2012年09月創作発表202: 死がテーマの小説を作るスレ 2 (260) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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死がテーマの小説を作るスレ 2


1 :2010/08/03 〜 最終レス :2012/08/14
・題名通り
・前スレ落ちちゃったみたいなので

2 :
5 名前: ◆LV2BMtMVK6 投稿日: 2010/05/24(月) 01:29:06 ID:hOY0LwFl
私が妻帯したのは去る年の始めであった。
彼女の人となりを記さねばなるまい。
といって妻と私が共にあったのは長いことではなく、彼女の深遠をわずかに知ったに過ぎなかったのだとは、今にして思うところである。
彼女はまさしく深淵であった――美しい深淵であった。
それもその広い見識によったのではない。
確かに古今東西の英知が共にあったのだが、それに優って並みはずれた洞察力が彼女を形作っていたのだった。
もちろん、私は知らなかった−−彼女が早晩先立つなどとは。
実に、彼女は死んだ。
私の中のあらゆるものも、彼女と共に死んだ。婚礼の七日後のことである。
そのとき私たちはアルプスの北、大河の源流近くに逗留していたのだが、委細は述べまい。
身まかったのは夜鷹が狂おしく叫ぶ晩のことだった。
生前に鑞のような、どこか生気のないつややかさを浮かべていた顔は、変わらずにあの清楚な、しかし憂鬱な表情を湛えていたが、頬に差していたわずかな暖かみは永遠に失われており、金色輝く曙光の中、私は慟哭した。
腕にしっかとかき抱いた首は咲き終えた百合のごとくうなだれる。

3 :
8 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2010/06/02(水) 23:45:11 ID:QM7fz9wb
先週、親父が死んだ。
 俺は実家の居間で仏壇に飾られた親父の遺影の前に座り、酒を飲んでいる。 そして遺影の親父の前にも一杯の酒がある。
 不思議なもので生前の親父はどうしようもないろくでなしでアル中、酒乱だったので俺は物心ついたころからそれこそ死んだと
知らせを受けるその瞬間まで親父を憎み続け、いつか殺してやりたいと思っていたのだが、白黒の四角い枠の中に納まった親父の
顔を見ていると、自分の一部となっていると思っていた恨みつらみがまるで流したように綺麗になくなっていることに気づいた。
 母さんは言う。「本当にあの人はどうしようもない人だった」
 姉さんは言う。「学生の時に友達が家に来るたびに恥ずかしくてしょうがなかった」
 妹も言う。  「毎日毎日怒鳴ってばかりでまるで怒る以外の感情が無い人に見えた」
 三者三様、家族全員、いや家族どころか告別式に来た近所の人間達でさえ、生前の親父を憎み、嫌っていたというのだ。
 それなのに、今日俺達家族は全員、仏壇のあるこの部屋に自然と集まって親父の思い出話をしている。
 当然のことながら良い思い出なんか無く恨み言ばかりだったけれど、自然とそれはトーンダウンしてただの愚痴になり、やがては
でもこんな良いところもあった、こんなことをしてくれたという話に移行していくのだった。
 人間の死はとてもちっぱけだ。 魔王や悪魔の如く嫌われていた親父でさえ、木で出来た頼りない棺おけに入れられて燃やされあとには
小さな骨壷の中に収められてしまった。 
 ああそれでも人間の死そのものはちっぽけだとしても、個人としての人生はやはり重たいのだろう。 
 残された人間は死んだ人間の何かを背負わされるのだ。 そしてその何かこそがちっぱけな人の死に付属していてその重さが何がしかの価値を、
時には途方も無い価値に感じられるのだろう。
 それは負の価値だとしても一緒なのだ。
 俺達はクズだった親父の負の価値を背負わされている。 そしてそれを降ろすためにこうやって家族で集まり、親父の悪口を言い、言い尽くした後に
荷物をおろしてスッキリとした感想を言い合っているんだろう。
 俺は遺影の親父を見上げる。
 おめでとう親父、あんたは死ぬことによってようやく俺達から許されたよ。 死ななかったらあんたはずっと周囲から嫌われ疎まれつづけていたんだろうな。 
 
            だからこそ言うよ親父、死んでよかったねと

4 :
10 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2010/06/10(木) 14:52:23 ID:qJIUGPUL
やべっwww花wwwwwwwwwwwwww
花壇に花生えたwwwwwwwwwwwwww
種とか植えてないのにwwwうえっwwwww
なんかプチハッピーwwwwwwwwwwww
ちょっとwwww草狩りしてやろwwwwww



─────死───────────────


花まで…………刈って…………………しまった

5 :
11 名前: ◆69qW4CN98k [sage] 投稿日: 2010/07/19(月) 23:24:57 ID:WgfAkhwc
急に死にたくなった。
理由など無い。
なぜか死ななければならないような気がしたのだ。
窓の方を見ると、しとしとと雨が降っている。
まるで俺の心の中を表しているかのようだった。
俺の中の、暗い心が、じくじくと染み出して空を染める。
死期を悟った人間は感傷的になるとはいうが、今の俺がそうなのかも知れない。
窓を開けると雨風が頬を撫でた。
下では雨粒がアスファルトに叩きつけられて地面を濡らしていた。
俺もここから飛び降りたら無機質な道路に何かを染み込ませる事が出来るのだろうか。
ベランダからぐいと首を覗かせて確かめてみる。
アパートの俺の部屋から下まで、およそ15メートル。
Rるか、Rないか。
……いや、止めておこう。
俺は黙って窓を閉めた。痛いのは嫌だ。
何か別の方法を考えるとしよう。
雨に濡れたせいか体がうすら寒い。
俺は温かいコーヒーを飲む事にした。
お湯が沸くまでに暖房をいれて、服を着替える。
コーヒーが冷えた身体をじんわりとあたためる。
その心地良さに、さっきまでの気持ちがどうでもよくなってくる。
そもそもなぜ死のうと思い至ったのか、自分自身でも不思議に思う。
おそらく気の迷いという奴であろう。
俺はTVをつけてスナック菓子に手を伸ばした。
よくよく考えると小腹も空いていた。
はて、今日の夕食は何にしようか。
「……残念」
そんな事を考えてながらTVを見ていた俺の後ろから、呟く声がした。
ふりかえると白装束の女の子が立っていた。
長い髪を肩まで伸ばし、前髪をそろえた黒髪の少女。
実家にある日本人形のようだと、俺は思った。
その少女は静かに俺を見つめている。
俺には子供は居ないし、ロリコンではないから未成年略取の愚考も犯さない。
先ほどまでは確かに、いや、絶対にいなかった。
しがない大学生の一人暮らしに、見ず知らずの少女が居るという異質。
俺は夢でも見てるのだろうか、もしかして白昼夢というものだろうか。
俺は頬をつねってみる事にした。
「……何のつもり」
むにむにと頬を触ると、少女は表情を変えずに俺をみつめる。
よかった、居る。
「いや、急に現われたから幻か何かだと思ってな」
「幻なんかじゃないわ。ただあなたが認識してなかっただけ」
いきなり現われたかと思えば、いきなり変な事を言う。
俺はコポコポとコーヒーをカップに注ぐと、少女にすすめた。
「まあ立ち話もなんだし、座れよ」
「それ、あなたが口をつけた奴でしょ?」
「独り身な物でな、最低限の物しか無いんだ」
俺の言葉に、やれやれといった感じで少女は腰をおろした。
着物がはためかない様に座るのが、育ちのよさを感じさせる。
俺だったら絶対にああはやれないね

6 :
12 名前: ◆69qW4CN98k [sage] 投稿日: 2010/07/19(月) 23:26:18 ID:WgfAkhwc
両手でカップを持ち、ふうふうと息を吹く様は、羹を吹く黒猫のようだ。
一口つけるとしかめっ面をする。
どうやらブラックはお気に召さないらしい。
何度かちびちびと口に運ぶが結局皿へと戻す。
戻したカップを俺は手に取り、コーヒーを一口に飲み干す。
「で、君は誰だい? 盗人の類ならさっさと出てって欲しいけどね」
本題にはいる。
少女は答えた。
「盗人とは違うわ」
相変わらずの冷ややかな表情。
「じゃあ?」
「鬼よ」
鬼ときた。凄い返答だ。
しげしげと少女の姿をながめてみる。
「しましまRをはいてないが?」
「……あなたが想像している鬼とは、すこし違うわね」
この世に人がいれば、あの世にも人がいる。
この世ではない、向こう側の者。
人は死んでその存在となり、「鬼」となる。
鬼籍に入るというやつらしい。
目の前の少女がそれなのだという。
「つまり、幽霊というやつか」
「まあそんなものね」
鬼といっても色々いる。その中でも少女は、縊れ鬼という存在らしいのだ。
人にとり憑き、災いをなす者。
その者を死へと走らせるのだ。
「そいつが死んだら、私は成仏してその者が新しい縊れ鬼となる」
死神とはすこし違うらしい。
入れ替わりで、とり殺された者が縊れ鬼となり、縊れ鬼だった者は
極楽浄土へと旅立つ事が出来るのだという。あの世のルールはどうもよくわからん。
もしかして、さっき死にたくなったのはお前のせいかと尋ねたら、少女はこくりと頷いた。
何という事だ。たちの悪い悪霊だ。
見かけが少女なのに恐ろしいことを言ってのける。
「じゃあ死にたくなくなったのは、止めにしたってことかい?」
「違うわ」
縊れ鬼を祓う方法の中に、酒や飯を食わせるものがあるのだという。
腹を満たす事により、鬼が離れるのだそうだ。
どうやら俺がコーヒーや菓子を食べたせいで、コイツの魔力が解けたらしい。
憑き物が落ちたせいで、俺にもコイツが見えるようになったという訳だ。
知らぬが仏とはいうが、仏さんにならなくて良かったと思う。
少女は話しおえると、静かに立ち上がって玄関へと歩きだす。
どこへ行くのかと尋ねたら、別の対象を探すのだという。

7 :
13 名前: ◆69qW4CN98k [sage] 投稿日: 2010/07/19(月) 23:27:03 ID:WgfAkhwc
「貴方にはもう、私の力は通じないしね」
そういってそろそろと、部屋から出ようとする。
はてさて困った。
俺は死ななかったわけだが、少女は誰かを殺しに行こうとする。
間接的にだが、俺が生きる事によって誰かが死ぬわけだ。
なんだかひっかかる。どうも心に残る。
気がついたら俺は、少女に声をかけていた。
「……なに?」
あなたにはもう用はないと言わんばかりの態度。
そんな事を気にせず、俺は問いかける。
「俺が失敗したから、誰か代わりを探すのかい?」
「ええ」
「誰でもいいのかい?」
「ええ」
「一人Rば、あんたは成仏するのかい?」
「ええ」
よし、と俺は拍手を打った。
「じゃあ、俺が死のう」
「……。……ええ?」
少女は首をかしげた。まあそうだろうな。
「いや、今すぐって訳じゃないんだが……他の奴をRのは待ってくれ」
「どういうことかしら?」
人はいずれ死ぬ、それは逃れられない運命だ。
俺はもいつか年をとり死んでいくのだろう。
「だから、末期になったら飛び降りでもなんでもしてやるよ」
「……わたしにそこまで待てっていうつもり」
「おっと、退屈はさせないぜ。ゲーム機は持ってるし漫画もあるぜ。
料理だって出来るんだぜ」
「……呆れた」
しばらく少女はそこに立ち尽くしていたが、やがてくるりと振り向き、しずしずと腰を落ち着かせた。
「……まあ、側にいればあなたをとりR別の方法が見つかるかもね。」
そういって少女は微笑んだ。うん、可愛い。
ぐぅ、と俺の腹が鳴った。そういえば夕食を決めあぐねてるんだった。
俺は腕組みをして、神妙な顔つきで尋ねた。
「ところで、今晩なに食べるよ?」

