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2012年1月2期文学35: ウィリアム・フォークナー 4 (447) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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36: 太田光 「村上春樹は人間が描けていない」 (332)
38: 三島由紀夫の文って読みづらくないか? (451)
39: 鴎外・漱石・芥川・谷崎・太宰・川端・三島・志賀・藤村 (784)
40: 円城塔その3 (947)

ウィリアム・フォークナー 4


1 :11/10/06 〜 最終レス :12/01/18
□前スレ
ウィリアム・フォークナー 3
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/book/1284105733/
□過去スレ
ノーベル賞 フォークナー 南部せんべえ
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/book/1169031883/
最近フォークナーは読まれているんだろうか
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/book/1003409747/

2 :
>>1から7時間もレスが付かないってのは、あんまりにもあんまりじゃございませんかねえ?

3 :
ちと次スレ立てるの早まったかなと「嫉妬」について連投。
前スレは残すところ、あと6にしときました。
あとは、他の方よろしくお願いします。

4 :
>>2
ありがとうございます。
自分で>>2書き込むのもちょっとさびしかったので
気長に待ってましたw

5 :
2005年と大分前ですが、こんな記事があったので、関連過去スレとして貼っておきます。
前スレ・過去スレともども、DAT落ちしたのちも、ログ速で見ることできます。
◇関連過去スレ
【アメリカ】ノーベル賞作家フォークナー邸復元され、話題に
http://logsoku.com/thread/news19.2ch.net/newsplus/1121408866/
◇前スレ
ウィリアム・フォークナー 3
http://logsoku.com/thread/kamome.2ch.net/book/1284105733/

6 :
そしてこのスレも、Gの専有スレとなるだろう
その内、自演コテハンキャディが現れる

7 :
>>6
おまえ馬鹿っぽいな。いい加減コテ粘着やめとけ。

8 :
>>6
俺はあんなに英語できない。
自演だったら、今週もとっくに登場させてるよw

9 :

    ブ  ロ  グ  で  や  れ

10 :
>>9
これは読書会だ。
前スレの300あたりからきちんと読んどけ
バカのひとつ覚えみたいに同じことばかり言いやがってw
それも誰かがかつて言ったサルまね(サルに謝る必要があるレベル)
それともお前も参加するか、どうせフォークナーなど読んでないし、
これからも読む気ないだろうがな。

11 :
読書会なら許されるんだ
へぇ〜
えらいね
おサルにはわからない高尚な暇つぶしだこと

12 :
君のは低級な暇つぶしだね。

13 :
自ら高尚だと認めるなんて恥ずかしいことは
おサルにはできないもんでw

14 :
あと、そもそも許す許さない、ブログに書けと言える権限は
誰が持ってるんだね?
サルにないことだけは間違いけいど(本当のおサルさん、ごめん)

15 :
ごめん、「サルにないことだけは間違いないけど」に訂正だ

16 :
人にケチつけることしかできないこと
をもって、低級すなわち品性下劣と
いう趣旨で言っているんだよw

17 :
最初のうちは、多少、スレが伸びないとDAT落ちするんじゃないかと
疑心暗鬼で"trash" につきあってしまうんだが、文学板の場合、
あんまり心配いらないのかな。

18 :
篠田一士訳の「アブサロム、アブサロム!」を入手して読んでいる。
いつの間にか、ヨクナパトーファの住人たちと随分、知己になっている
自分に気づく。
池澤夏樹の解説。
>どんな時にも、小さな事件に満ちた暮らしを送る現実の彼とは別に、
どこか非現実的な空間に居て小さな机の上に置かれたレミントンの
タイプライターに向かって背を丸めてキーを叩き、この200年の間に
ヨクナパトーファ郡とジェファソンの町で起こったことの全てを書き尽く
そうとするかのように、途切れない文章を紡ぎ続けた小柄な男がいる。

19 :
ま、途中の初期数300までスレが伸びてGの書き込みの量をカウントすれば
ここがGの専有スレになっていることが、実証されるだろう。

20 :
失敗スルー 我慢できずにレスしてしまう。後から「暇だから遊んでやった」などと負け惜しみ。

21 :
Gは灯か?

22 :
Gは
http://miyajima.ne.jp/index.php?UID=1317961962

23 :
なるほど、頭わりーわけだ

24 :
>>19
君が書くから、専有スレにはならずに共有されてるよw
あと多少は俺も書くし。

25 :
>>24
そりゃまあ好きにすればいいけど
スレ潰しってのはたしかにいると思うよ

26 :
>>14
わろた
許す許さない云々か
言葉で叩かれても痛くも痒くもないってことだわな
反省の色まるでなし
こーゆーやつは一生勘違いして傍迷惑な人生送るんだろな

27 :
もうちょっと量を抑えてほしいというのなら
遠まわしに難癖つけるんじゃなくて
Gに直裁にそう言えばいいんじゃないかと思うけどな。
「書き込みを今の半分くらいにしてくれないと
他の人が書き込もうにも糸口が探しにくい」とか。

