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2012年3月懐かしテレビ227: カリキュラマシーン〜1と1を足して2スレ目 (431)
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カリキュラマシーン〜1と1を足して2スレ目
- 1 :
- 1974年から1978年まで、日本テレビ系で放映された、伝説のお笑い“教育”番組
カリキュラマシーンについて語ろう!
2004年にはDVD-BOXも発売。店で見かけたらぜひとも買おう。
DVD公式
http://www.vap.co.jp/curricula/
前スレ
***カリキュラマシーン***
http://bubble4.2ch.net/test/read.cgi/natsutv/1019137668/
- 2 :
-
2ど〜でもいいよお
- 3 :
- 当時のティレクターだった宮島将郎氏のブログ
ttp://yochien-tv.ciao.jp/gacha/
- 4 :
- ティレクターって……ディレクターだよ
ちょっと吊ってくる……
- 5 :
- >>1
・ ・
おつ
- 6 :
- >>1
・ ・ ・ −
おつかれー
- 7 :
- >>1 さん
スレ立てお疲れ様です。
徐々に伝説の番組の裏側が明らかになっていますね。
ファンとしては嬉しいです!!
- 8 :
- みなさん
現代に迷い込んだピテカントロプスに質問があれば遠慮なく聞いてください。
さあどうぞ。
- 9 :
- ディレクター様
では早速ですが、カリキュラマシーンの台本を書くときはブログに
あるようにディレクター4人対作家9人が集まって意見を出し合って
決めていたのでしょうか?
1話の話がかなり統一されているので、ディレクターと作家が1対1
で作り上げていると思っていたのですが。
あと、台本を書くときに配役を決めていてその人のキャラクターが
活かせるような動きやコメントを考えていたのでしょうか?
(ゲバゲバやカリキュラはアドリブは一切NGと聞いているので)
- 10 :
- >>8 ディレクター様
「3はキライ」という歌は、サントラCDの解説書によると齋藤氏・作曲の宮川氏と共にディレクター様も
歌われておられたようですね。どういう経緯で歌われる事になったのでしょうか?
カリキュラマシーンのオリジナルソングといえば、いずみたくシンガーズの歌声も忘れられません。
- 11 :
- 無駄にセクシーだよなw
一番気に入ってるのはDVD3の「女たちの引き算」♪残りは幾つセイセイ引き算ンーすなわち♪
左端の一人だけ振り付け間違ってるのが萌えw
- 12 :
- できるなら「ディレクター様」はやめていただけませんか?
なんだか新興宗教の教祖みたいなので気に入りません。
宮島さんと呼んでください。
さて、
台本はあくまでも作家とディレクターの1対1で作ります。
全員で何かを決めることはありません。
全員をしばるのはカリキュラムだけです。
カリキュラムを逸脱しなければ、あとは作家が自由に書き、ディレクターを納得させられるかが勝負です。
だから、喰始さんが書いているように、1本1本が別の世界になるのです。
役者を想定した「当て書き」はしません。
もちろん騎兵隊と書けば宍戸錠さんになることは判ってるので、それを意図して書く作家も居ますが、原則としては役者を決めて書くことはありません。
配役はディレクターでなく、香番表を作るプロデューサーが決めていました。
なぜなら、作家とディレクターが役者を指定しても、収録日の役者の都合で指定通りになる保証は無いからです。
アドリブはありましたが、あくまでも台本を踏まえてのものです。
当時はディレクターに権威があり、台本をきちんと覚えない出演者は追い返したものです。
わたしも別の番組で何人か追い返しました。
作家が懸命に書き、ディレクターが徹夜でカメラ割りした台本を、その場の気分でぶちこわす役者は許されるべきではありません。
逆に見れば、当時の役者はそれが判っていたので、カリキュラマシーンで程度の低い事件は起きませんでした。
今のテレビは出演者がディレクターより偉いので、台本を覚えてもらえないのです。
わたしたちの時代にはディレクターは役者と必要以上に付き合うことはありませんでした。
役者のほうが豊かなので、食事をおごってもらえば、次の本番で注文をつけられなくなるからです。
誤解してほしくないのは、これはディレクターと役者のどちらが偉いかという話ではありません。
作家が書いた台本、ディレクターのカメラ割りと演出、役者の個性、それらが合わさって、いい番組が出来るという共通認識が有ったということです。
- 13 :
- 「3はキライ」ですか? あれは録音スタジオで、斎藤ギニョさんと相談して決めたことです。
画面には常田さんと藤村さん(もうひとりは誰だっけ?)が出ていますが、あのシーンは3人の役者が出ることが自明なので、さほど個性的でない、いずみたくシンガースに歌わせることができないと考えたからです。
カリキュラマシーンの、そして当時の番組の、愉快なところは、出演者が足りなければ、あるいは出来なければ、スタッフがやってしまうことです。
なんと言っても、作ってる奴がいちばん良く判ってるのですから。
振り付けが間違ってるのでなく、ただ間違えてるのです。
それでもOKしちゃうのがカリキュラマシーンで、だから面白いのです。
編集でごまかす今の番組との違いはここにあります。
- 14 :
- カリキュラマシーンは特に、役者のアドリブが割り込む余地が(すく)なかったみたいですからね
例えば、時代劇の侍の扮装で「タイルと小判の数は同じ!」と言ってバサっ、アー!と斬りされて終わり。とか
…こんなの短いのでアドリブも何も無いでしょうし(笑
- 15 :
- あと、カリキュラマシーンにはよく、子供向け番組らしからぬ歌などがあるのも一寸不思議でした
「鳩よ」はその典型例で、なぜこんな歌詞・映像共に悲しいむなしい気持ちになる歌が入っているのだろう?と。
同じく子供向け番組・ポンキッキの「♪青い空白い雲どこまでどこまで続く」という歌の明朗さポジティブさとは正反対です
すっかり大人になった今なら「鳩よ」は胸にじんわり来る「ああ、いいなあ。」と思える歌ですが、
幼児に「鳩よ」という歌の良さが果たして理解できるのかな?と。
製作者は全体どういう意図で入れたのか、
それとも「いや、子供達の心にも きっと何か響くはずだ」という考え有っての事でしょうか?
