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2012年07月教育・先生292: ●英語教師の文法研究● (319) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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●英語教師の文法研究●


1 :2007/09/15 〜 最終レス :2012/08/02
英語教師志望者、中学校・高等学校・大学などで英語を教えられている先生方が、
教室で英語を教授したり、教師として英語力の向上、TOEIC・TOEFL・英検対策などに役立つように、
英語・英文法について、みんなで、楽しく語りあいましょう。
お互いに英語力をつけていきましょう。
(このスレは、「英語教師目指しての情報交換」から、分家として、英語専門スレとしてできました)

2 :
>>1
言ってること、正論ですねぇ。基礎からガッチリ。先生ならそれでも
いいでしょう。でも、習った(過去形)方の事情も聞いてくださいよ。
俺は英語大の不得意です。高校生の頃は平均点割り常習犯でした。理系だし。
事情が変わりだしたのは旧帝学部にいた頃。バイトでテンコ盛り積まれた
英文文書、業務命令で「読め」。ええ、読みましたとも、辞書片手に涙流して。
院出た今なら、英文専門書なら斜め読みできます。ただし、小説ペーパー
バックだといきなり引っかかります。ボキャブラリの集合がまるで違い
ますから。
あと、俺はオーラルがダメ。教師が話すJaplishじゃ耳が鍛えられません
でした。

3 :
親スレ「英語教師目指しての情報交換」で194で,
>「授業の例として,私は,決して,文法用語は使いません。(例,主語動詞倒置は,X(ぺけぽん)と図にします。)
それは,言語学者が,発見し,開発している概念,法則などであって,
教師が,これをいかに,深く理解し,細かい事実を述べるのではなくて,一般性があり,
体系的に有機的に,応用がきくことを述べる事が,重要であると思います。
(例えば,「目的語」という,言葉を教えるのでは,なくて,それは,何を意味しているのか,どういう振る舞いをするのかを深く理解し,わかりやすく教える工夫をする必要があります)
数学の得意な生徒には,「目的語」の概念を理解させるために,関数をもちいたり,化学の得意な生徒には原子価をもちいたり...) と書きましたが,具体的にどのように授業するのかと質問がありましたので,
一例をあげてみます。

4 :
>>3
「目的語」の概念を,学生に理解させるためには,まずいかの言語事実をあげます。
私は,母国話者としての言語直感を援用するために,日本語の事実も援用します。
(1) a.  I broke the vase.
b. X I broke.
(2) a. X The car won't start this park.
b. The car won't tart. (ロイヤル英文法 24頁)
(1')a.  私は,本をもっている。
  b.X私は,もっている。
(2')a. X 火がその部屋燃える。
   b.火がもえる。
以上の言語事実を学生に観察させて,意見を述べさせます。
そこで,どうして(1b)(1'b)がだめなのかを考えさせます。
ある学生は,「「−を」がないから 」と観察程度のことを述べますが,
ある学生は,「動詞の対象となるものがないから」とわかっているのかどうか(笑)を言います。
私は,力学専攻の学生なら,「ビリヤードに喩え[Causal Chain理論](Croft,W ,1991,Syntactic Categories and Grammatical Relations)],
brokeは,エネルギーを持っているね。その力をうける玉が必要だね」というと,
ある学生は,「brokeが力の支点となり,その力を受ける玉がいるわけか..」と面白いことを言い出します(笑)。
このあたりで,(1)と(2)の対比を挙げ,目的語の概念を説明し,その有無によって,動詞が2分類できることを説明します。

5 :
>>4
化学の得意な学生なら,Tesniere (1979),Elements de syntaxe Structurale.の理論を応用して,
まず,分子 水(H2O)について「どうして,どうしてこのような構造をもつのですか?」と考えさせます。
すると,原子Hは原子価1で.原子Oは原子価2ですから,H−OーHという構造を持つことを答えてきます。
そこで,動詞も,原子核が中心となり(ここで,動詞が文を形成する核となることを教える),Hのように,手を一本もつもの,
Oのように,手が.2本持つものがあると考えれるよね。と次の図を描きます。
● a. ○ーstart      「ーH」
b. ○ーbrealー○    「ーO−」
図を示しながら,動詞も原子のように,原子価をもち,自動詞の場合は,主語だけをとり,原子価1で,他方他動詞は,原子価2であることを示します。
さらに,「原子価3の動詞はないかな?」と質問し,考えさせます。☆考えさせることは,とても教育上,思考力養成のため,重要です☆
そうして,二重目的語をとる授与動詞の話にもっていきます。
この教え方で,どんなものでも,ミクロ(原子)やマクロ(太陽系)でも,核があり,その周りに,電子(ミクロ)や地球(マクロ)がひきつけられた構造をしていることをきづかせて,
言語の場合も,核「動詞」となるものがあって項「名詞」がひきつけられているときづかせ,どの世界も同じ構造をしているのかな?などと,想像力を養成する。
 
数学の得意な学生なら,述語論理学を応用し 自動詞は,f(x).他動詞は,f(X.Y)とf(x.Y.Z)という関数構造をとることを示します。(この教え方については,割愛します)
以上が,私の拙い授業の一例ですが,ご教示.ご指導よろしくお願いいたします。

6 :
>>4
難しいよねぇ。結局、自然言語ってのは概念、あるいは事実、状況、命令、
そういったものを伝えるためにあるんです。
私の専門は計算機言語。自然言語解析もちょっとかじってます。
英語の目的語なんか簡単。「を」の先。違うかい?格が4つの
ドイツ語より簡単だし、17あるフィンランド語に比べれば
話にならん。
自然言語から助詞という概念を取り去るとフィンランド語みたいな
言語構造になるんだ。あれはまいった。

7 :
>>6
>>3です。
私の専門は,英語学ですが,人工言語にも興味あります。
自然言語は,人工言語とちがって,格文法のFillmoreがいう,
●文→モダリティ+命題
という構造を持ち,私は今,モダリティの研究をしています。
人工言語の場合は,命題を関数構造という命令文であらわしていますね。
モダリティをあらわすのは,人工言語では,研究がいくらすすんでも,不可能ではないかなー失礼(笑)
どんな自然言語でも,基本的には,人間能力の制約では,3項述語が限界でしょうね。
格の概念は,言語ごとに,形態論的異なるが,統語論的には,意味概念構造をf(x,y,z)を基本として,それを保つ.
Chomskyが言うように,統語的移動を駆動する
解釈不可能な素性だと考えています。
これからも,人口言語の立場から,ご指導お願いいたします。

8 :
>>7
計算機言語の世界は非常に単純です。
なぜなら、「意味を完全に自動解析できること」というのが大前提にあるからです。
そういう意味では、我々の言うdangling else問題を除けば、Pascalという
言語はLL(0)と呼ばれる文法解析セットの世界に完全に収まってしまいます。
人間の思考や想像力の世界は計算機のように阿呆じゃありませんから、
遥かに多様な表現力が必要になります。そして、自然言語の成立過程には
歴史はあっても論理はないと言っていいでしょう。

9 :
>>8
意味には, What does this mean? の疑問文が問う意味(意味論)と
     What do you mean by this?の疑問文が問う意味(語用論)がありますね。
計算機言語は,語用論が扱う意味は,無論無理ですが,
意味論が扱う意味は,どの範囲で,どの程度,完全に自動解析できると前提しているのでしょうか?

10 :
私の悪い癖(理論大好き)で,硬い話になってきています。反省。
>>1さんも,英語の実践力をつけられようと,このスレにこられたのだと思います。
そこで,楽しい話題として,英語教材として,映画・音楽の話はどうでしょうか?
私も,映画を,学生の関心を引くために,使用しています。映画を使った教科書は,でていますが,
どの映画を使うかで,授業の良し悪しの大方がきまります。
今まで,多くの映画をつかいましたが,私の一押しは,『ローマの休日』です。
英語教材としての映画は,繰り返し鑑賞に堪える名画であることは,重要です。
そして,英語が標準的で,きれいな発音でなけれは,なりませんね。
王女様役の,ヘプバーンは,教材となりうる,英語をしゃべります。
どのように,私がそれを使っているのか,拙い授業の一例ですが,次に書いてみます。

11 :
>>11
ジョー役(ペック)が,アン役(ヘプバーン)が,彼のアパートで,
女王様かどうかを,確かめる場面があります。
彼女は,自分の身分を隠そうとしますが,英語でばれてしまします。
つまり, 助動詞 mayとcanの使い方です。
彼女は,無意識に."You may sit down" "You may call me Anna"
と,言っています。この,may は,王様しか使いませんね。
また,髪を切って,スペイン広場で,アイスクリームを食べながら,階段を上っているとき,
ジョーは,あとをつけてきたのに,偶然にあったように,ジョーは,
"Well, it's you. Or is it?"
すると,彼女は,
" How do you like it ?"
単語は簡単な英語ですが,とても英語的表現で,私たち日本人には、難しいと思います。
皆さんは,どのように訳されますか?
以上,私の拙い授業の一例ですが,
皆さん,良い教材となる映画・音楽などがあれば,紹介してください。

12 :
スレタイが文法研究なのは如何かと。
英語研究で良かろうに。
『英語教育』も読む事をお薦めするけど、
英語教師目指しているなら読んでるよね。

13 :
>>12
書き込んでくださってありがとうございます。
このスレは,私が,英語教師志望の情報連絡で,数人の人たちと,英語について
語っていたのですが,英語専門のスレが,必要だと,立ち上げました。
このスレは,『英語教育』のQuestion Box のようなことが,できたらと思っています。
しかし,このスレは,誰もきてくれないので,もう閉めようかなと思っていました。(笑)
どうぞ,このスレを使用活用してください。

