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2012年09月戦国時代111: 【なりきり】戦国夢幻 (507)
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【なりきり】戦国夢幻
- 1 :2010/06/08 〜 最終レス :2012/10/12
- 「人生五十年 下天の内を比ぶれば 夢幻の如くなり 」
ここは日の本、群雄割拠の戦国時代です。
武将になりきるのも、また女性、茶人、農民などあらゆる職業人になりきるのも自由です。
皆さんの想像力で歴史を創って行きましょう!
- 2 :
- 俺AV男優
- 3 :
- 【なりきり】戦国夢幻 避難所
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/37067/1276003638/
- 4 :
- この砂糖餅、うまいぞ、竹千代!
でも、お前にはやらん。
これは父上が京の都から取り寄せた、珍奇なる砂糖でこさえた高価な菓子だ。
田舎者の、おまえにはもったいない。
- 5 :
- >>4
ふん!田舎をバカにするなっ!
(ずかずかと氏真に近寄って行き、足をしたたか踏む竹千代)
- 6 :
- わしゃ知らん、知らんぞい!
- 7 :
- >>5
そこで怒っておるのが三河の父なし子か。
ふん、まるで熟れた柿のように、まん丸で赤々とした顔じゃのう、ふっはっは!
俺の親父は剛腹さでは少しばかり世間に知られた男よ。
親父殿が怒っているところを、俺は見たことがない。
父・信秀がいまだ尾張一国を治めきれぬのは、人前で怒りをあらわにせぬからかのう・・・
>>6
そうか知らぬか。
俺の行いなど誰にも理解できるわけがない。
理解された人間は裏をかかれる。それが戦国の世の習いじゃ。
俺を理解できる人間など、この世にはひとりもおるまい。
信長は独りで往き抜き、独りで死んでゆく。。。
犬千代! お犬はおらぬか!! お犬、馬を引け!!
荒神森へ相撲を取りに参るぞ!! 馬じゃ、馬じゃ!!
- 8 :
- >>7
こなたが、尾張の大うつけか!
何とも不思議な格好をしているのう。
(じゃが、とても鋭い目をしている。油断はできぬ・・・)
わしはたしかに父なし子じゃが、わしにはいつも便りをくれる母上がいる!
こなたの父上は怒らぬのか?怒りをあらわにせぬと、国は治められぬか?
- 9 :
- 〜〜ルール〜〜
○一人二コテまで演じることが出来ます。
○大名は一人一コテまでです。
- 10 :
- >>8
竹千代どのは、まだお若い。
「怒りは敵と思え」という言葉がございましてな。
・・・いや、竹千代どのならいずれ、お分かりになることでしょう。
怒りというものは珍奇なる武器にござる。
本来はわれわれ人間が用いるべき、この武器が人間を用いることもござる。
怒りに動かされた人間は惨めなものですなあ。
だが「怒り」を巧みに操作できれば、これは類い稀な兵器となり申す
- 11 :
- 道三殿ご健在のうちは美濃も磐石でしょう
ですがその後は・・・
今のうちに道三殿の後にこの美濃を治められる英主を見つけ出さねばなりませんね
まずは隣国尾張を視察してみましょうか
>>7
こ、これが近頃流行りの傾奇者・・・
しかしあの眼は只者ではなさそうですね
もし、そこのお方!
私は美濃国住人の十兵衛と申しますが、那古野に向かう道はこちらでよろしいですか?
- 12 :
- わしと斉藤道三は兄弟の契りを交わした間柄。
京の都で落ち合い、日ノ本を東と西に分け合おうと約束して、もう何年が経つことか。
なにゆえ兄者は尾張を獲らんのや。
道三の兄者から届く手紙は信長を褒めちぎるものばかり。
いつから兄者は、そんな腑抜けになってしまったのじゃ!
- 13 :
- >>10
「怒りは敵と思え」?
ありがとう!覚えておく。
松永どのは、人生で何がいちばん大切なのじゃ?
- 14 :
- >>8
ふっはっはっは!
