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2013年03月家ゲーRPG178: AAAキャラバトルロワイアルpart9 (518)
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AAAキャラバトルロワイアルpart9
- 1 :2011/10/06 〜 最終レス :2013/02/28
- ここはトライエース(以下AAA)キャラでバトルロワイヤルを行う企画です。
参加資格は全員にあります。
参加型リレー小説というテーマを元に、皆さんで物語を作り上げていきましょう。
・企画発祥スレ
バトルロワイアル企画を考える inゲームサロン
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1160050565/l50
・過去スレ
http://game12.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1162909976/
http://game12.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1172767328/
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1186147301/
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1204348476/
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1222700688/
http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1235281316/
http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1246787825/ (実質part7)
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1279622643/
・まとめWiki
http://www23.atwiki.jp/aaarowa/
・したらば掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9356/
詳しい説明・ルールは>>2以降
- 2 :
- 【基本ルール】
・全員で殺し合いを行い、生き残った最後の一人が勝者。
・勝者には元の世界への帰還と、それとは別の褒美が主催者より与えられる?(未決定)
・参加者間でのやり取りに反則はない。
・参加者全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者無し)となる。
【スタート時の持ち物】
・参加者があらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収。
(義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない)
・また、衣服とポケットに入るくらいの雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される
・ゲーム開始直前に参加者は開催側から以下の物を支給される
「デイパック」→他の荷物を運ぶための小さいリュック。鞄などの類であればなんでも可
「地図」→ 大まかな地形の記された地図。禁止エリアがあるならば、それを判別するための境界線と座標がひかれている。
「コンパス」→ 安っぽい普通のコンパス。東西南北がわかる
「照明器具」→ 着火器具+携帯ランタン(油は2〜3日分or切れない)、または懐中電灯。
「筆記用具」→ 普通の鉛筆と紙、もしくはノートの類。
「水と食料」→ 通常の飲料と食料。目安としては通常の成人男性で二〜三日分。
「名簿」→全ての参加者の名前のみ明記。
「時計」→ 普通の時計。時刻がわかる。主催者側が指定する時刻はこの時計で確認する
「ランダムアイテム」 → 何かのアイテムが入っている。作中の道具や武器、銃火器など
【放送関連】
一日四回、六時間毎に放送が入る。(0時、6時、12時、18時)
放送内容は「禁止エリアの場所と指定される時間」「過去6時間に死んだキャラ名」
「残りの人数」「主催者の気まぐれなお話」等。
【首輪・禁止エリア関連】
ゲーム開始前からプレイヤーは全員、「首輪」を填められている。
首輪が爆発すると、そのプレイヤーは死ぬ。(例外はない)
主催者側はいつでも自由に首輪を爆発させることができる。
この首輪はプレイヤーの生死を常に判断し、開催者側へプレイヤーの生死と現在位置のデータを送っている。
24時間死者が出ない場合は全員の首輪が発動し、全員が死ぬ。
「首輪」を外すことは専門的な知識がないと難しい。
下手に無理やり取り去ろうとすると首輪が自動的に爆発し死ぬことになる。
プレイヤーには説明はされないが、実は盗聴機能があり音声は開催者側に筒抜けである。
開催者側が一定時間毎に指定する禁止エリア内にいると首輪が自動的に爆発する。
なお、どんな魔法や爆発に巻き込まれようと、誘爆は絶対にしない。
例え首輪を外しても会場からは脱出できないし、禁止能力が使えるようにもならない。
首輪の材質は「何が起きても首に超フィットする不思議なご都合主義パワーが篭った首輪」。
よって体を巨大化させるなどしても首輪を外すことは出来ない。
主催者側が一定時間毎に指定する禁止エリア内にいると首輪が自動的に爆発する。
禁止エリアは1時間ごとに1エリアづつ増えていく(以前は2時間に1つだったが、ペースが速まった)
- 3 :
- 【能力・能力制限関連】
身体能力、攻撃能力については基本的に無し。
(ただし敵ボスクラスについては例外的措置がある場合あり)
治癒魔法については通常の1/10以下の効果になっています。蘇生魔法は「気絶状態を治す」程度。
キャラが再生能力を持っている場合でもその能力は1/10程度に制限される。
しかしステータス異常回復は普通に行える。
その他、時空間移動能力なども使用不可。
MPを消費するということは精神的に消耗すること。MPを消費する=疲れる。
全体魔法の攻撃範囲は、術者の視野内にいると判断された人物。
MPは自然に徐々に回復(通常時なら二時間で10%、睡眠時はその2倍ぐらい)?
【キャラの特殊能力制限で決まっている設定】
・レナス 原子配列変換及びMP変換、世界再生能力の無効、精神集中※後述
・フェイト ディストラクションの弱体化(本編で使える技は特に制限なし)
・マリア アルティネイションの弱体化(本編で使える技は特にry)
・レザード 移送方陣の無効 屍霊術(一人ぐらい)
※レナスの精神集中について
1.放送毎に1回使用可能
2.使用中は完全に無防備
3.使用するには集中できる環境が必要
4.聞ける声は任意で選べない
5.声は聞こえるが人物を特定できる程鮮明ではない
6.ブラムス(不死者)探知能力は無し
7.一応レナス一行が介入する事でその人間の死を回避する事は可能(放っておいたり、間に合わない場合は当然死亡)
【アイテム・クリエイション・料理関連】
アイテムによる回復は制限を受けない。
料理は「材料があればつくれるが、回復効果はない」いわゆる空腹を満たす程度。
ボーマンの調合スキルは薬草があればOK
【フェイズガン関連】
フェイズガンは弾丸がなく、エネルギー弾を発射する銃である。
だから弾込めする必要はないが、エネルギーが切れると撃てなくなる。
最大エネルギー量は100%で、銃の残量を(***/100)と示す。
[例] (70/100)とすると,残量が70%残っていることになる。
銃の威力または性能によって、弾を撃ったときの消費量が異なる。
またエネルギーが足りないときは一切撃てない。
[例] 残量が(41/100)の時、パルスショットガン(散弾式のフェイズガン)消費エネ33%は撃てるが、
残量が(32/100)の時は撃てない
フェイズガンのエネルギーは放送ごとに50%補充される。
注意)徐々に補充されるわけではなく、一気に補充される。
フェイズガンを所持品と持っているとき〔名前〕〔性能〕〔消費エネルギー〕〔残量〕の順番に書く。
【会場関連】
舞台になるのは原作ロワと同じ沖木島。街並みは現代風の田舎町。
現地調達できるアイテムは『普通に使ったら武器にならない』かつ『類似品が支給されてない』
・悪い例
「押入漁ってたらこんなの出ちゃいました」
「ちょwニュートロンボムwww」
・良い例
「押入漁ってたらこんなの出ちゃいました」
「広辞苑か……まあ役に立つかもしれないし、貰っておくか
食料は一軒につき一食分程度?
診療所には医療器具は無い?
- 4 :
- 【作品を書いた時の必要事項】
・作中での時間表記
深夜:0〜2
黎明:2〜4
早朝:4〜6
朝:6〜8
午前:8〜10
昼:10〜12
真昼:12〜14
午後:14〜16
夕方:16〜18
夜:18〜20
夜中:20〜22
真夜中:22〜24
・キャラ表記について
【座標/場所/時間】
【キャラクター名】[MP残量]
[装備]:キャラクターが装備している武器など、すぐに使える(使っている)ものを記入。
[道具]:キャラクターがザックなどにしまっている武器・アイテムなどを記入。
[状態]:キャラクターの肉体的、精神的状態を記入。
[思考]:現在具体的に考えている事・行っている事を記入。
[行動方針]:キャラクターの目的
[備考]:その他何か特記事項。無くても良い。
【名前 死亡】※死亡したキャラが出た場合のみいれる。
【残り○○人】※死亡したキャラが出た場合のみいれる。
以下、人数分。
−例−
【クロード・C・ケニー】[MP残量:50%]
[装備:木刀]
[道具:アップルグミ・フェイスガン・デイバック(支給品一式)]
[状態:頭部裂傷]
[思考:混乱]
[行動方針:主催者を打倒]
【ノートン 死亡】
【残り40人】
【修正に関して】
・修正(NG)要望は、名前欄か一行目にはっきりとその旨を記述してください。
・NGや修正を申し立てられるのは、
「明らかな矛盾がある」「設定が違う」「時間の進み方が異常」「明らかに荒らす意図の元に書かれている」
「雑談スレで決められた事柄に違反している(凍結中パートを勝手に動かす等)」
以上の要件のうち、一つ以上を満たしている場合のみです。
・批判も意見の一つです。臆せずに言いましょう。
ただし、上記の修正要望要件を満たしていない場合は
修正してほしいと主張しても、実際に修正される可能性は0だと思って下さい。
・書き手が批判意見を元に、自主的に修正する事は自由です。
- 5 :
- 【書き手/読み手心得】
ttp://www23.atwiki.jp/aaarowa/pages/204.htmlの該当する項目を見てください。
【予約制度】
トリップ※を付けてキャラクター名を書き込むと一定期間の間そのキャラクターの話を他作者が投下することができなくなるシステム。
目的はキャラ被りで書き進めた作品が没になることを防ぐため。
大抵のロワだと予約期限があるのだが、よく考えたらAAAロワには予約期限がない。
「近日投下が無理っぽいなら連絡ください」くらいアバウトでもやっていけちゃってるところがAAAロワの凄いところであり魅力的なところでもある。
トリップ作成テストツール
ttp://www.dawgsdk.org/tripmona/tools
ちなみに予約無しのゲリラ投下ならばトリップの必要は無い。
※トリップは名前欄に『#(半角)+好きな文字列』を入力することで、全く別の文字列を表示する、本人認証に使える機能です。
万が一のため個人情報に繋がるものや、被りそうなものは避けることをおすすめします
- 6 :
- 【参加者&生存状況】
スターオーシャン2(SO2) 6/15
○クロード/○レナ/●セリーヌ/○アシュトン/○プリシス/○ボーマン/●ディアス
●レオン/●オペラ/○エルネスト/●ノエル/●チサト/●シン/●ミカエル/●ガブリエル
スターオーシャン3(SO3) 4/15
○フェイト/○ソフィア/●スフレ/●クリフ/●ネル/●ロジャー/○マリア/●アルベル
●アドレー/●ミラージュ/●クレア/●ノートン/●ビウィグ/●ヴォックス/○IMITATIVEブレア
ヴァルキリープロファイル(VP) 4/13
●レナス/●アリューゼ/○レザード/○ルシオ/●メルティーナ/●ジェラード
●夢瑠/●ロウファ/●エイミ/○ジュン/○ブラムス/●ロキ/●フレイ
ヴァルキリープロファイル2(VP2) 0/2
●アリーシャ/●ルーファス
ラジアータストーリーズ(RS) 0/8
●ジャック/●リドリー/●ガンツ/●エルウェン/●ガウェイン/●ミランダ
●ガルヴァドス/●ルシオン
テイルズオブファンタジア(TOP) 2/9
●クレス/●ミント/○チェスター/○クラース/●アーチェ/●すず
●ダオス/●デミテル/●ジェストーナ
合計 16/62
○=生存 ●=死亡(二日目早朝〜、開始から18〜24時間前後経過)
禁止エリア
C-04、G-03、E-06
19時にH-07、21時にI-07、23時にD-04
1時にD-06、2時にE-02、3時にI-06、4時にE-04、5時にF-06、6時(4回目の放送と同時)にG-07
主催者:ルシファー(スフィア社)@SO3
【キャラの参加時期】
基本的に本編終了後(原作で死亡しているキャラは死亡した後)
SO2:本編終了後、BS前
VP:レナスとルシオはAエンド後 ロキとフレイはChapter7〜8辺り?