8 :
19 名前: ◆69qW4CN98k [sage] 投稿日: 2010/07/25(日) 14:38:04 ID:cJ52z8pE
俺は壇上にいた。
壇上にある柱からは縄が垂れ下がっていて、俺の顎にひっかかっている。
両腕はすでに縛られていて、執行人たちが逃げ出さないように側で控えている。
仕掛けが働けば、足元の木枠が外れて下に落ちるだろう。
ようするに、絞首刑というやつだ。
周りでは多くの人々が歓声を上げている。
裁判官が声を上げて、彼らをなだめ様としている。
腕を俺の方にむけて朗々と語る。
「被告人は少女と同棲するという過ちを犯した。これは許されるや否や?」
次々と群集から怒号が興る。
「否! だんじて否!」
「そうだ! 死刑だ!」
死刑! 死刑! とシュプレヒコールが起こる。
なんだ、俺がいったいなにをした。
いまだに状況がつかめていないが、なんだかやばいという事は理解出来る。
「被告人、何か反論は有るか?」
裁判官が俺にむかって尋ねる。あるに決まってるだろちくしょう。
「なぜ俺が死ななければならない?」
「ロリコンは死刑。重大な罪であ〜る」
少女というのはあの娘の事か。
そもそも、あの世に年齢の概念があるのだろうか。
だいたい同じ部屋に住んでいたら罪って、なんですかそれは。
「反論に足る証拠無し、よって閉会とする、有罪!」
「おいちょっと待て」
俺の言葉は群集の声に打ち消された。
「有罪! 有罪!」
「死刑! 死刑! 死刑!」
身体は執行人に押さえつけられて動けやしない。
裁判官が横のレバーを動かすと、足元の木板が開いた。
一瞬の浮遊感の後、俺は落下した。
首に思い衝撃が走り、視界が稲妻のように閃いて真っ暗になる。
耳の奥から聞こえる群集の嬌声を子守唄に、俺の意識は飛んでいった。

9 :
20 名前: ◆69qW4CN98k [sage] 投稿日: 2010/07/25(日) 14:39:40 ID:cJ52z8pE
目を覚ますと布団の上で少女が正座していた。
うなされていた俺の顔を覗きこみ、目覚めた事を知ると声をかける。
「おはよう」
そういって離れる。
腹部に感じていた重荷が取り除かれて俺は安堵の息をついた。
やれやれ、悪夢を見たのはこのせいか。
「嫌な起こし方をするな、死ぬかと思ったぜ」
俺はムスッとした顔で悪態をついた。
あら、と少女は俺を一瞥する。
「それは残念ね、もう少しでRたのに」
そう言って何事もなかったのように部屋の隅で鎮座する。
この悪霊が。
昨日の今日で死んでたまるか。
この少女は縊れ鬼という。先日取り憑かれたばかりだ。
一人Rば成仏するという不可思議な存在らしいが、詳しく聞きだそうと
夕飯を一緒に食べようと思ったが、どうやら食事は必要ないらしい。
話を振っても相槌を打つばかりで、愛想がない。
そうこうしているうちに朝になってしまったという訳だ。
目覚まし時計はよく聞くが、目覚まし悪霊とは新しくないだろうか。
俺はパンを頬張りながら、身支度をすませ部屋を出ようとした。
そうすると、少女もついてこようとする。
「何でついてくるの? 俺これから学校なんだけど?」
「あなたに憑いてるから仕方が無いわ」
ご苦労な事である。俺は疑問に思って聞いてみることにした。
「じゃあ、俺がトイレや風呂入ってるときも一緒になるの?」
「……そこまで近づかなくていいわ」
なるほど、とりあえずは側にいるというわけか。
俺はアパートを出ると、駐輪場にむかった。
ヘルメットを被り、バイクにまたがる。
エンジンをかけると少女に尋ねた。
「憑いてこれるかい?」

10 :
21 名前: ◆69qW4CN98k [sage] 投稿日: 2010/07/25(日) 14:40:27 ID:cJ52z8pE
しばらくして大学へとつくと、俺はバイクを止めた。
後ろに乗っていた少女は、するりと降りる。
足で追っかけてくると思ったが、さすがに無理なようでバイクに乗ってきたのだ。
ノーヘルを咎められるかと道中びくびくしていたがそんな事はなかった。
どうやら人に見えないらしい。実に不思議だ。
髪をわしゃわしゃと撫でる。触れるのに見えない。
うん、実に不思議だ。
構内を歩いていると知り合いに声をかけられるが、側の少女に気づいたふうもない。
もっとも、縊れ鬼がいうには観える人もいるらしい。
もしそうなら、何と言って説明しようか。
説明しても信じてくれるだろうか。
なにしろ自分もいまだに半信半疑である。
「くーちゃんはどう思う?」
「くーちゃん?」
「縊れ鬼だからくーちゃん。良いセンスだろ」
「……Rばいいのに」
眉を顰めて嫌そうな顔をする。
どうやらお気に召さなかったようだ
その日の講義を終えて、俺は帰宅の徒についた。
帰りは軽くすませようかどうしようかと迷っている俺の耳に、
ポツリと呟く縊れ鬼の声が聞こえた。
「あの人、死ぬわ」
ブレーキをかけて路肩へとよせる。
俺は縊れ鬼に尋ねた。
「今、何て言った?」
「あの人、死ぬわ。そう言ったの」
そういって伸ばした指の先、公園のベンチに男が座っていた。
スーツ姿のくたびれた顔をした冴えないおっさんだ。
何を馬鹿な事を、と言いたいがそもそもコイツ自体が馬鹿な存在だ。
俺はバイクから降りて、公園へと入った。

11 :
前スレから転載
移転に伴い、一時スレは落ちてしまいましたが、1が言うには
いろいろなテーマのある創作発表板ですが、「死」がテーマの作品はシリアス故になかなか投下しづらいかと思われます。
殺人鬼の話、自殺志願者の話、死神の話、戦争の話等暗い作品をどんどん創作しましょう。
だそうです

12 :
あげ

13 :
 ふと空を見る。
 雲ひとつ無い空は、鮮血よりも朱い赤色に染まっていた。
 それは、もうすぐ終焉を迎える世界がぼく達人間に送る最期のプレゼントなのだとおじいちゃんは言っていた。
 あと、一週間後に世界は終わる。
 なんでも、隕石が落ちてきて皆死んじゃうらしい。
 その所為なのか、みんながみんな好き勝手やっていた。みんなが見てるのに道端でえっちなことをしてる人とか
殺し合ってるひととか。
 必死に「まじめに生きよう」って呼びかけてる人もいたけど、ぼかぼか殴られてりんごみたいに真っ赤にになって死んじゃった。
 ぼくは、みんなのそんな行動の意味がよく分らなかった。
 もうすぐ死んじゃうのにそんな行動に意味があるのかな?
 生きてる実感って奴がちっともないぼくにはそんなこと、どうでもいいのだけれど。
「優香……」
 ボンヤリそんなことを考えていると、お兄ちゃんに声をかけられた。
「お兄ちゃん、どうしたの?」
「優香!!」
「や……」
 やだ……お兄ちゃんがもの凄い息を切らしてぼくに抱きついて……
「優香!優香!!」
 お兄ちゃんがズボンのチャックからおR出して、ぼくのおまたに擦り付けて……やだ、ジンジンする。
 そして、ぼくはおにいちゃんに奪われて、そして……い、痛い!痛い、痛い、いた、い いた…い
「お兄ちゃん!ヤダよう…抜いて!!」
「優香!愛してる!!」
「うぅ……痛いよぅ…」
 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い……イタイ



 一週間、この痛みに耐えてぼくは───────────────死んだ。

14 :
まさかの展開だwでもありえそうだから恐ろしい

15 :
>>13
お前が誰か知っている
文章を書くと言うことは、自分の署名を残すのと同じだと思え
次からは節度ある行いを望む

16 :
それでは再生の儀式を行ないましょう。
ナイフを首筋にあててみる。
怖い。そして実感する。俺は生きている。
「死にたい」つぶやいてみる。
少し心が軽くなった気がした。しかし―
『死にたい』という言葉が形になり、部屋の中をただよう。
形になった言葉は、ドアの隙間から外に出ようとする。
「どこに行こうってんだ。」
問いかけてみる。
「この世に生まれた以上、ぼくにも魂があり、役目があるんだ。外に出してよう。」
俺は苦笑した。なんだこいつは、まるでガキじゃねえか。
だが、それを生んだのは、ほかならぬおれ自身なのだ。
「外にでても、わるいことしないから、出してよう」
「めんどくせえことになったな…」
「めんどくせえことが好きなくせに!ぼくだってめんどくせえことして遊びたい!」
「遊びか、それなら仕方ないな」
俺は、ドアを開けた。

おわり

17 :
俺の名前は、五十嵐勇太。
五十嵐家の長男だ。父はまじめの政治家。母は美人で結婚したいくらいだった
弟は、ロシアでウィルスの研究をしている。姉は父の後援会の会長だった。
円満な家庭だった。あの日までは
父が婦女暴行殺人の犯人として警察に連行された。父は無罪を主張。
監視カメラの映像に移っていたからだ。
俺は、急いで家の帰った。玄関を開けたら、母が首をつって自殺していた。
父も留置場で自殺。その後父の無罪が証明された。
しかし、周囲から白い目を向けられた姉は、遺族に殺されてしまった。
遺族はワイドショーでヒーロー扱いされ、俺は引っ越すしかなかった。
悲劇がまた起きた。帰国した弟が、いきなり連行された。
父の息子というだけで、傷害事件の犯人として連行された。
弟は取調室で、頭を強く打ち死んだ。刑事がいすを蹴り飛ばしたからだ。
「俺に残ったのは復讐だけだ。家族も、友人もすべて失ったのだ。」
俺は警官から奪った拳銃を、誤認逮捕した刑事に向ける。

18 :
周囲一帯はたてと銃を持った警官が囲んでいる。
レポーターもいる。家族を批判した奴だ。
「っじゅ・・。銃を置け。そんなことをしてもいいのか?」
「ああ・・いいとも・・。俺は殺人鬼の息子だもんな。」
「すっすまなかった。五十嵐勇太郎君。」
「おれは、勇太だ。」
引き金を引いた。同時に機動隊が俺の左胸を打ち抜いた。
「いっ・・五十嵐君。何で俺を撃たなかったんだ・・。」
「・・・しゃぁねぇじゃん。・・あの・・世で親父・・たちに合わす
・・・・・がねぇだろ。刑事さん・・・あんたのやり方を・・悔やめ」
「まさか最初から・・・。」
五十嵐はまもなく死亡した。私のやり方のせいでだ・・・。
「命は大切にしなくちゃいけないよ。」
半年後、私は地方の駐在所にいた。
「だってさ・・。彼氏とケンカしてむしゃくしゃしたんだもん。」
「私はね、多くの人の命を奪ってしまったんだ。」
あの話しをっもう一回思い出す。一度自殺も考えた。
しかし、五十嵐君はあもっと悔やんだはずだ
「それって五十嵐君のことでしょ。」
「実はね私、五十嵐君の妹なんだ。」
女は爆弾を体に巻きつけていたのだ。
「まっ待って。あああああああああああああ」
爆弾はやがて復讐の炎となり、小さな村の駐在所を焼き尽くした。


---------浅賀金次郎巡査、身元不明の遺体とともに焼死体として発見される---------------


復讐は復讐しか生まない


19 :
明るく書くとしよう
「たっく・・・嫌になってくるぜどうして俺がこんな目に・・・」
ある日俺がいつものようにそこら辺をブラブラしていると突然周りが暑くなって体が動かなくなってしまったのだ
もう死にたいと思うのだが体に生命力が残っているためまだRない、死にたいのにRないそんな苦痛の中で時間だけが過ぎていった、そしてーーー
「・・・・そろそろ・か・・・」
ゆっくり消えていく意識の中俺は死に対する恐怖がまったく無かった
(・・・オヤスミ・・・・・)
ーーー数日後俺は再び目覚めた
「オハヨウ、残酷なこの世界」
さて今日もブラブラしますか

