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2013年06月ニュー速VIP+297: 王「暇なので勇者募集!」神官「え、魔王なんていないよね?!」 (209) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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王「暇なので勇者募集!」神官「え、魔王なんていないよね?!」


1 :2013/06/01 〜 最終レス :2013/06/24
王室にて
王様「暇なので勇者募集法案を可決する!」
側近「かまいませんが、前回も前々回も魔王不在だったことはお忘れではありませんよねー?」
王様「ちっちっちっ、私が王! 私が法律だ!」
側近「‥‥‥‥‥‥‥‥」
王様「と、言うことで各地より募集すること。任せたぞ!!!」

2 :
面接官「はーい。並んで。順番に一人ずつ部屋に入ってきて下さい。中入ったら志望動機を聞きますので考えておいて下さいねー」
勇者候補達「「はーい」」
ガヤガヤ
「なぁなぁ、メガネに何聞かれたー?」
「もーーーっ、さっきの面接官の質問最悪! セクハラだよーー!」
「誰か魔力テストとか、魔物との試合とかあるって本当かしらない?」
面接官「はいはーい、静かに静かにー。うるさいと水着審査とか追加しちゃいますよ?」
「「よっっしゃー!!! やる気出たーー!!!」」
「「まてこら!」」

3 :
教会にて
司祭「ちょー厳かな会議の上で、派遣はお前に決まった。せいぜい頑張ってきてくれ」ぽん
神官「‥‥‥‥お言葉ですが、魔物はいても魔王は現在居ないって、俺はここで習ったわけなんですけど。
あのー、俺が知らないだけで復活したんですか?」
司祭「国の方針にはある程度寄り添っていくのが円満の秘訣だと思わんかね?」
神官「ええっと、この教会ってばお役所仕事的な何かですか?」
司祭「まぁ、お前一人を出して王との関係が良好でいられるんなら安いよな?話でな?
  適任いないかと聞かれたので推薦しておいた。光栄だと思え」
神官「‥‥‥‥ええっと」
司祭「まあ、社会はこんなもんだ。世界を見に行ってこい? あ、ちなみに定期報告怠るとその時点で給料なくすからな」笑顔
神官「ちくしょう!!! 安定職種だと思ってたのにブラック会社かよ!!!!」

4 :
神官「えっと、はじめまして。教会より(不本意ながら)派遣されてきました神官です」
勇者「はじめまして、勇者に選ばれちゃいました! 田舎からきて何もわかんないんで
どきどきしてます! 未熟者ですがどうかよろしくお願いします!」ぺこっ
魔法使い「はじめましてー♪ ボク魔法使いです♪ 特技は火の魔法とか水の魔法です♪」
武道家「武道家です」
勇者「あと、馬車の中に遊び人さんが待機してます! 王様が疲れたら馬車使えって
言ってくれてました。回復つかえる人が居なかったんで嬉しいです!!」

神官の前に黒髪短髪少女、金髪美少女、美脚な美人がに現れた!

神官「‥‥あれ? なにこれ。美少女と美人パーティ? 俺もしかして役得じゃね???」

5 :
勇者「あ、見て下さい! 魔物です!」
勇者と魔法使いと武道家は馬車から出た! 
遊び人は馬車でくつろいでいる! 神官も馬車から飛び出した。
勇者たちは小動物系モンスターを囲った!
勇者「うっわーーー! 初です!かわいいーーー!!」
武道家「ぷにぷにしてて触り心地もいいわね。あ、噛んむんだ?」
魔法使い「水飲むかな♪ ふぇっ、小魔法だったのに倒しちゃったっ!」
神官「‥‥‥‥あー、安月給でもこの仕事美味しいわ。
   うん、武道家さん、魔物の傷には回復呪文掛けるから手を貸し‥‥」

神官は武道家の手をとった。武道家は神官にカウンターで会心の一撃!

勇者「あ、武道家さん、男嫌いなんで神官さんはなるべく触んない方がいいかもです!」
神官「‥‥‥‥や、言うの遅いから」ぼろっ
勇者「すみません!」

6 :
勇者「あの、どうやら道に迷いました!」
神官「あのさ、どこに向かってるの? (魔王復活なんて聞いたことないしなぁ)」
勇者「地図は王様より頂いたのですが‥‥」
神官「どれ?」 
世界地図の切れ端。落書き風。全体にいくつも丸があり、やじるしでこの辺!と殴り書き
神官「‥‥‥‥」
遊び人「大丈夫だよー♪ 見方教えてあげる。あっちに街あるよー? 行く?」
勇者「あ、はい! じゃあ、あっちにします! 遊び人さんよろしくお願いします!」
神官「‥‥‥‥うん、俺は何も見てない聞いてない」

7 :
勇者「モンスターが来ました!」
魔法使い「え、えっ、可愛くなーい! 火炎魔法最大っ!」
魔法使いは全体攻撃を使った。辺り一面が火の海に! 
魔法使いは慌てて水魔法で相殺して魔力が尽きた! 
遊び人が魔法使いにでこぴんしている。神官は魔法使いのフォローに回った!
武道家の一撃! モンスターは動けなくなった!
勇者の一撃により敵を倒した! 
アイテムのかけらを手に入れた! 遊び人と魔法使いがほくほくしている!
神官「よ、よかった。ちゃんと普通に戦えるんだ。
   つうか、遊び人、いる? や、俺は仕事だしついてくけどさ」
遊び人「いるいる、女の子は地図が苦手だから〜♪ 地図の読める道案内役いるよねー?」
神官「いやいやいやっ、あの地図読めっつうんだったら普通に無理ゲーだからっ!!」 
遊び人「さぁ、次いこっか〜♪」
勇者・魔法使い「はーい♪」
神官「え、ちょっと、なんか、俺、ごまかされてねっ?!」

8 :
勇者「ああ、よかった! 無事つけました! 王都ほどじゃないけど賑やかな町です!」
武道家「出来ればそろそろ新しい服欲しいんだけど‥‥」
魔法使い「ボクも服とアクセサリー見るー♪」
勇者「じゃあ、武道家さんの服と魔法使いちゃんの服と装具を見に行きましょう〜!」
神官「まあ、王都の隣町だし。妥当なとこだとは思うけど。資金貰ってるの?」
勇者「あ、はい! 王様がゴールドカードとやらを支給してくれました!」
神官「!!!!」(なにその税金の無駄遣い!!!!)

9 :
勇者「歴史あるお祭りがあるらしいです! いい時期に来ました!」
魔法使い「ねぇねぇ、あっちで力試しで賞金とかもあったよー♪ みんなで出ようよ♪」
遊び人「それより、隠し芸大会してたよー。手品部門でエントリーしといた♪」
魔法使い「えー、なにそれ♪ たっのしそー♪」
武道家「ふーん? 特産物が景品なのね。案外豪華ね」
遊び人「情報収集のためには祭り参加は必要〜♪ それに、こんなこともあろうかと‥‥
    こないだの町でお揃いの舞台衣装も用意といたよー♪」
神官「どんな想定だっ!!!! 
   ‥‥って、言いたいとこだけど、女の子の衣装が可愛いから許す!!」ぐっ

遊び人と神官の心が一つになった!