- 16 :
- ゴウゴルーガ<カリュキュラマシーンを意識して作ったと良く聞きますが見た限り、スタッフの笑いが入っていて、どちらかというと、ひょうきん族の亜流かと思います。
カリキュラマシーン<子供向けに見せて大人にも見られる番組。
ウゴウゴルーガ<子供向けに見せて大人向けの番組。
- 17 :
- >>16
意識した事は分かるのだが、番組の質としてはカリキュラの足元にも及ばない番組だったと思う
- 18 :
- やはり「カリキュラム」という縛りの有無ですかね。
大喜利とか三題噺のように、命題・制約をこなす中での面白さは、
全く自由な条件でできるものよりも、能力が問われるのかと。
ウゴウゴルーガは、子ども番組のパロディだと思っています。
「あさのぶんがく」とかは好きでしたが。
- 19 :
- カリキュラマシーンは子どもを意識しなかったというのは間違いですが、子ども向けの番組を作ろうとは思いませんでした。
子どもが置かれている日常の環境、日本に歴史的に存在する文物、世界にある風俗文化、すべてを素材にして、どう面白くするかという姿勢です。
教育番組だからきれいにとか、正しくとか、そういう一面的な考え方はありません。
カリキュラムを提供した無着成恭さんが「邪道と言われてもゲラゲラ笑わせて教えていい」と言ったのと共通します。
逆の視点から考えれば、面白くもなんともないカリキュラムを面白く見せるには、何でもありでなければ作りようがありません。
ウゴウゴルーガのスタッフとは話したことがありませんが、番組作りの最大の制約である制作費の関係もあってああいう番組になったのかもしれません。
有名な役者を使えない、大きなスタジオを借りられない、ならばコンピュータグラフィックスという成り行きは理解できます。
それでもウゴウゴルーガがひとつの時代を画したことは認めなければなりません。
質の上下でなく、質の違いが番組判断のポイントで、同じ番組を作るのは最悪です。
今のテレビがそうですね。
- 20 :
- > 教育番組だからきれいにとか、正しくとか、そういう一面的な考え方はありません。
子供は、大人から見て汚い(汚れる)事や危ないことが好きだ、
みたいなことを、たしかDVDのインタビューでギニョさんも言ってましたね。
今は事件に結びついてしまう恐れのあることはテレビではあまり放送されませんよね。
カリキュラで言えば、例えばエンピツを削るのにナイフを用いてますが、この描写も今だったらクレームが来たりするんじゃないかと思います。
まず危ないと言うこと、そして今はシャープペンを使ったりエンピツ削り機を使うためにわざわざナイフなんか使わないと。
確かに今の時代はそうなんだろうけど、ナイフを使い、失敗して痛さを知るということも必要なんじゃないかと思います。
なんか変な文章ですいません。
- 21 :
- 事なかれ主義・・・これが今のメディア全体の悪弊です。
道具だけでなく、放送禁止用語もそうです。
インターネットに放送禁止用語の一覧
http://page.freett.com/storyland/kikaku/kinshi/
がありますが、笑ってしまうものが多々あります。
きれいな言葉を使って表向きは差別せず、裏側で差別するほうが悪質です。
タケシが弟子たちを熱湯に飛び込ませたりする番組がありましたが、あれこそ差別です。
また、苦痛、性欲、食欲といった人間の根源的なものをむき出して番組にするのはルール違反です。
芸人は芸をし、俳優は演じ、それを良い番組に仕立てるのがディレクターの使命です。
ただし、こんな状況になったのは、視聴率のためなら下司なことでもやっていいというふうにテレビが変わった時点でわれわれが阻止できなかったことにも原因があります。
反省することしきりです。
- 22 :
- 宮島さん>>21
カリキュラマシーンがスタートする1年前にフジテレビで「ひらけ!ポンキッキ」という番組がスタート
しました。ポンキッキも従来の子供向け番組とは一線を画すような感じの内容でしたが、カリキュラを
制作される上でポンキッキ他、他局の子供向け番組を研究されたり意識されたりといった事はあったの
でしょうか?セサミストリートを意識したという事は、斎藤氏の本に書かれておりましたが。
- 23 :
- >当時はディレクターに権威があり、台本をきちんと覚えない
>出演者は追い返したものです。
今じゃディレクター側が作り込みを放棄して、「後は適当に
ノリでお願いします」だものなあ。
- 24 :
- >>21
スレ違いになってしまいますが、この業界に係わっている方にも直に聞いて欲しいので書きます。
2ちゃんねるでも一部で話題になった「トリビアの泉」のドッキリについてです。
エクアドルの競歩の世界記録保持者に対して、命の危険を感じた時も競歩で逃げるか?という実験(?)で刀を持ったサムライをけしかけるのです。
何も知らない競歩選手は必死で(当然ながら)走って逃げるのですが、テレビの画面は笑い声を被せて逃げる様子を流していました。
私は不愉快極まりありませんでしたが、そういう番組を作ったスタッフへの怒りより、個人のホームページやブログで本気で面白かった、大笑いしたと感想を書いている人たちが多く居たことの異常さに驚きました。
ヒステリックにテレビの悪影響を唱えるPTAや評論家には即座に同意は出来ませんが、何か背筋が寒くなるものを感じた次第です。
- 25 :
- まずは宮島さん失礼しました。以後は宮島さんで呼びかけます。
すみませんでした。
>アドリブはありましたが、あくまでも台本を踏まえてのものです。
台本の趣旨に外れなければOKだったということですね。
藤村俊二さんや常田富士男さんなんて上手く個性を出して演技されていたので
気にはなっていたのですが・・・
何時からタレント優先の番組作りが主体になってしまったのでしょうか。
やはり「ひょうきん族」からの流れなんですかね。
>>24
私も立派なアスリートを捕まえて、どっきりカメラ紛いの物を作ってどうするんだ
と引いてしまいましたよ。
その前にやっていた駅から5分を競歩選手は何分でたどり着くかのネタは素直に笑えたのに
あのドッキリで全て台無しにしていたと思うのです。
幾ら予算を有効に使いたいからといってあのスタッフの感覚にはついていけませんでした。
- 26 :
- ポンキッキその他の番組を研究したことはたぶんありません。
たぶん・・と言うのは、プロデューサーたちからこの部分について聞いたことがないからです。
わたしの推測では、意識したとは思いますが、研究はしてないと思います。
なぜなら、ゲバゲバの手法は希有だし、アウトローな教育番組を作ろうと考える人も他局に居ないからです。