俺の顔を見やって「大うつけ」と言い放ったのは親父・信秀とおぬしだけじゃぞ。
だがな、竹千代。俺を怒らせようとしても無駄じゃ。
俺は他人が怒らせようとして、素直に怒るような素直なへそは持ち合わせておらぬ。
おぬしのへそは素直そうじゃのう、気に入ったぞ。
竹千代のおふくろは如何なる御人じゃ?
>>11
十兵衛殿と申されるか。那古屋になんの用じゃ。
(桔梗の模様がちらりと見えた・・・しかも水色とは珍しい)
十兵衛殿、那古屋には気が短く
家臣の者に怒り散らしてばかりいる城主がおられるゆえ気をつけられよ。
- 15 :
- 信長どのとわしの、避難所での会話じゃ!
194:松平竹千代 ◆idGkN3Rpqg
10/06/12(土) 17:03:07
ところでなのじゃが、いま現在、信長どのとわしは一体いくつなのじゃろう?
氏真どのの元にいるとするとすでに八歳以上じゃが、まだ三河から人質に行く
以前ならば六歳ぐらいじゃ。
ストーリー展開に関わってくることゆえ・・・
因みに今回※は、すなおに織田から今川に人質に行こうと思う。家康というひとの、
人格形成に関わって参る話しだからのう。
195:織田信長 ◆qY/SaIShqM
10/06/12(土) 17:14:58
またしてもアクセス規制になってしまった。
また一週間ほど書き込めぬかもしれん・・・
年齢については、あまり気にしなくて良いのではないかな。
年齢は気にしだすときりがないし
そのあたりを、あまり細かく指定すると新規のひとが参加し辛くなると思う。
とりあえず、いま現在は尾張にいるということで良いと思う。
あと、ルールや物語に関わることは、この避難所ではなく本スレでしたほうが良いと思う。
避難所はあまり見ないという主義のひともいると思うし
話し合いは出来るだけオープンにしたほうがいいと思うのう。
196:織田信長 ◆qY/SaIShqM
10/06/12(土) 17:18:04
駿河に人質へ行くとき、
今川方の武将のなりきりをする人が現われない場合は
小説というか独り言ふうの書き込みで物語を展開させてもいいと思う。
- 16 :
- 捕捉じゃ!
>>15において、
>因みに今回※は、すなおに織田から今川に人質に〜
このスレの前身は、戦国武将になりきって話しをするスレというものだったのじゃ。
そこでのストーリーでは、わしは織田へ人質に行ったあと、今川へは行かず三河で
独立して今川と戦っておった。規制で落ちてそのままになってしもうたが・・・
興味をもたれた方は、ぜひ過去ログを御覧になって下され!
- 17 :
- >>14
では、どうすれば信長どのを怒らせることが出来るのじゃ?
うむ、わしの母上は於大の方と申して、毎月便りと菓子を送ってくれる優しい母上なのじゃ。
この前は衣の布地を送ってくれた!いまは久松家に嫁に行っておる。わしには父違いの
弟や妹がいるのじゃ!会うてみたいのう。
- 18 :
- 徳千代、三之助、父上はなぜ死んでしもうたのじゃろうのう。
母上はいまもこうして、わしにまめに手紙をくれるが、父上は織田に売られた
わしの命を「自由にいたせ!」とにべもなかったらしい。
父上は今川に服すと決めたのゆえ、仕方がなかったのやも知れん・・・
母上はいつも、わしを励ましてくれる。
三河衆のみながわしの帰りを一日千秋の思いで待っててくれる、とな。
大きくなっていつか、母上に孝行をつくすことは叶うじゃろうか・・・
- 19 :
- 徳千代、三之助、これから剣の稽古をするぞ!
まずは徳千代、わしにかかって参れ!!
遠慮はいらぬぞ、そぉれ!
(竹刀の音があたりに響く)
稽古が済んだら、母上が送ってくれた瓜の井戸水でで冷えたのがあるゆえ、
遠慮せずにかかって参れ!
