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2012年3月創作発表57: 【評価】創作物の批評依頼所【批判】 (125) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
都道府県擬人化スレ (809)
自動作成されるキャラクターで短編小説2 (184)
創作系 煽り合戦 口論 議論専用スレ (332)
【邪気眼】厨二病で創作するスレ【EFB】 (238)
【引越し】スクールランブルバトルロワイヤルII (156)
Karakuri Maiden (121)

【評価】創作物の批評依頼所【批判】


1 :
自分の作品を批評してもらいたい人のためのスレです
SS、絵、音楽などジャンルは問いません
ただし、外部作品を晒すときは、作品のあるスレやサイトなどにこのスレで批評依頼した旨を何らかの形で記載してください
添削や赤入れなどは、板内に専用スレがあればそちらで
なければ、ここで依頼しても構いません

2 :
関連スレ
【mitemiteだし】感想を付けてもらうスレ 2
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1288013140/
【褒めて】優しい感想を付けて貰うスレ【伸びるよ】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281197722/
SS・小説創作の初心者のためのスレ 4筆目
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281197869/

3 :
【題】けだるい風
私が自転車をこいでいると「あつい、あつい」とけだるい風がふいてきた。
「私も暑い」といいかえすと「ハァ…」とため息をついてどこかへ行ってしまった。
坂道を自転車でかけ上がろうとすると「がんばれ、がんばれ」と、けだるい風が言ってくる。
応援してくるのはありがたいが、向かい風はありがたくない。
そう思っていると、後ろから背中を押してくれた。
けだるさと、少しだけの熱と、不自然な冷たさを持つけだるい風。
この夏一番の、けだるさです。

4 :
>>3
風の擬人化自体は珍しくはありませんが、風が暑がっている、励ましてくれる、
背中を押してくれるというような位置づけは新鮮に感じました。
この風に吹かれたことがあるような気がしてしまうから不思議ですね。
文章自体がけだるい風のような文体であるのも雰囲気を後押ししています。
シリーズで見てみたいと感じました。

5 :
>>3
小説とも詩ともエッセイともつかない、ごく短い文章の中に、何度も「けだるい」という言葉が繰り返されている。
執拗なまでに反復される言葉は、もはや、単なる表現上の技巧とは全く違う意味を持っている。
そこには、作者の最も強く、純粋な感情が裸になって表れている。
作者は、自転車の上か、あるいはどこか違う場所で、強い「けだるさ」を感じたのだろう。
そして、その「けだるさ」の中の何者かが、恐らくは文章を書き慣れていないであろう作者を突き動かした。
ごく単純な感情の機微を、最も素直な形で綴った結果がこの作品だ。
この単純さこそが、作者を駆り立てた衝動の正体を、最もよく語っている。

6 :
『新釈 薔薇物語』
俺は自らの悪魔を薔薇の唇に咥えさせた。
絹の肌触りの花弁を乱暴に押し分けて、ずにゅるるると悪魔は薔薇の奥へ奥へと分け入った。
薔薇はその色艶から内部の質感、悪魔を締め付け白い蜜を吸い取ろうとする蠕動運動に至るまで
全てがこの上なき搾精器官だった。
初めはくぷくぷと大人しそうに雁首を弄ぶ。
かわいい奴め。然程経験もないのに、一人前に精が欲しいのか。
根拠の無い優越感と征服感に浸った……ちゅぷっ……ぢゅぷぷっ……その途端、俺は自らの浅慮をはたと思い知らされる。
蠕動が俄かに勢い付くと、薔薇は悪魔をデザートをぱくりと平らげるように飲み込んでしまった。
その先に待ち受けていたのは、とめどない快楽という名の搾精地獄だった。
花弁がやわやわと締め付けてくる。
蕊がさわさわと心地よいくすぐりの刺激を竿に与えてくる。
花全体が千変万化の蠢動によって、悪魔を責め苛み嘲るように射精を促す。
やりやがったな、この乱のメス薔薇め。お前のような好色な薔薇は初めてだ。
気にいった。お前をこれから俺の性欲処理のためだけのザーメン便器にしてやる。
俺は薔薇に、に夢中になる自身の姿を詳細に聞かせてやった。
唇が捲れて、いやらしい貌になっているぞ? ザーメンが欲しいんだろ? 言ってみろよ。
『私はドゥーチェにザーメンを吐き出されるためだけに存在する、
乱薔薇です。どうか私に、ドゥーチェの濃くて美味しい精液をお恵みくださいませ』ってな。
薔薇はもともと紅い貌をさらに紅潮させ、身をくねらせて
熱い吐息と共に一気にその台詞を吐き出した。
声音はいつもの何倍も艶っぽく、この薔薇を心底蔑み一性欲処理の道具と認識している
俺のハートをさえも、どきっと興奮させた。
ようし、いい子だ。だったらで乱のザーメンバンク薔薇に、
俺の白いご褒美を呉れてやる。
お前に種付けするのは、同じ種族の薔薇ではなく、このドゥーチェだったな。
ドゥーチェの精を種としてお前の中にたくさん吐き出してやる。
しっかり受け止めろよ……この種付けで孕め、俺とお前の子を孕め、妊娠しろッッ!!!
──びゅるっ、びゅるるるっ、どくっ、どくっ……
薔薇の中に一気に精液を吐き出した。
勿論、薔薇の愛液の滴と俺の精液を混ぜたカクテルは、二人で美味しくいただきましたとさ。

7 :
※エロ・18禁等の作品はお絵描き・創作板、エロパロ板へお願いします。
板に関することは自治スレッドまでどうぞ。

8 :
http://ip.tosp.co.jp/bk/TosBk100.asp?I=samidareya&BookId=1

9 :
題材がいいだけに文体や描写が見合ってないのが残念。
丁寧で細かい描写をすることによってもう少し違った伝え方が出来るはず。
内容的にこのオチはそれほど陳腐には感じられなかった。
如何せん人生や友情を語るレベルに到達しているとは思えないのが最大の欠点だろうか
これは作者の経験や思考を深めることによってある程度向上できるものだから、是非頑張って欲しい。
すくなくとも現実世界とのメタファーで語られなければ、比喩は意味を成さない。
おうさまとおしろ、という位置づけを含めて幼児向け御伽の教訓話を読まされているような気分に駆られた。
一言で言うと「展開がご都合主義」
全ての作品の展開はご都合主義だが、それと悟られてはいけない

10 :
学校から帰ってきたら、庭で飼っていたニワトリが食われていたなんて話は、よくある話だ。
T 子供たちが屠ごっこをした話
通学路の途中にある養鶏所。匂いがきつくてたまらない。アホみたいな顔をしたニワトリがこっちを見ている。
何考えてんだ。鳥頭だから何も考えてないか。
しかしまぁ、こんなに臭くて狭くてあっつい場所に押し込められて。
「にがしてやろうか」
「だめだよ、そんなことしちゃ。養鶏所のおじさん困っちゃうよ」
 
いつも、家まで迎えに来る少年Aがわたしの赤いランドセルを引っ張ってくる。
オマエが迎えに来なければわたしは学校に行かなくていいのに。残念。
「冗談に決まってんだろ」
「……よかった。もう、早く行こうよ。遅刻する」
わたしは、まぁ、とぼとぼと少年Aの後ろについて行く。乾燥した土の感触。
もう一年近くアスファルトの上を歩いてない。ここはド田舎だ。見渡す限りの水田。まばらに見える民家。
雲ひとつない青空に蝉がミンミン泣いている。死ぬのがこわいのか。
「あんさぁ、オマエ唐揚げすき?」
「好きだけど?あ、そういえば今日の給食唐揚げだよね。え、あげないよ」
「昔、学校から帰ってきたら飼ってたニワトリ爺ちゃんに食われてたんだ」
「へえ……それは残念だね」
「突然いなくなってからびっくりしたよ。まぁ、オスだったからあんま旨くなかったんだと。
オスの肉は旨くねぇから、ふつう、雛の時点でバケツの中で踏みつぶされてされるんだって。
まぁメスだって最終的に人間に食われて死んじゃうんだけど。オマエならどっちがいい?」
「……何でそんな気持ちの悪いこと言うの。もうボク唐揚げ食べられなくなっちゃったじゃないか」
少年Aが真っ青な顔でこっちを見つめてくる。
じゃあオマエはなんで毎回こんな気持ちのわるいことしか話してこないわたしをかまうんだ。
それが、おかしくてならないよ。
「じゃあ、わたしが食ってやるよ。よかったな」
「やっぱりとるつもりだったんじゃないか!もう!」
そんなことを言いながら、行きたくもない学校に行ったのだった。
 
転入してからここ一年、まともにノートをとったことが無い。正直学校に来ている意味はないと思う。
けれど、あいつは来た方がいいと言う。転入してから、しばらく来なかったわたしを毎日迎えに来るようになった。
そして、聞いてもつまらないだろうわたしの話をせがんでくる。何なんだ。
ほんとうは、家から近いくせに。なにやってんだ。
わたしはオマエのことがよくわからない。