そして、アウトローな内容をヒューマニズムとユーモアで包むという考え方もユニークでした。
研究に類することでは、子供にコマーシャルの素早く変化するテンポに対する受容性があることを調べたことはあります。
その結果が15分番組に平均32シーンという作り方に反映されているのです。
このことは、スイッチを入れると一方的に番組が流れ、質疑応答の無いテレビで教育が出来るはずがないから、反復で覚え込ませようと考えたことにも通じます。
- 27 :
- >宮島さん
確かにカリキュラのテンポというのは、テレビCMのテンポに近いものがありましたね。それと、当時
子供の立場でカリキュラマシーンに親しんでいた私の印象ですと、歌や踊りというのは一度か二度見た
だけですっかり覚えてしまう事が多く、たとえば「特別な書き表し方をする『お段』の長い音の歌」なんかも
リズムで覚えてしまうんですよね。だから、歌で教えるというのはかなり効果的だったのではないかと
思います。
ただ、ああいう歌の作詞は大変だったのでしょうね。しかもカリキュラマシーンの場合は歌の数も膨大でしたし
- 28 :
- 作詞は作家がやります。
ディレクターも「こんな歌つくろうよ」と言ったりしますが、創作=作家、演出=ディレクターが原則です。
数が多いのにはいくつか理由があります。
カリキュラムは何の変哲もない文章なので作家はすぐ歌にしちゃう。
場合によってはカリキュラムをそのままだから、作詞はむしろ楽なのです。
歌だと覚えやすい。
番組全体の構成には番組のテンポをアップし、雰囲気を明るくする/情緒的にする歌が不可欠。
音楽の部分は斎藤ギニョさんとわたしが担当していました。
斎藤さんは大学時代オーケストラでトロンボーンとコーラスをやり、シャボン玉ホリデーなど音楽番組を作りました。
わたしは大学でコーラスをやり、クラシック音楽と歌謡曲の番組を作りました。
あとのディレクターは音楽経験が少ないので宮川さんとの意志疎通のためもあって斎藤さんとわたしになったのです。
録音は毎月1回なので膨大な曲数になりますが、天才宮川さんだからこそこなせたのです。
台本を見落として作曲せずにスタジオへ来て、その場であっと言う間に作曲編曲しちゃうのには舌を巻きました。
一番大変だったのは宮川さんだったのかもしれません。
みなさんは気付いていると思いますが、いろいろなパターンの音楽があるのも宮川さんのおかげです。
つまり引き出しが多いのです。
有名な曲を引き合いに出して○○風の曲・・と注文すると、似て非なる曲が出てくる才能はすごいものです。
ああ、だんだん当時を思い出してきました。
- 29 :
- >>1
乙。
「3は嫌いだよ〜」の歌、知ってる?
- 30 :
- ビデオテープの方だけど、鉛筆の持ち方の○大ハムCMモドキハは凄い
音楽も凄いけど映像もナレーションも本当にそっくりだ。11PMのアレ以上にウケたw
鉛筆の持ち方もそうだけど、他にも足し算引き算の基礎的な思考方(5の塊で〜バラはバラ同士で〜という考え方)や
〜へ、〜は、などの助詞の表記規則などなどを覚えたのは
間違い無くこの番組のお陰だった
そういう点ではNHK3チャンネルでやってる幼児向け番組よりよっぽど教育的だった
けれど実際は「勉強のために観てる」なんて自覚は一切無くて
ただ、観ていて面白かったから観ていた。ここがミソなんでしょうな
- 31 :
- >>29
大好きだったよ>「3は嫌いだよ〜」の歌。
当時、キカイダーとかもあったので、ギターは人を殴る道具だと思っていた。
- 32 :
- >>28 宮島さん
>みなさんは気付いていると思いますが、いろいろなパターンの音楽があるのも宮川さんのおかげです。
>つまり引き出しが多いのです。
確かに、改めてカリキュラやゲバゲバのBGMを聞くと、ハーブ・アルパート風だったり
ヘンリー・マンシーニ風だったりというのもありますね。
でもBGMのセンスは天下一品だと思います。
そういえば、プロデューサーの井原高忠さんも元ミュージシャンですよね。
音楽が重要なポイントを占めているのもこの辺がポイントなのでしょうか?
- 33 :
- 音楽がわかってなければ番組は作れないという考え方があります。
それは演出のテンポ感や、BGMの使い方でディレクターがどこまで音楽を使いこなせるかということです。
井原さんはバンド出身ですが、だからといって音楽の種類や使い方を指示することはありませんでした。
あくまでもディレクターの判断が優先されたのです。
斎藤さんとわたしは、作家とディレクターが何気なく(M)と指示した台本から、そのシーンに最適な音楽を想定して宮川さんに伝えたのです。
BGMも作家やディレクターが書いたシーンにマッチするものを作ったので、闇雲に作ったわけでは有りません。
結果として、膨大な作品が残りました。
「3はきらい」はいいですよね。
あの一番上のパートはわたしが歌っています。
トリオとしてハモっているとは言えませんが、雰囲気は出ています。
番組も音楽も一番大事なのは見た目や音質でなく、それが何を伝えたいかです。
コンピュータでの編集技術が進歩したために、内容よりも見せ方が優先するようになりました。
とりあえず撮影して、編集で面白くするのは邪道です。
伝えたいものがはっきりあれば、撮り方は自ずから決まります。
編集は要りません。
脱線しますが、事件のインタビューのシーンで、涙を流す人のアップに寄るのは最低です。
あそこではカメラが引くべきです。
こんな考え方が今のテレビマンに受け入れられるかわかりませんが、わたしはそう思います。
- 34 :
- 宮島さん
>音楽がわかってなければ番組は作れないという考え方があります。
やはりそうでしたか。人間が心地よく笑ったり出来るタイミングなどは
特に音楽的テンポが重要になるようですね。
ドリフターズが世間に受け入れられたのも音楽的テンポを大切にしていたのが
あるようですし。
>脱線しますが、事件のインタビューのシーンで、涙を流す人のアップに寄るのは最低です。
>あそこではカメラが引くべきです。
本来、中立な立場でなければならない報道番組であれば当然の配慮でしょう。
アップの寄りを入れるというのはワイドショー的な演出がそのまま取り入れられて
しまっているのかもしれません。野次馬的演出ですよね。残念でなりません。
- 35 :
- 宮島さん
カリキュラマシーンの歌と言えば、私は特に斎藤ギニョさんの何とも言えない素朴な感じの
歌声が好きでしたが、番組内での歌の振り付けはその都度、プロの振付師の方が振り付けを
担当されていたのでしょうか?
