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2013年05月特撮!26: 獣電戦隊キョウリュウジャーアンチスレ2 (391)
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獣電戦隊キョウリュウジャーアンチスレ2
- 1 :2013/03/31 〜 最終レス :2013/05/03
- 史上最悪の伝説が今始まる!
今度の戦隊は恐竜()だ!
ここは「獣電戦隊キョウリュウジャー」アンチスレです ガブリンチョ!
前スレ
獣電戦隊キョウリュウジャーアンチスレ
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1360412340/l50
※ 原則として>>950を取った人が次スレを立てて下さい。
ただし、放送の前後はスレの進行が速いため、>>900を取った人が立ててください。
>>950を取った人は、スレ立て宣言、もしくは不可宣言をしてください。
>>950が不可の場合、以降にスレ立てをする際には有志の方が宣言をしてからでお願いします。
※ 【実況禁止】実況は板違いなので、実況板でお願いします。
※ 公式以外の動画サイトの話題も禁止です。
※ ここではキョウリュウジャー以外の作品を貶める発言はスルー厳守でお願いします。
※ 特撮板における「ネタバレ」とは、「公式サイトに載っていない先行情報」です。
雑誌や玩具、役者ブログなどからのネタバレはネタバレスレでどうぞ。アンチスレでは厳禁。
※他のアンチスレと伸び具合を比較するのもナンセンスです。
- 2 :
- 【スタッフ】
原作:八手三郎
プロデューサー:佐々木基(テレビ朝日)、大森敬仁(東映)、矢田晃一・深田明宏(東映エージエンシー)
脚本:三条陸
音楽:佐橋俊彦
キャラクターデザイン:K-Suke
エンディング振付:パパイヤ鈴木
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田洋
監督:坂本浩一
制作:テレビ朝日、東映、東映エージエンシー
- 3 :
- 乙です!
- 4 :
- >>1乙
関係ないが、ウィザードアンチスレでキョウリュウageしてる奴がウザい
- 5 :
- ほんとに関係ないな
あんたは黙ってろ
- 6 :
- >>1乙
最近はバトスピ終わったらローソンに朝飯買いにいってる。
立ち読みして帰ってきたらウィザードだからちょうどよい。
- 7 :
- 立ち読みは万引きです!!!!!!!!!!!
犯罪です!!!!!!!!!!!!!!!!!
- 8 :
- そもそも話の本筋からしてこんな馬鹿やって良い戦隊とは思えないんだが。
- 9 :
- 今回は走りながら普通に変身しててワロタ
もうほんとにサンバ関係ねえw
- 10 :
- http://blog-imgs-51-origin.fc2.com/c/a/3/ca3/minipura26.jpg
- 11 :
- キングがキングじゃなくてダイゴになれば大体の不満点は解消する気がしてきた
俺的には
- 12 :
- 大事なペンダント壊されて
あのリアクションはないわな
あれ人格者とかじゃないって
- 13 :
- >>11
言えてる
ことあるごとに「俺たちは戦隊だ」とか
「〇〇するのが(しないのは)戦隊だ(じゃない)」的な台詞をいうけど
赤が他メンバーに「キング」なんて呼ばせるのって
「戦隊」っぽくないと思うんだけど…
なんかフォーゼの時の「仮面ライダー部」を思い出すんだよね…
- 14 :
- 見てて俺達は戦隊ってメタ発言が気になっちゃうんだよなぁ
別に仲間・チームって言えばすむセリフだから無理に使ってるようで違和感あるし
- 15 :
- アンチスレ伸びないね〜w
- 16 :
- >>14
大きなお友達は無視する方向にシフトしたんじゃね?
- 17 :
- >>15
伸ばすのはもうゴセイアンチスレでやったった感堪能したからな
それに東映上層部には建設的な意見しても元の木阿弥だと気ずいた
- 18 :
- >>16
戦闘だけすればいいんじゃないかなもう
- 19 :
- 「今はつまらないけど、そのうち面白くなるかもしれないからガマンして見続けるか」と
思わせるような要素が一つでもあれば、
アンチスレは伸びるんだけどね。
- 20 :
- それでもゴールドが加われば・・・
って、去年も同じこと期待して裏切られたっけw
オレたちって馬鹿だなあw
- 21 :
- >>20
馬鹿なのはお前だけだろ
一緒にすんな馬鹿
- 22 :
- ゴーバス信者は消えて、どうぞ
- 23 :
- ゴーバスは大嫌いだけどヒロムきゅんは大好き
声と髪がかわいいよね
ヒロムきゅんちゅっちゅ
- 24 :
- ラッキューロきゅんモフモフしたい
- 25 :
- キョウリュウジャーなんてダサいよね
ラッキューロきゅんのほうが強くてカッコよくて可愛い
今からでも遅くないからラッキューロきゅんを物語に主人公にしたほうがいいよ
ラッキューロきゅんモフモフ
- 26 :
- 特別アンチってわけではないのだが1つ愚痴を
ミニプラキョウリュウジンの腕がヤバい
カミツキ合体のギミック再現のせいか肩は縦方向にしか曲がらないし
