2013年01月エロパロ34: 【何発でも】腹責め専門SS・その11【叩き込め】 (491) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【何発でも】腹責め専門SS・その11【叩き込め】


1 :2012/09/25 〜 最終レス :2013/01/05

例えば、
◆強気な優等生娘がスケバングループに拉致されて
  腹を殴られて悶絶したり、
◆格闘娘が手足の自由を奪われて、鍛えぬいた6パックの
  腹を延々と殴られて腹責め拷問されたり、
◆憎い仇の子種を孕まされた女戦士が、切腹して自害したり、
◆悪の女幹部が、その黒い腹を正義の拳で断罪されたり
というような、腹パンチから切腹にわたる腹責めシチュSSのスレです。
オリジナル・二次問いません。
小説以外にも、腹責め系のネタなら大歓迎。(プロット投下など)

まとめサイト
ttp://thinker.web.fc2.com/index.html
腹責め専門SS避難所
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/2964/1241429062/
前スレ
【何発でも】腹責め専門SS・その10【叩き込め】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1334395803/
【何発でも】腹責め専門SS・その9【叩き込め】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1321531910/
【何発でも】腹責め専門SS・その8【叩き込め】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1303793228/
【何発でも】腹責め専門SS・その7【叩き込め】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1279806388/
【何発でも】腹責め専門SS・その6【叩き込め】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1244442849/
【何発でも】腹責め専門SS・その5【叩き込め】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1229223999/
【ソフトでも】腹責め専門SS・その4【ハードでも】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209903187/
【嘔吐】腹責め専門SS・その3【子宮潰し】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196431261/
【嘔吐】腹責め専門SS・その2【子宮潰し】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1174024879/
腹責め専門SS
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150474532/

2 :
>>1

3 :

           /ニYニヽ
     (ヽ   /( ゚ )( ゚ )ヽ   /)       こ、これは>>1乙じゃなくて
     (((i ) /::::⌒`´⌒::::\  ( i)))     でっていうの舌なんだから
    /∠_| ,-)    (-,|_ゝ \    勘違いしないでっていうwwwww
    ( __  l  ヽ__ノ   ,__ )
        \   |r-_,,..、;  /
          |  | | .二二二二二二二二二 ̄ ̄>
         |  | |`|   |          ̄>./
         |  `ー'    |        / /
                        /  <___/|
                        |______/

4 :
保守

5 :
ほす

6 :
即回避

7 :
新スレ上げ

8 :
鳩尾や胃袋を拳で抉られる女の子をじっと待つ簡単なお仕事

9 :
腹パの配置が公開されたみたいだな

10 :
マッスルリベンジャー(偽)・・・
アレで女子の腹部をどぼんどぼん・・・

11 :
必要無かったみたいだなこのスレ

12 :
腹パの原稿で忙しくて投稿する暇がない

13 :
10スレが512KBを超えたのでこっちに。
スレ立てくてくれた方、ご苦労様でした。

14 :
駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった
駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった
駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった
駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった駄目になった

15 :
いよいよ腹パ当日ですよお前ら

16 :
腹パンチというか膀胱を狙っていってお漏らしさせてほしい
もちろん下着は穿いたまま

17 :
コブクロを狙うもまた良し

18 :
>>15
えっ

えっ

19 :
腹パ会場に到着。
雨のわりには結構な人だな

20 :
釣りだよな?
…釣りであってくれ

21 :
釣り針にすらなってないから

22 :
本当にいるんだよイベント日間違える奴

23 :
55氏ってイラストの作者は公開してるのにCDジャケットの作者は公開してないよな?

24 :
焦るな、一週間後だよ皆ww
あの人はCDジャケットは自分で作ってたよ。フォトショップで作成してると。

25 :
実際に会場まで行った奴いるのかな

26 :
俺は行ったよ。過去3回とも、たまたま近くていける距離だったからラッキーだった。

27 :
確実に何人かはいるだろ。じゃなきゃレポ書いたり会場内の中の事書いたり出来ないよ

28 :
>>24
自作なわけねーだろw
絶対外注だよ

29 :
>>28
あれ?本人がそう呟いてたんだけどな。
自分もフォトショップ使ってるから分かるけど、ある程度使えて、そして素材さえあれば
マウスだけでも何とかできるし。最初から絵を描くわけじゃないからタブレットも不要だし。
まぁ、本人に聞いてみたらいいんでない?ジャケットはどなたが作られているんですかって。

30 :
>>28
自作だってツイートしてたし、実際に話した時もそう言ってたぞ?
あれ描いてるわけじゃなくて素材と文字の加工だしね

31 :
どちらにせよ腹パン物だとわからなくしてくれるのはありがたいな

32 :
バンドのアルバムみたいなジャケットで格好良いしお洒落だから凄いなぁと思う
なかなか出来ない発想だわ

33 :
加工とか技術どうこうよりも、やっぱりセンスの問題だね
技術あってもセンス無いと毒々しかったりうるさいだけになるし
新作の表ジャケット早く見たいわ

34 :
行列が予想されるのはTOM氏と55氏辺りか?

35 :
>>34
そのふたつは鉄板だろ、ファン根強いし
個人的には腹パンゲームがどうなるか気になるところ

36 :
腹パンゲームは50部らしい、すぐなくなりそうだな…
55氏もCD手詰めしたっぽいこと書いてたから、そんなに部数無いんじゃないかな
他の文章系だとひらひら出版はコピー誌、搬入量は不明
さるみあっきもコピー誌で部数少なくするって書いてるね
ありすりりっくは全くわからん…
ちなみにソースはサイトとツイッター

37 :
参加サークルのサイトやブログ見てると、ちゃんと宣伝してるところと
全く宣伝してないところの差が激し過ぎる

38 :
まぁ人によっては、こういうジャンルだし、あまり公にしたくないって人もいるんじゃない?

39 :
ゲームは一通りまわって残ってたら欲しいな
個人的には55とnnsのコラボを何としても手に入れたい

40 :
>>39
悪いことは言わない、開場待ちして朝イチで並んどけ
行ったことあるなら余計なお世話だろうけど、昼とかに行くと残ってるのは部数かなり多いとこだけだぞ

41 :
人という意味での童貞を捨ててない女には一切魅力を感じないとツイートしてた宮内ミヤビのゲームは、
当然全キャラがしまくってるんだよな?

42 :
スレには腹パ行く人何人くらい居る?

43 :
>>42


44 :
チンカスみてーな匂いしそうな絵だなゲーム

45 :
じゃあお前が作れ、でFAだな
腹パのために休み取ったぜ…

46 :
ゲームって何だかんだで話題になってるのね

47 :
書き込めたら投下する

48 :
「腹パンが流行ってるって聞いたのよ」
 家に帰って部屋に戻るなり、おかえりともお邪魔してますとも言わず、俺の部屋でエロ漫画を読んでいたバカ女は言った。
 悲しいかな、割といつものことなので無視して荷物を置く。
 いい加減にお互いいい歳なんだからこれもどうかとも思うのだが、うちの親はどうも俺をまだまだ子供だと思っているか、手出しなんぞ出来ないヘタレだと思っているのか、コイツを勝手に俺の部屋に上げてしまう。
 だからって男子学生の部屋にのこのこ入ってきてエロ漫画を読みだすコイツはやはり相当なバカか、さもなきゃよっぽど俺をバカにしているのだと思うが、もしかして幼馴染というのはどこもこんなもんなんだろうか。
「……ねえ、聞いてる?」
 バカ女、幼馴染の小宮路雪は気分を害したらしく、すこし尖った口調で言った。

49 :
 そもそもこっちは部屋にいきなりお前が居るせいでだいぶ気分を害しているのだが。
「聞こえたけど、意味がわからないし、ロクでもねえ事だけは伝わったから、聞こえなかったことにする」
 雪はこちらを睨んだ。
「腹パンが流行ってるって聞いたの」
「……そうですか」
 この女は底抜けにバカなのだ。どうせまた怪しい本かネットあたりの情報に流されたに違いない。
「ちなみにどこで聞いた」
「にちゃんねる」
「……。そうか。よかったな」
 まさに予想通り。予想通り過ぎて、もはや言葉も出ない。
「良くない。流行には乗らないと」
 そう言うと立ち上がり、セーラー服のシャツをぺろりとめくった。白い腹があらわになる。

50 :
 外見はいいな、中身を知らなければ。改めてそう思う。
 長い黒髪に釣り目、薄い唇。少女だか女だか、そんな微妙な雰囲気。服装はセーラーでポージングは腹見せ。……コイツ騙して写真でも売れば金になるんじゃないか。
 そんなことを考えながらぼんやり眺めていると、雪はむっつりとした顔で言った。
「はやくしてよ。おなか冷えるでしょ」
「……は?」
「だから、腹パン。練習。はやく」
「……俺が? 殴るの? お前の腹を?」
「他に誰がやるの? 早くしてったら」
 頭を押さえる。コイツはセックスブームだと聞いたら練習しに来るんだろうか。
「あー……」
 渋々、雪へと近寄る。
 右手を拳にし、腹へとそっと当てる。
 しっとりと湿り気を帯びた肌。その奥に、少し硬さを感じる。
「んっ」
 冷たかったのか、雪が声を漏らした。畜生無駄に色っぽい。

51 :
「……なあ、本当にやるのか?」
「当たり前でしょ、そのために腹筋してたんだから」
 なるほど、硬さの正体はそれか。しかしどう考えても、仮にも男の俺がまともに殴って耐えられるような体ではない。
「うーん……」
「あ!」
 はっとした顔でこちらを見上げてくる。
「腹パンするの、初めてだったりする? アンタ、流行とか疎いし……や、大丈夫。私も初めてだけど、なんならエスコートしてあげるから」
 ふふん、と得意げな顔で言う。
 溶け残りのインスタントコーヒーのようにどろりとした不快感。殴ってやろうかと思い、今まさに殴れと求められているのを思い出した。
「……おう、わかった。力入れろよ?」
 頭の中で何かがぷっつりと切れた。そうだ、やれって言ってるんだからやって何が悪い。
 拳をしっかりと握りなおし、ぐっと腹へ押し付ける。

52 :
「んっ……ぐぐ」
 既に歯を食いしばっている。このままだと殴るときには息切れしてるんじゃないか。
 そう思ったが、俺の知った事じゃない。再び力を込める。
 腹筋がぴくぴくと痙攣するように動くのを感じる。
「うーし、やるぞ」
 深呼吸をする。
 雪の腹が震える。
 ゆっくりと肘を引き、そのままそっと腹へ戻す。
 身体に拳が触れた瞬間、雪は肩から大きく、びくりと震えた。
 背筋がぞくぞくする。
 あのクソ生意気なバカ女を思い通りにしている、そう思うだけで頬が緩む。
 このまま殴ったらどうなるんだろう。
 思うまま、肘を思い切り引き、ぐっと拳に力を込める。

53 :
「んぐっうっ……くはっ、はぁ……ちょ、待っ」
 タイミング悪く、あるいは良く、雪が大きく息を吐き出した。
 しかし、絞られた弓のように力を込めた右腕は止まらない。もとより止める気も無かったが。
「うぐふっ……」
 右拳が脱力した雪の腹へと吸い込まれるように刺さり、半開きの口からくぐもった音が漏れる。
 鍛えたという腹筋は鎧というには程遠く、弾力のあるグミのような心地良い感触だ。
 真っ直ぐに刺さった拳は手に打ち合わせた時のように熱く、しかしどくどくと動く感触は今まで感じたことがなく、背骨の奥がぞわぞわとするような快感だった。
 雪は倒れるように寄りかかってきた。
 シャンプーの匂いか。髪からふわりと甘い香りがしてきて、不覚にもどきりとしてしまう。落ち着け、俺。中身は雪だ。
「ひっ、はっ、あぐっ……」
 肩の辺りに熱い息が掛かる。
 驚いて一歩下がろうとするが、むしろ寄りかかっていた雪がバランスを崩したらしく、首に抱き付かれるような姿勢になった。
「はぁっ、ん……ぐうっ」
 耳元に直接囁かれる苦しげな熱い吐息。
 しなだれかかる肢体。
 ふんわりと匂う甘い香り。
 俺は思わずごくりと唾を飲み込み、慌てて邪念を頭から吹き飛ばした。

54 :
 いや駄目だ。コイツは雪だ。バカ女だ。いきなり押しかけて腹パンしろと言ってくるくらいのバカだ。
 頭で唱えてすこし落ち着いた。しかし、いっそもう一発何かやってやりたいという欲求が湧き上がってくる。
 そう、コイツがやれと言ってきたんだから、今なら。
 膝を曲げ、首に巻きついた腕をそっと外し、ゆっくりと雪を床へ下ろす。
 腕が離れた瞬間、床の上で腹を抱えて丸くなろうとするが、腿の上に腰を下ろし、肩を押さえ込んで仰向けに押さえ込む。
「いたい、いたい……ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」
 雪はそんな事をぶつぶつとうわ言のように呟き、さしたる抵抗もしなかった。
 両手首を左手ひとつでまとめて掴み、頭の上へ持っていく。
 セーラー服の隙間に手を差込むと、雪の身体がびくりと震えた。
 少しだけシャツをめくり上げ、さっき殴った場所を見る。
「あーあ、赤くなってら」
 だいたい、拳より少し小さいくらい。
 白い肌が歪な楕円状に、グロテスクな肉色に染まっていた。
 その肉色の端に指を這わせる。

55 :
「んっ……うんっ」
 どうやらくすぐったいらしく、身を捩らせる。
 そのまますっと楕円の中心に指を動かしていく。
「ふぅー、はぁー……」
 痛みにも慣れてきたのか、雪は少しずつ、呼吸を静かに落ち着けだした。
「ふぅー、はぁー……ふぅー、はぁー……はぐっ!」
 息を吐ききったタイミングで、指を勢い良く押し込む。
「いいいいい……いぎっ! ぎいいっ!」
 熱い。
 最初に触れた時とはまったく違う、熱くねっとりとした肌と、その奥に潜む肉。
 このまま内臓に触れられるんじゃないか。
 むしろ、今この親指が触れているのはなんなのか。
 無意識のまま、重力と共に親指を押し込む。
「んぎぃいぃっ! やだ! やらぁ!」
 雪が声を上げ、どたどたと足で床を叩く。
 口を塞がないと。
 そう思うが、両手が塞がっている。
 仕方なく立ち上がり、身体を退かしてやる。
「ぎぃああ!」
 立ち上がる時に親指に力が掛かってしまったが、仕方ない。
 しかし、雪はそう思わなかったらしく、振り回した足が腹へ当たり、気を抜いていた俺は壁へ蹴り飛ばされた。
「ってー……」
「うぐっ、えげっ、ゲホッゲホ……あう……ヒュゥ……」
 涙目になりながら肩で息をする雪。俺は少し打ってしまった背中をさする。
 ガチャン。
「ちょっとあんたらうるさい。もうちょっと大人し……」
 ドアを開け、顔を出したのは母だった。
 涙目で腹を押さえ、肩で息をする雪。
 壁に打ち付けた腰をさする俺。

 次の日、俺は顔の腫れを理由に学校を休んだ。

56 :
 その後、俺と雪それぞれの母親による合同説教会が行われたが、最終的に
「バカなのにバカなものを見てバカな事を言い出すうちのバカ娘が悪い」という雪の母と
「バカなのを分かってバカにつけこんだうちのバカ息子が悪い」という俺の母双方の譲り合いになり、俺は当面バイト代を半額徴収される、雪はにちゃんねる禁止と小遣い減という罰で決着が付いた。
 罰が決まる前からバカを連呼された雪は涙目になっていたが。
 そして、今。
「……おいバカ」
 このバカ女はまた俺の部屋でエロ漫画を読んでいた。
 懲りて来なくなるかと期待したのに。
「……。んあ、おかえり」
「おかえりじゃない帰れよ」
 ぞんざいに返して荷物を置く。
 いい加減わかった。コイツと関わるとロクな事が無い。
「帰れよ、じゃなくって。頼みがあってきたんだけど」
「断固断る」
 嫌な予感しかしない。しかし、雪はまたこちらを睨みながら言った。
「子宮責め卵管拡張が流行ってるって聞いたんだけど」
「……どこで聞いた」
「ふたばちゃ」
「今すぐ帰れ」

57 :
おわり
読みづらかったらごめんね
特に今回急ぎで貼ったから

58 :
よりによって腹パの最中に貼るなよ…
雑談の邪魔とか有り得ないから

59 :
家ついた
全サークル買えて満足だ
てかSS勢皆個性的過ぎだろw

60 :
気持ちは理解できない事も無いけど、腹責めSSのスレなんだし
腹パのSSの感想もここで投下されたSSの感想も並存させられればいいんじゃないかな。
諸々の理由で腹パ参加できなくて、違う形ででも腹パっていう祭に参加したかった人かもしれないし……
SS板なのにSS投下が雑談の邪魔っていうのはちょっと酷いと思うし、スレの趣旨としても本末転倒だと思う。
書き手側の気遣いも時として必要なのかもしれないけど、スレ住人の許容力も必要だと思うよ。

61 :
誰も書き込んでないSSスレにSS投下したら空気読めって非難されるのか
怖っ

62 :
というかこれで書き手に気遣いがないみたいな書き方するのもアホだろ
そりゃ職人も消えるわ

63 :
>>57
投下乙です!
生熟れな精神が生んだ危険な好奇心による、誘い受け系腹パンチですねw
生意気だったのに一発で心が折れた雪がかわいいです。
どこかコミカルな作風も独特で好きです、読ませてくれる作品でしたw お疲れ様でした

64 :
あの55氏が履いてた変なズボン何?

65 :
50万ぐらいしたって言ってた

66 :
>>65
IDくらい変えろよ

67 :
イベントレポがまだなんだが

68 :
腹Pa! 4の余韻冷めやらぬ内に、だけど……立て続けに腹責め合同誌「ぽんぽんいたいの」もあるね。
各締切は11月半ば〜末くらいらしいけど、このスレから参加してくれる人が居たらいいね。
許可を頂けたのでアドレスでの誘導させて頂きます。
http://awa.lolipop.jp/plan/01_ponpon01/main.html
今年は腹責めYearだなあ。。。

69 :
nnSと55参加か
買いだな

70 :
正直その二人だけで良いから、値段下げてくれって感じだな

71 :
mos氏が某Pixにてレポまんが(非R-18G)を描いて載せておったよ

72 :
一般参加者からのイベントレポが欲しい

73 :
>>72
おまえがかけよ

74 :
>>64
たぶんこれ
れれttp://www.idheart.net/products/detail12550.html

75 :
作品の感想頼む

76 :
女連れのサークルいたけど実際に腹パンしてるのかな…

77 :
空想と現実の区別がつかない方はお帰りください
リョナ関係のジャンルじゃ特にNGだわ

78 :
でもAwAとか、たまに乱交イベントやってるんじゃないっけ?

79 :
荒らしてたらごめんね
言い訳しとくとあの時間じゃないと転載じゃないって証明できなかったから

80 :
>>◆54541QUsxA
転載じゃない証明の事はちょっと事情がわからないけど……問題無いよ。
SSスレでSS投下しちゃいけないなんて道理があるわけないし。
十分楽しめる内容だったし、また何か出来上がったら投下して欲しいな。

81 :
結局砂雪は来たの?

82 :
>>80
腹パの新刊から抜粋したんよ

83 :
>>82
腹パで売られた作品のものをここに投下したの?
さすがにそれは問題だ;; 控えて欲しい

84 :
>>83
全部じゃないけどね
腹パ行けない人向けと思ってやってみたけど、反応も良くないし普通に投下する以上に面倒だからもうやめるわ

85 :
>>83
あ、売られたというか俺が売ってたやつ

86 :
イベント出れない奴用なら、かの55さんみたいにダウンロード販売がベターだな。
こんな所に投下しても、理解できる頭の持ち主はもう居ない。

87 :
55氏は文章力はそこそこだけど、悪い意味で無くセンスでかなり得してるイメージ
作品の雰囲気作りとかキャラ設定とか同人の表紙やジャケットを作るのがとにかく上手い
今回のもDL販売早くしてほしいわ

88 :
しかし本当に普通のやつが居なくなったな…
クレクレしか話に上がらん

89 :
普通でないと言えば、シャーはまだ寄生ニートしてるのか?
んでその自分の最底辺の立場棚にあげて、著名人偉そうに扱き下ろしてるのか?

90 :
55氏DL販売やらないかもって言ってるね

91 :
需要あるかわからんけどレポ書くわ。午後から行ったから売り切れもあったから、買えたやつの感想だけね
・雄猫屋
オリジナルのトップレス女子ボクシングのパラパラ漫画みたいなやつ。未完成っぽかった
・B級河川
オリジナル変身ヒロインもの。絵が可愛くて使える。陵辱メインで腹パンは少ない
・僕
エグイ腹パンシーンありのレズボクシング。絵も迫力が合って丁寧。買って満足
・りんご同盟
今風のロリっぽい絵で可愛い。腹パンは少なめで普通のリョナ漫画。若干スカあり
・3rd imagination
FFティファ本。絵もよくて内容もいいいs、ストーリーもある
・地獄に住ム天使達
悪いけど正直なんで出そうとしたのかわからない
絵は落書きレベルで内容もイミフ。勢いで買うもんじゃなかったと後悔してる
・さるみあっき
オリジナル小説
>>48も入ってる。使えはしないかもしれないが読みやすい
・Яoom ИumbeR_55
オリジナル小説とnnSの挿絵が9枚。抜きどころを押さえてる内容。安定感は流石だと思った
・電脳ちょこれーと
オリジナル漫画。イジメ系。絵に癖があるから好き嫌いが別れると思う。内容はエグめ。スカあり
・そけっと=ぽけっと
セーラーマーキュリー、ボクシング本。お腹の書き方がうまい。使える
りんご同盟は売り切れてた。
あと実写の田中屋は普通の電マ使ったオナニー映像。素人が作ったAVかと思った
腹をペチペチ平手打ちしてる場面も合ったけど、何でHARAPA!出たのかわからない

92 :
ごめん、売り切れてたのはりんご同盟じゃなくてほむほむボム

93 :
>普通の電マ使ったオナニー映像
ちょっとワロタ
何を勘違いしちゃったんだろうな

94 :
購入者の腹筋を責めたかった、とか

95 :
>>78腹パンもできるの?

96 :
雑談のネタがゲス過ぎってかさすがにキモい

97 :
レポ読むと、やっぱり大手は大手なんだなぁって思うわ
新刊落としたり適当に仕上げたりしてないし

98 :
55氏マジでDL販売やらないの?

99 :
ヒ見ると自家通販するつもりらしいね

100 :
お前らも一遍カイジみたいに地下労働所送られて働けば?
金の重みが判って、もうママからのお小遣いでイベント行こうと思想う事も無くなるだろう。

101 :
いきなり何だ
会話の流れとか読めない人か

102 :
日曜の昼だぞ?
明日から会社行くのが嫌で酒でも飲んでるんだろ
社会はこういう人らに支えられてるんだな
うんうん

103 :
前からスレに住み着いてるコンプレックスの塊だよそいつ
ID:oyJzOdZX = ID:xGa00dlS

104 :
とりあえず打ち間違いであってほしいんだけど、ネタであっても
「思想う」とかいて「おもう」と読ませようとしちゃうのは気持ちわるいな。
イベント参加者全員が無職だと、なぜか思い込んでいるのも重症くさい。

105 :
そんな一生懸命噛みついちゃうと、自分がニートだって認めてるようなもんだぞw

106 :
仕事でストレス溜まってるからここで吐き出してるんだろ
他に捌け口がないんだ、そっとしておいてやれって
要はお触り禁止で皆ハッピーってことだ

107 :
しそうう

108 :
哀れだし檻の中で暴れてんのを外から眺めてるのが一番だね

109 :
厨2といえばまず思い当たるのがミヤビだが…

110 :
そういえば腹パ新刊落としてる人が結構多かったって本当?

111 :
初参加サークルの半分くらいは落としてた
まともな物で抜けるのは上にも書いてあるとおり大手の一部だよ

112 :
失礼しますー。腹責めwikiの管理人です。
この度ようやくですが、ほぼ全てのSSの補完が完成しました事をお伝えします。
足りないとか、それ違うとか、ご指摘があれば指摘、もしくは勝手に直しちゃって下さい。
今後ともよろしくお願いします!

113 :
>>112
まとめ作業お疲れ様でしたー。

114 :
おおー!大変だったろうに…
お疲れ様です

115 :
七夕人の話がなくない??

116 :
>>112さん
ご苦労様さまです!
リョナスレの方でwiki立ち上げる所から拝見してましたが……
これで、wikiを見れば過去作品すべてを楽しむ事ができますね。本当にありがたいです。
wiki編集を手伝ってくださってた方々もお疲れ様でした、ありがとうございました!

117 :
>>115さんよく覚えてますねw

118 :
気付いたやつが足せばいいさ
そのためのWikiだ

119 :
>>115七夕人の話・・・どんな話でしたっけ?
多分見たことある筈なのに、直ぐに思い出せない・・・。

120 :
腹責めされるヒロイン最強談義は前あったが、やる側の最強は誰だろう。
やっぱ大善さん?

121 :
ランサーさんの、『純白の天使ナイト・プリンセス』・・・を、倒したあの人に一票。
大善さんが誰か分からないけど、この人は強さもそうだけど、責め方を良く分かってると思うw

122 :
大善さんは、平凡な男氏の小説に出てくるキャラだよ。
格闘技の高い実力のあるヒロインのパンチをどれだけ食らっても全くダメージ受けずに、逆に反撃すると、相手の防御が追い付かない早さと、一撃で悶絶させる攻撃力がある。
まさに最強。

123 :
ナイトプリンセスの攻めっぷりは俺も大好きだった。
ちょっとwiki行って読み直して来よう・・・

124 :
平凡な男とかマイナーな職人をよく覚えてたな。それに七夕人の話とか。あの人、そんなによく読まれてたか?
俺は最近のスレ見てあ、そんな奴いたっけレベルだったけど。まあ、俺にとっての神はランサーさんただ一人だわ。

125 :
はい皆さん、釣り糸が投下されましたよ〜

126 :
大丈夫だよぉ〜〜バレバレな形だもの引っかからないよお〜〜

127 :
もう早くもマンネリと化し始めてる55よりかは、やっぱりランサーさんだ

128 :
ランサーさんの闇の復讐者って3番で終わりなのかな?まだ主犯格がやられてないのが気になるなw

129 :
>>127 55さんマンネリ化って、最近更新が乏しいってこと?腹パのイベント頑張ってるとか訊くけど。

130 :
はい、一名様釣られました〜

131 :
なんていうか、それぞれ作風も違うし比べるもんでもないよね
文章の読みやすさで見るか、腹責め描写の濃さで見るか、キャラの良さで見るかでもかなり変わるし
過去作もいいけど今書いてる人は応援しようぜ
…と釣られる
まあいつもの奴だろ

132 :
ここに投下するよりもwikiから新しく投稿できるようになったからそっちでやってくれた方が職人際への精神的苦痛が減るだろうね。心よき住人はそう言うスレを見たらきちんとした対応をとろう。

133 :
釣られたというか自作自演
少し考えればわかる
まぁ55氏の腹責めはかなりライトな方だと思うから、人によっては物足りないかもな
読みやすさやキャラの個性はかなり上位だと思うけど
小説ごとにテーマを設けてるのも珍しいし

134 :
最近投稿してる人でハード寄りだとミスト氏かな?
◆54541QUsxA氏なんかも割とライトだよね

135 :
前スレも結構新規さんいたよね
また投下してほしい

136 :
>128
彩並先生の腹やられが読みたいお!

137 :
ランサーさん未満の実力のSS読むと目が腐る

138 :
新規さん来るのかな。来た所で邪魔者や駄文とか言われるスレに何を書くというのだろうかね。

139 :
なんにせよ今月は合同誌があるから投下する人居ないかもしれんね

140 :
>>133
55なんていい人ぶってるけど舌ピ開けてタトゥー入れてるんだぜ
まともな人間なわけないだろ

141 :
外見ならミヤビとかこの間55の隣だったとこの方が
むしろ他に比べたら普通の人だろ55はw

142 :
ていうか、女の子が腹殴られて苦しんでる姿を妄想して興奮する人間をまともと言えるのかね?
いくら想像の域だ、とか言っても、所詮は危ない性癖を持っている時点でまともじゃない。

143 :
だから実際に手を出さずに妄想で済ますんだけどな
どっか二次ロリの議論してるあたりでやっておいで、もっと皆構ってくれるよ

144 :
何をいまさら言ってんだ。ソレくらい全員分かってるだろ。
分かってる上で創作活動して俺らにネタを提供してくれる人たちに向かって、お前等ときたら・・・

145 :
SS投下してほしかったらそれなりの空気を作れってことだろ

146 :
は?勘違いも甚だしいな。
スレという土台を形作るのは読み手なんだから、こっちが投下させてやってる立場なのに、何が投下して欲しかったら、だ。
思い上がるな、こっちからお断りだ馬鹿が

147 :
>>146ならお前はどっかよそのスレ行けよ。ここは腹責め専門SSというタイトル通り、読み手と書き手が双方して両立するスレだ。お前みたいなアホが一人いるだけで書き手が消え、スレが意味をなさない。
そもそも、お断りするってことは読み手としてSSを読む事を放棄してるってことだろ?だったら、お前ここにいる意味ないじゃん。

148 :
全く同意だわ。何を勘違いして殿様ぶってるんだか。書き手と読み手は立場として同等だし。それにお前みたいなやつ書き手の方もお断りだわ。

149 :
ちょっと釣り針でかすぎんよー
もうちょっと食いつきやすいので頼む、どうぞ

150 :
荒らしに構うやつも荒らしって知ってるかい?

151 :
オワコンスレ

152 :
>>142
>>147

153 :
なるほど、荒らしは2IDしかいない
つまり携帯とPCで一人二役してるってことだな
謎は全て解けた

154 :
どうして末尾Pにはクズしかいないんですか
教えてください

155 :
>>154
マジレスすると被害妄想
ちょっとパソコンの電源切って休んだ方がいい
…ここ端末で末尾変わらんし。

156 :
正論符「喚き囀ずるな、仔蟲共」、発動。

157 :
コンプレックス君また荒らしてるのかい

158 :
お前等オススメの腹を教えてくれい

159 :
閃乱カグラの日影の腹とか。

160 :
カグラならむしろ雲雀ちゃんを苛めたい
柳生ちゃんの目の前で
既にぐったりして脱力したお腹に次々と以下略

161 :
ぬふふこの菊池めw

162 :
俺は誰と言うより強気なおにゃのこの腹を殴り、ぐったりとしたところを陵辱するのがよろしょうす。

163 :
なぁnnS先生、景気づけに何かパパッと腹責め絵描いて載っけてくれよ。
こういう閉塞した空気を打破するには、アンタの絵が最適なんだよ。

164 :
55氏もnns氏も外部の人間だよ
腹パンwikiに投下スレできたし、ここが廃れようがどうでもいいだろ

165 :
なるほど、じゃ本格的に終了って事で
今までお疲れ。

166 :
以前はアニメのシーンばかりで抜いてたけど、最近は55氏とかの職人のオリキャラの妄想で抜いてる
俺に才能があったら二次創作してみたいんだがなー

167 :
解るわ。55氏のキャラって、プロでも過去に例が無いほど魅力あるからな。
あの人と同じ時代に産まれて作品を読ませて頂ける事に、ただただ感謝だわ。

168 :
本格的な職人追い出しが始まったなw

169 :
>>168
ちょっと意味が解らないんだが。
まさかとは思うがお前、55氏の実力にまでケチを付ける気か?
それは無いよな、いや無いと言ってくれ

170 :
これは信者と見せかけたアンチ

171 :
ID:0n+8YhXE
もうちょっと上手くやれよ
臭すぎて釣られる気にもならんぞ

172 :
なんだまた55氏褒めし戦法に戻したのか
あの人ここ見てないからあまり意味無いぞ

173 :
じゃあスレの最後に書き手キチガイランキングでも作るか?
容姿・文体・趣味・自キャラ交えた全てが痛いミヤビ、
性悪ニートのシャー、
逃亡者のランサー、
ピアスDQNかつ上流階級様の55、
初代馬鹿発見器のデブ燻製ねこ、
罵る言葉も浮かばない雑魚のに損ないミスト。
まだまだ居るが?

174 :

以下、書き手御本人による必の擁護をお楽しみ下さいwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

175 :
クソワロタw
反論の余地も無いw

176 :
新しい手段もってきたなw
ちなみに他は?6人目でもう言葉が浮かんでないみたいだけど、いけるのか?

177 :
自演寒いよー
しかしこれで犯人のプロファイリングができた
犯人は、20〜30代もしくは40〜50代の犯行
日本人である可能性も否定できないかもしれないということを念頭に入れておきたい
そして男性、もしくは女性、中年、あるいは高齢者と思われる
だが若年の可能性も否定しない方が賢明であるといわざるを得ない
犯人の体型は、筋肉質でありやせ型、時々中肉中背〜肥満型で、
着痩せや、着太りして見える見える場合もあるということも考慮したい
身長は、140〜160cm代もしくは、170〜180cm代でほぼ間違いないが、
まあ140cm以下の可能性もあると考えるのが基本だな

178 :
まあ腹パ参加者を叩かないあたり暇はあって金はない地方の人なんじゃない?

179 :
>>177
結論、ほぼ何も分かってねぇ!ww
まぁ地方の人ってのは分かる気がする。この人前々からイベントにやたら反応するし。

180 :
まだまだ居るのにもう語彙切れでつか?
まあイベントで見てりゃ55氏にピアスなんてよくわからんイメージは持たないだろうしな
腹パ参加者のサイトやらツイッターやら辿って叩くネタ探ししてるんだろうな

181 :
割と特定できる個人への中傷だけど
通報とかできないもんなのかね

182 :
つかぶっちゃけ名前がよく出る外部職人は
褒めるほど実力があるわけでも叩かれるほどしょぼくもないからな
実力は空気っつーかwネタで書き込んでるのくらいわかってるだろ?
勝手にやらせときゃいいんじゃねーの?