俺はベニクラゲ休むことなく漂い続けるだけの素晴らしい存在

20 :
1940年アメリカ オハイオ州のある病院。
「じっちゃん。南北戦争の話してくれよ。戦車とか見たんだろ。」
私の孫は目を輝かしながら言った。
「お前に言っても何にもならん。」
20歳の彼には戦争の苦悩は知らない。
「じっちゃん。今、日本って国が中国を攻めているんだ。」
「お前まさか。志願兵に・・・。」
「俺にだって何かできるはずだ。」
「やめろ。人をいやなほど殺さなくちゃいかん。」
「じっちゃん。俺もう行くは・・・。」
孫は扉の奥に消えていった。
その後1941年。海軍に入隊した孫はオアフ島の基地へ配属された。
1941年12月8日悴む様な寒さの中、日本軍は真珠湾攻撃を行った。
民間人57人、軍人2,345人が死亡。
孫は戦艦アリゾナに乗船し、船と共に海の底へと沈んでいった。
やがて月日は過ぎ、終戦後初めて春がやってきた。
病に倒れ、余命1年持たないと言われたが、5年も生きてしまった。
その間、様々な死を見た。
私は生きすぎた。南北戦争で死に掛けた仲間を見捨て見殺しにした。
その報いだろう。
私はしばらく休むことにしよう。また、死を見ぬように。

21 :
僕は、人の名前を呼んではいけない。
僕は名前を呼ぶと、その人が1週間以内に

-------------死ぬ----------------------------------------
僕はこんな能力を持っているから、いろんな大人に利用された。
「お前誰だ?」
僕はいつもどおりこの男の名前を呼ぶ。そしてこの男は死ぬ。
伊集院鷹光。穂の海会系大野組若頭。
依頼されているのは、敵対するRの渡桐商会。
依頼人は基本名前を出さない。僕が間違って殺してしまうかもしれないからだ。
「伊集院鷹さんですか?」
「そうだよ。まさかてめぇ!?」
「さようなら。」
「ぐおおおおおお。嘘だろおおぉぉぉぅ。」
男は嘆き苦しんでいた。
父と母は間違って昔、殺した。名前を呼んでしまったのだ。
奨学金で高校に入学し、生活費は人殺しで稼いでいる。
僕もこんなことはいやだった。
だから、同級生とはあまりかかわらないようにしている。
友達はいないのは寂しいが、友達を間違ってRのはもっといやだった。
クラスの人気者がうらやましい。
家に帰ってもしゃべる人はいない。いつものようにコンビに弁当を暖めて食べるだけだ。
テレビをつけた。2日前に名前を呼んだ弁護士が漬物石で頭を勝ち割って死んだというニュースが舞い込む
「何で生まれてきたんだろう。こんな能力なんて要らない。死にたいよ。」
自分の名前を何度もつぶやいた。何度も何度も。
けど、自分の名前を呼んでも死なない。
次の日、僕は弁護士の事務所にいた。
「証言に邪魔な娘を殺して欲しい。10日以内にだ!」
「何歳ですか。」
「年齢で決めるのか?断ったら君を始末しなくちゃいかん。」
「はいはい。」
いつもどおり、安賃金を受け取る。
5日前医者に言われたことを思い出す。
「君はもう長くない。」
この仕事をしたら足を洗おう。
こんな能力は封印しよう。普通に生きよう

22 :
 はあ、はあ、と荒い息遣いが聞こえる。
 目の前には、拳銃を自らのこめかみに突きつけいる少女の姿があった。
 彼女は、恐怖でがたがた震えながらも鋭い眼つきで此方を睨みつけている。
 その視線に私は、たじろいてしまう。
 ―――なんで私がこんな目に……。
 何故、こんな状況に陥ってしまったのか私はよく憶えていない。
 ただ、気が付くとガラスを挟んだ向こう側の女の子と共に気を失っていた。
 真っ白でドアの見当たらない個室。天井には引き戸が一枚あり、とてもじゃあないがあそこからの脱出は不可能のようだ。
「嘘でしょ……」
 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い、怖い!怖い!!怖い!!!
「頭がおかしくなりそう」
 なんとか正気を保とうとするけれど、もう限界だった。
「だってそうでしょ? 目が覚めたらへんな部屋にいて監禁されてるのよ?
 誰だって怖いわよ!! ……助けて、お母さん、お父さん!!」
「やれやれ、いい歳してなに泣き叫んでるのやら……。錯乱してるのは分かるけれど、ちょっとはしたないんじゃないかしら? お姉さん」
 
 はっとして、ガラスの向こう側に目を向ける。さっきまで、ガラスに沿って設置された机に突っ伏して眠っていた少女が、身を起こし此方を見つめている。
 ワンピースを着た可愛らしい少女の目は、死んだ魚のようにどんよりと曇っていた。
「あ――――」
「何か聞きたいことがあるみたいだけれど、貴女からの質問は受け付けていないから黙っててね」
 声を発しようとした私を遮り、少女は悠々とそんなことを言い放った。
「そんな、わたしは―――――」
「発言も許可していません。ただし、あたしが質問したことには迅速に返答すること。いいわね? 
 もし、あたしの言い付けに背いたり、反抗的な行動が目に付くようなら……」
 少女は、焦らすように溜めそして――――
「毒ガスが貴女の部屋に噴射されて大変なことになちゃうから♪」
 なに、それ、、、、、、、、、
「いやぁ、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、!!」
 


23 :
「まず、貴女の身元確認から始めます。説明はその後、でいいわね?」
 私はこくりと首肯する。
「よし、いい子ね。それじゃあ始めるわよ。
 氏名、春野四季。 年齢、24歳。 両親は既に他界。 現在、xx企画に就職。
 住居は、xx市xx町のアパートで、独身にして恋人もいない。
 これで、間違いないわね?」
 こくりと首肯する。最後のところはイラッとしたけど、気にしない……。
「OK。じゃあ次は、貴女が置かれている状況を説明するわね。
 いまから、あたしと貴女とでロシアンルーレットをします。それで、勝ったほうがこの部屋から脱出することができます。
 つまり、勝てば天国。負ければお陀仏ってことね♪」
「―――――――――――!!」
 そんなことを軽く言ってのける少女に、私は戦慄を禁じ得なかった。
 自分も死ぬかもしれないのに……。
 それで理解した。この娘はもう完全に終わってしまっているのだと――――
「ああ、そうそう。肝心なことを言い忘れていたわ。使用するのは、このリボルヴァーよ」
 言って少女は、何処からともなく黒光りした禍々しい拳銃を取り出し銃口を――――
 自らのこめかみに当てた。
「ちょっと―――――!!」
 制止しようとする私を尻目に彼女は、引き金に指を掛ける。
 よく見ると少女は、がたがた震えている。彼女の眼を見る。とたん彼女の眼を見てしまった自分の軽率さを呪った。
 そこには、有らん限りの憎悪を込めて、それこそ、視線だけで人を殺せるほどの呪いを込めて、此方を鋭く睨む少女の姿があった。
「ひぃ……!」
 恐怖で引き攣った私の顔を見て、少女は口許を吊り上げ、、、、そして、、、、、
 引き金を引いた。
 かちゃ。
 拍子抜けするほど軽い音が、部屋中に響き亘る。
「ってな感じで、このゲームは進行していくわ♪
 もう、ゲームは始まっちゃたから棄権はできません☆
 精々、長生きしてあたしを楽しましてちょうだいね?」
 棄権できたのか……。
 絶望、それこそ、どう足掻いても、絶、望、
 ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ
「あらあら、ショックの余りに失禁しちゃったかしら?
 あはははははははははははははははははははははは!!」


24 :
「そうそう、言い忘れていたけれど、こんな碌でもないゲームにも一応のご褒美が用意されているのよ」
 衝撃的な出来事の連続で私の精神は、限界を迎えていた。
「ご、ほう、び?」
「そう、ご褒美! このゲームに勝ち残った選ばれし者には、私生活の一切をこのゲームの主催者に保障して戴けるのよ!!」
 少女は、艶やかに微笑み言う。
 正直、このゲームのご褒美なんてどうでもよかった。兎に角、一刻も早くこの異常な空間から抜け出さなければ、完全におかしくなってしまう。
 そう、眼前の、少女のように……。
「それじゃあ、ゲームの続きを始めましょうか?」
 
 言って、少女は拳銃を机の引き出しに入れて強引に押し込んだ。
 此方の机の引き出しから忌々しい拳銃が現れる。
 どうやら、この机の引き出しは向こうの部屋に繋がっているようだ。
 はあ、はあ、はあ、
 息が、突然荒くなる。これまでに、これまでの人生のなかで、ここまで恐れ慄いたことがあっただろうか?
 ない。絶対ない。自分の人生をどれだけ思い返してみても、ここまでの窮地に陥ったことはなかったはずだ。
 恐る恐る、拳銃に手を伸ばす。
 ずっしりと重い。まるで、40キロのダンベルを片手で持っているかのようだ……。
 手が……上がらない!!
 いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、やだ!ヤダ!!やダ!!!!!!!
「やぁぁぁぁぁぁぁだぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!」
「あはは、泣いちゃったぁ!!
 だらしな〜い♪
 じゃあ、しょうがないか……。
 パパ、この子のお部屋に毒ガスを噴射しちゃって!!」
 瞬間、部屋のあちこちから煙が噴出された。
 煙は、すぐに私の部屋いっぱいに充満し、確実の死を私にもたらすだろう。
 私は、覚悟を、決めた。
 ゆっくりと腕を上げ、こめかみにリボルヴァーを突きつける。
 その瞬間、いままでの出来事が走馬灯のように流れては消えていった。
 私は、生きたい!! もっと、生きたい!! 世界(ここ)に存在していたい!!
 そのために―――――――
 私は、引き金を、引いた。
 かちゃ。
 軽い、生存を伝える至福の音が、部屋中に響き亘る。
「チイッ」
 顔を歪めて舌打ちを打つ少女。
 気が付くと、毒ガスは突然開いた排出口に吸い込まれ、消え去っていた。
 よかった!! 生きてる!! 私、まだ生きてる!!!
 生きているだけでこんなにも嬉しいなんて……!!
「生き残って喜んでいるところに申し訳ありませんが、早くリボルヴァーをあたしのところに渡して戴けませんこと?」
 少女の怒気を含んだ声に、現実へと引き戻された……。

25 :
 そして、私たちはこの凄惨なやり取りを繰り返し続けた。
 共に、精神をすり減らし、お互い発狂寸前までに追い詰められていた。
 
 かちゃ。
 
 かちゃ。
 かちゃ。
 かちゃ。
「うそ、、、、、、、」
 少女が悲壮な声を上げて呟く。
 このリボルヴァーの弾装数は7発。
 つまり、この時点で少女の死は確定していた。 
「うそよ。そんなはずない……。あたしは、これまでずっと生き残ってきたのよ?
 そんなはずない、、、、、、、、、、、、うそだ!!!!!!!!!!」
 少女は、がたがたと震えて今にも壊れてしまいそうだった。
「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ―――――――――――死にたくない。
 いやだああああああああああ!!!たすけて!!パパ!!
 死にたくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
 その瞬間、無慈悲にも少女の部屋に毒ガスが噴出される……。
「いやああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
 少女の最期は、惨憺なものだった……。
 体中の穴という穴から血を噴出し、弱々しく
「ママ、未来死にたくないよ……。た、す、、、け、て、、、、」
 
 と呟き絶命した。あまりにも悲惨すぎる最期だった。

 
 その後、生き残った私はこのゲームの主催者に救助された。
 彼は、この国のVIPを集めたカジノの主催者だそうで、気に入った人間を攫っては、ゲームと言う名の殺戮を繰り返していたそうだ。
 主催者は、口止め料として子孫10代は遊んで暮らせるだろうと思えるほどの額を私にくれた。
 私も、それ以上関わりたくなかったので、ここであった事の一切を忘れることにした。
 忘れられるはずもないが……。

 それから、7年。 苗字が、春野から結城にかわり子供に恵まれ、幸せな日々を送っている。
 いまでも、あの時の事を夢に見る。そのたびに、あの薄幸の少女のことを思い出す。
 本当なら、あの娘だって人間として当たり前の幸せを成就できたはずなのに……。
 
 「行ってきます!ママ!!」
 「行ってらっしゃい、未来!」
 そうして、私は今日も娘を元気に送り出す。
 彼女は、不幸を背負って無残に死んで逝った。
 なら、彼女のぶんまであの娘を幸せにしようと心に誓った。

26 :
今度は娘が攫われて……てのはBAD過ぎるか
簡潔だけど面白かったよ、GJ

27 :
ありがとう。
久しぶりに書いてみたけど、やっぱり書くのもおもしろいなww

28 :
保守

29 :
あげ

30 :
保守

31 :
Rから風呂へと至る一連の流れは美しい

32 :
歩くと暑い
チャリをかっ飛ばすと寒い

33 :
水と空気とRの三位一体

34 :
いつまで生きてんだよカストロさんは……

35 :
痛みと痒みは同じところが感じてるんだとさ

36 :
心の痛みと心の痒みは同じようなものなのか

37 :
でも心の痒みってどんな時に感じるんだよ……

38 :
いまからだと、一人で700程か

39 :
おまえはただのRではない
144000人のうちにかすりもしないRだ

40 :
しょうゆ豆が漬け物扱いされていることに未だ違和感がある

41 :
形式的にはしょうゆ漬けだが、しょうゆ豆はしょうゆ豆として独立したジャンルを形成してもよいのではないか?

