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誰も知らないようなマニアックな作家を挙げていく


1 :11/09/19 〜 最終レス :12/02/09
牧野信一

2 :
知ってた

3 :
谷崎潤一郎の弟

4 :
誰も知らない、で牧野信一か。
これなら間宮緑でも読んでるぐらいだろう。

5 :
っていうか岩波文庫にもなってるだろ牧野信一はw

6 :
マニアックというならアンリ・ボスコ

7 :
安部ヨリミ。代表作は『スフィンクスは笑ふ』。このレベルぐらいはせいぜいいって欲しい。
ただ安部ヨリミの息子は世界的に有名な作家になった。

8 :
ドナルド・バーセルミは、マニアックだけどわりと有名だろう。
でも、その弟のフレデリック・バーセルミは案外知られていないかも。

9 :


10 :
最上典世

11 :
>>8
ドナルドバーセルミ自体有名だし、結構対で覚えてる人多いんじゃない?俺はどれがどっちの作品かかなり曖昧だけど

12 :
夏目宝石

13 :
深瀬サキ『花びら闇』(新潮)
阿南泰『錨のない部屋』(文学界)

14 :
>>6
自分はアンリ・ボスコで卒論書いたよ
宮沢賢治が好きならハマルと思うんだけどなぁ
何せ知名度が…

15 :
古井由吉の前の回に芥川賞取った吉田知子とか。吉屋信子じゃないよ。
名前が地味だけど、わりとメンヘルというか。てんかんの友達が発作で倒れたり、
主人公は統合失調症ぽかったり。
まあ古井の香子も神経症か。そんな時代の作家。

16 :
吉田知子って無明長夜で芥川賞取ったしお供えで評判になったり、文芸好きなら好きな人も少なくないと思う
無明長夜はすごく好きだなあ

17 :
>>14
おお!
おれもアンリ・ボスコ好きで賢治好きだよ
他にマイナーな作家では誰か似たようなテイストの人知りませんか?

18 :
じゃあ、芥川賞選考委員で名前は知られてるけど、作品は読まれていない"内向の世代"黒井千次とか。
高度成長期のサラリーマンが主役が多いけど、講談社文芸文庫に入っても絶版なるくらいだしな。
会社員小説なんて需要がないってことか読者はいない。
自分は「無明長夜」を読んで、多和田葉子の受賞作を思い出したりしたわ。

19 :
黒井千次、読まれてないのか。
そりゃ残念だな。
『隠れ鬼』と『群棲』なんかはどちらも現代市民生活の亀裂をのぞく辛辣な連作で面白いんだけどな。

20 :
指・涙・音なんて良かったな
まあ地味だよね黒井さんの作品は

21 :
ギョーム・アポリネール
結構知らない人多いと思う。20世紀初頭の超マイナー作家です。

22 :
代表作は、異端教祖株式会社

23 :
へんたいには一万一千本の鞭で有名
いっぱんにはミラボオ橋で有名

24 :
変体ならベルナール・ノエルとか。
生田耕作ファンなら知ってるだろうが。

25 :
『泥棒っ子』 川竹嵯峨夫

26 :
>>21
アポリネールが超マイナーとか、まじですか。

27 :
すんません

28 :
>>26
作家名挙げないと説得力ないよ

29 :
ウイリアム・コツウィンクルのE.T.をアマゾンで注文した
http://homepage1.nifty.com/ta/sfk/kotzwink.htm

30 :
増田みず子『自由時間』(新潮社)
この本、面白いんだけど知らない作家じゃないかな。
二十年まえに家出をした女性が、その少女期の放浪を回顧する物語なんだが、
その旅のなかで、彼女は名前も履歴も捨てて、別の自分を生き抜く。
家族や社会に違和感を覚え、現実に不適合を感じて家を出る。
こういう人間は自己が希薄だったりするんだが、この女性はそれをよく自覚している。
そのため型通りの反抗や世間との摩擦衝突も描かれているが、それが怨念になったり被害者意識に変わったりしない。
逆にそれを自分の感触の弱さと怪しんだり異常がったりする。
自分の意志に奇妙に手応えがなく、灼熱するような衝動もない。
この主人公が家出をした先で、主観的には芝居の役を演じながら、しかし、
客観的には現実そのものの人生を快活に生きる姿は、教訓的である。
裏返せば、もしこの世界の現実の全体を芝居だと見さえすれば、彼女は家出をするまでもなく、
始めからどんな日常をも快活に生きられた、ということになるだろう。
それは古人によれば世をかりそめと見ることでもある。
生きる知恵にもなるんだろうけど、そういう教訓めいた話ではなく、人間がたんにいまここにあるということ、
あるいは、いまここにあることの不確かさを問うている作品だ。