183 :
>>182
他の腹パ勢叩きマダー?
ランキングといいつつ何もランク順になってないし

184 :
>>180
反論する訳じゃないけど、55氏の舌ピアスやボディピアス(臍とか腕とか)は本当だよ
タトゥー入れてるかまでは知らないけど、まぁ偏見ある人はあるんじゃないかな
俺は俺はピアスしてようがタトゥー入れてようが人柄で判断してるから何とも思わないけど

185 :
よし、じゃあ嫌われ者の俺様が何か小説書いてやるよ。
次に投下するのがそうだからな、絶対に叩けよ?
もし叩かれなかったら、このスレが俺様を受け入れた物と見なすからな??

186 :
>>185
いやいらない、叩くも何も読まないし
いいからキチガイランキング(笑)の続き書けよ
はよ

187 :
>>186
読むのを拒否するってことは読み手ですらないわけだ
この板に必要の無い存在だな、さっさとねば?

188 :
読むのを拒否してるわけじゃないだろうに。
荒らしを拒んでるんだよ。文脈で判断できんのか。

189 :
>>187
は?勘違いも甚だしいな。
スレという土台を形作るのは読み手なんだから、こっちが四でやってる立場なのに、何が書いてやる、だ。
思い上がるな、こっちからお断りだ馬鹿が
ちょっと仕事荒すぎんよ〜
>>146

190 :
おまえら荒らしを構うなw

191 :
え、このスレに荒らし以外いんの?

192 :
まず荒らしの定義から話し合うか

193 :
ツイッターが、自キャラと語り合う痛々しい楽屋裏ネタを晒す自称職人だらけでキモい
シャー……
ミヤビ……好きだよとかきめぇわ

194 :
    
   (´・ω・`)x"⌒''ヽ、        鍛えに鍛えた左腕
   (|     ...::   Y-.、
    |  イ、     ! :ヽ      求めるものはただ一つ
    U U `ー=i;;::..   .:ト、
          ゝ;;::ヽ  :`i      今日も明日も腹を殴る
            >゙::.   .,)
           /:::.  /;ノ
     ゞヽ、ゝヽ、_/::   /   
     `ヾミ :: :.  ゙  _/     
       `ー--‐''゙~      

195 :
まああれはなぁ
本人らは好きでやってるんだろうけどそんなに面白いわけでもないし
15年くらい前のラノベだとか漫画の定番だよなアレ

196 :
>>193
だらけってその2人だけやん

197 :
やっと綾に刺された…さんも

198 :
55のことか?
ブログやツイッター見たけど無いぞ

199 :
まぁ自キャラが好きだってのはよく言ってるが

200 :
>>198
ブログで座談会とかやってた

201 :
ふーん・・・

202 :
全然興味ないわ。職人さんも来なくなったし。

203 :
そりゃこんだけ追い出しかければ誰も来なくなるわな

204 :
というか投下する職人はだいたい合同誌参加だろ
月末まではないな

205 :
合同誌参加する訳でも、投下する訳でもない、どうしようもない愚図も居るが

206 :
荒らしにキレがない
これはいつもの奴を装った偽者だな
本物も面白くないけど勢いだけはあったのに

207 :
宮内氏と55氏って服の趣味似てるよな

208 :
>>204
職人が皆イベント参加してると思ってんのかよ、現実を見ろ

209 :
>>208
参加一覧を見てこい
最近動きのある職人は皆参加してるぞ

210 :
ん?
ゲラチェックとかなさる宮内ミヤビ大先生は?

211 :
SS系は3人か
スレチだけど55氏の腹パン無しのガチストーリーもの読みたい

212 :
エロ漫画家が少年誌とかで描き始めると氏ねって思うよね

213 :
藪から棒になによ。そんなのあったっけ?

214 :
toshのことか

215 :
犬星のことだろ

216 :
おひら

217 :
はじめましてこんばんは。
折角腹PAイベント参加したけれども自分何も腹パン的なSS書いたことないんで
あえてここで書かせて頂きました。
一年ぶりくらいのSSプラス腹責めリョナは初めてですが楽しんでもらえれば
幸いです。
「大正浪漫びぎんずないと 第一夜」
かつてより、過去より、どの世界でも。
人は迷信と革新を秤にかけてきた。
そういうものなのだろう、人の世は。
そして世界で最大規模の大国団となった欧州は、一時信仰のために革新を捨て…
我らが国は、革新のために信仰を捨て、昨日まで拝んでいた神仏すら薪にした。
そういうものなのだろう、歴史とは。
そして、積年の恨みを晴らすために、血塗られた隼人達は容赦なく人と魔物の境界線を破壊した。
曰く、大正の世に神仏など古臭い、妖など最早迷信に過ぎない…。
その程度なのだろう、人の認識とは。
結果…苦労する人も、悲しむ人も…アヤカシすらも、それを退治するものも出ると知らずに…。
@ 栃木県-日光東照宮
深夜、かがり火の焚かれた境内、複数の宮司たちに囲まれるようにして少年は立っていた。
年の頃は18、赤毛に六尺ほどの長身故か、やや線病質ながらも壮健な肉体、服装は学生服に白の襟巻き。
少年は恭しく頭を下げて膝を突く、宮司の一人は三宝に乗った金属の篭手を差し出しながらも
話しかけた。
「君のお父様に負けないように…立派な妖拳士になりなさい…第4代目…盾無漂馬君」
「はい、父には負けないつもりです、この国のため、世の為人の為…いざとなれば
父達のように異国の地でも、決して負けを認めずに、砕けてぬつもりです」
奇妙な輝き放つ篭手を受け取った少年は語る、腰に差した父の唯一の形見…帝国製の壱番形元折れ拳銃が
その覚悟の証でもあった。
少年の覚悟を聞き届けた宮司は頷き、次に束ねられた早号のようなものを手渡し、最後にマントを手渡す。
黒のそれに描かれた文様はまるでインディアンの描くベアバウを陰陽に見立てたようなものだった。
妖拳士…陰陽道や点断術を祖とし、人生らざる者までも、気脈を時に絶ち、時に活かす者…妖魔を討つその使命は
先の戦と近代化の波に飲み込まれながらも、形を変え、そして本来の使命を守るべく、ひっそりと生き残っていた…。
そのまま祝詞が読み上げられ、一人前として認められた少年を称えると同時に、彼の目の前には
数人の剛力が運んできた鋼鉄製の篭のような形の檻が運ばれる。
薄暗いその中から漂う獣臭と、ばき、ばき、ばき…という、まるで猫の屈伸の音を数倍にも大きくしたような音…。
さらにこの世のものとは思えぬ、獣の凄まじいうなり声が辺りに響き渡る。
ヴォォォォォォォ…オオオオオオオオオ…オオオオオオオオ!!!!!ブモォオオオオオオオ!!!!!!
響く獣声、しかし気にも止めぬように宮司は言葉を続けた。
「では早速最後の儀式を…ここでぬか、負けるような事があれば、君の妖拳士としての免状は一切が白紙となる…よろしいな?」
「勿論、そのようでは勤まりません…僕の理想というものはっ!!」
言うが早いかバキバキという音は一気に酷くなり、がしゃあああんっ!!という金属音と共に、檻の中の何かによって扉は蹴り飛ばされた。
幾重にも閂と鍵をかけた、分厚い鉄の扉が吹っ飛ぶと同時に、獣の匂いを漂わせる、十尺はゆうに越えているであろうそれは、目をらんらんと
輝かせ、獣特有の悪臭を口から放ちながら、篭より数間離れた先にいる漂馬を見つめる。
瞬間、漂馬に目掛け化け物が駆け寄る、牛によく似た頭部と、筋肉によって盛り上がった姿、そしてボンテージ風の皮の拘束具から牝と解るその姿
は、西洋の悪魔そのもの…時代が時代ならば荒々しき神とあがめられていたものだろう。
漂馬は怯むことなくそのまま怪物の振り下ろした拳を寸前のところで交わし、瞬時に篭手を腕にはめる。

218 :
がちゃり、という音と共に、手の甲を覆う部分に付いた円盤型の装飾品…西洋のリボルバー銃のシリンダーを思わせるそれが回転し、五色の元素を表す
光が点る。
それにあわせるように漂馬の指先の神経には鈍い痛みが走っていた、当たり前だ、この篭手は妖拳士の要である天断術を強化する拳。
体内の気脈…神経を無理やり広げ、そして強化するもの、血管や神経に無理やり五寸釘を打ち込むようなものだ。
「…はぁっ!!!」
痛みに耐え、怪物の攻撃を避けると共に、マントを起用に使い敵の気を引く、闘牛士のようなそのスタイルのまま、のらりくらりと攻撃をかわし続ける。
当然怪物も必に攻撃を繰り返すうちに、ついに漂馬は壁際に追い詰められた。
背後に引くことは出来ず、左右には神木が並んでいる…いくら文明開化の世の中とはいえ、神仏の建物や木をみだりに破壊させるのは気が引けるだろう。
「それに…この子に気負わせちゃ…だめだからなっ!!!!???」
篭手に満ちた気を確認した後に、怪物の強力なパンチにあわせ、カウンターするように拳を構える、しかし怪物も馬鹿ではなかった。
小さい敵ならば潰せばいい…怪物はその巨体を利用してボディプレスで漂馬を叩き潰そうとする。
その瞬間、漂馬は口を吊り上げる、これを待っていたといわんばかりに。
「そうきたら…こう返すまでだっっ!!!!」
天を向く漂馬、その目線の先には無防備に怪物の腹部が晒されていた。
弱点の内臓を晒さぬように分厚い筋肉と毛皮に覆われたそれも、漂馬から見れば穴だらけの障子のようなものなのだろう。
腰を落として拳法のような構えを取り、一気に拳を突き上げる。
ずううんっ!!!…という効果音が聞こえてきそうなくらいに、漂馬の攻撃はダメージを与えていた、腹部にめり込んだ拳のその先はちょうどレバー…肝臓
を刺激する位置に当たる、内臓に直接相対する気を送り込む妖拳…天の構えは見事に命中した。
瞬間、ずうううんっ!!!!という音と共に怪物の身体は中空で震える、空間に固定されたように震えるそれは、くるりと拳を収め、身体をねじり漂馬が離れると
同時に地面に叩きつけられた。
「ンブゥウウウウウ!!!!ゲボォ…オゲェェェェェェェ!!!!がはっ…はぁ…はぁぁっ…」
怪物は呻き、胃の中の内容物を地面に吐瀉する、と同時にその姿はしぼみ、やがて少女の姿に変わっていく。
げえげえと苦しげに胃の内容物を撒き散らす少女…年の頃は十代前半であろう、アルビノの髪がよく目立つ少女に漂馬は駆けよった。
これから共に戦うパートナーなのだ…だからこそ、彼は恥をかかせまいと、裸よりも卑猥な拘束具を身に着けた彼女にマントを羽織らせようとした。
「失礼…これをっ…!?!!!!」
「キシャアアアアアアッツ!!!!アアアアアアアアッツ!!!!!」
飛び掛る少女、不完全に倒してしまったせいか、まだまだ妖魔の力は抜けきっていなかったのか、大きく口を開けて牙を晒し、鋭い爪で漂馬のマントを切り裂いた
その半妖は漂馬にのしかかった。

219 :
A 過去 妖拳士と寄代
説明しなくてはならないのだろう、寄代と妖拳士の存在というものを。
かつてこの世界が妖魔魑魅魍魎に支配されていた頃、侵略された人々の中にはその子を孕まされ、半妖と定義された子を産む親達がいた。
西洋ではクルースニク…吸血鬼を退治するため、獣に姿を変えて闘う異形の存在、そして日本ではそれらは妖術などの血統を受け継ぎ
妖魔と闘うもの、そのほかに寄代…現代で言えば憑き物筋と呼ばれてる存在が現れた。
妖魔の血の遺伝ゆえか、奇異な風貌をしたそれらは、実体を持たぬ零体を肉体に憑依させ、時にそれを呼び出し、また寄生され魔物と化す。
それに目をつけた陰陽師達が作り上げたのが寄代術…妖魔の素である陰の気を寄代に注入し、意思を保たせ人を襲わせぬままに、同じ魔物の
力で敵妖魔を退治する…いわば鷹狩や猟犬のような存在だった。
猛獣を操る術だ、時に牙を向くかも知れないそれには、相応の術で防衛を立てるしかない。
それこそが妖拳士…妖魔の気脈を瞬時に見立て、手甲に込められた気を注入することで寄代を妖魔にすることも、逆に妖魔化した寄代を人に
戻すことも可能とする…大陸から伝わった点断術に陰陽道や修験道の技術を加えた、いわば日本式の対妖魔戦法だ。
そして今日のこの日々…大正浪漫花開く今日まで、時には幕府に、時には神社に、常々従いながらも妖魔を倒し続けてきた存在、それこそが
妖拳士と寄代の関係だった…。
明治の国難でもあったあの戦争でもそれは同じだった…日本を救うため、妖拳士によるゲリラ部隊として清やロシアに向った漂馬の父と母はそこで命を絶った。
兵士達曰く、神や妖怪たちが国難であったこの戦争で我らに力を与えてくれたのだろうと。
真実とはそんなものなんだろう、いつだって縁の下の力持ちは倒れるまで気づかれないものなのだから。
漂馬も同じだった、気づかれなくてもいい、いづれ自分も同じようにんでもいい…名誉なく生き続けるのに比べれば、妖拳士の仕事というものは
刀を捨てて生き続ける武士に比べれば最上級の幸せだったからだ。

220 :
幸い、あの戊辰の乱の折、薩摩によって焼き討ちと破壊の限りを尽くされた帝都と関東の結界は依然弱ったままだ。
このままではいずれまた、妖魔によって日本が支配されてしまうだろう、いや、その前に列強が攻め入り基教の旗の下に侵略を進めるのが先か…。
「だったら…負けらんないよなぁあああっ!!!!」
漂馬がのしかかられると同時、銀の弾を込めた猟銃を撃つよりも先に、漂馬は手甲を妖魔の腹部へねじりこんだ。
古武術の土雷の要領で、背筋を使い一気に拳を胃の部分にめり込ませる。
「ぶっ…げぇぇぇぇぇっ!!!」
少女の顔色が変わり、えずくように出した声が漏れると同時、拳によって吹き飛んだ相手に最後の一撃を命中させる。
天の構えが胃、人の構えが肝臓、そして地の構えは子宮。
身体をくるくると回転させ、遠慮なく下腹部にまで拳を叩きつけ、少女は地面に音を立てて倒れこんだ。
「かはぁっ…ひぃっ…ひぃっ…ひぃぃ…」
鼻水と涙で顔をぐしゃぐしゃにした少女、宮司達の銃を下げるように目配せすると同時に、漂馬はマントと学生服を少女にかける。
「失礼…まだこちらが未熟だったようで…大層ご迷惑をおかけいたしました」
「はぁ…はぁ…いえ…こちらこそ…未来の相棒をしてしまうところでした…ごめんなさい…」
俯きしばらく呼吸を落ち着けた後に少女は語り始めた、西洋の絵画のような顔に白い肌、一瞬どきりとするも、漂馬はそのまま拳を収め、篭手をはずすと
同時に、宮司から渡された早号の束のひとつの封を切った。
シュウウウ…と音を立てて、先ほど寄代の少女が吐き出した真っ黒の吐瀉物が早号の中に吸い込まれる。
早号は陰の気を吸収し、丸薬のような形に変える器だ、封印が終わり自動的に封がされると同時に、早号は黄色の輝きを放つ。
「…しかし凄い力ですね…これが土気の妖魔ですか…では、よろしいですか?」
宮司に目配せすると同時に拍手が巻き起こる、ようやく漂馬は一人前として認められたのだ。
寄代の肉体に憑依した妖魔はこうやって倒してしまえば以後、妖拳士には何があっても歯向かうことはない。
「おめでとう漂馬君、それに麻葉(あさは)…二人には一人前の寄代と、妖拳士としてこれから戦ってもらう事になる…よろしいな?」
「はい…こちらこそよろしくお願いいたします…まだまだ未熟ではありますが…ー」
「いずれは天下一の妖拳士として漂馬さんを輝かせるつもりですからね?期待していますよ?漂馬さん!!」
自信満々に言葉をさえぎって話す麻葉、見た目とは真逆、予想外の性格に漂馬は面食らう。
「はは…よろしく頼むよ、麻葉さん…それで、僕達の配属先は…」
「ああ、そうだったな、これより君達は帝都に向ってもらう…今から人力車で宇都宮まで、そこから帝都まで…まあ長い旅ではなかろう、浅草で事務所を
用意してあるからな…君たちにはそこに住んでもらい、普段は探偵として働きつつ…夜は妖拳士として活動してもらおう」
「帝都!探偵!!二人で…な、何て素晴らしいいい!!!こ、こんなことがあっていいのでしょうか!?感激ですよ!!!」
宮司の言葉にはしゃぐ麻葉、やれやれ、と言った目で麻葉を見つめる漂馬。
二人にとってのビギンズナイトはこうして終わり…帝都での日々が始まった。
「私のお腹を殴った責任は取ってもらいますよ、漂馬さん?れでぃふぁーすと、でしたっけ?西洋の男子たるものは細君には…って細君!!ああ、何て素敵な言葉っ!!」
「はは、なかなか面白いお嬢さんだね…、ま、よろしく頼むよ…これから毎日君を殴ることになるかも知れないんだから…」
世間知らずの寄代少女と、紳士的だが容赦のない、妖拳士の昔のお話…。
それはまた次回のお話にて…END

ちょっと短めですがこれで終わりです、腹PA最中に何となく浮かんだ、腹パンで野獣化したヒロインを元に戻すために主人公が付いて廻るボーイミーツガール…
というネタに大正浪漫を組み込んで仕上げてみました。
腹責めは初心者な分、満足していただければ幸いです。
では失礼いたしました。

221 :
投下乙
これからも是非とも頑張って欲しい
個人的にはもう少し改行が多い方が読みやすくて嬉しいな

222 :
腹パンチで正気に戻すそのアイデアに腹筋勃起age

223 :
TBSつけろ!はよ!
JKが腹パンされとる

224 :
録れなかった…orz
腹踏みと腹パン、表情のアップもあってかなりよかったんだが…

225 :
雑談でもしようか。過去の腹責め小説で、一番好きなのどれ?

226 :
はい、荒らしによる燃料が投下されましたよー

227 :
>>224
http://v.youku.com/v_show/id_XNDcxODUzNjQ0.html?f=18448295

228 :
>>225
基本的にランサーさんシリーズが最上位に位置してる。作品はどれもよくてあまり優劣はつけられないけど
闇の復讐者か、処女作品の学園三シリーズが一番よかったかな。同じような感じでJINさんの闇の拳もいい
と思ったけど、腹責め描写が結構、ソフトで、腹パンの数も少なめだから最終的にランサーさん。

229 :
そんなにどっちが好きとか考えて読んでないけど、ひ弱な一般人の腹が殴られるのはいいね

230 :
このスレのせいでグラビアみても腹にばっか目が向くようになっちまったじゃねーか

231 :
>>◆RmX1TTAhJU
投下乙です。
「古武術の土雷の要領」とありますが、どういう状態なのでしょう……?
検索とか動画とか探したんですがいまいちわからなく;;

232 :
>>229
自分は一般人でも格闘家でも問わずだけど、腹が弱い娘とか無条件で好き

233 :
俺は固いのが苦手かな。引き締まってるとかいう描写はいいんだけど、六つに割れてたりするとなんかなえる。
やっぱり女の子は筋肉隆々よりも、豊満な肢体をしていてかつ、引き締まっているところは引き締まっている
というのが一番。そして、そんな柔な体に強烈な一撃を打ち込むのが最高w

234 :
わかる

235 :
>>231
シグルイにあったけどそれかなあ
まあ漫画だけども
>>232
めっちゃ強いんだけど腹が弱点、ってのはワクワクするな

236 :
強いけど腹だけが弱点なのか
腹も強いけど自慢の腹筋を破壊されてしまうかでも好みが分かれる

237 :
wikiにもある騎士と戦闘服の話は、めちゃめちゃ防御力高いし
身体能力がかなり上がるけど、唯一腹だけは攻撃が通るっていう設定だったよね。
超興奮したのを覚えてる。

238 :
あの作者さん、今どうしてんのかな。
ちゃんと生きてるのかな。割とマジで

239 :
生きてるといえば砂雪ってんだの?
前回のイベント来なかったよね

240 :
高嶋と美元ののニュース見て思い出した

241 :
そういえば……たとえ厨二設定だとしても、ご都合主義のおなかが弱い娘設定ってみんな受け付けてくれるでしょうか・・・
SS、書いていきたいんだけど、ちょっと気になってしまった;;

242 :
どんな話か欠片も分からないからなんともいえないが・・・レッツチャレンジ!

243 :
言ってしまえば、このスレの小説はほぼ全てご都合主義だからなぁ。
問題ないでしょ。

244 :
SSとは受けを狙うための物にあらず。自分の興奮する腹責め話を同じ性癖を持つ
同志に公表し、興奮を覚えてもらうための慈善事業なのだよ。

245 :
ありがとうです、わかりました。
がんばる!

246 :
どれじゃい?>237

247 :
>>246
wikiの腹責め専門SS・その3の項目にある奴。上4つがそう。

248 :
よし今夜のオカズ確保!
どうも!!

249 :
妊娠したヒロインの腹を殴って無理矢理出産された話ってどれだっけ?
確か、かなり前にここの過去スレで読んだような気がするんだけど。

250 :
一応、おそらくwikiに全部載ってるらしいから探せばあると思うけど・・・
でもなんか似たような展開の話、ヒロインがボコボコにされるSSスレ、的なやつにあった気がする。
強かった変身ヒロインが敵から腹パン食らって、追撃を恐れて『ま、待って!』て懇願する・・・みたいな奴。
ちがったらごめん。

251 :
>>249
俺の知ってる限りだと、作者は思い出せないけど超短編で、妊娠した美人OLの腹を部下の男が殴るやつ。
それと、スポーツジムで筋トレしてた美女を殴ってぐったりさせ、そのあと犯して妊娠させる。この二つ
ぐらいしか妊娠物知らない。

252 :
昔2chにリョナスレが立ってた頃にSSで
マッドサイエンティスト風の男が拘束された女の子の五臓六腑を一つづつ
手で潰していく話があった気がするんだが、
いまとなってはもうどこにいったのやら

253 :
懐かしい!すげー懐かしいし、今でも覚えてる・・・
拘束されてた少女の腹を殴って内臓を潰す→少女が反撃、マッドサイエンティストと対峙する→
ゾンビみたいによみがえった男が、少女の内臓を次々に手づかみで潰す
みたいな話じゃなかったっけ?

254 :
シャーが相変わらずの馬鹿で安心したわ。
こいつ簡単にぬ気で、とか言うな。本当にぬ気で勉強するってのは、食事睡眠全部ギリギリまで削ってるってのが最低条件だぞクソニート。
そもそも本当に起承転結がちゃんとしてれば、仕事中のハロワ職員がダメ出しなんかするか。
あくまで現実的にはダメダメな文で、今までが甘やかされてただけだろうが。
現実見ろ。まあ今さら気付いても、もう世間の平均的な収入も望めない底辺だけどな。
下手に社会出て他人に迷惑掛けようとせずに、親がぬまで謙虚に寄生してろ。親がんだら一緒にね。ゴミ塵芥。

255 :
皆、合同誌は誰のに期待してる?
出来ればあんまり名前上がらない人で教えてくれると嬉しい
というか半分以上知らない人だから、誰か作風とか書いてくれるともっと嬉しい

256 :
つーかそもそもSS参加が誰なのかわからん
55氏、ミスト氏、ヤンデレない氏とあと誰?

257 :
ミスト氏はnnSさんとのコラボ
55氏はせつない系の二次創作らしい

258 :
東方系多いな…

259 :
え、そんなに東方多いの?ていうかもう内容わかるの?
公式ページ確認したけど、何出すかまでは分からなかったような・・・

260 :
いや、単に普段東方の人が多い

261 :
合同誌サイトに誰が漫画なのかSSなのかって表記してくれればよかったんだけどな
pixivリンク無い人がSSっぽいし、守島裕輝氏と黒葉氏がそうなんじゃね?

262 :
あと紅樹ゆうぅ氏もSSだと思う
ただ腹パ落としてたんだよなあ…あんま期待できねえかも

263 :
芦田伊知朗 漫画
妖埜 ?
AwA 漫画
STR ?
nnS イラスト(コラボ)
越智多たいじ 漫画
守島裕輝 ?
かむい 漫画
Kanchela 漫画
黒葉 ?
紅樹ゆうぅ SS(?)
穀物の雨が降る、土砂降りの雨が ?
シャー 漫画
橘 由宇 ?
てむし ?
蜥蜴(蚯蚓) ?
number_55 SS
藤沢金剛町 ?
ぶるかび 漫画
窓 ?
ミスト SS
mos_yen ?
ヤンデレない SS
わかるとこだけ埋めた

264 :
主に作品見たことある人だけ入れた

265 :
誰のに期待してるよ?

266 :
こうやってみると、分からないところがめちゃめちゃ多いなぁw
詳細発表が楽しみだ。

267 :
逆に分からないってのもいいかもね
思わぬ掘り出し物があるかもしれん

268 :
そうか、それもあるかもね。
見たこと無い名前の人も多いから、どんな物が出てくるか検討も・・・
でも『腹責め』って大きな括りだしね。ココとか腹パで名前が挙がってる人以外は
案外みんなモツでるグロ作品ばっかり、とかもあるかもね

269 :
>>1テンプレに追加されてる悪女幹部腹パンチ責めいいなw
腹にめり込む正義の拳 キャシャーンがやらねば誰が犯る! みたいな感じでw

270 :
職人が残っていたら、そんなのも望めたのにな

271 :
まあ、いるにわいるんじゃね?こことかwikiとかにも幾つか作品投下されてるみたいだし。
後は投下しやすい雰囲気を作って待つだけさ。

272 :
いっそ、職人さんが触発されて書いてくれるかもしれない事を期待して
こんな話はどうだろう?みたいな案を出していったらどうかな、とか思ったり。

273 :
wikiってどこにあんねや

274 :
腹責めwikiで検索かけたら普通に一番上に出てくるがな。

275 :
>>272
それが一番健全だよな。
投下を待ってるだけじゃいけない。

276 :
というわけで、言いだしっぺの自分としては・・・
『新種の魔物(怪物)に襲われた冒険者が徹底的に腹を責められ身包み剥がされる』
なんてネタはどうかと言ってみる。
どんな手も効かない謎の怪物の襲撃に遭って、徹底的に腹を責められて、
でも何故か怪物はそれで満足して立ち去って、あとは吐しゃ物まみれの主人公だけが残った・・・とか。

277 :
やっぱり人間が人間を責めるのが一番!結構な鬼畜的な内容も読んでみたいぜお!

278 :
気絶したらそこで終わる話が多いけど、
個人的には腹責めし尽くして気絶、マグロになった女の子の弛緩した腹も
さらに責めて意識戻させるような鬼畜なのが読みたいな

279 :
くさそう

280 :
>>278
ええわ。その上に強姦までしてくれたらいう事なし。

281 :
腹責め合同、参加者のヒとかpixivで作風分かる人から挙げてかない?
というかグロが駄目だからって地雷踏まないようにしてたら情報が手に入らない…

282 :
そういうのは各人でやることかと
ここ一応SS投下スレだし

283 :
2次元キャラクターを召喚できるとしてw
誰を腹責めしたい?
オレはFFの爆乳格闘娘ティファだな

284 :
ええでええで

285 :
僕は守護月天のシャオリンちゃん

286 :
>231
遅くなりましたが感想ありがとうございます。
土雷を絵で説明しようと思いましたが何分格闘漫画は未経験&寝技はさらに
書いたことがなかったので断念&文章で説明させていただこうと思います。
土雷は相手にのしかかられた状態で足を思い切り地面に叩きつけてブリッジし
さらに相手の腹部に勢いに合わせて拳をめり込ませて巴投げの要領で吹っ飛ばす
という技です、詳しくはマンガのシグルイでやっておりますが…。
経験としては拳はめり込ませなくても寝技をとくのにはかなり簡単かつ上手く行けば
それなりの体重差も何とかできる技だったので、腹責めでさらに寝技というのも珍しい
かなと思い使わせていただきました。
元々イラストや漫画描き専門でSSはここのところ全く書いていなかったのですが
また書けたら書いてみますね。
では失礼いたしました。

287 :
出版関係の友人から聞いた、最新のラノベ大賞選考基準
一次:まともな文が書けているか(漢検5級相当。ここで落ちるようなら、物書きを名乗れない)
二次:読者の共感を得られそうか(漢検3級相当。客観的視点や常識があるか)
三次:センスや特長があるか(漢検2級相当。ここから点数制じゃない、本当の意味での選考が始まる)
四次:セールス力があるか(漢検準一級相当。アニメ化して映える作品かが大きなポイント。ワンピースや西尾維新作品のように、奇抜な見た目や口調の狂言回しがシーン毎に騒ぎ立てないと、地味だと評価される)
あと裏事情として、反韓と取られうる表現のある作品にはスポンサーが付かない事になったので、
来年以降は絶対に通らない)

288 :
コピペにしてももうちょっと頑張れよと言いたくなる内容だな

289 :
>>281
参加者も被ってるし腹責めwiki更新したらどうかな
分かる人から埋めていけば誰かが追加してくれるかもしれないし

290 :
サイボーグ開発が滞り始めた頃、その実験は水面下で俄かに影響力を増していった。
電磁式超兵士……通称“エレクトリカル・ソルジャー”。
人間の体に特殊な薬品と電気ショックを施す事で、一時的にではあるがその身体能力を劇的に強化する計画だ。
この計画には未だ改善点も多く、現在はまだ初歩的段階での実験に留まっている。
その実験には、しばしば性的な趣向が加えられた。
同じ実験をするにせよ、ただ淡々と作業を進めるよりも、関係者やスポンサーの目を愉しませた方が得だからだ。
実験のサンプルは、主として捕虜になった若く美しい女兵士。
最近は専ら、内乱で暴れ回った威勢のいい女ゲリラに人気が集まっている。
何故か。簡単なことだ、単純に見目が良い。
彼女……フィア・マフェリーは、捕らえられてから僅か一昼夜で62人の兵士に犯された記録がある。
これこそ、彼女が男の目を惹くものであった証拠となるだろう。
肩を覆うまでに伸びた、上質な木を思わせるダークブラウンの髪。
直視が躊躇われるくっきりとした強い瞳、すっと通った鼻筋、ハキハキと物を喋りそうな赤い唇。
胸はさほどある訳ではないが、肩や手足の肉付きや、細く絞り込まれて健康的な腹直筋を浮かび上がらせたボディは、
戦う女の美しさというものをその気のない者にさえ目覚めさせる。
およそ戦場の最前線で出会う女に、あれ以上の物はあるまい。それが輪姦した兵士達の共通認識だ。
フィアは今日も丸裸のまま、分娩台を思わせる拷問用の椅子に拘束されていた。
その周りを、下卑た笑みを湛えた研究員達が取り囲んでいる。
彼らの視線は一片の容赦もなくフィアの裸体へと注がれていた。
フィアはその屈辱的な状況にありながら、しかし視線を傍らに投げたまま無反応を貫いている。
意地を見せているのか、あるいは連日の実験で羞恥すら麻痺してしまったのか。
「…………ほう、これが例の実験体か。
 兵士共のマドンナだというから期待して来たが、なるほど征服欲をくすぐる女だ」
実験の出資者の一人、ロニー・バルフがおもむろに姿を現す。
片手に髭を撫でつけ、もう片手を腰に当てて、人を見下す態度が板についているものだ。
しかし事実それなりの権力はあるようで、研究員達は一様に彼に敬礼の姿勢を取る。
ロニーはフィアの視線へ先回りする形で拘束台を横切り、噂の女ゲリラの顔を覗き込む。
そして、それでも態度を崩さないフィアに満足げな笑みを向けた。

291 :
「まるで氷の女だな、面白い……早速実験を始めてくれ。早くこの女の狂乱する様が見たい」
ロニーの指示が飛ぶと、待ちかねたとばかりに研究員達がフィアの手足や腹部の各部に電極を取り付ける。
そうして物々しいコードにフィアの身体を覆い尽くすと、いよいよ機会のスイッチが入る。
巨大なレバーを手前に引き、さらにスイッチの容量で強く押し込む。
その瞬間。
「あ゛あ゛あああああぁぁぁああああ゛あ゛あ゛っっ!!!!」
日常生活ではおよそ耳にしないような、非日常の悲鳴が響き渡った。
先ほどまで平然としていたのが嘘のように、フィアは目を剥き、大口を開けて狂乱していた。
身体は跳ね上がっている。
手足は台に強く拘束されている為、ブリッジをするような格好だ。
首の筋と鎖骨周り、腹筋に腿の筋肉が、肉体標本さながらに盛り上がっており、異常性を増している。
「お、おお……こ、これは……何と言うやら、凄まじいな。オカルトめいた物さえ感じる。
 あの気丈な女でも、電気を流されればこう成らざるを得んという訳か」
ロニーは、筋肉を強張らせたまま痙攣と絶叫を繰り返すフィアを、呆然と眺めていた。
一旦電流が切られると、フィアの肉体が大きな墜落音を立てて台に沈む。
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ……!!」
フィアは目を見開いたまま、小刻みに息を発していた。
その顔に余裕などと呼べるものは全くない。
良く見れば、顔といい身体といい、至る所が霧吹きで吹きかけたような汗で濡れ光っていた。
「もう一度だ」
研究員の一人が告げ、再度電流のスイッチが入れられる。
「っあ゛あ゛あぁああはああぁあ゛あ゛あ゛あ゛ッッ!!!!!!」
再度響き渡る奇声。
艶かしい女の肉体が反り返り、身体中を緊張させながら電気の命じるままに悶え狂う。
それはある種、一人の女が電気に陵辱されている様に等しかった。
「24……27……30%エキストラクト」
研究員の一人は計器の数値を読み上げ、ある一人は微細に電流を調整し、またある一人は面白そうに実験体の顔を覗き込む。
その異様な実験は、幾度にも渡って、嬲るように長い時間続けられた。

