清水宏を語ろう

1 ：04/03/05 〜 最終レス ：2012/12/31

小津と共に昨年生誕１００年を迎えた清水宏。小津さんの影に隠れてまだまだ評価は十分ではないと思う。「有りがたうさん」や「簪」「按摩と女」などの面白さはただごとではないと思うのだが。もっともっと語り継いでいかなければいかん監督だと思うのだが。

2 ：

良いねえ。個人的には新東宝時代の「小原庄助さん」「母情」が好き。
特に前者の底抜け具合は確かに“ただこと”じゃない。

3 ：

清水宏スレ作るんだったら、五所平之助スレだって作っちゃうぞ！

4 ：

戦前の方がよいね。戦前ののったりした雰囲気が
作為なく全面に出ていて今見ると本当にほっとする。ただ
演出が自然すぎるので役者がうまくないと厳しいモノがあるが。
「簪」「有りがたうさん」あたりが好きだ。

5 ：

>>4 同感。清水さんの作品、一部しか観てないけど、とくに後半の子供を使った作品だとなんだか説教くさい感じのするものがあった。小児マヒの学校をつくるやつとか。
「蜂の巣の子供たち」あたりはかなり面白かったけど。清水さんの面白いのは、やはり戦前のとぼけた感じのものがいいですね。
当時のほかの監督作品と並べて観るとまったく異質の映画を撮ってるのすごいですね。素人使ったり、ロケ中心だったり。
「花形選手」の冒頭の延々と軍事訓練をするところなんかも爆笑ものだったなあ。
>>2 「母情」観てないけど、「小原庄助さん」もいいですねえ。清水さん、松竹にふさわしくない監督だということでくびになったらしいけど、具体的にはどういうことだったんだろうか。

6 ：

>>5
ええっ！？清水監督なんて松竹の代名詞みたいな監督と思ってたのにふさわしくないなんて・・・
ほんとにどういう経緯だったんだろ。
自分はまだ10個ぐらいしか見てないけど、｢恋も忘れて」と「七つの海」が傑作だと思った。

7 ：

>>6　清水宏に関する書籍があまりないので僕もよく知らないんだけど、誰かの本で、清水宏は非常に性格が悪く、
とにかく品がないというのでくびにされた、と紹介されたのを読んだことがある。それが具体的にどういうことかは
わからないんだけどね。戦前の映画作りの突出した感じからいっても、型破りな人であることは間違いないんでしょうね。

8 ：

小津映画は当たらないと言われたときに
俺が売れる映画を作るから
小津は小津らしい映画を撮り続ければいいんだ
みたいな事を言った人でしたっけ

9 ：

その発言はわからないけど、清水映画は当たったんじゃなかったかな。
後で溝口健二は「清水君は天才です。僕や小津君は努力家にすぎない」
と語り、小津は「自分は俳優のすべてを演出するが、清水君は何も指示
しないのにちゃんと清水流になっている。やっぱり天才だ」と語ったと
いいますね

10 ：

「有りがたうさん」観ると、上原謙の真似をしてつい「ありがとうー」っていいたくなる。
流れ者娼婦役の桑野通子さんも素晴らしかったですなあ。

11 ：

田中絹代と結婚してたんだよね。

12 ：

そうそう。新藤兼人の「小説田中絹代」だっけ、そのあたりの話がでてきた。
絹代は清水宏によって女の悦びを覚え、あってないときもそっちのほうに
すっかり頭がいっちゃって仕事どころではないみたいな描写があったんじゃ
なかったかな。清水は五所さんにとられまいとして、半ば強引に奪っちゃった
らしいんだけど。　
　まあ、結局長続きは清水の女癖の悪さもあって長続きしなかったんだけど。
夫婦喧嘩の最中、清水に殴られた絹代が腹いせのように、布団の上でおしっこ
しちゃうんですよ。たしか。

13 ：

田中絹代が１６か１７才の頃だよね？
試験結婚したの

14 ：

うん。１０代、もう少し後だったかも。城戸四郎所長が試験結婚を言い出したんじゃない？
まだデビューしたての女優を嫁にくれなんて、考えてみればめちゃくちゃな話。今だとスキャンダル
で考えられないけど、そのあたり、まだまだのんきな時代だったといえるかもしれない。