10 :
神官「‥‥と、いうことで、武道家さんは力試し大会で2位に入賞し『美人過ぎる武道家!』と、地方新聞に載ってました。
   あと、みんなで出場した隠し芸大会で、水芸とか剣の舞とかカードの手品が綺麗で繊細とウケて賞金かっさらってました。
神官「なんかファンクラブが出来そうな勢いで『来年の祭りもまたみんなで来てください!』って依頼されてました」
神官「‥‥俺だって真面目に報告してるんだから、通信水晶の前で爆笑しないで下さいっ、司祭っ!」

11 :
神官「あ、今度はこの街かー。教会あるしなー。中間報告しとくかー」
遊び人「はーい、いってらっしゃーい。じゃあ、この街名物のカジノ見学行く人ー、手ぇあげてー♪」
勇者「はーい!」
魔法使い「はーい♪」
武道家「二人が行くなら行こうかしら」
神官「‥‥なあ、なんか俺が報告に行ってるたびに遊び人ハーレムじゃね? ずるくね?」
遊び人「ほらほら、お仕事なんだろ? 行った行った♪」にやっ
神官「あーーっ、ちくしょう! 遊び人に遊ばれんなよっっっっ!!!」
勇者「ほぇ?」

12 :
遊び人馬車待機
遊び人「あれー? 今日は君は教会に泊まってくるのかと思ってた」
神官「報告さえしとけば別に泊まる規則じゃねーから、つうか、まあ‥‥
  (お前のハーレム状態が羨ましくなったわけだけど!) ‥‥あれ? 他のみんなは?」
遊び人「カジノ勝ったから豪華な風呂付宿いってる。居なくて残念? あ、場所しってるし覗きに行く?!wwwwww」
神官「え‥‥♪」

神官はwktkが止まらない!
遊び人「勿論、宿屋場所確認的な意味で。風呂場じゃねーよ? このロリコン野郎。通報するよ?」
神官「ちくしょうーーーっ!」

13 :
神官「えっと、で、今度はどこに向かってんの?」
魔法使い「はーい♪ ボクのおじいちゃんの出身の村ですー♪」
勇者「当時の強い魔法のお話聞けるといいですよね! わくわくします」
武道家「いい服もあるといいわね」
魔法使い「ねー♪ そこの村もお祭りの時期のはずだよー♪ いろいろ楽しみだねー♪」
神官「‥‥‥‥なんだろう。和むけど。俺さ、普通にちょー勉強して、安定職って言われてる
   神官になったわけなんだけどなぁ。うん、なんつうか、こう‥‥祭り見て回って、
   服やら布やらアイテムやら買い漁って、もはや衣装箱となっているこの馬車の中とか、
   世界観光旅行的なこの環境とかに‥‥‥‥」
神官「‥‥ゆとり世代め! なんて羨みたくなる瞬間がな、ちょっと、あーーー、心狭いいいっ」
遊び人「人生回り道も必要〜♪」

14 :
魔法使い「‥‥‥‥え、ここ?」
村は荒れ果てている様子。ゴーストとモンスターが現れた!
勇者「魔法使い! 下がってください!!」

魔法使いは動けない! 
神官 ゴーストの攻撃から魔法使いを守った!
武道家はモンスターを攻撃!
勇者 ゴーストを倒した! モンスターは逃げ出した!
神官「ちょ、どうゆうことだ?! こんなんになってるって聞いたことないぜっ」
勇者「これは魔王の仕業でしょうか?」
神官「え、だって。(魔王なんていないんだろ?? つうか、はぐれはときどきいても
   群れとかももう居ないはずだろ?? どうなってんだ???)」
魔法使い・武道家は馬車の遊び人と交代した。

15 :
見てるよー

16 :
>>15
人来たwww ありがとう

17 :
遊び人「ありゃ、ひどい」
神官「ちょ‥‥」
遊び人「だれか事情わかる人いるか見て回ってくる。
    ってことで、勇者は二人をみてて。神官はついてこい?」
勇者「あ、はい! なんかあったらすぐ呼んで下さい!」
遊び人「なんかあったら神官おとりに逃げるから大丈夫〜」
神官「おい! なんでお前と二人で!っつうか、なんでお前が仕切ってんだよ!」
遊び人「えー、これでもおれ一番年上だし?」

遊び人は一人ふらふらっと村の中に入って行った。勇者は馬車から二人を見守っている。

神官「‥‥‥‥ああ、もうっ!」

18 :
>>16
いや俺だけど
(ま・ω・)ノ

19 :
遊び人と神官は村のなかの家に入った。人がいる! 
‥‥‥‥‥‥しゃべらない、ただの死体のようだ。
遊び人と神官は村を一周した。ところどころに血のあとや死体がある。
神官が目を離した隙に遊び人がどこからかスコップを持ってきた。

神官「おい?」
遊び人「埋めてくから。‥‥‥‥祈ってやって。お前、本職なんだろ?」
神官「‥‥‥‥っ」
遊び人は墓を作った。神官は祈った。もう人のすんでいる気配はないようだ。

ゴーストが出た!
遊び人は穴掘りを止めて逃げだした!
神官は祈り中で逃げれない! 神官の祈りでゴーストにダメージ!
勇者が来た! 勇者の会心の一撃!

20 :
勇者「神官さん! 大丈夫ですか!」
神官「‥‥た、助かったー」
遊び人「はぁ、これだから、文系はいざってときダメだねー」
神官「ちょい待て、お前もだろっ!」
遊び人「えー。ちがうよ?」
遊び人が戻ってきた。遊び人は勇者に村で見つけた魔法装備をプレゼントした!
神官「ちょっ、まて、いつの間に! つうかそれ‥‥」
勇者「えっと、いいんですか?」
遊び人「魔法使いや武道家が使えそうなのもあったんだ。あとで渡しといて」
勇者「あ、ありがとうございます!!! ‥‥魔法使いも喜びます」
神官「‥‥(火事場のなんたらなのは、今回報告しないでおこう、うん)」

21 :
馬車の中
武道家「魔法使い、気分は?」
魔法使い「大分ましだよー。ごめんね。ちょっと驚いちゃて」
武道家は魔法使いをぎゅっとした。魔法使いの精神ダメージが和らいだ。
魔法使い「‥‥‥‥武道家も、こわかったよね?」
武道家「だ、大丈夫! 魔法は使えないけど二人よりお姉さんだし! 強いから!」ぎゅっ
魔法使い「‥‥(武道家、ゴースト苦手なのに)‥‥ありがとう」

22 :
見て居るぞ

23 :
.
神官「‥‥勇者、なあ、あんなん見てこわくないの?」
勇者「こわいです」
遊び人「なら、一緒に逃げよっか?」
遊び人は勇者に提案してみた。神官は逃げられたことを思い出して遊び人を殴った。
勇者「あ、でも! こわかったけど、みんなと一緒だから大丈夫です。頑張れます!!」
遊び人「‥‥‥‥魔王を倒しに行くの?」
勇者「魔王がいたら、魔王を倒すのが勇者ですよね?!」
勇者は使命感に目覚めてきらきらしている!
遊び人「そうだねー」
神官「勇者、でも魔王なんて‥‥‥」
遊び人は殴られた仕返しにこっそり神官をくすぐった。
神官「ふひゃっ、ちょ、俺、まじめに、ひゃっ。やめいっ!!!」
遊び人「じゃあ、手伝うよ♪」
勇者「ありがとうございます! みんなで頑張って魔王を倒しましょうね!!」

24 :
馬車移動
神官「なぁ、遊び人ー、お前、今日くらい寝ればー?」
遊び人「寝てる寝てる。遊び人は基本夜行性www 神官こそ朝早いんだから寝れば?」
神官「‥‥正直、昼のことを思い出して寝つけない」
遊び人「ふーん? 祈ったから大丈夫だって」
神官「や、祈ったの俺だしっ、つうか、ゴーストがこわいわけじゃなくて!」
神官「‥‥‥‥‥‥なあ、戻ってないか? この馬車?」
遊び人「はーい。あたり、あっちの町へ向かってまーす」
神官「って! はじめの国の隣町じゃねーか!」
遊び人「だって、職業変更あそこが一番楽だしぃ?」ぶぅぶぅ

