2013年01月エロパロ413: 【貧乳】TRICK・矢部謙三でエロパロ【巨根】part5 (896) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【貧乳】TRICK・矢部謙三でエロパロ【巨根】part5


1 :2010/05/02 〜 最終レス :2012/12/28
再放送、劇場版3、スピンオフ放送を記念して…
ドラマ・映画「TRICK」、スピンオフドラマ「警部補 矢部謙三」のエロパロスレ
トリックと矢部謙三のCPなら何でもOK

前スレ(dat落ち)
【貧乳】TRICKでエロパロ【巨根】part4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1217491531/
まとめ保管庫
http://www16.atwiki.jp/lovetrick/

2 :
支援カキコ。
にゃーーーーっ

3 :
「フッフッフッ、ゴールデンウィークだってのに相変わらず染みったれた胸してんなyou!
 友達も男も金も無いから長野の実家にも遊園地にも映画もいけないんだろう。
 つまんねえ人生送ってんな!忙しすぎる俺と少しは代わって欲しいくらいだ……八ッ!
 そういえば鞄に大学時代の友人にプレゼントされた映画チケットが……おぅっ?なんと二枚!
 しかもこれは『TRICKー劇場版3ー』の先行予約チケットじゃないか。
 で、だ。you。観たくないかい?観たいんだろう。観たいに決まってる。
 ゴールデンウィークはこっちも忙しくて君に構っている暇なんて無いが……。
 来週だったら……まあ仕方な」
「帰れ」
ドガッ
ご〜ろご〜ろご〜ろ……
ズダダダダダダダンッ
ゴシャ。

「フッ…………。照れやがって」

4 :
いちおつ

5 :
チキンラーメンのCMや警部補矢部見ると、山田はハルさんとこに戻ってる感じがする
上田と同棲じゃないんかいっ

6 :
警部補矢部の場合のCPがなかなか想像できん

7 :
いちもつ。

>>5
そうなんだよなあ。
また日常が戻って嬉しい反面
上田のアホー!という気持ちもあるw
中の人繋がりでごくせんもカプ成立したというのに
この巨根と貧乳と来たら

8 :
しかしなんだか映画より
新作スペシャルの方が面白そうな気がする。
先日の番宣番組だけのイメージだけどw

9 :
劇場版予告編の「俺はずっと……youのことが……っ」ていうのが釣りじゃありませんように
劇場版2の後、奈緒子のペットに「佐和子様のお気持ち」も仲間入りしてたらいいなぁ
抱き枕にしてたら夢の中に上田が出てきてあぁ〜んとか

10 :
9は俺と友達になればいいと思うよ

11 :
佐和子様のお気持ちの名前はパンチ、パーマときたから……ネントとか

12 :
>>6
スピンオフメンバーなら個人的にはおっぱい刑事が好きだ
巨乳でスタイル抜群の眼鏡美人だが実は田舎訛りの奇跡の46歳とか… ツボすぎる…
たしかに相手に迷うが、矢部でもいいし、この際モブでもいいと思っている
潜入捜査先で良い様におっぱい弄くられる片桐さんとか萌えるのだが

13 :
>>12
>>6
> スピンオフメンバーなら個人的にはおっぱい刑事が好きだ
> 巨乳でスタイル抜群の眼鏡美人だが実は田舎訛りの奇跡の46歳とか… ツボすぎる…

> たしかに相手に迷うが、矢部でもいいし、この際モブでもいいと思っている
> 潜入捜査先で良い様におっぱい弄くられる片桐さんとか萌えるのだが

14 :
誤爆
>>12 いまいちおっぱい刑事の方言分からないけどこんな感じとか
矢部「なんやお前また年甲斐の無いカッコしよって……今度はバニーガールかいな」
オッパオ「潜入捜査中!大声で話しかけんでね!それより情報……ちょ、なに触って」
矢部「バニーガールっつったらお触りするのが当然やないけ。
   はっは〜?体年齢は隠せないのお。乳に張りがないよ君」
オッパオ「あやっ!そんな鷲掴みにすんでねえ!ずれっちまぁ……」
矢部「!……ズレてる!?(額を確認)――どっこもズレてへんやないかボケ!!!ビビらすな!!!」
オッパオ「……いんや……あの……胸がカップからはみ出っちまいそうって話で……」

15 :
>>14
GJ!萌えた&ワロタw
ありがとう

16 :
矢部っててっきり巨乳派なのかと思ってたけど、
おっぱい刑事にもメインヒロイン?にも山田相手ぐらい冷たかったから、
微乳派か普通派か巨乳派かさっぱり分からなくなった

17 :
桂と桜木に和み萌えるのは少数派かな?
エロ要素が全く思いつかないから、この板向きじゃないけどw

18 :
朝からやじうまにwktkしていたが
中の人達から堂々と「マンネリズム」宣言されて凹んだ俺ガイル


…その分妄想していいという事だよね?

19 :
>>18
妄想どんとこい。明日wktk
>>17
強いて言うなら、桜木はセクロスの最中にも指の匂い嗅いだりしそうだな

20 :
むしろ匂いフェチっぽいかも

21 :
桜木が桂に「リンスなに使ってる?」と聞く情景がまざまざと

22 :
桂も桂で、セクロスの最中でも事あるごとにデカペディア出してきそうだ

23 :
>>22
おとんが書き残したセクロステクがそこにはあるのか……!?

24 :
ほす

25 :
家賃払えないなら客とれ、とかいわないハルさん優しすぎ
マンヘルならぬアパヘルにしてさ

26 :
映画のネタバレなチラシ裏だが







ラストでバストアップフラグと酸っぱい物を食べる体質になったと妄想したのは自分だけか?

後映画で
ある意味3Pやらとか

27 :
>>25
来る客来る客上田が買収しちゃうもんだから、
上田以外お客が来ないせいで指名率が上がらず貧乏から抜け出せない件

28 :
映画きて嬉しいのはわかるけどsageようよ……

29 :
Sageたら途端に誰も来なくなる悪寒
あと別にsage推奨スレでも無いが

30 :
ageっ放しは荒れてるみたいで見てて怖いね
もしくは年齢層が著しく低いか

31 :
適当な時にageるといいんじゃね



投下でageられたらいいが
当分映画観に行けないんだぜorz

32 :
>>28

スマソ
だよな>>26の発言は脳内あぼんしてくれ・・・

ところで
自分も密かな桜木桂萌え〜だ
奈緒子と桂は猫のコスプレが萌え〜な気がするのは自分だけだろうな・・・
奈緒子は猫ぽいが桂はどんなイメージだろうな・・・

33 :


34 :
>>26
ちょっとお腹出てるかなとはオモタ

35 :
桜「クンクン」
桂「・・・人の胸元で何してるんですか。」
桜「クンクン・・・ねぇ・・・ボディソープ、何使ってる?」
桂「は?」
桜「好きなんだよね〜僕。こういう匂い・・・」
桂「だからってなんで突然・・・って舐めるなッ!!」
文才ないな自分・・・申し訳ございませんでした

36 :
>>35
いいね
谷間を舐められる桂

37 :
>>32
個人的には桂は雌鹿。てかバンビ。
警戒心強いわりに好奇心旺盛だし、目がでっかいし

38 :
>>26
俺も一瞬その妄想した

39 :
やっと今日観て来た



>>26
のバレ見て板的な意味をwktkしたが
SPの方だったか…orz
しかしベタ直球な上田山田にはnrnrしたから満足

40 :
帰天城の謎は買うかい

41 :
TRICKDS買った
んで、クリアした
思った以上にいちゃいちゃしてた(*´Д`)

42 :
どんな風にいちゃいちゃ?

43 :
・上田に色目を使うタレントの女の子に山田がイライラ
・山田が行方不明になって、上田が探しまくる
「わたしの助手を見ませんでしたか?」
・山田が上田の部屋で寝る
(上田は山田の部屋で寝るw)
・山田の潔白を証明するために、二人だけで一晩を過ごす
・山田が処刑されそうになるところを上田が間一髪で助ける
(山田のモノローグもおいしかった)
基本は山田、たまに上田の視点で物語が進むからほかにも細かく萌えた

44 :
>>43
ありがとうぽちってきた

45 :
>>43
dd
正直期待してなかったが
コ〇ミめ憎らしい事を…!

46 :
再現度の高さはキャラゲーにしてはかなりのものだと思う
ぶっちゃけボリュームは山田の胸ぐらいw
だが、ここにくるぐらいに二人が好きなら十分楽しめるかと
半分お布施のつもりで、ほぼ定価で買ったが、後悔はしてない

47 :
矢部最終回なのにカキコないのか…
今日は桂・桜木の気絶の所でエロパロとか、
おっぱい刑事の縛り付けでエロパロとか、
矢部に関しても花枝ちゃんとのエロパロとか!
…こんなにもネタがあるのに書き手がいないのはモッタイナイ。
髪…いや神よ、投下待ってます!

48 :
個人的にはあの真珠と上田オマージュの二人に萌えていた

49 :
映画は萌え処たっぷりだったのう!
これでSPなんてんでしまいそうじゃ

50 :
・次郎人形を「女生徒から」と言い直して反応を見る
・久々に二人ドライブ
・一つ屋根の下
・「間に合ってます」
等々萌えツボ過ぎる件。
話的にも
後味悪い(誠一が真実知った時考えたらもうね)事件で良かった。

51 :
新作は萌えがちりばめられてて良かった

52 :
ごめん、今日映画見てからSP2見たんだが……
映画が萌えどころ多すぎてSP2イマイチ萌えられなかった
今からもっぺん見るんで萌え処を教えてくれ

53 :
間にあってます!の前にチラッと上田の方を見るのがいいね
燃えたぜ

54 :
>>50
で自分が挙げたところと
最後近くの封筒(つか熨斗袋)のくだりで
山田が「すき」と言った時
一瞬上田がにやけた気がするのは
自分がほろ酔いに見た幻か?

55 :
>>54
いんや、にやけてた。

56 :
>>55
おおd!
幻じゃなかったんだ…

57 :
あー。
「間に合ってます!」
ってあれ、里見ママの目の前でやってるわけだよね
今萌えてきた。 うわ、自分遅い!?

いや、その、「あー、祖父と孫の金田一だー」とか思っちゃってついギミック追うのに夢中に。
……反省!

58 :
>>48
桜木が真珠に「役立たずの豚ッ!!」と罵られる所を想像してしまった。

59 :
再放送ラッシュでネタ浮かんでたんだが
新作SP2での世界の話で
3レス程短いながら投下します。
タイトル「貞子」
−−−−−−−−−

一夜村の契り祭の迷信を証明してくれと、西園寺から依頼されたが。
あの東崎とかいう〇ーテルのコスプレをした女性が現れた以外には
和やかな普通の祭りじゃないか。
このまま何事もなく無事に過ぎれば
研究費を惜しみ無く出して貰えるし
−−−それに−−−
衝立の向こう側、いやしくも穏やかにとはいかないが
寝息を立てている山田奈緒子と祭りに因んで契りを結んだ。
片方が誓いを破ったらぬ、という祭りの因習は自分に降り懸かる事は無いと確信している。
万が一本当だったとしても、被害は山田一人だ…
互いの気持ちが通い合っている、という本来の意味での契り祭りには当て嵌まらないんだろう。
布団の中でほう、っと小さく溜息をつくと、
衝立の向こうの相変わらず寝相が悪い山田が妙な寝言を言っていた。

60 :
今度は何かと思いながら、ゆっくり目を閉じる。
ゴソ、ゴソと畳を這うような音がするが、
いつものパターンだと衝立を越えるまでには起きているから
まさかこちらにまでは来ないだろうと思っていた。
「痛っ…」
うとうとし始めた頃に額を叩かれた。
仕方無く布団から非難しようかと目を開けて闇に慣れて来た頃
「…貞子!?」
俯き、長い髪を垂らしたまま畳を這い、自分を乗り越えようとしていた。
「起きろ!」
そう言いたかった。だがその口には、何か柔らかくて温かいものが触れた。
「それ」が何であるかはすぐに分かった。
−−山田の、胸だ−−
寝相が悪い為にちょうど顔の上を体が通った。ただそれだけだ。
何も意識する事は無い!何も無いはずだ!
という逡巡の間も
山田は私の体の上をゴソゴソ這っている。
と、突然かくんと肘の力が抜けて
私に覆い被さるような格好になった!
「……!」
倒れた向きが悪かったのか、二人とんでもない格好になっているのは分かっている。山田の顔は私の下腹部に、そして私の眼前には山田の臀部がでーん、と拡がっていた。

61 :
落ち着け、落ち着け次郎。山田はただ寝ぼけただけだ。ただのドッキリハプニングだ!
しかし山田の体が倒れた時、あれだけ乱れた寝相が止み、そのまますやすやと普通に寝息を立てて眠ってしまった。
YOU、待て、待つんだ。そこは落ち着く場所じゃないだろう?
うっかりそこで頭を動かしたら…って、わざとか!?
この体勢は非常にまずいだろう!計らずも69じゃないか!
とにかく落ち着こう!フェルマーの定理を思いだせば大丈夫だ。平常心だ!次郎!ベストを尽くせ!

そのまま、山田が離れるまで一睡も出来ずに夜が明けた。
さすがに本人に言える訳もなく、
いろいろモヤモヤした気持ちを抱えたまま
一夜村での一日が始まったのだった…


−−−−−−−−−
以上です。
貞子で69ハプニングのネタは先に考えてたものの、新作SP2祭りに便乗してみました。
ケータイの為
一つ一つが遅くてすみませんでした。では!

62 :
GJ!
上田のあたふたする様子と山田の寝顔が目に浮かんだよw

63 :
GJ
本当脳内movie化されたよ

つか
奈緒子は樽にでもとか言いながら結局は同じ部屋なんだよなwww
上田はツンデレ男代表だな

仕切りもゆるくなってきた?し

64 :
昨日は本当に萌えた…
山田の部屋に待ち伏せしたいが為に頑張った上田とか
他の皆さんが言ってたとことか…
あと温泉から出てきてムギュッとした山田を見て、
「ここの温泉の効力がどれくらいのものか確かめる必要がある」とか言う上田を想像してしまった…

65 :
>>64
おいその想像を早く書け
温泉につかった矢部が「9センチ…12センチ…」とかやってたけど
あれは女は胸、男は股間がたくましくなるってことでいいのか?
だとしたらエロパロすぎるなw上田には関係ないけど

66 :
>>64の妄想
「……」
「……」
先程から、異様な視線を感じる。
向かいの男の、熱い視線が、とある場所に。
気付いていない振りをしながらひたすらに料理を口に運ぶ。
「……」
「…YOU、」
唐突に上田が口を開いた。が、奈緒子は気にせずに食べつづける。
何やら嫌な予感がするのだ。
「YOU、…先程女将が胸はすぐ萎む、と言っていたが。」
「…」
「…その、少しは大きくなったのか?」
口の中の物をよく咀嚼して飲み込む。上田とは目を合わさず箸を浮かせた。
「上田さん、食べないならそれください」
「食べるなっ!…YOU、私はね、天才物理学者として、ここの温泉にそういった効果がちゃんとあるのか確かめる必要があるんだよ」
「ぶっつりがくしゃが、そんなことする必要はないだろ」
「だからYOU、見せなさい」
「おいっ!」
「見せるのが嫌なら、触って確かめるという方法もある…」
「あっ」
上田がその長い腕で奈緒子の白い腕を掴んだ。逃げられない。
そのまま、上田は奈緒子の方へにじり寄り顔を近付けた。
「う、上田やめろこらっ」
「風呂上がりの上気した朱い頬…艶やかな黒髪…おおぅ…」
「上、田っ!おい!あっ、ちゅう!焼けすぎちゃいますよ!」
「ちゅう?あぁ、キスしてほしいのか…ふっ、君もなんだかんだ言って…」
「違うっ!この馬鹿上田!やだ…離せっ…ぁっ、」

ここまでが限界でした。稚拙な文で申し訳ない。結局ちゅうって何?

67 :
劇場版見てきた。
奈緒子と鈴木が暗い小屋で2人っきりで対決する時、
鈴木の霊能力で動けなくなった奈緒子に
鈴木があんなコトやこんなコトを…
という妄想をしたのは自分だけでいい。

68 :
>>67
あれ? 俺いつ書き込んだんだ?

とはいえまだ上映一週間ちょい。
バレ解禁をいつにするよ?
俺もう劇場版3切なくて切なくてネタが。

69 :
ばんなそかな!
自分のドッペルゲンガーが二人・・・

seiYesがまだ投下されてないのか?
すぐ投下されると思っていた

70 :
ゲーム終了
密林価格4500で原作付きオリジナルストーリーならこの5時間クリアも妥当かなと
多少操作性悪いっつーか実際に必要な場面に比べて移動可能場所多過ぎてそこに時間取られる感じだけど
だがとりあえずこのスレ住人ならおそらく価格以上の物を見出だせる展開だった
映画といいゲームといい山田のこと心配しすぎだろ上田ぁっ!

71 :
連投
ゲームやるまで「シリーズ3から上田がタカムラって言われてないよなぁ」と妄想してた俺がいる
なんだよ…こいつまだ花開いてなかったのかよ…

72 :
それが上田クオリティ

73 :
上田はへた(ry
身長なんだよなwww

そのゲームののはやみねさんとTRICKコラボ小説あらすじ見たか?
奈緒子13
上田25
で昔出逢ってただか

・・・この妄想は犯罪だよなorz

74 :
連役スマソ
>>70
上田次郎の10.9%は奈緒子を思いやる心(色んな意味で)で出来ています

75 :
>>73



最初から瀬田に勝ち目は無かったという事ですね、わかります

76 :
>>75
盛大に吹いたwww
確かに長崎で幼なじみとか幼少期にいないと無理だなあ
そして肝心な場所は
つ母親が(里見ママン)反対している
つ奈緒子とは直接本編に関わっていない(多分)
瀬田オワタwww\(^O^)/

77 :
>>76
長野だったorz
流してきまつ

ちなみに上田オマージュは闇金のことな
(上田ネタ)

78 :
なんだ闇金のことか
俺もてっきり刑事くんかとオモタ
>>73
ゲームも小説もまだだがさすがにその妄想は…w
…見てみたい気もするがw

79 :
だって若かりし頃の上田は
某フアッションモデルにそっくりだし
少女山田は山田で
ナルミver.でも中の人ver.でも美味しいです。

80 :
はやみね版読了
あんないい男の次郎、嘘だと思った。
畜生めっちゃいい男じゃないかあれであのファッションモデルばりの外見とか
(いやまあ小説だしあくまでも上田でしたけど)
うそだろ、いや本当嘘だろあんな……!!
すまんたぎったんではやみね版で何か書いてくる

81 :
>>66さん、是非続き投下キボンヌ

82 :
>>80
禿しく期待
待ってる
ぜひきちっ(ry

奈緒子も霊能者?てことになれば力を使い果たして幼女化とかだなゲフンゲフン
奈緒子が幼女になってしまいました
上田
隈無く世話する
フリフリの洋服を用意する
お菓子で釣る
大学に連れて娘宣言
幼女誘拐犯に間違われそうになる
矢部
手頃に子供服
zuraを取られて怒るがあまり気にしない
石原と遊ばせる
上田見つけて預けるが寂しくなる
秋葉
ロリータな服やら園児服
変質者に間違われ警官に捕まる
矢部が来るまで警官に信じてもらえない
瀬田
知った頃には治ってる
出遅れ
問題は幼女奈緒子の性格だな

83 :
ょぅι"ょ奈緒子は
(本編見る限り)あまりひねてなかったイマゲ

加えて照着名は
やっぱり追っかけてて24されてそうだw

84 :
あれだけひどい寝相と寝言の奈緒子が、上田と契ったあとは大人しく眠るといい電波を受信した。

85 :
>>84
さあ迷わずそのまま文を書き起こしなさいな


母譲りだからダメな気もするがw

86 :
ども、3人目のドッペルゲンガーです。
導入部だけ書いてみた。
映画ネタバレ&カミヌーリの勝手な設定アリです。

「扉を閉めなさい」
鈴木の言葉に促され、奈緒子は素直に小屋の扉を閉めた。
「お前は、本物の霊能力者だ」
「えっ?」
「お前には、カミヌーリの血が流れている。」
カミヌーリ。
再びその名前を聞くことになろうとは。
奈緒子の動揺を見抜いたように、鈴木はなおも言葉を続ける。
「知っているか?カミヌーリは、マグワーイの儀式を経て、さらに
強力な霊能力を身につけることができるという。」
「何バカな事言っているんですか。この世に霊能力なんて存在しません」
冷たい眼の鈴木が口の端を上げて笑う。
「さて、その強がりがどこまで持つか。」
・・・ぞくっ
奈緒子の背筋に冷たいモノが伝う。


87 :


88 :
>>86
映画でコーフンしすぎて空欄で書き込んじゃった、しかもageちゃった
神さまー

89 :

「お前はまだ、マグワーイの儀式をしていないようだな。私なら、
お前の本当の力を引き出させてやるぞ。」
そういうと鈴木は椅子から立ち上がり、奈緒子に近づいてくる。
奈緒子が本能的に危険を感じ距離を取ろうと後ずさった瞬間、鈴木の手が
奈緒子の手首を捉えた。
「っや!いたっ!」
咄嗟に鈴木の手を外そうと伸ばしたもう一方の奈緒子の手首も、いとも簡単に掴まれ、奈緒子は手首をそのまま頭上に持ち上げられ
小屋の壁に押し付けられてしまった。
「何を・・・する気だ。」
自由を奪われても、なおも鈴木をまっすぐに見据える奈緒子に、
鈴木は冷たく答える。
「何を?決まっているだろう。 君を本物の霊能力者にするんだよ」
その言葉を言うが早いか、鈴木は奈緒子の唇をふさぐ。
「んん!」
口移しなんて、唇が触れるだけの優しいものじゃない。
鈴木の舌は、奈緒子の口内を構わずに犯していく。
散々奈緒子の口内を蹂躙し、漸く鈴木の唇が離れ、今度は
奈緒子の首筋や耳に舌を這わせていく。
「いやだ!やめろ!」
もちろん奈緒子の懇願など受け入れられるはずもない。
「いや・・・・たすけ・・・・上田!・・・上田さん!
・・・ひん!・・・ひ・・・んん!・・・」
上田への特別な暗号を叫ぶ声は、再び鈴木によって塞がれる。

・・・・で、最後まで逝っていいのか?

90 :
>>89
私としては最後まで行って欲しいですが、不可能ならせめて上田さん登場願います。
そしたらすっきり眠れます

91 :
奈緒子は手先器用だから機械音痴はないかなあ

少し前のことだが、新しいPCゲームをやってみたけど重い!と言うのでメモリを購入。
「んじゃ取り付けてやるから少し待ってな」と言うと、基本的にメカ音痴な嫁が珍しく
「私がやる!っていうかやらせて!」と言ってきた。
まぁいいかと思い壊れたマザーボードで取り付け方を説明し、最後にちょっといたずらを。
俺「PCは静電気に弱いからメモリ増設は全裸でやるのが基本だぞ」
嫁「え!でも旦那がそんなことしてるの見たことないよ!」
俺「そりゃそうだろう、PCいじるのはお前が寝たあとだし」
嫁「うー…どうしても全裸じゃないとダメ?」
俺「それで全損した奴を何人も知ってるからなぁ」
嫁の裸なんか普通に見慣れてるわけだが、さすがにこんな状況は恥ずかしいらしい。
ちなみに静電気でPCぶっ壊した奴なんか知り合いにはいない。
嫁「…わかった、隣の部屋でやってくる」
俺「(お、挫けないな)そうか、頑張れよ」
PCを抱えて隣の部屋へ移動する嫁。
でもドライバー持ってってないからケース開けらんないだろ、と思ってると案の定
「あっ!」という叫び声が。
こっそり覗くと既に全裸で右往左往してる。 服着て取りに来ればいいじゃん…
わざとらしく「おーい、忘れもんだぞー」とわざとらしく部屋に入る俺。
嫁「うわわわわ!見ないでー!」
全裸でPCにしがみつく姿は実にキュートだったぞ、嫁よ。

92 :
自慢か。自慢なのかYOU。
私のヨネ子ならば
「わかりました……次郎さん、お願いですから、少しあちらを向いていてくださらないかしら」
と恥じらいながらかつ誘うように応じるはずだ
それを見ておれは耳元に囁いてやるんだ。
「何を言っているんだいヨネ子、君がきちんとできているかどうか、おれが見ていてあげるんじゃないか」
「ええ、わかったわ次郎さん。私ったらなんてこと……あなたを誘惑しているような気がして恥ずかしくなるなんて」
「これは科学にとってとても大事なことなんだ。さ、上着を脱いで。
 ああ、ぼくがボタンを外してやろう……ん?
どうしたんだヨネ子、このまな板のような……君のあの豊満で美しく重量感ある母性の象徴はどこに!」
「うるさい上田! いつまで寝ぼけてるんださっさと起きろ!
 ……ってコラ、揉むな!舐めるな!吸い付くな〜!」

93 :
>>91
叩かれると思っていたらまさかのネタになっていた・・・
>>92
GJ
やはりここは素晴らしく心がでかい住人様が集うんだな・・・
全ての投下に続きを待っています

94 :
>>93
何かとデカい男はモテるもんだよ

95 :
なんの話だ、上田!!

96 :
続きを書いてみた。
鈴木×山田のレイープ風味なので、苦手な方はスルーしてつかぁさい。

「!!」
不意に鈴木の体が奈緒子から離れる。
鈴木の唇からは、一筋の血が流れている。
奈緒子が噛みついたのだ。
「とんだじゃじゃ馬だな。」
未だ左手では奈緒子の手首を拘束したまま、
鈴木は右手で血を拭いながら冷たい声で言い放つ。
「早く離せ!離さないと…!」
「離さないと…どうだと言うんだ?……仕方がない。」
そう言うと、鈴木はポケットからなにやら液体の入った小瓶を取り出し中身を口に含むと、
やおら奈緒子の口を塞ぎ、そのまま口移しで流しこんだ。
「ん!…な、何を…げほっげほっ…飲ませた。」
「なに、儀式をスムーズに行うために必要なモノだ。君が大人しく私に身を任せていれば良いものを」
「ふざ…け…る……な……」
液体を飲まされた奈緒子の抗議の言葉は、すでに呂律がまわっていない。
その様子を見た鈴木がニヤリと笑う。

97 :
「カリボネたっぷり 燃えろ 燃えろ」
おどけた口調で、鈴木は奈緒子の手首の戒めを解いたが、
奈緒子には逃げ出す素振りもない。
体が…熱い
ダルい…
それに何だか…ドキドキする
奈緒子は熱に浮かされ、その場に座りこんでしまった。
「では、改めて」
鈴木はそう言うと、奈緒子の体を床に押し倒した。
「離せ!どけっ!」
必に鈴木の体を遠ざけようと試みるが、薬がまわってきた奈緒子には
すでにそんな力は残っていない。
「ん… ふっ…」
鈴木の舌が、再び奈緒子の口内を侵す。
そして手は、奈緒子の胸へとおりて行く。
「ん…あぁ…」
与えられる胸への刺激に、塞がれた口から思わず声が漏れる。
「サイズは、カミヌーリの血筋に間違いないようだな。」
「…な!うるしー!」
不意にコンプレックスを指摘され、思わず反論してしまう。
「おや、まだそんな元気があったとは。では、さっさと済ませるとするか。」
言うが早いか、鈴木は奈緒子の服に手をかけると、ブラジャーもろとも一気にたくしあげた。
奈緒子の胸が、暗い小屋の冷たい大気に晒される。

98 :
「イヤだ…お願いします。…もう、やめて…助けて…」
胸を執拗に愛撫され、先端をなぶられながら、奈緒子は弱々しく懇願するが、
その声は鈴木には届かない。もちろん、上田にも。
「ん……あぁ…はぁ……んんっ!」
奈緒子の目から、涙がとめどなく溢れる。
「感度は悪くないようだな。それとも、本当の霊能力者になれるのがそんなに嬉しいか?」
嬉し涙のはずはないのに、鈴木は奈緒子の心を逆撫でする様な言葉を投げかける。
「ち、違う!…ん…それに、この世に霊能力なんて…」
なおも反論しようとする奈緒子の頬に、鈴木はペロリと舌を這わせて涙を舐めとる。
「しょっぱいな…。では口直しに甘いモノを頂こうか」
鈴木の体が奈緒子の足の間に入り込み、足を開かせる。
「いやぁ!」
鈴木の意図を察した奈緒子は、何とか足を閉じようと体をよじるが
かえってロングスカートがめくれ上がり、足が露わになってしまった。
「いい匂いだ。」
鈴木は、薄い布で覆われた奈緒子の花園に顔を近づけて囁く。
下着がずらされ、鈴木の指が、まだ誰の侵入も許した事のない奈緒子の中に入っていく。
「ふぁ…やぁ…あぁ…ん」
ぐちゅぐちゅと淫らな水音を響かせながら、指の動きにあわせて奈緒子の口から嬌声が漏れる。

99 :
・・・ジョワッ!
と上田助けにくる祈願
作者さんゴメソ

100 :
>>99
今回は上田ナシです、スマソ。

「思った通り、甘いな」
鈴木は奈緒子から溢れ出した蜜で光る自分の指を、
奈緒子に見せつけながら舐めとっていく。
「もう、これ以上は…お願い、やめて下さい。」
「何をバカな事を。ここまで来て止められる訳が無いだろう。カリボネも効いている様だし、
何より止められない事は、お前の体が一番良く知っているじゃないか?」
途端、奈緒子の中に無骨な指が2本押し込まれる。
「いっ…痛い!痛い!やぁぁ!」
「こんなに蜜を溢れさせているのにか?
指を2本もくわえ込んでいるのにか?」
鈴木は笑みを浮かべ、奈緒子の中を蹂躙しながら話しかける。
しかし、今の奈緒子は、その言葉にただ首を振って否定するしか出来ない。
口からは、意志とは逆の、淫らな声しか出ない。
「それではいよいよ、お前を本物の霊能力者にしてやろう」
芝居がかった口調で話しながら、鈴木はおもむろにズボンを下ろし、自身を解放する。
そそり立つソレは、上田のモノに比べたら見劣りするが、充分に大きい。
奈緒子の下着は完全に取り払われ、秘部が晒される。
「上田さん…上田さん…」
絶望の中、それでもなお奈緒子はうわごとの様に上田の名を呼ぶ。
そんな奈緒子の姿を一瞥すると、鈴木は「バンサンケツマ!」の言葉と共に、一気に奈緒子を貫いた。
「あぁぁぁぁぁぁぁ!」
指とは比べものにならない圧迫感と、そして破瓜の痛みが、
今まで薬で熱に浮かされれいた体を覚醒させる。
そして、奈緒子の頭の中で何かがはじけた。
「痛い!痛い!抜いて!お願い!抜いて!」
しかし鈴木は奈緒子の叫びには耳を貸さず、腰を動かし続ける。
2人を繋ぐ部分からは、愛液に混じって血が流れ落ちる。
「痛い!助けて!上田さん!上田さん!上田さん!」
奈緒子の悲痛な叫びが小屋に響く。
「無駄だ。お前たちは所詮相容れぬ者同士。学者と霊能力が
一緒に生きていく事はできないんだよ。」
そう吐き捨てる様に言う鈴木の言葉には、どこかに憂いも帯びていた。
しかしその自身の憂いを打ち消すように、鈴木はさらに激しく奈緒子を突き動かし、
奈緒子は悲鳴と共に、意識を手放した。

101 :
鈴木は、意識を失った奈緒子を尚も犯し続けたが、
先ほどまでの激しさはなく、まるで愛おしむような行為になっていた。
すると、不意に背中に手が回された。
驚いて奈緒子を見ると、いつの間にか目を覚ましている。
「なんだ、目を覚ましたのか」
ならば…とばかりに再び腰の動きを早めるが、奈緒子の様子がおかしい。
鈴木がいぶかしんでいると、奈緒子が口を開いた。
「……先生……」
「!!佐和子?!」
肯定も否定もせず、ただ奈緒子の腕が優しく鈴木を抱きしめる。
「佐和子……佐和子……」
鈴木はそのまま、奈緒子の中で果てた。
しばらく2人は抱き合ったまま、漸く奈緒子が口を開く。
「やっと…私の声が届いた…」
「佐和子、私は…」なおも言葉を発しようとする鈴木の唇に、そっと奈緒子の唇が触れる。
そして慈愛に満ちた微笑みを、鈴木に向けた。
「先生は悪く無いです。たがら私…待ってますね。」
そう告げると、奈緒子は再び意識を失った。
「佐和子!佐和子!行かないでくれ!佐和子!」
奈緒子の悲鳴が響いていた小屋に、今度は鈴木の声が響きわたった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
奈緒子が次に目を覚ました時、鈴木は涙を流しながら奈緒子を抱きしめていた。
乱れた着衣は整えられている。
なんでこの人が泣いてるの?
私にあんな事しておいて…
泣きたいのはこっちなのに…
そんな事を思いつつも、奈緒子は自分の中に、何故か鈴木への温かい感情が芽生えているのを感じていた。
それは……カリボネのせいなんかじゃない…
それは…きっと…

お目汚しスマソ
無駄に長いだけになっちまった…
つか奈緒子の力は霊媒ぢゃないよな…orz

102 :
89さん、GJ!!

103 :
>>101さんGJ
映画後に、ビッグマザーの件で罪悪感に押しつぶされる奈緒子を
救い出す上田さんが見たい

104 :
89さんGJ!

105 :
http://www.youtube.com/watch?v=h-mxZ-ijPs8
http://www.youtube.com/watch?v=yWZWWKOp9qU
http://www.youtube.com/watch?v=657bBDalKQo

106 :
畜生 タイミングがタイミングだけに何の動画かと思って押した自分がぬほどくやしい
↑ 無関係な爆撃系。

107 :
>>105
私に対するあてつけですか!?
このウド鈴木の大木童貞!

108 :
>>107
凡人!?

109 :
>>107
奈緒子さまのがかわいいです><

110 :
チキンラーメンネタで

「何やってんですか上田さん」
「やあ、you」
「出て行け!人の非常食を食うな!」
「まだ食べていないよ
さあ食べなさい

「食べますよ!(ったくチキンラーメンは卵を落としてたべたかったのに・・・)んっ?」
「どうしたyou」
「冷めてませんか?なんか麺も変だし・・・」
「ああ、君が食べやすいように冷ましといたんだよ」
「あっ!」
「なっなんだ!?」
「白身・・・上田さん卵入れてくれてたんですか?」
「まっまあな(ドキドキ)」
「えへへへ!じゃあいただきます♪」

「兄ィ〜チキンラーメン買ってきたけんのう」
「おっこれで出来るなあ」
「僕はそんな庶民のような処理はしません、僕はお気に入りの超高級ソープが・・・」
「じゃあぼくは山田奈緒子フォトブックとこんにゃくで・・・萌え〜」

実際の仕方は知りますん

111 :
今更だけど映画見て来たw山田が表情とかむちゃくちゃ色っぽくなった気がする
上田への嫉妬とかもあからさまw独りニヤニヤ変な人になってしまった
そんで、最後の二人で歩いてるとこ、体云々にすごい妄想したんだけど
結局なんだったの?!今でも心臓ばくばくしてるんだけど
新作スペシャルの契り祭り関係って言われても、頭の中でうまく繋がらん
誰か解説お願いします

112 :
>>111
……残念ながら、その「ばくばく」を利用して視聴率アップにつなげる作戦だ……
スペシャル3見てから映画行ったと思うけど、スペシャルエンディングの「予知」と大差ない。
あとは妄想補助。

113 :
>>112
そうなんですか、ありがとう(´;ω:`)でもあれはみんな誤解するよね……
シリーズ4で子連れTRICKになるかと思ったのに
次郎人形も、子供の暗喩かともういろいろ考えちゃった
新シリーズなければそういうことでもいいや

114 :
すいません、あげてしまいました……

115 :
「文字には不思議な力がある」と
山田母が上田山田の筆跡を真似て
婚姻届にサインして捺印して届けを出す
という電波を受信した
エロは無い上に
犯罪でスマソ

116 :
上田のブログ見て思ったが
上田は山田とキスをしている妄想とかはするのだろうか

117 :
まあ一応過去に一度だけ
それっぽい事はしたからなあ<キス
妄想というか上田の事だから
下記のようにシュミレーションという名の予行演習はしたかと思う。

上田「…で、会話が途切れ、いいムードになった時に肩を抱き、ガバッと…(枕で実演)
すると私の熱烈なキスにうっとりするだろうから、そのまま唇の隙間に舌を捩じ込んでだな、貪るように…!」
とかなんとか。
多分感触を思い出してはムラムラ悶々としているかと

118 :
ブログ、コメントで奈緒子のこと突っ込まれまくりのフルボッコだなw
カミソリキスのときの奈緒子の顔、
恥ずかしそうに覚悟を決める感じが可愛くて仕方ない

119 :
>>118
フルボッコした一人ですwww
あのシーンは一人で2828してたw

120 :
>>119
自分はISHIIAKEMI(チャチャ)入れたぜ
上田教授是非ヒンニュウ助手にレクチャーキボン

121 :
>>120
石井明美ワロタw
コメント容赦ないw youたちスキモノだなw

122 :
上田:「見たまえyou、この訪問者の数を!開始4日にしてこの反響。やはり将来のノーベル賞受賞者の紡ぐ言葉は万人の心に響くのだな」
山田:「例のブログか。いいおもちゃが出来たって感じでしょうね」
上田:「フッ、君のステージの観客数と比較するのは哀れだがな。あえて言及しないが」
山田:「うるさいだまれ!それで何なんですか、今日は。研究室に呼びつけるなんて」
上田:「パソコンも携帯電話も持たないyouに、俺の知性あふれるブログを読む機会を与えてやろうと思ったのだ」
山田:「ふうん。毎日更新しているのか。よっぽど暇なんですね」
上田:「18時ジャストに投稿できるよう、寸暇を惜しんで指立て伏せを1日50回行い、タイピングスピードを1.09倍に向上させたからな」
山田:「しかも中身、自慢と宣伝だけじゃないですか」
上田:「今日は若い読者の興味をそそるよう、くだけた話も織り込んだつもりだ」
山田:「キスの日? 『現実か空想かなどということは些細な問題である。』……。哀れだな、上田」
上田:「コメントも読め」
山田:「?……な、何ですかこれ。『経験豊富な上田教授なら108番目助手のマジ超能力者さんともキスしたことありますよね?』『キスのプレゼントはぜひ奈緒子さんに(笑)』『教授とキスするならやっぱりお相手は山田さんが一番だと思いま〜す!』 うわああ!」
上田:「you……読者はな、youが俺に熱い思いを抱いてるのをまるっとスリットお見通しなんだよ!」
山田:「お見通されてるのはお前だ!恥ずかしい奴め!!よく平気でいられるな。学生も見てるんじゃないのか」
上田:「勿論チェックするように言ってある。『教授!俺のたてよみどうでした?』と声をかけられたな、何のことだか不明だが」
山田:「とにかく訂正しろ。『山田奈緒子さんは私のピンチを何度も救ってくれた巨乳の大人気マジシャンですが、私生活では上田次郎と全く、どこにも、何の接点もありません。お詫びの印に一週間に一度特上カルビ焼き肉をおごります』と書け」
上田:「だがこんなに読者から期待を受けるならその…じ、実行してその過程を詳細に書き留めるのも物理学者の務めだからな。どうだ、い、い、今からキ、キキ、キ……ッスしししししてみないか」
山田:「間にあってます」
上田:「you!!!」

すいません、うまく落ちません><初めてだからお許しを

123 :
>>122
二人のやりとりに萌えた

124 :
ブログの脳内ラマンワロタw
どういう人かは無かったから
勝手に黒髪ストレートの貧乳マジ超能力者で考えておく

125 :
つまり明日は助手のとこに出かけるから18時に更新できないんですね>ブログ
そこで>>122のようなやり取りが行われると、そういうことですか教授

話変わるが、映画でもSPでも秋葉と奈緒子が絡まなくてちょい残念
奈緒子に萌え萌え言ってる秋葉を見た上田の反応が見たかった…

126 :
>>125
こうですか?わかりません。
2010年5月25日 17:59 池田荘
「上田さん!もう18時ですよ?わらび餅食ってないで、ブログ更新しなくていいんですか?」
「フフフ、YOU。今日はブログは良いのだよ。」
「なんだ、もう炎上したのか。」
「違う!・・・そうか、携帯もパソコンも無い、心も胸も貧しいYOUは昨日の私の高尚なる
ブログを見ていないんだな?」
「別に、見たくありませんから。」
「ほーら、見せてやろう」(と、ノートPCを取り出す」
「ん?『脳内ラマンとのツイスターデート』?・・・上田、書いてて恥ずかしくないのか・・・」
「私のブログの更新を、毎日楽しみにしている全国数百万人の読者には
悪いとは思ったが、私のような何事も完璧にこなせる天才にも、休息は必要だからな。」
「ただネタがなくなっただけだろ。」
「そういうことで、YOU。ここにはからずもツイスターがある。」
「はぁ?」
「そして奇遇にも、そのラマンは、黒髪のロングのストレートで、胸が貧しい女性でな。
今からYOUは、私とのめくるめく脳内ラマンとのツイスターデートを実践できる
というわけなのだよ!」
「意味わかりません!」
「さぁ、怖がらなくていいんだよ。ほら、力を抜いて〜。まずは右手を・・・
おぉう、いきなりそんな所へ!」
バキッ

127 :
>>125
同じく秋葉に対する上田の反応見たかった
奈緒子が嫉妬する場面は時々あるけど逆はあんまりないし
つーか秋葉ってガチ性欲目線で萌えてるんだろうか

128 :
>>127
性欲目線じゃなくてもいいなぁ
ただ山田を可愛い!扱いするキャラはテルキナ以外いないから、上田が地味に焦ったりすればいいと思うんだ

「秋葉さん…本当にあの貧乳をその…可愛いと?」
「もえちろんです!奈緒子さん萌えー!」
「……」
「いたっ!痛い!先生、ちょ、無言で髭!いたっ!やべさっ、やべさん助けてー!」
「おい上田!何やってんだお前っ」
「なっ奈緒子さーん!」
「……」
「秋葉の髭抜いたりして…おい大丈夫か秋葉。」
「ヒリヒリします…」
「あ、赤くなってる…」
「……YOU、ちょっと来なさい」
「はい?」
ここからヤキモチお仕置きターンでも、拗ね次郎でもお好きな方に。

129 :
>>128
そう考えると瀬田は貴重なキャラだったな。
上田との絡みがあれば面白かったのに。「(一応)幼なじみ」って強みだろうし。

130 :
改めて見直すと奈緒子嫉妬しまくりだよね
お告げ者や亀山歌の時とかふてくされてるシーンカワユス
上田が嫉妬するところ見たいなあ……

131 :
おっそいけど映画見てきた
「べたべたさわりやがって」
のなおこかわいすぎです><

132 :
DSでも嫉妬してたよな>奈緒子
かわいすぎるだろ・・・

133 :
自分のあまりの遅筆にいらだってきたんでとりあえず冒頭2レスだけ投下。
全然すすまねええええ!?

134 :
「あ……」
 驚きに見開かれた目。
 開きっぱなしで乾いたらしい唇は荒い息を隠しきれていない。
 本当はさっきからずっと見ていたと知れば、こいつは泣き出すのかもしれない。
 ――泣かせたい。
 泣かせてみたい。
 どんな顔をして泣くだろう。
 いつもの小憎ったらしい顔などではなく――。
 刹那おれを襲ったその衝動に屈しかけた時、彼女は怯えた声をあげた。
「だ、誰だ、何をしてる、そこで!?」
「そっちこそ、何をしてる、ユー。こんなまっ昼間っから」
「え……ジロ? どうしてここに! じゃない、出てけ、いますぐ!」
 叫ぶのを無視して、おれは蔵の戸を閉めた。
 さてどうしたものか。
 おれは世界が誇るスパコン並みの処理能力を誇る二番じゃいけない頭脳をフル回転させる。
 ――まずは冷静に、どうしてこんな状況になっているのかを思い返した。


 ああ、紹介が遅れていたな。
 おれは上田次郎だ。憶えておいて損はないぞ。
 なにせ不惑を迎える頃には全世界にその名を轟かせる高名な物理学者になっている予定だからな。
 目下、来るべきその日の為に武者修行中の身だ。
 道中立ち寄ったある集落でちょっとした事件に巻き込まれたおれは、
 その地で知り合った娘に【とても大切なもの】を奪われてしまったのだ。
 それを取り返すべく先生に彼女らの町を聞き、ようやく訪れたのが今日のこと。
 (編集部注:
  先生に付いては小説「帰天城の謎」参照のこと。……っていうか編集部って誰だ)
 聞いていたとおり書道家の家を探せば目的の家はすぐに見つかった。
 突然の来客を出迎えた女性の、落ち着いた琉球絣には見覚えがある。
「あら……?どちら様ですか?」
 間違いない。ここがあの娘の家だ。
「いえ、娘さんに用がありまして」
 実はここに来る前に伸ばし放題だったヒゲを剃っている。
 身なりも夏らしく爽やかさを押し出したスラックス、ポロシャツにベストを羽織ったものだ。
 何?情報の後出しだと?
 状況を有利にするための戦略だと言ってくれ。
 少々理由あってのことだが……それは今は割愛する。
 ともかく、おれの声を聞いて、彼女は思い出したようだ。
「もしかして、あなた、あのときの」
「思い出していただけたようで、光栄です」
 世界中の女性が虜になる(予定)の次郎スマイルを向ける。
 すると、着物の女性は何かに驚いたように目を見開き、まじまじとおれの顔を見た。
 なんだ?
 いくら二枚目のおれだからといって……人妻か、悪くないな。
 経験豊富な人妻にリードされるというのも魅力的な経験だ。
 そう、今ここで彼女の手を取り、ぶっちゅううと熱いヴェーゼを交わし……
 ふ、ふふ、ふふふふふ……!
「奥さん!」
「……その人、若い頃のあなたにとってもよく似て……」
 いつの間にか移動していた彼女は奥の仏壇の前で手を合わせて熱心に写真に語りかけていた。
 おれはひらひらと中空をさまよう手を自分の肩にあてた。
 そう、最初からおれは自分の肩を揉もうとしていたのである。
 断じて不埒な目的で差し出したのではないのだ。

135 :

『それが、帰ってきてから少し様子がおかしいことが増えて』
 古い平屋の周りをぐるりと見回すようにゆっくりと足を進めた。
 頭の中では、さっきあの母親から聞いたことを反芻している。
『私に何も言わずに、ふらーっと出かけてしまうんですよ』
 おれにはこのあたりの土地勘がない。
 だが、あの娘の性格ならなんとなく把握している。
『晩御飯の前にはふらーっと戻ってきますから、夕方ごろにまたいらしてください』
 怠惰で不遜で、わがままで、がめつく、面倒くさいことなど頼まれてもやらない。
 そんな娘が夏休みを有意義に外で遊んで過ごすなど、するはずがない。
「ここか……?」
 家の裏手に建つ蔵を見つけた時、その推測を確信に変えた。
 白壁の蔵の扉は、わずかに開いていたのだ。
 音を立てないように静かに近寄ると、扉の隙間から中を伺う。
「うぅ、うう……」
 薄暗い土蔵の中から、女のすすり泣くような声が聞こえ――
 ――その一瞬意識が途絶えたのは、恐らく夏の日差しのせいだ。
 その瞬間だけ強くなった直射日光によって瞬間的な日射病にでもなったに違いない。
 ともかく、おれは地面に倒れこむような姿勢で扉の外にいた。
 中からはまだ、奇妙な声が聞こえている。
 ただしそれはさっきのような苦しそうなものではなく。
「は、はぁ……っ! あ、ぅ……!」
 これは、あれだ。
 あえぎ声というヤツだ。
 ヘッドフォンやスピーカーを通さない、生の声を聞くのは初めての経験だが……
 この押しした声に比べれば、おれの見てきた教材ビデオは、些か精彩を欠くような気がした。
 ずりずりと身を起こし、背を壁に凭せ掛けて耳を澄ます。
 こんなところで、けしからんもっとやれ。
 いや、そうじゃなくて。
 倉の中にいるのは、おそらく――
 おれは息をしてもう一度、そっと覗き込んだ。
 やはり、あの子だ。
 奥まった棚に上体を預けるようにうずくまり、少し荒い呼吸、時折漏れる意味のない言葉。
 左手で長いスカートを捲くりあげ、棚に押し付けている。
 強く握りすぎているのだろう、拳が真っ白だ。
 右の手は、まだ伸びしろのありそうな細い足の付け根に伸びていて――
 ここからでは仄暗く、そこでどう動いているのかは見えない。
 はっきりと見えたのは、そこを覆うのはくまさんプリントのパンツ(ショーツではない)だということだ。
「ぅ、う……!」
 その口元から小さく切羽詰った声が上がる。
 限界が、近いのだろう。
 そうして見る間にも、娘は長い髪を揺らし、背を弓なりに反らして悲鳴を上げた。
「…………おとぅ、さ……っ!」
 待て。
 なんといった、今?

136 :
1レス目 名前欄抜けてるし orz
とりあえず、見たくない人は今回分はIDであぼんしてやってください

137 :
投下乙です
もし出来れば、投下する前に組み合わせや嗜好を書いておいて頂けると嬉しいです

138 :
うう、変なもん書いてすまんかった。自重する…

139 :
>>138
いえいえ、自分は好きですので大丈夫です
ただ嗜好やカップルなどが最初に分かった方が安心して読めるので…
(万が一、シチュなどが苦手でも最初からスルーしやすいですし)
ワガママ申してこちらこそすみません

140 :
空気を読まずにwktkしてみる
この犯罪な組み合わせ待ってたよ

ところで今日の六時についておまいら住民はどう思う?