VP2:アリーシャ、ルーファス共にユグドラシルのオーディン戦後
RS:人間編END後?
TOP:チェスターは未来編突入直後
- 7 :
- このスレ立ては……クロードの仕業だ!
- 8 :
- i:.l:.:.:.:/ ',:lヘ:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、ヽ、
,'.:,:.:.:.:i, - '' i:l ヽ.:.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:ヽ
/ィ/:.:.i:.:l --‐‐‐l:l‐ ヽ:.:ト、:.:.:.:.:i:.ヽ:.:.:.ヽ`
'イ:.:.:ハ:ト_、 l:l ',:.ト',:.:.:.:.:.l:.:.:ヾ 、:.ヽ.
l:.:/¨ il'トd、 ll _,,i_l-',:.:.:.::.l:.:.:.:ヘ `ヽi
l:.ハ l lヾ=' ll `'' トヘlヽ.,:.:.:.:.l:.:.:.:.:ヘ
l:ハ l リ `='l 〉,:.:.:lヽ、:.:.:ヘ
li ヽi , /:.:',:.:トヘ `ヽ、',
.l ヽ _ _ /:,/i:.l
. f ¨ '' - ,,l 、 - ` , ' 'l l l!
. l‐ - ,, _ ¨ ヽ ,, '' /,,_l i
_ノ `ヽ i'_`ー -ム f `il l
, -−−=−-ミヽ、 i l ¨ '' ‐l i /l l
./ ff`ヽ.ヽ i l .l l i l/
i.i ヽ ヽ .l l l l l トヽ-、
唯一神クレス様が華麗に8getしつつ>>1乙!お前ら、僕にひれ伏せ!
クレスは神!クレスは「時空剣士にして世紀の駄洒落王!」Cless is god! Cless is god!
>クロード 勘違いばっかされてて苦労度パネェ(プ
>ミカエル うっかり乙w死体も確認しないなんてシッタイだね(プププ
>シン まあ雑魚キャラなんてこの程度、大人しくシンでな(ワラ
>エイミ 予想通りあっさりやられたね、エイミ永眠(w
>ルシオ ルシオの好きな車は?セルシオ(ファファファ
>ダオス ダオスをだおす(プゲラ
>デミテル ズガンざまぁ、僕の活躍をあの世デミテルんだね(プゲラッチョ
>アルベル アルベルの上にあるベル(笑)冥土の土産にメイド服(藁
>ブラムス ヅラかぶりながらずらかるなよ(プハハッ
>ブレア ブレアが傘をさした、アンブレア(プッ
マリア様ミント様チェスター様
すいません調子こいてましたお願いします許してクレッス
- 9 :
-
「うぎゃっうぎゃっうぎゃーっ!」
ベキベキベキベキベキベキベキベキベキ!
こうして、スケベ大魔王と呼ばれた男、チェスター・バークライトは死んだ。夢の中でも。
☆ ★ ☆ ★ ☆
「鍛え抜かれた野郎の胸と貧Rは違うだろ、クレスーーーーーーーッ!!!」
絶叫しながら、ガバリと起き上がる。
起こした顔が、何かにゴツンとぶつかった。
「…………」
「…………起きたか」
それは、Rだった。
しかし、残念なことに今まで何度か偶発的に触れられた嬉し恥ずかし女の子のたわわなそれなどではない。
どっちかって言うと、憂うし恥ずかしい男の子(と言うのすら憚られる超生命体の)あわわなそれだった。
Rというか、胸板である。
ただし、衣装は女の子の。
「……………………」
ゆっくりと、首を後退させる。
開けいく視界が、悪夢としか言えないツッコミ所のデパートのようなクリーチャーを映しだした。
どうやら疲労もあってか自分は倒れてしまっていたようだ。
そしてその疲労は、まだ抜けきっていないようだ。
疲れてるんだなあ、こんな酷い幻覚を見てしまうなんて。
「大丈夫……?」
心配そうに、青い髪の青年が覗き込んでくる。
ああ、覚えてる。
こいつは、クロードを追い払ってくれた奴だ。
確か、名はフェイト。
ソフィアの友人だったはず。
- 10 :
-
- 11 :
-
- 12 :
-
「ああ……大丈夫だ」
さっと立ち上がり、尻についた埃を払う。
そして、しっかり前を向いた。
いつまでも、下や後ろを見てはいられない。
今は、生きている仲間のために出来ることをしなくては。
(大丈夫、あれは夢だ)
嫌な、夢だった。
もうすっかり記憶から抜けつつある、旧友達との夢ではない。
その前後に見た、思い返すのも憚られる悪夢という単語の体現者が出てくる夢。
そのことを、指している。
(あんな化物、存在しない)
顔を上げると、その悪夢の体現者が立っていた。
もっと具体的に言うと、フリルの衣装を身にまとったムキムキマッチョメーンがそこに佇んでいた。
パッツンパッツンの胸筋に、衣装が伸びきっている。
もう一度顔を下げてまた上げてみても、依然消えてはいなかった。
(……そうさ、これも夢さ。イッツ白昼夢。もしくは、そう、幻覚)
ここに来るまで、ロクに睡眠を取っていなかった。
こっちにやってきてからも、ほとんど眠りについていない。
そりゃあ、白昼夢くらい見るってものだ。
(とにかく関わったら駄目だ。
ここは意地でも目を背けてスルーするんだっ……!)
残念このマッチョは呪われている!
今度は視界から外すことが出来ない!!!
(うおおおおお……見るな、見るな俺っ……気持ちは分かるが目を背けろおおおおおおおおおお!!)
まるで首だけ麻痺でも食らったかのようだ。
首を曲げようとすると、ギチギチと音が鳴る。
その首に巻きついた鈍色の首輪に、脂汗がとめどなく流れ続けた。
「……とりあえず、安全な位置にソフィアを運んでからアルベルとかいう奴の様子を見に――」
「ああうん。気持ちは分かるけど現実を見ようか……僕らの怪我じゃ遠くにソフィアを運べないよ……」
「大丈夫だって! うん、イケるイケる!!」
目玉だけをフェイトに向け、無理矢理に話を進める。
そうだ、これでいい。
目の前で「ウェルカム!!」とばかりに手招きしている白昼夢には関わっちゃダメだ。
そうだ、関わらず、見ないことにして、先を急ごう。
そうするのが恐らくベスト!!
「ソフィアなら我が運ぼう」
「ぎゃーーーっ関わっちゃったーーーーー!」
ウェルカム白昼夢。
めっちゃ声かけてきやがった。ガッデム。
- 13 :
-
- 14 :
-
- 15 :
-
(まだだッまだ俺に声をかけてきたとは限らないしこれが幻聴じゃないとも限らないッ……!)
「何をしている。貴様に話しかけているんだ。移動を開始するのではないのか」
「うおっ名指し!? 逃げ場なし!?」
肩に手を置かれた。えんがちょ。
「そうですね……移動、しましょうか」
「やめてェェェェェ俺にしか見えない幻覚ちゃんと会話しないでェェェェェ!!」
そんなことされたら、もう認めざるを得なくなっちゃうぅぅぅぅぅ!!
