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2012年6月ほのぼの413: 新ジャンル『男友達→転生→な養子』 (278)
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新ジャンル『男友達→転生→な養子』
- 1 :09/11/23 〜 最終レス :12/05/27
- テンプレ
男「はあ、今日も残業。 明日も残業……ホントサラリーマンは地獄だぜえ……」
「おい」
男「ん?お嬢ちゃんどした?」
「俺だよ俺!」
男「こ、こんながオレオレ詐欺を!? 日 本 終 わ っ た な」
「だから俺だって! ほら、幼馴染の友だよ!」
男「……はあ?」
「あーもう、事情は後で話すから! とりあえずお前んチ泊めてくれ!」
男「ちょっwwwww」
■まとめWiki
http://www18.atwiki.jp/dmsul71n0/pages/11.html
- 2 :
- 幼友or
男の親友。
事故により死亡、前世の記憶を持ったままに転生する。
孤児になり施設に預けられるが、暇だったという理由で脱走。
脱走している最中に偶然男と再会し、そのまま男の養女になる。
現在は洗濯など家事をこなしつつ保育園児として生活している。
いじめっ子のガキ大将をシバき倒す強い気質の持ち主。
超が付くほどの負けず嫌いでもある。
怖いもの(ホラー等)が苦手、という弱点がある。
男
友の父親になる。
結婚したことも無いのにコブつきになってしまった人。
企業戦士。
愛がいっぱい。
本人曰く、ロリ属性は無い。
本人曰く、どどどちゃうわ!!!!111111
AT限定免許でペーパードライバー。
前世
男の親友。
当時の彼女にプロポーズする前日に事故死。そしてに転生する。
元バスケ部。
「俺の名前を言ってみろ」
同僚(女
家庭的。
男に脈あり。
幼友のライバル兼母候補。
コスプレ好き(スイッチが入ったらもう止まらない)。
- 3 :
- ↓チャリ助
- 4 :
- ちゃとらん
幼友に拾われた猫。
同僚(女)の元で家猫中。
黒リボン
生まれ変わり2号。
元社長。
綾波属性。
幼友と同じく転生少女。趣味は経営と読書。
転生前に弟(現父)に殺されたため、復讐を誓っている。
園児A
幼友の女友達。
純真。ツインテール。
巨なる星の下に生まれた子。
Aの姉
腹黒。
オカルトマニア。
Aママ
特盛りっ!!
誰もが羨むないすばでー。
園児B
ガキ大将。
幼友に惚れる。
後に池面。
- 5 :
- 保母
最初のヒロイン候補。
ヒロインスピンアウト。
ヒロイン復帰を狙ってます。
園児其の他
性別すら定まってない。
友元カノ
唯一の常識人(かもしれない)
未だに友(前世)が忘れられない様子。
男母
男の母親。
人の話を聞かない。
孫(幼友)が出来て感動。お祖母ちゃんと呼ばれて大感動。
「あらあらあらあらあら〜」
男父
権威主義に凝り固まって物事が見えてないバカ(男談)。
男を出来損ないに認定している。男と犬猿の仲。
実はツンデレ。
黒父
黒リボンの実父にして黒リボン前世の弟。
大企業の社長。
黒リボン前世を策謀により抹殺したらしい。
以外とイイ人。
- 6 :
- 秘書
攻略ヒロイン候補?
仕事第一主義。
心根は優しい様子。
店員A
フリル好き。
デパ嬢
俺達に出来ない納得の仕方。
そこに痺れる憧れるぅっ。
バーボンランド着ぐるみの皆さん
お仕事ご苦労様です。
打倒! ネズミー王国(ランド)!!
嘘を嘘と見抜いてなお騙される、そんな気概のある人だけが楽しめる!
ネタと釣りに満ちた、新感覚アミューズメントパーク!
「バーボンランド」に勤める釣匠集団。
変質者
殴られた。
捕まった。
アリーヴェデルチ。
たぶん服役中?
プリキャラ
アニメ番組。大きいお友達から幼児まで大人気。
現在は『フラッシュフレッシュ』が放映中。前作は『マックスヒート』
『マックスヒート』の方が人気があるとかないうわなにをすr(ターン)
- 7 :
- テンプレ終了!
- 8 :
- 児童ポルノ所持疑惑で通報しました
- 9 :
- 妄想し過ぎですね、お薬出しときます
- 10 :
- チャリ助
↓
∧__∧
/ \
| (・) (・) |
| ⊂⊃ | ‥‥‥‥。
| _人_ |
\ /
∧__∧ =ャ=ャ
/ \ =ャ=ャ =ャ=ャ
| (゚) (。) | =ャ=ャ
|┌ ⊂⊃ ┐| =ャ =ャ=ャ=ャ
| \___/ | =ャ=ャ =ャ =ャ
\ \|/ / =ャ=ャ =ャ=ャ
このスレは2ch厨のチャリ助に監視されています
注意しましょう
- 11 :
- 新スレ乙!
さぁ、書き手の皆さんを待つか。
- 12 :
- 乙!
前スレのログ持ってる人いませんか。
- 13 :
- >>11
> 新スレ乙!
> さぁ、書き手の皆さんを待つか。
- 14 :
- >>12
http://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/59693
- 15 :
- 他人任せしか来ないならこのスレは落ちる
- 16 :
- >>14
12です。Thx.
>>15
文章は書けないんだ、ごめん。
- 17 :
- >>16
じゃあなぜ立てたんだよ
前スレ知らんから書けないぞ
- 18 :
- 幼友「なあ我が父よ」
男「なんだ我が娘よ」
幼友「未だ一つも俺たちが出るレスがないなんてこのスレの状況は大丈夫なのか?」
男「大丈夫じゃないだろう。これを書いてる奴だってド素人の頭で書いてるんだ」
男「とりあえずいつ出番が来ても大丈夫なように自分の今の状況でも思い出しとけ」
幼友「今の状況も何もこの話書く奴によって時系列バラバラじゃねーか」
男「それもそうだが。まあ、準備しとけってことだ」
幼友「最初からそう言え。わかりにくいわ」
男「さっき言っただろう。ド素人の阿呆が書いていると。そしてその阿呆は無理になったらしくここで終わらせるらしい」
幼友「マジでか」
ほんとすいませんでしたorz
- 19 :
- 書き手来ないな・・・
- 20 :
- いや>>18も立派な書き手だと思うぞ
- 21 :
- 自演乙
マジ落とせ
- 22 :
- >>21
自演じゃないから・・・なんでそんなに落としたがる?荒らし?
