結構ですわ。というか、貴方は素でその言葉回しをするんですのね」
呆れたように大きく息を吐き、ペリーヌは言う。俺はくつくつと喉を鳴らしゆっくりとペリーヌの隣に座り、そしてペリーヌの瞳を見つめた。たまらずペリーヌは瞳をそらすと赤面する。
「どうして目をそらすんだ?」
「だって……そんなにまっすぐな瞳なんですもの」
その言葉に、俺は自嘲気味な、乾いた笑い声を上げる。かつては狂気の瞳、戦争狂の眼と呼ばれたこの視線が、そんなにも美しい表現になるとは微塵も想像しなかったのだろう。
「今の俺になれたのは、ひとえにペリーヌのおかげだよ。それだけは確実に言える」
そして俺は、年相応の笑みを浮かべる。おそらくはほんの数人しか知らないであろう、俺の本当の笑みを。
ペリーヌは俺に身体を預ける。
「……ずるい」
ぽつりとペリーヌは呟く。俺の耳に届いたのか分からないが、俺はくつくつと喉を鳴らし、ペリーヌの髪を撫でるために右手を伸ばした。
邸宅の入り口で行ったような荒っぽいものではなく、今度は毛繕いのように、優しく金色の髪を撫でるとペリーヌはくすぐったそうに身もだえをする。
- 36 :12/04/01
- 支援
- 37 :12/04/01
- 「あなた、私の髪を撫でるのがお好きですわね」
「綺麗な金髪だから。嫌か?」
「とんでもない」
そうしていると、ペリーヌはゆっくりと瞳を閉じる。髪を撫でられるのが心地良いようだ。
俺はペリーヌの顎に手を掛け、軽く上を向かせる。さすがにペリーヌも予想外だったのか、瞳を見開くと抗議の声を上げた。
俺は抗議の声も気にしないように、ペリーヌの瞳を見つめ続ける。今度は瞳をそらそうにも顎を固定されているため、瞳を動かすのが精一杯のようだ。
「俺は、金色が好きなのかもしれないな」
互いの瞳に映る自分の顔を見つめ続けたまま、二人はゆっくりと距離を詰めて行く。
轟音と共にドアが開き、数人が部屋に倒れ込んできた。守衛と、名前を知っているウィッチも何人か混ざっている。とりわけ意外だったのは、リーネがいたことだろうか。
凍りついたように動きを止めた俺とペリーヌは物音の主達と視線を交えながら、床に倒れこんだ人々は顔を上げて身体を引き起こし、ドアを全開にして一目散に駆けだしていった。
「……リネット曹長も一緒だったか」
顔を真っ赤にしながら立ち上がるペリーヌを尻目に、俺は冷たく言い放つとソファからゆっくりと立ち上がり、コツコツと靴音を立てて歩き出す。口元を吊り上げて狂暴な笑みを浮かべると扉を閉め、ペリーヌの傍に立つ。
「覗かれるのは好きじゃないんだが」
「それは私もです! 事もあろうにリーネさんまで覗きに加わるとは!」
そして叫び疲れたのか、ペリーヌはどっかりとソファに腰を落とし、大きくため息を吐く。
- 38 :12/04/01
- 支援だ
- 39 :12/04/01
- 「ペリーヌは、俺の事は口外していなかったのか?」
「プライベートな事以外は、同じ戦場で戦った仲間としての思い出は話した事がありましたわ。あぁ、これからどんな顔をして会えば……」
「では、もう隠す必要もないか」
俺はペリーヌの手を取ると腕を引き、抱き寄せる。
「お、俺さん!?」
ペリーヌは声を上ずらせながら声をあげるが、俺は意に介す事はなく、目を閉じてペリーヌを胸元に抱いていた。
「君の傍にいると、安心するんだ。もうすこしだけ、このままで……」
ペリーヌはどうしたら良いか分からずに顔をりんごのように真っ赤にさせて俺の胸の中で小刻みに震えている。
不意にペリーヌに体重が掛けられ、なすがままにソファに倒れこむ。いきなりの展開にペリーヌは眼を白黒させて非難を述べるが、俺は規則正しい寝息を立てている。
固有魔法で魔法力の半分を消費した上での車の運転に疲れたせいか、ペリーヌと会えた安心感からかは知る由も無い。
