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2012年6月創作文芸62: みんなでつなぐSFリレー小説! (237)
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シナセンじゃないけど「シナリオ書いてる人」 (221)
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みんなでつなぐSFリレー小説!
- 1 :10/11/29 〜 最終レス :12/06/03
- ひとり5〜10行程度でお願いします。
SF的であれば、何でもあり。
では、スタート!
- 2 :
- ぼくのおには顔がある。
市川海老蔵にそっくりな顔だ。
海老蔵がにぼこぼこにされたニュースを見て、
ぼくは自分のおがぼこぼこにされたような気がした。
だから今日はーはやめにして、あれをすることにした。
- 3 :
- タイムマシンの製造である。材料はすでに揃えてある。
ベニヤ板と割り箸と輪ゴムと座布団だ。
これだけあれば、じゅうぶんであろう。
俺はアパートの周りに不審な人物がいないかを確認し、玄関の鍵をかけた。窓のカーテンも閉める。
世界的大発明を横取りされたら、たまらない。
- 4 :
- ズボンのチャックを開けて、海老蔵に話しかけた。
「このタイムマシン、どう思う?」
「……」
海老蔵は何も答えなかったから、タイムマシン用の割り箸で海老蔵を掴んだ。
「やめてくれー」
海老蔵は言った。
- 5 :
- 「指でちょくせつ頼む!」
- 6 :
- 僕はそれを無視してお口で海老蔵のRに武者ぶりついた。
もはやSFも何も関係ない。
海老蔵は恍惚の表情を浮かべた。
- 7 :
- と、とつぜん製造途中だったタイムマシンがごとごとと振動し始めた。
「ひゃっ」僕と海老蔵は同時に飛び上がった。
顔を見合せる。
「タイムマシンが動いている」
「うん、動いている。まだ製造途中なのに……」
- 8 :
- 「お〜い、止まれ」
輪郭のある声でタイムマシンに呼びかける海老蔵を無視して僕は玄関へと
駆け出した。
「お〜い、光」
玄関の鍵を外しながらタイムマシンを見ると、タイムマシンは低い振動を
伴いながら白い光を放ち始めている。
- 9 :
-
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- 10 :
- と書かれたチラシがタイムマシンの振動によって巻き起こった風でふわりと宙に舞った。
海老蔵の顔面にへばりつく。
「うわああああああ。何も見えないいいい!」
たかがそれっぽっちのことで海老蔵はパニックに陥った。うるさい。
俺は海老蔵を蹴飛ばした。
「静かにしろ!」
- 11 :
- 「麻央ぉ!」くぐもった声をあげ、海老蔵はぐったりとなった。
よし、脱出だ!と玄関のドアに手をかけた僕の耳に因業大家の声が響いた。
「ちょっとぉ!?ゴトゴトうるさいって下の春日さんから苦情きてんだけど」
“やばい!このタイムマシンを見られたら大変なことになる。くそ、どうすれば?”
「もしもし?開けるよ?」
握ったドアノブにカチャカチャという微振動が伝わり、僕の額に汗がにじみ出た。
- 12 :
- 僕は慌ててグルグル巻きにしたドアチェーンをかける。これなら僅かな隙間しか開かない。
大家さんからタイムマシンと海老蔵は見えないはずだ。
ドアが開いた。
「ちょっと、何をやってる……あれっ、ドアが」
「何も物騒なことはやっていません。ドアチェーンが壊れて、直していただけです!」
「なんだ、そういうことか。だったら業者を呼んだほうがよさそうだな」言ってることとは裏腹に訝しげな顔で部屋の奥を覗き込もうとする大家。
「はい、あっ、いえ、とりあえず自分でどうにかやってみてから」と、しどろもどろになりながら僕も部屋の奥を振り返った。
気絶している海老蔵の横でタイムマシンがアーク溶接のようにバチバチと火花を散らしていた。
「ひゃっ」僕は悲鳴をあげた。
- 13 :
- 数歩さがった後、「脅かすな!」と僕は悪態をついて座り込んだ。
「あ〜あ、せっかくの大発明が…」