28 :
別スレ立ててくれたらいいのに

29 :
>>27
アホか、みなダイレクトにそういうとるやないか
せやけど馬鹿は改善せず、糟過疎

30 :
>>19
といっても、300いくのに1年かかってる。
まったりがいいかは人にもよるだろうけど。
>>22-23
いみふだよ。
今後はスルー。基本的にアセンション氏以外は自演乙の可能性が8割かな。
ない頭をふりしぼって、難癖つけようとしているのがみえみえ。
(精神的にまともな人ならそもそも書きこまないしw)

31 :
>>30
ばか、精神的に一番まともじゃないのがおまえだ
でもいっても無理か、精神的にまともじゃないから

32 :
>>27
「嫉妬」については、原書の立ち読みコーナーがクライマックスの部分で切れてしまって
いるのでちょっとサービスしておきました。
まあ、たまにまとまった内容を伝えるときにはかなりの連投になるかもしれないけど、
その辺はよろしくです。
あと、名無しで難癖言ってくる人に何言っても無駄なことを実はわかっている。
たまに付き合うときはできるだけ不快感やストレスを与える表現を心がけてます。
(彼らこそ不快感を与える以外、スレになんの貢献もしていないので)
ジャックナイフにしてはちょっと錆びついているけどw

33 :
>>32
何言っても無駄なのはおめーだ
が、こうなると異常なパーソナリティの研究としてはおもろい
ジャックナイフとか
このセンスと低脳はおもろい
ぜひ書き込み続けてちょ
ファンより

34 :
>といっても、(前スレは)300いくのに1年かかってる。
つまり、それまでは1日あたりの書き込みが1なかったということ。
9月4日読書会開始後は、34日すなわち1か月強で700以上消費。
俺の書き込み以外にも1日平均で5以上は書き込みがあるはず。
(いちいち数える気はしないが)
それだけスレが、活性化したということ(俺の存在を除いても)。
専有化というのは実はあたっていない。
本当は糸口つかみやすいように、俺なりにアセンション氏がよく言うところの
フックはつけるよう心掛けているのだが。
(ただし知っていることや、書いてから気づいたことを書き込むのをわざわざ控えて
までインタラクティブにするような単に盛り上げるための盛り上げはくだらないので
するつもりはない)

35 :
Gがコテで登場した300番台から、鈴木他の書き込みが日を追って減少。
Gはまったく眼中に無く、ますます専有度を高める。

36 :
>>35
300までの鈴木の書き込みは約1年で22。平均月2回。
9月4日(読書会開始日)   26(読書会らしいやりとり)
9月5日             22(中上健次や長嶋有の話題で盛り上がる)
9月6日              3
9月14日             1
9月15日             7(ただし、主として俺の話題。プルーストスレからフォークナーなどに興味
                    ないやつがわざわざ俺にケチつけにやってくるようになった。9月17日夜、
                    俺がその2人ほどと乱闘を演じる。内1人とは現在はうまくいっているはず)
10月2日             1(次回取り上げる作品を選んでくれと俺が召喚。「嫉妬」に決定)
10月6日             1
実は、読書会開始前より現在でも書き込みの頻度は高い。
10月2日、6日の書き込みはいずれも俺の書き込みに対するレスで
気を使って書き込んでくれているようだけど。
9月5日のような脱線もいいと俺は思っているのだが。その方が彼は
いきいきとするし。

37 :
「バーベナの匂い」法と暴力の関係について
父の死により、語り手は、心ならずも当主になってしまう。語り手は、当主として狩りの
儀式の先頭に立つことを強いられるあの不具で無力無能なモケタッベと同様の立場にたた
されているのだ(後述するようにサートリス家の歴史の中では二代目イケモッチュベに
相当するが、すでに南部が南北戦争に敗北したあとの没落の時期に当主を引き継いだ点で
はモケタッベとパラレルになる)
モケタッベとの違いは、彼が父にもまさる知識教養を身につけ得る賢く有能で、かつ、
祖母のために仇打ちの儀式を若くして行った勇気と行動力もある青年であり、自分の意思
でこの儀式・風習をとりやめたことだ。
しかし、風習に逆らうことは彼にしても大変な精神的努力を必要とした。
オックスフォードから実家についた後、一睡もしていないし、絶えず息苦しさと吐き気が
彼を襲う。翌朝、いよいよレッドモンドの事務所を訪れるが、語り手は朝飯も食べずに
(どのみち喉を通らないから)出かける。
レッドモンドとの対面を果たし、5時間ほども寝入ったのち、語り手はようやくそのプレッ
シャーから完全に解放されたことを悟り、ひとしきり泣きじゃくる。
イケモッチュベ(というより暴力でその地位を確立したという点で初代のドゥーム)に相当
する父も、やはり賢明で自らの死を予期しながら、復讐が時代遅れの風習として消えていく
ことを見越し、むしろ望み、息子が儀式をとりやめる役割を果たすことを期待していた。
父は、息子が大学で学ぶ法律に期待していた。
そもそもベイヤードは父のたっての希望で法律の学位を取るため大学に行ったのだ。

