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2012年6月宝塚・四季602: プロジェクトX風に宝塚を語るスレ (426)
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プロジェクトX風に宝塚を語るスレ
- 1 :06/05/20 〜 最終レス :11/09/12
- そのとき、
- 2 :
- 若手演出家だった植田は会長室に呼ばれ、
重大な決定を告げられた。
- 3 :
- 3ゲトwww
- 4 :
- 植田のその後の人生を変えるきっかけとなった一言
それは…
- 5 :
- もう温泉の余興の時代ではない。
私は君に、宝塚をブロードウェイでロングランを続るような
劇団に育てて欲しい。
会長は、重大な決意をもって告げた。
- 6 :
- 続けるような、だ。
その重い決意のため、会長も噛んでしまった。
- 7 :
- そのためには・・・
- 8 :
- ホ○になるしかないと思った。
- 9 :
- そうだ、この女の園でジェンヌに手を出さずに真面目にやっていくには
嗜好を変えホ○になるしかない。
この業界で成功するには。
- 10 :
- 植田のその一言に、周りの男たちは凍りついた。
- 11 :
- (いったんここでしーえむで〜すっ)
- 12 :
- >11
なんでNHKでCMがあるねんw
(CMあけ5秒前、…、2、1)
- 13 :
- ダメだ。
どんなに考えても創作意欲より恐ろしさが残る。
その時、男は閃いた。
「植田が大ヒット作を作れば、違う世界が見えるかも知れない。」
男達の戦いが始まった…
- 14 :
- テーマ曲「地上の星」
唄:未来優希
- 15 :
- あげ
- 16 :
- トップが退団発表。
納得のいかない組替えが始まる。
- 17 :
- 新作に轟の降臨が告げられた。
動揺が走った。
- 18 :
- 組子は思った。「耐えるしかない」
- 19 :
- ファンは思った。
「お金を払ってまで耐えなければならないのはなぜだ?」
疑問は大きくなるばかりだった。
- 20 :
- 駄目だ、チケットが売れない。
劇団は、FC幹部会に詰め寄った。
- 21 :
- 飢えだはひらめいた。
「そうだ!各組二番手を投入して役替わりというのはどうだ!」
- 22 :
- おりしも歌劇団が90周年を迎えようというときであった
- 23 :
- しかし、多くの2番手クラスの有望株は、
既に宝塚を去っていた。
それは・・・
- 24 :
- トップ候補が多すぎる。
絞り込まなくては。
飢えだの心に、迷いは無かった。
- 25 :
- こうして新専科制度が始まった...。
- 26 :
- 新専科制度・・・
それはファンを巻き込んでの荒海への航海の始まりにも見えた。
事実、後の世の人々はこれを「暴挙」と呼んだ。
なぜなら・・・
- 27 :
- 飢えだは言った。
「客の呼べない子はいらない」。
こうして、暗黒の『ハローグッバイ時代』が展開されたのだった。
- 28 :
- そのハローグッバイに、乗らざるを得ないトップがいた。
チャーリーだ・・
トップ退団公演にも係わらず、その退団トップが不在の舞台を
毎日観る事となり、東宝のチャリーファン達は毎日を泣いて過ごした。
当時の花トップファン達は、決して忘れない。
新専科などという暴挙を敢行し、退団者ファン達が泣いて過ごした日々を。。
退団者ファン達は、飢えだ爺を呪った。。
- 29 :
- そんな中、猛然と反抗する生徒がいた。
当時、雪組トップだったEだ。
Eは退団会見の中ではっきりと語った。
「劇団からやめてくれと言われました。」
会場の空気が凍った。
- 30 :
- その発言は正しかったのかもしれない
あるいは誤りだったのかもしれない
確かなのは「まさかそんな・・・」と感じる人よりも
「やっぱり・・・」と感じる人の方が多かったことだけだ
この時期、昔からのファンの実に半数がヅカから離れていった
- 31 :
- しかし、そのような状況になってもなお、飢えだ爺は強気だった・・・
- 32 :
- 人事だけではなく、演出でも第一線にでていた飢えだは、
朝海ひかるのお披露目公演「春麗の淡き光に」にて、「少しも早く」という迷台詞をうむことになる。
- 33 :
- 新専科、ハローグッバイ、コム抜擢、二番手シャッフル、
飢えだ爺の挑戦は続いた。
しかし、結果が出せない日々。
焦りと絶望が、彼の妄想力を曇らせた。
何かが足りない。何かが・・・
そのとき
- 34 :
- またもや、ベルばらで大成功した。
- 35 :
- 「男役にエリザベートを!」
イケコの発案に飢えだは食い付いた。
かつては、スカーレットを男役にやらせたこともある飢えだである。
その話題性は身を持って知っていた。
- 36 :
- (いったんここでしーえむで〜すっ)
(閑話休題
最初はスレが伸び悩み、自分でもかきこして
きたけど、最近少しずつ伸びてきて売れしいYO。
考えるより先に、手が動いた。)
- 37 :
- が、そこで飢えだにとって思いもよらない展開が待っていた。
理事長交代。
(ギーッというドアの音とともに、男のシルエットが画面に浮かぶ)
- 38 :
- と思ったが、それはロングスカートをはいた長髪の女だった。
>>35
「スカーレットを男役にぃ?