14 :
以下は,The Simon and Garfunkel の有名な曲のBridge Over Troubled Waterで,ある人が,なぜ
”Like the water over the troubled water I will let me down" は,I will let myself downでは?との質問があり,
親スレで,次の様に答えたので,皆さんコメントください。
確かに,I lay myself downという型があるが,『基本動詞辞典』小西友七編 研究社.829ページ.
に,その意味では,I lie down. という自動詞が普通とあります。
私見ですが,再帰代名詞が次の例のように,再帰代名詞が省略されて,他動詞が自動詞かする例が多いです。
(1) I washed (myself). (2) I dessed (myself) quickly.
実際,「ジニアース英和3版」に,1062頁に,He laid himself on the grass. は,<He lay on ...が普通>
(彼は草の上に身を横たえた.自動詞解釈)の例が出ています。
以上から,I lay (myself )down. 自動詞の読みとなります。
そこで,この曲には,友人をたすけるために,橋になろうといっているわけで,自分自身がつらくても,無理をしてでもという内容で,自分を客体化して,それに強いる,
つまり,次の例のように,使役性のある他動詞の読みがふさわしいですね。
(3) I lay a baby in its crib. (私は赤ん坊を寝台に寝かせる)
他動詞の読みをもたせるためには,歌のように,代名詞 me を用いなけれなりません.
I will let me down. (私は,なにがあっても,この身を横たえよう)
まとめますと,再帰代名詞を用いた場合は,自動詞の読みで,代名詞を用いた場合は他動詞の読みです。

15 :
>>14に補足。
再帰代名詞,代名詞,指示表現との分布に関しては,変形文法の束縛理論が扱っています。
そこで,その理論が説明しようとした再帰代名詞と代名詞と違いを表した事実が以下の例です。
(1) John hurt himsef.[John = himself]
(2) John hurt him. [John ≠ him]
(1)と(2)の対比が,(3)と(4)にもいえます。
(3) I lay myself down .[ I = myself]
(4) I lay me down. [I ≠ me]
そこで,(4)の場合,自分を客体化していて,使役の対象となり他動詞の読みとなります。)

16 :
私が,親スレで答えたものを,次にもう一つ親スレから貼り付けますので,
コメントお願いいたします。
「車で曲がることを,shakeという動詞が使えるのか?」
とのご質問に対しての,私の見解を書かしていただきます。
次の(1)のように,turn は「一方向へ向く,曲がる」とういう運動を表すので,
方向を表す[to the left]と共起可能ですが,前後・上下を表す [ back and forth/up and down ]とは,共起しません。
他方,次の(2)のように,shake は「外部の力で物が上下・前後・左右に動くが本義(ジニアース英和3版.1706頁)」とういう運動を表すので,
方向を表す[to the left]と共起不可能ですが,前後・上下を表す [ back and forth/up and down ]とは,共起可能です。

(1) a. I turned (the car) [to the left].
b. *I turned (the car) [ back and forth/up and down ].
(2) a. *I shaked (the car) [to the left].
b. I shaked (the car) [ back and forth/up and down ].
以上の,(1)と(2)の対比から,shakeは,車を振るように運転するの意味では可能(あまりない事例)ですが,
「車で曲がる」の意味は, turnを用います。
補足.*は,非文法的であるということを示します。
   (1)と(2)の例文の文法性は,nativeに確認済み。
(1)の the car は,話者がドライバーの場合,省略可能ですが,
次の例のように,ドライバーが車の中で,首を動かして,窓を見る意味も出てくるので,
はっきりと,車を動かしていることを意味しているとき,the car を省略しない。
(3) I turned to the left and looked at the wondow

17 :
>>13
中学高校の授業や教材で疑問に思ったこと、
生徒から受けた素朴な質問に上手く答えられなかったこと、
普段から疑問に思っていることなどを質問して、
誰かがそれに答える形式なら良いスレになると思いますよ。

18 :
>>17
ご指摘ありがとうございます。
私も,おっしゃられる形式で,英語教師・研究者として,
匿名だからこそ,気楽に,楽しく,英語が語られればと思っています。
自分では,きづかなっかた質問,自分とは違う観点からのご指摘などが,
他人から,自由に,得られることが,このスレの最大の利点だと思います。
なにとぞ,このスレの使用活用お願いいたします。
少ない人数でも,有意義なよいスレになると思います。

19 :
皆さん、是非、このスレを使用活用してください。
このスレの活用形式を,>>17さんにしたがって,次の様に提案したいと思います。
@中学高校大学の授業や教材で疑問に思ったこと、
A学生・生徒から受けた素朴な質問に上手く答えられなかったこと、
B普段から疑問に思っていることなど
C教員志望者・中学高校大学の先生方の英語研究で疑問におもったこと、
D英語に関することなんでも、
以上を質問して、誰かがそれに答える形式をとります。
気楽に、意見をだし合い、お互いに役に立つようにします。
注意点。
@質問する人は、自分の一つの質問が解決するまで、責任を持つこと。
A辞書・文献を使用するとき、書名・著書・発行所・ページ数を記すること。
B皆が、お互いに関心があるであろう話題を提起すること。
是非、皆さん、このスレを使用活用しましょう。

20 :
>>19
注意点のAですが、ページ数は「可能なら」記すということで宜しいかと思います。
手持ちの作成資料でページ数まで記してある人は多くないでしょう。
出典がわかっていれば他の人が調べるのは容易なので、出典を明記していれば問題ないと思います。
CGEL=A COMPREHENSIVE GRAMMAR OF THE ENGLISH LANGUAGE
LGSWE=LONGMAN GRAMMAR of SPOKEN and WRITTEN ENGLISH
などは千数百ページに及ぶため、11.2 などの表記があるといいですね。
「第5版」等の表記は右肩に小さな数字が出せないので、
(5)や(5th)などのように適当に示して良いでしょう。
出典の表記は慣例的な方法で良いと思います。
PEU (3rd)=Practical English Usage (3rd edition)
LDOCE (3rd)=Longman Dictionary of Conremporary English (3rd edition)
CCEU (2nd)=COLLINS COBUILD ENGLISH USAGE (2nd edition)
等が表記例ですね。

21 :
>>20
ありがとうございます。
私はその分野にかかわってまして,その表記を使っています。
OEDは,さすがに購入していないですが..(笑)
大学院生のとき,私の友人は,OEDを購入して,4畳半の部屋で借金と辞書に埋もれました。
彼は,今世界的な学者です。
いろいろな人が,意外性のある質問してくれて,いろいろな意見がでたらうれしいですね。
これから,なにとぞ,よろしくお願いいたします。

22 :
>>19
の提案Aは教授法も含むと取って良いのだろうか?
例えばある文法項目の上手な指導法とか。

23 :
>>22
教授法も含みます。
○英語教育学的な議論,例えば,変形文法を基礎とした教授法の実践例などを提示しその効用など話し合う。
○ある文法項目(例,皆が苦労する過去形と現在完了形の教え方など)の実践例(失敗例.成功例)を提示し,話し合う。
○教案(指導案)の議論,(教員採用試験で,教案作成がでる自治体がある)
以上のようなことを,何でも,気楽に楽しく話あえればよいなぁと思っています。
よろしくお願いいたします。


24 :
Does anyone have good ideas about how to teach the adjective usage
of to-infinitive?
When I use such sentences as "I have books to read." or "I have
many things to do.", classes don't get lively atomosphere.


25 :
>>24さん。
不定詞の形容詞的用法の教授法の質問ですが,確かに学生に教えるとき苦労しますね。
私は,>>3で述べたように,文法用語を使いません.その概念を理解させることに,努力します.
修飾語となるのは,形容詞と副詞ですが,形容詞は名詞を修飾し,副詞は,名詞以外のものすべて(動詞,文など)を修飾します.それを,
簡単な,例,The next train to arrive.などをあげ,to arriveはtrainを修飾していると示します.
ここまでは,学生は理解します.
しかしながら,貴方があげられた,books to read, many things to do となると,躓きだします.
その原因は,books many とthings が,それぞれ,他動詞read,と他動詞doの目的語になっている体と思われます.
これは,伝統文法では,遡及不定詞とよばれているものです.
これを教えるには,まず,次の例をあげます.
○ He is easy to forget. 訳としては,「彼は忘れられやすい(特徴がないので影が薄い)」という意味ですが,
学生は「x 彼は忘れっぽい」と誤訳します.
この構文は,〔easy のような難易を表す形容詞+to do]の場合は,遡及不定詞をとり,
It is easy to forget him → He is easy to forget
という書き換えが示すように,目的語himが,主語位置に現れます.
以上の不定詞の用法(遡及)が 名詞+不定詞にも使われます.
ex. to read a book →a book to read
この不定詞の用法を学生に理解させることが重要です.