31 :
大江健三郎の弟

32 :
ジェームズ・エイジー

33 :
>>17
天沢退二郎つながりだよね
似たような作家はいるのかなぁ…
南仏つながりだとジャン・ジオノとか…
自分はボスコ大好きなバシュラールを読んで、そこから色々な詩人にいきました
サン=ポル・ルー、フランシス・ポンジュは良かったよ

34 :
>>21
アポリネールはヴェルレーヌやコクトーと同じレベルじゃないかなぁ
つまり有名だと思う

35 :
>>30
増田みず子はシングル・セルと水魚持ってるな
一人で在ることを見据えた作家だよね

36 :
小沼燦『藪に入る女』(文学界)
この小説も面白い。案外知られていない作家だと思う。
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/akutagawa/kogun/kogun76KA.htm
力強い生活者とは別に、また違った無常への耐え方があるのを示した作品である。
やもめの彫金師の身辺に離婚歴のある女が現れ、ふとしたなりゆきから同棲へとなだれこむいきさつは、いかにも卒然としていてはかない。
ときに、ひとの出あいは別れよりもはかなく、ひとりづつの淋しさをふたりして強めあうことになるが、
その逆説が些末な日常の正確な描写のなかから浮かびあがる。
作品の状況設定は、一面でいかにも現代の都市的な世界を思わせ、たがいに身許もわからず、感情の確認もすまないうちにひとが結ばれる姿は、寂漠感をさえ思い出させる。
だが、この小説の面白さは、その世界が他面でふしぎに牧歌的な気分に包まれ、歴史的な時間を超えた民話の世界に近づいていることである。
素性の知れない女は、最初、見るからに世俗的な生活臭をただよわせて現れるが、結末にいたって突然、木にとまった蝉を感応させ、それと心を通じる超人間的な能力を見せる。
瞬間、女の姿からいっさいの俗臭がぬぐわれて、男は心をうたれるのであるが、これは明らかに、「葛葉物語」であり、伝統的な動物嫁入り譚の再現だと見ることができる。
かつて、日本人はいまよりも大胆に未知の人と会い、狐であったり亡霊であったりするかもしれぬ他人とも、恐れげなく心を通わせていた。
能でも歌舞伎でも、われわれの先祖は二重の「身許」を持つ人間を愛し、つかのまの結びつきであれ、その変わりやすい見かけとの一期一会をたいせつにしてきた。
それは世のはかなさを受け入れ、そのなかでもひとを愛しうる心の強さの現れであろうが、その伝統的な感受性が、二十世紀末の東京にも生きのびているようにみえるのは、面白いというほかはない。

37 :
年代にもよるだろうが、一時期トリプル村上と呼ばれかけた村上政彦だとか。
芥川賞5回落選。

38 :
松田瓊子(まつだけいこ)
野村胡堂の娘。
少女小説の系譜上には、今はもう埋もれてしまった作家がかなりいる。

39 :
紫苑の園だったか。表紙に惹かれて昔買ったな

40 :
小松弘愛『幻の船』(花神社)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E5%BC%98%E6%84%9B
有名ではない詩人であるが、読後感として強い感銘を残す作品である。
これは、一冊が一篇の連作をなす散文詩集であって、主題は人間の老いと死、その現実の悲惨と詩的想像力による救済の試みである。
作者は、老人性痴呆を病む自分の祖母をみとり、なかば病棟に泊まりこんで暮らした数年を描いており、その意味では、
これは極限まで圧縮された「私小説」だ、と見ることもできる。しかし凡百の「私小説」とちがって、この作品にはほとんど形而上的な思索の力わざがあり、
わかりやすい言葉で書かれた、生と死の観念のドラマがある。
「児を育てるように、死を育てるにもおしめはいる」、と詩人はさりげなく語るのであるが、この一行のためにだけでも、この詩集を読む理由があるといえよう。
すなわち、作者は、青春の生が死を含まなくなり、したがって、生の本来的な時間性を失いかけた時代に、逆に老年の死の経過に時間の手応えを見てとり、死のなかに含まれた
生の姿をいきいきと描きだしてみせた。じっさい、老女の肉体のうちに一人の童女が生まれ、それが急速にあどけなさを増し、いわば若さが極限まで増殖したとき、死は静かに訪れてくるのである。
このつつましい詩作品を味わってみると、なぜこれらがこんなにもすなおな表現で、しかも寡黙にひとを感動させることができるのかを、理解するのはむつかしくない。
それは、作者がためらいなく歌い、語るべき自分の感情を持っているからでもあるが、それ以上に、読者にたいする謙虚さを忘れていないからである。
自分と言葉のあいだで詩を作るのではなく、言葉の向こうにいる聞き手のために語りかけている。
そこには、自分の感情の真実についての自信はあっても、それを他人が理解するのは当然だと考える、近代文学にありがちなあの傲慢さがないのである。

