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2011年10月1期ピュアAU吉祥寺専用スレ TOP カテ一覧 スレ一覧 削除依頼

吉祥寺専用スレ


1 :06/05/08 〜 最終レス :11/10/14
武蔵野市最強の街「吉祥寺」について語りましょう

2 :
うん、スレ違い

3 :
河岸を変えまして、と。(・∀・)
ナチュラルダクトスレ
>770
はい。今年も見送りです。というか、実はこのゴールデンウィーク中に
箱を作ってました。箱は出来上がって音も出ます。塗装待ち。
…でしたが、出てきた音が今一歩だったのと、思っていた特性が
達成できなかったのでボツにしました。多分、塗装もしないでしょう。
出す可能性は100%ないのでバラしてしまいますが、
8cmDVCウーハ + 6cmフルレンジ + ツィータという構成の3wayでした。
8cmウーハがケルトン式なのと、ダブルボイスコイルの片側に可変抵抗を
つけて、Qコントローラーにした設計です。(0.2〜0.8まで可変)
箱の大きさはH200・W130・D180と小振りで84〜85dB級、
低域特性が100Hz付近までフラット、-12dB落ちで80Hzなので
まあ悪くはないのですが、やはり小口径すぎてケルトン式のうまみが
生かしきれなかったようです。あうちー(・A・)

4 :
ご丁寧なレスどうもです。
満足がいかないから発表しないとは陶芸家が気に入らない作品を
割るみたいですね(笑
作品を見れないのは残念ですがそれでは仕方がないです。
その小ささで3wayをまとめるのはすごいですね。
ケルトン式のウーハーに小口径フルレンジならネットワークも
シンプルで済みそうですが、やはりこだわっているのでしょうか。
能率が低いのは単にボイスコイルを片側しか使わないからなのか
それとも低域を膨らませる回路が仕込んであるのか色々想像
してしまいます。
私は3wayの回折によるピークディップを減らすべくバッフルに皮でも
張ろうかと思案中です。(フェルトは見た目がいまいち)

5 :
朝まで次のスピーカーの設計をしてましたヽ(゚∀゚)ノ
あ〜、自作おーでおは楽しいなあ。でも明後日からはまた仕事で忙しい…
>4
いや、大したものではないです。
avalonみたいな斜めカット多用ですが、一日で工作終了。
(1本のみのテスト箱を4個ほど作ってた分は除いて)
>ケルトン式のウーハーに小口径フルレンジならネットワークも
>シンプルで済みそうですが、やはりこだわっているのでしょうか。
シンプルに済ませようと思えば済ませられますね。
ネットワークレスで200Hzクロス、ディップもほとんどなく正相で
-12dB/octで繋がります。(ケルトン式のメリット)
…が、6cmフルレンジの耐入力の関係でネットワークは入れました。
アコースティクに切れる分と含めて、結局は-18dB/octの正相でした。
6cmのfsの位相回転のせいで、見かけ上は変則ネットワークになってます。

6 :
この大きさ(2リッター級)ですと、低域は実質80dB〜82dBクラスが相場で
(メーカー公称は1kHzの値で、小型スピーカーは大抵中域が盛り上がってる)、
フラットレスポンスで84dB〜85dBを稼ぐのはなかなか大変です。
今回も低域は2Ω級になってます。(単純にパワー比にならないのはロスがあるから)
音質最優先ならば、5リッター級にして、クロスも150Hzまで下げ、
70Hz〜20kHzで87dB〜88dBフラットを狙ったでしょう。
仕様ドライバも、せめて12cmを使いたいところ。
まあ、今となってはどうでもいいことですが。
>私は3wayの回折によるピークディップを減らすべくバッフルに皮でも
>張ろうかと思案中です。(フェルトは見た目がいまいち)
ソナスみたいにカッコイイ仕上がりになるといいですね〜(゚∀゚)

7 :
> バ、バレたー(((( ;゚Д゚)))) な、なんでー?!!!
実は761の書き込みを拝見した時に、「もしや?」と思い、
763で確信致しました。書き込みから後光があふれてましたよ(^_^;
何故、貴方のようなお人が、電波まみれのナチュラルダクトスレに
降臨されたのだろう?と疑問に思いつつ、同時に全身総毛だちながら
喜びを感じておりました。
メールの件、了解致しました。
こちらこそ失礼な申し入れをしてしまい、大変申し訳ありませんでした。
お仕事に差し支えのない範囲で宜しいので、
こちらのスレでいろいろお話を伺えたら、と思います。
お聞きしたい事が山程有るのですが、気分が舞い上がってしまい、
上手くまとめられませんorz
今、自分が悩んでいるのはTLの動作原理についてでして、
MJKの論文・エミュレータなどで少しずつ勉強しております。
他にも良い参考文献・エミュレータなどが御座いましたら
お教え願えませんか?
TLと一言で申しましても、音響迷路に近い物から、
出口を先細りにしたもの、音響管+ポート型、逆ホーンと
様々な作例が有りまして、それだけ形態が異なるのに、何故
「TL」と一括りに出来るのだろう?と、無い頭を悩ませております。

8 :
なんか先生の前の生徒みたいになっちゃいましたが、
恥を承知で拙作を披露させて頂きます。
宜しければご覧になって下さい m(_ _)m
前述のFE87EによるTLは、音響管+ポート型ですね。

http://ic21.mixi.jp/photo/diary/33/62/93373362_108.jpg
http://ic26.mixi.jp/photo/diary/42/78/130394278_246.jpg
http://ic2.mixi.jp/photo/diary/36/18/130833618_69.jpg
写真ですと全く分かりませんが、背面下部にΦ26mmのポートが
開いております。
完全円断面積層TQWTという訳分からない物も制作中です。
http://ic5.mixi.jp/photo/diary/33/42/9643342_58.jpg
http://ic6.mixi.jp/photo/diary/33/42/9643342_149.jpg
http://ic17.mixi.jp/photo/diary/92/78/40659278_131.jpg
http://ic13.mixi.jp/photo/diary/50/1/40915001_104.jpg
貴方の素晴らしい作例と比べると、
あまりに稚拙でお恥ずかしい限りです(^_^;

9 :
ヒマー⊂(゚Д゚⊂⌒`つ なのでいろいろ書き殴ってみる春の夕方。
参考文献は、「これ!」といった決定版はないんじゃないでしょうか。
ストレート直管TL(ただの四角いダクト)タイプであれば、
いわゆる等価回路をシミュレーションした結果とほとんど同じになりますし。
問題は形状を複雑化したケースですね。同容積の箱でも、折り曲げパターンが
違えば音は違います(これは測定にもちゃんと出る)
管内の進行音波を平面波と仮定して、それを波動方程式に入れてトレースする、
というやり方なら、騒音対策技術の教科書に数式が載ってます。
私は主に技報社の「騒音対策ハンドブック」という本で勉強しました。
(これは今では古すぎて絶版になってるかもしれません。
似たような本ならば、大きな本屋に行けば売っているはずです)
管の中で90度に折り曲げたケースでの透過損失の計算法や、
その実測データなんかも載っていたりして、なかなか面白いです。