26 :
>>25
補足.親スレで,以前この不定詞の用法を書いたので貼り付けます.
遡及不定詞は,変形文法では以下のように説明します.
変形文法の観点からは,>>86, (1)のように,「難易,快・不快」を表す述語を用い,不定詞節内の目的語の位置に生ずる空所が主節主語に対応している構文は,
tough 構文と呼ばれています。
(1) John is easy to please(●空所).なお(2)の空所のない例と対比.
(2) John is eager to please.
『チョムスキ-理論辞典』原口等編.研究社.487頁 など参照.
したがって,>>169さんがいうように,(3)で正解.(なお,格の要請はあるが,強調ではない)
>>169さんの(2)の読み「彼は忘れっぽい」では,He is forgetful. となります。>>169さんの提案には賛成です。
>>152,>>156さんの,現場でどうこれをわかりやすく教えるのかについては,教えてください。
例えば,高校の参考書では,『フォレスト』石黒監修.桐原書店.177頁に,『難易を表す形容詞+to不定詞』の項目がありますが,良い教授法を示していると思います。

27 :
tough-移動に関して補足を二つ書いておきます。
(a) tough-移動に使う代表的な形容詞
easy, hard/tough/difficult, impossible, interesting, comfortable, pleasant, safe, nice,
amusing, convenient, tricky, dangerous, awkward, agreeable, exciting, hopeless 等
(CDGE, CGELから抜粋)
(b) 形容詞だけでなく、名詞でもtough-移動が可能な場合がある。
 e.g. It is a pleasure to teach Elizabeth. → Elizabeth is a pleasure to teach. ―CGEL (p.1394)
  「エリザベスに教えるのは楽しいことだ」
 e.g. It is fun (for us) to be with Margaret. → Margaret is fun (for us) to be with. ―ibid
  「マーガレットと一緒にいるのは楽しい」
※ CDGE=A Comprehensive Descriptive Grammar of English (Renat Declerck)

28 :
>>27さん。
補足ありがとうございます。
tough-移動に関しては,動名詞にも生じますね。
いわゆるworth構文で生じます。
例.It is worth visiting the planetalium →
The planetalium is worth visiting
『ジニアース英和3版 2193』
これからよろしくお願いします。
研究者の方のようですが,学会の発表や質疑応答で,「あほ」なことを言ってしまうと命取りになってしまいますね.(笑)
このスレは,匿名ですがら,恥の書き捨てでよいと思います.そこが,匿名性の強いこのサイトの良いところですね.
どんどん,お互いが利益になうように,議論しましょう.

29 :
Difficult explanations to understand are written above.
Junior high school students learn adjective usage of to-infinitive,
but they learn only the case in which modified nouns are originally
objectives of to-infinitive.
That's what you call 遡及的不定詞.
I think that it is hard for me to teach this to younger kids.
I will have to go on to the lesson where classes handle this type of
grammer.
I don't think I have to make a complicated explanation. I'll go through
it quickly.


30 :
>>29さん。
誤解しないでください。
私たちが,説明したことを,教師自身理解しなければなならいということです。
なにも,生徒に遡及不定詞,tough-移動などの言葉を使い,理論を教えるといっているわけではありません。
この説明は,英語教師なら絶対に知っておかなければならない基礎的な,大学レベルの英文法で講義するないようです。
貴方に,英語教員として,英語教員同士の教授法の語らいとして,この用語を使い理解しあおうという意味で書いたのです。
このスレの目的の一つとしては,英語教師のための英語研究です。
個々で提案した教授法を,教師である貴方が,よく理解して,文法用語を使わず生徒に噛み砕いて解りやすく,説明するのか教師の力量です。
貴方は,私たちに生徒に教える言葉で書くことを望んでられたようですが,
そのためには,教師自身が英語を勉強しなければなりません.
きついことを言いますが,もし貴方が遡及不定詞という概念を知らない,また知らなければ勉強する気がないといわれるならば,
そのレベルの英語力では,生徒のために,英語教師として問題があると思います。

31 :
>>30
補足。
貴方だけではありませんが,私たちの説明をcomplicated explanationといわれましたが,
それは,誤解です。>>3でのべたように,
>文法は,言語学者が,発見し,開発している概念,法則などであって,
教師が,これをいかに,深く理解し,細かい事実を述べるのではなくて,一般性があり,
体系的に有機的に,応用がきくことを述べる事が,重要であると思います。
例えば,この例では,生徒に a book to read を個々の事実として記憶させるのではなくて,
He is easy to please, A book is worth reading と関連させて,その現象には同様の原理がかかわっていることをおしえることにより,
有機的に応用の利く理解につながります。
(ただし,どの学年で教えるのかを考慮しなければなりません.例えば,中学性の場合はeasy構文は習っていませんね。どの程度「目的語の繰上げ」現象を
説明するのか工夫が要ります)
>>29さん。失礼なことを書いたかもしれませんが,お許しください。
これからも,中学生の授業例など教えてくださいね。
これからも,よろしくお願いします。

32 :
>>31
補足。
私の授業での経験ですが,
 a book to read と The book is easy to readとに,同じ原理が働いていることに
気づいた学生がいました。本当のことです。若い生徒は不思議に思う力がありますが,
その力を伸ばすのが教師の重要な使命だと思います。
その時,皆さんはどのように答えられますか? 「目的語繰上げを引き起こす遡及不定詞」
という概念を教員が理解してなければ,ただ,個々の事実として「理由はいいから,個々の事実として,ただ覚えなさい」
ということになると思います。私見ですが,最悪の英語教師だと思います。
私がここで言いたいことは,私たちが提案している教授法は
生徒の考える力を養成するのにも役立つもので,あればなぁと思います。

33 :
覗いてみましたけど、ほとんど御一人の書き込みでブログみたいになってますね。
やりとりしてらっしゃる方も研究者、というのも納得な感じもあります。
恐らく語りたいことが沢山あるので、こうなるのではないかと思いますけど、
句読点さんの望む形を取るなら、やはりミクシィや個人HPが最適だと思いますよ。
句読点さんの望む方向性は2ちゃんには無いので、攻撃されてしまうんだと感じます。
別の場所で語れば、悪くないものだと思うな。
2ちゃんだと、確かにズレ過ぎてて凄く変なので、ある意味もったいないですよ。

34 :
>>33さん。
アドバイス,どうもありがとう。
あなたの言われるとおり,2チャンという場所とずれているスレになっています。
2ちゃんには,2ちゃん独自のルールがあり,皆が気楽に身近で短い言葉で語らう場所ですね。
私は,親スレでいろいろ皆さんから,ご叱責などで,2ちゃんのルール(ROM,こてはんなど)教えていただきました。
皆さんに感謝してます。私も2ちゃんの場所がどういうものかをわっかっていて,あえてこのスレを立てました。
このスレは,>>19,>>22のような方針を立てて,皆で使用活用してほしいということです。
しかし,皆さんが,肩がこらずに,すぐ書きこむことができるスレになっていないのでしょうね。
でも,英語(硬い内容)でも,匿名で,語りたい時もあります。
実は,私は研究仲間とあるテーマの論文集を出版する予定なので,ある有料のイントラネットで会員制で論文のやり取り,議論をしています。
もちろん匿名では,ありません。だから,自己の能力を皆にさらす場でもあるので,気楽に愚問はできません。特に私たちの世界では,命取りになります。
英語教師は英語力をつけなければなりません。私も,まだまだの学力です。
だから,匿名で,こんな簡単なことを聞いたら恥をかくと思うような質問や間違えた解答例などをあげて,
気楽に(英語だから硬い内容),お互いに得意なところで助け合い,ためになればと思っています.
その意味で,2チャンは最適な場所だと考えています。もちろん人は増えないと思いますが,少ない人でも真剣に英語力をつけたい人の良いスレになればと願っています。
是非,皆のスレなので使用活用してください。
英語のどんなことでも...気楽に(でも硬い内容(笑))。

35 :

>>34
>もちろん匿名では,ありません。だから,自己の能力を皆にさらす場でもあるので,気楽に愚問はできません。
>特に私たちの世界では,命取りになります。
何か勘違いされているのではないでしょうか?
ネットでの書き込みは、どんな形態・様式でも自己の能力を皆にさらしています。
匿名であろうと匿名で無かろうと関係ありません。
句読点さんは現在、研究の世界に身を置かれている様ですが、研究の世界には愚問など在り得ないと思います。
何故ならば、すべての現象に道理を見出す事が研究だと思うからです。
その為には科学的に否定する根拠とその妥当性を示さなければなりません。
例えどんなに馬鹿げていると思われる事象に対してでもです。
まぁ人文科学に限らず、この世で100%と言い切れる事は研究の世界でも在り得ませんが。
それはお解かりですよね。
あくまでも「今現在では」と限定された近似値でしか無いのですから。

36 :

ある質問を愚問と切り捨てるのは「一知半解」の「普通の人間」の対応です。
特に私たちの世界というからには、句読点さんのコミュニティには
例えばソシュールやブルームフィールドやチョムスキーの様な
一挙手一投足が学界に大きな影響力を持つ人たちばかりなのでしょうか?
そして句読点さんも彼らのような影響力の強い立場の方なのでしょうか?
それならば質問内容に神経質になる気持ちも解らなくも無いですが。
少なくともソシュール、ブルームフィールド、チョムスキーは愚問を発する事なんて気にしないと思いますよ。
それは彼らを含めた研究者の研究結果の遍歴を見れば明らかです。
様々な批評を受け、自分の過ちは修正し理論を磨き上げています。
それが研究するという事の姿だと思います。

37 :