肘も回転はするが曲げられない 可動域が昭和に退行しとる
ここ数年で最低レベルなんじゃないか
- 27 :
- >>22
お前も消えてね
死んでもいいよ
- 28 :
- >>15
スレの進行具合で勝ち負け言ってるようなノータリンは小林アンチだけでおなかいっぱいです
- 29 :
- >>26
まじか。
ギミックを捨てても可動に徹してたからミニプラ好きだったのに。
- 30 :
- おもちゃ板Rよクズ
- 31 :
- >>13
一応フォーゼでは仮面ライダー伝説とかで仮面ライダーとはなにかってのが確立した世界だからそこまで気にならなかったけど
キョウリュウでは戦隊ってものが確立されてないのにダイゴ達が戦隊連呼するから気になる
- 32 :
- 行動で示すんじゃなくて「俺達は戦隊だ」と言葉でだけ示すのがおかしいというか
フォーゼの時のライダー部もだけどとてもライダー&戦隊らしくないのに口だけ強調してるから何こいつらって気分になる
- 33 :
- >>26
>>29
>>10をよく見ろ。
- 34 :
- キャンデリラ ブス
いやぁ〜んキーブスマイリングよぉ〜ん♪
- 35 :
- >>33
公式がコメントしてたら批判出来ない訳じゃないだろ
場合によっては寧ろ叩ける
- 36 :
- コレでキョウリュウなんかに一円も使わなくてなってよかったよかった
本編、玩具だけじゃなくミニプラも糞ならまさにパーフェクト
- 37 :
- しかし過疎ってるなぁw
つまらないけど、特に語る事もないのがキョウリュウジャー
の凄い所だなww
- 38 :
- ゴセイアンチのときはあんなに熱く語り合った同志よ集え
俺たちのオピニオンまだまだこんなものじゃない
- 39 :
- 語ることねーもん
- 40 :
- 三条作品は王道だから叩く隙がない
- 41 :
- 隙を無くすのに終始しててつまんねーんだけど
- 42 :
- 「王道」と「無難」の違いが分かってないような気がするな。
- 43 :
- まあ、本来の子供番組だからな。
ヒーローや怪人、ロボットが沢山出てきて子供は満足、しかし大人は退屈という。
スポンサーの意向なのか、ここ数年の戦隊(ライダー)のヒーロー、怪人の画面への露出率はすごいな。
戦隊なんて、何かしら着ぐるみかCGが出てこないカットなんて、ないんじゃないかというくらい。
CSでやってるライブマンの1話を見たが、Aパートなんてヒーローも怪人も出てこない。
当時の子供は退屈しなかったのかと思う。
- 44 :
- >>43
全然退屈しなかったよ。
- 45 :
- >>42
王道とか無難とうより絵に描かれた美味そうにも見えない餅って感じ
中身がないプラスチックの餅でもいいけど
- 46 :
- OPが割と高評価なのに違和感
サビに入ったとたん
手前の盛り上がりっぷりからの落差で
ズコーってなるんだが
VAMOLAとか某アニメのVIRAVIRAに通じる寒さがあるし
- 47 :
- サビに入った途端というかサビ前の子どもの声でうわぁってなる
- 48 :
- >>42
昔の戦隊の上っ面だけやってる感じだしな
- 49 :
- >>47
わかる
ああいうのって子供側からしてもダサいのわかるよね
少なくともおれは幼児の頃には違和感持ってた
- 50 :
- 酒井法子にオヤジギャグで
涙で顔がなーんとかって何だった?
聞き取れなかった
- 51 :
- なんで子供は幻破れて大人は破れないんだよ
より死について理解してるはずだろ
- 52 :
- 子供って迷路好きだよね。
で、迷路は?
「親子じゃない」「今日は親子ってことでいいじゃん」ってやり取りだけど、
馬鹿正直がどうとか以前に、そばで聞いてる子供の気持ちをちゃんと考えて言ってんのか?
無神経と取るのは短絡的かもしれないが、俺はこんな大人にはなりたくない。
あ、脚本は間違いなく無神経だからな?
死者や残された人をダシにしながらこんなピント外れな話を書くとは呆れた。
- 53 :
- >>50涙で顔がナーミダ
- 54 :
- 半分寝ながら見たからうろ覚えだけど
「スーパーヒーローだからだ!」みたいな台詞あったよね?
俺はキングだの俺達は戦隊だの…
台詞で説明すりゃ「史上最強」になるわけじゃないよ…
散々言われてるけど子供向けと子供騙しをはき違えてるよね
- 55 :
- 別にゴバス信者じゃないと言い添えてはおくけど。なんか勘違いされそうだが……
「俺たちは戦隊だからな!」がしつこすぎて
どうしてもゴバスへの当てつけにしか聞こえない
別にいちいち地の台詞で戦隊戦隊強調しなくたって
最後の名乗り「獣電戦隊! キョウリュウジャー!」だけであんたらが戦隊だってことはわかってるからw
その名乗りシーンも過去戦隊と比べて頻度が高すぎるし
ロボ販促のためとはいえ合体シーンが冗長すぎて流石に飽きた
もうちょっとストーリーそのものに軸足置いてくれ
全般にとにかくゴバスへの当てつけがましい台詞・演出が多く感じられて仕方ない
自分としてはゴバスもキョウリュウも(これまでのところ)普通に楽しんでるので
そういうdisを感じる台詞とかいちいち混ぜ込んで来なくていいわーと思う
というか王道回帰にしたいなら全ての過去戦隊に敬意あるつくりにしてくれよ……
過去でうまくいかなかったところは「使わない」だけでいいじゃない
いちいち比較する台詞がどうして必要なの?
