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2012年3月SF・FT・ホラー162: 【旧共産圏】非英語圏SF総合2【欧亜南米アフリカ】 (151)
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【旧共産圏】非英語圏SF総合2【欧亜南米アフリカ】
- 1 :
- ロシアや東欧などの旧共産圏のSFから、
あまり訳されない中国やドイツ、フランス、ラテンアメリカの現代SFまで、
非英語圏SFの名作や知られざる傑作について語るスレ。
前スレ
【フランス】非英語圏海外SF総合【ドイツ】
http://mimizun.com/log/2ch/sf/1150879788
過去の関連スレ
旧共産圏のSF
http://mimizun.com/log/2ch/sf/986051598
旧共産圏のSF 2
http://mimizun.com/log/2ch/sf/1250603972
- 2 :
- 過去スレ「いい加減SF小説必読書30を決めよう。」より
http://mimizun.com/log/2ch/sf/1249731645
65 : >>63 国外非英語圏SF小説必読書30 : 2009/08/11(火) 23:49:37
国外非英語圏SF小説必読書30
01 ザミャーチン「われら」(ロシア語)
02 ベリャーエフ「ドウエル教授の首」(ロシア語)
03 エレンブルグ「トラストDE」(ロシア語)
04 ブルガーコフ「犬の心臓」(ロシア語)
05 エフレーモフ「アンドロメダ星雲」(ロシア語)
06 ストルガツキー兄弟「ストーカー」(ロシア語)
07 ペレーヴィン「チャパーエフと空虚」(ロシア語)
08 ルキヤネンコ「ナイトウォッチ」(ロシア語)
09 レム「ソラリス」(ポーランド語)
10 チャペック「山椒魚戦争」(チェコ語)
11 ヤン・ヴァイス「迷宮1000」(チェコ語)
12 カリンティ・フェレンツ「エペペ」(ハンガリー語)
- 3 :
- 13 ヤシルド「生きている脳」(スウェーデン語)
14 シェーアバルト「永久機関」(ドイツ語)
15 ヘルベルト・フランケ「思考の網」(ドイツ語)
16 エシュバッハ「イエスのビデオ」(ドイツ語)
17 シェッツィング「深海のYrr」(ドイツ語)
18 ヴィリエ・ド・リラダン「未来のイヴ」(フランス語)
19 ジュール・ヴェルヌ「地底旅行」(フランス語)
20 ルネ・バルジャベル「荒廃」(フランス語)
21 ジュリ「不安定な時間」(フランス語)
22 ヴェルベール「蟻」(フランス語)
23 ウエルベック「ある島の可能性」(フランス語)
24 イタロ・カルヴィーノ「レ・コスミコミケ」(イタリア語)
25 ディーノ・ブッツァーティ「大いなる幻影」(イタリア語)
26 ウンベルト・エーコ「フーコーの振り子」(イタリア語)
27 ホルヘ・ルイス・ボルヘス「伝奇集」(スペイン語)
28 カルペンティエール「時との戦い」(スペイン語)
29 ウィン・リョウワーリン「インモラル・アンリアル」(タイ語)
30 張系国「星雲組曲」(中国語)
- 4 :
- 深見弾編の『ロシア・ソビエトSF傑作集』(上下)、『東欧SF傑作集』(上下)に続く、
『新ロシアSF傑作集』、『新東欧SF傑作集』が東京創元社より刊行予定(2010年中に刊行予定だったが、延期中)。
- 5 :
- 中国の宇宙SF長編、劉慈欣『三体』のあらすじ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BD%93
- 6 :
- 国別SF作家(英語)
http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Science_fiction_writers_by_nationality
国別SF作家(日本語)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E5%90%84%E5%9B%BD%E3%81%AESF%E4%BD%9C%E5%AE%B6
- 7 :
- >>1乙です♪
- 8 :
- 昔、家にあった子供向け小説で『海底五万マイル』ってのが。
なんか、ソビエトの誇る最新潜水艦が試験航海で遭難した少年を救出したり某国のスパイが乗り込んでたりって話だった。
ソ連で出版されたのを翻訳したものだったと思うが、三十年近く前の事なんで記憶が曖昧。
- 9 :
- タイトルからしてヴェルヌを意識した作品?
- 10 :
- 必読書にRURが無いの?びっくり
- 11 :
- >>2-3は議論を経たものじゃなく、
一人の人が提出した叩き台だから。
これを改定する議論もしていきたいね。
- 12 :
- チャペックだったらやっぱRURより山椒魚戦争の方が面白かったような。
「ロボット」という単語を人造人間の意味で使った歴史的意義で言うならRURなんだろうけど。
- 13 :
- でも「必読書」なんでしょ?
