2013年01月エロパロ234: 愛するが故に無理やり…… Part8 (760) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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愛するが故に無理やり…… Part8


1 :2011/06/08 〜 最終レス :2013/01/03
愛するが故にレイプor強姦or無理やりしてしまうシチュが好きな奴は集え!
二次でもオリジナルでもおk。
襲う側に深い愛情があればおkおk。
相思相愛なら尚更おkおkおk。
逆レイプもおkおkおkおk。
■前スレ
愛するが故に無理やり…… Part7
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1298291948/l50
■お約束
・エロパロ板は18禁です。大人の方だけ利用してください。
・原則sage進行。メール欄に半角、小文字で「sage」と記入。
・愛あるレイプに確定的な定義はありません。他人の考え方も尊重しましょう。
・他スレのSS紹介禁止。迷惑をかける可能性があります。
・相手をすると喜ぶので荒らし、煽りは徹底的にスルー。
・投下する方は事前の注意書きをお願いします(特に暴力等描写)。
 事前措置をとればトラブルを回避しやすいと思います。
・書きながらの投下は禁止。書き上げたものをコピペしてください。
・作品の最後には「終り」、「続く」などと宣言してください。
・気に入らない作品はスルーしましょう。好きなものにだけコメントをつければおk。
・感想の域を超えた批評、展開予想はご遠慮ください。
・リクエスト、続き希望は節度を持ち、行き過ぎたなれ合いは控えましょう。
・他人に注意をするときは、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
■過去スレ
 愛するが故に無理やり…… Part6
 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1289151978/
 愛するが故に無理やり…… Part5
 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280147771/
 愛するが故に無理やり…… Part4
 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1272428300/
 愛するが故に無理やり…… Part3
 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1251197866/
 愛あるレイプ Part2
 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1234146553/
 愛あるレイプ
 ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1197985819/
■保管庫
 2chエロパロ板SS保管庫
 ttp://sslibrary.arings2.com/
 ENTER→オリジナル、シチュエーション系の部屋→17号室
※保管されたくない方は投下時に一言添えてください。

2 :
>>1さん乙!!
即回避

3 :
一時はどうなるかと…乙

4 :
オツ安次郎

5 :
>>1さん乙でした
このスレにも名作が集まりますように

6 :
>>1

7 :
ほしゅ

8 :
新たなる愛故の始まり

9 :
>>1
今回のスレも楽しみ

10 :
視線の続き読みたい

11 :
前スレ埋めるのが先だろ

12 :
1レス小ネタのつもりが長くなったのでこちらに投下
以前投下した明るい無理やりを目指したネタの続き
主×メイド

13 :

メイドは見違えるような衣装で、主の部屋に顔を出した。
「旦那様、ただいま戻りました」
「これはこれは、どこのお嬢様だ?」
飾り立てられてはいても、主従の一線は越えずに接してくる。
「外見くらい磨かれないと、旦那様が私をお入れになった意味がありませんでしょう?」
花嫁学校といわれるフィニッシングスクールに何故か送り込まれたメイドは応じる。
問答無用で放り込まれているので、主の意図が分からなかった。
「スクールではどうだった?」
主はメイドの姿を眺めながら尋ねる。立ち居振る舞いは使用人のそれではなくなっている。
よく離れていられたものだと思うが、その分後の楽しみが大きいと我慢はしていた。
「はい、皆様からはとても良くしていただきました」
「おいで、よく見せてくれ」
促されて主の前に行き、スクールの教育の賜物である完璧な礼を取って見せた。
しごく満足そうな主だが、メイドにはその理由が分からなかった。
気まぐれ、と言えばそれまでだが、家柄と財力が伴っていないと入学が難しいスクールに何故入れたのか。
そもそも何故そんなスクールにメイド――使用人を入れようと思ったのか。
そんなことを考えていたせいで、反応が遅れた。あっと思った時にはもう、主は立ち上がってメイドを抱きしめていた。
「私に会えなくて寂しかったか?」
「旦那様、何故私をスクールに入れたのですか? スクールのお嬢様方は皆様素晴らしい方々で、私を差別はなさいませんでしたが、
私一人が場違いだったのは間違いありません」
「皆上流階級の令嬢達だから、知己を得られてよかったな。何故お前を入れたかか。使用人たる者、主の心情や動きを知ってこそと
思わないか?」
その言葉にメイドは、自分が女主人付きになるのだろうと予想した。
旦那様の奥方にお仕えするために、その方のお気に召すように言動を察知して立ち回ることを求められている。
そのためにメイド風情をスクールに入れるとは、よほど旦那様は奥方になる方を想っていらっしゃるらしい。
「分かりました。私は奥方様付きになるのですね。ご結婚が決まったのですか? おめでとうございます」
ずきずきとする胸の痛みを押し隠して、メイドは笑みを浮かべる。
どんな時でもあまり感情をむき出しにしてはならない、スクールでの教えが皮肉にも役立ちそうだ。
旦那様が迎えるからには名家の令嬢に違いない。どんな方なのだろう。きっと美しくて教養もある方に違いない。
「ああ、そうだな。とても私好みの人だ」
のらりくらりと結婚を先延ばしにしていた主がやっとその気になったのだ。喜ばしいことだ。
なれば、この状況は何なのだろう。
「では、旦那様。手を離してはいただけないでしょうか。ご結婚が決まった御身としては不謹慎です」
主の手は離れず、むしろ腰から下に移って不埒な動きをしている。
片手はメイドの服のボタンをゆっくりと外している。
「旦那様、おやめください」
「ん? 動くと服が破れる。これの価値は知っているだろう?」
そう言われると抗えなくなる。スクール用にと作られた服は、一着でメイドの給料など飛んでしまうような額だった。
それをいいことに主は前をくつろげ、手を差し入れる。
「だんな、さまっ、いけません」
「そうだな、まだいけないな。もう少し色々やればいけるだろう。嬉しいぞ積極的で」
「違います!」

14 :

「奥方様をお迎えになるのに、私などとこんなことをなさるのが駄目だと申し上げているんです」
「スクールに入れた成果を見たいだけだ。肌や髪、爪の手入れはいいな。触ると気持ちがいいぞ」
「あっ、や……ん、だめ、です」
するりと項をなでられ、ぞくぞくしたものを感じてメイドは息を乱した。主は目を細めている。
「そうか、この触り方では駄目か。これならどうだ?」
首筋をねっとりと舐められて、かくりとメイドの膝が折れた。背に回した手でそれを支え主はメイドの唇を貪った。
「……んぁ、あ、ふ」
合間に挟まる声に煽られながら主はメイドの服を脱がせていく。するり、と下に落ちたところでメイドが我に返って主の胸を押した。
それをものともせずに、主はソファにメイドを押し倒した。
腹部で重なりあう服、胸と白い太腿をあらわにして、メイドはなおも主の下から抜け出ようとするが、座面と背もたれの間に押し付けられて
身動きがどれない。耳元に主の顔が寄せられる。
「スクールでは夫婦生活についての講義はあったのか? 何と言われた?」
主の言葉に耳まで真っ赤にして、メイドは顔を背ける。耳に吐息を落として耳朶を舌先でなぞると、メイドは観念したように小さな声で
主の問いに答えた。
「旦那様になる方にお任せするようにと……」
「私はお前の旦那様だから、全面的に委ねてもらおうか」
「意味が、違いま、んんっ」
こり、と耳朶を噛まれてメイドの抗議が途切れた。
主に押さえ込まれていいように弄ばれているのに、メイドは乱れた姿をさらしているのが悲しかった。
「お、くがた様を迎えるの、に、こんな……」
「こんな、何?」
胸を揉みほぎされて先端の尖りを舌で舐めしゃぶられながら、メイドは言葉を紡ぐが、一旦先端から離れた主の口が再びそれを咥えると、
先鋭的なものが身内を走って、それ以上は続けられなくなる。
主の肩を押す手の力も弱く、主のなすがままになってしまう。
「ふ、ぁあ、あん、んくぅっ」
下着の上から主の指で秘所がなぞられて、思わず声を上げて腰が動いていた。
主は形を確かめるようになおも指を動かし、蕾を布越しに引っかく。メイドは吐息をもらして、まるで待っていたかのように足に力を入れた。
「布越しでも透けて見える、素直でいい」
横から指を入れながら、主は満足げだ。片手でベルトのバックルを外し、ジッパーに手をかける。
「や、だめ、です。どうか、おやめください」
眉を寄せて哀願するメイドを熱に浮かされたように見つめて、主は下着をずりさげた。
「指は駄目か。では……」
足の付け根に顔を沈ませて、ひくついて膨らんだ蕾に、秘所に舌を這わせて舐め、中を尖らせた舌で抉る。
もうメイドはすすり泣いて恥ずかしい仕打ちに耐え、それでも反応を見せていた。秘所のざらつく上壁を曲げた指でこすって
主はメイドを乱れさせた。蕾を強く吸い上げると体をわななかせてメイドの背中がそらされた。
「あっああっ、だんなさまぁあっ」
びくびくと体を波打たせた後でメイドはぐったりと力を抜いた。


15 :

「前に愛していると言ってあったな。それに私はお前の旦那様だ。――また、私のものになりなさい」
メイドの足を抱えて主は秘所に己を突きたてた。
「ひぅっ、は、あっ」
一気に奥まで貫いたせいかメイドの顔が歪んだ。苦しそうなのはそれまでで、動き始めると喘ぎが聞こえ始めた。
熱くてきつい中は蕩けるような快感を生んでくれる。腰を振りながら主はメイドの腰を押さえて、奥へと突き上げる。
二人の体重と振動でソファがきしむ。だんだんと主の腰の打ち付けようが大きくなり、メイドもそのたびに声を上げた。
限界を感じ奥を突いて、主は背中を震わせてメイドの中に放つ。
ひときわ高く啼いたメイドの声を快いものと聞きながら。
つながったままで、主はメイドの顔に張り付いた髪の毛を指でどかす。メイドは息をどうにか落ち着かせて、低く呟いた。
「旦那様、どうしてですか。使用人を弄んで、満足ですか?」
主はメイドに仕方のない子だと言わんばかりの眼差しを注いだ。
「メイドがスクールに入れるか? お前は名家の養女になっているんだ。家柄も財力もあるな。
そして私が『旦那様』で、お前が『奥方様』だ。言っただろう、私好みの人を迎えると」
だから、これは夫婦の営みだ、と囁かれてメイドは混乱しつつも信じられない喜びがわくのを感じた。
「――だから、相性を確かめないとな」
不穏な言葉とともに、メイドの中の質量が増す。
「え、あの、だ、んな様」
主はにっこりとメイドに笑った。
「さあ、『旦那様』に任せなさい」
絶句するメイド――未来の奥方の足を抱え直した。



16 :
このスレにも沢山のSS投下があるといい

17 :
前レス埋めるのが先だろうに

18 :
>>15
GJ!!
何か可愛いなこの2人w
ずっと規制かかってて書き込めないのが辛かった
前スレは素晴らしい作品ばかりで良かった
職人さん方ありがとう
今はスレ立て出来るのはレベル10以上からだな
レベルの後にPTって付いてればスレ立て可能なはず

19 :
>>15 GJ!!!
メイドは奥方様になるのに、まだメイドと呼ばれているのか。地の分では。
この二人はほのぼの平和でいいな

20 :
前スレから埋めろ言ってるのに
投下さえ読めればいいといういい加減な人ばかりだからまともな職人もへって
マナー悪い職人量産されていき底辺言われるんだろうな

21 :
途中で途切れるよりかは新スレにまとめて投下でもいいだろ。
文句たれるヒマがあったら前スレ埋めてこい。

22 :
前スレ埋めろ埋めろと叫ぶだけで自分では何もしない奴にマナー云々言われてもなあw
そもそも放っておけば自動で落ちるスレを無理やりに埋める必要が全く無いわけなんだが。

23 :
490Kb行ってるからそっとしとけば一週間で落ちる
容量のないレスをぼちぼちカキコむとなかなか落ちない

24 :
埋める為にレスしたんだけどw
そういっておまえらも埋めに参加せず
新スレ延ばしてるんだからマナー悪いって事になるんだがいいのかw

25 :
自分は>>21を書きこむ前に1レス埋めてるからおまえの言う「おまえら」には入ってないんですね。

26 :
>>25
ありゃ、ID変わってたわ。すまんくさ。

27 :
ID変えてどっかのスレで自演してる奴にマナーがどうのとかご高説垂れ流されてもw
ていうかこのスレ別にマナー悪い職人いないし
今まで見てきたこの板のスレは容量少ない状態で新スレ立ったらそっちに投下して
古いスレは誘導も兼ねて残す所とかも普通にあったぞ
このスレの職人と職人に好意的なレス付けてる住人が気に入らない高尚様は
いい加減見切りをつけてここ見るのやめてくれよ
高尚様はこのスレ見てるとイラつけんだろうし住人は高尚様のクソみたいなレス見て萎えるし
職人は書く気がなくなるし誰にもいい事がない
マナーがいい()住人と職人ばかりの居心地がいいスレに行ってくれよ頼むから

28 :
ID変えて自演なんかしてないし
お前は一体誰と戦ってるんだよ……
しかしマナー守ってなくても作品みたいから
守らないでいいからでてけと言われてもな

29 :
>>28
すまん間違えた

30 :
>>16
GJ
メイドが可愛い

31 :
SS落とすには足りないからって雑談馴れ合いを強制するのは人としてどうかと思うの
保守ネタなんて話が盛り上がった時だけでええやん
下手したら新スレ保守のが難しくなっちゃうししゃあない
容量考えたら今回の投下も普通のこと、責める必要がどこにあるのか

32 :
>>15
GJ!
どこまでもマイペースな主人としっかりしてんのにどっか抜けてるメイドさんだなw
お幸せに言わざるを得ない

33 :
>>15
GJ!
自分好みの女を仕立てるってシチュがいいわ
今回はハッピーエンドだったが
紫の上みたく女側がなかなか受け入れられないのもええね

34 :
源氏物語…それは愛ゆえのパラダイス!
ただし主人公の光君は多情だが。

35 :
源氏と紫の上初節句ルはほぼ零歩と変わらない気がする…
だからこのスレにぴったりだね

36 :
うむ。驚きのあまり反応できない紫にやりたい放題である。
三日夜餅を食べる気にならないのも仕方がない。
だがそれを「素直じゃない人だ」とか妄言を吐きつつまた好き放題にする。
しかも源氏は正妻が魔物に取りされての忌中。

37 :
しかし、光が紫ちゃんに目を付け手を出したのは、オカンに似ているからである
果たして紫への愛故と言えるのだろうか?と昔から思ってる
てめーただのマザコンだろ、と

38 :
若紫は義母の親戚だったんだっけ?
光君の多情な愛故に……は
ただのやりたいだけって感じというか
うすっぺらいよなーと思うw
やっぱりもう二度と無い一人に煮詰まってこそというか

39 :
何多情でも構わん見た目が好みで性格も良ければ
複数の女を愛せるだろ
本能的な意味合いで

40 :
色んな女に手を出してた男がたった一人に本気になるが
女に拒絶され逆上、無理矢理抱いてしまう
事後、無言無表情な女を必に慰める男
と、ここまで妄想したら
自然に脳内で女が男を許したふりして包丁で刺したわ
一方通行過ぎる故のバッドエンドはアリですか?

41 :
最近の投下で結構あったし勿論アリでしょう
それよか愛故の愛は最初から自覚してないと駄目でしょうか
愛故でやっちゃうんだけど無自覚で後から相手への愛情に気づく
みたいなパターンが好きなんですけどスレ主旨とは違っちゃってるかなあ?

42 :
>>41
ちゃんと愛があるなら良いんじゃね?
駄目なのは愛がない場合で>>1の注意的にも人それぞれだろ

43 :
>>38
紫の上は藤壺の姪だったはず。そっくりだから浚ってきた
愛故で言ったら柏木と女三宮を思い出すなあ。代わりに一宮と結婚したけど諦めきれずに三宮を(r
その三宮は源氏も柏木も薫も愛せないっつー皮肉な結果だけど
大和和紀の漫画にはお世話になった

44 :
一方通行バッドendだとこんなんどうだろう。
暴君になりつつあった主君を下剋上した若い武将が、
忠誠誓っていた主君をされ、信頼を裏切ったと怒り狂う同僚の女武将との内戦の末勝利し国主に。
苛烈で美しい女武将に昔から片思いしてた国主は女を表向き処刑したことにして監禁凌辱。
新しく名と履歴を捏造して正妻にする。
愛する女はデレた訳じゃないけど抵抗しないし子供も二人生まれて
幸せだなあと夫婦の寝所で呟いた次の日、
妻は旧主の拝領刀で自害
穏やかな顔に、妻が従順だったのは
自分を幸せの絶頂で突き落とす為だったと悟り国主orzっていう
ちなみに元ネタは二次創作
原作が欝エンドなCPなせいか幽閉監禁拘束or親友の助命を盾に凌辱→精神崩壊とか横恋慕の末レイーポなネタ多い

45 :
女体化ネタは該当スレでどうぞ、としか。

46 :
どこかに女体化ネタあったか?

47 :
>>41
同じくそういうの好きだ。
最初は単なる凌辱のつもりで手荒に扱ってたから
女からは徹底的に憎まれてて結ばれずに終わるのもいいし、
逆に女の方が先に「自分は愛されている」ということに気づいて
男の無自覚な愛にほだされていってしまうのもいい。
投下のときは「最初は愛がないように見えます」くらい
前置きしといた方がいいかもなー。
ネタバレになるけどw

48 :
>>42>>47
レスありがとうございます
上手く書かないとただの体目当てに見えるんじゃないかってのと
自分が考えてるシチュが結構暴行(not性的)を含むので色々難しいかなーと
万一完成した暁には注意書き付けまくりで投下させてもらえたら嬉しいっす

49 :
>>41みたいな妄想は前にでた
華族の長男→女中→めかけの子の次男でも盛り上がったよなw
長男は最後の最後に女中に裏切られて
にかけて(にゆく途中)から思いに気付く高慢で…

50 :
相手のことが気になって言動に振り回されて、イライラしてやってしまう
そのときには気づかなかったが、愛故だったっていうのならありか
>>49
そのネタいいな、思いを伝えられてもよし、伝えられなくてもよしだ

51 :
今更ながら規制取れたんで
前スレ686
湿度www
多田家の人の強い女の子は
どんなひどい目にあっても一安心で見てられるのは
好きな人への気持ち<<<<<|越えられない壁|<<<<<自分の幸せ
だからだと思うw
好きな人に囚われるより、男捨てて辛さから逃げ出す
現状維持に流されない強さがあるのがいいんだ
より惚れてしまった方が負けなんだよねぇ。
というか女性は現実的だよね……

52 :
視線の続き
策士成分は薄め

53 :

リインがレナードとの関係を強要されてから随分たった。
とはいえ普段多忙を極めるレナードと下っ端で新米のリインでは会う機会も少なく、たまに食事をしてその後という傍目には
しごく淡白な付き合いだった。
二人の間の緊張感は、だからほとんど悟られなかった。
「今日の味はどうだ?」
「……とても美味しいです」
レナードとの会話に弾むような楽しいものは生じていない。そんなリインにレナードは目をすがめた。
二人が会うときは以前のようにレナードが選んだ店で待ち合わせて、だった。以前と異なるのは個室に限らなくなり、レナードは
堂々とリインを連れ歩くようになったくらいか。
今も店の客の視線がちらちらとリインに注がれるのを承知で、優雅に食事をしている。
リインもレナードの視線に晒されるようになって、周囲の状況に敏感になっていた。今も周囲の視線は承知している。
だが視線に害意はないと判断していた。こんな視線はレナードのものと比べると何でもない。
食事をしながら任務についての会話になる。今度初めての前線業務に携わるので、レナードは色々とアドバイスをしてくれる。
さすがにその内容は的確で示唆に富んでいて、リインにとって参考になった。
ふと、以前はこんな話をレナードは穏やかに微笑みながらしてくれていて、自分は尊敬の念を持って聞いていたと思い出す。
そんなに前の話ではない、でも失われてもう戻らない無邪気な時間だ。
今夜の食事はあっさりしたものだったので、酒も軽めで量も少なかった。
いつもならこの後バーに行って、という流れだった。
チェックを済ませたレナードがリインを見つめる。
「これから、しばらく付き合って欲しい場所がある」
珍しい提案だが、もとよりリインに拒否権はない。承知しました、と頷くリインをエスコートして二人は店を出た。

54 :

その足で向かったのはセレクトショップだった。
状況の飲み込めないリインを店員に任せてレナードはソファに座って、モバイルでメールを読んだり書類を作成したりしていた。
女性の支度としてはさほど待たずにリインが現れた。
「ほう」
思わずレナードの口から声がこぼれる。普段はどちらかといえば飾り立てない服を着ているリインが体の線をあらわにするタイトな
ワンピースを着用している。とはいえ下品ではなく清楚な色気を感じさせるものだった。
髪を結い上げていつもよりは華やかな化粧を施している。
ワンピースの丈は膝上15cmほどだろうか。すらりとした足は背後にラインの入ったストッキングに包まれている。
普段は履かないヒールの高い靴を履き、控えめなアクセサリーをつけている。
ドレスアップしたリインをつくづくと眺める。
当のリインは何故このような格好にならなければいけないのか飲み込めておらず、店員にいいようにされてしまったようでひたすら
当惑している。傍らの店員は至極満足そうだ。
「これは見事に仕上がったものだ。さすがにセンスがいい」
「いえ、こちらこそ腕のふるい甲斐がありました」
リイン以外は満足の体で、リインの着ていた服はまとめてもらい、ショールを羽織らされて待機していた車におさまった。
タクシーではない、レナードが何を言わずとも走り出したところをみると予定された行動なのだと理解する。
「こんな格好でどこへ行くのですか?」
「行き先は秘密だ。口外してはならない。保険で目隠しをしてもらうことになるが了承して欲しい」
目のまわりの化粧に気をつけて目隠しをされる。それきり会話は途絶えた。
随分怪しげな場所に行くのだろうか? またレナードの遊びかと視界を塞がれながらリインは車の振動に身をまかせた。

55 :

路面の状態が変わったのに気付いたのは随分経ってからだった。坂道を上がり敷石状の路面を少し走って停車した。
「着いた。手を」
目隠しをされたままレナードに手を取られて、降り立ったリインはそのままどこかの屋内に歩を進めた。
木の廊下を進んで部屋に入って、やっと手がはなされて目隠しを取られた。
控えの部屋のようだ。テーブルと椅子が置いてある。
「ここは?」
「山荘だ。持ち主は詮索するな。今夜のことは他言無用だ」
言いながらレナードはリインの手首に細い布を巻いて結んだ。布の色はどこかで見たような配色と考え、リインはそれがレナードの
髪と目の色と同じと気付く。布とそちらに目がいったのでレナードも察したようだ。
「そうだ。……この布はほどいても、ほどかれてもいけない。――私の側を離れるな」
謎かけのような言葉を残して、レナードはリインをエスコートして部屋をでた。
山荘という割りには大きな建物だ。廊下の奥まったところにある大きな扉を開けると結構な広さがある。
そこには比較的多くの人がいた。立食パーティーのようで、グラス片手に談笑する、主に男性達がいた。
女性同伴で男性のほうは皆体格が良く、よくよく見ればそれもそのはずで軍人、だ。
しかも皆高官のようだ。中佐か大佐クラスの佐官、将官が本部から離れた場所に集っている。どこか現実離れしたまるで何かの芝居の
ようにも見える。連れている女性は皆あでやかだ。そして自分を同じように傍らの男性の髪と目の色の布を手首に巻いている。
――所有の印か。
ということは今の自分はレナードの所有物なのだ、とリインは苦々しく思いながらも観察を続ける。
つい方角と退路を確認してしまうのは、身についた職業病というべきか。
入ってきた扉のほかにも扉が廊下に面して一つ、隣に通じているらしいのが一つあった。
扉の向かいには大きな窓があり、その向こうはバルコニーになったいる。斜面を利用して建ててあるらしい山荘だ。
点在するテーブルには料理が盛られ、給仕が人垣を縫うように歩いている。
どうやら軍の高官の秘密パーティーのようだ。
しかし皆、連れている女性が若くて美人だと感心してしまう。妻帯者がほとんどだろうに、背徳感がただよってきそうだ。
リインがつい不謹慎だな、と呟くとレナードからだから他言無用なのだと再度釘を刺された。
適当に酒をもらい隅の方に控える。女性の方は軍で見た人もいるがそうでない方が多いように思える。
何故こんな所にこんな格好でと、どう繕ってもリインの気分は晴れなかった。


56 :

食事は済ませた後だったので酒を少しずつ飲みながら、軍の上層部での交友関係を談笑する様子から探り、部屋を泳ぐ熱帯魚のような
女性達を目の保養とばかりに眺めることにした。
談笑している男性陣は会話の合間に相手の連れている女性に、時折ちらりと視線を投げかける。
値踏みをしている目だと思う。なら自分はいったいいくらなんだろうか。
レナードにはまだ声がかからないが、遠巻きに見られているのは感じる。レナードもだがリインも。
嫌な、視線だ。
「鬱陶しい」
ぼそりと呟くとレナードは片方の眉を上げる。そこに声がかかった。閣下と呼ばれないのはここに閣下が複数いるためか。
「少将どの。珍しいですな。こちらにいらっしゃるとは」
「ええ、連れてくる者もいませんでしたので」
適当な挨拶の後は専門的な話になっている。関心を表さないように、それでも上層部の軍人同士の会話というのは興味深く、失礼に
ならない程度に離れてリインは控えていた。見ているとどうやら同伴の女性はあまり『主』の側を離れないようだ。
そうでなければ空き部屋でも探してこもっていたい気分なのだが、とリインはグラスを手に持ち壁の花になる。
どうやら近々停戦になりそうな地域の復興策と、今後の方針についての話がまとまったらしい。こんなところでも軍が動くのか。
そして命令によってリインのような下っ端が駒となる。
今はまだ本部で訓練期間だが、いずれ前線に出る日がくる。その時の作戦はこんな風に決められたものなのかも知れない。
レナードとの話を終えた高官がリインに目を移した。
その視線の中に先日ホテルのロビーでいきあった佐官と同じものを感じる。だが連れの女性の視線も痛い。一体なんだと言うのだ。
「あなたを引っ張り出したのが……軍関係者ですか?」
「少尉です。ご存知でしょうか、ジェイムズ・アドラー元中佐の娘さんです」
父の名前を出されて驚いてレナードを見る。昔レナードを指導したとは聞いていたが、そして更に驚いたことに相手も父を知っていた。
ああ、あのと納得されたのは意外だった。父はそんなに有名だったのだろうか。家では当然ながら仕事の話はせずどちらかといえば
寡黙な人だったので、軍での父のことはほとんど知らなかった。
「あの中佐のお嬢さんが、これほどとは……」
舐めるように見つめられて不快ななにかが肌を這う。布を巻いている手首に至っては凝視されている。
「彼のお嬢さんであなたのお連れでは、ほどくわけにもいきまんせんな」
そう言って去っていった高官と連れの女性を釈然としない思いで見送る。
奥歯にものの挟まったような、他の人間はわきまえているのに、自分だけが部外者でいるような居心地の悪さをリインは感じた。

57 :

レナードにはそれから数人が同じように話しかけ、談笑していた。側にいながら周囲にも注意を向けていると最初の頃よりも人数が
減ったように思えた。よく見ると談笑していた男性同士が何か話をして笑い合うと、相手の連れている女性の手首の布をほどいて
その女性と連れ立って広間を出て行くのだ。
そうかと思うと連れの男性に耳打ちされた女性が自分でほどいたりもしている。
中には嫌がっているように見える女性の布を無理にほどいて連れていく姿もあり、この場合は残された男性と消えた男性の連れの女性が
悲嘆とも憤怒とものさまざまな表情を浮かべて残ったりしていた。
それの意味するところを考えて気分が悪くなってくる。
いい加減、向けられる視線にもうんざりしていた。男性からは値踏みされ中にはあからさまに欲望むき出しの、女性からはレナードを
見た後ににらまれたり、最初から敵意むき出しだったりした視線だ。
だが幸いなことにレナードにリインの布をほどけ、と言い出す者はいなかった。
さすがに疲れて、寄せられる視線にも辟易したリインはレナードに断ってバルコニーに出た。すぐに戻ればいいだろう。
結構な森の中に建てられた山荘のようで、清浄でひんやりとした空気が心地よい。
よどんだ思惑で濁った室内から解放され、さっき感じた頭痛も幾分軽くなったように思えた。
そんなリインは背後からの声に飛び上がらんばかりに驚いた。見事な気配の消し方。敏感なはずのリインは接近を許したのが信じられず、
勢いよく振り返った。月明かりに佇んでいるのは軍のトップの上将だった。
条件反射で直立不動になって敬礼してしまう。しばらくして今の格好では滑稽なだけだと我に返る。
そんなリインがおかしかったのか上将は笑っている。いつまでも笑いが止まないのは笑い上戸なのだろうか。
「いや、悪かった。見本のような敬礼をされて……一人か?」
「あ、いえ中に……」
「レナードと来ていたね。彼が来たのに驚いている。こんな集まりには顔を出さない男だから」
「閣下の、お連れの方は……」
おそらく会場で一番の美人を連れていたのは見かけている。
「レナードに任せている。私が君と話をしたいと頼んだから」
上将が話? 接点など全く思い当たらないリインは緊張して身構える。
「君、ジェム中佐の娘さんなんだろう? 中佐がお元気かと伺いたくて」
父の愛称だ。
「父をご存知なんですか?」
「知っているなんてものじゃない。レナードと地獄の特訓で鍛えられたし、戦場で命を救ってもらったこともある」
意外すぎる父の過去に驚くしかない。そんなリインを見つめて上将は楽しげだ。
「いや、忘れられない戦役があってね。君が生まれたからって顔を見るために、二週間はかかると予想されていたのを五日で制圧した
ことがあった。鬼と言われた彼がそんな風になったから、あれは語り草だった」
その後親ばかになった父のことを延々言われ、恥ずかしくてリインは反応に困った。

58 :

「士官学校を経て入隊したって話は聞いていたけど、レナードと、か」
距離が近づき手首を取られた。やんわりと引こうとしたがかなわない。上将の目は面白そうに布を見ている。レナードの色を。
親指が手首の近位側を撫でさする。上将の手が熱くてリインは少し息苦しい感じになる。
「これをほどいてくれないか」
手首をとられたまま何でもないことのように言われ、リインは呆けたようになった。
上将の顔を見ても、穏やかな表情ながら冗談の雰囲気がない。広間でのやり取りでこの布をほどく意味は分かっているつもりだが。
「あんなお綺麗な方がいらっしゃるではありませんか」
「彼女は美人だろう? だがジェム中佐の娘さんには興味がある。『俺の娘は世界一だ』と言っていたから、確かめてみたい」
「それは……親ばかの買いかぶりです」
瞬間握られた手首に力がこめられた。
「そうとは思えないが。だからレナードも……」
父のことは確かに共通の話題ではあったが、最初に出会ったときにはそんなことは知らなかった。
父の娘ということで近づかれたわけではないと思う。
レナードとの関係はリインにとっては決して嬉しいことではない。
ここで上将の求めに応じれば……今度は上将の一夜のお相手ということになるのか。
レナードはそうなったとしても、おそらく何も言わないだろう。むしろ、上将の連れていた美人と楽しい夜を過ごすかもしれない。
であればこれをきっかけに関係を終わらせることも可能かもしれない。
広間のやり取りを見る限り、断る選択肢は所有されている側にはないように思える。
断れば上将を不快にさせる。一介の新米少尉など、指先一つで潰されるだろう。
簡単なことだ。自分でほどきさえすればいい。それで丸く収まる。それで。
ゆっくりと手首に目を落とすと、上将の手がはずされた。レナードが何度か巻きつけて結んだ布。
――ほどいても、ほどかれてもいけない。これを結んだ時のレナードの声がよみがえる。
指先は結び目ではなく布端に触れる。結ばれているほうの手首を返して反対の端を握り、もともとかなりきつく結ばれていたそれを
ぎち、と音がするまで引っ張る。一層かたくなる結び目。
その間上将から目を外さずにいた。
上将の顔には何か浮かんだようにも、浮かばなかったようにも見えた。

59 :

「こんなにはっきり振られるとは。――そんなにレナードがいいのか?」
とんでもない。リインはまっさきにその言葉が浮かんだのに内心で自嘲する。いいわけがない。でも。
「簡単に身を任すことをしたくないだけです」
偽らざる本音を吐き出す。レナードの脅迫には屈した。だが獲物にはなっても誰彼構わずという娼婦になったつもりはない。
自分の体は自分のものだ。その信念だけは守り抜きたい。
これで今後が生きにくくなったとしても仕方がない。リインは覚悟を決めた。
上将は再びリインの手首を取った。無理にほどかれたらその時は諦めるのか、抵抗するのかと考えていたリインは、上将からの言葉に
顔をあげた。
「君のことは上層部ではジェム中佐の娘が入隊した、と話題になった。次いでレナードとの噂だ。興味を覚えた人物は君のデータを
照会して容貌も興味を引いた。今後は私を振ったとして注目されるだろう」
さすがに嫌がる部下には無理強いしない、と笑われる。
「レナードが羨ましいな」
言いながら手の甲に唇を落とされ、そんな仕草に慣れないリインは棒立ちのままだ。
ちろり、と舌先で甲を舐められぞくりとしたものを覚える。
「そろそろ戻るか。彼女もだが、レナードがやきもきしているだろう。話ができて楽しかった。中佐によろしく」
そう言って上将は広間へと戻っていった。見送る視線の先にはこちらを見ている軍人達がいた。
上将と入れ替わるようにレナードがやってきた。その姿をみてほっとしたのにリインは気付き狼狽する。
レナードは味方ではないのに。前門の虎が去ったからといって、後門の狼に気を許してはいけない。
レナードから手渡された水を飲んで、緊張からか喉が渇いていたのに気付く。
そんなリインを見つめてレナードは低い声で尋ねる。
「君は、……良かったのか? 上将からの誘いだぞ」
「あまり私を馬鹿にしないで下さい。軽く見られるのは真っ平です」
レナードが好きで断ったわけではないと匂わせると皮肉げな口元になる。
「そうか、そうだな。そろそろ終了の時刻だ。行こうか」
玄関ホールで再び目隠しをされて車に乗り込む。あまり愉快ではない時間を過ごした場所を後にした。

60 :

車のシートに深くもたれる。思わずため息も口をついていた。
「疲れたか?」
気遣う響きを感じレナードの方に顔を向ける。
「ええ、二度と参加したくありません」
手を握られて、なだめるように上からぽんぽんと軽くはたかれる。
「君とのことを直接間接で探られて私も鬱陶しかったから、一度に知らしめるための参加だ。今後はもうないだろう」
レナードを受け入れた時から彼との付き合いは隠すつもりもなかったが、今夜のことで周囲にはよりはっきりしたということか。
どんどんレナードに外堀を埋められていっているようだ。
「しかし上将の誘いを断るとは君も大胆なことをする。戻られて笑いながら言われた。『初めて振られた』と。これでまた少し
騒がしくなるかもしれない」
上将が今後注目されると言ったことを思い出す。これ以上の面倒はごめんなのだが。
「だが、個人的には満足だ」
ぽつりと言われて肩をだかれて引き寄せられる。唇にレナードの指がふれてなぞられる。化粧をしてくれた人が落ちない口紅と
言っていたが指についたりしないのだろうか。
頬に手があてられて唇が塞がれる。今目隠しをされているので、感覚の大部分を依存する視覚が封じられている。
その分他の感覚が鋭敏になっているようだ。レナードの少し乾いた唇から熱い舌の感触、触れられている手の温もりなどがいつも
以上に感じられる。舌が口蓋に至りくるくると刺激される。
舌をなぞられて甘い痺れのような感覚に襲われた。ぴちゃ、くちゅと音が響いて生々しさに拍車をかける。
運転手に見られているのでは、そう思うと恥ずかしくてレナードの胸を押すが、反対に抱き込まれてしまう。
長く深く貪られ、開いた胸元に手が差し入れられ身がすくむ。
精神的に疲労していたところに、呼吸もしづらくなる様な口内の蹂躙をうけて、力が抜けた体をレナードに預けてしまう。
その間にも胸は忍び込んだ手と指でもまれて摘まれている。手のひらの下で乳首が柔らかさを変える。レナードは絡める舌の動きと
手の動きを合わせてきた。ねっとりともみ上げきゅっと摘む。その際舌をしごかれて舌先を軽く噛まれる。
背筋がぞくぞくして引き剥がそうとレナードの手を掴んでいたはずなのに、反対に胸に押し付けるようにしていた。
乳首を爪でかかれ、びくりと体が揺れる。
「こんなところでも、見られるのも嫌、です」
どうにか言うと心配ないと一蹴される。乳首を掠めるように触られてレナードの服をつかむ。
硬くなったそこに指先で加えられる刺激は大きい。
「ふ……」
息に混じってもれでる声を必で押さえレナードの悪戯に耐える。
「もうすぐ到着だ。これをはずそう。随分刺激的な姿だったが」
目隠しを外されると、運転席との間には仕切りがあり、窓もスモークで見られてはいなかったようだと安心する。

61 :

ホテルについてレナードに連れられ部屋に入る。
いささか乱暴にベッドに投げ出され脱がされた靴は適当に放り投げられる。
随分性急に乱暴に触れてくる。ワンピースもすぐに脱がされて下着とガーターストッキング姿にされた。
「お預けを食った犬のようだったからな。今日は加減してやれそうにない」
物騒な宣言をされて下着も脱がされた。ストッキング越しの足を撫でていた手がすぐに付け根に移ってくる。
「君の準備もいいようだ。目隠しされて興奮したか?」
濡れてしまっているのを揶揄されて、恥ずかしく腹立たしい。
「ち、がいます」
何度か指が往復されるとすぐに抜かれて、レナードが入ってきた。圧迫感で腹部がはちきれそうな感じになる。
濡れてはいるがほぐされてはいない。苦痛と紙一重の圧迫感。それが中を分け入って入ってくる。途中まで入って、浅く引かれ何度か
馴染ませるように出し入れされる。張り出した亀頭で引かれる時に、腰に来る感覚に思わず熱い息が漏れる。
足を肩に担がれて、いきなり奥を突かれ、思わず声がでてしまう。
「んんっ、くぅっ」
そこで腰をさらに密着するように押し付けられる。レナードの全部を受け入れてしまっていた。
突き刺されるように出し入れされて襞がこすられて、その摩擦が腰を蕩けさせていくようだ。
ほぐされてないので、中のレナードが馴染んでいない。だから、よりこすられる感覚が強くて意識してしまう。
体勢からレナードが動くたびに羞恥がいっそう募る。ストッキングをはいたままでいつもとは違う眺め、いつもとは違うレナードに
なすすべなく刺激されていく。奥を突き上げられると息が止まりそうになり、手前をこすられると襞がうねって、腰が跳ねる。
もう痛くはない、圧迫感もない。むしろ……気持ちがいい。
「あぁ……んんっ、や、ん」
引く動作のレナードに中が引っ掛けられる。たまらなくよかった。
奥まで入ったレナードが腰をねっとりとこねるようにした時、奥も入り口も同時に圧迫されて襞が、陰核でさえもいびつに力を加えられて
背中がしなる。同時に胸を大きな手ですくわれて乳首をきゅっとつままれた。リインはレナードをぎゅっと締め付けたのを感じた。
そこで動かれて光が走るような衝撃を受けた。
「あっ、ああっ」
こぽり、と液が漏れた。レナードが動くたびにくちゅ、ぐちゅと音を立てるが、音が大きくなるほど疼きが大きくなる。
もっとと言いかけてリインははっとした。今、何を口走ろうとした?
無理に開けた目に飛び込んできた自分の手首にはまだ布が巻いてあった。レナードの髪の毛は汗で額に張り付き、目は情欲に濡れている。
その目は自分を欲しがって、捕らえて、食らい尽くそうとしている。いつもの視線よりも明確な意思がある。
それを半ば喜んで受け入れている?
自分の体は自分のものだと思っていたのに。今の状態ではレナードのもののようだ。
今度は足を曲げられ、えぐられる角度が変わった。痺れにも似た疼くような感覚が湧きあがってくる。
自分の中がうねっている。それがレナードの動きでこすられると勝手に腰が後追いをしてしまう。
「いい、か?」
「……あ、んぅ。はあっ、あ、あぁ……」
レナードの熱に激しく容赦のない動きにどうしていいか分からない。
こすられているところから生じる得体のしれない感覚は、あともう少し続いたら何か分かったかもしれない。
目蓋を光がちらつく感じがした時にレナードが精を吐いた。びくんびくんと中で動くレナードのものを感じる。
いつもよりそれをリアルに感じ、その時ですら自分がきゅうきゅうとレナードの脈動に合わせて動いているのを信じたくない思いだった。
呻き声をあげてレナードが強く抱きしめてくると、本当に捕らえられた獲物のように思えてくる。


62 :

息がおさまったらしいレナードから、繋がったままで抱き起こされた。レナードの腿の上に乗せられる。
背中をゆったりと撫でられ下りてきた手は、臀部に当たりレナードへと引き寄せられる。下腹部は密着している。
レナードの手は腕をつかんで、手首に移った。
「随分固く結んだものだ」
言いながら少し苦労した様子で結び目をほどかれた。
「私を好きか?」
「嫌いです」
即座に言い返すと苦笑される。
「私の恋人は気が強い」
臀部をもまれながら鎖骨に落ちる唇の感触に目を閉じる。中で再びレナードのものが大きくなる。
「今日は加減しない。腰が立たなくなるかもしれないが覚悟しておけ」
先程は無視されていた陰核を指でなぞられて、きゅうっとレナードを締め付ける。そらした背をまた引き寄せられた。
繋がったところから漏れるのはレナードの精液だけではない。感じたリインのものもだ。
「……い、や、もう、やめてくださ……」
これ以上抱かれたらどうなるか分からない。そこまで行ったら取り返しがつかない。漠然とした恐怖を感じるリインを愛しげに見やり。
君は私のものだからな、そう言って笑うレナードはゆっくりと動き出す。
捕らえた獲物をじっくりと料理するかのように。

以上続く予定

63 :
GJ!!
上将の誘いはきっぱりと断り
>自分の体は自分のものだ。その信念だけは守り抜きたい。
とかっこいい事言ってるのに
そのあとのレナードの事は…あれれ?と思った。
これはもう籠絡されてるってことなのかw

64 :
やったー視線の続きキターと思ったけど
この集まりが意味不明過ぎて良くわからなかった…

65 :
リインとレナードキター、いつもながらGJです
>>64
現代日本で言えば政治家のパーティーみたいなもん
より魅力的な女or自分のパートナーを連れてきて
交渉成立したら寝てOK

66 :
政治家のパーティーがスワッピングの集いとか初めて聞いたw

67 :
今回もよかったです!
着実に外堀を埋められていきつつ、愛されているなぁ、リィン。
あえて危ない橋を渡ったレナードはどれだけひやひやしていたんだろう。
軍の中において階級の意味は大きいだろうし。
それともリィンの性格を見極めて、安全パイの賭けだったんだろうか。
こういう丁寧に丁寧に「俺のもの」にされていく過程がすごく大好きです!

68 :
>>66
いや自分でもないわーと思いはしたw
スワッピングというより女性も交渉の道具っぽい扱いを感じたんで一番近いかな、と。

69 :
>>64がイミフとか言うから
作者機嫌悪くしてもう終わらせるとか言ってるじゃないか……

70 :
視線続いて欲しいな…

71 :
えっっ、視線もう続きないかもしれないの!?
続けてください、お願いしますorz
毎回すっごく楽しみにしているんです

72 :
あんまりスレ外の発言とか持ってこないでほしいな
荒れる元になるから

73 :
GJ
確かに策士度合いは低かったが、溺愛具合がパネェす!!!
続き楽しみだ

74 :
じっくり料理ってところが堪らんな。
そんな状況なのに強がるリィンがまたいいねぇ。
続き楽しみに待ってます。

75 :
まぁ無理に続き書いてもらうのも違うしね
やめたかったらやめていいと思うよ

それにしても相変わらずレナードは鬼畜で
危ない橋を渡るの好きだねだがそこがいいw
今回はレナードの気持ちがなかったんでどんな気持ちだったんだろうと気になる
上将は命の恩人の愛娘を味見したいと狙ってたなんて
恩知らずというかキモいオッサンだなw

76 :
レナードも十分キモいw
でもそこがまた面白い

77 :
視線面白いよ!私のツボにドストライクです。
続けてくれると嬉しい。無理無い範囲で。
レナードの狂気っぷりが結構好きなんだけど、
脳内で超イケメンに変換してるからかなー。
リィンも、だんだん落ちてきてるのが堪らんです。

78 :
作者さんがもう書きたくなくなったならそれで仕方ないけど
いきなり途切れるのではなくてちゃんとエンディング書いて
おしまいにしてね。


最近一番のお気に入りだったから残念。

79 :
私も視線がツボでツボで毎朝真っ先にチェックしていた。
できれば続けてほしいです。お願いします。

80 :
さすが信者()は教祖様を崇めて上げる事しか考えないで
他職人様を下げてるの気づいて無いんだな…

81 :
良く訓練された変態紳士はネクタイ着用にて全裸待機するものです。

82 :
訓練されてない変態淑女はどのようにお待ち申し上げたらよろしいのでしょうか…

83 :
スレの調和は乱さないように、白いパンティは濡らさないように脱ぎ、
ゆっくりと待つのがここでのたしなみ。
もちろん、待ちきれないで催促するなどといった、はしたない変態淑女など存在しない。

84 :
ストーカー様が見てる

85 :
>80
気に入った作品褒めちゃいかんのか。
徒競走で順位決めるのは足遅い子に不公平だからみんなで手をつないで走ろう、
みたいな運動会に参加させられたような世代?
メガバンク社員とお刺身にタンポポ添える作業員とに同じ給料払えとか?

86 :
かしこまりました。ご教示ありがとうございます。
これからもよろしくご指導下さいませ。

87 :
あんまり噛み付くのもほどほどにしようぜ。
雰囲気悪くすると職人様が書きにくくなってしまうしな。
というわけで俺も全裸待機。暑いから全裸がちょうどいいわ。

88 :
>>1の保管庫がリンク切れなんだが、一時的なもんかね?
数日前に飛んだときも見られなかったから気になってる
http://yellow.ribbon.to/~eroparo/とかは健在なんだが

89 :
女向けっぽいんだが、あわいを往くものってサイトの、撞着する積木って小説も愛無理ぽい

90 :
ここの職人って、シチュ的にやっぱり男性が多いのかな?

