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2012年6月孤独な男性106: 孤男が脳内彼女について語るスレ・・・2 (342) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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孤男が脳内彼女について語るスレ・・・2


1 :09/06/22 ~ 最終レス :12/06/15
友達いない…、彼女もいない…。
でも脳内彼女ならいるよ!っていう孤男が、自分の脳内彼女について語るスレです。
アニメキャラ、小説キャラ、アイドル、歌手などなんでもいいです。
脳内彼女とは
オタク用語。
脳内の妄想で作られた彼女のこと。脳内彼女と行われる恋愛は脳内恋愛とも呼ばれる。
性別を問わない場合は「脳内恋人」という。類義語に「脳内家族」「脳内嫁」「脳内妹」
「脳内ハーレム」などあり。
対義語はリアル彼女。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%BE%C6%E2%C8%E0%BD%F7
前スレ
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/alone/1218448023/

2 :
2ゲト

3 :
11 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 19:13:42 ID:iNIQyIFSO
ホントだ2つあるな…
絵師様もご帰還なされたし、やっぱりこっちが本スレでしょ
12 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 21:48:18 ID:/BMbCx7X0
>>1のテンプレを前スレで書いていた>>4で書かれていて>>5の分離希望者が
もう1個スレを立てたのかな。
13 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 22:22:29 ID:ZqCUsMSy0
>>12
オマエ>>4か?
自分を非難する奴ら〔>>5〕を隔離したくて別のスレたてたんじゃねえのww
ってかだれも>>4はテンプレだと思ってないから
電波は向こうのスレでやってりゃ誰も文句いわねえぞ、きっと
15 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 22:28:14 ID:/BMbCx7X0
>>13
いやいや、>>4の内容の人が>>1のテンプレを前スレで書いて、>>5で実際に存在する事が
理解できるその分離希望者が、>>4を書いた人と思わせて別スレを立てたんじゃないか、
って事。オマエは>>5と同じ分離希望者なのか。
16 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 22:38:42 ID:/BMbCx7X0
分離希望者の願いであるスレの乗っ取りと気に入らない人間の排除には
新スレ立てるのが一番てっとり早いしね
以前にスレ立てて失敗してたけど、今度は初代スレが終了というタイミングが
来たから他のユーザーも自分の希望するスレに誘導しやすい
17 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 22:39:08 ID:ZqCUsMSy0
???
>>15
そもそも分離希望者ってなんだ?
確かにオレは>>5と同じ意見だよ、ってかID:YKg0bioHOはオレのカキコだし。
>>4みたいなクソつまんない電波な長文は
本スレから分離して一人でやってろって思う。オレはここでピンクパンチを待つ。
それがイヤならもう少し面白いのを頼む
18 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 22:40:44 ID:iNIQyIFSO
まったりいこうぜ!
-新参さんに注意します-
いきなり張り付いてる>>4は、
前スレを荒らして叩かれた困ったちゃんです。
キ〇〇イはスルーして脳内彼女との楽しい時間を!
19 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 22:47:06 ID:/BMbCx7X0
>>18
そうそう女のくせに孤独な男性板に書きこんでいる>>4の人が、分離を希望して
スレを荒らしてた困ったちゃん。

4 :
20 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 22:48:22 ID:ZqCUsMSy0
あーあ
妄想垂れ流そうと思ってたけど、そんな気分じゃなくなったな、寝るか
21 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 22:57:46 ID:/BMbCx7X0
>>20
いや、おまえみたいなやつは何も自分の作品を書かず、他人の書き込み内容に
ケチをつけてるだけだろ
前スレで人にケチつける以外にどんな作品を書いたか挙げてみろよ
22 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 23:09:49 ID:T6l9IlKT0
>>21
オマエ、前スレの時から言葉に詰まるとそれしか言わねぇよなwww
進歩の無い奴。
おっとスマン! スルー、スルーと。
23 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 23:14:13 ID:/BMbCx7X0
>>22
相手の行動パターンに進歩なく同じなら以前と同じ感想を持つんじゃないの
24 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 23:23:18 ID:/BMbCx7X0
>>22
言葉に詰まっているのは作品を書くつもりだったかのように書いているが
実際には何も書いたこともなく、寝たふりをして逃げている>>20だろ
25 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 23:23:48 ID:T6l9IlKT0
で?また一方的に消えろとか出てけとか仰るので?
オマエの行動パターンが同じだから叩かれてるんだろwww
わかった!スルーするって!
悪いが>>23よ、オマエの相手すると他の奴に迷惑かかるんだわ
26 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 23:26:58 ID:iNIQyIFSO
>>25
お前マジいいかげんにしろ
27 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 23:31:48 ID:/BMbCx7X0
>>25
消えろとか出てけとか言っているのは俺じゃないだろ
俺に粘着し俺が自分から分離した1人の人間として尊重され生きていくのを
防ぎたい輩が言っているんだろ
28 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 23:39:10 ID:/BMbCx7X0
特定個人の優遇と他者の自由な表現の侵害と尊厳の冒涜の上で進行しようと
いう前と同じパターンで行動していたら、冒涜され自由な表現を侵害されて
いる者が黙っているのはおかしいだろ
29 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 23:51:31 ID:T6l9IlKT0
>>27>>28
ナルホド・・・
シモーヌちゃんや片目ちゃんはモテモテなのに、自分のは誰も褒めてくれないよう!
って事か。 
精進あるのみだ、頑張れ!
31 :名前は誰も知らない:2009/06/23(火) 23:56:10 ID:RW6lf3P60
すまん、すでに次スレが立ってたんだね。間違えて立ててしもうた(´-ω-`)
32 :名前は誰も知らない:2009/06/24(水) 00:00:33 ID:/BMbCx7X0
>>29
いやいや、>>4の内容の人とその支持者の介入のない環境で自由に
普通に生きたいって事
女だから書き込んではいけない事になっているこの板にまでやって
きているしね
33 :名前は誰も知らない:2009/06/24(水) 00:05:19 ID:/BMbCx7X0
>>31
前スレを普通にちゃんと見てたらすでにスレが立っている事はわかると思うが
34 :名前は誰も知らない:2009/06/24(水) 00:07:33 ID:LG+5zpYH0
0時過ぎたのにIDが変わってない
やっぱり分離希望者とこのスレに出ている質の悪い輩は2ちゃんねる運営の人間なのかな

5 :
712 :名前は誰も知らない:2009/01/30(金) 11:57:48 ID:8OhCu8gPO
厨二病こじらすと>>706みたいになるんだな 気をつけよう
719 :名前は誰も知らない:2009/01/31(土) 10:34:50 ID:YKg0bioHO
かつてはシモーヌちゃんや片目の子やピンクパンチちゃんの楽しい話が聞ける良スレだったのに なんなのここ?
720 :名前は誰も知らない:2009/01/31(土) 13:36:58 ID:iyK5spQOO
やたら長文書いてたり敵だの分析だの書いてるやつはスルー推奨だから
723 :名前は誰も知らない:2009/01/31(土) 17:33:15 ID:8IQxGiGW0
いいかげん掲示板を自分の日記帳代わりに使うのやめろ。
左がかった電波主張はテメェのブログでやれ。
727 :名前は誰も知らない:2009/01/31(土) 22:07:02 ID:YKg0bioHO
>>720
スルー了解。 どうせ誰も読まないんだからチラシの裏にでも書いときゃいいのにね
732 :名前は誰も知らない:2009/02/01(日) 09:47:36 ID:FLDLmKSvO
ここは 「馬鹿につける薬は無い」 「馬鹿は死ななきゃなおらない」
ってのがよくわかるスレになりましたね
736 :名前は誰も知らない:2009/02/01(日) 22:20:27 ID:27uRXajx0
次スレはもう無しでいいんじゃないか。
脳内彼女といっても単に会話形式で電波垂れ流しているだけだし。 スレの私物化だろ。
>>724-726なんてスレと関係ないコピペだし。荒らし行為と変わらん。
シモーヌさんとかは別スレ立ててそっちでやったほうがいい。
741 :名前は誰も知らない:2009/02/01(日) 23:08:18 ID:FLDLmKSvO
>>739
お前が消えたらみんな楽しく発表&閲覧できるんだけどな
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/alone/1218448023/

6 :
この板の管理を担当していて、スレはどれも自分のものと思っていて、管理している
人間としての立場を隠し匿名の影に隠れた上で、意見に介入し気に入らない人間を
排除したり無視しスルーする事を呼び掛けている。管理している人間としての特権を
利用し、書き込みが禁止されているはずの女のくせに我が物顔でスレに書き込んでいる。

