2013年01月エロパロ317: 《半分の月》橋本紡作品でエロパロ6《リバエン?》 (658) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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《半分の月》橋本紡作品でエロパロ6《リバエン?》


1 :2010/11/03 〜 最終レス :2013/01/03
半分の月がのぼる空、リバーズ・エンド、曜日シリーズなど
橋本紡作品の総合エロパロスレのパート6です。
・とりあえず雑談、ネタ出しあり。荒らし、過度のクレクレはいのちをかけてスルーで。
・UPされた画像についてはロダ探しが面倒なら、それほど見たくなかったのだと諦めて下さい。
・ロダ探しに関する質問は自己解決の努力の後に。判らない事はまずググル先生に聞く。
・続きが見たいなら、コラ画像は下手に流出させない。原作者に迷惑がかかります。
・元作品が純愛なため陵辱は反感が強いです。陵辱物が読みたい人は陵辱スレへどうぞ。
前スレ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1252758777/

2 :
落ちてたんで立ててみました

3 :
tes

4 :
書き込めた
んじゃ>>1乙です

5 :
>>1おつ
蜜柑ぶつけてやんよ!

6 :
>>1
味噌汁頭からぶっかけてやんよ!

7 :
>>1乙です。
では、前スレ>>961の続きを投下します。これで完結です。

……激しい前戯を終えた後の僕と里香は、ベッドの上で生まれたままの身体を寄せ合って、しばしの間休憩していた。
身体を触れあわせていると嫌でも感じる、お互いの中でまだくすぶっている熱が、
これから行為が再開されることを暗示していた。
「ふぅ……」
時折、里香が切なげに吐く息には、満足感だけでなく、未だ欲求不満な雰囲気も感じ取れた。
「……里香、もう、だいぶ休めた?」
僕がそう聞くと、里香はこっちを見て、コクンと頷いた。
漆黒を湛えて僕を見つめる里香の双眸には、僕を求める情欲の炎が、確かに灯っていた。
そんな里香の目を見て、僕は思わずドキッとしたのと同時に、また彼女に少しだけ意地悪をしてみたくなった。
次の瞬間、僕はいきなり里香の股間を右手で触ってやった。
僕の指先が、湿って生暖かい里香の秘裂に直接触れる。
すると、グチュリ……という、淫らな水音と、里香の喘ぎ声が部屋に響き渡る。
「ふぁんっ……!」
里香の反応に対して、僕はわざと呆れたようなことを言う。
「うわ、凄いな……今日初めて触ったのに、もうこんなになってるなんて」
更に、里香の秘裂が接している部分のかけ布団に目をやると、
もうそこはすっかり、愛液で染みになってしまっていた。
もちろん、秘部自体も今までの前戯の影響で、生暖かくグッショリと濡れそぼっている。
部屋の温度が低ければ、湯気を立ち上らせそうですらあった。
「こんなに濡らしちゃったら、もういっそ、布団ごと洗濯した方がいいかもなぁ」
僕がわざと困ったような口調をして言うと、
やや冷静になった里香は、秘裂を手で守りながら、恥ずかしそうな口調で返してくる。
「……だから、あたしのことこんな風にしたの……裕一でしょ?」
そんな問いに対して、僕は真っ正面からこう言ってやった。
「あぁ、里香のことをこんな風にしたのは、俺だよ。
 でも、恥ずかしいとかはしたないなんて、ほとんど思ったことないよ」
「……ほとんどってことは、少しはあるってことでしょ」
そう言った里香は、僕に対するせめての抵抗と、素っ気ない仕草でプイッと顔を背けてしまうが、
正直、そんな里香の仕草を楽しむほど、僕の方にも余裕が無くなってきていた。


8 :
「まぁ、実を言うと、俺の方ももう限界なんだけど‥‥最近、ご無沙汰だったし」
僕はそう言いながら、血管が浮き出て、ガチガチに勃起したペニスを、少し腰を浮かせて里香に見せつけながら、
「正直……赤ちゃんが大丈夫なら、今すぐしちゃいたいんだけど、
 やっぱり、流石に無理かなぁ?」
……と問いかけた。
すると、里香はやや真面目な顔で少し考えた後に、
「……ホントは、この時期に入ったら、もうしない方が良いんだけど、
 まぁ、赤ちゃんに負担さえかけなければ、一回くらいなら大丈夫じゃないかしら?」
一回だけなら大丈夫、という里香の答えに、僕は素直に嬉しくなった。
「そっか……、俺も一回で良いから、久しぶりに里香としてみたいな」
里香も僕と同じ気持ちだったようで、微笑みながら相づちを打ってくれた。
「うん、あたしも、裕一としたい」
一瞬、熱い視線を絡め合った僕と里香だったが、
問題は、どういう体位でするかということだった。
「すること自体は決めたけどさ……。こういう時は、どういう風にしたらいいんだろうなぁ。
 赤ちゃんに負担をかけたらまずいだろうし……里香は、どうしたいの?」
里香は少しの間、大きなお腹に手を当てて考えてから、穏やかな口調で答えを返した。
「‥‥お腹に負担がかかるのはまずいから、あたしが上になりたいわ」
どうやら、里香が言っているのは、俗に言う騎乗位の形でしたいということだろう。
「なるほど、騎乗位かぁ」
「そうそう、その騎乗位っていうのが、今回は良いと思うの」
思い出してみれば、騎乗位は里香が好きな体位の一つだし、
赤ちゃんのことを考慮しても、下になる僕はともかく、上に跨る里香と彼女のお腹には、ほとんど体重はかからない。
挿入の浅い深いを、里香が自由に調整出来るのも良い。
また、僕からは里香の膨らんだお腹がよく見えるので、
赤ちゃんの存在を感じながらするのに、これ以上相応しい体位は無いだろう。
「うん。じゃあ、それでいこうか」
僕がそう言うと、里香が微笑みながら相づちを打つ。
「わかった」
僕は里香の手を取りながら、身体をベッドに横たえて、まっすぐに仰向けに寝る。
次に里香が、名残惜しそうに僕の手を離すと、大きなお腹を重そうに抱えながら、僕の下半身の辺りにいそいそと移動した。

9 :
……騎乗位に備えて仰向けになっている今の僕が、真上を見ると、薄暗い寝室の味気ない天井しか見えない。
しかし、少し首を傾けて斜め前を見ると、
長い髪と大きなお腹を微かに揺らしながら、四つんばいの体勢で僕の腰の辺りに近づく里香が見えた。
そして、里香が目指す先……つまり僕の股間には、血管や筋を浮き立たせた、堂々たる赤黒い男の証が屹立していた。
ソレは別に何も触れていないのにも関わらず、時折ビクン、ビクンと僕の心拍に合わせて震え、
張り出したエラの上にある鈴口からは、涎のように先走りを垂らしていた。
「もう……裕一は、いつもこんなにしてるんだから」
よいしょ、という感じで僕の太股の上辺りに女座りをした里香が、
半ば苦笑しながら僕のペニスを評して言った。
「仕方ないだろ。さっきから、あんなに里香のエロいところ見せられて、それでまだ一回も出してないんだから」
ズッ……と来る感じの、里香と赤ちゃんの重みと温もりを下半身に引き受けながら、僕は正直な気分を話す。
「里香だって……、もうあんまり我慢出来ないんだろ?」
僕は、挿入前に一時休憩という状態に入っていた里香の、期待を隠しきれない顔を見ながら言ってやった。
「うっ……それは、そうだけど……」
前戯での自分の痴態を思い出しているのか、里香にしてはやや珍しく、自分の性的な欲求を肯定した。
そんな里香の様子が可愛くて、僕は彼女に先を促した。
「ならさ、早くしちゃおうよ。この体位は、里香が挿れてくなきゃ始まらないし、
 あんまり長引いたら、赤ちゃんにも悪いと思うんだけどなぁ」
僕が意地悪げにそう言うと、里香はもう何も言わずに、今まで下ろしていた腰を上げ始めた。
里香の秘部が、僕のペニスの亀頭に微かにクチュッと触れる。
次に里香は、目を瞑りながらも、右手で自分の秘裂と僕のペニスを触りながら、
位置を微調整していって、亀頭と秘裂が触れるかどうかという辺りで、一時動きをやめる。
「んっ……こ、ここね‥‥?」
身重な里香の身体では、和式便所を使う時のような、足を大きく広げてしゃがむ姿勢を長い時間維持することは出来ない。
「里香……」
僕がそう言うと、里香は意を決して慎重に、
しかし妊娠していて体重が増している分、勢いよく腰を下ろさざるをえなった。
ズ、ズチュゥゥッ……という、やや重い感じで、里香の秘裂が僕のペニスをまっすぐに飲み込んでいく。
そして、僕のペニスが里香の温もりと重みにすっかり包まれたのと同時に、
里香はブルブルブルっと、快感のあまり背筋を震わせた。
「んあっ……ああんっ! ゆういちの、おっ、おち○ちん……!」
里香は僕の下腹部に両手を付いて姿勢を安定させてはいたが、自分をまっすぐに貫く肉棒に、早くも喘がされていた。
「ははっ、久しぶりだから、感じてるのか……? んっ……!」
僕は里香の乱れぶりを喜びながらも、赤ちゃんのいるお腹への挿入が深くなりすぎるとまずいので、
結合している角度をやや斜め後ろにずらした後で、少し力を入れて突き上げた。
「やだあっ……身体が勝手に、ビクビクしちゃう……反応しちゃうっ……!」
里香は、自分が予想以上に快感を感じていることに戸惑っているようだった。
彼女の膣内も、何ヶ月か前にしたよりも、激しくうねって僕を歓迎している。
里香と僕が動く度に、里香の乳首が勃起した乳房や、大きなお腹が微かに揺れた。
「まったく、こんなエッチなお母さんじゃあ、ホントに赤ちゃんも呆れるよ」
右手で大きいお腹を撫でながら僕が言ったことに、里香は涙目で恥ずかしがりながら答えた。
「やぁん……!そんなこと、言わないでぇ……恥ずかしいよおっ」
大きなお腹を気遣い、恥ずかしがりながらも、しかし里香は腰を微妙に上下させることをやめなかった。
僕も里香の腰の動きに合わせて突き上げながら、言葉で彼女を愛撫し続けた。
「赤ちゃんは女の子なのにっ、お母さんに似て淫乱に育ったら困るなぁっ……! っ!」
「ふああんっ……!!」
短い嬌声と共に、僕に跨って腰を振るアンバランスに膨れた肢体がまたも震えたかと思うと、
こちらにも言いたいことがあるという調子で、里香の反論が始まった。
「バカッ……! あたしをこんな風にした、裕一だって悪いのよ……っ!あんっ‥‥!」
彼女は騎乗位で喘ぎながらも、何か真面目なことを僕に伝えようとしているらしい。
そして、次に彼女の口から紡がれた言葉が、僕を心底ドキッとさせた。

10 :
「……だってあたしは‥‥身体もっ、心もっ、全部、ゆういちのモノにされちゃったんだから……っ!」
(いのちをかけてきみのものになる、か……)
僕の子をその腹に宿し、目の前で乱れまくる里香を見ていると、何故かふと、始めて出会った頃の彼女の姿が脳裏に浮かんできた。
……あの頃の、かつて生意気で天の邪鬼だった病弱な女の子は、気がつけば僕の妻であり、更には一児の母になろうとしているのだ。
昔の里香は、か細い身体で生との淵を幾度となく彷徨い、生きたいと願っては目に涙を浮かべていた。
今の里香は、胎内に新しい命を宿し、様々な体液をまき散らしながら、愛し合うことの快感に悦び震えている。
どちらの里香がより生き生きしているかと言えば、もちろん後者だろう。
そして、里香にこんなにも大きな変貌をもたらしたのが自分であるということを改めて自覚した僕は、
これからも全身全霊で、里香と、そして僕と里香の赤ちゃんを愛して守っていこうと心に決めたのだった。

11 :
……僕は、また少し結合部の位置を調整することにした。
とは言っても今度は、挿入を浅くする為ではなく、深くする為にだ。
赤ちゃんの安全を考えると避けるべきなのだろうが、僕としてはそうしてでも里香への愛を伝えたかったのだ。
「里香、ちょっと手貸して」
「えっ……きゃっ!」
僕は里香の右手を左手で取ってギュッと握るのと同時に、彼女の背中を両足で少し押しつつ腰を浮き上がらせる。
すると、身体が下に向かってずれた里香が、僕の上にまっすぐに跨るようになった。
正中線の入った里香の丸いお腹が、僕の目の前に強調されている今の状態は、ある意味非常に扇情的だった。
また、まっすぐ跨ることで里香の体重がかかり、挿入もズズッと深くなってしまい、僕の快感は増し、里香は更に喘ぐことになる。
「うああっ……! ゆういち、これちょっと深……やああん!?」
里香が急に激しい嬌声を上げたのは、僕が右手を伸ばして、いきなり彼女の左乳房を揉みしだいたからだ。
乳房の下の方をグニグニグニグニと揉んでやると、ジュッ……と母乳が勃起した乳首から漏れてきて、里香の身体を白く汚す。
「あー、やっぱり溜まってたんだなぁ」
僕は他人事のように言いながら、更に里香の乳房をグニグニと揉みしだくと、
今度はもう少し勢いよく、ピュッと母乳が滲みだしてきた。
すると、今は直接愛撫されていないはずの、里香の右乳房の乳首からも、じんわりと母乳が垂れてきた。
同時に腰を激しく突き上げられたことで、里香ははしたなく舌を突き出して喘ぐしかなかった。
「はひっ!ひぃ……!やだ、またおっぱい出てるよぉ……」
里香は僕の左手を、断続的に力を入れて握りかえしてきた。
「うはは、これだけおっぱいが出るなら、いつ赤ちゃんが生まれても安心だなぁ」
僕がわざと明るく言うと、里香は恥ずかしさでんでしまいそうな顔で言い返す。
「ばかぁっ、あたしのむねで、遊ばないでよおっ…………ふあっ!?」
里香が急に妙な感じで喘いだので、僕は気になって聞き返した。
「ん、どうした? 大丈夫?」
すると、里香からの答えはさほど異常なものではなかった。
「ううっ……お父さんが変なこと言ってるから、赤ちゃん動いちゃったみたい……。
 もう……気付かなかったの?」
里香はお腹を気遣うように撫でながら、僕に問いかけた。
「あぁ。……挿れてると、案外鈍感になるみたいでさ」
僕は腰を動かすのを一時やめて、肉襞の中のペニスに意識を集中した。
すると、里香の奥の方に赤ちゃんの温もりや動きをなんとなく感じられるような気がした。
が、もちろん、母体である里香ほどに敏感に感じることなどは出来ない。
やはり、軽率な行動は避けるべきだったのだろうか。

12 :
「赤ちゃん、びっくりしちゃったのかなぁ……」
僕が少し反省しながらそう言うと、里香はやや意地悪い表情をしながら返してきた。
「ふふ……案外、お父さんに下から突かれるのに合わせて、
 トランポリンみたいにお腹の中で跳ねて遊んでるのかも知れないわね」
想像力豊かな里香の解釈に、僕はなんとも言えない気持ちで笑うしかなかった。
「そういうこと考えると、あんまり集中出来なくなりそうだなぁ」
すると、里香は淫靡に微笑みながら、その双眸の中の劣情を再び大きく燃え上がらせた。
「……じゃ、そろそろ……終わりにしましょうか? ……ふぅん‥‥!」
そう言うと、里香は両手を僕の股間辺りに付け、両足に力を込めて、一生懸命に腰をズンズンと上下させ始めた。
「ハッ……ハァッ……!!」
その途端に、僕のペニスが里香の肉襞に激しく扱き上げられる。
「うあっ……! くぅっ……よし、俺だって……!」
里香に負けじと、僕は下腹部に力を込めつつ、左右に開かれている里香の太股を両手で掴み、
思い切り里香の中を上へとズンッと突き上げた。
すると、亀頭が何か、軟らかい壁のようなモノにぶつかって、クニュッと少し潰れたような気がした。
(ん、これはもしかして……)
僕の予想は、里香の言葉によって裏付けられた。
「ぁああんっ……!! 赤ちゃんの部屋に、ゆいちのおち○ちん当たってる……!」
里香ははしたなく舌を突き出しながら、深く挿入された僕のペニスが、
赤ちゃんがいる子宮の入り口をコツンと小突いたことを実況する。
更に里香と僕の上下運動は同調して、二人の快感を一気に高めていく。
「おち○ちんの先っぽ、しきゅうこうコツンコツンってノックしてる……!
 中に赤ちゃんいるのに……!あらひ、おかあさんらのにぃ……!」
里香は淫語を使いながら、自分で自分を確実に昂ぶらせていく。
「おかあさんになるのに、あらひっ……ゆいちのチ○ポ、きもひよくて……!ふわあっ!」
同時に、僕を強く締め付け、激しく射精を促してきた。
「ゆういひ……あらひ!もうらめっ、おかひくなるぅっ……!!
 イクッ!イっちゃうよおぉっ……!イカなきゃ、ほんとにおかひくなるよおっ……」
里香は快感のあまり泣き叫びながら、身重の身体を必に上下させ、絶頂へと駆け上がってゆく。
「俺もっ、すぐイキそうだから……だから里香、我慢しないで……!」
僕はそう言いつつ、自分の下腹部に溜まりに溜まった熱が、高みへと放出されることを強く望んでいるのを感じていた。
「ふああっ!ひあああんっ……!!」
里香はと言うと、絶頂の予兆に背筋を震わせながら、僕のペニスを猛烈に責め立てる。
流石にお互いの限界が近いと感じた僕は、里香の奥を最上まで貫きながら、卑猥な言葉を発してやった。
「ほらっ……! もうすぐっ、里香が大好きな俺の濃厚ザーメン、久しぶりにたくさん中出してやるからな……!?
 赤ちゃんびっくりするくらいにっ、一番深いところでっ、ドピュドピュ射精するからなっ!」
「ふあああっ、ゆういひぃ……らいすきいぃぃ……!!」

13 :
――もはや快感に理性をほとんど塗りつぶされ、涎と淫らな言動をまき散らす僕と里香は、
それでもお互いへの愛は保ったまま、ついにこれ以上ない高みへと達した。
「うおっ、だ、出すぞ……! りかぁっ〜〜…‥‥!!」
僕は射精感がピークに達するのと同時に、臍の下辺りに強く力を込めた。
すると、ドビュドビュドビュッ……!というかなりの勢いで、
灼熱の白濁した奔流が解き放たれ、腰から頭を麻痺させるような激しい快感が起こるのと共に、肉棒がドクンドクンと脈打つ。
そして、解き放たれた精液が、騎乗位で繋がる里香の奥へとぶちまけられるのとほぼ同時に、
あるいは前後して、里香も高みへと達したようだ。
「ひゃああぁぅっ!? ……ああっぁあああっ! んあああああぁぁぁッッ〜〜………!!」
その時、里香は両目を瞑り、背筋を弓なりに反らして、大きなお腹ごと身体を激しくブルブルと震わせながら、心の底から悦楽の叫び声を上げた。
「ああああんっ!! んんっ、んん゛―ッ……! ふううッんうう゛―ッ…………!!」
僕の下腹部に置かれた里香の両手は、痛いくらいに力を込めて僕と里香自身を押さえつける。
それに呼応するかのように、里香の膣は僕を痛いくらいに気持ちよく締め上げてきた。
里香の膣は、まるで最後の一滴たりとも子種は逃さないという風に、断続的にきゅんきゅんと収縮してくる。
もちろん、その動きから僕が逃れられるハズもなく、文字通り精も根も尽き果てるくらい、里香の中に精を放つことになってしまった。
「くぅっ、はぁっ……!」
「ふああっ、あああんっ……!うあっ……」
僕と里香は、快感のあまり二人揃って腰が抜けたこともあって、しばらくは繋がったままの姿勢でいた。
その間の僕と里香は、余韻というにはあまりに大きい快感のさざ波に、不規則的に喘がされ、揺られ続けた。
結局このセックスは、僕と里香が事後に、互いのことを相変わらずだなぁと皮肉る気も起きないくらいに激しく、
そして充実したものになったのだった―――。

14 :
―――事が終わった後、裸のままの僕はベッドの上で、里香のお腹に触りながら仰向けになり、ゆっくりと事後を愉しんでいる。
里香も生まれた姿のまま、大きなお腹を優しく撫でながら、落ち着いた感じの心地良い余韻に浸っていた。
なお、汗や精液や愛液や、あるいは母乳等の体液は、
そのままにしておくのもどうかと思ったので、僕がティッシュであらかた拭き取っておいた。
が、それでも不十分なのは明らかなので、後でシーツの掛け替えや、布団カバーの洗濯が必要なのは言うまでもないが……。
里香のお産が近くて忙しい時に、余計な仕事が増えてしまったなという感じはしたが、
さきほどの素晴らしいセックスの引き替えだと思えば、我慢出来るものではあった。

15 :
「……なぁ、里香」
里香のお腹を抱いて、少し湿った感じのするベッドの上で寝ていた僕は、
前々から自分が気にしていたことを、里香に問いかけることにした。
直に触れている里香のお腹の温もりが、僕にそうさせたのかも知れない。
「……ん? なに?」
里香は、少し気だるそうな、穏やかな口調で僕に反応した。
「こんなこと、今更言っちゃいけないかも知れないけど」
あれだけ里香との愛を確かめあった後だからこそ、
僕は里香に次の問いを投げかけることが出来た。
「……俺は、良いお父さんに……なれるかな?」
僕の問いに、里香は少し間を持った上で、頬を綻ばせて丁寧に言葉を選んで答えてくれた。
「……そうね、少なくとも、裕一は旦那さんとしては良い部類に入るとは思うし、
 あたしだって正直、良い母親になれる自信なんて無いわ。
 だから、そんなに気にしなくてもいいんじゃないかしら?」
里香の純粋な思いやりに溢れた言葉に、僕も頬を綻ばせたが、
「里香にそう言われると、助かるけどさ……」
自分の生い立ちに、良くも悪くも影響を与えた、父親の不在という問題は、
自分が父親になる際に、どんな影響を及ぼすのか、なんとも言えず不安だった。
「……ほら、たまに話してる通り、俺は親父があんなんだったから、良いお手本が無いっていうか、
 自分がどんな父親になったらいいのか、あんまり想像できなくてさ‥‥」
僕は、口調が暗くなりすぎないようにしながら、もう少し言葉を紡ぎ続けた。
「いやもちろん、あんな父親になるつもりはないよ。ただ、やっぱり不安なんだ」
つまり、このことは、僕と似たような境遇を抱えていて、これから一緒に子育てをしていく里香に対しては、
ちゃんと意見を求めておくべきことなのだ。

16 :
……すると、里香は僕の問いに対して、案外早く口を開いてくれた。
「……あたしもね、裕一と同じように、パパが早くにんじゃったから、裕一のその気持ちはわかるわ、でもね……」
里香はそこで一回息継ぎの為に言葉を切ると、小さな口で一気に話し続けた。
「親はね、子供が出来たら親になるんじゃなくて、
 子供から色んなことを学んで、少しずつ親になっていくって、ママに聞いたことあるし、何かの本でも読んだことがあるわ。
 ……だから、あたしも裕一も、色んなことちゃんと勉強して、良い親になりましょ? そしたらきっと、大丈夫よ」
そう穏やかに言い切った里香の顔には、もはやかつての病弱な娘の面影はなく、母親らしい優しさと逞しさがあった。
里香の様子にハッとした僕は、次の瞬間に様々なモノが胸に去来して、思わず泣きそうになっていた。
「そうか……父親のいない俺でも、お父さんになれるんだな」
自分の口でそう言ってみて……僕は改めて、里香と結ばれて、そして子を作ることが出来て、本当に良かったと感じた。
「里香はホントに、色々知ってるよなぁ……。はぁ、赤ちゃんに本の読み聞かせとかしてあげるのは、里香に任せるよ」
里香という女性の偉大さが再び理解出来た反動か、僕は急によくわからない話題で、雰囲気を変えることをしてしまった。
「あら……お父さんが娘に甘えてもらえるのは、小さい頃だけなのに、そんなことでいいの?
 それに、時代とか世間は関係なく、お父さんも多少は子育てに参加しなきゃダメだよ」
整った眉毛をやや釣り上げて、なんだか所帯じみているようなことを言う里香に、僕は思わず苦笑してしまった。
「ははは……あんまり、そういうことまで考えたくないなぁ……」
すると、里香のお腹に当てている僕の右手に、何かの振動が伝わってきた。
「あっ、また動いてる……!」
どうやら、里香の言う通り、大きなお腹の中にいる赤ちゃんがまたも動いたらしい。
「しっかし、元気なもんだなぁ、この赤ちゃんはさ‥‥」
僕が里香のお腹を撫でながら言った素直な感想に、里香も嬉しそうにお腹を撫でながら相づちを打つ。
「うん。多分、あたしたちの会話に加わりたいんじゃないかしら」
「だね。少なくとも、何か話してることだけはわかるだろうし」
僕の言葉に対して、里香はふんわりと、しかし微かに淫靡さを漂わせて笑いながらこう言う。
「ふふ、あたしたち、あんまり胎教はしなかったけど……あたしたちの仲の良さは、もう嫌という程赤ちゃんに伝わってるでしょうね」
「はは……ちょっと、恥ずかしいけどな」
僕が気恥ずかしくなって後頭部を掻いたのを見て、また笑った里香は、
次にとても柔らかく微笑みながら、お腹を愛おしそうに撫でて―――
「早く生まれておいで……世界にはね、辛いこともたくさんあるけど、楽しいことも、いっぱいあるんだよ」
と、既に赤ちゃんが生まれていて目の前にいるかのように、
ゆっくりとお腹の中の赤ちゃんに向かって話しかけた。
「……里香」
たった今里香が言ったような言葉を、説得力を伴って言う資格があるのは、
やはり里香のような人間しかいないだろうと考えると、僕は再び目頭が熱くなってきた。
そのことが里香に気付かれていないのは、ある意味幸運だった。
(あぁ、流石にそろそろ、赤ちゃんの名前決めなきゃなぁ……)
僕はそう思いながら、赤ちゃんが宿る満月のようなお腹を撫でていた右手を使って、自分の涙を拭うのだった。
次に僕が涙を流す時は、赤ちゃんが無事に産まれてくる時にしてくれと、心から願いながら……。

終わり

17 :
以上です。結構長くなってしまいましたね。
後、最後の一行は、
次に僕が涙を流す時は、赤ちゃんが無事に産まれてくる時であって欲しいと、心から願いながら……。
の方が適切なような気がします。もっと落ち着いて推敲すればよかったですね。
それでは、楽しんでいただければ光栄です。

18 :
大作乙からさまです。
母乳プレイも期待通りでしたしボテ腹里香ちゃん十分ハアハアできました。
http://eroe.tank.jp/html/up/src/1465.jpg

19 :
大作超乙!
GJ!

20 :
里香のポテ腹をスパンキング

21 :
おつ!
前スレ落ちてよめないんだけど、まとめとかないかな?

22 :
>>21
半分の月がのぼる空 SS保管庫
ttp://hmhokan.g.ribbon.to/index.html

23 :
ありがと!

24 :
保守

25 :
保守

26 :
職人さんも流石にハイペース投下を続けるのは無理なのかなぁ……
絵かSSのどっちかだけでも、月イチペースで投下があればなぁ
まぁ、愚痴言っても仕方ないので、スレを持たせる為に小ネタでも投下します

27 :
今まで投下されたSSや絵で、裕一によって開発された(であろう)里香の身体の部位一覧

髪 日本人形のように長くて黒くて綺麗な髪の毛だけど、裕一の精液をぶっかけられて白く汚されたことがあるに違いない。 
   お風呂に入った時に洗ってあげると喜ぶとか。
顔 髪と同じく、何度も精液をぶっかけられたであろう部位。顔射すると里香は怒るだろう。
首筋 前戯の時に、裕一にキスされまくってるに違いない。
うなじ 全盛期の裕一なら、髪の毛から見え隠れする里香のうなじだけで抜ける魅力を秘めている。

28 :
肩 浮き出る鎖骨がチャームポイントです。
胸 確かにサイズは大きくないが、高校一の貧乳というのは、
  明らかに噂に尾ひれがついた結果生まれた悪評だと思われる。
  絵師さんお気に入りの部位である。
  原作ではとてもガードの堅い部位でもある。生足は見せてくれたのに……。
手術痕 里香の胸の谷間(小さいけど谷間)にあると思われる、心臓手術の痕。
      最近の外科医療は昔に比べて進歩してるので、そんなに目立たないだろう。
     里香にとっては裕一との絆の証であり、裕一に舐められると感じてしまうとか。
     

29 :
子宮  画集に収録されていた短編小説で、めでたく使用済みになったことが確認された。おめでとうございます!
     エロパロスレではその事実に準じた描写がなされることがある。
女の子の大事な部分  原作ではとてもガードは堅かった部位だが、エロパロスレでは言うまでもなく……。
                恥毛の色や質は髪の毛に近いとか。
お尻  元が痩せていたので、無駄な贅肉が付いていないぞ。入院生活の影響で、筋肉もついてなさそう。
手  里香は入院中、手を使う労働をほとんどせずに、ベッドの上で読書ばかりの生活を送っていたと思われるので、
   きっと彼女の手はとても白くて綺麗だろう。
   退院後は日常生活をするようになったので、多少たくましくなったのではないだろうか。
   エロパロスレでは、裕一のグロテスクなアレを一生懸命奉仕するのに用いられることが多い。

30 :
ふともも  やはり入院生活の影響で、ほっそりしていそうな部位。
       原作では、退院後までほとんど露出しなかった。
足  ほっそりスラっとしていて、裕一は見ているだけでドキドキしてしまうぞ。
   入院時は真っ白だったが、退院後は徐々に日焼けしていったものと思われる。

31 :
以上
自分でも何がしたかったのかよくわからん……
子供向けの怪獣の図鑑に書いてある説明文みたいになってしまったorz
あと、誰か里香の身長について描写してある原作の部分がわかったら教えてください。
確か、お母さんと比べてるシーンがあったような気がするんですが……

32 :
里香はロリ体系ではないと思うけど裕一と学校の階段2段差分ぐらいの差があるから結構低目かな

33 :
なんとなく二人でしし座流星群を見に行ってイチャイチャという状況だけ浮かんだが、
SSに落とす根性がないのであった。
「ねぇ、裕一は何をお願いしたの?」
「なんでもいいじゃないか。里香こそ何をお願いしたんだよ」
「へへっ、秘密だよ」
心の中では二人仲良く『ずっと一緒にいれますように…』

34 :
>>33
砲台山の本当の頂上(二人の秘密の場所)でそれやりそうw
そんで、その後は周りに誰もいないのを確認して青姦ですね

35 :
露天風呂貸しきって夜空を眺めながらイチャイチャえっちとか
ラブらぶな会話が思いつかない

36 :
>>35
二人で泊まることになっていた温泉宿で、
前もって露天風呂の貸し切りまで予約していた裕一に向かって里香が、
「……もしかして、これを一番楽しみにしてたんじゃないの?」とか、
ちょっと訝しげに、でも少し嬉しそうにツッコミを入れたりするんだな。

37 :
どう考えてもそれが一番楽しみだろう。
男前な裕一だったら「里香の笑顔が一番の楽しみだよ」と言うかもしれんが。

38 :
「里香の笑顔が一番の楽しみだよ」
「……うそつき」
「ほんとだって!」
「じゃあお風呂、一人で入る?(バスタオルを胸に巻いてる)」
「ごめんなさい。一番の楽しみは里香様にお風呂をご一緒して頂くことです」
「なんで土下座するの?プライドがないの?!」
「男にはプライドよりも何かを優先しなきゃならない時があるんだよ!」

39 :
>>38
裕一も里香も可愛いな

40 :
そりゃプライドよりも里香を優先すべきだろう。
問題無し。

41 :
もうすぐクリスマス。その後は正月かぁ。
ネタが思いつかん…。

42 :
クリスマスといえばホワイトだから、全身真っ白になるまでブッカケとか

43 :
保守

正式に結婚した裕一と里香が、ささやかな新婚旅行ということで、
近場の小さい温泉旅館へ一泊二日しに行く話が読みたい
そんで、親とか客(シーズンオフで旅館がガラガラ)とか周りの目が無いのと、
ちゃんと結ばれたっていう嬉しさで、
普段よりもバカップル丸出しでイチャイチャエッチしまくる二人が見たい
温泉上がりの浴衣の里香と一晩中エッチみたいな感じで

44 :
来年も里香とたくさんイチャつけますように
http://eroe.tank.jp/html/up/src/1518.jpg

45 :
>>44

来年の干支にちなんでますね
戸惑い気味の表情とは裏腹に身体がエロすぎですw

46 :
できれば妊婦バージョンもお願いいたします
12支全部のコスもいいなもね

47 :
>>44
里香がどうしてこういう服装にw
この後やらしいことする妄想しか出来ません

48 :
半裸ぶっかけ希望です

49 :
あけましておめでとう!

早速なんだが晴れ着の里香とエッチしたい

50 :
保守

51 :
誰もいねぇ・・・保守

52 :
きっとみんな里香とイチャつくのに忙しいんだよ

53 :
少なくとも巫女姿を妄想するので忙しいな。
そういえば初詣にまだ行ってないや…。

54 :
初詣で思い出したが、里香と裕一の姫始めはどんな感じだろう
それこそ初詣に行った後にしてそうだが

55 :
初めて半月の官能小説よんだけど
これはすごかったw

56 :
>>55
これってなんのこと?

57 :
ここのSSのことか

58 :
保守、もう誰もいないのか・・・
本スレが最近妙だからこっちには頑張ってもらいたいもんだ

59 :
仲良くツイッターをやる里香と裕一というのを思いついたが、話を膨らませられん。
二人でパソコンに向かいイチャイチャくらいな感じ。

60 :
本スレは作者のツイッター
エロパロスレは凌辱荒らしがいないとスレが伸びないからな

61 :
呼んだ?

62 :
そういえば今日バレンタインだったなあ(チラッ

63 :
里香ぁ、チョコくれ〜
義理でもいいから

64 :
呼んだ?

65 :
みんなで里香を犯そうぜ
|
|
|
J  ←釣り針

66 :
純愛作品なんてほかのサイトにあるんだし
いっそこのスレは凌辱専門スレにしてもいいんじゃない?
本当に需要がないなら潰れるだけだし、純愛専門のままいても保守ばかりだろ。

67 :
上に釣り針が垂れてる後だというのに見え見えの釣り針乙
こんな過疎スレいよく今更ノコノコ戻ってこれたなw

68 :
大体過疎に純愛も陵辱も関係ねぇよアホが、陵辱キチにはその程度のことも分からないという好例だな

69 :
すみません。遅くなりましたが、今書いてるSSの冒頭部分が出来たので投下します。

咳をしてもふたり

……どうやら、風邪をひいてしまったらしい。
窓から差し込む日光が、外出するにはピッタリの快晴だと教えてくれているのが恨めしくなる。
実は、昨晩からどうも調子が悪いとは感じていて、
(どうか、これ以上体調が悪化しませんように……!
 アマテラスオオミカミ様!トヨウケノオオミカミ様!どうかご加護を……!)
と、里香から以前その名前を教えてもらった、
普段願いもしないお伊勢の神様達に祈りを捧げながら床に就いたのだが……。
喉の痛みのせいで早く起きたところ、案の定これだ。
(まったく、ツイてないなぁ……)
そりゃもう見事に頭が痛いし、鼻水が出るし、喉が痛いし、顔が熱いし、これは完璧に風邪だ。
くしゃみがあまり出ないのが、せめてもの救いという奴だろうか。
発熱からくる悪寒を感じながら、他にすることも無く自分の部屋のベッドの中で寝ていた僕は、
脇の下に挟んだ体温計が鳴るのを待ちつつ、つくづく残念だと思った。
……何故つくづく残念なのかというと、今日は三連休が始めの金曜日で、
本当なら里香と一緒に電車に乗って、街へデートに行く予定があったからだ!
里香とのデートッ!! それを棒に振ってしまうとは、僕にとって計り知れないショックッ!
(あぁっ、この日の為にせっかく色々と下調べしたのに、
 体調管理が出来ないせいで全部無駄になっちゃうのかぁああぁぁ〜〜〜…………!!)
身を切るような無念さは、ある意味風邪の症状よりも辛い。

70 :
……そういえば、1年近く前にも、進級がかかった追試の当日に四十度近い高熱を出してダウンして、
テストを受けることすら出来ずに留年が決定してしまったことがあったっけ……。
というか、そのせいで僕は、本来なら高3のところ、未だに高2なのだ。
(まぁ、おかげで里香と同じ高校にいられる時間が延びたのは、正直嬉しかったけどさ)
そんなことを考えていると、先ほどから左脇に挟んでいたクリーム色の体温計が、
ピピピッ、ピピピッとやや籠もった音で鳴るのを聞いた。
(どれどれ、どんな感じかなっ……と)
僕は毛布を肩までかけたまま、
自分のパジャマの中に右手を突っ込んで、左脇の中をまさぐって体温計を取り出す。
少なくとも平熱でないことだけは確かだったが、
出来れば37度台であれば良いという気持ちで、体温計の液晶画面を目の前に持ってきて見る。

71 :
[38.5℃]
やれやれ、四捨五入したら39度じゃないか。
立派に熱が出てしまっている。
……ふと垂れてきた鼻水をすすると、なぜか今度は涙が出てきたので、
鼻水と一緒にティッシュで拭き取って丸めて、近くの床に置いてあるゴミ箱に投げ入れる。
(よし、命中だ! ……ってこんなことしてる場合じゃないな)
なんにしろ、里香とデートに行く約束は、もう果たせそうにない。
(仕方がない、里香にメールするしかないか……)
僕は気が進まないながらも、ティッシュ箱と同じように枕元に置いておいた携帯電話を手に取り、
今の僕が置かれている状況を知らせるメールを新規作成して、里香へ送った。
風邪をひいているせいもあって、そんな作業は余計に辛かったが、
早く送らないと、里香に迷惑がかかるために急いだ。もっとも、待ち合わせの時間には余裕があったのだが。
(よし、送信と‥‥)
送信ボタンを押した僕は、ふぅと溜息を付き、力なく天井を仰ぎ見た。
携帯は折り畳まないまま、枕元に置いておく。
……後は、これで里香から返信が来て、僕が謝って、それで後は不貞寝するだけの1日が過ぎていくだろう……。
(早く気付いてくれればいいけどなぁ)
里香は高校生活に十分に慣れてからようやく、最近の若者並みに携帯電話(ちなみに僕と同じメーカーのもの)を買ったが、
今では取り扱いに慣れていて、僕との電話やメールのやりとりはそこそこしている。
だから、里香がメールに気付かないまま、待ち合わせ場所の駅前に行ってしまうことは考えづらかったが、
万が一ということを想定する必要はあった。

72 :
(さて、やることはやったし、トイレにでも行くかぁ‥‥後は、何か冷たいものが飲みたいな)
気が抜けてくると、今まで無意識に抑えてきた生理的な欲求が現れてきたので、
僕はベッドから上体を起こし、布団から這い出て、床に立つ。
やっぱり足がフラフラしていたが、
母親が朝昼兼用の食事(昨日の晩御飯の残りのけんちんうどんと、おにぎりと、朝食用ヨーグルト)だけを用意して、
朝から早々と仕事に行ってしまったので、後の自分の看病は自分でしなくてはならないのだ。
(そういや、風邪薬も探しておかなきゃなぁ……どこにやったっけか?)
そんなことを考えていると、コホンコホンと、突発的に咳が出た。
咳をしてもひとり、とはこういう状況のことを言うんだろうなと、つくづく思った……。

73 :
―――里香にメールを送ってから用を足した後、
痰が絡みつきヒリヒリと痛む喉を少しでも癒す為に、
冷蔵庫で冷えていた麦茶を飲んだりしてから再び床に就いたものの、
やはりというか、眠りたくても鼻が詰まって眠れなかった。
(あんまり鼻かむと、後で痛くなるんだけどなぁ)
どうせ眠れないのなら、風邪薬も探しておくべきだった……。
そうも思いながら、また仕方なく枕元に備え付けておいたティッシュ箱に手を伸ばす。
まさにその時だった。

『プルプルプルプルプル〜!』
と、普段あまり鳴らない、メールではなく電話の着信音が僕の携帯から鳴り響いたのだ。
「うおっ!?」
携帯を頭のすぐ近くに置いておいたせいで、その着信音の大きさに驚いてしまったが、
携帯の液晶画面に表示される、かけてきた相手の名前に更に驚いた。
[着信 秋庭 里香]
「えっ……!」
なんと、里香は僕が送ったメールに対して返信するのではなく、
電話をかけてよこしてきたのだ!
僕を心配してくれて直接声を聞きたくなったのか、それともそれ以上に、
僕が約束を破ってしまうことを怒っているのだろうか?
少し不安な気持ちで、僕は着信音を鳴らし続けている携帯を手に取り、
耳に当て、通話ボタンを押して電話に出た。

74 :
今回の投下は以上です。
すいません、エロどころか里香すらまだ出てこなくてorz

75 :
続き待ってるよ

しかしまだこんなに人いたのかw
じゃあもう一回釣り針垂れてみようかな……?

76 :
タイトルは咳をしてもゆとりのオマージュですね

77 :
続きまってるぜ

78 :
人は居るんじゃないかな。
何か書きたい、描きたいけど、うまく形にならないという人が。
かく言う俺もそんな一人。
一瞬のシチュエーションは浮かぶのだけど、形にならない…。

79 :
>>73の続きを投下します
新発売されたゲームばかりやっていたせいで、
遅れた割にまた短めですみませんorz

電話が繋がって、初めて聞こえてきたのは、普段と変わらないように聞こえる里香の声だった。
『もしもし、裕一?』
鈴を転がすような声が聞こえてきて、僕はすぐに返事をした。
「うん、俺だよ」
『はい、こちら秋庭里香ですよ。何か言いたいことがあれば、そちらから先にどうぞ』
ちょっと手厳しいなぁ……。
一呼吸置いて、まずはとにかく、僕が今日のデートの約束を反故にしてしまったことを謝った。
「今日はごめん、こんなことになっちゃってさ……連絡も遅くなっちゃったし」
話す度に少し喉が痛んだけれど、里香と話すためなら構わない。
『もう、今更謝られても仕方ないじゃない‥‥。急に風邪ひくだなんて……』
「………」
里香は怒っているというよりも、僕を心配しているような口調だった。
あぁ、里香に気遣われるなんて、僕はなんて幸せ者なんだろう――。
そんな感慨に浸っていると、里香は雰囲気を変える為か、咳払いをして話を再開した。
『でも良かった。その調子だと、ちゃんと生きてるみたいね?』
今度はちょっと恨み節というか、トゲのある口調で里香はそう問いかけてきた。
「そんな言い方は無いだろ‥‥これでも結構症状が辛くて‥‥ハッ、ハ――ッ、ヴェックション゛!!」
決してタイミングを見計らったつもりはないのだが、
僕は里香と話している最中に、間抜けなくらいにわかりやすいクシャミをしてしまった。
すると、それが里香のツボにはまったらしい。
『あははっ!! 裕一、面白いクシャミの仕方するんだね! おもしろーい!』
電話の向こうで、里香が気持ちよく僕のクシャミを笑う。
『ヴェックションなんて、そんなクシャミ今時中々聞かないわよ! ふふふっ……!』
僕はなんとも言えない恥ずかしさで、顔が風邪とは無関係に火照ってきてしまった。
「笑うなよぉ……こっちは一応病人なんだから」
僕がしおらしくなってそう言うと、里香は笑い声を収めてくれた。
『うんうん、ごめんごめん! ちょっと久しぶりに裕一が面白くって……』


80 :
『……あ、そうだ。裕一って今何してるの?』
短い時間に笑い過ぎたせいか、里香は少し間を置いてから、また僕に話しかけてきた。
「ん、何してるって‥‥そりゃあ、病人らしくベッドに横になって、安静にしてるさ。
 わざわざ病院に行くような症状じゃないし、連休で治せるだろうし」
『なるほど、それは良いことね』
里香は妙に素っ気ない返事を返してきた後に、続けて口を開いた。
『あと、おばさんとか、誰か看病してくれる人はいないの?』
他意があってか無いのか、里香の質問が続き、僕はそれに答える。
「いや、母さんはとっくに仕事に行っちゃったし、帰ってくるのも結構遅いってさ。
 だから、もう今日は一日中、俺1人みたいなもんだよ」
喉が痛くて咳払いしたいのを我慢しながらも、僕はそう言い終えたが、
次に僕の耳に飛び込んできた里香の発言によって、嫌でも咳き込むことになった。

81 :
『‥‥そうなんだ。それなら、あたしが今から行っても問題無いみたいね』
「えっ……ちょっ! ゴホゴホゴホォッ……来るの!?」
どうやら、里香が今の僕の置かれた状況を聞いてきたのは、
これから自分がお見舞いに行ってもいいかどうかを確かめる為だったらしい。
今日から三日間、学校が再開するまでもう里香には会えないと思っていた僕には、
この展開はとても嬉しい誤算だった。
おまけに、母親は仕事でもう出かけているので、事実上里香と二人きりでいられる。
まだ1日は始まったばかりだし、あんなことや……こんなことだってゆっくりと出来るじゃないか! 
もっとも、それに関しては僕の体調と、里香の機嫌次第だとも言えるのだが。
(うおおおっ! とにかくっ、災い転じてなんとやらとは、正にこのことだああぁぁ………!)
そんな風に嬉しさを噛み締めながら無意気に鼻をすすると、
僕がなかなか反応を見せないので、里香が不審に思ったらしく、
『何? どうしてそんなにむせてるのよ?
 ……もしかして、暇つぶしに、私に見せられないようなモノでも見ようとしてたの?』
と、ちょっと声にドスを効かせて、訝しむような口調で聞いてきた。
こんなことで里香の好感度を下げるわけには行けないが、
あながち間違いでもない彼女の指摘に、僕は少し慌てて切り返す。
「いや、だから……その手のモノは、里香とちゃんと付き合い始めてから、ちゃんと全部捨てたじゃないか!
 里香だって俺の部屋を散々探り回ったし、可燃ゴミに出すとこも見てただろ?」
『ふーん、それならいいですけど。まぁ、裕一にはあたしがいるんだしねぇ』
慌ててしまったのがいけなかったのか、里香は少し冷淡な態度を取るが、
彼女の発言からは微かに、淫靡な下心も見て取れた。
これなら、こっちも素直に本心を言えば疑いはこれ以上かけないでくれるだろう。
「ホントにその通りだよ。だから、里香が見舞いに来てくれるなんてさ、嬉しくて仕方ないんだ。
 それに、予想外だったしね。もう、月曜まで里香に会えないと思ってたからさ……。」
『………』

82 :
僕の発言がまんざらでもなかったらしく、里香は少し間を置いて話しを結論に持って行った。
『まぁ……そういうことにしといてあげるわ。
 とにかく、今からお見舞いに行くから、裕一は大人しく安静にして待っててよ』
「わかった。あと何分くらいかかりそう?」
『うーん、三十分くらいだと思うわ』
僕は、部屋の壁に掛けてある、五分くらい遅れている時計に目をやって、
里香が来るであろう時刻を算出してから、里香に返事をした。
「了解。どうせ俺は安静にしてるだけなんだから、あんまり焦らなくてもいいよ」
『うん、わかってるわよ。あと、そっちに着いたらピンポーンって鳴らすから、鍵開けてよね』
「よし、任せとけ」
『じゃ、またね〜』
「あぁ、待ってるよ」
僕がそう言うと、里香の方から電話が切られ、僕はまた部屋の中で1人になった。
けれど、もう少し待てば、里香がお見舞いに来てくれる――!
そのことは、僕の心身の色んな部分を、激しく膨らませずにはいられなかった。

83 :
今回の投下は以上です。
現実世界の今の時期は、
風邪というよりかは花粉症がきつくなってきましたね。
>>78
一瞬のシチュエーションだけでも良いので、
ネタ出しのような形で書き込んでいただけると嬉しいです!
お互いに良い影響を与え合いたいので。

84 :
保守

85 :
>>82からの続きを投下します。
―――里香との電話が終わってから、僕はしばらくそわそわしながら、彼女を迎える準備をしていた。
その準備というのを具体的に言うと……、
たとえば、ベッドの上の布団をちゃんと敷き直したり、
落ちている体毛を取るために、ガムテープを輪っか状にして右手の指に巻き、部屋の絨毯の上を軽くペタペタしたりすることだ。
もちろん、風邪気味なのであまり作業ははかどらないが、気を紛らわせるのにはちょうど良かった。
里香から、大人しく安静にして待っててと言われた病人である僕が、
お見舞いに来る里香に対してこんな風に気を遣うなんて、よく考えればおかしな話だと思い、苦笑した。
(でも、せっかく里香が来てくれるんだからな……)
そう思いながら絨毯をペタペタして、またガムテープに自分の髪の毛を貼り付けるのに成功した時のことだった。
ピンポーン、と玄関のチャイムが鳴ったのだ。
(お……きたきたきましたよ!)
僕は右手に巻き付けていたガムテープを、急いでポイッとゴミ箱に捨てて、
そのままの勢いで一階の玄関へと向かった。

86 :
僕は熱で少しフラフラしながら玄関へ駆けつける。
すると、曇りガラスの向こうには、長い黒髪を腰くらいまで垂らした、小柄な女性の姿が見えた。
間違いなく里香だ!
そう思った僕は、急いで玄関の鍵を開けて、
次に引き戸をガラガラと音を立てながら開けた。
するとそこには、素直に可愛いというべきか、明らかに余所行きの服装をした里香がいた。
髪型こそ普段通りだけれど、退院した時に持っていたバッグを肩にかけていたり、
水色のヒラヒラとした服を着ていたりして、とても可愛かった。
そんな彼女の姿に一瞬見とれてしまったせいだろうか。
顔を合わせてまず始めに口を開いたのは、僕ではなく里香の方だった。
「ほら、後は自分で運んでよね。ここまで持ってくるの、大変だったのよ?」
(運ぶ?どういうことだ?)
一瞬そう思ったが、その疑問は、
僕に向かっていつの間にかアッパーのように突き出されていた里香の右手を見てわかった。
里香の右手は、ドラッグストアのマークがプリントされた大きな白いビニール袋をぶら下げる形で持っていて、
その袋の重みは、里香の白くて小さい掌に赤い痕を刻みつけていた。
どうやら里香がその袋を、
僕のためにわざわざ運んできてくれたということはわかったので、
とにかく僕はお礼を言いながら受け取った。
「ありがとう、里香」
里香から受け取った袋を手に持つと、男の僕でもやや重く感じた。
当然中身が気になり、その袋を上から覗き込むと、中身が見えた。

87 :
「んっ……これは?」
里香が持ってきてくれた袋の中身は、
良く似たような味のする2種類の某有名スポーツドリンクの内、
あまり甘くない方が2リットル入ったペットボトルだった。
どうやら、里香は僕の為に2リットルのスポーツドリンクを買ってきてくれたらしい。
他にも、袋の中には、ピタッと貼って熱をとる冷却シートや、カラフルなのど飴の袋も入っている。
僕の視線が袋の中身に注がれているのに気付いた里香が、
少し胸を張るような口調で言った。
「風邪ひいてるなら、そういうの必要でしょ? 
 ‥‥ホントは何か食事も買ってこようかと思ったんだけど、
 荷物が重かったし、丁度良いのが無かったの」
……普段は生意気で、天の邪鬼なことも少なくない里香が、
僕のためにこんな苦労をしてくれるなんて……!
その事実を噛み締める度に、風邪の熱とは違う熱さが僕の頬を火照らせた。
「重かっただろうに……ありがとうな、里香! 
 買ってくるなら500ミリのでも良かったし、メシなら、母さんが作り置きしてくれてたんだよ」
「ううん、大きいサイズのでいいのよ。あたしもちょっと飲みたかったから」
里香はそう言いながら、僕の隣をするりと通り抜けて、僕の家の玄関に入った。
「あ、持たせておいてなんだけど、よろつかない?大丈夫?」
少し意地の悪い笑みで、里香がそう言った。
「言いたいことはわかるけど、そんなにヤワじゃないと思いたいね」
僕はそう言い返しながら、里香に続いて家の中に入ったのだった。

88 :
今回の投下は以上です

89 :
続き期待!

90 :
久々です
いつも有難うございます!

91 :
そういや、保管庫がここしばらく更新されてないけど、管理人さんは大丈夫かな?
地震とは関係ないとは思いたいが…

92 :
>>87の続きを投下します
後のエロシーンのネタを練ってたせいで、
今回はかなり短いです

僕はとりあえず、お見舞いに来てくれた里香を、
2階に上げて僕の部屋に招き入れようと思って、彼女の背を見ながら話しかけた。
「いやぁ、来てくれてありがとな。遠慮せずにあがって……あれ?」
すると、彼女は僕の言葉を無視して歩き、まずは玄関の左隣にある台所の中に入った。
次に里香は何をするのかと思いきや、流し場の蛇口のハンドルをひねり、水を出した。
どうやら、外から家の中に入ったということで、ちゃんと手を洗うらしい。
なお、ウチの台所に手洗い用の石鹸は備え付けられていないが、
里香は台所用洗剤をほんの少しだけ手に出して両手に付け、白い手を擦り合わせて洗い始めた。
里香の服の下から浮かび上がってくる、少し艶めかしい肩や腕の動きと、
下品でない程度のバシャバシャという水音が、里香が手を洗っていることを僕に教えてくれる。
「里香は偉いな〜」
しっかりしているな、と単純に感じて、僕が後ろでそう言うと、
里香はさも当然という口調で手を洗いながら返してきた。
「風邪の予防の基本でしょ。裕一は、こういうことを怠ってたんじゃないの?
 あたしはね、少なくとも裕一の家に来る時には、毎回必ず手洗いうがいしてたはずよ」
「そう言われれば……」
僕が里香と自分の行いの差を振り返ってしばし反省していると、
里香は、彼女の服のポケットから花柄のハンカチを、
細く白い人指し指で摘んで取り出して手を拭きながら、こちらに顔を向けて話しかけてきた。

93 :
「まったく、これだから裕一は……。あっ、このコップ、うがいに使ってもいい?」
里香は、台所に備え付けられていたプラスチック製のコップを、
拭き終わったばかりの右手で指さしながらそう問いかける。
「ん? 別にいいけど」
僕がそう言うと、里香はコップを手に取って水道で水を注ぎ、
その水を口に含んで、ガラガラガラガラ……ペッとうがいをした。
その一連の動きを妙に可愛く感じた僕は、風邪気味で喉が痛いのも忘れて感想を述べてしまう。
「里香がうがいするところ、初めてちゃんと見たかも。っ、ごほ……!」
案の定むせてしまう僕は、やはり病人なのだ。
すると、うがいをし終わってこちらに歩いてきた里香は、
僕の背中をトントンと右手で叩いてくれる。
「……ふぅ、ありがとう。だいぶ楽になったよ。
里香は背中トントンするの上手いなぁ」
何かコツを知っているのか、里香が手で僕の背中を叩くと、
自然と息が楽になったので、僕はお礼を言った。
すると、里香は荷物を持っている方の僕の手を取りながら返事をした。
「あたしがママにしてもらってたようにしただけよ。
 それより、早く部屋行こうよ。
 ‥‥こんなの持ったままじゃ、手が痛くなるでしょ?」
大きな白いビニール袋をぶら下げている僕の右手に、里香の小さな白い両手が添えられて、
僕は思わずドキッとしてしまった。
「あぁ……うん。そうだな、早く行こうぜ」
僕はビニール袋の重みと、里香の手の体温の両方を右手に感じながら、
ようやく自分の部屋へと向かったのだった―――。

94 :
今回の投下は以上です

95 :
>>93の続きを投下します

――――里香と共に自分の部屋へと戻ってきた僕は、
早速、里香の手によってベッドに寝かしつけられ、お決まりの台詞を言われた。
「熱を測って、とりあえず安静にしてなさい。
 ……あんまり勝手に動いて悪化しても、知らないからね」
里香は、なかなか真剣な目つきでそう言った。
もしかしたら、意地悪な里香のことなので、
わざと態度を怖くしていたのかも知れないけれど、それは僕にはわからない。
……とにかく僕は里香から、病人らしい扱いを受けた、ということだ。
そして僕は、体温を測ってと今し方言われたので、
枕元に置いたままになっていた体温計を脇に挟み、
顔の火照りを感じたまま、他にすることもないので目を閉じる。
スポーツドリンクのペットボトルやのど飴の袋は、
里香が勉強机の上に置いておいてくれたけれど、まだ口にする気にはなれなかった。
里香はというと、僕のおでこに冷却シートを貼った後、
勝手知ったる他人の家と言わんばかりに、
僕の看病に使えそうなものを、他の部屋へ取りに行ってしまった。
(まるで、入院してるみたいだなぁ……)
そんなことを考えて、少し以前のことを思い出していると、
おでこに張り付いた冷却シートから伝わってくる、
心地よい冷たさと、若干の心地悪さのせいで寝付けず、僕はやはり閉じていた目を開けた。
すると、ちょうどその時に、僕の部屋の戸が開くガララッという音がした。

96 :
僕が戸の方に目をやると、
ガラスのコップ2つとタオルを乗せたお盆を持って、里香が戻ってきた。
「どう? もう体温計鳴った?」
里香はお盆を勉強机の上に置きながら、僕にそう問いかけた。
「いや、まだ鳴ってないよ。
故障はしてないと思うけど、結構古いタイプだしなぁ……っ‥‥!ゲフッ、ゲホッ‥‥!」
調子の良くない喉を使ったせいで、僕は語尾の方で結構大きくむせてしまった。
今の咳で体温計がズレたかも知れないと思って、慌てて体温計を挟み直して、
改めて検温ボタンを押した。ピッ、という電子音が小さく響く。
その様子を見ていた里香は、少し呆れたように、不思議そうに眉をひそめて言う。
「……今更だけど、裕一って、意外と病弱だったりする?
 なんか、一度病気にかかると妙に治りづらいそうだし、
 いつも肝心な時に熱出してるような気がするわね」
里香に言われちゃお終いだな、と思った僕は苦笑しながら返事をする。
「お前が言うな」
「はいはい、そうですね」
どこ吹く風と言った風で里香が流してしまったので、
僕はちょっとだけムッと来て、多分言わなくても良いことまで言ってしまう。
「だいたい、俺がなかなか退院出来なかったのは、入院中ずっと里香に振り回されてたせいだし、
 それに、そっちなんかしばらく前まで、マジでにかけてた癖に……」
「あっ、そういうこと言うんだぁ……」
僕の言葉に、流石に里香もちょっと頭に来たようだが、
体調の悪い人間の精神状態は彼女もよくわかるのか、言い合いの口げんかには発展しなかった。
こういうやりとりを平気で出来るようになったのは、
僕と里香がじっくり紡いできた信頼関係と、里香の持病がだいぶ落ち着いているおかげである。
里香は、今のやり取りのせいで少し眉根を釣り上げながらも、
勉強机の上に置いた洗面器の水を使って、
今持ってきたタオルを濡らし、ぎゅっと力を込めてしぼりはじめた。
ピチョピチョッという水音が、僕の部屋に響く。
すると、里香の小さくて白い手が赤くなってしまう代わりに、
僕の顔なり身体なりを拭くであろう濡れタオルが出来上がる。
それを右手に持った里香は、僕が寝ているベッドの方に近づいてくる。
「ほら、そんなに布団被ってないで、もっと顔出しなさい。
 あたしが拭いてあげるから……」
蛍光灯の光が逆光となり、里香の顔がよく見えないのが、
何故か妙に色っぽくてドキッとしてしまった。
(俺って単純だな……)
僕はちょっとした自己嫌悪に陥りながらも、
首のところまでかけていた毛布を胸の所まで下げて、里香が顔や首を拭きやすくした。

97 :
今回の投下は以上です
もう少しでエロシーンに入る予定です

98 :
次が待ち遠しいぜ!
おつ

99 :
        |\           /|
        |\\       //|
       :  ,> `´ ̄`´ <  ′
.       V            V     
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101 :
存在感薄すぎでしょ

102 :
里香「そもそもこの歳で魔法少女とか無いわ」

103 :
なんか里香に見えないな

104 :
>>91
諸事情(地震の影響ではないです)で更新できずでした。
遅くなりましたが、6-69氏3/19迄の分を保管しました。


105 :
>>104
いつもありがとうございます。
自分の作品をちゃんと保管してくれる人がいるのは、
ありがたいことです。
それと、少し前にこちらから、
保管庫宛てにちょっとメールを送ったはずなので、
確認してくださるとありがたいです。

106 :
手術前の里香ならQBとの契約もあるかもな
自らの快復・健康を祈りとした場合、将来どんな魔女になるのだろうか
ていうかキュゥべえはんでほしい

107 :
半月のスレで簡単にんでほしいとか言うな!
ね!