- 23 :
- tesu
- 24 :
- こんちわ。面白そうなんで、ちょっと書いてみます。
いいですか?
少しずつ、うpでおk?
- 25 :
- 12月13日午後13時32分
男「ううっさみい〜」
アパートの窓から外をながめる。静かな住宅街は灰色にくすんで見えた.....
(雪が降るかもしれないな....)
「おい男、珈琲でも入れろよ。」
いつの間にか、背後にがいた。
男「うわ...びびった。何だよ、ゲームしてたんじゃなかったのか?」
「死んだ。ダメだ、あれ。糞ゲーだぞ」
男は眉間にしわを寄せた。はハッとして、慌てて言い直す。
「あのゲーム、難しくて....クリア出来ない....」
男は小さくため息をついた。
台所の床はヒヤリと冷たい。男は珈琲の用意を始めた。
(のヤツ、自覚が足りないな。おまえは今、幼稚園児だっつーの.....)
普段の言葉使いは、無意識に口をついて出るモノだ。あの調子では外でボロがでてしまう。
そんなことになったら.......
親 で あ る オ レ の 責 任 !!
「そんな事考えてたのかよ.....」
男「ひゃいっ!」
- 26 :
- なんぞこれ
- 27 :
- 同日午後14時40分
同僚女は足早に駅へ向かっていた。(あ〜失敗した!間に合うかなあ)
寝坊したのだ。10時過ぎに目が覚めケータイを確認した時、彼女の頭には1日のスケジュールを
調整するコマンドがずらりと並んだ。
次の瞬間にはもう、パジャマを脱ぎ捨てていた。熱めのシャワーをあびる。
洗濯機を回し、アールグレイの茶葉をポットにいれながら新聞に目を通した。
トーストとオムレツで朝食を終えた時、時刻は11時半を回っていた。
(どうしようか......)
彼女は買い物に出かけるつもりだった。しかしこれから掃除をして、洗濯物を干し、
身支度を整えるとどうやっても2時を過ぎてしまう.....
それを思うとなんだか億劫になった。今日はこのまま、家にいようかしら......
その時ふと、テレビの音が耳に入った。
『バーボン!ボンボン!バーボンラン〜ド〜♪楽しいうれしい夢の国〜♪』
バーボンランドのCMだ。おおきな目の着ぐるみ達が、キレイに並んで踊っている.....
背景では花火が上がり、イルミネーションがきらきらと宝石のように輝いている。
「あ...」
同僚女はブーツの底をカツカツと鳴らしながら、駅の階段を駆け下りていた。
そのインスピレーションは彼女の脳内を満たしていた。
ふわふわのコットンドレス、ひるがえるレース、おおきなリボンー 踊る着ぐるみ達.....
「ふふっ...」思わず笑みがこぼれる。待っててね、ちゃん......
- 28 :
- 同日15時5分
ちりん......
首輪についている小さな鈴が、かすかな音色を響かせる。
ちりり....
主人は出かけたようだ。
ちゃとらんはひたひたと居間を横切った。ベランダのガラス戸は、施錠がしっかりとされている。
しかし.....
かすかな羽ばたき音がして、手すりに一羽のカラスが舞い降りた。
ちゃとらんはガラス越しにカラスをにらんだ。
カラスもちゃとらんを見つめている。
太陽は厚い雲に隠れている.........
- 29 :
- 同日21時40分
ガシャー.... 風呂場のガラス戸が開き、白い湯気がもれる。
男はぱりぱりに乾いているタオルを手に取った。柔軟剤のやわらかな香りにほっとする。
男「ふうーっ!......おい、風呂あいたぞ〜!はいれよ。思ったよりいいぞ、ゆず湯。」
返事が無い。(?)男はパジャマの上にフリース生地のパーカーを羽織った。居間の戸を開ける。
男「おい.....あ」
コタツの向こうに小さな背中が見えた。はテレビの前で眠りこけていた.....
男「おーい....?寝ちゃった.....?」
そっと声をかける。しかしは動かない。かすかに寝息が聞こえる。
(しかたないな......10時だもんなあ)
男はを起こさないように、ゆっくりとコタツからひっぱり出した。
意外に起きないもんだなあ..... 男はそんな事を思いながら、を抱きかかえて子供部屋へ
向かった。四畳の部屋に、中古の二段ベッドが置いてある。下の段に敷いてあるふとんへ、を
おろした。 (ぜえ...ぜえ...こいつ重くなってないか?)せっかく風呂に入ったのに、うっすらと
汗ばんでしまった。に布団をかけてやる。眠りは重いようだった。まぶたが細かく震えている。
「インフルエンザにかかるなよ......めんどくさいから」男は思わずつぶやいた。
すると、その声に反応するようにのくちびるが動いた。
「うっせえんだよ....ボゲがあ.......」 むにゃむにゃ.....
カチャン...カタカタ 冷蔵庫から、冷えたビールを1缶取り出す。
男はコタツに入ってニュースを観ながらそれを飲み..............ちょっと泣いた。 おーん!
- 30 :
- うん面白い
だが誰得?書いてる時間を勉強や仕事や睡眠に使おうとか思わないの?
- 31 :
- ああこいつ単なる荒らしか
- 32 :
- おはようございます。荒し認定....!!がーん!!
前のスレを知らないので、空気を壊したようですね......
ちなみに仕事はしてますヨw 今日は午後からのシフトです。
日曜は休みなので、遊んでました。
お目汚し、申し訳ありませんでした。楽しかったです。 失礼します。
- 33 :
- >>32
ああいやいや、あなたじゃなくて>>30が荒らしなんじゃないかって事
むしろあなたはどんどん書いて!!
- 34 :
- 前の設定しらんけど書いていい
- 35 :
- 詳しい設定はまとめWiki読めばわかるよ。
まぁ、登場人物全員知ろうと思ったら結構読まなきゃいけないけど。
2スレ分ぐらい?でもかなりおもしろいから読んでみてくれ。
俺は日曜日の午後をほとんど使って全部読んだ。
以上>>18でした
- 36 :
- これは板違いじゃ?
