2012年09月創作発表18: 自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第72章 (971) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第72章


1 :2012/08/14 〜 最終レス :2012/10/23
ハイテク兵器 vs 剣と魔法。
内容はガイドラインを参照。
・sage厳守。
・書きこむ前にリロードを。マナーとして。
・SS作者は投下前と投下後に開始・終了宣言を。分断防止のため。
・SS投下中の発言は控えてください。
・支援は50レスに1回。
・嵐、煽り、気に食わないコテは徹底放置。自然現象として脳内あぼーんしましょう。
・品性に欠けるレスはなるべく付けませんよう。
・気に食わないレスを、気に食わないコテハンまたは気に食わない人間のものと根拠無く認定するなかれ。
 ループ禁止。対策としての『萌え』などには書き手も読み手も極端な反応をしないこと。
 そんなことより海産物の話でもしよーぜ。
・以上を守らないものはぬるぽと見做し、鉄槌制裁( ・∀・)つ=■彡☆))`Д´)されます。
前スレ
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第72章
ttp://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1337702041/
保存庫
ttp://www26.atwiki.jp/jfsdf/
ttp://pixus.iinaa.net/jfs.htm
分家
ttp://jbbs.livedoor.jp/movie/4152/fjieitai.html

2 :
新暫定ガイドライン
0. 現代科学であれ男塾理論であれ異次元科学であれ議論であれ、第一に置くべきははスレ住人が楽しいこと。住人が不快に思う事は避ける。
1. 投下してくれる作者は神。批評はいいが節度を持ってやること。
2. 「自衛隊がファンタジー世界に」とあるように、あくまで「現代の日本国自衛隊」が主に関わる話であること。
3. 自衛隊の組織・装備はあくまで現用もしくは近未来的に配備が予想されるものに限る。
  核兵器・旧東側諸国製兵器・未来兵器・巨大人型兵器など、現代の日本国が配備するにはナンセンスなものは極力避けること。
  現代科学と作中の設定で説明できる場合にはこの限りではない。
4. 軍事力の背景となる社会構造、政治・戦略・作戦・戦術・戦闘に関してはある程度しっかり設定しておくのが好ましい。
作中の設定で説明できないものは避けること。
5. F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来るが、「超魔法・無敵キャラまんせー」な話にならぬよう気をつける。
  基本的には自衛隊・近代兵器マンセーの方が好まれる。
  また、オーバーテクノロジーの扱いは慎重に。
6. ファンタジー側の人間もきちんと描写する方が好ましい。
  自衛官主観という演出などであえて描写しないのはこの限りで無い。
7. 萌えだけ、エロだけ、グロだけを目的とした作品は、このスレ以外のしかるべき板やスレに書き込むこと。
8. スレ外の該当作品にかんする批評などの雑談は、ほどほどに。
9. 次スレは>>980か480KBを踏んだ方が立ててください。

3 :
■今までこのスレで討議された議題
・ファンタジー世界の市場規模についての考察
・Rによる世界支配は許されるか
・江戸時代とファンタジー世界の類似性について
・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について
・マッチとメラ、着火手段としてどちらが優れているか
・F世界での日本経済再生と交易について
・ドラゴン…契約方法と空軍戦力としての有効性を考える
・自衛隊的ダンジョン攻略法
・対人地雷と魔法の罠。
・F世界における神の影響力について。
・F世界的陣地攻略法
・熊に見るモンスターの手強さ
・巨大昆虫対策〜界面活性剤から核弾頭まで
・決闘における非致死性制圧法(殺さずにいたぶる百の方法)
・F世界の街道、交通路における運搬手段が道に与える負担うんぬん
・銃弾を受け付けない素材を武具の材料に用いれるか
・マクロ経済を考慮すべきか

4 :
■さんざんガイシュツの話題
・シーレーン確保における脅威の排除(海賊、海の怪物対策)
・日本が傭兵を雇用することは可能か?
・萌えは是か否か。
・議論は是か否か。
・魔法・怪物の設定(最終的には作者に一存という結論)
・補給が断たれた場合、弾薬を何とか確保可能か?不可能な場合はどうなるか?
・球形以外の世界。
・食糧対策・餓死者の局限−魔物を喰らうモノ−
・在日外国人・異世界住人対策。政治思想の殴り合いは勘弁
・資源・エネルギー問題。
・外交方針について。
・人間と亜人の共生について。
ガイシュツだが、再考察とかは特に禁止されてない
SFは禁止だと言うことです

5 :
関連サイト
「帝國召喚」(作:くろべえ/分家皇軍スレ)
ttp://www.geocities.jp/wrb429kmf065/index.html
「輸送戦記」(作:Call50/本家)
ttp://homepage2.nifty.com/Call50/
分家まとめサイト
ttp://www.geocities.jp/wimsigma/
SSの書き方
ttp://www6.plala.or.jp/Action/taidan01.html
ttp://www6.plala.or.jp/Action/taidan02.html

6 :
過去スレ
創作発表板
72 ttp://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1337702041/
71 ttp://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1326519134/
70 ttp://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1318261509/
69 ttp://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1280728791/
68 ttp://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1261921219/
67 ttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1254132077/
66 ttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1247917732/
65 ttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1242886494/
64 ttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1235983300/
63 ttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220184382/
軍事板
63 ttp://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/army/1220300122/
62 ttp://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/army/1214912385/
61 ttp://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/army/1210853200/
60 ttp://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/army/1206945872/
59 ttp://hobby10.2ch.net/test/read.cgi/army/1200068856/
58 ttp://hobby10.2ch.net/test/read.cgi/army/1187502563/
57 ttp://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/army/1181167154/
56 ttp://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/army/1177836560/
55 ttp://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/army/1173715591/
54 ttp://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/army/1171625885/
53 ttp://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/army/1170750554/
52 ttp://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/army/1166436294/
51 ttp://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1163066160/
50 ttp://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1161084208/
49 ttp://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1160188326/
48 ttp://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1157263954/
47 ttp://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1153579549/
46 ttp://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1149155655/
45 ttp://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1145708454/
44 ttp://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1141803533/
43 ttp://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1138537013/
42以前は保存庫参照

7 :
都道府県別食料自給率と隣接する地域で新生日本は以下の地域になる
北海道、東北、北陸、千葉、茨城長野、滋賀、三重(努力賞)
増産による救援の最前線は群馬県
それ以外の地域は飢餓が発生する
数字は都道府県別食料自給率
鹿児島85 佐賀67 宮崎65 島根63 鳥取60 熊本56 徳島45 高知45 大分44 岡山39 長崎38 愛媛37 香川36 山口31 和歌山29 千葉28
沖縄28 岐阜25 広島23 山梨20 福岡19
静岡18 兵庫16 奈良15 愛知13 京都13
埼玉11 神奈川3 大阪2 東京1

8 :
自給率の上昇には屎尿のリサイクルが不可欠だが、現状では望み薄だね
やるなら先進的な技術の導入は控えて日本が自力で維持可能な範囲に留めざるを得ない
具体的には肥溜め再び、だから都市部の解体を強いられる方法の導入は難しい

9 :
まあ、米だけは百%あるから健康と寿命と地域格差とかに目を瞑れば餓死者はかろうじて出さないですむだろう。
寿命が30年くらい縮まりそうだが・・・
貴重な医療物資の使用にも制限はかかるだろうし、非人道的な人口調整もあるかもしれない。
まあ、どの道、燃料備蓄が半年しかもたないんだから転移半年以内になんらかの『成果』をあげる必要がある

10 :
米は投入カロリーの五割り増し程度には収獲できるんだっけ
あとは灰問屋/肥溜め抜きで肥料が自給できるかどうか
古米古々米が残ってるうちに電力で農業出来る体制を調えねば
原子力さえ増設し放題になれば電化農業も不可能では無い

11 :
燃料どうすんねん

12 :
別に海水抽出と「もんじゅ」無しでもある程度は保つ
原子力増設し放題は寧ろ弧の両社に結構な投資だされるだろう、否応抜きに
日本が維持できないであろう技術は優先順位を付けて順次切り捨て

13 :
海水抽出はまだ目処立ってないべ

14 :
うん、核燃料サイクルもね
可能と分かってるだけマシだけど
化石燃料なんて入手できないだろうし
それはそうとテンプレ入りも狙える反面教師を見つけた
やや古いネタだが
不老不死の皇帝が500万人の軍で世界征服な小説
ttp://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1283343861/

15 :
まあ、いざとなれば魔法による超低温とか反則技もあるだろう

食料に関しては、大陸進出は必須として、自衛隊が半端な戦力で制圧できるくらいの国の生産力ではお話にならないだろうな
3自衛隊並びに在日米軍総出撃で1ヶ月くらいで制圧できる現地超大国辺りが望ましい

16 :
>>15
またそんな強欲なw
「総出動で一ヶ月で制圧」てのは太平洋戦争の夢を再び、て奴か
清朝末期の日清戦争かイラク戦争を想定しているのかわからんが
地域の軍事大国と頂上決戦やらかすほどリスク高い戦略とるのか

17 :

【皇室】 韓国大統領 「天皇陛下の訪韓?…心から謝罪するなら、来なさい」「前に言った『痛惜の念』とか言うなら、来る必要はない」★41
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1344997839/
【マスコミ】 「報道ステーション」制作プロ社長に貸金業違反疑惑! 高級韓国クラブママらに高利貸し★2
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1344601455/


18 :
残り七千万人食わすにはまだ足りないくらいだ。
かの中国でも16世紀の人口が約1億人
『七千万人分の食料』をF世界に求めたら、超大国どころか大陸そのものが食料危機になる
結局はぶつかることは避けられない
開戦が遅れれば日本の方がじり貧になるし、勝利しても物資の確保や輸送路の確保で国内にダメージを受ける。
徴兵して、屯田兵師団を各自治体に創らせて口減らししたいくらいだ。
在日米軍の武器弾薬を消耗させる口実にもなろう


19 :
残り7000万ってどこから来た数字なんだよw

20 :
食料自給率40%で4800万人
残り60%で7200万人だろ


21 :
何も考えずその計算そのまま持ってくるのか?
作付け転換やら増産やらだけでもかなり変わりそうなもんだが
ちょっと前に出てたが資源はいるが米倍増産だってできそうだって出てたばかりじゃん

22 :
しかし、あれだな。
こんな混沌初期なら真っ先に動くのはR屋さんかも知れんな
将来的に移民にせよ、農地にせよ土地が必要になるのはわかっているから、地方領主相手に地上げをかますとか

全国に10万人もいるんだから、小国の軍勢など問題にならないかもしれない

23 :
資源にしても実のところ現状でもコストが上がれば採算ラインに乗る国内資源は結構あるんだよね。
石炭とか1970年代くらいまでは完全自給してたし。
石炭の液化技術も一応あるし。
>>22
無理。
国が支援するのでもなければありえない。
Rなんて地方領主が兵を挙げれば十中八九負けるよ。
銃があっても弾薬の購入ルートがつぶれているだろうし、そもそもどうやって渡航するのさ?

24 :
農業における増産は半年程度でどうにかなるもんじゃないんじゃないかな?
努力や統制しても40%が50%になる程度だと思うよ


25 :
地方領主の動員兵力には大貴族でもなければ百名動員できるかも怪しいと思う
渡海に関して、密輸や密漁に使ってる貿易船や漁船とか考えたけど、漁船は食料確保に必要だし、貿易船は燃料の無駄だから真っ先に真っ先に統制の対象になるからやっぱりダメだね。
個人所有のヨットだと人数運べないし

でも勝利してもらう必要はないんじゃないかな?
皆殺しにされたらされたで、不穏分子の一掃と、邦人殺害による大義名分、口減らしので基本的に損はないと思うよ

26 :
渡航云々よりまずは海外への兵站維持できないだろ
>>24
農業やってるけどある程度までの休耕田に限って言えば次年度から作付けはできるよ
木でも生えてなければトラクターで大概はいける
20年くらい放置してた田んぼでもまあそこそこ収穫あったし
50%ってことはない印象

27 :
米だけならね
現在の米年間生産1100万トンに対し、年間消費量は830万トン
これが食料自給率になると40%にまで下がる、

国全体が飢えることは無いだろうが、脚気などで健康問題には支障がでるのは間違いない。
燃料の備蓄が半年分だから、すでに消費見込みで持ち込んでる分と、消費統制で18ヶ月は持ちこたえるに上方修正した方がいいかな?

と、なると日本の食料目標は小麦かな?
パンが無くなれば米の消費量も当然増えるだろうし
まあ、意外に焦って開戦する必要もないのか

28 :
>>27
脚気なんぞ白米だけ食う偏った食生活だろ
玄米食わせればよい

29 :
白米に固執した森鴎外とその仲間達のせいで玄米の供給が遅れて信じられない程多数の死者が出てたな

30 :
>>29
玄米が脚気にいいなんて根拠ないから白米食ってろって言って軍内で脚気大流行だったっけ。

31 :
ロシアのどの将軍よりも、多くの日本兵を死に追いやったとかいわれてるんだっけ?
記録更新はインパール作戦の牟田口か。

32 :
麦食支給した海軍では脚気患者自体が殆ど出てないから
陸軍でも麦食支給しようぜという意見が散々出たのに、
白米支給を主張した自分達の失点になるからって森鴎外を始めとした連中が延々妨害し続けた。

33 :
>>29-32
それらはデマ
まず、保存の観点から玄米は輸送しても虫が湧きやすく痛んでしまうので非現実的
麦も、白米とは別に輸送する余裕が無い
白米だけでなく軍馬用の飼料で輸送のリソース食われてるし
軍馬飼料は人間の食用ではないので転用できない
次に、森林太郎はその当時兵士の配食を白米か玄米か変更する権限は無い地位であり
直接の上司の方に責任がある つまり風説による冤罪でしかない
また、森林太郎は医師の派閥として恩師等が脚気細菌説派に所属しているので細菌説派と見なされてるだけ
ただし栄養不足説派の「脚気は白米が原因、洋食なら脚気にならない」という論文に対して
「和食だって偏りなく食事とってれば脚気にならねーよ 西洋かぶれが自分の好みで公私混同した論文発表すんなアホ!」
と猛烈に批判と反論をしているのは有名
あと森は医師としては栄養学の分野の人でもあり、兵士の栄養を考えた配食を提案してもいる
ただこれは予算不足により採用されなかった
(皮肉にもこれが採用されてたら脚気の発生はもっと少なかった)
最後に、脚気栄養不足説派も最終的にオリザニン(ビタミン)が原因であるとわかるまでは
何が原因であるのかは特定できておらず、なんで玄米とかを食えば脚気が予防できるのかの因果関係はちゃんと証明できなかったわけで
この程度の不確かな根拠で玄米を食えば脚気が治ると結論付けるのは後知恵で見ても強弁が過ぎる
つーかオリザリンの発見に繋がったのは、森が軍医総監に出世して改めて細菌派と栄養派を合同研究させて脚気の原因解明するチームを作ったからだ

…なによりも、ここまで研究と結論が進んでも一番徒労と言えるのはビタミンを発見してもなお戦後にいたる1970年代まで脚気を根絶できなかったと言う事だ
アリナミンの販売と国民の生活向上が実現するまで、脚気の原因特定しても問題が解決しなかったという

34 :
証明の必要はないからそりゃ只のいいわけだよ
3万人殺して置いて「根拠がなかった」とか言い訳にしても酷いものがある

35 :
>>33
脚気がでるのと治るのとじゃ違ううんだが
それとデマと主張するならソース提示

36 :
>>34
でも少なくとも森林太郎の責任所在は一切無い
というか森林太郎が白米に固執したというソースこそ存在しない
そもそもこの件に関してはなんで森林太郎の所為になってるのかが不明
>>35
ソースも何もウィキペディアにすら書いてるし
森鴎外 脚気 で検索してもサイトや本が幾つも出てくる

37 :
>>36
自分で「和食だって偏りなく食事とっていれば脚気にはならない」と言ってるからには
脚気は栄養不足だと認めているんじゃね?

38 :
>>37
というか、自分の所属する医師会派閥の人間関係上、細菌派につかなきゃならなくなってるだけで
森本人は栄養原因の考えだったという可能性すらある
ただ、もともと細菌原因説の場合は風邪と同じで、食事が不十分で体力が落ちると免疫力が落ちて
「脚気菌」により病気になるという主張および栄養原因説への反論だから
森のそれもそれに沿っただけなのかもしれないけどな

39 :
原因がわからない、理論が確立してないのはこの場合はいいわけにならない。
陸軍と海軍で明らかに優位な差がでてるんだから。
それに問題解決のアプローチは必ず原因の側からしなきゃならないなんて決まりはない。
医学にかぎらず「なぜかは分からないがこうすればこうなる」ってのはよくあることで、
それだって立派な学問なんだよ。
アプローチの手法が違うだけでね。
「原因を解明しなければ学問ではない」ってのはイデオロギーだ。
そして細菌説派はそのイデオロギーを人命より優先したってことなんだよ。

40 :
>>39
そんな話は「科学」の場では通じない
むしろそんなものの方が言い訳でしかない
理論が確立してないようなあやふやなものを結論にしていいのなら、この社会は科学そのものが成り立たない
呪術や宗教となんら変わりはしないよ
つーかそれこそイデオロギーだよ
決定的な確証がなく推論の上になりたってるような学問でさえ、他の決定的な確証の上で推論を組み立ててるんだ
だが少なくとも脚気栄養不足説の方は確証もなければ推論も出来ていない
ただ、対症療法的に「何か特定のものを食べさせると脚気の抑制になる」と言う事が判っただけに過ぎない

41 :
しかし、F世界国家は毎回よく万単位なんて無茶な動員できるよな
常々不思議だった。


42 :
>>40
理系として言わせてもらうが原因が分からなくても結果があるなら科学だよ
呪術や宗教は原因も結果もないからオカルトなんだ。
ましてや「やってみる」という発想すら出て来なかったのは弁護の余地がない。
病原菌説を唱える事自体はおかしくないんだ。行動がおかしいんだ。

43 :
>>41
中国なんかをモデルにした巨大人口国家の場合ならそんな不思議でもない
広大な土地とそれを耕す人間と、黄河や長江の水資源があればそれだけの人口を食わせる食糧生産量を実現できる
ただ、頻繁に飢饉が起こって万単位で死者が出て、数十万単位で流民が出るのが日常な国家になるだろうけどな
生産総量がすげー分、不作になった時の損害も規模がでかい 要するに単純なスケールのレベルが違う訳

44 :
ん〜
でもそれは基本米食文化の国だろ?
これまで出てきたF世界国家は大抵パン食文化だから、米食文化の3分の1の規模になるんじゃないかな
それに基本的に移動力に問題があるから、収穫期には兵を返さなきゃいけない
あれが全部常備軍というには、中央集権化出来てる国はあまりない。

45 :
>>42
>ましてや「やってみる」という発想すら出て来なかったのは弁護の余地がない
そういう「証明」をするのは「栄養不足説」の方こそやって見るべき、やらせるよう働きかけるべきで
白米を食わせることに固持して妨害したから検証のための実験が行えなかったとか、
決定を覆せなかったとか喚いたとしたらそれこそ言い訳でしか無いよ
決定権を握られてて、検証しようという試みを潰されるというなら決定権を握れる地位に自分らが登って変えさせるべきで
自分にその力が無かったことを「上の奴が無理解無能だったから」と責任転嫁してるのはただの逃避だ
それこそ森林太郎軍医総監が細菌説と栄養説両者に決着をつけるために研究部署を組織したように
動かせないなら動かせるようにして、動かしてこそだろう

ただし、仮に早い時期に脚気の対策に玄米が有効であるという認識を浸透させる事が出来たとして
どうしても解決できない問題がある
それは>>33で既に示した
>まず、保存の観点から玄米は輸送しても虫が湧きやすく痛んでしまうので非現実的
>麦も、白米とは別に輸送する余裕が無い
>白米だけでなく軍馬用の飼料で輸送のリソース食われてるし
>軍馬飼料は人間の食用ではないので転用できない
仮に玄米や麦飯食わせることを決定してても、輸送ができないから何の解決にもならないのよ
この話は完全に、後世の浅い後知恵でしか無いわけ
「石油やアルミが日本で採掘できてれば第二次世界大戦に勝てた」って世迷言と同レベル

46 :
>>45
上に上り詰める間に戦争終わっとるがな
何無茶言ってんだ君は

47 :
>>46
とある漫画に
「そういう事は10年前に政治家になってから議会で言え」
「10年前は子供でしたよ」
「俺だってそうだ 思った通りの人生遅れるなら誰も神頼みなんかしない」
というセリフがある

48 :
細菌説を唱えた事を非難してるんじゃないんだが・・・

49 :
>>48
そもそも過去の過ぎ去ったことにあーだこーだとか
アイツが悪かった、諸悪の根源だとか言う事そのものが間違い
人間は手持ちの切れるカードで勝負するしかないわけで
既に終了したゲームのログを読み返してここでこうすれば何てのはみっともない上に不毛
このスレ的に言うなら「F世界転移後に日本が餓死回避するためには事前に転移することがわかってて準備整えた
とか設定でもしないと無理ゲー」という意見が一番話題の的を射ている

50 :
>>33
勉強になったわ
確かに現場にいる医者の森に食事の内容改善までできる権限があるわけないな
てか結局そういう食料の問題で実権を握ってたやつって誰だったんだ?

51 :
細菌原因説派閥

52 :
>>49
言うに事欠いてそれはない

53 :
陸軍糧秣本廠かな?
この脚気問題にも関わったり、料理のレシピ本だしたりしてる。

一万の兵を動員する場合、最低でも70万人くらいの人口を要するに国じゃないと無理なんじゃないかな

54 :
left4deadみたいな走るゾンビはあまりおもしろくないな。
やっぱ無数の屍がゆっくりと迫ってこないと

55 :
ゴメン、誤爆った
>>53
陸軍糧秣本廠にそこまでの権限あるのかなぁ・・・
どっちかというと陸軍省医務局のが比重大きいような・・・

56 :
ゲーム的には面白いけどな

57 :
>>56
画質との兼ね合いであんまり数出せないからねぇ
倒れても倒れても後から後から湧いてくるとか出来ないのが痛い
>>50
森が叩かれるのは一番有名人なのと、海軍の麦飯導入批判の急先鋒だったから。
当然森だけの責任じゃなくて、細菌説派閥と白米至上主義派閥が強引に自説を押し通した結果ああなった…と漏れは見てる。
麦飯派の白米タンパク質不足説が説得力なさすぎたから、これを否定する事そのものは当然だけどね。

58 :
もう転移した日本の近くにそれなりに整備された畑や田んぼがある謎の無人島でもおいとけばいいんじゃね
理由?日本転移だと海外にいる人間とか一緒に転移してくる話もあるしそんな調子で異世界の人間も一緒にどこかへ転移して行ったんだよ

59 :
異世界そのものが、マリー・セレスト状態だったと?


60 :
以前靖国神社参拝した時、日露戦争の展示してて、脚気の原因は森鴎外と表示されてた。
それと、軍隊は米の飯が腹一杯食えるのがメリットだけど、昔の麦飯は不味かったそうだ(刑務所の臭い飯)、それで食べる本人達が嫌がったのも原因の一つと聞いた。

61 :
「玄米食えばいいじゃん」と言い出したのは俺だし、後世の後知恵と言われればそうだけど
森鴎外が拒否したのは「パン食」で、玄米うんぬんは言ってないよ
だから>>33の理由も根拠薄い
原因と治療に関しては陸軍と海軍が参考にしたのが
それぞれドイツとイギリスだったのが大きいと言われている
ドイツが原因究明でイギリスは経験による治療法法を重視
パン食による欧米では脚気は少なく、「脚気はアジアの風土病」との認識だった
だから「原因となる病原菌探し」に躍起となり
一時「原因菌発見」の誤報をもとに栄養説を批判したのは事実>森鴎外

62 :
>>59
そんな感じ
耕された無人の土地でもあれば流石の日本でも何とかなる・・・といいな
ほかの資源は日本の寿命が先延ばしできる程度に置いとく
これなら人口維持しながら外国に進出できないかな?

63 :
今の農家は大概米玄米の形で保存してるよね、味落ちにくいように

64 :
よし、食料確保の為にドラゴンの養殖とかしようぜ
きっと、大地町をからかいに来てて、一緒に転移してくる羽目になった『反捕鯨団体』のメンバーが、「ドラゴンには知性があるから食べるのよくない」とか言ってくるだろうけど気にするな

65 :
ドラゴンで食料略奪してくるのが一番早そうだな・・・

66 :
ワニ牧場やクマ牧場ならぬ竜牧場か

67 :
ドラゴン飼うのにどれだけ飼料いるんだよ
>>65
略奪なんて非効率的な手段でどうこうできるほど1億って数字は甘くないだろ

68 :
>>63
地震で二年間稲作できず、古々米を食ってた。
玄米の常温保管で、最後の頃には精米しても黒っぽかったよ。
ほぼ限界だったな。

69 :
>>67
備蓄と自己生産あるからね

70 :
>>68
大概その年度だけで売り切る、食べきっちゃわない?
何年も置いておくなら夏場の常温保存はだめだね
米用の冷蔵庫かコンテナにクーラーかけて保存するかしないときつそう
籾でおいておくともっとマシなんだろうけどかさばるからなぁ

71 :
略奪は常に移動(略奪)し続けないと死ぬ。
泳ぎ続けないと死ぬマグロ状態。

72 :
なぜ白米の中に少量の麦を混ぜなかったのかな?それに白米に漬物のセットとか!


73 :
おかんさえ連れてけば気づけば漬物を大量に生産してくれていたと言うのに

74 :
マジレスすると生鮮食品を必要数輸送出来なかったからだけどね
米の何割かを大麦にするほうがずっと楽

75 :
レモンを病気予防にしたのは船乗りの壊血病対策だっけ?
だとしたら大英帝国の「経験による対策」もうなづけるが>栄養問題

76 :
科学なんて経験の積み重ねでしか無いしねぇ
理論ってのは経験隙間を埋めるものなんだけど
最近の理論物理学見てると、どうも経験から離れて理論だけでどっかにぶっ飛んでる様に見える。

77 :
経験積み重ねまくって頂見えにくくなっただけだろ

78 :
コンビニで危険生物が何とかって本を立ち読みしたら
現代医学でも治らない毒に冒された学者が原住民の治療法(何かの葉をすり潰したのを体に塗ったりとか)で治ったとかあったな

79 :
>>78
欧米を主とした文明圏からすれば未知の毒物と対処法なだけで
現地の人間が経験として得た治療法なら
毒の構造式と草の薬効成分を分析、抽出するのも可能だろ
それが現地に行かないと被害に会わない程度だと「製品化」するかどうかは別だが
パンデミックの危険性が有るなら大急ぎで研究・製品化するだろうな

80 :
>>50
>てか結局そういう食料の問題で実権を握ってたやつって誰だったんだ?
大本営陸軍部の野戦衛生長官(日清戦争・石黒忠悳、日露戦争・小池正直)

81 :
>>24
自給率の数値には統計上のマジックがあって、
より一般的な「人間の」「カロリーベースでの」数字を出しちゃうと、
驚きの数値が……ってのは、あまり知られた話じゃないのカナ、カナ?

82 :
>>80
一人が全部決めてた訳じゃないのが、この手の問題の面倒なところで

83 :
>>49
>そもそも過去の過ぎ去ったことにあーだこーだとか
>アイツが悪かった、諸悪の根源だとか言う事そのものが間違い
なんだこれがホンネか。
だったら最初から「現行犯でなければ逮捕していけません」って言えばよかったのに。

84 :
>>83
反論は認めない(キリッ
だからしかたがない

85 :
>>81
ああ、最低カロリー値を基準にすると70%に上昇するんだっけ?
さすがに『7000万人分の食料頂戴』は絶望的するから、『3600万人分の食料頂戴』の方が希望が持てるよね

86 :
>>83
こうして過去の反省は失われ歴史は繰り返す。

(馬鹿は綺麗にまとめた気になっている!)

87 :
>>83
でも自分がその時の当事者だったら問題を解決できたのか?っていうと大抵の奴は黙るよね
後世とか外野とか、当事者じゃないから言いたい放題できるのであって
自分で何かできる力は持ってないけど批評だけは一人前なのが床屋政談なのだから

88 :
そんな話は誰もしていない件について

89 :
本気で農作物の自給率を高めるには、気象条件の大幅な変化無しだと江戸時代レベルに戻るハメに
喰えれば済む問題じゃないから衣食住までコミだと3000万+αで食糧輸出国に進化する辺りが限界
都市部は勿論、ビルに住まう場合は水洗トイレが求められるだろうし、カリやリン酸はムダにしがちだろうな

90 :
ふと思ったんだが
食料自給率は現状での消費に対する自給率だから
消費割合が大きく変化したら自給率も大きく変わるよな?

91 :
>>90
それ言うと卵が先か鶏が先かの問題になりそうだが
現在の化石資源大量消費の上で成り立つ利便社会を根本から再構築する課題に直面する
都市部の人間を地方分散すれば解決する問題じゃないし
かといって都市部集中をそのまま放置していると飢餓が生じる恐れは大いにある
三年ほどの猶予があれば都市部から農村部へと
産業構造と同時に人口分布の変更は変えられる望みは有るけど
数ヶ月の猶予じゃ三割から四割の人的被害は避けられない

92 :
問題はその変化までが転移後の食料備蓄を食い尽くすまで時間がないわけだ。
食料に関しては最低でも70%を基準に二年はもつだろうが、今度は燃料が最大一年半しか持たない

93 :
三千万人級の国家を16世紀基準に直すと、インドのムガール帝国だな
将兵、60万〜70万人
プラスファンタジーな力だ

94 :
>>91-92
日本人が日本から出て行かない前提だと飢えるな
食糧や医療、電気などで本土より優遇する代わりに出て行かせると改善されるけど
電気は現地で原子力、文明の利器は電化できる限り片端から電化、医者は移住させるとか

95 :
何をするにしろ港湾都市が必要になるよね
接収では無く、一からF世界国家の空白地帯に建設した方がいいかもしれない。
本土での大規模公共事業はほぼ無意味になるから、建設作業員やそれを支えるインフラの人間、暫くはありったけの仮設住宅やプレハプだけの町になるだろう。
まあ、日本の残存資材で本土支えきれない人口の都市を作るなんて無理だがやる必要はあるな

96 :
シムシティみたいで楽しそうだ

97 :
終わった話に今更アレだが
脚気問題は脚気細菌原因説に固執した側を責めるなら
それと同等に「じゃあオリザニンを発見できなかった側を不努力とか言い訳だとかとして責めてもいいのか?」
(オリザニンの発見が早ければこの問題はさっさと解決できた)
って事になり、誰が責任とか言うのはすげーズレた話じゃないかと思う

98 :
>>97
頭大丈夫かお前?
終わった話だと思うならなぜ話題に上げる?

99 :
>>98
俺は今読んだんだからしょうがないだろ

100 :
新興都市の住居に関しては、仮設住宅やプレハブだけでは、絶対に足りなくなるから現地調達できる木材による長屋の建設が必須になるな
少なくとも第一次産業と建築業界は生き残りそうだ

101 :
進出した土地に鉄鉱石と石灰岩の大鉱脈が!!
とかなら現地で鉄とコンクリ作ってALC建築した方がいいかも
まあ、ファンタジー世界なんだしそれくらいのご都合展開はいいんじゃないの?

102 :
窯業って化石燃料が必須だしコンクリは諦めた方が…
つか、国際社会のバックアップ無しで現代日本に出来る事の方が少ない
如何に地球時代の遺産を有効に食い潰して新文明に移行するかが鍵だな
正直、各種の資源が即座に入手できても先に進めないだろ

103 :
>>87
俺その手の意見嫌い
批評や批判、見ること聞くことに才能ある人もいるだろうし、素人の話に何か取っ掛かりを見つける人もいるだろう
それができる人しか批評批判しちゃいけないなんてのはナンセンスな話
というか2ch自体背景無しに話せるように、ってのも存在理由の一つだし
>>93
生産力にもよるだろうがもうちょっと余裕ありそうだな
3000万なら常備100万くらいまではいけると思う
>>101
鉄の生産には大規模な施設いるぞ
溶鉱炉ポンポン作る余裕なんて当面ないだろうし木材かレンガもどきの方が無難っぽい

104 :
豊臣氏の規定した軍役「1万石に付き250人」は相当な負担だったらしいからな
平時の江戸時代の軍役が百人程度になっているから、ムガールめ実際には30〜40万人が妥当なんだよな。
ムガールは実際70万人の兵員がいたわけなんだが、その世界の国際情勢もあるしね

105 :
>>103
>>87は要するに「偉そうな事言える立場か?」ってことじゃないの
分をわきまえた上で「あの時こうできてれば」のifを楽しむなら何も問題はないだろうけど

106 :
ネットで立場や背景云々することの間抜けさがどうもな
何度も言うけどできなきゃ批判してはいけないってのはナンセンス
問題点見つけるのが上手い人もいるし案出すの上手い人もいる
言いたい放題の中から出てくることもきっと結構あると思うし
批判するレスを否定するなら偉そうだから、とかお前ならできるのか、とかって理由じゃなく
ちゃんと間違ってるとこ見つけて理屈でやるべき

まあ当人のレスを根拠に偉そうな事いえる立場か、ってんなら分かる

107 :
この20年で廃業した農業従事者に復帰してもらうとして、百万農業都市が4つできそうだ。
高齢化問題や他の業種になった人もいるだろうが、志願者やインフラ要員で十分にカバーできるだろう。
これだけあれば農業的自給はどうにかなるだろう

108 :
>>107
肥料も燃料も自給率が低い
安定した自給自足は4千万人さえ危うく、当面は2千万人も厳しい
大半は新天地を目指さざるを得ないだろう

109 :
国内で需要無くなる建設業従事者5百万、農業復帰者二百万人、漁業、林業、畜産業の復帰者と食品加工業者でだいたい800万人
港湾要員と空港要員、発電、水道、ガス、インフラ、公務員、こるを支える繁華街、商業従事者、
で、それらの家族・・・百万都市どころか一千万都市だ。
北京と名付けよう

110 :
>>106
だからさ
歴史のifを楽しむための雑談ならともかく
実際に何か批評批判した所で過去を変える事が出来る訳でもなければ
その案が現実的で実行可能だったとも限らんのだし
もう過ぎてしまったことに対して、ここがこうだったらなあ…って言ってるだけに過ぎないわけでしょ?
それを、「俺がその当時の当事者だったらそういう事ができた」とか「最大限の努力をした」とか
そんなのは口先だけならいくらでも言える訳で
自分ではできもしないのに、さらに過去の人間で言い返せないのをいい事に好き放題言うのは
姿勢としてどうなのよ

111 :
例えるならさ
今の総理大臣を批判するにあたって「俺が総理大臣だったら○○する、それをしないから今の総理は〜」
なんて事を言ってる奴が居たとしてさ
そいつを、本当に総理大臣の地位につけてやったとしても
昨日までただの一般人だった奴に政治的ノウハウもコネもなければ実績も無いし、閣僚や与野党議員の根回しもできなければ
官僚の協力を得られるわけでもない、ただ理想論を喚くだけの無能な奴にしかならないだろ?
結局の所、ネット上で、自分が総理大臣の地位に立ってない「外野」だから好き放題いえるのであって
実際に政策を実行する立場になったらその直面する諸問題の壁に対して何も出来ないで終わる口先野郎なんだよ
ここに居る全員がね
これは所詮は単なるお遊びでしかない責任を追わなくてもいいネット上での雑談だから好きなようにいえるのであって、
それを忘れるからいくらでも傲慢になれるし、無責任に「責任を追って姿勢を実行する立場の人」への要求だけ
どんどん肥大していくんだよ
おれらのやってるのはあくまで娯楽だろ?
娯楽に過ぎないものにどうしてそこまで上から目線で傲慢になれるんだよ

112 :
ですよね「遊びに本気になるってバカなの? (プークスクス)」ですよね

113 :
そりゃあさ、こういう雑談とか考察とか政治・国家経営シミュレーションをするにあたって
「その政策を実行できるだけの実力と権力を持っている」という前提で話を進めるのは当たり前かもしれない
でも、それはあくまでシミュレーションの中でだけの話であって
現実の俺らにそんな力はない
どうもその辺、シミュレーションと現実との区別が付かなくなってる人が散見するような気がするんだ

114 :
あとさ、ここ一番重要なんだけどさ

俺らは後世の人間だから「結果」や「答え」を知ってるわけで
また、後世であるぶん過去の蓄積から、似たような事例に対するある程度の未来予測も可能な分、有利なわけで
俺らが過去の歴史をどうこう批判し語るってのは、過去問題集とその解答を見ながら試験に挑んでるような「ズル」なわけだ

これでどうして「偉そうに出来る」のかが一番よく判らない
問題の解答を得たのは過去の人間であって、俺ら自身が正解を導き出したんじゃないだろうに

115 :
どうしてそこまで熱くなってるの?

116 :
>>115
高二病拗らせたんだろう

117 :
ID:XQOds8KEは>>97のID:sUFcckzNかな?
「オリザニンが発見できなかった事を理由に栄養派を責めていいのか」と言う理屈だが
パン食の海軍に脚気が出ずに白米主義の陸軍で脚気患者多数
日清戦争で3944人、日露戦争で27800人の脚気患者出した事も栄養派の責任としたいのかな?
その当時で有力な対応策と見られるパン食を「欧米かっ」で拒否した事から生まれた悲劇で
少なくとも陸軍の被害者に対しては陸軍が責めを負うのは当然のことではないのか


118 :
>>111の仮定も穴だらけである
そりゃなんの経歴も実績も無い人間を総理にしたら何も出来ないだろう
でも昨日は素人でも選挙で当選して、衆議院第一党で代表者に選ばれると言う
そう言う裏づけがあるなら官僚もまったく無視するわけには行かない(サボタージュで抵抗はあるだろうけどな
もちろんこれも「一億分の一にも値するかどうかの稀有な話」で実現の可能性は無いが
議論には手順があるので最初から極論出して「だから自分の意見は正しい」とするのはいかがなものかと

119 :
相変わらずの糞スレっぷり

120 :

過去はデータだけで語り合うのが一番。

自給率70%の8400万人
大陸一千万人級新興都市で、家族までひっくるめたら1600万人くらいでうまくいったとして、
我が国にはまだ二千万人以上いるんだな。
食料生産スキル保持者ももういないし、

121 :
■今までこのスレで討議された議題
・ファンタジー世界の市場規模についての考察
・Rによる世界支配は許されるか
・江戸時代とファンタジー世界の類似性について
・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について
・マッチとメラ、着火手段としてどちらが優れているか
・F世界での日本経済再生と交易について
・ドラゴン…契約方法と空軍戦力としての有効性を考える
・自衛隊的ダンジョン攻略法
・対人地雷と魔法の罠。
・F世界における神の影響力について。
・F世界的陣地攻略法
・熊に見るモンスターの手強さ
・巨大昆虫対策〜界面活性剤から核弾頭まで
・決闘における非致死性制圧法(殺さずにいたぶる百の方法)
・F世界の街道、交通路における運搬手段が道に与える負担うんぬん
・銃弾を受け付けない素材を武具の材料に用いれるか
・マクロ経済を考慮すべきか
・後世の倫理や常識/後知恵で過去を断罪しても赦されるか ←New!

122 :
>>117
脚気細菌説に固執したから大量に死んだとか責任を問うなら
オリザニン発見が遅れたから大量に死んだ、さっさと発見できなかった奴らが悪いとか責任を問われてもいいのか?
後世から見て最適な行動を取らなかったり力不足だった事を批判するというのはそういう事だろ

>>118
ネット上で議論してるってのは実際に責任を追わない立場だからできることだろ?
実際にやれって言われたら出来ないわけだし、そんなことやらされたくないような人間ばかり
それを忘れて自分ならできるとか誰でもそうすべきだ見たいな批判や要求をするのはどうなんだ?
その主張を行う人間の姿勢として
何をずれた事を言ってやがる

123 :
>>122
脚気細菌説に固執したから大量に死んだ ←コレは責任を問える、法的に有罪か銅貨は別問題だが
オリザニン発見が遅れたから大量に死んだ ←コレは責任を問えない、そもそも責任なんか無い
何をずれた事を言ってやがるんだ、お前は

124 :
> オリザニン発見が遅れたから大量に死んだ、さっさと発見できなかった奴らが悪いとか責任を問われてもいいのか?
これで責任問えるとかって考えが出る思考回路に狂気を感じる。

125 :
なんで脚気を語るスレになってるんだよwwwwww
「オレ、カッケー」ってかwwwwwwwwwwwwwwwwww

126 :
>>122
海軍に脚気患者が出なくて陸軍に脚気患者多数と言う事実を
認めるか認めないかをまず聞こうじゃないかw

127 :
>>120
異世界転移した数十年後の子孫が逆行転生でもしない限り準備不足で四分五裂、日本消滅かのぉ
その子孫だって生前は自分が日本人ってアイデンティティ持ってない可能性が高いな
何が残せて何を諦めねばならないか冷徹に判断した上で日本を牛耳る独裁者にでも成れば強権で準備が出来るかな

128 :
>>125
【審議拒否】
   r──────────┐
   | l王三王三王三王三l o==ニヽ
   | |王三王三王三王三|  .| //
   ゝ 乂━━━━━━━乂_| `-=
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    / /  /  / / /  / / ソヨソヨ
〆ヽヽ / /   ∧,,∧/ /  / /
|-─O~~~ /(´・ω・)       γ⌒'ヽ
ヽ_/ノ~~ //\旦 ̄ ̄\ 〜〜i ミ(二i
___||__  // ※.\_(:';;)_\ 〜 、,,_| |ノ
\。 ..\\\※ ※ ※ ※ ※ヽ .r-.! !-、
   ̄ ̄  \`二二二二二二二ヽ`'----'

129 :
>>127
ファンタジーだから日本の神様がお告げをすればなんとかw>事前準備
このスレ的にはオカルトネタは微妙かぬ

130 :
声が聞こえるとか明確なメッセージだと情報流出で足下見られて逆に不利だしね
意識下で売れる資産を売り払い円建て外債出し捲り、倉庫やタンクなど増設して備蓄に邁進
約束だけは守って取引先に電子データや紙切れのJPYを押し付け資源は確保、とか

131 :
供給が続かないから、人口に見合った勢力圏を確立するまでの繋ぎにしか成らないけどね >資源
どう転んでも転移前の文明は維持出来ないが、新たな文明を一から築けるのかねぇ
お花畑やアナーキストが絶対にに邪魔するが、押さえ込める社会じゃ無くなってるよな平成日本て

132 :
冒険者志望の専門学校やクラブ活動ができるかもしれないな。

133 :
半官半民の冒険者養成大学校て感じか、すげぇ。
でも法律がめんどくさそうだし場合によっちゃ一部憲法を改正せにゃならんかもなぁ

134 :
自衛隊ってことはGHQ移行の史実日本準拠な国家体制だよな
色々と面倒臭い連中が幅を利かせてそうだ

135 :
まあ、今現在なら相当に世論も変わったさ
昭和の頃とは雲泥の差だ

学校のオカルト研究会が本格的な魔術師を養成しだすとか
弓道部やアーチェリー部がモンスターハントの実習とか
馬術部の馬に翼が生えて飛ぶのが大流行とか

剣道部が冒険者のジョブに「侍」を加えるとか


136 :
「私立○○高等学校冒険部」
一昔前の少年ジャンプで半年以内に打ち切られる漫画みたいなタイトルだな

137 :
俺たちの戦争はこれからだ!