スカーレットは、いつだって男役だったんだよ!
がっかりだよ!!」
桜川やっくんが乱入してた。
- 39 :
- >>38
つ【お花様】
- 40 :
- やっくんワロスw
つか、このスレ面白い
- 41 :
- >>39
わけわかんないこと、言ってんじゃないよ!
>>40
そこの、おかちまん・・、じゃなくておかちめんこ。
そういう時は、
人はこのスレに、笑いを見いだした・・
だろうが!@やっくん
- 42 :
- >38
てか桜塚やっくんだし
- 43 :
- やっくん嫌いじゃないがスレ違いなので・・・(´・ω・`)
>>37から。
男の名は小林ハム一。
阪急、そして宝塚を産み出した小林一三の子孫にして、元理事長・小林ハム平の息子である。
- 44 :
- ハム一は就任の際に公言した。
「組カラーを大事にし、頻繁な組替えは行わない。」
しかし、その言葉はミズの組替えと、タカコ退団後の人事発表で、
公然と裏切られる事となる。
雪、宙のファン達は、騒然となった。
- 45 :
- 宙組ファンによる、かしげ叩きが始まった。
- 46 :
- 不安からくる、
己のファンの威嚇に、かしげは心を痛めるしかなかった。
- 47 :
- タカハナ、ワタル、コム。
宙組創設時の主要メンバーの退団を控え、
一時代の終わりを告げようとしていた。
- 48 :
- しかしまだこの時、行く手にさらなる難関が待ちうけていることを
誰も知らなかった。
花と並び集客を誇っていた宙が、凋落の時を迎えようとしていた。
- 49 :
- 実は、花は宙に並んだことなどなかった。
- 50 :
- (49はスルーで)
そのとき、またしても飢え田はひらめいた。
ヅカファンはこれから起こる飢え爺のまたしても奇想天外な発表に頭を痛めることになる。
その発表とは
- 51 :
- 「和央ようか」「花總まり」の退団を延期する。と発表。
激震が走った。
- 52 :
- ファンだけではなく、組子たちも暴動をおこすに違いない・・・
劇団上層部や家政婦協会はその恐ろしい予感に震えた。
なんとしてでも阻止しなければ・・・!
- 53 :
- その時、一人の男役が立ち上がった。
宙組組長、美郷真也だった。
- 54 :
- 良く見たら、専科のまやさんだった。
宙の真也さんと専科のまやさんに、血縁関係はあるのですか!?
お二人にも、可愛い少女時代があったのですか!?
