無償のゲーム開発環境XNA Game Studio Expressで製作したゲームにも 対応しましたが、ゲームを動かすためにはXbox 360向けのバイナリを出力 できる正式版のリリースを待ってから、さらに有償のCreater's会員になる 必要があります。 XNA Game Studio Express発表時のマイクロソフトのコメントによれば、 いずれはXbox Live Arcadeなどを通じたアマチュアゲームの配布をおこない 「ゲーム版YouTube」を目指すとされています。 http://japanese.engadget.com/2006/10/30/xbox-360-1080p/
まず必要環境について若干注意が必要だろう。ダウンロード・ページでは、 XNA Game Studio Expressベータ版のインストールには以下が必要だと されている。 ・Windows XP Service Pack 2 ・DirectX 9.0cおよびShader Model 2.0以上に対応したグラフィックス・カード ・Visual C# 2005 Express Edition(以降、VC# Express)*1 *1 Webインストーラを使用してVC# Expressをインストールすると、30日以内に アクティべーションが必要だが、ISOファイルをダウンロードしてインストール した場合にはアクティベーションは必要ない。 特に注意してほしいのは、Visual Studio 2005の上位エディションがインストール 済みであっても、新たにVC# Expressをインストールする必要があることだ。 なお、基本的にVisual Studioの上位エディションとExpress Editionは同居可能 とのことである。 筆者は日本語版のVC# Expressを追加でインストールしてみたが、いまのところ 特に言語に依存する問題は起きていない。 また、Shader Model 2.0以上に対応したグラフィックス・カードというのがネックに なるかもしれないが、FAQに書かれている最低条件ではShader Model 1.1以上と なっており、実際、付属のサンプル・ゲームはShader Model 1.1で動作する。
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なお、XNA Game Studio Expressに付属するXNA Frameworkを、 Managed DirectX(以降、MDX)の代替としてのみ使うのであれば、 特にShader Model 2.0にこだわる必要はない*2。 ただし、はじめの一歩でつまずきたくないという人は、なるべく Shader Model 2.0以上のハードウェアを入手しておいた方が無難だろう。 *2 XNA FrameworkのGraphicsDeviceクラスからは固定機能処理に 対応するプロパティやメソッドがかなり削られてしまっているが、 エフェクト・ファイルを使用すればこれらの機能にもアクセスできる。