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2013年01月創作発表93: ネギまバトルロワイヤル31 〜NBR ]]]T〜 (424) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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ネギまバトルロワイヤル31 〜NBR ]]]T〜


1 :2010/08/08 〜 最終レス :2013/01/05
このスレは、『魔法先生ネギま!』キャラを用いたバトロワスレです。
<特徴>
他の多くのバトロワスレはリレー小説の形式を取っていますが、このスレでは異なります。
単独の作者による、長編SSスレとなっています。
現在、コテハンロワ投下中。次は28部となります。各長編SSはそれぞれ独立したお話となっています。
たまに、既に完結したお話のサイドストーリー、アナザーストーリーなどの短編が書かれることもあります。
<作者志望の方へ>
このスレでは、原則オープニングからエンディングまで全て書き終えた者が連載を開始できます。
見切り発車厳禁。頑張って書き上げましょう。
完成したら宣言の上、皆の了承を得て投下を開始して下さい。
<注意事項>
作品に対して内容にケチをつけたり、一方的な批判をするのはやめましょう。
こういう人が居ても、他の人は荒らしとみなしてスルーしましょう。
作者の都合もありますので、早くしろなどの催促はできるだけしないように。
次スレは原則>>950を踏んだ人が立てること。
容量オーバーになりそうなときは、気づいた人が宣言して立てましょう。
基本的にsage進行。

過去スレ等は>>2-5くらい

2 :
過去スレ
ネギまバトルロワイヤル  ttp://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1107856778/
ネギまバトルロワイヤル2 ttp://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1128095637/
ネギまバトルロワイヤル3 〜BRV〜 ttp://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1129557828/
ネギまバトルロワイヤル4 〜NBRW〜 ttp://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1132910518/
ネギまバトルロワイヤル5 〜NBRX〜 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1135869915/
ネギまバトルロワイヤル6 〜NBRY〜 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1139151600/
ネギまバトルロワイヤル7 〜NBRZ〜 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1142342541/
ネギまバトルロワイヤル8 〜NBR[〜 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1145711038/
ネギまバトルロワイヤル9 〜NBR\〜 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1151827124/
ネギまバトルロワイヤル10 〜NBR]〜 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1156684255/
ネギまバトルロワイヤル11 〜NBR]T〜 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1158672877/
ネギまバトルロワイヤル12 〜NBR]U〜 http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1171806097/
ネギまバトルロワイヤル13 〜NBR]V〜 http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1179239147/
ネギまバトルロワイヤル14 〜NBR]W〜 http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1187028365/
ネギまバトルロワイヤル15 〜NBR]X〜 http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1190977392/
ネギまバトルロワイヤル16 〜NBR]Y〜 http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1194335358/
ネギまバトルロワイヤル17 〜NBR]Z〜 http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1198065247/
ネギまバトルロワイヤル18 〜NBR][〜 http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1200675076/
ネギまバトルロワイヤル19 〜NBR]\〜 http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1202304288/
ネギまバトルロワイヤル20 〜NBR]]〜 http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1204558517/
ネギまバトルロワイヤル21 〜NBR]]T〜http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1206440868/
ネギまバトルロワイヤル22 〜NBR ]]U〜http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1208439710/
ネギまバトルロワイヤル23 〜NBR ]]V〜http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1210519150/
ネギまバトルロワイヤル24 〜NBR ]]W〜http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1213103418/
ネギまバトルロワイヤル25 〜NBR ]]W〜http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1221999961/
ネギまバトルロワイヤル26 〜NBR ]]Y〜http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1223973299/
ネギまバトルロワイヤル27 〜NBR ]]Z〜http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1228139121/
ネギまバトルロワイヤル28 〜NBR ]][〜http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1250307210/
ネギまバトルロワイヤル29 〜NBR ]]\〜http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1261235438/
ネギまバトルロワイヤル30 〜NBR ]]]〜http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1274280933/

3 :
関連リンク
◆現行まとめサイト
ネギまバトルロワイヤル まとめサイト 別館
http://yuyunegirowa.web.fc2.com/index.html
ネギまバトルロワイヤル まとめサイト5
http://nbr5.blog37.fc2.com/
ネギまバトルロワイヤル 携帯サイト2
http://04.xmbs.jp/negirowa/
◆歴代まとめサイト
携帯用まとめサイト−サイト消失
http://64.xmbs.jp/negima/
ネギまバトルロワイヤル まとめサイト4−現在更新停止中?
http://www.geocities.jp/negimabr/index.html
ネギまバトルロワイヤル まとめサイト3−サイト消失
http://www.geocities.jp/br_of_negima/
ネギまバトルロワイヤル まとめサイト2−現在更新停止中
http://www.geocities.jp/negima_br/
ネギまバトルロワイヤル まとめサイト−サイト消失
http://www.bbhp.net/~v1p9zzyls2/index.html
◆その他関連サイト
ネギまバトルロワイヤル 専用アップローダー
http://www7.uploader.jp/home/yuyu/
ネギまバトルロワイヤル 外部板(したらば)
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/13833/
話し合いをする場合はこちらで 話し合い用スレ(したらば)
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/8740/
銃器疎い作者さんへ
http://mgdb.himitsukichi.com/pukiwiki/?MEDIAGUN%20DATABASE
2chパロロワ事典@Wiki
http://www11.atwiki.jp/row/pages/50.html

4 :
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 ̄    ̄   ̄ ̄ ̄     ̄     ̄   ̄   ̄  ̄    ̄
       ネ ギ マ ・  ロ ワ イ ヤ ル
___     _   _  __  _    __      ____
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|書き込む| 名前: |         | E-mail(省略可): |sage         |
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                               , ─|l| ,/ノ
                               ! ,'´  ̄ ヾ
                               ! | .||_|_|_|_〉
                               ! トd*゚ -゚||  ここにsageって入力するんだ
                               ノノ⊂ハハつ    基本的にsage進行…
                              ((, c(ヾyイ      なんで私だけバニー…
                                  しソ
                                 

5 :
                         ,,,,.-‐''''''""´`````‐-、._
                     ,,.-'"´,-   ,    ,     `丶、
                   ,-'´  .,i'´.,i'´ // ///   ,      ヽ
                 ,,‐'´   i  /  // .///  /イi  li.     ヽ
                 //,/ ,  i  i  i'´!/!//_/_///!  l!li. i.i  .i `i
               / //// l  l  l ```‐l-、_ '. l_,,_ .ハ! .ll i. i l l .i              ,
              ,///,','/ .l .l  .l.  _l!  ``‐、 ` ! ll'`、」.l l i.i           ./!
             /イ ./r'´r、`l l  l. '了o::::)ヽ        ___,,, ヽ、! l l     /!     / /
           // l .イ/// ,〉! l  l  ```i!-'-      ,,'___  `` / l l    /./     / /
          ,-'"  .l 〈 '  ''``l l  l.   l!       ィo::i.ヽ, ,イ li、 i、  ./ /     ,/ ./       ./
               l i ヽ、  l l  l.   |!      、 `''´‐''/l  ハヽ! ./ ./     / /      / /
               l.!i 、 ヽ‐l l  l.   |!     - > /! /l .∧ヽ `ソ /    ,/ /      / /
                  l l!, l! i l l  l    l!   -- 、_ '´ ./;i' /l  l ` `/ /    ,/ /      / /
               ! l.l.! .l! l l丶、l.    !   ``   ゞ',イ!.l  l  ./ /   /`'ソ     / /
                 `l`lNl l  .ト 、         ,,ィ''! lll.l  l  ./ /   ,/  /    ,イ__/      ,,. [ I N T E R M I S S I O N ]
                   ` ilソ !  .l  `丶、    ,,.ィi''/ .! !!/! .l /_,,.'i   /  /   / /     ,.‐'",r   XXXI Zazie Rainyday
                  /'/!    l     `iー-''´  'l/ l ll ! l /  ./  ./  /  ./ ./  ,,.r'"´,,‐'´
━━━━━━━━━━ .-イ´〈l     l      ト、     ' .l ll ! l/  ./  ./.  ゝ、/ ./  ,.-'´ ェy"━━━━━━━━━━━━━━━━━
              / .l  .lヽ、   [ソロモン6]!l、 ヾヽ、  .l ll ! l'   l  /      .∠_,.-'´ .,,.-'"   ,,.-'"
            ,,.-''"i´  ヽ l     .l      ヽ! ヽ. ヽ、 l l l ! l   ``´          ,,.-'"  ,,.r'''"´,-''´  
        ,,,.-'"´   .l     ∨ .i    ト、     ./   i   ヽl l l ! .l              -',,.-‐''"´,,,-!''´ Welcome to Negima Battle Royale.
     ,.-'"´      .l     i l  ,  .l.  `丶、/   .l    l l.l ! .l              `´ ,,,-‐''´ 
   ,.-'´         l    / イ / l!l  ,.-''"´````‐ァ、l.   l l.l ! .l             ,-''´        "Shape your own destiny!"
   /           l   / /!イ/ l!.l,.-"ヽ      i l.   l l_l_!_l           ,-''
  /     ヽ      l   l/l/l!イ./l!.ト、  ヽ、    .i .l  /    ` 丶 、    ,-'''"
../       ヽ     l   ' 'ソ__/ l/ ヽ、  ヽr‐‐--! l ./         `` く´
/         ヽ   l````‐‐--、_    入  .l   li/             ヽ、
i               \  l       ``‐- y'  \.l   /               ィ'
l            \l         ,,.-'"   `>.'´               / .l
.l.             \     ,,.-'"     ,,.‐´               /   l

6 :
現在、ラジオ準備中・・・。もう少しお待ちを。

7 :
ラジオはじめます。
ラジオURL:http://std1.ladio.net:8050/negirowa.m3u
こちらから検索してもOK:ttp://ladio.net/(番組表で『ロワらじ☆ネギま!』を探してplayしてもOK)
ラジオ聴き方:ttp://www.k-razor.com/netradiofaq.html(iTuneでも聴けます)
Skype名:yue-skypecall

8 :
実況板はこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13833/1281247473/

9 :
やる気ないならないで良いからハッキリしてよ
期待してるこっちが馬鹿みたいだ
こういうとき、いつも謝罪すらないしいい加減にしてくれ

10 :
前スレ落ちた?
>>149から進んでないから新スレ出来てたのもしらなかった

11 :
移転トラブルでスレ保持数が20くらいになって全Rちた

12 :
今週のラジオはお休みです。
次回は来週の予定。詳細はまた連絡します。

13 :
そう言えば、作者さん名乗り出てなかったっけ?
あの人まだ見ているかな。

14 :
その前にコテハンロワはどうしたんだ?

15 :
お待たせしました。
ようやく投下出来る状態になりました。
今回は投下量がいつもより多いので確実にバイさるになるかと。
それでは投下開始します。

16 :
第42話 黒歴史に終止符を(中編)〜戦場のメリークリスマス〜
「別館ちゃん、いつまで気絶しているの?早く起きなさいよ!!」
ボクの目の前にはなぜか葱坊主さんが居る。
その葱坊主さんは相変わらず赤い褌にハゲ頭でいつもと変わらない。
だけど、どこかにあせりを感じる。そんな葱坊主さん。
「何だよー、どうしたの?葱坊主さん?」
「作者18が別館ちゃん達を追いかけてる」
「えっ、本当に?」
「本当のことよ。アタシも作者1もアイツにやられたの」
それを聞いてボクは驚愕する。
「でも、葱坊主さんはボクの目の前に…………」
葱坊主さんは首を横に振った。
何となく、よくみてみると目の前に葱坊主さんは薄い、そんな気がする。
「大丈夫。今のアイツは『演』を使えない。だから、次に現れるのは必ず本体。そして弱っている今なら―――――」
「葱坊主さんは―――――」
葱坊主さんが話し続けようとするのをボクが遮る。
「―――――作者18に殺されたの?」
その言葉を聞いた葱坊主さんはゆっくりと縦に頷く。
「そっか……」
悲しげな表情を浮かべていたであろう葱坊主さんは明るくボクの肩に手を置く。
「でーも、大丈夫☆首輪が外れたアナタなら脱出出来るだろうし、司書たん自身にも脱出プランは既にあるみたいよ」
「でも、葱坊主さんは……」
フフンと笑みを浮かべて葱坊主さんは言う。
「だーかーらー、アタシのことは気にしなくていいの。別館ちゃんは他の皆とこんなゲームから脱出して」
「……うん」
「それと、次に作者18が襲ってきたら絶対に容赦はしないこと。今の弱ったアイツなら別館ちゃん達が力を合わせれば絶対に倒せるんだから♪」
先ほどよりも葱坊主さんの体が薄くなっていた。
「お別れの時間ね」
葱坊主さんの体が徐々に薄くなっていく。それは今にも消え入りそうな、そんな気配を漂わす。
「葱坊主さん!!」
「約束よ。アナタは絶対に生き残りなさい。葱坊主真拳をまたくらいたくなかったらね(笑)」
「葱坊主……さん」
「そーんな悲しそうな顔しないでよん☆アタシはあっちでずーっとアナタ達のことみてるからさっ☆」
「……うん」
さっきまで近くに居た人が居なくなるってこういう感覚なんだって初めてわかった。
携帯まとめさんの死の瞬間にボクは立ち会ったけど、その感覚とはまた異なる。
葱坊主さんはゲーム開始当初からずっと傍に居てくれた―――――その人が居なくなるってこと。
―――――こんなゲームは絶対に終わらせないといけないんだ!
その気持ちがボクの心に生まれる。
今まで、他のコテハンの人が死んだときにボクはどこか他人事だった。
だけど、今なら理解できる。身近な人の死がこんなにも悲しく切ないことということ。
その気持ちがようやくボクにも理解できた瞬間だった。
「あ、別館ちゃん、あとね―――――――」
葱坊主さんの最期の言葉を聞き終わらぬまま、ボクの意識は――――――。
*******************************************************************************************************

17 :
近くの民家でシャワーを浴びて着替えをした私は首輪探知機が示す残りの2つの点を目指した。
少し距離が離れているが私にあせりはない。
なぜなら、私はジョーカーであるため支給品はかなり優遇されている。
そんな私には移動のための手段として自動車のキーが支給されているため、移動手段には全く困らないのである。
「しかし、かなり今回はやられたわね……」
シャワーを浴びたとき、先ほどの戦いでついた傷がかなり染みた。
応急処置程度に消毒や絆創膏、包帯はしたもののそれも気休めでしかない。
体にかなりガタが来ているのは私が一番良く知っている。
おそらく、次の戦いでラストにしないと次はないだろう。
作者1の自殺行為によって、特殊文字『演』を失った私にはもはや作者18の替え玉が存在しないことを意味する。
それは私にとっての隠れ蓑を失ったことと同義であり、次の戦いでは私自身が戦前に赴く必要がある。
「まさか、最後の最後ので私自らが参戦しないといけないなんてね」
今まで、数々のスレを荒らしてきた。特にネギまロワのスレを荒らしたときには"黒歴史"認定され、かなり楽しかった。
あの楽しみを再び味わいたい。私にとって荒らし行為は日々のストレス発散のために必要なことなのだ。
そして倒すべき相手はあと数人。
ここまできたら、私は退くわけにはいかない。
今までだって他のコテハン達に容赦はしなかった。
殺るなら徹底的に、どんな獲物だって仕留めてみせる。
私にとっては殺人なんてものはスレを荒らしたり自演したりすることとなんら変わらないのだ。
そう、単なるストレス発散の行為――――――。
「傾向作者、約束の報酬だけはわすれるんじゃないわよ」
私は支給された自動車に乗り込み、首輪探知機をたよりに残された2つの点のあるエリアへと向かう。
そうだ、さっさと終わらせて傾向作者からたんまりと報酬をもらって家へ帰ろう。
家に戻ったらまたどこかの掲示板を荒らそう。それが私の生きがいなのだから――――――。


18 :
「次で、次で、終わりよ……」
作者13のファッションに似た服を着こなす彼女の表情はやがて魔性の女へと変貌を遂げていく。

                   ,.、-‐=──ッ--、、
               ,. .‐ ''´、     /    `ヽ、
              /,    ,>''"  ゙' --、、\、 `ヽ.、
            /,彡 ,、 ‐'"         `ヽヽ\  ヽ、
           /,ィ', /               \ `  ':、
r'" ̄`ヽ、.     // /   ィ                ヽ、 ミ、.'、
      ヽ     ,'/ / /´ /                 ヽ` 、 '、
    .  ヽ  ,' /  /  /    i    '、     、    ヽ  .'、
      .l.  i /  /  /i    l     '、     '、  、 '、  l
    .  . l  l/   l     !    l       i      '、  '、  .l  !
       | . / ,' ,.l .   l    l l.      l   i   .'、  ',  l  l
       .l. ,'/ ;'  ハト、l、 l    l .l   i   .l    l   ',  l !  ,'
       ,' ,'' ;'  ィヽト、lヽ、 l   ゙  . l   l  l !    l   、lド./
      / .l.     /ハヽl、ヽ、 l l、 l   l.  l  ,.ィ'   l、,Nヽl l /
      `ヽ、 / / 7ト.、. ` ^ヾ、N、l:、  N、 _,j=卞  从 仆/` ,ソ.lイ
        ヽ' ' / /キ `r‐ュ,、ヽlヽ lヽ .l ^'"/ト.l ヽ/_イ_,ハl./  ;'.;' l、 フフフ、アハハ、アーッハッハーー!!
          '、/ ハヽ、 弋ソ _` ,ヽl .ヽl  ,ィ セテ''"チ i l  l ,'彡l、
           l' .,' rl ,,` ''"´ _,.::l `    ヽ辷'. _,ノ- ,' l l ,タr'-┴--、
           l ト、'、     ヾ::〈         ``  /,.r'"´       ヽ
  .       l l ヽ'、     ,_. `         " //        次  '、   真・作者18イメージAA
     .    l_l r=-、  .,/タi弋ー--ッ'     / ,'.  ( .  終 で   l
             r'.l(_, _)、./ ./ ';;: ̄,.ィ7   _,/ ,'   )  り  、   |
            ,l トl、,>^' ./  ,ィ_,. -‐ '"_ノ  _,、イ  _,j    (  .に  次  l
          ./l ヽ/ /  // , -‐ ´_,、-'" /^、./ l.   ):  .し  で   |
         /' トl.^` /  /'  /_.._.""     l/ /.イ l .   (   よ   、  .}
─----─''"   N  /  /  //  .'、     Y /,イ/ |           /
:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.|l:..:,' , '  '" ,、 ‐'"^、   .l:..:lハl:..:..:.ヽ、         /
.:.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.l         ィ '、   l.:..:..:..:..:..:..:..:.\、    _,ィ'1
..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:/l         r'_/ -= l:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..`ー <l l .|
「フフフ、アハハ、アーッハッハッハッハーーーー!!!」
その場に残されるのは高らかな笑い声。
彼女にもはや、正義や道理などいったものは存在しない。否、はじめから無かったのかもしれない。
荒らし作品、"第18部"を投下したあの瞬間から…………。
もうひとつの黒歴史となった、荒らしと自演の天才である真・作者18は今、最後のターゲットを葬るために動き出した―――――――。
*******************************************************************************************************