オープニングの字幕には振付担当として小井戸秀宅氏という名が出ておりましたね。
それから先月DVD化されたNTV「コント55号なんでそうなるの?」のパッケージを見て、
同番組スタッフ陣には、ほぼ同じ時期に放送されていたカリキュラマシーンを担当されていた方
も随分含まれている事実を知り驚きました。
- 36 :
- 振付けはすべて小井戸さんです。
小井戸さんはシャボン玉ホリデーの振付けをしてた人です。
カリキュラマシーンは事前に振付けの稽古をする時間が無いので、収録するその場での振付けが殆どです。
DVDでダンスが揃ってないのはそのせいです。
わたしは「コント55号なんでそうなるの?」に関係していなかったので、放送の時期が同じだったことすら知りません。
ただし、プロデューサーならば両方に関わる可能性はありますが、ディレクターは物理的に不可能です。
ひょっとするとカリキュラの仕事のない時期だけやっていたのかもしれませんね。
- 37 :
- わたしが現われたことで話と文章が堅苦しくなったようで申し訳ありません。
前のスレッドのように、個別のシーンの思い出や、いろいろな感想を2ちゃんねるのざっくばらんな口調で
もっと聞かせてくださいませんか。
そうなればわたしもそれに関連した記憶を書きます。
番組の欠点や問題点でも結構です。
わたしは、ブログでは<俺>の、本来はくだけた野郎ですから、遠慮なく何でもどうぞ。
- 38 :
- 「ねじれて ねじれて きゃ きゅ きょ」
唄ではこれが印象に残っているなあ。
- 39 :
- あれにはいくつかのパターンがあったけど、覚えてますか?
スタジオでも女性軍がキャッキャッと騒ぎながら収録したんですよ。
男たちはニヤニヤしながらね。
- 40 :
- http://gazo05.chbox.jp/tv-movie/src/1132745672816.wmv
- 41 :
- ギニョさん<子供心にこの人は芸能人じゃないなと思っていた
- 42 :
- ギニョさんは<役者がカリキュラムをしゃべると嘘に聞こえるので、素人が必要>という理由で出演したのです。
- 43 :
- DVD見て、ギニョさんの歌う「えけせてねへめえれえ」の歌が気に入った。
カントリー調で、ちょっと声が裏返る部分がなんか好き。
あとシンガーズの人(でいいんだよね?)が傘を手に歌うやつ。
DVDとその前に出てたビデオとでバージョンが違うのね。
ビデオの方では傘を閉じたときに、ロンゲの人の髪の毛が風でなびくのが印象的。
いかにもその時代っぽい髪型だなと思った。
- 44 :
- あのシーンのどこがカリキュラム? っていうシーンがあるでしょう?
あれは通常<エバグリーン>(常緑)と呼ばれる、番組の中身と関係ないシーンです。
番組が内容だけになると息苦しいのを、見るだけで、聴くだけでゆったりした気分になれるエバグリーンで防ぐためのもので、欧米では当り前のものです。
日本のテレビではあまり見かけませんが、きっとそういう発想がないのでしょう。
視聴者だけでなく、作家もエバグリーンを書くのは唯一気の休まることです。
カリキュラムをエバグリーン調に仕立てるのも有効な手法でした。
- 45 :
- エバグリーンは文字通り常に色が変わらないので、使い回し素材という意味もあります。
番組の長さの調整にも便利です。
前のスレッドのアーカイブをギニョさんたちに見せたいなと思ってるうちに見られなくなりました。
どなたかがくださいませんか?
わたしは2ちゃんねるに慣れてないので・・。
- 46 :
- 宮島さんへ
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader1/index.php
↑ここの
upload10000048903.zip
upload10000048905.zip
に過去スレの985までを置きました。
DLパスワードkarikyura
前者は.dat/ワードパッド形式なので、読みにくいかも知れません。
後者はギコナビ(=2ちゃんねる閲覧専用フリーソフト)のログファイルです。こちらなら読みやすいと思います。
ttp://gikonavi.sourceforge.jp/
↑ここでギコナビを入手して起動してください。
Logというフォルダの中にupload10000048905.zipを解凍した2chというフォルダを置けば読めると思います
- 47 :
- 言い忘れましたが、
>ギニョさんたちに見せたい
宮島さん同様に良い反応が返って来たら嬉しいですね。
よろしくお伝えください。
DVD箱の特典映像で、髪の色は変わったけど温和そうな笑顔と声は変わらず
元気そうな姿を見て嬉しくなったものです。
- 48 :
- ありがとうございます。
わたしはMacなので、あまり使わないWindowsでトライしてみます。
- 49 :
- 私がカリキュラマシーンで好きだったのは、物体のサイズなどの対比を
無視した合成ですね。
岡崎友紀さんが、回転するレコード盤上をジョギングしたり、そばを食べていると
そばつゆの中からそばを伝って上ってくる登山者とか。
あと、ビデオに入っていましたが、「ゆきだおれ」なんて言葉、普通の子供の会話には
出てこないシチュレーションが入っていて、本当に何でもありの世界ですよね。
カリキュラマシーンって。
- 50 :
- 合成の手法は古くから映画で使われていて、作家たちもそれからヒントを得て、しばしば台本に使いました。
今の子供なら不思議じゃないでしょうが、当時は目新しかったのですね。
去年の暮にわたしがジョッキーをやっているエフエムの番組に、カリキュラマシーンファンの女性をゲストに招きました。
わたしは「5のかたまり」のシーンの音を用意しました。
話がカリキュラマシーンの野放図さになったとき彼女が叫んだのは「5は家出もしないし、オカマにもならない!」でした。
でも彼女が子供の頃見ていてその野放図さは気付かなかったそうです。
「ゆきだおれ」もそうですが、あんな番組は前にも後にもないことだけは確かです。
- 51 :
- 宮島さんはマカーだったのか。
45を見たあと、前スレのログをhtmlに変換したが、
どうしようかと思ってるところに46氏の書き込みがあったから、不要かなと思っていたが。
>ギニョさんたちに見せたい
ついでに、このスレの住人たちはDVD第2弾を待ってるとお伝え下さい。
パイロット版も見てみたいです。(映像特典としてでも)
- 52 :
- Windowsでちょっと手こずりましたが見られました。
みなさん、ご協力をありがとうございます。
ギニョさんたちに伝えたいのは、悪名高い2チャンネルにファンが大勢いて、暖かいということです。
わたしは20年ほど前に日本テレビを辞めたのですが、今でも時々ギニョさんとリコーダーのアンサンブルをします。
しばらく途絶えていたので、さっそく予定を立てて会い、その時にスレッドを見せようと思います。
パイロット版があるか訊いてみましょう。
さて、最初に、どなたでもいいからメールをくださいとお願いしたら、数人のかたからメールが来ました。
その方々と新しい番組づくりのプロダクションを作り始めました。
興味のあるかたは直接メールをください。
- 53 :
- 宮島さん
3はきらいだよ〜♪ に出てくるもう一人はDVDだと渡辺篤史さんですね。
「コント55号なんでそうなるの?」は確かにギニョさんもディレクターとして
名前が並んでいます。(ギニョさんの著書にもその話が出てきます)
カリキュラをやっているときは別のディレクターさんが演出をしていたという事ですかね?