38 :
本編が、まず、語り手が夕食後、法律の本を読んでいるところ、父の訃報を知らされるシーンで
始まることからも、フォークナーが法と仇打ち等の暴力の関係について意識的であったことは
間違いない。
>私は夕飯をすませたばかりだった。そしてランプの下のテーブルの上で、ちょうどクック(訳注:一五五二 - 一六三四。
イギリスの法律学者サー・エドワード・クック)の本を開いたところだった。
エドワード・コークと発音されることの方が多い。
「法の支配」の原理の確立者。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%AF
人間たる支配者(王)をも拘束する法。支配者の暴力といえども制限される。
コークの思想はメイフラワー号で北アメリカにわたる。
>国王・宗教所・エクイティ所・海事所に対してコモン・ローの優位を主張し、それらの権力を
コモン・ローによって制限することを主張し続けたとされ、中でも、1606年の国王の禁止令状事件が有名で
ある。国王ジェームズ1世が王権神授説をもって国王主権を主張したのに対して、コークが「王権も法の下
にある。法の技法は法律家でないとわからないので、王の判断が法律家の判断に優先することはない。」と
主張したところ、気分を害したジェイムス1世が「王である余が法の下にあるとの発言は反逆罪にあたる。」と
詰問したのに対し、コークは、「国王といえども神と法の下にある」というヘンリー・ブラクトンの法諺を引用し
て諫めたとされる。
>コークの著書の写しは1620年にメイフラワー号に乗って北アメリカに渡り、イギリス植民地のすべての法
律家がコークの本、特に『判例集』『イギリス法提要』に学んだ。
「征服されざる者たち」連作の第1作「待ち伏せ」で父ジョン・サートリス大佐の蔵書にも
コークの「リトルトン註解」すなわち『イギリス法提要』の第1巻があることがで確認できる。

39 :
法律を学んだから、ベイヤードは、仇打ちの風習を野蛮と認識し、やめるに至ったのはなく、
順序は逆であることに注意する必要がある。
現に、大学の下宿先(?)のウィルキンズ教授(判事でもある)夫妻は、語り手がとうぜん、
命を賭して仇打ちをすることを期待していた。
語り手に「剣に生くる者は、剣に死すべし」と南部の勇士の振舞いを期待していた。
夫人
>心配そうな顔を静かに上に向けていたが、その顔は、剣に生くる者は剣に死すべし、とでも
考えているようなふうだった。お婆ちゃんなら考えそうなことだ。
夫人が、語り手の祖母を思い出させるとの記述が直前にある。
この祖母はプアホワイトによる盗賊集団の首領に害され、語り手はリンゴーとその首領を
見つけ出し、害し、仇打ちを果たしている。
語り手の仇打ちの意志は実は、された当人の遺志をくんでいたと取る余地もある。
父が、もうこれ以上他人の血を流すのはごめんだと、法律を学んでいる息子に期待していた
ことがあとから出てくる。
そう言って、父は死を覚悟して、丸腰で、政敵レッドモンドのもとに赴いたのだった。
(そのときはされないけど、2ヶ月後にされる)

40 :
教授
>ウィルキンズ教授は一言もものをいわずに、あいかわらず馬とピストルを私に提供しようとし、
あいかわらず「剣に死すべし。剣に死すべし」と考えながら(私にはそれも感じられたのだが)
くっついてきた。
一応、その理由として、「老人すぎて、血と生立ちと背景をもはばからずに、「汝 すなかれ」
という原則に固執することなど、とうていできないのであった」と高齢で価値観が固まってしまった
ことをあげているが、おそらく、ドルーシラが頼っていく、彼女の弟デニソンはおそらく法律を学ん
でも、復讐の風習よりも「汝すなかれ」の法原則遵守を優先させる側にはならないであろう。
でなければ、ドルーシラが語り手を見捨てて、彼のもとへと行くとは思えない。
儀式をとりやめるには、若さと法律の知識だけでは足りないのだ。
大体、父のかたきのレッドモンドに至っては、かたき討ちどころか、弁護士でありながら、
侮辱されたという思いから、サートリス大佐を射しているではないか。

41 :
語り手が、復讐の儀式をやめようと思うに至ったのは、実際に祖母の復讐を行なって、
そのあと伐とした感情に襲われたからではないかと推測される。
あくまでも推測にすぎないが。
大学で法律を学ぶのは父の希望でもあったが、語り手もおそらくそれを望んでいた。
教授相手に、モーセの十戒のうち「汝 すなかれ」について議論したりするのも、
彼が法律を収めようとした動機がそこにあるからだ。

42 :
父の遺志
>おまえはなかなかよく法律を勉強しとるそうだな。ウィルキンズ判事がそういっとったぞ。わしはそれを聞いて、
とてもうれしかったよ。……わしはいま、わしの目的のうちで、せっせと活動しなきゃならん方面のことはぜんぶ
やりとげてしまったところだ。……この土地と時勢とが命じるままに、わしは活動をしてきた。……しかしいまは、
土地も時勢もかわりつつあるんだ。今後に残されてる問題は、地固めということだ。狡猾で確実なごまかしをや
ることだ。その点にかけては、わしはまるで母親の腕に抱きかかえられた赤ん坊のようなもんだ。だがおまえは
ちがう。おまえは法律できたえられとるから、ちゃんと自分の――われわれの――地歩を保つことができるんだ。
そうだ、わしはわしの目的をちゃんと達した。こんどはすこし、道徳的な家掃除をやる番だ。たとえどんな必要が
あろうと、またどんな目的であろうと、とにかく人をすことにはわしもあきあきした。あした町へ行って、ベン・レッ
ドモンドに会う時には、わしは武器は持たないつもりだ」
「地固め」「狡猾で確実なごまかし」「道徳的な家掃除」
法律がその手段となることを父は知っていた。
自らの死もある程度予期していた。
そして、かたき討ちなどしないでくれよとも。
語り手にはインディアンの二代目の役割も託されているが実は、南部戦争敗北後に当主の地位を引き継いだ、
当主自体であるまいとする三代目なのだ。
(下記の一章での決意はことリンゴーに対してだけのものととれるが)
>私はいまでもよくおぼえているが、そのとき私が考えていたのは、たとえ私たち二人のどちらに
どんなことが起ろうと、私はけっして彼にたいしては「サートリス家の当主」にはなるまい、という
ことだった。