42 :
南瓜の皮も食べる派と馴れ合うつもりなど毛頭ないわッ!

43 :
牛蒡は皮ごと食わなきゃ牛蒡じゃねーよw

44 :
蜜柑の皮ですら漢方薬になるというのに、おまえの皮はそこに空しくついたままかね?

45 :
盛り上がるのはけっこうですがそいつは既出どころの騒ぎじゃないです

46 :
おお百円玉のこの大いなる安堵感よ……

47 :
おまえの立てたスレ、二千円札みたいな扱いされろ

48 :
エロサイトのサイト名ってどうしてああも芋臭いのが多いんだ

49 :
詩的な名前つけられても困るけどさ

50 :
君はアニメの話をしたいのではない
君は政治の話をしたいのではない
君はラノベの話をしたいのではない
君は酒の話をしたいのではない
君は節制の話をしたいのではない
君は歌の話をしたいのではない
君は作品の話をしたいのではない
君は恋愛の話をしたいのではない

51 :
そびえ立つ葱坊主を見よガイアの陰茎まさに斯くの如きならん

52 :
この際ガイアの性別はさほど問題ではない

53 :
|カッタークロノスが私の股間の葱を狙っている

54 :
……もう葱がアナコンダでいいよ

55 :
ところでおまえら、酒が好きなのか飲酒運転が好きなのかはっきりしてくれ
このままでは話ができん

56 :
運が悪ければ鶯菜が頭に当たっても人は死ぬ

57 :
弘法筆を選ばず……選ぶもくそも、あの人、自分で作っちゃうし……

58 :
おまえか羅生門に住んでいたのは

59 :
現実を見るのもいいが、いままさに火にかけている鍋も、ときどきでいいからちゃんと見ろよ?

60 :
でも自分、皮膜ありませんから……

61 :
痛快! 前スレ!!
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1273952185/

62 :
アバラを広げ……帆を張れ、と……?

63 :
そこまでして生息域を広げんでもええやん……

64 :
陸上だけでは……人類の繁栄は……あやういと……?

65 :
でも人類はすでに宇宙に……

66 :
貴様が出ていけッ!

67 :
サラダに蒸し鶏は入れたいが焼き豚と一緒に食う予定でもある……どうする?

68 :
また油虫に怯える日々が始まるお……

69 :
おいちゃん……
ベーコンも豚肉だよ……

70 :
私一人だけが正義として崇められたい

71 :
ほかの人は正義を唱えてはいけない
正義として崇められる私をただ阿呆のように賛美し続けておればよい

72 :
阿呆はいつも彼以外のものを阿呆であると信じている

73 :
無論私も信じている……いや、信じたい。信じたいじゃあないか

74 :
そろそろ飽きてこないか相棒?

75 :
そういうのは就職したら徐々に直していった方がいいよ

76 :
オ ナイス ビーンズ

77 :
ソフト木綿というものを考えた奴はきっとどうかしていた

78 :
鼻のかわりに尻の穴がむず痒くて仕方ない

79 :
自覚のないミーハーたちよ

80 :
ホットケーキにきな粉をまぜるだけで毎日が幸せ

81 :
十年たっても同じコテをつけている人々は尊敬に値する人たちだと思う

82 :
ありえない
あのサイズで体重一キロだなんて
どう考えても信じられない

83 :
たぶん偽物の下仁田葱

84 :
今年は今まで行ったことのないところに桜を見に行こうか

85 :
グッバイ二十年ほど動いていた安物の腕時計

86 :
やっぱり股関節の形状が違うのかねえ……

87 :
不味い酒を燗したら限りなくゲロに近い味になった

88 :
……ひょっとして花粉症、治ってきてる?

89 :
水菜も薹が立ち始めたね

90 :
爪切りで皮膚を切り、固まった内出血の血をほじくりだす機会は、残念ながらあまりない

91 :
さすがに赤穂は無理だ……

92 :
知的キャラが最終的には力押し
お馬鹿キャラがどういうわけだか知能戦

93 :
日記だからなあ……ある意味フリーダムだからなあ……訳しがたい部分があるのは仕方ないけどさあ……

94 :
人型ロボット一台作る技術と予算で、
たぶん、
同程度の攻撃能力を持った非人型戦闘兵器が数台は造れる

95 :
あああああああああああッ!
まりもようかん、楊枝でプチっとしたいなあ!

96 :
平常展ッ! 平常展示はまだですか!!!!

97 :
たーけーのーこーのーおーさーしーみーーーーーー

98 :
それで商売をしている人×バイト×観光客

99 :
神戸が限界

100 :
今年の分のルミナリエ予算を全部寄付できたら尊敬する

101 :
洗濯物がよく乾くようになると
鍋の中身は腐りやすくなる

102 :
アラブの狂犬さん、元気かなァ

103 :
そういやビンラディンさんはどうしてるんだろ

104 :
胡椒や七味を扱い損ねてもたいしたことにしかならないが、
塩は扱い損ねるとたいしたことでは済まされない事態に陥ってしまう

105 :
デパ地下のくるくるゆるゆる回るお菓子台、まだあるのかな……

106 :
旬じゃない時季の方がよく育つ

107 :
猿山っていくら見てても飽きない

108 :
載ってないと思ったらカワラバトが正式名称なのか……

109 :
……カワラバトも載ってないってのはどうかと思う

110 :
生クリームと低脂肪Rが分離したー

111 :
梅宮大社と松尾大社がちょっとごっちゃになってた

112 :
たかがきなこで腹を壊せるものなのか

113 :
壊れたのは、まだ生きている君達の、その自意識を覆っていたなにかだよ

114 :
気が付けば、置き時計の電池は、ずれている
時は微妙に、遅れている

115 :
土筆や野苺の場所をチェックしておいては
いざその時季になると収穫に行くことを忘れている

116 :
不謹慎とミーハーと無知の境界はたえず揺れ動き、
その正体をなかなか私に見せようとはしないのです

117 :
あ、そっか……亀は冬眠してるんだ……

118 :
そりゃあ時季的に真夏だし、
市街からよく見える場所なんだから陽を遮るものなんか無いけれど、
街からこいつを見るんじゃなくここから街を見た方がよっぽどいいと思うけどね

119 :
タイミング的に……次壊れる長寿命電化製品は……炊飯器、か……?

120 :
冬は、歩くものだと、知った

121 :
下衆の勘ぐりはよせ
感受性が鋭い人なのは作品を観ればわかるだろう
とりあえず騒いでいる連中と一緒にしてやるな

122 :
保証期間内にものを壊してみたい……

123 :
ちょうど「牛」の項が必要だったのに……ああ……でも、大震災の影響だったのなら仕方ないか……

124 :
なんでそれを自治スレで話し合わへんのーん?

125 :
あれ? ひょっとして今年の冬、いつもより寒い?

126 :
むしろ眼は小さい

127 :
そりゃ十三湊も壊滅するわな

128 :
一晩水につけなくてもすぐに調理できるお豆さんはまだですかそれでも二十一世紀ですか

129 :
お前の戻す高野豆腐、どう戻しても必ず内部に戻し残りできろ

130 :
ああ
龍谷ミュージアムまだかなあ……

131 :
来年は水族館かよクソッ

132 :
ゲロを冷やせばよい

133 :
図書館役人の執着をあまり甘く見ない方がいいとだけ言っておく

134 :
地元民はほぼ無関心ですので……

135 :
愛好家が書いた解説書ほど読んでいて白けるものはない

136 :
私は貴方の踊りを見たいのではない
貴方が手にしているものの、その真髄を知りたいだけなのだ

137 :
肉って、アブラ、出すんだよね……ささみばっか食ってたから忘れてたよ……

138 :
味噌汁に豆腐と油揚げを入れるのはふつう
さらに茹で大豆を入れるのも誤差の範囲

139 :
綺麗だなんだ言うにゃ、月ってやつぁ、チト小さすぎやしないかね?

140 :
なんかずっとスレタイが違ったまま続いていたような気もするけど
直さずそのまま次スレ立てちゃった……

                   
                   
                   
                   
                        ヽ○ノ   姉「まあいいか!」
                         /
                        ノ)
                   
                   

.

141 :
あ、融けた

142 :
塩の結晶作るの思い出した! ありがとう!!

143 :
最近卵黄が二つ入った卵を見ない

144 :
本当にやる奴はこんなところで喚いてないで、
きちんと自分で調べて、それなりのことをやっていますよ

145 :
品は一般市場に出回っていない
レシピはあちらこちらに出回っている
どうしろと

146 :
ななつぼしって、コシヒカリよりは美味くね?

147 :
テレビで報道された斜面犬には引き取り手が殺到するっていうじゃないですか
その心理ですよ

148 :
下仁田葱のフライが相変らず美味ぇ……
牡蠣フライなんざこいつに比べりゃ生ゴミだぜ……

149 :
何なの貴方? 善人さまに刃向かう気?

150 :
やべぇ! 
間違いなく今年の冬は例年より寒い!!

151 :
酒興と肴を一緒にすんなよ……

152 :
正義は俺が決める!

いいこと言ったよあのデコっぱちは

153 :
へえ
こないだの小選挙区、オール民主でとったんだあそこ

154 :
どうでもいいと思ってるからちょくせつ本人に言わないだけです
あの人たちも、きっと、そう

155 :
災害時にその災害を擬人化して遊ぶのはNGだけど、
平時に気にくわない人へ向かって「お前がRばよかったのに」というのは全然OKだよぉ〜(クス

156 :
ランプ

157 :
ちょっと待て! あの方向に線路はないぞ? 今の擦過音は何だ!?

158 :
蝦夷は千年たってもしょせん蝦夷か……

159 :
誰が私の神経を逆なでしていいと言った?

160 :
     _人人人人人人人人人人人人人人人_
     >      わりとどうでもいい       <
      ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
               ヘ(^o^)ヘ 
                  |∧   
                 /

161 :
平和宣言系都市が戦争を常職としていた戦国武将を町おこしに使ったって別にいいじゃないですか
時代が違うんですよ
え? 今もそれが常態な国があるって?
場所が違うじゃないですか
くだらないいちゃもんはやめてください

162 :
他人の不幸と他人の愚行、見ていておもしろいのはどーっちだ?

163 :
人が人を想う気持ちを嗤って、なにが楽しいッ!?

164 :
普段使わない店ほど割引券をくれるのですよ

165 :
勝手に全人類を巻き込まないでください
これ以上のことがよそ様で起きた時貴方は巻き込まれていたんですか?