25 :
>>18
うん、ありがとうwww
>>22
わーいwww

26 :
>>25
なんだこの>>1可愛い

27 :
隣町到着
神官「ああ、なんかスタート地点に戻った感が。とりあえず、俺、教会に報告行ってきまーす」
勇者「はい! 私たち遊び人さんのジョブチェンジに付き合ってきますね!」

司祭「はぁ? 魔王?? 何言ってんの。お前、ラリってんじゃない?」
神官「へ? ち、違うって! 魔法使いの祖父の村は実際全滅してて!」
司祭「‥‥‥‥まぁ、お前、疲れたんだな。しばらく旅に行かなくていいよ。ゆっくり休め」
神官「え、や、でも、乗り掛かった船だし、その、勇者ら心配だし‥‥」
司祭「ああ、じゃあ、クビ。大丈夫、お前の犠牲は無駄にしない。教会的にはとりあえず派遣はしたわけだからメンツは保たれてる!!!」ぽん
司祭は容赦なく神官の資格を剥奪した。
元神官「え、え、え??? ええええーーーーっ」

28 :
元神官「‥‥って、なんでかわかんないけど無職になりました」しくしく
元遊び人「おれ見事に転職して賢者なのにーぃ。ほら、インテリ風ぅ〜。なのに、神官ってば無職に転職しちゃったの〜〜?」
元神官「お前が言うな!!!」
勇者「えっと、魔法使いの村でレベルアップやら転職のアイテム合ったらしいですけど、元神官さんには使えないんですか?」
賢者「あー、むりむり。資格剥奪されたわけだから、そいつ今、遊び人(無職)レベル1だし転職するにもレベル不足」
武道家の目が役立たずと言っている。
無職「あぅっ。。。(武道家の視線が一番こわいよ)しくしく」

29 :
見てるー

30 :
元神官「ってか、賢者」
賢者「なに?無職」
元神官は激しく精神的ダメージを受けた!
元神官「しくしく。うっせぇ、好きでこの職じゃねーもんっ」
賢者「あ、遊び人なら資格なくてもなれる職だよー?www」
無職「くっそーーっ、いいよ! 無職でっ。つうか、じゃなくって!」 
無職「賢者ならいろいろ知ってんじゃねーのか? 魔王のこととか‥‥魔王、居るのか? 教会では、居ないって習ったぜ?」

元神官の発言を勇者たちは不思議そうに見ている。

勇者「魔王は居ますよ? だから、王様が勇者募集したんでしょ?」
魔法使い「えー。ボク、居るって習ったよぉ?」
武道家「‥‥‥‥‥」

31 :
>>26
それを言われるのは予想外だwww
>>29
わーいwww ありがとうwww

32 :
賢者はとても面倒くさそうにしている。
賢者は逃げようとしたが、武道家が回りこんで賢者をつかまた。

賢者「美女に羽交い絞めなら本望です。もっとしっかりお願いします!」
賢者はどさくさにまぎれて抱きつこうとした。
武道家は手を離した。賢者を汚いものをみるように見ている。
無職「うわぁ‥‥。賢者?」
賢者「えーーーー! 今のは男として当然でしょう!?」
勇者「? 賢者さん、魔王ってばいないんですか?」
魔法使い「居るよ。だって、、ボクのおじいちゃんの。。居るよね?」
勇者と魔法使いは賢者に詰め寄った。
賢者は子どもの純粋な目に耐えきれない様子だ!
賢者「えっと、魔王は‥‥うん、まあ、居たというか。居ないというか。
   んー、まぁ、今は規則違反じゃないし言ってもいいけどどうしよっかなぁ‥‥」

33 :
ぶつぶつと悩んでいる賢者をみて武道家は思い出した!

武道家「あーーっ、セクハラメガネっ!?」
勇者、魔法使い「「あ!!」」
元神官「え? なになに?」
勇者「え、えっと、賢者さん、もしかして面接官さん?? ですかー??? わぁ!」
賢者「違いますよー? (今は)」にっこり
魔法使い「え、えっと、えっとぉ???」

勇者と魔法使いが混乱している。武道家は怒った顔で元面接官を睨んでいる。
元神官は状況がわからない。賢者は元神官にあとを託して面倒くさくなって逃げ出した!

元神官「え、えっ、まじかっっ!!!」

34 :
無職「な、なぁ、勇者、もう探すの諦めないか?」
勇者「でも‥‥」
武道家「もう!あんな胡散臭くて無責任なやつもうほっときましょう!」

武道家は怒り状態が解けない様子! 無職は八つ当たりされそうで怯えて力が出ない!

魔法使い「でも、でも、賢者さん、おじいちゃんのペンダントとかとってきてくれたもん。悪い人じゃないもん」うるうる
無職「(ああああ、いたいけな子どもら騙している時点で悪い大人だと俺は思うぞ)」
武道家「‥‥とにかく、居ない人探すより、この無職の人から情報聞き出しましょうよ。
    無職の言ってることもなんだか変だわ。案外この無職も事情知ってるかもしれないし」
無職「武道家のお姉様、俺は逃げないんで耳ひっぱりながら無職無職連呼しないでください」しくしく

35 :
なんか遊び人と神官のキャラ被ってね?

36 :
賢者はジョブチェンジして若干言動が真面目になったんだろ
そのせいで真面目ツッコミキャラの無職と被りかけてんじゃねぇの?(適当

37 :
無職「‥‥‥‥‥‥と、いうことで、俺の知っている情報では、『今の国王は勇者ごっこが好きで、この遊び?も
   3回目らしい』ってことです。ちなみに、前の2回とも魔王討伐はされてないらしいです。つうか、
   魔王なんてもういないっていうのが教会の認識です」
魔法使い「え。でも、おじいちゃんから魔王居た、って話を聞いたよー? おじいちゃん、魔王退治にいったんだって、
     いってたもん!」
勇者「でも、魔物、いますよね?」
無職「んー、たしかに大昔には魔王いたらしんだけども。モンスターも、群れてるわけじゃないし、
   凶暴化した野生動物、‥‥‥っつうか、野生動物の闇堕ちっつうか、って感じだし」
無職「だから、モンスターを束ねるとか、ボスっぽい感じの魔王ってのはもう2回も討伐隊を結成しても
   みつかってないわけだし存在しないんじゃねーか、つうかんじ」

38 :
魔法使い「闇堕ち?」
無職「ん? そういわねー?? んー、肉食動物って食べるから他の動物を狩るだろ? じゃなくって、
   食べるわけでもないのに人を襲ってくるやつで、なおかつ魔法系じゃないと消滅させれないやつ」
勇者「でも、魔王の伝説とか2番目の町にありましたし。お祭りは昔魔王に攻められたときに亡くなった方の
  鎮魂も兼ねて、っておっしゃってましたし。大昔にいたんなら復活したのかもしれませんよね?」
無職「‥‥‥‥俺だってわかんねーよ。あんなもんみるし、急に仕事だってクビになるし‥‥」
武道家「教会も怪しいわよね」

39 :
>>36
いや、俺最初の方しか読んでねぇけどてか、神官もそんなに神官っぽくないし
もっとキャラに個性つけた方が良くね?
明らかに神官っぽくないだろこれ

40 :
>>35
>>36
意見貰えると思ってなかったwww
神官は坊ちゃんで、遊び人はてきとーな大人なイメージ

41 :
わかった!
王様が魔王なんだ!
自分を倒しそうな奴を旅に出してこっそりころしてるんじゃね?