91 :
>>88
もしもしだから貼れないけど
エロパロ まとめ とかで検索してアクセスしたら見れたよ

92 :
89
個人サイトなら晒すなよ

93 :
はいよ
つttp://red.ribbon.to/~eroparo/
>>90
シチュ的に女性が多いのかと思ってたw
ある意味女性上位だから

94 :
職人は知らないけど住民は他スレより女が多めだよな

95 :
正直「俺にはディスプレイの向こう側が分かる」て言い出すのは
総じて電波だと思ってる。

96 :
>>95
趣向的に女が多そうだなと想像するのはわかる気がする。
他スレと比較してどうかはわからんが。
でも確かにどこにでもいるよね、決めつけゲスパーさんみたいなの。
彼らって要は、本人が名乗ってもいない、客観的な証拠が何もないのに、
「お前は○○だろう!証拠は何もないけど俺が思うんだからそうだ!そうに違いない!!」
って言ってるだけなのに、何でみんな総じてすごいドヤ顔するんだろう。

97 :
まぁそういうのが語りたかったら誤爆か愚痴に行けばいいと思うよ

98 :
同意、性別推測とかどうでもいいわ。
こういう場で性別特定するのって無粋だし

99 :
愛故に苦しむかわいいおにゃのこが読めればそれでいいよ!!

100 :
友人の男を愛してしまって
愛故に押し倒したら女だった……とか妄想したら
とりかえばやまんまだったw

101 :
源氏といい、日本の古典漁ったら大概のシチュはありそうだなw

102 :
日本や世界の神話は、ほぼ全てのシチュが揃ってる

103 :
西遊記で女体化見たときは目がポーンってなった
古典てすごいよな

104 :
>>100
それもいいが
「自分は男色なんじゃないか」と悩みに悩んでる時に着替え等を見てしまい
理性ポポポポーンてのも良いと思う。

105 :
>>104
それすごいいいな
自分のなかの何かにヒットしたわ
そういうシチュの作品ないかね
この際古典でもいいw

106 :
>>104
それなんていう「君さえいれば 金枝玉葉」?w
個人的にはオヌヌメ映画。

107 :
>>105
「花ざかりの君たちへ」は、あれは押し倒さないな…

108 :
>>107
自分も花ざかりの君たちへかと思ってしまったw
相手違うけど終盤で着替え覗かれるシーンあるし

109 :
レスありがとう。
漫画だよなと思って調べてみたら、7月からドラマも始まるのか。
このスレ的な展開にはならないっぽいが
興味湧いたんで今度古本屋行ってくるわ。
>>106の映画も気になるから見てみる。
二人ともありがとう!

110 :
韓国ドラマで悪いがソンギョンガンスキャンダルが
ヒロインが弟の代わりに男しか行けない大学行って
同級生がヒロインの事好きになって俺は男色なのか……と思い悩んだら
ヒロインが溺れる→介抱中にあれ?こいつ女!?ってのがあるらしいので気になってるw

111 :
男装スレに迷い込んだのかと思ったw
男装スレ保管庫のナタリーのシリーズとデイビッドの話は良い

112 :
チキタ★GUGUの男装少女は、女とばれたとたんに異母兄弟に
輪姦されてた
…と思ったらそれは最初だけで、兄弟のうちの一人が綺麗な顔に
傷まで負って他の奴らを抑え、独占してた
「あいつを認めてたから、女と分かったら歯止めが利かなかった」とか、
男装少女がその後身を寄せた友人(男)に激しく嫉妬したり、
実は妊娠してたと分かったときに「父親は俺」と断言したりと
結構愛ゆえ展開だった
トラウマメーカーな作品らしいが、エログロには耐性のついた頃に読んだので
単純にボロ泣きした

113 :
忘れてた。
土曜日の情事と通信士のやつもオススメ

114 :
ID:jk/x8uiwは>>1読んで半年ROMってろ

115 :
自分の中での愛故の元祖は僕.地.球だったな。
親友への嫌がらせとして親友の思い人を騙して無理矢理強姦したけど
心の底では相手に本気惚れしてたっていう。
あのすれ違いっぷりとねじ曲がり具合がやばかった。

116 :
しかも相手の女は純潔を失ったら
特殊能力と額の証が消えるはずなのに
男にゴウカンされてもそれが消えなくて
男は愛されてない、愛がないから証が消え無かったんだ
そして女が側にいてくれるのは慈愛からだって思ってて
女も愛されてないと自分に求められてるのは慈愛の特殊能力者としてなんだ
とか思ってすれ違ってるのがよかったよね

117 :
まして、それを16年も引きずった末に相手を拉致監禁。
散々、泣かせたり、服ボロボロにしちゃったり…。萌えるなぁ。

118 :
あれ相思相愛なのにすれ違い、と男ヤンデレの見本だった
女が好きなのは男なのに、親友の方を好きだと思いこんでたからな…
女が抵抗したのは、親友の事好きで親友のために自分に抱かれにきたんだろう、とか言われたからだし
個人的に、一人残されて正気無くした後の男の行動が泣けた

119 :
ぼく地球は本当にいい愛ゆえだったよね
……男は愛に飢えていたからなおさら。
チキタ★GUGUも読んだときは
愛無理だとは思わなかったけれど
読み返してきてすごい愛するが故に無理やりで萌えた……
でもいきなり二人ともんじゃうんだよなぁ
しかも女は友達以上恋人未満の男をかばって危険な目にあい
それをさらにかばって従兄弟んじゃって
そのあとあっさり男装少女もんじゃうという
TONO作品の無情なとこも好きなんだけどね

120 :
>>115
めちゃめちゃ興味わいたわ。もし差し支えなければ何巻か教えて欲しいな。

121 :
今手元に無いから厳密な巻数言えないけど本番は後半の方だったかな。
でも最初から読んでないと分からない伏線や病み具合もあるから出来れば全部読んで欲しい。
っていうか改めて考えると、全編通して病みっぱなしだったような。

122 :
愛故にヤンデレにNTRにホモ(厳密には違うけど)に、今思えばいろいろ強烈な物語だった

123 :
男が読んでもなかなか壮大な物語だった
しかし次世代編で才能というものは枯渇するんだなと悟った

124 :
>>121
そうか〜考えてみるよ。ありがとう。

125 :
次世代編は見ないふりをしてやれ……

126 :
ごめん送信してしまった
俺もこういう女読み手も納得して支持を得られる愛故書いてみたいな
まだまだ青い

127 :
次世代編なんてなかった
ミクロに娘なんていないし、出しゃばりな守護霊なんていなかったんだ!
それで才能が枯渇しようとも、傑作を産み出せただけすごいんだけどさ…

128 :
次世代編は作者自身の公式同人+ギャグだと思ったら意外と面白いてか楽しめる
本編ほどの破壊力はないけど

129 :
あの作者、あの一作以外さっぱりだよね
あそこまで凄いの描いちゃうと後が続かないんかな

130 :
流石にスレチ

131 :
YouTubeでぼく地球のアニメ版を見て来た。
まだ半分しか見てないが
病み方半端ねぇw
エンディング曲は泣けるな

132 :
愛故って思う節があって襲う→すったもんだの末にくっつく
もしくは、第三者が現れてそっちと同志になってくくっつくの2パターンがあるけど
後者って愛故なんだろうか?当事者同士で解決しろよ!と思わないでもない

133 :
一応後者パターンも何度か投下されてるし
襲った側がやっぱり手に入らないという胸の苦しさを味わうのも一興かとw

134 :
>>132がよくわからんが
一行目:AがBを襲う→AとBがくっつく
二行目:AがBを襲う→Cが現れる→CとBがくっつく
でいいのか?
襲った側Aの理由が「愛するが故」だとしても
Bの気持ちは無視されてるからこその「無理やり」なわけで
BがAを愛せない・愛してない場合、結局レイプでしかない
だからCとBがくっついてAが苦しみ続けるか、AがBの身体だけは自由にし続ける
てのも普通にアリだと思う

135 :
穴兄弟とか寝取りとか連想するので好きじゃないなあ

136 :
自分も好きじゃない。
ABがくっつかないにしてもCとくっつく描写まではいらない。
寝取り寝取られなんかは専用スレあるのだし、そちらに投下した方が職人さんも皆に読んでもらえて
良いのではと個人的には思っている。

137 :
そうか
でも、自分の好みを押し付けるのはダメだぞ
別に寝取りを主題に書いてる訳じゃないんだし

138 :
二行目:AがBを襲う→Cが現れる→CとBがくっつく
まぁこのスレでは基本C視点が多いんじゃないか?
自分は注意書きしてあったら心構えできるんで
A視点でも全くいけるけどな
まぁ余計な摩擦を生まないためにも注意書きは大事だって事だな

139 :
愛があろうが無理やりやって(レイプして)おいて幸せになるのは納得いかないから
二行目もありじゃないかな

140 :
Cの書き方次第でありだな
最初からA→B←Cの構図が読み手に見えた上でCがNTRに走るならありだけど、
Cがぽっと出でいきなりNTるのは単なるデウスエクスマキナになっちゃうのでナシだと思う
要は書き手の力量次第

141 :
自分は複数の男におにゃのこがやられるなんてかわいそう!(興奮するけど!)ってなるから
当て馬?的なやつのほうは寸止め位のほうがおいしい。
そして本命に嫉妬でむちゃくちゃにされる女の子ハアハア
そして男の愛が深ければ都合よく幸せになっちゃってもいいよ派

142 :
寝取ってもいい幸せになってもいい
スレタイ通りの内容なら。

143 :
>>140
そういうののオンパレードで中身のない話を無理矢理引き延ばしてた書き手がいましたね>デウス・エクス・マキナ

144 :
デウスエクスマキナ…
最近読んでないけど屍姫のマキナがまた何かやらかした超展開のことか
とか思った馬鹿は絶対俺だけ

145 :
クリムゾンとかそういった類のものかと……
伏線のない超展開ってことかw

146 :
>>140
最初からA→B←Cの構図が見えずCがぽっと出でいきなりNTったとしても
後でC視点で実はこうでしたーとか色々あったら
それはそれで物語としてはおもしろそうだけどねw
あ、でもそれだと跡付け設定乙って言われるのか?

147 :
Cがいきなり出ようがなんだろうが、結局はAB間の関係性の問題だろう。
途中で二人に愛が芽生え始めてたんなら三角関係とかNTRが成立するし
女側が一方的にセックスを強要されてるだけの状態なら別の男と寝ようが
駆け落ちしようがそりゃAに相手の愛情や貞節を詰る資格はないわけだし。

148 :
最近読んでもえた愛故
主人公は裕福な家の出の少佐。
清楚で純真な女性に一目惚れしたが、直後に部下の婚約者だと知る。
しかし女性は、部下の家族から反対され婚約解消。
即座に少佐は女性に近づき
いつ戦争に行くかわからない、家のため跡継ぎ欲しいと
女性はまだ部下の事を好きだと思っていたために
大切にしながらも愛はなく便宜上だと嘘をいって結婚してもらう。
初夜の意味も解らない妻を大切にして初めてを迎えるも
夫婦で出席した夜会中に戦地への召集がかかり
ぬかもしれないから愛してると伝えなければと少佐は人混みの中で探すが
従兄弟に妻は浮気してると教えられて行った先には
妻が元婚約者の部下と抱き合ってキスしている光景が……
誤解だという妻の言い分を全くきかず(実は仲直りとさよならのキスだった)
まだ部下が好きなのかと嫉妬で詰り離婚する(気は全くない)と言い捨て少佐は戦地に赴く
帰った時は妻は書き置きもせずに家宝のネックレスを持ってでていっていた
それから四年探していたが見つからず
妻をしたんではないかと噂が流れるも
離婚を起こして離婚出来るのにせず
妻を愛して帰ってくるのを待ってる少佐
ひょんな事から再会
話し合おうとする妻を詰りまだ妻だし役目をはたしてもらおうかと押し倒し無理矢理……
他の男の元に行ったのではないかと疑っていたが
犯しながら初夜と全くかわっていないぎこちなさに
他に男はいなかった妻をゴウカンするなんてと反省する少佐
っていうのが萌えたw
ちなみにネックレス盗んだのも
妻は名付け親の所に行くけど許してくれるなら迎えに来て
みたいな書き置きしていたのにそれを隠したのも従兄弟で
妻が少佐と離婚するように仕組んで財産貰えるのを狙っていたという…

149 :
商業愛故は是非タイトルもよろしく
このスレの紹介で今僕の地球を守って読んでるけどこれは大作の予感
何故かいきなり星矢でてきたのはちょっと痛かったが
木蓮美人だな

150 :
>>148
ハーレクインなんかはこんなのばかりなイメージ
>>149
連載当時、作者がどっぷりハマってたからなあ>星矢

151 :
スマンもう話題にださないよ……

152 :
商業愛故なら別に謝る必要ないぞ
まさか他スレSSじゃないんだろ

153 :
前からハーレ()昼ドラ()って馬鹿にする人いるからなー

154 :
ハーレクインとか昼ドラとか懐かしい少女漫画とか萌えるとかちょっとチュプ臭いスレだなとは思う

155 :
普通にオールジャンルで萌える物紹介しあえばいいんでないの
あんまりやりすぎると何のスレか分からなくなるから節度は必要だけど

156 :
>>154
だったら少年漫画とか青年漫画だったらいいっていうのかよw
といいたくなるようなダブスタ乙ww

157 :
ちなみにチュプっていうのは厨な主婦であって
厨じゃない人間に厨っていってる人間の方がウヘァだなw

158 :
バカって言った方がバカなんですぅw か懐かしいなあ。
まあ女へ一方的に惚れて、下手すると実力行使に出る主人公とか
普通の男は感情移入できないだろうから、そりゃ男が主人公をやる
物語じゃ弾少ないのは当たり前だろう。
女向けなら女性側の心理描写中心になるから男の側に(本来の
読者が)感情移入する必要なくなって極端な行動取らせても作品
として成立し易いけど。

159 :
男が無理強いする少年漫画っていうのでぱっと思いついたのが
ソ.ニ.ッ.ク/ウ.ィ.ザ.ー.ドだな。
悪役が兄の体を無理矢理操って妹を襲わせる。
兄は妹を女として愛してたけど守りたい対象でもあって、
それに無理強いしちゃった自分が許せなくて暗黒面に落ちる。
凄いマイナーだし古いけどやけに印象に残ってる。

160 :
>ソ.ニ.ッ.ク/ウ.ィ.ザ.ー.ド
このおかしな表記は何だ?

161 :
腐女子文化だろ

162 :
えっここって伏せ字しなくていいの?
検索とかにかかっちゃったら原作者に迷惑かかるから
ネットで名前出すときは伏せろってばっちゃが言ってたんだ

163 :
>>158
>男向け
いや陵辱エロゲとかエロ漫画とかエロラノベとかにあってだね(ry
>>162
いや、商業作品なんだからわざわざ隠す必要は無いだろ
ネット上の作品はスレごとに違うなあ
バンバンバラしてるスレも知ってるし、ヒントだけにしろとやたら煩いスレもある

164 :
あぁ…
腐女子特有の検索避けってやつね

165 :
最近は/とか.入れてても検索でガンガン引っかかってくるし
検索避けにあんまりなってないんだよなあ
>>163
商業作品でも原作側こういう場所で名前出されたくない場合とかあるからなあ

166 :
いや商業作品なんて勝手にスレ建つし個人サイトで紹介されるわで
嫌がるも糞もへったくれも無いと思うが……

167 :
エロゲーだと愛するが故にって多いよね
女主人公のエロゲーしてたら男がいきなり襲ってきてビビった
一緒にいただけでいきなりかよ!?みたいな
愛するが故は幼なじみ美味しいよね…異性と意識していなかった相手に
ある日幼なじみが誰かと一緒にいるのを見てしまい
実は自分はアイツが好きだったのかと気がついて無理矢理とか
ベタな展開大好きだわ

168 :
このスレ、無理矢理の主体は基本男なのな
彼女持ちの主人公が、妹みたいに思ってた隣家の幼なじみに逆レイプされたことでその子の恋心に気付き、彼女との間で揺れちゃうとかはナシ?
犯られる側が女だと、マグロになりがちなのが残念だ
女の子が積極的な愛無理も見てみたい

169 :
女の子からってのは過去に何点かあったよ〜
でもやはり男性からのが多いから基本男と言われりゃそうかもね
これから増えてけば問題なし
>彼女持ちの主人公が、妹みたいに思ってた隣家の幼なじみに逆レイプされたことでその子の恋心に気付き、彼女との間で揺れちゃうとかはナシ?
全然ありだよ
書いたら投下よろ

170 :
スレタイに沿ってさえいれば、♂×♀だろうが♀×♂だろうが♀×♀だろうが♂×♂だろうがアリだと思うんだぜ。
ただし注意書きだけはしてくれよな!

171 :
え…ホモは勘弁して

172 :
さすが腐女子

173 :
>>168
幼なじみ逆レイプならヤンデレスレで見たぜ

174 :
>>167
好みの女性を力付くって需要は確実にあるからね
このスレのストライク範囲かはともかく
>>168
まあ、女性がエロい目に合うって男性が性的に美味しい目を見るのが見たい人のが多いのかとw
逆レイプでも男が性的に美味しい目を見れるなら全然大丈夫ですw

175 :
>>173
学習能力ないの?

176 :
この板全体の総意としてホモは勘弁
百合は注意書きあれば可
女アピールがしつこくなければ女性の読み手や書き手も歓迎だけど
腐った同人思想は持ち込まないでくれ

177 :
ホモはよくてレズならいいとか
総意とか言って何勝手に決めてんだか
誰もお前のためだけに書いてんじゃないだろうが

178 :
今まで見たこの板のどのスレもそういう空気だったぞ
個人的にはレズも嫌いだけど注意書きあれば避けられる
ホモはそもそもホモ専用板があるから板違い

179 :
ホモは801板があるからかダメで
百合はないからか何故かいいんだよね……
ともかく女の子がエロい事になっていればいいのか?w

180 :
>>179
百合も板あるで
ホモより百合に対して甘いのは女ばかりの深夜アニメが結構あるのと一緒だろ
女がエロい目に合ってて萌えられたら良いんだよ
少なくとも俺はそうだもんw

181 :
だからそんなの個人の感覚で変わるんだから、読む側があれがいいだのこれは駄目だの決めるこっちゃない。
スレタイとテンプレを守って注意書きさえちゃんとしてれば、書き手が好きに書いていい。
ただ需要があるかはまったく別。

182 :
ここ腐というか女が多いみたいだからホモにも長文感想つくだろうしそりゃ投下は自由だけど
荒れるのは間違いないぞ
エロパロ板にBLとか高尚読み手がいなくてもぶっ叩かれる物件

183 :
板違いは不和の元。避けるのが賢明
エッセンス程度ならともかく、メインでがっつり書きたいなら専用板の方が喜ばれる
書く方だって叩かれたり荒れたりするより、喜ばれる方が嬉しい
棲み分けは平和の為に大切な事だ
そんな話はさておき、愛故の「愛」に、欲望全開は含めていいのだろうか
例えば、お隣のねーちゃんのボインに魅了され、寝ても覚めてもボインが頭から離れず、食事も喉を通らない有り様
そしてある日、とうとう限界が来て襲っちゃう、とか
…書いといてなんだが、馬鹿エロ向けだな

184 :
対象の女性自体に愛がないとキツいかもなあ。
おねーちゃんのボインが好きなんだと思ってたけど、
本当はおねーちゃん自身が好きだったのだと気づく
とかだとこのスレ的にはアリアリだと思うっす。

185 :
大切なのはきょぬーではなくその持ち主だ!!
くやしいが君がひんぬーでもうんたらかんたら
……みたいになればいいんじゃないかなw

186 :
将を射んと欲すれば先ず馬を射よっていうし、
お姉さんを愛するならばまず胸から愛するという選択肢もあっていいと思う

187 :
百合は注意書きあれば可ってw
アホか
ホモもレズもどっちもキメエよ
同性愛はスレ違い

188 :
>>185
くやしいがって割りと失礼だがありだなw

189 :
エロパロのレズは同性愛じゃなくて女の裸体が2倍でお得!!!
という意味だ。

190 :
>>187
他のスレ見ないのか?
それといい加減sageろ

191 :
あげてる奴は不和の種まいて晒しあげたいだけじゃないの?スルー対象じゃないの?

192 :
age厨は主張はバラバラなのに何故か口調は同じでどれも他人に突っかかってる糞レスだな

193 :
腐女子の糞スレやね

194 :
百合ものを投下すると百合板へ誘導されるスレも存在するぞ。
「この板の総意」とか決めつけるから話がややこしくなる。
「このスレではどうするか」を住人で話し合って
以降はその決定に従えばいいんじゃないか。

195 :
お前出てくると荒れるから頼むから黙っててくれ>ID:5u1h/wez

196 :
そもそも「愛」の定義が人それぞれだから、枠組み作るのが難しいスレだよな

197 :
愛、愛ってなんだ

198 :
国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書
(1)対象をかけがえのないものと認め、それに引き付けられる心の動き。また、その気持ちの表れ。
(ア)相手をいつくしむ心。相手のために良かれと願う心。
(イ)異性に対して抱く思慕の情。恋。
(ウ)何事にもまして、大切にしたいと思う気持ち。
(2)キリスト教で、神が人類を限りなく深くいつくしむこと。
(3)人や物にとらわれ、執着すること。むさぼり求めること。渇愛。
(4)他人に好ましい印象を与える容貌や振る舞い。あいそ。あいきょう。

199 :
>>197
躊躇わないことさ

200 :
躊躇わずに一気に押し倒せってことですね。分かります

201 :
振り向かない若さのままにって事か

202 :
性欲が見せる幻影って他の板のスレで聞きました!!>愛

203 :
この流れ、どうしてこうなった。

204 :
宇宙刑事

205 :
愛という名の陽炎を追い求める狩人達が集まる場所だからな……

206 :
愛など粘膜が創り出す幻想に過ぎん!ってどっかのマッドサイエンティストが言ってました

207 :
幻想を真なる性欲に昇華させるとこのスレの展開になるじぇ

208 :
加速と必中となんか色々かかるやつだろ

209 :
愛故に人は苦しまねばならないのだよ
それはそうと、上でも出てたけど愛故の愛は外見に対する愛だけじゃ駄目なんかね
やっぱ中身への愛が必要?

210 :
>>209
いいんじゃない?
ヤってる内に中身も好きに…とか定番中の定番

211 :
外見だけでは中身も好きでしたなら問題無いだろう

212 :
209がいいたいのは最初から最後まで徹頭徹尾
外見のみを愛してるってことを聞きたいんじゃないの?

213 :
そういうのも極めちゃったらソレはソレでありな気もする、鬼畜になりそうだが。
女は人間として愛して欲しいのに、男は人形のように女を愛でるとか
バッドエンドっぽくていいんでないの

214 :
確かに極まった感じでそれはそれで良さそうだな

215 :
私が〜おばさんになあ〜っても〜♪


216 :
>>215
まあそこらへんがジャンルの分かれ目という感じだな。
外見が好きだからして保存とかになると流石に何か違う気がしてくるし。

217 :
保存で思いだしたんだけど、FF6のロックの行動がどうしても解せない…
んだ恋人の体を薬液で保存して、それを蘇らせるために冒険とかかなり萌える設定なのに
なぜか他の女が出てくるたびに 俺が守る! 俺が守る! で、結局守らないし
保存した恋人はどうなんだよ!と思ってプレイするたびに萎えてしまう
つくづくもったいない…設定は良いのに…

218 :
お前の顔が好きだ!愛してるっていってて
顔が火傷でただれたら即効捨てるような愛とかだと
このスレ的には違う気がするしな

219 :
外見のみと言うと、苺100%思い出す。
あれはパンツだけど、最初にパンツを好きになって
最後に中身がパンツを超えたという超漫画だったな

220 :
>>217 自分はレイチェルだけを思い続けて欲しかったなぁ。
会う女性女性に守る守るとか 適当な事言って ただの浮気者やんけ…と突っ込まずにはいられなかった。
レイチェルだけを思って生きて行くって言ってくれれば ツボったのに。

221 :
>>219
しかし最後はパンツの子じゃないほうを選ぶという、ちょっと「?」な展開だった
まあどっちの子もも内面も外面も魅力的ではあったんだが

222 :
あれは読者に人気出た方を選ばせただけだし…
自分は西野が好きだったけど原作の展開というか最初に登場=メインヒロインの法則で
メガネの方が本命だと思ってたから媚び過ぎな原作者に萎えた

223 :
ラブコメは本当にどっち転ぶか分からない位の方が楽しいから、
この原作者なら次回からそのスタンスで見れるなあと逆に安心した。
まあメインヒロイン=物語上の役割が一番多い女性キャラ、であって
≠主人公のお相手、という見方の人間だからかも知れないけど。

224 :
もし眼鏡を選んだとしたら、彼女として長期間過ごし肉体関係まで持った相手を
パンツが違うってだけで選ばない事になるからそれはそれで萎えるという

225 :
東城ちゃんが世界最悪の男とくっつかなくてむしろよかった。。

226 :
むしろ最悪な男位の方がこのスレの話の主人公向きかもしれない
っても苺の主人公とはまた違った方向性の最悪さだろうがw

227 :
最近作家さんの投下がないね…

228 :
「とはずがたり」を漫画化したものを読んだが
結構、愛故展開を含んでたのにあまり萌えなかった…
つか、メインの人物にそれほど魅力を感じなかったなあ
何で二条(筆者)がやたらにモテてるのかが分からんかったし
研究されるようになって、まだ日が浅いから人によって解釈も色々みたいだし
原文や小説の方を読めば、もうちょっと違う感想になるのだろうか?

229 :
公爵家の人を待ってる

230 :
自分も公爵家や視線や他の話も続き待ってるけど
職人にケチつける屑が出そうだから黙ってる
このスレ自体は好きだけど職人さん達が変なのが居着いてるスレなんかに
投下したくなくなる気持ちは分かるよ…

231 :
下三行はいらんだろw

232 :
いや自分が職人叩きでスレを過疎らせてる癖に自覚がないまま
何故過疎ったんだろうって嘆いてる奴がいたら嫌だなと思って

233 :
で、どこが黙ってるんだ?w

234 :
これは酷いw

235 :
だが事実

236 :
気持ちは分かるが、触れると暴れ出す故意犯がいるから…面倒で厄介だな本当
宵闇マダー?と言ってみる

237 :
叩き荒らしも嫌いだけど感想のつけ方がキモ過ぎて投下したくないなと思うの

238 :
公爵家は二期になってからヒロインとヒーローが
俺達は不幸な恋愛してる分他の奴らを傷つけてもいいんだよと
二人が厚顔無知になってきたのが辛かったなぁ…
もっと別のやり方あるだろうになぜわざわざラブラブしたいがために結婚したのかとw
ヒロインはヒーローの子供産んでるし嫁がかわいそうなことになってるの知ってるのに
嫁と平気で会ってヒーローが自分の方を選んでるの内心喜んでるし…
ここは是非とも巻き返しはないと思ってても魔王に頑張って欲しいとか思ってしまうwww

239 :
気持ち悪い

240 :
視線の続きずっと待ってます

241 :
>>237
へー

242 :
自分も視線の続き楽しみにしてる

243 :
視線はもちろん魔術士と新妻も続編があったら読みたい

244 :
>>217自分はロック×セリスだったからレイチェルが保存されてるのは切なかった
レイチェルが好きなんだけど他に気になる人ができてしまって葛藤していて
今まで手は出せなかったけどレイチェルとの別れで心に区切りができて告白
でもセリスはレイチェルの事もあるので受け入れられない
やっとの思いで告白したのに受け入れてもらえなくてセリスも
自分を好きだったんじゃないのか!?って思いあまって愛するがゆえに
は無理やりすぎるかな?

245 :
ミレーユの続きが気になって

246 :
途中で止まってるのは全部続き読みたいんだぜ?
ほのぼのレイプとか専務と白兎とか……

247 :
続きが気になる作品ばかりだわ

248 :
流れにのって
完結済みだけどおっさんと幼女が続いてほしいなぁ…なんて

249 :
>>248
同志
あれは、今でもよく読み返す

250 :
うむ。あれはよいものだ。
続きが激しく読みたい。

251 :
幼女じゃなくて少女だなんて今更言えない><

252 :
>>248
続きじゃなくて、新作でもいい
あの職人の作品が読みたい

253 :
>>251
だよな!!自分も一瞬???ってなったw
改めて良作たくさんのスレだなぁ

254 :
自分もこのスレの作品好きだ
女の子が半狂乱になって嫌がってるぐらいの壮絶なやつとか読んでみたいなー

255 :
女の子が酷い目にあって全力で嫌がってるのを見るとハァハァする

256 :
>>255
特に男に変態的なことを強要されて恥ずかしいやら悔しいやら痛いやらで泣き出しちゃう女の子なんてたまらんよハァハァ


257 :
精神的にも肉体的にもいたぶられて壊れる女の子が好きです。
嫉妬でブチ壊れて肉便器とかヤリマンとか最低最悪の言葉で辱めて犯しながら
でも実はその子のことが狂うほど好きとか、そういう男も好きです。

258 :
藤林丈司

259 :
誰それ

260 :
>>154みたいな
腐女子よりはマシだと思う
きもすぎ

261 :
日本語で話してくれ

262 :
このスレの住人はこのスレを愛するあまりに無理矢理荒らしているようにしか見えない件

263 :
まさか住民×スレで視姦強姦言葉責めの真っ最中だったなんて

264 :
違うよ嵐ちゃんは住人を愛するがあまり無理やり
行動を強制してしまうヤンデレちゃんなんだよ!!と思ってしまう。
嵐ちゃんと住人君の続きでも書きたくなるレベルw

265 :
まあ過疎ってるスレには荒らしは来ないからこのスレの人気のバロメータとでも思うしかない

266 :
嵐くんは愛故(あいこ)ちゃんを自分だけのものにするため、荒らし行為で調教しようとしているのか…
何それ萌える

267 :
荒らしは何となく女の子のイメージだった
他の仲間や女の子と楽しそうに盛り上がる愛故スレ
素直に気持ちを伝える事もその輪に加わる事も出来ない嵐たんの愛は次第に歪んでいき…

268 :
そういうレスつけ続けるから荒れるんだと思うが…
このスレ荒れるのは荒らしだけのせいじゃないだろ

269 :
きっしょ

270 :
一回スネて心を歪ました後に心開くともの凄いデレになるよね
荒らしたんのハイパーデレタイムマダー??

271 :
>>268
HAHAHA、ご冗談を
荒れるのは荒らし君(ちゃん)の愛故所業のせいに決まってるじゃないか
スレが和やかに回ってると、自分を忘れさせまいと嫉妬に燃えスレ苛めに火種投下、
スレが嫌がって抵抗しだすと、より一層激しく責め立て屈服させようと奮起するのさ!
デレが楽しみだな
バッドエンドおいしいです、なんで報われずにフェードアウトってオチでもいいが

272 :
「愛故は何で俺の相手しねえんだよ!もっと俺にレスしろよ!アンカー付けろよ!
わかったよ、それならお前の嫌がるレス付けて荒らしてやるよ!
ほら、もっと嫌がれよ!反感のレスでも叩きでもかまわねえ、もっと俺を見ろよ!」
こうですねわかります

273 :
おっおまえらなんてきしょいんだからね!わかってるの?
私以外で指摘してやる奴なんていないんだからね!
そんなんだからいつまでたっても私にふさわしいスレに進歩できないんだからね///
あーっもうほんっとキモいんだから!もう!絶対ゆるしてあげない!
荒らしちゃんかわいいよ荒らしちゃんwww

274 :
このスレはどれだけ荒らしてもおk、ってことだよな

275 :
>>274
その超解釈はねーよw
知ってるか?デレも過ぎるとウザくなってくるんだぜ
過疎ってる時に良いタイミングで上げてくれるのがかわいい荒らしってもんだ

276 :
>>273
くそっ…!くぎゅボイスで脳内再生されたじゃねーかw

277 :
>>268
まあ結論そういうことだよね
はぁ

278 :
小説だからこその夢を楽しみたいから
愛するがゆえに無理やりならハッピーエンドが好みだ。
最終的には相手の愛が解ってそいとげちゃうみたいな。

279 :
>>278
あーわかる
ただの無理やりバッドエンドが見たかったら
愛いらないしねぇ

280 :
いやいや、バッドエンドにも色々あるじゃないか
すれ違ったまま〜なら切なさを、愛故側がヤンデレ暴走の果てなら狂気の過程を、とか楽しめるポイントはあるよ
そもそも、バッドエンドの基準に違いがあるのかも知れないが
愛故に、という点さえクリアしてれば結末がハッピーでもバッドでも気にならないなぁ

281 :
同じく愛が入ってればどんな終わり方でも楽しめる派
むしろ愛故の暴走をハッピーエンドに持ってく方が難しくないか?
最終的には無理矢理された方がほだされちゃうケースも多いし
それがハッピーかと言ったら微妙な所かなーと思ったりする
ヤンデレ暴走っていいよな
スレ的に男ヤンデレのが多そうだがそれがまたいい

282 :
愛ゆえの暴走SSを愛する方々よ、
そんな君達に強くオススメしたいのが
「細く長い赤い糸」って話なのだが…
残念なことに閉鎖してしまったんだなこれが

283 :
   

284 :
個人サイト晒しは流石にないわーと言わせたいのか

285 :
>>282の行為ってまずいか?
他スレだと該当シチュのネット小説紹介は普通だよ
今回のような場合だと、どこそこの保管庫にはまだ残ってるとかレスも付いたりする
このスレのルールだってエロパロ板における他スレ小説の紹介は
禁じられてるけど、そこまでは禁止してないよね
以前ここのss職人の個人サイトの日記か何かを引っ張ってきてた件の方が
個人的には微妙だった

286 :
>>285
エロパロ歴長い(5年以上)けど、ネット小説紹介が普通のスレなんて見た事ないが
お前がやってんのは、紹介と言う名目の晒し行為
2で晒されたのが原因で、閉鎖する所だってある
もう閉鎖したから晒して良いって考えてるの?
ボカしてヒント出す以上の事は、相手の人にも迷惑だろJK

287 :
>>286
え?
エロパロ板には十年ほど入り浸ってるけど、他のシチュスレではよく見るよ
お前がやってんのはと言われても、自分ではした事ないが
具体的なurl晒しはないけど、作者名や作品名挙げて自力でたどり着けたら
みたいの何回も見たことあるなあ
そして糾弾されてるのは見たことない、ここで初めて見た
アドレス晒す訳じゃないので、十分>ボカしてヒント出す
だと思うんだが、うーん、いかんのか?
二次スレでは見たことないし、やっちゃいかんと思うが

288 :
他のスレでも見るけど必ず個人サイト晒すなor宣伝乙ってレスついて軽く荒れるぞ
常識ある住民ばかりでまったりしたスレならいいかもしれないけど
ここはわざわざ職人のサイト探してゲスなイチャモンつけるようなのがいるスレだし
とりあえずここではやめておいた方がいいと思う
2なんかで自サイトの名前出されたくないって書き手もいるだろうし

289 :
荒らしちゃん的にはこのスレが諸悪の根源って形に持ってきたいだろうから
基本的にはスルーが一番ですよ
かまうとすーぐ調子のって最下層!とかキモい!とかヒステリックに騒ぐからね

290 :
前回は荒らしてしまって申し訳ない
視線の続きを投下する

291 :

書類を持っていった執務室ですすめられるままにコーヒーを飲む。
「この間は楽しかった。だがあんまり束縛すると嫌われるぞ」
悪戯っぽい目で見られながらも、コーヒーを口に運ぶ。相手は数少ないレナードの上官だ。
「最初から嫌われておりますので」
「包囲して、退路を断って捕獲するか。戦場では有効だがな」
「とんでもない。行動にも制限などつけてはいませんよ。彼女は自由です」
コーヒーを飲みながらレナードの上官は苦笑する。
「あれほど君のものだとおおっぴらにされているのに、手を出そうなんて命知らずはいないだろう。
こちらは君の溺れようを見て楽しませてもらっているがね。どこに惹かれた?」
カップを持つ手が止まる。
「あの、目です」
「ああ、そうだね。中佐を思い出すよ。強い目だ」
「それに潤んで見つめられると、最高ですね」
「……想像だけさせるのか。嫌な奴だ」
天気のよい昼下がりに、大きく外を見られる窓の側で話される内容はそこはかとなく淫猥になってきた。
「この年で、と自分でも驚いていますよ」
「ふうん、そんなに彼女はいいのかい?」
レナードは笑う。
「それはもう。極上です。手放せませんね、そのためにどうしようかと思い悩むほどです」
「……彼女に同情するよ」
コーヒーを飲み干して、レナードは上官に釘を刺す。
「閣下、いつも私のものを掠め取ろうとする、その姿勢はいい加減正していただきたいですね」
「君の選択眼と審美眼を信頼しているからだ。いつも欲しくて堪らないものを手に入れているだろう?」
悪びれずに言い放つ上官のこの癖はいつものこと。
「大して本気でもないのに、割り込むのはいささか迷惑なんですよ、特に今回は」
「やれやれ、数少ない楽しみを取り上げる気か? せっかく面白そうだったのに」
それに、とカップを少し持ち上げて笑うその目は、少し本気が入り混じっている。
常に数手先を読んで状況を支配する術に長けた上官は、レナードの始めた酔狂の行方に危ういものも感じている。
「あまり、彼女を甘く見ない方がいい。気付いたら手玉に取られないように忠告しておく」

292 :

何度抱いても頑なな心はともかく、体の方は自分に馴染んできたようだとレナードは思う。
組み敷いたリインの体に唇を落とす。目を閉じて顔を背けているが唇が触れるたびにひくり、と反応している。
その顔はうっすらと上気しはじめ、体の方もすっと刷毛ではいたように薄紅色になってくる。白い陶器の人形に命が宿るのを
目の当たりにするような気がして、この過程はいつも密かに感動している。
美しい、と思う。
身を硬くして張り詰めている様が少しずつ反応して弛緩していくのが興味深い。
やめて、触らないで、と何度言われても止められない。止める気はない。

時折体がはねたり、息を止めたり鋭く吸い込んだりするのが明らかに以前より多くなってきている。
つ、と指をすべらせると肩が揺れる。わざと音をたてて肌に吸い付くと、んんっと 短い声が漏れる。
吐息が熱くなっていて、レナードはリインの緩やかな高まりを知る。
体の方はリインを少しずつ侵略しながら、頭の片隅ではそれを観察し分析している。
この体の奥底を、反応を知っているのが自分だけだと思うと浅ましい独占欲も満たされる。
それでもなびいてはくれない。だから一層見たいと思うのだろうか。
抵抗はせずに抱かれるようになっていても、リインの目の中に宿るのはあくなき反抗心だ。
それがどんなに征服欲をそそるのか、泣いて許しを請う様を見たいと思わせるのか――すがりつかせたいと思わせるのか、
知らないと見える。
レナードは密やかに笑い唇を落とした肌に軽く歯を当てるとびく、とリインの体が揺れる。
「……痕は、つけないで、下さい」
少し掠れた声でリインが頼んでくる。他人から見咎められて随分恥ずかしい思いをしたようだ。
「体中につけたいくらいなんだが」
思わせぶりに首筋に唇を落としながら返事をすると、そこにつけられると思ったのかリインが目を開く。
見つめられたレナードは笑いかけて唇を塞ぐ。最初から舌を入れて絡める。いつも舌を噛まれるのではとひやりとした思いを抱くが、
そんなこともなくリインは素直に応じるようになった。唇が離れると、はぁ……と熱い息をこぼす。
肩に唇を落とし少し身を捩じらせたのに乗じて、リインをうつぶせる。
背中をつうっと尖らせた舌先で舐め下ろすとシーツが握られる。
「ん……あぁ……」


293 :

こぼれる甘い声に柔らかく背中のあちこちを吸い上げながら、レナードも耳からの刺激に愉悦を感じる。
ようやく感じると素直に声をあげるようになってきた。控えめで抑えた声だが、それゆえに耐え切れず思わずといった風情を一層感じる。
今度は爪で少し強めにこすると背中が反る。もじ、と大腿が擦りあわされた。
「背中は感じる、ようだな」
揶揄する言葉に見る見るリインの耳が赤くなってゆく。横から差し入れた手で胸をすくうと手に豊かな量感を感じる。
胸をもみながら乳首を指で押し込むと、背中に力が入った。肩甲骨を甘噛みして指の間に乳首を挟んでやわやわと刺激する。
「っあ、ふ、あぁ……」
刺激する乳首が硬くなるのに反して声に甘さが加わる。きゅっとつむとびくりと体がはねて、リインがベッドに突っ伏した。
背中が大きく上下している。
「達したか、随分と感じやすくなった」
リインはかぶりをふるが現状はレナードの言葉を肯定している。
臀部をなでて大腿に手をすべらせると腰が浮くのが淫らがましい。再びリインを仰向けにすると口は少し開いて普段はレナードの
視線を無視するか、にらむかする瞳は潤んでいる。片膝を曲げて足の付け根に口付ける。もうそこも熱く潤んでいた。
「触っていないのに濡れているぞ」
舌先で陰核をすくうように触れると鋭い声が上がる。もうここでは何度か達している。中も、随分といい反応になってきていた。
指も、舌もどちらも良いらしくその時に見せる切ない表情は非常にレナードをそそる。
今も指を入れただけで締め付けてきてその拍子にとろり、と粘液がこぼれた。舌先ですくってもまた分泌される。
すするついでに陰核を吸い上げると弓なりになったリインの足先に力がこめられる。
「あぁっ、あ――っ」
「まだ早い」
入れた指を軽く曲げて、膣前壁の小さなポイントを軽く押す。また一段と腰が浮く。一定のリズムでそこを押し続けるとリインは
ふるふると震えだした。指の入っている周囲を舐め、舌先で陰核をつついてこね回す。
「あ……やぁ、もう、もう……」
リインの身のよじれで背中のシーツがよれる。快楽に顔をゆがめたリインをレナードは感慨深げに眺める。
「大嫌いな卑怯者に感じる気分は、どうだ?」
レナードの言葉に目を見開いたリインを見つめながら、レナードは指を更に曲げてそこを押す。
「やっあぁっ、あ――っ」
大腿にレナードの手をはさみつけ。指をぎっちりと締め付けてリインが達した。
何かにすがろうかと伸ばされた手は、結局空をつかんでシーツに落ちた。


294 :

足を大きく開くと脱力していたリインがレナードを見つめる。
熱くはぜたばかりのそこに陰茎をあてがうとこくり、とリインの喉がなった。この体は快楽を、知ったか。
レナードはぞくぞくする悦楽を感じてリインを貫く。今日こそ一緒に高みに昇れるだろうか。
リインのそこはレナードを歓喜して迎えた。浅く入れて上側を擦るとリインは喉を見せるほど頭をのけぞらせる。
攻めるつもりが逆に締め付けられて今度はレナードの息が詰まる。
リインの中の弱点は押すときよりも引く時の方が良いらしいと動きながら反応を探る。
奥を小突くように細かく腰を動かすとリインの足がレナードの腰を挟む。少しでも貪欲に快楽を取り込もうとするその行動に
レナードも思わずリインを抱く腕に力をこめる。小刻みに奥を刺激しながら口付けると夢中で応えてくる。
間近で見るリインの瞳は快楽と欲望に潤んでいる。背中から後頭部に絡んだ手が熱い。
「……あなたは私を、どう、思っているんです、か?」
切れ切れに熱い息とともに紡がれた言葉に、レナードは奥を突くのをやめて腰をこねるような動きに変える。
刺激される場所が変わったのだろう、リインの眉がひそめられた。恥骨が擦りあわされ入り口への圧迫を伴う快感に淫らに腰が
揺れて、リインは小さな声を上げ続けている。
手首を押さえて耳の横に顔を埋める。
「……愛しているよ。君は興味深い存在だからな」
その言葉をどう捉えたのか、リインはつかの間目を閉じた。耳を食むとぎゅっと締め付けられる。
手首を押さえたまま上体を起こし、ぎりぎりまで抜いて奥へと突き上げる。想定外の刺激にリインは閉じた目を開けて顔を歪ませる。
「あっあぁっ、やっ、あなた、なんてっ」
体は嫌ではない癖にいつも自分を拒む声を上げる、とレナードはざらりとした不快感を感じる。
こんなに濡れて乱れているくせに。
無理に抱いているから、自分を嫌っているから、どれだけ抱いても自分のものにならないから。
そう仕向けたのは、自分だ。それはよく分かっている。その過程を楽しんでいるのも確かだが。
身内にすくう苛立ちをぶつけるようにレナードはリインの中をえぐるように抽送する。襞が絡んで締め付けてリインの感じている
様子を伝えてくる。ぐちゅぐちゅとわきたつ音は一層粘度を増してくる。
弱い部分を角度を変えて何度もこすり上げる。腰に絡んだ足に力が入って、レナードを奥に誘う。
リインは涙を流している。今までにない乱れ具合――期待してよいか?
亀頭は引く時に襞に引っかかる感じがして、すごく、いい。リインの中が膨らんだ感じがした。襞がざわめく。
「い、や、何、あぁ変、に」
恐れを含んでリインがいやいやとかぶりを振る。助けて、としがみつく手も足もそれだけが頼りとばかりにレナードを放さない。
体が一層紅潮して細かく震えている。不規則に蠕動していたリインのそこが食いしめんばかりにレナードを締め上げた。
「う、あぁ――んんっあああっ」
締まり、緩んで、包み込まれ、また締め付けられ。波のような収縮と弛緩がレナードを攻め立てた。
初めて感じるリインの中での奔流にレナードも抑制をはずしてリインの中に注ぎ込む。
搾り取ろうと促す蠕動に抗えず少しでも奥へと自分の鼓動にあわせて脈動する陰茎を突き入れた。
レナードはリインに抱きしめられたままだった。繋がったままのところから全身に心地よい疲労感が生じている。
髪の間に指が梳きいれられている。それがひどく気持ちが良く、穏やかな満たされた心境になる。
ゆっくりと上体を起こし、リインを見つめる。
「中でも達したな。食いちぎられるかと思った」
額や目蓋に口付けると、リインはまだぼんやりしていて避けずに受け入れた。
「これで君は私のものだ」
髪をすく指に瞬間力が入った。リインの眼差しは茫洋としていて感情は読み取れない。
「……わ、たしは」
続く言葉は聞けなかった。
身を清めたあとでリインを抱き寄せる。向こうを向く背後から包むように抱くと、強張りがとけて差し入れた腕枕に柔らかい息がかかる。
体は自分に堕ちた。だが抱くたびにリインの知らない面が現れて、渇望する気持ちはおさまらない。
愛しくて、自分を振り回す腕の中の存在、その体温に呼吸にまどろみを誘われてレナードは眠りに落ちた。


295 :

夜明けにはまだしばらくはあるだろう時間に、リインは目覚めた。抱きしめられたままだ。
起こさないようにそっと抜け出て、水をのんで外の景色を眺める。街明かりも少なく、街灯がぼんやりと夜の都会を照らしている。
一人がけのソファに座って、オットマンに足を乗せる。そうしてベッドのレナードを眺めた。
もう何度抱かれたか分からない。自分を恋人と称する身勝手な男。
勝手な都合で呼び出して、極上の快楽と苦痛を与えてくる。
抱かれるたびに自分を守る砦が崩されていく。感じまいとしたこと、声を出すまいとしたこと、達しまいとしたこと――
外でいかされて、今日はとうとう中でもいかされてしまった。
自分でも知らない所が感じるのだと、身を持って気付かされる。
背中も、指も、頭を撫でられて髪の毛を梳かれるのでさえレナードがすると、そこから気持ちよさを感じてしまう。
浅ましいと思う。嫌だ、厭わしいと思ってもレナードに触れられると肉体は快楽を追う。
レナードによって与えられる刺激を享受し、もっとと貪欲にねだる。取りこぼすまいとしがみつく。
その間は夢中で快楽に酔いしれるが、レナードの揶揄や終わった後の自分を省みると心が痛い。
気持ちがよければ憎い相手に抱かれてもいいのか、と。
抱かれなければこんな思いは生じないのに。
レナードは恋人だ、と言うけれど。
自分は恋人ではない。せいぜい愛人か、いや玩具か獲物――あの会合での立場では人形と言った方が的確だろうと考える。
レナードは自分を愛していると言った。だが興味深い存在と言った。
くっと乾いた笑いが浮かぶ。興味を引いているからレナードは自分を構う。視線をよこす。自分を抱く。
興味がなくなれば、レナードの言い方からは自分には全く価値はない。今だって玩具か獲物としての扱われ方なのに。
自分がレナードに堕ちていく過程を楽しんでいるに過ぎないのに。
追い詰めておいて保護するような行動をとる。
快楽を与えながら、大嫌いで卑怯者となじった男に抱かれて感じる自分を揶揄する。
どうしてこんなに相反する感情を与える真似をするのか。振り回されている自分を見て面白がっているのだろうか。
これも遊びなのだろうとは思うが、レナードの真意が分からない。
分かっているのは遊ばれても、抱かれて感じてしまう自分がどうしようもなく愚かしいということだけだ。
憎んでいるのに、嫌いなのに。そのはずなのに。
――自分が分からない。
完全にレナードに堕ちた時、どうなるのだろう。それが狩の、ゲームの終わりになるのだろうか。
リインはレナードの寝息を聞きながら、ひっそりと夜明けを待った。外は明るくなっていくのに、自分だけは闇の中にいるようだった。

以上続く予定



296 :
GJです。待ってました。最高です。
レナードってよく「この年になって」とか言うけど、いくつぐらいの設定なんだろう。

297 :
おお、視線の続き来た!
いつもながらGJ!!レナードが溺れるのが早いかリインが堕ちるが早いか…
策士策に溺れるってのもあるし、リインの反撃を期待してしまうな
あ、前回の投下後のことは職人さんに何の落ち度もないんで気に病まないで下さい
ちょっとくぎゅ声のツンヤンデレが住み着いてるんです、すみません

298 :
待ってました!!いやもう、素晴らしいの一言に尽きる!
どんな結末が待ってるのか予想がつかない…投下のたびにどきどきしながら読んでます。
リインには幸せになって欲しいんだけどなー

299 :
リインが変わっていってるように
レナードも変わっていくのだろうかと
ちょっと楽しみにしてるw
確かにレナードの歳きになるなー
40超え?ぐらいなのかなとか思うけど。

300 :
>>297
最後二行いらん
自分が嫌味言いたいだけなのに職人危険になるような下劣な煽りすんなよ
こういう謝ってるふりだけする奴ほんと吐き気するわ

301 :
嫌味と解っても流してしまえよ

302 :
投下待機中

303 :
すごくいい!2人の内面でもそれぞれ動きが起こっているのか。
今は当分擦れ違いでも、いずれそれぞれが抱えているものが愛だと気が付いて
2人が幸せになってくれればいいな!