なんとか俺の下から抜け出そうとはしているようだが、すっかりと睡眠状態に移行した俺を動かすのは少女には厳しいのだろうか、わずかに顔を動かすだけで精一杯なようだ。
- 40 :12/04/01
- 支援
- 41 :12/04/01
- 「(見つかったら間違い無く勘違いされますわ……!)」
この状況、非常に危ない。ソファに男女が2人倒れこんでいるなど、第三者から見たら健全という言葉とは最も遠い光景になるだろう。
「俺さん! 起きてくださいまし! 俺さん!?」
ペリーヌは必死に俺に声を掛けるが、覚醒する様子は無い。それどころか、その言葉に口元を緩めて笑ってさえいる。まるで、明日何をして遊ぼうか考えて眠る子供のような、無垢な笑みで。
「……本当、ずるいですわ」
俺の笑みには、ペリーヌはどうしても強く出られないようだ。
「(まったく、しょうがない人)」
規則正しい寝息を子守唄代わりに、ペリーヌも眼鏡を外すと瞳を閉じる。やがて規則正しい寝息が2つ分部屋に響きはじめた。
数十分後、謝りに来た守衛やリーネ達がその光景を見た悲鳴で2人が起こされ、俺とペリーヌの関係があっという間に周囲に広まったのは言うまでも無い。
――――FIN
- 42 :12/04/01
- 乙
- 43 :12/04/01
- ぼくがかんがえたせいいっぱいのあまあまてんかいだよ!ゆっくりたのしんでいってね!
あぁ文才と構成力とカリスマが欲しい……お眼汚し失礼しました。
- 44 :12/04/01
- 乙乙
- 45 :12/04/01
- 乙!!
- 46 :12/04/01
- 乙
- 47 :12/04/01
- 乙!!!
- 48 :12/04/01
- ほ
- 49 :12/04/01
- し
- 50 :12/04/01
- の
- 51 :12/04/01
- イヤホンをPCに繋ぐと高確率でプチプチとかピーとかわけのわからない音がする保守
- 52 :12/04/01
- そういえば今日エイプリルフールだったんだ・・・
- 53 :12/04/01
- 誰かエイプリルフールネタ投下してくれないかなー(チラッチラッ
- 54 :12/04/01
- 保守
- 55 :12/04/01
- ごめん、開始までもう少しだけかかりそう
- 56 :12/04/01
- 了解の保守
なんだか目が痛い
- 57 :12/04/01
- 妖風が目にしみる
- 58 :12/04/01
- 保守
- 59 :12/04/01
- 保守
ブルーベリーのジャムあったかな
- 60 :12/04/01
- (エイプリルフールのことをすっかり忘れて即興を急いで書く音)
パパッと投下しても大丈夫かな?
- 61 :12/04/01
- どうぞ続けてください
- 62 :12/04/01
- b
- 63 :12/04/01
- ああでも>>55さんの了解を得てから……
- 64 :12/04/01
- あれ?
そろそろ予約はくるんじゃ?
- 65 :12/04/01
- 厄介事終わったー
23時になったら開始しま
- 66 :12/04/01
- あ、本当だ。んじゃまた後で投下するわ
>>55さんどうぞ
- 67 :12/04/01
- とてつもなく久しぶりな気がする
俺「うじうじうーじ」
シャーリー「機嫌なおせよー」
俺「だってーどこかのチーターが俺の言う事聞かないんだもーん」
チーター「俺はあくまで協力者じゃん?お前の召使いじゃないじゃん?そこんとこ白黒はっきりつけようじゃん?」
俺「ほう・・・?俺とやろうってか?」
チーター「やってやろうじゃん?ぼっこぼこにしてやんじゃん?」
俺「やるかこの!」
チーター「やってやろうじゃん!」
ぼこ
すか
じゃん
- 68 :12/04/01
- 支援
- 69 :12/04/01
- 支援
揺れてるぞぉぉぉ!!!