7 :
「食事は今とる?それとももう少しあとにするの?」
「食事はいらないよ。腹が減ってないんだ」と僕は言った。
「いいわ。おなかがすいたらいつでも言って。コーヒーはどう?」
「ありがとう、いただくよ」
僕は彼女の入れてくれたコーヒーを飲みながら浅田彰の「構造と力」にとりかかっていた。
僕の哲学知識は時代遅れのものが多いようだ。いったい今の時代にどれだけの若者が
「構造と力」を読むのだろう?
久しぶりに人間的なコミュニケーションをすると、僕がどれほど心の底でそれを求めて
いたかということをひしひしと感じることができた。僕はあまりにも長いあいだ人間的
コミュニケーションを失っていたので、それに対する飢えさえも感じとることができな
くなってしまっていたのだ。人間的コミュニケーションは長い冬が凍りつかせてしまった
僕の筋肉と心をほぐし、僕の目にあたたかいなつかしい光を与えてくれた。
彼女と別れて西の丘を一人で上っていると、うしろから強い季節風がまるで僕を追いこす
ように吹きあげ、林の中で空を裂くような鋭い音を上げた。振りかえると半分近くまで
欠けた月が、時計塔の上にぽつんと浮かび、そのまわりを厚い雲のかたまりが流れていた。
月明かりで見る川の水面はまるでタールでも流したように黒々としていた。
郵便配達夫が赤いスーパー・カブに乗ってやってきて、玄関のわきに並んだ郵便受けに
手際よく郵便物をふりわけていった。眺めていると、どっさりと郵便物をつめこまれて
いくボックスもあれば、まるで郵便物のこないボックスもあった。僕のボックスには彼は
手も触れなかった。見向きもしない。

8 :
若いひとびとで混み合った賑やかなホテルのロビーの、暖炉からいちばん遠く離れた
隅っこの椅子の上で、氷女はひとりで静かに本を読んでいた。
どういうわけか私のことを熟知していた。私の家族構成やら、私の年齢やら、私の趣味
やら、私の健康状態やら、私の通っている学校やら、私の交友関係やらについて、彼女
は何から何まで知っていた。私がもうとっくに忘れてしまったような遠い昔のことまで、
彼女はちゃんと知っていた。
私はなんだか自分が人前で裸にされてしまったような気がしたのだ。
氷女は暗闇の中の氷山のように孤独だった。
私も孤独だった。町を一歩外に出ると、そこにはもう氷しかなかった。木もなければ、
花もなく、川も池も何もなかった。どこに行っても、そこにあるのは氷だけだった。
見渡す限りどこまでもどこまでも氷の荒野が続いていた。
でもやがて、厚い氷に囲まれた寡黙な世界の中で、私はすべての力を失っていった。
少しずつ、少しずつ。そしてやがて苛立つ力さえ消えてしまった。私は感覚の羅針盤の
ようなものをどこかで失ってしまったようだった。私は方向を見失い、時間を見失い、
自分という存在の重みを見失っていった。それがいつ始まっていつ終わったのかはわか
らない。でも気がついてみると、私は氷の世界の中に、色というものを失ってしまった
永遠の冬の中に、たったひとり無感覚に閉じ込められてしまっていた。ほとんどの感覚
を失ってしまったあとでも、私にはこれだけはわかった。南極にいるこの私の妻はかつ
ての私の妻ではないのだ。
そして滑走路はやがて硬い氷の下に埋もれてしまった。私の心と同じように。
冬が来たんだよ、と妻は言った。とても長い冬だ。飛行機も来ないし、船も来ない。
何もかもが凍りついてしまったんだよ。
今の私にはほとんど心というものが残されていない。私の温もりはずっと遠くの方に
離れていってしまった。ときどき私はその温もりのことさえ忘れてしまう。私はほんとう
にひとりぼっちなのだ。世界中の誰よりも孤独な冷たい場所にいるのだ。

9 :
「すべてのマゾヒストっていうのは要するに自己評価が異様に低いのよ、そしてそれは
生き方そのものに関わることなのよね、だって自己評価が低いってことは自分で自分が
嫌いだってことよ、自分で自分のことがどうやっても好きになれないってことなのよ、
そういう子は他人が自分を好きってことも理解できないの、最初の社会的な評価という
のはどうしても親から与えられるから父親との関係がうまくいってない女の子は上手に
自己評価ができない、関係がうまくいくっていうのは、言葉以上に難しいことで、今の
時代では単に可愛がられるっていうんじゃだめなのね、父親が、ステキな男でなければ
いけないの、容姿の問題じゃないのよ、父親が男としてつまり社会的な男として充実して
楽しい人生を送って自信を持っていないといけないの」
「M子さん、あなたは、あなたと外界を繋ぐ通路が偏向している、すべての関係を結ぶ
ときにあなたはそのやり方を使う、ある人があなたの中に入ってくるとき、その人はその
通路を通ってやってくることになる、あなたはその通路以外からは決して他人を自分の
中に入れることはない、実を言えば他人だけではない、自分は、最も手強い他人だ、あなた
の心の中の風景は荒涼としている、そこには人は住みつくことは困難だ、あなたは自分で
自分をほめるということがどういうことかわからない、あなたは荒涼とした景色の、共同体の
外の険しい山にいる、あなたは異様な苦難に耐える、あなたのことはみんなが被虐愛好者
だと思うほどの、尋常ではない苦難に耐え続ける、そして審判の日がやってくる、あなた
は彼らを」
「あなたは誰かと共に生きることができないのかもしれない」

10 :
とても暖かい。枕に頬を載せた彼女の口からは仄かに苺の香りがする。彼女の呼吸の音
が聞こえる。彼女の閉じた目蓋に髪の毛が無造作に垂れている。僕は彼女の腕に載せた
顔を彼女の胸に吸い付ける。僕を包む彼女は眠っているのかもしれない。

11 :
旅先のホテルにて
「あの、先ほど予約した者ですけど」
フロントには他に数組の宿泊客がいた。皆、若く、全員私と同じように彼女連れであった。
それもそうだろうなと私は思った。一人旅はとても寂しいものである。こんな旅館に一人で
来るなんて、自分の孤独をワザワザ再確認するようなものである。あぁレイがいてくれて
よかったなと、私は心底安堵した。

12 :
自宅にて
彼女は冷凍庫からピザを出してオーヴンに入れ、それからビールとグラスを居間のテーブル
に運んでくれた。私はコンポのスウィッチを入れ、プレイ・ボタンを押した。私の編集した
CDには Nine Inch Nails や Marilyn Manson とか Slipknot とか、その手の音楽がはいって
いた。私はピザが焼けるまで、「Mr.Self Destruct」とか「The Fight Song」とか「Before I forget」
とか聴きながら一人でビールを飲んだ。彼女は自分のためにワインを開けた。
「メタルが好き?」と彼女が訊いた。
「精神的につらい時にはこんなのばかり聴いてる」と私は言った。
「邦楽は聴かないの?」
「宇多田ヒカル、Dir en grey、マキシマムザホルモン、菅野よう子、なんでも聴く」
ピザが焼きあがり、我々はそれを半分ずつ食べ、ソファーに並んでビールを飲んだ。

13 :
彼女とドライブ
「ねぇ、音楽かけようよ」
「じゃ後ろの袋に入ってるよ、黒い紙のやつ」
彼女はシートベルトを外し、身体を捻り後部座席の紙袋を取る。中に入った数枚のCDを
取り出し、知らないのばっかり、と言い一枚ずつジャケットを見ていく。
「何これ、バナナだよ」
「バナナ?」
彼女が、これ、と言って僕の視界にそれを入れる。白い無地にバナナのイラストのジャケット。
「ヴェルヴェット・アンダーグラウンドだよ」
「なんか古そうだね、この外人達の写真も」
しばらく彼女は裏表紙のルー・リード達の写真を見つめ、これ聴こうよ、と言ってCDを
セットした。
スピーカーから「日曜の朝」が静かに聞こえだす。彼女がボリュームを僅かに上げる。
このオルゴールみたいなイントロを聴く度に、僕はこの音を奏でているチェレスタという
見た事の無い楽器の姿を想像する。浮かぶその姿は毎回違う。ハープのような。木琴の
ような。オルガンのような。
道は右に緩いカーブを描いている。センターラインが曲がっていく。隣の車線に僕らを
追い越す車は居ない。誰も居ない。ルー・リードの声が車内に響く。
「やっぱり古臭いね」
「60年代のやつだもん、古いよ」
「でもなんかいいね、これ」
日本語に訳された歌詞を彼女は見つめる。僅かに俯いた彼女の横顔。下を向いた長い睫毛の
先が上を見ている。光沢のある唇の端が上がる。
「いいね、おもしろいね」
「おもしろい?」
「うん、おもしろいよ」
僕の右頬に彼女の手が伸びる。その手が僕を彼女の顔に向ける。唇が触れ合い苺の香りが
する。香りだけだ。味はしない。唇を数回擦り合わせると「忘れてた、駄目だよね」と言い
シートベルトを着けた。