- 56 :
- 男児狙いに徹してるのはわかった
女子におならぶー、ちりちり頭はギャグキャラでおやじギャグ
くすぐりワザで敵を倒す
そして全員人間時がぶさいく
- 57 :
- アミィが戦闘中に一々ウフッとかワオとかいうのにそろそろ耐えらんなくなってきた
- 58 :
- 特撮監督やつたことあるだけあってロボの前に並べるビルの配置は美味かった。
そういえば来週またあるけど特撮班撮りのロボ戦の回が減ったね
- 59 :
- 1話でレッドとガブティラが共闘してたのを見て、
「『巨大戦は延長戦』を振り払ったゴーバスの経験をうまく生かしてるな。
今回はロボも等身大戦に絡んでくるのか」と思ったが、結局また延長戦に戻ってる。
- 60 :
- よく役者は頑張ってるんだから役者は叩くなよって言う人いるけど、これは流石に擁護できないレベルだぞ。全体的に聞き取りずらい。
役者はこれとゴーカイが駄目だったな。シルバーは良かったけど。
- 61 :
- >>59
前がゴーバスのせいか巨大戦の延長戦っぷりがすごく目立つよね
いい悪いは別にして、1年間慣らされた後だから違和感がハンパない
- 62 :
- 今回はいい話なんだけどなんかモヤモヤする
言いたいことも分かるしうまくまとめてるけどなんか物足りない
それぞれの心情がイマイチ痛みになって迫ってこないんだよな
ノッさんや妹のことよりも娘に焦点を当てたほうが良かったんでは?
それかノッさん除いた親子にして、娘が悟ってるのに気づくのはママにするとか
あれだと死んだパパとノッサンの絆が一番強いと感じてしまう
親父ギャグをキーワードにしたかったみたいだから難しいか…
てか言うほど親父ギャグがキャラ立てに役になってるように見えないんだが…
- 63 :
- コレと決めたキャラ付けから一歩も動けずに終わるのが三条流
- 64 :
- オヤジギャグとかピンクの掛け声とかサンバとか
なんか…しょうもない…
- 65 :
- 悪くはないけど毎回早足な印象を受けるなあ
今まで2話簡潔でやってきたからか?
- 66 :
- >>57 昭和の女レンジャーっぽくしたんだろ
- 67 :
- 脚本が変
子供はお父さんの幻ににつれられていったはずなのに
自己解決して帰ってきたってことなのかねえ
いろいろカットしすぎでよくわからない話だった
- 68 :
- >>66
昭和戦隊のヒロインをオマージュした結果があれとかねえよw
アミィなんかに女の色気なんて一千分の一もねえわ
- 69 :
- 腐女子狙いのあからさまな黒緑セット売りがうざくなってきた
- 70 :
- >>55
キョウリュウだけが戦隊じゃないからなぁ
あんまり連発すると他の戦隊にあてつけてる感じ
特に戦隊だから死なないってやつは
陣さんが消えて日が浅いだけに、えー・・・ってなったわ
実際はラミレスとかけてるんだろうけど
赤のキャラといい、どうにも明るいふりした無神経に見えて困る
- 71 :
- ムキになってブッ叩くほどでもないが
頭カラッポにして楽しめるわけでもない
敵の作戦に引っかかる人と引っかからない人の違いがよく分からんし
引っかからない人=強い人ってのもなんかモヤっとする
去年の人たちが13年引きずってるだけに
あと本スレでも少し言われてた「ダイゴがノブハルに敬語使わない」だけど
誰も年上扱いしないなら年上に見えないし年上に設定する意味も薄れる気がする
- 72 :
- あんなシリアスな場面でオヤジギャグ言ったって本物だって笑うわけねえだろ…
- 73 :
- 何かフォーゼ見てるような感覚だな
- 74 :
- エンターのコピーしたヒロム達の能力自体が
エンター自身が「不完全」と蔑む人間の能力に他ならないのであり、
実際ヒロム達は無敵の能力を誇っているわけではない。
だから、不完全な人間の能力をいくら付加していったところで完全に到達することはないわけです。
まぁエンターが目指していたのは何万人もの人間との融合、
つまり何万人もの人間の能力の獲得ですから、
そこまでいけば「完全」に近い存在になるのかもしれない。
ただ、それを阻止すべくゴーバスターズが戦いを挑んでくるわけで、
現時点ではエンターはヒロムの身近な人間たちの能力しかコピー出来ていない
不完全体であるのですから、少なくともこの最終話の段階の劇中では
エンターの「完全性」として、この無限に能力を拡大する恐怖は未来予想図でしかなく、
まだ現実に存在する脅威としては描写されていません。
まぁ簡単に言えば、戦って倒すことは可能なのです。
実際、エンターは決して戦闘において
歴代スーパー戦隊シリーズ作品のラスボスのように圧倒的に強いわけではなく、
年明け以降のクライマックス展開の中でも何度も倒されています。
その中にはわざと倒されている場合も多いのですが、
それでもその身が滅して倒されているのもまた事実であり、
歴代ラスボスに比べてエンターは明らかに脆弱な存在といえます。
- 75 :
- 最終話の1つ前の49話においては
遂にゴーバスターズの必殺技の波状攻撃を喰らっても倒されないまでになり、
エンターがより完全体に近づいたことは明示されました。
ただ、それでも結局最後までゴーバスターズの攻撃を全く寄せ付けず圧倒するというほどの
歴代ラスボス級の超越的な強さを獲得する段階までは到達できませんでした。
おそらく手をこまねいて放置していればそこまで到達したのだろうと思います。
つまりエンターは歴代ラスボス級の強さに進化途上の存在なのであり、
進化途上で完全に倒されてしまったのだと思われます。
そう考えると、やはりこの「ゴーバスターズ」という作品で真のラスボスといえたのは
クリスマス決戦で倒されたメサイアだったといえます。
あのメサイアにしても中盤の亜空間篇では全く不完全な状態で一旦倒され、
その後バックアップデータで再生して進化して遂にクリスマスに現実空間で暴れ出したが、
それでもまだ完全体に到達前の段階で
