2013年01月エロパロ293: オリジナル魔法少女陵辱スレ21【和姦も】 (555) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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オリジナル魔法少女陵辱スレ21【和姦も】


1 :2012/03/18 〜 最終レス :2013/01/05
オリジナルの魔法少女のエロを扱うスレです。
陵辱に限らず和姦でもOK
魔法少女が陵辱しても全然OK
【前スレ】
オリジナル魔法少女陵辱スレ20【和姦も】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1321880703/

【注意事項】
○sage進行でお願いします。
○職人さんは特殊嗜好の作品の場合は投下前に注意書きをお願いします。
○職人さんが投下しづらい雰囲気はやめましょう。供給があってこそのエロパロ板です。
○好みに合わない作品や意見はスルー(読み飛ばし)を推奨します。
○荒らし、煽り、広告はスルーしましょう。

【新保管庫】
http://w.livedoor.jp/original_magic_girls/
【保管庫】
http://kuma.usamimi.info/magi/  (更新停止中)
【代理保管庫】
http://magicalgirlss.x.fc2.com/  (諸事情により閉鎖)

2 :
【過去スレ】
オリジナル魔法少女陵辱スレ19【和姦も】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1313398072/
オリジナル魔法少女陵辱スレ18【和姦も】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1307274296/
オリジナル魔法少女陵辱スレ17【和姦も】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1301740053/
オリジナル魔法少女陵辱スレ16【和姦も】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1295103073/
オリジナル魔法少女陵辱スレ15【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1286184341/
オリジナル魔法少女陵辱スレ14【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280504505/
オリジナル魔法少女陵辱スレ13【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1274171469/
オリジナル魔法少女陵辱スレ12【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1269784803/
オリジナル魔法少女陵辱スレ11【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1264523242/
オリジナル魔法少女陵辱スレ10【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1258913109/
オリジナル魔法少女陵辱スレ9【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1256649067/
オリジナル魔法少女陵辱スレ8【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1254959024/
オリジナル魔法少女陵辱スレ7【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1235747369/
オリジナル魔法少女陵辱スレ6【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1225259428/
オリジナル魔法少女陵辱スレ5【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1213170878/
オリジナル魔法少女陵辱スレ4【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1208254990/
オリジナル魔法少女陵辱スレ3【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204801095/
オリジナル魔法少女陵辱スレ2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1187699066/
オリジナル魔法少女陵辱スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156666135/

3 :
>>1 乙です!

4 :


5 :
>>1乙乙
魔法少女と呼べる年齢は幾つぐらいまでだろうか?

6 :
>>1

なのは的に考えて19じゃね

7 :
キュアフラワーまでは魔法少女だろ?

8 :
灰から蘇った神話的魔女でも見た目が少女なら魔法少女

9 :
495歳の魔法少女もいるしな。

10 :
逆に下限は…サイボーグ001みたいな魔法乳児がいても

11 :
ウルトラBとかか
変則的なのだと、ふしぎなメルモは、通常時の10歳から、プラスマイナス10歳(ずつ)年齢を変えて赤ん坊にもなれたな
でもまあ、魔法乳児は、いても良いが、俺はあんまり嬉しくない
ロリババァと逆バージョンで、実年齢は四捨五入して0歳レベルだけど、外見は少女とかの方がマシだなあ

12 :
パラノイア的な魔法少女

13 :
>実年齢は四捨五入して0歳レベルだけど、外見は少女とかの方がマシだなあ
ハナちゃんのことかーっ!

14 :
亡き妻を体から復活させようとする実験のためにつくられたクローン少女が
数年しか生きられないから何人もまとめて生成されるが
一向に心が宿らず苦悩するというマンガがあったな

15 :
このスレとも、今の話の流れとも全く関係ないがな

16 :
実年齢は0歳ってあれか?フレイザードか?

17 :
>>16
どこに少女の要素があんだよw

18 :
ここは戦場だ男も女も関係ねぇ!!とか
戦うのが好きなんじゃねぇ勝つのが好きなんだよ!!な魔法少女

19 :
そういうのは、実際に書いて形にすればそれなりに面白いんだろうけど
ネタだけでは(言っている本人以外)面白くもなんともないからなあ

20 :
>>12
それ以前にパラノイアって何?

21 :
マシン帝国

22 :
>>14
火の鳥?

23 :
>>20
リィン「もう被リョナ担当なんてコリゴリ!
    カッコ良く勝てる主人公になりたい!」
コンピュータ「市民幸福は義務であり、それは反逆です(ZAP! ZAP! ZAP!)」
リィン「ウボァ!」
コンピュータ「次のクローンはきっとうまくやるでしょう」
こんな世界

24 :
>>23
カッコよくは無いけどこの間、主人公に勝てたんだから我慢しなよw
ビオランテみたいだけど(ボソッ

25 :
かつての戦友や妹分が、実は魔族の捨て駒になっているかも知れない
気をつけろ! 誰も信じるな! マジカルロッドを手放すな!
そしてリィンはまだ、植獣形態への変身を残している。この意味がわかるか?

26 :
保守

27 :
こんばんわ、マユの人です。
前スレに投下した話の続きを投下します。

28 :
魔族の兵隊に占領された大通りを、一人の少女が駆けていく。
三つ編みのおさげにした長い金髪を揺らし、彼女は駆け続ける。
所々にフリルの着いた蒼と水色で彩られたドレスを身に纏い、下には水色のふわふわとしたフレアスカートを穿いている。
ドレスの胸元は、マジカルミカと同様に宝石の付いたブローチとリボンによって飾られていた。
蒼い宝石がアクセントとして付いた白いロングブーツと、同様の白い手袋を身に付けている。
先程から戦闘を繰り返し、通りを突き進んできたのだろう…頬は少し紅潮し、額には汗が滲んでいた。
 「くっ…邪魔しないでっ!」
行く手を阻もうとする兵達に向けて、少女が構えた弓から、一条の蒼い光の矢が放たれた。
光の矢は無数に分裂し、オーク兵や蟻兵を次々と貫く。
 
 「ミカさん、待ってて下さい…!」
行く手を阻む敵を排除した少女は、大通りを駆け抜けながら声を漏らす。
彼女の名前はマジカルユキナ、マジカルミカと同じく魔法少女だ。
ユキナの年齢はミカより一つ年下で10歳である。
長い魔族との戦いの中、ユキナは幾度かミカに窮地を救ってもらった事があった。
引っ込み思案の性格で自分に自信の持てないユキナにとって、強く優しいミカは憧れの対象である。
自分もミカの様に強くカッコいい魔法少女になりたい…それがユキナの願望だった。
その憧れていたミカが窮地に陥っているという情報を、ユキナは仲間の一人から受ける。
それを聞いた彼女は、合流するまで待つように言う仲間の制止を無視して、単身ミカの元へと急いでいた。
 (絶対に助け出してみせる…!私だって魔法少女なんだから!)
駆けながら心中で叫ぶユキナ。
ミカの魔力がようやく確認できた…ここから後僅かといった場所だ。
だがその場所から感じられるミカの魔力は、酷く弱々しいものである。
 「急がないと…このままじゃミカさんが危ない!」
更にスピードを上げて駆けるユキナ。
そんな彼女に向けて、前方から触手が襲い掛かる。
 「くっ!?」
ユキナは咄嗟に横に飛び、触手を回避した。
道路に命中しアスファルトを穿ったそれは、触手ではなく太いケーブルの様な物だった。
 『ギュオオォォォッ!!』
身構えるユキナの前に、巨大な物体が姿を見せる。
それは巨大な音楽プレイヤーに手足が生えた怪物だった。
片腕の先端は大きなスピーカー、反対の腕は先端が無数のケーブルになっている。
 「何これ…」
目の前に立つ奇妙な姿の怪物を前に、ユキナは戸惑いの声を漏らす。
今までにユキナも、魔族の先兵たる様々なキメラモンスターと戦ってきたが、こんな姿の怪物は初めてだ。
 「…負けられない…!そこを通してもらいます!!」
構えた弓に光の矢を生み出し、ユキナは目の前の怪物…魔族リメリアの生み出した使役獣を見据えて叫ぶ。

29 :
 「貫けっ!」
先程の雑兵達を倒した時のものより太い光の矢が、使役獣に向けて放たれる。
今度は分裂せずに目標めがけて突き進む。
だがその一射は、魔力を帯びた触手を叩きつけられ軌道を無理矢理曲げられる。
 「なっ!?そんな!」
驚きの声を上げるユキナ。
軌道を曲げられた光の矢は、使役獣の手前の地面に突き刺さり炸裂する。
 「きゃっ!」
続け様に振るわれた触手を、小さく悲鳴を上げて回避するユキナ。
地面を転がり体勢を立て直すと同時に、再び彼女は使役獣に向けて矢を放つ。
だがまた矢は触手によって迎撃され、あらぬ方向へと突き刺さり爆発した。
更なる追撃に注意しつつ、ユキナは使役獣との距離を取る。
 (強い…今まで戦ったどのキメラよりも…!)
敵の動きを観察するユキナの頬を、大粒の汗が流れ落ちた。
これまで相対したキメラモンスターよりも、眼前の敵は圧倒的に強い。
だが負けるわけにはいかない、捕らわれているマジカルミカを助ける為に…
再度攻撃を試みようと弓を構えるユキナ。
 ギイイイイイィィィィンッ!!!
 「あぅっ!」
矢を放とうとした瞬間、耳障りな音が耳に響き、ユキナは小さく悲鳴を漏らす。
その凄まじい音は彼女の頭を揺さぶる。
音の発生源は、ユキナに向けて突き出された使役獣の腕に付いているスピーカーだ。
指向性があるらしく、使役獣の周辺に集まる雑兵達は平然としている。
苦しそうに身を捩るユキナを、指を刺して下卑た声で嘲笑う。
 「う、うぅぅ…頭が…!」
集中が乱れ光の矢が霧散した。
堪えきれなくなったユキナは、手にしていた弓を取り落とす。
両耳を押さえ、頭を抱え込んだユキナは苦悶に顔を歪ませる。
 「くぁっ…」
音が止むと、ユキナは力なく地面に倒れこむ。
意識が朦朧とし、視界がぼやける…
なんとか身を起そうとユキナが動いた時、使役獣がまたスピーカーを彼女に向けた。
少し間を置き、使役獣が再び音を発生させる。
 「あうぅぅっ…」
先程までと随分小さくなった音だが、再び行なわれた音波攻撃に、ユキナは苦悶の声を漏らす。
 「くぅ…ま、負けません…!」
何とか身を起し、近くに転がっていた弓を拾う。
力の差に萎えそうになる心を奮い立たせ、ユキナは弓を構えた。

30 :
 「…使役獣が、もう一人の魔法少女と接触したわ」
 『左様でございますか』
 「ハッキリ言って、そこのマジカルミカより弱そうだわぁ…キメラ連れて来てたら、それで十分だったかも」
執事ヴェーガと言葉を交わしていたリメリアは、大した事はないと切り捨てる。
彼女の言葉通り、新たに現れた魔法少女は、マジカルミカよりも魔力は弱い相手だ。
雑兵達には十分な脅威だろうが、使役獣が相手をする限りには、あちらは何も問題ないだろう…
 「さぁて、お邪魔も入らないだろうし、お愉しみ再開よん♪」
傍らに立つ執事の方を向いていたリメリアは、ニヤリと笑みを浮かべながら別方向へと視線を向ける。
彼女の視線の先には、四肢を絡め取られ、白いクリームに汚された哀れな魔法少女の姿があった…
 「うぅぅ…ふぁぁ…ひぅっ…あ、熱い…熱いよぉ…!」
纏っていたコスチュームを切り裂かれ、ぽっこりとお腹を膨らませた少女。
マジカルミカは、カタカタと小刻みに体を震わせ吐息を漏らす。
彼女を拘束していた使役獣が、一斉に触手を蠢かせ始めた。
肌に触手が擦れ、ミカが大きく目を見開く。
 「ひあぁぁっ!?う、動かさないで!!」
体に塗りつけられ、直接飲まされた使役獣のクリームには、強力な催淫成分が含まれている。
それによって幼いミカの体は、強制的に性感を目覚めさせられ、性器はおろか体の至る所が敏感になっていた。
 「ひゃうううぅぅっ!はひゃあぁっ!?」
瑞々しい肌に触手が擦れるだけでも、激しい快感がミカの体に生じる。
だが彼女への責めは、まだ始まったばかりだ…
先端に唇の付いた触手が、ゆっくりと彼女の元へと近づいていく。
彼女のコスチュームを切り刻んでいた触手も、ナイフを引っ込め代わりに唇を先端に生み出す。
 「マ、マジカルミカ…や、やめて!もうやめてっ!!」
彼女の痴態を間近で見せ続けられる沙耶が、その有様に耐え切れずリメリアに向って叫ぶ。
だがリメリアは、彼女の悲痛な願いに対して、首を左右に振る。
 「それはダメな相談ね、この私に…そして総統閣下に逆らった罰をあの子は受けなきゃいけないわ。
  どうしても…って言うのなら、サヤちゃん代わってあげる?」
 「えっ?…そ、それは……その…」
リメリアの言葉に、返答に躊躇する沙耶。
自分があんな行為を彼女の代わりに…そんな事耐えられるはずが無い…
俯いた沙耶は、地面に視線を彷徨わせる。
 「出来ないよねー、うんうん、お姉さん意地悪な質問しちゃったわね」
ゴメンね、と笑いながらリメリアは沙耶の頭を撫でる。
 「だから、サヤちゃんのお願いは残念ながら却下ー!マジカルミカには、エッチなお仕置き続行ー♪」
クルクルとまるで踊る様な仕草を見せ、リメリアは残酷な宣言を行なう。
その言葉を合図に、使役獣の触手が一層激しい動きを始める。

31 :
触手の先端に付いた口が、ミカの起伏の乏しい胸へ、伸ばした舌を這わせていく。
 「ひうううぅぅっ!!」
あられもない声と共に、ミカが身を強張らせる。
先陣を切った触手に続くように、次々と他の触手もミカの体へと舌を伸ばす。
 「ああぁぁっ!や、やだぁっ!いやぁぁっ!!」
体のあちこちを舌になぞられ、耐え難い快感がミカの体を駆け巡る。
ミカの瑞々しく健康的な肌を堪能するように、触手はゆっくりと舌を動かす。
 (なんで…なんでこんなに気持ちいいの!?)
舌で体を舐め回される…本来ならこんな事想像しただけでも怖気を感じるのに…
何故今はどうしようもないほど心地よく感じてしまう。
自分の体に生じた異変に、ミカは混乱していた。
 「ふひゃぁっ!んんっ!…ら、らめぇっ!」
胸の辺りを執拗に舐め回され、ミカは頬を紅潮させて喘ぐ。
催淫物質によって増幅された快感は、電流の様に彼女の体を駆け巡る。
 「ミカぁ…まけないでぇ…」
絶望に打ち拉がれた子供達。
その中の一人が泣きながらも必にミカへと呼びかけるが、その声は快楽に喘ぐ彼女には届かない。
幼い少女の嗚咽交じりの願いが、虚しく響き渡る。
 「はぁ〜、幸せぇ」
快楽に翻弄されるミカの痴態…そして怯え嗚咽を漏らす子供達。
それらを眺め、リメリアは執事の用意した紅茶と菓子に舌鼓を打つ。
辺りを満たす負の感情、そして美味な茶と菓子…彼女にとっては至福の一時だった。
うっとりとした表情の彼女だが、幸福にただ酔いしれているだけではない。
 「再度の電波ジャックの用意を…マジカルミカと、捕えれたらもう一人の魔法少女の有様を見せ付けるためにね」
 『承知しました。少々お時間を頂きますが宜しいですか?』
 「構わないわ…それと追加の部隊も召集をかけて頂戴、直属のキメラ部隊も含めてね」
 『はっ、ただちに』
執事は深々と頭を垂れ、リメリアの命令を実行すべく兵達を招集する。
 「せっかくこんな素敵な魔力供給源があるんだもの…徹底的にやるわよぉ」
その様子を眺めながら、彼女は口の端を吊り上げ笑う。

32 :
 「ああぁぁっ!」
使役獣の振るう触手に打ち据えられ、ユキナの小さな体が宙を飛ぶ。
アスファルトに叩きつけられた彼女は、数度転がって止まる。
状況は圧倒的に不利だった…繰り返される音波攻撃によって、ユキナは思うように体を動かす事が出来ず…
何度も今の様に叩きのめされていた。
体には無数の痣が有り、打ち据えられた部分のコスチュームは破れが生じている。
 「はぁ…はぁ…」
フラフラと身を起したユキナ。
その顔は紅潮し、漏らされる吐息には熱が篭もっている。
近くの街灯を支えに立ち上がった彼女の脚は、ガクガクと震えていた。
 (体が熱い…)
全身を苛む熱に、彼女は心中で声を漏らす。
尋常ではない体の火照り、それによって彼女は四肢を満足に動かすことすら出来なくなりつつある。
立ち上がったものの、そこから脚を動かす事が出来ない。
震える脚は内股気味になり、彼女は時折モジモジと太股を擦り合わせていた。
 「こ、これって…まさか…」
震えるユキナの口から漏らされる言葉。
彼女は以前に、この様な状態を経験した事があるのだ…
植物型キメラモンスターと相対した際、敵が放った催淫物質を含む花粉を彼女が浴びせられた。
それを浴びた結果、彼女は現在と殆ど変わらない様な状態に陥り、無力化されてしまう。
 「なんで…ガスや体液も浴びてないのに…」
何が原因でこんな状態になったの…?
現在の体の変調を引き起こしているものの正体…彼女は皆目検討が付かなかった。
あの時の経験以来、彼女は敵の吐くガスや体液に常に注意を払っていた。
だが今彼女の体を襲っているものは、彼女にとって思いもよらぬものである。
彼女の体を淫らにさせていくそれの正体…それは『音』だった。
絶え間なく浴びせられていた音波、それが彼女の体を刺激し発情させつつあったのである。
 「あ…い、いやっ…」
弱々しく声を漏らし、ペタンと尻餅をつく。
ユキナの脳裏に、あの時の記憶が蘇る。
抵抗する術を奪われた彼女は、先輩の魔法少女に助けられるまで、キメラによって体を弄ばれた。
精神的ショックと恐怖は深く心に刻み込まれ、一時は戦いから逃げた時もあったのだ。
その恐怖が、彼女の心の中で鎌首をもたげつつあった。
彼女の心の揺れを見透かすように、雑兵達が下卑た笑いを上げる。
 「い、いや…いやぁ…!こ、来ないでっ…!」
ゆっくりとこちらに近づいて来る使役獣に、ユキナは座り込んだまま首を左右に振る。
四肢には力が入らず、逃げる事すら適わない。
恐怖に顔を引き攣らせる彼女に向けて、使役獣がケーブルを伸ばす。

33 :
ユキナの細い手足に、次々とケーブルが絡みつく。
完全に脱力し動けなくなった彼女は、抵抗の一つも出来ずに四肢を絡め取られた。
 「い、いやぁっ!た、助けてぇっ!!」
絡め取られた体を持ち上げられ、ユキナは顔をくしゃくしゃに歪めて叫ぶ。
一度性に目覚めさせられた事のある彼女の体は、ほんの僅かの間に全身が敏感な状態になっていた。
体に巻き付くケーブルが擦れ、甘い痺れの様な快感が体に生じる。
 「ふぁっ!」
ビクン、と身を仰け反らしたユキナ。
火照った肌の表面に付いていた汗が、珠となって飛び散る。
 「やだぁ…こ、擦らないでぇぇ…」
頬を紅潮させ、ユキナは弱々しく声を漏らす。
瞳に大粒の涙を浮かべ、僅かに動く体を動かして逃れようとする。
だがそんな事で、幾重にも絡みつく拘束から逃れる事など出来ない。
それどころか、絡み付いているケーブルと体が擦れ合い、また新たな快感が生じるだけだ。
 「ひにゃあぁっ!」
生じた快感に身を震わせ、三つ編みにした髪を振り乱してユキナが喘ぐ。
 『オイオイ、擦らないでって言ってるくせに、自分で擦って喘いでやがるぜ』
 『ギギ、トンダ淫乱ダナ』
いつの間にか近くに集まってきていた雑兵達。
その中のリザードマンと蟻兵が、ユキナの有様を指差し、言葉を交わしながら嘲笑う。
 「ち、ちが…う…わ、わたしは…いんらんなんかじゃ…ふひゃぁっ!」
 『淫乱じゃないって言うならちゃんと言い切れよな。ゲハハハハハハッ!』
 『シッカリシロ、正義ノ魔法少女ナンダロ?』
 
蟻兵の言葉を、必にユキナは否定しようと声を漏らすが…
新たなケーブルに太股の辺りをなぞられ、嬌声を上げる。
その滑稽な有様に、雑兵達はみな大笑いで囃し立てた。
 『ゲヘヘヘッ、リメリア様から使役獣の指揮権を譲渡して頂いてるからな、たっぷりと可愛がってやるぜ』
リーダー格と思われる黒い体躯のリザードマンが、片手を軽く振る。
動作と共に魔力で指令が行なわれたらしく、ゆっくりと使役獣が動き出す。
ユキナの体に絡みつくケーブルの先端が、見る間に形を変えていく。
 「なっ…なにそれ…」
変化したケーブルの先端を目の前に突きつけられ、ユキナはビクリと身を強張らせながら声を漏らす。
ユキナの目の前に突き出されたそれは…男性器を模したようなバイブだった。
 『何って…こうするものさっ!』
怯えるユキナを前にニヤリと笑ったリーダー格の兵。
彼はバイブの付いた触手を掴み、それをユキナの右胸の辺りに押し付けた。

34 :
 「はひゃああぁぁっ!!?」
右胸に押し当てられた瞬間、触手の先端のバイブが振動を開始する。
突如胸を襲った激しい振動と、それに伴う快感にユキナが身を仰け反らす。
涙を浮かべていた瞳は大きく開かれ、ビクビクと体を震わせるユキナ。
 
 『ゲヒャヒャッ!イイ声で鳴くなぁ!!』
触手を掴んでいたリザードマンがゲラゲラと笑い声を上げる。
周囲に集まる兵達も、ユキナを指差して嘲笑う。
 『お愉しみはこれからだぜ!やっちまえ!!』
隊長格の宣言と共に、更に無数の触手がユキナの体へと伸ばされる。
 「ひああぁぁぁっ!」
腋や太股に押し当てられたバイブが振動を開始し、激しい快感をユキナに与えていく。
左胸にもバイブが当たり、起伏の殆どないユキナの胸に振動を加えた。
体中に生じる快感…今まで味わった事の無い凄まじい責めに、幼いユキナは目を白黒させている。
 「は、はうぅぅっ!や、やめてっ!もうやめ…くひぃっ!」
延々と繰り返される責めに、ユキナは必に声を漏らす。
まだ幼い彼女の心は弱く、抗おうとする意思は萎えかけている。
マジカルミカを救うという目的すらも、抗いがたい快楽の前に忘れ去られていた。
 『ギャハッ!誰が止めるかよ!!』
 『喘ゲ喘ゲ!』
兵達は皆下卑た声で笑い、ユキナが必に漏らした願いを一蹴する。
それどころか隊長格は使役獣に命令し、更にバイブの数を増やす有様だ。
止まるどころか苛烈になった責めに、ユキナは髪を振り乱して身を捩る。
皆が指差してユキナを嘲笑う中、一体の蟻兵が宙に吊り上げられているユキナの下へと身を屈めて近づく。
真下に来た彼は上に吊るされたユキナを仰ぎ見る。
 『ギギ、皆見テミロ』
彼女を見上げた蟻兵は、愉快そうに声を漏らす。
蟻兵の言葉に兵達は首を傾げ、彼女の近くに寄ろうと集まる。
使役獣が彼女の体を少し高く持ち上げ、皆に下から見えるようにした。
 
 『ミロ、ビショビショダ』
 『おー、マジだ。パンツがお漏らししたみたいだぜ、ひでぇもんだ』
 『ここは全然責めてねぇのに…とんだ淫乱だな!』
ユキナの股間を指差した蟻兵。
そこを覆う白い下着は、流れ出た愛液でびっしょりと濡れていた。
太股を伝って流れた愛液の一部は、アスファルトに小さな染みを幾つも作っている。
その情けない有様を見た兵達は、また口々にユキナを罵り嘲笑う。
 「あ、あぁぁ…い、いやぁ…み、見ないでぇ…!」
一時的にバイブの振動が止まり、ぐったりとした様子のユキナ。
兵達から浴びせられる罵りに、ユキナはポロポロと涙を零しながら声を漏らす。

35 :
 「はぅぅぅ…ふあぁぁぁ!」
子供達のすすり泣く声が響く大通り…その声に混じって漏らされる嬌声。
全身をクリームの白濁に汚され、コスチュームを引き裂かれた哀れな魔法少女、マジカルミカ。
彼女は度重なる責めによって疲弊し、声を漏らす事すら出来なくなりつつある。
 「ひぁっ…らめ…らめぇぇ…かまないでぇ…」
しこり起った右の乳首に、むしゃぶりつく触手の口。
小刻みに体を震わせ声を漏らすミカの瞳には、陵辱が始められる前の様な強い輝きは無い。
暗く陰ったその瞳は、何も無い宙へと視線を彷徨わせている。
僅かに残ったコスチュームは、布切れといった方がいい様な有様だ。
瑞々しい肌には、無数の赤い跡が存在する。
触手の先端に付いた口が、彼女の肌を吸い立てた痕跡だ。
 「んあぁぁ…」
一際大きな口が長い舌を伸ばし、ベロリとミカの頬に舌を這わせる。
ヌラヌラとした涎が塗りつけられ、彼女は小さく声を漏らす。
長い間責め立てられた彼女に、最早抵抗する力は存在しない。
ただ虚ろな瞳を彷徨わせ、触手によって弄ばれ続ける。
 「ひっく…ひっく…ミカぁ…」
憧れていた魔法少女が魔族によって汚され快楽に堕とされていく様…
それを間近で見せ付けられていた沙耶は、ついに耐え切れなくなり顔を両手で覆い嗚咽を漏らしている。
 「はぁー、素敵ぃ…」
ミカの痴態を眺め茶を飲んでいたリメリアが、うっとりとした様子で声を漏らす。
全てが自分の想うままに動くこの状況に、彼女は酔いしれていた。
救援に来たと思われる魔法少女も、使役獣に捕えられ兵達に弄ばれている。
誰一人として、リメリアを止める事が出来る者は存在しないのだ…
ふと近づいて来る気配に気付き、リメリアはそちらへ視線を向ける。
 「ヴェーガ、まだ準備は整わないの?」
 『申し訳ありませんお嬢様、人間側の妨害を受けておりまして…追加の機材が到着するのを待たねばなりません』
戻ってきた執事に問いを投げかけると、彼は申し訳無さそうに頭を下げる。
さすがに人間も馬鹿では無い様だ…電波ジャックを阻止する行動を行なっているらしい。
 
 「そう…まぁいいわ、出来る事ならリアルタイムでこの子が正体を晒す様を流したかったけど…録画でもいっか」
小さくリメリアは溜息を漏らすが、気を取り直して段取りを進める事にした。
彼女が指を鳴らし魔力を周囲に広げると、蝙蝠の翼の生えた大きな目玉が幾つも出現する。
召喚された物体は、魔族が偵察用に使用する記録端末だ。
それらはリメリアの指示に従い、周囲へと展開しマジカルミカの姿を撮影し始めた。
 「さぁ…そろそろ仕上げといくわよ」
リメリアは口の端を吊り上げ、使役獣へと命令を放つ。
主の命に従い、使役獣が新たな触手を生み出す。
生み出された触手は、今までの生み出されたものよりはるかに太い物だ。
ミカの腕ほどもあるそれが一本、ゆっくりとミカの元へと伸ばされていく。

36 :
 「サヤちゃんも見ておきなさい…憧れの魔法少女が、変身前の姿に戻っちゃう様をね」
リメリアの言葉に、顔を覆っていた沙耶はのろのろと顔を上げる。
彼女の目に映る光景…それは今にも秘裂へと触手を突き立てられんとしているミカの姿だ。
触手がミカの股間を覆う下着へと伸ばされる。
下着の端をくぐったそれは、力任せに下着を引っ張った。
 「んんっ…!」
下着はあっさり引き裂かれ、彼女の股間が曝け出された。
敏感な部分を冷たい空気に晒され、ミカが小さく声を漏らす。
だが疲弊した彼女は僅かに声を漏らしただけで、自分の置かれている状況に気付いていないようだ。
まだ毛も生えていないミカの大事な部分は、分泌された愛液でしとどに濡れている。
愛液に塗れた秘裂へと、触手の一本が伸ばされた。
 「んぁっ……なに…?」
曝け出された秘裂を伸ばされた触手が一撫でした。
小さく身動ぎをしたミカは、下へと視線を向ける。
そして見る…自分の秘裂へと突きつけられた太い触手を…
 「ひっ…」
上擦った声を漏らし、身を強張らせるミカ。
性についてのある程度の知識を持っている彼女は、これから自分が何をされるかというのが嫌でも分かってしまった。
 「や…い、いや…やめてっ…お、お願い…助けてっ…!」
 「んふふふー、今更ゴメンなさいしても遅いわよ」
恐怖に顔を引き攣らせ、ミカはリメリアに懇願するが…
彼女は意地悪げな笑みを浮かべ言い放つと、紅茶を口にする。
ティーカップを傾けている彼女が、空いている手を軽く振って合図を放つ。
主人の命令を受け、使役獣は突きつけていた触手を突き出す。
 「ひ、ひああああぁぁぁぁっ!!!」
肉を掻き分け、ミカの中へと入り込んでいく触手。
大きく目を見開いた彼女が、嬌声と共に身を仰け反らす。
全身を媚薬で侵された彼女の体に、凄まじい快感が駆け巡っていく。
膣口、そして膣を大きく拡張させながら触手が奥へと進む。
 「あふあぁぁっ!!」
ブチリという音と共に触手がまた奥へと突き込まれ、ミカが痙攣を起す。
やや間を置いて、結合部から赤い筋が触手を伝って流れてきた。
それはミカが処女を失った証だ…
 「はううぅぅぅっ!う、動かさないでっ!くひいぃぃぃっ!!」
だが今の彼女には、その事実を認識する余裕すらない。
触手が蠢く度に生じる快感に、脳がショートしそうな程の衝撃を受ける。
凄まじい快楽に翻弄されるミカ。
だらしなく口を開き、舌を出し目を白黒させ嬌声を上げ続ける。
あまりの快感に、ポロポロと大粒の涙が零れていく。
そんな自分を、更なる触手が狙っている事に、彼女は気付いていない。
彼女の小振りなお尻の割れ目へと、もう一本触手が伸ばされていた…

37 :
 「んひいいいいいぃぃぃっ!!」
突如後ろから突き上げられる衝撃、そして電流の様に駆け巡る快感に、ミカが嬌声を上げる。
アナルを力任せに押し広げ、挿入された触手が奥へと突き進もうとしていく。
膣に挿入されたものに比べて細めのそれは、グネグネと直腸内を蠢きながら進む。
その度に壁が擦れ火花が飛び散るように、快感が生じミカの体を襲う。
 「はひゃぁっ!ひううぅぅぅっ!!」
口の端から涎を零し、ミカは髪を振り乱して喘ぐ。
そのあられもない姿を晒す彼女に、戦いが始まるまでの凛々しさは最早影すら残っていない。
 「あ、あぁぁぁ…」
呆然とミカを見上げた沙耶は、ただ声を漏らす事しか出来ない。
許容を超えた光景が目の前で繰り広げられ、彼女の思考は半ば停止したようなものだ。
淫らに喘ぐミカの痴態を、ただ呆然と見ている。
 「ふああぁぁぁっ!!」
膣内を進んでいた触手が、勢いよく子宮口の部分に衝突する。
ミカの下腹部がポコリと膨れ、彼女は嬌声を上げ大きく身を仰け反らす。
 「ひううぅぅっ!んぁっ!えふぅっ!!」
触手は少し後退して、また子宮口にぶつかるという動作を繰り返した。
まるでノックをするように何度も何度もぶつかり、その度にミカの下腹部が膨れ嬌声が発される。
何度目の衝突だろうか…ついに子宮の口が触手に抉じ開けられた。
 「あひゃあああああぁぁぁぁっ!!?」
今までで一番大きな声を上げるミカ。
子宮に突入した触手は、勢い余って子宮の壁にぶつかりそれを押し広げた。
ボコンと大きくミカの下腹部の一箇所が突き上げられる。
舌を出しビクビクと痙攣を起す、白目を向いたミカ。
絶頂に達してしまった彼女はだらしなく口を開け、結合部から愛液を垂れ流す。
 「はひぃ…んぁぁ…」
絶頂の余韻に震え、ミカは虚ろな瞳を宙に彷徨わせる。
その状況も、長くは続かなかった…
 「あ、あああぁぁぁぁっ!!」
子宮内に入り込んでいた触手が、突然後退を始める。
子宮口や壁を擦りながら、力任せに引き抜かれていく触手。
 
 「うひいぃぃっ!」
膣口付近まで後退した触手が、再び彼女の体を突き上げる。
消化器官を進んでいた触手も、蠢き壁を激しく擦り彼女を嬲り始めた。

38 :
触手は激しいピストン運動を繰り返し、ミカの幼い体を蹂躙していく。
 「あひぃぃっ!や、やめ…てっ!う、動かさな…んああぁぁぁっ!!」
沙耶達に視線を注がれる中、ミカは前後から激しく突き上げられ体を揺らす。
嬌声混じりに発される必の願い…だが触手の動きは止まるどころか更に早くなっていく。
快楽に翻弄され続ける彼女は、限界に達しつつある…
ピストン運動を続ける触手に、ある変化が生じていた。
蠢く触手の中を、何かがゆっくりと進んできているのだ。
 「さぁ…そろそろフィニッシュね」
待ちきれないという様子を隠さぬリメリア。
口の端を吊り上げ心底愉快そうに笑みを浮かべる。
 「はううぅぅっ!!」
触手が一際勢いをつけて動き、ミカの体を突き上げる。
その直後、触手が内に溜め込んでいたそれを解き放った。
 「ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
大きく身を仰け反らし、目を見開くミカ。
叫びを上げる彼女の中へと、膨大な量のクリームが注ぎ込まれていく。
子宮は瞬く間に満たされ、なおも注ぎ込まれるそれによって押し広げられる。
消化器官にもクリームが放たれ、そこを満たし進んでいく。
 「あくうううぅぅぅっ!も、もう…入らないよぉっ!」
注ぎ込まれたクリームによって、ミカの腹部は大きく膨らんでいる。
それでもビュルビュルと放たれ続けるクリーム。
ミカは髪を振り乱して首を振り、必に叫ぶ。
入りきらなくなったクリームが僅かな隙間を進んで、結合部から次々と漏れ出ていく。
破裂せんばかりの圧迫に、ミカは苦しみ目を白黒させている。
消化器官を遡って進んでいたクリームは、胃の辺りまで到達した。
そこには先に口側から注ぎ込まれていた先客が居る…
苦しそうに声を漏らすミカの腹部が、更に一回り膨れた。
そこでようやく、クリームの放出が止まる。
 「ぁ…ああぁぁ…かはっ…!」
体を小刻みに震わせ、ミカが弱々しく声を漏らす。
光の消えうせた虚ろな瞳を宙に彷徨わせ、時折痙攣を起している。
 「あ、ああぁぁぁ…くあぁぁぁっ!」
弱々しく体を震わせていたミカが、ビクリと身を強張らせて声を発する。
疲弊している彼女の体を、更なる脱力感が襲っていた。
意識が朦朧としている今の彼女には分からなかったが…使役獣に魔力が吸い取られていた。
未だ突き刺さったままの触手を介し、使役獣はミカの魔力を吸収している。

39 :
 「はひゃぁぁ…あひ、あひぃぃぃぃっ…!」
全身を襲う魔力が奪われていく喪失感に、彼女は情けない声を出して体を震わせた。
打ち震える彼女の股間から、チョロチョロと黄色い水が漏れ出たクリームに混じって流れていく。
魔力を奪われる喪失感は、媚薬付けの彼女にとって凄まじい快楽を伴ったものだった。
その快感の余り再び絶頂に達した彼女は、同時に失禁してしまう。
 「あーらら、お漏らししちゃったぁ」
痴態を晒すミカを、リメリアは兵達と共に嘲笑う。
ミカの魔力が殆ど吸い取られた事に気付くと、リメリアは片手を振って使役獣に合図する。
創造主からの指示を受け、使役獣はゆっくりとした動作でミカの二穴に挿入した触手を引き抜いていく。
 「んぁぁっ…!」
触手が完全に引き抜かれた際に、ミカが小さく声を漏らす。
栓をしていた触手が引き抜かれると、彼女の二穴からドロドロとしたクリームが流れ出てくる。
 「息苦しそうだから、ちょっと絞って上げなさいな」
リメリアの指示に、使役獣が再び動く。
大きく膨らんだミカの腹部に触手を巻きつけ、腹部をゆっくりと圧迫した。
 「くひいいいいぃぃぃぃぃっ!!」
ビクンと身を仰け反らすミカの二穴から、クリームが勢いを増してビュルビュルと漏れ出る。
文字通りクリームを搾り出すような行為によって、ミカの腹部は幾らか膨らみが小さくなった。
弱々しく震えていたミカの体が、淡い光に包まれ始める。
 「始まったようね…ふむ、あの子達はもう見る気力も無いかぁ…サヤちゃん、よーく見ておきなさい」
光に包まれたミカを見てリメリアは口に端を吊り上げた。
捕えた子供達の方を見るが、子供達は俯いて泣いているばかりだ。
今度は沙耶の方を向くと、愉快そうにリメリアは彼女の耳元で囁く。
 「魔法少女の完全敗北を…マジカルミカが元の姿に戻っちゃう様を…ね」
光に完全に包まれたミカの姿は、輪郭しか確認できなくなっている。
光に包まれた彼女を、沙耶は呆然と見上げていた。
やがて光が弾ける様に霧散し、変身が解除されたミカの姿が晒されていく。

 「あ、ああぁぁ…」
 
その姿を見た沙耶が、驚愕に表情を歪めて声を漏らす。
銀色だった背中の半ばほどまで伸ばした髪は、自分と同じ黒に変化している。
殆ど裸にされていた体には、変身前に着ていたと思われる服を着ていた。
彼女の胸元にあるペンダントが赤紫色の光に包まれ、ふわりと浮かび上がる。
宙に浮いたそれは、勝手に鎖が外れミカの胸元から離れていく。
 「回収完了っと、これで完璧ね」
宙を飛んで近づいてきたペンダントを手にし、リメリアがクスリと笑いを漏らす。
あのペンダントこそ、魔法少女の変身に必要なアイテムなのだ。

40 :
 「ウ、ウソ…・・・美香…お姉ちゃん…」
変身が解除されたミカの姿…それは沙耶がよく知る人物だった。
呆然とした様子で、沙耶は自分の眼前で触手に捕らえられた少女の名を呼ぶ。
そう…魔法少女マジカルミカの正体は…沙耶の姉、綾乃美香(あやの みか)だった…
 「へぇ…マジカルミカって、サヤちゃんの知り合いなんだぁ…」
 『その様ですな…反応からして、血縁者では?」
不意に傍らから発された声に、沙耶は我に返る。
声の方を向くと、自分を冷ややかな目で見ているリメリアと、いつの間にか戻ってきていた執事の姿があった。
今まで見せていたおどけた雰囲気を取り払った様な、冷淡な視線を向けてくるリメリア。
ひっ、と小さく声を漏らすも、沙耶はヴェーガの術によって立つ事すら出来ない。
 「残念だわぁ…私サヤちゃん結構気に入ってたのにー…」
 『連れ帰ってペットにでもなさるおつもりだったので?』
 「ううん、私のメイドさんにしちゃおうかなー、って思ってたんだけどね」
状況を理解出来ていない沙耶を前に、リメリア達は会話を続ける。
 「まぁそれは諦めるわ。魔法少女の血縁者と分かれば、そういう訳にもいかないし」
 『そうですね、万に一つ覚醒などされたら面倒ですし…ここでマジカルミカ共々処置をしておく方が賢明かと』
覚醒?処置?…何を言ってるの…?
冷たい視線を向けてくる二人の魔族に、沙耶の心は恐怖と混乱に支配されていく。
いつの間にか、彼女の周囲に使役獣の伸ばした触手が蠢いている。
 「残念だわサヤちゃん…恨むんだったら、魔法少女なんかになっちゃったミカお姉ちゃんを恨みなさい」
リメリアが発した言葉…それを合図に、沙耶の体へと触手が次々と絡み付いていく。
体を動かせない沙耶は、あっという間に全身を絡め取られ持上げられる。
 「い、いやぁっ!やだっ!た、助けて!お姉ちゃん!!」
触手に捕らえられた直後、ヴェーガの術が解かれたらしく体が動くようになる。
彼女は必に身を捩って逃れようとするが、彼女の力で触手を振りほどく事は出来ない。
姉に助けを求めてみても、ぐったりとした姉は小さく体を振るわせるだけだ。
 「魔法少女の覚醒を防ぐ為に、該当しそうな血縁者が確認された場合、速やかに快楽等による無力化処置を行なうべし…
  魔族のルールなのよ、悪く思わないでね」
クスクスと笑い、リメリアは使役獣に指示を放つ。
彼女の言ったとおり、沙耶には魔法少女として覚醒する危険性があるのだ。
実際に、これまで行なわれた侵攻作戦の中で、そういう事態が起きた事例も何件か報告されている。
それゆえ血縁者が確認された場合は、魔法少女自身に行なっている処置を行い無力化する事が好ましいのだ。
 「いやぁぁ!いやあぁぁぁっ!!うぷぅっ!?」
必にもがき泣き叫んでいた沙耶の顔や服に、クリームが触手から浴びせられる。
ぐったりとしている美香にも、同様にクリームが浴びせられ服が引き裂かれていく。
 「お姉ちゃんと仲良く快楽に狂いなさい」
白濁に塗れていく沙耶を眺めながら、リメリアは執事が新たに入れた紅茶を口にする。

41 :
――マジカルミカが使役獣に犯されようとしていた時とほぼ同じ時刻…彼女を助けんとしていたマジカルユキナも窮地に追い込まれていた―ー
使役獣の音波攻撃によって性感を刺激され、無力化されたユキナ…
彼女の周囲には、無数の兵隊が群がっていた。
 「あ、あぁぁ…い、いやぁ…さ、触らないで…!」
恐怖に顔を引き攣らせ、ユキナは必に身を捩る。
だが性感を刺激され、快楽責めを受けた彼女は疲弊しており、体に絡みつくケーブルはビクともしない。
 『ゲヘヘヘッ、腰振ってやがるぜ、誘ってんのかぁ?』
 『違いねぇ、リクエストに応えてやろうぜ!』
もがいているユキナを見て、雑兵達は下卑た声を上げて笑う。
その中の一体の蟻兵が、突然ユキナの股間へと顔を近づけた。
 『オ、俺モウ我慢出来ナイ!ラブジュース舐メサセロ!』
興奮した様子の蟻兵は、ユキナの愛液塗れの下着に手を伸ばし、それを下にずらし股間を露にする。
彼は曝け出されたユキナの股間へと頭を突っ込み、舌に相当する器官を彼女の秘裂へと伸ばす。
 「ひああぁぁっ!!?」
愛液に塗れた秘裂をねっとりと舐められ、ミカが身を仰け反らして叫ぶ。
ベチャベチャと音を立て、彼女の秘裂を舐め回し愛液を舐め取っていく。
 『コラ!抜ケ駆ケスルナ!』
 『ラブジュースノ染ミタぱんつヲ寄越セ!!』
一人抜け駆けをした蟻兵を引き剥がし、他の蟻兵がユキナの股間へと手を伸ばす。
愛液に塗れた彼女の下着を引き千切り、それを口元に当てて染み込んだ愛液の味と香りを堪能する。
その一体の行為に火が付いたのか、蟻兵達は彼女のコスチュームを切り裂く。
そして染み込んだ汗を嗅いだり、切れ端を股間に当て愛液を染みこませたりする。
 「いやぁぁ…やめてぇぇ…!」
自分の流した愛液に群がる蟻兵達に、ユキナは怯え声を漏らす。
 『おめーら、しばらくそれでイイだろ?先ずは俺がやる。他の連中は順番決めとけ!』
蟻兵達が愛液や汗を舐めたり嗅いだりするのに夢中な内に、さっさと始めてしまおう…
そう判断した隊長のリザードマンは、周囲に集まる他の兵達に言い放つ。
そして彼自身は、震えているユキナの元へと近づく。
 『ゲハハハッ!俺達に逆らった事を後悔しやがれ!!』
曝け出された股間から伸びる黒いペニス…それを彼女の秘裂へと突きつける。
下卑た笑いと共に言い放ち、秘裂へとペニスを一気に突き刺した。
 「ひぐううぅぅぅっ!!」
太いペニスが力任せに挿入されていく。
リザードマンのそれは、成人女性でもとても受け入れられないような太さだ。
それが幼いユキナの膣に、無理矢理挿入されるのだ…凄まじい痛みを伴う。

42 :
 『おいおい!まだまだお愉しみはこれからだぞ!!』
痛みに身を捩るユキナ。
そんな彼女を罵り、リザードマンは更に奥へとペニスを挿入していく。
挿入されていくペニスはやがて処女膜に当たり、それを力任せに貫いた。
 「あぎゃあああぁぁぁぁっ!!!」
凄まじい痛みにユキナは白目を向き、身を仰け反らして絶叫を上げる。
ペニスは更に挿入され、狭い膣の壁を削りながら進む。
勢いよく突き上げられていたペニスが、子宮口にぶつかり止まる。
 『アァ?もう終点かよ』
 『そりゃ仕方ねースッよ隊長』
 『それより早くしてくだせぇ、最初の三人が決まりましたんで』
ガッカリした様に漏らすリザードマンへと、部下の兵達が言う。 
彼らは着々と順番を決めていてるようだ…既に隊長の裏にリザードマンが1体とオークが二体並んでいた。
 『あーあー、分かったよ!少し待ってろ!』
本当ならゆっくりやりたいところだが、後がつかえている。
少し不満そうにしながらも、リザードマンはペニスを勢いよく引き抜いていく。
 「んぎいいぃぃぃっ!!」
カリの部分が壁を激しく傷つけながら、ペニスが後退する。
それは凄まじい痛みを伴い、ユキナは苦痛に身を捩っていた。
膣口付近まで戻ると、再び勢いよく突き上げる。
リザードマンは殆どインターバルをおかずに、ピストン運動を開始した。
 「ひぎいぃぃっ!んあああぁっ!い、痛い!!やめてっ!!」
突き上げては後退していくペニス。
その動きは回を重ねるごとに早くなっていた。
絶え間なく続く痛みに、ユキナは顔をくしゃくしゃに歪めて叫ぶ。
それが何分続いただろうか…
 『オラッ!出すぞ!!』
リザードマンが一際勢いを突けて突き上げ、ペニスは子宮口を抉じ開け子宮内へと侵入する。
突き込まれたペニスが、射精を開始した。
 「あぎいいいいいいぃぃぃっ!あ、熱いよぉっ!!」
注ぎ込まれた精液は、非常に高い熱を持っていた。
子宮を焼かんばかりの熱に、ユキナは涙を零しながら身を捩る。