43 :
>>33
ジャックナイフのくだりはプルーストスレに貼られていたアセンションの書き込みをパクったw
結構、イカしてる。
石原裕次郎の歌を思い出すなあ。
http://www.youtube.com/watch?v=LHAA4dW9gH0
975:アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7 (78) :age:2011/09/22(木) 00:13:50.00
あと、俺に読まれることを恐れてる人はいるかな?
言ってくれれば俺はその人については少し遠慮しようかな。
俺の言葉はジャックナイフのように突き刺さっちゃうからさw

44 :
1000 名前: アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7 [age] 投稿日: 2011/10/07(金) 22:18:26.45
千の風!
申し遅れましたが、1000ゲットおめでとうございます。
それにしても、996−999の邪悪さはなんだw
でも、埋めてくれて、ありがとう。
996 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2011/10/07(金) 12:09:21.94
Gがやりたいようにやるとこのスレのように専有スレとなる
997 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2011/10/07(金) 22:08:48.35
Gはこのスレを埋めないで、新スレへ、専有スレなんだから
しっかり埋めろ
998 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2011/10/07(金) 22:13:53.16
Gがコテで登場した300番台から、鈴木他の書き込みが日を追って減少。
Gはまったく眼中に無く、ますます専有度を高める。
999 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2011/10/07(金) 22:16:55.17
前スレは残すところ、あと6にしときました。
あとは、他の方よろしくお願いします。
散々、いいように書いてきて勝手なもんだ

45 :
読書会(果たして、続くのか)、1週間1話とすると、今日から次の作品になる。
今度は私の順番で多分よさそうなので、先週すでに候補としてあがっていた「納屋は燃える」で。
(前スレの情報をひっぱっておきます)
「納屋は燃える」1939  
 人間の屑みたいな奴らの多いスノープス家の登場。
 村上春樹の短編「納屋を燃やす」(1983)はおそらくこのタイトルもじってるな。
フォークナー事典(松柏社)より

>分益小作人(sharecropper)で地主への憎悪と反発から納屋への放火を繰り返す父アブナー・スノープス
に対する10歳の息子カーネル・サートリス(サーティ)・スノープスの内面の葛藤を描く。
>少年の「成長物語」として読む読み方が一般的だが、最近は分益小作人と地主の階級対立など当時の
南部の社会経済的体制を視野に入れた解釈がなされている。
登場するスノープス一族は、
>三部作(The Snopes Trilogy「村」「町」「館」)の原型となった「父なるアブラハム」ではその繁殖力がウサギ
のイメージに重ねられているいっぽう、土地に根ざすことのないヤドリギやチーズに繁殖するカビに喩えられ
ており、一族の代表フレム(Flem Snopes)が性的不能者であるように、それ自体で何かを生み出す力を備え
ていない種族でもある
スノープ三部作のうち、「村」(The Hamlet、1940)は大江健三郎の項で
>彼の小説、エッセイ、講演に登場するフォークナーは、『野生の棕櫚』、『響きと怒り』、そして、『村』である。
とされています。

46 :
分益小作人(Sharecropper)の項より
>南北戦争後プランテーションは解体されずにもとの持ち主に返却されることになり、
解放されたものの土地を得ることができなかった黒人(African American)や貧乏白人
(Poor White)は、地主から土地、種子、農機具などを借りて耕作を行ない、収穫物の
3分の2から2分の1を地主に支払った。しかし収益分配の不公平、不作、作物価格の
下落などにより負債を負う者が跡を絶たず、次第に最下層農民層を形成していった。
フォークナーの作品では「納屋が燃える」("Barn Burning")がその実態を巧妙に描出
している。

47 :
「嫉妬」については、自分はthe tall handsome waiterは、Tono(Antonio)の産み出した
妄想の産物というドッペルゲンガーDoppelgängerものの変形という捉え方をしています。
このような説が成り立つのか、すでに存在しているのか等教えてもらえればと思います。
ネット通販の立ち読みコーナー
http://books.google.co.jp/books?id=E6Qt58F4cfgC&printsec=frontcover&dq=New+Orleans+Sketches&hl=ja&ei=RQ2ITtiCC4n4mAWttpDvDw&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=1&ved=0CC0Q6AEwAA#v=onepage&q&f=false
それに前スレの986−990で全貌がつかめるようになっているので(原書で7頁、翻訳で11頁
なので読むのに時間はかかりません)よろしくです。