ゴーバスターズの総力を結集した攻撃で倒されてしまいました。
が、あの段階のメサイアの方が今回の最終話で倒されたエンターよりも、
より完全体に近づいていたのは明白です。
だからやはりこの作品で歴代ラスボスに比類し得るキャラを1つ選べと言われたら、
やはりクリスマス決戦篇のメサイアを挙げるしかなく、
年明け以降のエンターはヴァグラスの残党の幹部キャラが新たなラスボスに進化しようとして
途中で倒されたということになり、
なんだかこれだけだと来年の「キョウリュウジャーVSゴーバスターズ」あたりでやっても
良さそうな程度の話にも見えます。
- 76 :
- そういえばエスケイプというキャラも彼女の欲する「いいもの」というのが漠然としすぎていて、
結局何だかよく分からないままクリスマス篇で倒されました。
おそらく欲するものが漠然としていることが
彼女自身のデータの塊に過ぎない空虚さの象徴なのであろうとは思います。
エンターが自身がデータの塊であることを肯定的に捉えるキャラであったのと対照的に、
エスケイプは無意識的に自身がデータの塊であることを虚しく感じて
否定的に捉えていたキャラであったのでしょう。
そういう位置づけはどうにか分かるのですが、
エスケイプの行動が常にあまりにも短絡的で自暴自棄な感じであったので、
彼女の内面の空虚に起因する悲哀はあまり滲み出ることはなく、
単に親に甘える幼児、酷い時は単なる欠陥品の暴走のように見えることが多かったのでした。
これは緻密なエンターとの対比で
エスケイプを直情的なキャラに描こうとしすぎた結果ではなかろうかと思います。
そういうわけで結局何だかよく分からないキャラのまま倒されてしまったエスケイプが
年明け46話で復活再登場したわけですが、
ここでのエスケイプはもはや元のエスケイプではなく
単なるエンターに忠実な抜け殻の玩具のような存在になってしまっており、
本来のエスケイプというキャラはクリスマス決戦でよく分からないまま終了しているといえます。
ただ、だからこそ、この新たなエスケイプというキャラにちょっとした期待はありました。
元の意味不明キャラのエスケイプとの連続性が断たれている分、
このエスケイプは意義あるキャラになるかもしれないとも思えたのです。
- 77 :
- すると46話から47話にかけて、
エスケイプ自体のエンターに対する目線が以前とは劇的に変化したのを受けて、
エンターのエスケイプへの接し方も大いに変化し、
何やら屈折した愛憎めいたものが表面化してきました。
これは以前から少々は兆候はあったのですが、
エスケイプとの接触を通じてエンターの中に人間性が芽生えてくるような描写といえます。
まぁ陳腐といえば陳腐なのですが、
ハッキリ言って何の面白味も無いキャラであったエンターに
ここにきて初めて人間臭さが現れてきたのはドラマ的には盛り上がりポイントです。
つまり、この新エスケイプはもはや彼女自身は何ら意味の無い抜け殻キャラに過ぎないのですが、
エンターの変化を促すという意味で物語において
重要な意味をなす存在になるのではないかとも考えられたのです。
エンターはデータの塊であって人間ではない。
そのエンターは人間になろうとしていました。
それは中盤の亜空間決戦でヒロムに敗北した時に人間というものに興味を持ったからなのですが、
エンターはどうも人間のデータをたくさん集めれば「完全な人間」になれると思ったようです。
それで亜空間決戦後、人間のデータを収集するメサイアカードを使った作戦を実行したわけですが、
こういうエンターの考え方は実は完全な錯誤に基づいています。
何故なら人間とは不完全な存在だからです。
人間のデータをいくら集めても完全な人間などにはなれません。
不完全さにしか辿り着けないのです。
- 78 :
- クリスマス決戦以前のエスケイプというのはデータの塊でありながら
この人間的な不完全さに憧れてしまっているようなキャラであり、
当初は完全な人間を目指していたエンターも
メサイアカード作戦を遂行する中でエスケイプとの接触を重ねて影響を受けてしまったのか、
いつしか不完全な人間性に目覚めるようになってしまっていた。
その象徴がクリスマスに消滅したエスケイプを復活させて
玩具のように扱い愛憎を向けるようになったエンターの行為といえます。
人間は完全な存在にはなれない。
そうした人間の真実を理解できない人外が
人間になることによって自己が完全になれると無邪気に思い込んで突っ走る。
そこには悲劇が必ず生じます。
そうした「人間を知らない人外の悲劇」を通して人間の真実の姿を浮き彫りにするという
作劇手法は古典の名作としては「ピノキオ」が挙げられ、
特撮では「キカイダー」という名作があります。
だから、この作品でも
「完全な人間を目指しながら不完全な人間性に目覚めてしまったエンターの悲劇」というものが
描かれるのかと一瞬思いました。
そうしたエンターの悲劇との対比でゴーバスターズを描き、
人間の真の姿を描こうというのがこの作品の趣旨であったのかと、
47話辺りではそのように考えていました。
まぁ大筋ではこうした見方は大外れというわけではなかったかもしれません。
完全な人間になることなく倒されたのはエンターにとっては十分に悲劇であり、
そもそも無理なことをやろうとしていたという意味で滑稽さや哀れさもありました。
だが、そうした「エンターの悲劇」という要素はエスケイプ切り捨てと共に
48話から急速にフェードアウトして表面からは消えてしまい、
エンターは単なる記号的な「倒すべき巨大な悪」になってしまいました。
敵としては強大化肥大化しましたが、むしろキャラとしては矮小化してしまった印象です。
- 79 :
- エスケイプも最後までエンターの不完全な人間性を繋ぎ止める錨のような役目を果たして
最後の最後まで物語に付き合うのではなく、
あっさりエンターに捨てられることによって、