43 :
 「んあああぁぁぁぁっ!!!」
悲鳴を上げ続けるユキナの胎内に、大量の精液が注ぎ込まれていく。
その勢いは止まらず、ユキナの腹部はポッコリと膨れ上がった。
30秒以上は続いた射精が止まる。
射精が収まると、ユキナは糸が切れた様にガックリと項垂れた。
 『ふぃー…ちとキツイがいい感じだぜ』
 
射精を終えたリザードマンは、上機嫌そうにペニスを彼女から引き抜いていく。
ペニスが引き抜かれると、傷つけられた壁から流れ出た血が流れてきた。
精液と交じり合ったそれは、ユキナの直下にマーブル上に交じり合った水溜りを作る。
リザードマンが後退すると、彼女の体は使役獣によって地面に降ろされた。
 「あひっ…あ、あぁぁ…」
魔族に犯され中出しされた…そのショックで呆然としているユキナ。
彼女は腰を突き出すように突っ伏し、弱々しく声を漏らし震えていた。
そんな彼女の元に隊長の後に待機していた3体の兵士が近づいて来る。
 『オイ、まだ終わりじゃねぇぞ』
 「んぁっ…」
正面に立ったオークに頭を掴まれ、無理矢理顔を上げさせられる。
体も背後に立ったオークに腰を掴まれて浮かされた。
その下へとリザードマンが潜り込みペニスを突き出す。
 『さぁ、後はつかえてんだ。とっとと始めようぜ』
ニヤニヤと笑うユキナの頭を掴むオークの言葉に、他の二体は笑みを浮かべて頷く。
正面に立つオークは彼女の口、腰を掴んでいるオークはアナルに…リザードマンは秘裂へとペニスを突き出した。
次の瞬間、下卑た笑みを浮かべていた3体は、一斉に彼女の穴へとペニスを挿入する。
 「むごおぉぉっ!!?」
朦朧とした意識の中にあったユキナは、新たに生じた痛みに、苦悶の声を上げ目を見開く。
三穴にペニスを挿入した兵達は、それぞれ激しく腰を動かし始めた。
 「んがあぁぁぁっ!むううううぅぅぅぅっ!!」
激しい痛みや息苦しさが彼女を襲い、彼女はポロポロと涙を零し声を漏らす。
本来なら敵う筈の無いような相手を犯す事に、兵達は興奮した様子で腰を動かす。
幼い魔法少女を輪姦する三体へと、後に待つ者達は口々に囃し立て、ユキナの有様を指を刺して笑う。
ユキナを取り囲む兵達は、少なくとも20体以上は存在した…

44 :
 「ひあぁぁっ!らめぇっ!もうらめぇぇっ!!」
大通りに面したカフェテラスに、幼い少女の嬌声が木霊する。
使役獣に捕えられた沙耶は、服を引き裂かれ裸同然にされていた。
瑞々しい肌は、吐き出されたクリームによって汚されている。
それに含まれた催淫成分は、幼い沙耶の体の性を目覚めさせ、全身を性感帯の様に変化させていた。
 「あふうぅぅっ!んむうぅぅぅっ!!」
赤く火照った体に触手が蠢く度に、耐え難い快感が生じ体を駆け巡る。
幼いユキナはその激しさの余り何度も気絶していた。
だがその度に、また激しく責め立てられ意識を無理矢理覚醒されている。
大きく開かれた口に、触手が挿入された。
目を見開くも、沙耶にはどうする事も出来ない。
彼女の口内を蹂躙しながら、触手は喉の奥へと突き進んでいく。
 「んぁっ…あぅぅぅ…さ、さやぁ…さやぁぁ…」
触手に蹂躙される沙耶の傍らでは、魔法少女マジカルミカだった姉の美香が、妹同様に触手に嬲られている。
沙耶をいつも守ってくれていた優しく強い姉の面影は、今の美香には存在しない…
全身を快楽漬けにされた彼女は、惚けたような顔で喘ぎ声を漏らしている。
使役獣に体を嬲られ快楽に翻弄される姉妹…それを見物しながら、リメリアは紅茶を飲んでいた。
彼女の前のテーブルには、映像を映し出す端末が置いてある。
そこに映し出されるのは、20体以上の兵達に輪姦されているもう一人の魔法少女の姿だ。
マジカルユキナといったか…あの魔法少女も、使役獣に無力化され、兵達に代わる代わる犯されていた。
 「他愛ないものね、魔法少女も」
ティーカップを置いたリメリアは、少しつまらなそうに声を漏らす。
侵攻軍が敗退を繰り返したという魔法少女。
それらを倒す為に、自分はわざわざ本国から直属の軍勢まで引き連れて来たのに…
いざ始めてみれば、あっという間に二人の魔法少女が彼女の手に落ちた。
これでは拍子抜けというものだ…自分は手札を2,3枚切っただけなのに…
 『お嬢様、お待たせいたしました』
物思いに耽っていたリメリアへ、部下からの報告を受けたヴェーガが恭しく一礼して告げる。
ようやく電波ジャックの準備が整ったようだ…
リメリアはクスリと笑いを漏らし、椅子から立ち上がる。
 「すぐに放送を始めなさい…それと、後詰の部隊を展開させなさい」
 『承知いたしました』
主人の指示に再び一礼すると、執事は部下達に指示を放った。
 「さぁ…貴方達人間の希望、砕いてあげるわ」
機材などが次々と持ち込まれてくる様子を眺めながら、リメリアは口の端を吊り上げる。

45 :
 『愚かにもこの私…そして偉大なる総統閣下に逆らった二人の魔法少女は、私達の手に堕ちたわ』
街頭の大型モニターに映し出された、二人の姉妹が触手によって弄ばれる映像…
それと共に、リメリアの声が周囲に響き渡る。
大通りから非難していた人々は、皆その映像に釘付けになり、皆呆然と映像を見上げていた。
この映像は、電波ジャックにより国中に放送されている。
 『所詮人間なんて、私達が本気を出せばこの通りよ…貴方達の希望、魔法少女は私達の敵じゃない』
映像が切り替わり、今度は幼い少女が、魔族の兵達に輪姦されている映像が映る。
コスチュームを引き裂かれ、全身を白濁に汚された少女…
彼女の二穴と口にペニスを突っ込み、兵達は彼女を犯し続ける。
 『これまで魔法少女達が勝てたのは、私達が手加減してたから、お遊びだったからよ』
また映像が変わり、魔族の部隊と交戦する少女の姿が映し出される。
3人でチームを組んでいると思われる少女達。
その少女達を、無数の魔族達が取り囲んでいた。
彼女達はマジカルミカとマジカルユキナを助ける為に、この街へ急行してきた仲間達だった。
圧倒的な物量差を前に、3人は皆傷だらけだ…
何度も何度も打ちのめされる少女達…その映像を見る者達は、皆愕然としていた。
魔法少女達が敵わない…その事実を認識した者達は、皆絶望していく…
再び二人の姉妹が使役獣に弄ばれる映像へと戻る…そして彼女達の前に、リメリアが立つ。
 『もうお遊びはお終いよ…この私が、全てを踏み躙ってあげるわ!』
バッと芝居がかった仕草で両手を広げ、リメリアは高らかに言う。
 『さぁ、絶望しなさい!圧倒的な力の差に!我ら帝国…そして総統閣下に逆らう者は皆こうなるのよ!!』
彼女の周囲には、屈強そうな魔物達が何匹も並んでいる。
 『フフフ…アハハハ…アーハハハハハハッ!!!』
リメリアの高らかな笑いの最中、映像に砂嵐が生じていく…政府機関が放送を妨害したのだろう…
だがこの放送は十分すぎる成果を上げた…人々の心の中に強い恐怖と絶望を植えつける事に成功したのだ。

46 :
 「あーあ、終わっちゃったか」
 『申し訳ありません、この辺りが限界でして』
 「まぁ、いいわ。十分すぎる成果だし」
リメリアとヴェーガは大通りを歩きながら会話を続ける。
使役獣が美香と沙耶姉妹…そして変身の解けたユキナを捕えたまま、リメリア達の後を付いて移動していた。
捕えていた子供達は、更に捕えた人間達と共に一箇所に集め、管理している状態だ。
 『お嬢様、新たな魔法少女です…北方面から5名来ます』
 「あらそう…でもたった五名じゃねぇ…」
 『焼け石に水ですな…彼女達は我々の保有戦力を知りませんから、無理もありませんが…』
現在魔族軍の展開する地域の南側に、映像にも映っていた魔法少女達が攻撃を仕掛けてきている。
マジカルミカ達や捕えられた子供達を助けようと集まってきた彼女達…
だが彼女達には、リメリアが新たに生み出した使役獣二体が差し向けられていた。
強大な力を誇る使役獣に、3人は何度も打ちのめされ嬲られている。
新たに北側にも魔法少女が現れたらしいが…
端末に送られてくる斥候部隊からのデータを見る限り、南側の魔法少女達と殆ど実力は変わらないだろう。
今のリメリアには子供達や美香達が生み出す負の感情が供給され、まだまだ余力が存在した。
あと10体以上使役獣を生み出す事が出来る。
 『お嬢様、キメラ部隊が到着しました』
 「おっ、待ちわびたわよ〜!そいつらを半分北側に差し向けなさい」
 『畏まりました』
使役獣を新たに生み出すかと思案していた所に、ヴェーガが報告を行なう。
増援に呼び寄せていたキメラ部隊が到着したのだ。
 「フフフ…何人来たって無駄よ、こっちにはまだまだ手札があるんだから…!」
クスクスと笑いを漏らしていたリメリア。
全ては自分の思うがままだ…魔法少女など自分や自分の直属軍の敵ではない。
次々と周囲に転移用のゲートが展開され、そこからキメラモンスター達が出てくる。
強さもこれまで彼女達魔法少女達が戦ってきた、攻略軍が使用した者よりはるかに上だ。
それが一体二体ではない…次々とゲートから出て来ている。
 「さぁ待っててください、愛しい総統閣下(マインフューラー)!私が人間達の心を絶望に染めて見せますわ!!」
両手を広げ高らかに叫ぶリメリア。
彼女の周囲に現出したキメラ部隊は、次々と魔法少女が近づきつつある北へ向けて歩き出している。
その数は、既に50体を超えている…
 「フフフ…アハハハハハハハハハッ!!」
絶望に満たされつつある街に、リメリアの哄笑が響き渡った。

47 :
以上で投下を終了します。
この話の元ネタは、無印マユ終了時に新シリーズとして構想していた話を流用したものです。
この設定を更に流用して、Restratの後の話を考えてますが、そこに行くまでどれだけかかるかなぁ・・・w
次回はマユの続きを投下します、もうしばらくお待ち下さい。

48 :
エルメリアの魔族は勝っても負けても、予定通り地球からはいなくなっちゃうんだな

49 :
ツマンネ 投下するな

50 :
マユの人乙です
>>49
期待してるよ

51 :
>>47
GJ
魔法少女のガチな年齢の低さにおぢさん大興奮してしまったよ
あと敵役のリメリアのゲスさがとってもとっても良かった

52 :
20番目の魔法少女がDAT堕ちしている

53 :
毎度ながらマユの人乙
パラノイア風魔法少女は陵辱された後素早く身なりを整えて清潔にしないとクローンが減るから大変そうや

54 :
マユの人、最近精力的に活動してるね
色々読めて楽しい

55 :
保守

56 :
投下かもーん

57 :
支部もいいけど、ビオランテリィンちゃんはよう

58 :
花獣形態リィンを生け花か盆栽、あるいは庭木みたいに飾って欲しいホブゴブ
どうせ植物部分と痛覚は共有しているだろうから、庭師としてオレを雇ってくれれば
ちゃんと余分な枝とか切り落として世話するホブゴブ

59 :
枝を切ろうとしてリィンちゃんを怒らせ、パックンフラワーが如く蔦先の花から発射されたメラゾーマに丸焼きにされる>>58の姿が…

60 :
ナツメの続きMADAAAAAAAA!?

61 :
魔法少女隊と女魔族&魔女の仁義無き「負けたら即AV出演デスマッチ」
1回戦:すべり台クイズ
2回戦:キャットファイト
3回戦:全員参加の鬼ごっこ
そんなB級作品。

62 :
ああそうかい

63 :
保守

64 :
誰か保管庫更新してー

65 :
間空いとりますな

66 :
保守

67 :
魔人と魔法少女が互いに決闘する山田風太郎の忍法帖みたいなのとかどうなったんだろ?
完結したっけ?

68 :
>>67
保管庫に上がってる分から進んでないお

69 :
>>68
d
そっかーこうしてみると結構な数の名作が埋もれてるねぇ

70 :
その作品、エロより戦闘シーン目当てで読み返したくなる時がある……

71 :
それはないが、エロシーン目当てで読み返すことは多々ある

72 :
電撃浴びて倒れた魔法少女が、煙あげてるシーンに興奮しちゃったのはナイショだよ

73 :
>>58-59
研究所生まれの魔物化した巨大アブラムシやカイガラムシが、ビオランテ・リィンにたかって凌辱する未来が見えたな

74 :
このスレ的シチュエーションにおける電撃の使い勝手の良さは異常
都合良く「肉体損壊までは至らないけど、悶絶するレベルの苦痛」を、しかも継続的に長時間与えられる便利ガジェット
物理法則を厳密に考えると色々とあるんだろうが、そこは都合良く魔法の電撃扱いすれば解決
遠距離から打ち落として良し、拘束した道具で直接流して良し、体内にぶち込んだ電極で内側から蹂躙して良しと万能すぎる
気絶した魔法少女の気付け薬替わりにも使えるしね

75 :
リア獣がやってた電流で、快感を刺激とかもいいね

76 :
Fateゼロで、天才魔術師という設定らしいエルメロイ先生が、百戦錬磨の魔術師しに無様に翻弄されて敗れたのを見て
実際、魔法少女の才能が天才的でも、少女の歳では所詮荒事や駆け引きや汚い世界をさして知らないウブな小娘ちゃんだし
このスレ的な命の取り合いには為すすべもなかろうなあと思ってしまった
ほむほむみたいに実年齢以上の経験を積んでいるならともかく

77 :
型月世界の魔術師は基本は研究者だろ

78 :
かの有名な白い悪魔なら躊躇しなさそうではあるが、今はもう魔法少女ではなくなっていたな。

79 :
>>77
だから、そう言う話をしてるんじゃないか?
魔法を使う才能あっても、し合いのノウハウなんてないんだろうなと
白い悪魔の人は、幼少の頃からちょっとおかしかったけどw

80 :
無数の強化アイテム、秘密兵器、使役精霊を用意するも拠点を爆破されて全部パーになるとかいいよね
>>77
でもケイネスのボスって27祖と殴り合える基地外だよね

81 :
白い悪魔は家系がそもそもおかしい

82 :
ヒーロー側よりも悪役側の方が工夫とか準備とか重ねる傾向があるな
それゆえ悪役側を応援したくなってしまうというのも、
魔法少女凌辱というジャンルの根底にあるかもしれない
アンパンマンよりバイキンマンに肩入れしてしまう心境というか

83 :
この魔法少女・ハルナちゃん(仮名)の魔術工房をとっくりと堪能してもらおうではないか。
フロア一つを借りきっての完璧な工房だ。
結界25層、魔力炉3基、猟犬代わりの悪霊魍魎数十体、無数のトラップスペースに、廊下の一部は異界とリンク化させている空間もある。
お互い存分に秘術を尽くしての競い合いが出来ようというものだ。
私が戦士として二流だという指摘、撤回してもらうよ。

\チュドーン/

84 :
これ分かる人いる?
誰か説明して

85 :
>>84
フェイト・ゼロ

86 :
>>84
魔術学校の超天才エリート講師が戦いのある町のホテルで言った台詞
次の瞬間に都市ゲリラ(魔術師)が仕掛けた爆薬でホテルを爆破解体されて全部オジャンの上にかけた

87 :
精神力を吸うマジックロッドと吸魂を使う永遠の17才の魔法少女

88 :
イカれた敵に酷い目に遭わされ続ける天才魔法少女。
その婚約者である少年は魔法少女の使い魔に一目惚れしてしまう。
婚約者に支えてもらうどころか、恋の邪魔者として彼からもっと酷い目に遭わされる天才魔法少女。
エルメロイ先生周りの性別を入れ替えたらとてもそそるシチュなんですがw

89 :
先生、水銀をスライムみたいに操るけど、性別を入れ替えたらアレでエロい事できそふw

90 :
水銀は危なくねw
体温計割れたとき素手で触っちゃダメだよって親から言われた身としてはすげえ怖いんだがw

91 :
>88
そういう展開なら物心ついたときから何事にも喜びを見出せずひたすら修行に明け暮れて
いつの間にかエリートになった聖職者な魔法少女が
戦っていくうちに自身が他者の苦しみや嘆きの姿を見ることが喜びになると
しって悪墜ちするという展開もあるな。

92 :
>>91
マジカル八極拳を使う魔法少女かwwx

93 :
激辛マーボーが好物な魔法少女か……
胃が熱くなるな

94 :
魔法少女☆マジカル都古

95 :
>>90
単体の水銀自体には浸透性はないし、触っても大丈夫だよ
飲んだり傷口に入らなければ大丈夫
水銀化合物だと大概が毒物だし、水やアルコールなんかに溶けて皮膚や粘膜から入ってくるんで、
触ると極めてヤバイが

96 :
これが月厨というモノか…確かにウザいな

97 :
内戦やってるとことか麻薬組織がどんぱちやってるところにはきっと幼少のころに組織にさらわれて洗脳教育されたせいで
端からレイプ目の魔法少女がいるに違いない! と強引に話題を変えてみる。

98 :
>>97
戦闘は冷徹にやれるけど、優しくされる、または尽くされるのに免疫がなさそう
レイプ目に輝きが戻ってきた時に裏切られると、やはり年相応の少女だということになる
まあ少女だししょうがないね!
人の心の酸いも甘いも知り尽くしたお姉さんタイプ辺りが手ごわいが、
年齢がアレなことになりがちな上、逆に燃えてくる悪役諸兄もいそうだからなぁ……

99 :
>人の心の酸いも甘いも知り尽くしたお姉さんタイプ辺りが手ごわいが、
>年齢がアレなことになりがちな上、逆に燃えてくる悪役諸兄もいそうだからなぁ……
そういう魔法姐御タイプは、悪役と紆余曲折の末にマジ恋愛に至りそう
まあ、経験より秘めた可能性の方が遥かに大きい少女の皆さんには関係のない話なので
卑劣で狡猾で残酷な敵相手に自分の役目を果たしていただきたい。優等生のリィンさんを見習って

100 :
敵の本丸に正面からダイナミックお邪魔しますをしたら警棒装備した警備員20人に一階玄関フロアで全滅させられる程度の戦力で攻略作戦

101 :
>>97
魔法も使えないのに謎拳法で魔法少女を守る大人が出現するぞ
「俺がお前を守るのは、魔法のあるなしじゃなく、単に俺がお前より少しばかり大人だからだ」

102 :
魔法のあなるじゃなしに見えた

103 :
魔法にもあなるはあるのか…ゴクリ

104 :
ただし魔法は尻からry

105 :
>>101
RPGのバードに着想を得て、歌を武器にする魔法少女なら、ちょっと首絞められたり
呼吸困難になったり、喉突かれただけで都合良く無力化できるし、ちょうど良いな〜
なんて考えたら、その作品が世に出てきてしまった。まあ、ありがちだったようだ

106 :
陛下の正体、そして本部である会社を突き止めるも、先走って単騎特攻した挙句
ネームドどころか警備部の魔族に負けちゃうリィン。

107 :
普通社長より警備の人間の方が強いよね

108 :
TRPG的にこれくらいは持ってそう
特殊電磁警棒 1D8+2+ダメージボーナス(平均1D6)にスタン
冒涜的な石笛

109 :
兄ちゃん、なんでリィンすぐんでしまうニョロ?

110 :
マユ
エースボーナス:気力130以上で発動最終与ダメージが1.1倍になり、底力LV9の効果を得る
フル改造ボーナス:移動+2、装甲+500
ユーリィ
エースボーナス:隣接する魔法少女の最終命中率&回避率15%UP
フル改造ボーナス:移動力+1
リィン
エースボーナス:1回のみマユと隣接時に撃破されてもHP10残る
フル改造ボーナス:マユと隣接時はダメージを受けても気力減少しない

111 :
意図的に全滅を繰り返すんですね、わかります

112 :
リィンのスキルといえば、窮地限定かつ一回しか使えないイヤボーン(メラゾーマ)と
初期習得しているコールヘルプ(「助けてマユちゃんorアゼルorお姉ちゃん他」)だな
前者は敵にかすり傷を負わせた後、反撃でさらなる凌辱を誘発するのに有効だが
後者はなんだかんだ言って発動率が高い。まあ、発動しない場合は2回ともんだけどNA!

113 :
このスレの歴代魔法少女全員集まって悪と戦うんだろうけど、勝てる気がしねえ!

114 :
エンジェル・メイト
固有スキル
治癒の力:撃破された魔法少女の治療費用と精神ダメージを0にし次のMAPで出撃可能にする
 撃破されると強制バットEDになる
エースボーナス:「治癒の力」の強化(撃破された魔法少女を一人復活可能)
フル改造ボーナス:治癒の力の射程+2
武器
格闘、治癒の力、治癒の力(MAP)

やったねリィンちゃん!壊れずに全モンスターの陵辱イベント回収できるよ!

115 :
>>112
お姉ちゃんが来てもなぁ…一緒に犯されるのが関の山だろw

116 :
前世のお姉ちゃんは非戦闘員だったけど、今の時間軸のお姉ちゃんは強くなかったか?
ま、どっちにしろリィンは助からんかったが

117 :
きっと三人合わさったら無敵のパワーが生まれ・・・
あ!危ない援護陣形にフルバースト(MAP兵器)飛んできたぁぁ!?

118 :
wiki見ると2.02があるみたいだけどDLサイトは2.01のままだな。
なんか致命的な何かでもあったのかな?

119 :
誤爆すまん。

120 :
万能超人軍団VS魔法少女集団

121 :
リィン:残機×99

122 :
幼なじみと秘密結社の幹部との三角関係が拗れて寝取っては寝取り返しになり
光の魔法少女と悪の魔女を行ったり来たりする寝取られるほど強くなる魔法少女。

123 :
>>122
句読点が無くて読みにくいってお父さんが機嫌わるいです
そんなお父さんに怒られて、お母さんがテーブルでためいきついてるのがつらいです
次の書き込みではきをつけてね

124 :
NTRれる度に新しい魔法を覚える魔法少女

125 :
孕まされる度に新しい必技を覚える魔法少女

126 :
ナツメ全裸待機も楽な季節になってきた

127 :
ナツメをスライム風呂にポイッ

128 :
ゼフィルスの幼虫

129 :
書いたらこうなった
魔法少女「ソロだから毎回組み伏せられ即レ発狂墜ちだから仲間が欲しい!」
使い魔「作者の都合とエロの提供のため却下!」
作者「追加しても大半が物体Xに侵食され入れ替わってる魔女団だがな」
魔法少女「もうやだこの作者・・・」

130 :
エロ提供頼みます
私も投下待機

131 :
一流の魔法少女なら触手の一匹や二匹を従えているのは当然だよな

132 :
超一流の魔法少女なんてんだパートナーを人面鼠の使い魔として使役してるもんな

133 :
憎むべき敵に敗北し、身に着けていた装備を全て剥ぎ取られ、身動き一つ取れない状態にされて陵辱待ちな魔法少女の表情が恐怖に歪む姿はたまりませんなぁ

134 :
>>132
ギザイアの歳で魔法少女・・・だと・・・!?

135 :
投下します
一応前スレの127です
長いので前後編で
以下注意点
・エロに入るまで長く、前編の半分以上です。読み飛ばし推奨
・全体的な分量も短編とは言えず、だらだら続きます
・後編がレズ(和姦描写有り)&一般人陵辱です。そもそもスレ違いかもしれません
・年齢のイメージは高めいっぱいです。

136 :
 教室のドアを開けて、一人の少女が入ってきた。
 すらりと伸びた長身に視線が集まると、
 喧騒の域にまで達しかけていた喋り声が止み、一瞬の静謐が訪れる。
 腰まで届く黒い長髪が印象的な少女の名前は、滝村沙織。
 トップクラスの成績と、抜群の運動神経の良さを誇る才媛である。
 加えて、端正な顔立ちと、すらりと伸びた華奢な身体の持ち主であり、
 非常に大人びた美貌を兼ね備えていた。
 まさに、天は二物も三物も同じ人間に与えたといったところである。
 男女問わず、彼女に対する尊敬のまなざしが絶えることはない。
 そんな彼女にもし欠点があるとすれば、その人当たりの悪さだろう。
 いつも何かの不満事があるかのように、切れ長の瞳が周囲を威圧している。 
 時には、他の生徒を口で罵倒する事もあった。
 沙織が果たして何に苛立っているのか、クラスの生徒たちには見当もつかなかった。
 彼女が望む事があるなら、何でも叶いそうな気がするのに。
「ねえ沙織ぃ知ってる? 最近の魔法少女ミアの大活躍!」
「すっごい魔法で魔物を一網打尽だって! 噂だけどきっと本当のことだよ!」
 登校してきた沙織を見つけると、友人の恵子と加奈は息を荒げて話しかけてきた。
 彼女たちは、近寄りがたい雰囲気を持つ沙織とあっさり友人になった女生徒であり、
 また、魔物から町を守る魔法少女ミアの熱烈なファンである。
 人を襲う魔物と、魔法を使う少女……
 流行の都市伝説ではあるが、この二人はそれらが実在することを知っていた。
 二人とも、魔物に襲われている所をミアに救われたことがあるのだ。
 だが、それでも、と沙織は考える。
 正体も知らない奴を好きになるなんて、どうかしている。
 だいたい、科学文明の申し子である私たちは
 怪しげな魔法なんてものとは対立しているべきじゃないかと、
 沙織は苛立って机の脚を小突いた。
「あんたたち、もう私の前でその話はしないで」
「沙織ってば、本当ミアのこと嫌いなんだね」
「もったいなーい。ミア様は優しいし、強いし、なんてったって可愛いっ!
 あーあ、私にも魔法が使えたらなー」
「恵子に魔法が使えても、そのルックスじゃ誰も見向きもしないでしょ。
 ミアさんとタイプは違えど、文武両道、才色兼備の沙織とかでなきゃね」
「どうせ沙織に比べりゃ私は八重歯の寸胴だよーっ! うわあああんっ!」
「そんな具体的には……待ってーっ!!」
 おめでたくどんちゃか漫才を繰り広げる友人たちをよそに、沙織はため息をついた。

137 :
 彼女たちは、本当のミアを知らない。
 本当の事を知ったら……2人とも、魔法に、魔法少女に幻滅するだろう。
 しかし、「私に魔法が使えたら」という言葉は、
 沙織の頭の中に、いつまでも変に響き渡っていた。

 授業が終わり、頼まれた運動部の助っ人をこなした後、沙織は帰宅した。
 玄関のドアを開け、一目で異常を理解する。
 階上から漏れるただならぬ霧、いや、瘴気。 
「姉さーんっ!!」
 靴を脱ぎ捨て、階段を駆け登る。
 そのまま真っ直ぐに姉の部屋へ向かい、
 鞄を放り投げると、割らんばかりに両手でドアを叩く。
 沙織の日課である。
「またしょうもないことやってるんでしょ!? 開けなさい!」
 少し間をおいて、ドアがズズズ……と開いた。
 
「うっ……!」
 今日は予想以上だった。
 棚の中、床の上、そこかしこに怪しげな本やら壷やら木人形やらが
 散らばっているのはいつもの事であるが、
 今回は部屋の中央に魔方陣らしきものが描かれており、
 中央には、ブヨブヨした、謎の、とにかく気味の悪い物体が鎮座していた。
 粘液を床に擦り付けながら、もぞもぞと動いている。
 
「姉さん、居ますよね?」
「ご、ごめんねさおちゃん……」
 泣きそうな声が、開けたドアの向こう側から聞こえる。
 ドアの裏に居て隠れているつもりなのだろう。
 沙織は拳をわき腹に突き当てると、足で荒々しくドアを叩いた。
「姉さん、ちゃんと面頭向かって謝罪してください。いえ違いますね。
 このチラ見しただけで嘔吐しそうな物体は明らかに生物なわけですが、

138 :
 いったい何という生物でどのような性質がありまた、はあっ、
 どうして何の罪過もない一般家庭にこんなものを呼び込まなければいけなかったかを
 ちゃんとはぐらかさずに説明するほうが先ですねっ!」
 怒気も露に沙織が叫ぶ。
 その声に怯え、この部屋の主が姿を現した。
「あぅぅ……さおちゃん、怒らないで。ねっ?」
 今の今まで「魔法」を使っていた為か、魔法少女の衣装を身にまとっている。
 フリフリした派手派手しいピンク色のコスチュームだ。 
 しかも、胸元は大胆にも露出している。
 沙織の方がだいぶ身長が高いため、胸を見下ろす形になるが、
 ふくよかな谷間がくっきりと見えてしまう。
 自分より数回りは大きいバストを見下ろすのは苦手で、すぐに目をそむけた。
 しかし、視線を下に向けたのがあだとなり、
 フリルのミニスカートと、露出した太ももが目に留まってしまった。
 沙織の制服も似たような丈ではあるが、この衣装での生足露出はわけが違う。
 少しも日に焼けていないせいで、この娘はいやに白い美脚の持ち主だ。
 沙織より少々短いものの、可愛らしい外見にそぐわない肉感を伴っており、目に毒である。
 生足をさらけ出すのは、男にセックスアピールしているようなものだ。
 さらにこの娘は、年上とは思えないほどの童顔の持ち主である。
 肩にかかり、微かに癖がついている栗色の髪と相まって、
 どのような表情をしても、小動物のような愛らしさで男を惑わす。
 女の恵子や加奈でさえも、その魔性にとり憑かれている。
 「奴」を目撃した者の中には、さぞやファンが多いことだろう。
 しかし、彼女の研究は、家庭に災厄をもたらしている。
 魔法薬の研究をすれば家族全員が昏倒し、
 攻撃魔法の研究をすれば間取りが変わり、
 召喚魔法の研究をすればこの有様である。
 魔法の力を借りることなく瘴気を排出するには、
 エアサーキュレーターが10台は必要だと、沙織には思えた。
「こ、この頃は召喚魔術もやってみようかなと思って、
 手ごろな異界のものを召喚してみたの。
 文献によるとショゴスさんっていうんだけど、
 意外と人懐っくて、朝から今までですっかり懐いちゃった」
「はあ……すぐに送り返してください。もしくは厳重に封をして燃えるゴミですね」

139 :
 彼女は沙織の姉、美愛だ。
 正確には異父姉にあたる。
 彼女の父は、「魔法界」という異世界からやってきた。
 彼は高名な魔法使いだったが、この世界の女性と恋に落ち、美愛という子を設けた。
 しかし直後に、魔法界から逃れてきた邪悪な生命体である「魔物」と戦った末、
 非業のを遂げてしまった。
 その二年後、その女性、つまり彼女達の母が、
 平凡な会社員の男性と再婚し産んだ娘が沙織である。
「……とにかく姉さん、そこに正座! 早く!!」
 有無を言わさぬ口調に、呑気な美愛の表情は引き締まり、即座に反応した。
 沙織は滝村家のヒエラルキーにおける最頂点に君臨している。
 家族を正座させるのも日課の一つだ。
 カチカチに正座をした姉を見て沙織は、フン、と鼻を鳴らす。
「さおちゃん、ショゴスさんは許してあげて。私がやったことだから……」
「……じゃあ姉さんに聞きますけど、
 姉さんが不登校になってもう何年経ちます?
 あれから毎日昼間はおぞましい研究、夜は危ない正義の味方ごっこ。
 こんな姉を持つ私の身にもなってください!」
 
 毎夜、人を襲う魔物と戦う魔法少女とは、他でもない、美愛のことだ。
 おっとりしているようで正義感が非常に強い美愛は、
 魔物と戦う事が、魔法を使える者の義務だと思っている節がある。
 幾ら昼間に止めても聞かず、夜は魔物と戦いに出て行ってしまう。
 しかし沙織は、こちらの世界の人間を守るのはこちらの世界の人間であるべきだと思う。
 最近は警察でさえ秘密裏に魔物対策を充実させてきているようだし、
 魔法が使えるからという理由だけで、傷つくかもしれない戦いに身を投じたりせず、
 戦うことは大人に任せてしまえばいい、と考えていた。
「さおちゃん、ごめん……でも、魔術の研究はこの街を守るのに必要なことなの。
 私、この町の人たちが好き。もちろん、さおちゃんも大好きだよっ。
 だから、認めてくれないにしても、見逃してくれない……かな」
 沙織が気に入らない点がもう一つ。
 姉が、沙織に対してあけすけに好意を向けてくる事だ。
 実の妹に対して、恥じらいもなく「大好き」と言う姉がどこにいるのか。
 それも、妹からこんなに嫌われているのにも関わらず、だ。
 思わず、呼吸のペースが乱れる。

140 :
 色素の薄い丸い瞳が、包みこむように沙織を捉えている。
 沙織は姉の魔性の上目づかいから目をそらした。
 
「町を守る? はっ!
 貴女のお父さんもそう言って戦いに行ったそうですね。
 だけど、あっさりんで、母さんを悲しませて!
 男として最っ低……」
「さおちゃんッ! お父さんのことを悪く言わないでっ!」
 言い過ぎだ、と思いつつ弁が止まらなかった沙織を、美愛はたしなめる。
 自分の言葉が中断されたことに沙織は一瞬安堵してしまい、慌てて険しい顔つきに戻った。
 
「貴女の父親の後を追って、戦ってぬつもりですか?
 あまり私の父と母を悲しませないで欲しいですね」
「あなたの? わたしの? まるで他人みたいに言うんだねっ!」
「だって他人じゃありませんか。いえ、それどころか別の世界の人です!
 魔法なんて使える時点で、血の繋がりなんかあってないようなものだわっ!
 姉さんが魔物とやらと戦ってどうなろうと、悲しんでやらないんだからっ!」 
「もういいっ! そんな事言うんなら……さおちゃんの気持ちなんて関係ないっ!
 魔法のことはさおちゃんにはわからないもんっ!」
「ええ! 分からないならそれで結構です!
 魔法なんかとは無縁のままで、普通のまま生きて普通ににます!」
 父親を侮辱されたからだろうか……
 珍しく怒ったままの姉を前に、沙織の怒りも爆発してしまう。
 激しく音を鳴らしながら階段を降りた。
「ちょっと頭を冷やしてきます!
 部屋は片付けておいてくださいねっ!」
 玄関のドアを開けると、制服のまま沙織は家を飛び出した。
 
 家を出て、沙織は行く当てもなく歩き出した。
 どうせお腹が空いたら帰らなければいけない。近所を散歩することに決めた。
(姉さんの馬鹿。あんな事言わなくったって……)
 歩きながら沙織は思索にふけった。

141 :
 夜の闇をまといつつある夕暮れの風に、黒髪が揺れる。
 こんな時は、普段は考えないような事を考えるものだ。
(馬鹿は、私か)
(私は、どうして姉さんのことが嫌いなんだったっけ……)
 姉が悪い人間ではないことを沙織は知っている。
 少し人の迷惑を顧みないところはあるが、他人の感情には素直に共感する優しい人物である。
 かと思うと、誰に頼まれたわけでもないのに、魔物をこらしめ人を助ける、
 強く頼りがいのある面も見せる。
 自分の姉であることに、もっと誇りを持ってもいいはずだ。
 なのに、どうしていつも姉に対して冷たい態度をとってしまうのだろう。
(そうだ。きっとあの時から嫌いなんだ)
 あの時。
「さおちゃんっ。『魔法』って、すごいものなんだよ!」
「うんっ!」
「魔法使いは、なんでもできちゃうんだよ!」
「うんっ!」
 沙織と美愛の姉妹は、幼い頃は仲が良かった。
 種違いなんて、大人の言葉だ。そんなことは知らない。
 姉妹はどこへ行くにも一緒だった。
 沙織は、姉が魔法で手に灯す光を眺めるのが好きだった。
 妹のリクエストに答え、姉は次々に光の形や色を変えていった。
 緑の犬、青い塔、虹色のお城、金色の馬車……
 姉が魔法を披露する時間は、沙織にとっては夢のようなひと時だった。 
 美愛は沙織をよく人気の少ない野原に連れて行き、
 不可視呪文をかけると、姉妹でホウキに乗り大空を旋回した。
 沙織はおびえて姉の体にしがみつきながらも、
 眼下に見える光景を楽しみ、しばしば高度を上げるようにせがんだ。
 姉はにこりと笑うと、いつも妹の期待に応えるのだった。
 しかし、そんなある日の事。
 沙織は空を飛ぶ姉の姿を下から見たいと思い立ち、姉に一人で飛んでもらうようにせがんだ。
 自分を乗せずに飛ぶ姉を、幼い沙織は全速力で追いかけた。

142 :
 沙織は楽しかった。
 でも、でも――姉に追いつけなかった。
 上空に見える影は、ぐんぐんと遠ざかっていく。
 追いかければ追いかけるほど、手の届かない天頂へ舞い上がっていく。
 不意に、声が聞こえた。
「サオチャンハ、トベナインダヨ」
 幻聴だ。
 しかし、少女は走るのを止めた。
 
「サオチャンハ、マホウガツカエナイカラ、トベナインダヨ」
 そうだ。魔法が使えるのは姉で、自分ではない。
 魔力がない自分には……魔法は使えない。
 自分は、姉と同じ世界を見れない。
 一緒に魔法を使っているような気がしても、
 実際は、自分が一方的に、魔法が使える姉を眺めているだけなのだ。
 こんな素敵な世界にいられるのは、姉だけなのだ。
 沙織は、胸から絶望感が染み出るのを感じ、野原に倒れこんだ。
 心配してすぐに降りてきた美愛の手を、沙織は払いのけた。
 それからかなりの年月が経ったが、2人の心が、再び通じ合った事はない。
(そうよ。姉さんは所詮、私とは住む世界が違う。
 分かりあえるわけがないじゃない!)
 もう、姉妹は子供の頃の関係に戻れない、と沙織は諦めかけていた。
 自分のつまらない嫉妬心のせいだと、自嘲もする。
 だが、違う運命の下に生まれた姉妹の間の空気は、
 年月を経るほどに重苦しくなっているような気がした。
 沙織にとって、愛想を尽かさずに姉を叱り続けているのは、完全に惰性だ。
 このまま仲が回復しなければ、
 血の繋がった家族なんて、うわべだけの言葉になってしまうだろう。
 きゅっ、と沙織の胸が痛んだ。
 心の奥底では、姉と仲直りしたがっているのだろうか。
(とにかく、魔法をやめさせることが条件!
 たとえ魔法少女だろうと、この世界のルールには……)
「キャアアアアアアーッ!」

143 :

 すぐ近くで聞こえた耳をつんざく悲鳴に、思考がかき消される。
 もしやと思い、沙織は悲鳴の方向へ走った。
 駆けつけた先では、会社帰りと思われるスーツ姿の女性が、
 見たことの無い生物、いや、怪物に襲われていた。
 沙織は、それを魔物だと直感した。
 決して映像や写真の上に残らない生物だが、
 姉や友人たちが話していた特徴とは一致する。
 身長は2メートルほど。
 分厚い灰色の胴体から、骨ばった手足が生えている。
 さらにその先端には鋭い爪があり、見た目の凶暴性を増している。
 何よりも、角の生えた顔面は他の生物をすために生まれてきたとしか
 思えないほどの凶悪面だ。
 友人の2人はこの生命体を、悪魔、とだけ呼んだ。
 姉がいつか、魔物は元々魔法使いが戦争のために生み出した
 生体兵器だと話していたのを、沙織は思い出していた。
 しかし、暴力性を追求する過程で欠陥が生じ、
 男性はし、女性は奴隷として虐げることを好む、歪んだ心を持つようになってしまったのだと。
 放っておいたら、あの女性はきっと逃げられない。
 沙織の体はとっさに反応していた。
「逃げて! 逃げて下さい!」
 へたりこんでいた女性に駆け寄り、助け起こす。
 恐怖で動けなかった女性は、沙織の必な姿勢に圧され、魔物から逃げ出した。
「ふう……さて」
 沙織は魔物に振り返った。
 明らかに、狙いを沙織へと変更している。
「私は、逃げられなさそうね。
 いいわ。こっちの世界の人間の意地ってやつを見せてやろうじゃないの!」
 威勢の良い言葉とは裏腹に、脚の震えが止まらない。
 ライオンや熊などと対峙しても、これほどの威圧感は無いだろう。
 絶望の化身が、悪意まで備えて向かってくる。
 自分がこれからされるのだと、思わず悟ってしまう。

144 :
(ね、姉さんは毎晩こんなのと戦ってるの……?)
 これに戦いを挑む人間がいることが、沙織には信じられなかった。
 普段は強気な沙織も、脚が内股になっていることで、
 自分が無力な少女であることを認識してしまっていた。
「グギャアアアアアー!」
 奇声とともに、魔物が沙織を襲う。
 男子に引けをとらない運動センスを持つ沙織でも、
 避けるどころか反応さえできない速度だった。
 魔物の蹴撃が、吸い込まれるように沙織の腹に命中する。
「がふっ!」
 体が宙を舞い、近くの電信柱に激突した。
 そのまま地面に倒れても、沙織は動けない。
 今にも逃げ出したいのに、恐怖と激痛で体は釘付けになり、
 ローファーを地面と擦りあわす事しかできなかった。
 とどめを刺すつもりだろう、ゆっくりと近づいてくる魔物を前に、
 沙織は今にも失禁しそうだった。
「だ、誰か、助け…て……」
 頭の中に、ある人の顔がちらつく。
 先ほど、あれだけ説教をしたのに、
 困った時にはいつも、その人に頼りたくなるのだ。
「助けて、お姉ちゃん……!」
 魔物の拳が振り上げられた。
 しかしその時、轟音を立て、上空からの雷光が魔物の拳に直撃する。
 沙織は生まれてこのかた、その光を幾度となく見てきた。
 それは、魔法の光だ。
 
「さおちゃん。遅れてごめん。
 魔法少女ミア! 今日も、悪いことする魔物はこらしめちゃうよっ!」
 乗っていたホウキから飛び降り、声の主は華麗に着地した。
 沙織は、凛々しく立つ魔法少女の姿に、ごくりと息を呑んだ。

145 :
 ……本当に、この少女は自分の姉なのだろうか、と。
 自宅で見た時にはあまりに少女趣味すぎると感じた衣装は、
 すっかり暗くなったこの屋外では、余分な華美さは相され、
 まるで幻想的な光を帯びているようだった。
 男を意識していやらしいと感じた露出も、全く印象が違う。
 衣装からのぞく肉体は、暗闇の中でほのかに白い燐光を放ち、非常に美麗だ。
 純白のグラブの背でミニスカートの裾を撫で、埃を払う動作さえも、
 日常生活の所作とは違う優美なものであり、女の沙織すら嘆息してしまいそうだ。
 魔法使いの正装たるコスチュームは、夜の宴会の正装、
 転じて、夜に戦う魔法少女の正装である。
 沙織は夜の姉の姿、魔法少女ミアと、初めての邂逅を果たした。
 
「おね……姉さん! どうしてここが?」
「前に言わなかったっけ? 私には魔物の気配がなんとなく分かるんだよ」
 悠々とたたずむ魔法少女ミアは、茶色の瞳を沙織に向けた。
 優しい眼は見慣れた輝きを帯びており、沙織を安心させる。
  魔物にかけれれた、恐怖という呪縛も解かれていくようだ。
「そんなことよりさおちゃん。『お姉ちゃん』って呼んでくれたでしょ。
 なんで呼び方戻しちゃうの? 昔みたいにお姉ちゃんって呼んでよ〜」
「だーっ! こんな時に言うことですか! 却下です却下! 
 大体なんです? 直前に助けに来るなんて、狙ってやったんじゃないですか?
 ええ狙ってましたよね狙ってます!」
 沙織は立ち上がるや否や、ぷい、とそっぽを向いた。
 唇の端がわずかに上がっているのをとっさに隠すための動作だ。
「ゲゲゲ。出たな魔法少女。お前を倒せば、
 この地域を、俺たち魔物がこの世界を支配する拠点にできるんだよッ!」
「しゃ、しゃべった!?」
「……『解語種』だね。魔物は知能が高ければ高いほど強力だから、
 ちょっと厄介。でもっ! 私はこれまで皆を守ってきたんだからっ!」
 ミアは懐から、30センチほどの細い木の棒を取り出した。
 魔法の杖だ。
 一振りすると、魔法少女の目の前に、ぼう、と火球が出現した。
「お願い! 行って! ファイアアロー!」

146 :
 杖をもう一振り、剣を振るうような動きで振り下ろすと、
 火球が急激に伸び、火柱のごとく魔物へと直進する。
 矢と呼ぶのが生易しいほどの劫火の奔流は、
 魔物の俊敏な動きをもってしても避けられず、腕をジュッ、と焦がした。
「グゲエッ!」
 魔物はおぞましく苦痛の声をあげながら、すぐさま突進してきた。
「姉さん!」
「大丈夫。氷の障壁よ、その身を貸して私を護って!」
 杖が突き出されるとともに、何もない空中に氷が生じ始めた。
 空間を凍らせて作られた分厚い氷の壁に跳ね返され、
 魔物は自らの勢いで宙を舞い、受身も取れず地面に激突した。
 豊富な魔力量。
 多彩な魔法を使いこなす技術。
 発動タイミングを完璧に把握する判断力。
 少女の身にして、ミアは歴戦の戦士だった。
 しかし、そのミアが躊躇する。
 杖を構え、立ち位置を変えながら、魔物が起き上がるのを待っている。
「姉さん、早くとどめを刺さないと。また来る!」
「うーん。そうしたいのは山々なんだけど、どうも……気のせいかな……?」
 ミアはなぜかしきりに辺りをうかがっている。
 煮え切らない姉の様子に、沙織は苛立った。
 案の定、魔物は立ち上がり、再び攻撃を仕掛けてくる。
「さおちゃん。離れてて」
 沙織から離れ、ミアは魔物を迎え撃つ気だ。
 だが、魔物は急接近している。とても避けきれないだろう。
 思わず身をすぼめる沙織に、姉は微笑みかけた。
 そして、軽く地鳴りがするほどの勢いで地面を蹴り、
 魔物の数倍の高さまで飛び上がった。
 魔法で身体能力を強化している魔法少女だからこそできる芸当だ。
 両脚がピンと伸び、暗闇を切り開く。
 白い脚が弧を描く様は、沙織の眼に焼きつくようだった。
 ミアは空中で倒立し、飛び上がった頂点において、杖で複雑に印を結ぶ。