A
ヒンヌーマジ超能力者とアナアキーな儀式
B
コメントでアウアウ・・・
が自分の予想だ

141 :
>>140



C.
長髪ストレートのマジ超能力者につれなくされて
一人寂しく自家発電

142 :
話をぶった切ってなんだが、上田が正しいブラのつけ方を教えていたら
山田の貧乳も少しは成長するんでなかろうか(笑)
ま、お互いのコンプレックスが片方無くなってまうのはいただけないか。

143 :
>>142
ブラは大きくするよりどちらかと言えば
形の補整だから…
それよりも教授がマッサージすれば
教授も花開くし貧乳も脱出できるし
万々歳ですよ

144 :
>>143
上田得意の口八丁手八丁でブラの付け方を教えているフリをして触りまくるのは
どうだろうか。鼻息荒そうだー

145 :
>>135
わっふるわっふる

146 :
誰か矢部謙三で書いてくれないかなぁ…

147 :
>>135
続き期待してます

148 :
>>146
矢部謙三と誰か??桜木と桂じゃ駄目??

149 :
矢部といえば新作2の女将とあの後どうなったのだろう

150 :
初めて?ネタ

「上田さん…」
奈緒子が不安げに話しかける。
「どうした?YOU?」
「いぇ……その………初めてなんで……」
緊張している様子の奈緒子に、上田は優しく答える。
「大丈夫だ。力を抜いて、全てまかせておけばいい。」
「…そうですね。しかもこんな風に体を固定されてちゃ動けませんし。」
「いよいよだな…行くぞ」
「はいっ!」
奈緒子は覚悟を決めてギュッと目を閉じた。
何かが体を這う様な感覚があったかと思うと、突然、
下腹部の辺りを圧迫感が襲った。
「んっ!」
思わぬ感覚に、奈緒子は思わず声を漏らす。
「YOU?平気か?」
上田が心配そうに声をかける。
「へい……き……です。」
「もう少しの辛抱だ。我慢してくれ。」
奈緒子は頷き、ただこの時間が過ぎていくのを待つだけだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
♪ポーン ポーン♪
「お、YOU、もうベルトはずしても大丈夫だぞ。」
「え?そうなんですか?」
安定飛行に入った機内では、アテンダントが次の作業に移っている。
「そうか、YOUは飛行機は初めてだったのか。」
「えぇ。だっていつも移動は次郎号か歩きでしたから。」
「フランスまでは長いぞ。緊張してると疲れるぞ。」
「あ、スチュワーデスさ〜ん。飲み物下さ〜い」
「聞けよ!それに今は『スチュワーデス』ではない!」

オトナファミの「トリック@フランス」で思いつき。
奈緒子、飛行機乗ったことないよな?
(黒門島へも船ってことで)

151 :
そりゃもう黒マムシと温泉効果で凄い事に…
上田にも黒マムシ一服盛ってやりたい
せっかく同室なら山田襲って欲しい

152 :
>>150
うおぉリロードし忘れたごめんよ…

153 :
ついに上田のブログで山田の話題が

154 :
ブログ見て興奮してここに来た
最後の文が…文が…
で、結局昨日はなんだったんだろう
脳内ラマン→助手の流れってことはやはり山田さんの家行ってきたのかな
また不法侵入して怒られてその結果が今日のブログかな
更新止まると思ってたからかなり嬉しい

155 :
同じくブログ読んで興奮してここに来た
直前にTRICKのエロパロサイト見てたから、一瞬ブログ間違えたかと思ったw

156 :
ブログでニヤニヤがとまらないwww
いろいろといじられまくりでわらたw

157 :
けしからんもっとやれ<ブログ
一生保護観察するがいいさ!

最近ネタ考えてた中に
ふと山田は
どこまで性知識あるのか不思議になったよ。
セクロス自体は
まあ暴れん坊将軍で悪代官が…みたいなのだったとしても、
ミラクル三井の回で
上田らしき体のtelinkoをガン見していたしw
それこそ上田が「必ずフェラするんだ」とか言えば
素直に信じてやってしまうかもしれない。

158 :
脳内マラソンって読んでた

159 :
山田奈緒子フォトブックの中の、仲間さんと山田の対談があるんだけどさ、
仲間さんに山田が上田についていろいろ突っ込まれてて、面白いww
創作物だとはわかってるけど、妄想が膨らむw
*上田の関係の見つめなおし
*上田にいろいろ事件に連れて行かれるのがうれしそう
*10年、20年ずっと一緒

160 :
>折に触れて山田のことが頭を過る
ちょっと何このかわいい文章
今日はいい夢見れそうだ〜

161 :
ブログ興奮が覚めない
山田より上田のがツンデレだよな…
ところで山田って「〜するな」って言われたらやりたくなっちゃうらしいけど「上田にキスするな」って言ったらどうなるの?
もう散々既出っぽいなぁこのネタ…

162 :
一つ忠告しておく、俺を愛してはいけない

163 :
愛しちゃいましたね

164 :
ブログ読んできた
最後の一文の破壊力パネェ…

165 :
>>162
ああ、そういうことか……
最初から勝負はついていたんだな……

166 :
>>154
自分は夢で奈緒子が出てから頭に離れなくて悶々考えてたらブログ更新忘れたのかと妄想してたが・・・
教授だから考えている時間は無いかな・・・

167 :
>>148
146だが、『矢部謙三』という作品でっていう意味です。ややこしくってスマソ
だから桂・桜木でお願いできるなら是非書いていただきたいです。

168 :
桂見張るって中の人がガチで経験値少なそう
上田じゃないが相手がデカチンだと大変そうだな

169 :
>>159
今回だと十周年オフィシャルブックの上田山田対談が好きだな
阿部さん仲間さんのコメントもうまいし掛け合いも笑えたし
最後の上田の「一生……に……」とかもうたまりません

170 :
>>168
あれって堺雅人の彼女だと思ってた。
結構付き合い長いんじゃなかったっけ。

171 :
しかし昨日の教授ブログに対する米の数パねぇw

172 :
今日は更新がなくてしょんぼりしたため、くだらない妄想をして次の更新を待とう…
不法侵入した上田さんはたまに
寝ている奈緒子の指と自分の指に赤い糸を結んで遊んでたらいい
あと奈緒子関係のえろい夢見た次の日は、奈緒子の目を見れなくなったらいい
悶々しちゃって
どこかに妄想を具現化できる超能力者はいませんか

173 :
エロい夢どころかウチの教授は
山田をおかずの足しどころか
メインにしてますが何か。

174 :
このスレ今までずっと矢部エロスレかと思ってた

175 :
ここに来て
「山田は俺の嫁」コメントが相次いでいるから
教授のそれに対するアンサー記事が楽しみだw

176 :
>>175
それいいね
私も初コメントはそれにしますっ

177 :
桂は俺の嫁

178 :
<集団ストーカーの 12>
 「たとえたった一人の娘でも法廷に出れば被害者一名という数字にしかすぎない。
 非道な快楽人もしたのが一人だけであれば(娘をした)小早川は数年で
 この社会に戻ってくる。 そんなことは断じて許されない。
 小早川を法的に確実に抹するためには、もっと多くの人間をさせなければならない」
   ドラマ 『トリック II episode 3 』
  こうして佐野史朗扮する「ゾォ〜ン」の深見教授は娘をされた後も犯人の小早川を野放しにし、
さらに3名の女性をさせ、協力者に一部始終を陰からじっと監視させていた。
  
  ねば意識はまったく無くなるという前提で世の中を見ている人はせっかちにも、
「なんで犠牲者の霊は集団ストーカー犯罪者が逮捕されるよう働きかけないのか」
などと発想する。しかしキューブラー博士による臨体験調査の報告例を思い出して欲しい。
肉体が医学的なを迎えた後も意識は続くのだ。
 んだ人になってよく考えてみれば、こんな推論がなりたたないだろうか。
 不慮の事故なら“んだ”本人はできれば蘇生したいだろう。
が、執拗なガスライティング犯罪によりこの世を厭いながらぬ集団ストーカー被害者は
まず第一にもうこの世には戻りたくない。ということは体外離脱した被害者の霊は
どこの誰が覗きや嫌がらせしていたのかまるっとお見通しだが犯人逮捕はもうどうでもよい。
次に名画『ゴースト〜ニューヨークの幻』でも描かれている通り、罪を償わぬ犯罪者は
ぬと即座に地獄へ引きずりこまれる様子も、しかと見届けて因果応報の厳しい掟を知る。
そして最も重要なことだがんで意識が消えるどころかこれから果てしなく続くとわかったならば・・・
  被害者一名をに追いやったくらいでは集団すとーかー犯罪者は数千年で地獄から、
また人間界に戻るかもしれない。そんな手ぬるい報いは断じて許されない。
ならば無限より長い間、確実に地獄でのた打ち回らせるには・・・
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/9122/1260345350/l50

179 :
>>173
ご飯の好きな上田教授ですねw

180 :
ブログ(の中の人)め…!wktk分を返せorz



しかし用心に用心を重ねる教授の事
いつでも婚姻届と指輪は用意しているという事なんですね、わかります

181 :
>>180
婚姻届はスレチになるがミカヅキぐらいにストックしてると良いよ上田は
当然仲人はお母さんですよね

182 :
お母さんは仲人にはなれんだろうw

183 :
……………………まじめに考えて、矢部?

184 :
さすが兄ィじゃのう!

185 :
DSプレイし終わったけど
これはまた同棲が始まるとみてOK?

186 :
>>185
ブログ見て気になってたんだけど、最後の台詞ってなんだったの?
DSプレイできない自分にどうかkwsk!
ここじゃダメならDSスレで待ちます

187 :
ネタバレという意味では、やってない人多いし、DSスレの方がいいかもね

188 :
だれか、超能力に目覚めた山田を説得する上田のシチュでエロパロ書いてくれないか

189 :
>>187
ネタバレを軽く・・・
山田が上田のことをマウンテンゴリラと発言w
池田荘が改装するから、家に住ませろ→俺より先に車についたら住ませてやろう
ぐらいかなぁ?
期待していた甘いセリフはなかった・・・ションボリですよ

190 :
いや、なぜに私……?
DSは持ってるし初日でクリアしてるんだが……
このスレでは避けた方が?と言っただけなのだが……

191 :
>>190
あ、まちがえた。>>186あて。

192 :
DSのラストは何だかんだで仲のいい二人にニンマリした

193 :
DSは上田が山田のことかばったり2828したけどなー
まぁ今回の劇場版のインパクトが強すぎた

194 :
シールもらいにまた観に行ってきたけど
やっぱり上田が山田を本気で助けようとするところとラストのすき焼きは
何度観てもニヤニヤしてしまう

195 :
遅レスだけど
>>133の続き待ってますよー

196 :
俺もお言葉シールゲト
映画は最初の電話のところが好きだ
憎まれ口叩きながら、上田の電話がすごく嬉しそうな奈緒子かわいい
上田が部屋に来るのをちょっと期待したりして
そんな自分ににゃー!とかなってる奈緒子だったりしないかな

197 :
上田ブログ更新
あんな初恋中の高校生みたいな乙女チックな日記書くなんて…
二人の間に絶対何かあったに違いない

198 :
うおおぉぉう…
上田のブログで釣られるとはw

199 :
釣りかもしれないと思いつつやっぱり期待してしまうw

200 :
上田のブログが釣り堀状態でワロタ
どんだけ山田好きなんだよww

201 :
タイトル読んで
こんな分かりやすい釣針に釣られないクマー(AA略)と思ったが
最後の一文に
全力で釣られたよチクショーwwwww



というか正直
このブログの終わりには何があるのか見えなくなって来た件

…プロポーズ?

202 :
山田が素直にデレて迫ったら自慢の巨根が衣服突き破りそうだなw

203 :
>>202
そして勢いでうっかり挿入前に暴発してしまい、
「な、何やってるんだ!せっかく決心したのに、この…バカ上田!」
と罵られるんですね、わかります。

204 :
さすが上田
釣り針もデカいなw

205 :
上田のブログありがてぇありがてぇ
こんなに妄想できるなんて……

206 :
毎日18時が楽しみでならないwww

207 :
朝からブログ更新!
今日は楽しい一日になりそうだ

208 :
朝から山田の名前出してくれてありがとうございます教授!
マジで一日中山田のこと考えてそうだな

209 :
昨日のブログ見て
またnrnrしようかと思ったらw教授乙www

210 :
次は10時くらいかと思ったが
思った以上にマメな更新らしい

211 :
昨日の2828記事の後の連続投下
幸せすぎてナニカ怖い…
なんだこの複雑な気持ち…

212 :
>>211
それは鯉、いやスキヤキ……じゃないかな

213 :
哲、この部屋見てから18時まで更新ないのは山田と会ってたからと思ったが講義だったか・・・

214 :
自分は今日の〆に
どこかの胸が残念な助手に
食事の施しをする記事かと無駄にwktkしたものさ…orz

215 :
>>214
大丈夫、書いてないだけですでに荒川へ向かってるはずだ
ベルヌーイの定理を用いた最適なダウンフォースで

216 :
ベストを尽くして、今日はあと1回ぐらい
夜に更新してくれるんじゃないかと
密かにwktkしているんだが…

217 :
更新ktkr



つかYOU、普通に誘っちゃいなyo!
全てはそこからだ

218 :
>超常現象にまつわる事件の
>調査依頼でもあれば別なのだが。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

219 :
結局奢ったのかどうなのか
話はそこからだ

220 :
上田がけなげでいじらしくて
もう今日はなんかダメだ
上田が奈緒子とすき焼き食べられますように

221 :
ガツガツ食われるだろうけど本望なんだろうなあw

222 :
明日が楽しみですね

223 :
つかブログコメカオスww

224 :
ブログにコメントしてる奴ここの住民みたいなのばっかだなw
いいぞもっとやれ

225 :
コメントいちいちニヤニヤするwみんな全力で釣られてるな
食事が終わったくらいの時間にもう一回更新ないかなーと期待

226 :
いやもう全力で釣られてやるぜ!
上田、どんだけ山田好きなんだwww
まさかブログでこれだけ萌えさせられるとは、思ってもなかった
今日はいい夢が見られそうだwww

227 :
貧乏人の山田の目に触れるわけないからとだだ漏れになってるのだろうか

228 :
私の心は魚です
どうぞ釣っておいでなさい

229 :
上田のブログはいい燃料だな
誰か職人さんがブログネタで何か書いてくれないかしら

230 :
夢でベストを尽くす



山田にいろいろとエロエロな事をするんですね、わかります

231 :
道程を捨てるためのイメージトレーニングか
相手は?

232 :
本体が特大だけに夢精で噴火するザーメンも凄そうだなw

233 :
>>232
そんな事になったら
奈緒子がエロゲやエロマンみたいに
白濁に溺れちゃうかららめぇええ

234 :
山田と一緒にすき焼き食いに行ったかどうか想像の余地を残しとく辺り
上田は釣り検定一級の免許をもってるに違いない

235 :
ちょっとした萌え小説を読んだような気分になれた
ありがとう上田……
奈緒子に電話→叙々苑焼き肉デート→奈緒子の家でお茶→帰宅かなあ
でもやっぱりまだ花開いてないよね
午前様ならもしかして……だったのに

236 :
あれ、なんで焼き肉って書いてんだ俺……

237 :
>>230
上田「ベストオォォ…一発…ッ!!…おぉう…」

238 :
焦らすね・・上田

239 :
映画ラスト、山田は分かってなくてただ聞こうとしただけかと思ったが
二回目見たらどうも気付いててわざと言わせようとしてるっぽいな
「俺はずっと前から君のことをwww何すかw?」みたいにからかってるしw
さんざんからかった後に「そんなに言うなら付き合ってやってもいいぞ」
ってやりたかったのか?

240 :
次のトリック連ドラやるとしたら、もう付き合わせればいいのにw
それで、ドラマシリーズは終わりみたいな。
無理か

241 :
お互いもうなんとなく気持ちは解ってるけど
どっちも自分から言ったら負けだと思ってるんだろう
この関係は崩して欲しくないかなー
ケイゾクはそれでなんか冷めてしまったし

242 :
統一スレと勘違いしてレスしちまった……
すまん

243 :
今日も今日とて仲のよろしいことで

244 :
久しぶりにドラマ版全部見直したら2828してしまった
なぜあの時は気付かなかったのか・・・

245 :
時が熟しただけさ


そして先日のブログ以前に
教授は1の最終エピで黒門島までわざわざ
「『バカか?君は』と言いに来ただけだ」とある辺りで
ツンデレ親父は確定だったな…

246 :
自分が年とると見方も変わって来るよね
昔はギャグに気をとられていたけど、見直すと
端々にお互いを意識したり焼きもちやいたりやかせたり
深いところで繋がってる感じをかいま見られて得した気分になる
ところでDS始めた。二人の会話がいちいちかわいすぎで
しょっぱなから2828とまらず外でプレイできない……

247 :
上田に近づく女は結構いるけど山田に言い寄る男が皆無なのが不思議

248 :
つ瀬田・・・は違うか
つ照喜名・・も違うか・・・
やはり胸か

249 :
秋葉も最初に萌え萌え言ってただけだしな

250 :
山田の場合は、好意を寄せられても、まったく気づかなさそうだ。

251 :
飯奢って貰えたりしただけで
部屋にもホイホイ着いて行きそうだもんな。

252 :
>>251
そのせいで実は過去何人もの見知らぬ男に食い物にされ続けてきた山田とか想像した。
瀬田はそれを知って「僕が何とかしてあげなきゃ」的な偽善心とか
上田にはそういう要求をされてこなかった分、情を感じていてだからこそ新作の夜にはあんなに驚いて、的な。
……ごめん俺 病院行ってくる

253 :
>>252
ありがとう!今夜はそれで妄想します
新作SP2の驚き方は今までにない奈緒子の一面だったなあ

254 :
>>252
男の人と付き合った事が無い=処女でもないから大丈夫。
そうしたら1の最終エピで
山田が科技大の上田の研究室で
一筋の涙を流して
「あなたに会えて良かった」も
いい感じにハマるよ。

そんな自分はいい感じに出来上がって来たなう

255 :
>>247
上田に近づく女って大抵利用してるだけだからな
利用価値のない山田に言い寄ってくる男がいないのもやむなし

256 :
>>255
黒津分家には十分利用価値はあるんじゃないか?〈山田

257 :
いきなりでスマソ
保管庫って鯖落ちしてる?

258 :
たぶん落ちてる

259 :
見られるよ?

260 :
>>258>>259
今見たら、やっと入れた。
ありガッツ石まっ虫

261 :
保管庫って今は稼働してないの?
管理人さん不在っぽいけど

262 :
山田は、長野にいたときには里見に厳しく育てられてそうだよな。
手習いをたくさんやらされてそう。
手先が器用だから、華道も茶道も上手にできるんだけど、やっぱりマジックが好きで長続きしない。とかエロじゃなくてもいいから見たい。
TRICK4やらんかのぅ・・・

263 :
上田の研究室。奈緒子は来客用ソファでぼんやりと茶をすすっている。
超常現象の依頼人があると呼び出されたのに、肝心の依頼人が
急用で来られなくなったのだ。
珍しく上田がおわびに夕食をおごると言い出したので、一段落するのを待っている。
「……ところでyou、さっきから観察していたんだが」
「はい?」
「俺が女子学生からプレゼントされた次郎人形をずっと弄んでいるが……」
「手持ち無沙汰だから、ただ持ってるだけじゃないですか」
「いつか論文を書こうと思っていた、JDDSにyouも罹患したと見て間違いないな」
「なんですか、YMCAって」
「一文字も合ってない!
 『次郎人形依存症』(Jiro Doll Dependence Syndrome)だ!
 これは日本を蝕むかもしれない恐るべき症状なのだ」
「虫歯はありませんよ、甘いものは控えてますから」
「金がなくて菓子を買えないだけだろう。いいか、俺の危惧した通り
 この人形のキュートさや溢れるインテリジェンス、フォルムの完璧さゆえ、
 もうyouは次郎人形なしでは居られない体になったということだ」
「触り心地は悪くないぞ。殴ったり引っ張った時の感触とか。
 でも喋るし瞬きするしキモイんで部屋には欲しくないですよ」
「だが、この症状にも対処法はある、安心するんだ」
「だからかかってませんって……」
「毒を以て毒を制す。youがJDDSからJSDS、つまり
 『次郎自身依存症』(Jiro's Son Dependence Syndrome)になれば
 少子化問題も解決し、日本経済は安定する」
「何…言ってるんですか、…あれ…、…?体が、熱い……」
「大丈夫だ……素直になるんだ…、you…」
「うえだ……さん……」
「少々荒療治になるかもしれないが、黒ムカデ王をさっきの茶に混ぜておいた。
 情動に身を委ねるんだ…さあ、どうだ?」
そう言っておもむろに立ち上がると上田はゆっくりと奈緒子に近づいた。
奈緒子は、潤んだ瞳で目の前に立ちふさがる上田をじっと見つめる。
やがて決心したように、震える手でファスナーをおろすと大きく膨らむその部分を
(省略されました・・全てを読むにはミラクルミラクルと書き込んでください)

264 :
ミラクル ミラクル !!(・∀・)

265 :
ミラクルミラクル!!!!

266 :
ミラクルミラクル!!

267 :
ミラクル!ミラクル!

しかしふと
逆じゃなくて良かったなあとか思ったw
学生が妙な気を利かせて山田人形作ってきて、
それが研究室(orマンション)に置いてあるのを想像したらヤバ過ぎるwww

268 :
お前ら…w
ミラクル!ミラクル!

269 :
しかしブログの上田の純情っぷりからすると
玄関に置いて「行ってきます」「ただいま」のキス程度な気も

270 :
おっと忘れるところだった
ミラクルミラクル!

271 :
ミラクルミラクル!

272 :
>>269
その度に奈緒子が
何やらむずむずするんですね、わかります


もういっちょ
ミラクル!ミラクル!

273 :
ミラクル!ミラクル!

274 :
ミラクルミラクル

275 :
ミラクルミクラル!

276 :
>>264-268
>>270-275
ボンソワール、ミラクル三井です。
皆様には>>263の続きを消すという
素晴らしい消失現象をご覧にいれましょう……

ほうら、もう続きはどこにもありません。オールボワール……

277 :
山田奈緒子は金と食い物の為なら何でもしそうだな。

278 :
you!だからと言って犯罪行為や売春なんかダメだ!
そんなくらいなら多少払ってでも…いや何でもない!

279 :
家賃も払えずパンの耳も尽きた山田が体を売ることを決意

ホテルに連れ込まれる所に上田が現れる

YOU!何馬鹿なことやってるんだ!

でもこうでもしないと暮らしていけないんですよ

だったら俺が養ってやる!
みたいな妄想をした

280 :
なんか……そんな二人、TRICKじゃなくてもたくさんいてるから嫌だ

281 :
>>263
これを読んで次郎人形で遊ぶ奈緒子を
突発的に落書きした
お目汚しサーセンorz
そして、次郎人形テキトウですいませんw
http://p.pita.st/?m=ib8j6kis

282 :
>>281
いいですな
保存した

283 :
>>281
書いた者だけど嬉しいw奈緒子には次郎人形で色々遊んで欲しい

284 :
次郎人形が可愛いw

285 :
なごむイラストだ。

286 :
正直、私に超能力があるなんて信じたくなかったです。
思い当たることはいろいろとあったけどずっと否定してきました。
否定することで、マジシャンとしての自分が肯定されるって信じてた。
そう思い続けることで自分を奮い立たせてきました。
でも・・・私が、超能力を否定すればするほどお母さんを否定することだと気づいたんです。
私の中にはマジジャンの血とカミヌーリの血が流れている。
どちらの血も私には否定することはできません。
それは、お父さんとお母さんを否定することになってしまうから。
私に超能力があると確信したのは、いつもの様に上田さんに連れられて超常現象を解決しようとしていたときのことです。
・・・・・・
上田さんが受けた傷、私が直しちゃったみたいなんです。
うなされている上田さんの傷に手を当てた次の瞬間には傷が塞がっていました。
それを見て、私本当に怖くなってしまったんです。
お父さんを思い出しました。
お母さんに抱えながらんでいったお父さんを。
いつか上田さんも、私のせいで巻き込まれてんでしまうかと思うといてもたってもいられなくなった。
私の存在を上田さんの前から消すことで、それを回避できるなら・・・
とっても辛いことだけど、覚悟しました。
本当を言うと上田さん、あなたと事件に巻き込まれることが好きだったんですよ。
・・・ほんのちょっとだけ。エヘヘ。
最初の頃は無理矢理連れて行かれるのがどうしようもなくいやだったけど
いつの間にかあなたが来ることがどうしようもなくうれしくて、心待ちにするようになってました。
解決させる為だけに連れて行くんだと分かってはいても、あなたといられることがうれしかった。
あなたは優しいから、私が島に行った時も助けてくれましたね。
普段は隠してるけど、困ってる人を助けずにはいられない優しい人。
そんなあなたにわたしはずっと甘えて、我侭ばかり言ってました。
そろそろ、あなたを解放してあげないといけないんだと今回の件で判りました。
守る為に戦って、いつかは大きな怪我をしてしまう。
私はあなたが怪我をするところを見たくないんです。
・・・だから、私はあなたの前から姿を消します。
上田さん、ごめんなさい。
今まで、どうもありがとうございました。
もう、このアパートには帰ってきません。さようなら。
カメイチ、カメニ達の世話よろしくお願いします。

287 :
エロなしですまん

288 :
>>287
うほおおおおGJ!
「ばんなそかな」
暗記した暗証番号をすんなり入力して入った先は、別段普段と変わらない。ペットも居る。箪笥の中の下着も大体は有る。
侵入した時に山田がいないのもおかしいことじゃない。どうせ続かないバイトだろう。
玄関口に置かれたこの下っ手くそな字の『上田さんへ』という便箋以外、目新しい物は無い。
中を取り出すと二枚綴りだった。
そして一枚目を読み終えた所で冒頭の発言まで戻る。
まだ私は超能力者なんですだなんて言ってるのかコイツは。
――なんでわざわざ手紙に?しかも俺に向かって?
そもそも山田は?本当にバイトなのか?
「山田!山田!ここは大家さんに聞っ…………いや、ダメだ」
さっき大家さんと通りすがった時に、山田は今いないみたいだと言われていたのだ。
しかもジャーニー君とピラニアエキス鍋を食べながらの会話だったし今頃は……やはり止めだ。お楽しみの所を邪魔しては信用に関わる。
これで「さようなら」とか続きに書かれていれば、ま〜たポ○モン島関係者にだまされたんだろうな、と鼻を広げて二枚目に取りかかったわけだが…………。
…………………。
……おい。おい、おいおいおいぃ!?!


289 :
「なんっだこの内容は!このっツンデレ女め!おいYOU!!!」
ほんの少しどころじゃないくらい知ってるってのに照れやがってからに!
こっ……告白するなら面と向かって言えよ!!この、意気地無しの貧乳め!!
「山田!山田どこだ!?山田ー!!」
馬鹿じゃないのか?こんなスキヤキな文面を見せられたら――――探さずにはいられないじゃないか。
見つけ出してきつく抱き締めないわけにはいかないじゃないか。
お仕置きなんかも……しなきゃいけないじゃないかっ。
(『上田さんへ』がエロ無しスマソなら、後続がエロ有りにしてやればいいと思うんだ。
さあ誰かベストを尽くしてエロにして)

290 :
SP2見直したら最後の、もういい加減マンネリな感じはやめません?て山田の台詞が
上田との関係の進展を望んでるかのように聞こえた

291 :
テレビシリーズの2のDVDに収録されてる上田のブレスレットの説明で上田に肩揉みしてあげてる山田っていう妄想をしてしまったw

292 :
日曜だが教授更新乙。
つか奈緒子がはっきりデレたり
いざ花開こうという時に暴発してしまったりとかだと
十分絶対絶命(そのまま言葉通りではないが)な状況だとは思うんだが。

293 :
山田にしろ上田にしろデレたと思ったら
このボケがとか土下座しろとかすき焼きとか言い出すから油断できない
まあそれがこの二人の面白いところでもあるけどw

294 :
新作スペシャル2でお揃いの寝間着着てた二人で
朝起きたら一緒に並んで歯磨きしたのかなーとか
全然エロくない妄想してます

295 :
今日の上田ブログが山田の話題かと思って期待してしまった

296 :
>>295
おまおれ

297 :
>>295
おれおま

298 :
>>295-297ナカーマ
タイトルで釣られる人多数の悪寒

299 :
同タイトル内容山田で書き始めたけど、あまりにも恥ずかしい内容になったから中身だけ書き換えたんだよ。
文章がいつもより短かく、内容が当たり障りないのはそのためだ。

300 :
お前頭いいな

ついでに昨日のタイトルだけで
「とんだヘタレ草食なくせに
何を言うんだハハハ」
と思ったのは秘密ですよ

301 :
「上田さん、ブログかけました?」
「少し待つんだ。ジンギスカンは逃げない」
私を悩ませるもの。それはこの貧乳のマジシャンだ。
ふらりとやって来ては哀れにも施しを受けようと私の足下にひれ伏してくる。
「上田さんがジンギスカン食べ放題に誘ってくれるなんてどういう風の吹き回しですか?」
「たまたま学会の打ち上げビンゴで当たっただけだ。ジンギスカン食ったことないだろ、youは」
私を悩ませるもの。それはこのどん底のホモサピエンスのメスだ。
今も来客用ソファに深く腰掛け、足をぶらぶらさせながらこちらを見ている。
「ジンギスカンくらい食べたことありますよ。小骨がやっかいですよね」
「やっぱり食ったことないな」
「えへへへっ」
私を悩ませるもの。初めて会った時から格段に自然になった微笑み。
「でもやっぱり依頼もないのに怪しいな。そう言えば一ヶ月ぶりくらいでしたっけ?前の事件から」
「正確には29日と18時間だ。俺が電話をしてyouがすぐに来れば3時間20分は短縮できたな」
「銭湯行って、亀1たちにエサをやって、大家さんから身を隠しつつ歩いて来たんだから仕方ないじゃないですか。ラスベガスの舞台断って来てやったんだから感謝しろ!」
私を悩ませるもの。生意気なことしか言わないのにいなければ感じる焦燥感。
「上田さん?なんかボーッとしてませんか?」
私を悩ませるもの。山田の存在。その声も、瞳も、さらりと長い黒髪も、柔らかそうな唇も。
物怖じしない芯の強さも、普段は隠しているが時折見せる弱さも。
「あっ、結構書けたみたいじゃないですか。どれどれ『私を悩ませるもの』、……」
ふいに近づいて来てPC画面を覗き込む。
私は鋭い指さばきでdeleteキーを押し込んだ。
「あーー!なんで消しちゃうんですか!」
「youがいきなり覗くから驚いただけだろ!」
「いいからさっさと書いてください。見てますから。悩ませるものって何ですか」
「……」

「『何故、私はこんなにも天才なのか』…。上田、自分で言ってよく恥ずかしくないな」
「口を慎め!さあ行くぞ、ジンギスカンが逃げる」
「さっき逃げないって言ったじゃん!」
上着と鞄を脇に抱え、山田をせかして外に出し部屋の鍵を閉める。
今日のエントリも、多少の紆余曲折は経たがベストを尽くした出来だった。
天才の真の悩みはやはり天才にしか解らない。

302 :
最近エロなし投下してる者ですがもしかして板違いでしょうか
新参者なんで一応聞いときます…

303 :
あっ、忘れましたが>>299さんのコメ見て書いたから感謝です
ボケまくりですいません〜

304 :
面白いからいいけど、そういうことは聞かないほうがいいよ。
小ネタで終わらせとけば誰かしら勝手に拾ったりするけど
投下者が自己主張始めたら小ネタも嫌がられるようになるから。

305 :
>>301
GJ!

306 :
301
GJ!!!
自分は上山でニヤニヤできたらそれでokなのでどんと来い派
ぜひ次郎ブログに負けずに更新して欲しいwww

307 :
>>301

萌えたよyou
エロなしも昔からあるしおkでないすか

308 :
山田の誕生日って7月だっけ
ブログで取り上げるんだろうか

309 :
確か蟹座としか。今月末の可能性も。
……つーか、上田の誕生日は違うけど、上田山田の星座って中の人の誕生星座入れ替えだしな。
(阿部氏が6月蟹座)

310 :
>>304
ごめんなさい

311 :
あんま気にしないでいいと思うけど

312 :
朝からなんだ!?

313 :
里見さんと膝詰めで話して得た結果を分かりやすく実践的にじっくりまったりくんずほぐれつ奈緒子に教え込むんですねわかります。

314 :
今回の更新エロいよな
しつけとか指導とか朝からとか

315 :
〇〇改造計画とかで
全力で魅力を引き出された奈緒子を見た教授は
どんな反応をするのかwktkしている。

あとまた明日は
朝から更新じゃないのかな。
以前は平日のスケジュールだったから
今度は休日の過ごし方とか

316 :
そうか休日だからな
何かとエロイ展開を切望します

317 :
明日は朝から長野に行って何かを報告するんですね

318 :
今後のこともあるってのも気になるな
山田がデレないから、外堀から埋めてくことにしたのか

319 :
興奮したまま眠れなかった
上田早く来てくれー

320 :
今日は三回に止まるのか

321 :
らむ脱茶www

322 :
「山田の部屋で一晩あかす・・・」
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

323 :
>>322
それ見てちょっとドキッとしたわ

324 :
聞かれてもいないのに言い訳の如く書いてしまうあたり……これは……

325 :
頼まれたら泊まるつもりなんだろうか
泊まったらあやまちが起きたらどうしようとか
事後にシャワーないからどうしようとか
妄想してるんだろうか

326 :
銭湯を出たところで、湯上がりの山田と鉢合わせする電波を受信した
でも上田は山田の風呂上がりなんて見慣れてるかw

327 :
いや夏場の上げた髪の首筋にうっすら汗ばんでたり、
プラス洗い立ての髪の香りにましてやあの安Tシャツ辺りじゃあ
汗で透けやすかったりなんかしちゃったりなんかしちゃったりなんかして。

328 :
図らずもとか言いながらこないだは夕食に誘う口実を探してたり上田もなかなか苦労してるな

329 :
>山田のごとき人間に
>わざわざ山田などを呼び出すのも手間だ
            /"  l ヽ
        ∧_∧(   ,人 )
 シコ   ( ´Д`|      |
      /´    |      |
 シコ  (  ) ゚  ゚|      |  <とか言いつつ、下はこんな事になってまつww
      \ \__, |      ⊂llll
        \_つ     ⊂llll
        (  ノ      ノ
        | ( _ _ 人 _) \

330 :
最近のブログ絶対に「山田」が出てくるよねwww
どんだけ会いたくてたまらないんだよw

331 :
山田に携帯買ってやれよw

332 :
>>330
それ思ったw
ただの自慢話なのに脈絡なく「山田は」「山田が」って小学生の初恋みたいだなw

333 :
四六時中、山田のことばかり考えてるんだろうな
意地張ってないで会いに行ったらいいのに

334 :
携帯の公式サイト、
※きせかえ、まちうけなどのコンテンツとネット配信は6/30 23:59をもちまして終了します。
ってお知らせきたね。
十周年最後に続編の発表を期待してたけど
それは無いってことかな…。

335 :
役者の二人もやる気満々だし続編はそのうちあると思うけどね
今は上田ブログで楽しみましょう

336 :
でも上田ブログも今月末とか七夕前後には
終わっちゃうだろうしなぁ…
続編はたまにSPやる程度なんじゃ?
深夜の連ドラで見たいー

337 :
七夕に何か発表があると信じてる 連ドラ発表なかったら今度こそぬ
母の泉の最初、上田の研究室で二人がはじめて出会った日が
七夕だったらロマンチックでいいな

338 :
>>337
そしたら二人とも出会った日を覚えてるし、記念日としてエロ展開に持って行きやすい……のか?

339 :
上田の脳内ラマンてやっぱり山田なのかな
胸は多少補正してるかもしれないけど

340 :
恋愛の特別講義とな

…これはnrnrせざるを得ない



最後には何故山田が…とかの釣針で
〆て下さいお願いします。

341 :
夜間の恋愛講義と聞いて飛んできました

342 :
実は上田ってかなりのオトメン?

343 :
>>342
ブログ読む限り確定気味

344 :
夢の中までも罵倒し合ってるというのは
ある意味2828
ある意味不憫ですよ教授orz

345 :
寝ても覚めても山田のことばっか考えてそう

346 :
昨日会ったのかとwktkしたのに夢落ちなんてマジひどいです教授
俺のときめき返して

347 :
口では罵倒しつつも巨根はギンギンピラミッドでござるの巻

348 :
前からちょっと思ってたが今日のブログ見て
ユニコーンの「働く男」とか
教授のテーマでいいよもう

349 :
今更知った…
携帯サイトの「それなりの特典」の部屋、
PCなくてもたどり着けたんだな…

350 :
今更ながら桜木×桂が読みたい
投下して下さる髪…神はいないだろうか

351 :
今日のブログ

ケータイからだとよりnrnrして
全力で釣られたよコンチクショーorz

352 :
自分も釣られたwww
てっきり山田にコクるのかと思ってnrnrtktkしてたら矢部で吹いたwwww

353 :
爆釣だぜちきしょー

354 :
俺も釣られたw
ケータイはスクロールだからドキドキしたぞーw

355 :
上田はいつの間に釣神様になったんだw

最後にちょろっと「山田」が出てくるあたり、奈緒子が見ることを想定して
からかってやろうとしたのかと妄想したのは内緒。

356 :
まだ望みは捨てきれないぞ。矢部はあくまで中期目標だからな
長期目標こそが山田に違いない

357 :
>>355
自分もそこでまたニヤリとした

358 :
途中まで山田について書くつもりだったけど恥ずかしくなって矢部に変えたとかだと萌える

359 :
なにそれもえる

360 :
そう言えば上田も山田もお互いどの地点で恋愛的な意味で好きになったんだろう?

361 :
山田は2の時点で好きになってそうだけど上田はわかんね

362 :
つ「あなたに会えてよかった」
山田ここはもう自覚じゃね?

363 :
吹いた


“100m前に出っ張った胸の豊かな女性”は、
裏を返せば、
“100m先を横切る車にさえはねられてしまう”
という危険性も同時にはらんでいるのだ。


364 :
まさかそういう慰め方してんのか?

365 :
今日のブログ見た
イチゴのかき氷に卵ぶち込むおなごがいいと思います教授!

366 :
相変わらずそんなエサに
釣られる自分じゃないクマー



意味もなく
縦読みにしたら答えがあるのか
とか考えてしまった

367 :
結論が出てるなら聞く意味ないじゃん
てかコンピュータが弾き出した3人て全部山田っぽい

368 :
どう考えてもコメ欄に背中押してもらいたかっただけだろw

369 :
遺伝子を残したいなら山田に頼めばいいじゃない

370 :
最近、奈緒子に携帯なりパソコンなり買い与えて上田のブログを見せてやりたくて仕方がない。

371 :
公式では遂に10年間じれったいままな二人に、里見さんが業を煮やしてエロパロ的な意味で一計を案じてくれないだろうか。

372 :
>>370
ごめん、上田さんがたまに自分のところに呼び出して
「ほら、今日もこんなに訪問者がいるんだぞはっはっは」
「そんなことで呼ばないでください帰ります」
「待つんだYOU!」
※この後結局帰らせないために食事を奢るが財布面などで大変なことに
みたいなことをしていると思っていた。
…ありがちすぎるか。

373 :
TRICKなメールで上田の「告白」について山田が知ってたってことは、見せてるんだよ、きっと。

374 :
上田blogオワタ
俺オワタ

375 :
総記事数48
総山田数33

376 :
>>375
よwwwwくwwwww数wwwwwえwwwwwたwwwww

もういっそのこといじらしいな教授w

377 :
>>374
自分はハジマタになった
ブログ更新無し?andTRICKメール→TRICK4やるのか!?
となってしまった・・・\(^o^)/オワタ
そう簡単に始まらないよなあ・・・
orz
矢部の頭皮暴いてくる

378 :
>>374
自分はハジマタになった
ブログ更新無し?andTRICKメール→TRICK4やるのか!?
となってしまった・・・\(^o^)/オワタ
そう簡単に始まらないよなあ・・・
orz
矢部の頭皮暴いてくる
>>375
wwwwwwwおまっwww
つか上田どんだけ意識してんだwww

379 :
>>377
大事なことなので二回書いたんですね、わかります

380 :
>>379
連役になったorzだがはい大事なことなので二回言ったことにしますwww

381 :
それでも俺は教授を信じる。
またいつか教授に会えると信じている。

TRICK4が放送されることを信じている。
それまで俺は教授の教え子です。
どーんと来ーーーーーい!!!

382 :
ネタ投下!
というかコピペ

[素]どんな恋愛でも叶うスレ 56[427]本当にあった怖い名無し [sage] 2010/07/03(土) 23:10:14 ID:eJ6rv2OK0
AAS
○田○子さんとキスできますように。
そして幸せな恋愛ができますように。

もしやwww

383 :
○田○○子?

384 :
Y田N子、かもしれないじゃないか

385 :
劇場版2で一応キスはしているから、
その先に進んで欲しいんですが

386 :
>>385
いや、せめてカミソリなしでキスしてからだろ
・・・となるとまだまだ道のり長そうだw

387 :
カミソリキスより手を繋ぐ方が
二人にとっては大変そうだ

388 :
>>387
10年もたつのにまだそんな段階じゃ
普通のキスまでにもう10年かかりそうww

389 :
つまり脱出のための作戦としてセクロスや結婚が必要な状況に追い込めばいいんだな?

390 :
「ときにyou」
「なんですか」
「今回の事件は『夫婦村』というところで起こってな、
その村に入るには夫婦ものでないといけないという習わしがあるんだよ」

こうですかわかりません><

391 :
婚姻届偽造とかで
難なく擦り抜けそうとか
夢の無い事を妄想してスマソよ…

里見ママンの言霊のように
多少強引な手でもヤ…もとい
契る口実が無いだろうか。

392 :
夫婦と偽って村に入ったばっかりに
(いつもと同じだが)おんなじ部屋で何かいろいろ用意とかされてて
上田が変な気をお(ry

…すまん無理だった
けっこう難しい

393 :
でもやむ落ちで「妻の・・・」と紹介されてたことあったね
他にも「上田奈緒子さん」「山田次郎さん」と呼ばれたり
とにかく夫婦編(新婚)→夫婦(+子ども)編が見たい

394 :
>とにかく夫婦編(新婚)→夫婦(+子ども)編が見たい
それはねーよ・・

395 :
フルハウスみたいな時間が進んで家族が増えるってのよりは
ちびまるこみたいに永久ループの方がしっくるくるな
ドラマだとどうしても役者が歳とっちゃうのは仕方ないけど…

396 :
>>393
うーん…見たい気もするけど、
実際「家族編」とかやられたら萎えると思う。
妄想でとどめとくのが幸せかも。
「上田奈緒子」とかでニヤニヤするだけで俺は十分かな。
やむ落ちってどこのですか?

397 :
>>396
DVDの腸完全版だよ
やむ落ちは萌える場面が多いので
テレビ放映されてないのが残念すぎる

398 :
>>397
ってことはTRICK3かァ。ありがとう。
他は全部コンプしてるけど3だけ持ってないんだよなー…。
未だに録画で済ませてる。…やっぱやむ落ち見たいし買おう。

399 :
言霊の「妻の…」に山田は突っ込むのに上田は突っ込まないのは
ラストの「上田…奈緒子」への複線だったのかな(ずっと妄想してた?)

やむ落ち見ると二人の掛け合いかなり切られてるよねー勿体ない
見るたびニヤニヤして実況したくなるわ

400 :
でも手紙見た後の奈緒子のとこは、やむ落ち見なきゃ良かったとおもた
大好きなシールだったのに見たらちょっと冷めた

401 :
用意された部屋に二人で泊まるが、朝になってもドアも窓も開かない
トイレ、風呂、冷蔵庫(飲み物だけ)はあるが食事がない
どうやら既成事実がないと鍵が開かない仕組み(エロパロ補正)になっているようだと気づく二人
空腹に耐えかね、ベッドを乱したり声だけで情事を演じてみたりしているうちに……

ここまでは妄想した

402 :
>>400
同意
手紙を見てパッと「上田!」と走り出すのがいいのであって
ジュブジュブ・・言ってるのは完全に蛇足だった
でも他のやむ落ち部分は萌えるくやしいっビクンビクッ

403 :
あの先生とは、やがて敵同士になる
だから、せめて、
それまでの時を大事にしなさい
これも削ってしまったのは勿体ない
今回の映画のマツケン台詞の対比にもなったのに
>>400,402
自分も蛇足とは思うが奈緒子の照れから来るパニック状態と見れば…
砂から出てきた上田を一度見て視線外して、また見るとこも強がってる感じでよいわ
自分は奈緒子のがかなり上田に惚れてる気がするんだがどうなんだろ

404 :
>>403
正直3最終回まで完璧に奈緒子→上田だと思ってた。
だから昨今の上田→奈緒子描写は大歓迎というか、今までの分上田はもっと焦らされて報われないべきだと思うw
まあ最後には結ばれてほしいけどね!

405 :
>>404
ああなんかわかる。
時々この朴念仁が!と思ってた分
もう少し焦らしていいと思うよ。
まあ先日までのブログで
だいぶ補完されたが

406 :
http://i.pic.to/1az6q0
貧乳最強伝説
上田が早く揉んでやらないから…

407 :
>>406
教授、今からでもまだ間に合います
早く奈緒子の胸を…

408 :
NO.1にならなくてもいい
もともと特別なOnly one

409 :
中の人の浴衣姿を見て
ちょっと上田×山田の妄想をnrnrした

410 :
チャイナもいいけど、夏祭りでマジック披露…
な設定で、浴衣姿の奈緒子が見てみたい。
大江戸トリックでの着物姿も見てみたい。
もちろん、最後は上田が帯を…

411 :
帰省して里見ママンに浴衣を着付けて貰って
尚且つ皆忘れてるだろう
瀬田にちょっかい出させて当て馬に

まで受信した。

412 :
一瞬、里見×瀬田を書けと言っているのかと思った。

413 :
今トリックを1から見直してて、この前トリック2のエピソード3(ゾーーンのやつ)見終えたとこなんだけど、
深見×奈緒子にたぎった…。
あとミラクル×奈緒子も…。
なんかネタないかなと思考を巡らせてる…

414 :
>>413
全裸で正座して待っている。

415 :
>>413
仲間ちゃん主演の「顔」って言うドラマ借りたら
ゾーーーーンが奈緒子の髪を撫でたりソファに押し倒して馬乗りになったり
首締めたりしててなんか興奮した
お薦めしとく

416 :
>>415
情報ありがとう
よだれ出た

417 :
生の山田奈緒子見てきたら汚れた自分が申し訳なくなったorz
すいませんすいません

418 :
生の山田奈緒子についてkwsk

419 :
>>418
今更だけど握手会
天使ですた

420 :
生のJoelなら一緒に「よろしくねっ!」したことあるんだが比較にならんな
羨ましいぜ……

421 :
かつてここに書いてらした俺的神のサイトが移転するという。
それはいいとして、移転先の「ヒント」とやらを見ようとしたら壮絶に文字化けしていた。
これは、この文字化けを解読しろということなのだろうか。

422 :
>>421
多分私的神でもある方の気がします
移転前のサイトも知らない私にヒントだけでもいただけませんでしょうか
焼き土下座でも何でもします

423 :
ここでヒント晒したら、神の思惑に反するだろ
何のための引っ越しだと思ってんだよ

424 :
すまない。
文字化けは多分神の意図したところじゃないと思ったんだが
いかんせん文字化けなんで連絡の取りようもないものだから
神がここを見ている可能性にかけた書き込みだった。
確かに書くべきではなかったな。

425 :
422です。
私こそ考えなしに書き込んでごめんなさい、もうこの話は控えます。

426 :
なぜベストを尽くさないのか

427 :
>>424
不具合報告しといた

428 :
>>427
ありがとう、見られるようになったし、無事たどり着けた。
神のほうに報告しようかとも思ったが、うっかりするとあなたへの伝書鳩をしてくださりそうな方の気がしたので、これだけ、ここで。

429 :
hosyu

430 :
TRICK DS2周目クリアage
我ながらもう一度やるとかどんだけ体力いるんだよと思った。
とにかく山田のことをからかわれてるのに平然と受け入れる上田はDSの静止画でなくドラマで見たかった。

431 :
これ本当かなぁ?すごく信憑性あるんだけど
http://www.streetnanpa.com/kenzakisusumu.html

432 :
↑アドレスからして「ストリートナンパ」って……いまさらこうわかりやすいスパムはある意味怖いな……

433 :
上田が飛びつきそうな胡散臭さ全開の内容でワロタ

434 :
もうなんかTRICKなメールで結婚報告とかあってもいいと思うわ

435 :
何故か最近
上田がいかにもな童貞の失敗(挿入前に入口で暴発等)シチュとか
山田も挿入時に上田に顔見られるのが嫌で
思わずバック(後背座位も)でやられるとか

そんな電波を受信した

436 :
おまえら早くパスワード突破してDVD見ろ
キュンできるから

437 :
>>435
その素敵電波、受信だけじゃなく発信するんだ!ベストを尽くせ!
寒いけど全裸で待ってるぞ

438 :
ごはんのシーンで幸せになった

439 :
壽賀子ドラマでの仲間さんの「次郎さん」って台詞で、
どうにか萌えようとしたんだけれど…てんで上手くいきやしなかったよ!