48 :
男の妄想で存在しないとすると、waiterは妻と会話したり、やりとりをすることはないはずですが、
a waiterの最初の登場シーンをどう見るか。
>よごれたエプロンをつけた、背が高くて、若いローマの神さまみたいに美男のボーイが2人のあいだに
はいってきて、机の上に勘定書とドル紙幣を置いた。女はおつりを出すと、ボーイの方がちらっと見やった。
A waiter, a tall young Roman god in a solid apron, came between them and placed upon the deck a
ticket and bill. The woman made the change and gave the waiter a brief glance.
あくまでも男の目にローマの神さまのようなwaiterと見えているだけで、実際には、男の狂乱のゆえ、
流行らなくなった店にたまさか訪れた客が、飲食代金の支払いに来ただけではなかったのか。
ここでも骨董品店でのカタストロフのシーン同様、男はwaiterに対するthe other manといった書かれ
方になっている。男にとっては妄想の産物であるwaiterの存在感の方が大きくなり、自分の影が薄く
なっていることのあらわれと捉えることができる。
もう1か所、問題になるのは
he insisted upon presenting the signora with a parting gift, with such a polite insistence that
they sould not rufuse.
>彼はシニョーラ(奥様)になにか餞別の品をさしあげたいからといいだし、しかも、きわめて礼儀正しく
そのことを主張するので、夫妻としてはその申し出を拒むことができなかった。
ですが、原文だと妻はtheyに漠然と含まれる形でしか出ておらず、また、直接、waiterが妻に話しかける
ような表現になっていない。
本当は夫が妻にプレゼントしようとするのを、妻はレストランの経営もおもわしくなく家計の事情から固持
したが、狂った男があまりに執拗に主張するのでやむなく応じたということなのではないか。

49 :
引用の最初 A waiter, a tall young Roman god in a soiled apronですね。
solidと打ち間違えてしまった。

50 :
石井洋子「小川国夫とウィリアム・フォークナー」(融合文化研究 第11 号 pp.002-025。June 2008)
http://atlantic.gssc.nihon-u.ac.jp/~ISHCC/bulletin/11/b002_Ishii.pdf

51 :
Barn Burning(納屋は燃える) 原文はここで
http://www.rajuabju.com/literature/barnburning.htm

52 :
ここで仕切り直し、「納屋が燃える」の読書会に突入。
(50以前は無視してもらってかまいません)

53 :
とっかかりに若干の感想を
それにしてもひどい家庭だ。
親父アブナー・スノープス(アブ、Snopes,Abner(Ab))は、自分が悪いのに、少しでも金を
とられたり、とられそうになると、逆恨みし、地主の家に火をつける放火魔。
を起こしたりするところをみると、どうやら自分の方が正しいと思っているみたい
(こういう人って、いるよなあ)。
親父が不始末をするたびに引っ越しを繰り返しているものだから(12回、あるいは
それ以上。平均年1回を上回る)、貧乏のままだし、おそらくド・スペイン大佐と
の間の絨毯事件のようなトラブルもあったろうから、さらに貧しくなる。
職ってのは一度安易な理由で変えると、こらえ性がなくなり、あとは転々となることが多い。
条件はちっともよくならず、むしろ悪くなる。
これを社会・経済構造のせいにして、彼らに同情したり、社会改革に乗り出すか。
そのような条件、ゲームのルールの中で戦え、それで駄目なのはお前が屑trashだからだと
突き放すか。
スノープス家はその後、銀行の頭取りになる者も出たりと成りあがって行くのだが、その
手段を選ばず味方は身内のみといったマフィア的なマキャベリズムは南部のよき伝統を
破壊していく。アブも南北戦争の際は、蝙蝠のように立ちまわり、双方の分捕り品booty
をせしめて、羽振りのいいときもあった。
本当はコンプレックスの固まりで、その証拠に末の息子に南軍の勇者サートリス大佐の名
をつけるのだが。
このサーティ君が主人公となる。

54 :
こんな家庭だから、他の家族は将来に希望が持てない。
兄も姉2人も無気力。
兄貴は、嗅ぎ煙草のジャンキー(現代だとしゃぶ中みたいなものだな)。
といっても彼がのちに銀行の頭取に成りあがるフレムなのかなあ。この作品ではその徴候は
あまりなさそうだが。父がこれから放火に行くことをド・スペインに告げに行こうとする弟をベッ
ドの脚にくくりつけておいた方がいいぜ、と言い放つところなどがそれかな。
"Better tie him to the bedpost," the brother said.
双子の姉貴2人は年頃だというのに、ぶくぶくに太って、身だしなみなどまったくせず
女としての魅力ゼロ(貧しいと小麦等の炭水化物の摂取割合が大きくなったり、安易に
油もので腹を満たそうとするので、今の日本でもそういう傾向はあるなあ。それでも年頃に
なると「鬼も一八番茶も出花」でそれなりに色気づくことが多いようには見うけられるが。
スノープス家の場合はよほどひどいんだろう)。
お母さんは、絶望しながらも、そんな父親に絶対逆らえない。典型的な共依存の欠損家庭だな。
夫が放火しようとしていることを地主に告げに行こうとする息子を、夫に言われるがままに両腕で
羽交い絞めにし行かせないようにする(アブは狡猾で息子が母親に暴力をふるってまで逃げ出し
たくないであろうことを見込んで叔母でなく妻である母親にわざわざ命じている)。
同居の叔母はあきれて、「放しておやり、それなら自分が告げにいく」(Godの正義に従うかの
言い方をしているが、ずっとこの家族と生活をともにしているのだから、どこまで本気なのか
あやしいが)というと、「わたしには放すことなんかできないってことわからいの?」
"Don't you see I can't?" his mother cried.
夫の命令にそれがどんなに理不尽であっても逆らえない習性が身に沁みついてしまっているのだ。