14 :
「警察は何の根拠もなく無駄な行動はとらない。君の言論活動をつぶすために活動する
だけの価値があったんです。君の事は徹底的に調べ上げられている。彼らは2002年より
前から動いて収集した情報や監視映像を一般人にまで公開していた」
「警察はずっと私の情報解析をしているんですか?」
「ええ、そうです。もうずいぶん長くですね。監視映像から筋肉の動きを見たり声を
聞いているだけで細かい精神状態までわかるくらいです」
「私はどうすればいいのかな?」
「言動には注意するんですね。注意しつつ情報公開と正常な対話を試みるために活動する。
問題はつけこまれないことです。あなたが被害者であっても彼らに弱みを見せたらそこ
からつけこんで彼らが正当であるようにふるまわれる。わかる?」
「わかるよ。ところで、敵はいったい何を心配しているのですか?」
「君を1人の人間として尊重し情報公開し正常なコミュニケーションをする人が現れる
のを心配しているんだよ。つまり現在、異人排除の戦争国家の賛美と自己評価につながる
コミュニケーションの排除が行われているのですよアケチ君。
近代国家による植民地支配という状況に反対する人がいないのだよ、どういうことか?
分かりやすく言うと、いくら情報を発しても、それこそ自殺寸前の状況で文章を作成
しても君は尊敬されない」
「この監視施設で私は何をするんですか?」
「うん、その監視部屋でーして、監視トイレでオシッコして見せてくれ」
日本の一国民の自宅や情報発信の場をほとんど事実を知らせず監視施設にして一般公開し
植民地にしてしまう。対象者には事実を秘匿して統合失調症の症状として処理してしまう。

15 :
「最近連絡とれなかったけどなんで?」
「責めないで。しばらくひとりになって答を見つける必要があったの」
「そう。いったい何をしていたの?」
「昼間は考えたり、読書したり、本の中の自分の心に一致するものを引用をしたりそれを
改造したり。それから夜は監視し情報を共有している側とコミュニケーションを計るため
に市内のファミレスへ行ったり。そして公安が私を見張っていることに気づいたの」
「見張られているとかいうのは現実じゃなくて、きみが頭の中で作り上げたものかもしれ
ないよ」
「でも山形浩生関係者が私の加害者で朝鮮侮辱やZ武侮辱を介して私を侮辱していた事は
事実だと思う。看板を意図的に手抜きにしてあるフジ実況板で日曜日に行われている
タラヲスレとかも私に対するものだと思う。直接名前を出して侮辱したりすると
法に触れて私が訴えたら相手は負けるからそうしているの。2ちゃんねるのほとんどの
板が内容のない一行レスの書き込みばかりなのも、みんな私の事情を知っていて、そして
私に有利になる書き込みがあったら困るからそうしているんじゃないかと思っている。
みんな事情を知って監視し情報を共有して、私には知らないふりをして妄想だとしようと
している所が気に入らなかったから誰とも連絡を取らなかったの」

16 :
>>13
すごい好き。光景が目に浮かぶよ
初めてキスしたとき、「女の子ってみんなこんなに体温高いのかな?」
って考えた事を思い出した

17 :
「第11条 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に
保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の
国民に与えられる」
「私は基本的人権を剥奪されている気がする」
「第19条 思想および良心の自由は、これを侵してはならない」
「私は内心の自由が守られてない気がする」
「第21条 1、集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2、検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない」
「情報管理の名目で行き先や自宅を監視施設にされて、通信の秘密は守られず、接触
対象者は会話内容を伝えている気がする。秘密が守られた上での情報交換というもの
が認められていない気がする」
「第25条 1、すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」
「私は自宅が監視施設となり人間的な最低限度の生活を送れてない気がする」
「第35条 1、何人も、その住居、書類及び所持品について、侵入、捜索及び押収を
受けることのない権利は、第33条の場合を除いては、…中略…令状がなければ、
侵されない。
2、捜索又は押収は、権限を有する司法官憲が発する各別の令状により、これを行う」
「私は令状なしで家宅捜査や所持品押収をされている気がする」

18 :
「きみは死刑に賛成?反対?」
「反対。理由は私が死刑になるかもしれないと匿名でほのめかされているし、国によって
死に至らしめるような環境に置かれていると思っているから」
「自分の生死に関わっていると思っている以外に死刑反対の理由はある?」
「死刑制度に問題点がいくつかある。第1は、死刑制度の廃止が世界の潮流となっていて、
日本の死刑制度の存続は、世界の潮流から乖離していることがあげられる」
「世界の潮流は間違いなく死刑廃止に向かっていて、日本の死刑制度の存続は世界の
死刑廃止の潮流と大きく乖離しているって事ね」
「問題点の第2は、誤った裁判により死刑の執行がなされた場合、その生命を回復する
ことは絶対に不可能だから」
「誤判の問題ね」
「問題点の第3は、死刑存置論者は死刑のもつ威嚇力によって犯罪抑止力効果があり、
その点で刑事政策的意義があると主張するけど、現在までのところ科学的に証明されて
いないから」
「存置論者の主張する犯罪抑止力効果の疑問視ね」
「問題点の第4は、死刑の残虐性にある」
「最高裁判決では残虐ではないとされているけど、やはり死刑は残虐だよね」

19 :
久しぶりに大学へ行く俺を、「奴ら」が妨害した。肩を傾けて坂道をのぼる俺を、奴らが、
NHKの妨害工作員が、ニヤニヤと嘲笑していた。
それは激しい妨害工作だった。
『ねぇ見てよアレ。基地外チョン公だ』
『精神の実体はドブネズミとゴキブリの集合体だ。気持ち悪いねぇ』
『アパートに帰った方が良いんじゃないの。この街は、君なんかが歩いちゃいけない所よ』
『隔離スレでならいくらでも電波を飛ばしていいけど、本スレには来ないでね』
通りすがりの主婦が、学生が、サラリーマンが、2ちゃんねる運営の一員が、近くを歩く
たびに小声でささやく。俺はすっかり青くなる。
――あぁ、帰りたい。
しかし、ダメだ。それはダメだ。そんなことをしたら、ますます奴らをつけあがらせる
だけだ。だから耐えろ。ここが勝負どころなんだ。頑張るんだ――
事実、俺にはある程度の予想がついていた。一人の人間として共同体への参入をはたし
正常なコミュニケーションに乗り出そうとする俺を、奴らが放っておいてくれるわけが
ないと、最初から知っていた。
だから俺は負けなかった。一歩歩くごとに高まる不安を無理に抑えつけつつ、かなりの
早足で目的地を目指した。
そして――やっとのことで目指す大学図書館に到着。ここで俺は情報公開と心の中の
イメージを表現する言葉を練るのだ。
しかし、貸出カウンターを見て言葉を失った。
カウンターの中には、椅子に座って雨宮処凛の本を読んでいる女性がいた。
真剣な目つきで本を読んでいる、彼女の横顔――
なぜか不思議に、見覚えがあった。
というか、昨日、会ったばかりだった。
宗教勧誘娘、K子ちゃんだった。
彼女の正体に気づいた瞬間、俺の心臓は通常の十倍速で脈打ち始めた。さまざまな思考が
脳裏を激しく駆けめぐる。
――この娘、俺の顔を覚えているだろうか?俺の事情をNHKに都合の良い形で伝えられて
いるのだろうか?伝えられているとしたら、それはもう、身の破滅だ。俺の行き先に、
あらかじめ俺の秘密を知らされている人間などいてはいけない。そんな人たちは、俺と
一緒に日々を過ごしたいなどと思うわけがない。ならば俺はどうするべきか?
ひとまず逃げよう。
早足で大学図書館から逃げた。

20 :
…おもしろいな
君サリンジャーとか好き?

21 :
>>16
ありがとう。
でも>>13は私のオリジナルではなく、私が注目している新人作家さんの作品の一部なんだ。
その作品の中でも相手の女性は脳内彼女で、部屋でヘッドホンで音楽を聴きながら、夢か
妄想の世界に入っている状態で現れる彼女なんだ。
>>20
「ライ麦畑でつかまえて」は世間での評価と違い面白くなかった。
終盤の先生の台詞は良かったけど。

22 :
K子ちゃんは俺の目を見つめながら言った。
「どうしてこの前、逃げたの?やっぱり、友達いないから、外で活動するの、途中で怖くなった?」
「……」
「大丈夫だよ。あたし、孤男の脱出方法、知ってるから」
「……なんだそれ?」
俺はついつい反応してしまう。
「名前は誰も知らないさん、だよね。……君、やっぱり友達いないんでしょ?」
「……もしかして、これは遠まわしな宗教勧誘かなにか?」
「違うよ」
さっぱり話が見えないが、互いに正面の街灯を見つめたままの心許ない会話は、さらに続く。
「……とにかく、そんなことはどうでもいいからさ。名前は誰も知らないさん、知りたくないの?
孤男脱出方法。教えてあげるよ」
俺は顔をそらして、呟く。
「……俺は孤男じゃない」
「嘘。この前、あたしに気づくと、逃げたクセに」
「……」
結局、何も言わずに、もう一度顔をそらした。
ふと気づくと、いつのまにやら風が出ていた。頭上では、木々の枝がざわめいていた。
肌寒い夜だった。俺はアパートに帰ることにして、彼女に背を向けた。
背後の彼女が呼び止めた。
「待ってよ!きっと後悔するよ」
「何がだよ。そもそもあんた、何者だ?」
「友達いないダメ人間を救済する、親切な娘です」
「……」
俺は話を無視して自転車置き場を目指した。背後で彼女が何かを呟いたような気がしたが、
聞き取れなかった。

23 :
>>21
「ライ麦~」は、そんなもんだと思うよ。
あれを本当に面白いと思えるのは、思春期のときのさらに限られた時間の中だけじゃないかな?
むしろ「フラニーとゾーイ」をお勧めしたい。気に入らないかもしれないけど
あの、おれも文章書いていい?