- 20 :
- なぜか夜中に起きてしもうた。
わしは縁側にゆくと、戸を開け空を見上げた。
満天の星空
- 21 :
- >>20
途中で投下してしもうた!!
- 22 :
- なぜか真夜中に起きてしもうた。
わしは縁側にゆくと、戸を開け空を見上げた。
雲一つない満天の星空じゃ。
草履をはいて外へ歩み出てみた。
「あれが天の川か・・綺麗じゃな・・・」
「竹千代さま!」
見たら徳千代と三之助がこちらに歩み寄って来たとこじゃった。徳千代が、
「竹千代様、どこへ行ったのかとびっくりしましたよ。さ、屋に入りましょう」
「もう少し・・・星空を見ていたい」
すると三之助が、
「竹千代さま。明日あたり、信長さまがお出でになるような気がします。
眠た気な顔を見られると、からかわれますぞ!!」
「うん・・わかった・・・」
わしは仕方なく、名残惜しく星空を見やりながら屋内に入ったのじゃった。
でも結局、布団に入ってからも眠れず、寝返りをうちながら徳千代と三之助の
寝息を聞いてたばかりじゃった・・・
- 23 :
- 信長どのに、大蛇が出るという比良の天が池に連れて行ってもろうた。
村のみなが総出で池の水をかき出したが、それでも水量はなかなか減らん。
すると、しびれを切らした信長どのが褌一つになって池へ飛び込んだのじゃ!
じゃが、しばらくすると上がってきて「大蛇などやはりおらぬわ、ふっはっは!」と
呵呵大笑された。
船に乗り大蛇を探しましょう、と佐々どのの家来が言うて来た。
信長どのはそれに乗るふりをして、井口と申す者の腕を引き寄せると、何と小脇差を
隠し持っていたのじゃ。
「うぬらに俺を殺せるわけがあろうか!しかと覚えておけ!」
信長どのは一喝すると、悠々とこちらへ歩いて参られたのじゃ・・・
- 24 :
- >>23
しまった、名前欄、まだ名乗りは幼名の竹千代にござる。
家康というのは、外部で使うているコテじゃった!
ケアレスミス、お許しあれ。
それから、わしは酉を変えたのじゃ。
この酉でもよしなに願いまする。
- 25 :
- 竹千代様、酷暑がつづいておりまする故、お体をいとうて下され。
- 26 :
- 家康さんが、書いてるんですか?
- 27 :
- お邪魔します
前田利政「筆頭大老、家康様!太閤さんの朝鮮出兵を止めてください!」
家康様「太閤を止めることはできない。」
心の中で「秀吉もアホじゃ、必ず失敗する。その後は・・・」
- 28 :
- >>25
うん、じい、ありがとう!じいも体をいとうてくれ!!
ほんに、今年は連日暑いのう!岡崎城のみなは元気に過ごしているか?
>>26
???
>>27
あのう・・・
わしはまだ竹千代という名乗りじゃが・・・
おことにとって前田利政どのとはどのような方じゃ?
- 29 :
- 大老、前田利家が次男でございます。
- 30 :
- >>29
なるほど、それで利政どのの性格や育ちはどうなのじゃ?
ちと利政どののことをWikiで調べてみようかな。
ところで父の利家どのは今どうしておられる?
今は信長どのの側近を務めているはずじゃが・・・
- 31 :
- 今、信長様に、カマ掘られてます。
- 32 :
- >>31
男色は武士のたしなみじゃからのう!
かくいうわしも、万千代…直政と噂になったことがある。それきりじゃが・・・
利政どのは、どなたの側近になりたいのじゃ?
- 33 :
- うーん・・・
1、信長。2、秀吉、3家康です。
(勝ち馬に乗ってるだけかな・・・)
- 34 :
- ↑負け馬に乗ってるのかな・・・
- 35 :
- >>33-34
うむ、見事に勝ち馬ばかりじゃ!
ただし、三方ヶ原の時のわしには乗るでないぞ!!
- 36 :
- >>35
じゃがそれは、このスレに於いては未だ確定せん未来のことじゃ。
今のわしは織田領内の寺に人質として置かれている、鳥籠の中のこの(むんずと
鳥を掴む)ジュウシマツのような存在に過ぎん!