304 :
あれオットマンていうんだー

305 :
髪に指さしこまれて気持ちいいレナードが大型犬のようで和む・・・
いや和んでる場合ではないのだが
上官に寝取られた過去があるらしいことといい、レナードの新たな一面が可愛すぎる。
道理で前回リインが上官になびかないか本気で不安になってたわけだ。
上官のお言葉からすると、いよいよリインのターンなのかね。次も楽しみに待ってます。

306 :
最近になってバジリスクを知ったんだがなかなかいいな。
天膳はただやりたいだけな気もしなくもないが。
小四郎と朧の無理矢理とかあったらぜひ見たい。
愛ゆえじゃないけど、兄妹CPもあってツボった。

307 :
バジリスクは確かに面白いけど愛故関係ないカップリング語りとかされても…
話が脱線するなら二次系スレいけよ

308 :
前半は愛ゆえ絡みなのに、一言でも別なことに触れると関係ない話するな!ムキー!ってか
委員長気取りさん今日も自治活動乙ですwww

309 :
愛するが故に無理やり保守!

310 :
いつでも投下待機中

311 :
もう好きな二次元キャラのマンコにしゃぶりついて
クリを強めに甘噛みしたり尿道口を舌で責めておしっこ直飲みしたいわ

312 :
ごめん誤爆だ

313 :
最近このスレに来た。
おっさんと少女が読みたいのだが
保管庫が見つからないorz

314 :
普通にエロパロ板SS保管庫でググるという基本的な行為を忘れてるな

315 :
というか、このスレの1にくわしく書いてあるがな…

316 :
案の定過疎ったか
職人叩きなんてするから

317 :
愛してるよ!ポパイ。

318 :

人間はぬ。はまのがれない
霊から生まれたものは霊であり
肉から生まれたものは肉である
悔い改めず肉欲の罪に支配されている人間は肉体の滅びとともに滅ぶ
キリストの霊に従い生きるものは永遠に生きる。霊は滅びない


319 :
>>318みたいな
神と結婚してるから一生処女です!って言ってはばからないシスターさんを愛ゆえにバッコバコに犯し尽くして
シスターが最後には神様に放尿するまでになったら素敵だよね

320 :
視線の続き待ってます
リインとレナードの関係が気になって仕方がない
情事のシーンがなにげに秀逸だと思う…

321 :
兄のように慕っていた男に犯され痛みと恐怖で泣き叫ぶ女の子
ごめんね、ごめんねって言いながらズコズコ突きまくる男という夢を見た

322 :
>>321
そういうの良いな
可愛い女の子が処女を奪われ傷みに苦しむ姿を見ると興奮するお

323 :
>>321
いいね
個人的にガチ近親でもいいな

324 :
光源氏と紫の上が理想って事ですね
わかります
でも光源氏になれる男なんぞ
殆どいなくね?

325 :
いないからこそ光源氏はいまだ光り輝いてるんだろ

326 :
いわゆるシャイニング俺

327 :
確か光源氏はあやまらなかったな。
いずれあなたが私に抱かれるのは当たり前のようなことなのに。
全くいつまでも泣いてふてくされて布団からでてこないなんて仕方のない子だなあ。
みたいな。
むしろ堂々としていて良いと思います。
愛から来る自信というか開き直りというかなんというか。

328 :
ケータイ小説みたいな光源氏の話がどこかに落ちてたよな。
検索しても出てこない…
この板発祥じゃないけどかなり笑った覚えがあるw

329 :
やる夫の源氏物語じゃね?
あれは上手くまとめてある

330 :
>>329
ググってみたけど全然違ったw
あんなんじゃなくてものすごい面白いよ

331 :
すまん解決した
源氏物語をスイーツ(笑)文にしてみる だった

332 :
>>323
大好きなお兄ちゃんに犯されてショック受けて参っちゃう実妹とか最高だな
エロ過ぎる……
>>324
2次元ならきっと一杯いるよ
>>327
愛を押し付ける鬼畜ですね
自分が強姦した女にそんな言葉投げつけるとか素晴らしいw

333 :
強姦して一方的な関係を強要するだけならただのレイプだから
無理矢理やるほうに罪悪感なり葛藤なりあるのが好きだな
愛してるから可哀想なんだけど我慢出来ないんだごめんねごめんね みたいな

334 :
この流れに乗って、商業作品語り……
明治期の大きな商家に後妻に入った元芸妓の連れ子と、元々の本妻の息子との
禁断の愛…って感じなんだが、明治期のちょっとほの暗さと、お兄様のヤンデレな
暗さがあいまって、いい愛ゆえなんだ。
おにゃのこ4歳、お兄様8歳でおにゃのこの母親が再婚して、義理の兄妹になり、
母親のいないお兄様は妹に執着し始め、妹が年頃になると無理やり奪って身も心も束縛、
ってのがあらすじだけど、このお兄様、若いうちから
おしっこいきたいと言って逃げようとする妹を庭に連れ出して目の前で強制放尿させたり
鬼ごっこと称して逃げる妹を捕まえ、縄で縛ってエロいいたずらしたり
と、素敵センスの持ち主なのである。(兄16、妹12のときの話)
当然、真面目でいい子の年頃の妹に対しても言葉責めから始まって、実に多彩。
従順なときはすごく優しくて、逃げようとすると途端にヤンデレ化してエロいおしおき。
そして毎回、お兄様の素敵センスには脱帽。
女向けエロレーベルのティアラ文庫「義兄」って作品。

335 :
>>334
知ってる
ただ義兄の妹に対する「愛」がいまひとつ見えなかったのが残念
「執着」は余りあるほどなんだが
そしてラストは賛否両論があると思う

336 :
>>334
強制放尿とか大好きだわ
普通に男向けレーベルで出そうずって感じだな
エロゲでも放尿シーンとかは使えるに良いな

337 :
>>334
うーん、愛するが故に分類できるかねぇ
作中で妹が「義兄は私を愛しているのではない」と
悟ったことが書いてなかったっけ
自己愛しかないよねこの義兄は
終わり方は不毛で破滅的な関係に
ふさわしいといえばふさわしいのであり

338 :
>>335 ,>>337
このレーベルでは 
男女のすれ違い→彼は私のこと好きじゃないんだわ!→誤解解ける→相思相愛
な展開がデフォなので、女の子が「お兄様は私のことなんか愛してないわ」と言ったからといって、
ああいつもの誤解パターンねと思いましたw 
ひたすら自己愛しかないと妹にはバッサリやられてますが、複雑怪奇なお兄様を妹が完全に理解していたとは
限りません。妹が従順な間は物凄い優しさが発揮されてるのにスルーしてるし。
お兄様の愛は歪んだヤンデレ愛ですが、あれで兄視点が入って愛情が解説されたら、兄に感情移入してしまって
淫靡なドロドロ感が台無しになるので、お兄様は誰にも理解されないままでよいと思います。
幼くして母を亡くし、後妻とは距離のあるままで、愛し方も愛され方も知らず厳しく育てられ、
歪んでしまったがゆえに最愛の妹にも理解されず、読者にもその愛を明らかにされないままとか(←妄想乙)、
お兄様の不幸体質ぶりに泣けます。
完全に妹一択とか言って(妹にはドン引きされてましたが)、お兄様は結構一途なんで、
愛ゆえという読み方もある。
ということにしてやってください><。

339 :
>>333
分かる、分かるぞ…
二人の関係性が深ければ深いほど
(兄弟とか長年の幼馴染とか)
葛藤と悲壮感が増して
後戻りできないかんじがしていい

340 :
>>338
その小説の宣伝しに来たんじゃないなら該当の二次作品スレで語ったらどうか

341 :
つーかその作品はレーベル内でも地雷扱いされてたような……

342 :
作品投下がないから雑談ネタ振っただけなんでね?
その作品読んだ事無いからなんとも言えんが

343 :
>>340
>>338 だけど、ありがとう、そうするよ

344 :
視線の続きが読みたくてたまらない。

345 :
何度も何度も頻繁にクレクレして職人にプレッシャーかけるなよ

346 :
最近強気なツンデレ娘を犯したい、愛し過ぎて犯したい
それで幼馴染とか結構仲が良い女友達みたい感じのツンデレ娘と
その娘の友達のあんまり社交的じゃない男の組み合わせを思い付いた
元々仲良かったけど男の方が社交的じゃないから、好きなのに学校ではあんま喋れなくて
ツンデレ娘の方は社交的だから、リア充な感じの男達とも仲良く喋るから
遂に我慢しきれなくなって強姦してしまい……
みたいな妄想をした
2人は両想いだから途中gdgdするけど結ばれるトゥルーEND√でw

347 :
トゥルーEND√って何

348 :
ネット小説でいいのないかな

349 :
他サイトの晒し誘導ヤメレ

350 :
父親の顔がマカロニほうれん莊のキンドーちゃん、母親が黒木瞳そのまま(マジだ)、
で俺の顔がハンタの冨樫に瓜二つという難解すぎる方程式

母親は古風で潔癖な性格だから間違いは確かに無かったと思われるが…

351 :
今のモナコ大公だって母親の割に残念なことになってるだろうが

352 :
それ別のDNA入ってね?

353 :
>>347
正しいEND、真ENDって意味
この場合はちゃんと結ばれるのが正しい真ENDって意味で
途中で強姦したりされたりする√だけどw

354 :
もう終わりかね

355 :
>>339
分かるw
この関係を壊したくない
でも一線を越えてしまいたいという葛藤が大きく抑圧されて
でも好きだからこそそれがはじけてやっちゃった後
自分のやらかしたことに後悔し相手の反応を待つ時間が自分は好きだw

356 :
深い関係なの強姦してしまう展開って良いよね
女の子側の事を考えるとハァハァ(´Д`;)する
まさかの裏切りだろうし

357 :
「こんなこと……信じられないっ……止めて」と
泣きながらショックを受け抵抗or茫然とする女の子に
ゴメン、もう我慢出来ない、我慢はしつくした……みたいな展開いいよね

358 :
女向けゲー18禁にどの作品にも必ずあるな
そればかりのゲームもあるぐらい

359 :
女向け18禁エロゲってそんなに陵辱シーン多いの?
なんか勃起してきた
おすすめはある?

360 :
>>359
Underthemoonとかは愛憎系でいいんじゃない?
数少ないから体験版でもプレイして自分で判断してみるといいよ

361 :
乙女向け18禁は大体そんな感じっぽいよねバッドEDとか
特に幼馴染がそういう感じでヤンデレて愛故行動に走るw
それにしても嵐が丘のあらすじを見たんだが
こんなにもこのスレ向きの話とは思わなかったw
ヒロインに手を出せばよかったのに……

362 :
>>360
有難う
他もイラストと脚本から芋づる式に発掘すれば良いのかなあ

363 :
テスト

364 :
>>362
興味あるなら女向ゲー大人板を眺めてると幸せになれるかもしれない

365 :
>>359
アンダーザムーンのライター作品は愛故主体
いじわるマイマスター、赤ずきんと迷いの森
上記3つはヒロインボイスが良かった、エロゲ声優だな
ラブドロ、リドルガーデンは和姦
すみれの蕾は愛故がほとんど
だがヒロインが微妙

366 :
>>364-365
ありがとう
そしてエロゲ声優って誰だと思ったら風音と鷹月で吹いたw
ところでいじわるマイマスター、赤ずきんと迷いの森ってフェラあるのかな?
鷹月のフェラ好きなんであるなら買う
げっちゅ見たらまだ在庫あるし

367 :
このスレの住人が少女椿の鞭棄とみどりちゃんのことをどう思うか知りたい
ああいうのも愛故でおK?

368 :
まぁ愛故なんじゃないか?

369 :
ちょうどそれ読んでた
あれは良い愛故


370 :
まずは少女椿を読むことがすごいハードルが高すぎるw

371 :
>>369
同士よ!
みどりちゃんが鞭棄の気持ちに気づいてなくて本気で嫌がってるとこがスゲー萌えるんだ…
何ていうか、嫌がり方がエロい
>>370
なに言ってるんだ、少女椿はアニメ化もされてんだぞ!

372 :
あれグロすぎる上に鬱展開じゃないですか、やだー( ゙'ω゙` )

373 :
知らなかったのでぐぐったら…wiki見た時点で無理そうだわorz
愛故の部分は見てみたかったけどな

374 :
>>373
同じくwiki見ただけで無理だった…
愛故した男がされた子の目の前でされるとか強烈だな

375 :
どうせまた少女漫画か何かだろと思いつつ上のレスが気になってググッたら…
狂気とか異常とか評価されてるな
怖いもの見たさで見たい気もするけど鼠に食われるとか…グロ耐性ないからやめておくw

376 :
>>374
鞭棄がデレるのがもう少し早ければ、みどりちゃんも正光じゃなく鞭棄を選んでいたかもしれないんだがな…
正光の方も恋敵をあぼーんしちゃうあたりヤンデレ入ってるし、行間読めば愛故妄想できそうだ

377 :
ここの住人のグロ耐性の無さに安心してしまったw
しかし愛故は良いものです

378 :
だが余裕でグロ耐性がある俺も居るぜw
少女椿は好きだよ

379 :
自分グロ耐性は少ししかなかったんで少女椿は無理だったw
鞭棄がみどりちゃんに愛故する前(ワンコ…)に心が折れて見れなかったw
話は変わって最近した妄想。
おとなしく健気な少女がずっと男を好きだったが
男は少女を愛していたけどある理由があって
拒絶やらひどい態度をとりまくっていた。
しかし、さすがに絶望した少女が自未遂→そのショックで記憶喪失
少女は記憶の片隅での事で男を避け始め
段々と自分の道を歩き始めて他の男(他の人にはわからないがさりげなく男に似てる)に心を開き始める。
それをみた男が愛故で少女を……とか妄想したが
男が避けていた理由が考えつかなくてとん挫したw

380 :
なかなかいい妄想だ

381 :
>>379
男が拒絶してた原因が、すでに他界している少女の親から娘をよろしく頼むと言われていたから
とか、男に後ろめたい過去(犯罪者だったり出生に難ありだったり)があるから…とかなら禿萌える。
後者なら、「俺みたいな脛に瑕のある男はあいつに相応しくない」と男は思っているんだけど、
実は少女はその過去を知ったうえで男を慕ってる、というのはどうだろうか。
あとは、上で出てる少女椿の包帯男じゃないけど、身体的にどこか欠損があるとかでも、
男側の心理が屈折して良い愛故になりそうだと思った。

382 :
>>379
弟とか部下、もしくは親友がその少女を好きな事を知っていて
わざとそんな態度を取ってたら俺得。

383 :
>>379
>>381-382
中々良い妄想するなあ
男側に後ろめたい事があってそれに加えて女の子側に負い目感じてたりとか良いよね
後、昔はずっと女の子の母親に片想い、横恋慕してたとか

384 :
在りがちだけど男は警官で、犯人を追いつめて間接or直接的にしてしまい、
その忘れ形見の少女を引き取って育てているとか。
男は人身売買等の犯罪に加担していたけどその被害者の少女に情を写して助けたとか。

385 :
身寄りのない少女を引き取るのもいいけど、紫のバラの人的に遠くから見守るってのも捨てがたい
で、少女が困ったときには陰ながら手を回して助けてやる。しかしいつの間にか見守るだけでは満足できなくなり…あとはわかるな?

386 :
優しかったおじさんが美少女に牙を向くんですね
チンコ勃起します

387 :
素敵過ぎる妄想に触発されて
情報屋と少女
※ヌルイ描写しかないので許せん人はスルーで

388 :

「やっと見つけました」
部屋に飛び込んできた少女は、きっぱりと言った。
「お久しぶりです。
 私は鈴本彰(すずもとあきら)の娘、千冬です」
部屋の主である男は、瞼だけで少女みやった。
つま先が剥げかけたローファ。
しわの目立つセーラー服。
ここにたどり着いた少女の苦労が窺い知れる。
それには気づかない振りをして、男は煙を吐き出した。
匂いが増す。

389 :
「あの、父を覚えていますか?」
「ああ、覚えているとも。『短い間』だが、仕事仲間だったからな」
男が初めて吐き出した煙以外の言葉に、少女の足がぴくりと動いた。
「丁度2年前か。どこぞの発砲事件に巻き込まれて、くたばったと聞いたが。
 まさか娘がいたとはねぇ」
男の視線が千冬を捉える。
千冬はその場から動けなくなった。
それもそうだ。
男の格好といえば、上半身は裸で、下は洗いざらしのジーパンだけ。
剃り残した髭も、重たげな瞼も、男がまっとうな社会で生きる者のそれには見えない。
そんな男が尊大な態度で、ベッドに寝そべっている。
社会から隔絶された部屋の異常さを、少女は感じ取り、怯えている。
「あなたにお願いがあります」
千冬は息を絞り出し、一息に言った。
悪くない、と男は内心笑った。
表情は硬く、精一杯の強がりが見て取れたが、意志は失っていない。
「お願いします。どうか、どうか――」
少女は腰を折り、頭を下げる。
切りそろえた前髪が、静かに揺れた。
「父をしたやつらの情報を、私に売ってください!!」
怒りと悲痛な響きを孕み、少女は叫んだ。

390 :
「いいだろう」
男は持っていたタバコを、灰皿に押し付けた。
「……え?」
男が少女の手首をつかみ、手前へと引き寄せた。
スカートが舞う。
少女は、ヤニ臭いベッドに沈んだ。
「きゃっ」
視界が男の胸板でさえぎられ、肌色で埋まる。
普段見ることもない、異性の肌に千冬は頭が真っ白になった。
「……ぁ」
太ももを押さえつける男の指が、内股へ這った。
他人に触れられるとい刺激に慣れていないのか、ビクッと千冬の体が跳ね上がる。
その動きさえ封じるように、男は体重をかけた。
不意に強くなる、男の熱とタバコの臭い。
千冬は混乱から覚める。
「や、やめてください!」
悲鳴にも似た叫びで、男の動きがとまった。
「情報を売ってやる、千冬」
「え?」
安心したのも束の間――
「ただし、取引はお前の身体とのみ応じよう」
酷薄な宣言とともに、男は再び動き始めた。

391 :
「ひゃっ……」
男は体を押し上げ、千冬の首筋へと顔を近づける。
「あっ……の……そ、それはどういうことですか?」
「お前の親父をしたやつは、そんじょそこらのチンピラじゃない。
 ずっと狡猾で、貪欲で、滅多に日の当たる場所には出てこない」
息が当たるほど近くで、少女に言い聞かせる。
「そんな奴らの情報が安いわけないだろう? 千冬」
耳元でささやかれる低い男の声に、千冬の肩が震える。
性的な経験のない千冬でも、その声が劣情を誘うものだと、
身体が本能的に知っていた。
「や、やめてください」
理性が恐怖を訴え、千冬は咄嗟に男を押し返そうと、男の胸に手を置いた。
「いいのか? 仇の情報が欲しいんだろ」 
「それはそうですが、こんなの……あっ…はあっ」
耳をなめられる。
男は舌を入れ、唾液を流し込み、わざと音をたてる。
んちゅ…ちゅ…くちゅっ…ちゅ…ちゅ…くちゅっ…  
「あぁ、あ、あ…!」
「そうだなぁ、代金はしめて200万。昔のよしみだ、サービス価格だぜ」
「あ、お、お金なら……必ず、払います……っ、一生、かかってでも!!」
「おいおい、さっき言っただろ」
いやらしい音の合間に囁かれる言葉の意味を、
千冬は考えなければならなかった。
「取引は、この体でしか応じないってな」

392 :
垂らした唾液を舌に絡ませる。
生温かいかい液体さえ、刺激となって千冬の耳を犯した。
ちゅ…くちゅくちゅっ…くちゅ…くちゃ…くちゅっ…くちゅちゅっ 
「や、やぁ、やあっ!」
びくびくと、千冬の体は痙攣をくりかえす。
「やだ、やだあっ」
耐えきれず、千冬は首を振って男の舌から逃れた。
「そうか、嫌か」
男はさきほどの執拗さが嘘のように、あっさりと千冬を解放した。
「はぁ、はあ、ぁっ……?」
熱を持て余し、潤んだ瞳が、ベッドから降りた男を追った。
男はタバコをくわえると、ベッドの上で膝を合わせる千冬にむかって、口端をあげた。
「お前くらいの歳なら、1回3万といったところか。
 200万なら……67回」
「……?………??」

393 :
「情報が欲しけりゃ67回、俺の相手をしろ。
 それができなきゃ、仇討ちなんぞハナっから諦めるんだな」
男がライターの火をつけた。
タバコに火を近づけると、男の顔に濃い影をつくった。
「人でなし」
千冬には男が悪魔に見えた。
「人でなし! 父さんは、どうしてあなたのような人と……!」
千冬の視界から、男の姿がゆがんだ。
ぽたぽたとスカートの上に、涙が跳ねた。
「それを言うなら、刑事が俺みたいなロクデナシと手を組んでたって方が、
 よっぽどだと思うぜ?」
「それは」
「でもまあ、支払いはよかったし。惜しかったなぁ」
「そんな……私は、あなたが……」
「俺がなんだ?」
「……っ」
千冬の涙交じりの熱い息が、言葉の続きをつむぐことはなかった。
ベッドから降りると、入ってきたときと同じように、部屋を飛び出していった。
続く

394 :
wktkが止まらない!(゚д゚*)
つ、続きを!

395 :
今のところ愛故が全く感じ取れない
彼の心の中の葛藤が早くみたい!!wktk

396 :
すまん誤解されるようなところで文章改行してた
千冬視点からは愛故を感じさせない彼の心の中が
本当はどんなにヒートしてるかって言いたかった

397 :
>>387-393
千冬ちゃん可愛い
最後の方の反応的に千冬ちゃんもおじちゃんの事昔から知ってた?
続き期待

398 :
情報屋と少女の続き
wktkどうもです
妄想を文にしてるだけなんで
むしろ住民の妄想にwktk
※ヌルイ描写すらないので許せん人はスルーで

399 :

私の家は父子家庭だった。
母は私が幼い頃に亡くなった。
父は少年課という、青少年の非行防止や更生を担当する課に所属する刑事だった。
何度補導されても懲りない少年少女を相手に、毎日身体と心を削って向き合う父を尊敬して
いた。
毎晩ヘトヘトになって帰ってくる父に「無理をしないで」と言うと、
「大丈夫、大丈夫だから。あのなかに、これから千冬の友達になる奴らがいるかもしれない
だろ?そう思ったら、助けないではいれない」
決まって、そう答える父が好きだった。
その父がされた。
麻薬密売が絡んだ発砲事件に巻き込まれた事になっている。
でも、その場に居合わせた同僚が言っていた。
「あれは明らかに鈴本さんを狙っていた」と。

400 :
しかし、その後の捜査は行われなかった。
証言した同僚も、次に会ったときには、頑なに口を閉ざした。
真実が知りたかった。
私から父さんを奪った犯人が許せなかった。
分かっている。
父さんは、こんなことを望んではいない。
それでも私は許せなかった。
私は遺品をたよりに、以前から父の仕事を手伝っていた情報屋の居場所を探し当てた。
仇の情報を求める私に、提示された情報の代金は……
「大丈夫、大丈夫だから」
父の口癖を真似てみる。
心が、ほんの少しだけ、慰められた気がした。
今夜、私はあの情報屋に会いに行く

401 :

「麻薬なんて少年課の刑事にゃ荷が重いよー。『なぁ、もしもの時は娘を頼んだぜ』……なーんつってなー。ははっ、大丈夫、大丈夫だ
から!」
鈴本彰(すずもとあきら)が冗談交じりに呟いたそれは、男が聞いた最期の言葉になった。
男の隠れ家を鈴本の娘が訪れたあの日から1週間、その言葉を思い出すことが多くなった。
腹に溜まった苛立ちを吐き出すように、男は煙を吐いた。
窓から忍んできた夕闇に、白煙が溶ける。
そして、窓越しに見下ろした雑踏のなかに、千冬の姿を見つけた瞬間、男の苛立ちはピーク
に達した。

初めて訪れた時とは正反対の、恐る恐るとした様子で、部屋の扉が開いた。
「何の用だ」
再び現れた千冬は、セーラー服ではなかった。
前開きのブラウスに、スカート。
噎せ返るようなヤニの匂いに交じって、かすかに香るのは石鹸の匂い。
それが意味するところは――

402 :
「……取引をします」
声は震えていた。
「あなたと、取引をします」
「へえ?」
「67回のせ……性交渉を、条件に、父の仇の情報を私にください」
セックスと、口にも出せない小娘が。
男は心の中で毒ついた。
「お願いします」
一歩踏み出すのに、少女にはどれほど勇気が必要だったのだろう。
それでも千冬は未知の恐怖と深淵の闇のなかへ、入ってきた。
少女のなけなしの勇気と決意を飲み込んで、男は嗤った。
扉は閉じられた。
続く

403 :
>>398
GJ!リアルタイムktkr
千冬ちゃんマジ頑張れwしかし67回か…ゴクリ

404 :
>>402
千冬ちゃん可愛いなあ
情報屋さんは何時から千冬の事好きだったか気になる

405 :
いい展開だ
続きが楽しみです

406 :
>>404
むしろこれからどうやって好きになって行くかって段階じゃね?

407 :
愛故というスレタイだったから
今の状態でもう好きなのかと普通に思ってたw

408 :
いや情報屋さん今の時点で好きなんじゃね?

409 :
67回の性交渉と聞いてw

410 :
犯されてる女の方に愛があるレイプってのは?

大貴族に家族をされた青年が復讐を誓う。
その貴族が一人娘を溺愛してることを知り、素性を隠してその娘に近づく。
娘から信用を得て、貴族の家にも呼ばれる様になる。
隙をついて(睡眠薬などを使って)家人を縛り上げて抵抗できなくする。
そして親が見ている前で娘をレイプ。
娘から好意を寄せられてることに気づいてるし、自身も好意を感じているが、
貴族に大きなダメージを与える為に意図的に酷い行為を。

こんな感じで。


411 :
情報屋と少女の続き
>>409
さすがに67回は……
※エロですが、擬音あります。

412 :
男の動きは性急だった。
扉を閉じた瞬間、千冬は正面から抱きすくめられる。
そのままベッドに押し倒されるかと千冬は身を固くしたが、
男はその場で千冬の体をまさぐった。
「や…っ、やぁっ…!」」
千冬の長い髪をかき上げると、鼻を近づける。
シャワーを浴びてきたばかりの髪は、わずかな水気とシャンプーの香を含んでいた。
その感触と匂いを一通り楽しむと、いつかと同じように、男は千冬の耳をしゃぶった。
「んんぅっ! やっ、やあっ…!!」
耳への刺激に弱いことは、千冬自身、身に染みて分かっていた。
分かっていた所でどうにかなるはずもなく、首筋まで舐められ、千冬の脚はがくがくと震えた。
首筋を嬲る舌はそのままに、男の手がブラウス越しに千冬の体に触れる。
片方の手は胸の膨らみをなぞり、そのボリュームと柔らかな弾力を確かめるようにいやらしく揉む。
「なんだ、思ったよりデカいじゃないか」
「……っ!」
耳元でささやかれ、カッと、千冬は顔が熱くなるのを感じた。
ブラウスのボタンが男の手によって、器用に外されていくのを視界に捕えた瞬間、
「だ、だめ…っ」
千冬は思わず、男の手をつかんでしまった。
男の筋張った指はボタンではなく、少女のたおやかな手に包まれていた。

413 :
>愛するが故にレイプor強姦or無理やりしてしまうシチュ
って>>1にあるから復讐>超えられない壁>愛なんでスレ違いになるんじゃないかな
愛してて抱きたいから抱いてるんじゃなく
復讐したいから抱くだから…って個人的な意見だけどw
>>409
67回って多いぱっと見多いよと思ったんだが
単純計算で毎晩してたら二ヶ月半もないことにびっくりw

414 :
「どういうつもりだ」
「……ぁ」
男の視線が、千冬に下ろされる。
射すくめられ、千冬は慌てて手を放した。
「ご、ごめんなさい」
取引をしたのだ。
男のすることに抵抗など許されるはずもない。
取引をなかったことにされるのではないかと、千冬は縋るように男を見上げた。
そんな千冬を男は憐れむように見下ろした。
そして、溜息とともに思いを吐き出すと、
「舌を出せ」
と、短く命じた。
「……え?」
「聞こえなかったのか? 舌を出せと言ったんだ」
「は、はい……っ」
一度、男の行為を妨げた千冬には、躊躇さえ許されなかった。
ぎゅっと目をつぶると、ふっくらとした唇から、恐る恐る舌が差し出される。
赤く色づき、誘っているかのような唇を、男は舌ごと奪った。
「……ふっ、んぐっ」
もれる千冬の息に、男の体は熱くなる。
逃げる舌を追って、更に深くねじ込み、唾液を貪った。
柔らかい唇にきつく吸い付いては軽く歯を立て、呼吸すら奪い追い詰めた。
千冬にとって初めてのその感覚は酷く甘美で、頭の奥がじんじんとした。
「ふ…っ、は、はぁ」
いよいよ千冬の足はおぼつかなくなり、男に体重を預けるような姿勢になると、男は千冬を抱き上げた。
「………っ?!」
ベッドの前まで軽々と持ち、そのまま押し倒す。
自分の身体を千冬の脚の間に割り込ませ、閉じられないようにした。
シーツに広がった千冬の黒髪に誘われるように、男は千冬に手を伸ばし、ちょうど胸のふくらみまで止まっていたボタンを外した。
途中まで外されていたブラウスのボタンをすっかり外し終わると、男の手は下腹部、さらに下へと這っていった。

415 :
「……やっ…んっ」
ビクリと千冬の脚が跳ね上がるが、男の動きを阻むほどではなかった。
下着の隙間から指をすべりこませ、秘部の周りをなでた。
そこはわずかに潤んではいたが、男を受け入れるには足りない。
空いた手でブラをずらし、つんと立った乳首を口に含んだ。
「あっ…あぁぁっ」
舌先でつついてやれば、千冬は切ない声をあげ反応を返す。
男の舌技は巧みだった。
触れるか触れないかの位置でじらしたかと思えば、舌を乳首に押し当てて、先端をこねたり、唇で乳首を挟んで吸いついた。
「おいおいお前、処女なんだろ? なんでこんなに湿ってるんだ」
わざと笑いを含んで男は声で言う。
割れ目から愛液をすくい、指に絡みつかせると、ヌチャヌチャと音を立ててかき回した。
「や、言わな……で、くださ…うぅっ」
中指が膣内へ侵入すると、男はゆっくりと指を抜き差しさせる。
千冬は目を瞑っていたが、膣壁を擦れるたびに、指が出入りするのが生々しく感じ取れた。
ぐちゅ、ずぷっ、じゅぽ、ぴちゃ……
「お、音、や、やだ……あっあっあっ…やぁぁっ!」
下腹部のもっと下から熱が何度もこみ上げ、そのたびに千冬は気をやった。
愛液が男の指から滴り、シーツに染みが広がり始めた頃、男は指を引き抜いた。
代わりに、いきり立った自身を千冬の秘所にあてがう。
「千冬」
息も絶え絶えの千冬は頷きで、男の呼びかけに答えた。
「もう一度だけ聞いてやる。本当にいいんだな。
 たとえ途中で取引を破棄しようとも、今日、今ここで、俺に抱かれたという事実は残るんだぞ」

416 :
「はい」
すぐさま返って答えに、男は驚いた。
少女の表情を見ようと、身をかがめ、顔を近づける。
千冬は涙で潤んだ目で、男を見上げていた。
涙が快楽によるものか悲しみによるものか、男には測りかねた。
しかし、男はその目に腹から突きあげるような欲を覚えた。
「それで、構いません」
千冬の手が、男の肘をつかんだ。
それが合図だった。
「いくぞ」
男は容赦なく、男性器を押し込んだ。
千冬の両手首を掴み、覆いかぶさると獣のように犯した。
男の下で、千冬の目は固く閉じられ、全身が強張っていた。
華奢な体はされるがままで、まるで人形のように突き上げられる。
先ほどとは違い、快楽より痛みが勝り、声にならない悲鳴が千冬の食いしばった歯の間から漏れた。
「……っ! ……っっ!!」
千冬の秘所から滴る鮮血は、男の性器に絡みつき、シーツにも散った。
それでも男は何度も腰を叩き付け、中を抉った。
硬く閉じていた千冬の瞼が、衝撃でかすかに開いた。
「……ぁ」
千冬は目を見開いた。
息が触れ合うほど近くに、男の顔があった。
男の額にも玉の汗が浮いていた。
それより千冬を釘づけにしたのは、男の表情だった。
泣きそうな顔をしていた。
快楽など一片も感じていない。
苦痛に苛まれる男の顔だった。
「ど……して……?」
千冬のつぶやきは、ベッドのきしむ音と、自身の悲鳴でかき消された。
ただ、その表情は千冬が気を失う瞬間まで、千冬の頭から離れなかった。

続く

417 :
投下乙…
今まで過疎ってたし1分前後で投下あるとは思わず
かぶってしまって本当にすまんかったですorz

418 :
>>417
こちらこそ。。。
せっかくのレスが大量の文に挟まれて可愛そうなことにorz

419 :
>>411-412>>414-416
千冬ちゃん可愛いよ千冬ちゃん
続き期待
>>410
>>413
男側に愛があるなら良いかも
愛があるのに歪んだ感情で強姦とか

420 :
あ、ちなみに67回って確かに冷静に考えると言う程多くないよねw

421 :
一晩複数回だったらもっと早く終わるなw
それにしてもGJ!
危険から遠ざけようと無茶な条件出したのかも(と妄想)
それなのに千冬ちゃんが引き下がらなかったのなら胸熱

422 :
                         
∧_∧ =-
( ^3^) =-  <いいねいいねエロくて最高^^
 と´_,ノヾ =-
  (´ ヽ、\ =-
  `―' \_) =  
=  

423 :
緊迫感あっていいねえ、GJ。
>>421
手元に置いて安全確保したくて、かなあとか。

424 :
情報屋と少女の人GJ
おおこれからどうなるのか楽しみだ・・・
二人の関係も気になるけど、お父さんの仇とかも地味に気になるんだぜ?
>>410
はじめは両親の前で家族を失った苦しみを味あわせようと
娘を惨しようと思っていたのに
いやそれよりも強姦の方が…精神的苦痛かと
無意識にしたくない&抱きたいとヤンデレれば万事解決w
あとは三人の体が見つかるはずなのに
娘の体だけは見つからなかったとかいう
娘を連れ去ったのかそれとも娘だけ手厚く葬ったのかとかいう
ラストまで想像してしまったぜw

425 :
デビルマンの如く悪魔をその身に宿して悪魔と戦う正義のヒーロー
しかし悪魔の力を振るえば心もまた悪魔に近付いていく。
戦いの後は悪魔に心を浸食され、破壊衝動に突き動かされるヒーロー
それを自らの体をもって鎮める巫女たち。

うーん、
荒々しくレイプ → 我に返って平謝り
この繰り返しだと単なるSMプレイにしかならんかw

426 :
誤爆?

427 :
視線はもう終わっちゃったの?終わる前に完結して欲しい・・・

428 :
まぁ急かさずまったり待とうぜ!
>>379なんだが
>>378->>385のレスをみてて妄想が走ったw
主人公は普通の中流家庭の高校生だが暗いキモイと笑われて引きこもり
しかしネットでFXとかして学生ながらに金持ちだった。
隣の母子家庭の母親は美人でキャリアウーマン
そんな主人公にも優しく朝の挨拶してくれるようないい人で
普通に接してもらったり励まされて憧れていたが
ある日、そんな素敵な女性だからストーカーに狙われて
押しいられて強姦されて害されてしまう。
主人公は勿論引きこもりなのでその時間壁いちまい隔てた部屋にいたが気づかず
気がついたときには彼氏とのエッチなのかと落ち込み盗み聞きするかと葛藤し
様子がおかしいと気づいて勇気を振り絞って助けに入った頃には母親は惨され犯人は自
押入れの中に娘が匿われていたことを知る。
その頃から自分が早くに気がついていればななかったかもととても後悔し
母親の保険金目当てで引き取られた先の親戚に冷遇されている少女に
紫の薔薇の人の如く援助を惜しまずただの影でいようと思っていた。
彼女に援助するために立派な人間にならなくてはと引きこもりも頑張ってやめて
もともと頭はよかったので大検を取り、いい大学へいきいい就職へ。
そして株で少女の為に稼ぐ日々を送っているうちに心に闇を抱えながらもそれなりのいい男?へ
が、会社の同僚(大学からの友達でスゲーいい奴)に誘われて
古い店だけどおいしい店でそこの店員の女の子一目惚れして会いに行きたいんで
と誘われていったら偶然そこでバイトしていた少女とリアル知り合いに
母親にそっくり生き写しな彼女に罪悪感を感じると共に
辛い境遇でも明るく健気に生きている彼女に惹かれていく。
でも母親を見しにしたのは自分だし、友人の想い人だしと
いいお父さんポジションでリアルでも優しく接しているうちに
少女は主人公に好意を抱いていく……少女は告白しそれを断る主人公。
そしてそれ以降、心を鬼にして少女の好意を突っぱねていく。
そんな失意のどん底で主人公の行動が悪い方に誤解するように少女に全部バレてしまい
(母親の恋人だったとか高校生がシングルマザーと付き合ってるのを知られたくなくて見しにしたとか
 その後ろめたさであしながおじさんを長年やっていたとか)
少女支えていたものが一気に崩れ落ち自未遂→記憶喪失のコンボ。
また見捨てられない主人公は少女に尽くしていく。
しかし、記憶を失って少女の無意識は自己を防衛するために主人公への態度はよそよそしくなり
友人と段々と恋仲に……それを見てるだけしかできなくなった主人公は……愛ゆえの行動へと走る。
これではあのストーカーと何ら変わりはないじゃないかと
行為が終わったあと主人公は自→そのショックで少女も記憶が戻るが全ては後の祭りだった。
とかいう話を考えたw

愛故に走るまでが長すぎるなw

429 :
>>428
ナイス妄想wそれだけプロット固まってたら後は書くだけだな!
しかし個人的には男はキモい引きこもりのままのほうが萌えるかも
デスノのLみたいな

430 :
てすと

431 :
視線の続き

432 :
任地への派遣が決まった。とはいっても一応状況は安定し、復興支援の名目で自国の資材やもろもろを押し付けるように
投入し、売り込む政治的な意図に沿った場所で、リインの任務も物資の輸送と管理だった。
レナードはリインを快く送り出した。
ただ人の目につきにくい脇の下であったり、内股のぎりぎりの所に赤い痕を残した。
レナードのものだという、所有印。
「消えないうちに呼び戻したいが、そういう訳にもいかないからな。一時期の混乱は脱してはいるが、十分に注意するように。
戦場では一瞬の油断が命取りになる。赴く場所は常に戦場なのだと、警戒するように」
「明日が早いのでこれで」
服を着て上官からのアドバイスだと律儀に敬礼をして、リインはきびすをかえそうとした。
その手をレナードが掴む。
「くれぐれも危険な真似はしないように。君は私のものなのだから」
返事はないが、リインの目はうろたえたように瞬く。
触れるだけの口付けで、レナードはリインを解放した。

輸送機と車両に詰め込まれ悪路を揺られて、ようやくリインは任地のとある地方の前線基地に到着した。
アスファルトは抉られ、民家は無人か破損か黒こげか。途中の景色はおさまったとはいえ生々しい紛争の爪あとを残している。
決して見ていて気持ちのよいものではない。加えて前線に出るのも初めてだ。
緊張で固まった体を、リインは深い呼吸をすることでほぐそうとした。
「来たか。ひよっこども」
戦力としては全く期待されていない――それを知らしめるのに十分に乾いた口調で、輸送隊は出迎えられた。
ほこりっぽいそこには一応の建物とテント、輸送車とコンテナが認められる。
立っていたのは無精ひげを伸ばし、日に焼け、だるそうな雰囲気を漂わせた男だった。
「あーカルロス・バルデラス、階級は曹長だ。俺よりお偉いさんがいると思うが、前線では肩書きなんざなんの意味もない。
俺からはひよっことして扱う。早く俺から敬礼を受けるように、ま、しっかりやってくれ」
幾人ががむっとした雰囲気になる。リインとて愉快なものではないが、目の前の曹長を見つめる。
はだらしのない、やる気のないそぶりを見せてはいるが目が違う。抑えているものが違う。
一人ひとりにすばやく視線を走らせ、実力をはかる。父親に、レナードに通じるものがあるように感じられた。
それに、カルロス・バルデラス曹長。
「カナンの英雄、テッサの悪魔」
思わず口をついた言葉に、曹長が反応した。
「ほう、随分と俺も有名になっているんだな、こんなお嬢ちゃんが知っているとは」

433 :
――カナンの英雄、テッサの悪魔。過去の紛争や戦役で曹長の名を知らしめたものだ。カナンでは身を挺して民間人の人質を救出した。
テッサでは極秘指令を受けて潜伏して、テロ組織を壊滅状態に追いやった。
そんな人物がここにいたとは。
じろじろとぶしつけな視線を上から下へとよこされるが、視線に関してはもっと上手のものを受け続けている。
何ということもなくそれを受け流すと、曹長の口角がにやりと上がった。
「まあ、ようこそ」
簡易宿舎や職場となるコンテナなどを案内され、現場責任者の大佐とは明日に顔合わせだと一行は解放された。
短時間で荷解きをすませ、夕食へと向かう。
トレーによそわれた皿をのせて隅のテーブルに着く。黙々と食べていた隣にどかり、と誰かが座った。
「よお」
ちらりと目をやるとバルデラス曹長だった。
「バルデラス曹長」
「カルロスと呼んでくれ。それとも俺のあだ名でも呼んでくれるか?」
「キラー・カルロス、ですか?」
にやり、と笑う曹長は、ただ目だけが笑っていない。
「お嬢ちゃん、只者じゃないな。それを知っているのは多くないはずなんだが」
「父が軍人でしたので。それに私はお嬢ちゃんではありません。リイン・アドラー、階級は少尉です。ひよっこですが」
「少尉殿でしたか、これは失礼を。ん? アドラー、アドラー……」
「父はジェイムズ・アドラー元中佐です」
途端、曹長が飲みかけのスープにむせた。
「J・Aの娘っ、あんたが? 何であの伝説の鬼からこんな――」
父は鬼だったのかと、自分の知らない父の姿が思いやられてかえっておかしくなる。
慌てる曹長の様子にリインが耐え切れずに笑うと、ようやく落ち着いた曹長がすうっと息を吸って少し真面目になる。
「なんだってこの道に来たのかは知らないが、油断はするな。状況が落ち着いたとはいってもここは飢えた狼の集団だ」
「――ご忠告、感謝します」
翌日からリイン達も仕事を割り振られる。輸送物資を分別し収納、補給地点へと輸送したり、民間地域に配給したりだ。
リストと現物を見比べながら数量を確認していると、曹長が寄ってきた。
「熱心だなあ」
「カルロス曹長。こんなことしかできませんから」
「仕事に真面目なのはJ・A譲りか」
他愛ない話をしながら、しばらく同じことをしてチェックが終わる。
午後はこの地域と現状のレクチャーがある。昼食を食べてから移動しようと、曹長に目礼した。
コンテナによりかかってリインの仕事ぶりを眺めていた曹長は、コンテナから外に出ようとしたリインに声をかける。
「昨日忠告したつもりだったが、理解していないのか? 一人でこんなコンテナにいたら危険だろうが」
「同僚には行き先を告げて、スケジューラーにも記載しています。支給されている通信機にもGPSが付いているはずですし」
曹長はリインの返事にがしがしと髪の毛をかきむしる。
「ああ? 俺がこうやって入り込んでいるのにか? 女をヤルのに時間はかからん。自分がどれだけ美味しい餌か自覚したらどうだ」
「カルロス曹長は、違うような気がします。そんな人はわざわざ忠告しないでしょう?」
自分に向けられる視線にはもう慣れた。最も執拗で恐ろしい視線を受け続けた後だ。いっそ分かりやすい。
一応の対策はたてて任務には臨んでいる。
風紀が乱れがちなのか、紛争が終わって気が緩みがちなのか、その両者なのか新参者への興味とあいまって舐めるような視線は感じている。
「最初あんたを見た時、佐官用のお相手が来たかと思った」
「制服を着てですか?」
「お偉いさんほどこんな場所では羽目は外せないからな。地元の女なんかも呼べないし出かけることもできない」
だからそれ用の女性を紛れ込ませるか? 随分と用心深いがそれくらいしないと生き残れないのだろう。
それに、とリインは自嘲する。自分は佐官のお相手ではない。将官の――おもちゃだ。
「気はつけます。もし、そんな事態になったら――」
リインはもう一度礼をして、曹長の前を通りすぎた。