147 :

「風よ。魔法少女ミアが、精霊との盟約の下に許可します。
 暴風となって吹き荒れて、悪しき者を切り裂いてッ!」
 ミアの必の風魔法により、
 かなり離れている沙織の所まで突風が吹き、
 全力でスカートを押さえなければいけなかった
 頭上からの暴風の直撃に蹂躙された魔物は、ひとたまりもない。
 ひしゃげるように関節を歪ませ、全身から黒い血を噴出させつつ倒れ伏した。。
「……ふう。これでとりあえず、無力化はできたかな」
 自然に着地し、ミアは額の汗を払う。
 足元の魔物は、今やわずかに筋肉を震わせるだけだ。
「ふん! 口ほどにも無いじゃない」
 姉が助けてくれたのも忘れ、沙織は自分の手柄であるかのように胸を張った。
 しかし、姉が誇らしい事は確かだ。
 ……姉に向けて、どんな顔をすればいいのだろうか。どんな言葉をかければいいのだろうか。
 素直に喜び、感謝すればいいのだろうか。自分にそれができるのだろうか?
 沙織の逡巡は、油断を生む。
「さおちゃん! 危ないっ!」
「なっ……きゃっ!」
 唐突にミアが叫んだ。
 沙織はとっさに反応しようとしたが、もう遅い。
 虚空から生まれたかのようにもう一体の魔物が出現し、
 沙織の背後に接近すると、素早く爪を首筋にかけた。
 ミアの悪い予感が当たってしまったのだ。
「さすがだったな……
 優れた魔法のバリエーションと、的確な判断力を持っている。
 混血だと聞いていたが、魔力量も悪くない。
 どうしてこれ程の能力を獲得できたがわからんが、冷や汗をかくほどの強さだったぞ。
 しかし、2体だ……我々は2体いたのだ。下位種とは違い、我々は群れても行動できる。
 中でも、私は気配を薄くできるのでな。
 油断したお前をよそに、お前の妹とやらを捕まえるのはたやすい」

148 :

 2体目の魔物に、ミアは杖を向けた。だが、魔物は沙織の首に爪を浅く食い込ませた。
 鋭利な爪が、今にもプツリと肌を突き破りそうだ。
「ひいっ!」
「杖を捨てろ魔法少女。我々には同族として統率された意識はあるが、肉親の情はない。
 しかし、人間は肉親の為に行動する時がある……知識として、知っているのでな」
「……もし、私が聞かなかったら?」
 ミアは杖を捨てない。
 その顔は冷静そのものであり、内心をうかがい知ることができない。
 沙織が見たことも無いほどに、冷たい目だった。
「ね、姉さ、ん……?」
「もし聞かなければ……か。この小娘の臓物をかき出して、
 お前に一つ一つ投げつけてやる。
 この娘の悲鳴もさぞや甲高く、
 冷血な魔法少女を満足させることだろうよ」
 ミアは表情を見せないまま、杖を握っている。
 だが、少し間をおいた後、杖がピクッ、と跳ねた。
 そしてすぐに、ガタガタと大きく震えだした。
 もう演技でごまかせないことを悟り、ミアはうつむくと、杖を放り投げた。
 魔法少女ミアは、滝村沙織の姉、滝村美愛だった。
 杖は乾いた音を立てて魔物の足元へ転がり、
 魔物はその木の棒を、残忍な音を立てて踏み折った。
「ククク。お前ももう起きろ。魔法使いに虐げられてきた我々が、
 今や魔法使いを虐げる時だ!」
「ああ……もう、大丈夫だ……」
 ふらふらと、倒れていた魔物が立ち上がった。
 先ほどとどめを差さなかったのは、優しい美愛の情けだった。
 しかし、その優しさが今や大きく災いしようとしている。
 ゴキリゴキリと関節を戻し、魔物は既に回復しつつあった。
 美愛の腕を、2体の魔物たちがつかんだ。
「やっ! 離してっ!」
 身をよじる美愛だが、魔力が残っている今でも、

149 :
 杖を持っていない時の身体能力は数段落ち、逃れられはしない。
 魔物の1体が、美愛の悔しがる顔を至近で眺めると、顔面を殴り飛ばした。
「きゃんっ!」
「姉さん! ……そうだ! け、警察を!」
 沙織は震える手で携帯電話を操作するが、
 番号を入力した後に、圏外だということに気がついた。
「ギギゲギャギャ。馬鹿だな人間はぁっ。結界の存在すら知らないとはねぇ。
 俺達が何故この世界の組織から逃れられているのか、まるで分かっちゃいねえ。
 人間なんて来ないぜ。魔法使いですら来やしねえよ!」
 あまりにも無力な沙織を前に、魔物たちが次々と美愛に暴行を加え始めた。
 身体が跳ねるほどの殴打を受け続ける美愛だが、
 腕をがっしりとつかまれ、倒れることも許されない。
 それに加え、ただ殴られ続けられるだけで、
 魔物の鋭い爪がコスチュームを切り裂き、薄い生地を宙に舞わせる。
 衣装の防御力で防ぎきれない斬撃は、
 美愛の柔肌を傷つけ、少量の血を飛び散らせた。
 沙織は唇を震わせながら、残酷な仕打ちを呆然と見ていた。
 まるで、現実に起こっている事のような気がしない。
「ぐふうっ! ああっ! い、痛っ……! ぐあっ! ううっ……あぁっ……!」
 ただ、殴打の度に鈍くなっていく姉の反応と、
 地面にうっすらと積み重なっていく衣装の切れ端が、
 時間の経過を表していた。
 
 魔物の攻撃は執拗だった。
 一旦殴打を止め、魔法少女の反応を鑑賞し、
 しばらくすると、退屈したかのような様子でまた暴行を加える。
 ようやく攻撃が止まった頃には、美愛はぐったりと肩で息をしていた。
 コスチュームはボロボロに切り裂かれ、
 元々露出していた部位以外も、むちりとした餅肌がさらけ出されてしまっていた。
 右胸は大胆に切り裂かれ、右乳の裾野が露になり、
 呼吸とともに上下する乳房の様子を晒してしまっている。
 ミニスカートの裾からは白い下着が覗けているし、
 そもそもスカート自体が、指でピン、と弾いただけで
 バラバラになって落下しそうな有様である。

150 :
 コスチュームの袖丈は元々長袖だったが、
 フリルを腕ごとズタズタにされた末切り裂かれ、半袖同然にされてしまっていた。
 全身の傷は、あらかじめ治癒魔法がかけていたのだろうか、塞がりつつあるが、
 滲んだ血は黒くなり肌にこびりついていた。
「あぁっ……はぁっ、はあっ、ふはあっ、ふぅうっ、はあっ、はっ……」
 荒々しく息をついていることから、痛覚を消せていないのは明白な事であり、
 非常に痛々しい姉の姿を沙織の眼に投影していた。
 不意に、魔物が美愛の腕を離した。
 そのまま倒れこもうとする美愛の前髪を、魔物はつかんで引き戻す。
「つうっ!」
 屈辱的な状況である。
 まつ毛に水滴をにじませながら、両目をきつく閉じ、
 美愛は痛みを耐えている。
 もはや、名乗りを上げた時の煌びやかさはどこにもない。
 腕をだらりと下げ、
 脚で身体も支えられない敗北者の魔法少女は、
 魔物の玩具に成り果ててしまっていた。
 しかし、まぶたが開かれるとともに、強固な意志を持った視線が、
 一瞬だけ、沙織の視線と交錯した。
『逃げて!』
 沙織は、姉のメッセージを感じ取った。
 確かに、魔物の注意がそれている今なら、
 結界というものがあったとしても、どこかに身を隠す程度はできるだろう。
 それに、先ほどから魔物は美愛にしか興味がなさそうだ。
 そのままうまくやり過ごせるかもしれない。
「面白くないなコイツ。泣き叫びもしやしねえ」
「そう言うな。魔法界の女どもが腑抜けすぎるのよ。
 ……しかし、こうすればどうかな?」
 魔物の1体が、その爪を美愛の襟元にかけた。
「やっ……!」

151 :
 これから行われることを悟り、美愛は顔をそらした。
 直後に、そんなそぶりを見せたことを後悔しても、後の祭りだ。
 恥ずかしさに、美愛の白い顔は紅に染まる。
「さて、小さい体躯に似合わぬ立派な胸は一体どうなっているのか。
 確かめなければならんな」
「や……やめっ……んうっ!」
 爪は、コスチュームの胸元をスウッ、と縦一文字に切り裂いた。
 胸を覆っていた生地がめくられると、
 美愛の巨乳が余す所なく外気に晒された。
 美愛は沙織の2つ年上の姉だが、
 容姿は妹と比べると成熟しているとは言えなかった。
 しかし、乳房は話が別だ。
 美愛の乳房は、少女の域を逸脱していると言ってもいい大きさを誇りながら、
 重力に逆らい、身体の正面を維持するほどの弾力性を持つ美乳でもある。
 また、白い豊乳に彩りを添えるかのようにぽちっと付いている薄ピンクの乳首が
 彼女自身の可愛さと相まって、非常に愛らしかった。
 残されたコスチュームさえも、魔法少女ミアが持っていた凛々しさが消え去ってしまっては
 今まで相されてきた艶やかさを抑えるものは何もなく、
 花の中身をゆったりと包む花弁のように、巨乳が持つ淫らさを引き立ててしまっている。 
「うぁ……み……見ないで……見ないでっ!」
 いつだったか、沙織が美愛の乳の大きさをやっかむ事を言った時、
 大きい乳なんていらないと、美愛から言い返された事がある。
 脂肪の塊の重さは戦うときに邪魔だし、
 衣装越しに乳房へ視線を集中されて、
 裸を見られながら戦っているようで、恥ずかしいのだと。
 その時は、ただの言い訳だと思った。
 もしくは、胸の小さい沙織に対するただの慰めだと。
 しかし、美愛の瞳は涙で潤みきり、唇は細かく震えている。
 ろくに動かない腕を上げ、しなだれかかるように乳房に乗せて、
 少しでも巨乳を隠そうとしていた。
 複数の魔物たちに直に乳房を見られるのは、
 美愛にとって耐えがたい恥辱なのだろう。
「ふむ、成人の女でもこれほどのモノはなかなかないな。見事だ」

152 :
「しっかし、服の下に胸を抱える布を付けてないのか? 淫乱じゃねえか」
「貴様、この世界の人間を犯し過ぎではないのか?
 魔法界の正装では皆こうだったぞ。
 しかし、そう言われるとそそられるものがあるな。男を誘っている」
「いやあっ……いやぁあっ……!」
 好き放題に言われて、美愛は顔を横に振り始めた。
 髪を押さえられていなければ、地面にうずくまってしまうだろう。
「我々に立てついているのも、本当はその乳を見せびら……ぬっ!」
「姉さんからぁっ! 離れろーッ!!」
 唐突な衝撃に、魔物がよろめいた。
 渾身の体当たりをした沙織が、魔物をにらみつけている。
 少し前までおびえきっていた彼女の変化に、魔物たちは動揺している。
 突き飛ばした当人でさえ、自分の行動に驚いていた。
「い……いやらしいのはあんた達じゃない!
 害獣のくせに、人の裸をじろじろと眺めて……
 姉さんだって、好きでこんな胸してるわけじゃないのに!」
 自分の言ったことを棚に上げている、と沙織は思う。
 だが、魔物に言われると、どういうわけか無性に腹が立つのだ。
「ほほう、害獣呼ばわりとはな。
 どうやら、私たちは先に妹の方に屈辱を味あわせなければいけないらしい。
 それ、もっと生意気な言葉を吐いてみろ。
 後で泣いて詫びさせてやる」
 魔物がじりじりと寄ってきても、沙織は気にしなかった。
 目に涙を蓄え、弱弱しく胸を隠している姉を見ていると、
 不思議と、勇気がいくらでも沸いて来る。
 沙織は平時の自分を取り戻し、魔物をギリッとにらみつけた。
 しかし――
「さおちゃん、ダメッ!」
 美愛は沙織の元に駆け寄ると、そのままの勢いで押し倒した。
 アスファルトで背中を打った沙織が、激痛の中で目を開けると、
 目の前に姉の顔があった。

153 :
 どきり、とする。
 こんなに間近に姉の顔を眺めるのは何年ぶりだろう。
 それに、こんな真摯で、訴えかけるような表情を見るのは初めてだ。
「よく聞いて。私はまだ魔力が残ってるから、魔物にひどいことされても耐えられるけど、
 さおちゃんはすぐに壊されちゃう。だから……」
「嘘ッ! 嘘よっ! 昔から姉さんはそうして強がって!
 魔力なんかなくても私は……」
「黙って!」
 姉の剣幕を目の前に、沙織の声はかすれた。
 本気で姉にしかられたのは、初めての気がする。
「クク……姉妹愛というものか。
 未知の概念に免じて、お前から犯してやろう。魔法少女!」
 沙織は姉の肩越しに、信じられないものを見た。
 今までは何も付いていないかと思われた魔物の股間から、
 柱状の物体が隆起し始めたのだ。
 黒い柱はむくむくと、硬くなりながらそそり立つ。
 沙織は呑気にヘビ花火を連想してしまうが、これは明らかに――
 それに、魔物が「犯す」と言っているのは――
「さあ、魔法少女。同属の無念を晴らさんがため、最高の屈辱をお前に!」
 魔物が、コスチュームのミニスカートを、はねのけるようにめくる。
 続いて白のパンツを、邪魔な布切れだと言わんばかりに、膝までずり落とした。
 魔物を受け入れる覚悟をした美愛も、さすがに股間を後ろ手で隠した。
 しかし、魔物の剛直が、コツコツと美愛の手を叩く。
 美愛が拒否できないことを見抜いた、時間をかけたいやらしいノックだ。
 実際に、逃げ場は無い。か細い妹の呼気が、美愛の頬を撫で続けている。
 美愛は眉根を寄せ悔しがりながらも、手を外すよりなかった。
 魔物は美愛の表情をひとしきり堪能すると、肉棒を一気に美愛の股間へと挿入した。
「あああああああああッ! うぅああああああああっ!」
 美愛の秘部は、突然の魔物の進入をかたくなに拒み、
 魔物の逸物を締め付け、押しつぶそうとする。
 しかし魔物はそれに構わず、ゴリッ、ゴリッ、と音を立てるがごとく
 自分の男根を突き入れている。

154 :

「つうあああッ! ぐうううううっ! はぐっ、あああああっ!」
 身体を仰け反らせ、乳房を激しく揺らしながら、美愛は慈悲なき挿入に耐える。
「ね……姉さん? 私、なにを、されてるのか……
 姉さん、どいてよ、そこ……」
 姉を押しのけようとする沙織の上に、美愛は再び覆いかぶさった。
 沙織を抱きしめた腕に力が入り、制服の下の肌ににアザを付けてしまいそうだ。
「さおちゃんは……ぐうぅっ! ぜんぜん、心配する必要、ないっ! から……
 うああああっ! わっ、たし、大丈夫……ううううッ!」
 明らかに平気ではない。
 魔物の残忍なストロークは、常人ならば痛みに狂い悶えるか、
 気絶を選ぶほどの強力なものだ。
 しかし、魔法少女ならばそれに耐えてしまう。
 それどころか、魔物の怒張を圧縮するように締め付け、
 常人を犯すのとは比にならない法悦を魔物に与えてしまっていた。
 魔法少女は魔物を狩る存在でありながら、
 魔物にとっては絶好の性欲処理の対象だった。
 悦楽を貪る為に、魔物は全力でペニスを突き入れ、
 美愛の膣襞をえぐり取るがごとくに蹂躙する。
「ぐああっ!深っ……いぃいいっ!」
 ズチュ、ヌチュ、と往復を繰り返す男根に、バックで突かれ続ける美愛。
 乳房が衣服越しに沙織の胸部に押し当たり、扁平に形状を歪ませている。 
 その形の良さが永遠に失われてしまうのではないかと憂慮されるほどに、押し広がる。
 貧乳の沙織でも、胸を押しつぶされ痛みを感じている。
 美愛が胸にさえ激痛を感じてしまっているのは、容易に想像できた。
 さらに、足もアスファルトの凹凸で擦れ、
 白い美脚に無数の擦過傷を刻んでしまっている。
 魔物は、涙を粒にする敗北の魔法少女の成れの果てを見て、サディスティックに笑う。
「ほう……性器の中のこの感触、てっきり処女かと思ったら、男性経験があるらしいな。
 いよいよもって淫乱なのだな」
「は……はは……あいにく初めての相手はっ、んうぁっ! あ、あなたたちなんだよね」

155 :
 ただでさえパニック状態の沙織は、姉の言葉に驚愕した。
「姉さん……嘘……い、いつ!?」
 美愛は口元を少し上げると、両手を広げ、右手の指をいくつか折った。
 沙織は、一瞬意味がわからなかった。
 しかし、それが数字であることに気づくと、
 胸から、キリで突かれたように痛みが沁み出てきた。
「それからも、少し……ね……」
「ば、馬鹿ッ! ど、どうしてそんな事を私に言わなかったんですか!」
「えへへ……お母さんと、お父さんは、知ってるんっ……! だけど、
 さおちゃんには、う、くうっ! ショックが大きすぎるからって……んんんっ!
 だからねっ! 初めてじゃ、ああっ! ないからっ、私、そんなに痛くな……」
「お前らああああアッ! うああああああっ!」
 沙織は怒りを爆発させ、魔物に殴りかかろうとした。
「さおちゃん、抑えて」
「おさえてられるかあアアアアアアッ!
 してやる! 魔物どもおおおッ!」
「抑えてって言ってるのよッ!」
 ダンッ! と、沙織は地面に叩きつけれた。
 背骨が折れるような激痛が、沙織の体内に響く。
 美愛の顔からは、持ち前の余裕が完全に消えうせていた。
「私、さおちゃんのことっ! ……っ! とっても大事なの。
 さおちゃんは……ふ、普通の人間、だから……うああっ! 傷つけたく、ない、よっ……!
 〜〜〜ッ! ぁひっ!…………それに、こういうことは、ちゃんと、好きな人と……
 ふいいっ!? ……あぐっ! ……………ぁっ…………!
 ……し、して、欲しいから……お願いぃっ、私の言うこと聞いて……ッ!」
 今現在も、魔物の抽送は続き、
 美愛の尻はスカートがめくれ上がるほど大きく振られている。
 最初は前後方向だった魔物の突き入れは、
 美愛が自身を捧げるように腰を動かしていったせいで、
 今やほぼ垂直方向に向きを変え、美愛の白桃のごとき双臀をたゆませていた。
 一突きごとに幼顔が苦痛に歪んでいた。妹に向けてひねり出された笑顔も、泣き顔にしか見えない。

156 :
 抽走の激しさに加えて、魔物はリズムを変え続け、少しの適応も許さない。
 自分をかばい、守ってくれている姉の、呻き声を我慢しながらの必の哀願を、
 沙織は唇を噛みながらも受け入れざるを得なかった。
「ふむ、その娘がよほど大切なようだな。
 しかし我々にその要望を聞き入れる必要はない。
 おい! お前も回復しきっただろう。下の娘相手に楽しんだらどうだ?」
 美愛を犯している魔物が、先ほど美愛に倒された魔物に声をかけた。
「うーん。魅力的だな。線が細い癖に強気だっていう、人間の女を犯すのはよ。
 どうしようかねえ……」
「さ、さおちゃんを!? よしてえっ! 
 私なんでもするから! なんでもするうっ! だから妹はあっ!」
「へへ、そうか。じゃあ……」
 魔物は美愛に近づくと、邪悪な面持ちで美愛の顎に手を当てた。 
「俺のは、口で気持ちよくしてもらおうかな」
「く、口……? い、いいよ。早く……して」
「言葉づかいがなっちゃあいないな。
 俺はいつでもお前を蹴り飛ばして、下の小娘を犯せるんだぜ?」
「え……?」
 目をつぶり、小さく口を開けるだけでも屈辱なのに、
 魔物は屈服さえも要求してくる。
 だが、なんとしてでも妹を守りたい美愛にとって、
 たとえ顔から火が出るほどに恥ずかしい事だとしても、
 そんな要求は些細なことだった。
「お……お願い、します。
 私のお口に……貴方の、その、あぅ……ぺ、ペニスを、入れてください。
 お口の中、どんなにされても構いませんから……
 いいえっ! ぐちゃぐちゃに……して下さいっ!」
「ギギッ! やらしい女だ。望みどおりにしてやる」
「ありがとう、ござい……んむうううっ!」
 魔物が魔法少女に男根をくわえさせることは滅多にない。
 少量の魔力でも歯にこめれば、魔物のそれを食いちぎることは可能だからだ。

157 :
 しかし、美愛は極太男根で口内を蹂躙されているにもかかわらず、
 舌を動かし、魔根をねっとりとなめ始めた。
 妹を犯させないためには、自分が魔物の性欲を解消させなければならないという、
 それは、悲壮な決意だった。
「んぷっ…ちゅう、ぷはぁっ、れろっ、んっ、んちゅう……」
「ははっ! 魔法少女が舐めてやがる! おい、お前最高だよ!
 俺を傷つけたことは不問に処すぜ!
 こんな思いができるんなら、何度でも倒されてやるよ!」
「あり、ふぁと、ごじゃいます……んうっ、ぢゅぷっ、ちゅろっ、んぢゅるるるっ……」
 美愛の小さな口は、魔物の男根を受け入れるにはあまりにも窮屈だ。
 亀頭が喉の粘膜を刺激し、嘔吐感さえこみ上げさせる。
 しかし、美愛はピンク色の唇を裂けそうになるまで広げ、
 舌を懸命に這わせて、口腔をえぐる男根を歓待している。
 魔物の肉棒を噛み千切る気になれば、
 杖が無くても、もう1体の魔物から逃げおおせられるのかもしれない。
 しかし、取り残された妹は、魔物の餌食だ。
 必に妹を想いながらの、美愛の積極的な舌づかいは情熱がこもっており、
 過去に味わったことがない極上の快感を魔物に与えていた。
「ぢゅるるっ、んっ、――〜〜っ!! んんっ! ふぐうんっ! んんんんんうっ!」
 突如、美愛は目を見開き、悶声をあげ始めた。
 女性器を犯していた魔物が、ドリルのような動きを自らのものに加え始めたのだ。
 もはや、性交渉と言う生易しい言葉で表す領域ではなかった。
 秘壷の神経を全てズタズタにするほどの衝撃が、断続的に美愛を襲っている。
「この淫乱魔法少女が! 私達が好きなんだろう? 遠慮しないでいいぞ」
「ぎゅううううっ! んみゅっ! ぷはあっ! やめてえっ! そんな激しいのおおっっ!
 ……んぐうっ! んぎゅうううううっ!」
 たまらずに音を上げる美愛だったが、魔物が意に介すはずがない。
 仮借なく振るわれる肉槌に対し、美愛の動きが従順さを増してきた。
 沙織の頬に、美愛の汗が飛び散る。
 魔物の責めに体力を削られている証拠だった。
 妹の為に献身した魔法少女は、その高潔な意思に関わらず、
 魔物に壮絶に責められ、淫らに腰を揺らす肉人形に変貌しつつある。
「んうううっ! あめぇ……にゅああっ!? 〜〜〜〜ッ! 〜〜〜〜〜ッッ!!」

158 :

 魔物は美愛の尻の向きを自分の正面へと戻し、
 魔物の長根を受け入れ続ける美愛に対して、
 パシンパシンと乾いた音を立て、腰を打ちつけ始めた。
 尻は見る見るうちに腫れ上がり、
 魔物の嗜虐心を満足させる媚尻へと、あえなく改造されてしまう。 
「んうっ! ぷひゅうっ! んごおっ! んにゅううううっ!」
 鼻で必に息を取り入れながら、美愛は魔物に犯され続ける。
 下で一部始終を見ていた沙織の目から、自然と涙がこぼれた。
 酷すぎる。女の子がされる仕打ちではない。
 ストロークの衝撃も、魔物から臭う鼻を摘むような下卑た牡臭も、
 姉が身を張って軽減してくれてはいるが、全てが沙織に伝わってくるようだった。
 姉の身体の細かい震えも、伝わった。
 沙織のことを必でかばっていても、
 自分の身体を、いいように弄ばれることを怖がっているのだ。
 姉は、いつもこんな凄惨な事をされながら戦っていたのだろうか。
 普通の、当たり前の少女であることを捨ててまで――
 沙織は、考えも無しに姉を羨ましがっていた自分が情けなかった。
 自分を守ってくれている姉に、何かを、何か償いをしてあげたかった。
「はは、あんたも相当良いらしいな」
「非処女だが、締まりは格別だ。もう出るのも近いかもしれん」
「へへへ、俺ももう出るぜ」
 美愛は目をきつく閉じ、魔根をくわえたまま、首を左右に振り始めた。
 『出る』という言葉に、異常に反応している。
「んんんっ! ひゃうあああっ……もう、んうっ! はんにゃの、ひゃらあっ……!」
 口を犯す男根にも動きが加えられ、口内を前後に突くようになっていた。
 美愛は身体を仰け反らせ衝撃を逃がれようとするが、
 背骨を軋ませても、前後同時の責めに対しては無意味である。
 口と秘部との非情な二穴責めに、魔法で強化された全身の筋も断裂寸前だった。
 できるだけ胸をクッションにして、
 下にいる沙織に身体を叩き付けないようにするのが精一杯である
「うむっ! そろそろ出るぞ!」
「ひょ、ひょんなあっ!」

159 :
「おい、俺の出したのはちゃんと飲み込めよ。
 お前の口じゃ、小さすぎてこぼれる……だろ?」
 美愛の下には、小さく身を震わせている沙織がいる。
 沙織の指は、いつの間にか美愛の指に絡められていた。
 それが、姉に対してできる唯一のことだった。
 今まで、苛酷な戦いと関わってこなかった少女は、
 口をパクパクと動かしはするが、姉にかける言葉は既に失われている。
 しかし、指を通したコミュニケーションでも充分だった。
 美愛が激しく責められる中、沙織の長い指が、姉の手の甲を撫でる。
 全身を通じて、熱いほどの体温の交感が行われている今でも、
 お互いに、指にほんのりと伝わるぬくもりを感じ取ることができた。
 かつて慣れ親しんだ感触に、美愛が、そして姉妹互いが勇気付けられる。
 魔物に媚びるようだった美愛の目つきが、
 戦う者の矜持を取り戻し、魔物をにらみ据えた。
「おおっ! 一層締め付けてきた!
 出すぞっ! ぐおおおおおおおおおっ!」
「俺もだ! るああああああああああっ!」
「んぐっ! むうっ! ぐうううううっ!
 さおひゃっ、さおひゃまもゆっ! まもゆのおおおおおおおっ!
 んぐううううううううんっ!!」
 魔物2体が、おびただしい量の精液を放出する。
 堅固に保った美愛の意識をもあっさり吹き飛ばしそうだったが、
 美愛は瞳にすぐ決意の色を取り戻すと、嚥下を開始した。
「んぐうっ! ごきゅんっ、ごきゅん、んじゅるっ、ごくっ、んぐっ、ごくっ……」
 口をペニスに吸い付かせ、口腔に噴射される精液を飲み干し続ける。
 粘り気のある精液は舌に絡みつくが、休めばすぐ口腔を満たし、下の妹に降りかかるだろう。
 小さな舌を絶え間なく動かし、気管へと流れ込まないよう、猛り狂う精液を食道へ導いていく。
 その様子を下から見ていた沙織は、
 姉の喉仏がいつまでも動いているのを見て、身をおののかせた。
 男の生殖器から精液が出る事は沙織も知っていたが、
 そんなものを飲まされるのは、尿を飲まされるよりも屈辱的だ。
 逆の立場なら……妹を魔物に差し出し、自分は助かろうとするだろう。
 いつも自分を非難する、魔力が無い異人種の妹を捨てて。

160 :
 どうして姉は、人間の尊厳まで捨てるような事をして、自分を守ってくれるのか。
 沙織は姉の行動に対して畏敬するとともに、
 一種の困惑が生まれ始めていた。
「こくっ……こくっ……んぐっ、ぷっ、れろ、ちゅっ、れろっ…………ぷふぅっ」
 精液が滴り落ちないように念入りに舌で清めてから、
 美愛は、きゅぽ、と音を立て、男根を吐き出した。
 ほぼ性奴隷同然に魔物に奉仕し、
 口と性器を魔物の精液で満たしてしまった彼女は、
 状況からすれば、哀れな敗辱の魔法少女と言えるだろう。
 しかし美愛は、水音混じりの吐息をつきながら、
 妹を守りきった達成感に陶然とし、顔をとろりと緩ませていた。
 まるでそれが、自らの至高の体験であるかのように……

161 :
投下終了です
後編も手直しをして近いうちに

162 :
あと、タイトルに(前編)を入れるのを失念していました
すいません

163 :
ショゴスさんはどちらかというと異世界ではなく地球上の産物ではないだろうかw

164 :
あらまw

165 :
魔法界の人類はウボ・サスラから古のものが作ったクトゥルフ神話に毒された世界で
こっちの地球は単細胞生物から進化した人類で旧支配者も幻夢郷も無いのだろう
第一リアルでショゴスなんて見たら正気度飛んでしまう、奴らはこっちの世界に居るはずがない
そう居るはずがないんだ…

166 :
>>161
GJ!
庇い合う女の子を一気にってなんか良いね

167 :
姉妹物も良いけど、姉弟物も良いかも
TH2のタマ姉みたいな万能最強姉が弟を盾にされて敗北して、目の前で破瓜・種付けとか

168 :
慰謝料が払えなければ、魔法少女の姉がウ=ス異本にされて、駅前に肉便器放置されてしまうと言うサンプル同梱の脅迫状

169 :
短いの投下ー。多分テンプレ的なモノ

170 :
「――ご町内の皆様――本日10:00より――」
 スピーカーを乗せたバンがのんびりとした速度で広報を行いながら田舎道を走っている。
「……マズい」
 それを背の低いアパートの、開け放した窓から聞いていた少女が頭を抱えて聞いている。
 学習机の上に広げたノートには、少女の年のころにしては随分と難しそうな英単語や計算式
「マズいよぉ……!10:00まであと二時間しかない……!」
 アパートのベランダまで出て、バンの背中に時間の無さを訴えてみても
 時計の針は決してその歩みを止めてはくれそうに無かった。
「こうなったら、手持ちの何かで…だめだ、大抵のネタは友達にばれてる…!」
 ベランダでわしわしと短い髪の毛を掻きむしるものの、アイデアの一つも出てこなかった。
「何としても新作を作ってお祭りに持って行かないと、また、バレバレの手品しかできないエセ魔法少女って言われる…」
 ベランダに干された可愛げのないぬいぐるみのようにぐったりと腕を垂らして沈み込む。
 この少女、自称魔法少女である。
 ごく普通に生まれて、ごく普通に育って、ごく普通に15歳の誕生日を迎えた夜。
 ごく普通の事のようにご両親に――
「あのね、実はお父さんもお母さんも魔法使いなの。当然あなたもその血を引いているの」
 と、言われたのが、ごく普通にお誕生日会の席上。
「わぁー、すごい、何か魔法使ってみてー!」
 と、友達からせがまれても、普通の生活しかできない女の子。
 そんなことが出来るはずもなく、友達をがっかりさせてしまったのが去年の話――
 回想を終了して、今年のお祭りで魔法を使って見せると心に決めて、ノリで友達に
 メールで告知、そして今。
題名:無題 本文:……ごめんむり
題名:Re:無題 本文:認めません
「……おのれ……」
 携帯電話を握り締める。
 ――因みに、両親の言う通り確かに彼女は魔法少女の一員だった。
 15歳の誕生日を迎えたら魔法の訓練を始めるという家訓に従い、手品めいた
簡単な魔法から手を出して、少しずつそのようなものを使えはしたものの、魔法に夢見る
友人を納得させるには至らず今に至る。
「こうなったら……少し危険だけど、練習中のアレをやるしか……」
 

171 :
 10:00、少女は町内のお祭りが行われる神社の、メイン会場から外れた
あまり人目に付かない裏山に友人と来ていた。
「さあ、約束よ、見せてもらいましょう!魔法少女の性能とやらを!」
 赤い服に身を包んだ、長髪の友人は、背も高く、すらりとしていて
 どことなく育ちの良さを感じさせる風貌の持ち主だった。
 それを目の前にすると背も低く、分厚いメガネをかけた少女としては
 少し居心地の悪さを感じることもあるけれど、それを訴えると
「何言ってんの、クラスで一番乳デカいくせに。この乳牛」
 なんて憎まれ口を叩かれる程度の友人関係なので、もはや言っても無駄だった。
「……その口調何?」
「昨日徹夜で全話見たの」
「あっそ……っていうか、それあんまり私の魔法楽しみにしてないよね?」
 怯む友人。一度目を背ける。
「眠れない位楽しみだったのよ?」
 少女は信用していないジト目を向けた。
「……もう。とにかく、これから見せる魔法は本物だからね!もう手品なんて言わせないんだから!」
 携帯電話のメモ帳に書き込んだ、魔法の呪文。それを読み上げるだけで後の難しいものは
 少女の中にある魔法の因子が処理を行ってくれる――
「変身とかしないの?ふりふり衣装はー?ジャージじゃつまんないよー?てかなんでお祭りにジャージ?」
「うっさい気が散る……きゃあ!?」
 炸裂音と共に眩しい光が二人を包む。
 魔法少女は自分の足に絡み付く何かを感じ、同時に友人の苦しげな悲鳴を聞いた。
 光が消え、白熱していた視界が元の性能を取り戻す。
 目の前にいるのは雑草に絡み付かれた友人の姿。
 友人のスレンダーな肢体に異常に成長した、毒々しい紫の花を付けた雑草がまとわりつき
 蠕動している。その度に股間や胸の谷間に回った雑草が擦るのか、その頬は熱を帯びている。
「こ、らぁ……何したぁ…」
 友人が涙を浮かべて睨みつける、その視線でようやく我を取り戻した少女は友人に駆け寄ろうとして
 自分も同じものに四肢の自由を奪われていることに気が付いた。
「………しっぱい、かなあ」
「もっとマシな失敗は無かったのかぁ……ひぃ!」
 抗議する友人の声が引きつる。
 魔法少女の鼻に甘ったるい匂いがこびり付き、雑草が手首を締め付け蠢くたびに
 皮膚の表面に甘く爪を立てられるようなくすぐったさにも似た快感が駆け巡る。
 友人の痴態の正体はこれかと気づいてもすでに遅く、雑草はジャージのファスナーにまで伸びていた。
「…ほんとごめん…」
 何も言えない魔法少女、何も返す余裕のない友人だった

172 :
 雑草はその茎や葉を伸ばし、くねらせ、器用にファスナーを下し
 アンダーシャツの中に滑り込む。
「ひぅ…!な、中に…!」
「実況するなぁ…!」
 服の上から全身を弄られる友人は、両手を無理やりに伸ばされ、万歳のポーズで
 背の高い木の枝にぶら下げられている。その薄い胸は今や無理やりに寄せて上げられ
 強制的に作り出された谷間で太い茎を扱かされている。
「もぉ、失敗なんて、くぅ、するから…んぶぅっ!」
 谷間の茎の先端から青臭い汁が勢いよく飛び散り、整った顔に吹き付けられる。
 溜まらず咽るその口に、濡れた茎が滑り込み、そのまま唇を連れ去るように引き戻されれば
 薄く理性的なそれがひょっとこのように無様に引き伸ばされる。
「んびゅぅぅ!」
 嫌と拒もうとする顔を正面から延びる別の草が抑え込み、太い茎は治まるところを知らぬように
頬が膨らむまで汁を放出し続ける。
「ふぶ、んむぅ……きゅぶぅっ!」
 とうとうおさまりきらなくなった汁が唇の隙間から、鼻から噴きこぼれ
 その勢いで大きく肩が弾む。
 力の抜けたその体、緩く失禁してしまった股間に、太腿を扱いていた雑草がにじりより
 柔らかな部分に触れるも、もはやショックで言葉の出ない友人は、爪先立ちになってその侵攻を
拒むのが精いっぱいだった。
 やがて二本の雑草は同時に柔らかな肉を掻き分け、ぬらぬらとした内部に侵入する。
「ひぎ…っ!」
 初めての行為であることも当然だが、二本同時の挿入に、抜けていた力が戻るように体が跳ねる。
「あぁっ!あひ、っ!」
 処女喪失の血と尿が混ざり合い、湿った音が聞こえる程の勢いで二本が交互に膣を貫く。
 それに混ざるように注がれる音は二本ともに青臭い汁を放出し始めているのか、一突きごとに
 湿った音は大きく激しくなる。
「うぁ、うぁあああっ!」
 やがて、友人のお腹はふくらみ、目に見えて汁が子宮に入り込んでなお放出されているのが解る。
「ひぃ、ひぃぃ、こ、これ、とめ…とめ、れぇ……!」
 辛うじて救いを求める友人の凌辱劇に、魔法少女はつらそうに顔をそむけた

173 :
 目を背けはするものの、魔法少女の体は催淫作用のせいだけではなく昂ぶりを感じていた。
 友人の痴態で欲情する浅ましさを否定するように頭を振るけれど、雑草はそんな
 心の余裕など与えぬと言うように、その豊満な胸に到する。
 アンダーシャツを引き裂かれ、大きな葉っぱが胸を包む。
 大昔の人の下着を彷彿とさせるその外見とは裏腹に、葉の裏側には無数の小さな雑草があり
 それがすべて乳房を擽るように蠢く。
「……ッ」
 目を見開く。虫にかぶれた肌を柔らかく撫でられるような掻痒感。
 膝が震え、込み上げる快感で吐息が熱くなる。乳首が屹立し、それを同じように
 優しく掻きむしられて、口元が厭らしく歪み、舌が覗く。
「は、ぅっ、はう……とめ、ないと……二人とも…だめに、なるぅ…」
 取り落した携帯電話を何とかしようとするも、とても手が届かず、無理やりに引き伸ばそうとする
 腕が痛む。魔法少女の因子と腕の痛みで辛うじて快感に落ちるのを食い止めている状態だった。
「んぇぇええ…!おしりゅぅ、もっとちょうらいぃ、気持ちいいお汁おまんことおくちに一杯飲ませてぇ。
私の小さなおっぱいもっと絞って擦っていいからぁ、おねがいぃ、おしるでおなかいっぱいにしてぇ」
 すでに友人の方は焦点の定まらぬ瞳で快感に溺れきっており、その卑猥な声が魔法少女の耳を犯す。
 そんな快感と理性のせめぎ合いは、雑草の新たな動きでバランスが崩れる。
「んな、何して……っぁぁああ!」
 乳首に絡み付く無数の細かい雑草、複雑に絡み合ったそれが激しく動き
 乳首の性感を次々と目覚めさせる。
「ひっ、ひっ、乳首…ゆるし、っ、て…」
 絶え絶えに懇願するも、徐々に乳首を揉み解す動きは、乳首そのものを引き伸ばすような動作へと変わり
 雑草の量も増えていく。
 そのうち最も細い雑草が、乳首の先端にめり込むと、メガネがずり落ちる程激しく体が震える。
「ぎっ…」
 中に何かを注ぎ込まれ、只でさえ大きな胸がさらに張りつめ、内側からこみあげる何かが
 強く乳首を刺激する。
「やっ、だ、ぁ……なにか、くる、でてくりゅぅっ!」
 下品な放出音とともに、胸が絞られ、母乳が吹きだし、喉を逸らして声も出せずに舌を突きだして震える。
 それらはすべて大きな葉が受け止め、のどを鳴らすような音と共に飲み干す。
ヘッドバンキングでもするように頭を振り乱し、地面にメガネが落ちて、前のめりの姿勢になれば
 大きな胸が重力に従って形を変え、偶然にも本当に乳牛が一頭乳搾りをされているような形になる。
「や、だぁ…こんな、かっこ…」
 恥じらう余裕もあればこそ、突き出すようにしたジャージの後ろにも雑草が入り込む。
「な、やめ…今やだ!今無理……んぎぃいいい!」
 後背位で処女を散らされる強い痛みを感じて歯を食いしばる。
「ふぐ、うぐ……ぎっ、ぃ…」
 雑草ではあるが、内壁を蹂躙するそれは想像上の男性を彷彿とさせ、屈するまいとする
 魔法少女を突き崩そうとその勢いを増す。
「っいい…ぃ、ぃっ!」
 喉が震え、汗がにじむ。最早友人を救う事だけを考えて必に耐える。
「〜〜〜!!」
 息を呑む。膣が雑草の思い通りにその形を教え込まされる。
 快感に正直に答えるように絞られるミルクはその量を増し、きつく目を閉じて耐える。
「ひぁ、ぁんっ、あぁっ、ひっ」
 声が漏れる。それを合図とするように雑草はその勢いをより激しくし、
 柔らかな肉が捲れ上がり、厭らしい音がその音量を増す。
「ふぇぇええっ、むりひぃいい、こんにゃのっ、がまん、むりぃいい!」
 尻だけを高く上げ、頭を地面に押し付けるような姿勢でついに表情をとろけさせ、屈服の悲鳴を上げる。
 それでもなけなしの理性は、チャンスを生かそうと携帯電話へと伸ばされていて――

174 :
 きわどいところで理性が勝利をおさめ、雑草は元の姿を取り戻していた
 少女二人は、着衣が乱れ、ぐったりとその場にしゃがみ込み、お互いに言葉もなく――
「……えーと……」
 どちらからともなく漏れた声は、正気に戻っており、とても気まずい。
「…………今度は、きちんとした魔法をみせなさいよ?」
「懲りてないんだ!?」
 あんな目に遭ってもなおきちんとした魔法を見たいと思う友人に、上ずる声。
 その調子にようやく笑みがこぼれて、やがて気まずい空気も弛緩していく。
「まぁ、魔法が見れたことには変わりないし、今回は水に流してあげる。今回だけは」
 斯くして――魔法少女の努力と葛藤の日々は続く

175 :
以上です。
一応魔法少女のスペックを
関山夏芽
身長154、バスト92のトランジスタグラマーなメガネっ子
魔法の才能はあまりない系の魔法少女。

176 :
投下乙
コス着ないタイプの魔法少女も好きです

177 :
そういえばここで散って行った魔法少女たちは何人くらい居るんだ?
まとめも止まってるし

178 :
十六夜さんのあと、5人もんでるんだよな……

179 :
次のクローンは上手くやるでしょう

180 :
コミーのミュータントめ!
ZAP!ZAP!