(ぱっと空へ鳥を逃がす。小姓が「あぁっ、竹千代様!」と声をあげた)
鳥よ、どこまでも気の赴くままに飛んでいけ。わしは・・・そうすることは
叶わん。わしの分まで飛んでゆけ!!
- 37 :
- 密教って面白いなー。密教を修めて、偉いお坊さんになろう!
へ、父上が死んだ?
え?兄上と戦えって?どうしよう・・・
- 38 :
- ↑景虎の間違い
- 39 :
- 兄上が継げばいいじゃん!
兄上では、この戦国から越後を守れない?
うーん・・・
- 40 :
- 兄上は、おじさんの傀儡になってる?このままでは・・・
よし!還俗する。出陣じゃー!
- 41 :
- >>40
景虎どの、いずこへ出陣されるのじゃ?
- 42 :
- 中越です。
- 43 :
- >>42
敵はだれで御座る?
山が立ちはだかる遠方ゆえ援軍も出せぬが、勝ち戦になるよう祈念しておりまする。
- 44 :
- 敵は、兄と叔父です。
なんか、戦ったけど、楽勝でした。
けれど、叔父と兄は籠城してしまった。
この戦いは、長引きそうだ。
- 45 :
- >>44
戦線は長引くもようで御座るか。
越後は雪深いところじゃと聞いておりまする。雪の季節になる前に戦に決着が
つくことを祈っておりまする!
ところで長尾どのは、密教に強く興味をお持ちじゃとか。
密教の魅力についてぜひお聞かせ下され。
- 46 :
- 密教を少しかじっただけであるが・・・
秘密の教えゆえ、あまり口外できませぬ。
密教でおかしくなった麻原という男もいます。
密教は、間違えれば、非常に危険なものとなります。
できれば、それを知らずに俗世で生きた方がいいのかもしれません。
- 47 :
- 訂正とお詫び
「援軍」該当レス>>43
よく考えてみたら、わしは織田家の人質の身で援軍なぞ出せるはずがなかった!
お詫びして訂正いたしまする。
- 48 :
- >>47
訂正の文字はいらなんだかな。
- 49 :
- >>46
口外できぬ…そう言われると、ますます知りとうなってしまう。
じゃが、月孔雀どのがそう言われるならば、なにも知らぬままで生きていこうかのう。
- 50 :
- ぼく、密教よく分かりません。
- 51 :
- >>50
利政どのは幼名はなんで御座る?
わしの竹千代は、お祖父さまから代々受け継がれているものなのじゃ。
それから利政どのはいま設定として幾つじゃろう。わしは数え八歳ぐらいかな。
- 52 :
- 「又若丸」です。
まだ、生まれていません。
- 53 :
- >>52
なるほど、又若丸どのと申されるか!よい名じゃ。
父上の利家どのは別名「槍の又左」として有名ゆえ、その「又左」から一字
とられたのやも知れんのう。
利政どのは、お父上利家どののことは好きか?
- 54 :
- びみょー
もう、長い付き合いなので、色々あったんで。
尊敬は出来る。
二人のタイミングは非常にいいです。
- 55 :
- さて、越後を丸く治めねばならない。なんとか、和睦に持ち込むとしよう。
武士は、未だ長子相続が普通である。
兄の養子となれば、私が跡を継いでも良かろう。
叔父は、姉上を嫁にしてもらい、和睦だ。
これで、筋が通るぞ。甲斐の武田のような、父親追放とは訳が違うぞ。
- 56 :
- さて、越後一国を治めたやさきに、関東の上杉家から、出兵要請。
新興勢力、北条が関東を荒らし回っているらしい。
上杉家は、長尾の主筋であるから、断り辛いし、
北条のやり方も気に食わない。
関東へいざ出陣じゃ!
