『チャート式 基礎と演習英作文』(中尾 清秋著)については、『英作文参考書の誤りを正す』(河上道生、J.D. Monkman共著。大修館書店)で何箇所か 訂正が必要な点が指摘されているよ。たとえば、 このマッチ箱は空だ。別のをもう1つ台所から持ってきて下さい。 に対する訳文 This box of matches is empty. Get me another from the kitchen. について、次のように指摘している。 matchboxに訂正する。box of matchesはマッチが入っている箱である。matchboxは空でもよい。a bottle of beer はビール 入ったビン ; ビン1本分のビールだが、ビールを飲んでしまえば、a beer bottle であるが、もはやa bottle of beerではない。
18 :
また、「この大きさの封筒を売っている店」をa shop where they are selling envelopes of this sizeと訳していることについて、 次のように指摘している。 英語では進行形ではなく単純形のsellがnormalである。
最初に断っておくけど、自分は別に中尾氏のあの参考書が「悪書だ」とか「マチガイだらけ」なんて一言も言っていない。>>17 で「何箇所か訂正が 必要な箇所がある」と言っただけ。マッチ箱の件は「どうでもいい」と思う人がほとんどだろうが、現在時制と現在進行形の使い分けはそうはいかな いよ。訂正が必要な大きい問題点は、これも時制関係だけど、下記の通り。 (引用始め) 父は弟に「ロンドンはイギリスの首都だよ」と言った。 (直説話法)My father said to my brother, "London is the capital of England." (間説話法)My father told my brother that London is the capital of England. [注意] これを that London was とするのは誤り (引用終わり)
28 :
上記の[注意]は明らかに間違っている。著者は被伝達文が「一般的真理、不変の事実」の場合は「時制を一致させてはならない」と考えている ようだけど、それは誤解。Longman English Grammar (L.G. Alexander著)には、下記の記述がある。 (引用始め) 不変の状態や状況は、過去形の伝達動詞の後に単純過去形で表されるのが普通である。なぜなら、こういった状態は現在でも変わらないこと だからである。 (例文)Copernicus concluded that the earth goes round the sun. しかし、「近接の時間についての原則」に従って、次のように言う場合もある。 (例文)Copernicus concluded that the earth went round the sun. (引用終わり) この本によると、「近接の時間についての原則」とは、「主節における現在時制は、従節にも現在時制を従える。主節における過去時制は、従節 に過去時制を伴う」というもの。
29 :
まとめると、被伝達文で「一般的真理、不変の事実」を述べるときに過去形を使っても別に間違いでもなんでもない、ということ。 that London wasでも英文として正しい。
クエスチョンボックス簡約版から進行形の解説を 進行形は単純時制と違って動作なり状態が 眼前にあるように述べるものですから 叙述が生き生きとしています。 従ってこの形には主観的な、 また感情的な感じを与えたり、 注意を集中させることが多いのです。 wear、liveに限らず状態を表す動詞を 進行形に用いた場合も、一時的な状態を 表すほかに感情が加わる場合もあります。 例文として He lives in Tokyo. He is living in Tokyo. この例文はよく文法書に引用されてますよ They are selling 品物はつまりこうなのでは?