10 :
私も正直なところ、あらゆるTLの動作を完全に理解しているか、
と問われると自信がありません。なぜならば、TLと一括りにされている割には、
あまりにも形状パターンが煩雑だからです。
これが我々アマチュアビルダーを困惑させる原因ではないかと( ・ω・)
まあ、こう見えても、私はいい加減かつ腰の軽い人間なので、
等価回路が単純化できないようなもの、可変出来る要素・パラメーターが
多すぎるようなもの、たとえばトリプルバスレフ(ダブルバスレフの三連版
じゃないよ)ですとか、DDSBタイプですとか、我々アマチュアビルダーが
思いつきで作る妖しいエンクロージュアのアイデアとかは、
「そんなもん、作ってみた方が早いじゃん!」と思ってしまうクチです。
で、まあ、「実際に何個も作ってみる」>>「試聴と測定」>>「ゴミでした」('A`)
…と、大概そうなるわけですが。

11 :
話を戻しまして。
TLに関しては、大きく分けて2パターンに分けられると考えています。
(一応、前もって言っておきますが、私の理解は間違っている可能性があります。
本職ではないのでそのあたりはご寛容下さい)
(1).共振を利用しないもの。TLをドライバ背面音の消音器として用いるもの。
(2).共振を積極的に利用するもの。ダンプ量でそれをコントロールするタイプ
(1)のタイプは、ご存知 B&Wのフラグシップ「nautilus」です。
日本のパイオニアがが、同じ考え方の箱を30年くらい前に作っています。
(これは現物は聴いたことがありません)
nautilusは知人が所持しているのを聴いたことがあります。面白い音です。
nautilusは発表されたは1994年の暮れあたりで、すでに10年以上が経過しました。
B&Wの公式サイトに2000年頃までは「これは旧来のTLではないので、我々は
トランスミッション・ロッドと呼ぶことにしたぜ」みたいなことが書いて
あったんですが、今はなぜか消えています。海外でも一議論あったんでしょうか?
今までのTLと何が違うんだと聞かれると、私もよく分かりません(・∀・)
nautilusのウーハは裸特性に近い音ですので、口径に応じて中音域から
音圧が低下しています。マルチアンプでないと駆動できないのはそのせいです。
nautilusは閉管のTLに見えますが、実は4wayすべてが開管です。
(ウーハにも底面にケーブルの引き出し穴がある)
さすがに分解して測定したことはありませんので、はっきりしたことは
言えませんが、当然、わずかな音漏れがあるはずです。

12 :
私が二年前のステレオ誌に応募した作品で、nautilusのスコーカーに近い形状の
開管TLを作ってみましたが、十分測定できるレベルで音漏れがありました。
単純な測定では普通のTLと何も変わりません。教科書通りの結果です。
閉じてしまうと、インピーダンス形状は、さらにダンプされたTLになる
だけでした。
B&Wは、こうした逆テーパ形状にすることで、開口端で急激な圧力変化が生じ、
背面音はほとんど消えると説明しており、(でもnautilusの管に耳を近づけると
ちゃんと音が聞こえるんだなー、これが)、何か未公開のテクニックが
隠されているのかもしれません。分解したら中から小人さんがワラワラ出てくる
のかもしれません。ヘンナノイタ━(゚∀゚)━!!!!!
完全に消音される、ということは開口端で反射が起きないということであり、
開口端で反射が起きない、ということは管共振が起こらないということで、
つまりは「(1)共振を利用しないタイプ」ということになります。
(某氏のサイトで、理想バックロードは共振を利用しない、ということが
説明されてありますが、まあ、それと同じ理屈です)
技術・理論の正しさは別として。
正面から出てくる音は、確かに他の箱とは違います。私の場合、自分の作品評価
にはシビアな方なので、信じて頂いてよいかと(・∀・)
単なる密閉に入れたときよりも、確かに細かい音をよく再生します。
nautilusのドライバも、分解して適当な密閉箱に取り付けた時と
音の比較試聴がしてみたいものです。
……続きはまたあとで?!

13 :
なにこれ

14 :
>>13
ネットから突然姿を消して久しい伝説のスピーカービルダー「キッチ・ジョージ」との霊界通信のようなもの

15 :
アゲラレタ━━━(゚Д゚;)━( ゚Д)━(  ゚)━(   )━(゚;  )━(Д゚; )━(゚Д゚;)━━━!!!!!
半分逃げ腰…
一応、気を取り直して、本番の(2)について。
これは実に様々な手法・設計パターンがありまして、正直どれがベストとは
言いづらいものがあります。
(a)ストレート管
(b)テーパ(ホーン)管
(c)逆テーパ(逆ホーン)管
(b)と(c)のタイプに空気室を設ける、というか、管とのつなぎ目の断面積を
変えることで自動的に空気室が形成されてしまうわけですが、
これは一種のローパスフィルターを成します。ただまあ、空気室のある
TLの実装例は、主に使用ドライバのT/Sから決定されるようで、
ローパス特性を得ること自体が目的ではないようですね(それが目的だとすると
遮断周波数が高すぎる。さらにこのローパス特性は、正確に言うとバンドパス
フィルターなのだが、特性がブロードなのと背面音の高域は勝手に減衰している
ケースが多いので無視してよい)
この空気室を極端に狭くすると音響管にプレッシャーがかかってどーのこーのと
言うホーンスピーカーの話になってきそうですが、TLの場合は無視してもらって
いいでしょう。

16 :
問題はこの管による共振です。
ぶっちゃけて言えば、いずれも長岡老師いわくの「共鳴管」です。
(b)は吸音材でダンプしたTQWTそのものであり、(c)はいわゆる逆ホーン。
どういう違いがあるのかと言えば、管の共振点の移動です。
言い換えれば、管の実効長の変化とでも言いましょうか。
TLにいろいろと種類があるのは、これが原因です。
つまり、ストレート管を正規化するなら、先細りの逆ホーンは、
より短い管長でストレート管の共振周波数と一致します。
吸音材を詰めることを前提とすれば、さらに短くすることができます。
逆にテーパ管、つまりTQWTと似たような形状であれば、
ストレート管と同じ共振周波数を得るためには、さらに長くしなければ
なりません。箱がやたらデカくなります。