愛とはなんぞやとかそのへんの書き込みを含めてRURは必読だと思うけどなあ
- 14 :
- SFかと言われると微妙だけど
必読の鉄板ならブルガーコフの「巨匠とマルガリータ」だわなあ
アレクサンドル・グリーンや莫言も欲しいな
そしてサラゴサ手稿はいまどこらへんで眠りこけているんだろうか
- 15 :
- サラゴサ手稿(邦訳)とは何だったのか…
- 16 :
- ホドロフスキー/メビウス「アンカル」
- 17 :
- ヤン・ヴァイスの「迷宮1000」が入ってないとかもぐりだろ、と言おうと思ったらちゃんと入ってた。
- 18 :
- トラストD.Eといえば、小松御大が馬鹿にしまくってたことしか覚えてない
- 19 :
- そうなの? なんでだろ。
- 20 :
- ていうか、「復活の日」は「トラストD.E」に比べてどう、みたいなコラムに反論して
- 21 :
- http://www.amazon.co.jp/dp/4903619230/ref=pd_ys_qtk_general_recs_170
宇宙飛行士オモン・ラーっておもしろそうらー
なぜかおすすめリストに加わっていたのですが
- 22 :
- オモン・ラーは良かったな
笑えるフェイクSF。ソ連を徹底的にコケにしてる
- 23 :
- 衰退の国ポルトガルのサラマーゴも面白いよ
『白の闇』
『修道院回想録―バルタザルとブリムンダ』
- 24 :
- 東京創元社近刊案内(2011年9月以降の刊行予定分)
◇『東欧SF傑作選(仮)』 高野史緒編(四六判上製)
30年ぶりに日本に紹介される東欧ファンタスチカの精髄。傑作揃い。
- 25 :
- >高野史緒
へー。詳しいんだ。
まああっち系の歴史もの書いてるもんな
- 26 :
- ロシア界隈で嫌われて東欧に活路を見いだしたのだと思われ。怪我の功名?
- 27 :
- 文庫本じゃないんだ。東京創元やる気だしてる?
ただ9月以降というのが、曲者だなー。
- 28 :
- いや、文庫は冊数を刷るから売れる本じゃないと出さない。単行本は部数が出ないと判断されたという事。
あと、編者っていっても元の言語を読めるの、この人?
- 29 :
- 夫がロシア語に堪能。高野史緒自身については知らないけど。
東欧SFについてはロシア語経由で読んだか、または夫の知人を通じて紹介してもらったのでは?
ところで深見弾って、東欧の言語はだいたい読めたの? 系統の異なるハンガリー語とかも?
- 30 :
- スラブ語族はだいだい似てるしルーマニア語は
イタリアスペイン語あたりが分かれば
何とかなりそうだけどハンガリーはどうだろうね。
でも語学って3つぐらいやると基本パターンがわかって
4つ目あたりからは学習スピードが速くなるらしいから
読み書き自由レベルまでいかなくとも
辞書引きながら短編訳す程度のことは可能かも知れん
- 31 :
- >>29
今はそんなんで編者なのか。アンソロジー全盛時代だからのことかもね。
- 32 :
- 身内とはいえ、他人の褌で相撲をとったんだね。
- 33 :
- 日本人はみんなそう
- 34 :
- なんで知りもしない相手について
勝手に決めこんでるんだろうと外野ながら呆れます
- 35 :
- 匿名掲示板に何を求めているんですか?
- 36 :
- とんでもバカの言い分がまかりとおる現実を知らしめたネットの功績は大きい
- 37 :
- 「ポーランド小説は、むかしからほんとうに訳者に恵まれている。」そう言ったのは
山形浩生。深見弾はレムに会いたくて、会いたくてレムの自宅まで行ったんだよな。
工藤幸雄のシュルツ全集の翻訳も凄い。翻訳者はいかに作家に惚れ込むかって
ことだと思う。
- 38 :
- 自宅まで押しかけたのか?