「何故だろう?」
こう感じた時、感じた事が学習・研究の始まりではありませんか?
そもそも、いきなり本質に迫る様な質問や未解明な事項しか質問してはいけないのであれば、後進の育成が潰えますよ。
このスレは教師を目指す方のものですよね?
句読点さんからは、その「気」を感じません。チョムスキーの理論無くして英語教育は出来ませんか?
ただ変形文法や御自分の話をしたいだけに感じるのですが。
句読点さんの世界だけでなく教師の世界でもどこでも、愚かな行為は命取りです。
しかし、その愚問こそが人を成長させる源、教育ではないですか?
それはともかく研究、頑張って下さいね。

38 :
>>35さん。
ありがとうございます。ありがたい心のこもったレス,何度も何度も読ましていただきました。
私は,「学問業績」で職を得て生計を立てております。それを前提としてください。
私の世界では命取り「できない(とんちんかんな)「人」となる「愚問」には,2つ意味があります。
一つは,完全に基礎ができていない,学力がない,論文を理解していなしい,などを示す『愚問」です。
これをすると,大学院生のうちはゆるされますが,学会では生きていません。「あほ」という刻印を押されてしまいます。
もう一つの意味は,あなたがおっしゃられる,学問に絶対に必要な「愚問」です。
Chomskyも経験論に基づく構造言語学全盛期に,合理論に基づく革命を引き起こしました。
最初は,「愚見」として受け付けられなかったのは周知の事実です。常識と異なる新しい視点から見るところに真理があります.
教育も,学生・生徒の「人とかわった独創性のある発想」を伸ばすことが,重要です。
あなたが,おしゃられるように,その意味での「愚問」こそ重要だ,と私も強く同意いたします。
しかし,日本の学会では,全員がそうではありませんが,この「愚問」もうけいられない傾向があり,生計を立てるために,
慎重にならざるえません。
私が属させていただいているコミュニティは,学会の重鎮の人々の集まりです
私は,そうではありませんが(笑),
したがって,後者の良い「愚問」でも,慎重にならざるえません。

39 :
>>39
続き.
このスレでは,両方の「愚問」が,気楽にできるスレでありたいのです。
前者の,勉強不足の愚問も,「もっと勉強して..〕という答えも良いのではないでしょうか?
後者の,自分の気づかない質問(愚問?)は,もっと歓迎されるものです。
たとえば,私も学生の意外性のある質問や,親スレで,I would rather と I wish
の関連を質問された人がいて,自分がかんがえていなかった質問で,勉強になりました。
このような,お互いに利益になるようなスレを望んでいます。
あなたのもう一つの指摘ですが,

40 :
続き.
あなたの厳しいご指摘ですが,
>このスレは教師を目指す方のものですよね?
句読点さんからは、その「気」を感じません。チョムスキーの理論無くして英語教育は出来ませんか?
ただ変形文法や御自分の話をしたいだけに感じるのですが。
お答えします。
私は大学で教えています。英語を教えていて苦労しています。
なぜなら,中高で,(全部がそうだというわけではありません)が英語を暗記物としてしかならっていないことです。
ご叱責覚悟の上で申しますと.失礼ですが,中高の先生方も,そういう方(英語を暗記物)がおられるのではないか?と感じています。
僭越ながら,生意気ですが,中高の教員,教員志望の方々に,暗記物ではないと,いうことを述べたくて,
その気はないのですが,講釈垂れるような態度をとって失礼しています。
私は,変形文法に基づく英語教育も有効な点がありますが,絶対的なものとは思っていません
(この教育法が生きるのは,発達段階で論理的思考ができる時,したっがて,小,中の初期は不向き)
あなたにお願いしたいのですが,私のスレではなく(よく認識しております),
皆の英語専門スレとしてこのスレが続くように協力していただけないですようが.
よろしくお願いいたします。


41 :
>>40
英語は句読点氏のような研究者はともかく大多数の人間にとっては
道具。暗記も含めた大量のインプット、そしてアウトプットの訓練を
つめばいいものだと思っています。文法指導に関しては、どうしても
日本語との違いを生徒に解ってもらうための努力が必要ですが。
もっと言えば、自分は英語と日本語は違うんだから観念しろ、
というスタンスで教えています。

42 :
句読点さん
先ずは失礼なコメントをした事をお詫びします。
私も昨年まで学界の末席にいたので、日本における愚問の恐ろしさは重々承知しております。
海外で開催される学会などでは、本当に下らないと思われる質問でも大先生方は歓迎して答えてくれるのに
日本の学者は体面ばっかり気にしていて窮屈ですよね。
それが嫌で私は海外へ活動の場を変えました。
日本の、といっても全てではないのですが、学者や学界は後進を育てるという教育者としての立場を
理解していないと思います。
まぁ、語弊を恐れずに言えば海外の成果に追従しているだけ、という現状では後進の育成も何も無いとは思いますが。
句読点さんの意を汲み、今後は生徒から出た質問等を書き込ませて頂きます。
このスレが英語教員を目指す方々の一助となれば良いですね。

43 :
>>41さん。
おっしゃるとおり,言葉は道具ですね。私たちは思考の対象としていますが(笑)
使えなければ意味がありません。
私も,学生に,英語が使えるように,音楽・映画を使ったりして,話す聞く力養成に努めています。
確かに,言葉は大量のインプットアウトプットの産物ですね。
私も,発達のある段階(母国語習得に用いる先天的権語習得能力がある時期)には,
理屈はいらないと考えています。
これからも,よろしくお願いいたします。

44 :
>>42さん。
名無しの奈々子さん。
私も,海外研修で,イギリスに,Academic Visitorとして,1年半留学しました。
そこは,音声学・言語学の中心で,いろいろと刺激を受けました.
あなたのおっしゃるとおりで,面白い(日本では愚問)ことを言うと,Language,LI,Linguaなどの世界一流雑誌の
編集委員をされている,world famous linguistが,good ideaと耳を傾けてくれました。
ぜんぜん,日本の教育と違いますね。
匿名でいたかったのですが,狭い世界なので,誰であるかあなたにわかってしまいそうです(笑)
時々,あなたに質問します(愚問ですが(笑)
私の今の研究は,モダリティです。
今後とも,よろしくお願いいたします。

45 :
何となくバックグラウンドが見えて来ると、句読点さんの「ズレ方」も理解しやすいですね。悪い意味でなく。
名古屋スレで「外語系の学生ですが」と書き込まれていたので、
そういった目で見ると余りにも変わった方でしかなかったけれど、大学講師/もしくはポスト・ドクター等の研究生
だと思えば、この空気感は理解できる気もします。中・高教師の世界観とはズレるのも当然か。
それはそれで日本の教育界システムの問題点なんでしょうけれど・・・。
みんなある意味安心して文法の質問を出して来るようになるかもしれませんね。
どちらかというと「英語教師の文法相談コーナー」みたいな感じ。
書き込み・説明の仕方に幾分か問題点は残ってるかもしれませんけど、それなりにニーズもあるかも??
よろしくです。バックグラウンドの説明が出来て、かえって良かったかもしれませんね。

46 :
>>45さん。
ごめんなさいね。匿名でいたっかたものだから。
でも,皆さんが良い方ばかりなので,バックグラウンドを説明しました。
皆さんと会えて,うれしく感謝してます。
私は,あなたの言われるような,「英語教師がお互いに力を付け合う英語相談コーナー」
の英語専門スレの方向をめざしています。
どうぞ,英語の質問,議論をしてください。
私も,教えてもらったり,微力ですが役に立つように頑張ります。
,お互いに利益になるようにしましよう。
追伸。
私は,うそがきらいですが,匿名にしたいために,「学生」といいました。
しかし,英語]「studentでは,「学者,研究者」という意味があります。
〔学生と学者」とでは,日本語ではニュアンスが異なりますね.
なぜ英語「「student」は,「学者,研究者」という意味があるのでしょうか?
これは,親スレで私が皆さんに質問した問題と関わります。
よろしければ,考えてみてください。
●ここで,皆さんに,クイズを出します.前述したように,a student at [x of] Oxford University ですが,
他方,a student of Oriental art. の例のように,この場合は,前置詞 of は可能です.
どうしてでしょうか?

47 :
続き。
前の問題に対して,親スレで述べたのを貼り付けます。
英検だけでなく,すべての英語学習に有効だと思われる,私一押しの参考書をご紹介します.
英語現象全般を支配する法則(構文)を記述したものは,「文法」であるのに対して,英語現象の単位となっている
個々の単語が持つ特性を記述したものが,「語法」です.
ひらたくいえば,例えば,森を,森(マクロ)からみていくのか,個々の木(ミクロ)からみていくかということです.
したがって,「文法」を扱うのは,「文法書」であり,「語法」を扱うのは「辞書」です・
両面から,英語学習を進められると良いでしょう.
「文法書」は,理論的(生成文法の立場から)には,『基礎と完成 新英文法』安藤貞雄著.数研出版.
       記述的には,『ロイヤル英文法』 綿貫陽他著.旺文社.
「語法」は,『ジニアース英和辞典』第4版 小西友七編 大修館書店.
です.
使っていただければ,私の一押しの理由がわたっていただけると思います

48 :
続き。
具体例をあげてみましょう.
○小児科医 a specialist in [X of] children's disease と辞書には記述されています.
語法的には,of は用いず,inを用いると記述しています.他の例として,
オックスフォドの学生 a student at [x of] Oxford University など.
ただ,これを,個々に覚えるだけではいけません. 一般性をもたせて理解しなければなりません.
文法的には,specialistは specialize という述語から派生された名詞であり,
student はstudyから派生されています.
これらの自動詞は,specialize in ,study at(場所)という連語をとります.
ここで,●自動詞+前置詞の連語関係は,その自動詞から派生された(名詞)になっても,その連語関係が引き継がれる●ということがわかります,
他の例では,believe in→(−の信頼)belief inーなど・
以上のように,文法.語法の両面から勧められると良いでしょう.