17 :
これだけを考えると、テーパ管はなんだか労力が報われなくて無駄な工作の
ような気がしますが、これにもちゃんとメリットがあります。
共振がより強大になり、共振ポイントの出力音圧が上昇するのです。
もともと出力音圧が低いものはどうすることもできませんが、
出力音圧を高いものを吸音材でダンプしたり、開口面を絞って
音圧を下げることは簡単なので、理にかなった設計ではあります。
ただ、海外の作例を見ても、テーパ管のTL作品は非常に少ないのです。
理由はいろいろ考えられますが、共振ポイントの設計が難しいためだと
思われます。と言うのも、基本的にストレート管の場合、共振蜂は基本的に
低い方から数えて1倍・3倍・5倍…と奇数倍の周波数に並んでいくのですが、
テーパ管の場合、テーパのフレア定数によっては、これが1倍・2倍・3倍…
と整数倍に近くなってしまうのです(実際は0.7倍・1.8倍・3倍…くらいだが)
海外産のTLの場合、共振蜂は1つしか利用しないのがセオリーで、これが
2つ・3つと強い共振ができ、それも狭い間隔で並ぶとなると、
処理に困るというのが真相でしょう。

18 :
なるほど、勉強になります。
2/3まで逆ホーンで、残りがテーパーとかすると、
やっぱお互いのメリットを潰しちゃうのかな。
教えて君ですみません。

19 :
海外で主流のTL設計は、簡単に言ってしまえば、
もともと低fs(30Hz前後)で、大型密閉でも60〜70Hzくらいまで
フラットに再生できる6.5〜8インチクラスのドライバを選択し、
音響管の共振によって30Hz付近を持ち上げて、吸音材によって
適度な制動をかける、という手法です。
もともとバスレフでも楽勝で40Hzくらいまではフラットに
できるドライバを使うわけです。
(私が自サイトで4〜5インチのデータしかないので参考にならない
んじゃないか、と言ったのはそのことです)
従って、なぜか日本で大人気(?)の小口径フルレンジ軍団は、
TLに使うには非常に難しい。料理できないわけではありませんが、
相当に苦労すると思います。(てか、しています(・∀・)
写真を拝見させて頂きましたが、最初の方で選択された
8cmのTLは…こりゃあ、難しいでしょうねえ。
大きな方の箱はドライバの選択肢次第でどうにかなりそうです。
もちろん音が悪い、と言っているわけではないんですよ?
ただ、音としてまとめるのが難しい、というお話でして。
気を悪くされないとよいのですが。
積層TQWTは凄いですね。これ、MDFですか? 頑張りましたね。
私も積層は何度か挑戦していますが、その度に専用の工具が欲しくなります。
こんだけ気合いを入れた箱なら、高級ドライバを入れたくなりますね。

20 :
おじゃまします。
僕は限られた容積で効率よく背圧に関して巨大密閉(巨大平面バッフル)と
等価なものを実現できるというふれ込みのシステムと何かで読みました。
パイオニアの事例って三昔くらい前のPE-101ってやつですかい。

21 :
>18
フレア定数(それぞれの管の広がり方)にもよると思いますが、
それだと実効長が短くなるだけかもしれませんねえ。
(具体的に作ったことがないので、ちょっと分かりかねます)
うーむ。どうなるんだろう? バックロードの場合、ホーンの一部が
途中で多少絞り込まれたぐらいでは、低域特性は大して変化が
なかったのは確認していますが。
単純なストレート管ならシミュレータで占えそうです。
…でも作って計ってみた方が早いかな。

22 :
>20
巨大密閉と等価、というのはちょっと違う感じです。
(もちろんそういう特性にもできます。一番強烈なのがnautilus)
PMCとかのTLは、明らかに共振を利用していますから。
共振を利用する度合いによって、群遅延も悪化していくはずですが、
ダンプ量によってましにはなっていきます。ましになればなるほど
密閉に近づく、という感じでしょうか。
まあ、バスレフとかよりはずっといいんですけども。
>パイオニアの事例って三昔くらい前のPE-101ってやつですかい。
多分、それですねー。10cmくらいの小口径だったと聞いていますが。
どんな音だったんでしょうか。

23 :
AB誌炭山氏作例はまた別物ですか?

24 :
夜食落ち復帰。プルコギ丼(゚д゚)ウマー
>23
すみません。ここ数年、マジで自作オーディオ界(ネットや雑誌の)から
離れていましたので、どんな作例かサパーリ分かりません。
簡単に構成を教えて頂けませんでしょうか?
Fosの20cmウーハあたりを使ったのかしら?
(´-`).。oO(炭山さんとも長らく連絡取ってないなあ…)

25 :
>>21
ご回答ありがとうございます。
小型のものなら、作りやすそうですね。
そういえば、PMCってほとんど吸音材を使ってないような。
TLSというよりは共鳴管っぽいかな。

26 :
呼び名が無いと不便ですので、便宜上、「3」氏を「吉祥寺さん」と呼称させて頂きますm(_ _)m
> 写真を拝見させて頂きましたが、最初の方で選択された
> 8cmのTLは…こりゃあ、難しいでしょうねえ。
はい。自分の力でこのユニット用の箱の最適値をエミュレータで見つけられなかったので、
コエフさんと言う方の作例

http://www1.kcn.ne.jp/~bamba/speakers/t2087/
の音道の折り曲げ方を変更し、C型管にしてみたのです。
前スレ(ナチュスレと略します)の主人公の作例の一つ「ちゃーちゃん」という個体と同一ユニットでして、
それとの比較用です。実験機と言いますか、とりあえずTLS作ったぞ的な物です(冷や汗ダラダラ…)
積層TQWTは、実は自分がまだWindowsマシンを購入する以前に設計した物で、
当然、MJKエミュレータも当時まだ使ったことが無く、
ノリと勢いだけのものです。友人達に
「ユニット取り付け位置を変えて、積層TLSに変更しようよ」
的な意見を良く頂きます(^_^;

27 :
それからTLS概略、長文お疲れ様でした。本当に勉強になります。
熟読させていただいた後、あれこれ質問させて下さい。
質問内容を整理しておきます。
一つだけ宜しいでしょうか。TLの事を
「共鳴しない共鳴管」
と日本で最初に表現したのは吉祥寺さんだと思うのですが、
それは「(1).共振を利用しないもの。」のみを評したものなのでしょうか。
それとも「(2).共振を積極的に利用するもの。」においても、ユニットのf0共振をダンプする
という意味で、(1)・(2)双方に当てはまるのでしょうか。
それともあくまで「ちょっと乱暴だけど、こうとも言えるよね〜でも鵜呑みにしないでね」
的な比喩だったのでしょうか。
意外とネット上で引用され続けている表現みたいですので、
改めてこの言葉の意味する所をお教え願いたく思います。

28 :
分類(2)の方はよく耳にしていたが、分類(1)の方は
全く初耳で、ほうそんな考え方もあるのかと視野が
広がった。非常に参考になったので感謝の気持ちを
述べておきたい。ありがとうございました。