19 :
「う〜ん……」
「起きたか?別館」
司書くんの声。
ガタンゴトンと揺れる車の中でボクは目覚めた。
運転しているのは司書くんだ。
「この車はどうしたの?」
「あぁ、これか。近くの民家から盗んだ。たまたまキーとガソリンも見つけたからな」
どうやら葱坊主さんの葱坊主真拳をくらったボクは気絶していたらしい。
そのボクが気絶している間に司書くん達は近くの民家から車を盗み、今、それに乗っているらしい。
「お姉さまーーー☆」
起き上がるなり、ボクに抱きついてくるジューク。
「ジュークちゃんとしてはお姉さまがあのハゲオカマに殺されてしまったかと……」
「アハハ、そんなわけないよ。葱坊主さんはそんなことする人じゃなかったし……」
とりあえず、ジュークをなだめておくボク。
「ようやく起きたか」
とジュークの胸の谷間を陣取るTNAくん。
「あはは、どうやら気を失っていたみたい」
相変わらず、胸の谷間にポジションを置くTNAくんをみて、ボクは自分の胸の谷間を確認。もちろん無いけど(笑)
「別館のお姉ちゃん、本当に具合は大丈夫なの?」
「うん、もう大丈夫だよ」
そう聞いてくる車後部のボクの隣に座る作者26くんの表情はどことなく暗かった。
そんな彼に対してボクは事情を聞くなんて野暮なことはしない。
暗くなる要因はただ一つ。
きっと彼の探し人であった作者6さんと作者17さんが亡くなったことを確信してしまったのだろう。
「別館、言いにくいことなんだけどよ……」
車を運転しながら司書くんがボクに話しかけてくる。
「うん、分かってる。葱坊主さんと作者1のことだよね?」
「あぁ」
運転中のため、司書くんは正面を向いたまま小さな声で答える。
「さっき、夢の中で葱坊主さんが出てきたからなんとなく状況は理解してる」
「そっか……。なら話は早い。」
―――――――あの2人は死んだ。
あっさりと言う司書くんの言葉に軽くショックを受ける。
「司書くん、何もそんなにあっさりと……」
「………俺達には時間が無いんだ」
ゴスロリ服に身を包んだ司書くんは運転中を理由に決してボクの方をふりむいたりはしない。
「いいか、別館」
「なに?」
「今、生き残っているのは何人だと思う?」
何を今更言っているのだろう。
生き残っているのは第4回彗星放送の結果から考えると、ボク、司書くん、ジューク、作者26くん、真・作者18の5人しか居ない。
他のコテハン達は既に死んでしまっているのだ。
要するにボク達のグループと真・作者18しかいない。
「5人……だよね」
ボクはゆっくりと答える。
それに対して司書くんは「やっぱりな」といった表情で笑ったのを車のミラー越しに見えた。


20 :
「違うな、8人だ」
「へっ?」
ボクは思わず驚く。
ボク達の他にも生存者が居る?どうして?確かに彗星放送では名前が呼ばれているのに?
「ジュークと作者26、TNAには既に話してあるが…………まずはそこにあるものを見とけ」
そう言って"そこにあるもの"は司書くんが特殊文字『司書』でつくった人の本音を覗き見する本、通称"覗き見日記"だった。
ボクはその覗き見日記を手にとって眺めるとすぐにある事実にきがついた。
「―――――!司書くん、これって!!!」
「気がついたか?」
「うん―――――」
そう、『司書』に書いてあった内容は人の本音を覗き見る。
つまり"生存していれば対象者の本音ページは常に更新される"わけだ。
そして、『司書』には、このBRに参加した全員のコテハン達のページが覗かれていた。
こういう全員の本音を覗き見するあたり、司書くんのタチの悪さが伺える。
けれど、生き残っている人数は少ない。
もちろん、死んでしまった葱坊主さんや作者1さんの本音ページの更新は止まってしまっているし、
そのほかのページも対象となるコテハンが亡くなっているため、ページは更新されていない。
だけど――――――――、
ボク達や真・作者18以外に本音ページの更新が続いているページがあった。
それは、スレ汚しさん、伊吹さん……そして、傾向作者さんのページ。
この3人は以前の彗星放送で名前を呼ばれたのにも関わらず本音ページの更新が続いている。
なんで、この3人は生きているのだろう。ボクのように何らかの方法で首輪を外すしか方法は………。
「気がついたか?俺達と真・作者18以外に生き残っている奴らが3人居るんだ」
「うん、でもこの人たちはどうやって首輪を―――――」
ボクの喋りが終わらぬまま司書くんが話し出す。
「……傾向作者のページを見てみろよ」
ボクはいわれるがままに傾向作者さんのページを出す。
この人の本音ページを見た瞬間に思わずボクは驚く!
「えっ!傾向作者さんって――――――」
傾向作者さんの本音ページにはいかにもこのBRの黒幕でしか知ることの出来ない情報が書かれていた。
そして、スレ汚しさんと伊吹さんの首輪をはずしたのも傾向作者さん。
黒幕だったらそんな行為だって簡単に行えるわけだ。
驚くべきは傾向作者の考え方だった。
――――――なぜ、このBRを開催し、自ら開催したのか。そして彗星との関係。
全ての傾向作者の行動がボク、いや、ボク達は理解した。

「あぁ、あいつはこのロワの"黒幕"だったんだ!!」
「……うん、そうみたいだね」
ボクは縦に頷く。
そして、はっきりした。ボク達がこのゲームから脱出するには―――――――、
―――――――傾向作者を倒す必要があるってこと。
「とりあえず、傾向作者が居る彗星の家まで飛ばすぞ。生き残っているスレ汚しと伊吹とも脱出したいしな」
「うんっ!」
司書くんのアクセルを踏む足に力が入るのを感じる。


21 :
「司書、別館さんにお前の脱出プランを話しておかなくていいのか?」
ジュークの胸の谷間からTNAくんの声。
「脱出プランって……」
「それはな……」
「あーーーーー!(゚Д゚;)」
司書くんが脱出プランを話そうとした瞬間にジュークが叫びだす。
「ジューク、どうしたの。突然大声だして」
ジュークは車のフロントミラーを指差して叫んだ。
「見て!見て!変な車がジュークちゃん達を追いかけてくるよ〜煤i゚∀゚ノ)ノキャー」
車の中で騒ぎ出すジュークのキンキン声に耐えられずボクと作者26くんは両耳を押さえる。
ただ一人、司書くんだけが冷静にフロントミラーをチラ見しながら更にスピードをあげていく。
「チッ、きやがった」
「司書くん、どうしたんだよー」
荒々しい司書くんの運転にボクは尋ねる。
「きやがったんだよ!わからねえのか!!」
「えっ………」
ボクはフロントミラーに写る追いかけてくる車に乗っている人物を凝視。
「あ……あ……」
隣ではおびえる作者26くん。
そこに写っていた人物は、もはや一人しか考えられない。そう――――――――、
―――――――――――――真・作者18。
白い軽自動車に乗り込み、地味な印象とはうってかわって派手な服装に身を包んで車を華麗に運転している。
下ろした長い髪に派手なピアスにネックレス。おそらく民家においてあったのを盗んで着ているのだろう。
雰囲気は――――最初のスタート地点でチラリとみた作者13に似た服装である。
司書くんがすばやく右に回れば、華麗なハンドルテクニックで真・作者18も右へと回りこむ。
司書くんが手際よく左に回れば、テクニカルな動作で真・作者18も左へと回って追いかけてくる。
その形相は邪悪に満ち溢れていて、狙いは明らかにボク達であった。
「くそ!アイツ、俺のドライビングテクニックについてくるのか!」
司書くんが悔しそうに叫ぶ。
司書くんの運転がへたくそなわけではない。ただ、意外にも真・作者18のドライビングテクニックがそれを上回っていたのである。
「司書くん、このままじゃ追いつかれるよ!」
「分かってる!!」
「ゴスロリニューハーフ〜( ゚Д゚)」
「うるせぇ!!」
「司書さん、だんだんあの人の車が僕達に追いついてきます」
「うだうだ喋るんじゃねえ、舌かむぞ!!」
森林へと入り、道なき道を爆走する。
砂利のせいで車がガタゴト揺れる。
ボクの心臓も同時にバクバクする。
ぱららららららららららららら。
真・作者18が車の中から右手だけを出してサブマシンガンを放つ。
「う、撃ってきた〜」
作者26くんがブルブル震えながらうずくまる。
ボク達が乗る車にいくつか穴があいていく。
タイヤを撃たれたら一貫の終わりだ。

22 :
「あらあら、意外にやるのね」
真・作者18がミラー越しにクスッと笑うのが見えた。
「司書、ここは戦うしかねえぞ!」
シリアスなツナ缶が司書くんに意見する。
「分かってる、そんなことは俺でもわかってる」
司書くんの表情にあせりが伺える。
―――――アクセルを最大限に踏み、スピードはやがてMAXへ!!
目の前の茂みなど木にせずに突っ込む。
道なき道を突き進むオフロード走行。
車に傷がつこうと気にしない。
………可愛いゴスロリ服とはうってかわって司書くんの走行は危険極まりない。
そしてあえていおう。ボクは―――――――、
―――――――――絶叫マシーンが大嫌いだ!!
「ジェットコースターみたいで楽しいお(^ω^ )」
のんきなジュークは放置。
「し、司書さん、あの人も後ろから追いかけてきてますーーー」
作者26くんが恐怖が混じった声で叫ぶ。
「チッ!おい別館!!」
「な、な、な、なんだよー」
ジェットコースターが大嫌いなボクはこんなガタゴト揺れる車の中ではほとんど身動きなんてとれない。
「こっちの武器は何が残ってるっ!」
「え、えーととととおおおおお・・・うわぁぁぁぁぁぁ」
目の前の障害物を気にしない司書くんの走行に車の左側のドアが剥ぎ取られる。
「早く言え!!」
「わ、わかってるよぉ〜」
ボクは慌てて手持ちの武器を確認。
その間にも後ろから真・作者18のマシンガン攻撃は続いている。
それを司書くんはかろうじて避ける、そんな感じの状況。
…………手持ちの武器は意外にも少なかった。
「えーと、電子銃にスナイパーライフル、斧とバット……だけだね」
「くっ、それだけかよ……」
あまりの武器の少なさに司書くんはがっかりする。

ぱらららららららららら。
容赦なき真・作者18の攻撃。

「「うわわわぁぁぁぁぁぁぁぁ」」
ボクと作者26くんが悲鳴をあげる。
どうやら、このカーチェイスバトルは真・作者18のほうに分があるようだ。
いつの間にか真・作者18の乗る車がボク達の乗る車の右側にぴったりとくっついていた。
「司書くん、アイツの車が隣にーーーー」
「わーってる、そんなこと言っている暇があったら反撃でもしてろ!」
「は、反撃といっても……」
ボクは渋々、自らに支給されていた電子銃を握る。

23 :
「とにかく、相手の車のタイヤを狙って動きを止めないと……」
そう言ってボクが相手の車のタイヤに狙いを定める。
ギョーン、ギョーンと光線が直線状に描かれるものの、その光線は決して当たりはしない。
ボクの狙いがわるいわけではない。真・作者18が軽々と避けてくるのだ。
「あいつ、どんだけ運転のテクニシャンなんだよー」
ボクは絶え間なく撃つけれど、やっぱり当たらない。
「このままじゃ……このままじゃ……」
気がついたら額から汗が流れていた。
このままでは殺される。そんな恐怖が額から汗を流すことであらわされる。
その間にもアイツはマシンガンを乱射。
車体に穴がどんどん開いていく。
作者26くんはもはや、恐怖でその場に頭を抱えて伏せていた。
いつの間にか森林を抜け、広い草原に出ていた。
同時に広がるのは下は更なる森林生い茂る深い森。
右隣にくっついていたはずの真・作者18も気がつけば数メートル後ろに後退している。
「くっそーーーー、エリアはC-08まで来ているんだ。だけど……」
――――――行き止まりだ。
司書くんの言葉にかなりの重みを感じる。
そうなのだ。今、時刻は17時を過ぎ、西の空には夕日が見える。
――――――そして、これが何を意味するのか?
………それは司書くんが知っている。
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24 :
やっとみつけた。最後のターゲット。
そのターゲットは私と同じく自動車に乗っていた。
どうやってキーもないのに自動車に乗り込んだのか?そんなことはどうでもいい。
どうせどこかの民家においてあったキーでも盗んで乗っているのだろう。
そんなことよりも、私にとっての最後のターゲット。
それが目の前に居る。あいつらを逃すわけには行かない。
それがジョーカーとしてこのロワに参戦した私の役割・宿命。
あいつらの乗る自動車のスピードがアップする。
どうやら私の存在に気がついたらしい。
「フフン」
と自然に笑みがこぼれる。どうやら、私に対してカーチェイスバトルを挑みたいらしい。
私はアクセルを思い切り踏み込む。
こうみえても運転は得意だ。
あいつらの自動車が森林の中へと逃げ込んでいく。
しかし、そんな障害物など私にとっては無いも等しい。
私は華麗なるハンドルテクニックで障害物を避けていく。
少し余裕が出来れば、右手を外にだし、マシンガンを相手の自動車に向けてぱららららと放つ。
それだけであいつらにとっては脅威そのものであろう。
あいつらは逃げるだけで精一杯。
だが、運転が得意な私には攻撃に転じる余裕がある。
どうやら、このカーチェイスバトル、私のほうに分があるようだ。
時刻は17時を過ぎている。
私は片手に握るマシンガンの乱射をゆるめることなく乱発。
夜になると視界が悪くなる。
どうあっても、次の彗星放送が始まる前までには決着をつけたい。
相手は数人いるのに対して私は一人。
人数的には圧倒的に不利なのだ。早く終わらせることにこしたことはない。
『演』による作者18の作成が不可能になった今、私自身が全力で戦う必要があるのだ。

ふと、エリアを確認する。
現在のエリアはC-08。時刻は17時過ぎ。
思わず私はニヤリと笑みがこぼれる。
―――――袋のネズミね。
この周りのエリアは禁止エリアになっている。
そして、現時点で首輪をはめているものが2人居る。
私自身の首輪は外しているから禁止エリアの影響を受けることはない。
よって、少なくとも2人はこのエリアで囲むことが出来る。

「このエリアで……決めなきゃ、ね」
私は片手でハンドルを握りつつ、もう片方の手でサブマシンガンを握る。
今、ある全ての武器を使ってでもあいつらを始末する。
私の決意は固い。それは明日への荒らしにつながるのだから。

―――――決着のときは近い。
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25 :
「お前達、降りろ」
司書くんは車のスピードをほんの少しだけゆるめ、ボク達にそう指示する。
「司書くん……降りろって車は走ったままだし、それにキミはどうするのさっ!」
「うるせぇ、これでも持って飛び降りろ!そして、エリアB-09へ行って傾向作者を止めるんだよっ!!」
司書くんの声はいつにもまして大きい。可愛い声にもどこかトゲがある。
渡された一つのディパック。
そこには司書くんが『司書』の特殊文字で出した本音覗き見日記とお手製の……爆弾?らしきものが入っていた。
「司書くん、これってどういう――――――」
ボクが喋り終わる前に司書くんが話し出す。
「それが俺の脱出プラン。その爆弾で、おそらく本当の本部である彗星の家を破壊してゲームを壊すんだっ!」
「いつの間にこんなものを……」
よくみたらお手製の爆弾には"作者W"というサインが入っている。
「それな、拾ったんだよ……たぶん、作成者は作者Wだろうな」
「だったら、司書くんも一緒に…………」
ピピピピピピピピピピピ!!!!!
いつの間にか、司書くんとジュークの首輪から電子音が鳴っていた。

―――――無理なんだよ。

司書くんが小声でつぶやく。
その時、ボクは気がついたんだ。
ボクと、作者26くんの首輪は葱坊主さんのおかげで外れている。だけど、司書くんとジュークの首輪はまだ外れていない。
そして、この先は禁止エリアが続く道。
それはつまり、この先には――――――司書くんとジュークがすすめないことを意味していた。
「それじゃ、司書くんはどうするのさっ!!」
「…………俺は、ここであいつを…………もうひとつの黒歴史を向かえ撃つ」
司書くんがバックをしつつUターンすると同時に首輪の電子音が止んだ。
「首輪ついてる、ジュークちゃんも、どうすればいいのさっ!!ヽ(`Д´)ノプンプン」
ジュークも騒ぎ出す。
「あんたは車を降りたら、一気に禁止エリアを突き抜けろ。たぶん……いけるはずだ」
そう司書くんが言った瞬間にうるさく騒いでいたジュークが静かになる。同時にかすかに聞こえる声で「……バカ」と聞こえた気がした。
「司書、お前まさか――――!」
何かに気づいたTNAくんが突然ジュークの胸から飛び出す。
「言うな!!」
気がつけば司書くんの顔は汗でびっしょりになっていた。
「言うな、言わないでくれ……俺が、これからやろうとしていること……、大丈夫だから……」
よくみると司書くんの体は小刻みに震えている。
「あ、あぁ……」
それに気がついたのかTNAくんは静かに黙り込む。
ぱらららららららららら!!!
真・作者18の乗る車から放たれたサブマシンガンのシャワーは確実にボク達の乗る車に穴を開けていく。
幸い、エンジンやタイヤに無事だが車体はかなり危険な状態になっている。
もはや、時間の問題と言っても過言ではない。
「お前達、とっとと降りろぉぉぉぉ!!!!!!」
司書くんがこれから何をやるのか、ボクには想像がつかない。
だけど、司書くんのことだ。もうひとつの黒歴史を倒すためのとっておきの秘策があるに違いない。
だから、ボクは司書くんを信じる。司書くんが「大丈夫だ」って言ったら大丈夫なんだ。