火花も治まり所々焦げ跡が出来たタイムマシンを見つめ、僕は溜息をついた。
「西暦2100年へ行ってちょうだい」
いつの間にか目を覚ました海老蔵がタクシーの運ちゃんに行き先を告げるように
そう言った。
「バカだな、海老蔵。そいつはもう使えないよ」と力なく僕が笑った瞬間、タイム
マシンがまばゆい光を放ち急激な力で僕を引き込みはじめた。
- 14 :
- 「オニイサン、ヨッテラッシャイヨ」
「なな、なんだぁ!?」
タイムマシンがダミ声の女言葉で話している。
まるで新宿二丁目の路地裏みたいだ。
「イイコイルワヨ。タップリサービスシチャウカラ」
「やめ、やめろぉぉぉ!」
僕は強引にタイムマシンのドアに引きずり込まれてしまった。
- 15 :
- 気がつくと僕と海老蔵は飲み屋街にいた。
なんだか海老蔵の様子が変である。顔面が蒼白だ。
「こ、ここは〇〇日前の〇〇〇だ!ここで俺は酒を飲んで……ひ、ひぃぃぃっ」頭を抱えてうずくまった。
- 16 :
- 「だいじょうぶだ海老蔵!誰もお前を傷つけようとはしてない!」僕は怯える海老蔵の肩を抱いた。
「ほ、本当?」子供のような澄みきった瞳で海老蔵は僕を見つめる。
「ああ、本当だとも」僕は海老蔵を立ち上がらせた。「さあ、行こう」
僕たちは歩き出した。
- 17 :
- 街は入り組んだ迷路のようであった。
たちまち僕と海老蔵は途方に暮れた。
足を棒にして三時間も歩き回ったあげくにはからずも元の場所へと戻ってきてしまったのだ。
海老蔵はぺたんと地面に尻をついた。「もう歩けない!」
「こんなとこに座ってちゃ、みんなの迷路だろ」僕は海老蔵の腕をつかんで引っ張る。「立てよ。歩こう」
「いやだいやだいやだ!」海老蔵は僕の腕を振り払い、大の字になって手足をバタつかせた。
- 18 :
- 「ばかっ!ばかばか!人の気も知らないで!」
逆上した僕は海老蔵の上でマウントポジションをとり両拳で顔面を殴りつけた。
「ウィグル獄長ぉ」海老蔵は血の泡を吐きながら意味不明な言語を発して白目を剥いた。
肩で息をしている僕が路地の一角に目を向けた。
お相撲さんらしき連中がいつの間にかおり、こちらを一様に鋭い眼差しで見ている。
“あれ?曙じゃないか?!“一際背の大きい外人の一人に僕はそう思った。
よく見ると10年程前の相撲ブームで活躍した相撲取りの面々がそこに立ってた。
「ひぃぃ!海老蔵、起きてよ起きてよ!」僕は海老蔵に平手をくらわせたが返事は無かった。
と突然、武蔵丸に似たお相撲さんが地面に拳をつけると同時にこちらに突進してきた。
- 19 :
- 僕は気絶している海老蔵をおぶって逃げ出した。「うわああああああ!」
武蔵丸に似た相撲取りは顔を斜め上にあげて腹の肉を揺らしながら駆けてくる。150キロは越えるであろう巨体ゆえに足はそれほど速くない。
あとの相撲取りの面々も武蔵丸に続く。
僕は広い通りを通行人にぶつかりながらボロボロ涙をこぼした。
いったい僕が何をしたというのだろう。何もしていない。理不尽だ。
タイムスリップしたことを激しく後悔した。
- 20 :
- 理不尽な相撲取りの襲撃を逃れ(舞の海が執拗に最後まで追ってきた。ぶらり、途中下車の旅で
コイツが出たら即座にチャンネルを変えようと僕は決めた)、コンビニで僕は一息ついた。
店内には[LOVEマシーン]が流れている。僕が高校生の頃よく耳にした曲だ。
“今の僕は[タイムマシーン]だけどな”小さく笑いコーラの缶を手にレジへ向かい千円札を
店員に手渡した。店員は眉を寄せて両手で広げた千円札をしげしげと眺め始めた。
“そうだ!この時代には今の千円札はまだ無いんだ”僕はコーラをレジに置くと店を飛び出した。
コンビニの前では海老蔵が「ヒヒーン、ヒヒーン、ブルルッ」といななきながら足跡が付いた新聞
を手にくるくるとその場で回っていた。
「バカ蔵!いい加減…」その新聞を目に僕は動きが止まった。
第52回ジャパンカップの予想記事が大きく載っている。そして僕はその結果を知っていた…
- 21 :
- 「え、海老蔵」僕は海老蔵の肩をつかんで揺すぶった。「俺たち億万長者になれるぞ!」