11 :
U 銀貨
夜、むきだしの電球一個が天井から我が家を頼りなさげに灯している。
床の間の障子は開きっぱなしにしているから、夜風が涼しい。 蝉と鈴虫がわたしのために演奏してくれている。
何の手入もしていない草がぼうぼうの庭は、彼らにとってさぞかし楽園であろう。 明日、全部刈ってやろう。 そうしよう。
「また卵かけご飯かよ」
かつて父と呼んでいた現在虫以下の肉の塊が襖を開けてやってきた。 わたしと似た顔のわたしと似たような体格の人間。もう四十がくるというのに子供のようだ。 何もしないから、きっとこの男の手の方がきれいであろう。
何もしないくせに腹だけは空くんですね。     実におもしろいです。
「働かねぇくせに文句言うなよ。これが一番栄養とれんだ」
眉間に皺が寄っている。 本当のことなのに。 無視してわたしは箸をすすめる。
口の中にねっとりとしたゾル状の物質が広がるのがわかる。 正直、食べ過ぎて味がしない。
いや、何を食べてもそんなに何も感じないけれど。 父と呼んでいたものが私の前に座って、無言で食べ始める。
泣きそうな顔すんなよ。 かわいいなあ。
「母さんから手紙が来たよ」
「……僕には関係ない」
「わたしにこっちにこないかだって。再婚して今東京にいるって。幸せなんだって」
「かってにすれば」
そう言いながら、剥げ散らかした畳をむしるその手は何なのか。
この一日中眠っている男は、わたしがいなくなったら確実に死に至るだろう。 ふあんなの?わかりやすいね。
「わたしがいなくなったらこまるくせに」
「……」
こどもみたいに。にらむなよ。 ああ、手ぇ怪我したじゃないか。 かわいそうに。
「わたしがいなくなってもいいのか?ちゃんと言わないとわからないよ」
「……」
「……」
「…… いやだ」
かすれた、ちいさな声。 ずっと声も出してないもんなあ。
「嫌なんだ?」
「……いやだ」
男はしくしく泣きはじめた。 こうして毎日毎日この男を追い詰めるのが、楽しすぎて泣けてくる。
手をひっぱって、ろくすっぽ洗ってない煎餅布団に連れて行った。
そういえば、身長があまりかわらなくなったなあと思う。女は成長期が来るのが早いらしい。
わたしも来年は中学生だ。いつまでこの男をみてあげられるのだろう。
頭をなでてあげると、気持ち良さそうにすやすや眠りについた。 わたしも早く寝なければ。
わたしにはやらなければならないことがあるのだ。いきるために。
床の間を片付けた後、ひきっぱなしの自分の布団にごろんと横になる。
何もせず死んでいく鳥と食べられる運命の鳥と考えすぎて何もできなくなってしまった大人。
だれがいちばんかわいそうだろうか。

12 :
V 疫病
 早朝、まだ真っ暗な、夜のおわりごろにわたしは自転車で新聞配達に行く。
 誰もいない道を、ブレーキすらかからないほど速く、速く、抜けるのは最高だ。
 いつもの通学路に差し掛かり、養鶏所の前へ。ひとの気配がした。
 ひとが、こわれた螺子巻き式のおもちゃみたいに、なんども、なんども、同じ場所を歩いている。
 いつも卵をわけてくれる養鶏所のおじさんだった。
「どうしたんですか?」
「―― ああ、先生の家の子か。先生の病状はどうだい?」
「父は相変わらずです。でも、空気のいい自然のいっぱいあるこの村に来れてだいぶ良くなっていると思います」
「そうかい。君はえらいね。今日も卵をわけてあげたいんだけどねえ……」
「……」
「昨日ねえ、役場の人が来てねえ、この鳥たち、みんな病気でころさなきゃいけないんだって」
「……かなしいんですか」
「へんな話をしてしまってごめんね。誰かに話したくってねえ。悔しくて……惜しくて……でも涙が出なくて……実感がまだないんだよ」
「どうやってころすんですか」
「土の中に埋めるんだよ。今日は穴を掘らないといけないなあ」
 そう言って、また無言で歩き始める。
 養鶏所のおじさんの顔がスーパーで売られている安い鶏肉みたいに、かたく、つめたくなっていた。
 朝、学校に行くと飼育小屋に黄色いテープが張られていた。『近づかないように!』と書かれたダンボールが付いている。
 ニワトリたちは相変わらず、アホみたいな顔して何も考えれないみたいだった。
「なにこれ」
「ああ、病気らしいよ。近くの養鶏所の鳥と一緒にころすんだって」
 さも興味が無いように少年Aは目を手元の本に戻した。
 ちょっと冷たいところがあるよなコイツ。
「ふーん」
 なにかをするために生まれてきたのに。
 なにもしないまま死んでしまうのか。
 どうでもいいけど。

13 :
W 紅い林檎
夜、母親から電話を受け取ると、それは、ボクがいつも迎えに行っている女の子からだった。
普段めったに電話なんか掛けてこないのでうれしい。今度はどんなおもしろいことを言うのだろうか。
『いまヒマ?』「ひまだけど、なに?」
『いまから、ガムテープと懐中電灯持って学校に来い』「ええ?今から?」
『八時に集合。じゃあな』
――ガチャッ!――ツーツー……
彼女はいつも独善的で自分勝手だ。全部自分が正しいとでも思っているのだろうか。
そういうところがおもしろすぎてたまらない。さぁ、どうやって家を抜けようか。楽しくなってきた。
寝るふりをして、布団の中に服をいっぱい入れて、それを身代りに、ボクは堂々と玄関から家を出た。
玄関の前の磨りガラスの戸から両親がテレビドラマを見ているのがわかる。一時間は余裕がありそうだ。
布団の中の服を戻すのが面倒だが、これから起こるであろうこと考えると、どうでもよくなる。はやく彼女に会いたい。
彼女の家に寄らなければ、ボクの家から学校までは五分とかからないので、あっというまに校門の前へ着いた。
おおきな麻袋を持った少女が、街頭の下にぽつんと立っていた。
「手伝え」
それだけ言って、校門をよじのぼり、中へどんどん進んでいく。校門は一メートルも無いので正直意味が無い。
ボクも彼女にならってそれを越えた。夜の校舎はやたら暗くおおきく見えて、こわい。
去年村の公民館で『学校の怪談』という映画が上映されて以来、ボクは怖いものが苦手になった。
中に進むと、彼女は飼育小屋の前でじっとしゃがんでニワトリを見つめている。
「なに?どうするの」「……」
最近、彼女は養鶏所の前のニワトリを見つめていたり、どうしようもない仕方ないことを言ったり、何かあったのだろうか。
「にがしてやるんだ」
そう言って、飼育小屋の安っぽい錠前の留め具の穴に近くにあった箒の柄をつっこみ、梃子の原理で引き抜いた。
「この袋にニワトリを入れろ、全部だ」 「むっ無理!無理だよ」
「男だろ、ニワトリくらいで何びびってんだよ」 「だって、こいつら近所の赤ちゃんの目ぇ突いたってウワサ聞いたし」
「……じゃあいい、オマエはこの袋持ってろ。放すなよ」
動きまわるニワトリがこわくて、ボクは見ているだけで、結局、彼女ひとりで全部捕まえた。
もごもご動いている麻袋がこわい。くるしそうだ。でも、彼女はきっと自分が正しいと信じている。
「ねぇ、袋持ってよ。これ、動き回って気持ち悪いんだけど」
「行くぞ」
そう言うと、彼女はボクの手から袋を奪って校舎の方へどんどん進んでいく。
「ええ?校舎に入るの?良くないよ」 「ガムテープ持ってきたか?」
「持ってきたけど……」
はい、と彼女に渡すと、彼女はおもむろに窓ガラスに張り付け、箒の柄でゴン!と殴り割った。
音はそれほど響いていない。ねぇキミ、どこでそんなこと覚えてきたの。
時折見受けられる彼女の不可解な行動にボクは驚かされてばかりだ。
「これでオマエも共犯者だ。あきらめろ」 「ええー」
「うるせえなあ。早く行くぞ」
怪我しないように開けた穴に腕を突っ込み鍵をあけ、堂々と侵入成功。真っ暗で何か出そう。もう嫌だ。
でも、わくわくしている自分がいる。
「懐中電灯は?」 「あ、忘れた」
「このばか」