181 :
前纏めてくれた人またやってよー

182 :
可愛い魔法少女を、ニョロの触手で気持ちよくして上げたいニョロ

183 :
ニョロニョロって数が多い上に発電能力も持ってる優秀な触手だよね……

184 :
過疎ってるのう

185 :
ふと、思い付いたネタを投下させていただきます

186 :
 突き合わされた六つの机。
 食事と、そして放送室から流れる音楽と共に談笑する学生達。
 その中で一人だけ、浮かない顔をして小皿と向き合う少女がいた。
 彼女は周囲の様子を伺い、視線が自分から離れた事を確認する。
 小皿の上の物をそっと、と。ポケットの中に入れもう一度周りを見渡す。
 誰も、ただ一人さえも自分に対してなんらかの反応をした人間がいない事を確認すると一息。
 そして彼女は他の生徒達との会話に加わり、その表情はすぐに笑顔になった。
   雑魚魔法少女サディ第一話「最弱魔法少女、誕生!?」
 一月七日、年が明けて最初の授業日。
 学生達は二週間ぶりの旧友との再会に喜び、授業中の雑談も一際多くなっていた。
 それは四度の授業が過ぎ、給食の時間になってもまだ冷めやらぬ興奮。
 守られていたかは別として、本来授業中に私語は厳禁。
 そのルールの無い食事時ともなれば生徒達の盛り上がりがより高まるのも仕方の無い事。
 だが、ただ一人だけその反対の反応を示す女子生徒がいた。
 配膳された給食の、一番小さなお皿。
 それが彼女の心を縛る。
 苦手なものを食べずに済ませる為に取った行動。ちょっとしたズル。
 それが、彼女の運命を大きく変える事となった……。

187 :

 外は夕暮れ、響くチャイム。
 帰宅していく少年少女達。
 ポケットの中に、ちょっと変わったものを入れる事になった彼女もまた自宅へと向かっている。
「これ、どうしよっかなあ……」
 ポケットから一つそれを取り出しながら溜め息交じりに呟く。
 出席番号18番、幸田宇美。誕生日は十月四日で血液型はA型。
 国語と数学が得意で、理科と社会は普通、体育は少し苦手。
 授業態度は極めて真面目で、先生達からは優等生だと思われている。
 そんな彼女が苦手としているもの。ポケットの中に隠したそれは――
 ちりめんじゃこ。
 稚魚を干して作られたそれを彼女は嫌っていた。
 というよりも、基本的に海産物はだいたい苦手なのだ。
「どっかに猫でもいないかな。捨てるのはちょっと抵抗あるよ」
 と、帰宅路途中で周囲を見渡す。
 電柱の影にでもいないかと、そっと近づいて覗き込む。
 すると、そこには。
 イワシの頭。
 頭だけだ。身体に当たる部分は一切無い。
 しっかりと乾いている様子から最近ここに捨てられたわけではなさそうだ。
 それでも、見ていて気持ちのいいものではない。
「うわぁ……」
 がっくりと肩を降ろした宇美はそれを見なかった事にして帰る事にした。
 ポケットの中のそれは、やっぱり捨てるしかない。そう考えていると。
 大きな音がした。何か重いものが倒れる音。
 続いて、ガラスが割れる音。そして、人々の悲鳴。
「な、なに!?」
 音のする方へ、彼女は駆け出した。

188 :

 辿り着いたのは商店街。音の原因はすぐに分かった。
 全身濃いピンク色をした筋肉質の大男達が三人。白パンツ一丁で暴れまわっている。
 周囲の建物を手当たり次第に殴り蹴り、破壊していく。
「な、なにこれ」
「うむ、説明しよう」
「だ、誰!?」
 ほぼ耳元に近い位置で聞こえる低音の声の方に宇美は振り向く。
 そこにいたのは、先程の打ち捨てられたイワシの頭。
 それが、空中に浮いていた。
「……」
 沈黙。唖然としてじっと見ているとイワシの頭は顔を宇美に向けた。
 魚と真正面に向きあいにらめっこをするような格好になったまま数秒。
「もっとなにこれー!?」
「なにこれ、とは失敬な。儂こそは鰯の頭の神」
「イワシの頭の神さま?」
 なにそれ、と言わんばかりに首を傾げる。
「うむ。彼奴等を止める為にシンカイよりやってきた神の一柱である」
 彼奴等、とは破壊行為を繰り返している連中を指している事は明白だった。
「え! あの変な人達止めてくれるの!? ……というか出来るの!?
 頭しかないのに!? どうやって!?」
「まったく、質問の多い女子。いや、小女子よ」
「こ、小女子って……そんな呼ばれ方したのは初めて」
 そもそも魚類の一種であって、人を指して使われるような言葉ではない。
「そんな事はどうでもよいのだ。なんにしろ、彼奴等を止めるのは儂一人では無理だ。
 まさに手も足も出ぬだろうよ。そもそも手も足も無いこの身ではな」
「だよね。じゃあ、どうやって?」
「それはだな……こうだ」
 鰯の頭の神は一度、そのんだ目を光らせるとそれに反応したかのように宇美のポケットが光る。
「な、なに!?」
 慌ててポケットの中の物を取り出すとそれは。
 白く光り輝くちりめんじゃこ。
「そいつを食らえ。そうすれば小女子よ、お主は彼奴等に対抗できるだけの力を得られるだろう」
「えー……私、あんまりお魚好きじゃなくて……」
「好き嫌いなど言っている場合か!」
 口をパクパクさせながら、威圧するようにその顔を思いきり近付ける。
「ひっ! わ、分かったよぉ……一匹だけでいいよね?」
「構わん。さあ、早く喰らえぃ!」
「は、はいぃ!」
 急かされるままに一匹のちりめんじゃこを口の中に放り込む。
 そして、それを味わう事も無く飲み込んだ。

189 :
 すると、彼女の着ていた服が光に包まれていく。
 少女の身体が一回転。
 その間に、光となった服は身体から離れ少女は裸体を晒す。
 しかしそれは一瞬。すぐに新たな服へ形を変え宇美の身体に張り付く。
 その右手には背丈ほどある一本の巨大な骨が構成される。
「海より来たりし小魚の力! 魔法少女マジカル☆サーディ、陸上!」
 その服装は深い紺色のぴったりと身体にフィットした馴染みのある、とある格好に酷似していた。
 スクール水着。
 一番の違いと言えばその下腹部を覆う布地。
 少女の大切な部分がギリギリ、本当にギリギリ見えない程度にU字型に穴が空いている。
 申し訳程度の下腹部の布もあまりにぴったりすぎて、割れ目の形がくっきりと形が分かってしまう。
「な、なに今の台詞!? ……って、この格好も何!?」
 それに気付いた少女は、内股になりながらその右手に持った大きな骨を股に挟み必に隠す。
「ふむ。これは驚いた。小女子よ、お主……魔法少女としての才能がまるで無いのだな。
 よもや、服装の再構成すらまともに出来ぬほどに魔力が薄いとは」
 これだから最近の若い者は、などと呟きながらその頭、というよりも全身を横に振る。
「な、なんか私のせいみたいに言われてる……」
「そうだな、小女子のせいだ。ネームプレートの構成もされておらぬようだしな。
 これは撤回せねばなるまい。彼奴等に対抗できるだけの力を得られるといったが、あれは無しだ。
 彼奴等が一体だけの時、後ろからそっと近づいてその手に持ったカルシウムロッドでタコ殴り。
 そうして圧倒的に優位な状態にしてから戦って、運が良ければ勝てる、かもしれない程度の力だ」
「よ、弱い! 弱いよ!?」
 下半身を隠した格好のまま、魔法少女は鰯の頭を非難する。
「仕方があるまい。ついでに説明しておこう。彼奴等は『ヤマの欲望』という存在だ。
 人の罪を見続けてきた閻魔が溜めこんだ『私も人間のように好き勝手をやりたい』という欲望。
 それが形になったものだ。今、目の前にいる連中は『サンサイズ』と呼ばれる最弱の存在。
 その分、人数を揃えて現れる。
 本来なら十体以上で活動することが多いのだが、今回は幸運のようだ。……本来ならば、だが」
 一体一から、不意打ちをしてやっと勝てるかもしれない相手。それが三体ともなれば。
 当然、それは幸運などではない。
「か、勝てない……よね」
「無理だな」
 あっさりと一蹴。
「な、なんで私を変身させたの? 魔力ってのが低くて戦えないなら私以外の人の方がいいじゃない」
「イワシとの縁だな。誕生日が十月四日でイワシの日だった事、そしてイワシを携帯していた事。
 それだけの理由が揃った事で、私はその縁を頼りにこちらに来る事が出来た。
 魔力など見ていなかった、というよりも魔力など見えぬ。鰯の頭にそのような真似が出来るものか」
 理不尽な、と魔法少女となった宇美は思う。
「……戦わないと駄目?」
「いや、逃げていい。というよりも逃げるべきだ。ここは諦めるべきだろうな」
 あっさりと、そう言われてしまうとなぜか戦わなければならないような気がしてしまう。
「……私、実は意外と強いとかないかな?」
「儂には魔力が見えない以上、その可能性も無くは無い。
 ただ、衣装構成さえ自動で出来ないような魔力の小女子がそのような力を持っているとは思えん」
「そっか。……一回だけ、攻撃してみる。
 もし、本当に弱かったら急いで逃げるから。だから――」
「犯されるぞ」
「え?」
「犯される、そう言ったのだ。彼奴等は欲望の塊。
 そこに、そんな格好の小女子が近付けばどうなるか火を見るよりも明らかだ」
 自分の身を、そこまで危険に晒す事が出来るのか。
 ほんの数秒前まで普通の少女だった。
 いや、魔法少女となった今でも、その精神は変わらず少女のまま。
「……諦めるしか、ないのかな」
 だから、そこまでの度胸は彼女には無かった。
「ああ。安心しろ、彼奴等は雑魚。暴れるだけ暴れれば満足して消滅する」
「そ、そっか。それじゃあ逃げて――」

190 :
「そう言わず、ゆっくりしていけよ」
 地響き、足元のコンクリートがヒビ割れる。
 そして気付けば相談する一人と一匹の前に突然現れた男。
 どこからか飛んできて、そして目の前に着地したのだろう。
「『デザイアー』。幹部クラスが……まさか、よりによってこんな時にとは……!」
 イワシの頭の神の声が震えている。
「だ、誰……!?」
「そうだなあ、簡単に言えばそこで暴れてるやつらの上司みたいなもんだ。
 珍しい魔力の流れ、といっても微弱なやつだったけどな。
 ともかく、それを感じたんで俺自らこっちに来てみたってわけだ」
 褐色の肌に、赤い髪。一見、普通の大男に見える。
 ただし、魔法少女となった彼女は圧倒的な威圧感を彼から感じていた。
「あ、あぁ……!」
 足が震える。
 心が委縮する。
 恐ろしくて恐ろしくて、仕方が無い。
 そんな彼女の取った行動は。
「い、やぁ――!」
 攻撃。
 恐怖故に、何も考えず。
 現状から逃れるためだけに。
 カルシウムロッドと呼ばれるその巨大な骨で、男の胸のあたりを叩く。
 一度、二度。
 打撃とも言えないような、軽い攻撃。
 三度目を叩きつけようとした時、カルシウムロッドの動きが止まる。
 男によって、その杖を掴まれていた。
 一握りすればあっさりと杖が砕け散る。
「あ……」
 膝から崩れ落ちるサーディ。
「駄ー目だなこりゃ。戦いにもなりゃしねえ。向こうでサンサイズと一緒に暴れてる方が楽しそうだ」
 そう言うと男は魔法少女に背を向けて歩きだした。
「まずいぞ……デザイアークラスの連中ともなれば、暴れているだけで消滅するような事も無い。
 このままでは、軽くこの町一つは破壊し尽くされてしまう」
 イワシの頭の神の言葉が少女を更なる絶望へと叩き落とす。
「そ、そんな……」
「どうにかして止めなければならない。が、そんな手段は無い」
「……」
 膝をついたまま、拳をぐっと握るサーディ。
 立ち上がり、そして男に向けて声をかける。
「待って!」
「あん?」
 男が振りかえると、彼女は再び座り直し。
「この町を壊すの、やめてください……。あの、サンサイズって人達も、止めてください……
 上司なら、言う事って聞きますよね……?」
 土下座をした。
「はっ。……ああ、出来るぜ嬢ちゃん」
 コツコツと、土下座している魔法少女の側へ再び歩き出す。
 土下座する彼女の視界に、男の靴が入った。
 一瞬の空白の後、男はゆっくりと膝をつき、そして両手で彼女の肩に手を置いた。
「分かった。俺もあいつらも今日は暴れるのをやめてやる」
「ほ、本当、ですか!?」
 そうして顔を上げた魔法少女の目の前に。
「その代わり、ほれ」
 男のイチモツがそそり立っていた。

191 :
「ひ、や、いやぁ!」
 少女は急いで目を背ける。
「ほら、嫌がってないでしゃぶれよ。
 その辺ぶっ壊さないでやるんだから、その分俺の欲望を満たしてもらわないとなあ」
「ん、んぐぅ……」
 そう言われてしまっては少女は抗う事が出来ない。
 その小さな口の中の奥深くまで、男性器を受け入れた。
「ほお……ちっちゃい癖にやわらかい。いい尻だ」
 男はサーディにフェラをさせたまま姿勢を前に倒し、少女のコスチューム越しの尻を揉みしだく。
「ぅ、うぅ……ん、ぅ……」
 ほぼ土下座の姿勢のまま、くすぐったそうに身体を揺らす。
「ほら、ちゃんと口動かせよ。いい尻はしててもフェラは下手だな。
 ……ああ、見た感じガキだもんな。やった事ねえのか。
 んじゃ、こういうことも初めてだなっと」
 紺色のコスチュームからはみ出したお尻を掴むと、広げるように左右に引っ張る。
 すると、コスチュームはお尻の割れ目の中に沈み込み、Tバックのような形になってしまう。
 男は僅かに衣装をずらすとその太い指でお尻の穴を軽く撫でる。
「んぅー……! んー……!」
 口の中にある異物のせいで、抗議の声を上げる事が出来ない。
 そもそも、抗議など出来る立場ではない。
「どうだ嬢ちゃん。チンコしゃぶりながら尻穴触られるってのは。
 それが初めてだってんだから最高だろ?」
 必で首を横に振るサーディの姿を見て、男は笑う。
「そうかそうか、そんなに嬉しいか。それじゃあ、もっとやってやるよ」
 撫でるだけだった指は、そのままわずかに、アナルの中に挿入された。
 びくり、と魔法少女の身体が震える。
 ゆっくりと、時計回りにその指が動かされる。
 一周すると、こんどはその反対の向きに。
「うぅー……! うぅー……!」
 アナルに挿入していない方の手はしっかりと尻を掴んで手前に引き寄せてしっかりと固定している。
 少女はどうにかして逃れようとするが、どうしても逃げられない。
 回転を数回繰り返すと、挿入する指が僅かに深くなった。
「おら、さっさと俺をイかせないと嬢ちゃんの初イきがアナルになっちまうぞ」
「っ!」
 その言葉に反応し、抵抗するだけだった動きはしっかりと自分なりのおしゃぶりになる。
「それでいいんだよ。……っと、そろそろだな。出るぞ!」
 サーディの口の中で、熱が二度、三度と爆発する。
 口から取り出された男性器が、今度は彼女の顔に精液をぶちまけた。
 強烈な臭いが彼女を襲う。
「う、ぇ……ごほっ。うぇ……」
 口内に溜まった精液をこぼしながら、自らの意思でもそれを吐きだしていく。
「ふぅー……よかったぜ。んじゃ、俺は帰るわ。また会ったら楽しもうや。
 それじゃ、そいつらもしっかりと楽しませてやれよ。消滅するまでな。
 ……お前ら! このガキとしっかり楽しめよ!」
「オォーーーー!!!」
 三体のサンサイズは声をかけられると右腕を高く伸ばし、唸り声とも歓声とも取れる声を上げた。
「げほっ、な、なんで……」
「あぁ? 今ヤったのは。俺が暴れない為の分。これからはあいつらが暴れない為の分。
 しっかり奉仕してやれよ。じゃーな」
 そう言うと男は跳躍し、その姿を消した。

192 :
 代わりに濃いピンク色の男達がゆっくりと近くに寄ってくる。
 うずくまった格好の魔法少女を腋から持ちあげ、無理矢理立たせる。
 そのまま背後でその肩の布を横に引っ張り、ずり下げた。
 すると、ほんのわずか膨らんだ乳房と、桃色の乳首。
 そして紺色コスチュームの裏側の白い下地が曝け出される。
 背後の一体には胸、特に乳首を重点的にいじられ、
 また別の一体からは下腹部の空いた隙間からあっさりと女性器に侵入されその手で触れられ、
 最後の一体は腋を重点的に舐め続けていた。
 良いように弄ばれた挙句。
 最後は背後にいたサンサイズに両腕を、股間の中に手を入れていた固体に両足を掴まれて。
 身体を宙に浮かせたまま。
 ――彼女は、何の抵抗も出来ずその処女を奪われた。

 雑魚魔法少女サディ第一話「最弱魔法少女、誕生!?」  おわり 

193 :
以上となります。
ありがとうございました

194 :
投下乙
好き嫌いした挙句の果てにフルコースを食らってるが大丈夫か?
まだまだ先になるのかもしれないが出世に期待

195 :
ヴァルバトーゼ「目覚めよ!今こそその身に眠れるイワシ力を発揮する時!」

196 :

そりゃまぁ「鰯の頭も信心」とはいうがw
さすがは鰯、弱い弱い…
なんというか溺れてる時に藁を掴んでも、結局助からないってコトだよね?

197 :
溺れてる人はわらにも縋るっていうだけで、わらが応えてくれるかは別問題だからなw

198 :
後編投下します
前編からかなり間が空いてしまってすいません
前回書いたとおり、レズ(和姦描写有り)&一般人(かな?)陵辱です
スレ違いな癖に長いので、後編ごとスルーを推奨

199 :
「へへへ。出してやったぜ。口どころか、内臓もドロドロだろうな」
「ああ。これからが楽しみだ」
 沙織の胸は締め付けられた。まだ魔物たちは、姉を陵辱する気でいるのか。
 姉はぜえぜえと息をつき、魔法少女として強化された体力も限界まで削られているのは明白である。
 姉の様子を観察していた沙織は、その身体が細かく震え始めたことに気づいた。
 唇が何かに耐えるように、真一文字に結ばれている。
「姉さん、大丈夫?」
 沙織は美愛の腕に手を触れた。
 それはただの気遣いであったのだが、
「ひゃんっ!」
  
 美愛の身体がビクン、と跳ね、沙織の手を弾く。
 傷に触れて、痛がらせてしまったのか。
 いや、それにしては何かが……おかしい。
 姉は額に玉のような汗を浮かべ、荒く肩を上下させていた。
 それに、虚ろな目をしている。意識がはっきりしていないのだろうか?
「ふふ、我々の精液には媚薬効果があってな。
 より女を辱めるための、かつての設計主の工夫だ」
「……びやく……媚薬!?
 あんた達、どれだけ姉さんをいじめれば……!」
 沙織は魔物に対し嫌悪感をむき出しにした。
 沸騰しそうなくらい腸が煮えくり返っている。
 しかし、魔物は沙織の剣幕を気にもとめず、顎を突き出した。
「おい、妹!」
「な……なによ」
「姉を犯してみろ。貴様も女なら、女体のどこが感じるかを熟知しているだろう。
 姉のいやらしく調教された肉体を存分にもてあそぶがいい」
 沙織が魔物の提案の意味を、性行為をするという事だと理解するには、
 少々時間がかかった。
 女が女を犯す? 妹が、姉を犯す?
「そ、そんな事するかあっ! 姉さんにひどい事するくらいなら、今すぐんでやるッ!」

200 :
「さ、さおちゃん……」
 美愛が沙織の頬に手を当て、自分の方へ向かせた。
 手袋の絹の感触とともに、熱い姉の体温が伝わる。
「私、さおちゃんは私のこと、嫌いなんだと思ってた。
 いつも、私が魔法を使うこと、ダメだっていうから……
 でも、そこまで言ってくれるなんて、私の勘違いだったんだね。
 ……ぬだなんて言わないで。私がさおちゃんを守ってきた意味、なくなっちゃうから。
 私……わたし……さおちゃんになら、いいよ。どんなことされても……」
「ち、ちがっ、こんな時だから、嫌いかどうかなんてどうでもよくなってるだけ!」
 こんな時でも、沙織は素直になれない。
 しかし、姉を見つめていると、身体が熱くなってくる。
 耳に力強く流れる血潮を感じる。
 唇が乾く。
 頭が、溶けるようにくらくらとする。
 強制されてではなく、
 自分から、愛おしさを思うがままにぶつけたくなる。
(姉さん……すごいおっぱい……白くて、おっきくて……)
 姉の乳房に目がいく。
 日常生活では見ることができなかった、姉の裸乳。
 ふくよかな乳房は、今やその全体が露出されていた。
 普通に座っていても、白い双丘は沙織に向かって突き出されているようだ。
 魔物の視線の餌食になっているとはいえ、
 まだ責めを加えられておらず、崇高で無垢な場所のように、沙織には思えた。
 幼い日もふっくらと膨らんでいた姉の胸。
 沙織はその中に顔をうずめ、幸せな気持ちで眠りに入ったことが度々あった。
 昔の記憶を意識するとともに未知の衝動が生まれ、沙織の頭を急速に満たし始める。
「ね……姉さんごめんっ! 私、抑えられないっ!!」
 沙織は口を大きく開け、美愛の豊乳にむしゃぶりついた。
 むさぼるような乱暴さで乳房に舌を這わせる。
 妹の唐突な変貌は、姉の理解の範囲を超えていた。
「んあっ、い、いきなりそんなとこ、い、いったい、んうううんっ!
 やっやめっ、んひゃあっ! やあっ、どうして!?」

201 :
「ふん、多少実力のある魔法少女だと思っていたが、気づかんとはな。
 上の口からは媚液を阻止しても、下の口からはだだ漏れだぞ」
「それ、どういう……あ、う、嘘嘘嘘ッ! こんなっ!
 あうううううっ! さおちゃんやめてえぇっ!」
 魔物の壮絶な責めで、美愛の感覚は鈍っていたようだ。
 美愛の秘裂からとろりと垂れた精液が、沙織の制服の腹に染みを作っていた。
 魔物に対しての懸命な奉仕は……無駄だったのだ。
 魔物の媚液を浴びれば、純血の魔法使いでもやがては嬌態を晒す。
 ハーフの美愛でも耐えるのが相当辛いのに、
 一般人の沙織が正気を保つのは、とても難しい事だった。
「さおちゃん、うううっ! せ、制服脱いでっ! 今すぐ!」
「……ん? なぁに? 私に脱いで欲しいの?
 さっきから思ってたけど、お姉ちゃんってえっちだね。
 沙織も……ヘンになっちゃいそうっ!」
 生まれて初めての強い性感に、沙織の心は呑まれてしまっている。
 姉に対して艶かしい流し目をしながら、
 もどかしげに指を動かしつつ、制服のボタンを外していく。
 そして露になった上半身は、もうすっかり火照っていた。
 手遅れであることを悟り、目じりに涙を溜める姉を目の前に、
 沙織はブラジャーまでも外して脱ぎ捨てた。
 貧乳を不満に思っている沙織だが、あくまで本人が気にしているだけのことだ。
 引き締まった美乳はスレンダーな体格と調和し、闇夜で艶やかに映えている。
 お腹の中心には綺麗にラインが入り、
 月明かりにくっきりと陰影を浮かび上がらせていた。
 美愛は沙織を全力で拒絶しながらも、その美麗な裸身に、無意識に嘆息してしまっていた。
 幼い時以来、美愛も沙織の裸身を見たことは無い。
 崇高な芸術作品でも見るように、成長した沙織の裸身から目を離せない。
「あはは。これで私も、お姉ちゃんとお揃いだね。
 あんな奴らに汚らわしいことされて、辛かったでしょ。
 これまで守ってくれた分、いっぱい気持ちよくしてあげるねっ。んむうっ!」
「……あ、も、元に戻ってっ! お願いいっ! い、いい子だからっ!
 ああっ! ち、乳首いぃっ! 乳首なんてかじらないでえっ!」
 沙織は軽い幼児退行を起こしていた。
 幼い頃に還って姉と触れ合いたいという願望が、
 姉への壁として築き上げた厳格な性格を溶かしている。

202 :
 我に返った美愛は、妹の狂気を前にずりずりと後ずさりする。
 だが沙織は、母猫の乳を飲もうとする子猫のように強く乳首をくわえていた。
 沙織から逃れようとしても、たわわな乳房がいやらしく引き伸ばされるだけだ。
 加えて、体内を媚液漬けにされた美愛は、動くたびに激烈な性感に見舞われてしまっていた。
 拒絶の意思とは反対に、美愛の秘所は愛液で濡れそぼり、
 足からは次第に力が抜け、ただアスファルトをバタバタと叩くだけになっていった。
 実の妹相手に欲情しているのは明白だ。
「あ……んむっ。はあっ、私、お姉ちゃんのこと、ずっと……!」
「こんなのやだっ! いくら、いくらさおちゃんでもっ!
 あうっ、な、何してっ! んにゅううううっ!
 はあっ、はあっ、やだあぁぁ……」
 声と顔で嫌悪を訴えながらも、遂に美愛の動きが止まった。
 沙織は姉の様子を見てにやつくと、乳首から口を離し、手で乳房を責め始めた。
 可憐で長い指を深く乳房に沈みこませ、今度は優しく、姉の性感を引き出していく。
 ピアノで静かな曲を弾くようにしっとりと、姉の乳房に刺激を加える。 
 そして、顔を姉の肩口、
 破れたコスチュームと、その下からのぞける素肌に押し付けた。
 長い間、姉に対して秘めてきた想い。
 もっとそばに居たい。一緒に、何かを感じていたい。
 抑圧され、胸の奥にしまわれていた願望は、
 媚液の影響を受け、過激な方法で昇華されてしまいつつある。
 ぼろ布になっていたコスチュームを、沙織はピリピリと引き裂き
 指で弄びつつ、姉の汗の香りを楽しんでいた。
「すうっ、ああっ、風呂上りのっ、ふーっ、はぁっ、
 お姉ちゃんのにおいだ……」
「さ、さおちゃん、んうっ! これじゃ、変態さんだよぉ。
 あうっ! だめっ、こんな匂い、かいじゃあ……」
「すううっ! お姉ちゃんも、はあっ、あんな奴らに腰を振る、変態の癖にっ!
 どうして、しゅううっ、魔法なんか使って、はあぁっ、戦うのっ?
 どうして、あんな、じゅる……ぺろっ、えっちな事されてまで、戦うの……?
 遠くに行っちゃわないでよおっ! んぷっ、れろっ、行かないでえっ!」
「な、何言ってるの? いい加減にしないと、さおちゃんでも……んみゅっ!んくうっ!」
 肩口をなぞった舌が、そのまま肩を離れ、美愛の口を塞いだ。
 一方はうっとりと目を細め、一方は驚きに大きく目を見開き、
 姉妹は禁断の園へと導かれる。

203 :
「ちゅぷっ、じゅるっ、んっ、おねえひゃ……ぷはっ、ふふっ、逃がさなぁいっ。
 んむっ、んぐっ、じゅるるる、んふうっ」
「んぐううううっ! んんぅ! んんっ! ぷふぅっ! やめっ、やだっ、来ないで!
 んぎゅううっ! んんんっ!」
 沙織の脳裏に、幼い日の出来事が再生されていた。
 あの日に本当に絶望したのは、魔法が使えない事に対してというより、
 姉と自分とが、決定的に違ってしまっている事に対してだったのかもしれない。
 どれ程一緒にいても、離れ離れになってしまうかもしれない……
 別れの予感に耐えられなかったから、姉を拒絶したのかもしれない。
 だが今の沙織は、この一瞬だけを大切にしたかった。
 拙いながらも姉の舌を絡め取り、沙織は幾年分の感情を容赦なくぶつける。
 姉の胸を揉むとともに自分の胸も弄り回し、姉妹の感覚を極限まで共有しようとする。
「んじゅるっ、ぷはっ、お姉ちゃん、とってもいやらしいんだね。
 わざと魔物のを独り占めにして、妹の目の前ですっごくえっちな声出してるんだもん」
「ち……違う! あれはあなたを守ろうと……!」
「嘘ばっかり。お姉ちゃんは魔法界の人間でしょ?
 魔法の使えない私達を見下してるんだ。
 私だって、本当の妹だなんて認めてないんじゃないの? でもね、私は……」
「あ……う……そんな、ことっ……!
 ああああっ! 手、入れないでえええっ!」
 言いよどむ姉を見て、沙織は妖しく微笑むと、
 背中に空いたコスチュームの切れ目から手を入れ、美愛の尻たぶへの愛撫を開始した。
「私、ちゃんとお姉ちゃんの妹だよ? お姉ちゃん、お尻のほうが敏感だったよね?
 くすぐりっこの時いつも隠してて、他の所くすぐり放題でつまんなかったよぉっ……」
「そんなっ、ああっ! うくうううっ! たえっ、たえてえっ! わたしいっ!
 うあ……ああうっ! 無理むりいっ! はうあああああっ!
 さおちゃんっ……優しすぎるよおおおおっ!」
「あはっ! お尻撫でられるのおっぱいより気持ちいいの?
 変態なのはお姉ちゃんの方だね!
 もう、かっこよくて皆から憧れられる、魔法少女ミアじゃないよね。
 私だけの、お姉ちゃんだよねっ……!」
 スカートに空いた穴から細指を見え隠れさせ、美愛の桃尻を撫で回す沙織。
 時には手全体で揉みこみ、時には指の背でさらりと撫でるなど、緩急をつけている。
 美愛はそのような妹の責めに耐えられない。
 魔物の責めはいつも暴力的で、痛みに集中すればなんとか快感をやり過ごすことができた。

204 :
 だが、沙織の愛撫は、あまりにも優しい。
 力ずくの行為を弾き返してきた理性の糸が、一本一本解きほどかれる。
 魔物の責めと違い、じっと耐えることができず、
 美愛は身をよじらせ、性悦に追い込まれてしまう。
 魔法少女であることなど、用をなさない。
 一人の少女滝村美愛が、妹によって直接、淫欲の沼に引きずり込まれていた。
「さおひゃっ! お尻だめえっ! 狂っひゃうっ! これ以上はっ! 戻ってこれないいいいっ!
 いやだよおおおおっ! いやあああっ!」
「ふ〜ん。なにが『さおちゃんになら、いいよ』だか。
 嘘つきのお姉ちゃんなんて狂っちゃえ。
 狂って、ずっと私といよっ!」
「あううっ! えっぐ、ひどいよおっ! はううああああっ!」
 身を呈して妹を魔物からかばうほどの鋼の精神も、
 当の妹によって瓦解しつつある。
 愛妹からの声真似まで駆使した言葉責めに、
 美愛は目から悲痛の涙を流す。
 だが、身体はもはや、禁忌の快楽を受け入れてしまっていた。
 戦っている時の凛々しさなど、もう欠片も残ってはいない。
 紅潮した全身は緩み切り、
 妹からの愛を吸い込むようにして受け入れていた。
 激しく叫ぶ美愛の唇の両端から、いやらしく涎が垂れてしまっている。
「ああっ! お姉ちゃんすごいぃっ! 私も一緒に気持ちよくなるうっ!」 
 
 沙織は自分のスカートをまくり上げ、下着を一気に下ろした。
 一方的に姉を責めていたにも関わらず、沙織の秘所は愛液で濡れている。
 処女であるにもかかわらず、とても純潔だとは言えない愛園の様子を見て、
 美愛の瞳に絶望の色が漂い始めた。 
 
「ああ……さおちゃん、そ、そんな、あ……
 ご、ごめん……ひっく、私、さおちゃんを守れなかった……」
「もう守るのなんて、やめていいんだよ?
 痛かったでしょ? 辛かったでしょ?
 私と一緒に気持ちよくなろっ!」
「ごめん、なさい……ごめ、んひゃああうんっ!」
 美愛の心は悲しみに支配されていたが、それでも妹の指使いに身体が跳ねてしまう。
 媚薬はまだ魔力を使い、わずかながらも侵食を遅らせられるが、

205 :
 妹の真摯な気持ちが込められた慰撫は、美愛が覚えているどんな魔法でも打ち消せない。
 無理に抗おうとしても、全身に汗の珠を結ぶだけだった。
 美愛の全身を這い回る沙織の指がは、一杯に溜め込んだ姉への愛を流し込む。 
 魔物に犯され、乾ききった姉の心を、
 脱脂綿を水で浸すように、自分の愛で一杯にしようとしていた。
 そのような妹のいたわりを拒みきれず、
 美愛は足をくねらせ、どんどん淫らな感じ方になってしまっている。
 沙織は霞がかった意識の中、姉を悦ばせていることが、ただただ嬉しかった。
「んはああっ! そんなとこっ、そんなにっ、されたらぁっ…… 
 あっあっんあっ! 離してえっ! んやああああっ! わたっ、わたし、お姉さんだよ?
 ふみゃううんっ! こんな、いけないことっ、やめてえっ!」
 高まりへと導かれつつあることを察知し、美愛は最後の抵抗を開始した。
 しかし、魔力の尽きかけた今では、体格に加え、体力さえ妹のほうが上だ。
 両手で妹の指を引き剥がそうとしても、ろくな握力も入らず、
 相手の指を撫でていたわっているようにしか見えない。
 
「んふふ。だぁめっ。姉と妹なのに、私たち離れすぎだったよね……
 今までの時間、とりもどしたいのっ!
 はぁ、はぁ、ああっ! 私に触れて! 私を、もっと感じさせてっ!」
 
 沙織は自分の乳房を、美愛の乳房に擦り付け始めた。
 下から突き上げ、上からなぞり、乳房を歪ませ快楽を求める。
 乳首を潰し合うごとに、思考を吹き飛ばすほどの快感が2人の脳を満たす。
 大きさの違いはあれど、姉妹の性感は驚くべきほど一致しており、
 共感し合う姉妹の間で連動し、互いを絶頂へと導いていく。
「あああっ。お姉ちゃんのおっぱい、いいよおっ!
 おっきくて、私のがっ、吸いこまれてく……!
 お姉ちゃん、お願いっ! 私を受け入れて! 私と一緒にいっ!」
「さおちゃん、それがっ……んんんああっ! あなたの望みなら、
 うあああっ! 私はっ! 私はあぁっ……!」
 美愛の精神はもう限界に達していた。
 愛する妹に犯されるショックと、その妹に愛される悦びとを同時に味あわされては、
 絶えられるはずもなかったのだ。
 美愛は熱い涙を流しながら、沙織の顔に自分の顔を近づけた。
 わずかに残った理性が、それ以上の行為を拒む。
 しかし、身体を重ねた姉妹の間に生まれた相互理解は、テレパシーの領域に達しつつある。

206 :
 こんな分かりやすいサインを見逃すはずは無かった。
「ああっ! お姉ちゃん、嬉しいっ!」
 
 沙織は姉の唇に飛びついた。
 今度は美愛も拒まず、姉妹の濃厚なディープキスが開始される。
「んむっ、にゅうっ、ちゅ、んんうっ!? んうっ、おねえひゃ、うまひっ、うますぎ、んんっ!」
「じゅるっ、ぬちゅっ、さおちゃん、感じてる? 感じへ……くれてる?」
 ひとたび乗り気になってしまえば、経験のある美愛がリードする形になる。
 魔物に敗北し、虐げられながら覚えさせられた性技は、
 悲しいながらも、人間の一般的な性娼のそれを軽く凌駕してしまっている。
 美愛は、急にうぶな乙女のように硬直した妹の舌に、
 丁寧に自分の舌を絡めて解きほぐしていく。
 口内に染み渡った媚薬により、口は女性器と同様の性感帯になっている。
 舌を絡めつつ、姉妹はお互いの口腔に媚薬を塗りたくった。
 たまらない気分に苛まれた美愛は、ぼろぼろになったグローブを引っかきながら脱ぎ捨て、
 沙織の腹を、円を描くように撫で回す。
「さおちゃん、お腹きれい……ふふっ。
 うらやましいなぁ、ずるいなぁ……
 んちゅっ……勉強も、スポーツもできて……学校の友達もいて……
 ぜんぶ魔法でズルしないで、手に入れられちゃうんだもん!
 汚されてない、綺麗な身体……憧れてた、触れたかったよ。ずっと……」
「お、お姉ちゃ、お腹だめえっ! んひゃあああんっ!
 んうっ、しびっ、しびれへ……はうあっ! んうっ! ふうっ……
 ずるいの、おねえちゃんのほう……ふひゃああああああんっ!」
 美愛は、沙織の腹で光る媚液を全身に塗り広げていく。
 その顔は、妹に対して悪戯をする姉のそれだ。
 強い姉が見せられなかった、妹への本音。
 魔法少女の殻を脱いだ姉に、本心を聞かされながら沙織は愛されていた。
 最上の夢に包まれて、沙織は身体を緩やかに揺り動かしている。
 うっとりとした妹の表情を間近で眺めながら、
 美愛はゆっくりと、沙織の秘部に自分の指を挿入した。
 指はすんなりと受け入れられ、ちゅくり、と水音を立てた。
「にゃあっ! お、おねえちゃんのゆび、あつい……はぁぁ……」」
「さおちゃん、私とおんなじとこ、感じるの? ここは?

207 :
 ……そう。えへへ。いっぱい、気持ち良くしてあげるっ!」
 美愛のそれに加えれば、沙織の性器愛撫は乱雑なものだった。
 美愛は人差し指と中指で沙織のクリトリスを優しく摘み、
 残りの指も次々に進入させ、巧みな指使いで性器の中を弄ぶ。
 処女を奪わないよう、深い挿入はしない。
 しかし、沙織の中の感触は、美愛のそれと面白いほど似通っている。
 指を動かせば、自分が声を立てるがごとく、妹が嬌声を上げる。
 もう、美愛の意のままだった。
「あああっ! おねひゃあっ! なんでえっ!?
 ゆび、ぐねぐねきてっ! すごすぎるうっ! あああぁああうっ!」
「知ってる? 私、魔物に犯された後は、毎晩、自分で……んんっ、してたんだよ……
 さおちゃんに……あふぅっ! ああっ……!
 か、壁越しに、さおちゃんに聞かれないかどうか、ずっとドキドキしてたよっ……!
 でもうれしいっ! こんなえっちで恥ずかしいことが、役に立……ひあああんっ!」
「いやあっ! おねえちゃん、魔法少女なんて、つづけないでえっ!
 わたしもするっ! おねえちゃん、きもちよくするうっ!」 
 沙織は震える手を美愛の股間へと伸ばし、
 長指を姉の秘部へと突き入れた。
 沙織は、姉が自分を悦ばせてくれることに感銘しながら、
 姉のテクニックを盗み、拙いなりに愛撫を洗練させていく。
 教えてもらっている性技を瞬く間に習得し、
 想いを込めて、優しく、そして力強く指を動かした。
 姉妹はお互いの蜜壷を、盛大な水音を立てながらかき鳴らす。 
 あまりにも甘美な刺激を共に味わってしまうと、もはや今までの愛撫が物足りない。
 姉妹は視線を交わらせ笑顔で頷き合うと、
 お互いの壁を、お互いの仮面をはがし合うように、強く全身を擦りつけ合い始めた。
「うあっ、あああんっ! いいっ! ふやあっ! うっ……うううんっ!
 おね……ちゃ……いっひょ、いっひょにいっ!」
「んやあっ! わ、わかってる、わかってるよ……
 んうっ、ふあああっ! さおちゃ、いいよおぉっ! ああっあーっ!」
 今や、彼女たちは魔法少女でもなければ、普通の女子生徒でもない。
 姉でもなければ、妹でもない。
 二つの身体が性悦を貪り、絶頂へと駆け上がる。
 あらゆる違いを超えて一つになれる感動に、
 身体を狂いもだえさせた。

208 :

「はうあああっ! クるっ、クるよおっ! すごいのおっ!
 うああああんっ! はうっ、ああああああああああんっ!」
「ああっ! うれしい、うれしいのおぉっ! きゅうんっ!
 はああああんっ! んゆっ、あああああああああんっ!」
 2人は声を同調させながら絶頂を迎えた。
 長い余韻を身を振るわせつつ味わった後、
 美愛は精根尽き果てたように、くてん、と地面に倒れこんだ。
 その上に、沙織も覆いかぶさる。
 心臓の荒い鼓動が、なおも2人を結びつけるかのように、互いの体内に響いている。
 幼い頃に野原を駆け回った後、2人で寄り添って倒れ、そのまま眠ってしまったのを思い出していた。
 姉の豊乳に顔をうずめ、手を取ってしっかりと握りながら、
 沙織は永遠にこのままでも良い、と感じていた。
「……ねえ、さおちゃん」
 汗まみれの沙織の髪を、美愛がそっと撫でた。
 沙織が、けだるそうに目を開く。
「んっ……なぁに?」
「私、私ね、この世界の人間じゃないけど……魔法界の人間でもないんだよ」
「……? いきなり、何を?」
「混血だから、どっちでもないんだ。魔法界でも、私はきっと受け入れられない。
 生まれ育ったこの世界では……魔力を持っていても、違う人種。
 誰とも、私と共感しない。誰にも、本当の私を見せられない。
 だから、魔法を使えることに……意味なんてなかった。
 魔力なんて捨てちゃってもよかった。
 でもね……」
 美愛は虚ろな目で、うわごとのように語り続ける。
「さおちゃんが、私の魔法を喜んでくれたの。
 私に魔力があっても良いんだよって、教えてくれたの。
 私が、今の私でいれたのは、さおちゃんのおかげなんだよ」
「そ、そんな……私、姉さんにひどい事ばっかり……
 今だって、とてもひどい事をして……」
「知ってる? 
 一緒に遊ばなくなった後も、私に普通に接してくれたのは、さおちゃんだけなんだ。
 パパもママも、私には気を使いすぎだから。

209 :
 どっちの世界の人間でもない私の居場所を作ってくれたのは、いつだってさおちゃんだったの。
 だから、媚薬に操られただけでも、さおちゃんと、その……一緒になれて、よかったよ……」
「あ……う……」
 この期に及んでも、姉の笑顔には全く邪念が感じられなかった。
 か弱くなった声は、力強く沙織の心を打つ。
 不意に、沙織の視界に映る姉の顔が歪んだ。
 沙織は、自分の頬を流れる液体に手をやった。
 涙だ。
 ぼんやりした意識が、次第に覚醒してくる。
「さおちゃんのこと好きだから、私はさおちゃんのいるこの世界を守りたい、と思ったんだ。
 私にできることって、それくらいだから……」
「ばかあっ! 姉さんの、馬鹿ッ!」
「さ、さおちゃん!?」
 
 沙織は悔やんでいた。
 魔法少女である姉が、この世界の人間に対して感じていたのは、
 優越感などではなく、疎外感だったのだ。
 何が「普通に接してくれた」だ。
 姉の気持ちを一番理解するべきだった沙織は、
 つまらない嫉妬心から、姉を否定してしまっていた。
 姉が自分の住む世界を守り続けてきたことにすら、目を背けてきた。
 姉に憧れている事も、錠をかけて心の引き出しに押しこめてきた。
 でも、沙織は、下らない媚薬の作用なんて関係なしに、本当は姉のことが……
「姉さんっ! わたっ、私は……ッ!」
「おい。そろそろいいのか?
 話が済んだら、俺たちにもやらせろよ」
 不意の横槍に、沙織は顔を引きつらせた。
 魔物の存在を忘れていた。
 本当の想いを伝える前に、状況の打開が先決だ。
 もう一度キスをするふりをして、沙織は美愛にささやきかけた。
「姉さん、ここから魔物相手に、はぁっ、逆転できる可能性はありますか?」
「逆……転……? ……うん。集中する時間があれば、魔力は練れると思う。
 ただ、普通の魔物1体ならともかく、解語種2体相手じゃ、そんな暇与えてくれな……」
「分かりました。私が時間を稼ぎます」
「……ふえっ?」

210 :

 間抜けな顔で、姉が聞き返す。
「姉さん、欲望に任せていやらしい行為をしたのは、反省してます。
 それから、家にいる時、他人だなんて言って……ごめんなさい。
 私は、姉さんの妹ですから……家族ですから……
 償わなければいけないことが……やらなくちゃいけないことが、あるんです」
 沙織は上半身を外気に晒したまま、魔物の前に進み出た。
 少しも臆していないその様子が、魔物たちを驚かせる。
 魔物から受ける恐怖は変わっていなかったが、沙織の決意は揺らがない。
 自分の後ろに、守りたい人ができたからだ。
 姉に嫉妬し、別れの予感に震え、果ては無理やり魔法少女の座から引きずりおろそうとする……
 今までの沙織は女々しいにも程があった。
 沙織が自分らしくいられるためには、姉と一緒に戦わなければいけない。
 もうこれで姉の事をとやかく言えないのだと、沙織はくすりと笑みまで浮かべた。
「ほう……何のつもりだ」
「貴方たち、私を犯しなさい!
 今まで私たちのを見てて、相当溜まってるんでしょ? 私が処理してあげるわ」
「へへっ。そんなこと言いながらよおっ!」
 魔物の1体が沙織のプリーツスカートをめくり上げた。
 むき出しの秘所からは、透明な液体が一筋、太ももへと伝っている。
 媚液の効力は解消されたわけではない。
 むしろ、姉との性交が沙織の感度を高めてしまっている。
 夜風に身体を撫でられるだけでも、身体がビクンと反応してしまい、
 必の精神力で抑える始末だ。
 しかし、顔を近づけて覗きこむ魔物相手に、沙織は顔を見る見る赤面させつつも、
 魔物を細目でにらみ、態度を崩さなかった。
「自分もこんなじゃねえか。まったく、盛りがついた女だぜ」
「くっ……!」
「まあ止せ。妹を壊せば、この魔法少女にどんな顔をさせられるか……なあっ!」
「さおちゃんっ! お願いっ、さおちゃんに乱暴なことしないでえっ!!」
 美愛の懇願を無視し、
 魔物の1体が、前から沙織の膝をつかむと、華奢な肢体を抱きかかえた。
 沙織は、自分の腰が前後から挟みこまれるのを感じた。
 前は魔物の腰、そして後ろは……いきり立った、魔物の肉棒だった。

211 :

「ひいっ!」
 
 膨張した肉茎が、沙織のスカートを後ろからめくり上げている。
 陰茎全体から直接、沙織の尻に魔物の物の体温が伝わった。
 あまりの長さ、太さ、硬さは、魔法少女以外に挿れられるものでは決してない。
 しかし沙織は、震えはしているものの、恐怖はなかった。
 沙織は、今まで姉にした仕打ちに対して償いをしたかった。
 なのに、姉が自分の為に受け入れたものを、逆の立場で怖がっていては話にならない。
「ふっ、気丈だな。しかし、突き抜けばどうかな?」
 魔物が沙織の腕をつかみ、男根を挿入できる位置まで持ち上げていく。
 そうして、ついに秘裂にあてがわれた魔根を見て、沙織は笑いさえこみ上げてきた。
 普通の人間だった滝村沙織はこれから、この凶器に刺し貫かれて……ぬのだ。
 今まで学校で言い寄ってくる男を歯牙にもかけなかった沙織だが、
 それでもいつか自分は、愛する人に初めてを差し出すものだと、頑なに信じていた。 
 沙織は、自分がこれまで普通の少女でいられたことを、
 魔法少女として自分をいつも守ってくれていた姉に感謝した。
 同時に、女の子の当たり前の希望を抱けた、平穏な生活にさよならを告げた。
 そんな沙織の心情を知ってか知らずでか
 魔物は、ズブリ、と残忍な音を立て、力任せに男根を突き入れた。
「ぎゃああああああッ!! あぐっ! がっ!
 あああああああああああッ!」
 肺の中にある空気をすべて絞り出すかのように、
 沙織は絶叫を上げた。
「うあああっ! 裂けるうっ! 裂けるううううっ!
 あぐあああああッ! うああああああああああっ!!」」
 髪を滅茶苦茶に振り乱しながら、美脚をじたばたと動かす沙織。
 今までの人生で感じたどの痛みも、
 この激痛に比べれば羽毛で撫でられるようなものだ。
 臆面もなく、土下座して魔物に謝りたくなる。
 もしくは、その後勝手に身体を弄ばれてでも、気絶できればどんなに楽だろうか。
 それでも、
「おあああああッ! 姉さんッ!