440 :
奈緒子は結婚しても上田呼ばわりだろな
あんな優しい声で次郎さんなんて呼ぶことはんでもないだろう

441 :
この二人はくっついてもエロにいくまでに手つなぐだのごはんよそうだの
名前呼ぶだの一緒にどっか行くだの(超能力関係以外)のレベルで
ウロウロウロウロしてそうだから妄想のしがいあるな。めんどくさいともいうが

442 :
>>441
実際
三歩進んで二歩下がるくらいしか進展してないからなあw

だがそこがいい

443 :
>>439
そういえば「次郎さん」だったな!
全然仲間さんの雰囲気が違ったから、気づかなかった。
「一郎」じゃなくて「次郎」とくっつく展開だったら
もっと萌えられたかもしれんな・・・、残念。

444 :
あっちの次郎、一生童貞だったのだろうか…
こっちの次郎はそろそろ花開けよ、いや開いてくださいマジお願いします

445 :
上田って今45歳だっけ、まさかの四十か
ここ投下なくてさみしいな

446 :
1965年11月4日生まれの蠍座

447 :
最近TRICK愛が再熱気味で久々にここ来てみた
細々とだけどスレ続いてて嬉しい
ちょっとまとめサイトと過去スレ読んで萌え萌えしてくるわ
>>445
無印のころは35歳だもんな
あの頃はオジサンだと思ってたけど今思うと若いw

448 :
人も居ないし劇3やむ落でコーフンしたまま前に書いたのを投下。
超ソフトですが。
ああ、生きててよかった。
================
少し前から始まった、上田さんと私の秘密の遊び。
矢部も知らない、もちろん部下のナントカって刑事だって知るはずもない。

いつもどおりの辺鄙な村での事件の誘い。
財宝だなんだとまんまと丸め込まれて、2週間もの長逗留。
霊能力者を名乗るインチキ野郎が戻ってくるのを村長の家の離れで待っている。
事件のとき、私と上田さんはいつも同じ部屋に泊まる。
もちろん真ん中にちゃんと仕切りを(上田が)作っているからプライバシーは保たれる。
今回も、次郎号のドアで作った急ごしらえの衝立を、二つの布団の間に置いてある。

449 :
夜中、違和感を感じて目が覚めた。
ちょっと寝相が悪い私は、次郎号のドアを押しのけ乗り越え、上田さんの布団の中に潜り込んでいた。
一夜村でも似たようなことがあったから、さすがにバツが悪くてそうっと自分の布団に戻ろうとした。
そうしたら、いきなり。
上田さんは寝ぼけて私を毛布ごと包むように抱きしめた。
その時はそれだけだった。
夜明け前、腕が緩んだところを見計らって私は自分の布団に慌てて転げ戻った。
頬が熱い。心臓がどきどきする。
うとうとまどろんで、朝起きたら、上田さんはいつもの自信過剰で嫌味な上田さんのままだった。
そしていつも通り。
事件の捜査をして、ボケたり突っ込んだりして、村の珍味を食べて、温泉に入って、夜が来る。
次郎号のドアは倒れたまま。
私は上田さんの布団の中にゴロゴロと転がっていく。
もちろん、寝相が悪いせい。
上田さんが私を優しく抱きしめる。
今日は二人の間に毛布はない。
眠っているはずの私たち二人の心臓の鼓動は、同じくらい速い。

450 :
霊能力者を名乗る人物はまだやって来ない。
昼間は上田さんが超常現象の突飛な解釈をして私に馬鹿にされたり、
私はインチキ霊能力者が見せたトリックを鮮やかに村人に明かしてみせたりしている。
月明かりは思いの外明るい。
ささやかな後ろめたさを隠すように障子戸を閉め、電気を消し、床に延べられた布団に入る。
柱のボンボン時計がひとつ打つ、それが遊びの開始の合図。
私が上田さんの布団へ行く。
上田さんは私に触れる。
しんしんと深い夜の音がする。
大きな上田さんの身体。
暖かくていい匂いがする。
暗いから、何もわからない。
唇が触れ合ってもわからない。
優しく上田さんの指が私の素肌を辿る。
でも、私は気づかない。
だって私は眠っているし、上田さんは寝ぼけているだけ。
朝起きれば、いつもどおりの私たち。
貧乳、巨根と罵り合い、矢部たちが呆れてツッコミを入れる。

451 :
本当は私が起きているのを知っている上田さん。
本当は上田さんが寝ぼけてないのを知っている私。
ずるくて、臆病な私たち。

夜ごとエスカレートする行為、それでも一線を超えることはない。
きっともうすぐこの遊びは終わる。
事件が解決すればまたお互い、普段どおりの生活に戻っていく。
きっと今夜も漏れる吐息を押しし、慈しむような愛撫に喜ぶ身体を戒める。

私の閉じた瞼から一筋伝う雫を、上田さんの舌が優しくなぞる。
私と上田さんだけの、誰も知らない、秘密の遊び。


おわり

452 :
>>451
うぉぉぉせつねぇ
生きててよかった
まさか投下があるとは…

453 :
>>448
投下きた!
寝相で上田のとこまでゴロゴロ…は本当にありそうだ
第1シーズンじゃ別々の部屋だったのに今や布団並べてるんだもんな
萌えましたありがとう!

454 :
>>451
ふおおおGJ!!
これは奈緒子視点だが
逆に上田視点の考えからしたら
ヘタレ故に段階踏んで様子見なのかも知れないw

455 :
>>448-451
超GJ!

456 :
このまま知らないふりして偶然合体なんてありえないのだろうか。。
すばらしい。。どきどきしちゃったぁ

457 :
>>451
GJすぎる
しかし劇3のやむ落といい新作SP2のパス映像…
最近の上田はやけに積極的な気がすw

458 :
>>457
どちらかがモーションかけなければ進展は無い、という点では
やはり上田の方からしかあるまい。
一応シミュレーションは万全な訳だしな!w

459 :
みなさん、どうもありがとうございます。過剰にお褒めいただいて恥ずかしいです……
でも、このスレにもまだ沢山人がいらしたとわかって嬉しいです。
最近は読むだけで満足してましたが、やむ落ちでなんだか火がついてしまいました。
>>457 新作2のパス映像もいいですよね!「ごはん」も…
でもそんなささやかな幸せをも吹き飛ばすほど衝撃的な劇3のやむ落でした(´∀`*)
時期外しすぎですが上田の誕生日話も投下しちゃいます(やっぱりソフトで、これはギャグ寄りです)。
書くのはとても遅いのですが、これからもちまちま投下しますので、また読んでいただけたらと思います。

460 :
「誕生日」

「もしもし」
『よう、久しぶりだな』
「バイナラ」
『待て待て待て、you、俺だ、科技大教授の天才物理学者、上田次郎だ』
「わかってますよ」
『だったらなぜ切る!』
返事もせずに受話器を戻し、念の為にフックを上げておく。
あと5分で暴れん坊将軍の再放送が始まるのだ。くだらない話に関わってる暇はない。
テーマソングがかかりぐっと身を乗り出す。
「なんだyou。俺の電話を切るほどのどんな緊急事態かと思ったら」
ガタガタと廊下側の引き戸を勝手に外してでかい男が入ってきた。
どこから電話かけてきたんだこいつ。
私は無視してテレビを見続ける。
不意に映像が途切れた。
「あっ!!」
「おう……古いコンセントは危険だな、埃が溜まって漏電したり、いきなりショートして映らなくなる可能性もある」
電源を引きぬいた張本人がしゃあしゃあと言ってのける。
もうだめだ。
このままウダウダ居座られて平安を乱されるならさっさと済ませたほうがいい。
私はちゃぶ台に肘をついてこちらを見ている上田に向き直り、尋ねた。

461 :
「で」
「ん?」
「何だ要件は」
「うん、いや…」
上田はなぜかもじもじ身体を動かした。40過ぎの巨根の童貞のくせに可愛いつもりか。
「youが会いたいんじゃないかと思ってな。な、会いたかったろ?会いたかったはずだ」
「いいえ」
「恥ずかしがらなくていい。俺に会って言いたいことがあるだろう」
「ああ」
私はにこやかに言った。
「『二度と来るな』、『焼肉おごれ』、『泣き虫』、…えーと後は何でしたっけ」
「違う!」
上田は鼻息も荒く薬局からもらった壁掛けカレンダーを指さした。
「ここ、これを見ろ!」
言われるまでもなく、赤マジックででかでかと【上田次郎教授御生誕の日】と書かれているのが目に入る。
日付は11月4日、つまり今日だ。
わかってて無視したに決まってるだろ、バカ上田。
「お前が書いたんだろそれ。人ん家のものに勝手に落書きするな。矢部に言うぞ」
「いいか、この天才物理学者、科学の申し子、ノーベル賞受賞当確間違い無しのサイエンス次郎の生まれた日だぞ。
将来は国民の休日となる可能性が高い。覚えておくのは当然だろう」

462 :
祝って欲しいなら祝って欲しいってなぜ素直に言えない。
だからこっちが祝いたくなくなるんだ。
ため息を付いて、私は戸棚から特大仏壇用ローソク4本と棚卸セールでもらったアロマキャンドルを3個出した。
6個入りパックで買ってひとつだけ残っていた大福を皿に取る。
ちゃぶ台にバラバラと並べているとギャラリーが文句を言った。
「ローソクが少ない」
「これだけしかないんだから我慢してください」
「ケーキの代わりが豆大福かよ」
「文句あるのか」
仏壇用ローソクとアロマキャンドルに火をつけ、真ん中に大福を置く。
ローズとジャスミンと森林の香りが混じり合う中、白い大福が蝋燭の火で怪しく光る。
何の新興宗教の儀式だ。
恥ずかしいので高速でバースデーソングを歌い、そのまま私がさっさと火を吹き消した。
「はい、おめでとうございます」
大福をちぎって半分(小さい方)を上田の手に握らせる。私にしては出血大サービスだ。
「うまっ!やっぱり大福は豆だな!」

463 :
「……」
なんだか上田がシュンとしている。
「泣いてんのか」
「泣いてなどない!」
さすがにちょっと可哀想だったろうか。
めんどくさい男だ。
手についた粉をはたいていじけてる男ににじり寄る。
「上田、おい」
「…」
「上田さん」
体育座りで腕に伏せた顔の横、伺うようにこちらを見た左の頬に唇を寄せる。
ちゅ。
「!!」
上田がばね仕掛けのように顔を上げる。
「お、お誕生日おめでとうございます。スネるな。嫌いじゃないんだから」
ほっぺたにキスなんて我ながらなんて恥ずかしい。
ただでさえ大きな上田の目がさらに大きくなって、眼鏡の奥から私を凝視している。
目を合わせていられなくなりうつむいた。顔が茹で上がったように上気してるのがわかる。
なんてことしてるんだ、ついでに何言ってんだ私は。

「じょ、じょ、冗談ですよ。小さい頃はこうやってお父さんによく──」
不意に抱き寄せられる。
暖かく大きな手が背中に回っている。
なに。怒ってるの。
こんな真剣な上田さんの表情、長い付き合いの中でも滅多に見たことがない。
眼鏡をはずし、ちゃぶ台の上にコトリと置いた。
変な眼鏡を取った上田の顔はひどく端正で、私は視線を泳がせる。
掌で頬をゆっくりと包まれる。

464 :
「嫌いじゃないってどういう事だ」
「し、知りますん」
「誤解するぞ」
「勝手に…すれば…いいだろ」
「……」
「……上、」

初めて触れ合う他人の唇は、恐ろしいほど頼りなく柔らかかった。

いつの間にか夕日が部屋を染めている。
唇を離して、私の顔を見つめ上田さんが呟いた。
「……あんこの味がする」
「そ、そうですか」
「今から……ケーキ買いにいくぞ。何がいい」
「…何でもいいです。でかければ」
「うちにシャンパンもある。特上寿司も取ってやる──やり直さないか、誕生日祝い」
「……」
仕方ない。
誕生日なんだから、少しくらいワガママを聞いてやってもいいだろう。
ケーキも寿司も魅力的だ。断る理由なんかない。
もしかして、誕生日祝いだけじゃないかもしれないけれど。
それでも、許せるくらいの想いは確かにあることを今日、確認したから。


おわり

465 :
続けてGJ!!!

誕生日にケーキや特上寿司と共に
奈緒子もいただくんですね、わかります。

466 :
お誕生日もGJ!!!
上田羨ましい。。美味しそうなバースデーですね。
それよりヒミツの遊びってなんかアブナい響き。
上田がやりやすいようにわざわざ浴衣着て寝る奈緒子とか。。

467 :
ぐうぅぅじょおぉぉぉぶっ!!2作もありがてぇ!
寸止め感というのか、さじ加減が絶妙ですね!上山らしくて好きです。
このスレにまた投下があるなんて…!
あのやむ落ちの破壊力がそれだけのもんだったってことだねぇ。

468 :
はあ〜上田のブログ再開しねーかなあ……

469 :
ちょっと人を選ぶかもしれません。
その後シチュエーションものです。

上 おい、これなんだ。使い捨て。。新手の豊胸パッドか!?
  この期に及んで未だ無駄な努力を。。。
山 だまれ!それは母乳パッドだ!ゴミ箱あさるな。
上 母。。そんなものがあったのか。
  それにしては。。you、何故2枚重ねなんだ。
  ひいふう。。
山 そ。。。それは、吸収が違うんです。
上 ....
山 ....
上 ....
山 ....
上.....you
山 ....
上 そうか。。。わかったよ。。
  そんなに漏れに苦しんでるのならどうして早く言わない。
山 漏れって。。え?
上 こっちにおいで。俺が絞ってやろう。
山 絞ってって。。ウシか!
  って寄るなバカ!

470 :
…………釣り?
小ネタとしては、面白いね

471 :
こんばんは。
ギャグより/ソフト/一夜村の話

ーーーーーーーーーーーーーーー

「どうだった、豊胸風呂は」
生焼けのチュウをつまみながら上田が尋ねる。
私は心持ち胸をそらせ、フフンと鼻を鳴らした。
「大したことないですよ。まあちょっとは大きくなった気がしますが」
「どう見てもいつもの7倍はあるじゃないか!」
そうだ。宿の女将さんはすぐしぼむと言ったけれど今のところはまだ効果は切れていない。
なんたって真ん中にちゃんと影ができる谷間がある。
寄せても上げても叶わなかった夢のグランドキャニオンだ。
上田がちらちらとこちらを見ているのも優越感を倍加させる。
単純な奴め。
ふいに空気が抜けるような感触があった。
嫌な予感に視線を下げると、あれだけ豊かで誇らしげだった私の胸は平常営業に戻っていた。
「にゃっ?!」
「ふ。残念だったなyou。魔法の時間は終わりのようだ」
「う、うるっし!また入ればいいんです!」
容積の減った分余った甚平をかきあわせ、用意された膳の前に陣取りチュウをかきこむ。
おかわりをしたかったが、おひつのご飯は上田が全部食べつくした後だった。

472 :
食事が一段落し、おなかがくちくなると平和な気分になった。
やはり豊かな食事は人を落ち着かせるな、エヘヘ。
ほうじ茶をすすっているところで上田が咳払いをしながら切り出した。
「you。こう言った俗説があるのは知ってるか」
いやな予感を感じつつ、眉をしかめながら上田を見る。
「なんですか」
「女性の胸は、異性に揉まれると発育が促されるらしい」
「はい?」
「それが憎からず思っている男性なら尚更効果があるという」
「はい???」
「つ、つまり…だな、まあどうしてもと土下座して頼むなら俺がyouに力を貸してやらなくもない…」
高い天井に小気味よい音が響いた。
「い、痛い!顔だけは!顔だけはやめて!」
「何言ってるんだ!この変態!」
「変態とは何だ。俺はyouが抱える悩みに真摯に向き合った結果、ベストな解決案を」
「理屈付けて私の胸触りたいだけじゃん!スケベ!」
「はっ。youの胸なんか頼まれても触りたくないね。そんな胸と呼ぶのもおこがましいシロモノでよく恥ずかしげもなく言えるものだな」
「なんだと!」
上田はこれ以上ないくらい馬鹿にした表情で私の体の一部に目線を据えた。
ヒゲごと唇を歪めてフンッと鼻を鳴らす。前髪が揺れた。
バカにしやがって。さっきは見蕩れてたくせに。
胸のない私はすでに畳のケバほどの興味もないらしい。

473 :
不意に悲しくなってきた。
こんな口ばっかりのの童貞の目にもほんの少し胸が小さいだけで私はミリョクテキに映らないのだろうか。
そんなに胸って大事か。
私は意を決し、上田のでかい手をひっ掴むと、ぐいっと胸に押し当てた。
「you?!?!?!」
上田の顔が瞬時に赤くなる。思わず引っ込めそうになる手を抑えつけて言った。
「…ほんとに大きくなるんだろうな」
「ぷ、プロバビリティの問題だ。数多ある参考資料には古代から」
「じゃ、じゃあ…いいですよ。揉め」
あとから思えば、このときの私はおかしかった。多分生焼けのチュウに中ったのだろう。
「や、や、やややまだ、落ち着け、なっ」
「私は落ち着いてる。落ち着くのはお前だ。しかも言いだしっぺじゃん」
「し、しかしだな今日はあいにく避妊具の用意が」
「要らないだろそんなの!」
「おおう……初めてで生か。このスキモノめ」
「な、そ、そんなモノ必要になることなんかしません!胸揉めって言っただけじゃん」
「お、おう、そうか、も、揉むだけ…揉むだけだな、揉んで欲しいのか、ふ、ふふっふ。まかせろ」

お互い暴れて怪我をしてもつまらないので、ふかふかの布団を一枚だけ敷いて向い合って正座する。
上田と私は果し合いでもするかのように睨み合ったまま、傍から見たら間抜けな格好で向かい合った。
しかしお互い緊張しているので気づかない。
「いくぞ」
「はい」

474 :
ブラを外した甚平の上。ゆっくりと上田が触れてくる。
大きな上田の手のひらで、私の小さな胸が形を変える。
すらりとした、長く骨ばった指が柔らかい肉の間に沈み込む。
あ……。
「──っ」
「おう…、すまん」
上田は私が痛みを感じたと思ったようだけど、違う。不快感とも違う。
あまりに不確かなこの感覚を、なんと形容すればいいのかわからない。
今度は下から持ち上げるように撫でられる。
なんだか実験しているように、最新の注意を払って触れているのがわかる。
しばらくそっと撫でられていたが、動きにくかったらしく、いきなり上半身を抱き込まれた。
正座を崩したような体制で凭れるように上田に体を預ける。
背中越しに上田の早過ぎる心臓の鼓動が響く。鼻息が荒い。コーフンするな!
私の胸も負けず劣らずドキドキしている。これはきっと緊張からだ。
ガマンだ奈緒子。ボインボインになって上田をギャフンと言わせるまでの辛抱だ。
眼を閉じて深呼吸を一つする。
「?!」
上田の手が甚平の裾から忍び込んでいた。脇腹を擦られ肌が粟立つ。
「あ、おいっ」
「誤解するな、決していやらしい気持ちからじゃない!!直に触らないと加減が分からない」
「見、見るなよ」
「大丈夫だ、絶対にめくらない」
「……ほんとだな」
直に見られるのと触られるのではどう考えても前者のほうがダメージ少ないのに、そのセリフを聞いて安心する。
私はバカだ。

475 :

何分、いや何十分たったろうか。
部屋の空気はとてつもなく色濃いものになっていた。
「ん……、はぁん」
上田が触れるたび、感じたことのないなにかが背中を這い上がる。喉が渇く。
自然と腰がもじもじ動いて恥ずかしい。それになんだかお腹が熱い。
もしかしたら、私たちはとんでもないことをしているのではないだろうか。
いつもはうるさいくらいの上田も全然しゃべらない。
恥ずかしくなって上田の首元に顔を埋める。熱い息を吐くと抱きしめている大きな身体がビクリと震えたのがわかった。
どこもかしこも熱い。じっとしていられず腰をくねらせる。足が突っ張るような感触。
お尻の下に当たる何かは、想像したくないけどすごく熱くてはちきれそうだ。
上田の指も首筋も身体も熱を持ち汗で湿っている。
「う、上田さん、そこ…ダメ…」
最初は無視するように避けていた胸の先端になんども触れられる。
電気がビリビリ走るような、痛みとも快感ともつかない強烈な刺激。
指の間に挟みこむようにして捏ねられる。ここがひどく敏感な場所なのだということを知らされる。
「ここか?」
「あっあっ」
ダメって言ってんじゃん!
私の感情とは裏腹に、そこは弾力を持って固く尖り喜びを主張している。
上田は手のひらでそれを転がしたり押し潰したりして感触を楽しんでいるようだ。
くそ、童貞のくせに余裕こきやがって。
「you、思い出したぞ」
「はっ、ぁ…、なんですか…」
「胸を揉まれているとき、女性が感じると、その効果はより一層高くなった…ハズ……だ」
「……」

476 :
一瞬何のことかわからずぼんやりしていた。
ああ、そう言えば胸を揉ませている理由がそれだった。
何だかもうどうでもいい。
それよりも手を止めないで欲しい。じっと顔を覗き込まないで欲しい。
変なメガネと変な口ひげと変な髪型を差し引いてよく見ればちょっと端正な上田の顔を見つめる。
大きなギョロ目は、こんなコトしてるとは微塵も感じさせない澄んだ輝きを放っている。
「you」
深く響く声。静かな中に欲情をたたえている。
そこに音叉のように私のなにかが共鳴する。
「上田さん……」
私の腕は知らず、目の前の男の肩に回る。ゆるく頭を抱き込まれる。
眼を閉じて、ゆっくりと唇を触れ合わせ──

何の前触れもなく部屋の扉が開いた。
「センセ〜〜〜、おるんかいな、明日の捜査の予定ですけど〜〜」
「萌え〜、奈緒子様〜、夜分お邪萌えしまっす!」
「!!や、矢部さん、なぜ今この時に」
「あっ!な、奈緒子様!奈緒子様が大変なことに!」
「あちゃ〜〜センセ、それはアカンのとちゃいますか〜、いくらタカムラコウタロウで血迷ったといえどこんな呪われた貧乳を」
「ち、違いますよ矢部さん、これは来月の学会発表にあわせて弾性エネルギーの応用実験を」
「汚された……うううっ、奈緒子様が汚された……」
「しっかしセンセもムッツリというか策略家というか、おい貧乳、お前もようあんな口車で騙されとんなや」
「盗聴してたんですか矢部さん。それは職務としても逸脱してはいませんか、それにこれはあくまで合意で」
アホ3人が掛け合い漫才をする中、私ははだけた胸を隠しながら羞恥と怒りとなんだかわからない感情でふるふると震えながら叫んだ。
「お前らみんな出てけ!!!!!」

477 :

なんだかんだでいつもの如く、後味悪く事件は解決した。
豊乳温泉にはその後入る機会もなかった。
もちろん冷静になった私は、上田の力を借りてまでささやかな欠点を克服する気なんて1ミリもない。
だって、そんな事しなくても、上田は最近私をちらちら見てる。
部屋の外でモゴモゴと何か大男が訴えている。
「山田開けろ。君は大きな勘違いしている。じっくり話しあおう、な」
聞こえない振りをして手品の種を作る。
「あの夜のことは……い、いや、まずは学術的見地から歩み寄ろう。つまり実験結果についてだが」
二重底に貼った仕掛けを確認する。よし、完璧。
「you、やっぱり大きくなったんじゃないか。俺には確認する義務がある。」
ちゃぶ台の脇に種を置き、外から聞こえる情けなく裏返った声を聞きながら伸びをした。
バカめ。バカ上田。
優越感とちょっとしたときめき。
奴がどうしてもと土下座して頼むのなら、確かめさせてやってもいいかな。


おわり

478 :
GJ!!!!!!!
ちょっと本気で矢部たちに苛立ったw

479 :
確かめは万錬村にて??

480 :
>>477
置いてきぼりになったときめきを何処で処理したらいいのだろうw
豊乳の湯でリベンジ!

481 :
>>477
GJ!!!
なんという一服の清涼剤
>>478
同じく。どうせ聞いてたなら事後にしたらいいのにw

482 :
めちゃくちゃGJ!
だがあの、その、このやるせなさを一体どうすればっ

483 :
こんばんは……
シリアス/ソフト?/上田視点難しい
ーーーー

「教授、顔が赤いですよ」
学生に言われるまでもなく、朝から熱っぽいとは思っていた。
ただ向学心あふれる彼らから、日本を代表する天才の授業を受けるという機会を奪ってしまうのは申し訳ないと栄養ドリンクを3本飲んで今日の講義を乗り切ったのだ。
「ただの風邪だ。申し訳ないが今日はこれで帰らせてもらう。質問があるなら明日以降に研究室に来るように」
えー大変、私教授の看病しますー、などという女子学生の声も聞こえたが、この上田次郎の看病したいと考える女性は星の数ほどいるはずで、
誰かひとりをえこ贔屓してしまうのは他のすべての女性を傷つけてしまうことになる。
あくまでもジェントルに断って、最低限の身仕舞いをすると、研究室の鍵を閉めて帰途についた。

次郎号をいつもより慎重に運転しながら駒沢のオートロックマンションに帰宅した。
数字が二重に見えたがなんとか暗証番号を押す。
思ったより症状が重いようだ。部屋に入ってソファに倒れこみ、額を触ると燃えるように熱い。
背に腹は代えられない。
子機を取り上げ、もういいかげん覚えた番号をプッシュした。

484 :
「もしもし」
『上田さん?』
ツーコールで、相変わらず貧乏そうな声の山田が出た。何故かホッとする。
「なんだ、いたのか。またバイトを首になったのか」
『うるっし!今週末は政財界の方のパーティーに呼ばれてるから、その準備に追われてるんです』
「そんなごたくはいい。youに特別任務を与えてやる、胸の貧しい私には勿体無いと涙を流して有り難がる仕事だ、どうだ」
『おとこわりだ。何させるんですか。また変な事件に巻き込むつもりじゃないだろうな』
「いいか。常にパーフェクトな天才のこの上田次郎が風邪を引いた。youは看病道具一式持って今から俺の部屋に来るんだ」
『上田、風邪引いたんだ!鬼が学ランてやつですね、えへへっ』
普段ならもっと気の利いた言葉の応酬ができるのだが、いかんせん熱とだるさで脳の回転が覚束無い。
「いいから来い」
『風邪伝染ったら嫌だから行きません』
「俺がんだら銀河系宇宙レベルの損失だ。世界の危機だ。恐れ多くて看病する手が震えるだろうが気にするな、今回は特別に許可してやる」
『風邪くらいで上田がぬわけ無いじゃん。バイナラ』
無常にも電話は切れた。
くそ、恩知らずの貧乳め。いつも飯を食わせたり家賃を支払ってやっているのは誰だと思っているんだ。
──本当に来ないつもりか。
風邪は万病の元という言葉を知らないのか。
戸棚から保険証を取り出す。医者に行くためにタクシーを呼ぼうと電話を探した。
電話はどこだ。たった今かけていたはずなのに。財布も用意しなくては。部屋がぐるぐる回っている。地震か。
遠くにチャイムの音を聞き、俺の意識は途絶えた。


485 :
コトコトと鍋の煮える音がする。
平和の象徴のようなのどかな音だ。
後頭部がふわふわとしたものに包まれている。なんだろう、この感触は──
ゆっくりと覚醒するとなんと山田奈緒子の膝枕でソファに横たわっていた。
山田は真剣な表情で俺の額に手を当てている。視線が合うと慌てたように手を離した。
「you?」
「起きたのか。来たら廊下にぶっ倒れててんでるのかと思いました」
「来ないんじゃなかったのか」
「もし上田さんが孤独したら寝覚めが悪いんで来てやったんだ。感謝しろ!」
「ふん」
頭の下に感じる山田の腿の感触が悩ましい。俺は動揺を悟られないように深呼吸した。
「結構熱があるみたいですよ。こんなんで大学行ったんですか」
「…俺の講義は人気だからな、楽しみにしてる学生が可哀想だろう」
「事件絡みの時は平気で休講しまくってるじゃん」
シュー、とキッチンで何かが吹きこぼれる。
「あ、いけない」
山田がいたわりの欠片もなくソファに俺の頭を落として奥へと駆けて行く。
上等な柔らかいクッションの上だから別に痛みはない。
ただ、その柔らかさがひどく物足りない気がした。

486 :
おかゆを食べ終わると人心地がついた。
「はい、薬です」
コップの水とともに渡された薬を飲む。
「汗、すごくかいてましたよ。着替えたほうがいいかも。パジャマどこですか」
さすがに体を拭くことまではなかったが、山田は絞ったタオルを持ってきたり着替えを用意したりなかなか甲斐甲斐しい。
部屋に着いた時よりはだいぶ楽になっている。
「ちゃんとベッドに入らないとだめですよ。歩けますか」
「俺を誰だと思ってる、科学の申し子、上田次」
「関係ないだろ」
やはりまだ足元が覚束無い。ふらりとよろけたのを隠すように、壁を伝いながら寝室まで行く。
「なんでこんな時まで見得張るんですか。ほんとに小さい男だな」
「うるせえよ」
身長が全然足りないくせに山田がベッドまで支える。大方、後で散々と恩着せがましく吹聴する気なのだろう。
いつもと同じ、眉を少し寄せた怒っているような顔。
愛想というものをほんの少しでも持てば少しは──。
ゆっくりとベッドにあがり、横になって息を吐く。
「欲しいものありますか」
「いや」
「お水、ここに置いときますね。牛乳も」
「ああ」
「じゃあ私、リビングで黄門様見てますから」
「……居てくれるのか」
「えっ」
「さっさと帰るのかと思った」
山田はばっと頬を染め、眉間の皺を深くしながら言い返した。
「帰って欲しいんならそう言えばいいだろ。なんですか、人が忙しい中せっかく──」

487 :

最近良く考えることがある。
俺にとってのこいつ、こいつにとっての俺。
このままぼんやりと同じ関係を続けていくことへの漠然とした不安。
実際、こいつは俺が事件絡みで会いに行くのをどう思っているのか。
ごく偶に、事件以外で食事に出かけるのをどう思っているのか。
今日、何故ここに来てくれたのか。
「バカ上田!帰る。勝手にしろ」
「待て」
俺は目の前にいる山田の腕をつかむ。
驚いたように振り向きこちらを睨む。
「帰れとは言ってない」
「じゃ、なんですか。ガリガリ君なら食べちゃったんでもうないですよ」
「勝手に食うなよ!」
そうじゃない。こんな事言いたいんじゃない。
なんでいつも喧嘩腰なんだ。
思考が振り子のように行ったり来たりを繰り返す。そうじゃない、そうじゃなくて──
「わかりましたよ。あとで買ってきます。だからお金──」
乱暴に引き寄せた。
俺の身体の上に、山田の小さな身体が倒れこむ。
そのまま体勢を反転させ、ベッドに押し倒した格好で組み敷いた。
山田は硬直したように動かない。とっさのことで反応できないようだ。
身体が熱い。息が荒い。反比例して頭の芯はクリアになっていく。
シーツの上に黒髪が乱れ散る。顔をうずめると花の香りがした。
柔らかい身体。
頬をくすぐる艶めかしい黒髪の感触。
視線を上げると、眉を寄せた何とも言えない表情の彼女と目が合う。
戸惑いと怯え。
何をしているんだ俺は。熱はどんどん高まりただ一点に集約されていく。湧き上がる荒々しい感情。
今、山田の目に映っているのは、いつもと同じ俺だろうか。
「お、おこってるの、上田さん」
もし今抵抗されたら──自分がどうなってしまうかわからない。
「上田、さん」
「やまだ」
組み敷いた姿勢のまま、俺は山田の背におずおずと手を伸ばした。

488 :
ああ、やわらかい。そして気持ちいい。山田の体に触れていると熱が引いていくようだ。
咎められるかと思ったが彼女はうえださん?と囁いただけだった。
あいつがこんなに静かなわけがない、何するんだとかやめろくっつくなとか暴れないなんてこれは夢なのかもしれない。
夢でもこんなことはしてはいけないのではないか。
乳の貧しい大飯喰らいの貧乏で手癖の悪い手品師のホモサピエンスのメスでも、一応は嫁入り前の若い女性なんだし。
そうだ、こんなひとつのベッドで抱き合って眠るなんてことをしたらそれ相応の責任を取らなければ。
山田、結婚するぞ。
ん?何を言ってるんだ俺は。こいつと結婚?
だが待て、結婚するならこんなことしたっていいはずだ。
俺は山田の髪をゆっくり撫でた。熱でぼんやりした視界に山田の顔が映る。
you、変な顔してるな、泣きそうじゃないか。
頬に手を添える。
リップを塗っているのか彼女の唇はつやつやだ、俺は熱のせいでガサガサしている。
無性にキスしたい。いいよな、結婚するんだから。
そうだ、俺はずっとこいつとこうしたかった。意地の張り合いやバカバカしいプライドを捨てればとても簡単な答えだ。
こいつとキスして、抱き合って、ひとつになって、側にいたい。
妙な霊能力がらみの事件を引き合いに出さなくったって、ふたり一緒にいる理由はいくらだってあったのに。
罵りの言葉を紡がない唇はひどく柔らかだった。
この世にこんな柔らかいものが存在するのかというくらい頼りない。
喰むように、ふわふわとした感触を味わうとさらに熱が上がった気がした。
舌を這わせ、瑞々しさを堪能する。やがて山田の唇が、震えながら、ゆっくりと、薄く開いた。
欲望のまま侵入し、どうしていいかわからず奥に縮こまっている彼女の舌を絡めとった。
ダイレクトに伝わる粘膜同士のこすれあう感触。音。うなじがゾクゾクする。脳が歓喜しているのがわかる。
俺の指は別の生き物のように、薄いニットをそっとたくしあげて白い身体をさまよい始める。
触れる肌はしっとりとなめらかだ。もっと感じたくて障害物となる布切れを外していく。
山田は抵抗しない。
ささやかでも形のよい丸い乳房を包むように揉みしだき、薄い色の突起を口に含んで転がすとすぐにぷくりと芯を持った。
腿の間、密やかな茂みは、そっとかきわけると猛るものを優しく迎え入れるために健気にほころんでいた。
体中の血液が音を立てて俺の中心に集まる。愛撫もそこそこに荒々しく侵入を開始した。
多分初めて感じるであろう痛みに強張る体を宥め、なんとか奥まで入り込む。抽送を深めるごとにねっとりと絡みつく内部。
トランプを操るしなやかな指が、俺の髪に優しく差し込まれる。
時折強く爪を立てられたが、最期まで拒むことはなかった。

山田、大事なことを言っていなかった。
意気地なしの俺はいつだって言えなかった。
好きだ。好きだ。好きだ。
好きだ。

489 :

挿し込む日差しの眩しさに目が覚めた。
体が軽い。熱も引いたのか覚醒は爽やかだった。
伸びをして頭を巡らせると、カーテンの端を持ったまま、山田が驚いたようにこちらを見た。
「おはようございます、日曜だから起こさなかったけどもう9時ですよ」
山田。
そうだ、昨夜俺はこいつと──。
我知らず頬が赤くなる。
「you、だ、大丈夫か?体調とか」
起き上がりざま声をかけると、さっと身を翻して目をそらす。
「何のことだ」
その声は妙によそよそしい。
「き、きのうのお前すごく変だったぞ、いきなりベッドで気絶するし」
気絶?
「そのまま今までずーーーっと寝てたじゃないですか。熱も下がったし良かったな」
「いや、だが確か俺は、youと──」
「知りません、夢でも見たんですね。風邪治ったんならもう用は無いだろ。おかゆの残り勝手に食って寝てください、じゃ、私は帰ります」
山田は慌てた様子でいつもの籐のバッグを鷲掴み玄関に向かう。
歩き方がぎこちない。
よく見ればニットに隠れたうなじの付け根に赤い跡が浮かんでいる。
朱が注した頬、潤んだ瞳は決して視線を合わせようとはしない。
「待て!」
俺は背中から山田を抱きすくめた。
びくり、と震える身体。すべてを拒絶するように。
つむじに顔を埋める。
そう、この匂い。昨日腕の中で甘く溶けたのは夢じゃない。

490 :
「山田、奈緒子」
「離せ」
「離さない。いいか、ちゃんと聞け」
「聞きたくない。忘れてやる。アヤマチ嫌いなんだろ。もういい。もうやだ。離して上田さん」
彼女の声は消え入りそうでほとんど涙声だった。
ああ、いつも俺たちはそうだった。
否定されるのが恐ろしい。ならば先に否定する。
本心を誤魔化して隠して閉じ込めて、この居心地のいい不安定な安定感を楽しんでいた。
そうやってまたなかったことにするつもりか。
発熱の譫言と切り捨て、また元の俺たちに逆戻りする気か。
熱に浮かされ、激情に流された昨日の出来事も、決して過ちではない。
唇の甘さも、柔らかく開いたその体の感触も覚えている。そこには嘘も拒否もなかった。
それでも認められないというなら、何度だってやり直してやる。
茶化したりはぐらかしたりはもうやめだ。
俺は息を吸い込んで、昨日散々言ったはずの、万練村で言えなかった言葉を小さな肩越しにかすれた声で囁いた。
「山田」
腕の中の身体が熱い。
「俺はいままで」
艷めく黒髪が朝日を弾く。
「ずっと、」
おずおずと、本当におずおずと山田がこちらを振り返る。
視線が絡む。大きな瞳が潤んで見えるのは涙のせいか。
待たせたな山田。すまなかったな山田。
俺も逃げないから、君ももうごまかすな。
「……君のことを──」


おわり

491 :
リアルタイムきた
GJ!!!!

492 :
ぜんぜん萌え止まらずなんども連投失礼しました
怒られそうですがどうしたらいいかわかりません
ttp://www.uproda.net/down/uproda177248.jpg
またほとぼり醒めたころ投下しに来ます


493 :
ちょ……!!w
ああ、うん、あー……後悔、っちゅーてるってことは……削除パス入れ忘れた……?

494 :
うぉぉぉぉおGJ!!!

495 :
萌えた、超GJ
先に牽制しちゃう関係たまらんなあ

496 :
ようやくネット環境戻ってみたら
>>421のいう神サイトが見られなくなっていた
移転お知らせなんてものも消えていて辿り着けそうにないんだ
どなたかヒントだけでも教えてもらえないだろうか

497 :
ヒント:名前変わってない

498 :
>>497
ありがとう、辿り着けたよ

499 :
ぼんやりとネタは浮かぶものの
体力と気力が多忙さに追い付かない
こんな年末じゃ

500 :
教授は今年も1人ホテルディナーでありますか

501 :
今日は街を歩くのさえ辛いというのに
上田の精神力はマジでスゴイ

502 :
基本次郎号で科技大とマンション移動では?

503 :
こんばんは、上田次郎しあわせ補完計画中
=========

かたわらのぬくもりが動く気配を感じ、うとうとしたまどろみから目が覚めた。
真っ白いシーツの上で伸びをする。
私はうつ伏せのまま冷たくて気持ち良いそれに頬を擦り付ける。
「you」
上田さんが大きな掌で私の髪をゆっくり撫でる。
顔を上げると目があった。
眼鏡を外した上田さんの顔は見慣れてなくて、何だか照れくさくて自然と笑みが溢れる。
上田さんも笑ってる。
目尻の笑いじわにどきどきする。
脇に手を入れて抱き寄せられ、キスされる。
触れ合う素肌は同じ体温。おさまっていた熱が高まる。
上田さんの舌が、私の舌に絡む。
最初はそうっと撫でるように、すぐに舌がしびれるくらい強く吸われる。
そのままゆっくりと頬、首から胸へと唇が辿る。
ひげがくすぐったい。
腿を撫でる指に促されるまま、私の身体は上田さんを受け入れる準備をする。
上田さんが、私の中に入ってくる。
昨日は大変だったけど、もう怖くないし痛くない。
ゆっくりと刻まれる律動に順応していく身体。自然と漏れる甘い声。
次第に激しさを増す、原始的で純粋な行為。
このままひとつに融け合ってしまえばいい。
激しい律動がやみ、上田さんが中で弾けるのがわかる。
どさりと倒れこむ暖かい身体。心臓の音と荒い息だけが私の鼓膜を満たす。
まだ整わない息の中、上田さんが再びキスをする。
私は腕を回し、上田さんの頭を愛しげに抱え込む。
幸福で頭の芯がじんとしびれる。
窓の外の雪はまだ止まない。
世界から取り残されたようなまどろみの中、今日だけは、素直なままで。

おしまい

504 :
>>503 キテター! GJです!
来年も良い萌がありますように!

505 :
やむ落ちってレンタルDVDには無いのか?
予算的に買えそうもないからせめてレンタルでも……と

506 :
>>505
TVシリーズの1と2はレンタル版でも入ってたはずだが
劇場版や新作スペシャルの事か?

507 :
>>506
そうそう
このスレでも何度か話題になってたからぜひとも見たいな、と

508 :
レンタルにはない。そういう商売だから。

509 :
そうか……
そんなら素直に買おう
スレチなのに答えてくれた人ありがとう!

510 :
超今更なんだけど、>>196の書き込みに思わず妄想爆発して初めて書いてしまった
エロなしです。ごむんなさい


「疲れた・・・」
奈緒子は部屋に入るなり、鞄を投げ出し畳にどさっと座りこんだ。

新しく決まったばかりのバイトは、今日あっさりクビになった。
いつものパン屋に行ったのに、今日に限ってパンの耳が余ってなかった。
おまけに帰り道で夕立にあって、傘なんて持っているわけもなく、服も髪もびしょ濡れになった。
そしてアパートに帰れば、−これはいつものことだが−大家さんとジャーミーくんに家賃を催促された。
あらゆる困難をくぐり抜け、漸く部屋に辿り着いたのだ。

・・・ついてない。

「パンチ、パーマ!」
せめてもの癒しを得ようとハムスターに呼び掛けてみるが、いつもせわしなく動き回っている小動物さえ
2匹丸まって仲良く眠り、反応しない。
「・・・・・・」

奈緒子は机に頭をもたげた。
外ではまだ雨が降り続いている。

511 :
「あーあ・・・」
―ふと、頭の片隅にあの男の顔が浮かんだ。
そういえば。
ここのところ、会っていない気がする。
いつも突然部屋に現われては、勝手にお茶を入れたり洗濯物を取り込んでいたりする、でかいだけが取り柄のあの男。
前に会ったのは・・・1か月前?いや、もっと前か?
いつも面倒くさい事件を抱えて奈緒子の前に現れるくせに、ときどきこうしてぱったりと姿を見せなくなったりする。
別にいいけど。
会わないほうが、変な村に連れていかれて、変な事件に巻き込まれたりしなくてすむし。

でも。
私と会わない間、あのでかい男はどうしてるんだろう。
一応大学の先生だから、授業したり(そんなとこ想像できないけど)、
テストの採点をしたり、たまには学生と飲みに行ったりして、
女子学生におだてられてデレデレしたり―
私の知らない場所で。
私の知らない人と会って。
私の知らない顔で笑って―

512 :
「って何で私がバカ上田のこと考えなきゃいけない!」
思わずがばっと跳ね起きて叫んだ。
別に上田がどこでどうしていようと関係ないじゃないか。
バカで臆病で巨根で童貞でゾウリムシの40男のことなんか―

ふいに、言いようのない悲しさがこみあげた。

上田は、会わない間、こんなふうに私のことを思い出したりするだろうか。
授業をしているとき。採点をしているとき。調べ物をしているとき。
家にひとりでいるとき。
わけもなく寂しくなったとき。
少しでも、会いたいなんて―・・・

「〜〜〜に゛ゃーーーーっ!!」
急に恥ずかしくなって頭を振った。
違う。別に上田に会いたいとかじゃない。ただなんとなく頭に浮かんだだけで。
来てほしいとか、そんなことじゃない。来たって迷惑なだけだ。いつも。いつだって。
「ああもうバカ!バカ上田!」
「誰がバカだ」

513 :
聞きなれた、しかし久しぶりに聞く低い声。
ぎょっとして振り向くと、上田が暖簾の間から顔を出して立っていた。
「う、上田!・・・さん」
上田は無言でずかずか上がりこむと、奈緒子の真横にどっかと腰を下ろした。
「あのな・・・いいか」
神妙な顔をして口を開く。
「はい?」
「俺を愛してはいけない」
「はい!?愛してませんけど」
なんだか前にも同じやりとりをしたような気がする。
「今、俺の名前を呼んでたじゃないか」
「バカ上田って言ったんです。悪口言ったんですよ」
「俺がいないのにか?つまりは俺のことを考えてたんだろうが」
「違うバカ!」
「バカバカ言うな!いいか、バカって言う奴がバカなんだぞ。大体、日本科学技術大学教授で
次期ノーベル賞候補の俺をバカ呼ばわりする君の―」
急に言葉が途切れた。
「・・・you、泣いて」
「泣いてない!」
上田が言い終わらないうちに遮った。
慌てて顔を下に向けて視線をそらしたが、顔がかあっと赤くなるのがわかる。
「おい」
もう顔を上げられない。
いつも鈍感で肝心なことに気づかないくせに、ほんのちょっと滲んだ涙に目ざとく気づくなんて。

514 :
「・・・どうした」
どうもこうもない。
恥ずかしい。
消えたい。
ばかうえだ。
「・・・何だよ、びしょ濡れじゃないか」
今頃気づきやがって。普通もっと早く気づくだろ。
「おい・・・山田」
大きな手がおずおずと肩に触れた。
「どうした」
同じことを2回聞く。
「上田さん・・・ずるいですよ」
何もかもついてなくて、心細い日に来るなんて。
上田さんのことを思い出していた、その時に来るなんて。
「ずるい?・・・どこが」
「全部ですよ!ぜんぶ!」
顔を上げたら、思いがけず近くで目が合った。
両方の肩に手が置かれる。
「全然論理的じゃないな」
「うるさ・・・」
反論の言葉の途中で涙が零れた。
同時に、上半身をぐいっと引き寄せられて―

515 :
「な」
何すんだバカ上田―
いつもだったらそう言っているだろう。
でも今は無理だった。
突き飛ばすタイミングを失って、奈緒子は上田の腕の中でじっとかたまっていた。
肩と背中に、上田の大きな手の感覚。
必然的に顔を押しつけた胸はかたくてあたたかくて―そして早鐘を打っている。
「な・・・ななななななななななな泣くんじゃない、you」
どもりすぎだろ。
「お・・・俺が。聞いてやる。・・・何でも」
ぎゅう、と強く抱きしめられる。
「だから・・・だから泣くな」
恥ずかしいこと言いやがって。
でも、そんな恥ずかしいことを言われて・・・なんか・・・嬉しくなってる私も・・・
相当恥ずかしい・・・かも。
やり場のなかった両手を上田の胸元に置く。
「上田さん」
「・・・ん?」
「私―」
会いたかったんです。上田さんに。
「なんなんだ。早く言えよ」
心配そうな、落ち着かない声。
「うん・・・」
言えるわけないじゃん、バカ。
そーっと顔を離して、上田を見上げた。
でかい目を見開いて、戸惑ったような緊張したような表情を浮かべている。

516 :
「上田さんは・・・何しに来たんですか」
「んっ!?」
「何か理由があって来たんじゃないんですか、また変な事件とか」
「いや・・・俺はそんな・・・今日は―・・・って何で俺が逆に質問されてるんだ!今はyouの・・・」
「私は大丈夫です」
そう言って体を離した。
「大丈夫って、何があったかも聞いてな」
「上田さんが来たから―もう大丈夫ですよ」
「え」
上田の動揺した顔を見て、漸く気持ちが落ち着いた。
「おい。何だよ。どういう意味―」
あたふたしている上田を無視して立ち上がる。
「上田さん、シャワー貸してください」
「は!?」
「さっき雨に降られて・・・今日、銭湯も休みだし」
それを聞いた上田は途端にいつもの調子になる。
「はっ、何だよ、だからそんなびしょ濡れなのか。全く下らない理由で・・・
大体、外出するなら事前に天気予報を見ておくとか傘を携帯するとか、
youには身を守るための力がどこまでも欠如して」
「いいから早く行くぞ上田!」


517 :
「で?なんで上田さんうちに来たんですか」
上田のマンションでシャワーを浴びて、ついでにトクウエ寿司を奢らせたあとでもう一度聞いてみた。
「・・・別に」
上田はテレビを見たまま無愛想に答える。
「どうせまた、自称霊能力者が現れたとか」
「いや・・・」
「またおだてられて変な依頼引き受けたんだろ」
「違う・・・」
「じゃあ何しに来たんだお前」
「・・・理由がないと駄目なのか」
「え」
「い・・・いいい一か月以上会ってなかったじゃないか」
早口でそう言うと、向こうをむいて不自然にリモコンを探しはじめた。
でも・・・上田め。
耳、真っ赤だぞ。
「上田さん、リモコンこっちですよ」
「うぉう!?」
「時代劇スペシャル見ましょう」
「そんなもの放送してないだろ」
「やってますよ。スカッとパーマネントTVで」
「・・・スカパーのことか?スカイパーフェクトTVだ!わざとやってるだろ」
「えへへへ!」

何もかもついてない日だった。
まあ・・・最後だけは、そうでもなかったかもしれないけど。

end

518 :
GJ!!
奈緒子の心情が切ないね。エロがなくても十分萌えられるよ。

519 :
>>510-517
GJです
なんか鬼束ちひろのSign流れてきた
また書いてください

520 :
イイヨイイヨー
エロ無くて全然オッケー
また書いてね!