- 37 :
- こんばんは。
>>33 すいません、私の勘違いでしたか.....(^^;)ホッ
>>35 まとめWikiをちょっとのぞいて来ました。おお!おもしろい!
しかしけっこう量がありますね.....時間のある時に、じっくり読んでみます。
>>36 まあまあ....お遊びですよ。気にしない、気にしない........
- 38 :
- あ
- 39 :
- 12月15日21時50分
男はコタツに入ってぼんやりとテレビを観ていた。年末に多くみられる特番だ。
3人組の歌手が、派手な重低音で歌っている...........
は隣でクロスワードパズルを解いていた。たまにミカンを口へ運ぶ。
≪〜♪≫
「ん、鳴ってんぞ。」
男「.....うん?メールだ....。」
男はのろのろとケータイへ手を伸ばす。「....わあビックリ、黒リボン父からだ!」「!」
男君、さん、今晩は。
突然だが12月25日の予定はおありだろうか?
もし不都合がなければ、身内だけのささやかなパーティにご招待したい.......
男「黒リボンちゃんの友人としての、招待みたいだな......。どうする?」
「行かいでか!!おまえもどーせ予定なんかないんだろ?!飯食いほーだいだッ!!」
男「う...んー....おまえとケーキを作る位は考えてたけど....ケンタッキーでも用意して。」
はバンザイのポーズで固まった。
「..な...なんか.....ごめん....」
男「うん...」
こんな感じで話は決まった。25日まであと10日.......。
この時二人は夢にも思っていなかった。まさかあんな事に巻き込まれるとは...............
- 40 :
- 12月16日正午
あるオフィスの一角に、男はいた。午前の会議が終わり、プレゼンの成功を噛み締めながら
プロジェクターを片付けている時だった。「あの.....男さん?ちょっといいですか?」「?」
同僚女「はい、熱いので気をつけて下さい。」カフェコーナーは人気がなかった。
彼女はそう言いながら、珈琲のカップを男に手渡した。湯気の立つ珈琲メーカーは、芳香を放っている。
それは高揚した男の脳に、シャープに染み渡った...........
男「ああ、ありがとう。」男はブラックの珈琲を一口飲んだ。いつもの珈琲なのに、今日は特別
うまい.......ような気がする。
同僚女「....ちゃんは元気ですか?」
男「ん?ああ、おかげさまで元気いっぱいだよ。.......困っちゃう位に。」
同僚女「?」
男「いやあーははは!何でも無いよ!元気、元気!」
男はあわてて片手をひらひらと振り、空気を変えようとした。
は昨夜、クリスマスパーティの招待を受けて大騒ぎだったのだ。しかしそこで問題が。
男(さて、どうするかなあ.....へそくりに手をつけるしか.....クソ〜しかたないかー.....)
同僚女「...さん?男さん?どうしました?」
男は同僚女の声で、我に返った。「あ..ごめんごめん。それで?話って何かな?」
同僚女「うふふ....じゃん!!はいっ、ちょっと早いけれどクリスマスプレゼントです!」
同僚女はそう言うと、大きな紙袋を男に見せた。「!!僕にっ?!」
- 41 :
- 「あっ...」
「!」
男は一瞬で理解した。彼女の顔がこわばったのだ。これは俺にではなくて.....
男「にもらっちゃってもいいの?うわあ!あいつ喜ぶよ!」
一世一代の切り替えだった。ワンテンポののち、同僚女はほほえんだ。
小さく手を振って、同僚女は廊下の向こうへ消えた。
男「......昼飯食いに行かなくっちゃあ......」
男は誰に言うとはなしにぽつりとつぶやき、残っていた珈琲を飲み干した。
とぼとぼと食堂へ向かう。大きな紙袋を抱いたまま..........
- 42 :
- 12月17日午前0時17分
男は鍵穴に鍵を差し込み、しずかに回した。
カチリ....と軽い音が一瞬響く。
辺りは静寂に包まれている。こんな時間だ、無理も無い。
居間のコタツの上に夕食の用意がしてある.........
男はきまり悪そうに、頭を掻いた。
残業はいつもの事だが、さすがに今日は遅すぎた。 足音を立て無いようにそろそろと
子供部屋へ向かう。....と、ドアの隙間から明かりがもれている。(!まだ起きている?)
男はドアを開けた。「!!」いない。ベッドにの姿は無い。明かりは煌煌とゆれているが
せまい四畳の中には生命の気配がなかった。(どこに...?!)押し入れを開けるが、中は空で
うっすらと埃がつもっている。
トイレにも風呂場にも台所にも、の姿はない.............
(どうする?!警察に....いや、...........待てよ....?)
- 43 :
- いた。居間の隣にある、男の部屋。そのベッドの上に。
は男のふとんに包まって、眠っている...........
男はコタツに入って遅い夕食を食べた。テレビのニュースは明日の天気を伝えている。
- 44 :
- 同日10時7分
粉雪が舞っている。厚い窓ガラスの向こうには、森のような庭が広がっている。
こまやかに整えられたブリティッシュガーデン..........
黒リボンは窓辺にしつらえられた、布ばりのソファーに座っていた。
室内の暖炉には、くべられた薪が赤々と炎をあげている。
壁に並んだ書架にその光が映しだされ、赤い光がカーテンの様に波打っている。
黒リボンは庭を眺めていた。
しかしその目に風景は映っていない。薪の爆ぜる音が、時折静寂をやぶる。
運ばれた紅茶はすっかり冷えて、写真のように置かれたまま動かない。
黒リボン「ごめんね...........」
雪は世界の音を吸収するかのように、降り続いている......................
- 45 :
- おしまい
- 46 :
- 同日17時58分
「パパア〜!!おかえりい〜!!....どう?お姫様にみえるう?」
男は『ただいま』を言う間もなくうなだれた。自宅アパートに着きドアを開けた瞬間、
目に入ったのはー.......床にちらばった紙袋と、真っ白なの姿だった。
「いやーしかしスゲータイミングだよなあ〜!同僚女、GJ!!」
レースが幾重にも連なったパーティドレスをまとって、はあきらかに.....
男「浮かれてるな、お前。」 「は...?」
はきょとんとしている。
男は頭を振って、にやりと笑った。は怪訝そうに男をみつめる。
男「じゃあせっかくだし写メを撮って、同僚女さんに送ってもイイカナ?」
「お!そうだな!まて!髪をとかす!!」はパタパタと洗面所へ駆け込んで行った。
男(...........あいつ.........女っ気が出て来たな..........)