24 :
>>23
「フラニーとゾーイ」は積読です。
脳内彼女を書くのはどうぞご自由に。

25 :
「名前は誰も知らないさんって脳内に彼女がいるの?」
俺は聞こえないフリをして、さらに歩くスピードをあげた。
K子ちゃんは、さらに言った。
「別に脳内彼女がいても良いけどさ。……もしかしたら、その方が都合が良いかもね。友達
いない上に脳内に彼女がいるって言ったら、もう最高だもんね。人間ランクの最下位だもんね」
「…………」
俺は足を止めて振り返った。
K子ちゃんは、いつもと同じ、変わらぬ笑顔を浮かべていた。
「うん。考えてみれば、脳内彼女がいる方がいいや。その方があたしのプロジェクトには
バッチリだと思うよ」
「なんだかよくわかんないけどな、とにかく俺は、孤男でも脳内彼女がいるわけでもないぞ。
……さ、作家だ!新しい本の登場人物を考えていただけさ」
「へぇ」
「ホントだぞ」
「また会おうね。……ニュースに出るようなことは、やっちゃダメだよ」
K子ちゃんはすたすたと歩き去っていった。

26 :
月日がかなりのスピードで、俺の目の前を流れ過ぎていった。
ラジオをつけると96年のヒット曲が流れていた。あれから13年経ったという感覚がない。
やはり俺の精神の時間は98年に止まっているのかもしれない。
しかしこの休学生活中、それなりに様々なイベントが発生した。
たとえば去年の10月1日、近所のファミレスで松本人志と遭遇した。私がいる時に、
西宮で、私が頻繁に行くファミレスで、普通いるはずのない芸能人が、大金を稼ぐ
方法系の本を持って現れる、なんて事は偶然では起こりえない。やはり私は政府に、
NHKに監視され、家を出るタイミングと行先を知られ、店内での様子も撮影されて
いるようだった。他にも有名人と何人か遭遇した。三宮のドトールだったり、梅田
行きの電車の中だったり。
俺の状況は相変わらず休学を継続し、部活の方は顔を出さず部費を払ってないので
メーリングリストを止められたまま何もせずいるとネットの名簿から除名され、ネット
上の加害者の人物像と自己分析と自分の体験を言語化するために本の力を借りていた。
有名人や美女に行先で遭遇する以外は状況は変わらず、自分の状況認識をmixiで聞いて
みても反応はもらえなかった。

27 :
玲「そういえば、宮崎なにがしの死刑って執行されたんだよね?」
森「ん?そうか、良かったな」
玲「…」
森「なんだよ、お前は死刑反対派だっけ?残酷だとか思うのか?」
玲「残酷?そんな事思うわけないじゃん。まあ反対派って訳じゃないけどさ、
死刑て罰になるのかな?って思うんだ」
森 「ん?死刑より重い罰は無いだろうが」
玲「死刑って、殺しちゃう事だよね?殺したら死んぢゃうだけじゃないか。
[死]ってみんなが経験するものでしょ?それが罰なの?」
森「死が罰なんじゃなくて、それに至る過程は罰になるんじゃないか?
それに下手に無期懲役とかになっても、そいつを生かしておくメリットがねぇだろ。
無駄に飯食わせて生き長らえさせるよりさっさとこの世界から消えてもらった方がいい」
玲「じゃあさ、強制労働とか移植用に臓器使うとかは?」
森「俺はさ、被害者の遺族の意見を尊重すればいいと思う、冤罪とか考えないで言えばな。
遺族がってんならべきじゃないか?」
玲「ふーん、森はやさしいねぇ
じゃあさ、凶悪な人殺しとかの常習犯はさぁ、基本的人権を剥奪するってのは?」
森「はぁ?どうゆう事だ?」
玲「そいつを殴っても蹴ってもお咎めナシ!遺族の方の望むように処理してください。みたいな?」
森「…過激だなぁ」

28 :
敵の設定
女子高卒で東大卒。外見は並だが自分の事を誰よりかわいいと思っている。
言葉を操る能力が高く文章に艶がある。文章に魅了された人は多い。
差別や人権に関する知識が豊富だが本当は差別する事や人権侵害が大好き。
その知識を理由のある差別を行える男に対して使えて自由になれる日を待っていていた。
権力欲が強く自己顕示欲も強く自分の欲望を実現してくれる権力者には色仕掛けで
すり寄ったりする。男は知能の程度と権力で計る。金持ちの子。親からほとんど叱られず
に愛されて育ち、欲しいものはなんでも与えられて育った。
男の兵隊を引き連れて歩き警察権力を利用して特定個人の情報を収集し、自分たちのウチワ
で共有したりする。
自分の非を指摘されると逆切れして躁的防衛をする。
素人分析の敵の認識
敵は、自分を特別だと思っており、その主観的確信を客観的にしたいと激しく期待している。
この自己確信を客観化すること、共同主観的にすることは、具体的にはどう表現されるかと
言えば、公然と、誰にもわかるように、言葉と身振りをもって全力で自己主張し、他人が
自分を価値的に是認してくれるように他人に圧力をかけて、力ずくでもその評価を獲得する
という形をとって現れる。

29 :
敵について追加
頭の中に渦巻いているのは、
権力、知、IQ、天才、称賛、快楽、愛、憎悪、馬鹿、悪党、差別、嫌悪
連帯、排除、支配、エロ、自分の欲求に忠実、私は美人、私は天才、私はセレブ
私は男っぽいのかな、、、えっち、アンタッチャブル、白痴
頭の中に渦巻いているのは、
この世は自分の願望を形にするためのパラダイス
サヨを見つけて生まれてはじめて自由になれる気がした
サヨの人生をむちゃくちゃにしてやりたい!
サヨをこの世から消し去り滅ぼしたい、
知能の低い劣等は悪
なんでもするから私の願いをきいて
朝鮮人は日本から出て行け!
サヨを死刑にしたい、サヨは監視せよ、サヨを苦悩で操りたい
みなさんサヨの情報を教えておながいします、
サヨは人間じゃなくて動物、サヨは基地外だ、白痴だ、サヨを支持するのは馬鹿
サヨはみんなの嫌われ者、権力の象徴を欲してなにが悪い!
自分の欲望と快楽に忠実であるべきだと思うんです

30 :
脳内彼女:「素人分析」さん
私生活を監視され心理分析され個人情報を公開され2ちゃんねる上で様々な
遠回しの嫌がらせを受けて、>>28 で書いた女が常に自分の情報発信の場に
介入してくる状況にある。助けの手を差し伸べる者はおらず、監視の自覚と
嫌がらせから精神的に疲弊するが、自己の客観視からその状況を乗り越え
ようとする。
自己分析と >>28 の女の分析のために精神分析関係の本に手を出す。

31 :
素人分析「敵(>>28)があなたにかけた呪いは、ソイツの自己愛から発したものである。
自己愛の強いソイツは、自分の思い通りになるかならないかという点でのみ、「弱い男」
を見ている。思い通りになって、自分の理想に従う「弱い男」は可愛がるが、思い通りに
ならず1人の人間として自己主張して、他者と正常な情報交換をして尊重され、自分から
離れた所で自分の含まれない共同幻想を築き楯突く「弱い男」は腹立たしい。「そんな子は、
うちの妹ではない」「1人の人間として自己主張するのなら、出て行きなさい」と言って
しまう。その呪いによって、ソイツはあなたから自由を奪おうとする」
275 名前:敵 投稿日: 02/03/08 01:51
弱いやつが弱さをだすとかわいがられる。
弱いやつが強がると馬鹿にされる・
よね

32 :
むつかしいなぁ
でも>>28は逆に魅力的

33 :
えっと、脳内彼女ね
柏原玲(カシハラレイ)
大学二年生。美しい容姿が唯一のプライドでありコンプレックス。
人見知りで、他人(特に女性)とうまくコミュニケーションがうまくとれない
森とは高校で席が近かったため自然に親しくなった
実はだが決して他人には知られまいとしている。
「外見に惚れるような女ってクズだよね」
桐谷森(キリヤシン)
大学二年生だが、一度浪人しているので玲より一つ年上
祖母、母、姉、妹に囲まれて暮らして来た為、女性の喜びそうな話題に明るいが、
その反面女性に如何なる幻想も抱いていない。
現在は玲のアパートに居候。八歳年上の事務員と付き合っている
「外見ってのはお前、中身の一番外っ側て事だぞ」
ウン。二人とも男
でも脳内彼女

34 :
>>33
アッー!なのかな。
その二人の関係がアッー!なのか、君がその二人とアッー!な関係なのか。
それとも君は女の子?