292 :
「オール・エキストラクト。実験成功です」
計器を観測する研究員が告げると共に、電流のスイッチが切られた。
もう何度目になるのか、重々しい音で台に落下するフィア。
改めてその肉体に視線を這わせ、ロニーは生唾を飲み込んだ。
雪のようだった肌が、湯上りのような桜色に上気している。
乳首ははっきりそれと解るほどの円筒状に勃ち上がり、秘部もしとどな蜜に濡れている。
そしてその筋肉は、始めに目にした小娘の身体からバルクアップし、女らしくありながらも逞しく張っていた。
まるで人間の持つ官能と肉体美が、極限まで引き出されたかのようだ。
この身体を前にしては、ミロのヴィーナスでさえ無駄の多い俗物にしか映らない。それほどの逸品だった。
「なんだ、乳首が隆起しているな。あれで感じおったのか」
「……さて、どうでしょうかな。
 要は筋肉を極限まで活性化させる訳ですから、マッサージの要領で快感を得る可能性はあります。
 まぁ電流で自律神経がバカになり、闇雲に性的反応を示しているだけでしょうが」
ロニーと研究員の一人が語らいながら、フィアの顔を覗き込む。
涙や鼻水、涎、その他ありとあらゆる体液に塗れたフィアは、それでも刻一刻と元の気丈な瞳を取り戻していた。
「ご気分は如何かな?愛蜜まみれの超兵士殿」
ロニーは嘲りを含めた口調で問いかけながら、フィアの顎を摘みあげる。
しかしその瞬間、フィアの眉が吊り上がった。
そして間髪入れず、口内に溜まった唾液をロニーの顔面へと吐きかける。
「ふぬ゛っ!!」
突然の事に反応できず、左目に唾液を浴びるロニー。
彼は数秒の間呆然としていたが、すぐに血管を浮き立たせながら拳を握りこんだ。
「…………き、貴様ッ!女の分際で、男の顔に唾を吐くか!!!」
プライドのみで生きる男の放心は、すぐに激怒へと変わり、拘束されたフィアへ殴りかかる動きとなる。
「お、お止めください!!」
研究員が静止するが、怒り狂うロニーに止まる気配はない。
「何そう慌てるな、ただの性能実験よ。仮にも強化兵士を作る実験だ、この程度で悶絶していては話にもならん。
 スラムに放り捨ててくれるわ!!」
怒りに震える唇を歪に曲げ、言葉を搾り出すロニー。
その拳は、充分な溜めを伴って振り下ろされた。拘束され逃げ場もない、フィアの腹部へと。
そして一瞬の後、拳と腹筋が触れ合う。

293 :
ごりっ、という音がした。
それは人間の皮膚と皮膚が触れ合ったにしては、あまりに異質な音といえた。
手の甲の半ばまでが腹部にめり込んだロニーの拳。
しかし凄絶な笑みと共にロニーがその拳を引き抜いた瞬間、その真に意味する所が明らかになる。
ロニーの拳は、指の根元からがひしゃげていた。
腹筋に拳が埋没していたのではなく、形を変えぬ腹筋に拳が押し潰されていたのだ。
「ふぁぐあああっ!?」
事情を呑み込めぬままに拳を抱えて蹲るロニー。
その彼を、ほんの一瞬嘲笑を浮かべた後に研究員が抱え起こす。
「大丈夫ですか……ですからお止め下さいと申しましたでしょう。
 実験段階とはいえ、遊びではない。貴方の仰る通り、これは強化兵士を作る実験なのです。
 今この女の筋肉は、鉄にも等しい耐久性を有している。
 仮に我々の誰かがショットガンを手に相手をしても、生身のこの娘に敵うか疑わしいものですよ」
研究員はどこかに誇らしげな響きを含ませながら、ロニーを諭した。
ロニーは先ほどまでの怒りが消えうせ、自らの身を以って知った女研究員を恐ろしげに見やる。
その彼を尻目に、フィアは他の研究員によって拘束を解かれていた。
「へへっ、相変わらず実験後は筋肉パンパンだな。動物の背中触ってるみてーだぜ。
 流石にチチだけはやらけーままだけどな」
「さ、強化テストも無事終わったんだ、早速いつもの模擬戦といくか。
 ここまでいい調子で勝ってるが、今度ばかしは厳しいかもなぁ。
 何せ今日の相手は、こないだ捕まえた特殊部隊所属のスパイだからよ。
 ただ誰が相手にせよ、一度でも負けたらゲリラのお仲間をすって条件は同じだ。
 せいぜい頑張らないとなあ、オイ?」
フィアの身体中を弄くり回しながら、研究員達が囁いている。
フィアは明らかな憤りを瞳に宿しながらも、ただされるがままになっていた。
今や超人的な力を得ている彼女が、その力を以ってしても覆せない弱みを握られており、
そしてその弱みによって恒常的に戦いを課せられている事は、もはや疑う余地もなかった。

294 :
模擬戦の施設は、全面が強化ガラスでできた水槽のような場所だった。
扉は二箇所の通用口にしかなく、そこも試合開始と同時に閉ざされるため、逃げ場所はない。
そこへフィアが姿を現す。
肩にかかるダークブラウンの髪を靡かせ、桜色の肌を晒したままで。
見れば見るほどに、良く引き締まった素晴らしい身体つきだ。
立った状態で見れば、腹筋から太腿、ふくらはぎへ至る筋肉のラインが本当に芸術的だ。
蹴りを放てば強かろうし、抱けば鮮烈な締め付けが味わえる事だろう。
しかしながら、フィアの対面に当たるドアから姿を現した女も、いかにも並ではなかった。
全体にエジプト系の女を思わせる。
後ろで短く纏めた黒髪に、褐色の肌。目の色は碧で、何とも感情が読みづらい。
胸は男の心を躍らせるほどに豊かで、ボディラインもベリーダンスを期待してしまうほどに素晴らしい。
そしてそのどこか踊るような足捌きは、魅惑的であると共に底知れない武の経験を匂わせていた。
「……あの女も、只者では無さそうだな」
手の治療を終えたロニーが、ガラス越しに女二人を見やりながら呟く。
研究員が深く頷いた。
「彼女……カーリーは格闘のスペシャリストと言って差し支えない存在ですからね。
 素の戦闘力で言えば、所詮アマチュアに過ぎないフィアでは及びもつかんでしょう。
 とはいえ、あっさり試合が決まらないよう、カーリーには関節技・絞め技の全般を禁じています。
 それに初陣のカーリーに対して、フィアはこれでもう十三戦目。
 強化兵としての戦いには、彼女に一日の長があります。
 彼女の抱えている事情を鑑みても、一戦たりとも落とす事は許されませんしね。
 ……もっとも、だからこそ負けた時がミジメなんですが」
研究員はそう言って低く笑う。悪魔じみている、という形容が相応しい笑みで。

295 :
一目で相手の力量を悟ったのか、険しい表情で臨戦態勢を取るフィア。
逆にオーソドックスに構え、一切の感情を見せないままのカーリー。
その二人が睨み合う中、引き締まった裸体の構えを充分にギャラリーが堪能した所で、
開始の合図であるブザーが鳴り響く。
「はッ!!」
先手必勝とばかりに飛び掛ったのはフィアだった。
目にも止まらない速さで踏み込み、相手の顔面の位置を拳で打ち抜く。
しかしカーリーはそれを瞬きもせずにかわし、逆に鋭い膝蹴りをフィアの腹部へ見舞う。
グッ、という低く硬質な音が響いた。
しかしフィアは、膝という硬い部位で腹を打たれたにも関わらず、それを全く問題としない。
「シッ!!」
懐へ入り込んだ位置をそのままに、鋭いフックを放つ。
ガラス内部の音を拾うスピーカーは、そのフックがバットのスイングと同じ音をさせている事実を示した。
人間の限界ともいえる背筋や腹筋を以って放った一撃は、それほどの威力を得るのだ。
しかしカーリーは、その豪打を全く問題としない。
巧みにフィアの攻撃をかわし、いなしながら、着実にその腹部に打撃を叩き込んでいく。
その都度、ゴグ、ゴグ、と石を打ち付けあうような音が響く。
「生身の人間の戦いとは思えん音がしているな……。
 妙な迫力はあるが、しかしあれは決着がつくのかね?
 まるで大岩同士をぶつけ合っているようなものだ。それはその内には壊れるかもしれんが、何時間先になる?」
ロニーが疑問を投げかけると、研究員の一人が面白そうに試合を凝視したまま答えた。
「……確かに、今の彼女達の手足は金属のように強固で、並大抵では壊せません。
 たとえ、同等の硬さを持つものでもね。しかし、それは手足に限っての話。
 実のところ、これが現状一番の課題なのですが……実は、腹筋の強度に関しては絶対ではないのです。
 生身の人間でも、試合で疲労が溜まると腹筋がウィークポイントとなりがちですが、強化兵士もまた然り。
 試合が長引いてスタミナが切れてくると、決まって腹をズドンとやられて悶絶してしまうのです」
研究員は自らの腹部を殴る真似をし、二人の女へ指を向けて続ける。
「フィアは今までの経験からそれを知っていて、当然腹筋を狙っている事でしょう。
 しかし面白いのは……初陣のカーリーという相手ですが、あれも確実にフィアの腹筋破壊を狙っているようです。
 生身の人間への対処が偶然当てはまったのか、あるいは事前に試合を目にしていたのか……。
 いずれにせよ、狙いが同じで戦闘力に差があるこの状況は、フィアにとって哀れという他ありませんな」

296 :
研究員の言葉通り、二人の女の狙いは共に互いの腹部のようだった。
しかしながら、攻防の技術に差がありすぎる。
フィアの鋭いストレートを紙一重でかわし、カーリーの膝蹴りが腹部へ叩き込まれる。
「っ!!」
一瞬息を詰まらせたフィアは、それでもやや距離の空いた位置から後ろ回し蹴りを狙った。
カーリーは冷静に屈んでそれを避け、ガードの空いたフィアの腹部へ腰の入った拳撃を叩き込む。
「グ、ぼッ……!」
フィアが、ここでついに左目をしかめた。
先ほどまで、どれほど硬い部位で殴られても眉一つ動かさなかったというのに。
「おやおや、フィアの方は体力が無くなってきたようですよ。所詮、ゲリラの小娘ですからね」
研究員が面白そうに言う中で、カーリーの膝がまたしてもフィアの腹部を狙っていた。
フィアはかろうじてそれを避け、膝蹴りが模擬戦場のガラスに激突する。
瞬間、厚いガラスには放射線状の亀裂が走った。それを見て、ロニーが顔色を変える。
「……馬鹿な……あ、あれは、グレネードランチャーの直撃にも耐える防弾ガラスだぞ……。
 俺が予算を出したから覚えてる、間違いない!」
ロニーはこの時ようやくにして、ガラスの中で戦っている裸体の女が人間兵器である事を認めた。
砲撃にも勝るほどの一撃を数限りなく応酬して、それがあの硬く重い音だったのだ。
ではそれを、強度の落ちた腹部で受ければどうなるのか。
フィアが脇腹を押さえながら苦しげに美貌を歪める理由を、ロニーは充分に理解した。
しかし、フィアにはこの試合に勝たなければならない理由がある。
強化兵士としていくつもの模擬戦を勝ち抜いてきた、先達としての意地もある。
ゆえにフィアは逃げ続ける事をしなかった。
「せあッ!!」
決の覚悟でカーリーに向かってハイキックを見舞おうとし……、その蹴り足を、掴まれた。

297 :
「遅い……」
カーリーはそう呟き、片腕でフィアの膝裏を抱えたまま大きく持ち上げる。
それにより、フィアは右膝を曲げた上下開脚をする格好になる。当然、恥部も丸見えだ。
「ぐっ……!!は、はなっ…………!!」
流石に羞恥が勝ったのか、もがくフィア。
しかしカーリーはそのフィアを容易く御し、片脚立ちのままでガラスへと押し付けた。
更には殴りつけようとするフィアの左手をも右手であっさりと掴み上げ、完全に抵抗を封じてしまう。
そして、空いた左手を握りこんだ。
「お゛っ!!」
フィアの口から苦悶の呻きが漏れる。
その腹部には、カーリーの拳が深々と突き刺さっていた。
ロニーの場合とは違い、今度は腹筋が引き攣れて内へ捲くり込まれている様がよく見える。
カーリーが拳を引き抜くと、硬質なフィアの腹部にはっきりと赤い陥没が出来ていた。
その同じ場所を狙い、カーリーは今一度深く拳を抉りこむ。
そして素早く引き抜き、また抉りこむ。
引き抜き、抉り込む。
女の細腕が繰り出す打撃ながら、その一発の威力は自家用車が高速で衝突するに等しい。
それを受けるフィアの肉体も鉄の塊のようなもので、彼女が背をつけるガラスには、霜が降りたような細かなひび割れが見え始めていた。
「あ゛っ!!がはっ!!ごえ、ぐふぅう゛っ!!!」
痛烈な一撃を幾度も見舞われて悶絶するフィア。腹部はあちこちが痛々しく赤らんでいる。
それでもその瞳は、まだんではいない。
「あああっ!!」
一瞬の隙を突き、彼女は背後のガラスを蹴りつけた。
そしてその反発力を利用し、カーリーの身体を一気に押し戻す。
カーリーは足裏でガラスを削り取りながら、場の中央でその突進を止める。
そのまま二人は、両の手を互いに握り合わせ、腰を深く落としての力比べに入った。
凄まじい力のやり取りがなされている事が、互いの腕の痙攣で見て取れる。
カーリーは静かな瞳のまま、フィアは目を剥いて歯を食いしばる決の形相で。
体力を削る根競べ。
次第に、二人の肉体は電流責めの時と同じような汗で濡れ光り始めた。

298 :
「ぐぐ、あううううっぐっ…………!!」
ここでペースを掴もうと必に力を込めるフィアだが、カーリーの表情は変わらない。
誰の目にも明らかに、体力の限界を迎えているのはフィア一人だけだ。
そして、彼女は競り負ける。
歯を食い縛っていた口は苦悶にゆがみ、その手の平は、カーリーの握力に負けてへし曲がるように開かされてしまう。
「うあ゛!!」
フィアの口から悲鳴が漏れた瞬間。
カーリーの蹴り上げが、まともにフィアの腹部を打ち抜く。
その瞬間、ギャラリーには彼女の肉体が数センチ浮き上がったのが見て取れた。
「……っか…………!!」
呆然と目を見開いたまま力なく着地し、内股を閉じた『女の子立ち』になるフィア。
膝からぺたりと地面にへたり込み、前に突っ伏して噎せ返る。
「う゛っ、げぼっ!!げほっ、えおオ゛っ!!げあ、あえ゛ろ゛……ア゛ッ!!!
フィアはきつく目を閉じ、口から涎と僅かな吐瀉物を吐きこぼす。
へたり込む時、垂れ下がった彼女の手足はガラスに当たって重く硬い音を鳴らした。
その手足は、今も変わらず鋼鉄兵のそれだった。
けれども腹部は、彼女の臓腑を護る装甲は、もはや鋼鉄ではない。
破城槌の数撃で打ち砕かれる、木の柵に過ぎない。
「ぐう、うっ……!!」
それでもフィアは、諦める事をしなかった。
瞳をぎらつかせながら、手足でガラスを殴りつけて無理矢理に身体を起こす。
しかし肝心の腹部に力が入らず、腰から折れるようにして再び這い蹲る格好となる。
「ははは、まるで生まれたての小鹿だぜ!」
「プリプリの尻突き出しやがって、さっさと負けてぶち込んで欲しいって意思表示かよ」
研究員達はバドワイザーを片手に頬を染め、その姿を笑いものにした。
そしてカーリーにも容赦はなく、なおも立ち上がれずにいるフィアの腹部を横から蹴り上げる。
「う゛ぶっ……!!」
目を見開いたまま胴を頂点にくの字に折れ、ガラスへと胸から叩きつけられるフィア。
その姿にまた、研究員の嘲笑が集まった。

299 :
ゲリラの一兵士と、特殊部隊の女。
それは多少のハンデを着けたところで、初めから勝負になどならない事は明らかだった。
幾度にも渡って、残る力を振り絞ったフィアの攻撃は空を切り、カーリーの痛烈なカウンターがフィアの腹部を抉った。
フィアはその都度凄絶に顔を歪め、腹部を抱えて悶絶した。
しかしその度に、震える脚を叱咤して立ち上がる。
「ぐうっ…………ま、負け、る……訳に……は…………」
目も虚ろなまま、ガラスに片手をついて堪えるフィア。
それを見つめるカーリーの瞳は、相も変わらず冷ややかだ。
彼女は硬い音を鳴らして踏み荒らされたガラスの上を歩み、フィアに近づく。
そして反射的に放たれたフィアの右腕を、無造作に打ち払った。
「あ……」
その瞬間、フィアの目が見開かれた。
右腕の肘が、何かに巻き込まれたようにあらぬ方向へ折れ曲がっている。
「はぐぅあああああっ!!!」
フィアは腕を抱えて崩れ落ちた。
カーリーがその身体を蹴りで上向かせ、上から覆い被さる。
太腿を固定するように尻を乗せ、無事な左腕を片手で押さえつけて。

「 ……お疲れさま、お役御免のロートル・ソルジャー 」

カーリーは表情ひとつ変えずに呟き、もう片手を高く振りかぶった。
「や、やめ……っ!!」
右腕の痛みに涙を零すフィアは、その動作を絶望的な瞳で捉えていた。
彼女の腹部は、散々に蹴りつけられたトタン板のような有様だ。
そこへ、力の限り振りかぶった鋼鉄兵の一撃を見舞われれば、とても耐えしのげる道理はない。
しかし、これは戦争のシミュレーションだ。
フィアはこれまで、生き残るために相手に容赦は『しなかった』し、当然『される事もない』。
一撃は無慈悲に振り下ろされた。
地上遥か高いビルの屋上から、鉄骨が滑り落ちたような絶望感を伴って。
衝突の音は、もう硬質ではなかった。
むじゅり……という、血の通う何かが決定的に損傷した音が響いた。

300 :
「あ゛あ゛ぁああぁあああああ゛あ゛あ゛あ゛っっ!!!」
男好きのするフィアの肢体が跳ね上がり、腹部のみを釘打ちされた裏返りの傘のようになる。
太腿が暴れるが、カーリーの両脚はガラスに突き刺さったかのように微動だにしない。
そのまま、さらに豪打の雨が降る。
むちゅり、みちゅりと肉を叩き潰す音が響き、肉感的な身体を跳ねさせる。
「ああああ゛あ゛ぁ゛っ!!!はあぁあああああぁあ゛あ゛っっ!!!」
フィアは散々に叫び、暴れていた。初めは無事な右腕で弱弱しく抵抗もしていたが、
その右腕が連打に巻き込まれて三重に折れると、両の手をガラスに横たえたまま、ただ胸を上下させて嗚咽する。
健康的に腹直筋の盛り上がっていたその腹部は、拳が叩き込まれるたびにクレーターを形成していた。
拳が引き抜かれる瞬間、その溝の淵から赤い血がかすかに吹き出ているのも視認できた。
その痛みを訴えるかのように、フィアの口からかすれた叫びが上がる。
ロニーはそれらの状況を見るうちに、膝が笑い始めていた。
強化された女兵士が殴りあう、そこに興味を覚えてぶらりと見物に来ただけだったからだ。
「お、お、おい、あれは……流石に、ま、まずいだろう。……大丈夫なのか、おい!
 あの呼吸や苦しみようは、内臓も肋骨も、潰れてるんじゃないか。
 ぬぞ、じきに壊れるぞあの様子では。いいのか、貴重な実験サンプルだろう!?」
「……おや、自分の顔に唾を吐きかけるような実験体に同情ですか?寛大ですな」
震えながら問いかけるロニーに、研究員が冷ややかに答える。
彼はバドワイザーを呷りながら試合を眺め、時おり記録紙に何事かを書き入れていた。
「別に構わんでしょう、あの娘がどうなった所で。
 たしかにゲリラの民兵にしては、ここまで十二勝と予想外の戦果を残した。
 しかし、もうデータとしては充分なのでね。
 あれは所詮プロトタイプ、これからはあの馬乗りになっている“後継機”の時代ですよ。
 カーリーこそは本当の逸材だ……ゲリラ女なぞとはモノが違う」
フィアの絶叫が音割れさえ起こしてスピーカーから鳴り響く。
彼女はもう、深紅に染まった腹部を相手の爆撃に晒しながら、口から血と吐瀉物を溢れさせるのみだった。
その視点はすでに定まらず、まるで本当の無機物のように、虚空を眺めるばかりとなっている。
「…………そろそろダメですな、あれは。
 いい加減身体にも飽きが来ましたし、手足の筋力だけを奪って、ストレス解消のサンドバックにでもしましょうか。
 どうです貴方も。筋肉の硬さは様々に変更できますし、殴った娘が悲痛な叫びを漏らす様は、色々と満たされますぞ」
研究員は記録紙をファイルに綴じながら、ロニーに向けて微笑んだ。

                              END

301 :
これはGJと言わざるを得ない

302 :
ああまた良腹娘がまた一人・・・
次はカーリー責めでオナ者す

303 :
GJ

304 :
これはGJ!

305 :
GJ
基礎をしっかり固めてる人の文だな。
読んでて気持ちいいわ

306 :
投下お疲れ様です!
簡潔で事細か、それでいて濃厚なおなか責めの描写に満足です。
強靱と思われたおなかが破壊されていく様は素敵ですね!

307 :
今しみじみ思い出しても、あれは妙な体験だった。
その日僕は、彼女である大里真美と町の祭りに参加していた。
田舎町の、神社と公園にかけて屋台が並ぶ小規模な祭りだ。
真美は大学のサークルの先輩で、とにかく押しの強い人だった。
子供の頃から空手をしていて、僕よりもよっぽど腕っ節が強い。
僕と付き合っていたのも、けして好き合ってではなく、丁度いい遊び相手だったからに過ぎないんだろう。
その真美から、殆ど飲めないビールを何倍も勧められ、その時の僕はかなり酔っていた。
もう帰ると何度もぐずりながら、真美に追い回されていた最中。
まるで喧騒から外れるように建つ、一件のサーカス小屋のような青いテントに辿り着いた。
暗闇の中にひっそりと浮かび上がるそこはどうにも不気味で、普段の僕なら関わろうとはしなかっただろう。
けれどもその時は酒の勢いもあり、追ってくる真美から身を隠すにはうってつけという計算もありで、テントの中に踏み入った。
入った瞬間に鼻を突いたのは、酸い汗の香り。
そして、聞き慣れない女性の荒い息遣い。
外から見るより広さのある内部には、手足を枷でX字に拘束された女性が数人いた。
健康的に日焼けした上半身にはスポーツブラを着け、下半身には迷彩色の長ズボンを履いている。
足には、たまに危険な工事現場で見かける、ブーツタイプの安全靴を着用しているようだ。
そして何より印象的なのは、そのくっきりと割れて盛り上がった、逞しい腹筋だった。
それらの情報から、僕はそこにいる女性達が自衛隊員であると判断した。
「いよぅ、お客さんかい」
僕にそう声を掛けたのは、たった今導き出した答えを肯定するような、ガタイのいい男だった。
頭は清潔感のある角刈りに整えられ、タンクトップの下には浅黒い筋肉が盛り上がっている。
「ここって、何の店なんですか」
酒の力とは恐ろしい。
普段なら怖気づくような状況も、この時の僕はあっさりと受け入れていた。
逞しい男が笑みを見せる。

308 :
「ここはな兄さん、悪ーいオトナの為の出し物よ。
 あそこに繋がれてる女の中から一人を指名して、この球を投げつける」
男は、分厚いゴムで包まれたボーリング球大の物を拾い上げて言った。
「これを思い切り腹に投げつけて、制限時間の三十分以内に参ったと言わせればお客の勝ち。
 ああして屈服させた女を好きにできるって寸法よ」
男がそう目配せした先には、薄いカーテンで区切られた急ごしらえの寝室がある。
煎餅布団に膝を突くようにして、男の尻が蠢いている。
さらにその尻を挟み込むようにして、毛のない女のものと思われる足が揺らめいている。
薄いカーテンから透ける、布団に背をつける一人と、それに覆いかぶさる一人の上半身。
部屋へ入った瞬間に感じた、汗の匂いや聞き慣れない声も、どうやらそこが元凶のようだ。
それがセックスである事は、さすがの僕でも知っている。
ではそれを先程から目にしている、あの女性達はどんな反応だろう。
僕は急にそれが気になって、例の拘束された女性達を見やった。
案の定、彼女らも痴態を横目に見やりながら頬を染め、脚を内股にもじつかせている。
ただ一人を除いては。
その唯一の例外である中央の女性は、痴態から全く目を逸らさない。
かといって凝視している訳でもなく、ただ真正面を向いたままきりりと表情を引き締めていた。
瞳を正面から覗き込まなくとも、それが並ではなく気の強い女性である事が解った。
なぜなら僕は、日常的にそれと似た女性を目にしているからだ。
粗暴で、豪快で、性根が悪くて……
「へぇー、面白そうじゃん」
「ひあっ!!」
突如、真後ろから掛けられた声に、僕は頓狂な声を上げた。
ゼンマイ仕掛けのように寸刻みで振り向くと、そこには満面の笑みを湛えた真美がいた。
彼女はずかずかとテントの中に踏み入り、中央の女性を指しながら財布を取り出す。
「じゃ、あたしコイツね」
初対面の、それも恐らくは年上であろう女性自衛官をコイツ呼ばわりとは。
角刈りの男も苦笑いだ。
「あー……嬢ちゃん、こういうのも何だが、その女は止めといた方がいいぜ。
 どいつも仕事柄よく鍛えちゃいるが、そいつは別格だ。
 訓練の合間でも暇がありゃ腕立てと腹筋を繰り返してるような、病的な筋トレマニアでな。
 今まで泣きを入れた例がねぇ。
 もっととんでもねぇ化け物が挑戦するってんならともかく、姉ちゃんの細腕じゃ……」
彼の言う通り、真美の目の前で吊り目をぎらつかせる女性は、見たこともない腹筋をしていた。
それは人間の筋肉というより、皮膚の下に六つの金塊を潜り込ませたという風で、僕が殴った所で手を傷めるだけに思える。
けれども真美は、さも可笑しそうに唇を曲げるだけだった。
「だから面白そうなんだってば。あたし以上のS女とか許さないし。絶対屈服させて、嬲り者にしてやるんだから」
肩を怒らせてゴムボールを掴む彼女に、角刈りの男は肩を竦める。
「やれやれ、やんちゃな彼女だな。しゃあねぇ、特別だ。兄さん、御代はいいから加勢してやんな。
 二対一なら、ちっとは希望も見えるだろ」
彼はあろう事か僕の肩に手を置き、ゴムボールを握らせる。
その瞬間僕は、自分が傍観者の席から引きずり下ろされた事を知った。

309 :
手にしたボールは、トイレのスッポンのように分厚いゴムに包まれていた。
形は完全な円ではなく、一方が吸盤状になっている。
何となく思いつく事があって、僕はその吸盤面が当たるように壁へ投げつけてみる。
ボールが壁に吸い付いてひしゃげ、中の球はたぶん慣性の力に従って壁へぶつかった。
ごぼん、と鈍く重い音がする。
「ふぅん、グローブ着けてぶん殴るようなもんね」
真美が僕に目配せして言う。
遊びと称して僕をボクシンググローブで叩いた経験があるから、という意味が一つ。
それと、逃げた罰として後でぶん殴る、という意味もあるだろう。
このとき僕の喉から出たしゃっくりは、酔いではなく、後々の恐怖からのものだった。
「ま、とにかく始めるわよ」
真美はボールを胸元に抱えて告げる。
そして足を大きく開いて踏ん張り、充分に肩を入れて押し出すようにボールを投げた。
素人目にだけれども、中々のフォームだと思う。
ボールは真っ直ぐに飛び、拘束された女性の逞しい腹筋に沈み込む。
「ふむ゛っ……!!」
女性は口元を引き締めて堪えていた。
彼女の腹筋はボールの侵入を浅くしか許さず、まるで弾き飛ばすように押しのけた。
ごどん、と床に重く鈍い音が響く。
見掛け倒しじゃなく、実際に鉄壁のようだ。
「へぇ、やるじゃん」
真美は呟きながら、僕に指で『すぐに続け』と指示を出した。
間髪入れずに責められるのは、二人でプレイする最大の利点だ。
自衛官の女性には悪いけれども、真美の機嫌を損ねるのはもっと悪い。
僕はボールを両手で握り締め、叩きつけるように放り投げる。
ボールが手を離れる瞬間、世界がスローになって女性の顔がはっきりと見えた。
真美の一発を耐えしのぎ、空気を求めていた所への追撃に驚愕する顔が。
「お゛ごっ!?」
金塊のような腹筋が布団のように沈み込む。
ボールの中身が移動し、さらにその窪みを深める。
女性の眉間の皺も一気に深まった。
「げはっ、えほっ……!!えはぁっ!!」
女性は苦しげに呼吸していた。
角刈りの男が驚いたような声を上げているのが聴こえた。
そして、真美が満面の笑みで床を踏みしめる音も。

310 :
「ぐっ!!」
女性は真美の二発目を、歯を食い縛って耐え忍んだ。
ちっ、と舌打ちする僕の彼女。そしてそれを正面から睨み吸える迷彩ズボンの女性。
僕はそれを見た時、妙に気分が高揚するのを感じた。
だいぶ酔いが回ってきたんだろうか。
僕はそれから何度か、真美の指示によって投擲した。
けれども四回、五回と投げるうちに、真美の指示もない内から投擲のモーションに入っている自分がいた。
迷彩ズボンの女性は逞しく、こちらの球を盛り上がった腹筋で幾度も弾き返す。
凛々しい表情も保ったままだ。
うまく時間差で責めてやれば、面白いように悶絶してしまう。
「ぐぬぅうううっ……!!」
例えば今、真美の一発が唸り声と共に止められた。
けれどもその球が腹筋を押し込んでいる丁度その後ろから、もう一発をお見舞いするとどうだろう。
「っ!?え、う゛ろぁ゛っっ……!!!」
女性の顔が天を仰ぎ、大きく開いた口からうがいをするような音が漏れる。
そして驚いた事に、迷彩柄のズボンの股部分に、かすかなシミができ始めてもいた。
真美がそれを目敏く見つけ、僕に報告してくる。
僕は普段なら引いてしまうそんな情景を、この時ばかりはより一層の興奮状態にしていた。
この強そうな女性が悶絶している。真美の一発より、いつも明らかに僕の一発の方が効いている。
『僕が』苦しめているんだ。
そう感じたとき、僕のボールを握る手は、音がするほどに強く握られていた。
唇の端から涎を垂らす迷彩ズボンの女性に向けて、嗜虐心を迸らせる。
「え、ちょっと……それは不味くない? ね、ね、ちょっとぉ……」
真美の当惑か喚起か解らない、上ずった声がする。
その声を聞いてやっと、僕は自分の行動に気づく。
まるでハンマー投げのように、ボールを掴んだまま脚を軸に回転しているんだ。
角刈りの男と真美が、こちらへ両の掌を差し出しながら腰を引くポーズを取っている。
まったく妙な応援の仕方だ。
僕はしばし、身体が勝手に織りなす心地良い回転に身を任せていた。
高揚した気分がさらに高揚していく。
気分までもが錐揉みして上昇していくみたいだ。
最後に、拘束された迷彩ズボンの彼女が目を剥いている姿が見えた瞬間、僕は笑った。

「   ぶ ち 壊 し て や る よ ォ  ・・・・   」

誰のものかも解らない低い声が耳元でした直後、僕は肩の筋肉を盛り上がらせる。
爽快なまでに腕を伝って走り抜けていくエネルギーが、空中へと放り投げられる。
それは痙攣する肌色の壁へ、迷いなく吸い込まれた。
女性の左目が固く閉じられ、唇が歪にへし曲がる。
自ら腰を壁へ押し付けるように身を折っている。
そしてその血色の良い唇から、吐瀉物があふれ出して……僕はそれを、とても綺麗だと感じていた。

311 :

気がついた頃には、僕は神社の境内で横になっていた。
祭りはとうに片づけまでもが終わっていて、辺りには誰もいない。
若干の頭痛と酒臭さから、ビールをかなり飲んだ事だけは確かだけれども。
こんな風だから、僕はこの時の妙な経験を、今でも夢か何かだと考えている。
この地域の自衛隊は、確かに昔から変わった訓練をするという噂もあったけれど、
それにしたってあんな屋台があるのは現実的じゃない。
だからきっと、夢なんだ。
ただ一つだけ気になるのは、その日を境に真美の態度が激変した事だ。
一日前までは僕を見かけるたびに酷くからかい、笑いながら殴ってきた彼女。
それが今ではすっかり淑やかになり、常に僕の機嫌を伺うように下から覗き込むような仕草をし、
お気に入りだった臍だしルックも一切やらなくなった。
それどころか、僕と居る時はそれとなくお腹を隠すように抱える事すらある。
これについて言及しても、真美は『僕を泥酔させて放置させたのは、さすがに悪かったから』と弁明するばかり。
真相は未だ、闇の中だ。

                         終わり

312 :
投稿お疲れ様です!
風俗系の腹責めシチュエーションはたまにお見かけしますが、縁日の屋台はまた新しいですね。
性癖覚醒とその加速、主人公の内面がよく見えて感情移入しやすく、満足させてもらえました。
エピローグでは主人公の環境の変化が見えて、ついその後を想像してしまいました。

313 :
次は彼女と腹パンチプレイじゃ

314 :
クソニートは相変わらず検討違いなキレ方してんな。
本気で人気タレントやアイドルが声優なんてオタ向けのきもい仕事やりたがると思ってんのか?
事務所やらに無理矢理やらされてるに決まってんだろーがボケ

315 :
ども、お邪魔します。
>>314 
分かったから、SSスレに関係ない俺の悪口なら、俺に直接言いに来てくれ。
ブログのコメントの仕方が分からない?非公開と選択すれば、俺しか分からないよ?
もしかまって欲しいなら、pixivのメッセージ機能を使うと良い。直ぐ作れる捨てアカで使って
何時でもかまわないからメッセージを頂戴。可能な限り、話し相手になるからさ。

316 :
ネット弁慶が個人相手に会話できるわけ無いよ、コミュ障なんだから

317 :
寧ろネット弁慶だからこそ、ネット上なら無双で会話が弾みまくると思ってるんですが・・・
まぁ同じネット弁慶同士、ブログでもpixivでも歓迎します。待ってるよ!