- 54 :
- >宮島さん
ゲバゲバスレで見かけましたが、カリキュラの前身ともいえるゲバゲバ90分のテープは
数本しか残ってないと聞きました。そのテイストを受け継いだカリキュラが
DVDになるくらいVTRが現存していたのは嬉しい事ですね。
共通してるのはコントのネタ自体はキツいのが多いのに非常にドライな作り。
でもそれゆえに後味が悪くない。
あと役者が出るコント番組では近年だとフジTV「ココリコミラクルタイプ」という番組があります。
方向性や作りはカリキュラと全く違えど、役者がコントを本気でやるとここまでやるかと時折
圧倒される部分はどこか共通するものを感じます。カリキュラのコントも役者さんが多いですし。
>>51
欲をいえばゲバゲバもDVD化を・・・でもこちらは宮島さんが関わってないのでスレ違いか。
- 55 :
- >3はきらいだよ〜♪ に出てくるもう一人はDVDだと渡辺篤史さんですね。
そうでしたね。思い出しました。
コント55号とカリキュラとの関係は知りませんのでギニョさんに訊きます。
ゲバゲバはテープがよれよれでほとんど残っていないとディレクターのひとりから聞きました。
あまりひどくならないうちにNHKのアーカイブに入れたそうですが、その中で最良という触れ込みでわたしが貰ったコピーは画がボケボケでした。
カリキュラは大部分が残っているらしく、量的には続編が作れると思います。
いっそのことみんなでVAPにメールを送ってみたらどうでしょうか。わたしも重松君に可能性を訊いてみます。
フジの番組は見ていませんが、もしかすると喰始さんが台本を書いていたのかもしれませんね。
- 56 :
- http://vap.synetics.jp/
VAP@WEBに関する問い合わせ窓口とのことで、
商品化希望の窓口ではないかもしれませんが。
ところで、ロボットはどうして「かの字」って名前なんでしょうね。
タイ語では、kの子音を「コー・カイ(ニワトリのk)」といい、子音の表のトップに来ることから、
日本の「あいうえお」「いろは」といった文字の入門を示す単語を「コー・カイ」と呼ぶのだそうで、
どうも、それとかぶっているように感じてしまうのですが。
文字の順番が「k」から始まるのはサン・スクリットほかのアジアの言語と共通のようです。
そう言えば、日本語も「あかさたな」で最初の子音はkですね。
でも、子どもの頃の自分はそんなことと関係なしに、
あのロボットの名前が「カリキュラマシーン」なんだと思い込んでいましたが。
- 57 :
- 宮島さん
>ゲバゲバはテープがよれよれでほとんど残っていないとディレクターのひとりから聞きました。
>あまりひどくならないうちにNHKのアーカイブに入れたそうですが、その中で最良という触れ込みでわたしが貰ったコピーは画がボケボケでした。
日本のTV史上に残る傑作番組もVTRの保管が悪かったという事でしょうか。
私も是非見たい番組なんですが・・・。
放送ライブラリーで視聴出来る「ゲバゲバ60分」はまだ状態が良いテープって
ことなんでしょうね。
でも、何故日本テレビではなくNHKのアーカイブ室なのでしょうか?なんか台本も
NHKにあると聞いたのですが、日テレではアーカイブ出来なかったのでしょうか?
- 58 :
- >ところで、ロボットはどうして「かの字」って名前なんでしょうね。
うーん、ただの思い付きだと思います。
子供番組の名前にはパピプペポがいいとか、赤ん坊が最初に発する言葉はママだからマミムメモがいいとか言いますが、かの字については作家が現代的な番組の逆手を取って古風な言い方を持ち込んだという印象があります。
>日本のTV史上に残る傑作番組もVTRの保管が悪かったという事でしょうか。
当時の2インチテープは高価で最低8回こする(録画に使う)というぐらい使い回しをしました。
法律で再放送が1回まで認められているので、再放送したら上書きするというのが実情でした。
これが古い番組が残ってない最大の理由です。
さらにテープの画質は1年で3%減衰する(と聞きました)ので、仮にテープが残っていてもどんどんダメになるのです。
そして民放だけでなく日本全体でのアーカイブへの意識の低さもあります。
NHKが比較的アーカイブを多くもってるのは何と言っても資金が豊富だからだと思います。
尤も、保存したくても場所が無かったのですが。
- 59 :
- 幼い頃、コルゲンコーワのカエルの口が「ひ」の字に似ていたので、「ケロヨンの口は゛ひ゛」と覚えました。
それからラーメンに入っていたナルトは「゛の゛の字」って覚えました。
雨が降った日、窓にできる結露に「雨」の字を書いて、「これが゛あめ゛」と教えられたので、初めて覚えた漢字は自分の名前と同時に「雨」だったかと思います。
高卒と中卒の両親に育てられました。
今ではDQN家族ですね。
- 60 :
- 宮島さん
>さらにテープの画質は1年で3%減衰する(と聞きました)ので、仮にテープが残っていてもどんどんダメになるのです。
現在、TVやDVDで拝見出来る過去映像などは最新のメディアにダビングされていますよね。
仮に2インチテープが残っていても再生出来る環境が日本国内ではほとんど無いのでは?
ところで、話をカリキュラに戻しますが、そもそも数を数えるときにすべてタイルの数で代用したのは
何か理由があるのでしょうか?あれは幼い頃見ていたときに不思議に思っていました。
しかも数字の5のときに「5のかたまり」と区切ってみたり、「10の束」と言ってみたり。
おかげで、数を数えるときにだいこんに刺してみたりなど変な演出もやってますよね。
- 61 :
- >仮に2インチテープが残っていても再生出来る環境が日本国内ではほとんど無いのでは?