434 :
慣れない場所に、訓練ではない緊張感は知らずに疲労を蓄積させる。シャワーを浴びて簡易宿舎に戻って狭いベッドに寝転がる。
こんな風に頭を空っぽにすると、余計なことは考えなくて済む。
そう思いながらリインは目を閉じた。
自分は自分のものだ。なのにレナードは自分をレナードのものだと言っては、支配する。
その言葉が、自分だけでは得られない快楽と共に染みこんでいるような気がしていて、たまらない。
離れていてさえ自由にはしてくれないのだろうか。勝手に考えているくせに馬鹿みたいだと、頭から毛布をかぶる。
同室の女性兵士とはすぐに仲良くなれた。リインよりも前からいる衛生兵で、この基地のことを教えてくれる。
リインより小柄だがメリハリのある体つきで、明るい性格もあって基地内でもてている。
同じ基地内の少佐と婚約しているということで、その彼が守ってくれている状況らしい。
「気をつけなさいよ。性質が悪い奴がいるんだから」
「ありがとう。自衛する。それより婚約者さんのことを教えて?」
頬を染めて照れながらもなれそめとか色々と教えてくれるのを、微笑みながら話を聞く。
幸せな恋人の様子は側にいるだけでほほえましい。
「リインには付き合っている人はいないの?」
無邪気な質問に、一瞬つまる。傍目からは恋人に見えるだろうレナードは、リインにとっては複雑な間柄の人物だ。
「一応、いる」
「どんな人?」
「年上で、仕事はできて……」
傍目には申し分ない紳士で、有能な上官で、何も知らない時には尊敬して憧れて――その絶頂で全てをぶち壊した人。
言葉をとぎらせたリインを、照れていると思ったのか、それとも年が離れているから不倫とでも思ったのか、彼女はそれ以上聞かなかった。
夕食を済ませ部屋に戻ったリインに、彼女から伝言があった。
医務室で使う医薬品の中に切れたものがあるので、コンテナから取ってきてほしいとのことだった。
物資の把握はリインの業務内だ。気軽に身支度をして、行き先をスケジューラーに載せて夜のコンテナへと出かけた。
監視の兵士にエリアに入る許可をとって医療用物資のコンテナに向かう。
医療用物資は基地でも、不潔な環境から衛生状態が悪化しがちな現地でも重要な物資になる。
そのため、通常物資とは少し離れた場所にコンテナが設置してある。
ここにあるのは衛生用品や冷蔵の必要のない、そんな医薬品などだ。
ライトを手に鍵を開けてコンテナの扉を開ける。
その時背後から衝撃があった。突き飛ばされてコンテナ内に転がり込む。こけてつんのめったリインの背後で、コンテナの扉が閉められた。
振り向こうとした肩に重みがあって、そのままコンテナの床に押さえ込まれる。
後ろ手にねじられ、鍵が取り上げられる。
「ようこそ、リイン、ちゃん」
からかうような口調に、何人かの下卑た笑い声が重なる。
「彼女の、伝言は」
「ああ、あいつのIDを使って書き込んだだけだ、今日は新入りの歓迎会ってことでね」
ひっくり返されて手足を押さえられる。誰かがともしたのだろう明かりに四人の顔が浮かぶ。
騙されて呼び寄せられて、無様な姿を晒している。
力を入れても相手も軍人だ。とても振りほどけないし、急所や押さえるべき部位は熟知している。
できるのは相手の顔を覚えておくくらいのことだ。
「見かけによらず気が強い? 泣くか震えるかするかと思ったのに」
「四人と相手してもらうんだから、気が強いほうが最後まで持つんじゃないか」
「それもそうか」
言いながら好き勝手に体を触っていく。触れられるたびにおぞましい感覚が全身に走る。
「誰からいく?」
「まずは服を脱がしてからだろう」
「記録は?」
「俺達の顔が映らないようにな」

435 :
「やめて、はなして」
服に手がかかり、開かれた前から手が滑り込んだとき、とうとうたまらなくなってリインは身をよじる。
嫌だ、触られたくない。こんな、こんな男達に。
「何言ってるの? みんなで気持ちよくなろうねってしているだけだろ」
「そうそう、柔らかいな。手に吸い付いてくるみたいだ」
上をはだけられ、下も脱がされかかって下着が見えている。
誰かの笑い声、唾を飲む音、いやらしく這い回る手、ベルトをはずす音。
嫌だ、と思った。脳裏に浮かんだのは一人の顔で、それに無意識に助けを求めている。
ここで別の男達に襲われる。それをレナードは赦さないだろう。こいつらもただではすまないはずだ。
かつて同僚を地に等しい場所に送ったレナードなら、それ以上の苦境に立たせることなど平気でやるだろう。
だが、汚れた自分は? 見捨てられるだろう。そんな自分など価値があるはずもない。
他人に汚されたおもちゃをレナードは拾わない。女性には不自由しないのだから、また新しい女性と関係を結ぶだけ。
「い、や、嫌ああっ」
ここにはいない、憎いはずの相手に助けを求めて抵抗するなんて馬鹿みたいだ。
でも、レナード以外に触られたくない。レナード以外に許したくない。
嫌っていたはずなのに、見捨てられるかもしれないことに恐怖を感じるなんて、どうかしている。
混乱に襲われながらリインは押さえつけられてはいても少しは動く手足で、抵抗しようともがく。
無駄なあがきとどこかで諦めを感じながら、

「お楽しみか?」
だからかけられたのんびりとした声には、リインのみならず男達もぎょっとした。
閉じたはずのコンテナの扉が開けられて、背の高いシルエットが見える。
返事がないのも気にする様子はなく、その影は近づいてきた。
明かりに照らされた顔は無精ひげがはえ、ラフに軍服を着崩した――。
「カルロス、曹長……」
男の口から呼ばれて曹長は眉をしかめる。
「そこは可愛い子ちゃんから呼ばれたかったぜ。ところで、これは合意の上か? なら邪魔して悪いって回れ右するがな」
三人で押さえつけて、一人が記録をしている。
どう見たって合意の上などではありえない。分かった上で白々しく質問する曹長の図太さに、半ば呆気に取られながら
その意図をはかりかねてリインも含めて動きが止まった。
「そ、曹長殿も混ざりますか?」
「俺か? 確かにしばらく女は抱いてはいないがな」
男達が顔を見合わせて共犯者めいた作り笑いを浮かべた。ここで曹長を引き入れられたら秘密は守られるし、安心してことに及べる。
四人の相手が五人に増えただけ。ただし順番は変動するかもしれない。
当事者なのに妙に醒めた計算をして、リインは曹長を見つめる。
曹長はリインの側に膝をついて頬を手で撫でた。
視線が胸に落ちる。
次に来るのは曹長の唇か、下着を外す手だろうかと、リインは唇を噛み締めぎゅっと目を閉じた。
そこに少し、かすれたような声が聞こえた。
「非常に魅力的な誘いだが、悪いな」
頭上で、何かひしゃげた音がした。同時に手の拘束が緩む。悲鳴と苦鳴、膝やこぶしが体にめり込む音が聞こえ、ぐしゃっと機械の
壊れる音まで続いた。リインの目に映ったのは的確に男達をのしていく曹長の姿だった。
そこにのほほんとした雰囲気は微塵もなく、目が笑っていない。無表情に、淡々と、相手にダメージを与えている。
四人がコンテナの床にはいずり、沈むまでさほど時間はかからなかった。

436 :
「お嬢ちゃん、無事か?」
問われても返事ができない。ちょっと困ったように曹長はリインのボタンをはめていく。
手を伸ばされた瞬間、すくんでしまったリインを怖がらせないようにゆっくりとした仕草で、曹長はリインを抱き起こした。
「どうして、曹長がここに?」
「ん? ああ、お嬢ちゃん、ここに来るって記載していただろ。それを確認して来たわけだ。まさかのこのこ顔を出しているとは
思わなかったが。忠告したのにこれか?」
呆れたように言われて、身の置き所がない。
「でも。何故、私の動向をチェックするんですか?」
曹長はぽり、と顎をかいた。少しの間黙り込んで、ちょっと嫌そうに答える。
「親父に頼まれたんだ。お嬢ちゃんを見守って、何かあれば対処しろって」
親父? リインが首をかしげたのに曹長は一層気まずい表情になる。
自分の父親といえば、退役して久しい。曹長と直接の繋がりがあったかも疑わしい。
「親父っていってもJ・Aのことじゃない。あんたの旦那の閣下からの命令だ。親父っていう年じゃないが、こんなところで兄貴って
言ったら別の意味で危ないしな」
レナードのことが出されて、リインは顔が強張るのを感じた。
曹長にレナードが監視と護衛を命令していたということなのだろうか。
「お嬢ちゃんの名前は聞いていなかったんだ。親父はひよっこの中の白鳥だからすぐ分かるってだけ。確かに一目見ればすぐに分かった。
親父から受けたのはお嬢ちゃんが憂いなく任務を全うするようにサポートしろってことだったんだが。こう言われた。
目で追う奴はほっておけ。
ちょっかいをかける奴は引き下がらせろ。
手を出す奴はそれなりに。
傷つける奴は好きにしろってな。
だから――好きにさせてもらった。こいつらどうする? 突き出せば軍法会議もんだが。とりあえず当分使い物にならないように
大事な部分は全身全霊かけて踏ませてもらったがな」
それで皆、体をかがめて気絶しているのかと妙に納得しながら、自分を襲おうとした男達を観察する。
野放しにすれば次の被害者が出かねない。ただ公にすれば、自分にも火の粉はかかる。
「まあ、こいつらのことは大佐には報告する。内々でも処罰はされるはずだ。二度と女を、集団で襲おうとする気が起こらないように
俺か大佐か親父も関わるかもしれないな」
なら、この男達の行く末はある程度見える。間違ってもこの先よいことはなさそうだ。
口をつぐんだために次の犠牲者が出ることさえなければ、内々で済ませてもらえるのなら。
「曹長にお任せします」
「分かった。あんたの名が出ないようには取り計らう。そろそろ戻るか。床は冷たい、お嬢ちゃんには良くないぜ」
支えられて立ち上がり扉へと向かう。足はよろめくが、歩けはする。
「……ありがとうございました。助かりました」
「親父の命令がなくったって、こんなのはいい気分じゃないから止めには入った。礼を言われることじゃない」
「でも」
リインを支えていた曹長は視線を宙にさまよわせた。
それからリインを見下ろす。
「礼をする気があるんなら、いいか?」

437 :
柔らかく唇が重ねられた。ひげが当たってちくちくする。レナードとは違う体臭に、ああ別人なんだと思いながらリインは訳が分からず
しばらく曹長――カルロスのなすがままになっていた。
閉じられていた目が開くと、茶色の瞳が笑い含みにすがめられてまた閉じられる。髪の毛を梳いていた手が目蓋に当てられてそっと塞がれる。
「……カ、ルロスそうちょ……」
「名前を呼ばれると、クルな」
掠れた声で呟きがもれてぎゅっと頭が肩口におし当てられた。腰に回された腕も一層力が入って苦しいくらいに抱きしめられている。
「すまん。少しだけこうしていてくれ。今、顔を見るとやばい」
コンテナの間で、しばらくそうして拘束が緩んだ。肩に手が当てられてやんわりと後ろに押しやられる。曹長はぞくりとするような色気を漂わせて、熱のこもった視線をリインに当てる。
「J・Aの娘で、親父の大事な人ってのに興味も引かれたが、深入りはまずいな。消されちまう」
誰に――とは聞かなくても、レナードのことなのだろう。
でも今曹長は変なことを言った。親父、レナードの大事な人とは。大事なおもちゃとか大事な獲物なら分かる。
自分のものに危険が及ばないように、自分だけがいたぶって遊ぶために曹長に命令したのに違いない。
どこまでいってもレナードの手の内かと思うと、その皮肉さはたとえようもない。
「ま、これくらいの役得があってもいいだろう。親父には内緒な」
並んで宿舎への道をたどりながら、曹長が軽い口調で言う。
もとよりリインもいらぬ波風は立てたくない。頷いて同意して共犯者になる。
宿舎が見えたところで曹長と別れる。もう一度礼を言うと、ぽんと頭に手を置かれた。
「親父が骨抜きになったのに納得した。お嬢ちゃん、想われてるな」
「私は、」
宿舎の部屋に戻り心配顔の彼女に別になんでもないからと返事をして、もう一度シャワーを浴びる。
手首に掴まれた痕があるが、消えるだろう。曹長のおかげで最悪の事態は避けられた。シャワー室の壁によりかかりながら、自分の体を撫でる。
「レナード」
自分を絡めとり、支配するその名前を呟き、ぎゅっと目を閉じた。
翌日、リインの姿はいつもと変わらず輸送物資区画にあった。
民間地域に配給予定の物資の仕分けをしているところに、曹長がひょっこりと現れた。
「平気……そうに見えるな。強いな、お嬢ちゃん」
「お早うございます。私はお嬢ちゃんではないですよ」
ダンボールを運びながら、明るい口調の曹長にほっとする。
曹長もにやりと笑い、いつもと変わらぬ様子でいてくれる。軽口をたたきながら、それでも周囲に注意を払う。
そのさりげなさは見習うべきだ。個を見て集団を見る。その視界の広さが曹長を有能たらしめ、危地から静観させる秘訣なのだろう。
リインにはそこまでの技量はまだない。せいぜいが他人の視線に敏感なくらいだ。
それに込められる善意や悪意、欲望を嗅ぎ分けられるがその程度だ。
どれくらいに鍛えれば、曹長やレナードの領域に到達できるのか。先は長くて目標は高みにある。
今のリインにできることは任務を全うすること、評価を次につなげていくことだ。
そう考えながら黙々とダンボールを車両に乗せる。
曹長の姿は消えていた。
三ヶ月予定の任務も完了した。ささやかな送別会を同室の彼女と開いて、リインは眠る。
翌朝、早い時間に起き出してそっと基地内を歩き回る。
感傷かもしれないが初めての任地だ。少尉と階級は付いてはいるが、ひよっこなのを実感させられただけの場所だ。
自分の立ち位置を知るのによかったのかもしれない。
これで本部に戻れば、また訓練の日々が始まる。覚えておこうと埃っぽい、朝晩は冷え込む基地に目をやった。
気配を消して現れた曹長だが、リインには怖くはない。ただその姿には少し驚かされた。
無精ひげがそられ、適当な髪の毛が撫で付けられて着崩している軍服をきっちり着こなしている。
そうすると精悍さが際立って見える。
「どうされたんですか、その姿は」
「俺も本部帰還だ。親父が、通信だけじゃ足りんと直接話を聞くんだと」
なんとも情けなさそうな顔に、レナードへの呆れと同時にカルロスへの同情とおかしさが生じる。
「色々苦労させられますね」
「そう思うんなら、少尉殿が手綱を付けてくれよ。安心させてやってくれ」
「私は、閣下のおもちゃですよ。そんな関係じゃないんです」
「それは思い違いじゃないのか? あれはどう見たって……」
リインはかぶりを振る。手綱を付けられるような立場じゃない。安心させるどころか、レナードは自分になんか愛も情もない。
あるのは所有欲とおもちゃへの興味だ。それだけにすぎない。


438 :
「三ヶ月ぶりだ。よく顔を見せてくれ」
ソファに座ったレナードの膝の上でリインは伏せていた目を上げた。
目に入るのは圧倒的な存在感を放つ、端整な顔立ち。それが見透かすようにリインの目を覗き込む。
「無事に帰還できてよかった。任務はどうだった?」
「危険なこともなく、済みました。前線基地はやっぱり面白いです。机上のことがなかなか通用しません」
「それは徐々に経験を積めばいい」
そう言いながらバスローブを着た背中を、大きな手で撫で下ろす。
それだけで疼く思いが湧きあがる。誘われるままにレナードに口付ける。
ぬるりと入ってくる舌を自分のそれと絡めながらリインはきつく目をつぶった。
もう、この視線からは逃げられない。
身に危険が及んだときに浮かんだのが、助けを求めたのが何よりの証拠。
もう自分は絡め取られ、堕ちてしまった。この身勝手な支配者に。
自分のことをおもちゃとしか思っていない、ただゲームをしかけたこの人に。
なのに、他人には、レナード以外には触られたくないと自覚してしまった。
――もう。駄目だ。
でもレナードは自分が陥落したのを知ったら、それに満足してゲームが終わる。
自分で遊んでいるレナードが、ゲームの駒が本気になったと知ったら興ざめになるだろう。
馬鹿な自分。
「私を、好きか?」
指だけで痴態をさらし、レナードの膝の上で絶頂に達したリインの腰を手で持ち、猛った陰茎を沈ませて馴染ませる。
リインはレナードのものが中をこする感覚に身を震わせる。
レナードに堕ちたと自覚してから受ける刺激は、三ヶ月会っていなかったのを差し引いても強烈だ。
どこを触られても粟立つほどの嬉しさと快感が走る。
喉に押し当てられる熱い唇も、胸をもみしだいて先端をつまむ指も、肌を掠める息も、揺らされる感覚も。
「……んぁっ、あぁ、……あな、たなんか、だい、」
嫌い、と続けられるのを不快に思ってレナードはリインの奥を突き上げた。喉をそらし、リインは声にならない。
びくびくと中が波打ち、レナードに絡み付いて搾り取ろうとする。
今日のリインはひどく感じやすく、あげる声が艶めかしい。
久しぶりのせいか、任地で何かあったか。
全身を淡い桜色に染め、瞳を潤ませて眼前に感じる様子を晒すリインに魅入られながら、胸を吸い上げ赤い痕を散らす。
「君は私のものだ」
陰核を指の腹で押し擦ると、ぎゅうっと食いしめるように収縮してリインが全身をひくつかせた。
リインの中に吐き出しながら、きつくリインを抱きしめる。
絶頂の余韻を残しながら、リインの顔が何故か泣きそうに見えた。

以上続く予定

439 :
視線の続きだ!
待ってた、GJ & 焦らし過ぎだぜ

440 :
続きを超ありがとう!めっちゃいい感じの展開。リイン可愛いしレナードも魅力的。
でもカルロスもいいキャラだな。

441 :
待ってたよ〜〜〜。
いい展開だけどこれって最後、ハッピーエンドじゃないんだっけ・・・?
リインに幸せになってもらいたい。
それにしてもレナードはいいね カルロスもいい

442 :
GJ!!面白かった

443 :
カルロス…暴走してくれねぇかな…

444 :
続きありがとうございます!
レナード、あっさり任地に出したと思ったら手回ししていて隙がない!
リインも堕ちたと自覚していいかんじな展開。
「大嫌い」を聞きたくないレナードもじらされている感じでいい!
二人とも好きすぎるのでレナードとリインには幸せになってほしい!

445 :
なんかもうツンデレカップルの無理やりプレイ痴話話になってきたなw

だが、そこがいい・・・んだけど。自分もハッピーエンディング希望です。

446 :
待ってました!

447 :
続きをありがとう。二人の行く末が気になります。ぜひまた書いてください。

448 :
視線の人GJ!

449 :
リインが良い感じに追い詰められてるな
俺もこんな女と犯りたいw

450 :
>>438
GJ
萌えた

451 :
グッジョブ
続きを首を長くして待ってますw

452 :
視線の続き
ありがとう〜!!
リインちゃんの誤解はとけるのかな…
しんぱいです

453 :
GJ!!

454 :
グッジョブ続きWktk

455 :
いつまでGJGJ言ってんだよw

456 :
そうそ、同意

457 :
つまり妄想しろと?

458 :
気になるあの娘に俺のナニをブチ込む妄想をすれば良いのかしら?
まあ、気になるあの娘と言っても2次元だけど

459 :
いいんじゃないかな
その妄想形にしちゃいなよ

460 :
去年書いたハロウィン小ネタの続きネタができた
せっかくだから投下してく
ハロウィン小ネタ・その翌年


「トリックオアトリートっ!」
「は?」
さあ寄越せ。そう言わんばかりに突き出された手の主に、俺は思わず機嫌の悪い声を出した。
「いきなり何だよ」
「今日はハロウィンでしょっ!だからお菓子!」
去年された事を忘れているのか、この女は何故か俺の所にやってきた。……またも目のやり場に困る仮装をして。
どうやら俺の幼なじみは大分アホらしい。多分栄養が全部乳に行ってる。
「そんなの持ってねえよ」
「じゃあイタズラする!」
「っ……!?」
勢いよく突き飛ばされる。瞬間、腹に乗られて手首をテープでぐるりと巻かれた。
分かりやすい簡易な拘束だが、意外と粘着力がある。
「おい」
睨むと身を強ばらせて固まった。が、退く気はないらしい。
しばしうぅと唸っていたが意を決したらしく、手を後ろに回してベルトのバックルをぐいと掴んだ。
「おいウィン、何して……」
「イタズラ!」
覚束ない手つきでベルトを外し、そのまま手を突っ込んで人のものをさすり始めた。
わざわざこっちを見続けているのは、多分何も手出し出来ないように見張っているのだろう。
正直大した刺激ではないのだが、いかんせん目の前で好きな女が少々過激な格好をしていたらどうにも反応してしまう。
情けない話だが、あっという間にガチガチになってしまった。
「ねえジャック。気持ちいい……?」
不安げに見つめるウィンを黙していると、余計に落ち込んだような顔をする。
どうやら自分のそういう顔が嗜虐心を煽る事には全く気付いていないらしかった。
「やっぱり、気持ち良くない?」
「…………」
しゅんとうなだれるウィンを少し面白がっていると、急に腰を浮かせた。
動かしていた手を離すと自分の下腹部に当て、下着をずらして先走りが漏れているそれをあてがう。
「おいウィン!」
「ねえジャック。男の子はこっちのほうが気持ちいいんだよね?」
くに、と陰唇が緩い刺激を与える。まだ膣内に入っていなくとも、敏感な場所に柔く触れる感触に思わずピクリと脈打った。
昨年心行くまで堪能した女の味。それが乱れたウィンの痴態と共にフラッシュバックする。
「ウィ……」
「いれる、よ?……ーーーーっ!」
ぐっと、腰が沈む。
「…………」
「…………」
「…………いたい。入んない……」
「たりめーだアホ女」
そもそも濡れているかも怪しかった。

461 :
続き

「あ、アホじゃないもん!」
「アホはみんなそういう言うんだよアホ」
「ひどいぃ……ジャックのばかあ……」
痛いからなのか何なのか、ウィンは人の脚に座りながら涙目になっている。
何で俺が被害者なのに泣かれなきゃいけないんだ、とジャックは面倒くさそうに溜め息を漏らした。
「ったく、お前は本当に……」
軽く反動をつけて上体を起こし、固定されたままの腕をウィンの首にかける。
呆気に取られている間に顔を近付けると、ウィンは蛇に睨まれた蛙状態になっていた。
「さっさとこれ解け。そしたら許してやる」
少しトーンの落ちた脅すようなジャックの言葉にウィンはたじろいだが、首を縦には振らなかった。
「や、やだっ!」
「そーかそーか。じゃあ許さねえわ」
ブチッと裂くような音ののち、ウィンは横にコロンと転がった。
起き上がるどころか寝返りすら打てないよう、ウィンの肩は自由になったジャックの腕に押さえ付けられていた。
「うそっ……なんでなんでぇ!?」
「あんな程度のが外せねえわけないだろアホ女」
計画的ではあったがいかんせん拘束が弱かったようだ。すっかり形成が逆転している。
「さーて、かわいいウィンちゃんはこのオトシマエをどうやってつけてくれるんだ?」
「あの、えと……ゴメンナサイ」
「許さねえっつっただろアホ女」
ううっと押し黙るウィンを、ジャックは黙って見下ろす。
今にも泣き出しそうな彼女をもう少しイジメてやろうと、ジャックはあの言葉を口にする事にした。
「トリックオアトリート」
「へ?」
「今日はハロウィンだからな。せっかくだからお菓子をくれるなら見逃してやる」
「えっと……持ってない……デス」
「だろうな。じゃあ交渉決裂だ」
「ちょっと、ジャック待って……やだやだ心の準備がああああああああ!!」

イタズラ返しは結局失敗に終わり、来年こそは!とウィンは固く誓った。
好きだと言わせるまで何年でも続けてやると拳を握っていることを、ジャックはまだ知らない。

以上小ネタの小ネタ。
本番も書きたかったけどハロウィン終わりそうで無理でした

462 :
>>460-461
GJ!密かに今年も来るかと楽しみにしてたらマジだったw
ウィンウィンかわいいよウィンウィン

463 :
GJ!
こういう季節ネタはいいね

464 :
ハロウィンネタいいねいいね

465 :
GJ
相変わらず可愛いなぁ
っていうか自分もこのスレで一年以上過ごしてるのかと思うと感慨深いw

466 :
>>460-461
GJ
可愛いなハァハァ
ハロウィンとかこういう季節、行事小ネタは大好きw

467 :
いろんなスレ見てきてるけど
このスレのシチュがやっぱり一番好きだわ

468 :
保守

469 :
姉とか上司とか教師とか年上だったり立場上だったりする女を愛のあまりレイプしてしまうシチュが好き。
両想いだけど関係上大っぴらに付き合ったりできずもどかしい距離にあったところ、女に縁談が持ち上がったり栄転の話が入ったりして不安に駈られた男が…とか。
女が置いていったりしない、好きなのはあなただけと泣いても無言で腰を打ち付けて、妊娠するまで犯し続けるとか

470 :
>>469 わかりすぎる

471 :
自分は逆に後輩とか使用人とか生徒とか年下だったり立場上弱い女の子を愛するがゆえにレイプしてしまうシチュが好きだ
両想いだけど劣等感や思い込みのせいで素直になれず刺々しい態度をとってしまったり、それでも献身的に尽くそうとする女の子に内心じゃ馬鹿にしているんだろうとかどうせ金目当てなんだろとか逆ギレして
そんなことない、本当に好きなのお願い信じてと泣く女の子に罵詈雑言を浴びせながら腰を打ち付けて、心が壊れるまで犯し続けるとか
お互い好きなのにベクトルが噛み合わないためにすれ違ってしまうシチュが好きだ

472 :
>>469>>471
どっちのシチュもイイ!

473 :
>>469>>471も良いな
目上の女を手籠めにしたり
自分より立場したの女を手籠めにしたり
>>471みたい展開だと確かに男が卑屈だと良いかもね
女の子の心を壊しても結果的に見も心も手に入れる暗い勝利ENDとか
ハッピーENDも大好きだがw
後、女の子に横恋慕するイケメンで性格良い男が居たら勝った感が強くなって良いw

474 :
最近二重人格の妄想してるんだけどジギルとハイドで例えた場合
ジギルが好きな女をハイドがレイプしたら愛故になるんかな?

475 :
>>474
どっちかと言うとNTRに近いような気が…
個人的には大歓迎だけど

476 :
映画ジキル&ハイドがマジそんな感じだ。
本番まで及んでいないのが惜しいところ。
メイド物なので是非誰か書いてくれ。

477 :
ピピッピピッピピッ
「何度だった?」
「んー…38度…と5分」
「インフルエンザか?帰って病院行けよ」
「ダメだよ…今日はこれから生徒会で大事な会議が…」
「やめろ、そんなに人にうつしたいか
迷惑だからとっとと帰れ」
「マスクして、あんまり人に近づかないようにするもん…」
「歩くのもフラフラするような状態で出席したって何もできないだろが」
「へーきへーき…少なくとも、アンタよりはマシな仕事できるよ…」
ブチッ
「そんなに言うなら思いっきり汗かかせて熱下げるのに協力してやる」
「…は?」
「保健の先生休みだし、そこにベッドもあるし」
「え?ちょっと…まさか…!」
(中略)
「あれ?文化部長は?」
「熱出して保健室で寝てる」
「えー大丈夫かなぁ、早く帰った方がいいんじゃない?」
「しばらくは足腰…いや、普通に立てない状態だろうから寝かしとく
俺あいつの代理な」
「代理って、今日何やるか知ってんの?」
「さぁ?」
「………」
「………」
「…この件は文化部長が復活してから進めるってことで」
皆さま、風邪を引いたら早めに休みましょう
小ネタ失礼しました


478 :
>>477
今ちょうど風邪ひいて寝込んでるんだわ
なんというタイミング
とにかくGJ!
次は中略のところを書いて下さるんですよね待ってます

479 :
>>477
中略が非常に気になるけどGJ!

480 :
>>477
38度5分で無理矢理ヤられるとかつらいwwGJ

481 :
正しく肉体的にハードな話ですね
なGJをw

482 :
クリスマスの夜と愛故は相性いいのかな

483 :
ミニスカサンタと愛故は相性いいのかな

484 :
クオリティーはともかくとして、
和風オリジナルの話が投下できそうなんだが、要る?
ちょいと言葉責めが多いんだが。

485 :
↑ごめんsage忘れた

486 :
>>484
OK!

487 :
別スレの保管庫にあったやつが、このスレ好きには堪らなかったわ
変化球だったけど

488 :
和風モノを書いてたんだがデータが消えた。すまん…!
お詫びに>>469様のご意見を取り入れて即席で弟×姉モノ書いてみた
2・3回に分けて投下しようと思うが、初回は導入部
ながったらしい上にエロまだない。ごめん
文章とかムリだったら各自スルースキルを発揮してくれ
※以下、分かりやすくするため店員Aの名前で投稿するのでよろしくです

489 :
佳乃はフツメンな俺とは似ても似つかないが、正真正銘、俺の姉である。
文武両道、品行方正、おまけに容姿端麗ときた。
だが実は佳乃は俺とは半分しか血が繋がっておらず、いわゆる腹違いと言うやつ。
うちの家は由緒正しきなんとか流だかの看板を持つ本家で、家元である父親は好き放題。そしてありきたりに弟子だった佳乃の母を無理矢理手篭めにした、と。
けれど佳乃が12歳、俺が8歳のときにシングルマザーの道を歩んでいた佳乃の母が病してしまったのを機に、うちに引き取られたのだ。
当然ながら、継子物語のように俺の母親は佳乃のことを疎んでいる。
父はだらしない人間ではあるが、それでも家元として才能はあり、俺の凡庸さ加減をずばり見切って「お前はもう稽古はしないでいい」と言い放った。
しかし佳乃の才能はここでも光り、父は佳乃を家元にすることをすぐに決め込んだのだ。
妻である自分の子よりも、どこの馬の骨とも知れない女との間にできた子のほうが優れているなんて、まあ確かに母親としての矜持はズタズタだろう。
そして肝心な俺と佳乃の関係だけれど、俺らの仲はとても良い。
初めて会ったとき、中学に入学したての佳乃はセーラー服を着ていた。きれいな子だな、と思った。もしかしたら、そのとき俺は一目ぼれでもしたのかもしれないが。
その頃特別な才能がなくても唯一の跡継ぎとして厳しくされてきた俺は、一緒に暮らして佳乃の優しさに触れて、それでまた佳乃が好きになった。
けれど時間が経つにつれ、佳乃と俺の出来の差がわかり始めると、確かに劣等感を抱いたりもした。
あなたは私の子なんだから、あの女の産んだ子よりも出来る筈でしょうとか、そんなことを母親に言われたりもした。
しかし、次期家元を佳乃にすると父が決め込んだ次点で、俺はその期待や重圧から開放された。それは幼いながらにも、憑き物が落ちたようだった。
俺は才能がないとは言わないが、家元の座なんて大それたものは分不相応だ。
おかげで稽古稽古に縛られていた俺の生活は緩やかになり、好きなことを好きなだけでき、
次期家元としてじゃなく、ちゃんと息子として俺を見てくれるようになった父との仲も良好になっていった。
しかし逆に、佳乃は俺の代わりに家に縛られていった。
出来すぎると言うのも困り者で、父も母も、佳乃が通知表で全項目オール最高評価を取ろうとも特別褒めることはない。半ば当然だと思ってる。
学校が終わり放課後になっても、友人と遊ぶこともできずに家に帰り、稽古尽くめの日々を送ってる。
何をさせても完璧だと言われる佳乃だが、俺は佳乃が努力しているのを知っていたぶんだけに、俺の代わりにこの家を背負わせることに罪悪感めいたものを抱いている。
加えて母は佳乃につらく当たるし、俺が15を越してからは母の弟子や取り巻き連中が佳乃を邪険にしている節がある。
取り巻き連中は大方、俺が家元になれば自分や自分の娘を家元夫人にできると思って画策してたんだろう。
なのに佳乃が19のとき、公式に次期家元だと発表されたから面白くないに違いないのだ。全く欲まみれである。
……そう、佳乃はこの家に来てから肩身の狭い思いばかりをしていた。
お手つきになった弟子の娘だと揶揄されて、できて当然と評価されて、自由にできる時間なんてほとんどない。
厳しくされてきて硬く心を閉ざしていた俺に、微笑みながらやさしく手を差し伸べてくれたその暖かさ。それは今でも変わらなかった。
苦笑しながらも、苦しいと言う表情を見せたことは一度もなかった。
そんな佳乃に対して俺が姉弟間で抱いてはならない禁忌の感情を抱きだしたのは、もう随分と前のことになる。

490 :
>>488-489
GJ
続き気になる
姉の弟に対する気持ちとか
今の段階じゃ弟に犯されても黙って耐えそうでフヒヒヒって感じだw

491 :
前回文字数制限にひっかかったので今回も導入部続き
本当に長ったらしくてごめん
このままだとエロパートは4〜5回分割になるかもだ
>>490
ありがとう!期待せず生暖かく見守ってやってくれ
−−−−−−−

そして驚くことに、佳乃も俺が好きだった。
まあ、当然といえば当然か。
なにせ周りは敵だらけで肩身の狭い中、俺だけが純粋に自分に懐いてくれるんだから。
加えて、私的な時間を作ることのできない佳乃はそこまで深い仲の友人を作ることもできなかっただろう。
だから、佳乃のなかでは俺が一番大切な存在だ。自惚れてもいい。
そしてそのまま、俺は佳乃に自分が佳乃のことを異性として好きだということを告げた。
周りに味方のいない、気弱なところもある佳乃が、俺を決して邪険にするはずがないって打算も含みつつ。
果たして、俺と佳乃は禁断の関係ながらも想いを通じ合わせることができたのだった。
(まあそれこそ、片手で数えて足りる程度のキスどまりだが)
絶対に結ばれることなんて分かっていたが、ずっと佳乃と一緒にいれると思っていた。幸せになれると思っていた。

嗚呼、本当に俺は馬鹿みたい、だ。

今年で22になった佳乃が、次期家元として婿養子を娶ることになった。
それを聞いたとき、俺はただ自分を嗤った。
いつかはこうなるって分かっていたはずなのに、ちっともそれが許せなかったからだ。
佳乃を他の男に渡すことを受け入れられる程寛大でもないくせに、割り切ろうと足掻いて、見苦しく執着し、恋慕し、求めてしまう。
割り切る事なんて、できはしないのに。
佳乃が好きなのは俺だと、分かっているのに。
心があるだけじゃあ満足できずに、佳乃のすべてを自分のものにしたいと思ってしまう。
馬鹿みたいだ。本当に、馬鹿みたいだ。
俺は平凡なんかじゃない、いっとう愚かな奴だ。
佳乃が好きな筈なのに、佳乃の嫌がることなんかやりたくないのに、それでも俺は、
「……佳乃、」
「ん、どうしたの?」
俺は今からお前を壊す。心も体も、俺がお前と今まで築いてきた関係も。
許して貰おうとも思わないし、ずっとこのまま許してくれなくっていい。

けれどただひとつ、これだけは譲れない。
俺は、お前が好きなんだ。

492 :
投下するのはいいが
最低でも>>1読むかマナー守って投下しないと
折角の投下が台なしだぜ?

493 :
例えばドMの女の子がいて、その子を好きな男が頑張ってSっぽく振る舞ううちにスイッチはいっちゃって
怯えて本気で嫌がる女の子を無理矢理…ってのは愛ゆえの範疇に入るかな?

494 :
てす

495 :
>>491
GJ
だけど確かに投下終了はレスした方が良いかも
後、規制も複数レスに分割すれば大丈夫じゃない?
10レス以内なら極端に厳しい連投規制もないかと
続きは気になる
>>493
別に問題ないじゃないw

496 :
ふと思ったんだが、拘束された男の前で彼女が襲われるってパターンで
襲った男がヘタ過ぎて、見てる彼氏がイライラし出すってのはどういうカテなんだろう?w
「あー、そいつが感じるのはそこじゃないんだよ!このヘタクソ!!」みたいなw

497 :
>>492
末尾に「終」「続」とか忘れたことだろうか
他に何か至らない所があったら遠慮なく言ってくれ
>>495
ありがとう。そしてアドバイス感謝だ
以降、至らないことはあるかもだけど気をつけてみるわ

と言うわけで以下から本編(エロパート)
書き溜めはしてあるから、できるだけ早く投下できるように頑張る

498 :
掴みあげた佳乃の手は、驚くほどに華奢だった。
それに佳乃の瞳が見開かれ、動揺が広がっていくのが分かる。けれど、抵抗する隙は与えない。
体格差を利用して佳乃を押し倒し、帯締めの紐を解くと、それで手首を拘束する。
俺の暴挙に、こんなことなんか予想もしていなかっただろう佳乃は戸惑いながらしきりに俺の名を呼ぶ。
可哀相に、細い肩も澄んだ声も小さく震えていた。
「っ、やめて…!どうしてこんな…!」
俺は、佳乃の着ている着物の袷に手をかけると、そのまま一気に開け広げ、胸を外気に晒してしまう。
佳乃は小さく悲鳴を上げ逃げようとするものの、ろくに抵抗もできない。
佳乃が身じろいだ拍子にふるふると揺れる、真白い乳房が艶かしかった。
それに、誘われるようにして吸い付いた。
「っはぁ……佳乃、佳乃、佳乃っ…!」
「ひっ、あぁっ…や、やだ…やだ…ぁ」
怯えるように震える佳乃の声。けれど、構わずに佳乃の胸を嬲る。
桜色の突起を食み、舌先で尖った先端を嘗め回して、吸い上げた。
もう一方の胸は、手でたぷたぷと柔らかい触感を楽しむようにして揉みあげてやる。
「だ、だめ…っ!こんなの、駄目なのにっ……ん、ん――ッ!?」
講義の声を聞きたくなくて、俺は胸から唇を離して、そのまま佳乃の唇を奪った。
逃げる舌を絡め取り、蹂躙するかのごとく深く深く口付ける。
ただひたすらに新たな酸素を求めて、佳乃の胸が何度も上下する。
その間も手による愛撫は続けられていたために、口内でぐもったその声はどうしようもなく甘い響きを纏っていた。
そして漸く唇を離したときには、浅い呼吸のままの佳乃の瞳は茫然としつつ、とろりと溶けていた。
俺はその間に、佳乃の着物の裾を暴いた。
すらりとした白い足が剥き出しになり、思わず喉を鳴らしてしまう。それに佳乃が我に返る。
「あ……お願い、それ、だめっ…それだけは、だめ」
「やめられるはずがないだろ…っ!」
佳乃が華奢な体を恐怖に震わせて抵抗を試みるが、俺はそれを許さない。
いやいやと首を振って嫌がる佳乃の足を持ち上げて開かせて、着物を完全に肌蹴させる。
佳乃は最早、ぽろぽろと泣いていた。けれどそんな涙では止まれないところまで、俺は来てしまっている。
佳乃の泣き顔を見ても昂りがおさまらない。むしろ高まって高まって、ハイエンド。
俺は佳乃の太腿に手を這わせた。微かな湿り気はあるが、濡れているという表現にはまだ遠い。
俺が指を割れ目に沿って這わせると、佳乃の体がビクリと揺れて強張った。

【続く!】

499 :

「っ…あ……!やだ…ぁ、っ、ひぁ、んっ……」
奥へと通じるそこに無理矢理にでも指を入れようとすれば、佳乃が足を閉じて拒むような仕草をした。
それがもどかしかった。今すぐ佳乃の中で暴れたい。佳乃の中を俺の精液で穢したい。
もう、誰のものにもなれないくらい確かな所有の証が刻みたかった。
俺はゆるゆると上下に秘裂をなぞりあげていた指を一本、たっぷりと唾液を絡めた上で中へと挿し込んだ。
「ひっ…!?いや…ぁ、んん…っ!」
ずぶずぶと埋まっていく指の質量に、涙をぼろぼろと流しだす佳乃。
異物感でいっぱいなのだろうが、俺は時折偶然を装って内壁に軽く爪を立てたり、陰核を弾いたりする。
すると動かすたびにくちゅくちゅと淫蕩な音がしてきて、それがどうしようもなく俺の雄を煽り立てた。
狭くて、とろけそうに熱い佳乃の中。ここに自分のものを入れたら、どれだけ気持ちがいいんだろうか。
それを想像してみると、ずぐりと下肢が凶悪に疼きだす。
「実の弟に襲われて、初めてなのに濡らすなんて、佳乃は淫乱なんだな」
「いやぁ…っ!ふ、あぁ、んんっ……ち、違う…っ、そんなこと…!!」
「佳乃は、誰でもいいんだろ」
「!! 違っ、ちがう……私、は、」
悲鳴にも似た佳乃の嬌声が響く。艶やかな、いつもは聞けないような甘い声。
はぁはぁと息も絶え絶えに顔を紅く染めて涙を流して、清楚な顔が情欲に染まる様がもっと見たい。
「ああ、そうか。佳乃はあの婚約者になった奴にこういうことをされたいのか」
佳乃は、首を振って違う違うとうわごとのようにして繰り返した。
俺の名前をしきりに呼んで、俺の袖をぎゅっと掴んで、本当に好きなのは俺なんだと必に伝えてくる。
そんなことは、わかってる。でももう止めることなんて、できないのだ。
俺はぐちゅぐちゅとわざと大きな音を立てて佳乃の中を掻き乱す。
指を増やして、バラバラに動かして、そして内壁を擦りあげた。親指で陰核をねぶるのも忘れない。
「ゃぁっ…!ひぅ、あぁっ…ぬ、抜い…抜いてっ!それ、も、やだぁっ…!」
「そうか、もっと動かして増やして欲しいか」
「ッ…あ、ぁっ!やだっ、そ、なっ……んっ、ぁ、あぁっ――!」
陰核を優しくこねれば佳乃の太腿が震えて、きゅうっと膣内の締めつけが強くなる。
佳乃は、絶頂後特有の余韻にぼうっと惚けていた。それが始めて得た快楽になら、尚更だろう。
ちゃんと着ていたはずの着物は肩や胸をさらし、肘くらいのところに引っかかっているだけの有様。
肌蹴られた裾からのぞく陶器のように白い太腿には、恥蜜が伝っている。
それにごくりと生唾を呑み―――そして、ズボンのベルトに手をかけた。
既に俺のそれは今までにないくらいに大きく硬く膨れ上がり、先端に先走りを滲ませていた。
「………っ、」
佳乃は、抵抗しなかった。涙を流して体を震わせながら俺の名を呼ぶ。
もしかしたら、俺が正気に帰って止めてくれるかもしれないとでも思っているのかもしれなかった。

【続く!】

500 :
「あっ、ぁあっ!ひ…やぁっ!っぅ……す、擦らないで…!」
男性器を焦らすように秘裂へ擦りつけてみれば、佳乃は泣きそうな声を出した。
俺は佳乃にとっては凶器としか言い様の無いであろうそれを、蜜壷の入り口へと宛がう。
佳乃が、耐え切れないとばかりに瞼を閉じる。てのひらをぎゅっと握りしめる。
「佳乃ッ……!」
猛った先端を佳乃の中に埋めた。
指とは比べ物にならないほどの異物感に拒否を示す佳乃の体を押さえつけ、無理矢理に腰を進める。
そして途中、何か抵抗を感じた。そして、結合部からじんわりと滲んでいくのは赤色のそれ。
破瓜。佳乃の、処女喪失だ。
「っ…やだッ、い、痛ッ……痛いよ、お願い、抜いて、ぇ…!」
佳乃は初めてで、他の誰でもない俺が佳乃の初めての相手になった。
それが途方も無く、うれしかった。
俺は佳乃の嗚咽を聞きながら腰を動かす。狭く、そして暖かいそこを拓くのはとても気持ちがいい。
ゾクリと、背筋がざわめくほどに深くて熱い佳乃の膣内は病み付きになりそうだ。
最奥まで穿てば、きゅうっと強く締めつけられて吐精感を強烈に煽られる。だが我慢の必要はない。
「佳乃、出すぞ…っ!」
「え、ぁ、ぁあっ…!?ひっ、ぁあ……や、おねがい、やだぁ…っ!」
白濁を佳乃の最奥に一気に吐きだす。汚す。
佳乃の子宮に届くようにぐりぐりと腰を擦り付けて、俺の子種でいっぱいにした。
佳乃は呆然と泣いていたが、俺が未だ萎えないそれを動かし始めると、目を見開いて、怯えるように俺を見た。
頑是無い幼子のようにいやいやと首を振る佳乃に対して、あやすようにして佳乃の額に口付ける。
俺が緩慢な挿送をしつつ、佳乃の胸の突起を指の腹で軽くさすりあげれば、佳乃の腰はびくりと跳ねた。
「あ、あ…!はぁっ…や、やぁっ…ん、ん…!」
「自分から腰を揺らすなんてはしたないな、姉さんは。やっぱり淫乱なんじゃないか?」
押しつぶしたり、こね回したり、摘み上げたまま先端を摩ったりしていると、
快楽を得たことで破瓜の痛みが随分と軽減されたらしい。
無自覚だろうが本能的に腰を揺らし始めたことで、自分で与えた刺激に腰をビクつかせながら体を震わせていた。
故意に、姉さんなんて親の前以外ではもう何年も使っていない言葉で揶揄すれば、佳乃はさっと顔を赤く染めた。
「ひぅっ…ん、ぁ…ごめんなさ……わ、たし…姉さんなんて、言わないでっ…」
俺は、その感情を抑えることに必だった。佳乃の泣き顔を見ると、まだだ、もっとと言う熱が起こる。
まだ、もっと、愛しい女を泣かせて、虐めて、おかしくさせてやりたい、と。
自分なしでは生きられないくらいにどろどろに甘やかして、ぐちゃぐちゃに泣かせてみたい、と。
その衝動のまま、俺はまた佳乃に腰を打ちつけた。

【続く!】

501 :
幾度、俺は佳乃のなかに欲望を吐き出しただろう。
「ひぁ、あっ…だ、だめ…そんな…やあっ……なか、いっぱい…」
飽和した快楽に、びくりと跳ねる佳乃の体。逃げようとしても俺は許さない。
細い腰をぐっと掴んで、更に深く繋げる。それに嗚咽にも似た嬌声があがり、佳乃の手が俺の服を握り締めた。
体を快楽に震わせて、ぼろぼろと涙を流す藤乃に支配欲がひどく満たされる。
それに口許をゆるめて、陰核を指先でこね回す。ぬるつく愛液を掬いあげて塗りつけて、摘むように。
「あ、あぁ……いや、もう出さないで…っ、ひぁ、ぅう、」
俺の絶頂が近いと感じ取ったのか、佳乃は怯え幾度目とも知れない哀願をする。
そしてそれを、俺が聞くことは無い。もう何も届かない。もう何も変わらない。
「!! いやっ…!も、やめて…っ…そ、なっ……妊娠…しちゃ…ぁあっ!」
「っ……ははっ…孕めよ、佳乃。それか、壊れちまえ」
本当に、孕んでしまえばいいと思った。
それかこのまま心も体も壊れてしまえば、ほの暗い方法ではあるが佳乃は俺のもので居続ける。
好きなのに、大切なのに、優しくしたいのに、なぜ俺は佳乃に酷いことばかりしてしまうんだろう。
どうしようもない歯がゆさに唇をかみ締めながら、ただただ俺は無言で佳乃に腰を打ちつけた。

「わたしがすきなのは、あなただけなのに。だれのものにも、ならないのに」
「だから、泣かないで」
酷いことをされて泣いているのは佳乃のほうなのに、佳乃は俺にそう言った。
俺は、その言葉を思い出しながらゆっくりと目を瞑る。
そして、腕のなかで気を失ってしまった佳乃の体を抱きしめた。
俺も佳乃も、好きになってはいけない人間がこの世にいるなんて、知らなかったんだ。

【終わり!】
折角の良ネタなのに、なんだか微妙な終わりになってすまん…!