35 :
>>34
アッー!要素はありませんw
それにおれもおとこです
いやまぁ、女の子を知らなすぎるからまず男子を妄想し、
その男子を好みそうな女子を妄想するってゆう面倒な手段なんです
まあ、その二人がアッー!な関係になるならなったでそれでもいいんだけど…
想像力が貧困なので、二人ともモデルがいますしね。

36 :
やがて、その妄想は、
自分が女になって二人に掘られまくるものへとハッテンしていく…。
これは、真夏の夜の夢なのか。

37 :
とりあえず、今日のところはもう寝よう。
パジャマに着替えてベッドに横になろうとした。
「…………」
そのとき、テレビの上に置いてあった一枚の紙切れが目に留まった。
それはK子ちゃんからもらった紙切れだ。
いつだったか、コンビニの雑誌コーナーでマンガを立ち読みしていると、いつの間にや背後に
K子ちゃんがいた。彼女は『7月12日時までに読んでおいてね』と言うと、鞄の中から一枚の
紙切れを取り出して(ずっと持ち歩いていたらしい)、俺に手渡した。
「…………」
その紙切れ――すでに何度も目を通しているその紙切れを、俺はもう一度、手にとって読んだ。
やはりそれは、どこまでも意味不明な文面の、頭が痛くなってきそうなしろものだった。
しかし、監視されているという感覚からマックスに神経衰弱している今の俺には、妙に魅力的な
内容でもあった。
「…………」
その紙切れをポケットに突っ込み、西宮北口駅へと赴く。

38 :
夜。
月が出ていた。どこかで犬が吠えていた。
駅前のベンチに座り、ぼんやり夜空を見上げていると、唐突にK子ちゃんがやってきた。
俺の隣に腰を下ろし、訊いてもいないことを弁解してくれる。
「別に、毎晩毎晩、あそこの窓から駅を監視しているワケじゃあないよ」
俺は笑った。
「作家ってのは、やっぱり嘘でしょ」
「うん」
「本当は休学中の友達いないひきこもりなんでしょう?」
「……うん」
俺はもらった紙切れを差し出した。K子ちゃんはそれを素早く奪い取ると、ぴょん、と
飛び上がった。
「ようやくその気になってくれた。これで名前は誰も知らないさんは、もう大丈夫。
ちょっとの訓練で、広い世界に旅立っていけるよ」
「……K子ちゃん、結局あんた、何者だ?」
「だから前から言ってるでしょう。苦しんでいる若者を救済する親切な娘だってば。
……あぁ、もちろんこれは、あくまでプロジェクトの一環としての活動なんだけど、
だけど安心してていいよ。なんにも悪いことはないからさ。ね?」
どこまでも嘘臭い話だった。
が――
「とにかく、これで契約完了!契約を破ったら、罰金100万円だからね」
K子ちゃんは契約書をポケットにしまうと、ニッコリ微笑んだ。ここに至って、俺は
ようやく不安になっていた。自分がものすごい間違いを犯してしまってような気がした。

39 :
ちなみに契約書の一部はこうである。
   孤男・ひきこもり脱出と、そのサポートに関する契約書
   孤男・ひきこもり者名   名前は誰も知らない
   脱出サポート者名     K子
   孤男・ひきこもり者を甲として、脱出サポート者を乙として、両者の間に次のとおり
   契約する。
   1、甲はその孤男・ひきこもり脱出に関し、乙に苦悩、葛藤、泣き言、弱音、その他
     いっさいの内心を打ち明ける。
   2、甲の孤男・ひきこもりに関して、乙はその脱出のために尽力し、社会復帰(以下「丙」)
     を成功させるよう努める。また、丙への過程において、乙は甲の精神状態の保全を
     はかる。
3~6は甲は乙に従順である事が書かれていた。
   7、カウンセリングは、毎晩、ガストで行われる。夕ご飯を食べた後に来ること。
     店内に居座るためドリンクバーの料金を持って来ること。
   8.そうすれば、たぶん、良い方向に行くと思う。
   9、約束を破ったら、罰金100万円。

40 :
いつのまにやら脱出不可能な檻の中に閉じこめられていた――天舞宝輪?――そんな感じの
日々だった。かなりの孤独な生活を送る俺であったが、それでも一応、人と会う約束という
ものもできていた。
アパートの外に人の気配が無くなった頃、遅い晩飯を腹におさめて良いあんばいになった頃
――つまりは夜。
夜になったら、俺は向かう。ガストに、俺は、向かう。
自転車をこいで空を見上げれば、空には月、そして星。
――あぁ、夜だ。
まさに今は、夜だった。夜のガストには、K子ちゃんがいるのだった。
「遅いよ」
俺たちは喫煙者でもないのに喫煙席に腰を下ろした。うるさい子供が近くに座らないからだ。
K子ちゃんは、鞄の中から『秘密ノート』を取り出した。
そうして今夜も、孤男・ひきこもり脱出のためのカウンセリングが始まるのだった。

41 :
>>36
ねーよw

42 :
玲「なあ、お前あのオバサンとまだ続いてんの?」
森「ん?アヤコさんの事か?ちゃんと付き合ってるよ。ってかオバサンとか言うな」
玲「オバサンにしては可愛い方だもんな~。そんでどこに惚れたん?やっぱり眼鏡?」
森「眼鏡フェチじゃねえって。やっぱり優しい所とかだろ。たまにキツいけど」
玲「へぇー、……なあ」
森「なんだよ」
玲「その、っていつもしてんの?」
森「二人だけで逢うのが週イチくらいだから、まぁ毎回やってるけど」
玲「そっか…。あのさ、女の子をに持ち込むのってどうやんの?」
森「ナニ?」
玲「いやほらあの、おオレの場合は女から誘ってくるけど、お前はどうやってんのかな~と思ってさ」
森「どう、と聞かれたら困るな…飯くって話しをして後は自然にさ。さわりあったりキスしたりか?」
玲「(ナルホド、自然にして触ってキスか)フーン、普通なんだな」
森「悪かったなw
しかし、お前がそんな話振ってくるなんて珍しいな」
玲「!! そ、そうかあ?(ヤバい、バレたかも…)」

43 :
>>42
惚れた理由を聞かれて「優しい所」と答えるって、なんだかエヴァを思い出した。

44 :
>>43
そうなん?おれエヴァ見た事ないんだ
映画版でも見てみようかな

45 :
>>44
テレビ放送されたシリーズしかその台詞はないけどね。
旧映画版はテレビ版の後に続くストーリーだし、現在の映画版は新しい
ストーリーが組み込まれていて、その台詞が無くなっているし。
現在の映画版は4作あり、今放映されているのは2作目。
序・破・急・?の内の破が放送されているの。

46 :
>>45
そっか。じゃあテレビ版見てみます。
むつかしそうだから、わかんない所は聞くので教えてください。
ちなみに、「優しい所」って話はどんなシーンだったん?

47 :
>>46
「優しい所」のシーンは、委員長の洞木ヒカリがアスカに
「鈴原トウジのどこがいいの?」と聞かれて答える所。
第17話あたり。

48 :
「それじゃあ、これからひきこもり脱出カウンセリング、その第一回目を始めるからね。
はい、ここに座って」
俺は言われたとおりに、ベンチに腰を下ろした。K子ちゃんも正面のベンチに座って、
俺に向かい合った。
――これから一体、何が始まるのか?この小娘は何を始めるつもりなのか?
ちょっとドキドキしてきた。
と、何やらK子ちゃんは、背中に背負った巨大な鞄を下ろし、その中をごそごそとあさり
始めた。そして「……あ、あったあった」などと呟き、一冊の大学ノートを取り出した。
その表紙には、黒いサインペンで『秘密ノート』と書き込まれていた。
俺は訊いた。
「何それ?」
「秘密ノート」
「だから。何それ?」
「……秘密ノート」
「…………」
K子ちゃんは秘密ノートを開いて、付箋紙が貼り込んであるページをめくった。
「はい、それではこれから講義を始めます」
街灯の逆光で、彼女の顔はうかがえない。しかしその声色は、ずいぶんとマジメだ。
ワケがわからないままに、俺はごくりと喉を鳴らす。
K子ちゃんは講義を始めた。

49 :
「さて、そもそもひきこもりとは何でしょうか?
この板は孤独な男性板じゃね?ひきこもりは板違いじゃね?
と思った方もいらっしゃると思いますが、孤男の内、社会参加してない人はひきこもりの
定義に入るのです。外出せず部屋にこもっている人のみがひきこもりではありません。
そして現在休学中の国家暴力さんやヒキコさん、そして大学を中退したムクロさんは、
社会参加してなくて親密な対人関係がないのでひきこもりですね。彼女たちや君などが、
親から自立して生きていけるようにするのがこの講義の目的です」
「でも、その問題って難しすぎじゃないの?だってひきこもり脱出法が書かれた本がある
なら、子どものひきこもりで悩んでいる親とかが買ってひと稼ぎできるよ」と私はつっこみ
を入れてみた。
「そう、この講義はどんな優秀なカウンセラーも解決していない問題を解決する事を目的
としています。でも普通の学生や社会人はひきこもりにならず社会参加しているので、彼ら
とひきこもりとの差異を考えてみるのも解決の糸口になるかもしれません。
では、ひきこもりや孤男と他の人との違いとは何でしょうか。それは「家族以外での親密な
対人関係の有無」です。ひきこもりや孤男は、家族以外の親密な対人関係を持っていません。
そして、毎日通学や通勤している普通の人の多くは学校や会社に親密な対人関係を持って
います。そこからも言える事は、4年間で大学を卒業したいと願っている多くの学生は、
「何がなんでも友達を作りなさい!」という事です」