エンターが不完全な人間性に完全に決別して完全な人間を目指すという決断の
象徴的役目を果たして出番を終えてしまいました。
エスケイプを捨てることでエンターの中の不完全な人間性への拘りが消え去り、
もともとの「完全な人間を目指す」というエンターになってしまったため、
エンターの中で葛藤が消え、悲劇的な要素が無くなり、
ただ単に無理なことをやって必然的に失敗して敗れ去ることが容易に予想できる、
平板でありふれた悪役に堕してしまったといえます。
つまり制作サイドは「エンターの悲劇」をちゃんと描くことは放棄したのです。
ここで「放棄」と言った理由は、
46話から47話にかけては明らかにエンターの悲劇へのイントロのように描かれていたからであり、
それが48話で突然フェードアウトしたので放棄したように見えたからなのですが、
これは誤解かもしれません。
もともと制作サイドはエンターの悲劇など描くつもりは無く、
あくまでエンターは平板な悪役として扱うつもりだったのかもしれません。
ただ、制作サイドが妙にエンターというキャラを気に入っていたので、
最後にちょっとエンターのキャラ的な深みのある見せ場を作ったという、
単にそれだけだったのかもしれない。
- 80 :
- 案外そんなところだったのではないかと思います。
エンターがエスケイプと関わったために不完全な人間性に目覚めかけるという展開は、
このクライマックス篇の本筋には実はあまり関係無く、
単なるキャラ愛ゆえのオマケみたいなものであって、
あくまで本筋ではエンターは「完全な人間」という完全なる錯誤を目指す
無機質な狂ったモンスターに過ぎない。
それが制作サイドの意思でしょう。
そこに悲劇は見出すことは出来ないことはない。
だが、決して前面に打ち出されてはいません。
では制作サイドがこのクライマックス篇で描きたかったものは何なのかというと、
エンターは結局つまらないキャラで終わってしまったわけですから、
エンターを通して何かを描こうとしたわけではない。
そうなると当然、エンターに対峙するゴーバスターズを通して
何かを描こうとしたということになります。
- 81 :
- ヒロムは48話において捨て身でエンターと交渉しようとした。
あの作戦は結局はヒロムの体内のカードに阻まれて失敗したので、
ヒロムが自分を犠牲にする作戦は不可能であるかのような印象になっているが、
実際はそんなことはない。
大筋ではあの方向性で間違ってはいないのです。
あの48話のシーンをよく見ると、
あの時ヒロムは相討ち直前の状況を作り出してエンターを脅して
カードを抜き取らせようとしていたのであって、あくまで死のうとしていたわけではない。
「死んでも構わない」という姿勢を見せてエンターの譲歩を引き出そうとはしていたが、
実際は本当に死ぬつもりだったわけではなく虚勢だった。
いやヒロム自身、本気で死んでもいいと思わなければ
エンターを脅すことなど出来ないと分かっていたであろうし、
本気で死ぬつもりで作戦に臨んだのだろうと思う。
だが、それでも実際はヒロムの死の覚悟は偽物で虚勢に過ぎなかったのは、
そのシーンを見ていればよく分かる。
炎に包まれた状態でエンターに抱きつき
相討ち覚悟でカードの抜き取りを要求してくるヒロムを嘲笑ったエンターが
自ら自爆した時、ヒロムはパワードスーツ化して自分と一体化していたニックに
思わず逃げるよう叫びました。
あそこまでの状況に至って死の覚悟も出来ていたのならば、
今さらニックを逃がすことなど考える方がおかしい。
ニックも共に死ぬのが当たり前です。
あそこで自分が真っ先に逃げ出さなかったのは
さすがに一応は死の覚悟を自分に言い聞かせていたヒロムの意思の強さの表れだとは思いますが、
それでもニックだけは逃がそうとしたということは、
ヒロムの計画はあくまでエンターにカードの抜き取りをさせて
自分もニックも死なずに生還するということを目標としたものだったということが分かります。
- 82 :
- その前に高層ビルから飛び降りようとしていたのも、
きっとエンターが現れて止めようとするという計算に基づいた
巧妙なエンターおびき出しの計略であって、
確かにヒロムのクールでクレバーな頭脳戦の妙ではありますが、
結局は決死の覚悟とはほど遠い。
死んでもいいとは思いつつ、出来れば死にたくはない、
ニックと一緒に無事に生きて帰りたいという欲求をゼロにすることは出来ていないわけです。
だから脅せばひるむと思ったエンターが逆に強気になって自爆攻撃を仕掛けてきたので
ヒロムは生命の危険を感じて慌ててしまい、
思わずニックに向かって逃げるようにと叫んでしまった。
そしてヒロム自身は逃げずに、いや逃げ切れずに、エンターと共に爆発してしまったのですが、
エンターは跡形も無く吹っ飛んだ一方でヒロムは体内のカードから出た
硬質のワイヤーのようなもので包まれて無傷でした。
このワイヤーがほどけてその下から現れたヒロムの姿が注目点で、
この時ヒロムの顔はこわばり、
身体的ダメージは無いにもかかわらずヒロムはその場にへたり込みます。
要するに腰を抜かしてしまったわけです。
つまりヒロムは爆発の直前までエンターに向かって死を覚悟していると言いながら、
実際は爆発の瞬間、死の恐怖に腰を抜かしていたのです。
死んでもいいと言いながら、本当は死にたくなかった、死ぬのが怖かったのでした。
このヒロムの生への欲求、死に対する恐怖に反応して
体内のカードがヒロムの身体を守ったのではないでしょうか。
- 83 :
- スレ違い
- 84 :
- 子供が悟りすぎてて逆に不気味だった
ジャスミンは本当に青に付属する家族キャラでしかないのね
重要な役にしろってわけじゃないが、上で言われてるように
幻やぶるのは旦那と絆の強い母親の方が良かったんでは
今回の怪人は悲しみ系だったけどみんな騙されてるんだし
全く同じ話と能力でも喜び系ってことにした方がそこはかとなくシビアな感じがする