男は去来した複雑な思いの中で、ただ一人立ち尽くした...............
『幼友.....お前、まだそこに居るか.......?』
- 47 :
- 注釈※白いパーティドレス.............の推定身長を108センチとしてデザイン。
(イメージ) ヴィクトリアンドレスをベースに、シフォンレースを
ふんだんに使ったもの。胸元と腰回りにりぼんモチーフの
スタックあり。白と表記しているが、ややイエローがかった
コットン生地が大幅をしめる。
- 48 :
- 完
- 49 :
- >>45
>>46
しつこい荒らし
必死すぎ
んで支援上げ
- 50 :
- 間違った
>>46じゃなくて>>48だわ
- 51 :
- バンチだろ?
- 52 :
- >>47
ちょっと引く
- 53 :
- おはようございます。
>>52 (((^^;)))ご...ごめんなさい。つい。 私、女なのでお洋服は.....ゴニョゴニョ
(^^).....がんばってちょこちょこ書いていきます〜!支援トントン☆です♪
- 54 :
- 12月19日午前0時9分
高層マンションの、ある部屋...................パソコンのキーをたたく音がやんだ。
秘書は椅子に座ったまま、大きく伸びをした。肩甲骨がくぼみをつくり、筋肉に締め上げられた
血管が血液を脳へ押しやる..... 「んん〜.........ぷはあー...!」首のうしろがジンジンと痛んだ。
最近肩こりがひどい。秘書はメガネをはずすと、机の隅に置いたポーチから目薬を取り出した。
(鍼を試してみようかしら.......でも年内は時間がないし....まったく)
目薬はじわりと滲んで画像を歪めさせた。パソコンのディスプレイには、社長のスケジュールが
並んでいる。(パーティ....ね。親バカねー)クスリ....と笑みをもらし、シャットダウンにかかった。
準備は万端だ。何の抜かりも無い。よほどのイレギュラーが起こらないかぎりは...............
- 55 :
- 同日11時21分
男「噛むんとふにゃんにゃん、にゃんにゃにゃ〜ん♪」
男は鼻歌を歌いながら、洗濯ものを干して行く。居間の窓から差し込む陽光は、ほのかに暖かい。
男「いい天気だなあ...洗濯モンが乾きやすくて、助かるぜえ〜♪」
「主婦かっ」男が振り返ると、が台所から昼食を運んでいた。
男「オマエモナー」「あ...あーハイハイ」
男「.............。」「............。」所帯くせえー.......
コタツにはいって二人はうどんをすすった。湯気が昼の光にゆらめいている。
テレビのチャンネルはBSだ。番組の案内が放送されている。男「ん」「おー...」
テレビ≪BS!≫男「はたちい!!」「どきどっき!!」
- 56 :
- 同日19時50分
その部屋は、電灯が灯されないまま夜を迎えていた。
カーテンの隙間から室内へ入り込むかすかな月明かり.....
どこからかテレビの音が聞こえる。いや、ラジオだろうか?.....人の笑い声だ.....
部屋に敷かれた絨毯の上には、雑誌や文庫本、ほかに様々な種類の紙が散乱している。
新聞やチラシ、コピー用紙.........折り紙.........足の踏み場も無い。
その女は床に座って、ベッドに背をもたれ、虚ろな眼差しで宙を見つめている................
- 57 :
- 同日20時10分
「......う〜...?あれ...俺、寝てたか。」 は小さくあくびをした。どうやら夕食のあと
コタツで居眠りをしていたようだ。テーブルに顔を押し付けていたらしく、右の頬が痛い。
(なんか変な夢をみたような.......?....まあいっか)
「んんと今何時.....えええ?」言いながら隣の男に目をやって、は驚いた。
男「い....犬が....っ..!犬がああああ.....!!」
「号泣うっ?!.....あ、テレビ観てたのか。」
男「すげえーーすげーーーよーーーー」ずびーっと鼻をすする。
「いやいやいや、お前がスゴい事になってんぞ?鼻をかめ!」
はティッシュボックスを男に投げつけた。苦笑する。(困ったパパだな)
夜は更けて行く...........
- 58 :
- 保守アゲ。
- 59 :
- 12月20日14時20分
変質者「やはし、これで決まりです!」タン.とリターンキーを打つ。
パソコンのデスクトップが、猫からかわいらしい少女のアニメ画に変わった。
せまい洋室は白いカラーボックスが一面を占め、まんが本が几帳面に整頓されて収まっている。
その隣面はガラスのキャビネットが1台置かれ、中には蛍光灯でライトアップされたフィギィア達が
さまざまな表情を見せていた。変質者は何事をか、ぶつぶつとつぶやき、たまに笑いを漏らしながら
パソコンデスクに向かっている。ソファーベッドにはうす汚れた抱き枕。窓際には1メートル程の
パキラの鉢植え。薄暗い部屋に、その葉がきらり....と光った。
- 60 :
- E N D
- 61 :
- 勝手に終わらせんな荒らし携帯厨
自分のペースで書いてくださいね!
変質者って…あの変質者?w
- 62 :
- だろうな
まさか再び出番もらえるとは思ってもみなかっただろうw
- 63 :
- こんばんは(^^;)
>>61 ありがとうございますー!うまくオチをつけられるといいんだけど.....(^^;)
>>62 ......実は前ログをまだ読んでいません......読んできます!なんかごめんなさい〜
- 64 :
- >>63
何回も書き込みするなら通りすがりでも何でもないだろ
- 65 :
- おはようございます。
>>64 (^^;)あっ!そうですね。じゃあ名前をつけます。
好きな漫画家さんの名字をもらおう.....♪
- 66 :
- 12月23日11時49分
都心.....高層ビルが立ち並んでいる。整備された道路に、街路樹の影が落ちている。
空気は井戸の底の様に冷えていて、歩くサラリーマン達の鼻を赤く染めあげている。
社長室の空調は22度。寒くもなく、熱くもない..........