502 :
>>496
ヘタ過ぎてをヘタレ過ぎてに空目してうっかり萌えそうになった
愛故に乱暴なことはできない!みたいな
彼氏が先生になって3Pとかどうでしょう?
>>497
ここで訊くより忍法帖のwikiや書き手スレのまとめなどご覧になったほうが宜しいかと

503 :
>>501
GJ!

504 :
>>501
GJ!!
シチュエーションや情景がはげしく好みだった!!
佳乃ちゃんかわいいです。
優等生が泣くのって最高にそそられるよね・・・・。

505 :
>>497-501
GJ
佳乃可愛い
後、末尾は最後のレスにだけ終わりなり続くなり完結なりを書くだけで十分かとw
1レス毎に続くは要らんかと
入れるなら名前欄に1/10〜10/10みたいな感じのが見やすいかも?

506 :
投下乙
佳乃ちゃんかわいいよ佳乃ちゃんハァハァ
このあと政略結婚しても孕むのは
主人公の子だけとかなんだろうなと思うだけで胸熱
そして婚約者もこんな可愛い子好きにならずには居られなくて
愛故しちゃってドロドロになればいいと思うよw

507 :
前から気になってたんだけど、男ヤンデレと愛故男の違いって何だろう?
発想が貧困なので男が病まないで愛するが故にレイプしてしまう状況が思いつかない…
教えてエロイ人

508 :
相思相愛で付き合っている恋人
でも古風な彼女にでックスはまだしたことないし怖いのって拒否られてて
男の方もそうだよね、大事にしたいし、結婚するまでと我慢してたけど
なんかある日暴走しちゃって、とかだと男の精神が健全のままいけるじゃないっすか。
暴走のきっかけが嫉妬じゃなく、酔ったはずみでとか好き過ぎてもう我慢できんとか

509 :
ヤンデレは病んでないといけないが
愛故は病んでなくてもいいとしか言いようがないw

510 :
ヤンデレは愛がなくても可能
個人の性格がヤンデレ
愛故は対象がいないと成り立たない

511 :
愛することで病んでいくのがヤンデレ
愛は必須だと思う
反面ヤンデレは無理やりじゃなくても可能


512 :
無理矢理強姦するのにヤンデレである必要性はないし
ヤンデレだからと無理矢理強姦する訳でないからなw
まあ、男のヤンデレに犯される女は良いと思うが

513 :
テスト

514 :
視線の続き

515 :
レナードは書類に目を落としたままだった。
「で?」
その一言で窓に背を預けて眼下の景色を見下ろしていた人物は肩をすくめる。
「相変わらずいい景色ですね。ここからなら、世界を征服した気にもなりそうだ」
「そんなご大層なものではないが」
カルロス・バルデラス曹長は、かっちりとした軍服をもてあまし気味だ。襟元をぐいと緩めて、一息ついた。
対して机についているレナード・ダグラス少将は、一部の隙もなく軍服を着こなしていてそこに貫禄と自信が滲み出ている。
キラー・カルロスと言われる凄腕でもこの男の前では小僧扱いだ。
「ざっと報告したように、直接的に手を出そうとしたのは四人。その場で痛い目にはあわせて現場責任者には通告済みです。
本人が表ざたになるのを嫌がったので、手を回して引き離して地獄の前線送りってとこです」
「怪我や傷は?」
「押さえ込まれた時の擦過傷程度ですね。大したことはありません」
そこで初めてレナードがカルロスの方を向いた。真っ直ぐな視線は隠そうとするものまで暴くような深いものだ。
カルロスが親父と尊敬とこめて呼ぶ、実力者。
「精神的には?」
ぽり、と顎をかいたカルロスは翌日のリインの様子を思い出した。
よりによって現場のコンテナで平然と仕事をしていた。柔らかくて脆いくせに、強い。
「さすが鬼中佐の娘、とだけ言っておきましょう」
「そうか。ご苦労だった」
しばらくは本部でたまった書類を仕上げるのと同時に、後進の指導に当たれと指示を出してレナードはパソコンを起動させた。
本部勤めかとカルロスはうんざりする。
規則や規律などめんどくさくて仕方が無い。それより戦場や極秘任務で神経も肉体も極限に置く方が性に合っている。
適当に切り上げて早々に退散するに限る、と考えていたカルロスの耳に、レナードの低い声が届いた。
「――彼女は、いい女だろう?」
突然そう言われ、カルロスはタバコにつけようと思っていた火を消した。
ぽろりとタバコが口から落ちそうになるのを何とか留めて、ここ最近では珍しいほど間抜けな顔でレナードを凝視する。
レナードは至極真面目な顔のままだ。
さっきの質問はほぼ断定口調で、異論は認めないという無言の圧力を感じる。
「……ああ、そうですね」
「彼女は私のだ」
――わきまえろ。
この親父が独占欲かと笑いたいのに笑えない。カルロスは返答次第で、前線送りの四人よりも過酷な処分を受けそうな気がした。
リインへ求めたお駄賃がばれているんじゃないかと背筋が凍るが、レナードはそれ以上の追及をするつもりがないらしい。
「聞いてもいいですか?」
「何だ」
タバコは諦めて手近なソファに座り、カルロスはレナードに問いかける。
「親父は、あのお嬢ちゃんをどうするつもりなんですか?」
「どう、とは」
「どんな立場におくつもりなのかと」
独身同士だ、レナードにうるさいことを言う係累はいない。リインの家族にしたって年が離れているのを除けば反対する理由も
見当たらないような、傍目には何の障害もない関係。
軍内の噂ややっかみなど、この上官が気にするとも思えない。
黙か、笑い飛ばすか。いずれにしてもレナードに直接言える人物などごく限られているし、その人物は応援まではいかないとしても
事態は静観するに違いない。

516 :
「彼女は恋人だ。もう少しそれを楽しんでから、合法的に手にするつもりだが」
「……ならいいんですが。お嬢ちゃんの方もそのつもりなんですか?」
襲われかけた時、レナードの存在を出したらその目は動揺していた。嬉しいというより困惑の感が大きかった。
そして翌日、自分をおもちゃだと言い切ったきっぱりとした口調と醒めた目は、恋する女性のものとは思えなかった。
「さて。私は彼女から嫌われているからな」
嫌われている――それも違うように思えるのだがとカルロスは内心で首をかしげる。
嫌いと言うより自分の立場を明確に線引きしていて、そこにリインの感情は交えられていないような。
「嫌われているのに、結婚ですか?」
「矛盾しているだろう? ただ、お前も彼女を見たはずだ。あの視線には魅入られなかったか?」
矛先が自分に向いてカルロスは詰まる。ひよっこの中の白鳥とレナードは言い、実際にリインの目の力は確かにその通りだ。
唇をこじ開けて舌を入れていたらその場で最後まで奪ったかもしれないと思うくらいに、危うかった。
深入りしないように自制して必で下半身の熱を冷まして、血迷うな、親父のものだとの範疇に収めたはずだ。
それなのに当のレナードが煽るようなことを言う。
「俺の忠誠心を試そうとするなら無駄ですよ。ひとのものに手を出すほど間抜けじゃない」
「……まあいい。本部では私は動きにくいから、何かあったら助けてやってくれ」
「分かりました。今度、飲みに行きましょう。もちろんおごってもらえるんでしょうね」
「承知した」
話は済んだとばかりに、いささか息苦しい将官の部屋から退散する。
こき、と凝り固まった肩をほぐしながら、今の会話を整理する。
レナードは本気、そしてリインには嫌われていると認識している。リインの本心は不明。レナードには遊ばれていると思っている。
なんでかねえ、とひとりごちる。
「あんなにいい女、俺ならべったべたに甘やかすんだが」
それこそこちらの気持ちをうざったいほどに伝えて、好きだということに疑いを挟む余地もないくらいに。
元々、複雑な思考回路を有して本心を滅多に明らかにしない上官だったが、ことリインに対しては訳が分からない。
まあいい。
「隙があるようならものにしろ。チャンスは自分で引き寄せろ、教えてくれたのは親父、あんただ」
戦場での鉄則だが喜んでそれ以外にも生かさせてもらう。
危険なにおいをさせてカルロスは機嫌よさげに階下に下りる。
ぬほどつまらない本部のおつとめが少しでも楽しくなるかもしれない、そう思いながら。

517 :
リインは目の前のレナードに、どう対応していいか分からずに目を伏せる。
気持ちを自覚してからこっち、レナードと会うのは苦痛でもある。
以前とは異なる意味合いでの苦痛だ。レナードに本気とばれたら捨てられる恐怖と、本心を隠す背徳感、レナードを目の前にすると
見惚れてしまう浅ましさがあいまって、結果不自然な態度になる。
「どうした。まあ、大嫌いな私に触れられていればそんな浮かない顔になるのも仕方ないが」
レナードにそんな風に言われると、違うと叫びたくて泣き出しそうになる。
「ん……好きだ、と言ったら?」
顔を見るのが怖くて、レナードの肩に顔を埋める。穿たれて緩やかに支配される状況に、持っていかれないように背中にすがりつく。
その背中がふいに強張ったように感じられた。
無言で腰を引いたレナードは一気に奥へと突き上げる。
「ひっ、あ、あぁっ」
突然の激しすぎる動きに、悲鳴のような声を上げてしまったリインに構わずにレナードは無言で腰を打ち付ける。
容赦なく内壁を抉り、奥を突き、指で陰核をこね回す。
レナードの目は昏く、表情がない。
足を肩に担ぎ上げられて浮いた腰をつかまれ、容赦なくがつがつと突きこまれレナードからの汗がリインの上に飛び散る。
「は、げしっ、い、あぁああっ」
逃がさないとばかりにずり上がる体を引き戻し、レナードはひたすらにリインを穿つ。
急激に快楽の境界線は越えた。ひときわ高い声を上げてリインは真っ白になった。
体は力を失うのに、びくびくと痙攣をくりかえすそこは別のいきもののようにうごめいている。
ぐるり、と視界が反転した。うつぶせにベッドに押し付けられて、腰が引き寄せられる。
腰だけを高く上げた姿勢で、リインは再び揺さぶられた。
「まって、まだ……っ、やあっ……」
息も整わず、目の前がちかちかする。余韻も残さずにレナードが続けて抱くのはほとんどなく、戸惑うリインに考える時間は与えてくれない。
ぐりぐりとリインの弱いところを擦り上げて乱暴に胸をもみしだく。
手で支えられずに顔がベッドに沈むと、手首を握って後ろに引いて身を起こす。
「んっ、あぁぁっ、」
らしくなく乱暴に穿つレナードから、低い声が発せられた。
「――嘘吐きめ。私の名を呼びもしないのに、好きだと言えば私が喜ぶと思ったのか?」
名前? レナードの名前? 意外な内容にただでさえ回らないリインは混乱した。
それ以上に目の前が暗くなった。
嘘吐き。
好きだと言ったら、どうする? ゲームオーバーだと醒めて捨てる? 飽きて終わる? 
ぬほどの怖さをこらえて、レナードの真意を知りたくて口にした言葉は、嘘吐きの烙印を押されてしまった。
項をベッドに押し付けられて、レナードが覆いかぶさってくる。
リインは声をすように、顔を隠すように顔の両脇のシーツを固く握ってベッドに顔を押し付ける。
涙を、レナードに見られたくなかった。
体が重く動かせないリインを残して、レナードは服を着た。
「会議があるから私は行く。ゆっくりしていきなさい」
「……はい」
さらりと髪の毛を梳いてレナードは出て行った。
「レナード」
ドアが閉まるタイミングで呟く。聞こえていないのは承知の上だ。
体は重い。でもそれ以上に胸に穴が開いてしまったように力が入らない。
「名前を呼んでいたら、きっともっと早くに終わったと思うんだ」
初めての任地から戻って二ヶ月というもの、抱かれるたびに辛くなっていった。
抱かれると嬉しい。でも飽きられて捨てられるのが怖くて嫌いだというそぶりを続けていた。
もう限界だと思った。だから、初めて好きだとの言葉を口に出した。
「結果がこれか。嘘吐き、か」
笑いたいのに、笑い飛ばしたいのにできない。
名前を呼べばたがが外れる。好きだと狂ったように伝えてしまうだろう。
今だって一人きりの時にレナードと呼べば、その中にどうしようもない想いをこめてしまうのに。
視線に絡め取られて、無様に堕ちて。挙句嘘吐き呼ばわりか。
「ほんっと、どうしようもない」
自嘲を滲ませてリインは苦い息を吐いた。
そしてリインは程なく同じ言葉を呟く羽目になった。

518 :
ぼんやりと生垣でさえぎられたベンチに腰掛ける。二度目にレナードに会った場所だ。
ここで会わなかったらこんなことにはならなかったのか。レナードのことだから、別の手段で結局は絡め取られていたのか。
今となってはどうでもいいことだ、と緑を眺める。
背後に気配がして振り返った。視線の先には――。
「閣下」
行動を読まれて、これは自分が未熟なのか相手が上手なのか分からなくなる。
「どうした?」
その声に考えに考えた決心が鈍りそうになる。自分の立場、周囲の状況、家族への迷惑を思うとどこにも踏み出せない気がする。
ただ時間は待ってはくれない。悩んで動けなくても過ぎていく。
ならば、とリインは向き合う決意をした。
自分を気に入りのおもちゃとして見る、上官に。
レナードは少し前を友人と歩いているリインを見つけた。
いつものように視線を送る。気配に聡くなったリインは視線を感じると肩を引きつらせて振り向くのが常だが、今日はゆっくりと振り返った。
最近は目を伏せることが多かったリインは、この日は珍しく視線を受け止めた。
距離があるのにレナードを認め、少し微笑んだようにも見えた。
錯覚と思い、レナードは目をこらす。リインは友人に話しかけられてそちらを向いて笑みを浮かべた。
自分に向けられた笑顔ではないと自覚し、レナードはリインを観察する。
すんなりした姿態で柔らかい印象をかもし出す、年若い彼女はついぞレナードには久しく見せなかった穏やかな表情を見せている。
それが苛立たしくもあり、それでも目が離せなくてしばらくリインの姿を追い続ける。
普段なら最初の視線を受け止めた後のリインはこちらに関心などないそぶりを見せるが、再び振り向いた。
少し目を細めてじっとレナードを見つめる。
軽く会釈をしてリインは今度こそ振り返らなかった。
そしてリインはレナードの前から消えた。
リインの不在に気付いたのは連絡が取れなくなってからで、官舎は空室になっていた。
親友のアネットも行き先を知らず、適当な理由で実家に連絡を取れば『任務の一環』で不在にすると告げられていた。
なによりレナードの情報網にかからずに消えてしまった。痕跡が全くつかめない。
カルロス・バルデラス曹長に繋ぎを取ると、こちらも本部から特殊任務についたと協力できない旨が告げられる。
レナードは呻く。個人でここまで完璧に隠れることはできない。
かつてリインを脅す材料に使ったアネットは、同僚と結婚するとかで退役手続きを取っていて手出しできない。
――何から何まで周到に計画された消失。権力のある上層部が関与しているのは間違いない。
レナードに思いつくのはただ一人だった。
「彼女の行方を知りませんか?」
単刀直入に切り出せばやっと来たかとばかりに、面白そうな表情になる。
「彼女って?」
「とぼけないで下さい。リイン・アドラーのことです」
「さあ? そんなに慌ててどうしたのか?」
「姿を消しました。仕官学校の奨学金は一括返済されており、完璧に行方をくらませています。あなたが協力したのでは?」
革張りの贅沢なオフィスチェアに背中を預けて、詰め寄られた上将は手を組み合わせる。
その余裕に満ちた態度がレナードを苛立たせた。
「前に忠告したはずだ。あまり彼女を甘く見ない方がいいと」
レナードはうろたえた。確かにそんなことは言われた。だが、リインが自分の手から飛び去るとは考えてもいなかった。
何重にも枷をかけて逃げ出せないようにしていたはずなのに。
上官の言い方ではこの逃亡はリインの意図したものであり、レナードへの意趣返しであることは明白だ。
「あなたが匿っているのですか?」
「さあ?」
語尾を上げているが、からかうものではない。本気で告げる気がない時の物言いだ。
ならば徹底的に調べるまでときびすを返しかけたレナードは、背後からの上官の声に足を止めた。
「一つお節介をするが、きちんと想いを伝え合ったのか?」
「それはどういう……」
「言葉通りだ。ああ、調査しても無駄だ。徒労に終わるだけだから」
部屋を出る際にふざけたことに上将は頑張ってとでも言いたげに、ひらひらと手を振っていた。
こぶしを握り締めることでやり過ごし、レナードは自分の部屋へと戻る。
上将があれでは本気でリインを秘匿したに違いない。行方をかぎつけるのは困難を極めるだろう。
――諦めるか? 否。
浮かんだ気弱な疑問はすぐに否定される。リインを諦めるなどできない。彼女は自分の――。
「想いを伝え合う。彼女の想いなど、私から逃げるくらいなのだから決まっている」
ひどく苦い現実はレナードを打ちのめした。

519 :
調査しても無駄、という宣言どおりにリインの行方は杳として知れなかった。
使える部下や専門家も、おそらく上将の残した偽の手がかりに踊らされるばかり。
焦りだけがレナードをさいなんでいた。
リインが姿を消して一年近く。ふと閲覧したインターネットの動画で、その横顔を見出すまでは。
不思議にその顔だけがレナードの視界に飛び込んできた。あたかも最初にリインに一方的に出会った時のように。
一瞬だけだがあれは、あの目は間違いない。
何度も再生し確信を強めたレナードは、動画の情報を検索する。
場所を特定したまった休暇を強引に取り付けてその場所へと向かった。
リインが単なる旅行者である可能性は否定できない。その場所に行ったからといって探し出せるとも思えない。
ただ、ようやく見つけたかすかな光明にすがらざるを得なかった。
飛行機を乗り継ぎ、車を走らせてレナードはようやくその場所に到着した。
動画は広場で大道芸をする様子を記録したものだった。
人手は多く、レナードは周囲に視線を走らせる。
いるかどうかも定かではない。いない可能性の方がはるかに高い。それでも。
レナードの背後から陽気な声が聞こえる。
「今日の夕食は何だ?」
「シチューと、海鮮のサラダに鳥のパイ包み焼きにしようと思って」
勢い良く振り返ったその先にはリインと、横を歩くカルロスがいた。
ふとリインが会話を途絶えさせてこちらを見た。手を口にやって棒立ちになる。
カルロスはそんなリインをいぶかしげに見て、ようやくレナードに気付いた。
「親父」
「久しぶりだ、元気そうだな」
我ながらのんきなあいさつだと思いながら口は勝手に言葉を紡ぐ。
リインとカルロスは一時の衝撃から立ち直ったようだ。仲睦まじい様子に意にも似た思いが湧く。
「お邪魔だったか」
様子が変だと気付いたのは、カルロスが深い溜息をついてどこかに電話をかけた時だった。
「今いいですか? カルロス・バルデラス曹長です。見つけられました。……ええ、はい、今代わります」
おもむろに差し出されたスマートフォンを反射的に受け取って、レナードはリインに視線を固定したまま相手の声を聞く。
「おめでとう、レナード。思ったよりも早かったな」
相手は半ば予想していたように上将だった。
「閣下。皆で私をからかっていたのですね」
「いい加減素直になれ。今度こそよく話し合うんだ。曹長には任務完了と伝えてくれ。速やかに撤収、帰還するようにとも」
通話は終了されて伝言と共にスマートフォンを受け取ったカルロスは、やれやれと無精ひげの残る顎をかいた。
おもむろにリインに向き直り、にやりと笑う。
「じゃ、お嬢ちゃん、俺はこれでお役ごめんだ、全く人使いの荒い上官だぜ。落ち着いたら連絡をくれ」
「本当にお世話になりました」
軽く抱擁して頬に口付けをしあった二人は、カルロスがコートの中から何かをリインに手渡すとあっさりと別れた。
リインは大事そうに胸に抱きしめてレナードを見つめる。対するレナードの声は平坦だった。
「それはカルロスの子か? それとも上将の?」
リインの腕の中では赤ん坊が眠っていた。
固い表情のリインがレナードの詰問に色をなくす。それは一瞬のことで、次にはさっと頬に血の気を上らせた。
「あなたのです。レナード」
今度はレナードの方が硬直する番だった。リインに初めて名前を呼ばれたのもさることながら、この子が自分の子?
リインはレナードの前に立ち、眠る子供の手をそっとひらいた。
「ここに、あなたと同じ位置にほくろがあるでしょう?」
言われてのろのろと自分の手のひらを見つめる。確かに同じようなほくろが並んではいる。
だが、おかしい。そんなはずはない。リインは自分を嫌っていて避妊をしていたはずだ。
「君は避妊を……」
「あの、任地から帰った直後だと思います」
離れていたのでつい薬を飲んでいなかったと。そしてレナードから足腰が立たなくなるほど抱かれて翌朝も飲むタイミングを逸したと。
確かにその時期に妊娠したのなら、話は合う。
しかし最も重要な問題が残っていた。
「君は私を嫌いなはずだろう。何故子供を産んだ。それに何故、行方をくらませた」
リインは眠る赤ん坊の頭に軽く口付けて、レナードを見た。そこには母親の強さや慈愛が見て取れた。
泣き笑いのような表情でリインはゆっくりと告げる。
「嫌いじゃありません。好きになってしまったんです。嘘じゃありません。だから産みました。でもあなたにとっては私はおもちゃで、
それが妊娠したと知れたらこの子がどうなるかと思うと――処分されてしまうのではないかと思って姿を隠したんです」

520 :
手配は上将が、護衛を兼ねてカルロスが付き添ったのだと聞かされた。
「軍関連の企業の研究機関で働いていました」
厳重なセキュリティと、完璧な経歴詐称でやってきたのだと聞かされ、上将が嬉々として細工を弄する様が思い浮かぶ。
レナードはそれよりも確認したいことがあって、リインに半歩近づく。
「君が私を好きだと言ったか?」
「はい。おもちゃの分際でですが」
「待て。私は君をおもちゃなどとは……」
「でも所有物なのでしょう?」
脳裏にこれまでリインにかけてきた言葉がよみがえる。――君は私のものだ。
独占欲の塊の言葉が、リインにとっては所有の言葉というのか。
たまらずにレナードは子供ごとリインを抱きしめた。赤ん坊の体温は高く、その体は柔らかくて頼りない。
リインは抗わずにレナードの腕の中に佇んだ。
「あれは、私の独占欲だ。確かに最初はゲームのような感覚だった。だが、すぐに君に――どうしようもなく惹かれた」
至近距離で二人は見つめあう。
「君を、愛している」
リインの唇が震えた。泣きそうな顔になり、実際に涙が浮かぶ。
拒絶されたかと冷や汗をかくような思いで時間が過ぎた後で、レナードは花がほころぶようなリインの笑みを目の当たりにした。
「嬉しい、です。レナード、本当に嬉しい」
「リイン……」
二人の間で眠っていた赤ん坊が身じろぎをして、目覚めた。
その瞳の色は確かに自分と同じだとレナードはぞくぞくするような喜びに包まれる。
目の前で微笑むリイン。優しいその眼差し。
――その視線に捕らわれたのは。

視線  完


521 :
以上で視線は完結だ
読んでもらえて感謝する

522 :
>>521
良かった、ハッピーエンドで本当に良かった
今泣きそうになってて何と書いていいやらわからないけど、とりあえず、乙。そしてご馳走様
赤ん坊だと…まったくけしからん。幸せになっちまえ!!

523 :
GJー!
リインが居なくなって驚き
カルロスが出て来てうわーっと思ったが
そうかそうか
おめでとう
良かった

524 :
最後まで乙乙
なんかラストまで見れて満足と
終わっちゃってさみしい感がないまぜだぜ!

525 :
うほぉうーGJ!
カルロス紳士だったのが残念だと思う自分が残念だw
リイン、レナードおめ!

526 :
ここで三角とかNTRはカンベン

527 :
三角関係絡めて描こうと思ってる自分涙目

528 :
>>527
毎回最初に注意書きして書けばいいじゃない
少なくともここに需要がありそうな気がするよ

529 :
今までよくあったと思うけどね
というかこのスレでは迎合されてると思うけど>三角関係・NTR
注意書きはあったほうが無難だろうね

530 :
>>521
長きに渡ってありがとう。とても楽しんでいました。ハッピーエンドで良かった。

531 :
>>521
GJGJ!ありがとう!
レナードが難しい性格だから、すれ違ったままだったらどうしようと不安だったんだが
幸せそうで良かった
これからは存分に甘やかして可愛がるんだろうな
上将、カルロス曹長もいい男だ素晴らしい
でも終わっちうのは残念だ
>>527
一定数の需要はあると思いますが必ず注意書きをお願いします


532 :
うおー。終わったのか!
ハッピーエンドで万歳!!
作者さんありがとう、おつかれ。

533 :
視線、最後までどうもありがとうございましたーー!!
ハッピーエンドでうれしい!
こっちまでハッピーです!
カルロスもいいキャラでしたね。
とにかく素晴らしい作品でした。
毎回楽しみでこの期間わくわくしていました。
いいものを読ませていただけて本当に感謝です!!

534 :
すんなりハッピーエンドになるんじゃなくて
レナードに対するお仕置き的展開があるところも
良かったよ。自業自得でガックリきて反省してからラブラブ
幸せになるという愛故ハッピーエンドパターンの王道って
感じだし、余裕綽々だった男がだんだん本気になって焦ったり拗ねたり
する様子は萌えるなあ。
個人的には「ひよっこの中の白鳥」というフレーズを
いつも「ひょっとこの中…」と勝手に勘違いして読んていて
脳内映像化して????と混乱していたんだけど話が
終わる前に気が付いて謎が解けて良かった…

535 :
ちょお前の所為でひょっとこが頭から離れなくなったじゃないかw

536 :
ハッピーエンド万歳!!

537 :
>>521
視線作者さんありがとう!
個人的には昨今のいろんな作品の、妊娠出産ハッピーエンドってあまり好きじゃなかったけど、
視線のこのハッピーエンドはうれしかったです。ほっとしました。
最後の1行も好きです。捕らえたと思いきや、捕らわれたのはどっちだったかと。
カルロスたんの幸せはないのか…また前線に戻り、いきいきと活動するのだろうか。

538 :
作品を上げたいばかりに他作品下げするのはどうかと
褒められた作者にも迷惑だろ

539 :
別に下げてないと思うが
好みじゃなかったってだけじゃね?

540 :
素直に褒めてるだけだろうね
一言多いとは思うけど

541 :
愛故は相手を逃がさないために孕ませはよく使われるよな
今回はヒロインが妊娠したから逃げたってのがちょと違う?
まあハッピーエンドにつながったのならいいんでは?

542 :
今更アニメのぼくらのを見たんだけど愛故があった
好きな女子は学校の先生と付き合ってるエッチしたという噂が流れてて
男の子はロボットのパイロットとしてぬ前に失踪
それを心配して探しに来てくれた女の子にさせてくれよと愛故しようとするも
しかし迫ったあと階段で突き飛ばされて
重傷→敵の攻撃の建物崩壊で亡だったけど……

543 :
>>542
あれちゃんと愛って言えるような雰囲気だったっけ

544 :
どうせ好きな女子は処女じゃねーし
ぬ前に童貞捨てたいだけにしか見えなかったわw

545 :
愛って言うか変質者だったな

546 :
好きだった気持ちが色々ねじれてんじゃうというストレスで病んじゃって
好きだから襲ってたから愛故に当てはまるのかと思ったアレ

547 :
伯爵家はどうなったのだろう…

548 :
公爵家?は自サイトで連載してるからそっち見に行けばいいよ
魔王の愛故が突き進んでどうなるのか気になってる
魔王の出張中に、身ごもったメイドと息子がイチャラブ→出産→息子の子っぽい
息子は嫁もらったけど嫁には手を出さず嫁絶望で発狂気味→嫁の従者が嫁を愛故
魔王帰宅で息子の子っぽいけどまさかな?でメイドを裏切ったら許さないと脅しつけながら
子供生まれたら楽しめないよ!子供は一人生まれたからいっかでアナルプレイで楽しもうって所だった

549 :
公爵家の秘密の人の話題はもう作者に迷惑かけないように
過去ログ読めでスルーするべきかな……

550 :
公爵家だった、ゴメ
>>548
いや、そこから数ヶ月動きがないな、と…

551 :
それなら益々ここで話題に出すのはいけない事だろ……ヲチになるよ

552 :
スレ読み返しておっさんと幼女読んできたけど
続きが読みたい気持ちがわかった
あれで終わりなんて切なすぎるだろう・・・・
きっと後で再会できたんだと信じたいが
おっさん仕事柄にそうだしなぁ

553 :
すまん幼女じゃなくて少女だったorz
蛙の夢といいたった一言好きだって言うだけでうまくいくのに
すれ違う二人は悲しすぎる
>>541
母性本能が強いヒロインやら
結婚する事(世間体)にこだわるヒロインなら有効な手段だからなぁ…

554 :
自分も公爵家の続きが気になっている
自サイトでやれと追い出されてそのままなんだもん
キャラ名や題名でググったけど自分は自サイトが見つからなかった
作者が自サイト晒したわけでもないのに追い出さないでくれよ・・・続き気になる

555 :
過去ログ読めggrks

556 :
投下すると叩くアホがいるんだから投下はもう来ないよ
恨むならこのスレに巣食う屑を恨め

557 :
今日見たわたしのお嬢様シリーズの最新刊で
ヒロインメイドの出生の秘密が愛故で萌えたw
前々から母親(家庭教師)は雇い主の伯爵に
無理矢理乱暴→はらまされたってのはあったけど愛故だったとはw
しかも伯爵は超愛してたのにアプローチが墓穴掘りまくりで愛想尽かされ
(本妻とのあいだの)娘の少女小説を読んで自分がへたこいたと
気付いたあたりがギャグ漫画ながらも切なかったw

558 :
>>556
だよね^^

559 :
過疎ったねぇ・・・
寂しいが仕方ない

560 :
愛故というよりヤンデレかもだけどミスミソウのカメラ小僧はいい感じ

561 :
あらすじ見たけど全ての関係を愛故に変換すると
すさまじく萌える話になりそうだよね
ヤンデレが多すぎるけどw

562 :
某大正漫画もあらすじだけ読めばいい愛ゆえなのにな…男女だったら
めちゃくちゃ悶えたわ

563 :
てす

564 :
まさかあれか……と思いながらつつw
そういうのは男女ならまず前提が覆ってしまい
重要な設定がなりたたなくなってしまうからなぁ

565 :
性に投げ遣りだった自分の過去を知り、敬愛から一転軽蔑し屋敷を出ようとした
はじめて恋した下男を引き止めるため無理やり犯してしまう女主人
みたいな話を読みたいです。

566 :
いいなそれ
結婚する臣下を引き止めたくて愛故する女王陛下とかも見たいわ〜

567 :
>>565
フルーツバスケットの神様憑きの女の子と鳥憑きの男思い出した
鳥憑きがなくなったけど、逃がさないために女の子が男を愛人として囲うんだよね
愛ゆえかって言うと微妙だけど、病んだ依存愛として描かれていたような気がする

568 :
フルバって神様おにゃにゃのこでそんな話になってたたのか…
ありがとういい事を知ったわ>>567

569 :
でも神様は犬の事愛してるから
鳥とは愛故とはなんか違うと思ったけどw

570 :
フルバといえば、ガチ親子丼が確定したときはびびったな
まさか花ゆめで親子丼ネタを読む日がくるとは思わなかった
あれはあれで犬なりの愛故だったけど

571 :
神様は恋愛は犬付きとしてたのに
十二支の呪いが解けた鳥付きを嫉妬や執着や呪いの影響諸々あって
初めての男にして愛人に縛り付け引き止める事に成功したが
(鳥付きとしては父性愛のように突き放せない)
それを知った犬付きが色々捻れた嫉妬と愛で
神様の嫌いな神様の実母と関係を持ってドロドロってなったんだっけ

572 :
鳥神二次創作するとしたら犬への愛情設定ぶったぎって
神様→今も昔も鳥が一番大切な男。犬?親のバター犬なんてシラネ
鳥→神様に無理やり犯されて愛人化。神様は犬が好きだろうにry

でループしまくって鳥から自発的に動くことない
心は繋がってないけど身体は繋がってるカップルでいけるな

573 :
>>572
二次でなくとも似た設定でここで書けそうな
誰か書いて下さいお願いします

574 :
マイナー神社の女の神様が次期神主息子をつなぎ止める為に愛故とかいいな
神様的には好きだからなのに息子的には神社潰したくないからとかすれ違いでw

575 :
フルバ鳥神妄想が止まらないんで中途半端知識で突っ切ります
あと犬はわかったけど蛇と龍って神様にどんな感情抱いてたの?

576 :
蛇龍は神様が母親からいじめられてるのもおにゃにゃこだってのも知ってるから
他の十二支と同じく敬慕があるのと同時に痛々しい子、可哀相な子、って感じ?

577 :
>>575じゃないんだけど、フルバ酉神でたぎってどうしようもなくなり、出来心で書きました。
そしたらいつの間にか酉→神の愛ゆえに…。
オリジナル設定だけで展開するには、フルバのあの少女漫画的でありながら淫靡な雰囲気が
捨て難く、なんちゃってフルバ二次です。
もし>>575が書いてたら、別物なので投下待ってます。
神様:『神様』憑きとして酉に執着。  
酉:神様が見てるのは自分じゃないと知りつつ女の子としての慊人に依存。
って感じで書いたんですけど、自分的には愛ゆえなんですが…どうでしょう…。
駄目な方はタイトル『籠の鳥』でNGでお願いします。4レスの予定。

設定はこのくらい↓書いておけば、原作を御存知でない方にもお読みいただけると思います。
草摩家は旧家で、一族の中に『神様』と、十二支のそれぞれの獣、猫の物の怪つきの子供が
生まれます。一族に伝わる呪いのように、前の物の怪憑きがんだら次へ……と、ずっと
受け継がれてきた物の怪憑きですが、長い年月の間に、呪いのタガも緩んできた様子…。
きっかけ不明のまま、呪いからの開放は、神様+十二支+猫の上に散発的に訪れます。
最初に呪いが解けるのは酉。
登場人物
草摩 紅野(そうま くれの):酉憑き。きっかけ不明で、一番最初に呪いが解ける。
このとき17歳くらい。回想シーンでは詰襟の学生服姿。
物の怪憑きは憑き物が消えたとき、強烈な寂しさを感じるようです。
草摩 慊人(そうま あきと):神様憑き。女の子だが、母親の強い意向で男の子として
育てられ、女の子であることを知っているのはごく一部。物の怪憑きの中では犬・龍・蛇・酉。
身体が弱いので屋敷の中では大体寝巻き?(和服)姿。
多分このとき12歳〜14歳くらい……。


578 :

唐突に、それは起こった。
晴れた午後、学校から草摩の家に帰った俺は、すぐに暗い屋敷の中に入るのも惜しくて、庭と
──空を見ていた。
そして何の前触れもなく、俺の中で、何かが起こったのを感じた。
俺の中から、なにかが壊れて、失われていく。はてしなく、とめどなく。
生まれたときからずっと、俺を縛っていた重い宿命。呪いのような絆。
憎んでいなかったはずはない。嫌だと思わなかったこともない。
けれどその瞬間、繋ぎとめておくという選択肢が僕に与えられたのなら、一も二もなく俺は
飛びついていただろう。
なにかが自分のなかから失われてゆくのが、哀しくて、寂しくて仕方がない。
まるで大切で仕方のない誰かを失うような、ずっと寄り添ってきた道連れを亡くすような、
どうしようもない寂寥感。
待って、行かないで、ここにいて。──でも、引き止めたいのは、なに?
涙がとめどなく溢れていた。
急に視界が開けた気がして、自分の中にはもう自分しかいなくて。
この心を追い立てる存在も無くて。
見上げた空は高く、青かった。
もうあの空を二度と飛ぶことはないんだと、自然に感じた。
俺が手にしていた、俺を縛っていた力は、もうここにはないのだ。
自由。それは嬉しくて、とても哀しいこと。
まるで羽をもがれて、何もない場所に打ち棄てられたような不思議な感覚だった。

俺の後ろの廊下が、ギッ、と軽い音を立てる。
「……あ……」
俺の背後に立つその子は、恐怖の表情を浮かべていた。
「うわああぁあぁああああぁああああぁあっっっ!!!!!!!」
静寂を破る、悲痛な叫び。
「…慊人」
「あぁあぁっ、ああーっ、あああぁあぁああぁっっっ!!!」
まだ子供だけれど、歴としたこの草摩家の当主。男の子として通しているが、『神様』憑きの
……少女。
俺たちの幼馴染でもある。
その慊人が、頭を抱えて、つんざくような叫び声を上げていた。
「……慊人、落ち着いて。」
俺が宥めようとするとほぼ同時に、あわただしく慊人付きの使用人が主人の異変を聞きつけてやってくる。
「何事です?! どうされました、慊人さんっ?!」
彼女達が近づこうとすると、慊人は血相を変えて叫んだ。
「くるな!!! 誰も来るな!!!!
僕がいいというまで、誰も近づかせるな!!!!!
来たらす!!!! すからな!!!!!!」
主人の剣幕に気圧されて立ちすくむ使用人たちを尻目に、慊人はぐいぐいと俺の手を引いて
奥へと走った。
「どうして……、どうして…………っ、どうして…………!!!!!」
うわごとのように呟きながら、彼女は誰も来ない奥の一室に俺を押し込め、襖をばしん、
と乱暴に閉じる。
「どうして、どうして…解けたんだよ……!!!!!!!」
押し出すように、呻くように慊人はそう言った。
同じ物の怪憑き、いや、俺たち十二支の物の怪憑きの上に立つ、『神様』憑きの少女。
絆で結ばれた……支配者(あるじ)。
俺たちを強く繋いでいた絆が消え去ったことを、彼女もまたはっきりと感じていた。
『神様』は、十二支がいないと『神様』として存在できない。
そして慊人にとって、『神様』憑きであることは、すべてだった。
十二支の開放は、慊人の世界の崩壊を意味する。

579 :

「どうして…!!!」
「俺にも、わからないよ…っ。突然のことで…!!!」
十二支の神といわれる存在が憑いている彼女の前に出るといつも、もっと惹きつけられるような、
そして威圧されるような気持ちになったものだが、いまはなぜか、震える小さな肩が痛々しい。
「突、然…?」
彼女は泣いているような、笑っているような、狂気を含んだ目で俺を見た。
「何が起こったのか、本当に、自分でもよくわからない…」
俺はそういう風にしか言えなかった。
「…なに、その、目……?!」
彼女はなにかひどく怖ろしいものでも見ているかのように震えていた。
「さっきから…嫌。
どうしてそんな…、遠い、遠い目で!!!! 僕を見るの!!!!!」
彼女は俺の変化を目ざとく見つけ、そうなじる。
幼く、小さい、頼りない少女。
そうだ、ずっと知っていたはずなのに。
こんなにも暗い家の中で、押しつぶされそうになりながら、それでも俺たちを守ってくれていた
んだってこと。
俺の心のなかにいた何かが、慊人のなかにいる何かをいつも畏怖していて、それが故に、彼女は
もっと強くて力のある存在だと思っていた。
そして、俺たちは不変の絆だと信じて、慊人にすべてを預けていた。彼女に課せられた苦しみを
分かち合おうともしないで。
彼女は、こんなにも脆くて、壊れそうな存在だったのに。
「ねえ……紅野!! いかないで!! いかないで!! どこにもいかないで!!!!」
慊人はたったいま親に棄てられそうになっている子供のように、あられもなく泣く。
既に変わってしまった何かを、必に繋ぎとめるように。
「離れないで!! 側にいて!! 離れないで!! 
僕の側に、ずっといて!!!」
そう叫んで彼女が縋り付いてきたとき、奇妙な幸福感を感じていた。
あのとき、俺が絆を失ったあのときに感じた寂寥感と同じような気持ちを、彼女もいま感じて
くれているのだろうか。
そう思うと、ぽっかりと心の中に大きく開いた穴が、すこしだけ埋まる気がした。
「僕を置いていかないで!!!! 僕を……、僕を見捨てないでえぇっっ!!!!」
慊人は涙を拭いもせずに必に縋ってくる。
「行かないで、行かないで!! ……そう、好きなの!! 愛しているの!! ずっと側にいて欲しいの!!」
そう叫ぶ彼女の目に浮かんでいるのは、思慕の情ではなく、狂気。
俺の中には無くなってしまった絆に、彼女はまだ縛られているのだ。彼女がそばにいて欲しいのは、
『酉』憑きであって、いまの僕ではない。

「……いいよ」
そう言った俺の気持ちを、果たして彼女が知る日は来るのだろうか。
「こんな俺でもいいと、側にいて欲しいと、言うのなら。」
たったひとりで、何かを失った。心の中心を息苦しく占めていた何かを。
そして俺は本当にひとりぼっちになった。この寂しさを、分かってくれる人なんていない。どうやって、
心に開いた大きな穴を埋めればいいのか分からない。
『物の怪』憑きだなんて、草摩の中でも知っている人間はごく僅かだ。
まして、『物の怪』が消えてしまったなんて。誰にも言える筈はない。
このまま、心に大きな穴を抱えて生きていくとしたら──きっと、一番似た気持ちを抱えているのは、
目の前の小さな女の子なんじゃないかと、俺はそのとき思ったのだ。

580 :

「ほんと? ずっとずっと、そばにいてくれる? やくそく、してくれる?」
彼女が見ているのは、俺ではなかった。俺の中にある、物の怪の残像。
いまだ彼女が縛られる、呪いのような絆。
「誓うよ。」
それでも、身体の半分を失ったような俺は、誰かにそう言われることを強烈に欲していた。ここにいて、と。
誰かに繋ぎとめて欲しい、縛りつけて欲しい。そうしないと、どこかへ──どこかの虚空へと、心が
消えていってしまう。
「僕のこと、好き?」
「好きだよ」
俺にしがみつく彼女はまだ、震えていた。か細く華奢な肩。
こんなに細い肩で草摩の一族の長として立たねばならない彼女の、そばにいてあげたいと、助けて
あげたいと、思っていた。ついこのあいだまでは。
でもいまは、そんなことよりも、ただひたすら、繋ぎとめて欲しい。
「愛してる?」
「愛してるよ」
慊人は狂気を瞳に宿したまま、うつろに笑った。
「じゃあ、────て。」
「え?」
「じゃあ、僕を抱いて。好きだと、愛していると、ずっとそばにいると、証明して。」
彼女は、いつもきつく合わせてある夜着の襟を緩めた。
華奢な彼女は、まだ胸の肉付きも薄く、華奢な男の子だと言っても通るくらいだ。
でも、少しでも気を緩めてしまうと、いつも押さえつけている女の子としての顔が溢れてしまう。
そのときの慊人は、傷つき、怯えるか弱い少女だった。
俺は何か答える代わりに、彼女をつよく抱き寄せ、その首元にくちづけた。それから、唇に。
何度も何度もくちづけた。
何もかもが、間違っていた。
そうやって関係を築くには、慊人はまだ幼すぎた。
慊人は当主であり、俺は『酉憑き』として本家に住まわされている身であり、俺は慊人よりも年上で、
彼女を諌めるべき立場だった。
慊人はそんなことをしなくても充分に俺を繋ぎとめられるんだよ、と教えてあげなければいけなかった。
でも、そのときの彼女は、傷ついて、怯えて、すこしでも突き放せば、壊れてしまいそうだった。
だから────と、俺は自分に言い訳をする。
だから、俺が彼女を抱くのは、正しいのだと。そうするしか、なかったのだと。
彼女の願いを叶えるのは、彼女のためなのだと。
でも本当は、特別な関係を切実に求めていたのは、俺のほうだ。
心をもぎ取られて、寂しくて仕方なくて、幼い彼女に縋ったのだ。
彼女が俺を見ていなくても、よかった。
むしろ彼女の妄執が、狂気こそが、俺の大きな喪失を埋めた。
何もかも失った俺を、誰かに必で、全身全霊で、何もかもかなぐり捨てて、強く強く求めて欲しかった。
そして慊人はそうした。
だから、俺は彼女を愛した。

581 :

慊人の帯を解いて、着物を剥ぎ取ると、なめらかな肌があらわれた。細い肩幅と、華奢な腕。
こんな身体で、どうして男の子だと思わせておけるのだろう。
まだ薄く肉付き始めたばかりの胸は、それでも先端をそっと浮き立たせて、恥ずかしそうに主張していた。
「まだ胸用の下着は、着けてないんだね。」
「そんなのは…っ、女がつけるものだ…!!」
慊人は怒ったようにそう吐き棄てる。
生まれたときから、母親の強い意向で、男として育てられた慊人。
なのにいま、俺を引き止めるために、女を使おうとしている矛盾には、気付いていないようだった。
「……可愛い。」
支配者(あるじ)としてではなく、女の子としての慊人に、愛しさがこみ上げる。
「そんなことはどうでもいい。おまえは僕のしもべなんだから、僕の言うことに、従っていれば
いい……っ!!!」
俺の腕の中で慊人は、無防備な肌を晒しながら、ずっと震えていた。
この脆さを、危なっかしさを、どうしていままで威厳として見てこられたのだろう。
この小さな女の子には、守ってあげる誰かが、──そう、誰かが、『必要』なのに。
「僕のこと、好き? 愛してる? ずっと側にいる?」
世界が壊れる恐怖に、初めての行為に、自分に触れる男の身体に怯えながら、彼女は必に
問いかける。
「好きだよ、愛してるよ、ほら、証明してあげる。」
硬くなった男の部分を触らされて慊人はひっ、と声を上げる。
「……怖い?」
「怖くなんか、あるもんか。父様が仰ってた。僕は愛されるために生まれてきたんだって。
絆は永遠で不変で、何の心配もいらないんだって。
だから、おまえが僕を愛してるのは、当然なの。当たり前なんだ……っ。
だって、おまえは、酉の物の怪憑きなんだもの……!!!」
慊人は泣きじゃくるようにそう言う。
俺はできるだけゆっくりと、彼女の幼い身体をほぐしてあげた。
慊人は震えながら、好き? 愛してる? 側にいてくれる? と熱に浮かされたように繰り返している。
何度でも何度でも、好きだよ、愛してるよ、側にいるよ、と俺は囁いた。
俺たちは拙くて、未熟だったけれど、たしかに互いに強い絆を欲したのだ。
「大切なご主人様の初めてを貰ったりしたら、もう永遠に仕えなければならないね。
だから、安心して。ずっと側にいる。」
「ああぁあ……っっ!!!!」
慊人は俺の背に細い爪を食い込ませながら、身体を貫かれる痛みに耐えている。
「愛してる、愛してるよ。ずっと側にいる。誓うよ。」
強く抱きしめた彼女の耳許に、そうやさしく囁く。
「ひ…っ、や…あ、ああ、あぁあぁああぁ……っっ!!!!」
そして神聖な儀式のように、少しずつ、少しずつ、自分の分身を、愛しい少女の中へと埋め込んでいった。

その日から、俺と慊人は、周囲を欺く共犯者になった。

     ──おわり──


582 :
以上です。
酉の一人称を僕で書きかけてたんですが、原作見たら俺って言ってた…。
神様のおにゃのこは本当は本当に酉が好きだったでもいいんですが、ここで怒った犬に神様が愛ゆえされる
展開も美味しいような気がしてきました。

583 :
GJ!!色々と滾るな
そして犬に愛故展開も捨てがたい
しかし575じゃなかったのかw

584 :
GJ!!GJです!!貴方は神ですか?!
犬の愛故も是非期待しています
575な自分も頑張ります

585 :
フルバの犬の愛故もたぎるけど、>>574の設定も萌える
そういうべたなすれ違いからの愛故とか大好物です

586 :
今日はバレンタインか……

587 :
好きな女の子から(義理なのに)チョコ貰って勘違い暴走とか有りそうだねぇ

そういえばかなり前にここで話題になってた
嘘つきは姫ぎみの始まりおわったみたいだからググったら
お勧めされてた東宮×身代わり姫主人公よりも
身代わり姫の婚約者(始めは相愛?)の方が愛故にふさわしいと思った
まさか男乗り換え話とは思わなかったよ……

588 :
女の子に割と重くないレベルのトラウマがあって男が苦手なんだけど、
でもそれを克服したいと思ってる。
友達みたいに普通の女の子らしく恋愛したくて男性恐怖症を隠して付き合った彼氏。
彼氏は女の子の事情をしらないから一般的なペースで手つなぎ→キス→抱擁→セクロスと進めようとし、
彼女も精一杯それに応えようとするんだが様子がおかしく怯えてるのがバレバレ。
問いただしトラウマや男性恐怖症の事を知り彼女のペースに合わせ付き合っていくことを決意する彼氏。
しかしながらお預け状態が長く続き何かの事件をきっかけに我慢の限界が来て彼氏愛故暴走。
そんなのが読みたいです。

589 :
ほしゅっ

590 :
注意書き付ければいんじゃね?