318 :
・・・とかいって、自分がSSと関係ない話題振ってしまいましたね。申し訳ありませんでした。
私は今後こちらにお邪魔しませんので・・・失礼しました!

319 :
二度と来んな

320 :
>>307
一風変わったシュチュエーションでよかったです。
楽しめました。

321 :
ぶっちゃけ荒らしもそれに反応するコテハンもアレだよ
勝手に他所でやれ

322 :
まぁここ最近の平和な流れ見てたら荒らしはマジで一人だってわかったな

323 :
というか荒れた時の方がコメント多いのってどうかと思うけどな。
強制なんてできないけど、読んだ人いるなら感想とかもっとどんどん落とした方がいいんじゃない。
書き手の人も悪い気分にはならないだろうし、板の雰囲気もよくなると思う・・・

324 :
馬鹿発見器さんの糞みたいな小説読まされるぐらいなら、荒らしに構ってた方がまだ楽しい。

325 :
「今後こちらにお邪魔しません」てシャーの言葉、全員よーく記憶えておけよ?
この良い歳して社会経験無しの無職クソニート、自分の発言に一切責任持たずに生きてるから、そのうちまた必ず来るぞ。

326 :
ホントに荒らし一人なんだなー
しかも攻撃対象にしてた本人がやって来て「かかってこいよ」って言ってきたら、尻尾巻いて負け犬の遠吠えw
哀れだわーw

327 :
>>324
何しにこの板に来てるの?

328 :
とかなんとか言って、俺が書き込んだ瞬間に沸いてくるお前らこそどうなの?
待ってたって正直に言えよ。

329 :
荒らしに構うやつも荒らしだぞ
つまりここは荒らしが多いいんたーねっつ
こわい!

330 :
>>324-328
何しにこの板に来てるの?

331 :
>>1-330
何しにこの板に来てるの?

332 :
>>328
自分に不利な発言に対してはシカトを決め込んで、負け惜しみを吐く
典型的な低レベルな荒らしの手口だな
書き込んだ瞬間ってなに?何時間空いてると思ってんの?ニートは時間の感覚ないってホントなんだな
もうちょっと知性を感じる書き込みしてみろよ、出来ないのはわかってるが

333 :
よし、荒らしスレを作ろう(提案)

334 :
20レスも進んでるからまた良作が来たのかと思ったら、お前ら…。
某書き手さんも、今度こそ呆れ果ててるんじゃないか?

335 :
少し書かせてもらいます。
9レスぐらい。

「と、いうわけで今日もいつものように悪魔を呼び出す実験開始よ!」
波羅高校二年生、科学部部長である鷺美ヒカリは、
科学部副部長、大田アキラにそう宣言する。
左手を腰にやり右手人差し指で相手の鼻もとを
『ビシリ!』と指す、いつもの厚顔不遜な決めポーズだ。
「おいちょっと待て! 何時もの様にってなんだ!? 今までこの科学部で一度だってそんなことしたことないだろ!」
突きつけられた指を払いのけながらアキラは負けずに怒鳴り返す。
「わかった、じゃあ、これから成功するまで何度でも呼び出す、それでいいんでしょ?」
こんな何時もの様子に他の部員たちは苦笑いを浮かべただ様子を伺うしかなかった。
波羅高校科学部部長、鷺見ヒカリ、彼女は多くの二つ名を持つ。
曰く、『ホームズの居ないモリアーティ教授』
曰く、『日本唯一の将軍様』
曰く、『歩く核実験場』
曰く、『Dr.ストレンジラブ(また、以下にして校長は学校崩壊の不安を捨てトラブルをあきらめられるようになったか)』
どれも碌でもない二つ名である。
この二つ名が示す通り、この前などは怪しげなロボットを作り自分たちのクラスをめちゃくちゃにしたばかりだ。
『けが人が出なかったんだからいいじゃない!』
しかし、事の張本人はこう賜り全く気にした様子もない。
毎度毎度、副部長と、生徒会長と、教職員の胃に穴をあけつつ、けが人を一人も出さずにここまで来たのは奇跡といっていい話であった。
まあ、副部長であるアキラは何度も胃にブラックホールが出来あがり、生徒会長は過労で『バタンキュー!』と叫んだのは一度や二度でなく、
担任のベンジャミン(あだ名)は抜け毛が一層ひどくなったのだ。

336 :
「あら、ベンには毛生え薬を造ってあげたじゃない」
「いや、ベンはす気かって叫んでただろ?」
「ああそうね、そんなことより今は悪魔よ」
そう言うと彼女はニッコリと笑った。
「鏡と呪文を使って悪魔を呼び出す方法があるの」
「……奇遇だな、俺も知ってるぜ?」
アキラはそう言うとゴソゴソと鏡を取り出す。
「おい、ヒカリ」
「ん? 何よ」
呼ばれてじっとアキラを見つめると彼は彼女に鏡を向けて立っている。
「何?」
「鏡を使って‘アクマを呼んだ,」
ボグ!
後にその場にいた部員は語った。
『部長のアッパー気味のボディブローで副部長の体が床から一メートルぐらい浮かび上がった』 と。
「失礼な発言は一回は許してあげる! でも二度目はないわよ?」
「一回目もねえ……」
強烈なボディーブローをくらい体をまるで尺取虫のように折り曲げながら、アキラはビクンビクンと痙攣を繰り返していた。
「悪魔と呼ばれる未知なる物は存在するのか? みんなも知りたくない?」
たった今人外の所業を見せつけられた部員たちは刻々と頷く。
「でしょ! でしょ! 何事も探求が必要! で、ね、ジャジャジャーン!!」
満面の笑みを称えながら何やらボロボロの布に包まれた‘ナニ,かを、彼女は取り出す。
「町外れの教会から借りてきたの、なんでも悪魔を呼び出す方法が書いてあるんだって」
「えっ……? なあ、ヒカリ、それまじで……ヤバイ系なんじゃないか? 色々な意味で」
「呼び出したら返すわよ、心配しなくても、あ、一応呼び出した後の準備はしてあるけど、もしかするとヤバイかも知れないから帰りたい子は帰っていいわよ? アキラ以外」
「おい! ふざけろ! ……て、いうか準備ってなんだよ?」
「フフン、これよ!」
そう言うと彼女はドヤ顔決めながら大きな包を取り出す。
包をほどくと、中から出てきたのは2メーター以上ある大きな十字架であった。
「……ジャベール警部、ジャンバルジャンは……ここにいました」
十字架に貼り付けたれた聖者を見つめながら深い溜息とともに、アキラは懺悔の言葉をつぶやいたとき、部室には二人以外誰もいなくなっていた。

337 :
「一応必要なものは持ってきたんだけど……」
ゴソゴソと必要な道具とやらをヒカリは出し始める。
「なあ、これ、みてみていいか?」
「ん? いいわよ」
ボロボロの布を丁寧に取ると中からは出てきたのは明らかに年代を思わせる尋常ならざらん書物であった。
何か動物の皮のようなものでできているのだろうが、ソレが何なのかは全くわからない。
「ええとねえ、良く解んないけど、‘根暗な巫女さん,がなんだかなんだって」
「全く意味わかんねぇ、なんで巫女さんが出てくんだ、関係ないだろ?」
「知らないわよ、私に聞かれても」
気がつくと、彼女は白い皿に茹でた鶏肉を載せ、上にケチャップをかけている。
「これでいいわ、あとはこれを鏡の前においてと」
コトン。
いつの間にやら床には何か模様が書かれている。
「おい、お前、この本のこれ、読めるのか?」
「もちろん、だってそれただのラテン語じゃない」
「ありえねえ」
「さてと、あとは十字架を準備して、と」
「なあ、そういえばその十字架効かなかったらどうするんだ?」
「何言ってるの、教会にこれ以上大きいのがなかったからしょうがないじゃない」
そう言うと二、三度ブンブンと振り回し。
「多分力いっぱい当てればこんだけ重いんだから多少は効くはずよ」
ニッコリと笑う。
「笑うな! ヤバイだろそれ!」
「あら? 本当にやばかったらあんたが襲われてるあいだにマッハで逃げるから平気よ」
「……俺は……ぬのか?」
絶望の面持ちでため息を吐く。
「もしんでも殉教者として天国に行けるわよ」
「いや、思いっきり不道徳だろ! 悪魔召喚なんだし」
だが彼の言葉など耳に入らないかのように少女はブツブツと何事かを何かを唱え始める。
それは見たことも聞いたこともない言葉だ。
(こいつあの本の言葉丸暗記してんのか?)
自分の隣に立つ少女こそ人ならざるモノではないのか?
少年は真剣な横顔を見つめながら、この幼馴染が本当にどんな存在なのか改めてわからなくなった。
まさにその時であった。

338 :
部屋の中に白い煙が立ち込め、明らかに今までとは違う異様な匂いが立ち込める。
部屋の中の机や椅子がガタガタと音を上げて震え、壁の棚が左右に揺れる。
(クソ、まじもんかよ!)
アキラは軽く舌打ちをし何が起こってもいいように身構える。
窓の外からは何やら動物の騒ぐ声がやけに大きく聞こえた。
と、まさにその時であった!
ドmmmmmン!

凄まじい音と共に部屋がひっくり返ったような感覚に襲われ、今までの揺れが嘘のようにぴたりと収まった。
と、
「う〜ん、もうちょと濃い味付けの方が好きなんだけどなぁ……、
まあでもせっかく用意してくれたんだし……贅沢言えないわよね……」
ピンク色の髪の毛をツインテールにした小柄な少女が、
チョコンと椅子の上に座り、テーブルの上の鶏肉をモショモショと頬張っている。
「うにゃ? ねえ、アンタたち、ソースかお醤油持ってない?」
二人に見られているのに気がつくと少女は大きな目でじっと見つめ返しながら、尚も、
もしゃもしゃと口を動かし続けていた。
「ええと……君は……」
アキラが口を開くよりも早く。
「あんた、悪魔ね?」
ヒカリが詰問する。
「うにゃ? フフン残念ね、私はもっと偉大な存在、大魔王よ」
そう言うと食べるのをやめて、ヨイショヨイショと言いながらテーブルの上に立ち上がる。
よく見ると随分と小柄で、ペったんな胸とツルッとした腰部分をひも状の黒い布で隠している以外何も身につけてない。
テーブルの上に立ち上がると、ぺったんな胸を思い切りそらしながら。
「私は偉大なる魔界の大魔王デビ―― 」
自己紹介を始めたまさにその時―――!
ブン!
ゴス!
「――ロッ、くぎゅう!!」
自己紹介を始めた直後目にも止まらぬ銀十字の一撃がぺったん娘の腹部に直撃した。

339 :
下からアッパー気味の不意の一撃をくらい天井まで届くぐらい浮かび上がったあと、ぼとりと床の上に落ち。
「クぎゅウウウ―― お、お腹、おなか――!」
腹部を抑えながら苦しそうに蹲り、小さく痙攣を繰り返しはじめた。
「お、おい! ヒカリ! 今コイツすごい危険な悲鳴を上げたぞ! やばすぎるだろ!」
「そうね、著作権? 肖像権? ギリギリね」
「ちげえよ! なんでこんな小さい子を鈍器で撲しようとしてるんだよ! 正気か?」
「だってこいつ自分で魔王って言ったじゃない?」
魔王と名乗った少女はお腹を抑えたまま床に這い蹲りエグエグと涙をこぼしている。
「アキラ、こいつお腹が弱点よ、これで殴ったときすっごくいい手応えした」
「やめろって、おい、魔王大丈夫か?」
「あ、う、うぐぅ――な、何するのよいきなり!」
ヨロヨロとアキラに掴まりながら立ち上がると、恨みに満ちた目でヒカリを睨みつけながら、だが悔しさと痛みのためか、目に大粒の涙を貯めて、全身を震わせている。
「十字架が悪魔に効くって、本当ね」
にやりと口を歪めるのを見て。
「ヒィ」
小さな悲鳴を上げると、アキラの後ろに逃げ込む。
「ひ、ひどいのよ『美味しい鶏肉食べさせてあげる』って呼びつけて襲いかかってくるなんて……卑怯なのよ」
「……? えっ! あの意味不明な言葉そう言う意味だったのか?」
「そうよ、実際はスーパーの特売品で賞味期限ギリギリだけど、まあ、加熱してあるし」
「お、お前……」
「いきなり私のお腹殴るなんて……」
そう言う魔王のお腹には大きく十字架の跡がつき内出血を起こしているのかその部分だけ、痛々しい色に変わっている。

340 :
「魔王じゃなきゃんでたんだからね!」
「はあ、わかったわよ、あんたが危害を加えなきゃ私だって殴らないわ」
(はじめから鶏肉食べてただけだろ)
二人は同時に思ったが、暴虐の一撃を恐れ心の中に精一杯押しとどめた。
「……ねえ、アキラ、悪いんだけど駅前でプリン3個買ってきて、お金あんた持ちで」
「えっ? まさかそのあいだにコイツ倒す気じゃあ……」
「違うわよ、馬鹿、この子が攻撃してこなきゃ、私も反撃なんてしないわよ」
ビクビクと未だにアキラの後ろに隠れている魔王をジッと少女は見つめる。
「わ、私も行く!」
「だめよ! そんな格好で出て行ったら大変じゃない」
 
『怪しげな魔道書と大きな十字架を持って学校に来たお前にあれこれ言われたくないだろう』
との言葉をアキラはもちろん心に秘めておく。
「あ、アンタ! はやく帰ってこなきゃダメなんだからね?」
魔王は心配そうにアキラを見送くる。
「心配しなくてもここから駅なら一本道で迷わないし、第一もう痛いことなんてしないってば」
じっと見つめられ、魔王はブルりと震えると、
「ほ、ほんとね? 絶対だからね?」
ブルブルと震えながら、去ってゆくアキラを見つめ、部屋の隅にちょこんと座り込む。

341 :
「もう、そんなとこじゃなくてこっち来なさいよ」
ヒカリに言いつけられ、ちょこちょこと魔王はそばに近づくと、だがしかし、いつでも逃げれるように、少し距離を取った。
ハズだった。
ガシ!
「う、ウニャあ!」
急に腕を掴まれて思わず悲鳴を上げて逃げ出そうとするが、そのまま凄まじい力で、魔王は床に押さえ込まれた。
「すごい! もうあの傷が治りかけてる!」
指でフニフニと傷の部分をさするヒカリ。
「ウキュウウ! ウソツキい! 痛いことしないって言ったじゃないい!」
「ああ、ごめん」
ぱっと手を離し代わりに違うところをナデナデとやさしく摩る。
「……ほとんど人間と変わらないのね」
「そうなの? 良く解んないけど……」
肩や顔を撫で回されちょっと気恥ずかしそうに顔を赤らめる魔王。
「ねえ、アンタ、どこまで人間と同じか試していい?」
「え……? どういう――? ふにゃ!?」
魔王がいい終わるか否かのうちに、ヒカリはお腹に指を這わせた。
「ウキュウ……」
「感度は人間と同じ……まあ、個体差かな?」
ぽっこりと膨らんだ白く柔らかいおなかに、指を這わせながら、
だが、先ほどより優しく細やかに指を動かす。
それと同時におへそ周りや、脇腹の柔らかさををじっくりとたのしんでいた。
「魔王ちゃん、お腹柔らかくて、可愛いわよ」
「うにゃあ……恥ずかしいこと言わないで……」
人間にお腹を強打されたあと、じっくりと指で弄ばれている。
魔王としてこれほどくちゅ褥的なことがあっただろうか?
いや、ないだろう。
「こっちはどうかしら?」

342 :
チュプ。
「えっ! だ、だめえ!」
ほとんど紐同然の隙間から指を差し入れるとほとんど抵抗もなく収まっていく。
「あら、随分弱いのねココ、魔王ってみんなこうなの?」
クチュクチュといやらしい音を立てながら指をゆっくりと出し入れする。
「ねえちょっとお腹に力入れて」
「ほえっ……?」
ほぼトロトロになりながらお腹にギュッと力込める。
それと同時に下腹部にも力が入り、ヒカリの指が心地よく締め付けられた。
「いくわよ、ちょっと我慢して」
「え? なに? なに? いやいや――うきゅう!」
指で軽くお腹をトントンと叩いたあと、グッっと拳をめり込ます。
お腹の内側を弄り、外側からも同時に衝撃を与えられて、魔王はえも言われぬ快感にぶるりと身を震わせた。
「ああ、ああ、うにゃああ……!」
その後何度も同じように責め立てられてその度に体を小刻みに揺らし続ける。
「多分個体差の枠を出ないと思うけど……人間より魔王の方が刺激に敏感みたい……」
時折、小さな胸の先端も指でいじりながらビクビクと体を震わす様子をじっくりとヒカリは観察する。
「すごいトロトロ、太ももまでベトベトよ?」
「ふ、ふゆゅう……は、はずかしいこと言わないでよ……ばかぁ……」
顔を真っ赤にしたまま、だがなすすべなく、いいようにヒカルの実験台となり隅々まで調べつけされる。
その上、指を締め付ける力がなくなってくると、お腹に拳を叩き込まれ責められた。
「くぎゅゆゆう……も、もう、お腹いや……お腹いじめないで」
「ふふふ、もうお腹我慢できないって顔してるわね、いいわ、終わらせてあげる」
そう言うと差し込んでいる方の指を小刻みに早く動かし、反対側の手は上から、まるで心臓マッサージのようにグイグイと体重を載せ押さえつける。
「あ、ああ! お、お腹ダメ! あ、ああ! おつゆ出ちゃ……うにゅゆううう!!」
ついに堪えきれず‘ブシュ,音を立ててヒカリの責めていた手にお返しとばかりに乳白色の液体を浴びせかけると、ガクガクと小さな痙攣を繰り返しドッと、力なく崩れ落ちた。
「実に興味深かったわ、でも、魔王ってみんなこの子みたいなのかしら?」
そう言うと指についた液体をヒカリはぺろりと味見し。
「これは試してみる価値はありそうね」
と、つぶやき、にこりと笑った。

343 :
「へえ、それはとんだ災難でしたわね」
魔王の友人はそう言うと優雅な手つきで紅茶を口に運んだ。
魔界に戻った魔王は自分がいかに人間界で大変だったかを友人に語っていた。
「ホントよ! まあ、最後は私の威厳にひれ伏して其の場にいた百人が家来になったんだけどね」
(まあこの部分は嘘ですわね)
長い付き合いのため、あえてそれは口に出さず、代わりにプリンを口に運ぶ。
あの後、泣きながら魔界に帰る時、可哀想に思ったアキラが、もうひとつ余分に自分の分を渡してくれたのだ。
「しかし信じられませんわ、そんな暴虐の魔王みたいな人間がいらっしゃるなんて」
「ホントびっくりなのよ」
(まあ、この方はダメ魔王ですので人間ごときにやられたのでしょうけど)
目の前でモショモショとプリンを美味しそうにをほおばる少女を、憐れみを込めた瞳で見つめ、その時、友人の少女は、はっと思い出したように壁時計を見あげた。
「そうですわ、忘れていました、ワタクシ人に呼ばれていたんですの、ちょっと席を外しますけど、またすぐに戻ってきますわ」
「ほえ? わかった、いってらっしゃい」
「お願いですから私の部屋汚さないでくださいね」
そう言うと少女は、よそいき用のドレスに着替えて、
いそいそと


人間界にと出かけていった。

344 :
以上です、お付き合い頂きありがとうございました。

345 :
投稿お疲れ様でした!
マッドサイエンティストな迷惑系女子の危険な好奇心・・・
その犠牲になってしまった魔王の言葉の節々が妙にツボをついてきてゾクゾクしましたw
最後が何やら、次も……を、期待してしまいますw

346 :
乙です。そしてGJ!
なんたらファイナルシリーズとは思わず読んでいたので、まさかの続編に驚きましたw
世界観もキャラも責めも好きな作品ですので、続きがあるとうれしいです。

347 :
gj
なんたらファイルの続きとは気づかんかったw

348 :
http://www.popscreen.com/v/6EZGj/sexy-female-abs-punch
たまんねえな、腹パントレーニング
眉間にしわ寄せて耐える腹筋女の表情がクソそそるぜ

349 :
うーん、確かにいい責めだ。これで重い一撃をぶち込んでくれた最高なのになw

350 :
はあ?

351 :
nnSさんにいぢめられてシャーさんが垢消しちゃった><

352 :
まてい!

353 :
いい人生だったと最後に言えるように努力する(キリッ とか言っときながら、相変わらず他人を貶める発言しかしてないからな。
人生の貴賤以前にスタートラインにも立ってない、パパママに生かして貰ってるだけの奴は、呟いてるその暇で少しでも就活しろ

354 :
>>351ま、しょうがないよねw

355 :
シャーは家族とバイト先、それと腹パン関係でしか人との交流がないからか
腹パン関係での悪口はすごく大きな悪口に聞こえるんだろうな

356 :
何を言っとるんだ君は;;

357 :
痛い子シャーが順調に書き手達から疎まれていってるようでメシウマ。
100パー自業自得で同情の余地ないしな。もう場の空気が微妙になるだけだから、腹パにももう参加しないでくれ。
過激派キチガイが祭りに混じってると、迷惑被るのは下手に繋がりの出来た書き手さんなんだ。

358 :
彼の自己評価

シャーを飲み物に例えると「日本酒」です。
シャイ。控えめな性格だが器が広く、深みもある人。
礼儀正しく基本的に真面目。
おぉ、自分でいうのもなんだけど、表の人格の俺には当てはまるな

359 :
見事なまでに真逆だな。
過激な性格で器が小さく、考察にも発言にも深みがない。

360 :
他の職人と同じように叩きなんて気にしなければいいと思うんだがなぁ・・・

361 :
まずこのスレで特定の人間叩いてる人間がKY荒らしってことに気付いてください

362 :
特定の人物じゃなくて、女の腹を叩けよ…。
そういうスレなんだろ?

363 :
女の子を鐘にくくりつけて108回突くSSも必要だと思うんだ

364 :
>>363
だれうまw

365 :
>>363
ネタが被るがなw
誰か年越しネタをくれい

366 :
実家の年越し蕎麦配達手伝ってる真面目良い子JKが、疲労のあまりヤクザ事務所の前で出前バッシャーやって、
どないしてくれるんじゃこのガキャでボゴスコ

367 :
さらに、とりあえず罰として裸にひん剥いて、溢した四人前の蕎麦全部食えって命令されて、
仕方なく寒空の下で裸の犬食いするんだけど、ポンポンになった腹をヤクザに遊びで蹴りあげられてリバース、
もんじゃエビ天蕎麦になったぜとか笑われながらまた一から犬食い腹蹴り嘔吐、とか。

…スレ汚しスマソ

368 :
年越しネタではないけど投下します
俺の彼女なんだが、家庭の都合で疎遠になってたんだが最近復縁した
しかし、もうあの頃の彼女ではなくなってたので、ちょっとそのうっぷんを晴らしてみた
ちなみに作中の登場人物は俺とは一切無関係です

369 :
日の沈みかけた、とわの市の中心地であるビル街。
ビルとビルの間、表の喧騒とは裏腹に日も差さず、音といえば室外機の回る音ぐらいしか聞こえない人通りのない狭い道に、一人の少女が歩いていた。
「うーん、遅くなっちゃった。早く帰らないとデートに間に合わなくなっちゃう」
少女が着用している制服からとわの高校の生徒だと分かる。
栗色の髪を肩まで伸ばし、左右を白い小さなリボンでまとめた可愛らしい髪型をしている。
目元は少し垂れ気味だがくりっとはっきりしていて、丸みを帯びた輪郭と相まって柔らかな印象を与える。
右の目元に1つ、小さな泣きぼくろがチャームポイントだ。
童顔に見えがちな顔立ちだが、落ち着いた雰囲気のためか頼れるお姉さんといった風情だ。
学校指定のセーラー服にカーディガンを羽織った上半身。
今時の女子高生らしく短く詰められたスカートからは黒のストッキングに覆われた、スラっとしていてそれでいて肉付きを感じさせる成熟した色香を纏った脚が伸びている。
街ですれ違ったなら男性のみならず、女性の目も引くだろう美少女だった。
彼女の名は姉ヶ崎 寧々。
とわの高校3年生、ファミリーレストランデキシーズのバイト頭としても手腕を振るうやり手女子高生だ。
そんな彼女には数ヶ月前からデキシーズでの出会いがきっかけで彼氏ができた。
今、彼女はその彼氏とのデートを1時間後に控え、準備のため帰宅の途中であった。
「どうしてこんな時に限って、先生は私にプリントの整理を手伝わせるかな〜」
学校で先生と居残り作業をしたため予定より下校が遅くなってしまった寧々は、普段は使わないこの道を近道に選んだのだった。
愚痴をこぼしながらも、口元をゆがめて胸を高鳴らせながら道を急ぐ。
少し道が広くなったところで前方に一人の男が立っていることに気付く、珍しいなと思いながらも素通りしようとしたところで声をかけられた。
「姉ヶ崎、寧々さんだね」
寧々が驚いて足を止める、知り合いだろうか?サングラスで隠れて顔を確認できないものの会った記憶は無い。
背広にシャツにネクタイにと黒ずくめの男は、何か異様な雰囲気を感じさせる。
「あの、私に何かご用ですか?」
寧々は不振がりながらも尋ねる。
その言葉に男が口元を吊り上げた。
「いや、間違い無い様で安心した」
男の発するただならぬ気配に、道を引き返そうと振り向いたところで。
「あっ」
いつの間にか寧々の背後に、同じく黒ずくめの男が立ち塞がっていたのだ。
驚いて固まっているところを、その男に右腕を捕らえられた。
「やっ、離してください!」
見知らぬ男に腕を掴まれる恐怖に声を上げて暴れようとする寧々。
しかし男は最も効果的な方法で寧々の動きを封じた。
ドムッ!
「うふっ・・・・ぅあ」
突然寧々の体の中心に大きな衝撃が叩きこまれた。
衝撃の正体が理解できず自らのお腹を見ると、そこに男の拳が深々と刺さっていた。
捻りを利かせた男の拳はカーディガンを渦状に巻き込み、指の付け根から先が完全に埋まっていた。
「お・・・なか・・・だめぇ」
苦痛のあまり掠れた声しか出せず、しかしそれでも男から逃れようと体をよじった。
だがその様が抵抗ととられたのか、男が更に2発3発と寧々のお腹の中心に拳を叩き込んだ。
どぼっ ずぶっ どすっ
「うぶっ、あぉ!くふうぅぅ・・・・」
肉体の緊急事態に腹筋が本能で引き締まったが、男のゴツゴツとした拳は筋肉の鎧を易々と破り、その衝撃を存分に寧々の内臓に伝えた。
見開いた瞳には涙を浮かべて、大きく開いた口元からは唾液が零れ、顎を伝う。
「あぅ・・・ぇええ・・・」
お腹を深く抉られ、当然の結果として強い嘔吐感に襲われる。
しかし乙女の羞恥心からか、なんとか胃の内容物を押しとどめた。

370 :
「フン」
その事が気に入らなかったのか、男は三度腕を引き絞り、寧々のお腹を穿った。
ズボッ!ドボッ!グズッ!ズブッ!グチュッ!
男は先程より速いペースで寧々の胃袋の位置、つまり鳩尾を責め立てた。
「あぅっ!くふう!はうっ!げふっ!おえええええぇ」
一撃ごとに寧々のお尻が後方に突き出され、僅かに爪先が宙に浮いた。
拳が打ち込まれる度に可愛らしい悲鳴をあげていたが、拳撃が10発を超えるところでとうとう堪え切れず胃の中身を吐瀉してしまう。
「おえっ、えぶっ、げおぅ・・・や、やえ・・・てっ・・・」
強制的に発生させられた生理現象に逆らえず嘔吐する寧々に、男は更に追撃の鉄拳を寧々の鳩尾に連続して叩き込んだ。
「このまま全部吐き出してしまえ」
ずぼっ、どちゅっ、ぐちゅっ、ずぶぅ
水気を多分に含んだ打撃音を発する寧々のお腹。
それは寧々の腹筋が抵抗力を失い、男の拳の威力を余すこと無くそのお腹で受けていることを示している。
寧々は拳の叩き込まれる度、ポンプの要領で激しく吐瀉物を吐き出した。
これまで体験したの無い勢いでの嘔吐に恐怖を覚えるものの男の拳から逃れるすべもなく、ただ為すがまま男の拳に翻弄され続けた。
拳を打ち込まれても、口から何も吐き出されないようになって、ようやく男の拳虐が止まる。
寧々は今や男に掴まれた腕に支えられ、全身から力が抜けグッタリとしていた。
瞳は生気を失い半開きの状態で、僅かな呼吸を繰り返す口からは粘液が溢れるままだ。
じっとりと汗ばみ、栗色の髪が頬に貼り付く様は、どことなく妖艶さを醸し出していた。
勢いよく吐いたおかげで服は汚れていなかったが、お腹の部分だけが異様に凹んでいてカーディガンのほつれ具合から、いかに激しい暴虐に晒されたか伺えた。
短いスカートから覗く黒のストッキングの脚はビクビクと震え、寧々の受けたダメージの深刻さを物語っていた。

371 :
「準備が整ったな」
それまで見物に徹していたもう一人の男が声をかける。
寧々を捕らえている男が頷くと、寧々の体勢を入れ替える。
男は寧々の両腕の上腕部を掴みそれぞれ後ろに捻り上げる。
「ぅ・・・いた・・・」
そうすることで寧々の肩関節が極められ、上半身を反らされる形になる。
そして今最も晒したくないお腹を、もう一人の男の前に突きつける形になった。
「フフフ・・・」
男は口角を吊り上げながら、寧々のガーディガンの前面のボタンを外し、その下のセーラー服をまくり上げた。
白いお腹と、ブラジャーに包まれた胸が外気に晒される。
それは可愛らしい髪や幼さの残る顔立ちに不釣り合いな、メロンとかスイカといった形容がピッタリの見事な乳房だった。
大人の手にも余るそれはピンク色のブラジャーの中に窮屈そうに押し込められ、寧々の僅かな動きに合わせて、ふるふると揺れた。
指を押し付ければ全て沈み込んでしまいそうなほどの柔らかさを想像させる。
「いやらしい体つきだ、彼氏が羨ましいよ」
男は劣情を隠そうともせず呟く。
男の目に柔肌を晒しても、寧々は反応を見せなかった。
それまで受けた暴虐のために、ほぼ気を失っている状態だった。
男がセーラー服を襟元までまくり上げると、その大きな胸に突っかえてずり下がらなくなる。
「しかし残念ながら、今日はそちらには用がないのでね」
男がスッと寧々のお腹を撫でる。
運動が苦手な寧々の腹部は筋肉を感じることはなく、滑らかなくびれにうっすらと乗った脂肪のために、ただただ柔らかかった。
真っ白な肌は、今は先程の腹責めのために鳩尾の部分が紅くなっているが瑞々しいもち肌の感触は健在で、何時間でも触れていたいと思わせるほどの心地よさだった。
男は手刀を作り構えると、それを寧々の右脇腹に突き刺す。
「ひいいう!」
先程までとは違う鋭い痛みに、強制的に覚醒させられた寧々が目を見開いて悲鳴をあげた。
男の指は半分ほどまでが腹に飲み込まれていた。
「フフ、そいつにしっかり解してもらったおかげで、とても柔らかいよ」
そしてもう一方の手刀を寧々の鳩尾に突き刺した。
「えおおおお・・・」
寧々が大きく口を開いて舌を突き出す。
激しい嘔吐感に襲われるが、もはや吐くものは残っていない。
「拳と違い、こいつは内臓にダイレクトに衝撃を伝えるだろう?もっと味わってくれ」
お腹の中心、お臍の部分を抉る。
「えうううう!」
「そらそら、もっと深くまで抉るぞ」
そう言って男はお腹に埋め込んだ腕を捻りながら、更に力を込めていった。
まるでドリルのようにズブズブと奥まで埋まっていき、寧々にさらなる悲鳴を絞り出させた。
「うぶぶぶ、やめっ・・・えぅっ」
寧々は顎を反らして、白い喉を晒した。
苦痛から逃れようと身をよじろうとしたが、背後の男にしっかりと肩を極められているため微動だにできなかった。
ただ無力に男の前に弱点のお腹を付き出し、暴力に晒されるままに悶えた。
耐えられる限界をとうに超えていたが、余りに激しい痛みのため気を失うことも出来ない。
そのため逃れられない腹責めによって、くじれる肌、ひしゃげる腹筋、こね回される内臓の感触を鮮明に感じ取っていた。

372 :
ぐちゅ、ぎちゅ、ぐみゅぅ
男は五指を用いて寧々のお腹を撹拌する。
完全に抵抗力を失った腹筋は男の意のままに指を沈み込ませ、筋肉に守られるはずの内臓を存分に嬲られ続ける。
「えふっ・・・うぁ・・・んんう」
男の指が腹腔で折り曲げられるたびに寧々に電撃の如き衝撃を伝えるが、ダメージと疲労によって弱々しい反応しかできなくなっていた。
「おっと、すこし楽しみすぎたな。君は素晴らしい逸材だよ、全く時間を忘れさせてくれる」
ずぼっ
男の指が寧々のお腹から引き抜かれる。
長時間拷虐に晒されたお腹は、全体が紅く染まっていた。
寧々の呼吸に合わせて波打ち、時折苦痛からかビクンッと痙攣する。
今まで苦痛に仰け反らせていた顔はグッタリと項垂れ、瞳は閉じられかすかな呼吸を繰り返すばかりだ。
「ではこれで仕上げといこう」
男はもはや意識を保つことも困難な寧々に無慈悲に宣言した。
再び両手に手刀を形作ると、一切の遠慮呵責の無い責めで寧々お腹を嬲り抜く。
「胃」
ずぶっ
「えうっ」
「肝臓」
ぐちゅ
「おうぅ」
「小腸」
ずにゅっ
「ひふぅ」
男は手刀を突き込む場所を解説しながら、寧々の反応を楽しむように責めた。
ずきゅっ
「はううぅ・・・」
「ほう、肝臓がお気に入りか、では重点的に責めてあげよう」
様々な角度から寧々のお腹を突き刺し、最も寧々が激しく反応した部位を男は幾度も責める。
ぎゅぽっ ぐにぃ どしゅっ ずぼっ
「はうっ、くはぁ、えおっ、んああああ!」
男の手刀は寧々の右脇腹を突き上げるように何度も差しこむ。
肝臓は肋骨に守られているが、下方からの衝撃に対しては無防備だ。
それを熟知している男は、更に手刀という打撃に貫通力を持たせる方法で寧々の肝臓に的確にダメージを叩き込む。
ぐちゅ、じゅぼっ、といったゼリーがひき潰されるような粘液質な音がビル間の影に響いた。