49 :
>>47>>48が,以下の問題を解くヒントとなります。
なぜ英語「「student」は,「学者,研究者」という意味があるのでしょうか?
これは,親スレで私が皆さんに質問した問題と関わります。
よろしければ,考えてみてください。
●ここで,皆さんに,クイズを出します.前述したように,a student at [x of] Oxford University ですが,
他方,a student of Oriental art. の例のように,この場合は,前置詞 of は可能です.
どうしてでしょうか?

50 :
>>49
スレタイから、>>1にあるような内容を期待しつつ読み進めてましたが、私の
想像以上に専門的な話になっているようですね。
現場にいる人間としては、「AがBである根拠」を突き詰めるよりも、「AがBである理由」
を(教師自身が)理解し、「AをBとして活用する方法」を教える手段を極めるほうが有効
かな、と思ってしまいます。今後の展開に期待しています。
クイズの答えですが、単純に“study”(学ぶ)+“ent”(ラテン系語尾「〜する人」)では
いけないのでしょうか。また前置詞に関しては>>48でご自分が書いているのが、ヒント
ではなく答えでしょう。「●自動詞+前置詞の連語関係は,…」でやつです。
ただし基礎を教える現場の人間としては「(点で示される)狭い場所はat、広い場所はin」を使う、
という知識があれば充分かと思います。“a student at Oxford Univ."であり“a student in Japan”
であるのが正しい、と。
ofに関しては、「所属」の意味であり、物理的な場所ではなく抽象的および概念的な場所(等)を示す
時に使われる、という説明をします。「……学部・の・」とか、説明的に「〜を学んでいる」とも言うかも。
英語科の教師は、一般的に言えば「元・英文学部(または英語学部)の学生」だったわけですが、特に
基礎を教える現場では、文法や語法の知識量よりも、「どれだけ平易に教えられるか」「practicalな指導に
繋げられるか」が求められているので、専門的な知識・研究からは遠ざかっていってしまいますね。

51 :
>>50さん。
仰るとおりです。
私は,英語を思考の対象として,その法則を発見し探求しています。それを現場の教育にいかに応用するのかは,別のことであり,大事なことです。
それを以下のように見事に表していただき,ありがとうございます。深く同意いたします。
>現場にいる人間としては、「AがBである根拠」を突き詰めるよりも、「AがBである理由」
を(教師自身が)理解し、「AをBとして活用する方法」を教える手段を極めるほうが有効
これからも,英語教育学的な視点から,現場からのご教示・ご指導お願いいたします。

52 :
続き。
クイズの件ですが,親スレでしたクイズでしたがまだ自分の解答をしてなかったので,このスレのルール(質問したら責任をもつ)から
ここで再質問させていただきました。
●なぜ英語「「student」は,「学生と学者,研究者」という意味があるのでしょうか?
は,現場で「学生」としか訳せない生徒が多いからさせていただきました。
答えは,文法的には,student という名詞は,studyという述語語から派生されています。このような名詞を〔派生名詞化形(derived norminal)]といいます。
動詞studyは,learn(学ぶ)等と異なり,自発的に研究する意をもちます。その意味が,名詞形(student)をとっても引き継がれます。
したがって,student は,pupil(生徒)と違って,学生(大学生以上に用いる)であって,学者・研究者です。
また,おっしゃるとおり,studyの派生名詞化形は,agentを表す語尾>“study”(学ぶ)+“ent”(ラテン系語尾「〜する人」)とstudy(行為・出来事)があります。


53 :
続き.
もう一つの質問答えさせてもらいます.
●a student at [x of] Oxford University ですが,
他方,a student of Oriental art. の例のように,この場合は,前置詞 of は可能です.
どうしてでしょうか?
名詞句a student of Oriental artの 主要部studentと補部Oriental artとの意味関係は,Oriental artはstudentの対象物
となっています.ただそれは,個々の現象を観察・記述したことにとどまります.
の 主要部studentと補部Oriental artとの意味関係は,Oriental artはstudentの対象物
となっています.ただそれは,個々の現象を観察・記述したことにとどまります.
その関係は,〔目的語関係〕という「文法的関係概念」です。
例としては,a statement of the facts 事実の陳述(○Somebody states [stated, will stateなど〕the fact の名詞化表現」「ジニアース3版1294頁」
名詞句a student of Oriental artは,Somebody study Oriental art という文から『名詞化(nominanlization)』された名詞表現です.
名詞表現と文表現は,事態を静的(絵など)にとらえるが,動的(映画など)にとらえるかの違いです.
したがって,●文表現の他動詞(study)+目的語(Oriental arts)の関係は,名詞化されると,『他動詞から派生された名詞』(study) [of ]目的語(Oiental arts)のように,
文法関係を示す「of」(このofは,所属などのような意味をもたない前置詞,変形文法では,後続の名詞に格を付与するだけのものとしている)が挿入される)●
例,destroy the city →destruction of the city

54 :
>>53
『名詞化(nominanlization)』→ nominalization

55 :
>>54さん.
つづりミス訂正ありがとうございます。
私は,つづりミス多くて((笑) このサイトはスペルチェッカが働かない..(笑)
『名詞化』の定義を(1996)『コンサイス英文法辞典』安井稔編.三省堂.484ページから挙げておきます。
○名詞以外の,主として動詞あるいは形容詞等の述語を名詞に変え,その述語を伴った文を名詞句にすること.
例えば,John refused the proposal.→ John's refusal of the proposal.
Romans destroyed that city. → Romans' desturuction of the city.

56 :
>>52>>53の説明は,現場での英語教育について有効かどうかコメントください.
この説明で,『名詞化』などの概念を使い,難しいので,中高生にはこの説明は有効ではないと,批判される人が多いと思います。
しかし,学習辞典で,a statement of the facts 事実の陳述(○Somebody states [stated, will stateなど〕the fact の名詞化表現」「ジニアース英和3版1294頁」と
『名詞化』については,述べています。親スレで,私は,
>『ロイヤル英文法』は,文法現象の説明はないが,記述としては高校生のみならず,一般社会人には,(もちろん英検1級,TOEICの文法)には,十分過ぎるほどのないようです.
さらに,記述力があり,ジニアースの辞書学の権威である小西友七教授が,20世紀最大の文法書であると絶賛されたのは,
[Quik et al.(1985)] A complehensive grammar of the English language. Longman. や
語法書としては,[小西友七編(2006)『現代英語語法辞典』三省堂.などが,上級者にお勧めです.
『ジーニアス』は,『現代英語語法辞典』などの語彙文法の学問的な成果を,英語教育学的に,
高校生.大学生用に提供したものです.その意味で,『ジー二アス英和辞典』が盛り込んだ,最新の言語学・英語学の成果を使いこなしている人は少ないです.
と書きました。[上述の名詞化もその例です〕
私見としては,英語教員としては,このような知識は必要だと思います。
しかし,この概念を使った説明が,どの学年で有効なのが私の関心事です。
中学生には,論理的思考の発達不十分・習得した英語事実の少なさから不向きだと思います。
私が,大学でこの概念を使って授業したとことろ,この説明が分かる学生と分からない学生とはっきりと分かれました。
分かる学生には,かなり有効みたいで,英語に興味を持ち出し始めました。
一方,分からない学生には,,,,(冷や汗)
先生方のご意見お願いいたします。

57 :
訂正。
A [complehensive] grammar of the English language. Longman. → comprehensive

58 :
自分は超底辺校で英語をつかって生徒と遊んでいるだけの教師なので「文法」とは
無縁なので「名詞化」を扱うことはほとんどゼロなのであるが、意識的に名詞化
しない英語を生徒に対して使っている。つまり、名詞化は「書き言葉」であって
「話し言葉」ではないと理解しているから。名詞化がたくさん使われている
難しい言い方を噛み砕いて「主語」「動詞」という形で表すと初心者には
分かりやすいと思う。

59 :
>>58さん。
ご意見,ありがとうございます。
英語にも,どの言語にも,文表現と名詞表現がありますね。
前述したように,話し手がどのように世界を捉えるか(認知)するかによります。
「話し言葉」と「書き言葉」との視点から述べられていますが,
言語によって文表現をよく使う傾向にある言語と名詞表現を使う傾向のある言語があるようで,
(1981)『「する」と「なる」の言語学』.池上嘉彦著.大修館等参照
私も,その問題を考え中です。
生徒には,おっしゃるとおり,たくさんの具体例を出して体得させる必要がありますね。
私は,英語を理解するために,母国語である言語直感を最大限に使用援用のため「日本語学」の成果も,生徒の理解のために,援用しています.
この例は,日本語の事実を示したらわかりやすいかもしれません。
例えば,「太郎が,公園で,ゆったりと,散歩する」→(名詞化)「太郎の,公園での,ゆったりした,徒歩」
等を観察させて,その規則性をさぐらさせて,それを英語にあてはめさせる事も試みています。