- 70 :12/04/01
- チータスかよw
- 71 :12/04/01
- 支援
- 72 :12/04/01
- 支援
- 73 :12/04/01
- 支援!
- 74 :12/04/01
- 数分が経って・・・?
シャーリー「あーあ・・・一体なにやってるんだか」
俺「ぜーぜーはーはー」
チーター「人間の癖にやるじゃん?」
俺「何を言う・・・お前なんて野生のかけらも残ってないだろ?」
チーター「何を言うじゃん!俺は野生の塊だし」
俺「ならどうして人間一人仕留められないんだ?」
チーター「て、手加減じゃん!」
俺「手加減なんてしないでこいよチーター!オラァ!」
チーター「やってやろうじゃん!後悔するなよ!?」
ぼこすかじゃん
シャーリー「・・・かえろ」
- 75 :12/04/01
- 支援
- 76 :12/04/01
- 支援
- 77 :12/04/01
- さらにさらに数分後
俺「ぜーぜーはーはー・・・」
チーター「ぜーはーぜーはー」
俺「くっそおおおおおお!」
チーター「これでトドメじゃん!」
お互いのクロスカウンターが・・・!
俺「ぐ・・・」
チーター「じゃん・・・」
バタッ
- 78 :12/04/01
- 俺「やるじゃねーか・・・」
チーター「お前こそおもったよりやるじゃん」
俺「へへ・・・」
チーター「じゃん・・・」
俺「というわけで、ちょっと飛びたいから俺に協力してくれよ」
チーター「それとこれとは別じゃん?ぶっちゃけ今ので疲れたから嫌じゃん」
俺「は?ここは二人協力して夕日に向かって飛ぶシーンだろ」
急用次回に続く
- 79 :12/04/01
- 乙乙
- 80 :12/04/01
- 乙!!
- 81 :12/04/01
- 乙
- 82 :12/04/01
- 乙
- 83 :12/04/01
- 乙!
- 84 :12/04/01
- おつおつ
- 85 :12/04/01
- 保守
- 86 :12/04/01
- 保守代わりにさっき書いた即興投下
ルーデル「俺・・・」
俺「はい?なんですかハンナ?」
ルーデル「・・・嫌いだ」
俺「・・・はあ?何がですか?」
ルーデル「そ、その・・・お、お前のことが大ッ嫌いだ!!「奇遇ですね。私もです」・・・え?」
俺「ちょうど私もいつあなたに言おうか悩んでいたところです。でもまあお互いに思ってるなら問題はないですね?それではすみませんが私はこれで失礼しますよ
ルーデル大尉」
ルーデル「ちょ、ま、待ってくれ俺!!」
俺「何ですか?ルーデル大尉。私はこれから嫌いなあなたの機体を整備しなくてはいけないんですよ?用件は手短にお願いします」
ルーデル「そ、そんな・・・うぅ・・・ち、違うんだ俺。私は・・・本当は」
俺「(あ、ちょっとやりすぎましたね・・・しょうがない)大尉。今日は何月何日か知っていますか?」
- 87 :12/04/01
- おや、支援
- 88 :12/04/01
- ルーデル「ひぐ・・・今日・・・?四月の一日だが・・・あ」
俺「扶桑暮らしが長いとはいえ、こちらで数年過ごせばエイプリルフールぐらい知っていますよ・・・ハンナ」
ルーデル「そ、それじゃあ・・・さっきのは」
俺「嘘に決まってるじゃないですか・・・それともあなたのは本当だったんですか?」
ルーデル「う、嘘だ!!大嘘だ!!私はお前が大好きだ!!」
俺「あなたの嘘ぐらい見破れないわけないじゃないですか、ハンナ」
ルーデル「お、おれぇ・・・」
愛も変わらずアツアツの二人だったとさ。
アーデルハイド「(・・・どうでもいいけどあの二人ここがハンガーなの忘れてない?)」
- 89 :12/04/01
- しえんてす
- 90 :12/04/01
- オワリ
ちゃんとイベントモノは把握しとかないとダメだね閣下
- 91 :12/04/01
- ★壁殴り代行始めました★
ムカついたけど壁を殴る筋肉が無い、壁を殴りたいけど殴る壁が無い、そんなときに!