「何だか分からんが落ち着け」
「ひでぶっ」
不審者によるビンタ攻撃。
俺は空中で錐揉み回転をして頭から落下した。
あたしは死んだ。スリープ(笑)
☆ ★ ☆ ★ ☆
「え、あんたまた来たの!? 早っ!」
気が付くと、目の前にアーチェが居た。
何故かボーリングに興じていたらしく、その手にボーリング玉を持っている。
そのボーリング玉を投げ(何故だかトルネード投法。グレイト)【チェスター・バークライト 死亡】という文字の羅列をパコンと吹き飛ばした。
「もういい加減、ニセ死亡表記もいらない気がするんだけど?」
「もう絶対騙されませんよね」
「まあまあ、二人とも……」
「ニセ表記は、なんニセよよくないですよね!」
クレスが何か言っているが、もう気にしないことにした。
その左頬が物凄い腫れ上がってるのは多分アーチェにあの後渾身の右ストレートでも貰ったのだろう。
「いやでも、割りと危ないって、あの落ち方は」
「確かに……あんたもまた変なのと遭遇したわねえ」
「アーチェさん、あまりそのような言い方は……」
「なぁに、ミント。じゃミントはアレを普通だって言うわけ?」
「…………そ、そんなことは……」
「物凄い勢いで目をそらしていますね」
「さすがのミントでもアレは擁護出来ないのか……」
先ほどの一件はパロ・スペシャルでのKOで決着しているらしい。
今はのほほんと円卓を囲んで雑談に興じることが出来ている。
円卓の真ん中では、土鍋がグツグツを音を立てていた。
その中には、先程アーチェがストライクした文字の数々が放り込まれている。
絶対食べたらお腹壊すよね、これ。
- 16 :
-
- 17 :
-
- 18 :
-
「……なあ、あれもやっぱり夢オチってことにならないのか?」
「ところがどっこい……夢じゃありません……! 現実です……! これが現実……!」
「怖いよ、すずちゃん……」
「いやでも、いい加減認めなくちゃいけないよ、チェスター。
ああいう変態的格好でも、まともな人かもしれないじゃないか」
「あそこまでとは言わなくても変態的格好をしてたお前が言っても説得力が皆無だな」
さっきまで、お前も女装していたくせに。
今は、さすがに普段の格好に戻ってるけど。
「ちなみにクレス、全裸に近い格好になったりもしてたんだよ」
「アーチェ!!」
「ミントったら顔赤らめながら外界の様子見ててさー!
指の間から見てるのバレッバレだっての。まったくウブなんだからー」
「あああああアーチェさんっ!」
うーむ、ほのぼのしてやがる。
この二人、本当に仲がいいな……
俺の知らない冒険の中で、きっと仲を深めていたのだろう。
「……あ、思ったより美味い」
クレス達を眺めながら、鍋に入ってた“ェ”に恐る恐る箸を伸ばした。
そして最も小さい“ェ”を口へと放り込み、その意外な味に思わず言葉が溢れる。
死亡表記って、思ったより美味いんだな。
ちょいと味が濃い気がするけど。
……アミィだったら、「もう、そんなに濃い味付けにしたら体に悪いよ」なんて言っていたのかな。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
俺の美味い発言を聞き死亡表記を口へと運んだすずちゃんが、急に立ち上がる。
そして、バタバタとその場を周り始めた。
「ど、どうしたの、すずちゃん!?」
「っ!! か、から!! 辛ひっ……!」
「あー……そっか、すずちゃん辛いの苦手だもんねぇ。ごめんごめん」
「はい、お水」
確かに、ピリ辛風味だった。
俺は美味しく食べられたけど、お子様には刺激が強すぎたらしい。
「……まあ、文字の味なんて予想出来ねえわな」
そりゃ食っちゃうわ。
特に、他人が美味いと言った直後なら。
「ばっかねー。赤いんだから、辛いに決まってるじゃない」
「……何だよその理屈」
「真っ赤もんね。まっ辛い(真っ赤らい)に決まってるよね!」
クレスの言葉に、場が一気に静まり返る。
ゆうに一分は沈黙が訪れただろう。
辺りに響き渡るのは、すずちゃんが水を飲む音だけ。
そして沈黙を破ったのも、水を飲み終えたすずちゃんだった。
- 19 :
-
- 20 :
-
- 21 :
-
「……りんごも生肉も赤いですけど、辛くはないですよ」
「……ぷっ」
子どもっぽい反論に、思わず吹き出してしまう。
物静かだし、てっきり芯からムッツリしている子供だと思っていたが……
「何よ急に、気持ち悪い」
「いや……俺、すずちゃんのこと、全然知らないなと思ってさ」
「まあ……チェスターさんから見たら、私は永遠に初対面ですから」
「それに……俺だけ、皆のこともそんなに知らないしさ」
そう、知らないのだ。
皆のことを好きになるには十分すぎる時間だったあの冒険。
だけどもそれは、皆のことをよく知るには短すぎるものだった。
「チェスターさん……」
「まっ、確かに私の魅力を十分知れてないってのはよく分かるわ!
Rが全ての男には、もっと内面を知らしめたい所だけど!」
「まだそのネタ引っ張るのかよっ」
「アーチェさん、フルーツポンチを作るのがお上手なんですよ」
「チェスターは食べたことなかったっけ。アーチェ、本当にスイーツは上手いんだよ」
「へぇ……そりゃ意外だ」
アーチェといえば、料理が出来ないというイメージだった。
……まあ、イメージも何も、実際出来ないのだが。
事実、この死亡表記鍋もミントが作ったものである。
アーチェが料理を出来無いことは知っている。
だけど、フルーツポンチが得意なことは知らなかった。
俺と皆は、そのくらいの距離の関係なのだ。
「……もっと、皆のことが、知りたかったな」
けれど、もっと皆のことを知りたい。
そう思わせてくれるくらい、皆のことは大好きだった。
短い時間だったけど、本当に大好きだった。
――何度も、夢に見てしまうくらいに。
- 22 :
-
- 23 :
-
「だけど……俺、もう行かなくちゃ」
けれども、いつまでもここにはいられない。
ここはとても居心地がよくて、帰りたくなくなるけど。
「ソフィアのことも、皆みたいにもっと知りたいって、仲間として居たいって、思ったから」
まだ向こうには、居るのだから。
アーチェのように、仲間としてもっと知りたいと思えた奴が。
そして、旅の仲間で生き残っている奴が。
だから、もう行かなくちゃ。
「そっか……アンタには、まだ居るんだもんね。向こうに、仲間が」
「行ってこいよ、チェスター。ちゃんと、守ってやらないとな」
「頑張ってください」
「応援、してますからね」
「みんな……ありがとな」
皆の言葉に、自然と表情が綻ぶ。
俺、皆が仲間でよかったよ。
恥ずかしいから、決して口には出さなかったけどさ。
「またすぐこっちに来ようものなら、絶対許さないんだからね」
立ち上がり皆に背を向けた俺に、アーチェが背後から抱きついてきた。
背中に、柔らかな感触がする。
なんだ、やっぱり貧Rだって柔らかいじゃないか……
「そんじゃ、夢から覚めるため、お約束言ってみようか」
「へ?」
湿っぽい雰囲気の喋り方をぶち壊し、アーチェが脳天気な声を出した。
まあ、先にそういう雰囲気を壊したのは、俺の鼻の下なのかもしれないけどさ。
「げぇーっ! あれは投げっぱなしジャーマン!!」
視界がグルンと縦に動き、そのまま宙に放り出される。
クレスの言葉で、投げ飛ばされたのだと分かった。
そしてそのままガシャンと派手な音を立て、俺の頭は鍋に見事突っ込まれた。
こうして、今回だけで何度も死亡死亡詐欺をしている男、チェスター・バークライトは死んだ。
そうして夢からまた覚めるのであった。
- 24 :
-
- 25 :
-
- 26 :
-
☆ ★ ☆ ★ ☆
「土鍋ダンクまでする必要性はないだろッ!!」
意味不明な帰省と共に、飛び起きる。
するとパサリと布地を顔が通り抜けた。
まるでカーテンの降ろされたサーカスのリングみたいに、そこは真っ暗である。
上を見ると、照明でも綱渡りの綱でもなく、もっこりとした禍々しい不吉なものが存在していた。
「やっぱり帰らせて夢の中ッ!!」
弾かれるように後方へ倒れる。
頭が再び布地をくぐり抜けて、視界がクリアになる。
その視界にまずスカートが映り、次第に上半身も映るようになった。
案の定、それは例の生けるグロ画像である。
「よく分からぬが落ち着け」
太い腕で、頭を支えられる。
地面で頭部を殴打しないよう支えてくれていたのだろう。
しかし如何せん、野郎同士でやる絵面ではないのではないだろうか。
なんというか、顔と顔も近いし。
「悪霊退散ッ」
アップになった変態の顔(主に唇。吐息かかってんだよ、畜生)に驚きおののき、思わず手が出てしまう。
「落ち着けと言っておろうが」
「ばけらったっ!」
そして見事なカウンターの右ストレートを貰ってしまう。
いてぇ。超いてぇ。
「……安心しろ、こちらに殺し合いをする気はない」
「……出来ることなら関わる気すらなかったら助かったんだけどな……」
「気持ちは分かるけど、彼、一応ものすごく頼りになる戦力だから……」
もうダメだ。認めるしかない。
夢であるように――何度も願ったが、どうやら現実は非常らしい。
このミスター白昼夢は、非実在マッチョマンでなく実在する人間(?)らしい。
- 27 :
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- 28 :
-
- 29 :
-
「でもよ……一個だけ、聞いてもいいか」
だから、受け入れよう。こいつのことを。
受け入れがたいクリーチャーを、耐えて我慢して受け入れよう。
しかし、そのためにも、これだけは言っておかねばならない。
「……一つと言わずいくらでも聞け。答えるかは分からぬが、情報交換は必要だ」
俺は、決めた。
もう覚えてない夢の影響なのか、今、すごく新たな仲間のことが知りたくなっている。
ソフィアのこと、フェイトのこと。
一緒にここを抜け出すのだから、是非ともこいつらのことを知っておきたい。
そしてこの化物も仲間になるというのなら、こいつのことも知っておかねばならないだろう。
「あの、さ……」
喉が張り付く。
言っては駄目だ、と言わんばかりの見えない力がオールキャストで警告してくる。
それでも、無理やり口を動かした。
俺は決めたんだ、絶対仲間を作ってここから脱出するって。
そのためにも、こいつのことも知っておかなくちゃ。
目をそむけるのは、もう止めるんだ――!!
「その格好、何?」
☆ ★ ☆ ★ ☆
言った言ったチェスターが言った!!
ついに、あの言葉を言ってしまったッ!!
「その格好、何?」
変態扱いしたソフィアですら、直接的には言えなかったこの言葉。
ヅラムスと何度も言いそうになったクラースですら、口にしなかったこの言葉。
- 30 :
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「……何か、おかしいか?」
ヅラムス、もといブラムスが、「なにいってんだこいつ」と言わんばかりに答える。
そして、チェスターから返された言葉は、それこそ今まで誰一人として言えなかった言葉であった。
「おかしいに決まってんだろ鏡見てみろよ!