- 85 :
- 小林アンチのコピペキチガイがきたか
来るの意外と遅かったな
- 86 :
- 本編中にはそのようにハッキリとは言及されてはいません。
だが、それでもそうではないかと思う理由は、
結局このカードは最終話で陣の身体に移し替えられて簡単に破壊されているからです。
カード自体に自己防衛機能のようなものが備わっているのならば、
宿主がヒロムであっても陣の本体であってもどちらでも関係無く
カードに破壊の危機が及んだ時に防衛機能は発動するはずです。
なのに陣の本体に移されたカードはあえなく破壊された。
おそらくカード自体を守る機能などは無いのです。
カードが宿主を守る機能だけが備わっているのであり、
そしてヒロムが宿主である時には発動した防衛機能が
陣の本体が宿主である場合は発動しなかったということは、
カードは無条件に宿主を防衛するわけではなく、
宿主の条件によって防衛機能は発動したりしなかったりするようです。
ただ、それがあまりにもランダムな条件である場合は
果たしてヒロムを宿主とした場合にその防衛機能が発動するかどうか
エンターが予想することが出来ないので困ってしまいます。
だから必ずヒロムがその条件を備えているとエンターは予想していたはずです。
それゆえエンターは自信満々でヒロムと密着した状態で自爆することが出来た。
つまり、このカードの防衛機能発動の条件はかなり普遍的なものであるはずで、
それでいて何故か陣の本体が宿主の場合は発動しなかった。
ならばヒロムおよび多くの人間の持つ特徴と陣の本体の持つ特徴の差異を考えれば
自ずと答えは明らかです。
- 87 :
- ヒロムや他の人間は生きている普通の人間であるのに対して、
陣の本体は生きているとはいえないデータの塊に過ぎませんでした。
しかもカード破壊作業に着手した段階で陣は完全に生きることを諦めてしまっていました。
そして48話でのエンター自爆時にヒロムの見せた生への執着と死への恐怖の反応を考え合わせると、
カードの防衛機能は宿主の生きた人間ならば当然捨てきれない生きることへの執着と
死への恐怖に反応して発動し、
宿主の生きたいという欲求に応えて宿主の身体を守るのだと考えるのが
最も自然ではないかと思います。
ヒロムは48話で作戦が失敗した時、自分の決死の覚悟が所詮は虚勢に過ぎず、
死への恐怖をどうしても消し去ることが出来ないことを思い知らされた。
そしてカードがそうした自分の生きたいという欲求に応えて
自分を守ったのだということを悟ったのでしょう。
だから打ちのめされて、その後はもうカードごと自爆することなど試みることはなくなった。
次は取引などというまだるっこしいことではなく、
完全に死ぬつもりで自爆してみてもいいかもしれないし、
バスターマシンで捻り潰すとか核爆弾を使うとか、
あるいは48話で陣やリュウジが相談していたような、
一旦ヒロムを転送状態にしてヒロムがバラバラになって元に戻れなくなること前提で
強引にカードを抜き取って破壊するという方法など、いろいろ試す価値はあります。
しかしヒロムはそれらを試す意義はもはや無いと諦めた。
どのような方法を試してみたところで、ヒロムの心に生存欲求が僅かでもある限り、
きっとカードの防衛機能によって自分は死ぬことが出来ないのだとヒロムは理解したのでしょう。
- 88 :
- 49話においてリュウジがヒロムに向かって、
ヒロムを削除しなければいけないのならその時は自分がやると熱く語りましたが、
それは絆や覚悟の確認というだけの意味でしかなく、
実際的にヒロムを削除することは不可能であることはリュウジも理解はしていたはずです。
そう考えなければ最終話で陣が自分が犠牲になると言い、他に方法が無いと言った時に
ヒロムやリュウジが対案を出さなかったことが説明がつきません。
ヒロムやリュウジはその時点でとりあえず誰も犠牲にならないで済むような解決策を
期待していたわけですから、そこに陣が犠牲になるような案を出されても、
それはヒロムが犠牲になる案と変わりないわけですから、
当然ヒロムやリュウジはヒロムが犠牲になる案を対案として出すはずです。
特に一旦ヒロムを転送状態にしてからカードを破壊する案は、
陣が自分の身体でやろうとしている案とほぼ同じ案であり、
陣の案の成功の可能性とヒロム転送案の成功の可能性は普通に考えて大差無いはずです。
陣の案だって偉そうなこと言っていますが試したことがあるような案ではないのだから、
ヒロム転送案に比べて大して優位な案ではないはずなのです。
まさか陣は犠牲になってもいいがヒロムは犠牲になってはいけないなどという
考え方をあの場に居た者の誰も持っているわけもなく、
陣が犠牲になるというのならヒロムが犠牲になる案が対案として出てきても全くおかしくはない。
また、ヒロムが宿主の場合は発動しているカードの防衛機能が
陣が宿主になった場合に発動しないなどという保証は無い。
陣が確実に出来るだろうと思っていることは、
ヒロムの身体から自分の本体にカードを移すことだけです。
その後どうなるのかは実は未知数であり、
だからこそ陣はこの案を「試す価値はある」としか言っていない。
もしかしたら陣の本体に移したカードも防衛機能を発揮して
陣の本体がバラバラになることを防ぐかもしれない。
その場合は陣は死なずに済みますが、カードも破壊されず
エンターは不死の存在であり続けてしまい、世界の危機は去りません。
そういう最悪の可能性もあるわけですから、
それならヒロムを転送状態にしてカードを抜き取る案だって十分立派な対案になるということは、
普通に考えればヒロムにもリュウジにも分かるはずです。
- 89 :
- なのにヒロムもリュウジも「対案があるのか?」と問う陣に何も言い返せず、
陣の案を受け入れるしかなかった。
それはつまり、ヒロムの体内にカードがある限り破壊は困難だと