521 :
ついでに>>196は自分だったかもしれない気がするからうれしいよー

522 :
>>510です。遅くなってしまったけどありがとうございます!
うれしはずかしいw
調子に乗ってもうひとつ書いてしまったので勢いでうp
上田と奈緒子は同居設定ということでひとつよろしく
※注意※ オ○ニーネタです・・・苦手な方はスルーしてください


「上田、入るぞー」
大学に行っていて不在なのはわかっているが、一応なんとなく声をかけて寝室に入る。
奈緒子は掃除機のコンセントを挿すと、あちこちにガンガンぶつけながら乱暴に掃除を始めた。
上田と同居するにあたって、奈緒子は家賃を払わなくていいかわりに
掃除や洗濯など家事をすることを義務づけられている。
本当は上田の部屋が散らかろうがどうでもいいのだが、やらないで文句を言われるのも癪なので
言われた通りこなしてやっている。
だが、何事もきちんとしたい上田の寝室はいつもあまり汚れていなかった。
「よし、こんなもんか」
始めて5分も経っていないが、奈緒子は終了宣言をする。
「よーし、終わり終わり!」
ぶん、と勢いよく振り上げた掃除機のヘッドが本棚を直撃した。
「うわっ」
整然と並べられていた本(ほとんど上田の書いた本だ)がバサバサと落下する。
仕方なく拾って並べ直そうとしたとき。
「ん?」
棚の奥のスペースに、DVDが数枚。
・・・明らかに、隠してある。

523 :
「何だ・・・?」
ラベルも何も貼っておらず、何の情報もない。
――でも、隠してあった。
生来の好奇心に抗うことなく、奈緒子はすばやくベッドの横のテレビをつけ、
謎のDVDをデッキにセットする。
どうせいかがわしい内容に決まってる。
これで上田のセーテキシコウというやつを暴いて、何かにつけからかってやろう。


「ああ、あっ、はあっ・・・」
スピーカーからは女の嬌声だけが聞こえてくる。
それはまったく奈緒子の予想通りのしろものだった。
はじめはつまらなかった。
男女がヘタクソな演技で会話して、なんじゃこりゃ。と思った。
が、女が裸にさせられ、男に好き放題触られはじめると――
「・・・・・・」
思わずじっと見入ってしまっていた。
そういえば、こんな映像は初めて見るのだった。
どうせたいしたことないと思っていた。モザイクがかかっているんだろうし、
せいぜい半裸の男女がちょっと触り合うくらいだと。
だが違った。
その内容は奈緒子の想像を遥かに超えていかがわしかった。
モザイクなんてあってないようなもので、――しっかりがっつり繋がっていて――
しかもいろんな格好で――
DVDとはいえ、初めて目にする男女の交歓に奈緒子はくぎづけになった。

524 :
「・・・・・・」
顔が熱くなっているのがわかる。
いや、顔だけじゃない。なんだか身体の奥もムズムズと熱くて胸がどきどきして――
どうしよう。なんか・・・
自然に吐息が漏れた。
上田のベッドに座り、服の上から右手をそっと、うずうずと落ち着かないそこに触れさせてみる。
「んっ」
指先のほんの少しの刺激に、その部分は敏感に反応した。
「・・・ん・・・」
長いスカートを捲りあげ、下着の上から指先で擦る。
「あっ・・・あ」
優しく円を描くように撫でるだけで快感が走った。
もっと強い刺激が欲しくなった奈緒子は下着をずらし、直接そこに触れてみる。
「あ、んあっ!」
つい大きな声が出てしまい赤面する。
思わず周りを見回した。
でもまだ昼間だ。上田が帰ってくるわけはない。
オートロック付きのマンションは防音も完璧だから、誰に聞こえるはずもない。
膝立ちになり、前のめりの体勢でベッドに左手をつき、右手でそこをいじる。
溢れてきたいやらしい蜜を指に絡ませると、クチュクチュと恥ずかしい音がした。
長いスカートが手の動きを邪魔するので、下着ごと脱いでベッドの下に落とす。
「あっ・・・あ、・・・ン・・・」
高まる快感で左腕の力は抜け、奈緒子はうつぶせに横たわった。

525 :

あ。

上田さんのにおい。

シーツに顔を埋めて息を吸う。
ああ、ああ、あん。
上田さん。

高まる気持ちにまかせて、上の服も脱ぎさった。
仰向けになって左手で小さな乳房を揉み、立ち上がった先端をつまむ。
「んー・・・っ」
甘い刺激に身体がくねる。
同時に右手は熱くなった秘部に伸びた。
興奮したそこは既に蕩けていて、指をすべらせると温かいぬめりが絡んだ。
そのままゆっくりと指を動かす。
「あっあっ・・・あぁ、ン・・・はぁ・・・ッ」
上田さんのベッドで。
上田さんのにおいを感じて。
なんていやらしい。

526 :
す、すみません・・・あともう少しなんだけど
文章を保存してた携帯の電源が切れた\(^o^)/
というわけで、つづく(需要があれば・・・)

527 :
ほぼリアルタイムで寸止めプレイとはw
続き待ってますよ!全裸で

528 :
需要あります

529 :
「あっ、んぅ・・・上田さ・・・ん」
小さな声で上田の名前を呼びながらのぼりつめていく。
テレビから流れる音と映像はもう関係なく、奈緒子は目を閉じて行為に没頭していた。
快感が高まるほどにとろとろと溢れる蜜を、秘部にぬりつけるように指を動かす。
脚は開き、腰が勝手にくねった。
「あっ・・・!い・・・きもち、い・・・うえださん」
左手で思わずシーツを掴んだ。
こんな姿、もし見られたら。
こんな声を聞かれたら。
その後ろめたさが、余計に快感を高めていく。
「あっ、あん・・・も、だめ・・・ッ、あっ、あ――!」
夢中で指を動かし、温かくぬるぬるするそこをかきまわした。
激しい絶頂の感覚に身体はびくびくとふるえ、のけぞった。


「は・・・ぁ・・・はあ・・・」
絶頂の波がおさまると、奈緒子はぐったりとして甘い快感の余韻に浸った。
DVDもいつの間にか止まっていて、静かになった部屋には奈緒子の荒い息だけが聞こえていた――

end

530 :
あああああすいません>>522です
なんかスレ止めちゃって申し訳ないorz
変なの書くし誘い受けみたいなレスしてるしで色々と反省orz
頭丸めて矢部さんに帽子作ってきます

531 :
いいですよ。いいですよ。GJ。
てっきり上田が「YOU!なにしてるんだ」みたいに乱入するかとおもったけど、一人でイッちゃうなんて・・それはそれでせつないなあ。 
上田!奈緒子は30代の肉体を持て余してるぞ!何とかしてやれ!

532 :
何回もすいません
実は>>531みたいな展開も書いてたんだ・・・
けどやたら長くなっちゃったし俺脳内でお蔵入りにしようかと思ってました
でもなんかもうやっぱり書き逃げさせてくだしあ
長いです・・・もしかして途中で切れたりしたらごめんなさい。
つづきのようなもの。



玄関のドアが閉まる音で目が覚めた。
――ん?
いつもとは様子の違う目覚め。
真っ暗な中、電化製品の電源のランプだけが光っている。
ああそうだ。上田さんの部屋を掃除していて――
そこではっと我に返って奈緒子は飛び起きた。
心地良い疲労にまかせて、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。
どのくらい眠っていたのか。
真っ暗闇。
裸のまま。
そしてさっきの音は――
廊下を歩く音がして、奈緒子は血相を変えてさっき脱ぎ捨てた服を探した。
しかし無情にも足音はどんどん近づき――

533 :

ガチャ。
「わーーーっ!」
「おおうっ!?」
ほとんど同時に叫んだ。
「は、入るな上田っ!」
慌てて毛布をかぶって隠れる。
「何だよ!?」
上田の驚いた声と同時に、視界がぱっと明るくなる。
「で、電気つけるなって!」
「何だよ。どうした」
無遠慮に近づく足音。
「だから入るなって言ってんじゃん!」
更に毛布を引っ張って、頭まですっぽり隠れた。
「入るなって、ここは俺の部屋だぞ」
「そうだけど」
もうバカバカバカ上田。早く出てけ――
毛布の中で必に念じるが、上田は構わずに話し続ける。
「あのな、youも知ってるとおり俺は優秀な頭脳と共に限りなく広い心をも持ち合わせているジェントルな男だ。
だから胸も心も貧しいyouが勝手に俺のベッドで昼寝していたくらいで憤慨するようなことは――・・you」
急に声のトーンが変わった。
「おい。なななななんで服脱いでんだ」
ああ、せめて服をかき集めて隠しておけば――
後悔で頭が真っ暗になる。
「おい。なんとか言えよ」
毛布一枚で隔てられてはいるものの、上田が真横で上ずった声で喋っているのがわかる。
「なんでもないです。いいからとにかく出て――」
「you」
ぎしっ、とベッドのきしむ音。
「の、乗ってくんなバカ上田!」
服を着てさえいればぶっ飛ばしているところだ。
「そうか、you、そういうことか・・・フッ、ふっふふふふふふ」
「変な笑い方するなって!」
「なぜ早く俺に言わない」
「はい!?・・・何が」
「だから、したいならしたいと早く言えば良かったじゃないか」
「なっ・・・ちが・・・何誤解してるんですか」
「誤解?・・・なあyou、恥ずかしがらなくていい。俺だってこの歳までひとりでこまめにコツコツ練習を・・・
さあ、共に目眩く快楽の世界へ」
「だから違うって!・・・あの、だから、そういうんじゃなくて、あの、ぜ・・・全裸で寝る健康法・・・ですよ」
我ながら苦しい。

534 :
「昼寝でか?」
「そ、そうですよ。悪いか」
「フン・・・まあいいけどな」
「だから、服着るからさっさと出てってください」
が、上田は出ていくどころか、奈緒子の身体を覆うようにして上から覗きこんできた。
「あ、あっち行けって上田」
「you・・・ちょっと、1回・・・顔を見せなさい」
「なんで」
「いいから」
「やだ」
「・・・泣いてるんじゃないのか。心配してるんだ」
別に泣いてないけど。
でもあんまり優しげな声だから。毛布の端からほんの少しだけ、顔を出して外を見て――
思いがけず至近距離に上田の顔があった。
しかも優しい声とは裏腹にその目はあからさまに期待と欲望に満ち満ちている。
「お、お前、声と態度が違いすぎるだろ!この詐欺師!」
慌ててもう一度毛布をかぶろうとするものの、上田もまた毛布の端を掴んで離さない。
「あ、あのな、youがそのつもりなら俺はいつだって」
「だから違う!やめろ変態!」
ああもう。何なんだこの攻防。
一瞬、手の力が緩んだとき、ついに毛布がはぎ取られた。素肌が部屋の冷えた空気に触れる。
ああもうだめ――
頭が真っ白になりながらも、咄嗟に腕で胸を隠していた。
「you。隠すんじゃない」
「やだ」
必で顔をそむけて抵抗するが、組んだ腕はあっさりほどかれた。
「み、見ないで。見ないでください」
心の準備もなく、こんなにいきなりコンプレックスをさらすことになろうとは――
「・・・そ、そんなに恥ずかしがるな。か、可愛いから」
え。
顔を正面に向けた瞬間、上田が覆いかぶさってきた。
「全裸睡眠は身体が冷えてかえって健康を害するぞ」
はい?
「だから・・・俺が、あ、あたたためてやる」
たがひとつ多いぞ、上田。
「う、上田さん」
上田の大きな両手に頬をはさみこまれて。
何か言う隙も与えられずに、キスされた。




535 :
「・・・んっ」
上田の大きくて固い手に腰を撫でられて思わず呻いた。
実際の上田は手も身体も大きくて――いや大きいのは知ってたけど――身体を重ねてみて初めて知った
温かくて重たい充実感。
奈緒子が抵抗をやめたのをいいことに、上田は好き放題触れてきた。
自分の服もさっさと脱いで、丁寧に眼鏡も外して。
固い指で胸の先端を擦られ、吐息がもれる。
「・・・気持ちいいか?」
言えるかそんなこと。
聞こえなかったふりをして顔を横に向けた。
「you」
上田に抱きすくめられると、本当にすっぽり包まれてるみたいになる。
首筋に舌を這わせられて、低い声で囁かれて、ぞくぞくする快感にどうしようもなくなって声が出てしまう。
ああもう悔しい。
でも嬉しい。
でも悔しい。
「んん・・・、ん」
上田のひげが顔にあたって痛い。でも口をふさがれているから文句も言えない。
少し開いていた隙から舌が入りこんで、深く侵入してくる。
苦しくて、熱くて、気持ちいい――
キスを続けながら、上田の手が身体を探ってくる。
くびれた腰を撫で、腹部を辿り、やわらかい内腿に手を這わせる。
くすぐったいような快感に奈緒子は身をよじった。
そしてためらうように動いていた手が漸く秘所に触れ――
「あ」
「ど、どうした」
上田があわてたように手を引っこめた。
「あ、いや――」
あまりに近くで目が合ったので思わず俯いた。
「何でもないです・・・大丈夫」
「・・・本当だな」
再びそこに上田の指が触れる。
奈緒子の細い指とは全然違うそれが、ゆっくりと愛撫してくる。
中指が更に深くまさぐり、熱い蜜がとろりと絡んだ。
「あっ・・・」
声をもらすと、上田は嬉しそうにちゅ、ちゅっと顔にキスをしてきた。
「よしよし・・・you、濡れてるじゃないか」
「う、うるさい。いちいち言うな」
上田の指の動きに合わせて、恥ずかしい音がする。
「あ、や、やだ。上田さん」
羞恥に染まった頬を上田の首もとにおしつける。
「うん?・・・いや、いいぞ。すごくいい」

536 :
そう言ってわざと音が立つように弄ってくる。
「あっ、あ・・・う、ぅん、ば、ばかっ」
「可愛いな」
「・・・っ」
またキス。
頭がぼーっとしてしまうようなキスをされながら、上田の指が更に侵入を試みているのを感じる。
熱い粘膜の中にゆっくりと指が挿入され――
「ん」
奈緒子が一瞬身体をこわばらせた。慌てて指が抜かれる。
「い・・・痛いか?」
上田が目を見開いている。そういえばこいつはドーテーだった。私だって初めてだけど。
「いえ・・・あの、ちょっと、違和感・・・ていうか」
本当は少し痛かったけどごまかした。
上田が必要以上にびびってしまうのも嫌だったし。
上田はまじめくさった顔で奈緒子にかぶさるようにすると、首、胸、脇腹――と徐々に下へ口づけていく。
「んん・・・」
それがくすぐったくてもじもじしてしまう。
と、そっと内腿に手を添えられる感覚があって、そのまま脚を開かされた。
「えっ」
驚く間もなく、上田の両腕でがっちりと太腿をおさえこまれてしまった。
「えっ、あ、ちょっと、上田さ」
恥ずかしい体勢をとらされ、抗議しようと上体を起こしかけたとき。
更に恥ずかしい感触に身体がふるえた。
「や、やだっ、上田さん、だめ、そんなとこ、き、汚いから!あ、あ・・・バカ」
敏感になったそこに、上田が舌を這わせる。何度もキスをして、舌先でつついて――
「や、やめてやめて、うえだ、やめ、あぁ、ん」
上田は奈緒子の声を無視して続行する。
奈緒子だって、こういう行為が存在することを知らないわけではなかったが、聞くとやるとじゃ大違いだ。
煌々と明かりのついた部屋で、こんな、こんなこと。
恥ずかしさでにそうなのに、身体は敏感すぎるほど反応した。
「あ、んんっ・・・あ、あ・・・っ」
自然と身をよじり、行き場のない手はさまよってシーツを掴んだ。
「奈緒子」
名前で呼ばれて目を開けると、上田が満足そうな顔で見下ろしていた。
私がどんなに恥ずかしいかも知らないでニヤニヤしやがって――
「い、いいか。そろそろ」
「え・・・」
「・・・もう十分濡れてるしな・・・それはもうとろとろの濡れ濡れの」
「うるさい上田!・・・い、いい・・・ですよ」
「ほんとか」
「何回も言わせないでください」
開いていた脚を更にぐいっと広げられる。
「・・・痛かったら言えよ」
「・・・たぶん痛いと思います」
「まあ・・・そうだな・・・じゃあ、どうしても、どぉおしても我慢できなかったら」
「上田!・・・いいから。覚悟・・・してますから」
「・・・わかった」

537 :

開いた身体に、何か――まあ、上田の巨根――が当たって、入口を探ってくる。
ぬるぬるした感触があって、ゆっくりと、中に、分け入るように――
「い、」
痛い。
「あ!い・・・いた、痛い!」
覚悟していたつもりだったが、実際に体感するリアルな苦痛に声が出てしまう。
「you・・・、奈緒子」
上田はいったん動きを止めて、左手で奈緒子の頬に触れた。
「大丈夫か」
大丈夫じゃない。でも・・・
「だ、大丈夫です」
そう答えていた。そして腕を伸ばして上田の首にすがりつく。
「おぅ・・・よしよし」
上田はそのまま奈緒子の上に優しく覆いかぶさると、華奢な背中に腕を回して抱きしめた。
その状態で更に深く、ゆっくり挿入する。
奈緒子の身体がこわばる。
「you・・・力を抜くんだ」
「ん・・・ん」
少しでも苦痛を和らげてやりたくて、上田は奈緒子の耳や首筋に口づける。
挿入したまま、下半身は動かさずに愛撫を続けた。
「う・・・上田、さん」
奈緒子が口を開いた。
「ん?」
「あの・・・いいですよ、動いて」
「・・・無理するなよ」
「上田さんこそ」
快感と苦痛、おそらく両方の理由で上気した頬がかすかに微笑む。
・・・かわいい。
自分のために耐える姿にたまらなくなって上田はキスをする。
そしてそのまま、ゆっくりと、できるだけ優しく、腰を動かしはじめた。

思いがけず2人で駆け上がってしまったステップはあまりに急で――
そして心地よかった。









538 :
「you」
「・・・ん?」
静かな部屋の、ベッドの中。
「大丈夫か」
「なにが」
「まだ痛いんじゃないのか」
「それは・・・まあ」
「明日は何もしなくていいから。休んでなさい」
「・・・上田さん、優しすぎて気持ち悪いですよ」
「何言ってるんだ、当然だろう。youは女性だしなにより初めての」
「うるさい上田!」
「なんで怒るんだ」

静かな寝室に、いつもの、しかしいつもとは少し違う掛け合いの声。

「ところで上田さん、お腹すきません?」
「いや、俺は・・・心ゆくまでyouを味わったからな」
バキッ
「なんで殴るんだ!」
「いいから焼き肉行くぞ上田!」
「フッ、youもスキモノだな。一体どれだけ肉欲を持て余して」
バキッ(2回目)

静かな部屋での、いつものやりとり。
たぶん、これからも続いていく。ずっと。

end

539 :
うわあああGJGJGJ!!!
たが一つ多い教授にニヤニヤが止まりません!!!

540 :
GJGJGJ!!!!
愛しいっす上山・・!!
最近●しい○人見るたびに美しい奈緒子ににやにやしてる。
真山とフリンしそうな奈緒子!
ぜひマイヤー氏役として上田に登場していただきたひ。

541 :
そういえばどっかでマイヤーさん(らしい外人)が上田に似てて釣られたって書き込み見た
似てるか……?

542 :
銀縁眼鏡は似てるな

543 :
「山田。牛タンってウマイよな」
「お前のおごりか?」
「違う! 一般論としてだ」
「まあまあですね、人間の舌も牛タンだったらいいのに」
「……え!?」
「そしたら何も食べてなくても、常に牛タンの味がしておいしいじゃないですか」
「何いってんだ?」
「人間の舌っていつも口の中にあるのに味がしないじゃないですか」
「そ、それはだな……」
 二人で話し合った結果、それはもしかすると、ずっと同じ味の舌が口の中に入ってるから味覚が麻痺してるんじゃないか、ということになって、お互いの舌を舐め合って確かめてみることにした。
 そうしたらすごい! 山田の舌、おいしい!! まろやか!
 お互いに相手の舌を舐めながら「うまいな」「おいしいですね」「ジュヴゼイムだな」「ジュヴゼイムですね」ってやってたら、だんだん
(省略されました。続きを読むにはジュヴゼイムジュヴゼイムと書き込んでください)

544 :
ジュヴゼイムジュヴゼイム

545 :
ジュヴゼイムジュヴゼイムw

546 :
ジュヴゼイムジュヴゼイムwwww

547 :
ジュヴゼイムジュヴゼイム

548 :
ジュヴゼイムジュヴゼイム

549 :
ジュヴゼイムジュヴゼイム

550 :
一日早いけどバレンタイン短すぎ超小ネタ。

「珍しいじゃないか、YOUが自分から大学に来るなんて」
「今日は上田さんに渡すものがあるんですよ」
「・・・!!山田・・・君もついに」
「はい、ハッピーバレンタインだ、上田!」
「・・・なんなんだこの包装紙は・・・家賃の督促状じゃないか」
「・・・たまたま手元にあったんですよ」
「しかも中身は5円チョコ1枚か!せめてチロルチョコにしろよ!」
「う・・・上田さんといつまでもご縁があるようにって意味じゃないですか・・・察しろバカ上田」
「!!・・・おおう・・・YOU」
「それじゃ、今後も私たちのご縁が切れないように、その包装紙に書いてある金額の振り込みと、
来月のホワイトデーには10000倍返しお願いしますね」
「おいっ!」


職人さんの投下を待ちつつジュヴゼイムジュヴゼイム

551 :
>>550
GJ



そして自分も「ごえんがあるよ」を使おうか悩んでたのは秘密

552 :
ID変わってるけど>>550です
>>551
ネタが被っても構わない、書くんだYOU

553 :
なんとか今日間に合った551ですorz
>>552
初期段階でネタ変えてたので無問題ですよ。

どう見ても教授がただの変態ですが、3レス程お借りします。
既に花開いてる教授設定で。
〜〜〜〜〜〜〜〜
「ときに山田」
「なんですか」
「…その、何だ。今日が世間で何の日か知ってるか?」
いつものように勝手に人の部屋で茶を啜っていた、いろいろなところがデカい男、上田は帰宅した私の顔を見るなりそう言った。
「バレンタインデーですが、それが何か?」
「分かってんじゃねぇか。ほら」
私の目の前に自分の掌を差し出す。
「何のつもりだ」
「まさか、どういう日なのかは知らないのか?」
「知ってますよ」
「ハッ!こいつめ、照れやがって。素直じゃないなyou」
勝手に一人話を進めて行く上田に内心イラつきながら、ぴしゃりと言い放つ。
「何で私が、上田さんにチョコあげないといけないんですか?」
その私の一言で、あからさまに消沈する。しかししょんぼりとしたところで、やっぱり無駄にデカい男には変わり無いのだが。
「というか、どうせ大学で貰って来るのにいいじゃないですか」
「…フン」
そのまま背中を向けてしまった。まさか、拗ねたのか?たかがチョコで。

554 :
ふと、最近商店街のおまけで貰ったチョコがあるのを思い出し、カバンの中からセロファンに包まれた小さなチョコをテーブルに置く。
「貰ったのだし…も、もちろん義理だからな!」
「『L』の字が書いてあるんだが。you、私にLOVEなのか。LOVE注入か」
「ぐ、偶然ですよそんなの!貰ったのだし!もういいだろ!そんな事言うなら返せ!」
「おおぅ!?」
隙を見て上田さんから奪い取ったチョコを素早く口に放り込む。ざまーみろ、と思っていたら、上田さんは私の腕を掴んで引き寄せ、頭をがっちり掴まれキスして来た。
「ん、う…」
次第にそれは舌を絡めた深いものへと変わり、口腔内を蹂躙される。
「…はあっ…」
やっと唇が離れると、抗議の為に少し息を整え
「何するんですか!いきなり…キ、キスだなんて」
上田さんは不敵にも、ベロリと自分の下唇を舐めながら言い放つ。
「せっかくyouから貰ったチョコを、食べない訳にいくまい」
「だから別に、義理以外の意味なんてありませんよ」
「一粒とは言え、youから貰えるとは思わなかったから、こういうものも用意していたんだが」
上田さんはおもむろに自分のカバンから何かを探し出す。
自分で買ったとは言え、どんな高級チョコがと期待に胸膨らませて待っていたら、出て来たのはただの砂糖で色とりどりにコーティングされたチョコだった。
「こんなの、どこにでもあるチョコじゃないですか」
「フッ。素人はこれだから困る」
そう言った上田さんの眼鏡が光った気がすると、ガバッとその場に押し倒される。

555 :
いきなりスカートをまくり上げられ、下着までも下ろされた。
「いいか、youのここに、このチョコをだな…」
「ひんっ!」
あろう事か、上田さんは私の秘所に一粒ずつチョコを入れ始める。あまりの事にただ驚き、咄嗟に抵抗する事も出来ず、されるがままに次々とチョコを入れられ続けて、ついには一袋全て入れられてしまった。
「…こっ、これ…どうするんですか」
「決まってるだろう?」
ぐるりと中で大きく指を掻き回す。と、中のチョコが私の敏感な部分を擦っていく。
「あん!」
「すぐには溶けないだろうから、結構楽しめるぞ」
「バッ…んっ!馬鹿なこっ…んぅ、言って、ないで…ふああっ…!」
『この変態』と、力いっぱい罵りたいのに、その度に指で掻き回されて力が入らない。
「なかなかいい感じになってきたな…」
今度は両膝をガバッと大きく開かれ、さっきまで指で弄られ続けたそこに口をつけられる。
「ど、どうす…んんっ」
舌先を使って、奥のチョコを一粒ずつ掻き出す。さっきと違って、ぬめった舌の熱さが、私を更にたかぶらせていく。
「…ん、ひ、あっ…あ?や、はああ…っ!?」
がっしりと腰を掴むと、ずず、ずずっとチョコを吸い込んでいく。吸われる度、また私の中のチョコが動いて、私の中を蕩けさせる。

556 :
「や、だっ…上田、さ…」
「ふ。もういいだろう。you、少し待ってろ」
上田さんはチョコとか私の愛液でてらてらと光る口元を拭うと、私を一人放っておいたままで、自分の巨根に避妊具を被せていく。
「あとはまだここに残ったこれを…こら、動くな」
「だ…って…くぅんっ、また、指っ…!」
再び中に指を入れてチョコを取り出し、何故か避妊具と巨根の間に埋めていく。
「…な、に…?」
「今すぐyouに天国を見せてやる」
「〜〜〜〜〜!!」
慣れたとは言え、さすがにいきなり巨根の上田さん自身を勢い良く突き入れられては、金魚のようにただぱくぱくと口を動かす事した出来ない。
「…はあっ…はあっ…どうだ、you?」
「くあああっ!」
上田さんが腰を使って奥まで突き動かす度、チョコが中で擦れて私を責め立てる。
「…や…あ…こんな…こんなの…っ!」
「そう、言う割に、締め付けが、すごい、ぞ…」
体中が熱くて、訳も無く涙が零れる。霞んだ視界の先のバカ上田の口を黙らそうと、手を伸ばし首をかき抱くと、そのまま噛み付くようなキスをした。

557 :
どちらともなく舌を絡め合うと、上田さんの舌はひどく甘いように感じた。
「…おい。そろそろいくぞ、いいか…?」
応える言葉が出ずにただ頷くと、更に高みへ追い立てるように動きが激しくなった。
「うあああっ!上田さん、上、田、さ…!」
「く、うぅっ…奈緒子っ!出る、ぞっ…!」
「あ、あ…は、あああああぁあぁっ……!」


甘い余韻も終え、身綺麗にした後の微妙な沈黙。それを敢えて私から破る。
「前から考えてたのか」
「何の事だ」
「あ、あんなっ…変態じみた事っ…!」
真っ赤な顔で抗議する私とは逆に、上田さんは『なんだそんな事か』という表情で答える。
「ああ、なかなか良かっただろう?セックスにも時々変化をつけた方がマンネリズムに陥らずに…おぶぁっ!」
怒りに震える私の右ストレートが上田の顔面に決まり、後に大きくのけ反る。
「な、何がマンネリズムだ!…バカ上田!お前なんか一人で巨根を慰めてろ!帰れ帰れ!」
二階の窓から無理矢理帰すと、窓越しに「ホワイトデーは期待しておけ」という声がした後、車の音が遠ざかる。
「何が期待だ、ばーか」
上田の事だからどうせロクな事ではないだろうが、言葉とは裏腹に、頬のゆるみは抑えられなかった。

〜〜〜〜〜〜終わり

558 :
以上です。
自分で書いてて教授の変態プレイにひきましたがw
何とか間に合って本当良かったです。

559 :
残念ながら上山感ゼロですね

560 :
おお、久々に来たらバレンタインネタきてた
GJ
>>559
まあそう言うな
衛生面が気にはなったがw
懲りずにまた書いてくれ

561 :
GJ
ホワイトデーも書いてほしい

562 :
ほしゅ

563 :
おすすめサイトとか教えて欲しい
ムリかな

564 :
大人板なのにホイホイと個人サイト晒して
最悪閉鎖とか迷惑になるとは考えもつかないのか

565 :
久しぶりにみたら上山熱再来した

4期はまだか…

566 :
ファンアートなら某イラストSNSを覗いてみれば?
ここで個人サイトの話はダメだろ。この話題はやめようよ。
俺はまだ4期信じてるぞ。信じてるぞ…

567 :
文字には不思議な力があります

568 :
これといってテーマ性のない単なるエロです
ちょっと慣れてきて調子に乗ってる教授のお話

―――――
私の名前は上田次郎。
日本科学技術大学教授にして、次期ノーベル物理学賞候補最有力者である。
ただ単に頭脳明晰なだけではない。最近は慈善活動も積極的に行っている。
胸も財布も貧しい909番助手の山田がついに宿無しになって私のマンションに押しかけてきたとき、
受け入れたのも当然そんな活動の一環だ。
そして、その山田を半年以上も同居させているのも、私の海よりも深い慈悲の心ゆえである。
断じて、一緒に暮らしたことで情がわいたとか、ひょんなことから懇ろな仲になってしまったからとか、
あの艶やかな髪や細い身体を愛でたいからとか、これまで目にすることのなかった可愛さに魅了されて離れられないとか、
そんな理由では――ない。

***
「はぁ・・・っ、上田・・・さん」
唇を離すと、奈緒子が大きく息をついた。
その反応から、つい長く口づけていたことを自覚する。
「息は止めなくていいと言ってるだろ・・・まだ慣れないのか」
わざとそんな言い方をすると、奈緒子は面白いように予想通りの反応を返してくる。
「う、うるさいバカ!」
赤面した頬に手を添えて、生意気な口をまたキスでふさぐ。
柔らかな舌をとらえ、絡ませ、ゆっくりと味わう。
・・・最初の頃はこんな余裕すらなかった。
もっと必でいっぱいいっぱいで、ただ熱情にまかせてつき動いていた。
それは奈緒子も同じだっただろう。

Tシャツの裾から手を入れると、奈緒子がびくんと背中を震わせた。
「あっ・・・、ちょっと、上田さん」
「なんだ」
「こ、ここで?」
「そうだ・・・何か問題でもあるのか」
「でも、あの、こーいうことは、ベッドでしたほうが」
「フッ、そうか、youはベッドでしたいのか・・・。しかしな、SEXにも変化が必要だ・・・
マンネリズムに陥るのは嫌だろ?たまに場所を変えて行為に及ぶことによって、新鮮な悦びが見いだせるはずだ・・・
大体、せっかくいい雰囲気になったのにベッドまで移動してたらその短い間に君の気が変わってしまうかもしれないじゃないか、
たまにはほら、こうやってリビングのソファでやるというのも一興だろ・・・まあ俺としては今後は
バスルームとか台所とか階段とか屋外とか」
「もうそのへんで黙れ上田」
・・・つい普段頭の中で考えていたことが口に出てしまったらしい・・・
つぐんだ口に、今度は奈緒子のほうからキスをしてきた。
「ほんとバカですよね・・・上田さんって」
憎まれ口をたたきながらも、頬は紅く染まっている。
素直なのか、そうじゃないのか――


569 :

***
ぴちゃぴちゃといやらしい音がリビングに響く。
ソファーに座り、膝の上には裸の奈緒子を横向きに抱えている。
左手は細い腰に。右手は既に濡れそぼった秘部に。
「ん・・・ふ、ン・・・、あ・・・ッ」
快感に耐え、首元にすがりついてくる奈緒子が可愛くて、額や耳元に何度も口づける。
ぬるぬるした感触を愉しむように指を動かすと、奈緒子は些細な刺激にも敏感に反応した。
「あぁッ・・・あん、上田さ・・・ん」
「よしよし・・・いい子だな、こんなに感じて」
「・・・っ、バカ」
「ほら、もっと脚・・・開け」
膝を軽く立たせ、熱く蕩けたそこに再び触れる。
――じゅぷ。ぐちゅ
指を出し入れすると、卑猥な音が更に大きく響いた。
「あっ、や、やだ・・・、あん」
それが恥ずかしいのか、奈緒子はいやいやをするように首を振って悶える。
「やだ?・・・こんなに濡れてるのにか?」
わざと意地悪な言い方をして興奮させる。
いやよいやよも好きのうち。
最初はそれすらもわからず、奈緒子が嫌だとかやめろとか言うのにいちいち動揺していた。
今ではちゃんと、NOの裏に隠されたYES、あるいはMORE――を見極められている、はずだ。
「あっ・・・あ・・・ん」
奈緒子が汗ばんだ身体をくねらせ、おしつける。
肌に直接触れる、やわらかく小さな乳房の感触に感情が高ぶる。
「う、えださ・・・ん、私・・・もう」
瞳を潤ませて見上げる表情。
こんな顔、俺しか見たことないんだな――
「ん?・・・もう、欲しいのか?」
こくんと素直に頷く。
「よ・・・よしよし・・・」
押し倒したくなる衝動を抑えて、冷静にふるまう。
「よし、じゃあほら、腰をあげて・・・このまま」
向かい合い、膝立ちになった奈緒子の腰に手を添えて支える。
痛いほどに屹立した巨根の先端に、柔らかな濡れた感触。
ゆっくりと、沈みこむ。
「・・・・・・ん」
奈緒子が眉根を寄せて小さく呻いた。
「・・・痛いか」
「あ・・・だいじょうぶ・・・です」
そう言って更に深く挿入する。その蕩けるような感触に恍惚となりながらも、まだ理性の灯は消さない。
「you・・・、無理、するなよ」
「大丈夫だって、ば・・・」
いくら慣れてきたとはいえ、この瞬間は慎重になる。
「はぁっ・・・、上田、さん・・・」
時間をかけて挿入すると、奈緒子が大きく息をついてもたれかかってきた。
「・・・奈緒子」
すぐに突き上げることはせず、小さな子供をあやすように背中を撫でさする。
長い髪の隙間から覗く耳にキスをしながら、徐々に腰を揺らしていく。


570 :

***
「んッ、ああ、あっあっあっあんっ、あぁッ」
激しい突き上げのリズムに合わせて奈緒子が切なげに鳴く。
汗ばみ、上気した肌。ささやかながらふるふると揺れる乳房。快楽に歪む表情。
そのすべてが更なる興奮をかき立てる。
――いい。実に、いい。
「あ、ああっ、やあっ!」
奈緒子が一際大きな声をあげた。
一旦動きを止め、抱きすくめる。
「・・・もう、イッた・・・か?」
はあはあと大きく息をしながらも、奈緒子は首を横に振る。
良かった。まだ終わるには早すぎる。
激しいだけでは駄目だ。なるべく、長く、じっくりぶっつり、二人で愉しみたい。
汗で湿った小さな二つのふくらみをやわらかく揉みあげる。
「ふ・・・、ン」
立ちあがった先端を指先で捏ねると、奈緒子は身をよじって反応した。
しばらく上半身だけの愛撫を続けていたが、やがて奈緒子が微かに腰を揺らしはじめた。
「ん・・・、んん」
ぎこちなく、遠慮がちな動き。
「う・・・上田さん」
懇願するような表情から、奈緒子が再び強い刺激を求めているのがわかる。
・・・いつからこんな扇情的な顔するようになったんだ。
心と身体の奥が熱くなる。
いつの間にか、こんなにも虜になっている。
誰よりも、どんな女よりも、感情を揺さぶられる。
奈緒子の腰を掴み、前後に優しく揺する。
「あっ・・・上田さ・・・」
「you・・・もっと動いてみろ」
「でも」
「好きなように動いていいんだ」
「・・・っ」
促してやると、奈緒子の動きは徐々に大きくなってきた。
激しい出し入れではないが、前後に、左右に、こすりつけるように腰を回してくる。
「おぉう・・・、い、いいぞ、奈緒子」
「あぁ・・・ん・・・うえださ・・・」
上半身もぴったり密着させ、絡み合うように抱き合ってキスをする。
濃厚な快楽に頭がぼうっとする。
このまま溶け合って、ひとつになってしまいそうだ。

密着していた上半身をそっと離し、繋がった部分に注目する。
自分の巨根をくわえこんだ秘裂は痛々しく、・・・しかし最高にいやらしい。
SEX、してるんだな。
この、俺が。
他の誰でもない、奈緒子と。
わかりきったことなのに、それを思うだけでどうしようもなく高揚した。

571 :
その視線に気づいたのか、奈緒子もつられて下に目をやる。
「・・・ん?やらしいだろ?」
そう言うとはっとしたように顔を上げ、あわてて首を横に振る。
「あっ・・・ば、ばか・・・そんなとこ、見ないでくださ」
「youも今見てたじゃないか」
「ちが・・・」
「ココ見ると感じるだろ?ん?」
奈緒子の恥じらう表情を見ているうちに意地悪な感情が湧きあがってくる。
「こんな大きいもの挿れて喘ぎやがって・・・やらしいなぁ、youは」
言いながら再び突き上げを開始する。
「あっ!あっ、あっあんっ・・・あぁ、ばかぁっ」
突然再開した激しい突き上げに奈緒子の身体が跳ねた。
抗議を口にしながらも、抑えきれない嬌声が部屋に響く。
「馬鹿なんて言いながら、感じてる、じゃないか」
「ああ、あぁん」
「こういうの、好きなのか?言葉攻めで、感じるのか、youは。ん?どうなんだ、ほら、ほらほら」
「あん、あっ!う、うえだ、あっ、おまえあとで、ぁあ・・・お、おぼえてろ、ぁあ・・・ん!」
こんなときにまで言い争いか。 興奮の裏でちらりと冷静な考えがよぎる。
しかし、同時に奈緒子の秘部から更に熱いものが溢れてくるのを感じる。
やっぱり感じてるじゃないか。 思わず口の端に笑みが浮かんだ。
「あぁ、あぁん、うえださ・・・うえださん」
奈緒子が倒れこむようにすがりついてくる。
汗で額にはりついた髪をはらうこともせず、必ですがってくる様子が可愛い。
「奈緒子」
感情にまかせ、乱暴なくらいに抱きしめて揺さぶる。
「き、気持ちいいか」
「あっあっああ、き、気持ちぃ、んぁあ、うえださん、んじゃう、んじゃう、あぁ」
「奈緒子。・・・奈緒子・・・ッ」
壊してしまうのではないか。
そんな考えが脳裏をよぎったがもう止められない。
ただ激情のままにつき動く。

572 :

肌と肌がぶつかる音。
粘液の湿った音。
奈緒子の喘ぐ声。
自分の呻く声。
なにもかもがいやらしく、自分たちを絶頂へと導いていく。
「あっ、ああ、ぁあん、いや、いやあっ!あ――あぁ・・・あ――!」
「・・・っ!・・・く、あ・・・あッ!」
絶頂の快感にびくびくとふるえる奈緒子の身体を抱き、締め付けに誘導されるまま、欲望を放出しきった――




***
「泣くほど良かったか」
「・・・え?」
行為のあとのけだるい空気の中、ソファーに横になって奈緒子を抱いてまどろむ。
二人で寝るには明らかに狭すぎるが、それは好都合でもある。
「最後。イク時・・・涙出てたじゃないか」
「嘘!」
「嘘じゃない」
奈緒子の焦った顔、赤面した表情はどうしてこうも可愛いのか。
「い・・・いい加減なことばっかり言うなバカ上田・・・」
昼間ほどの勢いがないところも、また可愛い。
ちゅ。と軽くキスをする。
至近距離で見つめてくるその瞳はうっとりと潤んで――
・・・もう俺に骨抜きじゃないか。
次の瞬間、そっと頭を押さえられてまた口づけられた。
奈緒子のほうから、やわらかく舐め、ゆっくりと舌を探ってくる。
「・・・・・・」
くすぐったいような、もどかしいようなキス。
顔を離して見つめ合う。
・・・もしかして、俺のほうか。骨抜きなのは。

どちらからともなく、また唇を合わせた。
まだ、長い夜は終わらない。

 おわり

573 :
>>568-572
おおう…GJ!

574 :
久しぶりに覗いて良かった!!
GJ!!!!
ありがとう!!
やっぱり奈緒子のツンデレ可愛いw

575 :
GJです!!
えがったぁぁ・・・最高!

576 :
くわっぱ!

577 :
ほしゅあげ

578 :
過疎ってるなー
最近上山萌えが再開してる俺は寂しいぜ…
半裸でマッタリと投下待ち

579 :
そういう時には自給自足だ!
なぜベストを尽くさないのか!!

580 :
余震怖い
エロくないけど(´・ω・`)
わらびもち
-----
テーブルの上の皿にそっと手を伸ばす。
黄金色の香ばしい粉末に包まれたぷるぷるの物体を親指と人差指でつまみ上げ、素早く口に放り込んだ。
「何をしている、you」
きな粉を盛大に吹き出して振り向いた奈緒子は口の中のわらび餅を急いで飲み込んで言った。
部屋の主である科技大教授、上田次郎が子機を手に奈緒子の後ろに立っていた。
「な、何もしてませんよ。早かったな。大学からの電話じゃなかったのか」
「会議の時間変更連絡だった。家主の許可もなく盗み食いとは本当に浅ましいな」
「なんのことやらぜんぜん身に覚えがありません。さっ、早く今度の事件のあらましを説明してくださいよ。私も忙しいんだ」
「口や指をきな粉だらけにして良くものうのうと」
奈緒子は慌てて指を見た。指にたっぷり、カーディガンにも黄色い粉が散っている。
まずい。
きな粉のついた指を慌てて口に含んで証拠隠滅を謀った後、よくわからなかったので口元もぺろりと舐めた。
弓形の形よい唇から覗く赤い舌。濡れた唇が光る。
ごくり、とつばを飲み込む音が聞こえた。
視線の先には奈緒子の顔をまじまじと見詰める上田。
大男は何かに気づいたようにはっと目を見開くと頬を染めて呟いた。
「そういうことか」

581 :
奈緒子は不審げに聞き返す。
「はい?」
「youの意地汚さは常日頃から目に余るが、そこまで必でアプローチするとはいじましい」
上田はテーブルのへりに視線を落とし、もじもじとのの字を書きながら言う。
「たしかに俺のような立派で背も赤く男前で社会的にも優れた人間なら、youのような貧乏で貧乳で何のとりえもない哀れな女が惹かれてしまうのも無理は無い」
「何のことだ」
貧乳助手の本気の疑問符にくるりと振り向き、片眉を上げた。
「山田」
「はい」
「無意識だったのか。今更隠すことはないぞ」
「だから何だって、うえ──」
言い終わる前に上田の顔がぐっと近づいてきて視界いっぱいに広がった。
唇に、ふわりとなんとも言えない柔らかい感触のものが触れる。
しばらくふわふわと奈緒子の唇を触れた後にそっと離れた。
目の焦点が合う。

「俺はわらび餅が好きだ」
奈緒子はぼんやりと目の前の男を見つめて言った。
「は、はあ?」
「ぷるんとした食感、程よい甘さ、美しい宝石のような透明感」
奈緒子の頬をそっと撫で、指でぷにっと突付く。
「うん」
上田は何だか勝手にひとり合点している。
そのまま柔らかい頬をごつい手のひらで柔らかく包むと、上田はまだ少し残る口元のきな粉を舌で舐めとった。
「!!!!」
大胆な舌はそのままゆっくりと移動する。やがて奈緒子の唇を包みこみ音を立ててついばむと、僅かな隙間からそっと忍び込んできた。
かすかな水音が響く。
「──甘い」
唇を解放されそんなことを囁かれ、奈緒子は我に返った。
「な、なっなっなななな」
そうだ、この男はさっきも──

582 :
「you」
上田は赤い顔のまま、顔をぐいと近寄せて真面目な顔で囁いた。
「自分のことをわらび餅に見たてて俺を誘惑して想いを伝えようとしたんだろう?」
「はあ?????????????」
相変わらずこの男は妙な思考回路をしている。勉強しすぎるとおかしくなる典型だ。
「ぜんっぜん、まっったく、ユーワクなんてしてません。目を覚ませ上田」
「はっはっは、そう照れるなよ」
「照れてない!!」
いつの間にか上田の大きな手のひらが脇からカットソーをたくし上げ侵入し、ブラジャーのホックを外している。
なんという早業。
「こ、こら!やめろ!」
「大丈夫だ!俺のシミュレーションは的確かつ完璧だからな、安心して身を任せろ。いつyouが告白してきてもいいようにこまめな練習は一日たりと欠かしたことはない」
理性的なことを言いたがら鼻息は荒く眼は血走っている。興奮で眼鏡まで曇っている。
細い体にぐっと体重をかけられてテーブルに背がつく。
のしかかる大きな身体。
「上田!」
獣になりつつあった科技大教授はっとして身体を起こす。
奈緒子の両手は抑えつけたままに髪を整え、ずれた眼鏡をかけ直した。
「そ、そうだな。俺としたことがはやまった」
「わかればいいんだ。さあどけ」
「ダイニングテーブルでというのはいくらなんでも初めてでハードルが高いな。山田、俺の部屋に行こう。最初はやっぱりベッドだよな」
「え?!違う!にゃー!やだ、やだやだ、何する──っっ!」
暴れる奈緒子を横抱きにしていそいそと上田は寝室へ消えた。

583 :

数刻後。
上田は満足しきった表情で、奈緒子は枕に顔を埋めシーツでミノムシ状態になりながらベッドの上にいた。
「……バカ」
上田は静かに奈緒子の乱れた黒髪を撫でる。
「バカ、バカバカバカ、は、犯罪だぞ。矢部に言いつけてやる」
「そうだな、一緒に報告に行くか」
余裕綽々の態度がムカつく。
「何で笑ってるんだ。反省しろ反省」
「なんでだよ。相思相愛でする性行為だぞ。何の問題もない」
「い、いつそんなことになった!」
上田はぐっと顔を近づけて囁いた。
「you、さっき何度も言ってたじゃないか。甘く囁くような声で『上田さん、好き』って」
「わーわーわー!!」
耳の先まで赤くして奈緒子は暴れた。
なんという不覚。
熱に浮かされとんでもないことを口走っていたようだ。
「はっはっは。照れんなよ!」
上田の大きく暖かい身体にぐいと抱き込まれる。
奈緒子はしばらく暴れていたが、やがて観念したように静かになった。

584 :
「わらび餅には黒蜜……」
上田がぼそりと呟いた。
「え?」
「そうだな。今度はちゃんと用意しておくから」
奈緒子は眉間にしわを寄せる。
「何の話だ」
「ローションだよ!痛かったから怒ってんだろう?」
「違います!──、ん」
大男は懲りずに覆いかぶさって奈緒子の唇を塞いだ。
遠慮のない舌が口腔内を蹂躙し、未だ慣れぬ奈緒子の舌を優しく絡めとる。
やがて骨ばった指はするりと下腹部を撫で、腿の間へと侵入し悪戯を仕掛ける。
「あっ、こ、こら!」
「山田……」
蜜より甘い声で囁かれ、形ばかりの抵抗は虚しく終わる。
「ん、……あ、あっあっ……や、」
「……ん。もういらないか?」
デリカシーの欠片もない奴。
彼女は悪戯を仕掛ける男の耳をぐいと引っ張り睨みつけ、──ぎゅっと抱きついて小さくキスを返した。
上田は驚いたように真っ赤な奈緒子の顔を見つめると、やがて泣き笑いの表情で強く奈緒子を抱きしめた。

おわり

585 :
ふおおぉおおGJ!!
ハァハァしますた

586 :
いいぞ!

587 :
なんと!
わらびもちからそうきたか!w
GJでした!!

588 :
【隠蔽の見分け方】
・髪の形がいつも同じ
・髪の艶もいつも同じ
・髪が伸びてくる様子が不自然。(後ろ髪だけが異様に伸びてる)
・妙に頭を気にする。
・風が吹いた時に思わずおさえる
・夏の汗のかき方、汗のふき取り方が不自然
・頭を触ろうとすると、例えば「髪型おかしいよ!」と直してあげようとするといやがる
・前髪の生え際
・後ろから見ると妙にまっすぐ
・生え際がない
・髪質がやけに固そう
・髪質が場所によって違う
・額がテカっている
・「ズレてる」という言葉を聞くと異常な反応をしてしまう
ν速+でコレ見るたびにニヤニヤ(・∀・)

589 :
何故ここに貼るかw
じゃあウエヤマ変換できるコピペを
9 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/10/26(日) 20:55:14 ID:4NblHbGr0
さっき仕事から帰ってきてPC起動したら、
俺の「巨乳コレクション」フォルダの名前が
「貧乳で悪かったな」フォルダに変わってた。
嫁に謝るべきだろうか・・・

590 :
いやそれは変換できないだろwww
山田がフォルダ名の変換ができるとは思えんwww

591 :
奈緒子だったら紙に書いて直接デスクトップに貼りそう

592 :
いやここはPC画面に油性ペンで直書きで

593 :
そ れ だ

594 :
保守だ、you!

595 :
おまえ、もう……なんだっけ、あれだ、五右衛門風呂とかいうのは書かないのか?