26 :
「ボクの『別』なら……安全に脱出できるかも」
ボクは一緒に車から脱出するべく、作者26くんとジュークの体に触れる。
脱出先の場所をイメージ。そんなに遠くなくていい。安全な茂みの中へ。
イメージが整う。司書くんは相変わらず険しい顔をしながら何とか猛攻を耐えしのいでいる。
「司書くん……」
「……さっさといけ」
「うん……」
―――――『別』
ボクの全身が光に包まれると同時に作者26くんとジュークの体も光に包まれていく。
その時だった。ジュークの体がスルリとボクの触れている手から抜けていたんだ。
「ジュークゥゥゥ!!!」
思わずボクは叫ぶ。
「トゥットゥルー♪」
ジュークはしなやかに運転席へと飛び、司書くんをボクのほうへ投げ飛ばす。
「てめぇ、なにしやが――――――」
「死ぬのは、アタシだけで十分だよっ」
    ∩   ∧_∧
    丶\_(   )
     \_   ノ  てめぇ、なにしやが――――――
∩__  //司書/
|__ \/ /  /|
   \| L__ノ |
|19 ̄ \   ノ
| 厂Г| ̄( 。A。)
| ) | )  ∨ ∨
し し    死ぬのは、アタシだけで十分だよっ

   へ――-、
`/ ̄ ̄ ̄ __\
f 厂Г|\_19 \-、  ポイ捨てっ♪
| ) | ) ( 。A。\ミソ
し し  ∨ ∨
      __
      | ノ __
      / / /_ノ
    _/ /_//  
    (,人司書丶,'   うおおおぉぉぉぉ!!!!
   /丶)⌒丶 人)へ'
   |  ̄ ̄ ̄ / |
「ジューク、早く、こっちへ……」
早くしないと『別』による瞬間移動が発動してしまう。
運転席に座ったジュークはハンドルを握り、アクセルを思い切り踏み倒す。
後ろを――――ボクのほうに振り向いたジュークはニッコリ笑っていた。
それは今までのカオスなジュークとはどことなく異なっているように見えた。


27 :
「お姉さま、今までありがと!とっても楽しかった♪」
 .  / /  / //_,.  -‐- 、 ヽ ヽ i
   ' /  / /r‐' / / / ` i ヽ `、 i  〉
  ' ./   , i/./// ,イノ ! !、 i `i ! /
 . ' / !  , i!/_,/'=/ノ/' i./i ト! ! i、i i
 / i  i  ,  i〃_ノ:::!ヽ   ' リ=!イ ./ !ヾ、
 ! .i  i  i  i"i::::::ノ     '_):!ゝ〃'i ヽ
 i .i i ! .i  i  ̄       !:::ノノ ' / i !
 ヽi i ! i i.  !    rー 、' ` '/ i / i i
  ``从ヽi 、!` 、  、.ノ  ,  ' i 
    ゝ'i i从-、 ` r ,',.    バイバ〜イ☆
      /   ` 、 ,` ヽ
 .    /ー _    ,   !   ジューク(作者19)イメージAA
    /~`ヽ、ヽ  、   !
「バイバ〜イ☆」
次の瞬間、ボク達は『別』により車外、近くの茂みへと瞬間移動していた。
ジュークの乗る車はスピードを上げ、そのまま真・作者18の乗る車に特攻していった。
                          __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
ちゅどーーーーーん!!!
2つの車は大きな爆発音をあげ、火の粉舞い散り、ジュークは黒歴史とともに爆音とともに炎の中へと消えていった。
「あいつ……俺がやろうとしていたこと……」
司書くんがボクの目の前で呆然と立ち尽くしている。
同時に司書くんの首輪が「カチャ」と音を立てて外れた。
「司書さんの首輪……はずれた」
小さな体で作者26くんは司書くんの外れた首輪を持つ。
「ど、どうして司書くんの首輪がはずれるの…………」
ボクの言葉を聞いた司書くんは小声で言った。
「首輪は……優勝者、つまり最後の一人になったら自動的に外れるんだ」と。
それは同時に真・作者18とジュークの死を意味していた。
司書くんは両の拳を強く握っていた。それはわずかに震えていたかもしれない。
「そ、そんな――――それじゃジュークは――――」
誰も何も言わなかった。

――――ボクが最後に見たジュークは、それでも満面の笑みだったんだ。
そのジュークの笑顔だけがボクの記憶に深く焼きついていた。
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28 :
「結局、こうなっちゃった。でも、いっか♪」
お姉さま達が『別』で瞬間移動したのを見送ったアタシはハンドルを握り、アクセルを思い切り踏み込む。
ブレーキなんてもはや踏むことはないだろう。
「ジューク、お前これから死ぬ気なんだろ?」
「TNA、あんたお姉さま達と一緒に脱出しなかったの?」
アタシの胸からひょっこり現れたTNAはどこか嬉しそうだ。
「ったりめーだ!俺とジュークは最初から最後までずっと一緒、だろ」
「そだね〜♪」
そういってもらえるってなんか嬉しい。
まるで、司書が書いていた第7部の桜子とカモの最後のやりとりを思い出してしまう。
「で、"素"の状態になっているけど気は済んだのか?」
「あはは〜、もういいんだ。もうカオスな女の子に"なりきる"必要はないしね〜」
アタシの意図に気がついたのか真・作者18の車からサブマシンガンが飛んでくる。
それだけじゃない、通常の拳銃の弾やショットガンまで様々な攻撃がアタシ達を襲う。
そんな攻撃の中で遂に右前のタイヤがパンク。走行が不完全になっていく。
「アタシさ、こんなゲームどうでもいいって思ってた」
「なんだよ、突然?」
少しずつ、車は、もう一つの黒歴史が乗る車に近づいていた。
「んー、なんていうのかな?自分だけ助かればそれでいいって感じかな」
「あー、そうだったな。それでお前はあえてカオスな女の子に"なりきって"いたもんな」
「うん、そうすることで全てを忘れてしまいたかった。ネギまロワもあのときの誤爆も…………」
「わかるぜ。その気持ち」
TNAが同意する。
「でもさ、お姉さま達と出会ってネギまロワもまだ捨てたモンじゃないって思えた」
「一緒に生きて脱出したいって思えた」
「ゴスロリニューハーフやハゲオカマもいい人だった」
「だから、アタシは皆を救いたいって思ったの」
そんなとき、首輪をつけているのがアタシと司書だけになっていた。
首輪を外す方法が葱坊主や主催に頼らずに、もうひとつあることに気がついた。
それは、このゲームに"優勝"すること。
「アタシがRば、最後に残った司書の首輪が外れる。黒歴史も倒せる」
かつて自らが投下した第19部の柿崎美砂に自分を重ねていた。
その気持ちはあのときの柿崎美砂と変わらない。
「アハハ……お前らしいなー。最後まで付き合うぜ!」
「ありがとう、エロ缶……じゃなくてTNA!」


29 :
アタシの脳内で『戦場のメリークリスマス』が鳴り響く。
これはかつてアタシのネギまロワ第19部でキーワードとなった曲だ。
――――――募る雪溶かしてゆく 時間の窓
「ネギまロワをここで終わらせるのってもったいないって思えた」
――――――堕ち逝く手触れたはずの ぬくもりも
「アタシも一緒に生きて脱出したいって思えた。でも、みんなには生きていて欲しいっていう気持ちが生まれちゃった」
――――――いつかまたあおの下に 咲き誇り
「だから、アタシがもうひとつの黒歴史を討つ!」
――――――白き日を失くしひと 別れを告げ
アタシは胸元に居座るTNAくんを掴み外へと放り出す。
「ジューク、お前ーーーー」
「バイバイ☆」
同時に涙が一粒落ちた。
「TNA……あんたは生き残りなよ。アタシの分までさっ」
一粒落ちたと思ったらまた一粒、もう一粒。それは既に止まらない。
「カオスに"なりきって"いたときは悲しいことなんてなかったのに"素"に戻ったらこれだよ…………」
いつの間にか真・作者18の車にかなり近づいていた。
真・作者18はかなり慌てた様子で私に対してマシンガンのシャワーを浴びせてくる。
「わ、私に突っ込んでくる気?は、早く死になさいよーーーー!!!!」
もはや、避ける必要なんてなかったアタシはそのシャワーを全身で受け止める。
ぼこぼこと空いていく穴に気をとられることもなく、アタシはアクセルを踏む足だけは決して離さない。
2台の車が衝突する。
その瞬間、目の前が炎に包まれる。
聞こえてくるは轟音。
熱い――――――。
「ひいいいぃぃぃぃ」
真・作者18がこの炎から逃げ出そうと試みる。
私は最後の力を振り絞り、真・作者18のスカートの裾を掴む。
「……離さないんだからっ!この手は離さないんだからっ!!」
「離せっ、離せっての!!」
アーミーナイフで私の手は切り裂かれる。
飛び散る血が顔に降りかかろうとアタシはそれでも離さない。
やがて車のエンジンがジジジと火花を散らしながら音を立てる。
「い、いやぁぁぁぁぁ!!!!!!」
真・作者18の悲鳴。真っ赤な業火は悲鳴をあげた女を焼き尽くす。
その声を聞いた瞬間、目の前の閃光と爆発がアタシを包み、その体をジリジリと滅していく。
「(ありがとう、皆。アタシ、楽しかった)」
今まで深くは考えていなかった。でも、これが"死"ということなのだと悟った。
――――――さようなら、皆。さようなら、アタシの黒歴史。
何も、悔いは無かった。そう、何も――――――。
【ジューク(作者19) 死亡 残り6人】


30 :
【別館まとめ】
[状態]軽症(右肩を軽く負傷)
[特殊文字] 別(数メートル先に瞬間移動する)
[現在地]C-08
[武器]電子銃、つぶれたみかん、作者Wスペシャル爆弾
[思考]ゲームからの脱出。
[備考]性別は限りなく中性に近い女性だったがジュークにより本格的な中性になる。ボクっ娘。ビキニアーマー着用。
   メガネは司書に奪われたため裸眼。メガネを外すと美人。ジュークの仕業により小さな谷間を失い、本当のペタンコまな板胸になる。
   ゲームからの脱出。葱坊主真拳により首輪解除済み。
   
【司書】
[状態]軽症(軽い打ち身、下半身のナニを失ったことによる精神的ショックを乗り越え覚醒した)
[特殊文字] 司書(覗き見日記、知っている相手の本音を本形式にして覗くことが出来る)
[現在地]C-08
[武器]女性用スク水型防弾チョッキ、バット(元々は携帯まとめの支給品)、斧
[思考]ゲームからの脱出。
[備考]性別は限りなく中性に近い男性だったがジュークによりニューハーフになってしまう。
   デパートにて新しいゴスロリ服を新調。携帯まとめを探す。
   外見は女性、中身は男性、胸は豊胸手術によるもの。
   ジュークにより下半身のナニを喪失。ニューハーフへとクラスチェンジを果たした。
   ジュークの死により、優勝扱いとなり首輪が外れた。

【ジューク(作者19)】
[状態]死亡
[特殊文字]/^o^\(ヒャーと驚く現象を発生させることが出来る)
[現在地]C-08
[武器]TNA(意思持ち支給品、見た目は単なるツナ缶。その正体は先生ロワやいくつかの短編作者なのである。)
[思考]死亡
[備考]女性、痛快コスプレ魔女っ子少女。魔女子ファッション。上はビキニで下はミニスカートに帽子とマント着用の奇抜スタイル。
   顔文字を多数使用し、頭のネジが吹っ飛んでいる。脳内はテラカオス。司書の特殊文字『司書』をもはねのける。
   カオスな少女を演じていたが素はかなりまともだった。
【作者26】
[状態]健康
[特殊文字]?
[現在地]C-08
[武器]スナイパーライフル
[思考]ゲームからの脱出。
[備考]男性。参加者最年少。フード付シャツに短パン姿。言葉の端々に「…」が多い。葱坊主真拳により首輪解除済み。
【真・作者18】
[状態]重症(爆発に包み込まれ全身火傷)
[特殊文字]荒(他のコテハンに対してなりすまし(変身)行為が出来る)、演(生なき物質に生を与える、思考は本体とリンク、作者1に盗まれたため使用不可)
[現在地]C-08
[武器]お楽しみ福袋(中身はガトリングガン・アーミーナイフ・防弾マスク・防弾チョッキ・拳銃等)、サブマシンガン、日本刀、ショットガン、ポケットピストル,
   サバイバルナイフ、スタンガン、拳銃、葉加瀬のストラップ人形
[思考]ジョーカー。全てのコテを亡き者にする。ネギロワスレの崩壊。生き残っているコテハンを倒す。
[備考]女性。ジョーカー。2種類の特殊文字を持つ。作者18と同一人物であり本体。もうひとつの黒歴史。
   下ろした長い髪に派手なピアスにネックレスにタイトスカート。作者13の服装に似た派手な格好。
   ※作者18と同一人物というのはストーリー展開上の一つの解釈です。事実とは異なります。

31 :
投下完了。
【次回予告】
荒らしたい。自演したい。潰したい。
その想いだけが真・作者18を突き動かし、最強のマーダーとして尚、立ちはだかる!!
そんな中、司書がとったある行動とは?
もうひとつの黒歴史との戦い、遂に決着へ――――――!
最終回まであと3回!
あと、もう少し、もう少しで終わりぜよ。
最終回までのストーリーは確定しています。
おおよそ、予想通りの展開になるかもですが、最終回だけはおおきく予想の斜め上を行く・・・はず。
次回は・・・再来週かな、たぶん。

32 :
お、投下あったね。
お疲れー。
何気に最後まで見離せないね。

33 :
携帯規制解除カキコ

34 :
a

35 :
ここもやり方変えた方がいいんじゃない?
いくらなんでも人いな過ぎでしょ。
せっかく投下したいって言ってくれた作者に数カ月も待たせるのはどうかと
思うんだよね。

36 :
そろそろ始めます。
乱入者でも来ないかなー。

ラジオURL:http://std1.ladio.net:8050/negirowa.m3u
こちらから検索してもOK:ttp://ladio.net/(番組表で『ロワらじ☆ネギま!』を探してplayしてもOK)
ラジオ聴き方:ttp://www.k-razor.com/netradiofaq.html(iTuneでも聴けます)
Skype名:yue-skypecall

37 :
やはり、次回の投下は予定通り次の週末になってしまいました。
最近、2週間ペースになっている・・・。
>>35
コテハンロワは通常の長編とは異なるものなので、長編作者さんが現れたら
いつでも投下しても問題ないことをレスしたけど正式に名乗り出てはいないみたい。
こちらも早めに終わらせることに越したことはないですけどね。

38 :
絵展示更新したいのになかなか出来ない・・・・・・・。
前スレ落ちたため別館に保管しました。
☆ 別館更新情報 2010/08/24 ☆
『ネギロワ倉庫』
スレッド30のログを保管。
http://yuyunegirowa.web.fc2.com/index.html

39 :
>>38
乙です!

40 :
久しぶりに見にきたら、ラジオとかやってるんだなぁ最近は。
誰か、過去の放送分のログとか保存してないかなぁ、過去作品語ってたのを聞いてみたいわ。

41 :
本日の15時から予定していたラジオですが、都合により15時開始は無理になってしまいました。
ラジオは本日(8月28日)の21時開始にずらします。
>>40
過去ログならここにあります。
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/13833/
ちなみに音源はうpしてないっす。


42 :
ラジオはじめます。
あーあーあーあー、そういえば今日は他のロワらじと被った気がするよ・・・。
ラジオURL:http://std1.ladio.net:8050/negirowa.m3u
こちらから検索してもOK:ttp://ladio.net/(番組表で『ロワらじ☆ネギま!』を探してplayしてもOK)
ラジオ聴き方:ttp://www.k-razor.com/netradiofaq.html(iTuneでも聴けます)
Skype名:yue-skypecall
実況板はこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13833/1282988381/

43 :
コテロワの次って誰なの?