373 :
重い打撃音と寧々の悲鳴が一定間隔で繰り返されていたが、やがて寧々の悲鳴のみがか細くなっていく。
その事に気づいた男が責めの手を止めた。
「ふうっ、いやはやまたも夢中になってしまった」
男は一歩後ずさり右腕を大きく引き絞る、手刀は指先を細くまとめて槍を形成した。
「ではこれで止めだ。このために取っておいたんだ、女の子が一番反応する部位をね」
その言葉と同時に男の右腕が弓から放たれる矢の如く弾かれ寧々のお腹に突き刺さる。
ずちゅううううぅぅ!
「はおおおおおおおぉ!」
男の狙いは寧々の臍から拳一つ分下方にある子宮だった。
十二分に加速と体重の乗った男の切っ先は指のほとんどが下腹部に埋まっており、陥没した腹部からは何か柔らかい物がひしゃげたような音が僅かに聞こえてくる。
虫の息だった寧々が断末魔のような悲鳴を上げると、糸が切れたかのようにガックリと頭を落とし、意識を闇の底へ沈めてしまう。
(ユウ・・・くん)
その瞳が光を失う直前、寧々は愛する彼氏の姿を脳裏に浮かべた。
男の手が引き抜かれると、背後の男も寧々の拘束を解く。
地面に倒れ込もうとする寧々を丁寧に受け止めると、そのまま地面に仰向けに寝かせる。
今まで寧々を責めていた男が両手を叩きあわせて埃を払う仕草をしながら、道の奥に声をかける。
「完了しました。こちらへどうぞ」
その言葉に闇の中から一人の若い男がゆっくりと現れた。
その手にはビデオカメラが握られており、興奮からか息を荒く乱している。
「ね、寧々さん」
若い男が地面に横たわる彼女に声をかける。
彼こそは寧々の彼氏である「ユウ」だ。
寧々を襲った二人は彼の雇ったプロフェッショナルだった。
「あ、ありがとうございました、これを」
ユウがチケットを男に差し出す。
そこには「プレミアムチケット リョナデート」と書かれている。
男がチケットの半券を切り取る。
「確かに。しかしいい趣味をお持ちだ。徹底した腹責め、あなたのリクエストには何か執念のようなものを感じましたよ」
ユウは寧々から視線をそらすこと無く答える。
「寧々さんのお腹、ちょっと前に虐めたことがあるんですよ。その時は反省したんだけど、やっぱり忘れられなかった」
「でももう俺が虐めることは出来ない、そんな時このチケットの存在を知って・・・」
男はユウの理解者であるかのように答えた。
「わかりますよ。こちらは仕事でしたがね、久しぶりに我を忘れそうになりました」
その言葉にもう一人の男も無言で頷いた。
男の同意に親近感を覚え少し嬉しくなったユウだが、すぐに表情を曇らせてしまう。
「でも俺は寧々さんを裏切ってしまった、もう二度としないって誓ったのに」
肩を震わせるユウに男が優しく触れた。
「実はね、少し加減をしてるんですよ」
「だからね、もう少しぐらい「遊んで」も大丈夫です。もちろん彼女はしばらく目を覚ますこともありません」
男の言葉を理解したユウの瞳孔が針のように収縮する、鼓動が早鐘のように昂ぶった。
(これは悪魔の誘いだ)
そう頭では理解できた、しかしユウの足はふらふらと寧々の方へ引き寄せられるのだ。

374 :
地面に横たわる寧々は、今は静かな寝息を立てていた。
瞳を閉じ、目尻から零れた涙が泣きぼくろを伝い、顎の方まで垂れている。
ユウは寧々に被さるように屈みこむと、舌で寧々の涙を拭いつつ頬を舐った。
そのまま舌を滑らせて寧々の肉厚の、ぷるんとした唇を味わう。
粘液に汚れた口周りを、更にユウの唾液で汚し、貪るように舐った。
寧々が抵抗できないのをいい事に、口内に舌をねじ込み、柔らかな舌の感触を、歯茎の粘膜を、歯の硬質を味わった。
ベチャベチャと粘液質な音を立てて行われるそれは、キスという神聖な愛のまぐわいではなく性行為そのものといった淫猥さであった。
ひと通り寧々の口腔を楽しむと、次のターゲットを小ぶりな鼻に定める。
鼻穴から垂れる粘液ごと舐めとり、鼻全体を口に含みしゃぶった。
次に舌を尖らせて鼻穴へと突っ込む、小さい穴に舌は入りきらず押し上げられた鼻頭が無様に上向き、美少女の整った顔立ちを崩した。
舐めるというより齧り付くような荒々しさで寧々の鼻頭を唾液で汚していく。
「ふふ、こんな事、普段の寧々さんなら絶対させてくれないな」
満足気にユウが舌を離すと、舌先と鼻孔との間に粘液の橋がかかりプツリと切れる。
興奮に息を荒げたユウが視線を落とし、寧々の高校生離れした乳房を見つめる。
前開き式のブラのホックを外すと、カップに閉じ込められた双房がぷるんと弾けた。
重力に従って横に広がったために、更にその重量感が際立つ。
乳肉の大きさの割に小ぶりな桃色の乳首は寒さのためか、それともそれまでの責めの影響か固く尖っていた。
寧々の乳房を目の当たりにして更に劣情の火に熱をくべられたユウがたまらずその果実に手を伸ばす。
ユウが両指を押し込むと、その圧倒的な軟さのためにズブズブと沈み込んでいき、指がほぼ隠れてしまう。
「寧々さん、ああ・・・」
そのつきたての餅ともマシュマロとも形容しがたい感覚に、ユウの理性があっけなく崩れ去った。
ユウはパン生地を捏ねるかのように寧々の乳房を乱暴に揉み込む。
ユウが指を蠢かし、腕を動かすたびに寧々の乳肉は不定形に歪む。
次に指を食い込ませたまま力任せに上方に引っ張る。
正に餅のごとく引き伸ばされる乳房、遠慮呵責無く力を加えられたために上体がわずかに宙に浮いた。
「ん・・・・ぅん」
激しい痛みか、もしくは官能の刺激のためか寧々の唇から僅かな呻き声が漏れた。
その声に我を失っていたことに気付くユウ。
「おっと、そうだった、今日は違うんだったね」
食い込ませた指を離すと、乳房が勢いよく弾け何度も波打った。
ユウの指が食い込んでいた場所は強い力で掴まれていたために赤く充血していた。
揺れる乳房に官能を刺激されたユウだが、その欲望を振りきって視線をさらに落とす。

375 :
寧々の腹は白かった肌が今は全体を赤く染め上げられ、ベトつく汗にしとどに濡れテラテラとビル間にわずかに差し込む光に反射していた。
ユウは開いた掌で寧々の腹を撫でた。
時折スキンシップで触れる寧々の肌は滑らかでキメの細かいもち肌だったが、脂汗にまみれた今はネトつき、普段より熱を持っていた。
ユウにはその感触がとても淫靡なものに感じ、限界まで燃え上がった劣情を更に昂らせるのだった。
「や、やるよ寧々さん。もう・・・堪えられない」
ユウが固く拳を結ぶ。
そして腕力と自身の体重と重力を利用して寧々のお腹の中心に拳を叩き落とした。
ぐちゅううううぅ!
「うぶっ・・・・くぅん」
気を失っている寧々は大きな悲鳴を上げることはなかった。
ただ打ち込まれた衝撃により全身がビクンと痙攣し、口から唾液混じりの吐息を漏らした。
ユウは狼狽していた。
(柔らかすぎる)
以前寧々の腹を殴った時はもう少し肉の抵抗を感じられた。
それに加え打ち込んだ時の粘液質な打着音、それはまるで崩れない寒天かゼリーを激しく打ち据えたような感触だった。
(こ、これが気を失って一切の抵抗力を無くした女の子のお腹の感触なのか)
ユウは半分以上が埋まった拳から伝わる柔らかで、それでいて確かな弾力性を持つ寧々のお腹の感触に心震えた。
耳をそばだてると、腹腔からぐりゅり、と軟い、水気を含んだ音が聞こえてくる。規格外の衝撃を受けて内臓がパニックを起こしているのだろう。
(もっと感じたい、寧々さんの肌、肉、内臓!)
ユウは両腕を交互に使って寧々の腹を滅多打ちにした。
鳩尾、臍、脇腹、下腹。
どちゅっ ごぼっ ずぎゅっ ごちゅっ ずぶっ ずぼっ ぐぼっ
「こふっ ふぅっ んんあ えうっ あぶっ」
打たれるたびに寧々の全身が震え、手足が浮き上がるほどに強烈な打撃。その衝撃で高校生離れした巨乳も暴れるように揺れた。
そのいずれもが拳全体が埋まるほどに深く抉り、拳と地面で挟むことで余すこと無く衝撃を腹腔に伝える。
打撃音はますます水気を帯び、人を殴る音とは思えない異質さであった。
寧々は相変わらず目を覚ます様子はなく、ただかすかな吐息と胃液混じりの唾液を唇から吐き出すばかりだ。
「寧々さん!・・・うむっ」
ユウが寧々の頭を左手で固定し、口から溢れる粘液を啜るように唇を重ねた。
その間も右腕は休むこと無く寧々の腹を打ち、寧々から更に粘液を絞り出そうとするかのようであった。
そんな嗜虐のまぐわいがしばらく続いた。
現在ユウは寧々の両足を跨ぐ馬乗りの姿勢で、何度も何度も寧々の下腹部を打ち抜いていた。
寧々のスカートは既に脱がされており、黒いストッキングの下に白のレースの下着を透けさせていた。
ユウはストッキングや下着を巻き込みながら拳を突き込んでいるのだ。
何十と寧々の腹に拳を埋め込んで、ユウが特に気に入ったのが下腹部の感触であった。
そこはお腹の中で最も腹筋が薄く、儚げで直接内臓を抉るかのような被虐性にユウの嗜虐心は大いに掻き立てられた。
更に下腹部の奥に潜む内臓が女体の神秘の中心である子宮であるということも、ユウを夢中にさせた。
柔らかな肌、脂肪、抵抗を失った腹筋を隔てて感じる、軟いがしっかりとした子宮の感触。
ユウは時も忘れて寧々の下腹部を打ち続けた。
最も保護すべき大切な子宝を授かるための器官を、寧々は無抵抗に嬲られ続けた。
意識が無いため逃げることすら出来ないのだが、柔らかな子宮をユウの思う様ひしゃげさせられ、潰される。
もし夢を見ていたのなら、どれほどの腹責め悪夢に苛まれているのであろうか。

376 :
ユウは拳を開いて五指を寧々の下腹部に沈み込ませる。
ズブズブと音がするほどに深く埋まってく指、その指を掻き動かすとぐちゅりぐちゅりと内臓を掻き回す音が聞こえてくる。
指で子宮の状態を確かめようというのだ。そのまま指の開きを狭めていくと、指の間に卵大の子宮を感じ取れた。
ふるふると弱々しく震え、まるで怯えているかのようだ。くにくにと指で揉み込むと面白いように形を変えた。
更にユウは子宮の両側にコリコリとした粒を発見する。
(卵巣・・・かな)
思わずユウはこのまま握りつぶしたいという衝動に駆られたが、寸でのところで抑制した。
「さすがに寧々さんも限界みたいだね、これで終わらせるよ」
そう言って寧々のお腹から指を引き抜く。そこでふと寧々の股座が黒い染みを作っていることに気付く。
おもらしかと思い股に手を伸ばしてみると、その液体は粘り気を帯びていた。
それは暴虐に晒された子宮が防御本能で分泌したものか、それとも無意識下で被虐の性に目覚めたのか、寧々の膣が愛液を溢れさせていた。
ユウは血液が沸騰しそうなほどに興奮した。
(寧々さんも感じていたんだ、俺の拳で・・・!)
ユウが強く拳を握りこんだ。
「これで一緒に逝こう、寧々さん」
そして渾身の一撃を下腹部、子宮に打ち込んだ。
ぐっちゅうううううぅぅ!!
「えぼっ・・・・!・・・・・ぅあん」
打ち込まれた拳に寧々は大きく痙攣をする。
ブルブルと震え、僅かのあとに股間から愛液混じりの尿を噴射した。
拳を埋め込んだままユウも全身を震わせていた、荒い息をついて目を固く閉じている。
ズボンの下では激しく射精していた。
しばらくその体勢で固まっていたが、やがてユウが力尽きたかのようにドサリと寧々に覆いかぶさった。
一連の二人の様子を離れて見ていた黒ずくめの男達。
事が終わったのを確認すると踵を返し、闇へと紛れていった。
「我社の提案するプレミアムデート企画、またのご利用をお待ちしていますよ」

377 :
以上です
どう見ても致量に達してる気がしますが、寧々はとわの市の住人なのでなないのかも知れません
プレミアムチケットのくだりはゲームをやってる人間だけがわかる内輪ネタです、さらっと流してください
カーディガン姿を見てたら無性に腹パンしてやりたくなったのでムラムラしてやった、反省はしていない

378 :
寧々さんの続きがあるとは、久しぶりですね。
GJ!良い作品でした!
久方ぶりに興奮できました!
続編を期待しております!

379 :
乙です!
腹責め、リョナが裏社会にまで浸透している仮想世界・・・魅力的ですw
前半の責めももちろんすごかったですが、後半、
ユウの剥き出しになった欲望にさらされる様にすごく興奮しました。

380 :
gj!!今晩のおかずゲット!!ついでに、俺もこの会社にプレチケ注文しとくか。
さて、tellはどこかな〜(キョロキョロ)

381 :
これはいい興奮した

382 :
是非続けて書いて下さい!

383 :
前回、感想くださった方、読んでくださった方、ありがとうございました。
11スレ目もよろしくお願い致します。
それでは、投稿させて頂きます。

384 :
某・市民体育館。
数年前に、耐震補強工事を目的に改装されたばかりのこの施設は設備面での増強も見られ
トレーニングルームやフィットネスジム、その他細部に至るまで充実しており
市内は元より県内規模で様々なイベント会場として幅広く使用されている。
そして今日のこの会場は、県・空手道連盟主催の大会が催されようとしていた。
大会開催直前の活気と緊張感が織り交ざり、ざわめくアリーナ。
ミントグリーンのマットを敷き詰めて作られた試合場は床下から70cm程まで高くなっており、その周辺には胴着を着た少女達の姿が。
本部席や来賓席などではスーツ姿や胴着姿の大人達が、各々話し合いをしている。
 「 …… 」
会場を楕円形に囲むスタンド席、その上段通路でこの様子を見守る少年が居た。
キャップを被ったその少年は、焦げ茶色のショートシャギーで女の子に間違えられそうな可愛らしい顔立ち。
爽やかで柔和な雰囲気を纏った美少年だった。
成績優秀で眉目秀麗、学校では生徒会にも所属しており、穏やかな性格で人当たりも良いことから人望も厚い。
彼の名前は 佐藤 誠人。
楠瀬 はすみ達と同じ学校に通っている非の打ち所の無い優等生だ。
 ( あ……そろそろ始まる )
しかしそんな彼にはある特定の人間のみが周知する、みそか事がある。
整列する道着姿の女子達、その中の一人に心配そうな視線を送りながら呟く。
 「 ……はすみちゃん…… 」
彼は楠瀬 はすみと相思相愛の恋仲にあった。

         【 第10話 】
       『 ウィーク・ポイント 』

開会式、オープニングセレモニーの演武、と、大会プログラムは滞りなく進行していた。
演武をしたのは選手宣誓も務めた美原 刹那さん。
はすみちゃんの大事な友達であり、空手においてははすみちゃんの先輩に当たる同級生の女の子。
少し茶がかかった流れるようなロングヘアーに、涼やか且つ端正な顔立ち、すらりとした長身。
普通にしているだけでも目を引く綺麗な子だ。
そんな刹那さんが見せる演武はとても様になっていたし、刹那さんの魅力をより引き立てているように見えた。
だからそれだけでも、入学した時から刹那さんが注目されていたのも素直に頷く事ができる。
今日だってカメラマンや雑誌記者が多いのは彼女が目的と見て間違い無いんだろう。
 「 よお、マサト 」
スタンド席の上段通路で試合場を眺めていた僕は、声をかけられた。
 「 和浩 」
声の主は幼馴染の腐れ縁。岡田 和浩だ。
今はお互い違う学校になってしまったけど、基本的には今でも親友と呼べる関係だと思ってる。
オレンジグラデーションに金メッシュのミディアムウルフヘア。
ブラックレザーのジャケットとロングパンツ、ミリタリーブーツ。物々しいデザインが施された白いメタルTシャツ。
胸にはごてごてしたネックレスを身に着けている。
 「やっぱ居ると思ったぜ」
そう言いながら、ネックレスとウォレットチェーンをちゃらちゃらと鳴らしてこっちに歩いてくる。
 「なんだよ、お互い様だろ」
和浩は背が高い。僕は彼を見上げながら抗議した。

385 :
はすみちゃん達が試合の時は、特に示し合せるわけでなく必ず会場で出くわす。
目的は……僕も和浩も似たようなものだ。
 「 ――っと。刹那は大将か……しばらく時間かかるな」
和浩は片腕だけ通路の手摺りに掛けながら試合場を見降ろしてそう言った。
僕も同じ方向を見ると、既に試合場には選手の女の子達が向かい合って試合前の礼をしていた。
今日の大会は団体戦。各校、選りすぐりの5人が選出されている。
僕の学校からは刹那さん、巴さん……そしてはすみちゃんも選ばれたメンバーの一人だ。
 「お? はすみちゃん今日は先鋒じゃん。評価されてんなー、何かあったのか?」
 「僕も聞いてみたけど……はすみちゃんもよく分からないって。頑張らなきゃ、って言ってたけど」
 「あー? 剣道部主将、分かるだろ。それなりの理由がないと置かれないポジションだろうよ?」
先鋒は最初に勝って良い流れを作る重要な役目。確かに相応の実力を持つ選手じゃないと任されない。
これまでのはすみちゃんは次鋒が多かったけど今回は先鋒。
普通に考えるならそれだけの実力をつけたっていう事なのだろうけど、僕にはそんな想像をする事さえ困難だ。
―― 本当は、「空手の強いはすみちゃん」っていう事実でさえ僕には信じられないくらいなんだ。
おとなしくて、穏やかで、優しくて、かよわい。人を蹴ったり殴ったり、そんな世界とはかけ離れている。
僕にとってはすみちゃんはそういう女の子だ。
だから僕は試合を見るたびに心配で、はすみちゃんが打たれるたびに胸が痛くて仕方ない。
 「もっと見える場所で応援してやんなくて良いのか?」
和浩はスタンド席のいちばん前の席を指差しながら、僕にそう勧めた。
でも、たぶん僕がどういう返事をするか分かって言ってる。
 「 ―― いいんだ。約束があるし」
 「うわっ、またそれか。お前ら本当に付き合ってるのか? 俺だったら考えられねえ」
一度、自分の頭をくしゃっと掻いてから「やっぱりな」と呆れるように言った。
いや、実際呆れているんだろう。だるそうに僕を見ている。
僕がはすみちゃんと交わした約束……それは
「自分と付き合ってる事は、他の人達に気付かれないようにして欲しい」という事。
いじめられてる事は知ってた。知った上で付き合いたいって言った、そんなこと関係なかった。
助けてあげたいとも考えていた。だから、当然僕はそうなっても構わないという旨を伝えた。
でもはすみちゃんは僕に抱きついて、震えながらすがるように僕にお願いをした。
付き合う事で、僕に迷惑をかけたくない。僕まで巻き込む事になるのが恐い。はすみちゃんの切実な願いだったんだ。
だからこそ、僕はこうして目立たないように試合を見に来ている。
 「それがはすみちゃんの望みだから。それなら僕は、それに答えたい」
 「……お前、試されてるかもしれないんだぜ? もしそうだったらどうするー?」
 「はすみちゃんはそんな事する子じゃないよ」
僕は真っ直ぐに和浩の目を見据えて言った。すると、諦めたのか呆れきったのか。
 「ああ分かった、分かった。好きにすりゃ良いさ、どうせ俺には関係ねえ」
天を仰ぎながらそう言い、会話を終わらせた。
それからしばらく、僕と和浩は黙って同じ方向を……はすみちゃんの試合を見守っていた。
 「 ―― それにしても」
唐突に和浩が口を開く。
 「はすみちゃん、見違えたなあ。ありゃ強ぇわ。虫もさない顔して、すげえ才能あったんだな」
 「そんなに……?」
僕は思わずその言葉に疑問をもって返した。
すると和浩は僕に振り向き、心底驚いたというように目を丸くして。
 「そんなに……って。空手やってないお前でも分かるだろ? 2,3年でここまで上達するなんて普通じゃないぜ。
  それに試合を見てりゃ火を見るより明らかだ、ずっと見てきたお前が分かってやれなくてどうすんだよ」
言われてすぐに試合場に目を戻す。
相手の子は黒いショートヘアで女子にしては平均位の上背だけど、小柄なはすみちゃんと比べると背は高い。
それでもはすみちゃんはリーチの差をものともせず上手く立ち回り完璧に攻撃を捌ききっている。
時折攻撃を受けるものの有効打を許さず、そして素早い動きで懐に入って逆に有効打を放つ。
そこには明確な実力差が見て取れる。判定では間違いなくはすみちゃんに軍配が挙がるんだろう。
確かに和浩の言う通り、僕でも分かる。僕は和浩の言葉で少し安心を覚えた。
頭に引っ掛かっていた“恐れている光景”が霧散していく。

386 :
 「でもなあ……相手が悪かったかもな」
 「え?」
思わず、今度は僕が和浩に振り向く。
 「でも……って?」
 「お前はたぶん、はすみちゃんしか見てないから気付いてないだろうけどな。今の相手とやるの、今回で三度目だぜ。
  1回目ははすみちゃんが勝ったけど2回目は引き分け。引き分けた時は途中ではすみちゃんが調子崩したからな」
さっき僕を安心させてくれる言を紡いだ、それと同じ口から雲行きの悪い言葉が発せられ、
不安に駆られた僕は急いで試合場に視線を戻す。
 「見違えるほど強くなったけど―― 」
はすみちゃんは依然、素早い動きで優勢な立ち回りを見せている。
 「腹さえ弱くなけりゃな」
和浩が言い終わるのとほぼ同時だった。
 “ぱすんッ!” “「きゃっふッ!!」”
柔らかい物を思い切り叩く音と、鈴の音のような高く短い悲鳴が重なり響いた。
 “「ああっ……! わああぁぁぁ……!!」”
直後、はすみちゃんはおへそのところを押さえて激しく泣きながらくずれ落ち、やがて動かなくなった。
気絶してしまったのかもしれない。大会ドクターや顧問の河東先生が慌てた様子で駆け寄る。
僕はその時……まるで金縛りにかかってしまったように立ち尽くしてしまっていた。
打たれたはすみちゃんの体が一瞬強く振動し、痛みに体を丸めて頭から床に倒れ込むまで。
その一部始終が目に焼き付いて離れず、僕の頭の中で同じ光景がぐるぐると回っていた。
僕は―― 僕の胸は、ずくんと疼いた。

    ――――――――
 「あー、やっぱりか。ここ最近狙われてたからな……対戦回数が多い相手だと、
  格下でも粘られて強引にねじ込まれちまうなあ。『 戦いとは兵力より勝機也 』か?」
岡田 和浩は、さもありなんと他人事を決め込み言い放つ。
 「はすみちゃん、かわいそうになあ。彼氏の応援は無いわ、どてッ腹 殴られるわ―― 」
おそらく、煮え切らない誠人を隣に挑発したのだろう。和浩は焚き付けてやろうという気持ちを隠さず、態度に出して言った。
そして皮肉を込めた薄ら笑いで視線だけ隣に向けると。
 「……ふん」
いつの間にか誠人の姿は消え、通路には誠人が被っていたはずの帽子が落ちているだけだった。
 「やっぱりな、結局それだ。最初から大っぴらに応援してやれってんだよ。」
和浩は呆れ顔で視線を元に戻す。彼のお節介は空振りに終わった。
 「さて、次は巴か」
    ――――――――

387 :
僕は今、通路の角にいる。
はすみちゃんが運ばれていった医務室がある通路の角だ。
医務室の中からはすみちゃんを運んだ人達が出るまで身を忍ばせているんだ。
 (……本当に何やってるんだろう、僕……)
思わず自嘲してしまう。
僕ははすみちゃんの試合にはいつもお忍びで見守りにきてる。
でもこんな事があれば不安と心配からくる焦燥感に駆られ体が先に動いてしまう、いつもそうだ。
何の為に隠れるように見に来ているのか。
 「…………」 「……、……」
医務室の出入り口で一言二言言葉が交わされると女の子達は出ていき、試合会場に続く通路に消える。
どうやら今、中にいるのはスポーツドクターだけになったようだ。
 「 …… 」
僕は周囲に注意しながら医務室のドアを叩くと、中から「はい」という声が返ってきた。
 「し、失礼します」
ゆっくりとドアを開けるとそれに合わせるように。
白髪を頭の後ろで玉結びにした白衣姿の年配の女性が、椅子ごとこちらに振り向く。
 「あら。怪我人……じゃないわよね。何のご用?」
年配の方という事もあってしわがれた声。だけど、落ち着きと安心感を含んだ声だった。
 「あ、あの、はす……、楠瀬さんは―― 」
 「ふぅん……?」
僕の様子から何か悟られてしまっただろうか。事務用アームチェアに肩肘を突きながらドクターは微笑を湛え、そして言った。
 「楠瀬さんね。強くおなかを打ったみたいだけど、大丈夫よ。今はいちばん奥のベッドで眠っているわ」
 「あ……そ、そうなんですか。そうなんだ……どうも、ありがとうございます」
何か見透かされているような感覚を覚え、しどろもどろになりながらもお礼を言うと
その年配のドクターは僕の方に……出入り口の方にゆっくり歩いてきた。
 「あなた、お名前は?」
僕のすぐ傍まで来るとやはり微笑を湛えたまま尋ねてきた。
 「佐藤、誠人です。」
 「マサトくん。分かったわ。これから私はコーヒーブレイクなの、その間にお見舞い済ましておきなさい」
それだけ言うと僕の横をすり抜け、医務室を出ていってしまった。
ドアが完全に閉じられてから、ようやく僕は気付く。何も聞かず全てを察し、目を瞑ってくれた事に。
 「ありがとうございます」
僕はドアの向こうに頭を下げてからいちばん奥のベッド……はすみちゃんの居るベッドを目指した。
ベッドの仕切りカーテンが閉まっているのは一番奥の一角だけで他のベッドは全て空いている。一番奥の白い仕切りカーテンを開けると
後ろ髪は肩にかかるくらいまでの長さだけど、両側の横髪だけが胸の辺りに届くまで長い髪型の女の子が眠っていた。
カーテンを閉め、完全に2人きりの状態になる。僕はベッドの脇にある丸椅子に座ってはすみちゃんの顔を見た。
 「……ひっ…………ひっ……」
よっぽど痛かったんだろう。
眠りながらも小さくしゃくりを上げており、閉じられた目の端に涙を残している。
そのいたましい様子に僕は哀切極まりない気持ちに支配された。
 「……ぅ……?」
ゆっくりと、はすみちゃんの綺麗で円らな瞳が開かれる。
 「あっ……」
無意識の内に涙を拭ってあげようと、僕は指ではすみちゃんの頬に触れてしまっていた。
 「まさとくん……見に来てくれてたんだ」
 「ごめん、起こしちゃって……」
 「ううん……いい……」
はすみちゃんは掛け布団を両手で引き上げ、顔の下半分を隠し目を逸らしながら言った。
 「……ごめんね。わたし、誠人くんに格好悪い姿ばっかり見せてる……」
そんなふうに思わせてしまうのはこうして痛い思いをした時ばかり会いに来てしまう、僕のせいだ。
 「そんな事ないよ。はすみちゃんはすごく頑張ってるし、格好悪くなんてないよ」
そう言うとちらりと視線を向けてくれた。
 「本当……?」
 「うん。僕はそう思うし、和浩は『見違えるくらい強くなった』、って。そう言ってたよ」
 「うん…………」
返事はしたものの、はすみちゃんは僕に背を向ける形に体勢を変えた。

388 :
こういう時のはすみちゃんを、僕は知ってる。
普段はなるべく人に気を遣おうとしたり、他人に優しく接しようとする事を重んじる……すごく良い子だ。
我儘を言ったり甘えたりなんてあまりない。だからすぐ分かる。
 「おなか……大丈夫?」
でも今は痛い思いをして、体も心も疲れてしまっているからだろう。
 「ぅん……痛い…………」
ちょっと甘えん坊のはすみちゃんになっていた。
 「誠人くん……さすって」
鼻にかかったような声で、おねだりをする。
でもはすみちゃんは同じ体勢のままで仰向けになろうとしなかった。
僕が考えあぐねていると。
 「……おふとん、入って……」
はすみちゃんは変わらない体勢のまま、僕に促した。
今までにない甘え方に胸の鼓動が高まるのを感じる。
 「う、うん……」
僕は躊躇しながらも、寝返りをうったぶん空いたベッドのスペースにゆっくり潜り込んだ。
我ながら大胆だと思うけど……はすみちゃんは普段、もっと我儘を言ったり甘えてたりして良いのにそうはしない。
だから僕はこういう時こそ彼女に応えたいと思ってる。
 「ここ……?」
弱い場所は知ってる。はすみちゃん自身、コンプレックスにしてる所だから。
 「うん……おへそのところ」
僕は背中越しに手を回し、はすみちゃんのおなかをゆっくりさすり始めた。
シャンプーと汗、女の子特有の匂いが織り交ざり鼻をくすぐる。
汗で湿った布越しに触れる柔らかすぎる女の子のおなかに、保護欲をかきたてられ愛しさが溢れ出る。
 「はあっ」
誤って指の先でおへそを撫でてしまった時に漏れる甘い吐息に、体温が上がる。
加速の一途をたどる僕の……
 ( ――ダメだ! )
ハッと我に返る。
僕は今、ここが市民体育館の医務室という事を忘れそうになるほど昂っていた。
場所も状況も、はすみちゃんの心までも。全てどうでもいい事とばかりに自分本位に色欲を満たそうとしていた。
歪んだ欲望の膨れ上がるにまかせ、自分が好きな女の子を傷付けようとしていたんだ。
その事に気付いた僕は自分を酷く嫌悪する。
しかしその一方で、自分を抑制できたという事に安堵もした。
何はともあれ土壇場で思いとどまる事ができた。今はそう思う事にし、自分を落ち着かせた。
落ち着き平常心を取り戻した所で、僕の中にひとつの疑問が浮かぶ。
手のひらから伝わる感触――はすみちゃんのおなかに触れている事で浮上したもの。
しかしそれは常に僕の胸中のみに留めているものでもあった。
 「はすみちゃん……」
背中越しに声をかける。
 「うん…………?」
はすみちゃんは少し鼻にかかった声で返事をする。
ぐっと喉を鳴らしてから意を決して言った。
 「どうして、空手をしてるの?」

389 :
 「えっ……?」
振り向きこそしなかったが、唐突な質問にはすみちゃんに動揺が見えた。
それでも僕は続けた。
 「和浩も……刹那さんも、巴さんも、皆。はすみちゃんはすごく強くなったって言ってる。
  それは僕もそうだと思う。でもどんなに強くても、痛くないはずない」
今、自分の手にあるものを確かめるように触れながら。
 「おなかが強くならないって。弱くて困ってるって。今日もそれで泣くほど痛い思いまでして」
 「誠人くん……」
力を入れていないとしても、こうしておへそのあたりに手のひらを置いているだけで十分わかる。
さっきみたいに打たれて……暴力を振るわれて、無事で済んでいる事さえ信じ難い。
それほどはすみちゃんのおなかは弱すぎるんだ。
 「僕は……はすみちゃんが痛い思いをするのが辛い。嫌なんだ 」
 「 …… 」
これからも無事で済むなんて保障はどこにも無い。
 「僕は、はすみちゃんに空手をやってほしくない」
――初めて本音をぶつけた。
はすみちゃんが望む事なら、どんな事でも。ずっとそう思ってきた。
でももう我慢の限界だ。これ以上、僕の心は持ちそうにない。
 「……ごめんね」
はすみちゃんが背中越しに僕に謝る。なぜ謝るのか。僕はただ、次の言葉を待つ。
その時だった。
 ―― バタンッ! ――
突如、静寂を引き裂く大音量の物音。
僕とはすみちゃんの体が同時にびくりと跳ねた。
 「し、失礼しまっ……! はあ、はあ、あれ……? 先生いないんだ」
巴さんとはまた違う快活さを感じさせる女の子の声。
どうやら何かに慌てノックをする事も忘れ、飛び込むようにドアを開けて入ってきたようだ。
 「はあ……はあ……あっ」
声がこちらに向く。するとカーテンに映る影は足音を落としながら見る見る内に大きくなる。
 「 ―― 楠瀬さん 」
すすすっと仕切りのカーテンが開けられ、女の子が覗き込むように顔を出した。
整えられたショートカットの黒髪で、清涼感を感じさせる女の子だ。
その子は僕達を見つけると一瞬何かに驚き、動きを止めた。
 「 ………………ぷ 」
が、すぐに口元を押さえ笑い出した。
 「ふふ、あはっ。あははははっ!」
体を折って大笑いするショートカットの女の子。僕は思わず隣のはすみちゃんと顔を見合わせた。
はすみちゃんは、カーテンの開いた方向……ショートカットの女の子の方へ体の正面を向け、ベッドの上できちんと正座している。
そして思わぬ突然の訪問に冷める暇も無かったか、顔は耳まで真っ赤だった。
でもそれは他人事ではなく。
自分も同じように、同じ方向へ体を向け、背筋をぴん伸ばして正座している事に気付いた。
顔もやけに熱っぽい。おそらく、僕もはすみちゃんも同じ状態だ。
慌てて体裁を取り繕おうとした結果、僕達は逆に不自然な体勢を作ってしまっていた。
ベッドの上にこんな二人がいたら笑いたくなるのもわかる。
 「あ、あの、これは」
 「あっはは、ううん、いい、大丈夫大丈夫。ごめんね!」
何が大丈夫なのか分からないけど、彼女はひいひい言いながらも笑うのをやめた。