○○少佐の次回作戦にご期待下さい

138 :
神の計らいで核戦争直前で転移したのが「そらのいくさ」だっけ
無理したからその後干渉不可みたいになって
あとは人間頑張れ、て具合に
水の竜王が日本側に確保されてあとはどうなったか...

139 :
誰の作品?「そらのいくさ」って

140 :
たいていの意見交換で「現代日本だと転移が命取り」って言われるよね
植物工場や水洗トイレ、肥料工場を核で強引に動かす力業でも無理?
自動車は禁止、鉄は電気炉でリサイクルとかも合わせ技で

141 :
100年や200年後の世界なら資源100%循環の自己完結社会という設定で行けそうだけど、現代日本が転移だからなぁ

142 :
いや、自己完結せんでも文明放棄までの一時凌ぎになれば充分
物理的に人口の維持は無理だし文明の維持なんて更に無理

143 :
やっぱりゲート方式が気楽で良いなあ
賢いF世界と“綺麗”な被召喚国が好きではないのもあるけど

144 :
・ゲート方式
・日本が開戦直前
・無視
・素人が考えてもどうせ間違ってるからスルー

145 :
初期スレでは食糧自給率の高い北海道だけ転移させる案とかあったな

146 :
佐渡島が(北の工作員付きで)F世界に移転しますた

147 :
>>144
追加で
・『読める』作品なら食料自給率が云々とか割とどうでもいい

148 :
・ゲート方式
・日本が開戦直前
・無視
・素人が考えてもどうせ間違ってるからスルー
・北海道だけ転移
・面白ければどうでもいい

149 :
結局はマクロ経済論議のバリエーション?
国内限定か世界の一部としてか、の違いはあるが

150 :
>>139
>>誰の作品?「そらのいくさ」って
ハンドルネーム未定だったと思う
内容はプロローグが人間界が滅亡戦争の予兆が有って
日本の神が日本を異世界に転移することに決めた
指導者にどのような形で伝達したのかは書かれていたか忘れた
資源蓄積の段階で予想より早く滅亡戦争勃発
核ミサイルが日本国に向けて発射された時、神の力で転移
だがそれで神の力の大半を消耗し、以後の神の加護は望めない状況に
転移先は「天空に浮く島」「地上世界」「地下世界」にそれぞれ文明圏あり
日本はそれらのうち地上世界の覇者「ウニヴェルムス神聖連合帝国」とことをかまえる
ログ倉庫あさったら71章627だな>「そらのいくさ」
2012年3月12日投稿

151 :
詳しい説明ありがとう、さっそく捜して読んでみます

152 :
>>148
ぶっちゃけ日本社会崩壊物語りなんて読みたくないから、何かしらの解決策は欲しいが社会の変化が少なくて済む方法は存在しない
流石に「一億人分の食糧や資源が丁度スタンバってます、輸送インフラもバッチ来〜い、シーレーンだって安全よ」は萎える
国交を確立するだけでも大変だしだいきぼな商談が出来るほどの信用だって時間を掛けないと築けない

153 :
あれ? アメリカと一緒に転移すれば大抵の問題解決じゃね?
俺天ry

154 :
>>123>>124
「お前らがそういう事を言い出すならこっちもそういう事を言ってもいいのか?」
ってだけだと思うが
だいたいにして最初森鴎外が脚気細菌説の首魁であるかのような勘違いの間違い指摘から始まって
なんで脚気の原因を突き止められなかった責任がどこにあるかの話になってんだよ
脱線しすぎだ

155 :
>>154
顔真っ赤にして引き摺りすぎ
無様すぎて苦笑もでんわ

156 :
ゲート方式だって、F世界軍が在日米軍基地も襲撃したら展開が変わる

157 :
>言ってもいいのか?
恩を仇で返して良いワケ無ぇだろ
「味方殺しへの非難」と「感謝すべき相手に難癖」を同列に語るな
頭の高い乞食と呼ばれるぞ、近い将来

158 :
社会の変化は無いけど刺激が欲しいなら「トータルリコール」方式だよなw
あれはネトゲじゃなくソロプレイな仮想空間冒険を売りにしてたが

159 :
地方自治体単位の転移なら多少は楽か?
自衛隊は演習と称してそこにいさせるだけでいいし

160 :
国家ごとか、自衛隊だけなら多少は生き残りの可能性もある
地方自治体規模だと、大規模な悲劇にしかならないと思う
日本の縮図と言われた佐渡島でさえ最近じゃ閉鎖系なんて創れまい
近代国家の地方は小国家ではなく、本当に単なる地方だと考えておいた方が良い

161 :
東京「私のGNPは韓国並みです」
大阪「あかん、オーストラリアに負けてもうた」
埼玉「チェコに追いつけば・・・戦車を自主開発出来るはず!」
鳥取「最下位なのは県の8割が砂丘だからです」

162 :
俺の指はアリより大きい!だから切り落としても生きていけるし芋虫になら勝てる!!

163 :
>>161
鳥取お前、サウードさんとこだってアラブの長達だって砂漠で頑張ってんだから甘えんな!文句言う前に油ぐらい出せよ!

164 :
新潟「クククク…馬鹿がっ! 馬鹿共がっ! 石油っ! 天然ガスっ! エネルギーを制する者が世界を制するのだっ!」

165 :
ファンタジーなんだから各自治体毎に土着の神様が顕現して地力が上がって食料問題はなんとかなった。
とかだとご都合主義だよなぁ…
やはりここは地球丸ごと転移しちゃえば良くないか?

166 :
ファンタジー惑星と双子惑星になるわけか
宇宙進出が活発化するな

167 :
世相は明るくなりそうだな。
誰にでも目に見える形で発展への希望があるから。

168 :
>>157
>「感謝すべき相手に難癖」
申し訳ないんだが海軍は別に脚気を根絶してないし、一時的に脚気の発生を抑制したものの
「脚気が全くでなかった」というような事実は存在しない上に何度も再発生させている
重箱の隅だけどな

169 :
中国とロシアが蛮族もかくやな行動取りそうだな

170 :
>>168
「陸軍に責任無かった」と言いたげだなw

171 :
いい加減にしてくれないか蛮族共

172 :
>>170
つーかちょっと調べたんですけどね
海軍というか脚気が栄養不足で起こるとしていた学説派は
「脚気はたんぱく質の不足で起こる」って勘違いしてたそうだぞ
そりゃあ細菌派にボコボコに否定されるわ、それなら肉食ってれば脚気にならないはずなのに実際にはなるんだもの
そして結局なぜ麦飯だと脚気が出にくくなるのか、両派ともに
「理由は説明不可能なんだけど、何故か効果がある」って以上に進展しなかったし
重症患者には麦飯食っても効かないのもあって「予防」以上の意味はなかったそうだ
なので「海軍は脚気の治療に麦飯が効くと把握していた」という類の話も勘違い
さらにいうと、臨時脚気病調査会を設置して多額の費用をつぎ込み、脚気の原因解明に力を注いだのは
陸軍省
脚気の原因究明が進んでいなかった時期に脚気による死者を出したのも陸軍なら、
その究明に力を注いだのも陸軍だという

173 :
バカだなぁ、「オリザニン発見してくれて有り難う」って意味だよ

174 :
脚気による大量死は森鴎外のせいとID:fBlK8C3jが言ったのが間違い
もうそれでいいだろ

175 :
いつまでやる気だこの馬鹿共

176 :
とりあえず「脚気 栄養学説」でぐぐってでた資料貼り付けとくね
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2001dir/n2429dir/n2429_02.htm
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2001dir/n2431dir/n2431_05.htm#00
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2001dir/n2433dir/n2433_06.htm#00
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2001dir/n2434dir/n2434_06.htm#00
で、下から森鴎外が出てきて栄養学説を徹底的に批判していく
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2001dir/n2436dir/n2436_05.htm#00
この続きは興味がある人読んで

177 :
NGID:LfQGCReN

178 :
新作や続きがないからって
自分達で創作のハードルを無駄に上げてどうすんの

179 :
早く夏休みが終わらないかな〜

180 :
>>178
多数で議論した経過が載ってれば、参考に出来る分にはハードル下がるだろ

181 :
お前がそう思うんならそうなんだろう
お前ん中ではな(AA略

182 :
なぁに自作の参考にならなきゃ無視すれば済む
既知の問題か否かが知れるだけで大きく違うしな

183 :
野蛮で悪辣な軍隊に対して、自衛隊の無双が見たいわけだが、異世界に行くと、初期は兎もかく継戦能力がないので詰む。日本にやってくるケースだと日本は日本人だけのものではないと信じる政治家や、日本を滅ぼすのを社是としたマスコミに叩かれ、動けない。
そのへんを無視したり、適当設定作って書いてくとリアリティが無くて、納得できない。 完結させるのは難しいよね。

184 :
ゲート設定だと必然的に日本以外の国家が絡んでくるしな

185 :
年に一度しか開かない異世界進行軍のゲートが
富士総合火力演習中の演習場に開いちゃうとか

186 :
昔あった精霊騎士シリーズだと、地球の幾つかの国にゲートが開いたので異世界各国ごとに、地球各国がそれぞれ同盟して、支援をしていたという形だったな
日本も王国にSATを派遣して、残党ロシア軍と帝国軍の連合軍と戦う羽目になっていた。
これ商業で出ていたのがびっくりした当時の記憶

187 :
F世界で天然資源が取れりゃ加工はなんとかならない?
高炉もコンビナートも国内にあるのに
まあ、いきなり銃火器生産ライン増やすのは無理だよな
でも、爆弾が無くてもC-130やXC-2から発火装置付けた石油入りドラム缶をバラまけば、とりあえず敵を火の海には出来そうだけど
ペイロード足りなかったらジャンボジェットの貨物機でも民間から徴用or買取でもすればいいかも
(民間の貨物機って飛行中もカーゴ扉開けれるかどうかは知らないけど)
F世界の航空戦力(ドラゴン等)がこちらの航空機と同じぐらいの高度を飛べないって設定にすれば安全に飛べる
ジャンボジェット数十機によるパン籠投下作戦!!!
農業も魔法で増産出来るって設定にするとか、いっそのこと農耕の神様が普通にいて基本豊作とか、実は魔法で雨をコントロールできるとか
(いや、天候制御出来る奴に勝てるわけないからこれはパスだな)
で、資源をカタに戦争協力させられて、なし崩し的に参戦
>>183
>>日本は日本人だけのものではないと信じる政治家や、日本を滅ぼすのを社是としたマスコミに叩かれ、動けない。
ここらへんは某都知事あたりにクーデターでも起こしてもらうかw(私が持ってる某都知事のイメージってこんなんだったりする)
状況が状況だから結構支持する人いたりして

う〜ん、夏だねw
と、妄想垂れ流しの言い訳してみる

188 :
異世界で、自衛隊を活躍させるなら、別に自衛隊だけが転移やゲートで戦う必要はないよな。
中国軍や北朝鮮軍、米軍やイラン軍と合同の多国籍軍、国連軍でもいいんじゃないかな

189 :
F世界で天然資源が採れたって日本に運び込めるか怪しい
食料と同じで、現地に産業ごと持って行く方がマシなレベルかも知れん
どうせ国民を喰わせるには人を送り出すしかないんだし

190 :
異世界の争いに介入。
武器を持った者たちが、非武装の女子供を襲っている。 
さて、超常現象がおきてその現場に遭遇した自衛官として、それに介入するのは正しいのか?
目に見える現象は理解できても、何故そうなったかは当然知らない。何故、自衛官たる自分が武器を持ってそこにいるのか理由もわからない。
少なくても、部下を預かる人間なら直情的な行動は、取れない・・・と思う。 

191 :
米兵「大変だ! 善良な市民が襲われてるぞ!」
英兵「総員着剣! チャージ!!!!」
伊兵「女ぁぁぁぁぁあああああああ!」

192 :
陸自「わー、情報収集のために近づくしかないわー」(棒)
仏「人権侵害行為確認。直ちに保護活動だ。」

193 :
武装した男達
「お、お前達、人間を裏切るのか…。ついにこいつらをここまで追い詰めたのに…」(ガクッ)
女子供
「「「キシャァァァァァァアァー!!!」」」
ファンタジーだしこんな展開があっても別にかまわないような。

194 :
国連「国連異世界派遣軍は大陸ごとに50万の兵力を一個軍として派遣します。
基準は国内に50%の兵力は残すこと。
単独で1個軍派遣できる国は任せますのでそれ以外の国はなるべく同盟諸国や各ゲート周辺諸国を中心に一万人規模で派遣してください。」

米印中北露「我々は問題なし、
他にどこかある?」

195 :
ゲートだと召喚スレで扱う対象ではないな

196 :
まあ、大雑把にゲートとしてるが、考えてみれば色々種類がありそうだよね。
実際に門のようにくぐる固定式の転移門『ゲート』
召喚陣で呪文となえて召喚の転移呪文『ゲート』


197 :
>>195
召喚てただ呼び出すってだけだから、そのあと行き来する手段が
あろうがなかろうがそれは問題ないかと
別に召喚魔法で呼び出すとかしなくても、玄関先まで行って
「すいません、来てもらえますか」
これでも召喚なわけだし

198 :
あっさりな感じでまとめるなら戦国自衛隊方式が楽かな

199 :
 召喚+ゲートで,変則的なネタを考えたんだが。
 本州のみ異世界召喚,ただし北海道及び九州との地下トンネル及び四国との連絡橋三本のみ不思議な霧で地球と繋がっているってのはどうだろう。
あ,本州が元々あった場所には魔法の霧が立ち込めていて,侵入してもランダムな時間経過とともに全く別の場所から出てくるから中国の太平洋進出は防げるということで。

200 :
青函トンネル等がゲートになるわけか
面白くできそうな構想ではあるな。 いつぐらいの投稿を予定してるの?
期待してる

201 :
>>199
三島から送れるのは、人員、物資、弾薬 兵器では陸上車両とばらした航空機とヘリコ、水上艦艇は小型艦くらいか。
本州には護衛艦も大型タンカーもあるし、いざとなれば、ドックで造れるし長期でも問題ないね。制限がいいあんばいに思う。
敵は反日議員と中韓の走狗マスコミだけだ。

202 :
いや、肝心要の民度が鍵
他は付随する結果に過ぎない

203 :
水木しげるが近いもの書いてね?

204 :
>>194
北朝鮮は軍人の体格が日本の小学生並みだと聞いたが役にたつのか?
ある意味ファンタジーな軍隊だが…

205 :
共産主義=ファンタジー
北朝鮮の存在自体=ファンタジー
朝鮮総連の頭=ファンタジー
将軍様の絵=ファンタジー
前、前々将軍の活躍っぷり=ファンタジー
ついでに南側の同胞=ファンタジー

206 :
とりあえず予備自の類いは全部召集だよな。
除隊や退役も当面はストップだ。
どうせシャバに出ても第一次産業や鉱業、光熱関係以外はほぼ休業状態になるしむしろ予備自が抜けた穴に休業状態の国民を入れてやりたいくらいだ。
退官については、警察や海保についても同様だ。

207 :
否応なく外征型の軍隊に変えざるを得ないんだが大丈夫か?
しかも中央の統制より「何処か一箇所でもニッポン社会の生き残り」が最優先
各植民地に独立の後押しをしてでもエクソダスを強いられるぞ

208 :
中世欧州型なら地域にもよるが貴族の頭が悪すぎて、雨後の筍みたいに考えなしの裏切り者が出るから
うまく使えば一発も撃たずに政権が変えられる。
日本としちゃ鉱山が欲しいだけだからまぁどうにでも

209 :
資源地帯を抑えるにも何種類か対応が分かれるよな
「いま自分達で使いたい」
「基軸通貨さえ抑えれば別勢力に管理させれば済む」
「イザという時のために手元で温存したい」
アメリカは二番目と三番目だよな、時前のは温存して消耗は資源地帯に任せてドルで流通させる
使うためにガツガツする下っ端を尻目に自国通貨建て債券で半ば自動的に再投資で稼ぐ
使わせない為に確保した資源は価格決定権を握る/採掘技術を継承する範囲でしか採らない

210 :
予備自を動員しても当面は訓練や装備の不足で使えないから留守部隊になるだろう。

211 :
地球世界に取り残されたり異世界に(且つ恣意的に)はぐれたり頭数を減らされた状態なら…
農業/原発/研究開発分野は残って欲しいが動力線での漁業や化石燃料関連は殆どが要らんな
寄生蟲やスパイや偽装帰化人とかもチューニングから外してくれ召喚者よ

212 :
×:動力線
○:動力船

213 :
化石燃料関連がずぼっと抜けると肥料すら作れなくなるぞ。
波及範囲がどれだけ広いと思ってるんだ?

214 :
在日米軍はいざという時のワイルドカードだから残留して欲しい
地形的な召喚なら樺太や千島列島も加わるんじゃないかな?
そうなるとロシア人も付いてくるが60万に満たない人口と一万人程度のロシア軍ならどうとうことはないから取り込んでしまえばいい。
本土内にいるスパイならむしろ本国とも連絡がとれなくなってはどうしようもないから、政府内で対F世界国家用に雇ってしまえばいいんじゃないかな。
ノウハウの吸収と最前線での消耗品として

215 :
>>213
肥料に限らず資源は外国頼りの経済構造だしね
ぶっちゃけ供給が絞られるんだから減った方がトータルで得
輸送からして鉄道衰退で困ってるレベルだし生産で悩む余裕すら無い

216 :
>>180
でも続き物が来る可能性は下がるんじゃないかと思う。
特にここ最近のスレで話題になっている
「結局突然系の現代日本の転移は非現実的ではないか」
という風潮は1,2年前くらい前までに投下されてきた
突然転移系の作品群のほとんどを間接的に否定しているわけだし。
この状況では続きを投下しようにもできないんじゃないかな。
それと>>106の「作品を作れなきゃ批判できないというのはナンセンス」
というのは基本的には正しいんだけど、
それが完全に当てはまるのは商業作品相手に批判するとき。
商業作品はそれで飯食ってるわけだから、
ちょっと批判されたくらいで作者が筆を折ることはありえない。
けれど趣味で作った作品はモチベーションが商業作品と比べると低いんだから
批判するにしてもある程度柔らかな調子でやらないとだめだと思う。
少なくとも罵詈雑言を批判の中で使うべきじゃない。
ここは理想郷やなろうと違ってプロへの道が開かれてるわけでもないんだからなおさらだろう。


217 :
作品で語ると良いよ

218 :
>>218
突然転移、且つ21世紀文明維持は非現実的と意見が出るのは仕方無い
この系統だと確かに間接的ながら否定されてるのは確かだろう
実際、転移を超える質の奇跡が起こらないと無理っぽい
けど現地化や適応型までは否定されない

219 :
>>215
何もできずに終了するな。
化石燃料関係が丸ごとなくなるとそうなる未来しかなくなる。
供給源の確保すらできなくなるからな。

220 :
>>219
↓なら国力で強引に解決出来るんだけどねぇ
アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.13 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/4152/1342183267/

221 :
ここは逆転の発送で『日本人だけ地球に残して転移しました』

222 :
なら、東北の米所全域から原油が大噴出(ただし加工に手間がかかるさらっとした性質)させて、かなりの無理すれば燃料の補給はできるけど農地壊滅しました、的な中途半端な恩恵と縛りはどうだろう。
………と思ったが精製品作る手間が半端無いから無理だなこりゃ。

223 :
石油が無尽蔵に噴く/その他の資源も要るだけ掘れるって場合でも無意味だろ
近代文明の前提である分業自体が崩壊してるんだから、物流ごと経済の流れが止まる時点で失業者が同時多発
混乱が収まる頃には食糧自給最優先な国になり、別の文明に変質する

224 :
こりゃあ、本当に徴兵でもして大陸に大規模進軍させた方がよさそうだ

225 :
>>216
>結局突然系の現代日本の転移は非現実的ではないかって風潮
それお前の勘違いというか受け止め方の違いだろうよ
スレ始まった当初から非現実的だからどうにかしようぜって前提があって
その上でああいう議論出てきてるってことの理由わかんないかな?
大勢で案出せば使えるものも100に一つくらいはあるんじゃねえのか、ってこったろ
非現実的なのは前提、それ踏まえてどうするかの話してるんであって単に否定してるわけじゃねーよ

実際本州のみ繋がってって話も出てきたろ

226 :
>>224
兵站確保できもしないのに大規模進軍しても肥やしになるだけじゃね

227 :
転移や兵站、資源云々に関する話題は考察のみに留めて、作品そのものに対しての突っ込みや粗探しは無しでいいだろ?
「自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた」だから日本がF世界に転移、召喚されるのは大前提。
転移が非現実云々は(考察、議論を除き)推理小説で探偵が毎回殺人事件に遭遇する事に疑問を呈するようなもの

228 :
アメリカが転移するならアリかも >考察のみに留めて
けど日本じゃドラえもん抜きだと厳しいな

229 :
日本と、アメリカ他の幾つかの友好国が召喚されて
それぞれてんやわんやだけど資源や食糧の輸入はとりあえずなんとかなるってのも
70か71章スレで出てきたような覚えがある
資源と食糧が何とかなるならあとはF世界現地の国を相手にした防衛問題に話を絞れるかな

230 :
ポパイがF騎士団をぶちのめす白黒アニメが放映されるんですねわかります。

231 :
>>223
失業者が発生するのは確かだが、外国に出していた分野の国内回帰分で吸収できるだろ。
資源開発も国内の人材使わないとどうしようもないからその辺は何とかなる。
経済の流れが止まっても別の流れが生まれるだけで変質するまでには至らない。
失業者よりもむしろ人材のほうが足りなくなるんじゃないか?

232 :
技術や労働力より、物資統制で製造業、販売業が打撃を受けるんじゃないかね
まあ、時間を稼いで植民都市の建設でも始まれば一息つけると思うが自動車産業はどう考えてもダメだろうな

233 :
>>231
有り得ない前提ばかりで、どうにも想定が甘すぎる
そもそも日本の外需依存度は低い
ノウハウ維持でさえ厳しいのに資源開発は勇み足
時間差や社会の活力を無視
農業でさえ土地の方が足りない
どう考えても余力のあるうちに鎖国可能な人口まで殖民せざるを得ないだろ…

234 :
まぁどっちにしろ統制経済の方面にだいぶ寄らざるえないよな
立ちいかなくなる分野・縮小せざるえなくなる分野 はいっぱいあるから
それを処理できるかはその時の政府の設定によるんじゃん

235 :
ポンプに廻せる電力次第ではトイレが使えないから都市部は阿鼻叫喚だな

236 :
電力に関してはさほど心配する必要は無いんじゃないか?
原発稼働させればすむ話だし
むしろ燃料節約の為に火力発電所を停止させるべきだろう

237 :
原発だって海水からウランを回収する技術が実用化されるまでは使い放題には出来ない
火力だって老朽化した低効率な発電所から閉じざるを得ないだろうな、原発停止で狩り出された旧いのとか
今は経済大国の力業で貿易赤字+弱小国から恨みを買う程度で済んでるけど
絶対に声が大きくなるだろう再生可能エネルギー推進派はテロリスト扱いされる可能性も有る
もの凄い低コスパ/資源多消費/不安定なんだが既に宗教じみたシンパが多い

238 :
原発は二年保てばいいさ
どうせそっから先は燃料も食料も備蓄を使い果たす消耗戦なんだ。あとはジリ品
仮設でも一千万人級植民都市を完成させて、食料、燃料を調達出来るようになっても二年では、ここが限界
本土8400万人
第一植民都市1000万人

二つ目の植民都市を作る前に燃料、食料がくる
やはりいきなり戦争やる余裕はないな。
多少危険でも空白地帯にF世界国家に気づかれる前に強引に都市を作り規制事実化していくしかない。


239 :
本州四国九州で、輸入途絶&気象変動無しって場合の許容人口は衣食住まで考えると3千万人か?
肥溜め里山Etcの運営ノウハウが備わってた時代ですら精々この程度だから、安定するまでは備蓄の食い潰し確定
北海道や沖縄を入れても倍には増えないと思うから、問答無用のエクソダス且つジェノサイドは避けられんな

240 :
>>238
燃料調達が出来る前提なら逆に楽勝で、既存のSSも該当する定番の設定だな
採掘が容易で品質と埋蔵量が日本の需要を満たしてシーレーンの心配がない
つまり近海に資源地帯となって紛争の心配が無い、無人に近い豊かな島か大陸が存在する

241 :
幕末期の総石高が3200万石
北海道が600万石と見積もられている
1石で一人が一年間に食うる米の生産量だな

沖縄もいれて、品種改良や他の食い物も計算に入れると当時の倍は現在は食料が自給できる計算になる。
減反の中止、食料統制や家庭菜園の拡大、漁業の規制解除などをすれば概ね八千万人分の食料はどうにかなる。
で、二年以内に備蓄食い付くす前になんとか一千万人級植民都市が造れたとして、残り約3500万人分はどうにもならない計算になる。
刑罰重くして死刑の推進や安楽死OKとかでもカバー出来る数字じゃない

242 :
>>241
食料輸出国に成れる生産力は持てるが、鎖国不可能な人口増加は自殺行為だよ
肥料のみならず、木材から金属から一通り自給出来たのは少人口を維持したから
原則として減反を加速して漁業は手漕ぎ限定にしないとマズいくらい
ぶっちゃけブロイラー的な全裸ひしめき合い状態に至るよ >減反の中止、食料統制や家庭菜園の拡大、漁業の規制解除

243 :
太平洋戦争時の本土内の人口が八千万人だったからね。
外国や外地があてにならない時代でもこれくらいならなんとかなった
今は当時と比べて農地は減って、生産量が増えて+-0くらい
漁業に関しては、F世界だということを考慮して地球世界とは違う手付かず同然の豊富な水産資源が期待できると思うんだ
F世界大陸における林業も同様。
一千万人植民都市『新東京』には建築業界、第一次産業経験者、港湾業界、光熱関係業者を片っ端から移民させるしかないだろう

落ち着いたら『新横浜』でも作って本土からさらに移民させることになるが、その間に3500万人には死地に赴いて貰うしかない
まあ、盗賊とか海賊とか山賊とか冒険者とかにジョブチェンジかな?
基本的に若年層を放出するわけにはいかないので、老人が放出優先になるだろうが

244 :
転移前に準じた肥料や化石燃料の調達が即座に回復しない限り、農業漁業に夢は見ない方が良い
台湾や朝鮮Etcが独立してるし、数年先さえ見えない状態は戦争どころじゃ無く絶望的だから参考にならない

245 :
>>243
太平洋戦争時からすでに食糧輸入してたんだが?
ちなみに東北内陸部の僻地ともいうべき場所じゃ飢餓や人身売買が横行してたぞ

246 :
台湾は人口少なかったから、生産量には微々たるものだし
朝鮮は800万石程度のはずなのに終戦時四千万人も人口抱えてた超足手まといだったので、むしろ無い方が大戦時型農業でも自体が好転するので計算にはいれてない


247 :
ツッコミどころ多すぎ
参考にならない、計算には入れてない?
なら戦争中の話すんな

248 :
>>245
半島なんか併合するからだろ?
統治時代に3000万人もいきなり増えるもんだから食料生産が追い付かなくなった

249 :
半島が独立済みの今でも食糧輸入国だろうが

250 :
>>248
お前馬鹿か?
”日本国内”の消費が生産を上回ってるって言ってるんだぞ

251 :
だから実質70%約八千五百万人程度の自給率。
残り約4000万人
食料備蓄は全国民分で半年が限度。
4000万人分を対象にしても一年半分
その間に食料増産しても二年目以降は保すのは無理
なんとか大陸に植民させても頑張って一千万人

252 :
>>250
当時の本土内の生産量ではせいぜいが五千万人養うのがやっとだということだろ?
本土内だけでもにいる。
他にも半島、満州、台湾、南洋合わせて四、五千万人もいるのに
で、少なくとも半島内だけでも3200万人分足りないから輸入もするさ
で、大戦時はまわりが全部敵状態で輸入は途絶えてたろ?
山東省という切り札はあったが

253 :
印象論で語ってるみたいだが、当時の収支は掴んでるのか?
そもそも当時と同じ農法が出来る技能者を確保出来んから単純な比較は無理だろ
投入する資源コストに対する収獲で上位を厳選して周辺ごと確保、足りんだけ侵略で良かろう

254 :
80年代には米1200万トン作ってたから死ぬ気でやれば1500いけるんじゃねえの
当時もそんな必死で農業やってたわけでなし
作りやすい芋やなんかも加えれば今の人口どうにか生きていくぐらいは油さえあればギリギリいけそうな気がするけど
>>241
一石じゃちょっときついが米2表で計算したら今の人口分くらいはギリギリ何とかなるぞ
作りやすい芋類大増産でうんざりはしそうだけど

255 :
16世紀の最低でもムガール帝国クラスを制圧する戦争になるということだよね。
まあ、これは必要だと思うから自衛隊やら在日米軍でも全力投入してでも早急になんとかして欲しいところ
16世紀だと明国が1億人

前スレでも書かれていたいきなりF世界超大国をぶっ潰すのは有効ではあると思う
他の国びびるだろうし

256 :
>>255
戦争出来るだけの余裕が無い、生存圏確保のため人民の海で埋め尽くす必要が有る
戦争なら相手国民の大半を生かしておけるが、この場合は根絶やしが基本
どうにも転移前を基準とした極甘な想定しか出来ないっぽいね君は

257 :
厳しくしたって、誤差一千万人程度の差だろ?
転移二年目以内を基準に語ってるからね
人民の海ははもっと無理がない?
輸送力に限りがあるし、民衆に渡す武器なら刃物がせいぜい
これならF世界側の方が強そうだ

258 :
文明維持してもらわないと、一番の見所の現代軍vsF世界軍ができないから困るんだけどな。
ある程度の弱体化とかはいいと思うけど、ガチガチに固めるのはちょっとなぁ

259 :
戦国自衛隊の超巨大化バージョンとして、初撃に一点集中した使い潰しなら >一番の見所
現代軍は弾切れのないマンガの拳銃と違ってリアルな暴力が売り
問題なく使える方がF世界軍と戦わせる意味を失う

260 :
じゃあ、こういうのは?
『東京だけ転移しない』
昼間ならベッドタウンから住民も東京にいたままだし、第一次産業にはほとんど影響がないどころか最大の消費地が消える。
自衛隊的には練馬が惜しいくらいだろう
市ヶ谷とか府中とかはあんまり意味ないし

261 :
>>260
ろくな知識がないなら黙ればいいよ
てかいい加減このスレに張り付くの止めてくれんか連レス君
週に何度も来られると鬱陶しいんだわ

262 :
>>260
消費がどうの人口がどうのでは済まないんじゃ…

263 :
>>260
じゃあ、来なきゃいいじゃん

264 :
>>260
この際だからプロット投稿で構わない、一作ものにして頂きたい
何故か転移後の方が都合良く推移してる社会って気がする
細かい裏打ちや蘊蓄はツッコミ要員に丸投げで済む

265 :
細かい補正はファンタジー補正とか?

266 :
科学V.S.ファンタジーだから、限度はあるけどね…自衛隊や日本は基本的に理詰めだろうし
F世界に来た途端、日本人が集合意識体に進化だの魔法に開眼だのは微妙
艦魂が燃料無しで船を動かしたりは流石に勘弁

267 :
ゲート方式か戦国自衛隊方式がやっぱり楽か

268 :
F世界はF世界でも、スチームパンクのF世界なら資源調達ももう少しマシにならんかな

269 :
スチーム10式戦車

270 :
>>268
規格や要求品質の問題があるので、F世界が強化されてるだけで終わる
味方してくれる国が在っても日本が求める質と量は出荷してくれないだろうし
低品質/採掘難度高/少可採量な日本の炭坑を当てに出来ないしな

271 :
作れない作れない
戦前の日本に10式があっても、何の役にもたたないのと一緒

272 :
でもF世界相手なら兵器を50年引き下げてもいいんじゃないだろうかとは思う

273 :
シムーンやラストエグザイルみたいな謎航空機がある世界観もファンタジーの範疇に入るのかな?

274 :
特亜のせいでエネルギー問題、食料問題を自力で解決せざるを得なくなったけど
なんとか解決しちゃった☆な近未来日本とかじゃダメかな?

275 :
20XX年の世界食糧危機を機に、日本は世界一の人工食料輸出国家となっていた。
20X0年代中盤には、先進太陽光発電システムの普及によりエネルギー自給率は200%を突破…電力売買が輸出産業の根幹となった。
日本は無尽蔵の資源輸出大国となったのである。

みたいな? もうアメリカでも転移させたほうが早そう

276 :
『自衛隊』ってスレタイからして、GHQ路線の延長線上だからなぁ

277 :
ここ最近の動きからするに米中冷戦下で代理戦争をやらされそうになって軍拡した日本とかでもいい気がしてきた

278 :
>>275
そんな日本の方が余程ファンタジーなので却下
理不尽なF世界を更に理不尽な日本が蹂躙するだけ
キチガイ勝負で勝っても嬉しくない

279 :
>>277
人民解放軍が国軍ではなく共産党の私兵集団で各地方の軍閥が母体って事実と米国債の敵国条項を忘れるな
そして流石の米国も世界がデフレ地獄を脱却出来ぬうちは日本を矢面に出すなんて出来ない、未熟だが大国過ぎて

280 :
せめて、メタンハイグレードなどの海洋資源の実用化がたったあたりかね

281 :
アベンジャーズみててホークアイが弓使いだが
特殊作戦群に弓矢使う隊員いてもいんじゃないかと思うこのごろ

282 :
>>280
実用化して何に使う、もしくは使わせない戦略なんだ?
入るだけ収入を使ってしまう貧乏人みたいだ

283 :
転移する前提の話なんだが

284 :
>>277
日本を前線に出すとなると
武器の援助はパーレビ王朝のイラン程度はしないと納得できないな
F-22はライン閉じて増産は不可だっけ
侵攻作戦はアメリカに任せて邀撃機の数確保だな>自衛隊
日本の国土だとタイフーンが良いと思うんだけどやはり米機購入かねぇ

285 :
視点が登場人物か作者/読者かで分かれるな >転移する前提
日本がメタンハイドレートに手を出す以上、各国とも相当に追いつめられてないか?
正直、核武装済み+鎖国も覚悟+内戦も含め戦争計画を策定+国民の優先度決定後ってレベル

286 :
>>284
>日本の国土だと〜
整備は如何に

287 :
帝国戦記や提督たちの憂鬱みたいな魔改造済の日本が転移する場合でも相当に苦しいな

288 :
むしろF−4系列の再生産で十分なんじゃないかね

289 :
現代の技術でF-86とか再設計とか・・・ないよな。

290 :
逆にコストも時間も掛かると思う > F4系列の再生産

291 :
空飛ぶ戦車A-10Jの登場である。

292 :
ライセンス生産は基盤があるから良いとして、完全輸入体制を敷いている物資(MP-5だっけか)は何と言い訳して生産するんだ?
そりゃ必要になれば細けぇことはいいんだよになるけど、元の世界に再転移したと考えたら無期限使用停止に巨額の賠償金とかきついだろ。それとも似たモノですよでごまかす方針かな

293 :
維持も出来ない文明を前提にした国家運営なんかしないだろ流石に
全力でワクチン量産、耐性を与えられた人を病原菌と一緒に棄民、つまり制御を大部分放棄する変則的な制御での殖民
先行させた近代軍で要所を制圧させ、一方通行で現地を日本人の生活圏に

294 :
10年くらいかけてじわじわ虫食いのように転移していくとか
んで転移先でF世界とテクノロジーがシャッフルされたファンキーな都道府県が合流
日本の覇権をかけた戦国時代の様相に・・・・・
そこでへやはり栃木県と群馬県が激しい闘争を繰り広げているのだろうか


295 :
近代軍が無双出来る時点でファンタジーだから抑える、すると今度は面白味が減る
だから別の部分で面白くしなきゃだけど、どんなストーリーにすべきだろう
現地と同化は戦国自衛隊でやってる
ゲート方式なら自衛隊、彼の地にて(ryが出てる
無双出来る設定でゴリ押しなら帝國召喚を読めば済む
宇宙文明に転生してチート逆行、となりゃ適当な使い魔が発表済
魔改造日本だと蒼の混沌二次が幾つも書かれてる
なかなか新しいアイディアは出ないもんだ

296 :
新しくなけりゃだめってのがナンセンス
同じ材料でも味付け一緒になんて出来るわけがない

297 :
そりゃ新しくなくても面白い作品を書ける人だから言えるコト

298 :
かくして作品投下はますます遠のくのであった

299 :
大量徴兵して、士気高揚及び威嚇の為にモヒカン付きヘルメットとスパイク付きボディアーマーを採用


300 :
バイクと斧とボーガンの支給も忘れるな

301 :
F世界転移で日本にもファンタジー要素が備われば無敵
車魂とかバイク魂とか船魂で燃料無用かつ自律運用、加えて矢玉が尽きない無限ボウガン
1億死んでも数千万生き残れるから平気平気

302 :
図録▽都道府県別の食料自給率
ttp://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7235.html
に記された都道府県別食料自給率の件についての引用
> 都道府県別の数字を見ると、北海道が179%でもっとも高く、第2位は、米どころの秋田、第3位は同じく東北の山形となっている。自給率が100%を越えているのは、さらに東北の青森、岩手、北陸の新潟を加え、6道県のみである。

303 :
>>301
少女人格のなんとか魂は、かなり引く。 作者の創った脳内妄想会話が永遠とか、読者の耐久値を試すのがままある。
某所で戦記で検索すると出てくる話だけど。

304 :
>>302
輸入制限が極端に少ない平時のデータを参考には出来ないのよ、転移だと
既に化石燃料と輸入飼料Etcに頼ってるし肥料でさえ自給が難しい
世界標準の統計にして見かけの食糧自給率Upを主張してる人達には悪いが

305 :
でも初年度は収穫期後だと、これでも一年は持つんじゃない?