212 :
 姉さあああああんッ! ぐううっ!」
 心に浮かび上がる姉の姿を頼みに、自分の腕に噛み付き、沙織は苦痛と戦う。
 食いしばった歯に、柔肌が耐え切れず血を滲ませた。
「ふはは。魔力の無い女にしてはよく耐える。
 性器の中も極上だな。壊しがいのある女だ」
「だ、誰がお前らなん……ぐううッ!」
 奥まで入ったと見るや、魔物は男根を引き抜き始めた。
 ゆっくりとした動きだが、内壁をえぐられる鈍痛を連続して味わう沙織には、
 無間地獄の中にいるに等しい。
「う、があッ! ああっつうっあああっ! ね、姉さんっ! 姉さんは……?」
 焦点がなかなか定まらない目で、沙織は姉の姿を追い求める。
 だが、沙織が目にしたのは、
 後ろからもう1体の魔物に抱きつかれ、乳房をもみくちゃにされながら犯される美愛の姿だった。
「うああああっ! ざおぢゃんっ! ひっく、やだよおおおおっ!
 私のせいでえっ! いやだよおおおっ!
 ぐすっ、えぐっ、やああああっ!」
 快感に身悶えしつつも、顔をぐしゃぐしゃにし、本気で泣いている。
 妹の破瓜を当人以上に悲しむ姉を、沙織は情けない女だと思った。
 だが、姉はこんな人なのだ。
 いつも他の人を想い、他の人の為に戦う。
 自分が辛い目にあっても、
 他人が幸せなら幸せになるし、悲しんだら自分も悲しむ。
 昔からそうだ。
 でも、自分の悲しむ姿を悲しんでいる人間がいることには、気づいていない。
 ずっと、夜中に家を出る姿を、心配そうに見守っていた少女がいることには……気づいていない。
 沙織には、姉の為に戦うことによって、
 自分の存在を、姉に分からせてやる必要があった。
「つああっ! ……こ、こんなのじゃ、まだ足りないわ。
 そこの魔物! そんなベソかき女なんか放っておいて、こっちへ来て私を犯しなさい!」
「……ん? 俺に指図しようってのか?」
「ふうん。や、やだって言うなら良いけど? こんな一般人の女一人を怖がっても、
 魔物の間じゃあ笑いものにならないのかしら?」

213 :
「怖がるだあ? 言うねえ女! 燃えてきたぜ!」
 安い挑発だが、魔物は乗ってきた。
 グロテスクな男根を、気持ち悪い音を立てて美愛から引き抜くと、沙織へ歩み寄る。
 地にくずおれた姉の姿に心を痛めつつも、沙織は強気な表情を崩さない。
「……ふん。じゃあくわえるわよ。
 せいぜい、私の舌使いで意識が吹っ飛ばないよう気をつけることね」
「お前、なにか勘違いしてないか? 誰が口でするって言ったよ」
「えっ?」
 魔物は沙織の背後に回りこむと、男根で沙織の尻の辺りをまさぐり始めた。
 蛇のように尻を這い回る感触に、沙織は顔をしかめた。
 まもなく、魔物はぴたりと動きを止めた。
 一匹目の男根とは、位置が違う。
「なっ、何? 何をする気で……」
「あああッ! さおちゃんのそんな所まで汚さないでえっ!
 私のをっ! 私のを使ってくださいいいっ!」
「へへっ。お前の姉は淫乱だねえ。聞く気はないけどな」
「姉さんの事をそんなっ……えっ、あっ、ま、まさか……」
 気付いても、もう遅かった。
 性知識に乏しい沙織にとって、尻の穴などただの排泄口に過ぎなかった。
「う、嘘でしょ? こんなとこに……ま、待っ……」
「望みどおりだぜ。そら!」
「あぐああああああああああああッ!」
 魔物は気軽そうに尻穴から男性器を侵入させるが、沙織はもう発狂の寸前だ。
 意識が追いつく間もないほど、絶え間なく痛覚を叩き込まれる。
 ハンドミキサーが体内に入ったとしても、これほど暴力的な激痛は与えられないだろう。
 もはや魔物をにらみつけるどころではなかった。
 そもそも、こうも大量の涙を流していては、そうしたところで意味はないだろう。
 子作りの穴と不浄の穴との2穴責めにより、プライドの高い精神はズタズタにされている。
 理性を繋げようとする意思をよそに、脳は必に現実を避け、夢の中だと思い込もうとしていた。
 しかし、それでも沙織は、発狂寸前のままだった。
 希望が、残っている。
 今、彼女の傍には魔法少女がいる――
 昔、魔法はすごいもので、魔法使いはなんでもできるのだと、大切な人に教わったことがある。

214 :
 沙織は今でも、その言葉を信じている。
 何でもできる魔法少女は、最高の希望だった。
「んああああっ! ふうっ! ううっ! あがああああああっ!
 くううっ! ふっ! ああっ!? ぐっ……あああああっ!
 まけっ、るかあああああっ! まけるかこのおおおおおっ!」」
「へえ。こいつ、人間の女にしちゃなかなか耐えるな」
「惜しいものだ。魔法少女なら、持ち帰って奴隷にもできるものを。
 我々が満足するまでやれば、この女を白痴にせざるをえないなっ!」
「そいつはどうかねえ?
 かなり感じるようにもなってきたなぁ。飼い慣らせそうだぜ」
「だ、だれが感じて……ぐううっ!
 痛いっ! こんなの、痛い、だけよっ! うあああああっ!」
 自分に言い聞かせるように叫ぶ。
 しかし、痛覚に慣れていないにも関わらず、沙織の身体は熱を帯び始めていた。
 沙織の身体は、今も性的に改造され続けている。
 腹に吸収された媚液は元より、魔物のペニス自体にも媚液が付着しているのだ。
 異界の怪物2体を相手にするには、何の特殊な能力も持たない女生徒はあまりにもか弱かった。
「ぐあっ! うっ! ぐうっ……うーっ! はぁっ、はっ、すうっ、はっ……ぐうっ……!」
 次々になだれこむ性感に、沙織を狂気の世界へといざなう。
 だが、沙織はもう、狂気に呑まれるのは嫌だった。
 先ほどは、姉の気持ちを考えず、本能の赴くままに自分の気持ちを押し付けてしまった。
 沙織はこの状況を逃れて、狂った自分のものではない言葉で、
 美愛に自分の本当の気持ちを伝えたかった。
 沙織は、一度は受け入れた本能を、必に跳ね除けた。
 今や、身体は火照りきり、膣は収縮を繰り返して男性を受け入れようとしている。
 そんな性感帯を巨大すぎる2本の肉棒でえぐられ、強引に開発される。
 しかし、沙織は自らの歯を根元が痛くなるほどに食いしばり、
 焦点が合わなくなった目をきつく閉じて、平静を装っていた。
「ふうっ、こいつなかなか壊れねえ。本当に普通の女ほど感じてねえんじゃないのか?」
「……ふん。そうだな。魔法少女並みに頑張る娘だ。気に入ったぞ。
 ここは一旦、小休止を入れて休憩を……」
「ああ、いいアイディアだ……」
「ぐっ、あっ、はぁ……ふぅ……」
「……なんてなァッ!」

215 :
 やや浅くなった魔物のストロークに加え、「休憩」という言葉が、沙織の気を緩ませた。
 だが、沙織は甘かった。
 いつも姉に守られていた彼女は、魔物の残忍さをあまりにも知らなさすぎた。
 容赦の無い一突きに、限界との綱渡りはあっさりと終焉を迎えた。
「あひっ!? やらああああぁああああぁあッ!!」
 不意の一突きに、沙織は甲高い声をあげ、美身をのけぞらせながらの絶頂を迎えてしまう。
 ピン、と張り詰めた肢体からやがて力が抜け、魔物の胸にしなだれかかる。
 涙、鼻水、汗……だらけた顔から体液が混ざり合い、魔物の胸板に垂れていく。
「あはぁ……はあんっ……い……いやっ……んんっ……ちゅくっ……」
 彼女にとっては、このうえない屈辱のはずだ。 
 しかし、理性を保とうとする精神とは裏腹に、甘ったるい声が出てしまう。
 正常な判断がつかなくなり、流れ出した体液を必で回収しようと、
 魔物の胸板を舌で舐めてしまっていた。 
 
「はは。気丈な小娘だったが、こうなってしまえば可愛いものだ。一気に堕としてやる」
「へへへ。魔法少女でもないのに俺達に逆った不相応のツケ、たっぷり払ってもらうぜ
 心は壊れても、身体はまだ使えるからなアッ!」
 性欲に陥落した身体を、魔物たちの怒張が容赦なく抉る。
 2体の魔物の間で沙織の肢体が弾んだ。
 性器の擦り切れる痛みももはや感じず、沙織は連続絶頂に堕ちていった。
 
「あああああっ! あっ、く、くうっ、あっあっふああっ!
 やらぁ、やらあぁっ! ひあああああんっ!
 はぁっ! はぁ……ううっ! やあぁああああああっ!」
 頼みの綱の理性まで崩れいこうとする中、沙織は姉の姿を見た。
 目を閉じて、祈るように必で魔力を溜めている。
 今にも、妹に対する魔物の暴虐を止めたくて仕方がないのだろう。
 だが、先ほどのように魔物にすがりつかないのは、妹を信じ、その意思に賭けている証だった。
 2つの心が、信頼で繋がっている。
 沙織の胸に、熱い想いが湧き上がってきた。
 
「私が、姉さんを、守る――」
 沙織の口から、言葉が自然とこぼれていた。

216 :

「姉さんは、違う世界の人間なんかじゃない。
 私と一緒にっ! この街で生まれて育った、私の本当の姉さんだ!
 魔法少女だから、私達と違うって言うんなら――
 皆を、守らなくちゃいけないんだって言うんなら――
 ……うああああああああああッ!
 魔法少女じゃなくったって、魔力がなくったって、私が守ってやるッ……!
 だから、姉さんはこの世界の人間でいていいんだっ!
 私の姉さんなんだからあッ!!」
 絶叫するように、思いをぶちまける。
 正気を完全に取り戻したわけではない。
 むしろ、狂っていく精神の、断末魔のようなものだ。
 だが、その声は力強く周囲に響き渡った。
 美愛ははっとするように目を開き、沙織を見る。
 そんな姉に、沙織は微笑みかけた。
 幼い時も姉に見せなかった、今覚えた表情で。
「どういうわけだ? 魔法少女の妹であることによって、耐性が……
 いや、そんなはずはない! 確かに何の魔力も感じ取れない!」
「おい、早く壊そうぜこんな奴! 人がペラペラ喋ってるようで気味が悪い!」
 魔物にさえ気味悪がられても、沙織は気にしない。
 いや、もはや自分が何かを言ったことすら認識できず、
 ただ言いたいことを言った解放感に顔を緩ませ、
 長身を淫らに揺らし、性欲を受け入れる奴隷に成り下がろうとしていた。
 さらに、魔法少女に対するがごとき魔物の本気のストロークが、
 精神の変容に拍車をかける。
「う、あっ、ぐあっ……ぃ……い、いいっっ! いいっ! いいのぉっ!
 あああっ! もっと……ぉっ! あうううんっ! すごいっ……!
 すごっ、すぎっ、てぇっ……! あふあああああああっ!
 いいよおっ! さおり、をっ……いじくって……あうんっ! こわしてえっ!!」」
 お互いに相手に気を使った姉妹の睦みに対すると、快感では劣るかもしれない。
 しかし、あまりにも逞しい男根に激しく身体を揺さぶられ、
 沙織の中の、女性としての自分を強制的に目覚めさせられてしまう。
 冷ややかに鋭く魔物をにらみ付けていた眼光は、熱く媚びる視線へと変わっている。 
 沙織は黒髪をばらばらに上半身に張り付かせながら、
 引き締まったお腹を皺がつくまで折り曲げ、空中で腰を振っていた。

217 :
 姉と、守る者、守られる者の立場を交換した代償は、あまりにも高くついた。
 プライドも、理性も、何もかも、
 淫辱の虜となった沙織からは失われつつある。
「あうあああっ! こわっ、れるぅっ……!
 ひゃあっ! うやああああっ! いい、のがあっ、とまらないっ!
 あうああああああっ! きてえええっ! さおりのなかにいいいっ!」
「う、うおっ、俺も……出るのかっ!」
「私達の射精まで誘うとは……この女……うおおおっ!」
 沙織の戦いは終わっていた。
 今や全てを失い残滓のようになっている沙織だが、
 普通の女の子としての自分を捨て、淫らな才覚を開花させた彼女は結果的に、
 この後に美愛を犯そうとしていた魔物から、精液を搾り出しつつある。
 しかし、彼女自身の精神が崩壊するのももう間もない。
 その予兆をうっすらと感じ取りつつも、沙織は淫らに悶え狂い、
 絶頂への階段を駆け上るしかなかった。
「あああっ! まもののが、あそこの中で……ああっ! ビクビクして……っ!
 ううあっ! わたしのっ、なかにっ、だしてぇえっっ!」
「だ、出すぞっ! うおおおおおおっ!」
「ぐうっ! 人間の小娘にぃっ! がああああああっ!」
「ああっ! くぅんっ! あああああああああああああッッ!
 ま、まだくるぅっ! ふやあああああぁああぁんッ!! ああああああああッ!!」
 上半身が軋むほど身をのけぞらせる沙織に合わせて、
 魔物の精液が二穴から沙織の体内に注ぎ込まれた。
 子宮まで押し寄せる濁流に打ち付けられるだけで、沙織は幾度となく絶頂を迎えてしまう。
 白濁は存分に沙織の中を駆け巡り掻き回した後、
 ボトボトと地面に迸り、魔物の両足をとり囲むほどの水溜りを形作った。
「うあぁ……はーっ、はーっ……んんぁ………あっうあっ! ぐうんっ」
 魔物に寄りかかり、涎を魔物の胸にたらし続けていた沙織は、
 肉棒を引き抜かれると、べちゃり、と精液まみれの地面に落下した。
 呆けた彼女は、鼻が曲がるほどの精液の異臭にも全く反応せず、
 どろどろの精液を、未だに性器と尻穴から排出しながら、
 丸まった裸身をピクピクと動かし、白濁の水溜りの中で水音を立てるだけだ。
「……ふはーっ。やっと壊れやがったか」

218 :
「恐ろしい女だった。この世界の人間の身で、別個体のためにこれ程粘るとはな」
「だがよ、それも無駄だぜ。ほら、見ろよ魔法少女を」
「……ふっ。今度こそ休憩といくか。
 こんなに良い景色を眺められるとは、姉妹の情というのも悪くはないな」
 解語種の魔物たちは知能が高い。美愛が魔力を貯める時間稼ぎのために、
 沙織が自分を差し出したのだということはとうに気づいている。
 気づいていて、放置していた。
「ああっ……さおちゃんっ……ぁんっ!
 あ……やあっ……からだ、あつく、て……うぁぁっ、あぁっ!」
 魔法少女は、自分の為に妹が犠牲になったことを認識しつつも、
 自らの指で性器をかき回し、浅ましく自慰をしてしまっている。
 元々ぼろぼろになっていたコスチュームを全裸同然にはだけさせ、
 全体が性感帯となった肌に指を這わせていた。
 性器の中にも指を挿れ、秘部に満ち満ちた愛液がかき動かされる。
「あれだけの媚液を体内で吸収しておいて、
 我々を倒すほどの魔力が貯められるとでも思ったか。
魔力を高めようとするほど、性感だけが昂ぶっていくだろう。
 杖もなし、しかも混血のお前であれば尚更のことだ」
「あ〜あ。せっかく魔力のねえ妹がこんなになってるっていうのによ。
 なにが姉だよ。なにが魔法少女だ。人間にすら劣る豚じゃねえか!」
 魔物の心無い謗りを、美愛は否定しなかった。
 聞こえていないのかもしれなかった。
 
「うあっ……はふぅっ……う……くっ……あっ! ああああっ!」
 美愛は身体全体をアスファルトに擦り付け、匍匐前進をし始めた。
 性欲を解消するために、指で弄るだけでは足りなくなったのだろうか。
 魔法少女ミアの自慢のコスチュームは、
 破れ、裂け、ほつれ、ちぎれ、布切れとなって取り残されていく。 
 しかし、美愛は構わずに、顔を汗と涙でべたべたにしながら、
 乳房が地面で弾かれるごとに、甲高く甘い声を上げながら、
 淫らに晒された裸を地面に擦り付けていく。
 胸に、腹に、足に付いた擦り傷は、もはや回復せず、血を滲ませ続けていた。
 それは、美愛の魔法少女としての終わり、
 そして、魔物に服従する性奴への堕落の象徴であるかのように

219 :
 魔物の目には映っていた。
 しかし、
 
「うっあああっ! あうんっ! さおちゃっ……! 
 くっ、んんんっ……はああああうっ! さおちゃん……!!」
 
 美愛が前進する先には、沙織がいた。
 幾たびも嬌声をあげながら妹の元にたどり着いた美愛は、
 力なく開かれた愛妹の指を、固く握り締めた。
「さおちゃん! しっかりして! お願いぃっ!!」
「…………ぁ………ね……ねぇさ………ん……?」
「気づいた!? よ、よかったぁっ……」
「は、は……ねえさん、手……痛いよ……」
 今にも骨折させかねない強さで、美愛は手を握っていた。
 美愛は慌てて手の力を抜く。
 沙織は、不思議な感覚を覚えていた。
 あれ程身体を責めさいなんでいた熱感が和らぎ始めたのだ。
 姉の手の中の何かが、沙織を暗黒の淵から救い出そうとしている。
「姉さん、これは一体……?」
「さおちゃん、聞いて?」
「……う、うん」
「魔法はね、魔法を使う人の、想いの強さを具現するものなの。
 私はずっと、さおちゃんの住んでいるこの街を守りたい一心で、
 魔法少女をやってきたの。
 だから、ハーフでも何とかやってこれたんだよ。
 でもね……私は、一人で戦ってた。
 さおちゃんを、魔法から、戦いから遠ざけて、拒絶してきた。
 今は、そのことをすっごく後悔してる。
 だって、貴女が戦ってくれたから……
 想いの力が一人分じゃない、二人分あったから……
 杖なんかなくったって、身体がどんなに熱くなったって、
 ……こんなに、魔力を練ることができたんだ」
「あ……ああっ……!」
 美愛の両手のひらの間に、ぽう、と光の玉が宿った。
 その輝きはあまりにも微かで、儚げであるかのようにも見えるが、
 沙織は確信していた。

220 :
 今まで、沙織が幾度となく見てきた魔法の光……
 ある時は憧れ、ある時は撥ねつけたけれど、ずっと見てきた光の数々……
 そのどれよりも、強大な力を秘めていることを。
 その光のきらめきとともに、沙織の双眸も輝きを取り戻していくようだった。
「私、もう力を使い切っちゃった。
 目だって、もうろくに見えないし……
 だから、さおちゃん……
 ……いいえ。
 私が最も愛している、自慢の妹、沙織……
 私と一緒に、魔力を解き放って!」
「はいっ! 姉さんっ!」
 両手から漏れ出る光に、姉妹の表情は照らし出される。
 姉に対する尊敬と、妹に対する愛情。
 感情がとろけ合い、一つになっていく。
 2人の手に囲われた魔力が、脈動を始めた。
「おい。いつまで話してんだ?」
「また同性愛行為をするのではないのか? 私達も混ぜてもらいたかったのだが」
 沙織が美愛の手を導き、光の玉を魔物たちへと向けた。
「……姉さん。私、あいつらを許せない。いいですよね?」
「うん! 私も本気の本気で怒ってるから!」
「ふん。そんなちんけな魔法で今さら何を――」
 無警戒に歩み寄ってくる魔物たちに向かって、姉妹は魔力を解放させる。
「「はああああああああああああああああああっ!!」」
 光の玉に凝縮されていた魔力が、堰を切って激流となりあふれ出した。
 膨大な量の光が、前方の空間を呑みつくしていく。
 空気との摩擦音が轟々と鳴り響き、周囲の木々や建造物を揺らした。
 あまりにも規格外の魔力に、魔物たちは抵抗できず、溶けるように光の中に消えていく。
「うおおおおおおおおおおおッ!」
「こ、これほどの力がっ、うああああああアアアアッ!」
 光魔法は魔物たちを欠片も残さず消滅させた後、軌道を変えて天に立ち昇り、

221 :
 光の柱を形作りながら、遥か夜空へと消えていった。
「……はぁ、はぁ……………ね、姉さん」
「………………」
「! 姉さんッ!」
「……ん……だ、大丈、夫」
 体力を使い果たした姉妹は、地面に崩れ伏していた。
「……ははっ。姉さんのコスチューム、ぼろぼろになっちゃいましたね」
「うん。さおちゃんが縫い直してよ。もう、お母さんより上手いでしょ?」
「ちっ、見抜かれてましたか。しょうがないですね」
「それよりも……」
「なんです?」
「さおちゃんの身体は治せても、
 その……初めては、私の魔法じゃ元に戻せない……ごめん」
「……ああ、いいんです。いつかは失うものと思っていましたし。
 姉さんもおんなじですから。
 そういえば、その事をよくも私に黙って……!」
「ご……ごめん」
 沙織への呼び名は、元に戻ってしまっている。
 だが、美愛と沙織は顔を向き合わせ、くすくすと笑いあった。
 魔物に犯された爪跡も、大して気にならない。
 2人が、姉と妹であることを取り戻せた記念日だからだ。
「さおちゃん。私、もう眠いや。
 魔物がかけた結界は、他の魔物も寄せ付けないし、
 不可視と……人よけ魔法だけかけて……寝る……ね……」
「風邪ひきますよ……姉さん。
 お互いの身体を、温めあったほう……が……い……」
 沙織は美愛に擦り寄り、身体を優しく抱いた。
 理性を取り戻した沙織だったが、
 今は無性に姉に甘えたかった。
 美愛も、そっと沙織の肩に手を添える。
 姉妹は星空の下寄り添い、幼い頃に見た夢の続きへと意識を沈ませた。


222 :
 一ヵ月後。
 
「姉さん遅いっ! 今日は私たちと帰る約束でしょ!」
「ごめんさおちゃん! でもクラスの友達が一緒に帰ろうって……」
「きっぱりと断ってください。本当そういう所が優柔不断なんですから!」
 放課後、沙織は友人達と一緒に、美愛と待ち合わせをしていた。
 美愛が学校に登校し始めてから一ヶ月。
 驚くほどすんなりと、美愛は学校に溶け込みつつあった。
 考えてみれば当然のことだ。
 明るくて、優しくて、人当たりが良い美愛が、周囲から受け入れられないはずがない。
 美愛が周囲を受け入れれば、尚更のことである。
 沙織にとっての悩みの種はむしろ、姉が男子生徒にとって憧れの対象となっていることだった。
 姉妹で校内の人気を二分していることになるが、得意げになってもいられない。
 姉の下駄箱を開けて、中のラブレターを回収し、
 自分宛てのものと合わせて処分するのが沙織の日課になっていた。
 しかし、面倒な事になったとはいえ、
 父と母と姉を土下座させて、姉の処女喪失を黙っていたことを散々なじった後、
 監視下に置くという名目で強制登校させた甲斐があったというものである。
 
「やっほー美愛ちゃん!」
「こんにちは。加奈ちゃん。恵子ちゃん」
「ふーむ。いつ見ても大きいお胸。ミアさんといい勝負。
 つくづく、沙織にこんなに可愛くてボインな姉がいるとは信じられないね」
「どりゃー! 愛と怒りと嫉妬の乳揉みじゃーっ!」
「わわっ! やめてよっ! やめてったらっ!」
 友人達が美愛と仲良くなったのも良いことだった。
 暗示魔法により、彼女達を救ったミアと美愛が同一人物だということには気づいていない。
 おかげで、2学年上にも関わらず、オヤジ趣味全開で人の姉を弄くり回される毎日だ。
 沙織は、友人達の狼藉を止めようかと思った。
 しかし姉は……笑っている。
 無邪気にはしゃぎながら、笑う。
 最近の姉には、以前のようなよそよそしさが感じられず、
 年相応の楽しみを、沙織や友人達と共有できるようになっていた。
 思わず、沙織の口元も緩む。
「さ〜おちゃんっ」
「うわっ!」

223 :
 唐突に耳元で話しかけられ、沙織は飛びのいた。
「な、何ですか!」
「昨日も言ったけど、今日の夜は私の後をつけてきちゃダメだよ!」
「嫌です。昨日は私が姉さんのピンチを救ったじゃないですか」
「その前とその前はさおちゃんが危なかったじゃないっ!
 絶対ダメッ!」
「『戦いから遠ざけてきたのを後悔してる』、って誰が言ったことですかー?
 姉さんですよねーっ!」
 姉を登校させるのと交換条件、というわけではないが、
 沙織も魔法について学んでみることにした。
 あれ程毛嫌いしていた魔法だが、
 魔術体系の緻密さに心を奪われ、持ち前の才覚と熱意により、
 魔法薬と魔導具に関しては、かなり高度なものも作成できるようになっている。
 その知識を生かして、こっそりと姉の後を追いかけては、
 魔物退治の手助けに精を出していた。
 もっとも、今の所は足手まといになる事が多いのだが……
 自分の知らないところで姉が魔物に汚されるのは、沙織にとってたまらなく不愉快だった。
「じゃあ行かない代わりに、明日の休みは精霊召喚儀式を教えてくれますか?」
「え!? テキストそんな所までいったの!? ……う、うん、いいよ」
「姉さんの好きなアップルティーでも飲みながら、一緒にやりましょう」
「うん……なんだか、うまく丸め込まれてる気がする……」
 頭を抱えて悩んでいる姉と肩を並べて、満足げに沙織は歩き出す。
 しかし――不安は残っていた。
 沙織は、魔力がない少女だ。魔法少女ではない。
 同様に、美愛は魔法少女だ。普通の少女ではない。
 沙織が魔物との戦いの場にいるのは、場違いも甚だしかった。
 魔物を前にするとトラウマが蘇り、沙織の足を恐怖で竦ませる。
 守られる者と、守る者、
 いくら触れ合ったところで、二つの運命は、違う性質のものなのかもしれない。
 別離の予感は、払拭されたわけではなかった。
 だが、それでも――
 違う運命に生まれたからといって、血を分けた姉妹が歩み寄れないのは、
 この上なく悲しいことだと、今の沙織は強く思っている。
 長い間、後悔してきたから。
 大切に思っているのに、心が離れていくのは辛い事だから。
 沙織は、今も姉と共に戦い続けている。

224 :

「姉さん」
「うん?」
「……い、いえ、なんでもありません。ただ、呼んだだけです」
「私も大好きだよっ。さおちゃん」
「!!!」
 沙織は派手にすっころんだ。
 友人達にからかわれ、姉に助け起こされつつ、
 沙織は頬を赤く染め、照れくさそうに笑っていた。

225 :
以上です
もうちょっとストレートに書ければ良かったんですが

226 :
乙乙
二次ドリみたいな手馴れた感

227 :
個人的には、あんまり褒め言葉じゃない例えだw>二次ドリみたい

228 :
ショゴスさん「解せぬ…」

229 :
何気に豊漁なスレ

230 :
魔法少女はいつの時代もおりますゆえ

231 :
江戸の町を駆ける魔法少女か……新しいな

232 :
落語天女おゆいか
別に新しくもないな

233 :
触れた相手の魔法と戦闘技能を封印する程度の能力の触手

234 :
『束縛する中腕の触手』
誓約と制約:魔法少女以外に使用した場合、触手はぬ

235 :
触手しかせない魔法少女なら、
魔法少女しか犯せない触手とは相性が良いんではなかろうか
そしてあ〜あ〜はいはいと脇を通り過ぎていく一般大衆

236 :
粘液まみれの触手で絡め取る場面があるけど、
あれちょっと力を入れたらすっぽ抜けて
あさっての方向へ飛んで行くんじゃなかろうか。
という電波を受信した。


237 :
魔物:ウ=ス異本
能力:《封印》
封印された人間はその内容に逆らえない

238 :
保守

239 :
堕ちたり致命傷を受けても体力MP半分気力MAXで復活する程度の魔法少女

240 :
気力は回復しない方がいいな

241 :
触手バイブに寄生された状態で復活してほしい
何とか取ろうと頑張るが取る事が出来ず、その状態で戦闘に突入する

242 :
>>240
何度でも心を折れるのに?

243 :
>>241
そのシチュ好きなんだけどほとんど無いよね

244 :
>>242
心を折って砕いて叩いて擂って粉にして、白濁液でこね回して汚辱団子にしてやった方が良いな

245 :
ヒロインは精液とスライムで満たされたプールに突き落とせばおk

246 :
敵にされる度にループして巻き込んだ魔法少女も無限ループするようになる物語

247 :
こう、生体ユニット的な展開をですね…

248 :
>>246
捕らえられてから約300年の月日をかけて最上層のラスボスフロアに駆け上がって来た魔法少女達をあっさりと全滅させ
レベルリセットして一層からやり直しさせるのがいい

249 :
敵の幹部(同年代男子)とロミジュリする魔法少女凌辱ものってないかな?

250 :
少女漫画だと、むしろ王道じゃね?

251 :
ごめん、陵辱ものってついてたね。そりゃそうだw

252 :
腹が減ったな。そろそろ花獣リィンの収穫をしたいところだ

253 :
2ヶ月放置してたらヒエやセイタカアワダチソウの山の中で人知れず害虫にやられてたよ

254 :
リィンはすぐぬから、飼育や栽培には気を使えとあれほど・・・

255 :
俺がちゃんと埋めといたから、春になったらいっぱい出てくるよ

256 :
つまり、魔法界の鬼畜妖精に唆されて出兵して戦地で陵辱されまくった魔法少女達が
人間界に復員する際に海岸に揃ったリィン達を見て
「リィンなんぞが咲いてらぁ」って泣き出しちゃうんですね
聞いてるこっちの胸が痛くなります

257 :
兄ちゃん……なんでリィン、すぐんでしまうん?

258 :
処女だからさ

259 :
リィンちゃんの体で人肉フィート獲得

260 :
なにこのラクーン市をリィンで埋めつくさんばかりの流れ

261 :
時代がわた…リィンちゃんを求めてるのよ!

262 :
このスレ的には正解だが、君はそんな求められ方で本当に満足なのか・・・w
意気込まなくても、あらゆる多重世界で敗北したり戦火されたり誘拐されたりして凌されてるだろう

263 :
当人はカッコよく魔族を倒せるヒロインを目指しているのかもしれない。
まぁ、実際は逆の扱いなわけですが

264 :
一度の人生で一回陵辱されてぬ程度のリィンは、リィンとしては低級と言わざるを得ない。
標準的なリィンは、長くて15年未満の寿命の中で少なくとも5〜6回は陵辱される。
多いものになると100回以上も陵辱された事例すら記録されている。
少々特異な例では、一度陵され、復活させられた後に再度陵されるという
「一度の人生で複数回陵」された個体も報告されている。
いずれにせよ、リィンの因に陵以外が確認された例は皆無であり
一個体が15年以上生きた例も知られていない。
『多次元宇宙珍妙同位体図鑑』より抜粋

265 :
リィン「念願のスペルファイヤー・チャネラーの資格を取ったぞー!これで勝つる!」

266 :
>>265
自分から狙われるような技能取るから、いつまでたってもリィンなんだよ

267 :
でもリィンちゃんってわざわざ標的にされるほど大物じゃないよね
勝手に飛び込んできたり、他の獲物を狙ってる敵が外れで引っかけたり
他の獲物を追い詰めるための餌として前座で襲われたり、そんなのがせいぜい

268 :
避雷針(メイン肉盾)リィン

269 :
リィンは魔族とか戦いとかのない平和な世界に生まれて日常系魔法少女やってても
一般人ストーカーとかに拉致監禁の末に凌されてるんだろうな・・・

270 :
猿山のニホンザルにさえ剥かれそうな襲われっ子オーラ

271 :
>>270
むしろ奴らはその道のエース

272 :
リィンちゃんはドラクエする時でも初っ端から橋を渡ったり、FF12でも恐竜とか殴りに行ったりする娘なんだろうな

273 :
\ギャーッ!マンドリル!?ギャーッ!/

274 :
ナツメは・・・来てないか
また来月

275 :
黒髪ロング巨乳のえろい主人公にクールを装ってる友人、ちょっとスレてる金髪ポニテの先輩。
そして女とみれば手当たり次第妊娠させてくる触手たち。
俺の嗜好に直球ど真ん中な取り合わせだったので是非とも再開してほしいわな。

276 :
リィンちゃんにモンハンとかキングスフィールドやらせたら絶対腹筋崩壊プレイになる

277 :
サソリさんは良キャラだった

278 :
作者さん生存報告よろ

279 :
ゼフィルス・クイーンとナツメの夢に現れた“肉色の津波”は最高だ。

280 :
マルーシャさんを嫁に下さい。
>キングスフィールドやらせたら
最初のクラーケンで開幕から触手責めかw

281 :
キノコ族、たけのこ族、コアラ族、うまい棒族の戦乱で荒廃したお菓子の国を救う為にリィンちゃんを派遣

282 :
とっ捕まって、前をきのこ、後ろをたけのこ、尿道をうまい棒、顔を袋フェラに使われるのか

283 :
>>274
敵クリーチャーの存在が世間に知れ渡ってるのって案外珍しいよなーと

284 :
>>281
間違いなく食べ物戦争を煽るお菓子の国の神々の罠だな

285 :
日常ほのぼの系魔法少女の世界でも、メルヘンファンタジー系魔女っ子の世界でも
リィンちゃんは人知れずモブに凌されちゃうんか・・

286 :
リィンちゃんとは現代に現れた件だったんだよ!

287 :
>>280
重火器担いだ金髪の先輩魔法少女・・・
あれ気のせいかな最近なんか頭食わr

288 :
食べるんじゃない。犯すんだ。

289 :
求ム、魔法少女
経験不問

290 :
こち亀の両津の如く
散々魔物相手に性欲発散した挙句、彼氏との急用が入ったり目的達成したら「とっとと去ね」と
あれだけの悪堕ちする雰囲気・言動しといて即ポイする位のスーパードライな魔法少女いないかな

291 :
一行目と二行目以降が微妙につながらない・・・

292 :
こち亀の両津が化け物に陵辱される世界がどこかにあるんだよ・・・多分

293 :
こち亀で「実は桃太郎は傭兵だった」と言う話があったな
傭兵桃太郎がコードネーム「犬」「サル」「キジ」と共に鬼ヶ島に略奪に行くみたいな感じで
実は魔法少女と言うのも某国特殊部隊のコードネームだったりして

294 :
ボンドカーに乗った魔法少女か……意外とありだな、負けそうにないが。

295 :
マジカル光学迷彩や魔法のダンボールを駆使して、潜入工作を行なう魔法少女

296 :
高度な戦術・戦略を火力で突破する魔法少女

297 :
ボンドだって敵に捕まって尋問受けたりするしエロもいけるで

298 :
ボンドガールにあたるのはなんだろうか? 勤務先近辺の民家に居候して住民をいただいちゃうのか。

299 :
人間型の妖精か魔法少女でいいんじゃないかしら

300 :
まとめると、国の密命を受け、国家間の陰謀の裏でオカルト合戦を繰り広げるエージェント魔法少女たち
ふとした切欠でそれに巻き込まれ、魔法少女に守られながら、徐々に憧れを抱く一般市民少女やら妖精さん
あるいは、その一般少女や妖精さんこそが、本人も知らない秘密ゆえに陰謀の対象になっている張本人かもしれない
そんな感じのシチュエーション?

301 :
誰か保管庫更新よろ

302 :
だが、断る

303 :
三体の淫魔が魔法を封じられた10人の魔法少女と人狼ゲームをする夢を見た。

304 :
おれもこの前、魔法美少女に抱きつく夢を見た

305 :
>>303
初日はとりあえず、能力者宣言が無ければリィンちゃん切りですね。
切らなくても2日目の朝にはわかる事ですから

306 :
2日目の朝にリィンちゃんがヤられてそっから誰を切るかが始まるんじゃないのか?

307 :
リィンちゃんに成り変わった人狼や憑依した狐は哀れ

308 :
凶暴な金髪ポニテ娘に蹂躙されたい私にマルーシャさんを嫁に下さい。

309 :
肉食系もありだなー。拘束されても強がる女の子の穴という穴にムフフフフ

310 :
マルーのエロシーンで何回抜いたかわからない
普段がさつな子が可愛い喘ぎ声上げてくれると萌えるよね

311 :
あの作品、なんか他の二人が超攻撃力過ぎて弓の子の火力が心配なんだが・・・。
あ。私はリィンとシャーナの姉妹丼で御願いします。

312 :
久々に粉砕天使の話題で読み返したくなった

313 :
あの作品は元はなんかの二次創作なん?

314 :
撲天使ドクロちゃん

315 :
今は亡きRaSeNが作った「魔法天使ミサキ」シリーズの設定を使用したSS
絵に耐えられれば元ゲーもおすすめ

316 :
>>311
じゃあ俺はニーナとアゼル姉妹をキボンヌ。
胸大きい×2も良いが、大きいとまな板の組み合わせもまた良い!

317 :
RaSeNって姫巫女作ってたところだったか
巫女も好きなんだけど巫女魔法少女って割と混ざりにくそう。触手が似合うのはどっちも同じなのになあ

318 :
魔法少女というカテゴリーの中の巫女と言い張って解決させる手法で

319 :
魔術っぽいの使って、人間の敵相手に戦ってるから広義的には和風魔法少女でいいんじゃない?
変身する魔法少女、いわゆる魔女っ子系かといわれれば違うかもだけど。

320 :
巫女っぽいコスに変身する魔法少女でおk

321 :
世の中には「ボルトアクションライフルを担いだ巫女服天使の退魔師」と言うカオスがあってだな

322 :
1.単に巫女コスを着た魔法少女。文化と伝統は尊重しないとね!
2.巫女と魔法少女、二足の草鞋。変身しなくても戦えます!
3.巫女と魔法少女まさかの合体。魔法少女と巫女で魔女だ!
何にせよ、巫女魔法少女は萌える

323 :
鬼や天狗、河童といった妖怪を何匹も倒してきた巫女魔法少女
しかし、大陸や西洋から見も知らぬ妖怪が来襲
日本の妖怪退治に慣れきっていた巫女魔法少女は果たして勝てるのか!?
っていう劇場版鬼太郎的な魔法少女もありだよね。
日本の妖怪が果たして味方なるかは別として

324 :
なんちゃら神楽でもやってろよ

325 :
「戦争なんて腹が減るだけだし、この巫女差し出すんで放っておいてくださいや」って事になりそう

326 :
>>322
かのセーラーマーズは、変身前は実家で巫女やってたな
変身後の技はなぜか仏教(密教)系だったが
マーズの変身後はセーラー服ベースだが、変身後の衣装が巫女風と言う魔法少女は
エロ系では珍しくない気がする
ここで掲載されてた月刊ウィザードシリーズにも登場してたしね
>>323
吸血姫美夕か

327 :
エロゲならつるみくの夢喰いの巫女っChuって劇中劇がすごく残念だった。
何で凌辱ゲーメーカーなのに劇中劇は和姦のみなんだよって

328 :
このスレにはシスター系もいるよな……ありえないほど強固な意思を持つ集団だった記憶が……

329 :
魔法少女4人を相手に、人間に化けた従者を人質にして優位に立とうとしたら
魔法少女達の感知技能が高くて1ラウンド目からフルコンボの全体攻撃されたから瞬間退場したニョロ

330 :
ナツメやマユの続きはまだかい?

331 :
ユキの人待ってるよ

332 :
魔法少女の学園を大群で攻めていろんなタイプの魔法少女を狩る夢

333 :
>>332
いいなあ、それ。

334 :
どこかの世界の一度の敗北と陵辱でんだり、即発狂する
もやし魔法少女を造る学園とか無いわー

335 :
少女なんだからしょうがない
魔法の保護がなければ本来はか弱く儚い存在なんだよ

336 :
つまりどちらも噛ませ犬と言う訳か

337 :
>>334
でもまあ初体験を化物に奪われた夜とかケロっとしてたら逆に萎えるし。
涙に暮れながら夜明けまでシャワーを浴び続けたりとか傷心系の描写が欲しい。

338 :
>>337
魔法少女沙枝のVol1でそういう描写があって素敵だったなー

339 :
そして傷心も言えぬまま次の戦いで再び穢される

340 :
恥じらいとか色々な物が消え失せゲスなビッチになるとスルーされますか?

341 :
>>337
魔法の守護姫アルテミナでもそういう描写があったな


342 :
旧作リィンちゃんによる単騎特攻
突撃魔族の地下本部…どこまで行けるかなぁw

343 :
トルネコの大冒険で1階でももんじゃ3匹になぶりしにされる状態かと

344 :
そりゃ、聖闘士で例えるなら、邪武に十二宮突破しろと言ってるようなもんだ
同ランクだと思ってたお友達(マユちゃん)が後に神聖衣覚醒級の成長を遂げる点でも、まさに

345 :
>>343
不思議なダンジョン系のエロゲ誰か出さないかな
脳内ではゲイズ相手に旧マユメンバーが全滅して全裸で蹴り出されるシーンなら余裕で想像出来るのだが

346 :
>>345
商用だけど神楽シリーズはどうかな?

347 :
>>346
魔法少女物で無いのがなんとも
自炊は無限ダンジョン系フリーゲームの改変とカス子で自作しようとして断念した
20年かければ馬鹿でも何でも出来るなんて嘘に違いない
だって一晩寝たり、新作アニメや動画に影響されて方向性が変わって半年迷走する中にエタってしまう

348 :
ツクールVXでRogue系(不思議の)ダンジョンのスクリプトがあるから、
それを使えばカス子やらで自作はできた。
というかDLsiteに逝けばそういうのいくつもありそうだぞ。
つーかお前ら女主人公ものでなんで抜けるのかがわからん。
男主人公もののM属性の俺にはな。
(なんでこのスレにいるかというと商用のために傾向分析)
孕ませるわけでもなく、ただただ痛めつけて射精するだけのために、
少女がにそうなほど呻いているのに勃起射精できるんだよなお前ら……。
わからねえその性癖が……
(現実では紳士だろうと思っているので否定はしないけど)

349 :
このスレの趣旨を理解していて、自分がそれとは目的が違う人間であることを理解した上で覗いているんなら
余計なこと言ってシラケさせてるんじゃねえよ。ずっとROMってろ

350 :
否定しないと言いつつ思い切りバカにしてるあたりすごい

351 :
目的:商用のためwwwに傾向分析wwww
成果:わからねえ
色々と失笑を禁じえない書き込みだったな

352 :
お薬の量を増やそう(提案)

353 :
商用の為に傾向分析して、その結果がわからないなら、
そら単純に才能が無いってことなので、素直に転職をおすすめするレベル

354 :
無職に社会の風当たりは厳しかろう…

355 :
突き抜けた鬼畜なのが好きだったのに
女にブレたり女の争いが起きたりとか墜ちたなグラさん

356 :
他人の唯の性癖をわざわざスレにまで来てわからねえわからねえって否定する奴よりは
のんびりやってるここの奴らは歪んでないと思うよ

357 :
おっとsage

358 :
Pixivに活動を移していた杏の人が、過去にここで発表した旧作の手直しを終えて、ついに続きの話をアップされた模様
昔の読者は、心当たりのあるワードでレッツ検索

359 :
なんかみんなあっち行っちゃうねー
探す手間が省けていいがちょっとさびしい

360 :
みんなじゃないぜ……

361 :
どうでもいい質問だが、
住人はどんな魔法少女が最期を遂げるシーンがいいんだろうか?
俺はボロ負けして散々輪姦された挙句無残にされるシーンだな

362 :
実はあんまり陵まで行くのは好きじゃなかった。もったいない気がして
苗床とか、触手に絡まれて魔力炉の供給源にされるみたいに、陵辱無限ループのが好き
でも、このスレの力作たちによって、ちょっと違う方向にも目覚めつつある

363 :
仲間と一緒に肉壁の中に閉じ込められて
触手に犯されながら外の様子を気にしたりお互いに励まし合いながら終わるシーンかな

364 :
>>361
撃破数、敗北数を完全管理して理想の嫁に育てる派

365 :
手も足も出せずに敗北して抵抗も諦め、凌辱行為一つ一つを脅えながら耐える
でも快楽落ちは絶対にしないで、来るはずのない助けを求める所で暗転って感じでひとつ
でも商業だと9割がた快楽落ちばっかなんだよねー
負けたのに気持ちよくなって幸福感覚えるとか、敗北の重みがなくてどうにも燃えんのだが

366 :
>>365
その人物の価値観でネガティブな物を無理やりポジティブに変えるのは最大級の敗北を与えた攻撃だと思うのだが?
例え:ゴキブリ嫌い→ゴキブリ愛好家

367 :
そう思う人が多いから快楽落ちに需要があるんだろう
俺はあんまり好きじゃないし、その例では、ますます実感から離れていくけどw

368 :
>>366
一理あるとは思うし、そういうシチュ自体は自分も嫌いじゃないよ
でもさ、貴方の言うそれが最大級の敗北になるのは、快楽落ちする前のヒロインが対象じゃないかと思ってしまった
ゴキブリの例にしても、ゴキブリ好きになってからゴキブリに嬲られてもご褒美でしかないわけで
落ちてから口でいくらごめんなさいとか言ってても、アヘ顔で言われてちゃ上っ面の言葉にしか聞こえないんだ
我ながら難儀な嗜好してるなと思うんだけどねぇ……

369 :
>>368
確かに言われてみたら過程しか見てなかったわ

370 :
しかしまあ、なんとも業の深い会話だw

371 :
快楽堕ちってどんな層に需要が有るんだろう

372 :
にそうな状況にある魔法少女が怯えて涙目でボロボロで抵抗もできないのに
「してやる!」って喚いているのを更にフルボッコするような展開がたまらぬ……

373 :
>>371
たぶん無様層?

374 :
>>361
ヌッしはちょっとなあァ・・・
やっぱ>362みたいな感じというか、苗床や生体ユニットにされちゃうのがイイ!

375 :
続編に続く終わり方はありかな?
戦いに負けた魔法少女は敵に何日もぶっ通しで犯されるのだった・・・  【第一部完】
第一部から一週間後魔法少女は病院のベットで目覚める。
仲間の救援で運よく助かった彼女だったが犯され続けた後遺症で
服が擦れたり触られるだけで絶頂してしまう体になってしまっていた。
だが不屈の精神と仲間達の献身的な介護の結果、なんとか日常生活を過ごせるまでに
回復することが出来た。
そんなある日、病院に敵が来襲し魔法少女は再び戦いの舞台に降り立つ事になる。
はたして後遺症の残る体で彼女は敵に打ち勝つことが出来るのだろうか・・・

書いてたら無茶苦茶長くなってしまった

376 :
てす

377 :
魔法少女になったけどLV30まで基礎能力UPと自動復活以外の能力も魔法も無い案山子と言う宿命

378 :
それ基礎能力UPがある分、无(ウー)よりマシじゃないかな?
あれも不老不の副次効果で燃費悪いけど強い術使えるようになるだけ
痛覚なんかは全部残ってるし、なないけど空腹感や喉の渇き、息苦しさなんかは残るらしい

379 :
定期的に魔法少女をいじめるエロゲを作りたいと思ってしまう

380 :
光使いのエリート魔法少女が影使いと戦い、自分の必技で出来た影を侵蝕され、影の獣に変えられた自分の影に獣姦され敗北。
影の獣の能力でほとんどの魔法を封じられたうえに、ペナルティで一週間日常的に影を通じてセクハラを受け
毎晩とるに足らない雑魚に満身創痍の苦戦を強いられてしまう
打開策は見つからず、プライドが邪魔をしてライバルや後輩に相談出来ずリベンジの日が近づく・・・
そんな脳内妄想

381 :
色々と歓迎の用意をしていたのにハロウィン期間中に魔法少女が現れなかった魔物の気持ち

382 :
おまえらが魔法少女を乱獲して陵辱するから天然の魔法少女はもう絶滅しちゃったんだよ

383 :
天然など元から存在しないんだよ

384 :
そこで養殖リィンによる安定供給の実現ですよ

385 :
天然と養殖の区分がよく解らない
下の考え方でいいのかな?
天然:一番最初から魔法が使える
養殖:マスコットキャラが魔法の力を授ける

386 :
木からリィンがキュウリのように生るイメージ

387 :
このスレにでてくるリィンて何なん?元は何?
知ると幸せになれますか?