15 ：

1927(昭2)年　絹代 17歳
清水宏監督による『恥しい夢』が好評を得て出世作となる。
この年清水監督の求婚を受けて、同棲生活に入る。
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/kinuyo21/LIFE/life2.htm
おさな妻。。。。。。

16 ：

田中絹代ってモテたんだな
あの顔でといったら失礼だが

17 ：

>>15　そうか。１７歳で「恥しい夢」か。絹代が１４のときにもう清水宏は
絹代を抜擢していたわけだ。おさな妻。清水もたまらんものがあったんだろ
うなあ。清水は同棲後も誰だったかなあ、当時の別の女優に手を出していたはず。
　絹代の経歴見てて思ったけど、小津脚本の監督作「月は上りぬ」って、
カラ舞台とか構図とかちょっと小津調を意識していて、何だか妙な作品だった。
　

18 ：

>>16　正直言って美人とはいえないよね。大分後の作品になるが
成瀬の「流れる」、あの豪華な女優陣の中で田中絹代は芸者でも
おかみさんでもなく、お手伝いさん役。それがなんと似合っていた
ことか。失礼な言い方になっちゃうけど、大女優というには
ちょっと貧相なところがあるよね

19 ：

そういえば、稲垣浩『嵐』のお手伝いさん役も妙にはまってたな。

20 ：

「嵐」もお手伝い役なんだ。作品全体を眺めてみてないけど、
小津の「風の中の牝鶏」とか、その後の姥捨てものとか、
悲惨な役もけっこうある。清純派としては初期作品にあったけど、
美女の主人公役ってあまりないかも。
そういう顔立ちじゃないもんなあ、どう観ても。
結局、清水宏の作品には初期のころしか出てないんだな。

21 ：

清水の女癖の悪さって有名な話だよね。
しかもロリコンときてるからタチが悪い。
自分の作品に出た女優に手を付ける事が多かったらしいね。
小桜葉子も少女時代にその毒牙に遭ったとかなんとか。
珍しく清水を特集したムック本にそんな感じの事が書いてあった。

22 ：

清水宏って「才能あるクソッタレ男」なんだね
そういや小津が亡くなったとき
「みんなから好かれた小津監督が早死にして
　みんなから嫌われた清水監督が長生きして・・・」
みたいなこと言った人いなかったっけ？
小津と清水は仲良しだったらしいがね

23 ：

>>17
清水も当時まだ24歳だからね。
てか、今の俺ぐらいの年で17歳のアイドルと結婚か･･･

24 ：

ごめんなさい。てっきち清水宏一だと思って読んでました。
マイムマイム〜ビバップハイスクール馬鹿野郎の映画かと。猛省。
（´・ω・｀）

25 ：

>>18
美貌がなければ、大女優と呼ばれないということはないでしょう。
その「流れる」にも出ている杉村春子とかさ。
山田五十鈴だって滅茶苦茶綺麗って事はないし。
表情作るのがうまくて的確だから、無茶かわいく見えるけども。

26 ：

>>25 たしかにそうですね。もちろん、大女優ということは認めた上でということで。
ちょっときつくいいすぎたけど、けなすつもりはないの。
「簪」の田中絹代も素晴らしいと思う。斎藤、笠、日守さんらアンサンブルもよく、
とくに斎藤の紅顔ぶり、「情緒」が足に刺さった笠さんの訓練シーンは笑わせてもらった。

27 ：

>>26
あれって「情緒が足に刺さった」から、それだけでびっこ引いてんのかね？
それとも、もっと深い傷なんかな？産まれつきとか？傷痍軍人だったとか？？
清水の演出にしては、びっこの引き方がやけに大袈裟なよーな・・・。
ところで、俺は小原庄助さんの一本背負いに凄まじいダンディズムを感じたな。
あの瞬間の画面だけ、なんだか別次元に連れてかれたよーな気がしたよ。
あーゆーのは、溝口とか小津には確かにできないね。