そんなおかしな格好している意味でも何かあんのかよッ!?」
そしてそれは、彼――フェイト・ラインゴットを戦慄させるには十分すぎる単語だった。
訪れる、沈黙。
ついに聞かれた、格好の意味。
出てくる言葉が気になりすぎて、息をすることすら忘れる。
「この格好か?」
フェイトも、そして声をかけたチェスターすらも、瞬き一つしないでいる。
ただ真剣にブラムスを見つめ、次の言葉を待っていた。
「この格好は――――きちんと、意味がある」
ごくりと喉を鳴らしたのは、チェスターなのかフェイトなのか。
頬を伝う汗も拭わず、二人はブラムスの言に聞き入る。
「まずこの兜だが、支給されたものだ」
「ああ、それ私物じゃなかったんですね……」
「つーか、何でそんなもんが……」
思ったよりも普通の回答に、フェイトもチェスターも思わず呟いてしまう。
肩から力が少し抜けた。
てっきり、何か深い理由かカッ飛び過ぎていて理解不能な理由が飛び出すものかと思っていたのだけど。
「侮るな。これは、ミカエルの攻撃を受けても傷ひとつ付かなかった頑丈極まりない防具だ」
「た、確かに……」
「ミカエルって誰だ……?」
「そういうものすごく強い奴が居たんだよ……広範囲攻撃もしてきたけど……」
そう言って、フェイトはちらりとヅラへと目配せをする。
――もしもこの時、ミカエルの形容に『炎』という単語を交えていれば、何かが変わったのかも知れない。
しかし現実に、フェイトもブラムスも『炎』を連想させる単語をクチにしなかった。
- 31 :
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- 32 :
-
「そしてこの服だが、フェイトは知っているが……これは、そのデッキブラシに乗るためのものだ」
「ちょっと何言ってるのか分かんないんだけど」
「まあ、そうだよね……」
フェイトが引き攣った笑みを浮かべる。
まさか、デッキブラシで空を飛ぶために魔法少女になりましたミャハ☆なんてことを予想できるはずがない。
出来たらそいつは超能力者だ。
間違っても洞察力でどうこうできる問題ではない。
「このデッキブラシに乗るには、このような格好が必要になるのだそうだ」
「いや、ちょっと待て。その理屈はおかしい」
「――――――――っ!?」
「アーチェは別にそんな格好してなかったぞ……」
アーチェ。
その単語に、チェスターの胸がチクリと痛む。
夢の中で散々あったばかりだが、彼女とはもう、夢の中でしか会えないのだ。
「き、君はこのデッキブラシの持ち主と知り合いなのかい!?」
「ん、ああ……つっても、そんなに長いこと一緒に居た仲じゃないけどな」
そう言って、チェスターは寂しそうな笑みを浮かべる。
けれど、それにフェイトは気が付かない。
フェイトにしてみれば、エルネストの嘘がバレそうでそれどころではないのだ。
ブラムスがキレてみろ、間違いなく命ねーぞ。
そういう気持ちでいっぱいである。
「ならば知らぬのも無理は無い……そやつもフェイトと同じく、天才型魔法少女だったのだ」
「天才? あいつが?」
「ああ。稀に、このような格好をせずとも飛行可能な魔法少女がいると聞く」
「そう、なのか……?」
夢の影響で無自覚ながら、チェスターは「アーチェ達について、まだ知らないことがたくさんあった」と思っている。
だからこそ、その言葉を渋々ながら信じてしまう。
もしかしたら自分が知らないだけで、そうだったのかもしれないからと。
「だとしても、男が魔法少女ってのはおかしいんじゃ」
空気が、凍る。
大口を開けて固まるフェイトの顔に陰がさす。
そして『ガビーン』という効果音。
完全にギャグ顔である。
だが、本人は大真面目に衝撃を受けていた。
(い、言っちゃったぁぁぁぁぁぁ!
一番言っちゃいけないことを言っちゃったーーーーーーーッ!!)
誰もが思ってスルーしていた疑問。
そして、もっと早くに――具体的にはこの衣装に着替える前に言っておき、魔法少女化を防いでおくべきだった言葉。
それを、今になってチェスターは言ったのだ。
- 33 :
-
「それはほらあれだよ考えが浅いよ浅すぎるよ『絶対誰にも言わないからあ』とか猫なで声で言ってきたクラスメートの女の子に好きな子の名前バラしちゃうくらい考えが浅いよ!」
「……どうしたフェイト、そんなに動揺して」
「ブラムスさん! 僕はただ純粋に彼が浅慮なままでは可哀想と思った次第でですね!」
勿論、嘘である。
男が魔法少女になることはないなんて言って、「ならこの格好をした意味はないのでは?」と真実に辿り着き、
最終的に怒りの矛先が止めなかった自分やけしかけたエルネストに向かわれては困るのだ。
「実際、帰国子女だって女って書くのに男だっているじゃないか!
他にも“マン”がついても女の子が対象なのもいっぱいあるぞ!
マンパワーとか、マンドレイクとか、ゴーマンとか、タイマンとか……」
「な、なんか後半違くない?」
「とにかく! 魔法少女には男だってあるんだよ……っ!」
※あったとしても、男の娘です。ハッスルマッスルヴァンパイアを魔法“少女”と呼んだ作品なんてない。
「それは分かったけどよぉ……」
チェスターは、言い淀む。
これを言ってもいいものかと。
だがしかし、結局彼は、目の毒を撤去したいという欲望に屈してしまった。
そして、尋ねる。
この物語でタブーとなりつつあることを。
「フェイトが天才型魔法少女だったってんなら、別にもうその格好で居る必要ないんじゃないのか?」
(た……)
その時フェイトに電流走る。
(確かにィィィーーーーーーーーーーーッ)
フェイトは思う。
何故そこに気が付かなかったのか。
気が付いていれば、箒に跨った後着替えさせることも出来たのに。
フェイトは思う。
しかし何故、このタイミングで言ってしまうのか。
無駄に珍妙な格好させられたとか言って激怒したりしないだろうな、ブラムス。
「脱がないのか、それ」
そして、追撃。
これにはフェイトも何も言えない。
ただただ、ヅラムスのリアクションを待つのみである。
(言っちゃったーーーーーーーーーッ!!
僕達の中の誰一人として言いたくても言えなかった言葉をついに言っちゃったーーーーーーーーーッ!!!)
弛緩していた空気が、再びピンと張り詰める。
果たして、このカツラを被った変態要素の塊はどう出てくるのだろうか?
- 34 :
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「脱ぐ気は、無い」
出てきた言葉は、はっきりとした否定の言葉だった。
ごくりと唾を飲み込んで、恐る恐るフェイトが聞く。
「な、何故……?」
「何もメリットがないなら、普段着に戻った方がいいんじゃ……」
せめて元の格好に戻ってほしい。
それは、フェイトも願っていることだ。
しかし――
「やはり、我のような不死者王は、人間から恐怖の対象のようだからな」
「ああ、うん、まあ、確かにそうかもしれないけども」
どう考えても、一番の恐怖の原因はそこではない。
とは言え、さすがのチェスターでもストレートに「その格好の方が怖ェよ」とは言えなかった。
「確かに飛行という観点から見れば意味のない服装ではあるが、我はこれを気に入っている」
「……マジ……?」
何か特別な理由で着ている服なら、その理由がなくなったんだから脱げよと言えたが――
もしこの衣装が個人的趣味を多分に含んでいる場合、さすがに突っ込んだことは言えないのだ。
趣味は人それぞれなのだから。
……クラースの格好にだって、あんま深くは突っ込まなかったし。
「この衣装は、どうやら人間達の恐怖を軽減するようだからな」
「それは無い。絶対に無い」
(何をどうやったらそんなアクロバティック極まりない結論まで辿りつけるんだろう……)
ツッコミたかった。
それでも、大真面目な変態の表情に、フェイト言葉を飲み込んでしまった。
ここでツッコミを入れておけばよかった、と後々悔いることになるかもしれないけど。
とにかく、完全にツッコミはチェスターに丸投げしてしまった。
- 38 :
-
「現にソフィアは私を見て恐怖のあまり暴れた程だが、汝は平気だっただろう?
おそらくは、人間の文化の象徴である衣装を身にまとうことで、人間に理解のあるヴァンパイアだと思われやすいということだろう」
(その理屈はおかしい)
「いや、っていうか……」
そして、丸投げされているチェスターは、まだ引かなかった。
普通なら、ここでもう折れてしまっていただろう。
もうこいつに常識なんて通じねえ、と。
だがしかし――チェスターは、引かなかった。
夢の影響を受け、チェスターはブラムスすら理解しようとしてしまっているのだ。
だから、口にする。
他の者なら躊躇うような発言を。
「自分で言うのも何だけどよぉ、俺も相当驚いてたと思うんだけど……」
(うわっ畳み掛けるんだ!? 頑張れ、頑張って着替えさせてくれっ)
「確かに、相当混乱はしていたな」
そして、はち切れんばかりのダイナマイトバディの魔法少女(?)も、チェスターがソフィアと変わらず動転したことを認めた。
しかし――
「だがソフィアのそれとは決定的に違っていた」
「そうなのか?」
「ソフィアは恐怖し、暴れることで我から逃れようとした。だが――」
「……まあ、確かに、俺は暴れはしなかったけど……」
そもそも、暴れて逃げられるようなキャラデザしてなかったし。
さすがにそれは言わないけども。
「汝は理解不能故、呆然とした――違うか?」
(なっ……!)
「あ、ああ……」
(理解不能という自覚があっただってェェェーーーーーーーーーーーー!?)