「億万長者って、何?美味しいの?」海老蔵は口の端からヨダレの糸を引いて、とろんとした目付きをしている。
どうやら先ほど相撲取りに追いかけられた恐怖で頭がイカれてしまったらしい。
俺は海老蔵の頬にビンタの雨をくれた。
「海老蔵しっかりしろ!ジャパンカップだ!俺はその結果を知っている!間違いなく大儲け……」と、俺は慌てて財布の中身を確認した。
小銭しか入っていなかった。手の千円と合わせて二千円にもならないだろう。
俺は海老蔵の尻ポケットから財布を奪い取る。
中身は空だった。
- 22 :
- 「最高のチャンスなのに!」海老蔵の顔に財布を思い切り叩きつけて僕は叫んだ。
痛みを忘れたのか海老蔵は左目を充血させバカ殿のような踊りをして人だかりを集めて
いた。
“これだ!”僕にある考えが閃いた。
「みなさん、この男こそ将来のプリンス、海老蔵です!貴重な踊りをご覧ください。
そして気に入ったならお金の雨をお願いします」人だかりに僕が言うとまばらな拍手
が返ってきた。
「海老蔵、ここが正念場だ。死ぬ気で踊りまくれ!」
「ウィ、ムッシュゥ!」何故かフランス語で海老蔵は返事をしたが僕は無視し、観客
を、海老蔵をのせようと手拍子を始めた。
「トイレには〜キレイな女神様がいるんやで〜」海老蔵は歌いながら妖しい腰つきで
踊りまわると人だかりから拍手と笑いが起こった。
- 23 :
-
わたしには彼氏がいます。
彼とわたしはデートの時、どちらかの家に行き、
だれもいないとき、部屋で横になって裸でだきあいます。
それがだんだんエスカレートしていって、学校の体育倉庫で服をぬがされ、まだ3年生ですが、
学年で1番大きいをつかむように触られたり、しゃぶったりされます。
最初は苦手だったんだけど、だんだん気持ちよくなりサイコーです。
しかも、わたしは学年1美人でもてます。
彼も同じで、美男美女でよくみんなにうらやましく思われます。
: : このカキコ見たあなたは4日後に不幸が訪れ44日後に死にます。
それがイヤなら、コレをコピペして5ケ所にカキコして下さい。
わたしの友達はこれを信じず4日後に親が死にました。
44日後友達は行方不明・・・・。
いまだに手がかりもなく、わたしはこのコピペを5ケ所に貼り付けました。
すると7日後に彼氏ができ、10日後に大嫌いな人が事故で入院しました。
: : 信じる信じないは勝手です。
- 24 :
- と、書かれた紙が人だかりの後ろの方から投げ込まれ、海老蔵は何の考えもなく脊髄反射でそれを手に取り読んでしまった。
「うわああああああ!し、死ぬううううっ!」頭を抱えて絶叫した。
「落ちつけ海老蔵!そんなのただの紙きれだ!そんな紙きれに呪いの効果があるのなら、今までに俺は十回以上死んでいる」
「ほ、本当にだいじょうぶ?」涙で頬をてらてら光らせ海老蔵は俺を見上げた。
「ああ、だいじょうぶ。俺がほしょ」
と最後まで言い終わらぬうちに乾いた銃声が辺りに鳴り響き、海老蔵の胸から血しぶきがあがった。
- 25 :
- 「海老蔵!」大の字に倒れている海老蔵に僕は駆け寄り顔を覗き込んだ。
「死んだ…呪いの紙で死んだ」両目を寄せた面白い顔でブツブツつぶやく海老蔵。
「くそ!」力任せに海老蔵の頭を右足で蹴ると、何かが折れる鈍い音がして海老蔵は
動かなくなった。
「誰だ!誰が海老蔵を殺したんだ。出て来い!」群がる人だかりに僕は叫んだ。
- 26 :
- 人ごみからは誰も名乗り出る者はいない。
僕は、義憤を覚えた。
「無抵抗な海老蔵を遠くから銃で狙うなんて、卑怯だぞ!海老蔵が、海老蔵がいったい何をしたっていうんだ!」人ごみを端から端まで睨み付け、力の限りに地団駄を踏んだ。
ぐしゃっ、と足の裏に骨付き肉を踏み潰したような感触。
「きゃ」と人ごみの前にいた女性が短く悲鳴をあげて口を押さえた。
- 27 :
- それを見た僕は恐る恐る足元に目をやると、そこには変わり果てた海老蔵の顔があった。
「うわっ!汚ねぇ」僕はそこから飛び退いた。群集から笑い声や悲鳴が飛び出した。
「あ、警察だ」誰かの声で我に返った僕は群集に割って入り逃げ出した。
遠くで響くサイレンを耳に、薄汚い路地で座り込んで僕は考えた。
“僕は殺人犯になってしまった。警察に捕まったら何と説明を?”