306 :
統計関係無しに一年目は保つのが分かってる、カロリーと必須栄養素の分だけは
自給率のデータを出すのは二年目以降が問題だから

307 :
肥料とかも二年目はかろうじてもつだろうし
自給出来ない分も備蓄や努力でどうにかなるだろうしね
さすがに三年目はきついが、その前に燃料関係が一年半が限界だろう
電力だけは原発を全部再稼働させれば、十年くらいはどうにかなるが、ガソリン、灯油がなくなる。
やはり二年目までにどうにかしないといけない目安としては何も変わらないね

308 :
日本の消費量を支えて余りある程の油田と、日本の人口を支えて余りある程の過剰作物と、日本の外需産業を支えて余りある程の消費者を抱える友好的な国家が転移後の日本の近辺にあれば…

309 :
まぁ、近代以降だと世界経済の一部である前提の国は文明形態からして変更を強いられるなJK
アメリカや全盛期のソ連、統制が出来る状態の中朝でも苦しいレベル

310 :
>>308
アメリカ「やぁ、奇遇だね」

311 :
おぇは転移なんてイレギュラーだと貧乏くじ全部コッチに廻すだろうが

312 :
現代USAなら意外に苦戦しそうな気もする。
一部の工作機械とか防衛産業に日本製品が結構入り込んでるらしいし。
>>308
石炭ならでかい鉱床が国内にあるぞ。
コスト問題も殆ど人件費だし。

313 :
露天掘りが出来ないから、品質の割に採掘難度が高いんじゃなかったっけ? 国内炭田
まだしもウランの海水抽出実用化の方がコスパ良い筈、そもそも技能者が手当できないだろうし

314 :
>>308
>>日本の消費量を支えて余りある程の油田
これはそういう設定にすればいいだけの話だし
>>外需産業を支えて余りある程の消費者を抱える友好的な国家
これは、他勢力と戦争中でしかも劣勢だから工業製品(ぶっちゃけ兵器や兵器転用可能なもの)を欲してるってことにすればよさそうだが
>>日本の人口を支えて余りある程の過剰作物
こんな国が戦争して、あまつさえ劣勢になってるってのは矛盾するような気がする

315 :
過剰作物が無くても収奪すればいいんじゃね?
数年前から何らかの事情で食糧備蓄を蓄えていた日本が転移して、なんとか食料が持つ間にF世界での農業改革を推し進めるってのは強引か

316 :
気候風土から治水から作物から人口分布から、全てが不明のままスタートだしな
言語や文字を習得する必要もあるし、10年やそこらでは実行前の下準備さえ不可能
お付き合い出来る国を見つけるまでで大仕事、規模だの性質だの贅沢言ってる場合じゃ無い

317 :
米が無いなら魚や肉を食べればいいじゃない。
転移したら周辺の海は水産資源豊かで近くの大きな無人島には大型草食獣がたくさんいました。
で、米や農作物は当分の間高級品になり、庶民の食卓は魚と肉ばかりになりました。
ファンタジーな作物とか農業設定無しで、かつ日本を滅亡させないとなるとこうするしかないでしょ。
結局、そのあたりの設定は帝國召喚と似たり寄ったりになっちゃう。
天然資源も同様。
要するに「神賜島」

あるいは「Island War」みたく
― 転移から十年、色々あったけどなんとかなりました。
みたいにあえてそのへんを書かないとか。

318 :
何と言うか、転移なんて本当に引っ越ししただけって考えてるのかね?
栗本薫じゃないが、継承された様々をを失うと猛烈に貧しくなるのだが

319 :
神様系列に召喚されたんなら、目的もあるのだろうから、かなりの好条件が整った環境とみていいんじゃないかな?
でなきゃ文句言わなきゃ

転移三年目以降はファンタジー世界にあわせて、民衆にも自衛の為の武装を許可しよう
刀と槍、弓でいいだろう

自警団の『お侍化』による武士団の復活である
植民都市も城下町みたいな感じで

320 :
もう>>317が言ってるような神賜島でいいでしょ。でないと話が進まん
そんなのご都合主義だ?日本列島が転移して(物理的に)異世界も日本も無事っての方がご都合主義だよ
というか日本が単独で異世界に転移する以上ある程度のテコ入れは必要だろ

321 :
恥ずかしながらかえって来ました。
というか、覚えている方がいるかもわからないくらい間隔あけてしまったー?
というわけで、投下します。

322 :
 『そらのいくさ』
 ゴンドワナ大陸は北半球から南半球にかけてLの字を描いて存在している大陸だ。かの名著、『銃・鉄・病原菌』によれば、文明は地形に大きく左右される。
特に南北と東西では東西のほうが圧倒的に文化的なものが広がりやすく発達した文明同士の交流が始まりやすいといった。
これをゴンドワナ大陸に当てはめれば、なるほど、南北における文明格差が生じているのもまたある種、仕方ないのかもしれない。
ゴンドワナ大陸の縦部分のちょうど、中心に大きな山脈が走っている。
そして、ウニヴェルムス神聖連合帝国はこの山脈より東側世界を牛耳る存在だった。
そもそも連合帝国はかつての軍事超大国、カウエルに対抗するために結ばれた軍事同盟だ。そしてカウエルを下した後は、時の流れとともに軍事同盟は連合国家へと変貌していった。
そのウニヴェルスム神聖連合帝国が強引な拡大、膨張政策に走ったのもひとえに軍事超大国カウエルを下したことからくる高慢と、何よりも連合国家になった事で発生した平和がもたらした莫大な利益に目がくらんだ事だろう。
他国と争うよりも交易をしたほうが儲かる。
そんな当たり前なことを大規模に国ぐるみで行う。それがもたらしたものに目がくらんだのだ。そしていまだ国際法と呼べるそれが存在しない大陸。
当然、ただ交易するだけよりもさらに搾り取る事を考えるのもまた人や国の歴史として当然だったのかもしれない。
かくして、連合帝国は南進、東進、西進を開始した。
そんな地上の連合帝国に空より降り注ぐ3つの視線。
だが、それは覆された。
全く新しい『異国(プレイヤー)』の参加によって。
「あと5年か」  
「はい、戦争さえなければ全力で統制して5年間は問題なく活動しているという計算です」
旧世界の破滅の運命、すなわちWW3に向けて世界が突き進んでいた際の資源蓄積のおかげで、戦争さえなければ5年程度なら日本は現状の文明形態を維持したまま活動することが出来る。
「だが、この戦争でそれが吸われてしまっている」  「……」
首相官邸で藤上はいるかどうかわからない神様を呪っていた。
命綱を連合帝国との戦いで削っている。
「ふ、私は神戸牛が好きだったが、畜産業は壊滅だろうな」
「……でしょうね。宮崎が地元の農水大臣がふらふらでしたよ」
「「……」」
「総理、第2次満州計画は、いかに?」
「……ウニヴェルスム神聖連合帝国は滅びた。だが、その継承国家である統一帝国との戦争は続いている。なら、それでいいだろう。
覇権派の佐藤のような考え方になってしまうが、連合帝国が統一帝国へと移行するためにドンでもなくひどい内戦が起きている。あとは雲海の連中に任せ、我が国は我が国が生きるために必要な資源を産出する生存圏を確保すればよい」
「しかし、それでは大陸に安定はありません。我が国の公共事業を戦争にしないためにもその解決手段は」
「……なぁ、書類上は戦争状態が一番わかりやすい解決手段ではないかね?」
「総理? それはどういう意味でしょうか?」
「備蓄弾薬の量にも限りがある報告はすでに聞いていると思うが、私はウニヴェルスムを名乗る国を解体しようと思っている」
「……つまりは、やるのですね」
「……そういうことだ。『鋼鉄の暴風』作戦並びに『第2次満州計画』を実行しよう。自衛隊はもちろんの事、鋼鉄の暴風は外務省の働きが一番となる。外務省は大丈夫かね?」
外務省にもスパイ組織というか、対外諜報にかかわる部署は存在する。
というか、ないほうがおかしいのだが、どうにも日本国外務省の場合、あるのか? というか、存在しているとしてちゃんと仕事しているのか? という視線が注がれてしまうような省庁である。
ありていに言えば、国民や政治家に人気もなければよい印象を持たれていない組織である。
まぁ、実際外交という場において人気になりそうな事といえば宣戦布告ぐらいということを考えれば仕方ない。
例えば、かつて色々といわれたODA。
実は、族議員がほとんどいない外務省にとってはODAの実行は数少ない外務省だけが独占できる権益となっている。
もちろんODAにもさまざまなメリットが存在するが、デメリットだって存在する。その最大のデメリットが外務省の数少ない独占権益だという点だろう。
何しろほかの省庁はなんだかんだで権益がたくさんあるし、省庁間の境界線を突破する権益もあったりする。一つの権益に強く固執する必要が無いし場合によっては他の省庁との共同戦線を結び抵抗することが出来るという余裕がある。
が、外務省にはそれがない。故に必要以上に抵抗する。政治の都合でODAの停止というのが外務省にとっては非常に悪い話だったりするわけで。

323 :
もちろんODAには数々の大きなメリットが存在することは確かなのだが、こういう理由があったりする組織であるためやはり、印象の悪い官僚集団ということになっているだろう。
が、状況が完全に変わった。今は国難である。そして国難ということはつまり
「外務省の威信にかけて頑張ってほしい!」
「「「は! 何が何でも成果を上げて見せます! 閣下!」」」
とある日本大使館でそんな掛け声が上がった。ちなみに特命全権大使というのは国の代表者であり、国家元首より任命されるということから大使館では大使の事を閣下と呼ばねばならない。
けれど、そういう事情を知らない現地の雇われ人たちは
「閣下? あの人貴族なのかい? すごく気さくな人やと思っていたんやけど」  「そりゃ国のお偉いさんだもん貴族に決まっているさ」
「それにしても気合いが入っているねー」  「そらとんでもねぇ大国のお偉いさんだもん威厳ってもんがあるさ。うちの領主様も見習ってほしいねー」
「なんていうの? すごく燃え上がっているねー。情熱にあふれているっていうかさ」
現地の雇われおばちゃんたちはそんな会話をしながら大使館の掃除をするのであった。
さて、外務省の威信にかけて頑張ってほしいといわれた3人の役人は護衛として2人の銃で武装した警官に守られながら廃棄予定されていた初期型の高機動車に乗り込んだ。
ガソリンはたっぷり積み込んだし、水食糧だって、1か月半用意した。
無線さえ通じれば万が一の時は救出部隊が来るはずであるしそもそも仕事は2週間の予定だ。
もっとも仕事といっても彼らはこれから医療視察という名の破壊工作任務だ。
いや、これを破壊工作といっていいかわからない。
大使館付の医師という名目で派遣されていた実際に医師免許を所持している3人の工作員は良心の呵責を感じながらもアクセルを踏んだ。
護衛の2人の警官も任務内容を知っている。
「これがそれですか」  「……ああ、そうだ。ひとつは濃縮したインフルエンザウイルス、もう一つは狂犬病ウイルスだ」
最初は偶然だった。そして偶然を利用することを思いついて、今では偶然は仕組まれた必然になろうとしている。
「これを、穀倉地帯にばらまく。そしてある噂もついでに流す」
「治療薬がある場所を知っている。その場所に行けば助かる」
「……アウトブレイクと人為的な民族移動ですか」
「どうせ、連合帝国の焦土戦術で人口の偏りのバランスが崩れているんだ。あっという間にアウトブレイクを起こすさ」
「そして、平和と命の使者日本人が現れ治療薬を差し出す」
「そして、ついでに焦土と化した大地、病原菌がはびこる汚染地域を浄化するために多くの日本人がかの地へと向かう。素晴らしい演劇だよ」
「ただしマッチポンプね」
「そして、日本人約1億3千万人のうち、政府が定めた絶対防衛人口数だけは何が何でも守る。9千万人。これより減っちゃいけない。逆に言えば餓死者4千万人までなら、政権はともかく」
「日本人と日本国は残る」
「最低でも2万〜5万人が自給自足できる土地を3か所以上確保する。農業振興と技術指導という名目で入植できる場所、植民地を作るってわけだ」
「それが、第2次満州計画」
「修羅の道……ですね。僕らは絶対に地獄行きだ」
「それでもやらなきゃいけないだろう。1億3千人の命。俺たちが背負っているのはそれだ。そしてその中には同僚や俺たちの家族やいる」
「「「……」」」
3人と2人は無言ででこぼこ道を走るのだった。日本の命運と外務省の威信をかけて。
そもそも日本はなぜ戦っているのか。
事情は簡単だ。
日本が転移したとき情報を収集するためになりふり構わず接触できる勢力とすべてに接触した。
L字の形状をしたゴンドワナ大陸のLの内側は多島海が広がっていた。
ゴンドワナ大陸の縦部分の東側の近くの海に出現した日本は大陸国家や島国と相次いで接触。
そして、それらの国々、特に大陸の沿岸諸国は日本に対し食糧を含む資源供給を行う代わりに日本の力、すなわち『武』の提供を求めてきた。
連合帝国の東進と南進に対抗するために。
日本は自衛隊員の血と汗を代価に死の湖と呼ばれていた原油のあふれる土地や鉱山の開発権、そして食糧を輸入していた。
けれども代価はあまりにも重く日本の寿命を削っていた。
技術レベルの違いから相手が供給してくれる資源量ではたしにならないのだ。
だからこそ、えげつないやり方もしないといけない。ただし平和と命の使者のイメージを作りつつ……。

324 :
『聖都 ウル・イール』
ウル・イールを制する者は大陸を制する。
そんな格言が存在するほどの重要地。
その場所である会議が開かれようとしていた。
宗派会議。大陸の宗教における重要地であるウル・イールのみで行われる特別な会議である。
議題は『新たなる異国について』
そもそもウル・イールが大陸を制すなんて言われるほどの重要地なのはさまざまな理由が存在する。
一つ目は歴史的なことだろう。神話の時代からウル・イールは善の勢力と悪の勢力の最終決戦が行われる場所であるといわれている。
具体例として神話によればかつて、全世界を飲み込もうとした大魔王がいた。しかし英雄たちが軍勢を率いて何度となく大魔王の軍勢と戦い、最後にはウル・イールで決戦になった。
さらに近年といっていいかはともかく、かつての軍事超大国カウエルと連合帝国の元になった同盟軍との最後の戦いが行われたのもここである。
二つ目は竜王を生み出す選定の儀式が最初に行われた場所という権威があること。
三つ目は交通の要所であるということ。
そのまま運河として利用されている大河に、なんと大陸縦部の中央を走る大山脈の切れ目が存在、西側との交易に使えること。
さらに町の背後にそびえる巨大なテーブルマウンテンはそのまま雲海へとつながっている――もっとも雲海側の国家が入れてくれるかは別だが――ことがあげられる。
そして、四つ目の理由として、大陸北部における巨大な魔道資源の一大産地であることだろう。
魔法を用いるにはある種の資源が必要だ。
それがブラッククリスタルと赤い水、そして妖精の体の一部。
妖精の体の一部はともかく、ここはブラッククリスタルと赤い水が豊富に湧き出る場所だ。
交通の要所であり、資源地帯であり、宗教的権威のある場所。
これほどの場所が重要地にならないはずがない。
いわば、覇権を狙う以上、地政学上何が何でも手中にしなければいけない場所となる。
そして、こういう場所である。名目上は連合帝国の領土であったが、実態は共和制都市国家であった。
皇帝につぐ権限があるとされる宗教的権威、三大聖帝という3人のローマ教皇もどきによる共和制型の三頭政治。
そんな場所で行われた会議である。当然紛糾した。
「……水の竜王は敵手の手におちた……か」
「連合帝国の統一事業だと? 火の竜王は気でも狂ったか?」
「あのものがくるっているのは以前からであろう」
聖帝の一人にして、聖都 ウル・イール唯一にして、連合帝国の保有とは数えられていない竜王、アル=ヒエロは鼻を鳴らす。
「それよりもカウエルの竜王問題のほうが深刻であろう。連合帝国の肥大化と現状は深刻な問題だ。勢力を均衡に導くためにもカウエルにも竜王を授けるべきだ」
「それは以前の論議に上がっただけで、連合帝国側の介入で一度取りやめになったでしょ。そもそも今回の論議とは関係ないはず」
「いや、関係がある。日本なる異国は伝え聞く話を聞く限り、領土の大きさはともかく、連合帝国をはるかに超える大国だ。だが、同時に聞く限りもともと商人の国のようだ。つまり農地が不足しておる。圧倒的に」
「ふむ……都市国家の集合体と想像すればよいのかな?」
「かもしれん」
いったん話を切るアル=ヒエロは周辺を見渡し
「食べ物がない人間はどこまでもするぞ?」
そういった。
竜王の本質は竜に対する呪いだ。呪詛だ。
竜王を生み出す選定の儀は言えば人間を使った蠱毒。
その竜王が口にする「食べ物がない人間はどこまでもする」という言葉は静かにその場に響いた。

325 :
「それとカウエルへの竜王供給が何を意味する?」
「竜王自体は各地の大神殿で生まれることは出来るのだぞ?」
「連合帝国の崩壊宣言と統一宣言、そして大内戦。この状況で各地の大神殿が正常に機能すると? ましてや純粋な正真正銘の竜王を生み出すには長い準備と条件が必要となる。なぁに、劣化品でも数をそろえれば1人の竜王に匹敵する。
カウエルに供給するのは劣化品の竜王もどきだ。それでバランスをとる。
現状の連合帝国に日本への対抗は出来ない。大陸の秩序の均衡は確実に壊れるだろう。それをさせないためにもカウエルには力をつけてもらう」
「かつての軍事超大国に日本の牽制役になってもらうと?」
「カウエルだけでは足りんだろう。地の底のラーフェルムにも竜王もどきをたくさん渡そう。こうしてバランスをとる。なぁに食物取引の便宜を図らうといえば日本という国も少しは秩序に組み込まれてくれるさ。問題なのは火の竜王の奴だ。
奴は此度の戦乱を雲海の力を利用するつもりだ。
雲海の連中はとんでもない守銭奴であり、我々を圧倒する技術を持っている。いかに『火の竜王(イグニス)』が謀略王と呼ばれるほどの狂人であったとしても制御しやすい連中ではないぞ」
謀略というのは成功しても失敗しても大きなデメリットが発生する。それは敵を無数に作るという事だろう。
だが、そうやって発生した敵すらも謀略によって退けてきた。謀略によって立ちはだかる政敵や邪魔者を蹴散らしていった。
それがウニヴェルスム神聖連合帝国の4人の竜王の一人、『火の竜王(イグニス)』。
彼が権力の座に上るのはひとえに権力欲でも人一倍強い支配欲でもなんでもない。
ただ、心から笑うため。笑えばどんなに悲しいことがあってもいい事がある。笑えば幸せに暮らすことが出来る。笑えば一番欲しいものが手に入る。
そう遠い記憶の中で誰かに言われたから。
だから彼は常に笑顔を絶やさない。そして自分自身の笑顔を消さないために自分の笑顔をゆがませかねない存在を常に排除してきた。
そして、常に自分の笑顔を維持するために自分のためだけに動く大兵力として親衛隊を……常に自分の笑顔を維持するために自分のためだけに存在している都合のいい皇族を、自分にとって都合のいい国家を――。
竜王という蠱毒が彼をゆがめたのかもしれない。
だが、それはもう分からないことだ。
彼は各地の親衛隊を使い、貴族たちすら酷使し始めていた。
家族や領民、あるいは貴族自身の命を代価に各地の貴族軍を掌握していく。崩壊した連合帝国を統一した一つの国家として再編するために。
ウル・イールで続く話。
「日本はこの世界に来たばかりで、この世界の事を知らん。牽制役のカウエルとラーフェルム、そして食糧取引の仲介、これでだめなら、魔界や魔物、魔族に魔王、そして竜に関する情報で釣る。何が何でも大陸秩序の歯車に組み込んでやるだけだ」
「でも手におえなかったら?」  
「自殺でもするさ、私が考える限りそれが最高の手段だ。ただし、ただの自殺じゃない。狂人謀略王のようにあらゆるものを巻き添えにして死ぬだけだ」
そう、狂人を称された謀略王イグニスの苛烈な焦土戦術や彼のせいで発生した内戦は冬へと近づく大地を疲弊させ、少しずつ瘴気が広がりつつあった。
彼自身、それを認識している。
瘴気に汚染された大地は魔界となり、魔物が跋扈する不毛の土地へと変貌する。が、
「イグニスにとっては、よほど深刻な段階にでもならない限りいつでも浄化できるつもりなのだろう。
が、万全の状態の連合帝国ならばともかく、今のかの国にどこまで浄化が行えるか……。日本が我々の作る大陸秩序から離れるのであればいっそのことイグニスと組んで大陸を魔界に変えてしまうかね?」
聖都 ウル・イールでの会議はまだ続いている。

326 :
終わりです。
それにしても面白そうな議論を上でしてる……。

327 :

前の投稿より時系列的に前の外伝ですね

328 :
投下乙
続きを待っていましたよ♪
火の竜王の焦土作戦と日本国の不可視の魔散布作戦が
今後どのような化学変化をもたらすのかwktkして待ってます(ニタリ

329 :
乙です
なるほど、ある意味病原体も立派な戦略兵器ですな
自衛隊ではあんまりイメージしずらいですが、ペストによる暗黒時代とかもありますからね

しかし、日本が転移するのはだいたい海上が相場ですが、これは相当な範囲で大津波が大陸等に引き起こされるんじゃないですかね。
自衛隊が偵察を放ってみたら沿岸諸都市がすでに壊滅してるくらい

330 :
確実に津波が起こるとは限らないんじゃないかな。
存在しなかったもの(日本)が突然現れるのであれば、存在したもの(海水)が消滅することもあるかなと思う。
日本の存在で潮の流れが変わって、気候変動・生態系の変化が起こる可能性はあると思う。

331 :
日本が転移した変わりに、もともと有ったものが逆転移してたら面白いかもね

極東に突然魔王の城と大陸が現れて、周辺諸国も魔族側も大混乱するとか

332 :
>>320
帝國召喚は可能な限り真似しない方が良い
半減に近い重力とか、言葉が通じるとかダークエルフの側から訪ねてくれるとか
F世界が現代文明維持も狙える開発状況って対抗不能に等しいんじゃ無い?

333 :
海外にいた邦人まで一緒に転移してるんだから神様の意思による調整で言葉問題はいいんじゃない?
文字まで同じじゃないんだし

334 :
気を利かせた神様が転移前に色んな病期を撒いてF世界が弱体化させるとか
もちろん、ワクチンが揃ってる既知の病気に限定、殺し尽くして保菌者も激減
けど日本脳炎とか仕分けされちゃった病気は困るな、自民も民主も余計なマネすんなよ

335 :
>>332
いや帝国召喚の設定全部じゃなくて神賜島みたいな資源が山のようにある無人島を参考にしたらって言ってるんだよ

336 :
>天然資源『も』同様
要は機械力を活用出来る生き残り方法に対応した設定だろ?
日本の需要に対応出来るインフラが整ってると帝國召喚に近付かざるを得ないのが難点
戦前の日本に対応でも惑星面積3倍とか無茶が必要だったから更に酷くなるか破綻する

337 :
>惑星面積3倍
重力がワロえない状況になりそうだな

338 :
魔法が使える世界なら我々の地球と同じ重力形態では無いのだろう
エーテル宇宙かもしれない

339 :
なのに地球技術は問題なく使えるんだよね

340 :
F世界が科学を導入するのも地球世界が魔法を導入するのも良い
ただしルパンワルサーは興醒めだわな、科学でも魔法でもない
何のために世界をクロスさせたんだかイミフになる

341 :
既存の農業資産を活かすためには緯度もだが北東方向に陸塊(大)も要るんじゃないか?
季節も反転されたらヤバいし、パラレルワールドでないと怖いな

342 :
言葉が通じなくて、日本中の言語学者が総動員されて〜、とか一昔前のSFレベルの自動翻訳装置開発が国家プロジェクトでそのとき歴史が動いたり、とかもアリかもしれないけれど。

343 :
まあ、日本側が魔法覚えるにしても異世界人と同程度の期間と努力はして貰わないとな。
二年では大した術も使えんと思うが
せいぜい『明かり』くらいかな?

344 :
最短でも転移前の数十年、おそらくは幕末以前からの歴史改変から始めないと
ただし鎖国以降をボーナスタイムと捉えず大平洋国歌で〜とか夢見がちな作者は期待出来ないと思う
朝鮮半島で逆行者集団の非豊臣派が独立国を、とか史実日本以外の部分で底上げ…焼け石に水か

345 :
戦国自衛隊方式の大規模版の方が話をつくるは簡単そうだな
っていうか国土召喚だと考察が袋小路に陥ってしまう

346 :
初心に戻るって考えよう

347 :
>>345
移転対象に護衛艦か潜水艦入れれば電子図書が手にはいる

348 :
自衛隊だけだと活動の限界が見えているからインフラが整った国家ごと移転になったわけで。
戦国自衛隊より戦国日本が移転のほうが、何気に無双できるような気もしないではない。
スレの趣旨からは外れるが。

349 :
長島巨人軍か

350 :
ドラえもん
のび太のF世界召喚

351 :
ドラえもん
のび太のF世界蹂躙

352 :
そう考えると、転移後も空母20隻以上+同盟国向けの武器も作って強敵とガチバトル出来るアメリカや、
陸の大規模会戦で相手を蹂躙できるソ連って本当に羨ましい国だよなぁ……

353 :
自分自身が一番信じてない「世界の警官」を演じないで済む
更には「壮大な社会実験」を失敗で終わらせずに済んだ
羨ましがられてるかもよ、日本こそ

354 :
星がはためく時は本当に面白い。
戦艦、空母を惜しみなく投入する大海戦がもう最高。
最近のB29無差別戦略爆撃には股座がいきり立った。

355 :
自衛隊の一部召喚
長所
・1億2千万人の日本人を支えるために資源開発やら食糧輸入やらに東奔西走する必要がない。
・目標や指揮官がしっかりしていれば足を引っ張る存在が味方にいない。
・大体の場合小中規模だから小回りが利く。
短所
・近代軍には致命的な補給途絶。
・日本全体転移よりは簡単だがある程度食糧の確保なども行わなければならない。
・本国の命令途絶による指揮官の葛藤や隊員の帰国できない絶望による自暴自棄など精神的な不安。
日本全体転移
長所
・自衛隊の補給に関しては資源供給の目途さえ立てば何とかなる。(国内で生産できないものは除く)
・中央省庁も転移してくるから上層部がしっかりしていれば効率的な指揮ができる。情報収集なども自衛隊一部召喚よりは容易。
短所
・とにかく資源。事前に資源備蓄でもしてるか長くても一年以内に資源供給させないと一億総飢死。
・場合によっては国内の平和主義者や左翼が妨害活動、またはスパイ活動を行う可能性あり。もちろんマスコミも一緒に来るよ!やったね!
・設定にもよるが在日外国人の扱い。
思いつくだけまとめてみた

356 :
冗談抜きで可能な時代だもんな,当時のアメリカって石油シェアが5割越えだったっけ?
勿論$本位制なんか当分は不可能だし油田も各国で捜索せにゃならんが

357 :
そらのいくさ、久しぶりだな
続いてよかったよ

358 :
部隊が召喚されて、現地には先に召喚されてた連中が残して保存されてた物資があちらこちらにあったり
あるいは物資が定期的に後から召喚されてきたり…という案を軍板時代に見た気がする
その案で作品は作られなかったが

359 :
日本の電力+食料自給に、読者にご都合主義ととられないくらい(現実に実現可能と読者に思わせることの出来る)の新技術補正を加えるのがいいのかな…。

360 :
自衛隊の戦いより先に技術者の戦いを描く必要がありそうだ。
それはそれでおもしろい小説にはなりそうだが。

361 :
>>359
そんなことをするぐらいならドワーフやらが味方になって、資源のありかを日本に教えたほうが手っ取り早い。
食料についてだって、そういうのが得意な種族が味方につけばいい。ファンタジーなんだし。
つかリアルさを追求するのなら、ファンタジー世界に移転する必要はないよ。
日本にとって有用種族が味方する理由付けと、自衛隊が戦わなければならない理由に
一応の説得力があればいいんじゃなかろうか。

362 :
>>359
食料工場のことなら、とんでも無い規模で原発の増設が必要となるので国民の同意が得られんだろう
自給を前提とした状況だと核燃料サイクルや海中ウランの回収も表向きのコスパ度外視、安保優先となる
あと下水からのカリやリン酸の回収も必要か、電気代水道代も倍率ドン更に倍と成りかねない
>>361
手っ取り早いどころか回り道過ぎる、理想的に推移しても10年やそこらじゃ足りない
食料も同じだが、F世界ではなく現実世界側に対応能力の限界がある
ファンタジーでない側の限界だから「ファンタジーなんだし」では済まない

363 :
>>360
スレ番号60台でそんな作品あった稀ガス
自衛隊異世界召喚じゃなく異世界側がゲートで小規模侵食の設定かもしれんが
−日本各地で異常現象(未知の生物出現、なんかの図形ぽい光の目撃、人の突然の消失
現象の頻度が増えて省庁(気象庁や防衛省)だけでなく民間でも研究体制設置
電子機器の異常にパターン発見→磁場発生装置の配置で事象再現
民間研究者が防衛省?公安?により「自発的協力」で異世界へ

364 :
F世界が冷戦みたいな状態で日本がその中間あたりに転移。
そして日本が地理的にも戦略的にも魔法的にも重要で先に自分の陣営に入れた方が勝ちになるような状態で、片方は転移してきた日本の要求を答える形で引き込もうとする。もう片方は武力で占領しようとする。
にでもすれば国の規模や魔法の設定にもよるけど、食糧や資源を輸入できて尚且つ、自衛隊も要求に応じてくれた命の恩国の要請や慈悲のない敵(馬鹿やらかして日本国民を虐殺した敵)に対抗するとかの名目にすればあまりうるさくないだろうし、
魔法の驚異にあまり怯えずにさらに全ての敵に相手にする必要もないから、いいかもしれないと思うのだがどうだろう?

365 :
その場合でも電化を極端に進めないと…
自力で石油を手当出来ない自動車社会だし
遠洋漁業は論外、農業も石油依存で自給率(笑)

366 :
だったら最初の40%の方が近かったんじゃないか?

つうか、そこまで原発増やす必要あるのか?
現在稼働中の原発1基だけでも火力発電所の発電は50%以下なのに

367 :
液化天然ガスの輸入で貿易収支が赤字続きなのは気にならないのか?

368 :
どうせ転移したらそんなもの気にする前に食料の方が足りなくなるだろ?

369 :
>どうせ転移したらそんなもの気にする前に食料の方が足りなくなるだろ?
根拠が気になる
どうせ口から出任せだろうけど

370 :
>>278
それならこのスレ終了だなw
今の日本のままじゃいきなり転移はまず無理、
でも仮想の未来はだめじゃ日本を題材にはできねーな。
そもそも転移対象が自衛隊から国になっただけでも本質的には亜流なのに。
それでも初期のころだし、F世界の〜の流れもあるから国転移はおkの雰囲気がでてた。
アメリカとかはすでに別スレがあるし、
ゲートは転移とは正直ジャンルが違うだろ。
現実世界のつながりがあるってことは現実のアメリカや中国がかかわってくる
から、サバイバルより国間の陰謀ものとしての意味が強くなる。
ゲートができたようですスレでも立てたほうがいいんじゃね。

371 :
そもそも
『液化天然ガスの輸入で貿易収支が赤字続きなのは気にならないのか』
転移した先で誰が気にするんだ?
こんなくだらないこと
それどころじゃない

372 :
もの凄く頓珍漢な発言ばかりだな、自覚症状もなさそうだが

373 :
支払い先がいないもの
供給先がいなくなるんだから

374 :
>>337 >>338
単に質量の低い物質で中心部が構成されてるとかで十分じゃね
惑星半径伸びれば表面重力減るから、面倒なんで計算はしてないが
地球比8割9割の密度くらいで1Gくらいにおさまりそうな気がするけどどうなんだろ
海糞深くして水の量増やすとか中心部密度低かったりすればいけそう
どうやってそんな星が出来たかなんてとこまで説明は要求されんだろ
火星で半径が地球の半分、質量1/10で重力地球の40%だって話だしな、表面積で1/4くらいか?
質量10倍にして表面積4倍にしても重力2.5倍にしかなってないんだぜ

375 :
まあ、実質江戸時代に毛が生えた程度の四千万人しか自給できないんじゃないか?
あとは植民ならびにF世界との輸入しだい
一千万人分も足りんだろうが

376 :
>>370
スレタイ厳密にするなら日本列島ごと転移は本来スレ範囲から逸脱してるんだけどね
それでも自衛隊の継戦能力をなんとかするためには国家インフラが必要ってことで
どんどん召喚される範囲が拡大して行った結果だし

377 :
>>374
2.5倍w
大抵の人は自立できないぞwww

378 :
サイヤ人のように戦闘能力の高い人類になったりとか

379 :
すでに住民がそうなんじゃないか?

380 :
地面の曲率が小さいと、転移した日本は惑星表面から出っ張る格好に
中心付近は気圧がヤバい、周辺国家は津波がヤバい

381 :
ふと思ったけど、高重力環境下での軍備ってどうなるんだろう?
戦車が重過ぎて使い物にならないから陸軍は歩兵中心のままになるのかな?

382 :
大気成分から違ってる筈だよ

383 :
さらに生物の進化も違ってそうだけど。

384 :
結局は現実世界側に現実的な制約が出るんだよなぁ、宇宙文明のテラフォーミング済み惑星への転移でも辛い
帝國召喚方式だと中心部で何百kmか飛び出るよな、海域が狭い平成日本でさえ(暗算だけど)300〜400km程度?
空気が薄いなんてレベルじゃなく、既に宇宙だろ

385 :
いっそ、その世界は丸くないとか

386 :
アルフェイム世界が無闇に広すぎるのは仕方無い
未翻訳な本で蒸気機関を開発出来る列強でさえ戦争しにくい広さが必要だった
まぁ、二番煎じを防ぐ為にも地球より少し大きい程度で我慢した方が良い

387 :
おや?
ゲートの二次が出てるな

388 :
理想郷?

389 :
理想郷のゼロ魔クロスの奴かな?

390 :
いやあ、なんかGと戦ってる
一発ネタかな?

391 :
>>390
Gなんて書くからその他板以外にも来ているのかと思ったじゃないかw
Gっていったらgkbrだろjk

392 :
人類が自ら生み出した破壊神に蹂躙される帝国兵乙!
1984ゴジラみたいだからスーパーXもあるだろうし大変だなぁ

393 :
自衛隊「エイシェントドラゴンとか弱すぎて練習にもならん」

394 :
スーパーメカゴジラでドラゴン退治余裕でした

395 :
ゾイド対メカゴジラの映画やったら絶対見に行くだろうな

396 :
まぁ、ゴジラ世界にも自衛隊は存在してるわな

397 :
自衛隊というかGフォースですけど、怪獣が居る世界だからか技術の進歩が異常すぎるじゃないですか。
ファンタジー世界に自衛隊が混ざったら、そっち方面の技術を取り込んで進化……するんですかね。

398 :
国力を維持出来るんなら進化も出来るだろう

399 :
>>377
条件読めよ

400 :
Gで怪獣型機動兵器は旧作だとマッドサイエンティストの専売特許だが
平成Gは「うちゅーじん」の技術収得が大きいんじゃね?

401 :
>>399
大凡だが合ってるじゃんか、レス追えよ

402 :
平成Gの日本の防衛力は中国・ロシアが纏めて攻めてきても問題にならないレベルだからなぁ

403 :
>>401
面積3倍で1Gちょいならいけるんじゃねえの、火星であの程度なんだしってレスなんだが
火星から見て質量10倍表面積4倍の地球でさえ
2.5倍にしかなってないって話書いてるのに2.5Gwwwwwって書かれてもな

表面積3倍、密度地球の0.8から0.9倍なら1〜1.5G位におさまるんじゃねーの?

404 :
>>400
VSシリーズなら地味に未来人も大きい
ミレニアムシリーズだと自力だから……
ブラックホール砲とか機龍とかなんなのアレ

405 :
1.0倍なら四割は密度減らせ、1.5でも1割五分は減らせ
自転速度による赤道と極点の重力差は気にするな

406 :
>>403
お前誰と戦ってんの?

407 :
そもそも無茶な密度低下は自分で勝手に言い張ってるだけだろう
「俺の言うとおりなら俺の言うとおりになる!!」
そうですね、としか言えん

408 :
要するに>>377がよく読まずに早とちりしたでOK?

409 :
んにゃ、>>403が俺設定のゴリ押しの上に計算まで間違えながらツッコミ入れて自爆

410 :
世界を広くするなら一つの巨大な惑星にするんじゃなくて、複数の世界がそれぞれゲートでつながってる世界観にした方がいいんかね

411 :
>>409
ようわからんが根本的に間違えてるのが>>377
細かいところの正確な計算を間違えてるというかそもそも計算してなくて大雑把過ぎるのが>>403だと読めるんだが

412 :
あ、あとどうでもいい瑣末なことながら惑星の重力って密度だけじゃなく公転と自転でも変わったよな
地球より大きくて密度同じでも公転と自転との釣り合いによっては0.9G〜1.1G内の誤差で収まる場合もあると
昔天文板で聞いたんだが

413 :
公転と自転は忘れるべし、本当に些末なので忘れた方が良い
0.9〜1.1Gの何処に収まるにせよ、断じて誤差じゃ済まない
つか、生物が存在出来るのか疑問レベルな天変地異

414 :
F世界の生産性と流通
何故かF世界は小麦を中心とした生産性の悪い食料が多かったりする。流通は陸路が馬車で、水路は帆船レベルであることが多い。
無論、道も港も相応に整備されていても、現代人視点だと必要量は生産できないし、大量輸送もむつかしい。
日本転移の場合、せめてF世界は社会基盤の水準が近代並みじゃないと厳しいよね。



415 :
>>413
どう疑問なのかは全くわからんが
生物が存在できるかどうかは惑星と太陽の距離がどこに位置するかのバイタルゾーンに大きく依存し
例え地球の太陽の数十倍の大きさの恒星でも、その太陽からの適切な距離(これがバイタルゾーン)に
惑星が運良く位置してれば普通に生命発生の可能性はあるぞ
まあその運良くと言うのが希少すぎる数字なわけだが

416 :
聞き齧りをひけらかすな見苦しい、自転公転で解決出来る問題じゃ無い
ハビタブルゾーンも関係無いレベルで苛酷すぎる変動だわ
物理が通用するからF世界で自衛隊にも出番がある、無茶設定にも自ずと限度があるんだぞ

417 :
戦列歩兵活躍するような時代のF世界に転移ってあったっけ?

418 :
>>416
だから具体的にどういう変動するんだよ
何も言わないで知ってる振りしたって何の説得力も無い

419 :
>>418
>何も言わないで知ってる振りしたって何の説得力も無い
全くでんな

420 :
言っておくけど地球と転移先の惑星との重力誤差による重力変動が原因だっていうなら
それだったら地球と全く同質量の1Gの惑星に転移しても
転移した日本列島分の質量が惑星にどんな影響を与えるかとか、考えたらキリが無い
そんな程度じゃ没問題だぞ
向こうの惑星における日本列島と同程度の質量を交換する転移をしたところで、完全に相殺できるわけじゃないんだから
大地震どころじゃない衝撃が日本列島と惑星を襲うんだからな?
下手すると惑星の公転や自転や地軸の傾きに影響与えかねないんだぞ
そういうのまで真面目腐って考察を突き詰めるつもりか?
あと、地球と転移先惑星が完全に厳密に1Gで一致するかどうかもかなり怪しい
平行世界の地球にでも転移したから惑星の重力も完全に同じですとかご都合主義入れた方がまだ数字的に可能性が高いレベルだわ
そうそう都合よく地球と完全1Gで一致する惑星があってたまるか
ご都合主義入れなきゃ転移による質量交換が上手く行った所で、必ず重力誤差で航空機飛ばすのも偉いことになるのは当たり前だ
砲弾だって今までどおりの精度で着弾するかわからん

無茶設定に限界どころか、違う惑星に転移の自転でどういう設定組もうがはなから無茶通さないと成り立たないんだよ
わかってんのか?
お前こそ聞きかじりの知識と浅い知能でしたり顔で指摘のつもりか低能め

421 :
つーかね、こういう考えだしたらキリがないどころかお話そのものが成立しないし始まらないから
ハードSFが大嫌いなんだよ
個人的好みの愚痴で申し訳ないけどさ
転移先の巨大惑星はいろんなご都合で地球と1Gで一致して、転移もなんの大災害にもならず無事に住みました、
の何が気に入らないで文句つけてんだお前は?
だいたい、巨大惑星に転移させるアイディアの方もこんな事言い出す奴が居るから話がややこしくなるんだ
もういっそのことリングワールドにでも転移してろ
地球や火星の地形を海ごと全部再現して内包しながらまだ無限大に近いくらい土地の余ってる超巨大構造物だぞ
文句あるまい

422 :
だから地球ごと転移しちゃえば問題ないと何回も(ry

423 :
ちょっとずつ煮詰めていくってのができない奴多いな

424 :
でもリングワールドへの転移は面白そうだな

425 :
将来自然エネルギーの割合が30%とかになって、更に何故か原発も30%を維持したら転移しても何とか産業を回せるんじゃないだろうか。
自動車はすべて電気か燃料電池になってるとして。
資源の輸入が途絶え、経済が年率30%ぐらいの勢いで縮小していくなか、食い詰めた日本人は今まで都市に集積された金属資源を元に
産業崩壊の足音を背後に聞きながら異世界侵攻を開始するのであった。

426 :
F世界内部の抗争なら幾らでもファンタジー出来るんだけどねぇ…
現実世界の力を振るいたい、なら現実的な制約も当然ながら避けられないワケで
長文ご苦労さんだが、要するに「蹂躙したい、都合の良い条件しか呑めない!!」でOK?

427 :
>>425
統計の世界で、人力畜力はエネルギー収支に含めないのは誤差範囲だから
化石燃料みたいに蓄積されん限り核以外の自然エネルギーは本来この程度
30%も再生可能エネルギーにすると江戸時代の数倍程度が限界、,枕を並べて餓死だな

428 :
>>426
現実的な制約を厳密に適用し続けたら
日本列島を地球からF世界惑星に「移し変える」自転で奇跡級の事が起こらない限り
隕石を惑星に衝突させるのと同じレベルの大災害必須ってことでしょ?
じゃあ奇跡級の事が起こりましたを容認しなきゃならない
この奇跡は容認せざるをえないのに、あの奇跡は容認できないとかバカバカしくね?

429 :
あと、別に無制限のご都合主義を容認しろなんてことは誰も言ってないと思うぞ
話を成立するために幾つか目を瞑らなきゃならない事はあるんだし
その取捨選択には実際にSS書く人の良識に委ねるしか無いだろ
無茶苦茶なSSを書くかも知れないから禁止だとか容認できないとかいうのは
ただの好みの押し付けであって、そういうのが嫌いなら自分が読まなきゃいいんだろう
違う?

430 :
書きかければ止めんけど、本音が透けて見えるよ?
理詰めで揮う筈の力を理不尽に使い放題したいんだろ?