中尾先生はご自身がネイティブそのものと言ってもいいほどの英語の超達人。 その先生が書いた本にそんな初歩的な誤りが書かれているとは思えないしね。 >>50-51の指摘が妥当なんじゃないかな。 ついでに進行形と言えば、will+動詞の原形よりも、will be 〜ingのほうが、 婉曲なやわらかい表現になるということも覚えておこう。 前者は、話し手の意志が露骨に表れているのに対して、後者はもう少し控えめなニュアンス。 We will soon be arriving at the Tokyo station. これはよく新幹線等の車内アナウンスで聞かれる表現。 will arriveだと、まるで新幹線が自らの意志を持っていて乗客を強引に東京駅に連れて行く、 というようなニュアンスになってしまうが、will be arrivingだと、客観的に、 もうすぐ東京駅につきますよ、と知らせている言い方になる。
53 :
ここは、2つの文から話者の状況を察すると、むしろthey are sellingでいいんじゃないの? >この大きさの封筒を売っている店を知っていますか。 >4、5軒の大きな店で聞いてみたのですが、こんな大きな封筒を売っているところはどこにもありません。
54 :
>>52 中尾先生はご自身がネイティブそのものと言ってもいいほどの英語の超達人。 その先生が書いた本にそんな初歩的な誤りが書かれているとは思えないしね。 >>27 の (引用始め) 父は弟に「ロンドンはイギリスの首都だよ」と言った。 (直接話法)My father said to my brother, "London is the capital of England." (間接話法)My father told my brother that London is the capital of England. [注意] これを that London was とするのは誤り (引用終わり) は読んだの?おもいっきり間違えているわけだが。
55 :
少しひねります。 『チャート式 基礎と演習英作文』の昭和55年2月1日第5刷には、次の英文が書いてあります。 My father telephonded from the ariport just now that his plane would leave an hour later on account of the dense fog. 関心のある人は、an hour laterに注目してこれの原文(和文)を考えてみてください。
名誉博士号(例えば 医学) 英文標記: Honorary Doctor of Philosophy in Medical Arts 貴殿のご専門はどの分野に 社会学 Sociology 経済学 Economics 整体学 Chiropractic therapy 経営学 Business management 教育学 Education 薬学 Phamacololgy 生物学 Biology 政治学 PoliticaL science 法学 Jurisprudence 化学 Chemistry 文学 Literature 神学 Divinity 電気工学 Electric engineering 電子工学 Electronics 機械工学 Mechanical engineering 医学 Medical arts 宗教学 Science of religion 軍事学 Military science 心理学 Psychology 美術 Arts 土木 Civil engineering 栄養療法学 Science of dietary cure 環境衛生学 Science of environmental sanitation 美容学 Science of cosmetic 自動車工学 Science of automotive mechanics 建築学 Science of architecture 家政学 Domestic science 他
88 :
私の推薦により、すでに多くの優れた方々がかかる栄誉をこの国立ミンダナオ大学より授与されております。 ご本人をはじめご家族の喜びは大変なものです。人知れず長い間の研鑽努力を通してその間に培われた 豊富な知識と経験は、この受賞によって見事に開花しさらにその能力を高め、 より幅広くは発揮できることへの自信と意欲がさらに深まり、 社会的な信用はもとよりその将来はさらに明るく希望に満ちてまいります。 あなた様が成功不成功にかかわらず、まじめに努力されたお方であるならば その不撓不屈の逞しさも評価の対象になります。 ぜひご自分で自分自身をほめてあげてください。 博士として人生の一つの節目を今ここに気高く飾ってみてはいかがでしょうか。 子々孫々に至るまで貴殿の栄誉を誇りに思うことでしょう。 IFADOは INTERNATIONAL FRIENDSHIP` AND ACADEMIC DEVELOPMENT の略号で 「国際友好学術発展機関」といえましょう。 ミンダナオ国立大学および同国教育大臣より認定された唯一の名誉博士学位授与認定機関です。 その理事にはヒリッピンの元大統領のラモス氏と、元大統領のマルコス氏の夫人でイメルダ氏もおります。 私はその日本代表をつとめております。 特に私は縁あって政府要人による紹介で同国立大学とは学術文化交流と振興に力を尽くしたとして その功績が認められ名誉教授の栄誉を授与されました。 実際私はいまもなお同大学の教壇に立って日本文化の講義、あるいは日本語の指導などをしております。 この関係で私に与えられた権限により私の推薦する方々に対してのみその名誉博士授与に必要な審査料、 登録料など諸費用は通常の半額、わずか60万円ですみます。学界ではかかる費用は100万は軽く超えます。 ここに私は,上記の資格条件において、私の「英語作文力養成講座」の熱心な受講生として 貴殿を推薦するものであります。