596 :
五右衛門風呂でとはなかなかアクロバティックなプレイだな

597 :
>>596 時間がすげー

五右衛門風呂ということは長野の実家で励むのですか
全裸で待ってます

598 :
電気消すのよ

599 :
このドラマは何年、メールをくれるんだろう。
途中で見てもない富豪刑事のメールが来てたのも、既に懐かしいよ……

600 :
遠隔人の灰のトリックのところ
落武者のモロッコ返すところ
言霊の低い崖のところ
他にあるかな

601 :
バトルロイヤル地上波放送楽しみ(主に新映像が)

602 :
地上波放送を記念しつつ保守
しかし新映像ってあれか…

603 :
まぁ、新映像はあんなもんだろう・・・と思いつつ、11周年はこれで終わりか?

604 :
後半睡魔に負けてしまったんだが
もしかして本編前に最初にやってた奴と同じ…か?<新映像

605 :
結局顔は出ずに、声だけ本人だった
でも奈緒子役の人の動きが結構似てると思ったw

606 :
>>605
自分はささやかなむn

607 :
最後のぴょーんっていうのはちょっと似ていた
はあ、しかしやっぱりお子様なこいつらの恋愛は可愛い
またピュアモードになってしまった

608 :
お互い、自分の気持ちも相手の気持ちもわかってるんだよなきっと
でも気づかないようにしてる、みたいな…
しかしにわかにレス増えてて嬉しい
人いるんじゃねーか
フッ、照れやがって…

609 :
それこそ件の二人みたいに
にらみ合いじゃないが
お互い相手の動向を見てるんじゃないかな

そして選挙でもないのに名前変わってるしな

610 :
イラストSNSも盛り上がってる気がするし嬉しい
名前欄気づかなかった……

611 :
さっさとハムとまごころ持ってこい上田

612 :
上田のハムとな

613 :
そ、そんなんじゃなくて本物のハムだ!

こうですかわかりません><

614 :
じゃあ
まごころを、君に

…って、
何故息が荒いんだ上田!
こうですかわかりません><

615 :
今日はまるっと11年目か。

616 :
11周年おめでとう

617 :
まるっと11周年。俺の中では7月7日は七夕よりTRICK記念日だ。

618 :
矢部×山田がすきなのは俺だけかなあ

619 :
ほのぼのなら結構いるみたいだね

620 :
矢部でエロパロって…石原とホモらせるのか?

621 :
んな怖いこと言うなよ!
×山田だと、だれと組み合わせても
どうやって邪魔しようか必な上田萌えになっちゃうんだよな

622 :
トリックだけじゃないけど年の差カップル多いよな
上田とは12歳差、矢部とは15歳差、石原はいくつかわからないけど
年が近いのは瀬田くらいか

623 :
矢部×山田自分も好きだ
上山とはまた違う微笑ましさがあっていい

624 :
そういえば瀬田はいくつなんだろう
奈緒子とは幼なじみなんだよ…な?
瀬田好きだしおいしいポジションのキャラだったのに消えたのは非常に悲しい
邪険にされつつも奈緒子にちょっかい出す瀬田と
ウザがりつつも本気で嫌いなわけではない奈緒子のほのぼのギャグとか見たいなー
まあそんなん書いてる人見たことないがw
奈緒子のことで張り合って上田と火花を散らすのもいいと思う

625 :
瀬田が選挙で立候補したのって2からだっけ?
その時点で最低満25歳は超えてるよな
奈緒子より2〜3歳年長で昔からお兄さん&
婚約者ぶってたんじゃないかという妄想

626 :
瀬田は、2には出てこない。
あいつは1にしか。

627 :
中の人が俳優やめたんだっけ?
石原もだけど

628 :
私の上山神が更新停止してしまった…orz

629 :
おう。まあ、神本人の判断だ、俺らは受け入れようや。
むしろ今まで活動してくださったことのこそ感謝だろう。

630 :
保守だ…YOU

631 :
>>630
わ、訳の分からないことを言いながらどこを触ってるんだお前は!

632 :
近頃めっきり過疎ってしまっているじゃないか…
かつてはあれほど盛り上がっていたこのスレが!…これは由々しき問題だ。
数少ないスレ住民のためにもここはひとつ過激なプレイで潤いを…
(バキッ)
おぉう、何をする!you!
ウェイト!ウェーイト!

エロにならなかった

633 :
五右衛門風呂じゃないけど、お風呂話書いてみた
携帯からなので改行とか変だったらすみません

「バスルーム」
―――
「you…」
「…ん……」
熱く火照った身体。まだ残る強い快楽の余韻。落ち着かない息遣い。
「気持ち良かったか?」
「…っそんなこといちいち聞かないでください」
「気になるじゃないか…まあ君の反応を見てれば言わなくてもわかるけどな」
「…だったら聞くなバカ」
「君の口から聞きたいんだ」
情事のあとの甘くけだるい空気。ぐちゃぐちゃに乱れたシーツ。汗ばんだ身体。
「汗びっしょりじゃないか」
「…上田さんこそ」
「フッ…まあ今日は特別激しかったからな…あんなことやあんなことを…ふ、ふふ、ふふふ」
「上田!」
「…このままじゃ気持ち悪いだろう、シャワーを浴びたほうがいい」
「…私は別にいいですけど」
「いいや浴びたほうがいい、いや浴びるべきだ」
「…じゃあ上田さん先にどうぞ」
「you知ってるか、風呂というのは一人ずつ入るよりも二人一緒に入ったほうが水道代も電気代も安くなるんだ。
勿論私は金に困っているわけでは断じてないが、水と電気を節約することは地球環境のためにも必要であってだな
一人ひとりが意識することによってこの美しい地球を守っ」
「上田…何が言いたい」

「熱くないか」
「…はい」
温かいお湯が汗を流していく。確かに気持ちいい。しかし奈緒子は落ち着かなかった。
「何もじもじしてる」
「べつに…」
薄暗かった寝室とは違い、煌々と明かりのついた浴室。(当たり前だが)お互いに全裸。
そしてなにより、上田の膝に座らされている落ち着かなさ。椅子が一つしかないというのが理由ではあるが――
上田はどう思ってるのか知らないが、奈緒子にシャワーのお湯をかけながらついでに自分も汗を流している。
目の前に大きな鏡があるのも落ち着かない。前を向けば裸の自分たちが映るのがたまらなく恥ずかしい。

634 :
「なんで下向いてるんだ」
耳の後ろで上田が話しかける。背中にぴったりと胸板を押し付けられて思わず背筋が伸びる。
「…だって…恥ずかしいじゃないですか」
「恥ずかしい?何が」
「う…だから、この体勢とか」
「何言ってるんだ、今まで背面座位でやったことが何回あると」
「わー!やめろバカ!」
デリカシーのない奴め。奈緒子は唇を尖らせる。
と、突然胸に柔らかくぬるっとした感触を感じて身体がびくんと跳ねた。
「おおう…いい反応だな」
見ると上田がたっぷりの泡を奈緒子の身体に塗りつけている。
「お、お前いつの間に…!シャワーだけじゃないんですか」
「ちゃんと洗ったほうがさっぱりするだろう」
「ちょっと、じ、自分でやるから…」
「遠慮するな」
「お前最初からこのつもりで…あっ」
泡のついた手の平で胸の先端を転がされて、思わず声が出た。顔が熱くなる。
「洗ってるだけなのにそんな声出して、いやらしいなyou…」
「…っ、う、お前わざとやってるくせにっ」
前を向くと、鏡には後ろから上田に抱かれて頬を染めた自分の顔が映る。
下を向けば、上田のでかい手に揉まれる泡まみれのささやかな乳房。
「ん……!」
思わず身をよじると、更に強く抱きしめられた。
「逃げるんじゃない」
「逃げてなんか…」
「ちゃんと洗うと気持ちいいだろ」
「…洗ってるんですかこれ」
「当たり前だ…他に何がある。断じて邪な感情など微塵も抱いてはいない」
「じゃあさっきから腰のとこに当たってる固いものは何なんですか」
「……」

入浴というには長すぎる時間。シャワーは既に止められ、シャワーヘッドは床に放られたままになっている。
浴室に響くのは、熱い吐息と甘くうめく声、卑猥な水音。
「あっ…あ……あん」
邪な目論みを指摘された上田は開き直って奈緒子の身体を弄りはじめた。
膝に乗せた奈緒子にたっぷりの泡を塗り、肌を滑らせ、大きな手で愛撫する。

635 :
胸の先端を優しく弾くと、奈緒子は健気に反応した。
「あっ……ん」
「どうだ…you、お風呂プレイの感想は」
「そっ…そんなことっ…最中に聞くなバカ上田っ」
「素晴らしいじゃないか…見ろ、君の白い肌が泡にまみれて数段いやらしく見えるだろう、
この視覚からの刺激によってより一層の興奮と快楽を得ることができる。
特にこの…君の可愛い貧乳の先端に白い泡が…こ、ここをな、こうやって、こうして、ほら、」
「んんっ!あっ!あぁん…!」
確かに上田の言うことは悔しいが本当だった。触られるのも、それを見るのも初めてではないのに、
浴室で、泡まみれで同じことをされるとなんだかいつもよりものすごくいやらしいことをしている気がして――実際してるのだが――
さっき寝室で散々したはずなのに。もうこんなに感じている。
恥ずかしい。
ぬるっ
とした感触と共に上田のかたい指が股間に割って入ってきて、思わず大きな声が出た。
「きゃぁん!」
身体の上から流れてきた泡が集まって、もはやよく見えないそこを上田が優しくかきまわす。
「んあ、あぁん、んッ…くぅん」
「よしよし…気持ちイイか。もっと大きい声出しても…いいんだ」
上田が後ろから耳元にちゅっちゅっと音を立ててキスをする。
左手は胸に。右手は秘部に。逃げ場のない快楽に奈緒子は身をよじった。
ああもう、バカ。バカ上田。スケベで巨根の童貞…ではないか…でもとにかくバカ。
「上田さ……あ、あぁ…ん、き、きもちいい」
頭の中の罵倒とは裏腹に、口からは甘い声しか出ない。
「おぉう…そ、そうか…きもちイイのか…素直だなyou…いい子だ」
軽く開いていた脚を、更にそっと開かされた。
「ん……」
両方の膝の裏に上田の腕が回されて、ぐいっと――
「ちょ、ちょっと何してるんですか」
「このまま、持ち上げて…いいか」
持ち上げる。この体勢のまま。いわゆるM字開脚で。座ってたら見えないが、立てば目の前の鏡に――
「だ…駄目!絶対駄目に決まってるだろ!」
「でもほら、…見たいじゃないか」
「見たくない!」
「俺は見たい」
ぐっ、と力が入って身体が少し浮いた。
「やだやだ!この変態!も…もうお前なんかと口きいてやらな…あぁん、ばかあ!」
「わ、わかった!やめるから泣くな」
慌てて上田が腕を離した。

636 :
奈緒子は涙目のまま上田を睨む。
「うう…この変態」
「…すまん」
膝からおりてしまった奈緒子の腕を優しく掴み、再び、今度は向かい合う形で膝に抱く。
ボディスポンジで泡立てたきめ細かい泡を、奈緒子の胸元に惜しみなく落とす。
「…使いすぎです」
「…こんな時くらいいいだろ」
泡まみれの身体を抱きしめる。
ぬちゅ。くちゅ。
胸をこすり合わせる度にいやらしい音が立つ。
「んっ……」
目を閉じ、羞恥に耐える奈緒子の表情が可愛い。
「お風呂プレイといったらこれをやらないとな」
「う…上田さ…」
「ぬるぬるで気持ちいいだろ」
「ン…ん……」
「積極的だなyou…自分から腰を…回して」
「お…お前がこすりつけてんだろ…あっ、やん」
確かに上田の大きな両手は奈緒子の細い腰を掴み、自分の巨根に擦るように動かしている。
しかし奈緒子もまた、自ら快楽を求めて秘部を擦りつけてしまっている。
「んんんっ!あっ…!あっ、あっ」
「…くっ、…ふ…」
つるつると滑る肌。奈緒子が滑り落ちないようにしっかりと背中を抱く。奈緒子もまた、上田の首にしがみつく。
「あっあっあっ、あん、んん…ン、あぁん」
耳元で聞こえる奈緒子の声がたまらなく可愛い。
いつの間にか上田よりも奈緒子のほうが積極的に腰を回してしまっている。
もう絶頂が近いのかもしれない。
泡にまみれた「そこ」は摩擦が強まる程に卑猥な音を立てる。
上田がたまらず奈緒子に口づける。容赦なく侵入してまさぐると、奈緒子も必に舌を絡ませてきた。
「ぷ…ぁ……ああ、うえださ…ん、あ、あたし、もう、だめ、もう、いく、いっちゃう」
「いい、イッていい、イけ」
奈緒子の尻を掴んで激しく揺さぶる。飛び散る泡。反響する嬌声。
「いッ…ぁあ…あ!んあっ…うえださ……ああ…ッ…!」
腕に、胸に、絶頂を迎えた奈緒子の身体のふるえを感じる。そのすべてが愛しい。

637 :
紫煙

638 :
「はぁ、はあ、はぁ…」
ぐったりと上田の胸に寄りかかり、肩で息をする奈緒子。
「you…」
「ん…んん…」
上半身をそっと起こし、顔を覗き込む。
頬はピンクに染まり、未だ消えない絶頂の名残に朦朧としている。
「……」
上田は無言で奈緒子の身体の向きを変え、鏡に向き合わせた。
「ん……や…、なにするん…ですか」
「どうだ…最高に色っぽくて可愛いと思わないか」
「え?」
「イッたあとの君の表情だよ…自分で見たことないだろ。上気した頬に軽く開いた唇…you、鏡でちゃんと見」
「……ッこの…バカ上田」
「じゃあ…ほら、you、いいか」
「え?」
「え?じゃない。俺はまだ終わってない」
「う……。い、いいけどあの、ここよりも…部屋でのほうが」
「you…今日は初めてのお風呂プレイだったわけたが…盛り上がったのは良かったが、はからずも挿入前に君だけフィニッシュを迎えてしまった。
このまま終わるということは私の本意ではなくつまりこの機会を逃したら次にいつ君がこのようなプレイを許してくれるかわからない、要するに」
「要するに?」
「挿れたい。ここで」
「〜〜このっ…どすけべ、変態」
「知ってる」
「開き直るな!こ…こんな長時間し…してたら全身ふやけるぞ」
「心配するな。ちゃんと泡は流してから本番だ…中に入ったらいけないしな。さぁ、you」
「ちょ、ちょっと、上田さ」
――バスルームの明かりはなかなか消えない。

おしまい

―――
思いのほか長くなって本番までいけなかった

639 :
地獄の釜の蓋が開く前にええもん見していただきました!
ありがとう、乙です!

640 :
いい、すごくいい

641 :
ありがとう!ほんとうにありがとう!!

642 :
GJですた!
ありがたや〜

643 :
久々だね
GJ!!

644 :
>>633です。皆様コメありがとう。
このスレに再び投下が増えることを願って、
稚拙な出来ですが短めのをもうひとつ。カリボネネタです

―――
「危険なジュース」

おう、遅かったじゃないか。
フン、いつものことながら不機嫌そうな顔だな。
まあいい…ほら、ジュースでも飲め。暑かっただろう。
……何を疑っている。ハッ、そう思うならグラスを入れ替えてみろ。どっちを飲んでも変わらない。
ところで今日youを大学に呼んだのはな…
……確かに私のような優秀な人間のもとには休む間もなく事件解決の依頼が舞い込むが、今日はそんな理由では…
……暑い?
冷房は効いてるぞ。あのクソ暑いアパートで日々過ごしている君のためにつけておいてやったんじゃないか。
……身体が、熱いのか?
どうした、そわそわして。顔が赤いぞ。
暑いなら脱いだほうがいい、ほら…ボタンも、外して。
…お、おぉう…す…すす素直じゃないかyou…
何?
やっぱり何か入れたんだろうって?
…実は今またカリボネの研究を再開していてな…。
学問を志す者は常に自分を犠牲にしなければならない。私は学者として、カリボネが男女にどのような効果をもたらすか調べる義務がある。
もちろん両方のグラスに入れた。男女で効き方を比較しなければならないからな。
だから入れ替えても無駄だと言ったんだ。
待てyou、怒るな、暴れるな。
今出ていったらカリボネの効果が街なかであらわれて大変なことになるぞ。
効果のほどは俺がこの目でぶっつりと見届けてやる。
大丈夫だ、今日は大学も夏休みだし研究室には誰も来ない。ここでゆっくりと研究を…そう、あくまで研究だ。
熱いか。そうか、俺もだ。

645 :
…怒ってんのか?当たり前?そうだな…。
でも、顔赤いぞ。目も潤んで…。か、可愛いな、you、今日は一段と。
横になって、リラックスしていい。上…脱がすぞ。よしよし、いい子だ。
おぉう……、も、もう乳首立ってるんじゃないか。ふふ、ふ、興奮してるんだろ。
ああ…柔らかいな。ん?馬鹿になんかしてない。可愛いと言ってるんだ。
ほら、ここ…。ここ、こうすると…気持ちいいんだろ?
こうやって指の先で細かく弾いたり…摘んで転がしたり…。
どうだ、ふふ、ふっ、感じてんだろ。全く、まだ上半身しか触ってないのにこんなに反応しやがって。
舐めてほしいか?ん?舌でつついたり…口の中で転がしたりしてほしいか。
………………………………………
おぉう…いい反応だ…you、効果絶大だな。
夏だっていうのに長いスカートで暑くないのか?ほら、脱がせてやるから、脚を…
なんだ、もうこんなに濡れてるじゃないか。パンツ、濡れてるぞ。
布の上から触れただけでそんな声出して、どれだけ敏感になってるんだ。
じゃあ…これはどうだ?ゆっくり…やさぁ〜しく円を描くように指で……イイのか。イイんだな。
じゃあこれは。パンツの上からクリトリスを摘むように動かして…ほぉらほら、you、イイか、そうか。感じてるんだな。
フッ、もうすごいぞ。パンツ、濡れてぐしゃぐしゃじゃないか。
中は?…どうなってるんだ。脱がしていいか。よしよし…何、恥ずかしい?今頃何言ってんだ。
え?…そうか、真昼間に大学の研究室のソファーで裸になっているこの状況が恥ずかしいのか。
しかしなyou、こういうスリリングなシチュエーションこそ快感を高めるんだ。
やってはいけない場所でエッチなことをする。それが更なる興奮と快楽を呼び起こす!
…大丈夫、さっきも言った通り、今日は誰も来ない。
だからほら…な、脚を開いて…。おぉう…you…濡れてるじゃないか…こら、脚を閉じるな。いいから見せなさい。
あ…ああああったかいな、youのここ…それにもうこんなにぬるぬるして…
ゆ…指にな、吸いつくみたいに締まるんだ、わかるか自分で?
やらしいな。この音だよ。聞こえてるだろ。指を出し入れしたり…かきまわす度に…
何言ってる、youがこんなに濡らしてるからだ。

646 :
…もう、欲しいのか?
意地張るなよ、この期に及んで。だいたい、口ではそんな風に言ったってな、身体は正直だぞ。
もう欲しがってひくひくしてるじゃないか。
…挿れてほしいか?
フッふふ、そうか、そうだよな。よし待ってろ、い、いい今な、今すぐ、急いで服を……
よし、準備は万端だ…
い、いくぞ。まずはほら、こうしてゆっくりと入口をかきまわして…そう急かすんじゃない。
焦らしながらやるほうが愉しめるし…youも感じるだろ。
ゆっくり…ゆっくり、挿れていく。
す…すごいなyou…あったかくて、すごく、締め付けてくる。
……………、
何事も、性急なのは良くない。最初はこうして…徐々に、優しく動かす…。
…気持ちいいか?俺もだ。
おぉう……もっと強くやってほしいのか?そうなんだな?全く、けしからん奴め。
んっ……、くっ……!
い…今な、すごいぞ君の中。熱くてぐちょぐちょのとろとろで、俺のに吸いつくみたいに締め付けて悦んでる。
…っ、これは、研究なんだから、ちゃんと、感想を言っておかない、と…!
youは、どうなんだ。このっ…、カリボネを用いた場合のセックスの感想、を…!
何言ってんだ、バレバレだぞ。最初っからずっとあんあん喘ぎやがって。
おぉう…そうか、もっとか。もっと欲しいなんて…淫乱だなyou。
ふっ、く…ぁあ、ッあ…!
イキそうか?いい、我慢なんかするな。
イクぞ、奈緒子、あっ……!く…ぉお…う…ッ!
…っは……はあ…っあ…はあっ…
奈緒子…

…良かったか?
ふふ。そうだな。俺もだ。
youの乱れっぷりがまたたまらなく…。カリボネのせいにして積極的に求めてきたじゃないか。
ん?
ああ…
そうだな。最初はな。

647 :
……確かにカリボネは入れたが、ほんのちょっとの量しか入れてない。
ごく僅かな時間、一時的に興奮してすくおさまる程度の量だ。
つまりカリボネの効果は最初だけで…あとの痴態はすべてyouの、ってなんで殴る!
騙したわけじゃない、カリボネの研究のためでもあり、なにより君が自分をさらけ出すきっかけになればと…
実際、愉しんでた。君も俺も。な。
喉かわいただろ。今ジュースを……わかった、水だな。水道水だな。
…ん?
何言ってんだ。
嬉しかった。
…ここでやるっていうのも悪くないだろ?
フフ。じゃあ次は帰って俺の部屋で…。え?今からだよ。
今度はベッドで、更にゆっくりねちねちと…騎乗位か対面座位で、っておい、なに帰る準備してるんだ。
か、帰るな!待ちなさい!

おしまい

―――
上田が変態ですみません

648 :
うおー!GJ GJ GJ GJ !!!!!
上田のモノローグだけでエロって新鮮だ。

649 :
この書き方上田の変態さが演出されすぎwww
でも好きだww
GJ!!

650 :
久しぶりに木曜トリックのDVD見て萌えー
同じテントで寝るのエロいです
誰かテント内でのイチャコラをひとつ・・・

651 :
>>647
GJでした
ありがとう
上田が変態なのは仕様ですw

652 :
その昔「ヤリック」ってのがあったのを覚えてる人はいるだろうか…
あれ最近になって見たけど結構細かくパロってて感心したw
妄想を補完してくれるようなものではなかったけど

653 :
見た見たw
そして話としてもなかなかいい具合にバカバカしいから
続編もあったよな(さすがにそれは見なかったが)

654 :
全3作くらいなかったか?>ヤリック

655 :
3作+総集編 が出てるらしい
人気あったんだなw

656 :
>>655
密林見たら
鳥九本作の中の人繋がりで
ご〇せんのパロもあったのにワロタw

657 :
ふと思ったけど
無印で体のズボン下げて、微妙なとこですね〜とか矢部さんのと見比べて〜とか言ってた奈緒子が
上田の立ちションとか春画には目をそらしてるんだな
まあそんな深く考えてないんだろうけど
恥じらいの基準が謎だw

658 :
さあ、ウインナーを語りましょう

659 :
上田の?

660 :
上田のはフランクフルトだろ。

661 :
スペシャルビッグフランクですねわかります

662 :
詳しい内容は忘れたが
上田山田がいちゃこらしてる夢みた
見てる間は幸せだったけど起きてみると我ながらちょっとキモい

663 :
ほしゅあげ

664 :
11年経っても上山が好きすぎて生きるのがつらい
というわけで投下
エロなし。というかいちゃいちゃしてるだけの話です。携帯からすみません

―――――

カーテンの向こうからもれる眩しい朝の光。雀の鳴く声。
「…ん…」
心地よい眠りから目を覚ますと、自分のアパートのそれとは違う真っ白な天井が見えた。
ああ。
そうだ。
また泊まってしまった。
強引でスケベなでかい男に帰ることを阻まれて、また。
ふかふかの毛布の中で寝返りをうつと、その強引でスケベなでかい男は隣でまだ寝息をたてていた。
だいたいいつも奈緒子のほうが遅く起きるので、これはなかなか珍しい状況だ。
まだ半分寝ぼけた目で上田の横顔を見つめる。
規則的な寝息は穏やかで、まだ深い眠りの中にいることを物語っている。
眼鏡をしていないと若く見える、端正な横顔。
間抜けな表情ばかり見てると忘れそうになるが、この男は世間一般の評価としてはわりと整った顔をしていたことに改めて気づく。
そういえば、こんなふうに上田の顔を一方的にじっと見つめたことなんてなかったかもしれない。

665 :
持論を得意げに話すときの自信に満ちた瞳。奈緒子を心配するときの真剣な瞳。――愛しあっているときの、優しく見つめる瞳。
いつでも力強く光る大きな目も、今は閉じられている。
あたたかい毛布の中で、音をたてないようにそっと身を寄せてみる。
裸の胸に、上田の鍛えられた腕が当たる。
起こさないように注意しながら、肩に顔を寄せてみた。
頬に感じる体温が嬉しい。腕の筋肉にそっと指先を這わせ、鼻と唇を押し当てる。
ごつごつして温かい腕に身体をくっつけているだけで安心感に包まれていく。
――このまま、また眠ってしまおうか――
でも、せっかく珍しく上田より先に起きたのに。
むくりと顔だけ起き上がると、まだ熟睡している上田の顔を覗きこんだ。
無防備なその寝顔を見ていると、むくむくと悪戯心が沸き起こってくる。
手を伸ばして、高い鼻を摘む。
「………」
反応はない。
「………」
まだない。
「………」
「上田、大丈夫か」
「………ッ」
ようやく苦しくなったのか、首を振って奈緒子の手を振り払った。
しかし一瞬呻いただけで、またすぐに眠りに落ちてしまう。
よっぽど眠いのだろうか。

666 :
確かに最近の上田は忙しかった。事件の依頼ではなく、大学の仕事が大変らしい。
昨日だって、夕飯を奢らせたあとでさっさと帰ろうとしたのに(忙しい上田に気を遣って、だ)
なんだかんだ理由をつけて帰るのを阻み、結局…またここで一夜を過ごしてしまった。
疲れてるくせに。忙しいくせに。
それでも奈緒子との時間を減らすことはしない。
「……ばかうえだ」
小さく呟いて、上田の頬にふっと唇を触れさせた。
「………」
もう一度、今度ははっきりと唇を押し当ててみる。
…起きない。
目尻。額。
小鳥のようにふっと軽いキス。
普段、奈緒子のほうから上田にキスをすることは滅多になかった。
イニシアチブをとるのはいつも上田のほうだったし、行為の最中とか事後に上田に要求されてすることはあっても、
奈緒子のほうから積極的に――とは、色んな感情が邪魔して出来なかった。
せっかく私からキスしてやってるのに。
「起きないんですか?」
気づかない上田に、悪戯な笑みが浮かぶ。
さらに上半身を起き上がらせて、上田の顔を真上から覗きこむ。
長い髪がはらりと落ちて一瞬焦ったが、まだ目覚める気配はない。
鼻の頭にそっと口づける。
次は顎に。
伸びた髭が唇に当たってちくちくする。
まだ、起きない。
寝息をたてている、少しだけ開いた唇にも、キス。
…まだ起きない。
ちゅっ
思いきって、小さく音をたてて素早くキスしてみた。
さすがに起きるかとどきどきしたが――まだ、大丈夫。
「いつまで寝てるんだ、上田ー」
そんなふうに囁きながら、再び顔を寄せ、またキス。
柔らかさと温度を確かめるようにゆっくりと。静かに、じっと唇を合わせる。
ほんの数ヶ月前までは、こんなこと絶対にしなかったのに。
キス、してるんだ。上田さんと。

667 :


ふいに肩を掴まれて、ぎょっとして目を開けた。
慌てて顔を離そうとしたが、あっという間に身体をひっくり返されてベッドに仰向けに押し倒される。
「ん、んー!」
抵抗する間もなく抱きすくめられ、隙だらけの唇からあっさりと舌が侵入してくる。
ついさっきまでの、甘い砂糖菓子のような口づけとは違う、荒っぽくて強引なキス。
呻きながら、絡まる舌に必で応えることしかできない。
「ん…ん……あぁ…」
ようやく解放されて目を開けると、上田もまた荒い息づかいのまま見下ろしている。
「〜〜ッ、なにするんですかっ」
「それはこっちの台詞だろ…寝込みを襲うとは…youもスキモノだな」
「なっ!何言って…」
「俺にキスしてたじゃないか」
「ち…違いますよ!あれはただ…寝ぼけてたっていうか…森のフクロウの仕業ですよ」
「どこにフクロウがいる」
そのまま覆いかぶさるようにして抱きしめられる。
恥ずかしさで熱くなった顔と身体が更にほてる。
「上田さん…いつから起きてたんですか」
「…さっきだよ」
すぐ耳元で上田の低い声が響いてくすぐったい。
「さっきっていつですか」
「さっきはさっきだ…まったく、俺にキスしたいなら起きてるときにすればいいじゃないか、照れやがって…」
「だから違うってば!お前、もしかしてずっと起き……んぅ…ん!んー!」
再び塞がれた唇は、また当分解放されることはなさそうだ。

おしまい

668 :
支援?wktk

669 :
ああっ恥ずかしい!
しかし神よありがとうございました!

670 :
いいね!

671 :
11年経っても上山読めて嬉しい
ありがとう!

672 :
GJ!黄色いハンカチ見たけどいい筋肉してたな

673 :
GJです!
やっぱ上山いいわー

674 :
俳夢さんCMを見て、結婚式がやりたくて燃える教授って電波を受信しました。どなたか神様はおりませぬか。

675 :
やだそれ素敵

しかし自分で頑張るという選択肢はいかがなものか

676 :
>>675
あぁっ、反応してくれた方が居た!
ありがとうございます、嬉しいです。

頂いた助言に勇気付けられたので、受信した電波をそのまま起こしてみようと思います。
うん年ぶりにネタ書くんで色々と不安満載。
気長に待ってて頂ければ幸いです。
代わりと言っては申し訳ない限りですが、4年くらい前に書いてたネタを晒してみます。
お時間ある時に覗いて頂ければと。

677 :

『あぁyou、俺だ。科技大の上田だ』
「そんなの分かってます。何ですか今日は」
『いやな。今から昼飯を食べようと思っていたんだが、金も胸も色気もない哀れな君にも食事をさせてやろうと思ってな。
どうせバイトもクビになって暇だろ。行きたいと懇願するなら連れていってやってもいいぞ。』
「…なんでバイトクビになったこと知ってんだ上田。
まぁでも、上田さんがそこまで泣き付くんだったら菩薩さまのように美人で優しい私が付き合ってあげても構いませんよ。」
『素直じゃねぇなジャジャ馬。第一どこが菩薩さまのようだというんだ。似てるとこ一つもねぇじゃねえか』
「うるさい黙れバカ上田。
…迎え。来てくれるんですか?」
『あぁ?誘ってやってんだ。大人しくこっちまで歩いて来いよ、いつもみたく。23区内は徒歩圏内だろ』
「この前馴れないヒールはいたら足痛くなっちゃって。しんどいんです。それに歩いていったらどれだけかかるか。」
『ふん、日頃の行いが悪いからそうなるんだ。自業自得だな。』
「……そうですね、そうかもしるませんね。全部私の責任ですよもう電話なんかかけてくんな一人でジャージャー麺食ってろターコ!!」

678 :
がちゃん、と壊れんばかりにスケルトンボディな年代物の電話機をたたき付けた。それもこれも、誰の為だと思ってるんだあの男は。
『(ただのバカだけど)天才物理学者』と銘打ってるだけで、中身は無駄にデカくてキョコンですぐ気絶する使い物にならない、いやゾウリムシ以下の男だ。
いつまでたってもしつこく追いかけてくるし、いつの間にか不法侵入やら犯罪紛いの拉致でヘンな事件には巻き込まれるし何を勘違いしてるのか私の事『コイビトだ』とかほざいてるし。
携帯電話や上田の自宅の鍵だって、いらないって言ってるのに勝手に持たせるし。
…左中指に光るこの指輪だって、「君には勿体な過ぎるような代物だがな」とか言って無理矢理はめ込ませるし。
だったら買うなよ始めから私に現金渡せ。家賃払って美味しいもの一人で食べてこんな指輪買うのより有意義に使ってやるのに。


いつの間にサイズなんか調べたんだ、私自身知らなかったぞ。ピンクのダイヤモンドなんて見たこと無かったし。
ただ…、ただ、上田が嬉しそうな顔するから仕方なくはめててやったのに。慈悲深い私に感謝しろ。
ああもう、考えただけで腹が立つ。今日はもう寝てしまおう。あんな人をヒトとも思わない無能なデクノボーなんか忘れてしまおう。

679 :
そう思って奥の六畳の和室に移動しようとした瞬間、また電話のベルがけたたましくなった。
無視してたけど一向に鳴り止む気配がないそれを仕方無しに取る。

「ご近所迷惑ですいい加減に切れボケ」
『なぁ、さっき言ってたヒールのってこの前会ったときに履いてたアレか』
「だったら何だ関係ないだろ」
『なら関係あるじゃねぇか。
あー…大丈夫か。』
「今更言うな」
『歩けるのか。何なら車椅子でも持って行ってやろうか』
「いらないって。」

『奈緒子』

電話越しに名前を呼ばれた。
電話の、独特の篭ったかんじの声が耳たぶを優しく愛撫する。
胸がきゅう、と詰まった。
ああ、このバカ上田め。



『5分で片付けて行ってやるから大人しく待ってろ』


そういってがちゃんと強引に切れた通話先に向かってため息を着いた。
ああ、バカすぎて泣けてくる。

上田が来る5分の間、愛亀と愛ハムスターに明日の分までのエサを与えて。
時代劇スペシャルは…上田の家で見ればいいか。
そんなことを考える、タイムリミット5分間の憂鬱。


お目汚し失礼しました。
あぁぁやっちまった…恥ずかしいw

680 :
こんな時間に
覗きに来た甲斐があったよこの野郎!

>674だけど
最後に山田レベルのおかしな日本語でレスして良かった…
gjです!!!

681 :
うおーGJ!胸キュンしますた(*`Д´*)
ニヤニヤしてしまうw

682 :
GJ!次も期待してます!

683 :
「上田…また勝手に人の部屋入って」
「おうお帰り。まあお茶でも飲」
「帰ってください」
「まあそう言うなよ。ところでyou、今日は」
「また変な事件の依頼ならおとこわりです」
「…今日が何の日か知ってるか」
「今日?…今日って何日でしたっけ」
「11月4日だ!…まったく、仕事も予定もないからといって日付すら記憶していないとは」
「…たまたまですよ」
「11月4日。何の日か知ってるだろ」
「…王貞治引退?」
「違う!そうじゃなくて、誕生日だよ。人類の歴史に残る素晴らしい人物がこの日に生まれて」
「西田敏行!」
「ぅおいっ!違う、youにも関係のある人間だ。いるだろう身近に、頭脳明晰で…ジェントルな…背の高ぁ〜い…」
「…………すけさん、かくさん?」
「…わざとやってるだろ」
「上田さんの誕生日なんて知るわけないじゃないですか」
「知ってんじゃないか!」
「それだけしつこくアピールされたら誰だってわかります」
「フン、そんなこと言って本当は最初から知ってたんじゃないのか。…どうしてもと言うなら
君に「人の誕生日を祝う」という経験をさせてやってもいいぞ……更に更にどうしてもと言うなら
プレゼントとしてyouといいいいい一夜をすす過ごしても」
「…上田さんの誕生日パーティですか?いいですよ、やりましょう」
「!…おぉう…君もついに」
「だから今から焼肉屋連れてけ、もちろん支払いは上田が」
「なんでだよ!」
「孤独な誕生日にならないように私が一緒にいてやるというプレゼントだ。喜べ上田」
「……」
「あ、お返しに私の誕生日プレゼントは家賃5ヶ月分でいいですよ」
「俺ばっかり損してんじゃないか!」

ちゃんちゃん♪

684 :
保守じゃけんのう

685 :
サラリーマンNEOの映画見て、普通に矢部と秋葉だわーと思った自分がいる

686 :
超いまさらだけど、上山の12歳差という近すぎず離れすぎない年齢差に萌える
ドラマ内でそのことに全く触れられてないのもなんかイイ
あと身長差に体格差
収入差もあるか…

687 :
上田がその差をフル活用すれば
未だ高村光太郎でもないと思うんだがw

しかし誰も言わないが
奈緒子の中の人がやってるモリナガのちょび助CMでのメイド姿に密かに萌え萌えしている。

688 :
あれかわいいよねえ
見るたび和むわ

689 :
お前たちのやってることは全部まるっとお見通しだ!



って誰もいないか…

690 :
おかわりないですか?

691 :
おかわり自由か!
よしじゃあ山盛りで頼む!

692 :
http://image.samsearch.net/m/%E8%B2%A7%E4%B9%B3/1

693 :
クリスマスはTRICKのDVD観るか

694 :
劇場版1の最後のシーン、「ちょっとだけお前ん家住ませろ」ってセリフは
中の人のアドリブってほんとなんかな
罪なセリフだ

695 :
小説版(多くの場合、脚本を元に書かれている)にはないしな、そのシーン。
アドリブだと思うわ。
小説のは小説で、実際に撮影してたら嬉しい感じの場面だが。
里見さんの、「人と人は支えあって生きています」にかかる、アンサーの場面になってる。

696 :
あーあのシーンは実写で見たいね
宝女子村のエピで似たような体勢が(?)あったがw
しかしそのアドリブのひとことで全国のTRICKオタクが萌え転げて
数多の同居妄想話が作られたと思うと感慨深いな

697 :
あれで同居から同衾で花開くネタは数多描かれて
しかし新作の度にオイオイとツッコミつつも
三歩進んで二歩下がる焦れ焦れな進展具合にやっぱり萌え萌えしている

698 :
姫はじめはまだですか?

699 :
うちのヘタレ教授はチュー止まりで先に進みません。
助けてエロい人

700 :
チュー止まりでもいい
さあ恥ずかしがらずに見せてみるんだ
>>676のも気長に待ってるよ

701 :
ノトラムH・ロムH

702 :
699です。
とりあえず見せられる状態になったので
ちょっと3レス程お借りします(携帯からなので遅めです)
タイトルは特にありません
〜〜〜〜〜〜
「ああ先生、お久しゅう」
およそ刑事らしからぬ仕事ぶりと分かりやすい髪型で一部では有名な、矢部からの電話だった。
「おたくの助手のあのー…えらい貧乳の女がおりますやろ。そいつがうちの秋葉の紹介で新しいバイト始めよったんですわ」
「はあ」
「それでですね?暇やからちょいと冷…いえね、刑事が紹介した手前、人様に迷惑かけてへんかどうか、一緒に行かへんかなー思いまして」
矢部のろくでもない暇潰しはともかく、奈緒子の新しいバイト先を知っておくのは悪くないと思い、上田は二つ返事で電話を切った。
やがて、迎えにきた矢部と秋葉と上田の3人で着いた先は、驚く事に秋葉原のメイドカフェだった。
しかし学生の噂に聞くそれとは少し違い、店員の態度がおよそ接客業らしくない。すると困惑する上田を察してか、矢部が耳打ちする。
「何でもね、『ツンデレカフェ』ーいうらしいんですわ。まー愛想が無いあの姉ちゃんには、うってつけですな」
やがて、一人近付いて来たかと思うと、メニューをテーブルに投げ付けられた。
「萌え〜〜〜〜〜!!」
上田は秋葉の声にハッとしてメイドの顔を見ると、そこには愛らしいフリルのエプロンドレスとホワイトブリムを着けたメイド姿の山田奈緒子の姿があった。
「矢部、秋葉、上田!なんでお前ら3人ここにいる!?」

703 :
「なんでも何も、秋葉がここ紹介したんやないかい。ついでにお前が妙な事しでかさんように、先生も連れて見にきたっちゅー訳や」
「それにしても」と、矢部は奈緒子を舐めるようにジロジロと上から下まで見る。
「『馬子にもなんちゃら』っちゅー奴ちゃなあ、なあセンセ?」
「………ああ」
上田がそれきり視線を奈緒子から逸らすと、秋葉は一人「萌えー」「萌えー」と繰り返しながら忙しなくカメラのシャッターを切っている。よくよく店内を見れば、ちゃっかりストーカーの照喜名も席に着いてちらちらと奈緒子を見ていた。
「まあメニュー適当に頼め。運んできてやる」
と言って席を離れた奈緒子の態度はいつも通りだが、どうにも矢部達の席を伺う周りの客の反応が違う。
どうやら奈緒子は店内での人気が高いようだった。
「あいつ、売れない手品師なんかより、よっぽどこっちのが天職ちゃうんかのう」
矢部がそう呟く。上田は一人、言い様のない苛立ちを感じていた。
「矢部さん、ちょっと失礼します」
注文より先に上田は席を立つ。そしてそのまま別の席についていた奈緒子の肩を掴む。
「山田、ちょっと来い」
「痛っ…なんですか急に」
「いいから」
「おい、何だよ急に。指名取ってんのかよ」
席にいた客が掴みかかって文句を言うと、上田が一瞥する。
すると気負られたのか、すごすごと席に着く。
その一部始終を見ていた矢部は、「ほほーう」とだけ言うと、すぐに秋葉と二人新しく席についたメイドと戯れ始めた。

704 :
「なんですか、もう…」
二人は店の裏にいた。
「バイト抜けちゃうと時給に響くので、早くして下さい」
奈緒子は自分の肩を抱き締めるような格好をすると、
「しかも制服半袖で寒いんですけど」
ずっと何も話さなかった上田が、ようやく口を開いた。
「すまない。これで良かったら」
そう言って、自分が着ていた上着を差し出す。
「結構人気みたいじゃないか」
「そうなんですよ。今までで一番時給のいいバイトですし」
奈緒子は本当に嬉しいのか、上機嫌だ。
しかしそれとは対照的に、上田は少々不機嫌な様子で言い放つ。
「フッ。じゃあもうオレに飯をたからずとも生活出来るんじゃないか?」
「そっ、それとこれとは違うだろ!」
奈緒子は上田に近付き、猛然と抗議する。
ちょうど正面から上田を見上げている奈緒子に、そのまま顔を近付けると、吸い寄せられるようにそっと口付けた。
瞬間、固まってしまった奈緒子に構わず、上田は再び口付ける。今度は深く。
「…な…な…な…ななななな何するんだ!バカ上田!!」
「うおぅ!?」
上田の顔面に強烈な右ストレートを決める。
耳まで赤く染めた奈緒子が、わなわなと肩を震わせていた。
「いつかの時もそうだ!何故急にキスするんだ!」
「したいからに決まってんじゃねぇか」
顔を擦りながらも、しれっとした態度で上田は言った。

705 :
「こ、心の準備ってものがあるだろうが!」
それを聞いた上田は、「悪かったよ」と一言謝ったあと、こうつけ加える。
「お詫びと言ってはなんだが、バイト終わったら好きなものを奢ってやろうじゃないか」
「本当だな?」
「ああ」
「じゃあ肉!トクウエカルビ!」
「『とくじょう』だ!」
〜〜〜〜〜
今回はここまでです。お目汚し失礼しました。

706 :
新作きた!
ありがとう、ありがとう!
ご馳走様でした〜
まさかこんな所に奈緒子の天職があったとは…

707 :
GJ!
奈緒子は素でツンデレだからな…
メイド服はやはりあの可愛いCMからの連想でしょうか
続きも楽しみにしてます!

708 :
新作ありがとう!
いまぴったんこカンカンで奈緒子出てたよ。あれは奈緒子だった。

709 :
最近、山上熱が再発してきて思わず書いたもの
萌を共有したくてはり
マウスだから、期待せずみてほしい
あと、notエロで申し訳ないw
ttp://www.fastpic.jp/images/678/8847266241.jpg

710 :
>>709
身長差に萌え!
またスレ活性化してきて
オラ、ワクワクしてきたぞ!

711 :
すみません699です。
今回ちょっと長めの5スレ程お借りします。あとタイトル決まりました。
「激情」です。
〜〜〜〜〜〜
その夜。上田と奈緒子の二人が訪れたのは個室付きの高級焼肉店だった。
「よっし、肉だ肉!」ミスジ、ザブトン、イチボにロース、カルビにヒレ等々、奈緒子は次々に運ばれてくる肉を黙々と焼いては、せっせと口に運ぶ。
一体その身体のどこに入っているのか不思議なくらい、大量に。
「ふー、食った食った」
ひとしきり食べたあとで、奈緒子は満足そうに自分の腹を擦っている。
「そういや上田さん。今日何か変ですよ?いつにも増して」
最後の一言は余計だが、確かに今日の上田はおかしい。
店もいつもより高級で個室だし、値段を気にしてなのか自分はあまり食べなかったりとさすがの奈緒子も不審に思っていた。
すると、そんな上田は唐突に奈緒子の手を握ってきた。

712 :
「何ですかこの手」
と、突然、上田の口からとんでもない言葉が飛び出してきた。
「YOUを、抱きたい」
「えぐざいる?」
「それはMAKIDAI!違う、これじゃいつもと同じだそうじゃない!つまりだな、率直に言おう。俺は…お前と、セックスがしたい」
奈緒子はここが個室で良かったと思うと共に、羞恥で全身の血が逆流しそうな気がした。予想だにしなかった上田の言葉に、動揺が隠せない。
「ななな、何を血迷ってんだ!おいこら、手、放せ!」
奈緒子はぶんぶんと力一杯手を振るも、上田がしっかり手を握って放してくれない。
「今日一日見てて、今のうちになんとかしなきゃいけない気になったんだよ。そうしないと…」
上田の目はいつに無く真剣だ。なので思わず奈緒子は目を逸らす。
「だ、だからって、いろいろ急すぎやしませんか」
「それに」と、上田に対して決定的な言葉を放つ。
「『どうしてそんな事をしたいのかという、上田さんの理由が解りません』…ただしたいからとか、何とかしなきゃなんて、到底納得出来ませんよ」
「ここまで言えば、いくら君でも分かるだろう」
「解りませんよ。上田さんはいつもいつも人の都合も考えないで振り回してばかりで。それで何度も危険な目にも遭って」
奈緒子は半分泣きそうな声になっていた。
「そりゃ、最後には助けてくれるけど―――」

713 :
少しの間、上田は奈緒子から目を逸らす。
が、やがて意を決したように落ち着いた声で「分かった」と言うと、空いていた奈緒子のもう片方の手を取り、自分の両手でがっしと握る。
そして真っ直ぐ奈緒子の目を見つめながら告白する。
「俺は、ずっと君の事が好きだった。そして改めて今日、群がる男達を目の当たりにして『他の誰にも渡したくない。俺だけのものにしたい』……そう、思ったんだ」
上田は一つ一つ言葉を噛み締めるように言う。そして握る手に力を込めてつけ加える。
「だから、君を…抱きたい…―――嫌か?」真剣過ぎる上田の告白に、奈緒子もたどたどしいながらも本心を伝える。
「い…嫌かどうかと言えば、そりゃ…あの…………………嫌じゃ、ない、ですけど」
最後は消え入りそうな程の小さな声だった。
それを聞くと、上田は明らかにほっとした顔で脱力する。
いつも自信過剰だが、根は小心者なのだ。
「ではこのあと、夜景の見えるホテルのスイートを取ってあるんだが―――」
「いやです」
上田は、すわ奈緒子の心変わりかと、さっきまでの晴れやかな顔が一転、蒼白となる。
一方、奈緒子はうっすらと頬を紅く染め、長い睫毛をふせて呟いた。
「……上田さんの部屋が、いいです」
それを聞いて、今度は上田の方が全身の血が逆流しそうな気がした。

714 :

上田は、自分の部屋でいつものようにシャワーを浴びているにもかかわらず、どうしようもない居心地の悪さを感じていた。
正直、逃げ出してしまいたいくらいの緊張感。
今このドアを開けて、「奈緒子がやっぱり心変わりして、帰っていたらどうしよう」などと、弱気になりつつもついに覚悟を決めて、腰にバスタオルを巻いて浴室をあとにする。
さっきまでずっと心配していた奈緒子は来た時と同じように、ベッドの端にちょこんと座っていた。
「シャワー、空いたぞ」
「…分かりました」
そう返事した奈緒子は、どこかぎくしゃくとした動きで浴室に向かう。上田はそれを見送ったあと、ものすごい勢いでベッドメイキングに取り掛かる。
本来の予定なら、ムード満点のホテルのスイートで余裕持って、と考えていた上田にとって予想外の展開にテンパッていた。
浴室の奈緒子の方にもその物音は聞こえる程だが、やはり奈緒子もかなり緊張していたので、気にも留めなかった。
恋愛経験の乏しい奈緒子だが、これから上田とどういう事になるのかというのは十分知っている。普通の乙女の心理として、いつになく丁寧に全身を洗い、長い時間シャワーを浴びていた。
シャワーを終えて、濡れた体や髪を拭きながら、これから体験するだろう事を「週刊純情女性」で読んだ知識がフラッシュバックし、一人見悶える。
「…とりあえず、電気だけは消してもらおう」
いつかの母の教えを思い出して独りごち、奈緒子は上田の待つベッドルームへ向かった。

715 :

「お待たせしました…」
その声にベッドに腰掛けていた上田が振り向くと、はっと息を飲む。
奈緒子の艶やかな長い黒髪はしっとりと濡れ、白い肌は湯上がりでほんのり上気し、唇は紅をひいたようになまめかしく彩られ、目を見張る美しさだった。
奈緒子はすっぽりと胸から膝までバスタオルで覆い、かつタオルの合わせ目の胸元を片手で押さえているが、緊張のせいかどうにも動きがおかしい。
「…にゃっ!?」
「おおぅ!?」
案の上、足がもつれてそのまま上田のいるベッドの方に倒れる。
時間にしてほんの数秒。しかしお互い経験の無い二人にとっては長く感じられる時間の間、広いベッドの真ん中で折り重なっていた。
〜〜〜〜〜〜
今回は以上です。

716 :
おおおGJ!!
続き全裸で待ってます

717 :
神様ありがたやあああ!
まってます!!