431 :
結局どっかで線引かなきゃいけないんだけどな
でないとつまらないホラ話で終わっちゃうし
ここでいうなら移転やゲートは前提、後は出来ればつめていくのが望ましいってスタンスだと思うが
だから議論推奨なんだし

432 :
案外ダーティペア方式が一番マシかもな
実はテラフォーミングされた元アミューズメント惑星のロストコロニー
魔法は先進科学で再現してるだけ

433 :
物語に対する突っ込みの入れ方ってもんがあるだろ
細かい事を言うならそもそも日本や自衛隊が異世界に転移する事自体がありえないんだから、書き手側はその点についての科学的な整合性は無視するか適当に理由付けするし、読者もそこには突っ込まない
もし転移が起これば日本は国として立ち行かなくなって云々もそれと同じ
突っ込みを入れるならただ不可能だと断定して終わるより、どうすれば読者を納得させられるか考えたほうがよっぽど生産的

434 :
>不可能だと断定して終わるより、どうすれば読者を納得させられるか考えたほうが生産的
だから読者をどうやって納得させるかの材料にするのにまずは難しいところ議論してんだろ
どうやったらいけそうなのか考えるのにまずは駄目だししないと皆で考えるための取っ掛かりすらない
そこに毎度毎度不可能だと断定して云々って言い出す人が出てきてそっから先に進まないんじゃん

435 :
>>427
様々な技術的課題はあるにせよ今後20年程度の技術開発と普及をすれば現代文明の電力需要の何十%かを
自然エネルギーで置き換えることは不可能ではないというのがおおよその共通認識だと思うが。
自然エネルギーって言ったって昔ながらの水車風車じゃないんだぜ。
ソーラーパネルを街中に敷き詰めて、海岸にはずらりと高さ150mの風車を何千機も並べればそれぐらいにはなる。

436 :
どっちかというと自然エネルギーの先行き暗いなぁ、って感じになってきてると思うんだけども
太陽電池先進国と持ち上げられてたドイツですら
太陽電池推進したのは歴史的失策かもしれんなんて言い出して撤退する企業続出、更にやめるかも、ってな感じだし
どこで読んだか忘れたけど太陽電池でドイツ国内の電力需要の3%発電するのに年間一兆円かかってたってあったような気がする
まあこれはうろ覚えなんで参考程度で

風力発電だって弊害あるの分かってるよね
それでも最近羽なし無音風車開発とかのニュースもあったけど
実戦証明されたわけでなし普及のことも考えるとよほどのブレイクスルーないと20年では難しいような

437 :
>>435
不可能ならマシな方で、火力原子力によるゴリ押しが出来てしまうのが怖い
需要を減らすなんて追い詰められないと無理だし、明るい未来は絶対に来ない
現代文明の生産力と維持力を前提にしてる巨大な寄生虫と考えて良い

438 :
事前に予兆として逆転移してきていたF世界の生物を元にF世界向けの発電技術開発が進められていて、それから列島転移とか?
アブラクラゲ並のご都合主義には変わりないけど
未来技術を言うなら核融合発電も可能性が見え初めてきちゃってるし

439 :
>>436
ドイツの太陽光発電補助が長持ちしないことは最初から分かっていた。
割高の太陽光発電の規模を増やせば財政負担はどんどん大きくなっていく。
ではなぜドイツは補助制度を作ったか?それは大規模太陽光発電システムのノウハウを蓄積し、
パネルの大量生産体制をいち早く築くことでパネル製造業のスタートダッシュを決めるため。
あの制度のもとで発電量をどんどん増やして行くものだと考えるのは誤解。まあ税金投入のために
わざとマスコミを使ってドイツ人に誤解させたわけだが。
太陽光パネルの発電コストは石油火力に急速に近づいている。だから政府の補助なしで太陽光パネルの
普及が始まる日はそう遠くない。
技術の実情を元に考えるとこういう感じ。

440 :
月夜裏野々香さんのどの小説かだかであった、一台で風力・波力・潮力・太陽光で発電できる移動可能な船舶型の海上設置物 って設定
あれはかなり良いアイデアだと思った。
無論エネルギー効率やら採算やら台風対策やら、現実で考えるとかなり厳しいけど、小説に出すなら実に現実的だと思う

441 :
ふと思ったけど魔法で発電すれば全部解決するような気がする。

442 :
魔法そのもので発電、もしくは魔法で発生させた物を使って発電する。
媒体を水晶とかで魔法陣とかですれば基本的にどこでも使用できるようになるな。
良いアイデアだから使わさせてもらいます。

443 :
要するにポケモン世界でポケモンに発電させてる発電所みたいなもんをつくればいいわけか

444 :
>>439
技術の実情考えるとそれは甘すぎ。
残念ながら、その手の試算はあまり当てにならない。
効率のいいパネルは20年耐久すること前提に火力などとコストを比べていることが多いけど実際には10年使って故障率3割いくのが現状。
現状のいわゆる効率のいいパネルは耐久性に疑問符がついてるものばかり。
耐久性を高める研究と発電効率やコストをよくする研究は別のラインで動いていて、両者のかかわりは薄い。
耐久性を調べるのも加速劣化試験は未だに完成していないから実際に設置するしか方法がないので開発にはすごく時間がかかる。
故障解析技術や保安技術もまともなのはないから故障してもわからずいつの間にか出火しているなんていう事故も多い。
あと、太陽光は不安定だからカバーするために太陽光の発電分に応じて火力発電所か蓄電施設が必須だけどこの辺のコストは計算に入ってないことが多い。
大量製造技術だけ有っても運用技術や開発技術が未成熟で問題しか発生していない稀代のバカ政策だわな。
せめて保安基準や故障解析技術くらいは作ってからやれと……

445 :
異世界に転移させられた際の余剰エネルギーが結晶化した
でもいいんじゃないかな?
まあ、試算なんて出来ないが、それはもう膨大なものになると思うんだ。
使わないと惑星ふっとぶくらい

446 :
>>445
…今何となく思ったが
日本列島がF世界に転移した際に、地球とF世界の日本列島分の質量が等価交換されたんじゃなく
元々F世界にあった日本列島分の質量が地下埋蔵資源に変換されて
転移後に石油やレアメタルが日本中から湧き出す(文字通り)というのは…変換される質量が多すぎて
湧いた石油やレアメタルで日本が沈没するな


447 :
錬金術的に物質を変換するわけだから、質量は大幅に凝縮されて下がるんじゃない?


448 :
召喚する際のエネルギーに使われました、殆ど残ってません
…だったりして
>>440
確かに現実的ではないな
浮かべてる時点で波力潮力は諦めるだろうし
風力も帆でならってレベルだし太陽光もショボ過ぎる

449 :
エネルギーの残余は作者様の匙加減になるだろうしね

ピカチュー発電みたく、ファンタジー的に『雷の精をその身に宿した』生物や道具でもいいわけだ。
我が国でいうところの雷神様を逮捕捕獲して発電所に拘束する

太陽発電って、琵琶湖の面積を三割分にパネル敷き詰めてようやく原発1基分だそうだね
原発建設の十倍の費用で

450 :
いっそ核融合発電できて水素燃料エンジンが実用化した設定にしてしまえばいい
化石燃料から脱却してエネルギー問題はほぼ解決

451 :
まあ、一番の問題はそんな技術があるなら自衛隊の現用兵器からは大幅に逸脱してしまいそうな点かな?

あくまでロストテクノロジーやオーパーツ的に制限したほうがいいのかな

452 :
ガイドラインから外れているのでは?
基本的に日本無双物が好きだけど、ただ無双するだけじゃ芸がないでしょう。
占領地が拡大して兵員不足に陥るとか、戦線が拡大して弾薬不足に陥るとかの落とし穴がないと。
そういう意味では帝國召喚はよかったんだけどな。
ところでいつまでリンク貼っておくの? あそこリンクフリーじゃないよ。それとも見せしめ?

453 :
>>451
もともと
>>2
5. F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来るが、「超魔法・無敵キャラまんせー」な話にならぬよう気をつける。
  基本的には自衛隊・近代兵器マンセーの方が好まれる。
  また、オーバーテクノロジーの扱いは慎重に。
というのがあり、制限はなされている
なんかここ数日の議論はテンプレさえ読んでないで、もともと注意勧告はされてるものなのに
使用する作者や議論者が登場することを危惧してる奴というか、このスレに何もガイドラインが制定されてないと思ってる人がが居る感じ
無法地帯にルールを敷こうって変な使命感にでも取り付かれてるのかね?

それはともかく、核融合炉とかは炉やエンジンが大きすぎて艦艇にも積めないとか
それを採用した新艦艇を建造・就役させられるのは数年後とかなら
現用兵器体系から逸脱は避けられるし
産業レベルでの使用に留められるだろう
問題は核融合炉の実用化に説得力があるかだが

454 :
>>452
>ところでいつまでリンク貼っておくの?
リンクそのものは相当昔からだったと思うが
リンクフリーじゃなくなったのは何時からなんだ?

455 :
復活したのが2011/4頃だから、そのころから。

456 :
非リンクフリーに法的裏付けが与えられたらマズいから、外した方が良い気がする
ネット規格の恩恵だけ享受して、リンクさせるのはお断りってのも狡いとは思うが
会員制で済むじゃんか、サーバ側で規制は巻き添え多すぎるだろうし?

457 :
>>455
こっちのスレは2010/08/02立ての69章時点でリンクにあり
2011/10/11立ての70章の時にリンクに外されなかったというか
外すという話すら出てない
外すか向こうさんにリンクフリーじゃなくなる以前からリンクを張っている事を説明して正式に了承してもらうか
どっちかにするかをまず決めたら?

458 :
ちなみにリンクを最初に貼られるようになったのは何時かを遡ってみたら
2009/03/02立ての64章だった

459 :
>>458
2010/3/5に閉鎖したって書き込みがあった。つまりほぼ一年間閉鎖状態。それまではリンクフリーだったのだろう。
どちらか先かという問題ではなく、基本的に作者やサイト管理者の意向を汲むものだと思うのだけど違うの?
どちらにしろこの界隈では有名だから名前が挙がるのは仕方がないとしても、せめてアドレスぐらいは外してあげたほうがいいと思う。

460 :
>>459
以前からリンクされてて途中から非リンクフリーになったような所というのは
むしろリンクを貼ってる方が、配慮されるべきだと思うが?
非リンクフリーへの変更というのは完全に向こうの一方的理由だろう
だいたいにして1年以上リンクそのままで、スレでそういう話も上がらないで放置状態でかなり今更な話だ
いままでリンク貼り続けてきた事含めて向こうに意思確認ぐらいするのは礼儀じゃないのか

461 :
自衛隊って縛りがキツいなぁ、防衛どころか災害時の出動さえ最初に枷を漬けられた状態だし
この時点で「転移にも対応出来るバックボーン」は絶望的な状況、むしろ足を引っ張る手合いが多い

462 :
>>460
相互リンク貼るようなところならともかく、2chみたいな匿名サイトに配慮とな? いくらなんでも無茶だろ。
F自スレに短期間いたと思うが、活動の場は分家だろ。本人にF自スレにいたという感覚があるかさえ疑わしい。
要は本人があずかり知らぬところが勝手にリンクを貼っているにようなものだろ。
向こうの意思は、再活動したかHPのTOPで十分じゃないか。

463 :
何故コッチから対応してやらんといかんのか腑に落ちない
ただ、彼って面倒臭そうな臭いがするんだよね…

464 :
なんにせよなんで今更って感じ
こっちだって向こうが非リンクフリーになったとか関知してねーよ

465 :
そもそも埋まるのに3ヶ月かかるこのスレで今議論してもしょうがなかろう

466 :
習作:異界皇國記ttp://ncode.syosetu.com/n5538bh/って帝國召喚のオマージュなんかな
GHQ世代を基準とした領土や外国人排除

467 :
一指揮官が不十分な情報で攻め込める国が大国か…

468 :
大国だからこそ無能な指揮官がいても権勢を維持できるんじゃね
外敵がいなくなって50年らしいし

469 :
>>434
ここ最近「とっかかり」なんて出てきたか?
なんかアイデアが出る

専門的知識のあるやつが即否定
この流ればっかりじゃん。
とくにここ最近の転移ストーリー物にとって
最も憂慮されている課題の食料についてなんだが、
自給率の改善なんて現実世界でもままならないのに
それよりさらに厳しい状況に置かれるF世界においての解決策、
それもある程度専門知識のあるやつをも黙らせるような案を…
ってそりゃ無茶だわな。

470 :
いきなり駄目出しかよ
文字通り、話にならん
もっと建設的になれよ

471 :
皆、読みたいのは論文じゃなくてエンターティメントなんだよね?

472 :
>>469
下手すると
専門的知識のあるやつが即否定

もっと専門的知識のある奴が否定指摘の間違い部分を指摘
というgdgdにもなったりしてるしな

473 :
北朝鮮がファンタジー世界に召喚されますた。 前から思ってたけどここが最強だよね。
食糧不足へっちゃら。資源不足どんとこい。人権?どこの世界の話? 北朝鮮の腹ペコ軍人の蹂躙に立ち向かう
F世界の人たち熱い戦いに期待したい。 

474 :
否定しか出ないからやめろって意見自体が自家撞着おこしてるだろ
まず否定知識の否定って時点で一歩進んでることに気づけよ
こういうゴタゴタした中からアイデア思いついたり拾ったりする奴もいる
実際本州だけ霧の向こうとかいってた人いたじゃん

475 :
何も真正面から解決しないといけないわけでなし
糞の山から上手い法螺の材料出てくることもあるだろうよ

476 :
史実の日本だと苦しいので、『転移に堪えうる日本』の設定から入らないと
賛否両論あるだろうが、転移の有無にかかわらず原発否定は自殺行為だと思う
事故った場合でも、流石に恩恵より小さい悪影響に留まる筈

477 :
>>476
転移に耐えうる日本といえば
転移が起こると言う事を首脳部が実は事前に察知していて
準備や備蓄を進めていた、という案は軍板時代から時々思い出すように提案されるな
準備期間をどのくらいとるかが肝か

478 :
二年目は耐えたけど、三年目な餓死者やエネルギーの枯渇が始まるのも、物語のエッセンスとしては十分に有りだと思う

479 :
外交を考慮して準備に留めておいた資材で食料工場+海中ウラン抽出までは許容範囲内
エネルギー枯渇も、自動車社会から鉄道船舶回帰と電化推進なら納得する

480 :
どうせ国民の半数は脱出か、死亡するかなんだから、発電所建設のリソースはすべて植民地にでもまわすべきだろう

481 :
いや建設は出来ないでしょ、窯業が絶望的なんだから
建設出来るならしたい、殖民せにゃジリ貧で心R必須
反日的な連中を煽って国外で独立させ棄民したいレベル

482 :
自衛隊vsアイル
自衛隊vsルナルのどっか
自衛隊vsエベロンのどっか
ってのはないの? あやふやな「ファンタジー世界」よりも、かなりキッカリと勝敗が分かると思うんだが。

483 :
>>482
ガープス・ルナルだったかソードワールドだったかTRPGの世界に召喚されたのは大昔にちらっとみた覚えがあるな

484 :
どれも、ルール・データ的にファンタジー世界と近代兵器の両方があり、激突した場合の結果がわかるシステムだ。
しかも世界設定がちゃんとしているから、ファンタジー世界の戦力を決めやすい。
アイルは世界法則ごとイギリス〜北欧に侵略してきた連中で、相手の領土に入ると近代兵器が使えない。逆に向こうの魔法も、領土から出ると使えなくなる。
ルナルは同じシステムで近代兵器を扱うものがあるから、処理ができる。
エベロンもまた然り。しかもここは魔法による産業革命が為され、魔法がありふれたた世界だから、物量的にそこそこ手ごわいと思う。


485 :
自衛隊VSファリス神殿の猛女
自衛隊「馬鹿な・・・7.62mmを防ぐパワードスーツだと!?」

486 :
>7.62mmを防ぐパワードスーツ
そりゃあ、人類の限界を突破した筋力の持ち主のみが着れる装甲だ。
寺の釣鐘被って動いてるようなもんだろう。

487 :
乱打に次ぐ乱打で感覚を壊すなりボディーブロー効果で吐かせるなり >釣鐘

488 :
アレクラスト大陸の人口は約1600万人
最大のオラン王国で人口200万人だったな
動員兵力は最大で4万人といったところか
最近のオランだと、一度壊滅したからあれだけど


489 :
中に入ってる緩衝材で無効化されるだろうな。
バトルメイスでぶっ叩かれても平気な代物を、7.62mm程度の打撃力でどうにか出来るとは思えん。

490 :
1基や2基なら発電所を作る資材も人員もあるとは思う
ただし建設する時間が植民の規模に見合わないんじゃないかな?
まあ、それでもやるべきなんだろうが。

在日アメリカ人だけなら、原子力空母を発電所かわりにして人口12万人の都市が作れそうだな。
第一次産業0%というお寒い状況だが。
傭兵国家アメリカの誕生である

491 :
???「クルツ、2時に標的だ」

492 :
>>481
石灰石は一応自給率100%だからコンクリ系は何とかなるだろう。
問題は砂利とか鉄筋か?

493 :
>>492
鉄筋の代わりに新素材が開発されれば海砂でもいけるんだけれどね。

494 :
>>493
大林組とかでは海水と海砂つかったコンクリート使ってるみたいだけど。
ttp://www.nikken-times.co.jp/release/1/1301695801/

495 :
>>492
焼成に大量の化石燃料が必要、国産の石炭は品質も量も期待出来ない
年間の光合成産物も、全て燃やして国内発電量の一割程度→薪炭でも無理
数に任せて乗っ取る、中華風侵略は実用性で合理的でんなぁ

496 :
日本の石炭は露天掘りが出来ないからコストがかかるだけで埋蔵量はかなりのもんじゃなかった?

497 :
数少ない技能者を磨り潰しても雀の涙

498 :
鉱業労働者が五千人を割ってるからね
当然、仕事の無くなる人達を大量雇用してもやはり時間的ロスがきついか。


499 :
とりあえず資源地帯をでっち上げて近くに置くというやつだが…
たしか、時間だの人員だのとハードルがいろいろあった…これ、人員だけは設定のほうで何とかなるんじゃなかろうか?
たとえば、でかい島(でっちあげた資源地帯)を本土の極端に近く(どこかの海岸にめり込ませてもいい)に置くとかすれば、
個人レベルでも勝手に行き来できるだろうから、あとはえさに釣られた連中が勝手にわたりだすでしょ。
後は…大型の肉食獣でもたんまり設置しておけば、口減らしの問題は解決だ。

500 :
大型の肉食獣たんまりいる危険な島なんて他の土地見つかった時点で探索後回しにされそうだが
資源眠ったままずっと放置されそう

501 :
維持出来ない現地非適応な技術は幾つか選んで技能保存程度が限界で、既存の文明は大半を放棄だなぁ否応なく
戦国自衛隊の巨大化バージョンと言うか、近代戦力は最後の徒花もしくはチョーパン一発で派手に使い捨てが限界
生き残りさえ難しいのに開発なんて日本じゃ不可能に等しいが、機械力使い続ける設定のSSって多いよな

502 :
>>499
使うための資源が新規に要る時点で戦前設定でないと詰む
消費が大きい割に、供給が低い場合の生産力は現代の方が低い
表向きは手作りでも道具や消耗品などで近代産業に頼り切ってる

503 :
>>477
首脳部だけの秘密に出来る防諜能力かねぇ…諸外国に速攻でバレそう
それこそ集合意識化して内外を騙し切らんと資産売買の度に足下見られる
望む結果を齎す方向で自動的に補完する機能が召喚魔法に付けられるんだろうか

504 :
戦後だと内部の敵ウザ過ぎ&戦前だと自衛隊じゃない、いっそモザイク召喚で
主体は開国前の日本で自給能力は高い
戦前から台湾など旧領土 (ただし朝鮮は除く)
残りは平成から北海道や硫黄島など両者を埋める形で
船、人工衛星は日本領の扱いで

505 :
佐々木公紀氏の『アトランティス』世界なら、半村良氏の『戦国自衛隊』世界みたいに召喚者がF世界そのもので不思議は無い
『アトランティス』だと化石燃料や核物質は人類の悪想念が物質化した設定だったから浄化の為に浪費してくれる文明も要るだろう
核物質は兎も角として、出来れば資源戦略が不定見で「在れば在るだけ使う」貧民じみた文明が好ましいからピッタリ

506 :
>>500
後回しにできないように"きわめて近くに置くか陸続きにする"というわけでして。
山師や食い詰めた連中が勝手に渡れるようにそういう状況にすると…そういうことです。

507 :
緩衝地帯になる小国で良いじゃんか、そんな土地
農業を考えると寒冷な土地が日本海方面に欲しいぞ

508 :
どういう意味さ?

509 :
F世界が1954以降の日本を支えられる発展ぶりだと転移は命取りに等しい
生き延びられる最低条件としては大量移民出来る距離に生活出来る土地が必要
既に開発され尽くした土地から先住者を追い出す以外に現実的な解決法が見当たらない

510 :
>>508
現在の持久力が活かせる気象条件は必須
北西方向に大規模な陸塊、反対側に大洋が望ましい
あと弱くて協力し合える国があればと尚よい

511 :
画期的ブレイクスルーで核融合が実用レベルになりますた。
プラス
ミドリムシから合成食料を作成する商業プラント1号機が完成しました。
プラス
日本が数年で異世界に転移することが判明しました。
の大判振る舞いでなんとか 
転移=致命傷
を防いで転移=片腕片足骨折レベルの怪我
くらいでがんばってもらうとか

512 :
>>506
山師や食い詰めた連中に効率のいい資源探査なんて無理だろ
何年かけるつもりなんだ?

513 :
>>511の言うように下駄履かせないと
転移もので単純な物語は作れないだろうな
こむずかしいのを喜ぶのは一部マニアだけだし触れないのも良いだろうさ

514 :
食料自給がどうにか現状維持を保てたとしても、どのみち移民は実施せざるを得ない。

本土に残せるのは第一次産業従事者
運送業、建築業、自衛官から警備員までの治安要員
インフラ維持要員、鉱業から伝統技能保持者から学者、技能保存の為の一定の技術者
医療関係者
これらに家族ひっくるめても5500万人程度
他に残せそうなのは2000万人はどんな枠の人材かな


515 :
>>514
それ移民じゃなくて棄民だろ。
日本がこの先生きのこるには的に考えると、>>514が本土に残そうとしている者たちほど
移民させないといけなんじゃないか。

516 :
うん、実際に建設とか、運送、警備とかは大事だろうけどね
移民ではなく派遣になると思うだよ。
でも家族は安全なところに置いときたいの心情だろうし、政府にとっては人質にもなるんじゃないかな?
『家族共々、本土を追放になりたくなければ大人しく働いてね』
みたいに

517 :
人質とか北朝鮮みたいなことしなくても
家族を食わせるためと思えば自発的に必死に働くだろ

518 :
くそ、また蝙蝠が部屋に飛び込んできながった。

519 :
ああ、晩御飯の話しか?

520 :
海外植民地で働くと手当がでます。
こんなんでいいんじゃないの?
わざわざ指定して2000万人ぐらい強制的に移民させるよりも、
餌で自発的に移民させたほうが今の社会有ってるような気がするが

521 :
>>515
1.いつ何処へ跳ばされるか知れない、と転移の理不尽さを思い知る国民
2.自給自足できる経済ブロックごとに分かれて余り物を融通し合うレベルの、経済規模と効率より安全性を優先した国家運営を選択
3.日本列島残留組の場合、既存のインフラと開国以前まで自給自足実現してた時のデータを活用出来るとしても大差無い気候や安全度が前提
4.各地域に向け人口の大半は生き残りを賭けて民族大移動、余力のあるうちに機械力全開でヒャッハー
5.各地域とも核兵器と投射手段を最低限維持出来る文明以外は極力人口を抑え、余剰生産力は人口増加より生活水準向上と輸出に廻す
生存権が譲れないので明るい未来が見えない、どうもカルネアデスの舟っぽい風味

522 :
>>520
選ぶ余地があれば移民したがらないだろう

523 :
エンターテインメントとして書くなら、戦国自衛隊方式の方が面白く書けそう
とりあえずは手持ちの武器で無双するが、後半は現代地球の知識でなんとかやりくりする
こっちに帰還するにしろ、F世界に残留するにしろエンディングがきれいにまとめれそう
しかし日本(あるいはその一部地域)召喚は話が野放図に広がりそうなで、終着点を見つけるのが難しそう
「補給とかどうするんだよ」って話で「じゃあ、日本ごと召喚すればよくね?」って流れになっても
結局日本だけ召喚されてもどうしようもないってなったら、本末転倒な感じ
まあ、思考実験としての「日本がF世界に召喚されたら」ってのはそれはそれで面白いけど、どうもチート技使わないと無理っぽそうだしw

524 :
補給に関してといえば
「現物のサンプルと、必要な材料を揃えてくれれば魔法で作れます
手工業よりマシって程度の生産ペースだから戦闘ばかりしてると消耗に追いつきませんが」
というのをSSでやろうと思った
魔法使いが一日中篭って弾薬やらを生産して備蓄してる描写が必要で
その間魔法使いが他の事を一切出来ないというのがネックなのと
小部隊召喚はともかく日本召喚レベルだと全自衛隊の物資を生産するのに
魔法使いが何千何万人必要なんだよって感じであまり実用的じゃないのが難点

525 :
ゼロの使い魔でそれっぽいことやってたな
現地の魔法使いが現地の材料のみで魔力ホーミングミサイル作ってゼロ戦に搭載したり
なお、ゼロ戦の機銃弾は魔法を使っても量産不可能とのこと

526 :
>>512
とりあえず、口減らしになればいい。そのための肉食獣だ。

527 :
壁|ω・)コソーリ
今回はおそロシアネタパートです。短めです。

ゲート・アウト あらすじ
異世界の国ボレアリアから救援要請を受けた日本政府はかの国を支援すべく部隊を派遣した。
瞬く間に被占領地を奪回した彼らだったが、それに対抗すべくフォリシア国はロシア軍を召喚する。
そんな中ボレアリア首都リクマイスへ奇襲をかけたフォリシア艦隊であったが、あえなく失敗。
一方、隙をついて進軍を開始したボレアリア国軍は国境の大森林でフォリシア軍の秘策の前に敗走。
各国が工作を始める中、ロシアが遠見の魔法を施した戦闘機で急襲、制空権の奪取に成功する。
緒戦で大敗した米軍が立て直しに奔走する中、北方戦線では陸自が動き出す。日本とドラゴンの
策謀、ロシアに接近するボレアリアの動きや如何に。

528 :
 ロシア西端の大都市、サンクトペテルブルク。ロシア第二の都市であり、最北端の百万
都市でもある。初代ツァーリ、ピョートル大帝の名を冠す、美しい水の都である。
 陽が落ちてかなりの時間が経ち、雲間からのぞく月が高く上っている。月明かりと電灯で
照らされた街を流れる運河の側、目立たぬように走る数台の黒い公用車の中に露大統領はいた。
「帰郷するたび、少しずつ街の様子が変わっていくのは寂しい感じがするものだな」
 大統領は窓の外の景色を眺めながら補佐官に呟いた。
「心中御察し致します。やはり故郷は子供の頃のまま、変わりなくあってほしいものですからね」
「せめて私の目の黒いうちは、私の知る面影をとどめておいてほしいものだ」
 補佐官はあからさまに冗談だとわかるようにおどけて言った。
「ならば一度故郷の仕事に戻られますか? 市長ならば景観保護など思いのままですよ」
「まだクレムリンでやることが山ほど残っている。故郷に引っ込むことなどできんよ……それに
しても…"市長"か。懐かしいな。彼には…世話になった」
「政治の基本を教わった方だと聞いていますが」
「うむ、いずれ彼の墓参りもしなくてはな…」
 やがて車列は郊外の広大な宮殿にたどり着いた。青々と茂る芝生を取り囲むように白い
ロココ調の建物が立ち並んでいる。その威容を見学するために、普段は数え切れないほどの
人で賑わっているこの宮殿は、初代ツァーリの后の名前で呼ばれている。エカテリーナ宮殿である。
 もう観光客もいない。大統領は闇の中白く浮かび上がる宮殿へと歩を進める。
 きらびやかな装飾、調度品で飾られた廊下を抜け客を待たせてある部屋に向かう大統領。
目的の部屋にたどり着いた彼は、その場に立ち尽くす老人ににっこりと笑った。
「ロシアが誇る琥珀の間はいかがですかな?」
 紺色のローブに身を包んだ老人は、声をかけられて初めて後ろに人がいたことに気がついた
のか、びくりと体を震わせて振り返った。
「いやもう、ただ圧倒されるばかり…」
 老人は透き通った黄色に輝く室内を見回す度にため息を漏らした。
「お気に召した様で何より…気の済むまでご覧下さい」
 数分間もその場に立ち尽くし周りを眺めた老人だったが、さすがに疲れたか首を押さえ
ながら視線を下に向けた。頃合と見た大統領が声をかける。
「では参りましょう」
 広大な宮殿にコツ、コツ、コツと靴の足音が響く。大統領は歩く速度を落とし、後ろをついて
くる老人と並んだ。
「しかし昨日の今日で会いに来て頂けるとは思いませんでした、レイエス内務卿」
「戦時はいつ何が起こるかわからん…やるべきことは早めにやっておくのがワシの信条でしてな」
「それは良いお心がけです」
 会談の予定されている室内には普段は置かれていないテーブルと椅子が用意されていた。
大統領は席に着くよう促した後、自分もレイエスの向かいの席に着席した。
 双方が話し合いを始めようとしたそのとき。
「うわあああああああ!」
 レイエス他、ボレアリア側の官僚は部屋の入り口に現れたそれを見るや、椅子を蹴り我先
にと部屋の別の出口へと殺到した。
「そそそそそそれは!」
 対して大統領は平素と変わらぬ顔で席に座ったままだ。
 異界の客を驚嘆させたそれは、巨体をのそのそと動かしながら大統領に近付いていく。
「私の猫ですよ。前に頂いたものなんですが、美しく育ったので是非お目にかけたいと思っていました」

529 :
 薄い黄色の地に縞模様の黒毛がつやつやと輝いている。体長は人の背丈ほどもあるだろうか。
とがった牙、獲物を狙う小さく鋭い眼光を放つ眼。通常はこの動物を猫とは呼ばない。
「可愛いでしょう? 私の猫は」
「そ……!」
 そんな図体の猫がいるか! とレイエスは叫びたかったが、いかんせんびびってしまって声が
出ない。かわりに細々とした声でレイエスの側近が言った。
「それは虎ではないですか!」
「猫だよ」
 大統領が虎に向かって手招きをすると、よく慣れているのか虎は大人しく近寄ってくる。
彼はそのまま虎の首を抱き寄せて頬ずりをした。
「ほら、可愛い」
 グルルル、と腹の底から響く唸り声で虎は大統領に甘えた。頭を撫でて可愛がる大統領の
その眼が笑っていないことにレイエス達は心から恐怖を覚えた。
「体の大きさや見た目で、ものを決め付けるのはよろしくない」
 虎から手を離した大統領は壁に張り付いたままのレイエスにゆっくりと近付いた。
「見た目が怖ろしかろうとも可愛かろうとも…大国でも小国でも私は平等に愛を注ぐつもり
ですし、貴方がたもそうであってくれると嬉しい」
 大統領は優しくレイエスの背中を押し、席に戻るよう促した。レイエスは手を振り払い、
震える声で言った。
「あ、あんな小芝居を、いの一番で仕掛けてくるとは思わんかったわい!」
「私が見かけにとらわれない人間だということをお見せしたかったのだが、気に障りましたかな?」
「心臓に悪いわい! ジジイをR気か!」
「これは申し訳ない。まあ、腹を割って話すための余興ということで大目に見て頂きたい」
 大統領は似合わないウインクを見せると再び席に戻った。レイエスもカクつく膝を側近に
支えられ、なんとか席に戻る。
 レイエスが着席するや否や、早速大統領が話を切り出した。
「あまり交渉に時間をかけることもできないのでね、率直に申し上げる。今こちらに付けば
悪いようにはしない」
 ようやく息を落ち着けたレイエスがすかさず問いただす。
「悪いようには、とは我らの旧領を保証するという意味にとっていいのですかな?」
 少しだけ逡巡するそぶりを見せた後、大統領は答えた。
「もちろん、そのつもりだ」
「確約するという言質をもらえるかの?」
「今確約するのはちょっと難しいな」
「それでは困るのう」
 大統領は隣に座る補佐官に耳打ちした。
「今決めたらまずいか?」
「彼がこれほど早く来たのは誤算でした…フォリシア王宮に根回しが済んでおらず、勝手に
進めると深刻な不信を招く恐れが」
「………何日かかる」
「三、四日で何とか」
 大統領は両肘をテーブルに着き、口の前で手を組んだ。少し間を置き、言う。
「…領土の保証を確約すれば、そちらも日米を裏切ると確約してくれるか?」
 レイエスの方も何やらボソボソと側近と小声で話し込む。一分ほど経った後、彼は向き直り、
渋い顔で言った。

530 :
「今即答はできかねますな」
 予想通りの答えを引き出した大統領は、時間の無駄といったように、
「では、一旦持ち帰って近日中にまたお会いしましょう…とはいえ、先程言ったようにあまり
時間はないのでそのつもりで」
 と答えた。
 共に席を立ったレイエスに大統領は帰りがけ、声をかけた。
「我々は戦いたくて戦っている訳ではない、貴方がたもそうでしょう? 我々に世界をつなぐ
扉を預けてくれるだけでいい…それ以上は求めない」
 レイエスがその言葉をどういう顔で聞いたのか、大統領は確認もせず早足で廊下へ出た。
あとを付いてくる補佐官が浮かない顔つきで言う。
「根回しが遅かったのは不手際でした。申し訳ございません」
「向こうがあそこで確約すると言ったなら、独断でいく価値はあった。先方は準備済みという
ことだからな…が、お互い準備不足か。まあ仕方あるまい。マルカエデスの手並みを見せて
もらおう」
「はい、ではすぐに先方に連絡を…」
 大統領は少し歩き、思い出したように補佐官の方へ振り返った。
「あ、そうだ。あの軍事顧問の件な。左遷して情報を漏らされると困る…そういう方針で
処分してくれ」
「は、では決して情報が漏れないように致しましょう」
 客人を丁重に送るよう指示し、大統領は宮殿を後にした。

531 :
今回はこれで終わりです。
犬のお返しのシベリアの猫ネタで思いついたので書いてしまいました。
後悔はしていない(

532 :
待望の投下乙です!

533 :
投下乙!
トラ→猫ネタは、プーさんがお返しにシベリアの猫をプレゼントしよう、つったら
2chのレスがみんなアムールトラキター!になったあれかw

534 :
投下乙!

535 :
粂氏投下乙です
最後のやり取りが無難な単語しか使ってないはずなのに
めちゃおそロシア…

536 :
やっぱ書かない連中が虚しく議論するより作品の一つも投下される方が良いなぁ

537 :
滅多に無いから、何もしないはそれはそれで虚しい

538 :
一つ投下有ると連鎖的に他作も投下される傾向がある

539 :
猫だよワロタw

540 :
常々疑問に思うが、なぜ中世なのだろう、古代でもいいだろう
いや、古代ファンタジーを書くべきだ、仮に自衛隊と無縁であっても
そして史実の中世とは異質の文明を発展させなくてはファンタジー要素がファンタジー世界の人類文明に関わっている意味がない
と言うわけで不躾だが誰か知らないだろうか

541 :
>>540
そもそものファンタジーというジャンルにおいてもっとも人口に膾炙してるのが
中世〜近世期のヨーロッパをベースにしたファンタジーだからという以上の意味は無いと思う
それに、このスレの過去作品には古代をベースにしたものや和風ファンタジー世界も書かれている
(同じ世界内に古代ローマ帝国風やアラビア風ベースの別地域を登場させた作品もあったような)
要するにフォーマットが中世ファンタジーだから総計的にそれが一番多いだけで
他の時代や地域をベースにしたものはバリアントの一つに過ぎないから少ないという相対的な結果だろうね

542 :
いいこと考えた
お前が書くんだ

543 :
言い出しっぺの法則って誰が言い出したんだろうな

544 :
ファンタジーもののRPGにも和風やアラビア風の世界が混在してるのは割とあるね

545 :
何故か東に和風、西にヨーロッパ風がデフォだな
商業誌だと逆の例があったけど

546 :
ファンタジーの知識はある。
しかし、自衛隊の知識はない。
よって、書けない。

547 :
まー別に東と西入れ替える必要性も特にないしな
天邪鬼な人より素直な人のほうがちょっと多いってことなんでない

548 :
和風ファンタジー国家が中華ファンタジー国家に圧力受けてる世に自衛隊が!

549 :
ときどき北朝鮮なら最初から餓死状態だし
内乱も起こらないから云々〜って北朝鮮を推す人いるけど
そもそも北朝鮮を主役にしても
物 語 と し て 面 白 く な い よね
ファンタジー世界の住人が略奪・虐殺・凌辱されるだけのストーリーだろ
誰も見たがらない。
となると日本以外じゃアメリカとかフランスとかドイツ、特にアメリカだが…
(ロシアは今書いてる人がいるしね…)
アメリカの関してだけど、あの国の製造業は世間の印象ほど廃れてはいないが、
かといって日本をはじめとしたその他の国々からの資本財の輸入無しで
立ち行くほど絶対的ではないと思うんだがどうだろうか。
特に日本は特殊な工業材料に高シェアを持っていることが多々あるし、
アメリカ一国になると意外と大変なんじゃないかと思う。
自国で燃料と食料が賄えるのは強いけどね。
それと10年くらい前からアメリカの農業で水を供給していた地下水が枯渇し始めてるみたいな
話を聞いたことがあるけどあれってどうなんだろう。

550 :
>>546
ファンタジー部分の設定を作って
自衛隊や日本部分の対応考察をする別の人と
レスポンスし合って競作すればいいんじゃないだろうか…

551 :
水の枯渇は着々と進んでると聞いたな
現状どの程度かって数値は知らんが

552 :
つまり仙人達が跳梁跋扈する古代中国世界へと召喚されれば良いんだな

553 :
それ、日本がフルボッコされる未来しか思い浮かばないんだが。

554 :
加湿器回しとけば食料いらないんだろ?
最高の労働力だ!

555 :
仙人って変なビームとか出さないからな?w

556 :
仙人のチート具合は常軌を逸してるからなあ
現代文明ごときが抗えるとも思えん

557 :
日本人に霞を食べて生きる術を伝授してもらうのだ!
そうして日本人に日本に引きこもっていてもらえば大陸には好悪どちらの影響も無いわけで(違う)

558 :
>>549
各国からの資本財輸入が必要なレベルの先進的工業力を求められる状況では無いから平気
在庫の蓄積だってあるし、極端な話すると産業革命からリスタート出来るレベルで充分
現地で最適化出来るレベルから始められ、体制が整うまで自力で生き延びられそうなのが強み

559 :
鎖国/開国から、植民地獲得/消滅と様々な変化が避けられないね現代国家の転移だと
$基軸耐性の崩壊自体、アメリカを変えるには充分過ぎる
要は変化に耐えるか絶えるかの分水嶺を越えられる国力を持ってるかの違い

560 :
>>555
集束したビームやレーザーは出さないけど「光を照射」はやってたと思う(封神演義)

561 :
原作というか中国での仙人ってなんか中二病な物は持ってるけど
別にそこまで強くなくね?