14 :
ぽかりと殴られた。痛い。でもキミだって麻袋しか持ってきてないじゃんか。
真っ暗な廊下を月明かりだけを頼りに、ふたりで歩いた。職員室の前まで来ると、麻袋を押しつけられる。
彼女はひとり職員室の中へ。
ボクは生き物が嫌いだ。生温かくて、気持ちが悪い。もごもご動く麻袋から生きていると実感できて吐きそうだ。
早く戻ってきてよ。
「ねぇまだー?なにやってるの?」 「うっせえなあ、静かにしろ。もう終わったよ」
手元にカギを持って彼女は戻ってきた。
「それどこのカギ?」 「屋上」
「?」 「行くぞ」
電灯の着いていない階段をボクたちは用心深くあがった。結局、麻袋はボクが持ち続けることになったのだけれど。
不思議なことにニワトリたちは騒がなかった。今からおこることにじっと待ちかまえているのだろうか。
これから何が起こるのか。そして、どうなるのか。ボクは楽しくてしかたない。彼女が屋上のカギを開け、扉の向こうへ。
村で一番月に近い場所。普通なら、ボクたち学生は一度もここには来ることができない。屋上は立ち入り禁にされている。
「うわあ、きれいだねえ。星がいっぱい!」 「流石田舎だな」
ボクが天上一面の星々にみとれているあいだに、彼女は麻袋の紐をとき、一羽のニワトリを抱えた。
彼女がさすってあげると、ニワトリは気持ちが良さそうにアタマをこすりつけていた。
柵のない屋上の端まで来ると、ばっと、ニワトリをその手から放し。
 ニワトリは、
  ばさばさと、
   力いっぱい羽を動かし、
    図画工作の教科書で見た、
     木版画みたいに、
   彫刻刀で削り出された荒い月と、
 墨のような生温い夜に、
滲んで消えた。
ひどい惨状だった。肉と骨が潰れる音を初めて聞いた。さすがに地面をみる勇気はない。
でも、ニワトリたちは飛ぶことをやめなかった。ボクはとめなかった。彼女はそれを見ていた。
帰り道、ふと、彼女に聞いてみた。
「何であんなことしたの」
「どうせ死んじまうんなら、すきなことしたほうがいいだろ。なにかするために生まれてきたんなら」
彼女は変わらない。いつも。いつまでも。わからないけど。誰かはおかしいと言うかもしれない。
でも、彼女はそれでいいんじゃないかとボクは思う。彼女は後悔とかしないと思うから。たぶん。
そうして、ボクたちは真っ赤な地面と真っ黒な空のあいだを家路に着いたのだった。
翌朝、登校すると、校庭は血のあとひとつも見つからないくらいにきれいになっていた。
彼女が何かしら反応するのかと期待していたが、いつもの通りだった。飼育小屋には、もうニワトリはいない。
でも皆そのことに何も言わない。
それらが連れて行かれることはすでに決まっていたことだし、そもそも初めから、ニワトリはそんなに人気がない。
飼育小屋の主役はいつだって、あのふわふわでかわいいウサギだった。そうやって、忘れてしまうものなんだろうか。
なにもかも。
昼休み、彼女は教室の一番後ろの席で眠っている。
学校は寝るか、昼ごはんを食べられるところであるとしか認識してないみたい。ボクは話しかけてみた。
「ねぇ、昨日食べたもの覚えてる?」
「朝は卵かけマヨネーズご飯。昼は鯖の煮込みとご飯と大根の入りのみそ汁と林檎のサラダ。夜はお茶漬けとたくわん」
「ねぇ、その前の日は?」 「おぼえてるよ」
「ねぇ、じゃあそのずっと前の日は?」 「おぼえてる、ぜんぶおぼえてるよ」
ボクは、みんなと同じで、きっと忘れるだろうけれど。彼女は、ほんとうに全部覚えているのだろう。
彼女のそういうところがボクは気に入っている。
それにしても、あの鳥たちは飛べたのだろうか。じぶんのやりたかったことをできたのだろうか。
end

15 :
少女小説に投稿したんですが、駄目でした。
文章が読みにくいのでしょうか?批評よろしくお願いします。

16 :
おそらくはあなたの中の少女小説像と、選考者のそれとがかみ合わなかった可能性があるのじゃないかなと思いますね
どのあたりが少女なのか、という説明も聞きたいところですが。
確かに文章も良く練られたものとは言いがたいですし、
守られていないお約束も目に付きます。
ただ、内容は個人的には嫌いではありません。少女はともかく。

17 :
【ベアトリーチェ・キャロル @】
暗用の毒物の条件。
即効性遅効性、効果などなどは用途によって様々だが・・・
無色透明無味無臭。
これだけは外せない絶対条件である。
あらゆる暗毒に当てはまる事。
そう、あらゆる暗毒。
【毒姫】であっても例外ではない。
中央大陸西部、カンタレラ地方に聳えるビーシュ山脈の谷間の集落【ラパチーニ】。
堅牢なる山々に囲まれ交通の便は悪く、古代の魔法実験の影響が今も色濃く残り土地は痩せ毒を含み作物は育たない。
そんな不毛な地に住む人々は一つの産業を確立していた。
   最初は揺り篭の下に毒草を・・・
次は布団の下・・・ そして衣服の中に・・・
     更にに混ぜ赤子に与える
 こうして徐々に毒に慣らされた子供は
   全身が猛毒の【毒姫】となる
特別な血筋も 特別な才能も要らぬ。
毒性を残す土地に自生する様々な毒物で作成材料は賄える。
魔の力による施術も必要のないので魔法探知による判別にもかからない。
育成に10余年と期間はかかるものの、作成方法さえ確立してしまえば安定供給のできる製品なのだ。
決して安くは売りはしないが、権謀術数渦巻く王侯貴族の権力争いにおいては高いといえる額でもない。
実際に戦を起こす事に比べれば・・・
その機密性故に王家の格別の加護を受け、険しい山々より更に厳しく集落は孤立していく。
毎年の様に多くの女児の赤子が送られ、美しき毒姫となって出て行った。
毒見係として、護衛の盾として、好事家のコレクションとして、そして、【贈り物】として・・・

18 :
【ベアトリーチェ・キャロル A】
ある年、ラパチーニでは一つの変事が起こっていた。
王家より一度に100人の毒姫の発注があったのだ。
納期は5年後。
新しく宮廷魔術師となった者の注文であったが、一度にこれだけの大量発注は異例中の異例。
毒姫の生産は12年で終わるものの、その用途上、寵姫としての教育期間や発育期間が必要となる。
当時の村長はそう説明したが、宮廷魔術師は教育・発育は条件とせず、【毒姫】である事のみを条件とした。
故に、12歳以上の製品は全て出荷されたのだった。
その中に、後にベアトリーチェと呼ばれる少女の姿もあった。
出荷される・・・
少女達はその意味を皆知っていた。
が・・・その意味以上に過酷な運命が待っているなどと、誰も予想できはしなかった。
狂気の魔術師、ベアトリスの儀式が待っているなどと・・・
王都から離れた小高い丘に建つ離宮。
少女は老魔術師ベアトリスの前に立っていた。
美しかった金色の髪は全て白く染まり、健康的な褐色の肌も病的な白と成り果てた。
青かった瞳も限りなく白くなり、仄暗い視線は何も映してはいない。
「良くぞ生き延びた。D−9−359。」
首輪に付けられた認証札を見ながら満足気に老魔術師ベアトリスが声をかける。
毒姫には名前を与えられない。
人間ではなく、人の形をした毒なのだから。
『贈られる』時に形式的に名前を与えられるのみ。
それまでは製品番号で呼ばれる。
「いや、今日からお前は私の娘。ベアトリーチェだ!」
厳かな宣言と共に、D−9−359の瞳に光が宿る。
ベアトリスが名前をつけたのは何も気まぐれではない。
名前、真名は人格形成上呪的に重要な役割を果たすのだから。
ここにベアトリスの禁術が完成した事を顕していた。
禁忌の術の達成と成功に喜び、笑い声は離宮全体に響き渡る。
その笑い声が終わると、一つ息を付き扉に向かい声をかける。
「遅かったではないか、我が弟子よ。そして我が命を断つ刺客よ。
見よ!私の理論は正しかった!素晴らしかろう!」
その言葉に応えるように扉から姿を現したのはレオだった。
ベアトリスは元々魔法学園の薬物学教師。
優秀な魔術理論を持つ男。
そしてレオの師匠。
禁忌の術に手を染め、魔法学園はおろか魔法界自体から追放されていた。
中央大陸西部に流れ、禁忌の術を始めている情報を受け、レオが刺客として放たれていたのだ。
レオはベアトリーチェを一目見て師匠であるベアトリスの術を見抜いた。
その成果を。その危険性を。
「・・・素晴らしい?そう言えたかも知れません・・・
地下で99人の少女の死体を見なければ!」

