すべてのMac OS Xのマウスの移動にはタイムラグが存在している http://gigazine.net/news/20120208-mac-os-x-mouse-delay-32-milliseconds/ Mac OS Xを使っている人の中には「マウスの動きがおかしい……」と感じていた人もいるかもしれません。 それは、使っているマウスがおかしいのでも、何らかの設定がおかしくなっているのでもなく、 Mac OS X自体がおかしいのだそうです。 Mac OS XとWindowsを使い比べると気付くのがマウスカーソルの移動ラグ。 このタイムラグが32ミリ秒あるため、Macintosh(Mac OS X)はゲームプレイやデザイン用途には向かず 、解決方法は「WindowsかLinuxに乗り換えること」のみ。 マウス操作とタッチパッド操作全般でラグを感じるこの問題には、Mac OS X 10.4 Tigerの時点ですでに悩まされており、 Snow Leopard(10.6)、Lion(10.7)でも発生しているとのこと。 ユーザーが加速度を変更するControllerMateのようなツールもありますが、 頭がラグに慣れるまでに時間が掛かるため、あまり役立つ方法とはいえません。 原因は単純なマウスドライバの問題ではなく、Mac OS Xの前身であるNEXTSTEPのころから 描画担当として用いられているWindowServerにあるとみられています。 QuartzExtremeを無効にすることでおそらく回避可能なのではないかという噂もあるのですが、 問題はカーソルがどこかにジャンプしてしまう現象とも深く関連しているようです(こちらのバグはLionで解決済み)。 すでにこの問題はアップルも認識しており、解決に向けた努力が行われています。 Moonlight MediaでもこのマウスカーソルAPIに関連して山ほどのバグが積もり積もっているため、 修正してくれる優秀なプログラマーを募集しているところ。 ちなみに、「ミリ秒」は1000分の1秒なので、32ミリ秒は1000分の32秒。