42 :
勇者「あ!!! どうしましょう、みなさん!」
勇者は大切なことを思い出した!
魔法使い「どうしたの、勇者?」
勇者「‥‥‥‥賢者さんにお財布お預けしたままでした。今晩からの宿、どうしましょう?」

「「「!!!!」」」

無職「でも、王都近いし、みんな家に帰れば‥‥」
勇者「その、田舎出身だし‥‥」
魔法使い「ボクもおうちは‥‥」
武道家「遠くはないけど、今からだと馬車で走ってもちょっと無理ね」
無職「俺は‥‥‥‥」

43 :
無職にみんなの視線が集まっている。
無職「ああああああ、まじ、まじ勘弁。俺、本気で苦労して神官になったのに。
   クビになったなんてなんて親に言えばいいんだよっ。や、間違いなくばれるけどさっ!」
元神官はちょー慌てている。無職は実家に帰りたくないようだ!
武道家「こそっと行って、こそっと帰ってこれば?」
無職「‥‥こそっと? おれんちに泊まる、つう案じゃなくって? や、それ無理だけど」
武道家「無職んちが広くて無職がいいならその案でもいいけど」
無職「‥‥‥‥ねぇ、武道家さん? もしかして、俺の職業変わる提案してる?」
武道家「あら? そこまでは強要してないつもりだったんだけどw」笑顔

44 :
盗賊「‥‥無事、盗ってきましたよ! ええっっ!!」しくしく
武道家「どうせ自分の分だけでしょう? 被害届自分で出さなかったら問題ないでしょ」
盗賊「や、ついでに教会の奥にもこそっといってこそっと関係資料とってきたから、確実に前科持ち!!! はっはっ」
武道家「はぁ? 冗談よね? 教会なんて警備があるんでしょ?」
盗賊「魔法使いが裏口までついてきてくれてたからちょい氷魔法で鍵の複製作った。
   今日のうちならまだ俺辞めたの知ってるやつもごく一部だろうし、
   あそこの内部なんて勝手知ったる知ったるとこだし!」
武道家「‥‥‥‥あたし、さすがにそこまで強要した覚えないわよ?」
盗賊「だーーーーっ、もう、だって、俺だってこれくらいしねーと気がおさまんねーんだよ!!!!」やけっ

45 :
>>39
>>41
一応オチ決まってるんでぼちぼち貼ってくwww

46 :
盗賊のこっからの堕ちっぷりに期待

47 :
勇者「ねー、魔法使いー」
魔法使い「どうしたの?」
勇者「もし、魔王が居ないとしたら‥‥、私、どうするのが正しいのかなぁ? 
   今までの、魔王いなかった勇者はどうしたのかなぁ? 村人に戻ったのかなぁ?」
魔法使い「うぅん。何年か捜して‥‥世界回って、居なかった、って納得したのかなぁ」
勇者「世界、まだまだ途中だよね? じゃあ、まだ、勇者でいていいのかな」
魔法使い なでなで
魔法使い「世界みて、何もなかったら、ほら、一緒にまたお祭りにでよう? 
     ボクたちでも旅できるくらい平和だと報告出来るよ、ね♪」
勇者「‥‥うん!」

48 :
<賢者サイド>
戦士「お、元気? おかえりー。今回、楽しんできたらしいじゃねーか?」
賢者「おひさ? まーー、遊び人だったおかげで人生楽しまな損だと思って楽しんできましたとも」
戦士「‥‥で、魔王、居たのか?」
賢者「残念ながら」
戦士「その言い方どっちか微妙だからよせって。‥‥なぁ、でも今回勇者選んだ基準って、
   『磨けば光りそうだったから♪』とかお前言ってなかったっけ?」
賢者「えー、だってさ、あの時点では俺に選択権があったんだろ?」
戦士「うわ、さいてー」
賢者「やだなー、ちゃんと責任くらいとりますよー?」
戦士「若いぴっちぴち選んどいてその発言ってばお前本気でさいてーwwwwwwww」
バタンと隠し扉が開いた! 怒りの形相の商人が現れ出た。
商人「‥‥久しぶりに戦士にここに呼ばれたから儲け話かと思ったのですけどもなんであなたが城にも戻ってこないで
   ここにいるんですか。なにやら楽しげなお話もしてましたよね?」
戦士「遊び人から儲け話あるってさ」
賢者「だって、公式で城行くと仕事が溜まってるしー?」
商人「当然です!!!! さぼってた分、さっさと責任とりなさいっ!!」
戦士「あはははっ、抜け駆けしてんだから怒られとけ怒られとけwwwww」

49 :
司祭「定期報告が入りました。はじまりの村が鎮魂祭の前に全滅していたとのことです。
   勇者たちは現在ステータス異常もとくに見られず隣街まで戻ってきております」
大司教「ふむ、村の様子は具体的には?」
司祭「ゴーストとモンスターが群れでいたとのことです。戦闘はあって勇者が倒したと報告されていますが、
   全てではなくはじめの村にはまだ魔物が残っているかと考えられます。祈りの儀は行ったとのことですが、
   経験浅い神官一人で行っているため十分行えはしなかったかと」
大司教「ならば鎮静の儀の手配を頼む。鎮魂祭を経験しているものを至急向かわせてくれ」
司祭「御意。なお、これ以上の神官の干渉は危険だと判断し、私の一存で勇者パーティから抜けさせました。
   事後承諾になってしまったことをお詫び申し上げます」
大司教「ああ、そのことで訊ねたかったのだが、閲覧室にねずみが入ったと報告があったが心当たりはあるかね?」
司祭「不本意ながら。猫になって追いかけたつもりはなかったのですが甘やかしすぎました。
   書物の取り扱いは学ばせておりますので、責任は取らせます」
大司教「ならば神官の件は不問とする。回収方法についてはそなたに一任する」

50 :
<国王サイド>
大臣「王様、戦士よりご報告が入っております」
王様「今回は戦士の派遣は認めておらぬぞ? そんな面白みのない」
大臣「はじまりの村が壊滅とのことです。教会からその地での追加の鎮静の儀の申請がさきほど
   届いたため、今回の戦士の報告は信憑性のあるものかと考えられます」
大臣「また被害状況により魔王復活の可能性もありますが、国の内政の混乱を避けるためにも
   容疑者候補としては元神官と遊び人ということでどうでしょう?と打診がありました」
王様「‥‥ふむ。勇者たちは無事なのか?」
大臣「傷一つないとのことで報告を受けております。いかがいたしましょう?」
王様「ならばその案を採用する。あと、勇者らが旅を続けているのであれば戦士に勇者との合流を命ずる」
大臣「御意」

51 :
.
馬車の中。
盗賊「まあ、当面の路銭の確保は出来たとしてさ。正直、俺らには荷が重いと思う」
勇者「無理でしょうか?」
盗賊「や、だってね、みなさん、れーーせーーに考えようね。俺ら弱いし!」
武道家「弱いのはあなたでしょ?」
盗賊はみんなの説得に失敗した! 武道家の的確な指摘に精神的ダメージを受けた!
魔法使い「んー、元神官さんが魔法使えればいいんだと思うんだけどなぁ。
     魔力保持能力はボクよりかあるでしょう? それにボクらレベル補正半端ないし、
    (装備的な意味で) 魔王倒すの無理かなぁ?」

魔法使いは盗賊に現在のレベルを提示した。

52 :
・勇者:はぐれを倒し順調に成長中。魔法は得意じゃないが、魔法系武器の使用は可能。
・魔法使い:魔法の威力は大きくないが制御は繊細。魔法アイテムマスターとなりつつある。
・武道家:機敏であり戦闘能力は期待できる。対魔力、対ゴーストに関してが弱点。
・盗賊:戦闘能力は村人レベル。回復魔法能力封じ込まれている。特技鍵開け。

盗賊は精神的ダメージがひどく泣きたくなった!
盗賊「‥‥‥や、そりゃ、本気で本当に俺今、戦力的にこんなかで一番弱いけどさ!! 
   今は回復系も使えない役立たずだし!! ああ、もう、意見なんかしてごめんなさいっ」
魔法使い「ボク、有名で立派な武器アイテム職人のお店知ってるー♪」
勇者「あ、じゃあ、そこにいくことにしまよう!」