- 39 :
- 名前があがっていない作家としては
ポーランドのスワヴォミール・ムロージェック (邦訳短編集 「象」「所長」「鰐」)
ドイツのクルト・クーゼンベルク(「壜の中の世界」)
同じくドイツのハンス・ベンマン(「石と笛」「鏡の中の言葉」)
アルバニアのイスマイル・カダレ
(「誰がドルンチナを連れ戻したか」「夢宮殿」「砕かれた四月」
「草原の神々の黄昏」「死者の軍隊の将軍」)
幻想文学との境界があいまいだが
- 40 :
- 中国のSF作家を体系的に紹介した、おそらく現在の日本では唯一の本
「中国科学幻想文学館」
中国SFは近世の志怪小説を源流として、ベルヌやウェルズ、日本の空想科学小説の
翻訳から始まり、戦前は社会風刺、批評を盛り込む器として盛んに書かれた。
戦後は、東西冷戦構造の中で、メインストリームである英米SFの影響をほとんど受けず
ソ連のイリーンなどの「科学文芸」に範を取り、科学技術宣揚の啓蒙的なものが主流となった。
- 41 :
- >38
昔の奇想天外かなんかに訪問記が載っていた。
うろ憶えだけど、30分ぐらいなら会うとかいわれ、なんかのヨーロッパの
行事の後に行ったらしい。結局、レムに気に入られ数時間いたと思う。
帰りのバスでイタリアから文字通り押しかけて門前払いをくらった
レムファンのイタリア人に大いに羨ましがられたみたい。
間違っていたらごめん。
- 42 :
- 中国SFは結構レベル高い
とにかく作家が多いし
- 43 :
- 作家の90%はクズ
- 44 :
- 新潮6月号のチョウ・ヒョン「ゴッホとの一夜」とパク・ミンギュ「ロードキル」は上質なSFだった。
- 45 :
- マジで?
ちょっと図書館行ってくる
- 46 :
- >>44
今日読んできた
いやー韓国SFいつの間にこんなにレベルアップしてたんだ
ゴッホのほうはレムのメタSFとか泰平ヨンを思われる佳作で結構笑わしてもらった。
ロードキルは死体処理アンドロイド視点の村上龍っぽい主観垂れ流し小説で
文体が強烈ですごい迫力だった。
SFMでまた中国・韓国SF特集すべきだな
- 47 :
- 44だけど、楽しんでもらえたようで良かったわ。
中国と比べると韓国SFなんてまったくの未知だし、SFMでは一度アジアSF特集をやってもらいたい。
- 48 :
- >>8
「海底五万マイル」 著:グレゴリー・アダモフ 訳:工藤精一郎
原題は Тайна Двух Океанов ……両大洋の謎……かな?
1956年の作品で、講談社から少年少女世界科学名作全集とふくろう文庫の二度出版されてる
俺が読んだのは70年代で後者の方だったから、たぶん>>8が読んだのもふくろう文庫版ではないかな
- 49 :
- ここのスレタイいつも「脱亜入欧」って見てしまう
- 50 :
- ◇『時間はだれも待ってくれない』 高野史緒編
(四六判上製)/税込定価2,625円
三十年ぶりに日本に紹介される東欧SF、ファンタスチカの傑作集。
二十一世紀に入ってからの精華、十か国十二作品を、新進を含む各国語の専門家が精選訳出。
序文・各編解説・あとがき=高野史緒/解説=沼野充義
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488013394?mailmag
結構な値段だな
- 51 :
- 金無い(´・ω・`)
- 52 :
- 解説が何の訳にも立たない・・・
がっかりした。
深見弾は凄い人だったんだなぁと改めて確認した。
人材の劣化がはなはだしい。
- 53 :
- あ、もう出てるのか
- 54 :
- 10月27日刊
『南欧怪談三題』
非ヨーロッパ世界とヨーロッパ世界においてかなりの違いがある「怪談」のあり方。
キリスト教の一神教的万物支配から脱しつつかつルネサンスの理性万能主義にも圧されず、
限りある存在の人間と外界世界との間に忍び入る “不思議な物語”
――そのなかでも南欧を舞台にした怪奇譚三篇を選りすぐり、軽妙な文体で訳した一冊。
アナトール・フランス 「亡者のお彌撒」、プロスペル・メリメ 「ヰギヱのヴェヌス」、
G・T・ランペドゥーザ 「鮫人」 の3篇を収録。
(未来社 予価1890円)
- 55 :
- ヰギヱのヴェヌスってもしかしてイールのヴィーナスと同じ作品か?