19 :
【ベアトリーチェ・キャロル B】
一ヶ月前・・・
ベアトリスに買われた100人の毒姫たちは、離宮の地下に閉じ込められた。
そこが呪的に設計された特殊な館であり、地下である事は知る由もない。
毒姫達を前にベアトリスは残酷に言い放つ。
「しあえ!一人になるまで!」と。
そして地下は閉ざされた。
一欠片のパンも、一滴に水もなく・・・
本来毒姫たちは毒体質ということを除けば非力な少女となんら変りもない。
戦う術も、生き残る力もない。
地下に閉じ込められ、生き延びる方法はただ一つ。
す為に自分を相手に喰らわせねばならない。
生き延びる為に誰かを喰らわなければならない。
誰も彼もが人の形をした毒である中、より強い毒を持つ者が相手をし、喰らい生き延びた。
喰らった毒姫の毒を体内に取り入れ、より強力な毒姫となる。
それはまさに【蠱毒】なのだ。
一ヶ月の間にどのような戦いが行われ、少女達を蝕んでいったかは想像に難くない。
剥き出しになった人間性、裏切り、阻害・・・凄惨の一言を極めたであろう。
極限状態の中、100人の毒姫たちは最後の一人になるまで喰らいあった。
そこに必然などなかった。
ただたまたま強い毒をもち、より多くの毒姫を喰らったD−9−359が最後の一人になっただけ。
しかし、ベアトリスにとってはその過程などどうでもいいのだ。
蠱毒の儀式を終え、100人の毒姫の毒性を取り込んだ娘を手に入れられるのであれば。
「悲しいかな我が弟子よ。所詮は袂を別つた者か。」
悲しげにふるふると首を振るとベアトリス。
元々学者肌のベアトリスはベアトリーチェを作り上げて何をするという目的はない。
己の理論を実践し、それを証明する事自体が目的なのだから。
既に目的は果たされたのだ。
「・・・御免!」
迫りくるレオをただただ狂気の笑みを浮かべ迎え入れる・・・
#########################################
「任務は果たしました。が・・・残念ながら儀式は完了しておりました。」
「そうか・・・しかし、なぜさなかった?」
魔法協議会の大会議室でレオは報告をしていた。
居並ぶ評議会員はざわめきと共に返事をする。
狂気の魔術師ベアトリスの討伐は果たされた。
しかし、その遺産の処理に戸惑っていたのだ。
狂気の蠱毒によりベアトリーチェはただの毒姫ではなくなっていた。
世界有数の毒姫。
処理を間違えれば強大な災厄となろう。
不用意にせばその血、その躯は大地を穢し恐るべき毒地を広げる。
それよりも何よりも、有名になりすぎた。
【暗】を主目的とする毒姫としての用途も果たせはしない。
砒素の沈色効果により色は抜け落ち、毒物以外を受け付けない・・・否、毒物を摂取し続けないと生きていけない身体。
それでは一般社会生活もままならない。
「僅か12歳の少女を・・・儀式の犠牲者である少女をす事に正義があろうか?
皆さん、彼女の処遇は私にお任せいただけまいか?」
一段高い席に鎮座する魔法評議会理事、そして魔法学園の学園長が立ち上がる。
その後議論は紛糾したが、結局のところ学園長の意見が通り、ベアトリーチェは魔法学園へと引き取られる事になった。
薬物・催眠術・封印術などあらゆる手段を持ってベアトリス教授の記憶を消す事を条件に。

20 :
【ベアトリーチェ・キャロル C】
数日後、魔法学園学園長室に舞台は移る。
室内に三人の男。
「一足早いが紹介しておこう、レオ君。
この春から君の同僚になるレイド先生だ。」
部屋の隅に立つ男にレオの眉がピクリと上がった。
その男はまるで闇の具現というに相応しいオーラを発しながら立っていた。
「彼が・・・本気ですか?」
二十歳そこそこに見える若者に驚いていた。
闇の世界では知らぬ者のいない名前だ。
学園長自らが討伐に向かったと聞いていたが、何がどうなってか春から同僚になるという。
「勿論じゃとも。我が学園はあらゆる者を受け入れる!」
にんまりと笑みを浮かべ応える学園長。
それとは対照的にレオは溜息をつき、仕方がないといわんばかりに笑みを浮かべた。
「やれやれ、ベアトリス教授の遺産【蠱毒の毒姫】に【赫き闇の皇子】と言われた彼を共に受け入れるとは・・・
教頭先生の額がまた面積を広げそうですな。」
今から五年前。
レイド20歳、ベアトリーチェ12歳の春の出来事であった。
######################################
ベアトリーチェが学園に入り2年目。
ようやく毒物以外を口にできるようになった頃・・・
彼女は魔の森の奥に庭園を見つけていた。
そこは咲く花から棲まう生物、庭園を形作る石柱に至るまで全て毒を含んだ庭園。
あまりの毒素のために周囲を沼と化してしまっている。
程なくして庭園の地下に庭園と同じだけの大きさの空間があることに気付く。
考えうるあらゆる器具が、材料が備わった実験室。
なぜここに、どうしてこんなものがあるか。
そしてなぜかこの場所に安心し、親しみを感じるのかは知る事はない。
それがベアトリス教授のラボであった事など・・・
「願わくば彼女が道を誤らぬ事を・・・」
庭園に通うようになったベアトリーチェの背に学園長はそっと祈りを捧げるのであった。
毒物の研究に生涯と理性を捧げたベアトリス。
それを討った弟子レオ。
ベアトリスの遺産、ベアトリーチェ。
輪になり踊る毒の賛歌に・・・・
完了

21 :
誰か評価してくれー
どのくらいのレベルにいるか知りたいんだ

22 :
評価なぁ
どういうところが聞きたいのかな?
とりあえず「・・・」はやめて「……」を使ったほうがいいかも。
文章とは直接関係ないけどやっぱりね
世界観をいうなら完成されてはいないけれどこれはこれでいいと思う。
ベアトリーチェはもちろん神曲を踏まえてるんだよね。
ストーリー性をいうなれば人間で蠱毒などいい線だけど読者を引き込むパンチってのはないね。
例えばこれからの展開の一部なりとも仄めかせればまだ目はあるが、今ここには二つ名を持つ人間が二人いますよ、だけでは力不足。
文章は大いに向上の余地がある。
たとえば、
>そしてなぜかこの場所に安心し、親しみを感じるのかは知る事はない。
なぜか、ではなく、なぜ、が適当だよね。
>名前、真名は人格形成上呪的に重要な役割を果たすのだから。
>ここにベアトリスの禁術が完成した事を顕していた。
ここはつながりが不適当だよね。二行目冒頭が「そう、それはここにベアト〜」ならまだわかる。
こういう細かい違和感が積み重なってよい文章とは呼べないものになってしまっている。
そんなところかな
自分ではどこが気になってる?

23 :
評価ありがとう
自分が上手いのか下手なのかすらわかっていないから、客観的な意見が知りたかった
文章の書き方の勉強しなきゃいけないね

24 :
異世界ファンタジーでトリップものです。
主人公がチートで主人公至上主義な所もありますが情景描写も頑張っているつもりです。
昨日書き始めたばかりの若輩者ですが、よろしくお願い致します。
小説名 ばかなコいのうた
Nコード N7902Q
URL http://nk.syosetu.com/n7902q/

25 :
テンプレ読めカス

26 :

【Wikipedia】"桃尻"の定義を巡ってwiki史上最大の編集合戦が勃発 ★7
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/parksports/1217581664/

27 :
.

28 :
人質(1/3)
 ――セリヌスのダモンは朋輩ピンティアスをモイロスと呼んだ。
 彼等は万物の根源を数とし天球の楽を奏で、厳しい戒律のもとに学んでいた。
 師ピュタゴラスはアクラガスとシュラクサイの戦闘に巻き込まれされた。
 ゆえに弟子達は権謀から身を遠ざけ、公正を守り、越し方行く末を思い、執着を捨て、なんどきも心を平らかに過ごすことを自らに課した。
 しかしピンティアスは過ちを犯した。
 僭主ディオニュシウスを批判したのである。
 否、批判の意図はなかったが、そのように受け取られかねない言を発した。
 不用意であった。
 つい、ディオニュシウスの詩を酷評して採掘場へ監禁されているフィロセヌスについて云々したのである。
 聞いていた者のうちにピュタゴラス学徒を疎んじる者がいたので、彼は捕縛され、いくらも経たないうちに叛逆罪で極刑と定まった。
 ピンティアスは驚愕したが、沙汰を受け入れねばなるまいと考えた。
 だが法によればなんぴとも財産を処分し遺族の便宜を図る時間を与えられるはずである。
 彼はしばしの猶予を請うた。
 僭主は「おまえ自身と同じだけ価値あるものが形代にでもならねば、いかに遵法でも放免はなるまい」と嘯いた。
 持ちものである金銀や奴隷を預け置くのでは駄目だというのである。
「私自身より価値ある者を担保に据えましょう」とピンティアスは言った。
 かくて、死刑囚ピンティアスの猶予のために盟友ダモンが召し出された。
 ダモンは話を聞くと顔色も変えずにうなずいた。
 ピンティウスが所用を済ませて戻るまでの間、身代わりに留め置かれようと言う。
 ディオニュシウスは度肝をぬかれた。
 彼はダモンは怖じけて断るだろう、そうしたら二人ながら笑いものにしてやろうと考えていたのである。
「ピンティアスが戻らねばおまえを刑に処す。それでもか」
「よろしゅうございます」
 ダモンは旅の守りにと自分の首から五芒星のメダルをはずしてピンティアスに掛けてやった。
 ピンティアスはダモンを一度抱擁するなり早速と故郷へ旅立った。
 役人達はダモンを愚かな鹿と嘲ったが、若者は平然として独房へ連れられて行った。