53 :
魔法使い「と、いうことで、盗賊さん、あっちですー♪」
盗賊「はいはい。なぁ、この先って錬金術師の研究所じゃね?」
魔法使い「うん♪ ここの錬金術師のおじちゃんも旅行でいっぱいいろんなとこみて
     武者修行したことあるって言ってたよー。武器も作ってるって聞いたー」
盗賊「前の勇者さんと一緒に旅した魔法使いさんなんだろ?」
魔法使い「ほぇ? そーなの??」
勇者「え、そうなんですか?」わくわく
盗賊「こないだはじめの村で見つけた魔法具ってあの人作のが大半だった。
   浄化できる分はしたけどちょっとヤバい感じあったけどな。つうのと、正直‥‥その、
   おれ、魔法アイテムと相性悪くって魔法酔い酷いから使いこなす自信がないっつうか‥‥」

54 :
魔法使い「魔法酔い?」
盗賊「あ、えっと、相性の悪い魔力溜めこむことで起こすステータス異常みたいなやつ? 
   魔法使うときって基本媒体あるだろ? 出力に必要だし予め魔力こめることも出来し。
   魔法使いは魔力こめるのも魔力引き出すのも上手いし、魔法アイテムの活用得意だよな」
魔法使い「ボク難しいことわかんないー」
武道家「魔法使いはセンスいいのよね」
盗賊「でだ、俺は体質なのか、神官してたからの後天的なものなのかわかんねーけど、
   魔法系のを転化させるのが苦手でさ。慣れてる杖とかなら平気だけど無理にアイテム
   媒体して慣れない魔法を使おうとすると体を媒体にしちゃうわけ」
勇者「?? それって大丈夫なのですか?」
盗賊「錬金術師とこならなんか俺でも相性よさげなアイテムあるとは思うんだけど。
   ‥‥‥‥…ただ、確実に高い!」
武道家「却下ね」きっぱり

55 :
勇者「じゃあ、やはり王様のところへいって情報を貰ってきましょう!」
魔法使い「そーしよー♪ で、王様に頼んでみよう〜♪」
盗賊「あ、でも今、おれ(職業的に)城には‥‥」
武道家「あなた、あっち行けない、こっち行けないって。出来るのは馬車の運転だけなの? 
    あなたもう下僕とか馬番でいいんじゃない?」
武道家の一言で盗賊は馬番にジョブチェンジとなった!
馬番「‥‥‥‥もう、泣いていいかな」しくしく

56 :
<前勇者回想>
勇者「元気ー? アイテム作成の依頼に来たよ―っと」
魔法使い「ふんっ、おまえらに付き合っている暇はない」
戦士「ま、ま、硬いこと言いっこなしってことで。知らない仲じゃないんだからさ」
魔法使い「ほう? 商人を連れてきた時点で依頼料を買い叩こうとしている気しかしないんだがな?」
商人「まあそう言わないで下さい。材料費はすべてこちらもちにさせていただきますので」
商人は商談にとりかかった! 
魔法使いは説得されて魔法武器の依頼を受けてしまった

57 :

勇者「へー、なんかいつもより強そうな魔法アイテムだねー」
商人「はい、使い手を選びますので一般流通は難しいかと思いますが」
戦士「や、大魔法使いの件があるし威力が強いアイテムの一般流通はそもそもまずいだろうが」
商人「ああ、それもそうですね」
勇者「まあ、新作使うのは楽しいけども。
   はぐれだけだったらここまで強いのは逆に制御しにくくて使いにくいんだけどなー」
魔法使い「使い心地や威力のデータ収拾を行うんでな。作成してやったんだからしっかり使用してもらわんと困るな」
戦士「‥‥なーるほど、勇者、期待に答えられるよー頑張れよw」

58 :

戦士「えー、次はまじでいかねーのかよ」
錬金術師「お前らも懲りないな。こないだの旅で痛い目にあったのに成長してないのか」
商人「いえ、反省を生かして今回は損しないように保険ばっちりです!」
戦士「‥‥や、そこじゃねーだろ」
錬金術師「命はかえんだろうが。だいたい、あいつはアイテム暴走の後遺症とか残ってないのか」
戦士「あー、ちょい今動けないけど元気だぜ?」
錬金術師「そうか」
商人「心配してたとお伝えしておきますね」
錬金術師「冗談を言うな。とっととくたばれと伝えろ」

59 :
城前待機中
馬番「あー、なんか待ってるだけって暇で切ねー。まー、盗賊になった俺がわりーんだけど」
馬番こと元神官は暇を持て余している! 根がまじめで貧乏性のようだ!
元神官「‥‥まあ読解の続きでもしてよ」

秘密書類の勇者関連情報
・鎮静祭は魔王の呪いを鎮める為のもの。
・発祥地は隣町。今の大司教の出身地であり、50年ほど前に今の大司教が方法を広めはじめた。
元神官「ん? 大司教様って当時いくつよ? 神童だったって話は親父から聞いた事あるけど。‥‥あれ、なら、
    魔王は居ないってわけじゃなくって教会が復活しないようにしてるってこと‥‥‥‥なのか?」

60 :
・資質者の選別。資質者同士による選考が有効と考えられるが確定ではない。
・資質者。10年周期説が有力。 
・王による勇者選考制度は有効か? 
・現在(記載日時は今回の勇者募集より前)、
 勇者(他の文脈より魔王を倒した勇者ではないかと判断)が没したため、公式では2名である。
元神官「あ、勇者のこと発見。ええーと。俺が神官学校行く前に親父に勇者の話聞いたがするから、あ、そっか、
    前回は10年以上前なのか。なんだ、王様の道楽制度じゃねーのか?」
・周期予測は不可か? なお、資質者候補は下記に記す。
・資質者により魔王が生まれる可能性あり。
元神官「‥‥え。どういうこと‥‥だ?」
・大司教、大魔法使い、錬金術師、賢者、神官‥‥
知っている者の名が記されている。それどころか、自分の名前もある! 元神官は極秘情報を手に入れた! 
勇者たちの戻ってきた声が聞こえた! やばすぎるので書類を保身のため書類を隠すことにした!

61 :
勇者「あの! そのっ! 大丈夫です!」
魔法使い「そうだよ! ボク達だけで大丈夫だってばぁー」
武道家「そうよ! むさくるしい男が増えるのなんて嫌だわっ!」
戦士「そうは言っても国王命令だろ?」
元神官はこっそり馬車から覗いてみた。
どこかで見たことのあるような男と勇者たちが揉めている!
戦士「‥‥ふぅん? あの馬車なんだろ? あの男は?」
武道家「下僕だからノーカンっ!」 
勇者・魔法使い「馬番さんですっ!」
戦士「‥‥馬番、ねぇ?」
武道家は馬車に乗ろうとしていた戦士に攻撃を仕掛けた! 戦士は素早く避けた!
戦士「まじ?」
武道家「この先、あなたとその狭い馬車の中にいないといけないんなら、今、自分の強さを証明したほうがましじゃなくって?」

62 :
戦士「‥‥‥‥ふーん? じゃあ、10分持てば認めてやるぜ、美人な武道家さん?」
武道家「馬鹿にしないでいただける? あなたを跪かせるのにそんな時間はいりませんわ。
    下僕っ! さわるのも嫌だから馬車の中から棍棒投げなさいっ!」
下僕は棍棒を投げた! 武道家の先手攻撃! 意表をつかれて戦士はバランスを崩した。
魔法使い「すごーい♪」
戦士「ちょー。おれ得物なしなのにずるくね?」
武道家「か弱い女性が何を使おうが関係ないのでしょう?」
戦士「‥‥武器もったら手加減自信ないんだけどなー」
魔法使い「戦士のお兄ちゃんは武器使っちゃだめー!」
戦士「あー、はいはい。じゃあ、おれが武道家の武器取り上げたら勝ち、でどう?」
武道家「‥‥かまいませんわ」
武道家と戦士の戦闘が始まった! 