- 56 :
- 現代はLa Venus d'Illeらしいが。
どういう訳し方をすればヰギヱになるんだ。
- 57 :
- あ、出版されてたのか・・・
いざ出ると何かためらう不思議
- 58 :
- 11月24日刊
ミハイル・ブルガーコフ 『アダムとイヴ/至福郷』群像社
毒ガスを使った世界戦争が起こり壊滅した世界でわずかに
生き残った人間と、23世紀の未来にタイムトラベルして見た
理想社会からの脱出、二つの未来劇。
- 59 :
- ブルガーコフか、良いね
- 60 :
- 『南欧怪談三題』買った。
ランペドゥーザ「鮫女(セイレン)」は池澤夏樹編『世界文学全集 短篇コレクションII』の「リゲーア」
A・フランス「亡者のお彌撒」は「影のミサ」「聖餐祭」などの題で訳されている話。
メリメ「ヰギヱの女神(ヴェヌス)」は「イールのヴィーナス」「ヴィーナスの人」と同じ話。
全作既訳あり。
しかも訳にクセがあって読みにくい。
- 61 :
- >>52
同意
松籟社の方がSFかどうか別にして期待できる
「東欧の想像力」続刊として、
スロヴァキアのサムコ・ターレ『墓地の書』、
おなじくスロヴァキアのドミニク・タタルカ『籐椅子』、
チェコのラジスラフ・フクス『死体焼却人』等を予定しています。
- 62 :
- 松籟社は異端の鳥復刊してくれたしなあ
ほんと有難い
- 63 :
- 週刊ブックレビューの939号で
田口久美子が『時間はだれも待ってくれない』取り上げてた
- 64 :
- 莫言が面白すぎる
蛙鳴は上下巻じゃないから小品かと思って読み始めたらやっぱり爆裂してた
- 65 :
- 莫言は文学畑の人だけに読まれるのはもったいないね
あんなに物語性に富んでるんだから
- 66 :
- 莫言ってSFだったのか。図書館で借りてこよ。
- 67 :
- SF的手法も使うが語りや主題は文学
- 68 :
- ユーラシア・ブックレット90 ロシア・ファンタスチカ(SF)の旅
宮風耕治 東洋書店 2006年
60ページ強の小冊子だが、ソ連・ロシアにおけるSF発展史について簡潔にまとめられている。
革命前のユートピア文学の系譜を受け継ぎ、革命直後の20年代に、文化的高揚の中で
ブルガーコフやザミャーチン、エレンブルグが登場した「第1の波」
スターリン時代、既に理想社会は建設されつつあるというイデオロギー的建前の中で、
未来予測が否定され、進行中の建設事業に目を向けた、50年代の特異な「第2の波」
(中国SFは草創期に、この時期のソ連SFの影響を強く受けている)
スターリン後、雪解けの60年代に、エフレーモフやストルガツキー兄弟に
代表される一群の作家群が登場した「第3の波」
80年代後半から90年代にかけて、ペレストロイカから民主化に至る中で、
「第3の波」の作家のセミナーで教えを受けたペレーヴィン、ヴェレル、
ポクロフスキーなどが現れる「第4の波」
この「第4の波」の作家たちは、日本ではペレーヴィンを除けば、ときたま短編が
雑誌に掲載される程度だが、ロシア本国ではもっとも人気のあるジャンルのひとつで、
フルタイムで活躍する作家が30人近くいる、とのこと。
これらの作家たちは、範をゴーゴリやブルガーコフ、ガルシア=マルケスなどに求め、
従来の「ナウーチナヤ・ファンタスチカ(科学幻想}という名称から「ナウーチナヤ」を外して
単なる「ファンタスチカ」を標榜し、英米SFとは一線を画した幻想文学的色彩の強い作品を
生み出しているそうだ。
さらに、この第4の波に続く現代作家として、ルキヤネンコをはじめとする、アメリカのSFや
ファンタジーに影響を受けた作家たちが、娯楽性の高い長編を書いている。
- 69 :
- ここら辺の作家って、もう日本語訳はあきらめているけれど
ペレーヴィン以外は英訳すらないよなあ
- 70 :
- ロシアSFってたいして英訳もされてないの?