591 :
>>588はさらに深いトラウマになるか
らぶらぶでメモリあうかによって作風がガラッとかわりそうだなぁ

592 :
コメディな愛故が見てみたいぞ

593 :
サーバント×サービスの長谷部×ルーシー(以下略)ならアリかも>コメディな愛故

594 :
>>588
身内のしがらみ説を推してみる
女の子が幼い頃に母親は男を作って逃げてて、祖母とか伯母とか身内に呪いのように
「母親のような女になったらダメよ」
「あのふしだらな女の血を引いてる娘」
と散々言われてて、そうならないよう異性と距離を置いてたとかは?
それでも好きな人ができて、親や身内には内緒でこっそり付き合ってたけど一線を越えようと
すると「ふしだらな母親の〜」って言葉が頭をよぎってしまって、拒否してばかりいたら
我慢の限界で彼氏フンガー!!

595 :
あとは小さいころにイタズラされたとかのトラウマ持ちはありがちな設定だと思う

596 :
電車で痴漢されて男が「冤罪だ!」と主張
それを真に受けた周りが主人公非難風でその場はお流れに・・・
とか?
>>594のトラウマだと
気持ちよくなっちゃいけない…とか
一線超えてからの悩みですれ違いそう

597 :
> 一線超えてからの悩みですれ違いそう
確かにそれもちょっと思ったw
事後に「結局私もふしだらな母親と同じなのね…」となりそうな気もするけれど、
そこはホラ、どうとでもなるさ

598 :
ほす

599 :
ホス

600 :
保守上げ

601 :
保守

602 :
ほす

603 :
下克上

604 :
誰か投下しなさいよ

605 :
むしろ誰か妄想語りなさい

606 :
じゃあ妄想語りで


小さい頃に引っ越してきた可愛い男の子。知らない土地で慣れなくて、自分がなんとかしようってお姉さん気分で仲良くなっていく女の子。小学校でも2人元気に遊んでたけど高学年辺りから中学に入り段々周りの男の子への見方が変わってくる。
中性的でかっこよくなり、女の子は比較され劣等感を覚え、次第に遊ばなくなり消極的な性格になっていく。「男の子は綺麗なのに女の子は…ねぇ」みたいな感じをよく言われるようになる
出会った頃遊び相手になってずっと遊んでた男の子は女の子のことがずっと好き。まだ大切に思いたい位。
高校生になって、一緒の学校になる2人。避けようとしても話し掛けてきた所為で、また比較され劣等感を感じる女の子。(男の子は一切そんな思いに気付いてない)
そんな中クラスで劣等感を感じずに話すことが出来る男子と仲良くなる女の子。
数ヶ月後位にそれを見て心の中に不快感を感じる男の子。今までずって見てきたのは僕なのにって思いと今までずっと避けられてるのにあいつはいいのかって憤りながら無理やり展開を妄想。
男→→女の一方通行、報われないのが好きだなぁ。妄想失礼しました。

607 :
>>606
悪くないね、一方通行という辺りが正に的中ど真ん中だ。
一方通行はいい、とてもいい。

個人的には更に敵対しているとかだといいなぁ。
こう序盤から中盤に出てきて人気出そうな手ごわい幹部クラスの敵とか、運命的に出会ったラスボスクラスの敵などが好み。
純愛もいいけど狂愛ってもっといいよね!って感じかな。
ヒロインを堕とすためにどんなエゲツナイ手を使ってくれるか・・・それを考えてるだけでご飯三杯は軽い。
それに該当するシーンが実際に見れればご飯五杯は軽い。
台詞的には「我の妻になれ」とか「我が子を孕むがいい」等が好み。
敵であるはずの男から求婚されたり、支配されて手篭めにされるしかないとかのシチュがめちゃくちゃ好みです。
妄想失礼。

608 :
>>606-607
GJいい妄想だね
>>607
途中からヒロインをすのに無意識に躊躇してしまったりすると萌え
段々我慢ならなくなってヒロインをすと息巻いてる味方に内緒で
自分の秘密の場所と化にヒロインを囲ってたりするとさらに萌える

609 :
敵味方に分かれて両思いってのも黄金パターンだな
で、男の方は女に好かれることなんかはなからあきらめてるんで
無理矢理手篭めにしたり
すれちがいおいしいです

610 :
お互いが身体だけの関係って思ってる状態が好きすぎる
男の方は心が手に入らないならせめて身体だけでも、って襲うんだけど
女の方は自分なんてただの性欲処理にすぎないんだって考えてて
お互い好きなのは自分だけって思ってたりするようなの

611 :
>>610
わかる!大好物すぎるそのパターン!!
相手には違う想い人がいて自分はその人の代わりでしかないんだ、とか勘違いしてると更にいい

612 :
>>610
言い出しっぺの法則だ、さあ

613 :
>>607、608
それなんてFF10w

614 :
>>611
分かる、それもいいよね!
所詮私は身代わりなんだ、でもそれでも嬉しい…とかね。いいよね
>>612
古来より、言うはやすく行うは難しと申しまして…

615 :
レスが寄せ風になってるなw
>>613
FF10にそんなキャラいたのか!プレイしたくなってきたw
自分のお勧めとしてはプリンセスメーカー5のガトーが
愛故すればいいと思ってるw

616 :
>>607
シーモア?w
やばい何か色々妄想したくなってきた
押し入れからインターナショナル出してくる

617 :
幼馴染の少年に片思いの少女。
少年には彼女がいるが、内気なため何も行動が起こせないでいた。
少女は思い切って練習台になってもいいよと言う。
手を繋ぐことから始め、キス、そして…
しかし少年は彼女を相手にすると、うまく行かなかった。
練習と称して続くカンケイ。
ある日、少女を好きだという男が現れ…
っていうのはアリ?

618 :
それだけじゃよくわからないからもう少し詳しくお願い致します

619 :
誰がどうやって愛故するのかそこの所詳しくw

620 :
ごめん。落ち着いてみたら>>617は全然無理矢理がなかったw
少年と少女はお互いの気持ちを押し隠してカンケイを続け、
カレシは少女の気持ちが自分に向いていないことに苛立ち、ついにーー!
これだとヤンデレか?
難しいな、愛故。

621 :
ヤンデレな上に少年の彼女の扱いはどうするのかってのがちと難しい

622 :
幼馴染み設定以外はスクールデイズやないかwww

623 :
ホントだラストはナイスボートか…。
というのは冗談で>>620
苛立ちついに直球で犯しにかかったらヤンデレとは違うんじゃない?
っていうかさっさとカレカノと別れて二人付き合えばいいじゃんって話だねw
なにか別れられない理由とかあればいい

624 :
スクールデイズって知らなかったからググった。
o.. rz
やめとくわ…

625 :
復帰

626 :
せっかくのお盆休み・・・投下ないかねー

627 :
君が投下すればいいじゃない

628 :
誰か書け!!

629 :
誰か書け!!

630 :
誰か書け!!

631 :
誰か書け!!

632 :
では私が

633 :
ネタ振り程度にシチュ投下で。
20代後半〜30代差し掛かり位の女性保健医と男子生徒。
何らかの理由で男子生徒は保健室登校中。
多感な年頃という事あり、
保健医は世間話やとりとめのない話をするくらいの距離を保って生徒に接するようにしており、
生徒の方も、無理に急かしたりしない保健医に打ち解けはじめ、淡い恋心を抱くようになる。
そんな折、保健医が彼氏に振られる。
いつになく保健医の元気がない事に気付き、生徒はどうしたのか聞く。
子供に話すような事ではないとわかっていても、振られた直後で落ち込んでいたのもあって、
保健医が軽く愚痴をこぼして…
だめだ、ここまで書いたがベタすぎてもう無理…

634 :
>>633
ベタというよりうまくやらないと和姦になりそうな
きっかけは保健のセンセイが彼氏に振られたことより、
現行の彼氏がいそうな話をされたことで、男子生徒側が嫉妬で我を忘れ、
そんなに他の男がいいのかよ!俺だって男だぜ! と押し倒す方が好物です
更にベタ展開だと、男子生徒が(保健のセンセイの)ラブラブの今カレだと思っていたのは
実はセンセイのお兄ちゃんなり只の同僚なりだと更に美味しいです

635 :
反対に彼氏と上手くいきそうで
浮かれてる保健医を男子生徒が・・・ってのも捨てがたいなw
と、書きに来て
僕は妹に恋をするの主人公双子が生まれた理由が
愛ゆえだったのをいきなり思い出したw
大学時代に人に馴れ合わないクールな男が大らかな友だちができ
その友達とラブラブなクールだけどお節介彼女を好きになり
彼女の方も嫌っているように見せかけてほのかに好意を寄せるけど
彼氏も好きだし裏切れないビミョーな関係で
結婚式の日にウェディングドレスで教会で愛ゆえに走るという。
そのあと女は彼氏ともきちんと初夜をやったみたいで
双子の父親はそれぞれになるという

636 :
僕妹って少女漫画だよね?なんか色々と凄いなw

637 :
性コミって言われてたぐらいだからね
というか父親が違うといえど2卵性双子で近親相姦っていう話だからなw

638 :
「セックスなんか興味ない」という漫画のコンビニ廉価版に収録されてた話が愛ゆえかな…?
女の子が店長を好きで告白抱いてもらったけど体の相性が合わない。
ホテルから一緒に出た所をバイトの同僚に見られてて、実はバイトの同僚は女の子が好きで無理やり犯す。
バイトの同僚との体の相性は抜群で体と心の反応の違いに思い悩む。
もう一つが
強面で実は少女趣味の男が大人しめな女の子とメールで意気投合したが、
実際会うとお互いにギクシャクしてしまってホテルで半ば無理やり犯してしまった。
女の子が抱くメール相手のイメージ(純な男)を壊したくないから自分はメール相手ではないと嘘をつく。
女の子の方は男を本当のメール相手だと見抜いててラストは相思相愛っぽくなる。

639 :
投下します。
>>633->>635 のネタを拾って軽く書かせていただきました。
6レスの予定。
「俺と保健室と先生と」

640 :
「そういう、ことかよ……っ!!」
俺は彼女の左手首を?んだ。その薬指には、真新しい指輪。
ずっと、憧れていたひと。俺がまた学校に通えるようになったのも、彼女のおかげだ。
けれど、まだ俺が大人になる前に、彼女は別の男のものになってしまう。
いつか俺こそが、大人になってそんな指輪を送りたいと思っていた。まだどうしようもなく
ガキな俺を嘲笑うかのように、人気のブランドのものだという指輪はキラキラと光って。
ああ、もう。
もう何もかも、どうだっていい。

   *     *
高2のときに不登校になった俺は、引きずり出されるようにして保健室登校を始めた。
つめたい制服の背中が立ち並ぶ教室は、敵意が満ちている気がして、近づくことさえ
ままならなかった。
それでも家に引き籠らずになんとか学校まで足を運ぶことが出来たのは……、まあ、
保健室の先生が美人だったからだ。
彼女はまだ二十代、親しみやすい性格で、女子からは「はるか先生」と下の名前で呼ばれていた。
親しみやすいというか、割とドジで放っておけない所もあるんだけど。
俺も当然、彼女をはるか先生と呼んだ。
彼女は教室にいけなくなった俺をダメな奴だと決め付けなかったし、急かしたりもしなかった。
ただ時々、美味しいお茶を淹れてくれたり、こっそりおやつのお菓子を分けてくれたりした。
保健室は、怪我人よりも、そんなはるか先生とお喋りしたい、こっそり心にキズを作った奴らの
溜まり場だった。
小柄で童顔な彼女の傍に寄ると、いつもいい匂いがする。
「先生、香水つけてきてる? やーらしいの。」
彼女から漂う香りには、いつもちょっとドキッとさせられる。
「つけてませんっ、香水なんて。神聖な学び舎に、そんなもの。」
俺がからかうと、彼女は真っ赤になって反論する。
「でもなんか、イイ匂いがする。」
そう言うと、彼女は一生懸命に自分の腕や服を嗅ぎ始める。
「しないわよぅ。」
「あ、これかな?」
俺は彼女の髪を嗅いでみた。
「キャ──ッッ!! 頭のにおいとか、勝手に嗅がないでよ!! 汗臭いんだから!!」
「これだこれだ。なにつけてんの?」
「普通のシャンプーとリンスしか使ってません!! だからそんなに匂いませんっ!!」
俺はそのとき初めて、女の人が使うシャンプーの香りが男にとって魅力的なことを知った。

俺は彼女に、ぽつぽつと色んなことを話した。
暴力的ないじめを受けていたこと。
残酷な首謀者と、彼の言いなりになる取り巻きたち。
俺が何より怖かったのは、それをただ傍観する、大多数のクラスメイト達だった。
「あいつらにとって俺は、生きてもんでも関係ない、ただの石ころに過ぎないんだ……!」
誰にとっても俺が価値のない石ころに過ぎないなら、俺は何のために生きて、ここにいるのだろう。
俺はそんなクラスメイト達に囲まれて暮らすことが怖かった。きっと奴らは俺が目の前でんでも
眉ひとつ動かさず、笑ったり楽しんだり、滞りなく日常を過ごすのだろう。そんな奴らのなかで
生きるのは、この上なく危険なことに思われた。
彼女は先生のくせに、そんな俺を叱咤するわけでもなく、諭すわけでもなかった。
ただそばに来て、小さな声で、わかる、なんて囁くのだった。

641 :

「……わかる、ってなにが。」
「先生も、学生の頃は、そういう気持ちだったなあ、って。」
「……嘘。」
彼女はいつも明るくて、たくさんの生徒から好かれていた。俺もその一人だった。
彼女を価値のない石ころだなんて思う奴が、いるはずない。
「トモキ君からするとちょっと違うのかもしれないけど、朝のラッシュアワーとかで揉まれてると、
こんなにたくさん人がいて、でもほとんどの人にとってあたしがいてもいなくてもどうでも
いいんだなあ、って思ってた。なんかこのまま消えてなくなった方が世のため人のため
なんじゃないかなー、とか毎日思ってる、根暗な女の子だったな、高校生のときは。」
彼女は軽やかに歌うようにそんなことを言う。でも、俺は知っている。本当に辛くて
言いづらいことを口にするとき、人は冗談めかしてしまうんでってことを。
俺は一瞬隣にいるひとが、生き惑う女子高校生みたいに見えた。何かは分からないけど、
心の中に暗くて重たいものを抱えながら生きて、それでもちゃんと先生になって、今は学生の
悩みを分かち合ってくれている。
「先生は、みんなから好かれてるじゃん。ひとの役に立ってるよ。」
俺もなるべく重くならないように、軽い調子で言う。
「そう?」
「そうだよ。先生がいなきゃ、俺だって困るし。」
彼女がくるりとした目を大きく見開くので、慌てて言い直す。
「保健室の先生が話しやすい奴じゃなきゃ、保健室登校すら出来てないし。」
これで辻褄合ってるか。くそ、変なこと言った。
「ありがと。トモキ君は、優しいね。」
彼女は辛いことなんか何もないような顔で、ふんわりと笑う。
「それでも、世間のほとんどの人にとって価値がなくても、身近な人がひとりでも大切だって
言ってくれさえすれば、なんとかやっていけちゃうものなのよね。トモキ君にもいるでしょ、
そういう人。例えば、御両親とか。」
「親……は、でも、思い通りの息子が欲しいだけって気がするし、俺はその点では、
もう駄目だな……。」
「結構大切に、されてる気がするけどなあ……。じゃあさ。」
彼女のいい匂いのする髪が揺れる。
「先生じゃ、だめかな?」
「な、なにが?」
「トモキ君を、大事だって言ってあげる人。トモキ君がいないと、先生寂しいと思うし。」
保健室はいつでも誰でも入れるところだけど、そのときは誰も入ってきてくれるなと思った。
心臓の音が煩かった。年上の美人に、そんな愛の告白まがいのことを言われて舞い上がらない
高校生男子なんてそうはいない。たとえそれが、先生という立場からのものだとしても。
「トモキ君は繊細で、傷つきやすくて、優しいんだよ。だから他人の悪意に、傷つきすぎてしまう。
でもそこがいいところ。トモキ君が一歩外に踏み出せば、君と友達になりたいひとが、たくさんいる。」
そう話す彼女の瞳は、大人のくせにとても澄んでいた。薄化粧で目立たないけど、結構睫が長いなー、
なんて思う。
「先生はずっとここにいて、トモキ君の味方。それが、トモキ君の支えにならないかなあ?」

642 :

高校生の男なんて、単純なものだ。
その日から俺は俄然やる気を出した。
勉強だって充分にこなして、授業に遅れないようにした。保健室に来る奴らに話しかけたりして、
普通に話せる知り合いを増やしていった。
そうした知り合いが学校に増えるにつれ、保健室の外でも自然に歩けるようになった。以前は雑音が
すべて俺の悪い噂話を言い立ててる気がして仕方なかったが、世の中には色んな噂話があって、
俺はその中の砂粒ひとつ分でさえないと気にならなくなった。
昼休みはサッカーに誘われるようになったし、たまにゴールを決めると楽しかった。
久しぶりに教室の扉を開けるときも、保健室から足が遠のく寂しさよりも、彼女に褒めてもらいたい
という気持ちが勝っていた。
褒めて欲しい、喜んで欲しい、笑って欲しい。
その気持ちは、まともに教室に通えるようになってますます膨らんでいった。
ちゃんとした生徒になって、いい大学に入って、もっと価値のある人間になって、俺の人生を変えたのは
貴女ですと言ってあげたかった。貴女はそれだけ価値のある人ですと、教えてあげたかった。
かつて人の波の中で、自分の生きる意味すら見失いそうな少女だった人に。

教室にまともに通うようになってからも、放課後は保健室に入り浸っていた。
友人と遊びに行く日もあったが、それより彼女のそばで過ごす方がずっと楽しかった。
「せっかく誘ってくれる友達がいるんだから、行ったほうがいいわよ。」
「俺がいないと、寂しいって言ったくせに。」
少しからかうと、途端に真っ赤になって怒り出す。
「そういう意味じゃないでしょ?! 先生は、先生なんだから!!」
わかってる。
わかってるけど、怒った顔も可愛いとか思ってしまうのだった。

   *     *
そして時は過ぎ、高校3年の夏。
彼女が急に、よそよそしくなった。
まず、目を合わせてくれなくなった。あんまり笑い掛けてくれなくなった。
さらには「もう、あんまりここには来ない方がいい」とまで、言い出すのだ。
俺にはまだ、彼女が必要なのに。
ずっとここにいて、俺の味方だって言ってたのに。
「俺……、何か、した? 先生に、嫌われるようなこと。」
「そういうわけじゃないの……。」
明るく軽やかだった先生の話し口調は、いつの間にか重く、目は伏目がちになっていた。
いつだって、彼女が笑ってくれるためなら、どんな努力でもしてきたつもりなのに、急に、何もかもが
通じ合わなくなってしまったかのようだ。
言葉少なに俺を拒絶するようになってしまった彼女の態度に戸惑いながらも、理由はすぐに知れた。
ある朝、女子達が彼女を囲んで黄色い声ではやし立てていたのだ。
新品の指輪。
左手の薬指。
近頃どこかの芸能人が結婚指輪に選んだと人気急上昇中のブランド。
女子特有の高い声が頭にきんきん響く。
そして、はにかみながら答える彼女。


643 :
────男、か……。
彼女は魅力的な大人なのだから、そういうこともありうるとは思った。
でも、一人の女である前に彼女は先生なんだから、生徒の俺によそよそしくなるのは納得いかない。
考えるほどにもやもやしてくる想いを抱えながら、俺はその日の放課後も彼女のいる保健室へと向かった。

暑い夏の夕暮れだった。期末考査も終わって、夏休み前の気だるい空気が流れていた。
校舎には人も少なく、保健室には彼女ひとりだった。
二人きりで話したくて、俺は保健室の扉に気付かれないようそっと鍵を掛ける。
「ねえ、はるか先生。」
机に座る彼女に後ろから声を掛けると、彼女はびくりとして振り返る。
「男が出来たんだ? だから俺には、もうここに入り浸るなって?」
「そうじゃ……ないの。トモキ君にはもう、ここはなくてもいい場所だから……。もっと友達と、
付き合ったほうがいい……。」
彼女の言葉は歯切れが悪い。俺は自分の苛立ちの理由が分かった。女子に羨ましがられるような
人気ブランドの指輪を貰ったはずなのに、ちっとも幸せそうにしていない。
「何だよそれ。ずっと俺の味方だって言ったくせに。いないと寂しいって、言ったくせに。」
「それは……、今でも、そう思ってる。」
俺は彼女の左手を?んだ。薬指に光るのは、真新しい指輪。
「これ、新しい男に貰ったんだ……。結婚するの? その男と。」
「放して……。」
彼女は弱々しく身を捩る。前はこんな風じゃ、なかったのに。
俺の好きなはるか先生は。
ああそうだ、好きだったよ。格好つけて、新しい男が出来たんならそれでもいいと言おうとしても、
心の中は嫉妬でいっぱいだった。
どうしようもなく、子供な俺。
ちゃんとした大人で、誰からも好かれている彼女。
教室に戻ったり、勉強を頑張ったりしたのも、少しでも彼女に認めて欲しいからだった。
卒業して、もし出来ることなら、言いたかった。
好きです、俺を変えたのは、貴女です。
付き合ってください。
でも、あまりに俺は子供で、卒業すらしないうちに、よく分からない男に横から掻っ攫われて。
せめて彼女が、幸せそうなら良かったのに。誰よりも先に俺に打ち明けてくれて、素敵な人でしょう、
って笑ってくれたらよかったのに。
そうしたら、完膚なきまでに叩きのめされた俺は、もう祝福するしかなくなっていたのに。
「先生、相手の男に言われた?余計な奴に、関わるなって。高校生といえど、男なんだからって。」
「違……っ……」
「じゃあなんで、俺を避けるんだよ!! 俺の目を見ないんだよ!! 幸せで仕方ないんだって、笑えばいいだろ?!」
彼女は酷く悲しげに、俺を見る。
違うんだ、笑ってよ。
ねえ聞いて、期末考査の順位も結構良かったんだ、俺。希望大学も圏内だって。
頑張ったんだ。あれからずっと、頑張ってるんだ。
親のためじゃなくて、自分のためですらなくて。
ただ貴女に、褒めてほしかったんだ。
貴女がいらないんなら、俺はとっくに自分自身すら、いらないんだ。

644 :

ぷつり、と、俺を支えていた何かが切れた。
もう何もかも、どうでもいい。
全部、壊れてしまえばいい。
俺は?んだままの彼女の手を引いて、抱き寄せた。
小柄な彼女は俺の腕の中に軽く納まって、折れそうに華奢だ。
髪から香るのは、いつもの彼女の匂い。
「放して……。」
「先生、知ってた? 俺、先生が好きだった。ガキだけど、本気で。」
抱きしめた彼女の耳許に囁く。小さな身体は、小鳥のように震えていた。
「先生に褒められたくて、必でいい子の振りしてたけど……、なんか、もう、疲れたな。」
軽い彼女の身体を抱え上げ、脇のベッドに放り投げるようにして制服のネクタイで両手を
ベッドの格子に縛りつけた。
「俺に優しくしてたのは、点数稼ぎのため? それとも同情? 誘惑して思い通りに動かすなら、
最後まで、騙し通して欲しかったな。せめて……卒業まで。」
彼女は泣きそうになりながら、小さく震える。
「してない……誘惑なんて……」
そうだろう。ただ俺が勝手に、好きだっただけだ。
「叫んでいいよ、先生。俺は停学でも退学でも、もう恐くないから。」
養護教諭である彼女は、いつも白衣姿だ。その下は代わり映えのしないかっちりとアイロンの
効いたブラウスに、タイトスカート。でも彼女が着ると全部の色合いが優しくなる気がして、好きだった。
淡い水色のブラウスのボタンを、もどかしく外して胸をまさぐる。彼女はいつも襟のつまった服
ばかり着ていて、必要以上に肌を晒そうとはしなかった。
初めて見る彼女の襟の下は、とても綺麗だ。
夏でも大切に隠されて白く息づく肌、美しく盛り上がる胸の膨らみ。それが俺の手に?まれて、
いやらしく形を変える。
体中をまさぐりながら、苦労してブラのホックを見つけ出して外すと、ふるんと優しく胸の双丘が
姿を見せる。魅惑の柔らかさに夢中でしゃぶりつき、揉みしだき、吸い上げた。先端はすぐに
可愛らしくしこって、更に俺を誘う。
「だめ……!! ユウキ君はこんなこと、しちゃいけない……!!」
ひどいことをされてもなお、彼女は優しかった。こんなときでもまず、他人の心配だ。それも見せかけの
優しさなのかもしれないけど。
「もういいんだ、いい子のふりなんて。結局は、何も手に入らない。」
俺はベルトを外し、ズボンの中で痛いくらいに滾っている雄の部分を取り出した。
「おっぱい弄ってるのも楽しいけど、邪魔が入ったら面倒だから、最後までやっちゃうか。」
彼女のタイトスカートを腰までめくり上げ、パンツとストッキングを纏めて引き摺り下ろした。細く長い脚を
覆っていた布は、くるくると小さくまとまって床に落ちる。
「だめ……!! それだけはだめ……!!」
何とか閉じようとする脚に膝を割りいれて、無理矢理に開かせる。手の自由を奪われてている彼女に、
それ以上抵抗する手段はなかった。
女の身体は初めてだったけど、濡れている中心に入ればいい。
入り口はすぐに見つかった。
「あ、やぁぁ……!!」
悲鳴を上げかけた彼女の口を、左手で塞ぐ。
「ごめん、声上げていいなんて言ったけど、気が変わった。やっぱりこれは……邪魔されたくない。」
「んんっ……!!」
彼女は口を塞がれて、苦しげに呻く。その様にすら、劣情を掻き立てられる俺がいる。
「先生のなか……凄くいい。たまんない……!!」
初めての女の身体は熱く濡れて、俺を締め付けた。気の遠くなりそうな快感に翻弄されながら、夢中で
腰を振りたくる。
「先生の男は、こんないいことを毎回してるんだ。嫉妬で気が狂いそうだよ。」
相手の男を、知らなくてよかったと思った。今なら人でも犯してしまいそうだ。


645 :

「はあ……イイ。一回出すよ、先生。」
彼女は真っ青になり、激しく首を横に振った。止めろと言いたいのだろう。だが俺には、止めるつもりなど
微塵もなかった。細くすらりと伸びた脚をいっぱいに開かせ、奥へ奥へと叩きつける。
「濃いのをたっぷり注いであげるよ……嬉しいだろ、先生。」
「ん──っ! ん──っ!! んん────っ!!」
すぐに強い快感がわきあがり、俺は躊躇わずにそれを彼女の最奥へと放った。

ずるり、と繋がっていた部分を引き抜くと、彼女はぶるっと身体をふるわせた。
「もう……、終わったでしょう……。早く、ほどいて……。」
生気の失せた目をして彼女はそう呟く。情事の後、半裸の肢体をしどけなく晒して横たわる姿が、
男の目にどんな風に映っているか、知りもせずに。
「終わった? 冗談じゃない。」
俺はうんと優しく笑った。
「これからだろ。一回目を早く終わらせたのは、二回目からゆっくりと楽しむために決まってるじゃないか。
一回目は性急過ぎたからね。次はもっとゆっくり、愉しませてあげるよ。」
ぼんやりしていた彼女の表情が、さっと凍りついた。
「嘘……。」
棚から備品のタオルを取り出して、恐怖に震える彼女の口に押し込む。もう嘘も懇願も、助けを呼ぶ声も
聞きたくはなかった。
「だって先生のカラダ、凄く気持ちいいんだもん。一回だけで満足できるわけがない。」
俺はカーテンをもう一度隙間なく閉め直し、ベッドの上で自由も声も奪われた愛しい女に向き直った。
「次は四つんばいになりなよ。後ろからしてやるから。」
俺は抵抗をやめた彼女の身体を存分に抱き、抑えていた欲望のはけ口にした。くまなく体中に舌を這わせ、
射精後の一物に口で奉仕させ、あらゆる角度から突きまくって繰り返し彼女の中に精を放った。

そして彼女は、俺の前から姿を消した。
その日のあと会えないまま夏休みに入り、新学期に入った時に俺が知ったのは、彼女があの後すぐに
辞表を出して退職していたことと、見知らぬ養護教諭の着任だった。


     ──終──

646 :
以上です。
いま高校で前期後期制の導入ってどの辺まで進んでるのかな?
これはちょっと前の話ってことで、3学期制です。あしからず。
できれば先生視点の話が続くといいとは思っている。書けるか分からんけど。

647 :
連投失礼。「つかんだ」が全部文字化けしてました。?は「つかんだ」です。

648 :
GJ!!!!!
先生視点も是非見たい
婚約したのに幸せそうじゃないとか先生の真意がすごく気になる

649 :
GJ!切ないな
5レスめで名前間違っててびっくりしたけど

650 :
>>646
短いレス数なのに十分主人公の愛故に走るまでの苦悩が伝わってきてGJ
>>649
苗字なのかと思ってたw

651 :
愛するが故に無理やり…って愛されてる対象が犯される本人じゃなくて、第三者だったらダメなんだろうか?
昔自分を裏切った恋人にそっくりな娘を陵辱するおっさんとか萌える。
今度は逃がさないように監禁して、娘に快楽を教え込んでいくとかね。
んで男の母親への愛情と憎悪を理不尽に受け続けた娘は…みたいな

652 :
>>646
すっごくよかった!
描写とか表現がうまくて、感情移入しまくりで萌えた!
続き楽しみにしております。

653 :
>>649
おおう、ご指摘ありがとうございます。
主人公は友樹だったんですが、これだとトモキがユウキがわからんなー、と片仮名表記にしたのに
自分が間違えるとか……!
もう馬鹿なのぬのって感じです。
?に化けた「掴む」と一緒に、保管の際にはどうにかならないでしょうか、と言っておきます。
すみませんすみません。
先生は大人なので漢字表記で喋らせることにします。

感想下さってありがとうございます。
おかげさまで2話目を書くことが出来ました。
「エロいお姉さんは、好きですか。」って感じです。
投下します。
「俺と保健室と先生とU 先生の事情」
9レスの予定。

654 :

「これ以上、九条君に色目使うの、やめて貰えませんか。」
目鼻立ちのくっきりした、華やかな顔立ちの女生徒は、友人を二人も引き連れて私の前に
立ち塞がった。
この子が絡んでくるのは、これが初めてではない。がんばれ、がんばれ私。
いいオトナとして、小娘の言い掛かりには毅然とした態度を貫くのよ。
「色目……って何のことかしら? 私は先生で、彼は生徒。先生と生徒の間に、そんなことは
ありえません。」
私は精一杯取り澄まして言った。
「九条君はせっかくクラスに馴染みかけてるんです。これ以上保健室なんかに入り浸るのは
彼の交友関係にとって良くないと思いませんか? 先生。」
交友関係、って言うより、あなたが誘ってもなびいてくれないから、こっちに八つ当たりしに
来てるんでしょ? と言いたいのをぐっと堪え、あくまでオトナのスマイルで。
「保健室は誰が来てもいいところだから……。あなたも、来てみたらどうかしら? 
いつでも、相談に乗るわよ。」
男漁りに来られるのはごめんだけどね、と心の中で付け加える。
「先生はよっぽど、高校生の男の子が好きみたいですね。ちやほやされるから? 
いい年して、みっともない。」
そういう彼女は、しわやたるみはおろか、にきびもそばかすもない、ピカピカの肌をしていた。
若いってのはそれだけで素晴らしい。私が高校生のころは、こんなに綺麗な女の子じゃなかったけど。
「ええ、先生もいい年ですから、色目を使ったりなんてしないの。あなたのちょっとした、
勘違いじゃないかしら。」
まだ若い彼女は、きつい感じの目でキッと私を睨む。
「勘違いしてるのはあなたのほうでしょう?! デレデレしちゃって、みっともないのよ、このブス!!」
やった。こういう問答は、先に激昂したほうが負けである。
「まあ……。先生は相談は受けるけど、謂れのない中傷を受ける義務はないの。これで失礼するわね。」
にっこり笑って足早に通り過ぎると、なによババアのくせに、と棄て台詞が聞こえる。
生徒同士の交友関係に口出しするつもりはないけど、友樹君にああいうキツい娘はあんまり似合わない
と思うな。もっと大人しくて、落ち着いたタイプのほうが……。
いや、私は先生だから、あくまで関係ないんだけどね!!

   *     *

655 :

私がその子、九条友樹君と会ったのは、一年ほど前のことだった。
いじめを受けて不登校になり、その後、保健室登校を許可された男の子。
初めて会ったときは、眼鏡の奥の神経質そうな目がこちらをおどおどと窺っていた。
成績はトップクラスだったのが、いじめを受けて急落。最近の定期テストは別室で受けたと聞いた。
父親は大企業に勤めていて、家庭訪問をした担任の話だと自宅は「結構な豪邸」だとか。
最初のうちはただ連れられてきて、黙々とノートと教科書を広げ、時間が来たらなにも言わずに帰ることの
繰り返しだった。
でも、そのうちに慣れてきて、私がいても緊張の色を見せなくなる。休憩のときに一緒にお茶を淹れて
あげたりすると、素直に「ありがとう。」と言ったりする。
「ティーバッグじゃなくて、ちゃんと茶葉で淹れてあるんだ。美味しい。」
紅茶の味が分かる男子高校生なんて、初めて見たわ。
この子本当にお坊ちゃんなんだなあ、って思う。家には綺麗なティーセットの収まった立派な戸棚があるのが、
見えるようだわ。お弁当食べるときの箸遣いなんかも、妙に品がいいし。
しかも、笑うと意外と可愛い。女の子にも、もてるんじゃないかしら。
私とは、大違いだな。
いじめってのは、いろいろ持ちすぎてる子が妬まれて標的になることもあるのよねー、と思う。
持ち過ぎてる子も、持たな過ぎる子も、クラスの異端という点では同じ。……それが、いじめだ。
彼は少しずつ、自分のことを話してくれるようになっていた。
彼の話を聞いていて思ったのは、非常に感受性が豊かというか、繊細なこなんだなあ、ってこと。
暴力的ないじめは、確かにあった。けれど、彼が医療機関のお世話になるまでにエスカレートした時点で
表面化し、複数の大人の介入を受けてすでにおさまっていた。
それでも、今も彼を悩ませるのは、いじめを通して垣間見た傍観者の恐ろしさと冷たさ。
安全だと信頼することの出来ない教室で、どうして他のことに集中することができるだろう?
彼は頭のいい子で、話を聞いているとなるほどと思ってしまい、つい頷いて終わりがちだったりする。
いやいやでも、8年あまりもこっちの方が人生経験は上なんだから、何かいいアドバイスができたらなあ、
とは思うのですよ。
私だって、人並みに苦労はしてるわけだし。
「それでも、身近な人がひとりでも大切だって言ってくれさえすれば、なんとかやっていけちゃう
ものなのよね。友樹君にもいるでしょ、そういう人。例えば、御両親とか。」
この子を見てると、家庭訪問なんかしてなくても、二親揃って、たっぷりと愛情を掛けられてるなあ、
って思う。誰よりもこの子を愛してるのは、まず親だ。
「親……は、でも、思い通りの息子が欲しいだけって気がするし、俺はその点では、
もう駄目だな……。」
うむむ、そう来たか。そういや、私も高校のころは親の愛情とか言われても、全然信用して
なかったっけ。
高校生って、そういうお年頃なのかも。
それでも、実は親が一番に心配してたりするんだけどね。
私はどうやって、前を向いたんだっけ。

656 :

母子家庭で育って、いつも仕事で母はいなくて、自分自身も家事で忙しくて、それが日常だった。
気がつくとクラスでは浮いてて、流行のおしゃれの話題にも乗れなくて。根暗な子だったな。
私はこの世界に、いなくてもいい子なんじゃないかなあ、って思ってた。そうすれば、
お母さんだって苦労せずに済むし。
本当に、消えてしまいたかった。
息をひとつするごとに、次の息こそ、止めてしまいたかった。
でも、そんな私を引き上げてくれた何かが、あのときあった。
そうだ、サチ。
通学電車とホームの間に吸い込まれそうな気持ちで立っていたとき、彼女がばーんと背中を
叩いてくれたんだっけ。
「どうした? 朝からしょぼくれた背中して!」
なんて言って。
サチは運動部やってて元気で明るくて、それまで全然親しくなんてなかった。なのに彼女には
そんなつもりは全くなかったとしても、そのとき彼女は確かに私の危ないところを救ってくれたのだ。
それから、「朝の元気、分けてやるよ!!」なんて言って、買ったばかりのいちご牛乳を
くれたりしたんだっけ。
「私って、いてもいい子かな?」なんて変な質問をしても、
「おうっ!! 来週の球技大会、はるかがいないとバレーの頭数たりないだろ? いないと困るって。」
と、迷わず答えてくれたのだ。
サチはパワーに溢れていて、彼女の言葉には有無を言わせぬ力があった。
バレーの頭数。そのときの私には、何故かそれだけで良かった。涙が出た。一番危ないときに、
サチにそういわれただけで、自分ではどうしても抜けられなかった自己否定の迷路から抜け出せた。
私は彼女が大好きになって、球技大会も頑張った。それからは友達も増えてきて、悩む暇なんてなくなった。
サチとは今もいい親友だ。
以来、彼女みたいになりたくて、彼女みたいに誰かに元気を分けてあげられる人になりたくて、
私はいままでやってきた。

「先生じゃ、だめかな?」
「……何が。」
「友樹君を、大事だって言ってあげる人。友樹君がいないと、先生寂しいと思うし。」
この子はいい子だ。こんなところで、潰れていい子じゃない。
十代の綺麗な瞳が、私にまっすぐ向けられる。男の子と見詰め合うなんて久しぶり、とか
照れてる場合じゃない。
この子にはまず、信頼できる親友が必要だ。
私がその親友になろう。

     *     *

657 :

その日から、彼は変わった。
元々出来る子なのだ。
独学の自習だけで難なく授業に追いついたし、テストの点数も元通りとまではいえないけれど、
それなりに上がった。
保健室に来てる子達と話すのを聞いてると、その知識の広さと考えの深さにびっくりする。
以前の彼は周りの生徒とその辺のギャップを埋められなくて、とっつきにくくて高慢な感じ
だったけど、近頃の彼はあたりが柔らかくなって話しやすくなったみたい……と、
保健室に来ていた彼の同級生に聞いた。
そうなると、男友達だけでなく、女の子も寄ってきたりするわけで。
でもトモキ君は、女の子にはまだそんなに興味はないそうで、告白されても片っ端から
断っているみたい。
眼鏡はやめてコンタクトにしたら見栄えがよくなるんじゃ……と思っていたときもあったけど、
そうなると更に女の子が寄って来そうで、ぐっと飲み込んだ。
「ねえ先生、見てた?! シュート決まった!!」
ハイハイ見てましたよ最初っから。
だって君は、目立つんだもん。
そんな彼が、屈託なく笑顔を向けるのが私だけだという状況に、密かに優越感を感じていたことは、
否めない。
でも彼と私は先生と生徒。それ以上なんてあるはずもない。
彼の心の中で大事なところにいる親友。それだけでいい。
いつか大人になって、何かの拍子に思い出してくれたらいい。
そういう存在になりたい。

     *     *
 
彼も進級して3年になり、少しだけ大人びた表情をするようになった。
背も少し伸びて、まっすぐに背筋を伸ばして歩く姿は普通に格好いい。
初めて会ったとき、保健室で背中を丸めていた姿とは大違い。
彼に告白する女の子も、それに伴って振られた女の子も積み重なって膨大な数になり、その怨念は
唯一仲良くしている女である私に向かうようになった。
面と向かって言いがかりをつけてくるなんていうのは、正々堂々としていて逆に気持ちがいいくらい。
保健室を外すとき、うっかり鍵を掛け忘れただけで、机の引き出しを荒らされたり、嫌がらせの
落書きやメモを置かれたりした。勿論古典的に下駄箱も荒らされた。
でも、こんなのは平気。
私だって、友樹君ほどじゃないけど、いつもクラスの端っこにいたんだから、こういう普通の
いじめ程度はなれっこなのです。いまさら学生レベルの悪意に怯む私ではないのよ。
でも、学校宛に、文書の形で届く中傷には閉口した。
高校生にもなると、大人相手にこういう手を思いつく小狡さが加わって可愛くない。
曰く、「養護教諭の繁谷遥と、3年B組の九条友樹は、保健室で淫行に及んでいる。」
曰く、「某月某日、繁谷遥と九条友樹の二人の密会を目撃。場所は云々。」
反論するのも馬鹿らしいほどの事実無根の中傷だ。
多分振られて逆恨みした女の子だとは思うけど、かつて好きだった相手も纏めて中傷するという
根性が腐っている。それとも、可愛さ余って憎さ百倍という奴だろうか。

658 :