63 :
勇者「馬番さんっ! いつでも逃げれるように準備してて下さいっ」
魔法使い「ボクを人質にしてもいいよ!!」
馬番「え、ちょ、なに?!」
勇者「持久戦だったら武道家さん不利なんですっ! 戦士さんに気付かれないようにしないと!」
魔法使い「いいからっ、準備はやくーっ」
勇者「魔法使いっ、じゃあ、あとの説明おねがいっ」

戦士「はい、勝ち、だな」
武道家「‥‥10分は持ちましたわよ?」ぜぃぜぃ
戦士「あ。そっちの条件も生きてたわけね」
勇者「はい! じゃあ、次、私行きます!!」

魔法使いと馬番こと盗賊は勇者が戦士の気を引きつけている間にこっそり逃げ出した!

64 :
魔法使い「ぜったい、戦士のお兄ちゃんに捕まっちゃだめだよ! いじわるなんだから!」
盗賊「知り合い? あ、違う、聞きたいのはそこじゃなくって!」
魔法使い「とりあえずお城から出るからっ! あ、でも、役所も、お店もいっちゃだめだよっ!」
盗賊「や、だから、何がどうした?!」
魔法使い「‥‥お城行ったら、戦士のお兄ちゃんを護衛にどうかって。あと、これくれたの」

元神官は魔法使いより折りたたまれた紙を受け取った! 悪い予感しかしない!
――はじまりの村の虐殺容疑――『元神官指名手配中』『遊び人指名手配中』。
  王の刻印があり残念ながらどうみても正式文書のようだ。
盗賊「‥‥‥‥なにこれっっっ!!!!」
魔法使い「前教えてもらった要領で鍵も作った! とりあえず、待ち合わせ場所までいこっ」

65 :
盗賊は現状を整理してみた!
・持ち金:大半は馬車の中で小銭程度。
・武器:ほとんど使ったことなし。
・体力:魔法使いよりかはあるけど、勇者にはかなわない程度。
・魔法アイテム:体質的にほとんど使えない。
・回復魔法:資格を取り上げられているため使えない。
・行けない場所:指名手配中のため城、教会、及び公的施設全般(酒場、宿屋含む)。
・現在ある特殊能力:魔法使いと一緒に鍵開け。

盗賊はどう考えても人生詰んだ気がして足を止めてちょっと泣きたくなった‥‥。

66 :
>>46
期待にそってる展開だといいんだけどもwww
とりあえず、おなかすいたんでなんか食ってくる

67 :
>>66
続き待ってる(*´∀`)ノ

68 :
>>67
ありがとう
ちょい出かけることになったので夜にまた続き貼りに来る

69 :
今日中にラストまでいくのだろうか

70 :
まだこんな(´・ω・`)

71 :
あれ?なんか>>7まで全く同じSS見たことある

72 :
>>70
再開するー!
>>69
日付けは越えるかもだけど、今夜中に貼っとくー
>>71
VIPで先週の真夜中だったらコレだと思う。見ててくれた人なら嬉しい。

73 :

盗賊「‥‥なあ、魔法使い。城下町を出る前に一ヶ所寄りたいとこあるんだけど」
魔法使い「教会はもう駄目だよ??」
盗賊「や、錬金術師のとこ。魔法苦手だけどそうも言ってられない感じだからダメもとで
   なんか使えそうなアイテム探しこうかと。そもそももう盗賊だし、お金も気にしないっ!」
魔法使い「うわぁ♪ いい考えだね♪」
盗賊「そうでもしねーと、俺の指名手配書回収してもらえなさそーだし逃げ切れないって判断した!」やけっ

74 :

勇者「はーい! 一本とれました!」
戦士「‥‥うわぁ、けっこう、勇者体力あるな」
勇者「取り柄だと思っています!」
元神官が馬車から離れたので武道家と勇者は緊迫感がうすれた。
勇者「あの、戦士さんは遊び人さんや神官さんをつかまえにきたのですか?」
戦士「いや? 神官のほうは教会担当だからおれは知らねー。遊び人?は見つけたら
   ちょっと城まで引っ張ってくけども。だから馬番のほうは不問でいいぜ」
勇者「あ、ありがとうございます!」
武道家「なんなの! じゃあ、むさくるしいのと手合わせしなくっても良かったってこと? 
    もう、じゃあ、早く待ち合わせ場所行きましょ!」

75 :
勇者たちは馬車に乗り込んだ! 
馬車が出発する気配がない!

戦士「‥‥なあ、あんたら、どうやって今まで馬車動かしてたの?」
武道家「下僕とか遊び人とか?」
勇者「あ、馬なら乗れます!」
武道家と勇者は戦士をじっと見つめている。仲間に入って欲しそうだ!
戦士「‥‥‥‥‥‥‥‥わかった。馬車の中に入らなかったらいいんだろ?」
武道家「ちがいますわ。中を覗くのももちろん禁止ですわ」
勇者「あの、お願いできますか?」

戦士は馬番代わりに仲間に加わった!

76 :
盗賊「あー、ちょっと鍵開けに慣れてきた自分が切なく‥‥」
魔法使い「ねー! これとかって使えそうじゃない?!」
錬金術師の研究所は人の気配がない様子だ。魔法使いは適当にアイテムを探している!
盗賊「あ、あんまりここのアイテムにうかつに触んない方が」
魔法使い「うわぁー」
盗賊「‥‥‥魔力出力倍になるやつとかざらにあるっていう噂を聞いた気が」
魔法使い「え。じゃあ、ボク使うー♪」
扉がこっそり開き賢者が現れ出た! 魔法使いは人質に取られた!
魔法使い「??? あ、わぁ、賢者さん!」
盗賊「ちょ、お前」
賢者「やーほー? 奇遇‥‥でもないか。やっぱレベル不足な場合、ここ来るよな。楽だし」
魔法使い「あのね、賢者さん! 賢者さんと元神官さんが指名手配されてたの! 賢者さんも逃げなきゃ!」
賢者「らしいね。自分はこころあたりなきにしも、だけど、元神官はなんで? つうか、案外神官のわりに物知りだよな」
盗賊「‥‥俺もあんたには聞きたいこといっぱいなんだけど」

77 :
賢者は魔法使いの耳を塞いだ! 
賢者「話してもいいけど同罪になっちゃうよー?w」
盗賊「‥‥‥っっ今更ってやつだろうがっ。あんたはあれ知ってんのか??!」
魔法使い「なになにー?? 賢者さん離してよー!」
賢者はさらに魔法使いの耳をしっかり塞いで音を全く聞こえないようにした!
賢者「なになにー? ‥‥つうか、真面目に聞くとどれのこと? 時間ないんで手短に」
盗賊「勇者のこととか魔王のこととかも聞きたいけど、なんで大司教様とか、大魔法使いとか、あんたとか‥‥俺とかが」
賢者「あ、リスト知っちゃったんだ?」
盗賊「‥‥‥あんたが魔王?」
賢者「いーねwwwwww でさ、そこまで知ってる神官に提案なんだけど、じゃんけんして魔王役決めない?」

78 :
盗賊「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
賢者「冗談だよ。そんな死にそうな顔すんなって」
盗賊「っっざけんなっ!!!」
怒鳴りそうになった瞬間、賢者は魔法使いを自由にした。
賢者「あー、魔法使い、ごめんね、痛くなかった?」
魔法使い「大丈夫ー♪ 難しい大事なお話〜?」
賢者「うん、そう〜〜。あ、そうだ。ここでのおすすめアイテムはこれかな? 
   魔法使いも使えるだろうけどけっこう威力あるから街中では間違っても使わないように」
魔法使い「はーい♪ ありがとう♪」
賢者「あと、ここ多分もうそろそろやばいから。二人もすぐ離れたほうがいいよ」
魔法使い「あれ? 賢者は一緒にこないのー?」
賢者「あー‥‥‥‥‥さすがに指名手配二人でうろつくのは勘弁かも」
賢者「なお、さっきの提案は人生かけた鬼ごっこで勝負で。お互いしっかり逃げような」
盗賊「え、ちょっと、ちょっと待てよっっ」
賢者はかまわず先に逃げ出した!