55 :
原文だと官の呼称はすごい。the Justice。ミスター正義。
治安判事とフルで呼ぶと、a Justice of the Peaceと平和という抽象名詞まで冠している。
名前負けせず、ハリスの町の判事も、ド・スペイン少佐の町の判事も、結構温情ある
大岡裁きをしてくれている。
前者は、10歳のサーティー少年が父の有罪の証言をするか、父をかばって嘘の証言をする
かの瀬戸際にたたされた際、ハリスに証人申請を撤回させ、少年をジレンマから救う。
アブ親父にはこの町を出て行くよう忠告しアブの「むしろ俺の方からこんな町出て行ってやる」
との言質をとる(アブが放火犯人だという心証自体は持っていた)。ハリスの訴え自体は却下し
閉廷する。
後者は、アブの訴えに対し、あの怠惰で無気力な姉たちに強烈な洗剤であらわせ損壊して
しまった絨毯の弁償分を(金がないので小作人であるアブの収穫分で払うことになって
いる)、アブが貧乏なことを考慮してやり、半分に落としてあげた。
が、アブは感謝するどころか、いつも被害者意識の固まりだ(こういう人って、いるなあ)。
結局、ド・スペイン少佐の納屋に火をつける(多分、少佐に現場付近で射ちされる)という
カタストロフへ。
ハリスの町の法廷はチーズやブリキ缶に入った魚肉の置かれた店(雑貨屋か食糧品店か)にある。
少年はチーズばかりでなく、密封した魚肉の匂いも感じ取る(少年の胃袋が視覚から匂いを感じ
とっただけだろう。貧しいスノープス家では買えないし、食卓にのぼらない品々))
冒頭の一文
The store in which the justice of the Peace's court was sitting smelled of cheese.

56 :
父の教育方針
「家族・身内以外は敵と思え。」頼れるのは身内だけだ。マフィアや日本の不良グループや
の世界と同じだなあ。
(も、poor whiteのスノープス家同様、非差別民であるというケースは多い。
 「征服されざる人びと」では南北戦争後、プアホワイトの盗賊グループが結成されていた。
 マフィアの場合は、マイノリティグループであるイタリヤ系移民だが)
暴力をふるってでも、ファミリーを裏切るなという掟を覚えこませる。これも不良グループや
と同じ。
You got to learn to stick to your own blood or you ain't going to have any blood to stick to you.
それで経済的地位を確立するならともかく、アブの場合、地主といざこざを起こし、貧乏なままだし、
おそらく最後にはド・スペイン大佐に撃たれ、命を失っている。
30年前、南北戦争中にも、馬泥棒をして逃げる途中撃たれ、びっこになっている。
この後、スノープス家は、息子フレムの代でこの掟のもと成りあがって行き、ジェファソンの政治・
経済の中枢にまでその人材を送っていく。
ただ、世の中をよくするといった高尚な目的があるわけでなく、権力欲・金銭欲から、既存の権威
ある地位を権謀術数により誇り高き南部の貴族の末裔たちから、奪っていくだけなのだが。
地位につくのは私利私欲のためだ。
残念ながら、現代日本の権力者にも多いタイプだろう。

57 :
このようなタイプが一見頼もしくうつるカラクリについて次のように書かれる。10歳の少年の分析、
いや彼の成長した無学な(多分。彼のその後はどうやらサーガにないらしい)大人の分析ですら
ではないな。フォークナー自身が同時代の権力者達の多くをこのようなタイプと分析したのだろう。
There was something about his wolflike independence and even courage when the advantage
was at least neutral which impressed strangers, as if they got from his latent ravening ferocity
not so much a sense of dependability as a feeling that his ferocious conviction in the rightness
of his own actions would be of advantage to all whose interest lay with his.
>すくなくとも利益がどっちつかずのばあいに示す彼のオオカミのような独立心や勇気は、たしかに
たいしたものだった。人は、彼のなかに潜んでいる飽くなき凶暴性から、たのもしい男だという感じ
を受ける。というよりもむしろ、自分自身の行為の正しさにたいする彼の凶暴な確信が、彼と利害を
ともにするものにとっては利益になるような感じをうける――かれを知らない人間は、そのような
印象を抱くのであった。

58 :
>なんでもいいから書いてくれw
鈴木におだてられ、ホントに書いてるwwww

59 :
いっぱい出たね♪

60 :
大人になり独自の道徳律を身につけ始めた息子に対し、父は、暴力により、スノープス家の
掟を覚えこませようとするが、20年後の大人としての息子の回想が一瞬織り込まれる。
味方は身内のみでそれ以外は全員敵という歪んだ父の二分法、敵(判事・地主)は自分に
やっつけられたものだから、チャンスをうかがい今度は自分をやっつけようとしただけだと
いういう歪んだ物の見方に対し、もしあのとき、「彼らはただ、真実と正義(判事の呼称と同じ)
を希求しただけだ」などと言い返していたら、父はさらに自分を叩いていただろうなあと回想する。
すぐ子どもの頃のシーンに戻る。父は味方は身内のみ、身内を裏切るなという掟にしたがうか
息子を問い詰め、息子はyesと応じ、ようやく解放される。
Later, twenty years later, he was to tell himself, "If I had said they wanted only truth, justice,
he would have hit me again." But now he said nothing. He was not crying. He just stood there.
"Answer me," his father said.
"Yes," he whispered. His father turned.
"Get on to bed. We'll be there to-morrow."