おっしゃるとおり2インチの再生機はテレビ局ぐらいにしかないでしょうね。
わたしは自分の番組をU-maticという特殊なテープで300本ほど持っていたのを、去年の暮から今年の前半にかけて自分用にDVDにコピーしたあと、日本テレビに頼まれて提供したのですが、こっちは機械があるとのことでした。
>そもそも数を数えるときにすべてタイルの数で代用したのは
タイルを使うのは<水道方式>と呼ばれる教え方です。タイルを使うから水道なのだと勝手に由来を解釈していますが、真相は知りません。
水道方式はカリキュラマシーンのカリキュラムを提供した、明星学園(当時)の無着成恭さんたちが考案したもので、物の数をタイルに置き換え、物の属性を離れた数(量)として理解させるためのものです。
「5のかたまり」と「10のたば」は、繰り上がりの概念を教えるためのものです。
文字の教え方も明星学園の方式ですが、教育界では異端視されているのに全国の教師達が使い始めていた時期にカリキュラマシーンが採用したのです。
アウトローな教育番組を作るプロデューサーと、異端の教育者が手を繋いだこともカリキュラマシーンの特異性と斬新さを物語っています。
- 62 :
- そのNHKでさえ新幹線開通初走行をフル記録したビデオテープ
を使い回しで粗方潰しちゃったわけだしなあ。フジテレビなんかは
男はつらいよ→初回と最終回を残してジャンク
銭形平次→権利が東映に映ったので888回分完璧に保管されてる
「そんなものをとっておいて何になるの」。話を聞くと当時の民放は
どこもその程度の意識だったみたい。
- 63 :
- アメリカでは「マスターテープ」という形で、昔の映像を大切に保存。
昔の映像を放映する場合には、マスターテープからコピーした「コピー品」を使う。
と、そんな話をだいぶ前に聞いたことがあります。
日本では、その方式を何故やらなかったのか?やれなかったのか?と。
どちらにしても、惜しまれますよね・・・。
- 64 :
- まったくもったいない話ですが、当時はわたしも深刻には受け止めていませんでした。
唯一これは残そうと思ったのは、わたしの番組で作家の三島由紀夫が軍艦マーチをオーケストラで指揮したテープです。
出演してからそう時間が経たずに事件が起きたので間に合ったのですが。
- 65 :
- 宮島さん
>わたしの番組で作家の三島由紀夫が軍艦マーチをオーケストラで指揮したテープです。
これは貴重な映像ですね。でも残念ながらなかなか観れる機会が無いのが残念です。
>法律で再放送が1回まで認められているので、再放送したら上書きするというのが実情でした。
具体的にはこの法律はどのようなものなのでしょうか?まだ現在もこの法律は存在するのでしょうか。
- 66 :
- >これは貴重な映像ですね。でも残念ながらなかなか観れる機会が無いのが残念です。
あのテープはまだ日本テレビに保存されていると思います。
本番で三島由紀夫が世間のマッチョなイメージと違って女性的だったの驚きました。
マッチョなイメージも作家の創作だったのでしょう。
>具体的にはこの法律はどのようなものなのでしょうか?まだ現在もこの法律は存在するのでしょうか。
法律名は知りませんが、たぶん今も存在すると思います。
ライブドアと楽天がやりたがっている番組の二次利用が難しいのはこの法律のためです。
つまり出演者とスタッフ全員の承諾を得なければならないからで、たとえば再放送が新しい仕事を減らすという理由で拒否する人がいれば使えません。
ただし、わたしは今のテレビにライブドアと楽天が言うほどにネットで流す価値のある番組があるとは思いません。
みなさんはどう思いますか?
- 67 :
- 宮島さん
私も、今のテレビにネットで流す価値のあるような番組はないと思います。そして、
カリキュラマシーンのように、終了してから30年近く経過してもこうして皆に
愛され続けるような番組もなさそうですね。
- 68 :
- >ネットで流す価値のある番組
よく判らないのですが、ネットには価値のある番組しか流せないのでしょうか?
電波が届きにくい地域でも視聴できるように…という用途なら、ネットで流すのもアリだと思うのですが。。。
ネットで流す価値の無い番組でも、地上波の放送でならば流す価値がある、という事でしょうか?
(なにか、煽りと取れなくもない文章になってしまって申し訳無いですが、煽りではなく純粋に疑問なのです)
- 69 :
- 電波が届きにくい地域でも視聴できるように…という用途なら当然ありますが、価値の無い番組はどこにせよ流す意味がないと思います。
人により価値が違うのですから、わたしが正しいわけではありませんが、わたしはそう思います。
わたしは公共の電波はそれなりの使命感をもって番組を作るべきだと考えます。
- 70 :
- 好きこそ物の上手なれ・・・カリキュラマシーンファンのみなさん、わたしといっしょに番組を作りませんか?
え、経験が無い?
誰だって最初は経験がありません。
わたしもテレビに入るまで未経験、でも失敗を重ねるうちに、間もなく番組を作れるようになりました。
何事も体験しなければわからないのです。
わたしが局に入ったとき、トップを走っていたプロデューサーもディレクターも30歳以下でした。
作家も、出演者も、スタッフも、みんな若かった。
そしてテレビ番組作りの手本すら無かった。
だから、みんな自分の趣味で、手探りで番組を作ったのです。
作家の個性とディレクターの個性が番組に出たわけですね。
カリキュラマシーンはその延長で、だから面白いのです。
みなさんも、趣味を生かして、未知のチャレンジをしてみませんか?