黒父「準備は済んだかね?」
秘書「はい。ツリーの飾り付けも終了しました。サービススタッフは今夜から入って、
最終チェックを行います。今の所なんの問題もありません。」
黒父は、黒光りするオーク材の大きなデスクに着いて、その精度を測るかのように
指先でコツコツとはじいた。
黒父「結構だ。....私の出発は?」秘書「明日、24日15時の予定です。」
秘書はいくらかほほえんで、静かにそう告げた。
- 67 :
- 糸冬了
- 68 :
- ミラクル高僧 チベットちゃん
だな?
- 69 :
- 私は君がうらやましい。
君はきっと私がうらやましい。
だってそこは闇の世界
君だけが行ける場所
私はじっくり道を造ろうと思う。
不安定な通路をきちんと安定させる
そして好きな時に行き来する
出たらきちんとドアを閉める
誰も入ってこれないように
そうさ そこは新しい世界
私だけが知る場所
夜があけると静かな世界に私の悲鳴がこだまする
- 70 :
- >>1
半年ROMってから出直せ。
- 71 :
- >>66
ちょw自演を自ら暴露するようなことしてどうするwwwwww
- 72 :
- 12月24日 クリスマス・イヴ
「.....。」
は腕組みをし、正座のまま、目の前に置かれた箱を注視している。
いつもの居間。いつものニュース。いつものヒーター。ケトルのお湯は沸いている。
箱は緑色の包装紙でていねいにラッピングされ、赤いりぼんがかけられている。
は寝起きのジャージ姿のまま、かれこれ30分はこうしていた。
(......クリスマスプレゼントだよなあ....これ) 8時にが目を覚ますと、枕元に
この箱が置いてあった。男の姿はない。朝食の用意は出来ていた。
ゆっくりと意識が覚醒していく......視覚は寝具をとらえ、触覚はそのやわらかさを、
嗅覚は巣の安心感を脳に伝えた。次の瞬間、視覚が見慣れないモノをつかまえた。
箱だ。
気がついた時、の脳裏に映ったのは............
「サンタクロース。」
- 73 :
- 同日
男は慌てていた。携帯の充電を忘れていたのだ。(まいったな.....コンビニに寄らなくちゃ)
コートを手に席を立った。窓の外は日がさしている。いい天気だ。
オフィスは閑散としている。クリスマス休暇に入っている者がいるからだ。部署の一部は
省エネのため、明かりが落とされている。男は足早に廊下を進んだ。今日の勤務は昼まで。
午後から男も休暇にはいる。仕事初めは(3日から.....その間に、ええとーあのファックスを
送って、荷物は11時に着くはずで......)男は歩きながらコートに袖を通した。手袋を取り出そうと
ポケットに手をやる...... (?)硬いものが当たった。(あれ?何だっけ?)
小さな箱が出て来た。白い包装紙、細く赤いリボン。
男「.....えっ?」男はぽかんとして、正面玄関のロビーでたちどまった。(?!....しか....
出来ないよな?うわ...いつの間に)男はこめかみを軽く掻いた。自然と笑みがこぼれる。
- 74 :
- 同日 正午
「....はいい?」男≪右京サンの物真似はいいから。≫
は食べかけのあんぱんを片手に、ケータイを持ち直した。
男≪いいか?もう一度言うぞ。2時までに一泊分の用意をして、戸締まりをしておいてくれ。
大家さんには連絡をしておいたから......ガス栓締めてな!カーテンは引いてくれ。
俺の部屋のクローゼットに、キャリーバッグがあるだろ。黒いやつ。そいつにお前の荷物と
俺のと、詰めてな?適当でいいから!≫ 男は歩きながら話しているようだ。やや興奮気味に
まくしたてる。はうろたえた。
「ちょ...っ待てよ!明日のパーティはどうするんだ?一泊ってどこに?!そこを先に説明しろよっ」
男≪黒父の秘書さんから、案内のメールが来たんだ。≫「それで?」
パーティが行われるのは25日、黒家の別荘で。そこは某山の中腹にある。パーティの参列者には
送迎の車を出す予定だそうだ。.....ところで某山といえば?
「某山スキー場があるな。」男≪ぴんぽーん!≫
(えーと.....)「つまり」男≪別荘はゲストルームが8室もあるんだってよー≫
もう使える様にしてあるんだってよー ほら、酔いつぶれて帰れない客のため?みたいな?
そんでお前はスキーしたさに、前乗りで別荘に泊めろなんてあつかましく頼んだのかあああああ!
は切れた。男はびびった。
男≪いや...黒リボンちゃんの提案らしんだけど.....okって言っちゃったぞ。まずかったか?≫
「え」 つかの間の沈黙が、二人の空間をつなげた。
- 75 :
- 「と...とりあえず切るぞ...。2時に迎えが来るって事なんだな?」
男≪ああ、そうだ。こっちは途中で拾ってくれるってよ。悪いな、いきなり≫
「ホントに急だな。あの秘書らしくもない」
男≪...........ごめん。ケータイの充電忘れてた。メールは昨日の朝に着てたみたいで......さっき
連絡をしましたああああ≫
「お・い!」
は男の部屋に入り、クローゼットを開けた。キャリーバッグを取り出す。
(........プレゼントの礼、言えなかったな)のほほが、ぷくりとふくらむ。
耳たぶがほんのりと赤らんだ。
男「ぶっ...ふえっくっしょいいっ.......う〜....あ。に礼を言うの忘れたっ!」
- 76 :
- 同日
あたたかい.......お湯に浸されているかの様な感覚...............
やわらかな空気が、光る粒子をまといながら辺りを漂っている..........
(............?くらい。)
目が覚めた。体が重い。
ふわふわと揺れていた意識は、覚醒の瞬間、急速に現実を飲み込んだ。
見えていたはずの光が、暗闇に溶ける。
は身じろぎもせずに、目が闇に慣れるのを待った。遠くかすかに人の気配がする。
ほっと胸をなでおろす。徐々にまわりの様子が見えて来た。
(??ここは......ホテル...か?)はそろそろと半身を起こす。
ダブルベッドのようだ。驚いたことに天蓋がついている。...と、正面の壁に暖炉がみえた。
「マジかよ......」は軽い羽毛の毛布をはぐと、はだしのままベッドを降りた。
- 77 :
- メイド「男様、用意が出来ました。どちらに御持ちいたしましょう?」
男は声に気がつくと、あわててメイドに駆け寄った。
男「ありがとうございます。俺が持って行きますよ。」
メイド「はい、わかりました。」
メイドは会釈をし、ワゴンを男に引き渡した。男はそのままワゴンを引き、エレベーターホールへと
向かった。(しかしすごいな....これが個人所有の屋敷だってんだからなあ.....)