29 :
>>24
最新号(vol.38)の
ワイドレンジスコーカー的特性を狙った逆ホーン型フルレンジ「ホーム・センター」の製作
という記事です。
ユニットはFE168EΣ。
ミッドバス/ワイドレンジ・スコーカー兼用スピーカーという構想で、
低域の穏やかなロールオフが目的。
構造は工作のしやすさ優先ということでしょうが直管二回折り曲げ。
ホーンのカットオフ約50Hz、音道長約105cm。
後端は開いているが吸音材については一切記述がないのでダンプは無しの模様。
測定f特はメーカー発表無響室データにそっくりで、
70Hzにピークが残ってるのは逆ホーンが短く処理しきれなかったf0のピークと思われるとの記述。
また、低域の大入力に対してコーンの振幅が小さく耐入力が大きいともありますね。

30 :
>>28
私は(1)の方しか知りませんでしたよ (^^;

31 :
一体、なんでこんな日のこんな時刻に一大杉なのか小一時間(・A・)
>27
…でしたっけ? 昔の話なんでよく覚えてません。
確かにあの当時、TLの作例は日本のネット上では皆無でしたけど。
当時、日本語で検索をかけるとウチのサイトが最初に引っかかるらしく、
しょっちゅうメールで質問にあいました。
「ウチは本家ではないです。TLならS氏の方が詳しいっス」とぶん投げた
こともしばしば。あの人はすごく親切で面倒見のよい方なので、
私以上にお世話になった人もたくさんおられると思います。ナムー。
「共鳴しない管」というのは、そんなに深い意味はないですよ(・∀・)
ただ、海外のビルダーと話した時に、
「共振させるつもりで設計すると失敗する。共振はさせないつもりで作れ。
んで、作ってみたら図らずも共振しちゃいました、ぐらいの気持ちでいろ」
と言われましたので、そんなものかなと思った次第です。

32 :
>29
ご回答ありがとうございます。
なるほど。そういう作例でしたか。
それは海外主流のTLとはおもむきが違いますね。
むしろ分類上では(1)の方の考え方に近いんじゃないかと。
ただ、私の経験上、(1)が目的のケースでは、妥協なく長い
逆ホーンの方がよい結果(音質面で)が得られる感じです。
nautilusのウーハのfsは30Hz。で、ホーン長は3メートル。
(吸音材の詰まった逆テーパ管なので実効はもっと長い)
fsが60HzくらいのFE168EΣでも1.5メートルくらいは欲しいところです。
TLは、1/4波長をベースにした設計がほとんどですが、1/2波長をベースに
作ってもよいのです(かなり長くなっちゃいますが)
炭山さんの設計だと、おそらく、消音型のTLとルーメンホワイトの
ジェットバルブの中間くらいの特性・音質になってるんじゃないでしょうか。
(ルーメンのバルブはfs=32Hzのドライバに60cmの奥行きなので
同じ消音器でもTLとは違う。息抜きバスレフに近い)

33 :
>>32
> ただ、私の経験上、(1)が目的のケースでは、妥協なく長い
> 逆ホーンの方がよい結果(音質面で)が得られる感じです。
そうでしょうね。
氏の作例はかなり割り切って単純化というか簡略化してる感じです。
ある意味長岡流か

34 :
>>33自己レス
すいません、書き込み途中で送信されちゃいました。
ある意味、長岡流いい加減というところでしょうか (笑)
> 炭山さんの設計だと、おそらく、消音型のTLとルーメンホワイトの
> ジェットバルブの中間くらいの特性・音質になってるんじゃないでしょうか。
なるほどなるほど。たぶんそんな感じかもしれなせん。
炭山氏は自分のメインシステム用にと考えているようなので、
この先いろいろ手を加えていくのだろうなとは思いますが。

35 :
ああー、仕事が忙しくて何もできない…(´・ω・`)
炭山さんもメインをいじってるんだなあ。
うちはメインはあってないような状態なんで(強いて言うなら例の
コンクリートBHあたり) ちゃんとしたワイドレンジシステムは
確保しとかなきゃいけないとは思ってるんですけどね。
実はネットから引きこもってる間、一時的に結構高めのメーカー製品に
走ったりしてました。自作派としてはあるまじき行動ですが。
あー、なんだかTLの話をしているうちに、久しぶりに本格的なTLを
作りたくなってきましたよ。

36 :
ただまあ、海外の著名なドライバを使った2way・3wayあたりだと、
作例がいろいろありますから、ちょっとは変わった奴を作りたいですねえ。
その方が参考データとして第三者から見てて面白いだろうし。
ベースはTLとして…低域だけはアクティブ化してみるか。
スピーカー作る人とアンプ作る人はほとんどかぶってないから、
あんまり興味を持ってもらえないかな…
ちょっと構成を考えてみよう。

37 :
100リッター級(?)のフロア型
電流正帰還(AST)+ 8インチ〜12インチウーハTLS
(1) + フルレンジ の簡易2way
(2) + ミッド + ツィータ の本格3way
(3) + ミッドバス + フルレンジ の簡易3way
(4) + ミッドバス + ミッドハイ + ツィータ の本格4way
うちの流儀だと(3)が本命になりそうな気がしますが、音は(2)に負けそう。
(4)はいつもの泥沼にはまるのが目に見えているなあ(・∀・)
発展性があるからベースだけちゃんと作っておけばいろいろいじれますしね。
アンプも本格的なのを作りたいところですが、パーツ代がバカ高くつくし…
暫定的な組み合わせならメーカーの安いアクティブウーハを分解して
利用してみましょうか。それこそヤマハのパソコン用はすこぶる安い。
板材込みでトータル予算3万〜5万くらいに押さえ込めれば(無理?)、
追試した人から感想をフィードバックしてもらえるかもしんない。
2006年の夏のプロジェクトはこれかな…、ついでにサイトも復活させる、と。
明け方の独り言でした(・∀・)

38 :
> 2006年の夏のプロジェクトはこれかな…、
> ついでにサイトも復活させる、と。
楽しみです。
> (強いて言うなら例のコンクリートBHあたり)
耐○○ッ○○ー○ ギ○○ー○ですね。
この作例で航空機用ベニアというものを初めて知り、
模型飛行機を作られるマニアの方から見せて頂いたことがあります。
入手ルートを教えて頂けなかったので、これでスピーカを作った事は
流石に無いのですけどね(^_^;

39 :
伏字でやりたいなら、クローズドな場所でやってくれないか?
うっとおしいんだわ。

40 :
たぶんあのひとだろうな、と思いつつ。
ムンクはメインとして絶好調に鳴っています。
ご報告まで。

41 :
ムンクって売りに出されたんですよね。
内容を良く覚えていないのですが、どういう構造でしたっけ?