718 :
わーいエロスエロス〜♪

719 :


720 :
念の為にサルベージ

721 :
699です。投下途中なのですが、バレンタインネタが出来てしまったので6レスくらいお借りします。
既に関係がある体の話で。
「バレンタイン・ラプソディ」
≡≡≡≡≡≡
その日、私、山田奈緒子は、どこもかしこもデカい単細胞のゾウリムシ、上田次郎の上で腰を振っていた。
もちろん、ただ腰を振っていた訳ではなく…あろうことか、セ…セッ…クスしていた。
うっすらとした途切れ途切れの記憶の中、意識を手放す前に見たものは、瞼の裏に光るチカチカとした光と、鮮やかな光。
いつもの聡明で巨乳の私なら、こんな事は有り得ない。
しかも………認めたくはないが、自分から『もっと』とせがんで進んで腰を振っていた、なんて事!

今日はバレンタインデー。性懲りも無く、上田さんは私からのチョコをねだるものとばかり思っていたが、今年は違っていた。
「この何をやっても天才、上田次郎に不可能は無い!」
背凭れのあるどっしりした椅子に腰掛けて、超どや顔で踏ん反り返る上田さんと、首を傾げる私。
その間にある机の上には、ファンシーな箱の中に入ったトリュフチョコが10粒。どうやら上田さんの手作り(!)らしい。
ここは、日本科学技術大学の上田さんの研究室。
突然呼び出されて、おもむろに渡されたのだった。
「…なんで?」
「YOUが手作りはおろか、駄菓子の5円のチョコすらもくれないからだ。たとえどんな形であれ、『この心も胸も貧しい私めですが、どうか上田次郎先生様にチョコを召し上がっていただきたく』とでも言えばいいものを…って、何だその哀れむような目は!」

722 :
「心底哀れんでるからですよ」
クネクネとしなを作る上田さんに、本気で呆れていた。
「第一、そんなチョコなんて菓子業界の陰謀じゃないですか。手作りと言っても、チョコを溶かして別の形に冷やし固めただけで。海外じゃあ男性がプレゼントするんですよ?」
「じゃあ、間違ってないんじゃねぇか」
しまった。語るに落ちるとはこの事だ。とんだ墓穴だ。
「フランス帰りの一流パティシエが働く、有名洋菓子店のギャルソンに似ているという、この俺が作ったんだ。まずい筈がない」
「それ全然関係無いじゃん」
件の品は、パッケージからいかにもファンシーな、ピンク地に黒のドット柄。トリュフチョコも丁寧に一つ一つアーモンドやココアパウダー等で違いがある等、変なところでマメだったりして拘ったのが良く分かる。
デカい上田さんが、この小さなチョコを作ったと考えるだけで、なんだかくすぐったい気持ちになる。
しかし、この曲者の上田さんの事。『絶っっっっっ対』、何かあるに違いない。
眉根を寄せ、怪訝な顔でチョコを睨みつけていると、なんと上田さんは目の前でチョコを食べ出した。
「ちょ、ちょっと!私の為に作ったんじゃないのか!おい!」
「そんな顔されてまで、食べてもらおうとは思わないね。ほぉ〜〜〜ら、YOUが食べないうちに最後の一粒―――」
私に見せつけるようにして、最後の一粒を食べようとしていた上田さんの腕を掴み、摘んだ指ごとチョコに食らいつく。
「…うん。まぁまぁ、だな」
心配したが、何も変なところは無いようだった。

723 :
「………ところでYOU、こんな話を知っているか?」
「なんですか」
「麻薬の密輸で、コーヒー豆の箱に入れて置くと、麻薬探知犬の鼻をも欺くんだそうだ」
「へぇ。コーヒーの匂いで麻痺するんでしょうか?」
「おそらくは、な」
「で、それがどう―――」
急に身体が熱くなる。動悸、息切れがして、思考が定まらずに頭がぼうっとしてきた。
「やっぱり、何か仕込んでたんだな…この野郎!」
「意地汚い君の事だ。普通には食べて貰えないと思ったからね。最後の一粒にガラナとカリボネをブレンドして入れておいたんだ」
そう話す上田さんの鼻息が荒い。最後の一粒どころか、他のにも入っていたんじゃないかと思うけれど、何やら目の前に紗がかかったように、妙に上田さんが男前に見える。
同時に、身体の奥から湧き上がる、衝動を抑える事が出来ない。
「さあ、無駄な足掻きはやめて、素直になるんだ、YOU………おいで」
ゆっくりと手招きをする上田さんの声が、酷く甘く頭に響く。その声には抗えずに、上田さんの方へふらふらと引き寄せられて行った。

上田さんの指が、顔にかかった髪を梳く感触で気がついた。
意識がはっきりしたらしたで、さっきまでの事がいろいろ思い出されて恥ずかしいやら悔しいやら。
「こんなところでなんて、何考えてんだ!」
「だから、カーテンの奥に居るじゃないか」
普段は見えない、研究室のカーテンで仕切られた奥の場所。しかしいつ誰が研究室を訪れるか分からない、という状況に変わりない。

724 :
しかもまだ私は、上田さんの膝の上に腰を下ろしたまま。
「カリボネの力はすごいな。YOUが普段、絶対言わないような事も言って乱れてくれて…Shit!やっぱり撮影しとくべきだったか…」
上田さんは一人舌打ちするが、こっちにしてみたらとんでもない事だ。
「ここでこんな事してるだけでも問題なのに、何考えてんだ!」
「大丈夫だ。上半身は服を着ているし、下は机に隠れているからな」
そうなのだ。下はお互い何も穿いてないが、上だけ着衣という奇妙な格好で、二人向い合っていた。
「私より、上田さんの方が見付かった時、問題なんじゃないんですか?」
「………ほぅ」
「―――――上田」
「何だ」
「何、また大きくしてるんだ」
「YOUが珍しく、殊勝な事を言うもんだからな」
「というか、早く下ろして下さい」
「嫌だね」
上田さんの膝の上に乗っているせいで、私が上田さんを見下ろす形になっている。
少しだけ上目遣いで見つめられて、ちょっとだけ、どきりとしてしまった。
「そういう風に、いつも素直にしてればいいものを」
「…顔、近いですよ」
「近付けてんだよ」
おかしい。カリボネはもう切れた筈なのに、妙にドキドキしている。
互いの唇が触れる。自ら応え、舌を絡ませていく。
こんな場所で、こんな格好で。
普段なら絶対許さないけれど、いつもよりちょっとだけ甘くなるのは、きっとバレンタインのせい。
全てをチョコとバレンタインのせいにして、そのまま上田さんに身を委ねた。

≡≡≡≡≡≡≡

725 :
以上です。
レス数間違うわ、ageっ放しだわで
本当に本当にすみません…orz

726 :
バレンタイン話キター!
GJ!!
乱れる奈緒子の詳細を知りたいところだがw

727 :
最近BSで「結婚できない男」やってて
どうにも上田と(山田も)被ってnrnrするという
実にキモい自分ガイル

728 :
699です。間が開いてしまいましたが
また5レスくらいお借りします。
〜〜〜〜〜〜
次に奈緒子が口を開きかけたその時、視界がぐるりと180°回転した。
上田が奈緒子の肩を掴んで体の向きを反転させ、ベッドに押し倒す。
「………ん、ぅ…」
その直後、上田は奈緒子に噛み付くようなキスをする。
何度目かのキスの後、上田は奈緒子の唇に自らの舌を捩じ込ませてきた。
知識としては知っていても、初めての事に戸惑っている奈緒子の舌を追いかけるように絡ませ、口腔内を蹂躙する。
しかしやっぱり上田も実践は初めてなので、夢中になるあまりに鼻で呼吸をする事を出来ず、限界を感じて唇を離すと、大きく肩で息をする。
「…ぷはっ!」
「はあっ、はあっ………あ、あのっ、上田さん」
「何だよ」
上田は滅茶苦茶にキスをした為、知らず知らずずれていた眼鏡を直しながら憮然とした態度で応える。
「その、電気……消して、下さい」
奈緒子の言葉が一瞬理解出来ずにぽかんとしていたが、やがてバスタオルの合わせ目を押さえてもじもじとする様子で察すると、スイッチを消しにベッドを降りた。
「YOU、これでいいか?」
間接照明でほの明るいくらいに明かりが落とされたが、すっかり闇になるものと思っていた奈緒子は上田に抗議する。
「まだ明るいじゃないか」

729 :
「この日の為に練習を重ねてきたが、真っ暗で手順を間違ってはベストを尽くせないだろう?」
「たとえば?」
「………違うところに突っ込んだり、とか」
奈緒子は『さすがにそれは無いだろう』とツッコもうとしたが、以前読んだ『週刊純情女性』の告白コーナーにやはり童貞と処女のカップルでそういう事があったという話を思い出す。
普通に考えてみても背筋が寒いのに、上田の巨根で想像しただけで戦慄が走る。
おかげで上田が眼鏡をかけたままなのを突っ込む事も忘れてしまった。
それでも、煌々と明かりが点いた状況よりは落ち着いたのも確かで、奈緒子は横たわったシーツの真新しい感触が気持ちいいと感じられるくらいだった。
「…こ、これ…ひ、ひひ開く、ぞ」
緊張で震える上田の手によって、そろそろと奈緒子のバスタオルの合わせ目が開かれる。
うす明かりの下でも分かる、奈緒子の露になった白いきめの細かい肌に、上田は思わずごくりと唾を飲む。
先程は荒々しいキスだったが、今度は対照的に優しく慈しむように唇が触れる。
(うにゃっ!)
その唇は耳へと滑り込むと、その唇の感触だけでなく、ちゅ、ちゅっ、という音が直に聞こえるのが奈緒子にはたまらなく恥ずかしい。
そうして奈緒子の肩に添えられていた上田の手が胸へと降りると、奈緒子の唇から切なそうな吐息が漏れた。

730 :
いつも『貧乳、貧乳』とからかいの対象になっているが、上田の大きな手に包まれた、ささやかな膨らみをした乳房は吸い付くような肌触りでしっとりと手に馴染む。
上田は(大きくないと出来ない事があるのも事実だが)愛しい女の胸に対して、大きさは瑣末な問題に思えた。
そっと撫でると、奈緒子はぴくりと震える。
そのまま手のひらで優しく円を描くように撫でると、さっきより吐息が甘いものに変わる。
「――― 上田さん」
不意に、奈緒子が口を開く。
「あの…何か、話して下さい」
「『何か』って何を」
「……何でもです」
そうは言われても、さすがに非常識な上田も睦事の際にそうそうペラペラと話してする男も居まいと困惑する。
「な、何も話さない上田さんが、ちょっと………怖いんです」
実際過去を振り返ってみても、二人で居ながら就寝時以外でこんなに長い沈黙もほとんど無い。
上田は行為に没入しているが、奈緒子の方はまだ緊張がほぐれていないのだと悟る。
「YOU、乳首立」
「そ、それはただの実況だ!」
上田が言い終わる前にすかさず奈緒子が突っ込む。
「『何でも』って言ったじゃねぇか」
「実況はするな!……………恥ずかしい」
「実際恥ずかしい事してるんだが」
「う…うるさい!黙ってしろ!」
「YOU、さっきと反対のこと」

731 :
奈緒子の右手が上田の口を塞ぐ。が、塞がれた掌の筋を舌でなぞられ、咄嗟に手を引こうとするが、手首をがっしり掴まれていて離せない。
「〜〜〜〜〜っ」
直接口から掌を舐められる事からは開放されたが、まだ手首は掴まれたまま、一本一本指をねぶられる。
半ば奈緒子に見せつけるようにし、小指をねぶり終える頃には手首を引く力もだいぶ弱くなっていた。
「で、どっちだ」
「え」
「何も話さない方がいいのか、話した方がいいのか」
「ちょっとは、話しててくれた方が楽、かな…」
「そうか」
そう言って、再び上田は奈緒子の胸元に唇を落とし、奈緒子の白い肌にキスマークの花びらを散らす。
「この来る日の為に、練習を重ねてきたというのは最初に話したよな」
話しながら、徐々に手は胸から腹へと滑る。
「いつの頃からかは分からないが」と前置きをして、奈緒子の耳元へ顔を近付けて囁いた。
「その練習でずっとYOUの事を想像していた」
途端、火が点いたように奈緒子は赤くなる。
「ひ、かか勝手にひひひ人を練習にっ…」
「別にどういう事か具体的に説明した訳でもないだろう?……ただ、もう少し想像のYOUは淑やかだったが」
「おい!」
「そして…実に淫猥だった。けしからん程にな」
手は腰のラインをなぞり、舌で臍をぺろりと舐められる。
「………っ!」
もう片方の手は様子を伺うように、そうっと奈緒子の下腹部の繁みに到達する。
「君は、自分でここに触れてみた事はあるか?」
優しく擦るように指を上下させる。
「そ、んなの…お風呂やトイレ以外、あるかぁっ…」
その言葉を聞いて、上田は歓喜にうち震える。奈緒子本人も知らない未知の領域に入るという達成感。そしてこれから行う事の、ある種の支配感。
上田の指は奈緒子の秘部の構造を確かめるように、一つ一つ優しく触れる。武骨な大きな手が、ひどく繊細な動きで。
「……ふ、ぁ」
つい漏れ出た声に、奈緒子は口を押さえてうろたえる。まるで自分の声ではないようで、加えて少しずつ自分の内から湧き上がる衝動と共に、自分自身戸惑っていた。

732 :
「YOU、今の」
上田の声は嬉しそうだが、奈緒子はまだ口を押さえたまま首を横に降る。
「気持ちいいなら、素直になれよ…YOU」
上田の声も興奮を隠せない。
「指、入れるぞ」
愛液のぬめりを借りて、奈緒子の秘部に上田の人差し指がつぷりと侵入する。
それだけで、更に艶を増した声が漏れ出た。
「んんっ…ふ……ぅ」
「もっと声聞かせろ…YOU」
上田の指が内側の襞を撫でると、中からとろりと愛液が溢れた。
「…あっ!」
それに満足し上田は、ゆっくりと中指を入れていく。
「もう一本…」
「ひぅん」
口腔と違い、上田の指に絡みつく襞。愛液のぬめりもあって、指先を入れただけでも非常に官能的だった。
「……う、え…」
「?…ここか?」
請われるまま、指を回転させて上の襞を掻き出すように動かす。
「ぅあんっ!………ち、違っ…上、だ」
「じゃあ、こっちか?」
更に奥へと指を入れて、くるくると『の』の字を書くように上を撫でると、とろとろと愛液が流れ落ちる。
「あああ…っ!」
上田の腰に巻き付けたタオルの下で、ずくずくと脈打ちはちきれんばかりにしている猛りは、早く数本の指だけで感じているそこに収まりたくて仕方が無い。
「そっ…そう…じゃ、な…」
「まだ足りないのか?じゃあ…」
上田は奈緒子の秘部に入れた指をそれぞれ順に爪繰る。そして空いている親指の腹で、ぷっくりと膨れた肉芽をそっと押し、くりくりと捏ねる。
「…!?………あ…やぁ…っ…!」
奈緒子の身体ががくがくと揺れる。片手は口元に、もう片方はシーツに広がった長い黒髪の中に。まるで泣きじゃくる子供のような格好で、未体験の快感に溺れる。
「な、に…?……あ、あ…上田さ、う、え…っ………!!」
奈緒子は同時に責められて、強烈な刺激に翻弄させられると、身体を大きくのけ反らせて初めての絶頂を迎えた。

〜〜〜〜〜〜〜
今回はここまでです。
残りのHシーンを含め、あと数回続きます。
長くてすみません…orz

733 :
GJ!!

734 :
あげておく

735 :
だいきょうきーん

736 :
テルマ エロ マエ見てきた
山田のこともお姫さま抱っこしてあげてください

737 :
テルマエロマエ見てないけど、ルシウスが山田の前に登場したらどうなるか妄想してみた。
ルシウス(ここは…また、平たい顔族の世界か…)
山田「う…う…上田!?」
ルシウス(あの平たい顔族の女…)
山田「上田、さ…さすがに全裸はまずいと思うぞ」
ルシウス(平たいのは顔だけでなく、胸までか!)

738 :
もしかして山田より上田のほうが胸あるのか?

739 :
前に>>674とかほざいてた奴です。
結局ネタが上手く落ちなかったのでお手上げしました。
あまり人が居ない内に浮かんだネタを晒して一人恥ずかしがっておく。


「you、君痩せ過ぎなんだ」
「何ですか突然」
「以前から思っていたんだがな。
君の身長160センチに対して、体重47キロしか無いとは…。
BMI18.3だぞ。標準以下とは情けない。」
「何で体重知ってるんだストーカーめ。
そして何ですかそのびーえむあいって。変な呪文唱えるな」
「呪文じゃない体格指標だ。ボディマス指数とも言うがな。
身長と体重をある公式に当て嵌めると、自分の体重指数が分かるんだよ。
理想体重の指数が22なのに対し、youの指数は18.3しかない。
フッ、その暗黒貧乳が仇になったな」
「うるっし!胸は関係ないだろ!
ていうか、そう言う上田さんはどうなんですか」
「俺か?
ふふふ、全てにおいて完璧な私は22.3なのだよ。
アベレージな日本人だからな。はっはっは」
「…あっそ」
「ふんっ、俺が完璧だからと言って妬むなよ。
つまり君はその貧相ボディから脱却すべく、もう少し太らねばならない。分かるな?」
「女性に太れとか言うからモテないんだ貴様!
っていうか、結局何が言いたいんですか」
「ん、んー…おぅ。まぁな、ハハハ」



ご飯に誘いたいなら誘いたいとごまかさずに言おうぜ教授!ってな話

740 :
今日のニュース
ハイレベル過ぎて説明されてもさっぱりわからないが
物理学的にすごい発見なので
上田も感無量なんだろうなあ

741 :
復帰

742 :
書き出したものの収拾がつかない…
エロ度も低いのに、駄目だ

743 :
>>742
エロ度低くても上山見られるならそれでいい

744 :
>>>743
じゃあ一応書きあがったので投函します!

745 :
奈緒子は考えていた。
あのバカ上田と何故か付き合うようになって早3ヶ月。
今までの生温い関係と何か変わったかと聞かれれば…上田のマンションの合鍵貰ったくらいで、関係自体は何も変わっていない気がする。
多分、いや絶対に奴が余計な事を気にしているせいだと思う。
自分の方が少し…いや、大分か。年上だからジェントルマンに振舞わなきゃいけないんだ、とか
まだやはり処女の君に無理を強要出来ない、とか
目はギラギラさせて顔には「早く脱☆童貞したい」と書いてあるのに。
私が気付かないとでも思っているらしい。
処女だからってバカにするな!
お前が考えている事はまるっとお見通しだ!!
という事でどうやら私が積極的にならなければ前には進めないらしく
心の準備と巨根対策を考えている訳だが…
どう考えてもあれはデカイ…
生理の時のいつもよりは少し広がってる時ならイケるか?など思ってみるが
血みどろなんて奴が受け入れられる気がしない。
なんたって上田は弱虫な気絶野郎だから、だ。
次に浮かぶ考えは前に上田が黒門島で手に入れてきたという
あの怪しい薬。
だけどあれはあのバカ上田にはバカ効き過ぎる程、作用するのでアブない。
何がって?自分の身が、だ。
絶対に壊される…
だからと言って自分だけ飲んで相手はピラフなんて、ヘアじゃない!
そもそも「そこまでしてオレを受け入れたかったのか!」とか言って
調子に乗る様が目に浮かぶだけで腹が立ち、これは即却下した。
やはり正面突破が妥当な気がしてきた。
自分さえ我慢すれば何とかなる事、痛いのは一瞬だ!…と思いたい。
まさか本当に壊れたりしないだろう…
裂けるとか…抜けなくなるとか…
「ばんなそかな事はない、よね」
自分のマイナスな思考にサーっと青ざめる奈緒子。
結局いい案など浮かばず、自分を追い詰めただけだ。
今日の夜会うのが億劫になってきた。
「適当な事言って断っちゃおうかな…」
ハァ…と深い溜息をついてそんな事を呟いた。

746 :
そんな事とは露知れず、上田は奈緒子を招き入れる準備をしていた。
怪しい笑い声をたてながら台所に立っている上田の傍らには…
あの以前に出てきたカリボネと呼ばれる花が置いてある。
自分は嗅がないようにマスクをして、大袈裟にも眼鏡の上から水中ゴーグルをもかけている。
そんなめちゃくちゃ怪しい風貌で上田はカリボネを使っての料理をしていた。
ジュースに入れるだけでは匂いでバレる。
前に学習した事を活かし、匂いも味も濃い料理に混入させる事にしたのだ。
…これの何処がジェントルマンなのだろう?と疑問に思うのが普通の人だが
彼は本気でこれが彼女の為だと思っている所が恐ろしい…。
そして無事に完成した料理にラップをして、その上に張り紙をした。
「オレのだ!山田食うべからず!!」
こうしておけば彼女は必ず食べてしまうだろう。
なんたって彼女はやるなと言われた事をやらずにはいられない性格だからだ!
家には一人しかいないのに、まるで誰かに言っているかのような口調での独り言。
傍から見れば寂しい人だが、本人は満足げだ。
こんな様子で奈緒子が来るのを待ちわびている上田宅に向かっている奈緒子は
辿り着きたくないのか、だらだらと歩きながら未だいい案がないか考えていた。
一度考え始めたらとことんッ考えてしまうのは事件の解き過ぎか
それとも黒白はっきりさせないと気が済まない性格のせいか…
そうこうしている内に上田のマンションのドア前まで来てしまった。
奈緒子は今までの思考を振り払おうと首を振った。
「やっぱり正面突破だな。小細工はなしだ!!よぉ〜し」
いつまでも上田の事でくよくよ悩むのは性に合わない、と
きちんと向き合って一緒に乗り越えようと腹を決めて、いつも通り鍵を開けて入る。

747 :
「上田〜!来てやったぞ〜!」
くつをポイポイっと脱ぎ捨て、どかどかとあがり込む。
だが返事はない。
怪訝に思いながらリビングまで足を運ぶも上田の姿はなかった。
「上田さん?」
もう一度呼んでみるも、やはり返事がない。
テーブルの上には張り紙付きの皿が…
「ん?山田食べるべからず〜?!知るか!いただきマンモス!うひゃひゃひゃひゃ」
上田の魂胆など知る由もない奈緒子は隣の寝室からこっそりと見られている事にも気付かず、ぺろりと平らげてしまった。
「食べた事ない料理だったけどまぁまぁイケたな、これ!」
いっぱいになった腹をさすりながら満足げな奈緒子。
「それにしても上田さん何処いっちゃったんだろ?まさか約束忘れてるとか…?」
試しに奈緒子は勝手に電話を借りて大学へ電話を掛けてみた。
もちろん出るはずもなく、奈緒子はもう一度家の中を探し出した。
その気配を察知して慌ててベッドへ潜り込む上田。
「上田さ〜ん?でか過ぎて詰まっちゃったんですか〜?」
「そんな訳があるか!!」
変な事をいいながらトイレや風呂場を探す物音に上田は心の中で突っ込みを入れる。
「上田さん、いないならいないって言ってください。」
「いませんよ〜」
つい癖で返してしまった。
しまった!と思ったが、小さい声での発言の上、布団に潜っていたお陰で奈緒子の耳には届かなかったらしい。
「あ〜あ、暇だなぁ。上田さんもいないみたいだし帰ろうっかな〜」
奈緒子は探すのを諦め、どかっとソファに身を沈めた。
大きく伸びをしながらわざとらしく呟くと寝室の方から大きな音がした。
「そこにいたんですか。」
奈緒子が帰ってしまう!と慌てた上田が布団に蹴躓いてベッドから落ちた音だった。
「何で隠れてたんですか?」
「いや、驚かそうと思って、だな…」
「子どもじゃないんですから…」
苦しい言い訳な気がしたが、何故か信じた奈緒子は呆れたようにしている。
「それより上田さん、この部屋暑くないですか?」
手でパタパタと顔を仰ぎながら言う奈緒子。
見れば確かに高揚している。
…という事は?!
上田は急いで寝室からリビングにあるテーブルの方へと向かった。
予感的中、皿は空だ。
フフフフフフ・・・

748 :
「上田さん?何独りで笑ってるんですか?気味が悪いんですけど…」
奈緒子も寝室から出てきて見るからに不気味な上田を引き目に見てる。
「ん?いや、モウマンタイだよ。それよりyouの方はどうなんだ?
暑い他には何か感じないか?こう頬がぽーっとなるとか、心臓がばっくんばっくん言ってるとか…」
「はい?別に暑いくらいですけど…って!お前まさか!また私に変な物食べさせたのか?!」
具体的過ぎる質問。しかもそれは何時ぞやに聞いた事ある内容。
奈緒子はぴんときた。
自分も数時間前に一時は世話になろうか考えたモノ。
絶対この野郎はカリボネを使ったんだ…。
私の決意も知らないで…
「おかしいな…もう効いてきてもいい筈なんだが…量が少なかったか?」
奈緒子の怒りをそっちのけに上田はぶつぶつと言いながら顎に手を当てて考え込んでいる。
「上田!!話を聞け!!テーブルの上にあった料理にカリボネ混ぜたんだろ!
残念ながらな、私には効かないみたいだぞ!効果なんてあわられてこない!!」
「youそれを言うなら表れて、だろ」
「兎に角!信じられません!こんな手の込んだ事してまでsexがしたいんですか?!………最低ですよ…人に気も知らないで…」
「いや、別にただしたい訳じゃない。少しでもyouが辛くないようにだな
・・・ん?人の気?you…もしかして、youも考えてくれてたのか?」
「もう…知りません!帰ります!」
「待て!!」
完全に怒ったのか、奈緒子は踵を返して玄関の方へ向かっていこうとしたので
行かせまいと上田は奈緒子の細い腕を掴んだ。
奈緒子は制止を振り切ろうとしているもあまり力が入っていない。

749 :
「you…すまなかった。謝るから、帰るなんて言わないでくれ、な?」
返事は返ってこない。
「頼む、話を聞いてくれ。
俺だってyouの事を考えてやった事でだな、本当に悪気があった訳でも実験台にするつもりだった訳でも
好奇心からの悪戯心でも断じてないぞ!!断じてだ。
ただ処女のキミの事を思ってだな、俺のモノで感じられるようにとの配慮を形にしたまでで
…って聞いてるか?」
どれだけ言っても奈緒子は無言のまま、こっちを向かない。
いつもなら何かしら言いたい事は言ってくるのに
…そこまで怒らせてしまったのか?
顔が見えない分、不安が募り、向き直ろうと前に周り込もうとした。
だがその瞬間がくんと膝を付く奈緒子。
その体勢のまま動かない。
「どうかしたのか?」
予想外の動きに動揺して自分もしゃがみ込み慌てて様子を伺おうとする。
長い黒髪のせいで顔が見えない。
だがさっきよりも近づいた分、苦しそうな息遣いが聞こえてきた。
「苦しいのか?!」
心配でつい大きな声になってしまった。
だがそれが功をそうして彼女の耳に声が届いたようだ。
「触らない、で…お願い…手、離して下さ…い」
聞こえるか聞こえないかのか細い声。
どう見ても様子がおかしかった。心辺りは自分が与えた薬入りの料理…
「触ってたら辛いのか?!」
そう言葉を返すも、手は離せなった。
「…逆です…触れられてると…貴方が、欲しくなっちゃう、から…」
当初の上田なら飛びあがって喜ぶ言葉。
普段絶対に聞けないであろう台詞。
だけど、それは奈緒子らしくなくて、上田は初めて自分がやらかした事の重大さを自覚した。
「だったら!いくらでもやるから!な?元はと言えばオレのせいなんだからオレに解決させてくれ!」いつもの憎まれ口が恋しくなった。
早く元に戻って欲しい。
それには熱を沈めるしかない。
そう思って上田はそんな事を口にするが奈緒子の想いは変わらないままだった。


750 :
「こんな状態で、の初めては…嫌、何です…だから…」
触らないで…と
熱おびた潤んだ瞳で言われ、そのギャップに上田は困惑した。
瞳では誘っているのに言葉で拒絶する。
それはきっと彼女の中で今行われている葛藤その物かもしれない。
自分の意思とはそぐわない身体の熱。
どう処理していいのか解らずに、奈緒子は自身の身体を抱きしめて必に理性を保とうとしている。
だが頭はどんどん靄がかかり、思考は性的な事ばかりに偏っていく。
カリボネは容赦なく奈緒子の下腹部に熱を持たせ思考を狂わせる。
「うえ、だ…さん。…助けて…」
奈緒子は無意識にそう呟いた。
こんな薬に蝕まれた状態でなんてしたくない。
折角お互いが初めてなんだ、ちゃんとそれを共有したい。
痛くても、辛くてもちゃんと…
そんな思いから、必で抑えようとしていたが、どうにも抗えない。
息も上手く出来なくて、身体の奥がどうしようも熱くて、疼く。
疼いて、疼いて、どうにかなってしまうそうだった。
「奈緒子!?・・・触った方がいいのか?」
さっきの奈緒子の言葉もあり、上田はどうしたらいいのか解らない。
今更後悔しても遅いと解ってながらも自分の愚かさを悔やんだ。

751 :
そもそも触れば楽になる保証もない。
蟻地獄のように快楽に引きずり込まれて逃げられえなくなるだけで、更に辛い思いさせてしまう結果になるかもそれない。
いつもあんなに過ちは嫌いだと言っていた自分が今、とんでもない過ちを犯している事を痛感する。
「上田、さ…怖い…わ、たし…じゃ…なくなッちゃ…」
奈緒子はもう混沌としているのか上田の質問には答えられず、ぎりぎりの所にいた。
「大丈夫だ、youはyouだ!とりあえず触るからな!」
結局は触るしか手立てがない気がした。
いつ薬が抜けるかも解らないのに、こんな辛そうな彼女をこのままにはしておけない。
だから上田は奈緒子に聞こえるよう大きな声で宣言した。
返事はない。が、代わりに裾が力なく握られた。
とりあえず上田はそんな奈緒子を抱えて寝室へと向かった。
布越しに触れている肌からでも熱が伝わってくる。
「ちゃんと責任取るからな…」
「ま…って…私が、この後…何を言って、も…最後まで、しないで…」
「入れるなって、事か?」
「そう…おね、が…ぃ」
「解った。約束する」
限界まで追い込まれている癖に、必にそう懇願する彼女の健気さに上田は涙がでそうになった。
こんなに自分との初めてを大事に思っていてくれたのに、その想いを踏みいじった。
今は触って熱を沈めてやる事でしか出来ない。
だけど後日きっとどれだけ大事に想っているか伝えるから。
焼肉でもしゃぶしゃぶでも腹いっぱい食わせてもやるから。
これから先ぬまでずっと一緒にいるから・・・

752 :
色んな思いを胸に秘めて上田は奈緒子の服を脱がし、身体を弄り始めた。
「あぁぁ!」
我慢していた時間の分だけ快楽の波が強く襲ってくるのだろう。
小さな胸を少し触っただけでも甲高い嬌声があがった。
片手で揉み解しながら、もう片方の胸に吸い付く。
「あ…んんん!…ね、こっちも…触って」
熱に浮かされながらそう言って、奈緒子は上田の手を取ると秘所へと運び
自分の手を重ねたまま上田の手を動かしていく。
指を這わすと、初めての癖にひどく溢れだしているのが解った。
簡単に指を飲み込み、動かす度にくちゅくちゅといやらしい音を立て
それに比例して甘い声を上げ、背を反らせて反応する。
いつもとまるで別人の奈緒子。
色気の欠片もないと思っていたのに、今ぞくりとする程の色香を漂わせて
俺を誘っている…
一瞬、本当に目の前にいるのは自分が知っている奈緒子かどうか疑った。
いつもとかけ離れ過ぎている今の状態。
思わず手を引いた。
やっぱりこんなのは違う。
引き返せるものなら引き返したくなった。
殴って気でも失わせてしまおうか、と滑稽な事を思ってしまう。

753 :
そんな葛藤をしていると下腹部に何か触れるのを感じた。
「止めたら嫌です…もっとして…?ね、これで…」
気がつくと奈緒子は身体を起こし、ズボンの上からだが上田のモノを触っていたのだ。
上田は慌てて奈緒子の手を振り払い、後ずさった。
「こ、こ、こ、こ、これは駄目なんだろ?youとの約束だ」
「触られるだけじゃ物足りないんです…お願い…」
くらりと眩暈を覚えた。麻薬のように感覚を鈍らされていく。
今入れたらどんなにいい反応を見せてくれるんだろう…
邪まな考えが走った。
が…必に首を振って理性を呼び覚まさせる。
彼女との約束を護るために…
「それは聞けないんだ。もっと沢山触ってやるから…」
そう言って奈緒子を仰向けにベッドへ戻させ、行為を再開し
これ以上何も言わせないよう、上田はさっき以上に執拗に責め立てた。
キスを落として、胸を舐めながら蕩けたそこへ指を入れて掻き混ぜ、紅く充血した肉芽を親指で擦りあげていく。
早く薬が抜ける事を祈りながら。
そんな祈りとは裏腹に奈緒子は今日初めて知った快楽の真っ只中にいた。
「んあ!あ、あ、、あ、あ〜〜〜〜!!」
ばらばらに中の指を動かされ、抉る様に内壁を擦られ、背が今まで以上に大きく反り上がると奈緒子の身体は激しく痙攣し、少し動きが静かになった。
どうやら絶頂へと昇りつめたらしい。

754 :
だが、一度イッたくらいでは薬の威力は治まらなかったのか
「…ハ、ァ…もっと……」
再び快楽を強請る奈緒子。
そんな奈緒子をよそに、上田はさっきから1つの疑問を浮かべていた。
行為を始めてから奈緒子は一度も自分の名前を呼んでいない。
まさか、してくれる人なら誰でも良くてオレが上田次郎だと認識していないのでは?!
そんな不安を抱き、奈緒子の中から一旦指を引き抜くと向き直った。
「you?オレは誰か解ってるよな?誰に触れられてるか、名前を言ってみてくれ」
不安を解消する為、真っ直ぐと奈緒子の瞳を見て、聞いてみる。
未だ快楽が色濃く残るとろんとした瞳で暫く見つめられた。
二人の間に沈黙が流れる。
すると奈緒子がふいにくすり、と不敵な笑みを浮かべた。
上田は思わず生唾を飲む。

755 :
「勿論、解ってますよ?デカイ図体のくせしてすぐ気絶しちゃう弱虫の巨根がコンプレックスな上田さんでしょ。」
「そうだ!その通りだ!よく解ってるじゃ…って、おおおう?!you
今オレに減らず口を叩いたか?!」
返事は上田の予想を反し、いつもの憎まれ口だった。
そこには自分が知っている、地位も名誉も胸もないくせに、全てを持ち合わせているこの俺を
何かと言えば小バカにしてくるじゃじゃ馬娘の姿。
いつもはあんなに腹が立つ悪口も今回ばかりは嬉しくて仕方がなかった。
「…上田さん、何悪口言われて喜んでるんですか…」
当の奈緒子は怒ると思ったのに、歓喜の声を上げられ、気味悪がった。
予想した返しじゃない事が不服なのか、視線は冷やかだ。
「って事はカリボネの効果は抜けたのか?!」
「そんなのとっくに抜けてます。」
今までとは打って変わった冷静な口調。
よく見ればいつのまにやらちゃっかり毛布で身体を隠している。
素面なのが、見て取れる。
そうなると上田の頭に次なる疑問がわいて来る。
「抜けてたなら、何でその時言わないんだ!そうか。you…まさかざわと効いたままの振りして誘っ…」
「違います!!最初は、その、悔しいですけど…バカ効きだったんです。
本当にどうにかなっちゃいそうで、本当に辛かったんですから!」
上田を暴走思考を止めるべく最後まで言い切る前に遮った。
「だったら何で…!」
「上田!今から説明しますから。落ち着け」
今度は上田が会話を遮ろうとしたが奈緒子に叱咤され仕方なく口を噤む。
「上田さん途中で一旦中断したでしょ。」
「ああ、youがオレの手を導いてそのまま一緒にyouの大事なところを弄ってた時か」
上田の言葉に奈緒子の顔はみるみる紅く染まっていく。
「んな恥ずかしい事言わなくていい!!このバカ上田!…なんかね、あの一瞬で我に返ったんですよ。どうやら持続的に行為を続けてないと効果は切れちゃうみたいです。
要はその気にさせるって作用しかないんですね、カリボネには」
「じゃあ…あんなに感じ淫、乱れてたのは薬のせいじゃないってゆうのか?
youに素質十分って事か・・・そうか。フフフフ」
それは朗報だ、と。またも怪しく笑い、あらぬ妄想を企てている。
奈緒子は呆れるのを通り越して眩暈を感じた。
どうしてこの男はこう思考回路が一気に飛ぶのだろう…

756 :
「上田!そうじゃない、変な事考えるな!そりゃ最初に我慢したせいで、少しの間おかしくなってたみたいですけど、その後は演技ですよ、演技!!上田さんやっぱり気がついてなかったんですね」
奈緒子の衝撃告白に上田は我に返り目を丸くして驚く。
「演技だと?!あれが、か?ってか何のために…」
「決まってるじゃないですか。お仕置きですよ。あと試したってのもあるな。」
「試した?」
「そうです。私とした約束をちゃんと守れるか、確認してやろうと思ったんです。
もし、あの時言われるままに入れようとしてきたらその場で殴って別れてやろうって思ってたんですけど
命拾いしたな、上田。」
上田は面食らったまま、固まっている。
そんな上田をみて奈緒子はまた少し笑った。
「嘘です。一生懸命、約束守ってくれて嬉しかったです、私。
ちょっとだけ見直しました。さっき「演技」って言いましたけど、反応をオーバーにしたってだけで
割とよかったですよ。えへへへへ」
いつもの変な笑いを披露して素直な事を言った。
だが上田は未だショックから立ち直れていないのか、ぶつぶつと一人の世界にいて奈緒子の話などまるで耳に入っていなかった。
「そりゃ長年独りで練習してきたんだ、薬が抜けてもこのオレには引き続きyouを気持ちよくさせる事が出来て当然だ。
だけど処女のこの女が感じてる演技などが出来るか?!
いや出来る筈がない、何でかって?それは色気の欠片も持ち合わせていない貧乳な山田だからだ。
そうだ、きっとこれは山田の照れ隠しだ。じゃなきゃあんな反応・・・」
しかも毎度ながら上田の独り言は声が大きい。
勿論、奈緒子にも丸聞こえで、みるみる不機嫌な顔になっていっている。
「上田!…全部口に出てるぞ!!本当に失礼ですね。いいですか?
私は超天才美人マジシャンですよ?マジシャンは人を騙し、欺き、驚かせるのが仕事です。
だから上田さんを騙すのなんて私には朝飯前なんですよ。
だからこれからは私に逆らわないで何でも言うこと聞く、嘘はつかない、解ったか?」
さっきまでの素直さはぶっ飛び、また減らず口を叩く。
上田をバカにする言葉など山ほど持ち合わせてる。
それは上田も同じで、尽かさずマンネリなやり取りが始まる。

757 :
「それはあくまもyouのクソ手品の話だろ。sexの知識なんてyouにはまるでないはずだ!
何でかって?それはyouが処女だからだ」
「あ〜!もう、うるしー!!本当上田さんって分からず屋ですね。
女だってそうゆう事に関して多少は興味もあるんです。
雑誌の特集とか、聞きたくはないですけど、大家さんとジャーミー君の営みと声とか・・・最近引っ越してきた眉毛の繋がってる新婚さんの声とか・・・
生々しい情報だって身近にあるんですから」
言いながらも奈緒子の顔はうんざりしている。
自分で何言ってるんだと、思いながらも言われた事には言い返さなくちゃ気が済まない。
そう、いつもいつもこのやりとりのせいで恋人らしい雰囲気にはなれない。
いや、なりたい訳ではないのだが・・・進歩がないなぁ、とつくづく思った。
こんな言い合いをする予定じゃなかったのに。
割とよかったですよ。…この台詞の後、本当はこう続けるつもりだった。
だから今度本番させてやってもいいぞ。って、言ってあげるつもりだったのに…
「もう…何なら今から試しますか?ピラフでも十分出来るって証明してあげますよ」
「youそれを言うならシラフだろ。ふん、演技が出来るって証明されて喜ぶ男がいるか!このじゃじゃ馬娘が!!」
「え?シラス?」
「わざとやってるだろ!!」
もう一度こうなってしまえば今更甘い雰囲気になど持っていけない。
奈緒子は溜息をついた。

758 :
「上田さん、もう止めましょう。今日の事は家賃5ヶ月分で許してあげます。もういい加減服着たいんで出て行ってください。」
言いたい事はまだ色々あったようだが、服を着たいと言ったらすごすごと出て行ってくれた。
気まずいからぱぱっと服を着てさっさと帰ろう・・・
そう思って服を着て寝室から出て行くと上田が待ち受けていた。
「汗かいたんだから風呂でも入っていきなさい。今youの為に沸かしてるから」
またジェントルマン気取りか・・・と思ったが、確かに汗がべとべとして気持ち悪い。
「そこまで言うなら…お風呂借りてやってから帰ります。」
「何が借りてやってだ、風呂なしアパート住みの分際のくせして」
もう言い返すのも面倒で睨み付けた後、妙な間だけを残してさっさと風呂場へと向かった。
が、奈緒子は服を脱いですぐに後悔した。
上田の跡をまざまざと見せ付けられたからだ。
至る所に散らばる紅い跡に奈緒子は赤面した。
もしやこれを見せ付けたくて煌々と明かりのついた風呂場に行かせたのか?!
上田〜〜〜〜!!!
奈緒子のその叫ぶ声に上田がニヤニヤしているのは言うまでもない・・・・

759 :
おわりです。
お目汚ししました…

760 :
GJ!
二人のやり取りに萌えるわ〜

761 :
いいね
カリボネっていろいろ広がるね

762 :
GJ
しかし台所も換気しとかないと
残り香レベルでも上田には効いてそうだw

763 :
上田山田の尾行をして、「じれったいのぉぉ!!」とか言ってる矢部と石原が書きたい。
方言が難しいな…

764 :
エロパロも好きだけど、本家の意地っ張りツンデレコンビな二人が大好きだ
上田が奈緒子を崖とか段差から引っ張りあげて、そのままぎこちなく手繋いで歩いてほしいとか妄想
ドラマを見てこんなにニヤニヤしたり妄想するのはTRICKだけだ
ある日突然「あっ、これが『萌え』という感情か!」と気付いたのが懐かしい

765 :
2レスほど投下します。
エロ要素ほぼなし。
・カリボネ
・矢部山田
・奈緒子がちょっと乙女かも

766 :
最悪だ。最悪だ。
全部上田のせいだ。
『絶対に飲むな うえだじろう』
寝起きにそんなことが書かれたジュースの瓶とコップを見つけたら、飲むに決まってる。
いかがわしい事件の謎解きに付き合わされて、疲れていたんだ。
「なんだか、暑いですね。今日は」
「……この宿のシャンプー、こんな匂いやったっけ…?」
「…はい?」
ぎこちなく髪を撫でられる。
まっすぐに目が合って、信じられないくらい胸が高鳴った。
ああ…あの変な媚薬だ、と気付く。
私に飲ませられてよかったな、上田。
でもこれは誤算だったろう。
「あのマジシャンは怪しい」と言い張る依頼人に頼まれて、私を監視するために矢部さんが部屋に来たんだ。
矢部さんは、私が飲んでいたジュースを奪うに決まってるだろ。
馬鹿上田。
どこ行ったんだ。風呂にでも入って準備しているのか。
何の準備だ。
「………山田」
「や、矢部…近い」
矢部さんが戸惑いながら顔に右手を添えてくる。
左手は私の腰を抱こうと伸びてくる。
振り払えない。
…なんだろう、この妙な感じ。
上田さんとは一緒の部屋に寝るのも狭いところに入ったりするのも慣れてるけど、
矢部さんと2人でいるのはものすごく久しぶりだ。

767 :
「あの…矢部さん、…変な薬が入ってたんです、ジュースの瓶に」
「はぁ?お前何考えて…」
「私じゃない!」
「…上田先生か?」
「前にも私に薬を飲ませようと…逮捕してくださいよ」
ああ、暑い。
ゴクリと喉が鳴ったのは、私なのか矢部さんなのか。
矢部さんの指先が、唇をそっと這った。
最悪だ。最悪だ。
全部上田のせい。
上田の馬鹿、アホ、単細胞。
「……お前、顔熱いな」
「薬のせいですよ…」
「…お互い様やな」
体を引き寄せられ、目を閉じる。
あつい。
唇が触れ合って、吐息が混ざった。
廊下をスキップしているのか、リズミカルに私を呼ぶ馬鹿の声が遠く聞こえる。
ゆっくり唇を離し、矢部さんは私の髪をもう一度撫でた。
「…また、後でな」
頷いてしまったのも、涙が一粒零れてしまったのも、
全部全部全部、上田のせいだ。

768 :
終わりです。
夏だから「暑い」って言葉を入れたいなーと思ったらカリボネネタになりました。
カリボネ大好きだ!楽しい!