79 :
武道家「こないわね」
戦士「迷ってんじゃねーの?」
勇者「あ、来ました! え、どうしたんですか!」
魔法使いが現れた。集めた強力魔法アクセサリーをすべて失っているようだ。
戦士「おい、大丈夫か?」
魔法使い「ふぇ‥‥、ボクのせいで元神官さん捕まっちゃったぁ。ふぇぇん、元神官さんっっ」
魔法使いは泣きだした!
戦士「‥‥‥‥つまり、アイテムを取りにいったから追われるはめになったと。馬番一人だったら逃げ切れたかも
   しれないけど、お前の足がとろくって無理だったと。ついでに、お前が癇癪をおこして使った魔法をフォローして、
   誘拐して逃げ切るためにお前に使わせたのだと言い張ってくれて、で、兵に捕まったと」
武道家「‥‥(ああ、目に浮かぶようですわ)‥‥」
魔法使い「だって、捕まえられたらこわいことされるんだっていってたから、だから! 魔法使って逃げようと思った
     んだもんっ。王様とか戦士のお兄ちゃんよけいなこというから悪いんだもんっ。それに、なんでまだいるのっ」
勇者「馬番さんの件は不問ということで協力してもらうことになりました!」
武道家「馬車の中に入らないっていうラインで妥協したの」
戦士「つまり、馬番、逃げ損ってことだよな」
魔法使い「‥‥‥‥」うるうるうる
勇者「戦士さん! 魔法使いを泣かしちゃだめです!!」

80 :
来てたのか
期待ですん

81 :
魔法使い「ボク! やっぱり自分が爆発の犯人だって言ってくる! そしたら元神官さん出してもらえるかもしれないし!」
戦士「まあ、まて。お前まで捕まったら面倒だろうが」
魔法使い「じゃあ、ボク、お城の牢まで忍び込んで助けてくる!!!」
勇者「危ないですよっ! ついていきます!」
戦士「そうそう、危ないって‥‥おい」
魔法使い「大丈夫だよ! 鍵開けもボク使えるし!」
戦士「‥‥おい、魔法使い、そんなのどこで覚えた?」
武道家「ねぇ? 指名手配のほうで捕まったのじゃないならまだ交渉の価値はあるんじゃないの?」
戦士「なんでこっちを見て言う?」
武道家「あなたはあの子らの保護を王様に言われてるんでしょう? あのままだと確実に忍び込みそうなんだけど。
    正直、これ以上仲間から犯罪者を出したくないわ」
戦士「ちっ、交渉はしてみるけど、期待はすんなよ?」
魔法使い「え、え、戦士のお兄ちゃん頼んでくれるの!」
勇者「ありがとうございます!」

82 :
>>80
きてた、結局夜中になったwww
続き読みに来てくれてありがとうーwww

83 :
はよwwww
続き続き

84 :
<国王サイド>
側近「報告が遅れ申し訳ございません」
王様「まあ、よい。報告がお主ということは魔王が見つかったということじゃな?」
側近「はい、魔王が見つかりました」
王様「‥‥犯人じゃなく、魔王か。魔王不在と言うたのは誰じゃったかな?」
側近「その場合は犯人が見つかっていたのではないかと」
王様「ふん、ああ言えばこういう。派手にすると言うたので賓客は多数招いたからな。
   中途半端なことしてわしに恥をかかしたら承知せぬぞ?」
側近「はーい」

85 :
側近「ってことで、大風呂敷広げてきましたー」
大臣「どーーーーして、そう、あなたはそう余計なことしかしないんですか! 
   だいたい、犯人ってことで引き渡しておけばそれはそれで片付くでしょうが!」
側近「えー、大臣、お前ってば冷たーい。浪漫なーい」
戦士「あー俺も側近に賛成ー。散々儲けさせてもらったくせに薄情だなー」
大臣「それとこれとは別です!!! 本当に、どーなさるおつもりですか!?」
側近「えー、そりゃ、ちゃんと明日の祭りのときに勇者交えて魔王退治してもらうよ?」

86 :
>>83
あ、人がいたwww 嬉しい。ありがとうwww

87 :
見てるぞ

88 :
>>86
面白いwww
読み終わるまで寝ない

89 :
<神官サイド>
無職は城の地下に投獄された! 
相性の悪いアイテムを使ったためステータス異常状態のようだ!
無職「‥‥‥あー、吐きそう。だから魔法アイテム嫌いなんだよな。くそっ」
司祭と大司教が現れた。無職は怒り状態になった!
司祭「残念だよ、こんな形で再会になるなんて」
無職「くそっ、ああ、もう出せって! つうか、だいだいあんた、報告聞き流そうとしたくせにどうなってんだよっ」
司祭「街中では誘拐騒ぎと爆破騒ぎを起こしたときいたぞ? 
   慎ましやかに生活することがお前は夢だと言っていたのにな」
無職「あああっもうっ! そっちはした! どーーせそっちの件も笑いに来たんだろうがっ。
   異常ステータスだったんだってば!」
司祭「お前が?」
無職「‥‥‥魔法アクセサリー過多による一時的なキャパオーバー! 神官免停くらって魔力放出できないの
   ついすっかり忘れてたんだよっ。くそ、制御くらいどうにかなると思ったんのにっ。
   魔法酔いだから心身虚弱に判断低下! 情状酌量の余地ってやつっ!」
司祭「魔力増幅系を外すのは魔法封じには有効手段だが、それでお前自身がくらってたら本末転倒ではないか。
   言い聞かせていたつもりだったんだが? 相変わらず要領くそ悪いな」
無職「だからって、街中であんな女の子に魔法なんか使わせられるかっ。錬金術師御墨付きの魔力増加アイテムなんてのを
   身につけてたんだぜ? 破壊の大魔術師再来とか騒がれたらどーすんだよ! しかも俺が理由だった日には一生悔むわっ」

90 :
大司教「殊勝なこころがけだな」
無職「‥‥‥‥‥‥大司教様?」
大司教「そう。話を聞かせてもらいに来た」
無職「俺はしてませんっ」
大司教「じゃあ、勇者たちの誰かで不審な動きをしたものはいるかい? お前の報告では村に入ったのは勇者と遊び人ということだったね?」
無職「だから、おれらは調べていただけなんだ。大司教様、信じて下さいっ」
大司教「なにを?」
無職「‥‥‥‥俺が神官だったこと。教会に仕えていたとき、俺は誓って教えに背くようなことはしていないです」
大司教「ふむ」
大司教たちは何やら考えている様子。
司祭の祈りで、無職のテータス異常がいつのまにかすべて治っている!
大司教「‥‥神官、遊び人は今どうしている?」
元神官「わかりません」
大司教「わからない、か。それはいつからだ?」
元神官「‥‥‥‥」