29 :
人質(2/3)
 数日後、ディオニュシウスが獄舎へやって来ると、ダモンは格子の外に盤を置いて獄卒と雙六を指していた。
「おまえは死が恐ろしくないのか」
 ディオニュシウスが呆れると、彼は格子の向こうで溜息を吐いた。
「父母が亡くなったので、私はセリヌスから祖父を頼って海路でこのシュラクサイへ参りました。子供の頃のことです。死への船出とやらも、あんなものでございましょう」
「船が苦手か」
 ダモンは肩を竦めた。
「ピンティアスは戻らんぞ」
「戻りますとも」
「誰でも自分の命は惜しいものだ」
「ええ。それでも彼は戻ります」
「なぜそう言い切れる」
「なぜでも」
 ディオニュシウスは気味が悪くなった。
 この男は頭に病でもあるに違いない。
「細鑿を差し入れてください。私は石工なんです。この駒はひどすぎる」
 翻した衣服の裾に、ダモンの声が無邪気に追い縋った。
 さて、約定の日、刻限を越えてもピンティアスが戻らないので、ダモンは容赦なく刑場へ引き出された。
 見物のざわめきに紛れ、すっかりダモンの馴染みになった獄卒がピンティアスの裏切りを罵る。
 しかし当の本人は依然ピンティアスを信じていた。
「船が遅れでもしたのだろう」
 とうとう若い石工の手が穿たれようというまさにその時、杭を持つ刑吏の腕を掴んだ者がある。
 ピンティアスであった。
「ダモン・セリヌンティウス、おまえのモイロスが今、戻ったぞ」
 ピンティアスはさっさとダモンの縄を解くと、磔架から退かせてしまった。
 そして自ら縛につき死を待った。
 ダモンがピンティアスのキタラを爪弾き、不思議な旋律に場内は涙した。
 甘く、哀しく、奇妙に明るい、もの恐ろしい音色であった。
 僭主は驚愕さめやらぬまま二人に無罪を言い渡した。

30 :
人質(3/3)
 ディオニュシウスはピンティアスとダモンに自分を友情の三人目に加えてほしいと懇願したが、いくら頼んでも二人はけして是とは言わなかった。
 孤独な僭主は戒律を理解せず、ただ自らの命を惜しまぬ二人の信義を羨むのみであった。
「ディオニュシウスよ、我が学派の結束を戦に利用できると考えてはなりません」
 ピンティアスはディオニュシウスを振り切り、ダモンを連れて師の故郷サモスへ渡ってしまった。
 ピュタゴラス学徒は無駄に話し合うことをよしとしないのである。
 あとにはダモンの手になる雙六の駒だけが残された。
 彼等は互いをモイロス(運命の人)と呼んでいた、とディオニュシウスは採掘場へ出かけてフィロセヌスに聞かせた。
 フィロセヌスは石灰石の粉にまみれたまま「早く牢屋へ戻してくれ」とぼやいた。
 ディオニュシウスは笑い出し、フィロセヌスを解放してやった。
 失脚後コリントスで文字を教えていたディオニュシウスから、音楽学者アリストクセノスがじかに聞いた話である。
<了>

31 :
評価お願いします。

32 :
メロメロっす

33 :
話は面白いけど、人物名が複雑。途中で挫折した。

34 :
「メロス」の焼き直し?
独創性がない。

35 :
こういうのは焼き直しじゃなくて劣化版とか縮小再生産ってんじゃないかね
一字一句違えないように模写したほうがまだ勉強になるんじゃないの

36 :
なるほどね、メロスのパクリだとは気付いていたけど収縮版とは・・・
確かに独立性の欠片もないし、オチくくり方以外10点以下。面白くないし、読みにくい。
名前ばかりで、その人がどのようなキャラか分からないからキャラが薄い。
神話風味にする作風だとは思うけど、状況がわかりにくい。
無理に外国の話にしなくてもいいのに...

37 :
評価ありがとう。
「走れメロス」と同じ伝説が表テーマです。
主人公はディオニュシウスで、一番書きたかったのはフィロセヌスのとこ。

38 :
専用スレ探したのですがヒットしなかったので
イラスト(B★RS)の添削・赤入れお願いします。
批評もお待ちしています。
http://loda.jp/mitemite/?id=2297

39 :
おお、かっこいいなー

40 :
絵は専門外だから見当違いなこと言うかも知れんけど許してね
髪がすっごい靡いてるんだけどフードと裾は軽く風を孕んでるだけっぽいのがちと整合性取れてないように見えるかなーと
あと胸逸らしながら上体全体を左側に捻ってると思うんだけど、そうなると肩と首のラインが骨格的にどうなのかなーと思ったり
肩を後ろにかなり無理して寄せながら同時に顎も引いてる感じで、ポーズの躍動感より違和感が先に来ちゃうかも
それと眼力の強調はわかるんだけど、右目の見え方が微妙に不自然かな
可愛く、同時にカッコ良く描けてるし構図全体はバランスいいと思うですよ

41 :
>>39
ありがとうございます、励みになります。
>>40
確かに肩が辛そうですね、少し捻ってみます。
コートも不自然ですよね…
苦手な足隠したい願望が気づかぬ内に出ていたようです;
思いっきりはためかそうと思います。
色々ありがとうございました。
引き続き何かありましたらお願いします。

42 :
批評、直したらよいところがあればよろしくお願いします。

43 :
 ゆずなには人に言えない趣味があった。
 ひたすら隠し続けて、人に晒すことはゆずなはけっして許さなかった。
 ただ、ゆずなが犯したたったひとつの過ちで、脆く崩れ去ってしまう日が来てしまったのかもしれない。
 「忘れ物ですが」
 電車から降りる直前にゆずなは声をかけられた。声の主は同い年ぐらいの女子高生。街では進学校で有名なセーラー服に身を包み、
気取る気配を持つことの無いメガネのレンズがきらりと傾き始めたお日さまの光を跳ね返す。タイプで言えばしっかり屋さんの委員長。
膝丈で揃ったスカートと白い靴下が嫌でもゆずなの妄想癖を込み上がらせる。きっと口癖は「ちゃんとなさい!」だろう。
 ただ、うとうとしていた車内でノートを忘れただけ。それを拾ってもらっただけ。ただそれだけのこと。気にするなと言えば
気にしないけど、それでもゆずなは気にしてしまうタチの悪い子。なぜならノートを開いたままゆずなは舟をこいでいたから。
電車を降りる客がゆずなと少女の肩をかする。車内に入り込む夏の暖かい空気が扇風機の風と混じって漂うので自然に眠気を誘う。
 ノートを黙って受け取るも、ゆずなは古風なセーラー服の少女の顔を直視することは出来なかった。恩知らずと言われても構わない。
出来ることなら、ここから早く立ち去らせて欲しい。乙女心は空を流れる夏の雲のように崩れながら消えるものだと言い訳したいけど
無様なことに、ゆずなから礼の言葉すらすっと出てこなかった。行動と思考が追いついていない証拠なことぐらい分かっている。なのに。
 車掌のアナウンスが急かすので、二人は一緒に駅のホームに降り立った。夏の眩しい青空の下、閉ざされた車中からの開放はやけに
手厳しい。彼女はよく見れば車内でよく見る顔だとノートを手にしたゆずなは思い出した。彼女は世間的には良いことをしたのに、
なぜか恥じらう姿はゆずなにはよく分からなかった。赤くなった彼女の頬がやけに眩しく見える。
 「ありがとうごさいます」
 「どういたしまして」
 「……はい」
 一番大事なことは中身を見られなかったかどうか。
 真夏の日差しの駅のホーム。ゆずなと一緒に向かい合う。乗っていた電車は走り去り、捨て台詞のように風を撒き散らす。
閑散とした住宅街、このあたりで動いているものと言えば見えなくなった電車ぐらい。それと、ゆずなの落ち付かない気持ち。
 もし、ノートの中身を見られてしまったら……とゆずなは迷うことなくことの顛末を描いていた。それはクセと言っても違わない。
お互い名前を知らないとはいえ、車中でよくあわせる顔だ。顔では恥らっていても、どこかで笑って見下しているのかもしれない。
 
 「どこのオタクさんですか。電車でマンガなんか描いていて」
 「よくまあ、こんな恥ずかしいセリフ書けるもんだね。かっこいい子ばかりじゃないの」
 「『おれのものになれよ』ねえ……。男子ばかり追い回しているつもり?紙の上だけで」
 
 知られても見られても利害関係は無いはずなのに、最悪の結末が待つプロットばかりのコマをきってしまうゆずなは、
慌てて自作のマンガが描かれたノートをカバンに入れた。かたちになるには程遠い、理想ばかりな素人の殴り書きのお話。
だけども自分の理想を吐き出すにはノートってヤツが口も堅くて素直で非常に相手がしやすいのだ。三次元の目じゃない。だから。

44 :
 人に言えない趣味がある。
 それを知られてしまったら。
 しかも相手は街では進学校で有名な学校の子だ。尻尾を掴んでおもちゃにするんだったら自分なんか格好のカモだ。
自分のように「これ、かわいい」と見た目で選んだ今風の制服と、ほんのちょっとだけ頑張れば入れることだけで引き寄せられた、
滑り止め程度の高校の子とは接点なんかあるはずない。まさに月とすっぽん。月が見せる表情がやけに冷たく感じるじゃないか。
 そうだ、敢えて接点があると言うんだったら……自分を笑いものにする為。空色のリボンと短いスカートを踏み躙る為。
このあたりの子なら憧れの高校の制服姿の子が、自分のようなヤツをぐりぐりと踵で地面に捻り込まれても、肩を叩いて
インチキなセリフで諌めるマンガのようなヒーローなんていないんだ。カッコイイことなんてリアルには無いのかも。
ノートを忘れる前より三次元の人間が怖くなってきて、口をつぐむばかりのゆずなは自問自答する。「間違っているのだろうか」と。
 「違う!」
 