108 :
お前はカミーユかw

109 :
テスト
>>108
「何故そうも簡単に人をすんだよ!んでしまえ!」 ですね

110 :
ようやく規制が解除されたので、これでSS投下を再開出来ます。
その前に、前回投下した分の中に、補足と訂正があります。
・水の入った洗面器は、
里香がガラスのコップ2つとタオルと一緒に、お盆に乗せて持ってきたものです。
文中で描写するのを忘れていました。
・妙に治りづらいそうだし
→妙に治りづらそうだし……が正しいです。

111 :
それでは>>96からの続きです。

右手に濡れタオルを持った里香は、ベッドで寝ている僕に近づいてきた。
そして里香は、風邪による発熱によって火照り、
汗まみれになっていた僕の頬に、濡れタオルを当てて拭いてくれる。
ひんやりとした濡れタオルの感覚が、じんわりと染みていくように気持ちよい。
その感覚に、僕は思わず小さな声を漏らしてしまう。
「ふぅ……」
すると、その様子を見た里香がくすりと笑ったので、
僕もまた嬉しい気分になった。
里香はその後も続けて、僕の顔や首筋、あるいは胸元を濡れタオルで拭いてくれる。
こうやって、しばらく看病を受けていると、
僕は改めて里香の存在のありがたみを感じていた。
と同時に、もしも運悪く、
僕のこの風邪が里香にうつってしまったらどうしようと、そうふと思った。
「……まぁ、来てくれた後に言うのもなんだけどさ、
 もしも、俺の風邪が里香にうつったら困るなぁ」
「あら、急にどうしたの? そんなこと言っちゃって」
里香は濡れタオルを僕の顔から離して、洗面器の水に浸しながら応じた。
「だって、咳とかくしゃみで風邪はうつるっていうじゃないか。
 それなら、里香にうつすこともありえるし……」
僕に気を遣われたのが嬉しかったのか、
里香は珍しく照れるような、気恥ずかしそうな表情を見せる。
「それはそうだけど‥‥裕一、誰も看病してくれないって言ってたし、
 あたしも、裕一と一緒にいたかったから……」
年頃の女の子らしく、そう言って顔を赤らめた里香は、反則的に可愛かった
「里香……」
僕の体調が良ければ、きっとその場で里香のことを抱きしめていたであろう。
いや、別に今抱きしめたって構わない。
どうせ、親はずっと帰って来ないのだから、時間を気にすることもない。
……本当に抱きしめてしまおうか?
そんな風に、僕の心の中で激しい葛藤が繰り広げられている間に、
里香の口から先に新しい言葉が発せられてしまった。
「……それに、裕一の風邪ごときにやられるあたしじゃなくってよ?」
雰囲気的に、里香を抱きしめるタイミングを失してしまった僕は、
その悔しい気持ちを言葉に込めて、里香に返した。
「……言ってくれるなぁ」
「フフ」
僕の言葉を、里香は小さく得意げに笑って受け流した。

112 :
さて、里香による看病のおかげで、僕は精神的にはだいぶ楽になってきたものの、
身体の方はまだまだ風邪の症状が辛かった。
「……っ、ケホッ、ケホッ!」
さきほど脇に挟み直した体温計が鳴るまで、
里香と楽しく世間話でもしようかという時に、僕は甲高い咳をしてしまったのだ。
その様子を見た里香は、少し心配するように僕に言う。
「裕一、まだ喉痛そうだね」
すると、里香はハッと思い出したという感じで後ろを向き、
僕の勉強机の上に置いてある物を一瞥したかと思うと、立ち上がりながら僕に話しかける。
「そうよ、忘れてたけど、アクエ○アス買ってきてたのよね。
 今、飲ませてあげるから」
里香はそう言いながら、勉強机の方へと向かって歩いてゆく。
そして、勉強机の上のお盆に乗っていたガラスのコップ1つと、
彼女自身の体に比してやや大きめの、2リットル入りのスポーツドリンクのペットボトル1本を、
それぞれ両手に持ちながら、僕の寝ているベッドの方へと戻ってくる。
再び僕の近くに立った里香は、右手でコップを持つと、
それをスッと僕に向かって差し出してくる。
「はい。これ、ちゃんと持っててね」
「うん」
僕がコップをしっかりと両手で受け取って持つと、
里香は、ペットボトルのキャップをぎゅっと捻って、プシッと封を開ける。
その里香の動作を見た僕が、里香の方へコップをすかさず差し出すと、
里香はペットボトルの口をそのコップの縁に近付けて傾け、
青白い感じのスポーツドリンクを、コップの中へとトプトプトプ……と注いでいった。
「……あっ、今更だけど、ポカ○の方が好きだったならゴメンね、裕一。
 一応携帯持ってたのに、好み聞くの忘れちゃった」
冗談なのか本気なのか、今一つわからない里香の発言に対する返事を考えている内に、
僕が持っているコップの中は、里香が注いでくれたスポーツドリンクで満たされていった。
「大丈夫、俺アクエ○派だから……んっ、それくらいでいいよ。ありがとう」
僕は里香にそうお礼を言ってから、ゴクッゴクッと喉を鳴らしてスポーツドリンクを飲み始める。
あっさりとした塩味と甘みが口の中を爽やかにして、
飲み込まれた液体は風邪の熱で火照った僕の身体を、内側から癒してくれるような感じがした。
強いて言うなら、冷蔵庫で冷やす暇が無かったせいで、
あまり冷えていないのが残念な気もするが、とても美味しく感じたのは事実だった。
……気付けば、あっという間に里香が今注いでくれた分を飲み干してしまい、コップは空になっていた。

113 :
里香の注いでくれたスポーツドリンクを飲み干した僕は、
再び喉を鳴らして、一息ついた。
「ふぅ……」
「裕一、良い飲みっぷりだねぇ」
「うん。やっぱり風邪ひいた時にはこういうのが一番だよ」
「喉、少しは楽になった?」
僕の目を見つめて、里香が聞いてくる。
「あぁ、飲まないのとは大違いだよ。ホントにありがとな、里香」
僕がそう言うと、里香はニコリと微笑みながら返事をしてきた。
「ふふ……じゃ、あたしも飲もうかな。裕一、コップ貸してよ」
「ん?コップなら、自分の分持ってきたんじゃないのか?」
僕はそう言いながら、
まだガラスのコップが一つだけ乗ったお盆が置かれている、勉強机の方を見る。
すると里香は、僕が両手で持っていたコップをひょいと右手で掠め取ってしまう。
「おい、何するんだよ」
僕がちょっと抗議の声を上げると、里香はコップの代わりにペットボトルを左手で僕に渡してくる。
「コップ、取りに行くのめんどくさいし、ベッドの近くだと置く場所無いから、
 あたしは裕一が使ったのでいいわ」
「それで、今度は俺が里香に注げってこと?」
「そういうことね」
やれやれ、久しぶりに里香のわがままが出たということか。
でも、これくらいのわがままならどうということはない。
左脇の下に挟んだ体温計が、またズレないように気をつけていれば済むことだ。
僕はちょっと苦笑しながら、しかし黙って、ペットボトルのキャップを開けて、
里香が両手で持つコップにスポーツドリンクを注ぐ。
そうして、コップを七分目くらいまで満たしたところで、
ペットボトルの角度を上げ、スポーツドリンクを注ぐのをやめる。
「これくらいでいいんじゃないか?」
僕がそう聞くと、里香はコクリと頷き、
早速コップの中のスポーツドリンクを飲み始めた。
僕はというと、ペットボトルのキャップをきっちり締め直して、
壁に立てかけるようにしてペットボトルをベッドの端に置くことにする。
その間、里香が小さく可愛らしい口で、
瑞々しい喉を鳴らしながらスポーツドリンクを飲み干すのを見つめていて、
僕はある事に気付いてしまった。

114 :
(よく考えたら、これって間接キスだよな……!
 里香は気付いてるのかな?
 案外、間接キスっていう概念自体知らないってこともありえるけど……)
そう考えてドキドキしていたせいで、自分でも気付かぬ内に、
里香のことを妙な顔で見つめてしまっていたらしい。
「ん、どうかしたの?」
ちょうどスポーツドリンクを飲み干した里香が、
僕の視線に気付いて反応してきた。
僕は少し慌てながら、不審な視線を言葉で取り繕う羽目になった。
「いや、何でもないよ。
 ……ただ、予定を潰しちゃった上に、こうやってお見舞いにまで来てもらって、
 何だか里香には迷惑かけてばっかりな気がするって思ってさ」
僕が咄嗟に考えついた、しかしそれもまた本心から出た言葉に対して、
里香は一瞬目を丸くしたかと思うと、目を細めて笑いながら返事を返してきた。
「ふふ……裕一も随分と気を使えるようになったのね」
「里香にそう言ってもらえると、嬉しいよ」
僕が素直にそう応じると、里香は僕の言葉を受けて更に続けた。
「あたしだって、確かにデートは楽しみにしてたわよ。
 でも、また機会があれば、ちょっと電車に乗って遠出すること位いつでも出来るし、
 それに……」
そこで里香は一拍置いた後、僕に向かって爆弾を投げつけてきた。
「裕一だって、たとえ風邪をひいたとしても、
 休みの日に一日中あたしと一緒にいられれれば、それで十分だとか思ってるでしょ?」
「うっ……!」
里香がニヤニヤしながら言ってきたことは、あまりにも図星過ぎて、
もはや否定することが出来なかった。
……こうなったら、いっそのこと思い切り真面目なことを言って、
それで雰囲気が良くなったら、今度こそギュッと抱きしめてしまおう!
そう決心した僕は、ドキドキしながら軽く息を吸い込み、里香に話しかけ始める。

115 :
「あ、当たり前だろそんなこと! だって俺は、お前のことが……」
『………ピピピッ、ピピピッ!』
里香への溢れんばかりの想いを、思い切って口に出そうとした丁度その時に、
なんと、僕の脇に挟まれていた体温計が鳴ってしまったのだ。
おかげで、里香に伝えたかった僕の言葉も想いも、
体温計の電子音とその無機質な雰囲気にかき消されてしまった。
「……あれ?」
言葉が不発になった形の僕は、思わず間の抜けた声を出してしまう。
今までの胸の高鳴りも、行き場を失ったまま宙ぶらりんになっている。
「ん、鳴ったんじゃない?」
僕の心中を知らない里香は、他意も無くそう話しかけてくる。
「……だね」
僕は仕方なく、左脇の下にある体温計を引き抜き、液晶画面を見る。
[37.8℃]
結果はというと、里香の看病のおかげかはわからないが、
先ほど計った時より明らかに体温が下がっていた。
もちろん、まだ病人であるということは変わらないが、
それでも十分な快復の兆しであり、嬉しかった。
「おっ」
僕は、検温の結果に声を上げて反応する。
すると、里香が興味を示してきた。
「ねぇ、何度だったの? あたしにも見せてよ」
里香は自ら液晶画面を見て体温計の温度を確かめようと、
立ったまま上体を曲げ、身を乗り出すような形で僕に近づいてきた。
里香の長くて美しい、いつも濡れているような色艶の黒髪が、
サラッと彼女の肩にばらけてかかる。
その辺りから発せられた、ほのかなシャンプーの香りが、
僕の鼻孔を直接くすぐった時、
もう流石に我慢が出来なくなっていた―――。

116 :
今回の投下は以上です。
諸事情あって投下が遅れてしまいました。
ようやく次からエロシーンに入ります。

117 :
>>107-109の漫才に吹いたwおまえら自演してんのか?w

118 :
それよりもまず残り少ない職人にGJだろ阿呆

119 :
感想はひとまず完結してから、という考えの人間もいる

120 :
>>105
お疲れ様です。
遅くなりましたが内容を確認し、返信しました。

※HDD不具合で少々更新に時間かかりそうです…

121 :
>>117
よくわかったねw

122 :
よし、里香をぬまで犯そうぜ

123 :
ヒャッハーかよw

124 :
里香を、自分がぬまで犯し続ける、とプロポーズですか

125 :
>>124
そう言っちゃうと案外長生きするのが里香
精力が枯れ果てるし、子だくさんになりそうな悪寒w

126 :
いいじゃないの子沢山
里香の体が保たなそうだがな

127 :
里香「サッカーチーム作れる人数までならなんとか頑張る」

128 :
それよりも野球チームを2つだろ
対戦できなきゃつまらない

129 :
里香と毎晩対戦中です

130 :
今日は一応里香の誕生日ということですので、
>>115以降の続きを投下することにしました。

僕は、体温計の温度を確かめる為に無防備に近づいてきた里香の隙を突き、
彼女の背中と肩を思い切り引き寄せて、抱きしめた。
僕の下半身は布団に埋まったままだが、それでも十分に里香を抱きしめることが出来た。
里香の細い身体から伝わってくる確かな温もりが、僕の鼓動を一層加速させる。
里香はというと、いきなり抱きしめられて驚いたのか、左手に持っていたコップを落とした。
コップは、絨毯敷きの床の上に落ちて、柔らかい音を立てる。
それとほぼ同時に、僕は里香の唇を奪うと、口内に無理矢理に舌をねじ込んだ。
里香の口の中には、微かにスポーツドリンクの風味が残っているような気がする。
「んっ……! ん……」
里香は身体を強ばらせたりして、反射的に抵抗しようとしたものの、
今までもう何度も身体を重ねているだけあって、次第に向こうから抱き返してきた。
目の前の里香の顔を見ると、彼女は恥ずかしそうに目を閉じながらも、
口の中では舌を絡めてきて、僕との前戯を楽しんでいるようだった。
つまりは、OKということなのだろう。
僕は里香に拒まれなかったことにほっとしながらも、
彼女に熱い口づけと抱擁を続けることにした。
何せ、時間はたっぷりとある。

131 :
「ふぅっ‥……んっ、んぅ……!」
熱い口づけと抱擁をしばらく続けている内に、
息継ぎの時に漏れる里香の呼吸は、明らかに熱く色っぽいものを帯びてきていた。
僕の方も、布団の下の下半身に全身の血が集まってきているのが、
もう嫌というほどわかっていた。
――今すぐ布団を剥いで、目の前の里香に襲いかかりたい。
里香に跨って彼女の服をはぎ取り、
ガチガチに勃起したペニスを彼女の秘裂にあてがって、思い切り腰を振りたい――。
そんな欲求に突き動かされて、僕はとりあえず長く続いていた口づけを中断することにした。
抱きしめていた里香の身体を、腕を使って引き離すようにすると、
繋がっていた口同士は、名残惜しそうに粘着質の唾液の橋を架けながらも離れた。
「はぁっ、はぁっ……」
「ふぅっ……はぁ」
キスを終えてからすぐ、僕と里香の口から漏れたのは熱い吐息だった。
「……ははは、ははっ」
「ふふっ、ふふふ……!」
次に漏れてきたのは、二人がどちらともなく発し始めた、妙な笑い声だった。
僕と里香が同時に笑い始めた理由は、正直よくわからないけれど、
里香と一緒にいると、たまにそういう雰囲気になることはある。
そして、里香が紅潮した顔で僕に言ってくる。
「裕一、今日ちょっと急すぎない?どうしたのよ?」
流石に、昔の様にひっぱたかれた上に、
暴言を浴びせかけられるということは無いものの、
里香は僕の行動に少し戸惑っているようだった。
その里香の目を見ながら、僕も少しドギマギしながら答えた。
「いや……そのさ、里香がすげぇ可愛くて、我慢出来なくなって‥‥」

132 :
僕がそう正直に答えると、何故か里香は不満げな顔で、
ジトっとした視線で僕を見つめ返してくる。
「ふ〜〜〜ん……」
……どうやら、ただ可愛いかったからという理由だけで襲われたのでは、
里香にとっては割りに合わないらしい。
僕は発熱と欲情のせいで、6割くらいしか動かない頭を動かして、
里香が納得してくれそうな理由を、脳からひねり出した。
「それと、里香が俺のために色々してくれたのが嬉しくて……、
 あぁなんか、上手く言えないんだけどさ……!」
僕が必になって思いを言葉に変換していると、
不意に里香が人指し指をまっすぐ立てて、僕の唇に当ててきた。
「んっ……!」
里香は僕の口を不意に塞ぐと、微笑みながら言う。
「……うんうん、裕一にしては上出来だね」
そして里香は、今度は甘い視線で僕を見つめ返してくる。
僕はゴクリと喉を鳴らして唾を飲み込むと、いよいよ劣情を催してきた。
「里香、その……いいよな?」
僕は里香の肩に右手をかけて、彼女の上の服を脱がそうとした。
が、その手は里香によって、さらりと剥がされてしまう。
「それでも良いんだけど、今日の裕一は調子が悪いから、
 全部あたしに任せておいて……ね?」
淫靡に微笑みながらそう言う里香に、僕は一瞬で魅了されてしまった。
「あ……あぁ、わかったよ」
僕がそう言うや否や、里香は僕の身体に覆い被さって、ベッドに押し倒した。
「えっ……ちょっ、なんだよ」
視点が大きく変わって、僕は少し慌てた。
「だから、裕一はそのままでいいの」

133 :
僕が里香の真意を推し量りきる前に、
彼女は僕の下半身を覆っていた布団を剥ぐと、
僕の両腕を自身のそれらで押さえるのと同時に、
空いている口でもって、器用に僕のパジャマのズボンを咥えてずり下げてみせた。
すると、僕の股間では、既に勃起しているペニスと、
それに内側から持ち上げられたトランクスによって、
実に立派なテントが張られていた。
「うわぁ……もうこんなに……」
里香は自分で脱がしておいて、恥ずかしそうな声を漏らす。 
「俺だって恥ずかしいんだから……あんまり見ないでくれよ」
普段とは逆というか、里香が僕を犯そうとしているかのような、
そんな倒錯的な雰囲気が、僕の頭を甘く毒していく。
次に里香は、また口を使って僕のトランクスを引きずりおろす。
すると、ポロンッと弾かれたような勢いで、
いつもにも増してギンと屹立した肉棒が晒け出される。
里香は、遂に僕の剥き出しのペニスと、目の前でご対面してしまったのだ。
改めて、僕は恥ずかしいと感じた。
その感情を、里香の次の言葉が更に高める。
「……もしかして、凄い溜まってる?」
里香は、僕のペニスが通常よりも激しく勃起していることに気付いたらしい。
里香の妙な勘の良さが、こういう時に発揮されるとは……。
「……お察しの通りで。ここ最近、処理してなくってさ……」
里香が不思議そうにした問いかけに、僕は正直に弁解する。
「‥‥そうなんだ」
「それに、生命の危機を感じると生殖能力が強くなるっていうし……はうっ!」

134 :
どうにも言い訳がましいことを言っている僕が、
いきなり少し大きな声を上げたのは、
里香が僕のペニスの先端にいきなりキスをしたからだ。
僕の身体は、予想外の快感にピクッと震える。
そして、里香の息遣いに触れる度に、僕のペニスは敏感に波打つ。
「こんなに熱くしちゃって、可哀想……」
里香は、僕に対して奉仕すると同時に、優位に立てていることを喜んでいるのか、
どこか芝居がかった口調で話し続ける。
「あたしが、すぐに楽にしてあげるからね」
……里香は、かつては嫌がっていたフェラチオを、
状況が特殊とはいえ、率先して行おうとしているのだ。
そのことを考えるだけで、僕はますます顔が熱くなるのを感じた。
「んっ……ん……」
里香はまず目を閉じて、舌の先端を僕のペニスに少しずつ這わせ始めた。
チロチロとした舌の動きが、くすぐったいというにはあまりにも心地良い感触を与えてくる。
射精には到底至らない快感なので、確かに物足りなさはある。
しかし、主導権は里香にあるのだから、
僕も目を瞑って、しばらく舌先で舐められるという愛撫を楽しむことにした。
時折大きく舐め回したり、カリ首の裏をつつくようなテクニックを交えながら、
里香の舌先での愛撫は続いた。

135 :
・・・という夢だったのさ☆

136 :
「ふふ……このおち○ちん、ほんとに我慢させられてたのね」
不意に、舌先の動きを一端止めて、里香が笑うように言う。
「えっ?」
僕は不思議に思って聞き返しながら、目を開けて里香の顔を見る。
すると里香は、僕の顔と亀頭の先端に付いている鈴口を見比べながら返事をした。
「だってほら、先っぽから、カウパー液……だっけ?‥‥が、
 こんなに漏れてきちゃって、ヌルヌルになってるわ。
 味もしょっぱくなってきたし……裕一、感じてるんでしょ?」
年頃の女の子がするには、あまりに直接的な物言いに、またも僕の方が恥ずかしくなってしまった。
「……あのさ、里香があんまりそういうこと言うと、調子狂うんだけど」
バツが悪い感じで僕がそう言うと、里香は意地悪そうな微笑みを浮かべて、
「あたしだって勉強してるんだよ? いつまでも裕一にやられてばっかりなの、嫌だもん」
そう楽しげに言い切る里香の顔が妙に輝いて見えて、僕はなんというか、少々複雑な気分だった……。

137 :
今回の投下は以上です
>>135
連投支援、ありがとうございますw

138 :
全裸待機したかいがあった!

139 :
>>136の続きを投下します。

さて、里香は愛撫に集中する為に目を瞑ると、僕の肉棒に再び口を近付ける。
ヒクヒクと醜く脈打つ赤黒い僕のペニスが、里香の桜色の小さな口に咥えられる時、
僕は彼女の膣内に挿入する時以上の背徳感と快感を感じて、背筋がゾクッとした。
「うっ……」
僕は声を上げるのももはや気にせずに、里香は容赦なく僕のペニスをしゃぶる。
「んっ……ちゅっぱ、ちゅぱっ、れろっ……!」
肉棒をしゃぶって膨らんでいる里香の頬から、粘膜じみた水音が立ち始める。
「うあ、あっ……」
僕はペニスごと身体をブルッと震わせながら、情けない声を上げるしかなかった。
「ちゅぱっ、ちゅっぱ……!はむっ……」
(くっ、い、痛い……! けど気持ちいいかも……)
天の邪鬼なのに生真面目という、普段の彼女の性格を反映しているかのように、
里香は規則的なフェラチオを繰り返しながらも、
亀頭を甘噛みしたり歯茎で擦ったりというアクセントを交えて僕を責め立ててきた。
「ちゅぱっ……れろ、れろ、れろ……ちゅぱっちゅぱっ」
絶え間ない刺激に、僕のペニスは先走りを里香の口内で止めどなくまき散らす。
先走りは里香の舌の動きによって唾液と混ぜられて、余計に里香の口内をヌルヌルにしていく。
里香の奉仕自体も更にヒートアップしてきて、彼女は僕の股間に深く頭を埋めるようになっていた。
僕の視点からだと、もはや里香が僕のペニスを咥えている部分はほとんど見えず、
ただ彼女のサラリとした黒髪が散らばっているのが印象的だった。
里香の黒髪が揺れる度に、里香の口内全てが僕のペニスに絡みついて、扱き上げてくる。
その度にペニスは痛いくらいに反り返り、精神と理性をえぐり取るような快感を生み出す。
……こんなのをもしも週に何回も味わったとしたら、たとえどんなオカズを使ったとしても、
もうオナニーでは絶対に満足出来なくなるだろうということは、
今の僕の頭でも確実に理解することが出来た。

140 :
「はあっ、はっ……」
里香が愛撫を開始してからそんなに時間は経っていないはずだが、
気付けば僕の息は荒くなり、腹の下には今まで蓄積されてきた射精欲が、
じわりじわりと確実に高まってきている。
きっとこのままでは、愛撫されている途中に暴発してしまい、
里香の顔をひどく汚すか、あるいはいきなり飲み込ませた結果むせさせてしまう恐れがある。
(それじゃ、里香にすまないよな……)
残っていた理性でそう考えた僕は、里香の肩を軽く手で叩く。
ポンポンと肩を叩かれた里香は、一体何事かといった風に反応して、僕の顔を見上げた。
ペニスを咥えたままのその里香の顔は、なんだか滑稽なものであったが、
僕はひとまず気にせずに、自らの射精が近いのを里香に知らせることにした。
「あのさっ……俺もうそろそろ限界なんだけど……」
僕が恥を忍んでそう言うと、里香は何故か得意げな顔になった。
そして次の瞬間、ジュボジュボという何かを吸い込むような音と同時に、
今まで感じたことのない快感が僕を襲った。
ペニスが軽く締め付けられながら、吸い込まれているような……!
「うっ、くぁっ……!?」
僕が呻きながら股間を見ると、里香が窄めたままの口でペニスを愛撫しているではないか。
ペニスを吸い込んだことによって、頬が歪にへこんでいる里香の顔の形は滑稽だったが、
それを楽しむ余裕は今の僕にはない。
(……!? これって確か、バキュームフェラって言うんじゃ……)
きっと、里香はネットなり本なりで、バキュームフェラを「勉強」してきたのだろう。
そうでなければ、自力で思いついたとでもいうのだろうか。
(いや、それも里香ならありえなくもないけど……っ!)
次に、里香は窄めた口でペニスを咥えたまま、亀頭の先まで強く吸い上げる。
その一瞬後、勢いを付けて吸い離した。、ちゅぽん、という音が鳴る。
吸引から開放されたペニスがブルンと震え、思わずビクッと腰を引いてしまうくらいの快感が僕を襲った。
「は、あっ……! こんなの、一体どこで覚えてきたんだ、よ……!?」
僕は独り言のように抗弁したが、里香はというとバキュームフェラに一生懸命で聞いていない。
里香は生真面目に、目を瞑って再び僕のペニスを吸い上げはじめる。

141 :
……その後、たった3〜4回ほど一連の動作を繰り返されただけで、僕は今にも達しそうになっていた。
しかし、里香が上手いのは、僕が腰を引いたり身体を震わせたりといった射精の予兆を見せると、
すぐにバキューム動作を弱くすることによって、なかなか射精させてくれないことだ。
あまつさえ、舌で亀頭や鈴口やカリ首をチョロチョロとなぶって、快感は継続的に与えてくる。
おまけに、愛撫をしながら、たまに髪の毛をかきあげる仕草を見せるのが、妙に色っぽい。
(もう、気持ちいいんだかなんなんだか、よくわからなくなってきた……)
気付けば、僕の下半身の感覚は股間を中心に曖昧になってきていて、
里香に向かって思い切り射精したいという欲すらも、
脳とペニスを繋ぐ神経を麻痺させられてしまったかのようにおぼろげだった。
けれど、恐らく射精する時にはその神経らしきものが繋がって、
凄まじい快感を生み出すだろうということは予想が付いた。
そして、遂にその時は来た。
「くっ……里香 ホントにもう、許して……出させてくれ、よおっ……!」
僕が情けなく呻きながら懇願すると、里香の方も流石に十分だと思ったらしい。
ラストスパートとばかりに、大きくも速い動きでバキュームフェラを繰り返す。
ジュボジュボッ……ちゅぽん、という音が鳴る度に、
限界ギリギリまで引き絞られていた射精感が、
僕の背筋や腰を震わせながら寸止め不可能なくらいに高まっていく。
「うあ、ぁ……もうダメ‥‥でる!」
僕がそう言うや否や、里香は亀頭を口内の中心に捉えなおすと、
舌を器用に肉棒に絡めてきた。その舌先は、裏筋やカリ首を的確に責め立てる。

142 :
……もはや余裕さえ感じさせる里香のテクニックに、
僕は男としてこれ以上ない幸せと、ある種の敗北感を味わいながら、達した。
ドビュッ、ドビュッ!!
解き放たれた快感に、視界が歪む。
曖昧になっていた快感が、ドビュドビュと射精を始めたことによって、ひどく凶暴なものに一転する。
「ひっ……!」
僕は、自分自身が息を細く吸い込む音を聞きながら、
下半身が全て白く迸る快感になって溶けてしまわないか、心配に感じた。
里香の熱心な愛撫と、ここしばらくのご無沙汰のせいもあり、
ペニスが脈打ちながら吐き出すのは、とても濃厚な白い濁流だ。
しかしあらかじめ待ちかまえていた里香によって、
それは口内に注がれる度に、んぐ‥‥んぐ‥‥と喉を鳴らして全て飲み込まれてしまう。
結合部に目をやると、里香は目を瞑り、
むせることもなく一生懸命になって僕の粘っこくで生暖かい精液を飲み込んでいる。
(くっ……きっと、ものすごくマズいだろうに……)
以前、里香の顔や髪を射精で汚してしまった時には、
なんともいえない征服感を感じたものだけど、今度はその逆のものを僕は感じていた。

143 :
……やがて、ペニスの脈動が収まってくると、
里香はふにゃふにゃになってしまった僕のペニスを、アメかアイスキャンデーにするように舐め始めた。
あるいは、子猫がミルクを飲むような感じかも知れない。
「ぺろ……ぺろ、ぺろぺろ……」
余韻まだ冷めやらない肉棒に付着している白濁の残滓を、里香の舌が丁寧に拭き取ってゆく。
里香がペニスを浅く咥えているせいで、彼女の黒く長い髪は揺れやすく、たまにサラサラと僕の股ぐらをくすぐる。
「…………」
恐らく、里香はキレイにしてくれているのだろうけれど、どうも僕からは話しかけづらい雰囲気だった。
‥‥というわけで、くすぐったいような感覚にしばらく身を委ねていると、ふとその感覚が消えた。
それと同時に、里香が僕の正面に上体を起こして、顔を見せてくれた。
久しぶりに直視する里香の顔は、とても紅潮していて、いつもより何倍も色っぽく見えた。
一人の男として里香に敬意を表したくなった僕は、素直にお礼を言った。
「……凄く気持ち良かったよ、ありがとう、里香」
「ふふ、どういたしまして」
里香は、さっきまでペニスに奉仕していたとは思えないほど可憐な唇で、そう言った。
その唇の動きを見ていると、改めて里香の先ほどの行動を思い出して、僕も赤面してしまう。
「あんなにされちゃ、俺もうオナニーなんか出来なくなっちゃうよ。ホントに気持ちよくて……」
「うんうん。その方が、あたしにとっても気分が良いわね」
里香は目を細めて、誇らしげにそう返してくる。
僕を気持ちよくする為にしてきた努力が、報われて良かったという気持ちの表れかも知れない。
だが、僕としては先ほどの里香の行動の中で、一つだけ気になることがあった。
「でもさ、あんなにその……精液飲んじゃって大丈夫だったのか? 苦いし、臭いだろ?」
僕がそう聞くと、里香は少しだけ肩をすくめながら答えた。
「だって、成分的には健康に悪くないらしいし、そこらにぶちまけたら汚いでしょ?
 それに、服とか髪にかけられるのだって嫌よ。今日はオシャレして来たんだから」
どこまでが本心か、恋人の僕でさえ、いやだからこそ計りかねる里香の答えであった。
「ご、合理的だなぁ」
僕がそう言い終わるや否や、里香は身体を乗り出して、顔を僕の目の前に近付けて来た。
「ねぇ、それより――」
続く言葉を一拍置いて、里香は僕の目を見て言った。
「……裕一も、これで終わりにするつもりなんか、ないでしょ?」
純真そうに微笑みながらそう言う里香は、しかし舌なめずりしているかのようにも見えた。
里香の黒く綺麗な双眸に吸い込まれそうになった僕は、喉を鳴らして、ゴクリと唾を飲み込んだ……。

144 :
今回の投下は以上です
巷ではGWですが、里香と裕一はあんまり遠出出来ない分、
思う存分にゃんにゃんしてそうですね

145 :
GJなんだけど里香は攻めていても痴女っぽくならず、もっと恥じらいがある気がする
で、恥ずかしいのを裕一のせいにして逆ギレしたり開き直ったり

146 :
保守

里香と新婚旅行代わりに砲台山の頂上を訪れて、青姦したい
里香は砲台に両手を付かせて立ちバック
もちろん中出しする
そんで、「ほら、お父さんの見てる前で初孫仕込んじゃうよ!」とか言って殴られたい

147 :
最後吹いたわ
このドMめww

148 :
里香はSっぽいから釣り合い取れていいじゃないかw
原作読む限り、里香の性格はだいぶSっぽいけど、
プレイでいうと、たとえば足コキはしない印象がある
でも顔面騎乗位はしてくれそう

149 :
わがままだけどエッチなことに関しては自分から攻めないタイプじゃないかな
わがままなMというか。いちばんやっかいだけどww

150 :
わがままなMとか、かなり仕込み甲斐がありそうだなw

151 :
好奇心も冒険心もあるし根が生真面目だから一度ハマったら凄いことになりそう

152 :
>>143からの続きを投下します。
大変お待たせして、どうもすみませんでした。

「もちろんだよ。……俺も、続きしたい」
僕はそう言ったあと、里香の唇に軽く触れる程度のキスをした。
散々気持ちよくしてもらったのだから、これからはお返しをしなければならないだろう。
「んっ……!」
さっきまで散々こちらを責め立てていたのに、里香は目を閉じて身体を震わせた。
やはり、まだまだ恥じらいというか、初々しいところが残っているのだろうか。
これなら主導権を取り戻せるかも知れないと思った矢先、
里香は不意に、一旦上体を起こして僕から離れた。
その時は、まだ里香の行動の意味がよくわからなかった。
が、ベッドの上で里香がちょこんと体育座りをして、自らのスカートに手をかけた時には、
彼女が下半身の衣類を脱ごうとしているというのが理解出来た。
(目の前で里香が脱いでるなんて……たっ、たまらん!)
僕がそんなことを考えていると、また更に良い意味で驚かされた。
里香自身の手によってスルスルと脱がされたスカートの代わりに、
僕の目に飛び込んできたのは、ピンク色の水玉模様の紐パンだったからだ。
縁にはフリフリが付いていて、両サイドには純白の結び目がある。
女の子の紐パンなんて代物を生で見るのは初めてで、
しかもそれが里香のモノだと考えるすると、思わず凝視してしまう。
特に、中心当たりにマン筋が浮いているかどうかを。
(もしかして、今日は元々デートの予定だったから、勝負下着として穿いてきたのかな……?)
そう考えると、さっき射精したばかりの僕の愚息も再び力強くなる。
そんな僕の視線と愚息の様子の気付いたのか、里香はジト目で、
「……裕一のエッチ」
と、目のやり場に困りながら、恥ずかしそうに言い放った。
……だいたい、里香の方がよほどエッチなことをさっき僕にしたのに、
何故か僕だけがエッチ呼ばわりされるのはまるで腑に落ちなかった。
「うっ、うるさい。だってしょうがないじゃないか……」
僕が短く抗弁すると、里香は僕の顔を見ながら挑発するようなことを言う。
「何がしょうがないのよっ。裕一がまた大きくしてるのがいけないんでしょ」
里香はどうやら、僕のペニスの反応が激しいのが気に入らないらしい。
「そりゃ、そんなモノ見せられたら……」
僕が里香の紐パンをチラリと見ながらそう弁明すると、
里香は、恥ずかしいのか、少々ムッとしたような顔をした後、
意地の悪い笑みを浮かべて僕に言い放つ。
「……ふふ、どうせ、脱がしてみたいとか考えてるんでしょ?」
「!!」
正直なことを言うと、図星だった。
自分の顔が熱くなっていくのを感じる。
「あははは、裕一ってわかりやすいね」
勝ち誇ったように笑いながらそう言う里香に、僕はちょっと反撃したくなってきた。
「うぅ、そこまで言われて……黙ってられるかー!」
「きゃっ!」
僕は叫びながら里香に襲いかかり、ベッドの上に彼女の身体を押し倒した。
頭の中が、風邪の熱とは違う熱さで一杯になっていくのを感じた。

153 :
元からの体格差もあり、里香の細く小柄な身体は、
あっという間に僕の支配下に置かれてしまった。
里香は、上半身こそオシャレな服を着ているが、
下半身は紐パンと靴下だけという有様で、
両腕は僕の両手に手首を押さえられ、両足は僕の両足に絡め取られている。
「えっ、ちょっ、裕一……!こんなこと……!」
僕の顔を見上げながら、里香は少し怯えたように言う。
が、僕はもう聞く耳を持たない。
「うるさい、里香が悪いんだからな」
僕はこれ幸いとばかりに、里香の顔や首筋にキスの雨を降らせることにした。
ちょうど、里香とのスキンシップが少ないと思っていたところだ。
まずは、僕の頭の影が落ちていることよって、
暗くなっている里香の顔に、頬ずりするようにしながら彼女の唇を塞ぐ。
絹のように滑らかな里香の頬の感触が、それだけで僕を奮い立たせる。
「はあっ、はっ、里香……! んむっ……!」
唇の横合いから侵入した僕の舌は、やや強引に里香の口内を愛撫していく。
「むうっ、あっ……ゃっ……!」
里香の舌が反撃してきたと感じるや否や、僕は口内から舌を抜く。
「えっ……」
物足りなさそうな、切なげな表情を浮かべる里香の顔は放っておいて、
今度は彼女の白い首筋を上から下、下から上へと、舌先でツーッと愛撫する。
「やあっ……ひゃんっ……!」
里香は目を瞑り、細かく震えながら小さく嬌声を上げる。
そして、今し方嬌声を発した里香の唇を、また僕の唇が塞ぎ、舌で口内を愛撫する。
僕は里香の身体の動きを封じながら、口と首筋への愛撫を何度か繰り返す。
どうせ時間はたっぷりとあるのだから、少しずつ少しずつ快感を高めてやる。

154 :
「ふぁ……はぁん……」
僕の愛撫を受け入れてくれたのか、里香は甘い声を上げ続けるようになっていた。
というか、もう十分に出来上がっているらしい。
(よし、こうなったら意地でもパンツは脱がしてやらないぞ……!)
里香に心の中を読まれて馬鹿にされたことを思いだし、
そう意気込んだ僕は、里香の秘所へ向かって右手をそっと伸ばす。
「あっ……!?」
里香が声を上げたのと同時に、
柔らかい恥丘の感覚に混じって湿った感触が、紐パン越しに僕の指に伝わってくる。
里香の秘所は、少し手で触っただけでもわかるくらいには既に濡れていた。
僕が人指し指や中指でつつくように愛撫すると、その度に里香は小さく喘ぐ。
「やっ、んっ……!」
里香をもっと喘がせてみたくて、僕は彼女の秘部の、
特にクリトリスをさすったりつつくようにして、執拗に愛撫を続ける。
「っ……ひっ……!そ、そこばっかりなんて……」
里香は身体を細かく震わせ、しかも無意識に股を擦り合わせるような仕草を見せていた。
試しに、指の腹を秘裂に押しつけてみると、明らかに湿り気が多くなってきている。
どうやら、里香は僕の紐パン越しの愛撫が物足りなくなっているらしい。
(さすがに、もう入れてもいいかな?)
そう考えた僕は、どうせなら里香を少しだけ焦らしてみたいと考えた。
(いつも尻に敷かれてるんだから、こういう時に仕返ししてもバチは当たらないよな)
僕は右手を里香の秘部から離すと、彼女のふとももをいやらしく撫でながら問いかけた。
「なぁ、里香のここ、だいぶ濡れてきてるみたいだけど、入れて欲しいの?」
「……」
あまりにもデリカシーの無い僕の問いかけを聞いて、
里香は呆れたのか、怒っているのか、それとも恥ずかしいのか、
何秒間か顔を伏せて黙り込んでしまう。
そして次の瞬間、僕の理性を吹き飛ばすようなことを里香は言ってしまった。
「……っ!わかってるなら、いっそ好きにしなさいよおっ……!
 こんなにした責任取れっ、馬鹿スケベ裕一!」
涙目で顔を真っ赤にしながらそう開き直る里香は、とても可愛いかった。
(うわあっ……!俺もう……我慢出来ない!)
僕は今はただひたすら、己の血の滾りに身を任せて里香を抱きたくなった。

155 :
……僕は下腹部でぐるりと蠢くモノを感じながら、自分の身体を後ろに引く。
そして両手で里香の太股をそれぞれ掴み、左右にご開帳してやる。
すると、僕の視界には、ちょうどMの字に股を割り開かれた里香のあられもない姿が、一杯に広がる。
上半身だけはオシャレな服を着ているというのが、余計に非日常的でそそる。
女の子らしい紐パンが愛液で濡れて、薄桃色の秘裂に張り付いているのも、素晴らしいとしかいいようがない。
(おおっ……里香のマ○毛が透けて見えてる……)
よく目を凝らすと、里香の髪の毛と近い質感を持つ、薄めの恥毛さえもが張り付いて透けて見えた。
「そんな、今更ジロジロ見て何が面白いのよっ……」
僕のギラつく視線と、目の前にそそり立つペニスにちょっと怯えてしまったのか、
里香が少し戸惑うように言った。
「なぁに、里香の身体は、いつ見てもキレイだなって思ってただけだよ。
 退院してからかなり経つのに、ほとんどスタイル変わらないしさ」
言葉に出したその1秒後に、キザなことを言ってしまったなと後悔するような台詞である。
「なっ……何言ってるのよ……!馬鹿じゃないの……!?」
しかし、意外と里香には好評なようだ。彼女は顔を赤くして恥ずかしそうに、嬉しそうにしている。
(忘れがちだけど、里香ってあれで結構、恋する女の子思考だからなぁ……)

156 :
何はともあれ僕は、里香の紐パンの上部を右手で掴み、上に引っ張る。
穿かせっぱなしにしている紐パンを利用をした愛撫を思いついたからだ。
すると、グチュっという音と共に、里香の秘裂に紐パンが細くなって食い込んでしまう。
僕は両手の爪はちゃんと切っているので、指先で直接愛撫することももちろん出来るのだが、
まぁ、たまにはこういうのもいいだろう。
「ひゃあっ!」
M字に割り開かれた里香の白い美脚がビクッと震え、それが彼女の顔にも伝わった。
「うああっ……馬鹿っ! こ、んなことっ……!」
里香は快感と羞恥と屈辱とに身を震わせながらも抗弁するが、僕はあえて聞く耳を持たなかった。
無言のまま紐パンを引っ張り続け、執拗に布地をクリトリスや秘裂にグイグイと食い込ませ、擦りつけてやる。
「ひいんっ……!やっ……!」
里香のクリトリスは、愛液という潤滑油を用いた布地との摩擦によって充血して勃起し、
秘裂はとめどなく愛液を漏らし続け、紐パンはもうビチョビチョだった。
里香は必に身体を上へ上へと動かして、僕の責めから逃れようとする。
が、僕の左手が里香の右足を捕まえているせいで、ほとんど無駄であった。
「里香、我慢しないで。
 俺も一度出してるんだし、里香も一回くらいイッておいた方がいいよ」
里香の様子を察した僕はそう優しく言いながら、
しかし右手の方はやや乱暴に紐パンを里香の秘部に擦りつけ続ける。
それが、里香の背筋をのけぞらせて、絶頂に導いていく。
「ふああっ、だめっ……だめだめっ……!」
里香は子供がイヤイヤをする時のように、首を細かく左右に振る仕草をしている。
そして、息を短く吸い込むと、達したらしい。
「ひっ―――…………!」
里香が目を瞑り、小刻みに身体を震わせると、
同時に彼女の紐パンの辺りから、濃厚な雌の匂いがむんわりと漂ってきた。
その光景とその匂いは、僕の雄の部分を猛らせるのにはあまりに十分過ぎた……。

157 :
今回の投下は以上です。
次でラストの予定です。

158 :
ほっしゅ

159 :
保守
夏で薄着になった里香の胸をそっと覗き込んで、叱られたい

160 :
>>156の続きを投下します
本当に長らくお待たせてして、すみませんでした

僕はごくりと喉を鳴らした後に、里香に問いかける。
「じゃあ、あの……大丈夫かな?」
この期に及んで一応許しを得ようとする辺り、僕もまだまだヘタレなのだろうか。
「許さないからね」
「えっ……?」
「……あたし、あんな風にされたくなかったのに」
里香に眉毛を曲げながらいじらしくそう言われたら、僕としてはもうたまらない。
もちろん、里香が問題にしているのは、さきほどの僕が里香にした紐パンを使っての前戯のことだ。
「わかったよ。次から、ああいう真似はしないから……機嫌直してくれよ」
「ほんとね? もう……ほんとに裕一はスケベなんだからっ……!」
もしかして、里香の機嫌をだいぶ損ねてしまったのだろうか。
僕は慌てて謝罪の言葉を口にする。
「ご、ごめん」
「バカッ……だからもう、謝るのはいいからっ……」
里香が目を瞑って恥ずかしそうに出した声の、艶っぽい震え方が、
僕が里香を満足させてあげる為に、一体何をするべきなのかを思い出させる。
「うん……わかったよ」
僕はそう言うと、左手を里香の紐パンに伸ばして、布地を掴む。
水玉の布地を左方向にずらすと、ぬちゃっという水音と共に、
既に十二分に濡れそぼった里香の秘裂がほとんど露わになる。
部屋の明かりを反射して、濡れた恥毛がぬらりと光る。
(うわ……びしょびしょだ!)
僕はその光景に思わず内心で感嘆の声を上げる。
「ねぇ……あの……」
すると、羞恥に顔を赤く染めた里香が、小さな声で何かしら話しかけてきた。
「ん、どしたの?」
妙に幼い雰囲気を纏わせて、里香が答える。
「えっと……下着は脱がさないのかなって……」
やっぱり、女の子としてはそういうことが気になるのだろうか。
でも僕としては、全部脱がすよりこのままの方がそそるし、挿入するにも問題ない。
それにどうせ、もう愛液でビショビショに濡れてしまっているのだから、
汚れることを気にする意味も無いだろう。
僕は、そういう自分の気持ちを里香に言うことにした。
「うん、どうせもうビショビショになっちゃってるし、脱がさないよ。
 それに、里香の紐パン可愛いから、このまま見ながらずらして入れたいんだ」
僕が一気にそう言うと、里香はもう観念したという様子で、
「……ゆういちの、へんたい」
と恨みがましく、しかし愛おしげに言ったのだった。

161 :
そんな里香が色っぽくて可愛すぎて、僕はもう限界だった。
「その変態のチ○ポが大好きなのは、一体どこの誰なんだよっ……!」
僕はそう言いながら、風邪による発熱で、余計に熱くなったらしいペニスを、
里香の秘裂へと一気に突っ込んでいく。
「……っひぁっ!」
僕と一つになったことで、里香が短く嬌声を上げる。
僕は同時に前傾姿勢を取って、里香の身体に覆い被さり、出来るだけ抱きしめるようにする。
当然、ずちゅっ……!という、心地良い抵抗感と密着感が僕を包む。
また、秘裂だけではなく、ずらされた紐パンが僕のペニスの根本を締め付けているので、気持ちが良い。
「うあっ、きもちい……!」
「ふあああっ……! ゆういちのっ、あついよおっ……!!」
僕と里香は、一つになれたことに喜悦の声を漏らさざるをえなかった。
それに加えて里香は、大股開きのまま細い腰をプルプルと震わせていて、滑稽な感じすらした。
(里香、気持ちいいんだな……)
僕は猫をあやすような気持ちで、舌を出しながら彼女の唇をチュッチュとついばむ。
すると、里香は目を瞑ったまま、唾液塗れの舌を僕の舌に絡めてくる。
里香はキスのテクニックも上手くなっているらしく、非常に扇情的な舌の使い方をしてくる。
「んちゅっ……れろぉっ……れろ……」
本当なら生臭いはずの唾液も、里香のモノだと思うだけで、とてもありがたく感じるから不思議だ。
僕もお返しとばかりに舌を使って、自分の唾液を出来るだけ大量に里香の口内に注ぎ込んでやる。
「んぅッ……!」
すると里香は、最初は辛そうな顔をしたものの、
じきに目を瞑って、自ら望んで僕の唾液を飲み込んでいく。
「こくっ……んくっ……」
里香が喉を鳴らして僕の唾液を飲んでいるのだと思うと、何とも言えない征服感を感じた。
同時に、腰を里香の奥に向かって打ちつけ、そのスピードを少しずつ高めて行く。
「ぁ……ああんっ……やっ!」
僕が腰を振るのと同時に、里香の身体が揺れて、ベッドも軋む。
そのリズムは少しずつ激しく、早くなってゆく。
何度目かのキスをした後、里香が口の周りのテラテラした涎を細い指で拭く。
その仕草が妙に色っぽいせいで、僕は妙なことを言ってしまう。
「はは……これじゃ、口でもセックスしてるみたいだな」
「ば、ばかぁ!そんなこと‥‥言わないでっ‥‥」
羞恥に目を細める里香を、更に僕は追い打ちした。
「でも、里香だって……キスも、セックスも、気持ちいいんだろ……?っ……ほら!」
「んんっ……!?」
僕はわざと腰を深く引いてから、そして里香の奥まで一気に貫いた。
里香の子宮口らしき部分が、僕の亀頭にゴツンと小突かれる。
「ふああああ………っ!!」
どうやら、里香は軽く達してしまったらしい。
彼女の膣内の痙攣と、声や身体の震えが同調しているのが、それを示していた。
僕が里香の唇をキスで軽く塞ぐと、彼女はもう何も言わずに、また快感に身を任せ始めた。

162 :
……その後も、僕と里香は熱に浮かされたように、
(というか、僕は実際に発熱しているのだが)、しばらく快感を貪り続けた。
今更だけど、僕と里香は身体の相性も良いらしい。
「くっ……里香っ、りか!」
「はっあ……あっあっ……!」
僕が息を荒げなら里香の中を突き上げると、それに合わせて彼女も喘ぐ。
「ふあんっ……! ゆういちっ……あたし、もうっ……!」
目の前の里香が、紅潮した顔で目に涙を浮かべ、何かを僕に訴えかけてきている。
どうやら彼女は、そろそろ大きく達してしまうらしい。
「里香……!おれも、もう…すぐイキそうだから…っ!!」
里香に言った通り、実際、僕もそろそろ限界だった。
だから、里香をもう一回絶頂に導いて、
そしてその時に自分も射精したいと考えた。
となると、少しは工夫が必要ということになる。
僕は腰を振りながら、右手を秘裂に伸ばした。
次に、里香の紐パンに指を突っ込んで、湿った秘裂を手探りでまさぐる。
そして、お目当ての部分に指先が届いた。その部分に軽く力を込める。
「ちょ……!ばか、何して……ひゃあっ!!」
僕の行動に抗議しようとした里香は、身体を震わせながら急に嬌声を上げてしまう。
何故なら、僕の右手の人指し指と親指とで、クリトリスの包皮を剥かれてしまったからだ。
「ほら、我慢しないでイッちゃえよ! 俺も、すぐに出すから……!」
僕はそう言いながら腰を振り、同時に執拗に里香のクリトリスを責め立てる。
「ふああっ、アッ! もっ、もうダメ……あっ!」
里香の身体は小刻みに震え、既に絶頂の予兆が始まっていることを僕に教えてくれていた。
そのことを意識すると、僕の射精感が一気に高まってきた。

163 :
あとほんの何度か、里香の肉襞で擦ったら、解き放ってしまうだろう。
僕は、クリトリスへの愛撫をやめて、前傾姿勢を控えめにして、
両手で里香のふとももをしっかりホールドして、射精に備えた。
「里香……!おれ……もう……!!」
快感にかき消されかけた理性を総動員して、僕は里香にそう告げた。
すると、里香はふと何かに気付いたという表情で、慌てた様子で僕に話しかけてくる。
「……あっ! そっ、外で!外で出してぇっ!」
なるほど、確かに避妊は重要なことだ。
こういうことをしている以上、里香は危険日ではないのだろうけど、
恋人として、こういう配慮は大切だろう。
「うっ……分かった‥‥‥!」
僕は射精感に必に耐えながら、腰に力を込めて、里香の膣内から慌てて分身を引き抜く。
もう少しだけなら、我慢できるはずだ。
……しかし、僕のその行動が、思わぬ結果を生んだ。
その原因の一つは、里香の膣内からペニスを引き抜いた時に、
ぬぽっ、という音を伴って、何とも言えない開放感を感じたからだ。
もう一つの原因は、膣内から引き抜かれた直後の亀頭が、
里香の秘裂と紐パンの生地とに挟み込まれて、ちょうど良い具合に擦れてしまったからだ。
……つまるところ、僕は射精してしまったのだ。
里香の可愛らしい紐パンの中で、欲望の奔流をぶちまけてしまったのだ。
亀頭を秘裂だけではなく、恥毛やクリトリスにも擦らせながら、僕は射精を続ける。
ビュルッ!!ビュルッ……!
「くっあああ………!」
僕の口から、よく分からない声が漏れたのと同時に、
腹の下で、何かがピンと弾けたのを感じた。一瞬遅れて、一気に快感が押し寄せてくる。
「えっ……?!ちょっ……やだぁっ……!
 あっああっ……っ!?ふぁあああああんん……!!」
里香の方も、僕の愚息が紐パンに粗相をしたことに気付いたようだが、
それとほぼ同時に、絶頂に押し上げられてしまった。
里香は、内部から白く汚される水玉模様の紐パンを為す術なく見ながら、
ベッドのシーツを両手で掴み、背筋を反り返らせていた。
僕はというと、そのまま紐パンの中での摩擦感を楽しみ、最後まで射精を続けていた……。
正直なところ、凄く気持ちが良かった。