42 :
なにやらネットの世界の狭さを感じますね。
あの曲面キャビは美しすぎて真似をする考えすらうかばなかったなぁ。

43 :
やっと仕事が終わった…
ムンクですか。懐かしいですなあ。
積層構造とか外見が派手なんで、そっちに目がいっちゃいますが、
要するにショートバックロードに吸音材の貼り方を工夫して
ホーンの実効長をのばした箱です。まあ、分類上はTLの一種として
考える方が正しいかも。JBLの蜂の巣にも似てますね。
>40
ご無沙汰しております。今でも使って頂いてるとは感激です。
私の場合、よっぽど思い入れのある物以外は、里子に出して
処分してしまいますので…

44 :
馴れ合いはよそで。

45 :
せっかくだから反応しておこう。
ヽ(`Д´)ノ モウコネエヨ!!

46 :
>>43
ttp://www.kujinet.jp/roompic/cgi-bin/imagebbs3/upppu.cgi?action=view&no=82&no2=1074&disppage=
晒してみました。以降ここでは黙りますのでご容赦を>馴れ合い嫌いなひとたち

47 :
乙です。
そこでは質問や意見交換もおKでつか?

48 :
39、44は、って由。氏ね。チンカス。

49 :
>>48
スルー汁

50 :
>>43
ああ、あの方だと、今更気づきました。
いきなりのメールでも、親切に答えてくれて、ほんと嬉しかったです。
TLSの最低域までの伸びと、BHの能率の高さ、
両方を取り入れる構造、できないかなー。

51 :
早起きは三文の得? 最近は何もいいことないなー(´・ω・`)
> TLSの最低域までの伸びと、BHの能率の高さ、
> 両方を取り入れる構造、できないかなー。
実はないわけでもないのです。
TLの話で盛り上がっている(?)のにちょっと話が脱線してしまいますが、
数年前に、バックロードの実験過程で少し面白い現象を見つけました。
(その「さわり」の部分はサイトに公開していました)
簡単に言ってしまえば、バックロードの空気室にレゾネーターをつけるのです。

52 :
基本的にバックロードのf特は低域から中低域に激しい凹凸が見られますが、
その主な原因は、ホーンの管長からくる共振と、音響迷路としての
逆相・正相による音圧合成にあります。
どちらが支配的かと言えば、これはホーンの長さによります。
1メートルくらいの長さであれば、音響迷路の方が支配的。
3メートルくらいの長さであれば、共振の方が支配的です
(と言うか、ホーンが短いと音響迷路の影響が強くなる、という方が正確。
共振自体は管長に関わらず出る。折り曲げ回数が増えれば若干弱まるが…)
例えば2メートルのホーンであれば、85Hzが正相で強調され、170Hzが谷になり、
42Hzでも逆相なので谷になります(というか、そこからそのまま音圧急降下)
で、この逆相ポイントに共振周波数を設定したヘルムホルツ・レゾネーターを
仕込んでやると、その谷が軽減されるのです。

53 :
長岡式バックロードの場合、ホーンをやや長めに設定して、音圧が急降下する
ポイントを30〜40Hzに持ってきて低域を伸ばすという設計なわけですが、
(こういう長くて巨大なホーンをドライブするには強力なドライバが必要)
レゾネーターを仕込むことで、より小さな箱で、より非力なドライバを使っても、
ほとんど同等の周波数レンジ・f特が得られます。
つまり、長岡式くらい巨大な箱と強力なドライバを使用するなら、
さらに低域が伸びるということです。
なんだか画期的なアイデアのようですが、いくつか問題点があります。
一つは「レゾネーターの共振周波数がほとんど計算できない」ということです。
単純に考えれば、ツインダクトのバスレフで、それぞれのダクトの長さが
違う箱として計算すればいいと思っていたのですが
(ちなみにバスレフの場合、2本のダクトの長さを足して1/2の長さにした
一本のダクトとしての動作になる。別々の共振にはならない)
バックロートの場合、空気室とスロートで形成される「バスレフっぽい部分」
というのがすごく曖昧で、全然計算にのらないのです。

54 :
まあ、この点は実際に作ってインピーダンスを測定すれば、
「ああ、〜Hzで共振してるのね」ってことが分かるので、それほど
難しい問題ではなかったりするのですが(?)、もう一つの方がやっかいです。
レゾネーターを仕込めば、おそらく群遅延が悪化します。
これはドライバの音圧特性に対して、一種のノッチフィルターとして働くので
位相が大きく回転するはずです(バスレフと同じ)
もともと低域に天然のディレイがかかるバックロードで、群遅延が
一部悪化したところで問題は少ないのかもしれませんが、
そのあたりをウジウジ考えはじめてから、実験は中断してしまいました。
(どうせf特の平坦化が目的でフィルターを入れるなら、アコースティックな
フィルターを入れるより、アンプの方でフィルターを噛ます方が簡単だし)
まあ、エンクロージュアだけで特性をよくする、というのは
それはそれで面白い遊びではあったりするんですけれど(・∀・)

55 :
ありがとうございます。
なるほど、興味深い方法ですね。
前にも、色々とその辺りを試験されてましたが、
なんと、最低域が伸びてしまうとは。
空気室に二つ管がついてて、一つはBH、もう一つがレゾネーターなのですね。
レゾネーターは、先にダンボールか何かで作っておいて、長さを調節し、
ベストの長さが判ったら、固い素材で作って固定、かな。
さらに、BHの出口付近に、吸音材を太鼓状に貼っていけば、
さらなる小型化も期待できるかな?

56 :
やっと休みモロタ…
明日はスピーカーの設計でもして遊ぼう。
やっぱりあれですかね、自作派は今でもバックロードが多いんでしょうか。
ステレオ誌なんか見てると、圧倒的に人気があるようですが。
まあ、確かに高級スピーカーと同じドライバを選択して、
そこそこに無理のないネットワークを組んで、
まあまあの箱に入れてやれば、似たような音になるもんねえ。
「作った!」という快感はないし、だったら金貯めて本物を買った方が早いか。
AvalonでもB&Wでも、高級車をローンで買うくらいの感覚では買えるからなあ…

57 :
反面、バックロードをはじめとするフルレンジ一発系は、
メーカー品とはカナーリ味が違うから、スルメのように楽しめますしね。
枯れた趣味ではありますが(・∀・)
ま、いいや。2はほどほどにして、
とりあえず安い大口径ウーハでも物色するか…

58 :
ご自分にとっての究極のスピーカーって、どんなものだと思いますか?