 セーラー服の少女はゆずなたちを降ろして走り去る電車を手で止めようと振り返った。無論、そんなことは出来るはずが無い。
鉄輪がリズムよくレールの繋ぎ目を超えてゆく音が重く響き、その間隔が狭まるに連れて小さく遠くなる。やがて車両はカーブを曲がり、
乗客たちはゆずならを残して改札を通り過ぎて、ホームの上には風とセミの声だけが残される。セーラー服の彼女のスカートは揺れて、
ゆずなのスカートは翻る。
 
 「ここ、降りる駅じゃない」
 「え?」
 「どうしよう……。次の電車って20分後ですよね」
 
 ホームに備えられた時刻表を焦って指でなぞるのはセーラー服の彼女だった。なんでも塾の時間に間に合わないらしい。
そう言えば。普段この駅を利用している制服姿で彼女が着ているものを見たことは無い。もしかして、自分が慌てて降りたから、
話しかけていたから、話を途切れさせることが嫌だったからついこの子も一緒に降りたんだろう。そう納得するしかなかった。
 マンガの中なら「塾、サボっちゃおっか?」だなんてセリフ、ぱっと出てきてもおかしくないけれど、それをも思いつかない
目の前の見た目『委員長』さんは気持ちおろおろとしながら、カバンを握って足を揃えているだけだった。ゆずなにはその制服で
その仕草を見せているところがものすごく新鮮に感じた。もしかして、自分の妄想のなかで欠けているものなのかもしれない。
 
 「わたし、よく人から『ちゃんとなさい!』って言われるのに……」と、再び彼女は頬を赤らめた。
 「ちょっと歩けば、バスが走ってる国道に出ますから」と彼女を安心させる。拾ってくれたノートに彼女のような
キャラを加えて新たなお話を考えてみようと妄想を膨らませようかな。ゆずなはバス停までの短い道のりを一緒に歩く。
そして血の通った三次元の人間を見る目が無い自分に気付かせてくれて「ありがとう」って言いたい。言えないけれど。
   おしまい。
よろしくお願い致します。

45 :
>>43-44
文章に対してではないのだけれど。
いつもどの作品にも決まって、眼鏡+おとなしめ+委員長タイプの
キャラが出てきてるなぁと感じた。
「あれ。またこのタイプのキャラか」って率直に。

46 :
>>45
ありがとうございます。
なるほど、キャラが偏るのはよろしくないですよね。一度苦手分野でも書いてみなければ……。
勉強しなおしてきます。

47 :
文そのものに関しては創発屈指なんでここに来られても俺らは強く言えないです。嫌がらせですかw

48 :
>>47
自分でも気付かない弱点がきっとあるはずと思い、勉強のつもりで一次創作をしてみました。
二次でもなくシェア系でもない一次創作はバックボーンを白紙のまま読み手さんへ情景を伝えないといけないもので、
わたくしもそれが果たして自分には正しく出来ているのか不安で、初心に戻って投下してみることにしました。すいません。

49 :

>>42-44
批評の文字が出ていたので激しく難癖つけてみるw
趣味の違いで済まされることだが、さくさく読めるのが好きな俺から言わせると
表現がまわりくどくいかなと。まぁそれが書き手の個性や味になるんだけど。
>街では進学校で有名なセーラー服に身を包み、
>気取る気配を持つことの無いメガネのレンズがきらりと傾き始めたお日さまの光を跳ね返す。
>タイプで言えばしっかり屋さんの委員長。
制服は街随一の進学校。いつだって地味なメガネを光らせてるしっかり屋さんの委員長タイプ。
(前後の文は無視しているが)俺だったらこれくらいで済ませる。
せっかちなので、〜レンズあたりでイラついて投げ出すと思う。
あと、一人称か三人称か分りづらいのも気になった。
(最後までもやもやが続く感じで気持ち悪い。俺に読解力が無いだけかもしれないが。
ただしこれも趣味の違いで片付くレベル。そういう雰囲気にしたかった言われればそれまで)
で、ダメ出しw
>>48
単刀直入に、オリジナルの短編ですが情景とか心の動きとか伝わりますか?
でいいんじゃねーすか?
(前出の表現がまわりくどい。まぁそれが書き手の個性や味w)
ついでに、純粋にガチ批評してもらいたいなら酉は外して、おしまい。は止めた方がいいと思われ。
いずれにしても趣味の違い、作風の違いで片付くことなので、適当に読み流してください。

50 :
>>49
わー!ありがとうございます。
削る」勇気かなあ。でも結局、作風・趣味の違いですね。「勉強になりました。

51 :
鍵カッコの位置w どうした酔ってるのかw

52 :
よ、酔っとらんわー!!  すんまそん、切り貼りし損ねました。と、今朝見て恥ずかしくなる。

53 :
SD方向のディフォルメ絵の練習として描いてみたものです。
批評お願いします。
http://loda.jp/mitemite/?id=2343.bmp

54 :
SDっていうほどデフォルメされてないと思う
もともとこの頭身の生物を普通に描いたって言われても納得できるレベル

55 :
短編小説 「秋葉原」
秋葉原駅。午前11時。
主人公Aは電車を降りた。
駅の前にはメイド服を着ている女が大勢いる。
メイド喫茶の呼び込みだ。
主人公Aはその甲高い声を上げる一人の女に笑顔で近づいてこう声をかけた。
「ねえねえこの前死んだサイババはサティア・サイババだけど、その前はなんてサイババだったか知ってる?」
メイド服を着た女は主人公Aを無視した。
まるでそこに誰もいないかのようだ。怖かったんだと思う。
暑い夏。
なにもかもが夢に思えてくる夏。
メイドは主人公Aに背を向けるように再びビラを配り始めた。
主人公Aは靴を脱ぎ、ジーンズを脱ぎ、そしてを脱いだ。
そしてメイドの背後から近づき陰茎を彼女の尻になすりつける。
路上をつんざく大きな悲鳴。
どよめく群衆。
主人公Aを中心として人の波が引いていく。
そして主人公Aは叫んだ。
「キャーーこの人痴漢よ!!」
痴漢はお前だろ、という冷静なツッコミが風にのって聞こえてくる。
主人公Aは思った。
「あ、だよね」、と。
〜続く

56 :
ふつうに暇。続いてほしくない。

57 :
なんだこりゃ  と言うだけなのは簡単なので、一応批評みたいなもの。
1.「駅の前にはメイド服を着ている女が大勢いる。 」だと、駅前がメイドさんだけで埋め尽くされている感じ。雑踏のイメージが沸かない。
2.「その甲高い声を上げる一人の女」の「その」って何?誰?もしかして、メイドさんの一人のことでしょうか。いらないなら削る。
  メイドさんのことなら「甲高い声を上げている一人のメイド」にした方がよろしいんでは。
3.主人公Aが靴を脱いでからを脱ぐまでの間、だれも悲鳴を上げなかったんでしょうか?群衆がどよめくのが遅すぎると思います。
4.書き出しが普通すぎる。日記みたい。都会のイメージが見えてこないのはこの短編小説を「秋葉原」と名づけるにはちょっと残念。
5.「怖かったんだと思う。」って、なんだ?印象的には「ここで一人称になったのかな?」って思った。違いますよね。
6.「冷静なツッコミが風にのって聞こえてくる。」の「風」。暑いのに風だけ書かれると、ちょっと違和感のある爽やかさが見えちゃうよ。
  暑い夏なら「蒸し暑い風に冷たいツッコミが乗って聞こえてくる」の方がいいんじゃね?
7.そして、一番重要なのは「主人公A」にイマイチ感情移入できねええ!キャーーこの人(ry
です。
偉そうなこと書いてすいません。

58 :
>>57
なるほど。
たしかに情景描写が甘いな。
頭の中のイメージが全然読者に伝わってない

59 :
それ以上に内容に問題がある気がするが。

60 :
これだと小説っていうより、まだプロットの段階にしか見えないな
描写が説明の羅列みたいになっちゃってるのはしょうがないとしても、登場人物の名前が主人公Aはあんまりだと思う
これじゃ完成した作品の形にしようとしたとは思えない