カラカラと音を立てるワゴンは、それでも滑る様に動いた。古い物のようだが、手入れが行き届いている。
ホールに出た。ボタンを押す。エレベーターに乗り込みホールに向き直ると、扉がしまる直前....
廊下の先に続く玄関ホールの、瞬くライトが見えた.....
- 78 :
- はようやく電灯のスイッチをみつけた。カチン...と聞き慣れない音とともに、明かりがつく。
(...何だ?ずいぶん薄暗い電球だな.....わざとか?)
濁ったオレンジと赤褐色の色合いが、茫洋とした部屋の度合いをいっそう強めている。
深い毛足の絨毯に、はだしの白さが目につく。(ん?)はぎょっとした。
コツコツ.... 誰かがドアをノックする。
男「......起きてる、かな?......」 男は音を立て無いように、ドアノブをゆっくりと回した。
「てめえ......」男はひゅっと息をのんだ。
男・『なんだこの格好は?!』 そのネグリジェはゆったりとしたデザインだった。
首回りはレースに細い刺繍があり、ピンクのりぼんがついている。そで丈は7分、裾まわりは
長めでヒザが隠れていた。しかし.....
「おんまえ、いつからこんな趣味にっ!つーか人形でも買って、自分の部屋で楽しんどけよお!」
男「ちがうちがうがう!メイドさんが....!」
「メイドお?!てっめー俺をどうするつもりだー!!」
- 79 :
- 15分後、説明は終った。
が振り回した枕から、もれた羽毛が舞っている。
「............ごめん。お前が着せたんだと思って.....」照れくさそうに小さくうつむく。
男「だいぶ慣れたけどさ。、いや幼友。お前はもうちょっと人の話を聞こうぜ。頼むから。」
は大きく目を見開いた。男はそれに気づいたが、スッと視線をそらして運んで来たワゴンを
指差す。男「軽く食おうぜ。4時にスキー場でカレー食ったっきりだったろ?」言われてみれば
腹がすいている。は頷いた。
迎えは2時きっかりに訪れた。音も無く現れた新車の様なブルーバード。
駅前で男と合流し、車はそのまま某山へ走った。スキー場に着いたのが3時すぎ.......
世はクリスマスという事もあって、かなりの人出だ。カップルや家族づれ、学生の団体もみえる。
男はスノーボード。はハーフスキーを選んだ。ウェアもすべてレンタルだ。
「お前転びすぎじゃねえ?」男「おかしいな......前は結構いけてたはず....」
休憩をはさみながら4時間程楽しんだ。
- 80 :
- 暖炉の炎は勢いよく踊っている。生まれた黒煙は煙突の奥に吸い込まれて行く.........
窓は高い位置にある。見えるのは星のちらばる冬の空だ。
部屋にはささやかなティーテーブルがしつらえてある。男はワゴンから皿をいくつか移した。
スープ、スコーン、プチフール、イチゴ、オレンジに..........
「おかゆ?」男「寝る前にあんま食うと駄目だろ?ミルク粥だってさ。」
二人は黙々と食物を口へ運んだ。.......その時、ふと思い出したように男が言う。
男「そういえば黒父も、もう来てたぞ。さっき挨拶は済ませたよ。黒リボンちゃんは明日
くるんだってさ。」「そっか。」
.....なんとなく気まずい空気が流れる。(どうしたんだ、俺は。なんでこんなにショックを受けて....)
男が突然を抱きかかえた。「ふえっ...?え?なに!どした?!」
そのまま廊下に出る。廊下は思ったよりも暖かい。暖房設備は暖炉だけではないようだ。
ドアを出て、廊下を左へ進む。すると右側に吹き抜けが現れた。「!!!」
階下へ壮麗な階段が、らせんを描いておりている。その先にーーー
- 81 :
- 5メートルはあろうか。
クリスマスツリーだ。
赤や青のミラーボール....プレゼントを模した小箱.....白とピンクのキャンディー......
点滅するライト.....金と銀の綿雪........ジンジャークッキー.......スノウマン......
は男に抱えられたまま、その光景に飲まれていた。
明かりの落とされた玄関ホールに何色ものひかりがまたたいている。
≪ピッピピピピッピピピピッ.....≫
男の腕時計から発せられたアラーム音に、なんとなくは男をみる。「?」
男「ごめんな。」「え.....」
男「あんま気にしちゃ駄目だよな。俺も。.......おまえも!」「っ....!」
お前は、お前だ。そのままでいいんだ。
男「メリークリスマーース!」
男は泣きじゃくるをかかえて、はずむように部屋へ戻った...................
- 82 :
- 12月25日 クリスマス
「チェック。」男「ええっ?」
男は慌ててキングをさがす。見るとのルークが男のキングをとらえていた。
男「あ、そうか.....ぐわあっナイトをこっちに置けばよかったな。じゃあ...」
男はキングの駒を進めた。はすかさずビショップで、その後を追う。.....と、
盤上に細い腕がするりと伸びた。男のクゥイーンでのキングを、コツンと倒す。
黒リボン「チェックメイト。」
はオレンジジュースを一口飲むと、不機嫌そうに黒リボンをにらんだ。
男「遅かったね、黒リボンさん。こないのかと思ったよ。」
黒リボン「渋滞に捕まったのよ......。でもパーティーが終ってなくて良かったわ。」
三人は遊技場にいた。部屋にはビリヤード盤やカードテーブルが並んでいる。
と男は暖炉の前でチェスをしていた。勝敗は男の1勝6敗。はブツブツと文句を言う。
「勝ったっていっても、男の実力じゃねーじゃん。黒が邪魔したんじゃねーかよ.......」
黒リボン「しつこいわね、いつまでも。男性の精神を宿していると言うならば、それなりに
毅然と振る舞いなさいよ。」
「....む」は黒リボンの言葉にピクリと反応した。
男「...?」(いつもよりピリピリしてるなあ、黒リボン....どうしたんだろう)
男「なあ.... って、おい?」男はに、視線を移して驚いた。
は顔を耳まで真っ赤にしている。黒リボン「?何よこの反応は。」黒リボンは男を見る。
男はフルフルと頭を振った。(わかんないです)は男をちらちらと気にしながら、言葉を濁す。
「...や、だって昨日の夜。........ホラ、なあ?」はますます赤くなる。首筋まで桜色だ。
黒リボン「???」男「昨日?」はタンッ!と勢いよく立ち上がると、白いドレスの裾を舞わせながら
ドアへ向かった。「トイレ!.....の後、会場に戻るし!」バタン...とドアが閉まり、足音が離れて行く...。
黒リボン「あなた、彼になにしたのよ.....」
- 83 :
- 別荘は昭和初期に地元の元子爵が建てたもので、主に避暑、保養地として使用されていた。
スイスの建築家がデザインを手がけてはいるものの、随所に日本建築の要素がみられる。
中庭を中心に、そのまわりをぐるりと部屋が取り巻いている。時計回りに.....