166 :
進研ゼミの漫画ってなんでこんなにおもしろいんだろう

167 :
何でこんなことで口論できるのかなあ
おめーとてめーの美意識が衝突してるだけの話ですやん

168 :
漫画家に思想がないのはあの人がさんざん証明してくれただろうに
いまさらなにを言っとるんだね君は?

169 :
そんな私を観察している人もきっといる
その時私は荘子の怯えを知るのだろうか

170 :
さーて
今日は誰を気遣って自重してあげようかなぁ〜(ニヤニヤ

171 :
ワラジムシを丸めようと必死な人たち

172 :
邪馬台国がのちの大和朝廷になったとか
大和朝廷が邪馬台国を滅ぼしたとかじゃなく、
大和朝廷側が知らないところでどうでもいい国が邪馬台国を滅ぼした可能性ってどのぐらいあるんだろ

173 :
リビアでは今も内戦でどんどん人が死んでんねんで!?
なんで戦争SSなんか投下できるぅん?
アンタおかしいで!!!???

174 :
屋島山上水族館が知らん間に新屋島水族館になってた……

175 :
大根の味も落ちてきたなあ
これが冬の終わりというやつか

176 :
なにこれ美味いホイル焼きも最高とろけるマジとろける

177 :
……どうやって二年間反応し続けてたんだ?

178 :
ネギボウズガー

179 :
わざわざ滋賀まで買いに行かんでもじゅうぶん自作できたんだ……

180 :
死にかけた雀を別の雀が何とかたすけようとしていた

181 :
……んだと思っておこう

182 :
じゃあ正体はモチモチした塊かなにかですか

183 :
すべての信号で赤に引っかかった日

184 :
あーこっちでも水とカップ麺と電池が微妙に売れ行きよかったわ

185 :
「党派を超えて」じゃないです
悪いイメージがついちゃった自党を水に混ぜて薄めてごまかそうとしないでください
あとうるさい

186 :
当事者ですか?
だったらそいつぁアンタの個人的な事情じゃあないですか
アタシにゃあ関係のないこって

187 :
当事者じゃないんですか?
だったら無関係じゃあないですか
語りたかったらそこのお地蔵さんにでもお相手してもらってくだせぇ

188 :
とうの昔にヒューイットさんが悟ってしまったことですよ

189 :
そうそう、夜桜ライトアップも中止ー

190 :
冬野菜もそろそろ終わりかと思うとついついいらん量買っちゃうんだよw
家中生野菜だらけ

191 :
人間が電話で話す声ってマジうっとうしいな

192 :
電話では言えなくてもじかに会うと言えることってあるじゃない

193 :
次は花菜、唐辛子、筍あたりか

194 :
.

195 :
ゆるゆる食べようと思っていたお菓子に限って
あっという間に食い尽くしてしまう現象について誰か解説してください

196 :
壬生菜のシュークリームはないわぁ……さすがにないわぁ……

197 :
でも通りかかったら買っちゃうんだろうなあ

198 :
いやでもぜんぶ漬け物にするのもねぇ

199 :
なんか今年いきなりだよ
こんな無意味に野菜買いまくってンのは

200 :
前世がヌーだったこととあるいはなにか関係が……?

201 :
どれ

202 :
またか!

203 :
よし

204 :
主な子孫には菅原道真がいます

205 :
しかたがないので色々と調理法を調べてはいるんだけど
すると今度は今の時季にない野菜をむしょうに食いたくなってくるという

206 :
歯に挟まりさえしなければもっと夢は広がっていましたよ

207 :
茶室から一斉に脱出しあうパニック物とか

208 :
……あそこまで厨二設定てんこもりだと
いっそすがすがしくてもう評価するしかなかったんだ

209 :
基本は麦茶
問題はそこに何茶を混ぜるかだ

210 :
そういえばきなこはまだ試してなかった
でもさすがにこれは地雷臭い……

211 :
田中マジ何者?

212 :
毎日みょうに眠いのは春先だからなのか寒いからなのかどっちだ

213 :
防風氏の骨ください

214 :
もし当時2ちゃんがあったら
間違いなく孔子はオカ板に入り浸ってたね!

215 :
木乃伊を服薬って、冷静に考えるとちょっといやかも

216 :
怪我もないのに絆創膏を貼って
皮膚を白くふやかす遊び

217 :
悲しい奴だなこいつ

218 :
公園のおっさんは座ったままで動こうともしない。
ぼんやりと鳩を眺めてるだけだった。
今日は平日だ。営業中の休憩だろうか?
自販機の缶コーヒーを飲みつつ、俺はおっさんに声をかけた。
「いい天気ですね」
おっさんはちらりと見やったが、すぐに視線を戻した。
まあそうだろうな。
俺だって見知らぬ他人から声をかけられても警戒する。
縊れ鬼の発言が無ければ素通りするだろう。
俺はベンチの隣に座り、またおっさんに声をかけた。
「なんだか眠たくなるようないい天気ですね」
俺の言葉に今度はおっさんがちらりと見た。
なんだコイツといった表情を隠さない。
そんな態度を受け流して、俺は愛想笑いをした。
数秒の沈黙。
おっさんは乾いた笑いを浮かべて口を開いた。
「ああそうだね」
「ですよね」
「このまま眠って死んじまいたいよ」
死ぬ。
死んじまいたい。
『あの人、死ぬわ』
なんだよ。
なんなんだよ。
そう簡単に死ぬとか言わないでくれよ。
「はは、陽気ってやつですか」
俺は内心を隠しながら相槌をうつ。
それを見透かしたのかどうか、おっさんはすかさず俺に質問してきた。
「なあ君、死にたくなった事はあるかい?」
今度は俺が言葉に詰まる。なんてディープな質問だ。
なんだろう、明るい日差しが寒く感じてきた。
「いや、ありませんよ」
「だろうね。君はまだまだ若い」
ふぅ、とため息をつきおっさんは続ける。
「職を失い家族と別れ、アパートも追い出されてしまった。ハハハ」
おっさんは自嘲的に笑う。
俺も愛想笑いするが表情が強張る。
なんと声をかけていいかわからない。
戸惑っている俺に関心を無くしたのか、おっさんは公園を出ようとする。
ベンチから立ち上がり、俺の方を振り返った。

219 :
「こんな中年に話しかけてくれてありがとうよ、……ええと」
「あ、真司です。佐藤 真司」
「ああ真司君か。そちらの御嬢さんは妹さんかね?」
妹……なんだって?
俺は隣を見た。いつのまにか縊れ鬼がベンチに座ってやがる。
そんなことよりも、この人は見えるのか?
「……違ったかね?」
「あ、え……ま、まあ妹みたいなもんです」
「そうか大事にしなさいな」
そういうと、とぼとぼと歩いて行こうとする。
その背には夕日の陰がさして、なんだか哀愁を感じさせた。
「あ、あの」
俺はおっさんに声をかけた。
「なんだね」
おっさんは振り向いた。
「また……会えますよね?」
俺の言葉におっさんは自嘲気味に笑った。
乾いた笑い。やつれた、疲れた笑い。
「さあ……どうだろうねぇ……」
とぼとぼと、おっさんは去ってゆく。
俺にはそれをとめる術がない。
ただ黙って見送るしかできなかった。
おっさんが去ったあと、俺は縊れ鬼に尋ねた。
「見えるのか?」
「なにが?」
興味なさそうに髪をくるくると弄る少女。
「お前の姿だよ。おっさんには見えてたのかってことだよ」
「貴方は見える。あの人も見える。それだけのことよ」
「でも大学じゃ気づかれなかったぜ?」
「見えない人がいた、それだけのことよ」
「じゃあ……」
ごくり、と俺は唾を呑みこんだ。
「あの人が死ぬって……どういうことだよ?」
「そのままよ」
少女は顔色ひとつ変えない。
可愛い顔してもやはり化け物か。

220 :
「おまえが……あの人をRのか?」
「よしてよ」
少女は俺を見つめた。
なにを馬鹿な、といった蔑みと憐みの目。
「他の人を探すと言ったわ、でも今はあなたに憑りついている。そんなことは出来ないわ」
そうだった。俺はこいつに憑りつかれているのだった。
「じゃあなぜおっさんが死ぬと?」
「ひとつ、教えてあげるわ」
縊れ鬼は真っ直ぐな目で俺をみつめる。
瞳の中に俺が写ってるのが見える。
これが瞳の中に吸い込まれるってやつか。
「他人の死と、私の存在はまったくの別物、そして―――」
すっく、と少女が立ち上がる。
「あなたは私が憑りR。失敗したけどね」
ひゅうと風が吹いた。
気がつくと夕日は傾いて影が濃くなっている。
俺も立ち上がり、縊れ鬼にむかってこたえた。
「面白え……やってみろよ」
俺も公園を出ることにした
バイクにまたがり、エンジンをかけてそのまま走り去る。
縊れ鬼をほっといて一人で帰る。
なんだかもやもやしてやりきれない気持ちだ。
アパートに帰ると鍵を閉めて、夕食をかっこんだ。
シャワーを浴びてその日は早めに寝た。

221 :
朝、胸が苦しくて目が覚めた。
布団の上で少女が正座している。
目が合うと少女は答えた。
「おはよう」
ちくしょう、鍵はかけたのに。さすがは縊れ鬼、化け物ってやつか。
大家にオートロックについて意見をいうべきだろうか。
TVをつけながら洗面所にいくと、ニュースキャスターの声が耳に入ってくる。
「昨日、○○県××市で事件がありました―――」
○○県××市。
俺の住んでる場所じゃないか。
じゃばじゃばと顔を顔を洗いながら耳をそばだてる。
「××市の□□公園内で、男性が首を吊っているのが発見されました―――」
ぴくり。俺は手を止めた。
ニュースキャスターがつづける。
「発見したのは清掃員。所持品などから警察は鈴木 栄五郎(53)さんと断定、
着衣の乱れもなく自殺とみて捜査を進めています」
何故か俺の頭の中で、昨日のおっさんの姿が浮かんだ。
自殺したのはあのおっさん。俺はそう確信した
鈴木 栄五郎。
あのおっさんらしい名前じゃないか。
ははっ、なんだろうな。なんだろうな、この気持ち。
俺は無性にやるせなくなって、
再び布団へと潜った。
そんな俺に縊れ鬼が無神経に声をかけてくる。
「あら、学校に行くのかと思ったけど」
「うるせえな、気が変わったんだよ。妖怪さんには人の気持ちなんかわかんねーだろうよ」
俺はTVをBGMにして再び眠りにつくことにした。
ああうんざりだ。今日は目覚めが悪い。
そんな日は寝なおすにかぎる。

222 :
>>5-10の続き
今さらかよ、と言われても気にしな……ごめん嘘です
すいませんでした

223 :
なんだか不思議な空気だ

224 :
>>222
続き待ってる

225 :
気が付くと俺は舟の上にいた。
両手足を拘束され、ご丁寧に足枷には重りがつけられている。
顔を動かし辺りを何とか見回すと、両岸には沢山の人、人、人。
どうやら俺は川べりにいるようだった。
周りの人間は盛んに声を荒げて叫んでいる。
「有罪! 有罪! 有罪!」