390 :
そして改めて向き直ると、はすみちゃんの方に笑顔を向ける。
 「彼氏、いたんだ。かわいい彼氏さんだね!」
 「ぁ、えっと……」
 「あは。心配しなくていいよ。別に私、言いふらすつもりはないから。
  そっかァ……そういう事なら尚更、今日は勝てて良かったかな」
ここでようやく僕は目の前のショートカットの女の子が、はすみちゃんの試合相手だった事に気付く。
 「そうそう、私、心配になって来たんだった。……お腹、だいじょうぶ?」
 「うんっ、だいじょうぶだよ。心配させちゃってごめんね。みさきちゃん」
みさきさんっていうんだ。
 「本当はもっと良い試合にしたかったけど……楠瀬さん、強くなりすぎてて。
  全然ポイントとれないから焦って思いっきりお腹狙っちゃったんだ。前の試合でお腹弱いのに気付かなかったら負けてたね」
 「ううん、試合して勝ったのはみさきちゃんなんだし、やっぱりみさきちゃんの方が強いっていう事だと思うの。
  それに、おなかが弱いのだって私のせいだもん―― 」
不思議な感じだった。
さっきはすみちゃんを痛めつけた子と当のはすみちゃんが何事も無かったように仲良く、楽しげに言葉を交わしている。
何より僕を惹き付けたのは……はすみちゃんの笑顔。
刹那さんや巴さん、そして僕と話す時の、どの笑顔とも違う。また違う輝きを放つ笑顔。
それは僕が初めて目にするはすみちゃんの顔だった。
 「あはは……じゃ、私そろそろ行くね。これ以上お邪魔するつもり、ないしね」
 「あっ、みさきちゃん!」
みさきさんが出て行こうと仕切りのカーテンに手をかけた時だった。はすみちゃんが制止をかける。
 「卒業しても……みさきちゃん、空手する?」
 「ん? ん〜〜……どうかな」
みさきさんはカーテンに手をかけたままの体勢で少し考え、逆に質問で返した。
 「楠瀬さんは、空手続ける?」
 「うん、するっ。わたし、卒業しても空手するよっ」
はすみちゃんはその問いに身を乗り出すように返事をした。
するとみさきさんはニコっと笑って。
 「じゃ、私もやるよォ。一勝一敗一引き分け。最後に勝ち越せるようにまた頑張らないと」
 「わたしも頑張るねっ」
 「アハ、そうだね。また二人で頑張ろうね」
そう言うと彼女は仕切りカーテンを閉め、今度はゆっくりとドアを開けて静かに医務室から出ていった。
 ―― バタン…… ――
ドアが閉じられる音が閉じられる音。
 「……あっ、はすみちゃん?」
それを聞くと同時に、はすみちゃんは僕の肩にもたれかかるように頭を乗せてきた。
 「こういう事、あるんだあ……」
はすみちゃんは目を細め、噛みしめるようにしみじみとそう言うと、そのままの姿勢で静かに語り出した。
 「わたし……どういうふうにいじめられてたのか、誠人くんも知ってると思う」
 「 うん 」
泣いても謝っても許してもらえず、おなかの弱いはすみちゃんを面白がって気絶するまでおなかを殴られたり。
 「暴力なんて、嫌い。人を傷付けたりいじめたりするのも……そういう事をする人達の気持ち、わたしにはわかんない」
僕もそうだ。
 「空手も同じだと思ってた。でも違ったの。今日みたいに、殴ったり蹴ったりするために顔を合わせにきて……
  それでも、みさきちゃんみたいに尊重しあえて、楽しくできて、仲良くなれて。
  空手は違うんだ、って。そう思えるようになったの」

391 :
……。
 「そういうものなんだ、って教えてくれたのがせっちゃん。
  空手でわたしを救ってくれたのも、せっちゃん。
  せっちゃんも、もえたんも、みさきちゃんも。ぜんぶ繋げてくれたのが空手なの。」
そしてはすみちゃんは僕を見上げてから言った。
 「だからわたし、空手がすき。すきだから空手をするの」
僕を見上げるはすみちゃんの笑顔には影も淀みも一遍の迷いすらも無かった。
空手はもうはすみちゃんの一部なんだ。空手をするのがはすみちゃんなんだ。
 「あ……おなかも、諦めなければ絶対強くなると思うの。わたしもっと頑張るから―― あっ」
僕は右手を肩に、左手をおなかのあたりに回してはすみちゃんを抱き寄せた。
 「誠人くん……?」
小さくてかよわさを感じさせるはすみちゃんの体。おなかの弱いはすみちゃん。
今日という日に立ち会った僕は、そんな体でも空手をするはすみちゃんをもっと好きになった。
 「はすみちゃん……約束して欲しい」
だから僕に言える事はもうひとつしか残されていなかった。
 「 絶対……どんな事があっても、絶対。 絶対になないで 」
はすみちゃんは僕の腕の中で困ったように動きを止めていた。
でも、やがてそれが少しずつほぐれるように両手を僕の肩に回して。
 「 ……うん。大丈夫。わたし、絶対なないからね 」
はすみちゃんは、僕の耳元で優しく囁いてくれた。


――この時交わしたこの約束が最後まで守られる事を後に僕は知る事になる。
運命が僕達を別つ、その時まで。

392 :
以上です。
ありがとうございました。
だいぶ早いですが、皆様良いお年を。

393 :
投稿お疲れ様。文章力が高く、キャラクターもかわいらしいとですね。
でも、個人的には腹責め?が殆どない上に、これといってエロの描写も
あまりなくて少し物足りない感じがします。次回は可愛い女の子が責め
られる姿を読ませてほしいですw

394 :
あの質問なのですが。ここで書かれてるシャーさんって腹パンチで有名な人ですよね。
どうしてこんなに叩かれてるのですか?

395 :
出る腹…じゃ無くて出る杭は打たれるのがこの界隈の怖いところ…。
目立つと色々と…ねぇ。

396 :
こんなにっていうか粘着が一人居るだけだけとね
まあ作品と作者の人格は切り離して考えた方がいいと思うよ

397 :
答えになっていません。
シャーさんが叩かれるなんてあり得ない事だと思います。

398 :
ああなんだいつものが手を変えただけか

399 :
某画像掲示板の人のコテ使ってまで荒らしに来るな
なんでわざわざ全然関係ないSSスレに来てるんだ
その時点でこのスレの肥やしにもならない。どう見てもスレ違いだ

400 :
これまで荒らしてきた根性には脱帽するが
ここまでできるならイラストなりSSなりゲーム制作なり、
無意味に他人に迷惑かけるより別の事にその根性を使ってくれ。
そうすればお前の劣等感も払拭できると思うぞ。

401 :
なんか構ってる奴もすげー必だな・・・
荒し一匹相手にしなきゃ済む話なのにな

402 :
たとえ正論でも荒らしに構う事自体が荒らしへの加担行為になります
そもそもこうして荒らしに反応してレスが伸びること自体が荒らしが居付く原因です
NGに放り込んでスルーしましょう

403 :
職人とやらが作品投下しても、丸2日でレス一個か二個。
その一方で俺が発言すれば、半日足らずで十数レス。
ここの連中がどっちに興味を持ってるかは明白だ。
俺の知名度はもうランサーや55をも凌駕する。

404 :
昨今は規制の関係か、アニメとかでも腹パン滅多にないよな
あっても背後から視点でお腹見えないとか
ビーデルさんや魔鈴さんは、尺を稼がなければいけないって大人の事情が生んだ奇跡だったよな
ブリーチもアニメオリジナルとかしなくていいから、尺稼ぎのために夜一さんのお腹に何発も虚閃をぶち込んだり
拘束中のハリベルを腹責め拷問仕掛けろや!

405 :
55氏がクリスマスにソファーを書い、彼女と夜景の見えるレストランで食事をしている中、荒らしと荒らしに反応する奴らはいつも通り罵り合いながら日常を送るのであった。

406 :
今夜はホワイトクリスマス
彼女の真っ白なお腹をどぼんどぼん殴りつけて、真っ赤に染めてサンタさんの出来上がり
って妄想で抜こう

407 :
>>406
真っ赤なお腹のトナカイさん

408 :
お姉さんサンタ「さぁ、良い子のみんなにプレゼントだよっ。なにがいい?」
「お姉さんのお腹」
お姉さんサンタ「えっ」
どっぼおおおおおお!
お姉さんサンタ「おぐうううううう!?」

409 :
メリィクルシイデス

410 :
ベリィ・クルシミマス

411 :
内容
主人公はとある事件をきっかけに危険な性癖に目覚めていく。
第一話である今回は性癖が目覚めるきっかけになった事件を描く。
注意
腹責めまでの文章が長いため、腹責め描写にしか興味ない人はスルー推奨
主人公は極度のマザコンで異常者なため、気に入らない人は脳内補正推奨
血流などの残酷な描写多々あり。(筆者自身はそれほどグロイと感じていない)
文量がかなり長いため途中で書けなくなる可能性あり。その場合はwikiの板に貼る。

412 :
西条 正志 (♂・17歳) 身長172cm 誕生日 4月8日
 小野田 瑠華理 (♀・16歳) 身長160cm BWH:84/53/89 誕生日 2月20日
 小野田 真名理 (♀・16歳) 身長160cm BWH:78/53/82 誕生日 2月20日

 母さんが亡くなって早4年。俺のこれまでの人生はあまりいいものとは言えなかった。
そして、これから先も、あの《二人》がいる限り俺の人生はいいものにはならないだろう。
ピピピピ!ピピピピ!
時計が午前6時を指し示すと、アラームが部屋に鳴り響いて俺の眼を覚ます。
夏の朝は日の出も早く、既に外は薄明るくなっていた。
「うーん……」
 俺は固くなった体を背伸びしてほぐすと、すぐさまジャージへと着替える。
そして俺は、毎日の日課である朝のランニングへと出かけるのだ。そして、ランニングが終われば筋トレをし、
それが終われば一緒に住んでいる父親の分の朝食と弁当を作るといういつもの作業が待っている。
 弁当や朝食の支度を俺が担当するのは母親が亡くなった事から当然と言えば当然だ。俺は兄妹もなく、残された肉親は父親のみ。その父親が気持ちよく朝を迎えさせたいと俺はいつも手の込んだ朝食を用意する。
「なんだ正志。今日もランニングに行ってきたのか、偉いな。それに、今日のサンドイッチも美味しかったぞ」
「ありがとう父さん。弁当も用意してあるから」
 汗を流すべくシャワーを浴び、学ランに着替えた俺は父親と一緒に明るい朝を迎える。昔はここに、母さんもいた。
母さんがいてくれれば、もっと明るくて、楽しい朝になるのに。俺も父さんも、心の中ではいつもそう思ってる。決して、言葉にはしないけれど。
 俺と父さんは食事を終え、父さんは会社へ、俺は洗い物をしようと腰を上げる。すると
 ピンポーン!
朝食が終わるのを待っていたかのような呼び鈴の音が我が家に鳴り響いた。
「お」
 それを聞き、父さんはニヤニヤと顔を緩ませるが
(ちっ)
 俺は心の中で舌打ちをする。
父さんが、はーい、などと浮かれた調子で扉を開ければ、あの忌々しい《二人》の声が聞こえてくる。毎日の事とはいえ、本当に胸糞が悪い。
「おはようございます!おじさん!」
 父さんが扉を開けた音がすると、元気で明るい活発な声。それに
「おはようございます、おじさん」
 物静かで凜とした艶やかな声が聞こえてくる
「やぁ、真名里(マナリ)ちゃんに瑠華理(ルカリ)ちゃん。いつも悪いね、正志を迎えに来てもらって」
 父さんの嬉しそうな声が聞こえてくるのが、俺の胸を強く締め付ける。
「いいえ、そんな事ないですよ、おじさん!」
 活発そうな声で真名里が
「お隣同士ですもの、何もお気になさらないでください」
 頭のよさげな奴がいいそうな物言いを瑠華理がする。
 そして
「おーい、正志!二人を待たせちゃ申し訳ない!洗い物なら父さんがやっておくから、お前は学校に行きなさい!」
 と、にこやかな顔をして父さんがリビングにやってくる。父さんが、二人を俺の何か特別な存在であると勘違いしているのは間違いない。
「わかったよ、父さん」
 父さんの笑顔を崩さないためにも、俺はここで素直にそう言うしかない。ここで下手な事をすれば、お隣との関係を悪くして父さんに迷惑をかけてしまう。
そう、あの《二人》は、平気で俺達家族の細やかな幸せをも壊そうとする奴らなのだ。
 俺は重い足取りで玄関へと向かうと
「お、正志だ!オッハー!」
 少し茶色っぽい長い髪を、赤いリボンでポニーテールに束ねている女子と
「おはよう、正志」
 黒い髪を紫色の紐でツインテールにしている女子がいた。二人とも純白の半袖ワイシャツに、赤と黒のチェックのスカートを履いている。

413 :
ポニーテールの方の女子が真名里。ツインテールの方の女子が瑠華理だ。
 真名里はぱっちりとした目元に、薄い桜色の唇。幼さをたっぷりと残した愛嬌ある可愛らしい顔立ちをしている。背丈も女子の中では少し小さいため、童顔とそれが相まって男女問わず学校で人気が高い。
しかも、小柄な割には出る所は出ていて、ワイシャツの胸のあたりがふっくらと盛り上がり、
そこそこの大きさがある事がわかる。その上、つい最近までどこぞの道場に通っていたせいもあってか腹回りや腕周り、足回りはどれも細く引き締まっており、とてもバランスのとれた肢体をしていた。
 そして、瑠華理の方は聡明さを思わせるキリッとした目元をしているためぱっと見はとても大人びている。しかし、唇を見てみると大して肉付きがよくなく、幼いころの薄い唇のままたいして変化していない。
身長は女子でも平均的だが、その肢体に詰め込まれている肉の量は女子の中でも抜きに出ているだろう。
ワイシャツを内側から盛り上げる二つの大きな果実。まだ高校生のため巨乳とまではいかないが、他の女生徒と比べたら明らかに吐出している瑠華理の胸。
その上、スカートから覗く太ももは真名里の細くて筋肉質なそれと違い、ぷりっとしたような大人の肉付きに、光が当たると官能的な光を反射する脂がのっていて色気に溢れている。尻も少し大きめて、前傾姿勢になると
その丸みがスカート越からでもわかる程だ。こいつもどこぞの道場へ通っていたが、
瑠華理とは違い確実に大人の女へと成長を続けている。この色気溢れる肢体と、大人びた顔立ちから、学校では、女子からは憧れの眼で、男子からは羨望の眼で見られている。
 この二人は双子の姉妹で、俺の幼馴染かつ、お隣さんだ。その上、この双子は学校でも屈指の美少女姉妹で、何度かアイドルグループからスカウトマンが派遣されるほどの美貌持っており、その容姿は折り紙つき。
いつもこうして迎えに来られる俺はいつも周りの男友達から嫉妬の眼で見られている。
(本当にウザったい。こいつらの本当の姿も知らないくせに、いちいち変な目で見やがって)
 俺はいつも、心の中でそう呟いている。
「行ってきます、父さん」
 俺は自分の胸の内を父さんに悟られないように笑顔を繕って、靴を履いた。
「おう、行ってらっしゃい」
 そんな俺を笑顔で見送ってくれる父さん。この笑顔のためなら、俺はこれから訪れるであろう苦しみにだって耐えられる。そう、俺の唯一の家族である父さんの笑顔を守れるためなら。
「いってくるね、おじさん!」
「いってきます、おじさん」
 真名里と瑠華理がそれぞれ父さんにそう挨拶すると俺に続いて家の外へと出る。
「…………」
 とたん、めっきりと口を開かなくなった二人。俺は振り返る事なる歩き出した。そして、角を幾度か周り、俺と二人の家が完全に見えなくなると
「おい」
 悪意に満ちた声と共に
 ドカ!
 後ろから俺の脚に蹴りが飛んできた。
「んだよ」
 俺は敵意をむき出しの顔で振り返ると
「お前こそ、なんだよその態度。まじうぜぇ」
 真名里が突き出していた足を引っ込めて、不機嫌そうに眉をひそませる。
「家事もいいけどよ、いい加減私らが来る時間見越して皿ぐらい洗っとけよ、グズ」
 先ほどの活発で愛嬌に満ちた顔はどこへやら。今の真名里の顔は悪意に満ち満ちている。そして
「本当、頭が悪いのは知ってたけど、ここまで悪いと呆れを通り越して憐みさえ覚えるわね」
 瑠華理は腕を組んで俺を軽蔑するように睨んでくる。
(始まったよ)
 そう、これが二人の正体だ。
「出発まで2分とかからなかったぞ。それぐらいも待てないのかよ」
 俺があきれ返ったように前を向いて歩き続けようとする。しかし
「はぁ、舐めた事ぬかすんじゃねぇよ!」
 ばこん!
 真名里が手に持っていた学生鞄の角を思いっきり俺の頭にぶち当ててきやがった。
「っつ!」
 痛みのあまり一瞬、視界がぐらつく。そして
 バン!
 ふらついた所で俺は突き飛ばされて、危うく誰かの家の塀に頭からぶつかりそうになった。

414 :
(畜生…)
 俺は両手で塀をつきながら心の中で高ぶる怒りを寸での所で押さえようとする。しかし
「ちょっと、何固まってんのよ」
 俺の肩を今度は瑠華理が掴んできて俺を振り返らせると
「私達の貴重な時間を2分もくれてやったのに、感謝の言葉もないの?」
 ネクタイを掴んできて、冷たい視線で見上げてくる。
「あんたみたいな屑がよくもまあ偉くなったものね」
 それから、何かを思い出したように口元を歪めてきた。それから瑠華理が何を言わんとしているのか予想出来た。そして
「あんまり調子に乗ると」
 瑠華理は背伸びして、邪悪に微笑ました唇を俺の耳元に近づけてきて
「あんたの親父、はぶけにしてやるわよ」
 予想通りの事を言ってきた。
 運のわるい事に、この二人の母親は町内会の会長だ。しかも、聞く話によると大の子煩悩で
、子供の言う事は何でもきいてしまうそうだ。その上、とある理由で子供たちに負い目を感じているためその実行力は並みではない。
というのも、この姉妹には父親がいないのだ。正確には離婚して別居している。今は母親と妹、そして弟の5人暮らしで、生活費は分かれた父親がに負けて支払う事になっている。
そして、こいつらの母親は子供たちに辛い想いをさせてしまっていると負い目を感じてしまっているらしい。少なくとも、俺はそう訊いているし、周囲もそうだと思っている。
俺も何度かあった事があるが、
とても気さくで温厚そうな人だ。いつも俺に会うと、娘たちがお世話になっています、と挨拶もしてくれる。とても娘が大事らしくて、娘達が美人で人気がある事を話すといつも大喜びする。
それを見て、周囲は憐みと好気な目で二人の母親を見ていた。
だが、俺だけは違う。こんな二人の母親だ。裏の顔はどうせろくな物ではない。げんに、瑠華理は俺が言う事をきかないと、町内会長である母親に頼んで、俺の父親をはぶけにすると脅してきているのだ。
俺の隣の一家は周囲から憐みの眼でみられている上に、母親の愛想のよさで周囲の信頼も厚い。
しかし、母親のいない俺の家では町内会に知り合いがおらず、変な噂をたてられてしまえば周囲から完全に孤立してしまう事になる。そうなれば、お隣付き合いとかを時々、行っている父さんに被害が及ぶ事になる。
「あんたも、もう少し自分の立場をわきまえる事ね。いい?」
 冷徹で邪悪な瞳が俺に同意するよう命令してくる。それに対して、俺は
「わかったよ」
 と言うしかなかった。すると、瑠華理は満足そうにうなずいて
「そう、じゃあこれ」
 自分の学生鞄を俺に押し付けてくる。そして
「ほらよ、くず」
 真名里も俺に学生鞄を投げつけてきた。
(ちっ、やれやれだ)
 俺はこうして毎日毎日、小学生の頃から荷物持ちをやらされているのだ。
「ほらくず、とっとと来なさい。あんたのせいで遅刻したらすわよ」
 (社会的に)という意味で瑠華理がいってくる。
「了解」
 俺は怒りを必に押しした声でそう答えると、人に荷物持ちをさせておいて楽しげな雑談を始めやがったくそ姉妹の裏をついて歩き出す。
(許せない……してやりたい……)
 俺がそういことを考えられるようになってきたのも、この二人と俺との間に明確なまでの体格差が出てきたからだ。小学校の頃、俺は小さくて貧弱だった。それに対し、瑠華理と真名里は俺よりも背が高くて、
当時から道場に通っていたため喧嘩もかなり強かった。だから昔の俺は抵抗する事も出来ずよく苛められ、泣かされたものだ。
 でも、今の俺は違う。身長は二人よりも頭一つ分、高いし、毎日ランニングと筋トレを続けてきた効果が出てきて、腕っぷしの強さなら上級生でさえも簡単に叩きのめせるぐらいになった。
それに、俺は学校の武道部の大会で全国大会にも出場できる腕を持っている。さらに加えるなら

415 :
(俺には、軍隊格闘術だってあるんだ)
 町内に2年程前から外国で特殊部隊の隊員だった人が越してきて、護身術のインストラクターをやっている。俺はその人に頼んで、軍隊で使用されている格闘術を特別に仕込んでもらっているのだ。
(それさえあればこんな二人、余裕でしてやれる)
 軍隊格闘術の基本は人術。つまり、敵をすためだけに存在する格闘術だ。そこには武道のような高貴さもなければ格闘術のような熱き拳のぶつかり合いがあるわけでもない。
純粋に、相手の命を奪う冷徹さがあるだけだ。ただす、そのためだけの武力を俺は身に着けようとしている。それも、もうすぐそこまで来ている。
 俺は目の前を歩く憎たらしい姉妹を、己が拳で蹂躙し、散々に犯した挙句、そのくらんだ果実の狭間に拳を撃ち込み心臓を破壊してやる姿を思い浮かべた。もちろん、現実になる事はないだろうが。しかし
(顔とスタイルだけは格別だぜ)
 不覚にも、想像しただけで勃起しちまった。
苦しみもがく女の子を強姦しつくして、す姿を想像しただけで勃起するとは、俺も意外と鬼畜なのかもしれないな。
 その後、学校が近くなると二人は俺から鞄を奪い取り、いつもの通り仲のいい幼馴染という体裁で学校の門を潜った。でも、俺の地獄は終わったわけじゃない。
 教室に入った後も俺の地獄は続いた。
「なに?」
 俺の視線に気づいた瑠華理がにっこりとほほ笑んで首を傾げた。俺の隣の席に座る瑠華理が、だ。そして
「こら、お姉ちゃんは渡さないぞ!」
 と、焼きもちを焼いたように真名里が頬を膨らませる。俺の前の席にすわる真名里が、だ。
(ついてないよな……)
 神様はとことん俺が嫌いらしく、この学校は3年間、クラス替えも席替えも行わない。すべて入学したときのくじ番号で決定する。そして、俺はクラスの窓際の最後列という最高のポジションを獲得したのに、
あろうことか右隣に瑠華理が、そして目の前に真名里が来てしまったのだ。
 この席によりもたらされる地獄は授業が始まると同時に始まった。
 まずは
―ね―
 と書かれた紙を真名里が俺に回してくる。その後はくず、ごみ、臭い、などなどの悪口を書き綴っては俺に回してくる。でも、受取を拒否する事は出来ない。そんな事をすればこいつらの母親が強権を発動するからだ。そして
 パチ!パチ!
 俺の頬に、折れたシャーペンの芯がぶつかってくる。隣の真名里だ。真名里はまじめそうにノートを取っているふりをして、シャーペンの芯をわざと折って俺にぶつけてくるのだ。小学校からそんな事を続けているものだからその腕は既にプロ級。
威力ごとに芯を使い分け、俺の右半身のどこにでもあててきやがる。わざわざでかいのをぶち当てたくて0.7mmのシャーペンを買い揃えるぐらいだ。
 そして、苛めに苛め抜かれた後にやってくる昼食の時間。
「ま〜さし!お昼た〜べよ!」
 授業が終わった直後、円満の笑みを浮かべた真名里が俺を振り返ってくる。そして、自分の机をくるりと後ろへ向けて、俺の机にくっつけてきた。その上
「さ、食べようよ正志」
 瑠華理も同じように机を横に向けてくっつけてきた。
 こうして俺は、真名里、瑠華理の二人に完全に包囲された形で昼食をとるはめになる。まあ、いつもの事なんだが。その後に待っているのは
「あー正志、美味しそうなハンバーグ!私に頂〜戴!」
 俺の弁当を真名里に奪われる事だった。しかし、周りの眼があるため昼食の時はそれ以上の派手な行動はしてこない。そのため、周囲からは仲良しな三人組という目で見られている。まさか、この二人が影で俺をさんざんに苛めているなど知る由もないだろう。
 そして、昼食が終われば午後の授業。いつも通りの紙屑とシャーペンの芯によるいじめが俺を待っていた。
 そんな俺にも、二人から解放される時がある。それは部活だ。部活をしていない瑠華理と真名里は先に帰るため、俺のいじめられライフも部活の時間で終了を迎える。
 俺はたくさんの汗を掻き、嫌な一日を忘れようと部活に励む。でも、これが終われば明日はまた直ぐにやってくる。そう、地獄のような一日が。
「でも、大丈夫だ」
 部活終わりの帰り道。俺は懐から銀色の懐中時計を取り出した。これは、んだ母さんの形見だ。女性なのに懐中時計なんて渋いね、と友達は言うけど、これは、母さんのお父さん、俺の御爺さんに当たる人から受け継いだものなんだ。
(母さん。母さんがいなくなって、さびしいよ)
 俺は時折、懐中時計を片手に亡くなった母さんの姿を思い出している。母さんの過ごした、あの楽しい日々を忘れてしまわないように。

416 :
翌日、俺はいつものような日々を送っていた。しかし、昼食の時間になると
「ちょっと正志。屋上まで付き合ってくれない?」
 隣に座る瑠華理が俺の腕を掴んでくる。
「そう、ちょっとね」
 俺を逃がさないように、反対の脇を真名里が固めてきた。
 すごく嫌な予感しかしないが、俺に拒否権はない。
「わかったよ」
 俺は二人に従い、屋上に入った。その直後
「おい」
 予想通り、真名里に屋上のフェンスに押し付けられた。
「いきなりなんだよ」
 俺はなぜか苛立った様子の真名里の眼から視線をそらし、真名里の後ろで腕を組む瑠華理を見る。
 すると
「話というのはね、部活の事よ」
 と、瑠華理が口を開いた。
「私達がわざわざ部活をやめたっていうのにどうして正志はまだ部活をしているの?」
「は?」
 正直、流石の俺も瑠華理のその言葉までは予想できなかった。
「どういう事だ?」
 俺がそう聞き返すと
「決まってるでしょ!」
 真名里が俺の胸倉をつかみながら
「私達の荷物持ちがなに悠長に部活なんかやってんだって言ってんのよ!」
 その言葉で、俺は二人の真意を悟った。
「それは…つまり」
「そう」
 瑠華理が俺を冷たい視線で見つめながら
「部活なんてとっととやめて、私達の荷物持ちやってって言ってるのよ」
「そ…それは……」
(流石に、困る)
 部活は俺の中で唯一の救いだ。それを奪われたら、俺は。
「何よ、いやだっていうの?」
 真名里が俺を鋭い眼光で俺を睨みつけてくる。
「そんな事、ないわよね、正志?」
 瑠華理は俺に近づいてきて、寒気しかしない上目使いで俺を見上げてくる。
「私達と、楽しい学校の帰り道を歩きたいでしょ?」
「で…でも…」
 嫌だ。それだけは、絶対に。だが
「う〜ん……」
 俺がうんと言わない事に不満そうな二人。真名里は俺の胸倉をさらに強く掴みなおして、脅すようにぐりぐりと拳を押し付けてくる。だが、その時だ。
 コン
「ん?」
 真名里の拳が、俺の懐に入っている懐中時計にあたったのだ。
「!!」
 俺は咄嗟に、懐を守ろうとした。だが
「貰った!」
 もともと胸倉を掴んでいた真名里の手の方が、俺の懐に近かった。真名里は一瞬で俺の懐に手を突っ込むと、懐中時計を瞬時に掴み取ったのだ。その時だ。
 ブチ!
 さすがに、俺の我慢の尾も切れた。いくらなんでも、どが過ぎている。

417 :
「おい!」
 俺は俺の懐から出てきた直後の真名里の細い手首を掴んだ。その時、真名里にも瑠華理にも、掴んでいた物の正体が鮮明に見えただろう。
「!!」
 俺が声を上げた事よりも、掴んでいた物の正体に瑠華理と真名里の顔が引きつった。その直後だ。
「あ!」
 俺が真名里の手首を掴んだ衝撃で、真名里の手から懐中時計が……零れ落ちたのだ。
「真名里!」
 以外にも、声を上げたのは俺よりも瑠華理の方が先だった。顔を真っ青にして、瑠華理が真名里に向かって声を上げる。
「え!」
 でも、突然の事態に硬直してしまった真名里は落ちてゆく懐中時計を捉える事が出来なかった。そして、不意の事で棒立ちになっていた俺もまた、しかりだった。
 そして
 ガチャン!!
 ぎりぎりとか、そういうレベルでもなく、俺も真名里も腕を掴んで、掴まれたままの状態でその時を迎えていた。
「……………」
 俺は、思わず両膝が抜けてしまう。そして、ガラスが空しく割れて、長針と短針が飛び出た懐中時計の前に崩れ落ちてしまう。
「母さん……」
 固いコンクリの床に激突して、無残にも壊れてしまった母さんの形見。
 俺が茫然と、壊れた懐中時計を見ていると
「あ、あんたが……」
 今までの真名里からは想像もできないぐらい動揺した様子で
「あんたが悪いんだから!急に私の手を掴んだりするから、こ、こんなことに…!」
 でも、珍しい事は続いた。
「バカはあんたよ!!」
 パチン!!
 瑠華理が真名里の頬にビンタをしたのだ。いつも冷静沈着な瑠華理を真っ赤にして怒号を飛ばす。
「余計な事はするなって、あれほど言ったでしょ!!」
「あ……」
 いつも一緒に俺を苛めていた双子の姉に頬をぶたれ、真名里は完全に言葉を失っていた。その震える瞳には、どこか強い後悔のような物が垣間見えた。だが
「許さない……」
(そんな事、俺にはどうでもいい)
「あ………」
 俺は今までにないほど、怒りを覚えていた。
「絶対に、許さないぞ……」
 俺は目にいっぱいの涙を浮かべ、ありったけの憎悪を込めて瑠華理と真名里を見上げ、睨みつけた。
「…………」
 動揺のあまり何も口にできず、おどおどとする双子の姉妹に向かって
「絶対に許さないぞ!!このくそ女ども!!」
 何年ぶりかの怒声を上げた。
「きゃ!」
 俺の怒声を聞いて、瑠華理と真名里は驚いたように走り出し、屋上から逃げて行った。
 一人、壊れた懐中時計と共に屋上に残された俺は
「母さん…母さん……」
 壊れた懐中時計を胸に抱いて、何年ぶりかの涙を流した。
(壊されちゃったよ…母さん……)
 母さんとの大切な思い出。懐中時計にはそれらが皆詰まっていた。しかし、それを破壊された。あの忌々しい双子によって。
(許せない……)
 悲しみは怒りに、怒りは憎悪に、そして、憎悪が俺の中で、もっと邪悪で暗い物へと変わっていくのを感じた。
「してやる……」
 いや、すどころか、もっと悲惨で凄惨な目にあわせてやる。
「覚悟しろ…瑠華理……真名里……」
 俺は壊れた懐中時計を再び懐にしまうと、屋上を後にする。そして、教室に戻るとそこに瑠華理と真名里の姿はなかった。なんでも、二人そろって早退したらしい。
「だが…関係ない……」
 なんて言ったって、あいつらの家は俺の家の隣だ。早退しようとどうしようと、直ぐに見つけられる。
(今夜だ……)
 今夜、絶対にやってやる。あの忌々しい双子に、あらんかぎりの地獄を見せてやるのだ。

418 :
教室に戻ると、既にあの双子の姿はなかった。クラスの女子の話だと、体調が悪いと言って早退したとか。
「そうか、ありがとう」
 俺は教えてくれたクラスの女子にそう告げてその場を去ろうとした。すると
「ちょっと待って」
 その子が俺を呼び止める。
「実はね、早退する前に二人から聞いたんだけど、なんでも駅前に行くんだって。何か、大切な物を買いに行かなきゃいけないって言ってた。すごく必そうだったよ。ひょっとして、正志君へのプレゼントでも買いに行ったのかも!」
 お熱いね〜と茶化すようにいってくるその女の子だが、もしその話が本当ならそれを俺に言うべきではなかった。それが例え、《嘘》であれ《本当》であれ、だ。
 なぜなら
「ああ、そうなのか。ありがとう」
 これで双子の足取りを簡単につかめてしまったからだ。
 口元が不適にゆがんでしまって戻らない。必ずや双子を見つけ出し、地獄を見せてやる。
 俺はその後直ぐに、学校を早退した。
 俺は家に帰ると、ジーパンに白いシャツを着て、父さんのサングラスをはめて駅前に向かった。シンプルな方が大人っぽく、駅前を巡回している警察官にも俺が学生であることがばれずにすむ。そして何より、俺が双子を探していた、という事実が誰にも知られずに済むからだ。
 そして
(さて、双子はどこかな?)
 駅前へとやってきた俺。といっても、俺の住む町は小さな所だ。駅前と言ってもそこまで大きいわけでもなく、女子がうろつきそうな場所など限られている。その上、学校から直接ここへ来たのであれば制服姿の女子学生は嫌でも目立つだろう。
 俺は女子が行きそうなポイントから重点的に捜索をしていった。ゲームセンター、アクセサリショップ、服屋、喫茶店などなど。
 しかし
(いないな)
 女子が行きそうなポイントはくまなく探したが、双子の姿は見当たらない。
(ならば、駅ビルの方か?)
 駅の中に大きなデパートが入っており、探索していないのはそこだけだ。だが
(あの中に女子が行きそうな場所はないぞ)
 町に昔から根付いている老舗のデパートだ。売っている品はどれも中高年向けの古いスタイルの物ばかりで、いまどきの女子高生の気を惹く物など何一つおいていない。
(もう、帰ったのか)
 俺の脳裏にそんな不安が過ったが、とりあえずと俺は駅ビルへと入った。すると
「はぁ!はぁ!」
「!!」
 ワイシャツ姿のポニーテールが俺の目の前を駆け抜けていった。
(まさか!)
 流れるような美しいボディーラインに、突き出た小ぶりな胸。幼げな横顔。間違いない、真名里だ。
 俺は真名里にばれないよう、速足で尾行する。すると
(屋上か?)
 真名里はエレベータを使わずに、階段をとにかく上へと登り続けた。そして、テラスとして開放されている屋上へと駆け込んでいったのだ。
 俺は屋上の入り口で足を止め、そっと外をのぞき見た。すると
「お姉ちゃん……はぁ…はぁ…見つけた…あったよ……。ここの3階……ショーケースに…はぁ…はぁ…」
 苦しげに肩で息をする真名里。そして、その正面には
「そう…はぁ…はぁ…ご苦労さま……。私も…はぁ…なんとか、バイト代…下ろせたから…」
 同じく、肩で息をする瑠華理。どうやら、二人ともこの炎天下でかなり走り回ったようで、全身にぐっしょりと汗を掻いている。
「!!」
 そして、俺は直射日光に照らされた二人を見て股間が固くなるのを感じてしまった。

419 :
この双子はたっぷりと懲らしめる必要がありますねぇ・・・ククッ

420 :
>>419
かなりこてりとやられますよ。ここでは分量の問題で書ききれなかったのでwiki
の掲示板に貼ったぜお。かなり俺個人の趣向に染まっているので、気に入ったら
読んでみてくれ。
基本的には女性の肉感的な描写をつづったつもりだ。

421 :
腹パンとかまったく興味ないんだけどすげー引き込まれる
軽くいじめられっ子だったからかな?あと文章うまいっす
続き楽しみにしてます

422 :
後編として続き投稿しても良いのでは?