44 :
>>43
次の人は決まってないはず・・・。
自分としてはコテハンロワの連載に関わらず始まっても良いのですが・・・。
それでは、本日の投下開始します。
かなり、長いのでバイさる可能性大。

45 :
第43話 黒歴史に終止符を(後編)〜決着!荒らしの果てに〜
2台の車が衝突し、そこからは激しい爆音とともに天に届くかのような業火が見える。
特攻したジュークが生存している可能性はもはや、無いに等しい。
俺の首輪が解除されたのが何よりの証拠。でも、『司書』で出した覗き見日記で確認はしなかった。
「(あいつ、俺のナニをなくした責任はどうしてくれるんだよ……)」
結局、アイツは俺のナニをなくした責任は一切とらずに消えてしまった。
一緒に生きて脱出したら、責任問題にしてやろうかと思ったのによ。。。チクショウ。
早まりやがって……。俺の役目だろ?俺の代わりに死んだってか?余計なお世話だ……。
悲しみだけが俺の心を包み込んでいく。だが、それを表には出したりはしない。

「ジューク!!」
「ジュークお姉ちゃん!!」
慌てて別館と作者26が駆けつけていくのが見える。
「やめろっ!」
そんな2人を見て、俺はアイツらを制止する。
ホントは自分だって駆けつけてやりたい。
だが、既に手遅れなのだ。今、駆けつけていったらあいつの――――ジュークの焼死体を拝むことになるだろう。
それは――――――辛い。
「司書くん……」
別館が悲しそうな目で俺のことを見つめる。
俺はその目をなるべく見ないようにうつぶせる。
「行くぞ」
もはや、迷ってい時間は無い。
ジュークのおかげで、俺の首輪は外れた。
ジョーカーである真・作者18も倒れた。
なら、やることはひとつだ。
―――――主催・傾向作者を倒す。
そして、生き残っているスレ汚しと伊吹を助ける。
そうすれば、このゲームは終了だ。
傾向作者が居る限り、このゲームは本当の意味で終わっていない。
「いいか、別館。俺達にいま大事なことは死者を弔うことじゃない。黒幕・傾向作者を倒して生き残っている奴らを救うことだ」
「うん、わかってる」
別館は頷く。隣に居る作者26も同時に頷いていた。
ここまできたら迷いなんてしてはいけない。ただひたすら前へと進む。
それが死んでいった葱坊主やジュークへの弔いにつながるのだ。
俺は燃え盛る炎に別れを告げ、後ろを向いた。その時だった――――――。

―――――『荒』
業火のなかで特殊文字が輝いた、気がした。
それを確認するべく俺はすぐに振り向いたと同時に―――――――。

―――――『矛』
ドンッとショットガンが放たれる音がしたと思うと同時に俺の体にいくつかの弾が貫通した。
それは確実に胴体を貫通したと思われる。


46 :
「か、貫通した……だと!」
しかし、なぜだ。俺は今、スク水型の防弾チョッキを着用している。
それならば、衝撃こそ感じることはあれど、肉体を貫通したりなどしないはず。
考えられるのは一つ……あいつの特殊文字『荒』が単なるなりすまし能力ではなくなりすましたコテハンの特殊文字も使えると言うこと……。
だとしたら、真・作者18が生きていることにも納得がいく。
そうか!あいつは爆発の瞬間に『荒』で誰かになりすました。それも防御能力のある誰か。
考えられるところならば『盾』や『帳』あたりだろうか?
それにより、真・作者18は爆発の瞬間の致命傷だけは避けて俺を攻撃したってところだろう。
だとしたら、こいつはかなりヤバイ状況だ。
「し、司書くんっ!!」
別館が青ざめた表情で俺のことを見ている。今にも俺のほうによってくる勢いだ。
「バカ野郎!こっちにくるんじゃねえ!!」
「どうして……」
別館が瞳に涙をためているのがわかった。
全く、初めて会ったときからアイツは泣いてばかりだ。
いや、もしかして俺が泣かしてばかりなのか?
「さっきも言っただろ!」
別館の足が止まる。
「今、大事なのは主催を倒すこと!すなわち、前に進むことだぁっっっ!!!」
俺は自信の可愛い声全開の大声で叫んだ。
「だから、ここは俺に任せて先に行け」
ん?俺、なに死亡フラグな事言っているんだ?こんなこと言ったら俺は次回あたりで死ぬんじゃないのか、なーんてな。
「でも、それじゃ司書くんが……」
「なーに、あんな瀕死な女、俺一人で十分だ。お前はあそこに転がっているツナ缶持って傾向作者の居るB-09まで走れ!!」
それでも、別館は動かない。その場を動こうとしない。
どうした?何で動かない。どうして逃げようとしない。このままじゃ、お前まで――――――。
「司書くんのバカ!」
なっ、アイツ俺のことをバカだと?
俺はお前達を逃がそうとしているのにバカだと?
つくづく嫌味な女だ。そうだ、あいつは最初に会った時からどこか俺とは気が合わない。そんな気がしていた。
「そうやって、いつも一人で無理して、一人で格好つけて!」
「お、おい、やめろ」
気がついたら別館は俺の目の前に居て俺の胸の部分をポカポカ叩いていた。
「黙っていれば、ボクよりも可愛いのに妙に男前のときもあって、それで居て天邪鬼で!」
別館の瞳からは涙がポロポロと溢れ出ていた。
――――そうか、バカなのは俺のほうだったな。
ふとしたことで気がつく。
こんな状況になるまで俺は気がつかなかった。
俺は一人で何でもかんでも背負おうとしていた。
きっと、そんな俺のことを葱坊主や作者1、ジュークは知っていたのだろう。
だから、あのとき、俺や別館をすぐに逃がした。
だから、か。先に逝ったあいつらは俺の無茶を止めるために俺の身代わりになったんだ。
――――ようやく、気がつく真実。
みんなが俺を生かそうとしてくれた。
みんなが俺のために犠牲になった。
みんなが俺の無茶を止めてくれた。

47 :
「ならば、おれは生き残るのが義務……か」
胸元で泣きじゃくる別館のことを見る。
「(…………わりぃ、みんな)」
別館のことをゆっくりと体から引き剥がす。
「なぁ、別館」
「なに?」
泣いていたためか声が少しかすれていた。
「俺はアイツ―――真・作者18を倒して必ず合流する。だから、先に行ってくれないか?」
「でも、司書くんが……」
ふう、相変わらず面倒な女だ。そんな目で見るなって。俺が困るだろ?
俺は返しそびれていた別館のメガネを別館にかけてやる。
「これ―――――」
「コスプレショップ以来、返しそびれてさ。今、返す」
「し、司書くん―――――!」
スポッと俺のゴスロリ帽子を別館に被せてやる。
「えっ?これってどういう……」
別館が不思議そうな目で俺のことを見る。まあ、無理もない。
俺が命であるゴスロリグッズを他の人に貸し出すなんて狂気の沙汰なのだから。
「…………貸してやる」
「?」
イマイチ状況を飲み込めていない別館。全く持って鈍い女だ。
「そのゴスロリ帽子……俺が合流するその時までなくすなよ?」
「あ……うん」
ようやく、別館も俺の言いたいことを理解してくれたようだ。全く"最後"まで手間のかかる女だ。
「じゃあ、さっさと行け……そして傾向作者を……止めてやれ……」
「司書くん……絶対に……」
―――――また、会えるよね?
その言葉に俺が頷いた瞬間に、別館は作者26の手を引き、転がるTNAを持って駆け出した。
まさしく全力疾走。すぐにその姿は見えなくなっていく。
俺は別館達の後姿を見送り、アイツの方向へと向きを変える。
「別館……俺は戻るぞ。こんなところでは死なねぇ」
炎の海から出てきたアイツ――――真・作者18はフラフラとさまよっていた。
「アハハハハハハハハハハハーーーーーーーーーーー」
笑っている。
「荒らす……全てを荒らす……自演……私の特技……」
呪文のようにつぶやくその言葉に俺はコイツの意識が既になくなりかけていることに気がつく。
もはや、執念だけで俺の前に立ちふさがっているといっても過言ではない。

俺はかつて葱坊主に支給されていた斧を持ち決意する。
「真・作者18、俺はお前だけは絶対に許さないぞ……俺の"友達"を殺したお前だけは絶対に――――――」
俺はじっと真・作者18を睨む。
「(携帯まとめ、作者1、ジューク、そして葱坊主、俺に力を貸してくれ!)」
俺は無我夢中で真・作者18の方向へ駆け出していた――――――。
**********************************************************************************

48 :
あれから、どの位、走ったのだろう?
もう1時間以上は走り続けているかもしれない。
もうすぐ、もうすぐ、目標となるB-09。つまり彗星の家につく。
でも、なぜか違和感がある。
時刻は18時を過ぎ、あたりは夕日が沈もうとしている。
だが、今まではあった定時放送―――――彗星放送が放送されていないのだ。
もしかしたら、司書くんがこのコテハンロワの優勝者になった時点でゲームは終わりという意味なのかも知れない。
「おい!いいのか?司書は死ぬつもり―――――」
ボクの手のひらで喚くツナ缶のTNA。
ボクはTNAが最後まで喋り終える前に割ってはいる。
「いいんだ。司書くんが"戻ってくる"って言ったんだ。だから、ボクは司書くんを信じる!!」
そうは言ってもボクは薄々感づいていた。
――――――司書くんが死ぬつもりだってこと。
でも、決して司書くんはボクの前では弱音をはかないだろう。
今までだってそうだった。
司書くんは最初に出会ったときからあんな感じだった。
だからこそ、ボクは信じたい。司書くんの気持ち。
無意識にボクは司書くんに借りたゴスロリ帽子を深く被る。
「別館のお姉ちゃん……泣いてる?」
「泣いてないさっ!!」
走りながら、いつの間にか泣いている。
もう、何回泣いただろう。
もう泣くのは終わりにしたい。
そのためにもボクはボクの出来ることをやろう。
決めたんだ。傾向作者を止めるって。
やがて見えてくる、彗星の家。
それはとてつもなく古風な家。
ボクは家の前に立ち、唾をごくりと飲み込む。
「いよいよですね…………」
「うん…………」
間違いない、ここに傾向作者と彗星は居る。そしてスレ汚しさんや伊吹さんもきっと…………。
先ほど、本部であるとされた学校の前を通った。
しかし、学校は既に暗くなっており人の気配は感じなかった。
とてもじゃないが、あれが本部の状態だとは思えない。
ならば、本当の本部はここ、彗星の家ということになるのだろう。
そもそも主催とされている彗星が地図に表記されている時点で気がつくべきだった。
わざわざ自身の家を晒す主催なんていないはずなのだ。それをわざわざ地図上に表記するからには重大な意味がある。
そう、たとえば本当の本部であるとか……………。
「作者26くん…………」
「はい」
ボクはゆっくりと作者26くんに話しかけた。
「キミはここまででいいよ。首輪が外れた今なら、どこかで小船をみつけてこの島から脱出することだって…………」
「嫌です!」
いつもは弱々しい声をだすはずの作者26くんがはっきりとした口調で否定する。
これが、反抗期か……とボクは思う。

49 :
もしかしたら、この少年は作者17さんや作者6さんに出会う前まではずっと一人ぼっちで隠れていたのかも知れない。
ついに出会った2人もマーダーに殺害され、僕達と出会ったものの、葱坊主さんが死に、作者1さんが死に、ジュークが死んで……。
一人ぼっちが嫌だという気持ちも理解できる。
ボクだって、司書くんや葱坊主さんと出会う前までは一人ぼっちで海岸にたたずんでいたんだから……。
「うん、わかったよ。作者26くん、一緒に行こう。そして生き残っている人たちを助けて、彗星と傾向作者を止めるんだ」
「はい!」
作者26くんの目はまっすぐだった。
「俺も行くぜ〜」
「ありがとう、TNAくん!」
TNAくんだって、ずっと一緒に居たジュークが亡くなって悲しいはずなのにボクに協力してくれる。
だから、ボクは絶対に傾向作者を止めてみせる。負けるわけにはいかない。
その決意を胸にボク達は彗星の家へと走り出していた――――――。
*************************************************************************************************
「ハハ……なんだよ……こいつは……」
真・作者18に突っ込んでいった俺は見事に返り討ちにあっていた。
アイツの意識はとっくに失っているはずなのにアイツは生き残る本能だけで俺と戦ってくる。
別館達と別れたあと、俺は斧を持って真・作者18に突撃した。
それで決まると油断していた。その油断がこの状況を招いてしまった。
「アハハハーーーーー!!!!!生きてる?痛い?死にたいの〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」
真・作者18は炎の前で奇妙な踊りを繰り広げていた。否、本人は踊っているつもりなど無いのかもしれない。
意識が無いのだ。本人自身にも――――――――。

その姿は左半身が火傷でドロドロになっており、右半身も左半身ほどではないにしろ、火傷で皮膚が爛れている。
長かった髪は業火の影響でチリチリに燃え、肩より下の髪は消失していた。
焼けたタイトスカートから覗かせる下着に色気は感じない。むしろ、気味が悪いくらいである。
黒焦げになったブラウスから覗かせる下着も、平穏な日常ならばブラチラと言われることだろう。
しかし、現状では爛れた皮膚の恐怖もあいまって、より恐ろしいものとなっている。
オマケに唇は乾きでガサガサ、頬の火傷も痛々しく左眼球は、少し飛び出していた。

例えるならば――――――ゾンビ。

彼女は、もはや先ほどまでの真・作者18では無い。
爆発の衝撃で自我と理性を失った生きるゾンビ。
ただただ荒らし行為のために尚、執念を燃やす――――ジョーカー。
その執念こそ正に最強のマーダーを冠するに相応しい。
だからこそ、油断した。
こんな状態の彼女ならば自分の一撃で全てが決すると踏んでいた。
だが、実際は違っていた。
俺が突撃したときにアイツはイキナリ自身の特殊文字『荒』で他のコテハンに変身した。
最初は学生服を着た少年に変身した。俺が攻撃すればすかさず『盾』でガード。
直後に格好良い雰囲気の女に変身して『矛』で反撃された。
俺の体はスク水型防弾チョッキを着ていたにも関わらず、どんどん穴だらけになっていく。
そして、タチが悪いことにアイツはそれを無意識でやっている。
よって、『荒』による変身時間は1分もない。


50 :
―――――――生き残るための殺戮マシーン。
それが自我や理性を失った今のアイツに相応しい言葉。

―――――――『荒』
おいおいマジかよ。今度はどのコテハンに成りすますんだ?
俺はもうボロボロだ。早く決めないと俺の命が持たない。
現れたのは―――――――、別館まとめの姿。
この女、よりにもよって別館の姿になりやがった。
しかも、『荒』で成りすましている間は体中の火傷等の傷は消えている。
それが尚のことタチが悪く本物の別館まとめが目の前に居るかのように錯覚させる。
俺が別館の事を攻撃できないことを知っているのか?
否、自我を失っているこの女がそこまで考えているなんて到底考えることは出来ない。
しかし、別館まとめの姿では――――――俺は攻撃出来ない。
目の前に居るのは真・作者18で別館まとめではないのは分かっている。
だけど、出来ないんだ。俺はアイツを困らせてばかりだったから、これ以上アイツに危害を加えるつもりなんて毛頭ない。
だから、だから出来ない。
俺は無意識のうちに斧を地面に落とし後ずさる。
ヨタヨタと歩く別館まとめ…………の姿をした真・作者18。
おそらくコイツ自身ももはや体に力が入っていないのだろう。
まともな思考すら出来ていないことを考えれば当然のことだろう。
それでも、彼女は燃え盛る業火をバックに薄ら笑いを浮かべたのだ。
俺はそれを見てギョッとする。
俺の体も限界だ。フラフラと何とか立ち上がる。体中が熱い。
「限界なんだよ……俺も……お前も……」
気がつけば大好きなゴスロリ服もボロボロだ。
こうなってしまってはもはやゴスロリ服も意味を成さない。

不覚にも、真・作者18が別館に成りすましたおかげで俺は別館のことを思い出す。
「なぁ、別館……」
思い出すのは初めてアイツと出会ったときのこと。
初めて別館を見たとき、アイツはとても寂しそうな瞳をしていたんだ。
だから、俺は開始直後に出会った葱坊主と一緒にお前に声をかけたんだ。
でも、俺ってば素直になれない面倒な奴でさ、いきなりお前を驚かせたっけ。
「待てってんだろ!別館!」
「だから嫌だってばぁぁぁ」
いきなり、声をかけて逃げられたことを思い出す。
考えてみれば1日ちょっとしかたっていないのにずっと前の出来事のような気がする。
それだけ、このロワが始まってからの時間の密度は濃かったのだろう。
「本当は……俺はお前と仲良くなりたかったんだ……。護ってやりたかったんだ……」
いつの間にか目の前には別館まとめ――――ではなく、別館の姿をした真・作者18が俺の正面に居た。
グサリと俺の体に刃物が貫通してくる感触。ジッと下を見るとそこには、真・作者18の持つアーミーナイフが深く刺さっていた。
ゴポッと口から血を吐き真・作者18の顔にかかる。そんな俺をみて真・作者18はにやりと笑う。
「やめてくれ、別館の姿で俺のことを見ないでくれ……俺は……」
「司書くん……ボクのことをRの?」
殺さない。俺はお前を殺さない。例え目の前に居るのが偽者だったとしても、俺は別館をRことなんて出来ない。
…………ずっと一緒に居たんだ。そして、俺は別館と一緒に脱出するんだ。ここまで着たんだ。

51 :
「ボク、ネギまロワのスレを荒らしたいんだ。だから、司書くんは死んでくれるよね?」
真・作者18はほとんどが焼けてしまった服をビリビリと破いて下着姿になる。
別館まとめの姿をした真・作者18がフラフラとしつつも俺の頬に手をあてまっすぐ見つめる。
お互いに血だらけでそこに色気なんて――――いや、別館そのものに色気なんてないか。
頬にあてられた手がゆっくりと俺の首へと移り、やがて彼女は俺の首を締め付けていく。
―――――考えてみれば、俺はあいつのこと泣かせてばかりだったな。
さっきも別れる直前までアイツ、泣いていたっけ。ホント泣き虫なんだぜ、アイツ。
最後まで言わなかったけど端から見れば、俺のほうが可愛いから泣き顔も俺のほうが似合うんだぜ(笑)
―――――アイツに殺されるなら、まっ、いいか……。
俺が死んでアイツが生き残るならそれも悪くない。
俺は最後まで約束を護れない最低な奴だったけど、最後の最後で別館のタメになれる。
もはや、目の前にいる女が別館まとめなのか、真・作者18なのか区別がつかなくなり、目の前がかすんでくる。
「そっか……俺、お前に殺されるんだな」
そう思うとなぜか泣けてくる。
俺は首を絞め続ける彼女に対して抵抗をすることは無かった。
だって、仕方ないだろ?俺は別館を傷つけたくないんだから。もう2度と俺はアイツを悲しませたくない。だから―――――――。

そんな時、アイツの胸が俺の体に触れる。
―――――それで、俺は現実へと戻る。
「(あれ?アイツ、胸は無かったよな……)」
それに気がつけば早かった。
俺は全身全霊の力をこめて目の前の偽別館、もとい真・作者18を突き飛ばした。
「ゴホッゴホッ――――!!!!」
首を絞められた反応でたくさんの咳が出る。
突き飛ばされた真・作者18は反動で別館まとめの姿から元通りの姿になっていた。
「本物の別館まとめは、胸なんてペタンコなんだよっ!ばーか!!」
よろけながらも立ち上がった真・作者18に対して俺は勢いよく頭突きをした。
「あっ―――――」
おでこの部分から血を出しながら真・作者18は地面にひれ伏す。
「もう少しで俺は殺されるところだった。よりにもよって別館なんかに成りすましやがって」
体中の痛みに耐えながらも俺は真・作者18がひれ伏している頭上に立つ。
「私は……荒らしたいの!自演したいの!潰したいの!!」
全身火傷でかなりのダメージを受けているはずの真・作者18はここぞとばかりに叫びだす。
まるでそれはあらかじめインプットされていたかのように何度も何度も同じ言葉を繰り返す叫ぶ。
「私は……荒らしたいの!自演したいの!潰したいの!!」
それを聞いて俺は「うるせぇ……」と一言だけつぶやき、右ストレートをぶつけた。
ぶつけた瞬間、真・作者18から「ガハッ」といううめき声。
苦しそうだ。
だが、俺はそんなことは構わない。コイツは……コイツは……俺の仲間を殺したんだ!!
「今のは……お前に殺された俺の友達の怒りだっ」
そうだ。
考えてみれば俺の仲間―――――、友達は全員コイツに殺された。
ジュークに葱坊主、少しムカツクが作者1。それに間接的ではあるが、携帯まとめになりすまし、俺達の目を欺いていたことから
携帯まとめもこいつに殺されたようなものだ。

52 :
全員――――、全員殺された。
だから俺はアイツラの仇を今、この場で討つ。
例え、この身が砕け散りようとも、俺はここでコイツを倒す。
もうひとつの黒歴史の終止符は俺が終わらせてやるんだ。
「アハハハハハハ☆」
そのもう一つの黒歴史は奇声をあげながら再び立ち上がる。
右手に握られるは―――――拳銃。

パンパンパン!!!