なんだ、いったい何なんだ。
俺は状況がまったくつかめていない。だいいちここはどこだ。
振り向くと、同じ舟の上に身なりの良さそうな御仁が一人いる。
両脇に武装した兵をはべらせ、険しい声で叫んだ。
「これより裁判を執り行う!」
兵が俺の肩を掴み、無理やりと起こす。
押さえつけられた俺は身動きできず、事の成り行きをただ黙って聞いていた。
「被告人は少女と同棲するという過ちを犯した!」
その声に怒号と罵声の歓声があがる。
御仁は片手をあげて制した。
少女? いったい何のことだ?
困惑する俺を無視して周りはさっさと事を進ませる。
「この罪許し難し! よって神前にこの者の身柄を問うことにする!」
周りの奴らによく見えるように、兵たちが俺を抱え上げた。
歓声がよりいっそうと大きくなる。
「清らかなる水へとその者を投げ込み、水に拒否され浮かんで来れば有罪、焚刑へと処す!
水が受け入れれば無罪、この者の罪は許される!」
あRほど、浮かばなければ助かるのね。
「……て、ちょっと待て」
浮かばなければ無罪って、水の中じゃ息ができないだろうが。
反論しようとした俺を、兵は勢いよく水へと叩き落とした。
ざばんずぶずぶと俺は水中へと沈んでいく。
叫ぼうとするがゴボゴボと口から泡を出すだけで何もできない。
頭上に見える水面はどんどんとその濃さを増してゆく。
俺の視界もどんどん暗くなっていく。冷たくなっていく。
ドプン、と川底についた。
ごぶりと吐いた水泡が上へ上へと上がっていく。
ああ寒い。
顔につく砂土が冷たい。川の水が冷たい。
冷たい。暗い。そして意識は朦朧としてくる。
(これが、死か……)
何故か怒号の歓声が良く聞こえる。
轟々と鳴るその音を聞きながら、俺の意識は飛んで行った。

226 :
目が覚めた。
ふと顔をあげるとやはり奴が布団の上に鎮座していた。
涼やかな声で、目があった俺に挨拶をする。
「おはよう」
そういって布団の上から離れた。
少女、縊れ鬼は何も語らない。
部屋の隅で鎮座すましているだけである。
時計を見てみると朝と呼ぶには遅い時間帯だ。
いつもならとっくに大学へと向かっているはずなのだが、俺は気分が乗らなかった。
―――あの人、死ぬわ
少女はそう呟き、そして一人死んだ。
また外へと出かければ、誰かが死ぬのではないのか?
そう思った俺は大学もいかずに部屋でゴロゴロしていたのだった。
少し退屈だが近辺の訃報を聞くよりかはずっといい
なあに、まだ慌てるような単位じゃない。
縊れ鬼は憑りついてるせいか、ずっと一緒に居る。
見かけは少女だが、理解しがたい面妖不可思議な力を持っている、そう俺は確信していた。
自分の仕業ではないと言ったが、いまいち信用できない。
化け物。
そう、コイツは化け物だからだ。
だが俺は別段恐いと思わなかった。
R、と言われたがこうして俺は生きてるし、外見が少女の姿を恐れろって方が難しい。
こうして数日過ごしているが、別段何も起きない。
かくして俺は引き籠り体験を謳歌していたのである。
俺は指を縊れ鬼にむけて勝ち誇った。
「こうして外に出なければ事故も起こせまい。ふはは勝った!」
笑う俺に少女は無反応だ。少しは反応しろちくしょう。
食を取らなくてもいいと言ったが、それは本当だった。
ずっと佇み様子をうかがっている。少女の方からの行動はない。
いや、寝入ったらいつのまにか伸し掛かってくるが。
おかげで悪夢続きだ。ぐっすりと寝た気がしない。
(待てよ……)
ひょっとして、このまま少しずつ寝不足で衰弱させていく心づもりなのか。
毎夜布団の上にいるから悪夢を見るのではなく、少女が居るから悪夢を見るのではなかろうか。
憑り殺されるというのはこういうことなのだろうか。
なんという計画殺人。
俺はいつのまにか術中に嵌っていたのかもしれない。
何とか対抗策を考えねば。
グゥ……
あれこれ悩んでいると俺の腹がなった。じっとしていても減るものは減る。
冷蔵庫を開けても蓄えは少ない。
このまま籠城策を続けても良いのであろうか。
明らかに単位と食費と時間が奪われてしまっている。
ひょっとして俺のやっているのは無駄なことではなかろうか。
何かを成さねばならないとは思ってはいるが、何をすればいいのかわからない。
俺は死ぬ気はない。他人の死を見る気もない。
……死とは、なんだ?
人を殺そうとするコイツは、何なんだ?

227 :
一人Rば成仏、そして死んだ者があたらしい「鬼」となる。
まるで鬼ごっこだな。
鬼に捕まった者が鬼となり、別の犠牲者を探す。
負の連鎖。
生者は鬼から逃げなければ死んでしまう。
だが……はたしてそうなのか。
縊れ鬼に憑かれた者は死んでしまう。
そして、俺は間一髪で助かった。
(本当に、そうなのか?)
俺は死んでない。少なくとも今のところは。
そして俺が引き留めたにせよ、コイツはここにいる。
他人を殺してないコイツが居る。
でも、おっさんは死んだ。
人は鬼、死を運んでくる存在から逃げようとする。
古今死から逃れた人がいるだろうか。
遅かろうが早かろうが人は死ぬ。
縊れ鬼の存在に関わらず人は死ぬ。
縊れ鬼が殺せば、人は鬼と化す。
(鬼とは、死とは……なんなんだ?)
ふさぎ込む俺の思考を玄関のチャイムが現実へと呼び戻した。
来訪者の心情を表しているかのようにピンポンピンポンとけたたましい。
新聞の勧誘ではこうはいかない。
俺は覗き穴で相手を確認することもせずにドアを開けた。
「よう」
「後藤」
玄関の前には、俺の友人の後藤が立っていた。
「いや良かったぜ。チャイム鳴らして起きてこなかったら救急車呼ぶ所だった」
「馬鹿、まずは携帯にかけろよ」
「かけろってお前……充電しとけよな」
充電?
ああ、そういうことか。
どうやら引き籠ってるうちに携帯の電源が切れていたらしい。
「ああ、悪い。まあ中に入れよ」
「言われんでもそうさせてもらうぜ」
俺は後藤を中へと招き入れた。
縊れ鬼のことが少し気になった俺は、両方を確認した。
縊れ鬼は相変わらず部屋の片隅に鎮座している。
後藤は差し入れの袋をごそごそと何かやっていた。
どうやら見えてはなさそうだ。
―――あの人、死ぬわ
おっさんは見えた。そして死んだ。
後藤には見えてはいない。
大丈夫、大丈夫だ。

228 :
「まあよかったぜ、しばらく顔見せないから気になってな」
「悪いな。まあ……風邪みたいなもんさ」
俺と後藤は買ってきた差し入れを肴に雑談していた。
病人と思われる奴に酒とツマミを持ってくるのはコイツらしい。
縊れ鬼はいるのかいないのかわからないほど静かだ。
ちらりと見てみると、つけっぱなしのTVを見つめていた。
あやかしにも受信料は請求できるのだろうか。
「風邪かよ、でも馬鹿にしちゃいけないぜ。こじらせるとやっかいだ」
ああ、と俺は相槌をうって酒を飲む。
俺がもし飛び降りていたら、こうして話すこともなかったんだろうな。
奇妙な事だ。
俺はそんな、自分を殺そうとした奴を引き留めている。
少女の姿をしているから?
他人を殺させようとしたくないから?
自分でもよくわからない。俺はどうしたいのだろう。
「どうした? ぼんやりして」
後藤が話しかけてくる。
むう、いかんいかん。
病は気から。あまり考えすぎるのはよくない。
俺はこうやって生きている、それでいいじゃないか。
UMAだっけ? 未確認生物、それらも確かに存在している。
だいたいそんな感じ。細かいことはあとだ。
「ああ悪いな。ちょいと考え事をしていてな」
「いったいなんだよ?」
訝しがる後藤。俺は横目で縊れ鬼を見た。
「妖怪っていると思うか?」
「はあ!?」
すっとんきょうな声をあげる後藤。
まあそうだろうな。
俺は立ち上がって縊れ鬼の側に移動した。
縊れ鬼は俺と後藤に興味なく、あいかわらずTVを見ている。
「妖怪は自分を殺そうとしている、そしたらお前どうする?」
「はああ!?」
またもや変な声をあげる後藤。
俺はむんずと縊れ鬼の着物を掴んで、後藤の前へ突きつけようとした。
が、持ち上げようとした手は裾を掴んで捲り上げただけだった。
白い肌襦袢が目に映る。下着をつけないというのは本当だったんだ。
硬直する俺と縊れ鬼と、後藤。
最初に沈黙を破ったのは後藤だった。
「やっぱりまだ熱あるみたいだな……帰るわ、俺」
そういうと立ち上がり、すたすたと玄関へと歩き出す。
どうやら本気で帰るようだ。
「お、おい」
「あんまり無理すんなよ。電話すりゃパシリぐらいするぜ」

229 :
バタン、と戸が閉まる。
むう……。
どうやら後藤には縊れ鬼は本当に見えてなかったようだった。
見えない者が縊れ鬼を触れるのか?
それを試してみたかったが、病人扱いされたようだった。
「まあいい」
機会はこの次に。
俺は死なない。見えるけど死んではいない。
後藤は見えてはいない。見えなければ死なない、はず。
他の人も多分、きっとそう。
とりあえず縊れ鬼という存在を、俺以外の人に知ってもらおう。
三人寄れば何とやら、良い知恵が浮かぶかもしれない。
俺の手は着物の裾を吊りあげたままだ。
縊れ鬼は正座したままの姿、着物が捲れあがっている。
白い肌襦袢が目に優しい。
見える奴が居るとするならば、触れる奴もきっといるはず。
俺は縊れ鬼にむかって微笑んだ。
「だよな?」
「……Rばいいのに」
縊れ鬼は呆れたように呟いたのだった。

・・・続く

230 :
上遠野浩平と京極夏彦をミックスしたような作風ですね。
とても面白いです。
続き頑張ってください。
応援してます。

231 :
フリーゲーム、セラフィックブルーの二次創作です。
死をテーマにしている作品なので、投下させてください。

 冥い闇が、私を優しく抱いている。
 それはとても冷たく、でも、ずっと私が求め続けてきた「救済」と酷似している。
 この冷たくも優しい虚無に包まれて、私という存在はゆっくりと、けれど確実に消滅していく……。
 私は、ようやく「救済」を得る。現世という鳥籠から放たれ、何処までも堕ちてRるのだ。
 でも、待って。
 私は、まだ責任を果していない。「彼ら」に託された責任を私は果さないままに死に逝こうとしている。
 レイクやユアンの想いを私は無駄にしようとしている……。
「哀れね、ヴェーネ。そんなくだらないモノのために縛られているなんて」
 聴き慣れた、けれど、忌々しい声が発せられた方へと振り向く。
「もう少しで、お前の望む『救済』に手が届くというのに……」
「エル……!!」
 エル。リフューズ・セラフィックブルー。
 私の最初の友人であり、私の忌々しき本性。
 生命を否定し、運命を憎み、世界の終焉を望む。
 滅びの担い手。死天使・Refuse Seraphic Blue。
 その死天使が私に妖艶な笑みを向ける。
「ねえ、ヴェーネ。お前はもう十分に『救世の道具』としての責任を果したというのに、どうして意地らしくもこの世に留まっているのかしら? 
 この星からしてみれば、お前はもう用済みの『塵』でしかないというのに……」
「…………………」
「言っておくけれど、ドラッグに頼っても無駄よ。廃人になったとしても、お前は「私」からは逃れることはできない。お前は死ぬまでこの悪夢を見続けることになるのよ」
 私はおもむろに懐から注射器を取り出し、首許に注射する。
「まあいいわ。今は逃避していればいい。だけど、私は、いつまでもお前の傍にいる。
 ヴェーネ。お前がお前であるが故に」
 そして、悪夢は消え去り、視界が薄れて全てが私の前から消え失せていく。
 私はまた深い眠りに落ちていった。