28 ：

今日、｢サヨンの鐘」見てきたけど、あんなに李香蘭を綺麗に撮ったの見たことない。
台湾を舞台にした国策映画・・・と思って構えて見てたのが一気に持ってかれちゃった。

29 ：

>>27 びっこの引き方が大げさ。なるほど笠さん、けっこう痛そうな感じでやって
たよね。うーん、それを示唆するようなセリフがあったか覚えていませんが、
笠さんの芝居がそうだったのでは。傷が深そうな程、田中絹代にアピールできる
という計算もあったかもしれないね。　
　「按摩と女」のラストシーン、キャメラが高峰さんをおってグラグラっと妙に
素人っぽい感じで揺れるよね。あのかっちりしてない撮影も、小津、溝口にはできない
不思議な感覚を感じたなあ。
　>>28 それ観てない。観たい観たい。やっぱり気のきいた監督は戦時中に映画撮っても
うまいこと自分の映画を撮っちゃうもんだね。マキノ正博もそうだもんなあ。それか小津
のように撮らない、という選択肢もある。小津さんの場合は結果そうなったということだ
ろうけど。

30 ：

　フィルメックスでは清水宏１０本上映したんだよね。それにしても
今、何本くらい清水宏の映画を観ることが可能なのだろうか。

31 ：

笠さんも恩人みたいに言ってるね。
ってそれぐらいしかいないんだけど・・・
チクリ魔で女好きだったら嫌われても仕方ないかなぁ
「映画女優」じゃ渡辺徹が演じてましたっけ

32 ：

「簪」は笠の役が傷痍軍人という設定だったので戦時中という時代に関わらず企画が通ったらしい。

33 ：

性格的に問題があったのは事実らしいが、戦争で親を亡くした浮浪児を何人も引き取って生活の面倒を見るなんて中々できるものではない。
清水ファンとしては癖のある性格よりも「子供好き」というポジティブな面を強調したい。しかし、その元浮浪児が清水の死後、清水の奥さんに対して財産目当ての裁判を起こしたと言うのはがっかり。（涙）

34 ：

>浮浪児を何人も引き取って生活の面倒を見るなんて中々できるものではない
ロリコンだから。よくあることです。

35 ：

だいたい100年祭って言うのに小津とのこの扱いの差はナンだよ！
シネフィルは一体何のために存在しとるんだ！こういう巨匠を宣伝するためだろが！
スクリーンで見てこそ映画、とかしたり顔でほざく前にビデオが弱小レンタル店にずらっと
並ぶぐらい彼らを有名にして見せい！

36 ：

test

37 ：

>>33 財産目当ての裁判。あちゃー、本当ですか。恩をあだで返すとはこのことだな。
「蜂の巣の子供たち」、観てたら環境で顔が捻じ曲がったようなすごい顔した関西弁の
子がいて。だんだん馴染んでくるけどね。最後の山のぼりのシーンなんか泣けた。
「その後の蜂の巣の子供たち」は死んだはずの子が出てきて、あれはフィクションでした
ってことから始まる。その映画作りも清水らしい、自由闊達なものって感じ。
>>36　そのとおり。ばんばんやってほしいね。

38 ：

>>32
＞「簪」は笠の役が傷痍軍人という設定だったので
う〜んでも映画の中では出てこなかったような・・・。そんなところを
示唆するようなシーンってあったっけ？
でも、笠智衆より、やっぱり一番インパクトが強いのは
あの学者センセイでしょうね。それとものすごく頼りない日守新一。
田中絹代は美人じゃないけれど戦前は庶民的でかわいらしく、戦後は
演技派、ということなのだろうね。古い話題でごめん。

39 ：

>>38　学者先生＝斎藤達雄。ちょっと清水から話題それちゃうけど、ＢＳの小津特番みてたら、
海外生活がけっこう長く、洗練されたプレイボーイ。身長は１８３。小津の気に入った女優、
片っ端からさらっていったんだってね。その割りに、「生まれてはみたけれど」や「突貫小僧」の
おふざけ演技もかなり笑わしてくれたけど。一方、日守さんは性格もよく、みんなに好かれていた
人で亡くなったときは社葬だったんだって。人柄の良さにじみ出てるもんなあ。