「過去に来た気分はどうや?」いつの間にか脇に立っていた女に僕は驚いて飛び上がった。
「あ、あんた誰?」
豹柄のコートを羽織りタバコをくわえた派手な女性は艶やかな唇を開いてこう言った。
「わてか?わては時空警察やボケ!」
- 28 :
- 「時空警察の方が僕に何の用ですか」僕はそのハデな服装の女に尋ねた。
頭のおかしな人間だとは、ちっとも思わない。
おそらく近い未来ではタイムマシンが実用化され、一家に一台くらい普及しているのだろう。僕ごときに発明できたくらいなのだ。
そして誰もがタイムスリップできるとなれば、それを取り締まる必要も当然出てくる。歴史を勝手に変えられたら、たまらない。
なにより女の額には「時空警察」の文字の刺青があったのだ。これも僕の生きていた時代には考えられないことである。
時代警察で、間違いない。
- 29 :
- 「海老蔵を殺したのもお前か?」尻餅をついたまま震える声でそう言う僕に派手な時空警察
の女は「ああん?エビゾー?さっきのタコ踊りしてたアホのことかいな。そや、わてがいて
こましたんや。ごっつう時に介入したさかい当たり前やでボケ!」と言い返した。
「ぼ、僕はどうなるんだ?!」精一杯強がったつもりだったが出てきたのはかすれた声だった。
「あんさん、どないしてタイムマシン作りよったんや?あの時代で作れるなんてちーっと考え
られんのや」女はタバコをくわえた口の隙間から煙を吐き出しニヤリと笑った。
油汗が僕の額ににじみ出した。部屋の前住人が使ってた机の中から見つけた設計図を作ったと
言ったらどうなるだろう?ベニヤ板と割り箸と輪ゴムと座布団で適当に作りました言ったら
どうなるであろう?
- 30 :
- などと考えていたら、その女は身近スカートをたくし上げ、おそらくは50グラムも無いであろう小さな小さなを脱ぎ取った。
「もう、たまらんのよ」
「な、なにをする気ですか!」
女は立てた人差し指にを引っ掛けると、クルクルと回した。
「時空をジャンプする時な、『時震』ちゅうてブルブル振動がくるねん。そのせいでもう、ほしゅうてほしゅうて」
そう言うと、女はうろたえる僕の上に跨って見下ろした。
「ちょっとの辛抱やから。ほんのちょっと」
呟くように言いながら、腰を落としてきた。
- 31 :
- 「というくだらない妄想話ですニャ」
宰相ペトロニウス、語尾にニャをつけてしまう
猫宰相と呼ばれる男である
- 32 :
- と書かれたチラシで僕は精液を拭き取った。
女が跨がってものの3分でイッてしまった。
この女、なかなかのテクニシャンだ。
- 33 :
- 「あんさんごっつうええやんか」女は喫煙者特有の臭いがする口を離すと地面に落ちた豹柄コート
を拾い上げた。
「未来の男は、女と見分けつかんモヤシかゴリラみたいなヤツしかおらんのや。たまらんでホンマ」
僕は無理やり開けられたジーパンのジッパーを上げながら情けなく辺りをきょろきょろ見回した。
路地の向こうから、がっしりとした大男が歩いて来る。サングラスと黒いスーツ姿にさながらマトリ
ックスのエージェントに扮したシュワルツェネッガーを僕は連想した。
「また過去の男と関係したかミスJJ。今度は現行犯、言い逃れできんぞ」
豹柄コートの派手な女、ミスJJは僕の手を取ると大男に背を向け走り出した。
「捕まるかいなボケェ!おんどれはカマ男のマラしゃぶってケツ穴に指でもつっこんどれやアホンダラ!」
- 34 :
- 大男は股間のファスナーを下ろすと、ギラギラと光る一物を女に向けた。
「魔螺砲、照準セット。スペルマシンガン発動」
その先端に光とともに奇妙な紋章が浮かび上がる。
「イク・イク・イク」
大男が「イク」と言うたびに、先端から光の弾がほとばしる。
「イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・・・・・」
イクという呪文(スペル)で発射されるのだろうか。すごい連発。まさにマシンガンだ。
撃ち出された光の弾丸は、逃げる女の背中に貼り付き、その呪文効果なのだろうか、粘着力により脚を止めた。
「イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イク・イキスギル・・・!」
トラブルか? 大男の膝ががくがくと笑い始めていた。
- 35 :
- 大男は膝から地面に崩折れた。
生気のない判眼で唇がかすかに震えている。
「無理をし過ぎちまった……。もう、俺は男としておしまいだ。」
言い終わると同時に大男のぺニスからぽろりと赤玉が転がり落ちた。
- 36 :
- 突然、割れんばかりの大音響でガランガランと鐘が鳴った。
「おぉーめでとうごぉーざいますぅ!」
ワイシャツにネクタイ、紅白の法被を着た男が路地から飛び出してきたのだ。
「赤玉、見事に特賞! なんと羽合温泉ペア旅行!」
同時にわらわらと登場した水着の娘たちが、大男とミスJJの首にハイビスカスのレイをかけた。
「ハワイ旅行? ええやん!」
法被の男は眉尻を大げさに下げると、ミスJJの顔の前で立てた人差し指を左右に振った。
「ノ・ノ・ノン、羽合温泉旅行。冬の鳥取ペア旅行」
- 37 :
- 「ハワイだ!ワイハでワイワイ!」
僕は狂喜乱舞したが法被の男は完全に無視をした。
- 38 :
- 私は紅白の法被を苦々しい思いで見下ろした。
「会長の奴・・・・・・。俺にこんな恥をかかせやがって」
確かに冬の鳥取は観光客も少ない。そもそも人口が少ないのに、観光客も来ないから、まるで県全体がゴーストタウンだ。
たまに見かける動くものといえば、樽に仕込んで塩漬けにしたようなジジババと、熊ぐらいのものだ。
なんとしても、場合によっては身銭を切ってでも人を呼びたいのは良くわかる。
だからって、観光協会で課長にまでなった俺に、こんな格好をさせるというのはどういうことなのか。
もっと他にもいるじゃないか。接待費で飲んだくれてるクソ部長だって、事務のみゆきちゃんに手を出した種馬係長のあいつだって、新入社員で、年中携帯いじってるだけの馬鹿野郎だって。
それに受付のゆみちゃんとようこちゃんを水着にしたせいで、まるで俺の趣味でやってるみたいに言われて泣かれて責め立てられて。
泣きたいのは俺の方だまったくぅぅぅぅ!