769 :
新作SP2の「何じゃれてんねん」が嫉妬にしか見えなくて萌え
そして「モズって何?バーガー?」も以心伝心萌え

770 :
自分は最近
シリーズ最初から見直してたら
いつの間にか口癖や仕草がお互いにうつって行った事に気づいて
ヌゲーnrnrした

771 :
曖昧な関係もいいけど、3のラストはけっこうはっきり好意を伝えてる感じがあるよね
浜辺での「you」が優しすぎてニヤニヤする…
ラストの会話はやっぱりアドリブなのかな?
上田はべらべら喋るけど奈緒子が「なんだそれ」「やめろ」ばっかり言ってるから

772 :
スピンオフの放送当時はあんまり萌えないなと思ってたけど、
久しぶりに見てたら桜木×桂いいかもと思えた
宝女子村に向かう2人がなんか良い
あと石原が元気で嬉しいなーとジンとしたり

773 :
上田「(貧乳と)呼ぶ声はいつだって 悲しみに変わるだけー♪
こんなに 揉みにくい私を こんなにも証明するだけ でも必要としてー♪
貴方が触れない私なら (胸が)無いのと同じだから…♪…フフ…フフフ」
奈緒子「…上田!」

774 :
菊池×山田を書いてみてるけど、エロに進ませるのが難しいな
奈緒子は上田を大好きだからなあ…と思ってしまって、菊池を受け入れるような流れに持っていけないw

775 :
「おかえり山田」
「また来てたのか上田」
「youはこんな話を聞いたことがあるか」
「ある」
「まだ何も言ってないだろ」
「もう遠回しに言わなくていいです。また何か謎解きとか伝説とかそういうので遠出だろ」
「…フフ。どうしてもと言うならついて来ても構わない」
「そういえば上田さん。ずっと私のことを、すき焼きに誘おうと思ってたんですよね」
「…そうだ」
「じゃあ今から行きましょう。すぐ行こう。私がぱぱっとトリック暴いてやるから前祝いだ」
「いや…すき焼きに誘おうと思っていたのは実は嘘だ」
「…はぁ。じゃあ、俺はずっと君のことを、す…続きはなんですか」
「…俺はずっと君のことを…す、すすす、すき…スキルアップさせてやりたいと思っていたんだ」
「はい?」
「キスのしかたを教えてやっても構わないよ」
「うるさい、馬鹿上田!!」

776 :
新作SPで上田が奈緒子に便器の水かけるのはアドリブだよね?
上田の中の人すごいなw
2人笑っちゃってるしw
「東大どうした」とか気にかけててカワユス
石原には何もなかったのにね

777 :
石原はやむ落ちにされたんだったかな
山田「辞めたのか」矢部「あいつは異動になった」みたいな感じで
放映当時スルーされて悲しかった
>>774
待ってる

778 :
>>774
あーやむ落ちだったか、ありがとう

779 :
特典の「ふたりまとめて階段から転げ落ちて入れ替わればいいのに」から妄想。
※エロはほぼなし ※地の文の桂・桜木はそれぞれ外身のこと
長いですすみません
「う、ああああっ!」
ふたり分の悲鳴と物の転げ落ちる音が階段に響く。
ボール箱と書類が散乱した踊り場で、庶務係の桂と桜木は重なりあうように倒れていた。
「危ないじゃないですかっ!書類がめちゃくちゃですよ!」と、まくし立てたのは桜木だ。
怒鳴られた桂は落ち着き払って二、三度まばたきをした。「ちょっと、重たいよ、早くのいてよ」
「重た…!私、そんなに重たくありません」飛び退いた桜木は危なっかしく二、三歩よろけ、手すりに手をつく。
「嘘!」
桜木のつぶやきに桂はきょろきょろとあたりを見回した。
「大丈夫、すぐ直せるよ。全部日付がついてる…何だコレ!」
ようやく異変に気づいた桂はまず自分の体を見、それから桜木を見上げた。
「そんなベタな!」
「い、い、入れ替わってますよ、桜木さんが私の体に、私が桜木さん…」
何も言えなくなって、ただ互いを見つめ合う。やがて桂がゆっくりと起き上がった。
「とりあえず、書類を集めよう」
「何のん気なこと言ってるんですか!こ、こんなムチャクチャなことが起こってるのに!」
「声が大きいよ!急げって一課の人に言われてるし。ひとまずそのことは考えないで、やっちゃおうよ」
ふたりは黙りこみ、書類をボール箱に放り込み始めた。時折通る刑事たちの目が痛い。
「…視線が高いですね、桜木さんの体って。動きにくいです」
「しっ!今は考えないって言ったろ」
「桜木さんがそうやって、大股開きにするのをやめてくれたら言いません。さっきから見られてます!」
「ごめん」

780 :
「一課の人たち、気づいてなかったみたいですね」
空いた小会議室のドアをロックしながら桜木はため息をつく。
「普段あまり関わりあいにならないからね。問題は五課のメンバーだ」
桂は机に腰をかけ、無意識に脚を組んだが、桜木の視線に気づくと座りなおした。
「わけはわからないけど、なんとか僕たちが入れ替わったことがばれないようにしなきゃ」
「ま、矢部や秋葉さんは大丈夫でしょうけど。ほら、桜木さんに見えます?」
桜木は鼻の下に指をあて、首をかしげて見せた。桂は力なく頭を振る。
「きっとモノマネしたって、それじゃあ他の仕草でばれる。よっぽどうまくないと」
「じゃあどうすればいいんですかっ!!」
「声が大きいって!」あわてる桂にむかって桜木はいきり立って拳を握り、地団駄を踏んだ。
「ううう!!」「だ、だからそういうかわいい感じの動きを僕がすると変だろ!君は僕なんだから」
ぎゅっと睨まれ、気圧された桂はおどおどと言葉を続ける。
「…そろそろ戻らないと。どうなるかわからないけど、今日はとにかくおとなしくしてよう。
 僕は、じゃなくて私はこれから桂、桂美晴です」
「…僕は桜木健一郎ですっ!」
ふてくされたようなその言い方は、ちっとも桜木らしくない。桂は泣き出したいような気持ちで天井を仰ぎ見た。

781 :
ふたりが五課へ戻ると、妙な緊張が刑事たちを包んでいるのがわかった。中心からはすすり泣きが聞こえる。
「どうしたんですか?」桜木が尋ねると困り顔の矢部が振り向いて言った。
「ああ、このお嬢さんな、なんや監禁されたゆうて今朝交番に駆け込んできたそうなんやけど、話聞こうとすると泣いて
 ばーっかりでシリメツレツなんや。あのな、大事なことやねん、どこの誰がそんなことしたんか教えてくれんかなあ」
見れば中学生だろうか、スウェット姿の少女が泥だらけの靴下にぶかぶかのサンダルを履いて椅子に座っていた。
目元を真っ赤に泣き腫らしてしゃくりあげる少女を、刑事たちは同情と焦れの合わさった目で見つめる。
もう長い間この状態であろうことは疲れきった空気ですぐに知れた。
とつぜん少女の顔の前へ突き出された手があった。「飲みませんか」
水筒を持ってほほ笑む桂を、秋葉は条件反射で止めようとしたが何かを察して口をつぐんだ。
「こういう時は、何か飲むと、あんがい気が紛れるもんですよ」ほとんど無神経ともいえるのん気さで桂はコップに中身を注ぐ。
「ほら」少女に手渡すと桂は続けた。「怖いおじさんたちばっかりだけど、僕…私たちは君の役に立ちたいんだよ」
腫れた目を拭うようにレモンの湯気の上がるコップを少女は捧げもち、本当に長い時間をかけて中身を飲み干した。
やがて、ちがうんです、と小さな声がした。もう泣いてはいなかった。「ちがうんです、黙ってる……つもりじゃ」
「言お、とすると…言葉が」謝ろうとする少女に桂は慎重な笑みで応え、うなずき、「大丈夫だよ」と言った。
「み、港…倉庫で……ミナガミ様の、ク、ク、クモツだって、弟も…」その言葉に眼帯をつけた雨中はぴくりと反応した。
「そりゃあ今張ってる教団の用語ですよ!」
途端に部屋の空気が熱を帯び始めた。刑事たちは駆け出し、メモをとり、電話をかけ、上着を羽織る。矢部の号令が響く。
「倉庫に捜査!片桐刑事が戻ったら、教祖の定宿に潜入させえ!それから刑事くん!」
少女を、というより少女を守るように立つ桂をぼうっと見つめていた桜木は、肩をつかまれて飛び上がった。
「私ですか!?」
「他におんのか!?お前一緒に来い」桂がはっと顔を上げる。桜木もその視線の意味を感じ取り、あわてて首を振った。
「だめです!今日は…この次の機会に」「あぁ?雨中刑事が目ぇ怪我して人手足りんのや。来い」
桂が割って入った。「矢部さん、今日は本当に忙しくて!どうしても…」「やっぱり行きます、僕行きます!」
桜木の威勢いい返事に矢部までもが呆気にとられた。
「かつ、桜木さん!なんで…」桜木は小声で応える。
「ごめんなさい、私やっぱり現場に出たいです。こんなチャンスもうないかもしれないんです」
桂が制止しようとした瞬間、桜木の襟首はぐいと引っ張られ、早よせえ、の声とともに引きずられていった。
「ちょっと!桜木さん!…なないでよー!」

782 :
「なないでよだって、お熱いねー」からかう甲高い声に桂が振り返ると、軒和が立っていた。
「そんなんじゃ…」「いやいや。オマエがそんなこと言うなんてありえないだろ。自分のことみたいに」
自分のことだから、と桂は内心つぶやいた。「それよりオマエ、片桐刑事が戻ったら着付け手伝うんだぞ」
「着付け?ってなんのことですか?」「着物に決まってるだろ。旅館の女将だよ、女将」
「こ、困りますよそんなの!軒和さんが…」桂は言ったが、軒和はこっちはオマエらの埋め合わせ、と言うとすたすた去っていった。
「…困ったなあ」そう言いつつ、顔がゆるんでいるのに桂は自分でも気づいていた。
「胸がおっきすぎると、着物似合わねんだけどなあ」
こぼす片桐に桂はひきつり笑顔で返すしかなかった。
「桂さんも苦労するでしょう、おっきいから」
「そ、そうかもしれませんね、でも先輩ほどじゃあ…」そう言いながら、今自分の胸についているものへ意識がいってしまう。
毎日顔を合わせているから桂のそれのサイズについてはもちろん気がついていた。が、こうなると妙な感じだった。
向かい合って胸と胸が当たりそうになっても、片桐はまったく頓着しない。
「矢部なんかにセクハラされたらね、んっ、脛蹴っ飛ばして…桂さん、紐きつい…」
「え!ああ、ごめんなさい!加減がわからなくて」
「いやいやあ。んだけど、桂さん前に手伝ってもらった時は着付けできるって言ってながったっけ?」
苦しさで顔を上気させ、紐を解いた解放感で荒く息をする片桐は、矢部の持ってきた温泉盗撮写真すらまっすぐ見れない
桂の目にはあまりにも刺激が強かった。「桂さん?顔真っ赤だけんど大丈夫?」
大丈夫じゃないです、と言いたかったが、意志の力で谷間から目を逸らしこくこくとうなずくのが精一杯だ。
「ここ狭いし、暑くてやんだねえ。こっちは急ぎじゃないし、どうせやり直しだからちょっと休みましょう」
「そうしていただけると、ありがたいです…」桂はぐっと目をつむり、手で顔を覆って邪念の波を退けるのに集中する。
「あ、ちょっとだらしねえけど、襦袢もはだけちゃっていいかなあ?暑ぐって」
治まりかけた邪念が、天を衝くような大波になるのを感じた。

783 :
着物との長い格闘の末に片桐を送り出したあと、庶務の仕事にも身が入らずさっきのことを何度も何度も
反芻していると、五課にどやどやと刑事たちが帰ってきた。矢部が妙に上機嫌で言う。
「今日ばっかりは認めなしゃあない!正直今まで刑事くんのこと、見くびっとった!」
木下や森田が口々に「こっちに移れ」「もったいない」などと褒めちぎる中、桜木はいつになく背筋をぴんと伸ばし、
得意満面の表情で笑っている。桂は自分の顔がそんな風に笑うのを遠いことのように見つめた。
桜木は桂を見つけると小走りでやって来た。「やりましたよ!犯人と格闘、絞め技一発!力は強いし速く走れるし。
 やっぱり天職ですよ。ナイフなんか平気でしたよ」「相手ナイフだったの?!」「ええ。蹴り落としましたけど
、弟君を助けるのに。 あ、あとメガネ少し歪んじゃいました」「ちょっと、僕の体、僕のメガネ…やめてよ」
小声でやり合っていると背後から「調子に乗るなよ」という冷ややかな声がした。秋葉が不機嫌そうに立っている。
桜木はぐっと肩をそびやかすと秋葉を見下ろして言った。「悔しいんですか?手柄取られちゃったから」
「なんだよ」いつもと違う威圧感に秋葉は戸惑ったらしい。「矢部さんがあんまり誉めるんで面白くないんでしょ」
「…桂さんは今日何してたの」秋葉は分が悪いと思ったのか矛先を変えた。
「え、えっと…片桐さんが着物着るのを手伝いましたけど」
「そっか、えらいなあ庶務係の仕事をがんばってて。刑事くんもがんばってね」
桜木はこれを聞いて首をばきばきと鳴らした。
「ええ、がんばりますよ。秋葉さんも矢部さんの部下から外されないようにがんばってくださいね」
なんだよっ、と秋葉は泣き声まじりに言い捨てるとデスクに戻っていった。
痛快そうにニッと笑った桜木に、桂は胃が痛くなるような思いだった。

784 :
「わだかまりになるようなことしないでよ。僕は平穏なのが好きだって知ってるだろ。桂さん何するかわからないよ」
二人で帰り道を歩きながら桂はため息をついた。
「だって腹立つじゃないですか!それより、何するかわからないのは桜木さんですよ」
「どういう意味?」「片桐さんの着付け手伝った時、じろじろ見たんでしょ」
桂はぐっと言葉に詰まった。「そりゃ、ちょっとは見た…というか見ないと手伝えないから…」
「このまま別々に家に帰って桜木さんが何するかと思うと気が気じゃないですよ」
「それはお互いさまだろ」桂がムッとして言い返すと、桜木は桂の手を握って細い通りを曲がった。
「そう、だから」桜木は頭上を指さす。「ここに泊まりましょう」
指の先ではピンク色のネオンがぴかぴかと光っていた。
楽しげに備品を見て回る桜木とは裏腹に、桂はぐったりとベッドに突っ伏していた。
「なんなんだよ今日は…もう最悪だよ…」
ついさっきの一悶着もそうだった。頑なにホテル入りを拒む桂と手を握って離さない桜木は、
本来ならただ興味深いだけの光景だったろうが、今の力関係では犯罪の現場そのものだった。
通行人が通報しかけたせいで桂と桜木は倦怠期のカップルの演技までさせられたのだ。
「桜木さん、私お風呂に入ります」「あ、いいねえ。僕もあとで」
「桜木さんはだめです。内勤だし汗もかいてないでしょ。私はスーツで走ってドロドロなので」
そう言うと桜木は、見たくないのか腰にタオルを強く巻きつけたまま風呂場へ入っていった。
「信用ないのかなあ…」桂はひとりつぶやく。寝転んでみてもなんだか窮屈だった。
部屋に入ったあと、スーツの上下を脱いでバスローブを羽織ることは桜木が許してくれたが、
ブラジャーだのストッキングだののせいでちっともくつろげなかった。それでも桂の肌は、
働いたあとですべすべとはいかなかったが、どちらかというといい匂いがした。落ち着く匂いだった。
それは二人で働いている時、ちょっとした作業の時、鼻をかすめていくようなあの匂いともいえない匂いの、
桂の放つニュアンスのようなものの源であるような気がした。
どこから出ているものなのか、桂は知りたくなって自分の腕や膝をかいでみた。
少し迷ってからバスローブの合わせをゆるめそっと手を差し入れたが、ちょうどその時ガタンと
風呂場の扉が開いたので、あわてて手を引き抜いた。「いい子にしてました?」と桜木は言った。

785 :
互いに背を向け、ベッドで横になっていると桜木がつぶやいた。「桜木さん、もう寝ちゃいました?」
「眠れるわけないよ。これからどうなるかもわからないんだ」「ですよね」
しばらく重苦しい沈黙があった。桜木がまたつぶやいた。「あのね、桜木さん」
「何?」「今日どんなこと考えました?」
「どんなことって…色々たくさんあるけど。なんだろう、僕は…僕ってけっこうかっこいいんだって思ったよ」
桜木は笑った。「なんですかそれ」
「いや、うまく言えないけどつまり、今日僕は僕じゃなかったけど、桂さんが捜査にいって、犯人を逮捕して…
 それで堂々としてる僕を見てそう思ったんだよ。あんな顔できるんだ、あんなこと言えるんだって。桂さんが
 僕の体で危ないことをするのは、いやだけど…そうできることじゃない。桂さんは、すごい。かっこいいって思った」
桜木は身を起こしてその言葉を聞いていた。そして桂の腰を膝でまたぐと、さっと馬乗りになった。
「なっなっなっえっ何!?」桂が驚いてもがくのを無視して桜木は言った。
「私も思ったんです。桜木さんが女の子に話しかけた時に。
 自分の顔が、体が、こんな風に笑えて、寄り添えるなんて知らなかったです。
 あれが桜木さんなんだって。優しいと思いました。それから、かわいいって。思いましたよ」
桂の顔をじっと見下ろして桜木はつけ加えた。「これじゃ私たち、どっちもすごいナルシストみたいですね」
「そうだね」と桂はほほ笑んだ。「でも、ねえこれ何?」「いや、男側はどんな感じかなと」
そう言うと桜木は桂の脚の間に移動したが、すぐにまた桂の上に覆いかぶさった。
「ちょっと!」桂は桜木の肩をどけようとしたが簡単に腕を押さえこまれた。桂は少し恐怖を感じた。
桜木が桂の首に顔を埋めると、なじみのないシャンプーの香りがして、そのせいで元の自分の体が自分のように思えなかった。
はっ、はっ、という息が聞こえたが桂のものか桜木のものかはっきりしなかった。どちらでもあったしどちらでもなかった。
早鐘のように打つ心臓の音にしても同じだった。「ちょっと、まずいまずいまずいってば、ねえ!」
「触ったでしょ?」と桜木は少し顔を上げて言った。「え?何?」
「本当のこと言ってください。今日のこの状況を悪用して、桜木さんは…そうでしょ」
桜木は人を責める時に浮かべるあの笑みを桂に向けた。
正直に言わなければこれから何が起こるかわからないと脅しているも同じだった。「触った」と桂は呻いた。

786 :
「触ったんですね?胸ですか?」無言の肯定。「揉んだんですか?」「…といえるかも。広義には」「ふーん」
「ごめんなさい」桂は気の毒なほど縮み上がったが、桜木はあっさりと起き上がった。「いや、いいんです」
桂はぽかんと桜木を見上げた。脚こそ腕でしっかりと捉えられていたが腕は完全に自由になっていた。
「私も、実は触っちゃったんです。それはその、自然の欲求で…小さい方だったんですけど、個室が空いてなくて…だから」
「そんなこと、別にいいよ。仕方ないよ」「おあいこですね」ふたりは顔を見合わせて笑った。
「もう離してほしいんだけど」「自分の体相手にどうこうなりませんよ」桂は気まずそうに首をよじる。
「いやもうなってる…なり始めてる」桜木はそれをまじまじと見て、ほんとだ、と言った。「…どうこうなります?」
「なんで!だめだって、ほんとに、まずいって、ねえ、やだってば!」
男のプライドを汚すまいと桂はシーツを懸命に蹴った。桜木はすっかり悪乗りした調子で、笑い声をもらしながら
腰を掻き抱き、胸の谷間に鼻を押し付けることさえやってのけた。奇妙な攻防が続いた。
「やめて、やめ…あーっ」桂が涙声で少女のような悲鳴をあげたその時、ガクンと下に吸い寄せられる感覚のあと、
突き上げる衝撃が襲った。ベッドからまとめてずり落ちたのだ。背中を強打して息もできない桂が唸る。
「痛ったー…うう、あれ?」
馬乗りになっていた桜木は突然弾かれたように後ずさり、尻もちをついた。「うわああ!…あれ?」
見慣れた視線の高さ、馴染みの身体感覚にふたりはしばらく酔ったようになったが、やがて事態をつかんだ。
「…戻りましたね」「戻ったね」
さっきまでの屈折した興奮がかき消えてしまった脱力感の中、桜木が先に口を開いた。
「桂さん、今のはだめだよ。いくら力が強いからってルール違反だよ」
「そうなんだ。でもいやなんだったら股間を蹴りあげるとかしたらいいじゃないですか?」
「僕の体でしょう!あの痛みを知らないからそんなことが言えるんだ」
「ふーん。味わってみてもよかったかも。チャンス逃しちゃいましたね。でも、」と桂は続けた。
「入れ替わってよかったと思いますよ」
ふたりはなんとなく見つめ合った。互いの体に、互いの心がまだ少し残っているような気がした。
「うん」と桜木は答えた。

787 :
次の日ふたりが五課に出勤すると、普段はありえないことだが秋葉がすでにいた。
「遅い!おれはもう一時間も早く仕事してるのに。庶務係がふたりもそろって」
「遅いって、秋葉さんいつもはグッズ争奪戦とかいってぎりぎりじゃないですか」
そう言ったのが桂でなく桜木だったので、秋葉は面食らったようにその顔を見上げた。
「まあまあ、昨日のが悔しくて早く取り返したいんですよね、秋葉さん」
「何?君たち。昨日から変だよ。気持ち悪いよ」
そこへ雨中が顔を出し桜木に声をかけた。「昨日はお疲れさん。今日もガサ入れがあるから、そっち回ってくれ」
「えっ、そんな困ります」「公安で評判だよ。庶務係がお手柄だって。犯人は全治一ヶ月らしい、やりすぎるなよ」
雨中は拳で桜木の腕をトン、と叩くと部屋を出ていった。桜木はひそひそ声で言う。「どうしよう…君何したの」
「何って普通のチョークスリーパーですけど…加減がわからなかったので全力で」「どうりで筋肉痛がひどいよ」
片桐が大きな書類かばんを持って入ってきた。潜入捜査の成果らしい。「おはようございます」と桂があいさつすると、
しかし片桐は壁までドンと後ずさり「ケダモノ!」と口走ると走り去っていった。桂は呆然と見送った。
「…触ったのって、片桐さんなんですか?」そばでうなだれている桜木に桂は首をばきばきと鳴らしながら言う。
「うん、それは昨日言った通りで…別にいいって君が」
「よくない!ぜんっぜんまったくよくない!相手が違うでしょうが!!他人を巻き込むな!!」
キーンと耳に響く怒鳴り声を浴びながら、君のも少し触ったとは言えず桜木は小さくなっていた。
矢部が鼻歌まじりにやってくると、ふたりに一瞥をくれた。
「おお、刑事くん今日もやってくれよ。なんや元気ないな。小娘、お前うるさいねん。廊下まで丸ぎこえやぞ。
 ほんまにお前ら一回入れ替わったらええのになあ」
「ぜったいいやです」とふたりは声をそろえて言った。

788 :
乙!
2人可愛いなあ
「どうりで筋肉痛がひどいよ」がなんかすごく好き

789 :
3のシマナガスから生き延びた上田と奈緒子、
上田の胸に寄り添う奈緒子に激しく萌えたのであの後をエロパロにしてみました
次のシーンで夜が明けてるんだもの、妄想が激しくもなるさ

―――――――――――
「…山田」
落ち着いた頃を見計らい、上田は奈緒子にそっと声を掛けた。
上田の胸を押しやり、奈緒子は俯いたまま鼻を啜る。
「……もう大丈夫です。あの、突然立ちくらみがして」
「…そうか。シマナガスを吸ったからだろう」
抱きしめるタイミングを失った手をひらひらさせながら、上田は地面に自分の上着を敷いた。
顔を背けて涙を拭う奈緒子に、優しく呼びかける。
「you。おいで、少し眠ったほうがいい」
奈緒子は小さく頷き、上田の上着に体を横たえようと腰を下ろす。
その両肩を力強く掴み、上田は奈緒子の体を引き寄せた。
「…シ、シ、シマナガスは下へ下へと流れる性質がある…頭は少しでも上に向けたほうがいい。この辺に残っていたら危険だろ」
「そそ、そうだな…そうします」
奈緒子は怖ず怖ずと上田の腿の辺りに頭を乗せた。
仰向けで上田の顔をちらっと見やる。
上田は奈緒子のおでこをペチペチと叩くと、そっと頭を撫でた。
「夜が明けるまでここに身を隠して、休んでいよう」
「そうですね。私たちんだと思われてるだろうし」


790 :
奈緒子が目を閉じる。
小さな寝息が聞こえ、上田もようやく体の力が抜けた。
とても静かだ。
長い長い一日だった気がする。
上田がんだと思ったら生きていたり、奈緒子がんだと思ったら生きていたり、
二人はひどく疲れていた。
「you…何か話さないか」
「寝ろって言ったのそっちじゃん」
「眠れないんだろ。歯ぎしりも寝言も聞こえなかったらバレバレだよ」
「う」
奈緒子は起き上がり、上田の隣に並んで座った。
少し迷い、そっと肩に寄り掛かる。
ガチガチに強張った腕を奈緒子の肩に回し、上田は震える声で言った。
「…キスをしようか」
「なんでだ」
「雰囲気だよ」
「どんなだよ」
「くっついてきたのそっちだろ」
「雰囲気ですよ」
ふと目を合わせた。
上田が顔を近づけると、奈緒子は潤んだ目を閉じていく。
たまに素直になるほんの一瞬が合致すれば、好意を伝え合うのは意外と順調に事が進むのだな、と互いに思った。

791 :
唇が触れたのはほんの数秒。
その後の沈黙のほうが何倍も長かった。
このあと「じゃあ寝ましょうか」となるはずもないのはわかっていたが、
どう動くべきなのかがお互いわからない。
「…もう一回くらいしときますか?」
奈緒子がぽつりと言った瞬間、上田は奈緒子の唇に強引に舌を捩込んだ。
始めは苦しそうな声を上げた奈緒子も、少しずつ力を抜き、上田の舌を追い掛ける。
上田は奈緒子の胸に触れ、頼りなく柔らかい感触を包み込むように撫でた。
ブラジャーを外そうと服に手を入れると、奈緒子が体をよじって唇を離す。
「ん…いやだ」
「隠していてもいいから」
「…ちょっと待て、何する気ですか」
「セックス」
服から引っ張り出そうと上田の腕を掴んでいた手が固まった。
「………はい?」
奈緒子は動揺を隠せない。
キスだけのつもりだった。
言葉はなくとも想いは伝わり、よかったよかった、それでおしまい。
上田のほうはそうもいかない。
キスをした。抱く。自然の流れ。
「ここで裸になるつもりですか」
「誰も見てない」
「誰か見回りに来たらどうするんだ」
「んだ振りでもしたらいい」
上田は胸を諦め、両手で奈緒子の顔を包み込むと、最初のように優しいキスをした。
奈緒子の力が抜け、溶けるように上田に抱きつく。
「嫌じゃないんだよな」
「…う…うう…ばか上田」
上田は率先して衣服を脱ぎ捨て始めた。
いきなり全裸になる必要はあるのかと問い詰める元気もなく、奈緒子も少しずつ服を脱いでいく。
ブラジャーのホックはどうしても自分が外したいという上田の要望を却下し、器用にブラジャーを外すと、脱いだ服で胸を隠した。
「パンツは脱がないのか」
「……う、うう」
迷いもなく全裸になれる上田が少し羨ましくなる。
チラチラ視界に入る巨根から目を逸らしながら、座ったまま下着を引き抜いていると、上田が奈緒子の首にそっと舌を這わせた。
「―――っやめろ、ばかっ」
「全部脱いだらやめる」
奈緒子は足首に掛かったままの下着を握りしめた。
首筋から、鎖骨、胸を隠した服を少しずつ下ろされ、胸にも唇が触れる。

792 :
「…んっ」
「…ふ。俺は気付いてしまった。大きさなんて些細な問題だよ」
「何言って…」
「俺が触りたいのはyouの体だけだ」
上田が真っ直ぐ見つめてくるので、奈緒子はそっと胸から離した服を置き、足首に絡んでいた下着を抜き取った。
恥ずかしくて堪らない。
上田は眼鏡を上げ、まじまじと奈緒子の体を観察した。
「…見すぎだ」
「見てるだけじゃなくて触ってほしいって言いたいんだな?」
ツッコミを入れる間もなく、上田は奈緒子の胸に手を伸ばした。
白く滑らかな肌に、赤く浮かんだ突起をそっと突く。
ぴくっと体が揺れ、奈緒子は俯いた。
「…乳首立ってるぞ、you。見られて興奮したのか」
「いちいち言わなくていい」
目をギラギラさせて乳首を観察していた上田が、ふと奈緒子の顔を見た。
「俺とyouはね、違う世界の人間なんかじゃないよ」
「なんで今その話…んぁっ」
あまりボリュームのない胸を揉まれ、奈緒子は小さく声を上げた。
上田は奈緒子の反応を確かめるように、あらゆる角度から指を滑らせていく。
「俺のような天才と、このように胸の貧しい女が同じ世界に存在するのは、何もおかしいことじゃないんだ」
「…おい」
「こうして話して、触れて、どこまでも追い掛けたくなるのは…youだけなんだよ」

793 :
あまりにストレートな言葉に、奈緒子は口をぱくぱくさせた。
その間にも胸や腰に触れられ、頭が混乱する。
足の付け根に指が滑っていくのがわかったが、上田にされるがままに足を大きく開かされた。
そこはとろとろと光って、薄い毛がしっとり濡れている。
「you、いつからこんなに…」
「し、知らない…」
「まさかパンツを脱ぐ前からか、見せなさい」
「!!!」
上田がデリカシーもなくパンツを拾い上げようとするので、奈緒子は両手でそっと巨根を掴んだ。
「おおぅ!!」
「…ほんとに大きいですね。
いつか見たナントカって奴の体とは比べ物にならない」
いずれはこれを体に入れなければならないと思うと、奈緒子はげんなりした。
マジシャン故の器用さと好奇心のせいか、奈緒子の手は形を確かめようと丁寧にペニスを包み込む。
精一杯リードしているつもりだったが、上田もこういった行為は初めてだった。
奈緒子に不意をつかれたせいで形勢が逆転する。
「…you、待て、おおうっ」
「なんか…ぬるぬるしてる、ここ」
先端に指を滑らせる度に上田は小さく呻いた。
作業に夢中になっていた奈緒子は上田の声に気付き、すっと顔を上げる。
「…もしかして、これって気持ちいいんですか?」
「いまさら何を…っ」
「じゃあ…こんな感じ…とか」
奈緒子はペニスを握り直し、ぎこちなく上下に擦り始めた。
日々続けてきた予習とは全く違う感触に、上田は耐えられそうになかった。
慌てて添えられた手を解き、奈緒子の足に手を伸ばす。


794 :
「you…なんで足閉じたんだ、見せなさい」
「……嫌だ…」
言葉と裏腹に、奈緒子は素直に足を開いた。
地面に敷いていた上田の上着が、きらきら光っている。
零れた熱い液を指先で掬い取り、奈緒子の目の前でぴちゃぴちゃと音を立てた。
「やっ…」
「涼しい顔してこんなに興奮して…いやらしいな」
「…上田さん…触って、ください…」
「素直なyouも可愛い」
「うるさい」
上田は指先で優しくそこに触れた。
どこも愛液で濡れ、熱く滑る。
奈緒子は恥ずかしそうに俯いていたが、突起に触れるとびくっと体を震わせた。
「…っ…そこ、痛い…」
「じゃあ…こっちはどうだ」
指先を奈緒子の中に少しずつ挿入する。
奈緒子は期待に満ちた目で上田を見つめた。
「あっ…ん、入ってくる…」
「痛くないか」
「…少し、でも…あ、んっ!」
奈緒子はゴクリと唾を飲み込む。
上田の首に腕を回し、唇を塞いだ。
上田は左手で奈緒子の頭を押さえ、右手はぐちゃぐちゃと中を掻き回す。
「ん、…ぅんっ!んん…」
痛みと快感にふわふわする。
唾液が絡み合って落ちていく。
指が増えたのがわかって、奈緒子は唇を離した。
腰が自然と動いてしまい、上田に必にしがみつく。
「ん…ぁあ…ん」
「…youに…入れたい」
「あんっ…んっ、入れ…て」
熱に浮かされそう言ってはみたものの、無理だよなと考える冷静な自分がいる。
抜き取られた指を見つめ、奈緒子は眉間にしわを寄せた。
上田も自分のコンプレックスのことは自分がよくわかっている。
しばらく沈黙し、上田は「よし」と呟いた。

795 :
「you…俺の上に乗って。youのペースでやろう」
「なんで!ふ、普通に…普通の…寝てるやつじゃ駄目なんですか」
「…俺の力でどーんと突っ込んで、ベストを尽くしても、youは耐えられるんだな?」「うっ」
上田はゴツゴツした地面にゆったりと横になる。
奈緒子は仕方なく上田の腰に跨がった。
おもむろにペニスを撫で、あらためて大きさに震える。
「こんなの絶対入らないって」
「可能だよ、さっきyouの中を確かめたから」
「言うな、そういうこと」
上田に跨がったままもぞもぞしている奈緒子の体を固定し、上田はぬるりと光るそこに指を這わせた。
ぴちゃぴちゃと音を立てると、奈緒子は困ったような顔をしたが、抵抗はしなかった。
「すごく狭いけど、中は案外広いはずだ。熱くて、柔らかくて、youが恥ずかしがるとキュって締め付けて」
「やめ…っ」
ペニスをあてがうと、奈緒子から溢れた液体が、上田の体へとろりと伝う。

796 :
ぬるぬると入口をこじ開けようとする上田の巨根が、少しずつ進入していく。
痛みを紛らわそうと、上田は奈緒子のクリトリスを親指で撫でた。
「あ、あっあっ…!…痛い…上田さん!」
「大丈夫だから、腰を落として」
「痛ぁ…あああっ、あんっ」
上田がクリトリスを摘み上げる度に、奈緒子の体が大きく跳ねる。
ぐちゃ、という音が響き、ずるりと奈緒子の体が落ちた。
「っ―――!!」
「ほら…入っていくぞ…」
腰ががくがくと揺れる。
力を入れることも抜くこともできず、ただ崩れ落ちる。
痛くて苦しくて、呼吸ももどかしい。
「頑張ったじゃないか」
「…ふぁ、んんっ、痛…い」
ぎゅっと閉じた目を開くと、根元までくわえ込んだのを確認できた。
意識を保つのに精一杯で、達成感なんてまるでない。
奈緒子がじっと上田の目を見つめると、上田は動かずに奈緒子の目を見つめ返す。
「ここから、どうしたらいいんですか…?」
奈緒子が首を小さく傾げると、上田は満足そうに微笑んだ。
「……自分が痛くないように、動けばいい」
「なん…で、私が」
「俺に任せていいんだな?思い切り突き上げるぞ、せーの」
「いっ嫌だ、待ってください!」
大きく深呼吸をすると、奈緒子は長い髪で顔を隠したまま、戸惑ったように腰を小さく揺らした。
時折ビクンと体を跳ねさせながら、上田の顔色を伺う。
「……大丈夫か」
「…ぬほど痛い…けど…ん、んっ」
少しずつ奈緒子の動きが滑らかに変わる。
体を震わせながら、上田の体を確かめるように。
上田も奈緒子の腰を支え、突き上げるように体を揺らす。
気付いた奈緒子は唇を噛み、それでも動くのをやめなかった。
「………奈緒子」
「やっ、名前、やめてくださ…ああっ」
「奈緒子」
「あっ、あっ、苦し…っふ、んぁっ」
上田は上体を起こし、奈緒子の髪を掻き上げた。
真っ赤になった顔に汗と涙が浮かび上がっている。
濡れた唇を舐めとるようにキスをすると、奈緒子も上田の顔に手を添えて応えた。

797 :
やがて奈緒子は、上田の頭を抱え込むように抱きしめた。
苦しそうに息を吐きながら、必に首を横に振る。
「うえださん……嫌、もう嫌…」
「俺は止めるのが嫌だ」
「…んんっ…違う、やめたいんじゃなくて…」
奈緒子の体を支えながら、上田は呼吸を整えた。
白く細い体が小さく震えている。
「山田。言ってごらん」
「…き、気持ちよくて…恥ずかしい…こんな私、見られたく、ない」
耳元でそう囁いた奈緒子の声が嬉しくて、上田は目を細めた。
繋がったまま、奈緒子の体をゆっくり倒し、服の山に横たえる。
「背中、痛くないか」
「…背中なんかより痛いとこがたくさんある」
そうだったな、と苦笑し、上田は奈緒子の唇に優しく舌を這わせた。
薄く開いた唇の隙間に舌が入っていく。
唾液を絡め合っていると、奈緒子が何か言おうとしているのに気がついた。
「…どうした」
「…上田さん。あの…動いて、いいですよ」
「無理しなくていい」
「違う…だから、さっきの…気持ちよかったから…してください…」
ああ、もう。
思考が弾け飛んだ。
好きだ、愛してる、とか言ったほうがいいのだろうかと頭を過ぎったが、
もう何も言わないことにした。
奈緒子の膝を抱え上げ、思い切り奥まで体を押し込む。
激しく突くたびに奈緒子の体と声が震える、それで十分だと思った。
「山田、山田…」
「痛い、んっ、気持ち、いい…上田さ…あっ…やああっ」
突くたびに激しくなる水音、声、吐息、
すべてが頭の中で何倍にも反響して、くらくらした。
綺麗。可愛い。愛しい。
「上田さん、上田さん…!気持ちいいっ、あんっ」
「いく、いくぞ、山田っ…」
「…上田さ…あ…ああっ」
達する寸前、爆発しそうな物を奈緒子から思い切り引き抜いた。
熱い液体が奈緒子の腿のあたりに吐き出されていく。
乱れた呼吸が次第に落ち着くと、上田は奈緒子を抱き起こし、横に並んで座った。
「ん…。上田、さん…大丈夫ですか」
「………気持ちよかったよ」
「よかった…」
「…痛かっただろ」
奈緒子はしかめっつらで何度も頷いた後、「えへへへへ」と涙目で笑った。
上田も奈緒子の頭を撫でて笑った。

798 :
「疲れたか」
「…もう寝たいです」
上田は手を伸ばしてくる奈緒子を抱き寄せ、髪を撫でる。
ぐったりと目を閉じる奈緒子に何か服をかけてやろうとすると、上田はふと気が付いた。
「……服、着てから眠ったほうがいいんじゃないか」
「どうしてですか…もう、動けない。暑いし」
「俺は構わないけど。
このまま寝て、朝になって裸で起きたら、youはきっとぬほど恥ずかしいんじゃないかと思ってね」
「…っ!」
上田の胸板をバシバシ叩き、奈緒子は服を掻き寄せる。
手持ちのティッシュやハンカチで汚れた体を拭うのは、意外と骨が折れる作業だった。
二人はごそごそと服を着込み、再び寄り添って目を閉じた。
「上田さん…」
「どうした」
上田の声が優しすぎて、また涙が浮かんでくる。
奈緒子は上田の腕にしがみつき、顔を押し付けた。
「…山田?」
「…あなたに、会えてよかった…」
「ん?何か言ったか?」
返事はなく、奈緒子の啜り泣きは寝息に変わった。
上田は奈緒子を強く抱きしめる。
二人は穏やかに眠りについた。
夜明けは、もう近い。

799 :

―――――――
「いた、た…上田さん?」
奈緒子は体のあちこちの痛みに目を覚ました。
どれくらい眠っていたのだろう。
「おはよう!山田!」
「…おはようございます」
上田は鼻歌に乗せてラジオ体操をしているところだった。
「朝から元気ですね」と奈緒子がぼんやり声を掛けると、上田は歯を見せて笑った。
「俺は鍛えているから腰も痛まないが…youはどうだ、眠って少しは楽になったか」
「…何のことだ。気絶して夢でも見てたんじゃないですか」
「フフ。照れやがって!」
「うるさい!早く行きますよ」
足腰が痛むのを隠そうと、奈緒子は立ち上がって背伸びをした。
思わず崩れ落ちそうになる体を上田が支える。
「今度はベッドのあるところでしようじゃないか」
「何をだ。知りません」
熱くなった顔を覗き込もうとしてくる上田をあしらい、
痛む体を引きずりながら奈緒子はずんずん歩いていった。
上着を着込み、上田はニヤニヤ笑いながら奈緒子をあっさり追い抜いて右手を差し出す。
奈緒子は差し出された手を乱暴に握り返した。
「ところで山田。夜中に書いたラブレターを、朝になって読み返して悶絶した経験はあるか」
「…はい?」
「…あなたに、会えてよかった」
「!!おいっ!」
「ずっと前にも言ってくれたじゃないか、懐かしいな…ほら俺の研究室でさ」
「やめろ馬鹿」
「あの時もyouは泣いちゃったんだよなフフフ」
「あーあーあー聞こえない!!」
「会えてよかったな、奈緒子」
「やめろ!」
今までと同じようなやり取り、でもどこか優しい響き。
次に素直になる瞬間が合致するのは、そう遠くない日かもしれない。
温かい手に力を込め、二人は思った。
end

800 :
GJ!
やっぱ上田と山田はいいな

801 :
石原×山田をお願いします

802 :
TRICKのイラストないかなーとpixiv見に行ってみたら予想以上に萌えた
ウエヤマもヤベヤマも…漫画やイラストに萌えまくった
ミサワ絵のTRICKに吹いたりして楽しいなw
そして秋葉萌えなイラストがいくつかあってびっくりしたw
矢部大好きなとこが可愛いらしい

803 :
矢部が誰かの手を握るのを見るのが好き
奈緒子や部下や犯人、いろんな人の手を引っ張ったり捕まえたりしてるけど、
なんか握り方に優しさを感じる

804 :
TRICKの歴代主題歌の歌詞を読んでて、
世界観が合っててすごく切ないなあ…と思っていたんだけど
「私とワルツを」の
>もうそろそろ口を閉じて
>分かり合えてるかどうかの答えは
>多分どこにも無い
>それなら身体を寄せ合うだけでも
ここで上田が鼻息荒く迫る様子が思い浮かんで吹いてしまった
くそっ!シリアス妄想もできる歌詞なのに!

805 :
>>774で菊池×山田を書いてると言った者です
完成したので載せていきます
結局エロなしです…
――――――――――――――――――
「なぜエリートの僕が貴女とこんなところに!」
「こっちの台詞だ」
「このドアどうにか開けられないんですかー。マジシャンなんだろ」
「そっちこそ。東大出てるんだろ、外に連絡する方法を考えてください」
ホテルの一室。
2人はいわゆるラブホテルに閉じ込められていた。
奈緒子はいつもの通り、上田に巻き込まれおかしな事件の調査中。
同じく事件を捜査という名目で村を訪れ、遊びに行った矢部と離れて村を探索していた菊池。
2人が偶然出会い、話しているうちに事は起こった。
「その時突然頭を殴られて僕たちは…」
「私、意識を失う前に顔を見ましたよ。犯人はやっぱりあの人だったんだ。早く上田さんたちにも知らせないと」
「矢部さんが温泉で遊んでる間に僕が犯人を確保しなければならない!!なぜなら僕はエリートだから!」
「それはどっちでもいいから早くここを出るぞ」
このホテルは、部屋に取り付けられた自動精算機で支払いを済ませるとドアが開くタイプらしかった。
非常用の鍵はなぜか見当たらない。
部屋の電話は線が切られているのか通じず、窓もない。
気を失っているうちに財布や荷物を奪われていた2人は、途方にくれていた。
「おそらく、僕たちのいた旅館からそう遠くないはずだ。
窓から見えていた悪趣味なヒョウ柄ピンクの建物、多分そこです」
「ああ、あれか。遊園地か何かかと思ってました」
「犯人はここのホテルと何らかの関係があり、怪しまれずに僕たちを閉じ込めた」
「閉じ込められたのが物置や蔵じゃなかっただけマシですね。
風呂もトイレもある、飲み物もある。食べ物はないみたいですけど、涼しくて快適じゃないですか」

806 :

珍妙な旅館に慣れている奈緒子は、いかがわしいホテルだとわかってもあまり動揺しなかった。
周りを見渡してソファに腰掛けると、テレビをつける。
突如流れた大きな喘ぎ声と裸の男女に驚いて、奈緒子はリモコンを取り落とした。
菊池が床のリモコンを拾い上げ、音量を少し下げて隣に座る。
「大変な時に随分暢気な人だなぁ」
「ち、違う。あれからどれくらい経ったのか、時間を確かめたかっただけだ!時計がないから!」
上田と同じ部屋に泊まるのは当たり前になってきてはいたが、
他の異性と狭い場所に2人でいるのは少し勝手が違う。
お互い変な気まずさに気付き、なんとなく黙り込んでしまった。
沈黙の中、小さくAVの音が流れている。
「…そういえば、上田さん…菊池と会う直前まで一緒にいたから、もしかしたら探してくれてるかも。
つかまってないといいですけど」
「…山田さんは、上田教授とこういったところへよく来るんですか」
「え?まあ…変なとこばっかりですよ」
「ふうん…変なところ…」
「…ん?ち、違う!こういうホテルってことじゃなくて、ボロボロの旅館とか呪われてる家とかそういう意味ですよ。
それに私は上田さんとそんな関係ってわけじゃないし、
あああもうテレビ消すぞ東大!!」
一気にまくし立て、奈緒子はテレビの電源を切った。
赤くなった顔を髪の毛で隠しながら、ベッドに乱暴に腰を落とす。


807 :
調子が狂う。
菊池とこうして二人で話す機会も、今まであまりなかった。
そわそわ落ち着かない奈緒子に、菊池は目を合わせないまま声をかける。
「山田さん。…これはまだ確定じゃないんですけど」
「何ですか?」
「近々、僕は矢部さんの部下ではなくなるんですよ」
「えっ?」
「詳しくはまだ言えませんが」
どこか寂し気な横顔。
しんみりした空気に、奈緒子も少し俯いた。
「もう上田教授や山田さんに会うこともしばらくないかもしれないので、最後にお願いがあるんです」
「なんだ?」
金持ちでエリートな男が自分に頼み事をするとは思っていなかった。

何でも手に入りそうな彼が何を願うというのだろう。
奈緒子は見当がつかずに首を捻るが、菊池は黙ったままでいる。
「あ…お別れパーティーでマジックショーをしてほしい、とか?」
菊池は小さく首を振ると、立ち上がって奈緒子に歩み寄った。
ベッドに座る奈緒子の隣に腰を下ろし、ようやく奈緒子の顔を見た。

「キスしてもいいですか…」


808 :
「…はい!?」
「……たぶん、好きなんです、あなたが」
「たぶんって。血迷ったか東大」
まっすぐ見つめられ、奈緒子は動けずにいた。
菊池は恥ずかしそうに何度も汗を拭き、それでも真剣に言葉を綴る。
「今まで生きてきて、山田さんのような女性は僕の周りにはいなかった。
食い意地が張ってて、ガサツで、口が悪くて、胸が貧しくて」
「おいっ」
「あなたと楽しそうに罵り合ってる上田教授や矢部さんが…
だんだん羨ましくなってきてるような…気がして…」
――顔があつい。
異性からこんなにもはっきりと好意を向けられるのは初めてだった。
慌てて顔を背け、奈緒子は呼吸を整える。
「菊池さん、この雰囲気に呑まれてるだけじゃないですか」
「山田さんも呑まれかけてる」
菊池の指が髪を滑る。
びくりと体が跳ね、奈緒子は菊池のほうへ顔をそっと向けた。
「上田教授には内緒にしますから」
「…矢部さんにも」
「内緒です」
異常な空間。
菊池の真剣な顔。
判断力が鈍る。
…一度のキスくらいいいんじゃないか?
最後の思い出
お別れなんだし
――上田さんにさえバレなければ――
菊池が奈緒子の肩を掴む。
ゆっくり顔が近付いて、奈緒子は目を閉じた。

809 :
唇が触れそうな瞬間、ドアを叩くけたたましい音に二人は体を強張らせた。
「…山田ー!!貧乳!!いるのか!」
「上田さんだ!」
奈緒子は玄関ドアに駆け寄り、内側から叩き返す。
「うえださーん!上田!います、ここです!菊池さんも一緒です」
「…菊池さんも同じ部屋に……!?
とにかくあと少し待ってろ、今すぐ開けるようにフロントに言ってくるから」
「お願いします!」
ひと安心して部屋に戻ると、菊池がベッドで枕に顔を埋めて悶絶していた。
奈緒子も先程のことを思い出し、顔を赤く染める。
「僕、どうかしてました…忘れてください」
「わかったわかった、わかってます。菊池さんも忘れてください」
菊池はどうにかベッドに起き上がったが、顔を手で覆ったまま俯いている。
隣に座ると、奈緒子は小さく呟いた。
「…菊池さんが矢部さんの部下になる前、広島弁で金髪の変な奴がいたんです」
「ああ、石原さん…引き継ぎとかで挨拶をしました」
「石原さんがいなくなったばかりの時は、ほんのちょっとだけ寂しいなと思ってたんです。
でも、菊池さんも変な奴で面白かったから…いなくなったら…寂しいかもしれない、ほんのちょっとは」
照れているのかだんだん小さくなる声に、菊池は思わず吹き出して顔を上げた。
「なんで笑うんですか」
「…嬉しいからです。ほんのちょっとだけ」
呆気に取られていた奈緒子も、やがてぎこちなく微笑む。
「お別れですね」と手を差し出した菊池の右手に奈緒子も応え、そっと握手をした。

810 :

「うおおおあああベストおおおおお!!」
上田の絶叫と轟音が響き、菊池と奈緒子は出口に走った。
結局ドアをぶち壊したらしい上田が、菊池のリュックと奈緒子の鞄を抱え、破壊されたドアの前に立っている。
「山田…菊池さん」
「救出ありがとうございました、上田教授」
「いえ、これくらいなんてことないんですが…」
並んで出てきた二人を見比べ、肩で息をしながら上田は奈緒子を引き寄せた。
「you…ままままさかとは思うが、ききき菊池さんとななな何か、ああああ過ちが、あああああったんじゃないだろうな」
「どもりすぎだ。あるわけないでしょ」
「フ、フフ…そうか。勿論わかっていた」
今にも倒れそうだった上田は、笑顔を輝かせて体勢を立て直した。
奈緒子と菊池はこっそり目配せして苦笑する。
「エリートである菊池さんがyouのような女性に手を出すなんて有り得ないからね」
「余計なお世話だ」
「ところで菊池さん、矢部さんがあなたを探していましたよ」
上田は菊池にリュックを手渡した。
受け取ったリュックを背負い、菊池は丁寧に頭を下げる。
「本当にありがとうございます教授、後ほど御礼に伺います。では、失礼します」
最後に奈緒子に笑いかけ、菊池は廊下を駆け出した。
奈緒子は目を細め、その背中を見送った。
不思議そうに覗き込んでくる上田に、慌てて笑顔を作る。
「上田さん。おなかがすきました」
「そうだな。何か買ってきて、今日はここに泊まるか!」
「絶対にいやです」
―――――――
廊下を曲がり、階段を下りる途中で、菊池はずるずると座り込んだ。
上田と奈緒子の声が響いてくる。
「…ほんと、どうかしてたよ僕…」
――あの二人に入る隙なんてないのに。
ため息をつき、ふと携帯を開いた。
矢部からの着信がずらりと並んでいる。
「…行かなきゃ。矢部さんの部下として最後の仕事だ」
リュックの肩紐を握る手に力を込め、菊池は立ち上がった。
end

811 :
GJJJ
菊池×山田って想像つかなかったけどかわいいな
赤面する菊池でこっちが赤面するわ
最近投下が多くて嬉しい

812 :
>>811
ありがとー!
エロに持っていきたくてホテルにぶち込んでみたんだけど、やっぱり難しくてこんな感じになった
わざわざ閉じ込めた犯人の意図とかは知らんw
上田×山田は揺るぎないけど、
その他の叶わない恋にも萌える
矢部×山田
石原×山田
菊池×山田
瀬田と秋葉は…うーん
次はブラック石原×山田を書きたいなと考えてます
ブラックならエロに行けそうな気がしているんだ

813 :
カミソリキスや「ずっと前から君のことを」みたいな思わせぶりな予告に悶々としたけど、次はあれを矢部バージョンで見たい
矢部をもっと本編に出してほしいよー

814 :
萌えに飢えて過去の記事をいろいろ読み漁ってる
このインタビューの写真が特に萌えた
仲間由紀恵&阿部寛『おなじみの迷コンビが10周年!!反則のギャグ、小ネタの集大成!?』-ORICON STYLE エンタメ
http://www.oricon.co.jp/entertainment/interview/2010/nakama_abe0506/index.html