91 :
大司教「答えない、か。では、あの書物は指名手配をかけられているもう一人のものに頼まれて盗ったのか?
    そしてその者が持っているのか?」
元神官「‥‥違います」
司祭「お前は相変わらずバカだな。そこははいといっておけばいいものを」溜息
神官「俺が、クビになった腹いせに帰り際に隠しただけです」
大司教「隠した?」
元神官「俺にしかわからない場所です」
大司教「ふーん? 私はこれでもお前の真面目なところはとても評価しているんだよ? あれは大事に保管しておいておくれ」
司祭「まあ、そこで一晩くらいおとなしく我慢しておけ。反省の色がみえたら出れるようにしてやる」

元神官「(なんで直々に大司教とか来るんだっ。あれに書いてた誰かが魔王なのかよっ。つうか、魔王っているのかよ!
    ‥‥‥‥とか返事がこわくて聞けない!!!!!!)」
大司教たちは立ち去った。 
元神官は装備の確認をした。
取り上げられたものはなく、魔法使いのアクセサリーを含めて全部手元に揃っている。
元神官「‥‥‥‥もう、なんだよ」

92 :
>>87
>>88
わーいwww ありがとう
日付けこえそうだからトリつけてみた。合ってんだろうか。

93 :
<国王サイド>
側近「久しぶり‥‥って雰囲気でもないか」
錬金術師「‥‥‥‥‥‥もう、話すことはないな」
側近「それはおれが何をしにきたかわかっているってこと?」
錬金術師「お前が魔王ではないならな」
側近「‥‥あのなー、理性的に話してんじゃねーよ。これでも怒っているんだからな。おれがアイテム暴走させたら未熟者とか散々言った癖にさ」
錬金術師「そうだな、お前には詰めが甘いと散々言ってきたのに自分がこのざまだ。‥‥‥制御、出来ると思ったんだがな」
側近「そういうことじゃねーよ、ばーか。つうか、戦士なり商人なり来てただろ? こうなる前に相談しろよな」
錬金術師「‥‥‥‥」
側近「張り合いないな。‥‥‥‥なあ、助かりたくはないのか?」
錬金術「冗談を。お前らに頼んで生き恥晒すのはごめんだ」
側近「結局こうなったら迷惑かけるって点では同じだろ? なら‥‥」
錬金術師「それこそ悪い冗談だな。私は何があろうとも生涯研究したかった。それこそ、何を犠牲にしてもかまわないと
    思うほどに。‥‥‥‥お前は、勇者だったのだろう? お互い、役割を果たそうじゃないか」

94 :
<勇者サイド>
魔法使い「とーちゃく♪」
元神官「え、あ、え。なん」
魔法使い「助けにきましたー♪ 怪我とか、大丈夫そうでよかったー」
元神官「え、どうやってここまで?!、っつうか、一人で?! あ、これ、無理にに外してごめんっ! あのあと大丈夫だったか??」
魔法使い「みんなついてきてくれてるー♪ お城だし、ボク、鍵開け担当♪」
元神官「あ、えっと、明日まで待ってて。多分‥‥多分だけど脱獄しなかったら明日出してもらえる気がする」
魔法使い「‥‥‥‥‥」うるうる
元神官「や、その、‥‥教会に引き渡されるだけかもだけど、でも」
側近「はーーい、そこまで」
側近と戦士が現れ出た! 
勇者と武道家は見つかってしまったらしく側近と戦士の後ろに大人しく控えている!
戦士「‥‥‥まじで鍵開けにきてるとは思わなかったぜ。ちょー、お前、こいつらにどういうこと教えてんだよ」
側近「えーおれじゃない、おれじゃない、それを教えたのはそこの神官のだってば」

95 :
元神官「‥‥‥‥え、賢者?」
側近こと賢者「そう。遊び人や賢者は世を忍ぶ仮の姿っ! 何気におれも公僕なわけ。なので面接は純粋に業務です」
魔法使い「賢者さん、でも、元神官さんが悪いことしたわけじゃないしっ!」
側近は魔法使いをでこぴんした!
側近「同じ結果を出すとしても、手順は正しくとらないとあとあといろんなところにご迷惑かけるからだめですよー」
魔法使い「うー。だってぇぇ」
戦士「お前がそれを言う?wwwww」
勇者「魔法使い、あのね! さっき、側近さんから教えてもらったんだけど、側近さん神官さんを出すために手続きいっぱいとってくれてたんだって!」
勇者「側近さんじゃないとそれ出来ないから、本当はすぐ戻ってくる予定だったんだけど今まで忙しかったんだって!」
魔法使い「ほぇ? え、え。本当?! 側近さんありがとう!」
魔法使いと勇者は喜んでいる! 
武道家と元神官は疑わしそうな眼を側近に向けている!
元神官「‥‥‥‥賢者が側近? ちょーーー、だいたい司祭といい、あんたらといい何考えてるんだよ?!」
武道家「それはあなたもでしょう?」
元神官「?」

96 :
武道家「納得いかないと気持ち悪いから、牢から側近が出す前にきちんと確認させてもらいたいわ」
魔法使い「武道家さん?」
武道家「無職さん?、あなたから聞いた話は神官であるということを考慮しても一般的にしらされていないことが多すぎる気がするのよ」
武道家は側近やら戦士から話を聞いて元神官に指名手配がかかったことをいろいろ疑っている様子!
戦士「勇者募集が三回目とか一般に知ってるやつほとんどいないはずなんだよな。かといって、秘密主義の教会で言いふらしているとも考えにくいしな?」
元神官「え? ‥‥あ、」
武道家「魔王の出現はたしかに現王になってからない、というのはたしか。王様も魔王の出現に確信をもって募集したわけではないとは思うわ」
武道家「だから、教会側が魔王の出現はない、という認識をしているというのは言い分としては不自然ではないわ。でも、」
武道家は牢の柵ごしに棍棒を元神官の首元に突き付けた!
武道家「‥‥正体を明かしなさい」

97 :
wktk

98 :
勇者「ま、待って下さいっ!!」
魔法使い「あ、でもでも、疑わしきは罰せよ、っていうのはダメだと思うーっ」
勇者と魔法使いが元神官を庇った! 側近と戦士は面白がって見守っている!
勇者「あのあの! 言ってることは難しくてわかりません!! 
   わかんないですけど、元神官さんはいい人です!! 悪い正体とかないと思います!」
側近「まぁ、牢に入れられてはいるけど、いいやつだとは思うよ? 魔法使いのこともおれのことも庇ってくれてたっぽいし?」
魔法使い「そうだよーーっ。ボク、元神官さんを助けにきたんだよ!!」うるうる
武道家は魔法使いのうるうる攻撃に降参して武器を引っ込めた。
元神官もうるうる攻撃の余波に当たって自白を始めた。

99 :
元神官「‥‥‥‥親が‥‥」
「「?」」
元神官「‥‥‥‥親が勇者パーティに入ってたんだよっ。だから、初回討伐時に魔王居ないことも知ってるし、
    その後のことも風の噂程度に耳に入ってくるんだよっ」
元神官「仕方ないだろっ、俺、魔王居ないってちっさい頃から聞いて育ったんだからっ!つうか、俺なんかを選抜した
   時点で魔王居ない、って思ったんだからさーーーっ、もう、くそっ。俺があほだったんですよーーっだっっ。
   仕事も容赦なく切り捨てにされたしさっ」
元神官「あああ、親父のことなんて恥ずかしいから教会のやつにも言ったことないのにっ」

元神官は一気に溜めこんでいたことを吐きだした! 元神官は耳まで真っ赤にして顔を隠して座りこんでいる! 
武道家は棍棒で軽く突っついてみた。軽い混乱・硬直、ステータス異常発生中のようだ。

勇者「‥‥お父さま、ですか?」
戦士「おおい、もどってこーい?wwwww」
側近「もどってこーい?wwwww」

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