あまりにも事実とかけ離れているということは理解してもらえて、成績がトップクラスで
東大さえ圏内だという友樹君には何のお咎めもなしだった。
代わりに私には、厳重注意。
そもそも疑われるようなことをしている君が悪い、だって。
保健室で今後、彼と二人きりにならないこと。
できれば保健室に、来させないようにすること。
それが未来ある若者のためです。
ごもっとも。
でも中傷文の内容を彼に伝えるかどうかまで私に丸投げってどういうこと。
確かに青少年の健全育成に良くないようなことが細々と書かれていたけど。
言えるわけないじゃないの、あんな──あんな恥ずかしい中傷のために、もうここには来ないでなんて。
私は友樹君に中傷文のことを告げられずにいたことを、恥じらいのせいだと思っていたけれど、
もっと後になってから考えると、実は違ったのかもしれない。
ただ、隠された欲望が暴かれるのが、怖かったのかも。

彼には肝心なことは何も言えないまま、ただ、もうあんまり来ない方がいいとだけ言った。
もうすぐ受験で忙しくなるし。
いい大学狙ってるんなら、こんなところで時間潰してないでしっかり勉強しなきゃ。
対する彼はあんまり聞いてない様子だった。
大丈夫、時間はちゃんと見てるし。勉強もしてるし。
学校での勉強と家での自習の間のちょっとした息抜きだよ。
彼と私は、どうだったらもっと良かったんだろう?
私が、あと10歳ほど年上だったら?
私が、既婚だったら?
あるいは私が、男だったら?
そうしたら妬まれることも非難されることもなく、いい関係でいられただろうか。
大学を出て4年余り。共学だった大学時代に比べて、就職してしまうとびっくりするほど出会いがない。
そりゃあ彼氏がいなくて寂しくはあるけど、友樹君は高校生にしてはかっこいいけど、
いくらなんでも生徒と恋愛はご法度だし。
毎日充実してるし、当分一人でもいいとは思ってるんだけど。
そうだ、性別も年齢もどうにもならないし、急に既婚になれるわけもないけど、実は彼氏がいます、
って言っておくのはどうかな。
だからあなたたちのライバルにはなりませんって。
女の子達もそれで結構納得して、大人しくなるかもしれない。
うんうん。
分かりやすいアイテムとして、指輪、とかどうかな。どうせ中傷文を送った生徒も本人が
卒業すれば大人しくなるだろうし。それまでの間のことだし。
子供騙しだけど。
というわけで、次の休みの日、貯金をはたいて自分用に指輪を買った。
店員さんに何度も「左手の、薬指でございますか?」って念を押されたけどね!!
放っときなさいよ!! 人にはそれぞれ事情ってもんがあんのよ。

     *     *

659 :

女の子達へのプレゼンテーション(?)は、割と上手くいったと思う。
普通の女の子はそういう話題が好きだし、アクセサリーも好きだし、私に敵意がある子達だって、
私に友樹君じゃない彼氏が出来るなら、その方がいいのだ。
女の子達は、騙されたがっていて、虚構の彼氏の作り話に興じてくれた。
でも、なんで?
何で友樹君はそんなに辛そうな顔をするの? 
「男が出来たんだ? だから俺には、もうここに入り浸るなって?」
そうじゃない。
そうじゃないの。全部、君のため。私の中では。
「そうじゃないの。友樹君にはもう、ここはなくてもいい場所だから……。もっと友達と、
付き合ったほうがいい……。」
もっと友達と付き合って、先生という飾りを取ったらただの年増な私のことなんか放っといて、
そしていつか懐かしく思い出してくれればいいから。
「何だよそれ。ずっと俺の味方だって言ったくせに。いないと寂しいって、言ったくせに。」
思い出させないでよ。
君がいないと、寂しいよ。
でもそんなこといってられないんだから。先生は、先生なんだから。
そして君は、前途有望な生徒なんだから。
「それは……、今でも、そう思ってる。」
いっそのこと、男だったら良かったかな。
そうしたらもっと自然に、君と一緒にいられたかな。
もっとずっと、一緒にいられたかな。
「これ、新しい男に貰ったんだ……。結婚するの? その男と。」
彼は大きく逞しい手で、私の左手首を掴んだ。

だめ。
壊れてしまう──『わたし』が。
握られた手首が、熱かった。全神経がそこに集中して、彼の感触を捉えようとする。
「先生、相手の男に言われた? 余計な奴に、関わるなって。高校生といえど、男なんだからって。」
「違……っ……」
違うの。そうじゃないの。高校生って言うのは、男じゃないの。男の範疇に入れちゃ駄目なの。
だって、私は先生で、君は生徒なんだから。
たとえ──どんなに好きでも。
「じゃあなんで、俺を避けるんだよ!! 俺の目を見ないんだよ!! 幸せで仕方ないんだって、笑えばいいだろ?!」
楽しかった、幸せだった。君といて。
はるか先生、って呼びかけるその笑顔を、いつも楽しみにしてた。
あの中傷文のこと、言えなかったのは、それが本当は私の望みだったから。
そんな気持ちはないって言いながらも、許されないって知りながらも、君とそうなることを夢見てた。
ばかみたいだね、私。

660 :

突然、広い胸に抱きしめられた。
全身に火がついたようにカッと熱くなる。
だめ、だめ、だめ。
そんなのだめ。
──違ウ、ヤメナイデ。
「先生、知ってた? 俺、先生が好きだった。ガキだけど、本気で。」
多分、知ってた。
気付かない振りをしながら、熱い視線を、感じてた。
あの視線を感じると──カラダガ、熱クナッテタ。
やめて、やめて。暴かないで。女の『わたし』を。
いつだって真面目で品行方正。
間違ったことは許しません。
そうでなきゃならないの。
母子家庭の子だから余計に、正しくあらねばならないの。
先生になって余計にそうなの。
女の欲望なんか、厳重に包み隠さなきゃいけないの。
生徒相手に恋なんか、しちゃいけないの。そうでしょう?
生徒を惑わしちゃいけないの。
未成年との淫行なんか、もってのほか。犯罪です。
想像するだけでもいけないの。
夢で見ても、すぐに忘れなきゃ。
だから、ねえ。
──ヤメナイデ。

「必でいい子の振りしてたけど……、なんか、もう、疲れたな。」
いい子の振りをしていたのは私。それこそ必で。にものぐるいで。
手首を縛りつけられて、自由を奪われて悦んでいる私がいる。
──ハヤクチョウダイ。欲シイ、欲シイノ──
「叫んでいいよ、先生。俺は停学でも退学でも、もう恐くないから。」
だめ、それはだめ。
「だめ……!! 友樹君はこんなこと、しちゃいけない……!!」
男に身体を愛されるのは、久しぶりだった。
彼の少し骨ばった手が触れるたびに、おかしいほどに濡れてしまう。
──待ッテタ、ズット待ッテタ。好キ、好キナノ、君ガ好キ!
身体が感じるほどに、欲望と理性に心が引き裂かれる。私は長い間、自分の欲望を
ないものとして押さえ込んできた。自分の恋心も。
そしていま、好きな男の手に触れられて、欲望が暴れだす。
恋人がいなくたって、そりゃあ平気だったはずだ。好きな相手に好かれて、傍にいて
もらったんだから。
きっと私は、欲望に満ちた目で彼を見てた。
そして彼を誘惑した。
「もういいんだ、いい子のふりなんて。結局は、何も手に入らない。」
彼は苦痛に満ちた目でそう言う。彼はずっと泣きそうな顔をしていた。
彼を傷つけたのは、私だ。なのに、欲望は更に疼く。
──傷ツイタノ、傷ツケラレタノ。コッチヘ来テ。私ノカラダデ、ナグサメテアゲル!!


661 :

ネエ、来テ、来テ、欲シイノ、焦ラサナイデ、気ガ狂イソウ。
いや、だめ、だめ。君はこんなこと、しちゃいけない。
心は千切れそうなのに、身体は否応もなく高まっていく。
ずぶり、と、彼が入ってきた。
何年も男を受け入れることなんて忘れていたのに、濡れそぼっていた私のそこはほとんど
抵抗もなく彼を迎え入れた。
そして圧倒的な歓喜に貫かれる。
「あぁっ……!!」
間髪をいれず、彼の手が私の口を塞ぐ。
「ごめん、声上げていいなんて言ったけど、気が変わった。やっぱりこれは……邪魔されたくない。」
私の耳許で囁く声はぞっとするほどの色気をはらんでいて、声だけでもゾクゾクと感じてしまう。
いつのまに、こんな声を出すようになったのだろう。
いつかの少年は、瞬く間に成長し、大人の男になって。
そして私を魅了する。
彼は私を抱きしめるようにして腰を動かした。
「あぁっ!! 友樹君、いいのっ、君の、凄くイイの!! 好きっ、好き!!!」
口を塞がれていなければそう叫んでしまいそうだ。
代わりに、彼の手のひらにこっそりキスを繰り返しながら、快感を貪る。
技巧も無く突かれた短い間に、何度も達してしまった。

強過ぎる快感の余韻で動けない私から、彼は出て行った。
私は喪失感に身震いする。
「もう……、終わったでしょう……。早く、ほどいて……。」
見られたくなかった。汚い私。
生徒と交わって、腰が抜けるほど快感を感じてしまう私。
なんて、淫らな。
獣にも、劣る。
「終わった? 冗談じゃない。」
彼はもう泣きそうではなかった。微笑んでさえいる。
それだけに、彼の苦悩の深さがわたしの胸を刺すのだった。
彼はまだ終わらないと言う。
こんなこと、見つかったら大変なことになるのに。
なのに、私のカラダはぞくぞくと疼いて。
その業の深さに戦慄する。
「一回目は性急過ぎたからね。次はもっとゆっくり、愉しませてあげるよ。」
彼は私の口を塞ぎ、言葉の通りに、全身をゆっくり愛撫してくれた。
ああ、夢みたい。
本当は、何度も夢に見ていた。
その度に、無理矢理忘れるようにして。
彼はとても勘が良かった。
イイ所は、身じろきして軽く呻くと、何度も繰り返し愛撫してくれて。
一度目は勢いでいかされたけど、二度目は技巧でいかされた。

662 :

射精後に汚れた彼の一物も、嫌がる振りをしながらその実、喜んで奉仕した。
──ああ、これが私のなかに入って、あんなふうに動いて……
そう思うだけで、奉仕に熱が入る。
そして、私の口の中で彼が固さを取り戻すのを感じて、また濡れるのだった。
三回目は、さすがに彼も疲れたのか、密着するようにして甘えてくる。
三度目は、肌の触れ合う気持ちよさと、彼の可愛さに感じさせられた。

そして一人になって、絶望に苛まれる。
汚い、欲望にまみれた私。
汚い、汚い、汚い。
あまつさえ一人の夜、彼の硬さを思い出しては自慰に耽った。
あんなことがあって、どんな顔をして先生を名乗れるだろう。
学校には、辞表を提出した。
私が許される場所は、どこかにあるのだろうか。


     ──終──

663 :
以上です。次で終わる予定です。

664 :
ハッピーエンド希望。

665 :
GJ
先生視点だと先生も普通の女なんだよなってギャップがよかったw
というか口でやったぐらいだから
少しは好意を持ってくれてると思ってたら
ここまで両思いだったとは・・・
次も楽しみにしてます!
>>651
ここって愛あるレイプのスレだから対象に愛がない
それ主体の話なら普通にスレチだと思うよ

666 :
すごく…よかったです…

667 :
すごく、本当に良かったです
SSでこんなに続きが読みたいと思ったのは初めてです
なのでどうかお願いします続きを…

668 :
視線書いた人の作品もっと読みたい。お姫様スレとかで作風が似てるなーって作品は過去にあったけど。個人のサイトとかあるのかな。どうやって探せば良いのやら…

669 :
漂うストーカー臭

670 :
>669
活字追ってるだけだから勘弁して。

671 :
ストーカーはそう言って自分を正当化するものです・・・
ここでつぶやいても
「実は私は○○で書いてますー」
なんて視線の人がいうわけもないし
言ったら視線の人が叩かれるだろアホか
チラ裏にでも書いとけ

672 :
投下します。
最終話は、やはり長くなったので男視点と先生視点に分けました。
でも続けて投下します。
俺と保健室と先生とV それからの俺  4レス
俺と保健室と先生とW それからの先生  6レス
の予定です。
連投規制で引っかかったらすみません。

注意事項:最終話のため和姦

673 :
あれから、はるか先生の行方は知れなかった。
学校を辞めたあと、どこへ行ったのかも、個人情報の保護とかいうのが邪魔して俺には教えて
もらえなかった。
俺は、完全に彼女を見失った。
どうしようもない、自分のせいだ。
嫉妬に狂って、彼女を穢した。
彼女の身も心も、滅茶苦茶に傷つけた。
せめて彼女の前に手をついて謝りたくとも、彼女はそれすら許さなかった。
もう、彼女はいない。
保健室には新しい養護教諭が入り、学校から彼女の残り香は消え去った。

心の中にぽっかりと開いた穴を埋めるように、俺は勉強に打ち込んだ。
他に何も知らなかったし、他に何もなかった。
そして彼女もそれは望んでいるような気がしたのだ。
『もう3年の夏なんだから、勉強しないと』
そう繰り返す彼女の優しげな声は、穢されることなく俺の中にあった。
縋るものは、もうそれしかなかった。
あまりにも幼く、あまりにも馬鹿で、あまりにも無力だった俺。
自分を変えたい。
いつかまた、大切なものが出来たときに、傷つけずに済むように。
ちゃんと守って、優しくしてやれるように。
その想いだけが、俺を支え続けた。

     *     *
そして何年もの時が過ぎ、大学も卒業して社会人になった。
その間に何人かの女性と付き合ってみたが、誰にも本気になれず、長続きはしなかった。
大切で、大事で、大好きだった女に、結局は酷いことをしてしまったと言う記憶が、他人に
踏み込むことを躊躇わせた。
彼女──はるか先生のことは、ずっと探し続けていた。
けれど、今日職員名簿からも名前を消してしまった彼女の行方は分からなかった。
あの頃、彼女が住んでいたという住所も、何度か訪ねてみた。そこには、見知らぬ他人が、
全く別の生活をしていただけだったけれど。
俺は彼女のことを、何一つ知りはしなかった。
どこで生まれ、どうやって生き、どんな風に大人になり、誰を心の中に住まわせていたのか。
ただ彼女が俺に共感を寄せてくれて、味方になってくれたことに有頂天になって、彼女に依存した。
彼女の事情など、知ろうともしなかった。いや、いずれ彼女の方から、教えてくれるだろうと
のんきに構えていた。
そして棄てられそうなって焦り、子供のように駄々をこねた。
逢いたかった。
もうとっくにあのときの男と幸せな家庭を築いていて、俺なんかと会う気はないのだとしても。
懺悔したかった。謝りたかった。償いを、させて欲しかった。
雑踏の中、雰囲気の似た人と擦れ違うと、追いかけずにはいられなかった。
彼女と同じ姓を、同じ名前を、いろんなところで探した。
外回りの多い営業職を希望したのも、そのせいだ。
はるか先生──
ねえ、どこにいるの。
俺をまだ、憎んでいる?

     *     *

674 :

そして唐突に、彼女の消息がもたらされることになる。
就職2年目の、夏のクラス会。
久しぶりに会った同級生の一人が、彼女に偶然に会ったというのだ。
「お互い、久しぶりー、って言ってね。今は、先生はしてないんだってさ。」
同級生の女の子は、女同士の気安さで、あっさりとはるか先生とアドレス交換をしていた。勿論住所も。
俺は震える手で携帯を操作した。
S市。それほど離れていない。
そんなところに暮らしていたのか。
俺はすぐさま休みを取って、S市に向かった。

駅を下りるともう、緊張で心臓が破裂しそうだった。
この街のどこかに、彼女がいる。
そう思うだけで、足が震える。
突然俺が会いに行ったら、どんな顔をするのだろう。
嫌悪か、怒りか、軽蔑か。
いま彼女が幸せなら、波風を立てるつもりはないけれど。
それでも、どんな反応をされても、彼女に逢って過去を清算しない限り、俺はもう一歩も前に
進めないんだ。
昼過ぎに駅について、炎天下、やっとの思いで目的の住所を探し当てた。
表札には繁谷遥、と彼女の名前。
そしてその横には──男の名。
また緊張で、吐きそうになる。
予想できたことだ。別に彼女が結婚していたって、会わなきゃ駄目なんだ。
もう逃げない、過去の自分から。
それから待った。体が石になりそうなくらい、待った。
いっそのこと石になってしまえばいいのにと思った。そうして俺の想いだけを、彼女に届けられれば
いいのに。
いつしか夕暮れ時になり、家路を辿る子供の声が聞こえ始める。きゃあきゃあと甲高い、楽しげな声。
「よーしトモくん、玄関まで競争だ!!」
そしてその母親らしき人の声。
矢のように走ってくる小さな男の子。俺の待つ部屋のドアにぶつかるようにして手をつき、叫ぶ。
「いっちばーん! 勝った勝った!! おかあさーん、はやくー!!」
俺の前で、足を止める人影。俺を見て目を見開く。
「……はるか先生。」
彼女は言葉を探すように、くるくると瞳を動かした。やばい。想像してたよりずっと可愛い。
髪はあのときより短く切って、ゆるくウェーブのかかった髪が彼女の動きにあわせて揺れる。
何よりその表情が、記憶にあるよりずっと生き生きして、弾けるように明るい。
むしろあの頃より、幼くさえ見えた。
「──元気そうだね。」
他に何も思いつかず、陳腐な挨拶を口にする。
「う、うん、元気。」
彼女も答える。そのあとはゆったりとした沈黙が流れた。でも嫌な沈黙ではなかった。
「お、か、あ、さーん。」
男の子は玄関前でむずがって、彼女を呼ぶ。
子供までいることを想定していなかった俺は、ひどく動揺していた。でも彼女には動揺を
悟られないよう必で平静を装う。
「……眼鏡、やめたんだね。」
「ああ、うん。営業だから見栄えをよくしろって言われて、コンタクトに。」
って、6年ぶりに会ったのに、いきなり眼鏡の話か。俺のことは?
もっと何か言ってよ。ねえ、はるか先生。

675 :

「おまえ、なんだよ。」
俺を見上げてくる生意気そうな目。男の子は泥のついた運動靴で、俺の足にキックを繰り出している。
この子を見ていると、酷い既視感に襲われる。それに、あの名前。
「俺はおまえのお母さんの、えっと、友達だよ。古い友達。」
「ふうーん。」
胡散臭そうに、俺を精一杯睨んで見上げる。ああ、こんな表情が更に、似ている。
「ボク、名前は。」
「ボクじゃない。おれは、シゲタニトモヤだ。」
表札にあった名前はこの子か。道理で彼女の姓が変わってないし、彼女の名前が先にあると思った。
「じゃあトモヤ君。君のお父さんは。」
「そらのうえ。」
「飛行機?」
「てんごく。」
彼は素直に俺の質問に答えた。この年頃にありがちなぶっきらぼうな喋り方だけど、
割と分かりやすくて、素直な性格みたいだ。
「お父さんに、会ったことはある?」
「ない。でもお母さんがいつも言ってる、お父さんはやさしくてかっこよくて、とっても
すごい人だったって。おれもそうなる。それで、お母さんをまもってやるんだ。
おまえもお母さんにわるいことしたら、おれがやっつけるからな。」
子供なりに、ぎゅっと凄んでみせる。俺は核心の質問をぶつけた。
「お父さんの名前は。」
「──トモくんっ!!」
彼女がやめるようにと叫んだ。でも彼は俺との会話中だった。
小さい子供は、ふたつのことを同時にできないものだ。
そして俺の予感は的中した。
「トモキ。」
がつん、と頭を殴られたような衝撃だった。どういうこと。どういう。
「いま、いくつ?」
「5さい。来年は、小学校だぞ。」
彼は誇らしげにふふんと胸を張った。
あれから6年。計算は、多分合ってる。
なにより、どこかで見たような目つき。
男の子の、手を掴んで広げた。指の形も、爪も俺とよく似ている。
細長い爪で、特に人差し指の先が尖っていて、指のきわまで爪がついてる。
昔ピアノを習っていたころ、鍵盤が弾き辛くて苦労した──
彼女は両手で顔を覆って、でも耳朶まで赤く染めている。
「どういうこと。」
俺はなるべく動揺を隠して訊いた。
「俺の子だよね?」
強い口調でそう問いただすと、彼女は否定しなかった。
そしてゆっくりと、顔を覆っていた手を下ろす。悪戯を、見つかった子供みたいな顔をしていた。
「……うん。」

676 :

「どうして知らせてくれなかったんだよ。」
「だって……、トモキ君はまだ学生で……大事な時期だから……」
「高校はすぐに卒業しただろ?!」
「でもいい大学に入って、これからって時に、子供が生まれたなんて言われても、困るでしょう……。」
「困る困らないの話じゃなくて……。俺の子なんだろ?
もし知ってたら俺、なんでもしたのに。学校辞めて、働くことだって。」
「そういうのが駄目なの。せっかく優秀なんだから、みんな君に、期待してるんだから。」
彼女は先生のときのままの口調でそう言う。
どうなってるんだ。あのときの男とは、別れたのか。
どうして彼女は、俺の子を産んで一人で育ててるのか。
一人で育てるくらいなら、俺に知らせてくれればよかったのに。
学校を中退しなくても、何かの支えに、なれたかもしれないのに。
足元では友也、と俺と同じ字を持つ男の子が、
「おかあさんをいじめるなー!」
と、俺の足を蹴り付けている。
ああ、もうめちゃくちゃだ。
用意してきた台詞がひとつも役に立たない。
「逢いたかったのに。ずっと、探していたのに。居場所すら、知らせてくれないなんて。」
「えっと、ご、ごめん……。」
「許さない。結婚してよ。そうでないと許さない。結婚して。今すぐ結婚して。」
ばかか俺は。どこの駄々っ子だよ。
あれから6年も経っていながら、もっとこう……上手い口説き文句のひとつくらい、出てこないのか。
「でも私、もうおばさんよ。」
「それが何だよ?! ……今も、可愛いよ。」
彼女は俯いて黙り込む。その左手には、鈍く光るようになった、あのときの指輪。
「今なら、その指輪よりずっといいやつ、買ってやれるから。」
あのときの男を、本当は忘れていないのだろうか、とちらと思う。
でも、俺の子を育てていてくれた。
再会した彼女が見せたのは、嫌悪でも怒りでも軽蔑でもなかった。
脈がないわけではないはずだ。これは俄然、頑張るしかないだろう。
「……結婚してよ。」
とりあえずもっと、いい口説き文句が言えるようにならないと。


     ──続く──

677 :
6年前、学校を辞めた私は、すぐに自らの妊娠に気がついた。
友樹君には、二度と会わないと決めていた。
きっと私は弱いから。
会ってしまえば、先生と生徒の垣根を越えることが罪深いと知りながら、彼のためにならないと
分かっていながら、きっと彼に惹き付けられずにはいられない。
そして彼を巻き込むだろう。
でも不思議と、堕胎、という選択肢は私の中に無かった。
私も母子家庭で育った。母親だけでも、子供は育てられるのだ。

他に行く当てもなく、母の元に身を寄せた。
あなたまで未婚の母になるなんて! と母は泣いたが、結局は許してくれた。
こうなって初めて、知ったことがある。
女は弱し。されど、母は強し。
子供を宿して、女は強くなるのだということ。
まだ形にもなっていない小さな生命が、びっくりする位の気力を与えてくれるんだってこと。
お腹の中で育つ、好きな人の赤ん坊は、私に誇りと、そして生きる意味を与えてくれた。
私はこの子のために生きていけばいいんだ。
そして知る、私はこんな風に、母に愛されていたんだってこと。
私は、生まれてきてよかったんだ。

     *     *
生まれたのは、男の子だった。
子供が小さいうちは、あまり長時間働くことも出来ない。
保健婦としての資格で、市役所の臨時職に採用が決まった。
男の子の育児って、大変だ。よく動き回るし、うるさいし、発達は女の子よりゆっくりで、
何をするにしても時間がかかる。おまけに、ちょっと目を離すとどこかに傷をこさえてきたり
するし、好奇心が強くて活発なせいで、目が離せない。
でも、そのぶんすごく可愛い。
保育園で貰ったお菓子を「おかあさんにあげる」と持って帰ってきてくれたりするし(ただし
包み方がいいかげんなせいで、帰る頃にはぐちゃぐちゃ)、うたた寝してると、押入れから
引きずり出した、やけに分厚い布団をそうっと掛けてくれてたりする。。4歳の頃には「おかあさん、その服、にあうね。かわいいよ。」と、口説き文句まがいの言葉を
どこかから覚えてきてびっくりした。
名前は、彼の名から一文字を取って、友也。トモくん……と呼ぶたび、胸の中に甘い余韻が
過ぎることは否めない。
でも、この子の父親に会いに行くことは、躊躇われた。
何の相談もなく、産んだ子ども。今更責任を取ってなんて、言えるだろうか?
せっかく行っても疎ましがられて帰るだけなんて、悲しすぎる。
こっそり高校を訪ねてみれば、彼が志望大学に合格していることはすぐ分かる。進学校なので、
合格した大学名と生徒名は一年ほど掲示されているのだ。
大学に進学して、新しい恋人が出来ているとしたら……子供の世話にかまけて手入れもしていない
ぼさぼさの髪、ガサガサの肌で今更若い子と張り合うなんて、無謀だわ。
この子がいつか大きくなって、自分の父親探しをするようになったら、そのときは色恋なんかと
関係なしに、この子を会わせるためにだけ、連れて行ってあげよう。
そう思っていた。

678 :
なのに、なんで。
「……はるか先生。」
こんなときに、こんなところにいるの。
汗で崩れまくったメイクに、ウェーブの取れかかった髪。
クールビズ対応でラフなポロシャツに、着古してボロボロなスカート。
いつもならもっとちゃんとして、とは言い難いけど、今日は特に暑くて、汗まみれで、酷い状態なのに。
どうして先に連絡くれたりしないのかしら。突然でなければ、もっとちゃんと、こう。
「──元気そうだね。」
自分は高そうな、仕立てのいいスーツ着て。アイロンの効いたシャツ着て。
前よりも深く響くハスキーな声になった気がするわ。
「う、うん、元気。」
「眼鏡、やめたんだね。」
あの頃、少年らしい透明さを持っていた眼差しはいま、年月を経て大人らしい重さと深みを増して。
眼鏡を挟むことなしに、そんな目で見つめられたら私、どうしていいか分からない。
──あ、だめ、トモくん。
「でもお母さんがいつも言ってる、お父さんはやさしくてかっこよくて、とってもすごい人だったって。
おれもそうなる。それで、お母さんをまもってやるんだ。
おまえもお母さんにわるいことしたら、おれがやっつけるからな。」
もうっ。恥ずかしいからよその人に行っちゃ駄目だって、いつも言ってるのに。あの子ったら、
お母さんの話を、いつも聞いてない。
「お父さんの名前は。」
あ、駄目、それ言っちゃ、だめ。
「トモキ。」

     *     *
トモくんと一緒に家に帰り着くと、いつも玄関を開けた瞬間から、戦場だ。
晩御飯を急いで作ってせかしながら食べさせ、お風呂に入れてあげる。5歳児はまだ一人で頭も洗えない。
寝かしつけも、添い寝して絵本を読んであげないと寝付けないし、そのあともう一度起きて、
後片付けと翌日の準備。それだけで、夜は更ける。
でも友樹君は、思ったよりずっと手際が良かった。
ご飯の準備をしている間にトモくんはシャワーを浴びてピカピカになってて、いつももたもた食べてる
晩御飯は急いで食べ終わって、『決闘だ!!』とか言いながら二人でテレビゲームで対戦。
食事の後片付けなんかを済ましている間に、トモくんはコントローラーを持ったまま倒れて寝てた。
「……子供の相手、上手いのね。」
子供なんて汚い苦手、って言うのかと思ってた。
「学生時代、実習やバイトもしたし、その他も色々やったから。」
隣の部屋に布団を敷いて、トモくんを運んであげる。

679 :

そして戻った私の袖を、友樹君が引く。
「俺、働いたから、ご褒美ちょうだい。」
「……あっ。」
今さらな年齢の私の何かが、まだご褒美として通用するのだろうか。戸惑う間に彼の腕の中に
すっぽりと包まれる。
パジャマ代わりに使っているTシャツの背を、骨張った手がするりと撫でる。途端にその手の
触れた軌跡がすべて燃えるように熱くなり、体中の力が抜けてしまう。
「ブラつけてないんだ……。これ据え膳だよね? もう食べないと恥になるレベルだよね?」
このあいだ泊まりに来た友達に、何だその色気のない格好は! と散々言われた、何年も着た
Tシャツに、綿の短パン。
新しい男作る気がないのかー! と言うので、いりませんとそっけなく答えておいた。
こんな格好で、何かを期待していた、というわけじゃないけれど。
「そんなつもりじゃ、ないんだけど……。」
触れられた部分が熱くて、熱くて、もっと触って欲しくて、泣きそうになる。
「なかったんだけど……、その、良かったら、食べてください……。」
彼はすぐに抱きしめてキスをしてくれた。
「ヤバイ、もうヤバイ。はるか先生は、俺を煽るのが上手いね。」
軽く何度か唇を合わせたあとに、舌を絡める情熱的なキス。唇も舌も、本当に食べられてしまいそう。
その間に、彼はそんなことを言う。
「もう、先生じゃない……っ……」
「ああ、そうだね。もうただの、男と女だ。はるかサン?」
ただの男と女じゃなくて、若い男とおばさんなんじゃないかしら?
うっすらとそう思ったけれど、Tシャツをたくし上げられて、そんな余裕はなくなった。
「あぁっ……!!」
布越しに触れられているだけでも燃え上がりそうだったのに、直接肌に触れられると、頭の中が
真っ白になる。
「さっきからどこ触ってもあんあん言っちゃって……全身性感帯なの? はるかサン。」
「身体が……おかしいの。ああ、熱くて、燃えちゃいそう……!」
「感じやすくて、すっごい可愛い……。まだ大したとこ触ってないのにね。じゃあ、これはどう?」
彼の手が胸のふくらみを掬い上げるように包んだ。何年も触れられる感触を忘れていた私の肌が、
その丸さと柔らかさを思い出す。手のひらに包まれる先端が、特別に繊細で敏感なことも。
柔らかな肉を捏ね上げるように大きな手がゆっくりと動き、長い指が食い込んでゆく。
「あッ……!! ──ッ!! ────ッ!!」
襖を隔ててすぐそばにトモくんが寝ているのに、大声なんか出せなくて、必に自分の手を当てて
声を噛みす。
「乳首もすぐに勃てちゃって……。よっぽど触られるのが、好きなんだね。」
彼の手のひらに包み込まれて、先端を軽く転がされるだけで、身体の心までゾクゾクとした
刺激が突き抜ける。
「あぁっ、く、あっ……」
「ねえ、赤ん坊には母乳あげたの? あんまり形、崩れてないね。」
その手は私の胸のふくらみの柔らかさと形を丹念に吟味するように動く。
「あ……、一歳…すぎまで、ちゃんと……お乳、あげてたもん……」
「じゃあ、ざっと4年前までは、一日に何度も、こうやっておっぱい、吸わせてたんだ。」
そう言って彼はしこり切った胸の先端を口に含んだ。授乳のときとは似ても似つかない
いやらしい快感が全身を走る。
「違……っ。いいかげんなこと、言わないで……。赤ちゃんはそんな吸い方、しないもん。」
私がそう言って抵抗するのにも構わず、彼は口に含んだ敏感な部分を吸いたて、しゃぶり、
舌の上で転がした。
「だめ……! あっ、へんなの、なにか……ああ。」
口に含んでいない方の乳首も指先できゅっと捻り上げられると、倍増した快感が奔流のように
押し寄せ、もうどうしていいかわからなくなってしまう。
ただ泣きながら身を捩り、されるがままに任せるだけ。
ああ、でも我を忘れて、もっと、と強請ったりしなかっただろうか?
頭の中で何度も白い光が弾けて、私は胸を弄られたまま達した。

680 :

一度気をやってしまった私はぐったりとして、畳の上にそっと横たえられる。
「ん? 涙が出てる。気持ちよすぎて泣いちゃった? かーわいいの。」
私よりも八つも歳下の彼は、そんなことを言って眦に浮かんだ涙を舐め取ってしまう。
「こっちもまだなのに……あ。」
服の上から私の下半身をまさぐりながら、なにかいいものを見つけたように嬉しそうな顔をした。
「凄い、服の上からでも分かるくらい、濡れてる。」
そう言って何度も確かめるように、脚の間を撫で回す。酷く恥ずかしくなって私はぎゅっと脚を閉じる。
「きっとさっきシャワーに入ったあと、よく拭かなかったんだわ。」
それでも男の力は強くて、パジャマ代わりの丈の短い綿パンツは簡単に脱がされてしまう。
それからゆっくりと、弄るように時間を掛けて下着を引き下ろされる。
「糸引いちゃってる……。パンツの方も、ぐしょぐしょだ。」
私は恥ずかしくて両手で真っ赤になった顔を覆った。今更、顔だけを隠したからといって
どうなるというわけでもないけれど、そうせずにいられない。
ちゅぷ、と彼の長い指が侵入してくる。彼の言うとおり、そこはたっぷりと蜜を湛えていて、
侵入者を悦んで迎え入れる。
「──あっ……。あ、やあぁっ……。」
その指は酷く器用に、ひとつひとつの襞を探るように動いた。秘洞のなかを探りながら、奥へ奥へと
進んで行く。同時に外に残った指が、蜜の中でぷっくりと膨れた花芽をぐりぐりと擦りあげる。
「わかる? はるかサンの下の口が、俺の指を美味しそうに食べてる。はやく本物が欲しいって、
涎を垂らしてるよ。」
とても嬉しげに、彼はわたしを言葉でも弄る。
「言わないで……。」
ふしだらな女と思われるのは嫌だった。特に彼には。なのにわたしの体は意に反して、淫蕩に
彼を求めてしまう。
「とっても可愛いよ、はるかサン。可愛すぎて、もう我慢できなくなってきた。ねえ、挿れていい?」
そんなこと、聞かないで欲しい。
彼は私の沈黙をいいように解釈して、私の脚を開いた。
ちゅく、と猛った雄の先端が蜜口に触れる。
「や……あぁっ……!!」
全身が、彼を受け入れる予感に震えていた。
埋めて欲しい。埋めて欲しい。私の中の空虚を。君のいない6年間を。
そして、いっぱいに満たして欲しい。
彼は、ゆっくりと入って来た。何年も無視され、虐げられていた隘路が、ぎちぎちと押し広げられてゆく。
私は彼の背中に腕を廻し、痛みと恥ずかしさと快感がないまぜになった、嵐のような感覚に耐えた。
「うぁ……。はるかサン、そんなにきつく締め付けたら、すぐに出ちゃう……。」
苦笑交じりに、彼はそう言う。
でも、余裕がないのは私のほうだった。彼とひとつに繋がった、そのことに勝手に身体が歓喜の声を上げ、
ひとりでに腰が揺れてしまう。
「も……、勝手に動いちゃ駄目だろ。そんなに欲しいの?」
両手で私の腰を掴み、彼はそこからゆっくりと陰茎を引き抜いた。先端まで抜けてしまうぎりぎりの
ところまで引いてから、一気に奥まで押し込む。
「ひあぁぁっ!!」
頭の奥で、ぱちぱちと光が弾けた。彼は快感に朦朧とする私の腰を掴んだまま、もう一度ゆっくりと腰を引く。
期待感に焦れる私を眺めながら、彼はなかなかそこから動こうとしなかった。

681 :

「欲しいって、言ってごらん。気持ちよくなりたいんだろ?」
彼はうっとりするほど色気のある声で、凄みのある微笑でそう言う。その目で見詰められると、
私の理性はとろとろに蕩けてしまう。
「ほ……、欲しい……の。おくのほう、いっぱい、突いて……。」
私がそう口にすると、彼は満足げに笑った。
「……素直だね。」
途端に、がつがつと音がするほどに激しく突き上げられる。
「あぁっ!! イイっ!! イっちゃう、イっちゃうっ!!」
急激に高められて、また達してしまう……その寸前に、動きを止められてしまった。
「あ……?」
「ねえはるかサン、俺のこと、好き?」
既に理性も判断力もとろとろだった。ほとんど酩酊状態のような私は、喜んで彼の望むままに答える。
「うん、好き。」
「俺の名を呼んで。」
「友樹君、好き、好きよ……。」
「……俺と結婚、する?」
「する。したい。君のお嫁さんに、して欲しいの。」
そこから先は憶えていない。
ただもう苦しいほどに気持ちよくて、幸せで、抱きしめた彼の身体がふるりと震えたのを最後に、
私は意識を手放してしまった。

     *      *
次に目を覚ましたときも、まだ彼に抱きしめられていた。
快感の余韻の残る虚脱した身体で、温かく抱きしめられていると、幸せで泣きそうになる。
「はるかサン、俺を憎んでる?」
彼がそう問うので、ぼんやりしたまま答える。
「かんがえたこともない……。」
彼は続けて問う。
「俺が嫌い?」
「嫌いなわけない、すきよ。」
「軽蔑する?」
「友樹君は、エライ子だわ。みんな君を、好きなの。」
「本当?」
「ほんとよぅ。」
「……よかった。」
彼はそう言ってまた私をぎゅっと抱く。抱きしめられると気持ちが良くて、つい縋りついてしまう。
「はるかサンが俺にねって言ったら、俺、ぬ自信あったもん。」
なんだか彼の言うことが不穏で、ちょっとだけ現実に引き戻される。
「どうして、そんなこと……?」
「俺、酷いことした、あのとき。そしてはるかサンは、俺を許さずに、俺の前から消えた。」
彼の身体は小刻みに震えていた。
「許さなかったわけじゃなくて……。」
なんと言ったらいいのだろう。君の事を、嫌いなわけない。軽蔑なんかするはずない。
「許せなかったのは、私自身。友樹君は、優秀な生徒で、未成年で、私は……先生だったのに。」
「そんなこと、関係ない!」
彼は絞り出すように叫んだ。
「俺はガキでも本気だったし、今でも、本気だ。
笑うかな? 俺の時間は、あのときから止まってる。最悪なときに好きな人が出来て、その人だけに
褒められたくて頑張って、棄てられそうになって、怖くて怖くて、どうしようもなくて、傷つけた。」
「それで、自分の方が傷ついてしまったの……。優しいね、友樹君は。」
どうしたらいいか分からなくて、彼の髪を撫でる。
「優しくなんてない。」
「優しいんだよ。」
ゆっくりゆっくり、彼の髪を撫でた。

682 :
「……あのときの男とは、どうなったの。俺のせいで、別れたの。」
「あのときの? 男?」
はてどの男のことだろう、と首を傾げる。別れた、ってことは、恋人関係にあった男性のことかしら?
最後に男と付き合ったのはいつのことだったか、昔過ぎて、思い出せない。
「この指輪を、くれた奴のこと。」
私の左手の薬指を、長い指がなぞる。そこには、随分昔に買って、そのままお守り代わりにつけ続けている、
男避けの指輪。
「自分で買ったのよ、これ。」
彼は茫然として私を見詰める。
「……どういうこと。」
鋭いところは鋭いのに、こんなところは鈍いなんて、変なの。
「左手の薬指に指輪があれば男がいる、なんて、変な先入観。でも、そのために買ったんだけどね。」
私は笑う。あの時は切実だったのに、今となってはどうでもいい。
そうだ、もう関係ないんだわ。
「どういうこと?」
彼は繰り返す。
「多分、私も君のことが好きだったからだと思う。」
きっと、好きだから、中傷に傷ついた。好きだから、必で遠ざけようとした。好きだから、ずっと会いに
いけなかった。
「でももう、先生と生徒じゃないのね。」
「分からない、説明してよ。」
彼は戸惑いを隠せない表情で、縋るようにわたしを見る。出会った頃の、少年の面影を残した顔で。
「説明してあげる、ゆっくりとね。もうこれからは、そばに居てくれるんでしょう?
でももう、どうでもいいことよ。笑っちゃうくらい。」
そっと薬指から、慣れた指輪を抜き取った。晴れやかな気分だった。
「まずはこの指に、新しい指輪を買ってもらわなきゃね。」
私は彼の頬に、軽くキスをした。
「いいよ。」
彼もお返しに、唇にキスをしてくれる。
私も更にお返しに、ちょっと長いキスをする。
次は舌を絡めあう、濃厚なキス。
「あ、あのね。」
激しいキスの合間に、やっとの思いで話しかける。
「私、もう大きな子供もいるけど、こんな歳だけど、ちょっとだけ、えっちでもいいかなあ……?」
「なにそれ。超萌える。」
「えっと……あのね。また、したくなっちゃったみたい……。」
「俺なんか、ずっとしたいよ。さっきから、押し倒すの我慢してるとこ……だったけど。」
抱き寄せて首筋にキス。それから鎖骨に掛けて、降るようなキスをくれる。
「本当にはるかサンは、俺を煽るのが上手いね。」
彼はいつでも優しい。
この優しくて繊細な男の子を、私も長い間、傷つけてしまっていたんだなあ、って思う。
でも、それももう、終わり。
これからまた新しく、始めていけばいい。
「優しくしてあげる……。」
そう言って私は、彼の広い背中をそっと抱きしめた。


     ────終────

683 :
以上です。
ネタ投下してくださった方々、読んでくださった方々、有難うございました。

684 :
GJ!!!!!!!!
すっきりした文章なのにグッとくる
いいもの見せてもらった
二人幸せになってよかったよー先生エロカワイイw
>関係なしに、この子を会わせるためにだけ、連れて行ってあげよう。
>そう思っていた。
って文章で途切れてたから
大学でどうでもよく付き合ってた彼女見て
ショック受けて連絡してなかったとか思ったけど
そんなことはなかったwんでよかった。

685 :
GJ
最後まですごく良かったよ!
ここまでネタ膨らますなんてネ申!!!

686 :
先生エロ過ぎワロタ
GJ過ぎる

687 :
GJGJGJいい愛ゆえだった

688 :
保守

689 :
保守保守
抑圧と爆発
うむ

690 :
今年もやって来ました、かぼちゃの季節。
待ってます。

691 :
おおもうそんな季節かー楽しみだなぁ

692 :
保守

693 :
保守

694 :
エロゲをしてアイデアを暖めようとしたのは良いが
回想枠埋めて金額分取り戻そうと抜いてたら
アイデアを糞も無くなってしまう……w

695 :
過疎www

696 :
質問。ここって長編はアリ?
今書いてるのが思いのほか長くなりそうなんだが

697 :
保管庫にあるのよりも更に長編だったら
ロダとか使ったほうがいいんじゃないか?
毎日投下専スレ化とかだとuseeeeeeeeeeってまた嵐召喚しそうだし・・・

698 :
でもそれスレがまだ元気だった頃の話だし
ど過疎化してるこのスレだったらいいんじゃないかな
一回の投下でまとまった量落としてくれるなら

699 :
過疎んなよ

700 :
トリックオアトリートが来てない…orz
ウィンウィン。・゜・(ノД`)・゜・。

701 :
上げ

702 :
途中送信すまん
亀ペースだけどもうすぐ投下できるからそれまで落ちないでくれ

703 :
がんが!

704 :
期待してるからな!