- 57 :
- なんか、7万位、兵が集まってしまった。上杉家から指揮権を任せられる。
敵北条は1万5千で小田原城に籠城したらしい。
この兵力差なら、力攻めで落とせるだろう。
- 58 :
- と、思ったら、小田原城は、でか過ぎる。
二つの川を外堀として、その中に内堀と城砦・・・
力攻めしてみたけど、被害が大きく、ビクともしない。
包囲してから、4ヶ月。農閑期も終り。
そろそろ、越後に帰らなければならない・・・
- 59 :
- ただ、帰るだけだと駄目だと、上杉家がおっしゃる。
北条を十分苦しめた事を評価され、次の戦のためにも、
関東管領に就任するように言われた。
古き良き秩序をもたらすために、これを受け入れることにした。
上杉家の養子となり上杉を名乗ることになった。
関東管領は、早いうちに、上洛し、正式に任命されないといけない。
- 60 :
- 上洛の準備をしていると、信濃の村上さん達が、逃げ込んできた。
甲斐武田に負けたらしい。引き取ることにした。
武田は、海が欲しいはず。次の武田の目標は、越後になるだろう。
越後防衛のために、戦は避けられないだろう。
取り合えず、境界線上の高梨氏に遣いを出しておいた。
- 61 :
- 武田が、攻めて来られない農繁期に、2千の兵を連れて京へ出発。
足利義輝様にも連絡を取っているので、道中は安全であった。
神保、朝倉、浅井、六角、皆、快く通してくれた。
心配だった本願寺も、何故か何もして来なかった。
これが、関東管領の力なのか。よし、頑張らなければ!
- 62 :
- 京に到着。義輝殿と会見。晴れて関東管領に任命される。
今上天皇様ともお話した。今の日本の事を憂いていらっしゃた。
混乱したこの日本に秩序と規範をもたらして欲しいと言われた。
やる気がみるみる満ちて来た。明日は、堺に行く。
南蛮人との交易で儲かっているらしい。南蛮人に会ってみたいものだ。
- 63 :
- 堺に到着。残念ながら南蛮人はいなかったが、色々情報を得た。
地球儀という物を見せられたが・・・ほんなもん、密教で・・・
おっと口を滑らす所であった。
堺の商人の接待を受けた。しこたま飲まされた。吐きそうになった。
怒って、商人に悪態ついたら、家臣が勝手に火を付けてしまった。
ま、いっか。
- 64 :
- 堺で飲まされたのは、ワインというものだった。口当たりが良く、
飲みすぎてしまったのだ。堺の者には、悪いことをした
越後に戻る。武田晴信について勉強しなければ。孫子を読まねば、
と思ったら、嫡子をつくれと家臣が言う。名家の美人を連れてきた。
やってみた。Rでなかった。そんな事は寺で学んだ私には分かる。
ショックで女性不信になる。もう女は抱きたくない。
- 65 :
- 孫子を読む。なかなか難解である。
晴信はこれを正確に理解しているらしい。易しい所は分かった。
しかし、戦に勝つには何でもありという印象を持った。
戦は、勝てば良いという物ではないと私は思う。
武田に負けた信州の若い男は鉱山で重労働、若い女は遊女、
そんな事になっているという。
武田晴信は許せん!成敗してくれるぞ。
- 66 :
- 武田の旗頭は「風林火山」である。それに対抗できる格好いい旗が必要だ。
密教の教えから考えた。毘沙門天の頭文字から「毘」の旗を掲げる事にする。
信濃の間者から、武田軍が北信に向かっている情報が入る。
川中島で迎え撃つ事にする。いざ、出陣!
- 67 :
- 武田軍と、千曲川を挟んで対峙。兵力は、上杉1万1千、武田1万3千。
ほぼ互角である。こういう時は、動いた方が負けになる事が多い。
両軍、睨み合ったまま春になってしまった。
お互い田植えの準備があるので引き上げることになった。
武田は、また、来るであろう。何れ、決着を付けなければならない。
- 68 :
- 春日山に戻ると、家臣が美女を連れてくる。今度はRだという。
やってみた。Rだった。しかし、Rの扱いは難しい。
私は政務と学問の方が面白い。あまり相手をせずに数ヶ月が経った。
妊娠した。おかしい。生理の後にやってない。誰の子だ?