232 :
投下終了です。

233 :
ググってみると何か重苦しそうなゲームだな

234 :
教室の人影はまばらだった。
時間つぶしなのか、昼寝している奴もいる。
しかしそれは仕方のない事なのかもしれない。
必修科目ではないし、魅力的な講義は他にもたくさんある。
だが今の俺には、この教授の話は琴線にふれる物があった。
縊れ鬼は相変わらず俺の側に居る。ただ黙って立っている。
周りの人には見えてはいない。良いことだ。
教授はつらつらと己の持論を展開していき、俺はそれに聞き入った。
「……妖怪は存在するのか? その問いかけにですね、私ははっきりとイエスと答えましょう。
しかしそれは概念的なものでありまして、多くの現象が妖怪の定義に含まれるわけです。
前にもお話しましたが、人は理解できない事、天災、疫病など、
自分ではどうすることも出来ない現象を納得させる為に『妖怪』という物を生み出しました。
何が起こったか理解できないより、とりあえず『あれは○○の仕業』と自分を納得させたのです。
これはですね、心理学的にもですね、わかりやすい。
人は不安を抱えては生きていけない生物でして。ストレスに弱い。
皆さんもいないですか? 何か不調があると重病に違いないと思ってしまう人。
鍵かけたかな、とわざわざ戻って確認する人。いないかな? いませんか?」
教授は教室を見回した。俺の居る場所にもちらりと顔を向ける。
間が入ったにも関わらずに寝てる奴には敬意を表する。
もっとも、お喋りされるくらいなら寝ててくれた方がましだ。
鍵なんざ、かけても窓ガラスを割られてしまいだろう。
別段そんなものは気にしてない。
親から貰ったこの身体は健康そのものだ。最近死に急いだが。
誰も手をあげたりはしない。
それを確認して、ふむ、と教授は頷き先を続けた。
「これみんなストレスです。この行為が行き過ぎると、心理学的には病気と判断されます。
心気症とか強迫性障害、ですね。意外と人間というものはストレスや不安に弱い。
その不安を解消するためにですね、理由をつけたわけです。
こんな現象が起こった。でもそれがどうして起こるかわからない。不安が残ります。
こんな現象が起こった。それは何々の仕業です。何々はこういう時、こういう場所で現れます。
自分をね、納得させて不安を解消したわけですよ。見えないモノに怯えるよりもね、
妖怪というスケープゴートを生み出して精神の安定をはかったわけです。
未知に対する恐怖が妖怪を生み出しているわけです」
教授はスライドを動かしてスクリーンに地図を投影させる。
そこには数々の妖怪の名前が書いてあった。
俺でも知っている名前もある。
教授がポインタを当てながら続ける。
「みんなもわかる通り、世界地図ね。名前だけ見てるとわからないけど、これみんな妖怪です。
海外では悪魔とか妖精とかいった方がいいのかな? まあいいや。
人間の不安というものはですね、場所かわっても変わらないものですよ」
スライドが次々と変わっていき、妖怪の姿が映し出されていく。
「河童、ケルピー、ヴォジャノーイ、ニクシー、ペグ・パウラー、ネック、はいちょっとここまで。
なんだかわかります? 河童でわかったかな? はいそうです。これ全部、川に関係する妖怪です。
昔は河川とか荒れ放題でしたからね、茂みとかあってちょっと何か出そうな雰囲気なんですよ。
まあ橋とかない場所もありますから、ぬかるみに嵌ることもあったでしょう。
馬とか人とか溺れるのをね、妖怪のせいにした。で、子供とかに戒めるわけですよ。
川に近づいちゃいけません、河童がでるぞ! てね。子供は水遊び好きですけどね、お化け怖いですね。
で、結果的に溺死は少なくなるわけです。『妖怪』に教訓を持たせたわけですね。
そして現代になるわけですが、皆さん、河童の仕業とか聞いた事ありますか?」

235 :
また教授は周りを見回した。
河童? そんな話はついぞ聞いたことはない。
コンクリ塀の河川敷に河童の絵は映えない。
この現代に河童などいるのだろうか。
「多分みなさん聞いたこと無いですね。今は舗装や柵などで川は綺麗になっていますからですね、
恐怖を感じないわけです。恐れる必要がなくなった。そもそも川に近づく必要性がない。
河童という『妖怪』をですね、恐れる意味がない。この時初めて『妖怪』は死んじゃうわけです。
我々が『妖怪』という存在を忘れたら、居ないも同然、死んじゃうってわけです。
しかしですね、人間はとかく悩みがちなものでして、あらたな恐れがですね、新たな妖怪を生むわけです。
アンサーさんでしたっけ? 携帯電話からウニョーンって出てくる奴。
これは携帯電話が普及してない頃にはまったく聞かなかった名前ですね。
ジーコジーコ黒電話回しても誰も出ませんでしたよね?
我々は新しい妖怪の出現に立ち会ってるわけです。
おそらく携帯が普及してなかったら生まれてませんでしたよ。
いつでも、どこでも、顔の見えない誰かに、通話できるという、見えない不安。
妖怪を調べるとですね、その時代の背景がみえてくるわけですよ。
土着の妖怪を調べるとですね、その世俗がみえてくるわけです。面白いですね。
人が生きている限り、妖怪は存在し続けていくでしょう」
上手いもので、時間きっかりに講義は終わった。
学生たちもパラパラと散っていく。
俺は教授のもとへと向かった。
俺の要件は講義ではなく、教授にある。
『妖怪と民俗』を研究している、柏木教授に。
俺は教壇から離れて部屋を出ようとしている教授に声をかけた。
「教授、柏木教授」
教授はくるりと振り向くと、俺をしげしげと眺めた。
「なんだね……ええと」
「佐藤 真司です。実は教授に尋ねたい事があるのですが」
ふむ、と教授は首を傾げた。
「悪いが研究生活で金が無くてね」
誰が借金を頼むか。第一学生が教授に金策を工面するはずがなかろう。
「いえ、そうではなくて。講義の内容について質問したいのですが」
「ああ、そういう事」
なんだ、といった顔をする。
なんだろう。飄々としてとらえどころがない人だ。
俺も学者とかになったら、こんな他人を気にしない人物に成るのだろうか。
「まあ、立ち話もなんだし、座りながらでも聞きますか。喉も乾きましたしね」
むかった先は、大学の食堂。
俺と教授は、少し早目のランチを取ることにしたのだった。

236 :
教授が食事を平らげるのを待って、俺は尋ねた。
「実はですね。俺の友人が妖怪を見たと言ってるんです」
「へえ」
妖怪を見た。
こんな事を言われたら人によってはからかわれていると思うかもしれない。
が、さすが研究者だ。教授は真っ直ぐと俺を見つめている。
その目には好奇の色が浮かんでいる。
「それで?」
「友人には見えますし触れます、しかし他の人には見えません」
「その友人だけ、という事かな」
「いえ、友人以外にも見える人はいるそうです」
友人というのは、もちろん自分の事だ。
さすがに、いきなり自分ですと告白するのは敷居が高い。
「ふむ。私だったらまず精神科に受診することを薦めるね」
模範解答。まあ俺もそう返すだろうな。
「しかし、教授は妖怪は居ると唱えていますが……」
「うん、確かにいった。だが私の提唱するのは妖怪は心の中に居るという事。
幽霊の正体見たり枯れ尾花、という言葉がある。人間は理性を働かせる生き物だ。
わからない、などという不安材料は出来るだけ無くしたいのだよ」
「しかし友人は確かに見た、と言ってます」
ちらりと横を見る。
縊れ鬼が俺の横にいる。触れるし声をかければ反応するだろう。
「それが全て、見間違いだというのですか?」
「こんな話がある」
ウォルター・スコットという人物がいた。
彼は小説家として名高いが悪魔や魔術に関する書簡も出していた。
そして彼が集めた説話の中にこういう事例があるそうだ。
河川から湖畔へと続く場所で奇怪な現象が起こった。
昼過ぎになると、たびたび帽子や銃や剣が雨のごとく降り注いだ。
さらには川沿いの空中を数団の武装兵が行進したり、互いに戦った。
それが消えると、また別の兵団が現れた。
人々はこれを見ようと大勢集まったが、その三分の二は目撃し、残りには見えなかった。
目撃者たちは銃砲や剣の種類を克明に覚えていたそうである。
「興味深い話ですね」
「また、こんな話がある」
ある医者が患者を往診しにいった。
患者には病の兆候は見られず、健康体だった。
しかし彼は食欲を失い衰弱し、寝室に引き籠るようになった。
医者の説得に彼は答えた。
――先生、私は想像の病にかかっているのです
最初、それは猫の姿をとっていたのだという。
ところが、それはやがて恐ろしい物へと変貌していったのだ。
――死のイメージ……骸骨です

237 :
骸骨は彼が、一人のときも、誰かとあってる時も片時も離れず、じっと立っているのだという。
――ソレは今も居るのですか
―――はいそうです
――カーテンの隙間に、います
医者はカーテンの近くに立って尋ねた。
――まだ見えていますか
―――完全には見えません、しかし骸骨の頭だけは見えています
医者はその後色々な検査を行ったが、患者はやがて衰弱して死んでしまった。
「前者は集団ヒステリー、後者は神経異常による幻覚と思われる」
「はっきりと見えて……他の人も見えているのにですか?」
「ふむ」
教授がコーヒーにひとつ口をつける。
俺もつられる様に飲み物に手を伸ばした。
教授の話は興味深い。……いや、不安になるのだ。
とくに骸骨の話は他人事ではない。
四六時中佇んでいるという状況は俺にそっくりだ。
あらためて縊れ鬼を見る。少女の姿、それが側にいる。
俺は病気なのだろうか? 幻覚を見ているのだろうか?
いつのまに神経に異常をきたしているのだろうか?
「私は学者だ、自分にとって有利な説も疑ってかかる」
「……と、いいますと?」
「妖怪は居ると説をあげたらね、まずは居ることの証明をしなければならない」
教授は自嘲気味に笑った。
「長年研究を続けたが、証拠のほとんどは見間違い、思い込みさ。
中には疑わしいものがあるが……眉唾だねぇ」
「友人の件も、ですか?」
「精神に変調をきたし、幻覚幻聴を見る症例は報告されている。そしてそれを抑えることもね」
教授は空いた食器を片づけ始めた。
どうやら切り上げる気らしい。
「それが妖怪だと決めつけずにまずは友人の話相手になってあげなさい。それからカウンセリングも。
そういうのを一つ一つ潰して、なおソレを見るようなら」
よっこいしょと、席を立つ。
そして、俺を見て微笑んだ。
「それが『妖怪』なのだろう……その時はまあ、私のもとへきなさい。喜んで話を聞くよ」

238 :
バイバイ、と手を振って教授は去っていった。
その場に俺が残される。
ぐるぐると、ぐるぐると不安が駆け巡る。
俺は病気だったのか?
たしかに親元を離れて慣れない一人暮らしだ。
自分では自覚していないが、いらんストレスを抱えているのかもしれない。
俺は縊れ鬼を見た。ここに居る。
手を伸ばして頬を撫でる。
人の肌の触感、そして指にかかる髪の触感。
これが全て、俺の思い込みなのだろうか?
思い込みだから、他の人には見えないのだろうか。
「……なあ、お前はいったい何なんだ?」
ぽつりと呟く、ぽつりと声が聞こえた。
「鬼よ、縊れ鬼」
確かに声が聞こえる。これも幻聴?
骸骨の話のように、俺はこのまま死んでしまうのか?
ぐるぐると思考が駆け巡る。
ぐるぐるぐるぐる、ぐるぐると駆け巡り、だんだん腹が立ってきた。
「なんでだよ!」
けたたましい音でテーブルを叩くと、食堂に居る人間が何事かと俺の方を見る。
きっと変人扱いだ。ああそうだよ、変人だよ。
可愛い女の子の幻覚を見ているRさんだよ。
だがな、俺は死ぬ気はない。こうやって食欲もある。
引き籠って衰弱なんてするもんか。ちょっと前までは引き籠ってたけどな!
とりあえず、冷水を飲んで落ち着くことにした。
……ふう。
落ち着いて、改めて考えると疑問が湧く。
幻覚の一種だというが、はたして本当にそうなのだろうか。
仮にこれが幻覚だとしても、だ。
―――あの人、死ぬわ
人をR幻覚なんて存在するわけがない。
つまり俺は幻覚では死なないという事だ、多分。
仮にコイツがまだ証明されていないUMAのお友達だったとしても、だ。
(俺はこうして生きているし、死ぬつもりもない)
そういたら学会に珍しい事例を報告できるってものだ。
そうすれば一躍時の人だ、俺の未来は明るい。
なんだか心のモヤモヤが晴れてきたような気がする。
そうだよな、あれこれ悩むのは俺らしくない。
さっきまで悩んでいたが、腹が膨れてきたらどうでも良くなってきた。
俺、なんだかワクワクしてきたぞ。
縊れ鬼の頭をワシャワシャと撫でてやった。
「……なんのつもり」
「別に。これからもよろしくな」
さて、当座の問題は置いといて、せっかく大学にきたんだ。
サークルにも顔を出すことにしようか。
そう思い直し、俺も食堂を出ることにした。