ファイトはまたも心の中で絶叫する。
眼の前の嬉しくない巨Rヴァンパイアは絶対己の格好に疑問一つ持っていないと思っていたのに。
- 39 :
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- 40 :
-
「ただの不死者王に遭遇したら、人間は皆恐怖に駆られてしまうだろう。
だがしかし――人間の敵と思われた人外の生命体が人間文化の象徴の格好をしていたらどうだ。
そのミスマッチに驚き、茫然とする……少なくとも、即座に暴れることはないだろう」
「「え、そういう問題?」」
思わずハモってしまう。
どう考えても呆然の原因はそこではない。
ミスマッチという単語においては大正解ではあるけども。
「相手に隙を作るというやり方は本来歓迎はされない……
だが、友好的であるという良い意味でのギャップを持ってして創りだした隙ならば、今後の人間関係構築に悪影響は及ぼさないだろう」
(何言ってんだこいつ……どうしようアーチェ、俺ちょっと他人を理解しようって意志が挫けそう)
(その格好のどの辺がいいギャップなんだろう……)
確かに、悪い奴だとは思いにくいが、頭が悪い奴に見えると言うか、少なくともお近付きになりたくない格好である。
しかし、チェスターは「脱げと単刀直入に言うのはどうなんだろう」と思ってしまった。
理解するためにも、そういう反応はよくないのではないだろうか、と。
「本来ならマスクで顔も隠しておきたいところだが、既に人間の仲間がいる以上、あまり必要はないだろう。
むしろ、脱いだ時に騙されたと思われる方が困るからな……
事前に人間に『友好的な不死者王が仲間にいる』と説明してもらって、現状の格好で出ていくのが一番だろう」
「……よく分かんないけど、アンタはアンタなりに考えているんだな……」
「当然だ」
(あ、折れちゃったか……心が)
フェイトは、チェスターが折れたことに僅かに気落ちした。
どうやらチェスターは、考えることを放棄して、目の前の不審者王をそういうものとして受け入れてしまったようだ。
フェイトとしてはこの目にポイズンな格好をどうにかしてほしかったが、言いたいことも言えないこんなシチュエーションじゃ仕方が無いだろう。
「納得したなら、移動を始めようではないか。
血の臭いからするとあちらだ――戦闘はとうに終わっているようだがな」
そう言って、鼻をクンカクンカと動かす一本毛カツラのド変態。
血の臭いはここに到着してから増える様子がなく、戦闘は終わっていると予想された。
「ええ、行きましょう。アルベル達と会えたら、脱出への道もグンと近くなりますし」
チェスターの話によると、一気に仲間が増えるのだ。
こんなに嬉しいことはない。
フェイトはデッキブラシに跨って、宙へとゆっくり浮上した。
「では、ソフィアは我が抱えていこう」
「え、ええ……お願いします」
正直言って、この変態に抱きかかえさせたくはなかったが――そうも言っていられない。
何せ他は怪我人が二人なのだ。
彼に任せる以外に、選択肢なんてあるわけない。
- 41 :
-
- 42 :
-
「えっと、君は……」
「ああ、そういや名乗ってなかったか?
俺はチェスター。チェスター・バークライトだ。
そっちはフェイトだったよな? それと……」
「不死者王・ブラムスだ」
(不審者王……)
軽く自己紹介を済ませる。
そして、その名前にフェイトが反応を示した。
「チェスター……もしかして、クラースさんの仲間の!?」
「な、もしかしてアンタ、会ったのか!?」
「ずっと行動を共にしてたんだ。君達のことはある程度聞いているよ。
今は別行動になってますけど……」
「鎌石村で合流する手筈になっている」
その言葉に、今度はチェスターが顔をしかめる。
「参ったな……俺達は俺達で、平瀬村で仲間と合流する手筈になってんだけど……」
「何だって!? ……困ったな……どうしたら……」
「その辺は移動しながら話すとしようか」
「そうですね。チェスター、デッキブラシに相乗りしていくかい?
その怪我じゃあ、歩くのも辛いだろうし」
「……じゃあ、お言葉に甘えて」
チェスターが、デッキブラシに跨った。
やや体が密着するも、フェイトは特に気にしない。
先程までの悪夢のような密着体験に比べたら、こんなもの屁でもなかった。
「そういえば、レザードはどうした。一緒にいるものと思っていたが……」
「ああ、レザードは……先に鎌石村に行ったよ。
あんたらを待つ役をレザード達が、それでマリアやクレスと合流する役を俺達が担ってる」
「マリアだと……?」
今度は、ブラムスが驚愕する側だった。
マリアと言えば、フェイトの言っていたアルティネイションの使い手だ。
ソフィアも、フェイト・ソフィア・マリアが揃えば脱出の可能性があると言っていた。
「なるほど……ならば、優先するは平瀬村か」
「ただ……気になることもあるんだよな……」
「気になること?」
「レザードのヤツが、ソフィアの支給品を奪って行ったんだよ。
ドラゴンオーブっつったかな……何かソフィアも慌ててたし、ちょっと気になるんだよな……」
思い出すのは、荷物を奪われた際のやりとり。
あれを思い出す限り、ドラゴンオーブはソフィアにとってもレザードにとっても重要なものなのだろう。
「それは少しマズイな」
「……そうなのか?」
「レザードは、我と同じで己の利のために共同戦線を張っているに過ぎない身。
単身帰れる手段を得れば、他の全員を見捨てて帰ることすらあるだろう。
……ましてや、レナスがもういないとなれば尚更だ」
「そのドラゴンオーブっていうのは、何か脱出に貢献しそうなものなんですか?」
「分からぬ。だが、奴ほどの魔術師が手中に納めれば、そのような使い方が出来るのかもしれぬ」
だとすると、ドラゴンオーブを奪われっぱなしというのには問題が生じる。
脱出のキーアイテムを持ったままさっさと単身逃げられては困るのだ。
- 43 :
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「そうなると……再びバラけた方がいいということになるな」
「そんな……折角会えたのに……」
「安心しろよ、フェイト。お前達は引き裂かねえって」
「ああ。フェイトとソフィアには、揃ってマリアと合流してもらわねばならないからな」
クラースがかつてそうしたように、にやりとチェスターもいやらしい笑みを浮かべる。
勿論、フェイトはスルーしたけれど。
「てことは……俺はアンタと一緒に鎌石村か。知ってる相手もいるし」
「そういうことになるな。戦力として、フェイトとソフィアだけで向かわせる事はできぬ。
だが――アルベルとやらがいれば、その問題も解決するだろ。
慣れ親しんだ仲間と行動する方が、連携も取りやすいだろうしな」
「なるほど、確かに」
チェスターは、内心少しほっとする。
クレス達と顔を合わせるのは、まだちょっと気まずいから。
打算的なことを言えば、自分の成果としてフェイト達を合流させて、自分が彼らと対等なくらい貢献できたら帰りたいところである。
それに――やっぱりまた合流するのは、クロードをこの手で殺してからという強い想いもあった。
「む、あそこだ」
「アルベルっ!」
到着した。
そこには、一段落つき休んでいるアルベルと、その仲間がいる――――そう、考えていたのに。
「アルベルっ……! ちくしょうっ……何でこんなっ……!」
だがしかし、そこに居たのはアルベル“だったもの”である。
もう、彼が動くことはない。
その連れも、首から上がちぎれていた。
――アシュトンの姿は、どこにもない。
アシュトンが、やったのだ。
アシュトンが……
「クソッ! 俺のせいだ……俺がちゃんと、アシュトンを倒せていれば……!」
「ふむ……下手人はアシュトンというのか」
そう言い、地面に鼻を近付けた。
そして再びクンカクンカと血液を嗅ぎ、告げた。
「奴ら――平瀬村方面へ向かっているな」
「何だって!? 分かるのか!?」
チェスターが驚愕を顔に浮かべる。
それを、ブラムスは首を縦に振り肯定した。
こんな格好のくせに、妙に頼もしく思える。
- 46 :
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- 49 :
- 「しかし――これでパーティを分断するわけにはいかなくなったな。
少なくとも、それなりの危険人物が向かっている方面へ、フェイト達だけを向かわせるという選択肢はなくなった」
「ああ、今すぐ全員で追いかけようぜ! 今度こそ、絶対ぶっ殺してやる!」
「落ち着け。今の疲弊したパーティで、フェイト・ソフィアを欠かずに勝利を収めるのは簡単ではないだろう。
血液は二種類。敵は二人いるようだしな。一端鎌石村に向かい、仲間を増やして総攻撃という手もある」
「でもよぉ……そんなことしてる時間なんて……」
「もしくは、フェイト達には比較的安全な鎌石村に向かってもらい、我々だけでアシュトンとやらを追いかけるか……」
ブラムスにとって、ようやく手に入った脱出への道筋――フェイトとソフィアを失うことはしたくないのだ。
それなりに、慎重にはなる。
「……僕も、行きます。アルベルのためにも、アルベルを殺した奴を倒したい」
フェイトが、涙を拭い立ち上がる。
その目には、確かな闘志が宿っていた。
「何にせよ、放送を待つ。アシュトンとやらが死んでいるか、鎌石村に向かった連中は無事なのか、マリアは無事なのか――
他にも、聞くべき情報は多々あるからな」
「何言ってんだよ、そんな時間があるなら――」
「戦うつもりか? その空の矢筒で」
「――――っ!!」
プリティでキュアキュアなヴァンパイアは、見た目と裏腹に冷静だった。
チェスターの背に、もう矢は背負われていない。
その事を指摘し、告げた。
「どのみちすぐには討伐に動けぬ。
放送までの時間、この近辺で使い回せそうな矢を拾い集めておけ。
臭いに敏感な我が見張りを請け負おう。フェイトはソフィアを守っているがいい」
「……チッ、分かったよ」
言うと、チェスターは先の戦場まで歩いていった。
フェイトはデッキブラシで送ろうと言ったが、チェスターはやんわりと断った。
そんな暇があるんなら、ソフィアの傍にいてやれよ、と。
「傍にいてやれ、フェイト。俺にはそれができなかったから」
アーチェを、想う。
何一つしてやれなかった、大切な仲間のことを。
(クロード……待っていろ、絶対俺がブッ殺してやる)
クロードがチェスターと和解する最大のチャンス。
もしかすると、それは今だったのかもしれない。
チェスターが、この島の人間のことをちゃんと理解しようと心のどこかで思っていた、まさにこの時。
それこそが、自分のことを理解してもらう、クロード最大のチャンスだったのかもしれないのだ。
(アシュトンも、もう容赦はしねえ。こんなひでえこと、絶対に許せねえ)
だけど、それももう潰えてしまった。
チェスターは、見たのだ。
アルベルの横に転がる、子供の死体を。
何にも出来ないであろう子供が、無残に殺されているのを。
(もう逃さねえ。次会った時が、どちらかが死ぬ時だ――――)
怒りの炎が燃え上がる。
怒りはやがて、明確な殺意へと変わっていった。
果たして彼らの再戦のゴングは、鳴り響くのだろうか――――
- 50 :
-
【D-05/早朝】
【フェイト・ラインゴッド】[MP残量:75%]
[状態:左足火傷+打撲(少し無理をした為に悪化。歩くにも支障あり)。クロード・アシュトンに対する憎しみ]
[装備:鉄パイプ-R1@SO3]
[道具:ストライクアクスの欠片@TOP(?)、ソフィアのメモ、首輪×1、荷物一式]
[行動方針:仲間と合流を目指しつつ、脱出方法を考える]
[思考1:アルベル……]
[思考2:ルシファーのいる場所とこの島を繋ぐリンクを探す]
[思考3:確証が得られるまで推論は極力口に出さない]
[備考1:参加者のブレアは偽物ではないかと考えています(あくまで予測)]
[備考2:ソフィアの傷は全身に渡っています。応急手当にはしばらく時間を取られるかもしれません]
【チェスター・バークライト】[MP残量:30%]
[状態:クロードに対する憎悪、肉体的・精神的疲労(中程度)、腹部に当身による痛み]
[装備:光弓シルヴァン・ボウ(矢×0本)@VP、パラライチェック@SO2]
[道具:レーザーウェポン@SO3、アーチェのホウキ@TOP、チサトのメモ、荷物一式]
[行動方針:力の無い者を守る(子供最優先)]
[思考1:この次は必ずクロードをR]
[思考2:アシュトンも、もう許せねえ]
[思考3:使えそうな矢を拾い集める]
[思考4:どっちに向かったらいいんだ?]