- 39 :
- スクランブル交差点のど真ん中で人目もはばからず泣いていると背後から肩を叩かれた。振り向く。
「か、係長!」
なんとそこにはネクタイでねじり鉢巻をした赤ら顔の種馬係長がたっていた。
「なにを泣いているんだ。なにが悲しい。うわはははは」
どうやら、かなり酔っ払っているらしい。
種馬係長は酒臭い息を吐きながら顔を近づけてきた。
「ああそうだ。れいの件、頼むよ」
「れいの件……?」
「なんだ、忘れたのか。ほら」
「あっ」と、僕は声をあげた。
- 40 :
- 「ああん、鳥取?どこやそれ」両手を腰にミスJJは、笑顔に薄っすらと涙目を浮かべた法被男に言った。
「2022年財政破綻した県だ。水木しげると沢田研二を産んだ偉大な県でもある」大男が事務的な口調でそう言ったので
「ああわかる!コナン君の作者も鳥取だよね」と僕も忘れられた存在になるかと大声で叫んだ。
法被の男の顔にかすかな喜びの表情が浮かぶ。
「そんなんどーでもいいっちゅうねん!ハワイちゃうやん、ビンボくさいド田舎温泉やん。まさかあんた鉄釜みたいな
湯船入れる気ちゃうやろな?畳はイヤやで、カビ臭くてたまらん!部屋も30階以上の最上階角部屋やろな?」
鼻先にミスJJの人差し指を指された法被男の顔色がみるみる変わっていった…
- 41 :
- 法被男はその顔色を赤くしたり青くしたりしながら、高ぶる感情に耐えているようだ。
そこをミスJJの非情の一言が貫いた。
「だいたいな、『鳥取』ってなんやねん。とっとりなら『取鳥』ちゃうんか。『鳥取』ならとりとりやろ。観光地って言っても出雲大社しかあらへんくせに」
その瞬間、法被男のこめかみから『ぶちぃ』と音がした。
「けけけ、県名については仕方がない。私だって疑問は感じてたんだ! でもな、いいいい、出雲大社とはなんだ!」
激高した法被男に面食らったミスJJが言い返す。
「な、なんやのん、急に」
「出雲は島根だぁ!」
- 42 :
- 僕は、なんだかすっかり展開についていけなくなっていた。
そこで、しばらく僕はこのお話の語り手として、地の文を担当しようかと思う。
- 43 :
- 法被男が言い返したと同時に、ミスJJが「あっ」と声を漏らした。
「あかん、さっき中に出されたものが……、今頃になって出てきたやんか。あっ、なんか冷た。ぞくぞくするわ……」
さっき僕が3分持たずに出したものが逆流してきたらしい。
しかし法被男はそれにかまわず、声を荒げた。
「島根と一緒にするなあ!」
そういうと、怒りにいきり立ったイチモツが、社会の窓からコンニチワ。
「鳥取の怒り、受けてみろ!」
言うが早いか、ずぶりずぶりずぶずぶとミスJJの身体の中心に突き立てる。
「あかん、あかんて! いやああん!」
- 44 :
- と、とつぜんミスJJが大爆発した!
どかあああああああん!