3発の銃声。
俺はその銃弾がこの身に被弾したことを確信する。
朦朧とする意識の中で倒れんばかりに何とかその場に踏ん張る。
「お前……まだ、やれるのか……?」
真・作者18はにんまりと不気味に笑いながら俺に銃口をあてる。
その瞳にもはや正気が保たれているとは思えない。
「荒らしたいのー、自演したいのー、潰したいのー」
「……この野郎……今度こそ終わらせてやる……」
右へ左へよろめきながらも俺は少しずつ歩いていく。
パンパンと銃弾を受けながら俺は少しずつ歩いていく。

―――――その先にある"未来"のために。
パン!
右肩を撃たれる。
「……俺は生き残って……新しい作品を投下して……」
右足で一歩歩く。
パン!
左肩を撃たれる。
「……それで、作品データが消えて……『続きは脳内保管でね☆』とか……冗談を言いながら……」
左足で一歩歩く。
パン!
右太ももを撃たれる。
「……住人に『乙』や『GJ』と言われ喜んだり……たまに酷評されて落ち込んだり……」
右足で一歩歩く。
パン!
左太ももを撃たれる。
「……それでも……俺は……俺は……」
左足で一歩歩く。



53 :
―――――「そんなネギまロワが大好きなんだ!!」
                     \
                       \    
                        \
                         \           /|   。.
                       ,,-'―\       _,/ノ   . .
        ___,,-―――='' ̄ ̄    _,,-'―=''' ̄_,/|  o    *
_,,-―=''' ̄      ___,,-―――='' ̄ __,-―='' ̄   / .   . .
   _,,-―=''' ̄        _,,-―='' ̄ ヽ       /  +
 ̄ ̄        _,,-―=''' ̄          \    /  . . .  .
      ,,-='' ̄                   ヽ  /    .  。. ★  ☆
    ,,,-''        ノ              ノ   ヽ/     。.    .
-―'' ̄        (;;;)    |___,/  (;;;)   |   . ☆  +
.  |        ..::::::::::::...       |     /    ..:::::::... | + .   . .
   |                    |     /        |    . .   ☆
  ヽ    γ´~⌒ヽ.        |   /          /☆ . *  +.  . 司書イメージAA
――ヽ   /      ヽ      |  /         /⌒ヽ、.  .  . .
    \/       |       |_/          /    ヽ +★   大好きなんだぁ!
      /         |             /     ノ *  ☆

俺は全身の力を込めた強烈な蹴りを真・作者18の顎に食らわせた。
ズサーと地面を引きずるかのように鼻血を出しながら倒れ逝く真・作者18。
反動で自身の体が耐えられなかったのか血を吐き出す。
            (V)
          . (.'.'.)三ニ
      /^;"⌒ヾi、卯              、,~+;:"`;,;*`;"
      (iノリノルリハ}⊂=―         ゙;・`;:"',;^'゙/:`)>
  =二三((i{、゚ ヮ゚リ__,ゝヽ         i ,"`゙ `゙/,`,.イ`;|
       ,ヘホ'~.⌒\_..ノ          ,';",./`;;/,..,|;`|
.  ==/ {ー--‐'フ~ ||            /"*`゙,|,`,・.|"|
     〈 ,'}_ノ__,.イ  .☆ニ=        ,|",;:`;;`゙)゙,,`し`⊃
     ヽニ{!三ニメ、.,_,、 ∧       ,`|  ||`:,`|+;:`~;"
〜―ニ二ナハ ヽ`、 ー-.i} ̄`) ̄`) ̄`) ,´|  |.|/";,;・`,
  ̄´ //、. |, 丶_\ジ         ,";,;:'`ヽ;
  <"´/`ー=〜''ぐ"`ヽ          ,";,;:'`ヽ;   
    `´  =ニ三}ー='i   ←司書 ||/(/ ゞ/〆 ´
               |. = |         /〆ノ从´∠(
         彡   ト_' |         / ;`)⌒`)彡
       彡  / ~ ト
           |   ノ    司書イメージAA
             |  /          
          (__)  

「ガハッ……ハァハァ……」
俺は地べたに両手をつきながら必死にもがく。
目の前に居る黒歴史に終止符を討つために―――――否、再び別館に会うために。
「約束……したんだ。また合流するって……だから、俺は……」
気がつけばお気に入りのゴスロリ服もボロボロで血みどろだ。
体の穴の数だけゴスロリ服にも穴が開いている。
「ハハッ……この服、お気に入りだったんだけどなぁ」

54 :
苦しい、熱い、痛い。
「みんな、こんな苦しい思いをして死んでいったんだなぁ。。。」
それでも、俺は諦めない。立つ!立つんだ!!
「立って、俺は生き残る!!!」
最後の力を振り絞ってその場から立ち上がり、真・作者18が倒れているであろう方向へ顔を向ける。
…………居ない。奴の姿がいないのだ。
ハッと後ろに気配を感じ、すぐさま振り向く。
そこには、奴――――真・作者18が立っていた。
もはや、立っているのも奇跡と言っていい位、奴の体はボロボロだった。
全身の火傷、たゆまなく流れ出る血、あちこちにみかける打撲傷、服だって既にボロボロだ。
「アハ……アハハハハハハ……………荒らしたい、荒らしたいのーーーーーーーー」
「……これが、お前の荒らしへの執念……かよ」
俺にまっすぐ向けられた銃口。
今にもその引き金を引いてしまいそうなそんな雰囲気。
口から垂れ流すよだれはもはや自我を保っていない証拠と言えるだろう。
奴の視線の向く先は―――――天。
「てめぇは……もう、十分……暴れただろ?」
残る力の全てを振り絞り俺は斧を再びその手におさめる。
奴は引き金を引こうとするものの、決して撃ってこない。否、撃てないのだ。
クネッと体勢を崩しては震えながら何とか立ち上がる。それも機械的な動作。
おそらく、自我が無い上に体中の骨が折れてしまっているのだろう。
もはや、奴の体は限界。俺はそう悟った。
「アハハハハハハハハハ……………………」
真・作者18は今、何を考えているのだろう。
いや、もう何も考えていないのかも知れない。
「お前は、ネギまロワだったら十分、最強マーダーを名乗れるほど……脅威、だったな」
俺は全力疾走で奴に向かって駆け出す。
体内からあふれ出す己の血を省みず俺は渾身の力を、全ての力をこの一撃に流し込む。
そのとき、真・作者18のポケットから、何かのストラップ人形が落ちた。
「あ、ううう……」
その視線が落ち逝くストラップにいく瞬間を俺は見逃さない。これはラストチャンスなのだから。

――――――葉加瀬のストラップ人形、否、歩く死亡フラグが地面に落ちるとき、
「うあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ」
同時に真・作者18の手から握られた拳銃が落ちていく。
――――――もうひとつの黒歴史に終止符が討たれる。
ポトンと歩く死亡フラグストラップ人形が地面に落ち、パリンと割れる。
「あ……荒らした……い…………」
――――――沈みゆく夕日。
俺は一気に踏み込み、ザシュ!と力の限り切り込んだ。
そこに容赦なんて文字はひとかけらもない。
「やったよ……葱坊主……ジューク……携帯まとめ…………俺、やっと…………」
――――――飛び散る首。
俺は地面に倒れ、夕日とともに真・作者18の首が飛んでいく。
そして主を失った胴体はその場にひれ伏す。
ビクンビクンと生命の最後の動作を魅せながら確かにそいつはさっきまで生きていた、その証。


55 :
――――――失われる命。
同時に俺の胸へ突き刺さるような違和感。
下を向けばそこにはグサリと突き刺さる一つのナイフ。
「ハハ……あの荒らし女……最後まで……」
――――――ロワって何だろう?殺し合いって何だろう?
その答えを探しながら俺はネギまロワを書いてきた。
だけど、結局答えはみつからぬまま俺はネギまロワを書き続けていた。
ネギまキャラにロワさせる――――その意味を深く考えないままに。

――――――だけど、ようやく気がついた。
参加して初めて気がつく。ロワの恐ろしさ。
だけど、パロロワは非常に奥深い。だから俺は生き残ったら再び新しい作品を投下したかった。

――――――でも、それはもう叶わぬ夢。
俺は胸に刺さったナイフをゆっくりと抜き、近くの木に倒れこむ。
そこはあっという間に赤い水溜りと化していく。
「わりぃ……別館、俺、お前と一緒に脱出は無理……だ」
遠いようで昨日のことである別館まとめとのR。
葱坊主とのR。
ジュークとのR。
携帯まとめとのR。
全てのRが走馬灯のように駆け巡る。
目の前には既に動くなくなった真・作者18の胴体。
自分の行動が"殺人"という形になってしまったことを少し後悔する。
決して"殺人"を正当化するわけではない。
ただ、こうするしか方法がなかったのだ。
「……なんだか疲れちまったな……」
静かに目を閉じる。
そこには先に逝った仲間が居た、そんな気がした。
「……そろそろ俺も休む、かな」
全身の力が抜けていくのを感じながら、俺はアイツのことを思い出す。
いつの間にか、夕日は沈み周囲は暗くなっていた。
何となく、ロワというものを感じたくなかった。
だからこそ、緊張感がないふりをしていた。
本当は俺だって怖かった。でもさ、他のコテハンに出会えたこと――――それは楽しかった。

「別館……ありがとう、俺……お前が……」

夜の木陰に静かに伏せるゴスロリ服を着た一人の人間。
それは先ほどまで暖かかったが今では冷えきっている。
しかし、その精神は――――――。
ネギまロワにおける黒歴史に終止符が討たれたのと同時刻――――――、
そこには安らかに眠る司書の姿があった。

――――――その表情はとても笑顔だったのは言うまでも無い。
*******************************************************************************

56 :
「司書くん――――――」
彗星の家に突入したボクを襲った突然の胸騒ぎ。
それと同時に起こった出来事がボクにかなりの動揺を誘った。

その時――――――突然、司書くんから受け取った『司書』、つまるところの"覗き見日記"が光りだした。

「お、おい、まさか…………」
TNAくんはもしかしてこの現象の意味が分かったのかもしれない。
ボクだって薄々気がついている。だけど口に出したくない。認めたくない。
ボクはなにも言わずにディパックを開き、"覗き見日記"を手にして司書くんのページを開く。

――――――更新が止まった司書くんの本音ページ。

「司書くん――――――」
思わず溢れそうになる涙を必死に堪える。
「司書さんは、もしかして……」
「あの野郎、やっぱり……」
作者26くんとTNAくんも気がついたらしい。

だって、そうだよね。認めざるを得ないよね。
本音ページの更新が止まったんだ。それはつまり――――――、

―――――――司書くんは死んだってこと。

認めたくない事実がそこにあった。
司書くんは絶対にボクと合流するって言ったのに、嘘つきだ。
もはや、返すことの出来ない司書くんのゴスロリ帽子。
司書くんにやっと返してもらったメガネ。
それらに触れながらじっと考える。
めげそうになる自分を何度も慰めながらボクは一歩を踏み出す。
ボクは更新の止まった司書くんの本音ページを読む。
―――――――そこには、真・作者18にトドメを刺した司書くんの様子が書かれていた。
―――――――司書くんの致命傷のことも書かれていた。
―――――――そのページには嘘・偽りのない本音が刻まれていた。

ボクは司書くんの本音ページの1文字1文字を大切に読んでいく。
「(そうか、これが司書くんの本音……なんだね)」

―――――――ボクはもう泣かない。
泣いてばかりでは前に進めないから。
―――――――ゆっくりとそれでいて確実な一歩を踏み出す。
そこに司書くんの想いが詰まっているから。
―――――――だから、やることは唯一つ。このゲームを止めること。
それがボクに課せられた役目なのだから。

57 :
「別館の姉ちゃん、どうしたんだ?」
「TNAくん――――行くよ。彗星の家……このゲームを本当の意味で終わらせるんだ」
「行くって……司書が死んだんだろ?悲しむ時間ぐらいの余裕はあるんだぞ?」
「必要ないよ……泣くよりも先にやることがあるもの」
「別館……お前……」
ツナ缶のため、表情はわからないけれどTNAくんはきっと驚いていたのだと思う。
今までのボクだったら司書くんが死んだ時点で精神的にダメになっていただろう。
ううん、葱坊主さんやジュークでも精神的にダメになっていたと思う。
人が死ぬことってこんなにも悲しいことなんだ。それをボクは理解した。
「主催を……傾向作者さんを倒しに行くんですよね?」
スゥッと横を横切ったボクに対して作者26くんが問いかける。
―――――――答えはNo。
ボクは首を横に振った。
「違うよ。倒すんじゃない。傾向作者さんの行いを止めるんだ」

―――――――争いは何も生まないから。倒しても残るのは空しさだけ。

そのことをボクは知っているから、あえて傾向作者を倒さない。
そう、止めるんだ。このコテハンロワそのものを……。
「ボクは傾向作者さんの行為を止めるんだ」
「別館のお姉ちゃん…………」
作者26くんの笑顔が垣間見えたような気がした。
ボクはスタスタと歩を進めていく。
後ろから作者26くんもついてくる。もちろんTNAくんも一緒だ。

このロワの全ての決着をつけるために、ボクは行く―――――――。

――――――ねぇ、司書くん。
頭の中に浮かび上がった元気な司書くんの姿。
――――――キミは自分勝手で格好つけたがりで、
まるで目を瞑れば今でも近くに出てきそうな気がする。
――――――それでいて、嘘つきでイライラするほど可愛いけれど、
案の定、目の前の司書くんが怒り出す。
――――――時々、優しい。ボクはいつの間にか、そんなキミが、
そう、それがいつもの司書くんだ。だから、ボクはそんな司書くんが
――――――大好きなんだ。
【真・作者18、司書 死亡 残り4人】


58 :

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... ..:(   )ゝ (   )ゝ(   )ゝ(   )ゝ  シッショー! ::::::..........
....  i⌒ /   i⌒ /  i⌒ /   i⌒ / .. ..... ................... .. . ...
..   三  |   三  |   三  |   三 |  ... ............. ........... . .....
...  ∪ ∪   ∪ ∪   ∪ ∪  ∪ ∪ ............. ............. .. ........ ...
  三三  三三  三三   三三
 三三  三三  三三   三三
投下乙、そして司書も乙……かっけー最期迎えるじゃないか……
そしてついに真・作者18も脱落かぁ……
作者6組屠ったりと何だかんだでボス級の格がある奴だったぜ
なんかコテロワそろそろ完結かと思うと楽しみでもあり寂しくもあるな

59 :
じゃあ俺次行こうかな

60 :
【別館まとめ】
[状態]軽症(右肩を軽く負傷)
[特殊文字] 別(数メートル先に瞬間移動する)
[現在地]B-09
[武器]電子銃、つぶれたみかん、作者Wスペシャル爆弾
[思考]ゲームからの脱出。傾向作者の行動を止める。
[備考]性別は限りなく中性に近い女性だったがジュークにより本格的な中性になる。ボクっ娘。ビキニアーマー着用。
   メガネは司書に奪われたため裸眼。メガネを外すと美人。ジュークの仕業により小さな谷間を失い、本当のペタンコまな板胸になる。
   ゲームからの脱出。葱坊主真拳により首輪解除済み。司書からゴスロリ帽子をもらった。
   
【司書】
[状態]死亡
[特殊文字] 司書(覗き見日記、知っている相手の本音を本形式にして覗くことが出来る)
[現在地]C-08
[武器]女性用スク水型防弾チョッキ、バット、斧
[思考]死亡
[備考]性別は限りなく中性に近い男性だったがジュークによりニューハーフになってしまう。
   デパートにて新しいゴスロリ服を新調。携帯まとめを探す。
   外見は女性、中身は男性、胸は豊胸手術によるもの。
   ジュークにより下半身のナニを喪失。ニューハーフへとクラスチェンジを果たした。
   ジュークの死により、優勝扱いとなり首輪が外れた。
【作者26】
[状態]健康
[特殊文字]?
[現在地]B-09
[武器]スナイパーライフル
[思考]ゲームからの脱出。傾向作者の行動を止める。
[備考]男性。参加者最年少。フード付シャツに短パン姿。言葉の端々に「…」が多い。葱坊主真拳により首輪解除済み。
【真・作者18】
[状態]死亡
[特殊文字]荒(他のコテハンに対してなりすまし(変身)行為が出来る)、演(生なき物質に生を与える、思考は本体とリンク、作者1に盗まれたため使用不可)
[現在地]C-08
[武器]お楽しみ福袋(中身はガトリングガン・アーミーナイフ・防弾マスク・防弾チョッキ・拳銃等)、サブマシンガン、日本刀、ショットガン、ポケットピストル,
   サバイバルナイフ、スタンガン、拳銃、葉加瀬のストラップ人形
[思考]死亡
[備考]女性。ジョーカー。2種類の特殊文字を持つ。作者18と同一人物であり本体。もうひとつの黒歴史。
   下ろした長い髪に派手なピアスにネックレスにタイトスカート。作者13の服装に似た派手な格好。ラストバトルではゾンビな姿に変貌。
   ※作者18と同一人物というのはストーリー展開上の一つの解釈です。事実とは異なります。

61 :
投下完了。
【次回予告】
別館まとめ、作者26、スレ汚し、そして傾向作者。
コテハンロワを生き残った最後の4人が遂に同じエリアに集結する。
黒幕である傾向作者を倒せる唯一の力を持つスレ汚しは未だ心を閉ざしたまま何を思うのか?
遂に発動する作者26の特殊文字。TNAの突撃。別館まとめの怒り。傾向作者の笑い。
コテハンロワ終結に向けて別館まとめと傾向作者の繰り出す銃弾が全てを決める―――――!
次回、コテハンロワ終結。生き残るのは……??
最終回まであと2回!
・・・と、いうわけでコテハンロワもあと2回で終了です。
次回でコテハンロワ本編は終了となります。
最終回はエピローグになるので少し蛇足な感じになるかも?
次回投下は再来週です。きっと・・・・。

62 :
外部板の仮投下にあったコテハンロワ2レス分を代理投下しておきましたー。
>>59
wktk期待

63 :
コテハンロワ氏も代理投下も乙。
次は最終決戦だね。本編の主人公は別館まとめなのか?