61 :
http://ip.tosp.co.jp/BK/TosBK100.asp?I=wis4444&BookId=5
お願いします

62 :
まずアンタが作者本人である可能性が低い。

63 :
にんにん

64 :
とりあえずテンプレ読め
話はそれからだ

65 :
短編小説 「〜続〜 秋葉原」
ふと主人公Aが気づいた時には既に6人の警官に囲まれていた。
取り囲んだ警官のうち、最も若い警官が警棒を握りしめながら叫んだ。
「動くな!動くな!」
その声はどこかに怯えを含んでいた。それは主人公Aがあまりにも平然としていたからだろう。
主人公Aは取り囲んだ警官をゆっくりと見回した。
そして警棒を握りしめ叫んでいるその若い警官に向かってニッコリと微笑み、はっきりと大きな声でこう言った。。
「私の話を聞いてほしい。なぜ私が陰茎をむき出しにしているか、そのわけを話そう。これには意味がある。」
そう言い終わると主人公Aはむき出しになった陰茎を右手でまさぐり始めた。
「おい、あいつしこってるよ」 「きめ〜」 「やべえ」 
生ぬるい風にのって聞こえてくる野次馬達の声。
主人公Aはそのほとんどを聞き取っていた。
が、彼が心を動かすことはなかった。
そしてしばらく陰茎をこねくりまわした。時折かなり強めに陰茎を上下にしごいた。
警官たちは主人公Aが何をしているのか理解できなかったが、近寄る事もできなかった。
しばらくそうやってしごいた後、主人公Aは叫んだ。
「あ〜だめだ〜〜〜!たたねえ!」
そしてその場に座り込んだ。
「たたねえとか」 「インポじゃん」 「きめー」
野次馬たちの声が風にのって秋葉原の街を通り抜ける。
主人公Aは何も言わなかった。
警官は主人公Aをただのキチガイと判断、悠然と彼の眼前に近寄った。
先の若い警官が近寄り、主人公Aにおそるおそる話しかけた。
小さい声だったため周囲の野次馬や他の警官達には二人の話す声は届かなかった。
座り込んでいた主人公Aが立ち上がり、微笑み、そしてその警官に何かを話した。
「何を話してるんだ?」 「やっぱたってねえな」 「いい笑顔だ」
野次馬達もそろそろ飽きてきたようだ。
その時驚くべきことが起きた。
主人公Aを説得しようとしていたはずのその若い警官は踵を返し、主人公Aに背を向け、彼を取り囲んだ警官達に向かって警棒を構えた。
警官たちや周りの野次馬も何が起こったのか理解できない。
それどころか、若い警官は自分の制服のベルトに手をかけチャックを下ろし、主人公Aがそうしたように靴を脱ぎ、ズボンを脱いだ。
そしても脱ごうとしたその時、主人公Aが大きな声でこう言った。
「はよせ!捕まるぞ!」
〜続く

66 :
続かんでいい。

67 :
http://www1.axfc.net/uploader/N/so/132887

68 :
エブリスタで書いてます
描写が薄いことは重々承知です。
それ以外にストーリーやキャラについて一言欲しいです
http://estar.jp/.pc/_novel_view?w=16457223

69 :
テンプレ読め

70 :
創作文芸板のほうが辛口批評貰えるんでないの?
まして外部サイトだしなぁ

71 :
辛口希望だったのできつめに書いたけれど、個人的な要望でしかないから話半分で聞いてね
>>68
小説本文にたどり着くまでにクリックが多すぎて萎える
PCからだと読みづらくて三ページで投げた。ごめんね
強いて言うなら句読点を使う場所を読みやすくなるように、意味が繋がるように考えて使って欲しい
描写不足なのを理解しているのならもっと描写を追加しても良いのでは?
個人的にはセリフが多い小説は好きだけど、最低限の描写がないと話に入っていけないよ
設定とかキャラクターとかをなんにも知らない人間が読むってことをもっと意識してほしい
特にシーン替えはもっと意識するべきでは?
世界観説明からいきなり主人公の朝の自宅に切り替わるのはいいけど、それについて行けない
怒鳴り声が家に広がるっていうけどどういうお家なの?一戸建てなの?マンションなの?
青年がいる場所はどこなの?廊下でいいの?
ドラマだってシーンが切り替わるときはもっと分かりやすく導入してるよ
視覚的な描写が一切なくて読みながら想像できなくて辛い
いきなりお母さんが素っ頓狂な行動をしているのは悪くないけれど
見た目の描写や設定に伴う肉付けが薄い
序盤の会話で全部出していくってやり方も確かにありだと思うけど
一度にずらずら会話で並べられても興味を惹かれないよ
警察勤めなら会話にだけそれを含めるのじゃなくて、地の文にも取り入れてみたら?
読んでる側が実感として分かるようになると思うよ
あとこれからも出番が続くであろう主人公がどういう青年なのか分からなくて読みづらい
キーキャラであろうお母さんを押したいのは分かるけど、序盤なんだし
もう少し話の基準になる主人公に重点を置いても良いんじゃないかな

72 :
しまった、テンプレ守ってない作品だったのにうっかり批評してしまった
ごめんなさい

73 :
>>71
ありがとうございます、参考になりました
描写が薄いと散々言われても具体的にどうすればよいかわからなかったので、とても参考になりました。
話がそれますが
主人公は補正のない男子高校生ですが
自分の魔法である鏡を普段使っていて、鏡を複数使って瞬時に空間把握できることや動体視力がいいこと、
母親にきたえられた速読能力があるって設定は無理やりすぎますかね?

74 :
>>68
オゾンホールを魔法で修復は良いアイディアだけど、文章が変だと
せっかくのいいアイディアもダメダメ感が伴ってしまうので細心の
注意を払って文章を組み立ててむるべし。

75 :
>>74
ありがとうございます
今は受験生なので
受験終わって推敲するつもりです
ほかに気になる点があればお願いします

76 :
友達とのメールまんまコピーですが
裏技の動物との融合?みたいなのもあるんよ
召喚獣とあkじゃなくナルトの口寄せみたいに人間と動物が対等な関係なイメージ
主人公はへびにしようかと思ってるんよ
蛇は「かか」ってよばれてる時代があって蛇の目のようだから「かかめ」→鏡ってのがゆらいなんよ
んで、蛇は鏡の魔法が使える生き物なんよ
だあkら主人公の相棒にしようかとおもってるんよ
んで
融合ってのは
「出てこいへび!! んで戦え!!」
て感じの展開にうんざりしてるんよ
なんでお前らは主人公のためにメリットなしでたたかうのか、と
だからこの世界では動物もメリットがあるようにしたいんよ
んで、融合
身体の一部を生贄にするイメージ
主人公の舌が細くなって二手に分かれ、まるで蛇みたいになるみたいな
蛇としては生きることに対しかなり安全になるし、うまくいけば身体をすべて乗っ取ることもできるみたいな
ぎゃくにそれくらい使用者にリスクかけなきゃ相手全員の動物考えなきゃならん
そうやって身体を共有するから「同期」って名づけてる
一応犯罪行為にあたってて
人間に危害を加える可能性がぐっと上がるやん?そんなチカラを手に入れた人間は
だから無理やりでも政府の管理下に置かれる
ここで主人公は二年生になったら戦闘専用クラスいり確定
んで主人公がいきつく先が
ママン達王の魔法の使用者は誰も同期を行わずに戦っていることなんよ
どう見ても一人の人間の使える魔力の限界を軽く超えているんよ
でも身体に動物らしき変化はない
そこで敵か味方かわからないママンの宿敵からそっと教えられて気づく
王にとっては人間も家畜
王の魔法を使っている人間は人間と同期しているんよ
それも完全に支配下においてるから暴走もないしましてやその人間を解放する気もない
んで、ママンがパパンの魔法を使っている事実も知るんよ
そこをママンに問い詰めたら、行方不明のパパンはママンに取り込まれてるって素直に吐く
そうすれば一気に主人公はママンに信頼をなくす
いままで鍛えていたこともすべてはこのためかと
国家のために父を取り込むかと
んでママンは次の日にはいなくなって、気づけばママンがラスボスくさくなる
こんな展開考えてるんですよ
へんなストーリーじゃないですかね

77 :
>>73
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1280993428/
こんなスレもあります
まあご参考に
受験がんばってください

78 :
>>77
ありがとうございます
凸ってみます

79 :
>>78
余所のスレに凸する余裕があるなら>>1
>ただし、外部作品を晒すときは、作品のあるスレやサイトなどにこのスレで批評依頼した旨を何らかの形で記載してください
これぐらい守ろうよ
批評や感想がもらえないのは作品の性質もあるけれど
それ以前に依頼主が依頼主としてのやり方を守ってないせいなんだからね
初心者ならなおさら初心者らしく、注意書き探したり読んだりする癖は付けておいて損はないよ
>>73の主人公の設定に関しては説得力次第だと思う
話の中でどれだけ説得力があるか、読み手を納得させられるかを考えられるなら取り入れればいいよ
個人的には「補正がない男子高校生」という基本設定と特殊能力や特技が矛盾してるように感じるので
そもそも一般的な男子高校生って設定には無理があると思った
魔法が当たり前の世界での一般男子がどういうのかがまず読んでても分からないから
矛盾してるようにしか思えないんだと思う
つーかこんなスレで設定ひけらかすぐらいなら
さっさと本文に練り込んで物語として仕上げてから持ってきて欲しいよ

80 :
>>79
おっしゃるとおりですね
礼儀知らずですみません

81 :
評価して下さい。
都会の煤けた景色を眺めながら煙草を吸う。
窓から眺める風景は絶景ではないが酷い景色でもない。
娘に貰ったライターをポケットにしまうと、煙草の火を踏みつけて消す。
奴が来るまで時間はある。
鞄から、狙撃銃を取り出すと安全装置を外した。
相変わらず、教科書に使われるインクの臭いで鼻が曲がりそうになる。
瓶に入ったコーラを飲み干し、瓶を机の上に置く。
それと同時に、観衆の歓喜の声が外から聞こえる。
ようやく奴が来たようだ。
オープンカーのエンジン音が聞こえる。
そして、派手な赤い車が視界に入る。
一時間後には、警察に指名手配されて捕まるだろう。
不適な笑みを浮かべた。
『今日、俺は合衆国大統領を撃ちす。 オズワルド』
ポケットにそう書いた紙を突っ込むと、スコープを覗く。
徐々に見えてくるケネディーの頭に照準を合わせる。
ゆっくりと引き金に力を入れると乾いた音と共に悲鳴が上がった。

82 :
細かいプロット。

83 :
こういうのはわかりづらいから、完結してる短編なのか、もっと長い文章から抜き出したのか、思いついたシーンだけ適当に書いてみたのかくらいは書いて添えておいて欲しいわ
評価が欲しいならそれで色々と違ってくる

84 :
JFK狙撃シーンだとは解るけど、逆に言えばそれだけだ。

85 :
1レスの短編としては一行めのインパクトが弱すぎ、捻りもなくオチもない。
長編の一部として読むなら、この短い文章の中ですら句読点の使い方に問題があり
リズムの悪さを露呈しているため全体像も期待できるものないと思われる。
そんなところかなあ。

86 :
オズワルドと会話してるのは誰?独りごと?