一階......正面に玄関ホール(三階まで吹き抜け。一階〜二階に、螺旋階段が両翼状に弧をえがく)
右手前から....エレベーターホール、ラウンジ、ライブラリィー、化粧室、大食堂、
キッチン、遊技場、ティールーム(このティールームが正面玄関ホールの左側にくる)
二階......吹き抜け(螺旋階段は一階と二階をつなぐのみ)、エレベーターホール、
ゲストルームが6室連なる(それぞれにトイレと簡単なシャワー設備あり)シングル2、ツイン4
三階......エレベーターホール、ゲストルーム2室(ダブル)、マスタールーム(2部屋)予備部屋(1室)
- 84 :
- 男「幼友のやつ、スキー場で眠っちゃったんですよ。アイスクリームを食べて、かくっと。
それでそのままこのお屋敷へ入って、気がついたらあの部屋でしょう?ずいぶんビックリ
してましたよ。どこのホテルだ?別荘は?ってね。」男は苦笑いをしながら、黒リボンと
パーティー会場へ向かった。黒リボン「相変わらずね、あなた達は.....。」
彼女は背筋を伸ばして真っすぐに歩く。育ちの良さがにじみ出ている。
黒リボンはに合わせた様な、黒いシルクのドレスを着ていた。
黒いタイツに小さな靴。真っ赤な花のコサージュが、歩を進めるたび揺れ動く。
男は会場のドアに手をかけた。男「さあどうぞ?お嬢様。」かしずいた男のさまに、
黒リボンは思わず笑みを浮かべた。黒リボン(ホントにこの人は.....)
ガチャリ......と、ドアが開かれる.........
大食堂は光が溢れていた。1メートル級のシャンデリアが3基、奥まで並んで下がっている。
立食形式のパーティーは終盤を迎え、華やいだ空気もいくらか落ち着きをみせていた。
- 85 :
- 主催者....黒父
出席者....黒リボン、、男、黒父秘書、
黒父の友人夫妻、その子供(男児8歳、男児5歳)、
取引先の専務夫婦、その娘(26歳)
サービススタッフ.....シェフ(1)、アシスタント(2)、メイド(1)、雑務(1)
※アシスタント.....調理手伝いおよびホール。
※メイド.....各部屋のクリーンキーパー。
※雑務.....全館の空調およびボイラー、配電管理。
ー以上。17名。
- 86 :
- 乙っす
細かい描写があって想像しやすい
服装のあたりとか、今までの書き手さんの中で一番力入ってるんじゃないだろうか
- 87 :
- 黒リボン「....父がいないわ.....秘書さんも。おかしいわね、賓客を放っておくなんて?」
黒リボンは眉根をよせ、首をかしげた。めずらしい事態のようだ。
男「別室で仕事の話でもしてるんじゃないの?年末は色々あるしね。」
黒リボン「確定申告.....」うっすら影をまとって、ぽつりと言う。
男(脱税のイメージしか湧かない.....)男は額に冷や汗をかいた。そこへが駆け寄って来た。
「パパ、ケーキ食べていい?」男「お、ちゃんと手を洗ったか?なら、いいぞ。」
「パパも食べる?」男「パ...パパは甘いモノじゃなくてー、そう!メロンが食べたいな〜」
「わかった!」ほころぶ様な笑顔で、はテーブルへ向かった。
黒リボン「あなた、ホントに何を。」黒リボンは難しい顔をして、男から一歩離れた。
男「何もしてないからこそあの笑顔がこわいです.......。」男はうう..と低くうなった。
男「昨日....?強いて言えば」昨夜のあらましを語る。
黒リボン「あなた天然ね。」黒リボンは、はあ...と息を吐いた。
男「テンネン?(記念物?保護対象?希少生物?).....レッドデータに入りますか?」
男はややうろたえている。黒リボン「幼友、苦労するわよ.....」視線の先で、がハデに
フルーツごと転ぶのがみえた.......
- 88 :
- >>86 (^^)ノシ ちょこちょこ頑張りマス♪
ホッ(^^;)ヨカッタ.....読んでる人いたよ.....キリッ(ω´°)よし!行くでえ〜っ
- 89 :
- メイドはリネン室(キッチンの奥から地下へ。地下はボイラー室等あり。業務用エレベーターあり。)
から染み落としの洗剤を手に、コンクリートの階段を地上まで駆け上がった。キッチン脇のスタッフ
通路を通り、廊下へ出る。化粧室へ急いだ。右手に大食堂、左手は窓の外に裏庭が広がっている。
雪が強風にあおられている。山の天気はたしかに変わりやすい。昼間の晴天がウソのようだった。
メイド「おまたせしました....。」軽く息を切らしながら、化粧室にメイドが飛び込んで来た。
女性用トイレットルームには、それなりに広いメイクブースが設けられていた。
大きな全身鏡が、白と黒の少女達を映している。
黒リボン「ありがとう。さあ、スカートを押さえて....うん、そのままね?」
「........うん」消え入りそうな声で、は答える。メイドはの前にしゃがみこんで、
洗剤をタオルにしみ込ませた。
メイド(か....かわいいいーーっ!いいなあ...こんな子供が欲しいなあ.....)