40 ：

＞＞２７「小原庄助さん」の背負い投げのシーンは自分も凄いと思った。これ
ほど緊迫感のあるアクションシーンはめったにない。てっきり大河内自身が柔
道経験者だと思っていたが、経験はないらしい。「姿三四郎」撮影のために少
し練習した程度だというから、あの映像の力は清水の演出の力ということにな
る。見事。

41 ：

　『小原庄助さん』面白い作品ですね。エンドタイトルにはビックリ。
『暁の合唱』という作品も良かったです。若き日の木暮実千代の
華やかな美少女ぶり。。

42 ：

「恋愛修学旅行」のあらすじ読んで、激しく見たいんだが
見る方法ないすか？

43 ：

始めまして。
　川本三郎さんの本で始めて知りました。
子どもが大好きだったということで悪い話は書いてありませんでした。
最期は本を読んでうたたねしているうちになくなったそうで穏やかな本人の映画のような穏やかな一生だったのかと思っていました。
｢今ひとたびの日本映画｣の
　口笛吹いて子どもは元気　に　蜂の巣の子供たちのことが書かれてあって　鐘の鳴る丘　が当時のやらせだったと批判し、この作品は本物の孤児を使っていること、子ども達が明るくて元気なことを高く評価しています。
　按摩
　テレビ放送は無理なんでしょうか。
　

44 ：

按摩と女　
題だだけで、おもしろそうですね。
　

45 ：

「按摩と女」、スカパーで昨年放映しています。フィルムは残っているわけですから、
また放映するチャンスはあるのではないかな。

46 ：

按摩ものでは「簪」にも按摩が登場する。これもひなびた温泉場が舞台。

47 ：

図書館で「金環蝕」見た。
ちょと偶然が多すぎるが、楽しめた。
ロケも多く、ゴルフ場のシーンもあるんですな
社長令嬢？役の女の子が、今のアイドル並に可愛いかった。

48 ：

図書館！　ほー、ずいぶんいい企画をやるもんだなー。うらやましー

49 ：

文芸座で、また小津特集をやるらしいが、ビデオでほとんどが見られる監督の
特集をするよりも清水ブームを作るぐらいの気迫で清水特集をやってくれない
だろうか。
何とかなりませんか

50 ：

巷の名画座じゃ、まず無理だろう。
三百人劇場でさえ清水特集は数本しか上映できないのが現状。
望みの綱はフィルムセンターぐらいか・・・
岡田“ビヤ樽”氏のアトリエ・マニュークに皆でリクエストのメールを出そう！

51 ：

三百人劇場では時々特集上映が組まれていますが最近は上映されませんね。
http://www.so-net.ne.jp/movie/filmex2003/031124/talk1124.html
＜崔洋一、清水宏を語る。＞

52 ：

>>49-50
去年、山田宏一氏の肝いりで、新文芸坐で清水の特集をやろうという企画があったが、
フィルメックス＝フィルムセンターで清水レトロスペクティブがあることを知り、断念したという。

53 ：

昨年のフィルメックスの特集では
字幕版を上映しなければならない関係か、ＦＣ所蔵プリントは僅か２，３本で
ほとんどが、どこやらのあやしげな財団所蔵の粗悪なプリントばかりで
ＦＣは名前と場所（といっても地下の小ホール）を貸しているだけの
消極的な役割しか担っていない印象が強かったな。
あのぐらいの規模だったら>>52の、新文芸座の企画の方が期待できたかも。
今からでも遅くはない>山田氏＆永田さん！

54 ：

>>53
松竹は、けっこう古い作品のプリントを持ってますからね。とはいえ、１６ｍｍ
が多くなるでしょうが・・・。
山田さんは、そんなに清水作品は観ていなかったらしいですが、近年、フィルム
センターやビデオ、映画祭などで観て惚れこんだようですね。
フィルムアート社で清水本を出している、田中眞澄一派のようなうるさ型も
おりますね。

55 ：

戦前の撮影所システム全盛時代に、あれだけ自由な映画作りをし、かつ面白い
映画が撮れた清水って才能、まだまだ見たいし、埋もれさせたくないですね。
「有りがとうさん」なんてロードムービーだもんね。今でも十分受けるってか、
全然古くないとおもうんだけどなあ。日本人として清水知らないって恥ずかしい
ことのような気がする。まるで自国の映画を知らないアメリカ人と一緒。