705 :
>>668の為に誤爆っといた

706 :
いい加減ストーカー行為やめろよ

707 :
お待たせしました。
やっぱり長編になったんで、投下できるところまで投下します。
専スレ化ウゼーって意見が出たら、ロダに切り替える

708 :
日の沈みかけた黄昏時、一人の男と一人の女が対峙した。
男の名はローラント。大陸一の大国を統べる、齢17の若き王である。
「申し訳ありません陛下。先の豪雨で街道が…」
大臣の言い訳などには聞く耳も持たず、ローラントは女を見つめる。
胸の前で固く組まれた手は小刻みに震え、先ほどから俯いたまま顔を上げない女。
彼女はローラントの2つ上、この度ローラントの正妻として招かれた西の小国の姫君である。
「我が怖いのか?」
静かな口調に、姫君は肩を震わせる。絞り出された声は、今にも泣き出してしまいそうなほど上ずっていた。
「い、いえ…怖くなど……!」
「では、なぜ我を見ない?」
答えなどわかりきっているのに。彼はそれを敢えて問う。
これは表向きだけの契り。誰もに望まれ、誰もが望まなかった愛のない婚姻。
姫君はそれを十二分に承知しているから、答えに戸惑う。自分の立場を理解しているから、震えているのだ。
面白い。ローラントは口の端を歪める。玉座から静かに立ち上がり、歩を進め、彼女の顎をぐいと持ち上げる。
蜜色の髪の奥から姫君の顔が姿を現す。醜いわけではないが、美しいとは表現し難い、極めて平凡な容姿。
2人の眼が、息がかかりそうなほど近くで重なり合った。
「これがお前の夫となる男の顔だ。しかと見よ、ミオソティス…いや、ミオと呼ぼうか」
その日の夜、ローラントの私室に、青い寝巻きに身を包んだミオが通された。
湯浴み後の上気した肌、濡れた蜜色の髪が零れてかかる様が堪らなく艶っぽい。
2人の視線が再び重なった後しばし沈黙。ミオの唇は何かを言いたげに震えていたが。
「可愛がって下さいませ」 か細い声でそうつぶやき、おずおずと腰紐に手をかけた。
誰に教えられたのだろうか。それはまるで娼婦のような文句。
「止めろ。今はそういう気分ではない。」
元よりミオを抱くつもりなどなかったのだが。
少しの怒りを込めてそう言い放つと、ミオは慌てて解きかけた腰紐を結い直した。
恥ずかしさに紅潮した頬と、泣き出しそうに潤んだ瞳。何とも嗜虐心をそそられる。
無自覚に劣情を煽るその仕草挙動に、ローラントはさらにきつく眉をひそめた。
「いつまでそこに突っ立っているつもりだ。…来い、隣へ座れ。」
「え? で、ですが…」
棒立ちのまま動かない彼女の腕をぐいと引く。華奢な体が、彼の膝の上に引き寄せられるように収まった。
突然のことに戸惑う彼女の体を後ろから抱きしめ、彷徨う彼女の手と自身の無骨な手を重ね、指を絡める。
思わず感嘆の息が漏れ出た。柔らかく、温かい。心から欲したものが、今自分の腕の中にある。
「…お前は抱き枕に最適のようだ」
「はぁ……あ、ありがとうございます。」
何がなんだかわからないまま返事をするミオ。彼女の細い肩に顔を埋め、会話はそこで途切れた。
ふと、顔を上げて窓の外に目をやる。上限の月が見えた。しばし、その美しさに目を奪われる。
虫の音だけが木霊する静粛な一時。それを破ったのは、思いもよらぬ一言だった。
「人形…もはや人としての扱いすら受けないのですね」
か細いが、はっきりと聞き取れる言葉。俯いた彼女の表情は窺い知れない。

709 :
彼女の祖国、西の小国の四の姫の聖誕祭にて、ローラントは初めてミオと出会った。
王位継承者と聞くや否や数多の上流の人間たちが媚を売ってくる最中、一瞬だけ見えた薄闇の中の憂いた瞳。
欲に塗れた者達の執拗さに疲れた彼に、おずおずと一輪の花を差し出した女。
美しかったわけでも、華やかだったわけでもないのに。まだ戴冠前のローラントの目は一瞬で惹き込まれた。
彼女を知りたい。純粋な好奇心は、やがて自分自身にも理解できぬ感情へと転じていった。
そして、あの悲哀に満ちた瞳の理由を知った時。自分の感情がもう元には戻れないことをようやく理解した。
賢く聡明な二の姫アプリコット。
類稀なる芸術の才を持った三の姫ポリアンサ。
そして、愛らしく美しい四の姫カルミア。
一の姫ミオソティスのとりえは一番初めに生まれたこと。美しくも賢くも秀でたものも何もない、空(から)の姫君。
幼い頃から見下され、疎まれ、誰からも、実の母からさえも愛されずに育った哀れな姫君。
それでも母を慕い、妹達を愛し、他人を思いやる、病的なほどに優しい女。
空の姫気味だろうとなんだろうと構わない。ただ、彼女が欲しい。
狂気とすら見紛うほどの想いは周囲の反対を押し切り、かの国の女王への直談判という行為にまで走らせた。
突然の申し出に女王は呆気にとられ、眉を寄せていたものの、やけにあっさりと婚姻に応じた。
かの国にとっては願ってもいない申し出だっただろう。かの国にとってミオは、邪魔以外の何者でもなかったのだから。
これまで急速に進めていたという右大臣家の子息との縁談をすっぱりと打ち切り、それに告ぐ速さで2人の婚姻をまとめたのがその証拠だ。
そこにかの国の女王の思惑があるのでは、と疑う者もいたが、そんなことはローラントにとってはどうだってよかった。
ミオさえ手に入れることが出来れば。この国で、ミオがゆっくりと心を開いてくれれば。
……それで、よかったのに。

「いいのです…私は空の姫だから。どんな扱いを受けようとただ耐え忍ぶだけ。
幸せなんて、私が求めてはいけないものなのですから…」
ローラントの腕の中にいる彼女は震えている。それは怯えなどではなく、悲しみ。
それが何を意味するのか、勘のいいローラントはすぐに気付いてしまった。
「お前は……もしや、あの男を好いていたのか? 縁談の進んでいた、右大臣の息子とやらを」
彼女は答えない。代わりに右手が拳を作る。図星のようだった。
凪のようだったローラントの心がざわつき、波立つ。暗雲が立ち込めたかのように黒い感情が支配していく。
ローラントの手の甲に生温い一滴が落ちる。しばらくの刹那、ミオがゆっくりと口を開いた。
「“貴女を愛する”と、あの方は言ってくださいました。それが偽りの言葉であっても…嬉しかった……」
ミオが自分に心を開くまでは交わらないと決めていたのに。
手に入れたかった彼女の心は、開くどころか既に他の男に奪われてしまっていた。
悔恨と、憎悪と、激しい妬み。そして、もう元には戻れぬ狂おしい感情。
ローラントの心を暗雲が覆い尽くした瞬間、彼女の体を絨毯へ押し付け、組み敷いていた。

710 :
「へ、陛下…?」
謁見の際にそうしたように、息がかかるほどの距離まで顔を近づけ、彼女の顎を持ち上げる。
「俺が怖いか? ミオ」
彼女は何かを言いたげに唇を震わせていたが、それが声として届くことはなく。
目尻に涙を残したまま、怯えとも驚愕とも戸惑いとも取れる表情をして、ローラントを見つめていた。
「今日は穏やかな夜を過ごしたかったんだがな」
腰紐を引き解き、前を肌蹴させる。華奢な体には似つかわしくない、意外なほどに豊満な胸が露わになる。
雪の如き白い肌に一瞬目を奪われた。ミオの体は、まるで芸術品のように美しい。
…下着を着けていないということは、やはり城の者たちには“そう”思われていたのだろう。
「あ、あの…! きょ、今日は、気分ではない、と……」
ようやく事の次第を理解したミオが、体を強張らせ、慌て始める。顔は既に羞恥の色に染まっていた。
「気分が変わった。…お前にしっかりと理解させてやる。お前の夫となる男の体を、な。」
開いたままの彼女の唇に、押し付けるように自分の唇を重ねる。
「……―――っ!! んぅっ……!」
獅子が獲物を貪る様に。彼女の小さな舌に執拗に絡みつき、激しく口内を犯す。
彼女の強張っていた体が次第に緩んでいく。その様子を感じ取ると、顎を押さえていた手をゆっくり体に這わせる。頬、耳、首筋、鎖骨……
大きな双丘に指が触れると、再び彼女は体を強張らせた。
「ふ………んんっ―――!」
彼女なりの抵抗なのだろう。体をくねらせるも、大の男に叶うはずもなく。
彼の手は柔肌を堪能していた。豊かな双丘の、ぴんと張った登頂だけを避けて。
口内の激しい攻めと、柔肌への優しい愛撫。相対する二つ感覚に、彼女は蕩ける様な錯覚に陥る。
彼女の感度の良さを肌の熱から感じ取ったローラントは、内心ほくそ笑んだ。そして、名残惜しげに唇を離す。
お互いの舌先から銀の糸が伸び、ねっとりと輝く。それがふつりと切れるのと、彼女の熱い吐息が頬にかかるのは同時だった。
力が抜けてしまったのか、身をよじることもなく、ローラントの瞳を潤んだ瞳で見据える。無意識にその怯えた瞳に微笑んだ。
彼女の目が見開かれる。意に介することなく、視線は主張した胸の頂を捉え、むしゃぶりつく。
「あぁっ……!!」
高い嬌声が上がる。背中にぞくりとした感覚が走った。この声をもっと聞きたい。もっといい声を、もっと艶やかな声を―――
手は円を描くように片胸を揉みしだき、もう片方の胸の登頂を舌先で転がし、存分に楽しむ。
「い、やぁ……! あんっ………!」
嬌声が徐々に色づいていく。艶かしく、悩ましげに。彼女の鼓動が胸を通して伝わってくる。
彼自身は既に烈火のごとく猛り、主張している。彼女が欲しい、と。もどかしげに腰帯を外し、自身を解き放った。
胸を揉みしだいていた手を下へ下へと這わせ、彼女の秘所を確認する。準備は万端のようで、そこは十二分に潤っていた。
「い…や……、や、やめ、て………!」
消え入りそうな声で彼女は懇願する。精一杯の拒絶なのだろう。目にいっぱいの涙を浮かべ、ゆっくりと首を振っていた。
「可愛がってほしいと言ったのはお前だろう?」
蜜壷に何度もこすりつけ、愛液を自身に満遍なく纏わせると。未だ男を知らない其処にゆっくりと沈めていく。

711 :
「いやあああぁぁっっ!!!」
破瓜の痛みからか、嬌声は悲鳴に近かった。彼女の中は他者の侵入を拒むようにローラントを締め付け、押し戻そうとする。
嘗てない窮屈な感覚に顔を顰めながら、彼女の中を進んでいく。その一進一退の攻防を進めていく度、粘着質な水音が響いた。
「痛いっっ…! ぬ、いて……っ! あぁぁっっ―――!!」
ようやく最奥へたどり着くと、彼女の体は弓なりにしなった。視線はもはや彼を捉えてはいない。
虚空を彷徨う視線はもう彼を捉えていない。涙で顔を濡らしながら、
卑猥な水音と彼女の喘ぐ声が部屋中に響き渡る。容赦ない締め付けとそこから来る快楽に、ローラントの理性も限界だった。
体がもっと快楽を得ようと、腰の動きを早める。彼女の中を堪能する暇などもはや無かった。
「俺はな……お前が、ずっと…ずっと、欲しかった……!」
激しいストロークの最中、彼女に語りかける。彼の言葉は彼女の嬌声に掻き消え、届いてはいない。
「空の姫君でも、構うものか………お前は、お前は……!」
――お前は、俺のものだ。
そう言い終わる前に、彼自身が大きく脈打ち、中に白濁を放った。
彼は大きな息を吐き出した。絶頂の余韻に浸るかのように目を閉じ、彼女の熱を深く感じる。
名残惜しげに蜜壷から自身を引き抜くと、放った白濁と血の混じった愛液が溢れ出てくる。
気絶してしまったらしく、ぐったりとして動かない彼女の上体を起こし、顔をじっと見つめる。
「…お前は最高の女だよ。少なくとも、俺にとっては」
彼女の心が誰かに奪われてしまっているのならば。彼女の体は自分がすべて支配する。他の誰でもない、自分だけのものに。
その証を刻み付けるかのように、彼女に優しい口付けを落とした。

712 :
いきなり規制されたんで携帯から
以上で今回投下分は終わりです
続きはでき次第うpしにきます

713 :
待ってたぜー!
続きwktk!

714 :
待ってたGJ!
これからのふたりの関係が気になるんで続き待ってるよ
しかしこれから長いって一体何があるんだ・・・

715 :
GJGJ!!
続き楽しみです

716 :
続き大変楽しみにしてます、GJ!

717 :
「ぃゃ…ぁ」
か細く漏れだした声が堪らなく自分を高ぶらせる。
何度でも彼女を奪い無理矢理に自分の物にしてきたが、聞くのは否定の声ばかりだ。
初めて拐った時に彼女の初めてを奪って、だがその彼女を奪われの繰り返し。
今度も何度目か…やっと彼女を檻に閉じ込め逃げる彼女を追い詰め腕の中に追いやると細い首筋の汗を舐めとる様に舌を這わせた。
「…ぃやっ」
彼女を傷つけないように慎重にドレスを引き裂くと美しい乳房が現れ、吸い込まれる様に舌を絡める。
「ぁっ…ぁぁっ…駄目!…やぁっ」
嫌がろうとも体は覚えているのか、舌先に触れる乳首がこりこりと固くなる。
「は…ぁ…ゃ…めて…」
涙を浮かべてるであろう愛しい人の顔を見ない様に舌を動かす。拒否されようとも求めて止まないのだから。
だが、否定しながらも彼女の体は自分の愛撫に素直に応じている。
そろそろだと、更にドレスを引き裂き主張した自身を下着を避けてねじ込む。
「…!!いやぁぁぁっ!」
悲鳴を上げようが濡れそぼったそこは自分を求めているのを知っている。
だから突き上げる。想いをぶつけるように。
「ぁっあっあぁっ!…そこはっだめ…ぃゃ…ぃゃっぁあんっ!!クッパっ!ゃっ…ぃゃあっあぁ」
「はぁっ…黙れっ!ピーチ!!」
「あぁんっひぁっ」
「ピーチ!!俺のピーチ!!」




愛するが故にだよね?w

718 :
紛れも無く愛ゆえだなw

719 :
とある王国が魔族の軍勢に襲われる。
騎士団、魔術ギルド、民間の冒険者たちが総出で戦うが劣勢。
そんな中、宮廷魔導師から一つの計画が出される。
それは捕獲した魔族の肉体と人間を融合させて強靭な戦士を造り出すという禁断の儀式(ぶっちゃけデビルマン)
その実験体第一号に志願したのは若く有能な騎士だった。
儀式の調整の為に宮廷魔導師の邸宅に通う騎士。
そんな騎士に宮廷魔導師の助手でもある孫娘が恋をした。
しかし国を救うという使命に燃え、何よりも人外の身と成り果てることを覚悟した騎士は孫娘の気持ちをまるで無視。
振り向いて貰えないことに絶望した娘は融合儀式を密かに改竄。
術式の中の魔族の本能を抑え込む箇所を書き換え、性衝動を抑えられなくしてしまった。
儀式は(表面上は)成功し、魔族との戦いに投入され格段の戦果を挙げる。
しかし戦いの後は抑えられない性衝動のまま娘を犯す。
正気に戻ると罪悪感に苦しめられる騎士と、それを健気に耐えている(ように見せる)娘
この成功を元に(改竄部分は戻して)二号三号と融合体は造り出され徐々に魔族を押し返し始める。
魔族の本能を消さなかったことで他の融合体よりも格段に高い能力を発揮して英雄となる騎士。
「あなたは民の希望なのだから」と、レイプされたことを二人の秘密にしようと提案する娘。
だがその本心には、騎士を狂わせた己の罪を隠す目的も隠されていた。
こうして二重の意味で秘密裏に、今日もまたレイプは繰り返される。

720 :
愛がないな

721 :
犯される側に愛があるパターンか。

722 :
>>719
ここから膨らませて書いてくれないかなぁ
とある国ってのを国名入れて、どんな魔族にどんな様子の軍勢がどんな風に襲われるのか。
どんな儀式が、表面上どんな風に成功したのか。
孫娘はどんな容姿でどんな表情なのか‥
騎士はどんなにステキでそこまで孫娘を思いこませる魅力があるのか。
そこの描かれない部分こそが、読み手が待っている部分なんだけどなぁ
舞台裏のネタ帳を見た感じで、話しに入れないだけじゃなくもったいないと思ってしまった
一度身体を重ねたら情が移って優しくしたいのに儀式の影響で犯すしかない日々ってのは萌えるよ

723 :
>>722
お前は素直にその妄想を形にしてみようかと言えば済む話をw
そこの書かれてない部分を書くのが大変なんじゃないか

724 :
>>722
YOU!書いちゃいなYO!

725 :
犯す方が愛あったほうが萌えるなぁ
っていうかこのスレそのためのスレだから
男が本当は女を好きだったりして何らかの理由で言えなかったところ
こんな関係になっちゃって、それを健気に耐えている(ように見せる)娘に
>「あなたは民の希望なのだから」と、レイプされたことを二人の秘密にしようと提案する娘。
こう言われて悩みまくるヒーローとかいいなぁ

726 :
>>725
その理由付けはこれでいんじゃね?
>しかし国を救うという使命に燃え、何よりも人外の身と成り果てることを覚悟した騎士は孫娘の気持ちをまるで無視。

727 :
似非中華で設定は適当です
人名だけそれっぽくしたんで、読み方は
湊→そう
鷹→よう
別になんでもええけどな!

728 :
「探せ!」
 部屋にたどり着くまでは冷静であった李鷹だが、空の寝室を見た途端、押し潰した怒りが爆ぜるように言葉になった。
 立ち竦む鷹の傍らを部下がすり抜け、廊下に散り、部屋に散り、女を捜しはじめたが、結果は見えていた。
 鷹の鼻腔に感じられるのは女の残り香であって、存在の匂いではない。
 窓の手摺から身を乗り出した兵士の一人が、振り返り鷹に告げた。
「北方に向かう砂埃が一迅。ひ……祀湊は馬で逃げたものかと思われます」
 ――新王・李曜の子、李鷹。
 この度一国を滅ぼし、天をすげ替えた父の子の顔は、壮絶な憤怒と悔しさで満ち満ちていた。
 後世、弖王として敬われ、畏れられる彼の初の失敗は、生涯に渡る彼の悩みの始まりでもあった。
 執着という尽きぬ悩み。
「馬を。私が追う」
「しかし」
「どうせ逃げ切れぬ。あの女が苦しむ顔を直接見たい」
 国民のためにと、言い聞かせるように呟いた。

 九に一生、遠く、立ち消えた砂埃の主は、肺を詰まらせながら彼方の城を振り返り、頬をびりりと打たれたような心地ですぐに前を向き直した。
 溢れでる涙は道中の風で乾いた。亡き父と母の残像も。遥か宮殿の姿も。
「姫様、大丈夫です。染がついております」
 隣を走る馬の上から、女中が、湊に呼びかけた。
 生まれた時から傍にいた、気の強いはずの女中の声が震えていることに湊は気付いた。
「染、間違っている。私はもはや姫ではない。湊と呼び捨てにしてくれ」
「……湊様」
「湊でいい。人が聞いたら怪しむ」
 すまないが、と付け足す。
 赤茶けた視界の中で色枯れた雑草が揺れた。
 既に涙は枯れ果て、その代わりに漠とした絶望が湊の胸を支配していた。
 初めて都市部以外の祀を見て、愕然とする。日々同じ色の景色が続き気が狂いそうになる。
「なぁ、染。この国は皆、貧しいのだな」
 疲労の色が濃い馬を撫でつつ、湊は月を見上げた。
 自嘲するように言った湊の言葉を意外に思ったのか、染がじっと湊を見やった。湊は目を細める。
「誰もかれも、私をしたいだろうな」
「そんな」
「私だって私をしてやりたい」
「どうか、そんなことはおっしゃらないでください」
 駆ければ駆けるほど祀の国の状態を思い知らされた。
 あちらこちらに人気のない集落と、荒れ果てた畑があった。
 親はどこにいるのだろうか、痩せこけた子供にじっと見詰められたこともある。
「子供があんな目をするなんて。父は、もしかしたら」
 悪い王、だったのかも、しれない。
 そして自分は、悪い姫で。
 逃げてすぐは謀反を起こした李家がひたすらに憎かった。
 父と母をし、湊のものを奪った、それだけしか分からなかった、けれども。
 国土を見て、父を呪い新王を讃える人々の噂を聞き、目の覚めるところがあった。
『私の父と母は祀王にされたのよ!』、そう叫ぶ同い年くらいの少女を見て、湊は思わず顔を隠した。
 今は、李が憎いであるとか、自分が辛い、悲しい、そんなことよりも抜き差しならぬ自分の感情を(あるいは状態を)、自覚している。
 湊はもう、んでしまいたかった。
 彼女の産着である祀の名と共に、どこまでもどこまでも、沈んでしまいたかった。

729 :
 走るうちに、自分が何から逃げているのか分からなくなってくる。李家の追手からか。市民の視線からか。
 協力者がいるという村に向かって走りながら、その目的地のことさえ怪しく思った。
 こんな国にした王の娘に、誰が協力してくれるのだろう。
 ――そして、彼女の予感は的中した。
 田舎の古小屋に着き、馬を降りて扉を引いた染が立ちすくんだ時、数歩離れていたところでその様子を見ていた湊は、古小屋の中に何が待ち受けていたのか、すぐに気付いた。
 祀王を憎む市民だろうか。李家の刺客だろうか。
 痺れたように動かない自身を諦め、湊はこう思った。
 罰だ。全部罰だ。
 ほんの短い逃避行の間に、嫌というほど思い知ったのだ。祀家は、湊は、誰からも嫌われていると。
 倒れた染、首のない女の亡骸と、血の色とを見て、湊はぼそりと染に謝り、染の血で汚れた男を見た。
「鷹か」
 湊の胸にほんのわずか、新たな感情が湧き起こった。
 鷹、と呼んだ。それは懐かしい響きであった。
 敵賊の息子の名。同じ乳母で育ち、一緒に過ごした兄のような幼馴染の名でもある。
 祀王が鷹の父を遠ざけ、鷹とも自然と疎遠になっていった。
 湊が十歳になるまでには鷹の姿は完全に見なくなっていたから、彼と対面するのは、実に十年ぶりくらいであろうか。
 すぐに面影を見つけ、名を呼べたことに湊は驚いた。
 二十を半ばを過ぎたであろう鷹の姿は、年月のせいばかりではない変化を伴い、軍人の体つきをした炎のようだと湊は思った。
「良い格好だな、祀姫。男の乞食かと思ったよ」
 短く刈った湊の髪を揶揄して鷹が言った。たっぷりとあった亜麻色の長髪は王都を脱してすぐに染に切らせている。
 鷹が染の身体に剣を突き刺し、湊は思わず目を逸らせた。
「見ろよ」
 無理やりに顎を掴まれ直面させられる。首にひんやりと刃の感触があった。
 両手は自由であったが、弛緩したように動かなかった。瞼を閉じれば良かったが、それもできなかった。
 鷹は背が高い。湊が無言で見上げると、鷹は自分の黒い前髪から滴り落ちる血をぞんざいに拭った。
 湊を見据える鷹の目が血走っていることに気付いたとき、湊は初めて恐怖を覚えた。
 ――鷹は、私のことを憎んでいる。
「お姫様」
 太い首の、喉の奥から、嘲るように鷹が言った。
「俺が今どんなことを考えているのか分かるか」
「私を、す」
「その方法だよ。足を切り落とす? 腕が先か? 腹をちょっとずつ裂くか?」
「……もう、どうにでも」
 湊は目を閉じた。
 たった一日、たった一日で。
 父もんだ。母もんだ。国もんだ。住処を追われた。身分は地に落ちた。何万人に、憎まれていたと知った。
「自暴自棄か。最後まで無責任な屑め」
 直後に痛みがやってくると構えていたが、僅かの不自然な間に、湊は目を開いた。
 かつては至宝の双眸と謳われた瞳が、鷹を捉えた。
 鷹が一瞬動きを止めた。思い出したように剣を持ちあげ、湊の頬に当てる。
 頬が切れた。赤い血が流れた。
「あ」
 遅れてやってきた痛みと血の温度に、湊は小さな声を上げた。
 傷付くなど。何年ぶりであろうか。
「痛いか、湊」
 鷹が湊をひどく睨みつけている。さらに深く切られるかと思った次の瞬間、つと、鷹の舌が頬の傷を舐めた。
 間をおかず、頬を伝う血が舐め取られ、血のついた舌が湊の下唇を掠った。
 予想外の猟奇に唖然とする。
「醜いな」
 吐き捨てるように鷹が言った。
 肩が外れそうな方法で腕を引かれる。染の体から離れたことに湊はほっとした。
 民家の傍らにある馬小屋までやってきて、鷹に突き飛ばされた。
 藁の山に倒れ込む。
 長らく使われていないのだろう、乾燥した藁と、うっすらと小屋に染みついたような家畜の匂い。湊はむせ込んだ。

730 :
「お前にはここがお似合いだよ、湊。馬小屋で犯されるお姫様、どうだ?」
「何を……」
「今のお前は家畜以下だよ」
 ――あまりの侮辱だ。
 枯れ果てたと思っていたが、まだ残っていたらしい何かしらの誇りが湊の肺の中で軋んだ。
 呼吸さえ苦しくなるような激怒にかられ、藁に埋もれた身体を起こそうとする。
「離せ……!」
 眉を寄せて鷹を睨みつける。鷹が笑った。
「身の程を知れよお姫様。罪人の娘が」
「貴様の父はどうなのだ! 人し……裏切者!」
 唇から飛び出す悪態の全てが、旅の途中に内省した自分自身に降りかかってくる矛盾を感じながら、それでも言わずにはいれなかった。
「貴様は染をした、父をした、母を……」
 湊の語尾が縮こまる理由を知っているかのように、鷹は黙ったまま、ぞっとするような笑みを浮かべていた。
 目に涙が滲む。
 必で振り上げた手を軽く払われ、鷹に圧し掛かられる。
 息切れて頭がぼうっとした。鷹が軽く腕を振り上げ、湊の頬をはたいた。
 乾いた音が響き、その「軽く」の、余りの痛みと恐怖に湊は黙り、鷹の胸を押していた腕をおろした。
 男の力には敵わないのだ。
 怒りはあっけなく収束し、恐怖がそれに代わった。
 確かに、ひと思いにされるよりもこれは恐ろしく、辛い。
「鷹、やめ……」
 鷹が黙ったまま、非常に性急な動作で、湊の服を解いて行く。
 城を出た時の着物はとうに売り飛ばし、旅装束であったから、あっという間に湊の身体は曝け出された。
「いやだ……」
 外気に触れた乳房がふるりと震える。初春の陽気は儚く、肌寒いはずであったが、湊はそれを感じることができなかった。
 ひどく恥ずかしく、ひどく熱い。
「良いものを食っていただけあって、肉付きだけは良いんだな。娼婦だったかな? お前の母は」
 鷹の視線が身体の全面を滑るのを感じる。瞼を閉じると触られるようで、男の顔から目が離せなかった。
「あ」
 呼吸に合わせて上下する乳房を、鷹が鷲掴みにする。
 強く握られ、眉が寄った。男の手の中で形を変える己の胸を見て、湊は力なく首を振る。
 このような隠微光景が己の身体で繰り広げられるなど夢にも思わなかった。
 ぎゅうと乳首をつままれる痛みに涙が零れる。
 呼吸が苦しい。鷹が笑った。とても楽しそうに、嬉しそうに笑って、湊の頬の傷を何度も舐めた。
 首筋に噛みつき、乳房をしゃぶった。
 大きな両手が湊の腹を撫でた。
 鷹の手は湊のわき腹を柔らかく掴み、くびれの形を確かめるように何度もさすった。
 くすぐったさと、何やら得体の知れない悪寒に身を捩る。
 鷹が臍を舐めた。この男は頭がおかしいと、今更ながら湊は思った。
「みっともない身体だ。顔も。雌馬でもそんな物欲しそうにはしないだろうよ」
 羞恥のために湊の身体は桃色に染まり、蒸気に色がついているように思える。
 抵抗を辞め、恐怖を受け入れるままに弛緩した湊の顎や目尻は、意図せずもだらしなく鷹の目に映ったらしい。
 けれども実際のところ、ひどい緊張はずっと続いている。
 身体を這う舌が、鷹の言よりずっと温容である――というよりは執拗であることに、先の見えない不安を覚える。
 恐怖が麻痺し、気色の悪い感触に呼吸が荒くなった。
 溺れる子供のように鷹の腕を掴むと、彼は一瞬動きを止めて妙な顔でじっと湊を見つめ、彼女の口に噛みついた。

731 :
「…………! やめ、やめて」
 陰部を鷹の指が撫でる、ぬるりとした感触があった。
 今度こそ湊は顔を歪めた。鷹はにやにやと笑みを浮かべ、その顔を見つめながら湊の体内に指を埋めてゆく。
「濡れてるな。仇敵に襲われて濡れるとは、変態だな、お前は」
 子供のようにはしゃいだ響きがあった。もはやとめどなく流れる湊の涙を鷹が舐め取った。
「ひゃっ」
 耳の穴に舌が侵入する。膣の異物感に集中していた湊は高い声を上げた。
 じっとしていた鷹の指が、声を聞いて膣の中でぴくりと動き、突然湊の肉壁をうにうにとかき混ぜ始める。
「あ、あ、っあっ…えっ、だ、だめ…っ」
 ――聞いたことのない、自分の声、これは、嬌声というのではなかろうか。
「や、やめて、鷹、鷹、おねがい、」
 鷹は答えなかった。湊のものよりもずっと荒い、興奮した呼吸音が湊の太ももに降り注ぎ、肌を湿らせていた。
「あっ」
 肉芽を潰され、ぬるぬると撫でられる。明確な快感が蠢いた。扇動する指が湊を追い立て、追いつめる。
「ん、やっ……、こんなっ……」
 ぎゅっと目をつぶり、込み上げる「何か」に身を固くする。頭の芯がとろけて、けれど敏感なのは、甘い子宮と肉の壺。
 口が何かを欲した。喘ぐ魚のように息を継ぎながら、声をし、呻き、湊は耐えた。
「この、淫乱女が」
 やけに低い侮蔑の声。湊は鷹を見た。
「見る、な、あ、あ、あ、あっ――……んっ、ぅ、ん!」
 いよいよ抗えなくなった恍惚の波に流される直前、湊は彼が笑っているのを見てとった。
 心を放つ。軽く、甘く、湊にとっては得体の知れない絶頂が訪れた。
 びくびくと痙攣する膣と、肉芽と、身震いするほどの悦び。
 ちがう、ちがう、私のものではない、こんな身体――こんな、いやらしい、はしたない、現象。
 宙を掻いた湊の手を鷹の指を掴んだ。
「は、な、……せ……」
 よわよわしい言葉で抵抗するも、されるがままである。
 鷹はいつの間にか下穿きを解き、下半身を露わにしていた。
 初めて見る男のものの凶悪さに一瞬釘付けになったが、湊は目を逸らせた。
 手を導かれる。
「汚い!」
 湊の指が陰茎に触れた。どくどくと波打つかのようなその先端は濡れている。
 湊が見詰めると、また先から液体が漏れいでた。
 余りの固さに驚き、これが自分のところに入るのだと思うと、恐る恐る直径を確かめずにはいられない。
 指を絡ませると、鷹がつと顔を歪めた。
「もういい」
「わっ」
 腿を持たれ、がばりと陰部をさらけ出される。
 鷹に凝視され、顔を見られたと思った瞬間、入り口にそれが押し当てられた。
「無理だ、無理だ、鷹、こんなの」
「黙って犯されろ」
 鷹の表情に笑みはなく、怒っているような、余裕のない表情だった。
 湊はもちろん鷹以上に余裕などない。
 ひと時忘れてしまっていた恐怖が一瞬で蘇り、最高潮に達して、湊は暴れた。
「お願い、鷹、だめ、だめだから……」
 あっけなく押さえつけられる。入り口にぐにぐにと擦りつけられていた陰茎が僅かに侵入した。
「あ――――」
「……く、」
 そのまま沈み込む。だめだ、と思った瞬間、勢いよく穿たれた。
「……、……!」
 声が出なかった。痛い。痛い。苦しい。痛い。
「……湊……」
「……ま、て、……」
 裂かれるように痛い。それなのに、この男は。

732 :
「や、……、あ、あ、あ、あ、あ」
 鷹がゆっくりと動き始めた。抜き差しする度にちくりちくりと痛む。肺さえ辛い、押しつぶされた声が身体を抉られる度に漏れた。
「あ、あぁ、あ」
 掴むものを探した両手が、再び鷹の腕を握った。
 汗ばんだ感触をぎゅっと掴み、鷹がそれに気付いてさらに腰を強く打ちつけた。
 ゆすられるがまま、ふと、湊は気付いた。さすがに背を抱きしめることはできずとも。
 触れたくないほどの嫌悪感を鷹に抱けなかった、と。
「鷹、……」
 なんだ、と言いたげに鷹が見下ろした。
 鷹は玉のように汗をふいている。飛び散った雫が湊の身体にかかった。
 それを特に汚らしいとは思わず、そのままにして湊は喘いだ。
「……、ころしてくれ、」
 鷹は瞬きの間ほど動きを止めたが、返事はなかった。
 ただ色濃い怒りと、興奮とが彼の顔を過ったように湊には見えた。
 何かを考える前に猛然と腰を振られ、揺さぶられる。
 とめどなく声が漏れた。
 快感のためでなく、ただただ衝撃のためであったけれども、それは犯される女と、貪る獣の男とがいるこの場に相応しかった。
「…………中に出すぞ」
 ――子供ができるかもしれない。
 泡のような予感を吹き飛ばし、鷹が湊の身体を押さえつけた。鷹が息を呑む音。
 檻のような男の下に閉じ込められ、湊は呼吸さえ奪われたように口を閉じ、目を閉じて、胎内の律動を、吐精を受け止める。
「ひどい、ことを」
 くたりと、鷹に体重をかけられ、行き場を失った湊の両手は、藁を持て遊んだ。
 何やら動かない鷹の背に掴んだそれを散らし、どこか無邪気な、ぬ前の明るさで、湊は微笑んだ。
 繋がり、うつ伏せたままの鷹が、湊を抱きしめていた腕を彼女の下から引っこ抜いた。
 何事か呟き(聞き取れなかった)、湊の髪を掻き分け、ぐしゃぐしゃに乱す。
「あ」
 その感触に。髪を混ぜられるその感触に、唐突に、湊は思い出した。
 子供のころ、同じように、頭を撫でられたのを。
 七つか八つ、年上だった鷹を、湊は兄のように慕っていた。どこへ行くにもついてゆき、何度も父にたしなめられた。
 ――鷹、鷹。
 ――どうかしましたか、湊様。
 ――どうもせん。名前を呼んだだけだ。
 城の中で迷子になり、助けてくれたこともあった。
 泣きじゃくる湊の髪をぐしゃぐしゃに撫で、指で漉き、怒りながら「大丈夫ですよ」と、繰り返し彼は言った。
 あの頃は湊様と呼ばれていたのだったか。
 お姫様と揶揄されることも、湊と呼びすてにされることもなく、ましてや――
「…………」
 涙が溢れた。声もなく湊は泣いた。さっきまでのどの瞬間よりも惨めで、悲しく、辛かった。
「おい、湊」
「せ。私を、せ」
 鷹は答えなかった。深いため息をついた後、湊の膣から陰茎を引き抜き、じっと湊の顔を見つめている。
「して欲しいのか」
 無表情のまま、鷹は続ける。
「だったらさない。俺は、お前の、そういう顔が見たいんだよ」
 どうして。
 どうしてそこまで憎まれねばならぬのか。
 今やはっきりと湊を睨みつける鷹を、湊は疑問と悲しみを持って見つめ返す。
「私をどうするつもりだ」
「……飼いしにでもしてやるさ。毎日犯して、傷つけて、飽きたら売り飛ばす」
 湊は目を伏せた。冷たい絶望が肺に広がる中、自害という言葉が頭を掠めたが、すぐに消えた。
 ――鷹。大きくなったら、婿に来い。王様にしてやるぞ。
 ――はいはい。小さいのは湊様の方ですけどね。
 衣服についた藁を払い、胸の前にかき集める。
 全て投げ出してこのまま眠りたい、と思った。
 藁と精にまみれて、家畜のような格好でも、ゆっくり眠るようにんでいけたら。
「好きにしてくれ」
 お望み通りにとばかり、顎を掴まれる。
「舌を出せ。丁寧に、丹念に、舐めろ」
 見上げると、鷹は意地悪く笑っていた。湊の髪に手を伸ばし、ぐしゃぐしゃに撫でまわした。

733 :
 真実、自分はあの女のことが憎いに違いない。
 ひとりごちで、鷹は酒を煽る。
 長くは城を離れることはできない。本来であればすぐにでも湊をして、その首を持ち帰ればならないのだが。
 荒涼とした風が吹いた。
 がたがたとあばら家が音を立てる。四月とは言えまだまだ寒い。
 ふと気になり、三度犯した女のいる馬小屋に向かった。
「湊」
 返事はなかった。一瞬、なれたかと思ったが、横たわる足がぴくりと動いたのを見てほっとする。
 が、どうも様子がおかしい。柵の中に入って確かめると、湊は息が荒く、身体が赤かった。
「湊、どうした」
 必要以上に狼狽している自分自身に気付きながら、湊の額に手を当てる。熱かった。
 舌打ちをして、抱え上げる。
 失神させたまま半裸で放っていたのがいけなかったのか、湊はぐったりとして動かない。
 忙しなく彼女を抱きかかえ、鷹は足で扉を開けた。
 火の近くに横たえる。布をかけ、傍に寄った。
「湊」
 病など許さない。
「おい、湊、大丈夫か」
「……ん……」
「口を開けろ」
 温めた酒を湊の口に滑り込ませる。湊の口はほとんど閉じたままで、酒は零れてしまった。
 鷹は何度めかの舌打ちをした。
 今度は自分の口に酒を含んだ。湊の前髪を払い、髪の中に指を突っ込んで頭を持つ。
「…………」
 何度か、口移しで酒を注ぎこむ。湊の喉が小さくなり、十分な量を与え、顔を離した。
 様子を見つめ、また口を寄せる。また。もう一度。もう一回。もう一回。
「……鷹」
「このまま寝ていろ。目が覚めたら熱は下がっているはずだ。妙な病気でなければな」
 苦しそうに湊が首を振った。
「……ろして」
 まだ言うか。
「寝ろよ、お姫様」
 意識を手放すように目を閉じた湊の、瞼の淵から涙が流れるのを、鷹はじっと見つめた。
 しゅんしゅんと湯の沸く音が湊の寝息に交じり、鷹の溜息に交じった。
 起きている時は気の強い、大人びた顔だが、寝顔は幼い。
 眉の形を人差指で何度かなぞってから、鷹は湊から目をそらさず、身を横たえた。
 こうなっては仕方あるまい。できるだけ早く都に連れ帰らねば。
 新しい馬として持ち帰れば良いことだ。屋敷につないでおけば誰も手出しはできないだろう。
 酔い落ちる眠りは心地いいものだ。
 鷹は笑った。
 何がおかしいのかは良く分からなかった。

734 :
おしまい
ウォッカに砂糖ぶっこんであっためたやつ飲んだら風邪治るらしい
みんな風邪に気をつけてね

735 :
乙です素晴らしい

736 :
良かった!かなり好きな部類!
続きを勝手にお待ちしてます

737 :
GJ
これはいい無意識愛故w

738 :
GJ!

739 :
GJ!
こういう食い違ってしまった二人は大好きだ

740 :
GJ!
なんか十二国記ぽいですな!

741 :
>>740
十二国記大好きでごわす
お察しのとおり崩御した王のお姫様や鈴ちんこがいじられ抜く展開にハァハァしてもんで
このあれもだいぶ影響を受けています、悪しからず

742 :
 この国では髪の短い女に価値はなかった。
 というよりも、長い髪でなければ女であると認識されなかったから、湊の髪型は好都合でもあった。
 分厚く服を着せ、深く頭巾を被らせ、普段から決して喋らないように言いつけた。
 例えごく一部の使用人としか顔を合わさぬよう屋敷の奥深くに繋いでいたとしても、鷹にはそういう建前が必要だったのだ。
 継ぎ目の分からないほど磨かれた床板の上を湊の指先が撫でた。寝台から放り出された腕は彼女のものばかりではない汗で湿っている。
 後ろを向け、と命じられ、彼女は四肢に力を込めた。男と彼女の蒸気が溶けあい、室内が湿気ているようだ。
 その重たい宙を掬いあげるようにして湊は右腕を動かす。
「後ろを向かせて、どうするのだ」
「聞いてどうするのだ?」
「…………」
「尻を出せよ。浅ましい犬のように。腰を落として尻を突き出せ。ケツの穴まで見えるように自分で広げてみろ」
 短い髪がはらはらと揺れた。その髪の隙間から見える湊の耳たぶは真っ赤に紅潮している。
 鷹の知る姿と比べ僅かに痩せたものの、容貌は変わらず凄まじく美しいと言って差し支えない。
 楚々と伸びた眉、気強さと高慢さとをないまぜにして、綺麗な形に鋳造したかのような目。
 きっと牡丹色をした唇は濡れていて、頬も真っ赤だろう。
 それを見ることが叶わない体勢であることを鷹は若干惜しく思ったが、すすり泣きを堪える声と、湊がぺたんと胸をついた後、徐々に持ち上がっていく白い尻を見て、思い直す。
 白い尻が鷹の方を向いた。さすがに自分で広げることはできないらしい、湊の両手は頑なに敷布を掴んでいたが、今回は不問とした。
 丸い尻たぶの肉に指を埋める。腰から尻、そこからしなやかに伸びる柔らかい太腿を眺め、眺めたところを手が往復した。
 太腿はひどく濡れていた。覗き込むと、鷹の目前でしとどに濡れた媚肉がふるふると揺れ、熟れきった熱が立ち上っているかのようだった。
 ――すぐにぶち込んでやりたいが。
 鷹は思った。そこを触ることを我慢したが、くすんだ桃色の小さな菊門を見ると、ついつついてしまった。
「ひ」
 きっとすぐに入れられると思ったのだろう、湊は悲劇的な声を出した。
 指を入れてみる。湊がおろおろと戸惑い気味に振り返ろうとするのが分かり、鷹は声を上げて笑った。中指を奥まで入れ、ぐにぐにと動かしてやる。
 こちらの方は特段気持ちよくはないらしい。
 未知の感触が恐ろしいのか、固まる湊が面白く、少しの間肛門を虐めて、おもむろに引き抜いた。
 いつかはここも犯してやろうと鷹は決意する。
「少し臭うな」
 実際のところ臭いはしなかったが、そう言うと湊は短い悲鳴を上げた。笑って、花弁をべろりとひと舐めする。
「や、あっ」
「もっと腰を上げろ」
 意図してかせずか、湊は尻を振った。舐めさせる気はないらしいと分かり、鷹は揺れる尻をひっつかむ。
 我慢弱いわけではないが、そう悠長にしている時間もない。
 乱暴に尻を引きよせ、肉棒をあてがった。湊が何事か喋ったが無視して、ねじ込む。
「あああっ!」
 湊が声を上げた。自分の声に驚いたらしい、彼女は指を噛んだ。
「……湊」
 名前を呼ぶと、湊が振り返ろうとする。
「声を出せ」
 ゆっくりと引き抜きじりじり追いつめるように差し入れる
「ん、んぁ……」
 肉がうねった。鷹は眉を顰めた。忙しなく、湊の口から彼女の手をどかせる。
「声を出すのが嫌か?」
「い、いや、だ、……んんっ、ん……っ」
「そうか、なら、声を出すなよ」

743 :
 湊の口を乱暴に開けた。顎がとろけたようにしまりのない唇に、鷹の指はすっぽりとくわえこまれた。
 溶けそうに熱い咥内を指でかき混ぜると湊の舌が絡みついた。
「湊」
 鷹にはそれが無性に可笑しく思えた。言葉ではあれやこれや抵抗する癖に。
「声を出すな、湊」
 激しく腰を打ちつける。
「んん、んーっ! ふぁ、あ――ああっ」
「声を出すなよ、嫌なんだろ?」
 湊が指を噛んだ。
「声を出すな」
 言いながら、激しく腰を打ちつける。肉のぶつかる音が部屋に響いた。
 鷹がさらに指を奥に入れると、知ってか知らずか、湊は指を舐め始めた。
「ん、ん、……んんっ、んあ、あっ、ふぁ」
「……よしよし。良い雌犬だ。な? そのまま、声を出すなよ。できるだろ、ちゃんと」
 声音だけは穏やかに言い、頭を撫でてやる。激しく突きながら。小さな頭が揺れ続けた。
「静かに、しろ。お前が言いだしたんだろ、お姫、様」
 乳首を摘まんでやる。媚肉がきゅぅと締まった。指先で摘まんで、強めに捻って、こりこりと転がす。
「っん、ん、んぅ、ああっ!」
 湊が指を吐きだした。
 鷹の方も我慢の限界だった。
「湊、声を出せ」
 一意、放つことだけを考える。媚肉が絞めつけてくる、ぞくぞくする快感。
「あ、あ、だめっ、激し――ああっ、あっ!」
「聞かせろ、もっと……湊」
 目の前が白くなる。
「あっ、あ、ああっ、ひゃああっ……!」
「湊! ……!」
 込み上げ、昇り、ひとときの突き抜けた充実。
 喉がからからになった。
 長い吐精に意図せず身体が波打つ。尻にかけるのも一興であったと、眼下の光景を見て思ったが、涎を垂らし、ぐったりと倒れ伏す湊の横顔を見て、やはり、と思う。
 この女の子宮をたぷたぷに膨らますまで犯してやりたい。
 湊の肩口に噛みつき、首筋を張って耳の輪郭を舐めあげた。
 抱き寄せて、抱きしめて、頬を舐め、鼻を噛み、瞼を、顔中を舐めた。
 彼女はぐったりとしている。短い呼吸を繰り返す小さな唇にむしゃぶりついた。
「――髪を伸ばさせるか」
 湊が薄っすらと目を開いた。
 蕩け切った(ように鷹には見えた)目が、じっと鷹を睨み、一拍置いて、また閉じた。
 その動きを、かすかに震える唇を、穴のあくほど見つめ、鷹は立ちあがった。
「着替える。仕事のない家畜と違って生憎俺は忙しいからな。
 無能な前王が忠臣を皆しにしていて、人手が足りないんだよ」
「……そんな」
「知らなかったのか? 親の仕事を? 俺の弟も、兄も、従兄も、伯父も、全員お前の父親にされた」
 湊は声を失ったように黙りこくった。
「ぬなよ、湊。俺にされるまで生きて償え。何に殉じることもできない肉塊が」
 湊がゆっくり顔を上げた。薄茶色の瞳が鷹を見詰めた。
 小首を傾げて、何かを問うような仕草で一瞬口を開いたがすぐに閉じ、目を伏せた。
 決定的に湊が傷ついたと、鷹は気付いた。
「私、何も、何も」
「何もしてない? 何も知らない? そりゃ幸せだったろうなぁ。肉塊のように働かず、父親を諌めるどころか知ろうともせず」
 湊の身体がぐらりと揺れた。鷹が抱きとめる前に彼女は自分の腕で持ち直し、下を向いて小さく呟いた。
「…………ごめんなさい」
「…………」
 鷹はしばらく動けなかった。次ぐ言葉を、罵詈雑言を探し、実際にいくつか思いついたが、喉のあたりでつかえた。
 湊は泣かなかった。涙の代わりの微妙な危うさに、鷹は気付かざるを得なかった。
 行き場を失った腕をとりあえず引っ込め、背を向ける。
「ぬことは許さない」
 言い捨て、立ち去る、この僅かの間に鷹は二回湊を振り返り、二回ともすぐに目を逸らした。
 部屋を出て扉を閉める、そのままの格好で鷹が舌打ちをした音が扉にぶつかり、掻き消えた。

744 :
おしまい
読んでくれた人ありがとう
ノープランでやっとるので分からんけど、もうちょっとだけ続くかも
鷹が大事にしていたパンダさん人形を湊に捨てられるという壮絶な過去話までは適当に書きたい所存

745 :
GJ
続きをまったりと全裸でまってる

746 :
利用されてイメージアップに貢献しているけど
パンダはチベット原産でシナ関係ないです
少数民族は大事にしよう

747 :
GJ
書けるところまで全力で待ってる
しかし741の所為で外見のイメージが
くまさん×崩御した王のお姫様にしか見えなくなったw

748 :
うわすまん下げチェックし忘れたorz

749 :
12国記好きだから読んでニヤニヤした
なぜ主上は続きを出してくれなんだ?
今回もGJ!全裸待機しとく!!

750 :
>>749
ちゃんとチェックしてるか?
今現在新装刊行中のが出たあとに出る予定なんだぜw
>>744
GJ昔の回想では仲良さそうだったのにーと思ってたら
こんなに複雑になる過去を早く知りたいぜ

751 :
>>750
まじか!ありがとう!!
何年待った事か…

752 :
愛無理スレで今年一番のグッドニュースを知ってしまったぜ
ともあれGJ!!
12国記とか後宮小説とかあの系統好きにはたまらんなぁ

753 :
後宮小説は原作ではあのねーちゃんが愛故しそうだよね弟にw

754 :
あしながおじさんをベースに愛故妄想投下しようとしたら消えたorz

755 :
ドンマイ
次がんまれ

756 :
まちがえま
がんばれ

757 :
またまちがえた( ;´Д`)
たくさんレスしてしまって申し訳ない

758 :
あけおめ
あしながおじさん的人が勢いあまって強姦する展開はすきだなあ
期待してます。

今年も沢山犯したい

759 :
あけおめ
あしながおじさん期待してる
自分も年内に終わらせられるよう頑張りたい

760 :2013/01/03
あしながおじさんに強姦されちゃう薄幸の美少女……ゴクリ
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