64 :
本日のラジオですが、急遽外出予定が入ったため中止です。
次回のラジオは来週以降になる予定です。

65 :
進展ないなあ。投下とかラジオとか最近やってないの?

66 :
>>65
お前が短編投下するという素敵な進展法があるぞ

67 :
失くしてたフラッシュメモリから3年前の書きかけが見つかった……
今からでも続き書こうかな……

68 :
失くしてたフラッシュメモリから3年前の書きかけが見つかった……
今からでも続き書こうかな……

69 :
先週はラジオ出来ずに申し訳ない。
病気を患ってしまい、ようやく自宅療養になりました。
ラジオ復帰の目処はまだ立ちませんが、やるときになったらまたご連絡します。

70 :
>>69
この時期に体調不良とは大変ですなあ。
復帰したらまた聞きに行きますよ〜

71 :
ようやく投下できる状態になりました。
今回の話でコテハンロワ本編は終了です。
ラスト1話はエピローグとなります。
>>63
別館まとめは、主人公の一人という扱いだったのですが、
気がついたら本編の主人公みたいな位置づけになっていたという・・・・。
投下開始します。

72 :
第44話 終わりの音
「な、なんで……」
「ようこそ、ラスボスの部屋へ――――ってさっきも言ったかな」
傾向作者が居ると思われる奥の部屋。
入った瞬間にボクはいきなり右肩を撃たれ、地にひれ伏していた。
「別館のお姉ちゃん……大丈夫?」
目の前には心配そうな顔でボクのことを見つめる作者26くん。
「何とか、ね」
ボクは怪我した右肩を左手で抑えながら何とか立ち上がる。
「おや、まだ立てるのかい?」
平然と問いかける傾向作者に対してボクは彼を睨みつけた。
そうすると、傾向作者はハハッと軽く笑みを浮かべて返す。
「そんな顔で私をみないでくれたまえ。思わずひと思いに殺したくなるだろ?」
この人はボクをいたぶっている。相当のドSだ。
「キミは……何でこんなことをしたのさ」
「ん、キミはもう私の考えを理解していると思ったけど?司書くんの―――――そう、"覗き見日記"で私の本音を見ているんだろ?」
確かにその通りだ。
ボクはこの人の本音を垣間見た。それはとても恐ろしい本音だった。
傾向分析を書くのに疲れたから、完成させても掲示板規制で投下が出来ないから。
故にネギまロワのスレを潰そうという安易な発想。そのためだけに開催されたコテハンロワ。
その考えを改めなおさせるためにボクは傾向作者のところまで来たものの、それは大きな間違いだったのかも知れない。
おそらく、この人が考えを改めることなんてないのだろう。自分が正しいと思っている。
だからこそ、こんなくだらない殺人ゲームを開催できるのだ。
こんなことなら、やっぱり逃げておけばよかったと思う。
今の状況―――――。
司書くんの死を確認した後―――――ボク達は一気に彗星の家に突入した。
そこで見た多数の同じ顔をした彗星の死体。
ようやくみつけた怪しい部屋。
突入すればそこには傾向作者の姿。
脳天に穴をあけた伊吹さんの亡骸。
ただただ呆然と座り込むスレ汚しさん。
やはり、ここにも居た数々の彗星の……死体。
唯一、生き残っていた気の弱そうな彗星。

―――――それが今の現状。
スレ汚しさんはうつろな眼差しで一向にその場から動こうとしない。
もしかしたら、伊吹さんが死んだときのショック……ううん、それだけじゃない。
たぶん、傾向作者に裏切られたショックがあまりにも大きくてこんなことになってしまったのだと思う。
「スレ汚し……さん?」
「………………」
ボクは彼女にゆっくりと近づく。
その瞳は決してボクのほうにむいてなんかいなくて、ただぶつぶつとなにかをつぶやくのみ。
「無駄だよ。どうやら彼女は伊吹くんが死んだショックでどうにかなってしまったらしい」
なんの悪気もなく答える傾向作者。ボクは無意識にその行為に頭にきていた。
思わずギョーン!と持っていた電子銃を傾向作者に向けて発砲。
しかし、傾向作者には避ける素振りなんて無かった。


73 :
――――――――『傾向』

「私には銃弾が当たらない"傾向"にある」
一言傾向作者が呟くとボクが放った弾は傾向作者をスルリと避けて壁に被弾した。
「それがキミの……」
「便利だろ、『傾向』。物理法則だとかそんなもの全てを無視して私が喋ったとおりの傾向予測が現象として発生するんだ」
喋りながら、スタスタと少し早歩きで彼はボクに近づき、思い切りお腹に蹴りを食らわせる。
「ガハッ――――!」
ボクは少量の血反吐を出しながら後ろの壁に激突した。
司書くんから受け継いだゴスロリ帽子は飛んでいき、やっと返してもらったメガネも衝撃でパリンと割れた。
「私に反抗をした罰だよ。いわゆる、お・し・お・き、だね〜」
「別館のお姉ちゃん!!」
笑顔で喋る傾向作者を横切って作者26くんが駆け寄ってくる。
「逃げるんだ……この人は本当にボク達を全員Rつもり……だよ?」
「その通り!」
傾向作者が拳銃に弾を込めながら近づいてくる。
「誰もこの彗星島から逃がしたりはしない。生き残りは認めない。そのために私は30人居た彗星をも処分したのだからな」
「あ……わわ……」
少し距離を置いて生き残っている最後の気の弱そうな彗星がおびえていた。
「そこに一人彗星が残っているが……キミたちを処分したら、あの彗星もきちんと処理しておくよ」
「ご、ご勘弁を……」
気の弱そうな彗星は震えながら命乞いをしている。
「ちょうど、彗星たちを始末していたところにキミ達が現れたから処理が止まってしまったのだよ」
傾向作者が倒れるボクと作者26くんの前に立ち睨む。
傾向作者が持つ拳銃の銃口はボクに向いている。
「早く、早く、逃げるんだ……」
ボクは小声で作者26くんに伝える。
「でも――――――――」
「早く逃げろって言ってるだろっ!」
ボクは思い切り作者26くんの背中を押す。それと同時に作者26くんが走り出す。
「逃がすかぁ!」
銃声が鳴り響く瞬間にボクは作者26くんに覆いかぶさるように庇う。
瞬間、ボクの背中が焦げるように熱くなる。カハッとボクの口から少量の血が吐き出された。
「別館の……お姉ちゃん……」
「大丈夫……大丈夫だから……早く逃げて……あと、万が一に備えて……」
「……うん、わかったよ」
それだけ言うと作者26くんは、部屋から去っていた。
「(良かった――――こんなボクでも一人だけは救えた)」
そう思ったとき、ボクの目の前が影で暗くなる。
傾 向 作 者 が 迫 っ て く る ! ! !
ボクは何とか自力で立ち上がる。
この人を説得しようとしたけどボクには無理だった。
そうだよね?ボクなんかじゃ無理だったんだ。
震えが止まらない手が握る電子銃―――――――ボクはその銃口を傾向作者に向ける。
「ん?私に勝てると思っているのかい??」
傾向作者がその場に止まる。その表情には余裕さえ伺える。
「ボクは、ボクはキミを殺したくない。今でもキミには……自分のやったことの過ちを認めて欲しいと思ってるっ」
そんなボクのセリフを聞いた傾向作者は軽く苦笑をして答えた。
「私は自分がやったことを一切悔いては居ない。そして、今、ここで別館まとめさんが死ぬことも揺らがない」
とても冷静で冷たい声。

74 :
―――――――それでもボクは諦めない。諦めたくない。
パンパンと傾向作者の銃が火を吹き、ボクの体にズボズボ穴を開けていく。
「別館まとめさん、キミとさっき逃げた作者26くんを殺せばコテハンロワ終了、すなわち私の計画は全て"計画通り"に終わるのだよ」
―――――――だって、司書くんと約束したんだ。このゲームを脱出するって。終わらせるって。
鳴り止まない銃声はやがてボクの体の自由を奪っていく。
弱虫なボクは握った銃を発砲することすら出来ない。
「私は疲れたのだよ。ネギまロワに貢献することそのものに!!だから私は全てのコテハンを殺し、スレそのものを潰してやる」
―――――――葱坊主さんとも、ジュークとも、携帯まとめさんとも約束したんだ……生き残って終わらせるって!!!!!!
「次は心臓を狙う。これで終わりだ」
パンと乾いた音がボクの体の中心、いわば心臓を貫いた――――――かのように思えた。
心臓のあたりがぐちゃ〜として湿ってくる。それは生ぬるい血……では無かった。
「(これは、携帯まとめさんからもらった――――――――)」
ゆっくりと視線をずらしたその先には、かつて携帯まとめさんからもらった潰れたみかんがそこにはあった。
潰れたみかんの中心には傾向作者が発砲した弾丸が埋め込まれていた。
もし、このみかんがなければ、ボクは間違いなく即死していたことだろう。
―――――――「俺の……気持ち……"まとめ"て……ありますから」
あのときの、携帯まとめさんが死んだあの瞬間がボクの脳裏に蘇る。
「(キミは、こんなボクをまだ護ってくれるんだね)」
―――――――ようやく理解した。"まとめ"た気持ち。
携帯まとめさんの気持ちを本当の意味で理解したような気がする。
携帯まとめさんが居なくなってしまった今では本当の答えは分からないけど、キミは本当に…………。
ドクンドクンとボクの心音とともに携帯まとめさんのあのときの気持ちが流れてくる。
―――――――「ありがとう」
そっと、つぶやくお礼の言葉。
左手に握る潰れたみかんを持って、ボクは再び立ち上がる。
―――――――そうだ、諦めたらダメなんだ。
携帯まとめさんも葱坊主さんもジュークも、あの面倒くさがりな司書くんだって最後の瞬間まで諦めていなかった。
だから、ボクも諦めない。諦めたらダメなんだ。
「うあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
「なっ!!」
気がついたらボクは走り出していた。突然のボクの行動に驚く傾向作者は、一瞬硬直状態に入る。
「みかんみかんみかーん」
潰れたみかんの残された汁を思い切り握りつぶしてボクは傾向作者の顔に発射する。
残り汁は見事、傾向作者の目に命中。
「目がー目がー!!」
両目を両手で押さえながらもがく傾向作者。それを見てボクは電子銃を発砲。
ギョーンと流れる光線は傾向作者の左太ももを貫いていた。
「くっ……、なかなかやるじゃないか……」
みかん汁で汚れた視界からようやく復帰してきた傾向作者の視線はまっすぐにボクを見つめる。
その表情はさきほどとはうって変わって若干ながら怒りの表情が伺える。
「ボクは最後まで諦めない。最後の瞬間まで傾向作者、キミの説得を続けるんだっ!」


75 :
それを聞いた傾向作者は「フハハハハ」と笑い出す。
「まだ、キミはそんなことを言っているのかい?それとも、この周囲の惨劇を見てもまだ何も分からないほどに愚か者なのかな?」
ボクは恐ろしさから無意識のうちに数歩だけ後ずさる。
「この屋敷に溢れる29人の彗星の死体、そこで死んでいる伊吹くん、放心状態のスレ汚しさん、全ては私がやったことだ。私の自己中心的な考えのためになっ!!」
「そのことをキミ……いいえ、傾向作者さんは心のどこかで苦悩している―――――――」
一瞬、傾向作者の動きが止まる。
「ボクは見たんだっ!!」
司書くんから受けついた『司書』の特殊文字で出来た日記―――――すなわち、"覗き見日記"を広げる。
それも、傾向作者のページ。傾向作者の本音が書かれたそのページを。そこには嘘一遍も通用しない世界が広がっている。
「貴様、私の本音をどこまでもーーーー!!!!!」
―――――――その日記に書かれていた傾向作者の本音ページには、
このロワが始まってからの傾向作者の苦悩が書かれていた。
スレ汚しとのR。最初は自らの特殊文字の弱点となるから一緒に居ただけだった。
しかし、ともに行動するに従って友情だとか愛情だとかそういった不可思議な感情に自分が飲み込まれていくこと。
だんだんと、自分の行動は間違っていたのではないか?と思い始める。
だが、確実に進行していくロワに対してもはや歯止めがきかないところまできていた。
それ故に自分自身ももう後戻りできないことを悟る。ならば、当初の予定通り、全員殺そう。殺して自分がネギまロワコテハンのことを忘れなければそれでいい。
自らの罪を反省して償っていけばいい。そうおもっていたこと。
伊吹を殺して彗星も殺した。
あとはスレ汚しと生き残っている奴らを殺せば――――何度もスレ汚しに銃口を向け殺害を試みたが彼女だけはどうしても殺せなかった。
なぜだろう?この感覚は自分自身にもわからなかった。
……私はどうすればいい?どうすればいいのだ?わからない。
―――――――"覗き見日記"に書かれた傾向作者の苦悩。
それを読んでしまったからこそ、ボクは傾向作者の説得を試みようと思ったんだ。
あの人は既に気がついている。自分が犯した過ち。それ故に迷ってる。だからボクはあの人を説得したい。
「傾向……作者……さん」
ふと、近くにいたスレ汚しさんが口を開いた。
「スレ汚しさん!」
放心状態だったスレ汚しさんがゆっくりと傾向作者に近づいていく。
「もうやめよ、傾向作者さん。本当のあなたはそんなに悪い人なんかじゃ―――――」
「うるさい!!」
対して傾向作者は近づいてきたスレ汚しさんを手で避け壁の方向へと飛ばす。
「うぅ……」
「もう、戻れないんだよっ。やるしかないんだ!目の前のこの女を殺してさっき逃げたガキも殺してそこに居る気弱な彗星もR。これで、このゲームはジ・エンドだ」
一呼吸置いて今度は優しい口調で、
「でも、スレ汚しさん。キミだけは別だ。キミだけは……私と一緒に帰ろう」
「そんなの……間違ってるよ……」
全身に打撲傷が残る体を労わりながらゆっくりとスレ汚しさんは立ち上がる。
「なら―――――こうするだけだ!」
「……傾向作者さん」
銃口はスレ汚しさんに向けられる。
「キミが私の言うことを聞かないなら私はキミのことだってR」
「ちょっ!」
ボクが間に割って入ろうとしたそのときだった。
スレ汚しさんは両手を広げて無防備な姿を傾向作者に見せたのだ。
「それで、あなたの気が済むなら―――撃っていいよ」
その言葉を聞いた傾向作者は驚きの表情を見せる。ボクも驚いていた。

76 :
「だけど、約束して。私を殺したらこのゲームはおしまい。自らの罪を反省して償って。そして、いつもの傾向作者さんに――――」
「そこまで言うなら殺してやるよ!!」
今にも発砲しそうなその指。ボクはとめようとするが間に合わない。
「――――このわからずやっっっ!!!!!」
バコンと缶詰のシルエットが傾向作者の胸元から現れる。
その缶詰の一撃は見事に傾向作者の顎にクリーンヒットしていた。
「TNAくん!そんなところに!」
「けっ、こいつの胸元に隠れてチャンスを伺ってたんだよ。まさか、野郎の胸元に隠れることになるとは思わなかったけどな」
ポタポタと鼻血と流しながら何とか立ち止まった傾向作者は油断していたTNAくんを掴む。
「そういえば……ツナ缶がゲームに紛れ込んでいたのを忘れていたよ」
傾向作者の指がTNAくんの缶タブに触る。
「ちょ、そこはやめ―――――」
「や、やめろーーー」
ボクは叫ぶものの傾向作者の手はとまらない。
プシューと缶詰が開く音が聞こえた。
「こんなツナ缶―――――」

―――――食っちまおう。
次の瞬間、TNAくんの中身が傾向作者に飲み込まれていた。
「賞味期限、2005年2月8日……とっくに期限切れしているんだな、これ」
そういって、傾向作者はもはや空き缶となったTNAくんを投げ捨てた。
「TNA……くん……食べられ……ちゃった……」
ボクの中で果てしない脱力感が襲ってくる。
ボクの目の前でどんどん仲間が死んでいく。
そのむなしさをボクは何で埋めていけばいいのだろう。
「さて、そこにもまだ五月蝿いだけのハエが残っていたな。別館まとめさん、キミにも死んでもらおう」
再び銃口がボクへと向けられる。
「傾向作者さん、やめてあげて!」
後ろではスレ汚しさんが声を張り上げてその行為を止めてくる、がすぐに傾向作者に払いのけられる。
「そうだなぁ……、弾がもったいないから『傾向』で傾向予測でもしてみようか?」
にたぁ〜、と気持ち悪い笑みを浮かべて彼は言う。
「決めたよ。キミは心臓が痛み出して突然死する『傾向』があると予測してあげよう」
不気味な表情の傾向作者を前にボクは動くことが出来ない。いや、動くことが許されなかった、というべきだろうか?