59 :
すぅんごい微妙な質問ですね。
「究極」の二文字が地雷に見えて仕方がないっス。
踏んでいい? 踏んでいい?(・∀・)
自分にとっての、一つの理想という話に置き換えさせて貰います。
物理特性がどうのこうのという点を差し置けば、録音ソースのアラを
暴かないスピーカーでしょうか。なおかつ高い分解能との両立です。
(好きな音楽が、それほど録音状態がよろしくなかったりするので)
単純にアラをぼかしてしまうのは簡単なのですが、それと後者を
両立させるのは至難の業です。いまだに実現していません。
なんとなーく、適当なところで妥協してしまっています。
もともと神経質なスピーカー(というかオーディオ全般)は
好きになれないのですよ。たとえ作りや中身が精巧であっても、
ラフなスタイルが好みなのです。ポンと置いてホイホイ鳴らす感じ。
マニア失格ですね。
過去の拙作は、あちこちに里子に出されて生きていますが、
うちのいい加減な環境と比較すると、天国のような環境で鳴らされています。
「使いこなし」は大切だと認識しつつも、「ま、いいか」の一言で
いつもすませてしまいます。

60 :
8cmフルレンジのトーンゾイレ+ウーファーという
長岡氏のガウディーっぽいものを考えています。
聴くものはクラシックが中心。大音量派ではありません。
ステレオの立体感、音場再現性といった
小口径のユニットの良さを損なうことなく
厚みのあるスケール感を獲得したい。
その8cmトーンゾイレのエンクロージュアを
どのようなものにしようかと思案中です。
ウーファーとのつながりという点では
小さめの密閉で吸音材充填というのがオーソドックスかと思いますが、
音質的には大型密閉の方が良さそうな気もします。
このスレを読ませていただき、
(1)型TLSで作ったらどうなんだろうと考えたのですが、
上記密閉大小と比較してTLSの音質上のメリットは
どのようなものが考えられるのでしょうか。

61 :
よくできたスピーカーってのは、いい加減に鳴らしても
(そこそこ)いい音で鳴ってくれるものです。
閉じきった風呂場で鳴らすとか、ラジカセのアンプ部分に繋ぐとか、
ムチャクチャなことをしない限り、窓からブン投げろって展開にはなりません。
市販製品として商売をしてるわけではありませんので、
広く万人受けするスピーカーを趣味で作る意味はないと思いますが、
ある程度、他人の意見には耳を傾けるべきでしょうね。
こういう趣味を長く続けていると、独りよがりなものを作りがちなので。
極端に先鋭すぎる人は、本当にろくでもない音を出している場合があり、
自作派同士の交流でびっくりすることがあります(結構、よくある)
ソースの良し悪しをうんぬんする以前の問題です。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工という感じ。
でも本人はそれが「究極」の音だと信じて疑ってませんので、
まったく話が噛み合いません。
まあ、何にせよ、慢心したら終わりですかね。
精進あるのみです。

62 :
俺が一番話が噛み合ってねえええぇぇぇぇ ;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン 
すみません。中途半端な連投をしちゃいました。
ちょっと考えてから返答させて下さい。>60

63 :
>>62
すいません、流れ見ずにカキコしてしまいまして。
お時間のあるときにどうぞ。

64 :
>60
これはつまり、トーンゾイレ + ウーハがベースで、
8cmフルレンジのトーンゾイレ部分を
(1)大型密閉
(2)小型密閉
(3)消音TL
という三択で考えている、ということですね?
消音TLは、はっきり言って難しいです。
工作の難易度はともかく、ドライバの選択が大問題です。
というのも、音波というのは、音響管を伝達していく際、
不連続面(つまり急に広がってたり、狭くなっていたりする部分)があると、
そこで周波数依存の反射を起こしてしまいます。
消音TLは、背面から出た音がそのままコーンの方向へ戻ることなく、
管の最深部にまで到達するまでに音波が減衰するのが理想なのですが、
普通のダンパー・エッジ支持の8cmドライバですと、コーンからフレームの
狭い部分を抜けるまでに、すでに反射が起こってしまうのです。
おそらく、かなり長めの理想的なTLを作ったとしても、消音TLとしての
良さが発揮されるのは、500Hz〜600Hz止まりでしょう。
逆に言えば、苦労してTLを造形しても、そこから上の帯域は密閉箱と
大して音は変わらない、ということです。

65 :
IDがばらけて自分の書き込みがわかないので仮コテにしておきます。
巻き貝nautilusも、880Hzより上の帯域では、特殊な構造のミッドハイを
使っています。掲示板でドライバの構造を説明するのは難しいのですが……、
振動板の裏側が振動板口径と同じサイズのポールピースに直結されて、
スムーズに音が抜けるようになっています(私がコンテストで使用したのは
Aura Soundの2inchのフルレンジですが、それも似たような構造です。
ネット上で通販している業者があり、ドライバの構造が分かる写真も
アップされていましたので、それを参考にして下さい)

66 :
というわけで、8cmのトーンゾイレなら、密閉にするほうがいいと思います。
で、話は (1)大型密閉と (2)小型密閉の二択になるわけですが、
これもなかなか難しいところです。大音量派ではない、というお話ですので、
ローカットなしの大型密閉でも耐入力の問題は考えなくてもよさそうですが。
まあ、スペースに問題がないのであれば、大型の方が開放感のある音に
なりますからね。これは聴感上のお話ですけれども。
多数個使いなら、バッフルが狭くても中域ダラ下がりにならず、クロスも
200Hzくらいに持っていけるでしょう。
いっそ、背面開放箱とか、ルーメンホワイトのジェットバルブみたいな
構造も面白いかもしれませんよ? どうしてもフルレンジがバタつく場合は、
あとから良質のコンデンサでローカットすればいいんじゃないでしょうか。

67 :
ウーハも考えどころですね。
この構成なら、ネットワークで急峻に落とした方がいいのは確かですが、
これは好みにもよりますし。クラシック音楽主体なら、ウーハを箱に横付けして
アコースティクに高域を落としてやる方がいいかもしれませんねえ。
fsの位相回転とネットワークの位相合わせも考えた方がいいのは事実ですが、
まあ、低いクロスのフルレンジ+ウーハという構成なら、無視しても大丈夫です。
適当にクロスさせても、バックロードよりはずっと綺麗な特性になりますんで。
頑張っていいスピーカーを作っちゃって下さい (・∀・)

68 :
たいへん丁寧にお答えいただき恐縮です。
なるほど、TLはちょいと難しそうですね。
シンプルに大型密閉でいったほうが無難かな。
AuraSoundのチタンコーン2インチ見ました。
なかなか興味をそそられます。
これはこれで何かやってみたくなります。
タイムドメインminiのユニットをこれに交換した
記事なんかも見付けてしまい、驚きました。

69 :
実は五角形か成形合板に挑戦しようと目論んでいます。
たしかに成形ならルーメンホワイトのような「〜」カーブも
不可能ではありませんが……
一応今のところは、一方向カーブの
ドングリ形の密閉でいこうかとは思っています。
型を作ったり、プレスしたりと、
設備を借りれればの話ではあるのですが。