女性不信が更に大きくなる。もう一回、出家する事を考え始める。
- 69 :
- 関東の大名達から、文が届く。北条が更に勢力を拡大し、
武蔵をほぼ手中にしたらしい。
上野の上杉、上総の里見、常陸の佐竹が、脅威を感じているという。
稲刈りが終わったら、出陣すると、文を出した。
武田への備えとして5千の兵を残し、8千の兵で出陣する事にした。
- 70 :
- 上野に到着。上野の北条勢力を駆逐しながら、利根川まで来る。
それまでに集まった軍勢は、約2万。
北条は利根川の対岸に同じく約2万を集結。
利根川を防波堤としている。
北条氏康相手なら、晴信とは違い、野戦で勝つ自信があったが、
利根川の大河を越えるのは難しい。
また、農繁期になるので、越後にもどることになる。
- 71 :
- 武田、北条は、同盟している。
この両軍に対し我が軍は、同時に敵対してる。
出兵すれば、反武田、反北条の諸将が、集まってくるので互角に戦えるが、
武田、北条は得意の調略で、徐々に勢力を拡大している。
調略嫌いであり、支配地域も越後一国でいい私には、不利である。
関東と北信への出兵が、何の成果も無く、何年も続いていた。
- 72 :
- 僕、又若丸。前田利家が次男である。
今、母上(まつ)の実家にいる。母上の実家は医者の家系である。
祖父母は、僕をとても可愛がってくれる。ここにいるととっても幸せ。
父上は今、北陸で上杉軍と戦っている。父上は強いんだー!
- 73 :
- 父上が、北陸から尾張に帰ってきた。これから安土城に行くという。
私を織田信長様に見せたいから、付いて来いと言われた。
信長様は、この日本を統一し、世界に雄飛したいそうだ。
僕も父を見習い、大きくなったら、信長様のために頑張ろうと思う。
- 74 :
- 「安土城でっかー、天守閣かっきー。」つい叫んでしまった。
城のそばの屋敷で信長様と会見。信長様は、いけ面だった。
信長様「ほー、これが利家の次男坊か。父兄のように精進するんだぞ」
なにやら、忙しいようで、すぐ、出て行ってしまった。
やはり天下人となる人は忙しいのだと思った。
- 75 :
- そこへ播磨で毛利と泥沼の戦いをしている秀吉さんがやってきた。
「おーこれが又左の若君か、利長殿は父に似て政治力に長けているが、
この子は気の強い松殿に似ている。きっと立派な武将になるに違いない。
それ、私目が抱っこしてやろう!」
秀吉さんに抱っこしてもらい、嬉しかった。
未来の太閤の恩を初めて受けた瞬間であった。
- 76 :
- そこへ父上と共に北陸で戦っている柴田殿と佐々さんがやってきた。
「秀吉と利家、ここで何をしている。うん?利家の次男坊か。
佐々、お前には実子がおらんから養子に貰ったらどうだ?」
「そうですな。利家の息子なら見所がある、追い追い考えましょう」
僕は、どうなってしまうのだろう・・・
- 77 :
- 時は移ろい1560年。
穴熊の今川義元が尾張に攻め込んだものの、鼬の息子織田信長に
討ち取られたという報が間者から耳にする。まさかの事態である。
こちらも、そろそろ武田と雌雄を決する時期だと感じた。
稲刈りも終わり、こちらから、川中島に出陣じゃ。
- 78 :
- その前に家出騒動を語るのを忘れていた。
家臣の一人が、武田と内通し、我が身を狙ったのである。
裏切りは、すぐに露見したので、武田に追放した。
しかし、度重なる出兵で家臣にも不満が募っていた。
それなりの金を与えていたのだが、皆、知行が欲しいようである。
領土拡大を否定している私には、多くの知行は与えられない。
子供もうまく、作れられないし、家臣ももめている。もう嫌じゃ。
延暦寺に行く事にした。もともと私は、偉いお坊さんに成りたかった。
もう、越後とか、関東管領とかどうでも良くなった。
- 79 :
- 糸魚川で、一泊した。少し後ろ髪を引かれる思いがしていた。
朝、起きて出発しようとしていると、重臣たちがやったきた。
皆、動揺した顔をしていた。
「親方様がいなくなったら、越後は武田や北条のものとなってしまいます。
どうか、春日山に戻ってください。」そう言われた。