423 :
>>422ではリクエストに応えて。
二人とも大量の脂汗を掻いているせいで、白いワイシャツが二人の美しい流線型のボディーにぴっちりと張り付いてしまっているのだ。
 先ほど走っていた真名里は今なお汗が噴き出ているらしく、顔からポタポタと汗がしたたり落ち、地面を濡らしている。さらに、薄手のワイシャツは汗によってぴったりと真名里の肢体に張り付いて、
その綺麗に引き締まった括れのラインをうき立たせている。そして
(おお)
 汗のせいで完全にワイシャツが透き通り、真名里の上半身がすべて透けて見えていたのだ。
 脂肪など一切ない引き締まった白い腹部に、切れ長に窪んだ御臍、さらには青と白の縞模様のブラまでスケスケだ。
「もう〜熱い〜」
 汗のべとべと感と蒸すような暑さに耐えきれなくなったのか、真名里はワイシャツの裾をめくりあげて、鳩尾の所で縛ってしまった。
 ワイシャツがはだけて剥き出しになった白い腹部。あまりの白さに塗りたくられたような脂汗が相まって、剥き出しになった生腹が眩いばかりの光沢を放っている。
「本当にきついわね」
 瑠華理もこの太陽照り付ける屋上で真名里を待っていたせいか、髪の毛がシャワーを浴びたように汗で濡れ細っている。大人の色気を漂わせる肉付いた肢体にも汗にびっしょりと塗りたくられており、真名里同様、
ワイシャツなどないに等しい程スケスケだ。
 真名里の腹部を引き締まった物と表現するなら、瑠華理の腹部はある種の黄金率。真名里のように余分な贅肉が一切ない引き締まった物とは違い、筋肉と贅肉が絶妙な割合で混ざっている、やせすぎてもいない、
引き締まりすぎてもいない、男の欲求をくすぐりそうな腹をしていた。
大人びた容姿とは裏腹に、スケスケになったワイシャツからは小さくて可愛く窪んだ臍が見えている。
 透けて見えたブラジャーの色は黒色で、子供っぽい縞模様のブラをしている真名里とは対照的だ。
「はぁ…嫌になるわ」
 瑠華理も真名里と同じくワイシャツの裾をめくり、脇腹で裾を結んだ。惜しげもなく直射日光に生腹を晒し、さらにはワイシャツの胸元のボタンをはずすと、パットとパットを繋ぐホックを人差し指で引っ張った。
「汗で胸の間が蒸れちゃう」
 大きく開かれたワイシャツの胸元から、白桃のような上乳が姿を現した。全体にほんのりと汗を滴らせ、暑さのせいか少し赤みがさしている。それが、瑠華理のホックを引っ張る動作に連動してプルンプルンと上下して、汗を谷間へと滴らせていく。
(畜生……いい体してやがるぜ……)
 本当に、体だけは一流だ。そう、体だけは。
 俺はその二人の肢体にくぎ付けになっていた。その時だ。
「あーーもう」
 真名里が参った、と言わんばかりにだるそうな声を上げて、腕で目元を押さえた。
「暑くてんじゃうよ……もう……なんでこんなに走り回らなきゃいけないのよ…!」
 すると、瑠華理が顔をむっとさせ
「なによ!あんたが悪いんでしょ!余計な事ばっかりするから!」
 と声を上げる。
 いつもの瑠華理らしくない、冷静さを完全に失った行動だ。
「な、なによ…」
 姉のいつもらしくない行動に、瞳を震わせる真名里。しかし、真名里もこの炎天下で頭がすでに沸いている。いつもなら絶対にはむかわない瑠華理に対して
「わ、私のせいだって言うの!自分だって一緒になってやったじゃない!」
 と、噛みつき返した。
「私はいつも、ほどほどを心掛けてたわ!なのに、あんたはバカみたいに暴力的な事ばっかりして!今朝だって、鞄の角で頭なんか殴ってさ!ふらついてたでしょ!んじゃったらどうするつもりなのよ!」
「っく!」
 真名里の中では正論だったのか、瑠華理の言葉に声を詰まらせる。それから、静かに
「だ…だって……」
 急にシュンとした真名里は、不安そうに右手で左の腕をぎゅっと握りしめると
「あいつ……本当に鈍感だし……お姉ちゃんの気持ちを…ずっと……」
 

424 :
しかし
「ふざけないで!」
 なぜか瑠華理は急に怒り出して
「私のせいにしないで!」
 いつも大事にしていたはずの妹の両肩をがしりと掴むと、背後の落下防止用のフェンスに真名里を強く押し付けた。
 がしゃりと音が鳴り、華奢な真名里の肢体が網の目に押し付けられる。
「な、何よ!私は本当にお姉ちゃんの事想って!」
 真名里は瑠華理の両腕を掴みながらそう叫ぶが
「人のせいにしないでよ!!あんただって私と同じ理由でやってたくせに!!」
 瑠華理の腕は真名里の手に掴まれてもピクリともせずに、真名里の肢体をフェンスに押し付け続けた。
「嘘ついたって無駄なんだからね。何年、双子やってると思ってるのよ。あんたの気持ちぐらい…簡単にわかるんだから……」
 そう言い終えると、怒鳴りつかれたように真名里の肩を話し、小さくため息をつく瑠華理。
「はぁ……。私達……外見はそこまで似てないくせに…ろくでもない所は瓜二つだよね…」
 どこか自嘲するような物言いの瑠華理は、今まで脇腹で結んであったワイシャツを解いてスカートの中に戻すと
「さあ、行くわよ。とっとと買って、渡しに行かなきゃ」
「あ、お姉ちゃん!待ってよ!」
 真名里も慌ててワイシャツの裾を戻して、歩き出してしまった姉の跡を追うのだが
(まずい!)
 それはつまり、二人がこっちへ来ると言う事だ。
 俺は大慌てで階段を駆け下りて、急いで駅ビルから飛び出した。
「ふう、危なかった」
 まだ尾行している事がばれるわけにはいかない。
(でも、まいったな)
 二人はこの駅ビルの3階にある店で買い物をするようなのだが、その後の行動がまだわからない。いつ帰宅するのか、どの道を通るのか、それらがわからなければ襲撃のしようがなかった。
 俺はどうすればいいのかと、暫く試案を続けていた。すると
 プルルルル!
 携帯電話がメールの着信を俺に知らせてきた。
「なんだ?」
 俺は携帯をズボンのポケットから取り出して、送られてきたメールを確認する。すると
「瑠華理からだ……」
 このごに及んで何を、と俺はメールを開くが
「お………」
 俺はメールの内容を見て、思わず口を歪ませてしまう。
(これは……)
 俺は今日程、自分を幸運だと思った事はない。
―部活が終わったら、近所の公園に来て。待ってる―

425 :
近所の公園、昔から俺達3人の遊び場だったところだ。公園と言えば小さな敷地の中に多数の遊具が敷き詰められているイメージが強いが、このメールにある近所の公園は全く別物。
大きな敷地の中に巨大な池があり、それを囲むように長い通路と沢山の木が植えられている少し変わった公園だ。
遊具などがある遊び場は特に高い木に囲まれた孤立した場所にあり、街灯も少なく夜は薄暗いため、日が沈めばまず人はやってこない。
「完璧じゃないか……」
 鴨がネギに野菜に、おまけに鍋とコンロまで持ってやってくるようなもの。
「ふふふ……ははははははは」
 笑い声が零れて止まらない。俺の頭の中は、どうやってあの姉妹を滅茶苦茶にしてやろうかという歪んだ思想一色に染まっていく。
(ごめんよ、母さん。母さんが望まないのはわかってる。母さんは優しくて素晴らしい人だから。でも、僕は、僕は)
「もう…止まれないよ」
 あの美しくも歪んだ双子を、徹底的に痛めつける。そんな自分の姿を想像しただけで、俺の股間が固くなってしまう。
 薄暗い公園の遊び場。そこに設置されているベンチに、瑠華理と真名里は腰を下ろして正志が来るのを待っていた。
「遅いね……正志のやつ……」
 と、真名里。
 部活などとうの昔に終わっている時間。それでもやってこないと言う事の意味を、既に双子の姉妹は理解していた。
「これ、今日は渡せないかもね……」
 そういう瑠華理の膝の上には、小さな黒い箱が大事そうに置かれている。
「あいつ…相当、怒ってるよね……」
 真名里は今にも泣きだしそうな顔をして、ベンチの上で膝を抱えてしまう。
「はぁ……」
 瑠華理も、疲れ切ったようにため息をついてベンチの背もたれに背中を預けた。
「どうしようね……」
 完全に手詰まり。双子はどうすべきかと必に頭を巡らすが、いい案など出てくるはずもなかった。
 そんな時だ。
 コツ、コツ、コツ
「!!」
 足音が、遊び場の入り口から聞こえてきた。
「正志……」
 二人は慌てて立ち上がり、暗がりの入り口を注視する。
そして、足音の正体が街灯の照明の範囲内に入ってくると
「え……」
 その姿を見て、双子は絶句した。
 遊び場に入ってきたのは、軍靴のような黒いブーツに、迷彩柄のズボン、真黒な長袖のシャツに、黒いグローブのような物をはめ、バラクバラを身に着けた不審者だ。
そして同時に
「やばいよね…お姉ちゃん…」
「ええ、そうね」
 二人は不審者から、ただならぬ意のような物を感じ取っていた。
「ゆっくり、移動するわよ」
 遊び場の周囲は木々が所せましと生い茂っているため、出入口は不審者の立つ場所、ただ一つ。
 瑠華理と真名里は不審者との距離を保ちながら、後ろへと下がる。すると
 コツ
 瑠華理と真名里が後ろへと下がるのに合わせて不審者は二人に近づいてきた。
「いったい、何なのよあんな!」
 少し怯えた表情の真名里が不審者に向かって叫ぶが
「………」
 相手は無反応。
双子は遊び場の隅をなぞるように移動して、不審者を入り口から遠ざけようとするが、不審者は双子の思惑を呼んでいるかのように双子と入り口の間にうまく立ち続け、双子との距離を詰めてくる。
「ど、どうする…お姉ちゃん……」
 額に冷や汗を掻きながら、真名里が瑠華理に尋ねる。すると
「電話……」
 瑠華理はそう言って真名里を自分の背中に隠した。
「え?」
 瑠華理の言葉に、一瞬、首を傾げる真名里。そんな真名里に
「私が時間を稼ぐから、正志に電話して!」
 と声を張り上げる。それから、真名里の右手に黒い箱を握らせる。
 瑠華理のこの声が、戦端を開く号砲となった。

426 :
ガッ!!
 不審者は一気に地面を蹴って双子に向けて突進する。それに対して
「はぁぁ!!」
 瑠華理も自身を鼓舞するように声を上げ、不審者に突進した。
 真名里はその隙に携帯を取り出して、正志に電話を掛ける。
「出て…お願い…出て…」
 プルルルルという呼び出し音が聞こえてくるが、それ以上の反応がない。
「出てよ…お願いだから……」
 真名里が必に携帯電話を握りしめている時、瑠華理は凶悪な敵と戦っていた。
「やぁ!!」
 瑠華理は右拳と左拳を交互に繰り出して、不審者に攻撃する。つい最近まで道場に通っていただけあり、拳は鋭角を描くように繰り出され目にも留まらぬ速さに不審者に襲いかかる。しかし
 ガシ!ガシ!ガシ!
 相手もまた、かなりの手練れ。瑠華理の鋭いパンチを的確に受け流して、ダメージをうまく逃してくる。
(こいつ!)
 道場では敵なしとまで言われた瑠華理のパンチを平然とかわしてしまう不審者。
(なら、これならどう!)
「やぁぁぁ!!」
 左右の拳を繰り出して、それを受け流す事に集中している不審者。それに対して
「そこ!」
 足への注意が逸れている事を突いて、瑠華理は不審者の脛を蹴り上げる。
 ゴツン!
「いた!」
 しかし、声を上げたのは不審者ではなく、瑠華理のほうだった。
(何?)
 不審者の脛を蹴り上げた瑠華理の足首に強烈な痛みが走った。
その事から、考えられる事は一つ。
(こいつ、脛にサポーターを!)
 その時だ。
 ガッ!
 今まで防御に徹していた不審者が一気に瑠華理との距離を詰めてきたのだ。
(まずい!)
 瑠華理は距離を取ろうと後退しようとするが
 ズキ!
「っつ!」
 先ほどの足首の痛みのせいで、後退が遅れてしまう。その隙を不審者は見逃さず、瑠華理の眼前へと距離を詰めてきた。
「この!」
 瑠華理は目と鼻の先にある不審者の顔面めがけて右フックを繰り出すが
 シュン!
「はっ!」
 頭をわずかに反らしただけで、不審者は瑠華理の右フックをいとも簡単によけてしまった。全くの無駄のない動き。ロスの一切ない動作で拳をかわした不審者は、右拳を瞬時に引き絞る。
(くっ!)
 瑠華理は慌てて腹筋を固めようと腹に力を込めるが、瑠華理の腹筋が固まりきるよりも前に、不審者の拳が瑠華理の肢体に打ち込まれた。
 ドムゥ!!
「うくぅん!」
 固い物が肉にめり込む鈍い音と共に、瑠華理の豊満な肢体がぶるりと痙攣する。
(こ…の……)
 不審者が突き出した拳は、瑠華理の雄大に膨らむ果実の真下にめり込むと、固まり切っていない柔らかな肉をかき分けて、手首まで埋没した。
 突きこまれた拳を中心に、純白のカッターシャツがらせん状の皺を作る。
「か……はぁ…」
 今まで感じたことのない激痛にカッと目を見開き、涙を潤ませる瑠華理。急所の鳩尾に拳を捻じ込まれ、神経叢に凄まじい激痛が送り込まれる。
(こ…いつ……)
 瑠華理は自身が受けたこともないような壮絶な痛みに、言いようのない違和感を感じた。自身の鳩尾に拳が突きこまれた時、肉が肉にめり込む生々しい感触を感じなかったのだ。不審者の放った拳はどこか無機質で、人の拳では到底生み出せないような強烈な威力を秘めていた。
(…グローブにも……何か…細工…を……)
 とても固い、金属のような何かを不審者はグローブに仕込んでいる。
 

427 :
しかし、不審者が、めり込ませている固い拳を大きくねじりながら斜め上へと突き上げると、瑠華理の思考は瞬時に停止する。
 むぎゅぅぅ!!
「うぅん!!」
 不審者の拳は、みちり、と音をたてながらドリルのように肋骨の下へもぐりこむと、生温かな柔らかい胃を直に抉った。らせん状に巻き込まれた純白のカッターシャツが、
瑠華理の豊満な上半身をきつく締め付けて、大きく膨らんだ福与かな双乳と、きゅっと括れた腰のラインを際立たせる。
「う…くぷぅ!」
 固い異物を胃に強引に捻じ込まれ、瑠華理の口内せりあがって来た熱い液体が薄い桜色の唇を超えて純白のカッターシャツツを濡らす。
 だが、意識の飛びそう鈍痛と耐えがたい吐き気に襲われながらも、瑠華理の心は折れなかった。
「んくっ……」
 鳩尾に突きこまれていた拳をなんとか引き抜くと、せりあがってきた涎を飲み込んで、左手で鳩尾を押さえながらゆるゆると後退する瑠華理。
 不審者は退却を許すまじと瑠華理に肉薄すると、右フックを瑠華理の顔面めがけて打ちはなった。
 だが
「??」
 不審者の拳は空をきり、視界からも瑠華理を完全にロストした。その直後
「喰らえぇぇぇぇ!!」
 不審者の懐から瑠華理の咆哮が響いてきた。
 そして、
 バコン!!
 凄まじい激突音と共に、不審者の顎が上へと跳ね上がる。
 瑠華理は不審者の懐に飛び込むと、足腰をばねにして一気に右足を真上へと跳ねあげていた。瑠華理のつま先は美しい半円を描きながら不審者の顎にクリーンヒットしていたのだ。
 短めな赤と黒のチェックのスカートがふわりと舞い上がり、黒色の紐ショーツが公園の街灯に照らしだされる。
(やった!)
 全身のばねを屈しした最強クラスの蹴りを顎にヒットさせ、瑠華理は勝利を確信する。これほどの威力で顎を蹴り上げられて立っていられる人間などまずいない。
 だが
 ガシ!!
「え?!」
 不審者は倒れるどころか態勢を即座に立て直して、瑠華理の上げたままの足首を掴んでいたのだ。
「この!」
 慌てて足を引っ込めようとするも時すでに遅し。不審者は凄まじい腕力で瑠華理の足首を掴むと、そのまま股を開かせるように高々とそれを持ち上げたのだ。
 不審者の眼前に、股を180°に開かされたことによって、その奥に広がる夢の桃源郷がさらけ出された。
汗でぴっちりと瑠華理の陰部に張り付いた黒色の紐ショーツ。汗による湿り気を半端に含んでいるため、花弁のような丸い秘部に張り付いて、黒ショーツ越しにくっきりとその輪郭を浮かび上がらせていた。
同時に、汗のツンとした匂いが不審者の鼻をつく。
「い、いやぁ……」
 自らのあそこを見られている羞恥心に頬を赤く染め、必に股を閉じようとする瑠華理。しかし、足を真上まで持ち上げられてうまく力が入らない。
 そんな時だ。不審者は右手の人差し指と中指だけをピンと立てると、瑠華理の剥き出しの桃源郷に照準を合わせた。
「ひ!」
 それに気づいた瑠華理は幼い子供のようにいやいやと声を上げる。
「い、いやぁ!やめてぇ!いやぁぁ!!」
 しかし
 ずぷぅん!!
「はぐぅん!!」
 不審者の太くて長い人差し指と中指が、瑠華理の花弁のような陰唇に、ショーツ越しに突き刺さり根元まで埋没した。
 瑠華理の肢体は今まで経験したことのない痛みにピクンと肢体を硬直させ、不審者の中指と人差し指をぎゅっと締め付ける。
 だが、差し込まれた指がもぞりと中で動き始めると、今まで感じたことのない違和感に、瑠華理の肢体がぶるりと震えだす。
「やめ…ぬ…抜いて…はぁ…あ…あうぅん…」
 自分の大切な陰部をいじられているという羞恥心と痺れるような感覚に、瑠華理の頬がリンゴのように赤く染まり、喉奥から喘ぎ声のようなものが漏れてくる。
 しかし、不審者の二本の指が膣道にぶすりと突き刺さると、瑠華理の肢体が電流を流されたように激しく痙攣した。
「きゃふぅん!」
 不審者の人差し指と中指が、瑠華理の膣内で爪をたてて壁面をひっかき始めたのだ。
「きゃぁ……う…んくぅ…!…は……ああん…!」
 いつしか愛する男の肉棒を受け入れて、激しい痛みと戦いながら壁面に擦り付けられる快感に身を悶えさせるためのその道を、今、凶悪な二本の指が出鱈目に引っ掻き回している。

428 :
16年間守ってきた産道を出鱈目に傷つけられているという屈辱感と違和感に、瑠華理の目元から大粒の涙が零れだす。
「あはぁん……うぅん……くぅん……うっくぅん…!」
 いつも大人びた態度を取っている瑠華理だが、中身は所詮、初心な女の子。もっとも感じやすい敏感な部位を乱暴に扱われ、違和感と激痛に意識が朦朧とし、だらりと開かれた唇の端からは再びぽたぽたと透明な液体がしたたり落ちてきた。
 そして、瑠華理の瞳から闘志が消えて、豊満な肢体がだらりと弛緩するのを確認すると、
不審者は二本の指を引き抜いた。
「あうぅん……」
 乱暴に指を引き抜かれて、もう一度ピクンと震える瑠華理の体。
不審者は手のひらを強く握りなおすと、その弛緩しきった脇腹に強烈なレベーブローを撃ち込んだ。
 ドスゥ!!
「うぐぅぅ!」
 つんと尖らせた唇から、ぶしゅり、と唾液が噴出する。
 固い拳は瑠華理の括れた脇腹に深く食い込むと、肋骨を軋ませながらさらに肝臓まで抉っていた。
「あ……かはぁ……」
 人体の急所である肝臓に無理やり拳を捻じ込まれ、激痛のあまり瑠華理の呼吸が停止する。唇の両端から泉のように涎を垂らしながら、瑠華理の肢体がよろよろと前のめりに崩れていった。
 しかし、不審者は失神という救済を与えようとはせず、既に前のめりに傾く瑠華理の両肩をガシリと掴む。そして、太くてがっちりとした右膝を瑠華理の肢体めがけて跳ねあげた。
 ドッスン!!
「はぅん!!」
 不審者の固い膝は、下を向いても形を崩さない瑠華理の美乳の影に音をたてて突き刺さっていた。
瑠華理の大きな双乳に太ももを挟まれながら、不審者の膝は瑠華理の急所を激しく突き上げて、その華奢な肢体を20cmも高くに打ち上げていた。
落ちかけていた瑠華理の意識は、鳩尾を強烈に突き上げられた激痛で覚醒し、肉付いた肢体は電流を流されたようにビクンビクンと激しく痙攣する。宙に浮いたつま先はガクガクと出鱈目な方向を指して動き回り、
肉付いた太ももと大きな胸は膝を打ち込まれた衝撃を吸収するかのようにぶるぶると震えだす。
 しかし不審者は、これでもまだ飽き足らないと激しく痙攣する瑠華理の背中に右肘を突き刺した。
 ズゥン!!
「うぐぅぅ!!」
 それは鳩尾の真裏。不審者の肘は鋭く瑠華理の背中に突き刺さると、硬めの背筋を突き破り、胃を背中側から深く抉った。正面の鳩尾側からも固い膝が腹膜を突き破って胃を抉っており、瑠華理の胃は表裏から、人体で最も固い部位をもって抉りぬかれていた。
「かぁ……は……うぅ……くぷぅ!!」
 胃を挟撃された直後、瑠華理の細い顎がピクンと跳ね上がって、夥しい量の唾液が、まだ幼げを残す薄い唇を超えてあふれ出してきた。
 さらに、突き上げられた衝撃でふわりとめくり上がったスカートから、微かに赤みの差した白い肌と、雄大に膨らんだ丸尻。肉付いているがゆえに出来るくっきりとした尻の割れ目に、ぴっちりと張り付いた紐ショーツが露わになり、その豊満に肉付いた輪郭を強調した。

429 :
 そして、黒ゆえに見にくいが、陰部に当たっている部位の生地が微かに黒ずんでいる。
 しかし、今の瑠華理にはそんな事を気にかけている余裕すら残されていない。
「かぅ!くぷぅ!こぷ!うくぅ!」
 ごぼごぼと大量の涎を吐き出しながら暫くの間激しく痙攣を続けると、糸の切れた人形のようにガクリと肢体を弛緩させ、動かなくなった。
 瑠華理の五臓六腑が半壊した事を確認した不審者は、乱暴に膝と肘を引き抜いて固い地面に瑠華理を落す。
「あう……」
 受け身すら取れずに落下した瑠華理は、その膨らんだ丸尻だけを天に突きだすような格好で地面に倒れ伏した。下を向いても丸みを崩さなかった双乳は地面と肢体に挟まれて楕円形に潰れ、
横顔を公園の砂にくっつけている瑠華理の唇からは未だに涎がコポコポと流れ出て来て、顔を中心とした透明色の池を広げている。
落下の衝撃で完全にめくり上がったスカートからは、芸術的ともいえる完璧な球形の尻が剥き出しにされ、若さゆえの薄く乗った脂が、丸尻に生々しい色気を醸し出している。
さらに、尻の表面積をわずかに覆っているだけの黒色の紐ショーツは、きつめに縛られた結び目を太ももに食い込ませて、そのはちきれんばかりの豊満さを強調する。
瑠華理の半壊した肢体は、一つの官能的なオブジェとして公園の中心に設置され、規則的に痙攣を繰り返した。
「ああ………」
 それを終始、目撃していた真名里は、恐怖のあまり目から涙を零し、ぺたりと地面に座り込んでしまった。耳にはいまだ携帯が押し当てられ、呼び出し音が続いている。
「正志……出て…お願い……」
 神に縋るような声で呟いた真名里。すると
 プツ!
 通話がつながった音がする。
「正志!私!助け―!」
 しかし
「こちらは、留守番電話サービスです。ピーという発信音の後に、メッセージをお願いします」
 それは無常にも、正志の声ではなかった。
(そんな……)
 すべてが絶望に包まれた真名里は、ただただ、震える瞳で不審者を見つめた。なんとも恥ずかしい格好でぴくぴくと痙攣を繰り返す瑠華理の横に立つ不審者。その視線が、肉付いた双子の姉の肢体に、熱く注がれているのが真名里にはわかった。
しかし、表の色気とは裏腹に、内臓には多大なダメージが与えられ半壊している事は明らかだ。
 真名里がなすべきことは不審者を倒し、重傷を負った姉を病院に運ぶ事。それしか、ないのだ。
「ふ……」
 思わず、笑みをこぼした。真名里。
(本当に…バカみたい……)
 今日、こうして悲劇に見舞われているのは全部、自分のせいという、自虐の意味を含んだ笑み。
(私があんな事しなければ、こんな事に巻き込まれる事もなかったんだよね……)
 正志の大切な母の形見を壊してしまったせいで、今、ここにいる。ここにさえいなければ、こんな事に巻き込まれる事もなかった。
(お姉ちゃん…ごめんね……)
 デパートの屋上で言われた通り、すべては真名里自身が招いた事。だから
(私が…なんとかしなくちゃね…)
 とは言っても、先の瑠華理との一戦から相手の力量は自分のそれをはるかに凌駕している。戦っても、勝てる確率は限りなくゼロに近い。でも、真名里はやるしかなかった。
 そう思った時、真名里の耳に、ピーという発信音が聞こえてきた。
「正志……」
 その時、不意に出てきたのは彼の名前。その一言を口にした時、真名里の中で溜めこんでいた重いが静かに流れ出てきた。
「今日は……ごめんなさい…。貴方の…大切なお母さんの形見を…壊してしまって…」
 それは、心の底からの謝意。でも、そこから一気に真名里の声のトーンは明るくなる。
「今日は…やっぱり会ってくれなかったね。当然だよね、私の顔なんて、見たくもないよね。わかってる。だから、直接、謝りに行く。公園には……もう私達いないから…来るつもりないかもだけど…一応、言っとくね」
 来ないのはわかりきっている。散々に苛め抜いた挙句、大切な物まで壊したのだから。でも、万が一、億分の一の確率で来ようとしていた時の事を考えて、そう口にした真名里。あの怪物と対面させまいとした、せめてもの誠意。
「それでね…謝りに行ったとき、渡したい物があるの。受け取ってもらえないかもしれないけど…それでも、ちゃんと渡したい物なの…。だから…もしよかったら…受け取ってください…」
 そう言って、思わず膝の上に乗せた小さな箱を強く握る真名里。そして、ずっと打ち明けられなかった想いを口にした。
「それと…それとね……」
 喉の奥まで出かけた想いを、勇気をもって口にした。
「ずっと…小さい時から…ずっと……正志の事が…す―」
 だが

430 :
ピー!
 30秒が経過した事を告げる発信音。それ以降、いくら話したとしても、正志には届かない。だが、真名里は止めなかった。
「好きでした……。ごめんなさい……今まで…ずっと……。ただ…本当は…私達…ずっと…ずっと……」
 ほんのりと赤く染まった白い頬を、透明な雫がしたたり落ちてくる。
「私達を…見続けてほしかっただけなの……。ただ…それだけだったの……」
 ずっと、見ていてほしくて、ずっと、誰の物にもなってほしくなくて、ずっと、自分たちのものであってほしかった。
シングルマザーの家系で育ち、不十分な愛情の中で育ってしまった双子の姉妹の、いびつな形の愛情表現。それが長い間の、正志への苛めという形で表れてしまった。
そしてそれは、自分たちが正志に愛してもらえないという、幼い時からなぜか心の中に持ち続けた悲観的な思いからくる、身勝手な憎悪のような物の表れでもあった。
(もう少し…素直に生きれればよかったのに……)
 そうであれば今頃は、少しは違ったのかもしれない。正志の隣に、自分と瑠華理は、笑顔のままで居続けられたのかもしれない、と真名里は悔やんでも悔やみきれなかった。
 でも、そんなものはもしもの話でしかない。現実は絶望的。でも
「でも…やるしかない……」
 真名里は目元を腕で拭って、スカートのポケットからハンカチを取り出すと、公園の地面の上に敷いた。そして、その上に、携帯と黒い箱を置く。
「届けに…行くからね……」
 きっとすごく、嫌な顔をされる。そうとわかっていても、真名里は行こうと心に誓った。そうすると、なぜか心の中にたまっていた恐怖がすぅっと薄れていき、なぜか勇気が持てた。
「はぁ……」
 最後に小さく息を吐き、呼吸を整える。そして
「行くぞ……」
 しっかりと二本の足で立ち上がり、愛する片割れの肢体に熱い視線を注ぐ獣に向かって声を張り上げた。
「おい、そこの糞野郎!次は、私が相手だ!!」
 
 真名里の声を聞き、ガッと振り返る不審者。しかし、視線の先に真名里はいない。わずかな間、静寂が公園を包み、不審者が首を傾げた
その直後
 バコン!!
「っ!」
 激しい衝突音と共に、不審者の頭がガクンと前にのめった。真名里の回し蹴りが不審者の後頭部を直撃したのだ。しかし、苦痛の声を上げたのは不審者ではなかった。
「いった〜…っつ……。何よ、この石頭…!」
 真名里は足首に痛烈な痛みを感じ、片膝をついて足首を摩る。感触からバラクバラの下にはサポーターらしき物はないようだが、相当な石頭である事は間違いなかった。
 だが、その挑発じみた様子に怒りをにじませた不審者が、猛牛のように真名里に肉薄する。だが
「ふっ!!」
 衝突する寸前に横へ身をひるがえした真名里は、がっと細い足を不審者の前に突き出した。
「!!」
 真名里の足に引っかかり、凄まじい勢いで転倒する不審者。
 全速力で駆けていただけに転倒した時の転がりようは凄まじく、何回転も地面を転げまわった。もし瑠華理が動ける体であったら、この隙に逃亡出来ただろう。だが、瑠華理は動けるはずもない。
 真名里は倒れた不審者に向かって駈け出すと、次に強く地面を蹴った。
「くらえぇぇ!!」
 宙に舞う真名里の体。高くジャンプした彼女の膝は空中で突きだされ、転倒してうつ伏せに倒れている不審者の上に落下した。
 ゴゥン!!
「!!!!」
 さすがに不審者もこれには答えたのか、背中を大きくえびぞりにさせて激しく痙攣した。相手の背骨が折れたかどうかまでは確認できないが、不審者に反撃に転じる余裕がないのは明白だ。
 真名里はここぞとばかりに、不審者に猛攻撃を加えた。
「この!この!この!この!」
 何度も、何度も、真名里は不審者の背中を踏みつける。倒すなら今しかないと、真名里は渾身の力を込めて不審者の背中を踏み、足をふみ、頭を踏みつけた。
 生存本能に身をゆだねた真名里の攻撃はやむことを知らず、普通の人間が相手ならば重症は免れないだろう。それでも、真名里は攻撃を続けた。
だが
「え…………」
金色の懐中時計が、不審者のズボンのポケットから零れだすと真名里の攻撃はストップした。
 踏みつけた衝撃で、ズボンのポケットから零れ出てきた金色の懐中時計。地面に落ちた衝撃でパカリと蓋が開き、ガラスが割れて文字盤や時計針が剥き出しになっているその姿が剥き出しにされた。
「そんな………」
 その時計を、真名里が知らない筈がない。なぜならそれは、真名里が壊してしまった、正志の母の形見。
そして、それを持っているという事は―。