815 :
エロ職人さん登場を願って、
エロなしですが投下
〜〜〜〜〜〜
「じゃあ…指輪、つけましょうか」
「…おう」
震える大きな手と、細く白い手が、淡く光る指輪を一つずつ取り合う。
そっと左手の薬指に通し、奈緒子はその手をじっと眺めた。
「…特に変わったところはありませんね。痛むとか、痒くなるとか」
「そうか」
上田も薬指に指輪を通し、手を握ったり開いたりしている。
その様子を見守っていた矢部と秋葉が、大きく息を吐いた。
「せっかくなんやからもうちょっとムードとか作ったらええのに…自分でつけるんかい」
「新妻、上田奈緒子さん…萌えー…」
二人を一瞥し、奈緒子は馴染みの研究室のソファに寝転がった。
結婚式でも婚約でもなんでもない。
そもそもそんな関係ではない。
上田が受けた依頼のとばっちりを受け、奈緒子はふて腐れていた。
「いやー、たまたま来ておもろいもん見せてもらいましたわ。
これで明日、上田先生と山田が生きていれば、呪いは嘘っぱちやと証明できると。
そういうわけですね」
「こちらも助かりましたよ、証人になっていただけて。
愛しあっていない二人がつけるとんでしまう呪いのペアリングなんて、馬鹿馬鹿しい…
では明日、私たちが生きていると確認しに来て下さいね」
「了解いたしましたー。では明日、また」
「グッドラックです奈緒子さーん」
矢部と秋葉が去っていくと、上田は奈緒子の向かいのソファに腰を下ろした。
奈緒子がいつも以上に不機嫌なことは薄々気がついている。
家賃3ヶ月分の他、今後一週間の夕食と備蓄食料の提供などを保証すると条件をつけたのにも関わらず、奈緒子は協力を渋っていた。
「…まだ不満があるのか」
奈緒子は伏せていた目を開け、ちらっと上田を見た。
「…帰ります」
「ま、待てよ。振りとはいえ、youと俺はペアリングをつける仲なんだ。
近くにいるべきだろう、ほら…夕飯は何がいいんだ」
立ち上がる奈緒子を引き留めようと、上田は財布を手に取り、各種食事券を机に並べ始める。
しどろもどろな上田をきっと睨み、奈緒子は乱暴に鞄を掴んだ。
「上田。呪いが怖いのか」
「…いや?」
「んでないってわかればいいんだから、明日またここに来ればいいんでしょ。一人で震えてろ」
「おい、youっ」
奈緒子がドアの前で立ち止まる。
上田が歩み寄ると、奈緒子は上田に背を向けたまま静かに口を開いた。

816 :
「…上田さん」
「なんだ」
「……愛しあっていない二人がこの指輪をつけると…んじゃうって話なんですよね」
「ああ」
指輪を撫でながら、奈緒子は上田に向き直った。
上田の指輪に目を落とすと、上田もつられて左手を見る。
「明日…私と上田さんが生きていたら…呪いはないっていう証明になるって、言いましたよね」
「…そうだが?」
「…証明、できるんですか」
上田が顔を上げると、奈緒子はまっすぐ上田の顔を見ていた。
何度か見覚えのある表情だった。
泣きそうな時の、不安になっている時の奈緒子の顔。
「…なんでもない。実験台に飽き飽きしただけです。馬ー鹿」
ドアに踵を返した瞬間、涙が溢れたのが見えた。
立ち去ろうとする奈緒子の腕を思わず掴む。
「離せ」と喚く声が悲痛で、上田は腕に力を込めた。
「離せって!痛い…」
「あの島やお母様のことで、また何かあったのか」
「は?」
「おかしいじゃないか、こんなことでyouが泣くほど取り乱すなんて」
「こんなことで泣くのが、そんなにおかしいんですか…?」
俯いた奈緒子の手が、微かに震えている。
何か声を掛けようと口をもぐもぐさせていると、奈緒子は吹っ切れたように無理矢理微笑んだ。
「…私が、上田さんのことで取り乱したら、そんなにおかしいんですか」
上田ははっと息を呑んだ。
奈緒子は上田の腕を振り払い、袖で涙を拭う。
「こんな胡散臭いものっ…!」
指輪を薬指から引き抜いて、上田を突き飛ばす。
開かれた窓に向かって走り、思いきり腕を振りかぶった。
上田は慌てて駆け寄り、窓の外をキョロキョロ眺めている。
「あああ…馬鹿!あれは新作の限定品なんだぞ!君の家賃何年分だと思ってるんだ!」
「へ?」
「あっ」
奈緒子の潤んだ瞳が、大きく開かれた。
窓から飛び出そうとする上田の服を掴み、奈緒子は小さく呟く。
「…大正時代に作られた、歴史ある指輪って電話で言ってたじゃん」
「…あ、いや、その」
「上田さんが買ったんですか?」
「いや…うん、んん…ああ…おう…」
「…私のために、選んでくれたんですか?」
涼しく心地良い風が、二人の間を駆け抜けた。
ぎすぎすした空気が溶けていくのがわかる。
上田の服を掴んだままだった奈緒子の手を、上田がそっと撫でた。

817 :
「…サイズ、合ってただろ」
「……馬鹿。大馬鹿上田!なんで呪いだなんて嘘つくんですか!
それに指のサイズなんていつ調べた!変態!」
奈緒子は顔を真っ赤にして怒鳴ったが、上田は知っている。
何度も聞き覚えがある、拗ねているけれど嬉しい時の声の響き。
「youと初めて会ったこの場所で渡そうと決めて、こっそり準備してたんだよ」
声を落として囁くと、奈緒子は潤んだ目を伏せた。
お互いがあまりにも不器用で、嬉しくて悔しくて、涙を必に堪えた。
「…そこに矢部たちがサボりに来て、指輪が見つかって、
誰に渡すんだってからかわれて、仕事で預かった呪いの指輪だーなんてくだらない嘘ついて、
引っ込みがつかなくなって、私を呼び出したってわけか、ゾウリムシ」
早口でまくし立てると、上田は力無く拍手をした。
「フフ、完璧な推理だ。さすが俺の助手だな」
「……馬鹿…ばーか!」
「そう馬鹿馬鹿連呼するなよ。探しに行くぞ、指輪」
「待ってください。…指輪は、その中に」
再び窓から飛び出そうとする上田を引き留め、奈緒子はズボンのポケットを指差す。
上田がポケットをまさぐると、小さな指輪がたしかに入っていた。
「おうっ!?」
「投げた振りをして、上田さんが外を見てる間にこっそり隠したんです」
「おおう…」
「ほら返せ、私の指輪!」
奈緒子は左手を伸ばし、上田に突き付けた。
色気もへったくれもないその仕種に、上田の心が躍る。
「投げたりするなよ」
「しません」
「消すのも隠すのも売るのも禁止だからな」
「どうしよっかな」
奈緒子がいたずらっぽく笑う。
上田はハンカチで軽く指輪を拭くと、奈緒子の左手をとった。
薬指にゆっくりと指輪が通されていく。
華奢な指によく似合うそれは、先程よりずっと美しく見えた。
奈緒子は左手を眺め、ちらりと上田を見上げた。
「上田さんが怖がると思って言わなかったんですけど、そっちは本当に呪われてますよ」
「え」
「一生外れませんから。それ」
ふいっと背けた奈緒子の白い頬が、ほんのり色づいている。
思わず口元が緩む。
上田は奈緒子の背後から、柔らかい体をそっと抱きしめた。


818 :
「…残念だが、そっちも呪われてる」
「どうかなあ」
「一生見張って確かめてやるよ」
「……上田さん。あの、すす…す…す、す…き…です」
「おお本当だ、ススキが見えるな。風情があっていいじゃないか。もうすぐ十五夜か」
「…!!違う!」
「なんだ?」
「すす…すっ………すき焼きがいいです、夕飯」
秋の風が顔をくすぐる。
二人が出会ったこの場所で、思い出がまたひとつ増えた。
end

〜〜〜
おまけ
〜〜〜

「奈緒子さん笑ってる…萌え〜…」
「えー…何なん、この甘酸っぱい空気…」
「矢部さんの頭部にも一生外れない呪いがかかればいいですね」
「これはー呪いとかじゃなくてもね、直に生えとるもんなんで…すぞボケ!!
…俺ら何してんやろ」
「矢部さんが痴話喧嘩見ていこうって悪趣味なこと言うからですよ〜」
「先に引き返したんはお前やろ」
「気付いちゃったんですよねー、お二人どう見たって両想いなんだから実験の意味がないって。
だから実験台に立候補しようと思ったんですけど」
「はー…とうとうあの二人も…はああ…」
「…あれっ、矢部さん泣いてるんですか」
「…よかったなあ…これでよかったんや…うん…」
「あれ…?それは本当に嬉し涙なんですか?寂しいんですか?矢部さん!矢部さーん!」

819 :
萌えー!

820 :
うおお萌えた…萌えた!
細かい台詞がいちいちツボだ
GJ!

821 :
GJ!
萌えた〜

822 :
萌えすぎて震えながら叫んでしまった
特大GJ

823 :
>>822
想像して吹いた

824 :
初めて会ったここで〜みたいに書いちゃったけど、2から研究室の部屋変わってるんだったね
脳内補完お願いします

825 :
4年ぶりくらいに劇場版1のDVD見たら、奈緒子が健気すぎてたまらん
なんつー可愛さ
ラストの「おまえんち住ませろ」の言葉だけは強烈に覚えてたけど、あらためて見たら
「いいものが書けそうだ。ハハハハハ…ありがとう」
「…どういたしまして。」
がなぜか異常に萌える
そして特典のTORIKU、NGシーンで矢部と石原の顔が近すぎてちゅーしそうな体勢で固まっててうっかりドキドキしてしまった
ウエヤマに脳内変換しよう

826 :
矢部×山田が読みたい
方言キャラはやっぱり難しいのかなー
石原はエセ方言だって明言されてるからわりと書きやすいかもしれないけど、矢部はエセじゃないし

827 :
先日のニコ動モバイルメルマガ

『なぜベストをつく
したのか』
(原文まま)
見事に釣られた自分
くやしいっ…ビクンビクン
しかし投下多いのはいいが
そろそろ次スレを考えないといかん気がして
一人ハラハラしてるんだぜ

828 :
次スレのタイトルは「TRICKシリーズでエロパロ」がいいな
矢部謙三って書いてあると矢部オンリーに見えるような気がする

829 :
「そんなに好きなのか」
「好きですよ」
「そうか」
「上田さんは?」
「…好きだよ」
「ふうん」
「いや、大好きだ」
「私も、大好きです」
「俺のほうが好きだ」
「私のほうが好きだ」
「いや、絶対絶対俺のほうが好きだ」
「私のほうが絶対絶対絶対大好きだ」
ぱくっ
「ああっ…」
「いただき。上カルビ最後の一枚」
「俺のおごりなんだぞ。少しは遠慮しろよyou」
「ギアラも大好きなんですけど、やっぱりカルビが一番好きだな。肉!ってかんじ」
「俺もだ」
「おかわりしていいですか?」
「…そうしよう」

830 :
今夜の宿はとある村。
同じ部屋で寝ることは慣れていた。
奈緒子の寝相の悪さも寝言のうるささも知っている。
同じ布団で寝たのは初めてだったけれど。
「…上田さん」
「ん」
「起きてますか」
「起きてるよ。喜びを噛み締めてた」
「…ばかうえだ」
素肌に滑る布団が柔らかい。
奈緒子は肩まで布団に潜り直し、上田にぴたりと寄り添った。
静かな夜。
あの刑事達が宴会でもしているのか、時々騒ぐ声が聞こえる。
「あの…上田さん」
「ん、どうした。眠れないか」
「…寝る前に…その…」
「…もっとしたい?」
奈緒子は怒って顔を隠すのだろうと思いながら、上田はからかうように言った。
部屋に月明かりが差し込み、互いの顔を照らしていく。
奈緒子は微笑む上田に目を合わせ、予想外の言葉を返した。
「…する。」
上田は目を丸くすると、奈緒子をきつく抱き寄せた。
奈緒子も安心したように目を閉じ、上田の体に手を回す。
温かい。
「上田さん…好きですよ」
「俺も大好きだ」
今日はぎこちない言葉を何度も重ねた。
慣れたわけではないが、口を開くのをためらわなくなってきている。
想いを伝え合うというのは、どうしてこんなに心地よいのだろう。
「だから、寝る前に…キスしてください」
「…えっ?」
上田が体を強張らせる。
奈緒子は恐る恐る腕を解き、上田の顔を見つめた。

831 :
「…だめ、ですか?」
「おやすみのキスだけでいいのか?」
きょとんとした後、奈緒子は言葉の意味に気付き顔を赤くした。
真ん丸く見開かれていた上田の目が、泣きそうなくらいに閉じられていく。
あからさまにしょぼくれた顔をする上田を見遣り、奈緒子は体を起こした。
「もう!は、初めてだったんだから…そんな…いきなり何度もなんて…!
明日も霊能力者と対決しなきゃならないんですよ」
「…東京に帰ったら…youのアパートに泊めてくれるか」
「だめだ。私が上田さんちに泊まります」
「どうして」
「…大家さんたちに声とか聞こえちゃうかもしれないし…」
「…ふ。俺が泊まったらどんな声が出るんだ。何するつもりだよyou」
「も、もう!寝るぞ上田!」
上田のボサボサ頭をがしがしと撫で、奈緒子は布団に入り直した。
妄想でニヤニヤしはじめたところを奈緒子に咎められ、上田は奈緒子の髪を撫でる。
唇が触れる。
それだけのつもりだった。
どちらからともなく口を開く。舌が絡む。
止まらなくなる。
抱きしめて、触れて、何度も気持ちを伝え合う。
寝言も歯ぎしりも聞こえない夜。
END

―そして翌朝―
「あ、矢部さん。おはようございます」
「…山田!!おまえなあ、お前…」
「隣の部屋だったんですね。よく寝たか」
「ねっ…眠れるわけないやろ!壁が薄いんじゃボケェエエうわあああん」
「あ、おい。どこ行くんだ矢部ー?」

832 :
職人さんどーんとこーい!

833 :
私の名前は山田奈緒子。
真面目で勤勉な超実力派のマジシャンです。
「おう、おかえり」
「…ただいま」
これは日本科技大の教授、上田次郎。
いつも家に勝手に上がり込んで、洗濯物を畳んだりお茶をいれたり、時には勝手に家賃を払ったりしている私のファン。
「なんだ、怒らないのか?『上田さん!何してるんですか!』って。フフフ」
「似てないし。…いい加減慣れましたよ。お茶は?」
「ちょっと待て、今いれるから」
「濃いめでお願いします」
そしてこの上田は、見えっ張りで強がりで泣き虫で弱虫な巨根。
調子に乗って怪しい事件の謎解きを頼まれたり、胡散臭い霊能力者と対決する羽目になったりすると、いつも私に泣き付いてくる小さい奴だ。
「で、何の話ですか」
「話?」
「今度はどこに連れてかれるんですか」
「なんだ、どこか行きたいのか」
「そーじゃなくて」
「お茶を飲みに来ただけだよ」
「…ふうん?」
「研究室に置いてるのは珍しいお茶や高級品ばかりでね。たまにはyouの家にある安くて庶民的な味も悪くない」
「それ、上田さんが先週持ってきたお茶っ葉。
『俺のお気に入りだ。youも飲めよ、IQが上がるぞ』ってうるさかったの忘れたんですか」
「…おおう?」
何が「おおう」だ。
上田は最近三日に一回はこうして顔を出す。
ぐだぐだと喋って、お茶を飲んだり家賃を払ったりして帰っていく。

834 :

「上田さん。そんなに、私に会いたかったんですか」
何か言え。
…やっぱり否定しないんだ。
「キスくらいならしてもいいんですけど」
目が泳いでるぞ、上田。
「…それ以上は、ここじゃ、駄目です。わかるだろ」
だから、早く変な事件だか依頼だか対決だかの話を持って来て下さい。
あの狭い車に乗って、知らない村や怪しい奴の家に乗り込んでやりましょう。
ついでに、いろいろ…してやってもいい…。
「俺は…そう、ほら。
このアパートは…セキュリティや防音に、問題があると、君に忠告をしに来たんだ」
「そうですか」
「だからな…たまには…うちに、泊まりにこないか」
「…行ってやってもいいですよ」
やっと言ったか。
世話のやける奴だ。
久しぶりに、好きですよと言ってあげてもいい。
それから、たくさん…キスとか。
抱きしめたりとか。
いろいろ…してやる。
end

835 :
おおぅ!!
職人さん来てたのか!GJ!
上田んちであれこれしてやれ奈緒子!

836 :
>>830
GJ。外出先でいちゃいちゃ。いいぞもっとやれw
>>833
GJ。自宅でもいちゃこらか!いいぞ!いいぞ!

837 :
エロなしですが…
激甘ラブラブな二人が書きたかったので>>833の続きです
エロ職人さん来てくれー

あれからすぐに上田に拉致され、マンションに向かった。
上田は信号で停まるたびに頬やおでこや唇にキスをしてきた。
私も時々してやった。
途中で車を路肩に停めて、たくさんキスをしたのは少し恥ずかしかったけれど。
「…まあ上がれよ」
「お邪魔します」
上田の部屋に入るのも久しぶりだ。
そのへんの健康器具を眺めていると、背後からでかい図体が重くのしかかる。
「…上田さん?」
上田に抱きしめられるのは好きだ。
あったかくて落ち着く。
「…山田」
切羽詰まった声。
熱い息。
「……ごめん」
「どうして?」
「you…ずっと大人しいじゃないか。嫌だったかと思って」
「まだ、こういうの慣れないし…緊張するに決まってるじゃん」
抱きしめられている腕からそっと体を捻り、上田に抱き着く。
心臓がどきどき鳴ってるのが聞こえる。
「…こうしてるの好きだし、嬉しいですよ」
見上げると、上田も嬉しくてたまらないという顔をして笑ってる。
ああ。またこの感覚。
時々、上田が可愛くて仕方なくなる。

838 :
「…上田さん…ちょっと、そこに座ってもらえますか」
「ん?」
ソファを指差すと、上田は素直に腰を下ろした。
こちらを見上げてくる上田に手を伸ばし、ぼさぼさの頭を撫でる。
「……おおう…?」
上田は驚いたように目を見開いた後、ゆっくり目を閉じた。
…でっかい犬みたい。
撫でる手に頭を擦り寄せてくる上田が、可愛くて可愛くて可愛くて…
何考えてるんだろう、私は。
「…も、もうやめる。恥ずかしい」
「なんでだよ」
手を離すと、上田は少し笑って私を抱き寄せた。
上田に向かい合うように膝の上に乗り、ぎゅっと頭を抱え込む。
あー、なんでこんなに愛しいんだ。
相手は上田なのに。
「う、上田さん。好きです」
「知ってる」
「…きっと、上田さんが思ってる以上に」
「お、おう…ありがとう」
「…どういたしまして…」
心臓がぎゅうっと痛くなる。
上田さんが優しく体を撫でてくれている。
あー、めちゃくちゃ幸せだ。
なんだか悔しい。
「……あの…恥ずかしいですね」
「恥ずかしいよ」
好きと言い合うことが、お互いを好きと認めていることが、ぬほど恥ずかしい。
はぐらかしたり曖昧に濁したりするのをもったいないと思うようになったのは、いつからだろう。
「好きです…」
「…好きだよ」
ちらっと上田の顔を覗き見ると、真っ赤になっていた。
私もきっと真っ赤になってる。
こういう会話は慣れないし、慣れる日が来るとも思えない。
「……寝室に行こうか」
「そ、そうですね」
「…いや、その前に風呂…シャワーでいいか?」
「私は…さっき上田さんが来た時、銭湯の帰りだったから」
「そ、そうだったな」
「…もう…このまま…」
上田が唾を飲み込んで私の手をひく。
せかせかと寝室に向かい、ベッドに座った。
ここからどうしたらいいのか、お互いまだ慣れなくてぎこちないけれど。
たくさんキスをして、たくさん抱き合いたい。
上田さんが好き。
大好き。
続く、かも

839 :
続けてください

840 :
「おかえり」
「上田さん!…また勝手に洗濯物をっ」
「瀬田って誰だ」
「何ですか突然」
「さっきお母さんから電話があったんだ」
「だから!人んちの勝手に出るなって言ってるじゃないですか!」
「次の本の表題はお母さんに書いていただこうという話で大変盛り上がったよ」
「出すな、そんな本」
「まあ聞けよ。…その途中…『お母さん。奈緒子から電話ですか』『あら瀬田くん?久しぶりじゃない。早く帰れ』、と受話器の向こうから聞こえた」
「は?」
「お母さんは瀬田くんとやらを追い返そうとしていたようだが、ジェントルな私は話を切り上げたというわけだ」
「ジェントルな奴は人んちの電話に出ないと思うぞ」
「…君の交遊関係に興味があるわけじゃないんだが、
youにも名前を呼び捨てにする男友達がいたのかと思ってね。で、誰なんだよ」
「………誰だそれ」
「…は?」
「母の知り合い…かな…」
「……」
「……」
「……思い出してやれよ、可哀相じゃないか!」

実際どんな仲だったんだろう、あの二人。

841 :
ミスった
×「だから!人んちの勝手に出るなって言ってるじゃないですか!」
○「だから!人んちの電話に勝手に出るなって言ってるじゃないですか!」

842 :
>>840
半ストーカー
照来名といい上田といい
ストーカーに狙われ体質なんじゃないのか山田

843 :


844 :
なんかウエヤマにぴったりな曲ないかな
個人的には鬼束ちひろの「眩暈」が最強なんだけど
雰囲気違うけど、水樹奈々「7月7日」も切なくラブラブなウエヤマに合うと思う
http://casime.com/48704
7月7日は第一回の放送日だし

845 :
上田教授お誕生日おめでとうございます!

846 :
奈緒子が可愛すぎて辛い('A`)
なんだあの可愛い生き物…
黒門島絡みの話で困らせて泣かせてやりたいという歪んだ妄想が止まらん
あとは上田が慰めて支えてくれるから大丈夫だ

847 :
「…いち、に、さん、し、ご。これで6本目」
「you…ペース早くないか」
「エヘヘ。できたぞ、トーテムポール」
意味もなく缶を積み上げて笑う。
久しぶりのアルコールだ。
ふわふわして気持ちいい。
バイトを終えて部屋に帰ると、私のストーカー上田と、大量の『麦とホップ』が待っていた。
出版社だか何だかの関係者にたくさん貰ったらしい。
上田が買ってきたビーフジャーキーや生ハムなど大量のおつまみがとても美味しくて、私は浮かれた。
上田のつまらない物理学の話も聞いてやったし、私のマジックを特別に見せてやったり、亀やネズミと遊ばせてやったり。
いつもよりたくさん、笑っていた気がする。
そのうち上田は、「やっぱり発泡酒は体に合わない」「日頃の激務の疲れが」などと言い訳しながらグダグダと酔い潰れやがった。人の部屋で。
「うーえーだ!寝るな!」
「うう…」
「…上田さんお酒弱くないですよね?どうしたんですか。まだ3本しか」
「…うーん」
こいつ。まさか。
酔った勢いで私に手を出す気か。
「…終電なくなっちゃいますよ?」
「…とっくに過ぎた、終電の時間は」
「はあ!?」
慌てて時計を見る。
もう1時を回ってるじゃないか。
楽しくて時間が過ぎるのが早過ぎるんだ。
私は電話ににじり寄り、鞄から手帳を取り出してページをめくった。
たしかどこかにメモしたはずだ。
「どこに電話しようとしてる?」
「タクシーを呼ぼうかと」
「車はちょっと…しばらく横になりたいんだよ、布団貸してくれ」
のそのそと近づいてくる大きな体に驚き、思わず受話器を取り落として立ち上がった。
缶で作ったトーテムポールが倒れ、ガシャンと音を立てる。
夜中に騒いだら大家さんに怒られるだろ、馬鹿上田!
「それ以上近付いたら通報するぞ」
「え?」
声を落として上田を睨んだ。
突然立ち上がったせいか、クラクラする。
私もけっこうアルコールが回っていたらしい。
「過ちは嫌いだって言ったじゃん」
「過ち?」
「これが過ち以外の何だっていうんですか…お酒飲んで、飲ませて、そうやって…」
「…you?」
「意気地無し。弱虫!!」
「ちょっと待ちなさい。自分が何言ってるかわかってるのか」
「…へ…」

848 :
ぼんやりと自分の言葉を反芻する。
…素面の時に手を出してほしいと、言ってるようなものじゃないか。
フラフラとへたりこんだ私の肩を、上田の両手が支えている。
恥ずかしくて顔が見れない。
「…何を期待してるんだよ…フフ」
「上田さんこそ…私に何か期待して、ここに来たんじゃないですか」
「違う。そうじゃない、本当に…」
肩を掴む手が震えてる。
きっと上田も顔が真っ赤になってるに違いない。
そっと顔を上げると、上田は真っ青になってガタガタ震えていた。
「…え。上田さん?」
「み…水を…ください…」
――――――――
コップに入れた水を飲み干し、上田はぐったりと布団に横たわった。
眼鏡を外して机に置いてやり、ビーフジャーキーをかじりながら上田を見やる。
「大丈夫ですか、上田さん?」
「…頭が…ぐるぐると…」
「体調悪かったんですか?なんでお酒なんて飲みたがったんだ」
転がった缶の山。
片付けは明日でいいか、と考えながらうとうとまどろむ。
ハンガーに掛けられていた上田のコートをむしり取り、毛布代わりに被って机に突っ伏した。
「……そういうつもりで来たんだよ、本当は」
「そういうつもり、って?」
静かに聞こえてくる上田の声が心地良い。
「飲んで楽しくなれば、youが多少は素直になれるんじゃないかと思って…
君が縋り付いてきたら、俺はこの包容力で受け止めてやろうと…」
何都合のいいこと言ってんだ。
やっぱり襲う気だったんじゃん、ばか上田。
「つまり…お酒の力に頼ろうとしたら、緊張しすぎて酔いが回ったんだな」
「……」
「そういえば上田さん何も食べてなかったし。…馬鹿じゃん」
「…ふん」
なんだかとても眠い。
体がふわふわして、上田のコートが暖かくて、上田の声が気持ちよくて…
心臓がうるさいのはアルコールのせいだ。
「…た…楽しいですよ…私」
「ん?」
「…迷惑かけられたり、面倒な時もあるけど…
お酒が…あってもなくても、楽しいですよ…う、上田さんが、いれば。いつだって」
「……お、おう…」
「…な…なんちゃって…」
沈黙。
コートを羽織ったまま、のそのそと布団に近づいた。
上田は今にも閉じそうな目でこっちを見上げてる。
上田の隣に座り、布団を肩までかけ直してやった。

849 :
「…しょうがないから、今日は泊まっていいですよ。特別に布団も貸してやる」
「…貸さなくていい」
「なんですか、人がせっかく」
「一緒に寝よう」
上田が手を伸ばし、私を布団に引き入れた。
普段なら蹴り飛ばしてるところだけど、とても眠いから抵抗しなかった。
コートごと包まれて、暖かい。
「…上田さん…」
「何もしないから」
「しないんじゃなくてできないんじゃん」
上田は力なく笑ってる。
私もつられてちょっと笑った。
「眠いですね」
「そうだな」
…とても眠い。
上田のコートがしわになっちゃうけどまあいいか。
そういえば電気を消してない。
たまには上田が眠るところを先に見たい。
いろいろ考えてるうちに、私は目を閉じてしまった。
唇に柔らかい感触があったのは、夢だったのかどうなのか。
それは明日確かめることにしよう。
おしまい

850 :
GJ!

851 :
かわいいよ上田と山田かわいいよ

852 :
GJ!
新鮮な距離感だな〜
これ1分くらいのショートフィルムにして麦とホップのPRに使えそうw

853 :
まだ田村正和だっけ?
上田と奈緒子でコンビCMやってくれるんならマジで箱買いしちゃる

854 :
上田と奈緒子の中の人ってTRICKと大河でしか共演してないんだよね
大河でも同時に映らないようにカメラワークが凄かったと噂で聞いたw
TRICKのイメージが強すぎちゃうのかもしれないけど、他のも見てみたいなあ…

855 :
DVD見てると、二人が清すぎて妄想するのが申し訳なくなるw

856 :
だがしかし
それでも妄想してしまうからスレが成り立つのでだなw

最近バナー広告のエロマンガの「生意気娘に性裁!」みたいなので
下手したら山田もそういうピンチにもなりかねなかったのだなあと
ちょっと感心してしまったww

857 :
そろそろクリスマスネタを読みたい時期ですね

858 :
もう考えることはないよ ふたりでいればいい
もう怖がることもないよ ふたりでいればいい

859 :
おいどうしたyou

860 :
劇3のやむ落ちで上田が「生麦生米生の米…」ってモゴモゴしたとこで「ふふふ」ってニコニコした奈緒子の中の人がたまらなく可愛い
奈緒子の中の人は素で笑っちゃったり笑いを堪えてるようなシーンがたまにあるけど、あれが中の人じゃなく奈緒子自身が笑ってると考えると萌える
この感覚伝わるだろうか

861 :
TVスペシャルでトイレの水かける上田(中の人)と、
かけられて笑っちゃってる奈緒子(中の人)がかわいいみたいな感じかな

862 :
「上田さんが選んだカードは…コレですね」
「ばんなそかな!」
「だから、前にも言ったじゃん。上田さんは一生私に嘘つけないんですよ」
「ふっ…どうせインチキだ」
「また何か言ってみていいですよ。嘘か本当か当ててあげます」
「私は山田奈緒子さんを愛しています」
「はい!?……………ほ……本当…」
「…嬉しそうじゃないか、you」
「うるっし!だいたい火に囲まれてにかけた時も言えなかったヘタレなくせに、なんで今ポロっと言うんですか。
そういうのが上田の駄目なとこだ」
「顔が赤いな。好きなのか、俺が」
「当たり前じゃん」
「!!」
「顔真っ赤ですよ。ばか上田」

863 :
本スレで「奈緒子は貧乳でいつ困ったのか」という話が出てた

948: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2012/12/02(日) 14:42:13.19 ID:fg4j0lNz
一時停止して読んできましたよ
貧乳を読み取ろうと必な自分に笑いが込み上げました
たぶんこれで合ってるはず↓
私は貧乳で困っています。
私はかつて貧乳で男にふられた事が
あります。それ以来、貧乳が気になって
仕方がありません。
山田奈緒子

864 :
>>863
妄想がいきすぎたからこっちに書くけど奈緒子が告白したりっていうのが
いまいち想像しづらいんだよな
高校時代にちょっといいなという男子がいたが、相手が
おれ貧乳だけはありえないわとか話してるのを聞いてしまって
人知れず玉砕ぐらいが順当だと思った

865 :
>>864
か、可愛い
相手がジロだったらいいのにと妄想
どこかで巨乳グラビアか何かを見てニヤニヤしてるジロを目撃してしまったとか

866 :
―――「上田、五千円貸せ。…帰れないんだ」
糸節村の取材をどうにか終え、上田はたまたま偶然村に訪れていた助手の山田を次郎号に乗せてやる羽目になった。
ごちゃごちゃと言い合いながらドライブをして数時間後、ようやく次郎号は東京都荒川区に到着した。
「おい、着いたぞ」
上田は助手席で眠る奈緒子の肩を揺すった。
疲れているのだろうか、起きる気配がない。
むにゃむにゃと寝言をたてる奈緒子をしばらく見ていた上田は、愛用のペンとメモを取り出す。
「……あれを、縦に読むと…」
あの時自分が書き残した伝言を、思い出しながら書き写す。
我ながら達筆だ。
アイタイ
イマカラ
シスラナ
テハイ
「山田はこれを縦に読んだ。…あいして、いますは、たからい、いらな…」
上田は余裕の笑みを浮かべた後、頭を抱えた。
文章の意味がわからない。
何語だろうかとしばらく考え、再び奈緒子の肩を揺すった。
「…おい、起きろ、山田。貧乳」
「…んにゃ…着いたのか?」
「you、これなんだが」
目を開けた助手にメモを差し出す。
奈緒子は目を擦りながらメモを覗き込むと、上田の手からそれを奪い取ってぐしゃぐしゃに握り潰した。
「…しつこいぞ上田!」
「you、これがちょっと嬉しかったってどういう…」
「い、意味ない文章だったって言ったじゃん」
真っ赤になる奈緒子に気付かないまま、上田はぶつぶつと暗号を呟いている。
後部座席に置いていたバッグを掴み、奈緒子は次郎号から飛び出した。
「バイナラ!!」
「待て待て。荷物まとめるの手伝ってやるから」
「はい?」
「ちょっとだけうちに住むんだろう」
奈緒子は目を見開き、困ったように視線を巡らせた後、小さく頷いた。
上田は次郎号を下りると、当たり前のようにアパートの階段を上っていく。
「……ばか上田」
大きな背中を見つめ、奈緒子はぐしゃぐしゃのメモをポケットに大事にしまった。

end

867 :
「…さ…さよなら」
研究室を出て、廊下を走る。
大学の門を抜け、階段を一番下まで駆け降りたところで、小さくうずくまった。
事の発端はもう忘れた。
何か些細なことでいつものように軽い言い合いをしていた、はずだ。
何の拍子だったのか、どちらが動いたのか、もう思い出せない。
上田とキスをした。
「……うわあ…!」
熱くなる顔を膝に押し付ける。
…弾みではなかったと思う。
カミソリキスの時とは違った。
上田の顔が近づいた時、素直に目を閉じたのは間違いない。
ほてった体に、冷たい風が心地いい。
膝を抱えてぼんやりしていると、背中から小さく声がかかった。
「you」
振り向くと、赤いマフラーを手にした上田が立っていた。
研究室に置き忘れていたらしい。
私の首にマフラーを巻き付け、上田は隣に腰を下ろした。
「私…知ってましたよ」
逃げ出したのは、嫌だったからじゃない。
でも、変わりたくない。このままがいい。
「上田さんが、私を…すき焼きに誘おうと思っていたこと。知ってました、ずっと前から」
「…そうか」
「それから、私も」
「…うん?」
「きっと…上田よりもずっと先に」
風で乱れる髪を、上田の手が撫でていく。
顔を上げて、上田の目を見つめた。
「…すき焼きに誘おうと思ってたんですよ」

868 :
上田とはいずれ敵同士になる。
私は霊能力者にされる。
今まで会った奴らに何度も忠告された。
そんなこと信じたりしない。
でも、ふとした時に込み上げる不安が付き纏った。
上田を好きだと自覚したのはいつだろう。くすぐったくて嬉しくて、苦しかった。
私はもう、大事な人をなくしたくない。
「you」
上田さんの唇が頬に触れた。
大丈夫だ、と言ってくれている気がする。
「寒いだろ。すき焼き食べに行くか」
「…はい」
上田のコートの端をそっと掴む。
どこにいても、何をしても、私を追ってくる上田。
私も離したりはしない。
遠くない未来に、別離が待っているとしても。
おわり

869 :
「ちゅーしてください」とか言ってべったべたに甘える奈緒子が見たい
それはもはや奈緒子じゃないけど

870 :
劇3のTVスポット、ロマンスタイプが好きすぎて何回も見てしまう
「ずっと伝えたかった…伝えられなかった…今、あなたから伝えてほしい」ってナレーションが入ってるやつ
全力で釣られてやんよ!!って気持ちになる
月恋歌が合いすぎて素晴らしい
場面の切り抜きかたが素敵すぎてスタッフGJGJGJ
ウエヤマ可愛いよウエヤマ

871 :
「見ぃつけた。あなたの壊し方。」
「……(気絶)」

872 :
「サキ」の予告、ゴーイング マイ ホームの阿部ちゃんのアップから横たわった仲間さんにカットが切り替わった時、なんかうれしかった。別に共演してるわけじゃないんだけどさ。
・・・でもサキさん色っぽかったなあ。

873 :
>>872
わかるー嬉しいよね
昨日の良多はちょいちょい上田っぽいところがあったから余計ニヤニヤしたw
サキさんすごく綺麗だった
奈緒子と同じ中の人とは思えない…役者ってすごい

874 :
あーTRICKが見たい見たい
奈緒子は笑顔も可愛いけど、泣き顔やしょんぼりした顔にとてもキュンとする
「上田さんの顔まで椎名桔平に…」とかツボ

875 :
初期TRICKの上山書きたいなあ
書きためておくか・・・

876 :
>>875
期待!!
楽しみに待ってます

877 :
冬の朝。
奈緒子は上田の腕の中からごそごそと抜け出し、大きく欠伸をした。
上田のマンションに時折泊まるのも慣れてきた。
牛乳でも飲もうかとベッドを下りようとすると、ラッピングされた赤い袋が目に入る。
「…なんだコレ?」
「気付いたか。おはよう」
「上田さん、これ…。あっ!」
カレンダーと枕元の小さな袋を見比べ、奈緒子はオロオロと目を泳がせた。
上田はのんびりと奈緒子を眺める。
奈緒子がこういった行事に無頓着なタイプだとは思っていたし、このところ事件で慌ただしかったこともあり、予想の範疇だ。
奈緒子ははっと顔を上げ、上田の腕を掴んだ。
「上田さん!」
「はい」
「キスしていいですか」
「……」
「気絶するな!」
上田を揺り起こし、奈緒子は頬に唇を寄せた。
しがみつく奈緒子の頭を撫で、上田は満足げに微笑む。
「積極的だな…どうしたyou」
「た、たまにはいいじゃん」
「そうか…クリスマスプレゼントのつもりか」
「言うな!」
「フフフ」
枕元の袋を抱え、奈緒子はそっと上田を見る。
「中、見てもいいですか」
「もちろん」
繊細なラッピングを解いていく。
袋を開けると、淡く光る青い石のついたネックレスが入っていた。
「昔、よくつけてたろ。丸い石のさ。青いやつ」
そういえば、いつの間にか身につけなくなっていた。
10年も前のことを覚えていたのかと、奈緒子はベッドに潜り込んで顔を隠す。
「どうだ、感動で泣きそうだろ」
「……上田さん…好き」
「……」
「こら。気絶するなってば」
ベッドに横たわる上田の髪を撫でる。
奈緒子はネックレスを首にかけ、ベッドに潜り直して微笑んだ。
「…ありがとう。上田さん」
――――――――――――――
メリークリスマス!!

878 :
ほのぼのした
GJ

879 :
某サイトがお隠れ遊ばした

最後にコメント送りたかったああorz

880 :
>>879
私もコメントしたかった…
管理人さん、本当にお疲れ様でした。貴方の文章もマンガも大好きでした。
TRICKの続編が決まったら、また帰ってきてください。

881 :
>>877
萌え〜〜

882 :
僭越ながら多少の賑やかしとなればと投下させていただきます
・うえやま(上田が少し強引)
・エロですがたいしたことなし

883 :
俺の人生の中にいきなり土足で転がり込んで、
のうのうと当然のように隣で無警戒にだらしない寝相をを晒したり、
ずかずかと俺のテリトリーに上がりこんで無防備に寛いだり、
いつの間にか側にいることが当たり前になっていた存在、山田奈緒子。
俺の部屋が、生活が、時間が、この貧乳女に侵蝕されていく。
食い止める方法はただひとつ。
悪いのは君だ。

884 :
暖房の効いた居心地の良い部屋、アイスを与えてソファに座らせ、時代劇専門チャンネルを点ける。
山田奈緒子至福のときだ。
全く無警戒に隣に座った俺に視線を向け「なんですか?」と問いかける。
その手からアイスを取り上げ、目の前のぷくりとした艶を弾く唇を奪った。
アイスの残る表面を喰むように愛撫し、うっすらと開いた唇の隙間に舌を侵入させる。
「──っ、ん!?」
びく、といまさらのように緊張し、俺を押しのけようと手を突っ張る。
必にもがく腕を掴んで握りこみ、ソファに押し倒した。
その間も唇は離さず、柔らかい舌に己の舌を絡ませ、きつく吸った。
甘い。
アイスの甘さだけではない、クラリとするほどの甘露。
たまらなく気持ちいい。
抵抗を許さず、その天鵞絨のような舌の表面を、甘い唾液を、漏れ出る吐息を、余すところ無く堪能する。
山田の腕の力が徐々に抜けていく。
全く抵抗のなくなったあと、ゆっくりと唇を離した。
はあはあと息を弾ませ、瞳をうるませ信じられないという表情で上田を見上げる。
下半身に血液が集まり、その部分が痛いほど張り詰め形を変えていくのがわかった。

885 :
「う、上田、なに──」
「you」
あからさまな拒絶の言葉がないのをいいことに行為をエスカレートさせていく。
すべらかな白い首筋に唇を這わせ、ゆっくりと下降する。
裾に忍ばせた掌を身体の線に添って上に向かわせると、下着が行く手を阻んでいる。
背中に回した指で留め具を静かに外して解放する。
「──あ」
戸惑い、恥じらうように奈緒子が呟いた。
服は脱がせぬまま、そのなだらかな膨らみを掌の感触だけで堪能する。
ゆっくりと撫でまわすと指が両の突起に触れた。
指の間に挟み込み、こりこりと刺激する。
ぴくぴくと、痙攣するように華奢な体が跳ねた。
「ん、んっ」
指の間の膨らみは快感を伝えるように形を変え、もっと触れて欲しいと上田に訴える。
ブラジャーとともに柔らかなニットを荒々しくまくり上げた。
外気に触れぴんと立ちあがった乳首は興奮に色を濃くし、未知の刺激に震えている。
上田はたまらず唇で覆うように突起を含んだ。

886 :
「──!」
舌の先でちろちろと舐めまわし、弾力のあるその実を甘咬みする。
「や、ああ、あん」
拒否せず感じてくれていることに歓喜が湧き上がる。
下腹部は痛いほど張り詰め、開放の時を待っている。
性急に太腿を割り身体を捩じ込んだ。
山田はうっすらと瞳を開け、少し怯えた表情を見せた。
「……you」
昂り、膨張した熱いその部分を押し付ける。
ぴくり、と震える肩。
「君が欲しい」
少し腰を揺すり上げると、濡れた唇から声にならない切なげな息が漏れた。
「欲しいんだ」
「──うえだ、さん」
勝手だとは思ったが、これ以上はきちんとした赦しが欲しかった。
こいつが、山田奈緒子が、俺の傍にずっといたこの女がちゃんと俺を受け容れ、
──これからも変わらずそばに居てくれるというきちんとした確約が。
潤んだ瞳が責めるように俺を見る。
卑怯なやり方だったかもしれないが、認めさせたかった。
俺の全てを奪っている現状を。

887 :
下腹の熱とは裏腹な静けさの中、答えを待って宝石のような大きな瞳をじっと見つめた。
やがて。
山田の腕が震えながらゆっくりと上がり──俺の首をそうっと抱きしめた。
それで十分だった。



軋むソファ、散らばる衣服、艶めかしく響く濡れた音、お互いの荒い息遣い。
熱くからみつく山田の内部。
「あっ、あ、……ん、うん」
「うう、……、──な、おこ」
「えっ?──あ、い、痛、ああ、んっ」
「はあ、ああ、あっ──奈緒子、奈緒子」
頭の中が一瞬、漂白されたように白くなり──己の熱情を全て山田の中に注ぎ込んだ。
余すところなく全てを。

888 :


「──アイス食うか」
「……出しっぱなしだったじゃん、もう溶けてますよ」
「君みたいだな」
「はい?」
「俺に溶かされてトロトロだ」
「ば、バカ!」
ソファで素肌のまま抱きあう、事後のゆったりとした時間。
多少強引で、痛い思いをさせてしまったようだが山田は最後まで受け入れてくれた。
腕の中の彼女はかたくなに視線を合わせようとはせず、ただ真っ赤な頬が黒髪からのぞいている。
「……you」
「何ですか、私、眠いんです」
「俺を見ろよ」
「……恥ずかしくて、見れません。バカ」
侵蝕は止まったのか、或いはもう既に俺は飲み込まれてしまったのか。
込み上げる愛しさのまま力いっぱい抱きしめると、山田が小さな抗議の声をあげた。



おしまい

889 :
GJ!
遅れて来たクリスマスプレゼントktkr

890 :
矢部×山
エロなし

―――大晦日。
警察は忙しい。
カウントダウンだと騒ぐ若者、喧嘩する酔っ払い、初詣の人込みに現れるスリ。
ごった返す神社に駆り出され、一人甘酒を飲んでいると、面倒な女が目に入った。
白いコート。
赤いマフラー。
真っ直ぐな黒髪。
境内に向かう人の流れに紛れ、キョロキョロと辺りを見回しながら周りの人々にぶつかっている。
「前見んと危ないやろ、アホ」
「にゃっ!!…矢部!?」
白いコートのフードを掴み、引っ張り出す。
人込みから外れて甘酒の入った紙コップを手渡してやると、山田は嬉しそうに口をつけた。
「矢部さんも初詣ですか」
「アホか、仕事や。年末年始、警察は忙しいんですよー」
「甘酒飲んでサボってんじゃん」
「囮捜査中!」
相変わらず口の減らない女だ。
空になったコップを俺に押し付け、山田は辺りをキョロキョロと見回している。
「…矢部さん。上田さん見てませんか」
「なんや捨てられたんか」
「はぐれたんだ!屋台でタコ焼きとかお好み焼きとかおごってくれるって言うから仕方なくついてきてやったのに…」
「こんな人込みで悲惨やのお。携帯くらい持て!」
山田は唇を噛んでこちらを睨む。
――俺の携帯で上田先生に連絡してやらないこともない。
そう言おうとした時、近くにいた学生らしきグループから歓声が上がった。
「年、明けたみたいですね」
「0時か…眠いのおー…」
ポケットから携帯電話を取り出し、上田先生の番号を探す。
人込みに目を向けていた山田が、ふとこちらに振り返った。

891 :
「お誕生日おめでとうございます」
「おー、おめでと……は?」
「1月1日、ですよね」
携帯を操作していた指が止まった。
山田に誕生日を教えたことがあったのだろうか。
思い出せない。
年末年始は忙しいし、年明けの挨拶と一緒くたにされ、日付が変わった瞬間に祝われたことなどほとんどなかった。
「…よう覚えとったな」
「ふふん」
気恥ずかしくなり、胸の奥がざわつく。
なんとなく携帯をポケットにしまった。
「…はぁ。腹減ったなぁ。どこ行ったんだ上田」
誰に言うでもなく呟いた声を聞き、俺は辺りを見回した。
屋台のひとつが目に留まる。
「………」
山田の白いコートと赤いマフラーに、それはひどく似合う気がした。
ゴミを捨ててくると告げ、その場を離れる。
屋台から戻ると、山田は大きな瞳を揺らめかせた。
「あ。りんごあめ」
「タコ焼きは先生に買うてもらうんやろ」
「え…これ、私に?」
黙って頷く。
手渡してやると、山田は子供のように光に飴を透かして眺めた。
「わあ。ありがとうございます」
山田は嬉しそうに林檎飴を口に含んだ。
舌と唇が飴を這っていく。
妙にくすぐったい気持ちになった。
「うまいか」
「ん!」
「…服とかベタベタにすんなよ」
「なんすか、子供じゃないんだから」
そう言うそばから、かみ砕かれた飴の破片が、肩に流れる長い髪にくっついている。
髪を払ってやり、山田の頭を掌で包み込んだ。
そのまま顔を近付け、俺は―――

892 :
「…んっ?」
そのまま、山田がくわえたままの林檎飴に歯を立てた。
まっすぐ見つめてくる瞳が近い。
ゆっくりと飴から口を離し、唇の端についた飴を舐めとった。
「甘っ」
「当たり前じゃん。飴だし」
首を傾げ、山田は怪訝な顔で飴を舐めている。
上田先生に同じことをされたら殴るか蹴るかして怒っていたのだろうな、と容易に想像がつく。
微妙に受け入れられているという優越感と、全く意識されていないというモヤモヤした複雑な感情が揺れた。
何となくいたたまれなくなり、山田から目を反らす。
「…あ。あれ上田先生ちゃうか」
「あ、ほんとだ」
図体のでかい男が人込みに流されていくのが見える。
山田はしばらく難しい顔で先生を見ていたが、ぱっと明るい顔をこちらに向けた。
「いいこと思い付きましたよ、矢部さん」
「もぉー、どうせしょうもないことやろ!早よ行けや先生んとこ」
「忙しい矢部の代わりに、私が神様に何かお願いしてきてやる」
「…賽銭強奪する気やな。ケチくさ」
「違います!」
山田はむっとした顔で左の掌をこちらに突き付けた。
その手を軽く握ると、右手に持った林檎飴を掲げ、くるりと回す。
再び開かれた左手には五円玉が一枚乗っていた。
「お、おぉ…?今のどうやったんや」
「企業秘密。私から誕生日プレゼントです、お賽銭」
…安っ。
山田はポケットに五円玉を大事そうにしまい込み、こちらに微笑みかけた。
「なんでもお願いしていいんですよ。すごいだろ、エヘヘヘヘ」
山田の勝ち誇る声を聞き流し、俺は流れていく上田先生をぼんやり見ていた。
遠くから見ていると、必に山田を探しているのがよくわかる。
「…なあ。お前上田先生には…」
「なんで上田の話なんですか」
「先生になんかプレゼントしたことあるんか?」
「…ありますん」
「どっちやねん」
山田は「どうでもいいだろ」などと文句を言いながら俯いた。
黒髪に隠れた頬がほんのり染まっている。
俺はちょっと考え、山田に向き直った。

893 :
「えー…神様神様、この強欲インチキ手品師との腐れ縁が、どうか…」
「おいっ」
「――切れますんよーに」
きょとんと目を見開いた山田の額を軽く叩く。
やがて山田は小さく頷き、軽く手を振って走り去った。
ただ柔らかい笑みを残して。
「何をしてんねん、俺は」
山田につられて緩んでしまった頬をマフラーで隠す。
唇に残った甘ったるい香り。
なんとなく、悪くない一年になりそうだと思った。
―――――――――――――――――――
おしまい

894 :
関西弁はわからないので間違ってたら脳内補完してください、すみません
>>887
>山田の腕が震えながらゆっくりと上がり──俺の首をそうっと抱きしめた。
この一文めちゃくちゃ萌える!
強引だけど可愛いエロGJ

895 :
いまさらだけど、このスレでも少し話題が出てたDS版TRICKに手を出した
萌えるー!
台詞回しが忠実で良い…
序盤の「わかったら、掃除して…夕飯作って、とっとと帰ってくれ!」がなんだか激しくツボ
イラストもあんまり癖がなくて受け入れやすいしGJGJ
簡単なシステムだしゲームのボリュームは少なめだけど、ドラマエピソード1個ぶんと思えば大満足

896 :2012/12/28
GJ!
>>882
上田さんがカッコイイ
山田が幸せそうで萌えた
>>890
せつないけどほっこりした
矢部と山田もいいものですね
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