たちまちスクランブル交差点を中心に街は跡形もなく吹っ飛び、その被害は日本全土にまで及んだ。
人類は死滅したかに思われた。が、一部の人々は生き残り、そして暴力が支配する世の中となった。
- 45 :
- という妄想が、一瞬僕の頭を過ぎったが、現実はまだ続いている。
- 46 :
- 「お、お兄ちゃん……」ミスJJは涙をこぼした。
法被男の動きが止まる。
「今、なんて言った?」
「お兄ちゃん、私のこと忘れたの?血をわけた妹のことを」
- 47 :
- 「お兄ちゃん!」
法被男の背中からも、声がかかる。
「そうだよ、忘れちゃったのかよ!」
大男が魔羅砲の先端をぬらぬらと光らせながら呼びかけた。
「俺たち、穴兄弟じゃないか!」
法被男は何かを探すような表情で左斜め上を見つめたが、やがてあきらめた様子で腰を振りだした。
「やめて、やめてお兄ちゃん! あかんて、兄妹でこんなこと!」
「鳥取人の俺に関西弁の妹がいるか!」
「あん、あんあん、いやんやん、あんあんあん」
「うっほうっほうっほっほ!」
法被男はなおも激しく腰を振る。
「あん、あんあん、あかん、あかんあかんあんあん。時震が、また時震が来ちゃう!」
「ああああああぁぁ! でりゅぅ!」
「ら、らめ、りゃめぇぇ! おにぃひゃん!」
二人の激しいまぐわいを見て、僕はとっくに射精してしまっていた。
静かに訪れる賢者タイムの中、僕は(どうしたら3分以上持つのだろう?)と考えていた。
- 48 :
- 「そうだ、これがいけないんだ!」僕は胸のカラータイマーをむしり取り、地面に叩きつけた。
- 49 :
- 「それ弱点!」
大男の指摘に、僕は我に返ったが、後の祭りだった。
僕の意識は幕を下ろすように遠くなり、目の前が暗くなった。
- 50 :
- 目が覚めるとシミだらけの薄汚い天井に裸電球がゆらゆら揺れていた。
隣には心配顔の海老蔵が正座して泣いている。なぜか右目は充血しておらず、左目の一部だけが真っ赤だ。
が、まぁそんなことはどうでもいい。ここは俺の部屋である。元の世界に戻ってきたのだ!
「う、うぅぅぅん」俺は畳の上で伸びをしてから起き上がった。
海老蔵が抱きついてきた。
「い、生きていたんだね!よかったあ!」
- 51 :
- 抱きついてきた海老蔵が顔を舐め始めたので僕は剥げ頭をつかみ、力の限り床に叩きつけた。
「うぅぅ、私は手を出していましぇん」謎の言葉を残し、海老蔵は白目を剥いて動かなくなった。
古ぼけた部屋には焦げたタイムマシンの残骸が転がっている。
「何もかもが懐かしい…」僕の目に涙が溢れた。
その時、部屋の中央に亀裂が出来てその隙間からミスJJと大男が現れた。
「おえっなんや、この納豆臭い部屋」「ふむ、高濃度の黴菌が浮遊している」
二人を前に僕は力なく座り込んでしまった。
「ななな、何で?」
ミスJJは両手で胸元を露わにすると、そこには2010;12:20と液晶デジタルで表示されていた。
「タイムマシンが内臓されてる時空警察なめたらあかんでぇ!」
- 52 :
- 僕はすっかり海老蔵が「お」であることも忘れ、愚かな一人芝居を続けていたことを見られたのではないかとうろたえた。
- 53 :
- そうだ。そうに違いない。
僕の愚かな一人芝居を見たから海老蔵は左目を充血させたのだ!
「海老蔵、すまない……。僕のせいで」窓枠に片足をかけて呟くように謝った。「死んでお詫びをするよ」
アスファルトの地面めがけて頭からダイブした。
- 54 :
- 「君ひとりを逝かせるものかーっ!」
つづいて海老蔵もダイブした。
- 55 :
- 「あたしもイクーっ!」
ミスJJはを入れた。
- 56 :
- はミスJJの股関に突き刺さったままクネクネと円を描いて動き続ける。
ミスJJは苛立たし気にのスイッチを弱から強にした。
「もっと激しく動きなさい!こんなんじゃ全然たりないわよ!」もうこれ以上は上がらないスイッチをさらに親指で無理やり押し上げにかかる。
さすが肉便器の異名を取るミスJJ。あそこはブラックホール並みにガバガバなのだ。
「あー、もうじれったい。きーっ!」を窓の外に放り投げ、タイムマシンをあそこに突っ込んだ。
- 57 :
- タイムマシンはミスJJのあそこを人類進化の初期に戻してしまった。
あそこは現世でいうところの口だったのだ。
が近すぎる。
- 58 :
- 僕は、「あそこ」とは男のロマンだと思う。
そして同時に女の「オマン」なのだとも。
あほど。
- 59 :
- 第一部・完
- 60 :
- ある日私が天から降ってきた。
「な…何を言っているかわからねーと思うが」という名言を引用してしまいそうな話だが、確からしい。
らしい、というのは、気がついた時、私は人間の男の家にいたからだ。
- 61 :
- 「おお、気がついたかい?」
男は法被を脱ぎながら私に話しかけてきた。
「まったく驚いたよ。まさか空から降りてくるとはね。咄嗟に親方にも声をかけたけど、親方は機械の操作に忙しくて聞いちゃいない」
そう言って男は優しげに笑った。
- 62 :
- 「あの、ここは?」
私は男に問いかけた。
「俺の家……と言っても、単身赴任なんで小さなアパートさ。鳥取県東京本部観光課課長なんて肩書きは持っているけどね」
「男はそういうと、さびしげなため息をひとつついた。
- 63 :
- その溜め息はひどく鬱々としたものだったのでたちまち私は元気をなくしてしまった。なんにつけ私は影響されやすい。
「身につまされますわ」
「君には関係のないことだよ。すべては、私の責任さ」男は頭を振ってまた溜め息をついた。
溜め息ばかりをつく男だ。
- 64 :
- そのときだ。都庁が所属する秘密結社TOKYOのボスから連絡が入った。
『すまん都庁。その状態を暫くキープしてくれ』
無理言うなよ、と思ったが、話を聞いてみると、怪獣が投げられる先の中野区と杉並区が大規模な反対活動に出たようだった。
地震保険も火災保険も怪獣は例外なのである。
都庁は怪獣を肩に担いだまま南を向いたが、今度は渋谷区と目黒区で反対活動が起きた。どうしようもない。
- 65 :
- …現在都庁は怪獣を担いだまま右往左往しています。自称秘密結社 TOKYO は都庁に何をさせようというのでしょうか?そして我々には平和な日常は戻ってくるのでしょうか?