―――――――『傾向』
傾向作者の手の甲が光り、傾向作者が喋り始める。
「別館まとめの心臓が突然痛み出して―――――」
それと同時にドアがバンと開く。
注目したその先に居たのは……作者26くん。
―――――――『…』
少年の額の前髪がフワリと上がり、おでこが輝く。
はじめてみる少年の特殊文字は『…』、それが意味するのは…………。

「…………」
輝きが終わったとき、そこには口をパクパクさせているだけの傾向作者が居た。
何かを言っているようだが、それが言葉の音としてボクに伝わってくる様子は無い。

77 :
「作者26くん、キミの特殊文字って―――――」
ボクはドアの前で震えながら立ち尽くす作者26くんをみる。
「あっ……、その……僕の『…』は相手を黙らせることが出来るんです」
なるほど。つまり、彼の『…』によって、喋って予測する必要のある『傾向』は事実上封じられたわけだ。
さしずめ、ボクは作者26くんに助けられたわけである。
「は、早く、逃げよう」
「うん……」
作者26くんに言われボクは急いで立ち上がりドアのほうへ向かって走り出す。
「なんで作者26くんは戻ってきたの?」
「もう、イヤなんです……」
作者26くんの走る足が止まり、ボクの顔をじっと見つめる。
「もう、皆さんが死んでいくのは嫌なんです!だから、僕はひとりぼっちで逃げたくなんか、ない」
「作者26くん……」
ボクは作者26くんの小さな体をギュッと抱きしめた。
そこには小さいけれど優しいぬくもりがあった。
―――――その時、体中に振動が起こった。
いや、正確には傾向作者に蹴り飛ばされたのだ。
「うわっ」
ボクは衝撃で床を転がりまわる。
その間にも耳にはドゴッ、ボゴッと殴打音が聞こえてくる。
傾向作者の方向を見てみれば、そこには傾向作者に吊るされ殴られ続ける作者26くんの姿。
ドゴッ、ボゴッと何発も何発も黙って殴り続ける。その表情には不気味ながらも笑いが見える。
「や、やめろー」
ボクが立ち上がってその行為を止めようとした瞬間、パンと銃声が鳴り響く。
ポケットに忍び込ませていた拳銃がボクに向けられ火を吹いたのだ。
右足を撃たれたボクはたつことも叶わずただその場に這い蹲る。
そして、それを見た傾向作者は、
「…………」
『…』の影響で喋れないながらもやはり笑ったのだ。
この人は人をいたぶる事で多大なる快感を得る人なのかも知れない。
パン!と左足を撃たれる。
それにより、ボクはもはや立つことが不可能になってしまう。
彼はそんなボクを見てニヤリと笑い、アザだらけになった作者26くんの顔を見せ付ける。
それも、逆さに吊り上げて持っている。
「作者26くん……」
ボクは手を地面に着きながらゆっくりと近づくもののその距離は遠い。
傾向作者は作者26くんを逆吊りにする手を離し、地面へと落とす。
「別館のお姉ちゃん……」
すっかりボロボロになった眼差しで作者26くんはボクのことを見る。
まるで、なにかを訴えるかのような感じだ。
ボクはゆっくりと作者26くんに近づこうとしたとき、上に覆いかぶさるかのような影が見えた。
ハッと気がつきボクが上を上を向くとそこには、作者26くんの頭上に銃口を向ける傾向作者。
彼が何をやろうとしているのかは明白だった。
「や、やめ―――――――」
パン!
一発の銃声が鳴り響き、少年の血がボクの頬にピチャと付着する。
それは、またひとつの命が失われた瞬間だった―――――――。
**************************************************************************

78 :
「ふぅ……」
作者26を殺したことにより『…』から開放された私は再び喋ることを許されるようになった。
目の前には別館まとめ。彼女を殺せばこのゲームは終了だ。
私はスレ汚しさんと一緒にほとぼりが冷めるまで隠れ続けることにしよう。
「さてと……」
目の前の別館まとめは作者26が死んだことにショックを受けているらしい。
既に放心状態で「ボクのせいだ、ボクのせいだ」とつぶやいてばかりいる。
もはや、我を忘れているのだろう。歩けないだろうし、Rことはいともたやすい。
私は拳銃の弾を装填し、別館まとめの頭に銃口を向ける。
「これで……終わり、か」
もう『傾向』なんて使ってややこしい真似をするのはやめだ。
この一撃でコテハンロワを終わらせる。自然と引き金を引く指に力が入ってくる。
パン!
銃口の硝煙が鼻につくのを確認しながら私はこれで終わったんだと思った。
だが、違った。私が撃ったのは……撃ってしまったのは……スレ汚しさんだった。
彼女は私が別館まとめに対して銃弾を放つ瞬間、私と別館まとめの間に入ってきたのだ。
既に引き金を引いていた私にそれを止められるわけは無く、銃弾は彼女の胸を貫通していった。
「ガハッ」
「スレ汚しさん、大丈夫か?」
吐血をして倒れかけるスレ汚しさんを支える。彼女は私の耳元でこう囁いた。
「ダメ……だよ、これ以上、罪を……重ねたら……」
「何を言っているんだ!ここまで来たら、もう後には退けない事はキミだって理解して――――――」
彼女の人差し指が自分の口にあたる。
「だから、ね……」
――――――『汚』
彼女の特殊文字『汚』が輝きだし、私自身を包んだ。
これはつまり―――――私の特殊文字『傾向』、『分析』が使えなくなったことを意味する。
「スレ汚しさん、これはどういう―――――!」
「傾向作者さんが改心する……おまじない……」
「いや、意味が……」
ふと、床が揺れていることに私は気がつく。いや、床だけじゃない。部屋全体が揺れて壊れていく。
ゴゴゴゴゴゴゴという震音が私の脳内に響き、これが爆弾の起動によるものだとすぐに気がついた。
「(別館まとめ、貴様の仕業か……)」
その時、私は感じた。
スレ汚しさんの後ろ、先ほどまで放心状態だった別館まとめが上半身を起こして私に電子銃を向けているのを。
その瞳はただ一点、私のことだけを見つめている。
「べ、別館まとめ――――」
その行為に気がついた私はスレ汚しさんを地面において急いで拳銃を取り出し構える。
「(ま、間に合うか――――)」
『傾向』が使えれば、一瞬で勝負は決まっていただろう。だが、今は『汚』のせいで使えない。
「ボクはキミを……」
「わ、私がお前なんかにやられてたまるか、この私がーーーーーーー」
急いで照準を合わせて引き金を引く。いや、一瞬、別館まとめの電子銃の光線が出るのが早かった気がする。
このとき、私は悟ったのだ。なぜ、スレ汚しさんが『汚』を私に対して使用したのか。それはきっと―――――――――――。
たとえ、そうだとしても、私は―――――――――――負けられない。
*************************************************************************

79 :
ボクは負けたんだ。
ボクの力なんかじゃ誰一人救えないんだ。
作者26くんも、TNAくんも目の前で殺された。
傾向作者を救うことも出来ずにスレ汚しさんは放心状態だった。
かつて、携帯まとめさんが死んだとき、ボクは何もしてあげられなかった。
気がついたら、一番死なない雰囲気だった葱坊主さんが死んでいて、ジュークも作者1も死んだ。
絶対に生き残るって意気込んでいた天邪鬼な司書くんまでもがボクの目の前から消えた。

――――気がついたらボクは一人ぼっちだ。

思えば、一人ぼっちになったのはゲーム開始直後以来だ。
ゲーム開始直後、一人ぼっちで海岸で泣いていたボクのことを司書くんと葱坊主さんは声をかけてきてくれた。
それからだった。ボクは一人ぼっちじゃなくなって、寂しくなくなった。
皆がボクの近くに居てくれたからボクはここまで生き残れたんだ。

――――でも、今は誰も居ない。

全員、死んでしまった。
ボクはロワと止めたかった。脱出したかった。生き残りたかった。
だけど、それはもはや叶わぬ夢。
目の前に居る傾向作者一人改心させることが出来ない。
「バーカ」
ハハッ、司書くんが近くに居たらこんなことを言いそうだよね。
「別館ちゃん、相手を救う方法は一つじゃないわ☆」
葱坊主さんはそうやってボクにいつも助言をくれる。
「そうだよ、お姉さま☆ドーンと一発、あの男のくらわせてやれー」
相変わらず過激だね、ジューク。
「別館さんなら、俺、出来ると思うんだ……」
ううん、ボクは携帯まとめさんのようにそんなに強くなんてないよ。でもさ……。
ボクは放心状態から目覚めてしまっていた電子銃を取り出した。
今、傾向作者はスレ汚しさんと何か話しているらしい。
やるなら今しかない。これが最後のタイミング。
ボクは電子銃の出力をフルパワーにセットする。
おそらく、一発だしたらエネルギーはゼロになるだろう。
だから、一発勝負。
周囲を見渡すとゴゴゴゴゴゴと室内が揺れている。
突入時に仕掛けた作者Wスペシャル爆弾が起動したらしい。
ここも長くはもたないだろう。
だけど、ボクの頭の中には"逃げる"なんて言葉は無かった。
ここで、ここで決着をつけなくてはいけない、そんな気がしたから。
「これで、これで良いんだよね。みんな……」
みんながボクをここまで連れてきてくれた。
ボクにはこのコテハンロワをどんな方法でも終わらせる義務がある。
それはボクにしか出来ないこと。ボクがやらなくてはいけないこと。
ボクは死んでいったみんなの想いを知っている。
だからこそ、それを知っているボクがやらなくてはいけないんだ!


80 :
「一発、アイツにかましてやれ、別館」
「…………ありがとう、司書くん、さいごまで……」
ボクは傾向作者に照準をあてる。
そのとき、ボクには声が聞こえた気がしたんだ。
「傾向作者さんを救ってあげて―――――」
スレ汚しさんの声。
想いは声を出さなくても伝わるもの。
ボクはこの一撃に全てをかけ引き金を引く。
その行為にようやく傾向作者も気がついたかのごとく拳銃を構える。
「ボクはキミを……」
「わ、私がお前なんかにやられてたまるか、この私がーーーーーーー」
傾向作者が吼える。ボクに迷いはもう無い。
            /:.:.:/:.:. :. .:.// 〃___  ,ハ:::::.:.:.:,':.:.:.':/:,′ |:.i、:.:i:.:. : . : ',
            ,':.:.:,':./:.:. :.:〃 '"フ´  ̄ ̄/` i::::.:.:/:.:.//j/_   !:! ';:.:!:.: . : .: i
         ;.:.:.:i:.:':.:.:..:.:.i' ∠_二ニ._7ー !::.:,イ:.:〃 /  ̄` リ、 Y:.: . : :.:.l
           i:.:.:.l:.l:.:.:.:.:.:.l/'´〃之.Y^ヌ. j////ニ__‐__/  `i:|:.:. :.:.!:. !
           |:.:.:|:.l:.:!:.:i:.:l:|ヽ. {ゞじり}  / /´    '"乙心ヽ、 !:.:.:.:.l:i:.:.|
           l:.:.:j:.l:.:|:.:::!:.l:!   、 ぐ.ジ          {ゝりカ マy:.:.:.:.リj:.:.!
          |:.:.!1|:.:!:.:::い 、   `¨"´          ぐ.ジ  '/:.:.:.::/;':〃
        |:| 小ぃ:::|\           {     `"´_,//:.://:/;′
          !:.いiハ.';::!              〉         //;.イ:/
            !:.\ト、いヽ              '       _,/'´ イ り':
            :.:.ヽ                         /ノ'/:.
.            :.:.:.:`¨i          '´¨ユ           /' ,イ:
               !           _,,.          /イ
                i  、                   /
                 :l   丶           .イ::   
                  :|     \     .  '´/_⊥:   別館まとめ イメージAA
                ⊥|       _,,.ヽ-‐=      ̄ /
            '´..:..:                  /
          __i′""´                  (:.

そして、ボクはこのコテハンロワを終わらせる最後の発砲をした――――。
そう、それがコテハンロワの―――――"終わりの音"
************************************************************************

81 :
真っ白な空間。
何も無い白い世界。
そこには、このコテハンロワの参加者が勢揃いしていた。
作者3さんや作者9さん、まとめ2さんと楽しく喋り続ける作者Wさん。
クールなことわざ好きな作者Wさんもあんな顔をするんだなと思った。
土呂さんやSさんや伊吹さんに第2部作者さんが話す輪から少し外れて様子を見る作者13さん。
それを土呂さんが誘って輪の中にいれてあげていた。その輪の中に入れた作者13さんはいささか楽しそうに見える。
そんな作者13さんを見て安心する表情を見せる飴玉さんと作者5さん。意味も無く腰をフリフリする気紛れ作者さん。
作者21さんをモデルにすると追い掛け回す作者10さんと840さんの姿。
迷惑そうだがどこか楽しそうにも見える。いや、作者21さんは本当に迷惑そうだけど。
良い雰囲気の作者17さんと作者16さん。
それを固唾を呑んで見守る作者6さんに足元にしがみつく作者26くん。
作者26くんは探していた人達にあえて嬉しそうだ。
メモ帳さんがまとめ5さんや原作好き作者27さんと一緒に遊んでいる。
作者17さんがメモ帳さんと楽しそうに笑って過ごしているのが見えた。
それを狙い撃ちするかのような素振りを見せる危ない灰さん。
あまり出番がなかったことを嘆くかのように悲しさの表情を浮かべる
まとめ(仮)さんにまとめ3さん、まとめ4さん。
隣では作者28さんがいじけている。
すぐ近くでは作者1さんと作者18(=真・作者18)さんが座り込んでいた。
お互いに黒歴史ということもあり、他のコテハン達とは距離を置いているように見える。
「別館、何やってんだよ。早くこっちに来いっての!」
「あ、司書くん」
司書くんがボクに声をかけてくる。
すぐ後ろには葱坊主さんとジュークが手を振っている。
携帯まとめさんも照れくさそうにその場に居た。
「今、いくよ」
ボクはもう引き返すつもりなんて無かった。
コテハンロワは終わったんだ。あの一撃で。
ボクと傾向作者がお互いの決着をつけるべく放った一撃。
ボクの放った一発は決して命をとるものではなかった。
はじめからRつもりなんてなかったんだ。
―――――殺せばそれで終わる。
それではダメなんだ。彼には生き残って自分の罪を償ってもらう。
ボクは試合に負けて勝負に勝った。それだけのこと。


82 :
ふと、誰かの気配を感じて後ろを振り向いた。
そこに居たのはスレ汚しさん。
彼女は寂しそうな表情で真っ白な空間のその先を見つめていた。
「スレ汚しさん……大丈夫?」
ボクが声をかけると彼女はコクリと頷いて、
「彼……大丈夫かな?」
今でも傾向作者のことを心配しているらしい。
ずっと、一緒に行動していたとこのことだから無理も無いのかも知れない。
「あの人なら大丈夫だよ。きっと、自分のするべきこと、分かっていると思う」
「………そうだよね」
「そうそう」
ボクはサッと手を伸ばしスレ汚しさんの手を握る。
「行こう!」
「……うん」
ボクはスレ汚しさんと一緒に司書くん達の待つ、いや、ネギまロワのコテハン達が居る世界へと走り出した――――――――――、
――――――――――そう、真っ白な世界へ。
【作者26、スレ汚し、別館まとめ 死亡 残り1人】
【コテハンロワ終了 傾向作者 生存】
【別館まとめ】
[状態]死亡
[特殊文字] 別(数メートル先に瞬間移動する)
[現在地]B-09
[武器]電子銃、つぶれたみかん、作者Wスペシャル爆弾
[思考]ゲームからの脱出。傾向作者の行動を止める。
[備考]性別は限りなく中性に近い女性だったがジュークにより本格的な中性になる。ボクっ娘。ビキニアーマー着用。
   メガネは司書に奪われたため裸眼。メガネを外すと美人。ジュークの仕業により小さな谷間を失い、本当のペタンコまな板胸になる。
   ゲームからの脱出。葱坊主真拳により首輪解除済み。司書からゴスロリ帽子をもらった。
【作者26】
[状態]死亡
[特殊文字]…(相手を強制的に黙らせることが出来る)
[現在地]B-09
[武器]スナイパーライフル
[思考]ゲームからの脱出。傾向作者の行動を止める。
[備考]男性。参加者最年少。フード付シャツに短パン姿。言葉の端々に「…」が多い。葱坊主真拳により首輪解除済み。
【スレ汚し】
[状態]死亡
[特殊文字]汚(相手の特殊文字を一時的に無効化する)
[現在地]B-09
[武器]スローイングナイフ
[思考]伊吹を殺されたことにより絶望感に溢れる。
[備考]女性。リクルートスーツにボブヘア。真面目な性格。洞察力に優れる。
   首輪解除済み。
   
【傾向作者】
[状態]重症
[特殊文字]分析(相手の能力や物などあらゆる事象をおおまかに分析することが出来る)、傾向(自分の思い通りに傾向予測が出来る)
[現在地]B-09
[武器]支給武器&特殊文字一覧が書かれた紙、拳銃、首輪探知機(元々は作者13の支給品)
[思考]生き残っているコテハンを始末する。コテハンロワの黒幕として優勝する。スレ汚しは殺さない。
[備考]男性。黄ばんだ白衣に無精ヒゲ、よれよれシャツ、穴が開いたズボン。だらしないイメージ。
   首輪解除済み。ドS。