ならばと、重臣たちに誓紙を書かせた。
「親方様にずっと付いていくと・・・」
- 80 :
- さて、話は川中島の決戦に戻る。家出騒動で家臣も目の色が変わってきた。
今度こそ晴信をやっつけると皆意気込んでいる。
作戦はこうだ。
武田より先に出陣し、川中島から見て甲斐の方の山に布陣する。
いつもは防衛戦だったが、武田は本拠地甲斐が危なくなり、
動揺するであろう。
しかし、武田にとっても手薄な春日山を狙えるという状況になる。
越後信濃の境には、3千の兵を配備する。本陣は、1万3千の
兵で、春までの兵糧を準備した。さて、晴信はどう出てくるか。
- 81 :
- こちらを死地の状況に追い込むと、敵の晴信も自ら死地に赴いた。
川中島近くの海津城に兵1万5千で入城したのである。
甲斐には5千の兵で、守りを固めている。
どちらも敵領内に攻め込めば、挟み撃ちになる。
また、退却すれば、敵に追撃されるという状況である。
晴信も雌雄を決しようと考えていると思われる。
が、共に動きがとれず、時間だけが経っていった。
- 82 :
- 強行突破することにした。海津城を落とすのだ。
将兵を追い込むことにし、兵糧を三日分以上は川に捨てさせた。
三日のうちに城を落とさなければ、負けである。
古代中国で、楚の項羽が取った作戦だ。
三日間のうちに城を落としてみせる。
- 83 :
- しかし、この作戦が、晴信にばれてしまった。
海津城は意外に小規模な城である。城よりも守りの堅い、
川の中州の小高い丘に、陣を移したのだ。
1万の兵で本陣をはり、5千の兵は、見当たらないが、遊軍として、
本陣が攻め込まれた時に、横槍を入れるつもりのようだ。
これは、困ったことになった。
- 84 :
- けれども、天が味方した。
三日目の早朝、起きてみると、川が凍っている!
全軍、突撃じゃ!
- 85 :
- 晴信は、鶴翼の陣で対抗してきた。最善の策である。
こちらは、古今東西聞いたこの無い陣形で挑むことにした。
車掛りの陣である。陣を回転させながら、敵を粉砕するのだ。
敵遊軍が来る前に決着を付けねば。
- 86 :
- 敵陣を突破した。私は、晴信のいる陣に単騎で突入。
晴信がいた。ビビッて動けないでいる。
「俺は、信濃などいらん!晴信、もう悪い事するな!」
といって、奴の左手を切りつけた。
そのまま、全軍に越後に向かうように指令した。
- 87 :
- 戦は終わった。
我が軍は、武田方の晴信の弟信繁や軍師の山本カン介を討ち取った。
国境で皆で勝どきの声を上げた。
武田は大打撃を受けた。もう、越後を狙うのを諦めるであろう。
- 88 :
- 時は移ろい、1982年正月。
お正月だから、北陸から尾張に帰ってきた。
父の実家にも行ったが、祖父母はもう亡くなっている。
その後、母の実家に行った。祖父母に大歓迎された。
やっぱり、母の実家は天国だ。
北陸では、よそ者扱いで苦労している分、心が癒された。
- 89 :
- 織田信長
「2年前に一向宗は、降伏した。
これにより畿内とほとんどの北陸は我が物となった。
柴田が上杉、秀吉が毛利に当っている。もうすぐ、決着が付きそうだ。
問題は、武田である。天然の要塞に籠る山猿に戦では勝てぬ。
今、滝川が謀略を仕掛けている。
これが、上手くいくと甲信、上州、駿河がわが手中に入る。上手くいけば、
天下は思いのままじゃ^^」
- 90 :
- 1582年3月
僕は、まだ、尾張にいた。なんか、甲斐の山猿が信長様に負けたらしい。
信長様はこれで天下を取ったようだ。
僕も北陸を治められるような立派な武将となり、
信長様のために頑張ろうと思う。
- 91 :
- 1582年5月
僕は、北陸に帰ってきた。信長様の天下は決まったから、
僕が大きくなったら、日本が世界に進出するのに貢献したいと思う。
まだ、数え7歳だけど、半分大人の気分になっている。
武田は滅んで、毛利、上杉も時間の問題だ。
四国、九州、関東、奥羽も、巨大な織田軍団の敵ではないだろう。
- 92 :
- 信長様が死んだという怪情報が伝わってきた。
NO.2の明智光秀に本能寺で殺されたというのだ。
どびっくり!!!