60 :
TOEICの問題で,『名詞化』に関わる問題があったので,以下にあげます。
『新TOEIC テスト860点攻略本』旺文社 87頁
☆The company's ----- not to participate in the conference was a disappoinitment to many.
 (A) interest (B) verdict
 (C) involment (D) decision
よろしければ,この問題にどのように『名詞化』がかかわるのか,考えてみてください。
○私の授業で,『名詞化』などの概念を使った理論を講義すると,興味のある学生は聞くが,
 TOEICなどのスコア向上を狙っている学生は関係がないととります。
 そうではないことを,実際の英語の問題(TOEIC ,TOEFL,英検など)をあげて,その理論をつかうと(例えば,『名詞化』を理解すると)
 どんな問題でも解けることを示す必要を感じています。
 このスレを見てくださっている方も,理論に興味なく,TOEICなどのスコアの向上,教授法だと思います。
 
☆お願い。
 私も,具体例を挙げるように努力しますが,皆さんも,上述した『名詞化』,『tough構文』などにかかわる
 具体的なTOEICなどの問題があれば,教えてください。
 よろしくおねがいいたします。
 

61 :
■■ バカ町山の誤訳で学ぶ英語(その1)■■
(よく誤訳してる馬鹿な奴が、意味不明の訳文を提出してきたら、また誤訳かな? と疑うのが普通だと思うが。)
原文: We really went after actors who'd gone on news programs.
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20041015
町山のオリジナル誤訳> 僕らは俳優たちがテレビのニュース番組に出るのを追っかけて観た
「追っかけて観た」って、テレビで見るのに追っかける必要は無いから、
「俳優たちがテレビのニュース番組に出るのを追求してテレビ視聴した」というのが町山の解釈か?
原文: We really went after actors who'd gone on news programs.
この原文の意味わかりますか? (ヒント:町山のは完全な誤訳)
> この場合の"go(went) after someone"っていうのは「誰だれを追い込む」とか「誰々を狙って」という意味ですね。
その通り!
町山の(修正後)誤訳> 僕らが実際「チーム・アメリカ」でいたぶったのは、テレビのニュース番組に出たことのある俳優たちだ
■ 間違いポイント@ really went after ・・・「really」 は「実際」ではなく「徹底的に」「容赦なく」の意味。
■ 間違いポイントA who'd gone on ・・・ この過去完了は「出たことのある」(経験)じゃないよ!
このシロート君は、「えーと、現在完了の意味は4種類だったかな? 過去完了も同じかな?」 と、高校受験生クンみたいに悩んだようだ。
1.継続〔(いままで)ずっと〜している 〕
2.完了〔(ちょうどいま)〜してしまった〕
3.経験〔(いままでに)〜したことがある〕
4.結果〔〜して(その結果,いまは)〜だ〕

62 :
☆The company's ----- not to participate in the conference was a disappoinitment to many.
 (A) interest (B) verdict
 (C) involment (D) decision
(company's decision (not to participate in the conference))の部分が名詞句で、これを他の名詞句で言い替える練習が良いかもしれん。
(The fact) that the company decided not to participate in the conference
The discovery that ...
To find out that ...
The company's deciding not to ...
The decision by the company of not participating in the conference
The company's non-participation decision in the conference
The company's conference non-participation decision

63 :
A: You know Rick, Jim and Katie.
B: Yeah, what about them? They are the top three who run the company, aren't they?
A: Right. Well, they decided not to be in the conference.
B: Really? Oh, no! We all know the conference would make all the difference.
A: Let's find out why they decided not to.

64 :
>>62さん。
出来事(event)をあらわす名詞句は,文表現に書きかえれるので平行性がみられ,同様の変形規則(受動変形など)が適用されますね。
xバー理論へとの変革を起こした,Chomsky(1970) "Remarks on Norminalization," Readings in English Transformational Grammar, ed. by Jacobs and Rosenbaumで,詳細に文表現と名詞表現の平行性が論じられています。
この論文は,私は感動し,何度も読みました。読まれることをお勧めします。
>(company's decision (not to participate in the conference))の部分が名詞句で、これを他の名詞句で言い替える練習が良いかもしれん。
とたくさんの書き換えを示してくださり,勉強させてもらっています。ありがとうございます。
私も,大学でこの書き換えを指導したことがありますが,本当に良くできる学生(英検1級などの所持)しかできませんでした。
かなり,高度なレベルの書き換えだと思います。ここまで,授業できると教師冥利につきますね。
書いてくださったが書き換えについて,コメントすると,日が暮れる((笑)程の内容なので,割愛させていただき,
2,3とりあげコメントさせていただきます。

65 :
>>64 続き.
☆動名詞への書き換え(名詞化の一つ)
>[company's decision [not to participate in the conference]]→[company's deciding not to ....]
の書き換えの例ですが,これは動名詞への書き換えですね。
例をあげると,The enemy destroyed the city→The enemy's destroying the city
と動名詞に書きかえれます。さらに,これを,派生名詞化形にも書きかえれます。
@The enemy destroyed the city→AThe enemy's destroying the city.→BThe enemy's destruction of the city.
AとBがみな等しく名詞の性質を示すかというとそうではない。
「名詞らしさ」について,次のような階層関係がなりたつことを(1973)Ross "Nouniess""でのべています。
○that節<for...to<wh疑問節<〜ing<名詞
「節(文)的<−−−−−−−−−−>「名詞的」
(1984)『文1・講座・学校英文法の基礎』村田勇三郎著.研究社.235頁参照.
以上から,@からBへと,動名詞は,文と名詞の中間の「名詞らしさ」を持ちます。


66 :
>>65 続き.
☆名詞句内へ受動化
>[company's decision [not to participate in the conference]]→[The decision by the company of not participating in the conference
]
この書き換えは,文に受動化変形が適用されるのと同じように,その名詞表現にも,受動化が可能です。
例.The enemy destroyed the city →(受動化)The city was destroyed by the enemy→(名詞化)the city's destruction by the enemy
ここで,注意する点は,BE destroyed(Be動詞+過去分詞」が名詞化されてdestuructionとなっているということです。
したがって,destructionの訳は,「破壊すること」と「破壊されること」があるということです。

67 :
>>63さん。
具体的に,この名詞表現が使われている会話文をしめしていただきありがとうございます。
このような,実際の談話での使用例は,文脈のない例と違って,いろいろな意味でよくわかり,説得力がありますね。
この会話文は,どこから得られたのでしょうか?出典を教えてくださればありがたいです。
これからも,よろしくお願いいたします。

68 :
>>61さん.
このスレへ初めての方ですね。
ある方の誤訳の例をあげてのことですが,よくあることですね。
例えば,TOEICの問題集の解説〔(学問的背景のない人が著者の場合(英会話屋さん)〕など,ひどいのが多くありますね。
●ただ,個人名をあげて,「ばか」と呼ぶのは,良くないと思います。それはやめてください●
例えば,『受験参考書の誤りを正す』大修館書店.という書物がありましたが,良い本だと思いました.
これからも,誤訳.まちがった解説などを指摘し,それを,皆で考えるのは勉強になると思います。
よろしくお願いいたします。

69 :
>>68
>『受験参考書の誤りを正す』
「英語参考書の誤りを正す」「英作文参考書の誤りを正す」(河上道生)ですね。
そののち、列挙された参考書のひとつを執筆した著者からクレームが来て、
具体的な参考書名を記載しない「英語参考書の誤りとその原因を突く」という改訂版が出ました。
中学高校の教師はこれを熟読玩味するだけで、授業中の殆どの誤謬を防げるでしょう。

70 :
>>69さん。
情報ありがとうございます。阪大の河上先生は,『英語教育』のQuestion Box
を担当されていた,英語学の第一人者の一人です。
私も,TOEIC, 予備校の教員がかいた大学受験参考書など,本当にひどいのがたくさんありますね。
良くないことに,そのような本ほど,上手に宣伝され,よく売れれいるのが現状です。
私が推薦している書物『現代英語語法辞典』三省堂・小西友七編など,大規模書店にしか,在庫がないのが現状です。
これが,世の常ですかね。
しかしながら,『ジーニアス英和・和英』のごとく,本当に良い本は,売れるのかもしれませんね。
そのような,本を書きたいものです。

71 :
>>65
補足。
☆動名詞と派生名詞との違いを示す解り易い例が,『新TOEIC テスト860点攻略本』旺文社 185頁
にあったので,あげておきます。
(1) Mr. kim's responsibilities include [training] new employees in computer skills.
(2) In this cource, I have received [training] in every aspect of the job.
(1)のtrainingは動名詞で目的語new empolyeesを取っていて,新入社員に「教えること」という意だが,
一方,(2)のtrainingは,完全に名詞化されて,派生名詞であり,「研修,訓練」の意である。
派生名詞の他の例としては,parking「駐車」 accounting 「会計」 meeting「会議」など。

72 :
>>71

動名詞と派生名詞に関するTOEICの問題,『新TOEIC テスト860点攻略本』旺文社 184頁
■ The market survey conducted recently reveals customers' strong ----- for gas stoves.
(A) preferring (B) preference
(C) prefers (D) Preferable
よろしければ,考えてみてください。

73 :
>>71
Mr. Fuckers resposibilities include trainings for new workers' skills for the PC.
となると、完全に名詞化されてしまう。つまり、複数形を取れるか取れないかも一つの区別でけるポイントですな。