164 :
……さて、嵐のような一時が過ぎ去ってから、開口一番に里香が言ってきたのは、
やはり紐パンのことだった。
「やだぁっ……!これ、気に入ってたのに……どうしてくれるのよ……!?」
里香は結び目を解いて紐パンを脱ぎ、その紐の部分を右手で摘んで、僕の眼前にぶら下げている。
紐パンは、精液で汚れる前から既に愛液で濡れていたのだが、
そんなことはどうでも良いくらい、白い液状の汚れがこびり付き、現在進行形で雄臭い匂いを放っている。
里香は、それが、いかに汚されてしまっているのかを確認するのと同時に、
愚息を暴発させた僕に対して、涙目で恨みがましい視線を送っている。
僕は流石に申し訳なくなって、出来るだけ素直に里香に謝った。
「ごめんな……でも、ちゃんと外で出しただろ?」
余計な言葉を付け加えてしまったのが悪かったらしい。
里香の嘆きは収まるどころか、増してしまった。
「……確かにそうかも知れないけどっ!
 ‥‥だからって、パンツの中でぶちまけて良いわけないでしょ?
 これじゃあ、洗ってももう穿けないかも知れないじゃない……」
そう言うと、ベッドの上で女座りをしている里香は、形の良い眉根をハの字に傾けてしまう。
どうやら、僕を責める怒りよりも、パンツが台無しになったことへの、落胆の気持ちの方が大きいらしい。
と、同時に一つ気がついたことがある。
こんな風に、シュンっと凹んでいる里香は珍しい、ということだ。
普段とはまた違った可愛さがあるので、写真に撮って残したいと思ったけれど、
そんなことをしたら、凄く怒られてしまうだろう。

165 :
……などと、僕が紐パンではなく里香のことを考えていると、
「ふふふっ、こうなったら……」
と、里香が不意に口を開いた。
「ん?」
僕が聞き返すと、里香は楽しみが増えたという顔で答えた。
「裕一……ちゃんと風邪が治ったら、
 さっきの罰として、あたしの言うこと一つだけ聞いてもらうわよ?」
不穏な笑みを浮かべる里香に、僕は本能的な危機を感じた。
「えっ、何かイヤな予感が……」
「ふふふ、楽しみに待ってなさいよ……!」
里香の気迫を、僕は素直に受け入れるしかなかった。
「あ、はい……分かりました」
僕は、風邪が早く治って欲しいような、欲しくないような妙な気持ちになった。
風邪が治るのか、明日か、明後日か……まぁ、少なくとも今日ではないが。
あれ……今日と言えば……。
僕は、自分の心に浮かんできてしまった疑問と提案を、
自分の胸の内に留めておくことが出来ずに、つい里香にぶつけてしまっていた。
――僕はこのほんの少し後に、『口は災いの元』という諺の示すところを、身をもって理解することになる。
「……あ、ところで今日、里香ってさ」
「ん、何?」
「替えのパンツが無いと、この後、ノーパンで家まで帰ることになるんじゃないか?」
僕のその言葉を聞いた瞬間、里香の顔が真っ赤になった。
そして、彼女の全身は、みるみる内に羞恥と怒気に満たされてゆき、プルプルと震えていた。
僕は思わずベッドの上で後ずさりをしながら、続く言葉を口にしようとしたけれど、
結局、最後まで言うことが出来なかった。
「えーとだから、俺ので良かったら、代わりのパンツを貸しても……」
次の瞬間、僕は思いきり里香に顔面を殴られていたということは、もはや言うまでもないだろう――。
おわり。

166 :
>>160
GJ!! それにしても過疎りすぎだ

167 :
保守
思えばこのスレも結構な長寿だな

168 :
昔はもっと職人さんも住人もいたのになぁ

169 :
>>167
ロングセラー作品らしいしね。
しかし>>168が言うように随分過疎ってしまった。
かな〜り稀に職人さん帰ってきてくれるけど、

170 :
なんか里香とのSEXは物凄いソフトSEXじゃないといけない気になってしまう。
激しくするとかわいそう。

171 :
つまり、前戯をねちっこく時間をかけてやろうということか

172 :
荒らし沸いてたからみんなpixivとかに移っただけで、世の中からいなくなったわけじゃないから安心

173 :
Half Moon Love (上)

ある金曜日の夜、僕と里香の寝室でのことだ。
ベッドの上で、全裸の僕は思いきって、既に同じように全裸になっていた里香に言っていた。
「――里香! 是非、俺の子供産んでくれ!!」
「っ!? ……そんな、堂々と言われても……!」
僕の率直過ぎる言葉に、里香は息を飲んだ後、頬を一瞬にして赤く染め、双眸を円くしている。
その里香の、嬉しさと恥ずかしさの交じったらしい動揺ぶりは、
彼女の名字が戎崎に変わって、二人だけで同居すると正式に決まった時以来のものだった。
無理もない。
そもそも、僕と里香が身体を重ねる時は、原則的に避妊が必須……というのが、
二人の間の暗黙のルールだったからだ。
それは、経済的理由の為というよりも、心臓に持病がある里香の為のルールだった。
しかも、今里香はちょうど、僕のペニスに装着するためのコンドームを、
袋から取りだそうとしていたところだ。

174 :
……里香は、動揺を隠せないまま、コンドームの包みを袋に戻す。
そして、む〜〜、と小さく唸りながら、
困ったような、でも嬉しくて恥ずかしいといった表情で僕に回答をした。
「そりゃ、最近は調子良かったし、あたしもその……、
 裕一の、子供欲しい……けど」
ここは、もう一押しすれば行ける。
なお、里香の言うとおり、確かに最近彼女の心臓の調子は良好で、
しかも日常生活を通じて、体力も十分ついてきていた。
だから、赤ちゃんを妊娠して産むのも、夢ではない話だと里香は感じているらしい。
いや、事実、それが夢ではないのだ。
僕は、そのことを今から里香に告げて、最後の一押しを試みる。

175 :
「実はさ……里香に内緒で、里香の主治医さんに相談してみたんだよ。
 里香は、妊娠に耐えられますか?赤ちゃん産めますか?って」
僕の言葉に、里香は更に目を丸くする。
「そしたらさ、100%とは言えないけど、多分大丈夫だろうって、そう言ってくれたよ。
 なんなら、正式に産婦人科の方に相談しても良いだろうってさ」
更に続いた僕のその言葉を聞いて、里香の目尻にうっすらと清い粒が浮かぶ。
「………っ!」
里香は小さく呻くと、恥ずかしいのか泣き顔を僕に見せてくれない。
嬉しさと驚きと、後は僕に対する色んな感情が入り交じった泣き顔だった。
僕は、そんな表情を浮かべる里香を、丁寧に抱きしめて、ベッドの上に押し倒した。
里香のすらりとした肢体があられもない姿で、僕に組み伏せられる。

176 :
「きゃっ」
小さく悲鳴を上げた里香は、左手で秘部を隠し、
右手の白い指で涙を拭いながら僕に問いかける。
「……だいたい、どうしてあたしに秘密で先生に、赤ちゃん産めるか?なんて聞くのよ?
 は、恥ずかしいじゃない‥‥」
まるで少女のように照れながら、里香はそう言う。
そんな可愛い里香に、僕も正直な気持ちを告げる。
「だって里香はさ、我慢したり気を遣ったりして、
 自分からは赤ちゃん産みたいって、言い出さないんじゃないかと思って」
僕がそう言うと、里香は眉をつり上げて返してくる。
「それは……そうかも知れないけど、裕一の方だって、言い出さなかったじゃない?」
里香の反論に、僕は、彼女がいつもするような微笑みを作って言い返した。
「ふふ、だから、今回は俺のお先ってことで」
そう言って僕は、彼女の額に軽くチュッとキスをする。
今からあんまり調子に乗ると、里香は怒り出すから、気をつけないといけない。
「もうっ……! 裕一の馬鹿っ!」
とか何とか言いながら、里香はまんざらでもない様子で、
ベッドの上に肢体を横たえ、熱っぽい視線を僕に注いでいる。
里香は、身体を僕に委ねる準備は出来ているようだった。
「里香……!」
僕はそう小さく言いながら、彼女の細い肢体をきゅっと抱きしめたのだった……。

177 :
……僕は里香は、しばらくキスしたり抱き合ったりしていた。
お互いの愛情と劣情を、ある程度冷静でいられる程度に高め合った。
その後、僕はベッドの上で後ずさると、彼女の太股に両手をかけた。
「んっ……もう、するの? 別に今晩からじゃなくとも……」
微かに甘く震えた声でそう言う里香への、
僕からの返事は、行動で表すことにした。

178 :
僕は、まず里香の足をぐっと大きく開かせると、その間に顔を思い切り埋めた。
「えっ、ちょっ……!」
僕のやや強引な行動に里香は慌てているようだが、
その表情を僕の視点から窺い知ることは出来ない。
何故なら、今の僕の目の前一杯に広がっているのは、
とてもありがたい里香の秘裂だからだ。
影になってしまってやや見えづらい部分もあるが、
薄く恥毛が生え、整ったスジがその中央に走っている里香の秘裂は、
いつもと比べて、良い意味で変わりないようだ。匂いにも異常はない。
もう、見ているだけで辛抱たまらん!
「じゃ、いただきまーす」
僕は思い切って、里香の秘裂に顔を押しつけ、そしてむしゃぶりついた。
里香の風味が、僕の鼻孔や舌に広がって、なんとも言えない昂ぶりを感じる。
「ひゃあ!?……裕一、馬鹿ぁっ!」
里香がそう叫ぶのと同時に、彼女の身体がビクンビクンと震えるのを感じた。
よし、里香は感じてくれているらしい。
クチャ、ピチャ、ピチャッという水音を立てながら、
僕は里香の秘裂を口と舌先で愛撫していく。

179 :
「ひゃくっ……ぅ……」
閉じていた蕾が徐々に花開いていくように、
里香の秘裂は僕の執拗な愛撫で濡れて、ほぐれてきていた。
今では、物欲しそうに蜜を垂らすようにすらなっていた。
時折、包皮に包まれたままのクリトリスを舌先で突くと、
秘部全体がピクッとなるのが、また可愛げがあって仕方ない。
「こんなっ……犬みたいに舐めるなぁ、ばかぁあ……!」
上の口では、まるで昔のように僕を罵倒する里香だったが、
それこそ下の口は実に正直だった。
(よし、ちょっと里香を恥ずかしがらせてやろう。
 もうだいぶ濡れてきたし、直接手で触っても……)
そう考えた僕は、少し腰を引いて、頭を里香の秘裂から遠ざけた。
そして、あらかじめちゃんと爪を切ってある両手の親指と人指し指で、
里香の左右の大陰唇をそれぞれ優しく摘む。
次の瞬間、ぐにぃ‥‥ぱぁぁ……という感じで、
両手を左右に動かして、里香の大事な部分を「御開帳」してやった。
キレイでもありグロテスクでもある色彩を放つ、
血の通った肉襞が、僕と里香の視線に晒される。
「里香のおま●こ、ご開帳だな♪」
僕は嬉しそうにそう言うと、
直後に里香が怒りと羞恥で頬を染め、息を飲んだ。
「っ!!」
僕は、里香の怒りが行動に転化されてしまう前に、
すかさず舌先を尖らせて、膣内に突き入れ、動かした。
ピチャッ、ペロッ、ペロ。
「んぁっ!? んっ、くぅううううう!あくっ‥‥!」
ちょうど、僕の鼻先がクリトリスに接触したことも相まって、
里香は大きな快感を得たらしく、すっかり抵抗をやめてしまう。
僕はホッと安心しながら、里香を絶頂に導くべく責め立てた。

180 :
「ほら、すげぇグチュグチュだよ。里香のココ……」
僕は里香の秘裂に顔を埋めたままそう言うと、
わざと里香自身にも聞こえるように、音を立てて舌を動かす。
ピチャッ、ピチャッ。
「は……あんっ……!ゆういちが、なめるからでしょう‥‥!?」
いつの間にか、惜しげもなく最大限に大股開きにされてしまっている里香は、
せめてもの抵抗ということで、僕の頭を左手で押さえ、そして抗弁する。
「ひゃあんぁっ! ……そ、そこなめたら、あたし、おかしくなって……!」
今の僕から里香の顔が見えないのは残念だけど、
きっと、普段のあの整った顔が、色々だらしなくなっているということだけは確かだろう。
「んぁっ、あっ、やっ……あっ!」
里香の喘ぎ声が激しくなるのに合わせて、
僕はレロレロレロと秘裂を舐めまくる。
「ふあっ、やだぁっ……こんなに……!」
すると、急に里香の身体がガクガクガク……と震えだした。
(おっ、もしかして里香、イッてるのかな?)
僕はそう思いながら舌先を里香の中に突き入れた次の瞬間、
急に秘裂が震えたかと思うと、新しい愛液が滲み出てくる。
「あ……っ?あ、あああ……!ふあっ……!!」
戸惑いを感じているような里香の嬌声は、とても可愛くて艶っぽかった。
その嬌声は、今は里香の余韻を表す甘い溜息となって続いている。
「あぅ‥‥は……あぁ……」
僕は、新しく染み出してきた里香の愛液の味をちょろちょろと舌先で確かめながら、
里香の絶頂が収まるのを待った――。

181 :
里香の絶頂がそろそろ収まる頃合いだと思って、僕は顔を上げた。
目の前の里香は、顔を真っ赤にして涙ぐみ、
眉根を下げて、恥ずかしいような困ったような表情をしている。
「里香、ごめん。大丈夫だった?」
僕がそう謝ると、里香は秘部を右手で隠しながら、
少しふくれっ面をして返事をする。
「謝るくらいなら、あんなにしないでよ……バカ」
その悪態の中には、里香もまんざらではなかったらしい様子がうかがえた。
このまま続けたかった僕は、里香の手を取って言う。
「じゃ、続きしよっか?」
「……うん」

182 :
里香の返事を聞いた僕は、彼女の上体をしっかりと抱きしめた。
「きゃっ……」
里香は驚いて小さく声を出す。
僕が背中に両腕を回すと、反射的に里香は僕の頭をギュッと押さえてきて、
その動作も少女らしくて可愛かった。
(下で一応満足してもらえたみたいだから、次は上の方を……)
僕はそう心の中で言ってから、里香の胸の辺りに顔を当てる。
昔に比べれば成長したとは言っても、
なお慎ましいサイズの胸とその谷間が、僕の眼前に広がる。
既にツンと立っている二つの乳首も、
胸の中心辺りにある手術の縫合痕も、実に良く見えた。
「里香のおっぱい、可愛いなぁ」
僕はそう言った後、舌先でソロリと手術の縫合痕を舐め上げた。
「ひゃんっ……!」
予想外の快感だったらしく、里香は身体を震わせて喘ぎ声をあげてしまう。
「あ、そこ感じるんだ。でも、里香はこっちの方がもっと好きだよね」
僕はそう言うや否や、里香の右乳首に向かって舌先を伸ばした。
「んッ……!」
僕の舌先が桃色で元気の良い乳頭を捉えると、里香はまたもビクンと身体を震わせ、
快感とくすぐったさに思わず片目を閉じた。
(小さい胸の方が、感じやすいってホントなのかも……)
僕はそう考えながら、敏感らしい里香の乳首を舌先で存分に弄んだ。

183 :
里香の乳首への愛撫は、
最初はチロチロと舐めたり、軽く咥えてしゃぶったり、
あるいは左右を交互に責める程度だったのが、
段々とエスカレートしてきてしまった。
終いには、ひたすら右の乳首を、
尖らせた舌先で素早くレロレロレロレロ……と愛撫するようになっていた。
唾液塗れになった里香の乳首が、僕の舌先に触れる度に小刻みに動くのは、
見ていてとても面白くていやらしくて、ついつい熱中してしまったのだ。
「はうぅう……!ゆういちぃ……どうして乳首ばっかり……」
あまりに熱中して、そのことをこうして里香に咎められるくらいだ。
体力的にも、これ以上里香を絶頂させずに胸だけ責め続けるのは可哀想だと思った僕は、
そろそろ里香を達せさせようと考えた。
僕は、レロレロレロレロ……と動かしていた舌の動きを止めると、
次の瞬間、里香の乳房をそっと前歯で甘噛みした。
敏感で適度な弾力がある乳首が前歯に潰されて変形し、今までとは違う快感に晒される。
「ひぅ!? そ、そんなにいじめないで……感じ過ぎて、あたし……!」」
うんうん、そのままイッてしまえば良いと思いながら、
僕はなおも緩急を付けて里香の乳首を甘噛みし続けた。
そして、何度目かの甘噛みの時、里香は結構あっさり達してしまった。
「ふああっ……!」
里香が達する瞬間、無意識でしたことなのだろうが、
彼女の腕が僕の頭をグイイッと締め上げてきて、結構痛かった……。

184 :
「ばかぁっ……!全然っ、反省してないじゃない。
 あんなに胸ばっかりして……」
胸ばかりを責められて達してから、里香は開口一番にそう言ってきた。
腕で胸と秘部を隠す里香は、一見臍を曲げてしまったかのように見える。
しかし、もう流石にお互いの扱いに慣れてきている僕たちは、
最低限のやりとりで心を通じ合わせた。
「じゃ、里香はどうして欲しいの?」
僕はわざと意地悪そうに言いながら、里香との抱擁を解除する。
「それは……馬鹿、言わなくてもわかるくせに」
里香は気恥ずかしさを残しながらも、淫靡な笑みを浮かべた。
そして里香は、ベッドの上に身体を横たえると、
だいぶ無防備に四肢を投げ出した。
その里香の行動は、明らかに僕を誘っているものだった。
同時に、彼女の双眸から放たれてきた熱い視線に、
僕は思わずゴクリと喉を鳴らした。
「正直、もうあんまり加減出来ないかも知れないけど、ごめんなっ」
僕はそう言いながら、両手を使って里香の両太股をグアッと広げて上げる。
「きゃっ」
恥毛ごと濡れそぼってヒクヒクと蠢く里香の秘部が、
僕を待ち望んでいるかのように見えた。
次に僕は、膝を付いて身体を起こし気味にし、肘を伸ばして両手をベッドに付ける。
おしまいに、ペニスを秘裂にぐちゅっと押し当てたまま、僕の上半身を里香の体から離した。
これで、僕は里香を上から突きまくれるというわけだ。
少しアンバランスではあるが、上下の動きを伴う挿入に適した体位が出来上がったのだ。
なお、お互いの顔や身体が真正面からそこそこ見えるので、実に扇情的でもある。
とはいえ流石に、今更恥ずかしいとなどとは、僕も里香もあまり口に出さないが……。

185 :
「んっ……!」
敏感な粘膜同士の接触から生まれる快感に、里香は小さく喘ぎ、
僕はと言えば、一気に腰を動かしたくなった。
早速、重力の力も借りて、少しだけ腰を斜め下に突き出す。
ジュブブッ……。
僕のペニスは、心地良い抵抗感と共に、あっさり里香の中に埋まっていく。
避妊具を介さない挿入は、気付けば数年ぶりのことだ。
「ん……ぁっ……!!」
久しぶりということもあり、
大好きな人と、何の隔たりもなく一つになる瞬間は、格別だった。
心と身体が、言いようのない高揚感と快感に満たされていく。
「はあっ……あ……!ゆういちぃ……!」
里香も十分に愉しんでくれているらしく、神々しいほどエロ可愛い表情を浮かべている。
しかし、僕から丸見えになっている里香の秘裂は、
淫らそのものという感じで僕のペニスに絡みついてくる。
この調子なら、さほど気を遣わず動いてしまっても問題ないと僕は判断した。
となると次は、今は挿入の快感に目を瞑っている里香を、存分に喘がせたくなってきた。
「里香、動かすよ……!っ……」
僕は下腹部に力を入れながら、まずは二、三度程腰を突き下ろした。
ズチュッ、ズチュッという感じで、容赦なく里香の中を掻き分けて進むのが気持ちいい。
腰を上げれば、肉襞はカリ首に絡みついてペニスを扱き上げてきて、
その容赦ない快感に僕は思わず喘ぎ声を漏らしてしまう。
「うおぉ、これはっ……!!」
「やぁん……! ハァッ……ハ……ゆういちの、うごい‥てるっ」
里香の表情も言葉も、かなり快感に蕩け始めてきた。
……このまま、思い切り腰を動かして、
おかしくなるくらい気持ちよくなったら、どうなってしまうんだろう。
やっぱり僕も里香もおかしくなってしまうんだろうか。

186 :
僕はそんな熱に浮かされたような思考のまま、
ひたすら上から突いて里香を責め続けた。
里香のしなやかな肢体と髪が、僕の一突きの度に揺れて、白い肌に玉の汗を散らす。
「ふあああんっ……!やらぁっ……これっ、ダメぇ……!」
里香は自由になっていた両手でベッドのシーツを掴み、
半開きにした目と口から、それぞれ涙と涎をこぼして喘ぐ。
これは、もしかしたら早くも絶頂が近いのかも知れない。
一方、僕自身も里香の痴態と、
下半身全部がペニスになってしまったかのような快感で、
正直、射精へのカウントダウンが始まっていた。
……早漏と笑うなら、好きにすればいい。
でも、こんなに可愛い里香と、
こんなに気持ちいい生セックスをして、そんなに長い時間我慢できようか。
いや、できないハズだ。

187 :
心を決めた僕は、里香に呼びかけて、出来るだけ同時に達する努力をすることにした。
「里香、ごめん。そろそろ出そうでさっ……!」
敢えて腰を振るペースを落としてから呼びかけたので、
里香もほとんどよどみなく反応してくれる。
「馬鹿っ、早いんだから……!
 ひうっ、あっ……でもっ、あたしもイキそ……!」
喘ぎ声のせいで切れ切れになりながらも、
里香は確かに返事をしてくれた。悪態までついてきた。
僕は里香に頷き返すと、突いては抜くペースを上げて、
同時に奥深くを責め立てるようにした。
「里香っ、里香りかりかっ……!!」
射精が近くなってくるにつれて、
目の前のせっかくの淫らな光景さえうすらぼんやりと見えてきて、
代わりに里香の肉襞が、僕を責め返してくる快感が鋭くなってくる。
亀頭の感覚は、快感で麻痺して半ばなくなってきた。
「ぁあああっ、裕一のが、ゴリゴリって……すごっ……!!ふあんっ……!!!」
そう言って、里香はフルフルと震える。
そろそろ、僕も里香も限界だなと思った。

188 :
「里香……!俺、もうすぐだから、だからっ、全部奥で……」
僕はそう言いながら里香の子宮口らしき部分を突き上げる。
「っふぁ!ゆいちのぉっ、あらひのおくまできてるぅ……!!」
もういつ噴き出してもおかしくない熱が、僕の下腹部に渦巻いていた。
この熱を、里香の中に全部吐き出しても良いのかと思うと、ひどく興奮してきた。
思わず、歯がカチカチと鳴り、ベッドに付いている手もプルプル震えてきてしまう。
「うんっ、赤ちゃん出来るように、おくでだしてぇっ……!」
更に興奮を煽るような里香の言葉に、股間の熱が一気に収束していくのを感じる。
僕は快感に塗りつぶされていく意識の中で、思い切り腰を突き出す。
その一瞬後に、ドクドクドクという脈動を伴って激しい快感が押し寄せる。
同時に、熱いモノが僕の先端から迸った。腰が抜けるくらい気持ちいい。
ビュク!ビュルッ!!ビュルッ!
幸運なことに、その少し後に里香も絶頂に達したらしい。
「あっ……ああああっ!!イクッ……イク!!イッちゃううううう!!!!」
膣内と四肢を激しく震わせながら、里香は女の悦びに昇った。
一方、たっぷりと溜まっていた僕の粘性の白濁は、勢いよく里香の中を汚していく。
それと並行して、里香には絶頂の第2波が来たようだった。
「ひあああん……あぁ……!っ〜〜………!」
結局、ドクッ……ドクッ……と脈動が続く限り、
僕のペニスは里香の中に濃厚な精液を流し込み続け、
里香は甘く喘ぎ続けたのだった……。

189 :
「ぁ、はあっ……っく‥‥ふぅ」
ひとまず射精が収まってきたので、僕は腹の底から溜息をつく。
精も根も尽き果てる、とまではいかないが、正直それに近いものがある。
里香はと言うと、あられもない体位のままで、
首を動かして結合部を見ては、快感に蕩けたぼうっとした表情をしている。
どうやら、余韻のせいで身体にも力が入らないらしく、四肢を投げ出している。
その様子は、普段の凜とした佇まいの彼女に比べて、ひどく無防備に見える。
このまま余韻を楽しむのも良いかも知れないけれど、
里香の身体の為にも落ち着きたかった僕は、彼女の中からペニスを引き抜くことにした。
僕は両手を床から離し、腰を引いた。すると自然に結合も解ける。
一仕事終えて小さくなった肉棒は、ヌチャアッ……という水音と質感を伴いながらも、
スムーズに里香の肉襞と秘裂から解放された。
「ふぁっ……」
今まで一つになっていたモノが抜けたせいで、里香は反射的に溜息のような嬌声を漏らす。
すると、僕のペニスの形が残った秘裂から、コポォ……ドロ‥‥と、精液が少し零れるのが見えた。
里香がまだ足を閉じていなかったので、その光景はよく見えた。
(うわ、俺こんなに里香の中に出したんだ……!)
そう改めて認識すると、僕の愚息が自然と息を吹き返したが、今晩はもうこの位にしておくことにした。
何故なら、焦らなくても、時間と機会はこれから十分にあるからだ。
僕は心地良い余韻と疲労に身を任せながら、里香と適当にイチャついたりしつつ、
最後は一緒に仲良く眠りに就いたのだった……。

Half Moon Love(中)に続く。

190 :
今回の投下は以上です。
セックスの体位が分かりづらかったらすみません
実は急に体位を変えたので、描写がやや適当だったかも知れません…

191 :
里香かあいいよ里香

192 :
一応保守 まったり書いてね〜

193 :
Half Moon Love(中)

――赤ちゃんを作ろうと決めてからすぐに、
僕と里香は、主治医さんや、若葉病院の産婦人科に、ちゃんと相談をしにいった。
そして、僕も含めて色々と面倒な検査を受けた結果、
改めて、里香が赤ちゃんを産むことにお墨付きをもらえたのだ。
その良い結果を聞いた時、僕はかなりほっとしてしていたが、
里香はというと、にっこりと笑って喜んでいた。
なんだかあの里香らしくもない気もするが、無理もない、と僕は思った。
何故なら、もしも里香が赤ちゃんを産むことが出来ないということになれば、
彼女自身が落ち込むのはもちろん、子供を作ることを持ちかけてきた僕との関係にも、
多少の悪影響が出てくるのは避けられないからだ。
‥‥そう考えると、里香は結果が分かるまでかなり不安な気持ちを抱えていたハズだ。
しかし、彼女の深刻な顔は、僕は見なかったような気がする。
全く、里香ってのは、ほんとに……。

194 :
さて、正式に「子作り」がスタートしてからというもの、
里香は何やら、几帳面に自分の体温を測るようになった。
毎朝、目が覚めた後、動かずに寝たままの状態で測った体温を、ノートに記録するのだ。
何でも、基礎体温というものを測っているらしいが、僕にはよくわからかった。
だが里香はちゃんとノートを作って体温や日付を計算したりして、
自分の、妊娠しやすい日、いわゆる「危険日」を把握するようになり、
そのことを僕に知らせてくれるようになった。

195 :
そして、今朝も里香から、子作りのお誘いがあったのだ。
その流れも、だいたいいつもと変わらなかった。
僕が里香の作ってくれた朝食を食べていると、
エプロンをほどいてテーブルの椅子に座りながら、里香が話しかけてきた。
「えっと……」
恥ずかしそうにうつむきながら、彼女は言葉を紡ぐ。
「今日からたぶん三日間くらいは、その……可能性が高いの。だから……」
朝っぱらから、こんな調子の里香を見てしまうと、これから出勤だというのに股間がきつくなってしまう。
と同時に、生きる為の気力が、腹の下辺りから湧いてきた。
「よしわかった!とりあえず今日は早く帰れそうだからさ、
 スタミナの付きそうなもんでも作って待っててくれよ」
僕の言葉に、里香は苦笑しながら返事をする。
「……いいけど、そんな風に、鼻の下伸ばしたままで会社に行かないでよね」
おっと、僕のやる気が顔に出てしまっていたらしい。
「うっ……だって、里香とエッチ出来るの、楽しみなんだから仕方ないだろ?」
僕が正直にそう言うと、里香は顔を赤らめながらも、しかし冷たく言い放った。
「裕一の馬鹿っ、スケベ……」
なんとも可愛い態度だ。
そう思いながら僕は残りの朝食を急いでかっ込んで、席を立つ。
出勤するためには、歯を磨き、パジャマから着替えなければいけないからだ。
その後は、特にいつもの朝の風景と変わらず、
僕は里香に見送られて出勤したのだった。
そして、こういう日は決まっていつも、僕は里香に言った通り出来るだけ早めに帰宅する。
家に帰り着くと、里香が作ってくれた、精の付きそうなメニューの夕食を食べ、里香と順番に風呂に入る。
二人が寝室に揃うと、ベッドの上で赤ちゃんが出来るように事に励む。
それが、最近の僕と里香の習慣だった。

196 :
……いわゆるセックスレスとまでは行かないものの、
実際、子供を作ると決める前までの僕と里香の関係は、性的な意味においては質素だったと思う。
何故なら、まず第一に、僕が里香の体調を気遣って、そんなにセックス自体を求めなかったし、
するにしても、あまり激しい行為をしなかったからだ。
里香にしても、僕の気遣いを裏切るまいとしてか、
彼女の方からの誘いというのは、皆無に近かった。
また何より、今までは僕も里香も、
お互いの傍にいられればそれで幸せ、という節があった。
……改めて認識すると、なんとも甘酸っぱい考え方ではあるが。
だが、赤ちゃんを作るためという大義名分が出来たせいで、
僕も里香も、最近では結構貪欲に快感を求めるようになっていた。

197 :
例を挙げれば、
里香は、以前は嫌がっていたフェラチオを、
場合によっては率先してするようになっていた。
詳しく説明すると、一度膣内に射精して疲れ切った肉棒を舐めしゃぶって刺激を加えて、
再び膣内に射精できるようにしてくれるのだ。
僕のフニャチンに一生懸命奉仕して、
ガチガチになるまで愛撫してくれる里香の姿は、
それこそ思い出しただけで勃起してしまう。
あるいは、里香が僕に愛撫された時の反応も激しくなっていた。
里香が、僕に手なり口なりで、秘裂を愛撫されて達した時のことだ。
彼女は、潮吹きと同時にプシャアッ……チョロチョロとお漏らしまでしてしまったのだ。
里香が僕の愛撫で感じてくれるのは大いに嬉しいけれど、
流石にその時は慌ててしまった。
何せ、ベッドの上でしていたのだから。

198 :
また、僕も出来るだけ里香を愉しませてあげたいと思って、
多少、場所や体位、あるいは衣装を工夫することもあった。
特に記憶に残っているのは、
わざわざ、半分の月がのぼる夜に、砲台山の頂上へ行って、
月を見ながらセックスしたことだった。
もちろんそれは、半裸での青姦だ。
しかも、里香の両手を砲台の台座に付かせておいて、それをバックでガンガン責め立てたので、
僕としてはかなり興奮したのをよく覚えている。
里香の膣の締め付けも、普段よりきつくて気持ちよかった気がする。
もちろん僕は、一滴残らず彼女の中に注ぎ込んだ。
そして帰りは、僕が里香をおんぶして、山の麓まで運ぶことになった。

199 :
続きはまた後で投下します

200 :
全裸待機して待ちます

201 :
>>198の続きを投下します

……なお、家の中では、実は風呂場でするのが、僕と里香のお気に入りだった。
主な理由は、事後の後始末が楽だったからだが、
身体を洗うための鏡に、お互いの姿が映し出されて興奮する、というのもあった。
もちろん、お風呂場にはベッドが無い。
だから、片足で立ったままの里香の、
もう片方の足と、更にそれとは反対側の方にある胸を、
僕が後ろから抱えて挿入するという、
ややワイルドな体位でセックスすることになる。
なお、この体位は、里香の身体が小柄で、体重も軽いからこそ可能なものだ。
それでもバランスは悪いので、
里香の右手は風呂場のタイル張りの壁に付かせていて、左手は僕の肩に回されている。

202 :
「……里香も、こうやるの嫌いじゃないだろ? 
 ほら、俺のチ●ポが、こんなに深く里香の中に入っててさ。気持ちいいだろ?」
「そ、そうだけど、ばか、やめてよぉ……!」
風呂場の蒸気と熱気にまみれながら、僕と里香は繋がろうとしていた。
もちろん、身体を洗うための鏡に、お互いが結合したあられもない姿を映し出しながらだ。
風呂場の湿気でしっとりと濡れた里香の長い黒髪が、
鏡に映った像の艶めかしさを、より一層際立たせている。
ちゃんと照明がついている分、かえって生々しい。
何年か前の、僕に出会う前のわがままで潔癖だった頃の里香が見たら、
恥ずかしくてんでしまいそうな状況だ。
僕は、もう少し里香に意地悪がしたくなった。
わざと股間に力を入れてペニスを脈動させながら、腰を振って出し入れする。
すると、その上下運動に合わせて、里香の秘部は僕の赤黒いペニスを、
ジュブブッ……と、飲み込んで蠢いてしまう。
ペニスを抜く動きをすると、
里香のサーモンピンクの秘裂が、僕のペニスに絡みつく様子が見え隠れする。
その様子を見て、里香は更に目を丸くし、頬を赤く染める。
僕の上半身は里香に密着しているから、お互いの顔がよく見えた。
また、口づけをするにも都合が良い。それも、この体位の良いところだった。
僕は里香を恥ずかしがらせながら、確実に快感を高めていった。

203 :
「ふあっ、っ……!ひっ、もう……!あんぅ……もっと、してぇっ……!」
しばらくすると、里香の口調通りに、
彼女の膣もヒクヒクと蠢き、吸い付きながら僕を迎え入れてくれるようになっていた。
「あぁ、俺も我慢出来ないよ……っと、んっ」
僕の方も、里香との体格差と、重力の影響で、
いつもより挿入しやすくなっているので、実に気持ちいい。
しかも、左太股を抱えている左腕を動かすと、
抜き差しのスピードや、挿入の深さを結構自由に調整することが出来る。
快感に慣れて余裕が出てきた僕は、また里香を言葉責めしてみることにした。
「里香とするの、マジで最高だよ。
 凄く里香の中気持ちいいし、それに里香だって、もうどこ触られても感じちゃうもんなぁ」
僕が里香の白くて柔らかい太股をもみもみと揉みながらそう言うと、
里香はイヤイヤするような感じで喘ぎながら否定する。
「ゃだぁっ……言わない、でぇっ……!」
「良いじゃないか、だってホントのことなんだし」
更に僕は、亀頭だけを里香に埋めながら、舌を突きだして彼女の唇を奪う。
「りかっ……んっ」
チュッ、レロっ……レロっ……。
里香は、快感に目を瞑り、素直に僕に口づけを合わせてくる。
かつてのワガママ娘がここまで変わったのかと、僕は妙な風に感動した。
チュッ、んちろっ、ちろっ、ちろっ……。
僕と里香の口が生み出す、可愛げのある粘膜接触の音が、お風呂場に響いていた。

204 :
さて、僕だけが気持ちよくなるのも悪いし、
そろそろ、お互いを絶頂に導いてゆく必要があると思った。
そこで僕はまず、里香の小振りな右胸を、右手で弄ってやることにする。
丁度掌に収まるくらいのサイズの乳房をグニッグニと揉まれると、
彼女はまるで電気が走ったみたいに、全身をビクッと強ばらせた。
「んっ……ああぅっ……!!ひっん……!」
同時に、里香の秘裂がきゅんと僕を締め付けてきて、射精を促す。
この調子なら二人ともイケそうだと、僕は手応えを感じていた。
僕は更に、ペニスを里香の膣壁にこすりつけながら、
彼女の右乳房を円状にこねくり回したり、
ひどく敏感な乳首を軽くギュッと摘んでやったりした。
その度に、里香は身体を震わせたり、
絶頂の予兆なのか、腰を反射的にビクッと引くようになっていた。
もっとも、腰を引いたところで、
今の彼女はほとんど地に足を着けていない上、
すぐに僕が押さえ込んでしまうから、かえって彼女の快感は高まったらしい。

205 :
そんなことを何度か繰り返している内に、僕と里香の息は荒くなっていた。
また、僕の左肩に回されている里香の左腕は、
疲れてきたのか、あるいは快感のせいか、少し力が抜けてきているようだった。
しかし、彼女の膣は、断続的に強い締め付けを繰り返してきていて、
絶頂が近いことを知らせてくれていた。
僕にしたって、言うまでもなく既に限界が近い。
それを体の芯に響くような快感で認識しながら、
僕は愛撫を少し弱めて里香に話しかけた。
「りか……っ、俺、きもちよくて、もう……!」
「あ、あらひもっ、らめっ……!!
 らから、ゆいちのあかちゃんのもとたくさんっ、なかにほし‥‥ひぁんっ!」
里香はもはや呂律も回らなくなりながら、
それでも必に僕に膣内射精を懇願してくる。
……こんな風に里香に求められたら、もう僕も歯止めが効かなかった。
一番奥に一杯出して、孕ませてやりたい!
僕は、左腕を使って里香の腰を上に持ち上げ、
同時に腰を上下前後に振って、里香の中をジュッポジュッポと貫く。
「ふああ、あああんっっ……!!」
ラストスパートに入った僕の動きに、里香は一層激しい反応を示した。
「はあんっ‥‥!!やだっ、来る、くるよぉ……!」
絶頂に押し上げられながら、里香は腰をしなやかにくねらせ、僕を思い切り締め付けてくる。
僕も同じように、絶頂に向かいながら里香を突き上げる。
そして、ついに限界が来た。
「はぁっ‥‥出すぞ、里香!いちばん、奥で出してやるからなっ……!」
僕がそう言うや否や、ドピュッという快感の迸りと共に、
濃厚な子種に満ちた精液が、僕のペニスから、危険日の里香の胎内へと吐き出される。
自らの身体の奥で爆ぜたモノに呼応するように、里香も達した。
「ひっ……!!!ゆ…ゆういひぃ……!大しゅきいッッ……!!!」
精液をビチャビチャと膣内に叩き付けられながら、
里香は僕の名を叫び、激しくギュゥッとペニスを締め付けてくるのと同時に、
あられもなく開いている足を、ピーンと強ばらせている。
僕はいつも通り、里香の中に一滴残らず注ぎ込まざるを得なかった。
手や腰がプルプル震えていたのが、我ながら情けなかったと思う。
ともあれ、僕は快感に腰が抜けそうになりながらも、
何とか自分と里香の身体を支えきったのだった。

206 :
……それから、僕と里香はつながったままで余韻を楽しみ、
その後お互いの身体を洗ってから風呂を出て、そして隣り合って寝たのであった。

また、ここで取り上げたお風呂場での一件以外にも、
僕と里香は最近、色々工夫して、存分にお互いを気持ちよくしあっている。
その行為のどれもが、僕と里香の心と身体を一つにしてくれた。

――そして、今晩は、どんな風に里香と子作りをするのだろう。
無事に仕事を終えて家に帰り着いた僕は、
里香が待っている家の玄関に向かいながら、期待に胸躍らせていた。

207 :
今回の投下は以上です

208 :
乙乙
今回はってことは次回も…
期待する!

209 :
半月のそれぞれの巻を里香の視点から見た話とか書きたいな
需要あるかな

210 :
>>209
ちゃんと6巻の終わりまでやってくれるのなら見たい
やっぱ退院後がないと

211 :
長い道のりになると思うが頑張ってみる

212 :
期待してまつ!

213 :
>>210
時系列的には6巻の前に7巻8巻があるって意味ですね

214 :
>>213
あんまりハードル上げてやるなよw

215 :
前に見た超肉のイラストに、もし里香が願いごとするならみたいのがあって
「1億回生まれかわってもユーイチと一緒に居れますように(ハート)」
とかあったから何気に本編中でも恥ずかしいこと考えてるイメージだな

216 :
そこを裕一に目撃されて真っ赤になる里香ちゃん可愛すぎです

217 :
>>209
それってノーマル? それともエロ?
よかったら挿絵でもy(ry

218 :
>>206からの続きを投下します

僕が家に帰ってきて玄関の扉を開けると、
予想通り、里香が実にお嫁さんらしく出迎えてくれた。
『あなた、お帰りなさい。ご飯にする?お風呂にする?
 ……それとも、あ・た・し?』
……なんて、あの里香が言うハズも無かったが、
もう実際はそれに近いところがあった。
順番を聞かれないのと、あとは態度に示さないだけなのかも知れない。
もっとも、里香に答え合わせをしてみたら、きっと違うと言うのだろうけど。
さて、その後は、
例によって、夕食を摂って、お風呂に入って、
最終的には、里香と二人で寝室にいた。
まぁ、身も蓋もないことを言えば、
セックスを始める為のムード作りのようなものだ。
今はともかく、何かきっかけがあれば、すぐにでも事が始まってしまうだろう。
とはいえ、しばらくは、ベッドの上で二人仲良くテレビ番組を見ていた。
最近地デジ化をしたおかげで、映りは良い。
が、僕としては、テレビ番組の内容よりも、
よほど重要なことがあった。
それは、近くにいる里香の髪から漂ってくるシャンプーやリンスの香りや、
桃色で薄手のパジャマのおかげで、ほどよく浮き出た里香の肢体のラインだ。
僕は、やはりあっけなく我慢が出来なくなった。

219 :
「あのさ」
僕がそう話しかけると、
壁に背中を預けて、ルーズな体育座りとでもいうような姿勢で動物番組を見ていた里香は、
視線を僕の方に振り向けて返事をしてくれる。
「ん?」
大きくて黒々とした里香の瞳が、僕を見つめ返してくる。
僕は恥ずかしくなりながらも、少し遠回りに要件を切り出した。
「里香って可愛いな、ほんと。
 髪の毛も、こんなにキレイだ」
僕が里香の長い髪の毛を、右手でサラサラと梳きながらそう言う。
一応、これでも出来るだけ言葉を選んでいるつもりだ。
すると、少し嬉しそうな顔をしながら、里香は返事をしてきた。
「毎日見てるし、触ってるのに、よく飽きないのね」
と、意地悪げな口調で投げかけられたその言葉を、
僕はそっくりそのまま里香にお返ししてやった。
「そりゃ、お前だって同じだろ?」
僕がそう言い返すと、里香はそっと目を瞑って、
彼女の肩を僕の肩にトン、と寄りかからせてきて、小さい声で呟く。
「……だってあたし、裕一のこと好きなんだもん」
昔に比べれば丸くなったとはいえ、今でもあまり素直とは言えない里香が、
こんなことを言うなんて……これは反則級の可愛さだ!

220 :
何とも言えない温もりが、僕の心を満たしていって、
それは間もなく、体の芯をグツグツと燃やすような熱へと変わっていく。
僕は、テレビの電源をリモコンでプツンと切った後、里香に話しかける。
「里香……、俺も、お前のこと大好きだよ。
 だから、里香との子供、早く欲しいんだ」
僕は目を瞑って、里香の左手を握ってそう言う。
「うん……そうね。
 あたしも、裕一の赤ちゃん欲しいわ」
里香は僕の手を握りかえしながら、
穏やかながらも熱を帯びた口調で返してくる。
……その後、僕と里香は、どちらともなく抱擁やキスを始めてゆき、
気付けば、唇を絡み合わせたまま、二人でベッドに倒れ込んでいた。
今晩の睦みごとは、そうして始まった。

221 :
初めは、抱き合ったり軽くついばむようなキスをしあうだけだったのが、
お互いの息が荒くなるにつれて、少しずつ行為が激しくなってきた。
僕と里香は、一、二枚の布越しに、
お互いの身体の熱い部分をまさぐりあったり、撫であったりした。
「はぁ……っ……うっ……」
「やぁんッ……!ああんっ……」
僕は里香の甘い息を浴びながら、
無性に自分自身と里香の衣服を剥ぎ取りたい衝動に襲われた。
――もっと、里香と近づきたい。
パジャマを着ている里香は確かに可愛いけど、
今は布一枚の隔たりだって、里香との間に欲しくは無かった。

222 :
僕は、一時里香とのキスを止めると、
まずは自分の上半身に着ていたパジャマを脱ぎ捨てた。
次に、下半身に穿いていたパジャマと下着を、
ぐいっと強引にずり下ろし、その辺りに脱ぎ捨てた。
(どうせずり下ろすなら、里香のパンツの方が良いんだけどなぁ)
等と考えるのは、我ながらしょうもない性である。
すると、戒めから解き放たれた勢いで、
僕の愚息が弾力性を帯びて、ポロンッと外の世界へと飛び出した。
それが運が良いのか悪いか、ちょうど里香の右手の平に当たってしまった。
「おぅ……」
ペニスが里香の柔らかい手の平の中へと、すっぽりと収まった瞬間の感覚に、
僕は思わず妙な声を上げてしまった。
「……」
里香は無言のまま、
少し怒っているような、あるいは恥ずかしそうな表情をしたあと、
そっと指先で僕の亀頭を撫でて、突いた。
その刺激に、僕の愚息はピクンと震えた。
僕のペニスの反応を、面白いと思ったのだろうか。
気を良くしたらしい里香は、白くて柔らかい右手で、
僕のペニスを優しく弄んで、ガチガチに勃起させてくれた。
適度に力を込めて竿を揉んだり、
先走りの染みだした鈴口を、くすぐるように触ってきたりして、
気持ちよくなる為の強弱もちゃんと付いていた。

223 :
もちろん、僕だって負けていなかった。
里香の腰や背中をひとしきり撫でたあと、
パジャマのボタンに手を伸ばす。
里香は、『したければ、お好きにどうぞ?』という風な顔をしていたので、
僕もお構いなく、彼女のパジャマを脱がせた。
近頃はだいぶ外し方が分かってきたブラジャーも、スッと取り外す。
すると、今までパジャマの中に隠されていた里香の乳房や柔肌が、
蛍光灯の灯りの下に露わになる。
僕は思わず、ごくりと息を飲んでしまう。
そんな、相変わらずの僕の様子を滑稽に思ったのか、
里香がクスリと微笑む。
「な、何だよ……笑うなよ」
僕はそう言いながら、里香の秘裂に右手の指先を伸ばす。
里香の穿いていた紐パンの紐をほどいて、
そのデルタ状の布をスッと取り去ると、慎ましい茂みに守られた、里香の秘部が露わになる。
僕は右手の人指し指で、その奥にある秘裂をそっと下から上に撫で上げる。
「ひゃっ……!」
里香は目を瞑り、くすぐったそうに身体を小さく震わせた。
そして負けじと、僕のペニスを握りかえして、グニグニと弄んでくる。
……そんな風に僕と里香は、ベッドの上で横たわりながら、
互いを愛撫して、少しずつ昂ぶっていったのだった。

224 :
気付けば、二人とも十分に身体を火照らせて、良い感じに出来上がっていた。
里香の秘裂は、僕と結合する為の淫蜜を滴らせていたし、
僕のペニスにしたって、先端から先走り液を滲ませて、痛いくらいに硬く大きく反りかえっている。
そんな光景を見た僕は、我慢が出来なくなって、里香に懇願することにした。
「里香、そろそろ……」
自分のプライドが保てて、里香もイヤな思いをしない。
そんな言い方をしたつもりだった。
すると、里香はベッドの上で上体を起こすと、
僕の腰を軽く掴んで動かして、僕の身体を仰向けの体勢にした。
そして里香は、僕のふとももの辺りに跨るように座ったのだった。

225 :
まぁ、いわゆる騎乗位の、挿入していないバージョンだ。
反り返ったペニスが、里香の秘裂に触れるか触れないかという感じで、
なんだかとてもいやらしい。
また、僕から見た里香の姿や表情は、部屋の蛍光灯で逆光になっていて、
しかも上から見下されている感じがして、妙な扇情感があった。
里香の両手はベッドの上に置かれていて、少し無防備な感じがする。
また、灯りを付けたままするというのも、かえって非日常感が煽られて良い。
……そんな状況下で、僕はゴクリと喉を鳴らしてしまった。
すると、里香はそれをきっかけにしたかのように、口を開いた。
「裕一……、今日は、その、あたしがう‥‥動いてもでいいかしら?」
恥ずかしそうに、やや伏し目がちになりながらそう言う里香は可愛かった。
僕と身体と重ねること自体には、もう慣れているだろうにも関わらず、
こうして時たま恥じらいを見せてくれる里香は、本当によく出来た女の子だと思う。
もちろん、そんな里香の希望なら、僕はどんなアクロバットな体位だってする気だ。
だから、騎乗位で自分のペースで動きたいなんて希望は、僕としても願ったり叶ったりだった。
「そりゃ大歓迎だよ。里香の好きなようにしてくれ。
 ……でも、いきなりあんまり早くしないで欲しいな。こういうのは、ゆっくり楽しまなくちゃ」
「……裕一の、変態」
里香は少し真面目な顔をしながら、そう短く応じた。
どうやら、今の僕の言葉に暗に込められた、身体を気遣って欲しいというメッセージが通じたらしい。

226 :
僕は里香のことを、より愛おしく感じてきた。
だから、ついつい彼女の丸い腰を掴み、
秘裂にペニスの裏筋を押し当てて、自らの腰を動かしてしまう。
熱く敏感な粘膜同士が、ヌルヌルと擦りつけられ合ったせいで、里香は小さく声を上げて震えた。
「ひゃっ……!」
「ほら、里香が早く入れてくれないから、我慢できなくてこういうことしちゃうよ。
 俺、里香のこととなると変態になっちゃうからね」
「うぅ……馬鹿」
里香のペースに任せると言ったのに、僕は意地悪だろうか。
こういった振る舞いは、むしろ里香に似合うような気がした。
もしかしたら、里香の癖が移ったのかも知れないなと思いながら、
僕は里香の秘裂に執拗にペニスを擦りつけ続けた。
すると、不意に里香の右手が僕のペニスをギュッと握って来た。
亀頭の辺りが、里香の柔らかい手の平に包まれる。
「うおっ」
僕が思わぬ不意打ちに声を出して、その一瞬後に里香の顔を見上げると、
彼女は眉毛を釣り上げていて、ちょっと怒っているようだった。
やはり、僕の方から何か言って謝ろうとでも思っていたところ、
里香は僕のペニスを握ったまま、膝立ちをして自らの腰を浮かせた。
次に里香は、身体をごく小さく震わせながら、
秘裂を左手の人指し指と中指でクチャッ……と広げる。
蜜を滴らせながらヒクヒクと蠢く紅い肉襞が、
赤黒い亀頭からわずか数センチの高さに花を咲かせた。
「ふぅっ……んっ」
そして里香は、ゆっくりと腰を下ろして、自らを貫こうとする。
里香の右手の指が添えられているせいで、僕のペニスはつるんと滑ることなく、
じゅぶっ……と、秘裂に飲み込まれていった。
「んぁっ……!」
里香は、片目を閉じながら小さい声で喘いだ。
一方、僕も里香の体重と温もりを感じながら、
ペニスが完全に肉襞に飲み込まれた快感に、頭がジンジンとしてきた。
里香の太股も僕の腰の周りに乗っかかってきて、
余計に『一つになっている』感覚を高めている。

227 :
もちろん、ただ一つになっただけでは赤ちゃんが出来るハズがないので、
里香は両手をベッドに付けたまま、徐々に腰を振って、上下に動き始めた。
「あ……っん……! あんっ……んんっ……」
慣れない体位で一生懸命に腰を動かしていることもあり、
里香は恥ずかしそうに、より一層顔を紅潮させている。
ハッキリ言って、とても可愛いし、エロい。
だから、こんな里香を邪魔しては悪いと、
僕はしばらく何もしないことに決めたのだった。

「っ……はぁっ、あ……んっ……っ!」
……里香の喘ぎ声が少しずつ激しくなると共に、
彼女の腰の動きも速くなり、また僕の感じる快感も高まっていった。
すると、何故か里香が急に腰の動きを止めた。
ペニスが里香の奥深くに埋まった快感と、
下半身全体からの温もりが同時に伝わってくる。

228 :
何事かと思っていると、彼女は息を整えながら、僕に話しかけてきた。
「……ねぇ、ゆういち……もしかして、気持ちよくないの?」
少し不安げな、物足りなさげな顔をしながら、里香が聞いてくる。
「そんなことないよ、むしろ凄く気持ちいいよ」
僕はそう言った後、一拍置いてから逆に里香に問い返した。
里香の質問の意図を知りたかったからだ。
「というか、どうしてそんなこと気にするんだ?
 俺から見てる限り、里香だって気持ちよさそうなんだけど」
すると、里香は恥ずかしそうに視線を逸らして答えた。
「……だって裕一、全然動かないし、
 それに、なかなか……その……」
「あぁ‥‥そういうことか。うん、分かったよ」
……そもそも、ペースを任せてと言ってきたのは里香なのにも関わらず、
僕が里香の方からマグロかつ遅漏扱いされるというのは、やや心外な話ではあった。
こうなったら、やはりいっちょここは旦那さんらしく、
僕が里香をリードしてあげるしかない!
そう考えた僕は、まずは言葉を使って里香をさらに恥ずかしがらせて、
彼女の感じる快感を高めようと思った。

229 :
今回の投下は以上です。
次回で、ようやく(中)が終わります。

230 :
おつー

231 :
>>228の続きを投下します

「……今まで俺があんまり動かなかったのは、
 この体位だと、里香に一方的に犯されてるみたいで興奮するからなんだ」
そこでほんの少し間を置いて、僕は続けた。
「俺、実はさ、ずっと前から里香に逆レイプされてみたかったんだ。
 なんていうかこう、なすがままにされて精液搾り取られたいっていうか……」
「………っ!?」
里香から見ても、明らかに誇張とわかる脚色が加えられた僕の告白に、
しかし里香は息を飲んで顔を赤らめ、目を丸くしてしまっている。
しかも、それと同時に彼女の膣内がキュゥッときつくなり、僕を強く締め付けてくる。
これなら、一気に最後まで行ってしまっても大丈夫だろう、
と僕は考えて、行動に移した。
「でも、動いた方が良いって里香が思ってくれるなら、
 これからは俺もちゃんと動くことにするよ」
僕はそう言った後、いきなり里香の腰を左右の手で掴んで固定して、
突き上げるようにして動かした。
里香の形の良いヒップを手で楽しみながら、僕は里香の奥をズンッと突く。
「ふぁっ……!?」
僕からの不意打ちに、里香は背筋を反らせて感じてしまう。
「ちょっ、いきなりこんな……っ……!?」
その里香の言葉には、僕への非難より遙かに多く、
激しい快感の彩りが込められていた。
「……やっぱり、夫婦での共同作業ってのは良いもんだなぁ」
僕がそう呟くと、里香も負けじと腰を振り始めた。
「ばかっ、ゆういちぃ……!はぁ、んっ‥‥!!」
お互いの上下の動きが、タイミング良く組み合わさることによって、
今までよりも大きな快感が生まれることになる。
里香の秘裂に僕のペニスがよく吸い付き、
まるで結合部の粘膜同士が癒着しているかのような一体感をもたらしてくれる。
この辺りは、夫婦らしく息が合っている、と喜ぶべきなのだろう。
「うあっ……りか、これっ、すごっ……!」
僕が素直に気持ちよさを言葉に表すと、
里香はしてやったりという顔をしたが、
その彼女自身の顔も、快感に酔いしれているとでもいうような、
だいぶだらしのないものになっていた。
僕は、そんな里香を更に気持ちよくしてあげたいと、
熱に浮かされたような頭の中で考えていた。

232 :
すると、僕の視界の中にある、
里香の双丘の、上品なピンク色の二つの頂点が、妙に魅力的に見えてきた。
そこで僕は、両手を里香の腰から一旦離すと、
おもむろにその手を、今度は里香の胸へと伸ばした。
僕の指先が、今日は今までほとんどノータッチだった里香の乳房を捕らえる。
手の平に収まるくらいのサイズの乳房を、僕は大きな動きで揉んでやった。
「ふぁっ……」
僕に合わせて腰を振っていた里香の動きが、一瞬止まる。
これは効き目がありそうだと思った僕は、
次に里香の乳首を、少し強くギュッと摘み上げた。
その瞬間、里香の膣内の締め付けが強くなったのと同時に、
彼女の口から勢いよく嬌声が溢れ出る。
「ふああっ!!」
快感によって里香の目の色が変わったのを見た僕は、
里香の様子を見ながら愛撫を強めることにした。
「里香、大丈夫か?もっと強くしてもいい?」
「う、ん……。もっと……もっと、ギュッてしてぇっ……!」
快感のあまり、幼い口調になってしまっている里香に少し驚きながらも、
僕は里香の乳房を揉みしだいたり、硬くなっている乳首を軽く抓ってやったりした。
その度に、里香は敏感に身体を震わせていた。
胸は小さい方が敏感だというのは、少なくとも里香に関しては本当のことらしい。