組子達は、まやさんに詰め寄った。
- 55 :
- おもしろくない。
- 56 :
- 後方からダメ出しが飛んだ。
- 57 :
- 『タカハナを戻すのは、やっぱりダメか・・・』
ハム一は、人一倍ドでかい頭を抱えた。
そして、決心した。
湖月わたる。
朝海ひかる。
舞風りら。
相次ぐ退団発表。
そう、ハム一は宝塚の伝統に立ち返り、
「退団公演ゴールドラッシュ」でひと稼ぎをもくろんだのだった。
特に、歌劇団史上最も男らしい湖月わたるに
誰も予想もしなかった「目標・女子大生宣言」をさせ、
あの雄々しい野郎ふんどし姿は2006年で見納め、というファンの危機感をあおった。
- 58 :
- ベテラン演出家、柴田は気づいた。
「宝塚は幹部の意図で造られているのではない。
ファンが望まない限り、さびれてしまうのだ。」
演出家たちは、互いに顔を見合わせ、息を呑んだ。
- 59 :
- ふりをした。
- 60 :
- 美郷真也は、まだ立っていた。
- 61 :
- 稽古場の灯りが消えた。
まだ立っていた。
- 62 :
- 外側から鍵がかけられた。
まだ立っていた。
- 63 :
- そしておもむろに歌い出した。
- 64 :
- ♪花組ファンは必死で言い募るが、宙組と並んだことなど一度もない〜♪
そう、宙組は常に孤高の組だった♪いつも嫉まれ叩かれ続けた♪
これからはどの組も同じ♪ようやく叩かれなくなると思ったら♪
宙組ファンの成りすましが新トップを叩く〜♪やめてくれ〜♪
みんなカマラーダじゃないか♪仲良くしよう〜〜〜
- 65 :
- 歌い終わった。
まだ立っていた。
- 66 :
- よく見たら座っていた。
- 67 :
- タカハナが出演しないTCA…何年ぶりになるのか?
「やっとハナ抜きのTCAを観られるのね!」
と喜ぶファン達は、恐ろしい計画が進められていることを知らなかった。
OGのゲスト参加………
- 68 :
- 思いもよらない事態が生まれた。
親会社、阪急が阪神電鉄株を買い占めているという。
首脳陣の中の一人がつぶやいた「トラだ…」。
その声に出席していた者全てが色めきだった。
「トラか…」
こうして起死回生の「トラ作戦は生まれた」
浪速の雌トラと、仮面の騎士タイガーマスク、天才タイガーウッズに
おなじみタイガージャーとタイガーポットの双子兄弟
魔術師タイガーバーム…
TCAスペシャルでは、だれがタイガー役を務めるのか?
OGオハ○の出演を巡って、見えないところで
熾烈なかけひきが始まった…
- 69 :
- OGの中からオハナ様が再来・・・ 、
相手役は誰が勤めるんだ!?
「無理だ・・・」「危険過ぎる」
男役達は口々に叫んだ。
一人の男役が、口を開いた
「やります・・・やらせて下さい。」
何者をも恐れぬ、その血が騒いだ・・
- 70 :
- それは、轟悠だった。
首脳陣は思った。
「それには最も危険な男役だ・・・」
専科達も止めた。
しかし、最も危険な男役・轟の決意は固かった。
- 71 :
- 上にとんがらせた髪も、固かった。
- 72 :
- しかし、その固い髪も乱れるほどの事態が起こった。
「私ではいけませんか…?」
皆が一斉に振り向くと、
そこには足元がおぼつかぬ様子で歩み寄る人影があった。
…春日野八千代だった。
宝塚の生き証人が、
ついに名乗りを挙げた瞬間だった。
- 73 :
- もう、後が無かった。
前人未到娘役在位13年に対抗できる生徒、
それは春日野八千代しかいなかった。
「私に任せておきなはれ」
力強く胸を叩く、男役の姿がそこにはあった。
全員が息を呑み、全てはよっちゃんに託された。
- 74 :
- ↑
よっちゃん登場に大爆笑いたしました。
- 75 :
- 「身に余る光栄に存じます」
ついにタカラヅカ90年の歴史を背負った春日野を夫に迎え
ハナフサは自分の身が震えるのを感じた。
「いままでの私ではいけないのですね」
にわかに女帝の近辺は慌ただしく動き出した。
春日野から命じられた稽古の他、
食事、入浴、散歩の付き添い、マッサージ等の介護、専科の小姑とのつきあい方等
学ばなくてはならないことが山ほどあった。
「私に求められているモノはお世継ぎ……」
女帝の決心は固かった。
- 76 :
- しかし、すがる物もなく、頼れる相手もなく、絶望と虚無感がオハナを襲った
想像と経験で乗り切ろうとするが、しょうがなく退団した時の失意が彼女の手足
を凍りつかせた。
その時、よっちゃんはオハナの顔を見て、突然思い出した・・!