メイドは顔がニヤつかない様にこらえながら、タオルでスカートをぽんぽんと叩いて行く。
のスカートには転んだひょうしに付いてしまった汚れが、くっきりと浮かんでいる。
- 90 :
- 10分後。なんとかシミは目立たなくなった。黒リボン「後はクリーニングに出すしかないわね。
いい業者を紹介してあげるから....そんなに落ち込まないでよ。」二人は大食堂の前を通り過ぎ、
中庭を見渡せるソファーに腰をおろした。なんとなく、あの会場に戻れなかった。
「......俺、おかしいかな.....」黒リボン「......いいえ?何もおかしい所なんて、ないわ。」
黒リボンはハッキリと断言した。その響きに同情や蔑みなど、みじんも感じられない。
の目から涙があふれた.....。黒リボンはじっとを見つめている。
「男はさ...そのままでいいって、言ってくれたんだ......。」黒リボンは頷いた。
あるがままでいい....それを受け止めてくれる人が居る。
黒リボン(私はあなたがうらやましい....)
雪はしんしんと降り続いている...................
- 91 :
- よかったです
- 92 :
- おしまい
- 93 :
- >>1
他でやれ
- 94 :
- 会場に戻る。空調が整っているとはいえ、やはり廊下は寒かった。ドアを開けるとー
秘書「メっメリークリスマス!!」・黒リボン「!!」
ミ ニ ス カ サ ン タ が 居 る!!!
秘書はぎこちないながらも、一生懸命おどけるように振る舞っていた。
その後ろには.......
いのししの様なトナカイが居た。赤い付け鼻が振り向く。黒リボン「と....父様っ?!」
黒父「おや、これはかわいらしいお嬢さんだ!いい子にしてたかな?さあ、プレゼントだよ!!」
そういってトナカイの着ぐるみを着た黒父は、傍らに積み上げられた箱をひとつ取って手渡した。
黒リボン「...あ...ありがとう....」黒リボンはあっけに取られながらも、差し出された箱を
受け取った。はこらえきれずに笑っている。
黒リボン(前日に会場入りするというから、何をたくらんでいるのかと思えば)
手にした箱を見つめながら、黒リボンは..........
- 95 :
- 男は秘書に頼まれた、写真撮影(パーティーの様子)をこなしながら、室内を移動した。
良いアングルを見つけ、すかさずシャッターを切る。みんな楽しそうだ。プレゼントは
子供たちだけではなく、大人たちにもくばられている。和やかな空気が大食堂に満ちる。
一眼レフの感触は思いのほか、すぐに手になじんだ。
男(買おうかな....ケータイの写メより、気持ちがちがう.....気がする。でも高そうだなあ〜
あとで調べてみよう)男はカメラのファインダーを覗いたまま、を捜した。
良い記念だな。同僚女さんに、いくつか渡そう。....レンズがを捉えた。男(おっ?あれは....)
男児8歳「君の箱には、何がはいってた?」「待って、今開けるから...」
男児8歳はせかすようにの箱をみている。はで、中身の確認にひきこまれている。
りぼんを解く....包装紙のセロファンをはいで....箱本体を取り出す.....箱のフタを開ける......
ピロ〜ン...♪≪ぱしゃらっ.....≫
男「ん?」ケータイのシャッター音が聞こえた。.......ような気がした。
男は顔をあげて反射的にあたりを見回した。すると裏庭のみえる廊下へのドアが、閉じられた
ところだった。(...?) 「パパ。」突然、目の前にが現れた。男「うお...どした?
プレゼントは何だった?」男はサッとカメラをかまえる。
は赤ん坊ほどのビスクドールを、男に見せた。「これ顔が素焼きだぜ!ただの人形じゃ
ねえぞお....。服もこんなだし、高えぜこれは。」はへらへらと笑っている。
男「さん....あなたの目がこわいです.....」男はがっくりとうなだれた。
かわいくなあああああいいいー!
- 96 :
- メイド「お疲れ様です。」ハンガーを持ち、秘書を室内へ招き入れる。
地下の従業員休憩室は、オフィス絨毯が貼られ暖房がつけられている。4人がけの古びたソファー。
低いテーブル。ガラスの灰皿。壁はクリーム色のクロスが貼られている。事務用品棚が置かれ、
その隣にはスケジュールボード、内線電話が取り付けられている。ロッカーが一台。ネズミ色の
スチールデスクも一台。奥の壁にドアがひとつ。仮眠室だ。(4人が休める)
秘書は燃え尽きた様にソファーへと身を沈めた。秘書「はああああ.......」
深いため息をつく。メイドは秘書の着替えを広げた。
メイド「みなさん、大変喜ばれてましたね!良いパーティーでした。」
秘書「社長がサンタをやれば良かったのではない?......何故私にこんな.....」
秘書はスカートの裾をつまんだ。ヒザがみえる。社長にプランを告げられた時、秘書は
すぐさまエステの予約をいれた。ミニスカート.....何年ぶりだろう?
メイド「よくお似合いですよ。華やかで、品があって。」
秘書「...そう?...ありがと。」秘書はまんざらでもなさそうに頬を赤らめた。
- 97 :
- 男児5歳「ー!!丸見えー!きひひひっ」「ひゃあっ?!」
のスカートがぶわりとめくれ上がる。白いタイツの細い足が、丸見えになった。
男児母「これっ!!何してるの?!女性に失礼な事をしてはいけません!」
男児5歳は母親の叱責にもひるまず、ケラケラと笑いながら玄関ホールへ出て行った。
ティールームには、4人のパーティー参加者が残った。男児母、男、、専務娘....である。
お開きのあと、男児5歳を含む5人はこの部屋で帰りの車を待つ事にしたのだった。
男児母「申し訳ありません...最近、とくにイタズラがすぎて.....。ごめんなさいね、さん。」
男児母は困ったようにハンカチを口にあてた。はこくり、とうなずく。
男「御気になさらず。男の子はあれくらい元気なほうがいいですよ。」
男はにっこり笑って、紅茶のカップを手に取った。はパタパタとスカートの裾を直すと....
男とアイコンタクトをとった。の形相に男は紅茶をこぼしそうになる!
(男、止めるな)男(待ってええええええ)
は首の骨をパキ...と鳴らし、部屋を出て行った。男「あ...ああー....」
こんな場所でも幼友バイオレンスは止まらないのか。男は男児5歳の10分後を想像して、
黙礼した。男児5歳よ、君はからかう相手を間違えた.............。
- 98 :
- 保守アゲ。
- 99 :
- すごい大作になりつつあるな
黒リボンは完全に女の子になってるし…
ところでこの話の時点では幼友は何歳だ?
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