[思考4:レザードを警戒]
[備考1:チサトのメモにはまだ目を通してません]
[備考2:クレスに対して感じていた蟠(わだかま)りは無くなりました]
[備考3:手持ちの矢は無くなりましたが、何本かはこの場で回収出来るかもしれません]
【ソフィア・エスティード】[MP残量:0%]
[状態:気絶中。全身に『レイ』による傷(応急手当中)。ドラゴンオーブを護れなかった事に対するショック。疲労大]
[装備:クラップロッド、フェアリィリング@SO2、アクアリング@SO3、ミュリンの指輪のネックレス@VP2]
[道具:魔剣グラム@VP、レザードのメモ、荷物一式]
[行動方針:ルシファーを打倒。そのためにも仲間を集める]
[思考1:クロード、アシュトンを倒す]
[思考2:平瀬村へマリアを探しに行く]
[思考3:マリアと合流後、鎌石村に向かいブラムス、レザードと合流。ただしレザードは警戒。ドラゴンオーブは返してほしい]
[思考4:ブレアに会って、事の詳細を聞きたい]
[備考1:ルーファスの遺言からドラゴンオーブが重要なものだと考えています]
【ブラムス】[MP残量:90%]
[状態:キュアブラムスに華麗に変身。本人はこの上なく真剣にコスプレを敢行中]
[装備:波平のヅラ@現実世界(何故か損傷一つ無い)、トライエンプレム@SOシリーズ、魔法少女コスチューム@沖木島(右肩付近の布が弾け飛んだ)]
[道具:バブルローション入りイチジク浣腸(ちょっと中身が漏れた)@現実世界+SO2、和式の棺桶、袈裟(あちこちが焼け焦げている)、仏像の仮面@沖木島、荷物一式×2]
[行動方針:自らの居城に帰る(成功率が高ければ手段は問わない)]
[思考1:放送後、方針を決める]
[思考2:敵対的な参加者は容赦なくR]
[思考3:直射日光下での戦闘は出来れば避ける]
[思考4:フレイ、レナスを倒した者と戦ってみたい(夜間限定)]
[思考5:次の放送までにF-04にてチーム中年と合流]
【現在位置:D-05東部】
- 51 :
- 以上で投下終了です。
たくさんの支援ありがとうございました!
夢ネタなどはっちゃけすぎた所があるので、ちょっとやりすぎ等問題点がありましたら、指摘お願いいたします。
- 52 :
- 投下乙でした!
感想つけにくいわ! というのが正直な感想でしょうかw 問題点指摘しきれないw
夢ネタは予想してたけどクレス登場は予想外だった―!
お前死んだ後何してんだw 前話との差が開きすぎだろwww
チェス太は精神的に終了のお知らせかと思いきや、まさかヅラムスと会話して逆に精神状態を保っただと……?
どこまでもひねくれてるなこいつは。
クロードアシュトンも順調にヅラの標的になったし、こっからますます辛いなー。放送後はどうなることやら。
- 53 :
- 投下乙!
個人的にはこの夢ネタすっげえ好きだけどなwwww
今後の動きによってはチェス太とクラースの合流もあり得る……のか?これ。
合流したとしてまた色々面倒なことになりそうだが。
- 54 :
- うわsage忘れすまん
- 55 :
- 投下乙&GJ!
小ネタがあちこちに散りばめられていて爆笑しましたw
時空剣士はAAまで使って何やってんのww
ズラムスはプリティでキュアキュアな格好気に入ってたのかwwww
最後に決意を本格的に固めたチェス太にちょっとしんみり。
今のところ
チーム中年:鎌石村からF-04にむけて出発(黎明)
女子チーム:放送後に平瀬村から鎌石村方面に出発予定(早朝)
ズラムス達:放送後に鎌石村or平瀬村へ向かう?(早朝)
アシュトンクロードルシオ:放送後にF-04から平瀬村へ向かう(早朝)
って感じか。
あとはチーム中年が早朝になれば放送に入れるね!
- 56 :
- でもチーム中年は早朝いかなくてもよさそうにもみえるな
洵がひょっこり遭遇するかもしれないけど
- 57 :
- ゲリラ投下します。
- 58 :
- 中空に展開させたコンソールを、やや戸惑い気味に、覚束ない手つきで操作する。
慣れない作業に眉を顰めるが、命令とあらば遂行せねばならないし、万が一にもミスがあってはならない。
表示されたデータに素早く目を通し、目的のものをどうにか見つけた。時間は――――1分程遅れている。
焦燥と共に、彼はそのスイッチを入れた。
「あー……聞こえているな? それではこれより第4回目の放送を開始する。
一応名乗っておこうか。私はスフィア社オーナー直属の、保安部を統括しているアザゼルだ。よろしく、諸君。
この時点を以てG-7が禁止エリアとなるが、逃げ遅れた者はいないようだな。面ど……結構な事だ。
さて、面倒なので手短に済まそう。まずは……そう、死亡者を死亡順に発表するんだったな。
では行こう。
1人目。『クリフ・フィッター』。
2人目。『ロキ』。
3人目。『レオン・D・S・ゲーステ』。
4人目。『アルベル・ノックス』。
5人目。『ミランダ・ニーム』。
6人目。『クレス・アルベイン』。
以上6名。残りは16名だな。まあ、せいぜい頑張ってくれ。
それから……禁止エリアの発表だな。
前回同様、禁止エリアは今回も6エリアだ。
まず7時、C-4。
2つ目。8時、H-4。
3つ目。9時、F-7。
4つ目。10時、C-2。
5つ目。11時、F-1。
最後に、12時、5回目の放送と同時にE-5だ。
……念の為にもう1度言っておこう。
C-4、H-4、F-7、C-2、F-1、E-5の順だ。
……間違いは……ないな。ふむ。
他には……いや、これで終わりか。
では、第4回放送を終了する。出来るだけ早く終わらせてくれまえよ、諸君」
- 59 :
-
一仕事を終えスイッチを切ったアザゼルの背中に、小馬鹿にしたような拍手が送られた。
睨みつける様に身体を返す。そこにいるのは、ほんの数分前にアザゼルにこの仕事を押し付けた人物だ。
「ご苦労様、アザゼル。でもちょっとそっけないんじゃなぁい? 社長が席を外してる事くらい教えてあげればいいじゃない」
「極力時間は取らない方が良いと思ったのでね。私も暇じゃあない」
「あら。暇でしょ? ブレアをロストして、仕事なくなったんだから」
「…………そのブレアを探している最中だと知っているだろう。何故私にやらせた?」
「嫌がらせ。うふふ♪」
「…………聞いた私が馬鹿だったようだな。では失礼しますよ、重役殿」
「社長にはちゃーんと報告しておくわね。拙い放送でしたって」
コンソールから離れ、気味の悪い笑みを向ける嫌味な重役――ベルゼブル――とは視線を合わせずにすれ違う。
本来の主の居ない社長室から出ようとし、ふと、アザゼルはコンソールを振り返った。
「そう言えば……」
「どうしたの?」
「1つ聞きたい事が」
「……なぁに?」
コンソールを眺めたまま、アザゼルは疑問を口にする。
単にそれは、ベルゼブルを直視したくないだけの事ではあったが。
「何故この『ゲーム』で盗聴なんて真似をさせるのかと思ってね」
「………………」
「エターナルスフィアはワールドシミュレーターだろう? 盗聴ではなく直接見た方が効率が良いはずではないか?