233 :
さて、僕の愛撫が強くなるにつれて、里香も徐々に貪欲になってくる。
「あっ……!イイよぉ、ゆいちのっ、奥‥‥はいってきてるぅ……!アンッ……アン……!」
里香の吐息や睦み言に混じって、
パンパンという、肉と肉がぶつかる音が部屋に響く。
そして、肉と肉がぶつかる度に、
僕のペニスが里香の肉襞に扱き上げられ、絶頂が近づいてくるのがわかる。
「っ……里香、今日、凄いな。ニュルニュルって、絡みついてくる」
僕がそう言うと、里香は恥ずかしそうな顔をしながら、
「ばかっ‥‥!だって、ゆういちのがこんなに……!ひゃうんっ!」
と返してくる。もちろん、腰の動きは弱めないでだ。
それどころか、里香は両手をベッドから離して胸元辺りに持ってくると、
自ら腰をグリグリと円形にくねらせて、挿入による快感を少しでも高めようとする。
すると、今までとは少し違った、ねじ込んでくるような快感に襲われて、僕は余計に気持ちがよくなってきた。
……正直、これ以上はもうあまり保ちそうになかったのだが、
里香の方はまだ僕より少し余裕があるようだった。
だから、里香は僕のペニスを、ワガママなくらい存分に味わっていた。
……長い黒髪を振り乱して僕の上で腰を降る彼女の顔は、
昼間他人に見せる賢い若妻としてのそれと比較すると、もはや全くの別人だった。
けれど、僕にとっては当然、どちらも掛け替えのない女性に違いなかった。

234 :
「ふあっ……!!こ、これすごいのぉ……!
 ゆういち、もっともっと、強く突いてぇ!!」
里香はさくらんぼのような唇でそう言いながら、知ってか知らずか、
僕のペニスで自らの子宮口を突っついている。
まるで、里香が僕のペニスで自慰をしているかのようにも思えた。
僕の亀頭が里香の子宮口に当たってグニュッと潰れる度に、
言い表せぬ快感が、僕の股間から脳髄にかけて奔る。
僕はふと、里香の腰の動きに合わせながら、
里香の美しい黒髪と汗ばんだ肌、乳房と結合部を改めて見た。
すると、心の中から自然と、言葉が感情に溶けて湧いてくる。
――今更だけど、里香って滅茶苦茶可愛いし、エロいよなぁ……。
そう考えた後、里香の顔を、特に目をよく見る。
彼女の双眸は、出会った時と変わらない、
いやそれよりもずっと増した深みと輝きとを湛えていた。
しかもその双眸の中には、里香の下で腰を振る僕が映り込んでいて、
なんだか気恥ずかしい気分になってしまった。
――このまま、里香の一番奥へ濃いのぶちまけて、孕ませたいなぁ。
そう、自分の心の中の考えを、言葉として汲み取ってみた瞬間、
下腹が急に熱くなり、同時に射精感が強まってきた。
しかも、里香のしなやかな腰の動きと、
程良いキツさの肉襞が、そそり立った僕のペニスを激しく扱き上げる。
このままでは、里香よりも先に達してしまいそうだった。
だから、僕は下腹部に力を込めて堪えながら、
里香に自分の限界を伝えることにした。

235 :
「くっ……里香、そんなに締め付けると……俺、もう!」
そう叫んだ時には、腹の下に溜まった熱が、既に暴発しかけていた。
「‥‥えっ……!?や、ちょっ……!?」
里香としては、僕の突然の告白に驚いているようだったが、
僕の方としてはもう我慢しようがなかった。
だから僕は最後の意思で、里香の太股を両手でがっちり捕まえながら、
狭くて暖かくて気持ちいい膣を、奥までズンッと突き上げた。
……僕の亀頭が里香の子宮口に当たって、グニュッと潰れた瞬間、
僕はとうとう達した。
「うお!お、お…‥で、出るッ!」
そう言い終わるか否かの時には、ドビュウッ!と白濁の塊が飛び出していた。
腰の感覚が無くなるくらいの快感が、僕の身体を駆けめぐる。
ビュルッ!ビュクッ!!という勢いで、
里香の一番奥に、濃厚で粘っこい僕の精液が注ぎ込まれる。
その熱さと勢いによって、幸いなことに、里香も絶頂に導かれたらしい。
「ひゃうっ!? ふあああんっ……!来る、くるぅ!」
里香は背筋をピンと反らせて、膣内を収縮させながら嬌声を上げる。
その表情は、予想外の快感に驚きながら、確かに快感を感じているようだ。
そんな里香を見ていると、今射精している最中の僕も、
余計に興奮して気持ちよくなってしまう。
「っ、いま、一番奥で出してるから……! ほら、孕めっ、里香!」
僕はそう言いながら、里香が逃げられないように、腰をグッと掴みなおす。
どうせ妊娠させる気なんだから、
最後の一滴まで、思う存分、里香の中に注いでやろうと思った。
まだ続くペニスの脈動の度に、精液がドピュッ、ピュッと吐き出され、
それと反応して里香の膣内も僕のペニスをキュッと締め付けてくる。
まるで、里香の身体が受胎を望んでいるかのようだった。
「ひっ、ひぁああっ!!なかに、あついのくるのぉお!!」
里香はひときわ大きな絶頂に達したらしく、
身体と膣内を震わせながら、歓喜の嬌声をあげた。
「あっ、っ、あっ、っふあああんっっ……!!」
その顔は、既に涙と涎まみれになっていて、
目や口等の顔のパーツも、ある意味素晴らしい蕩け方をしている顔だった。
写真に撮って残しておけないのが、実に残念だった。

236 :
……その後、僕の射精は流石に収まったが、
里香は時折、ビクッ、ビクンッと身体と膣内を震わせていた。
「ふあぁあああぁ……っ……!」
里香は自らの垂らした涎で胸元を色っぽく汚しながら、肩で息をしている。
さすがに疲れたのだろうと思った僕は、
「里香、俺は重くないから、倒れ込んできていいよ」
と、里香に楽な姿勢になるよう促した。
すると里香は、挿入はしたまま、
まっすぐに僕の方に倒れ込んできた。
ちょうど僕の胸板の辺りに、里香の頭が乗っかる形になる。
「ううっ……はぁ……は……」
四つんばいになるような格好で倒れ込んできた里香は、目を瞑ったまま喘いだ。
その口から出る喘ぎ声は、充実した睦み合いの余韻に他ならなかった。
……それからしばらくは、お互いの吐息と鼓動だけが、
寝室の空気を静かに震わせていた。

237 :
だいぶ落ち着いてきた頃、
僕は、里香への素直な感謝の気持ちを込めて、
僕の上で休憩している彼女に話しかけた。
「……里香の中、すげぇ気持ちよかったよ。ありがとう」
すると里香は、
「うん……あたしも、気持ちよかったよ」
と、恥ずかしそうな顔でそう言った。
顔だけ見れば、実に無邪気なものだ。
……僕は里香の顔を見ていると、また意地悪な気分になってしまった。
里香を恥ずかしがらせたい、という気分である。
僕はわざと芝居がかった口調で、さっきの出来事を振り返ることにした。
「今日さ……奥の方でたくさん濃いの出したし、
危険日だから、今のでマジで赤ちゃん出来ちゃうかもな」
僕の言葉に、里香の目が丸くなるのと同時に、
彼女の膣内がキュンッと、軽く収縮したのを感じた。
これは行けるかもしれないと思って、僕はまた続けた。
「里香の卵子、今頃たくさんの俺の精子に、
 あっちこっちからツンツン突っつかれてるだろうなぁ。
 今この瞬間受精しちゃってるかも知れないよね?いやでも、精子はまだそこまで行ってないか」
科学的に考えた場合、実際のところどうなっているかは知らないが、
とにかくそれらしいことを言って、里香を更に恥ずかしがらせたかった。
……と、同時に、
僕が本当に里香を妊娠させて、
彼女の子の父親になるかもしれないという自覚が、
里香への愛情と征服感とを伴って、僕の心に芽生えてきた。
そして、そういった気持ちは、
母親になるかもしれない里香の中にも芽生えてきているようだった。
何故なら、僕の卑猥な発言に、里香は怒ることもなく、
「裕一のばか……へんたい……」
と、トゲがありながらも優しげに返事をしてきたからだ。
僕は、里香の唇に軽いキスをすると、今一度彼女の身体を抱擁し、
お互いの身体の温もりを感じ合った。

238 :
……その後、僕と里香は半ば夢心地のまま結合を解いて、
気がつけばいつの間にか眠ってしまっていた。
心身ともに、色々と気持ちの良い疲れで満たされて眠ったせいなのか、
僕は何やら楽しい夢を見たような気がする。
だが、次の日の朝目覚めた時には、残念ながら夢のことは何も覚えていなかった。
でも、僕の隣で、まるで幼い少女のようなあどけない寝顔で寝ている里香を見て、
昨晩のことは夢ではなかった、と思い出せた。
だから僕は、朝からとても幸せな気分に浸ることが出来たのだった。

Half Moon Love(下)に続く。

239 :
今回の投下は以上です
赤ちゃん出来ちゃう!系の台詞は書いてて楽しいですね

240 :


241 :
保守

242 :
ほっしゅ

243 :
短編ですが、夏らしいSSを書いてみたので投下します。

ある夏の日

ある夏のことだった。
里香が急に行きたいと言い出したので、
僕と里香は砲台山に登ることになった。
他に行楽に行く予定も無かったので、すんなり決まった。
もちろん目指すのは、僕と里香の思い出の場所である、
そう、砲台の台座が残っている、あの本当の頂上だ。

244 :
――麓の駐車場に車を停めて、僕と里香はちょっとしたピクニック気分で山に登る。
セミの声と木漏れ日の中を、木の根や土を踏みしめながら、
一歩一歩頂上へ向かって歩いていく。
ちなみに、先を行くのは里香で、僕が後ろだ。
前を行く里香が被っている、白色の大きな日よけ帽から、
長い黒髪がサラサラと見え隠れするのを楽しみながら、
僕は頂上へ登っていく。

245 :
僕は流れてくる汗を右手で拭いながら、誰にともなく言った。
「やっぱり、動いてると暑いなぁ……ふぅ」
「裕一、気をつけてよ。たくさん荷物持ってるんだから」
心配しているのは僕のことか、あるいは荷物のことか分からないけど、
里香に気を遣われるのはそんな悪い気はしなかった。
「分かってるって。もしコケても、背中から地面に着かないように気をつけるさ」
僕はそう言いながら、背中のリュックをちゃんと背負いなおした。
さて、里香の言う通り、僕には結構な荷物があった。
里香が僕の分まで手作りしてくれたお弁当と、それに使っている保冷剤、
麦茶の入ったペットボトル、
それに僕の愛用のカメラが入ったリュックを背負いながら登っているのだ。
お弁当とペットボトルはもちろん、食事と水分補給の為のものだ。
カメラは、主に頂上で写真を撮るためのものだ。
ちなみに、頂上で写真を撮って欲しいと言い出して来たのも里香だ。
一方、里香は僕の予想以上に、軽やかで危なげない足取りで登っていく。
手ぶらだから余計に身軽ということもあるのだろうが、
今の里香の健康さが如実に表れているかのように思えて、僕は嬉しかった。

246 :
「裕一、そろそろ休憩にしない?あたし、喉乾いちゃった」
先を行っていた里香は、僕の方を振り向くと、
少しなだらかになっているところを指さして続ける。
「前に来た時も、確かそこで休んだよね」
里香がそう言うのとほぼ同時に、僕の記憶が蘇ってきた。
(あぁ、確かにここで里香が水飲んでたっけ……)
「よし、ここでちょっと休もうか。今お茶出すからな」
僕はそう言うと、背負っていたリュックから、
お茶の入ったペットボトルを取り出した。
……ここで休憩すれば、いよいよ頂上はもうすぐだった。
僕と里香は水分補給は十分に、雑談はそこそこにして、
再び頂上へ向かって歩き始めた。

247 :
――不意に視界が開けたかと思うと、やはりそこは砲台山の頂上だった。
相変わらず人気が無くて、砲台の台座が置いてある。
今は夏の昼間だから、明るい陽の光が降り注いでいて、セミの鳴く声が響いている。
「ここは、いつ来ても変わってないね」
里香は懐かしむように頂上の様子をキョロキョロと見ながら、
砲台の台座の方へと歩いていく。
「あぁ……ホント、景色まで昔のまんまだなぁ」
僕はバッグを木陰に置いてカメラを取り出してから、
里香を追って台座の方へと向かった。
改めて伊勢の町の方を見ると、
里香と初めて来た時と変わらない景色が、眼下に広がっている。
呆れるくらい、何も変わっていない。
だけど、僕と里香の暮らすこの伊勢には、
変わっていかないからこそ良い、という事柄もたくさんあった。
その中の一つは、この砲台山の本当の頂上が、
相変わらず普通の人からは忘れ去られているということだ。

248 :
正直、僕と里香の思い出の場所が、
いつの間にか隠れ観光名所にでもなっていたら困るというのもあるし、
また、違う意味においても幸いだった。
というのも、僕は今の里香の姿を、
出来ればあまり他人の視線に晒したくないからだ。


249 :
……思えば、ここに来るまで里香に突っ込みこそしなかったものの、
彼女の格好はなかなかに刺激的なものだった。
今日の里香は、黒いキャミソールを着ている。
里香のしなやかなボディラインが、
着ているキャミソールと、彼女の長髪の、
目が覚めるような黒に引き締められて、余計に際立っている。
里香の汗ばんだ白い肌や、大きな丸い日よけ帽も、良いコントラストの演出に一役買っていた。
もちろん、刺激的なのはそれだけではない。
というのも、里香の今の格好は、上半身の露出が妙に多いのだ。
とはいえ、胸元はちゃんと布地で覆われていて、
胸の中央には細い白いリボンがあしらわれている。
首には、キャミソールを留める為の細い紐がかかっている。
だが、それ以外の上半身の部分……例えば、肩の辺りは丸見えだった。
少し視線をずらすと、程良く浮き出ている鎖骨や、
体質なのかあるいは努力の賜物なのか、腋毛など一本も生えていない腋の下が眩しかった。
おまけに、里香の胸元を覆っている布地の面積は、
背中側に向かうに従って、下の方向へ斜めに減っている。
だから余計に、里香の上半身が、
『おっぱい以外裸』
になっているかのように見えてしまう。
更に、キャミソールのスカート部分だってそんなに長くない。
そのスカートの中身がどうなっているかをよく知っている僕は、
余計によからぬ妄想をしてしまう。
ただでさえ可愛い里香がこんなに凄い格好をしているのだから、
僕はもういっそここで―――

250 :
「どうしたの、裕一? 早く撮ってよ」
里香が不思議そうに、僕に問いかけてくる。
僕は、ハッと我に返った。
「……あっ、ごめん、今ちょっと暑さでボーッとしてた」
僕が慌てて返事を取り繕うと、一応里香は納得してくれたらしい。
「そうなの?まぁ、熱中症には気をつけてよね。お茶飲んで来てからでもいいよ?」
「いや、大丈夫だよ。ほら、早く撮っちゃおうぜ」
「うん、そうね」
どうやら、里香に見とれて鼻の下を伸ばしていたことは、
幸いにして里香自身には気付かれなかったらしい。
里香はというと早速、砲台の台座に背中を預けて、僕の撮影を待っている。
彼女はいかにも上機嫌といった感じなので、良い写真が撮れそうだ。
僕の方も乗り気になってきたので、
とりあえずは写真撮影に集中しようという気になってきたのだった。

251 :
続きます。

252 :
全裸待機してます

253 :
重ね着キャミソールで待機します

254 :

そのキャミソ姿、最近どこかで見覚えがあるなw

255 :
>>250の続きを投下します。
「よーし、いいぞ。里香、好きなポーズ取っていいよ」
僕がそう言いながらファインダーを覗き込むと、
黒いキャミソールを着た里香は、
伊勢の町並みを背景にして、どこか自信ありげに微笑みながらポーズを取った。
彼女は、右手で自分の目に日よけを作るようにしながら、
少し胸を張って、左手は砲台の台座を軽く付いている。
僕は里香のポージングに対して、素直に賞賛の言葉を述べる。
「おっ、いいねいいね」
しかし、良いのは里香のポージングだけではない。
僕にとっては、里香の身体の全てが、とてもエロ可愛いくて良いのだ。

256 :
とはいえ悲しいかな、こうしてファインダーを覗いていても、
僕はついつい里香の胸元にピントを合わせてしまいたくなる。
そんな腹の下に絡みつくような邪念を振り払いながら、
僕は真面目にピントを合わせて、
光の入り具合もよく見極めて、
そして撮影のタイミングを里香に伝えた。
「じゃ、こんなもんでいいかな?そろそろ撮るよ」
僕の合図に対して、里香はコクリと頷いた。
僕も頷き返すと、撮影のカウントを取った。
「さん、にー、いち……」
次の瞬間、僕の指でカメラの撮影ボタンが押され、
パシャリッ、と小気味の良い音を伴ってシャッターが閉じられる。
無事に撮影成功だ。
「ゆーいち、上手く撮れたー?」
里香が撮影の結果を気にして、呼びかけるように話しかけてくる。
僕はファインダーから顔を離して、里香に答えた。
「あぁ、上手くいったよ。あと何枚か撮るから、ポーズ変えてもいいよ」
僕はそう言うと、撮影する姿勢を変えて、再びファインダーを覗き込む。
「……うん」
すると何故か、里香は少しだけ恥ずかしそうな顔をしていたが、
その理由はわからなかった。

257 :
その後、予定通りにポーズ違いの写真も何枚か撮り、写真撮影会は終わった。
(さて、この後は里香の手作り弁当かぁ……。
 腹もいい加減減ってきたし、ちょうどいいな)
僕がそんなことを考えながらファインダーから顔を離すと、
写真を撮った時の場所にまだいて、
ちょっと恥ずかしそうな顔をしている里香が視界の中にいた。
(ん?)
よく見ると、彼女は僕を右手で手招きしている。
白くて細めの手が、僕を里香のいる場所へと誘う。
(きっと、景色の中に、撮って欲しい建物とかが見つかったんだろうな)
と推測した僕は、それ以上深く考えずに里香の方へと向かった。

258 :
「ん、どうしたの?」
僕が問いかけると、
里香は思い切るように息をスッと吸い込む。
そしてハーッと吐いてから、
「裕一、もしかしてその……し、したいの?」
と、顔を赤らめながら言ってきた。

259 :
「ん、どうしたの?」
僕が問いかけると、
里香は思い切るように息をスッと吸い込む。
そしてハーッと吐いてから、
「裕一、もしかしてその……し、したいの?」
と、顔を赤らめながら言ってきた。
……僕はあまりにもビックリして、
おかげで、思考が1、2秒ほど停止してしまった。
その後すぐに、里香の言葉の意味は理解したものの、
気の利いた返事なんて返せるワケがない。
「………えっ、それって……」
「………」
沈黙で僕の言葉を肯定するかのごとく、
里香はただ目の前でうつむいている。
次の瞬間、僕はつい反射的に弁解していた。
「や、やだなぁ……里香ってば、いきなり何言ってんだよ。
 いくら俺だって、こんなとこでそういう気分にならないよ」
そうはぐらかしながら雰囲気を和らげようとするが、
「嘘」
と、里香に一刀両断された。
続けて、里香は僕をジト目で見ながら、
「だって、さっき写真撮ってる時、いつも以上に口元がにやけてたし……」
と、僕の不実を指摘してきた。
「うっ……」
思い当たる節のある僕は、ただそう呻くしかなかった。

260 :
更に里香の指摘は続く。
「それに……裕一は気付いてないかも知れないけど、
 二枚目以降の写真を撮ってた時に、姿勢が前屈みになってたわよ」
「そう言われれば‥‥」
確かに、僕が撮影する姿勢を変えた後に、
里香は少しだけ恥ずかしそうな顔をしていたけど、そういうことだったのか……。
僕が一人で納得していると、
里香は頬を染めながらも半ば呆れたという顔で、
「裕一の、エッチ……」
と言い放ってきた。
その時に里香は、僕から僅かに視線を逸らしながら、
何の衣服にも覆われていない腕を、
身体の前を守るように、組み直す仕草をした。
僕には、その動作が妙に艶めかしく見えてしまい、、
思わず喉をゴクリと鳴らしてしまった。
……据え膳食わぬは男の恥だ。
僕は心底、そう思った。

261 :
続きます
あと一回か二回で終わりです

262 :
続き期待!

263 :
藤林丈司は裏切り者

264 :
保守

265 :
ほっしゅ
そういや、>>209の人はどうしてるんだろうか……

266 :
>>260の続きを投下します

「……あのさ、俺が言えたことじゃないけど、
 里香にだって責任はあると思うぞ」
僕が少し真面目な口調で里香にそう言ってから、
少し間を置いて、更に続けた。
「だって、そんな可愛い格好で人気の無い場所に来たら、
 俺が我慢出来なくなるかもって、里香もわかるだろ?」
僕は至って真面目にそう言いながら、熱い視線を里香の肩や胸元に注ぐ。
すると里香は、まるで年頃の初な少女のような仕草でドキッとすると、
顔を赤くして僕に問いかけてきた。
「えっ、そんなに可愛い‥‥かな……?」
どうやら、里香の今日のコーディネートは、やはり一種の勝負服だったらしい。
ここで上手く里香の機嫌を直してやれば、僕にとっても良いことがある。
そう考えた僕は、里香を褒めす作戦に出た。

267 :
「当たり前だろ?自覚無かったの?
 もうさ、誰か他の男には、一目たりとも見せたくないくらいに可愛いよ。
 ここに来るまで人に会わなくて、本当に良かったよ」
続く僕の口調にも、思わず熱が籠もる。
「里香って、普段あんまり派手な格好しないから、なんか余計にキレイに見えたんだろうなぁ。
 ホント、里香の新しい魅力発見、って感じだよ」
……このような、僕の見え見えの褒めし攻撃によって、
しかし里香の頬はもうすっかり赤く染まっていた。
彼女は悔しそうで嬉しそうな、それでいて恥ずかしそうな表情をしながら、
「……ばか。裕一にそんなこと言われたら、
あたしだって、怒れなくなるじゃないの」
と言ってくれた。
目元から僕への愛情を示す里香に、僕も微笑み返した。
「うん、里香はやっぱり笑ってる方が可愛いよ」
そして僕は、里香の立っている場所にスッと近づこうとする。
もちろん、僕の方から唇を奪って、そのまま事に及ぶためだ。

268 :
だが、その予定はあっさり狂ってしまった。
何故ならば、僕の視界が、
里香の被っていた白い日よけ帽に包まれたからだ。
具体的には、
「だからさ……一緒に‥‥んぐっ!」
……という調子で、里香の方が頑張って背伸びして、先に僕の唇を塞いできたのだ。
自分の口の中に、いきなり他人の舌が突っ込まれて、普通は良い気分などするわけがない。
が、僕にとって、里香の場合はもちろん別だった。
「ちゅっ……れろ……んんっ!」
僕は、里香の背中と腰の辺りを抱き留めると、自分の背中を砲台の台座を寄りかからせる。
そのままの姿勢で、里香と熱い抱擁とキスを交わす。
チュッ、チュパッ……レロレロッ……!
一度スイッチの入った里香のアプローチは情熱的で、
相変わらずだなぁと思わなくもない。
いや、むしろ、耐性が付いていないのは僕の方か。
何故なら、このくらいの前戯でもう、
股間の愚息は臨戦態勢になってしまったからだ。

269 :
抱擁とキスが一段落付くと、僕と里香はどちらからともなく口づけを解いた。
すると、僕と里香の唇との間に、名残惜しさをそそる唾液の橋がネチョッと架かった。
その橋が消え落ちてしまうのを見届けてから、僕は里香に話しかけた。
「……今日の里香はせっかちだなぁ。びっくりしたよ」
里香の顔を見るのに少し邪魔だなと思っていたので、
彼女の頭の上の日よけ帽を取って台座の上に置きながら、僕はそう言った。
日よけ帽がなくなって、僕からより表情が読み取りやすくなった里香は、
「だって、いつもは先越されるから」
と、少し口を尖らせながら言った。
僕はそんな里香が可愛くて、少しちょっかいを出してみたくなった。
僕の伸ばした右手が、剥き出しになっている里香の腋の下に触れる。
舐めたくなるような滑らかさの里香の腋の下だ。
「ひゃっ……!」
里香がくすぐったさに身体をピクッと震わすのも構わず、
僕は右手の指を動かして、里香の左腋の下をこちょこちょとくすぐる。
腋毛一本生えていない、里香の薄い皮膚の感触は、
僕の身体の同じ部分とは大違いだった。
「ふひゃんっ……!ちょっと、やめ……ぁん!」
感度も良いらしく、里香は僕にくすぐられる度に、
目を閉じてピクピクッと身体を震わせて、必に腋の下を閉じようとする。
調子に乗った僕は、両手で里香の腋の下をくすぐりはじめる。
「やっ、そっちも……!?ひゃうっ!」
僕はいつも里香に頭が上がらないだけに、
腋の下をくすぐるだけでこうも里香を翻弄できるというのは、気分がよかった。
だから僕はしばらく、里香へくすぐり攻撃を続けたのだった。

270 :
……しばらくして、僕は流石にくすぐり攻撃に飽きてきた。
だから、里香の腋の下から両手を離した。
気がつくと、僕の両手の指は、
里香の腋の下から分泌された汗でしっとりとしていた。
そのことに気付いた僕は、
無性に両手の指の匂いを嗅いだり、あるいは指自体を舐めたい衝動に駆られた。
が、目の前の里香がご立腹なようなので、それどころではなかった。
「……うっ〜、裕一のばかっ……!やめてって、あんなに言ったのに」
里香は少し肩を上下させながら、そう恨みがましく僕に抗議する。
が、僕としては、ここであっさり屈してしまったらいつも通りでつまらない。
「うーん、俺には、里香が本当にやめて欲しいようには見えなかったんだけどなぁ。
 それに里香だって……」
僕はそう言って、里香の反応を窺いながら、また素早く右手を動かした。
里香の黒いキャミソールのスカートに下から手を入れ、
その奥にある部分をショーツ越しに指で擦ってやる。
「ひゃっ!」
そこは既に十分な湿り気を帯びていて、
ショーツが秘裂に張り付いているのが分かった。
「ほら、もうこんなになってるじゃん」
僕は勝ち誇ったように里香に言いながら、秘部への愛撫を続ける。
里香は、声も出せずにその顔を恥辱の色に染めてゆく。
「もしかして、さっきくすぐられてる間に感じてたの?気持ちよくなっちゃった?」
くすぐったいという感覚は、性的な快感に近いと聞いたことがあるので、
里香としてもまんざらではなかったのだろう。
「うぅ……」
だからこそ、里香はもうほとんど抵抗せずに、僕に身を任せ始めたのだった。
僕は里香をより一層近くに抱き寄せて、
唇を奪い、舌を絡ませ合わせ、乳房と秘部を手で愛撫し続けた。

271 :
今回の投下は以上です
途中から色々思いつきを盛り込んでるんで、
文のまとまりが悪かったらすみません

272 :
おつおつ


273 :
おつおつ
全裸は辛い季節だが仕方ない…

274 :
震える里香ちゃんみてみたいです

275 :
>>270の続きを投下します

……愛撫を続けていると、秘裂から染み出る愛液で、
里香の穿いているショーツは、すっかりぐしょ濡れになってしまった。
指を脇から入れて秘裂を弄くるだけで、くちゅくちゅという水音が立つ。
当然僕の方も、股間に渦巻く凄まじい熱さを感じていた。
それを早く里香の中に解き放ちたい一心で、口が動いた。
「里香っ……そろそろ、いいかなっ」
そう言いながら、僕は無意識に里香の細い腰に股間をなすりつけた。
「裕一の、かたいね……」
羞恥心と期待と昂奮とで微かに震えた里香の声色が、
彼女が僕を受け入れることを許してくれているのを、密かに示していた。
そのくらい、何年も一緒にいればわかるものだ。
「でも‥‥どうするのよ。ここ、ベッドなんかないわよ」
里香は少しだけ困ったような顔でそう言う。
「なら、ここにあるものを使うまでだよ」
僕には、一応の考えがあった。

276 :
まずは、里香の背中と膝の辺りを両手でしっかりと持ち上げる。
すると、僕は里香の身体をお姫様抱っこで抱えることになる。
里香の身体は、相変わらず適度に軽くて、安心出来る重みを持っていた。
「えっ……ちょっと!」
いきなり僕にお姫様抱っこされた里香は、
まるで物語の中のお姫様のようなリアクションをした。
そんな里香は凄く可愛かったが、今は事を進めなければならない。
「持ち上げるから、動かないで」
僕はそう言うと、全身に力を込めて、
里香の身体をコンクリートの台座の縁に押し上げ、座らせた。
「ふぅ……よし。高さは、これで大丈夫かな?」
思いつきから出た僕の行動ではあったが、幸い、台座の高さは丁度良かった。
台座に座った里香の股間は、
目の前で向かい合っている僕のそれとほぼ同じ位置にあったからだ。
ふと少し視線を下にずらすと、
黒いスカートに見え隠れする里香の白い太ももがとてもそそる。
僕は、下半身から立ち上がってくる、
里香に襲いかかりたいという衝動を抑えつけながら、
「里香、パンツ脱がしていい?」
と、デリカシーの欠片もない言葉で里香に問いかけた。
「ゆーいちー……馬鹿じゃないの?」
里香は恥ずかしい以上に、流石にあきれ果てたようだ。
「じゃ、脱がさないままする?
 別に俺はそれでも良いけど……隙間から入れるの気持ちいいし」
僕がそう言いながら、里香の身体に覆い被さりながら、
ズボンの社会の窓を開けようとすると、
「ちょっ……やだっ‥‥変態!
 分かったわよ、脱がしていいから……」
と、里香は抵抗し、恥ずかしがりながらも、
僕に下半身の下着を脱がされることを了承したのだった。

277 :
僕は、里香の反応と、彼女の素晴らしい足のラインを楽しみながら、
台座に座っている里香のショーツを脱がした。
そして、今の僕の手の中には、今脱がしたてホヤホヤの、
里香の下着が確かに存在していた。
僕は思わず、視線を傾けてそれをまじまじと見てしまう。
散々触ってはいたが、里香の下着を目で見るのは、今日はこれが初めてだ。
(おぉ……こりゃまた……!)
里香の下着は、色は衣服とは対照的に純白で、
簡素なレースの刺繍が施された、薄手のショーツだった。
モノとしては、勝負下着というほどには、卑猥な品ではない。
とはいっても、今は里香の愛液でびしょ濡れなので、実に卑猥な代物だった。
おまけに、なんだか心地良く生臭い匂いまで漂ってきて、
思わず鼻をクンクンと鳴らしてしまった。
もはやこれだけ愛液で濡れてしまっては、下着としては使えないし、
それどころか、今のうちから干しておかないと、
里香は生乾きのショーツを穿いて下山して、家まで帰るはめになる。
(まぁ、それはそれで見てみたいけどな)
僕がそんな邪な思考に脳味噌をフル回転させていると、
ふと、目の前から無言の圧力を感じた。
僕が反射的に顔を上げると、そこには、
羞恥心と怒りと、
さらに「お預け」を食らわされていることにより、
何ともいえない淫靡な雰囲気を纏うことになった里香がいた。

278 :
その里香を見て、僕は腹の下が強く疼くのを感じた。
脱がしたショーツはとりあず、
台座の上の、里香の身体から少し離れたところに置いておくことにする。
そうだ、今はとにかく、
僕は里香を抱きたいし、里香もそれを望んでいるのだ。
そのシンプルな結論を頭の中で出した僕はやや乱暴に、
自分のズボンとパンツの社会の窓を全開にして、
とっくに臨戦態勢の愚息を外気に晒す。
赤黒い肉茎は、拘束から解き放たれた瞬間に、
ギンッと反り返って、先端から欲望の先走りを滴らせる。
その様子を見て、里香は少し緊張したらしく、
形の良い喉をごくりと鳴らした。
同時に、僕は里香の両太股を外側から持って、開かせる。
それと反対に、里香の細い両脚は、
交差するように僕の両腕と組み合って、
体位を固定するのに一役買った。
すると、里香はいわゆる、M字開脚の形に近い体勢を取らされることになった。
今まで黒いスカートの奥に隠れていた里香の秘部が、
あられもなく僕の視線に晒される。
そこは既に、秘裂自体だけではなく、
里香の髪の毛と同じ色艶を持った恥毛までも濡らしていて、
まるで僕に貫かれるのを今か今かと待っているかのように、
小さくヒクヒクと動いていた。
こんな光景を見せつけられて、もう僕は我慢できるわけがなかった。

279 :
「りか……!」
僕は短くそう叫ぶや否や、里香の足を開かせたまま、
自分のペニスの先端を里香の秘裂にピトッと合わせて、
そして、勢いよく腰を前に突き出した。
ズチュッ!
その瞬間、実に心地良い抵抗感が僕の下半身に生まれた。
「ふあぁ、んっ………!!」
里香はというと、まるで猫が身震いするかのように、
細い身体に快感を走らせた。
「はぁっ……はあ、ゆういちぃ……!は、んうっ……!!」
里香は涙目で喘ぎながらも、
必に僕の首と肩の周りに、両腕を回して、かき抱いてくる。
おまけに、里香の控えめな胸が僕の胸板に押しつけられる。
キャミソールとブラジャー越しとはいえ、刺激は十分だった。
そんなことが、僕の劣情をより一層掻き立てた。
僕が里香を持ち上げながら腰を前後に動かすと、
里香の膣内はぴったりと僕の肉茎に吸い付いてきた。
ズプッ……ズプッ、ズプズプッ!
「はぁん……んんっ、あぅ、やっ……!これ、すご‥ぉい…!」
受け入れる態勢が整っていたとはいえ珍しく、
里香は挿入直後から顔を蕩けさせて喘ぎ始める。
……確かに、正面から抱き合うかのようなこの体位は、
密着感がかなりあって気持ちいいし、
顔が見える分、視覚的にも凄く楽しめそうだ。
僕と里香は、文字通り心と身体をひとつにして、
お互いを存分に貪り合うのだった。

280 :
今回の投下は以上です
まだ続きます
思ったより長くなってしまいました

281 :
鷹追加点

282 :
誤爆orz

283 :
日ハムファンの俺、大激怒

284 :
里香って阪神ファンぽいよな

285 :
マジレスすると里香は野球とかよく知らないと思う

286 :
と思ってナメてたら父親が実は見ていて超詳しくて一波乱
とかで一冊作れそうだな

287 :
保守
里香もそろそろ衣替えの季節だな

288 :
冬の凛とした空気が好きだって言ってたし良い季節がやってきた
おかげで俺も冬が好きになっちまった

289 :
寒い日は里香と一緒に布団の中でぬくぬくしたい

290 :
むしろ里香もそういうの好きそうだよな
エロい意味じゃなくw

291 :
一緒の布団で寝ててでも一応布団は二人分敷いてあるとして
裕一「狭くないか?」
里香「せまい」
裕一「隣で寝ないのかよ」
里香「やだ」
って言ってあとは無言で眠りに落ちるような自然な絵が似合う

292 :
「あつくるしい」
とか言いながら離れないのな

293 :
>>279の続きを投下します

「うぁっ‥‥っあっ!はぁ……ん……」
甘い声を上げる里香とこうして睦み合っていると、
僕の現実感というものが、なんだか希薄になってきていた。
汗を滴らせる暑さも、セミの声も、木漏れ日も、
コンクリートの砲台の台座も、全てがリアルさを半減させていた。
しかし、僕はそこで、あることを思い出した。
(そうだ……ここはそもそも、
 里香にとっては、お父さんとの大切な思い出の場所だったんだよな)
と同時に、今ではこの砲台山の頂上は、
里香にとっては、僕と現在進行形でセックスしている場所なのだ、という事実にも思い至る。
その認識は、僕を更に興奮させた。
……喩えて言うならまるで、里香の幼い頃の写真をオナニーのオカズに使って、
射精で汚してしまったかのような気分になってしまった。
だが、僕はそんな気分に浸るだけでは満足出来ずに、
里香に直接自分の欲望をぶつけてしまう。
「……里香、ここでセックスしてるのって、どう思う?」
僕は腰の動きを緩めながら、里香にそう問いかけた。
「……どうって……何のことよっ?」
里香は僕の問いかけに応じるが、その答えはどうも要領を得ない。
しびれを切らした僕は、ずばりと言ってやることにした。
「だってさ、ここって里香にとっては、
 お父さんとの思い出の場所だろ」
僕がそう言うと、里香は一層顔を赤らめるのと同時に、
きゅんっと彼女の膣の締め付けがぐっと強くなった。
僕はすかさず畳み掛ける。
「そんなとこでエッチすることになるなんて、
 ちょっとイヤだったりしないのかな〜……ってさ」
僕が意地悪くそう言って、里香の反応を楽しみにしていたものの、
少し里香に対して申し訳ない気分もあった。
(きっと、怒られるだろうな……お父さんのこと引き合いに出したりして)
里香を見ると、その顔には案の定恥ずかしさと怒りの色が浮かんでいて、
僕は怒られるのを覚悟した。

294 :
そして、少し息を吸ってから、里香が口を開いた。
「それは……たしかにここはパパとの思い出の場所だし、
 そもそも外でなんて、イヤだけど……」
(……えっ?)
里香が怒鳴るどころか僕をなじりもしないことに、
僕は思わずポカンとしてしまった。
里香は更に言葉を続けた。
「でも、ここは、裕一との思い出の場所でもあるし、
 裕一は、いつもあたしの為に頑張ってくれてるから‥‥いいよ」
里香が顔を綻ばせながらそう言ってくれたので、
僕の本能を堰き止めていた理性が、一気に決壊しかかった。
「里香……!」
心が里香への愛おしさで満ち溢れて、全身に力が漲る。
「やぁんっ……!! ちょっと、ゆういち……!」
僕は里香の身体を抱き寄せ、下品なくらいに舌を絡めまくった。
チュプッ、クチュリ、レロレロッ……ヂュル……ピチュ、チュブッ‥‥チュパッ!
濃厚な口づけが一段落付くと、僕と里香の唇からは唾液が垂れまくっていた。
「はぁっ……、ばかぁっ……!こんなに……」
里香は呆れるような口調ながらも、
半ば惚け顔になり、すっかりキスに夢中になっていたようだ。
そうだ、この体位なら、
好きなタイミングで好きなだけ里香の唇を奪えるのだ。
その事に気付いた僕が、何度か適当に里香の唇を奪うと、
彼女の双眸はより一層快感に蕩けてゆき、
その代わりに、結合部から聞こえる水音は段々大きくなる。
「はぁっ、はぁ……里香……!」
「ふあ、んっ……!やっ……」
どんどん熱くなっていく吐息を里香とかけあいながら、
僕は更に腰を振り、加えて言葉も遠慮無く使って、里香を責め立てる。

295 :
「全く、今の里香の姿を、
 もし里香のお父さんが見たら、どう思うかなぁ!」
里香のお尻の辺りを持って正面から腰を打ちつけながら、僕はさらに続ける。
「……こんなとこで真っ昼間っから、
 ゴムも付けずにチ●ポ突っ込まれて喜んでる里香の姿を見せてあげたいよ」
僕の発言の卑猥さに、里香の顔が真っ赤な羞恥の色に染まるのと同時に、
彼女の締め付けは、きゅんっ!と、余計に強くなってしまった。
「そうだ……あと、恥ずかしいこと言われると、
 余計に気持ちよくなっちゃう、このおま●この具合も、是非教えてあげたいね」
僕はわざと意地悪そうな口調でそう言いながら、激しく腰を動かした。
パンッ、パンッという、肉と肉のぶつかる気持ちの良い音と共に、
卑猥な言葉が里香の耳朶を打つ。
「ふわぁあっ……!!やらぁっ、こんなのぉっ‥!!」
「またまた、本当は嬉しいくせに……!
 ほら今も、中がキュンってなって、欲しがってるよ」
「あっ……そ、んな……!ああっ、やんっ‥‥!」
里香はもうイキかけの表情を浮かべてしまうくらいに感じて喘いでいたけれど、
ここでイカせてしまうのは勿体ない気がしたので、僕は動きを緩やかにした。
代わりに、というわけではないが、言葉責めは続けた。
「里香のお父さんも、自分の大事な一人娘が、
 こんなエッチな女の子に育つなんて、きっと予想してなかっただろうねぇ」
僕はそう言いながら、腕と手で里香の腰を引き寄せて、
里香の中を抉るように抜き差しを繰り返した。

296 :
「ゆいちのばかぁっ!変態!
 ……いじわるするの、やめてよぉっ……!」
里香は、快感のせいか羞恥心のせいか、あるいは怒りのせいか、
涙目になりながらも僕に抗議するものの、
彼女の膣は断続的に小さく痙攣して、締め付けを強くしていた。
僕は調子に乗って、更に里香をねちっこく責め立てた。
「ごめん、男はな、好きな子にはいたずらしたくなっちゃうんだよ」
僕はそう囁くように言いながら、
里香の膣内にペニスをなすり付けるように腰を動かした。
「そんなこと言って……!はぁっ……、んっ、ああ……」
どうやら、明らかに里香への言葉責めは効き目アリらしい。
僕は、普段は頭の上がらない里香を手玉に取ることがすっかり気に入って、
鬼畜なことを続けてしまう。
「……まったく、身体は正直なのにな!ふ……んっ!」
僕はそうわざと冷たく言い放ちながら、
里香の身体をぎゅっと抱き寄せて、奥まで一気に挿入した。
「ひぅっ……!あ、あ……!!」
里香の小振りな乳房が僕の胸板に擦りつけられるのと同時に、
僕のペニスが、里香の奥にコツンとぶつかる感覚が伝わってくる。
すると、里香の膣内が、急にブルブルと収縮を繰り返した。
どうやら、子宮口を亀頭で抉られたショックで、里香は軽く達してしまったらしい。
「くっ……!」
僕が反射的に射精を堪えている時、
里香は強く目を瞑り、太ももを小刻みに震わせながら達していた。
「はっ、っあ……あぁあ…………ぁぁああっ…………!!」
その様子は、男の僕が羨ましくなるくらいに気持ちよさそうで、
実に素晴らしい光景であった。

297 :
「はぁ……」
一人で達してしまった里香は、
僕に挿入されたままにも関わらず、半ば脱力してしまっていて、余韻を楽しんでいるようだった。
僕としても、休憩には丁度良かったので、とりあえず何も動かずにいた。
すると、しばらくしてから、不意に里香が話しかけてきた。
「ねぇ、裕一……」
「ん?」
僕は返事をして里香の顔を見る。
里香は、もう随分落ち着いているようだが、何か言いたげな表情だった。
僕としっかりと視線が合ったことに気付いた里香は、また口を開いた。
「ほんと‥‥裕一ってスケベで、すぐに調子乗るよね」
半分呆れたような口調で、里香はそう言った。
「うん、ごめん」
言い返すことも出来ないので、僕は素直に謝った。
すると、里香は小さく深呼吸したかと思うと、更に言葉を続けた。
「あのね、今更かも知れないけど、念のため、言っておくけど……」
「?」
里香の言葉の続きが予想出来ず、僕は思わず首をかしげそうになったが、
次の瞬間、そんな気分は一瞬にして吹き飛んでいた。
「あたし、裕一のこと好きだからね。
 だから‥‥あんな変なこと言われなくても、十分気持ちよくなれるよ」
里香がかなり恥ずかしそうにそう言ってくれた瞬間、
僕の中の、里香に対する愛情とか欲望が、一気に強くなっていくのを感じた。

298 :
「お前、それ反則だろ……」
「ふぁんっ……!?」
僕が里香の身体を強く抱き寄せて、腰を動かそうとしたので、
里香は喘ぎ声を上げてしまう。
「やだ‥‥っ、今はまだ……!」
おそらく、先ほどの絶頂の余韻がまだ残っているせいで、
里香の身体の感度はかなり上がっていた。
この状態なら、僕も一緒に、また絶頂まですぐ辿り着けそうだった。
「ごめん、俺もう我慢できない。里香、大好きだ……!」
僕はそう言いながら、容赦なく里香の唇を奪いにかかる。
レロレロ、チュゥッ……!
「んっ……!」
僕は里香の唇を塞ぐのと同時に、彼女の太ももを強く抱き寄せた。
里香のキャミソールのスカート部分は大きく捲れ上がり、
また彼女の両脚はこれまでになく開かれていた。
そこの間に思い切り、僕は思いの丈を込めて腰を突き入れる。
いくら僕を受け入れ慣れているからといって
普段とは違う強引な責められ方に、里香は悲鳴に似た嬌声を上げた。
「はっ……ひいっ!!
 あっ、あらひ、こんなにされたら、ばかになっちゃ‥‥!」
激しい快感に震えながらそう言う里香はとても可愛くて、
僕は下半身の熱が一気に高まるのを感じていた。
「いいよっ、馬鹿になれよっ……!好きなだけ気持ちよくなれよ」
僕はラストスパートに向けて、里香の太ももをしっかりと掴みなおす。
そして、彼女の身体を少し持ちあげながら、
肉と肉がぶつかる、パンパンという音が鳴るくらいに突き上げた。
その深い挿入の度に、ズチュッ、ヂュプッ!という淫音も辺りに響き、
同時に里香の喘ぎ声も漏れ聞こえてくる。

299 :
「あっ‥ふぅ‥んん……ゆういちぃ……!
 んんっ‥あ‥‥もっと、してぇ‥‥」
素直に快感を求めてくる里香に対して、
僕は唾液まみれの舌を突き出して、舌を絡めるキスを催促した。
その催促に対して、間髪入れずに、
里香は僕と同じように、唾液まみれの舌を突き出してきた。
僕はもちろん、自分の舌を里香の舌に絡み合わせる。
ビチャッ、という生々しい感触が、とても扇情的だった。
おそらく、今の光景を写真に撮って残しておけば、
僕にとっては最高級のオナニーのオカズが出来ることは間違いなかった。
「りか……クチュ、レロッ……」
里香と舌を絡み合わせていると、
里香と僕の唾液が混じり合ったことで生まれた、
心地良い生臭さの風味が、
舌の先から、口の中や鼻腔にまで広がっていくのを感じた。
「んっ‥‥ふぅ、はぁ‥っ!」
里香はというと、ますます目をとろんとさせながら、
しかしその膣内では断続的な痙攣が始まってきていた。
僕の方も、流石に限界が近かったので、
どうせなら一緒に絶頂を迎えようと思った。

300 :
そこで、タイミング合わせの意味も込めて、
一旦キスは中断して、里香に話しかけた。
「里香、キスしながらするの、気持ちいいの?
 なんか、口でセックスしてるみたいな感じだけど」
僕がそう言うと、
「う、うん……きもちよすぎて、あたま、ぼ〜っとしちゃ‥う。
 ゆいちに、ぜんぶされてるかんじがして……」
と、呂律が回らないにも関わらず、
里香は少し文学的な言い回しで返してきた。
僕はどこか微笑ましい気分になりながら、
言葉と行動で里香の思いに答える。
「そうだな……里香の身体は、全部気持ちいいよ」
僕はそう言ったあと、再び里香の舌を自分の舌で嬲りながら、
より一層強い力で里香の中を突き上げ始めた。
効果はてきめんで、里香も一気に絶頂へと近づいたらしい。
「っん‥ぁ‥!そんな……っ、うごいた‥ら、
 あらひっ、キスしなが‥ら‥‥!」
「んっ……いいよ!俺も、里香とキスしながらイキたいからっ‥‥!」
僕はそう言いながら、また里香の舌を絡め取って弄ぶ。
「はっ、ふあぁっ……!あっ、あっ……!!」
里香の表情や舌使いと同じく、彼女の膣も切なげに僕を求めてきた。
その締め付けに自然と呼応するかのように、
僕の身体の奥から、急激に高熱の塊がせり上がって来るのを感じた。

301 :
そろそろ限界だと悟った僕は、里香にそのことを教える。
「里香っ、俺もう限界だからっ……出来たら一緒にイクぞ!
 全部、お前の中にっ、出してやるからな……!」
僕がそう言うと、里香もラストスパートをかけたらしい。
里香は、今まで以上に貪欲になり、舌を絡めてくるどころか、
唇全体を押しつけて舌を絡め合うような、ディープキスで迫ってきた。
「んんっ……んっ!」
また、里香はキスするだけではなく、
僕に必で抱きついて、より強い快感を求めて自ら腰を振ってくる。
文字通り、身体の奥まで密着し合いながらの激しい行為に、
僕と里香のどちらかが先に音を上げてしまうのかは、僕自身にも分からなかった。
だが、結局先に限界が来たのは、僕の方だった。
「ん、うっ……!」
里香とディープキスをしたままなせいで、ほとんど声も出すことが出来なかった。
ビュルルッ!ビュブッ、ドクン……!
里香の奥の方で、反り返った僕のペニスの先端から、
勢いよく濃厚なザーメンが迸って、里香の子宮口を白く粘っこく汚す。
と、ほぼ同時に、里香が身体をゾクゾクと震わせながら達した。
「んっ……!んんんっ〜〜………‥!!」
ただでさえ射精中で気持ちが良いのに、
強烈な締め付けによって、僕はペニスの感覚がなくなるくらいの快感を感じた。
また、里香はキスで口を塞がれているせいで喋れないものの、
身体を震わせながら必に目を瞑っている彼女の表情を見れば、
どれだけ大きな快感を感じているかは一目瞭然だった。
僕は里香の反応を楽しみながら、体位は崩さずにしておいて、
一滴残らず欲望を吐き出し続けるのであった。
そして里香も、キスをしたままずっと僕に密着して、
全ての射精をその身体の奥で受け止めるのだった。
僕は、自分の胸にじんじんと伝わってくる里香の早い鼓動が、
なんて幸せなリズムなんだろうと、ぼうっと感じていた。

302 :
……ようやく事が終わって、二人とも落ち着いてくると、
里香の身体からはくたっと力が抜けてしまい、挿入したままで僕に体重を預けてくる。
まるで幼い少女が疲れて眠ってしまうかのような仕草だったが、
里香の顔には玉のような汗が浮かび、
おまけに涎をキャミソールに垂らしてしまっていて、
お世辞にも無垢だとか上品だとは言えない感じであった。
「う……あっ、ああっ………!ゆいちの、おくで、こんなにぃ……」
里香は視線を下ろして、
ペニスを奥まで咥え込んでいる自らの結合部を見やりながら、呆然とそう呟く。
すると、ちょうど、結合部から溢れ出た僕の精液が、
彼女の太股をつーっと伝っていって、
コンクリートの台座の上にポタリポタリと2、3滴ほど落ちてゆく。
その光景を見て、里香は恥ずかしさでにそうな顔になってしまう。
「ごめん、溜まってたから、ちょっとやりすぎちゃった」
僕が軽い感じでそう弁解すると、里香は眉毛を釣り上げて言い返してくる。
「ちょっとじゃないでしょ、ばかぁ……!‥‥ひうっ!?」
里香はいきなり嬌声を上げて、プルプルと小さく震えている。
「おいおい、大丈夫か?」
……僕はだいぶスッキリできたものの、
どうやら、まだ里香は敏感らしい。
とりあえずは、里香の中から早くペニスを引き抜いて、
ゆっくりとした事後の時間を楽しんだ方がいいと僕は考えた。
「里香……また一緒に、ここ、来ような。んっ……」
僕はそう言いながら、里香の細い太ももを持ちながら、
腰を後ろにゆっくりと動かした。
すると、ズルリ…と体液まみれのペニスが結合部から引き抜かれ、
里香のお尻はコンクリートの台座の上にストンと着く。
「……ゆういちの、ばか。ふぅ、っん……!」
里香は、余韻に声を喘がせながら、恥ずかしそうにそう返事をした。

303 :
……僕たちはその後、事後の余韻を一通り楽しんだ後、
一応の身嗜みを整えることにした。
秘裂から零れ出ていた愛液と精液の混ざりモノは、僕がティッシュで優しく拭いて処理した。
もちろん、そのゴミはビニール袋に入れて持ち帰ることにする。
なお、里香は混ざりモノを処理されている間、
恥ずかしくてにそうだという顔をしていた。
その顔がとても可愛かったので、
僕は危うく写真に撮って残すか、あるいは第2ラウンドを始めてしまうところだった。
また、里香のショーツはまだ湿っていたので、
日当たりの良い木の枝に引っかけて干すということになった。
里香はショーツを汚した僕を罵ったが、
自分も乱れまくっていたという事実と、
やたらとスースーするノーパンの感触が良くも悪くも気になるらしく、
もはやその件については何も言わなくなった。
その後は、当初の予定通りお弁当を食べた。
二人で砲台の台座の上に登り、良い景色を見ながらの昼食だった。
僕は、今度はお姫様抱っこで里香を台座に持ち上げたのではなく、
彼女が自力でよじのぼるのを助けた。
僕の体格が良くなったせいか、
あるいは里香の筋力が上がったせいなのか、以前よりその作業は楽だった。
また、近頃、料理の腕を上げてきた里香が作ってきたお弁当は、
さっきまで登山にセックスと、
散々運動してきたことも相まって、最高の味だった。
僕と里香は食休みを兼ねて他愛無い話をしてから、下山を始めた。

304 :
……なお、実は下山する時にも一波乱あった。
それはそれは、頂上での出来事に勝るとも劣らない、
良い思い出になったと思う。
というのも、さぁ下山しようとなった時になっても、
里香のショーツがまだ完全には乾いていなかったのだ。
里香は苦渋の決断を強いられた挙げ句、
結局、生乾きのショーツを穿いて下山することを選んだ。
そのせいか、登る時とは違って、
僕が先頭で、里香は後ろからそわそわしながらついてきた。
また、僕が不用意に里香の方を振り向こうものなら、
顔を真っ赤にして睨まれてしまった。
さっきはもっと恥ずかしいことしてたのに、
という文句が口を突いて出かかったが、
流石に里香のデリカシーを尊重して、言わなかった。

――もしまた砲台山の頂上に来るとしたら、
来年の夏祭りの夜に、
花火を見るために登っても良いかも知れないな、と僕は思うのであった。

おわり。

305 :
季節が完全に遅れてしまいましたが、ようやく完結しました。
全裸待機してくださってた方には本当に申し訳ないです…

306 :
エロエロでえがった
長い期間おつでした〜

ところで、亜希子さんとうっさんが大人になってから出会ったりしたら面白いだろうな


チラッ

307 :
これからSSを投下します
時系列としては、
里香と裕一が退院する少し前の時点を想定しています

308 :
秋庭里香の法則

……突然だが、「マーフィーの法則」という言葉をご存じだろうか。
詳しい由来や意味は、実は僕も覚えていないのだけれど、
日本のことわざでいうところの、
「泣きっ面に蜂」に少し似たニュアンスがある言葉なのだ。
そして、僕はつい昨晩、
自分の身を持って経験したことから、
「マーフィーの法則」に似た新しい法則を見つけたのだ。
それこそ、
『自分がいやらしいことをしている時に限って里香が訪ねて来て、
 その結果大変なことになってしまう』
という、「秋庭里香の法則」である……。

309 :
――さて、事の始まりを振り返ると、
それは昨日の真夜中に起きたのだった。
カレンダー上では、入院生活の終わりが少しずつ迫ってきた、
そんな日の夜を、自分の病室で過ごしていた一時のことである。
病院仕込み規則正しい生活リズムが、
しっかり心身に染みついていた僕は、
しかし病室のベッドの中で若い身体を持て余して、眠れずにいた。
何故、普通の入院患者ならとっくに寝ているようなこの時間に、
僕の目と、あと下半身の一部はギンギンなのだろうか?
それは、身も蓋も無い言い方をするなら、要は、
(くそっ……抜きたい、オナニーしたい!)
……からである。

310 :
言い訳がましいことを書かせてもらえば、
僕も健全な十代の男子であるからには、
自慰をしたいという欲求を持つのは、至極真っ当で自然な生理現象である。
また、術後の里香の体調がだいぶ良くなってきて、
関係自体も良好なので、僕は嬉しかった
おまけに、
『お前が里香と一緒の日に退院出来るように、
 オレから幸田先生に話しておいてやるから、
 もし上手くいったら、感謝感激雨あられって顔して見せろよ?』
……などと、今日の昼間に夏目から言われていたせいもあり、
正直、僕はかなり浮かれていた。
(まさか、里香と一緒に退院出来るなんてなぁ……。
 今まで入院してた甲斐があったってことだ!)
そんな気分の高揚が、
最近かなりご無沙汰だった方面に向かってしまったのだろう。