70 :
あと、古〜いstereo誌で小川洋之氏の“虎の巻”を発見、
ポートチューニングをDC近くにとって内圧を逃がし
大振幅時の混変調歪を低減するという
密閉型の変形としてのダンプドバスレフという記述がありました。
長岡氏の作品でいうところの空気抜きの穴にも通ずるものなのか。
ネットワークはなるべくシンプルに済ませて
フルレンジはローカット無しでいきたいので
ちょっと気になる記事です。
なんかダンプドバスレフと聞くと、あるスレとかブログとかが
思い出されてしまってどうも…って、おっとっと、蛇足、蛇足

71 :
60さんのお話の中、割り込みすみません。
私へのレスはお話が一段落付いてからの後回しでで宜しいので、
ちょっと書かせて下さいm(_ _)m
>> 60さん
某スレはもうかまわないのが一番かと。
>>吉祥寺さん
> 好きになれないのですよ。たとえ作りや中身が精巧であっても、
> ラフなスタイルが好みなのです。ポンと置いてホイホイ鳴らす感じ。
卓絶した工作技術をお持ちでありながらのラフさですか。
意外と思いながらも、納得できるスタイルですね。
話はうんと戻りますが、TLのお話の中で
> 「共振させるつもりで設計すると失敗する。共振はさせないつもりで作れ。
> んで、作ってみたら図らずも共振しちゃいました、ぐらいの気持ちでいろ」
この部分がとても深いなぁと感じました。まだ消化出来ていないんですけど、
いわゆる (2)型のTLですと、何が何でも「低音出すぞ〜」と気張って頑張って
音道設計してしまう物ですが、気張りすぎない方が良いと考えを改めてみます。

72 :
>68-70
>密閉型の変形としてのダンプドバスレフという記述がありました。
>長岡氏の作品でいうところの空気抜きの穴にも通ずるものなのか。
目的としてはそんな感じでしょうねえ。
長岡老師の息抜きバスレフは、小さい穴を一つか二つ、背板にポンと
開ける感じでしたが(穴が小さいので共振周波数は低い)
バスレフダクトの持つ抵抗成分というのは、再生する音圧によって
おおよそ比例して変化するものなので、こういうダクト(穴)の場合、
大音量再生時はダクトが全然効きません。ほとんど密閉と等価になります。
つまり、ドライバの過振幅に対するリミッターとして働くということです。
小口径ドライバはfs以下の周波数を入れると猛烈な高調波歪を発生する
ものが多いので、過振幅に対する対策は重要です。
(トーンゾイレのように多数個使いにし、なおかつ大音量を出さないという
条件であれば、フルレンジをスルーで使っても大丈夫だと思います。
一個あたりの入力は小さくなりますし、ドライバを近接配置すれば
全体のfsが若干下がるはずなので……)
長岡老師の息抜きバスレフは晩年の作例に多いですが、理屈・理論から
思いついたわけでなく、実際の工作過程から行き着いた、と言う点が実に
ユニークだと思います。さすがは多作派の鑑。
>実は五角形か成形合板に挑戦しようと目論んでいます。
なんだかお話を伺っていると、すごい大作のようですねえ(゚∀゚)

73 :
>71
ではTLの話に戻りましょうか(・∀・)
まあ、ちょっと理屈が先行してしまいましたが、実際の製作面での
ノウハウというか、TLの難しいところ・問題点でもお話しましょう。
とりあえず、スピーカードライバは箱にぶち込めば音は出ますから、
どんなドライバでもTLにすることは可能ですが、やはり向き不向きがあります。
TLの場合、音響管からの音圧出力はバックロードなんかと比べると控えめなので、
小口径だとバランスが取りにくいのは前述の通りです。従って、
>いわゆる (2)型のTLですと、何が何でも「低音出すぞ〜」と気張って頑張って
>音道設計してしまう物ですが、気張りすぎない方が良いと考えを改めてみます。
という方向性ですと、いろいろ難しい点があるのは事実です。

74 :
音響管からの出力を高くしようとすると、吸音材の量を減らさなければ
なりません。吸音材を減らしすぎると、今度は背面からの中高音の漏れが
大きくなります。計測してみると分かりますが、思っている以上に漏れてきます。
これは非常にやっかいです。
逃げ道としては、
[1] 低いローパスフィルターを使う(200Hz〜300Hzぐらいが落としどころか?)
[2] 背面開口(というか前面開口を避けた)TLにする
[3] 中高音に強烈に効果を発揮する吸音材を見つける
[4] ノッチフィルターを使う(電気的ないしアコースティクに)
[4]のアコースティクに、というのは特定周波数に効くレゾネーターを
音響管に仕込むとか、そんな話です。これの問題点は前述しました。
アンプ側で細工する方がいいと思います(多分)
[1]は解決策としてはエレガントです。が、一般的な2wayだと苦しいでしょうね。
フルレンジ+ウーハとかにするしかなくなります。現実的には3way以上?
[2]でも問題は解決できます。たとえ盛大に中高音が漏れても、聴感上は
あんまり気になりません。ただ、箱のセッティングが難しくなるのと、
音の傾向が大人しめと言うか控えめと言うか、クラシック向きのゆったりした
感じになるので、ハードロックとかの激しい音楽を聴く人には物足りないでしょう。
つーか、私は物足りません(・∀・)
[3]は一番最高の解決策なのですが、見つかりません。orz
かなりいろいろな素材を試してみましたが、結局、ガラス繊維(グラスウール)
と比較して、コスト・性能共に圧倒的に優れている、という素材はないようです。
何かあれば教えて欲しいくらいです。

75 :
では、ある程度大きな口径のウーハ(6.5inch〜10inch)を使うとして、
何を基準にドライバを選択すればよいのか。
これは求める音の方向性にもよると思いますが、
Qms(機械系尖鋭度)が小さすぎるのはTLには向いていないようです。
海外指南サイトでは具体的に数値が上げられていますが、
Qesはともかく、Qesだけは4以上の方がよいようで…
バランス的には5〜6前後? まあ、口径にもよるんですけどね。
逆にQmsが大きすぎるドライバ(10以上)もどうかな〜という印象があります。
でも小さいよりは救いがあります。
「なんでそれが向いてるんだ?」という疑問を当然持たれると思いますが、
これはもう、音を聞いて確かめてもらうしかないです。
私は一応、いろいろ試した上で納得しています。

76 :
ああ、寝ぼけてる…
>Qesはともかく、Qesだけは4以上の方がよいようで…
>>Qesはともかく、Qmsだけは4以上の方がよいようで…
の間違いです。力つきたので、もう寝ます。

77 :
有り難う御座います。口径16cm〜20cmのウーハーの中から、
Qmsが5〜6前後のものを物色中です。
実際探してみますと、かなり選択範囲が狭まりますね〜。
それでも幾つか使ってみたいユニットが見つかりましたので、
やってみようと思います。

78 :
磁気回路が強力なのに、Qmsが高いユニットがあるといいのになー。
・・・・それだとコーンが重くなるか。

79 :
久々にコンテンツを書いたり、昔の内容を整理していたら、
旧URLのThe Subwoofer DIY Pageが消滅していることに気づきました。
んで、検索かけたらお引っ越ししてた模様。しかも数年前に(汗)
んで新しいURLのサイト内容をちらほら眺めていますと、
Transmission Line Systems Design Notesが、2003年8月の日付のまま、
工事中になっとりやす。あっちも放置プレイのようです。
うちの意訳サイトも消えている今、Qms=3〜6推奨というソースが
あやふやな状態になってしまいました。
やっぱりこの手の趣味のサイトって、更新はなくてもいいから、
ずっとネット上に安置しておく方がよいのかもしれませんねえ。
情報源として。

80 :
吉祥寺さんのサイトってどこですか?
激しく見てみたい!