- 77 :
- 「えーと、誰でしたかのう。。」
忘れようとしても、思い出せなかった。
- 78 :
- その時のことを女帝は語る。
「そりゃショックでしたよ。13年もトップでいたのに名前も覚えて
もらえないんですから。でも仕方ないんです。
私が何もかもへたっぷぅだったんです。」
女帝はこの時悟った。何もかも初心に戻ってやり直すべきなのだと。
- 79 :
- 花總は、春日野の手をぎゅっと握り締めて、言った。
「春日野先生、ご一緒に、ご一緒にやって頂きたいんです。
私の原点、『エリザベート』を!」
春日野は、おお、と小さくうなずいたが、
『エリザベート』の主演男役はバトラーだったかいな、アンドレかいな、と
おぼつかない記憶をたぐっていたのであった。
- 80 :
- おお、そうじゃ。
光源氏、紫の君であった@よっちゃん
- 81 :
- 八千草薫は、どこにおるんじゃ。
はよう、呼びんしゃい。
重い沈黙が、一同を覆った。
- 82 :
- その沈黙を野太い声が切り裂いた。
「わたしではいけませんか?」
そこに立っていたのは、もちろん八千草薫ではなく・・・
箙 かおる だった。
- 83 :
- 劇団上層部は悩んだ。
「やはり『エリザベート』でいきたいが・・・」
「トートをやったとして、春日野先生がそのまま本物の黄泉の国にいってしまいかねない」
「ではやはり源氏物語をやるので?」
「スタークラスに役を当てるのは賛成だが・・・紫の上がゴニョ」
話し合いは朝まで続いた。
- 84 :
- 花總は糸のように細い目を更に細くし、
混迷を深める上層部に言い放った。
「私にはエリザベートしかありません!」
美しく、可憐で、気高い己の姿をお客様に見せたい。
初心を忘れぬ花總の、魂の叫びだった。
…上層部は、凍り付いた。
- 85 :
- 凍りついたまま30分経過した。
- 86 :
- 春日野は、震えた。
震えが30分止まらなかった。
「とうとう黄泉の国からお迎えが来たか」
凍り付いた全員がそう思った。
その時だった。
- 87 :
- 「よっちゃん先生、お呼びですか」
八千草薫だった。
- 88 :
- 花總は目をくるくるさせていた
- 89 :
- 花總は目が点になった
- 90 :
- それはむしろ、点と言うより仏のようだった。
- 91 :
- 八千草薫は仏の顔をした花總を、胡麻みたいな目でみつめた
- 92 :
- 箙 かおる は、まだ立っていた。
- 93 :
- 上層部は考えた。
これだけのメンツが揃ったのだ。
起死回生のチャンスは今しかない!
そして演目が決まった。
その配役にファンも関係者もいろめきだった。
その演目とは
- 94 :
- 「姥捨山(うばすてやま) 」だった
- 95 :
- 「姥捨山…」
轟は、膝が震えてくるのが分かった。
「まさか、その姥を捨てる役は、わたしなのか?
いや、よもやわたしまでも捨てられるのでは…」
- 96 :
- 轟はなんとか阻止するべく、頭をフル回転させた。
「・・・そうだ」
誰かに反対に同意させればなんとかなるかもしれない。
早速轟は花總の耳元で囁いた。
「上層部は芝居に乗じて貴女を姥捨山に捨てるつもりなのよ」
- 97 :
-
そのとき、会議室の扉が慌しく開いた。
「ソレハ、エンターテイメントジャ ナイヨ」
トミー・チューン氏だった。
- 98 :
- 宝塚の窮状は、従業員であれば誰もが知る所だった。全員、黙ってうつむいた。
この不景気を乗り切ることで精一杯、新たにトミー・チューンヘ氏の依頼など望むベくも無かった。
宝塚にとって最大のピンチである。しかし、このプロジェクトは最後のチャンスでもある。
彼らには勝利への確信があった。だが、上層部とはいえ役員の首を縦に振らせるのは
至難の業だった。
- 99 :
- なんやこのスレ
…けっこう笑えるw(☆o◎)w
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