納得してしまっているということであり、
一方で陣の本体にカードを移せば破壊は可能だと思っているということです。
そのヒロムと陣の扱いの差がどこから来るのかというと、
ヒロムやリュウジが「カードの防衛機能は宿主の生存欲求に反応して発動する」ということを
理解しているからだと考えるしかない。
ヒロムは普通に生きている人間の本能として、どうしても生存欲求を完全に消すことは出来ない。
しかしデータの塊に過ぎず、破損なども激しくてもはや生還は絶望的な陣ならば
生存欲求はゼロにすることは可能だと、陣もヒロムもリュウジも理解は出来たのでしょう。
もちろんそれとて100%成功確実な案ではない。
陣だってこれまで必死で生還しようとしてもがいてきたのですから生存欲求はあります。
カードのデータを自分の本体に移せば自分はバラバラになってしまうから諦めがつくとも言えますが、
もしそれでも生きたいと陣が思えばそれに反応してカードが
陣がバラバラになるのを防ぐ可能性もあり、
陣ならばその可能性も分かっているのですから、
そうしたあらぬ期待に心動かないとも限らない。
だから陣としてもこの方法が上手くいくかどうか、
本当に最後の最後まで確実な自信があったわけではないでしょう。
最初は陣は自分の本体がバラバラになることはヒロム達に告げずに
黙って自分の案を実行しようとしていましたが、
おそらくあのままやっていたら、ギリギリのところで陣の生存欲求が顔を出してしまい、
カードが陣がバラバラになるのを防いでしまい、
エンターを倒せなくなってしまったでしょう。
- 90 :
- ゴーバスのホンがいかに緻密に練られたものかわかった
- 91 :
- 陣が最終的に生への執着を捨てて死の恐怖を克服できたのは、
むしろJの空気を読まない発言によってヒロム達に陣の案の全貌がバレてしまい、
猛反発を喰った結果、陣がヒロム達を説得したからでしょう。
お蔭でヒロム達は陣の説得を受け入れて、
陣の託した想いをしっかりと受け止めることになった。
その姿を見たことによって陣は自分の想いを継ぐ者たちの存在に安心し、
遂に完全に生への未練を断ち切ることが出来たのでしょう。
そうして完全に死を受け入れることの出来た陣の身体に移されたカードは
防衛機能を発揮することなく、あえなく破壊され、
エンターの不死性は崩れ去り、その野望は潰えたのでした。
このように見ていくと、エンターの嘲っていた人間の不完全さとは、
「死の恐怖を克服できないこと」のように思えます。
実際ヒロムは結局は死の恐怖は克服できなかった。
どんなに普段勇ましく戦っていても、それでも生きている限り、死は怖いものです。
ヒーローとして情けないと言われるかもしれないが、それが人間の真実であり、
この「ゴーバスターズ」という作品はそこの部分はヒーロー番組でありながらも
正直に描こうとしたように思えます。
思えばゴーバスターズはそういう意味で「弱さ」が強調されたヒーローであり、
荒唐無稽なまでに強い痛快ヒーローを好む層からはあまりウケは良くなかったといえます。
正直言って、子供向けの正統派ヒーロー番組としてはこの制作姿勢は正解ではないと思います。
ただ、そういうリスクを負ってまで描きたい何かがあったのでしょう。
そういう意味で、決して成功作ではないですが、ある種の意欲作ではあったと思います。
- 92 :
- よく言われるのはハードSFとか、メカニック描写の面で意欲作であったという意見ですが、
私は正直言ってこれらの面でこの作品が意欲作であったという印象はあまり無いです。
スーパー戦隊シリーズの過去の作品でも毎作品で
SF的にもメカニック的にも意欲的な試みというものはあり、
それらに比べてこの作品が特に突出した試みをしていたとは思えないからです。
最新作品ですから当然、制作サイドはもちろん特撮雑誌などでも
「史上最高」という持ち上げはしますから、
そのムードに乗っかってファンもすっかりその気になってしまうものです。
これは毎年起きるお馴染みの現象に過ぎません。
また、この作品の持つSFやメカニックの方向性が自分の好みにたまたま合致した人が
一生懸命「今までで一番凄い意欲作」と持ち上げているだけであって、
一方ではこんなものは全然良くないと思っている人もいます。
これもまた例年と同じ現象でしかないです。
だからSFやメカニックなどの面は、まぁ例年並みの作品という印象しかないです。
実際、SF考証などはこの作品はかなりいい加減です。
エネトロンもアバターもワクチンプログラムも結局何だかよく分からないままでしたし、
13年前の事件の経緯も曖昧なままです。
どうもこの作品、SFを前面に押し出しているものの、
実際はSF設定を真面目に詰める気が無かったのではないかとすら思います。
それはまぁ怠慢といえば怠慢ですが、
根本的にはSFを描きたかったわけではなく、他に描きたいものがあって、
そこに上っ面だけSFを被せたものだから、
ついついSF設定の方はいい加減になってしまったのでしょう。
- 93 :
- この作品で真に意欲的に描こうとしたものは、ヒーローではなく人間そのものであり、
特にその中でも人間の根っこともいえる「死」について描こうとしたのではないかと思えます。
普通はこんな暗いテーマは子供向けヒーロードラマでメインで描くのは回避されるものであり、
だからこそ、ある種の意欲作だと思った次第です。
どうしてそんな暗い「死」などを描こうとしたのかというと、
陳腐ではありますがこの作品の場合はそうした陳腐な説がよく言われているので
この際便乗して言わせてもらいますが、やはり東日本大震災の影響があるのでしょう。
震災の後、当初は生き残った人々が巨大な絶望の中から
どうやって立ち上がって生きていくのかが問題となっていました。
震災発生から1年弱の時点で最終話を迎えた去年の「ゴーカイジャー」は
それに1つの答えを出した作品でありました。