- 71 :
- そこまでは…ちょっとかな
すいません
- 72 :
- 面白い話ですけど、その時間と体力と金が捻出できるかどうか・・・
- 73 :
- 今やっている仕事は続けたまま、自分ができる範囲で、ネットを使って参加するプロダクションです。
制作拠点はわたしの地元(埼玉県入間市)で、来られる人は来るというシステムです。
知恵と時間は使わせていただきますが、体力(労働)と金(資金)は要りません。
手弁当からのガレージベンチャーです。
すでに9人のメンバーがプロジェクトルーム(メーリングリスト)で相談を始めています。
手を上げたからといって何も拘束しませんし、出入り自由なので、とりあえず直接メールをくださいませんか。
- 74 :
- まあ、2ちゃんねらーは、警戒心強いので
あまりしつこく宣伝はしない方がいいですよ>宮島さん。
(他では過去に、こうした呼びかけによるトラブルが多発しましたので)
人集めなら、mixiという、今人を集めているソーシャルネット
の方がいいかもしれませんけどね。
(それでも、内容によっては叩かれていますし)
本当に興味のある人は、向こうからメールするでしょうし。
- 75 :
- ご忠告ありがとうございます。
2ちゃんねるの使い方を知らないのと、思い付いたら動く性格のせいです。
気を付けます。
- 76 :
- でも懐かしテレビ板の住人は、比較的良識な人は多いと思いますよ。
悪名高き2ちゃんの中では、ですけど。
- 77 :
- わたしもそう思いますが、やはりマナーは守らないといけませんよね。
話をしていてもみなさん礼儀正しくて、温かい。
嬉しさのあまりの勇み足をお許しください。
- 78 :
- 歳は取りたくないですね。
白状すると、DVDボックスには24回分の番組が入ってますが、どれが自分の演出したものかまるで思い出せないでいました。
あるファンに訊ねられて絶句して、VAPにいる重松修君(カリキュラマシーンのディレクター)に問い合わせました。
ようやくわかったのはVol1-1「えんぴつ峠」、Vol1-8「ねじれソング」、Vol3-5「長い音の手紙」の3本がわたしの回だということです。
怒濤のように押し寄せる仕事を無我夢中でこなしていたせいか、歳で頭がぼけたのか、どっちにせよ覚えてないのは恥ずかしいことです。
あーあ、の進境です。
なお、担当者によれば売れ行きは悪くなかったとのことですが、当面での続編発売の可能性は低いと言っています。
- 79 :
- うーん
難しいものですねえ>売り上げ+続編
これがマニア向けコンテンツビジネスの
大変さというものなのでしょうか
- 80 :
- きのう友人の通夜で、TBSに勤めている後輩(来年定年)に会い、最近のテレビ業界のあれこれを話しました。
彼と意見が一致したのは、今のテレビ局は番組を作らないから、ライブドアや楽天が欲しがるコンテンツは無いということです。
TBSは報道を別会社化、NTVは美術と技術を別会社化して、文字通りの放送(だけする)局になりつつあります。
コンテンツの著作権を持てなくなれば、もぬけの殻です。
今朝の新聞に、きのう開かれたTBSの社員集会で社長が「視聴率が高いのは水戸黄門だけ。昔の社員が作った良い番組を食いつぶしている」という趣旨の発言を、涙ながらにしたとあります。
まったく同感です。
買収されたくなければ、それを正直に楽天に言えばいいだけの話です。
局員がスタジオを這いずり回って番組を作ってこそ放送局なのです。
楽天が欲しいのが売上げなら話は別ですが。
- 81 :
- 昔テレビ局で部門別の別会社化が一気に進行した一番の理由は
社員間の連携を崩して組合潰しが目的。だから
>昔の社員が作った良い番組を食いつぶしている
お前が言うなという気もする。
>局員がスタジオを這いずり回って番組を作ってこそ放送局なのです。
物づくりへのこだわりを捨てた制作者はただの代理店。だったら
その道のプロの楽天やライブドアにいいようにやられるわけだわな。
- 82 :
- そういえば、90年代から
制作会社が番組造りのメインになったような
そんな気がしますね
(今も)オタクのボクなんかは当時、斜に構えて
あの制作会社は〜とか
今思うと、死にたくなるような痛いことをほざいていました…
ま、本作りの世界もそんな感じになってますけどね
- 83 :
- >>81
宮島さんにおもいっきり失礼かましてますね。
- 84 :
- お気遣い感謝します。
でも、失礼なことはありませんよ。
わたしもTBSの社長がいまさらあんな白々しい発言するのが許せないし、古巣のNTVが視聴率を買収したのは情けなくて堪りません。
MTVの調査委員会の主要メンバーに「あれは会長と社長が辞任すべき問題だぞ」と言ったら、「わたしもそう思うんですよ」と答えました。
でも、会社の中では言えないんですよね。
放送局が駄目になるのは志がある人間が発言できず、発言すると干されるからです。
建築強度偽装問題もそうですが、最近目に余ると思いませんか。
物づくりへのこだわりがあるのは下町の中小企業のおやじさんだけになりましたね。
スタジオを這いずっていた元テレビ屋の嘆きです。
- 85 :
- >>84
初めてこのスレに書き込みます。
宮島さんの気持ちよくわかります。
現在私も放送関係の企業におりますが、本当に末期症状になった感があります。こだわりと正義感・使命感をもった人たちが活き辛い世の中ほど悲しい世の中はないんですよ。
- 86 :
- 私は宮島さんや85氏と違い、放送業界とは無縁の 一介の視聴者ですが
素人目には、CM前の「(ナレーション)この後、驚きの結末にスタジオ騒然!!!!!!!!! &出演者達の驚き顔ドUP」
・・・・というパターンに飽き飽きです。
あとCM終了番組再開で、CM直前までの映像をいちいちイチイチ再放送というのも。
酷い時には、CM直後の「再放送」が5分ほども続き、
そしてようやく新しい映像が出たと思ったら1分足らずでもう次のCM、というのも有りました。
一度録画して再放送部分を飛ばして観たら2半分少々の時間で観終わった事もあります。つまり2倍近い時間ををわざわざ費やして放送しているわけですね
TVリモコンの普及でチャンネルを頻繁に替えつつ観る人が増えたから、仕方ないのかも知れませんが...
- 87 :
- (86の続き)以上の点をみて、私も(素人なりに)「ああ、もう末期だなあ」と感じます。
※すみません↑この一文を書きそびれてしまったので追加しました
- 88 :
- 今のテレビは、なぜつまらないか4
http://bubble4.2ch.net/test/read.cgi/natsutv/1128084975/
- 89 :
- >>86
もっとひどいのは字幕もジングルもなしに「いきなりCM!」と思うのは漏れだけですか?