311 :
おかげで、今や僕の股間の愚息は、
かなり良い感じに出来上がってきていた。
もしも、ここが自分の家の自分の部屋で、
手元にお気に入りのオカズでもあれば、
僕はとっくにオナニーを始めているだろう。
幸い、深夜の病院の個室というのは、
強い灯りや大きな物音を出さない限りは、
結構なプライバシーが保証されていて、
そのことは今の僕にはありがたかった。
また、灯りに関しても、枕元の電灯を点けてやれば、
勉強したりゲームするのならともかく、オナニーするのには問題無かった。
(でもなぁ、問題は……)
そう、今の僕の手元には、成人向けの雑誌や漫画や、
あるいはそれに準ずるものが何一つ無かったのだ。
これでは、本当に気持ちの良いオナニーなんて出来るわけがない!
無論、多田さんから受け継いだ戎崎コレクションは、
とうの昔に焼却炉で焼かれて天に召されてしまったし、
オリジナル戎崎コレクションにしても、
もし里香にバレたらと思うと、病室に持ち込む気にはなれなかったし、
そもそも家に取りに帰る機会や手段も無かった。
(まさか、母さんや山西や司やみゆきに頼むわけにもいかないし……。
 そういや、亜希子さんにはもうバレてたんだよな)
またあるいは、ケータイを使うという手もありえるが、
普段から僕はケータイではそういうものをほとんど見ないのだ。
まぁ、架空請求とかに引っかかるのが怖いのだ。

312 :
そんな風に自分の記憶の中でオカズ探しをしていた僕は、
ふと、自分がいつ頃からオナニーをしていなかったのかを、
うっすらと思い出し始めていた。
(そもそも、最近全然抜いてないよなぁ……どうしてなんだ?)
そこまで考えが及んだ僕は、ここしばらくは里香のことで頭がいっぱいで、
劣情を催すほどの精神的余裕自体が無かったことに、改めて気付いた。
だからこそ、最近オナニーをしていなかったのだ。
(まぁ、適度なゆとりが出るのは良いことだけど、さて……)
僕は熱くなった息をふっと吐き出しながら、
とりあえずオカズ無しでもオナニーだけはしてみようと、、
上体をベッドから起こし、布団を剥いで、枕元の電灯を点けた。

313 :
すると、電灯の明かりに照らされたベッドの枕元に、
僕はあるものを見つけた。
いや正確には、
商店街の小さな写真屋さんの名前が印刷されている袋の中に入っている、
ある写真達のことを思い出したのだ。
(そうだ、これは……)
そう、それは、僕が親父のカメラで撮り、
夏目が噛んだフィルムを上手く取り出してくれた、
里香を写した数枚の写真だ。
照れた顔。
拗ねた顔。
イーだの顔。
その里香の表情の全てが収まっているであろう写真である。
であろう、という表現を使うのは、
実は、撮影者であり持ち主の僕自身も、
まだ写真の現物を目にしていないからだ。
なにせ、とても大切な写真なのだから、
どうにか良いタイミングを見つけて、里香と一緒に見ようと考えていたのだ。
……しかし、今の僕にとってそれらの写真は、
純粋に大切な品であるのと同時に、
これ以上ないくらいの、
極上のオカズとなり得るであろうことは、否定できなかった。

314 :
今回の投下は以上です
原点回帰したつもりがオナニー小説になってすみません(>_<)

315 :
里香のオナニーの方が見たいです><

316 :
里香がオナニーしてるとこに乱入して、
そのまま押し倒してエッチしたいな
後ですっごい怒られそうだけどw

317 :
里香が「裕一ぃぃっっ〜〜〜…」っていいながらオナニーしてるところを偶然扉の隙間から見かけて
「里香が隠れてあんなことを!」って思いながら、その普段は隠してる裕一への想いをオナニーという形で昇華している様を脳内実況したい
多分興奮しすぎておかしくなる

318 :
>>317
読んでてムラムラしてきた・・・

319 :
>>317
>>里香が「裕一ぃぃっっ〜〜〜…」っていいながらオナニーしてるところを
里香のオナニー激しくてわろたw

320 :
その時、裕一は「里香っぁぁ〜〜〜〜っっっつ!っ!!!」と己の肉竿をシゴきあげた。
その速さたるや鬼神のごとく彼の手と肉竿の狭間で火花が炸裂するほどのものであった。
裕一の胸中に去来する里香への想い…、それが彼を限界の彼方へと誘ったのである。
精液を吐き出した後は、
幻の一時であったように頭が沸騰し彼にまるで里香と体を繋げたかのような、精神世界における頂きへ至った幻影を抱いた。
つまり、扉の隙間から垣間見えた里香の肢体は、背徳的なまでの劣情をもようさせるものであったのだ!!!!
ようするに、なにを言いたいかというと里香はこっそりエッチに興味を持ってて、それをのぞき見するシチュはたまらないということである。

321 :
ワロタ
そこまで来たら、もういっそ二人でエッチしちゃえばいいのにw
でもなかなかそれに至らない初々しさが良いし、
変化球でオナニーの見せ合いっこするってのもアリだな

322 :
保守
裕一が里香と出会ったのも、だいたいこのくらいの時期だろうか

323 :
>>313の続きを投下します

僕は葛藤しながら、写真の入った茶色の紙袋を右手で持つ。
指で触ったその中には、確かに何枚かの写真が入っているのが厚みで分かる。
思わず早くなる自分の鼓動に気付いて、僕は深呼吸してよく考える。
(何考えてるんだ、裕一!
 これは、里香と一緒に見ようって決めてた写真なんだぞ!)
僕はそう自分に言い聞かせるものの、
股間のきかん坊は収まってはくれないので、僕は困ってしまった。

324 :
……改めてよく考えてみたら、
僕は里香のことを好きになってから、
彼女のことを想いながら自分を慰めたことは、まだ一回も無かった。
その事実は、自分でも意外に感じた。
が、そうなっている理屈自体は、分かりやすかった。
(里香のことは大好きだけど、
 あんまりいやらしい目で見れないんだよな……)
里香をオナニーのオカズにでも使おうものなら、
なんだか、文字通り神聖なものを汚してしまうような気がするのだ。
しかし、同時に僕の心の中では、背徳感を伴った期待が鎌首をもたげていてもいた。
そして僕は結局、悪魔の囁きに耳を貸すように、
ドキドキしながら、短いセロテープによる軽い封を剥がしていた。
(まぁ、里香に見せる前に確認しておきたいとは前から思ってたし、
 ちょっと見るだけなら……)
僕はそうして、紙袋の中から何枚かの写真を取りだしていた。
(さて、どんな感じか……)
僕はドキドキしながら、枕元のオレンジ色の電灯に写真をかざして見てみた。
すると、僕の期待通りの、
それはそれは素晴らしい写真達が、その姿をしっかりと浮かび上がらせていた。

325 :
枕元の電灯に照らし出された写真には、
僕が撮りたかった里香そのものが写っていた。
照れた顔。
拗ねた顔。
イーだの顔。
もちろんそれだけではなく、
里香の長くて綺麗な髪や、
プロポーションの整った肢体も写真の中に収められている。
そんな写真が僕の手元にあることに、僕はとても満たされた気持ちになった。
僕にとって一番大切なものを写した証が、今ここにあり、
そして、被写体となった里香本人も一応元気でいてくれることが、素直に嬉しかった。
僕はしばらく、頬をかなりニヤケさせながら、夢中で写真に見入っていた。

326 :
(おぉっ、里香は写真写りも良いんだなぁ……!)
僕がそう感心して、写真の里香の顔をまじまじと見ていると、
ふと急にある疑問が浮かんできていた。
それは、
(里香がセックスとかしたら、一体どんな顔するんだろう……?)
という疑問である。
……その瞬間僕は、
自分自身がそんな疑問を抱いてしまったことを、
ひどく恥ずかしく感じるのと同時に、
自分がかなり興奮していることに気付いた。
夢中で写真に見入っていた時には治まっていた愚息が、
再び激しく自己を主張していたのだ。
……僕は、生唾をゴクリと飲み込むと、
既に自分が自分で歯止めをかけられない状態になっていることを自覚した。
僕は、里香への罪悪感を振り解く気持ちで下半身の衣類を剥ぎ取ると、
枕元にはちゃんとティッシュ箱が置いてあることを確認した。
(里香……ごめん)
そして僕は、心の中で里香に謝ると、
後は自分の右手を欲望に委ねるだけだった。
左手には、里香の写真を持って……。

327 :
……僕は右手で自身を一心不乱に扱きながら、
それに負けないくらいに、
左手に持った里香の写真を一生懸命に見て、彼女の痴態を妄想した。
僕は自分の空想の中でなら、
どんな淫らな台詞でも里香に言わせることが出来たし、
あるいは、
どんなに淫らな行為でも里香に試すことが出来た。
まるで、里香と直接身体を繋げたかのような気分になって、
僕は独りで大いに盛り上がっていた。
自分の荒い息遣いが、自分でも恥ずかしかった。
そして、早くも限界が訪れそうになる。
(うっ、そろそろか……!)
僕は腰が浮くような快感を覚えながら、
左手でティッシュを取る為に、一旦写真を置こうとした。
ティッシュの準備をしたら、後は頂に達するだけだ。

328 :
その時である。
暗い部屋の中で、「何か」と目が合ったような気がしたのだ。
僕は心臓が止まりそうなショックを感じて、
思わず全身を硬直させて、「何か」の方へ目を凝らす。
そして、その「何か」が、
病室のドアを少しだけ開けて僕を見つめていた、里香の目だと気付いた時には、
もう全てが遅きに失していた。
一心不乱にペニスを扱いていた僕と一瞬目が合った里香は、
もの凄く目を丸くしたかと思うと、すぐに廊下の方へ振り向き、
そのままドアをさっと閉めて、何も言わずにいなくなってしまったのだ。
後には、廊下にカツカツと響く里香の足音と、
情けない格好のまま、すっかり萎えてしまったペニスを持っている僕だけだった。
それが、昨日の真夜中に起きたことの一部始終だった……。

329 :
今回の投下は以上です。

330 :
ヤバイ
続きが気になるww


331 :
>>328の続きを投下します。今回は短めです。

……昨晩、あんなことがあった後、
僕は恥ずかしさと惨めさ、それに罪悪感に打ちひしがれながらも、何とか寝付いた。
そして、今朝もまた日が昇り、
僕も他の入院患者と同じ時間に規則正しく目覚めたわけだが、
心はまだ悪夢に囚われているかのようだった。
普段なら、質素な朝食の病院食を食べて歯を磨いた後は、
少し食休みをしてから、学校から出されている課題をやったり、
里香から借りた本やら、売店で買った漫画雑誌やらを読んだりしているのだが、
今はとてもそういう気分にはなれなかった。
枕元に置いてある、例の写真の入った封筒が視界に入ったり、
用を足すためにペニスを使ったりする度に、余計に憂鬱な気分になった。

332 :
とにかく、今日の僕の心の中は、
男として一番見られたくないところを、
よりによって里香に見られてしまったことへの後悔と恥ずかしさと、
これから、一体どうやって里香に弁明すればよいのか、
そもそも彼女に許してもらえるのか、という不安で、一杯だった。
そのおかげか、
昼食の病院食に、僕の嫌いなチーズはんぺんが出てきても、
さほど気にせず食べ切ることが出来た。
心がどんな状態でも腹は減る。悲しいことだ。
半ば無心になって昼食を食べ切ると、
僕を心地良い睡魔が誘惑してきた。
……ここで不用意に眠ってしまうと、夜に眠れなくなってしまい、
その結果として、昨晩のようなことが起きる危険性があるということを、
僕はもっと早く気付くべきだったかも知れない。
だが、何せ起きてしまったことはもう遅い。
僕は半ば不貞寝のように、昼寝を行うことにした。

333 :
――意識が徐々にはっきりしてきた。
どうやら、僕は昼寝から目覚めたらしい。
そこそこ寝心地は良かったが、僕の記憶によれば、どうやら夢は見なかったようだ。
僕は欠伸をしながら目を擦ると、時計を見た。
すると、そろそろ看護婦さん
(この病院の看護師さんはほぼ全員が女性だから、僕はついついそう呼んでしまう)
の誰かが、検温にやってくるという時間になっていた。

334 :
同時に、あと一時間ほど経てば、
普段なら、里香と一緒に院内の散歩をする時間がやってくることにも気付いた。
里香と一緒に院内の散歩をするというのは、
僕が里香の病室へ訪ねていって、彼女の手を取って散歩に連れ出すのだ。
だけど今は、そんなこと出来るわけがない!
無理に普段通りに振る舞おうものなら、
『バカ!そんな汚い手で触らないでよ!』などと言われてしまうに違いない。
そんな風に怒る里香の姿を、僕は妙なリアリティを持って想像することが出来た。
(まぁ、特に右手はダメだろうな……あんなモノ握ってたんだから)
そんなことを自嘲気味に考えていると、
廊下の方から、キビキビとした足音が僕の病室に向かって近づいてくるのが分かった。
この、音は軽めだけど多少荒っぽい歩き方は、きっと亜希子さんだろう。

335 :
今回の投下は以上です
使ってるプロバイダが巻き添え規制を食らったのを良いことに、
しばらくの間書くのをサボっていたら、
思ったより早く規制解除されてしまい、結局これくらいしか書き溜めることが出来ませんでした

336 :
保守

337 :
ほしゅ

338 :
>>334の続きを投下します。
予想通り、僕の病室への来訪者は亜希子さんだった。
「よっ、裕一。元気にしてるかー」
亜希子さんはそう朗らかに言いながら、おおざっぱに僕の病室のドアを開ける。
おおかた、愛車を改造する為のパーツでも手に入ったのだろう。
僕とは対照的に、どうやら亜希子さんの気分は良いらしい。
僕は苦笑しながら、とりあえず表面上は平静を装って、亜希子さんを出迎える。
里香並みに直感に優れた亜希子さんに、何かを勘付かれるのは困るし、
普通に振る舞っていた方が、正直気が紛れるからだ。
「亜希子さん‥‥元気にしてるかー、は無いんじゃないですか?
 一応病人なんですよ?」
僕がそう挨拶を返すと、亜希子さんはニヤニヤ笑いながら近づいてくる。
「へっ、散々好き勝手やって入院延ばしてる癖に、よく言うねぇ」
「だから、一応って言ったじゃないですか。もうすぐ退院しますし」
「そっか、もうすぐお前も退院か……ほら、ワキ出しな」
亜希子さんは一瞬、少し感慨深そうな顔をした後、
ベッドで寝ている僕の右腋に、体温計をしっかりと突っ込んでくる。
その後、ピピピ……と体温計が鳴るまで、
僕と亜希子さんは他愛ない世間話に花を咲かせていた。

339 :
問題が起きたのは、検温が滞りなく終わった後だった。
体温計を回収して、僕の体温を書類に記し終わった亜希子さんは、
僕の部屋を出て行こうと、ドアの方へと歩いていく。
が、どういうわけなのか、
亜希子さんは急にすっと足を止めると振り返り、僕の顔をじっと見つめてきた。
……正直なところ、亜希子さんに見つめられたからといって、
胸がドキドキするというわけではないが、
どこか亜希子さんのその視線が、僕を訝しんでいるような気がして、
何とも言えない嫌な予感がした。
そして、その予感は見事に的中した。
少しの間、僕の顔を見ていた亜希子さんは、
はぁーっと溜息を一つついて、こう切り出してきた。
「……あのさ、裕一」
「何ですか?」
「また、里香絡みで何かやらかしたんじゃないだろうね?」
「!?」
顔と言わず声と言わず思わず出してしまった反応を、
今更になって悔やんだところで、時既に遅しだった。

340 :
「あー、やっぱりか……」
亜希子さんはやれやれという感じで、顔に右手を当て、天を仰いでいる。
対する僕も、やってしまったという気持ちで俯いた後、
ぽつりと亜希子さんに問いかけた。
「……どうして分かったんですか」
すると、亜希子さんは顔から右手をどかし、僕の顔を見て言ってきた。
「おまえ、本当なら、もっと元気にしてるハズだろ?
 確か、里香と一緒の日に退院出来ることが決まったらしいって、夏目に聞いてたからね」
夏目め、余計なことを……と僕は少し心の中で毒づいた。
だが、夏目からしてみたら、
僕と里香のことを何かと気に掛けている亜希子さんに、
僕と里香にまつわるニュースを話してしてしまうのは、仕方ないのかなという気もした。
また、夏目にとっても特別な患者である僕と里香の話題を共有できる同僚は、
この病院で夏目の次に僕と里香に深く関わっている、亜希子さんくらいのものだろう。

341 :
少し間を置いて、なおも亜希子さんは続ける。
「……なのに、どうして今日は妙に元気がないんだ?」
実に元ヤンらしい眼光がキリッと鋭くなり、僕を射竦める。
「うっ……」
「となれば、昨日から今日にかけて、里香との間で何かトラブったと考えるのが妥当ってもんさ」
かなり精度の高い亜希子さんの予想が悔しくなってきた僕は、
苦し紛れに反論を試みてみる。
「じゃあ、どうしてそこで、里香のことが出てくるんですか?」
すると亜希子さんは、勝ち誇った表情で口を開く。
「ばーか、戎崎裕一っていう男が、この病院の中でへこんでるとすりゃ、
 その理由は、愛しのカノジョのことしかあり得ないだろうが」
「………」
僕は言葉で言い返せなかった代わりに、
ひどく赤くなってしまったであろう顔で、亜希子さんに返事をしていた。

342 :
そして、まるで里香のような、意地悪げな笑みを浮かべて、
亜希子さんがズンズンと近づいてきた。
「さ、一体何があったのか、おねーさんに正直に話してみよー。
 なんだか、相当恥ずかしいことのような気がするけどなぁ〜」
僕は亜希子さんの勘の良さに肝を冷やした。
「ど、どうして亜希子さんに話す必要があるんですか?」
「いいじゃんいいじゃん。なんなら、アタシが里香との仲介役を務めてもいいんだよ。
 いやむしろ、やる気まんまんだけどね」
その亜希子さんの提案は、正直魅力的に思えたものの、恥ずかしいことを言うのは勘弁だった。
だから僕はなんとか抵抗しようとしたが、亜希子さんに簡単に両腕の関節を掴まれて、捻り上げられてしまった。
「いつつ……!」
「元はと言えば、あんたと里香を最初に会わせたのはアタシだからね。
 ここを出て行くまでは面倒見てやろうっていう、アフターサービスみたいなもんさ……!」
だからといって、昨晩何があったのかを亜希子さんに話すのは耐えられなかった。
一人の男して、断じて。
「うっ……男には、んでも言えないことがあるんですっ!!」
すると、僕の抵抗が思ったより頑固だったことに感心したのか、
亜希子さんは拘束を解く。
が、追及を諦めたわけではないらしいのは、亜希子さんの顔を見ていれば分かった。
「まぁ、どうせここであんたが口をつぐんだとしても、
 遠からず里香から夏目が何があったのか聞き出すか、
 その前にあたしが、里香から直接聞き出すまでのことだけどね」
亜希子さんは、先ほど以上に勝ち誇った顔をして、しかしどこか冷然とそう言い放った。
これが、十代の頃から修羅場を潜り抜けてきた人間だけが醸し出せる威圧感なのだろうか。
「うう……」
……僕はもう、流石に観念せざるを得なかった。

343 :
――――その後、
僕は、昨晩あったことを、洗いざらい正直に全部亜希子さんに話した。
話し終わった時、亜希子さんに肩をバンバンと叩かれながら笑われた。
亜希子さんはこれでも一応職務中なので、必に笑いを堪えているが、
これ以上声を漏らしたり、あるいは僕の病室に長居していたりしていたら、
上司から怒られてしまうのではないかと僕が心配になるくらい、笑いのツボにはまっていた。
そして、僕はそういうことを考える余裕があるくらいに、
もうどうにでもなれ、と思っていた――――。

344 :
今回の投下は以上です。

345 :
>>343の続きを投下します。

……さて、気付けばもうこんな時間だ。
というような感覚は、
たとえ時間を無駄使いしている場合でも得られるものである。

346 :
その良い例が僕だ。
昼間、亜希子さんに昨晩起きたことを洗いざらいぶちまけて、
結果として当然大笑いされた……ということがあったものの、
その後は、別段何か変わったことがあったわけではなかった。
強いて言うなら、それこそ里香と一回も会えなかったことくらいだろうか。
(くそっ……やっぱり昼寝するんじゃなかったなぁ)
そして、昼寝したせいでやっぱり寝られないというのも、お約束である。
気がつけばまた深夜で、ちょうど昨晩、里香が訪ねてきた時に近い時間であった。
眠気がないので嫌でも目が冴えてしまうが、
昨晩との違いは、股間の愚息が元気にならないことである。
まぁ、昨晩のことがあれば当然である。

347 :
……こうなってしまうと、
もはや今の僕の頭で考えられるのは、
一体いつになったら里香と仲直り出来るのか、ということだけである。
(退院までに、里香に許してもらえるかなぁ……まったく、俺って何やってるんだろう)
思えば、入院して里香に出会ってからというものの、色々な問題があって、
僕は僕なりになんとか乗り越えてきたつもりだったが、
結局のところ、僕自身はあまり成長していないような気がしてきた。
そうでなければ、ペニスを射精寸前にまでいきり立たせ、
勢いよく扱き上げているところを、よりにもよって、
オカズにしている写真に写っている本人に見られる……なんていうヘマを、出来るわけがない。

348 :
僕は、はぁと嘆息しながら寝返りを打ち、
重いばかりで眠気の無い頭を、枕の上でぐるりと動かした。
運が良ければあと一時間以内には眠れるかも知れない、
そんな意識の状態だった。

349 :
その時であった。
コンコンと、ごく小さい、ノックするような音が、
僕の病室に響いたような気がしたのだ。
いかにも、若い女性の細腕と小さい拳で出したかのようなノック音は、
ある予感を僕に与えざるを得なかった。
(まさか……)
怠かった僕の頭が活発になってきて、にわかに心拍数も上がってくる。
僕は更に目が冴えてくるのを感じながら、
聞き間違いである可能性も考えて、暗闇の中でそっと耳を澄ます。

350 :
すると今度は、さっきよりも急かすように、
勢いと音量が増したノック音が響いた。
僕の方から開けられるまでは開けない、という、
ノック音の主の確かな意思を感じられる現象であった。
僕は、思わずごくりと喉を鳴らして、渇いた喉の中に唾を飲み下した。
そして、直感は確信へと変わり、僕の足は病室のドアへと向かっていった。

351 :
今回の投下は以上です。

352 :
焦らすねww

353 :
>>350の続きを投下します。
僕は恐る恐る、しかし早まる気持ちを抑えてドアの取っ手に手を掛け、
小さな声で合図を送る。
「今開けるよ」
そして、ドアを開けて、ノック音の主の姿を目の当たりにした。
するとやはり、そこには、里香がいた。
こんな状況であっても、里香を見ると僕の胸は嫌でも高鳴った。
しかし、僕の姿を見た里香は、スッと0.3歩くらい後ずさりをしたまま、黙っている。
里香の右腕は彼女自身を守るかのように、彼女の胸の辺りを横に覆っている。
「……」
廊下の仄かな明かりが逆光になっているパジャマ姿の里香は、
僕の予想よりもいっそう強く怒っているように見える。
だからといって、このまま廊下で立ち話というのはまずい。

354 :
何故なら、夜間の巡回や、他の患者さんのナースコールでかけつけた看護師さんに、
運悪く見つかってしまったりすると大問題だからだ。
夜の病院内で、若い男女が不純異性交遊まがいのことをしているというのも問題だが、
そもそも里香は、つい最近大きな手術を終えて、一命を取り留めたばかりである。
本来なら、主治医である夏目が推奨する以上の運動は出来る限り避けて、
正しい生活リズムで体力を養うことを最優先するべき身である。
……そんな身体の里香の心を乱すようなモノを見せてしまった上に、
わざわざ、また深夜に僕の病室まで来させてしまったことに対して、
僕は自分で自分が本当に情けなくなった。
でも、ここで僕が勝手に落ち込んでいたら、
それこそ、再度せっかく訪ねてきてくれた里香に対して、申し訳が立たない。
また、里香に和解の意思がありそうなのも、僕にとっては素直にありがたい。
だから僕は平常心を装いつつ、ドアを大きく開けて、
里香を自分の病室へと招き入れることにする。

355 :
「里香、ここにいてもなんだから、中に……」
僕がそう促すと、里香は僕の顔をチラリと見た後、
僕の隣をスッと通って病室の中へと入っていく。
里香がまだ何も言ってはくれないことが寂しかったものの、
僕はとりあえず病室のドアを閉じた。
ドアが閉じられると、廊下から仄かに差し込んできていた明かりもなくなり、
僕の病室の中はかなり暗くなってしまう。
これでは流石に話しづらいし、お互いの顔も見えない。
現に今は、僕と里香は、なんとも言えない沈黙を共有していた。
「…………」
「…………」
だから僕はまず、ベッドの方へと向かい、
枕元に備え付けられている電灯のスイッチをパチっと入れることにした。
すると、ベッドの枕元を中心に、病室の中に小さな灯りがともる。
その小さな灯りは、僕と里香を照らし出すと共に、
双方の間にある微妙な距離をも示しているかのようだった。
ベッドの傍に立っている僕に対して、
里香は、警戒するような、恥ずかしがるような、
なんとも言えない表情を保ったまま、絶妙な距離を保っている。
普通に話す分には苦労しないが、
客観的に見て、親密な仲とは表現し難い距離感である。
そして、僕は何と言って里香に声をかけていいのか分からず、
結果的に、また気まずい沈黙が続くことになってしまう。

356 :
すると、里香が静かに右腕を上げて、僕の枕元の方を指さした。
部屋が暗いこともあり、
一体、何を指さしているのかよく分からなかったが、
里香が興味を示しそうなモノは、僕の枕元には一つしかなかった。
そのことは、里香が口を開く前に分かった。
「それ、写真でしょ?」
「あっ……。う、うん」
そう、里香が指さしていたのは、
例の写真が入った紙袋である。
昨晩の一件以来、結局、置き場所も変わらずそのままにしてあったのだ。
里香は紙袋を見ながら、少し間を置くと、
「あれ、裕一が昨日使ってた……」
と、ややぎこちなく言った。
『使ってた』、という表現が、
一体何のことを意味しているのかを考えて、
僕は顔が熱くなるのを感じた。
改めて、自分がやらかしたヘマの重大さを認識しつつ、
僕は里香に相づちを打つ。
「そ、そうだけど……」
僕の返事を聞いた里香は、
どこか興味深そうに、紙袋と僕の顔を交互に見比べている。

357 :
……このタイミングで、
『いや〜、写真の里香があまりにも可愛いもんだから、
 ついムラムラきちゃってさ〜…‥』
などと、僕が笑いながら言うことができたら、
恐らくこういう事態に陥る前に、
里香にしっかりと想いを伝えることが出来ていたであろう。
僕がそんなことを考えていると、
里香が不意に僕の目を見て、口を開いた。
「……亜希子さんがね、言ってたの」
里香の顔をよく見ると、枕元の電灯の灯りに前から少し照らされているせいか、
彼女の頬は仄かに紅潮しているように見えた。
里香は少し僕の目から視線を外しながら、
実に過激なことを言い出した。
「裕一が、胸の大きい人がポーズ取ってるとか、
 そういう写真がたくさん載ってる本じゃなくて、
 あ、あたしの写真でお‥‥オナニーしてたのは、
 単純にあたしのことが好きだからなんじゃないか……って」

358 :
僕は思わず、足下がクラクラする錯覚に襲われた。
あの里香の口から、オナニーなどという卑猥な単語が出ただけでも、
それくらいのショックは受けてしまったが、
驚くべき里香の発言は尚も続いた。
「好きな人を考えてするのと、ただエッチな本を見てするのって、
 あたしにはよく分からないけど……その、違うんでしょ?」
里香の発言と問いに僕は驚きを隠せず、
目を白黒させながらなんとか返事をするのが精一杯だった。
「う、うん……だいぶ、違うかな」
確かに、僕にとって、
ただ性欲を処理する為のオナニーと、
里香を想って昨晩したオナニーは、根本的に質が異なる。
だが、そんな男の理屈を、里香に教えて理解させてしまうとは、
亜希子さんはやはりただ者ではないのかも知れない。

359 :
あまりに予想外の事態に直面した僕が、
思考を整理する為にそんなことを考えていると、
ふと、里香の気配が近づいてくるような気がした。
ハッとして顔を上げると、
僕の目の前には既に、里香の漆黒の瞳と、白い首筋があった。
「だから、ね‥‥」
里香はそう言うと、つま先を立てて少し背伸びして、僕の両肩を軽く掴む。
僕の目の前には、以前に比べてだいぶ血色の良くなってきた里香の唇が並んでいる。
まるで、口づけをねだってくるかのようなその里香の行為に、
僕は思わずドキッとしてしまう。

360 :
だが、里香はキスをねだっていたわけではないということが、
すぐ後に明らかになった。
‥‥というのも、里香はいきなり、
僕の両肩を掴んだ両手に力を込めたかと思うと、
やや強引に僕の身体を下と後ろの方向に押し込んだからだ。
「うわっ」
当然、僕はベッドの上に尻餅をつくような感じで座り込むことになり、
両足は病室の床についているせいで、里香の前に大きく股を開く姿勢をとってしまう。
「里香、これは……?」
僕は真意の窺い知れない里香の顔を見上げながら、不思議な気分だった。
なんだか、普段の傍若無人な里香のようでいて少し違う、
そんな彼女の行動に僕は合点がいかなかったからだ。
だが、里香の方はどこか興奮したような表情を浮かべながら、
どういうわけか、立て膝で僕の足と足の間に座り込む。
僕が、今度は逆に見下ろすことになった里香の顔を見つめていると、
何故か腰の辺りに大きな違和感が発生した。

361 :
「ん?」
僕が疑問の声を上げたのと、
その疑問の答えが出たのは、ほとんど同時であった。
なんと、里香が僕のパジャマのズボンとパンツのゴムの部分を、
両手でむんずと掴んで、今にも引きずり下ろそうとしているではないか!
「えっ、里香!ちょっとなにして……!」
僕の強い困惑の声を無視しつつ、
問答無用といった勢いで、里香は僕のズボンとパンツをずり下ろしてしまった!
当然、僕の股間に生えている肉棒は、その姿を里香の前に無防備に晒してしまう。
ポロンッと目の前に現れた、今は萎びている肉棒を目の当たりにして、
里香は流石に目を丸くし、顔を一気に赤らめる。
当たり前な話だが、里香がそういう反応をするのも無理もない。
だが、僕にとって今最も気にするべきことは、
そもそもどうして里香がこんな行動を取っているのか、ということである。
いや、僕としてはむしろ里香にこの行動を続けて欲しいのだが、
それ以上に困惑している気持ちも大きい。
「あのー、里香さん……?」
僕が戸惑いながらそう問いかけると、
里香は一生懸命意地を張っているような、
キッとした表情で僕の顔を見上げ、
「うるさい!裕一は黙ってて」
と、言い放った。
その、有無を言わさぬ剣幕に、僕は押し黙らざるを得なかった。

362 :
今回の投下は以上です

363 :
GJ!!
だけど全裸待機はこの時期寒い続きマダー?

364 :
>>361の続きを投下します

僕を沈黙させた里香は、
戸惑いながらも、僕の肉棒をよく見つめている。
僕のペニスには、彼女の黒真珠のような瞳から、熱い視線が注がれている。
当然、僕は性的な気恥ずかしさで昂ぶってしまい、
たちまち股間の海綿体に熱い血液が巡っていく。
下を向いて萎んでいた愚息が、見る見るうちにムクムクと鎌首をもたげていき、
数秒後には実に力強く屹立していた。
つまり、勃起という生理現象が起きたのだ。
いや、それもただの勃起ではなく、
今までの僕の人生でも、文句なしに最大の勃起であった。
……近頃、相当に溜まっていた上に、
状況が状況なので仕方がないが、僕は非常に恥ずかしかった。

365 :
対して、勃起現象の一部始終を目撃していた里香は、
僕に負けず劣らず恥ずかしそうな顔をしながらも、
実に興味深そうに、
「わ……、男の子って、こんなになるんだ……」
と呟いた。
里香は、生来の妙な生真面目さを発揮して、
生まれて初めて目撃する、僕のペニスに釘付けになっていた。
更に、里香は顔を恐る恐るペニスに近付けると、
輸精管などで筋張った肉茎が脈打つ様子や、
カリ首と肉茎の継ぎ目などを観察する。
「あ、凄い……ビクビクしてる」
興味津々な里香のコメントに、
僕の方が恥ずかしくなってしまい、
終いには目を閉じたり開けたりするようになってしまう。
(もー、どうにでもしてくれ〜…‥!)
僕はまるで、自分が何かの実験台にされているかのような錯覚を覚える。

366 :
そして、一通り観察を終えた里香に、
「……聞いてた通り、あんまり良い匂いはしないのね」
と、少し睨まれながら言われてしまった。
僕は慌てて、
「ご、ごめん。ほら、入院してると、あんまり風呂とか入れないから‥‥」
と弁解をした。
「まぁ、確かにそうかもしれないわね。退院したら、ちゃんと洗うようにしてよ?」
「うん……分かってるよ。恥ずかしいもんな」
そんなやりとりは、話している内容を除けば、
まるでいつもの僕と里香の会話のようだった。

367 :
多少、場の雰囲気が掴めてきた僕は、
思い切って里香に問いかけた。
「なぁ、里香。どうしていきなりこんな……ひゃっ!」
僕の言葉が途中で途切れてしまったのは、
今し方里香が行った行為のせいだった。
股間にくすぐったい感触が走って声を上げてしまった僕は、
その股間にすぐ目をやる。
すると、なんと、
里香が右手の人指し指で、僕のペニスに触れているではないか!
いや、里香はもはや触れているだけではなく、
亀頭から肉茎を通って根本へ、根本から肉茎を通って亀頭へと、
僕のペニスを上下に人指し指で何度もなぞっている。
僕のペニスをビクッ、ビクッ‥‥と震わせる脈動が、
確かに里香の細い人指し指へと伝わっているのが分かった。
そのことを意識すると、僕のペニスはますます硬く、大きくなってしまう。
里香はと言えば、そんな僕のペニスの長さを測るように、
人指し指でなぞる行為を続ける。

368 :
まるで、僕のペニスを試しているかのような里香の行動に、
僕は嬉しさを感じながらも、未だ彼女の真意が掴めなかった。
すると、里香は意を決したような顔をすると、
今度は右手全体を僕のペニスに伸ばしてきた。
里香の白くて小さな掌が、僕の熱くて赤黒い肉棒をそっと握り込む。
「うっ……」
僕のペニスが里香の掌に包まれたことによって生まれた冷たい感触が、
ペニスの敏感な粘膜越しに伝わってきて、
僕は思わず情けない声を漏らしてしまう。
「わ……こんなに、かたいんだ」
里香はというと、相変わらずおっかなびっくりという感じで、
僕のペニスをその白い右手で弄んでいた。
里香は、まるで戦闘機の操縦桿かなにかを弄くるかのように、
僕のペニスを握り込んでみたり、前後左右に動かしていた。
どうやら、僕のペニスの固さや太さを、実際に手で触って確認しているみたいだ。
むずむずとした、しかし確実に快感と呼べる感触が、
僕の理性を徐々に苛んでいく。
(あぁ、このまま、里香が思い切りシゴいてくれたらなぁ……)
そんなことを考えていると、つい僕の腰が軽く浮いてしまい、
「こら、動くな」
と里香から叱られてしまったのだった。

369 :
今回の投下は以上です

370 :
乙乙
次も楽しみにしとるで

371 :
>>368の続きを投下します。

里香に叱られてしまった僕が、大人しくじっとしていると、
ふと、ペニスをいじられている感触に、変化が生じた。
(うっ、これは……)
その変化は、先ほどまで僕が望んでいた行為そのものであった。
というのも、里香が実にたどたどしい手つきで、
僕の肉棒の包皮を右手で掴み、上下に扱いていたからだ。
里香の、本のページを捲ることしか知らないような白くて細い指先が、
僕の赤黒くて太い肉茎に絡みついている様子が、
枕元の灯りに照らし出されて、
何とも言えない卑猥な情景を演出している。
「里香……!?こんなことまで、しなくても」
里香が奉仕してくれる悦びで、肉棒が震えるのを感じながらも、
僕は何だか、里香という存在が汚されたような気がした。
しかし里香は、首を横に振ると、僕のペニスを扱きながら妙に真面目な風に言う。
「ううん、やらせて。
 ……やり方は、亜希子さんから一通り教えてもらったし」
亜希子さんから、という言葉に、僕はまたも呆気にとられるのと同時に、
この事態の発生を仕組んだのが誰なのかはっきり分かった。

372 :
しかし、理屈は分かっていても、
心で状況を飲み込み切れていない僕は、半ば鸚鵡返しのように呟く。
「教えてもらった、って……」
すると、里香はペニスを扱く勢いを緩めながら、僕に語り出した。
「亜希子さんがね‥‥、
 裕一は、病院暮らしが長引いて相当溜まってるだろうから、
 たまにはサービスをしてみたらどうだ、って言ってたの」
里香がそのように語った経緯は、十分に納得できるものであった。
「そうか、だからこんなことを……」
亜希子さんめ……里香に、一体なんて事を入れ知恵してくれたんだ。
全く、最高じゃないか!

373 :
だが、僕にとって最高だったのは、
里香が恥ずかしそうに言った、次の言葉だった。
「……それに、裕一の持ってたえっちな本を全部捨てさせたのは、あたしだし、
 あたしの写真でしてたなら、いいかな、って……」
色々な感情が入り交じった里香の言葉に、僕は心の深いところが温まるのを感じた。
そのせいか、股間の愚息がより強くそそり立ってしまい、
里香の小さな掌を圧迫してしまう。
すると里香は、む……という顔をして、
「ん……、また大きくなった」
と呟いた。
少しバツが悪くなった僕は、弁解をすることにした。
「いやぁ、里香の手が気持ちよくってさ……」
と僕が言うと、里香はすぐに言い返してきた。
「ウソ。だって、まだそんなにしてないと思うわよ」
「う……」
なるほど、これだから里香は相変わらず油断が出来ない女の子だ。
僕が返答に窮していると、更に里香は、
「まぁ、ちゃんと気持ちよくなってくれてるのなら、
 あたしもうれしいけど……」
と、恥じらいながらも、
明らかに僕や、僕のペニスの反応を少し楽しんでいるらしい様子でそう言った。
その里香の、猫が新しいおもちゃを見つけた時のような表情に、
僕は自分の脳味噌の中がゾクリと震えるのを感じた。
その震えが、一体何を意味しているのかを考える暇も無いまま、
里香は僕のペニスへの愛撫を本格的に行っていく。

374 :
里香は僕のペニスを適度な力で握ると、
シュッ、シュッ、シュッ……とリズミカルに扱き始めた。
自分の手で行うのに比べればやや握力が弱く、
コツが掴めていない感じではあったが、
何せ、してくれているのは里香である。
里香に対して、ああして欲しい、こうして欲しいという注文を付ける間もなく、
僕はどんどん気持ちよくなっていってしまう。
愛撫される度に僕の腰は浮き、ペニスがぴくんぴくんと動く。
まるで僕の身体全体が、右手だけで里香に支配されてしまいそうな感じだ。
そんな僕の様子を見て、自分のテクニックに自信を持ったらしい里香は、
適度にアクセントを付けて、更に激しく僕のペニスを愛撫してきた。
右手だけではなく左手も用いたり、
裏筋を親指の腹で擦ってきたり、
鈴口を人指し指の爪で撫でたりといった行為が、
実に痛気持ちいい感じがして、たまらなかった。
特に、爪を使った愛撫方法は、
病気のせいで、爪を短く切らざるを得ない里香ならではのものだろう。
そのような感じで、僕は確実に射精に向かって進んでいた。

375 :
やがていつしか、僕の鈴口から大量に漏れ出ていた先走りのせいで、
里香の右手は、まるでナメクジが這いずり回ったかのように、ヌルヌルになってしまっていた。
「わ、なんだか凄いことになってるわよ……。
 ぬるぬるしたのが、いっぱい出てる」
淫らな粘液塗れになった自分の手を見て、
恥じらい、戸惑いながらも少し面白そうに言う里香に、
僕は一応の説明をしてやる。
「だ、大丈夫だよ。
 それは気持ちよくなると勝手に出てくる、潤滑油みたいなもんだから。
 亜希子さんから聞いてなかったのか?」
男の身体の神秘をまた一つ知った里香は、どこか嬉しそうな表情を浮かべて、
「そうなんだ……。じゃあ裕一、気持ちいいんだ」と言った。
そんな里香の反応が嬉しくて、僕も思わず微笑んで口を開いてしまう。
「当たり前だろ。だって、里香がしてくれてるんだもんな。
 自分でするより、よっぽど気持ちいいよ」
僕のお世辞ともとれる言葉に、里香は、
「あっ、またそんなこと言って……もう、裕一は、ほんとにスケベなんだから」
と眉根を釣り上げて言い、照れ隠しのつもりか、
更にリズミカルに勢いよく、僕のペニスを扱き始めた。
その里香の行為は、ただでさえ先走りを大量に分泌し、
射精の予兆が近づいていた僕のペニスにとっては、事実上のラストスパートだった。

376 :
「うぉっ、里香……それ、その感じでこのまま一気に……!」
僕が快感に呻きながら発した言葉に、
里香は無言で、しかし愛撫でしっかりと答える。
里香は一生懸命に僕のペニスを扱き上げ、
僕はその快感を全身全霊で受け止める。
温かいとは言えなかった病室の中には、
いつの間にか、なんとも言えない熱気が生まれ、
生々しい臭いが漂うようになってきていた。
しかし、当の僕と里香はもはや言葉を交わさず、
ただお互いに荒い息を漏らしあっていた。
だが、それも無理はない。
何故なら、僕の射精が迫ってきたことで
里香も、そして僕自身も、相当にドキドキしているからだ。、
特に里香は、男の射精が一体どんなものか見たことがないのだろうから、
一体この後何が起こるのか、想像でしか分からないというのが本音であろう。

377 :
だから、せめてサインくらいはしっかり出そうと、
僕は里香に向かって言った。
「うっ、里香、そろそろ……」
僕の言葉が聞こえているのかいないのか、里香は文字通り愛撫に没頭している。
このまま射精したのでは、里香の顔や髪に、
僕の精液がべっとりとかかってしまうような気がしてならない。
やや不安になった僕は、里香に射精を受け止めさせようと、
ティッシュを取って渡そうと考えた。
腹の下で快感が暴発しそうになるのを堪えながら、
僕は枕元のティッシュ箱に左手を伸ばすと、
サッサッサッとティッシュを三枚ほど急いで取って、里香に渡そうとする。
里香もようやくティッシュとその必要性に気付いたらしく、ティッシュに手を伸ばす。
「里香、それ、使っ……うっ!」
「っ!?」
……が、非常に残念なことに、
僕がティッシュを里香に手渡す前に、僕の愚息は暴発してしまった。
つまり、間に合わなかったのだ。
そして、ペニスが爆ぜたような快感を感じるのと同時に、
精「液」というにはひどく粘着質で、熱を帯びていて、
黄ばんでさえいるモノがビュルッ、ビュルッ!と僕の鈴口から飛び出す。
「きゃっ!」
そして、飛び出したモノは、ほとんど顔や髪の毛にかかってしまう。
時間で考えればあっという間に終わった射精によって、
瞬く間に里香の端正な顔や、黒くて綺麗な髪には、
白濁した粘着質の液体がねっとりとこびり付いていた。それも結構な量で。
更に、僕と里香の鼻腔には、精液が放つ青臭い香りがどんどん入り込んでくる。
この臭いが、部屋や里香の髪に染みつかなければいいのだけれど、
と僕は心配になったが、今はそれよりも問題になることがあった。

378 :
それはもちろん、僕がたった今大変な粗相をしてしまった相手である、里香のことだ。
ここで対応を誤ると、また亜希子さんに仲直りの仲介をしてもらう羽目になってしまう。
僕は射精後の余韻と共に、冷や汗をかくような焦燥感が襲ってくるのを感じたが、
かといって気が利いた謝罪の言葉も浮かんでこない。
(まずい……まずいぞ、本当にマズイ!)
当の里香も、最初は、何が起こったのか分からないという顔をしていたものの、
見る見るうちに不機嫌そうな顔になってきた。
僕の欲望そのものに、目元や鼻や口元を白く汚された顔は、何とも言えず淫猥であったが、
今はその里香の顔を楽しむ精神的余裕も無かった。
僕はとりあえず、精一杯の誠意を込めて、
「ご、ごめん……!その、我慢しきれなくって……」
と言いながら、左手に持ったままだったティッシュを使って、
里香の顔や髪の毛に付着した精液を拭い取ることにした。
しかし、溜めていただけあって濃厚だった精液は、
普通のティッシュでは拭い取るのにだいぶ苦労した。
特に、里香のきめ細かい髪の毛にこびり付いたものを綺麗に取り去るのは大変だった。
その間、里香は不思議な程にただ無言のままだった。

379 :
―――里香は何故、僕が粗相をしたことに対して黙っていたのか。
その理由を、彼女自身が話してくれることは、結局無かった。
きっと、僕からティッシュを受け取って使わなかったという、
里香自身の落ち度があったということと、
これ以上僕との間に問題を起こしたくないという気持ちが働いたのだろう。
そんな里香の心遣いに応える為にも、僕は一生懸命にティッシュで精液を拭ってゆく。
そして、なんだかんだで僕は、
自分で汚した里香の髪と顔、ついでに手を、
自分で綺麗にし終わった。

380 :
「……これで、一応全部綺麗にしたつもりだけど‥‥」
僕はそう言った後、ほっと息をつきながら、
枕元に出来た使用済みティッシュの山に向かって、最後の仲間を投げて加えてやった。
すると、目の前で黙ったままの里香が、ぽつりと口を開いた。
「裕一、気持ちよかった?」
その表情からは、不機嫌そうな様子がだいぶ薄まっていた。
僕は良い意味でドキッとしながら、素直な感想を述べる。
「あぁ、凄い気持ちよかったよ。ありがとう」
僕がそう素直に言うと、里香もはにかんで返してくる。
「いえいえ、どういたしまして」
里香はそう言うと、ホッと息をつきながら、
「あたしも、凄いドキドキしちゃった……」
と、顔を紅潮させて続けた。
その顔は、健康的な年頃の恋する少女という感じであった。
僕がその顔に見とれていると、里香はそそくさと立ち上がり、
ベッドにゆっくりと腰掛け、僕の隣に寄り添ってくる。
そして、僕の左手をそっと右手で握ると、やや申し訳なさそうに、
「あたし、まだ身体がダメだから、今はこれ以上は出来ないけど……」
と言った。

381 :
僕は色々な感情で心が熱くなるのを感じ、
里香の小さい手をしっかりと握りかえしながら、思いのままに言葉を紡ぐ。
「……里香、これからも、ずっと一緒にいような」
僕は、今までにあったたくさんのことと、
これから起こりえる様々なことを想像しながら、更に強く里香に言った。
「お前と、これからもずっと一緒にいて、写真も撮り続けてやるよ」
「うん、楽しみにしてるね」
里香は、微かに涙声になりながら、
しかし、その吸い込まれそうになるほど美しい瞳を輝かせて返事をした。
僕は、本当にその瞳に吸い込まれても構わないと思いながら、
もう少し明るい話題を提供することにした。
「そうだ、退院したら、お花見に連れてくよ。近所なら、自転車でも大丈夫だろ」
すると、里香は
「ほんと?あたし、入院してから一度もお花見なんて行ったことないから、楽しみ」
「あぁ、ここらは神宮とか五十鈴川とか、観光出来るとこもあるからな。
 少しは期待してくれても構わないぜ。
 あと、ちょっとしたご当地グルメっていうのかな。そういう食べ物もあるぞ」
「へぇ、裕一はさすがに地元民よね。あたしも、退院したら色々勉強しなくちゃ」
「勉強するほどのことでもない気がするけどな……」
……という僕の言葉を最後に、
僕と里香との会話は、しばらく止まってしまった。
だがそれは、どこか心地良い沈黙だった。
だから、僕から沈黙を破るのは気まずくはなかったが、
多少勇気の要ることであった。

382 :
「……なぁ、里香」
「ん、何?」
目を閉じて僕にそっと寄りかかっていた里香は、
僕の顔を上目遣いに見上げている。
里香に見つめられると余計に恥ずかしいのだが、
僕には言っておかねばならないことがあった。
「二人でちゃんと退院出来たら、その……写真、一緒に見ような。
 俺が一人で先に見ちゃったけどさ……」
僕の言葉を聞くと、里香はにんまりと笑いながら答える。
「うん、それも楽しみにしてるね。
 ……裕一が見ててムラムラしちゃうってことは、きっと映りが良かったのよね」
実に楽しそうにそう言う里香を見て、僕は苦笑せざるを得なかった。
こういうことは、これからもずっと言われ続けそうだなぁ……と、感じたからだ。
おわり。

383 :
今回のSSは以上です。
一応、原作で描かれていない空白の期間を埋めるような話を書いてみたつもりです。
多分>>382の後、里香は自分の病室に帰って、
一人でベッドの中でオナニーをしたと思いますが、
その辺りは脳内保管してくださると嬉しいです。

384 :
病院話も良い!GJ!
人は少ないが定期的に投下があるこのスレは書き手にとっては寂しいかもしれないね
投下を待つROM専は多いはずだから、これからもニヤニヤする話を投下して下さい

385 :
あけましておめでとう&保守
里香と裕一は伊勢神宮に初詣行った後に姫初めしたんだろうなー

386 :
お参りした後、赤福いっしょに食べて自転車に二人乗りして寄り道
最後に砲台山から街を見下ろしながらキスするぐらいだろ

387 :
バカの一つ覚えみたいに砲台山とか、いつまで入院したまんまで止まってるんだよ

388 :
裕一「あんな田舎じゃ何もないんです」

389 :
里香はことあるごとに砲台山の頂上に連れて行かれるのを…強いられているんだ!(集中線)

390 :
これからSSを投下します。
なお、これから投下するSSは、
時系列としては原作終了後で、
里香と裕一は既に結婚していて、それぞれの家を出ており、
アパートか何かの部屋で、二人で暮らしているという設定で書きました。
それではお楽しみください。

391 :
寒い夜でも

……それは、日ごとに寒さが強くなってくる時期の、
週末の日の夜のことだった。
一週間の最後の仕事を終えた僕は、
無事に帰路に就き、里香の待つ家へと帰ってきた。
帰ってきてからは夕飯に、お風呂、
そして、里香と一緒にまったりと時間を過ごす……といった用事を済ませ、
気がつけば、そろそろ寝る時間になっていた。
そんなに広くない部屋には、
僕と里香の二人分の布団が敷かれている。
その二人分の布団は、当然、夫婦らしく隣り合って並んでいる。
……二人だけで暮らし始めた頃は、
とんでもなく恥ずかしい光景に見えたものだが、今はだいぶ慣れた。

392 :
そんな部屋の中で、僕は布団の上から立ち上がりながら言った。
「じゃ、俺、トイレ行ってきてから寝るから、
 里香はトイレ行かないなら、もう布団入っててもいいぞ」
僕にそう言われた里香は、
さくらんぼのような唇に、保湿用のリップクリームを塗っていたり、
入院していた頃に比べてしっかりしてきた掌に、ハンドクリームをすり込んだりして、
寝るための支度を調えていた。
里香はハンドクリームの容器のフタを回して閉じると、
「うん、わかった」
と、僕に淀みなく返事をした。

393 :
パジャマ姿の僕は、パジャマ姿の里香とそんな会話を交わすと、
トイレに行って、1日の終わりにホッとしながら用を足すことにする。
寒くなってきたせいか、どうも近頃、尿の溜まりが早くて困る。
なお、トイレの床には、里香が僕の為に古本屋で見繕ってくれた、
暇つぶしに最適な短編小説集の文庫本が一冊置かれていたりするが、
今回の用足しは小さい方だし、これからすぐに寝てしまうつもりだったので、
ページを開くことは無かった。
トイレから帰ってくると、既に里香は布団の中にすっぽりと収まっており、
首から上だけを出して、静かに目を瞑っていた。
……もう今日は、可愛らしいフリフリがついた、
ピンク色のパジャマを着た里香の姿を見られないのかな……、
と思うと、1日が終わるのが多少名残惜しくはあった。
が、何はともあれ明日は休みだし、里香は隣にいる。
それに僕自身も疲れていたので、
ここは余計なことは考えずに寝てしまうことにした。
最近随分ご無沙汰な気もするが、まぁ仕方がない。

394 :
「電気消すよ」
「うん」
里香の返事を聞いた僕は、
長い電灯のヒモを、パチン、パチンと引っ張って、
豆電だけを残して、部屋の灯りを消してしまう。
その途端、僕と里香の寝室はほとんど暗闇に包まれる。
消灯を確認した僕は腰を下ろすと、
もぞもぞと自分の寝床の中に潜り込む。
明日は休みだから買い物に行かなければならないな、などと考えつつ、
僕は近くで寝ている里香に、お休みの挨拶を言う。
「お休み、里香」
「裕一も、おやすみなさい……」
里香の返事を聞くと、僕は仰向けの体勢で頭を枕に預け、そっと目を閉じた。
もうこういう季節なので、
厚めの掛け布団の下には、ふわふわとした手触りの良い毛布が仕込まれている。
この毛布は、僕が実家で幼い頃から使っていたものなので、
実に僕の身体に馴染んでいた。
適度に疲れていて、この毛布に包まれていれば、
僕はいつでもすぐに眠くなることが出来た。
四肢から力が自然に抜けてゆき、意識に温かいモヤがかかってきて……。

395 :
(……んっ?)
……だが、気持ちよく眠ろうとしていた僕は、急に身体の違和感に気付いた。
おかげで、眠りに就きかけていた心身が、目覚めてきてしまう。
より具体的に言うと、僕の身体の左側に、
圧迫感というか、明らかに人の気配を感じるのだ。
これはどうもおかしいなと思った僕が、頭を左に動かすと……。
(あれ、なんで里香が?)
そう、何故か隣の布団で寝ていたはずの里香が、彼女の寝床を抜け出していて、
なんと、僕の布団の中に入り込んできていたのだ!
意識し出すと、里香の身体のほっそりとした温もりが、
僕の布団の中に確かに存在していたのだ。
おまけに、僕が使っている枕の隣に、
里香は自分用の枕を置いて、そこに頭を乗せているらしい。
かなり部屋の中は暗いが、そのくらいの状況は僕にも理解できた。
一方、里香はというと、何食わぬ顔で眠りに就こうとしていた。
(おいおい、こりゃどういうことなんだ……)
このままでは、布団の中が狭い上に、
ドキドキしてしまって正直眠りづらい。
そこで、僕は意を決して、里香に話しかけることにした。

396 :
「あのー、里香?」
暗いのでよく分からないが、里香の顔はすぐ目の前にあるようだ。
「ん、何?」
話しかけてみると、里香は軽く寝返りを打って、
身体と顔を僕の方に向けて返事をした。
どうやら、里香も今すぐ寝る気は無いらしい。
そういうことならと、僕も身体と顔を里香の方へと向けて、
早速本題について話し始めた。
「狭くないか?」
「うん、狭いよ」
なるほど、一人分の布団に二人で寝ると狭いということは、
どうやら里香も分かっているらしい。
「だったらちゃんと、自分の布団で寝た方がいいぞ」
と、僕は至極真っ当なことを言ってみるのだが……。
「やだ」
……その里香の声色は、
彼女がお得意のワガママさを発揮する時に聞けるものだったので、
僕はすぐに諦めざるを得なかった。
「……そ、そうか」
まぁ、どうせ明日は休みだし、
多少眠れなかった程度で問題はないのだから、これでよしとした。
里香もきっと、そういうことを考えて、
スキンシップのつもりで僕の布団に潜り込んできたのだろう。
そこまで考えが及ぶと、僕はより一層、
目の前で寝ているお嫁さんが愛おしくなってきた。

397 :
どうせなら、このまま里香と軽く抱き合って眠るのも良いかも知れないなと考えて、
僕が里香の肩に手を伸ばそうとしていた、ちょうどその時だった。
「ねぇ」
急に里香から声をかけられて、僕は少しビックリしながら右手を引っ込める。
「えっ……ん?」
どうやら、僕のしようとしていたことに里香は気付かず終いだったらしい。
里香は身体をもぞりと動かして、また少し僕に近づくと、
温かい吐息と共に、穏やかに言葉を発した。
「……こうしてると、あったかいね」
まるで無垢な幼子のような里香の言葉に、
僕は思わず微笑んでしまう。
「あぁ、温かいだけじゃなくて、
 いつも以上に、里香と一緒の場所にいるって感じがして良いな」
僕がそう言うと、里香もうんうんと頷きながら返事をする。
「外が寒いから、余計にそう感じるのよね」
「狭いから、足がはみ出しそうだけどな」
僕がわざと不満げにそう言うと、里香は素知らぬ風に、
「あたしは裕一より身体が小さいから、そんなに狭くないけどね」
と言い放つのであった。
……それからしばらく、僕と里香はそんな他愛ないやりとりをしながら、
一人分の寝床を二人分の体温で暖めていった……。

398 :
……しかし、ここでこのまま里香と仲良く眠ってしまうほど、
僕という男は聖人君子ではなかったし、子供でもなかった。
里香が僕の布団に入ってきたのは、
最初は確かに、彼女なりのスキンシップのつもりだったのかも知れない。
あるいは、純粋に僕の近くで寝たかったかのかも知れない。
だが、夫婦の夜のスキンシップと言ったら、
もっと他にやるべきことがあるはずだ。
ハッキリ言ってしまえば、エッチである。
考えれば、近頃かなりご無沙汰だったし、
僕も里香も、もうすっかり目が覚めてしまったし、
それに、据え膳食わぬは男の恥という言葉もある。
そして、文字通り目と鼻の先に、無防備な里香がいるのだ。
冷静に考えたら、我慢など出来るわけがない。
そこで僕は、今晩ばかりは、
自分の欲望に出来るだけ忠実に事を進めることにしたのだった……。

399 :
今回の投下は以上です

400 :
期待せざるを得ない

401 :
まだかーー
って
べ、べつに急かしてるんじゃないからね!