なお怪獣を操っていたダリン星人の船は地球防衛軍の攻撃により太平洋に沈みました。それでは次のニュース…」
男がつけたテレビには私には異常としか思えない映像が映し出されていた。
しかし男は、まるで普段の出来事のようにあきれていた。
「この映像はなんなのですか?」
「知らないのかい?今日の都庁と怪獣速報だよ。」
- 66 :
- 「都庁と怪獣?それって、何か比喩的なものですか?」私は目をしばたいた。
男は何度目かの溜め息をついてニヒルに笑う。「ふん。見たまんまさ。都庁と怪獣。比喩でも何でもない」
テレビの画面では特撮映画さながらの光景が展開されている。
私まで溜め息をつきたくなった。
- 67 :
- 次の瞬間!溜め息は恐怖のゲップに変わった。
太平洋に沈んだと思われた怪獣は中国の偽ガンダム目指して進み始めた。
日本をまたいで日本海に出るためには神奈川県に上陸しなければならない。
とりあえず県庁に出向き、上陸の許可申請は取った。
道路使用許可も必要か?
男の悩みは尽きない。
- 68 :
- かに思われたが、男に朗報がもたらされた。
「はい、もしもし。な、なんだってー!?」
- 69 :
- そこで私は目覚めた。
「なんだ、夢だったのか……」
- 70 :
- 私は朝食も摂らずに着替えを済ませ、慌ただしく玄関を飛び出した。
今日は近所のパR店に新台が入るのだ。
「勝てるといいなぁ」私は期待を込めて呟いた。
- 71 :
- パRへ向かっている途中、どこからともなく美しい声が聞こえてきた。
「なにをやっているのですか?パRをやっている場合ではありません」
私は声の源を探した。どうやらそれは天から聞こえてくるらしい。
「忘れたのですか?あなたには使命があるのです」
- 72 :
- 「そう、使命を待っていた。」
メタルクウラが復活したのは素直に喜ばしい。喜ばしいが、完全にプロローグのタイミングを逸した気がしないでもない。
えっと、これからどうするんだっけ?……そうだ、あの黒野郎を倒しにいくんだった。
「つっても俺、黒野郎の居場所とか全然知らねー。ローゼンの光が追っ払った?とこまでは覚えてるんだけどな」
探知系の魔法があれば存在の痕跡を頼りに追跡することもできるんだろうけど、あいにく俺は炎魔法しか知らない。
「ローゼン、メタルクウラ。あの黒いヤツがどこに言ったか探知できるか?」
この辺一帯の地図を取り出して、俺は一人と一首に問うた。
そういえば本物の神父ってどこいったんだろ。
- 73 :
- くだらない都庁と怪獣の夢はもうまっぴらだ。
天からの使命なんて妄想もまっぴらだ。
さらに脈絡の無い二次創作めいた話はチラシの裏にでも書いてゴミ箱に放りこんでやろう。
私は頭を振って、脳の片隅にこびりついた滓のような夢の残りを振り落とすと、パR屋への道を急いだ。
- 74 :
- そこで私は目覚めた。
「なんだ、夢だったのか……」
- 75 :
- そう、これはすべて水嶋ヒロが見ていた夢だったのだ。
- 76 :
- 水嶋ヒロといえば、葦田春穂が最も嫌う人間である。
- 77 :
- 居丈高にそう語ったのは元某国立大学教授のK氏であった。
K氏は文学部の教授である。しかし学生の評判は頗る悪かった。
第一、彼は男子学生をゼミから徹底的に排除している。単位を認めず留年させられた学生は百を超える。
女学生にはセクハラ三昧だ。教授室・講堂・トイレ、果てには大学近隣にの建設を市に訴えたほどだ。
しかも彼は学生の論文を盗用し、自分の手柄にしていた。某大学文学賞審査員も贈賄で買った地位である。
そんな彼が数年前、当時文学部一回生で弁論部幹事の炎上寺廣實(えんじょうじひろさね)に完全論破された。
それ以降彼は大学を追われ、今では路上生活者に身を窶している。そんな彼が新宿駅のホームで言い放ったのだ。
- 78 :
- 彼はホームレスになってもプライドが高く決して炊き出には並ばなかった。
人間働けるうちは働くべきだ、誰にも頼らず食っていくべきだ、と半ば強迫観念の如くそう思っている。