74 :
>>73さん。
trainings と完全に名詞化された複数形(動名詞ではありえない)の例文ありがとうございます。
勉強にになります。
専門的な話になりますが,英語史の観点からは,>『(-ing)形は動詞を名詞化する語尾でした。14世紀頃に,He is on huntingの類が影響します。
このhuntingは動詞からつくられた抽象名詞であり,onはそれを支配する前置詞でis on hunting=is in the couse of hunting, engaging in hunting,であった。
MEにおいて現在分詞の語尾が-ingとなって,動詞からつくられた抽象名詞と同形となってしまったので,
この抽象名詞が動詞的性格をおびてきて,いわゆる「動名詞」を発達させられた。』
(1979)『英語発達史』中島文雄著 229 頁 と述べています。
そうすると,train(動詞)→a training, trainings(派生名詞) → training people (動名詞)
と,英語の歴史から,発達?(ある人は退化という)((笑))したのでしょうね。
英語史的観点からみると,名詞化の過程は,おもしろいかもしれません。
追伸。
お願いがありますが,いつも良い例をあげてくださり,勉強になり感謝しております。
よろしければ,出典を教えていただければ,ありがたいです。よろしくお願いします。



75 :

A: You know the market survey recently conducted by the gas company?
B: Oh, yeah? What does it say?
A: Well, it shows how strongly people prefer gas stoves to electric stoves.
B: As for me, I prefer elctric stoves because it's safer. The only problem
with an electric stove is that you can't use it on high so that it's not
good for cooking Chinese...
>>67
出典などあるわけないよ。オレのクレイジーな頭からつむぎ出された会話なんだから。
もちろん冗談で言ってるんだろうけど。

76 :
>>75さん。
驚きました。nativeに近い英文。
あなたの母国語(先天的な言語獲得能力で臨界期に獲得した言語)は,英語ですか?
私の場合は,英語は第2言語で,初めて中学校で学びました。その時の中学校の英語教員は,
喋れない人で,ひどい発音でした(笑)。そのときの発音を治すのに,いまだに,苦労しています(笑)
私は,英語を研究対象としていますので,nativeの直感を重んじています。
論文を書くときは,英語のデータとしては,native speaker が,書いた話したものを使います。
もちろん,nativeは,どうしてそうなるのかは説明出来ません.それを意識化して説明するのが,
英語学です.(物が落下する現象(当たり前)ですが,それを説明するのが物理学です)
だから,出典をお聞きしました。これから,nativeの書いた話したデータがあれば,出典を教えてください。
例えば,(Time,Newsweekなどの雑誌,Chiritieなどの小説,『ローマの休日』などの映画のセリフなど)。
もし,あなたが,私たちと同じように日本語がmother tongueならば,英語のnativeに近い物をおもちのようですね。
あなたの英語力に感服しております。
これからもよろしくお願いします。


77 :
>>61さん。皆さん。
私のスレではなく,皆さんのスレですので書き込みすぎですが,お許しください。
私にとっては,とても勉強になっています。少ない人数ですが,恐らく分野が違うから引き合うのだと思います。
私は,理論言語学を分野ですが,同業者はこのスレには興味ないでしょう...私が書いていることは,基礎の基礎ですがら,,
例えば,>>61さんがあげられた映画のセリフで,
>We really went after actors who'd gone on news programs
のreallyの解釈,理論的に興味あります.あなたの読みでいいと思います。
私は,今もモダリティ(話し手の心的態度)が研究対象です.
この,reallyは,文字通りの意味(現実ー実際)から,話しての態度をしめす,談話標識(Discourse marker)として使われているのではないでしょうか?
この場合,話しての強い心的態度を表していると考えれます.
一つ例をあげれば,■(1) I think that he is honest. と(2)He is honest, I think.
との対比を考えてください.(1)の場合はI thinkは文字通りの意味「私は,・・思う」という意ですが,
(2)での,I thinkは,挿入節としてつかわれ,話しての命題の確からしさを表し,陳述を弱める働きをしています.
「たぶん」probablyというような,談話標識と使われています.■
reallyにも,この過程が見られると思います.ここでは,あげれませんがいわゆる4letter words
の用法もそうですね。
おねがいがあるのですが,是非この映画の出典と,短文ではなくて,文脈がわかるように,少し>>75さんのように全体の会話文をかいていただけませんか?
いろいろな,面白い生きた英語を,映画などから,おしえてくださいね.
●分野がちがうからこそ,お互いに役に立つスレになると思います。皆さん是非気楽にレスしてくださいね●



78 :
>>73さん。>>74■訂正
あなたが例文で,
>Mr. Fuckers resposibilities include trainings for new workers' skills for the PC.
triningsと複数形をあげてくださったのですが,ご自身で作られた文でしょうか?
native数人に確認してもらったところ,traningは,不可算名詞と判断しました。
したがって,この文は,非文法的だということです。よくするには,many training courses.
もし,あげられるなら,meetingがよいとおもいます。それは,可算・不可算両方で使われます。
ーing形は,基本的には数えれない抽象名詞を作る接尾辞です。
私も,以下のように訂正させてもらいます。
■訂正.>>74
train(動詞)→a training, trainings(派生名詞) → training people (動名詞)⇒(訂正)
meet(動詞)→a meeting, meetings(派生名詞) → meeting people (動名詞)
追伸.
可算・不可算の区別は,我々non-nativeには,解らないですね。
nativeの直感にたより,判断してもらうしかないみたいですね(笑)


79 :
>>77
補足.■reallyについて
この語は,基本的に「ある出来事や状態が,事実に即している,実際に一致している」ことを表す.
.....文中位では,@通例文の真実性を強める強意副詞として働き,特に出来事などの現実面を強調し,「実際に」の意や,
A話しての主張の正しさを強調して「本当に」の意があらわれる。....Bさらに,Aの「本当に」の意から発展的に,段階的な語句を修飾して.
very とほぼ同義的に「非常に,実に」の意でも用いられる.
☆Bの例.He really likes her⇔He likes very much.彼は「実に」彼女が好きだ.[cf. Quirk et al,p586]
(段階的な動詞と共起すると,really はその後続する動詞との意味的結びつきが強くなり程度副詞にちかづく)
以上の記述は,『英語基本形容詞・副詞辞典』,小西友七編,研究社.1514-1522頁からです.
私の解釈は,>この,reallyは,文字通りの意味(現実ー実際)から,話しての態度をしめす,談話標識(Discourse marker)として使われているのではないでしょうか?
この場合,話しての強い心的態度を表していると考えれます.
で,Bの意です。あなたと同じ解釈で,go afterという段階的動詞と共起しその程度を強めています.
「実に」,または,あなたの解釈「徹底的に」「容赦なく」はとても的確な役だと思います.
あなたの英語力に感服しています.
これからもよろしくおねがいします。


80 :
>>76
そんなに持ち上げてもらっちゃったらいい気になっちゃうよ。
オレも中学で英語を始めたのは同じ。
オレがやってたのは、超底辺の高校でちょっと分かりにくい文がでてきたときに
オレが生徒に対してやってやってることなんだ。
ネイティブにチェックしてもらいたいと思っても、週に何回も来るわけではない(ALT)
し、伝わる英語ならいいべ?!とばかりにやってることなので
ネイティブが見たり聞いたりしたら大笑いかもしれないな。

81 :
映画の"Meet the Parents" の中で、Ben Stillerの演じる主人公が
Mr. Focker という名前で ロバート・デ・ニーロの演じる父親が
あまりにもf*ckerと音が似ているっていうんで、妻と顔を見合わせる
場面があるのを思い出したよ。

82 :
>>79
■訂正>>77の一部と>>79の一部・
>●この,reallyは,文字通りの意味(現実ー実際)から,話しての態度をしめす,談話標識(Discourse marker)として使われているのではないでしょうか?
この場合,話しての強い心的態度を表していると考えれます●.
これは,この例に当てはまりません.談話標識として、機能する場合は,文修飾で文頭または文尾にもちいられます

例,Really, you shouldn't have done it.([実のところ」君はそんなことをすべきではなかった.)
『ジーニアス英和3版 1535頁』
>We [really] went after actors who'd gone on news programs
のreallyは,モダリティ(話し手の態度)をあらわしているのではなく,命題内容(真偽値が問える)の陳述表現です.
失礼いたしました.


83 :
>>80さん.
現場で,生徒に対してしてあげてるのこと,,あなたのような先生に高校でないたっかたです。
本当に,お世辞ではなくて,nativeかなと思うほど,自然な英語だと思います.
>>81の4letter wordsは,f*ukingと文の中に,挿入されて,話し手の気分をあらわしますね.
文字通りの意味はなく(訳したら大変((笑)),話しての態度を表します.
これからも,よろしくお願いします.


84 :
今読んでいる本の中に
It is all lies.
という文が出てきたんだけど、何でliesって複数形なんかなあ。
句読点さん、分かる?

85 :
>>84
面白い質問ありがとう。勉強になります。
『英語基本形容詞副詞辞典』83頁に,all A (人の行為・状態について)ひたすらA
☆この意のall は通例’S<人>be all A'の型でもちいられる。
Ardian was all smiles again.-clement,Colombo 3.エイドリアンは再び満面に微笑をうかべた。
このallの用法について,『ジーニアス英和3版』 49頁allの項目.3・・・に満ちた,・・・だけの,すっかり・・・.
He was all apologies.彼はおわびばかりしていた。
以上のallの用法であると思います。ただ主語が,人ではなくて物になっているのは,
That's a lie. うそつけ<●相手のうそを非難する言葉;You're a lier.よりも控えめな表現>と,
『ジーニアス3版』1083頁に述べているように,間接的な非難の言葉として用いられます.
以上から,It is all lies. は,<それは,ひたすら嘘で固められている>
という意で,allの用法で,その後は上述の例のように複数形になります。


86 :
蛇足ですが、The WordBankに2例ありますので挙げておきます。
"Er, that's all lies."
"All that about being late and the new teacher ... it was all lies so that you wouldn't know ..."