388 :
まとめサイト消滅中とはいえ、このスレ絡みとわかっているなら、自分でいくらでも調べるヒントはあるだろうに。
このスレに投下されているオリジナルSSの登場人物だよ。そんだけ

389 :
フィクションのメシマズヒロインは、大抵の場合は強引に食べさせようとするので
(あるいは本人にその気がなくても、食べないと許されない雰囲気や圧力を結果的に作るので)
そこまでを含めてメシマズ系って言ってるんだろう
欠点自体は誰にでもあるので、欠点に伴う被害を振りまかない限り問題ないのは、その通り

390 :
ごめ、誤爆

391 :
>>378
でもウーは脳内麻薬のコントロールで肉体能力を常に極度まで出せたり、主がピンチになると無限の力を発揮とかあるじゃん

392 :
魔法中年の続編こないかな
あれ好きだったのに

393 :
末路シリーズの続編を待っている

394 :
末路シリーズは特定の作家によるものではなく、スレ埋め立てのための自由投稿だったので
機会があったら君が書いてもいいんだぜ

395 :
>末路シリーズ
投下前のまえがきだと
明らかに毎回同じ人が投下していたように見えるけど。
最新の投下は16スレだからだいぶ前だし
設定だけをお借りして他の人が埋め投稿するのがいけないということじゃないが。

396 :
堕ちたり、んでも新しい魔法少女に引き継がれて延々と地獄を転げ回るって怖くね?

397 :
ベルセルクの蝕みたいな絶望的な地獄から生還して、希望を守るために戦う指輪の魔法少女か
「なんかアイツに勝てる方法ない?…やっぱ私のへなちょこな魔力じゃ厳しいのかな」とか弱音吐いたり
あんまりな地獄見たせいで人としての情動が少し麻痺してて、助けた男子みんなに守護の指輪を嵌めて笑顔を振り撒いて
「私がアナタの最後の希望だよ☆」とか言っちゃってるせいでとんでもない勘違いを男にさせてると全く気づいてない
そのせいで恋情と劣情を募らせた男達を逆に絶望に落としてしまい、人の心を弄ぶ魔女として…

398 :
>>391
脳内麻薬コントロールも、普通の人ならぬけどウーなら不老不だから問題ないって理屈だったはず
ウーになったから出来る事だけど、ウーになるだけで出来る事じゃない
無限の力は主がピンチにならないと駄目だから、戦力計上するのは危険じゃないかなぁ
>>396
ロマサガ2の伝承法みたいな感じだな
先代魔法少女を凌した敵にトラウマ覚えたり、逆に先代がにながらも見出した攻略法で撃破するとか、色々考えられるな
最終魔法少女は歴代の知識や記憶や想い≒妄執に自我を侵食されてたりすると、救いの無さが際立つかも

399 :
>>377の変な思いつき設定と、ウーのどちらが悲惨かという話なら、>>377に書かれている範囲内の情報なら
修行なり努力なりで基礎力をあげる以外、最初から存在する自動復活の能力以外存在しないって意味だから、ウーと変わらんだろ
>>377設定の復活能力がどのような手順かによって、ウーで可能だったことが出来るかどうかの議論の余地が残るだけで
てか、いつまでその話してるんだw

400 :
>>398
コスチューム、マジックロッド、特殊技能、耐性集めの為にルドン送りですねわかります

401 :
魔物「やべ!飾り付けに夢中で案内状を出し忘れた!」

402 :
>>397どうせなら
『私は全ての魔法少女を陵辱する魔法少女だ!』
と数多の魔法少女が存在する平行世界を旅する魔法少女を…

403 :
めだかさんが時空転移スキルを持ってさえいたら

404 :
投下します。5レス分です。

405 :
第一話『魔法少女、誕生!!』
セーラー服のスカーフを発育途上の胸元で揺らし、
プリーツスカートからのぞく健康的な脚を軽やかに躍動させ、
陽光あふれる桜並木を、一人の少女が駆けて行く。
少女の視線は桜並木を先行して歩を進める、ひとつ年上の少女の背中を見つめている。
チェック柄のスカートとブレザー姿、真新しい制服に身を包んだ少女…
それはセーラー服の少女・ハルにとってずっと追いかけ続けてきた背中。
「ナッちゃーん!おはよっ!」
「ハルちゃん!おは…!はわわっ!?」
駆けてきた勢いのまま、ハルは、先行していた少女…ナツに抱きつく。
「通学路で逢えるの久しぶりだね!ナッちゃん」
「そうね、って、ちょっとハルちゃんってばぁ!」
「なぁに?」
「そんなにぎゅってしたら、む、むねに…」
ハルはナツの最近成長著しい胸に顔を埋めている。
「いいじゃーん、ボクたちキスまでした仲じゃない」
「あ、あああ、あれは!その、冗談みたいな…もので…!」
ナツの頬が朱に染まる。それを見て、ハルはにへへ…と笑う。
(解ってるよ、ナッちゃん。あれはナッちゃんにとって、ただの冗談、ただの遊び。
(でもね、ボクにとっては…大切な、大切な思い出のひとつなんだ。
動揺するナツに「今朝はこの辺にしといてあげるかー」などと言い放ち、
ようやく拘束じみた抱擁をやめ、ナツを解放するハル。
「もぉ…ハルちゃんたら」
照れくさそうに、でも満更でもなさそうにほほ笑むナツ、そのハルに向けた視線は。
まるでやんちゃな、でも可愛く愛しい妹を見るような慈愛に満ちていた。
※※※
二人は、同じ町内に住む幼馴染みだった。
ハルはいつも、ひとつ年上のナツの後をちょこちょこ付きまとってきた。
一人っ子のナツも、そんなハルを妹のように可愛がってきたものだった。
しかし、この春からナツは高校に進学し、ハルと過ごす時間は格段に減っていた。
※※※
「ナッちゃん、高校生活はどう?」
「うーん、そうね…まだよく解らないなぁ」
「もうラブレターとかもらった?」
「あ、あう、あのその…////」
「…もらったんだね、はぁ…」
(しょうが無いよね、ナッちゃん、こんなにキレイなんだし
腰のあたりまで伸びた絹のような黒髪。色白の肌、とはいえ病的な白さでは無い。
二重瞼に包まれた瞳は大きく明るい。高い鼻梁、ふくよかなピンク色の唇。
同年の平均より少し大きい胸に、適度に脂肪の乗った健康的な肢体。
ナツは、はっきり言って、モテる。それがハルには嬉しくも切ない。

406 :
「そうだ、私…ハルちゃんに相談があったんだ」
「なぁに?ボクに出来る事ならなんでも!」
が、ナツはその相談とやらをすぐにきりだそうとはしない。
「あ、あの…実は、ね…」
「ナッちゃん…?」
頬を赤らめ、眼は泳いでいる。言い淀み、躊躇する。
その様子に、ハルの心臓が、どくん!と跳ねた。
(ま、まさか…まさかまさか…これって…!ボクへの愛の告白!?
「い、言いにくいな…あのね」
「う、うん…!」
ゴクリ、とハルの喉がなる。
(どうしようどうしようどうしよう…!ナッちゃんに「好き」なんて言われたら?
(も、もちろん!ボクも好きだよって!それから、それから…!!
「私、ね…実はこの前、おと…」
その時、だった。
「な、なに!?」
世界が、暗転したのは。
※※※
先程まで桜並木に降り注いでいた陽光は、もはや無い。闇が周囲を支配していた。
何の音もしない。誰もいない。ナツとハル、そして…荒涼とした大地。
いや、その大地の先に、人影が、ひとつ。
人影は陽炎に包まれているようにぼやけ、その仔細は解らない。だが。
「きゃーーー!!」
ナツが悲鳴を上げる。人影の脇に滲み出るように出現したバケモノの姿に。
(あれが…闇の魔法使い…!それと、その欲望を具現化した使い魔!?
「な、なに!?なんなの…あれ!」
「落ち着いて!ナッちゃん!」
「!!ハル、ちゃん…?」
ナツを、愛しい人をかばうように、ハルは、ずい、と前に出る。
そして、両の手を空にかざし、叫ぶ。
「春よ、来い!スプリングコート、ドレスアーーーーーーップ!!」
闇が支配する世界に、春の陽光が再び降り注ぎ。
ハルは、セーラー服の少女は、次の瞬間、光の戦士へとその姿を変化させていた。
「ナッちゃんは…ボクが守る!」
「…スプリング・コート?ハルちゃんが?」
その姿はナツとハルが子供の頃大好きだったアニメの…魔法少女そのもの、だった。

407 :
※※※
ハルがその“声”を聞いたのは、ほんの3日前の事だった。
「…!光と、闇の戦い?ボクが光の戦士?」
声は、太古から連綿と続くと言う光と闇の戦いについて語った。
闇の力が増大する時、世界が危機にさらされる。破滅の、危機。
それを阻止できるのは、資質を備えた“光の戦士”だけなのだ、と。
「資質…ボクに?ボクが戦わなきゃ…世界が…終わる!?」
自分に何が出来るのか?いや、そもそもこの声はなんなんだろう?
こんな声が聞こえるって、ボク、おかしくなっちゃった?
混乱し、動揺し、半信半疑のまま。ハルは声に尋ねる。
「ど、どうしろって言うの?戦うって言ったって、ど、どうすれば…!?」
声は言う。力は人の身の内、心の内にある。常識という名の枷がそれを縛っているだけ。
枷を解き、その力を自覚するだけでいい。そのために有効な方法はひとつ。
「キーワード?…変身、の?」
その時ハルの脳裏に浮かんだのが…子供の頃、ナツと一緒に夢中になったアニメだった。
「魔法少女戦隊 フォー・シーズンズ」
ハルコ、ナミ、アキナ、ユキエという4人の少女は、それぞれスプリング・コート、
サマー・ウエーブ、オータム・ピース、ウインター・スノーという魔法少女に変身。
世界を闇に返そうとする悪魔ラ・モールと、愛と夢と勇気を武器に戦う…という物語。
玩具会社と衣料品メーカーがスポンサーとなり、各種オモチャやなりきりコスプレなど、
様々な商品も展開し、大人気を博していたのだ。
名前が似ていることもあり、ハルはハルコ=スプリング・コートが一番好きだった。
ハルコの一人称が「ボク」だったから、ハルも自分をそう言うようになったくらいだ。
だから、咄嗟に、叫んでいたのだ。
「春よ、来い!スプリングコート、ドレスアーーーーーーップ!!」
スプリング・コートの変身呪文を。すると、実際に変身、出来てしまった。つまり。
ハルは“力”の資質を持ち、“光の戦士”として戦う宿命にあり…
そのための姿が「魔法少女スプリング・コート」なのである。
※※※

408 :
「ハル、ちゃん…どうして?どういう、事?」
驚愕の表情を浮かべるナツ。
あちこちにフリルを散らした、ピンク色のミニスカ・コスチューム。
胸元にはきらびやかな光を放つ宝玉、頭部には宝玉のおさめられたティアラ。
背中には天使の羽根、手には装飾過剰で、おそよ戦闘用とは思えぬきらびやかなロッド。
それはナツが子供の頃見たアニメの魔法少女、そのままの姿だった。
「話は後!…下がって!ナッちゃん!」
バケモノ…タコのような使い魔が迫る。その姿はハルに生理的嫌悪感をもたらす。
使い魔は、闇の魔法使いの欲望を具現化した存在…という知識はすでにハルの中にある。
この使い魔を具現化させた闇の魔法使いの欲望、それは。
女の肌と肉と、その蜜壺を思う様蹂躙し尽くしたい…というものだった。
性交渉未経験の少女に、嫌悪感をもたらずのは当然と言えた。触れたくも、無い。
「く、来るな!スプリング・シャワー!!」
ハルの手にあるのは宝玉や天使の羽根で飾られたロッド。
ロッドをかざすと、その先端から光線が放たれる。
だが、その攻撃を、使い魔は姿に似合わぬ俊敏さで避ける。
「い、いや!来ないでよ!スプリング・コート、スクランブル!」
背中にある天使の羽根が展開、大きく広がりハルに飛翔能力を与える。
ふわりと宙に舞い、突進する使い魔から身をかわす。振り向きざまにロッドの攻撃!
だが、はじかれる。使い魔はその触手を伸ばし、ハルを捉えようと試みる。
触手から逃れようと背中の羽根を羽ばたかせる。だが、よろめく。
「も、もう!この!このこのこの!」
一本の触手が、ハルの脚を捕えていた。
「きゃっ!?」
「ハ、ハルちゃん!」
ナツの悲痛な叫びが響く。
※※※
“光の戦士”としての、戦うための知識は、すでにハルの中にある。
だが、それは知識としてあるだけで、経験が伴っていない。
経験がなければ“知識”は確信や自信には結び付かないのだ。
“知識”が次の行動を示唆しても、ハルの意識が“それでいいのか?”と疑問を唱える。
雑念を捨て、知識の命ずるままに戦えば勝機はあったかもしれない。だが。
ハルは3日前に知識と力を得たばかりの新米・魔法少女である。
いまだ意識は、ただの15歳の少女に過ぎず、戦士の自覚や覚悟もいまだ、持たない。
※※※

409 :
「い、いやあ!やだやだやだぁあ!」
両の脚を、両の腕を、使い魔の触手にがんじがらめにされ、ハルは悲鳴をあげる。
触手はぬめりとした液体に包まれ、その生温かい感触がハルの神経をざわつかせる。
青臭いような異臭も、ある。それはまごうことなき精臭だったが、15歳の少女に、
いまだ性交渉の経験を持たない処女であるハルに、解るはずも無かった。
ただただ、生理的嫌悪感を募らせ、拒絶のため、身をよじるだけ。
使い魔がハルを拘束する一方。
使い魔の背後に控えていた人影が動いた。
闇色のローブに身を包んだ…闇の力を持つ“闇の戦士”たる、闇の魔法使い。
世界を破滅に導くと“声”が語った、“光の戦士”たるハルとは対極の存在。
闇の魔法使いは、ハルには眼もくれず、ナツの元へ歩を進める。
恐怖より以前に、状況を把握できず、混乱と動揺のまま硬直するナツ。
(!?あいつの目的は…ボクじゃなくてナッちゃん、なの?
ナツが、狙われている。その理解に、ただ恐怖にあえいでいた意識に光がともる。
「させない!」
ハルの頭部のティアラ、その中心にある宝玉に光が集束、射出される。
光の槍、スプリング・ランサー。たとえ拘束されていても、魔法による攻撃は可能だ。
ナツまで数メートルの距離まで迫った闇の魔法使いを、光の槍が襲う。だが。
闇の魔法使いは身じろぎもせぬまま、その半身を黒い影が覆う。影は光の槍を吸収。
「くっ…!」
以前、“声”は語った。力は、想いの力だと。夢、希望、祈り。強く願えば力は強くなる。
(ナッちゃんを守らなきゃ…ナッちゃんナッちゃんナッちゃん…!
(ナッちゃんを…守るっ!
闇の魔法使いの手がナツに伸びる。しかし。
その時、ナツの全身を薄桃色の光が包んだ。
「スプリング・コート…?光の、バリヤ?」
ナツは記憶の中に見た。アニメ「魔法少女戦隊フォー・シーズンズ」
その作中で活躍する魔法少女スプリング・コートは、防御力に優れた戦士だった。
特に「スプリング・コート」の魔法に包まれた者は、絶大な防御力を得る。
「邪魔をするか、魔法少女?…ならば」
闇の魔法使いがゆっくりと振り向き、ローブの奥、にぶい光を宿す瞳でハルを見やる。
「まずはお前から…俺のモノにしてやる」
闇の魔法使いの声に嘲笑が滲む。ハルの肌が恐怖に粟立つ。
「ひ…!い、いやああぁぁああぁああ!!」
使い魔の触手がざわざわと蠢く。
新米魔法少女、いまだ処女たる15歳の少女を襲う、快楽地獄のはじまりだった。

(第一話、了)

410 :
以上です。第二話はそのうち。

411 :
期待

412 :
さくらと知世で脳内再生されますた

413 :
>>405-409の続きを投下させていただきます。5レス分です。

414 :
第二話『魔法少女、凌辱!!(前篇)』

無数の触手を持つ使い魔に拘束され、魔法少女スプリング・コートは身動きすら出来ない。
ぬめりを持った触手が、ずるりずるりと肌の上を滑るたび、全身を怖気が襲う。
フリルを散らした魔法少女のコスチュームも、あっという間に汚濁に塗れる。
べとべとした感触が、スプリング・コート…ハルの精神をも蝕んでいくようだった。
「い、いやぁ!き、きもち、悪い…!やめて!やめてぇ!!」
一本の触手が、ハルの頬に触れる。愛しむように、ぬるりと、頬を撫でる。
「ひっ…!!」
「ハ、ハルちゃん!」
防御魔法「スプリング・コート」、薄桃色の光のバリヤに守られたナツは。
だが、そのバリヤのため、そこから動く事が出来ない。
ひとつ年下の幼馴染み・ハルがなぜ魔法少女に変身したのか?
なぜ自分たちが怪しげな男とバケモノに襲われなければならないのか?
なにひとつ疑問も解消されないまま。
ナツはただ、ハルが凌辱される様を見ていることしか出来ない。
※※※
「触手の感触はどうだ?ええ?」
くくっ…と喉の奥を震わせるようないやな笑いを零す、ローブ姿の男。
ハルを拘束する触手のバケモノは、この男の欲望から生まれた使い魔だ。
その欲望、それは、女の肌と肉とその蜜壺を思う様蹂躙し尽くしたい…というもの。
女の身体を蹂躙し、凌辱するためだけに産まれた、ただそれだけのバケモノ。
ただただ、気持ち悪い。ぬめぬめとした軟体が全身を舐めまわす感触。
それは男の舌が全身を這う感触に近しいものであったが、処女のハルには解らない。
触手は、いまだ未開発で未成熟なハルの身体をひたすらに弄ぶ。
ぬるり、とコスチュームの隙間から入り込み、地肌を舐めまわす触手。
指先や頬、唇を舐めまわし、しゃぶりつくように愛撫する触手。
手足を拘束する触手も、ただ締めつけているるだけでは無かった。
ハルのやわ肌を、その感触を楽しむように、表面を細かく蠕動させていた。
「ひぃ…!いやいやいやぁ!気持ち悪い、気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い…っ!!」
怖い、気持ち悪い、おぞましい…!その感覚は変わらない。
だが。同時に。どこかふつふつと、身体の奥底から湧き上がる別の感覚。
「ぅ…んっ!や、これ…!?い、いやああああ!なん、なんなの、これっ!?」
ただひたすらに気持ち悪いだけだったはずなのに。それがいつしか。
別の…甘くもどかしく、切なくさえある感覚が、芽生え始めていた。
気持ち悪い。気持ち悪いのに…気持ち悪いはずなのに、気持ちいい…!?
「くくっ…!感じ始めているのか?ええ?そうなんだろ?」
「か…!そんな訳…!!んっ…!ひゃうっ…んん!」
頬を朱に染めて、ハルは否定する。
そんな訳が無い、感じる訳が無い。気持ちいい訳が無い。
だが。

415 :
「あ!はぁ…!や…っ!んんっ…!んはぁ!あ!あ!あ!…ひ、やぁああ!!」
ぬめる感触に、身体が熱くなる。じんじんと痺れが走り、ふつふつと熱を帯びる。
「くくく…!はーっはっはっは!!ひゃーっはっは!!」
闇の魔法使いの、音程の狂った嘲笑。高らかな笑い声が響く。
「感じろ感じろ!俺は嫌がりながらも感じちまう女を見るのが大好きなんだ…!」
無理矢理に犯し、拒絶する心とは裏腹の肉の悦びを与え、苦悩する様を愉しむ。
それがこの男を、闇の魔法使いを闇の存在たらしめている、歪んだ、昏き欲望。
「あえげ!悶えろ!よがり狂え!」
「い、いやああああああぁぁぁぁあああ!!」
男の欲望を受けてか、コスチュームの内側をのたくっていた触手が一回り大きく膨らむ。
ピンク色のコスチュームがはじけ飛び、ハルの腕が、乳房が、太腿が外気にさらされる。
「いや!いやいやいやぁああ!!!!」
ハルの双眸から涙が溢れ、頬が羞恥に染まる。
白と青のストライプのショーツは、いまだハルの秘部をかろうじて隠してはいる。
だが、乳房を覆うブラははじけ飛び、発育途上にある小ぶりな乳房がまろび出た。
「いやいやいやいやいやぁ!み、見ないで…!見ないでぇ!!」
手足を拘束された状態では、両腕で隠すことも出来ない。
ハルに出来る事は、身をよじり、哀願を繰り返すことだけ。
「ははっ!なんだ、その乳首は?ええ?」
ハルの小振りな、だが形の良い乳房。その先端は既に硬くしこっていた。
そこから発するじりじりとした焦燥感にも似た感覚がハルの身体を震わせてさえいる。
「ひっ…!い、いやあ!み、見ないで!見るなあ!」
「期待してるんだろう?え?ご期待に応えようじゃないか、くくっ…!」
拘束され、身動きの取れないハルの眼前に、2本の触手が掲げられる。
いわゆる包茎の男性器に酷似したその先端、その包皮にあたる部分がずるりと捲れた。
するとその中から、うぞうぞと蠢く10数本の細い触手が顔を覗かせる。
「な、なに…!?」
イソギンチャクを思わせる細めの触手群。
その全容を誇示するようにハルに見せつけた後、ゆっくりと下へと降りていく。
その目標は…ハルの乳房。
「う、うそ…!そ、そん、な…いやっ!いやいやいや…っ!」
イソギンチャク触手は、ゆっくりと降下し、ついにハルの乳房の前に到達。
するとそこで、まるで花開くかのようにくぱっ!と広がり、そして、
「いや…!あ、あ、あああああああ!」
いきり立ったハルの乳首を包み込んだ。
微細な振動と、触手自体の蠕動が微細な振動を送り込む。
それは快感へと変容し、ハルの脳髄を痺れさせた。

416 :
「は…はう…っ!ん、くぅ!あ!あ!あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙!」
「そんなに乳首が感じるか?あ?」
「ちが…!そんなんじゃ…あ!あぅ…ぅっ!んはぁあああ!」
否定の言葉とは裏腹に、ハルの表情が溶けていく。淫靡な嬌声が止まらない。
額には細かい汗の粒が浮かび、頬は高潮し、うっすらと涙を浮かべた目は虚ろ。
細かく震える唇はだらしなく開き、絶え間なく熱い吐息を吐き、涎をこぼす。
「嘘をつくな、どう見ても気持ち良くて仕方無いって顔だぞ?」
「ちが、う…!ぁあぅ! そんな、わけ、ボク、あ・あ・あ…っ!」
「くくく、強情なヤツだ、だが…」
闇の魔法使いが右手を高く掲げる。
「そうでなければ、面白くない…!」
「ひぅ…んあ!い、いや!?な、なに…!?」
闇の魔法使いの手の動きに呼応し、触手が動いた。
ハルの腰を持ち上げ、両の脚を割り、薄布に包まれた秘所をさらけだされた。
宙に浮かんだ状態で、いわゆるM字開脚の体勢を取らされたのだ。
「 い、いやあああぁぁぁぁ!!やめてやめてやめて!見ないでぇーーーーー!!」
制止の言葉をまったく無視、闇の魔法使いが強引に開かれたハルの股間を覗き込む。
深く被ったフードの向こうで、好色な光を湛えたにごった瞳が愉悦に歪む。
「濡れているな。染み出している」
「ひっ…!!いやぁぁぁあああああああ…っ!!」
触手はハルの下着にはまだ触れていない。だが。
触手の粘液とは別の液体により、ハルの下着は濡れていた。
明らかに愛液によるシミであった。
「乳首を弄られただけでこんなに濡らすとはな…淫乱魔法少女め、くくく…っ!」
「いや!いや!いや!いや!…もう、やめてぇ!もう…許してよぉおおお!!」
「何を言う、お楽しみは…これからだ!」
その言葉が合図であったのか、数本の触手がハルの下着に到する。
「ひっ!!」
息をのむ、ハル。
「ハルちゃん!ハルちゃん!ハルちゃん!ハルちゃん…!」
いまだ薄桃色のバリヤーに守られたままのナツの、悲痛な叫び。
それらをすべて顧みることもなく、寸分の躊躇さえ見せることもなく。
触手陣はハルのショーツに潜り込み、絡みつき、そして、引裂いた。
「いやぁぁぁあああああああーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!」
ハルの眼から、大粒の涙が零れおちる。いまだ誰にも知られていない秘密の花園。
その大切な場所が今、好色な光を瞳に宿した、闇の魔法使いの前に晒されたのである。
「くくく…こ、これが、これが…しょ、処女の、処女ま○こ…くへ、くへへ…へへっ!」

417 :
涎を垂らさんばかりの、喜悦に歪んだイヤらしい笑い。
「濡れてる、溢れてる…!おい、なんだぁ?ぱくぱく開いて…誘ってるのか?ああ?」
その声は、先程までの芝居がかった声音とは別の…欲望を露わにした声。
悪役を演じている役者のような物言いはなりを潜めていた。
男は、眼の前に差し出された御馳走に心を奪われているかのようだった。
「へ、へへ…すげぇ…むちゃくちゃエロいじゃねぇか…ええ?へ、へへへ…!」
下卑た笑いを浮かべ、男は目深にかぶっていたフードをめくる。
闇の魔法使い、その素顔は…ハルやナツと変わらぬ年頃の少年だった。
その顔を遠目に見たナツの表情に、亀裂が走る。
「あれは…!?」
見覚えが、ある。しかし誰だかは思い出せない。
恐らくナツにさほど強い印象を与えなかったのだろう、その顔。
しかし、確かにその男は…少年はナツがどこかで出会っている人物だったのだ
彼もまた、ハルと同様、内なる声を聞き、魔法使いとして覚醒した…同類。
その力を人のためではなく、ただ己が欲望のために解放した所がハルとの違いであった。
「これが闇の…闇の魔法の、欲望の力なんだ…ちょろいもんじゃねぇか?ああ!?」
欲望に塗れた声とともに、少年はその顔をぐっとハルの股間に近づける。
その露わな秘所を覗きこみ、あまつさえごくりと唾を呑む。
「すげ…処女ま○こ、ぐちゃぐちゃに濡れてやがる…へ、へへ…すげぇすげぇすげぇ…!」
「い、いやぁ!いやいやいや!見ないで見ないで見ないで…見るなぁ!!!」
全身をうぞうぞと蠢く触手に蹂躙され続け、性感を高められたハルの身体、
そしていまだ誰も受け入れたこともないのに、愛液を溢れさせる蜜壺。
否定し拒絶する心とは裏腹に、男を受け入れる準備をさせられた肉体を曝け出したハルは、
屈辱と恥辱の涙に濡れながらも、この場から逃げ出す術を持たない。
「見るだけで済む訳無いのは…解ってるよなぁ?へ、へへ…っ!」
その言葉と、次に少年が取った行動に、ハルの全身が硬直する。
闇の魔法使いのコスチューム、全身を覆う黒いマントの前を開いた少年、
その股間からまろび出たのは、すでにはちきれんばかりに勃起した肉棒。
「へ、へへ…い、行くぜ?お前の処女、俺がもらってやるよ…!」
「…!い、いや…いやいやいや!お願いお願いお願いお願い…許してぇええええ!!」
もちろん、少年が…闇の魔法に魅入られた闇の魔法使いたる少年が、
欲望に支配された少年が、ハルの願いを聞き入れるはずも無かった。
少年の使い魔、従順な下僕たる触手獣が、器用にハルを身体を少年の前に差し出す。
それは神の前に供物を捧げる信徒を思わせる、恭しく真摯な動きであった。
「いやぁあああああああ!いやだいやだいやだ!やめておねがいゆるしてやめて!!」
頭を振り、必で許しを乞う、乞い続けるハル。しかし。
仁王立ちする少年の屹立した肉棒と、ハルの蜜を溢れさせる蜜壺の位置が。
触手たちの献身的な動きによって一直線上に並べられ、そして。
そして、ついにその時が、来た。

418 :
「い、いやだああああ!いやだよぉおお!いやいやいや…こんなの、いやああああ!!」
触手の動きによって、前へ前へと押し出されるハルの身体、その秘裂。
「観念、しな」
少年の怒張が、ハルの秘裂に迫る。その距離が徐々に詰められていく。そして。
「ひっ…!」
ずぶり、と怒張が秘裂に突き刺さり、ぢゅぶりと音を立て、飲み込まれていく…!
「あ、あ、あ、あ…あああ、あ!あ!」
そして、一突き!少年の怒張の全てが、処女たるハルの蜜壺に飲み込まれた刹那…!
「あ…!あぁぁぁぁああああぁあああああぁあああああ………………っ!!」
ひときわ高い声、絶叫。全身がびりびりと電気が流れたように痙攣し、のけ反る。
表情に苦痛の色は、無かった。その表情は、悦楽に蕩け切っている。
「俺はな、優しい男なんだよ、痛みも無かっただろう?くく…っ!!」
初めて男のモノを受け入れたハルの秘裂は、破瓜の血を流していた。
だが、どういう訳か痛みはまるで無かった。
代わりに精神をまるごと飲み込むような、恐ろしいまでの快感だけがあった。
びくびくと全身を痙攣させるハル。先程まで穢れを知らぬ処女だった、少女が。
ただひとつき、男のモノを受け入れただけで、絶頂に達していたのだ。
それは少年の欲望…快楽を否定しながら感じてしまい、堕ちて行く女を見たいという、
少年の欲望を具現化させた魔法の、その効力によるものだっただろうか。
「あ…あぅ…………おふぅ…」
全身を快楽にだらしなく弛緩させ、口からは唾液を垂らし、眼には恍惚とした光を灯す。
「あ………ひ、くっ…ん…はぁ…!」
初めての絶頂の余韻が、ハルの全身を虚脱させ、思考もままならない。
だが、やがてその余韻が去ると。
悲しみ、怒り、やるせなさ、悔しさ、その他諸々の感情が、ハルを苛む。
目から涙が、さらに流れ出る。滂沱。ただひたすらに涙を流し続ける。
(どうして…こんな事に…ボ、ボク、汚され、た…穢されちゃったんだ…もう…!
なにも出来ず、ろくに抵抗もできないままに。
イヤなのに、イヤだったのに、なのに…嬌声をあげ、あえぎ、よがり、絶頂に達した。
ただ犯された事が、それだけが悲しいのではない。それ以上にやるせないのは。
無理矢理犯されたにも関わらず、たとえ一瞬とはいえ。
それを気持ちいいと感じてしまった事…だった。

(後篇へ続く)

419 :
以上です。続きはまた後日。

420 :
>>419
乙乙

421 :
後編にも期待せざるを得ない

422 :
素晴らしい

423 :
>俺は嫌がりながらも感じちまう女を見るのが大好きなんだ
俺漏れも

424 :
ノシ

425 :
>423
もちろん私も大好きです。
という事で後篇、投下させていただきます。5レス分。

426 :
第二話『魔法少女、凌辱!!(後篇)』

「無理やり犯されて感じてやがる!ただの淫乱だなぁ!ええ?魔法少女ぉ!」
その言葉が、魔法少女スプリング・コート=ハルの胸に突き刺さる。
「ひ、ひやう…!ボ、ボク、は…!しょんな、んじゃ…!」
呂律の回らない、言葉。否定、出来ない。否定したいのに。こんなのイヤなのに。なのに。
「何が違う、だ。自分から腰を振っておいてよぉ!」
「…え」
無意識、だった。しかし、ハルの身体は。
怒張をより深く咥えこもうと、もっと快楽を貪ろうと、淫猥な娼婦のように蠢いていた。
乳首はぴんと張り詰め、じんじんと痺れる。口元はだらしなく開き、涎を垂らす。
少年の怒張を受け入れた蜜壺は、より感度をあげようと新たな蜜を溢れさせていた。
呆けた表情を晒し、手足は弛緩し、少年と触手に全てを委ねている。
「そ、んな…違う!違う違う違う!ボ、ボクは…ボクはぁあああ!!」
大粒の涙が零れる。こんなのおかしい。こんなの違う。ボクの意志じゃない…のに!
「へっ、へへへ…前菜としては中々だな。もっと」
少年の表情に、歪んだ笑みが刻まれる。
「もっと、楽しませてもらうぜぇ!!」
「い、いやああああああああああ!?」
少年は欲望のままに抽送を始める。ひたすら突き上げる。激しく、忙しく、途切れなく。
「ひっ…!んぐぅ…あ、ああああああ!あ…あ゙あ゙あ゙、あーーーーーーーーーーっ!!」
触手につりさげられるような形で宙に浮いたハルの身体が前後に揺れる。
その揺れに合わせた突きに、突かれるたびに、突かれる毎に、ハルが絶叫を漏らす。
(イ、 イく…!?イってる!?また、イっちゃう…!と、止まらない!止まらないよぉ!
全身を苛む快感、連続する絶頂。未知の衝撃に翻弄されるハル。
嬌声を上げ続け、荒波にもまれるように全身を振るわせ続ける。
もはやまともな思考もままならない。思考にもやがかかっていく。
(なんで、イくの?イきたくなんかないのに…気持ち、いい!?どうして気持ちいいの!?
「く、くへへ…!い、いいぞ…お前の中…いいぞ!」
「ひやっ!あ!いやいやいやぁ!あ!あくっ…!んあ、あ、あ、あっ!」
(こんなのイヤなのに。なのに、気持ちいい。気持ちいい気持ちいい気持ちいい…!
「い、いく…!いくぞ!中に、中に出してやるからな!く………っ!」
「あーーーーー!あ、あ、あ!あーーーーーーーーーーーーっ!あぐぅああああ!!」
(気持ちよくて気持ちよくて気持ちよくて気持ちよくて…おかしくなる…っ!!
「で、でる…っ!くぁ…っ!あああああ…………っっっ!!!!」
「あ、ああーーーーーーーーーーーーーっ!!…ん、ひぃ!あーーーーーーーっ!!」

427 :
ガクガクと痙攣し、ひときわ高い絶叫をあげ、ハルの全身からぐったりと力が抜ける。
「く…っ!はぁはぁ…はぁ!!」
少年が荒い息を吐き、ハルから自身の怒張をずるり、と引き抜く。
少年の形に変形したハルの秘裂からは、鮮血混じりの白濁がどぶり、と溢れた。
「あ、ひぁ…あ、ぐ…あ…あぅ、ぅ、あ…」
ひくひくと全身を痙攣させ続け、あまりの快感ゆえか、白目をむいたハル。
初めての絶頂、初めての膣内射精、間髪いれぬ連続絶頂…
それは凄惨すぎる処女喪失の光景であった。
※※※
「ハルちゃん…!ハルちゃんハルちゃんハルちゃんハルちゃん…!」
少し離れた場所で、幼馴染みの凄絶な処女喪失を見せられた、見ざるを得なかったナツは。
薄桃色のバリヤの中で滂沱の涙を流していた。何も出来なかった自身の非力ゆえの涙。
(ハルちゃん…私、守られるだけで、何も出来なかった。何もしてあげられなかった…!
(私はこの先も、何も出来ないの?あなたを守ることも…助けることも?
だが、その時。
「え…!?」
ナツは、確かに声を聞いた。天を仰ぎ、呟く。
「内なる、力?私にも…!?」
時を同じくして、ナツを守っていた薄桃色のバリヤーが、徐々に消滅を始めていた。
※※※
「い、や、ぁ…もう、やめ、て…」
虚ろな瞳、朦朧とした意識。震える声で、必に哀願するハル。
ぼろぼろになった魔法少女のコスチュームと相まって、哀れを誘う光景だ。
「へ、へへ…まだまだ…!もっと、もっと楽しませてくれよ…なぁ!?」
欲望を具現化する闇の魔法の力に酔う少年に、ハルの声は届かない。
少年の欲望の力触手たちはハルを持ちあげ、ひっくり返した。四つん這いの体勢。
「う、あ、あ…」
触手がハルの顎を支え、持ちあげる。
そして、その愛らしい口元に突きつけられたのは闇の魔法を操る少年の怒張。
「くく、く…!そらよっ!」
「むぐぅ!?ん、んぐぅ…っ!!」
少年は怒張によりハルの口をこじ開け、口中を犯し始めた。イラマチオ。
(いやだいやだいやだ!苦しい苦しい苦しい…!いやなのに、苦しいのに…!

428 :
そしてハルの背後に使い魔の触手が迫り、ハルの秘裂に侵入した。
(は、入って、くる…!ま、また、来ちゃう!いや!いやいやいや、いや、なのに!
さらにもう一本。別の触手がハルの臀部をまさぐり、そして、アナルを犯す。
(!?うそ…そんなとこ!入るわけが…!!!!!????
「んむぐぅうううううううううううううう…!!!!」
(なんで!いやなのに!こんなのダメなのに!どうして…!!
「は、ははは!ケツの穴も感じるのかよ?淫乱魔法少女さんよぉ!」
(気持ちいい…!口もアソコも、お、お尻も…!全部気持ちいいよぉ!!!???
それは闇の魔法の効力か。ハルはすでに全身を性感帯にかえられていた。
何が触れても、どこに入れられても、痛みも屈辱さえも快感にかえる肉欲魔法。
「んむぐ…ぅつ!んん!んーーーー!ん、ん、ん!!んーーーーーーーっ!!!!」
口を、膣を、排泄孔を。ただ突かれるだけで、ひたすら絶頂を繰り返すハル。
全ての穴を犯され、全身を快楽に痙攣させる。それは凄惨でありながらも淫靡な光景。
「く、いく、ぞ!うぐっ…!!」
「むぐぅ…!んんんん…!んぐぅうーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
闇の魔法使いの肉棒から放出された濃厚な白濁汁が、ハルの喉奥に注ぎ込まれる。
肉棒のどくどくという脈動、白濁の注がれる感触さえも、いまのハルには快感となる。
肉棒を咥える唇と、精液に満たされた口中に快感がはじけ、眼の奥で火花を散らす。
無意識のうちに、その白濁を嚥下してしまうハル、すると。
「んくぅ…うぅううぅ…!あ!あああああーーーーーーーーーーーーーー!!」
青臭い精液が喉を通過する、その刺激さえ性感となり少女の身体を震わせる。
膣とアナルに突き入れられた触手も同様、激しい抽送の末、その先端から白濁を放出。
「ひ…っ!いやぁあああああ!あ!あ!あ!あぁぁあーーーーーーーーーーーーーっ!」
ぞくぞくとした快感の電流が全身を包み込み、痙攣し、立て続けに絶頂を迎える。
快感の余韻を感じているのか、ひくひくと震える触手が、ずるりと引き抜かれる。
膣口から、アナルから、中に収まりきれなかった白濁汁がごぼり、と音を立て零れる。
「あ、ぐぅ…んくぅ…ひぅ…はぁ、はぁ、はぁ…!」
絶えまない絶頂の嵐から、ハルはようやく解放されたかと思われた。
だが、タコのような姿の使い魔の触手は…何本もあるのだ。
「ひ…ああああああ!も、もう…だめぇ!いやああああああああああ、む、ごぅ!?」
別の触手が再びハルの口を、膣を、排泄孔を、犯す。犯し続ける。
前後に揺さぶられ、嵐の中の木の葉のように、ただただ翻弄されるハル。
白濁を放出し満足げに後退する触手、だが、次が。またその次が。
続々と触手が到する。ハルを犯す。そして、絶頂が繰り返される。
ハルを拘束している触手も蠕動を繰り返し、耐えきれないかのように痙攣、白濁を放出。
ハルの鋭敏化した肌を、精臭を漂わせる白濁が襲う。すると。

429 :
「はひぅ!ひぁあああ!あ!あぅ…!あ!あ!あ!あああああああ!かはっ…!」
吐きだされた白濁が全身をびちゃびちゃと濡らす、その程度の刺激さえも。
いまのハルには快楽の元となるようだった。
ハルはあえぎ、悶え、身をよじりつづけるが、快楽地獄から逃れる術は無い。
「い、いやぁああ!も、やめ…ひぃいいい!あ!あ!!ぅあああああーーーーーっっっ!」
「い、いいぞ…!もっと感じろ!もっとよがれ!くは、は、はーーーーっはっは!」
「ら、め…!も、だ、め…あああああ!あ、あ!し、んじゃう!おか、おかしく…ひっ!」
また絶頂、立て続けの絶頂。一時も休む暇も無い快楽地獄。
「あああああ!あかしく、なるっ!狂っちゃ、う!も、ゆ、ゆるし…ひぃいいい!!!!」
まとまった言葉を発することすら出来ず、ひたすらに犯され、イく。イキ続けるハル。
そして。
触手がハルを突く度、白濁を放出する度に、闇の魔法使いもぶるぶると全身を震わせる。
シンクロしているようだった。触手が感じている快感はそのままこの少年の快感となる。
「ま、まただ!また出すぞ!膣内に、口に、ケツに!出すぞっ!くぅつ…!!」
「んは…ぁ…っ!あ、あ、あ、ああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
何度目とも知れぬ絶頂の末、がくりと頭を垂れるハル。
その刹那、全身にまとわりついてた魔法少女のコスチュームの断片が、消える。
いや、元々ハルが着ていた制服に変化したのだ。もちろんぼろぼろに破れている。
「はぁ!はぁ!はぁ!はぁ…っ!ふぅ…なんだぁ、失神したのか?」
白濁に塗れたハルを支えていた触手が力を抜く。ずるりと地面へとずり落ちて行くハル。
ひくんひくん…と痙攣を続けるハルの身体には、もう力も意志も残っていないようだった。
「なかなか良かったぜ、さぁ次は…いよいよメインディッシュだ」
力尽き、魔法の力をも失ったハルを見降ろし、少年が呟く。
そう、これでナツを守っていたバリヤーも消えたはずだ。
そして少年が、闇の魔法使いが、ナツを見やる。
「な、なに?」
ナツを守っていたハルの魔法のバリヤー、「スプリングコート」は消えている。
自身を守っていた障壁が消え、ナツは怯え、震えているはずだった。だが。
ナツは、その美貌に怒りを湛え、闇の魔法使いを見据える。一歩も引かずに。
「お、おまえ…まさか!?」
腕を天空に向けて、高々と伸ばす。そして、ナツは叫んだ。
「カモン!ビッグウェイブ!サマーウェーブ、ライド・オンッ!」
ハルとナツが子供の頃一緒に見ていたアニメ「魔法少女戦隊フォー・シーズンズ」
そこに登場する4人の魔法使いの中で、ナツが好きだったのはサマー・ウェーブ。
光の魔法と水の魔法を駆使する、凛とした美少女戦士サマー・ウェーブ。
もっとも高い攻撃力を誇るサマー・ウェーブは、子供時代のナツの憧れだった。

430 :
「そんなバカな…!二人とも、だと!?」
驚愕に震える闇の魔法使い。
欲望の力をまとった少年の表情に、はじめて怯えが垣間見える。
ここは闇の魔法使いの力で作られた、荒涼たる闇の世界。
そんな光無き闇の世界に、天空から夏の日差しが降り注ぐ。
光はナツの身体を包み込み、彼女を光の戦士に変身させた。
魔法少女サマー・ウェーブ。
眼もさめるような鮮やかな蒼のコスチュームは、波を思わせるフリルで飾られている。
ナツの長い黒髪は深い海を思わせる蒼に染まり、頭上には女王のような豪華な王冠。
海の神ポセイドンを思わせる鉾を持ち、背中には天使の羽根が広がっている。
「許さない…!ハルちゃんを…ハルちゃんを…あんな目に合わせた貴方を…!」
怒りに燃えるサマー・ウェーブの眼。大きく両手を広げ、弓を引く体勢。そして。
「サンシャイン・アロー!」
光が収束する。光は矢の形を成し、放たれた!
「く、くそぉおおおおおおおお!!」
光の矢が闇の魔法使いに直撃した刹那。眩しい光が放出される。
光は辺り一面を照らし、そして。光が消えた後には、元の風景が広がっていた。
通学路、桜並木。
しかしそこはまだ次元の狭間とも言える空間だった。
倒れ伏したままのハルと魔法少女姿のナツの他には誰もいない。
闇の魔法使いたる少年も、彼の使い魔も、消えていた。
「ハルちゃん!!」
凄惨な凌辱の果てに失神したハルの身体は、青臭い白濁汁に塗れている。
だがサマー・ウェーブは意に介さず、大切な幼馴染みを抱きあげた。
サマーウェーブの、ナツの腕に抱かれたハルが意識を取り戻す気配は、いまだなかった。
※※※
ハルを抱いたサマー・ウェーブが誰もいない桜並木からその姿を消す。
桜並木の空間は徐々にその位相を正常な空間へと変位させていく。
そして、通常空間へと戻った桜並木には。
まるで何事もなかったかのように通学中の学生たちの笑い声が響いていた。

(第二話、了〜第三話へ続く)

431 :
以上です。第三話までは、またしばしお時間いただきます。

432 :
GJ!
続き期待してるぜ!!!