61 :
サーティー少年が、こんな父に育てられたにもかかわらず、正義・真実を求める心を
失わないのは、皮肉にも父親がつけた名前にもよるだろう。
官に名を聞かれて、少年は「カーネル・サートリス・スノープスです」と小声で
答えると、「もっと大きな声で堂々と言いなさい。この土地で南部の英雄の名をもらって
ものは、誰でも真実のことを話さざるを得ないね」と言われる。
官は温情ある人格者で、ハリスに少年の証人申請を撤回させ、代わりにアブにはこの
町から出て行くよう言い、閉廷する。
アブはなんとも思わないが、少年はこの官の機微に救われたことを知り、おそらくは
官に憧れる(多分、自分の家にはないうまそうな食材が大量に法廷のある店に置かれ
ていることにも。やっぱりまず衣食住だよな。ド・スペイン少佐の屋敷は、法廷のある店など
目じゃないほど、立派で圧倒される)。
"Hey?" the Justice said. "Talk louder. Colonel Sartoris? I reckon anybody named
for Colonel Sartoris in this country can't help but tell the truth, can they?"

62 :
Gさん勿体無いよ。書籍化する予定とかないの?

63 :
>>59
どうも。
実はまだ出し足りず、出してしまったw

64 :
せめてまとめサイトを作ろうよ。

65 :
>>62
それは考えてなかった
専門の研究者が新解釈を発見したと思って、論文にしようと思ったら、実はこの過去スレ
に出ていたなんてことがあれば、ちょっとおもしろいかなとは思ったことあるけど

66 :
>>64
2ちゃんはブログと違って、あとから改変が利かない。
このくらいの長文を十分な推敲を経ずに書きこむから必ず、誤記・書き間違いが出てくる。
今も書きこんだ途端にいくつか気がついた。ド・スペインを少佐でなく大佐と書いていたり、
その他、文章を直していたら、直し切れていないところもある。
誤記を直して、作品ごとに読書会の記録をまとめて、読みやすくすることはできないかなと
いうことはちょっと思ってる。

67 :
い〜ね!!

68 :
次「納屋が燃える」ね。
>ド・スペインを少佐でなく大佐と書いていたり、
大丈夫。大差ないよ〜w

69 :
村上春樹全作品から「納屋を焼く」のはいった巻をひっぱりだしてみた。
栞で村上自身が自作を語っている。
「納屋を焼く」という言葉から思いついた小説だけど、当時の自分はあまり熱心な
フォークナーのファンではなくて、Barn Burningという短編を読んだこともなかったし、
それがフォークナーの短編の題であったこと自体知らず、フランス映画のタイトルか
何かだったかなという記憶で書いたとあります。
自分はそれほど厚かましい人間でないから、もしフォークナーの短編の題だとわかって
いたら、たぶんこんな小説は書かなかったと思うとも。
彼我の納屋のイメージにも触れていて、アメリカ人がbarnという言葉から思いつくのは、
「堂々たる大納屋」だけど、「僕」が納屋という言葉から思いつくのは、「畑の隅っこに建っ
ているような小さな貧相なほったて小屋」であるとも。
これから「納屋を焼く」読み返してみますが、このスレには反映されなさそう。

70 :
>>68
ありがとうございます。
プルーストスレではノルポワ氏を元大使でなく、大使と書き間違えようが
たいした違いはないと思ってました。
一応、ジョン・サートリスは大佐Colonelなのに対し、ド・スペインは少佐Majorと
覚えておく価値はあるかなと。
原文だと大と少の対比はないので階級の違いは目立たなさそう。
「源氏物語」みたいに昇進して、ややこしくなることはなさそうだなあ。
階級は南北戦争で固定してしまっているのかな。
(といっても、南北戦争に行ってない息子もA Bear Huntで少佐と呼ばれている
みたい)

71 :
村上春樹といえば、むしろ、このシーンなんかが気になる。
The tracks of his father's foot were gone. Where they had been were now long,
water-cloudy scoriations resembling the sporadic course of a lilliputian mowing
machine.
>(絨毯the rugにつけられた)父の足の跡はもう消えていた。彼女ら(サーティの
双子の姉たち)の洗ったところは、水煙がたなびいたような、長い溶岩状のただれ
が出きていて、まるで小人が草刈機であちらこちらを刈りとったみたいに見えた。
短編集「中国行きのスローボート」には、「午後の最後の芝生」という作品がある。
「庭の芝生を刈りながら思いついた。とにかく芝を刈る話を書こうと思った。僕としては
筋よりむしろ芝を刈るという作業そのものを描きたかった」と「自作を語る」にあります。
小人の方は、「納屋を焼く」の収録された『蛍・納屋を焼く・その他の短編』に「踊る小人」
という作品があります。象工場が出てくる短編です。
「1Q84」でも小人たちが登場しますね。
草を刈るlilliputianは単数形だから、1名と解するしかないのかなあ。