41 :
有名作家の親族というと平井蒼太が浮かぶ
江戸川乱歩の兄弟

42 :
ブルウアー

43 :
ミシェルトゥルニエは?

44 :
押しも押されぬ大家ですよ。

45 :
じゃあマイナーな現代フランス作家は?

46 :
トゥルニエとロブ・グリエとロジェ・グルニエがいつもごっちゃになる

47 :
>>45
ピエール・ギュヨタなんてどう?

48 :
ベッシー・ヘッドとかマイナーかな?
アフリカ、中東などの作家で他にいますか?

49 :
アフリカ・中東でメジャーな作家、というのが既に形容矛盾な気が。トルコは例外としても。

50 :
トルコは例外としても??

51 :
アポリネールが超マイナー(失笑

52 :

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     |/  ヽ`======/ .⌒ ` ========ノ.   ..| |     /
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   ( 。;・0”*・o; / :::::l l::: ::: \ :。・;%:・。o ) <現代の文学的なイノベーションは
    (; 8@ ・。:// ̄ ̄ ̄ ̄\:\.”・:。;・’0.)   \ 日本のライトノベルくらいしかないからね。
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    \ ::: o :::::::::\____/  ::::::::::   /
      (ヽ  ヽ:::: _- ::::: ⌒:: :::::::: -_    ノ
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53 :
岡本太郎のお父さんは政治漫画家で有名だけど、小説も上手かったな
文章なんか、漱石が褒めたくらいだ

54 :
トム・リーミィかな

55 :
20年くらい前に
芥川賞とった松村栄子。
あと辻原登って名前ぐらいは知られているんだろうけれど
あれほどの受賞歴の割に誰も話題にしないね。

56 :
>>55
おまえ、晒しものになってるよw

57 :
知らんがな

58 :
松村栄子の歩どまり感も酷いな
ワタナベなんとかいう批評家に叩かれる存在ですらなくなってるんじゃね

59 :
鄭 義 『神樹』

60 :
そのへんのフランス思想界隈が使う科学?はことごとくトンデモだから相手にしないでいいと思うよ
ホント笑えるぐらい全部トンデモ
レビストロースの神話学なんて何の実証もない思いつきで学者から批判されまくりで今は跡形もない
ラカンはいうまでもない

61 :
松村栄子、聞かないなあ。
そういえば松村と近い時期に芥川賞とった人で
瀧澤美恵子っていたんだがたぶん覚えている人はいないだろう。
小川洋子を退けての受賞だったんだが。

62 :
アメリカで日本人にはあまり知られていないけど、凄いって奴いますか?
エンタメ、純文問わず。
ピンチョンとか読んできたました。

63 :
>>61
ネコババがどうとかいうやつだっけ?
読んだけどまったく覚えてないなー

64 :
>>62
ギルバート・ソレンティーノかな

65 :
ソレンティーノって訳出ないんじゃないの?

66 :
そうなんだ、別に出なくてもいいけど

67 :
やくしゅつないんじゃないの? って文意だったんだけどね

68 :
凄いのかどうか知らんがアメリカはやたらカルト作家と呼ばれる作家が多いな
マット・ラフとかパトリシア・ギアリーとかカルトってだけあって本国でも一部以外ではマイナー
ピンチョンと同時代の作家だとウィリアム・H・ギャスとかレイモンド・フェダマンは翻訳少ないせいで知名度低い気がする

69 :
マラマッドってどうよ

70 :
誰も知らない事も無いでしょうが…
夫馬基彦 著作『籠抜け・天の電話』
読んだ時、何とも変な感じのする話しだなぁ〜と…
特に何でもない話しなんですが空気感って言うか…
笠原淳に空気感が若干似ていますでしょうか…