50 :
「でも友達を作るには、波長の合う人が自分の行動範囲にいないと無理でしょ。それに
リスカさんみたいに周囲の学生と年齢が離れている場合は、友達の作りやすさとなる
同質性がないから、そういう人はハードルがまたあがるのではないかな。それから簡単
に友達を作れるような人には、人間的魅力がそなわっていて、人を引き寄せるものが
あるんじゃないの。そしてその人間的魅力の実態は、自分に対する愛なんじゃないかと
思っている」
「私も人の人間的魅力には愛が関係していると思っている。自分を愛している人は、
他人を愛する事ができる。自分を愛してくれる人には人は近づきやすい。群れを作り
成長し発展させるのはエロス(愛)の作用で、分離し個となり飢えた存在となるのは
タナトスの作用です。友達を作るのもエロスの作用なんだと思う」
「じゃあ、ひきこもり・孤男は本人の中でエロスよりタナトスが優位な人って事かな」
「私はそう思うね。群れを作るというエロスの作用は、共同幻想を作るって事と同じ
意味だと思う。共同幻想を作るって事は各人のナルシシズムと個体保存本能を言語の
内に吸収し共同化する、って事なんだと思う。集団から分離し個となるタナトスの
作用は、私的幻想の中に留まるって事なんだと思う」

51 :
「今回のネタ本はこれ」
とK子ちゃんは2冊の本を鞄から取り出し見せてくれた。
それは「ものぐさ精神分析」と「現代思想を読む事典」という本だった。
「難しそうな本を読んでいるんだね」
「「ものぐさ精神分析」は一昔前に流行った本で読みやすいと思うよ。事典の方は
興味を持った所をつまみ食いするか、他の思想系の本を読んでいて分からない単語
を調べるのに使えると思う。貸してあげるから読みなさい。じゃあ、第1回の講義は
これで終了」
そう言うと、K子ちゃんは勘定を済ましガストから出て行った。

52 :
「これからひきこもり脱出カウンセリング第二回目を始めます。
えーと。まずはひきこもり概論から。――さてさて、ひきこもりの原因、それは一体、
何なのでしょう。名前は誰も知らないさんにはわかりますか?え?わからない。
そうでしょうそうでしょう。大学であまり単位がとれてない名前は誰も知らないさんの
頭では、こんな難しい問題、きっとわからないことでしょう。ですが、あたしには
わかります。あたし、頭が良いから。今も高認の勉強中だよ。毎日5時間の勉強。
偉いでしょう。ははは――」
ははは――と笑いながら、彼女は先を続けた。
「あたしの研究によると、ひきこもりは幼児的全能感が去勢されずに残り、それが
対人関係の摩擦で傷つく事から逃れ、それを温存するためにひきこもるのです。
自分に対する誇大感が残るのは子どものときに親から「なんでもできる世界一の
自分」という感覚を共感をもって映し返してもらえなかったからです。誇大感を
持っているといっても自信を欠いていて強い自己否定をしていたりします。自信を
欠いているのは業績がないからではなくて、子どもの頃から親に誉められた経験が
少ないからです。ひきこもっている人の多くは、自分自身を愛することに失敗して
いるのです。ではどうすれば自分を愛せない人が自分を愛するようになれるのか。
他人から愛されなければなりません。そして他人から愛されるためには、他人を
愛さなければなりません。自分を愛することができない人は、しばしば他人を愛する
こともできない。ならば、どうすれば他人を愛することができるのでしょうか。
愛すべき他者とのを遠ざけないようにすることです。他者との親密な関係
抜きでは、なかなか安定した自信は回復できません」
K子ちゃんは再び鞄の中をあさり始めた。顔を突っ込むようにして、巨大な鞄の中を
調べている。そして――ようやく捜し物を見つけたらしい。
「あ、あったあった。はいコレ」
何かの本を取りだして、俺に手渡した。その本は斎藤環の『ひきこもりはなぜ「治る」のか?』
という本だった。
「今回のネタ本はこれ。私の解釈入りだけど」

53 :
アマ「自己こそ自己の主人、自己こそ自己の拠り所、馬商人が馬をあやつるように、自己を制するがよい。
   戦場で百万の人びとに勝つよりも、1人の自分に勝つ者こそ、最上の勝利者である」
哲子「一切は因果法則による必然であるという事と、自らを制する主体となる、という事は両立するのか」
アマ「一切は縁起に従った空であるという事と、自らを制する主体になるという事は両立するのか、って事
   だよね。主体性が確立できている人=執着を滅し、自らを制している(我執に基づく目先の欲望に
   振り回されない)人といった定義なら両立してますか」
哲子「本当に執着がなければ生存への囚われも努力も向上心もなく、社会生活を送る事はできないように思う。
   欲望と執着は違うという事を以前にアマさんは言っていたけど、欲による内面的強制に支配されている
   のが私を含めた多くの人であり、主体が存在しないように思う」

54 :
>>45
エヴァ全話みたよ、映画も。序と破はまだだけど
ATフィールドが心の壁なら、弧男のそれは侵食できない程厚いのか
誰とでも仲良くなって上手くやれる人は、アンチATフィールドみたいな物を持っているんだろうか
あのオレンジ色の液体に溶けるのは、母胎回帰?それとも皆一人は嫌だから混ざり合うのか?
しかし…アスカの最後のセリフ、まるでエヴァオタ(俺を含む)を罵るようだった

55 :
エヴァのテレビ放送時の頃に My Little Lover の曲で
「心の壁を作らずに生きてゆけない悲しさ」
という歌詞があるけど、これが「ATフィールド=心の壁」の元ネタになっているのかな
とか思った。
エヴァはいろんな作品から影響を受けて作られているので、その元ネタを見つける事も
エヴァを見る楽しみになっているように思う。
>>54
「ATフィールド 心の壁」で検索したらいろいろ出てくるね。
ここが結構面白かった。
ATフィールドの理論
http://homepage3.nifty.com/mana/chu9.htm
シンジは、なぜアスカの首を絞めたのか
http://homepage3.nifty.com/mana/chu10.htm
 20話およびサードインパクトより、
 リビドー(生への欲動)・・自我境界を形作るものであり、ATフィールドの原動力
 デストルドー(破壊、死への欲動)・・自我境界を失わせるものであり、アンチATフィールドの原動力
 であるといえます。
っていう説明がよかった。
精神分析の概念を利用してエヴァを語るとかってなんだか少し興奮する。

56 :
旧劇場版のアスカの最後のセリフの物語上の意味は、
「自分を拒絶する他者のいる世界に戻ってきた」
っていう事かもしれない。
最初あの場面でのセリフは、
「あんたなんかに殺されるのはまっぴらよ」
とかいうものだったらしいけど、後で変更したらしい。
NHKのBSアニメ夜話っていう番組でアスカの声優さんが言っていた。

57 :
>>56
聞いた話だと最後のセリフは、声優さんの完全なアドリブらしいね
それで、録音後のインタビューで
「この作品に対する思いを一言で表してしみました」っと言っていたらしい。
それが、
「きもちわるい」
…キモオタ共が興奮して理屈こねまわす作品は、
普通の感性の女性にはさぞかし気持ちわるかったろうなw
もっともらしい理由は後付けにしか思えないよ。
まあ、弧男の女に対する歪んだ想念だと思ってくれていいよ。

58 :
ゴメン、感想を言ってなかったな
とても面白く、夢中で全話見ました。
でも、好きか?と聞かれたら考えてしまう。
リアルで見る事が出来なかった悔しさとか、人気に対する嫉妬なんかがないまぜになって素直になれない。
話は変わるけど、昨日一人でバーで飲んでたら、初対面の女がエヴァの話をふってきた。
何故俺に振る?
アニメに詳しそうに見えたのか?
ウザいよ。

59 :
フラグへし折ったな。

60 :
そうかもしれんな…
俺、やっちゃったな…

61 :
>>57
作り話はよくないよ。
アドリブじゃないよ。

62 :
>>61
伝聞だから間違ってるのかもしれないけど、俺が作ったわけじゃないよ。
なんか雑誌で読んだとか言ってたけどね。曖昧でスイマセン

63 :
CUTの8月号がエヴァの新キャラが表紙だよ。
今頃になってから買った。

64 :
CUTかぁ…
最近は映画雑誌も買わなくなってしまったな。
最後に見た映画はなんだったろう
本屋さん行って見るよ

65 :
あるときアマさんはサーヴァッティ市のジェータ林、<孤独な人々に食を給する長者の園>にいた。
「アマさん!あなたにおたずねします。このことをわたしに説いてください。
あなたはヴェーダの達人、心を修養された方だとわたくしは考えます。世の中に
ある種々様々な、これらの苦しみは、そもそもどこから現われ出たのですか。」
アマさんは答えた。
「きみは、わたしに苦しみの生起するもとを問うた。わたしは知り得たとおりに、
それをそなたに説き示そう。世の中にある種々様々な苦しみは、執著を縁として
生起する。実に知ることなくして執着をつくる人は愚鈍であり、くり返し苦しみに
近づく。だから、知ることあり、苦しみの生起のもとを観じた人は、再生の素因
(=執着)をつくってはならない。」