そうすれば私の手間も省けるんだがね……」
「……さあ? 社長に直接文句言ったら? 何ならアザゼルが反抗的な目付きしてましたって報告しておきましょうか?」
「……目付きは生まれつきだ。まあ、社長の決定に逆らう気はないがね」
やはりというか、このオカマはまともに答えはしなかった。
まあ、その疑問の答えを聞こうが、ブレアが見つかる訳ではない。
アザゼルは結局一度もベルゼブルに視線を向けず、廊下に出た。
先程口にした通り、彼は暇ではない。何処かに消えたブレアの行方を捜さねばならないのだ。
さて――――アザゼルは考える。
何から手をつけるべきか。とりあえずは――――ベルゼブルに抱いた苛立ちを部下にぶつけるとしようか。
【第4回放送 終了】
【7時にC-4、8時にH-4、9時にF-7、10時にC-2、11時にF-1、12時にE-5が禁止エリアになります】
- 60 :
- 以上で投下終了です。
ご指摘、ご感想ありましたらよろしくお願いします。
それと、したらばの方に1作(といっていいのか分かりませんが)仮投下させて頂きました。ご意見お待ちしております。
- 61 :
- おおお、放送キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
これはみなぎってくるwwwwwwwwwww
- 62 :
- 放送キテルー!乙&GJ!!!!
これでみんな島の中心に移動せざるをえなくなりましたね。
会場も執筆者もこれからが修羅場だ!
- 63 :
- 第4回放送通過。ここからクイックに……なるといいなあw
したらばでGOサインが出た気がするので、短いですがルシオ洵の本投下させて頂きます。
- 64 :
- 『洵。聞こえるか?』
『ああ』
『聞いてたか?』
『一言一句、聞き漏らしてない。お前の方は大丈夫か?』
『大丈夫だ。クロードからは離れた。この距離なら聞かれない。今あいつは仲間の様子を見てるよ』
『注意だけはしておけ。……それにしてもそいつ、ロキにまで丸め込まれていたとはな』
『ああ……放送聞いて落ち込んでるよ。お人好しにも程がある。
……まあ、だからこそ見張り役を買って出た俺をあっさり信用して「こいつ」を貸してくれたんだけどな』
『…………ふん』
『どうした?』
『何でもない。それで、その首輪を追跡する道具だが――――』
『クロードのさっきの説明の通りだ。ここからだと生き残り16人全員分の反応が見られる』
『俺の居場所は分かるか?』
『多分、D−3のこれだ。……気を付けろ。すぐ南西が禁止エリアだ』
『……禁止エリアか。あの男、俺を道連れにしようと目論んでいたのかもしれんな……』
『……それから、そこから東の方向に4つの反応がある。見えるか?』
『東、だな。…………いや、ここからは見えないが――――少し待て。行ってみる』
『ルシオ』
『どうだ? 見えたか?』
『お前の言う通り、確かに一つの集団が街道に留まっている。だが……遠目で分かり辛いが、五人は居るな』
『5人? でも反応は――――』
『待て。あの内の一人は……レザードだ』
『レザード……間違いないのか?』
『あの格好は、恐らくな。であれば説明はつく。他の四人のいずれかは屍だ。その道具は死者には反応しないんだったな?』
『……屍霊術か』
『恐らく、な。……他にこの辺りに反応は?』
『無い。他の反応は、さっきの平瀬村に4つ。クロードが戦った奴らの方に4つ。俺とクロード達で3つ。それで全部だ』
『……平瀬村に、四つ? …………クロードが戦った奴らにしても三人だったはずだな?』
『ああ。でも確かにどっちも4つだ。殆ど固まってる……。平瀬村は、1つはブレアとして、後2つはマリアとレナだけど……』
『……確か、レナが一度あの家には逃げ込んでいたな。家内にもう一人隠れていたという事か。
それも、戦闘には出て来なかったのだから戦力にはならん奴が』
『ちょっと待てよ。だとしたらクロードが戦った奴らの側にいるのは――――』
『……ブラムス、だな。平瀬村にもここにもいない以上、そこしかない』
『……よりによってこいつら、ブラムスと敵対してるのか』
『やれやれ。……厄介な奴らを引き入れたな』
『……どうする? ここでRか?』
『……いや、まだだ。マリア達をR分には、そいつ等は使える』
『それは、俺もそう思った。同じ事を考えたみたいだな』
『理想は、マリア達をR際にそいつ等もR事。ブラムスと敵対しているならば、そいつ等の首は良い手土産になる』
『ブラムスに取り入るのか?』
『不死者風情を信用する気はない。だが、奴が何を案じているのかは知らんが、当面人間と手を組んでいるなら何かしらの取引は出来るかもしれん』
『だったら、出来る限り早く行動しないとな。まだブラムス達に動きはないけど、追い付かれたら台無しだ』
『……俺はこのまま平瀬村に戻る。お前もなるべく早く動け』
『レザードはどうする? ほっとくのか?』
『今はどうする事も出来ん。いくら俺でもレザード相手に一対五では勝ちは拾えん。
……ブラムスと鉢合わせて潰し合うか、せめてマリア達をRまでの足止めになってくれれば良いんだがな……』
『そればっかりは運を天に任せるしかないか。……分かった。じゃあ出来るだけ早めに移動する。他には何かあるか?』
『そうだな……。クロード達が持つ道具は把握しておけ。無論、可能であれば分配する様に誘導しろ』
『分かってる。……いざとなったらスリ取ってやるさ』
『……頼もしい特技だが、見習いたくはないな』
『これが飯の種だったからな。……俺が自慢出来るのはこれだけだけど』
『……後はその道具だ。その首輪を追跡する道具は絶対に返すな。適当な理由をつけてお前が持っているんだ。……俺からはそれくらいだ』
『それも分かってるさ。じゃあ、俺は戻る。コミュニケーターはこのままにしておくから、何か話したい事があったら合図でも送ってくれ』
『……くれぐれもばれるなよ』
『……それも、分かってる』
- 65 :
- 【F-04/朝】
【ルシオ】[MP残量:10%]
[状態:身体の何箇所かに軽い打撲。身体中に裂傷、打ち身、火傷。衣服が所々焼け焦げている(ほぼ回復)。精神的疲労大]
[装備:アービトレイター@RS]
[道具:首輪探知機@BR、マジカルカメラ(マジカルフィルム×?)@SO2、
コミュニケーター、10フォル@SOシリーズ、ファルシオン@VP2、空き瓶@RS、グーングニル3@TOP
拡声器、スタンガン、ボーリング玉@現実世界、首輪、荷物一式×4]
[行動方針:レナスを……蘇らせる]
[思考1:クロード達の道具を確認し、出来れば分配する様に誘導する。その後平瀬村へ]
[思考2:洵と協力し、殺し合いを有利に進める]
[思考3:ブレアから情報を得る]
[思考4:ゲームボーイを探す]
[備考1:デイパックの中にはピンボケ写真か、サイキックガン:エネルギー残量〔10〕[100/100]が入っています]
[現在位置:F-04]
【D-03/朝】
【洵】[MP残量:5%]
[状態:手の平に切り傷 電撃による軽い火傷 全身に打撲と裂傷 肉体、精神的疲労大]
[装備:ダマスクスソード@TOP、アービトレイター@RS]
[道具:コミュニケーター@SO3、アナライズボール@RS、スターオーシャンBS@現実世界、荷物一式×2]
[行動方針:自殺をする気は起きないので、優勝を狙うことにする]
[思考1:平瀬村に向かう]
[思考2:ルシオ、ブレアを利用し、殺し合いを有利に進める(但しブレアは完全には信用しない)]
[思考3:ゲームボーイを探す]
[備考1:ブレアの荷物一式は洵が持っています]
[現在位置:D-3南西部]
※D-3南西部にクレスの死体があります。
※クレスの死体にはポイズンチェックが残っています。
※チーム中年がD-3まで移動しています
- 66 :
- 以上で本投下終了です。
ご指摘、ご感想ありましたらよろしくお願いします。
- 67 :
- 投下GJ!
早速放送後まで進んで、久々に月報に2が刻まれそう!
ヒャッハークイック期クルーーー!?
- 68 :
- 寝る前に見に来たら投下が来てる!
これで佳境に入る、胸が熱くなるな……
今回のエリア地図作成と、いい加減前スレの過去ログあげないといかんな
- 69 :
- うおおおお投下乙!
そういえばルシオはスリで生計立ててたんでしたっけ、忘れてた…
もう少ししたらまた大乱闘の予感ががが
>>67 月報は不慣れなプリキュア、放送、今回の3じゃない?
- 70 :
- >>69
そうか、プリキュア今期だっけ
3とかマジで何年ぶりってくらいじゃねーかwwww
このまま4行きたいね(チラッチラッ
- 71 :
- とり急ぎ簡易地図を、今回はパス既に入れているのでそのままでOKです
ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/290260.jpg&key=aaarowa
ミスがあったら罵ってやってください
詳細地図は別の人に任せた!
過去ログはまた時間のある時に上げます、ごめんなさいごめんなさい
- 72 :
- おお、GJであります! 使わせて頂きます!
- 73 :
- そう言えば、前スレのキュアブラムスのイラストってwikiに収録していいのかな?
いい場合は何処に置けばいいのだろう。書き手紹介の名無しさんの所かな?
- 74 :
- 4回目の放送の死者凄いな、濃い連中ばっかじゃん
まかりなりにもここまで生き残ったキャラはみんなそれなりに目立ってるな
- 75 :
- >>74
ミランダの悪口はやめろ
- 76 :
- >>74に対するこの>>75のレス、正に僕のミランダ通りの反応だ
- 77 :
- 時空剣士死亡表記鍋喉につまらせ窒息しろ
- 78 :
- WIKIに収録完了しました!
今回一応全キャラの動きを探知機で把握してるので、追跡表が全員分となりましたw
問題ありそうでしたら修正します。
- 79 :
- >>73
絵師さんからのレスなければ、まあ名無しさんのところでいいんじゃないでしょうか!
それもまたAAAっぽい気はしますw
>>74
レナとプリシスは何故か今も空気に思えるw いや活躍してるはずなんだけどw
- 80 :
- キュアブラムス描いた奴ですけど収録okです。
むしろあれ収録してもらってもいいものでしょうか?ww
名前はトリップつけるのめんd(ry…おこがましいと思うので名無しのままで!
関係ないですが昨日のまとめwikiのTOPの閲覧数130って普段の約3倍?