562 :
強いっていうか、使いようによってはやばいっていうかえぐいっていうか

563 :
結果的に強さも身についただけで、求めるモノが最初から違うのでは
俗世どころか他の仙人とも没交渉なのが多そうだ
強さ較べ自体に無関心なのも珍しくないんでは

564 :
自衛隊の出番があるからには、地球と上互換な法則があるだけだろうな
砲弾の軌道計算とかは知らんけど、物理は通じるはず

565 :
多少なりと重力は違うだろうから多少は弄らないと駄目かもな
まあSFじゃないんだしそこまで描写する人もそうはいないだろうが

566 :
仙人の仙術に対抗出来るとは思えんなぁ……
むしろ仏陀の掌の上の孫悟空状態で、戦う以前に相手にすらならなかったり

567 :
>>558
先進的工業力というものがどれだけ社会に関わっているかによると思う。
今までコンピュータもろもろでやってきたことを人手にすぐに変えることはできないし、
特殊な材料がなくなれば5年くらい経過すると
基本的な交通機関の機械とかに代替え部品がないってのは
結構なダメージになるんじゃないかな。
材料分野は蓄積がものを言うらしいし。
それよりもまず内乱にはなるだろう
危機の時の治安の悪さは日本よりひどいし。

568 :
一応言っておくが・・・・・・孫悟空も仙人の1人だからな。

569 :
仙人信者っているんだな・・・
一方通行信者とかDB信者とかならよく見るけど

570 :
まあ仙人の場合、強い弱いじゃなく「相手の土俵では戦わない」のが多いからな
相手を倒すよりも無力化か封じ込め系が多く、正面から殺傷してるのは封神演義くらい
西遊記でも極力戦闘は避けて自分も相手も怪我をしない決着の傾向
(ただし、妖怪・妖獣から仙人になった系では油断から不覚を取るなどして孫悟空に撲殺されているケースもある)

571 :
>>570
まぁ「西遊記」は天竺にお経取りに行く旅だから
降りかかる火の粉は払っても「積極的駆除」は本意じゃないからな

572 :
久々に書き込みます。久々過ぎて、まずテストから……

573 :
待ってましたー!期待

574 :
久々過ぎてトリップ間違えました。
上の方でどなたか書かれていましたが、他の方が投下すると、明らかにモチベが上がりますね。
モチベーションが下がっていたわけでは無いのですが、書きたい事に自分の技量がついてこず、書き直しばかりしておりました。
頭の中では「格好いい」情景が浮かぶんですが、書いてみると大して盛り上がらず……。文章力が足りません。
それに、調べることが雪だるま式に増えまして(笑)皆さんの批評に耐えうるものをかけたらよいなぁと思います

575 :
では、いきます。

576 :
10 救出部隊
京都府舞鶴市上空
2012年 6月5日 18時07分

 太陽が沈もうとしていた。
 西に大きく傾いた太陽の光が、まばらに浮かぶ雲を赤く染め上げている。もう幾らもしないうちに舞鶴市は黄昏時を迎えようとしていた。
 その中を2機のSH-60J哨戒ヘリコプターが、南へ向かっていた。白い機体の右側面は西日を反射して煌めき、機体に2基備えられたゼネラル・エレクトリック/IHI製T700-IHI-401C発動機が爆音を響かせている。
 ローターブレードが大気を切り裂き、6トンを超える重量を持つ機体を、力強く前進させていた。
 護衛艦みょうこう立入検査隊第2班長、妻木敏明二等海曹は、2番機のキャビン内にいた。
 彼は濃紺の警備服の上に88式鉄帽とプレート入の防弾ベストを装着し、右の太股には9o拳銃をぶら下げている。
 身体やベストのあちこちに装備品をゴテゴテと取り付け、胸に64式小銃を抱いた彼の表情は、目を保護するダストゴーグルに隠されて窺えない。
 彼と同じ様な装備に身を固めた立入検査隊員達5名もまた、彼等を収容するために吊下式ソーナーから座席に至るまでを取り払ったキャビンの床で、小さくなって座り込んでいた。
 唯一人センサーマンだけが、機体の左側面のバブルキャノピーに頭を突っ込み、空と地上に目を光らせていた。
 妻木は、焦燥感に身を焦がされる想いでいた。普段は常におどけた態度で周囲を笑わせたり、呆れさせたりしている妻木だが、今その面影はない。
 ああ、自分は焦っているな。妻木は分割した意識の一部分でそう思った。熟練したSPY員である彼は、同時に複数の思考を処理できるよう普段から訓練されている。現在、彼の思考の大部分はヘリが目的地に着いてからのことで占められていた。
 何度も確認した手順をなぞり、失敗を想定し、対処法を考え、想定外の事態を想定しようとしては、上手く行かずにまた最初に戻る。
 思考の迷宮に迷い込んでいるのだった。
 
 これは、拙いな。俺らしくもない。畜生、とっとと着いてくれ。
 妻木は、自分を焦らせている原因となった、ブリーフィングの内容を思い出した。

577 :
「今から20分ほど前、『教師と子供が取り残されている』と警察に通報があった」
 立入検査隊先任海曹、可児一曹の言葉に隊員達が顔色を変えた。
「通報者によれば、同僚の教師から救助を求めるメールが届いたそうだ。どうやら校舎内に取り残されているらしい」
 ホワイトボードに貼られたA4の紙にはにはこう書かれていた。『おとなふたりこども5人倉梯小たすけて』
 切羽詰まったメールの内容に、隊員達が低く唸った。
「同時期に、市の交通局からも『倉梯小にまだ誰か取り残されている。バスが救助に残ったが、連絡が途絶えた』と通報があった」
 可児は立検隊員を見渡すと、殊更にゆっくりと続けた。立検隊員達の中には身を乗り出すものもいた。
「警察は要救助者が存在すると判断し、総監部に支援を要請してきた。現場は既に敵の制圧下にあり、警察では対処できない。よって──」
 可児は巌の様な顔に笑みを浮かべると、叩きつけるように言った。
「我々は要救助者の救出のため出動する!喜べ小僧共──出番だ!」
 可児の言葉に対して、間髪入れず男たちの叫びが返ってきた。彼らは焦れていた。その鬱憤を晴らす機会が訪れたのだった。
 可児は満足気に口を歪め、指揮官である明智一尉を一瞥した。明智が控え目に頷くのを確認すると、作戦計画の示達を始めた。
「作戦は単純だ。2機のヘリで倉梯小のグラウンドに降りて、取り残されている先生と子供を助け出す」
 可児が続ける。
「俺達は、子供らがヘリに乗って飛び立つまで、そこを守りきればいい」
 第3班長斎藤二曹が質問した。
「俺らはどうやって帰るんです?残りのヘリ1機には全員乗れんでしょう?」
「ヘリは子供らを送ったあと、戻ってくる。それまで、グラウンドを確保する」
「周り中敵だらけですよ!?」
 斎藤の悲鳴のような問いかけに対し、可児は事も無げに言った。
「確保が無理な場合は、徒歩で東舞鶴駅まで脱出する」
「なんてこった」
 可児も表情ほど内心に余裕があるわけではない。綿密な計画を立てるには、時間が全く足りなかった。取り残されている教師(若い女性らしい)との連絡は、途絶えている。メールすら出来ない状況に置かれているようだった。
 事態は一刻を争うと総監部は判断した。このため、何とも乱暴な作戦が立案されたのだった。
「ヘリから、周りの連中を吹き飛ばしたらどうですか?」
 妻木二曹が不満げな口振りで言った。救出作戦に異論は無いが、色々できることがあるだろう、と思っている。
「ヘリからの機銃掃射は許可されていないんだ」
 すまなそうな口調で、明智一尉が言った。妻木が反発する。
「何でできないんですかッ!」
「──妻木、お前の下宿森本町だったな。大家の婆さん元気か?」
 可児が口を挟んだ。
「は?まぁ元気ですよ。こないだもいらないって言ってんのに米とか野菜とか持ってきて……それが何か関係あるんですか?」
「大家の婆さんが避難したかどうか確認がとれていない。市内のあちこちで同じ状況だ。市側が大混乱なんだ。お前、この状況で──撃てるか?」
 妻木は答えることができなかった。
 エレウテリオ騎士団の侵入により、舞鶴市の避難誘導は混乱した。なりふり構わず避難を急いだ結果、収容先での人員の把握がおろそかになったのだった。
 その結果、自衛隊は民間人誤射の可能性がある攻撃手段を自制せざるを得なくなった。市街地には民間人がいない、と断言できないためである。混乱の原因を考えれば、自業自得と言われても仕方がなかった。

 ミーティングが終わる頃、整備員が離陸用意が整ったことを報告してきた。可児は周囲を見渡した。全員が今すぐにでも走り出しそうな様子だった。
 可児は明るい声で叫んだ。
「よぅし小僧ども、クソヤロウどもから子供を助け出しに行くぞッ!」
「オゥ!」
「1班と3班は1番機、指揮官と2班は2番機に搭乗!準備でき次第離陸する。小僧ども、40秒で支度しろ。かかれッ!」
 れ、の音が発せられる前に、隊員たちは弾かれたように動き出していた。
「よし、行くぞ!第3班搭乗かかれッ!」
「愚図愚図すんな!走れ走れ走れ!」
 妻木も、自分の班員とともに、ヘリに向けて走り出した──。


578 :

──妻木は我に返り、ふと班員の様子が気になった。彼は隣に座る進士三曹の顔を覗き込んだ。
 進士は、人の良さそうな丸顔にびっしりと汗を浮かべ、一点を見つめていた。小刻みに震えている。極度の緊張状態に置かれていた。
 おいおい、ガチガチじゃねぇか。しょうがない、ジョークの一つでも披露してやるか。
 妻木がくだらない冗談を言うのは、彼なりのリラックス法であった。彼は適度な軽口は、任務遂行に役立つと信じていた。
 だが、彼は躊躇した。冗談を言おうと顔を上げたところで、機内がエンジンとローターブレードの発する轟音に包まれていることを思い出したのだった。
 馬鹿でかい声で叫ばなきゃ、誰も気付かないな。止めた。ジョークは叫ぶもんじゃねぇし、『え?聞こえなかったので、もう一回言ってください』なんて言われたら最悪だ。
 それに──。
 
「まもなく目的地上空!降下に備えてください!」
 センサーマンが叫んでいた。彼は大きな仕草で機体前方を示す。1番機が機体をバンクさせ、降下態勢を取りつつあった。
 眼下には舞鶴市街。徐々に薄暗くなる街のあちこちに、敵が見えた。実のところ、飛行場を離陸してから5分も経っていなかった。
 妻木は、いつの間にかカラカラに乾いていた唇を湿らせると、機内の騒音に負けないよう声を張り上げた。
「1番機が降りるぞ!キャビンドア開け。支援射撃用意!」
 キャビンドアが開け放たれると、合成風が妻木の顔を叩いた。生温い風は、硝煙と──微かな血の臭いがするように思えた。

579 :
京都府舞鶴市倉梯 倉梯小学校
2012年 6月5日 17時52分

 時間が過ぎるほど、教室の空気は重苦しいものとなっていた。日が傾き、夜が迫っているのが分かる。このまま夜を迎えると思うと、恐怖で胃が握りつぶされそうだった。
 教室の中で必死に息を潜める香住ほのかの中に、絶望が広がり始めていた。
 救助が来る様子は全く無かった。時間が経つにつれて、付近には得体の知れない雄叫びや、馬の嘶く声が増えていた。
 暴徒が周りを取り囲んでいるに違いなかった。
 どうしよう。どうしよう。逃げられない。
 大学を出たばかりの彼女にとって、現状は荷が勝ちすぎた。パニックにならないだけでも、幸運であると言えた。
 実際、幾度かそうなりかけたのだが、その度に彼女の胸の中で震えている子供たち──彼女の教え子たちの存在が、ほのかを踏み留まらせていた。
 そう、この子たちだけでも。わたしが守らなきゃ。
「増えてきよるなぁ……。」
 心底残念そうな口調で、先輩教諭の小代英樹がつぶやいた。彼は校庭を覗き込んでいた。そこには、時間と共に甲冑を纏った男たちや、化け物の姿が増えていた。
「どうして、集まっているんでしょう?」
 ほのかは恐る恐る訊ねた。普段口うるさい小代だが、今は唯一頼れる存在である。
「……多分、軍隊を休ませる場所にするんとちゃうやろか?校庭や体育館があるやろ。人をぎょうさん収容できるから」
 小代の言葉に含まれる不吉な響きに、ほのかは気付いた。
「じゃあ、きっと校舎にも……」
「入ってくるやろなぁ……いや、入ってきたみたいや」
 ほのかは教室の入口ドアを見た。普段何気なく出入りしているドアの向こうが、あの世とか地獄と呼ばれる場所に繋がっているように思えた。

580 :


──突然、音楽が流れた。
 明るいメロディーが、教室の重苦しい空気を掻き乱した。ほのかはそれが日曜日の朝に放送されている子供向けのアニメの主題歌であることに気付いた。
 しかし、今の彼女たちにとっては呪いと変わりなかった。
 見つかってしまう!一体どこから?
 音は、ほのかにしがみついた少女の携帯電話から鳴っていた。恐らく、心配した親がかけたのだろう。
 少女は慌てて音を消そうとしたが、上手くいかなかった。泣きそうになっている。
 ほのかには携帯電話のメロディーが校舎中に響き渡っていると思った。身体が動かない。
 小代が動いた。
「堪忍な、まみちゃん」
 小代は携帯を取り上げると、窓を開け外に放り投げた。ピンク色の携帯電話は校庭に落ちて鳴り止んだ。
 壊れたらしい。
 暴徒を呼び寄せる音は断てたものの、窓を開け携帯電話を放り投げるという行為は、確実に校庭にいる者たちの注意を引いてしまっていた。
 ほのかは窓の外を見た。校庭にいる何人かが間違いなくこちらを見ていた。
 逃げなきゃ!でも、どこに?どうやって?
 頼みの小代も、自分の行為の結果に衝撃を受けていた。何かをつぶやいているが、聞こえない。胸に抱いた教え子たちが袖を引くのにも気付かない。音も視界も消えていき、世界が急速に遠ざかるような感覚を覚えていた。
 ほのかは、もう一度外を見た。

──あの人たちはどうして空を見ているのだろう?
 ほのかは不思議に思った。校庭にいる者たちは、もうこちらを見ていない。ほのかは彼らのように空を見上げた。 

 音が戻ってきた。

 猛烈な風と音を引き連れて、白い何かが校庭に降り立とうとしていた。
 小代が、言った。
「自衛隊や!助けが来たッ!」
 ほのかは、ぼんやりと思った。
 白い機体に赤い日の丸が、とてもきれいだな。


581 :

「齡五十を数えれば、大抵のことには驚かぬと思っていたが、まだまだ世は驚きに満ちていると見える」
 エレウテリオ騎士団副団長セサル・ディ・アランサバル男爵は、馬上で唸っていた。
 彼の周囲では、従士や兵が空を見上げて右往左往している。道の左手にある大きな建物(恐らく兵舎だろう)とその営庭の方角からは、脅えた馬の嘶きが聞こえていた。
「竜だ!竜がでたぞ!」
 混乱の元凶は空にあった。
 アランサバルの手勢は、迂回機動により敵陣を突破した後、撤退する敵に食らいつきながら市街地に侵入していた。
 陣地への突撃で配下のゴブリンの七割──約300と兵100を失ったものの、未だ手元には騎士20騎と兵200、弓兵70、ゴブリン100を残している。
 敵の本拠を叩けば勝ちだ、という意識が兵たちの頭にあるため、士気は未だ高く維持されていた。
 しかし、まもなく日が落ちる。夜戦は余程のことがない限り、兵を失うだけである。西方諸侯領軍の戦術常識からいけば、そろそろ野営地を確保すべきであった。
 この為、アランサバルは先程発見した、兵を休ませるのに具合の良さそうな建物の中を調べさせようとしていた。
 そこに竜が現れたのだった。
「男爵殿、如何なさいますか!?」
 配下の騎士が、すがるように言った。突然現れた白い竜に怯えているのだろう。
 アランサバルは、配下の不甲斐なさに苛立ちを覚えた。騎士が竜を怖がって何とする。
「狼狽えるなッ!あの奇怪な竜なら、昨日落としただろう」
 アランサバルの言葉に、周囲の者は落ち着きを取り戻した。確かに、昨日現れた竜は魔導師の攻撃魔法と弓兵の射撃で落としていた。
 アランサバルは二匹の竜を観察し、兵を腹に収めていることに気付いた。
 あの竜は、軍竜か。ふん、余程この建物が大事と見える。
「魔導師を呼べ。それから、弓兵を集めよ。一斉に仕掛ける」
「ははッ」
 一匹が地表に降りようとしていた。けたたましい鳴き声と共に、猛烈な風を起こしている。アランサバルのマントが風を受けて大きくはためいた。
 アランサバルは馬首を巡らせると、副官に下知を下した。
「兵を建物に差し向けよ。彼処には何かある」
「御意」
「子爵の手勢はどの様な様子だ?」
「は、騎士団はエレウテリオ子爵の下知を受け、敵を追撃しております」
 アランサバルは数秒間思案した。エレウテリオ子爵は、薄暮にさしかかっても攻め手をゆるめる気はないようだった。
 ならば、儂も団長殿に倣おう。敵を叩いておかねば、野営もままならんしな。
 アランサバルは敵の追撃と、眼前の建物の制圧を決心した。
「さて、皆の者。我らは、ドラゴンスレイヤーの栄誉を手にする機会を得たぞ。競って名を上げよッ!」


582 :
京都府舞鶴市倉梯 倉梯小学校
2012年 6月5日 18時12分

「下はクリアか?」
 機長が怒鳴った。副操縦士は素早く頭を振り、地上を確認した。
「甲冑を着けた兵隊と変なばけものの他デッキクリアー!」
「よーし、降りるぞ。お客さんたち準備はいいな!」
 ……それは、クリアーなのか?
 可児は疑問に思ったが、機長が行けると判断したなら行けるのだろう。大体、今の可児達に深く考える贅沢は許されていなかった。
 1番機に搭乗した可児達がまず地上に降り、周囲を確保する手筈だった。2番機が上空から支援射撃を開始している。
「降りるぞ小僧ども!ケツを上げろ!」
 可児は機内の隊員たちに怒鳴ると、キャビンドアに身体を向けた。ダウンウォッシュが機内に激しく吹き込み、ゴーグルなしでは目も開けられない。
 地上が急速に近付いてきた。あと2メートル。
 1メートル──。
 機内が一度大きく揺れた。次の瞬間、浮遊感が消え、機内の隊員たちは着陸したことを知った。
 可児が猛烈な勢いで怒鳴った。
「行け行け行け!周囲を確保しろ!」
 魔王のような形相の可児に追い立てられ、第1班の班員2名が素早くキャビンドアから飛び出した。一人は左に64式小銃の銃口を向け、膝射姿勢をとる。もう一人は──こけた。
「痛ェ!」 
「ば、莫迦やろう。なにしてんだ!」
「チョッキが重くて……」
 彼らに続いて機外に飛び出した可児は、中腰のまま器用に倒れている班員を蹴飛ばすと、矢継ぎ早に指示を出した。
「第3班は玄関口を確保しろ!第1班は散開!道路側を警戒!おい、頭をあげるな。ローターが回っとる!……お前はさっさと起きろ」
 続いて機外へと出た斎藤二曹に率いられた第3班の4名は、中腰の姿勢で校舎の玄関口に向けて駆け出した。
 銃声が響く。ヘリに驚いて腰を抜かしていた敵に対し、1番機が制圧射撃を開始したのだった。
「道路側、敵がいます!」
 傍らで班員が報告した。
「各個に撃て。頭を上げさせるな!」
 可児は指示しながら、機内を振り返った。1番機に乗っていた全員が降りていた。操縦席を見る。機長がこちらを見ていた。
 可児は左手の親指を立て、大きく腕を突き出した。機長が頷くと1番機のエンジン音が一段と大きくなり、ヘリは軍用機特有の力強さで、上昇を開始した。
 まずは上手くいったか。あとは2番機が降りるまで、敵を寄せ付けないことだな。
 
 班員はそれぞれ膝射または伏射姿勢をとり、目に付いた敵に対して射撃を開始していた。今のところ敵が迫ってくる様子は無い。第3班長から無線が入った。
『クアーズ1、クアーズ3。校舎入口を確保した。校舎内で敵と交戦、2名射殺』
『クアーズ1了解。そのまま確保しとけ』
『了解』
 全ては今のところ順調だった。我々は奇襲に成功したらしい。

『クアーズ1、クアーズリーダー。マイヅル36進入開始』
『クアーズ1了解。下はクリアです。手早く願います』
『クアーズリーダー了解』
 2番機に搭乗している明智一尉から、無線が入った。先程一度小さくなったヘリのローター音が急速に大きくなる。2番機が降りてきたのだった。
 校庭の土は午前中の雨で湿っており、土埃を巻き上げる心配は無い。
 可児は道路側に目をやった。先程までと何か違うと思った。何だ?この違和感は。
 すぐに気付いた。身体を晒しておたついている敵が、いなくなったのだった。それでいて、気配は感じる。敵が統制を取り戻した証拠だった。
 早く降りてきてくれよ。
 可児は心の中で念じた。統制を取り戻した敵は、すぐに反撃に出ると分かっていた。早く遮蔽物に潜り込まないと、危険だった。

583 :

「おら、行け行け行け!」
 第2班長の妻木二曹の威勢の良い声が響いた。第2班員がヘリから飛び出てくる。
「先任!第2班ただいま参上!」
「声が震えてるぞ、妻木」
 可児が道路を睨みながら答えると、妻木は口元を苦笑いの形に歪めた。そうこうしているうちに、2番機から明智一尉がよろめきながら降りてきた。
「可児一曹──何とか──降りれたよ」
 明智はすでに汗塗れで、息も上がっていた。
「まだ、降りただけですよ──ッ!」
 可児が応えようとした時、道路から飛来した矢が、足元に刺さった。それを合図にしたかのように、次々と矢が降り注ぐ。
「ここは、やばいッスよ!」
 妻木が叫んだ。
「敵集団、道路側距離50!」
 進士三曹が敵を発見し、警告した。そうしている間に、矢がヘリにも飛来し始めた。機体に当たり、硬質な音を立てる。ローターブレードに弾かれて、粉々になるものもあった。
「ど、どうする?」
 明智が首を竦めて言った。
 あんたかが決めないでどうする。可児は徒労感を覚えつつ、進言した。そのまま、矢の飛来方向に単射で3発小銃弾を撃ち込む。手応えは無い。
「校舎に入りましょう。要救助者の捜索に当たるべきです」
「そ、そうだね。その通りだ」
 明智は人形の様に首を縦に何度も振ると、裏返った声で同意した。
「総員、校舎に走れェ!」
『クアーズ3、クアーズ2。今からそっちに行く。援護頼む!』
 可児が命じ、妻木が第3班に無線で援護を要請した。
 玄関口に陣取った第3班が小銃や機関拳銃を発砲する。銃弾が校庭と道路を隔てるフェンスや街灯に当たる度に、明るい火花を散らした。
 敵の矢が、途絶えた。
 可児達はその隙に校舎に向けて脱兎のごとく駆け出した。2番機はすでに高度を上げている。
 十秒ほどで、総員が玄関口に駆け込むことに成功した。第3班員は、その隙に素早く弾倉を交換している。班長の性格を反映してか、そつがない。
 隊員の多くが、息を切らしているなか、可児は平然としている。
「第1班で出入口を確保。第2、第3班は指揮官と共に、要救助者を捜索する。宜しいですね?」
 可児は明智に訊ねた。息を切らしてしゃがみ込みそうになっている明智に、嫌も応も無かった。
「──任せる」
「水雷長、任せていただけるのはいいんですが、急いでください」
 派手に交戦した結果、敵が増援を呼び寄せる可能性は高い。猶予はあまり無いのは明らかだった。
 周囲の隊員の呆れ顔に囲まれた明智は、命令を発した。
「民間人を捜索、絶対に救出する。みんな、よろしく頼む」
 水雷長にしては、気持ちの入った命令だな。可児は一瞬だけ口元に笑みを浮かべた。

584 :
以上です。
個人の情景や心理描写が多くなると、途端にしっくりいかなくなります。修行せねば。
次回は校舎内の戦闘そのほかになる予定です。
御意見御質問ご感想お待ちしております。

585 :
投下乙。待ってましたー

586 :
投下乙
F軍側が日本語理解してないなら放送室から校内放送で隠れている避難民に呼びかける方法もあるが
敵兵の規模が不明な時点では危険性のほうが高いな
ハンドマイクなんて用意して無いだろうし
ヘリから呼びかける手は残されているかな

587 :
待ってました!やっと更新ですね。


588 :
投下乙。
楽しみに待ってたぞ。
これからも宜しく〜

589 :
ありがとうございます。励みになります。
放送という手は確かに有効ですね。
次も早めにアップします。

590 :
短いですが、本日も投下します。
改めて小さいところで戦ってますね。一応この舞鶴の戦いは最後のシーンまで決まっています。そこに至るまでが、なかなか。
では、行きます

591 :

 明智一尉と通信員、2個検査班8名の計10名は、胸までの高さの下駄箱をすり抜け、校舎内に進入した。
 最近の学校の常として、まず正面に職員室がある。廊下側の壁が全て窓になっていて、中が丸見えであった。逆に言えば、職員室から、校舎への人の出入りを教員が把握できる作りである。
「最近は、こんな作りなんだな」
「昔、どっかの誰かが学校で大暴れしたからな。……で、どうします?」
 第3班長斎藤二曹が、明智に訊ねた。明智は、相変わらずの口調でおずおずと答えた。
「う。じゃあ、第3班は職員室を確認後向かって左側の各部屋を捜索。僕は、第2班と右に行くよ」
 背後では、第1班の射撃音が鳴り響いている。それに対して、校舎内は嫌になるほど静かだった。
「一階の捜索が完了したら、報告してくれ。くれぐれも誤射だけはしないようにね」
「了解」
 
「よーし、第2班集合。隊形とれ」
 妻木の指示で班員が集合する。先頭の沢井三曹が、64式を突き出すように前方に向けた。
 全員が触れ合うほど密着し、片手を前の隊員の肩に置いた。
「沢井前方警戒、土本と俺は側方、進士後ろな」
 土本三曹と妻木は銃口を真下に向けた。電気の消えた校舎内は徐々に薄暗さを増していた。普段子供達の声で賑やかな場所が人の気配が絶えただけで、途端に不気味な雰囲気を溢れさせている。
「お前ら、何イメージした?」
「バイオ」
「バイオ」
「メガテン」
「うん、よく分かる。夜の学校って怖いよな」
「マジ、やばいッス」
 妻木は班員の態勢が整ったのを確認した。
「絶対に敵と確認してから撃つこと。リッカーが出ても泣かない。訓練通り行くぞ」
「了解。たまに天井見ます」
「了解。おっかねぇ」
「了解。仲魔には……出来ないですよね」
 妻木の合図で四人は前進を開始した。重心を落とし、足音を消す。
 理想通りにはいかないな。妻木は思った。装具はやたら雑音を立てるし、プレートの重みでまるで自分がアヒルの様だ。汗が吹き出る。ゴーグルが曇り、視界が狭まる。
 ああ、畜生。俺の呼吸音がうるさいぞ。

592 :

 先頭の沢井が止まった。
「左手前方、引き戸」
 短い報告。妻木は腕と手の動きで指示を出した。土本がするすると前進し、ドアを開ける位置に着く。
 最後尾の進士が準備よしを報告した次の瞬間、沢井を先頭に三名が教室内に突入した。
 土本がドアを引く。沢井と妻木が左右に分かれ、銃口を前方に突き出した。素早くクリアリングを行う。進士が散弾銃を構え、続いた。
 無人。
「クリアー」
「クリアー」
「クリアー」
 各自の受け持ちに異状が無いことを知らせる。見える範囲に敵はいないようだった。だが、調理実習室らしい室内に、物陰は無数に存在した。
 全ての物陰に敵が潜んでいるように思えた。突き出した64式の重みで腕が痺れる。
「沢井、前進して確認。進士援護しろ」
 射撃員の沢井が慎重に室内を進み、物陰を一つ一つ確認した。息が詰まる。
 最後の流し台を確認すると、沢井が身体を起こし、大きく息をついた。
「室内クリアー、です」
 たった一つ部屋を確認しただけでとてつもなく疲労していた。陸自を見直したぞ。妻木は汗を拭いながら思った。
 出入口を守る土本に声をかける。
「三名出るぞ」
 土本は油断無い口調で応答した。
「了解、出ろ」
 室内の三名は、廊下に出ると再度隊形を組んだ。最後に出た進士が青いサイリウムを入口に置いた。
「班長、これ全部やるんですか?」
「当然……とはいえキツいな」
 学校である。廊下の先に部屋は無数にあった。土本が進言した。
「外で聞いてたけど、これだけ静かだと俺らがどうやっても音は消せないッス。もう少し、賑やかにやってもいいんじゃないスカ?」
「……アメちゃん式にやるか」
 妻木は進言を受け入れた。ふと、軽口を叩きたくなった。
「じゃあ、次から突入はこうだな。ドア蹴っ飛ばして、『行け行け行け、自衛隊だ伏せろ伏せろ伏せろッ!』ってな」
 思いのほか大声が出てしまった。自分の声が廊下に反響する。班員も微妙な顔をした。冷たい視線が無言で彼を責める。

「──!」
 一瞬の静寂の後、どこからか声がした。続いて、やかましい足音。鉄のぶつかり合う音。音は二階から聞こえ、徐々に大きくなり──。
 全員が前方30メートル。廊下の先、階段があるあたりを見つめた。薄暗い。
 唸り声のような、獣が喉を鳴らすような声が聞こえた。
 ガシャリ。鉄の靴底が床を叩く音と共に、階段から何かが姿を現した。
 身長1.3メートル程度、猫背のその生き物は人の形をしていた。頭髪は無くつり上がった目は爛々とこちらを睨んでいた。大きな鉤鼻がある。左右に裂けた口元からは、涎を垂らしている。
 粗末な革鎧を身につけ、手には剣の様な物を持っていた。
 おいおい、やっぱり化け物かよ。妻木は一瞬呆気にとられた。あいつも、驚いている──のか?。
 奇妙な睨み合いは、続いて騒々しく現れた同じ生き物と甲冑に身を固めた兵士達の怒声によって破られた。

593 :

「──!!」
 生き物達は意味の分からない叫びと共に、猛烈な勢いで走り寄ってきた。手に手に剣をかざしている。殺気が膨れ上がった。
 妻木は我に返った。これは敵だ。クソ、走って来やがる。俺はドーン・オブ・ザ・デッドは嫌いなんだ。
「敵だ。撃てッ!」
 沢井が64式を敵に向け、発砲した。二番手の土本も素早く横に出て9o機関けん銃を構える。
 狭い廊下に強烈な銃声が反響した。放たれた二種類の弾丸は、突撃してきた敵に容赦なく突き刺さった。7.62o弱装弾を受けた敵は血と肉片を派手に弾けさせる。9oパラベラム弾を受けた敵は、ミシンに縫いつけられたように複数の弾痕を穿たれ、その場に倒れた。
 数秒で敵は全滅した。硝煙が辺りに漂い、最後の銃声が長く尾を引いた。
 妻木は耳を押さえていた。高い金属音が耳の中で鳴り響いている。
「──曹、妻木二曹!大丈夫ですか?」
 進士が不安げに呼びかけていた。
「み、耳栓をわすれてた」
 妻木は頭を振りつつ答えた。室内の反響は予想以上だった。
『クアーズ2、クアーズ3。今の銃声はなんだ?』
 無線のヘッドセットから、斎藤二曹の訝しげな声が聞こえた。妻木は耳鳴りを無理やり我慢しつつ、マイクに怒鳴った。
「こちらクアーズ2。敵と交戦、4名射殺。こっちは敵に見つかったから派手にいく」
『了解』
 彼が無線で話している間にも、敵が集結しつつあるようだった。
 沢井が交換した弾倉をダンプポーチに押し込みながら、警告を発した。
「班長、また来た!」
 そのまま、発砲。盾を構えた兵士が、悲鳴をあげてのたうち回る。盾と鎧で弾頭が歪んだせいで、体内に入った弾が内臓をズタズタに引き裂いた様だった。
 明智が言った。
「妻木二曹、先に進めるかい?」
「はぁ?敵が来てるんですよ!奴らを倒さないと!」
 土本が発砲。手斧を投げようとしていた敵兵が仰け反る。
「だ、だけど。時間がない。僕も戦うから、敵を排除しつつ先に進もう」
 正直なところ、妻木は彼らの指揮官がここまで我を出すとは予想していなかった。だが、一理あった。

「分かりました。俺と進士で廊下を抑えます。水雷長は後方警戒をお願いします」
 妻木は続いて、射撃中の二人に呼びかけた。
「沢井、土本!お前ら二人で部屋の中見ていってくれ!二人でできるか?」
「やらないと前に進まんでしょう!やりますよ!なぁ、土本」
「なんとかするッス」
 妻木は、後方警戒をしていた進士の肩を掴むと前に出た。敵に向けて弾を叩き込んでいる二人と代わらなければならない。
「3で代わるぞ!1、2、3!」
 沢井と土本が銃口を下げ、一歩下がる。妻木と進士が横に並んで前に出た。面倒だが味方撃ちを避けるために必要な手順だ。
 今からは自分と進士で敵を打ち倒し、たった二人に部屋を捜索させなければならない。何て綱渡りだ。彼は困難さに身震いした。
 
「よし、沢井、土本、室内を確認しろ!」
 妻木の指示に沢井が勢いよくドアを開け、滑るように室内に突入していった。土本が続く。
「自衛隊だ!伏せろ伏せろ伏せろォ!」
 沢井達は叫びながら部屋を捜索していく。日本語での呼びかけは、理解できる者であれば従ってくれるだろう。こちらの位置が暴露した状況では、有効な手段と言えた。
 妻木は隣で散弾銃を構える進士に言った。
「いいか、敵が来たらまず俺が撃つからな。お前はリロードの時、カバーしてくれ。今は撃つな──」
「妻木班長、敵ですッ!」
 そう叫ぶやいなや、進士が発砲した。バックショットの強烈な反動を、全身を使い受け止める。妻木の耳元で轟音が鳴り響いた。
 彼が耳を押さえて膝を着く先で、チェインメイルの部品を撒き散らしながら、敵の兵士が吹き飛んだ。
「ああああぁぁああ──テメェ……。変更だ。進士先頭、俺がカバーするわ」
「また、敵です!RRRェ!」
 再度発砲。轟音。化け物が足を吹き飛ばされ、俯せに倒れる。妻木が呻く。
 そんなやりとりの間に、室内の捜索を終えて、二人が外に出てきた。少なくとも、上手くいっている間は、効率アップが見込めそうだった。

594 :
以上です。
しばらくは、いいペースで投下できそうです。
ところで、人物、配置について皆さん把握しにくいとかありましたら、教えてください。
御意見御質問御感想お待ちしております。

595 :
> 「バイオ」
> 「バイオ」
> 「メガテン」
この中に1人メガテニストがいる!

596 :
激闘ですね。はやく生徒・教師の救出を!
外道ファンタジー勢力に滅亡と死を!


597 :
五島一佐「我が世の春がキター」

598 :
仲魔ってのはゲームかなんかの用語?

599 :
>>598
女神転生ってゲームでの用語。
悪魔の仲間だから仲魔。

600 :
メガテンシリーズで、召喚使役される(広義の)悪魔

601 :
珍獣テンプルナイト

602 :
テンプルナイトは狂信者(人型だが危険)かぬ
異世界じゃなく日本国内ならゾンビ出現の可能性低いが
それも作者の嗜好次第だなw

603 :
テンプルナイトはメシアンだろうが

604 :
40代目ライドウ「唯一神によるメギドアーク(地球爆砕)を阻止するため、21世紀の日本を呼び出すことにした!」
14代目ライドウ「な、なんだってー!」

605 :
投下乙。読んでると自分でも何か書いてみたくなりますね。出だしが自衛隊側有利なのは分かってたけど、
状況が敵に伝わって、段々と校内を進んでいく内にどうなるか……
ところで、石動さんの話は「自衛隊がファンタジー世界に召喚」されてない気がするんですが、こういうのも
アリなんですか。

606 :
ありじゃないの
分けて派生スレ立てるほど投下あるわけでもないし

607 :
分かりにくいネタですみません。
>>605
是非是非書いてください。
御質問の件ですが、まことにその通りです。詳しくはまだ書けませんが、ちゃんとスレの趣旨に合った話になる予定です。
>>606
フォローありがとうございます。


608 :
>>606
後に”報復”としてファンタジー世界へ自衛隊を派遣するのもいいですね。ゲートが
ない場合、筑波のマッドが開発した次元転移装置で異世界へ領有侵略するのもありっすね。
その前に売国勢力を駆逐して!


609 :
まぁ名目は危険地帯の強硬調査、それも同盟国や義勇軍と共同だろうけどね
放って置いても向こうから攻めてくるから応戦可能だし、売国勢力もコントローラ握ってる各国が止める
遺伝子資源だけでも参加する価値が有るし当事国後まわしは流石に不可能、積極的に派遣を後押ししてくれる

610 :
>>607
乙でした。
緊迫した場面での軽口っていいですね。こちらも気が楽になる

611 :
>>608
報復もなにも国民が多数拉致されている
救出作戦も立案できなきゃおしまいだろ
侵略者が「こちらの世界の住民」でない事はゴブリンの死体を公表すればいい

612 :
>>586
>F軍側が日本語理解してないなら放送室から校内放送
事前予告してベートーベンの運命を大音響で流すと、F軍はパニック。
というファンタジー版漂流教室があったな。

613 :
こんばんは。
 異世界の人々にとって、我々の音楽ってどう聞こえるのでしょうかね?クラシックなりロックなりアニソンなり。
てなわけで、投下します。

614 :

京都府舞鶴市倉梯 倉梯小学校
2012年 6月5日 18時32分
 
 激しい銃声が校舎内に鳴り響いた時、斎藤達彦二等海曹率いる第3班は、一階の捜索を終えようとしていた。
 無線で状況を確認した斎藤は、手早く班員の状況を確認すると、校舎の突き当たりに位置する階段に目をやった。
 建物の端に、二階へと続く階段と、外に繋がる非常口があった。
「妻木の阿呆が敵を引きつけている間に、二階は俺達で捜索することにしよう」
 斎藤は薄笑いを浮かべた。口振りとは裏腹に、むしろ良くやったと思っていた。第2班が敵を引きつけてくれれば、仕事はやりやすくなる。
 斎藤は水測員──ソーナーマンである。中学を卒業後すぐに江田島の海上自衛隊生徒となった彼は、そこで水測員という仕事に興味を覚えた。潜水艦という見えない敵を追い詰める、そのための耳となるということに面白味を覚えたのだった。
 部隊配属後、周囲は彼の才能に気付いた。ひよっこであるはずの斎藤3曹が、船団襲撃のため忍び寄る対抗部隊の海自潜水艦を、いとも容易く発見したのだった。
 彼はどういうわけか『違和感』に敏感だった。普通なら聞き逃す程度の反応に彼は必ず気付いた。
 そして、彼は一度『違和感』を覚えたら、決して放置しなかった。几帳面で冷静な性格が、潜水艦にとっては蛇のようにしつこい水測員を生み出していた。
 彼の性質は、水測の仕事以外にも発揮されている。
「好安、仙石前衛につけ。水野はバックアップ」
「了解。敵は向こうにいってますかね?」
 前衛についた運用員の好安三曹が、尋ねた。斎藤は、数秒間沈黙し、答えた。
「音も気配も今のところ無い。ただし気を抜くなよ」
 好安と仙石は互いに援護しつつ銃口を二階に向けた。
「クアーズリーダー、クアーズ3。一階捜索終了。異状無し。二階に上がる」
『こちら──クアーズリ──ー。行ってくれ。こ、こっちは敵──けだから』
 無線は銃声と怒声で聞き取り辛かった。
「よし、行くぞ」
 斎藤の指示により、第3班は階段を昇り始めた。壁には、児童の書いた標語や行事の際の写真が貼ってあった。『みつけよう相手の長所。考えて相手の気持ち』
 ふん、奴らが何を考えているか、か。そんな事より鉛弾を浴びせる方が早い。奴らは、それだけのことをしたからな。

 斎藤の耳に、音が聞こえた。自分達の装具の音や足音、呼吸音に混ざった微かな違和感。どっちだ?上か?
 いや、後ろだ──!
「水野!非常口だ、離れろ!」
 叫びながら身体を回す。バックアップの水野3曹の横、校舎一階非常口の扉が激しく打ちつけられた。
 扉に設けられた鋼線入りの窓ガラスの向こうに、必死の形相で扉を破壊しようとする敵兵が見えた。もう、幾らも保たない。
 ここの非常口は道路に面している。敵が目を付けたな。
 斎藤は、このまま二階に行くか、ここで踏み留まるか、の判断を強いられた。放置すれば味方が挟み撃ちにあう可能性がある。しかし、任務は要救助者の捜索だ。
 どうする──

615 :

 その時、第1班から無線が入った。
『クアーズ3、クアーズ1』
「こちらクアーズ3。こっちも敵に補足されました。非常口から入ってこようとしています」
『楽しくなってきたな。二階へは行けるか?』
 可児の声は本当に楽しそうだった。
「不可能ではありませんが、挟み撃ちの危険があります」
『それは、何とかする。二階に上がったら、手前から四つ目の校庭側の教室に向かえ』
 指示が詳しすぎる。斎藤は訝しげな声で尋ねた。
「何事です?」
『うちの若いのが校庭にピンクの携帯が落ちているのを見つけた。で、その真上の教室の窓が一つ開いていてな』
「なるほど。了解、向かいます。クアーズ3以上」
 斎藤は返答を待たずに交話を打ち切った。非常口が弾け飛んだからだった。扉の残骸を掻き分けて、敵兵が雪崩込んできた。一人がクロスボウを構えようとする。
 水野3曹が9o機関けん銃を腰だめに構える。安全装置を解除。発砲。ボルトが猛烈な勢いで前後する。銃口が跳ね上がり、9oパラベラム弾がばらまかれた。
 発射速度がやたら速い上にオープンボルト方式の撃発機構を採用している為、連発での射撃は精度を期待できない。
 しかし、非常口で団子になっている集団に対しては、無慈悲な効果を発揮した。血塗れになった敵兵が悲鳴をあげて折り重なる。
「水野、二階に上がるぞ。好安、仙石交代しろ」
「はいッ」
 好安、仙石の2名が散弾銃と64式小銃を非常口に向けた。敵が頭を出したなら、容易く蜂の巣にできる。
 斎藤は水野を伴い、未だ静寂に包まれた校舎二階に足を進めていった。


616 :
 伝令が、今日幾度目かの凶報を伝えた。
「騎士ゴイト・ディ・アブレウ殿討死!」
 これで何人目だ。このままじゃ、西ロッサの諸侯が全部御家断絶になっちまうぞ。
 攻撃の指揮を執る、ホルヘ・ディ・ロンゴリア帝国準男爵は、目の前にそびえる石造りの建物を睨みつけた。
 既に、5名の騎士と、20名近い兵を失っていた。
 
 見たこともない巨大な軍竜の腹から、黒い鎧を纏った兵が10名程現れたと思ったら、これだ。奴ら、あの魔導具で武装しているに違いない。でなければ、あの様な攻撃魔法を連発できる筈がない。
 峠の陣を抜いた際、敵兵の残した杖が回収されている。従軍している魔術師が言っていた。
『如何なる魔力が封入されているかは判りかねるが、これは矢の代わりに焔を放つ魔導具でありましょう』
 
 冗談ではない。城住みの三男坊として冷や飯食いに甘んじるよりは、と従軍を申し出たが、この様な敵とは聞いていない。
 全ての兵に魔導具が行き渡る敵。人狼より酷い。北方の魔女どもか、南の蛮族と戦った方がマシだ。
 だが、ここは既に敵地の奥深くであった。敵を破らねば、終わりだ。そして、俺は兵を指揮して、竜牙兵より気合いの入った奴らと戦わなければならない。
 また一人、兵が撃ち抜かれた。頭上を我が物顔で飛び回る竜からの射撃だ。
「魔術師はまだか!」
「まもなく、3名が参られます。弓兵も物陰を伝い、集めております」
 魔術師が揃えば、一泡吹かせられるだろう。
「ロンゴリア殿、兵の士気が持ちませぬ!」
 部下の悲鳴が聞こえた。ロンゴリアは、腰の剣を抜き駆け出した。
「魔術師と弓兵はアランサバル殿の下知を受けよ!我は陣頭指揮を執る!動ける者は続け!」
 俺は、きっと朝を迎えられないだろう。

617 :
以上です。
御意見御質問御感想お待ちしております。

618 :
激闘だ!
やっぱファンタジー世界に魔法無効化装置は必須。だから筑波のマッドなのよ〜!
彼ら敵捕虜の魔術師被験者を元にすればつくれるよ!でないとゲリラ戦でやばい。


619 :
v

620 :
体系建てられてはいないけど、楽器だけなら原型本流問わずに産み出されてはいるからクラシックはある程度理解されるんじゃなかろうか。アニソンは硬質な音が多いってことで摩訶不思議って評価か?
誰か音楽史(楽器史か)に詳しい人はいらっしゃいませんかー

621 :
投下乙。
>ふん、奴らが何を考えているか、か。そんな事より鉛弾を浴びせる方が早い。奴らは、それだけのことをしたからな。
登場人物の心情が共感できるものなので、読んでいて気持ちが良いです

622 :
陸自は空挺とかの精鋭がアフリカに行ってるけど1人残らず全部行ってる訳じゃだろうから中隊規模は無理でも小隊位は残ってて投入できないかな?


623 :
F世界の連中にデスメタルを聴かせてみてえ

624 :
現地情報が揃ってて協力者などバックアップしてくれる組織があって風土病などがなければ…
欲を言えば外向的に身分保障された第三国の人達と秘密裏に協力出来れば…
けど小隊規模を投入したってナニが出来るってほどでも無いんと違うか

625 :
投下乙です!
最近投下が多くて嬉しいですね

626 :
やっぱ演歌民謡雅楽和太鼓だよ

627 :
雅楽はそれメインだとちょっとハードル高いけど和楽器はすげーかっこいいよね
どうでもいいけど演歌とメタルの親和性は異常

628 :
>>演歌とメタルの親和性は異常
F世界の住人が着物着たデーモン小暮閣下みたいな連中だったら
という妄想が頭をよぎった

629 :
F世界の魔導師が「吾輩の歌を聴くのだ!」と(以下略

630 :
自衛隊「音波増幅装置起動よし」
自衛隊「イコライザー準備よし」
自衛隊「G兵器準備完了!」

『おーれはジャイry

631 :
>>630
伴奏に源静香のバイオリンをお願いします

632 :
どこぞの作品の宇宙人みたく歌の影響が強いなら、ジャイアソボイスで脳細胞破壊されて戦争が終わるかもな。

633 :
投下乙
連続投下ないと油断して一日出遅れたw
>>「みつけよう相手の長所。考えて相手の気持ち」
これは小学校の標語でF軍には読めないだろうが、いまこそ冷静に分析できる奴いたらな
自衛隊の弱点はそうそう見つけられないだろうが
「何故やつら(自衛隊)が小規模の人数で夜襲かけてきたか」を考える頃合だな
F軍を積極的に空から攻撃せず、兵を運んで建物に突入させたのか
城(Rテル)を防衛する兵が居ないのに、なぜここに来るのか
まぁ、誤解だろうが
『ここには魔道装備した精鋭を送り込んでも取り戻したい大事なものがある』と推測するのもそろそろかな

634 :
空挺団とか西方普通科連隊とかの残余や対馬警備隊から引っこ抜けば大隊規模とまではいかなくてもそれなりの数を揃える事は可能だと思うのだか…
可能な限り敵の近くまで輸送すれば精鋭だから敵を足止めして遅滞戦術で味方の援軍を待つとか可能かな?