しかし大学で教鞭を振るう以外に何の職も経験がない彼は甚だ生活力に欠けていた。空き缶拾いのひつも出来やしない。
公園で水を飲むだけの日々が続いて彼は白目を剥いてぶっ倒れた。
- 79 :
- 目が覚めると彼は第二次世界対戦まっただ中の日本にいた。
裸電球のぶら下がる薄汚い兵舎のベッドの上、破れた軍服を着込んで横たわっている。手足に巻かれた包帯には血が滲んでいた。
どうやら、負傷兵としてこの時代にタイムスリップしてきたらしい。
彼はパニックった。「うわああああ。なんだなんだ、痛いよおおお!」
「うるさい、静かにしろ!」上官らしきヒゲの大男が横目に睨んで怒鳴りつけた。
- 80 :
- そこで私は目覚めた。
「なんだ、夢だったのか……」
- 81 :
- そこで私は目覚めた。
「なんだ、夢だったのか……」
- 82 :
- そこで私は目覚め
- 83 :
- ない
- 84 :
- で、くれ。俺はそう思った。
最終ラウンド、俺の出した右ストレートでリングに大の字となっている挑戦者。
ここで立ち上がられたら俺の負けだ。ポイントでは負けている。
そしてもう俺に余力は残っていない。
会場は俺を応援する桜の客とアンチの客たちの声とで割れんばかりだ。
「この八百長ヤロウ」の声が俺の胸を刺す。
- 85 :
- そこで私は目覚めた。
「なんだ、夢だったのか……」
試合はまだ始まってもいなかった。
私は控え室で拳にバンテージを巻かれている僅かな時間に、うたた寝をしていたらしい。
度胸が座っているのか。
トレーニングの疲労が溜まっているのか。
どちらにしても試合前のボクサーらしからぬ事だ。
- 86 :
- 「ちゃんと握っているだろうな」と、トレーナーの権田が訊いてきた。
「ああ、もちろん」俺は両の拳をぎゅっと固めた。
その中には河原で拾ってきた石が入っている。こうすることでパンチ力が増すのだ。
むろんこれは反則なのだが、審判は買収してある。バレるわけがない。
ついでにいうと判定まで試合がもつれた場合は無条件で俺の勝ちが決まってもいる。
準備万端だ。
- 87 :
- ところで、言い忘れていたが俺は悪徳ボクサー。
俺は審判を買収し、反則的な戦い方をすることにより、今までボクシング界で多くの実績を修めてきた。
もちろんやりすぎるとぼろがでるから、相手次第では普通に戦うなどして調整している。それでも俺の財政は黒字で、おまけに女の子にもてる。
アハハ。次の挑戦者も哀れなものだ。審判は俺に味方しているとも知らずに。
俺はにやけながら控え室を出た。
- 88 :
- たーざん対ちーたー
- 89 :
- あ〜ぁ〜ァーっア 〜ッ
- 90 :
- うきぃーィ! きききィ〜うきぃー!!
- 91 :
- 一方その頃・・・
- 92 :
- SF?なにそれ美味しいの?
- 93 :
- そう本屋の前でつぶやく一人の老人がいた。
- 94 :
- 老人は手頃な本を見つけると、手に持っていたハンドバックへさっとその本を隠す。
- 95 :
- あらゆる情報が電子化された今日に置いて、その本に記された情報は文字通り手垢まみれのものかも知れない。
それでも、印刷されたアナログ情報には一定の需要があった。
- 96 :
- 印刷本を好む好事家向けに
200枚の両面ペーパーディスプレイを束ねた
「究極の電子書籍」も発売されたが
大方の予想通りまったく売れなかった
そんなこんなで、印刷された本は、今ではかなり高価な
マニア向けでしかなかった。
- 97 :
- 「あら、高橋海冴陽さんじゃない!久しぶりねぇ」
不意に声を掛けられ、老人は飛び上がりそうになってしまった。
「こりゃあ……。どうも」
働き盛りの頃に世話になっていた、小林芽瑠萌さんである。
職場では美しさで一際目を引いていた彼女も、今ではただの"オバサン"と化していた。
老人は後ろを向いたまま、バッグに隠していた本をさっと書棚に戻した。
- 98 :
- テスト
- 99 :
- 明日のテスト飛行で彼の命運は決まるであろう
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