431 :
(まさか……)
 完全に狼狽しきった真名里は、自分の目の前に不審者が立っている事に気づきもしなかった。
 不審者は悠々と拳を引き絞ると、その弛緩しきった腹に渾身のアッパーを突き刺した。
 ぼくぅん!!
「うぅくぅんん!!」
 真名里の臍の上に、不審者の拳が音を立てて埋没し、張りのある筋肉が深く陥没する。
 衝撃のあまり、真名里の背中の一点がぼくりと膨らんで、つま先がわずかに宙に浮いた。
「あ……かぁ……」
 薄手のカッターシャツのみで覆われた真名里の腹に、不審者の拳が深々と埋没した。入り組んだ腸と腸の
狭間に固い異物を捻じ込まれる激痛に、真名里は目元を赤くはらし、ぶるりと肢体を震わせた。
「うぅ……くぅん……」
 自らの臍の上に捻じ込まれた拳を引き抜こうと、真名里は必に両手で不審者の腕を掴んだ。しかし、意識の吹き飛びそうな鈍痛と強烈な吐き気に襲われて、手に力が入らない。
 その上、宙に浮いている自ら自重と抜けていく力が相まって、捻じ込まれた固い拳がさらに奥深くへとめり込んできた。
 みちみちみち
「うぅぅ……ぐぅ……」
 真名里は内臓を丸ごと抉りぬかれるような激しい激痛に歯を食いしばり、片目をつむる。
 長時間この態勢が続けば、内臓を流れる太い血管が圧迫され続けて、真名里の生命にも大きな危険を及ぼすだろう。
 だが、不審者は突きこんだ拳を引き抜いて、宙に浮いた真名里の肢体を解放した。
「かふぅ……」
 両足に力を入れる事も出来ず、重力に引っ張られて崩れようとする真名里の肢体。慣性によってふわりとめくれたカッターシャツからは、引き締まった白い腹と、
切れ長に窪んだ臍、すっと浮き出た恥骨が露わになる。
 不審者は瞬時に拳を引き絞ると、スカートと生肌の境目に最強の一撃を打ち込んだ。
 ずぶぅん!
「きゃぅぅん!!」
 危うい水音と共に、真名里のきゅっと引き締まった白い尻が頭よりも高くに突き出される。
不審者の高速回転する拳は、守る物もない柔らかな肉の塊を激しく突き上げた。
「あぁ……くぅ……んぅう…!」
わずかな膨らみを持ち始めたばかりの未成熟な肉の塊に、高速回転する拳を捻じ込まれて、真名里の肢体が激しく痙攣する。
不審者の拳は真名里の腹膜を突き破ると、周囲の肉を巻き込みながら最深部にまで到達し、急所の塊を直に抉っていた。
自らの性を暴虐されるという、今まで感じたこともない感覚に、真名里は白い頬を赤く染め、内股をこすり合わせた。
「は……ぐぅ……」
 瞳から大粒の涙を零し、痛みをこらえるために強く噛みしめた歯と歯との間からは、透明な液体があふれ出して唇を濡らした。
 不審者は下腹部に捻じ込んだ拳をもう一度大きく捻じ込むと、先ほどとは比べものにならない程真名里は激しく痙攣した。
そして不審者は、無常にも真名里から拳を引き抜くと、そのまま地面にたたき落とした。
「はうぅ!」
 姉と同様、受け身すら取れずに地面に落下した真名里。尻を天に向かって突き出した格好も、スカートがめくれあがって尻とショーツが丸見えなのも姉と同じ。
姉と違う所があるとすれば、まだ意識が残っているという事と、ショーツの色が青と白の縞模様であるという事、そして、尻が姉とは違い筋肉質でかなり引き締まっているという事だけだ。
 真名里は右手で臍の上を、左手で下腹部を押さえ、街灯に照らされる引き締まった尻をぶるぶると違う生き物のように震わせる。
 しかし、次第に真名里の顔から血の気が退いて行き、細い喉元がぼくりと膨らんだ。
その直後
「おげぇぇぇぇ!!」
 きゅっと強く目を瞑り、激しく痙攣する真名里の唇から、黄色い液体がべちゃべちゃとあふれ出てきた。同様に、胃液とは違う黄色い液体が、真名里のひくひくと震える肉裂から音と立ててあふれ出し、
縞模様のショーツを濡らしていく。
 不審者は汚物を排出し続ける真名里にさらなる攻撃を加えようと手を伸ばした。
だが
「やめれぇぇぇぇ!!」
 ガシ!!
 背後から、瑠華理が不審者にとびかかってきたのだ。意識が朦朧としているせいか、唇の端からは涎を垂らし、瞳は焦点が全く会っていない。
おんぶのような格好で不審者の背中に飛び乗るものの、内臓に酷い損傷を追っている瑠華理の攻撃では不審者にダメージを負わせるどころか、痛みを感じさせる事すらできなかった。
一方、不審者は背中にしがみつく物体がよほど気に入らないらしく、闘牛のように激しく暴れた。
「まなりぃ!!逃げれぇ!早く!」
 最後の力を振り絞って、必にしがみつきながら叫ぶ瑠華理。
 しかし、真名里は逃げるどころか動くこともままならない。

432 :
「お姉…ちゃん……」
 げほげほと汚物にせき込みながら、ただただ肢体を痙攣させる事しかできなかった。
 そして、瑠華理の体力も直ぐに限界を迎えて不審者の背中からずり落ちてしまう。
 ふらふらと覚束ない足で地面に降り立つ瑠華理。
 不審者は瑠華理を逃がすまいと細い肩をガシリと掴んで豊満な肢体を固定した。
「あぁ…・…」
 目の前でぎりぎりと固められる拳を見て、瑠華理の瞳から絶望に満ちた涙が零れてくる。
 そしてその直後、瑠華理の絶望は現実の物となってその柔らかな肢体に打ち込まれた。
 ぼぐぅん!!
「ぐぶぅぅぅ!!」
 不審者の拳は瑠華理のシャツとスカートに隠された臍の真下を激しく突き上げると、即座に引き抜いて、弛緩しきった鳩尾に渾身のアッパーを捻じ込んだ。
「かぷぅ!くぷぅ!こぷぅ!!」
 瑠華理の肢体が弾かれたように激しく痙攣し、薄い唇かえら黄色い液体が滝のように溢れ出す。肉付いた太ももの付け根からも黄色い液体が音をたててあふれ出し、わずかに赤みの差した太ももを伝って地面に水たまりを作っていく。
 不審者の拳には、瑠華理の貧弱な胃を抉る感触が確かに伝わってきていた。
 そして不審者は、自らの服に瑠華理の吐き出す汚物がかかるのを気にもせず、拳を鳩尾に埋没たせたまま空いている手を瑠華理の背中に回し、力の限り抱き寄せた。
 ミチミチミチミチ!!!
「うぅん!!くぅん!はぅん!!」
 万里のような力でどんどんと深く、瑠華理の鳩尾にめり込む不審者の拳。みちみちと肋骨が軋む危うい音が周囲に響き、瑠華理の痙攣が一層の勢いを増す。
「はぐぅぅ!んぐぅう!ぐぷぅぅ!!」
鳩尾をぶち抜かれた挙句、鉄芯を仕込ませた固い拳が自身の胃に深くめり込んでくる激痛に、瑠華理はカッと目を見開いて、げぼげぼと嘔吐を繰り返した。
 そして、瑠華理が不審者の腕の中に完全に収まろうとしたとき、鳩尾にめり込んでいた拳は、瑠華理の胃を危ういレベルにまで抉りぬいていた。
「ううぅん!!かぁん!!かうぅ!!ぷくぅぅ!!」
 生命の危機を本能的に感じた瑠華理は必に不審者の背中を掻きむしるが、すべてが徒労に終わっていく。
 不審者が抱き寄せる手を止める事はなく、瑠華理を腕の中に完全におさめ終わったとき、瑠華理の中で拳を大きく捻じった。
 ぼきゅり!!
「はぅぅ……くぅ…!!」
 瑠華理の中で貧弱な胃が音をたてて弾け飛び、か細い肋骨がへし折れた。
「くぷぅぅ!!ぐぶぅ!!」
 大きく天を仰いだ瑠華理の口からは噴水のように黄色い液体が吹き上がり、そしてその色は直ぐに赤色を帯び始めた。
 しかし、不審者はその手を緩める事はなかった。

433 :
 不審者は鳩尾に埋没させていた拳を引き抜くと、その手で瑠華理のカッターシャツの襟首を、もう片方の手で瑠華理の小水に濡れぼそった黒の紐ショーツを掴んだ。
 そして、体の正面が地面を向くように、瑠華理の肢体を軽々と持ち上げると、片膝をついたことによって突き出された右膝の上に、瑠華理の肢体を叩き付けた。
「ぎゃぅぅ!!」
 不審者の膝が突き刺さったのは、ちょうど瑠華理の臍のあたり。細い瑠華理の肢体が臍を中心に折れ曲がった。
深々と突き刺さった膝は臍を貫通して、生温かな内蔵にめり込むと、急所の肝臓に直にめり込んで、そのなかほどまで突き刺さる。
「はぁ………ぷぅ……」
 半壊していた内臓に再び強烈なダメージを与えられ、既に瑠華理の肉体は限界を超えていた。びくびくと規則的な痙攣を繰り返しながら、下半身からは小水をぶしゅぶしゅと
下品な音をたてながら吹き出して、口からは赤と黄色の混ざった液体をぽたぽたと垂らしている。
 へし折れた肋骨が肺に突き刺さったのか、瑠華理の呼吸音はひゅーひゅーと腰の抜けたような音を発していた。
 だが、不審者はそれでも手を止めない。
 瑠華理の腹から膝を引き抜くと、壊れかけているその肢体を一度地面に下し、今度は自分のたてた膝に仰向けに乗せたのだ。膝が当たっている部分は、ちょうど臍の真裏あたりから少し下、
丹田の真裏から少し上の位置だろう。
 膝の上に瑠華理の肢体をセットし終えると、不審者は血と胃液で汚く染まったカッターシャツをたくし上げた。
 ところどころが赤くはれた白い腹部と、かわいく窪んだ臍が露わになり、瑠華理の首元までシャツをめくり上げると、プルンと黒いブラに包まれたメロンのような乳房が零れ出る。さらに不審者は、
瑠華理のスカートに手をかけると黒色の紐ショーツが露わになるまで引きずりおろし、いまもぽたぽたと黄色い小水が滴る汚れた下着に包まれた丹田を露出させた。
 それから不審者は、鋭く突きだした左右の肘を大きく振り上げると、右肘を臍へ、左肘を丹田へめがけて、渾身の力で突き刺した。
 ぼぐぅ!!
「かはぁぅ!!」
 固い肘が臍と丹田に突き刺さり、落ちかけていた瑠華理の意識が再覚醒する。鋭く突きこまれた右肘は既に壊れかけていた肝臓袋にぶすりと突き刺さり、その袋を破った。
危うすぎる肉に突き刺さった左肘は、汚い液体が溜めこまれる小水袋に突き刺さり、袋が破れかけるほどのダメージを与えた。
「ぷくぅ!ごほぉ!ぶくぅ!」
 瑠華理の唇から真っ赤な液体がぶくりとあふれ出し、同じ色の液体が黒いショーツと肉付いた太ももの狭間からたらたらと垂れだした。
 自らの膝の上で激しく痙攣を繰り返す少女の内臓が壊滅したのは傍目から見ても明らかだ。
不審者は満足したかのように痙攣する瑠華理を地面の上に転がすと、ゆっくりと真名里に近づいていく。
「ひゅ……やめ……ひゅ……まな…り…に……ひゅ……手を…ださな…ひゅ…いで……」
 ひゅうひゅうと危うい息遣いをしながら、消え入りそうな声で不審者の背に哀願する瑠華理。強烈すぎる痛みのために、彼女は失神の救済すら与えてもらえず、震える瞳には妹が無残にも痛めつけられる姿が焼付くことになる。
「おねぇ…ちゃん……!」
 真名里は瑠華理の五臓六腑が不審者の攻撃によって壊滅した事を理解していた。そして、いずれは自分もそうなるであろうことも。
 不審者は足で真名里の肢体を仰向けに転がすと、瑠華理の上に馬乗りになる。それから真名里のカッターシャツを首元までたくし上げた。
 引き締まった白い腹部と、切れ長に窪んだ臍、そして、小ぶりであるものの張りと弾力性に富んでいそうな二つの果実が、青と白の縞模様のブラに包まれながらぷるぷると零れ出る。
「うぅ……」
 目からぽろぽろと涙を零して、恐怖のあまり目を強く瞑る真名里。自分が今から、どれほど酷い行いをされるか、想像するだけでも恐ろしかった。
 しかし、不審者はなぜか真名里の上から立ち退いて、距離を取ったのだ。
 だが、それは当然、真名里の整ったルックスを見て満足したわけではない。
ガッ!!
 不審者は真名里めがけて走り出す。
(ああ……)
 その動作を見て、真名里は次に自分が受けるであろう残虐な行為を理解した。
 それは、真名里が不審者にお見舞いした攻撃。膝を突出し、そのまま相手の上に落下するという最悪の攻撃だった。
 案の上、不審者は駈け出した直後の大きくジャンプに、空中で左右の膝を突き出した。
「ひっ!」
 恐怖のあまり肢体を硬直させる真名里。
腹からこみあげる凄まじい鈍痛で、身動きを取ることすらままならない真名里の上に、不審者の筋肉質な肉体が音を立てて落下した。

434 :
どすぅん!!
「うくぅぅ!!」
 不審者の突き出した膝は、真名里の正中線上の二か所に落下して、深々と突き刺さった。一つは剥き出しになった臍の真下、スカートと生肌の境目。もう一つはすーと筋の通った腹のど真ん中、臍と鳩尾の間だ。
「あ……かはぁ……」
 真名里の顔から一気に血の気が引き、中途半端に開かれた唇の端からツーと赤い液体が滴り始めた。
 丹田と、臍と鳩尾の間に落下した不審者の膝は、少女が大切に育んできた子種を生み出す性器と、細く入り組んだ管の束を背中側に圧縮して、破裂させていた。
 ビクンと肢体を振動させた真名里は、涙をにじませた目をかっと見開いて突き刺さった二つの膝を凝視する。
「う………くぅん……」
 ぽろぽろと流れる涙と、唇から滴る血が真名里の絶望した様子を一層強く引き立てる。真名里は今、自身の内臓も姉と同様に壊滅させられた事を悟ったのだ。
 そして、すべてを受け入れ終わった真名里の喉元がぼくりと大きく膨らんだ。
「う……ぐぶぅぅ!!」
 真名里は赤を含んだ黄色い液体を吐きながら、半円を描くようにがっくりと頭をのけ反らせ、激しく肢体を痙攣させる。
 白くて美しい肢体が黄色い汚物で塗りたくられ、小ぶりの胸にかかった黄色い液体はせき止める谷間がないゆえに腹側と首側に分かれてしたたり落ちていく。
 不審者はそんな真名里の上に再度馬乗りになると、右拳を真名里の鳩尾に突きこんだ。
 どむぅ!!
「うぅ!!」
 突きこまれた衝撃でビクリとさらに大きくのけ反る真名里。纏った黄色い液体が衝撃で周囲に弾け飛ぶ。
しかし、短いスイングで鳩尾に拳を突きこんだためか、拳は中ほどまでしか真名里にめり込まなかった。これは、真名里が姉の瑠華理よりも筋肉質である事もその要因の一つであろう。
 これに不服を感じた不審者は、拳をめり込ませたまま左手で右腕をがっしりと掴むと、全体重を持って拳を奥へつきこみ始めた。
「ぐぅ!……うぅ……んくぅ!……くおぷぅ!」
 姉の時と同様、みちみちと音をたてながら鳩尾にめり込んでくる不審者の固い拳。しかし、真名里は背中を地面に着けているため、拳に込められた力は残らず真名里の中に吸収された。
 自身の鳩尾の中に、硬くて大きな異物が一定の速度で埋没するのを真名里は感じた。
「やぁ…ま…待って…ぷくぅ…待っ…お願……かはぁ…!」
腹膜を突き破られ、太い血管を圧迫され、肋骨を軋ませながら不審者の拳は胃へとめり込んでくる。
 次第に強くなってくる激痛と、徐々に迫ってくる恐怖に、真名里は両手で不審者の右腕を掴み命乞いをする。
「お願い……これぐらい…に…くぷぅ!…して……おね…が…い…かはぁ!」
 拳がぐぼ、ぐぼ、と奥へと沈み込む度、真名里はびくりと肢体をのけ反らせて、黄色と赤の液体を唇から吐き出した。
 そして、不審者の拳が手首まで埋没すると、拳は胃を強烈に圧迫し始めた。
「こぷぅ!!くぷぅ!!まって……やめ…て…こほぉ!…ぬ……ん…じゃう…!」
 汚物を吐き出しながら必に声を張り上げて、命乞いをする真名里。だが、不審者はその願いを叩き潰すかのように、拳を真名里の中で右回り、左回りと激しく捻じり始めた。
「あかぁ…!かはぁ…!!」
 さらに、体重をわざと何度も乗せなおして、心臓マッサージをしているかのように拳をずんずんと激しく真名里の鳩尾に押しんだ。
「うぐぅぅ!!こぷぅぅ!!」
 胃に捻じ込まれた拳とねじ回され、何度も突きこまれ、真名里は胃を蹂躙される激痛に目をきゅっとつむり、唇から大量の血と胃液を吐き出した。
 そして、激しい腹責めによって真名里の腹筋が破壊され、弛緩しきったその瞬間
 ぼくぅん!!
「ぐぶぅぅ!!」
 不審者は鳩尾から拳を引き抜いて、再度、拳を鳩尾に突きこんだ。今度は短いスイングで、などというミスはなく、大きく振り上げた拳に全体重を上乗せした強烈な一撃だ。
「うぐぅぅぅ!!」
 不審者の拳は、生肌に浮き出ていた肋骨をへし折りながら鳩尾に埋没すると、地面に押し付けられて逃げ場のない胃を抉り、破裂させた。
「かぷぅ!くぷぅ!」
 胃を破裂させられた途方もない激痛に、小さなおでこに無数の皺が出来る程、真名里は強く目を瞑り、唇からごぼごぼと血を吐き出した。同時にビクンビクンと痙攣を続ける下半身からは、黄色と赤の混じった液体がばしゃぁぁと勢いよく噴出して、地面に広がっていった。

435 :
「かはぁ……あかぁ……」
 内臓を破壊され、痛みにぴくぴくと背中をのけ反らせる真名里。丈夫な体で生まれてしまったがゆえに、失神する事も出来ず、激しい痛みに襲われて苦しんでいた。
不審者は真名里の内臓を征服し終えた事を確認すると、その凶悪な拳を引き抜いた。
 しかし、瑠華理、真名里、両名とも意識は残っていても、生命は危機的な状況を迎えている。不審者はそんな二人をしり目に、ハンカチの上に大切に乗せられた箱を手に取ると、その蓋を開けた。すると
「………」
 その中に入っていたのは、金色の懐中時計。真名里が壊してしまった、正志の母の形見と全く同じ代物だった。
 瑠華理と真名里が正志に渡したかったのは、デパートの古物商に残っていた、正志の母の形見と同型の懐中時計だった。二人はバイト代をはたいてこの時計を買い、せめてもの償いにしようと考えていたのだ。
当然、これで許されるとは二人とも思っていなかった。それでも、せめてものという、二人の心からの謝意の現れだった。
 不審者はその懐中時計を手に取ると、びくびくと痙攣する二人の少女が見ている目の前で、それを、地面にたたき落とした。
「!!」
 同時にはっとする双子の姉妹。
「やめ…て……」
「おね…がい…」
 大切な人へ贈る、大切な物。不審者はそれを地面に叩き付けると、これでもかというぐらいに踏みつけた。綺麗なボディーが次第にへこみを帯びてきて、どんどんと歪な形に壊れていく。
異常とも思える程に、不審者はその時計を踏み潰し続けた。
「あ………」
 そして残ったのは、でこぼこに踏み潰され、無残にも壊れ果てた懐中時計。蓋が閉じられているため、文字盤や針がどうなっているのかは定かではないが、もはやそれらが時を刻む事はないだろう。
 今まで人らしい仕草を見せなかった不審者が、激しく肩で息をする。それから、怒りを全身ににじませながら手じかな真名里へと近づいて行った。
 再び真名里の上に馬乗りになると、両手の平を胸の狭間に置いた。そして
 ボクン!ボクン!ボクン!
 心臓マッサージを始めたのだ。
「はぐぅ!くぷぅ!こぷぅ!」
 ボク!ボク!ボク!と何度も激しく陥没する真名里の胸板。心臓マッサージとは、心臓が止まっている人間にとって有用な蘇生法。逆に、動いている心臓に行うと心臓に多大な負担になる。一歩間違えれば、命すら落としかねない。
 不審者は今、その負担を心臓にかけるべくマッサージを行っている。
「あぁ…!かぁ……!」
 全体重を乗せて、思いっきり真名里の胸板を押す不審者。心臓が規則正しいリズムを無理やりに崩されて、激しく痙攣を始めるが、不審者は止まらない。
 真名里は声にもならない苦痛の声を上げ、激痛のあまり足をばたつかせる。今まで、身動きすらとれなかった真名里が暴れられるのは、まさしく、彼女が生命そのものを落としかけているからだろう。
 ボキボキとあばら骨がへし折れて、真名里の口から血が噴き出てくる。次第に真名理の胸板が押し返すのをやめて、動かなくなる。
それでも不審者は真名里の瞳から光が消えるその瞬間まで、マッサージを止めなかった。
「まな…り……」
 絶望の声を上げる瑠華理。
 真名里はもう、動かなくなった。不審者は静かに真名里から立ち退くと、今度は瑠華理を跨ぎ、見下ろした。
「うぅ……ヒク!…ヒク!」
 瑠華理は妹を失った悲しみと、自らも間もなくぬのだという事実に恐怖に、子供のように泣きじゃくる。そして
「どうして…正志……。どうして…真名里を……」
 壊れた懐中時計を持っていた。それだけで、自分たちを襲ったのが誰かなど明白だった。
「私だけで……私だけでよかったのに……どうして…真名里まで……。真名里は…真名里は…」
 しかし、不審者はそれ以上、瑠華理に話させはしなかった。
 ばきり!!
「かはぅ!!」
 いつのまにか振り上げていた右踵を、瑠華理の膨らんだ果実の狭間に突き落としたのだ。全体重を乗せた渾身の一撃が瑠華理の胸骨をへし折って、心臓を叩き潰す。
「かはぁ!けぷぅ!!こほぉ!!!」
 心臓に踵を突きこまれて、ビクンビクンと痙攣する瑠華理。しかし、突きこんだ踵を不審者が大きく捻じると、再度激しく痙攣し、動かなくなった。
 豊満な肢体をさらした二つの肉塊。それぞれが痙攣すらしていないことを交互に見て確認すると、
「バカな女だ……」
 不審者はそう言葉を口にした。そして、二つの肉塊を残し、不審者は公園の闇へと溶けて行った。

436 :
ピピピピ!ピピピピ!ピピピピ!
午前6時、俺はいつも通りに起床する
「う〜ん!」
 いつも通りに起き上がり、大きく背伸びした。だが
(ああ〜いい気分だ)
 心は、いつも以上に晴れやかだ。なぜなら
「あの屑どもはんだ」
 思わず、笑みがこぼれてしまう。
 そう、あの二人は既に生きていない。今頃、公園で冷たい体となって見つかっているだろう。
 でも、俺は構わない。いつも通りの日課であるランニングをこなし、父さんと楽しい朝食を済ませる。だが
「あれ、今日はまだ瑠華理ちゃんも真名里ちゃんも来ないね」
 父さんの疑問ももっともだ。だから俺も
「本当だ、おかしいね」
 不審がるふりをする。だが、裏では今にも笑い出してしまいそうなのを堪えるのに必だった。
(そう、僕なんだよ父さん!あの屑女をしたのは僕なんだ!)
 俺はもう、人として終わっている。二人の人間をめておきながら、心の中は歓喜で満ち溢れていた。
「じゃあ行ってきます、父さん」
 遅刻してしまうから、と言って一人で登校する俺。酷い仕打ちを受けない登校がこれほど爽快とは思わなかった。
 そして、邪魔者のいない平和な学園生活。あの糞姉妹と仲のいい連中やクラスメートが二人の不在の理由を俺に尋ねてくるのが少し不快だが、それも致し方ない。
「俺も、心配なんだ」
 いずれ起きるであろう事件のために、少しでも心配する自分を演出する。そして、家に帰ると
「正志!急いで病院へ行くぞ!」
(来た!)
 父さんが血相を掻いて家の中を駆け回っていた。どうやら、俺の事を待っていたらしい。
「どうしたの、父さん?そんなに慌てて?」
 俺は笑い出しそうなのを堪えて、父さんに尋ねた。
(さあ、父さん!言ってくれ!二人がんだと!無様な姿で見つかって!冷たくなっていたと!)
「瑠華理ちゃんと真名里ちゃんが大けがを負って病院に運ばれたんだ!」
 俺の肩を掴んでそう叫ぶ父さん。やはり、二人がどうなったのかは明白だ。
(さあ、父さん、続きを言ってくれ!二人はんだと!さあ!)
「二人とも、命を落としかねない大けがを負ったそうだが、先ほど、容態が安定した!」
「え……?」
(父さん、今、なんて?)
「いきなりの事でよく理解できないかもしれないが、二人は今朝、公園で大けがをした状態で発見されたんだ!」
(それはそうだよ。だって、僕がそうしたんだもん。で、それでそうしたって?父さん?)
「病院に担ぎ込まれるも、酷過ぎる状態で、手の施しようがないと言われたんだ」
(なのに…どうして?)
「それでも、執刀医の先生がわずかながら希望はあるとおっしゃって、手術をしてくれたんだ!そしたら、二人は奇跡的にも一命を取り留めて、様態が安定したと連絡が入ったんだよ、正志!」
 喜ぶ父さん。
「よかったな、正志」
「あ……う…うん…そうだね…父さん……」
(は、はははははははははははははは!え……どうして……なんで……)
 目の前が、真っ暗になりそうだ。

437 :
なんとか全部投稿出来たな・・・。
次回の内容をここでちょこっと発表
《セックス・腹責め》
 エロエロ!ギシギシ!アンアン!ドスドス!
です。

438 :
>>423
なかなか読み応えがあって良かったです!
濃厚な責め描写がいいですね。
次回書いて頂く時は『1/1』のように数字を降っていただけると嬉しいです。

439 :
>>438
できるだけご要望に添いたいところだけど、スレの制限に合わせて物語を区切るのは
不可能なのでできません。すまぬ。

440 :
希望云々じゃなくてマナーの話だ。
区切るのが難しいなら、せめて最後に続くとか終わりとか着けろ。
でないとどのタイミングでスレを平常運転に戻せば良いのか解らないから、非常に迷惑。

441 :
>>440
荒らしかどうか区別できんから普通に答えとくけど、ちゃんと投稿が終わった
後にきちんと筆者のコメ書いてあるだろ。かみつく前にきちんとスレを見ようか?

442 :
ID変わってるけど本人かい?
みんなで使うスレなんだから、終わったら「終わり」と一言入れるくらいは一応して欲しいな

443 :
問題が無かったかどうか見直すべきなのはお前自身だ。
お前、電車の中で煙草吸ってそれ注意されたら、嫌な奴は出てけって言うタイプだろ。

444 :
書き手さんは何レスの投下予定なのか
一回で投下できない場合、続きはいつ投下するのか明記したほうが好感持てるかな
いないと思うけど、他の書き手さんも投下待ってるかもしれなわけだし

445 :
「おわり」とか「つづく」を付けなくても文脈から理解できるようになろう。
子供じゃないんだからさ

446 :
書き手まで上から目線になっちゃもう終わりだなこのスレ

447 :
いや、終わるように見せかけて続けるって芸風もあるよ?
エピローグ的なのとか
終わったと思って乙コール挟まると読んでて興醒めだろうし、逆に投稿してても「違うんだけどなー…」って気分になる

448 :
そうそう、あえて含みを持たせて終わらせる表現もある
「つづく」なんて書いたら台無し

449 :
いや投稿中断するなら書いてよ「続く」
含みをもたせる表現もあるからこそ、終わったら終わったって書くべきだと言いたかった

450 :
あ、449=447です

451 :
作品に対する感想よりこんなくだらん論議のほうが延びるほうがないわ

452 :
投稿中断する旨を知らせなきゃいけないってことなら同意するよ

453 :
実力も全く大した事ない、せいぜい「まあまあ」レベルの凡夫なのに、どうしてそうも思い上がれるかね。
どこの投稿サイトで甘やかされてきたんだ?

454 :
実力は関係ないだろ
読む側も書く側も最低限の礼儀が要ると思うよ

455 :
久々にスレが盛り上がってきたところで、さらにスレがホットになれるよう
俺から一つ書いてやろう。
ID8sj9Zg10のやつ、俺の実力をそこまで高くかってくれて光栄な限りだよw俺は《厳しい眼》をお持ちの君なら
俺のことを《ゴミ》とか評価してくると思っていたが《まあまあ》とはかなりいい評価だなw君からの遅めのク
リスマスプレゼントはありがたく頂戴しようwちなみに、俺が甘やかされてきた投稿サイトは誰もが知るだろう
大きな投稿サイトだwまぁ、甘やかされているといわれれば否定はできないなw
まあ、俺の小説をどう思おうと勝手だし、俺も勝手にここに作品を投稿させて頂くよ。俺の作品をおかずにした
がっているであろう人が一人でもいる限りなw
さあ、ここから先の激しい口論の嵐をお楽しみくださいw

456 :
とりあえず萎えた
ほっとこう
ところで冬コミで腹責め合同が出るね

457 :
うわっなんだこいつ
コピペすればいいのにわざわざ手打ちしてID間違えてるという

458 :
SSは計7人だと。いいね。楽しみだな。

459 :
あ、ごめん、つい書き込んでしまった。忘れて
合同誌って最終日だよな。このスレで行く人いるのかな
とらのあなで委託もあるけど

460 :
この荒んだ空気を爽やかにする為に
好きだったあの子に告白してふられた主人公が
しょげながら家路につく時に偶然怪しい店が目に入り、
そこで自分の寿命を削りながら時間を止める呪具を購入する。
面白半分で使ってみると、本当に時間を止める事が出来てこれで思う存分、好きだったあいつに腹責めする事を決意
彼女の帰る電車の中で時間を止めて
彼女の制服を捲り上げスカートをずらし
細くて白い腹に狙いをつけて拳を硬めた
所で
つづく
で終わってもう続かないSSが読みたいわ

461 :
>>460
永遠に悶々と出来るな
続巻の出ないあの本とかあの本とかあの本みたいに…

462 :
>>459
午前中は他のところを回るので
午後にまだ気力が残っていたら行くつもり。
でも売り切れていたらマズイなw
まあもう委託してくれているからいいんだけど。

463 :
>>462
二箇所も委託してるからどっか残ってるんじゃないかね、と思ってる
甘いかな

464 :
>>463
書店委託の事を自分は言ったつもりだったんだが
会場で他サークルにも委託しているのに気がついていなかったw
まあ3サークルもあるんならどこかに在庫はあるでしょ。

465 :
やり過ぎ萎えた

466 :
腹刺しとかはどうだ?
無敗を誇る強く美しい女戦士
彼女を狙うザコ暗者が襲いかかるも、一瞬で叩き伏せられて喉元に剣を突きつけられる
『頼む、命だけは助けてくれ、うちには小さな子供がいるんだ』
哀れに思って剣を収める女戦士。ふと気を抜いた瞬間、腹部に何か熱い違和感が!
女戦士のむき出しの見事な腹筋には、卑劣な暗者の短剣が柄まで突き刺さっている!!
・・・みたいな

467 :
股間から切り上げでズンバラリンは別スレですかね?

468 :
切腹、腹刺し、開腹シチュなどは大丈夫だよ
グロ注意って書いといた方がいいけど

469 :
合同誌を手に入れた人いたらレポお願いします

470 :
>>469
ココじゃなくて余所で聞いたほうが、多分ちゃんとしたレポが期待できると思われるが

471 :
待ってりゃその内割れで出回るだろ。
メジャーになればなるほど。

472 :
DL販売ないから割られないな、多分
というか割られたくないから実本でしか出さないって人も居るし

473 :
買って読んだけど、なんだかんだ1500円出す価値はあったよ
SS組がマジ中身濃い

474 :
今日届いて読んだ
漫画は趣味に合わないのもあったけど、腹パイベント組はさすがだよ

475 :
特にSS組のヤンデレ氏は抜けたし、55氏は泣けた

476 :
漫画はページ数的にちょっと短い感じがしたけど、SSはしっかり読める量があるね

477 :
割高だけどとらのあなで注文
届くのが楽しみだ

478 :
ネットやツイッターでほとんど感想出てないな
実際どうだったんだろう?

479 :
人によって出来が違うというありていのことしか言えない
特に絵の方は個人差が大きい、落書きレベルのもあった

480 :
13DP書いた

481 :
絵はどちらかというと腹責めというよりは内臓やカニバが多かった印象

482 :
とりあえず内臓出しときゃグロ絵になるんだろ?的な絵はよくあるけど
腹パン好きとしてはコレジャナイ感があるw

483 :
感想来てたね

484 :
腹責めと言っても幅広いからな
腹パンから切腹、内臓グチャグチャまでどこで抜けるかは人それぞれということか
そういう意味では今回の55氏の作品は抜けなかった
ストーリーや雰囲気作りが上手過ぎるからそっちの方に集中してしまう
良くも悪くもセンスが良すぎる
1番使えたのはシャー氏の漫画かな
張り付け拷問のシチュ好きな自分にとってはツボだった

485 :
言い忘れたけど、買って損はないよ
これだけ多彩なシチュに溢れてる本だから、自分にハマるシチュがある可能性は高いしね

486 :
55氏のあの作品で抜けないようなら、このスレ来ない方がいいよ

487 :
個人的に俺はSS枠はハズレ無しだと思った。
ソフトもグロも両方とも、内容・質どれも凄い充実してた感じ。
絵の方は個人差もあるかもしれないけど、なによりページ数が少なめに感じた。

488 :
どこのサークルの話をしてるのかしら

489 :
>>488
ぽんぽんいたいの
でggれ

490 :
やっぱり腹パ組は安定してるね

491 :2013/01/05
拡張好きとしては水風船少女は素直に抜けたな
漫画もソフトの方は腹パンに特化しててよかった
個人的には主催がソフトの方にいたのが意外だったわw
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