635 :
>>634
敵が奇襲してまだ三日も経過してないと思うが
そんなに早く編成組みなおし出来るのか?

636 :
>>633
F世界軍が自衛隊の目的に気づき、占領勢力圏内に取り残されている一般市民を
人質にすることもありますね。
それよりかはやく国内からF世界軍を掃討して異世界へ領有することを期待しています。


637 :
 沢山の方に反応をいただけると、とても嬉しいものです。ありがとうございます。
 確かに良い音楽なら伝わるものがありそうですね。フルオーケストラや和太鼓に、圧倒されてくれそうです。アニソンやメタルは異質だろうな。
 一部に熱狂的なファンを産むかもしれませんが。
 アフリカ派遣により、国内部隊の主に戦略機動能力に、無理が生じている状況であります。

 今晩、次を投下できるかと思います。
 ではでは。

638 :
>>635
3日どころか物語開始からまだ26時間しか経ってない
でも震災とか見ると一日経てば少なくとも方面隊レベルでの動員は出来ると思うんだよね
そこらへんどうなってるんだろ

639 :
>>638
地震などの天災にしても事態把握には時間かかる
「とりあえず人間だけでも動かす」のは戦国時代の子飼いの武士じゃあるまいし
被害地への交通網・通信網が生きてるかどうかにもよるし
ましてや「敵性勢力の武力侵攻」だと各地で他に侵攻有るかの確認に追われる
その後で敵の侵入ルートの割り出しとか反攻作戦の検討に移るかと
まずは警察・消防からの建て直しじゃね?>救急依頼はまずこの二つに来る
それから自治体首長の緊急救援依頼に>規模

640 :
総理「どうしようどうしよう」

641 :
>>640
明け渡しだけ、ちゃんとしていくれればいいよw
今も昔も上は駄目って決まってるの。
後は赤穂浪士が切腹覚悟の討ち入りだ。

642 :
>>639
なるほど
石動氏の作品の場合位置的にまず北朝鮮のゲリコマが疑われるだろうから、北が正式に声明を出すまで日本海側の部隊は動かせないだろうしね

643 :
在日米軍「ちょっと完全武装して訓練に逝ってくる」

644 :
「敵国の本格的な侵攻」に対していきなり空挺だのヘリボーンってのはどうかな。
機動力が高い部隊ってのは結局のところ精鋭ではあっても本質的には軽歩兵だからね。
俯瞰的に見ればその「軽歩兵」で十分なんだけど、
俯瞰的ってのは言うは易く行うは難しなわけで。
我々読者にはわかってても作中の責任者に、
敵はSAMはおろか銃さえも装備してない「中世の騎士」だなんて
たとえ映像でいくら確認しても信じられないんじゃないだろうか。

645 :
空挺部隊はここぞというときに敵の柔らかい脇腹を突くのがお仕事だから
攻勢を受け止める遅滞防御なんかに使うのはもったいない

646 :
>>638
通常なら有るはずの「予兆」が全くなかった為、防衛省自衛隊は大混乱だとお考えください。
とはいえ、できることはしているはず。ただし、舞鶴市には未だに……というところでしょうか。  

では、投下します。駄文ですが、お付き合いください。

647 :
京都府舞鶴市倉梯 倉梯小学校二階 四年二組教室
2012年 6月5日 18時37分
  
 壁の向こうで銃撃の音が響く。重たい銃音と軽い銃音、何かが砕ける音。叫び声も聞こえる。頭では、助けに来てくれた自衛隊が戦う音だと分かってはいるものの、一民間人の香住ほのかを萎縮させるには充分だった。
 子供達は大声で泣き出していた。
 そもそも純粋な暴力に対して、訓練を受けていない人間は、驚くほど脆弱である。まして、幼い子供達に耐えられるはずもない。
 小代もほのかも、すぐにでも廊下に駆け出したい気持ちと、今いる場所が一番安全だという気持ちがせめぎ合い、凍りついたようにその場でうずくまっていた。
 一度、窓から助けを求めようと考えた。しかし、流れ矢が壁に当たるのを見て、慌てて頭を引っ込める羽目になった。
 小代が、泣きじゃくる男子児童──普段は悪戯ばかりする子だった──の背中をさすりながら、言った。もう、声は抑えていない。
「香住先生、収まるまで待とう。これじゃ動けん」
 ほのかは、血の気の失せた顔で頷いた。とても今の安全な場所──実際には何の盾にもならない机と椅子に囲まれた──教室の片隅を動く気にならなかった。
 銃声と争う物音は、段々近付いているようだった。きっと、自衛隊がこちらに助けに向かっているのだろう。ほのかはそう信じた。
 それは正しい認識だった。確かに、救出部隊が教室を目指していた。しかし、教室に向かったのは、彼等だけでは無かった。

 教室の後側のドアが乱暴に開かれた。ほのか達の期待を裏切り、入ってきたのは目を血走らせた異界の男だった。
 鈍く光る兜を被り、鎖を編んだ鎧を着ていた。日本人ではない。顔には無数の古傷があった。何より、ほのかが今まで見たこともない目──凄惨な戦場をくぐり抜けた殺人者の目をしていた。
 息が詰まった。ほのか達が座り込んでいる教室の前側、教壇の辺りからは距離があったが、見つかるのは時間の問題だった。
「せんせぇ、怖いよう」
 胸の中で、か細い声がした。しかし、彼女にはその声に応えるすべが無かった。ほのか自身が、恐怖で泣き出しそうだった。
 ごめんね。先生も怖いの。
 諦めが胸を埋め尽くそうとしていた。彼女は自分達を見つけるであろう男を、見た。
 そして、見つけた。
 異界の兵士が首からぶら下げた携帯電話を。
 それは、スワロフスキーでデコレーションされていた。場違いなほど華やかな、女子高生が持つような携帯。
 おそらく、華やかさ故に奪われたのだろう。そして、持ち主はもうこの世にいないだろう。

648 :

 その瞬間、ほのかの頭の中で、携帯の持ち主が教室の隅で震える子供達と重なった。いけない。そんなことはさせてはいけない。
「小代先生。子供達をお願いします」
「香住先生、何を!?」
 気がつけば身体が勝手に動いていた。彼女は立ち上がると、教室の出入り口に走りながら兵士に叫んでいた。
「こっちよ!」
 兵士は一瞬虚を突かれ、慌てて武器を構えた。しかし、若い女だと知るとにやにやと下卑た笑みを浮かべた。
 ほのかは廊下に走った。兵士は子供達に気づいていない。当然の如く彼女を追った。
 必死で廊下に逃れると、薄暗い中を逃げ出した。足がもつれる。背後からは何事かを叫びつつ追いかける、兵士の荒々しい足音が迫った。
 わたしの足ではすぐに追いつかれるだろう。わたしは死ぬんだ。きっと、酷いことをされる。神さま、せめて子供達だけは──
 
 そして、無情にも彼女の行く手は阻まれた。身体に衝撃を感じた次の瞬間、男の手に捕まれていた。別の兵士が待ちかまえていたのだ。彼女は、自分を捕らえた人物が鎧を着込んでいることを知り、絶望した。
 嫌だ、死にたくない。お母さん。

 香住ほのかは、あまりの恐怖にそのまま気を失った。そのため、彼女がぶつかった相手が放った言葉を、聞くことができなかった。
 鎧を着た、黒い男は言った。


「よく頑張った。もう、大丈夫だ」


 それは、日本語であった。



649 :

「こっちよ!」
 女性の声が聞こえた。
 バディの水野三曹と並んで二階廊下を前進していた斎藤は、突然教室を飛び出した人影を見つけた。素早く小銃を構える。
「待て、民間人だ!」
 斎藤は、それが明らかに女性であることに気づいた。銃口を下げる。その女性は斎藤に気づかない様子で、そのまま小柄な身体をぶつけてきた。
 軽い衝撃。防弾ベストのセラミックプレートが軋んだ音を立てた。慌てて抱き止める。探していた民間人に間違いなかった。その後には、彼女を追ってきた敵兵の姿があった。
 まさか、囮になったのか?この人は。
 斎藤は、気を失い脱力する彼女をしっかりと抱き止めると、力強い口調で言った。どうにか安心させたかった。

「よく頑張った。もう、大丈夫だ」

 そのまま片膝を着き姿勢を下げる。水野が9o機関けん銃を突き出し、セレクターを単発の位置に合わせた。
「おっと、貴様はここまでだ!」
 彼が無造作に発砲すると、敵兵は驚愕の表情を浮かべていた顔面を撃ち抜かれ、血と脳漿をリノリウム張りの廊下の上に撒き散らし、倒れた。
「敵、1名射殺」
「水野、そのまま教室内を確認。民間人がいると思う」
「了解」
 水野は慎重な動作で、教室内に滑り込んでいった。すぐに答えが出た。
「要救助者発見!やったぞ、みんな無事です!」
 水野の弾んだ声が聞こえた。斎藤は破顔すると、無線機のプレストークスイッチをONにした。
「各部、こちらクアーズ3。キスカ、キスカ、キスカ」


650 :

京都府舞鶴市倉梯 倉梯小学校上空
2012年 6月5日 18時48分
 SH-60J哨戒ヘリ1番機、コールサイン『マイヅル27』は倉梯小学校上空を飛行中だった。太陽はほぼ西の稜線に沈み、辺りは急速に暗さを増している。
 機長は機体を慎重に右旋回に入れた。コレクティブピッチレバーを操作し、高度を維持する。眼下に倉梯小学校の校庭が見えた。
「まるで、砂糖に群がる蟻だな」
 機長が言った。校舎玄関口に陣取った味方は、旺盛な火力で敵を寄せ付けていなかったが、周囲には続々と敵兵が集まりつつあった。
 ヘリの立てる騒音に混じって、銃声が響く。地上の物では無い。
『くそ、外した。もう少し揺らさないで行けませんか?』
 ヘッドセットから悔しげな声が聞こえた。地上部隊を小銃で支援している、センサーマンの声だ。
「贅沢言うな。お前の腕が悪いんだ」
『せめて、74式ならなぁ』
 彼は74式車載7.62o機関銃の使用許可が降りなかかったことをぼやいた。
「でも、腕ばかりの話じゃ無いですよ。まもなく日没です」
 副操縦士の言葉通り、街は急速に輪郭を曖昧にしつつあった。敵の姿も、夕闇に沈もうとしている。
「確かにな。おぅ、暗視装置とQNHのチェックしとけよ」
「了解──QNH30,04」
 気圧高度計は150フィートを指していた。機長は、うっすらとこめかみに汗を浮かべた。まもなく夜が来る。高度と建物と僚機、そして敵か。今まで以上に意識を払わないと、墜ちるのは簡単だな。
「高度に気をつけろよ。あれだ、映画とかでよくあるだろ?ヘリが高度を下げすぎて、墜とされちまうやつ」
 機長は副操縦士に話を振った。
「あるある。定番ですよね!」
 副操縦士は暗視装置を確認しながら答えた。機長は、おどけた口調で言った。
「あるよな!ヘリに鎧武者が登ってきて、パイロットが斬り殺されるのな」
「え?何ですか、それ?」
「え?」
「ヘリが墜ちるならRPG-7でしょう?ブラックホークダウン見てないんですか?何ですが、鎧武者って?」
「う、うん、戦国自衛隊って言ってね……いや、良いんだ。知らないなら、良いんだ……」
 機長はジェネレーションギャップを感じた。寂しい気持ちになった。角川映画の傑作なのに。
 センサーマンが何か言っている。あいつなら分かるかも。
『……奴は……だ!逃げない奴は……』
 あいつも駄目だ。
 
 無線機が鳴った。
『マイヅル27、36。こちらクアーズ。要救助者確保、収容を要請する。レッドフレアを焚く』
「27了解!やったな!」
 機長は弾んだ声で答えた。
『36了解。27の進入を援護する』

「よっしゃ!ちっと手荒く降りるぞ」
 
 マイヅル27は、味方が待つ校庭に向けて、猛烈な勢いで降下を開始した。


651 :
以上です。
御意見御質問御感想お待ちしております。

652 :
投下乙
良い具合に民間人保護できたのにヘリ乗員がフラグ立てまくりなのが気になる
敵の弓兵に魔道士の無力化に成功しないと...

653 :
投下乙!
要救助者確保…とは言え、無事に帰るまでが遠足もとい救助作戦ですからね

654 :
乙です。
不穏な会話をしてるなぁ。でも、これだけ立てれば回避できるはず

655 :
機長も機長でいけないが、さすがに現代ヘリがロケットで落ちるとか悪夢極まりない冗談を喋っていいのだろうか?
ま、騎士と謎の化け物に襲われてる時点でストレスはマッハだろうから過激にボケないとやってられないな

656 :
9mm機関拳銃で顔面を撃ち抜くって地味に凄くね?どれくらいの距離があったんだろう

657 :
655が何か冗談を言ってるらしい

658 :
>>656
普通の規模の小学校なら廊下の長さは20〜30m(教室4つとして)程度でしょ
片手撃ちなら凄いけどそんなスタンドプレイする必要無いし、フォアグリップも持っての射撃ならいいんじゃね?

659 :
>>656
>>649の描写ではすぐそこ。

660 :
「すぐそこ」と断言はできないだろ。女性と敵の間がどれだけ離れてるか具体的に書かれてないし。
ただ、敵の表情が判別できているのをどう解釈するかにもよるけど。

661 :
test

662 :
ラリー・ニーブンとか、TORGとか、MM9みたいな世界法則の違いによる問題って考える?

663 :
ゲートが開いた。
F軍が日本に進軍
飛竜騎兵団⇒墜落して全滅(翼が小さすぎ)
巨竜騎兵団⇒自重で潰れて敗退
魔術師兵団⇒「マナが無いので魔法が使えません」
自衛隊が反撃して侵攻
車両⇒電気系統が働かず停止
火器⇒火薬が爆発せず働かない
結果、ゲートを挟んでにらみ合うだけに。うん、盛り上がらんな。

664 :
マジレスすると核反応は確実に使える、使えない世界はそもそも相互に侵攻さえ不可能な異界
よって核運搬車さえ建造すれば核のゴミを棄てるには最適、境界線に置けば障害物として最強

665 :
放射線のこと知らないんだから、被曝しながら普通に乗り越えてくるよ

666 :
「青く光ってきれいですぅ」

667 :
数秒で死ぬ高レベル廃棄物だと速効で学習して死者が減る
被覆を工夫して、確実に死ぬ程度に低く抑えんと

668 :
廃棄物のブロックで迷路を造っちゃうとか
参考としてナメクジ対策の塩迷路
ttp://livedoor.blogimg.jp/drazuli/imgs/c/1/c14fccc2-s.jpg

669 :
>>662>>664
F世界に転移した途端核分裂が起きなくなって原発が停止した作品があったな
あれはどういう理由なんだろう

670 :
物理法則が違うとかなんだろうけど、科学的に考えれば中々厳しいものがあるな
強引に理由付けするならその世界を作った神が「核分裂武器とか馬鹿が作らない様に使えなくしとこう!」とか?

671 :
あるいは核分裂はあるけど魔法という現象が存在することでウランやプルトニウム位じゃ核分裂しないとか?
で、アインスタイニウムやフェルミにウムなんかでようやく半減期がウランやプルトニウム並になっているとか。

672 :
どこぞのラ・ギアスみたいに安定の結界とか張られて核分裂反応が抑制されてるんじゃね、世界規模で
ニュートロンジャマーの魔法でも良いけどw

673 :
アメリカ「それは是非我が国とその友好国で導入したい」
日本「核のない世界キター」
ロシア「ちょwwwまwww」
中国「><」

674 :
核分裂反応を停止する結界とか兵器って
範囲によっては惑星の核分裂反応も停止するから
かなり大変な事態になるんじゃないか?

675 :
何か上手い事核兵器だけを封じるようになってるんだろう。結界

676 :
放射性物質を鉛に変えてしまう怪獣が出てくる吉岡平の小説があったな。

677 :
「実は異世界ではなくコンピュータので出来た仮想現実でした」なら大抵の無茶設定はクリア出来るんじゃないか?
鈴木光司のループの仮想現実に取り込まれるプロセスをアレンジしたら、「突然光包まれたら異世界でした」と
錯覚させるような雰囲気が出せるかも

678 :
問題はそれが面白いかだ

679 :
ちょっと古いがホーガンの「内なる宇宙」みたいなアプローチも面白いかも

680 :
>>674
バンアレン帯の消失なら、ただちに影響は無い
長期的には死の惑星になるが、結構な時間が掛かる筈

681 :
石動氏の最新話でF世界兵が女教師をにやけながら襲うってシーンで
敵の陣地内にいて味方も死にまくってる状況で若い女に現を抜かすって事に違和感を覚えたんだけど
しかも描写からはそのF世界兵は歴戦の兵隊っぽく描かれてるし

682 :
敵の陣地内じゃなくて味方が占領確保した拠点内だろ
味方が死にまくってる状況なんて無線もないF世界兵が把握できてるとも限らないし

683 :
戦場でRとか普通にあるだろ
中世の都市攻めとか攻めてる最中にRしまくってるじゃん

684 :
末期戦の赤軍がドイツや満州でヤりまくっている。

685 :
>>677
異世界行き隊員すべてが何人居るのかはわからないけれども、その全てに現実と見分けがつかない仮想現実(人間と見分けのつかないAIのNPCてんこ盛り)を供給できるコンピュータのスペックって具体的にどれくらいになるんだろう?
このスレの主旨とは外れるが、未来技術板辺りで聞いてみたい。
そんなコンピュータを調達できる奴がある意味ファンタジーだろうから、そいつの設定次第では面白くなりそうだ。

686 :
マトリックスのコンピュータの中の世界がファンタジーになった感じになるのか。それはそれで面白そう。

687 :
単なるゲームじゃんか

688 :
>>669
単純に核が嫌いとか >理由
あとは日本に枷を着けて弱体化させんとF世界が弱すぎる、とか
けど転位そのものが致命的にヤバいよな
貿易依存度の低さに誤魔化されがちだが、食い物でさえ石油依存だし

689 :
>>669
その作品と同じかどうかはしらないが
「核反応もその世界の精霊が司っている」と言う外野の推測があって
作者もそこらへんはぼかして「転移した土地がその世界に承認されれば状況変化する」て回答だった
F世界にも大規模破壊じゃなく蓄積した力をある手順で小規模に取り出す魔法として使用
(もしかしたら過去に大規模破壊の手段として使われて禁呪扱いされたかもしれない)

690 :
そういやそんなんあったか。
核反応自体は存在するが別法則にて発生すると書き換えられて既存の核発電は不可能になった。だっけか

691 :
>>690
まぁ単純に錬金術になんらかの歯止めかけないと
核爆発がそこらへんで頻繁に起こってヤバイ、て事かもしれん

692 :
イデオロギー入ると台無しだな
蟹工船とかの貧乏くさい文学()に変わってしまう

693 :
>>669
>>689
その(それら?)作品名を是非とも教えて頂きたく宜しくお願い申し上げ奉りまする。


694 :
>>690
そこまでいくと、地球人類は呼吸も神経伝達もできずに即死とかしそうだなw

695 :
てすと

696 :
規制おわた?

697 :
蟹工船と言えば、自衛隊の戦車はイブセマスジに耐えられるのか

698 :
>>693
片方は多分◆ZQgaiYBmQ.szの作品だと思うんだけど続きが投下されてなくて止まってる
まとめには名前だけあって投下分が収録されてない
過去スレを探って見てみたがこの作品の設定だと>>690に近い感じで
魔法発動の原理に組み込まれてしまったので原発動かないっぽい
チェレンコフ光っぽい描写があるので「魔法による核分裂」は起きる可能性がある?

699 :
オリジナルのカニアーマーだと地平線の向こうまで壊滅させるってきくたけが

700 :
カニアーマーの何が面白いのか俺には理解できない

701 :
プロレタリアート兵器「蟹光線」で蹂躙されるF世界とか

702 :
あの恨みがましい思想そのものが最悪の兵器

703 :
転移した先にあったのはまた日本だった。
日本国VS日本人民共和国
日本共産党の明日はどっちだ!

704 :
>>703
ハニワ幻人とか出てきそうだなおいw

705 :
ファンタジー世界側に染まった地球に着いたとか面白そうだな。日本だと、領海を守る凶悪な暴風雨「神風」が吹いてたり、
戦死した霊を戦闘機に憑依させてたりして。

706 :
>>705
それができるなら虐殺されたアメリカ先住民の霊を将門化できるのではないか

707 :
自衛隊を1517年のアステカに転移させてスペインのコンキスタドールどもを壊滅させてえ

708 :
十字軍VS織田信長VS自衛隊

709 :
信長さんだけ個人戦でワロタ

710 :
 十字軍の中に単騎突入し、馬上から火縄銃を放つ前右府様かっこいい。
 さて、投下いたします。果たして皆様をがっかりさせないものが書けているのかどうか。
 なお、以後帝国→帝國と表記を変更します。ちなみに帝國領が存在する地形ですが、概ねユーラシア大陸をイメージしていただけると宜しいかと思います。
 西方諸侯領は、現実の西欧&北欧の辺りの位置関係で。

711 :

京都府舞鶴市倉梯 倉梯小学校校庭
2012年 6月5日 19時03分

「よし、ヘリが着陸したぞ!」
「敵の頭を下げさせろ!撃ちまくれェ!」
「敵の弓兵を何とかしてくれ!このままじゃ、動けん!」
 校庭に着陸したSH-60Jのメインローターが大気をかき回している。その音に負けないよう、隊員達は声を張り上げた。
 『誰彼』時である。校庭で戦う彼等の表情はよく分からない。辺りは暗く、先程まで赤々と焚かれていたレッドフレアの名残が、僅かに残るのみであった。
 取り残された教師と児童計7名を無事保護した『みょうこう』立入検査隊は、彼女達をいち早く安全な場所へ脱出させるべく、本作戦で最後の──そして、最も困難な段階に臨んでいた。
 小銃弾が放たれる。マズルフラッシュに照らされて、その時だけ隊員の顔が白く浮かび上がった。
「斎藤、妻木!頭を上げさせるな!」
 可児一曹の指示が飛ぶ。それに対抗するかのように、遮蔽物に身を隠した敵兵から矢が放たれた。狙いは甘いが、無視できる程では無い。
「やってますけどね!奴ら平気で撃ち返してきますよ!」
 妻木二曹が怒鳴り返した。遮蔽物の陰から僅かに露出する敵を狙うものの、容易には当たらない。
「当てようと思うな!牽制だ。手前を狙え!」
「……なるほどね。音が大切か」
 可児の指示に、斎藤二曹が頷いた。狙いを僅かに下げる。
 発砲。銃弾は敵の手前の地面を抉り、擦過音と共に、土を撒き散らす。
 常人であれば、自分が狙われている状況で冷静に撃ち返すことは難しい。そして、より明確にそれを実感させるには、頭上を飛んでいく銃弾の音よりも、自分が身を預けるコンクリートが弾け、フェンスが火花を散らす方が容易い。
 斎藤の射撃に習い、各隊員が敵兵が身を隠した遮蔽物に射撃を集中した。
 途端に、目に見えて飛来する矢が激減した。それを見て明智一尉が命じた。
「よ、よ、しい、行くぞ」
 なんとも気合いの入らない声ではあったが、それでも命令は命令である。隊員達は行動を開始した。
「よし、合図で走るぞ!」
「良いですか、絶対に立ち止まらないでください」
 小代とほのか、そして隊員3名が胸に児童を抱く。小代もほのかも恐怖で顔面は蒼白だったが、隊員の指示にはっきりと頷いた。
『これが映画なら、貴女を抱きかかえてヘリまでお送りするんですが』そう言ってニコリと笑った隊員の顔を、ほのかは思い出した。『申し訳ありませんが、自分の体力を鑑みますと、走っていただいた方が速いと考えます』身も蓋もない話だった。
 わたし、そんなに重たいかな。平均より明らかに慎ましい自分の身体を見下ろしながら、ほのかは少し不満に思った。
 そんな彼女達の左右に、武骨なヘルメットと防弾ベストを身に纏った隊員達が立った。普段なら威圧感を感じるであろう姿だが、今はその武骨さが頼もしい。
 いつの間にか、恐怖は和らいでいた。

712 :

「いいぞッ!行け行け行け!」
 可児一曹が、叫んだ。
 64式小銃を持つ隊員が敵に牽制射撃を浴びせる。残りの隊員は民間人を守りつつ、ヘリに向けて走った。
「頭を下げろ!ローターが回っているぞ」
「壁を作れ!」
 陸自誘導隊が持つような防弾盾を、『みょうこう』立入検査隊は装備していない。飛来する矢に対しては身を挺して防ぐしかなかった。
 散発的にバネが弾けるような音がする。暗がりから羽音を響かせ矢が飛来した。
 こちらがろくに敵を視認できないのに対して、敵は校庭に着陸したヘリを狙っているようだった。
 機体の灯火や操縦席の計器を消せない以上、これを目標に矢を放つのは容易い。もちろん、牽制射撃を浴びながら精密な弓射などは不可能であったが、不運な一撃は起こりうる。
 キャビンから身を乗り出したクルーが手招きをしている。ヘリに向けて走る彼等にとって、残り数十メートルが永遠に思えた。

「魔術師3名、配置につきました」
 異界の軍勢が放つ焔の礫が、彼等が身を隠す石造りの壁を抉った。多くの兵は肝を潰して縮こまっていた。身を曝した者がどうなるかは、あちこちに転がる死骸が示してくれている。
 彼等を指揮するロンゴリアも、正直なところ兵達に倣いたい気分だった。もちろん、そんな事は帝国準男爵の誇りにかけ、出来ようはずもない。指揮官がその様な醜態を見せれば、兵はたちまち離散するからである。
 結論として、彼は貴族の責務と目の前の現実を何とか折り合わせ、石壁の陰で周背筋を伸ばし、指揮を執った。幸いなことに彼の手勢のうち、騎士、郎党達はかろうじて戦意を維持していた。
 彼等は弩弓兵を従え、身を隠せる場所を見つけ、そこに伏せた。焔の礫が止んだ隙に、敵の軍竜のいる辺り目掛けて矢を放つ。当然めくら撃ちに近く、また矢を一発放てば十倍になって焔の礫が返ってきたが、少なくとも彼等は戦っていた。
 膠着した戦況に歯噛みしつつ、ロンゴリアは敵の目的を推測しようとしていた。
 陣に拠って戦うことばかりであった奴らが、わざわざ軍竜で乗り込んできた訳は、何だ?
 ロンゴリアは自軍に置き換えて考えた。貴重な軍竜と、精兵を敵の勢力圏に送り込み、何をするか?本陣への奇襲では無かった。輜重を襲うわけでもない。
 なれば──何か重要なものを取りに来たのだ。それは相当高位の貴族、僧侶または重要な宝具の類に違いあるまい。
 
「敵軍に動きあり!」
 配下の騎士が叫んだ。ロンゴリアは石壁の角からわずかに顔を出すと、敵に目を凝らした。暗がりの向こうを、敵が軍竜に向けて走る気配がした。
 彼は、一度壁の後ろに引っ込むと、一つ深呼吸をした。行かせてしまえば、おそらく自分達は生き延びれるだろう。だが──
 高位の捕虜とドラゴンスレイヤーの称号があれば、村の一つくらいはもらえるかもな。
 ロンゴリアは、営庭のあちこちに潜む手勢全てに聞こえるよう、声を張り上げた。
「者共、一斉に矢を放て!魔術師は軍竜を狙うぞ」
 弩弓兵が矢を放ち、魔術師は一斉に呪文の詠唱を始めた。



713 :
 集団の右側を走っていた好安三曹が呻いた。ぐらりとよろめく。右肩に矢が突き立っていた。
「糞ッ!痛えぞ」 
 好安が顔をしかめる。しかし、足を止めることはない。矢は次々と飛来していた。その中を隊員達は集団を守り、黙々と走った。周囲を固める隊員の武装は9o機関けん銃か散弾銃であり、現在の交戦距離では反撃効果が薄い。
「おい、ヤバいぞ。撃て撃て!」
 敵の制圧は小銃を装備する妻木たちの役目である。彼等は、明らかに勢いを増した敵に対して、やや慌て気味に射弾を集中した。
 頭を下げるのが遅れた敵の弩弓兵が何人か、頭部に銃弾を喰らい、もんどりうって倒れる。鉄製の兜も、全く用をなさない。仲間の脳漿をまともに浴びた兵が、無様に悲鳴を上げた。
 敵の弓は速射が出来ないようであった。味方の射撃が敵を抑えている隙に、隊員たちはヘリに辿り着いた。
「ガキ共をまず乗せるぞ!」
「了解!」
「了解ッス!」
 肩口に矢が刺さったままの好安が叫ぶ。水野と土本が胸に抱えた子供達をキャビンに押し込んだ。周囲では他の隊員が壁を作っていた。
「はいはい、乗ったら奥に詰めてね。よくがんばったね」
 センサーマンが手早く子供達を抱え上げ、キャビンに収めていく。子供達はもはや泣く余裕も無く、されるがままであった。
「うわッ!」
 周囲を守っていた進士三曹が、悲鳴を上げ倒れた。ドサッという音を立て、校庭の土の上に転がる。そのままぴくりとも動かなくなった。
「進士さん!?畜生!」
 機関けん銃を乱射しつつ、水野は進士を見た。進士の胸には矢が突き立っていた。
「進士がやられたぞ!」
 誰かが叫んだ。目の前で、初めて仲間を喪う事態に、隊員は動揺した。激昂した好安が、散弾銃を放つ。ろくに狙いを付けず放たれた散弾は、地面をむなしく抉った。
「くそ、いい人だったのに」
「この野郎!糞野郎!」
 しかし、口々に敵を罵りながらも、隊員達は手を休めなかった。子供達を全員乗せ終わると、二人の教師を誘導する。敵の矢に倒れた進士のためにも、任務を完遂しなければならない。隊員達は奮い立った。

714 :

「進士の仇だ!」
「ん、僕の仇?……痛たたた」
 地面に仰向けだった進士がむくり、と無造作に上半身を起こした。
「はぁ!?」
「進士さん死んだんじゃ?」
 周囲の唖然とした問いかけに、夢から覚めたような表情の進士は、自分の胸を見下ろした。クロスボウの矢が、折れてぶら下がっていた。よく見ると、矢はチョッキのポケットを貫いているが、鏃が見えていた。
 進士が手で払うと、あっさりと地面に落ちる。進士は仲間を見上げた。
「プレートが無ければ、即死だったよ」
 軍用小銃弾を食い止めるために作られたセラミック製抗弾プレートが、クロスボウの矢を完璧に食い止めていた。
「……まあ、無事で良かった」
「妻木班長の言うこと聞かなくて良かったですね」
 隊員達は口々に言いながら、戦闘に復帰した。そんなやりとりの間に、教師二名もヘリに乗り込んだ。
 それを確認した進士が言った。この中で、彼が先任だった。
「好安三曹と、本田三曹はそのまま乗って」
「は?何でですか?」
「君ら二人、怪我してるだろ」
 好安は肩に、第1班の本田は太腿に、それぞれ矢傷を負っていた。
「俺は、まだ戦えます!」
「これくらい──」
「無理しない!それに、君らには子供達を護衛してもらわないといけない。重要な任務だよ」
 進士は二人の抗議に被せるように、鋭く言い放った。センサーマンが割り込む。
「早くしてくれ。ここは危険だ」
「あ、ああ。──進士三曹、後は頼みます」
 好安と本田がヘリに乗り込む。センサーマンがにこやかに言った。
「本日は錨観光舞鶴営業所をご利用頂き、誠に有り難うございます。当機はこれより離陸いたします」
 進士が答える。
「大切なお客様です。よろしく願います」
「お任せください。さて、お客様。シートベルトはございませんので、何かにお掴まりください」
 センサーマンは機内に向けて言うと、キャビンドアに手をかけた。表情を引き締める。
「ドア閉めるぞ。離陸するから、離れろ!戻ってくるまで頑張れ!」
 進士は笑顔で応えると、機長に向けて親指を立てた。メインローターの回転数が増し、ダウンウォッシュが強まった。
 
「システムグリーン、離陸用意よし」
 副操縦士が報告した。計器類は全て問題無い。キャビンのセンサーマンからは、全員何かに掴まったと報告が上がった。機長は周囲を確認した。
 刻々と闇に近づいていた。『みょうこう』立入検査隊員は危険区域から出たようだ。たまに矢が飛んでくるが、大概はローターに弾かれるか、機体を僅かに凹ませる程度だった。問題ない。
「よし、上がるぞ」
 機長が宣言した。
 その時、彼の視界の右隅で何かが光った。機長は顔をそちらに向けた。彼の目に校舎の陰に生じた、三つの蒼白い光が見えた。
 投光器?しかし、奴らそんなもの持っていたか?
 機長の認識は間違いであった。蒼白い光は急速にその大きさを増した。いや、大きくなっているのではなかった。
 光はこちらに向けて猛烈な勢いで迫っていたのだった。


715 :

京都府舞鶴市倉梯 倉梯小学校校庭
2012年 6月5日 19時23分

「放てェ!」
 騎士の号令が響く。数名の弩弓兵が矢を放った。放たれた矢の行方は定かではない。ロンゴリアは、石壁の陰から、やや遠い位置に布陣した手勢の様子を確認していた。
 弩弓兵が一本矢を放つと、必ずその付近に無数の礫が撃ち込まれた。今も、弩弓兵の一人が顔面を砕かれた。
 これは、たまらんな。何処の何奴だ、蛮族兵は鎧袖一触だ、などと言った奴は。狼の餌になっちまえ。
 ロンゴリアは胸の中で一通り罵ると、傍らに控える魔術師を一瞥した。魔術師に余り頼らない兵制の西方諸侯領軍であるが、それでも騎士団には魔術師が従軍している。
 彼等は主に敵(ここ十数年は野盗や叛徒だが)の魔術師に対抗する役を与えられていた。具体的に言えば、魔力感知や対魔術抵抗等である。
 しかし、重要視はされていない。野盗や叛徒の類に手練れの魔術師が含まれることは稀であったし、いたとしても大抵は兵の数で押し潰せた。騎士団首脳部を暗殺されるようなことを防げれば、事足りていたのである。
 これは、西方諸侯領が、帝國の旧本領にして、今は唯一敵国と接しない諸侯領であることと関係が深い。
『豊穣の顎』『麦の王冠』と称される大穀倉地帯を持ち、かつ帝國がまだ王国であった黎明期から続く、旧い都と諸侯が存在する帝國で最も安定した地域。
 そんな土地の守護を司る騎士団は、ただ重厚かつ壮麗であることを求められていた。他の地方のように、猖獗を極める土地と魔獣を相手にしたり、剽桿な異民族国家と戦う必要が無い以上、魔術師は添え物で良かったのである。
 そしてそのツケを今我等が身を持って払っている、か。
 魔術師が必要な詠唱を終えていることを確認しながら、ロンゴリアは思った。敵の礫は弩弓兵に向いている。
 トロい魔術師でも顔を出せるのは、今しか無い。例え未熟であっても、魔術師の光矢なら、効果はあるだろう。
「よし、今だ。軍竜に放て!」
 ロンゴリアの指示に従い、くすんだ茶色のローブを纏った魔術師が3名、一斉に光矢を放った。蒼白い光弾が夜を切り裂いて、敵の軍竜に飛ぶ。軍竜は飛び立とうとしているところであった。
 そのうち一発は、魔術師が制御を誤ったか、敵の手前で地を穿った。激しい光が、ロンゴリア達の目を眩ませる。
 しかし、残りの2発は確実に軍竜を捉えた。頭(かどうかは定かでないが)と胴に一発ずつ。光矢が炸裂する。
 よし、これならば。
 ロンゴリアは戦果を確信した。


716 :

 激しい光に、機長は目を眩ませられた。拙い。機長は努めて冷静さを保とうとした。離陸中のこの瞬間は、迂闊な操作が即墜落を意味する。
 だが、本当の試練は遅れてやってきた。右前で閃光、衝撃、何かが割れる音。一瞬遅れて警告音が響く。どこからか風を感じた。
「な、何があった?」
「敵の攻撃です!機長大丈夫ですか!?」
 意志の力で辛うじて生物的な反射を抑えた機長は、機体を安定させることに成功した。
「銃撃か?ロケットか?」
「わかりません!光が飛んできたのは分かるんですが──ESMダウン、データリンク駄目、対気速度計も駄目か」
「エンジン出力は大丈夫だな、高度上げるぞ!」
「操縦系統は生きてます。くそ、レーダーにもアラートが……」
 飛行に必要な出力とローターが生きていることに、機長はとりあえず安堵した。まずは高度を上げ第二撃を避けなければ。そういえばキャビンは大丈夫か?
『機長!大丈夫ですか?こっちは揺れましたが、皆無事です──よしよし、大丈夫。落ちないよ』
 ちょうどその時、センサーマンの気遣うような呼びかけが、ヘッドセットから響いた。一番大切な乗客は無事なようだ。
 相変わらず警告音と警告灯がやかましい。だが、優秀な副操縦士が猛烈な勢いで機体の状況を確認している。機長は高度計を見た。150フィート、上昇中。残燃料よし。燃料漏れも無いようだ。
 その時、機長はようやく視界がおかしなことに気づいた。眼下の街並みも、空もよく見えない。どうしたことか。
「これは……」
 計器類の灯りに照らされた操縦席の風防ガラスには、大きなひび割れが生じていた。ふと、右に視線を向けると、側面のガラスは割れており、せり出した可動式防弾板が焦げていた。
「……危なかった、のか?」
「です。機長、飛行可能」
 一瞬呆然とした機長は、現状を思い出した。俺は生きている。任務はまだ途中だ。そして、この惨状。
「前が見えん。操縦を渡すぞ。ユーハブコントロール」
「アイハブコントロール」
 副操縦士は慎重に機体を舞鶴航空基地に向けた。機長は無線機に手を伸ばし、地上部隊に呼びかけた。
「クアーズ、マイヅル27。敵の攻撃を受けたが無事だ。帰投する」
『マイヅル27、クアーズ。無事でよかった。救出に感謝する──さようなら。アウト』
 外から入る風が焦げ臭い。機長は隣で機を操る副操縦士を見て思った。
 そろそろこいつも、独り立ちの時期だな。しかし、あの攻撃は一体……俺の機は再出撃は無理そうだぞ、畜生め。



717 :

 敵の軍竜はよろめくこともなく、飛び立って行った。轟音が遠ざかる。ロンゴリアは、当てが外れたことを知った。
「ええい、役立たずが!」
 思わず、傍らの魔術師を罵る。彼の怒りを受けた魔術師の一人が慌てて弁明した。
「ロンゴリア殿、所詮光矢は初歩的な魔術。人は打ち倒せても、あの様な巨大な魔獣には」
「だが、昨日は倒したではないか!」
「あれはバリスタと騎士団本隊の高位魔導師殿の手柄に御座います」
「お主等では無理と申すか」
 魔術師は、空を指差し、湿った声色で答えた。
「敵の軍竜に痛手を与えた、ということもあり得ましょう。現に敵の軍竜は去ったのです!」
 確かに、そうとも言えるかもしれん。ロンゴリアは考えを改めた。それに、軍竜には通じずとも、敵兵になら──
 そう考えたところで、目の前の魔術師が吹き飛んだ。慌てて地に伏せる。反応の鈍い残りの魔術師もあっという間に肉片と化した。
 熱く生臭い血が、ロンゴリアに降り注いだ。鎧が錆びちまう。彼はまずその事を思った。
 敵の反撃は素早く、執拗だった。あれだけ光を放てば、狙われて当然であった。
 ロンゴリアは貴重な魔術兵力を失った。
 永遠にも思える程の時間が過ぎ、敵の反撃が止んだ。実際は僅かな時であったかもしれない。ロンゴリアは、耳鳴りを感じつつ、周囲を見渡した。
 配下は遮蔽物の陰に縮こまるか、地面に打ち倒されていた。
 そして、敵の気配は消えていた。あれだけ猛烈な攻撃を仕掛けた後、敵はいつの間にか消え失せていた。
 逃げられた。ロンゴリアがそれに気づいたのは、ゆっくり百を数えた程の時が過ぎてからだった。
 おのれ。逃がさぬぞ。ここまでやられて、黙ってはおれぬ。

 自軍の惨状を敵への怒りに転嫁し、ロンゴリアは追撃を決意した。

718 :
以上です。
次回は、少し舞鶴市全体の状況も挟もうかな、と考えています。
資料集めを始めると、必要なものが多くて立ちすくみそうです。異世界の構築は楽しいですが、難しいですねぇ。
御意見御質問御感想お待ちしております。

719 :
投下乙! 
ヘリは無事帰投できるみたいですね。本当によかった
立入検査隊は東舞鶴駅へ向けて移動を開始したのかな

720 :
将門様がいれば東京の守備は鉄壁である。
クトゥルークラスでも将門公の守りは突破できない。

721 :
投下乙
フラグはあくまでフラグに過ぎなかったってことかね

722 :
>>719
ありがとうございます。危ないところもありましたが、主に装備の優劣がこの場の戦いを左右しています。
>>721
へし折ってみました。落とす展開もあったのですが、敵の魔術師の実力不足と、私の実力不足(どうやってもBHDまたは「強襲部隊」のへたくそなパロにしかならない)により、帰還させました。

話のテンポも考えないと中だるみしますね。

723 :
投下乙
遠足は帰るまでが大事
とはいえ無事民間人を救助できた事に拍手
頭に血が上っての敵地での追撃、
ロンゴリアに捕虜か戦死フラグきたー!

724 :
将門さんと崇徳様はマジチート

725 :
投稿お疲れ様です!
戦車に出番がくる事はあるのだろうか。
戦車をみた相手の反応が楽しみだw

726 :
>>725
見た時の驚きはヘリ>戦車だと思う
戦車は一瞥しただけだと「攻城槌か?」と勘違いされそう

727 :
崇徳様はミサイルの直撃にびっくりしてたくらいですな

728 :
それなんて屍姫?

729 :
>>724
三大怨霊のもう一人は?