壁殴りで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を殴ってくれます!
モチロン壁を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くの家の壁を無差別に殴りまくります!
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`、 `ヽ. ∧_∧ , ‐'` ノ 筋肉に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
\ `ヽ(´・ω・`)" .ノ/ 壁を殴るだけの簡単なお仕事です!
`、ヽ. ``Y" r '
i. 、 ¥ ノ
`、.` -‐´;`ー イ
- 92 :12/04/01
- おちゅ
- 93 :12/04/01
- 乙乙
エイプリルフールだったね、そういえば
- 94 :12/04/01
- 乙!
ちょっと矛盾あるけど細かいことはいいんだよ!
- 95 :12/04/01
- ……よく考えたら矛盾無かった。早とちり乙……次にも期待してます!
- 96 :12/04/01
- ハルカさん誕生日おめでとう
- 97 :12/04/02
- ほゆ
- 98 :12/04/02
- /´.: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ、
/:.: : : : : : :.:./´: : : : : : ,.=、_r、: : ヘ 投下時のアドバイスよ♪
. /: : : :.:/: : .:/: : : : :.:// リ ! : : :',
,': : :.: :/: ://: : :.:// l! !: : : :', ◎連投規制バイバイさるさん(通称:さる)には気を付けて
l: : : :.:/ :/ :/ : : :// 〃 l: : : : ', 焦って投下せずに6分間間隔を空けて投下するといいわ
l: :!: : l :/ :/: :;/7ー/―-、 / !: : .:i l ☆連投規制バイバイさるさんの条件
l: :! : :l/ :/ : ://∠_ ノ -ート!: :.l :! ・1時間(:00〜:00の間)に11回書きこむ(他の書き込みが9+α回あったらα回多く書き込み可能)
. ', ! :/j 7: : / l!T ハ l`` r≠-ト!: :ハ!l ・6連続で書き込みする(他のスレに書き込んだらリセット)
l l ( (l :/ 弋_ソ lじソ /l :/ l ただし、これらは毎時:00でリセットされる
l ',: :ヽj/> ゞ' /j/ ※最近仕様が変わったかも 人の少ない時間帯はよく分からん
. l: :V: : `ー、 , /
!: : V: : : :.:ト、r-、 、_ / ◎適度に改行をすると読みやすくなるわよ
!: : :.V: : : :L_.ヘ ヽ イ 改行の仕方は他のSSを参考にしてね
l: : : :i;: : : :.V` ヘ V _ イ: :.!
|: : :.! 》、: : ', /ハ ∀.γ7: :L_ ◎最後に、投下する時は、前の人の投下10分以内は投下を始めないなど、
|: ;/.O >、 Vァ'ヽ、 V /: :├―'^ヽ 読む人や他に投下する人のことも考えて投下しましょうね
x≦´ / ヽr' -、 l. {ヽ: :.! i ! l そうすれば無用なトラブルも避けられるわ
r'`=- < / -、 ! l ト、ヽl V .!
l `ヽ l r、 ! L_|. V ヽ i:: l
l i ヘ `ー' / ヽ、!
- 99 :12/04/02
- 尻ピ
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