別にポールが天才でも有名でも何でも構わないよ。 作られた楽曲が、聞いた人に感動や感銘、涙を与えたりして 人生の機微や喜怒哀楽に少しでも役立っているなら。 でも、基本的にポールの作品は常にあざといし受け狙いの 売れ線指向が見え見えなのが腰が引ける理由。なぜなら 彼の創作指向が常に聴衆に媚び過ぎているからだよ。 聴衆を意識しないで作られた作品にはそこそこ水準に 達したものもある。でも、Let It Be の映画では 「さあ これは絶対ヒットするぞ」と得意げに Let It Be を歌い 始めるのが、彼のアフォさと資質の限界。デビュー間もない ころならそんな会話は十分に成立するけど、末期になっても 尚、そんなことを口に出すのは馬鹿としか思えない 。