83 :
投下完了。
【次回予告】
彗星島に降り立つ一人の青年。その青年はコテハンロワをなぜか知っていた。
その青年の正体とは?コテハンロワを生き残った傾向作者のその後は?
傾向作者の前に現れた彗星の真意とは?そしてネギまロワの今後は……?
約一年連載したネギロワ・コテハン・ロワイヤル、遂に最終回――――――。
と、いうわけでネギロワ・コテハン・ロワイヤルは次回で最終回です。
次回は、新キャラのようにひとりの青年が登場しますが、新キャラではなくて登場済みキャラの再登場です。
ここまで言ってしまうと分かってしまうかもしれませんが、コテハンロワの最終回はやはり、これで締めるしかないな、と。
ご本人様も出たい出たいと言ってくれていたようですので、最終回にも登場してもらって華を持ってもらう予定です。
この最終回は誰も予想できなかっただろうとw
コテハンロワ、まさかの傾向作者優勝エンドw
では、最終回は再来週・・・できれば9月中には投下したい。。。

84 :
よし。短編書く。

85 :
コテハンし氏乙
>>84
頑張れ

86 :
ずっと前にコテハンロワ用に書いたイラストだけど、投下タイミングを失っちゃいました。
次回で最終回らしいので、ストーリー遅れですが思い切って投下してみます。
作者16くんと作者17さん
http://u7.getuploader.com/yuyu/download/18/%E3%82%B3%E3%83%86%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%AF%E4%BD%9C%E8%80%8517%E3%80%81%E4%BD%9C%E8%80%8516.jpg

87 :
アドレス間違えた
http://dl5.getuploader.com/g/7%7Cyuyu/18/%E3%82%B3%E3%83%86%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%AF%E4%BD%9C%E8%80%8517%E3%80%81%E4%BD%9C%E8%80%8516.jpg

88 :
何この可愛いカップルw
うますぐるGJ

89 :
さて

90 :
さて、そろそろネギロワ・コテハン・ロワイヤルの最終回を投下します。
約1年弱に渡る連載でしたが、ついに最終回にたどり着きました。
今回の投下でコテハンロワはラストです。
>>87
凄えええええーーーー。作者17と作者16ですね。
たぶん、第10話か第11話あたりの頃でしょうか?
GJです!ありがとうございます。

それでは、ネギロワ・コテハン・ロワイヤル最終回の投下を開始します

91 :
第45話(最終回) ネギま!バトルロワイヤル 永遠に!!
コテハンロワを当初の計画通り、生き残った私は病室に居た。
なぜ、私が大怪我をして、この病室で寝たきりになっているかは説明が必要だと思う。
あの時――――、私と別館まとめがコテハンロワを終わらせるべく、お互いに放った銃弾は…………。
私の放った銃弾は別館まとめの心臓付近を確実に貫いた。
対して別館まとめの放った銃弾は私の腹に命中したのだ。
それがワザとだったのかは今となってはわからない。
――――だが、これだけは言える。
あの女は、別館まとめは私のことをRつもりなど毛頭なかったということだ。
撃たれた私は、どうにかして崩壊する屋敷から脱出しようと試みたが体が思うようには動かない。
当然のことだろう、体中は既に傷だらけだったのだから。
そして、私はすぐ近くで横たわるスレ汚しさんを見て絶望した。
彼女は、このとき既に出血多量で息絶えていたのだ。
つまり、私が殺してしまったといえる。
この精神的ショックはかなり大きく、私自身が絶望の淵へとおちていた。
「一緒に……脱出したかったのにどうして……」
私は頭を抱えてうずくまって生きることを諦めた。
屋敷はどんどん壊れ、壁がメリメリと倒れてくる。
私は、ここで死ぬことを覚悟していた。
コテハンロワを主催した私がここで死ぬのもまたいいだろう、と。
その時だ。
―――――『別』
虚ろな瞳で私のことを見ながら別館まとめは言ったんだ。
「キミを……死なせたりはしない……よ……」
その光は私を包み、屋敷外へと移動させた。
私と別館まとめが屋敷外へ移動したと同時に屋敷は爆破、倒壊していった。
「貴様、どうして私なんかを助けた!私はこのゲームの黒幕だぞ、主催なんだぞっ!」
「だから……だよ、だから……」
今にも息絶えそうな声で別館まとめは私に語りかけた。
「キミは……生きて……自分の罪を……それが……彼女との……」

―――――約束でしょ。

それだけ言うと別館まとめはピクリとも動かなくなった。
まるで自分のやるべきことをすべてやったかのごとく息絶えていたのだ。
「お、おい!!」
体を揺さぶっても何も変化は無かった。
もう、別館まとめは動かなかったのだ。
その後、私は島に来ていた警察に捕まり病院送りとなった。
どうやら、私の行いは既に政府にバレていたらしい。
『傾向』を使った完全犯罪、なぜ、バレたのか?もはや、そんなものはどうでも良かった。
気がつけば手の甲にあったはずの『傾向』、『分析』の特殊文字は消えていた。
もはや、今の私には特殊文字を扱うことなど出来なくなっていたのだ。
おそらく、コテハンロワ終了と同時に特殊文字の効力も消えうせた、ということなのだろうか?


92 :
私はようやく、気がついたのだ。
自分のしてきたことの過ち、そして私は全てを失いこの病室に居る。
コテハン達が居たあの日々はもう戻らない。
全員、全員が死んでしまった。私が殺した。
自身の私利私欲のためにコテハンロワを開催しコテハン達をこの世から消した。
この罪は償っても償いきれるものではない。
いっそのこと死んだほうがいくらか楽だったかもしれない。
しかし、スレ汚しさんや別館まとめはそんな私を生き残らせた。
生き残れ、と。生きて罪を償え、と
ならば私は残りの人生の全てを償いにかけようじゃないか、そう思ったときだった。
「やあ、傾向作者さん、お元気ですか?」
いつの間にか、あの気の弱そうな彗星が私の横たわるベッドの横に立っていた。
その雰囲気は決してお見舞いに来た、という雰囲気ではない。
「彗星、あの爆発から生き残って―――――」
グサッと私の胸に一つのナイフが突き立てられる。
反動でガハッと私は吐血した。
「私は彗星。彗星とはいわば、ネギまロワ住人の想いが具現化された姿である」
「な、なんだ……私が殺したはずの彗星まで……」
気がつけば、私は自らが殺したはずの彗星、総勢30人に囲まれていた。
その彗星一人一人が全員右手にナイフを持っている。
「な、何をする気だ……」
「何って―――――」

――――――後始末ですよ。

次の瞬間、
グサッ
グサッグサッ
グサッグサッグサッグサッ
と30本のナイフが体に突き立てられる。
私は痛みを超えて恐怖していた。
これが―――――死の恐怖。
自分だけは味わうことがないと思っていた死の恐怖。
目の前では30人の彗星が笑っている。
そうか、私は最初から彗星達に操られていたのだ。
彗星達の楽しみのために私はそそのかされコテハンロワを開催した。
そして特殊文字だという妙な能力を与えられて……。
「まてよ?」
私の脳裏に一瞬の疑問が走る。
彗星の正体は住人達の想い。
つまり、投下が無い状態でネギまロワの本スレが過疎になるとこいつらは現れて……
―――――――――。
「フフフ、さようなら。傾向作者さん」
スゥと彗星達はその場から消えていき後には……………。
絶命した傾向作者がベッドで横たわるだけとなっていた。
********************************************************

93 :
コテハンロワ開催から1年。
俺はなぜか彗星島と呼ばれるかつてコテハンロワが開催されたといわれた島に旅行に来ていた。
これは偶然だろうか?
何となくそれといった理由も無く俺はこの島に旅行に来ていたのだ。
そして、なぜか俺はこの島を知っている。
否、正確にはこの島で開催されたコテハンロワの一部始終を知っている。
瓦礫の下から錆付いた缶詰を見つける。
どことなく他人のような気がしないそのツナ缶を見つめてみる。
「賞味期限2005年2月8日ね。とっくに期限切れているんだな……」
それだけ思うと俺はその缶詰を捨てずにバッグにしまった。
なんとなく、この缶詰に俺は愛着があった。
コテハンロワ当日。
俺はバイク事故を起こして2日ほど寝込んでいた。
その際に俺は生死をさまよったが奇跡的に復活を遂げた。
そしてそのおかげで、俺はコテハンロワを不参加で済んだはずなのだ。
だが、俺にはコテハンロワの記憶があった。
その場に居なかったはずなのに俺には記憶がある。
「ジューク……別館さんに司書、葱坊主さん……」
無意識のうちにネギまロワのコテハン達の名前をつぶやいていた。
俺は何でこいつらを知っているんだろう?
周囲を見渡す。
コテハンロワ開催以降、この島は観光地として機能はしているものの人は住まなくなった。
崩壊した彗星屋敷、島中央の大きな山、コスプレ用品が散乱したデパート、倒壊していた灯台、当時の面影そのままの街、無駄に拾い巨大トイレ、
その全てがなぜか俺には懐かしく思えた。
――――――そうなのだ。
俺は確かにここに存在してゲームに参加していた。
だが、人間の姿ではない。缶詰……だった気がする。
あのときの参加者は全員死んだ。
だが、俺はみんなのことを覚えている。
ネギまロワのコテハン達。
俺は忘れない。あのときのこと。ネギまロワのこと。
かつては、先生ロワや短編を投下したりしていたが最近ではスレそのものをみなくなっていた。
だが、今度、家に帰ったら久しぶりに見てみようと思う。
きっと、コテハン達が居なくなったスレは過疎しているだろう。
そうしたら、俺は短編を投下するんだ。
すると、名無しの誰かがそれを見てレスしてくれる。
それで、少しでもネギまロワが盛り上がればと思う。


94 :
――――――あのときのコテハン達はもう居ない。
だけど、きっと新しいコテハンが現れてスレを盛り上げてくれるだろう。
――――――スレが過疎っていれば短編を投下する。
そうすることで、誰かがレスしてくれる。楽しんでくれる。
――――――誰かが長編を投下すれば、
スレは最大に活性化するだろう。
それこそがネギまロワスレのエネルギー源なんだ。
――――――新しい絵師が出てきて、
素敵なイラストを投下してくれる。
きっと、それがスレを活性化させるための手段なんだ。
――――――やがて、AA職人が、
ネギまロワオリジナルのAAを書き下ろしてくれる。
それにより、スレがにぎやかになるんだ。
――――――そうしたら、MAD職人が現れて
支援MADが投下されるんだ。
これで、他のネギまロワを知らない人が見てくれてネギまロワという存在に気がつくことになるんだ。
――――――ネタが溜まれば、まとめサイトが出来上がる。
それを見て、いろんな人がネギまロワの過去を知ることになるんだ。
そうすることで、次の世代へとネギまロワは知れ渡って不滅なものとなっていく。
――――――支援ラジオという手段だってある。
ネギまロワの支援ラジオ。DJが現れて、その場所にコテハンや名無し達が集う。
きっと、そこにはネギまロワに関する情報が溢れている。
だから、ネギまロワはずっと盛り上がって不滅なものへとなることが出来るんだ。

「なんだ、簡単なことじゃないか」
ネギまロワを存続していくことなんて至極簡単なことなんだ。
過疎にしない手段なんていくらでもある。
長編、短編、イラスト、AA、MAD、まとめ、ラジオ、何だって自分が出来ることをやればいい。
何も出来なくても、レスで一言書けばいい。
それだけでネギまロワは続いてく。終わりなんて来ないんだ。
こんな簡単なことに気がつかないなんて俺もまだまだだ。
彗星島の平原で大の字になって横たわる。
空気が綺麗だ、夜空が綺麗だ。
ここでコテハンロワなんてものが行われていたなんて到底信じられない。
だけど、これは現実だ。
事実、起こったこと。
黒幕である傾向作者は謎の死を遂げたと報道があった。
それが真実なのか虚偽なのか、そんなことは俺にとってはどうでもいい。

俺に出来ることは――――ネギまロワを存続させること。

かつて、コテハンロワでTNAと名乗っていたその青年は、
ひとつの決意を胸に彗星島の夜空をしばらくの間、眺め続けていた―――――。
*********************************************************************************

95 :
某掲示板のネギまロワスレ。
そこにはかつてのコテハン達が居ないために過疎っていた。
まとめサイトの更新も今では完全に止まっている。
ある名無しは言う。
「あー、今日も更新ないや」
また、ある名無しは言う。
「とりあえず、保守だけでもしとくか」
そんな保守レスだけがつく毎日。
ネギまロワのスレもこれで終わりかと思われた。
そんなときだった。
一つの光―――――、一人の作者が現れる。
ある日のネギまロワのスレのレス。
---------------------------------------------------------------
1 名前:作者○○[sage] 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx ID:xxxxxxxx
これから、ネギまロワ第○部の投下を開始します。
---------------------------------------------------------------
ディスプレイ越しの作者はニヤリと笑みを浮かべながら投下を開始する。
久しぶりの長編。もう現れないかと思われた作者の存在。
かつてのコテハン達が居なくても新しいコテハンがきっと現れる。その瞬間。
投下終了。
スレを見た名無し達は思い、あるものはスレにレスを残していく。
「意外に、おもしろいな。今回のネギまロワ」
「乙です、次も期待しています」
「私、今回のネギまロワのイラスト描こうーっと♪」
様々な名無し達がそれぞれの想いを胸に、ある者はレスを残し、ある者はイラストなどの別の方法で支援する。
これこそがネギまロワの本来のあるべき姿なのだろう。


96 :
――――――きっと、これからもネギまロワは続いていくだろう。
大丈夫、このスレを見てくれる住人が居る限りネギまロワに終わりは無い。
住人達が過疎だと思ったとき、あなたの傍に彗星は現れることだろう。
だからこそ、ネギま!バトルロワイヤルの存在を忘れない。いつまでも、ずっと――――――。

  /  /|   /   丶 ヽ、ヾ 、 \    ヽ、 ヽ |     .|   ヽ
 .|  /i|   .i    丶 ヽ'、ヽヽ、 ヽ 、  ヽ、 .ヽ |    i  ト、  ヽ
 | ./.i|   .l     ヽ  い ヽ,ヽ、 \\.  ヽ  ',.|    i  ト、   ヽ
 | .| |.|   l      ヽ ヽ \ヽ. ヽ、 ヽ, \、 ヽ、'|   .i  .|丶.   ヽ
 | | .|.|   .ト─--- ..,,_ヽ, ヽ  ヾ; _,,.>ヤ,''''''''ヽ‐--.|   i  .「ヾ.    ヽ
 |. | .|.ト.   |ヽ __,,,,,,,;;-\ヽヽ  "_>‐;;____\  \|.   .i  | .|ヽ    \
  |.|  |.ト,  .| .ト. ヾ ゜ii|||iヽ ヽ'.、  -''~~ii;ii||||l~ゞ  ト   i  .|ノ ヽ     .\  ネギロワ・コテハン・ロワイヤルは
  .||  .| iヽ | .iヽ  ~~~   \     ~~~~    |   i   ト   ヽ
  .|  .| i ヽ |. i .ヽ    /               |  .i   .|ヽ   ヽ           コテハンロワ作者
     |. i. ヽ|,.i. ヽ.   /               /|  .i   .| \  ヽ
     | i ヾ|.i  ヽ.  ヽ             / .|  i   .ヒヽ、\  \            の提供でお送りしました。
     | .i  '|、  i\.  '‐-i‐-‐ ,'''      /  |  .i   | );;;;\\.  \
     |  i   ト   i、 丶、  '="┐    /   .|  i   |/;;;;;;;;;;;;;;ト、_
     |  .l   i.    i、  >'  _ノ  ,/     ,| .i   .|;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;::
     |  ‖  i    i/  ,,<.‐‐x'"|\    ./| i    |::::::;;;;;;;;;;;;|;;;;;::::::
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    |  .i i  / ̄ ̄  ~~ヾ、::/  ./レヘ;;;;;;;;;;ハ/|.i    .|:::::::::::::::::::|::::::::::::
【傾向作者 死亡 残り0人】
【傾向作者】
[状態]死亡
[特殊文字]分析(相手の能力や物などあらゆる事象をおおまかに分析することが出来る)、傾向(自分の思い通りに傾向予測が出来る)
[現在地]-
[武器]-
[思考]死亡
[備考]男性。黄ばんだ白衣に無精ヒゲ、よれよれシャツ、穴が開いたズボン。だらしないイメージ。
   首輪解除済み。ドS。コテハンロワを生き残ったものの最期は彗星に消された。
[★ ネギロワ・コテハン・ロワイヤル 〜おしまい〜 ★]


97 :
うおおおお、お疲れ様ああああああ!!
傾向の死亡にはびっくりした
某部の千雨のような最期だったなあ
しかし綺麗に纏めたなー
これからは俺もネギまロワを盛り上げられるよう何かできないか考えてみるかな……
ほんと、おつでした

98 :
と、いうわけでしばらく投下を続けていたネギロワ・コテハン・ロワイヤルは今回の投下で終了です。
長い、長かった・・・。まさか、こんな1年近くに渡る長期連載になるとは思いもよらず。
当初はリレーでやる予定が思いのほか評判が悪く、一人でやることに・・・。
ただ、この時点でプロットはラストまで決まっていたので書ききれるだろうと思っていたら気がつけば1年がかり。
改めて長編を書ききることの難しさを知った次第です。
思えば、28スレッド目から始まり、今では31スレッド目。スレもかなり消費していました。
コテハンロワの容量ですがテキストで750kbです。文字数は38万3千文字。よく書いたな、これ・・・。
1Mクラスなんて夢のまた夢ですねw
ちなみにコテハンロワの続きはありません。続編の構想もありません。もう書きません。ネタがありません。
さすがに疲れました。今では最終回まで書ききっただけで満足感でいっぱいです。
ネギまロワなら、構想はあるものの日の目をみることはないでしょう。
1年近くに渡る長期連載になってしまいましたが、最後まで読んでくれた住人の皆様、ありがとうございました。
そして、コテハンロワのイラストを描いてくださった絵師の皆様、とても嬉しかったです。
まさか、こんな番外編に10枚ほどのイラストが投下されるなんて思いもしませんでした。
無事、最終回を迎えたということで仮投下のほうに、コテハンロワの設定資料を貼っておきます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13833/1274279646/
最後になりましたが、ネギまロワが今後も続くことをお祈りしております。
次の作者は現れるかなー。それでは!!
by コテハンロワ作者

99 :
長い期間の投下お疲れ様でした
あと私のナニ、誰か返してくれ

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