71 :
乱歩とかその辺の系統(エログロ幻想)でいい奴知らない?
別にものすごいマニアックでなくてもいいんだけど。

72 :
アントナン・アルトー「神経の秤」の付録、ある地獄日記の断片の前つまり本
篇の最後は、「鉄格子」は感受性にとって恐ろしい一瞬間だ・・・ここにこそ
物質というものの真諦がある、という単独の一行はあまり語られないが、私は
この一行にこそアルトー哲学の真髄、彼の存在論の骨法だと思う。

73 :
>>71
エログロなら渡辺啓助『地獄横丁』とか朝山蜻一『真夜中に唄う島』とか
幻想だと氷川瓏『睡蓮夫人』とか三橋一夫『腹話術師』とか
昔の探偵作家はわけわからん人多くて好きだ

74 :
石上玄一郎は偉大な作家と想える。彼でなければ「自殺案内者」のような戦争文学
文学を神様は書かせなかったろう。凄まじい戦中の殺人者としての戦争体験。主人公
戦後の主人公の奇怪で怖ろしい行動。死生を超越したこの普遍的作品を彼の
友人、太宰の「人間失格」と比べて読んでみてほしい。

75 :
松村栄子は、数年前に「僕はかぐや姫」がセンター試験に使われたので、話題になったようなないような。
アバトーンはわりと好きだったな。書き出しの文体は素晴らしかった。
読んでないけどピュアフル文庫とかいったジョブナイル系?で最近一冊出してるね。
同じレーベルで、純文崩れの楡井亜木子がいる。
断筆中の筒井康隆が、文芸時評で傑作だって言ってたので読んだけど、たぶん「傷春譜」かな。
まあ、よくある女の生理系というか、まんま生理だった。

76 :
古めの人で、安部公房とか梶井基次郎のような一人称で微妙な感覚を追求していくようなかなりマニアックな小説家っていますか?

77 :
富士正明

78 :
「家畜小屋」池田得太郎、「触手」小田仁二郎、「異象の夜に」山下武など
昭和時代には特異な作家が多かった。
その他、永山一郎やカキコある石上玄一郎、吉田知子など。
翻訳物では「モナ・リーザ泥棒」ゲオルク・ハイムがいい。
>>71
エログロなマイナー本ならなんといっても「葬儀のあとの寝室」秋山正美がおすすめ。
なにせカバーのイラストに自分の血をたらして仕上げるような凝りよう。

79 :
ハンス・ヘニー・ヤーン
種村季弘さんが翻訳しておった

80 :
うーん。福来友吉

81 :
村上春樹とかいうムーミンみたいなオッサン昔いたよな。

82 :
76,77,78、79と私も知ってるマイナーな大家が出て来て嬉しかった。でも富士
正明は本名だから正晴と打たないと不親切では。この人三島由紀夫のデビュー
作「花ざかりの森」の編集者なのに、三島が自死した時、実は三島くんの作品
はほとんど読んでない、デビュー作の時も周囲がすでに大騒ぎしてて発刊は
最初から決まってたこと、私も四、五枚は読んだが、あまり退屈なのですぐに
校正係に渡しただけだ。彼が死んだ時マスコミがいろんなことを書いていた。
彼の文学について私は何も言えないが、マスコミが彼の死の動機とやらを玩具
にして悪口雑言を書いてるのには呆れた。死者の本音なんか神仏でも解るまい。
他人の死を玩具にする前に己みずからの生き様を少しは考えるべきだ、と書いてた。

83 :
2チャンネルというサイトは、強権を振り回すじしゅく

84 :
いや、俺もそんなこと聞いたことあるよ
別に自粛すんなよ

85 :
グレン・グールド

86 :
ベートーヴェン

87 :
>>85>>86
なんていう本を書いたの?

88 :
おたまじゃくしは踊る

89 :
J

90 :
      i : {_{从: : : i }人 i| l: :|: :i|
         |::小=・==- -==・=从: :|、
          |::|l⊃       ⊂⊃: :|ノ:i| 
            .|::|ヘ  r‐-、   j :: |i:! :i|  
         |:: /⌒l.,`ニ  イァ: ::|::|:::i| 

91 :
佐々木国広、しってますか?

92 :
知らねええええええええええええ

93 :


94 :
積ひろゆき

95 :
レンガ・クッツケーノ

96 :
ルビアン・ニューワース
知ってる人いるはず(´・ω・`)

97 :
ゲオルク・ハイムがいい。
知ってる人も多いと思う。

98 :
木村良夫
プロレタリア雑誌「ナップ」に「嵐に抗して」のみを投稿して消える。
「嵐に抗して」は伊藤整らが高く評価し、今でも名作集に顔を出している。

99 :
筒井俊隆
(康隆の兄)

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