- 71 :
- 中国で行われた華人星雲賞の授賞式レポートだと
http://togetter.com/li/215586
- 72 :
- >>70
作家によっては和訳の方が多かったりする。ペレーヴィンは良い訳がすぐに出るが。
で南米文学は圧倒的に英語だが、中国文学も和訳の方が多いかな
共産圏のを読むには日本語っていい言語なのかも
- 73 :
- ロシアSFは遍歴者賞を受賞したようなレベルのが普通にネットで全文ただで読めたりするから
ロシア語辞書見ながら読めば結構楽しめる
- 74 :
- あまり知られていないが、レジス・メサックという戦前に活動したフランスのSF作家がいる。
詳細はwikipediaの記事参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AF
牧神社から75〜77年に全3巻の全集が出されているが、もちろん絶版。図書館に置いてあるかもしれない。
クノーやヴィアン、セリーヌのような、フランス作家らしい独特の味わいがある。
- 75 :
- 現代フランスでもSFって書かれてるんだろうか。
- 76 :
- あるけど、人気はないな。
主流作家がSFっぽいのを書いて売れたりするのはあるけど
- 77 :
- フランスといえばロベール・メルルくらいしか思い浮かばない。
結構好きだった。
- 78 :
- SFに限っては、多分フランスより中国のほうが質も量も圧倒的に上でしょ
- 79 :
- フランスは昔から欧州SFの本場でしょ。
最近では文庫クセジュから出た『SF文学』がフランスの著者で
自国のSFについてもだいぶページを割いて紹介していた。
中国でもいろいろ書かれてるんだろうが、少なくとも「多分」で
圧倒的に上でしょと言い切るにはあまりに判断材料が少ないんじゃないか。
- 80 :
- 量は上だろうな
雑誌も何種類も出てるし。そもそも人口が20倍近い
- 81 :
- ロシア、日本、中国、モンゴルなどが、近代化するにあたって、
まず翻訳され、広く読まれたのがヴェルヌの諸作品だった。
科学思想の啓蒙に最適な本だったらしい。
- 82 :
- 発祥地のひとつなのに今ではあのざま・・・
- 83 :
- フランスは漫画の方は独自の発展を見せてるよ
邦訳も最近は結構されてる
- 84 :
- エペペと迷宮1000が面白かった。
必読リストを作った方、ありがとうございます。
- 85 :
- フランスは多分、普通小説自体が幻想に寛容だから
わざわざSF形態にこだわる動機付けが少ないんだと思うよ。
だから独自のジャンルとして商業的に成り立たないんだと思う
フランス作家のアポロ賞受賞作、アマゾンでもほとんど買えない状態だもんね・・・
- 86 :
- >>3
台湾SFの「台湾セクシュアル・マイノリティ文学[2]中・短篇集――紀大偉作品集『膜』」
これも加えるべきだな。軽くイーガン超えてるし
- 87 :
- 「神を見た犬」ちょっと懐かしい雰囲気の作品が多くて良かった
次は積読な「エペペ」を読んでみよう
>>86
たしかに貴重な台湾ものとして入れときたいけど
SFとしてはさすがにイーガンの方が上じゃないか?
何を期待するかにもよるんだろうが
- 88 :
- いや、イーガンはあそまで深くないぞ。
結構浅いレベルで悩んで終わる。
- 89 :
- 浅いレベルというか、イーガンは人間性や悩みを突き放すことも多いからな。
技術で変容する世界がテーマでもアプローチが違う。
文学っぽくはないけど、俺も狭い意味でのSFならイーガンだと思う。
非英語圏SFには、どちらかというと幻想味を求めてる。
SFらしいSFはやっぱり英語圏の方が強いと、
「時間は誰も待ってくれない」を読んで思った。
- 90 :
- イーガンは短編集を読んだらあまりの不快さに投げた
笑えないユーモアが充溢しているようにしか取れなかった
- 91 :
- 今日も胃癌信者が熱いなw
- 92 :
- SF小説は何時でも想像力の創造が広がるですよねー。
- 93 :
- ところでお前ら的にボルヘスてどう?
なんか、「欧米読者が求める南米のマジックリアリズム」を「はいこれです」って出してるように思えるんだけど。
もう半分以上頭の中は欧米人のように思えるし。
- 94 :
- ボルヘスはマジックリアリズムなの?
- 95 :
- マジックリアリズムはフォークナーやマルケスやラシュディや莫言で
ボルヘスやらカフカやら安部公房や残雪は幻想小説じゃないかな
ボルヘスに限らず、幻想小説からは地域臭はしにくいような
- 96 :
- ボルヘスにリアリズムの要素は全くないだろ。
マジックリアリズムはマルケスとかカルペンティエールみたいに
いりもしないディテールを執拗に書き込むタイプの作品を言うんだよ
- 97 :
- 犬の心臓
ミハイル・ブルガーコフ 著
水野 忠夫 訳
沼野 充義 解説
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309205878
ソ連邦成立直後のモスクワ。急死した男の脳下垂体を移植された野良犬シャリクが人間化し、ブルジョワたちを震え上がらせる。奇想と強烈な諷刺に満ちた、20世紀最大のロシア語作家の代表作。
- 98 :
- 犬の心臓 復刊するんだ。
これ面白いよ。
だけど沼野は解説ばかりでなかなかレム出さない。
何やってんだか・・・
- 99 :
- それは国書側の問題じゃないの?
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