一方、震災発生から2年弱の時点で最終話を迎えた「ゴーバスターズ」は、
1年の時間の経過によって生じた少々の余裕からか、
震災を生き残った当事者自身の問題から少し視野を広げて、
震災で亡くなった人々との関係性を
震災で生き残った人々がどう捉えるべきであるのかが描かれたように思います。
- 94 :
- 少なくとも最終話で提示されたテーマが
「人間は死んだ者の想いを受け継いで生きていく」ということであるのは間違いないでしょう。
そしてそれはもともとヒロム達が13年前に両親たちの想いを受け継いで生きてきたという
序盤からの展開にも繋がっていく。
こうしたヒロム達の生き方がヒーローとして正しいのかという点では
いろいろと異論もあるでしょう。
死んだ者の想いを受け継ぐだけでは復讐鬼となったり時代遅れになる危険もあります。
自分の意思で物事を決められない主体性の無さに繋がる可能性もあります。
それゆえ、これまでの戦隊では「死んだ者の想い」というものが劇中で扱われる場合は
大抵はそれは「乗り越えられるべきもの」として扱われてきました。
死んだ者の想いは受け継ぎつつ、それを更に超えた自分の独自の生き方を見出していくのが
ヒーローとしてのあるべき姿として描かれることが多かったゆえ、
死んだ者の想いをそのまま受け継いだだけのゴーバスターズの在り方に
ヒーローとして物足りなさを感じる向きもあるでしょう。
いや、私自身物足りないと思っています。
しかし、この物語はゴーバスターズというヒーローをカッコよく見せることが目的ではなく、
あくまで人間と死との関わりを描くことが主眼だったのだと思います。
そういうスタンスのドラマであるのならば、
あくまで生き残った者が死んだ者の想いをそのまましっかり受け継ぐところまでを描くべきなのであり、
その後で受け取った側がそれをどうアレンジしていくのかまでは描く必要は無い。
このドラマにおいては最終話のエピローグにおいて、
生き残ったメンバーのその後を軽く描きながら、
そのあたりについては少し示唆しているようにも思えます。
まぁ通常の戦隊の場合は戦いの中でそのアレンジまで描かれるのですが、
ゴーバスターズは上記のごとく特殊なドラマであったので、
あくまで死んだ者の想いを受け継ぐ段階だけで戦いを完遂するというスタイルになっています。
- 95 :
- まぁこのように「ゴーバスターズ」という作品が
何だかそれなりに深いテーマを扱った良作であるかのような文章を
ここまで書いてきてしまいましたが、実は私はそんなことは全く思っていません。
ここまで書いてきたことはあくまで最終話に至る46話以降の
クライマックス篇を見た上での感想であって、
この5話分だけに関して言えば、上記したようなテーマはしっかり描けていたとは思いますが、
1年間通した作品としてはそのテーマは全くちゃんと描けていなかったと
思わざるを得ないからです。
もちろん基本設定である13年前の事件に起因する様々な事象が
このクライマックスの展開に繋がっていたり、
中盤の亜空間篇やクリスマス決戦篇などでも
死者の想いを受け継ぐ生者たるヒロム達が描かれていたりして、
随所でこの物語のテーマは一貫した形で触れられていたようにも見えます。
それでも1年間通してこの物語がこのテーマで一貫していたという印象は無い。
これは確かに難しい作業でしょう。
生者と死者の物語だからといって、
1年間全てのエピソードをその構図で描くことなど出来ません。
全体の物語を進めるために必要な展開はこなしていかないといけないし、
販促回もあるしギャグ回だって必要です。
そうなると1年間バラバラなエピソードの集まりになってしまうのも仕方ないようにも思えます。
ところが従来の戦隊ではエピソードのタイプはバラエティーに富んでいても、
何故かゴーバスターズよりもよほど1年間一貫したテーマでまとまっているように見える。
それはどうしてなのかというと、
主要登場キャラのキャラ設定そのものの中に物語のテーマが上手く込められているからです。
だからシリアス回でもギャグ回でも販促回でも悪役メイン回であっても、
メインキャラがドラマの中で動き回るだけで自然に物語のテーマが描かれることになるのです。
- 96 :
- このキャラ設定が「ゴーバスターズ」はかつて見たことがないくらい上手くいっていない。
文字的な設定だけしっかりしていても意味は無い。
実際に劇中で活かされてこそ初めてまともな設定といえます。
そういう意味でゴーバスターズのキャラの設定は全くダメでした。
だから結局この作品は1年間全くテーマの一貫性を実感することが出来なかった。
お題目は説明されることはあるが、それは言葉だけであり、心で実感することは出来ない。
最終話で提示されたテーマが思い返せば全てのエピソードでも
キャラの動きによって描かれていたのだと改めて実感されるのが真の名作であり、
歴代スーパー戦隊シリーズにはそうした作品は多いのですが、
この「ゴーバスターズ」という作品ではそうした感想は結局は持つことは出来ませんでした。
この作品の最終話で示されたテーマはそれなりに意義深いものであり、
ある意味で感動的だと思いました。
また、細部では色々と光るところもあった作品なのでしょう。
しかし私はマニアではないのであまり細部のディテールは見ない主義であり、
1年間トータルで物語の完成度がどうであったかという点で評価する傾向が強いので、
そういう視点ではこの作品は近年では稀に見る失敗作であったと言わざるを得ないでしょう。
- 97 :
- なんで吉害が湧いてんの?
- 98 :
- 来週ついに敵幹部の正体が!みたいだけど
そもそも、アイツとそんなに絡んでないと言うか
色々展開急ぎ過ぎてる感じがする
- 99 :
- いやマジで急ぎすぎだろ
余韻も引きもなんもない
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