433 :
すんげー特徴的な文章だな

434 :
特徴的と申しますか・・・なんと言うか・・・

435 :
>>433-434
すいません、読みにくいですか?自分じゃ解らないです。
普段、1人称で書く事が多く、3人称は不慣れなもので、そのせいかな…
執筆中の3話以降、推敲し直してみます。

436 :
俺は気にならんが

437 :
一人称と三人称は関係ないよ
大して読みにくくもないよ

438 :
体言止め減らすだけでマシになる
あと句読点の使い方が奇妙だ

439 :
気にするレベルじゃない
どんどん書いてほしい
書き手が少ない、作品が少ない中なのに評価だけはいっちょまえにしてもしょうがないだろう

440 :
書き手の少なさを憂うなら内容についても触れてやろうぜw

陵辱のあとに救いがある展開なのかな?
ナツともどもどん底まで堕とされて欲しいな
ここまでGJなのでナッちゃんの陵辱シーン(あるよね?)にも期待してる

441 :
秋冬編かも

442 :
>>438
具体的なご指摘、ありがとうございます。
体言止めは癖みたいなもんでして…少し減らした方が読みやすいかな。
句読点の使い方は…すいません精進します。
時々「、」と「。」を打ち間違えてたりもするしorz
>>440-441
もちろん登場する魔法少女(全4人)は全員凌辱しますw…
が、最終的には救いのある結末を用意するつもりです。
堕ちっぱなしが好きな方にはごめんなさいですが、
できるだけ堕ちるところまで堕とすよう努力しますm(_ _)m
後2〜3話分くらいで春夏編には一旦決着をつけて、
その後、新章として秋冬編を開始する予定でおります。
最後までお付き合い頂ければ望外の喜びです。

443 :
そんな訳で第三話前篇です。
句読点や体言止めなど少し気を使ってみましたが、どうかな…

444 :
第三話『魔法少女、自慰!!(前篇)』

ナツはタメ息をついて背後を振りかえった。
ナツの視線の先にあるのはハルの家。二階の自室にはハルがいる。
恥辱と屈辱の処女喪失、そして強制的な連続絶頂を経験した傷心の少女。
光の戦士として魔法の力を得たものの、為す術なく闇の力に蹂躙された新米魔法少女。
魔法少女サマー・ウェ―ブとなったナツによって間一髪のところで救われはしたものの、
闇の魔法使いによる激しい凌辱によってハルの心身は疲弊しきっていた。
そしてそんなハルの悲痛な心中を想うと、ナツの表情も翳る。
ナツは輝くような美少女ではあるが、この時はその美貌もくすんで見えた。
「私には、何もしてあげられないの…?ハルちゃん」
ハルの母親には具体的な事は何も話していない。
通学中にハルが突然体調を崩して、だから連れ帰ったのだと母親には説明をした。
ぼろぼろになった制服はナツが魔法で修復し、白濁に塗れた身体も魔法で浄化した。
だが、それでも。
ハルの心に刻まれたキズは深い。
※※※
(ボクには、何も出来なかった…
ハルは自身を外界から遮断するかのように頭から布団をかぶり、涙にくれていた。
(ナッちゃんを守るどころか、自分を守ることさえ出来なかったんだ…
(それに…あんなやつに…あ、あんな事…されて…ボク、ボクは…もう…!
「ひ、ひっく…う、うぐぅ…うえ、うぇええええ…!」
涙が溢れて、止まらない。
(負けちゃった…犯されちゃった…穢されちゃったよぉ…!
(悔しい悲しい苦しい辛い…のに!なのに、なのに、なのに…!!
「ひっく、ひっく…うぇえ…ンンッ!…ん、く…っ!んはぁ…!!」
ハルを覆う布団が揺れている。嗚咽に混じって明らかに艶っぽい吐息が混じる。
(こんなに悔しくて辛いのに…!どうして…止まらないの…!?
ハルの左手は自身の乳房を、ハルの右手は自身の秘裂を、それぞれまさぐっていた。
(気持ちいいよぉ…!と、止められない!止まらないの…なんで?なんでぇ…!!
ぼろぼろと涙を溢れさせ、嗚咽を漏らしながら、ハルはひたすら自慰を続けていた。
闇の魔法使いによって強制的に絶頂を繰り返させられたハルの身体は、
ほんの少しの刺激で性への衝動に駆られてしまう淫乱な身体となっていたのだ。
数刻前まで処女だったハルの身体は、いまや性欲の奴隷、淫乱なメスと化していた。
「あ!あ!あ!…い、いく…!あ、ああああああああーーーーーーーっっ!!」
(いやなのに!こんなのいやなのに!どうして、こんなに気持ちいいの…!
※※※

445 :
結局、その日はナツも登校しなかった。するつもりになれなかったのだ。
生真面目なナツにしては珍しい事だが無理も無い。今朝の事件は異常だ。
夕暮れ時。ナツはひとり、街の高台にある公園にいた。
ハルが受けた凄惨な処女喪失、触手凌辱という辱め。
そのことを思うと、ナツの胸中に悲しみと怒りが去来する。
夕日をじっと見つめるナツの眼から、とめどなく涙が零れる。
その時、であった。
「ナ、ナツさん?」
突然、声を掛けられたナツが涙をぬぐい振り返ると、そこに一人の少年がいた。
「あ…イツキ、くん」
「や、やぁ。学校に来ないから心配になって、さ。探してたんだ」
少年は、ぽりぽりと照れくさそうに頭をかく。
「この前の返事、今日、聞かせてくれるはずだったし…その」
それは数日前の事。この公園で、少年はナツに告白をしていた。
今日はその返事をする予定だったのだが、彼の存在をナツはすっかり失念していた。
闇の魔法使いがナツとハルを襲う前、ナツはハルに彼の事を相談しようと思っていた。
男の子に告白された…どうすればいい?と。
ハルにその相談を出来ないまま、二人は闇の魔法使いに襲われた。
だから、ナツは一人で答えを出さねばならない。
だが…もう、答えは決まっていた。
「その…ご、ごめんなさい!」
「やっぱ、俺なんかじゃ、ダメ?」
「ち、ちがうの…そういう訳じゃ…!」
幼馴染みが、大切な妹みたいな女の子が、とてもとてもとても辛い目にあっている。
そんな時に自分だけが恋にうつつを抜かすわけにはいかない。ナツはそう思考する。
(ううん。それは…言い訳、かも。
ナツの脳裏に1年前の出来事が去来する。それはハルにとって大切な想い出。
そして、これまで自覚する事はなかったが、ナツにとっても同様であったのだ。
それは決して忘れることの出来ない、ささやかながらも、大切な出来事…
※※※
どうしてそんな話題になったのか。二人で恋愛物の映画でも見たのだったか?
その日、ハルはナツに、こんな質問をしたのだ。
「ナッちゃんナッちゃん、キスしたこと、ある?」
天真爛漫な女の子。ナツのひとつ年下の幼馴染み・ハルを一言で表現するならそうなる。
だからナツはその質問を、ハルの無邪気な好奇心から発せられたものだと思っていた。
「え、えええ!?な、ななな、ない!ないわよ!そんな、キ、キキキ、キスなんて!」
「ホント?ナッちゃんなら男の子の一人や二人、手玉にとってそうなんだけどなぁ?」
キラキラと好奇心に輝く瞳で詰め寄られた。

446 :
「な、なんてこというのよ!?わ、私、男の子と付き合った事なんて…!」
「えー!ナッちゃんモテるのに!そうなの?そうなんだぁ!えへへ、うふふ!」
なんでそんなに嬉しそうなんだろう?ハルの秘めた想いを知らないナツはそう考える。
「じゃぁさぁ、してみよっか?」
「え?何を?」
「だから、キスだってばぁ!」
「え?誰と?」
「だから、ボクとだよぉ!」
「え?え?え?」
「ささ!ナッちゃん!ん〜〜〜!」
「ちょ!ちょっと!ハルちゃん!?」
にじりよるハルを両手で押しのけようとするナツ。
「え〜ちょっとだけ!ちょっとだけだからぁ。どんな感じか知りたいんだもん!」
「そ、そそそ、そういうのは!はじめては、その、す、すすす、好きな人と…!」
初めて。それは大切なモノ。乙女チックに、ナツはそう考えていた。
「ボク、ナッちゃんの事、好きだもん。ナッちゃんは?!」
「そ、それは!!わ、私だってハルちゃんの事…す、好き、よ?」
「わーい!相思相愛!じゃ、いいよね?キスしても!」
「で、ででで、でもでもでも!わ、私たち女の子同士だし…!」
「解ってるよぉ、男の子と練習する訳にはいかないじゃない!」
「れ、れんしゅう!?」
「そうそう。練習練習!ね?モノは試しだよぉ!」
「も、もう…ハルちゃんったら…」
可愛い妹のちょっとした好奇心と我がまま。
それを受け入れようとナツは考えた。ただ、それだけのつもりだった。
「しょ、しょうがないわね。ハルちゃんのお願いなら…」
「え?ホ、ホント?ホントに、いいの?」
自分から言い出したくせに、いざ承諾を得られた途端、ハルの頬が赤く染まる。
目線が泳ぎ落ち着かない様子だ。ナツはその逡巡をとても愛しいものに感じた。
そしてそっと瞳を閉じ、その薔薇のような赤い唇をそっと突き出した。
「いいよ、私。ハルちゃんとなら…」
そう答えたナツの鼓動が高鳴る。ふつふつと暖かいモノが胸に湧きたつ。
「ナ…!ナッちゃん…!ん…」
「ん、ちゅっ…」
唇と唇が、遠慮がちに、そっと触れるだけの、刹那のキス。でも。
「あ、あはは」
「え、えへへ」
とても照れくさいけれど、同時にぽかぽかと胸の内が暖かくなる、幸せな気持ち。
(これが、キス…ハルちゃんの、唇…
その時ナツは、ハルとの初めてのキスを、
照れくさそうなハルのはにかんだ笑みを、
決して忘れることはないだろうと感じた。

447 :
※※※
眼の前の少年。ナツに好きだと告白した少年。
そう言われた事自体は嬉しいと、ナツは思った。でも。
何故だろう?どうしてだろう?すぐに返事をする気になれなかったのは。
この人とキスしたらあの時みたいな幸せな気持ちになれるんだろうか?
あれ?どうして私は、この人とハルちゃんを比べているんだろう?
どうしてハルちゃんに、この人の事を言わなきゃと思ったんだろう?
そして。
ハルちゃんの事を考えると…どうしてこんなにも胸が締め付けられるんだろう…?
私は、ハルちゃんが…ハルちゃんの事が…?
「そっか…そうなんだ…」
「え?な、なに?」
ひとりごちらナツを、少年が不思議そうに覗きこむ。
その様子が何故だかおかしくて、ナツはくすりと笑う。そして。
「ごめんなさい。やっぱり私、あなたとお付き合いできません」
「そ、そうか…理由とか、聞いてもいいかな?」
少年は残念そうに、しかし、真剣に聞いてくる。
真剣な想いなら、真剣に答えなきゃ、失礼。ナツは素直な気持ちを口にする。
「私、好きな人がいるの。だから…ごめんなさい」
ナツは改めて、いや、初めて自分の気持ちを確かめた。

だが。
闇の魔法に、欲望の力に魅入られた少年の魔の手は、すぐそこまで迫っていた。

※※※

448 :
闇の魔法により作られた異空間。
荒涼たるその風景は、少年の心象風景であっただろうか。
痛みに苦しむ少年の呪詛の声が、その空間に響く。
「くそ…くそくそくそ…っ!!あの女…!あの、女ぁ!!」
魔法少女サマー・ウェーブの必攻撃「サンシャイン・アロー」は、
その神々しいまでの光の矢は、闇に身をやつした少年に多大なダメージを与えていた。
だが同時に、それは彼にさらなる力を与えてしまった。
想いが強ければ、それだけ内なる力…魔法は威力を増す。
想いとは、夢や希望といったプラスの想いだけではない。
呪詛や嫉妬といったマイナスの想いでも同じことだった。
強く願う事で不可能や不条理を現実の物とする。それが、魔法の力。
「やつらがフォー・シーズンズを気取るなら、俺は…ラ・モールになってやる」
ハルとナツが、自身の内なる力を発揮するために選んだ“触媒”としての姿、
それはかつて人気を博した少女向けアニメ「魔法少女戦隊フォー・シーズンズ」、
そこに登場する魔法少女たちである。
そのアニメの中で、魔法少女たちを苦しめた悪役、
フランス語でla Mort()を意味する名を持つ魔人、
それがラ・モールである。
「そうだ!俺はラ・モールだ、ラ・モールになってやつらを…屈服させてやる…!」
闇の魔法使いたる少年はナツとハルへの復讐を誓う。
「みんな、俺の物に、俺の下僕に、ペットに、して…くふ、ふふふ、ふふ…!」
昏い、昏い笑みを浮かべる少年…いや、ラ・モールは。
かつて抱いた少女への憧れや恋心を失いつつあった。
そう、最初はナツへの、美しい少女への憧憬だった。
遠くから眩しい物を見るように視線を送った。それは切ない片思い。
だが、闇の力を得た時、闇の力は彼の心を浸食し飲み込んでしまったようであった。
いまや彼は、魔法少女たちを屈服させ思う様その肢体を蹂躙する事しか考えていない。
いまや彼は、魔法少女たちにあだなす存在、魔人ラ・モールそのものであった。
そして魔人ラ・モールの傍らに闇が凝固していく。
それは魔人の欲望が生み出した新たな魔物、使い魔。
ぶよぶよとした不定形な影は、魔法少女の肉体を蹂躙し凌辱し尽くす、
ただそれだけの目的のために生み出された欲望の化身であった。


(後篇へ続く)

449 :
以上です。今回あまりエロなくてすみません。
後篇はほぼエロシーンのみですのでご容赦をm(_ _)m

450 :
乙。
後編はオナりまくりか?期待w

451 :
ヒロインが強制妊娠させられぽっこりお腹の絶望end希望

452 :
せっかく何人かいるんだったら一人くらいフタナリ化とかもいいな

453 :
フタナリきめえ

454 :
魔法少女系エロでは定番じゃね?>フタナリ

455 :
うーん、フタナリは好きじゃないなぁ

456 :
後で外れるならいいけど、そのまま一生フタナリはちょっと・・・

457 :
ふたなりはかなり人を選ぶシチュだよな
おれも苦手な側だw
魔法少女同士でゆりゆりするのはたまにあると嬉しいけど

458 :
ふたなりでも子宮に寄生するタイプなら大歓迎だな
妖魔に不覚にも敗北した魔法少女、子宮内に種付けされたけど仲間の魔法少女には恥ずかしくて言えない
子宮内で成長した妖魔の生殖器が出てきて、自慰行為をすると快感を覚える事に気づく
何回も自慰してたが、ある時生殖器が突然子宮内に引っ込み、自慰出来なくなってしまった
だが、子宮内の妖魔の働きかけによって仲間の魔法少女を犯せという思考でいっぱいになる
寄生した妖魔の思念によると、どうやら犯すときだけ生殖器が出てくるらしい
どうしても射精したい少女は、親友のエース級魔法少女を騙して強姦してしまった
結局魔法少女のチーム全員を孕ませ、妖魔に立ち向かえる人間はいなくなってしまった
かくして人間は妖魔の支配下におかれましたとさ
めでたしめでたし

459 :
ふたなり好きのこう言うところが鬱陶しい

460 :
フォー・シーズンズの中の人です。
>>451
秋冬編までお待ちくださいm(_ _)m
>>452
第四話後篇(予定)をお待ちくださいm(_ _)m
…と言いたいところですが、ふたなりは敬遠される方、多いですか?
私も>>454と同様、魔法少女凌辱モノの定番ネタのひとつと認識してました。
ほら、魔法のおてぃんてぃんなら出し入れ自由自在でも問題無いしw
もしスレ的にふたなりがまずければ投下先を変えるべきかとも考えています。
他にも、露出調教、羞恥責め、輪姦、精液タンクなど予定してますが…
何か他にもマズいものあります?注意書き入れれば問題なし?

461 :
書き手さんが好きで、注意書きあれば何でもおk
聞かれてもいない魅力を語りだす>>458は鬱陶しいというだけで

462 :
>461
注意書きってどこまでつければいいのか迷います…
とりあえず第3話後篇、5レス分投下します。
内容的にとくに注意書きは必要ない、と、思う…

463 :
第三話『魔法少女、自慰!!(後篇)』

黄昏時。とある一軒家の一室。
「あ!あ!あ!イく…!ボ、ボク、また!またイッちゃ、う…………っ!!」
じゅぶじゅぶという粘着質な音と淫らな嬌声が、薄闇に包まれた室内に響く。
その音を発する主は、フリルを散らしたコスチュームに身を包んだ魔法少女。
可憐なコスチュームの胸元をはだけ、ピンクのスカートをたくしあげ、自らを慰める。
薄闇の中、ベッドに横たわった魔法少女スプリング・コートは、
つい今朝まで、穢れを知らぬ処女だった15歳の少女・ハルは、
愛液を湛えた蜜壺に自身の指を突き入れ、激しい自慰に耽っていた。
「あーーーーー!あ、あ、あ。あーーーーーーーー!いい!いい!気持ち、いいよぉ!!」
大きな声を出した方が気持ちいい。
それに気づいてから、ハルは魔法少女に変身して自慰をしている。魔法で結界を作る為だ。
「イク!イクイクイク、イッ…!あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!」
ひときわ高い嬌声をあげ、折れんばかりに背をのけぞらせ、高みに昇り詰める。
「は…っ!ふはぁ!はぁ!はぁ!はぁ!はぁ!はぁ………っ!」
高く高く、高く昇りつめ、それから滑空するようにふわふわと降りてくる感覚。
高みに押し上げられた心と身体が、ふわりと地上に再び降り立つその瞬間。
昂揚し昂奮していたはずのハルの精神は、ほの昏い洞窟を覗きんだような虚無感を感じる。
「う、ううぅ…ぐすっ…う、うえぇええ…!!」
魔法少女スプリング・コートことハルは、絶頂に達するたびに涙を零す。
結界により、周囲に音は聞こえない。彼女の痴態を見る事は出来ない。
だから人目をはばからずイキまくり、そして泣きじゃくる事が出来る。
そう、彼女は悲しかった。
今朝までは、いまだ穢れを知らぬ処女だった。それがいまではまるで淫乱な娼婦のよう。
快楽をむさぼり、ひたすらに絶頂を繰り返す事しか考えられなくなっているという事実。
一体、今朝から何度絶頂に達した事だろう?
もはや数えることも諦めた。もっと、もっとしたい。もっともっと。
いくらしても、もっとしたい。そう思ってしまう事が…悲しく切ない。
「どうしてぇ…どうしてなの?ボク、どうしちゃったのぉ…こんなの、いやだ…!」
いやなのに、アソコがうずく。いくら泣いても悲しんでも、もっとしたくなる。
衣擦れだけで、乳首が勃起する。太腿を擦り合わせるだけで愛液が滲む。
熱い吐息を零すだけで、快楽への衝動が抑えきれなくなってしまうのだ。
果たして、零した愛液の量と流した涙の量、どちらが多かっただろうか。
「ボク、そんなにえっちなコじゃないのに…!なのに、どうしてぇ…!」
悔恨と憐憫の感情がひとしきり爆発する。そして続いて襲い来る、悦楽への誘惑。
「んく…っ…やぁ…もう、止めなきゃ…!だめ、なのに…なのに…っ!」

464 :
ハルの蜜壺は滔々と愛液を垂れ流し、乾く暇も無い。
溢れる蜜を掻きだすように、再び指が動き出す。
もう一方の手は、その上に息づく真珠のような肉芽を摘みあげた。
「あ…んひぅ!!っ…あぁぁぁあああ゙あ゙あ゙あ゙、い、いい…!!」
背筋をかけ上る快楽電流に、びくん!と身体を震わせ、自慰にのめり込んでいく。
そしてハルは、可憐なコスチュームに身を包んだ魔法少女スプリング・コートは、
再び、快楽と愉悦と肉欲の虜となり、快感を貪るメス犬へと堕していった。
包皮の上からクリトリスを捏ねまわす。焦らすような動きで自身を高ぶらせていく。
十分に揉みほぐし、もどかしくも甘い甘い快感を堪能したら、次いで包皮をめくる。
「ん、あ…っ!!」
ぶるる…!と全身が震える。
肉芽を外気に晒しただけで、空気のそよぎだけで、甘い快感が迸る。
「はぁぁぁ…あぁぁ…んく…っ!」
荒い息を吐き、ごくりと喉を鳴らし、そして。
魔法少女は自身の指で敏感な肉芽をつまみあげた。
「ぁぁぁあああああ、あはああ゙あ゙あ゙あ゙……っ!」
まるで全身が爆発したよう。脳髄が快感に蕩け、身体が宙を舞うよう。
クリトリスから発し全身を駆け抜ける快感に、絶えまない喘ぎが漏れる。
「あはぁ!あ!ん、んくぅ…!ひぃあぁぁああああああ!やはぁあああ!!」
もっともっと、より深く快楽を貪ろうと、指先が肉芽を捏ねまわす。
膣内に突き入れたままの指は、じゅぶじゅぶと音を立て抽送を続けている。
舌を突き出し、涎を垂らしながら、頬を紅潮させ、玉の汗を額ににじませ、
ひくんひくんと身体を震わせ、愛液を溢れさせ、魔法少女は激しい自慰を続ける。
「ひぁあああ!あ!あああ!あ!い、いいぃぃ…!き、きも、きもち、いいぃぃぃいっ!」
じゅぶじゅぶぐちゃぐちゃという淫靡な音、絶えまない喘ぎ声。
「あ!あ!あ!あ!あ!あ!あ!あ!あ!あ!あ!」
喘ぎが断続的になり、魔法少女の全身ががくがくと小刻みに痙攣する。
また、だ。またしても昇りつめようとしている。それは絶頂の前兆であった。
「ふ…ぅっくーーー!だ、だめぇ…ま、まだ、だめぇ…!」
イきそうになるその寸前で、魔法少女は肉芽と蜜壺への愛撫を中断した。
(い、いっぱい我慢してから、イくと、すごく…すごくすごくすごく気持ちいい、から…!
はぁはぁと荒い息で喘ぎながら、ぶるぶると頭を振り気だるげに上半身を起こす。
その視線の先、ベッドの脇には姿見の大きな鏡が立てかけられていた。
悦楽に蕩け切った表情と、はだけた胸元から覗く充血し勃起した乳首が映り込む。
「だめ、だよ…まだ、まだ、まだまだまだまだ…もっと、もっともっともっと…!」
ベッドの上にぺたりと座りこみ、姿見に映った両の乳房を自身の手で揉みしだく。
「ひん…っ!あ!んくぅ…っ!ち、ちくび、気持ちいいよぉ…!」

465 :
乳首を潰すように捏ねまわし、次いでつまみあげ、ねじりを加え、弄ぶように愛撫する。
時折、爪弾く。時折、優しく撫でさする。様々に刺激を変え、快感の質の変化を愉しむ
「あくぅ…ん、ひんっ!が、我慢、我慢、だよ…まだ…!あ!あ!ああああ、あああ!あ!」
ショートに切りそろえた髪を振り乱し、魔法少女は切ない快感に悶え続ける。
シーツに押し付けられた秘裂からは愛液が止めどなく溢れだし、染みを広げていく。
そのはしたなくもいやらしい光景に、魔法少女の性感はさらに高ぶっていく。
(えっちなシミが…広がっていく…いやらしい…すごく、いやらしいよぉ
(ボ、ボクは…えっちな女の子。ベッドにこんなシミを作っちゃう、いやらしい女の子…!
「ひん…っ!あ!やだ…!やだやだやだ…!あ!あ!あ!
無意識のうちに太腿を擦り合わせる。もどかしい刺激が快楽を待ちわびる秘裂を襲う。
切なげな喘ぎ、どんどん切羽詰まっていく表情。限界ギリギリの寸止め。そして。
「も、もう…だめぇええええ!もう、がまん、出来ないぃいいいいーーーー!!」
魔法少女はびくん!と身体を震わせ、前のめりにベッドへと倒れ込む。
膝を立てお尻を持ち上げた体勢のまま、乳首を弄ぶ指の動きは止まらない。
そのままずりずりと体勢を入れ替え…大きな姿見に自身の尻を向ける。
魔法少女はベッドに押し付けた顔を巡らせ、肩越しに振りかえる。
ベッドの脇の姿見に高々と持ち上げられた自身の剥き出しの臀部が映り込む。
フリルで飾られたスカートは丈が短い。下着はつけていない。中はまる見えだ。
揃えていた脚をそっと開くと、熱く潤った秘裂からとろりとした蜜が糸を引いて垂れる。
鏡には刺激を求めて喘ぐ膣口のみならず、アナルまでもが露わに映しだされていた。
その扇情的な光景を、自らの痴態を、魔法少女は恍惚の表情で眺めやる。
「あ、ああ。い、いやらしい…こんな、いやらし、恰好………!」
ひくひくと震え、涎を垂れ流す自身の秘裂。
自身の卑猥な有様を目の当たりにすることで、昂奮がいや増す。
両手の指が執拗な乳首への愛撫を中断し、自身の秘裂へと到する。
一瞬の躊躇もなく秘裂に指を喰い込ませ、肉芽をつまみあげた。
「あーーー!あーーー!ああああああ!あーーーーっっっ!」
後ろから犯されているような恰好での自慰。頭の中が真っ白になるような快感。
「いやぁ!いやいやいや!気持ちいい!いい!いい!いい!…っあ!あ!あーーっ!」
じゅぶじゅぶと音を立てる蜜壺から、愛液が溢れ、零れる。
ベッドにぽたぽたと降り注ぎ、点々とシミを広げていく。
「あはぁああああああ!すごい…!すごいすごいすごいすごいすごい、気持ちいい…っ!」
痴呆のように蕩けた表情、それはたった15歳の少女が見せるものでは無かった。
性の快楽を知り尽くした“女”の顔。今朝まで知らなかった悦楽を我が物とした、顔。
「お、おま…おま○こ、いい!ク、クリトリスもぉ!気持ちいいよぉ!おあぁああああ!!」
指の動きが激しさを増す。痙攣が激しくなる。息は、ますます荒く、早く。
「あく…っ!い、イくぅぅぅぅ!イクイクイクイクイク…っ!あ…!」
魔法少女の身体が、びくん!と、跳ねた。

466 :
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
突きだした尻が、ピンクのフリルのミニスカートに縁取られた尻が、
そして涎を垂れ流す陰部が、絶頂快感の余韻にぷるぷると震えていた。
「あ…ふぁ…あぁ…」
肉欲に溺れた魔法少女。涙と涎に塗れたその顔は悦楽に蕩け、呆けた表情を浮かべる。
そして、再び快楽への欲求の尽きぬ衝動が魔法少女の胸中に嵐のように吹き荒れる。
いましがた愛液を迸らせる程の激しい絶頂に至ったばかりであるにも関わらず。
(足りない…!こんなんじゃ、足りない…!もっと、もっと…!
貪欲な性衝動が自身の心の内にある事を、魔法少女は気づいていた。
(そう…今朝みたいな、あの時、みたいな…!
敗北に屈し、身体の自由を奪われ、無理矢理に処女を散らされた、あの時。
泣き叫び慈悲を乞い、しかし聞き入れてはもらえず、処女膣に怒張を突きこまれた。
屈辱と恥辱に塗れながら身体は悦楽を求め、拒絶する意志とは裏腹に絶頂に導かれた。
『無理矢理に犯されて感じるか?魔法少女…!』
闇の魔法使いの嘲笑混じりの言葉が脳裏に蘇る。
(無理矢理されて、感じる…淫乱、マゾ…それが、ボクの、本性…?
(ち、違う…!そんなんじゃ…そんな事あるわけが…!!
理性は必に否定する。が、幾度絶頂に達しようとも自慰では満足できないという事実。
愛液に塗れた指先、悦楽の汗に塗れた身体、蜜を溢れさせ更なる刺激を求める自身の“女”、
その全てが魔法少女の理性を浸食していくかのようだった。
(むちゃくちゃに犯されたい…!もっともっともっともっと…!
(身体がバラバラになるような激しい激しい快感が、欲しい…!
「う、くっ…うぇ…えええ…!!どうして、どうして、もっとしたい、なんて…!」
後から後から涙が溢れて止まらない。
その時、憐憫に溺れる魔法少女を痛烈な言葉がえぐった。
「それがお前の本性なんだろ?いやらしい淫売の魔法少女さん?」
びくりと身を震わせ、ハルは窓辺に視線を向ける。
「お、お前は…!」
窓の外には、ハルを凌辱し処女を奪った憎いあの少年、闇の魔法使いの姿があった。
ハルの作った結界など意に介さず、傲岸な笑みを浮かべている。
魔法少女スプリングコートは慌ててはだけた胸元を直し、体勢を立て直す。
一体、いつから見られていたのか?屈辱と羞恥に頬が紅潮する。
「お前…!お前のせいで!ボクは!ボクは!」
怒りのあまり言葉が続かない。羞恥のあまり声が震える。
そんなスプリング・コートを冷ややかに見降ろし、少年は芝居がかった仕草でこう言った。
「我が名はラ・モール。以後、お見知りおきを」

467 :
それはアニメ「魔法少女戦隊フォー・シーズンズ」でのラ・モール初登場時の台詞だった。
少年はニヤリと笑うと、その姿を変容させた。肌が緑色に染まり、頭部には角が生える。
それは「フォー・シーズンズ」に登場する悪の魔人ラ・モールそのものの姿だった。
「俺も結構好きだったんだぜ?フォー・シーズンズはな」
そういって少年…いや、魔人ラ・モールは恭しく礼をした。
「な、何をしにきた!?」
スプリング・コートは威勢よくそう言い放つ。だが、その声が震えている。
眼の前の男は彼女の処女を無残にも散らした、憎んでも憎み切れない男。
そして、彼女が求める激しい絶頂をもたらしてくれるかもしれない…男。
「お前をもっと可愛がってやろうと思ってな」
その嘲笑混じりの言葉に、魔法少女スプリング・コートの頬が朱に染まる。
怒りのためだろうか?それとも求めてやまない快楽絶頂への期待のため…?
それは魔法少女自身にも定かではなかった。
「さぁ、パーティを始めようか!」
ラ・モールがパチンと指を鳴らすと、空間に歪が生じ、そこから新たな使い魔が現れる。
またしてもハルを凌辱せんとするラ・モールの欲望を具現化したそれは、スライム状の獣。
「く…っ!スプリング・ソード!!」
魔法少女の右手に長剣が出現、使い魔に斬りかかる。一閃!しかし。
長剣はスライム状の使い魔の身体に食い込みはしたものの、途中で勢いをされた。
「う、うごか、ない…っ!?」
「非力な事だ。哀れなり、魔法少女」
スライムに食い込んだまま微動だにしない長剣。
魔人は、芝居じみた口調で魔法少女を嘲弄する。
「お前の負けだ!さぁ…我が前に!再び膝を屈するのだ!」
「ひ…っ!?きゃぁぁぁあああああああっ!?」
スライム状の使い魔が爆発するかのような勢いで膨張した。
一瞬にしてハルの部屋を満たし、スプリング・コートを封じ込めた。
(負け、た?また…なんにもできずに…負けちゃった…!?
今朝、タコを思わせる触手獣に捕われた状態が蜘蛛の巣に捕われた虫ならば、
今度は樹液の化石・琥珀に捕われ絶命した哀れな虫のような恰好である。
二度目の敗北に自身の非力を思い知らされ、無力感と絶望が魔法少女の心を支配する。
その時、スプリング・コートの全身を包み込むぶよぶよとしたスライムが蠕動を始めた。
「ひん…っ!い、いやぁ!や、なに、んんっ!ひぁぅ…んくぅ…っ!!」
おぞましい蠕動を甘美な愛撫と捉えてしまう程に、魔法少女の肉体は敏感さを増していた。
そして、その甘い快感に抵抗できないという事実にスプリング・コートは戦慄する。
「淫乱な身体だぜ、もう感じてるのか?」

468 :
反論出来ない。声を出せば、イヤらしい喘ぎになってしまいそうで。
それはラ・モールの言葉を肯定する事になってしまいそうで、だから。
スプリング・コートは屈辱と羞恥に顔を真っ赤に染めたまま唇をかみしめる。
(ボクには、何も、出来ないの…?魔法の力を持っているのに…
(こいつには、ラ・モールには全然敵わないの?また…
恐怖が、魔法少女の身体をすくませる。
(また、犯される…の?
恐怖に青ざめる魔法少女。だが。
その事を恐れる感情と同時に、自慰では得られない悦楽を期待する感情が確かにあった。
(ボ、ボクは!ボクは…!もっと、もっと気持ちよくなりたいの?
自身の胸に芽生えたほのかな期待を否定できない事に、魔法少女は愕然とする。
魔法少女の小さな胸を、心を、魂を、昏い昏い絶望が塗りつぶしていく。
それを察知したのだろうか?魔人の発した言葉が、少女にさらなる毒を注ぐ。
「もう抵抗は終わりか?他愛無い…いや、違うな。手を抜いたな?」
緑色の顔がにやりと歪む。
「わざと負けたのだろう?ん?」
(わざと…負けた?負けたらまた無茶苦茶に犯されるかもしれないのに?
(だから?だからなの?犯されたい、から…?もっと気持ちよくなりたい、から…?
「ち…!!」
魔法少女は絶句する。その表情は羞恥のためか、真っ赤に染まっている。
「はーーーーっはっはっは!図星か?ええ?ははっ!はははははっ!!」
「ち、違う!違う違う違う違う違う…!ボ、ボクは…ボクは…っ!!」
「負ければ言い訳が立つからなぁ!負けたから何もされても仕方ないと!」
「ちが、う…!!」
涙が滲む。魔人の言葉が、すべて真実を射ぬいていたという訳ではないだろう。
だが確かに、戦う前から心のどこかにそれを期待している部分があった気がする。
自慰では満足できない、尽きぬ欲望。激しい絶頂快楽への、狂おしい程の渇望。
(ボクは、犯されたかった…の?無理矢理されるのが気持ちいい…から?
冷たい汗が背中を伝う。心は千々に乱れる。自分の心が解らなくなる。
混乱と動揺の中にある魔法少女に向かって、魔人は嘲笑とともに宣言する。

「ではご期待通り…思う存分、可愛がってやるとしようか」

魔法少女スプリング・コートを、15歳の少女・ハルを襲う快楽地獄。
その第二幕の幕開けであった。

(第三話、了)

469 :
以上、第三話でした。名前欄をタイトルに戻すの忘れてたorz

470 :
続きも期待

471 :
魔法少女凌辱モノ、続きです。第4話前篇、5レス分です。
ふたなりは後篇。前篇にはありません。

472 :
第四話『魔法少女、堕つ!?(前篇)』

魔法少女スプリング・コートの結界に覆われたハルの部屋。
その空間はいま、ラ・モールの放ったスライム状の使い魔によって満たされている。
その中空にスプリング・コートはうつ伏せに横たわるような形で捕われていた。
自在に形状を変化させる不定形の使い魔は、どんな隙間にも容易に入り込む。
魔法少女のピンク色のコスチュームの内側に潜り込み、肌と言う肌を覆い尽くしていた。
しかし首から上、そして柔らかな尻肉に包まれた臀部だけはスライムに覆われていない。
「く、くくく、いい眺めだぞ、ええ?」
窓辺に佇む魔人ラ・モールが、スカートの中を、
下着を着けていない剥き出しの臀部を見やり嘲笑する。
そして、ハルの部屋には、彼女の眼の前には、大きな姿見があった。
そこには尻を男に向け突きだした、自身の卑猥な恰好が映り込む。
そして、剥き出しの臀部に視線を注ぐラ・モールの好色な顔も。
(い、いや…!恥ずかしい…!こんな、恥ずかしい恰好で、見られてるなんて…!
尻を曝け出しているという自らの痴態に頬が染まり涙が滲んだ、その時。
魔法少女を封じ込めているスライムがぶるり!と震え、彼女の脚を開かせていく。
「ひっ…!い、いやぁ!だ、だめ!だめだめだめぇぇぇええええ!!」
多少なら手足を動かす事は出来た。だが、不定形のスライムは捕え所がない。
おまけにスライム獣は、部位によって自在に硬度を変える事も出来るようだった。
抵抗むなしく、魔法少女は大きく脚を開かされ、陰部を露わにされる。
先程まで自慰に耽っていたため愛液が溢れる秘裂も、まる見えになる。
「い、いやぁぁああ!み、見ないで!見ないでぇぇぇええええ!」
「いまさら恥ずかしがることもないだろう?くくく、くく…!」
(み、見られてる…ボ、ボクのいやらしいアソコ、み、見られちゃってるよぉ…!
(ああ…!ま、また…またあのおっきいので…お、犯されちゃう、の…?
(あのおっきいのが、ボクの中に入って来て…ぐちゃぐちゃに突かれて…!
「おいおい、ひくついてるぞ?おねだりしてるみたいだなぁ」
「い、いやあ!いやいやいやっ!いやぁあああーーーーーー!!」
(ち、違う…!期待してなんか…!思いっきり、突かれたいだなんて…!
(ちっとも!ちっとも思って、ない…!!思ってるはずが…!
「さて、ご期待にこたえるとしようか…?」
「あ!あ!あ!…んはぁぁぁぁああ!!」
身体中のありとあらゆる場所を、ぬるぬるとしたスライムが蠕動し愛撫する。
その体表が分泌する粘液とぶよぶよとした粘膜状の体表によるローション愛撫。
自慰に耽っていた身体を、敏感さを増した魔法少女の肌と言う肌を巧みに扇動する。
(せ、背中、だめ…ぞくぞく…!ぞくぞく、する…っ!
自身では愛撫が難しい場所、そんなところにも性感帯がある事を少女は知る。
(あ!脇の下…!やだ…っ!そ、そんなとこ…なんで、気持ちいいの…!?
それだけではない。肘の内側、臍の周辺、膝の裏、足の指の間、首筋、うなじ…

473 :
性経験のろくになかった15歳の少女・ハルの身体。
だが、自身も把握していなかった性感帯を次々と露わにされていく。
それは身体のみならず、精神を丸裸にされていくような恥辱。
そして、どうしようもない程の昂揚感と…淫らな快感を伴っていた。
(は、はぅぅあぁあああ!ち、乳首…!ぬるぬるが!ぬるぬるが…き、気持ちいい…っ!?
全身の快楽神経が魔法少女の脳髄に快楽電流を止めどなく送り込み続ける。
じわじわと湧きたつ快感が、魔法少女の脳髄と精神を浸食していくようだった。
あっという間に魔法少女スプリング・コートの全身は汗みずくになる。
全身の筋肉が弛緩し、力が入らない。犬のように舌を出してあえぐだけ。
「ん…!んくぅ…っ!ひきっ…!!ん、ん〜〜〜………っ!!」
だが魔法少女スプリング・コートは、ハルは、唇をかみしめてその快感に耐える。
(認めちゃ…いけない…!負けちゃ、だめ…!もし、認めたら…折れたら…きっと…!
(きっと、ボクはもう…帰ってこれなくなる…!二度と…元に戻れなく、なる…!
快楽に溺れ、酔いしれ、堕ちてしまえば。
それはすなわち、完全な敗北を意味する。
それだけは避けねばならない。
わずかに残った理性と、このまま快楽に身を委ねたいという欲求がせめぎ合う。
(ダメ…!ダメダメダメダメダメダメダメ…だめぇぇぇぇえええええええ……っ!!)
ぬるぬるとしたスライムによる全身愛撫は、時を失った結界の中で延々と続けられた。
終わり無き愛撫は15歳の少女の心を徐々に…そして確実に摩耗させていった。
※※※
魔法少女の朦朧とした視線が中空をさ迷う。
「あぅうぅぅ…!ハァ…!ハァハァハァ……っ!」
全身汗みずくで、息も絶え絶えという態で、荒い息を吐く魔法少女スプリング・コート。
数時間にも及び絶えまなく与え続けられた甘い快楽が、彼女の心身を疲弊させていた。
「はは…っ!溢れてるぞ?淫乱メス犬のいやらしいま○こが、涎を垂れ流しているぞ!」
絶えまない全身愛撫を続けられ、少女の開発されて間もない膣は愛液を垂れ流す。
(イ、イきたい…!イかせてほしい…!おま○こ、弄って、欲しい…っ!
涎を垂れ流し、ひくひくと震え、刺激を求めてあえぐ秘裂。
この数時間の間、そのもっとも敏感な場所には愛撫が与えられてはいない。
「どうだ?イかせてほしいか?ええ?オレの物を入れて欲しいか?ん〜?」
その嘲弄に、魔法少女は力なく首を振る。横に。
「なかなか強情だな?ええ?」
「はっ…!あ!んあぁあああぁあ!!」
全身を包み込むスライムがぞわぞわと蠕動する。
じわじわととろ火に掛けられたような快感。絶頂への欲求を煽りたてる愛撫。

474 :
だが、魔法少女はいまだ絶頂に達する事は出来ない。イかせてはもらえない。
(イ、イきたい…!イきたいイきたいイきたいイきたいイきたいイきたい…!
(で、でも…!!そんな事、言えない…!言っちゃ、いけない…!絶対、だめ…!
一言「イきたい」と言いさえすれば。イかせてほしいと言葉を発すれば。
少女には絶頂が齎され、この切羽詰まったもどかしさから解放される事だろう。
だがそれはすなわちラ・モールの前に膝を屈する事を、完全なる敗北を意味する。
「浅ましくおねだりしてみろよ?イかせて下さい、だ!言ってみろ!」
「ひぁ!あ!い、いや!言わ、ない…!言う、もん、かぁあああああ!!」
「はっ!イきたくてしょうがないくせに、なぁ?強情にも程があるぞ?」
服従と屈服、隷属を意味する言葉を、魔法少女自身の口から言わせようと言うのか。
スライム獣は全身へのねっとりとした愛撫を続け、魔人は言葉責めを止めない。
「ひくひくしてるぞ?あぁ?ここに突っ込まれたらさぞ気持ちいいだろうになぁ?」
魔法少女の心の中で、絶頂への欲望と最後に残ったなけなしの理性とが拮抗する。
(イきたい…!イきたいイきたいイきたい、イかせて欲しい…気持ちよくして欲しい…!
(違う!ダメ!絶対、ダメ…!こんなヤツにおねだりするなんて…絶対、ダメ!
魔法少女の矜持…いや、女のプライド、だろうか。
愛の無い愛撫に感じてしまう事など認めてはならない、と。
「涎が垂れて、床にシミが出来ているぞ?欲しくて堪らないんだろう?あぁ?」
ラ・モールは魔法少女の顔を覗きこみ、さらに言い募る。
魔人の好色な表情、にやりとゆがめられた唇。その様を至近距離で見たその時。
屈服と抵抗、服従と違背の狭間で揺れていた魔法少女の意識の針が一方に偏る。
(い、いまだ!いまなら…!
絶頂を求める切実な衝動を振り払い、気力と体力を振り絞って魔法少女は叫ぶ。
「スプリング・ランサーーーーーーーーーっっっ!!」
頭部のティアラ、その中心にある宝玉に光が集束し、ラ・モールに向け射出された。
必中を期して、最後の力を振り絞った魔法攻撃は、しかし。
ずるりと伸びたスライム状の触腕によって、ラ・モールに達する前に絡め取られた。
「あ…あ、あ、あ…!?」
「ふん、無駄な抵抗を…!」
魔法少女スプリング・コートは、その言葉を震えながら聞いていた。
(あ、あの距離で交わされる、なんて…!もうなにをどうしたって、敵わない、の…?
(ボクは、こいつに…ラ・モールには勝てない…?このまま弄ばれ続けるしかないの?
必の攻撃をあっさりと交わされた魔法少女の背筋を、ぞくりとかけ上るものがあった。
それは到底敵わない力を持つ魔人への恐怖であり、同時に絶頂快楽への期待でもあった。

475 :
朦朧とした意識の中で、ハルは自問を続ける。
…もう、どうにもならない。きっとこのまま、ぐちゃぐちゃに犯されてしまう。
…快楽に染められて、自我さえ失い、自ら肉棒を求めるようになるのだろうか。
…だがそうして、快楽に身を任せてしまえば、その方が辛くないかも知れない。
…恥辱も屈辱も…何も感じない、ただの肉人形になってしまえば………
魔法少女スプリング・コートは考えた。
いっそ悦楽に身を委ねてしまえば、楽になれる…と。
(我慢する事なんて、無い。もっと気持ちよくなっちゃえば…いいんだ
(だって、もう、仕方ない。ボクはこいつには敵わないんだから…
魔法少女スプリング・コートは屈服の瀬戸際にいた。
その時、である。
魔人ラ・モールの手がゆっくりと魔法少女の陰部に差し伸べられたのは。
魔法少女は鏡に映ったその様子に見入っていた。見入ってしまった。
(あ…!ああ…やっと、やっと…!やっと触ってもらえる、弄って、もらえる…!
(負けたんだから、仕方ない。仕方ないんだ…犯されたって…仕方ない…!
(そうだよ…ボクの力じゃ、もう…どうしようもないんだから…だから…っ!
ごくりと喉が鳴る。
(は、早く…!早く早く早く!イきたい…!イきたいイきたいイきたい、イかせて…!
荒い息で喘ぐ魔法少女。
さらなる蜜を溢れさせ垂れ流す秘裂、紅潮した頬と潤んだ瞳は、
彼女がこの後にもたらされる悦楽を待ち望んているという事実を、
胸ときめかせ、期待に打ち震えている事を、如実に表していた。
そして魔人の指先が、充血して膨れ、包皮からはみ出した敏感な肉芽へと…触れた。
「んひぃいいぃい!あ!あぁぁあああぁーーーーーーーーーっ!!」
(あぁ!これ…!待ってた、の…!気持ちいい…!気持ちいい気持ちいい気持ちいい…!
(イ、く!イきそう…!あああああ……!!イく…イくイくイく…!やっと、イける…!
だが、まさに絶頂の寸前。魔人ラ・モールはあっさりと肉芽への愛撫を止めた。
待ち焦がれていた絶頂快楽は訪れず、魔法少女はもどかしさの中に放置される。
「あ゙…っ!?かは…っ!あ゙あ゙、ぁ…っ!」
(どうして!?どうして止めるの?どうして!!
「甘えるなよ?魔法少女」
動揺し、混乱する魔法少女スプリング・コートを冷ややかに見下し、魔人が嘲笑する。
「お前が自身から求めない限り、永遠にこのままだ。イかせてなどやるものか」
その冷やかな視線、人を人とも思わぬ冷徹な視線。
「浅ましく腰を振り、愛撫をねだり、慈悲を乞え。お前自身の意志で、だ」
魔法少女の背筋をぞくりと駆けあがるものがあった。それは、恐怖と絶望。
魔人は彼女に、彼女自身の意志による徹底的な屈服と隷属を求めたのだ。

476 :
「負けたから仕方ない…などという甘えは、言い訳は許さん」
「ぅひゃぅっ!あ、ひぃっ!あ………あああああっ!?」
今度は、蜜を溢れさせる秘裂に指を突き入れられた。だが、やはり達する事は出来ない。
「ここか?ここもして欲しいか?次はどこだ?えぇ?」
「んひぃ…!ひぁ!あ!い、いや…っ!いやいやいや…っ!!」
愛撫、中断。場所を変え、愛撫、そして中断。高ぶらせては放置される。
何度も何度も何度も…繰り返される刹那の悦楽。ギリギリの寸止め。
「お前は自ら求めて、俺に膝を屈し、寵愛を、慈悲を乞うのだ!」
「あ!あ!あ!…いやぁあ!そんな、そんな…そんな!んくぅっ!」
綻びを生じさせた魔法少女の幼い精神を、さらに蹂躙する言葉責め。
「お前自身の意志で!俺を、俺から与えられる快楽を望め!」
「ひ、ひぁ!あ…んんっ…!い、や…いやだぁああ!!」
散々高ぶらせられ、しかしイけそうでイけない、延々と続く寸止め地獄。
「堕ちろ!心、折れ!我が前に…膝まづけぇいっ!」
少女の秘裂からごぼりと白く濁った愛液が、いわゆる本気汁が溢れ、そして。
「うわぁあああああああああああああああああああああああああーーーーーーっ!」
ついに魔法少女の、15歳の少女の、幼い精神は決壊した。
「もう、だめぇ!許して!許して!お、お願い…イかせて!イかせてくださいーーーっ!」
一度亀裂を生じたダムは、水圧に耐えきれず亀裂を広げていく。
亀裂をさらに押し広げる濁流さながらに、浅ましい言葉が止まらない。
堰を切ったように、というその言葉の意味するままに、言葉が、欲望が、止まらない。
いや、止められない。止める術を、絶頂への欲望に支配された魔法少女はもはや持たない。
スライム状の使い魔に拘束され、身体の自由もままならぬ中で、それでも必に腰を振り、
「ク、クリトリス、弄って!ボ、ボクのお、おま○こ、ぐちゃぐちゃにしてよぉおお!!
魔法少女は浅ましくおねだりをする。
ついに、魔法少女スプリング・コートは魔人ラ・モールの前に…
いや、圧倒的な絶頂への誘惑に抗しきることあたわず、屈したのである。
闇の中、魔人の嘲笑が高らかに響き渡る。それは勝利の凱歌であった。

(後篇に続く)

477 :
以上です。次回、第4話後篇はまた近日中に。

478 :

筆早いな

479 :
魔法少女凌辱モノです。第4話後篇・5レス分を投下させていただきます。
注)後半(4レス目以降)にふたなり描写あります。

480 :
第四話『魔法少女、堕つ!?(後篇)』

それは異様な光景であった。
「イきたいよぉ!イかせて…!イかせてくださいお願いお願いお願いお願い…ぃぃい!」
全身をスライム状の不定形な物体に覆われ、中空に浮かべられた魔法少女。
頭部と臀部、陰部を曝け出した状態の15歳の少女が、浅ましく懇願する。
ピンク色のコスチュームが徐々にその輪郭をぼやけさせ、ついに消えた
魔法少女スプリング・コートは変身前の姿…15歳の少女ハルに戻っていた。
その成長途上の肉体には何も身につけていない。全裸の状態から変身したらしい。
膨らみ切っていない硬さの残る乳房、脂の乗りきらぬ尻と太腿。まさに青い果実。
その一糸まとわぬ肢体が眼前に立つ緑の顔の魔人…ラ・モールの眼前に曝け出された。
だが、ハルにその事に頓着する余裕は無い。それほどまでに彼女は切羽詰まっていた。
「お、おね、おねがい…!は、はやく…!して!して!して!おま○こ、してよぉお!!」
散々高められ、焦らされ、寸止めを繰り返された結果。
ハルの頭にはもはや絶頂快楽への欲求しか無かった。
「お願いします、ラ・モール様、だろう?」
「おね、おねがいします!おねがいします!おねがいします!!」
涙さえ流し、懇願する。その表情はまるで淫猥な娼婦。浅ましいメス犬。
「おかしく、なっちゃう…!もう、もう…!我慢できないよぉぉおおっ!!」
その浅ましい懇願に魔人は哄笑する。愉悦に満ちた哄笑。
「いいだろう…!普通の人間では決して味わえないような…極上の快楽を与えてやる」
※※※
スライム状の使い魔がうぞうぞと蠕動し、変形する。
ぼこりと前を開きハルの乳房から股間にかけての範囲を外気に晒す。
そよかな空気の流れがハルの剥き出しの肌を撫でる。
それだけで喘ぎが漏れるほど、ハルの肌は敏感さを増していた。
スライムは変形を続け、それに伴いハルの身体も体勢を変えていく。
拘束されたままの両手両足を広げられ、磔にされたような体勢を取らされた。
変形はさらに続く。
ハルの脇の辺りのスライムがぼこりと盛り上がり、その先端が擂り鉢状になる。
大きさはちょうどハルの小ぶりな乳房をすっぽりと包めるであろうサイズだ。
そして擂り鉢の内側、その表面にはびっしりと細かな突起が生じていた。
仔細に観察する者がいれば、その突起が細かく振動している事が解っただろう。
次いで、ハルの腰の横辺りのスライムが同様に変形し、より小ぶりな擂り鉢を形成する。
擂り鉢の中央には、唇のような形の突起が生じており、やはり細かく振動していた。
そして、その合計3つの擂り鉢がハルの身体に襲いかかった。
「ひぅ…っ!?あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙―――――――――――――――っっっ!!!!」
それは言うならば魔法の淫具…魔法バイブであった。

481 :
乳房にかぶさった擂り鉢、その内側に密生した突起から生じる振動が乳首を震わせる。
振動は快感となり、乳房と乳首から発した快感電流がハルの脳髄を蕩かせる。
「すご…っ!これ、すごいぃいぃぃいい…!すごいよぉおおおおおおお…!!!!」
小さいほうの擂り鉢はハルの股間に貼りつく。
内側中央の唇のような突起は、充血しぷくりと膨れたクリトリスに吸いついた。
突起は細かく、激しく震動しながら勃起したクリトリスをしゃぶりたて吸い上げる。
「かは…っ!あ!あがががが!あひぁぁぁああああああああああああああ…っっっ!」
拘束された手脚を引きちぎらんばかりに限界まで引き、喉を震わせて絶叫。
敏感な肉芽から発した限界を越えた快感が、ハルの快楽神経を焼きつくす。

(これ…!これなんだ…!ボクは、これが欲しかったんだ…!この激しい快感が…!
(すごく…すごくすごくすごくすごくすごくすごくすごくすごくすごく、気持ちいい…!