87 :
>>85
補足.
OALD5版に,allの頁の5項目に,物が主語のとなったItis all liesの例が出ていたのであげておきます
☆5.consisting or appearing to consist of one things only:
The magazine was all advertisements. She was all smiles (=smiling a lot).

88 :
>>86さん。
例,ありがとうございます。
とことで,>The WordBankって,何ですか?

89 :
>>89
COLLINSのデーターベースに"The Bank of English"があり、
現在では恐らく6億数千万語になっているだろうと思われます。
この中から約500万語を抜粋したデーターベースがCOBUILDのCD-ROMに付属していて、
これを"The WordBank"と読んでいます。
ご存知だと思いますが、LDOCEのアップグレード版はCD-ROMが2枚になり、
LDOCE本体に収録されている例文の他に100万例文が付属しました。
これもなかなか使い易いデーターベースです。

90 :
>>89>>88宛です。
失礼しました。

91 :
>>89さん。
ありがとうございます。私は,ずっとChomsky理論などに基づいた理論志向の研究をしてきていますが,
言語事実に基づいた,実証的な研究の必要だと思っています。
いろいろなデーターベースをこれからも教えてください。
例えば,>>77で■(1) I think that he is honest. と(2)He is honest, I think.
との対比を考えてください.(1)の場合はI thinkは文字通りの意味「私は,・・思う」という意ですが,
(2)での,I thinkは,挿入節としてつかわれ,話しての命題の確からしさを表し,陳述を弱める働きをしています.
「たぶん」probablyというような,談話標識と使われています.■ と
挿入節をあげました。
挿入節に関して,理論言語学者は,(3)の対比のように,主節が疑問文である場合,文尾に挿入節do you thinkのような疑問文の形式を添えることができるが,
平叙文の形式you thinkの形は許されないとのデータを示します。
(3) a. Is he honest, do you think?
b. *Is he honest, you think?
否定文にかんしても,(3)と同様なことが,(4)で示すようにいえます。
(4) a. He doesn't speak Japanese, I don't think.
b. *He doesn't speak Japanese, I think. 
私は,今,以上の現象を研究していますが,理論言語学者は以上のような例しか示しません。
実際の英語事実はどうなのかを,コーパスにあたって調べる必要があると思っています。
コーパスで「挿入節」に面白いのがあれば.是非,教えてください。
これからも,よろしく,お願いいたします。


92 :
>>85-86
どうもありがとうございました。
ところで二重否定で挿入節(っていうんですか?)の例はよく
話し言葉の中ではありますね。
He won't come, I don't think. みたいな。
でも、教養のある人は眉をひそめるのかもしれない。

93 :
>>92さん。
all liesの質問の件,
私も勉強になりました。これからも,お互いに質問解答して,気楽に楽しく英語の話しをしましょう。
挿入節の件で,
>He won't come, I don't think.の例ありがとうございます。
あなたの言われるとおり,この形は,論文によると,話し言葉で使われるそうです。
「彼は,来ない」という陳述を挿入節Idon't thinkを付加して,「彼は,来ない「よね」」と聞き手に同意を求める意のように,
私には思えるのですが,あなたは,どう思われますか?
これは,I don't think he won't comeという文と同意ではなく,二重否定ではありません。
I don't thinkは,あくまで,「話しての態度」を示す挿入節として用いられていて,
He won't comeが否定文だから,否定文の形にしているだけです。
おもしろいことに,平叙文の形,「I think]型の挿入節を付加すると,
×He won't come, I think.は非文法的です。
どうして,そうなるのかを説明するのが,私の研究ですが,英語学は「経験科学」であるので,
英語の事実を,新聞,小説などの,実際のデータから,見てみたいと思っています。
是非,おもしろい例があれば,教えてください。
追伸。
>>91では,●この現象は,書き言葉ではなくて話し言葉で使われる●と書かなかったのに,
Cattell, (1973) "Negative Transportation and Tag Questions." Language 49, 612-639が指摘した。
あなたは,それを,>ところで二重否定で挿入節(っていうんですか?)の例はよく
話し言葉の中ではありますね。と,ご指摘されているので,驚きました。
かなりの英語力のお持ちの方と思います。
これからも,よろしくお願いいたします。

94 :
今、中学で実習をしているものです。
studyとlearnの意味の差を詳しくわかる方いますか。
模範解答studyのところをlearnと書いている生徒がいたのですが、
私はどちらでも正解なんじゃないかと思ったけど
担当教官はダメと言ったので。

95 :
study
1. To apply one's mind purposefully to the acquisition of knowledge or understanding of (a subject).
2. To read carefully.
3. To memorize.
4. To take (a course) at a school.
5. To inquire into; investigate.
6. To examine closely; scrutinize.
7. To give careful thought to; contemplate: study the next move.
learn
1. To gain knowledge, comprehension, or mastery of through experience or study.
2. To fix in the mind or memory; memorize: learned the speech in a few hours.
3a. To acquire experience of or an ability or a skill in: learn tolerance; learned how to whistle.
b. To become aware: learned that it was best not to argue.
4. To become informed of; find out. See synonyms at discover.
5. Nonstandard To cause to acquire knowledge; teach.
6. Obsolete To give information to.

96 :
>>94さん。
類義語に関することは,シノニム辞典が扱い,よいものがたくさんあります。
その中で,解りやすい説明がある 『英語基本動詞辞典』,小西友七編,研究社.844頁.を挙げておきます。
■learn とstudy: learn というのは「覚える」「身につける」という受動的な過程であるのに対し,
studyは「(努力して)勉強する」という積極的・能動的意味をもつ。
よってstudyは命令形が可能(自動詞ではlearnは不可):Study [X Learn] every day.
統語的にはstudyは直接目的語をとるときのみlearnと同じ文型をとるが不定詞,that節は目的語にならない:
learn [study] O'/ learn [x study] to do/ learn [x study] that...
また,I have learned French.というと仏語の習得が完了したことになり,それ以上の学習を含意することはないが,
I have studied French.では継続の意を含んでいる.
■名詞化の観点からは,私が,>>52.>>53で,>●なぜ英語「「student」は,「学生と学者,研究者」という意味があるのでしょうか?
は,現場で「学生」としか訳せない生徒が多いからさせていただきました。
答えは,文法的には,student という名詞は,studyという述語語から派生されています。このような名詞を〔派生名詞化形(derived norminal)]といいます。
動詞studyは,learn(学ぶ)等と異なり,自発的に研究する意をもちます。その意味が,名詞形(student)をとっても引き継がれます。
したがって,student は,pupil(生徒)と違って,学生(大学生以上に用いる)であって,学者・研究者です。
また,おっしゃるとおり,studyの派生名詞化形は,agentを表す語尾>“study”(学ぶ)+“ent”(ラテン系語尾「〜する人」)とstudy(行為・出来事)があります。
とのべましたが,「learn」の派生名詞「learner」には,「学者・研究者」という意味がありません。

97 :
>>96
補足.
『ジーニアス英和3版』1067頁
■ learnの語法
(1)studu Englishには「身につける」という含みはない。単に「勉強〔研究〕する」ことをいう.
(2)この意味のlearnはhardで修飾できない:study [x learn] English hard; cf. He learned English properly.
(3) 「学ぶ」意味ではstudyに接近し,進行形可:I am learning English.
追伸.
>>56で>記述力があり,ジニアースのわが国の辞書学の第一人者である小西友七教授が,20世紀最大の文法書であると絶賛されたのは,
[Quik et al.(1985)] A complehensive grammar of the English language. Longman. や
語法書としては,[小西友七編(2006)『現代英語語法辞典』三省堂.などが,上級者にお勧めです.
『ジーニアス』は,『現代英語語法辞典』などの語彙文法の学問的な成果を,英語教育学的に,
高校生.大学生,社会人用に提供したものです.その意味で,『ジー二アス英和辞典』が盛り込んだ,最新の言語学・英語学の成果を使いこなしている人は少ないです.と書きました。
『英語基本動詞辞典』『英語基本形容詞副詞辞典』『英語基本名詞辞典』も,『小西辞書学の語彙文法研究』の成果です。
以上の辞書は,高度で専門的なので,『ジーニアス英和辞典』を丁寧に読むことをお勧めします。それから,以上の辞書を使いこなし,本格的に勉強してくださいね。

98 :
連投失礼します。
さらに,『ジーニアス3』の1067頁に例と1859頁に解説があがっていたので挙げます.
●<learnは「覚える」「習得する」という結果的意味,studyは「そのために努力して勉強する」の意>
例.He [studied] French at school, but he never did [learn] it.<○studyとの対比に注意>
■クイズ■「結果的意味」に関する問題をだします.
  よろしければ,皆さん,考えてみてくださいね.
問題 「彼は,川でおぼれた.(注.その時彼は生きている).それでライフガードが水に飛び込んだ」
   の英文:He was drowned in the river,so the lifeguard raced into the water.は間違いです.
   どうしてでしょうか?

99 :
>>93
>かなりの英語力のお持ちの方
また持ち上げてもらって恐縮です。ごく普通の英語教師で、十分ではないと
感じることが多い毎日です。
>>98
He was nearly drowned.  だったらオッケーですか?

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