72 :
「納屋は燃える」には双子の姉が登場するけど、村上春樹は、双子も好きだなあ
「1973年のピンボール」にでてくる語り手の「僕」と同居する双子の女の子。
「パン屋再襲撃」収録の短編「双子と沈んだ大陸」にも再登場する。

73 :
フォークナーとディケンズ
前スレ968で「嫉妬」でのトーノのBahという発声がCharles DickensのA Christmas Carol
の主人公Scrooge爺さんのセリフを思い出させると書いた。
姪が明るくメリィ・クリスマスと言ってきても、不機嫌に「ふん、ばかな」と不賛同・不満の発声を二度も漏らす。
http://www.charles-dickens.org/a-christmas-carol/ebook-page-02.asp
`Bah!' said Scrooge, `Humbug!'
Scrooge having no better answer ready on the spur of the moment,
said `Bah!' again; and followed it up with `Humbug.'
G大英和 間投詞[しばしばB〜!Humbug!]ふん!ばかな!《軽蔑・嫌悪の発声》
OALDだと used to show a sound that peple make to express disapproval
フォークナーはやはりディケンズ好きだった。
松柏社の事典より
>「毎年ディケンズの何冊かは読みます」と公言するほど、フォークナーにとってイギリスの
文豪チャールズ・ディケンズは、聖書とシェイクスピアについで、そしてバルザックやドストエ
フスキー、あるいは『白鯨』、『ナーシサス号の黒人』、『ドンキ・ホーテ』の作者と並んで、お気
に入りの作家の1人だった。
『ナーシサス号の黒人』はイギリスの小説家ジョゼフ・コンラッドの海洋冒険小説

74 :
>>70
松柏社事典のfamily(Clan)の項に軍人の称号のこと出ていた。
>南部では「大佐」Colonel、「少佐」Major、「将軍」General、「大尉」Captainなどの
称号は南北戦争後も使用されていて、原則として称号のレベルと使用がこの社会
における地位に対応する。
サートリスとサトペンは南北戦争中、同じ連隊を指揮し、大佐と呼ばれる。
老コンプソンはどこで指揮を執ったか判明しないが、コンプソン将軍と、またド・
スペインはド・スペイン少佐とそれぞれ呼ばれている。
ただし、サートリス家では戦争に行かなかった頭取の息子ベイヤードにも「大佐」
が使われ、ド・スペイン家でも息子に「少佐」の称号が与えられていることも指摘
されていた。

75 :
>>73
ディケンズの「クリスマス・キャロル」でスクルージにメリー・クリスマスと挨拶し、
「ふん、どこがめでたいんだい」と言われるのは、姪nieceでなく、甥nephewの
間違いでした。訂正。
村上春樹の短編集「東京奇譚集」には、ディケンズの「荒涼館」(Bleak House)を
読む女性が登場する一編がありますね(語り手も偶然、同じ本を読んでいて会話
をかわすという設定。ユングの共時性を感じさせ、タイトルも「偶然の旅人」。共時
性ものといえば、志賀直哉が老齢になってから久々に書いた「盲亀浮木」という3話
からなるオムニバス短編、彼の作品で一番好きかも知れない)

76 :
ディケンズ、「クリスマス・キャロル」のほかにもう1作くらい読みたいと思って
いるのですが、どなたか、おすすめって、あるでしょうか。

77 :
Gご臨終?

78 :
そうであってほしい

79 :
Gさんは終わらない。

80 :
そもそも終わり方がわからない

81 :
おい、鈴木、ちゃんと相手してやれよ

82 :
なるほど自慰さんですねわかります

83 :
Gさんはビンビン!!

84 :
へー、フォークナーはディケンズ好きだったのか〜
かなり前だけど「デヴィッド・コパーフィールド」はスラスラ読んだっけ。
‘Bah!' +‘Humbug!'は 「Barn Burning」と語呂も合いそうな。

85 :
ハイハイ、>>83,84のお馴染みGの提灯持ちがきても
Gは来ない。
やはり、ご臨終?

86 :
またコテ粘着のおまえかよw
とりあえず馬鹿のひとつおぼえの反復じゃなく、
フォークナーに絡める芸ぐらい見せろや〜

87 :
そういう馬鹿なオマエもな

88 :
>>86
提灯持ちさん涙ぐましいねwww

89 :
Gは亡くなった。
本日は通夜だ!

90 :
ヤッホー!

91 :
でも、提灯持ちは、またコメントをつける。
でも、Gは亡くなった。

92 :
Gさんネバーダイ!!

93 :
鈴木は、香典用意しとけよ

94 :
それを飛び越して香典泥棒すんなよ

95 :
香典泥棒っていいかもね。喪服着てね。

96 :
>>95 その後男優の巨根に突かれてろ。

97 :
佃煮あまなマンドールはそういう願望があるのかあ。

98 :
>『ドンキ・ホーテ』
こんな作品きいたことねえ

99 :
『ドン・キ・ホーテ』が正解

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