56 ：

　５１さん、ありがとうございます。
　対談が大変おもしろかったです。
　評価している人はいるのですね。
　イラン映画とか比較がわかりやすかったです。

57 ：

>>しかし、よりによってなんで崔なんだ。崔ごときに清水宏を語ってほしくない気がする。
崔って一本でもまともな映画撮ったことある？　「月はどっち」なんて最低じゃん。プロデューサー
もまともなものない気がするけど。
まだ小津とのつながりって意味では黒沢、青山のほうがシンポの人選とだぶっても
全然いい。崔はいくらなんでもないよー！

58 ：

フィルメックスで清水を知った俺はバカだ。徐々に清水ファンになって、今完全な
清水ファンになった。現在清水を上映してくれる劇場は存在しない。フィルメックス
で三本しか清水を見なかった自分を呪う。

59 ：

6月27日（日）13:00より国際交流基金フォーラム（溜池山王）にて
「按摩と女」上映するよ。よかったじゃん>>58。

60 ：

>>５９　清水作品の上映は「按摩と女」の一本だけですか？　

61 ：

http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/movie/fsp1.html

62 ：

清水宏は「遊戯シリーズ」「ヨコハマＢＪブルース」など松田優作の作品や、
「弾丸ランナー」「ポストマン・ブルース」などSABU監督の映画に出ている清水宏、
さらに劇団山手事情社出身で、ピンのライブでシンバル漫談とかをやってる清水宏もいてややこしい。

63 ：

18 ：この子の名無しのお祝いに ：04/05/30 21:53 ID:kP3xzMGa
清水宏監督の「彼と彼女と少年達」の１６mmフィルムを
上原謙が所有してたらしいが、行方はどうなったんでせう？？
加山雄三は昔、家にあった１６mmフィルムを何本か観たらしいが
その中に「彼と・・」があったかは不明。
「彼と彼女と少年達」・・・観たい！

64 ：

　かつて清水宏は、「蜂の巣の子供たち」に協力した女子大生を手ごめにしたという
事実があり、トンデモないやろうであるが、映画はいいですねえ。ふざけんな。
ちなみに私は、今や廃盤と化してしまった「有りがたうさん」「花形選手」ほか
清水作品のビデオを１１本しか持ってないんですよねえ〜〜〜。はっはっは。
清水作品とゆえば藤井貢や大山健二も常連でいい味出してますね。ああそういえば、
「大学の若旦那」にはあの悲運のアイドル水久保澄子嬢も出演してたなあ。胸が痛む。

65 ：

>>62
殿山泰司スタイルの文章やな。

66 ：

59さん、ありがとうございます。東京の映画スケジュールは頭に入っているつもりが見逃すところでした。しかしもっとたくさん観たい・・・

67 ：

昨日、このスレを見つけて、ついウッカリと『有りがたうさん』を
観返してしまった。上原謙の「ありがとう〜」というセリフと、
バスの暢気極まりないクラクション、下田の山や海の風景、
のどかな劇伴などが相まって、誠にもって飄逸味ある味わい。
ＤＶＤ化して欲しいもんです。

68 ：

>>67
ホントにいい作品ですな
バスのクラクションとＢＧＭ（劇伴）が
妙に同化していて心地よいです。
「ありがとうさんもそろそろお嫁さんを・・」と乗客に
言われたとき、築地みゆきと顔を見合わせておりましたが
二人は両想いなんでしょうね
一緒になるつもりだから、シボレーを買う金で、彼女を救ったと
解釈しましたんですが・・・・
原作は、一晩床を共にして次の朝のバスで下田？に帰ったんでせうか？

69 ：

>>６８　築地、ではなく、桑野みゆき、ですよね

70 ：

このヒトが石井輝男の師匠です。
どっちもすごいねぇ。

71 ：

>>69
桑野みゆきは昭和11年には、まだ生まれておりません。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=131740