239 :
投下終了
その二人の御方の靴の紐を解く価値もない男ですが、ご期待にそえるように頑張ります


240 :
ある意味では死がテーマになっていると思います
読みやすく書いたつもりなので、読んでください!
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1284090735/l50

241 :
主人公が後の妻とのRの最中に主人公の両親が祖父の妾に殺害されて
主人公の父親の少年時代からの壮絶な人生が回想されて
やがて主人公の息子が生まれるも祖父の妾に主人公はおろか全人類の人生が目茶苦茶にされて
そんな中でも主人公の息子に息子がうまれ
しかしながら主人公は妻とともに両親のように祖父の妾に殺されて息子が主人公になり・・・

242 :
もう僕は死んでしまうと思う。多分もうだめだね。
正直なんで自分が死ぬか分からない。というよりも分かりたくはない。
自分の死を認めるみたいで分かりたくない。
自分の死を受け入れたくはないのはみんな同じでしょ。
受け入れたくないと言うよりは、実感が湧かないのかも知れないのかもね。
いきなり医者に「貴方は余命一ヵ月」って言われて「はいはい」なんて言える分けないじゃん。
病名は癌だって。この17年間の人生が癌で消されるみたいで嫌だ。
最近は症状も酷い。食べ物も喉に通らないし、気分も悪い。もう宣告から三週間経過した。
後一週間で死ぬ。怖くないし悔いも人生に対する未練もない。
なんかいきなり真面目な口調になってしまったね。僕らしくない。
みんな、いつもより優しく接してくれた。僕は嬉しかった。楽しかった。
この時間がずっと続いて欲しいと神サマに願ったこともある。けど、ルールは守らないとね。
けど死にたくないなぁ〜。もう少し生きたい気持ちもどこかにある。
あーもう!またネガティブになっちゃった。
みんな、ありがとうね。こんなバカでも優しくしてくれて。
癌患者少年Kの遺書より一部引用

243 :
 もう、後には退けない。
 男は心の中で呟き、鬱屈した怨執で双眸をぎらつかせ、マリファナ葉巻に火を点けた。
 親兄弟。孤児院の皆。そして、ただ一人愛した人・・・自分には、失ったものが余りに多すぎる。
 ――全部、「奴ら」に奪われた。
 辺りに漂うフレッシュな生き血の匂いを嗅いで、男は獣のような息遣いで恍惚を覚える。
 鉄の塊のような、旧式のバトルライフルを携えて、動かなくなった屍の背中を踏みにじった。
 そうしてマリファナの紫煙を吐きながら、30口径のライフル弾を連射して、屍の頭を吹き飛ばす。
 頭蓋骨が砕け散り、脳髄が溢れる様を見ると、男は言い様のない幸福感に包まれた。
 罪と罰なら甘んじて背負おう。
 ここから先はもう、正義も法も関係はない。
 俺をRまで、誰にも俺は止められない。
 男は、福音を伴って空から天使が舞い降りるのを見た。司祭のようなローブとストールを纏い、胸元には小さな聖書を抱えた、長い銀髪の美しい乙女。
 それを見る、彼のズボンのファスナーは、今にもはち切れんばかりに膨れ上がっている。
「汝が憎み恨む者全てをRがいい。但し、汝の魂は地獄の深淵に堕ちたまま、永遠に救われることはないだろう。地獄の釜の炎で骨の髄まで焼かれ、数千年先までお前は呪われ続けることだろう」
 透き通った乙女の声で、天使は厳かにそう言うのだった。
「俺は・・・罪を犯すことを恐れない!」
 片手にマリファナを燻らせながら、幻覚を見上げた男は、酷く興奮した声色で、天使にそう叫ぶ。
「では行くがいい、神の御意に逆らいし者よ。汝の罪が数千年先まで呪われ、永遠に償われることなきよう。汝が深い闇の底でもがき苦しむよう」
 そう言い残して、天使は男の唇にそっと口付けると、無数の光の粒となり、閃光と共に霧散した。
 ――男は、興奮の余り下着に射精していた。
 視界の先には、彼が手にかけた屍が海のように広がっている。
 男は不敵に笑うと、最後にマリファナを深く吸い込んで、吸い殻を指で弾いて捨てた。
 生きてここを出るつもりはない。
 だが、全てを殺戮し、「奴ら」をこの世から殲滅し尽くすまでは、死ぬつもりもない。
「さあ・・・どいつもこいつも皆、俺を恐れろ。Rの時間だぜ、クズども!」
 ライフルのマガジンを交換し、金属音と共にコッキングボルトを往復させると、男は叫んだ。
 その瞳は、生と死の狭間に生きる野良犬のように、ぎらついた輝きを放っていた。

244 :
博士「フッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ……。」

245 :
 灯りも人通りも絶えた盛り場の裏通りだった。

「松風義烏之丞だな!神妙にいたせ!」
 三人の御家人風の男たちは、義烏之丞に一間を開けて、ゆくてを塞いでいた。
 三者とも大刀を抜き、正眼に構えている。
 義烏之丞は懐手で首の垢をつまんでは地面にぽろぽろと落としていた。
「抜けい!松風!」
 右の浪人が焦れたように吠えた。
「俺に何用か、怒鳴ってくれても良いのではないかな」
 義烏之丞は、垢を掻き掻き応ずる。
「我等の剣が、弱者を甚振るのみか、己が身で知るが良い!」
 左の男がつばきを飛ばした。
「では、うぬらは俺を上と認めて、多勢でかかってきているのだなあ」
 義烏之丞は口元を大きくほころばせ、ひとりごちるように言った。
「貴様ごときw少し游んでやろうというのよ」
 真ん中の男が言った。今にも吹き出しそうである。
「俺は、お点前方とはちごうて、弱い。抜けば游んではいられぬぞ」
「口ばかりの居酒屋攘夷が!」
 左の男が振りかぶり一歩踏み込んだ。
 義烏之丞も、踏み出した左踵を軸に体を左に回しつつ、腰の大刀を横へ払うように引きぬく。
 義烏之丞の体が一回転し終えた時、刀は鞘へ戻っていた。
 左の男は、刀を振り上げ、踏み込みかけた姿勢のまま、つんのめるように倒れる。
 地に伏せた男の体の下から、どす黒い血溜りが拡がった。
「居酒屋がぁー!」
 真ん中の男は正眼から踏み込み、突きに転じた。
 対し義烏之丞は右足を踏み出して身を屈め、大刀で正面を凪ぐ。
 突いてきた男は、振りかぶった男と同じ最期を迎えた。
 血の匂いが、濃くなった。
「きっ……貴様!貴様等の攘夷が何を生むか!」
 残った右の男は正眼の刀を震わせながら、裏返った声で叫んだ。
 袴の股間のあたりの紺が濃くなってい、拡がっている。
 義烏之丞は、突きに来た男の袴で刀を拭い、刀身を鞘に戻した。
 今や全身を震わせる右の男に向いて言う。
「開国ならば、すべての諸外国と向かえ合えねばなるまい。お主らのように、特に定めた国のみに
へつらうのでは、それは、開国とは言わぬ」
「……い、居酒屋ごときが、聞いたふうな……」
「俺たちは歪んでいるやもしれぬが、そういった芯がある。お前らは、それが目障りというだけだ
それでは、俺たちには、いや、俺にすらも勝てぬ」
「居酒屋攘夷風情が何を偉そうに」
「民と時代は開国に傾いていることもわからぬ愚か者が」
「未だに謙朝とは哀れな……」
 辻々より、六名の人影が、口くちに嘲りの言葉と共に現れた。
 義烏之丞は腰を落とし、大刀の柄に手を置く。
 口元に、微笑が大きく拡がっていた。

『義烏之丞魔道之道行』第一章「通り渡り」より

246 :


247 :


248 :
>>245
古典かw

249 :

 /\     /⌒\
/  /\  / /'⌒'ヽ  
| /   \( (● ,,●)
ヽ |     \  ヽ冊<   
 ヽ|   /  彡   ⌒ヽ
      |γ|::| \   ヽ
     イ  |::|   ミ7 ̄ |
     ハ._V   |:|\ |
     |       V__ノ\
     N      i. и
      VN. i |、ヘV
        W/V

250 :
のぞきにやって来たが、誰もいない…

251 :
>>250
一応、居るには居るぜ
基本的にROMだがね

252 :
過去 壱
おねえちゃんがジンチュウ様に選ばれた。
とと様もかか様もばば様もみんな喜んでるけど
わたしはかなしい。
だっておねえちゃん死んじゃうから。
おねえちゃんきれいでやさしいおねえちゃん
みんなジンチュウ様に選ばれた娘は幸せだって。
あの世で神様におつかえできるからって。


253 :
過去 弐
おねえちゃんがジンチュウ様になる前の日
あきちゃん、あきちゃん、ちょっとここにいらっしゃいってわたしを呼ぶの。
おねえちゃんはこれから神様のところにいくからね。
あきちゃん哀しまないでね。
神様におつかえできるのはとてもめいよな事なのよ。
だからあきちゃん泣かないで。
おねえちゃんも神様の元で幸せになるから。
あきちゃんもこっちで幸せになって。
っていうとわたしにくしをくれた。
おねえちゃんが大事にしてた黒いくし。


254 :
過去 参
だめだよ、もらえない。
だっておねえちゃんすごく大事にしてたくし。お祭りの日も、お参りの日もこのくしで髪をとかしてた。
おねえちゃんも泣いている。
あきちゃんこまらせないで。
あきちゃんが哀しんだらおねえちゃんも悲しくなってくるの。
だからあきちゃんそのくし、わたしだとおもって大事にしてね。
おねえちゃんがジンチュウ様になる日。
お化粧したおねえちゃんすごくきれいだった。
おでこに十字のおまじないをかけられて。
それじゃあ、あきちゃん元気でね。
そういって宮司様に連れていかれた。
おねえちゃん大好きだった、おねえちゃん。
くし、すごく、すごく大事にするからね。





255 :
さげ忘れ、失敬。

256 :
解析された林勝広のメール

なあ、保、俺達友達だよな。明日は三枚でいいよ。
昨日パRですっちまって、ピンチなんだよ。

257 :
解析された林勝広のメール#2
おい!!なんで昨日来なかったんだよ!!
金が必要なんだよ!!
おまえはいいよな、就職できて、俺は先月バイト首になってピンチなんだよ!!
いいか、三年前を思いだせ。俺達が何をしたか..あの小野寺って親父を四人で....
今日、あそこで待ってるから。
ちゃんと三枚持って来いよ!!
絶対だからな!!

258 :
解析された林勝広のメール#3
この間はありがとう。
パRで六枚に増えました。
ところで白木死んだんだって?
あいつロクな死に方しないって思ってたが、やっぱりそうなったな!!

259 :
解析された林勝広のメール#4
...なあ、保...
最近俺、疲れるんだ...見られているんだ、あいつに...
誰か解るだろ?あの親父さ...俺達が...

明日二枚持って来てくれ。
俺があの免許証と財布を持って警察行けば、お前もどうなるか解ってるだろ?
今日はもう疲れた。
じゃあ明日。

260 :2012/08/14
解析された林勝広のメール#5
保!!助けてくれ!!今部屋にあいつがいる!!
押し入れの中に隠れてる!!
だめだ....
もう見つかっ....


......うみ......................
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