730 :
> クトゥルークラスでも将門公の守りは突破できない。
魔界水滸伝か。

731 :
>>729
道真公
いまじゃ学問の神様と祀られているが
中央の権力者に恐れられた度合いは半端ねぇ

732 :
メガテンですねわかります。
派生作品含めると、その辺の怨霊だの神より強い人間がゴロゴロ・・・・

733 :
戦車は活躍できるのかが少し疑問だなぁ。生身ではとても対処できない化け物がいるならありだが、小集団に多目的榴弾は勿体無い気がする。
とはいえ、流れ弾を気にしてるから機関砲の類いも微妙なラインか?ま、市街地からなんとか引っ張り出せれば活躍できるかな

734 :
逆にいや戦車無双できるってこったろ
何べんか見せたら大抵のやつは戦車と喧嘩しようとは思わなくなる
あれだ、島国の日本が戦車持ってる理由に近いんじゃねえの

735 :
それにしてもグレザール帝国帝都グレザリアスにある魔法学園は今頃どうなってるんだろうな?

736 :
廃墟確定済みでしょ。
貴重な魔法の技術もすべて潰えたんだろうな

737 :
>>735
http://www26.atwiki.jp/jfsdf/pages/48.html

のことですね。グレザール帝国は民族浄化しないといけませんね。


738 :
戦車砲を使わなくても、74式機銃やM2または車体蹂躙で十分じゃないか。
この場合で何よりも有用なのは、敵の攻撃を全く寄せ付けない装甲だし。

739 :
戦車の第一の任務は撃つことじゃなくて、先頭に立って歩兵の身代わりに撃たれることだからな。
対抗は無理だと諦めたり逃げたりしてくれればなお良い。

740 :
戦車に群れて唸り声を上げながら装甲を叩く無数のゴブリン
何たらデッドとかそんな感じのゾンビものみたいだw
流石に戦車ならひっくり返される様な事はないよなw
無いよな?

741 :
>>740
そのような状況は随伴歩兵がとんでもない事になっていそうだが>既に壊滅
アンデットやゴブリンより虫使いによるスズメバチ襲来がいやぽい
外部見るペリスコープ類が全部ふさがれると下手に動けん

742 :
>>741
スモークディスチェンジャーの出番だ
殺虫剤散布で皆殺しにできるぜw

743 :
物語は唐突に氏再開しないかなー

744 :
山田託狼君(17)以外にも勇者wがいるのかどうかも気にかかる。
女だったらアンジェリーク状態になってるのかなー?

745 :
>>745
山田みたいな売国奴っているかもしれない。敵帝都に水爆落として王侯貴族もろとも壊滅させた
ほうが得策ですね。
それか異世界人のみ有効な致死性のウィルスの開発とか。
でないと後々100年後、厄介な存在です。
帝国が日本に対抗するために近代革命したときが、日本にとって滅亡の始まりですから。

746 :
>>744
山田託狼君死亡時の読者の反応をみると、敵より憎まれるのは裏切り者って言葉はつくづく真実だなと

747 :
>>744 >>745 >>746
本人自身は、祖国を裏切ったなどとは思っていなかったこと、東山忠信のような確信犯ではなかったことが、なおさら情けない。

748 :
結局物を知らない子供だったと
やらかしたことは彼一人の命では安すぎるぐらいの売国行為だったが

749 :
>>746
>山田君
唯一誰にも弁護されそうにないキャラだからなぁ…ツキのなさもここまで来るとあるいみ凄い。

750 :
売国奴の山田君はゼロ魔の平賀才人みたいな頭と性格ですね。
そもそも日本政府が帝国を敵国と国民に認定していくべしです。己らを敵視して
いる相手に”対話”なぞもってのほか!民族浄化で殲滅するべしですね。
戦後からの日本人って甘いっすからね〜!


751 :
>>750
戦前の日本はこういう思考停止とマスコミによる煽りで
あんなことになったんだなぁとよく分かるレスだな

752 :
>>745>>750は共産圏のスパイ

753 :
>>740
全員が、大口径の拳銃を持ち、決死の0距離射撃をかます。
ふと、そんな妄想が浮かんだ。

754 :
ゴブリン・イェーガー中隊
薬物投与されたゴブリンによる対戦車中隊。
○○戦役にて10式に保身なき0距離射撃を敢行するも、同軸機関銃により全滅。
「なぜか青いカンテラを付けてたので狙いやすかった」と戦車隊員は書き残している。

755 :
山田は神様が(面白そうだから)殺させないんじゃないかと思ってたから、死んだ時はびっくりしたなぁ……

756 :
>>755
神様のつぎのおもちゃは統合幕僚じゃないかと思う
本人はまだ「自衛隊」=「政府の元で指示されて動く国防組織」に戻れる事を望んでいるが
異世界の帝国を滅ぼした後のパワーバランスの問題で
日本国が帝国の後継者(大陸覇者)になることをF世界の誰かに囁かれたらどうなるか
それが黒エルフかどうかは知らないが
自衛の為の戦いから覇道の為の戦いへと日本国がシフトする
佐藤は命令なら遂行するだけだが
神との対話を覚えていたら何らかの違和感を感じるだろう

757 :
大 東 亜 共 栄 圏

758 :
神様ってまだ生きてたの?
主人公との戦いで死んだと思ってる

759 :
明確にはされていなかった・・・はず

760 :
召喚された化け物倒しただけで神様には手も足もでないままなんじゃね?

761 :
「邪神」から逃れるには、宇宙に脱出するしかないな。

762 :
流石に神には敵わないからこその日本を苦しめないでくれ発言だからな
あそこで元ネタ通りにブッコロルートに行くのは山田タイプ

763 :
「かみにけんかをうるとは どこまでもたのしいひとたちだ」

764 :
>>763
つチェーンソー
つ「のこぎり」

765 :
鉄パイプやバールのような何かでも異世界系の邪神的な何かは倒せるな
使用者がくたびれたおっさんじゃないと危険だが

766 :
>>743
もうエターかなーと思ってたらだいぶ前に少し投下したし油断できんよなw

767 :
>>743
さっさはやく核を落とせばいいですね。でないとホンとに100年後には厄介ですから。
日本さえペリーの来航から太平洋戦争レベルまで100年未満!奴らには”平等”という
意識はない猿ですから絶滅させるに限りますね。


768 :
>>765
銀髪の女の子(に見えるなにか)でも余裕で倒せるよ!

769 :
なんかやたら民族浄化だ殲滅だとか騒ぐ馬鹿がいるな。
戦争目的が相手国の国体を変えさせて経済植民地化するとかならまだ分かるが

770 :
いや、単純に殲滅が手っ取り早いし確実だからじゃね?

771 :
核で荒廃させて団結する余裕を奪えば、しばらくは日本が脅かされずに済むな

772 :
>>771
あの帝国には核か非放射能型反応兵器しかないでしょう。


773 :
>>772
sageれ?

774 :
むしろ中国を綺麗サッパリ吹き飛ばして欲しい今日この頃
なんだあの蛮族は

775 :
分裂を避けられん現実国家なんぞ放っておけ
ここは創作発表の場だ

776 :
それはそうと、ゲートの最新刊が出ておるな

777 :
つーか、転移先の国を滅ぼすだの荒廃させるだのだったら、自衛隊じゃなくて米軍とか中国軍とかの方が
捗るんじゃないの?彼らなら割と躊躇なくやるでしょ。それを自衛隊に真似させる理由がいまいち分からん。

778 :
現実の光景は、まさに蛮族の侵入だな

779 :
>>777
中国軍はともかく米軍は納税者がうるさいだろ
議会を無視して軍が政権とってるならいざしらず

780 :
プロパガンタお得意だからな
差別の種見つけてきて適当に理由つけて出て行くだろうよ

781 :
>>779
進出の旨みがあって、それが議会やアメリカ国民が理解できれば結構簡単にゴーサイン出そうな気がするんだよね。
魔法とか、資源とか。魔法は色々面倒かもしれないし、ファンタジー世界の資源は自力で反撃してきそうだがw
食べ物が君を食べる、のノリで。

782 :
いままで構築してきたアメリカの既存権益を失って
1から再構築するのにどんだけ金かかると...
ATMの極東の島国も米国債引き受け手の中国も無い
まぁ、世界の警察の役割の原因となる中東(イスラエル問題)やアフリカ等の
頚木から外れて軍事力に余裕は生じるだろうけど
F世界と事を構えたらイスラムとの戦い以上にめんどいことにならんか?

783 :
在外米軍全部置き去りじゃね?

784 :
召喚車の勘違いで、ただ一人F世界に呼び出されてしまう合衆国大統領。

785 :
>>777
中国は確かにできるかもしれない。
でもそれでって感じ。
新しい帝国が増えるだけで物語的に何のカタルシスもない。
というか移転したらたぶん分裂するだろあの国。
輸出のGDP割合は日本よりずっと多いし、食料輸入国だし、
組み立てだけで高付加価値部品は作れないから
工場はすぐに止まるだろうし。

786 :
>>784
「○○の大統領カーター」でパロ小説思い出した...

787 :
>>784
大統領魂があるから大丈夫だ

788 :
『なぜなら! 私が! アメリカ大統領だからだ!』
この物語は、フロンティア・スピリッツにより暗黒と退廃を打ち破り
ファンタジー世界に自由とアメリカン・ドリームをもたらした鋼鉄の英雄
第47代アメリカ大統領の愛と感動の物語である。

789 :
ついでに勇気があれば完璧

790 :
スティールボールランの大統領がいい
一人で勝てる

791 :
フロムの大統領はアカンで。
あいつ一人で全部終わってしまう。

792 :
それよりオルテ帝国を建国した総統閣下を召喚!

793 :
>>765
妻や娘が行方不明になってるかバツイチ二児の母でしかもエイリアンに関係があったり物理学者じゃないとだめだな
微妙に使いこなせる人間が少ない

794 :
試される大地は削除かよ! 残念。
ここと、別板となろう、アルカディア。あと、蒼の混沌の提示版くらいか。
面白い読み物が少しずつ減っているように思う。 

795 :
はいはい
お掃除お掃除

796 :
荒削りだったから… >試される習作
本チャンに期待

797 :
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!
You Tube限定インタビュー
http://www.youtube.com/watch?v=7kCg-YCiJFw

798 :
作者のF世界愛がきついSSだったよ…

799 :
殺戮やら強姦やらやりたい放題の野盗と化した亜人をどうするのかな〜と思ってた所で削除かよ……

800 :
いつかはあRと思ってた

801 :
>>799
読んでないんだけど日本の領域内で亜人が盗賊化したの?

802 :
いや、別の大陸での話。
もう削除されて読めず確認出来ないから不正確だけど、日本の調査してるどっかの大陸の地域の近くで亜人が北斗の拳のモヒカン状態になってた。
で、日本の調査隊が滞在している村の近くまでやってきて……という所で削除。

803 :
最低系まっしぐらで鼻に付つく展開やら薄ら寒いギャグが入ってたせいで読めた物じゃなかったからなあ
読者の感想に引きずられて馬鹿みたいな展開も多くなってきてたし
読者に見放される前に止めたのはいいひきどきだったんじゃないか

804 :
未熟な面も含めて期待してたんだけどなぁ……実に残念

805 :
>>801
北海道と北方領土が召喚→北海道とロシア関係者で手を組んで北海道国誕生→異世界帝国攻めてきた→
バリア持ちの浮遊城を総戦力で何とか撃退→帝国は皇帝死んで大混乱→北海道の力を認めた諸侯と交渉して交易やらなんやら→
現地調査→ヒャッハー見たことない動植物満載だぜ研究員暴走→近くの村に突入→帝国の情勢混乱で野盗化した亜人が近くに→村襲撃しようか→
一方村に行った研究員達はなんか変な作用で亜人化とか超展開→駄作と叩かれたから削除
こんな感じ。

806 :
>>805
把握
一番最後の展開が・・・そりゃ叩かれるわ

807 :
シャドウランディスってんのか?

808 :
カワルヒトという日本語は流石にないだろと叩いてみるテスト
あの世界の天皇陛下の防御力は異常

809 :
架空の自衛隊でも最強の自衛隊ってどこだろう
やっぱりゴジラのVSシリーズの自衛隊かな。

810 :
>>809
Gフォースと特化した部隊除けばガメラ自衛隊とどっこいどっこいじゃね?

811 :
>>810
何気に自衛隊所属のスーパーXシリーズは核融合で動いてるし、
そのすべてが84ゴジラの熱戦には耐えられる。
スーパーX3なら歴代最強クラスのバーニングゴジラの熱線にも耐えられるほどの超装甲だぜ。

812 :
三式機龍も忘れないでください。
シリーズ違うけど、あれもゴジラの熱線に耐え、最終兵器、アブソリュート・ゼロは
半端ねぇんだぞ……防衛予算の都合で、アブソ修理出来なかったけどな

813 :
未来世界の日本、手の付けられない位強大らしいからな
ゴジラのせいで

814 :
『パワフルチャイナ』に出てくる自衛隊

恒星間宇宙護衛艦隊を保有していた

815 :
地球帝国宇宙軍・・・は自衛隊の延長線上にあっても外れるか

816 :
アーヴ帝国星界軍・・・は種族からもう別物か

817 :
そういえば幻の「王立宇宙軍」2作目のストーリーは、
1作目主人公たちの星と近未来の地球が戦争する内容だったそうだ
1作目から100年後の世界で、主人公たちが知的生命体を探して地球まで
やってくるけど、地球を植民地化しようとして反発されるんだと


818 :
蒼きウルのことか
でも前作から50年後の話で
近未来の地球が〜は知らないんだが
よかったらソース教えて

819 :
>>818
岡田斗司夫「遺言」の97〜98ページ
今読み返したら、近未来じゃなくて1989・90年の地球だった
当初の話じゃネオアミスと地球双方の視点で2本の映画を2億で作る
予定だったみたいだけど、話を持ちかけたバンダイから話が来なく
なって立ち消えになったみたい

820 :
いや、面白そうじゃないし
イノセンスみたいな駄目脚本の匂い

821 :
あんな哲学満載の小難しい映画と同じにされても

822 :
「ダロス」の続編の方が見たい稀ガス

823 :
テキサスの大富豪?

824 :
世界初のOVAだっけ?

825 :
ゴジラ世界の日本なら、転移のあれやこれやも何とかのり越えれそうではあるな。
核融合の実用化だって採算と必要性だけの問題だろう。

826 :
F世界に召喚された自衛官が「光の巨人」になる話

827 :
「バラージの青い石」か

828 :
>>823
"それは「ダラス」"というツッコミを入れるべきか

829 :
陸自隊員「なんだ、世界を滅ぼした邪龍とか言うから身構えてたがゴジラより弱いじゃん」
レンジャー「魔王というから強いのかと思って寝てる首を掻き切ったら死んじまった」
海自隊員「今日もクラーケン漁は大漁だなぁ」
空自パイロット「不死鳥とかいうのを落としてから落とすものが無くなった・・・」

830 :
海保「もう海賊退治はごめんです」


831 :
>>829
クラーケンが絶滅する! 保護しろと言い出す勢力と調査捕クラーケンを主張する勢力で喧々諤々。

832 :
F世界にもグリーンなんとかとか、なんとかシェパードとかいるのか…

833 :
>>829
そりゃあ数十万度の熱線を吐くゴジラとかと戦ってる自衛隊ならそうなるよなぁw

834 :
ゴジラは戦車の主砲やミサイルや艦砲食らっても平気だからなぁ……
超兵器使って何とかダメージ与えられるってレベルだから

835 :
>>829
アレ? もしかしてゴジラはついてきてない?
宿敵のゴジラのいない自衛隊なんて……

836 :
>>835
バイキンマンのいない世界のアンパンマンみたいなものだ!
とか?

837 :
>>829
まぁ太古の金星文明滅ぼした黄金三つ首竜もゴジラには勝てんかったからなぁ

838 :
召喚って二世界間に限定されてる?
実は玉突きで予期せぬ結果として日本が巻き添え召喚される展開ってあるかな

839 :
>>838
モザイク世界のひとつとして日本国周辺召喚という形になる可能性>意図しない召喚
日本国と一緒にあの半島がついてきたらと考えると厄介の種にw

840 :
しかも併合時代の半島だったら養う義務が発生しかねん

841 :
創作の世界じゃKの国はまるでなかったかのように扱うのが通例だろ
漫画でもKの国を出したらすぐ終わってしまうからな。ヒカ碁とか。

842 :
あれはひどかったな

843 :
21世紀日本をを召喚する筈が現代の半島を…
あと、帝國召喚などでで置き去りにされがちな台湾満州半島が

844 :
異世界召還物の残された(日本とかが消えた)世界の物語って見たこと無いな

845 :
アメリカ「あれ日本が消えた」
ソ連「よっしゃ南進だ」
国民党「ソ連キターwwwww助けて」
共産党「あ、ちょっと俺は味方ry」
イギリス(印)「あれ、ソ連が間近にせま・・・」
ドイツ「あれ・・・パスタと小国しか残ってねぇえええええ」

846 :
アメリカ「工場が止まった」
南アメリカ「工場が止まった」
ロシア「工場が止まった」
中国「工場が止まった」
欧州「工場が止まった」
豪州「工場が止まった」
東南アジア「工場が止まった」
中東「水が止まった」

847 :
そろそろ投下来て欲しいが残りスレ数微妙

848 :
うほ、このスレまだ生きてたのか

849 :
このスレ多分なんだかんだで2chが無くなるまで続くんだろうな…

850 :
人が物語を欲する限り、スレは存続する

851 :
時代が望む時、F自スレは必ず蘇る

852 :
F自スレは滅びぬ。何度でもよみがえるさ!

853 :
何度でも滅んじゃうの? >何度でもよみがえる

854 :
人類の夢。人の夢と書いて儚いだからね、仕方ないね

855 :
こら< ドャ

856 :
現世は夢、夜の夢こそまこと

857 :
世界が闇に沈むとき 仏陀は再び蘇る

858 :
なんという末法思想

859 :
数年ぶりに来たが創作発表板に移転したんだな。
現状どこが一番投下多いんだ?やっぱ分家?

860 :
>>857
お釈迦様(仏陀の中でも日本での知名度No.1):「俺は現世に蘇りてぇんだ〜!!手前ぇらこの世の終わりを知りやがれぇ〜!!」
かくして仏陀の敵となった世界は滅んだ

861 :
世界は何度でも蘇るさ!

862 :
>>861
だが誠はのーさんきゅー

863 :
悲し〜みの〜♪

864 :
次は耳だ

865 :
3分間舞ってやる!

866 :
>>865
3分間踊ることが特筆事項になるとは、貴方の踊りはよほど激しい踊りなのだな。

867 :
>>866
再生数が40万回突破するくらいには

868 :
865は不思議な踊りを踊った
自衛隊のSAN値が2ダウンした

869 :
それは狂気に満ち溢れたおぞましい摩訶不思議な踊りだった。

870 :
悪魔を召喚する的な踊り?

871 :
メラッサメラッサ

872 :
一人で富士の樹海の中で、ファイヤーリンボーダンスフィーバー!?
ビキニRか褌一丁で、金ぴかの首飾りして、口には両側に火を着けた松明をくわえて両手にも両側に火を着けたバトンを持ってグルグル回しながら音楽に合わせてバーをリンボーでクリアーする。
自殺志願者も引き返しそう、自殺防止に一役買う人居ない?

873 :
誰だ872のSAN値下げた奴

874 :
逆に上昇したんじゃない?
元:口もきけない廃人
今:何か口走ってるのは明らか

875 :
ふと思ったんだが、人間の限界を越えてSAN値が上昇した状態ってどんなんだろう?
其処にいるだけで周囲のクトゥルフ神話魔術やクリーチャーを弱体化したり無効化したりする生きた護符みたいになるんだろうか?

876 :
発狂する頭も亡くなって死ぬ
灰になったり塩になったり腐乱死体になったり

877 :
名もなき狂気の神の信徒になったんだね

878 :
              _,,,,,,,--v---,,,,,,_
           _,,-‐'"`    |    `゙''ーi、、
         ,,rE゛       |        `ト、、
       ,/ .|`i、       |         | `'i、
      .,/`  | .ヽ      .|         |   `'i、
     /    .|  ヽ     |           |    ヽ
    ,i´    .|   ヽ    |         |     .ヽ
   丿     |    ヽ、  |         |      .゙l
   l゙      |     .ヽ、 .|           |         ゙l
   .|       |      ヽ |         |       ゙l
   |       .|       `i、|         |       .l゙
   |       .|           ,li、           |       |
   |       .|       .,/ |\       .|       |
   ゙l       |      .,/` .| ヽ、     .|       ,"
   ゙l      |     .,/`  |  ‘i、     .|      │
    ゙l      |    ,/   |   : ヽ    .|      ,l゙
    ヽ     |   ,/    |    ヽ、   |     丿
     \    .|  ,/     |     ヽ  .|    ./
      .\   | ,/′     |      ゙ヽ |   .,,i´
       `ヽ, |.,/       .|       ヽ | ,/
         ‘'fly---------、l------,,,,,,,,,,,,,|レ'"
           `''ー-,,,_    |    ._,,,,-‐'"
                ̄''''''''冖'''''"゙゛
      名も無き狂気の神のシンボルとされるマーク

879 :
コンピューターになるんじゃね?

880 :
グレンキャノンもだ!
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm923958

881 :
値が振りきれたら、邪神とかなんとか含めて普通の人間やめましたみたいになるんじゃないか。
SAN値気にせず魔法使える辺りは狂人も神も無限大とほぼ同義だろう。

882 :
私のSAN値は53万です

883 :
>>882
死よりも恐ろしい本当の恐怖を味あわせてあげるよ

884 :
「ここに入ってきてみろエイリアン。お前らが克服したっていう痛みと苦しみを、おれの手で腐るほど味あわせてやる」

885 :
SAN値…たったの5か…ゴミめ

886 :
40SAN値砲

887 :
ミ=ゴミ=ゴ動画♪

888 :
SAN値とMPが反比例するF世界の魔法

889 :
>>888
魔法帝国と日本は相容れないのだな…

890 :
>>889
鳩山「トラストミー」

891 :
ルーピー
http://mup.2ch-library.com/d/1350097645-100530_07.jpg

892 :
神話生物vs自衛隊
神格とか精神汚濁仕掛けてくる奴は例外として、使役されてるレベルなら勝てるんじゃなかろうか。物量だけは勘弁な!

893 :
強力なモンスター程度なら大丈夫だけど、スレイヤーズの魔族みたいに本体が精神世界面にあるタイプだと最悪。
零距離で水爆を食らわせても滅ぼせないとか。

894 :
自衛隊員「先生!リナ先ー生!」
極悪魔導師「どーれ」

895 :
日本刀で切れば大丈夫だよきっと!

896 :
「本体がアストラル界にある高次元精神体のようですね」
「この手の存在はまともに相手すると損害が出るだけです」
「こちらも打つ手は限られますが、まず試してみる価値はあるかも」
遠隔操作で無人機がキュラキュラと前進
魔神の射程と思われる距離に達する前で停止
そして機体からなんらかの音声が流れ出した
流れてきたのは上方落語、桂枝雀の「地獄八景亡者 戯」であった

897 :
>>892
日露戦争〜WW2では各地の神社の神様とか神格級の妖怪とかが地味に参戦してたらしいが
手傷を負って帰還してくるっていうエピソードも結構残っている
(そのくらい大変な戦争だったのだ、という庶民の認識から繁栄されて生まれた話なんだろうけど)
なので、近代兵器でなら日本の神様程度は殺せないまでも負傷による退却は可能っぽい

898 :
>>897
まじかよぱねぇ。
あ、でもそれネタに使えそうだな。F世界の神格ぶつけて日本抹殺は確実だ!

と思ったら全員逃げ帰って来たでござる、みたいな。

899 :
一神教の、文字通り一人の神VS八百万の神
どう見てもリンチです。本当にry

900 :
神格ゆーても作品によってピンきりだからなぁ。
強いのは宇宙を指一本動かすくらいの手間でまとめて消し去れるし、弱いのは戦国時代なら無双できるだろうくらいまで

901 :
>>899
昭和の番長物よろしく、隣の神様やっつけて、その隣の神様やっつけて、そのまた隣の神様やっつけて…
やっつけた神様を配下に収めているうちに八百万柱になったでござるの巻

902 :
アマテラス「弟がグレちゃったんです」
ブッダ「あらまぁ」

903 :
化け物を苦労しながら撃退してる内に、いつのまにか日本が神格化されそうだな。

904 :
F世界の神々が東京の立川にバカンスにくるんですね

905 :
イマイクヨ?
スグクルヨ?

906 :
物語は吉祥寺で始まるんですねわかります。

907 :
ネトゲに嵌まるF世神様や貧乏性のF世神様とか

908 :
かみ「私が(RPGツクーで)作った壮大なストーリーのゲームです!」
俺ら「・・・なんという中二病な」
かみ「かみに ケンカをうるとは‥‥どこまでも たのしい ひとたちだ!」
俺ら「え・・・・」

909 :
チェーンソー持ってこよう

910 :
>>909
スライムで溶かしRのもオススメ。
ところで八百万ってのは額面通りの数字じゃなくて、星の数とかそういう感じの、数えきれない程たくさんって意味だから、間違えないようにな。

911 :
ちゃんと名前まであるのは四百万柱ほどだしな

912 :
その辺の草木や石ころ、小川や風なんかにも神様は宿るというのが神道…というより原始シャーマニズムだから
額面どおりに八百万居てもおかしくないけどね
いや、下手するとそれ以上居るかもしれない

913 :
とある部族<いち、に、さん、たくさん
にっぽんじん<いち、に、さん、(中略)、ななひゃくきゅうじゅうきゅうまんきゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅう、はっぴゃくまん、マンドクセ('A`)たくさん

914 :
核戦争の危機に日本列島を転移させた神々はどうなったかのぅ>そらのいくさ

915 :
>>914
まさかの予定前倒しで力を使いすぎたらしく、グロッキー状態らしい。現状は不明だが今回備えさせたみたいに日本に天啓を与える余力は無いとかなんだとか。

916 :
アインズを倒したら守護者が狂ったように殺しに来そうだ。
特に書籍版だとヒドインさん

917 :
>>916
↓へカキコする筈だった、と見た
【オーバーロード】丸山くがねスレ4 【不死者の王】
ttp://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1348662562/

918 :
誤爆ですすみません

919 :
実はわたしも読んでました

920 :
お久しぶりっす。なんか、いきなり2レスとはいえ、うちの作品の名前が出て
びびったっす。
誰かが以前言っていましたっすけど、誰かが投下したら次々とみんな投下するって。
本当かどうか、わかりませんっすが、起爆剤になってくれればいいなって思うっす。
というわけで、投下するっす

921 :
『そらのいくさ』 前回までのあらすじ
外務省「対外工作対外工作! 新たな利権を得るぞー! 外務省の威信にかけてー!」
聖都のお偉いさんたち「大陸秩序は我々が作る」(キリッ
自衛隊「備蓄弾薬は大丈夫か? 大丈夫だ問題ない。なぜならまだあるハズだから! ね! そうですよね! 財務省さん!」
イグニス「いける……まだ、やれる!」
総理大臣「もうやだ……」
 前外務大臣前田。彼は今もなお議員バッチこそつけているものの地獄の時を味わっていた。
たった一度、たった一度の失敗が日本を泥沼の戦争に引きづり込んだ。
国際会議での演説の場で彼が唱えた連合帝国の無条件降伏演説が戦争を終わりの見えない泥沼化した争いに引きづり込ませたのだ。
彼自身はそんなつもりなどなかった。少なくとも演説したその瞬間は彼は心の底からこう考えていた。
(これで……あの子は救われる。そしてこの世界の多くの人々が救われる)
だが、演説が終わり、顔面を真っ青にした外務省の職員や自分の秘書が近づいてきて――彼の地獄は始まった。
前田という人物がどのような人物かと申せば、素直実直で正義感の強い男という返答が返って来た。少なくともかつては。
実際若いころの彼は正義感に燃える熱血漢であった。ただ一つの欠点を除いて。
いや、その欠点すらも暑苦しい正義感が行き着いた先にある『異常性』といえるのだが。
そもそも始まりは一人の自衛官の言葉だった。
カウエル。
かつて軍事超大国としてゴンドワナ大陸の支配に乗り出し、そして同盟軍に敗北した国家である。
そのカウエルの宮廷で、日本使節団の歓迎会が行われていた。
護衛の警官や自衛官たちに囲まれながら日本人役人や議員たちはあるものを目撃する。それは、国中から集められた美男美女、美少年美少女の集団であった。
新たなる超大国の歓迎会である。大敗北以降、連合帝国の圧迫に苦しめられてきたカウエルはやたら腹黒くなっているのだが、そんなことを知らない日本人たちは封建制国家なりの歓迎会とはこういうものかと度肝を抜かされた。
もっとも、旧世界の某半島北部国家やら共産主義国家や後進国の歓迎でも似たようなことはあるのだが。
ともあれ、護衛の警官や自衛官たちにもおいしい酒や料理を手に迫る女たちの中に日本であれば確実に労働法に引っかかる年頃の娘もいた。
そして、ここで始まりの一人の自衛官が出てくる。
彼には妹がいた。それ故に妹と近い年頃と思われた娘と話して、思わず驚きで少し大きな声を上げたのだ。
「その年で仕事に結婚!? 大昔ならともかく、我が国じゃ、子供は何が何でも大人たちで守らないといけないものだ。君の年頃に手を出す奴なんてたとえどんなに偉くても牢獄行きだよ!」
そして、その声に引かれて前田はその娘を見た。
彼はちゃんと隠していたつもりだった。
けれどもプロには気づかれたのかもしれない。
彼の暑っ苦しい正義感において、女子供は何が何でも守らないといけないものである。
だが、仮にも大臣の椅子に座るのである。彼はとっくに自分の中のそうした正義感を封じ込めていた。現実的になったといえるかもしれない。
が、故に少々ゆがんだ。いや、ゆがみすぎた。
それはいつしか、自分のものにすれば自分の力で守れるという方向に飛んでいた。そして、その方向性にとんだゆがんだ何かは性癖として現れることになる。
故に彼の中のペドフェリアの存在を見逃すほど、カウエルという陰謀一家は見逃すはずがなかったのだ。
CV−22オスプレイ
在日米軍の空軍部隊が保有していたティルトローターの輸送機である。
それを操縦するのは当然アメリカ人。
もっとも現在では名誉日本人的な扱いを受けている米軍人である。
旧世界に戻れないし、そもそも旧世界のアメリカは絶賛大戦争中である。
望郷の念はあってもかなわないのだ。
中のアメリカ人たちは積み荷を確認して思わずため息をつく。
積み荷は明らかに鉄パイプなどを材料に適当に作ったんじゃないかと思われる代物。
コングリーヴ・ロケットに似た何かがたくさんあった。
「……クレイジー」
彼らの運ぶ荷物は間もなく日本の大規模な軍事支援を受けることが決定している地域の貴族様に引き渡されることになっている。
しかし、ただの武器輸送にオスプレイが投入されるのはある意味おかしな話だ。普通にトラックか何かで運べば燃費もいいのに。
実際パイロットもそう思っていた。
だが、日本政府が進めている何かのためにもオスプレイを含むヘリ部隊の活用が重要とされているらしい。
彼は何となくこう思った。
絶対厄介ごとだと。

922 :
「まだか」  「はい、『鋼鉄の暴風』作戦を行うにはまだ、事前準備が足りないとの連絡が内地より届いています」
『鋼鉄の暴風』作戦の前座である現在の作戦は極めてスムーズに進んでいる。包囲は完全でありあとは包囲網内部の掃討戦と獲得した穀倉地帯の安全を確認する段階に来ていた。
「……このままではやることがなくなってしまうぞ?」
前線司令部ではそんな会話がなされている頃、第7師団を中核においた部隊は最新の10式戦車の燃料残量とにらめっこしていた。何しろ、敵軍撲滅で、徹底的にやるために投入された機甲戦力だ。
ちなみに過剰戦力でありコストパフォーマンスが悪いという批判はこの新世界、ドラゴンが出たように何があるかわからないという意見で封殺中である。
実際は機甲化が手柄を貰いたいだの、敵への士気だの、まぁ、いろいろと細かな理由がつけられているが、ある意味その程度でしかない。
「「「……」」」
深刻な顔をのぞかせる一人の一曹が顔を伏せる。
「!」  「……」
「……よかったな、帰りの分はあるぞ」
周囲に流れるホッとした空気。
だが、誰かが何かを言う前には対人レーダーが警報を発していた。
『奴隷階級』
それは古今東西あちらこちらに登場する存在である。
そして、たいていの場合奴隷は戦争で負けた捕虜や異民族、そして借金などが原因で奴隷となるパターンが多い。
そして、今、この場にいる奴隷は明らかに借金とかではなかった。
紋様の様な何かが全身を走り、皮膚の所々が緑色をした人間。
刺青ではない。かといって痣でもない。純粋に紋様の様なものが全身に走り、皮膚の所々が緑の色をしているのだ。
『魔族』
知恵を持つ魔物として人々からは恐れられている存在だ。
首輪に鎖、足の錘。
さらには十数人近くの魔族の奴隷は必ず距離がとられていた。
2人程度ならいい。だが、3人以上の魔族が固まって行動しようというのを何が何でも阻害しようとしていた。
「……ッチ」
兵士の一人が剣で奴隷をたたく。刃ではない部分で強くたたく。
それを見た別の兵士があわててそれを止める。
「何すんだ!」  「相手は魔族だぞ! 叩いたら瘴気で犯されるかもしれないぞ!」
魔族は魔界に住む。魔界は瘴気におかされた魔物の跋扈する不毛の大地。
瘴気は人間を含むほぼすべての生き物の猛毒だ。
大地が本来もつ、浄化の力が弱まればとたんにあっという間に広がりありとあらゆる大地を魔界に変えてしまうと人々は信じていた。
そして、ある種、この考え方はあたっている。
火の竜王イグニスが執り行っている焦土戦術は大地を疲弊させ、元の浄化の力を弱まらせ、瘴気を広げるものであった。瘴気という名の胞子を広げる働きを示していた。
浄化の力という土の中に含まれた微生物の生態系バランスを崩す働きをしていた。そして、魔族はいやでもその体内に瘴気を放っている。
だから、魔族一人ひとりならばともかく、何人も集まると浄化の力の弱い大地だとすぐに瘴気が広がってしまう。
とはいえ、今、兵士たちが行っている3人以上固まって動かさないのはあまり意味がないのだが。
兵士たちはとりあえず、奴隷の鎖を近くの木々に結ばせると運ばせていた箱を開封する。
「……もったいねぇ…………」
「そういうな、これしかないだろ。『入れ物』は」
開封した箱の中にはサッカーボールほどの大きさのあるガラス球が入っていた。ガラスは大変な高級品である。ウニヴェルスム神聖連合帝国の継承国家である統一帝国が用意出来るだけのそれの半分がこの作戦に投入された。
地の底のラーフェルムで製造され、地上への兵器輸出の意味で取引されているそのガラス球の中には、とんでもなく濃縮した瘴気が込められていた――。

923 :
「すいへーりーべーななまがー」
小さな子供が呪文のような言葉を唱えている。
『元素周期表』
旧世界の知識の結晶。
小学生にとって、それがどう重要なのか理解出来なかったが、偶然兄の教科書を見た際、そこに書かれてあった呪文のような覚え文句をいつしか気に入っていた。
富村ひかる、小学5年生。鼻歌のように歌われる元素周期表。
でも、彼がそれを歌うのもわからなくはない。
電力統制によって暗い暗い街中を歩くのが怖いのだ。
ここは、沖縄県竹富町。
こう表記すると一見普通のどこにでもある市町村のように思われる。
けれど、竹富町は沖縄独特、いや島国日本らしい特徴があった。
それは、竹富町とは石垣島を中心に点在する離島のちっぽけな自治体をすべてまとめあげた自治体であり、その役場は石垣島の石垣市の内部に存在するという事。
つまり、中心市街地と呼べるのが存在しない。ましてや辺境も存在しない。
町全部が秘境状態である。
「……?」
彼が太陽の落ちた時間を歩くのはちょっと前までは塾のためだった。
今は、大陸に出兵して帰ってこない父親寂しさである。
沖縄の小さな離島。海に囲まれた離島に住む彼にとって、海の向こうは未知の世界だった。
星空が見えない世界というのが知りたかった。綺麗だけど寂しさだけが募る星空よりも町の明かりが見たかった。静寂な夜よりも誰かの笑い声が聞こえながら眠る夜が見たかった。
そんな島生まれ島育ちの彼が偶然海の方向を見て――違和感を感じた。
小さな……ボートみたいなものが浜辺に上がっている――?