81 :
>80
1999-2004年に渡って活動していましたが、今は閉鎖しています。
もちろん吉祥寺というハンドルではありませんでした。
いまだに昔のメアド宛に、データだけでも見れるようにしてYO!という
要望がきますので、サイトの復旧を考えているところです。
(ついでだから新しいコンテンツも、と……)

82 :
吉祥寺さんがよく見るホームページってどんなのなんですか。
海外の自作愛好家に自分と同じ体臭を嗅ぐことがありますか。
どこから情報仕入れてきているのか以前から不思議でした。

83 :
驚いたです、こんなところで再会できるとは・・・いやお会いしたことはないんですけど
一昨年に自作初めて一発目がTB密閉小箱、二発目がマイルストーンでした
(マイルストーンって試作いくつ作ったんだろう)
アレから一年半、師匠どころか教科書もない状態で叩いては捨ての繰り返し
いつのまにか某うどんサイトも無くなって道標無し状態
最近チョット迷子で、平面アルテックしか聴かなくなってきてます
やっぱりまともな市販の2ウェイを一つぐらい持っとかなきゃダメですね

84 :
どうもご無沙汰してます。
仕事が忙しくて以前のように活発な活動ができないのが
もどかしいところです。
>82
海外の(日本のも)サイトは最近はあまり見てません。
時間的に厳しいっス。以前はヒマだったんですが……
同じ匂いというか、ラフな(?)スタイルの方が多いので
共感を覚えることは多いですね。>海外自作愛好家
アメリカはいまだに物量で攻める感じですが、EUの方々は
無駄な投資をしない主義というか、見ていて興味深いです。
ああいうスマートさはいっそ潔い。
今のところ私は浦島太郎状態になってるので、生粋のねらーの方が
事情通なんではないでしょうか?
>83
迷子というか、私もあてもなく彷徨っております。
まあ、王道があるようでないような世界ですので、
みんな仲良く、気が向いた時間だけ、迷子になりましょうよw
>やっぱりまともな市販の2ウェイを一つぐらい持っとかなきゃダメですね
実は私自身は市販スピーカーに浮気することもしょっちゅうです。
で、大抵どこか気に入らない部分が出てきて、手放してしまいます。
まあ、オーディオ趣味ってのは、音楽に浸るのが本道で、
そこに至るまでの過程を楽しむ(苦しむ?)ってのは、
ズレてるってことは分かってるんですけどね。
私の方は、週末に時間が取れたので、ちょっと作業が進みました>自作

85 :
了解です、皆仲良く彷徨いましょう、終点はありそうにないし
あぁ方向だけは見定めないと
>オーディオ趣味ってのは、音楽に浸るのが本道で、
思いつつもCD増えるごとに不満も増えて・・・
「たまにはパンテラをバカーンと聴こうかなっと、
う〜んさすがアルテッ・・・なんじゃこりゅぅあ〜〜」な昼下がり

86 :
TLSって、ユニットはどこに付けてもOK?

87 :
海外の自作系サイトのお薦めってどこですか?

88 :
>86
「どこにつける」の「どこ」の定義があやふやですが、
とりあえず開口部分につけるとか、無茶なことをしなければ
問題はないです。問題はないですが、設計方針とか音の狙いとかで
ある程度はマウントポジションは限定されるはず。
たとえば、TLのベースとなる音響管がオープンテーパ管タイプの場合。
これは要するにTQWT(もしくはフルテーパーQWT)に他なりませんから、
設計の下地は完全にQWTに依存します。
これはスピーカー設計本ならドライバの最適なマウントポジションが
計算式と共に載ってます。計算式といっても、1/4波長を使うか1/2波長を
使うか、3/4波長を使うかというだけの話で、四則計算レベルです。
ストレートパイプの場合は単純な共鳴管タイプとして設計できますし、
パイプの任意の位置に取り付けることで、うまくすれば特定の共振峰を
つぶせます(これは実際やってみると分かるが、測定器がないと難しい)
逆テーパ(逆ホーン)タイプで管の途中に取り付けるケースは、
実相例ではあまりお目にかかりませんねえ。やっぱり設計・微調整が
難しいんじゃないでしょうか。大体、一般的に管の一番奥まったところに
とりつけるのがセオリーですけども。

89 :
>87
すみません。むしろ私が知りたいくらいですw
ここんとこ海外自作事情はずっとご無沙汰でして、
メジャーどころしか押さえてないです。
LDSGくらいしか見てない…
あとは自作系とは違いますが、stereophileの実測データは時々眺めてます。
んで実物を聴く機会を作って、ひざを打ったり、頭をひねったりw
最近はそういう機会すら少ないっス(´・ω・`)

90 :
中央特快

91 :
通過だろ?

92 :
吉祥寺といえばティアックの提灯持ち

93 :
牙をもがれた狼

94 :
吉祥寺にオーディオ専門店って
どのくらい有るの?

95 :
また1ヶ月近くサボってしまった…
テスト機をだらだらと作っております。秋ぐらいには完成するかな…
旧サイトの測定データ・コンテンツを(ほぼ)移転しておきました。
昔のような行動力はもうありませんので、地味にやってきます。
ttp://www.ops.dti.ne.jp/~ds79/audio/

96 :
>>95
おお、復活おめでとうございます。
新作、楽しみにしていますよ。

97 :
メルシーエルシー

98 :
>>95
復活ありがとうございます。
サイトの雰囲気が懐かしいです。

99 :
昨日の今日でもう反応があるとは思いませんでした。
ずっと書き込みしてませんでしたが、ご覧になってる方は
案外いらしたようで…(カウンタを見る限り)
それにしてもデカい箱での試作はパワーがいりますねえ。
今、工作部屋にネッシー級のテスト箱が5〜6本転がってます。
いつもみたいに乱作ってわけにはいきません。ぢわ〜っと進んでます。
まあ、コンパネを使ってるんでコストは大したことはないんですけども。
余裕があれば、今までに蓄積したデータもアップしたいと思ってるんですが、
整理すんのが面倒で気がもげますw

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