66 :
午後6時。
図書館の閉館時間になり、外に出たら、背後から腕をつかまれた。
彼女だ。どこからともなく現れて「まあ、偶然ですね」と言った。
「お茶しませんか?私がおごります」
子犬のようにからまりついてくる。
「迷惑なのはわかってます。わかってるけど、私、どうやって距離をとっていいか
わからない。あなたのことずっと見てました。私と同じ色の人だと思ってた。なんか
見てるとほっとしちゃうんです。同系色だから。そばにいるだけでもよかった。だけど、
だんだんもう少し近寄りたくなった。でも、どう近寄っていいかわからないんです」
ありがとう……と、言いそうになって慌てて飲み込んだ。
いつになく彼女は真剣そうに見える。帰らないぞ、という気迫が伝わってくる。
「家に帰りたくない。家にいると死にたくなっちゃうから。手首切りたくなっちゃうから」
灰色の空からパラパラと小雨が降って来た。
やれやれ。
僕はしかたなく彼女を連れて歩き始めた。
彼女は子犬のように後をついてくる。二人並んで濡れながら商店街をとぼとぼ歩いた。
濡れながら歩いているとだんだんと二人が同じ温度になっていくようだった。雨の温度。
「私は、今のバイト、家に帰りたくなくてはじめたんです。別に働きたかったわけじゃ
ない。なるべく外で時間潰していたかったから。だって家に一人でいると、苦しくて
たまんなくなっちゃう。私なんか居ないほうがいいんだって思っちゃう。消えてなく
なっちゃえ、どっかいっちゃえ、オマエなんか誰も見てない。誰もオマエなんか人間
だと思ってない。誰も必要としていない、そんなつまんない人間なんだから、生きて
いるだけムダかもしれない……って」

67 :
2ちゃんねるでは板の様子を監視している運営の人間や削ジェンヌとその支持者による立ち
退き運動が激しかった。鉄条網の向こうには彼らやネット右翼の立て看板が並んでいる。
「追軍婦はたかりをやめろ!」「人非人」「即時退去」「在日は日本に巣くう害虫だ!」
物騒な文字が物騒な字体で書かれていた。
いっそのこと死んでくれ、と思っているのだなとわかった。みんなそう思っているんだ。
彼らの声は黒々としたゴミの要塞に吸い込まれていく。エイリアンの巣みたいだ。
バカは2ちゃんねるに書かれているゴミ情報を自分の事が書かれた加害者によるものだと
主張する。
バカに関する警察の仕事は、バカの私生活と通信手段の監視と公表、情報収集と情報分析
と公表、AA職人への反在日のAA制作依頼などであった。
「警察の情報収集で、バカのライフヒストリーがよくわかったわ」
バカの行動の一部始終を見ていいた彼らは興奮した。すげえ、ここまで見れるのか、と独り言
を言った。
これまで生きてきて、あんなに人間らしくない人間を見たのは初めてだ。あのバカこそ絶滅
危機種だ。世界遺産に登録すべきだ。
「いっそのこと、あのバカも、ゴミ袋に入れて美化センターで燃やしちまえばいいのに」
そう言われて、どきんとした。確かに、あのゴミとバカは似ている。汚くていらないものだ。
バカがゴミでないのなら、あのゴミの山もやはりゴミではないのだ。
「あのバカが一人になって、それからだんだんとゴミを集めるようになった。一人になって
寂しかったのかもしれない」
「あんはたは、なぜバカがゴミを集めると思う?なんのために?」
「捨てられたものを、救うため」
「意外にロマンチックなのね。私はこう思うの。バカがゴミを拾うのは、一種の中毒なの。
ゴミ拾い中毒」
「どうして、ゴミを拾うことが中毒になるんですか?」
「さみしいからよ。さみしいと人は何かに依存したくなるの。依存して中毒になるの。
お酒でも、タバコでも、恋愛でも、でも、ゴミでも同じ」

68 :
「ねえ、面白いゲームしようか?」
「なになに?」
「シェルターというゲームなの」
彼女は紙と鉛筆を取り出して、そこになにやら書きだした。
「ここに10人の人間がいます。これがそのリスト。よく見てください」
1、野村総研社員(MIT卒)
2、東大大学院生
3、西村博之(元2ちゃんねる管理人)
4、マァヴ(2ちゃんねる運営の1人)
5、ネット右翼(主に2ちゃんで活躍する嫌韓活動家)
6、AA職人(Z武AA、嫌韓AA、反創価AA、性器のAAなどをよく描く)
7、警察官(10番目のニートの通信手段や私生活を監視し1~6と共に共有していた)
8、知的障害者
9、元アル中の在日朝鮮人
10、21歳ニート(高卒)
「さて、2009年12月、ついに第三次世界戦争が勃発しました。国際問題がこじれに
こじれて世界の核保有国が一斉にボタンを押すという大変な事態に。地球は放射能
汚染によって壊滅状態になると予想されました。しかし、国際NGOによって秘密裏に
組織されていた人類選別委員会は、ひっそりと世界各地にシェルターを作っていま
した。ここ日本のとある地域にも、一つのシェルターがあります。そして、この
リストの10人の人間がシェルターの存在を知って集まって来ました。しかし困った
ことがあります。このシェルターは7人用なのです。人類選別委員会の規約では定員
は安全のために絶対厳守です。さあ、人類選別委員会のみなさん、この10人の中
から人類の未来を託すための7人を選んでください」
お互い、顔を見合わせる。
「7人を選ぶってことは、3人を見殺しにするってことでしょう?」
「まあ、そういうことね」
どうやら私は、シェルターからはずされたようだ。名も知らぬ誰かから生きる
価値のない人間と判断された。彼らの未来にとって役に立たない人間、殺しても
よい存在、それが私だったのだ。なぜ私は生きることを許されなかったのだろうか。
「どんな文章を書いているんだい?」
「自分のことだよ、それしか書けないから。シェルターのことを書いてる。そもそも
シェルターってなんだろうと思って。選ばれた人たちは、みんな自分が生き残るべき
人間だと思っているよね。でも、よく考えてみるとそれって、価値のない人は死んでも
いいってことなんだ。なんでなの?私も生きたいのに。どうして私はダメなんだろう」
すると、それまで黙っていた元アル中の在日朝鮮人が、急に怒鳴りだした。
「その通りだ。戦争はそういう考えの奴らが始めたことだ。そしてシェルターも自分
だけが特別だと思っている奴らが作ったんだ。価値のない人間は死んでいい。その
考え方が人類をずっと戦いに追い込んできたんだ。だいたい人類選別委員会だと?
いったいそいつらは誰なんだ。何の権利があって人間を選別する?その発想がそも
そも間違ってやしないか?」

69 :
>>68
おもしろいな
でも破綻した話だ。もう少しひねってくれ

70 :
「君が欲しいな」と僕は言った。
「いいわよ」と彼女は言って微笑んだ。
我々はコートのポケットに手をつっこんだままアパートまでゆっくりと歩いた。

71 :
彼女は、人間の機敏については、誰よりも鋭かった。
しかし、そのお陰で、
話が脱線している事に気付かないまま、よく僕に向かって怒った。
僕は恨みを蓄める事がすっかり下手に、いや、それを適度に発散させる事ができなくなっていた。
そんな、不安定な状態を察知していたのだろう。
それは、恋というよりは、母性に近かったのかも知れない。
ただ、それが二人にとって鬼門である事を認めたくなかっただけなのだ。
さようなら。

72 :
「なかなか素敵なお店ね」と彼女は言った。「よく来るの?」
「仕事がらみでたまに来るだけさ。どちらかというと1人の時はレストランなんか
よりは酒を飲みながらバーでありあわせのものを食べる方が性にあってるんだ。
その方が楽なんだ。余計なことを考えないで済むからさ」
「バーでいつもどんなものを食べるの?」
「いろいろだけれど、まあオムライスとサンドウィッチが多いね」
「オムライスとサンドウィッチ」と彼女は言った。「バーで毎日オムライスと
サンドウィッチを食べているの?」
「毎日じゃないよ。三日に一度は自分で料理をつくる」
「じゃあ三日に二日はバーでオムライスとサンドウィッチを食べるのね」
「そうだね」と僕は言った。
「なぜオムライスとサンドウィッチなの?」
「オムライスは『コインロッカー・ベイビーズ』の影響。良いバーはうまい
オムライスとサンドウィッチを出すものなんだ」
「ふうん」と彼女は言った。「変わった人ね」
「変わってないよ」と僕は言った。