- 90 :
- テロップが過剰になったのも問題でしょう。
文字放送の様にオン・オフ出来ればって、常に思います。
- 91 :
- わたしもみなさんと同じように感じています。
むごい事件が続いていますが、わたしはニュースやワイドショーを見て不愉快でたまりません。
感情むき出しのおどろおどろしいナレーションと、怪奇映画のごとき効果音はまったく不要です。
ナレーションの「驚愕すべき事実が・・」でCMに切り替え、CMの前後で同じシーンを繰り返すのもだめです。
あれを演出というなら、ディレクターと、これを見過ごす上司は即刻辞めてほしい。
スタジオに芸能人が並んで、憶測と思い込みで意見を言うのも間違いです。
「・・がですね」を連発するレポーターやキャスターは、わたしがディレクターならクビです。
テロップは聴覚障害者のためもあると思いますが、悲惨な事件は事実のみを冷静に伝えればいいと思いませんか。
その上、どこの局も似たり寄ったりというのも気に入りません。
他局と違う作り方をする局やディレクターが居ないのも不思議です。
人と同じことをするのなら、しないほうがマシというのが昔気質の人間の感覚です。
- 92 :
- 宮島さん
近頃、ニュースとワイドショーの境界がはっきりしなくなっていると思いませんか?特に夕方のニュース番組なんて
政治や事件をあまりにも茶化し過ぎていて行儀が悪すぎます。昔のニュース番組は無駄な演出がなかっただけに
雰囲気が淡々としており、私はあれで良かったと思うのですがね。民放のニュース番組はどうしてこんな風に
なってしまったのでしょうか。
- 93 :
- ニュースとワイドショーの境界がはっきりしなくなったのは、テレビが、ニュースもエンターテイメントだと言い始めたあたりからです。
きっかけは久米宏の「ニュース・スクランブル」(NTV)でしょうか。
かつての報道部員は電話に出るや「報道!」と叫ぶような、やたらと気位の高いのが多かったのに、芸能に引き摺られたのが現在の姿です。
久米の「ニュース・ステーション」はオフィス・トゥ・ワンへの外注番組で、主導権はオフィス・トゥ・ワンが握っているように見えました。
ニュースは素材とキャスター(アナウンサー)が一人居ればできます。
海外のニュースはほとんどが一人ですが、なぜか日本は漫才風の男女二人です。
わたしは画面の中で、連中どうしで話をすると「こっちを向いてしゃべれ!」と怒鳴りたくなります。
そして、朝から晩までハイテンションでワーワー騒ぐのが今のテレビです。
騒ぐ=明るさ、という大きな勘違いがありますね、今のテレビには。
- 94 :
- 世代的な違いもあるのかもしれませんが、
個人的には「ニュースを判りやすく」っていう流れ自体は嫌いじゃありません。
NHK「週間こどもニュース」なんかよく工夫されていると思いますし、
模型やフリップの多用も昔はあまりなかったのではないかと思うのです。
子ども心に「ウィークエンダー」なんて番組にも興味津々でしたが、
あれはニュースとは違うと言うことはハッキリ判っていました。
個人的に気になる、というより、気に食わないのは、
テレビがタレントを中心とした「おともだち関係」で成り立っているのか、
というあたりです。
現場の雰囲気がいいと番組にも反映されると思いますし、
それはどんな職場の人間関係にも言えるのかもしれませんが、
問題を起こした人間がやすやすと画面に戻ってきたり、
芸のない人間がいつまでも偉そうにしていたりするのを見ると、がっかりします。
とまあ、愚痴の様な話でスミマセン。
ところで、カリキュラマシーンの現場ってどうだったのでしょう。
もちろん「ナアナア」ではなかったでしょうし、
忙しすぎて「おともだち関係」どころではなかったのかもしれませんが。
- 95 :
- 私も素人ですが宮島さんのプロ側から見た意見に賛成頷きます。
被害者のインタビューで段々アップ。
涙が流れたらさらにアップで
カメラマンやスタッフには人間の感情があるのだろうか?とまで思ってしまいます。
海外のテレビが好きで海外衛星にまで手を出したことがありますが
ここまで被害者感情を逆撫でする撮り方は悲しいかな日本だけでした。
ニュースキャスターが男女二人一緒出るのもありましたが
例えばベネズエラの民間TELEVENでは
女性は政治、男性はスポーツと役割分担がしっかりして
日本のようなかけ合いは全くしませんでした。
さらに欧米、南米に言えるのですが
女性キャスターは年季の入った知性が感じられる方ばかりでした。
日本はただ若い可愛いだけでニュースキャスターを選んでるとしか思えません。
70年代のニュースは事実だけ伝える形式だったのですが・・。
- 96 :
- ここで流れをぶった切って(笑)、
宮島さんの「エバーグリーン」の説明は本当に膝を打つと言うか目から鱗と言うか、
本当に30年来の『?』がいっぺんに氷解する思いでした。
たとえばDVD#3「4の時代劇」の1シーン、
4という数字がヒュウウウ〜ンと飛んでドカーンと爆発するアニメとか。
ああいうのは幼心に『??なにこれ?どういう意味?』と不思議でなりませんでした
そういう意味・役割があったと判り、30年来、くしゃみが出そうで出ない時のようなモヤモヤした気分がようやくスッキリしました
有難う御座居ます。
エバーグリーン(常緑)ネーミングも洒落ていると思います。
そういえば同じという頃、ポンキッキでもビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」に合わせて卵と目玉焼きが1ツ置きに並んでゆく映像がありましたが
あれも同じようなものなのでしょうかね…
- 97 :
- >>91 宮島さん
>その上、どこの局も似たり寄ったりというのも気に入りません。
他局と違う作り方をする局やディレクターが居ないのも不思議です。
実質、いろいろな局の番組制作を請け負っている下請け会社が実製作をしていたり
ディレクターが出向しているので似たり寄ったりしているのは当たり前かもしれません。
これでは、局ごとの個性は出にくいのではないでしょうか?
- 98 :
- 昔ウイークエンダーという番組があったな。
あれもろくに取材もしないで、レポーターと称するタレントが、面白おかしくセンセーショナルに事件を取り上げていた。
大晦日に復活するらしいが、ひどい内容になりそうだ。
- 99 :
- 94&95さん
「ニュースを判りやすく」は正しい方向ですが、事実を積み重ね、判りやすく解説するのでなければ意味がありませんよね。
子供や障害がある人に理解できる伝え方を工夫するのは是非やってほしいと思います。
「ウィークエンダー」はニュースじゃなかったのに、視聴率を取ったので、事件の伝え方に大きな影響を与えました。
とくに被害者には打撃だったと思います。
涙にカメラが寄るのは本当にいやなことで、カメラマンとディレクターの人間性を疑わざるを得ません。
テレビ局の経営者が「わが局はそういうことをしない」と言えばいいだけのことなのにできない。
たぶん経営者は儲けることにしか興味が無いのです。
「おともだち関係」は指摘の通りです。
仲間に入れば仕事が来るのは日本社会の悪弊で、芸の有る無しは関係ありません。
もっとも、芸を要求する番組が無い以上、仲間に入るしか生きる道はないことに同情の余地はありますけどね。
若くて可愛い女性がもてはやされるのは世の常ですが、わたしはむしろ飾り物扱いされる彼女達に同情しています。
カリキュラマシーンのスタジオは和気あいあい、みんな仲良しでした。
わたしも控室で役者さんとビールを飲んだりしました。
しかし、酔ってNGを出したり、羽目を外す人は皆無でした。
大人で、プロであることが当然だったのです。
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