クイック期ってすごい、そう思った
- 81 :
- (へ、編集の際にわけあって100くらい動かした事は黙っていればバレまい……)
- 82 :
- キュアブラムス収録しときました
AAの方はAAAAAが容量オーバーだったけど、AAAAA2は1つだけだと寂しいしもっとAAが増えてから作れば良いかな
- 83 :
- 容量オーバーはええwwww
これは何か作れという振りですねわかってます
- 84 :
- (
)__
´ ! `ヽ、
. / /.l
|ゝ ノ .| ̄ ̄ `ゝ
/ ヽ|.ゝ、___ ,ゝ/ソ  ̄\ゝ
/ ヽl `▼| `ヾ・ソ ´/、、───- ___, 「クレスよ。月報の状況は?」
. / / /ヽ.〉、 | \ / l.|ヽ| ゞ /´ /
/ / /\ | 〉∨_、 イ/ / `ヾ
/ , イ´ ヽ||ヽヽ=ソ´-/ ./ .|、
/ /´ ゝ-、|二ノ´/イ´`, /ヽ、 | ヽ
/´ 〈 ヾ _,、,/ノ .|__/-\ ノ ヽ
. /// .〉 〉 \ノ` ヽ丿´ ヽ\ー―´ ヽ,
ヽl .| |.=ゝ .| ノ/\ヽーノ ノノ\ ゝ │
ヽ,ソ / `´ソヽ `ー┘ー- ノノ.ノノ/ l .ヽ|
+ __/´ヽ`´ヽ__ノノ.ノノ.、| / |
+ _ヽヾ二`'´\_,^ヘ  ̄R_.,| / |ヽ、 _
l ∨ィ.∨:::::::∨:i i::∨::i ヽ ヽ /
/ /. .l::;;|:::::::::::::::::i i:::::::::ト、 i }ヽ
//l :. .l:::l | ,ィzz\ ii ,イ芯ヾレ! !ヽ
//l :. / |{弋zリ ¨´≠彡'リ 「AAA 136話(+ 3) 16/62 (- 0) 25.8 (- 0)
l : /l ::|ハ::{ ≠ ' }ヽl 僕とブラムスさんが夢の競演を果たした1話が投下されたのはゆーめーな話です」
l :/ l :: ィト ー― ' ,! !
/ l :/ l ,イ
レヽl''l个:.、 /ハ
V ヽ`T - イノリ
/ ‖ =只= ‖ ヘ
i / ´ ` ヘ i
゙、 ヘ.___,ヘ__,ノヾr’
|=.|.| | ´╂`.| |..|.=|
| | | |,・╂>.|,| | i
; ,|//.・╋> ;ヽ| i.
- 85 :
- この絵面には何も言うめぇ
- 86 :
- 今回の死亡者ってみんなマリアかレナプリシスの仲間なんだな
あのチーム大丈夫か…?
- 87 :
- クロードは光の勇者(笑)状態からいつになったら抜け出せるんですか
- 88 :
- レナスにスカウトされる時が来るまで我慢だ
- 89 :
- >>86
クリフに次ぐ2代目死神(達)ですね、分かりたくないです
- 90 :
- もうすぐ光の勇者(笑)から光の勇者(失笑)もしくは(核爆)にクラスチェンジしますよ
- 91 :
- クロードアシュトンレナプリシスはかなりすごい死神だと思っている。
ボーマンはマーダーだし、SO2勢ェ…
- 92 :
- エルは出会った相手は危害を加えてきた奴だけが死んでるよ
死神どころか幸運のおっさんだよ。空気だけど
- 93 :
- ,-‐' ̄ ::::ゝ
/_ ヽ ヾ 、`ヽ、
/.‐'/ ヘ iヽ .. ヽ、__ヽ
/ /-| | iヽ 、:: ヽ バカかスレ住民ら・・・・・・・・
./..../ / /:: | :|: | :∧、 _、:: i:::: ヽ 丶
.// // /:: | | : | |:: ::|、 iヽ::::.. i:::: 、 ヽ 僕の「駄洒落」 が
. / /: /./::: | :| | |: __;:|、 i"ヽ:::: i:::::: ヽヽヽ なぜわからない・・・・?
/.../../--|/------- |:|----||' __,-l、 i:::: i::::::: ヽ \、
///:: \| \ _,- '| __,-|‐' ::::::\. :::: i,、:::::: 丶
/ | ___\|| |||: _二____ :::::::| ハ、::: iヽi`、:::: 丶 「ルシファーをゆるしふぁーしない」は
.. |  ̄ ̄ ̄oラ ≡  ̄ ̄ ̄o ̄ ̄ :::::::|.../⌒i:: i ヽ' ヽ、 丶 はんば計算の上
| ` ‐--‐/,::::::: ` ‐---‐ '´ :::::::::| .|l⌒l:: i `丶、 「ルシファー」と「許す」をかけてるってことが
. | ::/,::::::::::: :::u:::::|..|l⌒l:|:: ::::| ヽ どうしてわからない・・・・?
. | :/,::::::::::::::: U ::::::::::| ||6: | ::::::|
. │ /,::::::::::::_::) :::::::::::::|.|__ノ :::::| しっ・・・・! 静かに・・・・!
.. | .(.:: ' ______ ::::::::::/l ヽ ::::|
| (______) :::::::::/::: .\ .\ :::| 今 マリアさんが駄洒落に食いついたんだ
. | :::::::::/: \ ヽ :::l
l ━━ ::::::::/:: -‐' \:::::l :::l あとは竿を立て
l :::::/:: -‐' :::/\\| ツッコミをもらうだけ
ヽ ::::/::: -‐' :::::::/ \
.. ヽ ::/:::: -‐' :::::::/ \ だからもう騒ぐな
. ヽ :/|::::: ,-‐' :::::::/_,‐' 〉 取り逃がしたくない
. ::/ |, -‐'  ̄ // ::::::/ /::\
. :::/| ̄ / ::::/ _,‐' ./:::::::::::
::::/ /| _// ::/__, ‐' /::::::::::::::::
::::::/ / | __, -‐' / / ‐' /::::::::::::::::::::::
- 94 :
- 時空剣士芸の幅広すぎだろw
- 95 :
- 板が移転してて焦った
それはそうとVP統合スレにキュア・ブラムスの話題がチラッと出てて吹いた
書き込んだ子がもしいたら、先生怒らないから出てきなさい
- 96 :
- 割とみんな考えそうなネタではあるw 実行に移すまではいかないだろうけどな!w
WIKIの本スレのアドレス変更。
- 97 :
- ロワ語りやってるらしいよ。AAAは1/11だそうな。
- 98 :
- >>97
いい事を聞いた、全裸待機をせざるを得ない
- 99 :
- とりあえずクリスマスなんで貼っときますね
/´l |ヽ | 、
. l | -=二ヽ、 _ l .| ._ ∪ , /
.,-、l l , イ ´ `´ .`ゝノ.ノ/ノ ./ /|-,イ/-──-,-
`ヽ`, ヾ´ __ /,__イ´ /// .|ソ-ー/ <´
二),-`/`──ヾゝ(ヽーノ |./´ ´ `ヽ
-=ソ、/ ., l ./ | /| .丶、_Σ、 _ _-─-,___ ,| 、lヽ/l_ ヽ
//| .l_||.l | |_|./l l .ヾヽ ゝ, ̄フ´ ´ _.ヽ ヽlゝ` ´ゝ、 .ヽ\
/ | |┰|l ゙┰'_.|_| / //.ヾヽ フ´ l´ / l ヽ `ヽ, ヽ=_ l ==、l_イ 、l
_ |7l「=●=二_|.|//l `ヾ l /l.| lヽ |ヾ `ヽゝT` .|.l」, ´_「i」, _ノ .|ヾl
/´ `\ .ノ |`lヽ.、,.∠ノ/|ヽ` l l-i| l | -ソ-リ | | , | |ヽ─- _/_∠__ .| リ
/ .\ |7h | .| .l l |TT .` TT´| ./ソリ|l /´ ` ゙_´ l .`l /.l |
. / \ | | │ ││ ヾヽ|⊂⊃( ̄)|/ノ/ ' {-┴へ`ヽr-|ー,-ゝ .リ
. / _ ヽ .| .|、 | │ | _ソヾ▽_l彡|ヘ_ ゝ-,≡≡.二ノ.l/
l´ ̄ ̄ ` ヽ 、 `l .| | l .l | │ |\.__ (__ノ| 凸 .l .|┬゙ lヽ-`-─l、´
. ,-─.、|_//l ̄ ̄`ヽ、 \ |r´ヽ l__l .| l__.ノ .|ー´ |__|_ `l-´ /` ̄ ̄.l.l'ヽ
. ゝ_ .l / /-|/ノ .A .l、\ \.lゝ_.ノ | __ | >_l ヽ. / // ヽ
. ヽ、l lf`Y/|/r゙;|ノ l´ l \ / │ | | l ミ_)_, ─ゝ ,/__, // ヽ、
| .l ゙´ _ `-゙./ミ/ソ ノ´__,イ´`l │ .| .| .| |二l-l二|´ `ヽ-,ー´|ヾ,二二二ソ
. l ./ヽ.ヽノ__. -/`/´ ̄ ̄___,ノ | | .| .| ヾー|.|ー,ノ |##.| .|.##|
| l| 〉_\`_.l ./´∠´ ̄ | .| | .l | |.| .| |##| |##|
. l |.l.i、`/ヾヽ.,| |フ´│ /´_ノ ヽ、\ / ̄ .|.|  ̄ヽ ./ミソ| |.三.l
ヾヽ,) `゙´ ノl l ∧ヽ .` ゙ `゙´ ` ̄´゙ .゙` ̄´ ゝー.凵 ヽ.__ノ
/ \ゞ |/
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. | ヽ,
. | _ ノ .)
lー──── ゙ _/
`ヽ,__,─,─´
l 二l ヽ.,/\
| .| .\ `ヽ
〉 .| / /
ゝー゙ ゝ´
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