「ひぎゃっ!あ、かはっ!んひぃあああああああーーーーーーーーーーっ!!」
がくがくと全身を震わせ、涙と涎を撒き散らし、ハルはあっという間に絶頂に達する。
全身から力が抜け、がくりとうなだれるハル。
股間からはちょろちょろと黄色みを帯びた液体が流れる。
あまりの快楽に絶頂と共に失禁し、気を失ったようだ。
「まだまだ…く、くくく、くく…!」
魔人は淫靡な笑みを漏らすと、羽織っていたマントのような衣服をはだける。
股間には屹立した怒張。
それは通常より少し大きめではあったが、ヒトの範疇にあるサイズではあった。
だが、そのペニスの表面にはうぞうぞと蠢く突起がびっしりと密生していた。
女の膣内を隅々まで蹂躙しつくす目的をもった、それはおぞましいペニスであった。
ぱくぱくと喘ぐハルの秘裂に、魔人は異形の怒張を押し当て…突き入れた。
「が…っ!あがっ!?あ、あ、あ!?あ…あ゙ぎぃ゙あぁぁあああああ!!!!」
失神していたハルがその一突きで覚醒し、がくがくと全身を痙攣させる。
「い、いぐ…っ!?い゙っぢゃゔゔゔ…!あ、ああああああああああっっ!!」
有無を言わせぬ強制連続絶頂。だが魔人はなんの躊躇も無く抽送を始める。
「ひぎっ!?な、なに、これ!?なにこれなにこれぇぇええ!あ゙あ゙あ゙!!」
魔人の人間離れした異形のペニスが、その全体に生えた微細な振動をする突起が、
ハルの感度を増した膣内を隅から隅まで、余すことなく蹂躙していく。
「ひぎぃ!あ!い、いくっ!また、いくっ!い゙、ぐ…っ、うぐぅ…!!!!」
乳首とクリトリスに貼りついた擂り鉢の微細振動も継続している。
「んひゃああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
膣で、クリで、交互に、そして同時に、絶頂を繰り返すハル。
「すご、すご、いぃいい…っ!いく…っ!いくいくいくいく…!いくの止まらない…っ!」

482 :
思考は停止し、脳髄は焼き切れ、限界を越えた快楽に全身が痙攣を繰り返す。
「し、んじゃう!気持ちいい!こわれちゃう!気持ちいい!あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」
「はははっ!しはしない!壊しはしない!もっと楽しませてもらうためになぁ!」
そして絶叫とともに魔人も絶頂に達し、15歳の少女の膣に濃厚精液を放出した。
「ひぎぁぁぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
同時にハルもひときわ激しい絶頂に見舞われた。快感が爆発する。
全身からどっと汗が吹き出し、顔色は蒼白。おこりのように震える全身。
これ以上の快楽は生命に関わりかねないという…それは身体が発する危険信号であった。
しかし。
「まだ、だ…もっと、もっと…!もっと楽しませてもらうぞ…!」
行き場を無くし逆流した精液が、ハルの膣口からごぼりと溢れる。
「ははっ!もっと、良くしてやるぞ…っ!」
そう言い放ち、魔人は右手をかざす。その指先がボゥ…と怪しい光を放つ。
そしておもむろに、光をまとった指先をハルの下腹部に突き立てた。
「ひっ…!な、なにぃいい!なんなの、これぇえええ!?」
あろうことか魔人の指先はハルの腹を突きぬけ、ずぶりずぶりと飲み込まれていく。
「ふっ…この辺、か?」
魔人は指先に力を加える。すると。
「ひぎぃいいいいいいいいいい!あ゙がっ!あ゙!あ゙!あ゙あ゙あ゙――――――――っ!」
ハルの身体が、まるで意志の無い人形を振り回したかのようにばたばたと暴れる。
しかしそれは苦痛のためではない。これまで以上の、人間の限界を越えた快感のために。
白目をむき、酸素を求めぱくぱくと喘ぐ口元から泡を吹く。
声にならない声が声帯を震わせ、周囲の空気をも震わせる。
(気持ちいい気持ちよすぎて狂う気持ちいいんじゃう狂っちゃう気持ちいい…!!
それは魔人にしか成し得ない、闇の魔法使いのみが成し得る異常なる愛撫。
膣内と子宮を直接揉みしだくという常識ではありえない悪魔の愛撫であった。
「〜〜〜〜〜〜!!〜〜〜!!――――――〜〜〜〜〜っっっ!!」
声にならない声。
常識を越えた愛撫、限界を越えた快楽に、15歳の少女が耐えきれるものではない。
心身のみならず、魂さえも犯され穢されながら、ハルは奈落の底へと堕ちて行く。
その魂の中にたったひとつだけ残っていた光さえも、もはや消えつつあった。
※※※

483 :
強大な力の前に屈服させられ、理性を手放し、ただ身体の求めるままに、
自ら進んで快楽を貪るハルにひとかけらだけ残っていた理性が警報を発する。
だが、連続絶頂の恍惚の中にいるハルはその警報に応えることが出来ない。
(ナッちゃん…ごめんね。ボク、こんなにいやらしいコだったんだ
ひとつ年上の幼馴染み、ナツ。それはハルの心にただひとつ残った最後の光。
だがいま、その大切な最後の光さえもハルは自ら手放そうとしていた。
(でも、気持ちいいの。気持ちよくて仕方ないの。我慢できないの。
(こんな淫乱な女の子、もう、ナッちゃんの事、好きでいる資格も無いよね…
そもそもひとつ年上の幼馴染み・ナツは、ハルの秘めたる想いを知らない。
言えるわけがなかった。女の子同士なんて受け入れてもらえるわけがない。
(だから…さよなら、ナッちゃん…もう、ボクは…ボク、もう…戻れない…!
悦楽と愉悦、連続し爆発する快楽の嵐の中を堕ちて行きながら、
片思いの相手に別れを告げたハルの瞳から、大粒の涙が零れる。
(大好き、だったよ…ナッちゃん…!でも!でも!もう、逢えない…!
しかしその涙は、ハルの全身を覆うあらゆる種類の体液にまぎれていった。
※※※
ハルの幼い身体とその魂さえも犯す激しい凌辱の宴は、いまだ終わる気配を見せない。
「い゙あ゙!あ゙!あ゙あ゙あ゙―――――――――――――――――――っ!」
幾度目かの絶頂の末、魔人は異形の怒張をハルから引き抜く。
行き場を失い逆流した精液が、ごぼりと膣口から溢れて零れた。
「あ…ぅ…あ…」
震える唇から涎と、か細い喘ぎを漏らすハル。
「…よなら、ナッ、ちゃ…ん…………大、好き………ゃん…」
ナツへの別れを告げる言葉。魔人はそれを聞き逃さなかった。
「ほう?お前、もしかして…?」
魔人のペニスを受け入れ続け、幾度となく絶頂を迎えたハル。
そのぐったりと力を失った身体がスライムの体内でくるりと回され、仰向けに寝かされる。
そして、異変が起きた。
「お前の願いを、叶えてやろう…ヤりたいんだろう?あの女と!」
「ぎゃぁあぁあああああああああああああああああああああああ…!!!!」
「欲望を解放しろ!お前の望む事はなんだ?この快楽の先に…求めよ!更なる快楽を!」
びりびりと、周囲の空間が震えるほどのハルの絶叫。
ハルの股間、クリトリスがぼこり!と膨張し、変形する。
そしてそのまま膨れていき…そしてついに…!
「お、おぉぉあぁ…っ!ああ!あ!あ!」
15歳の少女の股間に生じたそれは、紛れも無い男性器であった。

484 :
どくどくと脈動するそれは、誕生の悦びたる産声をあげるかのように震え、そして…
「あああああああ…あがぁぁああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
どびゅる!びゅるる…っ!と、勢いよく白濁を吐きだした。
「ひぎぃいいいいい!いいいいい!ぎも゙ぢい゙い゙ーーーーーーーーーーっっっ!!」
ハルの白濁はその勢いによりハルの顔まで飛び、ぱたぱたと降り注ぎ、汚した。
(お、おちんちん…!これが、おちんちんの、快感…!
(まるで…爆発…!身体がばらばらになりそう…!
疑似陰茎からの初めての射精…精通の快感に、自身の白濁に塗れたハルは酔いしれた。
それはハルが決して味わうことの無かったはずの未知の悦楽であった。
延々と繰り返された凌辱に疲弊しきった身体は、しかし、
新たな種類の絶頂快楽により無理矢理に覚醒させられたのだ。
「どうだ?それを女の中に入れると、もっと気持ちいいぞ…?」
(女の中…?おんな…?
「例えば、あの女…ナツの膣内に、な。入れたいだろう?」
(入れる…?これを…ナッちゃんの中に…?
少女は初めての快感に呆けた表情を浮かべ、
虚ろな目で自身の股間に生じた疑似陰茎を見下ろしていた。
(大好きなナッちゃんに…ナッちゃんのおま○こに、おちんちん、入れたら…
(きっと、すごく…すごくすごくすごくすごくすごくすごく、気持ちいい…!
虚ろな瞳に昏い欲望の炎を灯す少女を、緑色の魔人が好色な笑みを浮かべ見下ろしていた。

(入れたい…ナッちゃんに、おちんちん、入れたい……!

少女の股間に生じた肉棒が、いましがた欲望を吐き出し萎えかけていたそれが、
ぶるりと震えたかと思うとむくむく頭を擡げ、みるみるそそり立っていく。
ハルに芽生えた欲望に呼応するように屹立した怒張に、ハルはうっとりと見入っていた。

(第4話、了〜次回、第五話『フタナリ魔法少女、連続射精!!』へ続く)

485 :
以上です。次回はフタナリ描写、メインです。嫌いな方、スミマセン。

486 :
激しくGJ

487 :
フタナリ好きもここにいるよ
堂々としてればいいんだよ
ともあれGJ!

488 :
一級フラグ建築士の魔法少女と一級フラグ建築士の魔族の闘い

489 :
>一級フラグ建築士の魔法少女
出会う魔族全てが彼女に魅了され、めちゃくちゃに犯したくてたまらなくなるような魔法少女なんですね

490 :
いつも即堕ち2コマで「○○には勝てなかったよ…」と言っているような魔法少女と魔族の戦い…
魔族がリィンちゃんと一緒にアヘWピースしてる光景を幻視した。

491 :
>>485
なんだよ、ここに投下するのやめたの?

492 :
ノクターンノベルズ

493 :
作者さんアクセス規制に巻き込まれてムキーッ!てなったとか。

494 :
>>493
他のスレには投下してるようだからそれはない
たくさん評価もらえる方が嬉しいんだろう、500越えだし
書き手の流出が止まらないねえ

495 :
ふたなりがどーのこーの突っ込まれたからじゃね?

496 :
そりゃ無駄に上から目線の貶し受けるとこより、それなりにちゃんとした物言いされるとこ選ぶのは書き手として普通だろうなぁ

497 :
まあ読む側としてもあっちの方が読みやすいし

498 :
外伝氏がナイトメアドリームのキャラで新作を書いてるらしいね

499 :
>>489
魔族さえも魅了する美少女…ゴクリ
いいねー書きたいな書いていい?

500 :
良いと思います(489より)

501 :
小ネタ投下します。リハビリがてらやりたい事やっただけです

502 :
 変身の掛け声と共にきらびやかな光を纏い、可愛らしい衣装にその身を包む。
 世界征服を企む悪の組織との戦いは次第に激化し、そして――。
 それは夢だと、彼女は気付く。過去の記憶の中で印象強い瞬間を思い返しているだけだと。
 場面が切り替わる。ふわふわと浮かぶ半透明な自分の身体。見下ろせば、そこにはいつも通りの自分が居た。
 これは夢だと、彼女は知っている。ただし単なる夢ではなく、ここに未来を変える為の手掛かりがあるのだと。

 地面を塗装するコンクリートはひび割れ、崩れたビル群の建ち並ぶ荒廃した土地。
 人が生活しようとするには適さない、しかしそれ故に身を隠すにはもってこいのスポットに一人の少女がいた。
 黒いジャケットを上に羽織り白いシャツを内側に着て、下半身は灰色のジーンズに白黒のスニーカー。
 髪は黒く、首に触れない程度の長さで前髪の先端は内側に寄っている。
 落ち着いた色合いは行き過ぎて、もはや地味とさえ言えるかもしれない。
 しかし、それぞれの手に一本ずつのリボルバー銃をその手で握っているという事実が、彼女を地味と評する事を
許さない。
 二本の銃器にはどちらも同じようにグリップの最下部に紐が巻かれていて、それはゆったりとした長さで半楕円
を描き、ジーンズに巻かれた茶色のベルトに括りつけてある。
「お嬢ちゃん、こんなところに何をしに来たんだい?」
 そんな彼女に声をかける男が一人。
 目と口の部分に穴を空けたカボチャ頭に黒いフードで全身を覆う姿はハロウィンを連想させる。
「貴方達を探しに来ました」
 少女は右手の銃を黒いフードへと向けた。しかし、男は笑う。
「あはははは! それは驚いた! 目的は何かな? 復讐? うちのリーダーに人生を狂わされたクチかな?
 うん、それなら仕方ない。その為に必で探しまわったんだろうねえ。いやあ、健気だ。涙がでるよ。
 ――そんな、玩具の銃まで持ってきて。それで勝てると思ったのかい? それとも脅せれば充分だと?
 これでも昔は実銃とはよく関わっててねえ。それが本物か偽物かなんてすぐに分かるよ。
 そうでもなければ、わざわざ出てきたりはしないしね」
 カボチャの顔は常時変わらず笑顔のままで、しかしその顔の通りに楽しそうに男は話す。
「……おしゃべりですね。声が大きいです」
 対する少女は極めて冷静に、その銃口を向けたまま動かす様子はない。
「もちろんさ! 目の前の子犬ちゃんに噛み付くための牙が無いことを皆に知らせる必要があるからね!」
 その言葉を皮切りに、周囲の瓦礫の影から同じような黒フードのカボチャ頭達が姿を現す。
 カボチャの顔は笑顔だけでなく、悲しみや怒りのものもあるがそれ以外に違いは見受けられない。
「こんなところで隠れてるもんだから、みんな溜まっちゃっててねえ。君にぬきぬきしてもらいたいわけだよ」
「そんな事、してあげる理由がありません」
 わずかに顔を紅潮させる少女にゆっくりと近づいていく声の大きなカボチャ頭の男。
「いいや、可愛い女の子がいたら奉仕を行ってくれるべきだ。
 そんなおもちゃの銃なんかよりも、君が握るべきなのは男の象徴だ。
 その口はしゃべるよりもしゃぶるために使うべきだし、下の口は言わずもがな。
 熱い精液をその身に浴びて、休む間もなく犯され続ける。それが――おや?」
 話が終わるよりも早く、銃口は男の方を向いていなかった。

503 :
 彼女の頬は真っ赤に染まり、左腕で腹部を抑えながらしゃがみこんでいる。
「まさか――いや、まさか。もしや今の話を聞いただけで興奮してしまった。なんて言わないよね?」
「っ……!」
 少女は近づいてくる男を一度睨むと、しゃがみこんだ格好のままに右手の銃を再び向けた。
「おお、こわいね。
 そんなにも男の身体を求めるほどに調教されて、それでも復讐のために来たってわけだ」
「違い、ます……」
「違う? なにが、いや、そういう事か。君は、犯されに来たのか!
 いやあ、大変だねえ。君みたいなランドセルでも似合いそうな子が、そんなにも性に貪欲になるほどに悪戯され
て。挙句、もう一度その快楽を求めてわざわざうちの組織を探して歩いていた、と」
 しゃがみ込んだ少女の目の前に、男は立っている。向けられた銃には一切の意を介すことはなく。
「そういうことなら、ほら。君が欲しがっているものをあげよう」
 目の前の男はフードの中で僅かに身体を動かすと肉棒を取り出し、少女の目の前に突きつけた。
「ぁう……」
 少女の右手は銃を離し、自身の鼻と口を抑えた。
 その手の平からは抑えきれなくなった少女の涎が垂れている。
「そこまで物欲しそうにされるとはねえ。……おや、皆もお揃いだ」
 カボチャ頭達に周囲を囲まれた少女のその両目は目の前の棒に釘付けになっている。
「さあさあ皆さん、まずはこのかわいそうで淫乱な少女に男の臭いをたっぷりとごちそうしてあげましょう!」
 男の言葉に従うように、周囲のカボチャ頭達も肉棒を取り出すと自身の手でしごき始める。
「ああ、どうしても我慢できなくなったら舐めてもいいんだよ? ほ〜ら」
 そう言って肉棒を目の前、髪の毛に触れるか触れないかほどに近づける。
 少女はトロリとした目をして口を抑えていた手を離し両手を地面に付け、唾液まみれの大口を開けてゆっくりと
身を乗り出す。
「フレイム×アイシクル」
 次の瞬間、彼女を中心に爆発が起こった。
 周囲を囲んでいたカボチャ頭達は全員、その炎に巻き込まれ吹き飛ばされていた。
「な――え?」
 少女によるフェラを期待していたカボチャ頭は、未だ自体を理解できていない。
 目の前にあった筈の少女の姿は遠く、自分はその身を倒している。
 炎に巻き込まれた事を一瞬前を思い出し、覚えるのは痛覚。
 そして。
「あっつ……! く、ない……?」
 地面に貼り付けられるように凍りついた自分の姿に気がついた。
 なんとか動かせる首で見渡せば、他のカボチャ頭達も同じように吹き飛び凍りついていた。
 ただ一人、立ち上がっている存在は。
 先程まで発情してしゃがみこんでいた筈の少女一人だけだった。
 彼女はゆっくりと、フェラをさせようとしてきたカボチャ頭に近づいていくと、三度銃口を向けた。
「貴方は、色々と勘違いをしていました。
 一つ、この銃はたしかに実弾は出ませんがれっきとした武器です。それは今から証明できるのでよしとします。
 二つ、リーダー格がここにいる事は知りませんでした。情報提供感謝します。
 三つ、流石にランドセルは卒業しました。そんなに幼く見えますか。
 四つ、子犬という評価はお門違いです。どちらかというと狼です。
 五つ、――僕は淫乱なんかじゃありません。勘違いしないでください」
「……少なくとも、最後のは嘘だろう。内股を擦り合わせながら言っても何の説得力もない、け」
 銃口から放たれた炎の球体がカボチャを包み、男の言葉は遮られる。
 周囲にカボチャの焼ける甘い臭いが広がる。
「さて、これからが本番ですね。発作も収まってくれて本当に良かったです」
 よく喋る男は大声を上げる事で周囲に状況を知らせた。
 それと同じ事をカボチャの臭いと煙で行っている。
 新手のカボチャ頭達が形を保ったビルの上や瓦礫、あちこちから現れていき、その数は三十を超えるだろうか。
「早く幹部級に会いたいところですね。倒せればよし、倒せなければ――」
 一度、内腿を擦る。
「過去の僕に道を作るだけです」

504 :
 身体を半周。ベルトに引っ掛けた紐が浮かび上がり、その動きは先端まで連動する。
 浮かび上がった銃を左手に持つと遠くに見えるカボチャ頭の独特のシルエットに両手の銃を向けた。
「ビースト×シューター」
 発射される白の光弾が二閃。それは途中から四足歩行の獣へと形を変えて飛んでいく。
 それは狙いを逸れて相手の右を通り抜けたかと思うと急速に方向転換し、不意を打って直撃した。
 命中を確認すると、上方から飛びかかってくる六体の敵へと意識を集中する。
「グラヴィティ×ライトニング」
 両手から銃を離す。山なりに飛んできたカボチャ頭達は少女に届くよりも早く失速、地面へと叩き付けられる。
 唐突に叩き落されたカボチャ頭達は目に見えるほどに強烈な電撃によって襲われていく。
 一箇所に集中して十人ほどのカボチャ頭がまとまっているのを見ると、少女は先手を取るために接近する。
 走りながら、言葉を呟く。
「メタル×ビースト」
 腕の先が動物の毛に包まれる。手の平には肉球が付き、指先では爪が三十センチほど伸びそのまま硬化する。
 走る速度は少しずつ上昇し、最高速を持って敵の集まりに突撃。
 一体を右の手で切り裂くと膝を曲げ、屈む。
 バネのような強烈な勢いを持って跳びかかり両腕でさらに二体。
 着地先に居た一体に膝蹴りを放つ。
 身を半周させ、さらに爪の長さが伸びたかと思うと一歩で敵の中心へと踏み入って一回転。
 残りの敵もすべて切り裂いた。
 腕を元の少女の柔らかな物へと戻し、ふと見上げると斜めに崩れているビルの上にいたカボチャ頭と目が合う。
「グラヴィティ×ソニック」
 そのビルへと一直線で走りだし、壁を直角に登っていく。
 登り切ると勢いが付き過ぎてビルよりも高く空中に投げ出される。
 落下の勢いで浮かび上がった銃を掴むと、左手の銃を呆然とただ立ち尽くすだけの相手に向ける。
「ライトニング×シューター」
 銃口から放たれた電撃が、また一体の敵を打ち倒す。
「フレイム×グラヴィティ」
 そのまま落下していく少女の足は炎を纏い、重力に従って落ちていく。
 高度はそのまま威力となり、燃える蹴りは強烈な破砕音と共に着地先にクレーターを作った。
「……これで、半分くらいでしょうか」
 少女は一度額をぬぐうと周囲を見渡す。
 しかし、周囲にはオレンジ色をした目立つカボチャ頭は一つも無かった。
「おかしいですね。まだ、そんなに倒してはいないはずですが」
 閃光。そしてシャッター音が響く。
「な……!?」
 音のする方へ向き直ろうとするものの、首より下を動かす事が出来ない。
 そのまま、視界が布状のもので覆われてしまう。
「連れて行け」
「――ソニック×フレイム!」
 発動させようとした魔法も不発。
「なん、で……ですか……」
 身体が持ち上げられた感覚を覚える。
 少女は何の抵抗をする事も叶わず、そのままどこかへと連れて行かれてしまった。

505 :

 柔らかな感触のするものに座らされた感触、そして久しぶりの光。
 目隠しは取られ、座っている場所は大きなベッドだと知る。
 桃色のシーツ。それだけではない。見える範囲の家具は全体的にピンク色で統一されているらしい。
 眼の前には頭が巨大なカメラで出来た男が一人。
 かと思えば、目隠しを外した人物もまた同じく顔のあるべき位置にカメラを付けた人間だった。
「初めまして」
 目隠しを手に持った方は首から上がインスタントカメラになっていて。
「ようこそ金蔓」
 最初から視界に入っていた方はいかにも高級そうなデジタルビデオカメラになっていた。
「とりあえず、状況の説明をお願いします」
「冷静だね。いや、冷静なふりかな? どっちだろう」
 そこで冷静なふりだ、などと答える理由もないし。そもそもわざわざ答える理由もない。
 無視して、もう一度状況の説明を求める事にする。
「冷静なふりです。身体が動かなくて、魔法も使えなくて。目隠しされて怖くないわけがありません。
 ――!? なんで……口が勝手に」
 しかし、彼女の口はその本心を勝手に曝け出してしまった。
「魔法、か……という事は魔法少女なんだろうけど、変身せずにあの強さとはね」
「兄上。早く始めよう」
「せっかちだなあ。まあいいや、じゃあ頼んだよ」
 ただそれだけの会話で、インスタントカメラを顔に付けた男は部屋から出ていった。
「……何を、するつもりですか?」
「AVの撮影だ。うちの組織も落ちぶれたものでな。こういった金策が大切になった」
「僕を、撮ると」
「そうだ。安心しろ一般流通ではない。その代わり、モザイクも無いがな」
「そんな――」
 少女の抗議の言葉は男の次の言葉に掻き消される。
「質問する。名前と、住所、家族構成を答えろ」
「八木明日香です。大船町七の二番地。お父さんと二人で暮らしています」
 答えるつもりのない質問に、しかし口が勝手に答えてしまう。
 それも、一切の嘘偽りを混ぜることが出来ず正直に。
 悔しさで、歯を一度強く噛むと問いを返した。
「そんな事を聞いて、どうするんですか」
「家族に男がいるならば家に完成品をいの一番に送ってやると決めている。それだけだ」
 あまりにも淡々とした冷酷な宣言に、明日香は目を見開いた。
「やめてください! お父さんに、こんな事知られるなんて……」
「いい表情だ。いっそ町内すべての家庭に送ってやろう。もはや地元にはいられなくなるな」
「そんな……」
 あまりの非道な発言に、唯一動く首をまっすぐに下ろして俯かずにはいられない。
「取りやめてやってもいいが。条件がある」
「何を、させるつもりですか……」
 ろくでもない事だと分かっていても、それを聞かずにはいられない。
「念書にサインをしてもらう」
 一度指を鳴らすと怒り顔のカボチャ頭が部屋に入り、羊皮紙を男に渡してすぐに出ていった。
「これだ。私はカメラマンブラザーズの言う事に逆らいません。
 簡単だろう? ああ、書くだけ書いてそれでおしまいにはできないぞ。なんたって魔界製だからな」
「……貴方達の組織は魔界を嫌っていると思いましたが」
「よく知っている。だが、使えるものは使うよ。
 さあ、どうする? サインをするか、しないのか」
「いつまで、ですか」
 俯いたまま、彼女はぽつりと呟く。
「む?」

506 :
 はて、と首を傾げるカメラ男に対し、言葉を続ける。
「それには期限が書かれていないようです。
 魔界の契約でそんな事をすればぬまでどころかんでも契約が有効になってしまう可能性があるはずです」
「本当に、よく知っているな。分かった。ならば条件を追加しよう。『撮影が終わるまで』だ。
 これ以上の譲歩は無い」
「分かりました。でも身体が動かせないと書けないので右腕だけでも自由にしてもらえませんか?」
「なるほど、もっともだ。――裏があるな」
「はい。……あっ」
 笑い声が響く。もちろん、それは男のものだ。
「まさか、今の方法で出し抜けると思ったのか? 俺の能力『ノンフィクション』は撮影されている対象は嘘や虚
を許さず、真実のみが映し出される」
「となると、拘束する力は……」
「兄上のものだ。『被写体は動かない』という能力でな。効果はそのまま、撮影したものの動きを封じる。魔力の
流れも封じるために魔法も使えない。簡単な話だな。
 いやしかし、良い言い訳だったな。確かに、右腕だけ動けるようにする方法はあった」
 そう言うとカメラ男は一枚の写真を取り出した。 
 写っているのは周囲を見渡していた時の明日香の首から下のすべてだ。
「この写真を、右腕の部分だけ破けばいい。そうすれば、右腕だけ動けるようにさせる事は可能だった。
 が、裏があると分かっていてわざわざ動けるようにしてやる義理はない。
 安心しろ、その念書は念じるだけで文字がかける。会話と、この時の為に首から上は写真から外している。
 おしゃべりが過ぎたか。さあ、念じろ。自分の名前をこの紙に書くイメージをするんだ」
 羊皮紙が明日香の方へと向く。
 内容を確認し、確かにそれは先程口頭で説明された通り。
『カメラマンブラザーズの言う事に逆らいません
 期限:撮影が終わるまで』
 目を閉じて、自分自身の名前を書いていく想像をする。
 男の手の中にある署名欄に、黒の文字が書き込まれていく。
 八、木、明、日。
 僅かに空白が空き、そして最後の文字が羊皮紙に書き込まれる。
 香。
「……書いたな?」
「はい」
「ならば、さっそく始めるとしよう」
 羊皮紙を懐にしまうと、代わりにライターを取り出し明日香の写っていた写真に火をつける。
 燃えた写真が焦げ茶色に染まると明日香の身体に自由が戻る。
 ただ黒ずんだゴミとなったは足元に捨てられ、そのまま足で踏み潰して火を消した。
「やあ、順調かな? 撮影用のカメラと、スタッフだ」
 扉が開かれ、もう一人のカメラ男が三脚付きのカメラを持って部屋に入ってきた。
 さらに、不機嫌そうな少女と、カボチャ頭の男達が数人同じ機材を持って続々と部屋に入り三脚をセットする。
「さすがは兄上。いいタイミングだ」
「このくらいはするよ。それじゃあ、いい絵を頼むね」
「任せてくれ。さて……まずは、その野暮ったいジャケットとシャツを脱いでもらおう」
 魔界の念書の力によって、明日香の身体は若干の強制力を持って少しずつ服を脱いでしまう。

507 :
 言われたままに着ていた服を二枚脱ぐと、上半身は肩紐の無い白いチューブブラ一枚になった。
「これで、いいんですか」
「ああ。しかし薄い胸だ。どうにも服装に色気が無い。どれ、次は下だ」
「ん……」
 ジーンズの下は、両サイドを紐で結んでいる白のパンツがあらわになる。
 幼い体付きに紐の下着はどこか背徳的ないやらしさを感じる。
「ベッドに横になって、適当にゴロゴロしろ。そうしたら、下着の上から胸を触れ」
 柔らかなベッドの感触を肌に感じながら、巨大なベッドの上で寝返りを打つ。
 左手で胸の先端を爪で優しく掻き、右手ではゆっくりと揉む。
 ただ、それだけの事で。
「ん、ぅ……ぁはあ……」
 彼女の中の性欲が目覚めてしまう。
 胸を触りながら、両腿をもじもじとさせていた彼女は指示を待たずに自発的に下着の上からスジをなぞる。
「む……」
 止めるという選択肢もカメラ男にはあった。
 しかし少し前まで色気の足りない、中性的にさえ感じられた少女が急激に淫らになる様子に興奮を禁じ得ない。
 このまま見ていたいと、そう思ってしまうほどだった。
「ん、ちゅ……ちゅぅ……んぅっ……」
 左手の人差し指をしゃぶり、右の手はパンツの中どころか明らかに膣へと侵入を始めている。
 下着が愛液で濡れて色合いが薄くなると、その淫らな少女は指を口から引き抜くとチューブブラに手をかけ、上
に引っ張りあげてその小さな胸をさらけ出した。
 そのツンと勃った先端にとろりとした愛液を塗り、ローションの代わりにした。
 コーティングされた乳首を左手で弄び、右手は再び下着の中へと戻る。
 身体の向きをくるりと変えてうつ伏せになると、お尻を宙へと持ち上げた。
 カメラには、激しい動きで半脱ぎになってしまったために僅かにはみ出た尻が写っている。
「あ、あはっ、あんっ、いい、よ、おなにー、すっごくいいっ。あ、ああっ。あ――!」
 膣から発生する小さな飛沫は、少女の絶頂を意味している。
 身体をうつ伏せのままにぐったりと倒し、余韻に浸る。
 肩を揺らし、息を切らしていた。
 しかしそれも十秒とかからず仰向けになると、パンツの紐をほどいた。
 完全な無毛地帯のそこは綺麗な一本スジで、しかし誘惑するかのように涎を垂らしている。
「みてるだけじゃなくて、いっしょにしよう?」
 撮影を行なっている周囲の男達へと呼びかける。
「ここ、つかっていいからぁ」
 両足を大きく広げ、縦スジの中に柔らかく侵入していく少女の両手の指。そのまま外側に開かれていく。
 撮影されているということに臆することなく、明日香はその少女の秘密の最奥を惜しげもなく晒した。
「せーえき、ほしくて。あそこも、くちにもたくさんかけて。においかいで、あたまばかになりたいです」
 もはやその誘惑に耐えることのできる者はいなかった。
 カメラ男が挿入をしたかと思えば、気付けば騎乗位になり周囲のカボチャ男達のモノを両手と口でそれぞれ奉仕
。あぶれた連中も、少女の身体に向けて彼女が望むままに精液を吐き出していく。
 もはや撮影ではなく乱交パーティでしかなくなってしまったが、それを疑問に思えるほどに至高に余裕のあるも
のは誰もいない。
 ただ、肉欲に耽るのみだった。

508 :
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
 八木明日香が夢から醒めてからの第一声は咆哮だった。
 あまりにも淫猥であった夢に、恥辱が留まる事を知らない。
 布団の上をごろごろと転がると、撮影の最初を思い出して余計に恥ずかしい。
 誰も知らずに、自分でも忘れられたならばどれだけよいか。
 しかし、そうは行かない。
 なぜならばこの夢は。
「おはよーございます、明日香さん。いやあ、今回もすっごいバッドな未来でしたねー」
 背中に羽根を生やした、セーターの上からも分かる胸の膨らみを持った女性が明日香の身体の中から抜け出すよ
うに現れる。
「あ、むしろグッドでした?」
 などと言って、ふわふわと浮かびながら人差し指を顎につけて首をひねる。
「そんなわけないですセンセ……からわかないでください、ほっといてください」
「そういうわけにも行きませんよぅ。今回の敗因は――」
「分かっています。割と意味もなく使った大技の隙を突かれて写真を取られた事です」
 ぱちぱちと両手を鳴らしセンセと呼ばれた女性は笑う。
「そのとーりですね。向こうもヒートアップして色々喋ってくれたのが幸いです」
「今回の対策としては、基本的にソニックをクロスして動きを止めずに戦うとかでいけると思いますし」
「できますかね〜? 明日香さんの中にある『性欲の塊』も暴走しまくりみたいですよね」
 その言葉に、若干落ち着いた筈の少女の顔に赤みが戻る。
「これ、本当になんとかならないのでしょうか」
「無理ですねー、完全にサキュバスになるしかないですよ。明日香さんの才能なら未来のサキュバスクイーンも夢
じゃないというか、確実になれますよ?」
「サキュバスの才能ってそれ、褒められてるんでしょうか……なんにしろ、僕は人間です」
 だらりと両腕を降ろし、いかにも残念という意思表示を見せる。
「それにしても、大変ですよねえ。せっかく悪の組織を追い詰めて、いざ最終決戦――ってときに魔界の扉が開い
て人間界は混乱。明日香さんも七つの大罪『色欲』に選ばれて半サキュバス化。そのせいで体内の『性欲の塊』が
ちょっとした拍子で淫欲が暴走。変身で魔法少女にはなれなくなって代わりに一時的に完全なサキュバスになるよ
うになった、と」
「現状をまとめてくれてありがとうございます。心が折れそうです」
「いやいやー、それでも頑張る明日香さんが私は好きですよ」
「センセ……」
 自分を理解してくれる相手がいる事に、僅かな感動を覚えずにはいられなかった。
「初めて『性欲の塊』で暴走した時にオナニーで処女膜やぶっちゃった明日香さんも好きですけどね」
「あ、心が折れました」
 自分を理解し過ぎている相手がいることに絶望を覚えずにはいられなかった。
「ほらほら、倒しきれなかった悪の組織も、こっちの世界で好き勝手やってる魔族も倒して。他の大罪持ちの人が
どうしてるのかも調査するんでしょう? そんな事で挫けててはいけませんよー」
「挫けさせた人がそれを言いますか……」
「さあ、そろそろ作戦会議といきますよ。せっかく私の能力で『未来に起こりうる性的な出来事を夢として見た』
んですから有効に使ってくださいな」
「誤魔化しましたね――なんにしろ、捕まらない。写真に映らない方向でいきましょう」

509 :

 夢に見たままに時間は流れる。
 戦い方を変えたものの、しかし予知した未来には現れなかった乱入者がいた。
 カメラを持ってきた不機嫌そうな少女は魔法少女で、無数の盾を操る力を使い足止めされたところを撮影される
事になる。
 そして念書に名前を書かされる場面へと状況は移っていた。
 ハ、木、明、日、香。
 念じ、名前を書くと男は写真を焼いた。
 その瞬間に。
「ソニック×ストライク」
 高速の、強烈な一撃がカメラ男を襲った。
 顔のレンズが砕けて破片が宙を舞う。
「なん、で……念書は……」
「よく見てください。あ、見えませんか。
 これ名前の最初が『八』じゃなくて片仮名の『ハ』なんですよね。だから契 約無効です」
「そんな……くだらない理由で……これだから、悪魔ってやつは……」
「悪魔を信じちゃいけないという事で、ひとつ」
 とどめを刺そうとした瞬間に、盾の魔法少女に妨害されカメラマンブラザーズを取り逃がしてしまう。
 悪の組織C・トリックとの戦いはまだまだ続くことになりそうだ。

510 :
終了です。途中段落ぶちぎってるところあって読みにくいですね申し訳ないです
撮影が終わるまでってルールは別に撮影一回とは限らないぜぐへへとか兄カメラマンによるコスプレ写真撮影とか不機嫌な魔法少女とのレズとか色々あったはずなのに消えた。なぜぞ

511 :
>>498
kwsk

512 :

ジーンズボクっ娘魔法少女もなかなか
ヒロインの顔とか髪型は自由に思い浮かべて良いのかな
ああ、それにしてもエロを削るなんてとんでもない!

513 :
流れがよくわからないがとりあえずエロかったのでまあいいか

514 :
>>511
大和がヒーローでヤンデレ覚醒無しで妹が退場するけどダミアンだけはブレて無い

515 :
マユシリーズや狩る者がPixivに掲載されているのは知っているが
ナイトメアドリームは上手く見つけられないな

516 :
このスレのSSは軒並み外部に行っちゃってるって事???

517 :
いや、大半は外に行くまでもなく続きが書かれずに自然消滅しているだけ
それは別に、この板じゃ珍しいことではない
むしろマユシリーズの人は、こっちにも投下してくれてるし、Pixivにも掲載している
狩る者の人は、ここと自サイトで思うところを述べられた上で活動の場を移したので、ちょっと例外的なケース
ナイトメアドリームについては、どこに掲載されているのか知りたい

518 :
ID登録せんと見られないんだっけか〜
一時期のmixiよりはマシとは言え…

519 :
>>514
内容はそんな感じなのか
出来ればどこで読めるかも教えて頂けると助かる
pixivはうちの環境だと見れないからマユシリーズの人には感謝してます

520 :
キリカの人は作品が魔法少女物っぽくなる前にいなくなってしまったな

521 :
諸事情で数年中断してたのだが、戻ってきても構わないものか
もう時間が経過しすぎてストーリーを追ってもらえるか怪しいとこだし

522 :
>>519
セラムンのリョナやプリティ戦士書いてる人のサイトからリンクで行けたよ

523 :
>>521
そりゃ、戻ってきてくれた方が嬉しいに決まっているのだが・・・。
逆に聞くが、荒らし以外から他の答えが返ってくるとでも思っているのかい?

524 :
>>523
レスありがとう
先にも書いたけど時間の経過が心配だったんだ
中断しているストーリーを続けるとしても正直みんな細かい事は忘れてるだろうし
新しく住人になった人もいるだろうから、再開しても正直何のことやら分からない、
といった感じになるんじゃないかと悩んでたのだけど、その辺りはまあどうにかなるかな

525 :
>>524
保管庫や過去ログで補えるからぜんぜん大丈夫
大歓迎ッス

526 :
>>522
リンクの先には行けたが、むしろそのサイトが気になる。

527 :
>>526
座薬でググれ

528 :
もとい薬座だな。薬座!でググれ

529 :
>>525
んじゃあ頑張ってみますか
このスレだけじゃなくSS自体最近あんまり書いてなかったのでおまたせしちゃうとは思いますが
投下したらちらりとでも読んでくだされば幸いです

530 :
>>529
楽しみに待ってる、頑張ってくれ!

531 :
ナツメの続きはもう無いのかのう・・・

532 :
マユちゃんはいつまでリィンに犯されたままなんですか!?><

533 :
リィンのくせに勝利者側の状態で放置とか、生意気だよな

534 :
なんかちょっと見ない間に様子がずいぶん変わったような
ここは陵辱・苦痛・リョナ成分が強めなのが好まれると思ってたので魔法少女戦隊が快楽よりで驚いた
魔法少女をめちゃめちゃにって意味では苦痛系もいいけど
快楽でめちゃくちゃにして頭のなかとろとろのドロドロにしちゃうのも大変好みなので頑張ってほしいな

535 :
>>534
魔法少女戦隊の人はここにはもう来ないみたいよ

536 :
周りに流されずに自分の書きたいものを書いてくれれば良いかと
昔から、いろんな方向性のが多くあったよ
個人的にはフルボッコが好き

537 :
杏の人来ないかなぁ

538 :
pixivに前作品ほとんどと新作品載っけてたよ

539 :
「このスレに」来ないかなと言っている人間に、「pixivには来てるよ!」とか言っちゃう男の人って…

540 :
いや、だって、ここにもう来るわけないじゃん

541 :
このスレじゃないけど、「走ってない魔法少女」が好きだったなあ(´・ω・`)

542 :
書き続けてくれてるなら別にどこだっていいだろ

543 :
>>541
ああ、俺も大好きだった
最終回直前でいなくなるから喪失感凄い

544 :
とある人は言った
2ch<pixiv<<<同人

545 :
作品の投下のない日は、敵に襲われて魔法少女として覚醒するもあっさり負けて
一般人のままならすぐねたのにENDだったんだなと勝手に妄想。

546 :
今気が付いたけど、保管庫の方に誰か投下を行なってるな

547 :
えっ、誰でも編集できたんだ。初めて知った。なんという情弱
じゃあ暇な時に更新しても良いっていうこと?

548 :
前に保管庫の人が、本業の合間に一人で更新作業を続けるのは限界があるので
有志に手伝って欲しいと頼んでいたよ

549 :
んで、19スレくらいは誰か更新してくれたけど、そこから止まってる

550 :
今年も魔法少女は平穏にクリスマスを過ごしてしまったか

551 :
マスターと呼ばれる一部の男性が魔法少女の力を倍増させられるアクエリ的な世界観で新人マスターと魔法少女達が
総当たり制チームバトルで戦闘不能になった魔法少女は運営に公開陵辱され
更に全滅したチームの魔法少女一人を相手のマスターに取られてしまう地下魔術大会に参加する
と言うのは今年も書け無かったよ

552 :
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=32516992
pixivで見かけた魔法少女ネタ…つってもエロじゃないしそもそも魔法少女サイドはあんまり出てこないけど
ただ魔法少女の娘が遭わされた「ひどい目」っていうのをエロ系にしか解釈できません
たまりません
続き読みたくて仕方がない

553 :
ああ、こういうヤバい目した魔法少女大好きかも
おっとり系のヒロインが親友をチョメチョメされてブチ切れた表情とかでも

554 :
今年も魔法少女が沢山犯される良い年でありますように

555 :2013/01/05
>>553
良いですよねー
過去に色々あって戮マシーン魔法少女になる事受け入れてるとか
その為に自分の所属する組織にぐっちょんぐっちょんにされたり体引き裂かれるような苦痛味わったり
それでもひたすら意に身を焦がすしか生き方しらないとか浪漫
フロシャイム的な魔王様もね
魔王サイドも部下が人間憎悪してたりするし
魔法少女サイドもバックの組織はろくなもんじゃないだろうし
間違いなく待ち構えているだろう鬱展開が楽しみ
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