402 :
>>398の続きを投下します

心を決めた僕は早速、寝床の中から腰を上げながら、
里香の隙を作るために話しかけた。
「いやぁしかし、
 勝手に人の布団に入ってくるなんて、今晩の里香は、まるで猫みたいだな」
「……へぇ、猫って、そんなことするのね」
里香は少し興味ありげに、僕の話に相づちを打った。
「うん。猫ってさ、人間から見たら凄い自分勝手な生き物なんだぜ。
 だから、人間が躾けるのは難しいんだよ」
僕は他愛ない話を続けながら、静かに身体を動かした。
無論、里香に襲いかかる為の位置取りである。
「でも、里香は人間だから、
 こういう風に躾けてみるのは、きっと効き目があるだろうね」
僕はそう言い終わるか否かという時に、
すっと布団から抜け出して立ち上がるのと同時に、
里香の身体を覆っていた掛け布団と毛布を、一気に右手で剥ぎ取ろうとする。
その瞬間、里香の肢体を覆い隠していた掛け布団と毛布は、
大の男である僕の力によって、左の方へとバサァッと剥ぎ取られてしまう。
「えっ……?」
この期に及んでまだ事態を理解していない里香が、
僕の足下の方で疑問の声を上げる。
僕はその間に、左手で電灯のヒモを素早く二回引っ張って、寝室の蛍光灯を点けた。

403 :
蛍光灯が灯る音が、静かな寝室に響く。
すると、僕の足下というか眼下には、
僕が寝ていた方向に身体を向けて、
少し手足を丸めているという里香の寝姿が露わになる。
可愛らしいフリフリがついた、
ピンク色のパジャマに覆われた里香の肢体のラインも、ハッキリと見えた。
里香はと言うと、体勢はそのままで、
首だけを動かして、戸惑いの表情で、上目遣いの視線で僕を見上げていた。
その、里香に似つかわしくない無防備さは、僕の劣情を煽るのに十分であった。
……今から、この里香を抱くのだと考えるだけで、
僕は呼吸が荒くなり、股間の愚息は、早くもパジャマのズボンを内側から盛り上げていた。
蛍光灯の逆光でシルエットが暗くなっている、そんな僕の様子を見て、
流石に里香は、自分が今から何をされるのかに気付いてきたらしい。
「ゆ、裕一……?」
里香は恥ずかしさと戸惑いが大半、怯えも多少といった表情で、僕を見上げてくる。
そんな里香の様子を見て、僕はもう我慢が出来ずに行動を起こしていた。

404 :
「里香……!」
そう呟きながら僕は、上からがばっと里香に覆い被さる。
僕の身体の下に、里香の小柄な身体がほとんど隠されてしまう。
もちろん、僕の身体で里香の身体を潰さないように、
足の置き場や体重をかける所には気をつけたが。
「きゃっ……!ちょっと‥‥!?」
びっくりして身体を強ばらせた里香にはお構いなく、
僕は彼女の身体を軽く押さえつけながら、ぎゅっと強く抱擁する。
パジャマ越しでも十分に分かる、
小さくて、温かくて、柔らかい里香の肢体の感覚が、
余計に僕の劣情を煽り立てた。
僕は勃起したペニスも衣服越しに里香の腰に擦り付けながら、
激しく里香を抱きしめた。
「里香、大好きだよ……里香……!」
僕は心の声をそのまま口に出しながら、
戸惑いと恥ずかしさや、
それに少しの嬉しさを隠せないでいる里香の、
白いおでこやほっぺたや首筋などに、キスの雨を降らしていく。
すると、僕の鼻腔には、
里香の使っているシャンプーやリンスの香りが自然とと入り込んでくる。
「あぁ、里香の髪は良い匂いするなぁ……すりすりしちゃお」
僕はそう言いながら、里香のうなじを彩る豊かな黒髪に頭をすりすりと埋めようとする。
僕の鼻に里香のさらさらとした髪の毛が何本も絡まりつき、倒錯的な感じになる。

405 :
「ば、バカ……いきなり何して……ひゃっ‥‥!」
僕の蛮行に抗議していた里香がいきなり嬌声をあげたのは、
僕が右手を里香のパジャマのズボンの上から突っ込んで、
秘部をショーツ越しにさすってやったからだ。
いきなりの愛撫に驚いた里香は、
イヤイヤするように太ももを必に閉じて、慎ましい抵抗をする。
が、何度も指先で生暖かいショーツ越しに秘裂をコスコスと擦ってやると、
だんだん気持ちよくなってきてしまったらしく、里香は僕を拒む動きをやめた。
なんだかちょっと張り合いがないな、と感じた僕は、
それなら里香を出来るだけ愛撫してやろうと思い、
より身体を里香に密着させて、キスを再開した。
「里香……!はむっ……んっ……ちゅっ」
僕は右手による秘部への愛撫と並行しながら、
何度も執拗に里香の首筋を舐め上げた。
欠陥や鎖骨がよく浮き出ている、里香の白い首筋の肌が、
ナメクジのようにはいずり回る僕の舌に汚されていく。
「はぁっ……あっ……!」
くすぐったさに少しの不快感を伴った愛撫に、里香は背筋を反り返らせて反応する。
更に僕は、何度目の首筋舐めで首を反り返らせた里香の唇に、
自分の唇を思い切り突っ込ませていく。
里香の唇は、先ほど彼女が塗っていた、
リップクリームのメンソレータムの味がした。
「んんんんっ……!」
不意を突いたこともあって、
キスのペースは完全に僕が握っている。
ねじ込まれた僕の舌は、里香の口内を満遍なく蹂躙して、
大量の唾液を里香の喉に流し込もうとする。
そんなキスは、僕が飽きるまでしばらく続けられた。

406 :
「はぁ……、はぁ‥‥」
僕からのねちっこいキスからようやく解放された里香は、
荒い息や乱れた髪の毛を整えつつ、
上気しながらも恨みがましい表情で僕を見上げていた。
今や里香の姿は、
眠りに就こうとしていた時の、おしとやかで幼い感じとはかけ離れた、
年相応のコケティッシュな魅力を放っていて、
まるで僕を誘惑しているかのようだった。
「裕一の‥‥変態」
恐らく、色々な思いを込めて里香はそう言い放ったのだろうが、
そういう事を里香から言われ慣れている僕としては、
馬の耳に念仏というやつだった。
むしろ、褒め言葉という感じで、
目の前の里香の痴態と併せて、余計に興奮してきてしまった。
「……じゃあ、変態でいいから、もっとするね」
僕はそう言うと、右手でぐっと里香のズボンとショーツを掴むと、
思い切って下の方にひきずり下ろした。

407 :
すると、里香が穿いているピンク色の下のパジャマと、
青と白の縞々模様のショーツは、彼女の太ももの辺りで中途半端に留まってしまう。
そのことに激しい羞恥心を感じた里香は、
白い頬をカアッと瞬間的に紅く染め、歯噛みして声を漏らした。
「っ……!」
当然、ショーツがずり下げられたことによって、
今まで隠されていた里香の秘裂が露わになり、僕の視線に晒される。
その秘裂は既に、ぴっちりと閉じた桃色のスジの間から、
蛍光灯の灯りを反射して光っている、透き通った蜜を滴らせていた。
もちろん、里香の秘裂がこうなったのは、先ほどの僕の愛撫が原因である。
「おぉ……、もう濡れて光っちゃってるよ、里香のおま○こ」
里香の秘裂の様子を見て、僕は素直な感想を言う。
里香はというと、非常に何か言いたげな表情で僕の目を睨んでいたが、
無駄だと悟ったのか、恥ずかしそうに目を細めて、視線を反らしたのであった。
そんな里香のいじらしい反応を見て、俄然やる気が出てきた僕は、
今度は里香の胸を責めることに決めたのだった。

408 :
僕は身体を起こすと、早速、空いていた左手を里香の右胸にあてがった。
すると、パジャマ越しでも分かる、
慎ましいサイズの里香の乳房の感触が、
僕の手の平にふにふにと伝わってきた。
「やっ‥‥」
いきなり胸を触られた里香は、ビクンと身体を震わせて反応する。
この里香の反応を見て調子に乗った僕は、
今度は直接里香の胸を愛撫することを試みる。
里香のパジャマの胸元に、左手を下から滑り込ませると、
そのまま布地を上に押し上げたのだった。
そんなことをしてしまうと、
僕から見た里香の左側の乳房が露わになってしまう。

409 :
……なお、これは余談だが、
第二次性徴を完全に終えても、さほど胸が成長しなかった里香は、
外出時はともかく、寝る時はこのように大抵ノーブラなのだ。
だから、まだ露出していていない乳房の方も、
パジャマの下で乳首をピンと勃起させてしまっているのが、
よく目を凝らすと確認することが出来た。

410 :
さて僕は、露わになった里香の乳房を左手で鷲掴みにし、
少々荒々しく揉みしだいてやった。
「っ!?……ちょっと、いたっ……やんっ!っん……」
里香のパジャマの胸元にあしらわれた黒いリボンが、
僕の手と里香の乳房の絡み合いに時折巻き込まれて、
何とも言えないいやらしさを演出していた。
「んんぁっ……!やっ……あんっ‥‥!」
小さくも感度の良い乳房を僕に揉みほぐされ、
ピンと勃起した乳首も、親指と人指し指の先でコリコリと弄ばれている里香は、
明らかに気持ちの良さそうな声を上げ始めていた。
「里香のおっぱいは、いつ触っても気持ちいいし、
 相変わらず感度もいいみたいだね」
「ばかぁっ……!はぁ‥‥あん!」
僕の軽口に対してまともに言い返すことが出来なくなってきた里香は、
いよいよ昂ぶりを隠せなくなってきたようだ。
更に、右手を使って秘部を愛撫してやると、そのことは余計に分かりやすかった。

411 :
現に、僕が里香の秘部に目をやると、
明らかに秘裂から染みだしてくる輝きの量が増えていて、
愛撫に使った右手の指には、里香の愛液が絡みついてきていた。
(……これなら、もうそろそろ入れても大丈夫そうだな)
でも、もう少し里香を焦らしてみたいと考えた僕は、
優しく、しかし執拗に、
右手の人指し指の先端を使って、
里香のクリトリスをつんつんと突っつくように愛撫を繰り返した。
僕は身嗜みとして、日頃から指の爪は切ってあるので、
こういうことをしても一応安心なのだ。
「やっ……、そ、こばっかり……ひゃっ!」
ついに何度目かの愛撫によって、
包皮に守られていた里香のクリトリスが、外気に晒されてしまう。
その、海綿体で出来た里香の肉真珠が、
彼女の鼓動に応じてヒクヒク動くのと同じように、
すっかり濡れそぼった彼女の秘裂自体が、ヒクヒクと蠢いていた。
秘裂を彩る、里香の髪の毛と同じ色と質を持つ恥毛も、
愛液に濡れて艶やかに光っている。
その光景は、まるで僕を誘っているかのようだった。
里香を焦らすつもりで、逆に僕が焦らされたような気分になったが、
ここまで来たら、どうせこれ以上我慢するつもりなどなかった。

412 :
今回の投下は以上です。

413 :
いいぞもっとやれ

414 :
すみません、投下してから誤字があることに気付きました。
>>405の真ん中辺りにある、
>>欠陥や鎖骨がよく浮き出ている、里香の白い首筋の肌が、
……という部分の、欠陥という字は間違いで、
正しくは血管でした。
もし保管庫などに保管する方がいらっしゃいましたら、
誤字部分の修正を行ってからお願いします。

415 :
期待して待ってる保守

416 :
>>411の続きを投下します

里香に挿入したくて挿入したくてたまらなくなってしまった僕は、
挿入への準備の為に、里香への愛撫を一時中断する。
次に、激しいもどかしさを感じながら、
自らの下半身を覆っていたパジャマの下と下着を、乱暴に脱ぎ捨てた。
その勢いでついでに、パジャマの上と下着も脱ぎ去った。
里香と繋がるのに、邪魔な仕切りとなってしまう衣類は、
出来る限り無い方が好ましかったからだ。
そして、気合いを入れるために半ば自然に、鼻息を荒くプスーッと噴き出した。
……そんな僕の様子を、布団の上に仰向けになったまま見上げていた里香は、
彼女自身も確かに興奮しているのにも関わらず、
「……やめて!あたしに乱暴する気でしょう?本とかビデオみたいに……」
などと、どこまで本気なのか判断しづらいことを言い放った。
それに対して僕は、
全裸でペニスを勃起させつつ頭をポリポリとかきながら、
「そ、そう言われてもなぁ……。
 夫婦なんだし、お前も気持ちよさそうにしてるから、乱暴ってのは‥‥」
と、里香をなだめるようなことを言うしかなかった。
すると、里香は少し不満そうな顔をしたかと思うと、
「裕一、そこで真面目にならないでよ……まったく、ノリ悪いんだから」
などと言うのであった。
僕は里香にバカにされたような気がして、軽くムッと来てしまった。

417 :
「……じゃ、里香の希望通りに、ちょっと乱暴にやってみるか」
激しい性欲に少しの怒りを加えた僕は、
里香の足の、スネから足首にかけての部分を、左右それぞれ両手で掴む。
そして、そのまま両手を左右の方向に動かして、
文字通り、里香にグッと股を開かせる。
「あっ、あ……!」
戸惑いの声を無視して、
里香のほっそりとした足を適度に開いてやる。
すると、中途半端に太ももの辺りで留まっていた、
里香のパジャマの下とショーツの布地やゴムが、
なかなか上手い具合に里香の脚で突っ張ったことにより、、
宙に投げ出される形になっていた、里香の脚の自由を奪ってしまう。
その里香の姿勢は、
僕から見ると、いわゆるM字開脚のような感じで、
嬉しいことに、びしょ濡れの秘部は丸見えであった。
つまり、今の里香の姿勢は、
僕にとっては、前から挿入するのに申し分ない姿勢であり、
里香自身にとっては、自由が効かない上に羞恥心を煽る姿勢であった。
言い換えるなら、まんぐり返しと正常位の、ちょうど中間くらいの体位である。
おまけに、里香の長い黒髪が布団の上に散らばっている光景は、
どこか芸術的な雰囲気さえした。
そういう状況になったので、僕は早速、とっくに臨戦態勢になっている自分自身を、
思い切って里香の秘裂にあてがってやる。
当然、赤黒い亀頭の先端が、薄桃色の割れ目に、グッと押し当てられることになる。
「やぁっ……あっ、ちょっ……!」
戸惑う里香を無視して、僕は軽く体重をかけて、腰を前に突き出す。

418 :
すると、既に十分に濡れていた里香の秘裂は、
当然、あっさりと僕を受け入れてしまう。
粘膜同士が接触して、擦れて、結合してゆく時に、
里香は何かを堪えるような声をあげた。
「んぁ、っ……!」
同時に、ズチュュッ……という感覚が股間から這い上がってきたかと思うと、
僕と里香は、既に一つに繋がっていた。
里香の中は、ヌルヌルで淫らな感触だったが、
どこか安心出来る温もりに満ちていた。
(里香のなか、ヌルヌルで気持ちいいなぁ)
僕はそんなことを考えながら、少しずつ腰を前後させる。
同時に、両手を動かしたり持つ位置を変えたりして、
里香の脚の開き具合を調整しながら、
まずは膣の感じやすそうなところを探り当てて、
ペニスで浅く何度も擦り上げるように突き上げてやる。
体位の関係で、里香のお尻の前の辺りが、
僕の太ももの辺りに何度も当たるのが、余計に興奮した。
「あ、あっ……ああっ‥‥んっ」
何度も僕に、というか僕だけに使い込まれているだけあってか、
里香の膣は出し入れをするのがスムーズだった。
そこで僕は、里香の心臓のことを気遣いながらも、
腰を動かすペースを徐々に、だが確実に上げていく。
里香はというと、全身にほのかな、けれど熱い汗をかきはじめており、
僕の突き上げに応じて漏らす吐息には、
快感による嬌声がだいぶ混じってきていた。

419 :
「はぁっ、ぁっ……あっ……ん‥‥!」
事実上、無抵抗のままで僕に犯され続ける里香は、
布団の上で背中を反り返らせながら、その身体を快感に軋ませていた。
「やっ……っあ……ん、あっ……」
里香はまるで、自分が快感に押し流されっぱなしになるのが怖いかのように、
その女の子らしい白くて小さな右手で、掛け布団を必に握り込んでいた。
一方左手は、少しいじらしく、親指と人指し指の間で掛け布団の布地を挟んでいる。
そして、里香の着ているピンク色のパジャマに付いているフリフリが、
僕が腰を突き出して里香の身体を揺らす度に、小さく震えているのであった。
僕は、そんな里香の姿を見て、さらに彼女を乱れさせてみたいと思った。

420 :
「里香‥‥!里香! どうだ、気持ちいいかっ……!?」
僕は息を荒くしてこんなことを言いながら、
今度は更に奥まで里香を突き上げていく。
ちょっと荒っぽい僕の行動に、里香も少し大きな喘ぎ声をあげる。
「んっ!ああっ……!あん……っ!」
僕から見える結合部では、里香の秘裂が僕のペニスを思い切り飲み込んでいて、
まるで、美味しそうに食べているかのようにさえ見えてしまう。
実際、その喩えはあながちウソでもなさそうだった。
(この締まり具合、最高だな……!でも、気をつけないと、暴発しそうだっ)
里香の膣は、入り口の近くはヌルヌルで、サイズ的にも出し入れに余裕があった。
だが、流石に深い部分まで出し入れを繰り返していると、
里香の体格に似つかわしく、狭くなっている膣内が、
きゅんきゅんと僕を締め付けてきて、それが大きな快感に繋がった。
「ふわ、あ……!? ゆいち、ゆういちぃ……こ、れ……はぁうんっ……!」
里香にとっても、身体の奥深くまで貫かれるのは、
肉体的なこと以上に、精神的に感じやすいらしく、
今や目に透き通った涙を浮かべて、紅潮しきった顔で喘いでいる。
「はぁっ、はぁ……こんなに、深くまで入って……っ」
こういう風に、里香がエッチの実況のようなことを始めるようなら、
もうこっちのものだと僕はニヤリとした。
普段は頭の上がらない僕のお嫁さんだけど、
こういう時くらいは僕が主導権を握っても良いはずだ。

421 :
僕は出し入れのペースを落とさないようにしつつ、
「深くまで入ってるって、どれくらい?
 何センチくらい?」
と、自分でも何を言ってるのかよく分からない質問を里香にしてみた。
すると里香は、快感で紅潮した泣き顔に、
怒りと困惑の表情を浮かべながら、
「んっ……そんな、こと、わかるわけ‥‥あんっ……ないでしょ」
と、喘ぎながら僕に答えてくれた。
その里香の乱れ様に、僕は心底感動すると同時に、
こんな里香に、ドクドクと大量の精液を流し込みたいという衝動が、
僕の下腹部で唸りを上げんばかりに渦巻いていることを、改めて自覚した。
また、里香の身体のことを考えても、そろそろここらが潮時だという判断も出来た。

422 :
……僕は腰に力を入れ直しながら、一気にラストスパートをかけることにした。
「里香、好きだっ!里香ぁぁっ……!」
里香の足首の少し上の辺りをしっかりと持って、
彼女の身体全体を少し持ち上げるようにしながら、
僕はペニスを素早く深く突き入れて、出来るだけ同じ勢いで引き抜く。
「はぁ、りか、里香!」
僕のものが、里香の秘裂に何度も何度も出し入れされると、
その度に彼女は甘い悲鳴を上げた。
「ふあ‥‥いや、やっ……!んっ……!っあ、すご、い……!!」
ずぷっ、ずぶっ、じゅぷっ……という、ある程度の重みを持った水音が、
僕と里香の荒い声と共に、静かな寝室に響き渡った。
どんどん高まってくる快感を求めて、僕は腰が痛くなりそうなのも構わずに、
里香の中を一生懸命突き上げ続けた。
同時に、僕の心の中では、
一刻も早く、里香の一番奥で、
思い切り欲望をぶちまけたい、というオスの本能と、
そうではなく、里香とペースを合わせて、
出来るだけ彼女と同時に達したい、という理性とが、激しくせめぎ合っていた。
(もう、少しっ、もう少しだっ……!そしたら、里香と一緒に……!)
また、どうやら、限界が近いのは、里香の方も同じらしい。
きゅうんきゅうんと激しくペニスを締め付けてくる、
里香の膣内の動きと同調するかのように、
敷き布団を握る彼女の手にも、かなり力がこもっていた。
「ああっ、ふぁ、ん……!! ゆいち、あたし、もう……!」
そしてこのように、とうとう里香の方から、
彼女自身の絶頂のタイミングを予告してくるのであった。
まぁ、僕も里香も、ここまで十分に我慢してきたのだ。
そろそろ、二人で思い切り気持ちよくなっても構わないだろう。

423 :
「はぁ、はあ……!
 里香、俺も、もう出そうだから‥‥だから、全部中に出すぞ!」
僕は里香にそう答えると、次に言葉を発する時は射精する時だと決めて、
更に腰を突き出すスピードを上げた。
僕の腰使いは、もうクライマックスが近いからこそ出来る、
実に遠慮の無いものだった。
そんな腰使いで責め立てられている里香も、もはや半ばイキかけていて、
喋ろうとしても舌っ足らずになってしまっていたが、
なんとか言葉を吐き出して、僕に同意した。
「あたし、もっ‥‥も、ダメ……!はあああ‥‥ん……っ!!
 らから、ゆいちの、いちばんおくでほしっ……!ふあ……!!」

424 :
……僕にとっては、その里香の言葉が引き金だった。
頭の奥で何かが弾けたような感覚がしたのとほぼ同時に、
僕はペニスを勢いよく里香の最奥部分に、
それもほとんど子宮口の辺りまで突き入れていた。
そのタイミングの一致は、偶然の産物ではあったが、
しかしこれ以上望むべくもない偶然であった。
何故なら、まさにそのタイミングで、僕は文字通り果ててしまうからだ。
「うっ、く……!!」
僕は腹の底から捻り出すような、低く震えた声を口から発しながら、
下半身をブルっと震わせる。
すると、その震えが、ペニスの根本で渦巻いていた熱と合流して、
一気に肉棒の先端へと伝わってゆく。
そして、その熱と震えが、亀頭の先端の鈴口から、
白濁液としてビュルルッ!と里香の奥に吐き出された瞬間、
僕は視界が白く明滅するほどのの快感を感じた。
快感のあまり、身体がどこかに投げ出されそうな恐怖感に、
僕は思わず里香の足首の辺りをぎゅっと掴んでしまう。
「………っ、里香っ、りか……!!」
僕は半ば無意識に里香の名前を呟きつつ、
ビュクッ、ビュクッと射精中のペニスを、里香の膣内にこすりつけた。
僕の射精から少し遅れて、里香も達したらしい。
「……ひっ…っ‥…!!あああっ!!……んああああああんっっ!!!」
里香はもはや暴力的とも言える快感に、
その整った顔を乱れさせながら、これ以上ない悦びの声を上げた。
彼女の小さい身体は、背筋をピンと反り返らせて震えている。
同時に彼女の膣内は、既に最初の大きな射精を終えていた僕のペニスを、
絶頂による反応で、きゅううんっ!と気持ちよく締め上げてくる。
「うぉ、これは……!」
僕は当然、里香に締め上げられながら、
最後の一滴まで彼女の奥に注ぎ込んでしまう。
「や、ぁっ、ふああんっ……!」
未だ断続的な絶頂を繰り返している里香は、
M字状に開いた足をプルプルと震わせながら、
僕の吐き出す欲望を全身で受け止めて続けていた。
そんな光景は、僕と里香の絶頂が一段落付いて、
余韻を楽しめる余裕が出てくるまで続いたのだった……。

425 :
……激しい行為のその後に訪れた極上の余韻を、
僕と里香は存分に味わっていた。
ということで、僕は先ほどから里香と向き合い、寄り添って布団に寝ていた。
その時はせいぜい、里香の綺麗な髪を、手で撫でたり梳いたりする程度だった。
が、ものを考えられる精神状態になってくると、
後戯ということで、里香の感じやすいところを愛撫していた。
「里香、今日も最高だったよ、ありがとう……」
僕はそう言った後に、里香の白い首筋を舐めたり、キスしたりした。
「あんっ…‥」
絶頂の余韻に浸っていた里香は、
不意打ちのような僕の愛撫に、目を瞑らせて喘ぎ声を上げた。
そんな里香の反応が可愛くてたまらなくなり、
僕は里香を抱きしめると、すりすりと頬ずりをしてしまった。
柔らかい里香の頬から伝わる温もりが、僕の顔を温かくしてゆく。
「やっ‥‥!ちょっと、ゆういち……んっ……!」
里香の言葉が急に途切れたのは、僕は彼女の唇を自分の唇で塞いだからだ。

426 :
……しばしの間続いた口づけが終わり、僕は里香の顔を見つめ直した。
すると彼女は恥ずかしそうな顔をして、小さく微笑みながら、
「……裕一のえっち」
と言ってきた。
僕は、里香の髪を手で再び梳き始めながら、
「里香だって、すごい気持ちよさそうだったよ。あんなに感じてるの、初めて見たし」
と言い返してやった。
「……ばか」
里香のその言葉のすぐ後に、
パチン、パチンという乾いた音がしたかと思うと、目の前が何故か一瞬で暗くなる。
(あれっ?)
続いて何かが動く気配がしたかと思うと、僕は胸板の中に重みのある温もりを感じた。
どうやら、里香が部屋の灯りを消して、
更に、エッチの邪魔になるからと、どかしていた毛布を、
頭から被ったたま僕に頭突きしてきたらしい。
寝る必要があるから灯りを消すというのは分かるけれども、
それ以外のどこか子供じみた里香の行いに、
僕は思わず苦笑してしまった。
(そんなに恥ずかしかったのかなぁ。今までで一番感じてたって言われて……)

427 :
そして僕は、里香が頭から被っていた毛布を剥がして、一緒の毛布の中に入った。
ただでさえ狭い毛布の中は、エッチの後ということで、
何とも言えない熱気や匂いで満たされていて、
客観的には、お世辞にも快適な寝床とは言えなさそうだった。
何せ、互いの息が直接かかり合うくらいの距離感というか、狭さである。
だけど僕は、里香と限りなく近い場所にいられる、
この寝床の空間が、たまらなく好きだった。
この気持ちを、きっと里香も共有してくれているのだろう。
里香は僕と軽く抱擁しあいながら、じっとしていた。
(いっしょになる、って言葉は、こういう時にも使えるのかな……)
僕はそんな他愛ないことを考えながら、たまに里香とじゃれあったりしつつ、
じきに心地良い眠りに就いたのだった……。
――それにしても今晩は、僕と里香にとっては、温かすぎるくらいの夜であった。
おわり。

428 :
今回のSSは以上です。
寒くなってきたので、皆さんも風邪にはお気をつけください。

429 :
非常にGJ

430 :
保守

431 :
保守
明日は節分か。
裕一は鬼のお面を被って、里香に豆をぶつけられるんだろうな
里香に鬼のコスプレをさせるのも捨てがたいが

432 :
豆がどうしたって?

433 :
鬼役として散々豆をぶつけられた後は、
お返しに里香のお豆さんを散々責めまくりたいね
最後は、里香の中に豆まきならぬ種蒔きをしたい

434 :
保守
誰もおらんのか〜

435 :
忙しくて巡回ルートから外れてたことに気づかんかった
ごめん里香。だからこっち向いて…

436 :
!警告!
これから私が投下するSSには、妊婦との性行為に関する描写、
いわゆるボテ腹セックスに関する描写が多数存在しております。
そのような表現は嫌だ、読みたくないという方は、多数いらっしゃるかと思います。
ですので、読みたくないと思った方は今すぐに、
専用ブラウザのNGワード機能で、『Half Moon Love(下)』と指定してください。
こちらは以後SSを投稿する際には、
名前欄に『Half Moon Love(下)』と入力しておきますので、
それをNGにすれば、SSは全て見えなくなるかと思います。
なお、SS保管庫の管理人様におきましては、
過去の『孕み月』の時と同じように、警告文を添えてくださると嬉しいです。
それでは次の書き込みから、SSの投下を始めます。
かなり間が空きましたが、>>238の続きです。

437 :
Half Moon Love(下)

……まぁ、生殖能力に問題の無い男女が、
避妊もせずに一生懸命子作りに励んでいたのだから、
当然というべきか、里香は僕の子供を身籠もった。
里香の妊娠が発覚してからは、何かと大変だったけれど、
僕と里香はじきに親になる喜びと責任を感じながら、
夫婦で力を合わせて、やるべきことをやってきたつもりだ。
それに、僕と里香の母親や、亜希子さんなど、
身近な人たちがたくさん力を貸してくれたのが非常に心強かった。
亜希子さんなんて、伊勢中の神社から安産のお守りを買ってきてくれたっけ。
……そして今のところ、里香の心臓の調子はよく、
お腹の赤ちゃんの方も、既に安定期に入っていて、順調な経過だった。
とはいえ、もちろん母体である里香の体調には、
十分に気をつけなければいけないのだけれど……。

438 :
さて、ある週末の夜、僕と里香の寝室での出来事だった。
今、僕と里香は久しぶりの……、
それも数ヶ月ぶりとなる夫婦の夜の営みを、布団の上で行おうとしているところだった。
「……図書館のボランティア、いつまで続けられるかしら?」
まるで椅子に座るかのようにして、
僕の股ぐらに跨っていた里香は、自らのお腹を静かに撫でながらそう問いかけてきた。
彼女が一糸も纏わぬ姿をしているせいで、
大きく膨らんでいて、正中線が浮き出してもいるそのお腹は、余計に目立ってしまう。
無論、里香がその満月のようなお腹の中に宿しているのは、僕との間に出来た赤ちゃんである。
「里香が自分で大丈夫だと思うなら、続けていいよ。
 まだしばらくは安定期なんだろ?」
僕はそう言うと、里香のお腹にそっと右の手の平を当ててみる。
すると、今この瞬間も、里香の中の小さな命は、
確かな温もりと、微かな鼓動を伴って生き続けているというのが分かった。
「ありがと……休んでた分まで、頑張りたいわ」
里香はそう嬉しそうに微笑むと、やる気を見せた。
「わかったけど、無理だけはするなよ?
 ただでさえ、こんなお腹してるんだからさ」
僕がやや心配する素振りを見せながら里香のお腹を撫でると、
里香は少し不満そうな顔をした。

439 :
「ちょっと、それ……妊婦さんとしようとしてる人が言うセリフなの?」
そう言うと里香は、彼女の股の間で既に強く反り返っている僕のペニスを、
右手でぐにっと弄くりながら、そうなじった。
赤黒くいきり立った亀頭が、里香のしなやかな指先に圧力をかけられ、
形を変えて弄ばれてしまう。
そのくすぐったさに僕は笑いを漏らしてしまう。
「……っ、うははは」
反省する様子のない僕を、里香はジトッとした視線で見てくる。
「いやぁ、ごめん、ごめん。
 ……でも、ネットの情報でも、
 安定期の間ならセックスは別にしても良いらしいよ?」
「ウソ!?そんなこと書いてあるの……」
目を丸くして驚く里香に、僕は真面目に説明した。
「うん。母子の安全と夫婦のスキンシップの為に、
 量より質を楽しもうって書いてあったよ。
 色々と、気をつけることはあるけどな。
 まぁ、俺と里香は、いつも通りにすればいいだけだよ」
こんな状況だが、僕は調べてきた情報を里香に報告した。
……つまり、里香の心臓に負担をかけないようにと、、
行為自体が激しくなり過ぎないように気をつけていたり、
一晩に一回以上するということがほとんど無かった僕と里香にとっては、
妊娠中のセックスも、普段のエッチとそう大差なかった、ということだ。
ある意味、怪我の功名という感じである。
そのように僕の説明を理解したらしい里香は、言葉とは裏腹に、
少し嬉しそうな口調で言葉を返してくる。
「もう‥‥、裕一の……バカ。
 いつも通りにしたら、赤ちゃんが驚くでしょ」
里香は恥ずかしそうにそう言ってから、少し俯くと、
大きく膨らみ、正中線が浮き出ている自らのお腹に、慈愛を帯びた視線を向けるのだった。
「ごめんごめん、今日は特別を気をつけるから」
僕はそう里香に謝ると、再び彼女の大きなお腹を優しく撫でてみるのであった。

440 :
……ちなみに、里香は妊娠する以前から、
地元の公共図書館で、子ども達相手に、本の読み聞かせのボランティアを行っていた。
図書館ではだいたい、月に二度ほど読み聞かせ会があり、その度に里香の出番があった。
読み聞かせる本のテーマは、季節や時事ネタによって決まることが多かったが、
『銀河鉄道の夜』など、里香自身がオススメの本を読み聞かせることもあった。
流石に、あの『チボー家の人々』を子ども達に薦めることは無かったそうだが……。
なお、始めたきっかけは、僕と一緒に本を借りに行った時に、
掲示板に貼ってあった読み聞かせのボランティア募集のお知らせを見たことだ。
里香が、自分からやりたいと、強い意志で言い出したのだ。
入院していた頃から利用していた図書館に、恩返しがしたい、と。
もちろん、僕としては多少の戸惑いはあった。
図書館への里香の足として、僕の車による送り迎えは当然必要だ。
だからこそ、里香は僕に許しを得ようとしたのだが、
それは全然たいした問題ではない。
問題は、やはり健康面での不安だった。
……いくら最近は調子が良いとはいえ、
彼女が胸の中に危険な持病を抱えていることには、依然として変わりがないからだ。
けれど、里香の望みを叶えず、
外の社会との関わりを持たせず、
身体の為だと言ってずっと家の中に閉じこめておくというのは、
それこそ彼女の健康に悪いと思い、僕は快諾することにした。

441 :
そして、図書館でボランティアを始めた里香は、
たちまち、子ども達からも、あるいは図書館の職員達からも人気者になったのだ。
そして、送り迎えに来る僕も、里香の旦那さんということで、
図書館に出入りする人達に顔と名前を覚えられて、立ち話などをすることもあった。
里香が図書館であれだけ人気になったのは、児童書をはじめとした本全般への造詣が深く、
読むのも上手いからという理由もあったけれど、もちろんそれだけではないだろう。
やはり、あの外見と性格、そして生い立ちとが相まって、里香には独特のカリスマ性があるのだ。
などと、とっくの昔に里香の毒気にやられている僕は考えたものだ。
そして、里香の妊娠が発覚して、
つわりや倦怠感を感じる中で徐々にお腹が大きくなっていった頃は、
母体の安全を第一に考えて、読み聞かせのボランティアは当然お休みだった。

442 :
……が、それも安定期に入るまでのことだった。
安定期に入り、医学的なお墨付きも得て、
自分の意思である程度自由に動けるようになってから、
里香は再び、読み聞かせのボランティアに復帰すると言い出したのだ。
里香とは結構長い付き合いになる僕も、ちょっと驚くくらいの熱意だった。
それだけ、里香は読み聞かせのボランティアにやりがいを見出していたんだなと、
改めて感じさせられることになった。
なお、何ヶ月か見ない間に大きくなった里香のお腹を見て、
図書館に来ている子ども達は、多かれ少なかれびっくりしたという。
里香に淡い恋心を抱いていたらしい男の子など、
マタニティ用の洋服を着てお腹を膨らませた里香の妊婦姿を目の当たりにして、
色々な意味でショックを受けてしまったらしい。
そんな男の子に、里香は自らのお腹を触らせてあげて、
命の大切さを教えてあげたらしいと、彼女自身の口から聞いた。
そのようにして、身も心も確実に母親らしくなっていく里香を見るのは、
僕としては戸惑いを感じることもあるものの、
男親として非常に嬉しいことだった。

443 :
……さて、しかし今の僕は、
現在進行形で身も心も確実に母親らしくなっていく里香と、
あろうことか、エッチをしようとしていた。
そもそも、エッチという行為を、子供を作るための行為だと考えるならば、
里香が既に妊娠している以上、こんなことをする必要なんてないのだ。
ましてや、里香の場合は心臓の持病の件があるから、尚更だ。
にも関わらず、どうしてこんなことになっているかと言うと、
それも里香の意思が関わっているのだ

444 :
……数日前、里香が病院で受けた赤ちゃんの検査の結果は、
異常がないというか、むしろ良好だった。
母体である里香の身体も、心臓を含めて特に異常はないらしい。
数年前に里香の心臓へと移植された弁膜は、今も機能しているということだ。
その結果、里香は産婦人科の主治医さんから、
『旦那さんや誰かが近くで見守ることが出来るのでしたら、
 プールとか散歩とか、軽い運動を是非してみてください。
 その方が、今はむしろ母子の健康にいいですよ』
……と言われてしまったらしい。
そして里香は、
今まで休んでいた読み聞かせのボランティアの再開を決めて、
同時に、数ヶ月ぶりの夫婦の営みをしようと、僕に持ちかけてきたのだ。
とはいえ僕も、
まさか、病院の検査から帰ってきた妊娠中の里香の口から、
『久しぶりに‥‥裕一と、その……してみたいの』
などと言われた時には、正直驚いた。
里香自身も相当に勇気が要った発言だったらしく、
その時の里香の恥ずかしそうな顔と言ったら、
手元にカメラがあったら、撮って残しておきたい所だった。
もっとも、本当にカメラを取りに行こうとしたら、
顔を真っ赤にした里香に後頭部をどつかれてしまったのだが……。

445 :
……ちなみに、ネットで軽く調べてみたところ、
一般的に、妊婦さんの性的関心というものは、
つわりや倦怠感がある妊娠初期には減少して、安定期である中期に高揚し、
出産が近くなる後期になると、再び減退する傾向があるらしい……ということが分かった。
付け加えると、安定期に入ると肉体的、精神的な余裕も出てきて、
性的関心がよみがえってくる人が多い……ということも分かった。
今の里香が正にそれなんだろうなぁと邪推しながら、
僕は里香からのお誘いを受けることにした。
もちろん、すっかり立派な妊婦になっている里香と「する」ということに対しては、
流石の僕でも色々な意味で気が引けた。
……が、正直なところ、僕も久しぶりに里香を抱きたいという欲望も強かった。
何故なら、里香が安定期に入るまでは、
口や手で抜いて「処理」してもらっていたこともあったが、
もちろん直接出来たほうが、里香も僕も気持ちが良いに決まっているからだ。
何より、赤ちゃんを宿しているせいでお腹が大きくなった里香の裸を見ると、
自分が父親になりつつあるという自覚を感じるのと同時に、
どこか背徳的な魅力も感じるのだ。
……まぁ、そういった紆余曲折があって、
僕は今夜、数ヶ月ぶりに里香を抱くことになったのだった。

446 :
今回の投下は以上です
次からエロシーン入ります

447 :
>>446
GJ

448 :
>>446の続きを投下します

……今晩の里香は、お腹の赤ちゃんに負担をかけないように、
僕に背中を預ける形の体位で抱かれていた。
この体位は、真正面から向かい合うことは出来ないものの、
僕が里香を愛撫することにはかなり適していた。
何せ、里香は僕の股ぐらの上で身動きできない上に、
後ろからの僕の愛撫に対して、非常に無防備な状態だからだ。
そう考えると、僕は、自分の中の『雄』が、より一層いきり立つのを感じた。
「じゃ、まずはおっぱいから頂こうかな……」
ということで僕は早速、こちらからは見えないその形を探るように、
両手の指をそろそろと里香の胸へと這わせてゆく。
妊娠によって膨らみが増した乳房に、後ろから掌が覆い被さってくる感触に、
里香は恥じらいを帯びた声を漏らした。
「んっ……はぁっ」
僕としては、体位のせいで里香の顔を正面から見られないのが残念だったけれど、
その分、里香の乳房の感触を指で楽しむことにした。

449 :
僕は、里香の胸を後ろから、両手で円を描くように優しく揉みしだいてやる。
今の里香の乳房は、大きさはともかく、
その弾力というか張りは、妊娠する以前と比べて格段に肉感的になっていた。
「っ……ぁっ……はぁん……!」
その証拠に、少し力を入れて乳房をグニグニと弄んでやる度に、
里香は甘く切ない声を上げている。
「おっ、この感じで大丈夫そうだな」
僕が独り言のようにそう言うと、里香は、
「うん……胸、気持ちいいよ。裕一の手、おっきいから‥‥んっ」
と、静かに喘ぎながら言った。
里香が僕の手を気持ちいいと言ってくれた事が、素直に嬉しかった。
……また、将来は里香が赤ちゃんに咥えさせて、
母乳を直接あげる為の器官である乳首も、
今では、妊娠する以前に比べて格段に優れた性感帯として機能していた。
何故なら、今は体位の関係で見ることは出来ないが、
妊娠中のメラニンの沈着というヤツで、少し黒ずんでしまっている里香の乳首は、
乳房全体がそうなっているのと同じように、少し張り気味だったからだ。
そんな乳首だから、里香が本格的に感じ始めると、
すぐにピンと硬く勃起してしまい、僕の指先の、格好の的になってしまう。
そのことに気付いた僕は、自ら目立ち始めた里香の二つの弱点を重点的に責めることにした。
親指と人指し指の先を使って、里香の乳首をギュッと摘むと、クリクリと弄んでやる。

450 :
「ひゃっ……あっ、ヤダ‥‥!」
いきなり弱点を責められて、里香は身体をプルプルと震わせた。
「やあっ……乳首ギュッてしちゃ‥‥感じすぎちゃうよぉ……」
そう言われたら余計にギュッとしてやりたくなる気持ちもあるが、
ここは紳士的に指の力を弱めることにした。
「ごめんごめん、少しやりすぎたな」
僕は里香の様子を見ながら、胸への愛撫を続けることにする。
「痛かったりしたら、また言えよ」
僕はそう言うと、左手の指先で里香の乳房や乳首をグニグニ、クリクリと愛撫してやる。
「んっ! ハッ……あん‥‥」
更に、右手の指先では、里香の大きくなったお腹に伸びる正中線から、
胸の中心に残る手術痕の線を、下から上に向かって、
まっすぐにツーッと触れて撫でてやった。
その二つの「線」は、里香の人生にとって非常に意味のあるものであるが、
今のこの場では、ただの性感帯と言っても差し支えはなかった。
「ふぁっ……!」
くすぐったいような快感を感じたのか、里香はふるふると身じろぎをした。
すると、里香はこちらを向きながら、
「ちょっと、どうしてそんなところ……」
と、戸惑いと恥じらいの混じった声音で抗議してきた。
どうやら、予想外の場所への愛撫で感じてしまったことに、
里香自身も戸惑いがあるらしい。
もっとも、僕としても思いつきでやってみたことに過ぎないし、
正直なところ、行為を先に進めかったので、あまり真面目に取り合いたくなかった。

451 :
だから僕は、
「へぇ、じゃあこういう風なのが良い?」
と言いながら、里香の両方の太ももをそれぞれ両腕で下から少し持ちあげた。
僕の腕力なら、妊娠して重くなっているとはいえ、
里香のしなやかの体躯を持ち上げることは容易だ。
そして、先ほどから既に天に向かって逞しく反り返っている僕のペニスを、
前に突き出すようにしながら、里香の秘裂に思い切り擦りつけてやる。
「ひうっ!」
すると、十分に湿り気を帯びている僕と里香の性器の粘膜が絡み合い、
ニュルンとした快感を生み出すことになる。
いわゆる、素股に近い状態での、
その動きを前後に繰り返して、徐々に快感が蓄積されていく。
「うぅっ……ぁ……ひゃっ…‥」
里香はもどかしそうな声を上げながら、
秘部を行ったり来たりするニュルニュルとした快感に悶えていた。
筋張った肉茎が、腫れ上がった亀頭とそのカリ首が、
里香専用の体温とぬめり気を持った性具として、彼女の秘裂やクリトリスを愛撫していく。
それでいて、絶頂まではさせないように、僕は適度に腰使いを調整していた。
この前戯は、里香にとっては一種の軽い拷問であるかもしれない。
もっとも、それは僕も同じような状況で、
里香の秘裂に亀頭が引っかかって、
うっかり挿入してしまわないように注意するのに、残っている理性を総動員していた。
本当なら、このまま背後から里香の膣内を突き上げまくりたくて仕方がないのだ。
(くっ……勢い余って入れちゃいそうになるけど、我慢だ!我慢!)
なに故に僕がそんな風に気を遣っているのかというと、
今回は、あのプライドが高い里香の方から、挿入をねだらせてみたかったからだ。
同時に、身重の里香の身体を気遣って、という考えもある。
何にせよ、今はもう少し、この焦らし焦らされという快感を、
里香と共に味わっていたかった。

452 :
……さて、僕の思惑通り、ということなのだろう。
いつしか、僕に抱かれている里香の腰が、
僕のペニスが秘裂に擦りつけられるのに合わせて、切なげに前後に動いていた。
その腰つきは、雄の子種を自ら求めるという、本能的な雌の仕草そのもののように思えた。
つまり里香の心身は、意識しているにしろそうでないにしろ、
明らかに僕の挿入を求めているということだ。
……もっとも、里香は既に妊娠しているのだから、もうこれ以上の子種を求める必要はないのだが。

453 :
更に、里香のその腰つきに合わせ、二人分の性器とその粘膜が擦れ合う部分からは、
クチュクチュという淫らな水音までもが漏れ聞こえてくる。
「はぁ……、んっ……!」
まるで何かに耐えるかのように、紅潮して目を細めている里香の顔には、
焦らされることによって発生する、汗の水玉が浮かんできていた。
里香のそんな汗の匂いや、あるいは僕自身の体臭など、
色々なものの匂いが混ぜ合わさり、
僕と里香の寝室は、いよいよ淫靡な空気に満たされてきていた。
……ここまで来てしまったら、どっちが先に言い出そうが、大して変わりはしないだろう。
と、先ほどから股間で痛いほどに自己を主張している愚息に促されるように、
ここらが潮時と感じた僕は、里香に提案をしてみた。
「あの、里香……もしかして、そろそろ?」
僕が腰の動きを止めた上で、
里香の顔を左横から覗いて見上げるように聞いてみる。
すると、里香はドキッとした顔で目を丸くした後、
僕の顔から目を少し逸らしながら、
「ゆ、裕一が我慢が出来ないならいいわよ?
 あたしは、大丈夫だから……」
彼女自身と僕のプライドの両方に、上手く配慮したその言い回しに、
僕はある意味感心してしまった。
「うん、ありがとう。じゃ、ちょっと腰上げて……」
そして、僕は早速、挿入の準備をするのであった。

454 :
今回の投下は以上です。

455 :
>>454
GJ とても良かったです

456 :
>>453の続きを投下します

僕は里香に腰を上げさせながら、さほど大きくない乳房から手を離すと、
今度は里香の細めの腕を、下から覆うようにぐっと掴んでやる。
こうすることで、里香が挿入の為に動きやすい体勢を作るのと同時に、
彼女の身体を支えることが出来るのだ。
あとは、里香が腰の位置を挿入に適するように調節するだけで、準備完了となる。
まぁ、本当は、僕の方から一方的に、
下というか後ろから、ペニスで里香の秘裂を探り当てて、
そのまま挿入して、ガンガン突き上げてもいいのだ。
けれども、それでは里香の気分を害することがあるし、
身重の身体を気遣う意味も込めて、ここは里香のペースに任せることにした。

457 :
その里香はというと、和式便器を使うときの姿勢に少し似た雰囲気で、
自らの秘裂の中心部分に、僕のペニスの先端を位置させようとして、一生懸命腰を動かしていた。
「んっ……、ここ、かしら……? っ……!」
だが、なにぶん、里香は体位の都合上、
自分の目で秘裂とペニスの位置関係を直接確認するということが出来ないため、
どうしても手探りならぬ、腰探りという方法を使わざるを得ない。
更に、大きくなったお腹が、里香の動きや視界を制限しているので、
里香は余計に挿入の位置取りに手間取ることになった。
おかげで、僕の亀頭は、里香が挿入の位置取りを試行錯誤する度に、
彼女の秘裂やらお尻の肉やらに、何度か擦られてしまう。
しかも、先走りで濡れているせいで、ヌチャっとした感覚が結構気持ちいい。
(まぁ、これはこれで気持ちいいけど、これで出しちゃったら笑いものだな……)
ただでさえ焦らされているというのに、予想外の愛撫に耐えていると、
ふと、亀頭の先端が瑞々しい肉に包まれかける感触がした。
同時に、里香が「ひゃっ……!」と、小さく可愛い声で喘ぐのが聞こえた。

458 :
それはまさしく、僕の亀頭が里香の秘裂にしっかりと押しつけられたことの証明だ。
生暖かく敏感な部分の粘膜同士がピトッと触れあい、互いの鼓動さえも伝わりそうだ。
……この状態なら、里香があとほんの少しでも腰に体重をかければ、
濡れそぼった彼女の割れ目は、きっと僕をこのまますんなりと飲み込んでしまうことだろう。
里香もそのことを理解したらしく、
上気した顔を僕に向けて、最後の確認をしてくる。
「こ、ここで大丈夫ね‥‥?」
里香のその顔つきは、少しの羞恥心を帯びながらも、
すっかり発情しきった雌そのものだった。
しめたと思った僕は、ここぞとばかりに里香の挿入を促すことにする。
何故なら、僕の方からではなく、
里香に自ら挿入させることに、嬉しさとか征服感のようなものを感じるからだ。
「あぁ、ちょうどいいよ。後は、里香の好きにして」
僕のその言葉に、里香は少し恥ずかしそうな顔をしたが、
もはやそれ以上の躊躇いは、この場には必要なかった。

459 :
そして、ついに里香が腰を下ろし始めた。
「ふ‥‥んっ……!」
身重の身体を重力に委ねるように、
里香はほとんど一息に腰を下ろし、僕のペニスをジュブブッと呑み込んでゆく。
その瞬間、僕は、
温かくて気持ちいい里香の中に呑み込まれた快感に震えて、
口からは情けない吐息を、ペニスからは先走りをジワリと漏らしてしまう。
「うぉっ……」
そうこうしている内に、僕の愚息の大半が里香に呑み込まれて、
僕の身体には、身重になった里香の体重と体温がぐっとかかってきた。
こうなるとあとは、二人で絶頂を目指して、上下の動きを繰り返すことになる。
さて、ここらで呼吸を整えようと思っても、
敏感になった僕のペニスは里香の膣内に圧倒されていた。
というのも、里香が妊娠しているせいか、
その膣内は、かつてよりも圧迫感と温かみを増したような感じがして、気持ちがいいのだ。
もっとも、久しぶりの結合に昂ぶってしまっているのは、里香も同じことらしい。
「は、はぁっ……あっ……はぁっ……」
里香は快感を堪えるように、大きくて黒々とした双眸に涙を溜めながら、
荒い息を繰り返すばかりで、まだ動こうとしない。
これは主導権を握るチャンスだと思った僕は、早速行動に移すことにした。

460 :
「里香、きつかったら言えよ」
僕は短くそう言い残すと、里香の腕を軽く掴みながら、
上に向かってぐっと、ある意味男らしく腰を突き上げた。
すると、僕のペニスが里香の膣内に圧力をかけて、
肉の穴を更に奥へと、ズチュッと押し開いてゆくのを感じた。
「ふぁっ……!」
次に、同じように里香の腕を軽く掴んだまま腰を引く。
「はぁっ……やっ……!」
すると、引き抜かれようとするモノには、
里香の膣肉と体重が絡みついてきて、
程良い抵抗感を伴いながら扱かれることになる。
その快感というか温もりは、この体位以外ではありえないものだった。
だから、今度は僕が喘ぐ番だった。
「っふ……! やっぱ、里香のココ、気持ちいいな。
 こんなに絡みついてくるなんて、病みつきになっちゃうよ」
喘いだついでに感想を言ってやると、
里香は恥ずかしそうに僕を睨みつけて文句を言ってくる。
「バカ……。 ん、はぁっ……ぁ……」
その後しばらく、僕と里香は軽く腰を動かしながら、
お互いを徐々に昂ぶらせていったのだった。

461 :
今回の投下は以上です。

462 :
GJ
続き待ってます

463 :
>>460の続きを投下します。

……ここまで、僕と里香は順調に気持ちよくなってきていたが、
せっかくの久しぶりのエッチをしているわけだし、
僕としては、ここらでもう一つ刺激が欲しかった。
具体的には、体位に何か変化が欲しいということだ。
そんなことを考えていたら、
ふと、しばらく忘れていた里香の乳房のことを思い出した。
妊娠したことによってサイズアップしたそこの二つのおっぱいは、
まだまだ弄りがいがありそうだ。
ということで、里香の乳房への上手い愛撫方法を考えつこうと、
下半身にばかり使われいた血液と集中力を、頭に割り振ってやる。
(そうだよな、里香はもうしばらくしたら母親になるんだから……。
 よし、じゃあそれでいこう!)
……と、脳内で早々に結論を出した僕は、早速その考えを実行に移すことにした。

464 :
……里香、ちょっとだけ腕と腰上げてくんないかな?」
僕はそう言いながら、
里香の太ももをそれぞれ軽く掴んで持ち上げるようにする。
「えと‥‥うん、分かったわ」
里香も僕に合わせるようにして、万歳するように腕を上げ、
足に力を入れて腰を浮かび上がらせた。
すると、僕の身体にぴったりと寄り添っていた里香の重みと温もりが、
足の方を残して消え去ってゆく。
同時に、先ほどは深くまで挿入されていたペニスが、
里香の中からズルッと引き抜かれそうになり、
ちょうど亀頭だけが膣の浅い部分に残ることになる。
「んぁっ……!?」
亀頭のエラで浅い部分を刺激されて、里香は早速喘いでしまっているが、
わざわざ体位を組み替えた僕の狙いは、こんなことではない。

465 :
……僕は、今まではまっすぐに繋がっていた里香の身体を、
浮かしたまま右の方にずらしてやろうとした。
「んっ‥‥?裕一、何して‥‥」
不思議がる声を漏らした里香のことはこの際気にせずに、
両手に軽く力を込めて、里香の太ももを右の方に動かす。
すると、僕の視界の右側に、
里香の左乳房がちょうどいい具合に入ってきて、
僕の右肩は、里香の背中の重みをスッと受け止めた。
僕の頭は、里香の左腋と左腕の間に位置していて、
口で里香の左の乳房を愛撫出来る絶好のポジションに置かれる。
これであとは、首を動かして前を覗き込むようにさえすれば、
里香の左乳房に吸い付き放題になるという寸法だ。
(よし、これで大丈夫そうだな)
あとは体位のバランス取りも兼ねて、
右手で里香の右乳房を文字通り手中に収めてやる。
そう、この瞬間、
僕は里香の妊娠おっぱいを責めまくる為の体位を完成させたのだった。

466 :
こうなったら、あとは思うがままだ。
早速、僕は唇を窄めると、里香の左のおっぱいにしゃぶりついてゆく。
弾力のある少し黒い乳首が、僕の舌先と歯に触れた瞬間、
里香は嬌声を上げると共に、大きなお腹ごと身体をブルリと震わせた。
「ふわあぁっ!?」
里香の大きな反応に気をよくした僕は、
ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱっと、まるで赤ちゃんのように里香の乳房を吸いまくる。
里香の乳首は、僕の口の中で舌先にツンツンと突かれていたり、
前歯でグニッと甘噛みされて軽く潰されたりしている。
「ひっ……!やぁっ……こ、こんなの……!! はぁっ……はっ、っふ……!」
強い刺激を伴った快感に、里香は目に涙を浮かべながら喘ぎ出す。
いくら里香の乳首を舐めていても生暖かいくらいで味というものは感じられないが、
僕としては、里香の新鮮な反応こそが大いに愉快だった。
「あくっ!? ひっ‥‥ひゃんッ……!ゆういち、ちょっと……!」
里香は快感に流されそうになりながらも、
普段めったにお目にかかれないような慌てぶりで、僕の行為をたしなめようとする。