父上は、魚津城で上杉を殲滅している。すぐには動けないだろう。
父上には、この情報は耳にしているのだろうか?
けど、あの信長様がこうもあっさり死ぬなんて・・・
なんか、気分が悪くなった。僕の世界進出の夢はどうなるんだー!!!
- 93 :
- 怪情報を聞いてから、三日しか経ってないのに、
今度は、光秀を秀吉さんが倒したという情報が入ってきた。
毛利と戦っていた秀吉さんになんでそんな事ができるのか不思議に思った。
これからの事を決めるために、織田軍団の原点である清洲に、偉い人が、
集まるらしい。父上も清洲に向かった。
- 94 :
- 清洲んの会議
秀吉さんの意見で、幼い信長様の孫が織田家の当主となった。
柴田さんは、弔い合戦の名目上の総大将の三男、信孝様を当主にすべきと
言ったが、次男の信雄様が怒って、聞き入れない。ちなみに長男の信忠様は
本能寺の変で、死んでいる。当主となったのは、信忠様の長男である。
なんか、秀吉さんが、上手くやった感じらしい。
政治のことは、難しくてよく分からない僕でした。
- 95 :
- 秀吉さんは、畿内に居座り、勝手に政治をやり始めた。
柴田さんと信孝様が激怒!戦になるらしい。
父は、柴田さんの参謀だったので、成り行き上、柴田さんに付く事になった。
父と秀吉さんは、旧友である。父は、あまり戦いたくないみたいだ。
しかし、能登5千の兵と父の力が柴田さんには必要だったらしい。
佐々さんは、越中で、上杉に備えるそうで、戦には行かないらしい。
1583年、柴田軍、約3万は、しづヶ岳に陣を張った。
- 96 :
- 秀吉さんは、長浜城付近に5万の兵を集結。
柴田軍と秀吉軍は睨み合い、膠着状態になった。
兄、利長も従軍していた。兄は、秀吉さんが間違っていると、言っていた。
主を乗っ取るような事は、おかしいと。
- 97 :
- 突然、父が帰ってきた。秀吉さんに付く事にしたそうだ。
前田軍が勝手に退却したので、柴田勢は大混乱。
そこを、秀吉勢が突いて、勝ったらしい。柴田さんは自決したそうだ。
父は恩賞として、能登に加え、加賀北部を貰った。
家も金沢に引っ越すことになった。
- 98 :
- 上杉謙信でござる。再び出家した。
1560年代、
信玄は、川中島で大打撃を受けながら、何度か、越後に迫ってきた。
相手の闘争心に火を付けてしまったらしい。殺しておけば良かったか。
しかも、信玄は、上州、駿河に出兵。これにより北条との同盟は終わった。
北条から使者が来た。まー大体見当はつく。
信玄も出家したが、どうも私に対抗して、民を治めるつもりらしい。。。
- 99 :
- 北条は、対武田の同盟を結びたいそうだ。条件を言ってくれといわれた。
それではと「北条家の嫡男を迎え、その子を関東管領になれるように
教育したい。」そう言った。北条はこれを受け入れた。
北条から若君がやってきた。美男子であった。これを私は、気に入って、
自分の名前だった景虎の名を与えた。
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