73 :
>>72
俺のよく行くバーもサンドイッチ旨いよ!
オムライスは…カーチャンのが一番うまい

74 :
「お酒でも飲みませんか?」と僕は訊ねてみた。
「ウォツカをグレープ・フルーツで割ったのはなんだったかしら?」
「ソルティ・ドッグ」
僕はウェイターを呼んでソルティ・ドッグとカティ・サークのオン・ザ・ロックを注文した。
「どうだい、店が変わっちまって落ちつかないだろう?」とウェイターは言った。
「そんなことはないよ」と僕は言った。「混沌がその形を変えただけのことさ。台湾人と
朝鮮人が帽子をかえっこして、アザラシのタマちゃんとタラヲがえりまきをかえっこしたんだ」

75 :
「君を駅まで送っていこう。もう始発電車は出ていると思うから」
「ここから駅までなら、一人で行けるよ」と彼女は言う
「できたら君ともう少し話がしたいんだ」と私は言う。「駅まで一緒に歩きながら
話をしよう。もし迷惑じゃなければ」
「べつに迷惑じゃないけど」

76 :
彼女はずいぶん熱心に本を読んでいる。
様々な種類の人々が深夜のガストで食事をとり、コーヒーを飲んでいるが、
女性の一人客は彼女だけだ。ときどき本から顔を上げ、周囲に目をやる。
ただ一人で本を読み、ときどき煙草に火をつけ、機械的にコーヒーカップを
傾け、自分の事情を知っている人が話しかけてくれるのを待っている。
男は彼女と彼女の本に目をやる。少し迷ってから言う。「あのさ、こういう
のって余計なお世話かもしれないけどさ、何かあったの?たとえば、その、
ボーイフレンドとうまくいかないとか、家族と大喧嘩したとか。つまり、
一人で朝まで街にいるってことについてだけど」
一人客が多く見受けられるようになっている。ノート・パソコンを使って書き物
をしているものもいる。携帯電話でメールをやりとりしているものもいる。
彼女と同じように読書にふけっているものもいる。何もせず、ただじっと窓の
外を眺め、考えごとをしているものもいる。眠れないのかもしれない。眠りたく
ないのかもしれない。ファミリー・レストランは、そのような人々にとっての
深夜の身の置き所なのだ。

77 :
ガストの店内。客の姿はさっきよりまばらになっている。テニスラケットを
持った騒いでいた学生たちのグループはもういなくなった。彼女は窓際の
席に座って、やはり本を読んでいる。

78 :
URYYYYYYY

79 :
■小沢と公明が仕掛けてきた■ http://www3.nhk.or.jp/news/k10015722211000.html#
公明党の山口代表は地方参政権秋の臨時国会に地方参政権を認める法案を提出したい9/26
http://www.komei.or.jp/news/2009/0926/15518.html
公明主張 児童ポルノ 単純所持禁止へ法改正を 9/26 児ポ禁でネット規制も可 言論封鎖
●9月27日(日)★東京 13時30分集合@秋葉原公園
●10月4日(日)福岡 告知街宣:13時半@天神コア向側(旧岩田屋前)
デモ行進:14時半@警固公園
●10月10日(土)大阪 「新町北公園」(大阪市西区新町北公園1-14-15)
集合場所で集会 14時~ 終着点にて集会16時~ ●は在特会で検索
■◎10月17日(土) 13時~@砂防会館別館セーンバッハサボー大会議室にて
16時00分~17時00分 国家解体阻止デモ(国会付近)
◎草莽全国地方議員の会、日本文化チャンネル桜ニ千人委員会有志会 ほか議員
◎URL:http://www.ch-saku○ra.jp/topix/1290.html
■請願書受付&提出デモ ◎10月27日(火)16時半~ ◎日比谷公園噴水前出発
(※17時~19時45分 憲政記念館で保守政治家リレートーク
◎フリージャパンほか議員 ◎URL:http://blogs.yaho○o.co.jp/ayahiro1959/29343757.html
外国人参政権反対運動OFF part11
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/offmat○rix/1244305488/
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/offmat○rix/1253612906/
■官僚に葉書 参政権反対派 小沢 各地元事務所・議員会館事務所党三役へFAX
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/event/1253587444/
http://www.geocities.jp/san○seiken_hantai/minshu-hantai-2008.htm愛国議員
http://www6.atwiki.jp/sans○eiken/pages/21.html 
各FAX先 http://88171345.at.web○ry.info/200811/article_16.html
■【お知らせ】 NHK「JAPANデビュー」に抗議する国民大行動
http://www15.atwiki.jp/houdou/pages/22.html チャンネル桜 2千人委員会
 ■9月27日(日)★ 札幌 10月12日杉並講演会 18日松山市
※小沢はこのため奔走中  公明にださせて民主の手はよごさないんだよ
ダムJAL環境 全部めくらまし 秋の国会期日未定もめくらまし。

80 :
>>79
工作活動ご苦労様です。
とりあえずスレチなので消えてください。

81 :
No無い

82 :
村上春樹の文章は
なんかカッコつけ過ぎててすきじゃない

83 :
村上春樹の本は売れすぎて好きじゃないって人はいるよね。

84 :
>売れすぎて好きじゃない
なんでだろう?意味わからん
ああゆうカッコつけた文体は外人が好きそうだな~と思う
あと、普段あまり本を読まない人に、「いい本を読んだ」って気分にさせるんじゃないか?

85 :
大衆を見下しているからでは
そしてベストセラーは普段読書しない大衆が読んでいると思って見下しているとか

86 :
久しぶりに書いてみる
脳内彼女の設定
名前:森野夜
外見上の特徴:美しい、色白、やや細い、黒髪ロング
性格の特徴:無口、おとなしい、内向的、友達がほとんどいない
暗闇、夜、死、埋葬、頭蓋骨といったものに心惹かれる
だれにどう思われようと自分を貫く部分がある
読書好きで学校の昼休みは図書館で一人で読書して過ごしていた

87 :
gothか

88 :
「最近家ではどんな風に過ごしているの?」
森野「ネットと音楽を聴いているのと読書くらいかな」
「ネットではどういうサイトを見ているの?」
森野「2ちゃんねるとニコニコ動画かな。
 昔は死体画像サイトとか見ていたけど、最近は見てないな」
「森野さんがニコ動(笑)。私も以前はグロ画像サイトは rotten とか
 見ていたけど、最近は見てない。音楽はどういうのを聴いているの?」
森野「洋楽だと Marilyn Manson、邦楽だと Dir en grey」
「いかにも森野さん好みっぽいね」
森野「私っぽいってどういう事?」
「うまく言語化できないけど、頭蓋骨とか吸血鬼とか闇とか血とか黒い服とか、
 人間の暗黒部分が似合いそうな、そういう感じ」
森野「ふーん、なんとなく言いたい事はわかる気がする」

89 :
脳内彼女の設定や生い立ち、会話の記録をし始めると
あっと言う間に時間がたつから困る。

90 :
脳内彼女というか、理想の異性を考えて、その特徴をルーズリーフに
書いて時間が経っている事はあるな。

91 :
中堅若手女性声優2人とイチャイチャしてる妄想は結構するよ。

92 :
今23だけど、17の頃から付き合ってる脳内彼女がいます。

93 :
体洗ってくれたから、歯を磨いてあげた。

94 :
(-_-) 今日はクリスマスイブ・・・
(∩∩)

95 :
脳内彼女ってあくまで現実世界における自我にとっての脳内での彼女?
俺の場合自分自体を二次元の脳内世界に自我を保ったまま違う肉体の自分がいて
その彼女ならいるんだが

96 :
>>95
俺は両方かな
漫画読んでるときとかに一緒に読んでる妄想するし、妄想の中だけでデートしたりもする

97 :
(-_-) 孤独な人々に食を給する長者の園・・・
(∩∩) 響きがカコイイ

98 :
脳内彼女しか愛せない!
設定
名前:紗也
出身:東京都江戸川区
現住所:愛知県S市
髪型:ショート
胸:Cカッブ
性格:普段は姉さんキャラだが時々天然ボケ

99 :
ひかるちゃん!ひかるちゃん!!ひかるちゃぁぁんうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ひかるちゃんひかるちゃんひかるちゃんううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!ひかるちゃんたんの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
昨日のひかるたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
病気治って良かったねひかるたん!あぁあああああ!かわいい!ひかるたん!かわいい!あっああぁああ!
またまだ日記もうpされてないぃ…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!有名人のネットの日記なんて同じ世界じゃない!!!!あ…雑誌のインタビューもアルバムもよく考えたら…
ひ か る ち ゃ ん は 同じ世界の人 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!U3ィぃぃぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!一般人なんかやめ…て…え!?見…てる?最新の日記のひかるちゃんが僕を見てる?
日記のひかるちゃんが僕を見てるぞ!ひかるちゃんが僕を見てるぞ!アルバムのひかるちゃんが僕を見てるぞ!!
動画のひかるちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはひかるちゃんがいる!!やったよ!!ひとりでできるもん!!!
あ、アルバムのひかるちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
私の想いよひかるちゃんへ届け!!日記のひかるちゃんへ届け!

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