467 :
が、里香は既に体位を固められている上に、
僕に挿入されたままなので、抵抗らしい抵抗など出来るわけがなかった。
また、今の里香は、僕の行為を本気で嫌がっているようにはとても見えない。
もちろん、この程度で終わりにするつもりは僕にはなかった。
人間のおっぱいというものは二つあるのだから、
今度は右手を動かして、里香の右乳房を執拗に責め立てることにする。
僕は、右手で乳房全体をまさぐるような大きな動きを続けるように見せかけて、
急に親指と人指し指で、本命の乳首をクイクイと軽く抓ってやる。
……里香の乳首は、出産後の授乳に備えて発達していて、硬めにもなっているとはいえ、
しかし絶好の性感帯であることに変わりはない。
いやむしろ、硬く大きくなってしまっていることで、
僕からすれば弄り甲斐は倍増である。
というわけで、里香の反応は中々に上々だった。
「はひっ……!」
それを皮切りに、喘ぎ声とも悲鳴とも受け取れる音が、
里香の口から断続的に漏れ聞こえる。
「はぁ‥‥はっ……やっ‥‥ん……!」
僕の好き勝手に弄ばれている両乳首からの快感に、
里香はいつしか、身体をごく小さく震わせながら、
徐々に身を任せるようになってきていた。

468 :
今回の投下は以上です。

469 :


470 :
保守
原作終了後の設定で、
人妻になってる里香のSSを誰か書いてくれんかのう

471 :
ほしゅ

472 :
あんまり年増な里香は見たくないのぅ

473 :
個人的には、某Zeroのアイリさんとか葵さんみたいな老け方をしてくれればおk>年増な里香

474 :
性知識に好奇心と羞恥心旺盛な今の里香が見たいわけで、老けさせたらもうそれは里香じゃない

475 :
>>467の続きを投下します。

里香の様子に興奮してしまった僕は、
無意識の内に愛撫を更に激しくしてしまう。
僕は自分の口の中に、わざと唾をたくさん溜めると、
里香の左乳首に再びむしゃぶりついた。
粘性の高い唾液でねとねとになった口内の粘膜と舌に、
無防備に勃起したままの里香の乳首が絡め取られる。
「ふあぁっ……!?」
里香がブルッと上体を震わせ、嬌声を上げるのを聞き、
僕はしめたと思いながら、
そのまま、チュパチュパ、チューチューと里香の乳首をしゃぶりながら、
時折ちょっと強めに吸い上げる。
その強い刺激に耐えられなくなって、里香は目を白黒させながら嬌声を上げる。
「あっ、ヤダ……!これぇっ……!!」
僕の口の中で、適度な硬さを持った里香の乳首が、
自在に形を変えながら弄ばれ続ける。
舌先で乳頭の中心をツンツンと突きながら乳房を吸ってやると、
里香は身体を震わせて叫びながら、秘裂の締め付けをキュンと強くする。
「っ、あっ、ああ……!ダメッ……!ば、かっ‥‥!
 そんなに、赤ちゃんみたいに吸っちゃ……はぁんっ!」
涙目になり、快感に声を震わせながら抗議してくる里香を可愛く思いながら、
僕は愛撫を一時中断して謝ることにする。

476 :
「‥‥ふぅ……。ごめんごめん、ちょっとやり過ぎちゃったかな」
すると、里香は昂ぶりながらも恥じらいを帯びた顔で、
「そうよ……裕一のバカ! こんなに、胸ばっかりして……」
と恥ずかしそうに嘆きながら、唾液塗れになってプルプルと震えている、
自らの褐色の勃起乳首を見つめていた。
その里香の口調と目つきは、僕の言動に対しての不満を醸し出していた。
……このままだと、里香が僕をただのおっぱい責めマニアだと誤解しかねない雰囲気を感じたので、
僕はあらかじめ用意しておいた言い訳を使うことにする。
「でもさ、里香も、気持ちいいならいいじゃん。
 ……それに、こうやっておっぱいを鍛えておけば、
 赤ちゃんに母乳をあげる時の、良い練習になるんじゃないか?
 よく知らないけど、ほ乳ビンに母乳を溜めておく場合だって、
 結局は手で絞り出さなきゃいけないわけだし」
すると、里香は一瞬ハッと何かに気付いたような表情を浮かべると、
今度は自らの両手で、自らの両乳房を優しく触り始めた。
どうやら、里香は自分の乳房の感触を確かめているようだった。
そして、神妙な表情で、
「うん……裕一の言うことも、一理あるわね。
 実はこの前病院で、
『赤ちゃんを産んでから母乳が必要になった時、
 おっぱいばっかりパンパンに張っても、
 乳腺が詰まったりして肝心の母乳が出ないこともあるから、
 授乳トレーニングは少しずつ始めて下さい』
 って、言われてたし……」
と、妙に真面目な、
それでいて母親らしい気遣いを見せながら言ったのだった。

477 :
僕はそんな里香を余計に愛おしく感じながら、
言い訳が上手くいったことに安堵しつつ、愛撫を再開することにした。
「あぁ……だから、せっかくだから俺も、
 里香の授乳トレーニングに協力させていただきます!
 じゃ、キツかったら言ってくれよ」
と言って、乳房への愛撫を再開しようとした僕の頭を、
里香はいきなりサッと手で押さえて、
「こらっ……、またそうやって……」
と言いながら、ムッとした目つきで僕を軽く睨む。
だが、その目つきもすぐに和らいだかと思うと、
「……まぁでも、仕方ないわよね。
 裕一は、もうとっくにあたしにしか興奮出来ない身体なんだし、
 結構甘えん坊さんだから、
 赤ちゃんみたいにおっぱい吸いたくなっちゃうのも無理ないのよね?」
と、小悪魔的な笑みを浮かべながら、僕を小馬鹿にするようなことを言った後、
スッと僕の頭から手をどけた。
……実際、里香が言ったことは事実なので、認めざるをえなかったし、
また、認めることについて、僕としてはもはや何の恥じらいはなかった。
「まったく、里香には敵わないよ……じゃ、ちょっと仕返ししようかな」
僕は苦笑しつつそう言うと、
口と右手による、里香への乳房への愛撫を再開するのだった。

478 :
「えっ、ちょっと……!
 ああっ……もう‥‥んっ!」
里香から僕への抗議の言葉は、
愛撫による快感によって、喘ぎ声へと変えられてしまう。
「んっ‥‥あっ、ふぁ……!」
再び調子に乗ってきた僕は、口を窄めて前歯も適度に使いながら、
里香の乳房をチュルルッ、チューと吸う。
それに合わせて、里香の口からは喘ぎ声が断続的に漏れ出る。
「やあああんっ……!おっぱい、吸われるの気もちイイよぉ……っ!」
もしも母乳が出る状態ならば、きっと里香の左の乳頭からは、
白い液体がとめどなく流れてきているだろう。
僕がそんなことを考えていると、
里香は強すぎる快感に溺れそうになりながらも、
僕の目を見つめてきて、自分の状況を実況するというか、必に訴えかけてくる。
「ふわあぁっ……!!
 ‥‥ゆ、裕一がドキドキしてるの、カラダ全部からつたわってきて、
 あたしも、凄く変になっちゃ‥‥ひゃっ!!」
その悲鳴にも似た嬌声と同時に、里香の秘裂は僕を一層強く締め付けてきた。
……なお、たった今ここで里香の言葉を中断させたのは、僕の右手の仕業である。
僕は右手の親指と人指し指で、里香の右側の乳首をギュッと強めに抓って、
鋭い快感を生み出すことにより、里香に最後まで喋らせないという、
いわば一種の意地悪のようなことをしてやったのだ。
いくらエッチ中のこととはいえ、こんなことをしてしまったら、
さぞや怒られるだろうと、僕は半ば覚悟していた。
しかし、里香の反応はやや意外な感じだった。

479 :
「ゆ、ゆういち……?」
里香は、どこか不安そうな、
まるで迷子になりそうな幼子、といった感じの表情を浮かべていた。
僕はいけないと分かっていながらも、性的な嗜虐心を煽られた。
しかしその一方で、里香の双眸は、
これ以上のことは止めてくれなどとは、全く言っていなかった。
むしろ、里香の黒く色深い双眸の中に、
僕という一匹の裸の雄が、果てしなく誘惑されていくような錯覚さえ覚える。
……そういうことなら、今晩はやれるだけやってやろう。
文字通りの命がけで僕の子を産んでくれると決めたこの女性に、
僕は男として、出来るだけの奉仕を捧げたかった。
そんな決意を胸に抱きながら、僕は同時に次の愛撫の方法を考えていた。

480 :
「よし……おっぱい吸うばっかりじゃ、里香も飽きるだろうからさ」
そう言いながら僕は、
自分の腰を少し後ろに引きつつ、
里香の太ももを押さえている左手を動かして、
上下に腰を振りやすいように体位を調整した。
右手は、里香の右乳房を覆ったままで、乳首も摘んでおいてやる。
そして、里香のお腹の赤ちゃんのことを気遣いながら、
少し腰を浮かせて、里香の膣内の浅い部分を、
亀頭でジュプジュプと浅く、素早く、上下に抉ってやる。
「あっ、ヤダ……!そ、それダメ……!!」
敏感な部分を突かれた里香は、
身重の身体とその膣内を、断続的にヒクヒクと震わせている。
里香がかなり感じてきているのは明らかで、
気がつけば、里香もこの体位のことを十二分に気に入ってくれたらしい。
里香は少し腰を上げたままにしながら、左手で僕の左肩をしっかりと掴み、
体位の為に自らの姿勢を維持しようと頑張っている。
その彼女の顔はかなり紅潮しており、
下から突き上げられるのに合わせて、熱く甘い息を吐き出し続けている。
一方で、赤ちゃんが宿る大きなお腹の中程を、
半ば無意識に右手で守るようにしっかりと押さえているのが、
流石に母親らしいと感じた。

481 :
……こんな状況にあっても、
母親らしい優しさをさりげなく見せる里香に僕は感心しながらも、
しかし今は彼女に、一人の女性としての悦びを更に味わって欲しいと考えた。
だから僕は、里香を下からジュプジュプと突き上げながら、
右手で右乳首をコリコリと弄りつつ、左の乳房をチュパチュパと舐めしゃぶってやるのだった。
「っあ……!?そ、そんなに、いっぺんにされたら……!
 あたし、感じすぎ……て……!」
敏感な三点からの責めに、里香の褐色乳首は痛そうなほどに硬く勃起し、
また膣の方も、僕を切なげにキュンキュンと締め付けてくる。
激しい快感に抗おうと、里香は無意識に身体を動かすが、
体位の関係で僕にがっちり固定されてしまっている以上、
かえって、快感を高めることにしか繋がらなかった。
……調子に乗った僕は、更に右の乳房も舐めしゃぶったりしつつ、
里香と共に確実に、気持ちよくなっていったのであった。。

482 :
今回の投下は以上です
前回から間が開いてしまってすみません
一応、次の投下でこのSSは終わる予定です。

483 :
保守
就寝前でパジャマ姿の里香を膝の上に乗せて、クシで髪を梳いてあげたい
これほど幸せなことがあるだろうか

484 :
保守
里香をペロペロしたい

485 :
お待ちしてます
保守

486 :
dion規制喰らったからエロパロ板しかカキコできる所ないんだよな…。
去年の年末に伊勢神宮行ってその後にこの作品知ったわ…。
もちろん赤福も食べたよw
それで「そういや半月にも赤福でてたな〜。」なんて思いこんなシチュが思い浮かんだ。
裕一「赤福食べたいな〜。」
里香「赤福なら私が食べさせてあげる。ちょっと買い物付き合って!」
裕一「え?まあいいけど…。」
帰宅後
裕一「えっと…、こしあんだけ?餅になる部分がないぞ…。」
里香「餅になる部分はあるでしょ?」
裕一「え?里香いきなり服脱いでなにをする気?」
里香「つべこべ言わない!裕一はこしあんを私の胸に乗せて?」
裕一「じゃあわかった。のせるぞ。」
里香「ひゃん!」
裕一「大丈夫?」
里香「ちょっとひやっとしただけ、これで赤福完成。食べていいよ裕一。」
裕一「じゃ里香特製赤福頂きます。」
だれかSSにしてくれ。俺は文章力が無いんだ!言い出しっぺの法則と言わずおねげえします!

487 :
変に腹ボテがどうのとか言うよりこういう馬鹿っぽいほうがまだ半月っぽいw

488 :
>486
残念だが、里香の胸に餅になるような部分は存在しない。
夏目謹製の谷間はあるが。

489 :
貧乳って言われる割にはぎりぎり谷間出来るくらいはあるけどな

490 :
>>488
おっぱいと同じくらいもっちとした太ももがあるじゃないか!

491 :
里香の太ももって、白くて柔らかそうだなぁ・・・
罵倒されてもいいから挟まれたい

492 :
>>491
こうですかわかりません?
亜希子「つーわけで、今日はプロレス技教えるわ。」
裕一 「って何も2人とも検査に来たついでで病院の病室でやることじゃないような…。」
亜希子「何か言ったか?こんな物騒な世の中なんだから防衛術くらい身につけといて損は無いよ!」
裕一 「う…、それを言われると…。」
里香 「まあいい機会じゃない?」
亜希子「んじゃとりあえず裕一は掛けられる側で…。里香は私が教える通りにしな。」
里香 「はい!」
亜希子「んじゃ今から前三角絞め教えるわ。裕一も苦しかったらベッド叩いて知らせなよ。」
5分後
裕一 「ギブギブ…、ごめんってば里香。」バンバン!
里香 「裕一のエッチ・ヘンタイ!」
亜希子「まあそりゃあれだけ鼻の穴が動いてたらねぇ…。私も1発絞めたいけど勘弁しておいてやる。」
バンバンバンバン…。
夏目 「おい、谷崎!空き病室使ってなにさせてる!騒がしいと思ってきてみたら…。」
裕一 「ふぉうふぉよふぁったなふめ、たふぇてくぇ〜!(丁度良かった夏目、助けてくれ〜。」
里香 「後10分は続けようかしら?」
亜希子「いや、里香にも適度に運動させないと。たしか里香の(弁膜症)は会話ができないくらい激しい運動だとダメなんだろ?」
夏目 「多少なりとも知識をつけたあたり4巻から成長したな。んじゃ俺は他の患者の診察が入ってるんでな。」
裕一 「ふぉい〜!(おい〜!)」バンバンバン
里香 「(ちょっとくせになるかも)」
一体俺は何を書いているんだろうか…orz

493 :
いやぁ、馬鹿馬鹿しくて良いと思うよ

次は、プロレスごっこという名の、
里香と裕一の夜の営みを・・・w

494 :
保守
そろそろ里香も薄着になる季節だな

495 :
>>494
でも「夏は嫌い。」みたいなこと言ってなかった?

496 :
胸元は余り他人には見られたくないでしょうからねぇ。

497 :
夏が嫌いで冬が好きって言ってた理由を考えたら
もう今は夏も好きになってても良さそうな気はするけど

498 :
半月はどうしても冬のイメージが強い作品だから、
里香の退院後で、
夏の時期の短編があっても良かったかもな

499 :
あとがきのキャミソール?ワンピース?良かったよね〜
ぜひカラーで見たかった

500 :

8巻で里香のために裕一が1万出したのは濡れた。
「さすが病院時代から里香と一緒に居た戎崎!俺たちにできないことを平然と(ry」

501 :
>>500
あの件、里香本人が知ったらどう思うかな?
自分の生写真(それもただの制服姿)が、
男共の間で密かに高値で取引されてるなんて知ったら、
かなり複雑な気分になるかも知れんが、
裕一の行動に関しては嬉しく感じてくれそうだw
うーん、誰かこのネタで二次創作してくれないだろうか……
エロにも比較的自然に持って行けそうだし

502 :
>>501
裕一が盗撮した奴に逆襲する展開なら書けそう。
パターンA
某ラノベとのクロスオーバー。(ヒロインは写真部に血の雨を降らせた経験あり。武器は木刀)
パターンB
対策を練る→2chでhttp://revenge.doorblog.jp/archives/5413708.htmlを発見→世古口兄弟と夏目と協力。
→世古口が盗撮しようとした奴の尻をなで繰りまわす・夏目がバイト先や高校の入り口でじーっと見つめる。・裕一が俺と付き合いたいのかい?などと作業服で話しかける。
あれ?男女のエロネタどこ消えた?

503 :
どうでもいいが、炭酸って血圧を下げる効果があって心臓病にはいいらしいそうだな。
これで有馬温泉へ行く夫婦御一行とその後をつける怪しい人物’sが書ければ…。

504 :
世間知らずですまないが、
有馬温泉ってのは兵庫県にあったんだな
伊勢からなら行けないこともないだろうね
うーん、普通に里香と裕一の新婚旅行のSSが読みたくなってきた
まぁ、伊勢自体が新婚旅行で行けそうな観光地だけどさ

505 :
有馬は日本の炭酸発祥の地だからな
温泉街は正直しょぼいけど

506 :
温泉街がしょぼい分、
里香と裕一の夜が熱くなりそうだな・・・

507 :
そして里香達の隣室に予約を取った、夏目&谷崎が聴診器を使いつつ盗聴とw(当然アーンやウッフーンなことをやると心臓に負担→心配になったので2人で有給取得して尾行)

508 :
亜希子さん「ゆうべは おたのしみでしたね」
ってか

509 :
察知した里香がバレないように別の場所に逃避行して
やることやるに一票

510 :
夏目が「戎崎、貴様も男になったな…。」とにやにやしながらICレコーダーを取り出し
「裕一の大きい…。」「里香、心拍数大丈夫?」と昨夜の情事を録音され、さんざんからかわれるに1票

511 :
>心拍数大丈夫?
「こ、こんなことされて……大丈夫なわけ無いでしょ///」

512 :
>>511
むしろこうか?
裕一「ふ〜食べた。」
里香「ねぇ、もうおなかいっぱい食べて眠くなっちゃった。旅館の女中さん来たら布団敷いて寝ようよ?」
隣室
夏目「さて、んじゃこの旅のメインイベントに入るようだし戦闘服にでも着替えるか。」
谷崎「戦闘服って…wただの白衣じゃん。」
夏目「まあいいからとりあえず聴診器で盗聴するぞ。」
谷崎「わかった。」
5分後
女中「失礼します。お料理を下げに来ました。」
裕一「ありがとうございます。」
里香「板さんに神戸牛大変美味しかったと伝えてもらいますか?」
隣室
夏目「どうやら本番に入るようだな。」
谷崎「で、あんたはなんで執刀用のナイフまで鞄に入れて持ってんの?」
10分後
里香「裕一、早くこっち来て。」
裕一「今行くよ。」
隣室
夏目「どうやら寝るようだが?どうする?」
谷崎「あんたねぇ…、とりあえずこの旅の目的は里香の心臓に負担をかけないことでしょ?とりあえず盗聴続けるわよ。」
1時間半後
夏目「なあ、何も聞こえないんだが?」
谷崎「だね…。」
夏目「もう盗聴やめてもいいんじゃねえのか?」
裕一「だぁ〜離してくれ里香!」
里香「なによ、私と別れる気なの?」
裕一「もう我慢の限界だ!頼む里香、俺から離れてくれ。」
夏目・谷崎「「痴話げんか?」」
夏目「まさかあいつ旅館のピンクチャンネルでも里香に内緒で見てたんじゃ…。」
谷崎「だとしたらもう1回〆る必要がありそうね…。」
夏目「もうしばらく盗聴するぞ…。」
里香「いやだ、ずっと裕一と一緒って誓ったじゃない!」
裕一「たしかに一緒に居たいけど限度ってのがあるから…。それにもう我慢できなくて心臓に負担かかるし…。」
里香「じゃあ私が上になれば問題無いわね。」
裕一「里香…、ほんとに脚ほどいてくれないと困るって…。」
里香「嫌だ。私裕一との子供作りたいもん!もうポリネシアンじゃ満足できないから!でも裕一が私のこと心配してくれてるからゆっくりするね。」
隣室
夏目「………。」
谷崎「………。」
夏目・谷崎「「よし、今日の事は何もなかったし聞いてない見てない!消灯して就寝!」
モゾモゾパンパンモゾモゾパンパン
夏目「壁が薄くて丸聞こえかよ…。」
谷崎「あいつら2人が選んだ宿がここだった事を恨むしかないわね…。」

513 :
>>512
GJ
エロくて馬鹿馬鹿しいなw
里香のポリネシアンセックス……騎乗位……(´Д`;) ハァハァ

514 :
保守
もしも里香が裕一と一緒にお風呂に入ったら、
結局エッチなことはしちゃうんだろうか?
少なくとも、原作6巻終盤の二人の進展具合だと、
そもそも一緒にお風呂入るまでは行かないだろうが…

515 :
裕一に目隠しさせて水着きて背中流してあげる里香
まで想像ついた

516 :
>>514
風呂で長くなるとこれまたのぼせたりして心臓に影響があるから無いと思う。
どちらかといえばさっさと2人で汗流し、ベッドへ(ry

517 :
負担がどうとか言い始めたらベッドも退院も負担だろ

518 :
そうだな、毎晩のように里香に求められる裕一の腰の負担も心配だな

519 :
ベッド「俺の金属疲労度が溜まってゆく…、毎晩毎晩やめろおおおお!!!心臓の負担考えるもいいけどこっちも考えてくれええええ!!」
こうですかわかりません?

520 :
人がいない…。一応上げとく
>>518
そして今度は腰痛で入院すると…。

521 :


522 :
何かの理由でトイレの無いところで漏らしそうになっちゃった里香のおしっこ直飲みしてドン引きされたい
というか、清純な里香と少しずつ変態的なプレイを試していきたい

523 :
保守
エッチに対して興味はあるけど、
心臓への負担を気にしていたり、行為自体が不安だったりして、
まだ直接のセックスが出来ない里香の為に、
まず予行演習として、里香の目の前でオナニーを見せてあげたい
性知識があまりない里香が、
男のオナニーを生まれて初めて間近で見て、どんな風に反応するか見たい
それで、里香もノッて来たら、そのままオナニーの見せあいっこしたいな

524 :
集中力高いから一度覚えたら没頭しそう

525 :
>>524
確かに、里香ってワガママな割りには真面目な性格だし、
好きなことや自分に責任があることには拘る方だからね。
んで、里香が裕一に吹き込まれた、
オナニーはエッチする為の大事な予行演習だという建前を真に受けて、
気の進まないオナニーを、慣れない手つきで毎晩一生懸命してたら、
いつの間にか、裕一のことを想って自ら進んでオナニーに耽るようになって、
乳首とかクリを弄ってイク感覚を覚えてくれたらいいな。
そして、また改めてオナニーの見せあいっこをして、
裕一と里香がお互いのオナニーを生オカズにしながら、
二人同時に達することが出来ればなおいいね。
里香は自分の手でイクのと同時に、裕一の精液を身体にぶっかけられて恍惚としちゃうって感じで。
そういう風に里香がエッチの気持ちよさをイメージ出来るようになったら、
次は前戯の手コキとかフェラを仕込んでみたいね
自分の行為で裕一が気持ちよくなることを知れば、里香も悪い気はしないはず。
里香が処女らしい羞恥心を残しながらも、
ペニスの構造について真面目に考えたり、図書館の本で調べだしたりするところを想像するだけで興奮してくる

526 :
そして夏目の診察室の机から、尿道系や性器系、産婦人科系の医学書が1冊ずつ減っていくのか…。
ちょっとしたホラー話が作れるなw
夏目「心臓循環器系が3冊…、胸部外科学が5冊…救命系が3冊…、産婦人科学が1冊足りない…。」

527 :
>>524
たしか里香は後輩からも慕われてたなw
テスト前になると教えてほしい。なんて描写があったはず。
>>526
伊勢病院書物屋敷ですか…。暑い夏にはぴったりだが、いろんな意味で亜希子さんや裕一の心臓が縮むぞw

528 :
保守
気が付けば夏コミの時期だけど、
何か里香の薄い本とかないの?
それこそ、里香の胸より薄い望みかもしれんが・・・。

529 :
既刊でいいなら、10冊ほど買いました

530 :
>>529
裕一みたいだなw

531 :
薄い本はpixivで告知されてたぞ。

532 :
非エロだったけど結構良かった
こういうのたくさん描かれたらいいのになぁ

533 :
>>532
zipでよこすでおじゃる。
しかし4巻のツインテール里香が可愛かったな。
夏目に「里香の小さい頃の写真ない?」と聞く裕一が想像できるな

534 :
>>533
いや、夏目に聞くのはちょっと気が引ける気がするなぁw
でも、もらえるとしたら夏目くらいしかいないか
夏目なら、夏目と小夜子さんと里香の3人で撮った写真とか持ってそう

535 :
当時の紡んなら
気が引けるけど聞かずには居られない
ってあたりで1冊分の話にしてくれそうな気がする

536 :
今ならそういう想像をする気持ち悪い男達が申し合わせてネット攻撃してくるって話で1話にしてくれそう

537 :
里香「うちのお父さんがご迷惑をお掛けしています…」

538 :
しおらしく謝ってる里香を想像したら興奮してきた
この責任はどうとってくれるんですかねぇ?(ゲス顔)

539 :
しおらしい里香も可愛いから仕方ない

540 :
せっかくネタ出しをしてくれたので、
>>486さんのネタで書いてみました

里香の特製赤福

今日も何事もなく1日が終わった。
今現在は学校の時間帯で言えば、いわゆる放課後である。
僕は里香といつものように、二人で他愛ない話をしながら、
学校からそれぞれの家へと帰っているところだ。
……いや、正しくは、「帰っているところだった」と言うべきだろうか。
何故かというと、
いつもなら、帰り道が別れるところまで里香といるのだが、
今日はなんと、里香が僕の家まで一緒についてくるというのだ!
家にはちょうど親もいないし、本当にラッキーなことなのだが、
ちょっと妙なのは、こうなった経緯である。

541 :
……というのも、さっき僕がなんとなく、
「そういや、最近赤福食べてないな〜。久しぶりに食べたいかも」
と言ったら、里香が意外な方向へ話を持って行ったからだ。
「赤福なら、あたしが食べさせてあげるわよ」
……と。
僕はその里香の言葉を聞いて、
てっきり、里香の家に貰い物の赤福があって、
その赤福を僕にお裾分けしてくれるのかと考えた。
ちょっと嬉しくなった僕は里香に聞き返す。
「えっ、マジで?」
すると、里香は不思議なことを言い出したのだ。
「うん。だから、ちょっと買い物に付き合って」
「? まぁいいけど……」
買い物に付き合えという里香の言葉に、僕は少し首を捻りたくなった。
何故なら、今からわざわざ赤福を普通に買いに行くというのでは、
『買い物に付き合って』とか、『食べさせてあげる』、
という風な里香の言い回しには、そぐわない感じがしたからだ。
それに、本当に赤福を買いに行くのだとしても、
どうせなら休日にゆっくり行きたいものだし、
そもそも里香に奢ってもらう気はないので、やはり今からでも断ろうとした。

542 :
「なぁ里香、なんか面倒そうなら別に今日でなくとも……」
僕がそこまで言ったところで、
「遠慮しなくていいから。ちょっとスーパーに寄るだけで済むの。
 裕一は別に外で待ってても構わないし」
と、里香は買い物の内容を少し明かしてくれた。
その口調と目つきは、いつものワガママさをあまり感じさせないものだった。
……どうやら里香は、スーパーで材料を揃えて、
手作りの赤福を僕にごちそうしてくれるらしい。
買い物するところまでは付き合わずに、外で待っていて欲しいとは、
おそらく、里香から僕に対してのささやかなサプライズを狙っているつもりだろう。
そんな推測をした僕は、もうすっかり嬉しくなってしまって、
里香の言動の微かな違和感にはついに気付かないままだった。
目的地のスーパーへと向けて、自然と足取りが軽くなるのを感じていると、
僕は里香の問いかけが耳に転がり込んできた。
「そういえば今日、裕一のお母さんはいるの?」
「いや、今日は夜勤だから遅くまで帰って来ないよ」
浮かれている僕は、特に深い意味もなくそう答えると、
同じ質問を里香に返した。
「里香の方こそ、勝手に俺の家なんかへ寄り道して大丈夫なのか?
 あんまり遅くなるとさ……」
「うん、大丈夫よ。そんなに長居する気はないし、
 ママも最近はあたしの自由にさせてくれることが増えたから」
「ならいいんだ。まぁ、どうせ帰りは送ってくつもりだったけどさ」
僕がそう言うと、里香は話題を切り上げて先を急ごうとする。
「それじゃ、早く行こっ」
「お、おう」
里香も僕に赤福を作るのを楽しみにしているのかなと思いつつ、
僕は小柄な彼女の背中を追いかけた。
こうして、僕と里香はスーパーへ寄って買い物を済ませた後、
僕の家へと向かったのだった―――。

543 :
今回の投下は以上です
本当に久しぶりに高校生里香を書いたような気がしますw

544 :
高校生里香が標準じゃないみたいな発想w

545 :
>>544
でもやっぱり高校生里香の方がエロパロでも多い印象があるからな…。
仕方ないw
だが本当にいいのは裕一に孕まされたうわ何をするやめrくぁw瀬drftgyふじこlp…。

546 :
>>542の続きを投下します。

―――何はともあれ、僕は里香と共に我が家に帰ってきた。
僕は郵便受けから夕刊を回収した後、
里香の前に立って玄関に向かい、持っていた鍵で戸をガラガラと開ける。
すると里香が、
「どうも、お邪魔します」と、
妙に可愛い感じで、僕と家の方へ言いながらペコリとお辞儀をし、中に入ってゆく。
今日のこの時間は、家の中に僕の母親がいないことは里香も知っているので、
そんなにかしこまらなくともいいハズなのだが、
僕も里香に合わせるつもりで、歓迎の言葉をかけた。
「どうぞ、いらっしゃい」
「ふふ、その言い方、おばさんに似てるね」
里香は長い髪を揺らしながら振り返り、
ちょっと意地悪そうな笑みを浮かべながらそう言ってきた。
「よせよ……。ほら、先に台所に行って、準備でもしてろよ」
僕は照れ隠しも兼ねて、里香に赤福の準備を促す。
すると里香は、「うん、そうさせてもらうわ」 と言い残して、
台所の方へと消えていった。

547 :
僕は玄関に鍵をかけた後、里香の後を追って台所へと向かった。
里香が一体どんな手作りの赤福をごちそうしてくれるのか、
それを楽しみにしながら、僕は台所の中へと入る。
すると、里香は案の定、スーパーの買い物袋の中身を、
食事をする為のテーブルの上にいそいそと出していた。
僕も夕刊をテーブルの上に置きながら、
里香がスーパーで買ってきた品物を見ていると、ある重大な事に気がついた。

548 :
「えっと……、こしあんだけ?」
そう、里香がテーブルの上に出したのは、
和菓子作り用に量り売りされていたらしい、
こしあんがみっちりと詰まったプラスチック容器だけだった。
しかも、買い物袋の方は既に空になっていて、これ以上何かが出てくる気配はない。
ということは……。
「餅の部分の材料がないから、赤福作れないような……」
かといって、まさか里香ともあろう者が、こんな買い物忘れをするわけがない。
……僕は、長い髪に隠れてイマイチ表情の読み取れない里香の顔と、
こしあんの詰まった容器とを交互に見つめつつ一考した結果、
一つの答えを導き出せたので、それを言ってみた。
「そっか、餅の方は、ウチに元からある材料をあてにしてきたのか。
 餅の材料くらい、置いてあってもおかしくないからな」
僕はまるで簡単なクイズに回答するように、里香にそう言った。

549 :
だが、次の瞬間に里香がとった言動に、僕は更に混乱してしまう。
「何言ってるの? 餅になる部分は、ここにあるでしょ」
里香はそう言った後、いきなり自分のセーラー服の裾に手をかけ始めたのだ!
その事実を認識した僕の心臓が、一気に高鳴る。
「え?ええっ!! 里香っ、いきなり何して……!?」
うろたえる僕の目の前で見る見る内に露わになる、里香のおへそから上の部分。
一瞬の間に、里香の上半身を隠すものは、
清楚な色と作りのブラジャー以外何もなくなってしまう。
すると当然、僕の視界には、
里香の白くてすべすべしていそうな柔肌と、
無駄な肉がついていないしなやか肢体が一杯に飛び込んでくる。
おかげで、それらを思いっきり凝視したいという欲求と、
目のやり場に困ってしまうという理性が、
僕の眼球の主導権をめぐって一悶着を起こしてしまう。
「うああっ、目のやり場が……!」
そんな僕の混乱を気にせず、
里香は脱いだセーラー服をテーブルの上に置いた後、
続いてブラジャーにまで手をかける。
彼女は落ち着いた動きでブラジャーをスルリと外す。
ついに僕の目の前には、今まで数度しか見たことのない、
小振りで形の整った、里香の乳房そのものが露わになってしまう。
更に里香は、よいしょという感じで台所のテーブルの上に腰掛けると、
脚を少し宙に投げ出す姿勢で仰向けになった。
そして彼女の、大きくて黒々とした双眸は、
何かを誘うような、あるいは期待しているような目つきで、僕の目を見つめている。

550 :
……きっと、どんなに鈍い男であっても、
彼女が自分の目の前でこんな行動をしたら、
それが何を意味しているかは分かるだろう。
僕は、心と身体がどんどん熱くなっていくのを感じながら、
ごくりと生唾を飲み下したのだった。
すると、里香の方から、ちょっと恥ずかしそうに僕を誘ってきた。
「ほら、裕一はあんこを私の胸に乗せて?」
その里香の言葉に、僕は思わず一瞬惚けてしまう。
「……」
里香がこんなにバカっぽいことを言うなんて、
人は恋をすれば変わるというが、どうやら本当にそうらしい……。
そう言えば、ここまでの急展開に気を取られて、赤福のことを失念していた。
……だが、よく思い出してみれば、
里香は今まで、『赤福を作る』とは、一言も言っていないことに気付いた。
つまり、里香は何かの口実を作って、
僕の家に来て、僕とエッチしたかった、あるいは一緒にいたかっただけということになる。
僕の母親がいるかどうかを聞いてきたのは、
エッチまで出来るかどうか確かめる意味があったのだろう。
その考えを導き出した瞬間、僕の中で、里香への愛おしさが爆ぜそうになる。

551 :
「じゃあわかった。のせるぞ」
僕は逸る気持ちを抑えてプラスチック容器を開けると、
こしあんをむんずと両手に掴む。
次に、それを里香の乳房という「餅」にたっぷりと押し当て、
まるでお菓子を作るように、円の動きを描いて塗りつける。
その動きによって、見る見るうちに、里香の小振りで柔らかい乳房が、
滑らかな触り心地のこしあんに包み込まれてゆく。
「ひゃん……っ!」
ひんやりとしたあんこと、僕の手が生み出す胸への快感に、
里香は可愛らしい嬌声を上げ、ほっそりした身体を震わせる。
「ん、大丈夫?」
僕が念のために里香の身体を気遣うと、
彼女は気恥ずかしそうに微笑んで、
「大丈夫。ちょっとひやっとしただけ」
と言った。
そして、まるであんこ製のブラジャーを付けているかのような自分の乳房を見て、
「これで、あたしの特製赤福完成。……食べていいよ、裕一」
と、里香は淫靡に微笑みながら僕を誘うのだった。

552 :
今回の投下は以上です
>>545
そういうのもこのスレで需要があることが分かって良かったですw

553 :
>高校生里香の方がエロパロでも多い
というかそれが普通ですので…
たまにはいいけど、何度も何度もは要らないかなぁ

554 :
本編の年代とあまりにかけ離れた話がメインになるなら、ここに来る意味はあまりない

555 :
では何処に行けというのだ?

556 :
>>551
わっふるわっふる

557 :
住人の数だけ需要はあるのだよ

558 :
出ていきたきゃ黙って出ていけばいい
ここは10年後の里香がメインで成り立ってるんだから

559 :
>>551の続きを投下します。

「じゃ、頂きます……」
僕は小さな声で里香にそう告げると、
早速里香の乳房へと顔を近付け、舌を伸ばす。
伸ばされた僕の舌先が、
こしあんに包まれた里香の乳房の端にチロッと触れる。
「んっ……!」
里香の口から、くすぐったそうな小さな喘ぎ声が漏れた。
同時に、舌先には、こしあんそのものの甘い味を感じる。
僕はその味をもっと味わいたい衝動にかられて、
里香の小振りながら柔らかい胸を激しく舐め回しはじめた。
最初に里香が感じていたくすぐったさは、すぐに性的な快感となって、
彼女の敏感な胸を責め苛み始める。
「やぁんっ……!!ふぁ……んっ……!」
僕は、ペロペロ、レロレロと、舌を素早く往復させて愛撫を行いつつ、
半ば無心になってあんこの味を楽しむ。
一方、里香は僕に「特製赤福」をご馳走している間、
黙って僕に身体を任せてくれたが、
時折くすぐったそうに身体を震わせると、その度に顔を快感に蕩けさせてゆく。
そして、僕は里香のそんな様子を見る度に、
得も言われぬ里香への愛おしさと、征服感を感じるのだった。

560 :
……やがて、里香の乳房にたっぷりと塗られていたあんこは、
僕に舐められまくったせいで少なくなってきた。
すると、赤黒くしっとりとしたこしあんの中で、
里香のピンク色の乳首が二つ、ピコンと勃起して、自己主張しているのに気付く。
その二つの乳首は、里香の荒い呼吸で胸が動くのに合わせて、微かに上下している。
「里香の乳首、俺に食べられたがってるね。
 こんなに目立っちゃってさ」
僕はそう言うと、身を乗り出して里香の左の乳房にパクンとしゃぶりつき、
舌先で周囲のあんこを舐め取りつつ、乳首の根本や先端を執拗に舌先で責める。
「ひゃああうんっ!? あっ……バカ、こんな、に……!」
里香はひときわ大きい嬌声を上げたかと思うと、
身体をふるふると震わせつつ僕に抗議の声をあげた。
それは間違いなく里香が感じてくれている証拠なので、
僕は気にせずに舌での愛撫を続けた。
里香も大きく抵抗することはなく、
喘ぎ声を上げたり、時折身体を震わせたり腰を浮かせたりしながら、
僕の愛撫に酔いしれているようだった。
「ふぁっ……んっ……!っあぁ……」
その顔は僕からはよく見えないが、
きっととても気持ちよさそうな顔をしていることだろう。

561 :
更に僕は里香の乳首だけじゃなく、左右の乳房の中間地点辺りにある縫い目……、
つまりは手術痕も舌先でチロチロと舐めてやる。
精神的な意味合いもあってか、里香はこの手術痕を責められると、
第3の乳首かというくらいに感じてしまうのだ。
「くっ……ふぅん……!!ゆういち、そこは‥‥!っあ……!」
里香は切羽詰まった声を上げるが、僕は愛撫を止めるどころか、
乳首と手術跡を交互にリズミカルに愛撫する。
時折、前歯で乳首を優しく潰すようにグニッと甘噛みしてやると、里香はよく感じてくれた。
「ふああぁんっ………!!!」
何度目かの乳首への甘噛みの後、
里香が急に艶々しい声を上げ、しなやかな肢体を震わせて、
目を瞑りながらビクンと腰を浮かせる。
その瞬間、僕の舌先に当たっていた里香の右乳首が、更に硬くなるのを感じた。
その後、里香は少しぐったりとして、荒くなった呼吸を整えていた。
「はぁ……はぁ……」
……実を言うと、こういうことは前にもあったので、
何が里香の身に起きたかは、僕にも察しがついた。
僕は愛撫を中断して身を起こすと、里香の顔を見ながら問いかけた。
「里香、もしかしてイッた?
 胸だけしか触られてないのに、イッちゃったの?」
僕のあまりに直接的な問いかけに、里香は顔を真っ赤にして恥ずかしそうに、
「……裕一のバカ!エッチ!
 分かってるなら、そんなこと聞くな……!」
……と乱暴な口調で言いながら、興奮で潤んだ目で僕を睨み付けてくる。
きっと里香は、自分が胸だけで達してしまったことが、
はしたない感じがして恥ずかしいからこそ、こんなにムキになって言い返してくるのだ。
欲望剥き出しの僕個人としては、はしたない里香、エッチな里香は大歓迎なのだが、
一方、里香がいつまでも多少の恥じらいを残してくれているのも、悪くないと思う。

562 :
さて、僕は両手をそっと里香のスカートの中に這わせると、
パンティの端を持ち、スルスルと脱がそうとする。
「あっ、もう‥‥」
里香は僕の行動に気付くと、一瞬怒ったような口調になるが、
その後すぐに恥ずかしそうな声を出して、黙ってしまう。
そう、さっき一回達してしまった里香は、かなり昂ぶってきていて、
もう行くところまで行かなければ、いわゆる身体の火照りを鎮められない状態なのだ。
それを裏付ける証拠に、脱がしたてホヤホヤの里香のパンティーは、
その質素な作りの股間部分に、しっとりとした染みを作ってしまっている。
僕はその染みを確認して、心の中でしてやったりと思うと、
パンティーをテーブルの上にそっと置く。
代わりに、再びあんこの詰まった容器に手をのばすと、
こしあんを両手の指先にたっぷりと塗りつけた。
そして、スカートの中で露わになっている里香の秘部に、
僕はあんこを丁寧に、満遍なく塗りつけていく。
「ひゃっ……!?」
既に湿り気を帯びて、敏感になっている秘裂に、
しっとりしたこしあんを塗りつけられて、里香は驚きつつ喘ぐ。

563 :
気がつけば里香の秘部は、赤黒いこしあんで薄く覆い隠されてしまっていた。
「裕一、ちょっと……!んんっ……!」
「いやぁ、次はこっちの方でおかわりしたいと思って」
僕はそう言いながら、里香のスカートの中に頭を埋めていく。
その中は薄暗くて、あんこの甘ったるい香りに混じって、
里香の身体が奥の方から放っている、生々しい臭いもした。
「バ、バカじゃないの? って、あっ……ひゃうんっ……!」
僕の行動に里香は抗議しようとするものの、
早速始まった僕の舌による愛撫によって、その言葉は遮られてしまう。
はじめは可愛くペロペロという感じだったが、
里香の痴態を見ている内に僕も次第に抑えが効かなくなる。
「そっ、そんなに舐めないでよっ……ふぁぁんっ!」
結局、里香にちょっと引かれるくらい没頭して、
ビチャビチャという音が聞こえてくる程に、
ついつい激しく舐め回してしまうのだった。

564 :
……そういえば、以前、僕は里香から、
まるで裕一は犬みたいだねと言われたことがあるけれど、
さしずめ今の僕は、里香というご主人様に奉仕するバター犬といったところだろうか。
いや、舐めているのはバターじゃなくてあんこだから、あんこ犬か。
‥‥僕が頭の中の、まだ理性的な部分でそんなことを考えている内に、
こしあんの色と味は僕の舌に舐め取られて薄くなる一方、
秘裂から分泌される愛液は、次第に量とその風味を増していく。
「はぁ……ぁっ……ふぁっ……!やっ‥‥!!」
刻々と変わっていく愛液とあんこの味のバランスと、
徐々に高まっていく里香の喘ぎ声に、
僕は里香が再び絶頂に達しつつあることを悟った。
僕はラストスパートをかけようと思って、
先ほど乳首を責めたのと同じように、
里香のクリトリスに狙いを定めて、
執拗に舌先で上下に弾いて刺激してやる。
里香の喘ぎ声が、一層切羽詰まったものになる。
「っあ……!!や、これ‥‥感じ過ぎちゃ‥‥!!」
すると、里香は言葉を途中で途切れさせたかと思うと、
身体をビクッビクッと震わせる。
そして次の瞬間、プシッ!と、里香の秘裂の奥から、愛液の噴出が起きた。
その愛液は僕の鼻先にもかかり、淫靡な女の匂いが、
それまでに僕が鼻腔で感じていたあんこの匂いを上書きしていく。
「―――っ!あ……!!ん……っ、くぅ‥‥…んっ!!」
また、愛液の噴出に合わせて、里香の口からは、
絶頂を意味する色っぽい呻き声が止めどもなく漏れ出していた。
つまり、いわゆる『潮吹き』という現象が起きたのである。
この潮吹きは、まるで、残っていたあんこの風味を洗い流すかのようで、
その勢いは確かに強かった……。

565 :
今回の投下は以上です
書いてるとついムラムラしてきて、
結局里香で抜いちゃって賢者タイムになるせいで、
なかなか書き進められなくて困ってますw

566 :
保守

567 :
保守だ。

568 :
>>564の続きを投下します

「はぁ……はぁ………」
再び達した里香は、絶頂の余韻に浸りながら、呼吸を整えている。
「里香、気持ちよかったか?」
僕がそれとなく里香の様子を気遣うと、
彼女は軽く頷いてから応じた。
「うん……。裕一の舌、凄いね。
 あたし、癖になっちゃいそう……」
かつてはエロいことに抵抗が強かった里香がそんなことを言うので嬉しくなる。
「そんなによかったなら、また何度でもしてやるよ。
 でも今はさ……」
里香の痴態を、間近でこんなに見せつけられてしまったので、
僕は一刻も早く里香と一つになりたくて仕方がなかった。
だから僕は、ズボンのポケットに入れていたハンカチを右手で取り出すと、
だらしなく開かれたままの里香の股の間にあてがってやる。
「残ってるあんこ拭いたら、最後までしちゃおうか」
僕の言動の意味に気付いた里香は、
恥ずかしそうにコクリと頷くと、少し俯いたまま黙ってしまう。
しばらく前の里香なら、そんなことをされるのは恥ずかしいと拒否したかも知れないが、
まぁ今はこういう反応をするようになったわけである。

569 :
僕は、恥じらう里香をとても可愛く感じながら、
秘部の周囲に残っていたあんこを丁寧に拭き取ってやる。
柔らかい媚肉の感覚が、ハンカチの布越しに僕にも伝わってくる。
「んぁっ……!っ……」
敏感な秘部とその周辺をハンカチで拭かれる感覚に、
里香は思わず小さな喘ぎ声を上げてしまう。
僕がそのことに気付いて、思わず一瞬手を止めてしまうと、
それにすぐ被せてくるように里香は、
「いいから、は、早く終わらせてよ……」
と、恥ずかしさでんでしまいそうな声で催促してくる。
「ごめん、ごめん」
僕は苦笑しながらも、里香の秘部をハンカチで清める作業を続けた。

570 :
それから間もなくして、里香の秘部は、あんこを塗る前のようにキレイになった。
「うん、これで大丈夫だ」
「……綺麗になった?」
「あぁ、元通りになったよ」
しかし、実は、あんこを塗る前と異なることもある。
それは、いくら拭いても拭いても、
里香の秘裂から断続的に分泌されてくる愛液を、
全て拭い去ることは出来ないということだ。
現に、端正な形の割れ目の奥からは、
今もジワジワと透き通ったものが滲み出てきている。
その様子はもはや、里香の身体が僕を誘っているようにしか見えなかった。
……僕は、あんこの残滓と新鮮な愛液で汚れてしまったハンカチを、
その辺の床に投げ捨てると、もう待ちきれないという表現そのままの勢いで、
ズボンの社会の窓を全開放する。
すると、待ってましたと言わんばかりに、
すっかりいきり立った僕の愚息が、ボロンッと外に姿を現す。
その様子を見て、里香が思わず息を飲む音が聞こえたような気がした。
僕が里香の顔を改めて見ると、
彼女は熱い視線を、ガチガチになったペニスに注いでいた。
里香は恥ずかしがっているような、
それでいて僕のペニスから目が離せないといった雰囲気である。
もしかしたら里香は、今まで何度か自分の身体と一つになった肉の棒に、
不思議な興味を抱くようになったということなのだろうか。
……とはいえ、いつまでもこんな感じだと、
今度は僕の方が恥ずかしくなってしまうので、
本題をこちらから里香に切り出すことにした。
「……あの、さ……ごめん、最後は外に出すようにするから、このままでいいかな?」
里香は僕の目を見返すと、頷いてから返事をした。
「うん。……あたしも、裕一との間に何も欲しくない」
里香がふんわりと微笑みながらそう言ってくれたことで、
僕は更に彼女のことが愛おしくて仕方なくなり、
その気持ちは、股間の愚息を更に熱く大きく硬くさせた。
「ありがとう、里香……」
僕は里香に感謝の気持ちを表すと、徐々に心身を劣情に委ね始めた。

571 :
僕は早速、大きく乱れながらも、里香の秘部を未だに隠していた制服のスカートを、
思いきって剥ぎ取るように脱がしてやった。
「きゃっ! ……もう、乱暴ね……」
里香はそれを面白がるように、わざと可愛い悲鳴をあげてみたり、
不満ありげな顔をしてみたりする。
なお、僕がこんなことをした理由は、
合理的に解釈すれば、これからする行為のせいでスカートが汚れないようにする為だが、
半ば本能的に手が動いたというのが本音だった。
さて、これで里香は事実上、髪留めと靴下以外は何も身につけていない、
ほとんど生まれたままの姿になった。
それも、僕の家の台所のテーブルの上で、だ。
凄まじく非現実的な光景だが、これが今の状況である。
その証拠に、入院中に比べて贅肉が増えたとはいえ、
未だに芸術作品のような素晴らしさを誇る里香の肢体の全てが、
台所の無機質な蛍光灯に照らされて、余すところ無く僕の目の前に広がっている。
むしろ、今の里香の身体は、
退院後に成長したり贅肉が付いたりした分、更にその色気を増していた。

572 :
僕は思わずゴクリと生唾を飲み下すと、
両手でそれぞれ里香の太ももの内側を持って、左右にグッと広げてやった。
脚が左右にどけられたことによって、里香の股の間には無防備なスペースが生まれる。
そのスペースの中心には、僕が求めてやまない、里香の秘裂が存在していた。
僕はもちろん、そこですかさず腰を前に突き出して、
体重を適度にかけつつ、一気に里香の中へとチ○コを侵入させてようとする。
「里香、もう……」
「うん……大丈夫」
許しを得た僕は、里香に覆い被さるような姿勢で、
ひと思いに彼女の中へと入り込んでゆく。
二人とも事前に十分に濡れていて、心構えもあったので、挿入は非常にスムーズだった。
まずペニスの先端に、ヌルっという、粘膜同士が接触する感じがあって、
次に、ズズッ……という、生温かくて気持ちいい感触が、
僕の下半身から脳髄へと駆けめぐってゆく。
「んぁ……あ、あっ……裕一が、入ってきてる……!」
僕と一つになれたことに、里香は悦びの混じった呻き声をあげる。
一方、僕の方も、今まで我慢していた時間が長かったこともあり、
入れた瞬間、いきなり射精感が襲ってきた。
「くっ……」
肉棒が全て里香の中に収まる頃には、
僕も里香も顔を真っ赤にして昂ぶっていた。
「これで、全部‥‥入った、ぞ」
「うんっ……ゆいちのが、いっぱいで……はぁっ、ッん……!!」
僕に身体の奥まで貫かれて、里香は明らかに快感で息を荒くしていた。
その里香の様子は、まさにまな板の上の鯉といった感じで、
僕はこのまま一気に腰を乱暴に振って、里香に中出ししたい衝動に襲われる。
けれど、それをなんとか食いしばって耐えた。
もし耐えなければ、今僕が抱きしめている里香の柔肌の温もりを、
裏切ることになってしまうと思ったからだ。

573 :
だが、抑えられたのはそれが限界で、
このままゆっくりやっていたのでは結局、
里香の中で暴発してしまう気がしてならなかった。
ということは、適度に早く腰を振って、
危ないところまで来たら一気に引き抜くしかなさそうだ。
そう決めた僕は、ズン……ズンと、少しずつペースアップしながら、
腰を振って里香の中へ愚息を出し入れする。
「ごめん、里香‥‥俺、ずっと我慢してたせいでっ‥‥!」
僕は下半身に気力を持って行かれたような情けない声でそう言いながら、
半ば劣情が求めるままに、里香の身体へと覆い被さって、体重をかけて腰を振る。
里香の身体を好き勝手にしているという、
多少の背徳感も混ざり合いながら、僕は更に昂ぶってゆく。
僕の腰の動きが激しくなるのにつれて、
台所のテーブルがギシギシと乾いた音を立てる。
「里香っ、里香っ……」
「んぁっ……!やっ……んんっ!!」
同時に、ずぷっずぷっという水音と、僕と里香の声も徐々に大きくなり、
台所が淫靡な音で満たされていった。

574 :
しばらくすると、里香もかなり感じてきているようで、
口の呂律はもはや回らなくなっている。
「はぁぁん……っ‥‥!やっ‥‥あらひ、こんなのっ……!!!」
里香の整った顔が快感に歪み、双眸に悦楽の涙を浮かべ、
物欲しそうに口を半開きにしているのを見ると、
僕は愚息がより一層硬く熱くなるのを感じる。
しかも、里香の中はきゅんきゅんと切なげに僕の愚息を締め付けてくる。
だから、奥に突っ込む度に肉棒が肉襞に激しく扱かれ、つい中出ししてしまいそうになる。
これはもう、ラストスパートをかけろということなのだろう。

575 :
僕は大きく息をしながら、腹筋に力を入れて、
射精感に抗いつつ快感を高めながら、里香に話しかける。
「あっ‥‥はあっ……里香っ、俺、もう保たないから……!」」
里香も僕と同じように、高められた快感に溺れながらも、
しかし返事は割としっかりとしてくれた。
「いいよっ……!ゆいちの、すきにっ、して……!
 あらひも、もうっ、はぁんっ……げんかい、らか、らぁっ……!」
その里香の言葉を聞き終わるか否かというところで、
僕は出し入れの幅を深く大きくする。
里香に与える快感を大きくする為と、引き抜いて射精するタイミングを計る為だ。
すると、里香の身体が細かく震えだし、膣の締まりも断続的に強くなった。
どうやら、里香は僕より一足先に達してしまったらしい。
「あ……っ、やっ、ああああぁあっ……!!」
里香はどこか恥ずかしそうな顔で、艶やかな嬌声を上げながら達した。
よし、次は僕の番だと思う間もなく、
里香の絶頂によって強く締め付けられた僕の愚息は、暴発寸前だった。
(ヤバイ!うっ、出っ、出る!)
僕は、腹の下から駆け上ってくる射精感に急かされながらも、
また、里香の中に扱かれながらも、すんでのところで、愚息を引き抜いた!