87 :
会話してねぇだろこれ。語り口調で書いてるだけ。

88 :
http://www.pixiv.net/novel/member.php?order=date_d
初めまして。
こんなん書きました。
1、2話しかないですがお願いします。絵についてはノーコメントで。

89 :
>>88
>ただし、外部作品を晒すときは、作品のあるスレやサイトなどにこのスレで批評依頼した旨を何らかの形で記載してください
テンプレを守っていない作品は批評されません

90 :
>>89
スイマセン!
直しました。

91 :
pixivトップにしか行かない件について
もしかしてアカウント持ってないと見られないのか?

92 :
>>91
あれ?pixivってアカウント持ってないとだめでしたっけ・・・
これでだめならコチラに貼らさせてもらいます。
こちらの不手際で手間をかけさせてしまってスイマセン。
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=546754
>外部作品を晒すときは、作品のあるスレやサイトなどにこのスレで批評依頼した旨を何らかの形で記載してください
については二話に書いてあります。

93 :
ぴくしぶはアカウント持ってないと見れないよ

94 :
まず第一話。
情景描写がほとんど存在しないために読んでいてもまったくと言っていいほど
ビジュアルが浮かばない。
主人公は、矢海はどういう格好でどういう髪型でどういう場所に立っているのか。
死神形態のダフスはどういう迫力を持っていて、女性体のダフスはどう可愛いのか。
それがまるで分からないから感情移入のしようがない。
可愛いを「可愛い」とだけ表現するのは文章ではなくただのキャラ設定だと理解しよう。
それから主人公の一人称について。
これが丁寧語である意味はちゃんと考えてあるのだろうか。
作中の他人に対する態度は不良のそれであって、モノローグが丁寧語というのは
何らかのギャップ効果を狙っているのか、読み進めていけばあっと驚くギミックが
待っているのか。
第二話。
このパートは光の一人称であることを明示しないと読者は混乱するだけ。
それ以前にまず一ページ二行目。
>光が気を取り戻した時には竜真はうつ伏せに倒れていた。
光の一人称としておかしい。
これ以降も二話は人称・視点の混乱が激しい。
まずは提示すべき情報としてはいけない情報、表現をしっかりと切り分けるところから。
またダフスの第一声、「よろしいか」も後の口調からすれば違和感が強い。
「よろしいでしょうか」とすべき。
二ページ目。
唐突にダフス視点でのモノローグになっている点は上記同様、混乱を招くだけの失敗。
また設定説明の羅列に工夫がなく非常に退屈。
読者目線のキャラである光をまったく活かせていない。
オーソドックスにいくなら質疑応答形式で丁寧に状況を説明すべき場面。
ここを読み飛ばされると、おそらく読者は後の展開についてきてくれない。
三ページ目以降。
光が唐突に語りだしているが、そもそもキャラクタを一切描いていない段階で
いきなり主義主張を絶叫されたところで誰の共感も得られない。
ここまで緩やかな展開、死神を交えた日常を描いておいて急に落とすであるとか、
何らかの形で光という人間の下地をしっかりと固めておかないと空回りするだけ。
またこの場面、竜真が特に意味もなく二人の足元に倒れっぱなしのはず。
シュールギャグとしての効果を狙うのでなければ、シチュエーションとして不適当。
最後に、人に批評を頼むならせめて誤字脱字くらいはしっかり直そう。
校正もしていない文章を人に読ませているのかと思われてしまうので。

95 :
>>94
おぉ・・・。
なんという分かりやすいダメだし・・・。
ものっ凄く参考になります。
キャラの容姿については、正直僕の中でもあんまり確定してないんですよね。
いや「そんなものを書くな!」と言われてしまえば反論できないんですが、そのためにド下手なりにも表紙を書かせてもらったんです。
本当は一話で説明しなきゃだめだったんですが、出来なかったので。
とりあえず、一話は「プロローグ(笑)」として二話は消して書き直すことにします。
あと、竜真が丁寧口調なのはありがちで、あっと驚けるものでもないんですが一応理由をつけてあります。
一度見直しはしたんですが、内容が分かってるもんでさらっと読み流してました。
これでも5〜6個直したんですが、ダメなもんはダメですよね。
本当にごめんなさい。

96 :
批評依頼で来ました。お願いします。
http://ncode.syosetu.com/n1018v/

97 :
>>96
>>1
なんでテンプレも読めない馬鹿ばっかり来るの?
テンプレ読むと死んじゃうの?

98 :
>>97
すんません。「小説家になろう」にて書かさしていただいてます。

99 :
>>92
もう消されてるみたいだけど一話と二話を合わせて読みました
批評というより泣き言ですが読んだ感想を。
読むのが辛かった
ネーミングセンスとちょっと格好良さげなセリフが有ったこと以外は褒めるところがない
語り手が変わるときは少なくとも導入をきちんと行ってくれないと読めたもんじゃないよ
二話は地の文の担当が二人いるみたいなのに導入もないから混乱する
ほかにも主人公?(不良じゃない子が主人公でいいんだよね?)の
長台詞があるけど言ってることはさておき、何も積み立ててない
なんのエピソードもない時点でちょっといいこと言っても薄っぺらくてもう
本当に読むのが辛かった、泣くかと思った
主人公がどうしてそう思うのに至ったのかの描写をしないなんてありえない
その発言が出るに足る説得力が物語に一切ない
現時点で三人しか出てないのに誰が何言ってるのか一目で分かるのは死神だけとかありえない
残りの二人ともフルネーム出てたけど本気で覚えられなかった、戻って確認しようと思う気力も出ない
契約更新はいいけどなんで死神ちゃんはこんな主人公と契約したの?
戦えって言い出すにあたって武器があるよって言うのはいいし
ご都合主義は大好きだけどなんかお膳立てされすぎてて萎える
折角の邪気眼設定なのにそっち使わないの?
邪気眼って言葉を作品で使ってたのに意味あるの?
気絶するだけだった不良の子に第一話を使う意味が分からない
あとの展開で不良の子が活躍するにしても第一話をさく必要性が見えない
書いてるからにはここを見て貰いたいって点は有るはずだと思うんだけど
せめてそこに読んでる側の意識が向かうように仕向けてほしい
何に期待して読めば良いのか分からない、読むのが辛い
誤字があると読んでる最中に「は?」ってなってきつい
もうほんと読んでる側置いてけぼりで読むのが辛い
お願いだから何も知らない人が読むってことを意識して書いて
読んでるこっちは不良の子の事も邪気眼の子のことも全く知らないから分かってる前提で話を進められても困るよ
契約時点から一年経ってるみたいだけど契約時点の事情の説明がないのはどういう意図なの?
最低限でいいからそのあたりに触れておいてくれないと展開が唐突すぎて意味不明
そういう展開のやり方や設定の出し方の整理はしてる?
核心部分を内緒にするのと設定を出さないのは全く別だよ
その都度必要な設定を話に説明的になりすぎないようにしてきちんと話に盛り込んでください
たったの二話なのにこんな内容が続くのかと思うと死にそうになる
一つ一つのエピソードやイベントをどの順番で出していくかも書き手の技術の一つだよ
情報が少ない上に興味を惹かれないうちから淡々と話だけが進む上に
語り手が途中で変わるから読むのが辛い
情報がないのに視点を切り替えられると混乱するだけできついよ
もうぶっちゃけ全部書き直して欲しい
悪い意味で気楽に力を抜いて読める作品じゃない
それとpixiv非会員には点数入力の☆が出ないから
外部に批評依頼するなら非会員からどう見えるかぐらい
自分でログアウトしてチェックしてから晒して
>>98
>>1
>作品のあるスレやサイトなどにこのスレで批評依頼した旨を何らかの形で記載してください
テンプレ読むと目が潰れちゃうの?脳みそが理解を拒否しちゃうの?
表紙ページと一ページ目、両方見直したけど記載ないよね?晒し目的の嫌がらせなの?

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