イグニスはこう言う。餓死エリアとそうではないエリアに分けて焦土戦術を展開すると。では、戦争が終わったら? 当然のように非餓死エリアの食料に依存しつつも、焦土を復興させるという。
そんな事が可能なのだろうか? 
が、彼が言うにはそれが出来るのだという。厳密にはタブー扱いされていた増産の魔法を使うという。
増産の魔法は穀物や家畜、土の微生物をとんでもなく活性化させ、わずかな時間でものすごい実りをもたらす代わりに大地をすごい勢いで消耗させ、翌年は一切実りが取れないという欠点があったためにタブーとして封印された魔法だ。
が、彼はこれを、計画的に地域ごとに進めることで、部分的にはともかく、国土全体では長期的な有益が発生するように調整するのだという。
ある種共産主義の計画経済のような発想だが、謀略王とまで呼ばれた人間である。長期的にはともかく、短期的には可能にしてしまうかもしれない才覚だけは確かにあった。
が、果たしてそれがうまくいくのか?
「うまくいくはずない」
地の竜王、テッラはそう確信していた。
何が何でも、イグニスの好きにはさせない。最低限、故郷には絶対に手を出させない。
統一帝国の統一事業において、最優先で侵攻を受けている地の帝国は今、まさに修羅場の真っ最中だった。
そして、追い討ちをかけるように日本が秘密裏にばら撒いているインフルエンザウイルスや狂犬病ウイルスが広がろうとしてた。
「…………」
ゴンドワナ大陸の覇権どころか、歴史の歯車が大きな軋みを上げて変化していく。秩序という名の金属の歯車がその疲労に耐えられるのか――今、まさにこの異世界の人々は試されていた――。
そして、その変化を促した張本人も、新世界という名のまるで違う歯車が回る世界に対応することを迫られ、軋みを挙げている――。
たとえば、食糧生産。
たとえば、産業構造。
たとえば、国家形態。
そして――――ある種、ラスボスともいえる。
今の日本を苦しめている鎖、それはいろいろあるがひとえに『戦争』という事実と、戦争中の自衛隊の足を引っ張りたがる――憲法原理主義とも言える派閥の存在が――軋みを挙げさせるすべてだった。

924 :
おわりっす!
話進んでないっすけど……まぁ、次こそ、すすませるっす

925 :
投下乙!続き待ってます。

926 :
乙です。

927 :
投下乙です!
色々な複線が張られていますね。これは今後恐ろしい展開が待っていそうです。
日本のまく伝染病に、統一帝国の瘴気とは、何とも悲惨な情景が目に浮かびます。
次も楽しみにしています。

928 :
投下乙
予想以上に恐ろしいですね...>焦土作戦
いや、もはや瘴土作戦と呼ぶべきだろうか...
戦争に疫病に瘴気
自衛隊はこの先正気を保てるのだろうか

929 :
投下乙
名誉日本人で納得するかどうか。
「俺たち核持ってんだけど」ってことで在日米軍が恫喝か?
まさに在日米軍ではなく、進駐軍ではなく、占領軍だな。

930 :
>>929
空母が寄航してるときに転移だったら核持ってるだろうけど
核戦争勃発時に港にいるかどうか...
まぁ海兵隊のMV22じゃなく空軍のCV22が作品に出てるから今の米軍配備状況と違うんだろう

931 :
カウエルみたいな最初から手段を選ばないところがファンタジー側の良い所
日本は倫理に縛られてるから選択肢が限られてくる
仮に選べても追い詰められないとできない

932 :
>>931
焦土作戦を取ってきたのは火の竜王イグニス、国は神聖統一帝国
カウエルは昔大国だったけど連合国(のちの統一帝国)に凹られて大陸の主導権なくした国で
今回日本国利用して覇権国に返り咲きを画策している

933 :
焦土作戦ならリアルでやってるじゃんか、今
民主党・輿石(社会党出身) 「国民を徹底的に困らせて野党のせいにする これで次の選挙に勝てる」
ttp://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1350613508/

934 :
政治厨はお引取り願います

935 :
政治厨ですらない只の民主アンチだろ。

936 :
931-935は纏めてアボーンすれば良いよw

937 :
ヲイヲイ、戦争から政治を抜いて何を話せと。
まあ、リアルだけの政治話は流石にスレ違いだけど。

938 :
現実の方が冗談みたいだもんなぁ、最近の内政外交は
未曾有の大災害+政争で焦土作戦なんて内戦状態かよ

939 :
お久しぶりです。
そらのいくさに刺激されました。
久々に投下します。

940 :

京都府舞鶴市余部下 海上自衛隊舞鶴地方総監部 作戦室
2012年 6月5日 20時05分

 舞鶴市の幹線道路である国道27号線は、小高い丘に設置された総監部の敷地を右手に見ながら、市街地に向かい右に折れている。
 折れた先の左手には艦艇の建造、整備を受け持つユニバーサル造船の工場が立ち並び、大型クレーンが夜の闇に聳え立っていた。その先の舞鶴航空基地に続く支道を過ぎると、艦艇部隊が係留されている北吸岸壁に続く。
 岸壁には、護衛艦みょうこうと補給艦ましゅうが横付けしていた。二隻共隔壁灯は消され、自衛艦旗がマストに翻っていた。艦は合戦準備──戦闘態勢にある。
 未だ続く敵の侵攻に対し、海上自衛隊は北吸岸壁手前、片側二車線の路上に予備陣地を構築。五老ヶ岳応急陣地から撤退してきた部隊を収容し、第二次防衛線としていた。
 万が一ここを突破されれば、市の対策本部がある市役所や、市民が避難している前島埠頭が敵の攻撃に曝される。海自は何としてもここで敵を食い止める覚悟でいた。
 
 戦闘は、太陽が完全に沈んだ後もその勢いを減じる様子は無い。海上自衛隊舞鶴地方総監部は、満天の星空の下で自らも無数の閃光を放っていた。
 雲一つ無い夜空に、硝煙と騎士団の放った火矢による火事の煙が漂っていた。その煙の中、強烈な投光器の光が寄せ手に向けてまっすぐに放たれ、陣地からは発砲炎が、激しく明滅している。
 投光器の光によって強制的に夜の闇から引きずり出された騎士の着た鎧が、鈍く煌めいた。それを見た周囲の手勢が慌てて逃げ出す。主人の運命が尽きたからであった。
 彼等はこの一日で学んでいた。
 呆然とした表情を浮かべたその騎士は、遮蔽物を得る前に陣地からの集中砲火を浴びた。たちまち地面に撃ち倒される。
 一方、立木や建物の陰からは弓兵が火矢を放っている。火矢は可燃物がほとんどない自衛隊陣地にはあまり効果が無い。しかし、庁舎まで届いた一部が、小火を引き起こしていた。
 エレウテリオ騎士団側は、自衛隊の旺盛な火力に攻撃を阻まれていた。密集陣形による突撃を諦めた後も、じりじりと損害は増え続けている。
 しかし、優位に戦いを進めているかに見える自衛隊も、守るべき面積に対して明らかに兵力が不足している。どこか一カ所の綻びが致命的な結果を招きかねなかった。


941 :

「総監、報告します」
 防衛部第三幕僚室長が疲れの滲んだ声色で報告した。彼の率いる第三幕僚室は主に作戦を担当する。当然、昨日から寝ていない。
 作戦室の中は、書類の束が積み上がり、情報端末を操作する海曹士が目を血走らせ、幕僚が電話口で怒鳴っていた。室内は控えめに表現しても、一糸乱れぬとは言えない有様であった。
 壁には舞鶴全域の地図と、総監部敷地の地図が貼られていた。西舞鶴全域、中舞鶴、そして東舞鶴駅から南側には、敵を示す赤色のピンが無数に打たれている。
 一方、味方を示す青色のピンは、総監部をはじめとする自衛隊施設、東舞鶴駅、市役所周辺に有るのみで、辛うじて重要な地点を維持しているに過ぎなかった。
 地図が示す現実を裏付けるかのように、建物の外からは断続的に銃声が聞こえてくる。総監は、銃声が先程までより大きく聞こえていることに気づいた。
 総監部は敵の攻撃を受け続けていた。
「外柵を放棄しました。以後は内柵に隊員を配置し、敵を迎撃します」
「敷地内に侵入を許してしまったな」
 総監は、渋い顔で応えた。
「やむを得ませんでした。外柵全周を守るには兵力が足りません」
 総監部の敷地は総監部庁舎や第4術科学校校舎のある丘を中心に、二重の柵で守られている。内柵の中には、庁舎群の他に海軍記念館や隊員の居住区、衛生隊等がある。
 そこから一段下がった内柵と外柵の間には、体育館、プール、武道場、売店等が設置されているが、それらはすでに放棄され、エレウテリオ騎士団が占拠していた。
「持久は可能か?」
 総監は探るように訊ねた。三室長はわずかに背筋を伸ばした。その目には光がある。
「防御正面を整理できましたし、『みょうこう』から一個分隊を借りました。朝まで保たせられます」
 総監部に残されていたのは、施設管理要員や、4術校で学ぶ経理・補給関係の学生である。士気は高いものの、お世辞にも戦力として頼りになるとは言い難い。
 彼等は、外柵を守りきれないと判断した幕僚の指示により内柵の中まで後退、建物と積み上げた土嚢を頼りに、押し寄せる敵と戦っていた。
 本来であれば施設警備を担当するはずの陸警隊が出払っているため、『みょうこう』陸戦隊第三分隊を引き抜き、予備兵力としている。
 庁舎や校庭のあちこちには土嚢陣地が組まれ、古めかしい建物の外見と相まって、まるで先の大戦の都市攻防戦のような光景であった。
 
「──万が一ここが落ちても、大丈夫な手は打ってあるが……」
 総監が銃声の方向を見つめながら言った。情報を担当する第二幕僚室長が答える。
「市庁舎に防衛部長、舞鶴航空基地には幕僚長がいらっしゃいますから、指揮継承及び分掌指揮は問題ありません」
「うむ──ところで、良い話は無いのか?」
「は、良い話ばかりではありませんが、ご報告があります」
 二室長の答えに、総監は片眉を上げた。無言で続きを促す。
「まず、民間人救出に向かったヘリが帰投しました。児童5名を含む民間人7名は、全員無事保護されました」
「そうか、無事か。そうか──それは、本当に良かった」
 総監は思わず両手で顔を覆った。一つ溜め息をつく。安堵している様がありありと見えた。周囲で目立たぬように耳を傾けていた隊員達の表情も明るくなった。殺伐とした作戦室の雰囲気も、少しだけ和らいだようだった。
 綾部市の惨劇が伝えられて以来、隊員たちは、その本分を尽くせていない、という後ろめたさを、多かれ少なかれ心に抱えていた。そんな中、民間人救出成功の知らせは、彼等の気分を明るくさせるのに充分な知らせであった。

942 :
 しかし、続く二室長の声は一転して固く、深い憂慮を表していた。
「しかし、救出に当たったヘリが、敵のロケット攻撃を受け損傷しました。再出撃には修理が必要です」

 室内がざわめいた。

「ロケット?敵の武装は刀剣と弓矢のみでは無いのか?」
 総監が問いただす。今までの報告では、銃火器の類いは持っていないとの情報ばかりだった。横から三室長が、疑問を述べた。
「ロケットというのは、RPG-7か?やはり、背後には北が……」
 二室長は、かぶりを振った。慎重に答える。
「いや、それにしては威力が弱い。少なくとも二発は命中したが、ガラスを割った程度で済んでいる。恐らくは、過激派が用いるような手製のロケットだろう」
「なるほど。しかし、それでもヘリの飛行に十分な障害だな」
 三室長の言うとおりであった。敵は、ヘリに損傷を与える事のできる火器を保有している。航空機の運用に与える影響は大きい。
「脅威が不明なため敵地上空の飛行を一時禁止しました。『みょうこう』立入検査隊は、ヘリによる脱出を断念。徒歩で東舞鶴駅へ向かっています」
 二室長は、総監に対し現状を報告した。立入検査隊は味方が辛うじて確保している東舞鶴駅へ、徒歩での移動を強いられていた。
 当然、敵の追撃が予想された。しかし、自衛隊側には、予備兵力も、それを投入する手段も無い。
「彼等の健闘に期待するしか無い、か。何とも情けない話だな」
 総監はつぶやいた。島根県から青森県にかけて、日本海側に広大な担当警備区を持つ舞鶴地方総監部の、最高指揮官たる自分の手元にはわずか数キロ先で苦戦する部下を救うための兵力が無い。
 彼は、壁に貼られた地図を睨みつけた。部屋の外からは怒号と銃声が絶えない。
 一体貴様等は何者なのだ。言葉は通じず、身元を示す物は何もない。それどころか、現代人である事を示す証拠がない。明らかに『軍』でありながら、この地球上の何処の国の所属でもない。
 地獄から蘇った中世の亡霊だとでも言うのか。そんな奴らに、多くの市民や部下が殺されてしまったというのか──

 総監が怒りで体を震わせている間も、作戦室の無線機や電話は鳴り止まず、幕僚や隊員達は各々の持ち場で、休む間もなかった。
 
 戦況は未だ予断を許さない。各所を守る海上自衛隊員達は、必死の防戦を継続していた。


943 :

京都府舞鶴市倉梯町
2012年 6月5日 20時08分
 護衛艦みょうこう立入検査隊第2班員、進士宏保三等海曹は、舞鶴市倉梯町の路地裏で仲間と共に汗にまみれていた。
 住民が避難した周囲の家屋からは灯りが消え、路上は闇夜同然であった。人気の絶えた街角は静かであった。遠くから聞こえる遠雷のような音は、発砲音だろうか。進士にはよく分からなかった。
 今、彼の耳を満たしている音は、ブーツがアスファルトを蹴る音、装具の立てるかすかな擦過音、そして隊員達の荒い息遣いであった。無駄口を叩く者はいない。
 しかし、普段は温厚な進士の内心は、思いきりわめき散らしたい気分で一杯だった。
 まだ、着かない。銃が重い。畜生、何も見えない。これじゃ横からいきなり敵が飛び出してもわからない。糞、プレートが重い。ベストの襟が擦れて痛い。ああ、休みたい。可児の野郎ペースが早すぎる。水雷長なんか倒れそうだ。
 何でこんな目に合わないといけないんだ。あのイカレたブリキの兵隊共のせいか。くそったれ、死んじまえ。
 進士が現状の辛さを忘れるために、ありとあらゆるものを罵っている路地裏では、彼の他に11名の隊員が、黙々と東舞鶴駅を目指していた。
 隊員達は狭い路地の両端を二列縦隊になり、老人のジョギング程度の速度で進んでいた。最後尾の隊員が定期的に後方を確認する。その他の隊員も、それぞれ別々の方向を油断無く警戒していた。
 濃紺のつなぎは汗で濡れ、隊員の身体に重くまとわりついていた。個人装備が肩や腰に食い込む。未だ兵士としての動きは失っていないものの、各々の足取りは重い。
 疲労と緊張は彼等の人相を極端に悪くしている。短期間の間に頬は痩け、瞳だけが白くぎらついた光を放っていた。

 先頭を進む沢井三曹が足を止め、左手を顔の横で握った。後続も無言で止まり、片膝立ちの姿勢をとる。
 沢井は酷く緊張した面持ちで目の前の十字路を見つめていたが、不意に何かに気付いた。足音と話し声だ。沢井が猛烈な勢いで左手を振り始める。
──隠れろ!
 それを見た進士達は慌てて左右の民家の敷地に駆け込み、塀や植木の陰に身を潜めた。遅れて沢井も身を翻した。
「────!」
 沢井が門柱の裏に滑り込むと同時に、右手の路地から敵兵が姿を現した。槍で武装した人間が三名、弩弓を持った人間が二人。何れも革鎧で身を固め、腰には70センチ程度の長さの剣を下げていた。槍を持った兵士は片手に松明を掲げている。
 彼等は、唯一人金属鎧を纏った男の指示を受け、進士達を探しているようであった。
 何を話しているのか、さっぱり聞き取れない。だが、その声色からは敵意と緊張と恐怖が容易に窺えた。
 進士は必死に息を殺した。手にした散弾銃を身体に引き寄せる。ブーツが踏みしめた庭土が、やたらと大きな音を立てたように思えた。
 薄いブロック塀一枚隔てて、先程まで殺し合いをしていた敵が、自分達を探している。もちろん、Rためだ。
 背後で誰かが尻餅をついた。砂利が音を立てた。進士は戦慄した。身体が凍りついたようになり、冷や汗が噴き出した。見つかってしまう。彼は覚悟した。
 だが、幸いにも敵は進士達に気付かなかった様だった。異国の言葉で何事かを話しながら、左手の路地に消えていった。
 進士はゆっくり振り返った。殺意すら籠もった目で、尻餅をついた隊員──水雷長を睨みつけた。周囲の者もみな冷ややかな目を向けていた。
 明智一尉は、そんな視線に気付かないほど消耗し、荒い息を吐いていた。装具の重みに耐えられず、へたり込んでいる。
 進士は、これが指揮官かと改めて暗い気分になった。
 味方が確保する東舞鶴駅まであと300メートル。今の彼にはまるで無限の距離に思えた。

944 :

 民間人を救出したSH-60Jが、敵のロケット攻撃を受けたことは、彼等の脱出に多大な影響を与えた。被害を受けた機はもとより、無傷の機についても一時退避を余儀なくされたからである。
 そして、みょうこう立入検査隊に、ヘリの再出撃を待つ余裕など無かった。民間人脱出の為に、手持ちの弾薬を惜しげもなくバラまいた結果、残弾が一人平均2弾倉にまで低下してしまったのだった。これ以上の交戦は、弾薬切れを招きかねない。
「速やかに脱出し、東舞鶴駅の陸警隊機動班と合流する」
 事態を重く見た可児一曹の強烈な助言を受け、指揮官の明智一尉は部隊に命令を発することとなった。
 大通り側、大雲寺方面は敵で埋まっている。いくら火力で優越していても、開けた場所で騎馬隊(一体あれだけの馬をどこから持ち込んだのかは分からない)と戦うのはあまりにも分が悪い。
 脱出経路として選ばれたのは裏手側、校舎を抜けた住宅地の狭い路地であった。検査隊員は不要な装備(ダンプポーチに収めていた空弾倉等)を放棄すると、音を立てない様、慎重に移動を開始した。

 現在、進士達は舞鶴線高架下にある菓子店の店舗を目指している。敵に発見されることなく辿り着けるかは、まだ分からなかった。


945 :

 彼等が苦労して占拠した敵の建物からは、如何なる宝物も高位の捕虜も得ることはできなかった。多数ある小部屋には、小振りな机と椅子が並ぶだけで、どこも無人であった。
 予想に反して兵舎でも無さそうである。
「ええい、まだ奴らは見つからぬか!何をぐずぐずしておるかッ!」
 兵を指揮するロンゴリアは苛立ちを隠そうともしなかった。多数の兵に加えて、貴重な騎士団付魔術師を三名も失い、捕虜も取れず、敵まで逃がしたとあっては、騎士の面目が立たない。彼の顔は怒りで赤く染まっていた。
 しかし、下知に対する兵達の足取りは重い。疲れているのだった。
 ロンゴリアは配下の兵を少人数の組に分け、街に放った。どれかの組が敵を見つけたならば、速やかに直率の騎兵と槍兵、弩弓兵を差し向け、押し包んで殲滅する構えであった。
 しかし、彼の意気込みに反して敵は一向に見つからない。街並みは予想以上に広く入り組んでおり、捜索に当たる兵達は敵に怯えていた。ゴブリンに至っては、大損害を受け既に逃散してしまっていた。
「兵を差し向け、必死に探っておりますが、何分敵地にて思うようには……」
 配下の騎士が弁明した。彼の顔にも、怯えが見えた。
 無理もない。この日彼等が戦ったいくさは、如何なる練達の騎士であろうとも経験したことのない、異様ないくさであった。敵の魔術は騎士も兵も分け隔てなく打ち倒した。鎧も楯も役に立たなかった。
 名誉と勇気を貴ぶ西方諸侯領の騎士たちですら、疲労と怖れが、身の内に澱のように溜まるのを無視できなかった。
「言い訳はいらぬ!今のままでは見つけられぬと申すか」
 ロンゴリア自身も、この街が自国のどんな王侯貴族が財貨をつぎ込んだとしても、造り得ない物であることをようやく理解していた。そして、恐怖した。彼は、執拗に敵を追い続けることで、どうにかして恐怖を抑え込もうと努力していたのであった。
 ロンゴリアは、ひとしきり怒鳴ると、顎に手を添え急に静かになった。何か思案しているようである。配下の騎士は、不思議に思い、問うた。
「ロンゴリア殿、いかがなされました?」
 ロンゴリアはじろりと配下の騎士を睨み、低い声で答えた。
「騎士も兵も頼りにならぬとなれば、亜人共をけしかけるしかあるまい」
「しかし、ゴブリンはすでに……」
 騎士の言葉を遮り、ロンゴリアは言った。
「亜人共はゴブリンだけではない」


946 :

京都府舞鶴市倉梯町
2012年 6月5日 20時27分

 きっかけはほんの些細なことだった。
 中腰で進む立入検査隊員の雑嚢に納められていた、ビクトリノックスのマルチツールが、たまたま、アスファルトではなくマンホールの蓋の上に落ちた。
 その時、近くには偶然猟師上がりの兵を含むロンゴリアの手勢がいた。その兵は音のした方角を速やかに聞き取り、組長に伝えた。
 元来真面目な性分だったその組長は、松明を掲げた兵を差し向けた。兵達は得体の知れない街と敵に怯えながらも、実直な組長の指示に従い、路上を進んだ。

 マルチツールがマンホールの上で金属音を立てた僅か15秒後、追う者と追われる者は、10メートルという距離で鉢合わせていた。

 轟音と共に、網膜を焼く赤い光が視界を覆った。ストックを当てた右肩が激しく叩かれ、上半身が僅かに仰け反る。進士三曹は、膝のバネを使い、反動を吸収した。
 彼の放った散弾は、狙いが甘かった。大部分が何もない空間を通過した。疲労の影響で銃口が上擦ったのだった。しかし、幸いにも(撃たれた相手にとっては不幸にも)、胴体を狙って放たれた散弾の一部は兵士の顔面に命中した。
 ガマがえるが潰れたような悲鳴を上げて、兵士がひっくり返った。松明が地面に転がる。倒れた兵士の表情が全く分からないのは、暗さだけが理由ではない。体が小刻みに痙攣するたびに、黒々とした液体がアスファルトに広がった。
 
「班長!後ろからも追ってきてやがる!」
「来た来た、左からも来た!」
 検査隊の位置は完全に暴露していた。
 ロンゴリアは、突然響き渡った銃声に対し、手持ちの兵をまとめて投入した。指揮官としての判断というよりは、一人の人間としての恐怖心の影響が大きかった。
 生半可な数では、やられる。
 そんなロンゴリアの判断から下された用兵は、自衛隊側に陽動の意図があれば容易く包囲を抜けられてしまいかねないものであった。しかし、この夜、みょうこう立入検査隊は一団となって脱出を試みていた。
 その結果として、彼等は捕捉され、暗い路地裏での遭遇戦を強いられる事となった。


947 :

「第2班は後ろから来る奴らを叩けッ!第3班は先の十字路を抑えろ。水雷長!3班と行ってください!」
「か、可児一曹は、どうするんだ?」
「左から来る奴らを何とかします。斎藤!早く連れて行かんかァ!」
「了解!」
 会敵から僅か数秒の間に、発砲の轟音と兵達の怒声で満ちた路地の真ん中で、可児一曹が吼えていた。彼の認識では少なくとも後方と左から敵が迫っていた。ぐずぐずしていれば、早晩包囲されるだろう。
 第2班員が松明を目安に弾をばらまく。その多くは外れたが、敵兵は慌てて松明を捨てた。民家の庭先に飛び込む者もいる。敵の圧力が弱まった。
 一方、第3班は斎藤二曹の指揮の下20メートル程先の次の十字路に向けて走った。明智一尉も、よろめきながらそれに続いた。
 可児はその様子を確認すると、左側から迫る盾を構えた男たちに向き直った。巌のような顔面に、獰猛な肉食獣の笑みを浮かべる。彼は64式小銃を腰だめに構えると、無造作に発砲した。
 可児は7.62o弾の連射による強烈な反動を、いとも容易く抑え込んだ。敵兵が腰の辺りを吹き飛ばされ、崩れ落ちる。
 金属製の空薬莢がアスファルトに落ちて甲高い音を立てた。可児は、薬莢拾いを考えなくても良いのなら、幾らでも撃ち続けたいものだと思った。
 第3班から、『十字路確保!』と無線で報告が入る。
 不期遭遇戦で味方は混乱したが、敵はそれ以上に混乱している。この間に立て直せばまだやれるな。可児は一層大きな声で、必死に戦う部下に指示を飛ばした。
「妻木、道の右側に寄って下がれ!第3班の先を確保しろ!蛙跳びで行くぞ」
 最後尾で銃を乱射していた第2班員が道の右側を後退し始めた。射界を確保した可児と第1班は第2班の後退を援護する。
 三個班が相互支援しつつ、敵の追撃を振り切ろうという動きであった。
 この辺りの区画は、道路がほぼ碁盤の目のようになっている。一個班が後退支援射撃で敵を抑えている間に、辻々を確保しつつ下がっていけば、刀剣と弓矢程度の武装しかない敵は、つけ込む隙が無い。
 人家に灯りが無く、街灯も割られているせいで敵がよく見えなかったが、可児はそれは敵も同じ事だと考えていた。
 後は弾が切れる前に、駅に駆け込めるかどうかだな。
 派手に撃っている隊員の中には、そろそろ残弾が怪しい者が出てくる頃であった。

948 :

 進士三曹の心臓は、猛烈な勢いで収縮し、全身に血液に載せた酸素を送り出していた。うっかりすれば息を吸うことすら出来なくなる程、呼吸は乱れ、視界が狭くなっている。酸欠寸前なのかも知れない。
 こんなに走ったのは、教育隊以来だよ。進士は眼前に星が散る状況下で、そんな事を考えていた。彼の所属する第2班は、第3班を追い越し、次の十字路を確保するため全力で走っていた。
 足がつりそうになる。手にした散弾銃を放り捨てたい気持ちが湧き起こる。しかし、理性──若しくは生存本能、がそれを捨てる事を踏みとどまらせた。
 駅に着けば休める。頭の中をそんな考えで埋め尽くし、進士は十字路に辿り着くと受け持ちである左方向に銃を構えた。
「左クリ──アじゃな……い?」
 呆然とした進士の眼前に、大きな影が立ち塞がっていた。それは2メートル程の身長を持つ大きな影であった。
 敵兵かッ!?
 進士は咄嗟に散弾銃を構え、狙いを定めようとした。そして、敵の異様な姿に気付いた。
 力士の様な体格であった。腕や足はゴツゴツとした筋肉に覆われ、丸太のように太い。胴には粗末な鎧を着けているようだ。たっぷりとした胴回りが、鎧の下に窺えた。
 手には恐ろしげな棍棒を下げている。殴られればただでは済まないだろう。
 一瞬のうちにそこまで観察した進士は、強烈な違和感を覚えた。無意識のうちにその原因を探す。
 彼は原因に気付いた。
 その敵兵は、異様に頭部が大きかった。そのため、バランスの悪さを感じたのだった。そして──
「な……!?」
 見上げるような大男の両肩の間には、豚の顔が乗っていた。脂肪に覆われた顔面では、凶暴な光を放つ瞳が進士を睨んでいる。大きく裂けた口元からは、涎と唸り声が漏れていた。生臭い臭いが辺りに漂った。
「ば、化け物ォ!」
 金縛りが解けた進士は、叫び声を上げながら散弾銃の引き金を引いた。よく見ると、その化け物は一匹では無かった。轟音。素早くレシーバーを引き次弾を装填。間髪入れず次弾を叩き込む。至近距離で放たれたバックショットは、狙い違わず化け物の腹に命中した。
 仲間が倒れた事で、敵も我に返ったらしい。甲高い咆哮をあげると、猛烈な勢いで進士に襲いかかった。
 発砲。装填。発砲。
 そこで、弾が切れた。慌てて腰の9o拳銃を抜こうとしたものの、到底間に合いそうになかった。
 立ち尽くす進士の頭部めがけて、敵兵は巨大な棍棒を振り上げた。進士は、何故か、豚の体脂肪率はそんなに高くない。という雑学を思い出した。
 視界一杯に棍棒が迫っていた。


949 :

 
 妖魔若しくは亜人の一種とされる『オーク』は、主に帝國領内の北辺山間部に多く存在している。
 体格は人間種より優勢で力も強く、その性格は貪欲かつ好戦的である。そのため、しばしば地方の村落が襲撃され、家畜や領民が大きな被害を受けてきた。ただし、多くの個体が知能に劣るため、人間側が態勢を整えれば、撃退は難しくない。
 問題は、その旺盛な繁殖力にあった。オークはほぼ全ての人様種族との交配が可能な上、母胎がどの様な種族であれ、オークの形質を色濃く受け継いだ赤子が産まれる。 
 討伐を重ねても、一向に勢力が衰えず、投入した資金兵力に成果が追いつかない状況に、地方領主が悲鳴をあげる事態となったのだった。
 このため、帝國は懐柔策をとった。有力な亜人(妖魔)を首魁に仕立て上げ、山岳地帯の一部を自治領とした。そこに、オークやゴブリンその他の種族を住まわせ、彼ら自身に統制を取らせたのだった。
 帝國は山間部で賄えない物資や奴隷(主に交戦国の領民を送り込んだ)を提供する代わりに、兵力を供出させていた。
 悪名高き妖魔兵団の始まりである。
 これにより、山岳地帯の一部領邦は国替えを余儀なくされたが、帝國内に存在する妖魔のかなりの部族・集団が自治領へ移動し、結果として他地方の治安に向上が見られた。
 オークやゴブリンの部隊は、西方諸侯領では伝統的に妖魔が徹底的に差別されるため、異民族討伐時の尖兵として位しか、用いられない。
 また、オークを指揮する役を担う軍人や亜人、下手をするとオーク部隊が配属された騎士団までもが『豚繰り』と蔑まれた。
 だが、ロンゴリアは敢えてそれを受け入れた。エレウテリオ騎士団に約20程配置されていたオーク達を、追撃に投入したのだった。
 敵の魔法戦士部隊を捕捉したとの報告に対し、ロンゴリアはオークを迂回させ敵の前方に回り込ませるよう下知を下した。
 その成果は上がっている様であった。どれだけ消耗しても、幾らでも産まれいでる汚らわしいオーク共と、敵が噛み合い消耗したところで、騎兵を突入させる。
「我ながらよい思案だ」
 何より、貴重な郎党を失わなくてよい。これ以上の損害は領地の経営に大きな痛手なのだ。
「敵勢は足を止めました。御味方は隊列を整えつつあります!」
「よろしい!俺も出るぞ。今度こそ、だ」
 ロンゴリアは口の端を釣り上げ、笑った。遂に敵を押し包み、討ち果たすのだ。

950 :

京都府舞鶴市倉梯町
2012年 6月5日 20時48分

 進士は思わず目を閉じた。棍棒の唸りが聞こえた。多分、次の瞬間自分の頭は柘榴の様に割れるのだ。
 しかし、棍棒が彼の頭にめり込む代わりに、金属同士がぶつかる異音と、軽く鋭い銃声が響いた。装薬の燃焼する匂いがした。それ程近くで、射撃が行われたのだった。
「だ、大丈夫かい?進士三曹。はぁ、機関けん銃って重いんだねぇ」
 進士が恐る恐る目を開くと、目の前にいた豚の様な化け物は、胴体に満遍なく9o弾を食らい、大の字に倒れていた。
「これは、一体……」
 振り返ると、指揮官の明智一尉が如何にも重たそうに機関けん銃を両手に下げ、汗塗れで立っていた。息は絶え絶えで今にも崩れ落ちそうな程疲労していたが、その顔には進士への気遣いの色があった。
 手にした9o機関けん銃の銃口からは、薄く硝煙が立ち昇っている。
「危、機一髪だったね。間に合って──ぜぇ、よかったよ」
 明智一尉は、進士の横を通り過ぎると、自分が撃ち倒した敵を、恐々覗き込んだ。感心したようにつぶやく。
「と、とんでもない相手だとは──思っていたけど、これほどまでとはね──」
 明智はもう一度、進士に向き直った。頼り無げな笑みを浮かべる。
 進士はようやく、自分がこの誰からも頼りにされていなかった幹部自衛官に助けられたことを理解した。
 礼を言わなければと思った。

「鉄砲様々だね。とてもじゃないけど素手で勝てる相──」

 明智が進士の前から消え失せた。
 鈍い打撃音が聞こえた時には、明智の大きな身体は、横薙ぎに跳ね飛ばされ、民家のブロック塀に叩きつけられ止まっていた。腕がおかしな方向に折れ曲がり、痙攣している。気を失っているか、既に死んでいるか。
 進士の眼前に、明智を腕の一振りで吹き飛ばした化け物が、ゆっくりと立ち上がった。信じられない。9oパラベラム弾をあれだけ撃ち込まれて、これか。化け物め。
 
 進士はもう一度諦めた。9o拳銃も通じなさそうな相手に、何も思いつかなかった。
「コラァ進士!諦めるな莫迦もん!」


951 :

 可児は、第2班長妻木二曹からの報告を受け、全力で路地を疾走した。横合いから現れた正体不明の化け物。とてつもなく嫌な予感がしていた。
 巨漢に似合わぬ速度で第2班に追いついた可児が見たのは、豚顔の化け物の腕の一振りで、指揮官明智一尉がブロック塀に叩きつけられる姿であった。進士三曹が呆然と立ち尽くしていた。腰に提げた拳銃を抜く気力も無いようだ。
「コラァ進士!諦めるな莫迦もん!」
 可児は叫ぶなり、化け物と進士の間に躍り出た。化け物の肉体は、189センチある可児よりも10センチ以上は大きく、また分厚かった。
 こいつは、難物だなぁオイ。
 可児は素早く敵の戦力を見積もった。肥満した様に見える躯は筋肉の塊であり、純粋な力比べなら勝ち目は無いだろう。
 ひゅう、と一つ息を吐く。手にした弾切れの64式小銃を地面に捨てた。そのまま左足を半歩踏み出し、重心を落とす。両手は緩く開くと、やや半身の身体の前に自然に構えた。
 端で見ていた進士の目には、可児の巨体がまるで猫科の獣の様に見えた。柔らかく、それでいて爆発的なバネを溜め込んだ肉食獣。
「こいよ、化け物」
 顎を引いた可児が、不敵に言い放つ。
 化け物は豚に似た顔面を醜く歪めると、右腕を大きく振り上げた。手には拾い直した棍棒が握られている。そのまま可児の頭部を叩き潰そうと、唸りをあげて斜めに振り下ろす。
 可児が左足を右斜め前に踏み込んだ。そのまま膝を曲げ、身体を沈める。その頭上を武骨な棍棒が掠めた。88式鉄帽から、焦げた臭いが立ち昇った。
 可児の身体は、踏み込みにより独楽のように半回転した。踏み込みで生じた移動エネルギーが、貯め込まれる。敵に背を向けた可児は、回転の勢いを乗せた後ろ蹴りを放った。
 鉄芯の入った重たいコンバットブーツに包まれた可児の右足が、槍のように突き込まれる。地を這うような軌道を描き、靴底が、化け物の右膝を真っ直ぐに打ち抜いた。
 化け物がくぐもった悲鳴をあげた。哀れな人間に必殺の一撃を加えようと踏み込んだ、その右膝の皿が、粉々に砕けたのだった。自分の体重に耐えられず、化け物は堪らず右に崩れる。
 既に可児は蹴り足を敵のすぐ側に下ろしていた。身体は正面に向き直っている。左拳を固める。
 崩れる化け物を、左フックが斜め下から突き上げた。甲殻類を砕くような破砕音が響く。拳は化け物の頬を正確に迎え撃っていた。
 牙が折れ、血潮が飛び散る。地響きをあげて、化け物は地に倒れた。可児のブーツが間髪入れず頸椎を踏み抜く。乾いた音が鳴った。さらに、素早く9o拳銃を抜くと、立て続けに三発、脳天に叩き込んだ。
「セイッ!」
 可児が残心の構えをとる。化け物は完全に絶命していた。
 進士は、呆れ果てた。可児のおっさん、2メートルもあるような化け物を殴り殺しちゃったよ。
 可児が振り返り、左手を振りながら言った。
「おい、進士。俺もまだまだ修行が足りんわ」
「はあ?どこがですか!?」
 進士は思わず聞き返した。人間離れした強さを見せられたばかりであったからだ。
「うむ。左拳を痛めちまった。部位鍛錬が足りん」
 進士は、言葉もない。可児は小銃を拾い上げると、大声で命じた。
「水雷長を助けろ!まだ生きてるぞ。集まれ小僧共、あと百メートルはダッシュだ!!」
 あれだけ恐ろしかった豚顔の化け物も、小銃弾には耐えられないようであった。まだ、十体はいた連中は、身を隠すことも知らないかの如く、簡単に射殺されていった。

952 :

京都府舞鶴市 舞鶴東港前島埠頭
2012年 6月5日 20時54分
 埠頭は昼間のような明るさであった。避難誘導に駆り出された舞鶴教育隊所属の一等海士は、照明灯を見上げ目を細めた。警察や消防車両が辺りを照らし、洋上では海上保安庁の巡視船が、探照灯を左右に振っていた。
 まるで幽霊を怖がっているみたいだ。一士は思った。人気の絶えた市街地は暗闇に包まれており、前島埠頭の煌々と照る灯りを際立たせている。
 彼が受けた印象はあながち的外れではない。自衛隊、警察、海保らの担当者は、奇襲を恐れていた。埠頭には市内から避難した市民が溢れている。万が一この場に突入されれば、阿鼻叫喚の地獄絵図になることは間違い無い。
 このため、埠頭の出入り口は警官と自衛官が固め、海側は保安庁がパトロールを行っている。岸壁には新日本海フェリー所有の大型フェリー『はまなす(16810トン)』が、その白い船体を横付けしていた。
 桟橋が降ろされ、住民課の職員により身元が確認された順に、市民の群れが乗船しつつあった。
「あれなら、確かに守りやすいよな」
 若い一士にも、その意味は見て取れた。高い舷側、限られた出入口、優れた居住性、そしていざという時の脱出能力。
 彼は優美な船体を見上げ、この船がエクソダスの為に使われることが無ければ良いと思った。
 不意に海曹達の動きが慌ただしくなった。車両を移動し、何かのスペースを空け始める。
 先輩の海士長が、赤と緑の誘導灯を手に駆け寄ってきた。
「先輩、どうしたんですか?そんなに慌てて」
 その海士長は、何故か明るい表情で東の空を指差した。
「え?空ですか?」
 彼は空を見上げた。地上の照明が明るすぎて、星もよく見えない。いや──あれは、何だろう?彼は気付いた。
 東の空に瞬く赤い航空灯。それは時間が経つにつれはっきりと見えるようになった。微かにローター音が聞こえる。
「もしかして!!」
「味方だよ。増援が来たんや!」
 思わず両手を振り上げた一士達の目には、UH-1J多用途ヘリの姿がはっきりと見え始めた。


953 :

京都府舞鶴市田中町 国道27号線
2012年 6月5日 21時07分
「おうおう、見事に真っ暗だなぁ、おい」
 陸上自衛隊第三戦車大隊所属、海北義男一等陸尉は、73式小型トラックの助手席で、いささか緊張感に欠ける声をあげた。
「はぁ、何でですかねぇ」
 運転席の中島三曹がのんびりした声で応える。
 海北は大きな身振りを交え、彼の部下に言った。
「バカ、ナカジそりゃみんな避難したからに決まってるだろう!俺達は野蛮なよく分からんコスプレ殺人集団から、無辜の民間人を助けに行くんだよ!」
「なるほどぉ」
 海北は喋るほどに饒舌となる性分であった。
「ついでにもう無理ですって悲鳴をあげてる海自の皆さんも助けて差し上げるんだ!俺達が一番乗りだぞ!まぁ、当初の予定より六時間程遅れたけどな!」
「そりゃ、デートなら振られるレベルですねぇ」
「だから急ぐんだよ!海軍カレーが待ってるぞ!」
 上空をヘリの爆音が通り過ぎた。海北は喚いた。
「ああ!第三飛行隊の連中に先越されちまう!ナカジ急げ急げ!」
「駄目ですよぅ」
 後部座席でやりとりを聞いていた雨森曹長は、うんざりしていた。相変わらずやかましい中隊長だ。
 雨森は百メートルほど先にある、赤色回転灯の灯りに気付いた。まだ演説を続ける海北に告げる。
「中隊長、前方」
「あん?お、居たか」
 海北はピタリと演説を止めた。
 73式小型トラックは国道を封鎖する福井県警の検問前で停車した。後方にはディーゼルエンジンの重低音を響かせ、96式装輪装甲車が待機している。
 その後方には、第三戦車大隊第一中隊各車が列を作っていた。海北にとって残念な事に、主力装備である74式戦車は投入許可が降りず、小浜市で待機していたが。
「曹長、大隊本部に報告。『第一中隊、舞鶴市に到着。これより市内へ進入する。2115』」
「了解」
「よし、96式を前に出すぞ。各自装填を許可する」
 八輪のコンバットタイヤが重々しく回転し、96式装輪装甲車の角張った車体が前進する。銃手席の隊員が、M2重機関銃に初弾を装填した。後続車の隊員もそれぞれの武器に初弾を装填し、安全装置をかけた。
 準備よしの報告を受け、海北は命令を発した。
「よぅし、行くぞ!全周警戒を怠るな!中隊前進!」

954 :

京都府舞鶴市余部下 国道27号線
2012年 6月5日 20時42分
 頑強に抵抗する敵陣に対し、騎士団主力は執拗な攻撃を続けていた。騎士団長、ブエナベンドゥラ・ディ・エレウテリオ・イ・ロッサ帝國子爵は、視界の隅に本領軍魔導師バルトロが配下の魔術師と難しい顔で話し込む姿を認めた。
 あの、バルトロがあの様な深刻な顔を見せるとは?
 戦況は芳しくない。右手に見える敵の城館に対する攻撃と共に、街道を塞ぐように築かれた敵陣に対しても、仕寄りは続いていた。
 敵は相変わらず呆れるほどの焔の礫を放ってくる。密集陣形による突撃は、とっくに断念していた。
 幸いなことに、敵も夜目が利くわけではないと分かった。そのため、エレウテリオは、配下に対し「壁や溝を用いて敵に近付け」と命じていた。彼は、切り込むことが出来れば勝機はあると信じていた。
「──付の魔術師と、繋ぎがとれ──」
「ふむ、本──は、どう────」
「同様に御座います」
 途切れ途切れに聞こえる内容に興味を覚え、エレウテリオはバルトロに話しかけた。
「バルトロ殿、如何なされた?何か御困りか?」
 バルトロは不意に呼びかけられた事に、思いのほか動揺した。配下の魔術師はネズミが逃げ出すかの如く、居なくなった。
「……これは、団長殿。いやいや大した事では御座いませぬぞ」
「されど、バルトロ師の斯様に深刻な様など拝見した事がない故、気になりましてな」
 そう言ったエレウテリオの瞳は『隠し事は許さぬ』と、剣呑な光を放っていた。最早、勝手な動きが許される戦況では無かったからだ。バルトロは僅かな間の後、静かに伝えた。
「我が弟子が伝えるには、本隊付の魔術師と上手く繋ぎが取れぬとの事にて」
「それは──本隊に何か有ったということでしょうか?」
 エレウテリオの問いに、バルトロは首を振る。
「いやいや、それは無かろう。異界の地故、未熟な我が弟子がしくじっているだけかと思案いたしまするぞ」
 エレウテリオが更に問おうとしたその時、甲冑の音を響かせながら、戦神に仕える神官戦士団長のグイドが現れた。
 グイドは顔の下半分を埋める見事な髭を震わせながら、しゃがれた声で言った。
「エレウテリオ殿、戦神はこの地におわさぬやもしれぬぞ!戦歌が効かぬ。こんな事は初めてじゃ!」
 詳しく聞くと、神の力を借りる事が極端に難しくなっているとの事である。配下の士気を高め、恐怖心を打ち消す為の切り札が失われたことは、エレウテリオに少なからず衝撃を与えた。
 神聖魔法が使えぬとは、何故だ?神々の力及ばぬ地とでも言うのか?
 時が経つにつれ、我が騎士団に良からぬ事ばかり増える。このままでは、敵を破ること能うまい。

 やはり、この敵陣を突破し、アランサバルの手勢と合流せねばな。

 エレウテリオは決心した。

955 :
以上です。
しばらく悩んでいました。物を書くって難しいです。
今回も読みにくいかと思います。 
御意見御質問御感想お待ちしております。

956 :
投下おつです。
F世界軍はそろそろ攻勢に限界が来始めたかな。

957 :
投下乙、再開を心待ちにしておりました
自衛隊側の巻き返しを楽しみにして続きを楽しみにしてます

958 :
投下乙
可児さんパネェww

959 :
うお、搦め手で投げるのかと思いきやフィニッシュブローが打撃とかマジぱねぇっす。

960 :
ドワーフからオーガに格上げか>可児さんの愛称

961 :
久々に自衛隊物あさってたら「ルーントルーパーズ」っての見つけたんだが
このスレ的にはどんな評価なん?
俺はなんか記号的で”かくあるべき”っていう「綺麗な自衛隊」って感じで虫唾が走った
いやそれは流石に言いすぎかもしれんが、なんつーか全体的にご都合だなぁと…

962 :
自衛隊の交戦規定が意味不明
戦闘内容などは悪い意味でファンタジー

963 :
某スレで「異世界の価値観が現代的に過ぎる」と複数の証言が >「ルーントルーパーズ」

964 :
確かにそれはあるな>現代的
むしろ、お前らの祖先って現代日本人だろ。って位の価値観であり道徳観なんだよなぁ。
テンプレ的な、現代日本人を異世界にばらまいて思想根付かせた、似非中世風ヨーロッパ世界

965 :
あのサイト、金持ちや横行貴族が倹約しても貶されるどころか褒められる貧乏くさい世界観の作品が多いな
身分制度を維持する社会構造から考えて無理が有りすぎる気がする
自分達の代表にショボくれた生活はして欲しくないのが普通だと思うんだが

966 :
書き直す前のボーイミーツガール路線の方が、受け入れやすかったかな?

967 :
作品を見て無いが
「神が人の世界に顕現してる世界」なら
その神の思し召し次第だと思うが>現代人みたいな倫理観
そもそも現代日本人の思想そのものが西洋からの輸入品だし
江戸時代や昭和でも戦前だと現代の我々とは価値観が異なっている
資源のリソースが限られている設定だと「浪費は悪」「倹約は美徳」で
「上に立つものは下々の鑑となるべき立ち振る舞い」は孔子の時代から
(あくまで理想論だか)ある程度の人々の支持を得る思想でもある

968 :
ぶっちゃけると、その辺の一般的な日本人に外国人描写難しいかと。
正月は神社へ初詣。 バレンタインにチョコ贈って。 試験の前には神頼み
盆にはお寺へ墓参り。 年の暮れにはクリスマス
「貴方の家は何教ですか?」って聞かれれば「仏教の曹洞宗」とか答えられるけど、「じゃあ他の宗派との違いって何?」って聞かれれば答えられない事が多い。
ちなみに日本の総信者数は2億人ちょい。 要するに日本人全員どこかしらの宗教に入信してたりする。
だけどそれを生活上思い出す事なんて滅多にないし、それで不都合なんて殆ど無かったりする。
宗教ってのが生活の根底に根付いてる、西洋の思想なんて理解できんと思うよ。
現代日本人の思想が西洋からの輸入品ってのは否定しないが。
極々限定された、それでいて都合よくカスタマイズされた品だと思う。

969 :
>>955
乙です。待ってましたよ
西方諸侯領軍は烏合の衆になりかけているようだ

970 :
F世界なんて書き手の主観で作り出した世界なんだから、その世界観・価値観ってことでいいのでは?
もっとも、「書き手の主観」がテンプレっぽくなるのはナニがアレだけどw
とはいえ俺が「斬新かつ説得力のあるF世界」を構築出来るかというと無理なわけでw

971 :2012/10/23
>>955
乙です。楽しみに待っていました。
これから自衛隊無双になりそうな予感ですね。
F世界側の新たな戦力も期待しています、
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