576 :
―――次の瞬間、ニュポンッという小気味良い感触がして、
僕の愚息は里香の外に顔を出していた。
そしてそのギリギリの瞬間のすぐ後、
僕は目の前が白くなるほど気持ちの良い射精をしていた。
「うっ、ぁぁあああ………里香、りかあああぁぁっ!!」
中に出せない代わりというわけではないが、
僕は無意識に思いの丈を叫んでしまう。
同時に、里香の愛液でぬめった光を放ちながら見事にそそりたつ肉棒が脈打ち始める。
そして、その先端から、ビューッ!ビュルッ!ビュッ……と、3、4度ほどに分けて、
人肌の温もりを持った、それでいて粘っこくちょっと黄ばんだモノが飛び出すのを見た。
それらは全て、里香の下腹部やおへその部分に降り注ぎ、
汚れというものを知らない白い肌を遠慮無く汚してゆく。
まるで、里香の所有権を示す為に、僕が精液でマーキングしたかのような雰囲気だ。
その光景を見て、絶頂の谷間にいてまだ息も荒い里香の顔が、悦楽の笑みに歪む。
「はあっ‥‥あっ……。
 あらひ、ゆいちのっ、せいえき、こんなに……かけられちゃって……。
 きもちわるいのに、きもちよく、て……ふぁあんっっ……!!!」
……こうして里香は、自分の身体の卑猥さに更に昂ぶって、また絶頂の波に呑み込まれていったのだった。
「まったく、ぶっかけられて感じるなんて、里香はエッチだなぁ」
僕がちょっと呆れながら言うと、里香はちょっと強気に、けれど恥ずかしそうに反論してきた。
「あっ、あたしのことを、こんなふうにしたの……んっ‥‥ゆういちでしょ?」
その里香の言葉に、僕は心の奥の方が温かくなるのを感じた。
だから僕は、もう何も言わずに、里香が落ち着くまで、しばらく彼女を優しく抱きしめていた。

577 :
……ちなみに、休んで呼吸を整えた後の里香の第一声は、
「裕一の白あん、たくさん出たね……」
だった。
僕は苦笑しながらも、
里香の身体にこびりついてしまった、
たくさんの精液を拭き取る為のティッシュを取りに行ったのだった……。
おわり。

578 :
今回のSSは以上です
Gジェネやってたらこれだけ遅れてしまいましたorz
代わりと言ってはなんですが、半月の原作を読み直して、
オリジナルの里香分を補充してきます
もう秋なので、里香と裕一が入院してた時期に近づいてきましたしね

579 :
おつおつ。
Gジェネじゃしょうがない(`・ω・´)

580 :
>>579
えぇもう、道場通いとジオン十字勲章で、
バナージ君の覚醒値をカンストさせるくらいには遊んでますよw
半月的には、アニメ版で裕一を演じた、
シン・アスカと、その乗機のデスティニーがあんまり強くないのが残念ですね。
それでは、これも大変遅くなりましたが、
>>481の続きを次の書き込みから投下します。

581 :
……互いの絶頂が近づきつつあることを悟った僕は、
ラストスパートをかけようとして、より深く感じ合える体位に組み替えた。
僕は、両方の手で里香の乳房をそれぞれ揉みしだきながら、
大きく股を広げて、激しく里香の膣内を突き上げ続ける。
すると、獣のような僕の息遣いに混じり、
半ば悲鳴のような里香の嬌声が漏れ聞こえてきた。
「ふあ、あっ……!こんなに、したらっ、赤ちゃんが……!」
里香はお腹の子を案じながらも、
下品なほどに大きく開いた股ぐらを、肉茎でジュプッ、ズップと突き上げられ、
妊娠により張った乳房を、ムギュッ、グイ……グニュと揉みしだかれていた。
僕の愛撫に里香はもはや為す術もなく、
ただその長く黒い髪と、正中線の入った大きなお腹を、激しい快感に震わせるしかなかった。
とはいえもちろん、里香のお腹の赤ちゃんを案じているのは僕も同じことなので、
双方の気力が萎えない程度に、愛撫のペースを多少落としてやる。
……すると、話す余裕が出てきたのか、
里香は眉毛を若干ハの字にしながら、
「はうう‥‥っ、ゆういちぃぃ…‥さっきから、激しすぎ……。
 そんなに激しくしたら、あかちゃん、びっくりしちゃうよっ……」
と、普段の彼女からは想像出来ないようなエロティックな困り顔で、
切実に僕に訴えかけてきた。

582 :
……だが、何年も里香と一緒にいる間に、
僕もある程度性格が悪くなっていたらしく、
「でもさ、里香のナカだけじゃなく、おなかの周りぜんぶが、
 ぬるぬるで、熱くなってて、凄く気持ちいいんだよ。
 妊娠しても、里香のマ○コは俺のチ○ポにピッタリのままでいてくれたんだな!」
……などと、里香の淫らさを卑猥な言葉を用いて指摘しつつ、再び愛撫のペースを上げることにした。
その間も、里香の大きなお腹の下にある結合部からは、
ズブズブと激しい水音が漏れ聞こえてくる。
里香はというと、先ほどの僕の言葉に反論してくる。
「だ、だって!ゆいちがこんなにっ、する、から……ひゃう!?」
だが、里香の反論は、僕の右手の指に、
張り気味の右乳首をムギュッと摘み上げられたせいで、途中で嬌声に変わってしまった。

583 :
そして、乳首への強い愛撫で感じすぎたせいなのか、
里香は快感に呻きながら、ギュッっと、僕のペニスを激しく締め上げてくる。
「ふあぁ、っあっ……!!」
「くっ、りか……そんな締め付けると……!」
急激に高まる射精感に、僕も呻いた。
このままでは、明らかに里香よりも先に達してしまうと思った僕は、
慌てて、両手でガッチリ掴む部分を里香の胸から太股へと変えると、
ズブッズブッと音が鳴るくらいに、激しく腰を上下に振って、
赤ちゃんの安全に気を配りつつも、里香の奥を執拗に責め立てた。
そのように、僕と里香はお互いに快感を高め合いながら、
ついにほぼ同時に絶頂に達することになる。

584 :
僕は、腰の下から駆け上ってくる快感の塊に震えながら、
里香に向かって、非現実的で卑猥な言葉を吐きかけた。
「里香っ‥‥出すぞ!
 お前のマ○コ孕ませたザーメン、また中にたっぷり出してやるからな!
 濃いーの出すから、腹デカいままもっかい妊娠してもっ、知らないぞっ……!?」
すると、里香も喜悦にまみれ、呂律の回らなくなった口調で返してくる。
「うんっ……!たくさんだしてぇっ!
 あかちゃんまでにんしんするくらいっ、ゆいちのせーえきだしてぇっ!」
「あぁっ、里香も、中の赤ちゃんもっ……!
 俺のザーメンまみれになれぇっ……!うっ、くっ……!!!」
そのように、僕と里香はわざと卑猥な言葉をぶつけ合い、最後の瞬間までお互いを昂ぶらせる。
そして、ついにその時がやってきた。
「くっ……あぁっ!!」
まず先に僕が達した。
限界まで引き絞ったものが、堰を切ったように溢れだす。
ビュクゥゥゥゥゥッ!ドクッ、ドクンッ……!
自分でも驚くくらい、大量で熱い白濁の奔流が、
里香の内部を粘っこく汚してゆく。
(こ、こんなに出るなんて……っ)
さっきはあんなことを言ったものの、
なにせ里香は妊娠中だ。
だから、あまり大量に中に出すのはまずいと思った僕は、
快感に抜けそうな腰を必に下げて、
今も射精中のペニスを里香の膣から引き抜こうとする。
そして、その動き自体は成功した。
だがその時に、亀頭のエラが秘裂に引っかかったのがトドメの刺激となって、
ついに里香も、これ以上ない高みに昇り詰めた。
「あひぃっ!?っあ‥‥やぁあああああああんっっ………!!」
里香は快感に身をよじらせ、震わせながら、いやらしい悲鳴をあげた。

585 :
……同時に、その瞬間、僕は射精の快感が薄れてしまうくらい、
信じられない光景を目にすることになった。
というのも、里香が達したそのすぐ後の瞬間に、
彼女の両乳首から、ピュッピュッと白く透き通った液体が飛び出していたのだ。
その液体は、すぐにベッドの染みとなってしまったものの、
それは明らかに、里香が母乳を出していた証だった!
今まで、里香の胸から母乳が出たという話は聞いていなかった。
しかも、達しながら母乳を出すなんていうことは、
里香の影響で、多少は妊婦さんについて詳しくなった僕でも、聞いたことはなかった。
だが、びっくりしながらも、
僕はこのことを里香と話すのはとりあえず後回しにしようと、どこか冷静に考えた。
何故なら、こういうことを話すのは、里香も僕も落ち着いてからの方がいいと思ったからだ……。

……荒い息を整えながら、結合部や、大きく膨らんだ里香のお腹の下の方に目をやると、
そこは、引き抜かれた僕のペニスが撒き散らした精液で、すっかり白く汚れていた……。

586 :

さて、久しぶりに二人で気持ちよくなった後は、穏やかな時間が流れた。
僕と里香は一つの布団にそれぞれの肢体を横たえながら、
気だるい余韻と、他愛ない会話を楽しんでいた。
「……それにしても、イキながら初めての母乳出しちゃうなんて、
 里香は本当にエッチなママだなぁ。
 今度出す時があったら、俺にも味見させてくれよ」
僕がそのように、里香の初乳に関しての話をすると、
「バカ……!あたしだって、いきなりだったからびっくりしたのよ。
 裕一があんなに揉んだから、急に出るようになったんじゃないのかしら」
と、里香は恥じらいながらそう言うが、
同時に、興味ありげに自分の乳首や乳房を触って、その発達具合を確かめているようだった。
里香はどうやら、段々と自分の身体が母親らしくなってゆくことに、
誇らしさや嬉しさを感じているのだろう。
そしてその事は、里香がその大きなお腹に宿している赤ちゃんの父親である、
僕にとっても嬉しいことであった。
「まぁ、赤ちゃんのことを考えれば、
 今の内から出たんだったら、そりゃ良いことだよ」
「うん……そうね。やっぱり、母乳で育って欲しい、し……」
里香は僕にそう相づちを返したが、
口調も顔も、どことなく眠そうな感じをしていて、
その様子はちょっと幼く見えて可愛かった。
どうやら、流石に疲れたのだろう。

587 :
僕はさっき自分が言った通り、
里香の身体の汗や体液を拭いた後、更にパジャマを着せた。
里香はというと、ほどよく疲れていたのと、
事後の心地良い余韻に浸っていたせいで、
パジャマを着せられてからすぐに、スッと寝入ってしまった。
まるで、遊び疲れた子どものように、だ。
僕はというと、
試しに、里香の満月のようなお腹に手を当てながら眠ることにして、
その内徐々に意識が薄れていったのだ。
なにせ、僕だって疲れていたし、気持ちよかったので、
里香と同じようにスッと夢の世界に旅立っていったのだった―――。

588 :
……すると、その晩に見た夢の中に、
誰とも分からない少女が登場してきたような気がする。
その少女の顔つきは、
里香によく似た色の髪の毛と双眸を備えながら、
しかしそれでいて顔の輪郭や鼻の形は僕に近かった。
肩にギリギリかからないくらいのショートカットも含めて、
小さい里香、という言葉を僕に連想させるような容貌の、年端もいかない少女だ。
更に、その少女の隣には、今まさに隣で寝ているハズの里香もいて、
僕と合わせて3人で、どこか景色の良い場所へと、遊びに行っていたような気がする。
僕は、その少女が誰なのか、分かっていたような気がしたが、
夢の中にいる時は、ただただ、里香と同じくらい大切な存在なのだと、無意識に感じていただけであった。

589 :
―――そして更に不思議なことには、
次の日の朝、里香も同じような夢を見たと言ったことだった。
こんな小説みたいな偶然もあるのかなと、
カーテン越しに差し込む朝の日差しの中で、
同じ布団の僕と里香は、微笑み合ったのだった。 
そしてその時、里香のお腹が、小さくビクンと、だが確かに動いたのを感じた。
次の瞬間、僕と里香は思わず顔を見合わせると、再び微笑みあうのだった……。
おわり。

590 :
今回のSSは以上です。
なお今後の予定についてですが、
Half Moon Loveの流れを汲んだ話を一本、
裕一と里香の高校生時代の話を一本書こうと思っています。
どうか気長に待っていてもらえるとありがたいです……。
それとですが、>>580に訂正があります。
正しくは、『アニメ版半月の裕一と中の人が同じのシン・アスカ』、ですね。

591 :
二人ともGJ
やっぱここって良スレですわ

592 :
赤福もHalf Moon Loveも乙
そういや関東民に朗報。
半月アニメ板でこんな情報が。
http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/mie/
ちょっと伊勢半月病患者なんで買ってきますねw
できれば山西より多く食べたいがお金が…。

593 :
>>592
美味そうな赤福とか肉だな
でも、このスレの住人にとっての伊勢名物ってのは里香だろうな

そういや、中二病でも恋がしたいってアニメ見てて思ったけど、
里香はアニメとか漫画とかは大丈夫なタチなのかな?
作中では、退院後もお父さんとの思い出の本を読んでいたようだけど、
裕一から紹介された漫画とかは読んでそうだと思う
もしも、里香が入院生活中に、
漫画とかラノベとかゲームの影響で中二病になってたら、
同じ電撃文庫では、俺妹の黒猫に次ぐくらいには有名な中二キャラになってたんだろうか……
半月の世界観からして、万が一にも上みたいなことは考えづらいけど、
病院外にもほとんど出られない闘病生活と、
インドアでも出来る二次元への現実逃避は、相性が良さそうな気がする
まぁ病院じゃあ深夜アニメも見られないが……

594 :
里香「もし私が主人公なら、『重病人でも恋がしたい!』ってタイトルになるわね」
裕一「お、おう・・・」

595 :
これだから自称重病人はw

596 :
里香は高校に通い出してからは仮病使うわ、
画集の後日談の花冠では若くして子供産んでるわで、
お前ホントに重病人か?って感じだからなw

597 :
ぬぬ言われるたびにフラグ折ってくれる爽快な娘さんです

598 :
大事なこと言い忘れた
そんな空気読めない里香さんが大好きです

599 :
>>597
Part1
夏目 「検査の結果、実はルーデルや舩坂弘なみの再生能力を持っていた。組織の結着自体は弱いが傷の再生能力は強いらしい。」
山西・世小口・みゆき・亜希子「えぇぇぇぇぇ!?」
裕一「ということは寿命は?」
夏目「こんな症状は俺でも手に負えんし、わからん。」
Part2
夏目「実は里香はマルファン症候群の疑いでな、ちなみにロサルタンという薬を使えば完治とまではいかんが、負担は減るらしい。」
延命・生存フラグが立つのはこのいずれかだと思うがw

600 :
ルーデルに舩坂弘って……w
里香にまさかの異能生存体説が浮上するとは!

601 :
そんなフラグあったら訓練された半月ファンは逆に不安になるわw

602 :
元はpixivかな
転載
ttp://moepic3.moe-ren.net/gazo/remod/files/remod106989.jpg

603 :
>>602
気をつけろ!
きっと、里香はこの後口に精液を溜めたままキスを迫ってくるぞ!

604 :
>>603
実は三重にあるメロディアンシロップのフレッシュミルクという可能性が…。
スタバでコーヒー飲んで、秘書検の勉強をしてるのになにしてんだか(笑)

605 :
>>602
フェラがメインの絵だろうけど、
里香の白くて綺麗な手でチンコ触ってもらえるとか最高だなw
入院中は、それこそ本くらいしか持ったことない手だろうに……
そういや、苦しくなって暴れた時用に爪も短く切ってあると、
原作に書いてあったから、手コキしてもらうにはちょうど良いかも
ついでに、手術に備えてパイパンとかだと更に良いんだが、
持病は心臓の方だから関係ないか?
位置的に考えて、腋毛はまず確実に剃ってるだろうが……。
あー、里香の髪の毛にぶっかけた後、腋に挟んでもらってまた出ししたいな
それで里香がちょっと引きながらも、徐々にエロいことに慣れていく様を見てみたい

606 :
パンツに染みこむくらいには濡れてそうだな

607 :
里香「濡れるッ!」
裕一「うわっ、いい年して模造刀なんか振り回すなよ!」

608 :
>>590で予告した、Half Moon Loveの流れを汲んだ話がある程度出来たので、
途中まで投下したいと思います。
それと、そろそろスレの容量が気になってきたので、
危なくなったら誰かが立ててくださるとありがたいです。

609 :
!警告!
これから私が投下するSSには、妊婦との性行為に関する描写、
いわゆるボテ腹セックスに関する描写が多数存在しております。
そのような表現は嫌だ、読みたくないという方は、多数いらっしゃるかと思います。
ですので、読みたくないと思った方は今すぐに、
専用ブラウザのNGワード機能で、『Half Moon Love (押し入れからセーラー服編)』と指定してください。
こちらは以後このSSを投稿する際には、
名前欄に『Half Moon Love (押し入れからセーラー服編)』と入力しておきますので、
それをNGにすれば、SSは全て見えなくなるかと思います。
なお、SS保管庫の管理人様におきましては、
過去のボテ描写あり作品の時と同様に、警告文を添えてくださると嬉しいです。

610 :
Half Moon Love (押し入れからセーラー服編)

……この数ヶ月間、色々なことがあったものの、
後から振り返ってみれば、時が経つのは実に早いものである。
ということで、里香の妊娠の経過も、
気がつけば、もう安定期から後期に差し掛かろうとしているところだ。
徐々に涼しくなってきた空気は、
里香と初めて出会った頃の季節のそれに近づきつつある。
―――これは、そんな時期の休日に起きたことだ。

611 :
……僕は、身重の里香の頼みというか命令で、
寝室の押し入れやタンスの中の衣類の整理を手伝っていた。
何故そんなことをしているのかというと、
里香がその内、出産のために入院することになっているからだ。
というのも、里香が入院する際には、
たくさんのパジャマや肌着やタオルが必要になる。
つまりは、それらを手持ちの分から用意したり、
もし数が足りなければ、買って来るなり、
あるいは、僕や里香の母親に連絡して融通してもらうなりして、
補充しなければならないのだ。
更に、ちょうど今は衣替えの時期とも重なっているので、
こういう服の整理をするのには、ある意味ナイスタイミングでもあった。
そういう経緯で始まった作業を、僕と里香は特に大きな問題もなく行っていた。
里香は、大きくなったお腹を気遣い、いたわりながらも、
服を畳んだり仕分けしたり、
どんなパジャマを病院に着ていくかといったことを、ちょっと楽しそうに考えていたので、
この作業は多少なりとも良い気分転換になったらしい。
そんな里香を見ていると、僕もほっこりとした気分になった。

612 :
……さて、しばらく順調に作業を続けていくと、
僕は押し入れの奥の方に、
さほど大きくないダンボール箱が置いてあるのを見つけた。
だいぶ分かりづらい場所にあったので、
もしかしたら気付かなかったかもしれないくらい。
「ん、何だありゃ?」
僕が不思議がる声を上げると、里香もこっちの方を見て反応した。
鈴を鳴らすような、それでいて落ち着きもある声が、僕の耳を心地よくさせる。
「どうしたの?何かあった?」
「ちょっと気になるものがあってさ……取ってみるよ」
妙に気になった僕は、身体を押し入れの奥に突っ込んで、
そのダンボール箱を両手で持って取ってくる。
持ち上げても重くないことと、置いてあった場所から、
中身はどうやら衣類らしいということは分かる。
とにかく、僕はそのダンボール箱を、押し入れの外に出してきて、
白日の下ならぬ、蛍光灯の下に晒した。
「これ一体、何が入ってるんだろう……」
僕は里香にも問いかけるように言いながら、ダンボール箱を観察してみた。
そのダンボール箱は、上のフタがガムテープで封をされていた。
印刷されている文字からは、元々ミカンが入っていたらしいことが分かったが、
だからといって、今の中身は開けてみなければ分からない。
もちろん、僕自身はこのダンボールに覚えはないので、当然その中身も知らない。

613 :
僕は、ダンボール箱が被った埃を手で払うと、
その中身が一体何なのか、ちょっと気になってきた。
だが、僕の隣で里香がいきなり声を上げたことから、すぐにその答えが明らかになる。
「あっ、これ、あたしの制服だわ……!」
里香は、驚きと懐かしさの入り交じった声をあげながら、
僕の手からダンボール箱を取り上げると、早速開封しようとする。
どうやら、懐かしいのを通り越して、嬉しく感じているらしい。
「えっ、制服?そっか、高校のやつか」
僕が里香の言葉を反芻している間に、
里香は細い指で割と器用にベリベリとガムテープを剥がし、
ダンボール箱の中身を取り出してしまった。
そして、里香の手によって床に置かれたダンボール箱の中身は、
彼女が言う通りのものだった。
セーラー服とスカートに分けられていて、
透明なビニール袋に覆われ、丁寧に畳まれていたその衣服こそ、
間違いなく、里香が数年前まで着ていた、高校の制服だった。
「あ〜っ!これよこれよ!」
里香はまるで少女のようにはしゃぎながら、
セーラー服の方を持ち上げて、前から後ろから見ている。
「おっ、ホントになんか懐かしいな〜!このセーラー服さぁ……」
里香に釣られて、僕もテンションが上がってしまう。
そして、それからはしばらくの間、僕と里香は、
何故ここに制服があるのかという話を始めてしまったのだった。
それまでやっていた、服の整理とか肌着の準備の作業を忘れてしまうくらいに……。

614 :
……今更説明するまでもないことかも知れないが、
つまり、里香にとって、
彼女が着ていた高校時代の制服とは、大切な『思い出の品』なのだ。
そもそも、里香にとっての高校生活とは、
長い長い入院生活と、
その末に待っていた一度にかけてからの手術を耐え抜いた後に、
普通の人より3年も遅れて、やっとスタートしたものだったのだ。
そして、その3年間は、それまで里香が失っていた青春を、
十分に取り戻してくれるものだったのだから、
その間に袖を通していた制服が、思い出の品にならないわけがないのだ。
……なお、僕にとっても、
里香と送った高校生活には、『色々な意味で』楽しい思い出がたくさんあるのだが、
まぁ、そのことは今は思い出さなくてもいいことだろう。
そして、里香にとって思い出深い品であるということは、
言うまでもなく、その制服を持ち込んだのは持ち主の里香本人ということである。
―――里香の話によると、僕と共に暮らすこの部屋にも、
大事に思い出の制服を持ってきたまでは良かったものの、
引っ越しのゴタゴタの最中に、つい押し入れの奥にしまい込んだが最後、
結局今まで開封することがなかったというのだ。

615 :
―――そこまで里香の話を聞いた僕は、
両腕を組んで目を閉じ、首を上下に振って大いに納得していた。
「……なるほど、そういうことだったんだなぁ」
僕の反応に、里香は頷き返しながら、
「うん……制服、見つけてくれてありがとね、裕一」
と、微笑みながら言ってくれた。
だが次の瞬間、里香は少しだけ寂しそうな表情をすると、
「でも、もう着る機会なんてないわよねぇ……」
と、半ば独り言のように言うのだった。
「まぁ、制服ってそういうもんだしなぁ。
 今更着てみたって……」
そこまで口に出したところで、僕はあることに気がついてしまった。
(……いや、待てよ!今更どころか、今だからこそ里香が着る意味はある!)
僕は、自分の思いつきを、自分で褒めてやりたいような気持ちになった。
(そうだ、これはまさに、棚ボタじゃないか。
 せっかくの機会なんだから、着てもらわないと……!)
まぁ、今の僕の思いつきを、身も蓋もない言い方で説明するならば、
いわゆるコスプレ目的で、里香にセーラー服を着てもらおうと思いついたのだ。
久しぶりに見る里香のセーラー服姿を想像して、
早くも僕の心と股間は期待に膨らみつつあった。
そうと決まれば、あとは里香にどうやってセーラー服を着てもらうか、だ。
僕は少しの間考えて一計を案じた後、里香に声をかけることにした。

616 :
「なぁ、里香……」
まず僕は、少し慎重になりつつ、里香に呼びかける。
この段階で無闇に警戒されたら、せっかくの思いつきがおじゃんになってしまう。
「ん、何?」
里香は、制服が入ったビニール袋を手に持ったまま、僕の呼びかけに反応してきた。
僕は先ほど考えた通り、里香にセーラー服を着てもらうように、説得というか誘導を試みる。
「せっかく見つけたんだしさ、それ、試しに一回着てみるってのはどう?
 着る機会が無ければ、今着ちゃえばいいんだよ」
いかにも、『これは単純な思いつきで〜す』という調子で、僕は里香にそう持ちかけた。
しかし、そもそも不自然な提案だと思われてしまったのか、
里香はちょっと怪訝な顔をすると、聞き返してきた。
「えっ、今?」
「うん、今」
「…………」
どうやら、ここであまりにも淀みなく僕が即答したのがまずかったらしい。
僕の邪な考えを、目ざとくも読み取ったらしい里香は、
押し黙りつつ、その表情をますます険しいものへと変えていったかと思うと、
否定的な意思を含んだ低音を口から発した。
「えー…‥」
ジト目の里香も可愛いとは思うが、これはちょっとまずい。
もはや誤魔化しきれないレベルで疑われている。

617 :
……こうなったらもう仕方がないので、
僕は言外に自分の失策を正直に認めると同時に、
里香に対してお情けを期待することにした。
「見つけてくれてありがとって、さっき言ってたじゃないか。
 ……だから、その代わりってわけじゃないけど、
 ちょっとだけ着てみて欲しいっていうか、
 俺は久しぶりに、里香の制服姿を見てみたいんだ!」
……思わず熱くなってしまった僕に、
里香は流石にちょっと引いてしまったようだ。
彼女は、僕のスケベ心を責めるというよりかは、
むしろ、乙女らしく単純に恥ずかしがっているらしい。
「そ、そんなに言われても……。
 ほら、あたし、今はこんなお腹だし、
 昔と比べて色々サイズも変わってるから、
 きっと、似合わないわよ……?」
里香は大きなお腹に戸惑いの視線をやりながらそう言うが、
僕は構わずに畳み掛けることにする。

618 :
「いいんだ、それでも構わないんだ!
 ……それに、もうすぐ赤ちゃんが生まれるんだから、
 こんな馬鹿なことしてる暇だって、無くなっちゃうだろ」
僕が里香のお腹に視線を落としながらそう言うと、
里香は少しハッとしたように目を開いた。
すると、次の瞬間、里香は身重の身体を気遣いながら、やれやれと立ち上がった。
そして、小さな溜息をついた後に、独り言を呟くように話し始めた。
「あ〜、はい……分かったわよ。
 まったく、いつまで経っても裕一はこれなんだから……。
 もうすぐパパになるっていうのにねぇ」
里香はお腹の赤ちゃんに話しかける調子で、そう言葉を一旦切った。

619 :
……制服を着てくれることを了承したような里香の言葉を、
一瞬信じ切れなくて、僕は反射的に聞き返してしまう。
「え?」
里香は、何度も同じ事を言わせるなといった感じで、僕に返事をしてきた。
「だから、着てあげるって言ってるのよ」
そして、おもむろにビニール袋から制服を取り出しながら、
ちょっと恥ずかしそうに僕に条件を付けてきた。
「……ほら、これから着替えるんだから、
 あたしが良いって言うまで、こっち見ないでよ。
 もし見たら、来月のお小遣い減らすからね」
僕は里香が僕のよこしまな頼みを聞いてくれたことが嬉しくて、
まるで犬が飼い主に尻尾を振るような勢いでウンウンと頷くと、
素早く後ろを向いて、更に両手の平で両目を覆った。
―――まぁ、よく考えてみたら、
もう何度もお互いの裸は見ているし、
そもそも『子作り』までしっかりと済ませている以上、
今更裸を見られて恥ずかしいもへったくれも無い気がする。
が、そこは恥じらいを大切にする里香の考えに従う僕であった。
「ありがとう里香っ……!
 俺、絶対に覗いたりしないからな!」
僕が感激しながら後ろを向き、手で目を塞いでそう言うと、
「はぁ……急に元気になっちゃって……」
という、里香の呆れた声と共に、
着替えによって発生する、衣擦れの音が聞こえてきた。
僕はワクワクしながら、早く里香からの合図が来るのを待っていた……。

620 :
今回の投下は以上です。

621 :
保守あげ

622 :
保守

623 :
なんかここあんまり職人さんいない?
ちょっとスレの趣向に合わない作風かも知れないけど、
試しに叙述トリック使って半月のエロ書いてみたから、投下させてもらいますわ

624 :
『※そういうプレイです』

ある日の夕方、とある古くさい町屋作りの家でのことだった。
……異様なほどの長さと、濡れたような艶を持つ黒髪が美しく、
それでいて体格は小柄でやせ気味の少女が一人、台所の流し台に立っている。
その双眸は、見る者の心を吸い込んでしまいそうな、深い黒色を湛えていた。
服装は、全体的にやや地味な雰囲気ではあったが、
その分、薄桃色の程良い長さのスカートの華やかさが際立っていた。
そんな少女の外見から来る可愛らしさと、少しの色気。
それに加えて、彼女自身の内面から発せられる、独特の凜とした雰囲気。
それら三つの要素が上手くバランスを保つことにより成立している、
今の少女の立ち姿は、まるで一つの絵画のようだった。
小さな窓から差し込む沈みかけた日の光も、
流れ続ける水道や、少女が今行っている作業の音も、
情景をそれらしくするのに一役買っていた。

さて、少女が今何の作業をしているのかと言うと、
それは食事の後の洗い物である。
もっと言えば、少女は大好きな彼氏との楽しい夕食を終えた後、
一人でせっせとその後片付けをしていたのだ。
そして少女は、最後に一枚だけ残った小さな皿を、
それまでやってきた作業と同じように処理する。
お皿を丁寧に洗剤が付いたのスポンジで洗い、
蛇口から出る水道水で濯ぎ、
乾拭き用の布巾で拭く。
そして、水切り台にそっと収める。

625 :
……どうやら、皿洗いが終わったようだ。
彼女は仕上げに、手指に付いた水気を、
流し台の下のタオル掛けに設置されている手ふきで、丁寧に拭き取る。
余分な水気を拭き取られることにより、
彼女の細く白い手指の瑞々しさとなめらかさが、更に際立って見えた。
明らかに、まだ水仕事には慣れていない手指だった。
少女は手ふきを元に戻すと、小さな溜息をついた。
「ふぅっ……」
食事の後片付けがほとんど終わったことへの安堵感と、
早く彼氏に戻って来て欲しいという気持ちから出た溜息だ。
さて、少女を待たせているその彼氏の方はといえば、
『今から準備をしてくるから、適当に待ってて』
とだけ言い残して、まだ帰ってこないのだ。
そんな彼氏を待つ少女は、まだ流し台に立ったままだった。
少女はちょっと手持ち無沙汰になったのか、
まるで猫がそうするかのように、可愛げのある仕草で、
手を前に伸ばして、思い切りよく背伸びをした。

626 :
……するといきなり、
ガラガラッ!
という乱暴で勢いの良い音が、
少女の後ろ、戸の方から響いてきた。
その音が、ちゃんと閉めていたハズの、
廊下と台所とを繋ぐ引き戸が開けられた音であることは、
当然、家の住人である少女にはすぐに分かった。
そしてもちろん、人力で開け閉めするハズの引き戸が、
ひとりでに開くワケもないということも、少女は知っている。
「誰っ!?」
少女は、戸を乱暴に開けた何者かを、
よく通る声で勇ましく問いただしながら、後ろを振り向こうとした!
が……!
「……ッ……!?」
少女は、いきなり後ろから何者かに、
硬くて平べったいモノを、右の首筋に押しつけられたのと同時に、
口を左手で押さえられてしまう。
そんなことをしたのはもちろん、台所への侵入者である。
その侵入者は、少しドスを効かせた声で少女を脅しつけた。
「騒ぐな。……もし、大声を出したら、どうなるか分かってるだろうな?」
少女は首に凶器らしきものを押し当てられながらも、
勇敢に後ろを振り返り、何者かの顔を見ようと試みる。
だが、その何者かは、何やらプロレスラー用のものらしきマスクを被っていて、
その素顔を窺い知ることは出来なかった。
だが、何者かの性別は、声や背格好からして、明らかに男性と分かり、
また、その歳は少女とさほど離れていないようである。
……とはいえ、そんなことが分かったからと言って、
今の少女にはどうしようもないというのも、また事実である。

627 :
「くっ……!」
少女は無闇に大声を出すワケにもいかず、
怒った野良猫のような顔つきと唸り声で、必に男を威嚇した。
しかし男は、自分が少女に対して優位に立っていることが嬉しい様子で、
「へへっ、案外大人しいもんじゃねぇか。可愛いもんだぜ……。
 まっ、どうせこの家には今、俺とお前しかいねぇしな」
などと、いかにも余裕たっぷりな台詞を言う。
更に男は、少女の両手首を掴んで、後ろに軽く引っ張ったかと思うと、
その手首の内側同士をくっつけ、タオルのようなモノで縛ってしまう。
つまり少女は、後ろ手に手錠をされたような状態にされてしまい、
両腕と手先の自由を奪われてしまったのだ。
「っく……!こんなことして、タダで済むと思ってるのッ!?」
少女は更に不利な状況に追い込まれながらも、
形の良い眉根を釣り上げて男を威嚇する。
だが一方、男の方はと言えば、
上手く行って良かったというような表情を浮かべた後、
「そんなにカリカリすんじゃねぇよ。
 可愛い顔が台無しだぜ」
等と言い放つのであった。
そして男は、少し声のトーンを下げてから、また少女に話しかけた。
「……んで、これから俺がお前に何をしたいかなんて、説明はいらねぇだろ。
 大人しくしてたらすぐ終わるからな。暴れるなよ」
男のその言葉を聞いて、少女の顔色が明らかに変わる。
「いやッ、やめてっ!誰があんたなんかに……!!」
少女は縛られてしまった両腕と、
まだ動く両足とをバタバタと動かして逃れようとする。
が、抵抗を試みた少女は、男の腕力によって、
流し台に後背位の姿勢で押さえつけられてしまう。

628 :
「よーしよし、ちったぁ大人しくなったな……。
 なら、お次はっと……」
男は間髪入れずに、両腕を少女の胸元に伸ばしはじめる。
そして、そのまま胸を鷲掴みにする……かと思いきや、
少女の上半身を守っている衣服のボタンに手をかけ、やや乱暴に脱がしてゆく。
「やだぁっ!触るなぁっ!!」
少女は、男の手によって自分の服のボタンが一つ一つ外されて、
更にブラジャーや素肌まで触られてしまうという現状に対して、
だいぶ感情的になってしまったが、しかし今の彼女には喚くことしかできない。
その内に、ついに男の両手の平が、
少女のブラジャーと乳房との隙間に、するっと入りこんでしまう。
その冷たい感触に、少女は思わす背筋を伸ばしながら、小さな悲鳴をあげてしまう。
「ひあっ!? ………うぅっ……いい加減、やめなさいよぉっ!」
だが、男が止めるワケもなく、
まさぐったり揉み込んできたりするような、
乳房への荒っぽい愛撫は、エスカレートするばかりだった。
「ああっ!? ふあっ……くっ……やだぁっ、こんなのぉ……!」
男に好き放題された挙げ句、感じているような声まで出してしまった――。
そんな自分を恥じて戒めるように、少女は再び抵抗を試みようとする。

629 :
が、少女の抵抗の気配を察したのかどうか、
男はいきなり、
「うるせえなぁ、もう乳首立ってんのに、
 んなこと言ったって説得力ねぇよ」
と言い捨てながら、ある行動を起こす。
それは、少女の両方の双丘を鷲掴みにしつつ、
その頂点にある桜色の乳首を、人指し指と親指で挟んで、
キュッとつまみ上げるという行動だった。
「ふあぁっ……!?」
少女が明らかに嬌声を上げたにも関わらず、
更に男は、人指し指と親指で挟んだ乳首を、
その勃起具合を確かめるかのごとく弄ぶ。
触られる前から、既にある程度は硬くなっていた少女の乳首であったが、
男の手指にグニグニと押しつぶされたり、あるいは転がされたりする内に、
いつの間にか痛い程に勃起してしまい、
優秀な性感帯として機能してしまっていた。
そんな少女の胸の様子を見て、
男は愛撫の手を止めずに、どこか勝ち誇ったような口調で語り出す。
「ほら、もうこんなにコリコリしてるじゃねぇか。
 細い身体してるクセに、感度バツグンなんて、淫乱の素質アリだな」
「うっ、うるさい……!あんたなんかに、何が分かるのよっ!?」
褒められているのか貶されているのか、
複雑な気分になったらしい少女は、男に負けじと言い返す。
「おー怖い怖い、俺は褒めてるってのによ……。
 それにまぁ、胸だって小さいけど良い形してるし、
 もし俺の彼女なら、その感度良さそうな乳首にピアスでも付けさせてるところだぜ」
男は勝手なことを喋りつつも、少女の胸から両手を引き揚げさせている。
一方、顔を覆うマスクの合間から覗く男の目は、
どうやら、次に責める少女の身体の部分を、品定めしているらしい。

630 :
一応今回はここまでです
そんなに長くするつもりはないので、次で完結できるかと

631 :
GJです、続きお待ちしています〜

632 :
>>629の続きを今から投下します
スミマセン、色々書き足してたら今回での完結は無理ですた(´・ω・`)

すると、男はおもむろに、
後背位の姿勢のまま、少女の下半身に右手を伸ばしてゆく。
更には左手を、前の方から回り込ませて、
少女のスカートをバッと捲り上げる。
「っ……!?やだっ……!」
幸い、男からは直接見えないものの、
ショーツを人前に晒されることになった少女は、
その恥辱により、顔を激しく紅潮させる。
そんな少女の反応を見て、
男はやれやれといった様子で、
「おいおい……今更、こんくらいで恥ずかしがんなよ。
 これからもっとしてやるんだしさ」
……と言い放つ。
そして男は続けて、前から後ろから、
少女が穿いているショーツのクロッチ目がけて手指を伸ばす。
少女のそれとは異なる、少しごつい男の指が、
ショーツの上から秘部を刺激しはじめる。
男の指は、はじめはショーツの中の秘部を、
ツンツンと突くように愛撫していたが、
次第に、クロッチを捲ってズラすようにして、
少女の秘められるべき領域を侵してゆく。
「んっ、っあ……!?やっ、そこは……!」
少女は、台所で立ったまま、服を着たままの状態で、
男性に性器を弄くり回されて、甘い声を上げてしまっている。
それは、弄ってくる相手が誰であれ、とてもまともな状況ではなかった。
……が、幸いだったことは、男がきちんと指の爪を短く切っていたおかげで、
少女の秘部が傷つけられる可能性は低いことだった。

633 :
さて、男が少女の秘部への愛撫を続けていた時、
ふと、指先に湿り気を感じて、独り言を漏らした。
「お、もしかして……」
すると男は、ショーツをズラしながら弄っていた少女の秘裂の縁から、
人指し指と親指を引き抜く。
男は、その指と指の間に、微かではあるが確かに、
少女の秘裂から分泌されたと思われる愛液らしきものが付着しているのを
指を擦り合わせた上に、目視でもしっかりと確認してから、口を開いた。
「ん……やっぱり、もう濡れてんじゃねぇか。
 意外と感じやすいんだなぁー?」
わざとらしく語尾を伸ばした男の言葉に、
少女の肩がピクンと反応した。
その反応に味を占めたのか、
男は更に少女の感情を逆なでするようなことを言い出す。
「……ってか、もしかしてお前……非処女か?
 結構慣れてる感じがするぜ」
すると、少女は口元に少し妖艶な、ニヤリとした笑みを浮かべて、
「……あら、そんなこと、聞かれて答えるとでも思ってるのかしら?
 それとも、あなたが何人目なのか、教えてあげましょうか?」
と、強気にそう言い返した。

634 :
――――しかし、少女が今までの人生において身体を許した相手は、
実は、たった一人の男性だけだった。
だが、この場では敢えて大袈裟なウソをついて、
男のやる気を削ごうと画策したのだった。
現に、少女の言葉を聞いた男は、少し戸惑っているようだ。
「けっ、ビッチならビッチらしく、
 大人しく突っ込まれてりゃ良いだろうによ……」
男は自分の気分を仕切り直すように、
語尾の調子をやや荒らげると、少女への愛撫を再開した。
「とにかく、もう少し弄ったら、チ○ポ入れっからな!
 それまでに、よく濡らしとかねぇと痛ぇぞ?」
男は少女のショーツを乱暴にズラして秘裂を触りながら、
今度は、まだ包皮に包まれたままのクリトリスにも指を伸ばしていった。
男の荒々しい指使いが、少女の敏感な肉真珠を苛む。
「ふあぁっ……!」
少女は、敏感な性感帯への愛撫に耐えきれなかったらしく、
男に押さえつけられていた腰を浮かせながら、
明らかに嬌声をあげてしまう。
「おっ、今腰浮いたな?
 ならもっといじってやるよ」
少女の弱点を見つけた男は、指で小刻みにクリトリスを押したり、
あるいは軽く摘んだりして、確実に少女を昂ぶらせていったのだった。

635 :
……しばらくすると、男による執拗なくらい丁寧なクリトリスへの愛撫のせいで、
いつの間にか、少女の秘裂は十分な潤いを持ってしまっていた。
先ほどから男に捲られっぱなしで、秘部を守る役目を果たしていないショーツには、
秘裂から湧き出してきた少女の愛液で、染みが出来ているほどだった。
少女の顔も色っぽく紅潮してきて、息も荒い。
そんな少女の様子を確認した男は、
ズボンのチャックに右手を伸ばしながら、
「よし、こんだけマ○コ濡れてきたんだから、いい加減いいだろ。
 そろそろ入れっからな」
……と、待ちわびたように言い放った。
その男の言葉に、少女はハッとして、まるで我に返ったように怯えはじめる。
「えっ、イヤっ……そんな……!」

636 :
しかし男はもう、そそり立ったモノの根本に右手を添えながら、
腰の位置を調整し、少女の大切な部分に狙いを定めていた。
そして、ショーツを左手の指でズラすと、
完全に剥き出しになった少女の秘裂の中心目がけて、
赤黒い欲望の化身を一気に突っ込ませてゆく。
体位が後背位ということもあり、それはケダモノじみた行為に見えた。
「散々感じといて、そらねぇだろって話だよ……っと!」
ズチュウッ……!ズブブッ……。
その感覚と共に、二人は文字通り一つになってしまう。
つまり、少女の膣穴は、十分に濡れていたということもあり、
実にスムーズに男を奥まで受け入れてしまったのだ。
……気がつけば、男の分身は既に少女の奥深くまで入り込み、
筋張った肉棒をビクン、ビクンと脈打たせていた。
「いやぁぁっ………!!」
男の方はと言えば、少女の悲鳴など気にせず、
快感と歓喜に震えながら、少女の奥深くに埋めた自らの分身を、
腰を振って動かし始めたのだった……。

637 :
今回はここまでです
酷い目にあわせて申し訳ありません(´・ω・`)

638 :
こういうプレイだと思うとさらにエロい
たまにはこういうのもいいな!

639 :
>>636の続きを投下します
陵辱風味が苦手な人はスルーしてください(´・ω・`)

男はまず、少女の中をじっくりと味わうように、
あるいは具合を確かめるように、分身をゆっくりと動かしていた。
少女の膣はというと、
まるでその男のモノに慣れているかのように、
男の動きを抵抗無く受け入れていた。
そんな様子が分かった男は、吐き捨てるように少女に言う。
「ちっ……やっぱり処女じゃねぇのかよ……。
 おしとやかそうな顔して、しっかり遊んでやがったな」
「……っ」
「仕方ねぇなぁ……まぁ、こんだけ可愛いなら、
 そりゃ彼氏の一人や二人くらい、いて当たり前か」
「…………」
少女はただただ無言のまま、
男の下品な言動と、男が与えてくる快感に耐えていた。
しかし、日本人形のように整っているハズの少女の顔は、
今や羞恥心で真っ赤に染まり、快感に歪み、
喘ぎ声を漏らすまいと必に唇を真一文字に結んでいる。
大きな双眸も閉じられ、目尻には涙が浮かんでさえいる。
そして、その健気な様子は、かえって男にやる気を出させてしまったようだ。

640 :
「……それに、慣れてんならガンガンいっても平気ってことで、
 遠慮無くやらせてもらうぜ!」
男は身体を更に前傾させると、少女の両胸を鷲掴みにした上で、
それまでよりも力強く腰を振り始める。
少女の身体の奥まで、男の分身が抉りに来る。
「やっ、あんっ……!」
乳房への刺激と、後ろからの激しい突き上げに耐えかねたのだろう。
遂に少女は、背筋をビクンと震わせながら、
男との行為によって可愛らしい嬌声をあげてしまった。
「よしよし、やっと可愛く鳴いたな」
男は、まるでペットを褒めるかのような調子で、少女にそう言ったのだった。

641 :
さて、少女の反応に気を良くしたらしい男は、
腰を更に激しく前後させながら、
少女の首もとで、とある問いかけを行った。
「はぁっ……はぁっ……な、俺のチ○ポと彼氏の、どっちの方がデカい?
 俺の方がデカいか?」
男はそう言いながら、まるで、自分のモノのサイズを、
少女の膣内に測らせるように、ややゆっくりとした出し入れを繰り返す。
それは実にいやらしい腰使いで、生理的嫌悪感を催しそうなくらいだった。
だが少女は、口元に笑みを浮かべながら、
「お、同じくらいね……。
 あんたのなんか、大してデカくないわよっ……!」
……と、実に正直に答えてしまった。
そんな少女の返答に、
男は怒るかと思いきや、更に嗜虐心を刺激されたようだった。
「へへっ……こんな時でも正直な女だな。
 ますます気に入ったぜ」
男は下卑た笑みを浮かべながらそう言うと、
再び少女の中を後ろから激しく突き上げる。

642 :
すると、少女の奥深くで、コツン、という感触が起こる。
「ふぁ……やっ……!!
 そっ、そんなに奥まで、っ……!」
それは、男の分身の先端が、少女の身体の奥にある、
新しい命を育む場所の入り口にまで到達してしまったことを表していた。
「おっ、ここが一番奥か……。
 よし、ブッ壊れるくらいココ突きまくって、ヒィヒィ言わせてやっからなぁ」
すると、少女が急に怯えたような声を出し始める。
「やだ、やめて……そんなにされたら……!」
明らかに誇張表現をしているであろう男の言葉も、
今の少女にとっては、冗談として聞き流せないのかも知れない。
何故なら、女性として大切な器官を傷つけられでもしたら、
取り返しの付かない結果を招く可能性があるからだ。
「おいおい、冗談に決まってるだろ……。
 まぁ、ヒィヒィ言わせたいのはホントだけどなっ……と」
男は少女への気遣いを一瞬見せたかと思うと、
また再び、少女を犯すことに集中し始めたのだった。

643 :
一方、今まで意志の強かった少女も、
流石に抑えきれなくなってきた快感に溺れて、いつしか我を忘れかけていた。
なので、少女の口からは、より激しくなってゆく男の腰の動きと、胸への愛撫に合わせて、
喘ぎ声がたくさん漏れ出てしまうようになる。
「んっ……あんっ‥‥あっ……ふあぁっ……!いやぁあっ……!!」
少女は、喘ぎ声に混じって、
こんな状況でも感じてしまう自身を嫌悪するような言葉を発するものの、
男から見れば、もはやそれが少女にとっての精一杯の抵抗なのだとしか思えない。
「うっ、はあっ……なんだ?
 いつの間にか、良い感じに出来上がってきたみたいじゃねぇか?
 乳首は相変わらずビンビンだし、クリは敏感だし、
 非処女の割にマ○コの締まりもいいしなぁっ!
 やっぱりお前、ド淫乱女かも知れねぇなぁ……っくっ!」
男は少女を後ろからリズミカルに犯しながら、
下卑た言葉と荒い息を、少女の耳元と首筋に遠慮無く浴びせかけてゆく。
物理的にも精神的にも容赦がない男からの責めによって、
少女の心身は、雌の本能を無理矢理剥き出しにされて、否応無しに反応してしまう。
「うあぁっ……!こっ、こんなの、やりすぎよぉっ……」
少女は快感に身体をビクンと浮かせながら、
男への精一杯の恨み言を言い放つのであった。

644 :
「うぅ、はあ、はぁ……くっ!」
しばらくすると、今度は男の方の息が荒くなり、
表情や腰の動きに落ち着きが無くなってきた。
すると、男は動きを少しゆっくりにすると、
少女にある宣告を行った。
その宣告は、少女を絶望させるに十分なものであったかも知れない。
「っく……そろそろ出すぞっ……もちろん、全部中になっ」
その瞬間、少女の目が見開かれる。
「……え……っ‥‥!? だ、だめ!出しちゃだめぇ!!
 お、おねがい!中だけはやめてぇ!!今日はダメなのぉっ!」
少女は、今までに見せたことがないくらいに顔色を変え、
声を張り上げ、必になって男に懇願をした。
が……。
「そう言われて、途中で男がやめられると思ってんのかよ……?
 おらっ、俺のザーメン全部ッ、お前の子宮に飲ましてやるからなッ!
 俺のガキでも何でも、孕んじまえっ!」
男は両手を少女の乳房から離すと、
間髪入れずに腰を掴み直し、容赦なくラストスパートをかけてきた。
二人の性器の粘膜が、激しく絡み合い、擦れ合い、
ズッチュズッチュという淫らな水音を奏で出す。

645 :
「んぁっ……!!いやっ、それだけはダメっ……!!」
少女が止める声も聞かず、男は前後に腰を振りまくる。
その出し入れは奥まで行われて、
少女の子宮口に男の分身の先端が届いた何度目かの、ちょうどその時だった。
「もう遅えよっ……、ほら、お前も一緒にイケよ!
 ……ウッ!」
ビュッ、ビュルッ、ドクドクンッ……!!
「うおおおっ……!!」
男がケダモノじみた歓喜の呻きを漏らすのと同時に、
少女一番奥の所で、男の欲望そのものが大きく脈打ったかと思うと、爆ぜた。
男は、ガクガクと震える少女の尻を持ち上げ、腰をグッと押さえつけながら、
膣の奥に自らの欲望を吐き出し続けた。
少女の身体の奥の神聖な領域が、生暖かく濃厚な白濁の粘液に汚されていく。
しかも皮肉なことに、少女の雌としての生理現象は、
男が吐き出したものを、より身体の奥へ奥へと呑み込んでいってしまう。
まるで、男の子種を少女の子宮自体が欲しているかのように。
「いやああああああああぁぁぁ!!!!」
そして、男に膣内射精されたという事実を、
自分の身をもって認識してしまった少女は、思わず絶叫し、
しかもあろうことか、同時に絶頂に導かれてしまうのだった。

646 :
少女が絶頂にビクビクと身体を震わせている最中も、
男の射精は未だ無慈悲に続いた。
ビュッ……ビュルッ……。
自分の中にある男の分身が脈打つ感覚に、
少女は自分が膣内射精された事実を、嫌と言うほど突きつけられた。
「あ、あああ……な、なかに……だ、だされて……」
少女は目から涙を流しながら、
絶頂の快感とは違う理由で、身体をブルブルと震わせていた。
「……ううぅ……ひどいよ……中はだめって、言ったのに……。
 あたし、今日、すごく危ない日だったのにぃ……」
最初の頃の強気さは何処へやら、
もはや今の少女は、呆然と自分の状況を嘆くことしか出来なかった。
「ふぅ……、そいつは悪かったな。
 その割には、お前も感じてたみたいだけどよ」
男は射精の後の余韻に一息つきながら、
こともなげに少女の嘆きを受け流す。

647 :
「これじゃ……あかちゃん、できちゃうよう……。
 あたし、ゆういちじゃない人の赤ちゃん、妊娠しちゃうぅ……」
少女は、男の当てつけに反論するような余裕もなく、
プルプルと震える身体を辛うじて流し台に支えられながら、
最悪のシナリオを想定しているらしい。
そんな少女の様子を、まだ挿入したままの男は満足げに見つめていた。
「ははっ、もし今の一発が大当たりしてデキてたら、
 いっそ、お前とその……ゆういちって奴との子供として育てればいいだろ。
 案外、お前さえ黙ってれば、他の誰も気付かねぇかも知れねぇぞ?」
その瞬間、少女の膣内と腰がビクンと痙攣した。
男が言い放ったその言葉の意味に、大きなショックを受けたらしい。
「やだぁ……そんなの、耐えられないよぉ‥‥!!」
「うっ……まぁ、どうでもいいけどよ、
 俺はスッキリしたし、そろそろ帰らせてもらうぜ」
少女の痙攣に締め付けられた男は、
分身から残滓を絞り出される感触に呻きながらも、
さっさとこの場から去ろうとしていた。

648 :
男が腰を引くと、未だ硬さを残す肉棒が、ズルリと少女の中から引き抜かれる。
「ふああぁっ………!」
少女が嬌声を上げるのと同時に、
どこか名残惜しそうに、亀頭と秘裂が粘膜の橋を掛け合う。
そして、男の分身が引き抜かれた後も、少女の秘裂は、
今しがたまで挿入されていた分身の形に、ぽっかりと拡げられてしまっていた。
おまけに、奥からは男が注ぎ込んだ精液の残滓が、少量ではあるが零れ出てきている。
その光景は、まさに淫惨という他なかった。
「あーあ。こんなにマ○コが拡がっちゃって……。
 こりゃ、元に戻るまでは、ゆういち君とはエッチ出来ねぇなぁ。
 他の男とヤッてたのが、バレちまうからな。
 あと、精子も洗って掻き出さないとダメだな。
 まぁ、奥まで入っちゃったのはどうしようもないだろうけどなぁっ」
男は少女の秘部の惨状を見てそう言った後、小さく下品に笑った。
そして、分身をそそくさとズボンの中にしまい込むと、
さっさと台所から出て行こうとしていた男は、
ふと気付いたように後ろを振り返ると、思い出したように付け加えた。
「あっ……あと、彼氏のゆういち君によろしくな。
 君の彼女のマ○コ、中古だったけど最高に気持ちよかったって伝えといてくれや!」
「ううっ……」
一方の少女は、男に反論するだけの気力など残しているわけもなく、
かと言って両手首は縛られたままなので、
膣内射精された精液を指で掻き出すということも出来なかった。
そして、少女は男に犯された格好のそのままで、
台所に放置されてしまったのだった……。
そう、少女の最愛の人が戻ってくるまで。

649 :
―――それからしばらくの時間が経って、辺りは既に暗くなっていた。
閑静な町の家々には、暖かげな灯りが点っている。

そしてそれは、先ほどまで少女が男に犯されていた、
とある町屋作りの家でも同じことである。
ちょうど今、その家の台所では、
少年と少女が二人で仲良くテーブルに着いて、談笑しているところだった。

650 :
「……それにしても、さっきはマジで迫真の演技だったな、里香。
 俺も悪いと思いながらも、すげー興奮しちゃったよ」
『凶器』に用いたプラスチック製の定規をひょいひょいと振りながら、
『男』役を務めた少年が、照れくさそうにそう言った。
変装に用いたマスクを脱いだその顔は、
イケメンや美形とまでは言えないものの、
人の良さそうな若者のそれだった。
一方、身支度をちゃんと整えている少女は、
ちょっと気恥ずかしそうな、
それでいてどこか満足げで艶々しい雰囲気で、
少年と『さっき』のことについて話していた。
もちろん、『さっき』のことというのは、
台所で少女が男に犯されていた、その一部始終のことである。
……つまり、二人は普通のエッチはし飽きてしまったので、
新鮮さを求めて色々調べて、事前に詳細な打ち合わせもした上で、
レイプを想定したプレイを、今回初めて行ったのだった。
今はさしずめ、その反省会といった趣の会話が、二人の間で交わされていた。

651 :
「裕一こそ、あんなにノリノリで……、調子に乗って……、
 まるで、本当にレイプ魔みたいだったわよ?」
咎める口調で少女にそう言われてしまった少年は、
しかし、ニヤニヤしながら言い返すのも忘れなかった。
「それなら里香だって、俺に酷いこと言われる度に、
 凄い勢いで締め付けてきたよな?
 我慢するの、大変だったんだぞ〜」
つまり少年は、そっちも十分に楽しんでたじゃないか、と言いたいのだ。
すると、図星だったらしい少女は顔を紅潮させながら、
「バ、バカ……!それは生理現象の一種でしょ?
 そんなことより、あんなに酷いことたくさんアドリブで言われて、
 こっちの方がビックリして止まらないか心配だったわよ」
……と、自分の心臓の辺りを右手で指さしながら、プンスカと怒った。
それを見て少年は、『流石にそれを持ち出されると……』といった雰囲気で、
少女に対して素直に謝罪をするのだった。
「いや、本当にやりすぎたと思うよ。
 もう少し自重するべきだったな、ごめん」
「そうそう、分かればいいのよ。分かれば」
少年の謝罪に、少女は素晴らしい笑顔で満足げに頷くのだった。

652 :
すると少年は、話題を切り替えるように、
ある問いを少女に投げかけた。
「それで、これからも、たまにこういうのしてみるか?
 俺は楽しめたんだけどさ……」
「そうね……考えてみてもいいわね。
 今度は趣向を変えてみたいけど……」
 
すると少女は、顎に手を当てて一瞬考えた後に、
顔を綻ばせながら続きの言葉を発した。
「あっ、もしも今度やるなら、あたしが主導権握れるプレイが良いわ!
 だって、裕一にあんなに好き勝手されるなんて、絶対もう嫌よ」
微笑みながらそう言う彼女は、
なんだか実に生き生きしているように見える。
そんな少女を見て、少年も笑いながら応じた。
「うん、里香には、
 どっちかって言うと、攻める方が合ってると思うよ」
だが少年は内心では、少女とのこれまでの付き合いを思い出しつつ、
色々な予想を巡らせて、心の中で苦笑せざるを得なかった。
(女王様プレイとか、尋問プレイとか、されなきゃいいけどなぁ……)

おわり。

653 :
というわけで終わりです
女王様プレイとか、尋問プレイとかを書くかは今のところ未定です
もしも希望があれば妄想を練ります(`・ω・´)

654 :
乙でした〜
このバカップルどもw
里香上位のが傾向として多いから、こういうのも新鮮でいいっすね

655 :
保守
今更半月のメディアミックス作品について色々調べてたら、
通販専用のドラマCD 「金色の思い出」での配役は、
里香が川澄綾子で、裕一が関智一だったんだな
……あれ、この組み合わせってよく考えたら、
某騎士王と某金英雄王だよね?
しかも半月では、裕一は里香のサーヴァントみたいなもんだから、
そこんところ踏まえて考えると若干シュールな配役だねw

656 :
ほっしゅ
里香は今頃、
裕一と一緒に性夜・・・いや聖夜を過ごしている頃だろうか

657 :
文庫内の描写だけを基にして時系列まとめてみたけど、結構つむぐん適当なのね
裕一のテストや里香の復学が4月半ばまで食い込むようになってしまったw

658 :2013/01/03
あけましておめでとうございます
里香の姫初めを妄想して新年から里香初めだ!
>>657
時系列は割とテキトーだと思ってたが、
そんなことになってたのか……
あと、クリスマスとか新年とか、
冬にありがちな年末年始の行事の描写も無かったよなぁ
そういうイベントは、ちょうどいい埋め草的エピソードに使えそうなんだけど……
まぁ、主人公であり語り手でもある裕一にしてみれば、
里香のことこそが一番大事で、年末年始の行事なんて、
ほとんど気にしなかった(だから作中に出てこなかった)のかもね
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