72 ：

>>68
築地まゆみです。

73 ：

清水さん、「花形選手」もいいですねえ。とくに冒頭の訓練シーンのトラックバック、素晴らしいと思った。

74 ：

今月はスカパーで若大将シリーズの元祖、「大学の若旦那」放映していますねえ。うれしい限り。

75 ：

くくく、見たいっ！でも見れない。。。。。。。泣

76 ：

ＤＶＤは出ないの？

77 ：

「暁の合唱」上映決定！！阿佐ヶ谷にて。

78 ：

ヒロシ役はまってたな〜

79 ：

test

80 ：

先日「暁の合唱」観た！　なんとこの作品は「有りがたうさん」に続く、バスものだったのねえ。笑いながらしみじみする好篇でした。

81 ：

>>80
まだ清楚な感じの木暮実千代がいいねえ　
セーラー服姿もバス車掌姿もお宝物

82 ：

忘れられた巨匠だな＞清水宏
戦後すぐの映画雑誌見ると清水、小津、溝口、内田が日本映画の
巨匠と書かれている。

83 ：

9/28(火) 15:00 七つの海 前篇 R篇 '31 松竹蒲田 清水宏 川崎弘子/岡譲二 jmdb
七つの海 後篇 貞操篇 '32 松竹蒲田 清水宏 川崎弘子/

上映決定！！

84 ：

　清水宏に関する本って今では『映画読本　清水宏』
だけなんでしょーか。ようやく先日買えたのですが、
作品数が多いのにビックリ。短編が多いようですが。
　故・突貫小僧とかの談話も面白いですね。なんだか
溝口健二以上に面白そうな人ですが、資料ないでしょうか。

85 ：

先日スカパーで「東京の英雄」やってましたねえ。
子供時代は突貫小僧で、大人になると藤井貢になってる。
吉川満子さんのお母さん役も素晴らしい。
それにしても女給さんを抱える商売って
当時あんなに差別されていたものなのか。
そのせいで娘の桑野通子は結婚して即離婚されるし、
弟もぐれて与太者になっちゃう。けっこう悲惨な話で驚いた。

86 ：

>>85
映画ではハッキリと描かれていないが
配役を見ると『チャブ屋の女』とあるから
チャブ屋＝洋風娼家のようだね
店でダンスして気に入ったら二階の部屋に行くらしい
｢恋も忘れて｣で桑野通子が演じたのは
そのチャブ屋で働く子連れ女

87 ：

tes

88 ：

>>86
横浜の黄金町だったかな？
１階で飲んで、気に入ったら２階の部屋に行くって
店が学生の頃あった。
友達に付き合って行ったが、そのまま帰ってきたw

89 ：

>>86 「チャブ屋」＝洋風娼家、知らなかった。なるほど、それなら納得。ありがとうございます。
吉川さんも道理で店を閉めるとき、借金はチャラにするとか、「お前さんたちも
足を洗って」なんて言ってたんだ。
「恋も忘れて」も観てみます。

90 ：

age

91 ：

宏

92 ：

｢恋も忘れて｣の中では桑野通子がチャブ屋のホールで
一人踊る場面やベッドでの下着シーンがあり見所
前回CSで放映した時録画しなかったので再放映を
待っているのだが　なかなかやらないね
CS銀幕の美女・桑野通子part３に期待しているが
いつになることやら・・・・

93 ：

「大学の若旦那」面白かった！　藤井貢、いい！！
「恋も忘れて」、暗い話だけど、いいよ！　泣けた。佐野さん、桑野さんも素晴らしいし、
突貫小僧も悪がきで出演してたんだねえ。

94 ：

忍節子と森川まさみ、出演してたっけ。

95 ：

『恋愛修学旅行』や『恋愛豪華版』観てみたいのだが
フィルムが残っていないとは・・・・＿|￣|○

96 ：

『恋愛修学旅行』や『恋愛豪華版』、タイトルだけで面白そうですねえ。
どこかにフィルムないもんですかねえ。

97 ：

清水って品性を欠くってことで松竹をおわれたそうだけど、本当かな。
彼の人柄をうかがい知れる文献ってありますか？

98 ：

>97
｢映画読本　清水宏｣にも少し触れている箇所があるね

99 ：

>>98　ありがとうございます。でも映画読本以外の資料ってなかなかないもんですね。

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